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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2
5611
:
名無しさん
:2009/09/19(土) 17:18:50
>>5610
以上を簡略化して言えば次のようになる。自民党は、本来もっと前に負ける予定だったが、小泉政権により都市部での支持を回復し、しばらく政権を維持することができた。これが古い自民党政治に戻ったので、当然のこととして負けたのである。
このことは、今回の敗北を単純に麻生太郎政権のみに帰することが間違いであるということを意味する。もちろん、景気対策の名の下にハコモノ主導の大型補正予算を組むなど、親小泉的な支持層が反発するような政権運営を行ったという点について、一定の責任はあるだろう。しかし、こういう路線に政権を向けさせたのも、そして麻生太郎を総裁として選び出したのも、古い路線に固執する古い自民党政治家たちである。古い自民党のままでは、都市部の投票者を獲得できず、敵失をただ待ちぼうけするだけの政党となってしまうだろう。
都市部の新しい投票者
図1は、全国を90年以降比較可能な1906の地域に分け、各地域の第1次産業従事者数と建設業従事者数の全就労者に占める割合が高いほうから有権者数約10%ずつのグループ(農村度10、9、・・・1)に分け、各グループでの投票率を示したものである。ここでは一般的な投票率(投票者数÷有権者数)ではなく、無効票を除いた有効投票率(得票総数÷有権者数)を用いている。90年と93年を除き、いずれも比例区でのデータである。都市と農村の格差を見やすくするためにそれぞれ底を50%、35%としている。
農村度について、もう少しデータを明確にしておこう。農村度1から10の地域それぞれの第1次産業・建設業就業者割合は、7.2%、9.3%、10.3%、11.1%、12.5%、14.3%、16.3%、19.6%、26.3%、38.8%となっている。全体平均は16.6%である。各グループについて、イメージをつかむために東京都の具体的な地名で見ると、島嶼部の一部が農村度10となり、本土だと檜原村は農村度8、奥多摩町は7となる。昭島市や府中市、東村山市などは農村度3となり、八王子市が2、あきる野市が5あたりで、特別区はほぼ1である。農村度10の地域のほとんどは小規模な地域であり、有権者数が最多なのは弘前市、次に一関市となっている。1990年のデータでは弘前市の就業者のうち30.6%が第1次産業か建設業に従事していた。
図1の投票率のデータには、自民党にとってなぜ都市部での支持が重要であるのか示されている。中選挙区時代の自民党は、複数候補による地域対抗型の集票活動によって農村部の広い面積を持つ選挙区で圧倒的な強さを誇った。これは投票率にも反映され、衆院の農村部での投票率はかなり高くなっていた。選挙制度改革は、この効果を緩和することになり、都市と農村の投票率格差を縮めることとなる。
一方、6時までの投票時間、厳しい不在者投票要件は、特に都市部の有権者にとって「規制」となっていたが、98年参院選以降、これが8時までとなり、要件や手続きが徐々に緩和されて期日前投票へと発展するなど、投票の規制緩和が進んだ。これによって参院選では大幅、衆院選では小幅、都市と農村の投票率格差が縮まる。一時は衆参の投票率がほぼ並んだが、「投票しやすさ」の浸透は、選挙への関心が高まるときに投票率がより上がりやすくする効果を持った。このため、前回と今回の衆院選では投票率が大幅に伸びるとともに都市と農村の投票率格差がさらに縮まる結果となったのである。
この、新たに加わってきた票は、それまで投票していた票と比較すると、政治関心は低く、政治に不満があり、自民党支持率が低い層である。だから98年参院選で都市部を中心に負け、2000年衆院選では「無党派は寝ていてくれれば」という願いも空しく与謝野馨をはじめとする東京都の大物議員が比例復活も出来ずに負けたのである。
◇ ◇ ◇
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