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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

4648チバQ:2009/08/30(日) 11:32:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/saitama/CK2009082502100008.html
埼玉 夏の陣<5> 寄せる民主の大波 揺らぐ保守安泰の地
2009年8月25日

 「おはようございます。地元の小島です」

 五期目をうかがう12区の自民党前職、小島敏男が、公示翌日の十九日朝、たすきを掛けてJR行田駅頭に立ち、頭を下げた。長い議員生活で初めてのことだ。

 相手の民主党元職、本多平直は前回落選してから毎朝のように駅に立ってきたが、小島陣営は昨秋まで「うちはしっかりした組織がある。そんな戦いは必要ない」と余裕を見せていた。それが、自民への逆風で「心配した支持者から(駅頭を)やれって言われてね」。小島は明かす。

 同じ場所で、民主、共産党もスタッフがビラを配っていた。小島がつぶやく。「うちのパンフレットを拒否して民主のマニフェストをもらう人が多い。それを流行と思ってるんじゃないか…」

 12区は保守の牙城だった。民主党が躍進した二〇〇三年総選挙でも、コスタリカ方式で小島と交代で出た増田敏男が二万票差をつけて本多を振り切った。大票田で小島の出身地である熊谷市は特に「熊谷の保守の灯を消すな」を合言葉に、固い結束を誇った。支えていたのは、農村部と、候補者個人の地縁血縁。中選挙区制時代から続く、伝統的な形だ。

 今回も、党は逆風でも個人の組織力で安定した戦いができるはずだった。が、中盤情勢では、厳しい数字が伝わる。陣営幹部は「もしうちが負けるようなことになれば、個人のつながりより政党イメージで選ぶ選挙が、初めてこの地まで及ぶことになる」と警戒感をあらわにする。

 地殻変動は起きるのか。「この区で勝たなければ政権交代はない」と雪辱を誓う本多は「今まで追い掛けるだけの選挙だったのが、今はけんかしている感触がある」と語る。今月初めに党代表代行の菅直人を呼んで大利根町で開いた演説会は、会場に入りきらない聴衆を舞台に上げて座らせる盛況ぶりだった。

 さらに勢いを付けようと二十一日に再び12区入りした菅は、小島の自宅がある熊谷市佐谷田地区に乗り込んだ。街宣車をスーパー前に止め、相手のおひざ元の聴衆を挑発するように訴えた。

 「ここから出ている国会議員を私も知っている。いい人かどうか別として、とてもお役所に『これはおかしい』とは百年たっても言えない人」「いろんな関係があるかもしれないが、ここは一回、変えてみようじゃないですか。また麻生(太郎)さんを総理にしたい人はいないでしょう」

 肝心の熊谷保守層への食い込みには、相変わらず手応えが薄い。すると、二十四日には菅の妻伸子までが熊谷入りし、本多に代わって商店街を歩き支持を求めた。

 小島も、小まめにミニ集会を開いたり、党の大臣クラスを招くなど巻き返しに必死。最も手薄とみる行田市での出陣式では、地元要望の強い国道17号上尾道路(バイパス)建設や埼玉古墳群の世界遺産登録への尽力を誓い、叫んだ。

 「こんなに地元を考えている。相手に一票でも負けた時には、行田市民の方々に『どこを見ているんだ』と言いたい」

 本多にも、追い風だからこそのプレッシャーがのしかかる。「この情勢で小選挙区で負けたら、比例復活しても、次はない」

 地域の政治風土を一変させかねない歴史的な選挙。投票箱が閉じられる瞬間まで、しのぎを削る。 =敬称略

 (柏崎智子)


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