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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

5571チバQ:2009/09/12(土) 23:55:25
 ●盤石の農業票 足で固め 炎天下、現場に学ぶ

 前JA糸島組合長で、糸島地区後援会長を務める田中久俊さん(78)は、太田氏の“指南役”の一人。1994年、大渇水が糸島に甚大な被害をもたらした際、作業服に長靴姿で視察に回る太田氏の姿が目に焼きついているという。

 炎天下の二丈町。ひび割れた田んぼの稲に、井戸水をまく農家の男性がいた。真意を問う太田氏に田中さんは説明した。「焼け石に水でもシャワーを浴びせてやりたい。農家にとって稲は息子なんですよ」。太田氏は黙って何度もうなずいた。

 昨夏の農相就任会見で太田氏がぶちあげた「カロリーベースで食料自給率50%」の目標も、「勉強」の延長線上にある。ミャンマーを訪問した田中さんは、現地で「日本はコメと油を断たれればおしまい」と言われ、衝撃を受けた。戦中戦後の食料難を知る田中さんは帰国後、太田氏に口酸っぱく自給率アップを進言した。

 ガットの新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)で、当時の細川連立政権が受け入れたコメのミニマムアクセス(最低輸入量)。「太田さんは最後まで反対し、党罰を受けた」と県農政連糸島支部前委員長の井田磯弘さん(71)は明かす。

 農村を固めた太田氏の当選回数は、順調に伸びていった。

   ■   ■

 盤石の農業票に異変が生じたのは、自民党が大敗を喫した2007年夏の参院選だった。

 一定規模以上の農家に支援を集中する方向に政策転換したことで、「小農切り捨て」との不満が噴き出した。JA福岡中央会関係者は「『米価の下落を防ぐ』と言われて減反などを受け入れてきたのに、価格は1回しか上がらなかった。仕組みのおかしさに気付き始めた」と解説する。

 糸島も例外ではなかった。自民党候補が獲得したのは約1万7800票にとどまり、民主党候補に約1000票差で初めて負けた。

 JA糸島幹部は「その流れは今、さらに加速している」と言う。安定しない所得、後継者不足、耕作放棄地の増加…。農業をとりまく環境は年々厳しさを増し、今年は集中豪雨と日照不足の影響で糸島の作況指数予想も厳しい。

 民主党が打ち出した「戸別所得補償」が農家の心を揺さぶる。

    ×      ×

 ●農相辞任、失言で逆風 「農家の思い理解せず」

 衆院解散直後の7月23日、糸島と福岡市の農政連幹部合同会議。「糸島の票のとりまとめが厳しい」との報告に、長い沈黙が続いた。

 ある出席者は「表だっては誰も言わないが『一度民主党にやらせてみよう』との空気がかなりある」と打ち明ける。

 太田氏個人には、農相辞任と失言の逆風も吹く。長年の支持者だった60代の農業男性は今回、民主党元職の藤田一枝氏(60)に投票するつもりだ。「自民党の農業政策がどうのこうのという前に、あの失言にあきれている。農家の思いを全く理解していない」

 今月5日、花元さんはJA役職員による太田氏の激励会で力を込めた。「この30年、自民党、太田氏と一緒にやってきた。最後までやらざるを得ない」

 一方、元JA糸島幹部は自民党を支持してきた理由を問われ、こう答えた。

 「自民党が与党だったから。与党じゃないと、農家が求める要望や政策を形にしてもらえないじゃないですか」

=2009/08/12付 西日本新聞朝刊=


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