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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

5772チバQ:2009/11/29(日) 19:39:22
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/matsurigoto/series/Sr200911230001.html
<7>農政転換評価割れる 戸別補償か大規模化 '09/11/23

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 「農水 0勝23敗1分け」。14日、新聞に鳩山政権が進める事業仕分けを伝える見出しが躍った。「ようやられとる」。上長者(かみちょうじゃ)俊孝さん(67)がつぶやいた。広島県北広島町の農事組合法人平田農場で、代表理事を務める。

 農水省の事業は軒並み「廃止」「見直し」と結論付けられた。自民党の農政を徹底否定する民主党の姿が見えた。衆院選の広島3区。民主党候補の当選で「無」に葬られた自らの1票が、うらめしくもあった。

 地元県立高で農業を学び、卒業後は稲作や酪農で生計を立てた。収入を増やすためトラック運転手もやった。コメ一本で食べていこう。30年ほど前、そう誓った。専業農家として大規模化に取り組む先輩に触発された。

 当初、3ヘクタールだった水田を25ヘクタールにまで増やした。7年前、21戸の農家で集落の名をとった平田農場をつくった。「面積を広げて効率化しないと専業は成り立たない」。自民党も、コメ農家の法人化や農地の集約を促す政策を強める。農機具の更新など使える補助金は、めいっぱい使った。

 いずれ後継者不足が決定的になる。モデルを目指し、ほかの集落法人などと共同で県内初の株式会社「大朝農産」も設立した。将来は野菜に手を広げ、若者を雇う構想を練る。

 60代が「若手」という農業の現実。「もうかる農業」が欠かせない。法人や大規模農家を「担い手」として育てる自民党に、農業の未来を託せると信じる。農家を一律に支援する民主党の戸別所得補償制度は、上長者さんには「典型的なばらまき政策」と映る。

 民主党に託す1票もあった。北広島町の農業樋崎司(といざきまもる)さん(68)は、自民党に見切りをつけた。「大規模化に限った支援では、中山間地域の集落は崩れ去る」。先祖代々の田畑を守るのは、地域や国土を保つこと―。農業には産業を超えた使命があると考えてきた。

 1ヘクタール弱の水田で耕作する。コメを中心とする昨年の売上高は101万円。かかった経費は、燃料代や肥料代、機械の減価償却で110万円。差し引き9万円の赤字だった。「給料はゼロで赤字。年金で何とか暮らせはするが…」

 民主党が想定する所得補償で受け取れるのは、最大でも十数万円の見込み。「もうかる農業」は遠い夢だ。ただ、暗闇に、かすかな光が差し込んできたとも感じる。北広島町で法人や大規模農家が管理する農地は、3割にとどまる。「小さい農家も同じようにムラを守っている」と樋崎さんは言う。

 競争力をつける大規模化か、国土保全もにらんだ小規模維持か―。政策をめぐり分かれた農家の評価は、転換を重ね、今も先行きが揺れ動く農政の姿をあぶり出す。


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