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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

5579チバQ:2009/09/13(日) 00:06:33
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 「拓さんに頼んで実現した公共事業もある。拓さんを当選させることが自分の選挙にもつながった」。「旧1区の会」出席者の一人はこう語る。中選挙区時代、国会議員と系列議員は「一蓮托生(いちれんたくしょう)」の関係でもあった。

 だが、1996年から導入された小選挙区制により、こうした構図は一変。公認権は党に集約され、政党助成金制度により党本部から支部に直接資金が入るようになったことで、派閥の「恩恵」は薄らいだ。派閥推薦の順送りだった閣僚人事も、小泉政権誕生後は首相による「一本釣り」が当たり前になった。

 県議や市議の系列に“ねじれ”も生じた。旧福岡1区で「誠拓戦争」と呼ばれる激しい政争を繰り広げた山崎氏と太田誠一氏(63)。それぞれ2区と3区を選挙区にしたことで、議員や秘書の「トレード」が行われた。

 それでも「選挙後においしい思いをするのは系列の“譜代大名”だけ。外様はしょせんは外様だった」。元議員は苦々しい表情で話す。

■選挙区越え保身に奔走 崩れた“集票マシン”

 9日、福岡県久留米市のホールは千人を超す人であふれ返った。久留米市議会議長に就任した栗原伸夫氏(67)を励ます会。あいさつに立った参議院議員の松山政司氏(50)が「7区に電話を」と絶叫すると、拍手と歓声がわき起こった。

 深々と頭を下げたのは隣接する福岡7区から立候補予定で、「励ます会」の発起人と紹介された自民党前職の古賀誠氏(69)。地元・福岡6区の自民党前職、鳩山邦夫氏(60)は妻が代理出席したが、その姿も乾杯前に見えなくなっていた。

 中選挙区時代、古賀氏は有権者の多い久留米市に盤石の支援組織をつくった。久留米市議会(定数42)の最大会派「緑水会」は、栗原氏を含めて11人。大半が「古賀派」を自認するほど今もつながりは深い。

 「いざ鎌倉だ。おやじ(古賀氏)を支える」。栗原氏は5月からほぼ毎日、7区に入り、古賀誠事務所に詰める。「立候補するときに支援を受けた」「古賀夫妻が仲人」…。栗原氏と同様に古賀事務所に日参する6区内の地方議員は多い。

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 「まさに枯れ木も山のにぎわい。6区の議員が7区に来てもやることは限られる。6区にも、7区にも票にならない動きだ」。7区で古賀氏を支える地方議員の一人は、こう突き放す。

 ただ、選挙区を越えた応援は「恩義」だけではない。ベテラン議員は、合併や定数削減で地方議員の議席が減り、次回の統一地方選も激戦が予想されていることを挙げる。「国会議員の後ろ盾がないと出馬できそうにない。忠誠を尽くす姿を見せることが、自分の選挙運動になる」

 別の市議も「地元6区で不人気の自民党に理解を求める運動をしたら、自分の票が減る。それより、まず出馬できる環境を得るために7区に行くのが得策」と明かす。自民党への逆風の中、“集票マシン”と呼ばれた地方議員は、保身のために奔走している。

 =おわり

=2009/08/16付 西日本新聞朝刊=


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