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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

4737名無しさん:2009/08/30(日) 14:53:05
>>4736

小泉改革が残したもの
 自民党改革派は、国の財政をスリム化し、銀行部門を一掃しようとした小泉氏の試みは必要不可欠だったと主張する。だが、自民党参議院議員の山本一太氏は、党の変革について誤った期待を抱かせたのは小泉氏だと言う。

 「自民党は既に恐竜だったし、小泉氏が登場していなければ死んでいただろう」と山本氏は言う。そして、自民党は治癒したわけではなく、単に「生命維持装置」につながれただけだと付け加える。

 有権者に対する小泉氏の根強い人気は、時代遅れと見られる制度を刷新するために、党や官僚の利益に挑戦することを厭わない活力ある指導者を待ち望んでいることを示している。だが、小泉氏が退いてから自民党は小泉氏の改革から後戻りし、党に批判的な地方の有権者をなだめることもなく、都市部の支持者を遠ざけるだけだった。

 「基本的に、国民は我々に飽きがきているということだ」。別の自民党参議院議員、田村耕太郎氏はこう話す。田村氏は、自民党は、年功序列による大臣任命、密室取引、政策立案における官僚依存など、国が欧米に追いつくことだけに力を注いでいた時には容認されたが、21世紀の課題に対応するには不向きなやり方に戻ってしまったと話す。

 自民党の問題は、小泉氏の後の指導者たちの精彩を欠く実績によって悪化した。安倍晋三氏と福田康夫氏の政権はどちらも1年足らずしか続かなかった。昨年9月から首相を務める麻生太郎氏は、先月衆議院を解散した際、国民の「政治に対する信頼を損なわせた不用意な発言」について陳謝した。

問題は世襲というより本質的な仕事ぶり
 自民党の中には、「世襲」議員への依存が党の凋落する運命の一因だと言う者もおり――小泉氏、安倍氏、福田氏、麻生氏はすべて2世または3世議員――、こうした慣例が新しい人材へのアクセスを妨げていると言う。

 だが、多くの有権者は、世界経済サミットで前財務大臣が混乱状態でブツブツつぶやく姿など、単に自分たちの指導者のお粗末な働きぶりにうんざりしているだけだ。父親から議席を譲り受け、叔父が参議院議員である中川昭一氏は、風邪のために服用した薬の量のせいにした。

 それでも「日本のために」酒を断つという中川氏の約束は、同氏の選挙区の小売店主にはほとんど響かない。「海外であんなきまり悪い姿を見せるなんて・・・恥ずべきことだった」。こう話す店主はこれまでずっと自民党に投票してきたが、もっと別の選択を望んでいる。「4年間は別の人にやらせてみたい」
有権者が日曜日に民主党に投票して別の政治家を試すとすれば、自民党の将来展望はある程度、国会議員のうち誰が選挙を勝ち抜くか、そして彼らが新しい現実にどのように党を適応させようとするのかによって決まるだろう。

 だが、仮にも自民党が生き延びようとするなら、適応しなければならない。そして敗れた場合には、少なくとも目的をはっきりさせることができる。

 自民党が長年政権を掌握してきたにもかかわらず、小泉氏は迫り来る敗北の中に光明を見いだしている。小泉氏が今週選挙集会で述べたように、「たまには野党でいるのも悪くない」のだ。


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