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宇宙

1とはずがたり:2005/01/10(月) 11:33
全人類の叡智を以て宇宙開発を推進せよ!

TERの過去レス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/?KEYWORD=%B1%A7%C3%E8

スタートレック
http://www.google.com/search?q=%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8

カウボーイビバップ
http://www.google.com/search?q=%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%97&sourceid=opera&num=0&ie=utf-8&oe=utf-8

NASA
http://www.nasa.gov/externalflash/Anniversary_VisMar/index_noaccess.html

2とはずがたり(1/2):2005/01/10(月) 11:34
土星衛星:「タイタン」の謎に迫る 探査機が地表へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050110k0000m040104000c.html

 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が共同で打ち上げた土星探査機「カッシーニ」が昨年暮れ、土星の衛星「タイタン」に向けて小型探査機「ホイヘンス」を投下した。タイタンは太陽系の衛星では唯一、大気を持つ。大気や地表の組成は原始地球に似ているとされ、生命やその痕跡の存在を指摘する研究者もいるが、厚い大気に阻まれてこれまで地表の様子はよく分かっていなかった。ホイヘンスは14日午前4時半(米太平洋時間)、タイタンの地表に到達し、その素顔を初めて明らかにする。[西川拓、ワシントン和田浩明]

 ◇観測阻んだ厚い大気

 タイタンは1655年、オランダの天文学者ホイヘンスによって発見された。半径2575キロで、33個確認されている土星の衛星の中で最大、太陽系全体でも木星の衛星ガニメデに次ぐ2番目の大きな衛星だ。窒素を主成分とする厚い大気を持ち、地表の気圧は地球の1.5倍にも達する。

 タイタンの大気は可視光を通さない。「神秘のベール」のために地表の様子は詳しく観測できなかった。カッシーニが撮影した写真では、明るい部分と暗い部分が鮮明に分かれる様子がとらえられたが、これが何なのかは分かっていない。

 大気成分で特に注目されるのが、1%程度含まれるメタンだ。メタンは高層で太陽の紫外線で分解され、絶えず失われている。「今でも大気中にメタンが多くあるということは、地表か地下に供給源があるはずだ。液体メタンの海があるという説もあり、もし地表に液体が確認されれば大発見だ」と、倉本圭・北海道大助教授(惑星科学)は指摘する。

 太古の地球にもメタンやエタンなど炭化水素の海があった。この中で徐々に複雑な有機物が合成され、生命発生の源になったとする説が有力だ。液体は生命誕生に欠かせないが、現在の太陽系で表面に液体が確認されているのは地球しかない。

 タイタンは太陽から遠いため、表面温度は氷点下180度。倉本さんは「生き物がいるというイメージはないが、過去に何らかの生命があった痕跡が見つかる可能性は否定できない。地球の大気の進化を考えるうえでも、タイタンは興味深い対象だ」と話す。

3とはずがたり(2/2):2005/01/10(月) 11:34
 ◇NASA、緊縮財政でも探査続々

 ホイヘンスの大気圏突入が予定されている14日は、ちょうど1年前にブッシュ米大統領が有人月面探査の再開などを盛り込んだ新宇宙計画を発表した日だ。昨年、NASAは2台の探査車を火星に着陸させ、過去に海があった証拠を数多く発見。今年8月には火星の詳細な地図を作製する「マーズ・リコネッサンス・オービター」、今月12日にはすい星に小物体をぶつけて内部を調べる「ディープ・インパクト」を打ち上げる。「設立以来、最も刺激的な時代」(オキーフNASA長官)の到来を演出し、新宇宙計画への米国民の支持を強めるためにも、「生命誕生の謎」に迫るホイヘンスにNASAは大きな期待をかけている。

 ホイヘンスを含むカッシーニ計画は総費用約33億ドル(約3500億円)で、「最後の重厚長大型惑星探査計画」とも呼ばれる。米国の財政赤字の拡大を背景に、NASAは緊縮財政を強いられており、今後打ち上げ予定の探査機はいずれも軽量で比較的安価なものになる。

 一方、ESAは今年10月、金星探査機「ビーナス・エクスプレス」を打ち上げる。

 03年に火星探査に失敗した日本は、今年夏に小惑星「イトカワ」に到着する探査機「はやぶさ」に期待をかける。「はやぶさ」はイトカワの表面から岩石や土の試料を採取し、07年に地球に戻る計画だ。

 08年に打ち上げを目指す金星探査機「プラネットC」計画や、ESAと共同で水星に探査機を送る計画もあるが、現在は主力ロケットH2A打ち上げ再開に全力を傾ける態勢のため、惑星探査計画が予定通りに進むかどうかは不透明だ。

 宇宙航空研究開発機構の水谷仁教授(惑星科学)は「NASAは生命発見に重点を置いているが、その後追いではなく、小さくても科学的に新しい意味のある探査を目指したい」と話している。

 ◇探査機「ホイヘンス」

 発見者の名にちなんで名付けられた探査機「ホイヘンス」は直径2.7メートル、重量320キロ。巨大な二枚貝のような形で、逆円すい形の底部が、大気突入時の摩擦で生じる高熱から、上部の観測機器を保護する。3種類のパラシュートを開き、秒速約6.1キロから同約5〜7メートルまで急減速し、約2時間半かけて降下する。

 観測機器は大気の構成要素を分析するガスクロマトグラフ質量計、雲や地表を撮影するカメラ、風音を集めるマイク、温度計など6種類。液体メタンの海に着水した場合でも数分間、固体表面なら最長30分間は観測できるよう設計され、データを地球に送信する。
毎日新聞 2005年1月9日 23時23分

4とはずがたり:2005/01/10(月) 11:36

http://spaceinfo.jaxa.jp/note/note_j.html
オンラインスペースノート

宇宙情報センターのJAXAキッズのページ(子供向け!?)

5とはずがたり:2005/01/11(火) 20:01
地震影響で地球変形、1日の長さが短縮 NASA推計
http://www.asahi.com/science/update/0111/002.html

 米航空宇宙局(NASA)は10日、スマトラ沖大地震の影響で地球の形がわずかに変形したほか、1日の長さが短くなったり、地軸がずれたりしたとみられると発表した。NASAは「どんな地震でも、同様の影響がある」としている。

 地震のデータをもとに計算した結果、地球の扁平(へんぺい)率がわずかに減少したと推定できた。また、自転の速度が増した結果、1日の長さが100万分の2.68秒ほど短くなったらしい。地軸も東の方向に2.5センチほど移動したとみられる。

 こうした変化についてNASAは「1日の長さの変化は検知できないくらいに小さく、扁平率の変化も計測の限界に近い。地軸の移動は計測できるかもしれない」と説明している。

(01/11 17:19)

7とはずがたり:2005/02/06(日) 19:26:45
ハッブル宇宙望遠鏡を廃棄へ ホワイトハウス方針
http://www.asahi.com/special/space/TKY200501240216.html

 老朽化が進むハッブル宇宙望遠鏡について、ホワイトハウスは廃棄のための資金を06会計年度予算案に盛り込む方針を固めた模様だ。21日、米電子情報誌スペース・コムが政府や宇宙産業の関係者の話として報じた。巨額の資金がかかる、スペースシャトルによる改修は断念する。

 予算案には、ハッブルを軌道から外して安全に太平洋に落とすため、小型噴射装置を取り付ける資金が盛り込まれる。廃棄は07年中になる見通し。来月7日に予算教書が議会に送付されるのに合わせ、米航空宇宙局(NASA)のオキーフ長官が正式発表する。

 ホワイトハウスは、ハッブルの改修には10億ドルを超す資金がかかることから、廃棄を決めたとみられる。方針はまだ議会に伝えられておらず、予算案の審議で強い反発も予想される。

 部品を交換しないと、ハッブルは07〜08年に使用不能となる。全米科学アカデミーは昨年12月、シャトルの飛行再開後すみやかに改修を実施するようNASAに勧告したばかりだ。

 ハッブル宇宙望遠鏡は90年4月にスペースシャトル・ディスカバリーで約600キロ上空の軌道に打ち上げられた。

 地球から130億光年かなたの最遠の小銀河をとらえたほか、銀河どうしの衝突の場面や、一生を終えた星の大爆発後にできた星雲など、地上の望遠鏡ではとらえられないほど鮮明な画像をたくさん提供してきた。精密な観測データは宇宙の年齢の推定にも役だった。

(01/24 17:49)

8とはずがたり:2005/02/09(水) 21:42:08
地球も扱うことにする

2005年02月09日(水)
京都西山断層帯、30年以内の大地震確率最大0.8%
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050209/K2005020902840.html

 政府の地震調査委員会は9日、京都府綾部市から大阪府島本町に至る活断層、三峠・京都西山断層帯で、30年以内に大地震が起きる確率が最大0.8%とする長期評価をまとめた。全国の主要断層帯のうち、確率は「やや高い」グループに分類される。主要98断層帯を対象に続けている評価の一環として公表した。

 長期評価は、断層帯を京都府の福知山市から丹波町に延びる三峠断層(約26キロ)、瑞穂町から大阪府の島本町に延びる京都西山断層帯(約42キロ)、京都府綾部市にある上林川断層(長さ約26キロ)に分けて算出された。

 30年以内に、三峠断層でマグニチュード(M)7.2程度の地震が発生する確率は0.4〜0.6%、京都西山断層帯ではM7.5程度の地震がほぼ0〜0.8%の確率で起きる恐れがある。いずれも、やや高いグループになる。上林川断層はM7.2程度の地震が起きる恐れがあるが、活動履歴が不明で、確率は算出できなかった。

9とはずがたり:2005/02/09(水) 23:41:53
宇宙開発共々南極開発も子供の頃の夢でしたね。

しらせ、昭和基地離れる 45次隊1年4カ月ぶり帰国へ
http://www.asahi.com/nankyoku/news/TKY200502090307.html

 南極観測船「しらせ」は9日、昭和基地から出航した。越冬を終えた45次南極観測隊の42人は、46次夏隊の23人とともに帰途に就いた。大陸沿岸の地質調査や南極海の観測を終えた後、3月21日にオーストラリアのシドニーへ入港し、空路で28日、1年4カ月ぶりに帰国する。

 南極5回目の大工の本多実さん(56)は「寂しいけれど、自分たちでつくったものがそこにある限り、またいつか来られるような気がします」と話した。船上の観測隊員やしらせ乗員は、岸壁の上に豆粒のように見える46次越冬隊37人の姿が見えなくなるまで懸命に手を振り続けた。

 45次隊は03年11月に日本を出発して、12月に昭和基地へ着いた。オーロラや生物、気象、雪氷などの観測のほか、衛星通信アンテナを建てて、初めてインターネットの常時接続や高速データ通信を可能にした。

 04年10月からは9人が、1000キロ離れた大陸上の基地「ドームふじ」へ遠征。太古の気候変動を探るため、深さ3000メートル、100万年前の氷を目指して掘り進め、今シーズンは深さ1850メートル、14万年前の氷まで到達した。(南極支局=中山由美) (05/02/09)

10とはずがたり:2005/02/17(木) 14:20:25
ユニークな土星のオーロラ 同時観測で素顔明らかに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000034-kyodo-soci

[ワシントン16日共同] 土星の南極に現れるオーロラには、地球のオーロラとは異なり数日間続くなどユニークな特徴があることが分かった。土星を周回している米欧の無人探査機カッシーニと、米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡による同時観測の結果で、米ボストン大などのチームが16日、英科学誌ネイチャーに発表した。
 オーロラは太陽などから出る荷電粒子が惑星の磁気圏にとらえられ、大気圏の上層に流れ込んで発生。宇宙からは北極や南極を取り巻く輪のように見える。
 観測の結果、地球も土星も、日によってオーロラの見え方が違う点は共通だが、地球のオーロラが数分から数時間で消えてしまうのに対し、土星は数日間も続いていた。
(共同通信) - 2月17日10時4分更新

12まちこさん:2005/03/15(火) 20:38:08
小松左京、「さよならジュピター」良いね

13とはずがたり:2005/03/15(火) 21:29:14
>>12
初めまして。
「首都消失」や「日本沈没」は熱中して読みましたが「さよならジュピター」は気になりながらも結局読みませんでしたなぁ。。

15とはずがたり@地球:2005/03/26(土) 12:34:41
<福岡沖玄界地震>各社で呼び名バラバラ 名前統一して!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050326-00000017-mai-soci

 「福岡沖玄界地震」「福岡県西方沖地震」「福岡県と佐賀県で震度6弱を観測した地震」。20日に発生した地震は、その呼び名が報道機関によって異なっている。気象庁が命名しなかったためだ。被災地や研究者からは「名前が統一されていないと不便」「報告書や論文を書く際に紛らわしい」などとして、命名を希望する声が上がっている。
 地震を命名する気象庁は地震発生後、命名を検討した。しかし、04年4月に明確化した同庁の命名基準は(1)震源が陸域ならマグニチュード(M)7.0以上かつ最大震度5弱以上。海域ならM7・5以上かつ最大震度5弱以上、または津波が2メートル以上(2)全壊家屋が100棟以上(3)群発地震で被害が多い――のいずれかに該当することにした。
 同庁は「M7.0だったが、震源は海域で、(1)〜(3)のいずれも該当しない」(地震火山部管理課)との判断から命名を見送った。この結果、毎日新聞は「福岡沖玄界地震」と表記するなど、報道機関ごとに呼び名が異なっている。同庁が命名する際は、「平成16年(04年)新潟県中越地震」「平成7年(95年)兵庫県南部地震」のように発生年と地域名を付ける。
 これについて地震防災対策強化地域判定会会長の溝上恵(みぞうえめぐみ)東京大名誉教授は「福岡市街に被害を出したまれな地震であり、名前を付けてもよい」と指摘する。また、被災地の福岡県は「福岡県西方沖地震」と仮の名前で呼んでいるが、災害対策本部は「後にいろいろな名前が出てくると混乱しかねない。風化させないためにも、統一した名前を付けてほしい」と話している。[中村牧生]
(毎日新聞) - 3月26日10時54分更新

16とはずがたり:2005/04/26(火) 21:23:41
研究室の隣席の人妻さんと事故の話題になり満月=事故・殺人多発という話しが有るらしいですよと教えて貰いました。

そういえば後輩の大分のサルも絶対ありますよって宣言してたなぁ。。
満月になると交渉不可のゲームもあったし。。

http://www.moonsystem.to/moon.htm

http://www.moonsystem.to/calendar/cgi/calendar2.cgi?year=2005&month=4
私,まさに24日にどかんと行きました。
ジャフ呼んで待ってる間,薄雲の向こうからも煌々と我らが地球へと光を送る満月を眺めておりました・・。

17とはずがたり:2005/04/28(木) 21:30:47
「青かった」のは昔!? 「地球はスモッグに覆われて…」 露宇宙飛行士が警告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050428-00000030-san-int&kz=int

[モスクワ=内藤泰朗] 「地球はスモッグに覆われ、写真撮影するのも難しかった」−。国際宇宙ステーション(ISS)からこのほど地球に帰還したロシアのシャリポフ宇宙飛行士は二十七日、同じく帰還した米国とイタリアの宇宙飛行士との共同記者会見で、地球環境保全の緊急性を訴えた。
 モスクワ郊外の宇宙施設「星の街」で会見したシャリポフ氏は「自然を汚す工場の煙で覆われた地球を見るのは悲しいことだ」と述べた。工場からのスモッグが特に深刻なのが東アジアで、この地域は「写真撮影することすら困難なほどのスモッグで覆われていた」という。
 同氏は「宇宙に行って初めて私たちの地球がいかに壊れやすいものか理解できた。私たちは一刻も早く環境保護に努めなければならない」と警鐘を鳴らした。
 ISSで活動していた三人の宇宙飛行士たちは今月二十五日未明、ロシアの宇宙船ソユーズで無事カザフスタンに着陸した。
 米航空宇宙局(NASA)が来月、打ち上げ再開を目指す米スペースシャトル「ディスカバリー」には、日本人宇宙飛行士の野口聡一さん(40)も搭乗し、ISSに向かうことになる。
(産経新聞) - 4月28日16時7分更新

18とはずがたり:2005/05/03(火) 22:37:23
宿敵同士がロケットで合弁 米ボーイングとロッキード
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050503-00000089-kyodo-bus_all

[ニューヨーク3日共同] 米航空・宇宙業界で長年ライバルのボーイングとロッキード・マーチンは2日、米空軍など政府向けのロケット製造で折半出資の合弁会社を設立すると発表した。
 空軍からのロケット受注合戦は、ボーイングがロッキードの内部情報を不法に入手する事件にまで発展したこともあったが、競争に終止符を打つことで技術開発費などの面で大幅なコスト削減につながると判断した。
 合弁会社名は「ユナイテッド・ローンチ・アライアンス」。空軍や米航空宇宙局(NASA)向けのロケット製造から打ち上げ作業までの両社の事業部門を統合。空軍などはボーイングの「デルタ」、ロッキードの「アトラス」ロケットのいずれも発注できる。新会社は当局の承認を得られれば今年後半にも発足する予定。
(共同通信) - 5月3日17時3分更新

19とはずがたり:2005/05/04(水) 23:57:01
http://www.moonsystem.to/index.html
The Moon Age Calendar

20とはずがたり:2005/05/09(月) 01:50:57
中国が第4の発射基地建設へ、「宇宙強国」へ布石 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/space.html?d=07yomiuri20050507i314&cat=35&typ=t

[北京=佐伯聡士] 有人宇宙飛行第2弾となる「神舟6号」を今秋発射する中国が、国内4か所目の発射基地建設や中国版GPS(全地球測位システム)計画など「宇宙強国」に向けて着々と布石を打っている。

 中国誌「瞭望東方週刊」によると、四川省西昌、内モンゴル自治区と甘粛省にまたがる酒泉、山西省太原に次ぐ4番目の宇宙発射基地を南部の海南省に建設することが固まったという。

 新たな発射基地は、推進力が大きく、運搬能力の高い大型ロケットを打ち上げるのが目的だ。大型ロケットは、宇宙ステーション打ち上げや月面探査など本格的な宇宙開発に欠かせない。商業衛星打ち上げビジネスや軍事利用にも力を発揮するものと見られる。2008年に新型の「長征5号」の打ち上げが見込まれており、同基地はそれまでに使用開始できる見通しだ。

 海に面した海南省は、鉄道輸送に頼らざるを得ないその他の内陸の基地に比べ、大型ロケットを海上輸送できる利点がある。その上、中国で最も緯度が低いため、内陸よりも静止軌道に乗せやすい長所もあるという。

 この発射基地のほかに、2010年を目指し上海と山東省煙台で宇宙研究基地を着工する計画だという。

 一方、中国紙「21世紀経済報道」によると、中国は今年夏にも、測位システム「北斗」の新型衛星を打ち上げる。既存の測位衛星と組み合わせ、2008年には中国版GPSの大規模な市場運用を目指している。

 さらに、中国は欧州連合(EU)が独自に開発を進める衛星測位システム「ガリレオ計画」への協力を推進している。

 今後は、同計画も並行利用して、米国のGPSに対抗できるネットワークを整備する方針だ。

 また、月面探査の準備も進んでいる。2007年までに、月を周回する無人月面探査衛星を打ち上げる計画だ。

 第2段階で必要となる月面探査車の開発もすでに始まっているという。

 ◆神舟6号=2003年秋に打ち上げた神舟5号が飛行士1人だったのに対し、2人が搭乗して5日間程度飛行し、宇宙船内で各種の実験を行う。5組10人の飛行士が訓練を続けており、打ち上げ1か月前に3組に絞り、最終的に1組が搭乗する計画だ。早ければ9月にも打ち上げ可能という。


[ 2005年5月7日22時1分 ]

21とはずがたり:2005/05/11(水) 01:43:32
おお,素晴らしい。

火星に生命の可能性あり――大量のホルムアルデヒド (Hotwired)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/mars.html?d=10hotwiredi04&cat=8&typ=t

 火星の生命について論じるなど、まともな科学者ならこの間まで考えられないことだった。そんな話題は、『X-ファイル』のファンに任せておけばよかった。だが、状況は変わっている。

 火星上で生物学的なプロセスが進行していることを示唆する証拠が集まるにつれ、多くの科学者は今、火星に生命が存在する可能性が高いと考えるようになっている。

 とはいえ、生命の存在を示す決定的な証拠はまだ見つかってない。欧州宇宙機関(ESA)は探査機の打ち上げに積極的だが、米国は、米航空宇宙局(NASA)によるこれまでの生命探査ミッションが成果をあげていないため、慎重な構えだ。

 イギリスのオープン大学内にある惑星・宇宙科学研究所の宇宙生物学者、イアン・ライト博士は、「火星の生命に関する議論は一大転機を迎えており、今では、学界でのキャリアを台無しにする心配なしに、火星に生命が存在する可能性について論じられるまでになった」と語る。

 こうした議論の盛り上がりは、イタリア国立宇宙空間物理学研究所の研究責任者、ビットリオ・フォルミサーノ博士の研究に負う部分が大きい。

 オランダのノールドワイクで2月に開催された『第1回マーズ・エクスプレス科学会議』で、フォルミサーノ博士が示したデータを見て、会場の科学者たちは湧き立った。データは、科学者たちの内心の期待を超えていた。

 フォルミサーノ博士は、火星の大気中にホルムアルデヒドが存在する証拠を示した。ホルムアルデヒドは、メタンの分解によって作りだされる物質だ。メタンは火星大気中ですでに発見されているため、ホルムアルデヒドの存在自体は驚くべきことではないが、博士は130ppb[10億分の1を示す濃度の単位]という値のホルムアルデヒドを検知したのだ。

 これは、宇宙生物学者にとっては信じがたい数値であり、火星上で大量のメタンが発生していることを示唆するものだ(大気中のメタンは数百年にわたって残るが、ホルムアルデヒドはわずか7.5時間でなくなる)。フォルミサーノ博士は、「これには、年間250万トンものメタンが生み出されている必要がある」と語る。

 「これほどの量のメタンを説明するには、3通りの可能性が考えられる。太陽光による火星表面での化学反応、地熱活動や熱水活動による地中深くでの化学反応、あるいは生命だ」と、フォルミサーノ博士は続けた。

22とはずがたり:2005/05/11(水) 01:43:45

 そして、火星にはこれまでに知られているホルムアルデヒドの地質学的な源はないことから、フォルミサーノ博士の推測がどれにあるのかは明らかだ。

 フォルミサーノ博士は、「私は、火星の地表に微生物が存在する可能性がきわめて高いと考えている」と語り、その一方で、火星の生命の存在を信じているが、まだ証明できないことも認めた。

 「将来は探査機にドリルを搭載し、古細菌の存在を直接示す証拠を見つける必要がある」と、フォルミサーノ博士は語り、惑星科学の専門誌『イカロスの次号にデータを掲載するつもりだと述べた。

 ESAが探査車を火星に送ることを目指している(日本語版記事)のは明らかで、イギリスのアストン大学で4月始めに開催された国際宇宙研究会でも、実施を要請されている。探査車を火星に送るには、NASAの協力がある程度必要になることは、ほぼ間違いない。

 しかし、NASAは独自の火星地表ミッションを計画している。『マーズ・サイエンス・ラボラトリー』の探査車を2010年の後半に火星に送り、各種機器を使って生命の証拠を探る計画があるのだ。

 カリフォルニア工科大学のユク・ヤン教授(惑星学)は、「ヨーロッパと米国は、生命を最初に見つける競争を友好的に行なっている。これは、科学にとって――そして、資金確保にとっても――健全なことだ」と語る。

 生命の証拠を探す競争が本格化したのは、1996年のこと。NASAの科学者が、火星起源の隕石『ALH84001』に生命活動の痕跡が見られるとする論文を発表してからだ。その主張はいまだに論議を呼んでいるが、これを機に、火星に生命が存在する可能性を肯定する気運に転じた。そして、NASAのゴダード宇宙飛行センターのマイケル・マンマ博士が2003年、火星の大気中にメタンを発見したと報告すると、にわかに興奮が高まった。

 ワシントンDCにある米国カトリック大学のウラジミール・クラスノポルスキー氏も昨年、メタンについて同様の主張をしている。2人の研究者はいずれも、地上の望遠鏡を使ってメタンを観測した。

 火星上の生命に関する論議は一大転機を迎えているが、興奮を隠さないのはヨーロッパの科学者だけで、米国のNASAは慎重だ。

 オープン大学のライト博士によると、NASAは新たな生命探査機の打ち上げにおびえているという。

 「NASAの職員は、探査機『バイキング』の後遺症を引きずっているようだ。同機は、火星の生命を探査するミッションで何も発見できず、その後20年にわたって火星探査が棚上げになった。ESAの職員には、そのようなしがらみはない」とライト博士は語った。


[日本語版:山本陽一/高森郁哉]

23とはずがたり:2005/05/12(木) 22:25:29
もはや単なる環境問題ではない。宇宙の中の地球問題である。

気温上昇、産業革命前と比べ2度以下に…環境省が目標 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20050512i213_yomiuri

 地球温暖化の深刻な影響を回避するための長期目標を検討していた中央環境審議会(環境相の諮問機関)の専門委員会は12日、地球の気温上昇を産業革命前と比べて2度以下に抑えるべきだとする中間報告をまとめた。

 環境省が長期目標を打ち出すのは初めてで、「『2度』を検討の出発点とし、社会全体で議論を進める必要がある」とした。

 専門委員会は、地球温暖化に関するこれまでの研究成果から、気温上昇が3度を超えると、気候システムの安定性が崩れて、地球規模できわめて激しい影響の出る危険性が高まると指摘。これを防ぐには気温上昇を2度以下に抑えるべきだとした。

 地球の平均気温は産業革命前に比べ、すでに0・6度上昇している。国立環境研究所の試算では、2度以下に抑えるためには、二酸化炭素など温室効果ガスの濃度を現在の水準の約30%増で安定化させなければならず、温室効果ガス排出量を1990年比で、2050年に50%、2100年に75%削減する必要がある。

 欧州連合(EU)は1996年に、気温上昇を2度以下に抑える長期目標を設定、今年3月の首脳会議でも再確認した。

[ 2005年5月12日21時10分 ]

24とはずがたり@レス異動:2005/05/22(日) 12:57:28
136 名前: とはずがたり 投稿日: 2003/08/29(金) 16:27

どこにはっつけたらいいだろう?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030829-00001063-mai-soci

<地震>「宮城県北部」の言い方やめて 気仙沼市が気象庁に直訴

 宮城県の北端にある気仙沼市は、同県で7月に起きた連続地震の震源を表すのに「県北部」という言い方をやめるよう気象庁と国土交通省に申し入れた。地震被害は皆無に近かったのに、「県北部」でひとくくりにされ観光客が減ったため。同市の訴えに、気象庁は「区分の仕方は県や市町村と話し合って決めた。1市だけの意向で変えるのは難しい」と話している。

 同庁によると、宮城県の震源区分は二つしかなく、仙台市・利府町より北側を「北部」、それ以南を「南部」と分類している。連続地震の震源はほぼ県中央だったが、境目よりやや北側にあったため同庁は「県北部で震度6強」と発表した。

 「県北部」はメディアで繰り返し伝えられ、気仙沼市のホテルは予約キャンセルが相次ぎ「観光客が確実に2〜3割減った」(市観光課)という。同市に来る年間観光客延べ178万人(02年)のうち4割は夏場に集中しており、観光業界は大きな打撃を受けた。

 こうした事態に、鈴木昇市長は26日、市議会議長や商工会議所幹部らと共に上京。気象庁と国交省を訪ね「北部という表現は誤解を招く」と、震源区分を細かくするよう直訴した。市観光課によると、気象庁は「問題は認識している」としながらも、区分を決めた経緯を説明するにとどまったという。

 同市は、秋の味覚のサンマ、戻りカツオの水揚げ港として有名な気仙沼港を持つ。年間200万人を目標に観光客誘致に力を入れており、巻き返しに向けた秋の観光キャンペーンを検討している。【野原大輔】(毎日新聞)
[8月29日15時9分更新]

25とはずがたり@レス異動:2005/05/22(日) 13:16:42
246 名前: とはずがたり 投稿日: 2003/11/29(土) 18:48

石原の莫迦が日本はその気になれば有人飛行ぐらい直ぐ出来ると中国を莫迦にしてたが日本の惨状をもっと良く知れ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031129-00000015-jij-soci
偵察衛星、打ち上げ失敗=H2A・6号機、10分後に爆破−種子島

 政府の情報収集衛星2基が29日午後1時33分、宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット6号機で打ち上げられたが、機体にトラブルが発生、地上からの指令で同43分に爆破され、打ち上げは失敗した。北朝鮮のミサイル施設などを監視する事実上の偵察衛星の第2陣だったが、内閣衛星情報センターは当面、今年3月に打ち上げた2基のみでの運用を強いられる。政府にとって大きな痛手となった。
 10月に機関統合して発足した宇宙機構にとって今回は初の打ち上げで、当初からつまずく結果となった。
 同機構によると、発射後に2本の大型補助ロケットのうち1本の分離ができなかった。原因の本格究明を急ぐが、H2Aの打ち上げが長期間中断し、来年1〜2月に予定されていた7号機による運輸多目的衛星(気象衛星「ひまわり5号」後継機)の打ち上げが遅れるのは確実だ。
 中国が有人宇宙飛行を成功させて間もないこともあり、日本の技術力が低下したイメージが広がることも懸念される。 (時事通信)
[11月29日17時1分更新]

26とはずがたり@レス異動:2005/05/22(日) 13:29:27
336 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/01/18(日) 15:07

どうなんブッシュの宇宙戦略

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20040117/K0017201107002.html
2004年01月17日(土)
ハッブル望遠鏡、07年に寿命? NASAが補修見送り

 米航空宇宙局(NASA)は16日、06年に予定していたハッブル宇宙望遠鏡の補修を取りやめると発表した。ブッシュ大統領の新宇宙戦略の影響だ。数々の新発見を演出してきた望遠鏡が早ければ07年にも使えなくなる。

 同望遠鏡は過去4回、スペースシャトルの飛行で補修された。だが、ブッシュ大統領は14日の新宇宙戦略の中で、シャトルを10年に引退させる方針を発表。NASAは、限られた飛行回数の中で国際宇宙ステーション(ISS)への人員や物資の輸送を最優先にすることにした。

 06年の補修では、バッテリーや姿勢制御装置を交換したり、新たなレンズを装着したりして、10年ごろまで使えるようにする予定だった。補修が見送られたことで、07〜08年にも寿命が尽きる恐れがあるという。

 同宇宙望遠鏡は90年にシャトルで打ち上げられた。宇宙の年齢を137億年と確定したり、宇宙の膨張を加速させる力である宇宙定数(ダークエネルギー)を分析したりするのに貢献した。後継は11年以降に打ち上げられる。

27とはずがたり@レス異動:2005/05/22(日) 13:41:51

408 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/02/25(水) 13:53

http://www.asahi.com/nankyoku/news/TKY200402250187.html
南極の湖底に広がる「大森林」 生態は不明

 「スカイダイビングで針葉樹の森に落ちていくようだった」。伊村智隊員(43)が40分の潜水を終え、湖面に顔を出して言った。水温3度。寒さで唇は紫色だが、笑みがこぼれる。世界で報告例がない、とさか状に群生する植物の映像をとらえたからだ。

 南極大陸スカルブスネスの淡水湖「なまず池」で、第45次南極観測隊の伊村、工藤栄(41)の両隊員が、日本の研究者として初めて、南極の湖での潜水調査に成功した。万年雪に囲まれた湖に潜ると、湖底に「大森林」が広がっていたという。

 この植物はコケと藻類などの複合体だ。高さ約20センチのコケに白い藻がひだのように絡み合い、水深15メートルに群生する。生態は不明。採ったサンプルの分析に期待が高まる。

 45次隊の生物班は南極の夏の間、大陸沿岸を2カ月も歩き、33の湖沼を調べた。バクテリアを調べる松崎雅広隊員(36)は330リットルを採水した。

 南極の植物にとって、露岩地帯は厳しい環境だ。冬場は強い風雪にさらされ、コケや藻は岩にへばり付いている。その中で、湖は唯一のオアシスだ。冬は表面が2メートルも凍るが、それより下の水温は一定で、湖面の氷からは光も差し込む。

 生物班は新発見を続けている。9年前の36次隊は、湖底で丸刈り頭のように群生するコケに「コケ坊主」と名づけた。

 「新しい発見ができるのが南極の魅力です」。生物班の調査は越冬中も続く。(武田剛)

(04/02/25)

28とはずがたり@レス異動:2005/05/22(日) 13:48:46
447 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/03/21(日) 22:19

http://www.asahi.com/science/update/0316/003.html
太陽系に新天体、冥王星発見後で最大 「セドナ」と命名

 もう一歩で「惑星」と呼べるような最大直径約1700キロの天体が見つかり、15日、米航空宇宙局(NASA)が発表した。冥王星(直径約2300キロ)が発見された30年以降では、太陽系で最大の天体確認という。

 カリフォルニア工科大やエール大の観測チームが昨年11月、パロマー天文台(米カリフォルニア州)の大型望遠鏡で見つけ、イヌイット族の海の神にちなんで「セドナ」と名付けた。

 現在の太陽からの距離は、冥王星までの倍以上の約130億キロ。楕円(だえん)軌道を描いており、最も遠いときは約1300億キロになる。1万500年かけて太陽の周りを公転する。火星と同様に赤い色で、地表の温度は零下240度以下という。

 冥王星以降に見つかった太陽系の天体でこれまで最大だったのは、直径約1250キロの「クワーオワー」。
<国立天文台の渡部潤一・助教授(惑星科学)の話> 冥王星自体が惑星ではないという考え方もあり、大きさからいってもセドナは惑星と呼べない。冥王星周辺やその先には太陽の周りを回っている大きな天体が多数ある。望遠鏡の性能向上で、もっと遠方で大きな天体が見つかるかもしれないが、その天体がある空間で突出した存在でない限り、惑星とは呼びがたい。

(03/16 11:49)

29とはずがたり@レス異動:2005/05/22(日) 13:49:50
>>21-22

453 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/04/01(木) 11:39

まぁ生命体と云うよりも火山の残りなんでしょうけど…。生命体だったら面白いんだけどねぇ。

火星にメタン、生命体が放出?…欧州探査機が検出 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/mars.html?d=31yomiuri20040331i305&cat=35&typ=t

 欧州宇宙機関(ESA)は30日、火星を周回している探査機マーズ・エクスプレスが、火星大気中に微量のメタンを検出したと発表した。火山か生命体から放出されている可能性があるという。

 火星の大気は95%が二酸化炭素で、残りは酸素や水蒸気から構成される。メタンは数百年で二酸化炭素と水蒸気に分解されるため、現在も大気中に存在しているということは、最近まで発生源があったことを意味する。

 探査機が搭載する大気分析器を開発したビットリオ・フォルミサノ氏は「今後は大気中のメタンの分布を詳しく計測する」と話し、高濃度の部分が特定されれば、高分解能カメラで火星地表を撮影して、今も火山活動があるかどうかを確認したいとしている。

 また、地球上では、メタンは動物のげっぷなど生命体による活動でも発生するため、同氏は「火星で生命活動が営まれている可能性も捨てきれない」としている。

 今回のメタンの検出について、佐々木晶・東京大助教授(地球惑星科学)は「火星の火山活動は10億年前くらいに終わったと考えられていたが、最近では1000万年前ごろまで続いていたという説が有力。現在も微量のガスが地表や地下から出ていることは考えられる」と話している。

[ 2004年3月31日13時39分 ]

30とはずがたり@異動:2005/05/22(日) 14:17:54
578 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/06/09(水) 15:58

楽しみである。人類は太陽の寿命が尽きるまでに火星の開発・移住・植民できるかな?薄い大気もあるから月より簡単そうだし,灼熱の金星を冷やすよりも温める火星のほうが簡単そうである。

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20040609/K0009201107002.html
火星の「水の歴史」、クレーターで決死の調査始まる
2004年06月09日(水)

 米航空宇宙局(NASA)は8日、火星探査車オポチュニティーを本格的なクレーターの内側へ進入させる作戦を始めた。二度と外へ出られなくなる危険もある決死の作戦だが、火星の「水の歴史」を知る上で貴重なデータが得られると期待されている。

 クレーターは直径130メートル。深さは20メートルを超えている。小惑星か彗星(すいせい)の破片が衝突してできたらしい。縁から5〜7メートルほど内側に入るだけで、露出している岩石を調べることができる。

 予定している進入路の傾斜は20度以下。地球での試運転で25度までの安全性を確認ずみだが、NASAは慎重にオポチュニティーを進め、米東部時間の9日にもクレーターの中に踏み込ませる予定だ。

 オポチュニティーはすでに地表近くに露出した岩石を調べ、かつて火星に大量の水が存在していたことを突き止めた。今回、より深い部分の岩石を調べることで、さらに昔の火星の環境に迫る。

31とはずがたり@異動:2005/05/22(日) 14:22:24
595 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/06/19(土) 12:21

ニュートリノに質量があるのと無いのでは何が違うのん?大学院で物理やってる人はここらには居ないのかね?乞う解説!

ニュートリノに質量の確率「99.99%」 高エネ研
http://www.asahi.com/science/update/0612/001.html

 素粒子ニュートリノの質量の有無を実験で調べている高エネルギー加速器研究機構(KEK)など世界10カ国の研究チームは「質量がある確率は99.99%」とする結果を得た。パリで開かれる国際会議で15日発表する。質量がある確率はこれまで99%とされてきた。

 実験は、天然のニュートリノに質量があるとの観測結果が98年に発表されたのを受けて、検証のために99年6月から続けられている。

 茨城県つくば市にあるKEKから、約250キロ離れた岐阜県飛騨市にある東京大宇宙線研究所の観測装置スーパーカミオカンデへ人工的に作ったニュートリノを飛ばした。今年2月までの実験で検出されたニュートリノは108個で、質量がなければ150個余りが検出されるはずだった。

 チームは02年6月、「質量がある確率は99%」と発表。実験には誤差があり、質量がないのに質量があるように見える現象が観測され結論を誤る確率が必ずある。データが蓄積するにつれて、誤る確率は減った。

 スーパーカミオカンデでは01年11月、心臓部の光電子増倍管が割れる事故があった。今回の結果には、修理後に再開された実験で得られたデータも使われている。

(06/12 00:33)

32とはずがたり@異動:2005/05/22(日) 14:25:48
604 名前: とはずがたり@宇宙開発推進派 投稿日: 2004/06/23(水) 01:40

民間初の有人宇宙飛行に成功 「国家」の独壇場に第一歩
http://www.asahi.com/science/update/0622/001.html

 民間による史上初の有人宇宙飛行に、米の航空機開発会社チームが米太平洋時間21日朝(日本時間22日未明)、カリフォルニア州のモハベ砂漠上空で成功した。飛行士1人が乗り込んだ宇宙船が高度100キロで3分間余りの宇宙飛行を達成し、無事帰還した。有人宇宙飛行は1961年に旧ソ連のガガーリン飛行士が初めて成功したが、今回の成功は、国家機関が担ってきた有人宇宙開発に民間が一歩を刻んだことになる。

 成功したのは航空機開発会社スケールド・コンポジッツ社が率いるチーム。同社は市民対象の宇宙観光の実現をめざしており、今回のプロジェクトは米マイクロソフト社の共同創業者ポール・アレン氏から資金の支援を受けている。

 同社の発表などによると、独自に開発した宇宙船スペース・シップ・ワン(重さ約3トン、3人乗り)は、スペースシャトルのように両翼がついた形。同社副社長でベテランテストパイロットのマイケル・メルビルさん(62)が乗り込んだ。

 21日午前6時47分ごろ、宇宙船を機体の下に取り付けた航空機がモハベ砂漠の飛行場を離陸した。約1時間後、宇宙船は高度15キロで切り離された後、ロケットエンジンを80秒間ほど噴射して音速の3倍まで加速。高度100キロに到達し、3分間余り、無重量状態で飛行した。その後、滑空して元の飛行場へ着陸した。

 スケールド社は、有人飛行を達成したチームに賞金1000万ドル(約11億円)が贈られる米民間団体主催の「アンサリX賞」に名乗りを上げている。合格基準は、2週間以内に2回、3人を乗せて高度100キロを飛行し、無事帰還すること。欧米など7カ国から20以上のチームが登録し競い合っており、今回の成功は「高度100キロ以上」の条件を初めてクリアしたことになる。

(06/22 01:02)

「チョコレートキャンデーが浮いた」 民間有人宇宙飛行
http://www.asahi.com/science/update/0622/002.html

 史上初めて民間で有人宇宙飛行に成功した航空機開発会社スケールド・コンポジッツ社副社長でパイロットのマイケル・メルビルさんは21日、「実に神秘的な体験だった」などと語った。

 CNNなどの報道によると、カリフォルニア州のモハベ砂漠に帰還したメルビルさんは、コックピット内で親指を立てて喜びを表し、「ロサンゼルスの海岸に浮かぶ島々の向こうに地球が丸いのが見渡せた」と話した。

 宇宙飛行に挑んだのは同社が率いるチーム。独自に開発した宇宙船で、高度100キロに到達し、無重量状態で3分間余りの宇宙飛行を達成した。「コックピットで、粒状のチョコレートキャンデーの袋を開けたら、宙に浮いた」と言う。

 同社は、有人飛行を達成したチームに賞金1千万ドル(約11億円)が贈られる米民間団体主催の「アンサリX賞」に名乗りを上げている。

 合格基準は、2週間以内に2回、3人を乗せて高度100キロを飛行し、無事帰還することとされる。欧米など7カ国から20以上のチームが登録して競っており、今回初めて「高度100キロ以上」の条件を満たした。

(06/22 12:38)

33とはずがたり@異動:2005/05/22(日) 14:33:52
642 名前: とはずがたり 投稿日: 2004/07/24(土) 15:40

ブラックホールの中でも情報は失われないのん?そもそも"情報"ってのが何だかよく判らないが…

ホーキング博士 自説“修正”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040724-00000029-san-int

「ブラックホールにのみ込まれた情報は完全に消滅する」
→「情報は再び現宇宙に漏れ出し、別宇宙にいかない」
 車いすの天才科学者として知られる英ケンブリッジ大学のスティーブン・ホーキング博士が、星が燃え尽きてそれ自体の重力でつぶれた天体・ブラックホールに関する自説を提唱してから約三十年を経た今、“誤り”があったことを認め、世界的な話題を呼んでいる。
 ホーキング博士はかつて、「ブラックホールにのみ込まれた情報は完全に消滅する。別の宇宙へ送りこまれている可能性もある」との理論を主張した。この理論は「情報が完全に消滅することはありえない」という法則との矛盾が指摘され、物理学会で大論争を巻き起こしてきた。
 ところが、イギリスの科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」がこのほど、ホーキング博士は自説を“修正”したと報じ、その中で博士は、現在は「ブラックホール内の情報は再び現宇宙に漏れ出す」との新たな考えを表明したという。
 さらに、ホーキング博士の従来説から推論されてきた、ブラックホールが“別の宇宙への扉”となる可能性についても、博士は「SFファンをがっかりさせて申し訳ないが、ブラックホール内に情報が残るのなら、別の宇宙へ情報が運ばれている可能性もなくなる」としたという。
 ブラックホールなど宇宙物理学の第一人者として知られる佐藤文隆・甲南大学教授(六六)は「近年研究が進んでいる量子計算、量子情報の考え方にホーキング博士が歩み寄った」と指摘する。「近年話題となっている量子計算では、情報は失われることなくすべて再現できる可逆的な量子過程に関心が集まっており、ブラックホールにも関連させて考えたのだろう」と説明。「新しい学問分野に、ホーキング博士が同調したといえる」と話している。
 (滝川麻衣子)
 ■ブラックホール 巨大な星が進化の最終段階に、自らの重力で内部崩壊を起こしてできた天体。ブラックホールには、接近するものは何でもとらえてしまう強力な重力場がある。あらゆるものは一度、ブラックホールに引きこまれると、その重力によって永久に脱出が不可能になると考えられている。ホーキング博士は1970年代、ブラックホールがエネルギーを放出して縮み、蒸発して消滅すると唱えた。(産経新聞)
[7月24日15時27分更新]

34とはずがたり:2005/05/27(金) 18:49:45
謎の爆発、極超新星が正体 存在したガンマ線バースト
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000009-kyodo-soci
 東京大や広島大、国立天文台などの研究グループは、2003年10月に確認された大規模な超新星爆発が、宇宙最大級の謎の爆発現象「ガンマ線バースト」を伴っていたとの観測結果を、27日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 観測したのは、星が一生の最後に爆発して明るく輝く超新星の中でも、爆発規模が特に大きい「極超新星」のSN2003jd。
 同天文台などは03年に、ガンマ線バーストの正体が極超新星だとの説を発表しているが、極超新星の中にはガンマ線バーストが確認されていないものもあり、これが難点になっていた。今回の観測結果は、極超新星爆発が、ガンマ線バーストの正体だとの説をさらに裏付けるものとなる。
(共同通信) - 5月27日6時20分更新

ガンマ線バースト
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AC%A5%F3%A5%DE%C0%FE%A5С%BC%A5%B9%A5%C8?kid=33674
ガンマ線で空を見ると数秒以下の短い間だけビカッと光る現象があり、ガンマ線バーストと呼ばれる。天文学用語。最初に発見したのはアメリカの核実験監査衛星で、地上の敵国を見張るつもりが、宇宙から予想だにしないモノを見つけてしまった。その報告があったのが1973年。発見当初は地球大気での現象だとか、太陽系内だとか、銀河系内だとか言われてた。90年代になると、この現象は天の川に集中しておらず全天に均一に分布していることが報告されて、銀河系外の現象らしいことがわかる。で、問題はむっちゃ遠方かわりかし近いかで、遠方なら超新星以上の爆発エネルギーになるので、どーしよー、という話になってた。ところが、1997年、ついに可視域で対応天体の同定に成功して、そのスペクトルからなんとでかい赤方偏移を検出=宇宙論的な距離なことが判明。超新星の数百倍のエネルギーを誇る、宇宙最大の爆発現象として一躍天文学の一大ムーブメントになる。2003年には超新星との直接の関連が観測的に確認され、とりあえず超新星にともなうジェットであることが確定した。ガンマ線バースト天文学は黎明期を抜けて発展期へと突入。現在に至る。

35とはずがたり@転載:2005/05/30(月) 01:23:09

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/1871/
関東地方の地下に第4のプレートか  地震想定見直しも

36とはずがたり:2005/06/01(水) 22:37:36
巨大地震の予兆じゃないといいけど。。

東京湾で地震相次ぐ 気象庁「短時間に3回珍しい」
2005年06月01日21時38分
http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY200506010252.html?t1

 1日午後8時44分ごろ、東京湾を震源とする地震があり、東京都大田区、横浜市緑区、川崎市川崎区で震度3、東京都千代田区、千葉県浦安市などで震度2を観測した。東京湾周辺では同7時6分、同7時40分ごろにも地震があり、東京都千代田区や川崎市中原区などで震度2の揺れが続いた。

 気象庁によると、震源はいずれも多摩川の河口付近の深さ約50キロ。地震の規模は午後8時44分がマグニチュード(M)4.2、7時40分がM3.7、7時6分がM3.9と推定される。東京湾周辺は陸側のプレートの下にフィリピン海プレート、さらにその下に太平洋プレートがあり、複雑に絡みあっているが、今回の地震の震源地はいずれもフィリピン海プレートの上面付近か、フィリピン海プレートと陸側のプレートの境界付近とみられている。

 同庁は「付近ではこのくらいの規模の地震が起こることはある。ただ、これだけ短時間に3回は珍しい」と話している。

38とはずがたり:2005/07/03(日) 15:55:10
新島できんかね〜?

海底火山?南硫黄島付近で高さ1000mの水蒸気
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050702-00000215-yom-soci

 2日午後5時45分ごろ、東京都小笠原村の南硫黄島から北北東約6キロの太平洋上で、高さ約1000メートルにわたって水蒸気が上がっているのを、海上自衛隊硫黄島航空基地の隊員が見つけた。

 海底火山の活動が活発化している可能性があり、防衛庁から連絡を受けた海上保安庁が3日朝、現場海域へ小型ジェット機を派遣して確認にあたる。

 防衛庁によると、海自の救難ヘリコプターが上空から確認したところでは、水蒸気は直径約50〜100メートルで、海面付近には赤い光が確認されたという。

 気象庁によると、現場付近には地震計がない。約300キロ北東の父島付近にある地震計では、地震は確認されていないという。

 今回の現場付近には、「福徳岡ノ場」と呼ばれる海底火山があり、1986年1月の噴火で三日月形の新島が一時出現したが、同年3月に水没。火山性の海水変色は、毎年数回確認されている。南硫黄島は無人で、同島の約60キロ北北西にある硫黄島には、海上、航空の両自衛隊基地があり、隊員約350人、建設会社の作業員ら約60人が滞在している。
(読売新聞) - 7月3日3時6分更新

39とはずがたり:2005/07/17(日) 19:04:10

ディスカバリー:打ち上げ延期、長期化も NASAは苦慮
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050717k0000m040093000c.html

[ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)元村有希子] 野口聡一飛行士(40)が搭乗する米スペースシャトル「ディスカバリー」が、部品の不具合から、打ち上げ直前で足踏みしている。米航空宇宙局(NASA)は、「打ち上げは早ければ来週後半(21日以降)になる」と説明しているが、さらに先に延びる事態も予想される。コロンビア事故(03年2月1日)以後初の飛行となる今回は、わずかなミスも許されない状況で、NASAは安全への要求と時間の制約のはざまで苦慮している。

 ◆センサーが誤作動

 打ち上げ延期の原因となった問題の部品は、外部燃料タンクの底にある4個の「枯渇センサー」の1個。燃料の液体水素の残量が5%を切ると作動、信号を受け取った機体は3基のエンジンを停止する。

 重量約2000トン(積み荷含む)ものシャトルを高度150キロの宇宙空間まで運ぶには、適量の燃料を上手に使って、エンジンをタイミングよく停止させる必要がある。センサー作動が早すぎると、シャトルが十分な高度に達しないままエンジンが止まり、緊急着陸の危機に直面する。逆に遅すぎると、燃料供給のバランスが崩れてエンジンが爆発する危険がある。

 シャトルでは、4個のうち2個が壊れても正常に働くよう設計されているが、NASAの規則では、4個とも正常に作動しなければ打ち上げられない。

 技術者たちは現在、配線やコンピュータープログラムなど、比較的手のつけやすい部分から、消去法で原因を絞り込んでいるが、手がかりはつかめていない。今後、調査は複雑な部分に入っていく。精密な回路が入り組む機体側の「ボックス」と呼ばれる電子機器や、タンク本体の調査だ。

 ◆検査軽視の代償?

 厳しい安全基準を設けながら、センサーに関する検査を、これまでNASAは軽視してきた。

 今年4月、燃料をタンクに入れて実施した検査で、今回と同じ「枯渇センサー」が誤作動する出来事があった。改良を加えて5月に再検査したところ、正常に作動した。

 6月にタンクを別の新品に取り換えた際、NASAは「仕様が同じ」という理由で、燃料入りの検査を省略した。実施していれば、早めに対処できた可能性がある。

 15日の会見で「(最初のシャトル打ち上げから)20年あまり経過しても、こうしたトラブルが起きることをどう思うか」と記者から質問された統合システム責任者のジョン・ムラトア氏は「空港で飛行機に乗るのと違って、シャトルはたいへん複雑な乗り物だ。我々も毎回、学ぶことがある」と、シャトルが発展途上であることを強調。グリフィン長官も12日、「シャトルは113回飛行したが、依然、実験段階だ。有人宇宙飛行はいまでも危険なビジネスだ」と言い切った。

 ◆7月中の打ち上げ可能期間は31日まで

 今後、これら調査自体に時間がかかるうえ、原因が見つかった場合の対処も難しくなる。

 例えば、センサー本体を調べるには、ディスカバリーを発射台から組み立て棟に戻し、タンクを機体から外さなければならず、そうなれば長期の延期は避けられない。

 シャトルは打ち上げに適した期間が決まっている。今回はドッキングする予定の宇宙ステーションの位置が日々変わっていること、さらに打ち上げ時に機体に損傷がないか確認できるよう、明るい昼間に打ち上げるためだ。可能期間は7月は31日までで、次は9月9日以降となる。

毎日新聞 2005年7月16日 21時41分

40とはずがたり:2005/07/23(土) 20:21:10
結構大きい奴が来たようで・東京方面の皆様大丈夫でしたでしょうか?

東京・足立区で震度5強、関東各県で5弱
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050723/20050723it11-yol.html
2005年 7月23日 (土) 16:45

(読売新聞)
 23日午後4時35分ごろ、千葉県北西部を震源とする強い地震があり、東京都足立区で震度5強、埼玉、千葉、神奈川の各県で震度5弱を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約73キロ、マグニチュードは6・0(暫定値)と推定される。当初、震源の深さ約90キロ、マグニチュードを5・7と発表したが、その後修正した。

 震度4以上の主な各地の震度は次の通り。

 ▽震度5弱 埼玉県草加市、鳩ヶ谷市、八潮市、三郷市、千葉県市川市、船橋市、浦安市、木更津市、神奈川県横浜市、川崎市

 ▽震度4 東京都千代田区、中央区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、荒川区、江戸川区、三鷹市、西東京市、多摩市、神奈川県横須賀市、鎌倉市、茅ヶ崎市、三浦市、海老名市、綾瀬市、小田原市、相模原市、厚木市、埼玉県さいたま市、川口市、戸田市、和光市、春日部市、狭山市、鴻巣市、久喜市、千葉県千葉市、柏市、佐原市、我孫子市、佐倉市、松戸市、鎌ヶ谷市、習志野市、君津市、袖ヶ浦市、館山市、印西市、四街道市、富津市、成田市、野田市、茨城県取手市、つくば市、守谷市、坂東市、稲敷市、筑西市、佐野市、水海道市、静岡県熱海市、栃木県佐野市

東京・目黒区で火災、江戸川区では高圧線落下
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050723/20050723i211-yol.html
2005年 7月23日 (土) 17:28

 東京消防庁によると、23日午後5時現在、目黒区下目黒の民家で火災が発生しており、江戸川区南小岩で高圧線が落下した。いずれもけが人は出ていない。

 また、新宿、品川、足立、豊島区など6か所の建物でエレベーターが停止し、中に人が閉じ込められている。救急隊が救助に向かっている。

41とはずがたり:2005/07/28(木) 22:10:38
どうも原因不明が多すぎる。なかなか安定しないねぇ。。

また巨大断熱材片落下…次のシャトルは当分見合わせ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000104-yom-soci

[ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=笹沢教一] 日本人宇宙飛行士・野口聡一さん(40)が搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー」の外部燃料タンクから、断熱材とみられる破片が長さ最大約80センチにわたってはがれ落ちていたことが打ち上げ直後に撮影した画像の分析で27日、明らかになった。

 タンクから落下した破片はコロンビアの翼前縁を傷つけ、事故の直接原因となった。米航空宇宙局(NASA)のパーソンズ計画部長は同日の記者会見で「破片落下の問題が解決するまで今後の飛行は行わない」と明言し、当面新たな打ち上げを見合わせる意向を表明した。原因特定には最低でも1〜3か月かかると見られ、再開2号機「アトランティス」の9月の打ち上げは困難になり、今後のシャトル計画に深刻な影響が及ぶのは必至だ。

 NASAによると、破片は打ち上げの約2分後、タンクの液体水素配管の接続部付近から細長い短冊状に落下した。長さは60〜84センチ、幅は25センチあると推定され、コロンビア事故で左翼の前縁を傷つけた約50センチの断熱材片よりも長い。別の画像には、機体とタンクをつなぐタンク側接続部分の根元にも小さな破片が二つ写っている。

 ディスカバリーは、機体底部の耐熱タイルに4センチほどの小さなはく離がすでに見つかっているほか、翼の前縁部のセンサーからは、何かが衝突したとみられるデータが検出された。27日午前(日本時間27日深夜)まで行われたロボットアームによる機体損傷検査などでは「落下した破片が機体に深刻な損傷を与えた兆候は発見できなかった」(ヘイル副部長)としている。

 28日午前(同28日夜)に行われる国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキング直前には、ISSの望遠デジタルカメラを使った機体底部の損傷検査などを通じ、詳しく再確認を行う。

 タンク自体は、すでに機体から切り離されており、ディスカバリーの飛行に直接の影響はない。
(読売新聞) - 7月28日14時38分更新

42とはずがたり:2005/07/30(土) 12:07:46
天王・海王・冥王の次は何王なんでしょうか?楽しみですなぁ。

太陽系10番目の惑星発見 NASA発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000063-kyodo-soci

 太陽系で10番目となる新たな惑星を発見したと、米航空宇宙局(NASA)が30日、発表した。惑星は冥王星や海王星の軌道より外側で、氷の塊が集まったカイパーベルトと呼ばれる帯の中にあり、冥王星より大きいとみられるという。
 この発見が事実と確認されれば、地球の“兄弟星”の発見は1930年の冥王星以来となる。
 発表によると、惑星はカリフォルニア州にあるパロマ天文台のサミュエルオースティン望遠鏡で、2003年10月31日に撮影された。しかし見つかった場所が、太陽から地球までの距離の97倍と遠かったため、動きがはっきり確認できず、今年1月にあらためてデータを分析し、大きさなどから惑星であることを確認した。
(共同通信) - 7月30日11時53分更新

太陽系に10番目の惑星、冥王星より大?…NASA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000003-yom-soci

[ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=笹沢教一] 米航空宇宙局(NASA)は29日、米カリフォルニア工科大などのチームがカリフォルニア州パロマ天文台の観測で、太陽系の最遠部に冥王星より大型と見られる天体を発見したと発表した。

 NASAは、太陽系10番目の惑星としている。

 これまでも10番目の惑星の候補とされる天体が太陽系の縁辺部で見つかっているが、冥王星よりも小さいことから「惑星とは呼べない」と判断されてきた。今回の“新惑星”は、暫定的な分析で、冥王星と少なくとも同じか、1・5倍近い大きさがあるという。現在、正確な大きさを特定する作業を進めており、約半年後には正確なサイズが確定できそうだとしている。

 発見された新惑星は、「2003UB313」と呼ばれ、地球と太陽の距離の約100倍も離れた「カイパーベルト」と呼ばれる小天体が集まった領域に存在する。カイパーベルトに存在する天体の中で3番目に明るいという。

 2003年10月に観測されたが、距離が遠いために詳しいことがわからず、今年1月に観測データを詳しく再分析した結果、太陽を周回する大型天体と判明した。

 現在の観測で、新惑星は冥王星などと同じように、岩や氷の塊と推定されている。スピッツァー宇宙赤外線望遠鏡の観測で見つけられないことから、月よりは小さいと見られている。

 観測チームによると、新惑星の正式名は未公表だが、すでに国際天文学連合に提案されたという。
(読売新聞) - 7月30日11時49分更新

44とはずがたり:2005/09/17(土) 19:49:45
洞窟とか探検とか隊長とか男の子の心を揺さぶりますなぁ。

<無名の洞くつ>実は9150メートルで全国2位と判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000060-mai-soci

 鹿児島県沖永良部島(おきのえらぶじま)にある全国的には無名だった鍾乳洞「大山水鏡洞(おおやますいきょうどう)」(知名町)が、総延長9150メートルで全国2位の長さの洞くつであることが、沖永良部島洞窟(どうくつ)探検隊(隊長、牧野浩典・東海大助教授)の調査で分かった。今後調査が進めば、全国最長の岩手県岩泉町の安家洞(あっかどう=1万2736メートル)を抜く可能性もあるという。23〜25日に滋賀県多賀町で開かれる日本洞窟学会で報告される。
 ◇鹿児島・沖永良部島の大山水鏡洞…東海大助教授ら調査
 洞くつ探険愛好家でつくる同探検隊は、昨年1月〜今年1月に計3回延べ18日間、大山水鏡洞を調査した。04年1月の調査で、別々の洞くつと考えられていた長さ50〜2688メートルの四つが、内部でつながっていることを確認。総延長は5206メートルまで伸びた。同年8月に、別の二つの洞くつ(計約3100メートル)ともつながっていることが判明。今年1月には、計576メートルの新たな洞くつの通路を発見するなどして総延長は9150メートルとなり、2位の秋芳洞(山口県秋芳町、8790メートル)を抜いた。
 洞くつ内では、直径10メートル以上ある国内最大級の石柱のほか、天井から2メートルほど垂れ下がったカーテン状のものや、内部の池で生成された直径数センチのケイブパール(洞くつ真珠)など貴重な鍾乳石が多数見つかった。入り口から約250メートル付近のホール(広い場所)では、鍾乳石で覆われた人骨一体も見付かった。
 ◇最長の可能性も
 牧野さんは「パズルのピースが合うように次々と洞くつ同士が接続され、大きな一つの洞くつの姿が明らかになった。未調査の通路も多数あり、さらに総延長が伸びる可能性は大きい」と話す。
 沖永良部島は奄美群島の一つで、周囲約50キロ、面積約94平方キロ。サンゴ礁が隆起して出来た石灰岩質の島で、地下には大小200近くの鍾乳洞があるが、未調査のものも多い。【須田桃子】
(毎日新聞) - 9月17日15時17分更新

45名外しさん:2005/09/20(火) 01:02:21
え?これから調査スか?!

仮設住宅になお623人 福岡沖地震から半年
2005年09月19日23時37分

http://www.asahi.com/national/update/0919/SEB200509190007.html

 福岡県と佐賀県で最大震度6弱を観測した3月の福岡沖地震から20日で半年となる。余震は減少傾向にあるが、福岡市では今も600人を超える市民が仮設住宅での生活を余儀なくされている。家屋被害が集中した玄界島(福岡市西区)では住宅再建に向けた調査が始まるなど、復興に向けた歩みが続いている。

 福岡沖地震では1人が死亡、重軽傷者は1000人を超えた。福岡市内の仮設住宅には8月末現在で225世帯623人が暮らしている。うち玄界島の住民が516人を占め、島とかもめ広場(同市中央区)で離ればなれの生活を送っている。

 玄界島の復興については、市が土地や建物を買い上げる「小規模住宅地区改良事業」で住民も合意。集合住宅や戸建て住宅を造成する方向で協議しており、被災住宅の買い取り価格を決めるための建物調査も始まっている。年明けの解体工事着手を目指す。

 福岡管区気象台によると、体に感じる余震は19日までに398回を数えたが、9月は7回にとどまっている。九州大地震火山観測研究センターの観測では、地震直後に見られた震源周辺の地殻変動は6月にはほぼ止まった状態になった。

46名外しさん:2005/09/20(火) 01:06:29
>>45
> 被災住宅の買い取り価格を決めるための建物調査も始まっている。
あ、っと。始まっている、のね(汗)。
今年の虫の多さ、「前兆」で無くてホシイ。

48とはずがたり:2006/01/01(日) 14:11:21
宇宙の暗黒物質発見へ新検出器 伏見・徳島大助教授ら開発
http://www.topics.or.jp/Lnews/lnews.php?id=LN2005123101000009&gid=G50

 徳島大学総合科学部の伏見賢一助教授(宇宙物理学)らの研究グループが、宇宙全体の約9割を占めるといわれ、世界各国の研究者が発見に躍起となっている暗黒物質の有力候補である素粒子ニュートラリーノの発見に向け、新たな検出器を開発した。

 ニュートラリーノは、ヨウ素原子と衝突すると蛍光を放出するとされ、これまでは何百キロもある巨大結晶で蛍光をとらえようとする手法が主流だったが、伏見助教授らは結晶を小型化して検出精度を高める手法に方向転換。手のひらサイズの結晶板を用い、来年度から観測を始める。

49名無しさん:2006/01/08(日) 00:43:03
祈り包む光のベール…シベリア
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060107i513.htm?from=main5
写真
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/MM20060107213631653M0.htm

ロシア正教のクリスマスイブの6日、シベリアでは教会の上にオーロラがかかった(川口敏彦撮影) 【チェルスキー(ロシア・サハ共和国)=佐藤淳】ロシアのシベリア地方では、氷点下40度の猛烈な寒さが続いている。

 北極海に面したサハ共和国のコリマ川下流の小さな町チェルスキーでは、エメラルドグリーンに輝くオーロラの下、クリスマスの礼拝が行われた。

 ロシア正教のクリスマスは7日。ソ連崩壊後にできた木造の質素な教会に約70人の信者が集まり、祈りをささげた。

 上空では華麗な光のショーが約1時間続き、ベールをかけたような光の帯が上空で刻一刻と姿を変えた。

 オーロラは、太陽から放射されている電子などが地球の大気中の窒素、酸素などの分子に衝突して光る現象。

(2006年1月7日21時30分 読売新聞)

50杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/01/25(水) 19:09:59
本家アメリカのスターウォーズ計画は実験成果を水増ししたりなんかして税金の無駄遣いとの批判からお蔵入りになりましたが、日本もこれからスターウォーズ計画を手がけるつもりなんですかね。まるでこの辺り高速増殖炉&核サイクルと似ているなぁ・・・・・

宇宙の「防衛目的」利用を提言へ 自民特別委
http://www.asahi.com/science/news/TKY200601250291.html
2006年01月25日

 防衛目的の宇宙開発を厳しく制限してきた国の「宇宙平和利用原則」について、自民党の宇宙開発特別委員会は、政府解釈の見直しを求めることを決めた。宇宙の平和利用を「非軍事目的」と解釈してきた政府に対し、非攻撃的な防衛目的の利用は容認するよう求める。3月に中間報告をまとめ、8月に政府へ提言することを目指すという。実現すれば、69年以来の大きな転換となる。

 宇宙平和利用原則は69年に国会決議され、政府は「非軍事目的」とする解釈を示した。85年には、自衛隊が衛星を利用する場合でも、民生分野で「一般化」した技術に限定するとの政府見解をまとめた。98年の北朝鮮による弾道ミサイル発射をきっかけに政府が開発した情報収集衛星の解析度も、1メートル四方と、民間衛星の水準にあわせた。

 自民党政務調査会の宇宙開発特別委員会は「日本の解釈は国際的に特異」として、非攻撃的な防衛目的の利用は認めるよう働きかける方針。27日の会合から検討を始める。ただ、党内や政府内の理解は十分には深まっておらず、実現するか流動的だ。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://professorgiko.fc2web.com/
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51とはずがたり:2006/02/06(月) 01:55:40

“古着宇宙服”再利用、送信機付け軌道に投入 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/saitama.html?d=04yomiuri20060204i207&cat=35&typ=t

[ワシントン=笹沢教一] 使い古したロシア製宇宙服に送信機を取り付けた宇宙服衛星「スーツサット1」が3日夕(日本時間4日朝)、国際宇宙ステーションで船外活動中の飛行士の手で、宇宙空間へ“軌道投入”された。

 宇宙との交信を楽しもうというアマチュア無線家らの計画で、廃物利用のこうした試みは世界で初めて。

 スーツサットは送信機やデータの入ったCD、温度計などを内蔵し、ヘルメット部分には操作盤とアンテナが取り付けられている。送信機からは、埼玉・入間市児童センターのクラブで活動している小学生のメッセージなど6か国の音声が145・990メガ・ヘルツのFM電波で地上へ送られ、アマチュア無線機などでの受信が可能という。

 米航空宇宙局(NASA)によると、1〜2週は衛星として機能することを想定しており、電源次第だが、少なくとも数日間は送信を続けると見られている。徐々に高度を下げ、最大でも6週間で大気圏に突入し燃え尽きる。日本アマチュア無線連盟のサイト( http://www.jari.or.jp/ )で受信方法を解説している。

[ 2006年2月4日14時1分 ]

54とはずがたり:2006/03/16(木) 14:48:03
巨大な二重らせん星雲 銀河系中心近くで発見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060316-00000022-kyodo-soci

[ワシントン14日共同] 2本のひもが緩く絡み合ったような「二重らせん」状の星雲が、地球を含む銀河系の中心近くで見つかった。米カリフォルニア大ロサンゼルス校などのチームが米航空宇宙局(NASA)の赤外線宇宙望遠鏡で観測し、15日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 星雲には渦巻きやもやもやした塊のような形状が多く、今回のような二重らせんの発見は極めて珍しいという。
 星雲は、観測された部分だけで約80光年の長さがあり、銀河系の中心にある巨大ブラックホールから、約300光年しか離れていなかった。地球は中心から2万5000光年余りの距離にある。
(共同通信) - 3月16日7時24分更新

55杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/03/30(木) 23:54:49
株価暴落しーの、株主から損害賠償起こされるだの、身包み剥がされかねない事態なのにこの余裕・・・・・(゚Д゚;)

ホリエモン「宇宙ビジネス続けたい!」
(ゲンダイネット - 03月30日 12:58)

 独居房生活も60日余りに及ぶホリエモンこと堀江貴文被告(33)だが、相変わらず意気軒高のようだ。東京拘置所内から「宇宙ビジネスは続行したい!」という強い意志を親しい関係者に伝えていることが分かった。

 一部報道によるとホリエモンは1月16日にライブドアへのガサ入れが始まった直後も、その2週間後に海外で開かれる宇宙関連会議に出席する意向を持っていたという。

 ホリエモンは昨年10月に国際宇宙会議で、08年にも個人として宇宙旅行ビジネスへの参入を高らかにブチ上げている。

 その“熱い思い”は、逮捕され拘置所暮らしが長引いても少しも変わらず、ライブドアがUSENに乗っ取られ解体されても宇宙事業だけはホリエモン個人として続ける意向のようだ。

 前取締役の宮内亮治被告(38)らかつての仲間は東京地検特捜部の取り調べに容疑を認めて次々保釈。ホリエモンもすっかり弱腰になり、粉飾決算について認める供述を始めたとの報道もあった。が、どっこい、依然として強気で徹底抗戦の構えを崩していないようなのだ。

【2006年3月27日掲載】

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57とはずがたり:2006/05/02(火) 12:08:04
凄いね

黄砂、4年ぶりの猛威 中国では死者
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060502/K2006050200730.html
2006年 5月 2日 (火) 11:40

 黄砂が4年ぶりに東アジアで猛威をふるっている。発生源に近い中国では砂嵐で死者が出た。風下の韓国では外出も思うに任せない。日本でも今年は降る範囲が広く、しかも長引く見込み。今年の五月晴れは、ちょっと視界が悪そうだ。

 中国北部では今春すでに13回黄砂が吹き、02年以来の多さとなった。各地で黄砂による被害が伝えられている。内陸部・甘粛省では4月9日、工事現場に向かっていた男性18人が黄砂の嵐で行方不明になり、うち2人が死亡した。黄砂の飛散が多い内モンゴル自治区のフフホトでは、呼吸器の異常を訴えて診察を受ける人が例年より5割も増えたという。

 同16日夜から17日にかけては30万トンもの黄砂が降り注ぎ、「砂漠のよう」(国営新華社通信)になった北京では、「08年の五輪の最中に黄砂が吹いたらどうするのか」と心配する声が出始めた。国家林業局の担当者は「五輪が開かれる8月には例年黄砂は少ない」「植林などの防止策が08年までには成果をあげる」。当局は懸念の打ち消しに必死だ。

 ソウルは今年、延べ11日間も黄砂の来襲に見舞われた。33年間の平均3.6日を大きく上回り、新聞は「黄砂テロ」などと報じた。「子どもやお年寄りが外出できない」と市民にいらだちも募る。

 中でもひどかった4月8日の飛散は「スーパー黄砂」と呼ばれた。「大したことはない」と予報した気象庁に抗議が殺到。李萬基(イ・マンギ)長官が同庁始まって以来の「国民への謝罪」を表明した。

 「テロ対策」として、なぜかブタの三段バラ肉焼き「サムギョプサル」が大流行している。ブタの脂やニンニクが「のどのホコリを退治する」と信じられ、普段は宴会のごちそうなのに、昼から店がごった返す。

 家電メーカーによると、空気清浄機も平時の倍以上売れ、外出も控えるため通信販売の比率が全体の8%から倍増したという。

     ◇    

 全国的に黄砂に注意するよう呼びかける黄砂情報は今年、すでに4回出た。02年の最大の飛来を受け、気象庁が04年から出しているが、昨年までは1回しか出ていない。

 気象研究所の田中泰宙研究官は「中国内陸部が乾燥しているうえ、偏西風の蛇行が日本に黄砂を持ってきやすいコースになっている。5月からは徐々にコースが変わるが、今年は黄砂の飛来が少し長めになるかもしれない」と心配する。

 気象庁によると、今年日本で黄砂が確認された「のべ日数」は、4月30日現在で572日。1カ所で確認されれば1日で、10カ所で観測されれば10日という計算だ。すでに過去3年を大幅に超えた。東京都心で6年ぶり、千葉市で18年ぶりなど東日本でも目立つ。

 今年の大量飛来の原因の一つは、中国内陸部の高温少雨だ。気象庁によると、中国東部や中央アジアでは3月の平均気温が平年に比べて最大で6度も高い異常高温となった。高気圧に覆われ、晴れて降水量も少ない。

 飛来する黄砂の粒子も気になる。名古屋大学大学院環境学研究科の長田和雄助教授らは、富山県の立山連峰で、雪に交じる黄砂の分析を進める。

 通常の数倍、直径0.01ミリ以上の粒子も見つかっている。この大きさだと通常は、中国や韓国で落ちてしまうはずだ。

 さらに、アジアで顕著なのが、黄砂や汚染物質でできるとされる「褐色の雲」だ。気象研究所は中国とともに、この雲の解明を進めようと計画している。三上正男・第二研究室長は「通常の雲と違い、発生の仕組みはわかっていない。褐色雲を含め、黄砂が東アジアの気候にどんな影響を与えるのか、各国が協力して解明していく必要がある」と話している。

58名無しさん:2006/05/08(月) 23:07:37
英国防省「UFOは存在しない」 4年かけ調査、報告書公開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000026-san-int

 【ロンドン=蔭山実】未確認飛行物体(UFO)目撃証言をめぐり、英国防省が四年間をかけた調査の結果、「地球外生命の存在を裏付ける証拠はなかった」とする極秘報告書を二〇〇〇年に作成していたことが判明した。情報公開法によって、英大学の教授がその内容をBBCテレビなどに明らかにした。
 国防省の極秘報告書は「英国における未確認飛行現象」とのタイトルで、全四百ページに及び、表紙には「極秘」のスタンプが押されている。公開にあたってもごく少数の複写だけが認められ、作成者の氏名はなお明らかにされていないという。
 報告書は数々のUFO目撃証言を調査した結果から、「自然界の物理的な力以外に敵対するような現象が存在する証拠はみられない。危険を引き起こすような確たる物体が存在しているという証拠もなかった」とし、UFO目撃は自然現象による錯覚だと結論づけている。
 地球外生命の存在に関心を持つ多くのUFOファンには不満が残る結果となったが、国防省報道官は「UFOが実際に存在することを示す証拠は不十分との結論に至った。新たな証拠が出ない限り、これ以上の調査は難しい」と話している。
(産経新聞) - 5月8日15時24分更新

UFOはエイリアンではなく自然現象=英報告書
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000419-reu-ent

 [ロンドン 7日 ロイター] 英国防省は7日、エイリアンが地球を訪れたとする見方を否定する報告書の存在を明らかにした。
 同省が確認した400ページに及ぶ同報告書は2000年12月に完成、未確認飛行物体「空飛ぶ円盤」は、流星や大気現象などの単なる自然現象によるものにすぎないとしている。
 BBCが報道した報告書の抜粋では「UFO現象が、敵意のあるものや自然の力以外に支配されたものであることを示す証拠は一切ない」としている。
 国防省の報道官によると、同報告書の全文は5月15日に同省のウェブサイトに掲載される予定。
(ロイター) - 5月8日16時20分更新

59とはずがたり:2006/05/20(土) 22:37:00

すげえ,すげえ。けど,蚕のさなぎ喰わされるとは宇宙開発も楽じゃないね・・

火星で養蚕、サナギ食料に=手軽な動物たんぱく源−「農場」を構想・宇宙機構教授
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060520-00000048-jij-soci

 将来、火星の長期有人探査を国際協力で行う際には、温室ドームで稲などを栽培するほか、桑の木を植えてカイコを飼い、サナギを動物たんぱく源として食べるのが有望−。宇宙航空研究開発機構の山下雅道教授(58)がユニークな「宇宙農場構想」をまとめ、このほど千葉市で開かれた日本地球惑星科学連合の大会で発表した。
 山下教授は昨年1月から、医学、農学、食品科学など多様な分野の専門家約70人と「宇宙農業サロン」の会合を重ね、この構想を研究。「日本は優れた養蚕技術と伝統的な食文化を生かすのが有利だ。ドーム内でほぼ完全なリサイクルが求められる宇宙農業研究は、地球上での安全な有機農業にも役立つ」と話している。 
(時事通信) - 5月20日15時1分更新

60とはずがたり:2006/05/27(土) 12:54:54
物理学もここに投下

「透明マント作れます」英の学者ら開発理論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060526-00000307-yom-soci&kz=soci

 英米の科学者らが26日、米科学誌サイエンス電子版に、「物体を見えなくする素材の開発は可能」とする論文を発表した。

 この理論を基に開発が進めば、小説「ハリー・ポッター」に登場する透明マントの作製も夢ではなくなりそうだ。

 光は普通、物体に当たって反射したり散乱したりするため、人間は物体を見ることができる。

 英セントアンドリュース大のレオンハルト教授らによると、光の進む方向を制御できる特殊な微細構造を持つ複合素材を開発できれば、川の水が丸い石に妨げられず滑らかに流れていくように、光が物体を迂回(うかい)して進む。

 この場合、人間の目には、そこには何もないように見え、影もできない。
(読売新聞) - 5月26日17時25分更新

61名無しさん:2006/06/03(土) 22:44:37
セカンドインパクト

南極に巨大クレーター、海洋生物9割絶滅の隕石跡?
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060603i205.htm

 【ワシントン=増満浩志】南極の氷床下に直径約500キロに及ぶ巨大クレーターが横たわっていることを、米国とロシア、韓国の共同研究グループが突き止めたと発表した。

 古生代と中生代の境目にあたる2億5000万年前に、海洋生物の90%以上が絶滅したとされているが、研究グループは「ここに落ちた隕石(いんせき)が原因ではないか」と推測している。

 巨大クレーターを発見したのは、米オハイオ州立大のR・フォンフリーズ教授を中心とするグループ。上空からレーダーで測定した地形と、衛星による重力データを重ね合わせた結果、重力が周囲より強い区域が直径約300キロにわたって広がり、それを同約500キロの円形の尾根が囲んでいることが分かったという。

 グループは「直径約50キロの隕石が落下し、衝撃で深部のマントル物質が上昇してきた跡」と判断している。

 このクレーターは、メキシコのユカタン半島にあるクレーター(直径約300キロ)より大きく、隕石も、同半島に6500万年前に落ちて恐竜を絶滅させた隕石(直径約10キロ)より巨大で、研究グループは「ゴンドワナ大陸(太古の超大陸の一つ)の分裂にもつながった可能性がある」と指摘している。

 2億5000万年前の生物絶滅を巡っては、その原因につながるとされる隕石落下の跡がオーストラリア北西沖でも一昨年に報告されているが、定説にはなっていない。

(2006年6月3日14時35分 読売新聞)

62小説吉田学校読者:2006/06/18(日) 09:06:18
密室にカップラーメンというのもキツイと思ったけど、キムチはもっときついんじゃないのかな。次に日本人飛行士が搭乗するときは納豆かな。納豆菌とか。こうやって、欧米の飛行士は辟易するのであります。

韓国初の宇宙飛行士、キムチ抗がん剤など実験か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060616-00000009-yonh-kr

 <ソウル15日聯合>2008年に国際宇宙ステーションに派遣される韓国人初の宇宙飛行士は、宇宙空間でキムチ乳酸菌を利用した抗がん剤や幹細胞成長促進剤の開発実験を行うことになりそうだ。生命工学関連のベンチャー企業、バイオトロンは15日、「韓国宇宙人任務開発コンファレンス」でこうした実験内容について政府と協議していると明らかにした。
 微生物遺伝子のうち約16%は、宇宙空間でしか発現しないといわれている。バイオトロンは、キムチ乳酸菌のうち最も代表的な菌株3〜4種をISSで培養し、抗がんや幹細胞成長促進の効果があるかを研究すると同時に、そのメカニズムを強化した新しい乳酸菌の開発に乗り出す。
 宇宙飛行士事業の民間協力企業として参加しているバイオトロン関係者は、キムチ乳酸菌は韓国独自の研究であることから象徴的な意味があると説明、「ISSからの実験データは新薬開発の糸口になる可能性があるだけに、宇宙飛行士の任務にぜひ盛り込みたい」と話した。
 事業を担当する科学技術部と韓国航空宇宙研究院はプロジェクトをまとめた後、ISSを運営するロシア側との協議を経て、宇宙飛行士の最終研究課題を決める方針だ。
 韓国初の宇宙飛行士は、年末までに4段階の選定過程を経て2人を選抜する。この2人は2007年から15か月間ロシアの訓練センターで教育を受け、2008年4月にソユーズ宇宙船に搭乗する。

63小説吉田学校読者:2006/06/18(日) 09:44:39
天気関係もこっちでいい?
関東は予報は外れるわ、大雨だわ。ひどすぎ。関東はスコールみたいな大雨が降りすぎです。特に海沿いの大雨がひどい。今年は太平洋高気圧がジメジメしすぎなのではないでしょうかねえ?

常磐線は海沿いを走るので、台風対策万全のはず(防風林多いし、海が見えるのはカーブ沿いだけ)なのだが、集中豪雨には弱い模様です。

大雨:県内で住宅浸水、土砂崩れ相次ぐ JR常磐線も運転見合わせ /茨城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060617-00000129-mailo-l08

 県内は16日、梅雨前線の活動が活発化したことに伴って大雨に見舞われ、県北地域を中心に土砂崩れや住宅浸水などの被害が出た。けが人はなかった。水戸地方気象台によると、15日午後3時以降の降り始めからの雨量は、北茨城市が189ミリ、水戸市が54ミリ、土浦市が59ミリだった(いずれも16日午後5時現在)。
 常陸大宮市照山では民家裏の土手が幅約10メートル、長さ約8メートルにわたって崩落。民家の壁まで達し、窓ガラス1枚が割れた。北茨城、常陸太田市の計4カ所でも土砂崩れがあった。大子町では県道の一部が陥没。五霞町では1棟が床上浸水し、北茨城市などで計7棟が床下浸水した。
 JR常磐線は午前10時50分ごろから午後3時40分ごろまで、勝田―大津港間で上下線とも運転を見合わせた。同水郡線は山方宿―下野宮間の上下線で徐行運転した。

64とはずがたり:2006/07/22(土) 23:54:34
たけぇよ・・

宇宙遊泳の料金は17億円…米の旅行会社が発売
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060722-00000505-yom-soci

[ワシントン=増満浩志] 宇宙旅行を手がける米スペースアドベンチャーズ社は21日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する旅行のオプションとして、船外活動(宇宙遊泳)を売り出すと発表した。

 追加費用は1500万ドル(約17億円)で、基本の旅費と合わせると総額3500万ドル(約41億円)。計16〜18日の旅行中に1時間半の宇宙遊泳を楽しめるという。
(読売新聞) - 7月22日13時2分更新

65小説吉田学校読者:2006/07/30(日) 07:18:08
やっぱり訓練は必要なんですねえ。
宇宙をナメてると〜〜異星人がやってきて、撃ってくるんだビーム、ビーム、ビーム。そんな時は、白いボックスをかぶっていれば安全なんだ〜♪

宇宙旅行へ準備着々
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060728-04617128-jijp-int.view-001

 モスクワ郊外にある宇宙飛行訓練施設「星の町」の無重力体験施設で、宇宙旅行に向けた訓練を行うライブドア(LD)元取締役で投資家の榎本大輔氏。9月に日本人として初めての宇宙旅行者になる(27日、ロシア)(AFP=時事)11時29分更新

66杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/07/30(日) 17:00:43
某「火の玉教授」氏は「有人宇宙飛行で実用化した技術は無い」なんて『ダ・カーポ』の連載で仰ってましたけど。

この技術、宇宙育ち エアバッグ・耳式体温計…
http://www.asahi.com/business/update/0730/004.html
2006年07月30日15時41分

 スペースシャトルが1年ぶりに飛行を再開し、日米欧による国際宇宙ステーションの建設が急ピッチで進む見通しになった。宇宙開発は夢やロマンと絡めて語られることが多く、具体的な成果の見えにくい場合も少なくなかったことから、「無駄遣いだ」との空気がつきまとってきた。だが、私たちの身の回りでは、今やいたるところで「宇宙の技術」が使われている。宇宙ステーション完成後に控えている月面探査では、月の資源の利用というかつてない実益も視野に入っている。

■民生転用で快適生活

 4月に売り出されたその塗料は、小麦粉を水で溶いたような質感をしている。特殊なセラミックの微粒子が主成分。屋根や壁に塗れば、夏は屋外の熱が侵入するのを防ぎ、冬は室内の熱を逃がしにくくする。

 開発した日進産業(東京都板橋区)の石子達次郎社長は「冷暖房費を2〜3割は節約できる。売れゆきは好調です」という。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)とライセンス契約して開発した。「零下100度〜プラス150度」という幅広い断熱性能を支えているのは「宇宙の技術」だ。

 日本の主力ロケットH2Aの先端には、人工衛星を収めるカプセル(フェアリング)がある。上昇する際、空気との摩擦でフェアリングの外側は最高300度にもなるため、精密機器である衛星を熱から守る断熱材が塗られている。

 社員16人ほどの日進産業は、10年以上前に独自開発した断熱塗料を、JAXAの技術をもとに改良した。「これまでも新幹線の車両基地や学校、コンビニ、住宅などで幅広く使われてきましたが、より幅広い温度に対応できる製品ができた」と石子社長。「抜群の技術力があっても、中小企業が信頼されるのは難しい。JAXAと提携しているという事実が信頼の証しとなる」という「波及効果」もある。

■新製品、年40〜50種

 米航空宇宙局(NASA)は、58年の設立時から、宇宙技術の民生利用を数多く実現してきた。

 人類初の月探査を実現した60〜70年代のアポロ計画では、▽月までの距離を測定する技術→レーザーメスなどのレーザー装置▽月面の画像のデジタル信号を処理するプログラム→医療用CT(コンピューター断層撮影装置)などの画像処理システム▽宇宙食→インスタントコーヒーを始めとするフリーズドライ食品、といったものがあった。

 こうしたスピンオフ(技術移転)は76年以降、約1400件。新製品は年40〜50種類にのぼっている。NASAは「米国人の日常生活は、幅広い分野で宇宙技術の恩恵を受けている」。

 日本発のスピンオフもある。

 例えば、地球資源衛星ふよう1号(92年打ち上げ)の資源探査技術を応用した糖度センサー。熊本県のミカン、長野県の桃やリンゴ、北海道のトマトなど全国各地の産地で、皮をむかずに糖度を調べる作業に活躍している。7月には、野菜の新鮮度を調べる小型測定器も売り出された。

 ロケットエンジンの振動防止装置を応用し、地震の時に建物の揺れを減らす装置も開発された。JAXAによると、「04年の新潟県中越地震で、この免震装置に救われた建物がある」という。

 JAXAが持つ約1千件の特許のうち、スピンオフに適しているのは100件くらい。新たなニーズを開拓するため、JAXAは、産業界の事情に詳しいコンサルタント3人と契約している。

 知的財産グループの寺澤勝也グループ長は「年に最低1件の大型スピンオフをまとめるのが約束だ」。ノルマを達成できず、クビを切った例もあるそうだ。

 企業とのライセンス契約は、細かいものも含めて年間40件ほど。JAXAの収入は年間1000万円で、同1800億円の宇宙予算に比べて微々たるものだ。「目先の利益よりスピンオフの拡大を優先し、ライセンス料を製品の売り上げの4%以下に抑えている。お買い得ですよ」と寺澤さん。

67杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/07/30(日) 17:01:03
■月の資源に各国熱視線

 さまざまな波及効果があるとはいえ、宇宙における技術開発は効率的なものばかりではない。米国では、「NASAは無駄遣いをしている」という批判が常にある。戦略国際問題研究所(ワシントン)のジェームズ・ルイス部長は、次のようなジョークを挙げる。

 その昔、米国の飛行士が、無重量の宇宙空間ではボールペンが使えないことを発見。NASAに委託された企業が、数億円かけて宇宙ボールペンを開発した。だが、同じころ旧ソ連の飛行士は、安価な鉛筆で黙々と任務をこなしていた――。

 ルイス部長は「宇宙予算の巨大さを考えると、スピンオフの費用対効果は不十分だ」という。

 ただ、だからといって米国民が宇宙開発そのものに反対しているわけではないと、ジョージ・ワシントン大のジョン・ログスドン宇宙政策研究所長は説明する。「スピンオフは部分的な問題にすぎない。宇宙開発が支持されているのは、(探査や観測といった)本筋の成果があるからだ」

 ブッシュ大統領が新宇宙戦略(04年)で、月や火星の有人探査の構想を盛り込んだのも、国民受けする新たな「本筋の成果」を狙ったからだ。ログスドン所長は「大統領は月の資源の経済的な利益をも期待している」と指摘。将来、月面基地や月から火星へ行くロケットの燃料などに月の資源を有効活用すれば、スピンオフとはけた違いに大きな実益があると米国は見ている。

 月に熱い視線を送る流れは米国に限った話ではない。各国の宇宙政策に詳しい未来工学研究所の稗田浩雄理事によると、月の資源が有用だというのは、ロシアや中国、インドなど国際的な共通認識だという。「日本にも月の鉱物を探る月周回衛星セレーネ(07年度に打ち上げ予定)があるが、さらに長期的な戦略で宇宙政策を考える必要がある」

      ◇

 〈キーワード:スピンオフ〉 宇宙や軍事の分野で使うために開発された技術のうち、本来の目的を離れて民生用に活用されているものを指す。直訳すれば、「予期しない波及効果や副産物」だが、「技術移転」と意訳される。

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68小説吉田学校読者:2006/08/17(木) 06:25:33
一度に3つも増えてしまうのである。異星人がいそうな星もありそうだ。ちなみに私は異性人の方が好きです。
宇宙をなめてると〜〜異星人がやってきて〜〜♪

太陽系惑星9個→12個へ、惑星の定義変更案を公表
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060816it11.htm

 天文学者の国際組織「国際天文学連合」(IAU、本部・パリ)は16日、これまで明確でなかった惑星の定義案を示した。それによると、米航空宇宙局(NASA)が昨年「第10惑星」と発表した「ゼナ」など3天体が惑星に昇格し、太陽系の惑星が9個から12個に増える可能性が高まった。
 定義案はプラハで開催中の総会で審議されている。24日の採決で承認されれば、1930年の冥王(めいおう)星の発見以来、太陽系の姿が大きく書き換えられることになる。
 これまで惑星の厳密な定義はなかった。しかし、海王星の軌道の外側で多くの小惑星が見つかり、冥王星を惑星に含めるかどうか、天文学者の間で長年、議論が続いていた。さらに、冥王星より大きなゼナが発見され、惑星の定義を求める声が上がっていた。
 定義案によると、惑星は自己の重力で球形を作り、恒星の周囲の軌道を回る天体――で、直径800キロ・メートル以上が目安となる。これによると、冥王星は小惑星に格下げされず、逆にゼナのほか、火星と木星の間にある小惑星「ケレス」と冥王星の衛星「カロン」が惑星に昇格する。
 さらに定義案は、現状の9惑星から冥王星を除く8惑星を「古典的惑星」、冥王星やカロン、ゼナを「プルートン(冥王星族)」とする惑星の細分類案も提案している。
 IAUは今回の3天体以外に、惑星に昇格する可能性がある複数の天体を示している。

69とはずがたり:2006/08/18(金) 00:26:38
>>68
これはむりやり冥王星を惑星としようとするから変なことになるのではないか?
冥王星(惑星)とカロン(その衛星)の関係も正しいのかねえ?
http://0bbs.jp/tohazugatali/img13_13

太陽系惑星:新たに3個 国際天文学連合が定義案公表
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060817k0000m040101000c.html
太陽系の惑星と新惑星候補

 国際天文学連合(IAU)は16日、チェコのプラハで開催中の総会で惑星の定義案を公表した。「恒星の周りを回り、自らの重力で球状となる、恒星でも衛星でもない天体」としている。定義に基づけば、03年に米国の研究チームが見つけた新天体「2003UB313」(直径2400キロ)、冥王星の衛星とされていたカロン(同1200キロ)、小惑星セレス(同950キロ)の3天体が新たに惑星となり、太陽系の惑星は12個になる。さらに、別の12天体が惑星となる可能性がある。

 24日の全体会議で議決、承認されれば、1930年の冥王星の発見以来76年ぶりに太陽系の惑星数が増える。国立天文台によると、惑星の科学的な定義はなかったが、今回の定義は一般的な惑星のイメージを大きく変えるため、「承認されるかどうか予断を許さない」(同天文台)という。

 米国の研究チームが03年に発見した2003UB313は直径2400キロで冥王星(直径2300キロ)より大きかったことなどから、IAUは惑星の定義を検討していた。

毎日新聞 2006年8月16日 22時12分 (最終更新時間 8月16日 22時37分)

70とはずがたり:2006/08/22(火) 23:03:06

<亜熱帯化>日本列島で現実味 各地で南方原産の生き物 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/cop/story/photo02mainichiF20060821k0000e040017000c/

 「日本列島の亜熱帯化」が現実味を帯びてきた。強烈な集中豪雨が夏場に頻発し、南方原産の生き物が各地で見られる。地球温暖化の影響を指摘する専門家も多い。日本の自然に何が起きているのだろう。【野島康祐】

◆南方の昆虫が関東に

 ケヤキやイチョウなどの葉が茂る東京・上野公園。ここ数年、「ジャー、ジャー、ジャー」というクマゼミの声がよく聞こえるようになった。

 東京医科歯科大の藤田紘一郎名誉教授(熱帯医学)は「クマゼミなどの南方原産の虫が関東各地でも暮らせるようになっている」と指摘する。東京都八王子市の高尾山(標高599メートル)では3年ほど前から毎年、アジアやアフリカの熱帯、亜熱帯地域に広く分布する「ツマグロヒョウモン」というチョウが見られるようになった。

 藤田教授が「驚いた」と話すのは昨年末の出来事だ。千葉県船橋市にあるマンション4階のベランダで採取された1匹の蚊の標本が届いた。藤田さんが調べると、雌のイエカで、産卵のため吸血していた。「蚊は9、10月には寒くて死ぬ。昨年末は寒い日が続いたのに、関東で越冬しようとしていた」と藤田さん。

◆海でも

 海中の異変は顕著だ。「本州では産卵しない」と言われていた熱帯魚のクマノミが伊豆半島で繁殖し、相模湾でゴマサバの漁獲量が増えるなど、本来なら南の海でしかすめない魚が関東周辺に北上していることがここ数年、確認されている。半面、海が低温でないと繁殖できないマイワシが日本近海で減り「高級魚」になったのも、海水温の上昇が一因といわれる。

 東京湾の生物調査を続けている東京都島しょ農林水産総合センターによると、東京湾では2年前から、ミドリイガイ(東南アジア原産)やチチュウカイミドリガニ(地中海原産)などの外来種が頻繁に見つかっている。

 04年11月には東京・お台場で、国内で初めて「上海ガニ」(チュウゴクモクズガニ)の成体2匹が発見された。こうした東京湾の外来種の「運び屋」は外洋船舶と見られる。船のバランスを取るために必要な水を南の海で積み、東京湾で放出。かつては生息できなかった生物が最近は生き延びているのだ。同センターの小泉正行主任は「東京湾は、世界中の海中生物が交流する。湾内の状況に適応し、生きながらえる種類が増えるかもしれない」と予測する。

◆集中豪雨の多発

 今年の梅雨末期、長野県や南九州が集中豪雨の大きな被害を受けた。集中豪雨の多発は、水蒸気量の増加とも関係がある。気象庁海洋気象情報室によると、日本近海の最近の海水温は20〜28度と、例年に比べ0.5〜3度高い。その分、海面から蒸発する水蒸気の量が増えているとみられる。

 ニュース情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)に出演する気象予報士、根本美緒さんは「東京・代官山ではハイビスカスが自生しています。水蒸気量が増え、今後、強力な台風が発生しやすくなるとも考えられる。日本は亜熱帯化しつつあるのでは」と心配する。

 一方、神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)の瀬能宏主任研究員(魚類分類学)は、外来種の定着と地球温暖化の関係について「1、2年だけの調査ではなく、何十年か調査を続けないと大きな状況は分からない」と慎重だ。

[ 2006年8月21日16時14分 ]

71とはずがたり:2006/08/23(水) 00:18:38

太陽系:惑星、最低でも「2増」 定義案3分割で採択へ 
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060822k0000e040061000c.html

[プラハ会川晴之] チェコのプラハで開かれている国際天文学連合(IAU)総会が先に公表した惑星の定義案について、その修正内容が21日分かった。原案を3分割するというもので、それぞれについて、最終日の24日の総会で採決される。ただ、水星から海王星までの8惑星を「古典的惑星」とし、冥王星や小惑星の「セレス」などを「矮(わい)惑星」として区別するなど原案の骨格はほぼ維持されており、採決では太陽系の惑星数が少なくとも二つ増える可能性が高まった。

 定義案に異論が相次いだため修正作業が進められていた。内容は「恒星の周りを回り、自らの重力で球状となる恒星でも衛星でもない天体」と惑星を定義したうえで、(1)「古典的惑星」と「矮惑星」を区別する(2)冥王星と、その周辺にある矮惑星「冥王星族(プルートン)」の名称を変える(3)冥王星の衛星とされた「カロン」を二重惑星として認定する−−の3提案に分割。22日に開く討議で矮惑星の名称を決めたうえで、24日の総会で3案をそれぞれ投票にかけ承認を求める。

 会議筋によると、1、2番目の提案は可決の可能性が高いが、3番目の決議には賛否両論があり微妙な情勢だ。3案に分割したことについて同筋は「ごく一部の部分への反対を理由に定義案全体が否決されるのを防ぐため」と説明している。

 三つの提案が承認されれば、「セレス」「カロン」と米研究チームが03年発見し冥王星より大きい「第10惑星」と話題になった「2003UB313」の3天体が新たに惑星となり、太陽系の天体数は12となる。3番目の提案が否決されれば、「カロン」が衛星にとどまるため惑星の増加数は2となる。

 冥王星と周辺の矮惑星の名称は、当初「プルートン」とする案が提示されたが、「言語学的におかしい」「深成岩を示す地質学用語と混同される可能性がある」などの指摘が相次いだため、22日の討議で意見を集約することになった。

毎日新聞 2006年8月22日 15時00分

72杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/08/23(水) 22:42:00
冥王星を惑星と認めるなら一挙に10幾つも惑星の数増やさないと辻褄が合わないし、どうしても追加しないのなら冥王星は除外しなけりゃならないし・・・・・痛し痒しやねぇ。

惑星定義、冥王星「降格」でIAU調整 縮小なら歴史的
http://www.asahi.com/science/news/JJT200608230001.html
2006年08月23日

 チェコの首都プラハで開かれている国際天文学連合(IAU)総会は24日、太陽系惑星の定義案の是非をめぐる投票を行う。会議筋によれば、新たな惑星定義の修正案では、1930年の発見以来、太陽系第9惑星と位置付けられてきた冥王星を格下げし、惑星数を現在の9個から8個に縮小する内容が盛り込まれる見通し。縮小案が承認されれば、歴史的決定となる。IAUの委員会は23日、定義案の文言を詰め、総会に正式に提案する。(時事)

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73とはずがたり:2006/08/24(木) 10:57:38

何で此では駄目なの??>冥王星とその衛星「カロン」を二重惑星とする案

ふーむ,こんな側面があったわけね>当初案は、米国人が発見し、社会的、歴史的に認知されていた冥王星を惑星として残そうという政治的配慮に引きずられた

太陽系惑星:冥王星除外 学会の議論二転三転
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060824k0000m040190000c.html

 冥王星は惑星か。チェコのプラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で、長年の論争に終止符が打たれそうだ。IAUは23日までに、太陽系の惑星数を9個から8個に減らす最終案をまとめた。惑星を12個に増やすとした原案から一転、冥王星を惑星から降格させる。「もう、惑星に復活する修正はない」(IAU関係者)といい、教科書を書き換える歴史的な出来事となる。惑星に残そうとの意見も強かったが、科学的な判断が押し切り、決着が図られる。

 惑星増から一転、惑星が一つ減ることが確実になったIAU総会。その転機は22日昼(日本時間同日夜)に開かれた公開討論会だった。

 「賛成の諸君は挙手をお願いしたい」。今回の総会で退任するエッカース会長が、約300人の参加者に賛否を確認した。惑星増の原案は賛成が4割強、冥王星と周辺の星で構成する新たな概念「冥王星族」を命名する案は約2割、冥王星とその衛星「カロン」を二重惑星とする案は、ほとんど手が挙がらなかった。

 反対論の口火を切ったのは、天体力学を専門に討議した第7委員会のアンドレア・ミラーニ委員長(イタリア)。「天文学が長年培った伝統を破壊するものだ。こんなものは科学的定義とは言えない」。同委員会がまとめた反対文書を、定義案作成者が居並ぶ壇上でたたきつけた。「たった7人で作った定義案を、なぜ受け入れなければならないのか」「惑星数が増えると、教育現場に混乱をもたらす」。他の参加者からも反対が相次ぐ。

 司会を自ら買って出たエッカース会長が「時間がない。次の議題に入りたい」と促すと、一斉にブーイングが上がった。「非民主的運営だ。IAUの歴史で今日は最悪の日だ」(米国人天文学者)との声も出るなど、会場は大混乱に陥った。

 エッカース会長としては「100年に1度の大改革」(渡部潤一・国立天文台助教授)を成し遂げて花道を飾りたい−−。反対論を大幅に受け入れた抜本的な見直しをした最終案が出来上がったのは、それから数時間後だった。

 当初案は、米国人が発見し、社会的、歴史的に認知されていた冥王星を惑星として残そうという政治的配慮に引きずられた面が否めない。

 定義案作成に携わった渡部助教授は「定義の検討委員会では、幅広い視点で検討したが、最終的には純粋科学的に決めたいという天文学者が多かったということ。IAUとしては、星座の数を88と決めた1928年以来の大仕事だ」と総括する。[プラハ会川晴之]

 ◇発見の米国が執着

 冥王星(プルート)は1930年に米国人天文学者、クライド・トンボーが発見した。その名はギリシャ神話の冥界の王にちなむ。米国人が発見した「惑星」は冥王星だけで、米国では強い愛着を持たれている。冥王星発見の年に登場したディズニーのキャラクターで、ミッキーマウスの愛犬が「プルート」と名付けられたのもその表れだ。

74とはずがたり:2006/08/24(木) 10:57:59
>>73-74
 今回の惑星の定義案をめぐり、米ワシントン・ポストは「ウォルト・ディズニーも、冥王星が惑星の地位にとどまることを望んでいるだろう」などと報じていた。

 だが、冥王星は地球など他の惑星とは異なり、傾いただ円軌道を持つため、発見当初から「惑星ではない」という意見があった。その後の観測技術の向上で、月よりも小さいことや、太陽系外周部に同規模の天体が多数あることが判明し、90年代に「冥王星は惑星か」という論議が高まった。

 IAUは99年、「冥王星の立場を変更することはない」との見解を示したが、05年に米の研究チームが「冥王星より大きな第10惑星(2003UB313)を見つけた」と発表、「惑星とは何か」を示す定義作りを求める声が強まっていた。

 結局、最終定義案では、冥王星は惑星から降格させ、セレスやカロン、2003UB313と共に惑星ではない「矮(わい)惑星」と位置づけられた。

 井田茂・東京工業大教授(惑星科学)は「八つを惑星にする考え方は理論的に受け入れやすい。今回の議論は、観測技術が進歩し、惑星への理解が進んだ結果だ」と話す。[下桐実雅子]

 ◇困惑の教科書会社

 2年前に開館した国立科学博物館(東京・上野)新館の宇宙コーナー入り口には「水金地火木土天海冥」と明記した大きな看板が立ち、それぞれの惑星の写真と説明が順に並ぶ。一番右が冥王星だ。洞口俊博理工学研究部主任研究官は「惑星が増えたら、展示の手直しが大規模になると心配していた。冥王星が減るだけなら、小さな手直しで済む。この混乱で、子どもたちの星への関心が薄まらないことを願う」と話す。

 教科書会社も議論の行方を注視する。

 最大手の東京書籍(東京都北区)は毎年秋に翌年の教科書の印刷を始める。「冥王星が外されるなら、(惑星が増えるより)一層大きな話だ。教科書会社によって修正時期がずれると、入試で混乱を招きかねない。天文学会などが早急に対応方針を示してほしい」(中学理科編集部)と話す。

 文部科学省によると、教科書で記載の変更が必要になった場合、発行元が判断し、同省の承認を得て訂正できる。承認に要する時間は申請から1週間〜1カ月程度。発行部数の多い会社にとっては、来春の教科書印刷に間に合うかどうかギリギリのタイミングだ。

 冥王星が惑星でなくなるという事態は、占星術の世界に影響を与えるのか。毎日新聞に占いを提供しているマーク・矢崎さんは「今回のことは、冥王星を惑星と呼ばないようにするだけのことで、冥王星が消えてなくなるわけではない。星占いとしては影響はない」と話している。[永山悦子、江口一] 

 ■惑星定義の最終案骨子

・太陽の周りを回る、自らの重力で球形となる天体

・軌道上で圧倒的に大きい天体

・冥王星やその周辺の天体は、惑星とは異なる「矮(わい)惑星」とする

・以上の結果、太陽系の惑星は水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個となる

 <ことば>冥王星 太陽からの平均距離は約59億キロ、直径は約2300キロで月の3分の2。軌道は細長いだ円で、約248年かけて太陽の周りを回る。米航空宇宙局(NASA)が今年1月に打ち上げた無人探査機「ニューホライズンズ」が2015年、探査機として初めて約1万キロまで接近する。

毎日新聞 2006年8月24日 1時11分

75小説吉田学校読者:2006/08/25(金) 06:51:12
>>73-74
宇宙をなめてると〜〜異星人がやってきて〜〜♪

「ディズニーが冥王星を残す」はジョークでありまして、「プルート」の名前を冥王星から取っているからであります。
ここで、クイズ。ホルストの組曲「惑星」にはもともと冥王星が入ってありません(作曲時、発見されてない)が、もう1つ入っていない惑星があります。それは何でしょう?

冥王星外し、惑星数8に 国際天文学連合が新定義
http://www.asahi.com/international/update/0824/028.html

 チェコのプラハで総会を開いている国際天文学連合(IAU)は24日午後(日本時間同日夜)、惑星の新しい定義について採決し、太陽系の惑星を「水金地火木土天海」の8個として冥王星を惑星から外す案を賛成多数で可決した。冥王星は1930年の発見から76年で惑星の地位を失い、世界中の教科書が書き換えられることになった。
 総会に提示された四つの決議案の採決の結果、冥王星は、惑星とは別に新しく設けられた「矮(わい)惑星」というジャンルに入ることになった。冥王星を含む海王星以遠の天体を総称して「プルートニアン(冥王星族)天体」と呼ぶ決議案は、否決された。
 太陽系の惑星の定義は「太陽の周りを回り、十分重いため球状で、軌道近くに他の天体(衛星を除く)がない天体」とされた。
 これは、近くにあった天体のほとんどを吸収して、軌道上で圧倒的に大きな重さを占めるようになった天体を意味し、定義の脚注で「水金地火木土天海」の8個のみと明記された。
 矮惑星は「太陽の周りを回り、十分重いため球状だが、軌道近くに他の天体が残っている、衛星でない天体」と定義され、近くに同程度の小天体が多数見つかっている冥王星は、その代表と位置づけられた。
 矮惑星には冥王星のほか、米観測グループが昨夏「第10惑星」と発表した「2003UB313」、火星と木星の間にある小惑星で最大の「セレス(ケレス)」などが含まれる。
 当初案では、惑星を「自己の重力で球形を保ち、恒星の周りを回る恒星でも衛星でもない天体」などと定義し、専門家の間で「本当に惑星といえるのか」と議論のあった冥王星だけでなく、冥王星の衛星とされていたカロン、第10惑星、セレスも含めて12個に増やすとした。しかし、反対意見が続出、修正案がつくられていた。

76小説吉田学校読者:2006/08/25(金) 06:53:04
(続き)
「いかにもアメリカ」という感じの反応

米社会から反発も 冥王星「降格」で
http://www.asahi.com/international/update/0825/002.html

 冥王星が惑星から矮(わい)惑星に「降格」されたことを、米CNNテレビは「かわいそうな小さな冥王星」と速報した。
 冥王星の「発見国」の米国では、英語名の「プルート」が、冥王星発見の年にディズニーアニメ「ミッキーマウス」に登場したミッキーの飼い犬の名前になるなど、冥王星への愛着が強い。
 米天文学会惑星科学部会の理事会は、惑星を3個増やすとした国際天文学連合の当初案を「強く支持する」とする声明を出していた。新定義が米社会の反発を買う可能性もある。
 しかし、「第10惑星」(2003UB313)を発見したカリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授は「国民は歓迎しないだろうが、(決定は)正しいことだ」と米メディアに語った。

77小説吉田学校読者:2006/08/25(金) 18:52:20
なんか、このニュース見ながら自公保スレ見ると、NAISがNASAに見えてくるな。
それはそれ。この小学生と高校生の見方は正しい。天文にさほど興味のない私がこのニュースに違和感を持っている点はそこであります。

これを機に「惑星って何?」と思うのは普通人。「政界の惑星って誰だっけ?」と思うのは片言丸氏。

“さよなら冥王星”…科学館、プラネタリウム多忙
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060825ik01.htm

 国際天文学連合(IAU)の総会で冥王(めいおう)星が惑星から格下げされることが決まり、夏休み中、子どもたちでにぎわう科学館やプラネタリウムでも、対応に追われた。
 東京都江東区の日本科学未来館では、25日朝、常設展示している太陽系の模型のわきに「さようなら冥王星! 太陽系の惑星8コに」と書いたホワイトボードを設置した。
 友人とともに千葉県船橋市から訪れた小学3年生の木村恵梨華さん(9)は、「仲間はずれにされてかわいそう」と残念そう。横浜市磯子区の高校1年生、中山涼太さん(16)は「昨晩ニュースを見て、夏休みの課題のテーマを冥王星にしようと思った。でも、突然惑星でなくなるというのは変な感じ」と話し、解説員の説明に聞き入っていた。
 東京・池袋の「サンシャインシティ」内にあるプラネタリウムを直営し、全国約180館のプラネタリウムを製造した「コニカミノルタプラネタリウム」(本社・大阪市)によると、冥王星は13・6等星で、他の惑星に比べて暗いため、大きく取り上げることは少ないという。ただ、太陽系を紹介する番組では必ず登場するため、同社は「ナレーションの変更などを検討しなければ」と話している。
 兵庫県の県立西はりま天文台公園では、24日夜、園内の観望会で、普段は土星や木星に向ける望遠鏡を冥王星に向け、天文研究員が「惑星最後の夜になるかも知れません」と解説。望遠鏡をのぞいた子どもたちは、ゆっくりと動く冥王星に感動した様子だったという。天文研究員の内藤博之さん(28)は「冥王星が消えるわけではないので、これをきっかけに星に興味を持ってもらいたい」と話している。

78小説吉田学校読者:2006/08/26(土) 22:06:37
ディズニーの洒落に脱帽。

ディズニー「7人のこびと」、冥王星降格に不満の声明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000405-yom-soci

 <ロサンゼルス=古沢由紀子>国際天文学連合によって冥王星が惑星から矮小(わいしょう)(ドワーフ)惑星に降格されたことを受けて、「白雪姫と7人のこびと」のキャラクターの「こびと(ドワーフ)」たちが24日、声明を出し、「ミッキーマウス」の忠犬、プルート(冥王(めいおう)星の意)を自分たちの仲間に迎え入れる用意がある、と発表した。
 ディズニー社によると、犬のプルートは冥王星が9つ目の惑星として発見された1930年に誕生したキャラクター。
 声明は「こびと」たちが、矮小惑星に格下げされたことを不満として、プルートへの連帯を表明する内容。
 ディズニーのアニメで今後、忠犬プルートが実際にこびとの仲間に加わるかどうかは明らかでない。

79片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/08/26(土) 22:19:03
>>77
惑星の世界もリストラ・合理化・統廃合の時代、だとか、
アメリカは冥王星既得権益にこだわる抵抗勢力、だとか、
そういう話はぜんぜん聞きませんね。

将来わざわざ外されることになるものをわざわざ加えた経緯についてはすごく面白いと思いますし、一度入ったものを外すということの大変さも面白い(今回は割合あっさりと外れたけど)。子供たちにもそういったところから様々なことを学んでほしいなと思います。

80とはずがたり:2006/08/27(日) 02:24:24
8コになったり12コになるなど案が錯綜して子供らに混乱が広がらないか心配などと云う教育現場の声があるみたいな記事を読んだが,教育を何も判ってない言動だと思った。
教育は暗記だという前提だとそうなるだろうが,何故冥王星が惑星かどうかの議論が起きるかを理解すれば何の混乱も発生しないばかりか,却って記憶に止まりやすい筈だ。

81とはずがたり:2006/08/31(木) 23:44:25
>惑星になれず、もちろんがっかりした。しかし、冥王星がもし今日見つかったとしたら、絶対に惑星だとはみなされない。最初は受け入れられにくいが、決定は科学的にも文化的にも正しい。天文学にとって偉大な前進だ
文化的にもと云う点は疑問だがこのコメントに尽きる気がする。暴戻なるアメリカの不満に一切耳を傾ける必要なし。

冥王星降格に「ちょっと待った」 著名学者ら署名集め
2006年08月31日19時45分
http://www.asahi.com/international/update/0831/017.html

 冥王星が惑星から外れることが決まった国際天文学連合(IAU)の定義に対し、米国の有力な天文学者12人が、この定義を拒否するよう呼びかけている。英科学誌ネイチャーのオンラインニュースが伝えた。

 12人は、米航空宇宙局(NASA)の冥王星探査計画の責任者アラン・スターン博士、76年前に冥王星が発見されたローウェル天文台で地球に近づく小天体の監視計画責任者を務めるテッド・ボーウェル博士、木星に衝突したシューメーカー・レビー彗星(すいせい)の発見者デービッド・レビー氏ら。

 連名の「IAUの惑星定義に対する異議申し立て」と題したメールを25日付で天文学者や惑星科学者に送った。この中で、約9000人いるIAU会員の5%未満で定義を決議したこと、この定義では地球や木星も惑星でなくなることなどを批判。12人はこの定義に反対し、使わないことや、よりよい定義が必要なことを宣言している。呼びかけに賛成の場合は専用サイトで署名するよう求めた。この「電子署名簿」はIAUに送られるという。

 署名できるのは科学者に限られていたが、締め切られた30日までの約5日間で300人の署名が集まったという。

 スターン博士が率いる探査機「ニューホライズンズ」は、先週までは太陽系9番目の惑星(冥王星)へ向かっていたのに、いまでは「矮(わい)惑星への旅」となった。「そのため、博士が『IAUが台無しにした』と強く感じても不思議はない」とネイチャーの記者は皮肉を込めて伝えている。

「発見国」の米国に悲嘆の声 冥王星「降格」
http://www.asahi.com/science/news/TKY200608260058.html
2006年08月26日

 冥王星は惑星ではない――。長年続いた冥王星をめぐる論争に、24日の国際天文学連合(IAU)の決議が終止符を打ったことで、冥王星の「発見国」である米国には、「格下げ」への悲嘆の声がある。だが、今回の結論を冷静に受け止めようとする反応も強まっている。

 ワシントン・ポスト紙は25日付朝刊の1面トップ級の扱いで「惑星・冥王星は死んだ」「ある人々にとっては合理性が感傷に勝利した結果だが、他の人々に大きな失望をもたらした」と書いた。

 冥王星は惑星でなく、もっと小さな矮(わい)惑星だと位置づけられた。IAUの惑星定義委員会で座長を務めたハーバード大のオーウェン・ギンガリッチ教授(天文学、科学史)は、同紙上で「われわれはいま、矮惑星は惑星ではないという不合理さと直面している。小さい人は人ではないのか」と疑問を投げかけた。

 AP通信によると、1930年に米ローウェル天文台で冥王星を発見したクライド・トンボー(97年没)の妻パトリシアさんは、「私は傷ついてはいないが、動揺しています」と語った。

 トンボーは生前、冥王星を「降格」させる動きには反対していた。しかし、「彼は科学者だから、近くに同じような天体が見つかってきたことが問題だと、理解したでしょう。もちろん、落胆するに決まっていますが、今回は受け入れたに違いない」と話した。

 一時は「惑星」とする案も浮上した「第10惑星(2003UB313)」を発見した、カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授は大学のプレスリリースの中で「惑星になれず、もちろんがっかりした。しかし、冥王星がもし今日見つかったとしたら、絶対に惑星だとはみなされない。最初は受け入れられにくいが、決定は科学的にも文化的にも正しい。天文学にとって偉大な前進だ」とコメントした。

82小説吉田学校読者:2006/09/01(金) 22:36:19
お〜楽しみ、宇宙ボックス♪

>>81
ディズニーの「プルートと連帯する7人の小人」記事が「あんたら科学者に、『ディズニーも嘆いている』とか利用されたくないよ」と読めるんですねえ、私は。
これ読むと惑星なんて小さい話だよね〜〜

初期の超巨大ブラックホール=127億光年先で発見−すばる望遠鏡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060830-00000030-jij-soci

 地球からかに座の方向に約127億光年も離れた所にある超巨大ブラックホールに、周辺の物質が飲み込まれて周囲が光っている様子を、宇宙航空研究開発機構の後藤友嗣研究員がすばる望遠鏡(米ハワイ島)を使って観測した。国立天文台が30日発表した。これまでに観測された超巨大ブラックホールでは、世界で11番目に遠く、日本人研究者の発見では最も遠いという。
 この超巨大ブラックホールの質量は、太陽の約20億倍とみられる。宇宙が約137億年前と推定されるビッグバンで誕生してからわずか10億年で、これほど大きいブラックホールが存在したことは、ブラックホールの形成過程を解明する手掛かりになる。
 また、この超巨大ブラックホールの周囲から放たれる光のうち、特定の波長の残光が観測されたことから、周辺の宇宙空間では水素などの原子核と電子が電離していたことが分かった。

83小説吉田学校読者:2006/09/04(月) 22:21:25
そんな時は〜、白いボックスを〜、かぶっていれば〜安全なんだ〜♪

急な書き換えで右往左往と言いたい所ですが、日本の教科書業界は「ゴッドハンド」の件で慣れっこです。

太陽系惑星:新定義…教科書の書き換えで見解 学術会議
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060905k0000m040077000c.html

 冥王星を除外した新しい惑星の定義が国際天文学連合(IAU)で決まったことを受け、日本学術会議のIAU分科会は4日、教科書への当面の対応に関する見解を日本天文学会、日本惑星科学会と連名で公表した。
 「太陽系の惑星の定義に関して」と題した見解によると、新定義に基づく用語の和名決定には約半年かかる見通しで、教科書の最終的な書き換えは08年度用からになる。
 このため、07年度用教科書については、▽冥王星を惑星から除外する場合は、決定に至った経緯を記述する▽新たに「太陽系小天体(仮訳)」に分類された小惑星やすい星の呼称は当面、そのまま据え置く▽「矮(わい)惑星(仮訳)」「太陽系小天体」といった新分類は英語名のまま表記するか「仮称」という注意書きを添える−−などの留意事項を列挙した。
 IAU分科会委員の岡村定矩・東京大理学系研究科教授は「教科書への対応が08年度にまたがることによる混乱を防ぐため、主要学術団体で足並みをそろえた」と話す。今後、3団体が委員会を組織し、愛好者団体の意見も聞きながら、日本での呼び方などを決める。
 教科書会社でつくる団体などには、この趣旨を既に説明したという。
 文部科学省教科書課は「惑星の数の変更は、07年春に配られる教科書の印刷に間に合うよう各社が対処すると思う。和名が決まった後の対応も、各社から訂正申請が出れば速やかに対応したい」と話している。

(おまけ)pya!より アナブキンちゃんと「魔術の神」天王星
http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=31990

84とはずがたり:2006/09/15(金) 03:45:16
冥王,海王,天王みたいな名前を此にも付けようぜ。困ったちゃんな女性の神様を何王とすればいいでしょうか?

お騒がせ惑星「エリス」と命名…混沌の女神にちなみ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000418-yom-soci&kz=soci

 国際天文学連合(IAU)は13日、“第10惑星”と騒がれ、冥王(めいおう)星の惑星からの降格のきっかけとなった矮(わい)惑星「2003UB313」を、ギリシャ神話に登場する「混沌(こんとん)」と「不和」の女神にちなみ「エリス」と命名した。

 エリスは、2003年、米カリフォルニア工科大のグループによって冥王星の外側で、発見された。観測の進展で、昨年、冥王星よりも大きいことが判明。惑星を巡る論議に火を付け、先月のIAU総会で冥王星が惑星から「降格」されることになった。

 同連合はまた、冥王星に、小惑星番号「134340」を付けた。この番号は、惑星とその衛星、彗星(すいせい)以外で、軌道が確定した太陽系天体に順番につけられる。エリスには「136199」が与えられた。
(読売新聞) - 9月15日3時15分更新

86とはずがたり:2006/10/29(日) 11:39:51

遅く開始したから大丈夫かと思ったら寧ろ頻度が短いのでやばいぞって話か。終戦直前の東南海地震であと150年大丈夫って話にはならないの?

東海地震 駿河湾沿岸の土地沈降、50年遅く開始か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061029-00000003-maip-soci

浜松〜沼津間の土地の上下動のグラフ
http://0bbs.jp/tohazugatali/img86_2

 東海地震の根拠の一つになっている駿河湾沿岸の土地沈降について、従来考えられていたより約50年遅い1900年ごろに始まった可能性のあることが、名古屋大大学院環境学研究科の鷺谷威・助教授らの調査で分かった。地震エネルギーの蓄積期間が短いことになり、研究者の間で論議を呼びそうだ。31日から名古屋市内で始まる日本地震学会で発表される。
 南海トラフ(駿河湾から高知県沖に続く海溝)の沈降によるひずみは、約90〜150年おきに巨大地震の震源となった。しかし、駿河湾地域では安政東海・南海地震(1854年)から150年も大地震が発生していないため、東海地震の切迫性の根拠の一つとされている。
 鷺谷助教授らは、沈降の実態を調べるため、静岡県内の国道1号沿いの土地の上下動を調査。その結果、1901〜31年と、1977〜2001年の2期間では、静岡市周辺を中心に毎年数ミリ程度沈降していたのに対し、1884〜1900年は沿岸部の明確な沈降が見られず、駿河湾沿岸部の沈降は1900年ごろに始まった可能性が高いと判断した。
 鷺谷助教授は「単独で起きる切迫性は、かつて言われたほど高くないかもしれない。しかし時間の経過とともに危険度は増している」と話している。[安達一正]
(毎日新聞) - 10月29日10時28分更新

87とはずがたり:2006/11/16(木) 17:26:53
カッコエエなぁw>「東大阪宇宙開発協同組合」

ソーラ これが人工衛星や 東大阪宇宙開発協同組合
2006年11月16日(木)16:14
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/e20061116006.html

 東大阪市などの中小企業で結成した「東大阪宇宙開発協同組合」(竹内修理事長)が開発中の小型人工衛星「SOHLA(ソーラ)−1」が16日、報道関係者に公開された。内部の通信機器の基幹部分などの開発を残し、ボディーはほぼ完成。“町工場のおっちゃん”の夢をのせた衛星は来秋完成する。

 公開されたSOHLA−1は八角柱の形で、縦、横、高さとも約50センチとコンパクト。東大阪の中小企業の技術を集め、従来の衛星より開発期間、費用を抑え、量産対応も狙っている。同型機のSOHLA−2も開発中。来年度中に外国での打ち上げを目指し、先に打ち上げに成功した衛星を「まいど1号」と名付ける予定だ。

88とはずがたり:2006/11/18(土) 22:03:17

90億年前には存在 宇宙の暗黒エネルギー
2006年11月17日(金)10:22
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/20061117a3870.html?fr=rk

[ワシントン16日共同] 米航空宇宙局(NASA)は16日、宇宙に存在する謎のエネルギー「暗黒エネルギー」が90億年前にはあったことがハッブル宇宙望遠鏡による超新星の観測で分かったと発表した。

暗黒エネルギーは、宇宙を収縮させる方向に働く重力に反発して、宇宙の膨張を加速させている力とされる。宇宙の膨張速度が減速から加速に転じた50億−60億年前より古い時期からあったことが確認できたことで、NASAは「謎の多い暗黒エネルギーを解明するのに役立つ」としている。

ある種の超新星は爆発時にほぼ同じ強さの光を出すため、光の弱まり方と波長の変化で超新星までの距離と遠ざかるスピードが分かる。


宇宙の膨張、90億年前に加速
2006年11月17日(金)11:29
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20061117it04-yol.html?C=S

[ワシントン=増満浩志] 宇宙の膨張を加速するエネルギーが、これまで考えられていたよりも早く、少なくとも90億年前には存在していたことが、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で分かった。

 米航空宇宙局(NASA)が16日、発表した。

 宇宙は137億年前に誕生して以来、膨張し続けているが、そのためには、物質同士が重力で収縮しようとする力に対抗して、膨張を引き起こす未知の力「ダークエネルギー」が必要だと考えられている。これまでの観測で、ダークエネルギーと重力のバランスは変化し続けており、約50億年前にはダークエネルギーの力が勝って膨張が加速していることが分かっていた。

89とはずがたり:2006/12/02(土) 18:12:42

生命の息吹?カナダに落下の隕石に46億年前の有機物
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061202-00000004-yom-soci&kz=soci

 【ワシントン=増満浩志】カナダへ落ちた隕石(いんせき)に、46億年前の太陽系創成期にできた有機物が含まれていたことを、米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターの中村圭子研究員らが突き止めた。

 「地球生命の原材料となった有機物は、太古に降り注いだ隕石によって供給された」との説を支える発見で、1日付の米科学誌サイエンスに掲載された。

 中村さんらは、2000年1月にカナダ西部の湖に落下、地球上の物質が混入されないよう保管されていた、隕石の薄片を電子顕微鏡で観察。内部が空洞になった有機物の“玉”(平均直径5000分の1ミリ)を多数発見した。玉には通常より中性子が1個多くて重い原子(同位体)が、窒素で1・2〜2倍、水素で2・5〜9倍も、地球上の有機物より多い割合でそれぞれ含まれていた。
(読売新聞) - 12月2日14時44分更新

90小説吉田学校読者:2006/12/06(水) 22:54:10
宇宙をナメてると〜〜異星人がやってきて〜♪

国際宇宙ステーションで日本食いかが
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061206it02.htm

 宇宙航空研究開発機構が、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士のために、「宇宙日本食」を開発することになった。
 国内の食品メーカーなどから自信作を募り、新たに設けられた認定基準をクリアしたものが同機構公認の宇宙日本食として、ISSメニューに組み入れられる。早ければ2008年にも宇宙に届けられることになるという。
 15か国の共同事業として進められているISSでは、宇宙食は、長期保存が可能なことや、飛び散って設備を汚さないよう完全包装することなど厳しい“国際基準”が定められている。
 今回、同機構はこの国際基準に合わせ、日本食の認定基準を作った。微生物の衛生検査のほか、保存後の粘度、味などの品質も求める。これまで、国内の食品会社などが、おにぎり、白がゆ、クッキーなど計35品目の試作品を作っているが、同機構では、その試作品を含め、メニュー作りを目指す。
 ISSでは、来年以降、日本の有人宇宙施設の建設が本格的に始まる。日本人飛行士が長期滞在する機会も増えることから、「国産メニュー」の募集に踏み切ったという。 応募の条件など詳しくは同機構のホームページ(http://iss.sfo.jaxa.jp/spacefood/)。問い合わせは同機構の「宇宙日本食」事務局(029・868・3197)まで。

91とと:2006/12/18(月) 23:04:39
あのどなたかNASAが行った『オアシスⅠ』について知っている方いらっしゃったら情報提供お願いしたいのですが…

92とはずがたり@管理人:2006/12/19(火) 00:13:16
すみません,自分は知りませんなぁ。。誰か知ってる人いないかな・・

93とはずがたり:2006/12/19(火) 12:34:53

130億年前の誕生直後の宇宙、NASAが画像を作製
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061219-00000102-yom-soci
12月19日11時2分配信 読売新聞

 米航空宇宙局(NASA)は18日、137億年前に誕生した直後の宇宙の姿をとらえたと発表した。

 2003年にデルタロケットで打ち上げた赤外線宇宙望遠鏡「スピッツァー」の観測画像を解析し、宇宙誕生後10億年以内の光だけを残すことに成功した。

 NASAによると、同望遠鏡が「おおぐま座」の星や銀河を撮影した赤外線データから、宇宙誕生後10億年までの光だけを残した画像を作製した。

 その結果、若い星や銀河が取り除かれ、約130億年前の宇宙の姿が浮かび上がった。

 画像は明るい部分と暗い部分がまだらになっており、明るく見える部分は太陽の1000倍以上の質量を持つ巨大な星や、ガスを取り込んで大量のエネルギーを放出しているブラックホールと考えられるという。


最終更新:12月19日11時2分

94とはずがたり:2006/12/20(水) 16:14:55
都の秘密体質だヽ(`Д´)ノ

長周期地震動:都が庁舎データ拒否 学会からの提供要請に
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061220k0000e040073000c.html

 巨大地震によって発生する「長周期地震動」が超高層ビルに与える影響を検討するため、土木学会と日本建築学会の検討会が東京都に都庁第1本庁舎(48階、高さ243メートル)に関するデータの提供を求めたところ、公開を拒否されていたことが分かった。民間ビルの協力も得られず、検討会は仮想のビルによるシミュレーションしかできなかった。都内の防災に責任を持つ都の“後ろ向き”な姿勢に、専門家から批判の声が上がっている。

 長周期地震動はカタカタと揺れる通常の揺れと違い、周期の長いゆっくりとした揺れ。今後予想される東海、東南海、南海地震によって東京、名古屋、大阪の3大都市が強い長周期地震動に襲われ、超高層ビルなどに被害が出ることが懸念されている。

 このため、両学会は03年、合同で対策の検討に着手した。メンバーの西川孝夫・首都大学東京名誉教授(建築構造学)は、実在の超高層ビルのデータを基に長周期地震動の影響を解析することを計画。90年12月の完成当時は日本一の高さで、安全性確認のため計8カ所に地震計が設置されている都庁第1本庁舎に注目した。

 西川名誉教授は04〜05年、都に長周期地震動の影響を解析して結果を公開することを要望。新潟県中越地震(04年)によって発生した長周期地震動の影響で、都庁内のエレベーターが停止して乗客の閉じ込め事故があったことから、地震計が記録した当時のデータの提供も求めた。

 ところが、都はこれに対し、庁舎は国土交通相の許可を受けて建設していることを理由に「新たな解析は必要がない」と拒否。地震計データも「ただ不安をあおるだけになる」として提供しなかった。

 西川名誉教授は「実際の建物で安全率がどのくらいあるかを検証したかった。都の幹部は、問題点が指摘されれば困ると思ったのではないか。超高層ビルは倒壊すれば多大な迷惑を及ぼすという意味でも公共性の高い建物であり、情報を公開しないのは無責任だ」と批判する。

 伊藤勝春・都庁舎管理課長は「地震計は保守管理をしていないため、使えるデータではないという事情もある。使うには地震計の更新が必要だが、かなり先の地震に備えた学術的な研究のために緊急に整備すべきだとは思わない」と説明している。【中村牧生】

毎日新聞 2006年12月20日 15時00分

95とはずがたり:2006/12/22(金) 12:43:18
ためされる宙空 京滋

飛行物体墜落?深まる謎 滋賀県警、捜索打ち切り
2006年12月21日(木)21:48
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006122100851.html?fr=rk

 滋賀県大津市の比良山系で20日夕、「飛行機が落ちたのでは」という通報を受けた滋賀県警は21日も山中を調べたが、何も見つからず、捜索の打ち切りを決めた。通報のあった時間帯に、京都市内で飛行物が撮影されていたことや、米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルと国際宇宙ステーション(ISS)を目視できたことが判明したが、いずれも関連はわからず、謎は深まるばかりだ。

 通報は大津市内の女性がブーメランの形をした飛行機のようなものが急降下するのを目撃したというもの。

 21日になって、通報の前後の時間帯に、京都市左京区の久能木利武さん(72)が飛行物を撮影していたことが判明。久能木さんは「赤い火の玉と2本の短い飛行機雲状のものが見えた。かなりの速度で、建物の陰に入って見えなくなった」と話した。また宇宙航空研究開発機構(東京)によると、20日夕にシャトルと宇宙ステーションが近畿上空を飛んでいたという。

 久能木さんが撮った写真を見た倉敷科学センター(岡山県)の石井元巳・天文技師は「飛行機と飛行機雲に夕日が反射している可能性が高い。シャトルや人工衛星なら、離れたところにあるので、点のように見えるはず」と説明する。

 しかし、該当する飛行機はなく、県警幹部は「通報者の証言は具体的なのに……」と首をかしげている。

96とはずがたり:2006/12/22(金) 12:50:14
>>91-92
オアシスO2なら発見・・。
http://www.azegami.com/koukiatu/oasiso2.htm

98とはずがたり:2007/02/02(金) 03:43:25

普段は中国批判には与しない親中派(けど西蔵と台湾の独立も支持派w)な俺だがこの件に関しては大クレームつけたくなる。実力もない癖に国威発揚ばっかやってんねーよヽ(`Д´)ノ

破片とISS、軌道が交差 中国の衛星破壊実験で
2007年2月1日(木)08:59
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/20070201a3590.html

 【ワシントン31日共同】中国の人工衛星破壊実験でできた破片(デブリ)は10センチ以上のものだけで500個余りあり、これらの軌道群が国際宇宙ステーション(ISS)の軌道と南半球で交差することが米民間調査機関の解析で31日までに分かった。

衝突の恐れが具体的に示されたのは初めて。2月上旬まではISSから5キロ以内に近づくデブリはないが、将来にわたり有人宇宙活動に影響が出そうだ。

航空宇宙分野の調査分析を手掛けるアナリティカル・グラフィックス社のトーマス・ケルソー博士によると、核兵器を統括する米戦略軍の宇宙監視ネットワークが破壊実験で生じたデブリ517個を追跡している。デブリは雲のような塊になって、地球の北極と南極の上を通る高度200−3500キロの軌道を秒速5・8−8・0キロで周回中。低い軌道をとる南半球で、高度約400キロのISSの軌道と交差する。

100とはずがたり:2007/03/19(月) 20:27:25

はやぶさ、消滅の運命? 地球の大気圏に再突入の公算大
2007年03月19日17時15分
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY200703190243.html

 小惑星イトカワへ一昨年に着陸後、さらに飛行を続ける宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」は、近く長距離航行用エンジンの運転を本格的に始め、地球への帰途に就く。だが、地球到着時には当初の計画と異なり、機体を大気圏に再突入させる可能性が高まっていることがわかった。地上へカプセルを正確に落とすには、ぎりぎりまで地球に近づく必要があるからだ。

 宇宙機構によると、はやぶさは現在、イトカワとほぼ同じ軌道を飛んでおり、地球から約8000万キロ離れている。この時期に出発すれば、太陽の周りを回る地球とはやぶさが約3年後に同じ位置に来る。地球上空では、イトカワの試料が入った可能性のある直径40センチのカプセルを、オーストラリアの砂漠地帯へ向けて放出する予定だ。

 これまでの計画ではカプセル投下後、はやぶさの機体は太陽を回る「人工惑星」となるはずだった。状態がよければ、さらに別の天体を探査することも想定されていた。

 しかし、はやぶさは燃料漏れなどの故障が相次ぎ、微妙な姿勢制御が難しい。運用チームには「カプセルの落下位置の誤差が大きいと街に落ちる恐れが出てくる」という心配の声もある。そこで、カプセルを目標地点へ正確に落とすには、当初計画より地球に接近させる必要が出てきた。

 その場合、カプセル投下後にエンジンを噴射しても、はやぶさは地球の重力を振り切れない可能性が高い。宇宙機構の解析では、大気圏で燃え尽きるとみられている。

 はやぶさは、自らの機体と引き換えに、小惑星からの試料回収技術と、地球〜小惑星間の往復飛行の実証という目的の達成を目指すことになる。

 宇宙機構は今週にも、はやぶさのエンジンを連続して噴射し始める予定だ。推進力は小さく、現在の軌道から本格的に動き出すのは、4月上旬になりそうだという。

 プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「惑星間飛行は、日本が世界で初めて挑戦すること。可能性がある限り、はやぶさの飛行を全力で続ける努力をしたい」としている。

     ◇

 〈小惑星探査機「はやぶさ」〉 03年5月に打ち上げられ、05年11月に地球から約3億キロ離れた宇宙空間で、小惑星イトカワへ着陸して表面試料の採取に挑んだ。機体の大きさは1〜2メートル四方で、太陽電池パネルを広げた横幅は5.7メートル。着陸後に燃料漏れに見舞われた影響で通信が一時途絶、地球へ向けて出発するのが遅れた。現在は10年6月ごろの地球帰還を目指している。

101やおよろず:2007/04/20(金) 06:29:45
GPS網の構築加速 中国「北斗」6基目軌道

http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070420/chn070420000.htm

 【北京=野口東秀】中国は今月14日、地球で動くものを追尾する衛星利用測位システム(GPS)「北斗」の6基目の衛星を打ち上げ、軌道に乗せた。今後、打ち上げるペースを加速させ、米国に匹敵する自前の測位体制(計35基)を構築するとみられる。GPSはミサイルの精密誘導、艦船・航空機の位置情報の把握に欠かせず、GPS網の構築は軍事力増強の飛躍的な一歩となる。

 「北斗」の衛星打ち上げは2000年10月から始まり、6基目は四川省の西昌衛星発射センターから「長征3号A」ロケットで打ち上げられた。このうち5基が稼働中とされ、中国側は今回打ち上げられたのは「5基目」と発表している。

 今年中にさらに数基が打ち上げられ、中国と周辺諸国をカバーするGPSによるサービスが始まるとみられる。

 中国測位システム技術応用協会は「衛星誘導技術は国家の総合力の重要な部分」と位置づける。中国側は、船舶や列車などの運輸▽石油探査▽交通管制▽森林防火▽災害予測▽通信▽警察活動▽土木工事−など「北斗」の経済的な利用価値を強調する。

 2010年ごろには中国のGPSサービスの市場規模は100億元(約1500億円)を超え、関連産業を含めればその5〜10倍になるとの推計もある。

 GPSは米国防総省が軍事用に開発した。アフガニスタン攻撃やイラク戦争で使用されたミサイルの大半がGPSで誘導されており、現代戦争には不可欠なシステムだ。

 昨年の「中国の宇宙白書」は「新世代の運搬ロケット技術開発」とともに「GPS構築」を優先項目に掲げ、軍事転用できる分野に力を注ぐ方針を明示している。

 中国の軍事研究者は「戦争は宇宙から始まる」と指摘する。中国軍は台湾海峡有事の際、米国に軍事介入を思いとどまらせるため弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦などを太平洋に展開すると予想されるが、同研究者は「自前のGPSがない場合、反撃能力、作戦遂行に決定的な差がつく。陸・海・空・天(宇宙)の“四位一体”の国防形成が必要だ」と明言している。

    ◇

 ■衛星利用測位システム(GPS) 軍事研究者によると、GPSは米国が24基体制を構築し、独占状態を続けてきた。しかし、ロシアは現在、「グロナス」衛星17基程度を稼働させており、米国の一国支配は崩れた。露側は24基体制を目指している。欧州連合(EU)も「ガリレオ」計画を進めており、中国も2003年、計画に資本参加したが、ガリレオ計画の進捗(しんちょく)は不透明だ。中国の「北斗」は初期段階として3基で国内をカバーし、3基を打ち上げた時点で「初期段階のシステムは完成した」(解放軍報)とみられる。

102やおよろず:2007/08/02(木) 05:54:44
国際宇宙ステーションに向けロシアの補給船打ち上げへ
2007年08月01日 16:03 発信地:バイコヌール/カザフスタン
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2262395/1978838

【8月1日 AFP】カザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地(Baikonur cosmodrome)で31日、ロシアの無人補給船「プログレスM-61(Progress M-61)」が発射台に設置された。

 打ち上げは現地時間2日の予定で、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)に設置されているコンピューターの備品や、食糧、実験装置、燃料などの補給品を運ぶ。(c)AFP

103やおよろず:2007/08/02(木) 05:55:30
7日に発射予定のスペースシャトル「エンデバー」で問題を発見
2007年08月01日 13:56 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2262411/1991014

【8月1日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は31日、スペースシャトル「エンデバー(Endeavour)」のキャビンで、何かが「漏れたあと」が見つかったと発表した。カウントダウンは4日夜に開始されるため、予定通り7日に発射できるよう原因の特定を急いでいる。

 NASAのスポークスマンによると、週末の定期点検でキャビンの密閉状態を点検した際、「小さな漏れ」を発見した。現在、エンジニアらがキャビンの内圧を調節するバルブを外して原因を調査しており、不具合の個所を修理して、7日の発射に間に合わせるという。(c)AFP

104とはずがたり:2007/08/11(土) 22:04:43

太陽系外「最大の惑星」発見 従来理論で説明つかず
http://www.asahi.com/science/update/0807/TKY200708070282.html
2007年08月07日15時20分

 米ローウェル天文台(アリゾナ州)など米欧の観測チームは6日、これまでに見つかった太陽系外惑星の中で「最も大きな惑星」を見つけた、と発表した。直径が太陽系最大の木星の約1.7倍のガス状惑星だが、重さは木星の8割ほどと推計され、従来理論では説明がつかないという。

最も大きな太陽系外惑星(左)と、惑星が周回する恒星(右)の想像図=米ローウェル天文台提供

 この惑星はヘルクレス座の方角にあり、地球から約1400光年離れている。惑星が周回する恒星の前を横切る際、恒星の光を遮る度合いを複数の望遠鏡で観測し、大きさを割り出した。

 軽くて重力が弱いため、外周部のガスを引き留められず、「彗星(すいせい)の尾」のように引きずっているらしい。観測チームは「重さに比べ、大きすぎる。理由を考えることで、我々の太陽系の形成過程についても理解が深まる」としている。

105とはずがたり:2007/08/16(木) 10:20:26
ちょっとした群発地震的な感じみたいだけど,筑波大丈夫やろねぇ。。俺の部屋は12階建ての12階で耐震補強未着手なんじゃが。。

千葉県東方沖で地震続く いすみ市など震度3
http://www.asahi.com/national/update/0816/TKY200708160005.html
2007年08月16日09時38分

 16日午前9時22分ごろ、千葉県東方沖を震源とする地震があり、千葉県いすみ市などで震度3を観測した。同日未明から、同じ震源とみられる地震が断続しており、震度3以上の地震は4回目になる。

 気象庁によると、震源の深さは約30キロ、地震の規模はマグニチュード4.7と推定される。

 この地震による津波の心配はないという。

 この地震で、震度3を観測した市町村は以下の通り。

 【千葉県】大網白里町、九十九里町、白子町、長南町、大多喜町、いすみ市

106とはずがたり:2007/08/16(木) 23:06:40
ペルー地震、ミサ中の教会被害 大統領が非常事態宣言
http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY200708160371.html
2007年08月16日22時06分

 南米ペルーを15日夕(日本時間16日朝)に襲ったマグニチュード(M)7.9の強い地震は、崩壊した建物が一瞬にして多数の命を奪った。被害が最も大きかったのは首都リマの南方のイカ市。英BBCなどによると、夕刻のミサの最中だった教会から逃げ遅れた人々が犠牲になった。電力の供給も途絶え、電話などの通信網にも障害が出ている。

 イカ市のマリアーノ市長は「薬や毛布、テントなどの物資が不足している」として、ペルー政府に緊急支援を要請。ガルシア大統領は同市に非常事態宣言を出した。

 現地のラジオ報道によると、巨石でふさがれた幹線道路で立ち往生していた旅行者が盗難被害にあっているという。同大統領は警官をリマ市内に出動させ、治安の維持に当たらせている。

 リマでは2度にわたって20秒ほど大きな揺れが続いた。人々が路上に飛び出し、ロイター通信によると「恐怖心から、抱き合ったり、泣き出したりしていた」という。街灯がこなごなになり、窓もあちこちで割れた。

 ペルーは過去にも大地震に見舞われてきたが、「こんな強い揺れは初めてだ」とリマのサンドイッチ店で働く女性はAP通信に話した。

ペルー地震、死者337人 827人以上負傷
http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY200708160340.html
2007年08月16日22時49分

 南米ペルーで15日午後(日本時間16日午前)に起きた強い地震の死者数は、少なくとも337人に上ったと同国当局が16日、発表した。負傷者も827人以上に増えている。AP通信が同国当局者の話として伝えたところでは、震源に近く、最も揺れが大きかったリマ南方のイカ市で336人、首都リマで1人が死亡した。

 イカ市では夕刻のミサ中に教会が崩壊。逃げ遅れた多数の人々が犠牲になった。電力の供給が途絶え、電話などの通信網にも障害が出ている。

 マリアーノ市長は「薬や毛布、テントなどの物資が不足している」として、ペルー政府に緊急支援を要請した。ガルシア大統領は同市に非常事態宣言を出し、テレビ演説で国民に冷静な対応を呼び掛けた。

 リマでは2度にわたって20秒ほど大きな揺れが続いた。現地のラジオ報道によると、巨石でふさがれた幹線道路で立ち往生していた旅行者が盗難被害に遭ったという。警官が出動し、治安の維持に当たっている。

 ロイター通信によると、パニック状態に陥った人々が路上に飛び出し、抱き合ったり泣き出したりしていたという。15日からストライキをしていた医療関係者が急きょ中止し、負傷者の手当にあたっている。外灯や窓は粉々に割れ、路上で寝泊まりしている人も多いという。

 ペルーは大地震が多く、01年にはマグニチュード(M)8規模の地震で100人以上が死亡。1970年には北西部の大地震で死者数が約7万人に上った。

107やおよろず:2007/08/18(土) 08:35:08
チャレンジャーの爆発から21年、飛行士先生が宇宙授業
2007.08.15 Web posted at: 18:17 JST - CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200708150022.html
フロリダ州ケープカナベラル──米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「エンデバー」乗組員として国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中のバーバラ・モーガンさん(55)が14日、宇宙から地上の子供たちに向け、授業を行った。


モーガンさんは、1986年の打ち上げ直後に爆発したシャトル「チャレンジャー」に搭乗していた女性教師、クリスタ・マコーリフ飛行士の交代要員として、ずっと訓練を続けていた飛行士。宇宙からの授業は、チャレンジャーの事故から21年以上後に、やっと実現した。


授業を受ける生徒たち数百人は14日、アイダホ州ボイシにあるディスカバリー・センターに集合。ここは、マコーリフさんが教えていた小学校から数十キロの場所で、宇宙にいるモーガン先生から色々な話を聞いた。


授業の前には、チャレンジャーの事故で亡くなった7人の飛行士を追悼。「彼らは今、私たちと一緒に、この場にいると思う」と語った。


約25分間の質問時間には、宇宙での運動や宇宙空間で液体を飲む様子が見たいといった要望が登場。左右の手で2人の男性飛行士2人を持ち上げたり、空間に液体を流す様子などを披露した。


また、教師と宇宙飛行士を比較して、どう違うかとの質問には、「宇宙飛行士も教師も、実は同じ仕事。どちらも探検して発見し、そして共有する。教師は、これを生徒と一緒に体験できるし、宇宙飛行士はこれを宇宙空間でできる。両方、とてもすばらしい仕事」と答えた。

108やおよろず:2007/08/18(土) 08:35:53
宇宙服の手袋に穴、船外活動を途中打ち切り NASA
2007.08.16 Web posted at: 16:27 JST - CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200708160019.html

テキサス州ヒューストン──米航空宇宙局(NASA)は15日、国際宇宙ステーションで船外活動を行っていた飛行士の宇宙服で、手袋に穴を見つけたとして、船外活動を当初予定より短い段階で切り上げさせた。穴が開いたのは宇宙服の外側の層だけで、内側の層まで貫通はしておらず、飛行士は無事だった。


NASAによると、リチャード・マストラキオ飛行士の宇宙服で、左手の手袋に穴が見つかった。スペースシャトル「エンデバー」に搭乗してISSに赴いたマストラキオは、第3回目の船外活動中だった。


当初予定は約6時間半にわたって、機器の調整などを行う予定だった。約4時間経過した時点で手袋の穴に気付き、報告した。


飛行士は船外活動中、30分に1回、手袋に穴や傷がないか調べる手順となっている。


マストラキオ飛行士は、「問題はない。手袋も順調だった。どこで穴が開いたのか分からない」と話している。

109やおよろず:2007/08/19(日) 22:53:33
シャトル「エンデバー」帰還、1日前倒し決定
2007.08.19
Web posted at: 14:22 JST
- CNN/AP/REUTERS
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200708190005.html

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は18日、大型ハリケーン「ディーン」が来週明けに南部諸州に上陸する可能性を考慮し、スペースシャトル「エンデバー」の帰還を予定より1日早めることを決定した。


エンデバーは米中部夏時間19日午前6時57分(日本時間19日午後8時57分)、国際宇宙ステーションから分離される。


18日には第4回船外活動が実施され、機材設置や実験装置の回収が行われた。船外活動は当初6時間半の予定だったが、帰還前倒しを受けて約1時間半短縮された。

110やおよろず:2007/08/19(日) 22:54:10
シャトルの地球帰還、1日早い21日か ハリケーン接近で
2007.08.18
Web posted at: 14:11 JST
- CNN
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200708180004.html

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は17日、大西洋で成長したハリケーン「ディーン」が来週半ばにも米南部諸州に上陸する恐れが強まったことを受け、スペースシャトル「エンデバー」の地球帰還を1日早め、21日に実施することを検討していると述べた。ロイター通信が報じた。


テキサス州ヒューストンにはシャトルの管制センターがあり、ディーン上陸を受け、同センター職員の退避が迫られる事態に備えた措置。1日早い帰還のためにはシャトル飛行士による船外作業時間などを削る。


シャトルは現在、国際宇宙ステーションにドッキングし、新たな施設構築などの作業をこなしている。当初は、米東部時間22日午後に地球に戻る予定だった。


ディーンは17日、風速59メートル以上のカテゴリー4に勢力を強めている。カテゴリー4は、5段階の分類で上から2番目の強さだが、ディーンはカテゴリー5に成長する勢いも示している。メキシコ湾には来週早々、進入する見通し。

111とはずがたり:2007/08/21(火) 21:51:46
なんかもー確率って高いのか低いのか判りませんよねぇ。。
長期って何年スパン?10%は結構高いような気もしますけど。

M7級地震の発生確率、最大10%に…福岡・警固断層 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/earthquake2/story/19yomiuri20070819i302/

 福岡市中心部を走る「警固(けご)断層」の地震発生確率について、独立行政法人・産業技術総合研究所活断層研究センター(茨城県)が、政府の地震調査委員会の長期評価に、2005年3月の福岡県西方沖地震で受けた圧力を加味して再計算したところ、30年以内にマグニチュード(M)7級の地震が発生する確率は、長期評価の最大6%から、最大10%程度に高まることがわかった。

 7月の新潟県中越沖地震も3年前の中越地震に誘発された可能性が指摘されており、センターは「警固断層も十分な警戒が必要」と呼びかけている。

 センターは西方沖地震後、当時公表されていた警固断層の推定活動間隔などに基づき、西方沖地震の影響を加えた地震発生確率を最大7%前後と算出。その後、地震調査委の長期評価で活動間隔などが大幅に見直されたことから、同断層が受けた影響について最新データで改めて分析した。

[ 2007年8月19日9時48分 ]

112とはずがたり:2007/08/28(火) 17:25:08
「宇宙花火」西日本で見られるかも JAXAなど実施へ
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200708230012.html
2007年08月23日

 宇宙と大気の境界領域の様子を探るため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが、鹿児島県・大隅半島からロケットを打ち上げて上空でリチウムを放出し、地上から観測する実験を計画している。リチウムは太陽光を受けて、赤く光りながら球状に広がるとみられる。この「宇宙花火」は、西日本各地から肉眼でみられそうだ。

 計画しているのはJAXA、北海道大、高知工科大などのチーム。30日午後7時23分、高さ8.5メートル、直径52センチのS―520観測ロケットを、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。ロケットは放物線を描きながら落下軌道に入り、高度250キロ(午後7時29分13秒)、200キロ(同29分53秒)、150キロ(同30分34秒)の3地点でリチウムを放出した後、和歌山県・潮岬の南約500キロの太平洋に着水する。

 観測するのは電離圏の高度100〜300キロ。電離圏はオーロラが現れ、国際宇宙ステーション(高度400キロ)の軌道もある領域。電離した大気と中性の大気が混ざり、複雑な流れをしている。250キロ以下になると人工衛星が回れず、50キロ以上には観測気球が上がれない。

 光は近畿から東海にかけては南南西、中・四国からは南、九州北部からは南南東に、地面に対して角度20度前後の高さに見える。「放出から最初の数秒で月と同じくらいの大きさ、明るさになる可能性がある」と研究チームの山本真行・高知工科大准教授。同チームが地上の4カ所からリチウムの広がりを観測するほか、高知や宮崎、愛知など西日本各地の高校で高校生が撮影に挑戦する。

 チームの観測地点のうち、3カ所以上で晴れないと打ち上げは順延される。打ち上げ時間は1日延びるごとに1分ずつ早まる。打ち上げチャンスは9月中旬まで。順延は打ち上げ直前までに決まり、同大のホームページ(http://www.ele.kochi-tech.ac.jp/rocket/)で知らせる。(久保佳子)

113とはずがたり:2007/09/10(月) 21:45:54

見えないほど小さくても… 日本初の天然ダイヤモンド
http://www.asahi.com/science/update/0910/TKY200709100198.html
2007年09月10日17時08分

 愛媛県で採取された岩石にダイヤモンドが含まれていることを水上知行・日本学術振興会特別研究員ら名古屋大と東京大のグループが確認し、札幌市で開催中の日本地質学会で10日、発表した。天然ダイヤは普通、大陸の特殊な岩石から見つかり、日本での発見は初めてという。ただ、目に見えないほどの微量でとても宝石には向かない。

 水上さんらは同県四国中央市で採った、かんらん岩にレーザー光を当てて組成を分析中、たまたまダイヤモンドにみられる特徴に気付いた。ダイヤは鉱物に閉じこめられた二酸化炭素の泡の壁部分にあり、大きさは千分の1ミリほどだった。

 ダイヤは南アフリカやオーストラリアなどが主な産出国で、10億年前より古い時代にできた大陸に多い。高温高圧な地下100キロ以深のマントルでできたダイヤは、マグマの素早い上昇によって結晶構造を保ったまま地表近くに運ばれると考えられている。地球を覆うプレートが沈み込む場所にあたり、比較的新しい岩石が多い日本にはないと思われてきた。

 グループは「学術的には貴重な発見。日本のような沈み込み帯でも、高圧の地下深くから物質が上がってくる現象があることを示している」としている。

115とはずがたり:2007/09/22(土) 13:13:16
災害・天候も宇宙の一テーマであるw
けど大変だったみたいですねぇ。。

豪雨被害、惨状に住民がくぜん 「身も心もくたくた」※写真クリックで拡大表示します
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070920d

 県内を襲った豪雨被害は2日たった19日、甚大さが際立ってきた。能代市二ツ井町では、出荷直前まで育った比内地鶏のほとんどを失った養鶏業者が先行きの不安を訴えた。館内に泥が流れ込んだ旅館の経営者は廃業も視野に入れざるを得ないと悲鳴を上げた。大館市と北秋田市では断水が続き、住民生活への影響も広がっている。

 能代市二ツ井町は比内地鶏の飼育が盛んだが、3業者で計1万300羽が飼育舎の浸水のため死んだ。同市二ツ井町麻生地区の養鶏業者は、全体の9割近くに上る約2500羽を失った。経営者の男性(70)は「出荷直前にこんなことになるとは…。身も心もくたくた」と、重い口を開いた。

 米代川のはんらんで浸水した小繋地区の旅館「きみまち阪ヘルスセンター」では、従業員や経営者家族が総出で復旧作業に当たった。館内を確認した従業員は「あまりの惨状にがくぜんとした」という。荒谷武志支配人(61)は「ある程度は覚悟していたが、今回は予想以上の被害。何度となく水害を乗り越えてきたが、今後、どうなるか。廃業も考えざるをえない」と力なく話していた。
(2007/09/20 09:26 更新)

116とはずがたり:2007/11/14(水) 12:39:18
宇宙開発の前に南極開発が人類に残された未開の沃野か?それともそっとしておくべきかねぇ?
第4代の南極観測船はどんな感じに成るんでしょう?またこのおカネや所属って何処になるんだ??

「しらせ」が最後の出港 航海25回目、老朽化で引退
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007111401000276.html
2007年11月14日 12時14分

 南極観測船「しらせ」(11、600トン、品川隆艦長)が14日、第49次南極観測隊の支援に当たるため東京・晴海埠頭を出港した。老朽化に伴い帰国後の引退が決まっており、これが最後の航海となる。

 甲板には乗組員約170人のほか見送りの家族ら約600人も乗艦。記念写真の撮影などをしながらしばしの別れを惜しんだ。初めて南極に行く海上自衛隊員の安藤恭範さん(36)は1歳4カ月の長女を抱きながら「寂しいけどメールを楽しみに頑張ります」と話した。

 「しらせ」は「宗谷」「ふじ」に続く3代目の南極観測船として1982年に就航。厚さ1・5メートルの氷を割りながら航行できる世界有数の砕氷能力を持ち、83年以降、24回にわたり南極観測支援に参加した。

 85年と98年には、氷に閉じ込められて立ち往生していたオーストラリアの観測船を救出したこともある。
(共同)

117とはずがたり:2007/11/14(水) 12:43:42
>>116
なんと。政治の世界でも二世・二代目がまかり通るのは創造性が足りなくなっているからの様な気がして成らないけど。。
まぁここは素直に喜んでおいて良いところかな。
でも初代しらせ,2代目しらせと面倒くさくなるね。

「児童らの熱意通じた」 「しらせ」船名存続に喜びの声
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20071114d

 「まさか『しらせ』に決まるなんて」「子どもたちの熱意が通じた」—。新南極観測船が「しらせ」の名を引き継ぐことが決まった13日、日本人初の南極探検家・白瀬矗中尉の生誕地にかほ市は喜びに沸いた。郷土の偉人ゆかりの名を残したいと船名存続を望む声が強かった同市。存続を訴える小学生たちの手紙が異例の決定の決め手となったようだ。

 船名存続の朗報を受け、横山忠長にかほ市長は「子どもたちの熱意が通じたことが一番の喜び。市民も一層活気づく」と興奮気味。児童が手紙を送った金浦小学校の田口久美子校長(56)も「継承できないと思ってがっかりしていた。児童にとって白瀬中尉は目標となる存在。船名が残れば、さらに励みになる」と喜んだ。

 同市は新船名決定後、同市金浦の白瀬南極探検隊記念館入り口に「新南極観測船名『しらせ』に決定」の張り紙を掲示。横山市長らが駆け付け、「南極探検隊長白瀬矗顕彰会」(佐々木弘志会長)の会員とともに船名継承を祝った。佐々木会長(65)は「選考基準を変えてまで児童の願いを酌み取ってくれたことに感謝したい」と語った。

新南極観測船も「しらせ」 船名存続の声届く
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20071113j

 政府の南極地域観測統合推進本部は13日、来春引退する南極観測船「しらせ」の後継船の船名を同じ「しらせ」とすると発表した。公募の際、現存する船名は選考の対象外としたが、現行船の由来となっている白瀬矗旧陸軍中尉(1861—1946年)の出身地であるにかほ市など県内関係者からの船名存続を求める声に押され、選考基準を変更した。

 推進本部によると、約1万9000件の応募のうち最も多かったのは、白瀬中尉が命名した南極の地名「大和雪原(やまとゆきはら)」に由来する「ゆきはら」の768件。次いで「やまと」の659件。対象外の「しらせ」にも約240件が寄せられ9位に入った。

 応募締め切り後、日本の南極観測の先駆者である白瀬中尉の出身地、にかほ市の小学生らから船名存続を訴える手紙が約700通届いた。推進本部は「応募と手紙を合わせれば断トツの1位」として急きょ選考対象に追加。最終選考の委員会では異論も出たが、「世界に認知されている」などの理由で「しらせ」に決まった。
(2007/11/13 19:06 更新)

118とはずがたり:2007/11/26(月) 23:26:08
研究室は12階建ての耐震補強が済んでいない建物にあるのだが,今日地震があってゆっくりと揺れて気分が悪くなった。何処でどれくらいの地震か調べててこんなスレ発見!
4年越しに実現!?

http://science6.2ch.net/test/read.cgi/disaster/1069060844/
1 名前:ギコ地震[] 投稿日:03/11/17(月) 18:20 ID:9IIqqUHy
5月26日に宮城県を震度6弱

7月26日に宮城県北部を震度6が連発3回

9月26日に北海道を震度6


ちょうど、2ヶ月ごとに起きている地震だが
果たして11月26日に地震は起きるのだろうか!!

119とはずがたり:2007/11/29(木) 19:44:33

火星よりも金星の方が生命の可能性高いかも!?

硫酸の雲に「ピカリ」…金星で雷の発生を確認
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007112948_all.html

 欧州宇宙機関(ESA)の金星探査機ビーナスエクスプレスによる観測で、金星の大気中で雷の発生を確認したと米カリフォルニア大などの研究チームが29日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 天体で雷の存在が確認されたのは、地球、木星、土星に続いて4例目。太古の地球では雷の放電が生命誕生のきっかけになったとする説もある。

 チームによると、2006年4月に金星の周回軌道に入ったビーナスエクスプレスに搭載された磁気探知機が、雷放電に伴う特殊な波形の電磁気を観測した。水蒸気の雲で発生する地球の雷とは違い、硫酸の雲で発生しているとみられる。

 金星の雷は1970年代に旧ソ連の探査機が放電のような現象を確認して以来、存在の有無をめぐって論争が続いてきた。雷による放電は大気中の化学物質の組成を変化させる働きがあり、金星の気候の解明に役立つという。

 日本は2010年に金星探査機プラネットCの打ち上げを計画している。(共同)

ZAKZAK 2007/11/29

120とはずがたり:2007/12/22(土) 11:38:42
面白そうだ。

火星に隕石が衝突? 来年1月、確率は75分の1
10:04更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/111288/

 【ロサンゼルス=松尾理也】米航空宇宙局(NASA)の研究機関ジェット推進研究所(カリフォルニア州)は21日、直径約50メートルの隕石(いんせき)が来年1月30日に、75分の1という高い確率で火星に衝突するとの予測を発表した。

 この隕石は2007WD5と名付けられ、現在時速約4万5000キロの速度で地球と火星との間を飛行している。衝突した場合の衝撃の規模は広島型原爆200個分に相当する3メガトンに達し、1908年にシベリア地方で起きた巨大隕石落下に匹敵するという。

 火星では現在、複数の火星探査機が活動を継続中で、関係者は、衝突が起きれば科学的にきわめて興味深いデータが得られると期待している。

 太陽系の地球以外の惑星に対する隕石の衝突は、1994年にシューメーカー・レビー第9彗星が木星に衝突したのが確認され、当時話題を呼んだ。

121とはずがたり:2008/01/12(土) 00:06:08
首都直下地震「帰宅急がず待機を」 国・都が新対策
http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY200801110259.html?ref=goo
2008年01月11日21時04分

 首都直下地震で都心に働く人や買い物客が一斉に避難を始めると、道路に人があふれて消防車や救急車が通れなくなり、火災などがさらに拡大――。こうした問題に対応するため、地震直後は避難者を帰さずデパートやビルに一時待機させる訓練が、25日、東京・新宿で行われる。国の中央防災会議でも「むやみに移動しない」ことの周知が課題にあがり、専門家は今回の訓練がモデルケースになるとみている。

 東京都が一昨年つくった被害想定では、都内で平日正午に震度5強の地震が起きた場合、家に帰ろうとする滞留者は東京(19万8000人)、新宿(16万7000人)など都内八つの主なターミナル駅で計114万人。この人たちが徒歩での帰宅を急ぎ始めると、大混乱になると予想されている。

 今回の訓練では、周辺の大学や専門学校生500人が滞留者役となる。午前9時半、伊勢丹新宿店では、バーゲンに並ぶ100人に店員がハンドマイクで「まだ動かないで」と待機を求める。その後、緊急車両用に確保される緊急輸送道路を避けて新宿御苑に連れていく。耐震化が進むビルでは管理人が外に出ないよう呼びかける。

 主催するのは、駅周辺の40事業者と都、新宿区でつくる「新宿駅周辺滞留者対策訓練協議会」。これまでの訓練の想定は利用客を建物外に誘導するだけで、出た後の行動は利用者任せだった。新しい訓練が具体化したきっかけは昨年2月の東京マラソン。「スタート地点付近で3万人のランナーが8車線の道路を通るのに20分かかった。地震だったら恐ろしいことになる」と気づいたという。

被害状況によっては1泊から数泊といった待機もありうるため、今後様々な想定で訓練を重ねるという。

 中林一樹・首都大学東京教授(都市防災計画学)は「家族の安否が確認できれば、火災現場を通って帰宅するよりもとどまる方が安全。今回の訓練は規模が大きく、全国でも先駆的な試み」と話している。


■食料・トイレの確保急務

 中央防災会議の被害想定によると、首都圏でマグニチュード7クラスの地震が平日の昼間に発生した場合、約650万人の帰宅困難者が発生するとみている。

 同会議は、「駅周辺や路上に膨大な滞留者が発生すれば応急対策の妨げとなる」として、対策を検討する専門調査会を設置。現在、帰宅困難者の行動を探るシミュレーションをまとめ、対策を出す予定だ。

 95年の阪神大震災の後、首都圏などでは歩いて帰宅する訓練などもさかんに行われてきた。しかし中央防災会議は「むやみに移動を始めると道路も危険なうえ、混乱を招く」として、企業や学校に従業員や生徒を一時的に収容できるよう、食料やトイレなどの確保を求めている。

122とはずがたり:2008/02/02(土) 11:28:25
北極の氷消滅まで何年? 探検家が氷の厚さ調査へ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/91586/
10/17 13:17更新

 北極の氷は、いずれ消滅してしまうのか−。この問いへの回答に、より正確なデータを提供しようと、アラスカ沖から北極点までの2000キロを、英国の極地冒険家らがレーダーを装着したソリを引き、氷の厚さを計測する実地踏査計画が16日、ロンドンで発表された。

 データ解析には英ケンブリッジ大や米航空宇宙局(NASA)の研究者らが協力。世界の指導者らに地球温暖化の実際のスピードを警告するのが狙い。

 計画ではペン・ハドー氏(45)ら冒険家2人とカメラマンの計3人が来年2月、米アラスカ州のバロー岬を出発。ヘリコプターから食糧投下を受けながらソリを引き、氷上を1日約18キロ移動し、途中の氷のない場所は泳いで、120日かけて北極点まで到達する。

 レーダーは雪と氷を識別し、20センチ間隔で氷の厚さを1000万カ所で計測。さらに20キロごとに氷を掘削して密度を測る。

 これまで北極の氷の厚さは主に衛星や潜水艦を使って計測されてきたが、踏査チームは、実地踏査でより正確なデータを提供できるとしている。(共同)

123とはずがたり:2008/02/24(日) 23:06:29
富山が大変な事に。

強風:富山で高波 9棟全半壊、1人不明6人重軽傷
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080225k0000m040083000c.html

 強い冬型の気圧配置に伴い、24日も日本海側や三陸沖で強風が吹き荒れ、富山県では富山湾沿岸の黒部市や入善町などで高波が防波堤を越え、住宅地などに流れ込んだ。午後7時半現在の県のまとめでは、住宅や倉庫など9棟が全半壊、6棟が一部損壊。床上浸水は55棟、床下浸水も157棟に上った。入善町では芦崎地区の150世帯に避難指示が出された。同地区の無職、西島良作さん(87)が早朝に自宅を出たまま行方不明になったほか、6人が重軽傷。

 黒部市生地(いくじ)芦崎地区でも多くの住宅に海水が押し寄せ、道路には波で運ばれた人の頭ほどの石が転がった。

毎日新聞 2008年2月24日 22時40分 (最終更新時間 2月24日 22時53分)

高波:漁船から転落、1人死亡 波浪警報の富山湾で
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080224k0000e040027000c.html

 24日午前5時50分ごろ、富山県射水市の新湊漁港から北東約1.4キロ沖合の富山湾で、新湊漁協所属の定置網漁船「第28共和丸」(15トン)乗組員の中曽根幸晴さん(72)=同市海老江浜開新町=と稲井勝信さん(62)=同市草岡町=が海に転落した。2人は他の乗組員に救助されたが、中曽根さんは約1時間半後に搬送先の病院で死亡した。死因は水死。稲井さんにけがはなかった。

 伏木海上保安部によると、現場は波浪警報が出されており、約2メートルの波を受けて甲板から転落したらしい。漁船には2人を含めて計13人が乗っていた。中曽根さんは救命胴衣を着用していなかった。同漁船は港に戻る途中だった。【上野宏人】

124とはずがたり:2008/02/28(木) 18:15:13

新冥王星見つかるか!?

海王星外側に第9番惑星の可能性、神戸大が理論予測
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&id=418464
(読売新聞 - 02月28日 04:11)

 太陽系9番目となる未知の惑星が海王星の外側に存在する可能性が高いことを、神戸大のパトリック・S・リカフィカ研究員と向井正教授が、詳細な理論計算で世界で初めて突き止めた。

 今後、観測体制が整えば、10年以内にも発見されそうだという。この成果は、4月発行の米天文学専門誌「アストロノミカル・ジャーナル」に発表される。


 太陽系の縁では、「太陽系外縁天体」と呼ばれる1100個以上の小天体が、海王星軌道の外側を回っている。その多くは、8惑星と同じようなほぼ円形の軌道をとるが、なかにはそれと大きくずれている天体もあり、なぜそのような変則的な軌道を持つのかが大きななぞとして残されていた。

 リカフィカ研究員らは、太陽系ができ始めて間もない40億年前から現在までの惑星や太陽系外縁天体の軌道の変化を、最も有力な太陽系形成理論にもとづいてコンピューターで計算した。その結果、水星から海王星までの8惑星では変則的な外縁天体の軌道を説明できず、新たな「惑星X」を仮想的に加えて計算することで初めて、それが可能になることがわかった。これが、惑星Xが存在することの理論的な証拠になるという。

 リカフィカ研究員らによると、突き止められた惑星Xは海王星の外側にあり、長半径が150億〜260億キロ・メートルの楕円(だえん)軌道を回っている。重さは地球の3〜7割で、この領域に多い氷と岩石でできた天体だと仮定すると、直径は、地球の約1万2700キロ・メートルに匹敵する1万〜1万6000キロ・メートルになるという。

 惑星Xが太陽に最も近づく120億キロ・メートルの地点では、2006年に惑星から除外された冥王(めいおう)星と同じくらいの14・8〜17・3等の明るさで見えるはずだが、他の惑星が回る平面と20〜40度の傾きを持つため、見つからなかったらしい。

125とはずがたり:2008/02/28(木) 18:19:13
>>124はソースがmixiないのだった。
何処からもアクセスできるソースはこちら
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080227-OYT1T00777.htm

126とはずがたり:2008/03/04(火) 18:02:31
火星で「雪崩」 米無人探査機が撮影
2008.3.4 13:09
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080304/amr0803041308007-n1.htm

火星の北極付近のがけで発生した「雪崩」の様子。煙のようなものが舞い上がった(NASA提供・共同) 米航空宇宙局(NASA)は3日、火星の上空を周回している無人探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」が撮影した火星の「雪崩」の画像を公開した。

 2月19日に、火星の北極付近にある高さ約700メートルのがけで発生。土が混じった赤茶けた地表の一部が崩壊して斜面に沿って落ち、幅約180メートルにわたり煙のようなものが舞い上がったのを連続写真でとらえた。崩落したがけには氷が多く含まれているとNASAはみている。

 NASAによると、火星で観測されるのは数百万年も変化がない地形で、地表の動きが観測されたのは極めて珍しい。(共同)

127とはずがたり:2008/04/12(土) 12:37:32
>>116-117
任務,乙でした。天下り先が決まってないようだけど誰か受け入れてあげれないものかね。
宗谷やふじのその後はどうだったんでしょうか?wikiに拠ると稚内が誘致に名乗りをあげてるそうだけど10億もおカネ無いよね。。製造元の日本鋼管はどうなんでしょ?

しらせ:最後の南極航海終え帰港
http://mainichi.jp/photo/news/20080412k0000e040016000c.html

最後の南極航海を終えて東京港に帰港した南極観測船「しらせ」=東京・晴海埠頭で2008年4月12日午前9時37分、本社ヘリから丸山博撮影 老朽化のため8月に退役する南極観測船「しらせ」(品川隆艦長)が12日午前、最後の南極航海を終えて東京港に帰港した。しらせが接岸した晴海ふ頭(東京都中央区)には、一足先に空路で帰国した観測隊員らが「25年間ご苦労様でした」などの横断幕を掲げて出迎えた。

 しらせは海上自衛隊所属の砕氷艦で、「宗谷」「ふじ」に続く3代目の南極観測船。83年から毎年、日本と南極を往復し、延べ千数百人の隊員と物資の輸送を担った。総航行距離は地球25周分の約100万キロに達する。

 国はしらせを保存・展示してもらう払い下げ先を公募しているが、10億円規模とみられる修繕費などが障害となって難航している。同名の後継船は16日、舞鶴港(京都府)で進水式を迎える。【西川拓】

毎日新聞 2008年4月12日 10時48分(最終更新 4月12日 11時17分)

128とはずがたり:2008/04/13(日) 01:39:52
宇宙での水誕生過程を再現 北大教授ら実験に成功
2008年4月12日 22時04分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008041201000678.html

 北海道大低温科学研究所の香内晃教授(惑星科学)らのグループは、地球などに存在する水分子が宇宙の「分子雲」内で作られる過程を、世界で初めて実験で再現したと発表した。研究成果はオランダの物理化学専門誌の電子版に12日までに掲載された。

 香内教授は「生命にとって大切な水の起源を解明することは、生命や惑星の起源を解明することにつながる」と実験成功の意義を強調している。

 「分子雲」は水素や酸素、窒素などのガスやちりが宇宙空間の中で高密度で集まったもの。

 香内教授によると、教授らは自作の装置で、分子雲と同じ零下263度の真空状態を作り、酸素分子に水素原子をぶつけて水分子ができるまでを観測。できた水分子は、実際の分子雲内の水分子と同様に分子配列が乱れたアモルファス(非晶質)という状態になった。

 今回の実験で、分子雲誕生後1万−10万年の間に、水分子が作られている可能性が高いことも判明したという。

(共同)

129とはずがたり:2008/06/14(土) 14:07:19
寝た直後ぐらいにゆさゆさ来て長いなぁと思ったけど眠くていつもは興奮して飛び起きてテレビ着けるんだけどそのまま寝ちまいました・・。寝た直後だと思ってたけど1時間ぐらいは経ってたんか。。また震度4位だったんですねぇ。。

岩手、宮城で震度6強 M7.0
2008.6.14 08:59
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080614/dst0806140859000-n1.htm

東北地方の地震で東北・上越新幹線などがストップ。払い戻しのため乗客が改札に並んだ=14日午前9時28分、東京駅(小松洋撮影) 14日午前8時43分ごろ、東北地方で大規模な地震があった。岩手県内陸南部と宮城県北部で震度6強を観測した。気象庁によると、震源地は岩手県内陸南部で震源の深さは約10キロ。地震の規模(マグニチュード)は7.0と推定される。この地震による津波の心配はないという。

 仙台市内では、大きな縦揺れの後、揺さぶられるような大きな横揺れがあったという。

 地震が観測された主な地域は以下の通り。

 震度6強=岩手県内陸南部、宮城県北部

 震度5強=宮城県南部、宮城県中部、秋田県内陸南部

 震度5弱=山形県最上、福島県浜通り

 震度4=青森県津軽南部、青森県三八上北、岩手県沿岸北部、岩手県県沿岸南部、岩手県内陸北部、秋田県沿岸北部、秋田県沿岸南部、秋田県内陸北部、山形県庄内、山形県村山、山形県置賜、福島県中通り、福島県会津、茨城県北部、茨城県南部、栃木県北部、栃木県南部

 震度3=檜山支庁、青森県津軽北部、青森県下北、群馬県南部、埼玉県北部、埼玉県南部、千葉県北東部、千葉県北西部、東京都23区、神奈川県東部、神奈川県西部、新潟県中越、新潟県下越、新潟県佐渡

130とはずがたり:2008/06/14(土) 14:10:15
【岩手・宮城内陸地震】死者2人、けが人100人超 岩手、宮城で震度6強
2008.6.14 12:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080614/dst0806141109008-n1.htm

地震による土砂崩れで埋まった車=14日午前11時45分、宮城県栗原市で共同通信社ヘリから 14日午前8時43分ごろ、東北地方で強い地震があり、岩手県奥州市と宮城県栗原市で震度6強を記録した。町村信孝官房長官は福島県と岩手県で計2人が死亡したと発表した。地元消防などによると、岩手、宮城、山形、福島各県で少なくとも100人以上がけが。橋が落下、民家が倒壊するなど深刻な被害も出ている。

 気象庁によると、震源地は岩手県内陸南部で、震源の深さは約8キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7.2と推定される。気象庁は「平成20年岩手・宮城内陸地震」と命名。政府は官邸対策室を設置した。

 各地の消防などによると、栗原市の工事現場で土砂崩れが発生、作業員1人が行方不明になった。奥州市のダム工事現場では落石で1人が心肺停止状態。同市の石渕ダム周辺の林道から17人の乗ったマイクロバスががけから転落した。

中国・四川大地震と酷似 岩手地震の発生メカニズム 
2008.6.14 09:52
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080614/dst0806140952003-n1.htm

 14日午前に発生した岩手県内陸南部の深さ約10キロを震源とする強い地震について、政府の地震防災対策強化地域判定会委員も務める日本大学文理学部地球システム科学科の吉井敏尅教授は、「発生メカニズムが中国・四川大地震とよく似ている」と指摘した。

 吉井教授は今回の地震について、「内陸の浅い所を震源とする地震で、逆断層型と考えられる。震源地の北方には大きな逆断層帯があるため、その延長となる逆断層が縦ずれを起こしたのではないか」と分析。

 東北地方では逆断層地震がよく発生するといい、吉井教授はそのメカニズムについて、「東北地方は、日本列島を乗せた陸側のプレート(岩板)が、東側から押してくる太平洋プレートに押されて歪(ひず)みがたまりやすい。この歪みが限界を超えると、逆断層がずれて地震が発生する」と解説。「四川大地震の発生メカニズムと非常によく似ている」とも指摘する。

 今回の地震は、規模がマグニチュード(M)7・0と非常に大きい。防災科学技術研究所の岡田義光理事長によると、「逆断層型地震の頻発地帯ではあるが、これほど大規模なものはまれ。M7を超える地震は、今回の震源の少し北の秋田、岩手県境を震源にM7・7の陸羽地震が明治29(1896)年にあったぐらいだろう」という。

 岡田理事長は、「1週間程度は震度4から5程度の大きな余震が発生する可能性がある」とも指摘。「周辺の地域ではしばらく、十分な注意が必要だ」と話している。

131とはずがたり:2008/06/18(水) 19:52:18
>>129-130
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/16-18
04年の中越地震の時山古志村を飲み込んだ土砂ダムで初めて知った時には不謹慎ながら自然の偉大さにどきどき感を憶えましたが(シャロン・ストーン並に不謹慎かも知れないhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114775789/470けど)今回の中国でもこの東北でも発生してるということはそれなりの頻度で発生するそれ程珍しいものでもないのでしょうか。。

60年前の悲劇また? 一関・磐井川
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080617t33028.htm

 岩手県一関市厳美町下真坂付近で土砂崩れが発生し、せき止められた磐井川。「土砂ダム」の下流に位置する市中心部の市民には、アイオン台風水害(1948年)の忌まわしい記憶がよみがえる。せき止められた水が土石流を引き起こして市街地を襲い、多くの犠牲者を出した。当時を知る市民が早期の復旧を願っている。

 磐井川は市中心部を流れる。磐井橋そばに住む金森三郎さん(82)は「上流がせき止められていると聞いて、真っ先に60年前を思い出した。危険だ」と顔をこわばらす。

 土砂崩れの発生個所は、アイオン台風の土石流と全く同じ場所。当時、一関市では死者・行方不明473人、家屋流失約1700戸の被害があった。23歳だった金森さんは九死に一生を得たが、家ごと濁流に流され、祖母を失った。

 「悲惨な歴史を繰り返してはならない。水害の恐ろしさを知らない世代が多くなっており、危機意識も薄れているのが心配だ」と訴える。

 同じく水害に遭った世嬉の一酒造社長の佐藤晄僖さん(67)も「当時よりも現在は、川幅が広くされたが、(土砂ダムの水を抜くため)入梅前に一刻も早く通水してほしい」と願う。
2008年06月17日火曜日

132小説吉田学校読者:2008/07/06(日) 18:23:01
被災を報じる数字の裏に、ひとりひとり、人生があり、出会いがある。

駒の湯での激励胸に 土石流解明へ 茨城大教授
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080706t13020.htm

 至る所で地肌がむき出しになっていた。「こんなに崩れているとは」。惨状に息をのんだ。
 東北大出身で火山地質学が専門の茨城大理学部教授、藤縄明彦さん(53)。6月末、岩手・宮城内陸地震で起きた栗原市の地滑り現場を調査した。
 栗駒山は学生時代からの研究フィールド。火山の成り立ちと構成する岩石の性質を卒論のテーマに選び、4年生の夏はこの山で過ごした。
 安く泊まれる宿を探し、出合ったのが中腹の「駒の湯温泉」だった。その旅館が、地震で土石流にのみ込まれた。
 5人が死亡し、2人が行方不明に。主人の菅原孝さん(86)は助かったが、おかみのチカ子さん(80)と長男の孝夫さん(58)は命を落とした。
 孝さんは併設の小屋をただで使わせてくれた。チカ子さんは従業員と一緒に、「ヒュッテさん」と呼んで温かく接してくれた。おにぎりを持たせてくれたり、スイカを食べにおいでと呼んでくれたり。家族の一員のように過ごした。
 孝夫さんとは特に話が弾んだ。いったん駒の湯を離れたが、再び訪れると「弟が帰ってきた」と目尻を下げ、酒を酌んで歓迎してくれた。
 卒論の研究は楽しいことばかりではなかった。足場の悪い場所で岩にハンマーを打ち込む作業は危険と隣り合わせ。「孤独な闘いが続き精神的に参った。このままやっていけるか、自問するようになった」
 時間の配分を間違え、帰り道でとっぷり日が暮れたこともあった。暗い山道を歩くこと数時間。駒の湯の明かりが見えた途端、張り詰めていた気持ちが緩んだ。
 「もう嫌だ」。泣きそうな顔で戻ったはずだが、孝さんは「お、やっと帰ってきたな」とさらりと声を掛けた。心配していた気配を隠し、さりげなく迎えてくれた。思いやりが心に染みた。「ここで投げ出すわけにはいかない」
 研究で壁に突き当たったとき、学生に心構えを説くとき、心には栗駒がある。駒の湯の人々の励まし、つらい調査を貫いた自信。その後の人生の支柱となった。
 十数年ぶりに訪ねた「研究の原点」。崩れた岩石の種類や崩壊面の形状を調べたが、駒の湯を直撃した土石流現場には入らなかった。「まだ行方不明の人がいる。調査は落ち着いてからでいい」
 土石流はなぜ起きたのか。メカニズムの解明に向け、地質学的なデータを提供する。「それが使命であり、自分ができる恩返し」と藤縄さんは考えている。

133とはずがたり:2008/07/24(木) 13:42:10
またも地震。
岩手県の洋野町で震度6強,八戸市で6弱と結構強かった様ですが死者は出なかった様で何より。
話しは全然替わるがこのニュース速報でテレ朝系で東京で出てた女子アナ可愛かったっす。誰だったんだろ??

けが107人、16人が骨折などの重傷 岩手北部地震
http://www.asahi.com/national/update/0724/TKY200807240037.html
2008年7月24日13時17分

被災した建物の後片づけをする人たち=24日午前9時27分、岩手県久慈市、上田幸一撮影

 岩手県沿岸北部を震源とするマグニチュード6.8(推定値)の地震の影響で、青森県や岩手県などで少なくとも107人がけがをし、うち16人が骨折などの重傷となっている。

 警察庁のまとめでは、24日午後1時現在のけが人は、青森県で52人(うち重傷4人)、岩手県で39人(同7人)、宮城県で11人(同3人)、秋田県で2人、山形県で1人(同1人)、北海道で1人(同1人)、千葉県で1人。

 岩手県洋野町で女性(58)が転んで太ももを骨折。青森県三沢市では女性(69)が階段から転倒して重傷を負った。同県八戸市でも2人が重傷。宮城県では仙台、石巻、岩沼市でそれぞれ1人が重傷を負った。

134とはずがたり:2008/07/24(木) 13:46:17
>>133
http://www.j-area2.com/news/tv/anatvasahi.html
野村真季だったのかな。。

135とはずがたり:2008/08/05(火) 10:18:53
地震ネタばかりで地球スレに解明の必要性を危惧してたけど久々に宇宙ネタ♪
火星と金星にも人が住めるようにしよ〜。石油は採れそうにないけどそれ以外の資源はとれるんちゃうけ。

火星に生命存在の可能性?「NASA近く発表」と米専門誌
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080802-OYT1T00463.htm

 【ワシントン=増満浩志】米専門誌アビエーション・ウイーク(電子版)は1日、米航空宇宙局(NASA)が、火星の生命存在の可能性に関する重大な発見を8月半ばにも発表する計画だと報じた。


 同誌は、この重大な発見が、火星で水の検出に成功した米探査機フェニックスに搭載された分析装置MECAで得られたと指摘。分析は現在も進行中で、発表が9月にずれこむ可能性もあるが、NASAはすでにホワイトハウスにも説明したとしている。

 水の確認などを発表した7月31日の記者会見で、NASAはMECAの成果に関する質問を避けるため、担当の研究者を出席させなかったという。

 フェニックスは、生命の検出を目的とした装置は積んでいないが、MECAには、2マイクロ・メートルまで見分ける光学顕微鏡とさらに解像度の高い「原子間力顕微鏡」が設置されており、細菌が視野に入れば撮影できる。
(2008年8月2日14時37分 読売新聞)

136とはずがたり:2008/08/05(火) 10:52:14
sageちまった。。

137とはずがたり:2008/08/10(日) 14:04:04

天候の操作なんてSFだねぇ。。
成功したってことですかね。

五輪開会式晴れのため人工消雨1104発ロケット発射
2008年08月10日08時15分 / 提供:スポーツ報知
http://news.livedoor.com/article/detail/3769848/

 北京市気象局は8日の北京五輪開会式が雨に見舞われないように大規模な「人工消雨」を実施したことを9日、明らかにした。21か所から1104発のロケットを打ち上げ、ヨウ化銀を雲に撃ち込むという中国で過去最大規模の作業で、新華社によると、五輪開会式のために「人工消雨」が行われたのは初という。

 人工消雨は北京市周辺の大気中にヨウ化銀をまくことで人工的に雨を降らせ、市の中心部を晴天にする技術。同局によると、8日午前7時ごろに雨雲が北京市に接近しているのを観測。開会式を降雨から守るために、午後4時から同11時40分ごろまで作戦を実施、北京郊外に人工的に雨を降らせた。

 4月20日に北京で行われたプレ五輪マラソンでは、大気汚染軽減のため市中心部に人工雨を降らせたといわれるなど、中国は降雨操作に積極的。一方、日本の気象庁は「日本では大学で研究しているケースはありますが、気象庁では関知していません」と人工消雨に否定的。化学物質を大気中にまくことで、環境に与える影響にも懸念があるようだ。ヨウ化銀は大量摂取しなければ人体に影響はないといわれている。

138とはずがたり:2008/08/13(水) 15:49:51
なんとスペースシャトルは退役か。安定しなかった>>39>>41もんね。後継機のネタは>>52に出てた。

米ロッキード社、シャトル外部燃料タンク製造部門の人員削減を決定
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200808111829

【Technobahn 2008/8/11 18:29】米ロッキード・マーチン社は7日、スペースシャトルの外部燃料タンク組み立てを担当しているミシャウド・オペレーションの人員削減を行う方針を明らかにした。

 人員削減は2008年秋から実施されスペースシャトルの退役が決まっている2010年9月までに完了する見通し。

 同社のミシャウド・オペレーションはフロリダ州ケープケネディー宇宙センター、ニューオーリンズ州のミシャウド工場などを中心に2445名の従業員が働いており、ロッキード・マーチン社では、再教育プロラムなどを実施すして配置転換を行うことで同部門の人員削減を実現する方針。

 今後、スペースシャトルが退役となる2010年9月が近づくにつれてシャトル関連のNASAの業務委託先企業を中心にこうした人員削減の発表が増えてくることなども予想されている。

 NASAでは今年の4月にスペースシャトル退役に伴い現在、2万1000名いる派遣労働者の数を1万2500名から1万3800名まで削減する見通しなどを発表していた。

139とはずがたり:2008/08/26(火) 15:43:13
東大阪→つくば→種子島と移動だけで壊れそうだ。まぁそんなんで壊れるようには造ってないだろうけどw
雷観測かなんかにつかわれるとのこと。成功を祈る。

まいど1号:完成、茨城・つくばで性能検査
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080826ddm041040167000c.html

 東大阪市の「町工場」発の人工衛星打ち上げを目指して、東大阪宇宙開発協同組合(今村博昭理事長)が開発を進めてきた小型人工衛星「まいど1号」が完成した。早ければ来年2月の打ち上げに向けた性能検査のため、26日に茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構・筑波宇宙センターに運ばれる。「まいど1号」は、東大阪市の中小企業の技術者や設計者ら有志が、02年から開発を始めた人工衛星で、重さ約50キロ。縦横高さ約50センチの立方体にアンテナがついている。

毎日新聞 2008年8月26日 東京朝刊

140とはずがたり:2008/09/11(木) 22:44:44
こんな実験してたのか。
インドの少女は余りにナイーブ。。日本の少女だともうちとすれっからしてるよなw
併し本当にブラックホールが出来ちゃったりしたら誰がどう責任取ってくれるんかね?

インドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺
http://www.zakzak.co.jp/top/200809/t2008091140_all.html

 【ボーパール(インド)10日=ロイター】インド中部マディヤプラディシュ州で16歳の少女が10日、欧州で行われる素粒子加速装置を使った「ビッグバン」実験によって地球が終わりを迎えるとの報道にショックを受けて自殺した。少女の父親が語った。

 警察によると、少女は農薬を飲んで自殺を図り、病院に運び込まれたが後に死亡した。

 父親は地元テレビ局に対し「娘は過去2日、私やほかの身内に9月10日で世界が終わることについて質問をしていた」と話している。

 インドのニュース番組はここ2日ほど、スイス・フランス国境の地下に設置された素粒子加速装置による実験で、世界が破滅するかどうかの議論を多く放送していた。

 大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は10日に運転を開始。円周27キロのトンネル内で光速に加速した陽子同士を衝突させ、宇宙が誕生した「ビッグバン」直後の状態を再現することが期待されているが、実験の過程で小さなブラックホールが作り出され、地球を飲み込んでしまうとの懸念も一部で出ていた。

ZAKZAK 2008/09/11

142とはずがたり:2008/10/04(土) 18:26:44

宇宙の謎に地下から迫る 岐阜「スーパーカミオカンデ」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008100490161052.html?ref=rank
2008年10月4日 16時11分

 素粒子ニュートリノの観測で知られる東京大の「スーパーカミオカンデ」(SK)がある岐阜県飛騨市の神岡鉱山地下で、宇宙の謎に迫る新研究が続々と始まる。2度目のノーベル賞を目指し、カミオカが熱い。

 富山県境近くの池ノ山(1、368メートル)の神岡鉱山跡津坑口から専用バスで5分ほど潜る。頂上から深さ1000メートルの地下空間。SK近くの坑道の横穴に15メートル四方、奥行き21メートルの空洞が広がる。

 宇宙にある謎の暗黒物質の検出を目指し、東大・神岡宇宙素粒子研究施設長の鈴木洋一郎教授(58)らが来夏、本格稼働させるXMASS(エックスマス)の観測空間だ。空洞内に直径、高さ各10メートルの水槽を設け、蛍光性の液体キセノンを詰めた直径80センチの容器を沈める。感度は世界最高水準。鈴木教授は「世界に先駆けて暗黒物質を捕まえたい」と意気込む。

 暗黒物質は通常の物質の5、6倍も宇宙に存在し、銀河などの形成に重要な役割を果たす。目に見えず電磁波でもとらえられないため、宇宙線や放射性物質などの反応を極力、減らすことが必要。強固な岩盤に守られた神岡鉱山は世界的にも最適な観測地だ。

 大阪大の岸本忠史教授(56)は来夏から、「反物質」の謎に迫る研究を本格化させる。光学レンズに使われているフッ化カルシウムの結晶を詰めた直径、高さ各4メートルの観測装置「CANDLES」を坑道内に設ける。理論上、物質には性質が反対の反物質があるが、宇宙誕生後消滅したとされる。岸本教授は、ニュートリノが放出されない現象の観測から物質創成の謎を追う。

 京都大の身内賢太朗助教(33)は5年後の観測開始をめどに、特殊なガスで暗黒物質が飛来する「軌跡」までとらえる装置を坑道内に設置する。「坑道内で装置を大規模化することで、物質の検出頻度を高め、世界に並ぶ成果を出す」と言う。

 茨城県東海村の日本原子力研究開発機構。ここに建設中の大強度陽子加速器施設「J−PARC」と神岡のSKを使った国際共同研究が来年4月に始まる。

 1周1・6キロの円形の加速器から毎秒1000兆個の人工ニュートリノを放ち約300キロ離れたSKに打ち込む。ニュートリノが姿を変える様子を詳細に観測するのが狙いだ。

 生まれたばかりの宇宙は最小単位である素粒子だけの世界だったとされ、素粒子の性質を突き詰めれば、宇宙形成の解明につながる。担当する高エネルギー加速器研究機構の多田将助教(38)は「ノーベル賞級の成果を出せる」と力を込める。

(中日新聞)
 【神岡鉱山とノーベル賞】 小柴昌俊さん(現東大特別栄誉教授)が1987年、観測装置「カミオカンデ」で超新星爆発によるニュートリノを初めて観測し、2002年、ノーベル物理学賞を受賞。「スーパーカミオカンデ」でニュートリノに質量があることを発見した戸塚洋二さん(今年7月死去)もノーベル賞有力とされていた。

144とはずがたり:2008/10/06(月) 18:24:44
でかい話しだねぇ・・

関東直下の岩盤、地震の源に=太平洋プレートの破片−産総研など
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000009-jij-soci
10月6日2時29分配信 時事通信

 関東平野の直下30〜100キロにある岩盤が、東から沈み込んでくる太平洋プレートが割れた破片の一つであることを、産業技術総合研究所など日米の研究チームが突き止めた。この岩盤は関東大震災など、首都圏直下で起きる深い地震の源にもなっているという。論文は5日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに掲載された。
 産総研活断層研究センターの遠田晋次研究員らは、気象庁や防災科学技術研究所の30万件に上る地震データなどから、地下の構造を詳しく解析。これまで、南から沈み込んでくるフィリピン海プレートの先端だと思われていた、関東平野の直下にある厚さ25キロ、幅100キロの岩盤が、実は太平洋プレートが破断した破片であることが分かった。

145とはずがたり:2008/10/25(土) 02:19:43
>>127
残念だが仕方がないかね。。

旧「しらせ」、スクラップに=保存利用先見つからず−退役した南極観測船
10月24日20時17分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000187-jij-soci

 老朽化により退役した旧南極観測船「しらせ」(11600トン)の保存展示目的での売却先を探してきた政府の南極地域観測統合推進本部(本部長・塩谷立文部科学相)は24日、保存活用を断念し、解体して払い下げることを決めた。しらせを保有する防衛省が入札を実施し、年内には一部の記念品を残し、解体される見込み。
 旧しらせは1982年に建造された。翌年から25回にわたり、南極への航海を行ったが、老朽化により今年7月、退役。来年5月に就役予定の4代目も「しらせ」と命名されている。

146とはずがたり:2008/11/15(土) 21:50:19

フェニックスの火星探査が終了 「音」とらえる試み断念
http://www.asahi.com/science/update/1111/TKY200811110274.html
2008年11月11日18時42分

 【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は10日、5月末に火星の北極付近に軟着陸し、地表近くに氷を発見するなどの成果を上げた無人探査機フェニックスが探査活動を終える、と発表した。火星の北半球の冬が近づいて日照時間が減り、太陽電池による十分な発電が難しくなった。次の春に起動を試みても、動く可能性は低いとみられている。

 探査期間は3カ月の予定だったが延長されていた。搭載されていたマイクロホンの起動にも失敗、火星の「音」をとらえる試みを断念したことも明らかにされた。

147とはずがたり:2008/12/10(水) 17:30:25

太陽系外の惑星にCO2 ハッブル望遠鏡で初確認
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/2008121001000160.htm

 【ワシントン9日共同】米航空宇宙局(NASA)は9日、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、太陽系外にある惑星の大気に二酸化炭素(CO2)が含まれているのを初めて確認したと発表した。
 この惑星は高温すぎて生命は存在できないが、生命活動とも関係するCO2を検出できたことは将来、地球外生命を確認するための重要な一歩だとしている。
 NASAによると、こぎつね座の方向にあり、地球から63光年離れた恒星を回る木星ほどの大きさの惑星「HD189733b」を観測。恒星の後ろに隠れる前後の光を比較して惑星の反射光の波長を解析する方法で、惑星大気にCO2と一酸化炭素が含まれるのを確認した。
 研究チームは「ハッブルは宇宙の果てを見通すのが主任務だが、太陽系外の惑星の組成を調べる有力な手段になりつつある」と指摘している。
2008年12月10日水曜日

148荷主研究者:2008/12/31(水) 21:51:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081208t15017.htm
2008年12月08日月曜日 河北新報
無機物質からアミノ酸 東北大など隕石衝突模擬実験

初期地球の海に隕石が落ち(上)、有機分子が発生する(下)イメージ図(物質・材料研究機構、東北大提供)

 地球誕生初期に、隕石(いんせき)が高速で海に落ちた状態を模擬する実験を物質・材料研究機構(茨城県つくば市)と東北大のグループが実施したところ、無機物からアミノ酸などの有機分子ができたことが分かった。

 同機構の中沢弘基名誉フェローは「こうしてできた有機分子が生命の起源である可能性が高い」としている。
 7日付の専門誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。

 中沢さんらは、固体の炭素や鉄、水、窒素ガスなどの無機物を長さ3センチのステンレス製カプセルに詰め込み、表面にステンレス板を付けた、カプセルと同じくらいの大きさのプラスチックの塊を、秒速約1キロの高速で衝突させた。カプセル内の物質を分析するとアミノ酸の一種、グリシンと、カルボン酸、アミンの計3種類の有機分子ができていた。
 約46億年前に誕生した地球には当初、無機物しかなかったとみられている。

 中沢さんらは今回の実験結果から、地球の表面を海が覆っていた約40億―38億年前に、固体炭素や鉄を含む隕石が頻繁に落下し海面に衝突、その衝撃で大気中の窒素を含めた化学反応が起き、有機分子ができたと考えられるとしている。

149荷主研究者:2008/12/31(水) 21:57:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081213t13015.htm
2008年12月13日土曜日 河北新報
東北大のスプライト観測衛星、種子島へ出発

搬送車両に積み込まれ、種子島宇宙センターへ向けて出発した東北大のスプライト観測衛星

 東北大大学院理学研究科と工学研究科が共同で開発したスプライト観測衛星が12日、鹿児島県の種子島宇宙センターへ向けて運び出された。研究室発の手作り人工衛星は1月21日、宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)のH2Aロケットで打ち上げられる予定。

 観測衛星は輸送コンテナに厳重に収められ、搬送車両で仙台市青葉区の理学研究科を出発。16日朝には種子島宇宙センターに到着し、打ち上げに向けての最終チェックが行われる。

 2007年5月、宇宙機構が公募したH2A搭載の相乗り衛星に採択され、今年8月末に完成。環境適合試験や安全審査を重ねてきた。

 50センチ立方で重さ約45キロ。開発費用は地上の観測機器などを含め約2億5000万円。雷雲上空に現れる放電発光現象スプライトを世界で初めて宇宙から観測する。

 開発した工学研究科の吉田和哉教授(航空宇宙工学)は「無事に送り出して感慨ひとしおだが、衛星は宇宙で成果を出して初めて成功と言える」と表情を引き締めた。

 吉田教授と理学研究科の高橋幸弘講師は13日午後一時から、東北大川内萩ホールで開かれる東北大仙台セミナーでスプライト観測衛星の開発について講演する。

150とはずがたり:2009/01/24(土) 01:21:12

先ずは目出度い。何がかっちょいいかって「東大阪宇宙開発協同組合」という名前。東大阪と宇宙と協同組合の取り合わせが何とも云えずシュール♪♪萌えますな〜(;´Д`)
これからも不景気に負けずに頑張って欲しいですね。

「まいど1号」宇宙へ H2Aロケット打ち上げ成功
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200901230034.html
2009年1月23日

H2A15号機
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/OSK200901230017.jpg
H2A15号機の飛行経路
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/OSK200901230039.jpg

 大阪府東大阪市の中小企業が開発した小型人工衛星「まいど1号」が、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」などとともに、23日午後0時54分、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構・種子島宇宙センターから、H2Aロケット15号機で打ち上げられた。H2Aの打ち上げ成功は9回連続となった。

 まいど1号は、打ち上げから約33分後、高度689キロで分離され、軌道に投入されたとみられる。分離信号も確認した。毎秒7.5キロの速さで地球の周りを1周約1時間半で回りながら、予報システムの実用化に向けて、雷などの観測を行う予定。運用期間は3カ月を見込んでいる。

 まいど1号の開発は、町工場に若者や活気を呼び戻そうと、中小企業9社でつくる東大阪宇宙開発協同組合(今村博昭理事長)が中心になり、02年から進めてきた。宇宙航空研究開発機構や大阪府立大なども協力してきた。

 雷発生時に生じる電磁波を捕らえる雷観測用センサーのほか、地球の地磁気を測る磁気センサー、太陽の方向を見つけることで姿勢制御を目指す太陽センサーなどが、搭載されている。打ち上げ後は、大阪府立大で衛星の運用管制を行う。

 H2A15号機打ち上げの主目的となる「いぶき」は、大気中の二酸化炭素(CO2)やメタンの濃度を宇宙から監視する衛星だ。宇宙機構や環境省などが開発した。約5万6千地点で測定する。打ち上げから約16分後に分離した。

 今回の打ち上げでは、ロケットのすき間に相乗りをさせてもらう形で、まいど1号など七つの小型衛星が搭載された。香川大の「STARS(愛称=KUKAI)」は、2個の超小型衛星をひもでつないだ親子型衛星で、宇宙空間でひもを伸ばしてランデブーの実験を行う予定だ。

151とはずがたり:2009/01/25(日) 15:45:03

地球温暖化は環境スレじゃなくて此処でありましょう。
南極の膨大な氷塊が溶け出したら文明社会崩壊するな。。
東京は再び昔の葛飾(東京東部から現利根川位まで北は古河位迄船で渡るのも不可能な沼地)状態。泥沼の底に沈むかも。首都は第三新東京市か松代に移転だなw

南極大陸も温暖化 「寒冷化」の定説覆す米研究論文
http://www.asahi.com/science/update/0121/TKY200901210344.html
2009年1月22日8時1分

赤いところが温暖化が著しい地域
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/TKY200901210348.jpg

 南極大陸はこの50年間、温暖化し続けているとする解析結果を、米ワシントン大や米国立大気研究センター、米航空宇宙局(NASA)などのチームがまとめた。「南極大陸は、南極半島など一部を除けば温暖化していない」とする従来説を覆すもので、地球全体の温暖化の将来予測にも影響しそうだ。22日付の英科学誌ネイチャーに発表する。

 南極大陸では1957年の「国際地球観測年」を契機に日本や欧米などが本格的に気象観測を始めた。チームは過去50年分のこうした観測データと、25年ほど前から始まった人工衛星からの観測データから、南極大陸を覆う氷床の表面温度の変化を解析した。

 その結果、南極半島を含む大陸の西側(西南極)の氷床の表面温度はこの50年間、10年あたり0.17度のペースで上昇していることがわかった。大陸の東側(東南極)でも同0.10度のペースで上昇していた。大陸全体では同0.12度のペースで温暖化していることになるという。

 これまで「南極で温暖化が顕著なのは南極半島だけ」という見方が主流だった。特に東南極は分厚い氷床に覆われて標高が平均3千メートルもあり、地球全体の温暖化傾向とは逆に寒冷化しているとみられていた。西南極の方が温暖化のペースが著しいのは標高が平均2千メートルと低く、暖かい空気が流れ込みやすいことなどが原因とチームはみている。

 今回の結果は国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめた氷床融解や海面上昇の予測の見直しにつながる可能性がある。(中山由美)

152千葉9区:2009/01/28(水) 20:38:42
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000000901270001
数万年に1度のランデブー
2009年01月27日

 07年に発見されたルーリン彗星が、地球に接近しつつある。夜空に光る姿を、沖縄県石垣市の石垣島天文台が撮影した=写真。2月末に地球に最接近する。太陽に再び近づくのは数万年後とされ、「76年ごとのハレー彗星と違い、人類にとって一回こっきりの観測チャンスかも」と国立天文台。


 まだ太陽との距離が遠く、はっきりした「尾」は見えていない。ただ、通常なら太陽とは逆方向に伸びる尾が左右両方にうっすら見えており、国立天文台も「観測例はあるが、珍しい現象」という。


 まだ望遠鏡でないと見るのは難しいが、接近するにつれて明るさを増し、肉眼でも見えるようになると期待されている。

153とはずがたり:2009/01/29(木) 08:42:52

ルーリン彗星にはなんと漢字有り。台湾にある天文台(ソース:http://astro.exblog.jp/9820279/ )だそうな。

彗星は楕円ばかりではなく双曲線や抛物線(詰まり行ったっきり戻ってこない)の軌道を採るものがあるとはw
グラフの形は全然違うのに同じ二次曲線として共通なんですな〜。
考えてみれば定義上彗星は箒星なんで太陽の近くを回る際に尾っぽ出すものであってハレー彗星みたいに何十年に一遍戻ってくる長大な楕円軌道のものではないんだな。
何らかの原因で小惑星が太陽を巡る二次曲線の軌道に入ると云う訳か。

★鹿林(ルーリン)彗星の観測方法★
http://miyazakitenmon.ojaru.jp/sky/commet.htm

鹿林彗星の軌道
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/lulin/lulin1.gif

鹿林彗星の画像
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/lulin/k_img_render.jpeg

エッジワース・カイパーベルト…短周期彗星の供給源?
オールトの雲…長周期彗星の供給源?

小惑星は比較的円に近い楕円軌道を描いているものが多いのに対して、彗星は非常に細長い楕円や放物線、双曲線の軌道をとるものが多い(軌道の離心率の値が大きい)。


天文単位…地球が太陽の周りを回る楕円軌道の長半径(簡単には太陽から地球までの平均的距離)

154とはずがたり:2009/01/29(木) 09:34:55
太陽─30AU─海王星←エッジワース・カイパー帯:30〜50AUor数百AU→←内オールトの雲→←オールトの雲:1万〜10万AU

エッジワース・カイパーベルト (Edgeworth-Kuiper belt, EKB)、別名カイパーベルト (Kuiper belt) またはエッジワース・ベルト (Edgeworth belt) …太陽系の海王星軌道(太陽から約30 AU)より外側の黄道面付近にある、天体が密集した、穴の空いた円盤状の領域である。外側の境界はあいまいだが、連続的にオールトの雲につながっていると考えられる。便宜上、狭義では48 - 50 AUまで、広義では数百 AUまでと定義される。48 - 50 AUより外側を散乱円盤という。太陽系外縁天体のうち、エッジワース・カイパーベルトに位置する物をエッジワース・カイパーベルト天体 (Edgeworth-Kuiper belt Object, EKBO) ともいい、短周期彗星と、おそらくはオールトの雲の起源だと考えられている。

エッジワース・カイパーベルト天体(Edgeworth-Kuiper Belt Object、略してEKBO)…太陽系の中で海王星軌道より遠い天体(太陽系外縁天体、TNO)のうち、エッジワース・カイパーベルトにある天体の総称。単にカイパーベルト天体

散乱円盤天体…海王星の重力によって、エッジワース・カイパーベルトから外側に散乱させられた太陽系外縁天体の名称である。近日点距離はおおむね約30〜40 AU(ほとんどは約30 AUを大きく超えないが、20 AU以下や50 AU近いものもある)、遠日点ははるか遠く(約65〜数百 AU)にある。すなわち、近日点の付近ではエッジワース・カイパーベルト内に位置するが、軌道の大部分はその外側に位置する。離心率は0.3〜0.7程度(最大のものでは0.9以上)、軌道傾斜角は0〜30°がほとんどで、公転周期は350年以上。

オールトの雲(オールトのくも)或いはオールト雲(オールトうん)…太陽系を球殻状に取り巻いていると考えられる仮想的な天体群をいう。オランダの天文学者ヤン・オールトが長周期彗星や非周期彗星の起源として提唱したのでこの名がある。存在を仮定されている天体は、水・一酸化炭素・二酸化炭素・メタンなどの氷が主成分であると考えられている。概ね太陽から1万天文単位 (AU) もしくは太陽の重力が他の恒星や銀河系の重力と同程度になる10万天文単位(1.58光年:1光年=63,241AU)の間に球殻状に広がっているとされる。その存在は彗星の軌道長半径と軌道傾斜角の分布の統計に基づく状況証拠のみであり、想定される領域に天体が直接観測された訳ではないので仮説の域を出ないが、仮説を否定する証拠も現在のところ特に無い。オールトの雲には1×1012のオーダーの数の天体が含まれると推測されている。その起源は、太陽系形成時に現在の木星軌道付近から海王星軌道付近までに存在していた小天体が、巨大惑星の重力や相互衝突により軌道要素が変わり、近日点距離が海王星軌道の距離よりも大きな長楕円軌道に移ったとする説が有力である。この説によると、もともと海王星軌道の外側にあった天体は、エッジワース・カイパーベルト天体として今も残っているということになる。で2003年に発見されたセドナ(準惑星候補といわれる天体の一つ)はオールトの雲に属する天体であるとする説があったが、その後の観測で遠日点が最大でも924天文単位であることがわかったため、オールトの雲は1万天文単位よりずっと内側まで広がっている(内オールトの雲という)とする説と、セドナはオールトの雲の天体ではない、とする説とが対立している。同様に遠日点が数百から数千天文単位という小天体は他にも数個発見されているが、セドナほど大きいものはない。

セドナ…セドナは近日点が76天文単位、遠日点が約900天文単位と、近日点においてもエッジワース・カイパーベルトより外側に位置している。また、1万 - 10万天文単位に広がっていると考えられているオールトの雲とも距離が異なっている。現在は便宜的に散乱円盤天体 (SDO) に分類されることが多いが、発見者であるマイク・ブラウンは、内オールトの雲 (inner Oort Cloud) と新たに定義されるべき天体ではないか、と主張しており、他にも Extended Scattered Disc Objects (E-SDO)、Distant Detached Objects (DDO) などの分類名が提案されている。
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/600px-Oort_cloud_Sedna_orbit.jpg

155とはずがたり:2009/01/29(木) 09:41:00
>>154追加
セドナみたいなのがたまたま現代に地球に近かったから見つかったけど今1000AUぐらいの遠くに居る奴もいっぱいいるかもね。

セドナ (90377 Sedna) …将来的に準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。太陽系の直径100km以上の知られている天体の中では太陽から最も遠くの軌道を回っている(ただし、2008年現在はエリスの方が遠くに存在している)。セドナの名前は、北米極北地方に住む原住民族(特にカナダのイヌイット)の海の女神セドナに由来している。太陽からの光がほとんど届かず、表面温度は-240℃以下と考えられることから、厳寒の北極海の海底に住むという伝説を持つ女神セドナの名前を当てられた。軌道確定前に名称が提案されたため物議を醸したが、2004年9月、小惑星番号90377番として登録された。セドナの軌道は楕円形であり、近日点は76天文単位、遠日点は約900天文単位と推定されている。発見時には太陽から90天文単位の距離であった(冥王星と太陽との距離の平均は40天文単位)。セドナは、10,500年以上の周期で太陽の周囲を回っている。
直径は、冥王星の約4分の3倍の1,700km程度である。自転周期はこの種の天体としては典型的な10.3時間。巨大な衛星はなさそうだが,潮汐力によって自転を減速しない程度の低質量の衛星が存在する可能性は残されている。太陽系では火星に次ぐ赤い色をした天体である。なぜこれほど赤い色に見えるのかは分かっていない。
近日点においてもエッジワース・カイパーベルトより外側に位置している。また、1万 - 10万天文単位に広がっていると考えられているオールトの雲とも距離が異なっている。現在は便宜的に散乱円盤天体 (SDO) に分類されることが多いが、発見者であるマイク・ブラウンは、内オールトの雲 (inner Oort Cloud) と新たに定義されるべき天体ではないか、と主張している。

156とはずがたり:2009/01/29(木) 09:57:01
めっさ同意だ(`・ω・´) >ところで前々から思っているのだが、「冥王星」の「降格」という表現について…日本で感情的な反応が巻き起こるのは、「冥王星」というカッコイイ名称にもあると思うのだ。「天王星」「海王星」「冥王星」…このなかで冥王星だけが仲間外れと言われても、なんだかしっくりとこない。…なんとなくだが、名前に縛られるということはあるのではないだろうか。

2007/06/25 クワオアーは創神星
http://www.jmuk.org/diary/2007/06/25/2

ところで前々から思っているのだが、「冥王星」の「降格」という表現について、(欧米は知らないが)日本で感情的な反応が巻き起こるのは、「冥王星」というカッコイイ名称にもあると思うのだ。「天王星」「海王星」「冥王星」、うん、なんか通りがいいじゃない。このなかで冥王星だけが仲間外れと言われても、なんだかしっくりとこない。

つまりなんだ、野尻抱影の命名がロマンチックすぎた、という非難なのかこれは。わからんが。

なんとなくだが、名前に縛られるということはあるのではないだろうか。 pluto もローマ神話だが、学術的な人々はさておき、一般の人々にはそういうことが極めて重要なのかもしれないと思わないでもない。「降格」という単語が使われたりする情緒的な反応には、そういう面もあるんじゃないだろうか。

ところで、実はこの歳になるまで知らなかったが、天王星とか海王星という名称は中国での訳が先にあって、それが日本に移入されてきたのだそうである。なかなかカッコイイ名前だと思っていたのだが、なるほど納得。

ついでに、↑のようなことを mixi 日記に書きちらしたところ教えてもらったのだが、中国ではもちろん、発見された準惑星にも漢字の名前が割り当てられている。なかには塞�謝�(セドナ)のような音訳もあるのだが、同じような意訳もあって、たとえば
クワオアー: 創神星
エリス: 鬩神星
セレス: 穀神星

157とはずがたり:2009/01/29(木) 10:07:09

ケレス (1 Ceres) セレス・穀神星…準惑星の1つで、小惑星帯に位置する最大の天体。小惑星として初めて発見された天体でもあり、小惑星番号1番を持つ。惑星にしては小さすぎる(最小の惑星である水星の約5分の1)ことなどから、1850年頃から「小惑星」として惑星とは区別されるようになった。それでもケレスは直径約950kmと小惑星の中では飛び抜けて大きい。次に大きいパラスでも質量はケレスの5分の1ほどしかない。ケレスの質量は小惑星帯の天体の総質量の4分の1〜3分の1を占める。

158とはずがたり:2009/01/29(木) 10:07:52

冥王星…エッジワース・カイパーベルトに位置する軌道を持つ天体であり、海王星と 3:2 の共鳴関係にある軌道を巡っている。

軌道共鳴…天体力学において、公転運動を行なう二つの天体が互いに規則的・周期的に重力を及ぼし合う結果、両者の公転周期が簡単な整数比になる現象である。公転周期がこのような整数比になっている状態を尽数関係 (commensurability) と呼ぶ。尽数とは有理数の古い呼び名である。

クワオアー (50000 Quaoar)・ 創神星…将来的に準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。エッジワース・カイパーベルトに位置し、太陽の周りをほぼ円軌道で公転している。
直径は地球の約十分の一、月の三分の一程度の大きさを持っている。太陽からおよそ60億kmの距離にあり、約290年周期で公転している。アルベド(反射能)は0.1程度とかなり低いと推定されている。これは表面から氷が失われている事を意味する。2004年にクワオアーの表面に水の結晶の存在が確認され、研究者を驚かせた。これは最近1000万年以内に表面温度が-160℃ (110K) 以上に上昇したことを示している。どのような原因で-220℃ (55K) というクワオアーの元々の温度が上昇したのかについていくつかの推測が行なわれている。クワオアーの発見によって、冥王星を惑星に分類する根拠はやや弱くなってしまった。当時、既に天文学者たちはクワオアー程度の大きさを持つ外縁天体が10個ほどは存在するかもしれないと考えていたため、冥王星に加えてクワオアーやそれらの天体を惑星に含めるように惑星の定義を変更する必要が出てくる可能性が生じたのである。
クワオアーは或る意味では冥王星よりも惑星らしいと言える。クワオアーはより典型的な惑星軌道を持っている(半径40AUをやや越える円に近い軌道で、冥王星のような離心率の大きな楕円軌道ではない)。
また、海王星と同様にクワオアーの軌道も冥王星の近日点と遠日点の間にある。よってある時期には冥王星はクワオアーよりも太陽に近く、ある時期にはクワオアーよりも遠くなる。
さらに大きな (90377) セドナが発見され、冥王星よりも直径の大きな (136199) エリスが発見されるに及んで惑星定義の見直しを迫られる事となった。

エリス (136199 Eris) 鬩神星…準惑星であり冥王星型天体の一つ。
<名称由来>エリスはトロイア戦争の遠因となったギリシア神話の不和と争いの女神であり、ブラウンは、神話でエリスが引き起こした争いを、エリスが天文学にもたらした惑星の定義をめぐる論争に喩えている。
<軌道>エリスの軌道は、離心率がかなり大きい楕円を描いていると考えられている。近日点は37.8AUで遠日点距離は97.6AUと考えられている(冥王星は29 AUから49.5 AUの距離を公転している)。また他の惑星とは違い、軌道傾斜角44°という、黄道面からかなり傾いた楕円軌道を557年かけて公転していると考えられている。
この天体は視等級にして19等と、さほど高性能でない望遠鏡でも観測可能な明るさであるが、軌道傾斜角が大きいために発見が遅れたと考えられる。太陽系の質量の太陽系の質量の大部分が黄道面上に見出されるため、探査の目もその方向に向いているからである。
<大きさ>太陽系の天体の明るさは、サイズとアルベド(反射率)から決定される。もし天体のアルベドが大きければ、つまり天体が白に近いほど、小さい半径でも明るく見える。エリスのアルベドは知られていないため、正確なサイズを決定することはできない。しかし、もしアルベドが1で太陽の光を100 %反射すると考えても、冥王星と同等のサイズ(直径2,390 km)があるだろうと考えられている。実際にはアルベドは1よりも小さい値になるので、天体のサイズはそれより大きいということになる。
2005年8月23日および25日にスピッツァー宇宙望遠鏡により観測が行われ、冥王星より20 %ほど大きい2,700 kmという結果が出た。直径を割り出すためにハッブル宇宙望遠鏡での観測も行われる予定である。97AU先にある直径3,000 km程度の天体なら、画像処理により直径を割り出すに十分な解像度を得ることが可能である。2006年2月2日、ドイツ・ボン大学などの1.2ミリ波観測により、直径約3,000 km(誤差は400 km以下)であることが確認できた旨の論文がネイチャーに掲載された。だが、4月11日にアメリカ航空宇宙局 (NASA) は、ハッブル宇宙望遠鏡の観測結果として直径約2,400 kmで冥王星よりもやや大きい程度であるとの見解を発表した。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/Orbit_of_2003_UB313_on_30_July_2005.gif
エリスの軌道

159とはずがたり:2009/01/29(木) 10:10:48

マケマケ (136472 Makemake) …準惑星であり、太陽系外縁天体のサブグループである冥王星型天体の一つ。2008年7月に冥王星型天体として認められた。2006年8月24日に準惑星分類が創設されて以降、最初に追加された準惑星(冥王星型天体)で、準惑星としては4個目、冥王星型天体としては3個目となる。直径は冥王星の50%から75%であると推測されている。したがって、明るさではハウメアを上回っているものの、サイズは同程度ということになる。エリスと冥王星に次ぐサイズの外縁天体であると考えられている。公転周期は307年。海王星と軌道共鳴の関係にないためキュビワノ族に分類されるが、冥王星と同様に楕円がかった軌道と傾いた公転面を持っている。冥王星型天体として認められると同時に、イースター島の創造神マケマケに因んで命名された。

ハウメア (準惑星)…冥王星型天体として認められると同時に、ハワイ諸島の豊穣の女神ハウメアに因んで命名された。ハウメアが多くの子を産んだことと2003 EL61が2個の衛星を従えていることをかけている。2008年9月、第1衛星はヒイアカ、第2衛星はナマカと命名された。いずれもハウメアの娘に由来する。変光周期などから3軸不等楕円体だと考えられており、アルベド(反射率)が知られていないため、正確な大きさを測定することは不可能であるが、長軸の長さは冥王星に匹敵すると推定されている。準惑星の条件の一つである「重力平衡形状に達する」のに十分な質量を持っているにも関わらず球体でないのは、自転周期が4時間弱とこのサイズの天体としては非常に短いためである。
ハウメアは海王星と軌道共鳴の関係にないためキュビワノ族に分類されるが、大きな離心率と軌道傾斜角を持つ。発見当時、太陽からおよそ51AUの距離にあった。軌道が楕円形をしているため、近日点ではこの距離が35AUになるだろうと考えられている。公転面は他の惑星に比べると、およそ28度の傾きがあり、また公転速度が遅いことから、発見されるのが遅れたと考えられている。
ジェミニ天文台で行われた分光分析によると、天体表面には水の氷が存在している。これは冥王星の衛星カロンにも見られる性質である。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/800px-TheKuiperBelt_Orbits_2003EL61_2005FY9.svg.png
マケマケ(青)、ハウメア(緑)、冥王星(赤)と海王星(灰)の軌道

160とはずがたり:2009/01/29(木) 10:23:21
冥王星型天体(英語:Plutoid)…太陽系外縁天体 (trans-Neptunian objects, TNO) に属する準惑星 (dwarf planet) である。
冥王星型天体は太陽を周回する天体であって、その軌道長半径が海王星のそれよりも大きく、自身の重力によって球形となるだけの質量を持ち、それによって静水圧平衡の形(球形に近い形)をとり、かつ軌道を占有しない (en) ものである。冥王星型天体の衛星は冥王星型天体ではない
つまり、冥王星型天体とは準惑星と太陽系外縁天体の双方に属する天体の総称と考えられる。2008年の時点で、冥王星、エリス、マケマケ、ハウメアが冥王星型天体に分類されている。

太陽系外縁天体(外縁天体、trans-Neptunian objects (TNO))…海王星軌道の外側を周る天体の総称である。エッジワース・カイパーベルトやオールトの雲に属する天体、かつて惑星とされていた冥王星もこれに含まれる。

冥王星族…公転周期が海王星の約1.5倍であるグループは「Plutino(冥王星族)」と呼ばれているが、冥王星型天体とは無関係である。
この族に属する天体は海王星と3:2の共鳴関係にあり、公転周期が海王星の約2分の3倍(243〜253年)となる。冥王星族はエッジワース・カイパーベルトの内周部分を構成し、知られているカイパーベルト天体の約5分の1を占める。
冥王星族に冥王星自身を含むことは(冥王星も軌道の性質が同じ為)便利だが、英表記では plutino に「小さな冥王星」の意味があるために、含むべきではないという主張もある。

カロン (Charon)…太陽系の準惑星である冥王星の最大の衛星。なお、一部には冥王星との二重天体とする意見もあるが、今のところ公式には認められていない。準惑星候補。2005年10月31日に新たな衛星が2個(S/2005 P 1 と S/2005 P 2。P1は後にヒドラ、P2はニクスと命名)が発見されるまでは、カロンが冥王星の唯一の衛星と思われていた。

衛星にしては余りにも「惑星」に対する質量が大きく、また共通重心が冥王星とカロンの間の宇宙空間にあるため、二重惑星であるという解釈もされてきた。

カイパーベルトとオールトの雲
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/tariyokeisonota-04.htm
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/q41.gif

161とはずがたり:2009/01/29(木) 11:17:12
冥王星
衛星の数 3
近日点距離 (q) 29.574 AU
遠日点距離 (Q) 49.316 AU
公転周期 (P) 247.74 年(90,487 日)
表面積 1.795 ×107 km2(地球の0.033倍)
体積 7.15 ×109 km3(地球の0.0066倍)
自転周期 6日 9時間 17分 36秒
赤道傾斜角 119.59°(軌道面に対して)/112.78°(黄道面に対して)

彗星との比較
エッジワース・カイパーベルトは全ての短周期彗星の供給源だと考えられており、冥王星も、他のエッジワース・カイパーベルト天体(外縁天体)のように、彗星に一般的な特徴を持っている。太陽風によって冥王星の表面の物質はゆっくりと宇宙空間に吹き飛ばされており、これは彗星の場合と同様である。もし冥王星を太陽の近くにおけば、彗星のように尾が発達するだろう。

1985年の恒星の掩蔽(恒星食)の観測から、冥王星は大気を持っているということが分かった[15]。この発見は1988年に起きた別の掩蔽の詳細な観測により確認され、著しく補強された。大気を持たない天体が恒星を掩蔽すると、恒星は瞬間的に消える。冥王星の場合、恒星は徐々に暗くなっていった。暗くなっていく割合から、冥王星の大気圧は、地球のおよそ70万分の1の0.15パスカルと分かった。
太陽に近づくと、主に窒素、メタン、一酸化炭素の希薄な気体が冥王星を包み、表面にある固体の窒素や一酸化炭素の氷との間で平衡状態になる。冥王星が遠日点へと公転していき太陽から離れると、大気の大部分は凝固し、地表へと降下する。冥王星が再び太陽へ近づいていくと、冥王星の固体表面の温度が上昇し、固体窒素が昇華して気体となる。これが反温室効果をもたらす。この昇華する窒素は、人間の皮膚から蒸発する汗と同じように冷却効果を持つ。2006年にはサブミリ波干渉計を用いて、冥王星の表面温度が予想されていたよりも10ケルビン低いことが発見された。

冥王星の光度曲線、ハッブル宇宙望遠鏡の観測を元に作成された表面の地図、赤外線スペクトルの周期的な変化などから明白に分かるように、冥王星の表面は異常に不均一である。冥王星の表面のうちカロンに向いた側はメタンの氷が多く、反対側は窒素と一酸化炭素の氷が多い。


イクシオン
分類 太陽系外縁天体・小惑星
軌道の種類 エッジワース・カイパーベルト(冥王星族)
発見日 2001年5月22日
発見者 DES
軌道要素と性質
元期:2008年11月30日 (JD 2,454,800.5)
近日点距離 (q) 29.998 AU
遠日点距離 (Q) 49.373 AU
公転周期 (P) 250.01 年
アルベド(反射能) 0.15
表面温度 ~44 K

イクシオン (28978 Ixion) は、将来的に準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。2001年5月22日に黄道深部サーベイ (Deep Ecliptic Survey) で発見された。

ギリシア神話に登場するイクシオンから名付けられた
分光分析によると、表面には炭素およびソリンと呼ばれる有色の共重合物が存在するようである。

162とはずがたり:2009/01/29(木) 11:42:53
太陽系外惑星…多くは(太陽以外の)恒星の周りを公転するが、白色矮星(パルサー)や褐色矮星を周るものも見つかっており、他にもさまざまな星を周るものが想定される。浮遊惑星(いかなる天体も周らない惑星大の天体)を惑星に含めるかどうかは議論があるが、発見法が異なることなどから、系外惑星についての話題の中では浮遊惑星は別扱いすることが多い。従来、太陽系以外の恒星にも惑星は存在するだろうと言われており、1940年代から様々な系外惑星探査(プラネット・ハンティング)の試みがなされてきた。しかし、バーナード星など幾つかの星に有力候補が想定されてきたものの、いずれも否定され、太陽系の外の惑星は幻のままであった。SFの世界では多種多様な系外惑星が頻繁に登場するが、初めて現実に太陽系以外の恒星に惑星が発見されたのはようやく1990年代になってからである。それ以降、多くの系外惑星が実際に発見されている。最初に発見された系外惑星は、中心の恒星から0.05天文単位で水星軌道よりも遙かに内側に入り込んだ木星型惑星という異様な惑星であり、太陽系と類似した配置であろうというそれまでの常識を打ち砕いた。この種の惑星は、太陽に極めて近いことから「ホット・ジュピター」(熱い木星)と呼ばれ、これを機に続々と同種の系外惑星が発見されている。これは後述のように、主に惑星の重力によって恒星がふらつくことを利用して観測しているため、恒星に及ぼす重力が強く、ふらつきの周期が短い惑星、つまり木星級の大きさで恒星のすぐ近くを回る惑星でなければ、地球から観測することは非常に困難ということによる。
2008年9月19日までに266の惑星系(パルサー含む)に310の惑星が発見されている。そのほとんどはホット・ジュピターやエキセントリック・プラネット(離心率の大きな楕円軌道を描く惑星)であり、太陽系の木星や土星のような、主星から離れた位置で真円に近い軌道を周っている惑星は少ない。

ホット・ジュピター (Hot Jupiter) …太陽系外の恒星をめぐる 太陽系外惑星のうち、中心の恒星から地球 - 太陽間の距離(=1天文単位)の十分の一以下という至近距離にある軌道上を、高速かつ非常に短い周期で公転(公転周期は数日。これに関しては後述)する木星級のサイズの巨大ガス惑星を指す。恒星に極めて近く、強烈な恒星光を浴びるため表面温度は高温になっていると予想されている。「ホット・ジュピター」は直訳すれば「熱い木星」となるが、このような特徴に由来したものである。この種の系外惑星は1995年頃から続々と発見されつつある。
なお、惑星の居住可能性を論じる場合において、木星や土星のようなハビタブルゾーンの外側を回る木星型惑星をホット・ジュピターとの対比で「グッド・ジュピター」と呼ぶことがある。
恒星に近い軌道を周回する惑星は1995年から10年余りの間に数十個見つかっている。質量は惑星と褐色矮星の境界付近の大質量のものから地球の数倍程度のものまで様々である。特に明確な定義があるわけではないが、これらの惑星のうち木星や土星程度の質量以上を持ったものだけをホット・ジュピターと呼ぶのが普通である。木星の質量(地球の318倍)よりもむしろ海王星の質量(地球の17倍)に近い低質量の灼熱惑星は、ホット・ジュピターではなくホット・ネプチューンと言われる。


エキセントリック・プラネット(英:Eccentric planet)…太陽系外惑星において発見された、離心率の非常に大きなタイプの惑星の俗称である。太陽系の惑星は水星を除いてその公転軌道が離心率0.1にも満たず、ほぼ真円に近い状態で運動している。しかしながら、2006年の時点で発見された太陽系外惑星の実に2/3が離心率0.2以上の楕円軌道を描いている。この事はホット・ジュピターとともに、これまでの太陽系形成論を根本的に見直す契機となった。

太陽系惑星と比較してその歪んだ軌道の由来に関しては諸説あるが、その中でも最も有力(2007年現在)とされているのがジャンピング・ジュピターモデルである。
どの惑星系においても、当初は惑星の公転軌道はほぼ真円に近い状態で誕生するが、巨大ガス惑星が3個以上存在した場合にはある程度時間が経過すると軌道の歪みが発生。うち1個の惑星は系外に放り出され、残った2個の惑星も非常に離心率の大きな軌道になる。
これは3個の惑星間で公転中互いにやりとりするエネルギーが、特定の惑星に集中してしまうことに起因する。この現象はほぼ例外なく、ある一定の期間(1〜2桁の誤差がある)を超えると発生するが、巨大ガス惑星が2個以下の場合(すなわち太陽系ならば木星と土星のみ)は「一定の期間」が標準的な恒星の寿命より遥かに長く、事実上は円軌道のまま安定する。

163とはずがたり:2009/01/30(金) 11:23:00
ヴァルナ20000 Varuna
分類 太陽系外縁天体
軌道の種類 エッジワース・カイパーベルト(キュビワノ族)
近日点距離 (q) 40.592 AU
遠日点距離 (Q) 45.113 AU
公転周期 (P) 280.53 年
軌道傾斜角 (i) 17.208°
物理的性質
直径 874 - 1,060 km
平均密度 ~1 g/cm3
自転周期 3.17 / 6.34 時間
絶対等級 (H) 3.7
アルベド(反射能) 0.038

ヴァルナ (20000 Varuna) は、将来的に準惑星(冥王星型天体)に分類される可能性がある太陽系外縁天体の一つ。2000年に発見されたが、1953年に撮影された写真に写っていたことが分かっている。名前はインド神話の神ヴァルナに由来する。

ヴァルナの性質については、あまりよく分かっていない。光度変化のグラフから、自転周期は3.17時間か6.34時間とみられている。後者は、光度変化の一周期中に2本のピークが現れるとした場合の値である。密度はおよそ1 g/cm3であり、水とほぼ同じである。

熱測定と光学測定の組み合わせにより、直径は900〜1,000 km前後と推定されている。


カイパーベルト天体(20000)ヴァルナの直径と反射率
【2001年5月31日 国立天文台・天文ニュース (445)】
http://www.astroarts.co.jp/news/2001/05/31nao445/index-j.shtml

エッジワース・カイパーベルト天体のひとつ、ヴァルナ(Varuna)の大きさと反射率が測定されました。求められた直径は900キロメートル、反射率は7パーセントでした。

直径と反射率は、太陽系天体のもっとも基本的な物理量です。しかし、カイパーベルト天体は非常に暗いので、その測定は非常に困難です。これまでは、その反射率を彗星核の観測から得られた4パーセント程度と仮定し、それをもとに、見かけの明るさから直径を推定しているだけでした。しかし、この仮定が正しい保証はどこにもありません。つまり、これまでの大きさの推定は、かなりいい加減なものだったのです。

この種の天体の大きさと反射率を別々に知るには、その天体の明るさと熱放射の観測を同時に行なう必要があります。この方法はメインベルトの小惑星には有効ですが、カイパーベルト天体は暗すぎるため適用するのが困難でした。しかし、ヴァルナがカイパーベルト天体としては非常に明るいことから、その観測が試みられたのです。

その結果、上記の直径900キロメートル、反射率7パーセントが得られたのです。冥王星やその衛星であるカロンをカイパーベルト天体に含めて考えれば、ヴァルナの直径900キロメートルは、冥王星(2400キロメートル)、カロン(1200キロメートル)についで大きく、カロンとこれまで最大であった直径600キロメートルのカイパーベルト天体の間を埋める大きさです。ただし、反射率はカロン(40パーセント)の約6分の1しかありません。これは表面に新鮮な氷の露出が少ないためかもしれません。それでも仮定の4パーセントよりかなり大きい値でした。

ヴァルナは2000年11月28日にキットピークの口径0.9メートル、スペースウォッチ望遠鏡で20等で発見され、格段に明るいカイパーベルト天体として関心を集めました。軌道長半径は43.05天文単位です。そのときの認識符号は2000 WR106でしたが、その後、小惑星番号20000番とヴァルナの固有名が与えられました。ヴァルナとは、天地を創造し支えているとされる古代インドの神の名です。

164とはずがたり:2009/02/02(月) 03:41:57

浅間山が噴火 噴煙の高さ300メートル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090202-00000508-san-soci
2月2日2時43分配信 産経新聞

 気象庁は2日、同日午前1時51分ごろに浅間山(群馬・長野県境、2568メートル)が噴火したと発表した。噴煙の高さは約300メートルで、人的な被害は確認されていない。直径50センチを超える噴石が、火口の半径約4キロに飛散する可能性があるという。今後大規模な噴火が連続して起きる可能性は少なく、居住地域には危険は及ばないとみられている。

 注意が必要とされる対象地域は、群馬県嬬恋村▽長野県小諸市▽同御代田町▽同軽井沢町。

 気象庁によると、浅間山では今年に入り、火山性地震がやや多い状態が続いていた。2月1日朝になって山頂直下が震源とみられる火山性地震が増えたほか、傾斜計で山がわずかに膨らむ変化が観測され、気象庁が同日、噴火警戒レベルをこれまでの「2」(火口周辺への立ち入り規制)から入山規制の「3」に引き上げていた。

 浅間山では昨年8月、ごく小規模な噴火が複数回発生。また、平成16年にも9〜12月にかけ断続的に噴火して中規模な噴火が計4回観測され、火山灰でふもとの農作物に被害が出たほか、噴石が最長で2・7キロ飛んだとされる。

 噴火警戒レベルは気象庁が平成19年12月に導入したもので、レベル1の「平常」から5の「避難」までの5段階。浅間山では昨年8月以降、2が出されて登山道の立ち入り禁止措置が取られてきたが、3以上の発令は初めて。

166とはずがたり:2009/02/14(土) 08:48:47
洗濯しちまったんやけど。。(´・ω・`)

荒天:大雨大雪、暴風高波のおそれ 13〜14日 全国的に大荒れ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090213mog00m040002000c.html

 日本海を発達しながら東北東に進んでいる低気圧の影響で、13〜14日かけて全国的に大荒れの天気となるおそれがある。気象庁は、暴風や高波、大雨、大雪への警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、黄海付近の前線を伴った低気圧が13日午後に日本海を東北東に進み、14日に北海道を通過する見込みという。また、低気圧から南西にのびる寒冷前線が13日夜から14日午前中にかけて九州、四国、本州を通過するという。この影響で西日本では13日朝から、東日本は同日夕から、北日本は14日未明から海上を中心に風が非常に強く、北海道の太平洋側の海上では14日は大しけになるおそれがあるという。

 また、西日本から東北の広い範囲で雨となり、14日朝までの24時間に、西日本・東日本・東北の多い所で100〜150ミリの雨が予想されるという。特に、西日本や東日本の南西斜面では1時間に40ミリ前後の雷を伴った激しい雨が降る所もある見込みという。さらに、大気の状態が非常に不安定で、局地的に落雷や突風に注意が必要。東日本では竜巻などの激しい突風のおそれもあるという。

2009年2月13日

167とはずがたり:2009/02/14(土) 22:52:29

月の地層、平行に隆起 東北大開発のLRS観測
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090213t15033.htm

LRSが観測した月の海の地下構造(上)。下の曲線は地下の褶曲構造を分かりやすくなぞったもの
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/20090213_a1-01.jpg

 月周回衛星「かぐや」に搭載した月レーダサウンダー(LRS)で月の地下構造を観測する東北大などの研究グループは、地下数百メートルにある地層が平行して褶曲(しゅうきょく)していることを突き止めた。月の進化を解明する第一歩として注目される。

 LRSは東北大大学院理学研究科の小野高幸教授(惑星プラズマ物理学)らが開発した。月の表面にレーダ電波を当て、はね返り方で地下の構造を観測する。

 グループは、月表側の「海」と呼ばれる平らな地形の地下構造を測定。地下数百メートルの地点に玄武岩と砂状堆積(たいせき)物との境界があり、電波を反射する面をつくっていることを確認した。

 月の海には、峰のように細長く盛り上がった地形「リッジ」が見られる。この下の反射面の分布を解析すると、リッジの地形面と平行だった。

 リッジはこれまで、溶岩が堆積した重みで地殻が押し下げられて形成されたとみられていた。今回の観測の結果、地層の厚さが均一なことから、約28億4000万年前の溶岩層が堆積した後に月全体が冷却して収縮し、しわが寄るように形成されたと推測される。

 46億年前に誕生し高熱を帯びていた月は、徐々に冷えて現在の状態になったと考えられる。

 東北大惑星プラズマ・大気研究センターの熊本篤志准教授(惑星プラズマ物理学)は「28億4000万年前以降にも冷却が続いていたとみられることが分かった。今後は月の裏側の地下構造を調べたい」と話す。
 研究成果は、13日付米科学誌サイエンスの特別編集号に掲載される。
2009年02月13日金曜日

168とはずがたり:2009/02/24(火) 03:43:04
<巨大磁気嵐>コロナホールの爆発が原因−−京大など発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090221-00000021-maiall-soci
2月21日18時37分配信 毎日新聞

 太陽を取り巻くコロナの中でも活動度が低い領域「コロナホール」で起きる爆発が地球周辺で発生する巨大磁気嵐の原因の一つであることを、京都大や国立天文台野辺山太陽電波観測所(長野県)などのチームが突き止めた。巨大磁気嵐は航空管制や変電所の故障原因となるため、被害回避のため発生を予測する「宇宙天気予報」に役立つと期待される。米地球物理学会の専門誌電子版に21日発表する。

 磁気嵐は太陽表面の爆発に伴うガスが地球に飛来して発生。観測所の浅井歩助教らは05年8月下旬に起きた巨大磁気嵐に注目し、どの爆発に由来するのか探った。その結果、2日前にコロナホールで起きた2回の爆発が原因と判明。更にコロナホールの様子を詳細に調べ、内部の「アネモネ型活動領域」だけが、コロナホールの外側と同様、活発に爆発していることが分かった。【朝日弘行】

最終更新:2月21日18時37分

169とはずがたり:2009/02/24(火) 03:44:43
太陽系外:若い恒星周辺に氷確認 惑星の海の材料か
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2009/02/21/20090221k0000e040022000c.html?inb=yt

今回観測した恒星の周囲に広がるガスやちりの円盤の想像図。今回の観測で外側の円盤の表面で氷が確認された=本田充彦・神奈川大特別助手ら提供
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/20090221k0000e040025000p_size5.jpg

 太陽系外の若い恒星の周辺に氷が存在することを、国立天文台の研究チームが確認した。すばる望遠鏡(米ハワイ)の観測データを分析した。この氷が将来、恒星の周りに地球のような惑星が誕生する場合、海の材料になる可能性があるという。

 すばる望遠鏡に取り付けた暗い天体を観測できる装置を使い、地球から約650光年離れた若い恒星(誕生から約200万年)を観測。恒星の周囲にあるガスと塵(ちり)でできた円盤の表面で、赤外線の一部の波長の強度が他の光に比べ弱くなっていることを突き止めた。この波長の赤外線は氷に吸収されることが知られる。円盤は将来、惑星や彗星(すいせい)のもとになると考えられ、この氷も惑星に海や生命をもたらす材料になりうるという。

 氷は、恒星から約100天文単位(1天文単位は地球と太陽の距離)の外側に広がっていた。これより内側は、恒星の熱によって水蒸気になっている可能性が高い。

 地球の水の起源は「地球を形成する塵に水が含まれていた」「地球に衝突した彗星に含まれていた」などの説がある。研究チームの本田充彦・神奈川大理学部特別助手(赤外線観測天文学)は「惑星が作られつつある天体を観測し、氷が存在する位置を特定できたのは初めてだ。地球の水も同様の仕組みで、塵の氷からもたらされた可能性がある」と話す。【永山悦子】

毎日新聞 2009年2月21日 10時55分(最終更新 2月21日 11時04分)

171千葉9区:2009/03/26(木) 23:21:35
http://www.asahi.com/wakata/topics/TKY200903260044.html
ケネディとジョンソン、管理態勢にこんなに違いが…
2009年3月26日

 若田光一さんを国際宇宙ステーション(ISS)に送ったスペースシャトル・ディスカバリーがISSから離れ、地球への帰還態勢に入りました。ISS内は、10人の飛行士が慌ただしく作業をしていた環境から、長期滞在員の3人だけになりました。ISS内の広さは大型旅客機2機分。これまでの会見でも「ISSは広くて快適」と話していた若田さんですが、これまで以上に広く感じているのではないでしょうか。

 今日は、シャトルが打ち上げられるケネディ宇宙センター(米フロリダ州)とジョンソン宇宙センター(米テキサス州)の違いについてお伝えします。

 ケネディもジョンソンも全体像がつかめないほど広く、自動車がないとセンター内の移動も大変不便です。しかし、雰囲気はだいぶ違います。ケネディは、手を加えられていない自然の中に、ワニや蛇が生活しているような環境です。一方、ジョンソンは芝生や木々の手入れがいきとどき、まるで郊外の大学のキャンパスのようです。

 どちらも同じ取材バッチがあれば入れるのですが、ケネディは報道陣の取材拠点に直接車で入ることができません。まず、ケネディ宇宙センターの敷地外にあるバッチ事務所に行き、そこで取材施設にいくバスを待たなければなりません。しかも、バスは不定期。いつ来るのか分かりません。帰りも同様。しかも、仕事が終わっていなくても、「これが最終バスだ」と促され、帰らざる得ないこともあります。米国の報道陣は取材施設まで自分の車で出入りできるので、時間を制限されることはありません。取材拠点から行けるのは食堂ぐらいですが、それさえも「どこに行くのか」と行動を監視されています。外部からのテロ行為その他、警戒しなければならないのは分かるのですが…。

 それに比べ、ジョンソンは自分の車で取材拠点近くまで行けます。車でセンター内をある程度回ることもできます。

 同じ米航空宇宙局(NASA)の施設なのに、なぜ管理態勢にこのような違いがあるのでしょうか。ケネディはシャトルの基地であり、あまりに広いため、管理を厳重にしないと、誰がどこで何をしているのか分からなくなってしまうのではないかと、宇宙航空研究開発機構のヒューストン在住の担当者は推測しますが、本当の理由はよく分かりません。

 28日昼すぎ(日本時間29日未明)には、ディスカバリー着陸のため、ジョンソンから再びケネディに向かいます。あのバスに束縛された取材態勢を強いられるのかと思うと、少し気が滅入りますが、大空を滑空して降りてくるディスカバリーの雄姿が、そんな思いを吹き飛ばしてくれることでしょう。(田中康晴)

172杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2009/04/09(木) 08:56:52
いっそのこと、「TASHIRO」にすれば良かったのに(マテ

ISS施設に米コメディアンの名前? ネット投票1位に
http://www.asahi.com/science/update/0408/TKY200904080060.html
2009年4月9日1時20分

 【ワシントン=勝田敏彦】国際宇宙ステーション(ISS)に新しくできる小部屋に米国の人気コメディアンの名前がつく――そんなエープリルフールみたいな話が現実味を帯びている。
 ISSの小部屋は、宇宙開発の精神や国際協力にちなむ名前がつけられるのが伝統で、設置済みの二つはそれぞれ「Unity(結束)」「Harmony(協調)」と呼ばれている。
 米航空宇宙局(NASA)は、今年末に打ち上げられ、宇宙飛行士の生命維持装置などが置かれる予定の三つ目の小部屋「ノード3」の名前の候補として「Earthrise(地球の出)」「Legacy(遺産)」「Serenity(静穏)」「Venture(冒険)」を選び、インターネットで3月20日まで投票を呼びかけた。
 ところが、自由に名前を書く投票も認めていたため、珍事が起きた。時事・政治ネタが得意で、日本ならタレントの「爆笑問題」に近い存在のスティーブン・コルベア氏がテレビ番組で「私の名前はどうか」と投票を呼びかけたところ、「Colbert(コルベア)」票が23万票あまり集まり、4候補中、最多の「Serenity」を4万票ほど上回ってしまった。
 その後、NASA予算を審議する下院委員会の議員も「宇宙にも民主主義はあるべきだ」と「Colbert」を応援する声明を発表。名前は4月中に決定されるが、NASAの広報担当者は「真剣に検討している。コルベア氏と番組の視聴者がISSの命名に関心を持ってくれたことは喜ばしいことで、23万票をないがしろにはしません」と言っている。 ISSに設置されている日本の実験棟には、愛称「Kibo(きぼう)」がついている。

173テレH:2009/04/10(金) 07:37:42
潮吹き女をナマで覗いた!一度見たらやめられないかも。 http://tv.gold-line.biz/ <a href=http://tv.gold-line.biz/ >テレH</a>

174とはずがたり:2009/04/23(木) 15:44:03
129億年前の初期宇宙に謎の巨大天体、「ヒミコ」と命名 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_space__20090423_2/story/20090423_yol_oyt1t00398/

 129億年前の初期宇宙にあった謎の巨大天体を日米英の国際研究チームが、ハワイにある日本の「すばる望遠鏡」などを使って観測した。

 現在の理論では説明しきれない大きさで、同じく謎のベールに包まれている古代日本の女王にちなみ、「ヒミコ」と名付けられた。

 見つかったのは、地球から129億光年離れた場所。137億年とされる宇宙の歴史のなかでは、ごく初期となる誕生後8億年の宇宙だ。

 この時代に、現代の銀河に匹敵するほどの大きさの天体があることを観測したのは初めて。空間的な広がりは5万5000光年あり、同時代のほかの天体より10倍以上も大きい。重さは太陽400億個分に相当する。最新の宇宙論では小さな天体が集まって大きくなるとされており、宇宙のごく初期にすでに巨大天体が存在していたことは新たな謎を生む。

[ 2009年4月23日11時37分 ]

175とはずがたり:2009/05/21(木) 09:36:17

JAXAの内閣府移管を断念 文教族が必死の抵抗
2009.5.20 23:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090520/plc0905202351019-n1.htm

 5月末に策定される政府の宇宙基本計画の“目玉”とされた独立行政法人「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)を文部科学省から内閣府に移管する計画が、文科省と自民党文教族の激しい巻き返しにより、断念に追い込まれた。H2Aロケット開発を行ってきたJAXAの移管による宇宙産業の発展に期待が高まっていたが、国益よりも省益を優先する政府・与党の体質は相変わらずのようだ。

 宇宙開発はかつて平和利用に限定されていたが、昨年8月の宇宙基本法施行により、安全保障や商業面での利用が可能となった。

 このため、政府は、平成21年度から5カ年の宇宙基本計画の策定にあたり、宇宙開発予算の6割を占めるJAXAの内閣府移管を検討してきた。活動目的を「基盤的研究」に限定されるJAXAを内閣府に移管すれば、産学官共同が進み、将来の宇宙開発で中心的な役割を担えると見込まれたからだ。

 旗振り役の河村建夫官房長官は4月22日、都内で「宇宙開発の機能を強化するには文科省だけでは対応できない」と移管の意義を強調。防衛省や経済産業省、経済界もこの動きを後押ししてきた。

 ところが、この直後から文科省が猛烈な巻き返し工作を始めた。塩谷立文科相は28日の記者会見で「今までの実績をみれば、JAXAはこれからも文科省の下で使命を果たしていかなければならない」と反対を表明。自民党文教族も「JAXAは統合から3年しかたっておらず、移管は時期尚早だ」「安全保障分野は防衛省でやればよい」と移管に激しく抵抗した。

 文教族は森喜朗元首相、町村信孝元官房長官ら大物議員が多い。麻生太郎首相や河村長官ももともと文教族出身だけに推進派は厳しい立場に追い込まれた。

 結局、推進派も「衆院選を前に党内でもめるのは得策ではない。一時撤退だ」(自民中堅)として基本計画に移管を盛り込むことを断念。野田聖子宇宙開発担当相は19日、こうした経緯を河村氏に報告した。

 ただ、JAXAに対して「コスト意識に欠ける」「文科省の天下り先になっている」など批判は根強く、宇宙基本法の付則3条には「施行後1年をめどにJAXAその他の機関を見直す」との規定が明記されている。北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射を受け、宇宙開発促進は喫緊の課題となっているだけに、JAXAの見直し論が近く再燃する公算が大きい。

176千葉9区:2009/06/03(水) 20:52:31
地球温暖化解決ですか!?
http://www.asahi.com/science/update/0601/TKY200906010159.html
弱る太陽 活動200年ぶりの低水準
2009年6月3日14時30分

太陽観測衛星「ひので」がX線でとらえた今年3月の太陽。活動が低く、暗い部分が多い=国立天文台提供
 太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。国立天文台は今月下旬に研究者を集めた検討会を開く。

 太陽の活動は約11年周期で活発になったり、静穏になったりというパターンを繰り返している。活動ぶりの指標が表面にシミのように見える黒点。黒点の周辺では爆発現象が多く起こり、黒点が多いほど、太陽の活動が活発だ。

 ところが、デンマークの太陽黒点数データセンターによると、黒点の多さを表す「相対数」は08年が2.9で、過去100年で1913年の1.4に次ぐ2番目の少なさだった。今年はさらに減り、4月までの暫定値が1.2と、1810年の0.0以来の低水準に落ち込んだ。

 太陽から放出される陽子などの流れ(太陽風)も07、08年は過去数十年とまったく違う。静穏期の太陽風は遅い風が赤道に、速い風が北極と南極に集まるが、名古屋大太陽地球環境研究所の観測では、07、08年は赤道付近にも速い風が多く現れた。徳丸宗利教授は「太陽の磁場が弱まっている影響だろう」という。この磁場の弱まりも、黒点の減少と関係があるとみられる。

 太陽活動には数百年周期の変動も知られる。17〜18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥った。東京大宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教は「ここ1千年でも活動の極小期が5回あり、前回が1800年ごろ。歴史的には、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」と指摘する。

 国立天文台の常田佐久教授は「X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない」と話す。(東山正宜)

177千葉9区:2009/06/08(月) 21:42:15
なんか違う気がする・・・
やるならブラックイルミネーション・ライトダウン。そっちじゃねーか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090608-00000000-hsk_ud-l27
水都大阪の川を天の川に−七夕の夜に2万個の光の球を放流
6月8日12時15分配信 梅田経済新聞

 大阪市内を流れる川を活用して新たな夏の観光資源開発を目指す社会実験イベント「平成OSAKA天の川伝説」で7月7日の一夜限り、LEDの光の球「いのり星」2万個が大川に放流される。天神橋筋商店連合会などで組織する同実行委員会(TEL 06-6448-2727)が6月5日に発表、参加者を募集している。


 用意する「いのり星」はプラスチック素材で、直径7.5センチの球形タイプ1万個と、直径6.5センチのドーム型タイプ1万個の2種類。中にはLEDライトと3ボルトのボタン電池2個を入れ、接合部には防水パッキンを使用している。

 参加は1口1,000円。「いのり星」2個分の権利を購入し、短冊2枚に願い事を書き預けると、光る「天の川ピンバッジ」がもらえる。短冊は全長約1.2メートルの船の模型「笹の葉船」に乗せて川に放流、願い事は公式サイトに掲載される(掲載は希望者のみ)。「いのり星」の放流は事務局が代行する。

 放流ポイントは八軒家浜船着場(北区天満橋1)などを想定し、川崎橋(天満1)から剣先公園(中之島1)付近までの約500メートル、川幅約100メートルの水域を使用する。主な鑑賞エリアは南天満公園(天満4)などを想定し、実施時間は19時〜21時ごろを予定しているが、当日の潮汐や水位、風などを考慮し検討・決定される。

 放流した「いのり星」は、剣先公園付近でカヌー15艇や動力船6艇で回収。さらに下流にも予備船としてモーターボート2艇を配置し「完全回収し、使用できるものは来年に再利用する」(同実行委員会)。

 今年初となる同企画について、同実行委員会は「来年からの本格実施に向けた実験的なイベント」と位置付け、実施規模拡大の実現に向けてのルール作りや放流方法、放流水域などさまざまな検証を行う。副委員長の伴一郎さんは「将来的には(市内を流れる)東横堀川や安治川など12キロぐらいの距離を流すことができれば、周辺のホテルや飲食店なども活性化するのでは。みんなが喜ぶ祭りにしたい」と話す。「大阪の地の利を生かして、よそにはない世界に誇れるイベントにしていければ」とも。

 特設受け付け場所は天三おかげ館(天神橋3)、天満天神繁昌亭(天神橋2)、京阪シティモール前1階(中央区天満橋京町1)。受け付け時間は10時〜18時。郵便振り込みでも受け付ける(後日振り込み控えを受け付けで提示するとピンパッジを進呈)。受け付けは7月5日まで。

178とはずがたり:2009/06/12(金) 21:39:59
オリオン座のベテルギウス、謎の縮小Ker Than in Pasadena, California
for National Geographic News
June 11, 2009
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=71663876&amp;expand

 巨大恒星として有名なオリオン座のベテルギウスが急速に縮小しているらしい。だが、天文学者たちはその理由を解明できていないという。ベテルギウスは地球から600光年の距離にある赤色巨星で、地球からはオリオンの左肩を飾る赤い点として肉眼ではっきりと確認できる。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに「冬の大三角」を形作る一等星としてもおなじみだ。

 カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは1993年、カリフォルニア州南部のウィルソン山天文台にある赤外空間干渉計でベテルギウスの大きさを測定し、ベテルギウスを太陽系の中心に置くと木星の軌道と同じぐらいの大きさになると推定した。

 しかし、その後に同じ装置を使って測定したところ、現在のベテルギウスは金星の軌道と同程度の大きさしかなく、15年前と比べると15%小さくなっていることがわかった。 急速な収縮の原因は解明されていないが、同チームは3年前にベテルギウスの表面に通常とは異なる大きな赤い点があるのを観測している。

 研究チームのメンバーでノーベル賞を受賞したカリフォルニア大学バークレー校の天文学者チャールズ・タウンズ氏は、「ベテルギウスになんらかの不安定な現象が起きているようだ。この赤い点は星の大きさが徐々に縮んでいることと関係があるかもしれない」と話す。

 ミラ型変光星灯と呼ばれるタイプの星は2年周期で25%程度の膨張と収縮を繰り返し、最も収縮したときは観測ができなくなることもある。そのような変光星が脈動する仕組みと理由は既に解明されており、脈動と星の明るさの変化に関係があることもわかっている。

 研究チームによると、ベテルギウスも変光星の一種であり、明るさは数年ごとにわずかに落ちているが、ミラ型変光星のような劇的な変化には程遠く、平均すると明るさは15年前とそれほど変わらないという。

「この星で、何かしらいつもとは違うことが起きている。次に何が起きるのか、というのが目下の疑問だ」とタウンズ氏は言う。約850万歳のベテルギウスは超新星としていつでも爆発する可能性があると予測されており、爆発時にはその様子を地球からはっきりと観測できるはずだ。

「このまま縮小を続けて崩壊するのか、それとも膨張と縮小を繰り返すだけなのかはまだわからない」と、タウンズ氏は熟考中だ。

 この研究は6月9日にカリフォルニア州パサディナで開催されたアメリカ天文学会第214回会合で発表された。

Image courtesy A. Dupree (CfA), R. Gilliland (STScI), NASA

179とはずがたり:2009/06/18(木) 17:14:12

隕石に45億年前の花こう岩 太陽系で最古の発見か
06/18 13:26
http://www.shizushin.com/news/environment/science/2009061801000487.htm
 モンゴルに1949年落下した隕石に、太陽系の誕生から間もない約45億3千万年前ごろに形成された花こう岩が含まれているのを、広島大の寺田健太郎准教授(惑星科学)が新たな年代分析手法で突き止めた。発見された花こう岩としては「太陽系で最古」という。
 花こう岩は地球の大陸地殻を形成する代表的な岩石。形成には水が必要で、地球固有のものと考えられてきた。
 寺田准教授は、酸素のイオンビームで隕石に穴を開け、中のウランや鉛の同位体比を調べる手法で、花こう岩が約45億3千万年前ごろ形成されたと推定。
 約46億年前に誕生した太陽系の創成期に、直径数十キロ程度の微惑星でも花こう岩が存在したことが直接的に証明されたとして「花こう岩の形成は地球固有ではなく、水がなくても普遍的に起こっていた可能性がある」と話している。
 研究結果は、17日付の米天文専門誌アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ(電子版)に発表した。

180とはずがたり:2009/07/22(水) 10:57:01
生駒は曇りで日蝕なんだか天候なんだか判りまへん。

181とはずがたり:2009/07/22(水) 11:49:33

木星に地球サイズの衝突跡
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009072104&amp;expand
National Geographic News
July 21, 2009

 2009年7月19日、木星表面に新しい黒い“染み”が見つかった。週末の間に何らかの物体が衝突した跡と考えられ、天文学者たちを驚かせている。

 カリフォルニア州にあるNASAジェット推進研究所(JPL)の天文学者グレン・オルトン氏によると、突然できたこの染みは直径は地球よりやや小さく、未観測の彗星か小惑星が木星に最近衝突して生じたものだという。「衝突であることは間違いない」と同氏は言う。

 木星の南極付近に黒っぽい染みが出現したのを、オーストラリアのアマチュア天文家アンソニー・ウェスリー氏が7月19日に最初に発見した(写真は上が南極。赤道付近の黒い点は木星の衛星イオの影)。

 メリーランド州にあるNASAゴダード宇宙飛行センターの天文学者エイミー・サイモン・ミラー氏も、「天候パターンの変化とは一致しないので、衝突に違いない」と同意する。

 痕跡の元となった衝撃は、1994年にシューメーカー・レビー第9彗星の破片が木星に衝突したときのものに非常に近いと考えられる。

 サイモン・ミラー氏によると、衝突した物体のサイズはまだ判明していないが、木星の上層大気を貫通して穴が開くときに爆弾のように爆発した可能性があるという。「衝突の瞬間に木星を真横から見たとしたら、火の玉が見えただろう。画像に写っている染みは木星大気層の穴ではなく、爆発で燃え尽きて表面に落ちてきた残骸だ」。

 今後数日以内にまた別の衝突が起きる可能性があるため、今度は爆発の瞬間を観測しようと天文学者たちは準備している。「できるだけ早くすべての大型望遠鏡の照準を合わせるつもりだ」と同氏は話す。

Image courtesy Ian Sharp

182とはずがたり:2009/07/24(金) 22:43:47
土建屋自民に追い風っすかねぇ。。
防府に続いて福岡市も酷い事に。

大雨 福岡県柳川で死者 筑後川 一時危険水位超え
2009年6月30日 13:44
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/105677

 活発な梅雨前線の影響で九州北部地方は30日午前も各地で大雨になった。福岡県柳川市では、船頭の男性(69)が水死体で見つかった。福岡管区気象台は、7月1日夕まで、非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水への注意を呼び掛けている。

 柳川署によると、男性は30日午前4時ごろ、近くのクリークに網漁に出掛けたという。同10時ごろ、沈んでいるのが見つかった。クリークは大雨の影響で流れが速くなっていたという。

 同県うきは市浮羽町では30日未明、筑後川の水位がはんらん危険水位(6.3メートル)を一時超え、堤防を越えた水が、筑後川温泉にある旅館の調理場に流れ込んだ。また九州自動車の八女‐植木間は午前11時50分から通行止めになった。

 気象台によると、30日未明以降の1時間の最大雨量は、熊本県甲佐町56.0ミリ、大分県玖珠町55.0ミリ、福岡県添田町35.5ミリなど。降り始めから30日午前10時までの総雨量は、同町で310.0ミリとなるなど各地で300ミリを超えた。

 一方、福岡県行橋市と苅田町の水がめ油木ダム(添田町)は貯水量が403万8000トンになり、6.3%に落ち込んでいた貯水率は27.9%に回復した。

 気象台は、7月1日正午までの24時間雨量は九州北部の多い所で、180−250ミリに達すると予想している。

=2009/06/30付 西日本新聞夕刊=

183とはずがたり:2009/08/03(月) 13:48:23
地球温暖化はどうなってんだ??

冷夏の恐れ 8月梅雨明け5年連続
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090801t73031.htm

低温と日照不足で冷夏の可能性もあり、農作物への影響が心配される=仙台市若林区

東北の梅雨明けの時期

 東北南部 東北北部
平年 7/23 7/27
04年 7/22 7/22
05年  8/4  8/4
06年  8/2  8/2
07年  8/1  8/11
08年  8/6  8/5

 東北地方は梅雨明けしないまま8月を迎えた。仙台管区気象台によると、8月も曇天の日が多い見込みで冷夏となる可能性があり、農業や観光面への影響が懸念される。気象台によると、過去5年間の東北地方の梅雨明けの時期は表の通り。8月の梅雨明けは、今年も入れて5年連続となる。

 今年の梅雨入りは東北南部が6月10日、北部は11日で、平年並み。6月末までは空梅雨傾向で、管内17観測点の平均気温は平年を1.0度上回り、日照時間は7%多く、降水量は34%少なかった。梅雨前線が不活発で東北にかかりにくかった。

 7月に入ると状況は一変。今度は梅雨前線が日本海にかかり、日本海側を中心に低気圧の通過に伴う大雨が降った。日照時間も減り、東北北部は下旬にかけて寒気の影響で低温となった。

 太平洋側は冷たく湿った東風が吹く「やませ」の影響が出ており、日照不足や低温が続いている。

 気象台が31日に発表した東北地方の1カ月予報によると、8月は平年に比べ晴れの日が少なく、1〜7日は17観測点の平均気温が0.7度以上低い確率が50%という。

 気象台は「予報通りに推移すると、8月第1週の梅雨明けは厳しいだろう」と話している。


2009年08月01日土曜日

184千葉9区:2009/08/15(土) 10:14:28
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908140147.html
「日本版NASA」設立構想 民主、宇宙行政を一元化
2009年8月14日15時0分
 民主党が、複数の省庁にまたがる宇宙行政を今年度末までに内閣府に一元化させる構想を、マニフェストの土台となる党政策集に初めて盛り込んだ。省庁の縦割り行政を排除する「霞が関改革」の一つに位置付け、将来的には研究部門を担う独立行政法人宇宙航空研究開発機構を一体化させた新組織の創設を目指す。

 民主党案では、09年度末までに各省庁の宇宙分野と宇宙機構の企画部門を内閣府に一元化させる。超党派でつくる宇宙基本法フォローアップ議員協議会幹事長を務める民主党の内藤正光参院議員は「省庁ごとの縦割りを排除して、霞が関改革の一端にしたい」と言う。

 将来的には、宇宙機構全体を含めた「宇宙庁」の創設を検討する。米国では大統領直轄の航空宇宙局(NASA)が宇宙科学や開発利用を一体で推進していることから、「日本版NASA構想」(内藤議員)と呼んでいる。

 現在、宇宙行政は宇宙機構を所管する文部科学省が宇宙関連予算の約6割を握るが、人工衛星の種類や用途に応じて国土交通省、気象庁、経済産業省、内閣官房、防衛省など多岐にわたっている。

 宇宙開発をめぐっては昨年、自公民の共同提案で宇宙基本法が成立、首相をトップに据えた宇宙開発戦略本部が発足した。同法は施行後1年をめどに、研究開発を主眼に置いてきた宇宙機構の在り方に検討を加え、内閣府のもとに宇宙行政の事務を担うための法的措置を講じるとしている。

 今年6月には宇宙行政を「研究開発型」から「利用主導型」へと転換させる宇宙基本計画ができた。民主党の日本版NASA構想は、行政の効率化をはかるとともに、基本計画を推進する狙いがある。意思決定が早くなることや、重複している組織や予算を合理化する効果が期待される。

 宇宙機構の在り方については、戦略本部のワーキングチームが検討を進めており、「所管や予算権限を文科省から内閣府に移さない限り研究開発から利用主導型への転換は難しい」との意見も出されたが、文科省の反対もあり、自民党のなかでは意見がまとまっていなかった。

 ただ、一元化には課題も少なくない。情報収集衛星の運用などを通じて安全保障や外交ともかかわる分野も一体化させるかは検討が必要だという。また、全体の調整役である内閣府に予算を一括計上させたら「中立性が保てない」と慎重論も根強い。こうした点で、法律を共同提案した自民党との調整も必要になりそうだ。

 産業界には「一元化すれば、むしろ全体の予算が減る」との声があり、研究者の間では「極端な利用重視が進めば科学研究の予算が減らされる」との懸念もある。

 民主党案について野田宇宙開発担当相は「(戦略本部の議論と)そんなに違いはないが、(一元化は)色々な意見があり、慎重に議論するべきだ」と話した。(行方史郎)

185チバQ:2009/08/30(日) 00:49:53
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-05020145/1.htm
気になる気象庁の大誤報

2009年8月29日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●イオン数値が異常

 気象庁は25日の緊急地震速報の大誤報について、ソフトウエア改修業者のミスであったと発表した。

 ミスをしでかしたのは明星電気。群馬県の会社だ。千葉県南房総の観測地点のデータを小数点以下切り捨てから四捨五入にしようとしたところ、単位を誤り、過大な振幅データが送られるようになったという。気象庁は監督責任を認めて謝罪したが、この問題が騒ぎになったのは理由がある。折しも首都圏直撃地震が懸念されている矢先の誤報だったからだ。

 週刊誌でも「9月関東大震災」を予測している地震学者、弘原海清氏(大気イオン地震予測研究会理事長)は、気象庁の誤報について、こう言った。

「JRでも飛行機でもソフトウエアの不具合によるミスはある。気象庁の速報もその類なのでしょうが、それとは別に大気中に放出されるラドンが異常数値を示している事実があるのです。だから、気象庁が緊迫しているのかどうかは分かりませんが、ラドンと地震が関係しているのは多くの地震学者が言っている。大きな地震の前にはラドンが大気中に放出され、イオン濃度が上がる。2000年の鳥取県西部地震ではイオン濃度が急上昇した後、平常値に戻ったときに地震が起こった。急上昇してから90日後ぐらいです」

 南房総、厚木、沼津の観測地点では、7月中旬から8月にかけて、イオンの値が急上昇し、その後、落ち着いてきている。

 そうしたら、各地で地震が相次いでいる。9日は東海道南方沖でM6.8、11日は駿河湾でM6.5、13日は八丈島でM6.6だ。

 気象庁は大誤報に平静を装うが、気がかりだ。

(日刊ゲンダイ2009年8月26日掲載)

186名無しさん:2009/09/17(木) 21:54:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&amp;k=2009091700845

宇宙部局を内閣府に一元化=将来は独立組織に−前原担当相
 宇宙開発担当相を兼任する前原誠司国土交通相は17日午後、国交省での記者会見で、民主党の政策に従い、宇宙開発を担う行政組織を内閣府に一元化し、将来は独立した組織をつくる意向を明らかにした。ただ、一元化の時期については「行政組織にかかわることなので、いつまでにとは申し上げられない」と述べた。
 宇宙開発を担当する組織は現在、内閣官房の宇宙開発戦略本部のほか、文部科学省や経済産業省などに分かれている。一元化の対象とされたのは、これら府省の宇宙担当部局と宇宙航空研究開発機構の企画部門。
 一方、日本が有人宇宙船を開発すべきかどうかについては「独自に日本も(開発したい)、という思いは個人的にはある」としながらも、当面は国際宇宙ステーションの活用を通じて技術的なレベルアップを目指す考えを示した。(2009/09/17-18:20)

187チバQ:2009/09/17(木) 22:31:20
http://www.asahi.com/politics/update/0917/TKY200909170399.html
「日本版NASA」構想、前原宇宙担当相が表明
2009年9月17日21時14分

 前原誠司・宇宙開発担当相は17日、複数の省庁にまたがる宇宙行政を一元化し、将来は独立した組織にする方針を示した。民主党の党政策集に盛り込まれた構想で、米大統領直轄のもとに設置された航空宇宙局(NASA)がモデルのため、「日本版NASA」などと呼ばれている。

 国土交通省での会見で「各省庁の宇宙に関係するセクションと宇宙航空研究開発機構の企画部門を内閣府のもとに再編、一元化することを手始めにやらせていただく。その先に宇宙機構を含む独立した組織を作りたい」と述べた。時期については「行政刷新会議や国家戦略局とすりあわせが必要」と明言を避けた。

 宇宙行政は宇宙機構を所管する文部科学省のほか、人工衛星の種類や用途に応じて国土交通省や気象庁、経済産業省、内閣官房、防衛省など多岐にわたっている。自公民の共同提案で昨年、宇宙基本法が成立、首相をトップに据えた宇宙開発戦略本部ができ、今年6月に宇宙基本計画が策定された。(行方史郎)

188とはずがたり:2009/09/27(日) 06:55:09

東海地震 ひずみがたまり過去30年で最も危険な状態
2009.9.27 02:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090927/dst0909270200001-n1.htm

 東海地震の想定震源域である静岡県西部で一昨年以降、プレート同士が強く固着している部分(アスペリティー)に、ひずみがたまり、過去30年で最も巨大地震が起こりやすくなっていることが26日、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の松村正三・研究参事の研究で分かった。震源域のプレート境界で前例のない異常が起きていることを示した内容で注目される。研究成果は10月に京都市で開かれる日本地震学会で発表する。

 震源域では、今年8月に駿河湾地震が発生するなど中、小規模な地震が増加。プレート境界がゆっくり動く「スロースリップ」と呼ばれる現象の活動域も広がるなど地殻活動にも大きな変化がみられるという。松村氏は「海側のプレートがゆっくり沈み込んでいるのに、アスペリティーだけが残っている危険な状態だ。引き続き活動を注意深く見守る必要がある」としている。

 松村氏は震源域を2千平方キロメートルの区画に分割し、それぞれの区画ごとにフィリピン海プレート内部(スラブ内)で発生したマグニチュード1・5以上の地震活動を過去30年分にわたり解析した。その結果、震源域西側で一昨年後半以降、地震の発生数が特に増えていることが分かった。

 また平成12年から続いているスロースリップの中心領域は駿河湾付近だったが、西側の浜名湖付近へ移動。17年にいったん収まったが、18年以降は反転して北東に移動していることが判明。一連の動きを解析した結果、震源域のアスペリティー群だけを残し、周辺全体が滑っている可能性が高いことが分かった。

 こうしたことから松村氏は、スロースリップの変動域が震源域内で拡大、アスペリティーへのひずみによる負荷の集中が進んだ結果、地震活動が活発化していると指摘。「この地域でのひずみは相当たまっていると考えられ、アスペリティーがこらえきれなくなって一気に滑るかもしれない」(松村氏)としている。

 一方、今年8月に起きた駿河湾地震は海側プレートの内部で発生。発生メカニズムが東海地震の「プレート境界型」ではなく、その後の観測でも東海地震につながる急速な地殻変動も確認されなかったが、地震によって、ひずみが一層大きくなることがあるため、東海地震の発生を早めた可能性もあるという。

 松村氏は「駿河湾地震が東海地震の前兆とみるか判断は難しい。しかし震源域のアスペリティーにより大きなストレスがたまったことは確実で、関連がないと楽観視するのではなく、今後十分に注意する必要がある」と話している。

 ■アスペリティー プレート間にある摩擦が大きい固着域のことで、普段は滑り止めの役割をしているが、ひずみが限界を超えると一気にずれて巨大地震を引き起こす。東海地震の震源域には少なくとも3つの推定アスペリティーがあるとされる。

189名無しさん:2009/09/29(火) 21:54:22
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015782181000.html

国交相 有人宇宙開発に意欲


09月29日21時51分
日本独自の有人宇宙開発に踏み出すべきか議論が続くなか、宇宙開発担当大臣を務める前原国土交通大臣は、29日、「日本もみずから有人で打ち上げができる能力を開発しなければならない」と述べ、日本独自の有人宇宙開発に意欲を示しました。

これは、日本人宇宙飛行士の若田光一さんとの懇談のあと、記者団の質問に答えたものです。この中で、前原大臣は「有人宇宙開発は、アメリカ、中国、ロシアしかできていない。できれば、日本もみずから有人で打ち上げられるような能力を開発していかなければならない」と述べました。そのうえで「若田さんや専門家の意見を聞いて、全力でバックアップし、日本もフロントランナーに入れるよう頑張りたい」と述べ、日本独自の有人宇宙開発に意欲を示しました。独自の有人宇宙開発をめぐっては、予算の裏付けや技術的な見通しなどの議論が尽くされていないとして、ことし6月、政府が決定した「宇宙基本計画」に具体的な目標として盛り込まれず、政府の宇宙開発戦略本部で議論が続いています。

190とはずがたり:2009/10/06(火) 13:13:07

「非常に強い」台風18号が日本接近 8日から9日に本州縦断か
2009.10.6 10:35
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091006/dst0910060843001-n1.htm

 非常に強い台風18号は6日午前9時現在、小笠原諸島の沖ノ鳥島近海を時速約25キロで北北西に進み、今後勢力を保ったまま本州に接近する見通し。本州の南には前線が停滞し、台風に伴って前線も北上するとみられ、気象庁は「地盤が揺んだ上で台風が通過する可能性があり、土砂崩れなどに注意する必要がある」と呼びかけている。

 台風18号は中心の気圧が930ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は50メートルで、最大瞬間風速は70メートルという。中心から半径150キロの範囲は、風速25メートル以上の暴風域で、北東560キロと南西390キロの範囲でも風速15メートル以上の強風が吹いているという。

 今後は、東よりに進路を変え、非常に強い勢力を保ちながら、8日から9日にかけ、本州を縦断する可能性があるという。

 一方、同時上陸が懸念された、台風17号は6日午前9時現在、台湾南端とフィリピンのルソン島間にあるバシー海峡付近に位置。7日から9日にかけても、ほぼ同じ位置で停滞する見通しという。

191とはずがたり:2009/10/07(水) 01:01:48

折角盛り上がった脱ダムの気運を一気に毀す可能性もあるので心配。

【台風18号】50年前の伊勢湾台風並みの勢力
2009.10.6 20:44
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091006/dst0910062048014-n1.htm

 非常に強い勢力の台風18号は沖縄県の南大東島近海を北上、勢力を維持したまま8日朝にも近畿地方を中心とした西日本に上陸する可能性が高まっている。中心気圧は940ヘクトパスカル(6日午後8時現在)で、昭和34年9月26日に東海地方などを襲い、死者・行方不明者5098人を出した伊勢湾台風に匹敵する。大阪管区気象台は「50年前の伊勢湾台風を教訓に厳重な警戒を」と呼びかけている。

 気象庁によると、台風18号は時速25キロで北に進み、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径150キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。日本列島の東海上にある太平洋高気圧の縁をめぐるように進んでいるため、今後は次第に東向きに進路を変えながら、8日朝には近畿地方に上陸する可能性が高いという。

 大阪管区気象台によると、通常の台風は、日本列島に近づくにつれて勢力が衰えるが、今回は海水温が27度と周囲より高い海域を進んでいるため、「勢力は上陸するまで衰えにくい」という。

 伊勢湾台風も、勢力がほとんど衰えないまま、中心気圧が930ヘクトパスカルで和歌山県の潮岬付近に上陸。伊勢湾岸では高潮によって名古屋市内などを中心に全壊住宅が約4万1千棟、床上浸水15万8千棟など、大きな被害をもたらせた。

 今回の台風18号は、伊勢湾台風より中心気圧はやや高いものの、近畿地方を縦断する可能性もあり、気象台は「近畿や東海などで最も被害が大きくなるコースも想定される。伊勢湾台風の教訓を無駄にしないよう、早めの避難など対策をとってほしい」としている。

192とはずがたり:2009/10/08(木) 01:53:01
【台風18号】関東周辺、風雨ピークは通勤時間帯
2009.10.8 01:21
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091008/dst0910080123001-n1.htm

 非常に強い台風18号は7日午後11時、和歌山県の潮岬の南南西約110キロを北東に進んでいる。

 その後、強い勢力を維持したまま、8日未明、紀伊半島付近に上陸するとみられる。近畿、東海、北陸を縦断し、同日にはいったん日本海沿いに出ると、今度は東北を縦断して、北海道付近に達する見込み。上陸時に予想される中心の気圧は950ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル。

 関東周辺は朝の通勤時間帯に雨風がピークになり、交通の混乱が予想される。また、台風の接近と満潮が重なる近畿、東海では高潮の危険がある。8日朝に台風が接近するとみられる名古屋港では、昭和34年の伊勢湾台風で記録した3・89メートルに匹敵する3・5メートルの高潮となる見込み。

 気象庁によると、台風は午後11時現在、和歌山県の潮岬の南南西約110キロを時速45キロで北東に進んでいる。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、瞬間最大風速は60メートル。中心から半径220キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっている。

 8日午前6時には津市付近を中心とする半径90キロの円内に達する見込み。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルが予想される。

 また、午後6時には山形県酒田市付近を中心とする半径160キロの円内に達する見込み。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルと予想される。

 7日夜には、中国地方や近畿地方の一部が暴風域に入る見込みで、8日は台風の進路にあたる東日本や東北地方も暴風域に入る恐れがある。

 九州の周辺海域や四国地方の太平洋側では、波の高さが6メートルを超える大しけとなっている。7日夜には近畿地方や東海地方でも大しけとなり、8日にかけて西日本、東日本の太平洋側で波の高さが9メートルを超える猛烈なしけ、西日本、東日本の日本海側や北日本でも6メートルを超える大しけとなる見込み。

 台風の北上に伴い、本州南岸に停滞する秋雨前線の活動も活発になるため、西日本や東日本では8日にかけ、北日本では8〜9日にかけ、1時間に、1時間に50〜70ミリ、局地的には80ミリを超える雨が降るとみられる。

 8日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、東海が500ミリ、近畿南部が450ミリ、四国太平洋側が400ミリ、四国瀬戸内海側、東北地方が300ミリ、中国、近畿北中部、関東甲信が250ミリ、北陸が200ミリの見込み。

 北日本では8日午後6時以降も雨が続き、9日午後6時までの24時間に、多いところで150〜200粍の大雨となる恐れがあり、気象庁は土砂災害や河川の増水、氾濫(はんらん)、低地の浸水などに厳重に警戒するよう呼びかけている。

193とはずがたり:2009/10/08(木) 12:20:21
台風18号:突風で60棟被害 茨城・土浦
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20091008k0000e040059000c.html

突風で飛ばされ電線にぶら下がるトタン板=茨城県土浦市穴塚で2009年10月8日午前7時48分、橋口正撮影

 8日午朝、愛知県の知多半島付近に上陸し、本州を北上した台風18号は、首都圏にも被害をもたらした。交通機関は在来線の多くでダイヤが乱れ、通勤・通学客らを直撃。茨城県土浦市で約60棟の住宅の窓が割れるなど突風による被害も出た。

 在来線や新幹線の多くが運転を見合わせ、JR東京駅は移動手段を失った通勤・通学客でごった返した。案内所の前に長い列ができ、携帯電話で連絡したり、階段に座り込む会社員の姿が見られた。

 横浜市の自宅から千葉市の大学へ通学する途中だった大学1年、斎藤小侑(こゆき)さん(19)は2時間以上足止めされ、「1限の講義を受ける予定だったが無理。家に帰りたいけど、そちらの路線も止まっているので、どうしようもない」とうんざりした様子で話した。

 東京都港区のJR品川駅前もバスやタクシーを待つ人であふれた。新宿区内の会社に勤める横浜市神奈川区の女性(32)は「自宅から品川に出てきて、もう3時間足止めをくらっている。トイレも100人以上が待っているし、駅の喫茶店も満員。自然の影響だから仕方ない。ぼーっと待ちます」と疲れた表情をみせた。

 午前10時50分ごろ、山手線の運転再開がいったんアナウンスされると「やったー、再開」と喜ぶ声があがり、ホームに足早にかけていく人もいた。

 JR総武線が運転を見合わせた影響で、千葉県船橋市のJR船橋駅では電車を待つ人が改札前を埋め尽くした。京成線が動いているため、近くの京成船橋駅へ向かう客も多数おり、同駅でも駅員が上りホームの改札口で入場を一時制限した。船橋市湊町の会社員、高橋宏さん(28)は「1時間以上待っている。上司に連絡したら『みんな遅れている。気をつけて来い』と言われた」とうんざりした表情だった。【前谷宏、山本太一、荻野公一】

 ◇電柱折れ380世帯停電

 午前5時5分ごろ、茨城県土浦市宍塚地区で突風が吹き、約60棟で窓ガラスが割れたり、屋根瓦が飛ぶなどの被害が出た。県警土浦署によると、住民の女性(63)が割れた窓ガラスで指を切って病院に運ばれた。水戸地方気象台は竜巻が発生した可能性もあるとみて調査している。

 同署によると、被害は宍塚郵便局から宍塚小学校付近までの東西約600メートルの直線上に集中。電柱が折れるなどし、東京電力茨城支店によると、同市内だけで380世帯が停電した。宍塚郵便局では屋根が飛び、近くの電線も切れた。宍塚小学校で校舎の窓ガラスが割れたほか、校庭にあった鉄製のサッカーゴールに飛んできたコンクリート片が当たって折れ曲がった。

 同地区に30年住むという女性(62)は「ゴーゴーとうなるような音で目が覚めた。物があたる大きな音が響いて怖かった」と話した。土浦市は午前6時50分に災害対策本部を設置、被害に対応するとともに宍塚公民館と下高津小学校に避難所を設けた。

 横浜市保土ケ谷区桜ケ丘2では午前3時半ごろ、男性会社員(46)方裏のがけが崩れ、木造2階建て住宅の1階ガラス戸を破り土砂約450立方メートルの一部が室内に流入、2階ベランダも壊れた。会社員方は3人家族で、けが人はなかった。

 埼玉県内では、台風による雨のため道路が冠水し、車3台が水没する事故があった。午前4時10分ごろ、朝霞市浜崎3の市道で、冠水した道路に乗用車が進入し水没。運転手にけがはなかった。約10分後には同市上内間木の県道交差点付近でもトラックと乗用車が水没した。運転手2人は救急隊に救助された。

 また、警視庁渋谷署によると、午前8時ごろ、東京都渋谷区渋谷2のビル6階の窓ガラスが強風で割れて路上に落下、歩いていた会社員の男性(36)が額を切り軽傷を負った。【橋口正、山田麻未、町田結子】

毎日新聞 2009年10月8日 11時50分(最終更新 10月8日 12時14分)

194とはずがたり:2009/10/08(木) 12:21:07
一番被害出たの土浦なんか!?
俺は3時頃迄眠れなかったけどつくばは何ともなかったようだけど。。

【台風18号】土浦で竜巻?「外に出たら屋根瓦が…」
2009.10.8 11:19
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091008/dst0910081120030-n1.htm

竜巻とみられる突風で、3階の部屋の壁一面が吹き飛ばされた民家=8日午前10時52分、茨城県土浦市

 大型の台風18号が群馬県を北上している影響で、茨城県土浦市宍塚で突風が発生し、住宅の一部が損壊するなどの被害が発生した。

 土浦署によると、午前5時5分ごろから、「隣の家の瓦が飛んでいる」などの110番通報が相次ぎ、屋根瓦が飛散したほか、物置の倒壊、自動車の窓ガラスが割れるなどの被害が出た。同署によると、被害件数は50〜60世帯におよび、無職の女性(63)がガラスの破片で右手に軽傷を負った。住民らは「竜巻のようだった」と話しているという。

 住民の60歳代の女性は「5時ごろにゴーッと地震のような地響きがした。外へ出たら木が折れ、隣の家の屋根に穴が空いて、大変なことになっていた」と話す。70歳代の男性は「寝ていたらバリバリとものすごい音がした。外に出てみたら屋根瓦が飛ばされていて、窓ガラスが割れていた」と驚いたような表情だった。

 屋根の一部が飛ばされるなどの被害があった土浦宍塚郵便局では「停電しており、機器の点検もしなければならないので今日は業務ができない」と、困惑した表情で局員らが後始末に追われていた。

195荷主研究者:2009/10/10(土) 18:28:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091008t12017.htm
2009年10月08日木曜日 河北新報
セラミックスで衛星用ミラー 高精度加工技術開発へ

 岩手県北上市に工場がある機械加工の川崎ダイス工業(川崎市)とセラミックス開発製造の日本ファインセラミックス(仙台市)は東北大などと共同で、大型セラミックスの非球面ミラーを生産する高精度加工技術の開発を始める。大型ミラーは将来的に、人工衛星に搭載される観測装置への採用を目指す。

 衛星用ミラーは観測の高精度化に伴って、大口径化の要請が高まっている。国産衛星で広く採用されているガラス製は重く厚いため大型化に限界があり、セラミックスを用いてミラー製造を試みる。

 ミラーの材料となる大型セラミックスは日本ファインセラミックスが製造し、直径80センチクラスを想定している。このセラミックスを川崎ダイス工業がこれまで培った加工技術で研磨。球面よりも解像度が高い非球面ミラーに仕上げる計画だ。

 大型セラミックスは、日本ファインセラミックスが東北大などと共同で半導体装置向けに開発した炭化ケイ素系の高機能素材。従来のセラミックスより強度、剛性が高く、焼結時にできる気孔がほとんどない。

 セラミックスを砥石(といし)で研磨してミラー化する作業には高精度の曲面加工が要求されるため、東北大の計測技術を活用し、加工機械上での精密計測システムを開発。これまで技術者の手作業や勘に頼ってきた部分を自動化し、短時間で効率的な加工ができるようにする。

 固く大きな素材を研磨するため砥石の摩耗も激しいと予想され、砥石の自動成形技術システムも開発する。

 来年8月までに技術的にめどをつけ、2011年度から事業化を目指す。経済産業省が中小企業の技術高度化を支援する「戦略的基盤技術高度化支援事業」に採択され、インテリジェント・コスモス研究機構(仙台市)が事業管理者を務める。

 川崎ダイス工業の久保田浩明取締役は「何とかやり遂げ、製品を宇宙に飛ばしたい」と意欲を示し、日本ファインセラミックスの足立茂常務は「宇宙技術に少しでも役立つ技術を東北から発信したい」と話している。

196とはずがたり:2009/10/25(日) 23:59:18
すげえぞ。ホントかな??

JAXA:月面に縦穴、世界で初めて発見 基地利用も
http://mainichi.jp/select/science/news/20091025k0000m040112000c.html

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/20091025mog00m040002000p_size8.jpg

 月で、地下の巨大な溶岩トンネルに通じる縦穴を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が世界で初めて発見した。将来の有人月探査で、天然の基地として活用できる可能性がある。米地球物理学会誌に近く掲載される。

 このトンネルは、流れている溶岩の表面が冷えて固まった後、その中にある溶岩が流出して作られたと考えられる。JAXAは月周回衛星「かぐや」で探査したところ、火山活動が活発だった地域内の地点(北緯14度、西経57度)で、縦穴(直径60〜70メートル、深さ80〜90メートル)を発見。その穴に差し込む太陽光や影の解析から、地下に横幅400メートル以上、高さ20〜30メートルのトンネルの存在が確実になったという。

 月は大気がないため、地表では隕石(いんせき)の落下や人体に有害な宇宙線にさらされている。溶岩トンネルの中はこうした危険から守られる。気温も大きく変動する表面と異なり安定しているので、米国など各国が天然の基地の候補地になるとして探している。

 春山純一JAXA助教(惑星科学)は「周辺の地形は比較的平らなので、着陸や移動がしやすいだろう。地球側を向いており交信が容易だ。赤道近くで太陽エネルギーも得やすい。月面基地の有力候補になるのではないか」と話す。【河内敏康】

毎日新聞 2009年10月25日 2時30分(最終更新 10月25日 12時32分)

JAXA:月面に縦穴を発見 地下の巨大溶岩トンネルと直結、天然の基地に
http://mainichi.jp/select/science/news/20091025ddm003040138000c.html
 月で、地下の巨大な溶岩トンネルに通じる縦穴を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が世界で初めて発見した。将来の有人月探査で、天然の基地として活用できる可能性がある。米地球物理学会誌に近く掲載される。

 このトンネルは、流れている溶岩の表面が冷えて固まった後、その中にある溶岩が流出して作られたと考えられる=図のカマボコ状の空洞。JAXAは月周回衛星「かぐや」で探査したところ、火山活動が活発だった地域内の地点(北緯14度、西経57度)で、縦穴(直径60〜70メートル、深さ80〜90メートル)を発見。その穴に差し込む太陽光や影の解析から、地下に横幅400メートル以上、高さ20〜30メートルのトンネルの存在が確実になったという。

 月は大気がないため、地表では隕石(いんせき)の落下や人体に有害な宇宙線にさらされている。溶岩トンネルの中はこうした危険から守られる。気温も大きく変動する表面と異なり安定しているので、米国など各国が天然の基地の候補地になるとして探している。

 春山純一JAXA助教(惑星科学)は「周辺の地形は比較的平らなので、着陸や移動がしやすいだろう。地球側を向いており交信が容易だ。赤道近くで太陽エネルギーも得やすい。月面基地の有力候補になるのではないか」と話す。【河内敏康】

毎日新聞 2009年10月25日 東京朝刊

197とはずがたり:2009/10/26(月) 15:03:04

恐竜研究支える主婦 技師10人のほとんど
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20091026/CK2009102602000006.html
2009年10月26日

特殊器具を使って化石のクリーニングをする技師たち=勝山市村岡町の県立恐竜博物館で
写真

 県の第3次恐竜化石発掘調査は今夏に3年目の発掘作業が終了し、現在は「クリーニング作業」が進んでいる。字面から想像される洗浄作業ではなく、硬い岩石から化石だけを傷つけないよう取り出す精密な技術のことだ。県立恐竜博物館(勝山市村岡町)の作業現場を訪れると、貴重な化石が姿を現すまでの過程が分かり、技師たちの意外な素顔も見えてきた。

 博物館2階のクリーニング室。甲高い機械音が響く中、白衣姿の技師たちが岩石をルーペ越しにのぞきながら、歯科用器具のようなものを当てている。

 圧縮空気を出してペン型の刃先を振動させる「エアスクライバー」という特殊器具だ。化石の状態に応じて大小3種が使い分けられ、刃先はさらに細分される。1億年以上の時を経た化石はわずかな衝撃でも破損する恐れがあり、細心の注意が求められるからだ。

 「これも最初は表面にほとんど何も見えなかったんです」。技師の亀田かつ江さん(48)が、最近作業を終えたばかりという岩石を指して言った。

 大型草食恐竜「竜脚類」の化石群が出土した同じ地層面からの出土品で、状態の良い骨の化石が無数に露出している。こうした状態にすることで初めて、化石を展示、研究できるようになるのだ。

表面を削ったことで大量の化石が現れた岩石
写真

 かつて会社勤めをしていた亀田さんは勝山市への引っ越しを機に退社し、たまたま条件が合ったためこの仕事に就いた。始めて半年で小さな骨を取り出せたとき、「天職だ」と直感したという。「何かが出てくる、という感覚に母性本能がかき立てられ、化石がいとおしく思える」と話す。

 亀田さんら10人いる技師のほとんどは奥越地区の主婦。家庭を切り盛りしながら技術を磨き、今や最先端の研究を支える存在だ。学生時代から全国の博物館でクリーニングを担ってきたという同館の柴田正輝研究員は「これほどの設備、陣容を備えた博物館はほかにはない」と断言する。

 ただ、柴田研究員によると、日本の古生物学分野におけるクリーニング環境はようやく整備され始めたばかり。アメリカではクリーニングの最新技法が学会で発表され、技師の地位も高いという。

 それでも亀田さんは謙虚に話す。「恐竜は福井の宝。少しでも研究の役に立てることを誇りに思います」

 (谷悠己)

198とはずがたり:2009/11/01(日) 19:38:39
【社会】
国直轄維持?独法移行? 宙に浮く気象研
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009103102000210.html
2009年10月31日 夕刊

 気象庁の研究機関として、台風や集中豪雨、温暖化などの現象解明と予測技術開発を担う気象研究所(茨城県つくば市)の行方が宙に浮いている。自公政権は独立行政法人(独法)化を決めたが、法案は審議未了で2度廃案になった。現政権の民主党は、新たな独法を原則つくらない方針で、行き場が見えない状態だ。

 気象研究所は、温暖化のシミュレーションをはじめ、エルニーニョ現象、オゾンホール、黄砂、竜巻から地震や火山に至るまで、さまざまな研究を続ける。

 最近では、温暖化が進むと台風発生が減る一方、強度は増すと予測。衛星利用測位システム(GPS)を豪雨の予測に応用する技術や、列車脱線を防ぐ突風探知システムなども開発した。各省庁の研究所が二〇〇一年に独法化された際も、国が維持すべき機関として対象から外れた。

 だが、〇六年に小泉政権が公務員削減の一環で「非公務員型独立行政法人」化を閣議決定。法案は昨年二月に提出、今春移行を目指したが、昨年末に廃案となった。来年移行を目指して今年一月に再提出した法案も今夏の衆院解散で廃案。衆参ねじれ国会の攻防でほかの重要法案に埋もれ、実質審議は全く行われなかった。

 民主党は、独法が天下りや官製談合の温床と指摘。マニフェストで「民間で可能な事業は廃止、国が責任を負うべき事業は国が直接実施」とし、独法全廃を含め抜本的に見直す方針だ。

 気象庁は「〇六年の閣議決定がある以上、事務方としては淡々と準備せざるを得ない」と、次期通常国会への法案再々提出に備えるが、気象研究所への現政権のスタンスはまだ示されていない。

 先が見えない状態に所内では困惑や不安が広がる。これを機に国の機関に踏みとどまるのか、それとも結局は独法なのか。ある職員は「(税金の無駄遣いが指摘される)悪い独法と、そうでない独法を一緒にして一刀両断するのは危険。行政に直結する仕事をしており、民営化もあり得ないと思う」と話す。

 <気象研究所> 1946年、東京都杉並区馬橋の旧陸軍気象部跡地に中央気象台(気象庁の前身)研究部として発足。のちに改称、80年に筑波研究学園都市へ移転した。予報、気候、台風、地震火山、海洋など九つの研究部と、本庁とは別の専用スーパーコンピューターを持つ。日本の女性科学者の草分け、故・猿橋勝子博士らを輩出。職員数174人。

199荷主研究者:2009/11/03(火) 03:13:13

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720091027eaai.html
2009年10月27日 日刊工業新聞
京大、1100万光年先の“銀河風”観測−輝線比マップ作成

 京都大学の研究グループは米国ハワイにある「すばる望遠鏡」を使い、銀河の中心から外部に向けて大規模なガスを放出する「銀河風」という現象を地球から約1100万光年離れた銀河「NGC253」で観測し、輝線比マップをつくることに成功した。銀河風は銀河の成長のしかたに大きな影響を与えると考えられており、銀河風の物理メカニズムの理解が進み、銀河がどのように成長してきたかを考えるうえでの基礎になる。

 京都3次元分光器第2号機という特殊な観測装置をすばる望遠鏡に取り付け、NGC253の銀河風を観測。その結果、銀河風は星からの光ではなく、主に衝撃波によって光っていることが分かった。

 また、NGC253の銀河中心付近の星形成の激しさから超新星爆発のエネルギーを見積もると、銀河風の運動エネルギーより大きいことも解明。

200とはずがたり:2009/11/14(土) 21:09:16
何が確認されてたんだ?水素分子と酸素分子の存在は確認されてたって事?
>水のもとになる分子の存在は確認されていたが、水そのものは観測されていなかった。

NASA:「月に水」確認 95リットル相当飛散
http://mainichi.jp/select/science/news/20091114k0000e040003000c.html

 【ワシントン小松健一】米航空宇宙局(NASA)は13日、無人探査機「エルクロス」の観測で月に水が存在することを確認したと発表した。今後、水や他の物質の量と濃度、水の分布範囲の分析を進め、「太陽系の進化の過程を探りたい」としている。

 月の両極など太陽光が当たらない部分には、水が氷の形で存在する可能性が指摘されていた。これまでの観測で水のもとになる分子の存在は確認されていたが、水そのものは観測されていなかった。

 NASAは先月9日、エルクロスのロケット部分と本体を、太陽光がほとんど当たらず氷が多く存在する可能性の高いクレーター「カベウス」に高速で激突させた。

 その際に舞い上がった大量の噴出物の成分を分光器で調べた結果、95リットルに相当する水分の飛散を確認した。観測チームによると、探査機の激突によって、月の上空に水蒸気や細かいちりの層が生じた。太陽光に当たって凍っていた水が水蒸気になったとみられる。また、下層の比較的重い土砂などの噴出物からも水分の存在が確認できたという。

 NASAの観測チームは記者会見で、「顕著な量の水が見つかった。月の神秘を解明する上で新たな一ページを開くものだ」と指摘した。月の水の解明がさらに進めば、将来の有人月探査にあたって飲料水を確保できるだけでなく、水を分解して、水素をロケット燃料、酸素を宇宙飛行士の呼吸用に活用することも可能になる。

毎日新聞 2009年11月14日 9時35分(最終更新 11月14日 12時35分)

201とはずがたり:2009/11/16(月) 01:50:47

大沢崩れで土石流 小規模、被害なし
11/15 08:01
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20091115000000000021.htm

 14日午前9時40分ごろ、富士山大沢崩れで小規模な土石流が発生した。国土交通省富士砂防事務所が大沢崩れの源頭部工事現場(標高約2100メートル)の監視カメラで確認した。被害はないもよう。
 同事務所によると、午前10時15分ごろ、標高約1700メートルの大滝地点でワイヤセンサーが切断されたため、職員が監視カメラの映像を確かめた。土石流は標高約900メートルの岩樋地点の監視カメラには写っておらず、その上流部で止まったとみられる。
 源頭部の近くにある御中道雨量観測所では、13日午後8時から14日午前10時までの総雨量が63ミリを記録。同事務所はまとまった降雨で、源頭部よりも上流で土砂が崩れ落ちたとみている。

202とはずがたり:2009/12/18(金) 00:49:01

群発地震かどうかは別にどうだっていいんじゃい。東海大地震との関係はどうなんか,というのが大事なんだが。。

地震:伊豆沖で無感含め100回超
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20091218k0000m040124000c.html?link_id=RSH04

 17日夕から同日深夜にかけ、静岡県・伊豆半島の東方沖を震源とする震度1〜2の地震が相次いだ。気象庁によると、同日午後11時20分現在、体に感じる地震は20回発生し、同県伊東市で最大震度2を観測した。体に感じないものも含めると、同日昼ごろから100回を超えている。いずれの地震も震源は同じで深さはごく浅く、地震の規模を示すマグニチュード(M)は2〜3程度。火山活動が原因とみられるが、群発地震ではないという。【福永方人】

毎日新聞 2009年12月17日 23時09分(最終更新 12月18日 0時00分)

203建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2009/12/18(金) 00:52:11
民主政権になると大地震フラグ・・・・じゃないだろうな
今回も社民が食い込んでるので、災害時の対応は遅れるのだろうか

204とはずがたり:2009/12/18(金) 01:15:42
決断できない印象が固まってしまった鳩ですが初動への決断は急いで欲しい所っすな。。

205とはずがたり:2009/12/18(金) 05:46:37
俺の実家じゃなくて現住所で,かいw

206とはずがたり:2009/12/18(金) 15:11:29

震度5強起きる可能性も=静岡群発地震、数日続く見込み−気象庁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2009121800186&amp;j1

 静岡県伊東市で17日夜と18日朝に震度5弱の地震が観測されたのを受け、気象庁の横田崇地震予知情報課長は18日午前に記者会見し、地下深部のマグマ活動に起因する群発地震との見方を示した。今後も断続的な揺れが数日から10日間ぐらい続き、最大震度5強程度の揺れが起きる可能性もあるとして警戒を呼び掛けた。
 同庁によると、17日夕から伊豆半島東方沖を震源とする震度1〜3の揺れが頻繁に発生。過去には1978年から、同様の群発地震が45回起きている。今回の地震では、火山の噴火に結びつく活動は観測されていないという。(2009/12/18-11:11)

207とはずがたり:2009/12/18(金) 15:12:20
静岡・伊豆でまた震度5弱=伊東市で未明以降7人けが
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2009121800162

 18日午前8時45分ごろ、静岡県で地震があり、伊東市で震度5弱の揺れを観測した。気象庁の観測によると、震源地は伊豆半島東方沖で、震源の深さはごく浅く、地震の規模(マグニチュード)は5.3と推定される。
 伊豆半島東方沖を震源とする地震は、17日夕から断続的に発生。同日午後11時45分ごろにも同市で震度5弱を観測する地震があり、震度1〜3の揺れは18日午前までに100回を超えた。
 静岡県によると、一連の地震で伊東市で男性(78)が自宅2階の階段から転落し腰椎(ようつい)圧迫骨折の重傷を負ったほか、歩行中の女性(65)が転倒するなど6人が軽傷を負った。また同市内では、家屋の壁が崩れたりブロック塀が壊れるなどの被害が23件発生。水道管が破裂し24戸で断水するなどした。
 JR東日本は、伊東線の全線で一時運転を見合わせ、東海道線でも速度規制を行った。
 18日午前8時45分に起きた地震の主な各地の震度は次の通り。
 震度5弱=静岡県伊東市
 震度3=静岡県熱海市、伊豆市、伊豆の国市、神奈川県小田原市
 震度2=横浜市、川崎市、千葉県館山市、東京都町田市、山梨県笛吹市。(2009/12/18-13:59)

208とはずがたり:2009/12/18(金) 15:13:55
>>205
これ。たまたま直前に目が醒めた。動物みたいに初期微動のその兆しでも察知出来てたんかね,俺はw

北関東で震度4=津波の心配なし
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200912/2009121800076&amp;rel=j&amp;g=soc

 18日午前5時41分ごろ、関東地方北部を中心に広い範囲で地震があり、茨城、栃木、群馬、埼玉の4県で震度4の揺れを観測した。気象庁の観測によると、震源地は栃木県南部で、震源の深さは約80キロ、地震の規模(マグニチュード)は5.1と推定される。津波の心配はないという。(2009/12 /18-06:38)

209荷主研究者:2009/12/30(水) 00:35:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091221t13013.htm
2009年12月21日月曜日 河北新報
原始地球の深部に「重いマグマ」存在 東北大で模擬実験

 地球深部にかつて、従来の予想よりも著しく重いマグマが存在していた可能性があることを、東北大大学院理学研究科の村上元彦准教授(比較固体惑星学)と米イリノイ大の研究者が模擬実験で導き出した。原始地球表面を覆っていたマグマの海から、地球構造が変化していく歴史をひもとく上で、貴重な要件の一つになるという。

 地球の地下約3000キロの圧力は140ギガパスカルで、地上気圧の140万倍という超高圧力の世界となっている。直接調べることはできず、マグマの主成分の一つ、二酸化ケイ素のガラスを模擬物質に使って実験した。

 平行に置いた2個のダイヤモンドの間に、髪の毛の太さよりも細いガラスを設置し、両側から締め付けることで超高圧状態を作り出した。装置は手のひらに乗る大きさだが、今回は約207ギガパスカルまで再現できた。

 超高圧状態にしたガラスにレーザー光を当て、横波の伝わる速度を測定。圧力が140ギガパスカルを超えると、速度上昇率が約2倍以上と急激に変化した。

 ケイ素と酸素から成るガラスは従来、高圧下ではケイ素の周りに6個の酸素が接する形で安定するとされてきた。今回の結果は、140ギガパスカルを超えるとガラスが構造変化してケイ素に接する酸素の数が6以上になり、マグマがより密集している可能性を示すという。

 圧力が小さい時は岩石よりもマグマの密度が小さく、岩石の上にマグマが浮くが、140ギガパスカルを超えると密度が逆転。マグマが下に沈み、岩石が浮くことになる。

 研究では地下約3000キロのマントルと核の境界付近に、地震波が急に遅くなる領域があることが分かっている。地震波の横波と実験で測定した横波の比較は、地球内部の構造を決める手掛かりにもなる。

 村上准教授は「地球形成の過程で、境界付近に高密度のマグマの海が形成され、現在もその燃えかすが残っている可能性がある」と話す。

 研究成果は近く、米物理学会誌フィジカルレビューレターズ電子版に掲載される。

210荷主研究者:2010/01/02(土) 16:20:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091231t13013.htm
2009年12月31日木曜日 河北新報
南極天文台設置へ前進 東北大・筑波大グループ

北海道陸別町で、極寒環境における観測装置の性能を試す東北大の研究者=2008年2月(市川教授提供)

 天体観測の最適地の一つとされる南極に日本初の天文台を設置する構想を、東北大大学院理学研究科の市川隆教授(赤外線天文学)や筑波大などのグループが進めている。2010年度にも試験観測を行い、12年度の本格稼働を目指す。国際競争が激しさを増す南極での天体観測に参入し、約120億年前の宇宙地図作製などを行う。

 南極天文台構想は5年ほど前に浮上した。10年度に6年計画で始まる南極観測第8期計画に採択され、研究が本格化する見通し。
 南極に現在派遣されている第51次隊に天文学者が初めて同行し、10年1月中にも事前調査を始める。同年11月に出発する南極地域観測隊にも研究者が参加し、小型の赤外線望遠鏡や電波望遠鏡で試験観測する予定だ。

 南極の中央高地は乾燥しており、赤外線観測に深刻な影響を及ぼす水蒸気量が少ない。低温で大気熱による障害も少ない上、快晴の日も多いことから観測に向いている。
 昭和基地から約1000キロ内陸部にあるドームふじ基地(標高3810メートル)に東北大は口径2メートル級の赤外線望遠鏡を構え、筑波大は将来的に口径10メートル級の電波望遠鏡を備える計画。

 東北大は10年度に直径40センチの赤外線望遠鏡を設置し、夏季に試験観測を行う。12年度には自家発電装置を備え、無人で自動運転できる望遠鏡で長期間、日本からリモート観測する。
 現地は最低気温が氷点下約80度。市川教授らは極寒でも望遠鏡が動くよう装置の性能評価を重ね、霜対策も入念に行う。

 08年2月、北海道陸別町で氷点下約23度の下、望遠鏡の組み立てなどを訓練。研究室の氷点下80度の大型冷凍庫で、低温でも動く部品の選定などをしている。
 第51次隊に同行した研究メンバー、筑波大の瀬田益道講師(電波天文学)は来月中にドームふじに到着する予定。東北大は雪上車による運搬時の震動や水蒸気量の測定などを依頼した。

 市川教授は「南極では2メートル級でも、ハワイのすばる望遠鏡(口径8.2メートル)と同程度の性能が実現できると言われる。動作条件などをクリアできれば、最高の観測場所になる」と話している。

211荷主研究者:2010/01/02(土) 16:30:39

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100101/CK2010010102000023.html
2010年1月1日 中日新聞
浜松から宇宙へ 2年後にも産学連携で超小型衛星打ち上げ

 浜松地域の大学と産業界が、連携して超小型人工衛星(マイクロサット)を独自開発し、打ち上げる。地球の気象や自然現象を観測する衛星で、この地域のものづくりを支える広範な技術を宇宙開発に生かすとともに、地上約400キロの周回軌道からとらえるさまざまなデータを共有し、新産業の開拓につなげるのが狙い。早ければ2年後にも、宇宙航空研究開発機構のH2ロケットに載せ「やらまいか(やろうじゃないか)」の気概を乗せた“浜松一号”が宇宙へ飛び立つ。

 光産業創成大学院大学(同市西区呉松町)の瀧口義浩教授(51)=光応用計測工学=による衛星搭載用望遠観測ユニットの開発プランが、昨秋、文部科学省の2009年度超小型衛星研究開発事業に採択されたのがきっかけとなった。

 事業に向けた産学交流の中で、観測データの有用性と、強い放射線や極低温、超高温にさらされる宇宙環境に耐える技術研究のメリットから「衛星そのものの自主開発と打ち上げを」と構想が発展した。H2ロケットの「相乗り衛星」に応募する形で、これまでに地元企業でつくる宇宙航空技術利活用研究会(SAT研)の約10社が参加することが決まっている。

 マイクロサットは大きさが50センチ立方で、構想では口径20センチの高性能望遠鏡を組み込んだ観測ユニットを搭載する。太陽光発電パネルを電源に、周回軌道を回りながら地球を覆う雲や風速の分布、気候変動に伴う森林植生や農業生産の変化、自然災害などを画像データでとらえる。同大が開発中の望遠鏡をはじめ、心臓部となるカメラを浜松ホトニクス(同市中区)、衛星の構造体を原田精機(北区)、画像処理をパパラボ(中区)が開発にあたるなど、浜松地域の技術力を結集したプロジェクトとなる。

 超小型のため、得られる画像の解像度は「ひまわり」などの気象衛星より劣るが「ベース部分を市販品でまかなうことも含めコストを大幅に下げ、観測データの提供については中小企業が利用しやすい価格に抑える」(瀧口教授)ことで、ビジネスチャンスのすそ野を広げたい考え。

 地域の産業界による衛星打ち上げは、昨年1月の東大阪市の「まいど一号」がある。ハイテク企業が集積した浜松地域の新たな挑戦に「“宇宙産業都市・浜松”の力を世界に発信する絶好の機会。開発プロセスへの学生の積極参加も呼び掛けたい」と同教授。

 衛星の名称は今後、公募する。打ち上げまでには、宇宙環境と同一条件での試作機の耐用試験など課題が多いが、研究会の代表を務めるシステム開発「アルモニコス」(中区)の秋山雅弘代表取締役は「宇宙の夢が現実に近づいたのは、一緒に汗をかいてきた仲間たちの力。浜松にとって大きな価値ある取り組み」と期待を込める。

 ■相乗り衛星■ H2ロケットの搭載能力に余裕がある場合、人工衛星や探査機に相乗させる小型副衛星。50センチ立方以下、50キログラム以下が条件で、宇宙航空研究開発機構が申請者の開発力や資金力を審査して候補者リストに登録し、打ち上げ時ごとに選定する。

212とはずがたり:2010/01/10(日) 14:11:16

ベテルギウスに爆発の兆候 大きさ急減、表面でこぼこ
http://www.asahi.com/special/space/TKY201001090278.html
2010年1月10日0時27分

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写真ベテルギウスの表面。明るい部分は盛り上がっていて、周囲よりも温度が高いとみられる部分(右下の棒の長さは、見かけの角度で0.01秒角)=米航空宇宙局(NASA)、パリ天文台提供

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写真オリオン座。左上の明るい星がベテルギウス=沼沢茂美氏撮影

 オリオン座の1等星「ベテルギウス」で、超新星爆発へ向かうと見られる兆候が観測されている。米航空宇宙局(NASA)が6日に公開した画像には、星の表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っていた。この15年で大きさが15%減ったという報告もあり、専門家は「爆発は数万年後かもしれないが、明日でもおかしくない」と話す。もし爆発すれば、満月ほどの明るさになり、昼でも見えるようになる。

 冬の大三角の一つでもあるベテルギウスは、赤色超巨星と呼ばれる巨大な星。直径は太陽の1千倍で、太陽系にあるとしたら、地球や火星はおろか木星までが覆われる大きさだ。重いため一生は短く、まだ数百万歳(太陽は46億歳)だが、すでに寿命に近い。最後は超新星爆発を起こし、ブラックホールなどになるとされる。

 地球からの距離は約600光年。地球からベテルギウスを見ると、東京から大阪に置いてあるソフトボールくらいの大きさにしか見えず、これまでは大きな望遠鏡でも点程度にしか見えなかった。だが近年は、複数の望遠鏡を組み合わせて解像度を上げることにより、その表面や周囲のガスの流れまで撮影できるようになった。

 昨年、米欧の研究者がほぼ同時に3本の論文を発表し、ベテルギウスが大量のガスを放出していることや大きさの急減が示された。ガスの放出によって星の表面が梅干しのようにでこぼこに膨らんでいるらしい。

 ただ、その後の別の観測では、大きさの変化はあまりないという報告も出ているという。3本の論文のうちの1本の著者で、独マックスプランク電波天文学研究所の大仲圭一研究員は「爆発がいつかは分からないが、死の直前を見ているのは間違いない。今まで想像するしかなかった星表面の様子も、実際に見て確かめられるようになってきた」と話す。(東山正宜)

213とはずがたり:2010/01/10(日) 14:15:00

桜島「ドカ灰」、市民生活直撃 農作物も数億円被害
http://www.asahi.com/national/update/0109/SEB201001090017.html
2010年1月10日8時1分

 地震などを伴う爆発的噴火が昨年1年間で548回と、観測史上最多を記録した鹿児島の桜島。年が明けても活動は活発で、全国の活火山で唯一、噴火警戒レベル3の入山規制が続いており、市民生活にも様々な影響が出ている。

 これまでの桜島の噴火の観測最多記録は1985年の474回で、この年の降灰量は約2400万トンだった。昨年はその10分の1の240万トン程度で済んでいるが、それでも鹿児島市では15年ぶりの本格的な降灰となった。

 鹿児島では多量の降灰を「ドカ灰」と呼ぶ。市街地にドカ灰が降った日も多く、市は路上の灰を取り除くロードスイーパー(路面清掃車)を桜島島外で9年ぶりに本格稼働させた。昨年の稼働日数は11月末で26日。散水車も含めて延べ561台を動かしたという。

 灰を捨てるための専用のポリ袋「克灰袋(こくはいぶくろ)」も、約18万世帯に配った。「灰を克服しよう」と名づけられ、一時は鹿児島の名物になっていたが、島外への配布は7年ぶりだった。1日で1平方メートルあたり243グラムの降灰があった昨年4月9日以降は、袋の数が足りなくなり、600万円をかけて120万枚を買いたした。

 農業被害も。県や市によると、ビニールハウスに積もった灰が日照を遮ったり、作物に直接かかって傷が付いたりして、島内を中心に白菜やキャベツ、ミカンなどに数億円単位で被害があった。

 風評被害も出ている。桜島島内の宿泊施設では、噴火を知った県外客からキャンセルが相次いだ。「国民宿舎レインボー桜島」では、多い時期で1日20件程度の問い合わせがあった。担当者は「新型インフルエンザとのダブルパンチになった」と嘆く。

 一方で、降灰がプラスになった業種も。降灰があった翌日のガソリンスタンドには洗車待ちの車の列ができた。灰は水分を含むと硫酸と同じ成分になり、放っておくとサビなどの原因になるからだ。九州南部で45店を展開するミスミ(鹿児島市)では、炎天下で車の傷みやすい7月の洗車売り上げが前年同月比5割増。昨年は年間を通じても2割ほど増えた。上野康志石油卸部長は「桜島のご機嫌次第だが、ピークだけを見れば潤ったと言える」と話した。

 久しぶりの本格的な降灰だが、鹿児島市民の多くからは「80年代はもっと灰がすごかった」「この程度ならまだまし」といった声も聞かれる。しかし、京都大学防災研究所火山活動研究センターの井口正人准教授は「降灰量こそ85年に比べて少ないが、確実に活発化している。いざ大噴火が来た時に驚いても遅い。いずれ大噴火はやって来るという覚悟を今から持つことが大切」と、警戒を呼び掛けている。(森本浩一郎)

214とはずがたり:2010/01/23(土) 12:14:40

「第四紀」260万年前から、教科書に反映検討
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100121-OYT1T00714.htm

从来の区分/新しい区分
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/science/20100121-103740-1-L.jpg

 日本地質学会など4団体は、地球の歴史を分ける「地質年代」のうち最も新しい「第四紀」の始まりを、260万年前とする国際定義を国内でも普及させる方針を決定した。

 地学の教科書、地質図の書き換えなどが必要となるため、22日に東京都内でシンポジウムを開き、社会的な影響、問題点を検討する。

 第四紀は、地球が寒冷化して氷河が発達した時代。過去の気候変動の解明が近年急速に進んだ結果、第四紀の起点は従来の180万年前よりも80万年も古い可能性が高くなり、昨年6月の国際地質科学連合で定義変更が採択された。

 同学会などは、国際的な基準に統一させるため、教科書などの表記で新定義を推奨していく。日本学術会議でも近く正式に決めて、周知を図る。

 22日のシンポジウム「人類の時代・第四紀は残った」の詳細は同学会のホームページ(http://www.geosociety.jp/)。
(2010年1月21日16時48分 読売新聞)

215とはずがたり:2010/02/09(火) 04:31:13

小惑星同士衝突の証拠、X字形に広がる破片
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20100203-OYT1T00942.htm

小惑星が衝突したとみられるX形の痕跡=NASA提供

 【ワシントン=山田哲朗】小惑星同士が正面衝突して、その破片やちりがX字形に広がったとみられる画像を、米航空宇宙局(NASA)が発表した。

 ハッブル宇宙望遠鏡が1月に撮影した。

 二つの小惑星が高速で正面衝突し、その破片やちりが縦横に広がった結果とみられ、ちりの一部は太陽光の圧力で彗星(すいせい)のような長い尾を引いている。小惑星同士の衝突の証拠が観測されたのは初めてという。
(2010年2月4日01時58分 読売新聞)

216荷主研究者:2010/02/20(土) 18:31:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100216t13030.htm
2010年02月16日火曜日 河北新報
加速器候補地 北上山地地質調査へ 岩手県と東北大

 国際プロジェクトで建設される超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の国内有力候補地とされる岩手県の北上山地で、同県と東北大が地質調査などの共同研究に乗り出すことが15日、分かった。ボーリング調査などで、硬くて巨大な花こう岩の形状などを確認し、加速器の設計に必要なデータを集め、東北への誘致環境の整備につなげる。

 2011年度までの2年間の事業。1年目に実質的な調査を、2年目にデータ分析などの取りまとめを行う。予算は5000万円で、岩手県と東北大が半額ずつ負担する。

 調査は東北大大学院理学研究科の山本均教授(素粒子物理学)、吉田武義教授(島弧マグマ学)らによる研究チームが担当する。岩手県藤沢町から花巻市に延びる南北約50キロの花こう岩地帯のうち、一関市から奥州市までの南北約30キロを対象に3カ所で実施する。

 具体的にはボーリング調査のほか、人工的に地震波を起こす探査などを実施。岩盤の硬さや形状、花こう岩の重心などを調べる。

 加速器は地下約100メートルに総延長30〜50キロの地下トンネルを掘って設置する。調査によって、トンネルが掘れるかどうかや、トンネル中央部に設置する実験スペースを確保できるかどうかなどが分かるという。

 北上山地の花こう岩盤は、南北にひょうたん形のように延び、南側は「千厩岩体」、北側は「人首岩体」と呼ばれる。県は今年1月までの簡単な独自調査で、くびれ部分がきちんとつながっていることを確認し、新たな調査に入ることにした。

 岩手県総合政策部の大平尚政策調査監は「ILCを設計できる条件に合っているかどうかを確認したい」と研究成果に期待する。

 ILCは電子と陽電子をほぼ光速まで加速させた状態で衝突させ、宇宙誕生直後の状態を再現し、宇宙の成り立ちなどの解明を進める施設。世界に1カ所だけ設置される計画で、海外では米国のシカゴ近郊、スイスのジュネーブ近郊が有力候補地になっている。

217 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/23(火) 19:29:33
http://www.asahi.com/science/update/0223/TKY201002230317.html
今後の宇宙政策を検討、有識者会議が初会合
2010年2月23日18時59分

 今後の宇宙政策の在り方を検討する宇宙開発戦略本部の有識者会議(座長=松井孝典・千葉工業大
惑星探査研究センター所長)が23日、初会合を開いた。4月下旬をめどに報告書を取りまとめる。

 昨年6月、当時の政権が人とロボットが連携した月探査の実現などを掲げた宇宙基本計画を策定した。
泉健太内閣府政務官(宇宙開発担当)は「限られた予算の中でどれを具体化していくのか戦略的に
再考したい」としている。

 有識者会議は、前原誠司・宇宙開発担当相(国交相)の事実上の諮問機関。昨年末の事業仕分けで
「仕分け人」を務めた座長の松井氏ほか4人の有識者は、現政権が選んだ。前原担当相は今月上旬、
米オバマ政権が有人月探査計画を中止したことを受け、「日本が宇宙政策の根本に何を据えるのか
考え直す時期に来ている」と検討を指示していた。

218とはずがたり:2010/02/28(日) 17:20:03

そろそろ地球スレか地震・颱風・災害スレでも立てる時期かなぁ。。

大津波・津波警報:三陸沿岸など 午後、最大3メートル
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100228k0000e040011000c.html

 南米チリ中部で27日午前3時34分(日本時間同日午後3時34分)ごろ、マグニチュード(M)8.8の地震が発生したのに伴い、気象庁は28日、日本の太平洋沿岸などに同日午後、1〜3メートルの津波が到達するとして、青森、岩手、宮城の太平洋側に大津波警報、北海道から沖縄にかけての広い範囲に津波警報を発令した。気象庁は「大変危険な状況で、到達予想時刻よりも早く来ることもあるので、到達予想時刻から30分程度余裕をみて高台などに避難し、海岸に近づかないように」と厳重な警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、3メートルの津波が到達しそうなのは青森県から宮城県の太平洋沿岸。各地の予想到達時刻は伊豆諸島、小笠原諸島、北海道太平洋沿岸で午後1時▽東北の太平洋沿岸、関東で午後1時半▽東海地方で午後2時▽近畿、四国の太平洋沿岸、薩南諸島、沖縄で午後2時半▽九州東部午後3時▽九州西部午後3時半▽瀬戸内海沿岸午後4時−−など。

 ハワイで予想以上の津波が観測されたことや、M8.8で計算したところ、予想よりも大きな津波になるとして、93年の北海道南西沖地震以来の大津波警報発令を決めた。【デジタルメディア局】

毎日新聞 2010年2月28日 9時35分(最終更新 2月28日 11時29分)

219とはずがたり:2010/02/28(日) 20:41:08

気象庁:大津波警報を津波警報に変更
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100228mog00m040045000c.html

津波で浸水した志津川漁港。左中央の砂利の濡れた部分まで浸水した=宮城県南三陸町の志津川漁港で2010年2月28日午後5時45分、丸山博撮影

 南米チリの大地震による津波で、気象庁は28日午後7時1分、青森県太平洋沿岸、岩手、宮城県に出ていた大津波警報を津波警報に変更した。気象庁は同日午前、日本の沿岸に1〜3メートル程度の津波が到達する恐れがあるとして、青森県−宮城県の三陸沿岸に大津波警報、その他の太平洋沿岸に津波警報を発令していた。

 この日は午後3時49分に岩手県・久慈港で高さ120センチの津波を観測したほか、仙台市で3時41分、北海道根室市で3時48分にそれぞれ90センチを観測するなど、北海道から沖縄県まで幅広い範囲で津波があった。【デジタルメディア局】

2010年2月28日

220 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/28(日) 21:19:41
>>218
ということで、とりあえず災害関連はここでいいですか?
ってか、防災担当は中井になったんじゃなかったっけ。前原と原口の記事しかないんだが。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4367458.html
津波、国交相「被害最小限に」と指示

 チリ大地震による津波の発生を受けて、国土交通省でも災害対策会議が開かれ、前原国土交通大臣は
被害を最小限に食い止めるよう指示しました。

 「関係各機関が一致協力して、国土交通省の総力を挙げて対応するよう指示をする」(前原誠司 国交相)

 国土交通省の災害対策会議で、前原大臣が今後、発生する恐れのある津波に備えて、被害を最小限に
食い止めるよう、引き続き万全の対策を取るよう指示しました。

 津波による港の被害では、北海道の根室港と岩手県の久慈港で一部が冠水しましたが、それ以外には、
大きな被害の報告は入っていません。

 また、交通機関では太平洋側を中心にJRを始め多くの鉄道が運転を見合わせたほか、フェリーなどの
海上交通は全国的に運休が相次ぎました。

 また、道路では東名高速の一部や東京湾アクアラインなどの有料道路をはじめ、国道だけでも全国10
路線、85区間で通行止めになりました。

 国交省では、今後も大きな津波が来る可能性があるため、水門を閉じるなどの対応を取り、港や河川
などの監視を続けることにしています。(28日20:09)


http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4367369.html
総務相、万全の防災体制とるよう指示

 原口総務大臣は、消防庁に設置した災害対策本部に入り、全国の被害状況や各地の避難の状況に
ついての報告を受け、万全の防災体制をとるよう指示を行いました。

 原口総務大臣は午前9時33分に消防庁災害対策本部を設置し、午後には全国の被害や避難の状況に
ついて、報告を受けました。

 その上で、各都道府県や市町村、各地の消防などの関係機関と連携し、万全の防災体制をとるよう
指示しました。

 また、津波の警報が出ている北海道、青森、岩手、宮城などの知事と電話で会談し、避難勧告の
呼びかけを引き続き行うよう求め、警戒を呼びかけました。

 一方、被災地のチリに対しては、消防庁のハイパーレスキュー隊を待機させていて、3月1日には
現地入りする政府の現地調査チームからの連絡を待って、出発させる考えを示しました。(28日16:52)

221とはずがたり:2010/02/28(日) 21:21:07
コンセプトは地球(とその災害)も宇宙に包摂されとる,です♪
如何にも苦しいけどw
地学とかも此処の心算です。

222 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/28(日) 21:21:41
あとは鳩山と平野と岡田。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100228-OYT1T00897.htm
津波、情報収集と避難など万全を…首相指示

 鳩山首相は28日朝、太平洋沿岸部への大津波警報発令を受け、情報収集と住民の避難などに
万全を期すよう平野官房長官を通じて関係省庁に指示した。

 政府は同日午前9時過ぎ、関係省庁の局長級による緊急参集チームの会合を開き、〈1〉情報を収集・
分析し、国民に適切な情報を提供する〈2〉関係機関、地方自治体との連絡調整を密にし、住民の避難に
万全を期す〈3〉水門閉鎖など被害を最小限にするための対策を取る――などの対応を確認した。

 平野長官はこの後、青森、岩手、宮城3県の知事とテレビ会議を開き、万全の対策を取るよう要請した。

 鳩山政権としては初めて、自然災害に対する対応が問われる事態となったが、首相が2度にわたって
記者団の質問に答え、「油断は大敵だから、万全を期していただきたい」と国民に警戒を呼び掛けるなど、
積極的に取り組んだ。

 原口総務相も28日、党佐賀県連大会への出席などの予定をキャンセルし、午前中の飛行機で急きょ
上京した。一方、前原国土交通相は新潟港視察などを予定通り行ったが、「新潟空港にヘリを用意して
おり、いつでも動ける状況にしている」と記者団に強調した。

 また、首相は28日午後、首相公邸で岡田外相と会談し、被災地チリ・コンセプシオンに滞在していた
日本人の安否確認に全力を挙げるよう指示した。

 外務省によると、昨年10月現在で38人が滞在していたとみられ、これまでに約半数の無事が確認
された。現地の通信状況が悪く、在サンティアゴ日本大使館は職員ら3人を現地に派遣した。

(2010年2月28日20時13分 読売新聞)

223 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/28(日) 21:22:42
>>221
了解です♪ 自然現象の全ては宇宙に含まれるということで。

224とはずがたり:2010/03/01(月) 12:31:54

地球の裏側,太平洋の向こうの地震が日本列島の裏側まで及ぶんだからグローバリゼーションですねぇ♪

八代・本渡港で20センチの津波 県内初の警報
2010年03月01日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20100301001.shtml

チリ大地震による津波被害防止のため、市道に土のうを積む建設会社の社員ら=28日午後4時50分ごろ、熊本市沖新町


 チリ大地震の影響を受け、県内でも28日夜に小規模な津波が到達した。沿岸部の市町村や消防本部は、防災無線や広報車などを巡回させ住民に警戒を呼び掛けるなど、終日対応に追われた。

 熊本地方気象台によると、八代港で同日午後6時50分に10センチ、同9時22分に20センチ、天草市本渡港で同7時46分と同9時31分に20センチの津波を観測した。

 県によると1日午前0時現在、被害や避難の報告はないという。

 有明海と八代海沿岸に県内初の津波警報、天草灘沿岸に津波注意報が発令された。発令を受け、県は災害情報連絡本部を設置し、情報を収集。熊本海上保安部は、熊本、八代、水俣、三角各港に避難勧告を発令、漁船や釣り船に注意を呼び掛けた。県警も災害警備対策室を設け警戒を強めた。

 熊本市沖新町甲北の県道海路口小島線や市道では同日午後、津波被害を防止するための土のうが積まれ、通行止めに。県内の鉄道や定期船などに目立った乱れはなかった。

 天草市新和町の流合川[ながれあいがわ]河口にある荒新開[あらしんかい]海岸樋門では午後3時ごろ、駆け付けた市職員や付近の住民らが高さ約4メートルのスライドゲート式水門4門を降ろした。同市新和支所の土黒正平さん(52)は「高潮に備えた非常用の門で、普段降ろすことはないが、用心に越したことはない」。同町の農業、迫田政晴さん(63)は「漁船を持っているが、転覆しないか心配」と話した。

 県内の津波警報、注意報は28日午後11時36分に解除された。

225 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/02(火) 12:20:33
中井先生発見

http://www.asahi.com/national/update/0302/TKY201003020152.html
前原国交相「気象庁、おわび必要ない」 津波の過大予測
2010年3月2日11時13分

 南米チリ中部沿岸の大地震で発生した津波で、気象庁が過大だった予測についておわびしたことについて、
前原誠司国土交通相は2日、「謝罪すべき問題だったのかと気象庁に申し上げた。予測の精度が低いが、しっかりと
準備をするという点では津波の程度が過小であるより過大であった方がより周知徹底できる」と述べ、おわびの必要
はなかったとの見解を示した。

 また、中井洽防災担当相は閣議後の会見で「気象庁の発表は適切だったと思うが、もう少し大津波警報、津波
警報のレベルダウンをすばやくできなかったのかという問題がある」との見解を示した。

226 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/02(火) 12:20:57
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-02/2010030214_01_1.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-02/2010030214_01_1.jpg
2010年3月2日(火)「しんぶん赤旗」

チリ大地震
迫られる観測体制の強化

 北海道・奥尻島の津波以来、17年ぶりの大津波警報。東北3県の太平洋沿岸の高いところで3メートル以上の
津波を予測したチリ地震津波について、気象庁は1日の会見で「結果的に予測が少し過大だった」と説明しました。
しかし、津波の専門家は、気象庁の予想は「適切」と指摘。今回の津波の予報の教訓として、津波の観測体制の
強化がクローズアップされています。

 気象庁が今回の津波で発表した最大観測記録は、岩手県久慈市の1・2メートル(久慈港)でした。

 気象庁が予報で発表する「津波の高さ」は、防災上問題となる「津波の高さ」と一致しないので注意が必要です。
気象庁が予報や観測で発表する「津波の高さ」は、潮位を測る検潮所の潮位計の観測記録に表れる波形の谷から
山までの高さを、2で割ったいわゆる「波の高さ」です。

 しかし、防災上問題となる「津波の高さ」は、平均海水面から比べた浸水場所の高さで表すのが一般的で、津波の
高さを正確に把握する新しい津波観測体制の強化が、これまでの津波災害の教訓として指摘されてきました。

 「潮位計がある場所が1・5メートルでも、湾内で3メートルになるということもあるので、予報が外れたとはいえない」
「局所的には3メートルに達する恐れはあった」「警報を出すべき津波だ」と指摘する津波専門家もいます。

 気象庁によると、津波監視に使っている津波観測施設(検潮所など)は全国171カ所。このうち気象庁の施設は
71カ所だけで、沖合で津波を観測する施設を気象庁は設置していません。

 国土交通省は沖合GPS(全地球測位システム)波浪計(8カ所)を設置し、津波監視にも利用されていますが、
設置されているのは太平洋側だけで日本海側にはありません。

 国土交通省は津波・高潮危機管理対策緊急事業を始めているものの、実施中の津波・高潮観測施設は静岡県の
1カ所だけです。

 気象庁地震津波監視課は1日の会見で「警報は津波から人の命を守るのが最大の目的」として、津波予報について
「いろいろな角度から分析し、精度を高めたい」としています。そのためにも、国には千島列島や小笠原諸島などを
含む多数の日本沿岸での津波計設置が迫られています。(宇野龍彦)

227とはずがたり:2010/03/02(火) 12:25:32
そんなお詫びをだしたんかいっ。謙虚と云うかなんと云うか。。
ここは実際が予想を下回って良かったねと思って良いとこなんちゃうの??

228 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/02(火) 17:16:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&amp;d=0302&amp;f=national_0302_014.shtml
気象庁による津波警報の謝罪、米専門家は擁護
【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 Y! V 2010/03/02(火) 12:39

  気象庁の関田康雄・地震津波監視課長は1日午前、17年ぶりに発令された大津波警報が過大であったと謝罪し、
今後の改善を表明した。

  気象庁は先月28日午前、日本沿岸に最大3メートルの高さの津波が到着する恐れがあるとし、青森県から宮城県
の三陸沿岸に大津波警報を発令した。しかし、実際には予測を下回り、同日午後に岩手県久慈港と高知県・須崎港で
1.2メートルの津波が観測された。

  米MSNBCニュースは、米ハワイ太平洋津波警報センターの海洋学者のコメントとして「気象庁の発令は正しく、
実際に3メートルの津波がきた可能性がある。事態を軽視しないで、必要な警告をすることが大切」と気象庁を擁護
する見方を伝えた。

  また、同氏は「津波の高さを予測することは、地震のマグニチュードだけでなく、海底の揺れや海岸線の詳しい
データに基づいてなされる複雑な作業。しかし、予測が外れることで、住民が警報を無視するようになる恐れがある」
と述べた。

  日本では1960年のチリ地震による津波で、142人もの死者・行方不明者を出した。また93年の北海道南西沖
地震では、奥尻島に大津波が発生し約200人もの犠牲者を出したこともある。津波予測の精度向上や警報のあり方は、
今後の課題ともいえる。(編集担当:桐山真帆子・山口幸治)

230とはずがたり:2010/03/04(木) 14:22:58

こうなってくると宇宙じゃないよなあ。。

チリ大地震:コンセプシオンで略奪続く 住民に不安広がる
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100303k0000e030028000c.html

 【コンセプシオン(チリ中部)庭田学】チリ第2の都市で震源地に近いコンセプシオンでは2日もなお小規模な略奪が続いている。同日に外出禁止令は2時間早められ午後6時からになり、治安部隊も出動しているが、住民の不安は収まっていない。「地震より略奪の方が怖い」と話す住民も多く、恐怖と疑念が広がる「社会的な災害」が住民を苦しめている。

 1日午後、市内の大型スーパーで略奪が始まった。目撃したロサさん(36)は「16〜18歳ぐらいの若者で、テレビや服、携帯電話など何でも盗んでいた」と証言する。午後5時半ごろ、軍が到着。周辺の住民たちは、拍手をして軍を迎えた。

 しかし、略奪者はスーパーに放火。軍が到着して約15分後に火が上がり始め、全焼した。丸一日たった2日午後もまだ煙が立ち上っている。店内では逃げ遅れた略奪者14人が死亡したという。

 スーパーの前のマンションに住む住民たちは、マンション玄関を閉め切り、交代で24時間見張り番をしている。住民のファノールさん(70)は「みんなが略奪の横行に疲れ果てている。地震より犯罪の方が怖い」とうんざりした様子だ。

 最初の略奪は地震発生当日の2月27日。初めは薬品や食料を奪っていたが、略奪はエスカレート。若者を中心とした犯罪グループが徒党を組んでスーパーなどを標的にしていると言われる。狙うのは高価な商品だ。略奪が拡大したのは、当初の警官の動員が少なく、阻止できなかったためと言われている。

 コンセプシオンの道路には、衣類のハンガーや値札が散乱している。略奪者が捨てていったものだ。商店が並ぶ通りでは、店主や住民らが自警団を組織し、通りを封鎖。不審者が近づかないように警戒を続けている。

 通りの住民の印である白い腕章をつけたビビアナさん(52)は「略奪や犯罪という社会的災害は、私たちの生活に深刻な影響を及ぼしている」と話す。

毎日新聞 2010年3月3日 11時13分(最終更新 3月3日 11時34分)

231とはずがたり:2010/03/05(金) 21:26:23

6550万年前の恐竜絶滅 小惑星衝突説で「決着」
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100305t15035.htm

地球に小惑星が衝突する想像図(NASA提供)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/20100305005jd.jpg

小惑星の衝突によって飛散した鉱物が積もったとみられる白い地層(米デンバー自然科学博物館提供)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/20100305004jd.jpg

 約6550万年前の白亜紀末に起きた恐竜や海洋生物など生物の大量絶滅は、メキシコ・ユカタン半島付近に直径10〜15キロの小惑星が衝突して起こった―。ドイツ・エアランゲン大のピーター・シュルツ助教(地質学)をリーダーに、東北大災害制御研究センターの後藤和久助教(同)ら12カ国41人のさまざまな分野の研究者が結集し、従来有力だった天体衝突説が「正しい」とする結論を出した。

 成果は5日付の米科学誌サイエンス電子版に掲載。グループは「今回の研究結果で、生物絶滅原因の科学論争に決着がついた」としている。
 生物絶滅に関しては、小惑星衝突とは無関係に衝突の30万年後に起きたとする説や大規模火山の噴火に伴う気温低下説、複数天体衝突説などもあった。

 天体衝突説は30年前、ノーベル物理学賞を受賞した故ルイス・アルバレズ氏らが提唱。この学説を今回、地質学者や古生物学者、地球物理学者らが集まり、新しいデータを加えながら、過去の蓄積データや数値モデルを再検証した。

 その結果、(1)世界各地の白亜紀末の地層に天体衝突に伴う物質がある(2)衝突時の地層を境に生物大量絶滅の痕跡がある(3)光合成生物の活動が長期間停止するほど大気中にちりなどがとどまった―ことなどが分かった。
 白亜紀末を挟む100万年間で最も火山噴火が強かった時期に生物が大量絶滅していないことや、複数回の巨大天体衝突の痕跡がないことも判明した。

 小惑星衝突によって巻き上げられた物質が太陽光を遮断し、食物連鎖の基底にいる光合成生物が死滅。恐竜なども食料を採取できなくなり、全体で60%を超える生物が絶滅した―とするシナリオを複合的に裏付けた。

 ユカタン半島付近で、小惑星の衝突による直径180キロのクレーターが見つかったのは1991年。以降、生物絶滅の原因として天体衝突説は有力視されてきた。一方で、別の研究者から新仮説が出てきたため、因果関係を明確にしようと論文にまとめた。

 後藤助教は「生物絶滅の全体像について、専門家が一つの真実を明らかにしたのは意義深い。ほかの説では、今回のすべての証拠を覆すことはできない」と話している。


2010年03月05日金曜日

232とはずがたり:2010/03/19(金) 01:38:00
気象庁:チリ津波「過大」発言…長官は「おわび不要」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100319k0000m040106000c.html

 2月27日のチリ地震に伴い、国内で観測された津波の規模が気象庁の予測を大きく下回り、担当課長が「結果的に過大だった」とおわびした件について、桜井邦雄長官は18日の会見で、おわびの必要はなかったとの認識を示した。

 おわびを巡っては前原誠司国土交通相が「しっかりと準備をするという点で謝罪に当たらない」と指摘するなど、気象庁の対応は論議を呼んだ。

 桜井長官は会見で「課長は津波予測に携わる者として、今の段階の精度が十分でなかったという立場から見解を述べた」としたうえで「予測精度の現状を踏まえ津波警報を発表したことは最善だったと思う」と説明し、事実上おわび発言を撤回した。

 一方で、桜井長官は引き続き、津波の予測精度向上が必要として、新年度から観測網を強化する方針を明らかにした。具体的には、遠方で津波を起こしそうな断層の対象を現行の260カ所から1280カ所に増やす▽津波の到達時刻や規模に影響する太平洋の海底地形データを8キロ四方から2キロ四方に細分化する▽国外の検潮所などの観測点を12地点から99地点に増設する−−などとしている。運用は11年度の見通し。【石塚孝志】

毎日新聞 2010年3月18日 22時25分

233 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/25(木) 13:14:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100303/plt1003031233003-n2.htm
中井発言に石原知事「バカなこと」東京マラソンで場外バトル
2010.03.03

 チリ大地震で津波警報が出た中で行われた東京マラソンをめぐり2日、中井洽防災担当相(67)と石原慎太郎
都知事(77)が場外バトルを繰り広げた。

 口火を切ったのは中井氏。記者会見で、「悠々とやっていた。東京都の判断なのだろう」としたうえで、「警報を
出しても意味がないということになると、次回の警報が信用されなくなる」と発言、開催の判断に疑問を呈した。

 これに対して、石原氏は夜、記者団に「こちらは小笠原の情報や東京湾の地形を踏まえてやっており、
(宮城県)気仙沼とは違う。むしろ気象庁の情報が甘かった。中井“ナニガシ”大臣が、反省するのはそっちのほうだ」
と逆襲。さらに「悠々と」発言にも「こっちは命がけでやっている。大臣がああいうバカなことを言わないほうがいい。
東京が十分な努力で、判断をしてやってるんだ」と猛反論したのだ。

 東京マラソンは2月28日、約3万5000人の市民ランナーらが参加。コースには津波警報が出た東京湾内湾に
近い部分も含まれていた。

235 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/03(土) 21:54:04
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040301000615.html
前原氏ら月探査めぐり討論 「お金掛け努力したい」

 有人活動も視野に入れた将来の日本の月探査をめぐり、前原誠司宇宙開発担当相や宇宙飛行士の
若田光一さんに学生らを交えた討論会が3日、東京都内で開かれ、前原担当相は「他の国に先駆け
技術革新すれば国民の夢や希望につながる。お金を掛けて努力していきたい」と述べた。

 若田さんは「(月探査で何をやるか)国として目標を持つことが大事だ」と指摘。パネリストとして参加した
大学生は「宇宙開発だけ考えるのではなく、医療やほかの分野との関連も考えるべきだ」と意見を述べた。

 政府の宇宙開発戦略本部事務局が置かれる内閣官房などが主催。政府が昨年6月にまとめた
宇宙基本計画では、2020年ごろにロボットによる月探査を実施し、その後に人間とロボットが連携した
本格探査を目指すとしている。

 前原担当相はこのほか「自前で情報収集能力を持つべきだ。もう少し衛星を飛ばした方がいい」と述べ、
衛星による情報収集活動強化の必要性にも言及した。

2010/04/03 19:21 【共同通信】

236 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/04(日) 00:30:40
>>235
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100403/t10013619511000.html
月有人探査 宇宙飛行士ら議論
4月3日 23時6分

月の探査をテーマにした政府主催の討論会が開かれ、日本が月に人を送り込む有人探査を
目指すべきかなどをめぐって、宇宙飛行士や学生が意見を交わしました。

討論会は、政府の宇宙開発戦略本部などが初めて開いたもので、東京・千代田区の会場には、
応募者の中から選ばれた大学生と高校生の5人も参加しました。日本は2020年ごろを目標に、
ロボットによる月探査の実現を目指すなどとした宇宙基本計画を取りまとめ、このあと、
さらに有人での探査を目指すべきか、その意義についても検討が進められています。

これについて討論会では、学生たちから、「有人探査は日本の技術力をアピールできるうえ、
子どもたちに夢や希望を与えられる」という賛成の意見が出された一方、「一般の人たちに
もっと必要性を感じてもらうようにしなければならない」として、課題も指摘されました。
また宇宙飛行士の若田光一さんは、「宇宙開発は何を目指すのか、国としてしっかり目標を持つことが
大切だ」と注文を付けました。討論会には前原宇宙開発担当大臣も出席し、「国民の声を聞いて
今後の目標を定めていきたい」と答えていました。

討論会での意見は月の探査計画を議論する政府の有識者懇談会に反映されることになっています。

238 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/12(月) 21:50:19
なんだそれは、平野w
> 前原担当相と平野官房長官もそれぞれ「フロンティア 夢も宇宙も 無限大∞」
> 「行きたいな 総理も我らも 宇宙人」と色紙を示して応じた

http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041201000838.html
宇宙で琴と笛の演奏、俳句も披露 山崎さんと野口さん 

 国際宇宙ステーションに滞在中の山崎直子さん(39)と野口聡一さん(44)が12日、首相官邸に集まった
山崎さんの出身地・千葉県の小中学生6人や平野博文官房長官、前原誠司宇宙開発担当相と交信した。

 山崎さんは「宇宙から見た地球の美しさ、特に日の出、日の入りの光の輝きにびっくりした」と宇宙生活の
感想を語り、野口さんの龍笛(雅楽に使う横笛)に続けて、琴で「さくらさくら」を演奏した。

 山崎さんは冒頭、「瑠璃色の 地球も花も 宇宙の子」と俳句を披露。前原担当相と平野官房長官も
それぞれ「フロンティア 夢も宇宙も 無限大∞」「行きたいな 総理も我らも 宇宙人」と色紙を示して応じた。

 山崎さんの母校、千葉県松戸市立相模台小6年の楠田萌佳さんは、宇宙での眠り方を質問。山崎さんは
「(日本実験棟)きぼうで、床の方に頭を向けて寝袋で寝ています。天井でも床でも壁でも眠れます」と話した。

 松戸市立第一中3年の小橋佳奈さんが化粧について尋ねると、山崎さんは「空調のため湿度が低く、
荷物を運ぶのに手が荒れるので保湿クリームを塗っています。化粧は地上とほぼ変わらずにできます」と
説明した。

2010/04/12 21:28 【共同通信】

239 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/14(水) 12:45:16
http://www.asahi.com/politics/update/0413/TKY201004130513.html
「宇宙庁」創設し予算一元化を 前原担当相の有識者会議
2010年4月13日22時5分

 前原誠司宇宙開発担当相(国土交通相)のもとに作られた「今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議」
(座長=松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)が13日、「宇宙庁」創設などを盛り込んだ提言の骨格を
まとめた。20日に最終提言を前原担当相に提出する。

 宇宙産業の規模を2020年までに7兆円から14兆円に拡大させることを目標に、人工衛星を使った事業で
海外に展開する必要があるとした。

 施策の実行のため、現行の宇宙開発戦略本部に代わり、文部科学、総務、経済産業各省などにまたがる
宇宙予算を一元的に取り扱う宇宙庁の創設を掲げた。宇宙庁の政務三役と理事5人による「経営会議」を設け、
放送・通信、地球観測など10程度の事業部門ごとに「専門調査会」を作るとしている。

 民主党は昨年、政策集で宇宙行政の一元化を掲げた。泉健太・内閣府政務官(宇宙開発担当)は「すりあわせを
したわけではないが、方向性は一致している」と話した。

 米オバマ政権が2月に有人月探査計画の中止を表明、月探査構想を中心に据えた日本の宇宙基本計画に対して、
最終提言でどこまで踏み込むかが注目される。

240 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/16(金) 12:44:48
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100416ddm003040108000c.html
クローズアップ2010:ISS視界不良 政権内に不協和音

 山崎直子飛行士(39)が野口聡一飛行士(45)と連日活躍している国際宇宙ステーション(ISS)の今後が不透明だ。
日本では、前政権が決めた運用方針を否定する「ISS不要論」が飛び出し、閣内には不協和音も聞こえる。
政権交代は宇宙戦略にも影を落としている。【山田大輔、ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)奥野敦史】

 今月13日朝、閣議を終えて解散したところで、前原誠司宇宙開発担当相がISSを所管する川端達夫文部科学相を
呼び止めた。前原氏は「ISSの今後」を議題にした会合開催を打診。川端氏は「今は日本の科学技術政策全体を
議論中で、宇宙など各論はその中での議論だ」と応じず、平野博文官房長官が「官房で一度議論を整理する」ととりなした。

 背景には、宇宙戦略をめぐる閣内の不協和音がある。

 現在の日本の宇宙戦略の司令塔は、自民党政権下で発足した「宇宙開発戦略本部」(本部長・鳩山由紀夫首相)。
しかし本部会合は政権交代後、一度も開かれていない。

 一方、副本部長を務める前原氏は2月、有識者5人による私的会議を発足させた。非公開の会議では「ISS不要論」が
議論された。同会議が13日にまとめた提言案は、ISSを「不採算部門」と位置付けた。

 「『採算部門なくして不採算部門なし』の意識徹底を」と、戦略の抜本的見直しを求め、採算が見込める事業として、
人工衛星本体とその活用法を抱き合わせで外国に売り込むことなどを盛り込んだ。「人類史への貢献」となる研究には、
その収益を使うよう提言している。

 座長の松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長は「ISSでは実験結果の産業化などの成果が
何も出ておらず、続ける根拠がない。外交関係など安全保障上の観点で続ける考え方はあるが、投下額が
大き過ぎて他の宇宙開発を圧迫する」。

 これに対し川端氏は「前原大臣の下で私的にお勉強するのは自由だが、ケネディ米大統領が『月に立つ』と
言ったのは、経済的効果からでなく夢を語ったことで、(今日の)科学技術の進歩に役立った」と反論する。

 ◇日本の拠出、1日1.1億円
 ISSの運用に関して日本は年間約400億円を拠出している。日本実験棟「きぼう」の維持管理や、貨物をISSに
届ける無人補給機「HTV」の製造・打ち上げなどがその内訳だが、昨秋の事業仕分けでは「1日1・1億円もの
税金が使われている」と批判された。費用対効果を求める声に文科省は「きぼうは昨年運用し始めたばかり。
HTVや地上管制業務を除く実験経費は約50億円にすぎない」と防戦に必死だ。

 肝心の前原氏は、会議後も記者会見を開かず、今後について考えを表明していない。

 ISS計画に参加する各国の宇宙機関は3月、15年までだったISSの運用期限を5年間延長する内容の共
同声明を出した。オバマ米大統領も「20年までの延長」を言明しているが、日本の方針は示されないままだ。

241 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/16(金) 12:44:59

 ◇「きぼう」「HTV」高評価 野口さん「国際協力の輪大切」
 「実際に住んでみて、ここで広げられる国際協力の輪はとても大切だと思った」。14日の記者会見で、ISSに
長期滞在中の野口飛行士は宇宙から意義を語った。

 「国際協力のモデルケース」と言われるISS計画で、日本の存在感は増している。

 昨年完成した日本実験棟「きぼう」は故障の少なさで飛行士の信頼が厚い。日本が独自開発した無人補給機
「HTV」は、スペースシャトル退役後の貨物の主力輸送手段になると期待されている。

 「日本と一緒に仕事をしたい。雇ってくれないか」。米国の宇宙開発の拠点、テキサス州ヒューストンにある
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の事務所を2月、米航空宇宙局(NASA)の若い技術者が訪ねた。オバマ大統領が
シャトルの後継機を含む次期宇宙計画の撤回を発表した直後。「仲間はやる気をなくしたが、日本はいい仕事を
している。ぜひ参加したい」と訴える姿に、三宅正純所長は時代の変化を痛感したという。

 「きぼうはISSで最も高機能な実験設備だ」と、有人計画に長くかかわるJAXAの上垣内(かみがいち)茂樹・
技術領域統括は胸を張る。きぼうの船外実験施設では、地球のオゾン層などを常時監視でき、さまざまな材料を
宇宙空間にさらして性能を調べる実験も始まっている。米国とは異なる通信装置があることも、将来の火星有人
探査に向けて宇宙での中継通信技術の開発を目指すNASAには魅力と映る。

 JAXAは今月、現在は片道飛行のHTVを改良し、宇宙での成果物を地球に帰還させるための研究開発室を設置した。
将来は有人化にも対応できる準備だ。立川敬二・JAXA理事長は「有人宇宙船は(米露中の)3カ国にしかなく、
日本も一定の役割を果たしたい。今は(政権交代の)過渡期で開発体制が明確でないが、ISS運用延長などの
問題に早く決定を下してほしい」という。ISSが中断すれば技術者が離散し、培った技術も失われかねない。

 文科省宇宙開発委員会の池上徹彦委員長も「米国は火星の有人探査計画は捨てておらず、中継地点としての
ISSの位置づけは明確だ。日本も早く展望を定めて臨まないと、『きぼう』の実験装置はたちまち各国の研究者に
占められる」と気をもむ。

毎日新聞 2010年4月16日 東京朝刊

242ぐらもん:2010/04/26(月) 22:32:05
JAXA廃止が決定。ネット住民が大激怒中。
<事業仕分け>都市再生5事業「縮減」 JAXA施設は廃止
4月26日22時10分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100426-00000133-mai-pol

 政府の行政刷新会議は26日、14の独立行政法人の45事業を対象に事業仕分け2日目の作業を行った。ファミリー企業との不透明な取引が指摘される都市再生機構(UR)の都市再生5事業の規模を「縮減」と判定、高齢者、低所得者向け以外の賃貸住宅事業は「民間移行で整理」とした。「廃止」は宇宙航空研究開発機構の広報施設「JAXA i」(東京都千代田区、事業費9400万円)だけ。ただ、「他の法人との統合」や「法人のあり方の抜本見直し」などの判定が相次ぎ、6月の独法制度の抜本改革案策定を意識した仕分け結果となった。

 ◇予習万全のUR 厳しい判定免れる

 「URからの再就職と随契(随意契約)が多いことは、私どもも不透明だしコスト面でも問題があると思っています」。仕分け人の蓮舫参院議員が天下りなどの問題をただすと、UR側は低姿勢で非を認めた。URの事業は仕分けの目玉の一つで、仕分け人との攻防が注目されたが、意外な形で議論は進んだ。

 UR側はこの日、37ファミリー法人との間の天下りや契約の関係をまとめた資料も初めて示した。

 URとファミリー法人の随意契約の総額は725億円で、役員や職員への再就職者も317人に達するとの内容。ファミリー法人同士の取引額も217億円に上る。

 蓮舫氏が資料を手に、「どう見ても人間関係があり、契約関係があり、その中で(仕事を)回していると疑われても仕方ないのでは」と指摘すると、UR側は「そのような印象を持たれるのは当然だと思っています」とあっさり認めた。「適正な契約か」との質問にも、国土交通省の幹部が「URに聞くまでもなく、問題だと考えております」と応じた。

 URにとって、仕分け人の指摘は想定の範囲内だった。国交省が2月、URのあり方に関する検討会を設置し、対応策の検討が進んでいるからだ。

 低姿勢が功を奏したのか、恐れていた「賃貸住宅事業はすべて民営化」のような判定は出なかった。UR幹部は「ダメなものはダメというように、理由も聞かない事業廃止は一つもなく、理解を得られて良かった」と安堵(あんど)する。

 そのうえで「国交相の方針に沿ってという仕分け人の発言もあった。(今後のあり方は)国交省にゲタを預けた形になったのでは」と話した。

 ◇科学技術 政府批判恐れ、仕分け人ソフトに

 この日は、科学技術の研究開発を担う独立行政法人も対象になった。次世代スーパーコンピューター開発や人材育成事業などに厳しい判定を突きつけ、科学界が猛反発した第1弾の反省からか、仕分け人は「科学技術の重要性は理解している」などとソフトムードの演出に努め、前回ほどの切れ味はなかった。

 理化学研究所の仕分けで、寺田学衆院議員は「我々は科学技術を軽視してはいない。むしろ最重要で、日本の命運を分けると思っているからこそ、多額の税金を効果的に使うことが重要だ」と述べた。

 理研は、昨年の仕分けで「予算計上見送りに限りなく近い縮減」と判定された次世代スパコンの開発主体。判定後、野依良治理事長ら歴代ノーベル賞受賞者がそろって仕分け批判の会見を開くなど、世論も巻き込んで政府批判が起きた。

 今回、仕分け人の質問は、個別事業や研究内容には踏み込まず、組織運営の効率性に集中。科学技術振興機構の北澤宏一理事長は「研究費本体は削らないという意識を感じた」と感想を語った。寺田議員も「昨年の影響がゼロではない。今回は丁寧に話すようにした」と認めた。

 一方、理研の研究者が、配偶者を秘書として雇用していることが判明。仕分け人は「分かりにくい採用で、お手盛りだ」などと批判、「ガバナンス(管理体制)に大きな問題がある」との評価につながった。

 理研によると、理研が雇用する秘書97人中6人が研究者の配偶者。このうち「4人は理研に雇用された後結婚、2人は雇用前から結婚していた」という。秘書の年収は最高約600万円。理研側は指摘を受け、「今後は公募にしていきたい」と説明した。

 第2弾で初めての「事業拡充」判定も出た。国立美術館の美術品収集事業と国立文化財機構の展覧事業で、仕分け人の蓮舫参院議員は記者会見で「仕分けは、切る、廃止するだけではないという一つのいい例になった」と語った。【石原聖、山田大輔】

243名無しさん:2010/05/02(日) 03:02:31
http://www.asahi.com/obituaries/update/0501/TKY201005010294.html
元東大医学部教授(航空医学)の大島正光さん死去
2010年5月1日21時44分

 大島 正光さん(おおしま・まさみつ=元東京大医学部教授・航空医学、野依良治理化学研究所理事長の義父)が1日午前7時、閉塞(へいそく)性黄疸(おうだん)で死去した。95歳。葬儀は3日午前11時から神奈川県鎌倉市山ノ内434の円覚寺仏日庵(ぶつにちあん)で。喪主は長女野依紘子(のより・ひろこ)さん。

 医療情報システム開発センター理事長などを歴任。毛利衛さんら宇宙飛行士を選んだ選考委員会委員長も務めた。

244荷主研究者:2010/05/27(木) 23:06:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100522t13016.htm
2010年05月22日土曜日 河北新報
学生衛星も金星へ 東北大、探査機の最初の電波キャッチ

小型衛星からの電波受信に成功し、データを確認する東北大大学院の学生ら=21日午後6時40分ごろ、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパス

 金星の大気の謎を解明する探査機「あかつき」を載せたH2Aロケットが打ち上げられた21日、東北大や秋田大などが開発にかかわった小型衛星「UNITEC(ユニテック)1」も宇宙に飛び立った。相乗りした5個の小型衛星の一つ。東北大では午後4時40分ごろ、衛星から最初の電波をキャッチし、無事の飛行を確認した関係者は胸をなで下ろした。

 ユニテック1は愛称「しんえん」。宇宙工学研究に携わる大学や高専などでつくる「大学宇宙工学コンソーシアム」に所属する22の大学・高専が開発した。

 「しんえん」は一辺が約40センチの立方体に近い形状で、重さは21.3キロ。あかつきとほぼ同じコースで放射線や熱環境の厳しい金星の軌道を目指す。大学が開発した衛星として初めて、月より遠い軌道に入る予定。

 内部には東北大など6大学がそれぞれ自作した機器6機を搭載。今後の開発に生かす基礎データになるようにコンピューター機器の性能や耐用性を実験で競う。遠い軌道からの弱い電波を地上で受信できるかどうかも試みる。

 東北大の機器は、大学院工学研究科航空宇宙工学専攻の学生6人が製作。衛星の位置情報を示すデータの送信システムや星の位置を判断するシステムなどを組み込んだ。

 メンバーは21日、青葉山キャンパス(仙台市青葉区)に設置した直径2.4メートルのアンテナで、衛星からの電波の受信に挑んだ。

 衛星は短時間(2分)か長時間(30〜40分)の電波を約1時間に1回放出する。メンバーは午後4時40分ごろ、約18万キロ離れた場所からの電波を数秒だけ確認。約2時間後、再び無線機から音が聞こえると、一斉に「きたっ」と声を上げ、画像データに見入った。

 製作者の一人、修士2年の米山明里さん(25)は「2回目は2、3分ほどきちんと音が取れたのでほっとした。(遠くなるほど電波は弱くなるが)できるだけ、大学で記録を残したい」と話した。

245とはずがたり:2010/06/11(金) 03:10:43

韓国、ロケット再打ち上げも失敗 空中爆発
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100610/kor1006101924006-n1.htm
2010.6.10 19:21

10日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号」の打ち上げを伝えるテレビニュースを見つめるソウル市民(AP)10日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号」の打ち上げを伝えるテレビニュースを見つめるソウル市民(AP)

 韓国教育科学技術省は10日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号(KSLV−I)」が同日午後5時過ぎ、韓国南部・全羅南道の羅老宇宙センターから打ち上げられたが、「飛行中に爆発したと判断される」とし、失敗したと発表した。韓国とロシアの共同調査団を組織し、詳しい原因を調査する予定。昨年8月にも、最初の羅老号が打ち上げられたが軌道に入れず失敗した。羅老号の開発は2002年8月に始まり、04年にロシアのメーカーと契約を結び開発を進めてきた。(ソウル 水沼啓子)

246小説吉田学校読者:2010/06/14(月) 13:37:47
宇宙から聖地に帰着。なんかいいねえ。

はやぶさカプセル、先住民の聖地で発見 了解得て回収へ
http://www.asahi.com/science/update/0614/TKY201006140162.html

 【ウーメラ(豪州南部)=東山正宜】小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った、小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性がある回収カプセルがヘリによる上空からの捜索で見つかり、宇宙航空研究開発機構が14日、写真を公開した。現地の砂漠一帯は先住民アボリジニーの聖地に当たっており、同日午前、アボリジニーの代表がヘリで現場を視察。了解を得て、宇宙機構のチームが回収に向かった。
 宇宙機構によると、カプセルの落下地点は豪州南部の街ウーメラの北西約200キロの地点。13日夜にヘリが付近を捜索し、カプセルからの電波と発熱による赤外線を頼りに発見した。カプセルは直径約30センチ、高さ15センチ、重さ約6キロ。パラシュートが正常に開き、大きな破損がないことが目で確認できたという。
 現場は、豪空軍の実験場などがある立ち入り制限区域で、アボリジニーの聖地でもある。このため、豪州側がアボリジニーの代表とヘリに同乗し、現場を確認しながら、はやぶさとカプセルについて説明し、回収作業に着手する了解を得たという。
 宇宙機構の回収チームの研究者らは14日昼、ウーメラを出発した。午後には回収が終了する見込み。カプセルにはパラシュートを展開するのに使った火薬などが残っている可能性があり、まず、それらを取り除いて安全性を確認する。その後、震動を防ぐ専用の箱に入れ、空気に触れないように窒素を満たしたうえで日本に空輸する。
 週内にも神奈川・相模原の宇宙機構宇宙科学研究所に運び込まれ、詳しい解析作業が始まる見通しだ。

247チバQ:2010/06/18(金) 22:27:11
http://www.yomiuri.co.jp/space/news2/20100618-OYT1T00943.htm
「はやぶさ」カプセル、1mm以上の試料は無し
 小惑星イトカワに着陸した探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルには、1ミリ・メートル以上のイトカワの砂粒や石のかけらは入っていないことがわかった。

 宇宙航空研究開発機構が18日、エックス線を使った検査で確かめた。

 宇宙機構のはやぶさプロジェクトチームは同日夕、カプセルが破損していないかをエックス線で検査した。1ミリ・メートル間隔で調べたところ、カプセル内の密封容器は壊れていなかったが、その中に砂や石などの試料はみつからなかった。

 はやぶさは、2005年に小惑星イトカワに着陸した際、表面の砂などの採取を試みた。しかし、装置がうまく働かなかったため、いまは0・01〜0・1ミリ・メートルほどの小さな試料が入っていることに望みをかけている。

 今後、カプセルを解体して密封容器だけを取り出し、エックス線で再度検査。その後、開封して詳しく内容物を調べる。中に試料が入っているかどうかが判明するまでには、数か月かかる見通し。

(2010年6月18日19時49分 読売新聞)

248チバQ:2010/06/23(水) 22:29:40
http://mainichi.jp/select/world/news/20100624k0000m030084000c.html
韓国:「白頭山噴火」に高まる関心
 【ソウル西脇真一】韓国で、中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山(中国名・長白山、2744メートル)の噴火の可能性に関心が高まっている。活火山の白頭山は10世紀、過去2000年間では世界最大級の噴火を起こしたとされ、近年もマグマの上昇とみられる山頂の隆起などが日本の研究者らによって確認されている。欧州などの航空網を混乱させたアイスランドの火山噴火の例もあり、韓国気象庁も近く対策の検討に入る方針だ。

 白頭山は朝鮮民族の建国神話の舞台で、北朝鮮では革命の聖地となっている。韓国や北朝鮮の国歌、民謡アリランにも歌われ、聖山として関心が高い。

 02年以降、この地域で地震が急増したという中国や北朝鮮のデータがあり、噴火の可能性が取りざたされてきた。今年はアイスランドの噴火もあって注目が集まり、韓国気象庁も関心を強めている。

 東北大東北アジア研究センターは、韓国や中国、北朝鮮の専門家と白頭山の噴火の歴史などを研究。大規模な噴火は約1300年に1回、小規模な噴火は200〜300年に1回の割合で発生。18世紀初めの最後の小規模噴火から、既に約300年が経過している。また、同センターの宮本毅助教によると、04年と05年の衛星画像の比較で、1年に山頂が約2センチ隆起したことが判明。マグマやガスが地下5キロにたまったと推定されるという。

249とはずがたり:2010/08/23(月) 17:08:18
??

専門家:宇宙人の飛行船は地球に飛来できる
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201008230244.html
2010年8月23日14時33分

 惑星の研究を行っている中国科学院紫金山天文台の王思潮研究員はこのほど広州で、「私は宇宙人の存在を信じる。宇宙人が開発した飛行船は地球を訪問する能力をもっている」と述べた。「中国新聞網」が22日に伝えた。

 王教授は「宇宙人の飛行船は我々人類の現代技術よりもはるかにハイレベルで、光速の0.8倍のスピードに達することができ、比較的短時間で地球を往復できる」と述べる。また、高い知能を持つロボットが生命体の代わりに惑星間を航行することで、宇宙飛行士の生命維持における困難を大幅に減少させているという。

 王教授は39年間にわたる天文観測により、ある根拠を見出した。地上からの距離が130キロから1500キロの空間で、一部の飛行物体が第一宇宙速度を大きく下回るスピードで飛行していることがわかったのだ。あるものは地上1460キロの高度において、毎秒290メートル以下のスピードで、地面と平行に25分間にもわたって飛行していた。「このことは、彼らが地球の引力に抵抗できる能力を持つことを説明している。そうでなければ、とっくに落下しているだろう」と王教授は述べる。

 王教授は、球面天文学や物理、そして紫金山天文台における長期的観察を通じ、重大ないくつかのUFO事件に対して定量分析を行った結果、これらの結論に達したという。

250小説吉田学校読者:2010/08/30(月) 19:00:48
実物の人間ロケット誕生。もし宇宙基地に飛ぶとして、頭の方からドッキングするんだろうか。

衝撃的に素朴な1人乗りロケット試作機、打ち上げへ
http://www.asahi.com/science/update/0830/TKY201008300162.html

 ミサイルのような1人乗り有人ロケットの試作機が、9月2日にもデンマーク沖のバルト海で打ち上げられる。今回は人形を載せた高度30キロのテスト飛行だが、高度100キロを超える飛行能力を持つ。数回のテストを重ね、安全性が確認できれば有人で打ち上げる。成功すれば、宇宙に独自に人を送った国として、旧ソ連や米国、中国に続き、デンマークが4カ国目になる。
 米航空宇宙局(NASA)の元技術者らの民間団体が開発した。小型ロケット「HEAT―1X」で、宇宙船「ティコ・ブラーエ」を打ち上げる。船名は16〜17世紀の同国の天文学者からとった。
 全長は約10メートル、直径約60センチ。飛行士は先端の透明なカバーに顔をのぞかせるようにして立って乗る。個人の寄付5万ユーロ(約600万円)や地元企業からの提供を受け、ボランティアで製造された。1千人以上の出資者のほとんどはデンマーク人だが、日本人の名前もある。
 固体燃料と液体酸素のハイブリッドエンジンで、人間を上空約130キロまで持ち上げる。数分間の無重力が体験でき、地球も丸く見える高度だ。帰還は、パラシュートで海に着水する。
 民間ロケットに詳しい米宇宙関連財団職員の大貫美鈴さんによると、作ったのは愛好家集団のような団体で、数年前に国際会議で発表され、「人間1人を宇宙に連れて行くだけ」という最小限のコンセプトが衝撃を与えた。技術的には手堅く、エンジンの燃焼試験にも成功。打ち上げは、米国の宇宙業界関係者も注目しているという。
 民間の有人宇宙飛行は、英航空会社が出資するヴァージン・ギャラクティック社(米国)の宇宙船「スペースシップ1」が成功。さらに、複数の企業や団体が「宇宙旅行」を目指して開発している。
 宇宙航空研究開発機構の的川泰宣名誉教授は「素朴な発想で面白い。人が耐えられる加速や衝撃以下にエンジンと姿勢を制御できるかがカギ。でも、本当に人を乗せる勇気があるかなあ」と話した。

251荷主研究者:2010/09/04(土) 13:10:18

http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly41.htm
2010/08/21(土)茨城新聞 朝刊 県北 A版 18頁
高萩・日立の電波望遠鏡 ブラックホールの謎探る

世界各地と観測連携

 高萩市と日立市にまたがる「さくら宇宙公園」(旧衛星通信記念公園)に設置されている2基の旧パラボナアンテナが、宇宙の謎に迫る電波望遠鏡に生まれ変わった。国立天文台がKDDIから譲り受け、茨城大学が観測を担う電波望遠鏡は今後、世界各地の電波望遠鏡と連携するなどして、太陽の8倍以上の質量を持つ「重い星」の誕生過程や銀河の中心にあるブラックホールの解明を目指す。

 電波望遠鏡は、2008年当初にパラボナアンテナからの改造に着手し、現在、試験運転中。国立天文台が所有し、茨城大が公園内に宇宙科学教育研究センターを設置して観測を受け持つ。

 整備された2基の電波望遠鏡は国内のほかの11基をはじめ、世界各地の電波望遠鏡と連携。天体から発せられる電波を同時にキャッチしてデータを照合することで解像度の高い“巨大望遠鏡”を形成し、宇宙の謎に挑む。連携するのは年3カ月程度になるため、残りの期間は単独観測となる。

 日立市側にある望遠鏡は09年11月に太陽からの電波をとらえる「ファーストライト」に成功した後、今年6月には岩手、鹿児島両県にある電波望遠鏡と協力し、いて座の方角にある約1万7千光年離れた太陽の質量の10倍程度の星を試験観測。3基連携の望遠鏡として機能していることを確認した。高萩側の望遠鏡も今月、太陽からの電波を受信した。

 今後は8月末に中国・上海にある電波望遠鏡との間で試験観測を実施。来年1月までには日立、高萩両望遠鏡で本格観測を開始する予定だ。

 電波は、ハッブル宇宙望遠鏡などがとらえる可視光線に比べて透過力が強いため、宇宙の塵や雲などの影響を受けにくいのが特徴。重い星の実態に関しては依然として未解明部分が多いことから、電波望遠鏡によって星の構造や運動などについて、研究の進展が期待されている。

 同センター長の横沢正芳茨城大教授は「宇宙に向けて世界的な研究をしていくことが、高萩市にとっても明るい希望につながる」と話した。

【写真説明】宇宙の謎の解明に挑む電波望遠鏡。手前が高萩望遠鏡、奥が日立望遠鏡=高萩市石滝上台

252とはずがたり:2010/09/30(木) 03:26:43

星を量産、モンスター銀河発見 電波観測で200個近く
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092901000805.html
 サブミリ波望遠鏡でとらえた多数のモンスター銀河(国立天文台、東京大提供)

 国立天文台と東京大などの国際研究チームは29日、地球から80億光年以上かなたで、一般的な銀河に比べて数百〜千倍と大量の星をつくり出す“モンスター銀河”を発見したと発表した。この種の銀河を一度にこれほど多数発見したのは初めてという。

 チームはまず、日本の各研究機関が南米チリで共同運営している、波長の短い電波「サブミリ波」を観測できる望遠鏡を使い、198個の明るい銀河を発見。さらに、距離をはっきりさせるため、赤外線天文衛星「あかり」で同じ領域を観測した結果、うち196個は80億光年以上かなたにありながら明るく輝くモンスター銀河と判明した。

 非常に質量が大きいモンスター銀河は、正体不明の暗黒物質が密集している領域に形成されると考えられている。国立天文台の廿日出文洋研究員は「宇宙で銀河や星ができる過程や、暗黒物質の分布を解明する上で重要な成果だ」としている。
2010/09/29 18:05 【共同通信】

253とはずがたり:2010/10/12(火) 00:45:26

「はやぶさ」のお土産 微粒子、地球外の物質?
http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20101008-OYO8T00829.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/20101008-996506-1-L.jpg
へらに付着した微粒子。赤丸で囲った微粒子が、地球のものではない可能性がある(宇宙機構提供)

 宇宙航空研究開発機構は8日、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルから見つかった微粒子の電子顕微鏡写真を公開した。地球外の物質である可能性がある粒子が写っている。

 写真には、カプセルの密封容器内から試料をかき出す際に使ったフッ素樹脂製のへらの上に、大きさ0.001ミリ・メートル前後の微粒子6個がある。へら全体では、こうした微粒子が100個ほど見つかった。顕微鏡での成分分析などから、打ち上げの際に混入したアルミ粉などではないことが確認されており、小惑星「イトカワ」の微粒子かどうか、詳しく分析する。
(2010年10月8日 読売新聞)

はやぶさ「分析の一部難しい」 微粒子で研究者
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092301000651.html

 小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った微粒子を分析する研究チームを率いる土山明・大阪大教授(鉱物学)は23日、松江市で開かれた日本鉱物科学会で「微粒子が想定よりも小さいため、予定している分析の一部は実施が難しいかもしれない」との見解を示した。

 土山教授によると、研究チームは当初、物質の特徴を調べる十数種類の分析を予定。このうち有機物の有無や含まれるガスの性質などを推定する数種類の分析は、一度に多くの物質を使う必要があるため、実現できない恐れがあるとした。

 一方で土山教授は、小惑星「イトカワ」の微粒子がわずかでも発見できれば、実施可能な分析だけでも多くの知見が得られると強調した。

 微粒子は宇宙航空研究開発機構がはやぶさのカプセル内から回収し、イトカワ由来の可能性が高いものを早ければ8月にも研究チームに渡すとしていた。しかし、微粒子が予定より小さかったことから作業は難航、受け渡しは12月以降にずれ込む見通しとなっている。
2010/09/23 19:28 【共同通信】

254チバQ:2010/10/25(月) 22:30:09
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101025/amr1010251758004-n1.htm
世界初の「宇宙港」滑走路が完成 民間旅行実現へ着々
2010.10.25 17:53
滑走路が完成した世界初の民間旅行用宇宙港「スペースポート・アメリカ」=22日、米ニューメキシコ州アプハム(AP) 米ニューメキシコ州アプハムで22日、初の宇宙港「スペースポート・アメリカ」の滑走路が完成した。お披露目の式典では、この宇宙港で運用される観光用宇宙船「スペースシップ・ツー」が双胴型母船「ホワイトナイト・ツー」に抱かれて飛来した。

 ヴァージン・ギャラクティック社は、2011年末か12年初めに民間初の宇宙旅行を計画。高度約1万8000メートルで母船から切り離された宇宙船はロケットに点火して地上110キロメートルの宇宙まで飛び、乗客は窓から地球を眺めたり無重力を体験できる。料金は1人20万ドル(約1600万円)で、すでに日本人を含む370人が申し込みを済ませたという。

255荷主研究者:2010/11/21(日) 13:36:21

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12892320158987
2010年11月9日(火)茨城新聞
空港そばに小型衛星の開発拠点 企業組合が計画、打ち上げ構想も

 小美玉市内の県の工業団地「茨城空港テクノパーク」に、小型衛星の開発・製造などに携わる企業7社で組織する「スペースランド技術研究組合」(東京、渡辺和樹理事長)が進出を計画していることが7日、分かった。将来的に民間小型衛星の需要拡大が見込めるとして開発・製造拠点を整備するほか、空港を利用した小型衛星の打ち上げや宇宙関連テーマパーク開設も構想。同組合では資金調達などの課題がクリアできれば、来年度にも同テクノパーク内で開発棟建設などに着手したいとしている。

 同テクノパークは、茨城空港の東側に位置する約52ヘクタール(分譲面積約37ヘクタール)。県は07年度から、陸・空の交通利便性をアピールしながら分譲を本格化させているが、今のところ企業誘致に至っていない。

 同組合は、計画の第1段階として、テクノパーク内に小型衛星の組み立てや地上試験などができる開発棟を建設、国内外からの受注を目指す。事業の進展とともに、空港を利用した衛星打ち上げサービスの提供、さらにはスペースプレーンを導入して宇宙域への体験飛行や宇宙関連のテーマパーク建設も視野に入れているという。

 同組合は、テクノパークが空港に隣接し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターにも近いことから、構想実現に最適と判断。テクノパークへの進出に向けて、土地購入をはじめ事業推進のための資金計画の具体化などを急ぐとしている。

 同組合は、県内のほか首都圏に拠点を持つ小型衛星の設計・製造、運用支援などにかかわる企業で組織。技術研究組合として2月に経済産業省の認可を受けた。宇宙利用産業の事業化▽即応型の衛星打ち上げ機会提供▽宇宙利用の基礎研究、衛星の開発、試験、打ち上げ、運用のワンストップサービス提供-などを目標に掲げている。

256とはずがたり:2010/11/30(火) 20:56:27

富山・立山連峰に「氷河」 国内初か、1カ月30センチ移動
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010113001000577.html

 雪の下にある氷の塊が、日本初の氷河である可能性が高いと判明した富山県の立山連峰・雄山の御前沢雪渓=09年9月(立山カルデラ砂防博物館提供)

 富山県の北アルプス立山連峰・雄山(3003メートル)の雪渓で見つかった氷の塊「氷体」は、日本初の氷河である可能性が高いと、立山カルデラ砂防博物館(同県立山町)の福井幸太郎学芸員が30日、都内で開かれたシンポジウムで発表した。

 8月下旬からの約1カ月間に最大で30センチ移動したという。福井学芸員は「氷河として確定するには長期間の観測が必要。今後、観測を数年間続けたい」と話した。

 福井学芸員は昨年9月、雄山の東側斜面にある御前沢雪渓を調査し、雪の下に長さ700〜800メートル、幅最大200メートル、厚さ最大30メートルの氷体を発見。今年8月下旬、下の氷に達するまで雪渓の表面11カ所に穴を開けて衛星利用測位システム(GPS)の機器を設置し、氷体が移動するかを調べたところ、10月上旬までに水平距離で下流方向に6〜30センチ動いた。

 さらに、10月上旬に露出していた氷体の中央部に別の機器を設置して高精度に調べたところ、5日間で3・2センチの移動を観測した。
2010/11/30 19:24 【共同通信】

257とはずがたり:2011/01/21(金) 01:13:46

JAXAi:閉館 事業仕分けで廃止
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101229k0000m040061000c.html?inb=yt

 行政刷新会議の事業仕分けで廃止と判定された宇宙航空研究開発機構(JAXA)の広報施設「JAXAi」(東京都千代田区丸の内)が28日夜、閉館した。廃止判定後に入館者が急増し、最終日も一時入場制限するなど約4700人が訪れた。04年9月の開館以来の入場者数は計122万人に達した。

 この日は特別に、星出彰彦宇宙飛行士や、6月に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の川口淳一郎プロジェクトマネジャーらによるトークイベントがあった。川口プロジェクトマネジャーは「はやぶさの帰還がもう少し早ければ、事業仕分けの結果も変わっていたという声も聞く。残念です」と話した。

 JAXAiは、JR東京駅前の商業施設に開館。入館無料で観光スポットだったが、4月の事業仕分けで年約1億円の運営費や広報効果が問題視され、廃止と判定された。【西川拓】

毎日新聞 2010年12月28日 20時42分(最終更新 12月28日 20時57分)

258とはずがたり:2011/01/30(日) 01:38:13

記録的大雪で臨時FM局開設へ 横手市、除排雪情報など提供
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110126d

 横手市で記録的な大雪となっていることを受け、同市は25日までに、雪害や除排雪情報を市民に提供する臨時災害用FM放送局の開設を決めた。27日夕方からの放送開始を予定している。臨時災害FM放送局の開設は東北6県で初めて。

 周波数は77・4メガヘルツ。コミュニティーFM局の開局を目指している運営会社「横手コミュニティFM放送」(岩佐佳政社長)に委託する。市雪害対策本部が24日、総務省東北総合通信局(仙台市)に電話を通じて放送免許を申請、25日付で認可された。有効期間は3月31日まで。

 放送は24時間行う。同本部などが取りまとめた雪害情報をはじめ、雪捨て場や流雪溝などの除排雪情報などを繰り返し流す。雪下ろしや雪かきでの事故防止を呼び掛けるほか、交通情報も提供する。 
(2011/01/26 09:20 更新)

260荷主研究者:2011/02/06(日) 13:54:42

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/221746
2011年1月19日 00:14 西日本新聞
超小型衛星 専門に試験 九工大、世界初の施設開所

耐熱性の試験装置について解説する趙孟佑センター長=18日午後、北九州市戸畑区

 一辺50センチ、重さ50キロ以下の超小型衛星の性能試験を専門にする「超小型衛星試験センター」が九州工業大(北九州市戸畑区)に完成し18日、開所式があった。九工大によると、超小型衛星に必要な性能試験の大半を1カ所で集中して請け負う施設は世界で初めて。

 超小型衛星は従来の衛星より製造コストが低く、地上画像の撮影などに活用されている。電子部品の小型化が開発の追い風になっているが、性能試験を受けるには国内外の施設を巡る必要があった。センターでは必要な試験の95%が受けられ、開発の利便性が大幅に向上する。費用も従来より抑えられ、大学や企業など多方面の宇宙開発を促す効果が期待される。

 センターでは、ロケット打ち上げ時の振動や宇宙空間の真空状態を作り出し、高温、低温、振動への耐性など7項目を試験する。当面は年間5機程度の受け入れを見込んでいる。

 開所式には麻生渡福岡県知事ら約300人が出席。趙孟佑(ちょうめんう)センター長(九工大教授)は「世界標準の試験方法を確立し、世界における超小型衛星開発の拠点にしたい。研究者の負担を大幅に軽減することができ、宇宙開発への挑戦意欲向上につながれば」と話した。

=2011/01/19付 西日本新聞朝刊=

263とはずがたり:2011/02/22(火) 16:19:47

地球緑化の救世主と成らないかな!?

宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110221-00000667-yom-sci
読売新聞 2月21日(月)14時33分配信

 地上350キロ・メートルの国際宇宙ステーション(ISS)で2008年11月から8か月半、保管した桜の種を、地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。

 原因は不明だが、無重力で放射線の強い宇宙環境で、遺伝子の突然変異や、細胞が活性化したなどの見方もある。

 宇宙を旅した桜の種は、北海道から沖縄まで13地域の子供たちが集めた名木14種類。このうち岐阜市の中将姫(ちゅうじょうひめ)誓願桜(せいがんざくら)は、樹齢1200年と言われるヤマザクラの一種で、米粒ほどの小さな種は、地元の保存会などがまいても発芽せず、接ぎ木でしか増やせなかった。

 保存会が種265粒を宇宙に送り、248粒をまいたところ、昨年春に2粒が発芽した。このうち、10センチの苗木に成長した1本は、葉の遺伝子の簡易鑑定で「他の桜の種が混入したのではなく、誓願桜の可能性が高い」と判定された。

 岡山県では、通常は1年に50センチ程度しか伸びない真庭市の醍醐桜(だいござくら)10本が、昨年春に発芽して、今は90センチ以上。うち1本は160センチを超えた。高知県佐川町では、1年に約30センチしか伸びないはずの稚木桜(わかきのさくら)が、約1年で最高135センチに成長した。

最終更新:2月21日(月)14時33分

264とはずがたり:2011/02/22(火) 18:43:15

NZ地震の死者65人に=邦人12人連絡取れず−損壊建物に200人か
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2011022200493
 【シドニー時事】ニュージーランド南島の中心都市クライストチャーチ市で22日起きたマグニチュード(M)6.3の地震で、同国のキー首相は少なくとも65人が死亡したことを明らかにした。死者はさらに増える見通しという。
 富山市によると、研修旅行のためクライストチャーチ市を訪れている市立富山外国語専門学校の学生21人と教員2人のうち、8人が倒壊した建物内に取り残されているほか、12人と連絡が取れていない。
 被災地入りしたキー首相は「ニュージーランドの最も陰鬱(いんうつ)な日になるかもしれない。これ以上ない悲劇だ」とした上で、「われわれはこれを克服する」と訴えた。同国で起きた地震の被害としては過去80年で最悪という。
 一方、ロイター通信が地元ラジオの情報として伝えたところによると、クライストチャーチ市のボブ・パーカー市長は推定で最大200人が損壊した建物に閉じ込められたままになっていると語った。軍の医療スタッフや部隊が救出に当たっており、夜に入っても作業は進められた。多くの地域で停電が継続、携帯電話もつながりにくい状態が続いている。
 クライストチャーチには昨年10月時点で在留邦人2820人が長期滞在しており、日本人観光客も年間約1万9000人が訪れる。在ニュージーランド日本大使館はほかにも被災者がいないか安否確認を急いでいる。(2011/02/22-17:51)

265とはずがたり:2011/02/24(木) 00:28:15
惑星形成の3つの定説、見直し迫る
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト2011年2月23日(水)19:55
http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/life/20110223002-ng.html
惑星形成の3つの定説、見直し迫る
(Image courtesy NAOJ)
 新しい太陽系外惑星が見つかれば見つかるほど、惑星系形成の謎は深まるばかりのようだ。

「恒星を公転する系外惑星は500個以上が確認されている。惑星探査はまさに黄金期に突入した」と、カリフォルニア大学バークレー校の惑星科学者ジェフリー・マーシー氏は語る。しかし、この“大豊作” が天文学者たちの頭痛の種となっている。新たに発見された惑星系の多くは、惑星系形成の既存モデルでは説明が付かないという。

 現在主流の学説では、惑星は恒星の誕生後に残るガスとちりの円盤から形成される。太陽系の場合、木星や土星など巨大ガス惑星は太陽から遠い地点で形成された後、残ったガスとちりの重力に引き寄せられて本来の軌道が乱れ、円盤の中心に向かって移動したと長らく考えられてきた。

 この移動プロセスは、ガスとちりの大部分が吹き寄せられてさまざまな天体が形成されると停止し、私たちのよく知っている太陽系がほぼ出来上がる。

 理論上、系外惑星系も同様のスタートを切っているはずである。しかし、マーシー氏によれば、この定説には現実と異なる点があるという。

◆定説1:すべての惑星の軌道はほぼ真円である

 一部の惑星は誕生後、長い楕円を描く奇妙な軌道で公転している可能性がある。だが、惑星は螺旋状に主星へ近づくにつれて重力の影響を受け、配水口へ流れ込む水の渦のように、軌道が真円に近づくという。

太陽系の8つの惑星はみな、ほぼ真円に近い軌道を描いている。惑星形成円盤のモデルでは、ほとんどの惑星系が同様であると示唆されている。だが実際には、これまで見つかった太陽系外惑星のうち、真円または真円に近い公転軌道を持つ惑星は3分の1にすぎない。

◆定説2:(若干の例外はあるが)恒星系のすべての天体が同一平面上を同一方向に公転している

 太陽系の場合、8つの惑星はすべて太陽の赤道面から少し傾いた「黄道面」を同方向に公転している。新しく生まれた恒星の周りを回転する円盤状物質の内部で惑星が形成されたとすれば、これは理にかなっている。

 既存のモデルは、惑星形成円盤の重力が主因になり、惑星が移動したという考え方に基づいている。この理論によれば、惑星は黄道面から外れることなく主星の自転方向に従って公転することになる。

 しかし、3分の1の系外惑星は軌道がこの理論とは一致しない。中には、主星の自転と反対方向に公転する惑星もあれば、地球の北極点と南極点の上空を通る気象衛星のように、黄道面から大きく外れた惑星もある。

◆定説3:海王星サイズの惑星は宇宙では珍しい

 ガス円盤の重力に基づいた理論では、移動速度が惑星の質量に比例するため、地球の質量の3倍から木星の質量(地球の約318倍)の範囲にある惑星は比較的珍しいとされる。

 地球より小さい惑星は移動速度が遅いため、円盤内で生き残りやすい。質量が地球から天王星(地球の約15倍)ほどの惑星の場合、移動速度が速く、主星に近づきすぎてのみ込まれてしまう。巨大ガス惑星になるほど急速に成長した惑星は、周囲のガスを食べ尽くすことで移動速度が遅くなり、生き残りのチャンスが得られるという。

 だが実際には、海王星(地球の約17倍)サイズの系外惑星が予想以上に見つかっている。地球の3〜15倍サイズの惑星は理論上最も数が少ないはずであったが、実際には最もありふれた存在だった。ただし、これより小さい惑星は検出がまだ困難なため、正確な数字は出ていない。

「定説は“空振り三振アウト”だった」。マーシー氏は1月にワシントン州シアトルで開催されたアメリカ天文学会でこうコメントしている。

Richard A. Lovett for National Geographic News

266荷主研究者:2011/03/06(日) 13:06:36

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110219/CK2011021902000118.html
2011年2月19日 中日新聞
月面探査ロボ、中田島砂丘でテスト 宇宙機構が来月初旬

 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)が2025年ごろに計画する月への有人着陸探査とその後の基地建設に向け、月面で観測調査や通信、サンプル採取をする移動ロボットの試作機の走行テストが3月初旬、浜松市南区の中田島砂丘で行われる。段差や傾斜が激しい砂丘を月面に見立て、クレーター内など悪条件下で要求される機能のデータを、実機開発に生かすのが目的だ。

 中田島砂丘でテストする試作機は、宇宙機構の月・惑星探査プログラムグループが単独で開発した無限軌道型モデルと、東工大と共同開発した弾性車輪型モデルの2機。浜松まつりの凧(たこ)揚げ会場に近く、起伏が最も多い地点を選び、傾斜地での登坂性能や、砂に埋まった状態からの脱出、障害物の回避・乗り越えなどができるかを試す。海岸利用を所管する静岡県などへ近く申請する。

 07年に打ち上げた月周回衛星「かぐや」の成果を踏まえて宇宙機構が計画する月面探査では、クレーター内に有人軟着陸することが想定され、最大40度とみられる傾斜を乗り越えることが大きな課題だ。

 さらに月面では、昼夜で300度を超す温度差や真空での強い放射線に加え、宇宙から猛スピードで降り注ぐ微粒子が岩を削ってできた微小な砂が深い場所で20〜30メートル堆積するなど、悪条件が重なる。

 宇宙機構によると、月面探査は砂地以外に火山礫(れき)地などでのテストも要求される。砂地での走行テストに中田島砂丘が選ばれたのは、地形のほかに東西の交通アクセスに優れているからだという。

 小惑星イトカワを探査した「はやぶさ」の次期ミッションにもかかわる月・惑星探査プログラムグループの西田信一郎研究開発室長は「浜松地域を含め全国の企業や大学が持つ優れたロボット技術を取り入れつつ、宇宙関連産業の裾野も広げていきたい」と話している。

267とは:2011/03/11(金) 14:53:29
大地震

268荷主研究者:2011/03/11(金) 16:32:06
会社で会議中にいきなりの大揺れ。みんなで避難。今日はまさかの歩いて帰宅か…

269チバQ:2011/03/12(土) 23:59:40
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/495654/
4震源域、同時崩壊 「新潟・長野」誘発か
配信元:
2011/03/12 20:03
【東日本大震災】

 東日本大震災は、太平洋岸を中心に広範囲に壊滅的な津波被害をもたらした。専門家は「想定外の広い範囲で震源域が連動した」と指摘。マグニチュード(M)8.8の超巨大地震が、12日未明に起きた長野県北部などの内陸地震を誘発した可能性も否定できないという。専門家の分析からは、さまざまな被害が連鎖的に起こる「複合災害」の様相が浮かぶ。

宮城震度5弱 宮城県沖地震とは「別物」
 ■想定外の連動

 政府の地震調査委員会(委員長・阿部勝征東京大名誉教授)は11日夜、今回の地震について「宮城県沖から茨城県沖の4つの領域が連動して発生した」などとする評価をまとめた。

 連動したのは「宮城県沖」「三陸沖南部海溝寄り」「福島県沖」「茨城県沖」の震源域で、調査委はエリアごとに地震や津波を予測していた。阿部名誉教授は「連動したことで巨大地震を超えた超巨大地震になった。東海、東南海、南海地震の連動は検討してきたが、東北地方では想定できなかった」と悔しそうに語る。

 地層の堆積物調査などから、宮城県の仙台平野は過去3千年間に4回ほど、大津波に見舞われたと考えられている。中でも規模が大きかったのが、869(貞観11)年の貞観地震で、津波が海岸から数キロの内陸まで達したとされる。今回はそれを上回ったとみられ、日本の災害史上最大規模の津波となった可能性がある。

 また、衛星利用測位システム(GPS)を使った地殻変動の観測では宮城県石巻市の「河北観測点」で、東南東に約4メートル移動し、約70センチも沈降していることが判明した。陸側プレート(岩板)の先端が跳ね上がり、その背後(西側)に位置する仙台平野などで沈降が起きたと考えられる。

270チバQ:2011/03/12(土) 23:59:58
■内陸地震も誘発か

 地震発生2日前の9日には、ほぼ同じ場所でM7.3の地震が発生している。阿部名誉教授は「2月にもM5クラスの地震が4回起きた。これらが前震かどうかは分からないが、前触れだったようにも思える。私たちの理解はそこまでいかなかった」と悔しさをにじませる。

 発生から半日後の12日未明には、内陸の新潟・長野県を中心に最大震度6強、6弱を記録する強い地震が相次いで発生した。震源が離れ、発生メカニズムも異なる。気象庁は「詳しいメカニズムは分からないが、東北沖の地震で地殻内の応力場に変化が起こり、内陸地震を誘発した可能性は否定できない」と説明する。

 応力場というのは、地震エネルギーの蓄積状況を示すストレス分布のようなものだ。

 東大地震研究所の加藤照之教授は、「海溝型地震と内陸地震の発生には、一定のリズムがある」と指摘する。巨大な海溝型地震の前後には内陸の地震活動が活発化し、それが収まると地震活動が沈静化する。一定期間を経てプレート境界や地殻内にエネルギーが蓄積されると次の活動期を迎えるという説だ。

 「フィリピン海プレートの沈み込みによって起こる南海トラフ沿いの海溝型地震は、内陸地震の活動期と静穏期のリズムが比較的顕著に現れる」

 たとえば、昭和18年から23年にかけての5年間には、19年・東南海地震(M7.9)と21年・南海地震(M8.0)の2つの海溝型を挟んで、内陸で18年・鳥取地震(M7・2)、20年・三河地震(M6.8)、23年・福井地震(M7.1)が起きた。いずれも死者数が千人を超える大規模な震災だった。

 東北地方に活動期と静穏期のリズムが当てはまるかどうか分からない。しかし、国内最大規模の超巨大地震は、周囲に大きな応力変化を及ぼしたと考えられ、内陸地震への警戒も必要だ。

 ■首都圏も強い揺れ 

 一方、震源から比較的遠い関東地方でも揺れが激しかった。阿部名誉教授は、「震源域が広かったことに加え、南北に延びたプレートに沿って地震波が伝わったため、減衰しにくかった」と説明。このような現象は「異常震域」と呼ばれる。

 東大地震研究所の古村孝志教授によると、東京都文京区では周期が0・5秒前後から20秒以上までの幅広い地震波が観測された。「幅広い地震波は大規模な地震の特徴の一つ」という。超高層ビルや石油タンクを揺らす周期が7秒前後の「長周期地震動」については、「新潟県中越地震(平成16年)のときのように、長周期地震動が卓越したわけではない。今回は比較的低層の建物が大きく揺れたのではないか」と話した。

271チバQ:2011/03/13(日) 00:08:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000048-jij-int
東日本の地震、NZと関連か=豪大学教授
時事通信 3月12日(土)6時34分配信

 【シドニー時事】オーストラリアのカーティン大学のブライアン・エバンズ教授(地球物理学)は、11日に東日本を襲った大地震と2月22日にニュージーランドのクライストチャーチ付近で発生した地震が「関連しているのはほぼ間違いない」との見方を示した。12日付のオーストラリアン紙が伝えた。
 同教授は、同じく環太平洋火山帯に位置するインドネシア・スマトラ島沖の2004年12月の大地震の2週間前にもニュージーランドで地震があったと指摘。地質構造プレートは常に動いており、ある場所でずれが生じるとほかの場所にストレスが生じ得るとし、地震や津波が続いて起こることは異常なことではないと述べた。

272チバQ:2011/03/13(日) 00:29:42
誤報だろ…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000683-yom-soci
3階ビルの屋上にブイが…1万人不明の町
読売新聞 3月13日(日)0時3分配信

 たどり着いた港町は更地と化していた――。驚異的な高さの津波に襲われた宮城県南三陸町。

 人口約1万7300人のうち、避難した約7500人をのぞく約1万人が「安否不明」になっていると12日、県が説明した。東日本巨大地震はいったい何人の人々をのみこんだのか。

 警察署と病院、町役場の一部を残してほぼ全壊した南三陸町に12日、記者が入った。同町志津川の中心部に通じる国道398号は約2・5キロ手前で規制され、車両の通行が制限された。

 規制の先に、おぞましい光景が広がっていた。家屋はほぼすべて倒壊し、津波で押し流されてめちゃくちゃに絡まっていた。辺りには収穫期を迎えたワカメが散らばり、建物に漁船が突き刺さっていた。同県気仙沼市の会社員、小野寺雄基さん(23)は「あっという間にのみ込まれていった。地獄のようだった」と話した。津波は内陸に7キロまで押し寄せたという。

 沿岸にある警察署の3階部分まで押しよせ、ほかの3階建てのビルの屋上にはブイが絡まっている。海岸から約500メートル離れたスーパーマーケットは跡形もなくなっていた。高台で津波を見ていた小野寺さんは、「10メートル以上はあった」と証言する。

 1960年のチリ地震津波を経験した同町の女性(70)は「今回の津波の方が、天と地ほどの差で強く、思い出もなにもかも奪った。外の景色はみたくない」と涙ぐんだ。(小野健太郎、平山一有)

http://sankei.jp.msn.com/region/news/110312/myg11031201460001-n1.htm
街が消えた、牙むく津波 宮城・南三陸町
2011.3.12 01:23
 巨大な津波が、船を、車を、住宅をのみ込んだ。街が消えた。家々がなすすべもなく燃え続けた。

 宮城県南三陸町の高台にある志津川高に避難した。海と街を見た。

 午後3時35分ごろ、海の奥が白く波立ち、遠くで大型の漁船が流された。

 直後だ。町の中心部を南北に貫く新井田川沿いで、土煙が上がった。川を逆流した津波が住宅を押しつぶした。堤防を乗り越えた津波は、川沿いの建物を次々とのみ込んでいく。瞬く間に50〜60軒がなぎ倒された。周囲には避難住民約200人がいた。若い女性2人が抱きつき、泣きだした。あちこちから「キャー」という悲鳴が上がる。「なんで、どうして」。あまりの光景に言葉が出ない。津波の高さは2階建ての町役場より高い。10メートル以上あった。3棟ある町役場のうち、木造2棟を押し流し、鉄筋コンクリートの防災庁舎ものみ込んだ。

http://www.asahi.com/national/update/0312/OSK201103120022.html
宮城・南三陸 町民9千人が所在不明2011年3月12日17時17分
 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の町役場によると、12日午後3時現在で住民約1万8千人のうち9千人の所在がわからないという。

 町職員によると、これまで住民の避難が確認された施設は、高台にある町立志津川小学校(同町志津川、約3千人)や、町の災害対策本部が設置されたスポーツ施設「町スポーツ交流村」(同、約2千人)など。

 町役場や警察署、消防署が津波で大きな被害を受けており、職員らは無線で連絡を取り合って被害の実態把握を急いでいる。自衛隊員が現地入りし復旧作業を始めているというが、町職員は「食料が全然足りない。現状を全国に伝えてほしい」と話している。

 同町は地震後に火災が多数発生した宮城県気仙沼市の南側にあり、太平洋に面している。

273チバQ:2011/03/13(日) 00:35:03
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120376.html
家・車・船… すべて飲み込み迫る津波 大船渡2011年3月12日18時49分

火災の黒煙が上がる大船渡の市街地=12日午前7時46分、岩手県大船渡市、朝日新聞社機から、樫山晃生撮影
 地震発生時、朝日新聞釜石支局の菊地敏雄記者は、大船渡港に面した岩手県大船渡市の魚市場にいた。三陸産の魚の研究報告会を取材していて、突然、大きな揺れに見舞われた。

 「あー、トタン壁が壊れたぞ」。十数人の参加者から声があがった。すぐに解散となり、みな2階の会議室から外に大急ぎで逃げた。「岸壁が7〜8センチ沈んだぞ」「ここは埋め立て地だったから」。岸壁にいた従業員らの声が聞こえた。

 数分後、潮が引いているのに気づいた人がいた。「やばい、津波がくるぞ。逃げろ」。みな駆け足で逃げ出した。大船渡は、市街地の中央を海岸線に沿ってJRが南北に走っており、踏切を越えないと西側の高台にたどり着けない。どの踏切も避難する車で長い列ができたが、信号も消えてなかなか進まなかった。

 避難所に指定されたのは高台の公園。避難を呼びかける防災放送が午後3時すぎに流れてほどなく、市街地がくすんだクリーム色の煙で覆われた。続けて「大船渡沿岸で3メートルの潮位を観測した」との放送。余震が続き、アンテナに止まったセキレイは頻繁にとまる場所を変えた。

 公園からは津波が迫ってくるのが見えた。「家が流れているぞ」。家も、車も、船も、津波と一緒に坂を上ってきた。眼下の道路を歩いている人に「走れ」と叫ぶ声があがった。

 「大船渡は壊滅だ」。異様な光景を目の当たりにした男性が力無く言った。「小学校はどうなった」「もう行けないの」「家はなくなったの」。他の避難者たちも口々につぶやく。

 「引き潮が始まっており、再度津波の来襲が予想されます」と防災無線が告げた。繁華街にある5階建てのスーパーの屋上には、逃げ場をなくした数十人の人が見えた。

 午後4時すぎ、市の中心部付近で火が上がった。「自然発火なのか」「おまえのうちの方じゃないか」などと中学生たちが心配した。「市内の各所で火災が起きています」。雪が舞うなか、防災無線が繰り返した。

274チバQ:2011/03/13(日) 00:36:10
http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY201103120549.html
被災地、進まぬ安否確認 役場も交番も水没・情報途絶2011年3月12日22時49分
 東日本大震災の発生から丸1日が経過しても、自治体などによる行方不明者の安否確認は進んでいない。死者数は増えているが、被害の実態を反映できておらず、全容の解明にはほど遠い状況だ。想定外の大きな地震と津波によって、情報を集約する自治体の庁舎自体が壊滅的な被害を受け、使えなくなったことも一因だ。

 「市役所は3階まで水につかって全く機能していない」。市街地の大半が水没した岩手県陸前高田市では、隣接する一関市から駆けつけた消防隊員に対し、住民がそう訴えた。岩手県庁は県内の市町村と連絡を取っているが、陸前高田市に隣接する住田町と北部の岩泉町の役場とは、12日夜の段階で連絡が取りづらい状態だという。

 災害救助にあたる警察や消防の施設も、沿岸部を中心に大きな被害を受けており、活動が困難になっている。陸前高田市では交番が水没。総務省消防庁によると、同市の消防庁舎も全壊したという。同市に出動した一関市消防本部の担当者は「連絡手段は無線機が1台残っているのみ。音声がとぎれとぎれで被害を把握できる状況ではない」と話した。

 宮城県では、津波被害がひどかった仙台市荒浜地区に駐機していた県の防災ヘリコプターが流された。12日朝の段階で約2万5千人が小中学校に避難しているという同市宮城野区の災害対策本部は「津波が行ったり来たりし、海岸側へは入れない状況」だとしており、沿岸地域の住民の安否は不明という。南三陸町では役場が冠水し、電話も一時つながらない状況になった。

 福島県南相馬市では約1800世帯が損壊するなど、被害状況が徐々に明らかになっている。その一方で、岩手県沿岸部の町村などでは、被害の情報すら届いていない地区もある。現地からの情報が全く入らないことが、壊滅的な被害状況を推測させる結果になっている。

275チバQ:2011/03/13(日) 00:37:18
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110312/fks11031216320042-n1.htm
「砂嵐のような津波が…」壊滅的被害の福島・南相馬市
2011.3.12 15:50 (1/2ページ)

津波で流されがれきと海水で埋めつくされた民家が立ち並んでいた堤防付近をぼうぜんと見つめる付近の住民ら=12日午前、福島県南相馬市
 大津波により沿岸部が壊滅的な被害を受けた福島県南相馬市。津波は海岸線から約2キロ付近までにあったすべてをさらっていった。

 「海の方で砂嵐のような煙が立っていると思ったら、それが津波だった」。地震から一夜明けた12日、こう話す同市原町区上渋佐の自営業、井上一幸さん(46)の自宅周辺もまた、津波に襲われ激しい被害を受けた。そのなかには、多くの被害者を出した高齢者施設「ヨッシーランド」もある。残された建物の壁には、大人の背の高さあたりに泥が付着していた。

 地震発生当時は、内陸部で仕事をしていたという井上さん。立っていられないような揺れが収まった後、母親が一人で残っている自宅が心配になり、駆けつけようとした。まもなく自宅に到着する。その直前に見えたのが、“砂嵐”のような海水だった。

 「地面から2メートル以上の高さに見えた」という津波は、あっという間に目の前に押し寄せてくる。「早く逃げろ!」という周囲の人の声で、自宅に向かうことを断念。避難所に逃げ込んでまもなく、全身をびしょぬれにした母親と再会した。井上さん宅は、まさに津波の最高到達地点。母親は、いったん津波に流されかけたが、自力ではい上がり、九死に一生を得たという。

 近くの民家前には毛布を掛けられた遺体が2体、道路に横たわっていた。付近に住む女性は「このあたりの人ではない。遠くから流されてきたのかも」と悲しげな表情を浮かべる。

 「ここから先、海の方には60戸ぐらいの集落があったのに、すべて流されてしまった…」。自宅周辺の様子を見に来たという男性がそう話してくれた直後、急にサイレンが鳴り響いた。

 「津波警報が発令されました!」という叫び声。「早く、ここから離れて!」という声とともに、惨状を呆然(ぼうぜん)と眺めていた住民たちも、さっと表情を変え、内陸の方へ駆けだしていった。

276チバQ:2011/03/13(日) 00:37:51
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120368.html
「道路どこ?家なくなった」津波にのまれた福島・南相馬2011年3月12日19時8分
 海岸線一帯が津波に襲われた福島県南相馬市。小高区岡田の村井文子さん(63)は12日午前10時過ぎ、家族7人で自宅2階に避難していたところを同市消防署員らにボートで救助された。津波の水は一時は約3メートルある自宅1階の天井まで届いた。救助車に乗り込んだ村井さんは「もうダメかと思った」と声を震わせた。

 前日午後3時過ぎ。他の家族6人と自宅1階にいた村井さんは「ゴーッ」といううなるような音と、「津波だ!」と外で誰かが叫ぶ声を聞いた。89歳の父と足腰の弱った88歳の母を2階に担ぎ上げ、小学生の孫2人ら家族全員が2階に避難しおえた約30秒後。窓が割れる大きな音とともに水が家に入ってきた。

 ふと隣の家を見ると、屋根に顔なじみのおじいさんが1人で避難していた。「がんばって!」。窓からみんなで必死に声をかけた。だが、日が暮れるとおじいさんの姿は見えなくなった。

 明かりは懐中電灯とロウソクのみ。布団に家族みんなで入って暖めあった。

 朝、明るくなったとき、おじいさんの姿は屋根の上になかった。だれも救助に来た形跡はない。「何もなければいいのだけれど」。救助車の中で村井さんが顔を曇らせた。

 小高区大井の中山ユキ子さん(69)は夫で農業の隆さん(69)と11日から連絡がとれていない。

 隆さんは地元の農家と海岸近くの共同農場を運営している。地震発生当時は、同僚と2人で農場でトラクターを使い、大豆の種をまく作業をしていたという。ユキ子さんが自宅で待っている間、地震が起きた。

 避難した同僚の男性によると、隆さんは「おれは作業を終えてから戻る」と言って1人残ったという。ユキ子さんは「ここは、こんな大津波が来ることは今までなかった。本人も津波が来ることを知らなかったのではないか」と悔しそうに話した。

 新田川の河口近くに位置する市東部の上渋佐地区は、集落のほぼすべてが津波にのまれた。海岸から1.5キロほど離れた内陸でも、磯の香りが辺りに漂う。倒壊した家屋、押し流されてきたとみられる屋根、傾いた電柱。ぞうきんを絞ったようにねじれた車が折り重なっている。

 難を逃れた数人の住民らが自宅の様子を見に来ていた。「どこが道路? 家がなくなっちゃった」。口元を両手で覆い、ぼうぜんと立ちつくす。「避難所が寒いから」と、散乱している泥まみれの上着やタオルなどを拾って持ち帰る人もいた。

 橋本正雄さん(67)は地震発生時、立っていられないほどの揺れに襲われた。ダダダダダダ――。家の中で物が飛び、屋根瓦が落ちた。「家がつぶれる!」。妻の美紀子さん(62)と外に飛び出た。

 「津波が来るぞ。逃げろ」と遠くで誰かが叫んだ。巨大な黒いカーテンのような波が家々に覆いかぶさり、こちらに向かってきていた。車に飛び乗り、海と反対の方角へ逃げた。

 高台の親類宅で眠れぬ夜を過ごし、明るくなるのを待って自宅を見に来た。木造平屋建ての建物は姿をとどめていたが、中は泥に覆われて足を踏み入れられない。「この辺りには50軒以上の家があった。隣近所の人たちが無事なのかすら分からない」。橋本さんは声を震わせた。

 南相馬市によると、道路が寸断され、100人単位で孤立している地区もある。「集計が追いつかず、誰が行方不明かわからない」と担当者は話した。(古庄暢、富田祥広、茂木克信)

277チバQ:2011/03/13(日) 00:38:22
http://mainichi.jp/select/today/news/20110312k0000e040065000c.html
地震:集落「全滅だ」 家族の願い砕く惨状 福島・南相馬
2011年3月12日 11時27分 更新:3月12日 12時52分


地震による津波で土砂に埋もれた土地を見まわる人たち=福島県南相馬市原町区上渋佐で2011年3月12日午前7時50分、武市公孝撮影 無残に押し流される車や民家、衰えをみせない猛火、繰り返し起きる激しい余震−−。未曽有の巨大地震の発生から一夜明けた12日朝の東北・関東地方の太平洋沿岸一帯。死者・行方不明者はあわせて1000人を超える見通しとなるなど、次第に想像を絶する被害実態が見えてきた。あちこちの被災地で、家を失った住民の絶句や家族の無事を祈る悲痛な声が漏れた。被害はどこまで広がるのか。

 福島県南相馬市の市街地から東へ3〜4キロの渋佐地区。海に面した住宅密集地で、同市内でも被害が特に大きかった。12日朝、海岸から約1キロ離れた陸地は濁った土砂が覆い尽くし、家屋、鉄塔、防風林、防波堤の残骸が散乱していた。

 避難していた住民やその安否を気遣う親類が早朝から次々と訪れた。年配の男性は「あー」と絞り出すように声を発し、しばらく動かなかった。「あそこに私の家があったんだ」「実家があそこらへんにあった」。住民は次々と声を上げる。けたたましいサイレンが響く中、初老の男性は「全滅だ、全滅だ」と繰り返し、あきらめたように避難所に戻って行った。

 多数の死者と行方不明者が出ている特別養護老人ホーム「ヨッシーランド」。周囲には中まで泥が入り込んだ無数の車。施設の入り口には、茶わんや上履き、スプーンなどが散らばり、窓ガラスはほとんど割れていた。いくつもの倒木が施設に突き刺さっている。内部には津波に押し流された軽乗用車があった。義父が入所していたという男性(75)は「助かっていてほしいとは願っていた。だがもう……」とつぶやいた。

   ◇  ◇

 同市には11日の地震発生から約1時間後に津波が到達。海岸から約1キロ離れた県警南相馬署の屋上と3階会議室には避難民約200人が駆け込んだ。押し寄せる波が家屋を押し流す様子を息をのんで見つめた。妊婦や子供を抱いた若い母親もおり、配布された毛布にくるまって時折襲う余震に耐えた。海岸近くに母親が住んでいる無職男性(67)は「津波で電信柱が倒れるのを見て急いで逃げてきた。母親は無事だろうか」と心配した。

 11日夕には同市役所に、市の呼び掛けに応じた市民から毛布や食料が届けられた。毛布5枚を届けた女性(61)は「これしかできることがない」と話した。避難所となった県立原町高校には住民が続々と避難。地震情報を伝えるラジオにくぎ付けになった。同市原町区の渋佐地区の女性(65)は「近くに住む両親と連絡が取れていない。無事でいてほしい」と願った。【神保圭作】

278チバQ:2011/03/13(日) 00:39:31
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110312t33023.htm
見渡す限りがれきだけ 壊滅の陸前高田

津波で多くの家屋が消滅した陸前高田市の市街地=12日午前8時15分


 三陸沿岸の白砂青松に重厚な瓦屋根の家々が映えていた歴史ある街並みは、見渡す限り、がれきだけの無残な姿に変わり果てた。東日本大震災で「壊滅的」(総務省)な打撃を被った陸前高田市。12日、国道343号を経由して岩手県一関市側から入った。
 広田湾から、直線距離で2キロほど北に位置する市中心部の栃ケ沢地区。老舗の蔵元など重厚な日本建築が立ち並ぶ街並みだったが、気仙川をさかのぼった津波の濁流にのみ込まれた。
 押しつぶれた瓦屋根と柱の残骸、それに転覆した自動車だけという光景が、数キロ四方にわたって続いている。辺りにはガスの臭いも充満し、避難した住民が近づくのさえ拒んでいるようだ。
 栃ケ沢から気仙川沿いに1キロほど上流の市竹駒集落にも、津波は容赦なく押し寄せた。約180世帯が暮らした家並みは泥とがれきの山に。
 「地震の揺れ始めから30分もたたないうちに、濁流が襲ってきた。こんな上流まで津波が来るなんて想像したこともなかった」。地区の消防団員、高橋哲也さん(46)は顔をゆがめた。
 広田湾とは5キロ以上離れたJR大船渡線矢作駅近くでは、線路がぐにゃりと折れ曲がり、故障した踏切の警報が鳴り続けている。
 自然の刃(やいば)に襲われたとき、人はこれほどまでに無力なのだ。その現実が、目の前に広がっていた。(鈴木裕)


2011年03月12日土曜日

279チバQ:2011/03/13(日) 00:42:26
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110312t13008.htm
「沖から火が押し寄せた」夜明け前の空焦がす 気仙沼被災ルポ
 あちこちから火の手が上がり、夜明け前の空を焦がしている。12日午前4時すぎ、気仙沼市民会館のある高台から見た市中心部の光景に、ぼうぜんと立ち尽くした。

 津波が押し寄せた気仙沼市街は、がれきの山だ。骨組みだけを残して流された建物の跡。ひっくり返った車が折り重なる。足元にはサンマやアイナメが転がり、油のにおいが立ちこめる。
 「沖の方から火が押し寄せてきた」。住民によると、火は海上に流れ出した油に引火したことで広がったという。
 車を運転して南下し、海沿いの階上地区に入る。ヘルメットをかぶった男性に呼び止められた。「避難所の階上中学校まで乗せていってくれ」と言う。オレンジ色の毛布にくるみ、数人で抱えていたのは子どもだった。
 一緒に向かった。「寒くないか」。父親が真っ赤に目を腫らして子どもに声をかけ続けていた。毛布の間から保育所の名札が見えた。
 中学校は避難した人々でごった返し、座るスペースはほとんどない。この子どもに駆け寄った医師は死亡していると告げた。周りの人たちが、子どもの顔についた泥を丁寧に拭き取っていた。
 「まだ、遺体がたくさん残っている」。別の男性が叫ぶように言った。
(武田俊郎、丹野綾子)


2011年03月12日土曜日

280チバQ:2011/03/13(日) 14:27:58
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110313-OYT1T00306.htm
町長ら1万人超不明…岩手・大槌、機能停止の町
崩壊した大槌町役場を眺める男性。時計は、2時45分頃を指している=13日、前田毅郎撮影 町の中心部が大津波にのみ込まれた岩手県大槌(おおつち)町。

 避難所で所在が確認されている住民約4600人を除き、町長をはじめ1万人以上の行方がわからないままだ。火災にも見舞われ、何もなくなってしまった町に13日、記者がはいった。

 所々から火災の残り火や煙が上がり、町中心部は焦げ臭いにおいに包まれている。中心部にあった図書館やガソリンスタンドなどは跡形もない。背後にある山で火事が起きているが、消防機能は完全にまひしている。大槌川にかかるJR山田線の橋は橋脚を残し、落下した。

 港から約1キロにある役場は、2階まで津波が押し寄せた。役場では加藤宏暉町長ら幹部が災害対策会議を開こうとしていた、まさにその時だった。東梅政昭副町長は「町長が高いところに避難するよう指示し、約20人が屋上に上がったところで津波が押し寄せてきた。数十人の職員が行方不明となっている。加藤町長は姿が見えなくなった」と話した。町も事実上、機能停止となっている。

 同町城山の中央公民館は遺体の安置所になっていた。約20人の遺体が安置されている。各地で遺体の回収が続いている。

 災害対策本部も置かれ、13日朝までに40人の死亡を確認したという。町内26か所の避難所に約4600人が、命からがら避難している。

 公民館に避難した会社員、阿部正人さん(46)は「もう2日間、何も食べていない。それでも連絡の取れない弟を捜さないといけない」と疲れ切った表情で話した。

 不明の町長に代わり災害対策本部長を務める東梅副町長は「何人の町民が亡くなっているのか全く分からない。約1万5000人の町民で、もっと亡くなった方が増えるのではないか」と苦しい表情で話した。

 町民たちはがれきに埋もれた自動販売機を壊して、中からペットボトルのお茶や缶ジュースを取り出してのどの渇きをしのいでいた。住民はがれきの中から、泥にまみれた預金通帳や食料など使えそうなものを探していた。

 県立大槌病院で、ライフライン(生活物資補給路)が途絶し、医薬品もとぼしい中で、かろうじて診療が続けられていた。岩田千尋院長は「夜は懐中電灯の明かりで診察を続けている。職員も家族と連絡がつかないまま、頑張っている」と話した。

 43人の患者が入院している。事務員岡田和也さん(32)は「水、食料、医薬品はほぼ底をついている。医薬品は1階にあったが、水浸し。ライフラインは全滅だ。患者の搬送を頼みたくても電話や無線は全て壊れており、外部との連絡は断絶状態」と話した。(吉田拓矢)

(2011年3月13日14時02分 読売新聞)

281とはずがたり:2011/03/13(日) 15:11:29

M8.8から9.0に変更 東日本大震災、気象庁
http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY201103130085.html
2011年3月13日13時30分

 気象庁は13日、東日本大震災の地震の規模を示すマグニチュード(M)を8.8から9.0に変更したことを明らかにした。

 マグニチュードが0.2大きくなると地震のエネルギーは2倍になる。今回の地震のエネルギーは、関東大震災の約45倍、阪神大震災の約1450倍になる。

 マグニチュード9.0は、1900年以降に起きた地震では、1960年のチリ地震(M9.5)、64年のアラスカ地震(M9.2)、2004年のスマトラ沖地震(M9.1)に次ぎ、1952年のカムチャツカ地震(M9.0)と並ぶ。

 気象庁は、今回の地震の規模が大きいことから、通常使っている気象庁マグニチュードではなく、米地質調査所など世界で使われているモーメントマグニチュードで計算している。阪神大震災は気象庁マグニチュードが7.3、モーメントマグニチュードは6.9になる。

282とはずがたり:2011/03/13(日) 16:57:56

東日本大震災:発生3日目…「町が消えた」
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110313k0000e040027000c.html

 3日目の朝が明けた。未曽有の東日本大震災による巨大津波で壊滅的打撃を受けた三陸沿岸地区。廃虚と化したがれきの間で、被災者たちは命をつなぐように2夜を越し、空や陸路で救助に向かう自衛隊や消防隊の姿があった。

 北海道の函館空港の開港とともに離陸。雲上を一気に南下する。

 13日午前8時45分、宮城県南三陸町上空。機体をきしませながら一気に高度を下げると、眼下にがれきと化した市街地が飛び込んできた。「町が消えた」。そんな言葉が脳裏に浮かぶ。「消息不明者1万人」とされる港町は、巨大な爪で根こそぎさらわれたようだ。

 港に面した町並みは家屋が一掃されコンクリートの土台が遺跡のように残っている。黒く見える一帯は火事で焼け焦げた跡だ。押しつぶされた家屋から1本の煙が上がっている。

 高台にある志津川高校の校庭に白線で、大書された「SOS」の文字。その傍らに立つ人影が飛来した社機を見上げている。

 志津川小学校の校庭には、救助のヘリを待つように「丸にH」の文字が見える。

 沖合の海に目を転ずると、浮遊する家屋の残骸や油の間で、転覆した船が赤い船底を見せている。

 深く入り組んだリアス式海岸。湾口から襲った津波は入り江の奥に進むにつれて凶暴さを増して牙をむいた。姿をとどめる山や高台の家とは対照的に、海沿いの低地は家の痕跡もとどめていない。

 機体を北転させて、沿岸沿いに遡上(そじょう)して同県気仙沼市に向かう。途中に見えるJR気仙沼線の鉄橋が、コンクリートの橋脚を残して消えている。

 市街地に近づくと、埠頭(ふとう)の跡に消防の赤いヘリが着陸しようとしている。海からは白い船が航跡を刻みながら接近している。

 同9時、岩手県の陸前高田上空を旋回する。町の中心部の半分近くがいまだ水につかっている。野球場の半分が水に沈み、姿を残すのはコンクリートのマンションやビルだけだ。

 泥水に埋もれた廃虚の間に、カーキ色の服を着た十数人の自衛隊員が列を作って歩いている。かすかに痕跡を残す道路の上を、毛布にくるまれた遺体を担架で運ぶ隊員もいる。

 高台のグラウンドには陸路たどりついた陸上自衛隊のカーキ色の車両が並び、離れた場所には消防のレスキュー隊のテントが並ぶ。そして、内陸を結ぶ道路を遡上すると、被災地に向かう消防車が列を作って走っていた。しかし、さらに北部の沿岸地帯にある港町は孤立したまま。救助隊はまだ到着していない。【萩尾信也】

毎日新聞 2011年3月13日 10時55分(最終更新 3月13日 12時07分)

283チバQ:2011/03/13(日) 21:37:51
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130092.html
「陸の孤島」つなぐ衛星電話、電池切れ目前…宮城・女川2011年3月13日13時23分
 外部とつながる糸は、役場にある衛星携帯電話1台だけ。それさえもバッテリー切れ目前だ――。津波になぎ倒された家々のがれきが道路を寸断し、周囲との行き来を遮断された宮城県女川(おながわ)町。陸の孤島と化した海辺の町に12日入った。

 線路を延々と歩き、親切な女性の車に同乗させてもらって、午前10時半すぎ、町の入り口にたどり着いた。

 路面は材木や石が散らばる。もう車は進めない。

 女川湾に面した町中心部まではあと5キロほど。山に挟まれた緩い上り坂の一本道を行くだけだ。

 「おう! 新聞社! 向こう全滅だぞ! 何もねえぞ!」。眼鏡をかけた男性が大声で叫んだ。道路のところどころに散らばっていた木材やトタンなどの住宅の破片が次第に路面全体を覆う。道沿いに点在する住宅に、原形をとどめているものはない。

 電線から大きなものがぶら下がっている。近づくと、私の背丈よりも大きな木造住宅の梁(はり)と天井とおぼしき板切れだった。ゆらゆらと不気味に揺れるすぐそばをこわごわ通り過ぎた。

 やや開けた空間に出た。はるか向こうに青い海面。そこまでびっしり、がれきの山が積み重なる。もはや道路かどうかの区別さえつかない。

 木材、トタン、ガラス、鉄骨。そうした住宅の残骸に混じるのは、サッカーボールに年賀状、レコード、電卓、とっくり……。24時間前には確かに存在した生活の断片が、悪臭を放つヘドロにまみれて転がる。

 「退避! 退避! 避難だ!」。海辺に近い小高い丘の上から男性が大声で叫んでいる。周囲の人たちを追いかけて丘に上った。

 男性は、再度の大津波襲来に備え、海面の上下に目をこらしていた。1時間ほどの間に50センチ〜1メートル前後の上下動を繰り返しているという。

 「引き波の後に、またすごいのが来るかもしれないだろ」

 丘の上から見る町は、ただただ、がれきの荒野だ。3階建てコンクリート造りのビルが横倒しになっている。電柱のてっぺん近くにプロパンガスのタンクが二つ引っかかってぶらぶら揺れている。

 丘の上まで20メートル近い高さがあるのに、そこで車が2台積み重なっている。半分以上の家が破壊されたのではないだろうか。いったい、どんな津波が町を襲ったのか。

 海辺で会社を経営する阿部繁夫さん(60)は、一部始終を見ていたという。

 地震の後、すぐさま自宅にとって返し、妻らを車に乗せて丘に上がった。やれやれと思う間もなく、沖合から海水がもりもりと盛り上がった。岸壁をやすやすと乗り越え、一瞬で街をのみ込み、自分のいる丘に迫ってきた。

 あわてて背後の病院に駆け込んだが、大水は病院1階の天井近くにまで達した。すぐ近くの3階建ての町役場も、海水に包まれた。

 2階建ての銀行の屋上で助けを求めている人がいたが、あっという間に波にのまれ、姿が見えなくなった。「津波が来てから丘の上にまで達するのに1、2分……。そんなにかからなかったかもしれない。ぶわーっと、本当に一瞬で迫ってきた」

 「こういう地形だからねえ」。ある女性がそうつぶやいた。震源地に向かい、大きく口を開けたかっこうの女川湾。そこに達した津波は、両サイドを山に挟まれたV字状の地形で、瞬時に高さを増したのだった。

284チバQ:2011/03/13(日) 21:38:19
 携帯電話は「圏外」。電気も通っていない。女川町を外部とつなぐのは12日現在、役場が所有するバッテリーの尽きかけた衛星携帯電話1台だけだ。非常時に備え、町は普通の携帯電話が使えないときでも通話可能な衛星携帯を数台そろえてあった。しかし、丘の上の役場庁舎をのみ込んだ大津波のために水没。たまたま庁舎外に持ち出していた1台が幸運にも残った。

 地震直後から、町幹部らは衛星携帯を使って県との連絡を試みた。しかし、いくらかけてもつながらない。

 陸路も寸断されている。北側に抜けるルートは堤防道路が決壊し、鉄橋も一部が落ちてしまった。西隣の石巻市に抜ける国道398号も、約5キロにわたってがれきがびっしり路面を覆っている。

 「本当に陸の孤島になってしまった」。鈴木浩徳・企画課長(50)は嘆く。町の状況が外部に伝わらないから、ラジオのニュースも「女川の情報はない」と言うばかりだ。

 「何よりまず、通信環境の整備と道路の確保。それだけは一番に助けて欲しい」

 外部の救援が届かない中、町は生存者の安否確認を進めている。しかし、約1万人の町民のうち12日正午までに生存確認できたのは3千人足らずだった。

 安住宣孝町長(65)が駆け寄ってきた。「食料もない。水もない。トイレや赤ん坊のオムツもない。しかもこの寒さ。みんなまだ興奮状態にあるが、気持ちが落ち着いてきたらいろんな物資の不足がストレスになって襲ってくる。とにかく助けがほしい。早く助けに来てくれ。そう伝えてください」。必死のまなざしでそう言った。(松川敦志)

285とはずがたり:2011/03/14(月) 11:45:07

福島沿岸に3メートルの津波
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103140149.html
2011年3月14日11時19分

 宮城県警によると、14日午前10時50分現在、福島県沿岸に3メートルの津波が押し寄せている。

286とはずがたり:2011/03/14(月) 12:04:20

東北沿岸で津波観測せず 気象庁、発生情報受け会見
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140175.html
2011年3月14日11時49分

 東北沿岸で津波が発生したという情報があったことを受け、気象庁は14日午前11時半前、緊急に会見を開き、横山博文・地震津波監視課長は「津波につながるような地震は発生していないし、津波観測点でも潮位変化はない」と話した。

 同庁の青森県から福島県にかけての太平洋沿岸の津波観測施設の大半は、データが送れない状況が続いているが、青森県むつ市と、茨城県大洗町の観測点では潮位変化がなかった。また、同庁が海上保安庁に確認したこところ、海保側の目視の観測でも、津波は確認されていないという。

287とはずがたり:2011/03/14(月) 17:24:15

東日本大震災:津波、10メートルの防潮堤越え 海岸の1キロ先まで−−宮古 /岩手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110314-00000028-mailo-l03
毎日新聞 3月14日(月)10時38分配信

 ◇「昭和のより大きい」
 東日本大震災の県内死者数は13日午後4時現在、267人にのぼった。陸前高田市などまだ把握できない市町村もある中、多くの人の命をのみ込んだ津波の姿が、人々の証言で少しずつ明らかになってきた。
 宮古市田老では、津波が二つある高さ約10メートルの防潮堤を乗り越え、家々を押し流した。明治、昭和の大津波で壊滅的な被害を受けてきたが、住民らは「昭和8年の大津波より大きい」と口をそろえた。津波は海岸から約1キロ離れた三陸鉄道の築堤まで押し寄せ、海岸との間にあった家屋の大半が倒壊した。
 同市田老、漁業、大棒賢作さん(63)が防潮堤の上に腰掛け、自宅跡を見つめていた。「何十年も積み重ねてきたものが全部パーだ」とつぶやいた。
 地震直後、高台にある常運寺に妻とかけのぼった。海の遠くから「ドン」という音が響くと、高さ15メートルほどまで海面の水位が上がり、津波は防潮堤の内側に流れ込んだ。住宅や町工場の屋根が傾くと、数秒後には見えなくなっていった。津波は、ほどなく二つ目の防潮堤も乗り越えた。ギシギシと流れる家屋がぶつかり合う音が響き、港に500隻ほどあった漁船も姿を消した。「アー」と、避難した人々の口からうめき声が漏れた。
 潮が引き、自宅の様子を見に行った大棒さんは「影も形もなかった。家財らしき物すらない」と目を伏せた。避難所となった寺で夜、毛布をかぶっても寝付けない。余震が立て続けに訪れ、今後の生活を考えると起きてしまう。町職員や行政相談員などを務めた記録を収めたパソコンも失った。「想像できますか。先のことをどう考えれば良いのか」と、ため息をついた。
 同市災害対策本部によると、13日午前11時現在、田老地区だけで9カ所に計1425人が避難している。【山口圭一】

 ◇「ゴーッと。恐ろしい」 大槌旅行中、秋田の老人ク 2階まで水浸し
 大槌町を訪れていた秋田県の老人クラブのメンバーと添乗員43人が13日、宿泊していた海沿いの浪板観光ホテルのバスで戻った。間一髪で難を逃れた状況を生々しく語った。
 10日から2泊3日の予定で宿泊。地震発生時はホテル地下1階のホールで観劇中。添乗員や従業員の指示で高台へと避難した。津波は海岸から約15メートルの高さがあるホテルの2階まで到達し、備品などを押し流したという。
 秋田県五城目町の猿田ミキさん(76)は「高さ6、7メートルもの津波がゴーッとくるのが見えた。ホテルのバスも流されていった。言葉で表しようがない。恐ろしかった」。同町の高橋作雄さん(75)は「全員が1カ所にそろっていたから非常口から無事に逃げられた。それぞれが部屋にいたら間に合わなかったかもしれない」と話す。
 着の身着のままで、荷物をすべて失ったほか、ホテルの半てんにスリッパ姿の人も。地元の住民が会館を避難場所に提供してくれ、おにぎりや服、布団、毛布、石油ストーブの差し入れもあった。
 メンバーは「家が流されたり家族の安否がわからない人もいたのに、私たちを最後まで見届けてくれた」「人の心の温かさを感じた。自分も今後、人のために動きたい」と感謝の言葉を口にした。
 ホテルのバスは秋田県が用意した水や食料、生理用品などの支援物資を積んで大槌町に戻り、避難所などで配布する予定。ホテルの小笠原弘孝営業支配人(47)は「町では何もかも不足しており、状況がわからない中で少ない米をおかゆにしてしのいでいる。亡くなった町民の方が生きている町民より多いと思う」と悲痛な表情で語った。【野原寛史】

288とはずがたり:2011/03/14(月) 17:24:37
>>287-288
 ◇釜石、4波も襲来 第1波で甚大被害
 津波が釜石市を襲った模様が少しずつ分かってきた。助かった住民や市などによると、津波は4波にわたって襲来したといい、最も被害が出たのは地震直後の第1波。津波は釜石港の方向から市街地に一気に押し寄せ、県道釜石港線を通り道にするかのようにして速い速度で商店街や住宅をのみ込んだ。
 住民は近くの高台や自宅の2階に避難したが、逃げ遅れた人は波にさらわれた。車で避難しようとして渋滞に巻き込まれ、犠牲になった人もいたという。水はアーケードの2階部分にまで達し、古い木造住宅のほとんどが流され、倒壊した。
 市街地で亡くなった人の遺体の多くは、やや高くなっている大渡町周辺で見つかった。壊れた家の残骸に引っかかったままの遺体もあったという。大渡橋たもとには、13日正午までにシートに包まれた53遺体がいったん運ばれ、旧釜石2中体育館に移された。がれきの中で、無事を確かめ抱き合う人の姿が見られた。釜石港に面した嬉石、松原地区でも多くの住宅が流されるなどの被害が出た。
 市災害対策本部に入った上空からの情報によると、両石、根浜、片岸、箱崎、桑の浜地区が全滅かほぼ全滅、唐丹町などほかの海岸部でも壊滅的な状況という。市役所には判明した犠牲者や消息がつかめない児童らの名前が張り出され、涙ぐむ市民もいた。
 市は市庁舎の周辺ががれきに囲まれて出動に支障があるため、災害対策本部を同市鈴子町の教育センターに移す。市教委は14日から当面、市内の学校を休校とする。岩手銀行中妻支店の窓口には、午前8時過ぎから預金を引き出す人の列ができた。【鬼山親芳】

3月14日朝刊

289とはずがたり:2011/03/15(火) 10:05:03

津波被害、4キロ以上内陸まで 仙台近郊をNASA撮影
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011031401000292.html
2011年3月14日 11時38分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/2011031401000360.jpg
 地震発生前の2月に地球観測衛星テラが捉えた仙台市周辺の沿岸(上)と、地震後の13日に地球観測衛星アクアが捉えた同じ地域(NASA提供・共同)


 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は13日、東日本大震災の津波で数十キロにわたり浸水した仙台市周辺を捉えた地球観測衛星「アクア」の画像を公開した。

 地震発生2日後の13日に撮影。別の衛星が2月に撮影した同じ地域の画像と比べると、仙台市南部周辺の40〜50キロの範囲で津波が海岸線から4キロ以上内陸まで達し、海水に漬かった様子がうかがえる。

 今回の地震では、岩手県から福島県にかけての沿岸で地盤が最大約75センチ沈降したことが確認されており、水が引きにくい原因の一つとみられている。

290チバQ:2011/03/15(火) 22:45:02
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110315/dst11031505490009-n1.htm
大津波15メートル、屋上の明暗 九死に一生 宮城・南三陸町長が語る
2011.3.15 05:41 (1/2ページ)

骨組みだけになった防災対策庁舎=14日午後、宮城県本吉郡南三陸町(中鉢久美子撮影)
 屋上に上がったのは避難ではなく、津波の様子を見るためだった。宮城県南三陸町。3階建ての防災対策庁舎を濁流が襲ったとき、町幹部と職員約30人が屋上にいた。第1波で約20人がさらわれた。残った10人はさらに押し寄せた7回の波に耐え、生き残った。

 いまだに1万人の町民の行方が分からない。街路樹には地上から約15メートルの部分に漂流物がからみつき、3階建ての町営住宅の屋根には乗用車が乗っている。

 11日午後。最初の揺れは佐藤仁町長が9日に起きた地震の話を挙げて町議会の閉会あいさつをしているときに起きた。横揺れに立っていられず、議場にいた約40人は机の下に身をかわした。

 海辺の「南三陸ホテル観洋」のパート従業員、菅原つるよさん(65)は揺れがやんだ10分ほど後に海面が黒いことに気づいた。「養殖のワカメかと思ったら違った。水が引き、海底の黒い岩肌が見えていた」

 引いた水が戻ってきたときの恐怖の光景を、生き延びた住民は「波が入り江で高さ20〜30メートルの高さになった」「黄色い煙が上がり、壁のような黒い波が迫ってきた」と語る。海抜15メートルの場所にあった実家がのまれたカメラマン、三浦健太郎さん(33)のデジカメには午後3時26分撮影の記録が残る。

 佐藤町長は約30人の職員と庁舎屋上に上がり、300メートルほど離れた高さ7メートル以上の水門を波が越えるのを見た。「尋常じゃない」と思えた波は屋上を洗い、全員に襲いかかった。

 「10人が丈夫な手すりに引っ掛かった。残る人はネットフェンスの方に流され、しがみついたフェンスと一緒に、波が引いたら消えていた」と佐藤町長。10人は高さ5メートルの2本のアンテナによじ登った。「無理やりぶら下がった。おれたちだけでも助かるぞ、と職員を鼓舞した」。ずぶぬれの10人の下を波が何度も何度も過ぎていく。近くに住む町職員の自宅2階から、この職員の妻が流されていくのを「10人とも、この目で見てしまった」。

 波がおさまり、3階に戻った10人はネクタイを燃やして暖を取った。「夢だよな…」と誰かがもらした。佐藤町長は、夜が明けるのが半分うれしく、半分怖かった、と振り返る。「助けが来るかも、との期待と、現実を直視しなければいけないという恐怖だった」

 1960年に起きたチリ地震大津波で家を流された佐藤いち子さん(78)は、高台に建て直した家をまた失った。水はチリ地震の時よりも2キロも奥地に入り込んだ。だれも、ここまで来るとは夢にも思わなかったところまで。

291とはずがたり:2011/03/15(火) 23:12:24

<地震>静岡・富士宮で震度6強=午後10時31分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000163-mai-soci
毎日新聞 3月15日(火)22時37分配信

 15日午後10時31分ごろ、静岡県で強い地震があり、同県富士宮市で震度6強を観測した。気象庁によると、震源地は静岡県東部で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.0と推定される。津波の心配はないという。この地震で、東海道新幹線は品川−浜松間で運転を見合わせている。

 主な各地の震度は次の通り。

 ▽震度5強=山梨県忍野村、山中湖村、富士河口湖町▽震度5弱=神奈川県小田原市、山梨県南アルプス市、富士吉田市、静岡県富士市、御殿場市

 ▽震度4=東京都町田市、国分寺市、千葉県館山市、南房総市、長野県諏訪市

292チバQ:2011/03/15(火) 23:22:55
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150357.html
町長「不明」の大槌町、職員奔走 避難所運営や安否確認2011年3月15日21時49分
被災した2階建ての大槌町役場(左)=13日、岩手県大槌町、疋田多揚撮影
 津波で庁舎が破壊され、町長らが行方不明になっている岩手県大槌(おおつち)町。インフラも指揮命令系統も機能不全寸前の中、15日午後、町議会が開かれて対策を協議した。生き残った職員たちは、避難所の運営、安否確認……と山積する仕事に奔走している。

 「行方不明者は数千人としか分かりません」。高台にある中央公民館の談話室で開かれた町議会。15人の町議を前に、町長役を担う東梅政昭副町長(66)が疲れ切った様子で説明した。11年度の予算案を可決し、安否確認の進捗状況を確認した。

 加藤宏暉町長(69)と町議1人、課長7人ら幹部を含めた町職員三十数人は行方不明のままだ。住民基本台帳を管理するサーバーも流され、約1万5千人の住民のデータが消失。職員らは、各避難所で安全が確認された人たちの手書き情報を集めて名簿をつくり、町民らが閲覧できるようにしている。

 津波が庁舎を襲ったのは11日午後3時半過ぎ。東梅副町長は、階段を駆け上り、はしごをつたって2階建て庁舎の屋上に。屋上に町長の姿はなかった。

 「がれきとともに、2階の天井近くまで波が押し寄せてきた。壁も突き破られた」

 停電と断水が続く中、同町では42カ所の避難所に約6200人が身を寄せる。対策本部と避難所をつなぐ電話は9カ所しかなく、ガソリンも十分にない。そんな中でなお山火事が相次ぎ、消火が追いつかない状況だ。

 「大槌ふれあい運動公園」の避難所では、弓道場の土間に段ボールを敷いて約600人が寝泊まりしている。ストーブは6台、毛布もわずか。配置された4人の職員では手が足りず、配膳(はいぜん)やトイレの清掃、補給物資の整理などは、自然発生的にできた町民ボランティアが担っている。

 約800人が過ごす安渡小学校の避難所を担当する職員、佐々木健さん(54)は13日、緊急車両証を受け取るため、自分の判断で岩手県庁に向かった。ガソリンや灯油、粉ミルクなどを購入し、避難所に戻ると午後8時半を過ぎていた。だが、食糧も毛布も全く足りない。避難所が提供できた食事は、13日は朝と夜、避難者一人におにぎり一つずつだけだったという。

 ある職員は「一部では、食糧がないかと町内の建物を探し始めた住民もいる」と行く末に危機感を募らせる。(吉永岳央、河村能宏、矢島大輔、疋田多揚)

293チバQ:2011/03/16(水) 00:11:02
http://www.yomiuri.co.jp/feature/ejeq2011/20110315g.htm
周りは「海」孤立43時間…被災本紙記者気仙沼避難所ルポ


津波に追われ、避難所でうずくまって眠る被災者(11日午後10時9分)  子供の泣き声と老人のうめき声が響き、底冷えする部屋で、じっと身をかがめて誰かの助けを待つしかなかった――。記者は東日本巨大地震で宮城県気仙沼市の避難所を取材中、大津波に襲われ、地元の住民の方々450人とともに、避難所内に閉じこめられた。避難所は3階建て公民館だが、2階天井近くまで浸水し、公民館の周囲では、流出した油に引火した火事が頻発。生きた心地がしない中、2晩を過ごし、43時間後に救出された。東北総局気仙沼通信部・中根圭一(27)、写真も

地震発生


海上に浮く重油が燃え、一面が火で包まれた気仙沼湾(11日午後6時)  11日午後2時46分、東日本巨大地震が発生した時は気仙沼市の市街地にある気仙沼通信部にいた。地面から突き上げるような縦揺れの後、激しい横揺れで立っていられない。揺れが収まると、棚からすべてが落ちて足の踏み場もなくなった通信部から、カメラと取材道具を抱えて外に飛び出した。避難所となった市内の気仙沼中央公民館に車で駆け付けた。

 公民館に避難した住民が集まってきていた。2階屋上で住民から話を聞いていた3時30分頃だろうか。「津波が来た」。男性の大声が響いた。振り向くと、気仙沼湾に白波が立っており、民家や水産関連の工場を次々と押し流しながら、津波が迫ってきた。公民館は海岸から約400メートル。一心に写真を撮り続けていると、レンズ越しにみるみる津波が大きくなってきた。

 危険を感じ、住民とともに3階屋上まで避難した。避難所は四方が水とがれきに囲まれた。水は2階天井近くまで達し、外には出られない。通信部が入居するアパートも水浸しになったのは間違いない。乗ってきた車も流された。帰る先も、帰るための手段も失った。

 津波が迫る写真をパソコンから会社に送信し、携帯電話でも上司と話したが、その後、だんだんつながらなくなった。自分が「記者」である前に、「被災者」であることに気づいた。もう誰かが助けにくるのを待つしかなかった。

不安の夜

 津波の第1波が過ぎ去った11日午後6時頃、記者を含め、公民館の避難者約450人は、寒さをしのぐため、3階にある物置、調理室、廊下、会議室の4室に分かれて一晩を過ごすことになった。記者は広さ30畳ほどの物置部屋に入った。乾電池式の照明がぼんやり光る中、約100人が明かりを囲むように背中を丸め、ひざには毛布を掛け、身を寄せ合った。寒いから、だけではない。足を伸ばす余裕も、相手と身を離す隙間もないのだ。夕食は備蓄されていたクラッカーと救助ヘリから落とされたビスケットのみ。水はなめるほどしかない。四方を「海」で囲まれ、断続的に襲う津波でいつ建物が倒れるかわからない。

 避難所近くの保育所から避難した親子も多い。子供が「こんなの、もういやだ」と泣き叫んだ。屋上に出ると、周囲の「海面」のあちこちが燃えている。漏れ出した重油に引火したのだ。公民館に燃え移ってもおかしくない距離だったが、SF映画のシーンを見ているようで、目の前で起きていることが現実とは思えなかった。油臭さを充満させた「海面」の火災はなかなか収まらない。何かの拍子で「ボン」という爆音がする。

 この夜は、物置で背中を丸め、足を抱えて座ったまま眠り込んだ。寒さをしのぐのに、防災用にしまってあった硬くて薄い毛布を引っ張り出し、1枚を3、4人で使った。コンクリート製で底冷えする床に敷けるのは余った段ボールの切れ端くらい。大半の被災者には回らず、記者は前日に取材先でもらった資料を尻に敷いて寒さをしのいだ。床の冷たさに耐えきれず、立って眠る人もいた。公民館の職員らが非常食用のクラッカーを配った。1缶を5人ほどで分けると、1人で2枚が限度だった。

 用を足すにも便器ががれきで埋まり、階段で済ませた。余震が多く、1時間に1回ほどは揺れで眠りから覚めてしまう。鉄骨建てとはいえ、決して新しくない公民館は、断続的に襲う余震や津波で倒れないかと不安で仕方がなかった。

294チバQ:2011/03/16(水) 00:11:19
救いの手
 携帯電話がつながらなくなると、家族と連絡が取れず、安否を心配する人もいた。記者の不安感を救ってくれたのは、隣で休む女性(56)との会話だった。「どこの出身なの」「あら千葉が生まれなんだあ。また遠いところから来たねえ」「津波が来て連絡が取れないなんて。あんた長男さだったら、親はそりゃえらい心配していると思うよ」。もちろん初対面の人だったが、母親と同じくらいの年齢の女性と話していると、なぜかほっとした。

 「きっと明日になれば、救助ヘリが助けに来てくれるさ」と互いに励まし合った。

 翌12日、日の出とともに起きると、水が1階天井あたりまで引いていた。漂流物がよく見えた。横転した車、倉庫から出た冷凍カツオやサンマ。枝のようなものもあったが、流された人の手のように見えた。思わず目をふさぎ、漂流物をじっくり見つめることができなくなってしまった。

 東京消防庁の救助ヘリコプターが午前9時40分に来た。「これで帰れる」と期待したが、ヘリが着陸できる場所はなく、1人ずつロープでつり上げるしかなかった。午後からは航空自衛隊のヘリも加わったが、50人程度しか運べず、残った約400人は2夜目を過ごすことになった。

 この夜の夕食はビスケット一かけらだけ。ヘリはペットボトル数本の水を落としていったが、記者が受け取った水はなめる程度。それも、脱水症状になりかけていたお年寄りに譲った。

 被災者のストレスはピークに達していた。子供が夜に「のど渇いた」「もう帰りたい」と泣くと、「うるさい」とつぶやく男性もおり、ぴりぴりした雰囲気に。

 「もう限界」。誰もがそう感じた3日目の13日午前6時、外を見ると、水がほとんど引いていた。車はまだ走れる状況ではないが、助かったと思った。公民館前の広場に自衛隊と東京消防庁のヘリが着陸し、3機態勢で救助を始めた。病人や子供、お年寄りを優先し、記者が乗ったのは午前10時頃。気仙沼市内のヘリポートのような場所に降りた。

 ようやく「被災者」から「記者」に戻った。だが、孤立した被災者はまだまだいる。水や食料のないまま過ごす人、屋上で寒さをしのぐ人もいるだろう。諦めずに生還してほしい。復興までには長い道のりが続くだろう。避難所での43時間を胸に、多くの人が大切なものを失った悲しみと、そこから立ち上がっていく力強さを、しっかり伝えていきたい。

(2011年3月15日 読売新聞)

295とはずがたり:2011/03/16(水) 17:46:07

茨城の宇宙機構施設が損傷 「きぼう」一部管制できず
http://www.asahi.com/science/update/0316/TKY201103160235.html
2011年3月16日13時53分

 【ワシントン=勝田敏彦】東日本大震災で、茨城県つくば市にある宇宙航空研究開発機構の施設が損傷し、国際宇宙ステーション(ISS)にある日本の実験棟「きぼう」やISSにドッキング中の輸送船「こうのとり」の管制の一部ができなくなった。米航空宇宙局(NASA)と宇宙機構が15日、明らかにした。

 宇宙機構によると、つくば市の施設が機能停止した場合に備えて定められた手順に沿って、米テキサス州ヒューストンにあるNASAの施設に臨時管制室を設置して職員を配置。「きぼう」などへの指示(コマンド)送信を、NASAに依頼して管制を行っている。

 「こうのとり」の分離はつくばの管制室からできないため、28日に予定される分離までにつくばの施設の機能が復帰しないと分離が延期される可能性がある。

296とはずがたり:2011/03/16(水) 22:13:26

牡鹿半島、東へ5メートル動く 東日本大震災で京大解析
http://www.asahi.com/national/update/0316/OSK201103160004.html
2011年3月16日10時42分

 東日本大震災で、震源に近い宮城県東部の牡鹿半島では陸地が東側に水平に5.2メートル動く地殻変動があり、沈降も1.1メートルあったことが、京都大の宮崎真一准教授(地球物理学)の解析でわかった。近畿地方でも3〜6センチ東へ変動していた。解析には国土地理院の観測結果を使った。

 今回の地震は、太平洋プレートが沈み込む境界でひずみがたまり、耐えられなくなった陸のプレートが跳ね上がって起きた。地震後、ひずみが解消された陸のプレートは伸ばされたような形で東に動く。また、プレート境界で地殻が上昇するため、内陸側は逆に沈降する。この沈降によって津波の浸水域が拡大した。

 地震がマグニチュード9.0と巨大だったため地殻変動は広範囲に及び、近畿地方でも動いていた。(瀬川茂子)

297チバQ:2011/03/16(水) 22:34:55
http://mainichi.jp/select/today/news/20110317k0000m040050000c.html
東日本大震災:9200人、依然孤立 全容の把握進まず
2011年3月16日 19時24分 更新:3月16日 22時28分


行方不明者の捜索を行う消防隊員=岩手県陸前高田市広田町で2011年3月16日午後1時49分、兵藤公治撮影 東日本大震災の被災地では、多数の集落が外部との交通・通信手段を絶たれ、判明しているだけで約9200人が孤立している。自衛隊や消防などは懸命の捜索・救助活動を進めているが、被害の全容はまだ分かっていないのが実情。宮城県災害対策本部は16日、上空と陸路から確認する活動を始めたが、広範囲に点在する孤立集落を発見・救助する作業は困難を極めている。【樋岡徹也、福永方人】

 災害派遣では過去最大の約7万6000人態勢を組む自衛隊。救難ヘリ「UH60」や多用途ヘリ「UH1」などが、病院や学校の屋上などに避難して孤立した被災者らを次々と救助している。上空から孤立者がいそうな集落を見つけると、低空飛行に移り、津波の引いた後に残された家屋の屋上から助けを求める被災者がいないかを捜すやり方だ。

 ◇ヘリ捜索、難航
 ただ、高齢者など救助を求めるサインを送ることができない人を空から見つけるのは難しい。漁業集落の孤立危険性を調査する漁港漁場漁村技術研究所の大塚浩二調査役は「小さな集落の公民館などに避難しているお年寄りたちが発見されていない可能性がある」とみる。

 救助作業も簡単ではない。自衛隊は孤立した住民を発見次第、順次救出している。だが、防衛省によると、被災地に派遣されているヘリは約190機に上るが、緊急時に備えて待機する機も必要なことなどから、実際に救助活動に入っているのは「半分にも満たない」のが現状という。

 自衛隊幹部は「孤立地区が広範囲に点在している。ヘリの飛行時間は数時間。空中で被災者をつり上げるのに1人当たり10〜20分はかかるので、救助が思うように進まない」と話す。病院の患者や老人ホームの入所者などを優先して救助し、救助を待ってもらう人も出ているという。

 上空からの情報は陸上自衛隊の地上部隊にも伝えられ、地上からの救助のために走行可能な道路を探す作業に入る。輸送能力の高い大型車両が入れれば救助は進むが、倒壊した家屋のがれきや泥に救助活動を阻まれているのが実情だ。自衛隊はヘリを使い、孤立集落に食料や毛布などの物資輸送を実施している。防衛省は「救助が間に合わない方々に生き延びてもらうため、まず物資輸送を続けていく」と話している。

 防衛省は米軍への協力も要請している。米原子力空母「ロナルド・レーガン」が仙台市沖に停泊。艦載ヘリ2機と、自衛隊の補給艦「ときわ」のヘリ1機が、ときわに積んでいる非常用食料3万食を宮城県気仙沼市の五右衛門ケ原地区に運ぶなど、各地の被災地に運搬している。

 大塚調査役は「孤立した被災者は情報が途絶しているため、自分は見捨てられているのではないかと考えがちで、精神的な不安が大きい。物資を輸送する際、わずかな時間でも地上に降りて被災者の手を握るなどし、『大丈夫』『必ず助けます』などと励ましてほしい」と話している。

298チバQ:2011/03/16(水) 22:35:14
 ◇過疎対策、再点検を
 孤立集落を巡る問題は、04年の新潟県中越地震でクローズアップされた。内閣府が05年に実施した調査で、地震などの災害時に孤立する恐れのある集落が全国に約1万9000もあることが判明。内閣府が設置した有識者検討会は05年、国や自治体に対し、集落への通信手段や非常用電源の配備、水・食料の備蓄などの対策を取るよう提言をまとめた。

 だが、その後も対策はほとんど進んでいない。毎日新聞が09年に全都道府県を調査したところ、孤立の恐れがある集落のうち、地震時に有効とされる衛星携帯電話を確保していたのはわずか393集落。内閣府の05年調査時には277集落で、微増にとどまっていた。

 毎日新聞調査によると、避難施設は68%の集落にあったものの、耐震性の十分な施設は17%、非常電源がある施設は2%にすぎなかった。いずれも05年時とほとんど変わっていない。

 衛星携帯電話は1台当たり40万〜60万円の設置費と月5000〜2万円の維持費がかかる。牛山素行・静岡大防災総合センター准教授は「費用負担がネックになり、自治体は配備に二の足を踏んでいる。合併に伴って通信機材を減らした自治体すらある」と指摘する。

 孤立集落は昨年10月の鹿児島県・奄美大島の豪雨でも発生した。内閣府はこれを受け、衛星携帯電話が必要な自治体全てに設置費の半額を補助することを決め、11年度予算に約2億円を盛り込んだ。東日本大震災が起きたのは、国がようやく対策を本格化させようとした矢先だった。

 漁港漁場漁村技術研究所の大塚浩二調査役は「国が過疎地の情報インフラ整備を後回しにしてきたツケが新たな悲劇を生んだ。全国の集落を再点検し、早急に孤立対策を強化すべきだ」と訴える。

299チバQ:2011/03/16(水) 22:36:37
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103160331.html
救援物資、なんとしても届ける 政府、配送急ぐ2011年3月16日20時46分

記者会見で買い占め自粛を訴える枝野幸男官房長官=16日午前、首相官邸、飯塚悟撮影
 東日本大震災の被災地支援について、菅直人首相は16日、首相官邸での緊急災害対策本部で「食べ物、水、特に燃料に対して各地から不足の声が上がっている。不足の原因を取り除くため、一層の努力をお願いしたい」と全閣僚に指示した。救援物資が十分行き届いていない状況を受け、菅内閣は輸送手段の確保策を相次いで打ち出した。

 首相は同日、福島県の佐藤雄平知事から「生活物資の確保に重大な支障が生じている」との緊急要望を受け、「住民に物資が確実に届くことが大切で、しっかりと対応する」と答えた。

 政府は、輸送手段確保や被災地での燃料使用の観点から、枝野幸男官房長官が16日午前の記者会見で「被災地以外の皆さんはガソリン、軽油、重油の買い占めに走らないようお願いしたい」と国民に呼びかけた。

 緊急災害対策本部は被災地の県や市町村などから、緊急支援物資の要望を集約。現地に運ぶため、国土交通省を通して全日本トラック協会(全ト協)にトラックの手配をしている。全ト協の集計では、日本通運、ヤマト運輸、佐川急便などの大型10トントラックなど計400台以上で現地に配送。一般車両は東北道を通行できないが、緊急物資については警察庁が通行を認めている。

 それでも、現地の避難所には十分行き渡っていないのが実情だ。菅内閣は16日、被災地で活動するボランティアを支援する目的で、震災ボランティア連携室(室長・湯浅誠内閣府参与)を設置。不足する物資が行き渡るよう、現地で活動するボランティアに配送などの情報を提供する考えだ。連携室の同日の会合では、現地からの報告として「このままでは餓死者が出る。(輸送の)大動脈は自衛隊が担っているが、その先の毛細血管が全然機能していない」といった声が出た。

 また、北沢俊美防衛相は16日の防衛省災害対策本部で「すみずみまで食料が供給出来るように全力を」と指示。自衛隊が全国各地からの物資を被災地に届ける枠組みを作り、運用を始めた。

 市町村や企業、団体は、都道府県を窓口として、指定された50カ所の自衛隊施設に物資を運び込む。自衛隊輸送機で空輸し、車両やヘリで避難所などへ配る。これまでは集積する場所や方法が決まっていなかったため、自衛隊や米軍の輸送が滞っていた。首相が15日に北沢氏に指示し、輸送担当を自衛隊に一元化することが決まった。

 この枠組みでは、地方自治体や民間企業などが物資を提供する場合、都道府県に物資の種類や数量を連絡。自衛隊が指定する原則各県1カ所の駐屯地などに指定日時に運び込む。どの被災地に届けるかは提供した都道府県が指定できる。

 2004年の新潟県中越地震では、全国各地の駐屯地に個人がバラバラに支援物資を持ち込み混乱したため、今回は窓口を都道府県に一元化し、原則個人は受け付けないことにしている。

 防衛省では、被災地の燃料不足に対応するため、自衛隊の備蓄燃料を避難所などに提供することも決定。16日、宮城県の航空自衛隊松島基地に備蓄するガソリンや軽油を避難所に運び始めた。同基地からは同県東松島市や石巻市に対し、ガソリン各600リットル、軽油各2400リットルを出す方針。今後、同県の陸上自衛隊多賀城駐屯地からの提供も検討する。

 農林水産省は16日午前7時までに、食品メーカーなどから提供を受けた食料176万食と飲料水約84万本を被災地に向けて発送。追加の食料129万食、飲料水103万本を送る準備もしている。ただ、「一刻も早く食料と水を届けるよう全力で取り組んでいる」(鹿野道彦農水相)というものの、現地のガソリン不足などから陸送が難航。このため、水産庁が所有する船を使い、海路による輸送も始めている。

300とはずがたり:2011/03/16(水) 23:17:57

振動が海水伝わる「海震」か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/t10014725891000.html
3月16日 22時39分

今月11日に巨大地震が起きたとき、宮城県の沿岸で船に乗っていた人が、下から突き上げられるような衝撃を感じていたことが分かりました。気象庁は「地震の震動が海水を伝わる『海震』という現象だったと考えられる」と話しています。

遊覧船の売店で販売員をしている菊地百合子さん(45)は、今月11日に地震が起きたとき、宮城県松島町から塩釜港に向かう船に乗務していました。菊地さんによりますと、地震が起きたのは到着予定時刻の5分ほど前で、「船の底から突然、突き上げられるような衝撃を感じ、店にあった瓶などが跳ね上がった。その後も小刻みな衝撃が続いた」と話しています。菊地さんは、船の接岸後、乗客とともに近くの建物に避難し、しばらくして津波が押し寄せたということです。菊地さんは「船の上で突き上げるような衝撃を感じたのは初めてで、何事が起きたのかと、とても恐ろしかった」と話しています。これについて気象庁は「地震による震動が海水を伝わる『海震』という現象だったと考えられ、今回の地震の規模が大きかったために船に乗っていても感じられたのではないか。震源に近い場所だったため、突き上げられるように感じたのではないか」と話しています。

301とはずがたり:2011/03/16(水) 23:21:39

高い放射線量「近づけない」 原発の消火活動阻む
http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY201103160433.html
2011年3月16日22時10分

 何とかしたいのに、近づけない――。爆発や水蒸気の噴出、火事と相次ぐトラブルをなんとか収めようと、福島第一原発の中では16日も早朝から、空と陸から必死の作業が続けられた。だが、放射線の壁は厚かった。

 午前5時45分。4号機原子炉建屋4階から炎があがっているのが確認された。消防車4台、消防隊員17人が駆けつけた。

 発電所が消防隊に示した敷地内の被曝(ひばく)線量は、午前6時20分現在で1時間あたり最大400ミリシーベルト。極めて危険なレベルだった。

 指揮者1人が、発電所内の緊急時対策室で消火活動について打ち合わせをした。残る隊員16人が正門の外で待機する中、3号機から白煙が上がっているとの情報。結局消防隊は現場を確認することなく、午前11時半に引き揚げるしかなかった。

 「人が近づいていないので、正確な把握はできておりません」

 16日夕方、東京電力本店で開かれた会見。担当者は、強い放射線で作業が困難になっていることを訴えた。現場の状況すら把握できない。4号機原子炉建屋から上がった煙が消えているのを確認したのも、遠く離れた高台からだ。

 東電によると、同日午前には180人以上が福島第一原発に集まり、消火作業や給水作業に備えた。しかし、午前10時43分、毎時100ミリシーベルトの放射線量が測定された。作業員の年間線量の上限に当たる。避難指示を出すしかなかった。

 約1時間後、その測定値は誤報と判明したが、避難した後だった。

 この日、陸上自衛隊のヘリコプター3機も現場に向かった。UH1ヘリコプター1機とCH47輸送ヘリコプター2機。搭乗している隊員は全員、防護服を着用していた。かなり動きが制約される中での操縦だ。

 UH1ヘリが周辺の放射線量を測定。作業に問題がないと判断されれば、(1)CH47に最大積載量が7.5トンの水のうをぶら下げて海水をくみ上げ(2)原子炉上空でホバリングをしながら水のう中央部が開く形で水を投下する――という段取りだった。

 CH47に水のうをぶら下げて水を投下するのは、山火事などの消火活動の際に陸上自衛隊が使っている方式。作業自体は手慣れている。とはいえ、原子炉上空でホバリングしながら水を投下するのは「考えたことさえない話」(自衛隊幹部)という。

 結局、UH1による計測結果から指揮官が「作業の継続は危険」と判断し、この日の投下は見送られた。

302荷主研究者:2011/03/17(木) 23:48:15

http://news.livedoor.com/article/detail/5418983/
2011年03月16日15時05分 提供:産経新聞
静岡の震度6強は誘発か 富士山噴火の懸念も… 暴れる巨大エネルギー.

 静岡県東部で震度6強を観測した15日夜の地震は、11日の東日本大震災をもたらした巨大地震で誘発された可能性が大きい。震源付近では巨大地震の直後から箱根で群発地震が起きており、富士山の火山活動の活発化を懸念する声も出始めた。マグニチュード(M)9.0という巨大エネルギーの「余波」が日本列島を揺さぶっている。

 「この場所で過去に地震はあまり起きていない。想像外だ」。防災科学技術研究所・地震研究部の松村正三研究参事は15日夜、驚きの言葉を口にした。

 巨大地震の発生後、内陸で大きな地震が相次いでいる。12日の長野県北部の震度6強(M6.7)に続き、今度は伊豆地方でM6.4の地震が起きた。

 海溝型の巨大地震が発生すると、地殻にかかる力が変化し、内陸直下型の地震が起きることがある。津波で約2万2千人が死亡した明治29年の三陸沖地震(M8.2)では、約2カ月後に秋田県で陸羽地震(M7.2)が起きた。

 ただ、今回の伊豆地方の地震は、巨大地震の三陸沖から遠く離れている。プレート(岩板)構造も巨大地震が太平洋プレートの沈み込み帯だったのに対し、伊豆地方はフィリピン海プレートが陸側に衝突する場所と、まったく違う。

 松村氏は「巨大地震は太平洋プレートの北半分が滑ったが、南半分はまだ動いていない。房総半島あたりで踏ん張っている南半分の力のしわ寄せが及んで、西隣のフィリピン海プレートを押し込んだのではないか」と話す。

 京都大防災研究所・地震予知研究センターの遠田晋次准教授は、東日本大震災の巨大地震で地殻の断層にかかる力がどのように変化したかを計算した。その結果、東北地方の北上山地や房総半島東沖にかかる力が顕著に増加したほか、長野県の一部などでわずかに増加し、地震活動が活発化するとの結果が出た。

 東日本大震災の地震エネルギーがあまりにも巨大だったため、地震学者の多くは、日本列島は東日本を中心に地震の活動期に入ったとみる。ただ、今回の伊豆地方の地震と東海地震の関係については「震源域やメカニズムが違う」(気象庁)と否定的だ。

 巨大地震の影響は火山帯にも及んでいる。神奈川県温泉地学研究所によると、箱根火山の周辺では巨大地震の直後から群発地震が発生し、15日夕までに最大M4.8の地震を約850回観測した。火山活動に目立った変化はないものの、カルデラ内で揺れを感じることもあるという。

 名古屋大地震火山・防災研究センターの鷺谷威教授は「火山の地下はマグマや熱水で壊れやすいため、群発地震が誘発された」とした上で、「正直に言うと、気持ち悪いのは富士山との関係だ」と明かす。

 富士山の直下では約10年前、マグマ活動との関連が指摘されている低周波地震が頻発した。その後、静穏化したが、今回の伊豆地方の地震の震源の深さ約14キロは、この低周波地震の震源に近いという。

 鷺谷教授は「富士山は宝永の大噴火から約300年が経過し、いつ噴火してもおかしくない。今回の地震が引き金になる可能性もあり、推移を注意深く見ていきたい」と話している。

303チバQ:2011/03/19(土) 10:24:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00001120-yom-soci
死因、9割が溺死…地震より津波の被害鮮明に
読売新聞 3月19日(土)3時4分配信

 東日本巨大地震で千葉大の岩瀬博太郎教授(法医学)が岩手県陸前高田市の死者126人の死因を調べたところ、9割が津波による溺死だったことがわかった。

 死因の8割が建物倒壊による圧死・窒息死だった1995年の阪神大震災と対照的で、地震そのものよりも、その後の津波が被害を広げた実態が浮き彫りになった。

 同市内で13〜16日に遺体の検視にあたった岩瀬教授によると、犠牲者の9割は死亡した後に骨折したとみられることなどから、溺死と判断した。

 屋外で見つかった約90人のうち、4割程度が肋骨(ろっこつ)や首、手足を骨折していた。時速30〜40キロ以上の車にはねられたような強い衝撃を受けており、激しい津波で流された木材や家屋、車などにぶつかったとみられるという。

 また、高齢者を中心に約50人がシャツや上着、ジャンパーなど7〜8枚を重ね着。印鑑や保険証、写真アルバムを入れたリュック、非常食のチョコレートを持った人もいた。岩瀬教授は「逃げ遅れたのではなく、避難準備をしていたにもかかわらず、想定を超える津波に巻き込まれたのではないか」とみる。

304チバQ:2011/03/19(土) 18:54:29
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110318/dms1103181525011-n1.htm
“忘れ去られた”被災地から悲鳴「茨城は陸の孤島に…」2011.03.18
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海水浴で有名な茨城・大洗の港では、船着き場が崩壊し漁船が陸地に打ち上げられた【拡大】
 東日本大震災は、茨城県にも容赦なく牙をむいた。しかし、救援物資は多数の死傷者を出した東北地方が優先され、水戸がある県央や県北、鹿行地区ではガソリンが枯渇寸前。水道は止まり食料も大幅に不足する中、隣接する福島県の東電原発が放射能の追い打ちをかけている。“忘れ去られた”被災地から、深刻な悲鳴が聞こえてきた。

 茨城県は、震災で17人が死亡したほか、因果関係が不明の死者が5人、41人が重傷。80棟が全壊し、半壊と一部損壊は1万2000棟超、2000棟が床下浸水の被害を受けている。

 被災地域のガス、水道は寸断されたまま。JR常磐線、常磐道の基幹交通網も完全にストップ。現在、県内499の避難所に6万2734人が身を寄せ合っている。⇒【「東日本大震災2」特集】

 神栖市在住の70代主婦は悲鳴を上げる。

 「やっとついたテレビの報道は東北ばかり。もちろん、被害は比べものになりませんし、ご苦労も十分分かっていますが、茨城は陸の孤島と化し、見捨てられたような気分になります」

 放射能の不安も深刻だ。ひたちなか市の男性(65)は、空気中の放射線量が通常の100倍といわれる毎時5・5マイクロシーベルトを観測した15日、都内の娘の家まで、一般道で4時間かけて妻とともに避難した。

 「ひたちなかは、1999年のJCO臨界事故で、放射能の怖さをイヤというほど思い知らされた場所。食料も水も不足しています。ガソリンメーターとにらめっこしながら、何とか東京にたどり着きました」

 医療状況も大ピンチだ。県北最大級の医療機関、日立総合病院(日立市)の職員は「ガソリン不足でスタッフの出勤が難しく、急患の手術もできません。健康調査や精神的ケアにはとても人をさけない。一刻も早い食料、水、ガソリンの補給してほしいです」と窮状を訴える。

 茨城出身のタレント、磯山さやかは自身のブログで「ローカル局が(茨城には)ないのが(報道されない)理由かもしれません」と、茨城県の状況を心配。コメント欄を情報交換や安否確認に使うよう呼びかけている。

305チバQ:2011/03/19(土) 18:55:09
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110319/dms1103191501002-n1.htm
傾く電柱、道路陥没…「小江戸」千葉・佐原被災ルポ2011.03.19


江戸時代から受け継がれる土蔵造りの旧・正文堂書店が激しく損壊した【拡大】
 東日本大震災では、関東地方の各所も大きな被害を受けた。江戸時代からの街並みが残る記者の郷里、千葉県北東部に位置する香取市佐原もそのひとつ。11日の地震では震度5強を観測し、現在も茨城県沖などを震源とする震度4レベルの余震が続く。歴史的建造物の損壊が目立つ、小江戸の街を歩いた。(久保木善浩)

 「断水している。食べ物もなくなりそうだ」

 日ごろ我慢強い父が発したSOSに、ただごとではないと思い、都内からレンタカーで郷里へ向かった。高速を使えば1時間ちょっとの道のりだが、大渋滞の一般道ではなかなか進まない。国道を回り道すると、道路には亀裂が。徐行しながら4時間半かけて両親と祖母のもとへ到着した。

 「古い建物の被害がひどい」。そんな話を聞き、街中に出て驚いた。傾く電柱、地面の段差、道路の陥没…。普段なら大きなニュースとなっただろう。

 佐原は江戸後期、米の集積地として江戸との舟運で栄え、明治以降も蔵作りの街並みが残った。埼玉県川越市、栃木県栃木市と並ぶ「小江戸」として知られる。多くの地震、大火を逃れた街並みだが、観測史上最大の揺れには耐えられなかったのか。

 江戸時代からの街を象徴する旧「正文堂書店」は、ほとんどの屋根瓦が落ち、「正文堂」の看板も壊れた。隣接する旧家のそば店「小堀屋本店」、「福新呉服店」も屋根などに被害を受けた。

 かつて商家が川沿いに立ち並んだ小野川の岸も、一部で大きく崩れていた。ワカサギをいかだ状に並べた名物のつくだ煮を販売する「正上いかだ焼本舗」もシートですっぽり覆われていた。

 自宅の一部が壊れた知人は「東北の人たちの苦労を思えば、この程度の我慢は当たり前」と気丈に語っていたが、こうした光景は、いまだ関東の各地に広がっている。大地震の爪痕は深い。

306チバQ:2011/03/19(土) 22:19:02
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t73037.htm
犠牲者大幅増は必至 不明、届け出と実態乖離

 東日本大震災による人的被害はあまりにも甚大で広範囲におよび、発生から1週間が過ぎた18日時点でも把握できていない。各県警は死亡を確認した方々を死者として発表、各県は市町村から報告があった死者数を市町村別に明らかにしている。このため警察発表とは合致しない。

 同日現在、死者数は宮城県では4000人台、岩手県では2000人台、福島県では600人台となった。しかし村井嘉浩宮城県知事が「県内の死者は万人規模」と指摘するなど、今後大幅に増えることは必至だ。

 行方不明者は、県警などに届け出があった人数が公表されている。津波により壊滅的な被害を受けた一部市町村は、届け出数と実態が乖離(かいり)していることもあり、石巻市が「多数」、気仙沼市や宮城県南三陸町などが「調査中」と報告している。

 通信、交通環境が回復していないことも、安否が確認できない大きな要因となっている。南三陸町で連絡が取れていない安否不明の住民は18日現在、依然として町民の約半数に上る8000人に上る。

 佐藤仁町長は「登米方面などに避難している住民は結構いると思う」と、望みをつないでいる。

307チバQ:2011/03/20(日) 20:45:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110320/ibr11032002170002-n1.htm
東日本大震災 県北地域「見捨てられた」 茨城
2011.3.20 02:17

津波によって流され、土台だけになってしまった岡倉天心ゆかりの「六角堂」=北茨城市大津町
 ■津波、放射能の不安…足りぬ支援

 東日本大震災で津波による犠牲者を出し、家屋が流されるなど大きな被害を受けた県北地域。福島第1原発事故による放射性物質の漏洩(ろうえい)が住民の不安をさらに高めている。一方、深刻な被害を受けた東北地方に比べ、全国的には被災地として認識されておらず支援も十分ではない。住民からは「見捨てられた」と声が漏れた。(前田明彦)

 ◆六角堂が消失

 北茨城市大津町の大津漁港。茨城の冬の味覚、アンコウが揚がることでも知られている。だが、地震発生後の津波に襲われ、漁船や沿岸の家屋も押し流された。その後、住民が戻ると、津波が運んだ茶色の泥とがれきが道路を埋め尽くしていた。

 近くには日本美術界の大家、岡倉天心が自ら設計した「六角堂」があったはずだが、津波で流され、今は土台だけが残る。太平洋の海の青色とのコントラストが映える風景が一変していた。

 同市のシンボルだった「二ツ島」も木々が流されて岩の表面がむき出しとなり、かつての面影はない。風光明媚(めいび)な場所として知られた北茨城市は壊滅的な打撃を受けた。

 ◆動くに動けぬ

 市内全域で停電していたが電気もようやく回復し、浄水場が復旧して通水も始まった。だが、水道管の破損による漏水などで思うように復旧が進まない。JR常磐線は運休したまま再開のめどは立たず、常磐道も閉鎖。避難所には物資が供給されているが、自分で取りに行けない高齢者やガソリンがないため乗用車を動かせない世帯も多く、生活に必要な物資が十分に行きわたっていないのが現状だ。

 同市関係者や市議らは「北茨城市など県内市町村が、国に被災地域として十分に認識されておらず、一部物資は市内から福島県への支援に回された」と口をそろえる。同市内で飲料水や子供用オムツを配っていたボランティアの女性は「国に見捨てられたという思いがある。メディアでも取り上げられず、ここも被災地ということが分かってもらえない」と嘆く。

 津波で家財道具が流されたという大津港近くに住む50代の女性も「母と娘の3人暮らしだが、食料も水も十分にない。避難所にはあるみたいだが、ガソリンがなく取りに行けない。家の片付けも進まないし、どうしたらいいのか」と、目を潤ませて訴えた。

 ◆原発不安も

 また、福島第1原発事故も市民の不安を高めている。同市では16日午前11時40分に1時間当たりの放射線量が県内で最も高い15・8マイクロシーベルトを観測。健康に影響はない値とされるが、報道では「通常の300倍」と強調され、住民の不安はピークに達した。親族が原子力施設で働くという女性(46)は「健康に影響はないと分かっているが、いろんな情報を聞くと不安に思う。何かあっても年寄りの父母が家にいて、すぐに逃げることもできない」と嘆く。「健康に影響がないなら市長が『大丈夫です』と広報するだけでみんな安心するのに…」。情報の混乱も地域に深刻な影響を与えている。

308チバQ:2011/03/21(月) 19:36:05
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032101000568.html
大震災、死亡・不明2万1千人に 「明治三陸」と同規模


 避難所で折り紙をもらう男の子。本やおもちゃなどが全国から届いているという=21日午前、宮城県南三陸町
 東日本大震災の死者・行方不明者は21日、午後3時現在の警察庁まとめで2万1911人となり、明治以降、国内最悪の津波被害とされている1896年の明治三陸地震(死者数2万1959人)とほぼ同数となった。

 死者は12都道県の8649人、家族が警察に届け出た行方不明者は6県の1万3262人。身元確認を終えた遺体は約4080体で、うち約2990体を遺族に引き渡した。

 一方、東北と関東、甲信越、静岡の1都15県に設けられた約2070カ所の避難所には、原発事故の影響などによる避難も含め、約34万人が身を寄せている。岩手県は同日、沿岸部の集落などの孤立状態がすべて解消したと発表した。

 厚生労働省は、被災地で高齢者を介護する人員が不足しているとして、約5900人の派遣準備を整えた。老人ホームの入所者も、約2万8千人まで他県などの施設で受け入れ可能という。

 地震の発生から11日目となったが、救援物資をめぐる混乱が続いている。約140カ所に1万4千人が避難する仙台市。二十数人が避難する中学校で歯ブラシが600本余った。小学校には冷凍食品が届いたが、停電で電子レンジが使えず、すぐには食べられない状態になっている。

2011/03/21 17:31 【共同通信】

309チバQ:2011/03/21(月) 20:53:45
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103200271.html
避難所満杯で…寒さに耐え30人車中泊 岩手・大槌町(1/2ページ)2011年3月21日13時8分
 避難所となった岩手県大槌町の安渡小学校の校庭で、建物からあふれた約30人の避難者が車中泊の生活を続けている。狭い車内で高齢者や幼い子どものいる家族が身を寄せ合う。ガソリンを切らすわけにはいかず、厳しい寒さにもエンジンをかけっぱなしにできない状態が続いている。

 同小は災害時に約120人の受け入れを想定していたが、今回の地震直後には千人を超す人が押し寄せた。20日時点でも約400人が教室や体育館に身を寄せている。

 自宅が流された会社員村上和浩さん(38)夫妻は4人家族で、6歳と2歳の2人の娘がいる。11日の夜、避難所に着くと、すでに満杯の状態。校舎横のプレハブ小屋に泊まったが、横になることも出来ないほど混み合い、座って一夜を明かした。

 「子供が小さいので泣き声で迷惑をかけてしまうと思って」。2日目からワゴン車の中で車中泊を続ける。車内にロープを張ってタオルを干し、運転席と助手席は物置のように使っている。

 「4人で毛布をかぶって寝ていますが、それでも寒い。時々エンジンをかけて暖を取っていますが、燃料が少ないから何日続くかわからないですね」

 同小の菊池和子校長は「避難できる場所は満杯。校舎の3階は空いていますが、耐震構造に問題があって入れない状態です」と話す。

 高齢者がトイレなどで迷惑をかけるとして避難所に入ることをためらうケースも。小川久美子さん(42)は、86歳になる祖母と11日夜から車中泊を続ける。軽自動車で車内は狭い。祖母がなんとか足を伸ばせる程度だ。「(祖母が)夜トイレに立つ時に迷惑をかけることを気にしているので……。電気が通れば頼れる知り合いの家があり、それまでの辛抱です」

 避難所担当の職員の中にも、「カーラジオで情報収集するため」と車中泊を続ける人もいた。町職員によると、同校周辺では、道路脇に路上駐車した車内で避難生活をしている人も複数いるという。

 現時点では車中泊で体調を崩した人の情報はないというが、2004年の新潟県中越地震では、エコノミークラス症候群が原因の肺塞栓(そくせん)によって車中で死亡した人もいる。(杉村和将)

310チバQ:2011/03/21(月) 21:34:08
http://www.asahi.com/national/update/0321/TKY201103210268.html
緊急地震速報、的中3割に低下「誤報と思わず身構えて」2011年3月21日21時25分

. 震度5弱以上の地震が来る前に発表する気象庁の緊急地震速報が、東日本大震災後に多発する余震で、精度が落ちている。信頼が損なわれているが、それでも3回に1回ほどは的中しており、専門家らは「大きな余震が続く可能性が高い。誤報と思わず身構えてほしい」と呼びかけている。

 緊急地震速報は、震源近くの地震計で最初の揺れをとらえ、瞬時に地震の規模や震度を計算、最大震度5弱以上と予測すると速報する。2007年から運用を始め、震災前までは17回のうち10回で確率は58%だった。

 ところが、11日の東日本震災後から20日までに速報は36回出たが、実際に震度5弱以上の揺れがあったのは11回で、的中の確率は約30%となっている。システムが同時に複数の地震を想定していないことが原因で、地震の規模や発生場所を誤って計算して速報が出ることがあるという。すぐに改良する予定は無く、地震後の余震がおさまるまで誤報は続く見込みだ。

 速報作りに携わった名古屋大の福和伸夫教授(地震工学)は「テレビでBGMのように連日流れて、オオカミ少年のようになってしまっている」と指摘。当初から巨大地震では限界があることが分かっていたといい、「火の注意、背の高い家具から離れるなど数秒で揺れに備えることができる。システムの限界を理解して、うまく利用してほしい」と話す。

 気象庁は「自分の住んでいる地域が速報の対象外でも、地震が来ることもあり得る。誤報と思わず身を守ってほしい」と呼びかけている。(川原千夏子)
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311チバQ:2011/03/21(月) 21:44:50
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110321/dst11032120590079-n1.htm
避難所生活 ストレスから些細なことでトラブルも
2011.3.21 20:57 (1/2ページ)
 東日本大震災から10日間が経過し、各地の避難所では、避難者の疲労の色が濃くなっている。寒さや空腹などから、避難者のストレスはたまる一方だ。仕方ない事情があるとはいえ、些細(ささい)なことで避難者同士がトラブルになるケースも出ている。当初不足が深刻だった物資などは届き始めたものの、避難者の生活を支える自治体職員は「避難所での支援はまだまだ、一息つけない状態が続いている」と話している。

 60代から80代までの高齢者を中心に約400人が集まる宮城県塩釜市の避難所。中をのぞくと、避難者が石油ストーブを囲んでにこやかに話をしているほか、地震直後から炊き出しも始まり、避難所はうまく機能しているようにみえる。

 だが、避難所で支援を続ける市役所の男性職員は、「些細なことでいざこざになるケースが増えている」とため息をもらす。「配給される食事の量が人よりも少ない」「私は炊き出しなど避難所の仕事をいろいろ手伝っているのに、座っているばかりで何もしない人がいる」などの苦情が寄せられているという。

 トラブル発生の原因は避難所の寒さと空腹、そして終わりの見えない避難生活のストレスとみられている。職員は「普段だったら、こんなことではトラブルにならないのですが…。それだけ避難所での生活が堪えているんでしょうね」と理解をみせる。

 宮城県名取市の避難所でも事情は同じだ。食事の配給量や仕事の分担などをめぐって、避難者同士、または避難者と、ボランティアなど支援する側との間にトラブルが散見されるようになったという。

 市役所の男性職員は被災者を気遣いながらも、「最初は被害の大きさに呆然(ぼうぜん)としていた人たちも、今は落ち着きを取り戻し、そのようなことが気になるようになってきたのかもしれない。良いことなのか悪いことなのか…。正直、分かりません」と話している。

 多くの避難所では、昼夜を問わず複数の行政職員を配置するなど、できる限りの手厚い支援態勢をとることにしている。さらに、心のケアなどの支援も充実させるともいう。

 塩釜、名取両市の担当者らは、「職員たちもそれぞれ被災して大変だが、市民が安心して避難生活を送れるよう最善を尽くしたい」と口をそろえている。

312チバQ:2011/03/21(月) 21:53:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000034-maip-soci
福島第1原発 周辺の津波 14メートル以上の可能性
毎日新聞 3月21日(月)20時25分配信

 東京電力福島第1原発周辺で、14メートル以上の津波が押し寄せた可能性があることを21日、経済産業省原子力安全・保安院が明らかにした。設計時に想定した津波の高さの3倍近い。東電と保安院は、津波が原発の安全の根幹にかかわる原子炉の冷却機能を喪失させ、今回の事故につながったとみており、他の原発でも再検証が求められるのは必至だ。


 保安院は同日午後の会見で、「津波の高さは一番高い所で(水が)触れたものを見れば分かる。未確認だが、14メートルの高さの駐車場を超えていると聞いた」と説明した。東電が同原発で設計時に想定した津波の高さは約5メートル。津波は浅い海岸付近に来ると波の高さが急激に高くなる特徴があるほか、連続して押し寄せるため、沿岸に到達した津波の高さ以上まで駆け上がる。

 今回、同原発では、3号機を襲った東西方向の揺れの強さが507ガル(ガルは加速度の単位)と、保安院が耐震安全の基準値として認めた数値の1・15倍だったのを除き、揺れはおおむね基準値を下回った。しかし、敷地内にある原発に送電するための鉄塔が倒壊。さらに津波の影響で、原子炉を冷やすための緊急炉心冷却装置(ECCS)を駆動する非常用電源が6号機を除いて使えなくなり、外部からの受電設備も水没して事態を悪化させたとみられる。

 東電は今回の事故を、設計時の想定を超えて炉心の損傷につながるような「過酷事故(シビアアクシデント)」と認めている。保安院によると、東電は複数の対策シナリオを国の指示で02年に作成したが、津波による被害は考慮されていなかった。国の「原子力白書」でもシビアアクシデント発生の可能性について「工学的には考えられないほど低い」などとしていた。【八田浩輔、山田大輔】

313チバQ:2011/03/22(火) 21:29:53
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001103220008
ただ借金だけ残った−おいらせ町ルポ
2011年03月22日


「ここではもう農場はできない」と話す養豚農家の岩崎徹男さん=おいらせ町二川目


ひしゃげたビニールハウスを片付ける橋本一雄さん=おいらせ町東下川原

 太平洋に面したおいらせ町にも11日、南北約7キロの海岸線に津波が到達した。高さ7メートルの防潮堤も乗り越えた津波は、収穫期を控えたイチゴや脱サラ後の夢をかけて育てた豚を次々とのみ込んだ。全壊21棟、半壊6棟など被災した住宅も109棟(18日現在)に上る。住宅以外の建物についてはまだ調査中という。深刻な被害を受けた同町を歩いた。(熊田志保)


 八戸市との境、奥入瀬川の河口に位置する同町東下川原地区。海岸近くの畑は海水をかぶり、建物のがれきが散乱していた。


 20日の昼間、イチゴ農家の橋本一雄さん(58)がひしゃげたビニールハウスの解体をしていた。ハウス四つが全壊し、植えていたイチゴの苗は海水をかぶった。来年用の苗も失った。「あきらめるしかなかべ」


 橋本さんは11日の地震直後、高台に避難して海の方を見た。「もりもりっと白波が一気に向かってきた」。第2波、第3波は海岸線にある7メートルの防潮堤を乗り越え、一帯をのみ込んだ。


 地震から10日がたっても畑を踏むと、海水がしみ出る。海水をかぶった畑は元通りになるまで最低3年はかかるという。今も農協からの借金が百万円単位である。そこに被害が追い打ちをかける。「ただ借金だけが残った」


 町北部の二川目地区の海岸から約700メートル内陸の養豚場では、経営者の岩崎徹男さん(64)が20日、津波で壊れた豚舎を片付けていた。2150頭のうち1500頭を溺死(でき・し)などで失った。


 地震後、4日かけて死骸を1匹ずつ、大人4人がかりで小屋から引き出して処分場に運んだ。生き残った豚の飼育もあきらめ、別の農家に引き取ってもらえなかった100頭は殺処分。「大事も大事な豚。かわいそうだった。でもえさも水もなく飼えない」


 同地区は住宅も10棟流された。海岸沿いに設けた防潮堤は岩崎さんの農場から500メートルほど南で途切れ、その切れ目から津波が押し寄せた。砂浜も数十メートルにわたって大きくえぐられている。


 「なんで堤防をあそこで止めたのか。1933(昭和8)年の津波でもこの辺は被害が出たと聞いているのに。でも、後の祭りですよ」


 脱サラして始めた農業。息子2人が戻ってきて収益も上っていた矢先だった。5棟に広げた豚舎は4棟を失った。「再建といっても個人でできる範囲を超えている。35年かけて積み上げたものを35秒で失った」


 同地区の住民会館に設けられた避難所には、竹内のぶさん(75)が息子の敏彦さん(48)と身を寄せていた。木造平屋の家が全壊したというのぶさんは、これからの生活について問われると、こう答えた。「何もなす。思いつかねえなす」

314荷主研究者:2011/03/22(火) 22:13:10

http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031901000669.html
2011/03/19 19:00 共同通信
海岸堤防190キロに被害 津波で冠水、復旧進まず

 東日本大震災の津波により岩手、宮城、福島3県の海岸にある堤防の延長約300キロのうち、約190キロに全壊や半壊の被害があったことが19日、国土交通省のまとめで分かった。その影響で、海岸に近い平野部が冠水したまま復旧が進まず、排水作業が喫緊の課題となっている。

 国交省によると、3県で津波が到達した計約400平方キロのうち、計約150平方キロが同日現在、水浸しのまま。特に宮城県名取市の仙台空港周辺など計約90平方キロが深刻だ。同省は1分間で計100トンの排水能力があるポンプ車数台で排水に当たっているが、追い付かないのが現状だ。

 今回のように、平野部低地での大規模な冠水は近年では「前例がない」(同省)だけに、浸水地帯の排水路ががれきで埋まっていないかなど被害状況の詳細を把握した上で、効率的な対策を考える方針だ。

 治水対策に詳しい京大の今本博健名誉教授は「(平地の排水作業では)ポンプが空気を吸ってしまう場合がある。例えば土壌を1m程度掘り下げ、周辺の水を1カ所にためることで効率よく排水する方法もある」と指摘している。

315荷主研究者:2011/03/22(火) 22:26:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t75008.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
東日本大震災 余震M5以上262回 広範囲で活発な状態継続

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/2110319s101.jpg

 東日本大震災を引き起こした本震から18日で1週間がたった。国内観測史上最大となったマグニチュード9.0の本震の後、M5以上の余震は同日正午までに262回を記録した。余震活動は、過去に例がない活発な状態が続いている。

 東北から北海道沖にかけてのプレート境界付近で発生した主な地震の余震回数(M5以上)はグラフの通り。

 今回の余震は、日本海溝を震源とする同タイプの地震で、過去最多だった1994年の北海道東方沖地震の2.5倍以上。M6以上だけでも49回を数え、異常なケースとなっている。

 震度で見ても、18日午後3時までの震度4以上の余震は57回。規模や発生のメカニズムは異なるが、08年の岩手・宮城内陸地震の11回を大きく上回っている。

 気象庁によると、今回の地震は広範囲で規模の異なる余震が頻発しているため、解析が間に合っていない。現段階で有感余震の回数は数え切れてないという。

 東京大地震研究所の酒井慎一准教授(地震学)は「余震は断層の端で起こりやすく、今回も本震の震源となった宮城沖よりも、三陸沖や茨城沖で多く発生している」と分析する。

 ほぼ同規模の04年のスマトラ沖地震との比較はこれからだが、酒井准教授は「スマトラ沖地震本震の周辺では何年にもわたり、時々大きな規模の地震が起きている」と指摘。東日本全体で地震活動が活発な状態が続いているとして、注意を呼び掛ける。

 気象庁は、18日午後3時から3日以内に震度5強以上の余震が発生する確率は30%と予想。18〜21日に発生するM5以上の余震は、数回〜50回程度と見込んでいる。

316荷主研究者:2011/03/22(火) 22:27:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t15012.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
東北大、研究施設に被害観測できず 分析に支障

 地震や津波の分野では、全国トップレベルの研究で知られる東北大。通常なら地震の発生直後から、データの解析やシミュレーションが着々と進むが、今回はまだ分析が進んでいない。東日本大震災の激しい揺れで、研究施設が大きな被害を受けたためで、関係者は苦慮している。

 今回の地震は、激しい揺れが長時間続いたため、東北大の研究室でも物が倒れたり、戸棚のガラスが飛び散ったりするなどの被害が相次いだ。発生直後は避難や安否確認に追われ、分析どころではなかった。

 地震研究の拠点となる東北大地震噴火予知研究観測センターも数日間、施設全体が停電になった。津波で沿岸部の観測機器や通信回線が故障したとみられ、データが入ってこなかった。

 地震発生直後、海野徳仁教授(地震学)は「データと情報がなくて、すぐに解析は難しい」と困惑した。

 地震に伴う甚大な津波被害は、青森から関東の太平洋岸に及んだ。「あまりに広範囲で、全体像をつかむにも時間がかかる」(津波工学研究者)という。

 不明者の捜索活動が続いている上、実際に現場に向かうにもガソリンの確保がままならず、本格的な調査開始にはまだ時間がかかる見込みだ。

317荷主研究者:2011/03/22(火) 23:03:01

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103160028/
2011年3月16日 神奈川新聞
東海地震早まる見方も、M7級地震に今後も注意/神奈川

 長野県北部に続き、静岡県東部でも最大震度6強の地震が起きた。いずれの地震も、観測史上最大のマグニチュード(M)9・0を記録した東日本大震災で、地殻にたまっていたひずみのバランスが崩れたために発生したとみられる。多くの専門家が「当面は内陸部でM6〜7級も含めて地震が多発する」と指摘。切迫している東海地震の発生が早まるとの見方も出ている。

 東大地震研究所の古村孝志教授は「静岡や長野の地震は、震災の影響という点で同じタイプの地震。少なくとも今後1カ月は、こうした地震が各地で起きる」と警戒。「震災で強い揺れに襲われた地域は、その後の地震や余震で建物が損傷したりする恐れが大きい」と注意を呼び掛ける。

 「長野、静岡と(地殻の)弱いところから地震が起きている。神奈川県西部や静岡県にかけては地殻構造が複雑なため、今後も地震が起こりうる」と指摘するのは、同研究所の佐藤比呂志教授。「(22万人以上の死者を出した)スマトラ沖地震では、1年以上たってからも大きな余震が起きた」とし、今回の震災の影響は長期に及ぶとみている。

 実際、三陸沖地震や東海地震、関東大震災など日本で過去に起きたM8級の「巨大地震」でも、その前後にM7級の「大地震」が相次いで発生した。

 しかし今回の震災は、それらの地震規模を大きく上回るM9の「超巨大地震」(県温泉地学研究所の吉田明夫所長)。それゆえ同所長は「日本列島の広い範囲で地震活動が活発化する。今後10年間は影響を見ていく必要がある」と強調する。

 一方、気象庁は静岡の地震について、想定されている東海地震とは仕組みなどが異なるとして、同地震の予知を担う判定会を招集しなかった。

 判定会委員でもある吉田所長は「東海地震にすぐに影響を及ぼすことはない」としつつも、「震災後の東北や関東沿岸の地震活動の場所が南下している」点に注目。「房総半島で地震が活発化すると、東海地震を起こすフィリピン海プレート(岩板)にも影響を及ぼす可能性がある」と懸念を示した。

 「東日本大震災で東海地震の発生が早まった」とみる東海大の長尾年恭教授は「震災によってフィリピン海プレートが押されたとの観測データもある。今後2年間ぐらいは十分な警戒が不可欠」としている。

 政府の地震調査委員会は16日、静岡県東部で15日に起きた地震について「東日本大震災の地殻変動が影響した可能性が否定できない」とする評価結果を公表した。想定される東海地震との関連には否定的だ。

318荷主研究者:2011/03/22(火) 23:14:20

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/231292
2011年3月13日 00:58 西日本新聞
防災マンパワーに懸念 東日本大震災 高齢化、助け合い限界

軒を接して住宅が密集する長崎市の斜面地

 東日本大震災は、建物倒壊、巨大津波、火災などにより未曽有の被害をもたらした。斜面地が海に迫り、住宅が密集している長崎市や佐世保市が大地震に見舞われた場合、大きな被害も予想される。県内の備えは大丈夫なのか。

 市街地の7割が斜面地といわれる長崎市と佐世保市。狭い道を挟んで住宅が密集しており、地震で家屋倒壊や地滑りが起きるとひとたまりもない。行政による防災対策はなかなか進まず、住民の間には不安の声が強い。

 坂の中腹に家がある長崎市西小島の男性(21)は「一軒が倒壊したら連鎖してどんどん崩れそうで心配」と話す。細い路地沿いに住む佐世保市小島町の70代女性も「今回の大地震は人ごとではないと思った」と不安を隠せない。

 長崎市によると、老朽家屋の撤去や耐震化の推進、道路整備などを進めているが、斜面地に特化した防災計画はないという。佐世保市にも救助活動が困難な住宅密集地が56カ所あり、火災時の詳細なマニュアルを作成しているが、地震による倒壊は想定していない。

 人口減や高齢化が進み防災のマンパワーが弱体化しているのも大きな問題だ。高齢化率43%の長崎市水の浦地区の北田孝俊連合自治会長(76)は「早急に対策を考えなければいけないが、助け合おうにも若い人が少なく、できることに限界がある」と話した。

=2011/03/13付 西日本新聞朝刊=

319とはずがたり:2011/03/23(水) 13:05:16

東日本大震災:被害額最大25兆円 政府が初の試算
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110323k0000e020037000c.html

 東日本大震災と大津波で損壊した道路や住宅、港湾施設などの被害額について、政府が最大約25兆円に上るとの試算をまとめたことが23日分かった。与謝野馨経済財政担当相が同日午後に開く月例経済報告関係閣僚会議に提出する。政府が東日本大震災の被害額を試算するのは初めて。被災地域が広範囲にわたる上、大津波の被害が大きいため、95年の阪神大震災での被害額(10兆円)を大幅に上回る。被災地復興に向けて政府が検討している11年度補正予算の規模も大きく膨らみそうだ。

 政府は今回の東日本大震災の被害額試算に当たって、阪神大震災の際の建物の損壊率などを参考に2通りの方法で道路や港湾などインフラや住宅、工場などを対象に被害額を算出。その結果、少なく見積もっても被害額は約16兆円、最大で約25兆円に達する見通しとなった。この試算には、東京電力の福島第1原発の事故に伴う損害などは含まれておらず、最終的にはさらに被害額が膨らむ可能性が高い。

 阪神大震災では、政府が3度の補正予算の編成で震災関係対策費約3.2兆円を計上したが、野田佳彦財務相は「(東日本大震災に対する補正の規模は)阪神より大きくならざるを得ない」としており、財源確保も大きな課題となりそうだ。【谷川貴史】

毎日新聞 2011年3月23日 10時59分(最終更新 3月23日 11時13分)

320チバQ:2011/03/23(水) 21:08:31
http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230384.html
届かぬ食材、閉まる店…福島・南相馬、深刻な食料不足(1/3ページ)2011年3月23日20時1分
 福島第一原発の北にある福島県南相馬市。放射能を恐れる人が次々と街を離れた。人口7万人の市に、残るのは2万人。物資の輸送が滞り、各世帯の食料は尽きかけている。市の関係者は漏らす。

 「このままでは餓死する人が出かねない」

 「避難した人も不安、残った人も不安だよ」。同市鹿島地区の農家鈴木浩さん(65)は語る。原発の半径20〜30キロ圏に一部がかかる1万1千人の同地区。残っているのは1300人ほどという。

 近隣の店も閉まり、食材は隣の相馬市まで車で20〜30分かけて買いに行く。走行距離は平均40〜50キロ。食事は自分の家で作った米と缶詰、ソーセージなどが多い。

 もうすぐ種まきの時期だ。「でも、誰も買わないなら作っても意味がない。どうやって暮らしていけばいいか」

 人口7万人の同市は、避難指示の半径20キロ圏▽屋内退避の20〜30キロ圏▽何も指示のない30キロ超の区域――の三つに分断された。市は、避難指示の地区以外も含め、希望する住民を新潟県、群馬県、長野県などにバスで送り出した。

 「国には30キロ圏まで避難を指示してほしかった」。桜井勝延市長は残念がる。「屋内退避」という政府の判断が市民の放射線への不安を助長した。「言葉が独り歩きして『南相馬市は危ないのではないか』と思われてしまった」

 ガソリンのタンクローリーの運転手が南相馬市のはるか手前で乗り入れを拒んだため、市は大型免許を持つ職員や市民に取りに行かせた。食料品などの生活用品が届かず、スーパーやコンビニが次々と営業をやめ、市全体が深刻な物資不足に陥った。市の関係者は「各家庭の食べ物は底をつきはじめていると思う」と話す。相馬市の相馬総合卸売市場を貸し切って、運送業者が24時間常駐し南相馬市内への食料供給に対応している。ここが命綱だが、届く食料は先細りだ。

 南相馬市立総合病院の金澤幸夫院長は、急患に対応するため、今も病院に残っている。「ここには救急車すら入ってこない。30キロ圏内に入る手前で救急車から自衛隊の車に患者を乗せかえている」と憤る。

 暮らしたくても暮らせない。街は風前のともしびだ。

      ◇

321チバQ:2011/03/23(水) 21:08:51
 一部地域が屋内退避の対象となった福島県いわき市では、市民の流出が止まらない。市は人口34万人のうち、すでに5万人超が市外へ避難したとみている。

 23日午前、市内の常磐道いわき中央インターチェンジでは、関東方面へ向かう乗用車が目立った。近くに住む橋本将夫さん(63)は「21日から、ずいぶん車が増えた。みんな逃げてるんだ」。

 橋本さんの家の前には飲み物の自動販売機などがある。高速に入る前に立ち寄るドライバーたちと話してみると、みな「放射能が怖いから避難する」と言う。「特に赤ちゃんがいる人は心配しているよ」

 11日の地震で通行止めになっていた常磐道は、21日からいわき中央インターから関東方面の通行を再開。ガソリンも届き始め、20日から営業を始めたスタンドもある。待望の燃料だが、マイカーの給油を終えると、そのまま県外へ出る人も。東京行きの高速バスでも満席が続く。

 そもそも市域の大半は原発から30〜50キロ圏におさまる。市内の大気中の放射線量も一時高まったが、17日以降は比較的低い水準で推移している。それでも、市は15日、国が20〜30キロ圏に屋内退避を指示した際、広報車や地元FM局を通じて市全域に「外出自粛」を呼びかけた。

 鈴木英司副市長(59)は「15日は雨。放射線がどう影響するか分からないなか、原発から30キロ圏の内と外で対応を変えれば、市民が混乱すると考えた」と説明する。

 しかし、市民の受け止め方は違った。「国の指示なら『安全圏』なのに、市は危険だと言わんばかり。一体どっちなんだ」。原発から40キロ付近に住む会社役員の男性(64)は怒る。「市の全体が危ないという話が広まった。市民が逃げるような街に物資を届ける人なんかいない」

 関東方面から燃料や食料を運ぶ運送会社の中には、途中の福島県郡山市までしか運ばない業者も増えた。市職員や消防隊員が郡山まで荷物を取りに行ったが、ガソリン不足で回数は限られた。

 市内はまだ6割の世帯で断水中。「20キロ圏内の住民が私たちの目の前を通って逃げていった。市内には食べ物も水もない。市が『大丈夫です』と言っても説得力がない」。市職員はため息をついた。

 ここ数日、徐々に物資が届き始めた。時間限定で営業を再開したスーパーでは、パンや弁当を確保しようと長い列ができた。鈴木副市長は「市全域に外出自粛を呼びかけたのは大げさすぎたかもしれない。だが、国の指示がそもそも中途半端だった」と言う。

      ◇

 一部が屋内退避圏にかかる福島県飯舘村。人口6100人の村には今、ほぼ半数の3200人しか残っていない。

 村内では原発事故以降、大気中や栽培するブロッコリーから高めの放射線量や高濃度の放射性物質を検出。23日には、文部科学省が村内の土壌からも高濃度の放射性物質・セシウムを検出したと発表した。

 菅野典雄村長は訴える。「なぜこうなったのか、村はどうすればいいのか。国から全く示されず困っている」

 村内で不安が高まったのは18日。大気中の放射線量がテレビなどで放送され、時には原発により近い地域よりも高い数値を示した。住民から不安を訴える声が相次いだ。

 「どうして今まで隠していたのか」「早く村の外に逃げたい」……。村の幹部会はこの日、「大規模な避難もやむを得ない」として希望者が離村する際の支援策を決めた。

 希望する村民と避難指示地域などから村内に退避していた人ら計314人が19日、バスで栃木県鹿沼市に到着。20日にも195人が同市へ逃れた。マイカーで避難する住民にも、20リットル分のガソリンを優先的に給油できるチケットを配布。村に4カ所あった避難所はすべて閉鎖した。

 村から鹿沼市に避難した高橋薫さん(40)の一家は、家族8人のうち夫ら3人が村に残る。「家は井戸水だから震災後も苦労はしなかった。でも、夫に『子どもにこれからどんな症状が出るか分からないから』と言われて出た。いつ帰れるんだろう。残してきた家族が心配です」

322チバQ:2011/03/23(水) 21:15:26
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110318/dst11031809070016-n1.htm
余震も最多、M5.0超247回…被災者ストレス計り知れず
2011.3.18 09:06 (1/2ページ)

 未曽有の被害を出した東日本大震災は発生直後から現在まで、規模の大きい余震が多発している。気象庁は20日までにマグニチュード(M)7.0、震度5強以上の余震が発生する確率を40%と予測しており、「1〜2カ月は震度4〜5強の余震が続く可能性がある」としている。

 M9.0を記録した東日本大震災のM5.0以上の余震は、発生から6日が経過した17日正午までで過去最多の247回発生した。このうち、M6.0以上の余震も53回とこれまでの地震を上回っている。

 同じ海溝型地震では、これまで余震が最多だった平成6年の北海道東方沖地震(M8.2)の2.6倍。内陸型地震だった7年の阪神大震災(M7.3)では、M5.0以上の余震は発生後1カ月間でわずか6回だった。

 気象庁によると、今回の地震は、日本列島の東側にある太平洋プレートが列島側の北米プレートの下に沈み続けた結果、巻き込まれた北米プレートの一部が反発して跳ね上がったことで本震が発生した。

 しかし、全てが一気に跳ね上がるのではなく、断裂しながら徐々に跳ね上がった際に余震が起こる。今回はプレートが跳ね上がる「震源域」が岩手県沖から茨城県沖の南北500キロ、東西200キロと極めて広範囲。プレートも広範囲で断裂しているため、余震が多いという。

 気象庁は「M8.0クラスの震源域でも最大で100キロほど。今回は想像を超えたエネルギーが放出された」としている。

 過去最多となった余震は、被災者にどのような影響を与えるのか。地震など自然災害の避難行動の研究で知られる大阪市立大学の宮野道雄副学長(地域防災)は「本震の揺れを経験した被災者は恐怖を引きずっている」と心理的な影響を指摘。「大きな余震が続くなか、家族の安否確認ができない被災者も多く、心理的なストレスは計り知れない」としている。

 16年10月の新潟県中越地震では、余震の恐怖から車中に避難し、同じ姿勢で過ごしたため体の血行が悪くなり死に至る「エコノミークラス症候群」の被災者が相次いだ。宮野氏は「被災者が避難所や自宅から車に逃げ込み、エコノミークラス症候群を発症する2次災害を招く事態も想定できる」と懸念している。

323チバQ:2011/03/23(水) 23:26:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000018-maip-soci
東日本大震災 鳴らし続けた半鐘…消防団11人死亡・不明
毎日新聞 3月23日(水)14時32分配信

津波に流され変形した火の見やぐら(手前)に向かって敬礼する大槌第2分団員。赤い字で「火」などの看板が残り、わずかに原形をとどめている=岩手県大槌町で2011年3月22日、山本将克撮影

 東日本大震災で1000人を超える死者・行方不明者を出した岩手県大槌町で、大槌町消防団第2分団(越田弘分団長、28人)の団員たちは、防潮堤の門扉を閉じ、住民を避難させようと最後まで海辺にとどまった。任務を果たした結果、4人が死亡し、7人が行方不明。その中の一人、越田冨士夫さん(57)は団の象徴である「半鐘」を鳴らし続け、津波にのみ込まれた。

 海岸に近い大槌町の安渡・赤浜地区。第2分団は地震が起きると真っ先に門扉を閉じる決まりになっていた。11日も団員たちは一斉に防潮堤へ向かった。

 「おみゃーは屯所でサイレン鳴らせ」。14カ所ある門扉の1カ所を閉め終わったところで、団員の飛内邦男さん(55)は越田さんからそう指示された。

 津波が迫っていた。住民を円滑に避難誘導するには、全域に危険を周知する必要がある。飛内さんはサイレンを鳴らすため近くの分団屯所へ車で向かった。

 スイッチは1階。ボタンを押した。鳴らない。地震で町全域が停電し装置が作動しなかった。

 間もなくして越田さんが屯所にやってきた。状況を報告すると越田さんは「よし」と一声。屯所の屋上に上がり叫んだ。「早ぐ行げ。みんなを避難させろ」。その時、飛内さんは、越田さんが普段は火の見やぐらから外してある半鐘を手にしているのを見た。これが最後の姿だった。

 「カン、カン、カン」。大災害時にだけ使用が許可されている特別な鐘。その乾いた音は遠くまで響いた。当時、数百メートル離れた高台に避難していた元分団長、東梅武保さん(72)は「海の様子が見えていたんではないか。何とも寂しい音だった。今も耳から離れね」。

 第1波が到達したのは午後3時20分ごろ。高さ約5メートルの堤防を軽々と乗り越えた黒い波は、渦をまきながら集落をのみ込んだ。同じころ、屯所の近くでは団員10人前後が高齢者の避難を手伝っていた。住民や団員に警報を出し続けた半鐘の音は、津波が屯所に達するまで鳴っていた。

 津波が引くと、屯所は建物の基礎部分だけを残し消えていた。変形した屯所のやぐらが、がれきの中から見つかったのは10日後のことだ。

 越田さんと半鐘の行方は、今も分かっていない。【鈴木一生、山本将克】

324チバQ:2011/03/24(木) 21:50:07
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110324t63021.htm
残る2万人“孤立” 南相馬・不明者捜索ままならず

津波の直撃で倒壊した南相馬市原町区沿岸部の老人保健施設。行方不明者の捜索は進んでいない=22日


 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた福島県南相馬市は、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の爆発事故も加わり、日常生活が深刻な打撃を受けている。避難指示と屋内退避の区域に入り、物資の輸送は滞りがちだ。行方不明者の捜索も進んでおらず、二重、三重の苦難に直面している。

 市の中心部に当たる原町区。市役所前の通りは閑散としている。15日、区のほぼ全域が屋内退避区域(原発から20〜30キロ圏)に入り、市内を歩く人はめっきり減った。
 県が同市で毎日実施する放射線量調査によると、1時間当たり2マイクロシーベルト程度。福島市などと比べてもかなり低い。
 それでも浜通り地方への輸送を拒む業者が出始め、物資が届きにくくなった。市はやむなく、約4700人を県外に退避させた。自主避難も急増し、人口約7万のうち残るのは約2万だ。
 県外のNPOなどの協力で物資不足は徐々に解消されつつある。新潟県小千谷市の「おぢや元気プロジェクト」は22日、食糧や医薬品をワゴン車で運び込んだ。若林和枝理事長(51)は「この程度の放射線量なら服や帽子で防護すれば大丈夫」と呼び掛ける。
 市内の大手スーパーは閉じたままだが、JR原ノ町駅前の産直販売「まちなかひろば」は都内などから買い付けた野菜を販売している。
 ボランティアで産直を手伝う飲食店経営の宮本力さん(62)は「放射能? 屋内退避? 食べ物もないまま家にこもっていたら、それこそ危ないよ」と笑う。
 市によると、22日現在、犠牲者は223人、行方不明者は1260人に上る。津波に襲われた地域ではがれきの撤去が進むが、かつての水田は依然として沼のような状態。泥の中からコンクリートの基礎が露出し、辛うじて住宅跡と分かる。
 屋内退避指示と同時に自衛隊は撤収し、行方不明者の捜索は警察と消防が懸命に続けている。
 「(不明者を)早く見つけてあげてほしい」。捜索活動を見守っている住民が祈るようにつぶやいていた。
(加藤敦)


2011年03月24日木曜日

325チバQ:2011/03/24(木) 21:56:33
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003886863.shtml
16年前と同じ「なぜ」 本紙取材班被災地ルポ 


目の前に信じがたい光景があった。津波は町ごと命と営みをさらった=宮城県女川町(撮影・斎藤雅志)
 東日本大震災で、本紙取材班が19日から、巨大津波に襲われた宮城県に入った。想像を絶するすさまじい光景だった。がれきの町で肉親を捜す人々がいた。避難所で身を寄せ合う隣人同士がいた。みな懸命だった。その姿は16年前の阪神・淡路大震災と重なった。


 名取市の避難所で、毛布にくるまった女性に声をかけられた。「今、何時だか分かりますか」。引地由理さん(42)。遺体安置所行きの定時バスがあるのだが、津波に家をさらわれ、時計も携帯電話もない。「困っちゃって」と力なく笑った。

 母は入院中で、70歳の父と2人、海沿いの町に暮らしていた。あの日、父は「俺は近所を見て回る。先に逃げろ」と飛び出していった。それが、最後だった。

 父は無事で、私を捜しているはずだ。いや、やはりだめだろう。胸がねじれる思いで、市役所や遺体安置所に毎日通う。車のガソリンは切れた。

 そばに老犬がいた。父がかわいがっていたという。地震後、この犬が由理さんから離れようとしないこと、地震前日、父の誕生日を2人で祝ったこと…。不安をはき出すように話してくれた。

 「神戸の地震も大変でしたでしょう」。目に涙をためた由理さんが居住まいを正す。「遠くからありがとう。おなかすくから、これ持ってって」。配られたパンとジュースを記者の胸に押しつけた。たまらなかった。

 「どうして、こんな目に」「これから、どうすれば」‐。16年前と同じ涙。果てしなく広がる、こんな惨状を再び目にしようとは。どうして。どうすれば。神戸から、東北から、もう一度問い直したい。

(岸本達也)


■尽きない復興への不安

 何から伝えていいのか。海沿いの家々は基礎だけが残り、流木や流れ着いた船や車が、泥のたまった田んぼに転がっていた。新興住宅地なのか漁村なのか。がれきの中で泥にまみれた茶わんやスナップ写真、参考書などを見つけた時、ここに人々の平穏な暮らしがあったのだと理解できた。

 多数の行方不明者がいる宮城県女川町で、遺体安置所を訪れた男性が取材に応じてくれた。妻と中学3年の娘、義母の安否が分かっていないという。

 娘は19日に卒業式を迎える予定だった。「式までには見つけてあげたかった」と腫らした目から涙が流れた。「晴れ姿は見てみたかったな」。絞り出した言葉に、うなずき、メモを取ることしかできなかった。

 取材ノートをめくっていると、出会った人の顔が浮かぶ。寺に避難し、寒さに震えていた100歳のおばあちゃん。家族の消息が分からず、独りぼっちで避難している女性。市役所に同級生を捜しに来ていた5歳の女の子。船を流された漁業の72歳の男性…。

 記者が阪神・淡路大震災の被災地から来たことを知ると、必ず聞かれることがあった。「何年ぐらいで町、元に戻ったんかね」「みんな戻ってこれたんかね」。皆、復興を強く信じながらも、大きな不安が被災地を包んでいた。

(斉藤絵美)


【特集】東日本大震災

(2011/03/23 11:15

326荷主研究者:2011/03/25(金) 00:04:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201103170027.html
'11/3/17 中国新聞
海岸長い呉市、津波対策強化

 東日本大震災を受け、呉市は津波対策を見直す。同市は瀬戸内海に面する自治体の中で最長の約300キロの海岸線を抱え、中でも同市音戸町は、津波などへの備えを強める国の東南海・南海地震防災対策推進地域にも指定されている。市は高台など避難に適した場所の再調査などを進める。

 危機管理を担当する市消防局は、避難に適した高台などをあらためて調査する方針。昨年6月に導入した防災情報メールは津波の到来を伝える役割もあるため、現在約3千人の登録者を1万人を目標に増やす。

 災害への備えを定める地域防災計画には、津波対策の分野に防災情報メールの活用を盛り込む考え。

 広島県の2007年度の調査では、太平洋沖を震源とするマグニチュード8・5の東南海・南海地震が発生した場合、呉市では震度5強の地震が起き、最大約1・1メートルの津波が2時間半で到達すると想定。家屋全壊が309棟、半壊が64棟、津波以外の影響も含めて死者6人、負傷者101人が予測されている。

 想定に基づく地域防災計画は、港湾の水門閉鎖のほか、高台や耐震性の高いビルへの避難などを定めている。

327チバQ:2011/03/25(金) 20:40:50
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103250226.html
南相馬、去るも覚悟 残るも覚悟 避難バスの内と外
2011年3月25日12時59分

 福島第一原発から20〜30キロの地域の自治体に対し、政府が住民の自主避難を促すよう要請した。福島県南相馬市では、食料やガソリンが届きにくく、住民の困窮が深刻化するなか、市の避難バス5台が25日午前、計142人を乗せて群馬県草津町に向かった。

 同市には(1)「避難指示」の半径20キロ圏内(2)「屋内退避指示」の半径20〜30キロ圏(3)指示のない30キロ以上――の地域がある。これまで人口約7万人のうち約5万人が県内外に避難。指示が出た後、市内のスーパーやコンビニエンスストアが閉まるなど物資不足が続き、桜井勝延市長は(2)(3)の住民にも自主的に避難するよう促してきた。

 バスは市内5カ所から出発。その1カ所、鹿島中学校前では大型観光バスに20人が乗り込んだ。

 同市鹿島区に住む阿部豊さん(50)は、バスに母のアヤ子さん(88)と妻の由美子さん(50)、長男太輔さん(25)の3人を乗せ、見送った。「勤め先の建設会社の事務所は屋内退避地区にあり、今は仕事はないが、復興が始まれば仕事ができる。南相馬の復興のために残ることを決めた。家族が一時的に離ればなれになるのはしかたがない」と目を赤くした。

 避難所で暮らす森由美子さん(42)は子どもたちと一緒に涙を流して知人を見送り、手を振った。「みな避難所で家族のように暮らしてきた。それぞれの決断なので仕方がない。大黒柱の夫が南相馬に残ると決めたので、私たちはついていく」

 市は16〜20日の5日間で約4700人をバスで送り出している。24日には市内9カ所で住民説明会を開催し、「(避難バスは)今回が最終なので可能な限り避難を」と呼びかけていた。

 同市鹿島区での説明会には、避難所となっている中学校の体育館に約300人が集まった。「手荷物は着替え、当座のお金など必要最小限にとどめてください」「飼い犬はえさと水を十分与えてつないだままにしてください」などと注意事項を書いた資料が配られ、職員が「自らの判断で決めてほしい」と説明。住民からは「残る人のためにしっかり行政を組織して」との要望が出た。

 説明会の後、避難を決めたのは300人中11人。測量会社員の遠藤政秀さん(55)はいったん横浜市の親類宅に避難し、戻ってきた。「避難先に長期で世話になることは避けたい。食料は自分で調達できる。母親もまだ見つかっていないから捜したい」と残ることを選んだ。

 一方、一人暮らしの加藤邦男さん(76)は避難を決めた。「ずっといた場所から離れるのは寂しいが、1人で残っていると周りのみんなに迷惑をかけることになるから」と語った。(矢崎慶一、岩崎賢一、下地毅)

328とはずがたり:2011/03/26(土) 01:05:23
おかんが古い非難袋をウン十年ぶりにあけて調べているが,84年が賞味期限の乾パンとか出てきて見覚えあって可成り懐かしいけど,四半世紀前のだと思うと最早歴史的な凄みがある。
おかんは乾パンの缶詰をまだ大丈夫だら,とか云って再び非難袋にしまい込んでいるけど大丈夫かやあ。。

因みに現金も出てきたが伊藤博文が懐かしい。

単三電池は液漏れした液が既に蒸発して白っぽい粉ふいている。。

329とはずがたり:2011/03/26(土) 01:19:40
なんか飯舘村はしょっちゅう名が挙がるね。風向きの関係か。

[放射性物質]雑草からセシウム265万ベクレル 飯舘村
毎日新聞
2011年03月24日22時44分
提供:毎日新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/5438705/

 文部科学省は24日、福島第1原子力発電所から北西約40キロの飯舘村で20日採取した雑草から1キログラム当たり254万ベクレルの放射性ヨウ素、265万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。文科省は「データを再検討するが、家畜が食べた場合は影響がある可能性が高い」と説明した。定時降下物(雨やちりなど)からは、西日本の島根県でも微量の放射性ヨウ素が検出された。

 文科省は18〜21日に原発から25〜45キロの6市町村の雑草を調査。飯舘村以外の放射性ヨウ素、放射性セシウムの最高値(単位ベクレル)は▽南相馬市(49万7000、2万4900)▽いわき市(69万、1万7500)▽川俣町(30万8000、13万8000)▽田村市(7万5700、5万)▽小野町(20万1000、7万3800)。

 23日に8地点で採取した土壌調査でも飯舘村が最高値で、それぞれ20万ベクレル、4万5000ベクレルを検出した。

 23日に初めて採取した原発沖約30キロの海域8カ所の海水1リットル当たりからは、放射性ヨウ素24.9〜76.8ベクレル、放射性セシウム11.2〜18.2ベクレルを検出。水中濃度限度は各40ベクレル、90ベクレルで、放射性ヨウ素が3カ所で限度を上回ったが、文科省は「すぐには影響はでないが、海洋生物への蓄積も考えられ長期的な調査が必要」と分析した。

 23日採取の水道水1キログラム当たり、10都県で放射性ヨウ素0.75〜56ベクレル、6都県で放射性セシウム0.13〜9.3ベクレルを検出。24日午前9時までの24時間の定時降下物は1平方メートル当たり、13都県で放射性ヨウ素0.96〜1万6000ベクレル、11都県で放射性セシウム4.7〜210ベクレルを検出した。

 モニタリングポスト(自動観測局)での大気中の放射線量は、24日午後5時時点で山形、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の8都県で通常値を超えた。福島県では24日、原発から25〜60キロの屋外27カ所で計測。1時間当たりの放射線量が最高だったのは浪江町(北西約20キロ)の106マイクロシーベルト。23日午前に103マイクロシーベルトだった飯舘村(北西約32キロ)は30マイクロシーベルトに下がった。【篠原成行】

 ◇家畜が食べれば影響も

 飯舘村の雑草から検出された高濃度の放射性物質の数値について、野口邦和・日大歯学部専任講師(放射線防護学)は「同じ地域の野菜や土壌にも同じように放射性降下物が付着しているだろう」と分析。唐木英明・元東大アイソトープ総合センター長(獣医学)も「かなり高い濃度。もし畜産牛が食べれば牛乳や肉からも検出されるだろう」と話す。

 農林水産省は19日、東北、関東の畜産農家に▽原発事故の前に刈り取った飼料を使う▽家畜の飲用水には水道水や井戸水を使う▽当面は放牧をやめる−−ことを呼びかけており、汚染された牧草を畜産牛が食べる可能性は現時点では低いとみられる。飯舘村は高級和牛ブランド・飯舘牛を育てる畜産農家が多いが、村産業振興課は「雑草を食べることはあり得ない」と話す。

 野口氏は「今後農作物を作ったり人が立ち入っても大丈夫なのか。現在の避難・屋内退避エリアでいいのかも検討した方がいい」と話し、政府に更に詳しい調査を求めている。【小島正美、五味香織】

330とはずがたり:2011/03/26(土) 02:33:49

東日本大震災:津波憎い 入学目前、孫さらわれ 気仙沼
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110326k0000m040126000c.html

 水色のランドセルを背負って、4月からの小学校を楽しみにしていた。あどけない笑顔がまぶたを離れない。宮城県気仙沼市・大島の大崎喜久夫さん(67)とツタヨさん(60)は、たった一人の孫娘、緑ちゃん(6)を目の前で津波にさらわれた。生後2カ月から親に代わって育ててきた緑ちゃん。小学校で友だちをいっぱいつくると言っていた孫が、突然消えてしまった。「もっと早く避難していれば」。2人は島を襲った津波を恨み、自分たちを責めた。【喜屋武真之介】

 大崎さん夫婦は04年に、現在福島県に住む長女(33)から緑ちゃんを託された。長女は家庭の事情で大島を離れなければならず、長男と次男を亡くしていた大崎夫妻は、緑ちゃんを実の子のようにかわいがった。

 「親ばかかもしれないが、活発で、みんなから愛されるかわいい子だった」。保育所で覚えた歌や踊りを家に帰るとさっそく披露した。

 入学に備え、夫婦は緑ちゃんに、欲しがっていた水色のランドセルをプレゼントした。緑ちゃんはとても気に入り、自慢げに背負ってみせた。勉強机も発注したが、その机が届く前に地震が来た。

 強烈な揺れの直後、夫婦は津波を考え、保育所にいた緑ちゃんを車で連れて帰った。自宅は大島の中央付近で、東西の海岸からは数百メートルほど離れている。高台に逃げようとも思ったが、大崎さんは「おそらくここまでは来ない」と考え、家の前に止めた車にツタヨさんと緑ちゃんを乗せて待たせ、倒れた仏壇の花瓶や位牌(いはい)を直していた。「判断が甘かった」と大崎さんは悔やむ。

 津波は東西両岸から一気に押し寄せてきた。大崎さんはとっさに家を出て高台に走って逃げたが、ツタヨさんと緑ちゃんは車ごと津波にのまれた。いったん波が引き、2人は車から逃げ出したが、すぐに次の波が押し寄せ、別々の木にしがみついた。気が付くと緑ちゃんの姿はなく、間もなくツタヨさんものみ込まれた。「濁流のなかで上も下も分からず、潮の味と油のにおいでいっぱいだった。これが地獄だと思った」。ツタヨさんは偶然、建物の屋根に足がつき助かった。

 夫婦はずぶぬれになりながら声をからして緑ちゃんの名を呼び、必死に捜したが、見つからない。避難所や親戚の家に身を寄せながら、今も家の近くや海岸で孫の姿を捜し続けている。

 「朝、目を覚ますと、いるはずの緑がいない。それがつらい」と大崎さんは声を詰まらせる。ランドセルも鍵盤ハーモニカも筆箱も、みんな流された。「なぜあの時、すぐに逃げなかったのか」と何度思ったことか。ツタヨさんは「何もいらない。緑に帰ってきてほしい」と繰り返した。

 長女は1、2年後には大島に帰り、4人で暮らす予定だったという。地震後、安否を心配する手紙が届き、緑ちゃんが行方不明になっていることを伝えた。ショックを受けたのか、長女からの返事はまだない。


毎日新聞 2011年3月25日 21時42分(最終更新 3月25日 21時57分)

331チバQ:2011/03/26(土) 13:47:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032502000192.html
「じいちゃん置いていけねえ」 津波迫る病室 夫婦は残った
2011年3月25日 夕刊

4階まで水に沈んだ志津川病院=24日、宮城県南三陸町で


 「じいちゃんを一人で置いていかれねえ」。病室で寝たきりの夫と、看病していた妻に巨大な津波が迫った。宮城県南三陸町の志津川病院。佐藤いつよさん(81)は「上の階へ逃げよう」という看護師の手を振りほどき、夫の猛さん(91)と三階の病室に残った。まもなく濁流が二人をのみ込んだ。 (森本智之)

 猛さんは十代のころから漁師として海に出ていた。二十七歳で隣町に住むいつよさんと結婚。三陸沖でワカメやアワビを採りながら三男一女を育てた。「とにかく厳しい漁師だった」と長男新悦(しんえつ)さん(60)は振り返る。

 猛さんは三年前、自宅で転倒して脚を悪くした。以来、いつよさんが片時もそばを離れず、食事や排せつの世話をした。もともと内臓に持病のあった猛さん。体調が悪化して入退院を繰り返し、今月一日から再び志津川病院に入院した。

 家族がワカメ漁に追われる中、いつよさんが付ききりで看病し、夜は病室の床にふとんを敷いて眠った。看護助手の西城晃子さん(37)は「私たちが食事を食べさせてあげようとしても、少し口にするだけで『もういらん』と言って、それ以上は絶対に食べない。その横で、おばあちゃんは『私でねえど駄目なんだ』っていっつも笑ってた」と言う。

 十一日の巨大な揺れの直後、町中に防災サイレンが鳴り響いた。病院は五階建て。職員らが屋上への避難を呼び掛けて回ったとき、窓の向こうに、濁流に押しつぶされた家屋が真っすぐ迫っていた。職員らは患者の手を引いたりおんぶしたりして、階段を駆け上がった。

 「三階まで波が来るわけねえ」。避難を呼び掛ける職員の声に、猛さんはこう言って拒んだ。

 女性看護師が「おばあちゃんだけでも」と、いつよさんの手を引っ張って連れ出そうとしたが、動かなかった。「一人で置いていかれねえ」。猛さんのベッドにしがみついた。

 津波が引いた後、病室に二人の姿はなかった。病院は四階まで水に沈んだ。「申し訳ない、申し訳ない」。女性看護師が泣きながら家族にわびた。

 新悦さんは「ばあちゃんは、じいちゃん一人置いてわしらの所に帰れるかって思ったんだ。ばあちゃん、じいちゃんの面倒を見てくれてありがとう」と言って拝むように手を合わせた。

 志津川病院では入院患者百九人のうち、死者・行方不明者は約八十人。猛さんといつよさんの行方も分からないままだ。屋上に避難した約三十人は翌朝、自衛隊のヘリで救助された。

332チバQ:2011/03/26(土) 13:59:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000019-mai-soci
<東日本大震災>「愛犬だけでも」夫亡くした女性 仙台
毎日新聞 3月26日(土)9時56分配信


愛犬のコロの毛布を見つけた愛子さん=仙台市若林区荒浜で2011年3月24日午前8時7分、浅妻博之撮影

 仙台市若林区荒浜の海沿いに続く松林を午後2時半から午後3時にかけて愛犬のコロと散歩するのを日課としていた大友昇さん(74)が24日、遺体で発見された。妻愛子さん(68)らは悲しみと安堵(あんど)が入り交じった表情を浮かべたが、コロは見つかっていない。愛子さんはがれきの中から見つけたコロの毛布を自宅跡に置いてきた。「もしかしたらコロちゃんがにおいを頼りに家に戻ってくるかも」

 大友さんの家族に遺体発見の知らせが届いたのは、25日午前9時ごろ。自宅から約1キロ離れたがれきの中で見つかった。遺体安置所で2週間ぶりに昇さんと対面した愛子さんは「普段寝ている時の顔。きれいな顔でした」と話した。

 海岸から約200〜300メートルのところにある自宅は大津波で破壊され、土台が残るだけ。朝昼の散歩を日課としていた昇さんは、コロと大津波にのみ込まれた可能性がある。愛子さんら家族4人は外出中だった。

 柴(しば)犬のコロを飼い始めたのは7年前。前に飼っていた犬が死んで1週間もたたない時だった。長男の竹博さん(41)は「犬を飼うのは6匹目で反対したけど。孫が生まれる前で寂しかったみたい」と父の気持ちを代弁する。1年後、家族の関心は生まれたばかりの孫に移ったが「お父さんだけはコロの面倒を見ていたの」と愛子さんは振り返る。

 昇さんは夕方になると、車の後部座席を倒してコロを寝かせた。座席に段ボール、さらに毛布を敷くなどして寝床を作った。底冷えするとコロが寒くて眠れないと昇さんが考えたという。

 被災後、がれきの中を捜し続けた愛子さんは偶然、自宅隣の畑でコロの毛布を見つけた。ふかふかだった毛布も海水で湿って重く、泥だらけになっていた。愛子さんは望みを捨て切れない。「避難先に持っていきたい」という気持ちを抑え、コロの毛布をそっと自宅跡に残した。【浅妻博之】

333荷主研究者:2011/03/27(日) 21:48:18

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000114-mai-soci
2011年3月23日(水)20時36分 毎日新聞
<東日本大震災>津波、北上川15キロ遡上…航空写真を解析

家屋をのみ込み、押し寄せる津波=仙台新港付近で2011年3月11日午後3時56分、本社ヘリから手塚耕一郎撮影

 東日本大震災で甚大な被害をもたらした津波で浸水した地域の全体像が、国土地理院による航空写真の解析で明らかになった。宮城県から福島県にかけて広い範囲で海岸から数キロ浸水していた。東北沿岸の気象庁の検潮所からのデータ転送が津波の影響で止まった影響で分からなかった津波の高さも、研究機関の現地調査で徐々に明らかになってきた。

 地理院は青森、岩手、宮城、福島の4県の沿岸を対象に、今月12、13、19日に撮影した航空写真約2000枚を、過去の写真と照らし合わせて浸水地図を作成した。それによると、牡鹿半島(宮城県)の付け根から福島県中部にかけた沿岸約110キロの広い範囲で、海岸から最遠5キロの地点まで水が達したほか、被害の大きかった宮城県石巻市を流れる北上川では、河口から津波が15キロ以上遡上(そじょう)していたことが確認された。

 浸水面積は、東京都内のJR山手線に囲まれた面積の約6.3倍に相当する399平方キロ(速報値)と推定。県別では宮城が最も広く282平方キロで、福島67平方キロ▽岩手47.5平方キロ▽青森2・5平方キロと続いた。福島第1原発周辺の浸水状況は、放射性物質漏えいの影響で上空からの撮影ができなかったため現時点では不明だ。

 三陸の多くの自治体では、宮城県沖地震と周辺が震源の地震が連動した場合を想定した津波のハザードマップ(被害予測地図)が作られている。だが、今回の地震は予測地図で想定されたマグニチュード(M)8.0を大きく上回るM9.0の巨大地震だったため、予測した浸水域を大幅に上回った。解析した地理調査部の北原敏夫・企画課長は「コンクリート造りの建物だけを残して壊滅状態の集落も点在している。津波災害としては例のない大規模なもの」と指摘。今後、被害と津波の高さ、地形との関係などの分析を進める。

 一方、港湾空港技術研究所の現地調査によると、岩手県大船渡市の山沿いで駆け上がった津波が海面から23メートルの高さに達していた。沿岸での津波の高さは十数メートルとみられる。

 同研究所の有川太郎・主任研究官(津波工学)によると、三陸のような狭い湾が入り組んだリアス式海岸は津波が高くなる。7〜8メートルの津波が逆V字形の湾奥に入るにつれてエネルギーを増し、2倍以上の波高となった可能性があるという。

 有川さんらは、仙台平野を流れる名取川周辺でも海面から高さ最大12.2メートルの浸水跡を確認した。有川さんは「これまでの研究が無力だと思えるほどの惨状だった」と話す。

 牛山素行・静岡大防災総合センター准教授(災害情報学)は「東海地震など今後の地震を考えれば、従来の想定では津波対策が不十分な地域がかなりある。避難場所をさらに高い地点に移したり、堅牢(けんろう)な4、5階建ての津波避難ビルを建てるなど、ハードとソフトの両面で対策を取るべきだ」と指摘する。【八田浩輔、西川拓】

334荷主研究者:2011/03/27(日) 21:59:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110324t71005.htm
2011年03月24日木曜日 河北新報
仮設住宅建設本格化 宮城・岩手・福島で5万戸整備へ

校庭で建設が進む仮設住宅=23日、陸前高田市の第一中学校

 東日本大震災により多くの住宅が壊滅的な被害を受けた宮城、岩手、福島の3県は、被災者が暮らす住宅の確保対策を重点的に進めている。3県が必要と見込む住宅総数は計5万戸近くに上る見通し。対策の柱となる仮設住宅について宮城県は23日、月内に第1次整備分の約1000戸を着工すると発表した。福島県は同日、国見町で建設を始め、既に着工している岩手県は新たな整備地の選定を進めている。

 各県が被災者向けに必要と見込む住宅数は宮城が2万戸以上、福島も約2万戸、岩手は約8800戸。仮設住宅を建設するほか、既存の公営住宅なども活用する。

 宮城県は仙台、石巻、塩釜、気仙沼、名取、多賀城、岩沼、東松島の8市と亘理、山元、七ケ浜、女川、南三陸の5町で先行的に整備する。

 仙台市は大規模再開発が進むあすと長町地区(太白区)に整備すると発表した。他の12市町についても、近く建設地が公表される。

 入居者は、各市町が被災者に意向確認して決定する。高齢者や障害者、妊産婦、乳幼児を抱える家庭を優先する方針。2DK(約30平方メートル)の標準タイプのほか3K、1DKも用意する。

 福島県は23日、国見町で43戸の土台部分のくい打ちを始めた。取り急ぎ300戸を整備する方針で、相馬市や新地町でも近く着工する。

 既に陸前高田、釜石両市で建設が始まっている岩手県は、市町村から上がった候補地の安全確認などを進めている。3月中に宮古市などでも整備に着手する。

 しかし3県とも、安定的な住宅供給のめどは立っていない。ガソリン不足のため建設地までの資材の運搬が難しい上、建設作業員の宿泊地や食料などの確保が難航しているからだ。

 宮城県は第1次整備分の資材は確保したが、輸送手段と人員の確保が遅れている。通常なら仮設住宅は3週間程度で完成する。しかし状況が改善されなければ、入居まで1カ月以上を要する可能性もある。2万戸以上を整備するには、1年以上かかる見通しだ。

 村井嘉浩知事は「必要な仮設住宅は必ず準備する」と強調。避難所暮らしの長期化を防ぐため、民間の賃貸住宅や公営住宅の利用、県外への一時的な集団避難などを促す考えを示している。

335チバQ:2011/03/27(日) 22:00:51
>義援金の配分額は、寄せられた金額と被災者の規模によって変わる。阪神大震災では約1793億円の義援金が集まったが、被災世帯が多かったため、1世帯当たりの平均は約40万円の配分にとどまった。これに対し、16年の新潟県中越地震は約216万円、2年の雲仙・普賢岳(長崎)の噴火災害では約3219万円が渡されている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000546-san-soci
.過去最高の義援金どう配分「早く届けたいが公平性も…」 
産経新聞 3月27日(日)19時20分配信


 東日本大震災の被災者に向けて全国から多額の義援金が寄せられる一方、配分の見通しが立っていない。被災地が広範囲に渡る上、被害の全容が見えてこないためだ。

 「今回は阪神大震災の2倍以上のペースで善意が寄せられている」

 日本赤十字社(東京)の担当者はそう話す。平成7年1月17日に発生した阪神大震災では発生2週間で日赤に義援金約164億円が集まった。一方、東日本大震災では25日までに、これを大幅に上回る約401億円もの善意が寄せられた。

 通常、日赤や「赤い羽根共同募金」で知られる中央共同募金会などに集まった義援金は、被災した都道府県が設置する「義援金配分委員会」に全額渡される。委員会には市町村や日赤なども加わって分配対象や金額を検討し、被災者に行き渡るようにするという。

 兵庫県によると、阪神大震災では発生1週間で同県が設置した配分委員会に大阪府の被災自治体も参加。発生から半月後には第1次配分として、死者・行方不明者1人当たり10万円の見舞金を家族に配布した。

 一方、東日本大震災で、配分委員会を立ち上げた自治体はまだない。被災の全容が分からず、配分を決められないためだ。宮城県社会福祉課は「なるべく早く被災者の元に届けたいが、公平に渡すことも重要。把握できない被害もあり、今分かっている方々だけに渡すのは難しいことも理解してほしい」という。

 被災地が広範囲にわたっていることも問題を複雑にしている。20年6月の岩手・宮城内陸地震では、両県がそれぞれ委員会を立ち上げ、義援金は被害状況に応じて両委員会に渡された。

 ただ、今回は被害が甚大な岩手、宮城、福島の3県以外にも、被災者が複数の道県にまたがっている。ある自治体の担当者は「被害が甚大な3県が協力、調整して委員会を立ち上げ、そこに他県の自治体が参加し、義援金を受け取る方向で調整が進められている」と話している。

 義援金の配分額は、寄せられた金額と被災者の規模によって変わる。阪神大震災では約1793億円の義援金が集まったが、被災世帯が多かったため、1世帯当たりの平均は約40万円の配分にとどまった。これに対し、16年の新潟県中越地震は約216万円、2年の雲仙・普賢岳(長崎)の噴火災害では約3219万円が渡されている。

336チバQ:2011/03/30(水) 12:34:38
http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY201103290249.html
市議の「遺言」、非常通路が児童救う 津波被害の小学校
2011年3月29日17時6分

 岩手県大船渡市の海沿いの小学校に、津波から逃れる時間を短縮する非常通路をつけるよう提案し続けていた市議がいた。昨年12月、念願の通路ができた。市議は東日本大震災の9日前に病気で亡くなったが、津波にのまれた小学校の児童は、通路を通って避難し、助かった。

 海から約200メートルのところにある越喜来(おきらい)小学校。3階建ての校舎は津波に襲われ、無残な姿をさらしている。校舎の道路側は、高さ約5メートルのがけ。従来の避難経路は、いったん1階から校舎外に出て、約70メートルの坂を駆け上がってがけの上に行き、さらに高台の三陸鉄道南リアス線三陸駅に向かうことになっていた。

 「津波が来たとき一番危ないのは越喜来小学校ではないかと思うの。残った人に遺言みたいに頼んでいきたい。通路を一つ、橋かけてもらえばいい」。2008年3月の市議会の議事録に、地元の平田武市議(当時65)が非常通路の設置を求める発言が記録されている。

 親族によると、平田さんは数年前から「津波が来た時に子供が1階に下りていたら間に合わない。2階から直接道に出た方が早い」と話すようになったという。

 平田さんの強い要望をうけたかたちで、昨年12月、約400万円の予算で校舎2階とがけの上の道路をつなぐ津波避難用の非常通路が設置された。予算がついた時、平田さんは「やっとできるようになった」と喜び、工事を急ぐよう市に働きかけていた。

 11日の地震直後、計71人の児童は非常通路からがけの上に出て、ただちに高台に向かうことができた。その後に押し寄せた津波で、長さ約10メートル、幅約1.5メートルの非常通路は壊され、がれきに覆いつくされた。遠藤耕生副校長(49)は「地震発生から津波が来るまではあっという間だった。非常通路のおかげで児童たちの避難時間が大幅に短縮された」と話す。

 市教育委員会の山口清人次長は「こんな規模の津波が来ることは想定しておらず、本当に造っておいてよかった。平田さんは子供のことを大事に考える人でした」と話した。

 非常通路から避難した児童の中には、平田さんの3人の孫もいた。平田さんの長男、大輔さん(38)は「人の役に立った最後の仕事に父も満足していると思う。小学3年の息子にも、大きくなったら話してやりたい」と語った。(其山史晃)

337チバQ:2011/03/30(水) 20:09:09
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110331k0000m040028000c.html
東日本大震災:那珂は震度4→震度6強…各地の震度見直し
 気象庁は30日、11日午後2時46分に発生した東日本大震災の本震について各地の震度を見直したと発表した。震度4としていた茨城県那珂市を震度6強、横浜市神奈川区を震度3から震度5強に変更した。同庁ホームページ(http://www.jma.go.jp/jma/index.html)で詳細を掲載している。

338チバQ:2011/03/31(木) 00:02:26
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13013169757367
年3月29日(火)
明確な避難指示 大洗・ひたちなかで津波犠牲者なし


【写真説明】
町役場前まで押し寄せた津波で、車両も流された=11日、大洗町磯浜町(大洗町提供)


東日本大震災で、4メートル以上の津波が押し寄せた大洗町、隣のひたちなか市那珂湊地区では、津波による人的被害はなかった。津波の高さが東北地方沿岸と比べて低かったことや地震発生から第1波到達まで30分あったこと、さらに防災無線や複数の機関による避難指示が明確だったことが相乗効果を生んだようだ。

神磯の鳥居の見える大洗海岸の前に立つ大洗シーサイドホテル3階海側で、今回の津波を体験した同ホテルの社長の石井藤一郎さんによると、神磯一帯は地震発生直前、海水が引いて海底が露出し、カジメと呼ばれる赤い海藻が見えたという。

大洗町災害対策本部によると、大洗の津波第1波は11日午後3時15分。津波の高さは1メートル80センチ。地震発生から約30分後だった。最大の津波4メートル20センチは同4時52分だった。

地震発生時、同町磯浜町の大洗かもめ保育園(江橋喜久雄園長)では120人の園児が午睡の最中だった。直後に、防災無線が「津波です。避難、避難してください」と呼び掛け、間もなく「大津波。避難命令、避難命令」と切迫したアナウンスを繰り返した。

この間、フェリーの津波襲来を知らせる警笛が間断なく鳴った。保母24人が分担して園児を園庭に集合させた。

「職員室に漁業のお宅から『フェリーの津波警笛が鳴っているから逃げろ』の電話が数本あった。子どもたちを乗せた避難車を押して役場まで集団で逃げた。ちょうど福祉バスがあって避難所へ送ってもらった」と主任保母の山本福子さん(55)。

同じ磯浜町の住民は「母親から聞いた50年前のチリ地震の時の津波の話が頭にあった。揺れが尋常じゃなかったので、すぐ津波を心配した。防災無線やフェリーの警笛が役に立った」と話す。

小型船は一斉に沖に避難。フェリーは保安要員約20人を乗せたまま間一髪緊急出港し北海道に向かった。

町職員は手分けして海岸沿いの大型施設に避難連絡に走る余裕があった。小谷隆亮町長は「防災無線、海上保安部、船会社の対応が連携していた」と振り返る。町がハザードマップで想定した範囲の浸水だったのも幸運だった。

一方、那珂川を挟んで対岸のひたちなか市那珂湊地区。津波は漁港ドックの岸壁を乗り越え、岸壁を回り込むようにして押し寄せたという。

防災無線の放送のほかに、街頭に津波避難を呼び掛ける車、パトカーが「3メートルの津波が来る」と拡声器で知らせながら走った。「那珂湊おさかな市場」近くの水産会社社長、礒崎仁孝さん(73)はこれで津波襲来を知った。

町内会の組長の主婦は近所7、8軒に津波を知らせに回ったという。防災無線を聞いて避難した住民も多い。

同市は昨年5月の2日間、那珂湊地区で防災会議を開いた。防災担当の市市民安全課の佐藤和幸課長(60)は「地域に自主避難計画を作ってもらい、いろいろ意見を聞いたのも幸いしたのではないか。その際に50年前のチリ地震津波の話も出た」と、防災意識が高まっていたことも指摘した。

339荷主研究者:2011/04/01(金) 00:08:19

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110327/CK2011032702000120.html
2011年3月27日 中日新聞
故郷、浜松で募金を訴え 被災の東北大生

被災者のために何かしたいと募金活動を続ける東北大の学生=JR浜松駅前で

 東日本大震災で被災した浜松北高校出身の東北大(仙台市)の学生が、帰省した故郷で集結。被災者のために力になりたいと募金活動をしている。

 「自分が仙台にいて食料を消費しても仕方ない。浜松でなら、こうして募金もできる」。2年の袴田旺弘さん(20)は、実家から送られていたカップめんや缶詰を仙台に残らないといけない友人に渡して浜松に戻った。

 仙台市中心部も食べ物がなかった。わずかに開いているコンビニやスーパーには長蛇の列ができ、店に入るまで数時間かかった。買う数にも制限があった。「一番大変だったのは自宅の食料がなくなる被災3、4日後。でも何も届かなかった」と苦しみを話す。

 募金活動は、同じく浜松に戻った3年の袴田崇弘さん(20)ら数人が連絡を取り合って計画。24日に7人でJR浜松駅前で始めた。26日は約10人が集まり、27日も続ける。

 袴田崇弘さんは「仙台にはまだ友人がいる。浜松に戻って何もできないのも」と仲間と支援方法を考えた。

 募金活動の責任者で、仙台市内で被災した3年江藤弘章さん(21)は3日かけて避難所を回り、サークルの仲間60人の安否を確認。災害ボランティアとして数日間高齢者宅の片付けや避難所の運営手伝いに携わった。

 「仙台ではいろんな人にお世話になった。来月戻ったらまたボランティアに加わる予定です」と話し、冷たい風が吹き付ける中、何度も支援を呼びかけていた。

(並木智子)

340荷主研究者:2011/04/01(金) 00:31:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t33032.htm
2011年03月27日日曜日 河北新報
38.2メートル大津波の教訓生かす 大船渡・綾里白浜

25メートル前後の津波が到達した大船渡市の綾里白浜地区。防潮堤が破壊され、陸地に飛ばされた

 明治三陸大津波(1896年)で国内観測史上最高の38.2メートルの津波を記録した大船渡市綾里白浜。東日本大震災でも25メートル前後の津波が押し寄せたとみられるが、地区住民のほとんどが過去の教訓を生かして高台に住み、被害を免れた。

 綾里白浜が湾奥部にある綾里湾はV字形の湾。外洋に面した湾の入り口の幅は約4キロあるが、湾奥部は500メートルに狭まっている。津波が奥に入り込むにつれてエネルギーと水かさも凝縮されるため、津波が強大化する。

 住民の話や流された漁具などの形跡から判断すると、震災での津波は海岸から水田を駆け上がった後、水田と約3メートル上にある県道との間ののり面にぶつかり、収まった。県道は標高30メートル前後を通っていることから、津波は25メートル前後まで到達していたと推測できる。

 小学生の時に昭和三陸津波(1933年)を体験した熊谷サワイさん(85)は「昭和三陸津波とほぼ同じ場所まで波が上がった。怖くて、家が流された70年以上も前の記憶がよみがえった」と語る。

 威力も壮絶だった。湾内に沈められた約3メートルの巨大な消波ブロックが浜辺に打ち上げられた。浜辺を囲んだ高さ約3メートル、幅約1メートルの分厚いコンクリートの防潮堤は20以上に細切れにされ、200メートルほど吹き飛ばされていた。

 だが、約60世帯が住む綾里白浜地区は家屋の浸水さえなく、人的被害はゼロ。昭和三陸津波の後、住民は津波の到達点より高い場所に自宅を再建した。世代が代わっても津波が通る経路や到達点が語り継がれ、地区全体で昭和三陸津波クラスの津波に備えていたという。

 昭和三陸津波で親族が犠牲になった沢武雄さん(76)は「今回の津波は昭和よりもずっと大きかった。分厚い防潮堤が津波の力を弱めたはずだ。それがなかったら、被害が出ていたかもしれない」と冷静に分析した。(中村洋介)

341チバQ:2011/04/02(土) 00:48:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110329/lcl11032913240000-n1.htm
命の限り叫び続けた 防災放送の女性職員、結婚式控え安否不明 母「頑張ったね」
2011.3.29 13:19 (1/2ページ)

津波に襲われ鉄筋の骨組みだけが残った防災対策庁舎。遠藤未希さんは2階から放送で避難を呼び掛けていた=26日、宮城県南三陸町
 大きな揺れの後、津波の来襲と高台への避難をひたすら呼び掛け続けた。東日本大震災で、津波に押しつぶされた宮城県南三陸町で防災放送の担当職員だった遠藤未希さん(24)。いまだ安否が分からない。「しっかり頑張ったね。でも、何も命を張ってまで…」。いたわりと無念さに揺れる母親。秋に結婚式を控え、準備を進めていた。

 「ないよね」。避難所に張り出された身元不明者、死亡者の特徴を書いた紙を指で追いながら、母親の美恵子さん(53)がつぶやいた。震災から2週間以上が経過し、更新される情報も日に日に少なくなっていく。

 震災翌日から2日間はがれきの中を歩き続けた。「見つけられなかった。自分たちの手ではどうしようもなかった」。隣に寄り添う父親の清喜さん(56)はうなだれた。

 3階建ての防災対策庁舎は津波にのまれ、赤い鉄筋だけが無残に立ち尽くす。

 11日、未希さんは2階で放送していた。「6メートルの津波が来ます。避難してください」。冷静で聞き取りやすい呼び掛けが何度も繰り返された。海岸にいた両親にもその声は届いた。

 庁舎に残った職員約30人のうち、助かったのは10人。高台の高校に避難した人からも波にさらわれる職員の姿が見えた。

 未希さんは勤続4年目の昨年4月、危機管理課に配属された。介護の仕事に就くことを考えていたが、両親の希望を聞き入れ、町職員を選んだ。

 昨年7月に婚姻届を出し、今年9月の披露宴に向け楽しそうに準備していた。景勝地・松島のホテルを早々と予約。昨年12月、初めて衣装合わせをしてみた。「3月にはウエディングドレスの新作が出るの。お母さん一緒に見に行こうね」。そう約束していた。

 美恵子さんは「放送が途中で切れた」と知人に聞かされた。最後の方は声が震えていたという。「放送するのに精いっぱいで、逃げられなかったんだろうね。実際は怖かったと思う。母親の私が守ってあげられなくて。申し訳なくて」

 町は人口約1万7千人。約8千人の所在が分からず、被害の全容はまだ把握できていない。それでも避難所へ逃げた女性(64)は「あの放送でたくさんの人が助かった。町民のために最後まで責任を全うしてくれたのだから」と思いやった。「『ご苦労さま。ありがとう』という言葉をかけてあげたい」と清喜さんは涙ぐんだ。

 「未来の未に、希望の希」。美恵子さんは娘の名前をそう説明した。壊滅した町には新しい電柱が立ち、がれきの間に道が通るようになった。少しずつだが、未来に向けて動き始めている。

342荷主研究者:2011/04/03(日) 15:11:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110330t13056.htm
2011年03月30日水曜日 河北新報
「山津波」 仙台市内陸部の住宅地にも深い爪痕

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/110330y301.jpg

 太平洋沿岸地域に壊滅的被害を与えた東日本大震災は、仙台市内陸部の住宅地にも深い爪痕を残した。丘陵地では地滑りや地割れが相次ぎ、家が傾き、立ち入りすらできない地区もある。えぐられた地盤の被害は、いまも徐々に拡大する。「家財を全て失った沿岸地域に比べれば文句は言えないが…」。住民たちは、やる方ない気持ちを抑えながら不安と闘っている。

◎仙台・青葉区/裂かれた家「住めぬ」

 「お父さん、家が裂けていく、裂けていく」

 巨大地震が発生した11日、仙台市青葉区折立5丁目の主婦高瀬千賀子さん(67)は、居間のテレビを必死に押さえながら、夫の稔さん(71)に何度も叫んだ。

 激しく横揺れする2階建ての住まい。壁がバリバリとはがれ、稔さんがいた台所と居間が分断された。揺れが収まって外に出た千賀子さんは、地割れで深さ1メートル近くの穴が開いた玄関と、隆起した庭に言葉を失った。

 地滑りが起きたのは、市中心部から西に約7キロの折立団地。約40戸が警戒区域に指定され、立ち入りもできない。

 「津波は海だけに限った話じゃない。これは『山津波』なんだ」。稔さんは、波打つブロック塀を指さして言った。

 急斜面の舗装路は至る所で亀裂が走り、隆起と沈下を繰り返している。流れ出た土砂の重みに耐えきれず、のり面が至る所でせり出している。その上にある家々は、低い方へ強烈な力がかかり傾いた。

 壁に張られた応急危険度判定「危険」の赤い紙。「家が残っても住めないのが悔しい。この地に再び戻れるのだろうか」。一時的にアパートを借りた高瀬さん夫妻は、先の見えない現実に立ちすくむ。

 折立地区から北西に1キロの新興住宅地。青葉区西花苑1丁目では崖の上に立つ5軒のうち、土砂崩れで1軒が崖下に落ちかかっている。いまも建物の4分の1が宙に浮く危険な家屋もある。

 青葉区の丘陵地に広がる高野原地区でも被害は広がっている。

 同地区2丁目の無職高橋和則さん(61)は、傾いたバーベキュー台を見詰めて悔しがる。

 「泉ケ岳が見える眺望が気に入って、ここに居を構えたのに…」。自慢の裏庭は、1メートル以上も地盤沈下した。

 同地区では約20戸が地盤沈下や地割れなどの被害を受けた。むき出しになった家の基礎。のり面に近い家々が、引きずられるように沈んでいる。

 「毎日少しずつ地面の亀裂が広がっている。のり面の修復を一刻も早くやってもらわなければ、家は持たない」

 じわじわと傾く家屋と電柱。高橋さんは切迫した危険と不安に押しつぶされそうになっている。(吉田尚史)

◎仙台・太白区/地割れ多数「怖い」

 急勾配の坂道が続く仙台市太白区緑ケ丘4丁目。崩れ落ちたブロック塀のそばに「危険です。近づかないで」と手書きされた紙が張られていた。

 至る所に見られる地割れ。調査で地盤が不安定だと判断した市は28日、この地区に震災後初の避難勧告を出した。

 緑ケ丘第4町内会の笠原昭男さん(80)は「33年前の宮城県沖地震でも、この辺りは家の損壊や道路の寸断が数多く発生した」と話す。

 町内会約150世帯のうち、避難対象は102世帯。アパートに引っ越したり、親戚を頼って移住したりした住民は少なくない。「今後、町内会の運営は成り立つのだろうか」と関係者は表情を曇らせる。

 避難所となった緑ケ丘コミュニティ・センターには、2世帯5人が身を寄せた。

 家族4人で避難した主婦佐伯祐子さん(37)の自宅は、地割れで家が北側に大きく傾いた。3年ほど前に購入した念願のマイホームだった。

 「ビー玉が勝手に転がってしまうほど。歩いただけでも家が揺れ、余震があると、その揺れが増幅されて怖い」

 気になるのは今後の暮らし。ローンも抱えている。不安な表情を浮かべながら、こう話した。

 「アパートを借りる余裕はなく、できれば家を直して暮らしたい。保険や行政の支援はどこまであるのでしょうか」(長門紀穂子)

343チバQ:2011/04/03(日) 16:11:35
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040314090021-n1.htm
「ここは地獄。在宅避難民に食料届かない」“第二の故郷”宮城を取材して
2011.4.3 13:02 (1/2ページ)

夕暮れ、津波に攫われ廃墟となった町からは、自宅跡地を片づける人々が避難所に戻る車の光跡が浮かび上がる。遠くに見えるのは仙台市街の灯り =2日午後、宮城県仙台市若林区荒浜(荻窪佳撮影)
 半年前まで東北総局(仙台市)にいた。新聞記者になって最初に赴任した宮城県は、陳腐な表現だが“第二の故郷”と思っている。だから東日本大震災はショックだ。発生直後、当時取材でお世話になった方々や友人に電話をしたが、全員不通。メールを送ると、翌日になって「死ぬかと思った」「停電が続きラジオだけが頼りだ」などと返ってきて、少しほっとした。思い出深い街並みの、変わり果てた映像は直視できないものだったが、兵庫県のボランティア先遣隊に同行し、発生8日後の19日に宮城県入りした。

 石巻市に足を踏み入れると、見慣れた街並みは跡形もなかった。取材で何度も訪れたJR石巻駅前の商店街は、いくつもの漁船が路上に倒れ、商店街の1階店舗は軒並み泥まみれ。住宅街は津波にのみ込まれ、がれきの山となっていた。漂うほこりにむせた。

 津波にさらわれた孫を捜す男性や、自宅の跡地周辺で、身元不明の遺体を見つけた男性と出会った。路上に落ちていたスナップ写真には、幸せそうな家族が写っていたが、ただ立ちつくすことしかできなかった。

 駅前の商店街でCD販売店を経営する小幡恵子さん(58)の言葉が忘れられない。損壊を免れた住宅部分で生活していた。一斗缶で暖を取る小幡さんは、沸かした鍋のお湯を見ながら、まくし立てた。

 「ここは地獄。在宅避難民には、食料が届かない。津波から助かっても、寒さと飢えで死んでしまう。そういうことを、あんたたちが報道してくれないと。来るのが遅い」

 ぶっきらぼうだが、真剣な言葉が胸に突き刺さった。あまりの光景で失いかけていた記者の本分を取り戻すことができた気もした。「必ず記事にしますから」。小幡さんはようやく、目を合わせてくれた。(神戸総局 吉原知也)

344チバQ:2011/04/03(日) 21:19:02
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040320000037-n1.htm
おにぎりだけ、片やバーベキュー…広がる支援“格差”
2011.4.3 19:52 (1/2ページ)
 東日本大震災で、被災者への支援の“格差”が深刻化している。支援物資が余る避難所がある一方、飲み水も足りず、おにぎりだけで耐える被災者もいる。食料が不十分なのに不必要な物資が届くアンバランスも出始めている。震災から3週間以上が経過し、自治体や支援グループは格差解消という課題に直面している。(荒船清太)

 津波で壊滅的被害を受けた宮城県石巻市の牡鹿半島で、周辺住民80人の避難所となっている自動車整備会社の敷地では、宇都宮市のボランティアの手でバーベキューが振る舞われた。「やきそばの屋台も出て酒も振る舞われました。子供たちも大はしゃぎでした」(男性被災者)

 その後も他の民間団体が支援に訪れたため、食料は十分だといい、避難所をとりまとめる同社社長(60)は「食べ物はなるべく他の集落の人も呼んで分けています」と説明する。

 近くの自宅にとどまる阿部正美さん(53)も1度バーベキューの肉を分けてもらった。ただ、「あちらは家が全壊。こちらは残っている。毎日、もらいに行くのも…」と話し、同日以降、この避難所には足を運んでいない。

 「魚は必ず自分で取ってくる漁師のプライドがあるから、なかなか欲しい物資も言ってくれない」。牡鹿半島出身でNPO法人「フェアトレード東北」代表の布施龍一さん(35)はこう指摘する。布施さんは石巻専修大の李東勲(イ・ドンフン)准教授(40)と孤立被災者への物資支援を続けている。

 「物資は足りている」と断られた被災者宅に通い、3日目に飲料水すら底をつき始めたことを聞き出したこともあった。先月下旬には、たくあんとおにぎりで過ごす2人暮らしの老夫婦を見つけた。市からおにぎり以外に配給されていた支援物資の中には、赤ちゃん用のオムツが入っていた。

 李准教授は「被災地に物資は届き始めても、そこから先の被災者への分配は必ずしもうまくいってない。支援団体間の情報共有も課題だ」と説明。「物資が足りない」と言われて翌日行くと別の団体から届いていることもよくあるという。

 布施さんは「ガソリン不足で車を自由に使えなかったり、続く余震で道路が崩れたりする中、物資が十分届いていない場所はまだあるはずだ」とみており、今後も孤立した避難先がないか山間部に至るまで巡回を続ける予定だ。

346とはずがたり:2011/04/04(月) 19:35:36

津波、標高37.9メートル到達 国内過去最高に迫る
http://www.asahi.com/national/update/0404/TKY201104040068.html
2011年4月4日11時27分

写真:津波に襲われた岩手県宮古市田老地区=3月30日、相場郁朗撮影拡大津波に襲われた岩手県宮古市田老地区=3月30日、相場郁朗撮影

 東日本大震災による大津波が岩手県宮古市内で、斜面を標高37.9メートルの地点まで駆け上っていたことが、東京大地震研究所の都司嘉宣准教授(地震学)の調査で分かった。国内では過去最高に近い津波の到達点になる。

 調査では、宮古市田老地区にある小堀内漁港周辺の海岸から約200メートルの地点で、標高37.9メートルの高さに、津波で漂着したとみられる木片や折れた松の木などを確認。標高30メートルを超す地点で消防車も打ち上げられていた。津波が、険しい斜面を海から一気に駆け上った様子だという。

 これまで、津波が高い場所まで駆け上った記録(遡上高〈そじょうこう〉)は、国内では明治三陸大津波(1896年)の同県大船渡市綾里地区で、38.2メートル。世界ではインド洋大津波(2004年)のインドネシアで48.9メートルがある。都司さんは「詳細に調べれば、明治三陸大津波やインド洋大津波の記録を超える場所もありそうだ」と話した。

女川の鉄筋ビル、基礎ごと倒れる 津波17メートル超か
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103270118.html
2011年3月27日19時25分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/TKY201103270123.jpg
写真:基礎から倒れた4階建てビル。左側が下だった=宮城県女川町拡大基礎から倒れた4階建てビル。左側が下だった=宮城県女川町

 東日本大震災で被災した宮城県女川町で、4棟以上の2〜4階建てのビルが基礎ごと倒れていたことが、早稲田大の柴山知也教授(海岸工学)らの調査で分かった。津波では壊れにくいと考えられてきた鉄筋コンクリートのビルも含まれ、17メートルを超す津波の強い水流で倒されたらしい。

 ビルの倒壊は町の中心部で確認された。原形をとどめながらも、基礎ごと倒れ、地盤に打ち込んだ杭も一部、引き抜かれていた。船などの漂流物にぶつかられた跡はなく、水流の力だけで倒れたらしい。ビルは鉄骨造りのほか、古い鉄筋コンクリート製とみられるものもあった。

 柴山さんの計測では、女川町中心部を襲った津波の高さは17.6メートル。女川湾の入り口に造られていた大型の防波堤も倒れて水没、防潮堤のない中心街を守るとりでが無くなっていた。

 柴山さんは、外海からの津波が湾を一気に通り抜けて高さと威力を増し、一気に建物を壊したとみる。建物にかかった津波の力は1平方メートルあたり数十トンにのぼったと推測する。

 一方、同県南三陸町の中心部の調査では、津波の高さは15.4メートルだったものの、女川町のように倒れたビルはみられなかった。南三陸町が面する志津川湾は、湾の奥の形がとがっていないため、柴山さんは「とがった湾の形状で、津波の水流が一部に集中する女川湾とは、状況が違ったのかもしれない」と話す。

 一般に鉄筋コンクリートのビルは津波の力では倒れにくいと考えられ、高台が近くにない場合などで津波から避難する場所にも指定されている。柴山さんは「女川では鉄骨造りも含め、基礎ごと倒れていることが深刻。湾奥を襲う津波の水流のすさまじさが示された珍しい例と言え、今後の津波避難ビルのあり方の検討が必要だ」と話した。(長野剛)


大津波、北上川を50キロさかのぼる 東北大分析
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103240410.html
2011年3月24日20時18分

 東日本大震災の大津波が、北上川を河口から約50キロの地点までさかのぼっていたことが、東北大の田中仁教授(水工学)の分析で分かった。国土交通省が北上川に設置した水位計のデータを調べた。津波は、河口から17キロ地点にある高低差3メートル以上の堰(せき)も乗り越えたとみられるという。

 岩手県が源流の北上川は、宮城県登米市で旧北上川と分かれ、本流は石巻市の追波湾に注ぐ。旧北上川は石巻市の仙台湾に注いでいる。

 田中さんが、水位計データを分析したところ、津波は追波湾の北上川の河口で7メートル以上の高さだった。河口からさかのぼった津波は、旧北上川との分岐点を越えて、河口から49キロ地点で11センチの水位変化を記録した。その上流の60キロ地点では計測されなかった。

 田中さんは「国内に記録が残る津波の遡上(そじょう)は、河口から十数キロであることが多い。今回の結果は今回の津波の規模の大きさを示している」と話している。(長野剛)

347チバQ:2011/04/05(火) 19:04:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000021-maip-soci
日本大震災 まとめ役男性、悪戦苦闘 釜石の避難所
毎日新聞 4月5日(火)12時54分配信

 東日本大震災で自宅を失った被災者は炊き出しや掃除などをしながら、落ち着き先が見つかる日を待ち続けている。活動の中心になっているのが、避難所運営のリーダー役になっている自治会役員たちだ。悪戦苦闘しながら住民をまとめる一人の男性の姿を追った。【斎藤良太】

 「風邪が流行しているので換気をしっかりやってください」

 岩手県釜石市両石地区の住民約150人が避難生活を送る中妻体育館。両石町内会副会長の洞口(ほらぐち)博夫さん(59)は巡回中の保健師にそう指摘されると、ただちに午前と午後、体育館の窓を開けて空気を入れ替えることを決めた。仮設住宅の入居申し込み開始など行政の連絡事項をハンドマイクで伝え、逆に住民の要望を行政側に伝える事実上の現場責任者。震災後から多忙を極める生活を振り返り、苦笑した。

 「今まで経験したことがないのに、よくやってこれたなと思う」

 釜石市中心部から約4キロ北側にある両石地区。漁港に面した集落約250世帯のほとんどが津波にのまれた。わずかに残った高台の民家などに身を寄せていた住民約270人は、15日に開設された中妻体育館(約600平方メートル)の避難所で暮らすことになった。

 ◇住民、次々に協力

 われ先に自分の場所を確保する住民たち。トイレなどに行く時に寝ている人の頭を踏みつけかねない状態になった。「誰かがここを仕切らなければ」。30代から町内会活動を続け、顔が広い洞口さんが自然の成り行きで責任者になった。老人クラブの事務局長ら数人が協力を申し出て、漁協婦人部などの女性たちが炊き出しを引き受けてくれた。

 最初に手を付けたのは、通路を確保することだった。住民を10班に分け、1メートルほどの通路を設けて班ごとの区画を決めた。寝起きする場所での食事は不衛生なので、炊き出しのコンロの前で班ごとに食事をする専用の場所も設けた。場所取りしたのに移動することになった住民から不満が続出したが「みんなで協力し合わなければ」と説得した。

 ◇ささいなことでいさかいも

 自衛隊などから届くパンやおにぎり、衣類といった救援物資も、当初は人数分が届かなかった。配給時は並ばずに群がって奪い合い状態になり、体力が落ちたお年寄りらに行き渡らないこともあった。「メシがまずい」「なぜ服が回ってこない」。ささいなことでいさかいも起きた。最初の1週間は混乱の連続だったが、試行錯誤をしながら住民をまとめ徐々に集団生活を軌道に乗せた。

 落ち着いてきた避難生活でも、課題はまだ多い。体育館のトイレは和式便器のみ。足腰が悪い高齢者が不自由し、市に改善を求めたらポータブル式の洋式トイレが届けられた。だが、トイレが狭く、設置することができない。食事もカップラーメンは山積みになっているが、野菜など生鮮食品は依然として不足がちだ。

 ◇「疲れているのはみんな一緒」

 洞口さん自身も自宅を失い、妻(53)、父(89)、母(85)と避難生活を送る。リーダーとして疲労はピークに達しているが「疲れているのはみんな一緒」と笑う。

 「両石の再建には、土地をかさ上げするといった大規模な工事が必要だ。国などの支援を受け再建するためには、住民同士の団結を維持しなければ」

348チバQ:2011/04/05(火) 19:08:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032402000025.html?ref=rank
ボランティア「仕事ない」 需給ミスマッチ深刻
2011年3月24日 朝刊

 東日本大震災で復興の担い手となるボランティアが殺到し、作業を割り当てられないという「需給のミスマッチ」が起きている。沿岸部で百体以上の遺体が見つかるなど大きな被害を受けた仙台市若林区のボランティアセンターを二十三日、訪ねた。 (森本智之)

 「こんなに待たされるとは。仕事する前に疲れちゃいました」

 受け付けから三時間以上待っていた同市宮城野区の石川明典さん(30)は嘆息した。待合室では大勢のボランティア希望者がいすに座り込んでいる。

 センターは区内の避難所や市民から依頼を募り、ボランティアに仲介する仲人のような存在だ。だが、スタッフは「希望者が多すぎて現時点では回せる仕事がない」と申し訳なさそうに話す。

 午前九時の受け付け開始時から約百三十人が列をつくった。「避難所のトイレ掃除四人」「倒れた家具の片付け五人」…。スタッフが声を掛けると、次々に希望者が手を挙げ、仕事はあっという間になくなっていく。

 余った人たちにはセンターの事務などが割り当てられた。ボランティアは避難所の手伝いや民家内での作業を想定して来る人が多い。若林区の高校三年女子(18)は「被災者と触れ合えるような仕事が良かった。事務作業なら応募しなかったのに」と残念そうだ。

 センター開設直後の十八日には六百人が殺到したが、仕事は五十人分だけだった。ミスマッチが深刻化し、仙台市と宮城県では原則として地元市町村以外からのボランティアを受け入れていない。

 仙台市内より被害の大きい沿岸部では自衛隊や警察による遺体の捜索とがれきの撤去が続く。多くの地域は立ち入り禁止で、ボランティアに適した仕事がない。県社会福祉協議会の担当者は「食料や燃料不足も深刻で、とても各地からボランティアを引き受ける余裕がない」と話す。

 若林区のセンターを運営する仙台市社会福祉協議会若林区事務所の古沢良一所長は「ボランティアは押し売りではなく、被災者のニーズが最も重要。希望に沿う仕事ばかりでないことを理解してほしい」と話す。その上で「立ち入り禁止が解除されれば多数のボランティアが必要になる時は来る。それまでは待っていてほしい」と呼び掛ける。

349とはずがたり:2011/04/06(水) 17:11:20

地震で日本狭くなる? 地盤沈降で水没、地図書き換えも
http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201104060203.html
2011年4月6日15時1分

http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0406/TKY201104060268.jpg
写真:地震で地盤沈下し、道路や家のあった場所は海面下に没していた=2日、宮城県南三陸町志津川、橋本弦撮影拡大地震で地盤沈下し、道路や家のあった場所は海面下に没していた=2日、宮城県南三陸町志津川、橋本弦撮影

http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0406/TKY201104060273.jpg
写真:地震で地盤沈下し、道路や家のあった場所は海面下に没していた=2日、宮城県南三陸町志津川、橋本弦撮影拡大地震で地盤沈下し、道路や家のあった場所は海面下に没していた=2日、宮城県南三陸町志津川、橋本弦撮影

 東日本大震災の影響で、地図の書き換えが必要になるかもしれない。東北太平洋側の海岸線が地盤沈下し、海と一体化しているからだ。ただ、面積の減少は市町村への地方交付税の減少につながる。国土地理院は「今調査すれば、被災した自治体に気の毒だ」として、当面は地図を更新しない方針だ。

 市街地が壊滅的被害を受けた宮城県南三陸町の志津川港周辺。鉄工所や船舶エンジン工場があった場所は完全に海になり、面影さえない。町によると津波後、港周辺の地盤は最大75センチ低くなったという。

 今月は3日前後が「大潮」で、11日にかけて満潮時の潮位が高い。漁網販売会社経営の今野益二郎さん(60)の店舗兼倉庫も冠水する。「昔は海だった埋め立て地はほとんどが海に戻ったということ」と話す。港から約200メートル離れた本浜町でも、志津川湾に注ぐ川沿いの約10戸が水没している。

 国土地理院の調査では、今回の津波で青森県から福島県で計443平方キロメートルが浸水した。東京23区の7割以上にあたる。排水できる場所もあるが、すべて復旧できるかどうかは不透明だ。担当者は「そのまま海になるか、埋め立てるのか、干拓するのか。見極めにも数年かかる」とも説明している。

 国土地理院は不定期で、満潮時の海岸線を航空写真で撮影して地形図を更新。それをもとに毎年10月に「全国都道府県市区町村別面積調」をつくり、地方交付税を算出するデータの一つに使われている。災害による面積の変更は過去に例がないという。(武田肇、田伏潤)

350とはずがたり:2011/04/06(水) 17:12:14

被災地の詳細な航空写真、グーグルマップで公開 「救援に活用を」
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104010169.html
2011年4月1日11時21分

写真:震災後の宮城県岩沼市付近の空撮写真 (C)google拡大震災後の宮城県岩沼市付近の空撮写真 (C)google

 グーグルは1日、各地の地図を閲覧できる「グーグルマップ」上で、東日本大震災で被災した地域の詳細な航空写真の公開を始めた。

 震災後、仙台市から宮城県南部にかけての沿岸部を航空機から撮影。従来の衛星写真の3倍以上の解像度を持つ空撮画像に差し替えた。津波で流された建物や車両、寸断された道路などが鮮明に判別でき、震災のすさまじさを改めて浮き彫りにするとともに、復興にあたる重機なども確認できる。

 グーグルでは「救援物資の輸送路などの事前確認に活用してほしい。支援にあたる方々が現地の様子を調べる手助けになればと思っています」と話している。

 現在、東北地方から千葉県にかけて撮影を続けており、順次「グーグルマップ」に掲載していくという。(アサヒ・コム編集部 藤坂樹理)

地震、その時Googleは 「1秒でも惜しい」と怒涛の開発、海外にもバトンつないで (ITmedia)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036554230/680-681

351とはずがたり:2011/04/06(水) 20:58:41

東日本大震災:宮城県沖海底24メートル移動 海保が観測
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110407k0000m040080000c.html

 海上保安庁は6日、東日本大震災の震源のほぼ真上にあたる宮城県沖の海底に設置した「海底基準点」が最大で東南東に約24メートル移動し、約3メートル隆起したことを観測したと発表した。海保は「震源付近の地殻変動を直接とらえたのは世界的にも例がないのではないか」として、11日に開かれる政府の地震調査委員会で報告する。

 海保は東京大生産技術研究所の技術協力を得て、海底の地殻変動観測システムを開発。宮城県沖地震や東海・東南海・南海地震の想定震源域のうち、海側のプレートが陸側プレートの下に沈み込む境界付近の海底16カ所に音波を送受信できる海底基準点を設置し、プレートの動きを00年から観測している。

 3月28〜29日に海底基準点のデータを観測したところ、牡鹿半島(宮城県石巻市)の東南東約120キロ、水深約1700メートルの海底基準点「宮城沖1」が東南東に約24メートル移動し、約3メートル隆起したことが判明。約40キロ陸側の水深約1100メートルにある「宮城沖2」は東南東に約15メートル移動し、約60センチ沈下していた。塩屋崎(福島県いわき市)の東約80キロ、水深約1200メートルにある「福島沖」も東南東に約5メートル動いていた。

 観測結果には震災後のプレートの動きも含んでいるが、この間の移動距離は1日数センチと見られ、「宮城沖1」は本震だけで約20メートル動いたと考えられるという。また、2基準点が隆起と沈下に分かれたことは、プレートのずれと連動した観測値と考えられるという。

 陸上では、牡鹿半島に国土地理院が設置した観測点が東南東に約5.3メートル動き、約1.2メートル沈下したことが明らかになっており、震源付近の海底の移動距離は陸上の4倍以上もあったことになる。【石原聖】

毎日新聞 2011年4月6日 20時40分

352チバQ:2011/04/08(金) 00:45:42
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20110407/zsp1104071542006-n1.htm
“黙殺”された長野県「栄村大震災」の傷跡に迫る★マスコミが報じなかった もう一つの「東日本大震災」

2011.04.07

 今回の一連の震災報道をめぐり、「ロクデナシのマスコミ」「非道な気象庁」などと抑え切れない怒りをぶちまける“記事”がインターネット上で話題となっている。

「ウィキペディア」のパロディサイト、「アンサイクロペディア」に掲載された「栄村大震災」についての記述がそれだ。

 東日本大震災のあった翌日、3月12日午前3時59分に起きた長野県と新潟県の県境にある長野県下水内郡栄村を震源とした「栄村大震災」は、最大震度6強を記録。しかも、本震からわずか1時間あまりのうちに震度6弱の余震が2度にわたって起こるなど、被害が甚大であったにもかかわらず、全国紙レベルではまったくと言っていいほど報道されなかったのだ。このため、アンサイクロペディアには「まるで何事もなかったかのように(栄村だけ)多くの国民から無視されることになる」などと痛烈な批判が書かれている。

「地元紙やローカル放送ではかなり大きく報道されていたのですが、確かに全国ネットのテレビや新聞ではまったく報じられませんでしたね。実際の被害状況は、道路が寸断されて一時孤立してしまう集落もあったくらいなんですが……」

 地元メディアの記者もこう嘆くように、地元の公民館は完全に瓦解し、小学校の天井も崩れ落ちるなど、建物の全半壊は45〜46棟(物置も含む)。死者こそ出なかったものの、地震発生当初は村民約2300人のうち1700人以上が避難する深刻な被害に見舞われたという。

「毎日、テレビには津波の被害や原発事故ばかり流れているんで、そちらに目が向くのは仕方のないことだと思います……。ただ、今回ネットで栄村の被害を知ったという人たちからたくさん励ましの電話やメールが届きました。ウチの村が被害の大きさに比べて『無視されているんじゃないか』って心配してくれている人が少なからずいると知り、純粋に嬉しかったですね」

 栄村役場総務課の藤木利章さんはこう話すが、震度6強の爪痕は深く、復旧にはまだまだ時間がかかりそうな気配だ。

 実際に復興作業にあたるNPO法人「栄村ネットワーク」事務局理事の松尾真さんが言う。

「物資はかなり届いていますが、水道と下水に関しては水源が完全に土砂崩れでやられちゃったというのもあって、復旧にかなり時間がかかると思います。仮設住宅の建設も、進み具合は東北より遅いですし……。とりあえず40戸造ることは決まったのですが、まだまだ全然足りませんね」

 さらに、松尾さんが心配するのが、栄村の地震が今後一連の東日本大震災と同じに扱われるかどうかについてだ。

「警察庁が発表した4月1日付の被害状況を見ると、今回の東日本大震災の被害県に、四国の徳島県や高知県が入っているのに長野県が入っていないんです。被害県として認定されなければ復興予算も回ってこない……。政府が原発事故にかかりっきりなのもわかっているのですが、これからがとても心配です」

 栄村がこれ以上「無視」されないことを祈るばかりだが。

353荷主研究者:2011/04/09(土) 17:08:01

http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY201104010283.html
2011年4月1日17時32分 朝日新聞
避難渋滞、津波被害を拡大 促しても車降りる人少数

 東日本大震災の地震の直後、被災各地で渋滞が起こり、車列ごと津波に流されていたことが、生存者らの証言で分かった。車による避難は渋滞を招いて被害を拡大させるという防災関係者の懸念が、車社会を襲った初の大津波災害で現実となった。

 宮城県警によると、津波の被害の大きかった宮城県名取市では地震直後、海岸線に並行して延びる県道の渋滞が確認されている。

 同市に隣接する仙台市若林区の渡辺静男さん(59)は、避難場所の小学校へ駆け足で向かう途中、信号の消えた県道交差点で車が立ち往生しているのを見た。警察官は車をたたいて避難を呼びかけたが、車を捨てて逃げる人の姿は見なかった。小学校に駆け込むと同時に津波が到来。校舎は3階まで水没し、車列が濁流に流されていたという。

 同県石巻市や気仙沼市、岩手県釜石市でも、被災者が渋滞を目撃したり体験したりしている。

 釜石市では、国土交通省の港湾事務所付近の国道が渋滞した。職員によると、同事務所の屋上に避難するよう、同僚が拡声機で車列に向かって叫んだが、応じた人は少数だったという。

 知人の車で避難しようとした気仙沼市の渡部せつ子さん(82)は、渋滞中に濁流にのまれた。車ごと家に乗り上げ助かったが、「車から離れるなんて思い付かなかった」と語る。近所にある魚市場の高さ約10メートルの屋上に避難した約600人は津波の被害を免れた。

 災害時の心理に詳しい東北大の邑本(むらもと)俊亮(としあき)教授は「緊急事態で人は正常な判断力を失い、最初の判断を変えづらくなる。渋滞に巻き込まれても、車を降りる決断は難しいだろう」と言う。

 一方、福島県相馬市の佐藤勇一さん(61)は、車で命拾いした。住んでいた集落はほぼ壊滅。自宅から最も近い高台へは1キロ以上あり、「病気の妻と徒歩で逃げたら、間違いなく死んでいた」という。

 震災では、宮城県だけで約14万6千台の自動車が津波で流された。邑本さんは「避難弱者に車を譲り、自力で逃げられる人は車に頼らないことで、被害は減らせるはず。そんな行動を促す社会教育が急務だ」と話す。(乗京真知、長野剛、荒海謙一)

354荷主研究者:2011/04/09(土) 17:13:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110401t13076.htm
2011年04月01日金曜日 河北新報
野鳥の楽園、見る影なく 一帯に砂、復元不能か 蒲生干潟

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110401017jd.jpg
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110401018jd.jpg
震災後(3月25日)の蒲生干潟(上)。震災前(1997年6月撮影)と比べ、津波で潟湖は砂で埋まり、海岸との境界はなくなっている

 東日本大震災は、渡り鳥の飛来地として知られる仙台市宮城野区の蒲生干潟も壊滅させた。約13ヘクタールの潟湖はほぼ砂で覆われ、かつてあった自然豊かな湿地帯は見る影もない。宮城県は「元の姿に戻るのは不可能ではないか」とみている。

 七北田川河口に広がる蒲生干潟は、潟湖を中心に約48ヘクタールが国の「海浜鳥獣保護区特別保護地区」に指定されている。淡水と海水が混じり合うため、ゴカイ類や貝類など水生生物が豊富に生息。ヨシ原があり、シギ類やチドリ類をはじめ多くの野鳥が集まる場所だった。

 だが、震災後、その姿は大きく変わった。潟湖の姿はうっすらとうかがえるものの、砂が一面を覆い尽くし、砂浜との境界がなくなっている。海岸線には、コンテナや木材も散らばる。

 干潟を一望できた日和山(6.05メートル)は消滅し、頂上に立っていた一本松は地べたに横たわる。干潟の西側に建てられたばかりの高さ約4メートルの防波堤は所々が決壊し、押し寄せる海水を止めることはできなかった。

 周辺は津波による犠牲者が多く出た。県自然保護課は「蒲生地区は捜索活動が第一」とした上で、「海岸が70センチ近く沈下したという情報もある。元に戻るのは不可能だろう」とみる。環境省東北地方環境事務所は「砂の動きも含めて、鳥が戻るかどうかは長期的に見ていく必要がある」としている。(亀山貴裕)

355荷主研究者:2011/04/09(土) 17:36:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t13012.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
蒲生干潟「回復困難」 津波被害「貞観」と同規模

 東北大災害制御研究センターは1日、仙台市青葉区の同センターで東日本大震災に関する報告会を開いた。震災後の調査で仙台市宮城野区の蒲生干潟は、生態系回復が困難なほど深刻な被害を受けたことが判明。今回の津波について、仙台の沿岸部で過去最も大きな被害を出したとされる869年の貞観地震津波と同規模と報告した。

 真野明教授(水工学)は、仙台市から宮城県山元町にかけての海岸の浸食を調査。波消しブロックの散乱状況などから、押し波が海岸堤防を乗り越えて内陸部を浸食し、引き波が堤防や海浜を破壊したと分析した。

 海岸付近に現存する防潮林などの様子から、津波を弱める効果があったことも確認。「今後も海岸林を維持することが重要だ」と指摘した。

 蒲生干潟については「砂に埋まったため、元の生態系を回復するのは難しい。時間がたてば別の新しい生態系が形成されるだろう」と述べた。

 津波を調べている今村文彦教授(津波工学)らは、過去の調査で仙台東部道路よりも内陸の地点で、貞観地震津波の堆積物を発見している。

 今回も東部道路の内陸側で浸水を確認。今村教授は「海岸線の位置が異なる上、東部道路もなかったので単純な比較はできないが、貞観地震津波と同程度の可能性がある」と話した。

356荷主研究者:2011/04/09(土) 18:03:08
>>339
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103300072/
2011年3月31日 神奈川新聞
東日本大震災:東北は必ず復興できる、県内出身の東北大生が横浜で募金活動/神奈川

街頭で募金活動に取り組む柏木さん(右端)と東北大生ら=桜木町駅前

 東日本大震災後、実家に避難してきた県内出身の東北大生たちが、横浜市内で募金活動を続けている。自らも被災者ながら、何か自分にできることをと立ち上がった。「避難所にいたころは、毎日の生活で手いっぱいだった。だが、こちらに来て気持ちにゆとりが出てくるにつれ、何かしないといけないと思った」。被災地の惨状を知るがゆえ、抱く思いは人一倍強い。

 活動しているのは「東北学生有志復興支援団体A4T」。東京や栃木、青森など各地に支部を設け、街頭で募金を集めている。

 神奈川の中心メンバーは医学部2年、柏木良介さん(21)。被災後、避難所で暮らし、運良く乗車券の取れたバスで18日に藤沢市の実家に戻ってきた。

 インターネットを通じて20日にA4Tの活動を知るや、代表者に連絡して協力を申し出た。「ならば、神奈川県の支部長として取りまとめ役になってくれないか」。そう告げられた。

 同じく県内の実家に避難していた東北大の友人5人に声を掛け、活動をスタート。各自が知人に呼び掛けた結果、計15人の東北大生が集まったほか、他大学の学生にも輪が広がった。

 募金活動は29日から横浜駅西口と桜木町駅前で実施。「僕たちは仙台から来ました。協力をお願いします」。手作りの横断幕と募金箱を手に、声を張り上げた。寄せられた金額は初日だけで40万円を超えた。

 「東北の学生がやっているから、大きいのかも。それにしても、日本は強い国だな。子どもからお年寄りまで、みんな協力してくれる」。街頭に立ち続ける柏木さんは、東北は必ず復興できると確信を抱いた。

 募金活動は4月5日まで(最終日は横浜駅西口のみ)。午前10時から午後3時まで。

357荷主研究者:2011/04/09(土) 18:19:21
>>339
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110331/CK2011033102000152.html
2011年3月31日 中日新聞
若い力を結集“支援の輪” 浜松の東北大生が市に提言

義援金を振り込んだ用紙を手にする東北大の学生たち=浜松市役所で

 東日本大震災で被災し、故郷の浜松市で街頭募金を続ける東北大(仙台市)の学生たちが、地元学生とのネットワークづくりを浜松市に提案した。「何かしたくても実行に移せない同世代もいる」−。一日も早い復興を目指し、被災地支援の輪を広げようと、若い力を結集したい考えだ。 (後藤隆行)

 この東北大生は浜松北高を卒業した面々。実家に戻って「できることをしよう」と募金活動を思い立った。JR浜松駅前で3日間かけて協力を呼び掛けると、94万5564円が寄せられ、宮城県に振り込んだ。

 「学生同士の思いをつなげたい」。29日には浜松市役所を訪れ、危機管理監や政策調整広報官と懇談した。街頭で同じ行動に出ている浜松大や静岡文化芸術大の学生たちを見たからだ。学校の壁を越えた連携に向け、呼び掛け役を行政に促すと、市側も「協力していく」と応じた。

 農学部2年の袴田旺弘さん(20)=東区出身=は「ほかの大学もあるし、エネルギーが余っている人たちはきっといる」と話す。7人で始めた自分たちの活動も、同窓の輪が17人に増え、東北大への入学を控える2人も参加してくれた。

 法学部2年の袴田崇弘さん(20)=北区出身=は、被災地で活動したいボランティアの取りまとめも念押し。せっかくの善意を空回りさせないため、行政の調整機能に期待した。

 「震災の被害はあまりに大きい。浜松でも東海地震がいつあるか分からない。互いに助け合えることができたら」。法学部3年の江藤弘章さん(21)=中区出身=は、双方の立場から願っている。

 新学期は4月下旬から始まると聞いており、浜松にいる間は募金活動を続ける。ほかに「何ができるか」も探し合っていく。

358荷主研究者:2011/04/09(土) 18:23:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110403t13017.htm
2011年04月03日日曜日 河北新報
東部道路、津波から住民救う 仙台・六郷

仙台東部道路の前で津波の様子を語る大友さん=仙台市若林区種次

 東日本大震災で被災した仙台市若林区六郷地区で、多くの住民が地区の東西を貫く仙台東部道路に駆け込み、一命を取り留めた。道路が周辺より高い盛り土構造だったことが幸いした。高速道は指定避難所ではないが、震災時の一時避難拠点として見直されそうだ。

 六郷地区で町内会長を務める大友文男さん(79)は自宅近くで荒れ狂う波を目撃した。津波は高さ2〜3メートル。車や家屋を押し流して迫って来て、海を背に逃げた。

 目指したのは約600メートル先の仙台東部道路。目の前にある高台は高速道しかなかった。死に物狂いで走って道路脇の高さ約1メートルのフェンスをよじ登り、のり面を駆け上がって難を逃れた。

 本線には既に約50人の住民が避難していた。妻と娘の姿もあった。「道路のおかげで命が救われた」と実感している。

 六郷地区は太平洋沿いに広がる平地。海抜は約2メートルにとどまり、津波に対する備えが長年の課題だった。

 地域には指定避難所の東六郷小などがあるが、海岸近くで津波の直撃が懸念されていた。東部道路は盛り土で地上約6メートルにあり、住民は津波被害を受けにくい点に着目した。2009年に津波対策連絡会を設け、道路を避難所に指定するよう求める全国でも例のない防災活動を展開した。

 今回の震災で、東部道路は住民の命を守り、がれき混じりの海水が西側市街地に入るのも防いだ。指定避難所の小学校は波が流入し、校庭に避難した住民の多くが流されて犠牲になった。

 大友さんは連絡会のメンバーでもあり、「東部道路が避難先になることが浸透していれば、犠牲者はもっと少なかったはずだ」と悔やむ。連絡会事務長(61)は「行政は東部道路を避難所に指定し、避難階段を設けるなどの措置を早急に講じてほしい」と話している。
(神田一道)

359とはずがたり:2011/04/11(月) 20:50:23

収まらんなぁ。

福島・茨城で震度6弱=震度5弱も続いて2回―1人死亡、生き埋めの情報も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000110-jij-soci
時事通信 4月11日(月)17時26分配信

 11日午後5時16分ごろ、東北地方で地震があり、福島県の浜通り、中通りと茨城県南部で震度6弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源地は福島県浜通りで、震源の深さは6キロ(暫定値)、地震の規模(マグニチュード)は7.0(暫定値)と推定される。同庁は茨城県沿岸に津波警報を発令、宮城、福島両県と千葉県九十九里、外房に津波注意報を出したが、同6時5分に解除した。
 また、同5時17分と同26分ごろにも地震があり、いずれも福島県で震度5弱の揺れを記録した。
 気象庁によると、地震は東日本大震災の震源域内で起きており、余震と考えられるという。土井恵治地震予知情報課長は「陸のプレートの浅いところで起きた」と説明。今後もしばらくはM7クラスの強い余震に注意するよう呼び掛けた。
 県警や消防によると、茨城県龍ケ崎市では転倒した男性(46)が頭部を強打し死亡したほか、牛久市の東日本入国管理センターでスリランカ人男性(46)がショックで倒れ、意識不明という。このほか同県内では多数が負傷、福島、栃木両県でもけが人が出た。また、福島県いわき市田人町で家屋が倒壊、4人が生き埋めとの情報があり、県警が確認を急いでいる。
 東京電力によると、福島第1原発1〜3号機の外部電源が途絶し注水が止まったが、約50分後に再開した。
 また、東北電力によると、いわき市を中心に福島県で約20万戸で停電が発生。運転停止中の女川原発(宮城県石巻市、女川町)と東通原発(青森県東通村)はいずれも外部電源が確保されており、冷却機能は維持されている。

360チバQ:2011/04/11(月) 23:34:57
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/03/311.php
3.11大震災が東京に残した教訓
Lessons From Tragedy

多くの帰宅困難者は出たものの、電気もトイレもある今回の経験は「避難訓練」程度のものだった

2011年03月24日(木)14時20分
井口景子(本誌記者)

[2011年3月30日号掲載]

 東日本大震災で首都圏も震度5前後の強い揺れを経験したが、人的被害は東北や北関東地方ほどではなかった。しかし、胸をなで下ろしている場合ではない。いずれ起きるであろう首都直下地震や東海・東南海・南海地震では、今回以上の揺れや津波に襲われる可能性もある。

 11日に地震が発生したとき、都心は長い周期で揺れる「長周期地震動」に襲われた。そのため高層ビルは高層階ほど激しく揺れ、家具の転倒が相次いだ。建物の全壊は比較的少なかったが、日本建築学会によれば、同時発生が懸念される東海・東南海・南海地震では東京、大阪、名古屋の高層ビルは設計時の想定の1.2〜2倍の長周期地震動に襲われるという。

 しかも東京大学総合防災情報研究センターの鷹野澄教授によれば、首都圏に到達する長周期地震動は北から伝わる場合よりも、東海・東南海・南海地震のように南から伝わるほうが大きくなる傾向がある。今回の地震で建物内部にダメージを受けているリスクもある。「今回持ちこたえたからといって、次も大丈夫と油断するのは禁物だ」と、鷹野は言う。

 揺れの後の行動にも反省点がある。徒歩で自宅を目指す人が数万人に上ったが、大災害で交通が麻痺した場合は「むやみに動かない」が大原則だ。

路上で水に襲われる可能性も
 マグニチュード7.3の首都直下地震のシミュレーションでは、建物の倒壊や道路の寸断、火災、停電のため、歩く距離が10キロを超えると1キロごとに1割が脱落。20キロで全員が脱落し、危険な場所で立ち往生する。緊急車両の通行を妨げ、2次災害に巻き込まれる恐れも高い。

「今回は電気、ガス、水道に加えてトイレまで使えたという意味では『避難訓練』に近かった。本当の危機とは次元が違う」と、工学院大学の村上正浩准教授は言う。

 路上にあふれる帰宅難民に「水」が追い打ちをかける可能性もある。今回は東京湾沿いで液状化現象が起きたが、津波にも警戒が必要だ。関東大震災では相模湾や房総半島に10メートル前後の大津波が到来した。

 入り口が狭い東京湾には高い波が入りにくいが、「海抜ゼロメートル地帯が広がっているので、小規模の津波でも水が河川を逆流して浸水し、水道や下水道を麻痺させる」と、東京大学地震研究所の古村孝志教授は言う。水が逆流するのは大阪湾も同じで、1854年の安政南海地震では市街で多数の死者が出た。

「想定外だった」という言い訳はもう許されない。

361とはずがたり:2011/04/12(火) 15:08:26

地震:長野と千葉で相次ぎ発生 震度5弱
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110412k0000e040055000c.html

 12日朝、長野県と千葉県で強い地震が相次いで発生した。午前7時26分ごろ、長野県北部を震源とする地震があり、木島平村や栄村で震度5弱を観測。気象庁によると、震源の深さはごく浅く、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.6と推定される。約40分後の午前8時8分ごろには、千葉県東方沖を震源とする地震があり、旭市や香取市で震度5弱を観測した。震源の深さは26キロ、Mは6.4と推定される。

 気象庁によると、長野の地震は3月12日に発生したM6.7の地震の余震ではないとみられる。千葉の地震は東日本大震災の余震と考えられるという。

 成田空港は安全確認のため、地震発生直後から13分間、2本の滑走路を閉鎖した。JR東日本千葉支社によると、京葉線と東金線の全線、総武線の一部などで一時運転を見合わせた。京成電鉄も一時、京成大和田−成田空港などで運転を見合わせた。

 また東海道新幹線は東京−豊橋間で停電。16分間運転を見合わせ、上下40本が最大23分遅れ、3万3000人に影響した。東北、上越、長野新幹線も一時運転を見合わせた。東京メトロも千葉の地震の影響で、全線で一時運転を見合わせた。

 長野県北部の地震の各地の主な震度は次の通り。震度4=長野市、長野県中野市、飯山市、群馬県中之条町、新潟県十日町市、出雲崎町

 千葉県東方沖の地震の各地の主な震度は次の通り。震度4=千葉市、千葉県銚子市、成田市、茨城県日立市、土浦市、埼玉県久喜市、加須市、東京都足立区

毎日新聞 2011年4月12日 11時27分(最終更新 4月12日 14時41分)

地震:福島と茨城で震度6弱=午後2時7分
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110412k0000e040101000c.html

 12日午後2時7分ごろ、福島県で強い地震があり、いわき市や北茨城市で震度6弱を観測し、東北から中部地方の広い範囲で5強〜1の揺れを感じた。気象庁によると、震源地は福島県浜通りで、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.3と推定される。

 各地の主な震度は次の通り。

 震度5強=福島県浅川町、茨城県高萩市▽震度5弱=福島県郡山市、白河市、茨城県日立市、鉾田市▽震度4=福島県相馬市、南相馬市、二本松市、水戸市、宮城県岩沼市、山形県上山市、宇都宮市、埼玉県春日部市、千葉県旭市、香取市、野田市

毎日新聞 2011年4月12日 14時12分(最終更新 4月12日 14時39分)

362とはずがたり:2011/04/14(木) 12:34:32
2011年04月14日(木)02時02分
「地震予知、即刻中止を」
東大教授、英誌に掲載
http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news2.php?genre=Science/Environment/Health&amp;newsitemid=2011041301001002

 ロバート・ゲラー東京大教授

 「日本政府は不毛な地震予知を即刻やめるべき」などとする、ロバート・ゲラー東京大教授(地震学)の論文が14日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

 「(常に)日本全土が地震の危険にさらされており、特定の地域のリスクを評価できない」とし、国民や政府に「想定外」に備えるよう求めた。

 「今こそ(政府は)地震を予知できないことを国民に率直に伝えるとき」とも提言しており、世界的な学術誌への掲載は地震多発国・日本の予知政策に影響を与える可能性もある。

 論文では、予知の根拠とされる地震の前兆現象について「近代的な測定技術では見つかっていない」と指摘し、「国内で1979年以降10人以上の死者が出た地震は、予知では確率が低いとされていた地域で発生」と分析。マグニチュード8クラスの東海・東南海・南海地震を想定した地震予知は、方法論に欠陥がある、としている。

 教授は「地震研究は官僚主導ではなく、科学的根拠に基づいて研究者主導で進められるべきだ」として、政府の地震予知政策の根拠法令となっている大規模地震対策特別措置法の廃止を求めた。

 また、福島第1原発事故についても「最大38メートルの津波が東北地方を襲ったとされる1896年の明治三陸地震は世界的によく知られている」とし、「当然、原発も対策されているべきで、『想定外』は論外だ」とした。

363チバQ:2011/04/17(日) 20:04:51
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041701000656.html
宮城の死者95%超が水死 「阪神」との違い鮮明
 東日本大震災で10日までに死亡が確認された宮城県の死者8015人のうち、95・8%にあたる7676人が津波による水死だったことが17日、県警の調べで分かった。死者数が多い岩手、福島両県でも同様の傾向とみられ、家屋倒壊などによる圧死が大半だった1995年の阪神大震災との違いが鮮明となった。

 死因では水死に続き、出血性ショックや多発性外傷などの「損傷死」が1・6%(126人)、焼死が1・0%(83人)の順。圧死は0・3%(25人)にすぎなかった。このほか、低体温症や急性心臓死などの「その他」が0・7%(58人)あった。

 死者の年代別では70代が19・9%の1593人で最も多く、80歳以上の18・7%(1500人)、60代の16・6%(1332人)、50代の10・1%(806人)の順。10代〜40代の各世代は6・1%〜2・9%で、60代以上が55%を超えた。男女別では男性45・4%(3637人)、女性54・1%(4339人)だった。

 県警は3月11日の震災発生から1カ月間の死者について死因、年代や男女別の比率を分析した。

2011/04/17 19:45 【共同通信】

364チバQ:2011/04/17(日) 20:27:03
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041701000661.html
震災犠牲者、65歳以上が55% 災害弱者、逃げ遅れか 
 東日本大震災の犠牲者で年齢が確認された9112人のうち、65歳以上の高齢者が4990人に上り、全体の54・8%を占めていることが17日、共同通信の集計で分かった。岩手、宮城、福島の3県いずれも各県の高齢者率の2倍を超え、高齢化が進む地域で災害弱者が津波にのまれた実態が浮き彫りになった。

 専門家は「逃げ遅れた人が多かったのではないか」と指摘。今後のまちづくりでは、津波の危険がある沿岸部での居住を避ける必要性を指摘している。

 被害があった各警察本部の報告を受けて警察庁がまとめた一覧表から集計した。ほとんどが津波による犠牲者とみられる。

 被害が大きかった東北3県の死者は16日時点で岩手3952人、宮城8360人、福島1330人。65歳以上は岩手55・4%、宮城54・3%、福島56・4%。

 2010年の住民基本台帳では、65歳以上が占める割合は岩手26・8%、宮城22・2%、福島24・5%だった。

 特に、壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市や宮城県南三陸町といった三陸沿岸部は、人口減少が続いており、65歳以上が30%を占めるなど高齢化が進んでいた。

 東北大の今村文彦教授(津波工学)は「若者に比べ、高齢者は早く走れず、体力が十分でないため逃げ遅れたのだろう」と分析。沿岸部から離れた場所に、生活や雇用の機能をひとまとめにしたコンパクトなまちづくりが高齢者には最も安全だと説明する。

 一方、20歳未満の死者は619人で、全体の6・8%。3県別の全体に占める割合は、岩手4・2%、宮城7・6%、福島6・1%。

 ある学校関係者は「学校は、日常的に避難訓練が実施されるなど防災意識が高い。今回の地震は下校前の時間帯で、教職員の避難誘導で助かったケースもあった」と話した。

2011/04/17 19:46 【共同通信】

365とはずがたり:2011/04/21(木) 13:10:18

凄いな・・

海峡の底出現 引き波後に津波激突 仙台の写真家撮影
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110414t13025.htm

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大規模な引き波で海底が露出した金華山と牡鹿半島の海峡

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南北からの津波が激突し、大きく盛り上がる海面=3月11日午後3時36分、宮城県石巻市の金華山から東野さん撮影

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地図

 東日本大震災で、宮城県の牡鹿半島と金華山の海峡で海底が見えるほどの引き波が発生し、南北から押し寄せた津波が激突する様子を、仙台市青葉区の元NHKカメラマンで山岳写真家の東野良さん(66)が撮影した。

 東野さんは3月11日、石巻高の同窓生の登山仲間12人と一緒に金華山に来ていた。金華山港で、鮎川港に戻る定期船を待っていた午後2時46分、地震が発生。高台への道は土砂崩れが起きていたが、何とか通って高台に避難した。
 午後3時12分ごろ、海面が上昇し始め、さっきまでいた待合室は水没。同29分ごろ、今度は南に向かって水が引き始め、同33分には撮影場所から約1キロ先に見える牡鹿半島との間は海底が露出し、海は川の流れのようになったという。
 同36分、南北から白波を立てて津波が押し寄せ、東野さんらの目の前で激しくぶつかった。「ゴーゴーというすごい音を立てていた。現実感がなかった」と振り返る。
 東野さんらは島の神社で一夜を明かし、12日に工事関係者の船で鮎川港に戻った。徒歩やヒッチハイクで14日、仙台市内の自宅に戻ったという。

2011年04月14日木曜日

366とはずがたり:2011/04/22(金) 20:47:32
衛星「だいち」観測不能に 宇宙機構、電力停止と発表
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042201000939.html

 宇宙航空研究開発機構は22日、陸域観測技術衛星「だいち」の発生電力が停止し、観測ができなくなったと発表した。原因を調査して対策を検討するとしている。

 だいちは2006年1月にH2Aロケットで鹿児島県の宇宙機構種子島宇宙センターから打ち上げられた後、設計寿命の3年、目標寿命の5年を超えて運用されていた。

 同日午前7時半ごろ、太陽電池から供給されている電力が急速に低下し、自動的に消費電力を節減するモードに入っていたことが判明。同日午後、発生電力が確認できなくなったという。

 東日本大震災後に観測した東北地方の画像は、地殻変動の把握などに活用された。
2011/04/22 20:10 【共同通信】

367荷主研究者:2011/04/23(土) 16:02:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110413t33040.htm
2011年04月13日水曜日 河北新報
明治三陸津波で打ち上げられた津波石「本当だった」

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明治三陸津波で打ち上げられた津波石。東日本大震災の津波もここまで達した=岩手県田野畑村

 明治三陸津波(1896年)で岩手県田野畑村の羅賀地区に運ばれてきた「津波石」に、東日本大震災の津波が再び到達した。石が動くことはなかったが、羅賀の住宅計150軒のほぼ半数が全壊。あらためて津波の威力を見せつけた。

 津波石は海岸から約360メートル、標高約25メートルの場所に2個ある。重さはいずれも約20トン。30メートル以上ともいわれる波高で集落を壊滅させた明治三陸津波の際、現在地に打ち上げられた。過去の調査では、もともと海底にあった岩石とされている。種類は水成岩。

 「子どものころ、津波で運ばれた石と聞かされて冗談だと思っていたが、本当だったのか」。津波石がある場所の近くに住む漁師の山根峯行さん(76)が驚く。

 羅賀では、がれきが集落の斜面を押し上げられ、津波石の手前に積み上がった。山根さんの自宅前に立っていた明治三陸津波の犠牲者を鎮魂した石碑も流され、真っ二つに割れたという。住民約450人のうち9人が行方不明のままだ。

 津波の破壊力を伝え続ける津波石。昭和三陸津波(1933年)の翌年に生まれた山根さんは「がれきで勢いは止まったが、今回の津波は明治、三陸の時より強力だったかもしれない。恐ろしい力だった」と話した。(東野滋)

368荷主研究者:2011/04/23(土) 16:13:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110414t13036.htm
2011年04月14日木曜日 河北新報
宮城9万7705世帯が浸水 総務省が統計地図

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/20110414-a1.jpg

 総務省統計局は13日までに、東日本大震災で津波被害があった青森、岩手、宮城、福島4県の浸水域と人口や世帯数の推計値を組み合わせた統計地図を作製し、ホームページに公表した。

 2月公表の国勢調査速報値と航空、衛星写真の画像解析データに基づき、浸水域を赤色で表示。平均約50世帯の国勢調査の調査区単位に分けて状況を示し、自治体ごとの推定浸水域の人口などを表で併用している。

 推計値では、39市町村の浸水域に15万6101世帯があり、44万4344人が居住。県別で浸水域の居住が最も多かったのは宮城で、15市町に9万7705世帯、27万7952人が住んでいた。

369チバQ:2011/04/24(日) 18:46:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000533-san-soci
緊急地震速報の空振りはなぜ? 「同時発生」「地震計ダウン」精度落とす
産経新聞 4月23日(土)18時19分配信


【社会部オンデマンド 大震災編】

 「東日本大震災が起きてから緊急地震速報が出る回数が増えていますが、速報が出ても揺れを感じないことが何度かありました。なぜ速報が空振りに終わってしまうことがあるのでしょうか。速報の精度を上げることは可能なのでしょうか」=東京都渋谷区の男性会社員(33)

【写真で見る】新潟では地震速報機付き自動販売機が登場

 ■6割以上が震度2以下の「不適切」

 「緊急地震速報が出ました」。テレビや携帯電話から警報音が鳴り響き、大きな揺れに備えて身構える。3月11日の東日本大震災以降、東北や関東地方で繰り返されている光景だが、身体を硬くしたものの揺れを感じなかったケースは少なくない。気象庁管理課の担当者も「速報の精度が落ちている」と認める。

 緊急地震速報のシステムは地震の初期微動(P波)が、大きな揺れ(S波)より地中を進む速度が速いことを利用。震源に近い地震計がP波を検知した直後から震源やマグニチュードを推定し、到達時刻や震度の予測を開始する。全国を約200の地域に分割した上で、2地点以上の地震計で揺れを観測し、震度5弱以上の強い揺れが予測される地域と、震度4が予測されるすべての地域に速報が出される。

 気象庁は震度の予想について1階級程度の誤差を見込んでおり、速報を出したすべての地域で震度3度以上を観測した場合は速報を「適切」、同地域のうち一つでも震度2以下を観測した場合は「不適切」と位置づけている。

 気象庁によると、3月11日から発表した緊急地震速報は4月19日時点で、大震災を含めて68回に上る。63%に相当する43回は震度2以下の地域がある不適切な速報で、うち17回は全地域が震度2以下だった。大震災前の不適切な速報の割合は29%で、大震災を契機に大幅に精度が落ちたことは明らかだ。こうした速報で身構え、「空振りだった」と感じた人も少なくないだろう。

 一方で、最大震度5弱以上を観測した地震36回のうち、11回は速報が発表されなかった。

 大震災以降に速報の精度が落ちていることについて、気象庁管理課では「余震の多発」を原因の一つに挙げる。

370チバQ:2011/04/24(日) 18:46:52
■最大震度4以上は100回超

 気象庁によると、東日本大震災の余震は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500キロ、東西約200キロの広範囲で集中して起きており、本震から24時間は通常の500倍以上の頻度で発生。これまでに最大震度4以上を観測した余震は100回を超える。3月11日以降の地震についてまとめた震央分布図からも、活発な余震活動の状況が伺える。

 複数の余震がほぼ同時に発生していることも多いが、緊急地震速報のシステムはこうした同時発生の地震を想定していない。複数の小さな地震を一つの大きな地震として解析してしまうため、広い地域で大きな地震が起きると予測してしまうこともあるという。

 気象庁によると、不適切だった速報43回のうち、31回は余震の同時発生で予測に誤差が生じた。気象庁では同時発生の地震のデータ分析を行った上で、速報システムのプログラム改善を進める方針だが、「ただちに対応することは困難で、早くても改善に数カ月はかかるだろう」としている。

 残りの12回は地震計のダウンなどが原因とみられる。気象庁の地震計約240カ所のうち19カ所は、大震災による停電や通信回線の途絶で一時的に利用できなくなった。そのため、分析データの不足などが原因となり、予測に誤差が生じたという。気象庁は非常用バッテリーの容量強化も検討する。

 抜本的なシステム改善のめどが立っていない状況であり、広範囲な余震活動が続く限り、受け手が「空振り」と感じる速報が出される可能性がつきまとう。

 「速報の空振りが続くことでオオカミ少年効果が生まれ、速報が出ても『またか』と警戒しなくなることが懸念される」

 こう話すのは東京大学総合防災情報研究センターの鷹野澄教授(地震防災)。鷹野教授は「緊急地震速報は少ない情報から一刻も早く予測を出すという性格のものであり、空振り、誤報はやむを得ない」と指摘した上で、「速報が出たら安全を確保するための行動に努め、実際に揺れを感じなかったら『良かった』と考えるぐらいの感覚を持ってもらいたい」と訴える。

 これまでに揺れの強かった地域では、余震による土砂災害や家屋の倒壊などの危険があり、気象庁も「速報が出たときには地震が起きていることは確かなので、身を守るために揺れに備えてほしい」と呼びかけている。(高久清史)

     ◇

 社会部オンデマンドでは当分の間、「大震災編」として、地震や被災地での生活、原発事故など東日本大震災に絡んで新聞の読者やネットユーザーが抱くさまざまな疑問点について、社会部記者が徹底取材して報告します。取材結果は紙面のほか、連携しているマイクロソフト(MS)のポータルサイト「MSN」内に設けられている『相談箱』にも掲載します。投稿は従来と同様、「社会部オンデマンド」の窓口で受け付けています。

371荷主研究者:2011/05/03(火) 01:17:09

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110419k0000e040095000c.html
2011年4月19日15時00分 毎日新聞
東日本大震災:先人は知っていた 「歴史街道」浸水せず

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/20110419k0000e040101000p_size8.jpg
津波浸水図※東北大学防災科学研究拠点事務所の資料・国土地理院航空写真を基に作成

 東日本大震災に伴う津波で大きな被害を受けた仙台平野で、浸水域の先端が、江戸時代の街道と宿場町の手前に沿って止まっていることが、東北大の平川新教授(江戸時代史)の調査で確認された。仙台平野は400〜500年おきに大津波に見舞われており、街道は過去の浸水域を避けて整備された可能性が高いという。平川教授は「先人は災害の歴史に極めて謙虚だった」と話し、今後の復旧計画にも教訓を生かすべきだと提言する。

 国土地理院が作製した東日本大震災の浸水図に、平野を縦断する奥州街道と浜街道を重ねたところ、道筋の大部分と宿場町が浸水域の先端部からわずかに外れていたことが分かった。宿場町の整備後に仙台平野を襲った慶長津波(1611年)では、伊達領で1783人が死亡したとの記録が残る。平川教授は「慶長津波を受けて宿場町を今の位置に移したとも推察できるが、今回の浸水域と比べると見事なほどに被害を免れる場所を選んでいる。津波を想定して道を敷いた可能性は高い」と指摘する。

 同平野は明治以降も繰り返し津波に見舞われた三陸海岸と比べ、津波被害の頻度が少ないとされる。慶長津波の浸水域は明らかになっていないが、内陸約4キロの山のふもとまで船が漂流したとの記録がある。東北大の別の研究チームによれば、今回の津波は海岸線から最大5キロ程度に達し、平安時代の貞観地震(869年)の浸水域をやや上回った。

 平川教授は「残念ながら明治以降の開発において、津波の経験は失われた。復興のまちづくりは災害の歴史を重視して取り組んでほしい」と話している。【八田浩輔】

372荷主研究者:2011/05/07(土) 16:49:09

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110421/bsc1104211852026-n1.htm
2011.4.21 18:50 Fuji Sankei Business i.
電波時計への送信再開 原発事故で停止していた送信所

 東日本大震災が発生した翌日の3月12日から標準時刻の送信を停止していた「おおたかどや山標準電波送信所」が4月21日午後1時54分、約40日ぶりに送信を再開した。同送信所は西日本をカバーする佐賀・福岡県境の「はがね山標準電波送信所」と並び、東日本一帯をカバーしているが、送信停止以来、北関東以北では電波時計で正確な時刻を調整できない利用者から苦情が相次いでいた。

 東京電力福島第一原子力発電所で12日に発生した水素爆発後、政府が原発から20キロ圏内の避難を指示したため17キロの地点にある送信所の職員が退避。有人運用設備のため、同日午後8時から送信を止めていた。

 送信所を運営する情報通信研究機構(NICT)と通信事業者などの作業員10人が21日、防護服を装着して、遠隔操作による送信信号停止装置やバックアップ用衛星回線装置を設置。これにより無人稼働が可能になり、送信が再開された。

 送信所の電波で時刻を調整しているのは一般の人の腕時計や目覚まし時計など。国内出荷量のうち置き時計の6割、腕時計の4割程度が電波時計とみられており、NICTや時計メーカーには問い合わせや苦情が多く寄せられていた。

373荷主研究者:2011/05/07(土) 16:56:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110427t13024.htm
2011年04月27日水曜日 河北新報
3.11本震 仙台・七郷中で「震度7」 東北工大調査

 東日本大震災の本震で仙台市内の最大震度は震度7で、気象庁が観測した最大震度(震度6強)よりも揺れが大きかった可能性のあることが26日、東北工大の神山真客員研究員(地震工学)らの調査で分かった。瞬間的な揺れの強さを示す加速度も阪神大震災を上回った。

 工大は仙台、多賀城、名取各市の学校20カ所に地震計を設置し、気象庁より詳細なエリアで震度を測定。震災では17カ所でデータが得られ、七郷中(若林区)で震度7を観測したほか、七北田中(泉区)岩切中(宮城野区)東長町小(太白区)で震度6強だった。

 工大の観測値は公式データではなく、気象庁の観測では宮城野区が最大の震度6強で、青葉区、若林区、泉区(精査中)は震度6弱、太白区は震度5強となっている。

 加速度は最大が七北田中の1853ガルで、阪神大震災の最大818ガルの2倍以上だった。ただ、加速度と、震度や被害の大きさは必ずしも一致しないとされている。

 神山研究員は「狭い範囲の特徴を把握しなければ、本当の揺れは分からない。宮城県では今後も大規模な地震が想定され、より多くの地震計を設置して観測する必要がある」と指摘している。

◎「宮城県沖」震源域破壊か/地震予知連

 東日本大震災を受けて、地震予知に関し研究者が情報交換する地震予知連絡会(会長、島崎邦彦東大地震研究所名誉教授)の臨時会が26日、都内で開かれた。

 副会長の松沢暢東北大教授は記者会見で、平均37.1年間隔で発生、30年以内の発生確率が99%と政府地震調査委員会が評価していたマグニチュード(M)7.5想定の「宮城県沖地震」の震源域は、大震災により破壊された可能性が高いとの見解を示した。

 ただ、大震災後も地殻変動が続いていることから、宮城県沖の震源域で今後、30年余り地震が起きないとは断言できず「再評価が必要」と述べた。

 さらに松沢教授は、東北地方の衛星利用測位システム(GPS)などでは、大震災前に巨大地震の直前に起きるとされる地殻変動「前兆滑り」などはつかめなかったと説明した。

374荷主研究者:2011/05/07(土) 16:57:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110427t13020.htm
2011年04月27日水曜日 河北新報
惨劇の教え、子孫に遺訓 宮城・南三陸歌津の民家で保管

明治三陸大津波の被害を受け、高台に住居を移したことを伝える「遺書」

 明治三陸大津波の被害を教訓として残した「遺書」が、宮城県南三陸町歌津田の浦、漁業阿部義勝さん(69)宅で保管されていた。遺書は、被災し住居を高台に移した経過とともに、津波への警戒を促している。津波の歴史に詳しい東大地震研究所の都司嘉宣准教授(津波・古地震)は「庶民が子孫のために残した津波に関する文書が民家から見つかるのは、東日本では極めて珍しい」と評価する。

 ◇

 1896(明治29)年に三陸沿岸を襲った明治三陸大津波で、旧歌津村は田の浦地区の被害が最も大きく、10メートルの波によって集落は壊滅した。翌年6月、義勝さんの5代前の源太郎さんが当時の被害の様子などを書き残した。

 毛筆で書かれた遺書はA3判大。雷のような音とともに津波(海嘯=かいしょう)が襲ってくる光景を「震動雷聲實ニ驚キ戸ヲ開キ海上ヲ見ルニ突然海水山ヲナシ則チ海嘯ト見 山ニ登リ翌朝諸方ヲ見ルニ数万ノ家屋流失(中略)人畜共ニ数千万海中ニ死傷セリ」と記す。

 後半では、「明治三十年」に高台に住居を構えたことを記し「如斯高燥ナル処ニ新地ヲ求メ(中略)新宅ヲ構ヒ家内一統従来ノ漁業ヲ爰ニ継續ス故ニ子孫ニ記念トシテ是レヲ謹而書ス」と、安全な土地に移り家族で漁業を継続していく決意を伝えている。

 都司准教授は文中の「豈計哉(あにはからんや)」という言葉に注目する。「意外な出来事が起きたという表現で、書いた本人自身も、津波が恐ろしい被害をもたらすという常識がなかった。だから子孫に厳重に伝えたのだろう」とみる。

 明治三陸大津波以前に東北を襲い、甚大な被害をもたらしたのは1611年の慶長三陸津波で、3000人近くが犠牲となった。都司准教授は「300年近く経過し、過去の大津波の記憶が完全に風化していたのではないか」と分析する。

 都司准教授によると、民家に残る津波伝承の記録は、江戸末期の1854年に起こった安政元年津波の文書が和歌山県や高知県で確認されている。一方、明治三陸大津波の記録は行政や寺院などの記録として残っているだけで、庶民の伝承としては珍しいという。

 「西日本は南海地震が100年に1度の周期で襲ってくる。西日本の人々はそれを経験的に知っており、危険周期を後世に伝えようとしたと考えられる」と話している。(水野良将、吉田尚史)

375荷主研究者:2011/05/07(土) 17:01:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110429t11010.htm
2011年04月29日金曜日 河北新報
海岸林に津波減衰効果 仙台・学術合同委が報告会

 土木学会や日本建築学会など6学会の東北支部と東北建設協会でつくる学術合同調査委員会は28日、仙台市青葉区の仙台国際センターで東日本大震災の報告会を開いた。研究者から津波に対する海岸林の抑制効果や、鉄筋コンクリート建造物の耐性などが紹介された。

 東北大災害制御研究センターの真野明教授(水工学)は海岸付近の津波の動きの特徴を解説。仙台市若林区井土地区では倒れた海岸林の後背地の家屋がほぼ流失し、海岸林が残った場所の背後では流されなかった家屋もあった。浸水の深さも地上12〜15メートルに対し、2.5〜4メートルに抑えられた。

 真野教授は「海岸林と同様の機能を持たせた人工構造物を造れば、津波を減衰する効果がある」と述べた。

 東北工大の田中礼治客員教授(建築工学)は沿岸部の建物を調査。現在の建築基準法下で建てられた木造、鉄骨の建物はともに地震動に耐えた。津波に対して木造住宅はほぼ壊滅し鉄筋コンクリートや鉄骨の建物は残っていた。

 田中客員教授は「建築面から沿岸部の復興を考えると、鉄筋コンクリートと(低層を柱だけにした)ピロティでこと足りる。浸水深が4メートル以下の場所では、鉄筋コンクリートのピロティの上に木造家屋を造る方式も効果がある」と話した。

376荷主研究者:2011/05/15(日) 13:29:25

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110429/CK2011042902000014.html
2011年4月29日 中日新聞
海抜5メートル以下に60万人居住 県内総人口の16% 名大調査

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/PK2011042902100001_size0.gif

津波対策の高台移転、費用が壁

 津波の猛威を見せつけられた東日本大震災。最大の安全確保は内陸に住むことだとして、被災地では沿岸部住民の高台移転を自治体が促す動きがある。東海・東南海・南海地震の3連動想定被害地域を対象とした名古屋大の調査によると、静岡県内は海抜5メートル以下の地域に60万人が住む。専門家は「できれば移転が望ましい」とするが、私有地の使い方を制限することになる上、多額の移転費用も伴い、容易ではない。(報道部・勝間田秀樹)

 「津波危険地域にお住まいの方へ」。浜松市の沿岸部にある住宅街で大震災後、周辺の民家にこんなチラシが入った。輸入住宅を手掛ける県内業者のものだ。「今のお住まいを貸して安全な地域にお家を建てませんか。借り主は当社がご用意」の誘い文句が踊る。

 地元男性(72)は、住んで35年。チラシの文句には疑問を感じたが「当時、東海地震が予想されてたら、ここに住んだかどうか」と率直な思いを話す。

 スマトラ沖地震(2004年)の後、息子が家を建てるのにあわせ内陸へ移った知り合いもいた。「私の家は3年前、建て替えたばかり。(移転するほどの)余裕はない」

 05年の国勢調査を元にした名古屋大の推計では、静岡県は総人口の16%、約60万3800人が海抜5メートル以下に住む。総面積に占める割合は5%の409平方キロメートルだ。海抜10メートル以下では31%の約116万7000人、同20メートル以下では48%の約183万5000人にも上る。同大減災連携研究センターの福和伸夫教授は、標高の低い地域は「基本的には移住が望ましい」と話す。ただ標高が低くても一概に危険度が高いとは言い切れない。「伊勢湾、三河湾のような内海は外洋に面した所より危険度は低い」とみる。

 住民の高台移転を促す公的制度はあるのか。建築基準法は、津波などの恐れがある所を自治体が「災害危険区域」に指定し、条例で建築禁止や制限することを認めている。大震災後、岩手県は陸前高田市など沿岸部の自治体に説明を始めた。

 静岡県も県建築基準条例で、知事が津波を理由に指定できる制度がすでにある。民家の取り壊しに一戸78万円まで補助金が出るほか、土地の購入や建て直しで金融機関から借り入れをすれば、利子に対し補助が出る。

 だが現在指定されているのは、崖崩れの危険がある約1300カ所だけ。津波で指定した所は全国でもほとんどなく「民家が点在する崖崩れの危険区域に比べ、市街地は指定しにくい」(行政関係者)事情もあるという。

 県は「国の地震被害想定の見直し結果を市町に伝える時に、こういう制度もあるとあらためて伝えたい」(くらし・環境部)との考え。

 だが指定されれば住宅は建てられなくなり「地価が大幅に下がりかねない」(行政関係者)との懸念もある。市町の意見を聞くことになっているが、住民の理解を得るのも容易ではなく、県くらし・環境部は「防潮堤などハードで安全確保するのが先」とする。

377荷主研究者:2011/05/15(日) 13:36:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110501t33008.htm
2011年05月01日日曜日 河北新報
「津波の前必ず引き潮」 誤信が悲劇招く 岩手・大槌

津波で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町中心部=4月下旬

 「津波が来る前には必ず潮が引く」。過去に津波を経験した三陸沿岸の住民の多くは、そう信じていた。岩手県大槌町では東日本大震災で、引き潮がなかったように見えたため、潮が引いてから逃げようとした住民を急襲した津波がのみ込んだという。津波の前兆を信じていたことが、1600人を超える死者・行方不明者を出した惨劇の一因にもなった。

 3月11日午後3時すぎ、大槌町中心部の高台に逃げた住民は、不可解な海の様子に首をかしげた。大津波警報は出されていたが、海面は港の岸壁と同じ高さのまま。潮が動く気配がなかった。

 「潮が引かない。本当に津波が来るのか」。そんな声が出始めた。

 大槌町中心部は、大槌川と小鎚川に挟まれた平地に広がる。津波の通り道となる二つの川の間に開けた町の海抜は10メートル以下。津波には弱い一方で、山が近くに迫り、すぐ避難できる高台は多い。

 高台にいた住民らの話では、海面に変化が見えない状態は20分前後、続いたという。JR山田線の高架橋に避難した勝山敏広さん(50)は「避難先の高台から声が届く範囲に住む住民が『潮が引いたら叫んでくれ。すぐに逃げてくるから』と言い、自宅に戻った。貴重品を取るためだった」と証言する。

 複数の住民によると、高台を下る住民が目立ち始めたころ、港のすぐ沖の海面が大きく盛り上がった。勝山さんは信じられない現象に一瞬、言葉を失った。「津波だ」と叫んだ時には、既に濁流が町中心部に入り、自らの足元に迫った。

 「なぜ潮が引かないのに津波が来たのかと、海を恨んだ。自宅に戻った人を呼び戻す機会がなかった。引き潮があれば、多くの人が助かった」と勝山さんは嘆く。

 住民によると、津波は大槌川と小鎚川を上って川からあふれ、濁流が町中心部を覆った。少し遅れて、港中央部の海側から入った津波が防潮堤を破壊し、なだれ込んだ。

 町中心部の銀行の屋上から目撃した鈴木正人さん(73)は「2本の川と海の3方向から入った津波が鉄砲水のようになって住民と家屋をのみ込んだ。やがて合流し、巨大な渦を巻いた」と振り返る。

 東北大大学院災害制御研究センターの今村文彦教授は「引き潮がない津波もある。津波の前に必ず潮が引くという認識は正確ではない。親から聞いたり、自らが体験したりして誤信が定着していた」と指摘。

 近隣の山田湾などで潮が大きく引いたことから、大槌湾でも実際は潮が引いていた可能性が高いと分析し、「湾の水深や形状から潮の引きが小さくなったことに加え、港の地盤が地震で沈下し、潮が引いたようには見えにくかったのではないか」と推測している。

(中村洋介、遠藤正秀)

378チバQ:2011/05/17(火) 22:28:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110516-00000031-maip-soci
東日本大震災 あの日…屋根の上、4人で震え 名取・北釜
毎日新聞 5月16日(月)22時4分配信


津波に襲われる北釜地区。北釜集会所の屋根の上に、避難した高梨仁さんらの姿が見える(○印)=宮城県名取市の仙台空港上空で2011年3月11日午後3時56分、本社ヘリから手塚耕一郎撮影

 仙台空港に近い宮城県名取市の北釜地区。東日本大震災当日、ヘリコプターに乗った私が、上空から津波にのみ込まれる瞬間を撮影した場所だ。あの時、地上で何があったのか。暮らしていた人々はどうなったのか。2カ月近くが過ぎた5月初旬、自分の目で確かめようと、写真を手に歩いた。

 仙台市中心部から車で南へ約30分。幹線道路を空港の手前で右にそれると、北釜地区に入る。住宅の多くは津波で流され、周囲にがれきが残る。

 震災前の人口は396人。47人が亡くなり、4人の行方が今も分からない。

 「私はあそこに避難していたんです」。津波に襲われた時、地区の北釜集会所の屋根に避難して助かった農業、高梨仁さん(62)に出会った。私が仙台空港をヘリで飛び立ったころ、4人で屋根に上ったという。

 改めて自分が撮影した約200カットの写真を1枚ずつ拡大してみると、平屋建ての集会所の赤い屋根に、人の姿が確認できた。

 あの日。夕方から雪が降り、屋根の上で震える高梨さんは妻に携帯メールで助けを求めていた。誰もが生きるために懸命だった。空からは気づかなかった現実が確かにそこにあった。【手塚耕一郎】

 ◇夫婦、再建ともに 避難所近く 農業再開

 机や壁が写真で埋め尽くされていた。宮城県名取市北釜地区に津波が押し寄せた時、高梨仁さん(62)ら4人が避難した赤い屋根の北釜集会所には、行方不明者の捜索に当たった自衛官らが流された家々の中から見つけた無数の写真が並べられている。集会所の前でボランティアの学生たちが写真の泥を洗い流していた。

 「津波だー」。震災発生から1時間ほど過ぎた3月11日午後4時前。集会所の周辺で地元の人たちを避難場所の仙台空港に誘導していた高梨さんは、星徳夫さん(56)の叫び声を聞いた。がれきを巻き込んだ黒い大波が目の前まで迫っていた。

 高梨さんは星さんや町内会長の高橋茂信さん(68)らと4人で集会所外壁のはしごを使って屋根によじ登った。水が押し寄せたのはその直後のことだ。男性がもう1人、屋根に登ろうとしたが間に合わず木片につかまったまま流された。津波で破壊された建物の屋根や車が集会所の壁に次々にぶつかってきた。「生きた心地がしなかった」

379名無しさん:2011/05/17(火) 22:28:32
 その時、高梨さんの妻やよいさん(59)は車で帰宅途中だった。対向車の人に津波が来ると知らされ、Uターンして海と反対方向に逃げた。

 「今集会所の屋根に避難している」「家も車も流された」。夕方になると、携帯電話のメールで夫と連絡を取り合った。「寒くて大変だ」「助けてくれ」。夫は屋根の上からメールでSOSを出している。やよいさんは、救助要請したが警察は混乱状態で取り合ってもらえなかった。警察署に身を寄せて自身の身の安全を確保したが、夜になると携帯電話の電池が切れ、連絡は途絶えた。

 翌12日朝、高梨さんたち4人は股下まで泥につかりながら、歩いて仙台空港に避難していた。そのことを知らないやよいさんは、地元紙の朝刊に掲載された空撮写真に食い入るように見入った。私が北釜地区を上空から撮影し、共同通信が配信した写真だった。

 やよいさんは、夫がいるはずの集会所周辺をルーペで拡大して見たが、紙面に印刷された写真では、夫が写っているのか分からなかった。人づてに夫が無事だと聞いたのは、14日午後。夫婦が再会できたのは16日になってからだった。

 もともと、北釜地区はのどかな田園地帯。畑の中に民家が点在し、約60軒の農家がチンゲンサイやコマツナなどを栽培していた。

 高梨さんは、15年前に農協職員を辞めて専業農家になり、約1ヘクタールの畑で主にチンゲンサイを育てていた。6年前に新築した自宅は津波に耐えたが、1階は水につかり、住めなくなった。ローンが残り、震災3カ月前に250万円で買ったトラクターも流された。

 高梨さん夫婦は今、市立名取二中の避難所で暮らす。畑は全滅したうえ地盤も沈下し、地区の人々の生活基盤は完全に破壊された。「家に戻ると悔しくて涙が出る」。高梨さんは「死んだ方がましだった」と思うことさえあったという。津波で親類が1人亡くなり、74歳になる姉の行方は今も分からない。

 それでも、高梨さん夫婦は、知り合いの家族と一緒に避難所近くの耕作放棄地を耕し、4月中旬からコマツナの栽培を始めた。「みんなで協力してやればできると誰もが思っている」。トラクターや農機具は知り合いのつてで借り集めた。

 4月中旬、地区の住民たちは名取市長に集団移転と移転先での農地の確保を陳情した。今月末には、仮設住宅の入居も始まる。復興の足音が、遠くから少しずつ聞こえてきている。

380チバQ:2011/05/22(日) 00:44:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110521-00000022-maip-soci
東日本大震災 前兆、2月からか 直前2日で250回
毎日新聞 5月21日(土)15時4分配信

 東日本大震災をもたらしたマグニチュード(M)9.0の地震の震源のほぼ北側約50キロで2月中旬から活発化した地震活動が南進して震源に近付いていたことが、東京大地震研究所の加藤愛太郎助教(地震学)の解析で分かった。3月11日の本震発生までの最後の2日間は、近付く速度がそれ以前の6倍になった。巨大地震の発生メカニズム解明に向けた手がかりとなりそうだ。22日から千葉市で始まる日本地球惑星科学連合大会で発表する。

 加藤助教は、海側のプレート(岩板)が陸側に沈み込む境界で起きた本震までの一連の地震を解析した。その結果、宮城県沖の震源の北北東約50キロで2月16日にM5.5の地震が発生。その後、3月上旬にかけて、M2〜4程度の約80回の地震が日本海溝と並行に南西方向へ進むように起きたことが分かった。さらに延長線上で3月9日にM7.3の地震が発生し、本震発生までの51時間に、約250回の地震が本震の震源に近付くように起きた。

 これらの地震の震源が移動する速さを算出したところ、判明しただけで3月9日までは1日1.6キロだったのに対し、最後の51時間では同10キロと大幅に速まっていた。過去10年の宮城県沖の地震活動では一定方向に進む今回と同様な現象はみられず、加藤助教は「前兆かは断言できないが、特異な活動であったことは間違いない」と話す。

 名古屋大の山岡耕春教授(地震学)は「本震に向けて地震活動が進んでいたことを見付けた価値ある成果だ。後から見れば玉突きするような前震を伴っていたと分かった地震は、内陸の活断層でもあった。現状ではまだ難しいが、応用して予測につなげたい」と話す。【久野華代、八田浩輔】

381とはずがたり:2011/06/01(水) 17:28:58

なにか尻切れトンボな内容の記事だけど。。

大震災は警告可能だった 「前震」見極めできれば
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060101000145.html

 がれきが残る福島県浪江町請戸地区を歩く防護服姿の住民ら。左奥は福島第1原発の排気筒=5月26日

 東日本大震災の震源付近で約50時間前に起きたマグニチュード(M)7・3の地震は、直後の活発な余震活動を精査し、前兆的な「前震」と見極めていれば「巨大地震発生があり得る」と警告できたのではないか―。東北大ニュートリノ科学研究センターの林野友紀准教授が1日までに、こんな解析結果をまとめた。

 M7・3の地震は3月9日に発生し、宮城県で最大震度5弱などを観測。気象庁は大震災後に「前震」との見方を示した。

 林野准教授は、過去約80年に発生し「本震」と確定したM7・0以上の海溝型地震43例について、本震から20時間以内に起きた規模の大きい余震回数を調査。
2011/06/01 09:16 【共同通信】

382荷主研究者:2011/06/11(土) 18:03:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110522t13003.htm
2011年05月22日日曜日 河北新報
鉄筋ビル相次ぎ倒壊 津波と浮力複合作用か 宮城・女川

津波で基礎部分のくいごと横倒しになった石巻署女川交番=12日

 東日本大震災の大津波により約7割の建物が全壊した宮城県女川町で、災害に強いとされる鉄筋コンクリートのビルが基礎部分から根こそぎ倒れる被害が相次いだ。津波工学の専門家によると、リアス式海岸の湾奥に集中した津波で、押し波や引き波といった横方向の圧力だけではなく、縦方向の浮力が作用して倒壊につながった可能性があるという。

◎専門家が原因分析「構造基準見直し必要」

 首藤伸夫東北大名誉教授(津波工学)によると、鉄筋コンクリートの建造物が津波で倒壊したのは、1946年、アリューシャン列島ウニマック島の灯台が高さ30メートルの津波で流された1例だけ。東日本大震災の被災地の中でも、女川町はとりわけ鉄筋コンクリートの建物が倒れる事例が集中しているという。

 現地調査した越村俊一東北大災害制御研究センター准教授(津波工学)によると、2〜4階建て鉄筋コンクリートの5棟と、4階建てのビル1棟が倒れているのが確認された。大半が商業ビルや水産会社の冷凍工場など民間の建物だが、石巻署女川交番も倒れた。

 倒壊した建物は、地中にあった分厚い基礎部分が露出。鉄筋コンクリート2階の女川交番は、長さ約1メートル、直径数十センチのくいが引き抜かれた状態で横倒しになった。

 横長で海岸に面するように立っていた鉄筋コンクリート3階の女川共同ビルは、建物が真っ二つに破壊され、一方は上下逆さまに転倒し、もう一方は西に約150メートル離れた場所まで流された。解体されたこのビルを除くと、3棟が西寄り、2棟が北寄りの方向へ倒れていた。

 東北大や東大、京都大、港湾空港技術研究所など30以上の機関の研究者で構成する東北地方太平洋沖地震津波合同調査グループによると、女川港では18.4メートルの津波を観測。越村准教授の調査では、遡上(そじょう)高は平均で約20メートルに達した。目撃証言によると、マリンパル女川や町役場などを除き、中心部の建物はほとんど屋上まで水没した。

 JR女川駅近くにある町生涯教育センターに避難した町の女性職員(50)は「津波で建物は見えなくなり、ごう音を上げて引いていった。波は渦巻いていて大きな建物も元の場所になかった」と振り返る。

 町商工会などによると、倒壊が確認された鉄筋コンクリート建造物は、確認できる分だけで古くは約50年前、新しくても約20年前に建てられたといい、埋め立てで造成された市街地に立っていた。

 越村准教授は「津波で大きな浮力が働き、押し波や引き波で倒されたのではないか。地震の液状化によって基礎が支持力を失った可能性もある」と指摘。「鉄筋だから、新しいからという理由で安全だとは言い切れない。避難に利用するビルの構造基準の見直しが必要だ」と強調している。

(浅井哲朗)

383とはずがたり:2011/07/01(金) 01:02:22
宇宙ゴミ、軌道上に1万8千個以上
ナショナルジオグラフィック
公式日本語サイト2011年6月30日(木)12:55
http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/world/ecoscience/20110630001-ng.html?fr=rk
宇宙ゴミ、軌道上に1万8千個以上
(Illustration from European Space Agency via AP)

 6月28日、JAXAの古川聡宇宙飛行士が滞在する国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙ゴミが250メートルの距離まで接近し、ISS滞在中の宇宙飛行士たちが宇宙船ソユーズに一時避難した。今回は事なきを得たが、地球上空の軌道には主なものだけで約1万8000個の宇宙ゴミが確認されている。

 ISSと宇宙ゴミの衝突の危機は2009年3月12日にも起きており、今回が2度目のケースとなる。その際も国際宇宙ステーション(ISS)のクルーが同ステーションを自動操縦に切り替え、“救命ボート”としての役割を持つ宇宙船ソユーズに一時避難するという措置が取られていた。ソユーズは小型の宇宙船で、居住空間は4立方メートルしかないが、降下時に使用する生命維持装置と電源のほか、パラシュート(予備含む)や着陸用ロケットも搭載されている。

 宇宙ゴミは“space debris”の訳語。debrisはフランス語で、がらくた、残骸、瓦礫などを意味する。軌道上をさまよっているため軌道デブリとも呼ばれる宇宙ゴミは、具体的には、寿命が尽きて放棄された人工衛星のほか、破損した人工衛星の欠片、分離したロケットのステージ、宇宙飛行士の固形排泄物、その他のさまざまなもの(1965年の歴史的な宇宙遊泳で宇宙飛行士エドワード・ホワイトがなくした手袋など)がある。

 知られている中で最古の軌道デブリは、1958年に打ち上げられたアメリカの試験衛星ヴァンガード1号で、1964年にすべての機能を停止したがいまだに軌道上にある。最も新しいものの1つとしては、2009年2月10日、アメリカとロシアの人工衛星が衝突し、500を超える破片が宇宙にまき散らされた。

 人工衛星と同じように、低軌道デブリは時速2万7000キロ以上の高速で地球の周りを移動している。そのような超高速度のため、微細なゴミであっても、稼働中の人工衛星や宇宙探査機、宇宙遊泳中の宇宙飛行士に衝突すれば衝撃は大きく、深刻な被害をもたらしかねない。NASAをはじめ、宇宙に関する国家機関は軌道デブリを深刻な問題と捉えており、既存の宇宙ゴミを減らし、将来のデブリを抑制するためのプランを考えている。

 人工衛星と宇宙ゴミとの衝突事例はこれまでに4件記録されており、人工衛星を破壊しまた新たな宇宙ゴミを発生させた。宇宙ゴミは重力によって引き寄せられるため、最終的には地球上に戻ってくることになる。いままでのところ地球に落下した宇宙ゴミによる死亡事故はないが、NASAの推定では平均して1日に1個のデブリが地球に落ちてきているという。

National Geographic News

384チバQ:2011/07/10(日) 09:19:55
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201107090010.html
米国の誇り、まぶた焼き付け=勇敢さの象徴、シャトル引退惜しむ2011年7月9日8時6分
 【ケープカナベラル(米フロリダ州)時事】米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「アトランティス」は8日、全米が注視する中、ごう音を響かせ、最後の任務に飛び立った。米国の宇宙開発をけん引してきた誇りと意地を見せつけるかのように、2000トンのアトランティスの巨体はエンジン噴射の閃光(せんこう)と共に、白煙を吐きながら力強く上昇。打ち上げを見守った人々は、30年間の歴史に終止符を打つシャトルの航跡をまぶたに焼き付けた。

 この日、発射場のケネディ宇宙センター上空は早朝から雲に覆われ、NASAが予想した打ち上げ可能性は30%。しかし、予定時刻が近づくにつれ、うっすら青空も見え始め、発射場から約5キロ離れた同センターの「秒読み時計」の前に集まったNASA職員や招待者らの期待は一気に高まった。

 発射31秒前に突然、カウントダウンが止まり、「アー」という悲鳴に近いどよめきが広がった。異常があるとの情報が入ったためだが、誤情報と判明し、すぐに再開。打ち上げの「ゴォー」という地鳴りと共に空気の振動が伝わると、一斉に歓声と拍手が沸き起こった。その後、余韻に浸るかのように、空を見上げる人も。

 地元フロリダ州のリサ・ライスさん(49)は「長年見慣れた光景が失われるのは寂しいけれど、世代交代も必要。お疲れさまと声を掛けたい」と話す。

 離陸時の交信で、NASAの運用責任者は「シャトルは米国の真の象徴だ。最後の飛行の幸運を祈る」とアトランティスに呼び掛けた。クリストファー・ファーガソン船長(49)は、「シャトルは米国の勇敢さを反映している。シャトルの章は完結するが、われわれの旅(有人宇宙探査)には終わりはない」と言い残し、飛び立った。 


[時事通信社]

385荷主研究者:2011/08/07(日) 12:05:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110718t15007.htm
2011年07月18日月曜日 河北新報
原始地球の熱が残存 東北大・井上教授チームが解明

 地球が形成された約40億年以上前に発生した熱が、現在も地球内部に残っているとする研究結果を、東北大ニュートリノ科学研究センターの井上邦雄教授(素粒子実験)らの国際研究チームが明らかにした。地球内部の放射性物質の崩壊で発生する「地球ニュートリノ」の観測で判明。成果は英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に18日、掲載される。

 地球の内部で生じている熱(地熱)は約44兆ワット。この熱エネルギーはマントル対流や大陸移動、地震などを起こすとされる。地球ニュートリノが発生する時にも熱が発生するが、地熱の何割を占めるかは、地球科学における謎の一つだった。

 研究チームは、岐阜県飛騨市にある東北大のニュートリノ観測施設「カムランド」で、7年8カ月間に106個の地球ニュートリノを検出した。これまでに地球ニュートリノを検出できる割合が分かっており、それから総量を計算すると約21兆ワットになった。

 この結果、地熱の約半分が、地球内の放射性物質起源によるものと判明した。

 宇宙のちりが集まって誕生した地球は、溶解して鉄を中心とした重い成分が中心に沈み、約40億年以上前に核を形成。このとき発生した重力エネルギーが、原始の熱に変換されたと考えられる。

 地球ニュートリノ以外に地熱に寄与する大きな要因はなく、研究チームは残りの約23兆ワットが地球形成時の原始の熱であると推定。地球の核が徐々に冷えながらも、原始の熱を残しているとの結論を出した。

 井上教授は「地球ニュートリノを道具として、地球内部を調べることが可能になり、今回は謎の一つを解明できた。地球科学の謎はまだあるが、地球ニュートリノ観測によりさらに解明が進むだろう」と話している。

[地球ニュートリノ] ニュートリノは物質を形成する素粒子の一つで6種類ある。地球ニュートリノはこの中の「反電子ニュートリノ」で、地球内部のウランやトリウムの崩壊により、熱を伴って発生する。他の粒子とほとんど反応せず、地球や人体を通り抜けるため観測が難しいが、東北大などの国際チームにより2005年、世界で初めて検出が発表された。

386チバQ:2011/08/30(火) 21:13:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000092-mai-int
<ロシア>宇宙事業、危機的状況…失敗相次ぎ組織改革へ
毎日新聞 8月30日(火)20時45分配信

 【モスクワ大前仁】ロシア宇宙庁が無人補給機「プログレス」の打ち上げに失敗するなど、昨年からロシア宇宙事業の失点が相次ぎ、危機に直面している。国際宇宙ステーション(ISS)への「唯一の足」である有人飛行船「ソユーズ」の打ち上げ延期を招いており、再発防止に向けた組織改革に乗り出した。

 宇宙庁は24日に起きたプログレスの事故を受けて、26日に予定していた測位システム用人工衛星「グロナス」の打ち上げを9月に延期することを決めたほか、9月22日に予定していたソユーズの打ち上げを1カ月以上、延期した。

 宇宙庁は昨年末からグロナスと軍事衛星の打ち上げに続けて失敗。今月18日には軌道上の衛星が交信を絶つトラブルを起こしていた。有力紙コメルサントによると、プログレスの事故も含めた損失額は160億ルーブル(約425億円)に達し、年間予算1200億ルーブルの1割強を占める。

 ロシアの専門家は相次ぐ事故について、宇宙庁予算がソ連崩壊後に大幅削減されて人材不足が深刻化し、技術開発で遅れが出たことが原因と指摘する。政府は衛星の打ち上げ失敗を受けて4月に宇宙庁長官を交代させたばかりで、プーチン首相は今月25日、再発防止策に取り組むよう指示した。

 ソユーズは過去40年間の飛行で死亡事故を起こしておらず、「安全運行」が売り物だ。プログレスの打ち上げ失敗では、打ち上げ用ロケットのエンジンに問題が生じたことから、宇宙庁は、同じエンジンを使うソユーズの打ち上げ用ロケットの安全確認も急いでいる。

387チバQ:2011/09/15(木) 22:44:26
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110915/scn11091511470003-n1.htm
不透明な火星探査 巨額予算、技術者反発 米ロケット開発計画 
2011.9.15 11:43

 NASAが開発中の、ドーム状の居住棟と横付けされた有人探査車=12日、米アリゾナ州フラッグスタッフ(共同)
 オバマ米大統領が火星有人探査を目指すと発表してから約1年半。沈黙を続けてきた米航空宇宙局(NASA)がようやく具体的なロケットの開発計画を発表した。

 時間がかかった背景には、ブッシュ前大統領が推進した月探査計画をオバマ大統領が中止したことへの関係者の強い反発がある。膨大な財政赤字を抱える米国で、議会が今回の「宇宙発射システム」(SLS)の巨額の開発予算を認めるかどうかも不透明だ。

 AP通信によると、NASAは5年間で170億ドル(約1兆3千億円)の開発費を投入する計画。だが議会関係者の間には「予算が議会を通過する可能性は50%程度」との意見もある。

 月探査計画は、ロケットの試験飛行の成功にもかかわらず中止された。NASAの施設内には最近まで月探査計画のポスターが貼られ、内部の不満がうかがわれる。(共同)

388チバQ:2011/09/16(金) 21:43:00
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-23224120110916?feedType=RSS&amp;feedName=oddlyEnoughNews
太陽が2つの惑星発見、「スター・ウォーズ」が現実に
2011年 09月 16日 14:28 JST
[ワシントン 15日 ロイター] 2つの太陽を持つ惑星が、米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡の観測データから見つかった。米カーネギー研究所などによる共同研究チームが、米科学誌サイエンスで発表した。このような惑星が確認されたのは今回が初めて。
 この惑星「ケプラー16b」は木星と同じくらいの大きさと質量で、1億0460万キロ離れた2つの恒星の軌道を229日かけて一周する。地球からは200光年離れており、生物は存在しないとみられている。

 このような2つの太陽を持つ惑星は、映画「スター・ウォーズ」の主人公ルーク・スカイウォーカーの故郷、タトゥイーンをほうふつさせるが、タトゥイーンが砂漠の惑星だったのに対し、ケプラー16bは地表温度がマイナス73―101度のガス惑星だという。

389荷主研究者:2011/09/19(月) 11:17:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110826t15015.htm
2011年08月26日金曜日 河北新報
小惑星イトカワ、元は直径20キロ 東北大チームが試料分析

 小惑星「イトカワ」は、現在より10倍以上大きな天体が隕石(いんせき)などの衝突によって分裂し、その破片が集まって今の形になったとする研究結果を、東北大大学院理学研究科の中村智樹准教授(惑星科学)らイトカワ試料の初期分析チームがまとめた。試料の化学組成や構造などから判明した。表面物質が宇宙空間に放出され続けているとみられることも分かり、イトカワが10億年後には消滅する可能性があるという。

 イトカワは地球と火星付近の軌道を回り、長さ540メートルでラッカセイのような形をしている。小惑星探査機「はやぶさ」が着陸し、昨年6月帰還。採取された微粒子の解析が行われてきた。

◎内部温度800度

 中村准教授らのチームは、採取した38個の微粒子の中に、約800度で加熱された粒子が含まれていることを解明。強い衝突で溶けたとみられる泡の跡も見つかった。

 過去の研究から、惑星内部の温度が約800度になる条件として、惑星は直径約20キロの大きさが必要。このため、同程度の大きな天体が隕石などの衝突で分裂し、一部のかけらが再集積しイトカワができたと推測されるという。

 また、38個の微粒子に含まれるカンラン石などについて、鉄やマグネシウムの組成比を測定。イトカワの微粒子は、地球で最も多く見つかる「コンドライト隕石」の一種であることも分かった。

◎初期元素残す

 北海道大など別の各チームが酸素の同位体、コバルトなど8元素の含有量、カンラン石など鉱物の構成比を調べたところ、同様にイトカワの微粒子がコンドライト隕石との類似性を証明。初期太陽系の元素状態が残っていることも分かった。

 東京大大学院理学系研究科の長尾敬介教授らのチームは微粒子の中のヘリウム、ネオン、アルゴンの濃度と同位体比を解析。イトカワの表面では、高エネルギーの宇宙線の影響をほとんど受けていないと結論づけた。

 宇宙線の影響の受け方から、イトカワの表面に粒子がとどまることができる時間は数百万年以下で、100万年に数十センチずつ表面が剥がれていくという。10億年後までには消滅する計算になり、約46億年という太陽系の年齢に比べ、小惑星の寿命ははるかに短い。

 初期分析はまだ継続中で、終了後、より多くの研究機関で本格研究が進められる。中村准教授は「研究を進めることで太陽系誕生時の天体の形成や進化の過程が解明される」と話している。

 一連の6本の論文は26日、米科学誌サイエンスに掲載された。

390とはずがたり:2011/09/20(火) 14:15:29

和歌山県田辺市中辺路町栗栖川地区周辺
http://zgate.gsi.go.jp/SaigaiShuyaku/20110906/html/102.html

391とはずがたり:2011/09/24(土) 10:39:36

現代物理学への挑戦…光より速いニュートリノ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110924-OYT1T00229.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/Neutrino/20110924-394013-1-L.jpg

 名古屋大など11か国の研究機関による国際研究グループが、「ニュートリノは光よりも速かった」ことを示す実験結果を発表した。

 事実であれば、「光速は超えられない」とするアインシュタインの特殊相対性理論を覆す可能性がある。現代物理学は、この理論を土台にして築き上げられており、その影響は計り知れない。実験結果がもたらした衝撃と、その影響を探った。

 「現代物理学の基本原理に対する挑戦だ」

 ミュー型ニュートリノの速度が光速を超えたとの発表に、東京大学宇宙線研究所の鈴木洋一郎教授は驚きをあらわにした。基本原理とは、アインシュタインが1905年に発表した、有名な特殊相対性理論。20世紀に物理学が急発展する土台となってきたこの理論は、「質量を持ったものは光速を超えることができない」と結論づけているのだ。

 相対性理論によると、光速に近づくと、その物体の質量がどんどん増えて無限大に迫り、加速できなくなってしまう。ミュー型ニュートリノも質量を持つ粒子なので、光速は超えられないことになる。

 光速に近い速さで動く物体には、ほかにも不思議なことが色々起きることが、相対性理論からは導き出される。たとえば時間の進みがゆっくりになったり、距離が縮んだりする。かつて絶対不変だと考えられていた時間の進みや空間の広がりが、実は変化するという事実は、物理学以外の分野にも大きな影響を与えた。現代哲学の大家、故アルフレッド・ホワイトヘッドは、相対性理論などをもとに、独自の宇宙観を打ち立てた。

 相対性理論と矛盾する今回の実験結果は、物理学を支えてきた基本原理だけでなく、時間や空間についての考え方まで革命的に変える可能性を秘める。

 「今後、複数の実験施設で同様の結果が出てくれば、特殊相対性理論を100年ぶりに修正する必要が出てくる。どのような修正が必要になるか見当もつかない」と、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所の山内正則副所長は語る。

 (科学部 本間雅江、吉田典之)
(2011年9月24日09時48分 読売新聞)

392とはずがたり:2011/09/24(土) 10:39:49

「ニュートリノ」光よりも速い? 相対性理論覆す測定結果
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011092390221644.html
2011年9月24日 01時56分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/Neutrino/2011092499000146.jpg

 物質を構成する最小単位の素粒子「ニュートリノ」が光よりも速く動いたとする測定結果を、名古屋大大学院理学研究科の中村光広准教授らの参加する国際研究グループが23日、発表した。

 光速を超える物がないことを柱とするアインシュタインの相対性理論と矛盾する結果。測定の正しさが証明されれば、現代物理学は根幹から覆る可能性がある。グループの研究者らは「安易に結論づけられない」として世界の研究機関での検証を呼びかけている。

 グループはセルン研究所(スイス・フランス国境)の加速器で人工的につくったニュートリノを、同研究所から発射し、730キロ離れたイタリアのグランサッソ地下研究所でとらえる実験を3年間で1万6千回繰り返して分析した。

 その結果、ニュートリノは、秒速30万キロの光よりも1億分の6秒速く両研究所間を進んでいた。グループは「間違いがあるのではないか」と、結果の検証を繰り返したが、誤りは見つからなかった。

 グループに参加する中村准教授や名大教養教育院の小松雅宏准教授は「科学界にとって衝撃的な結果。なぜこのような結果になったのか、理論的な説明がつかない。ほかの機関で、今回の観測結果が正しいのかどうか、精査してほしい」と話している。研究結果は26日に名大で開かれるセミナーで報告される。

 ■高エネルギー加速器研究機構の小林誠特別栄誉教授…にわかには信じがたい結果。さらに検証をしてもらうしかない。

 ■東京大素粒子物理国際研究センターの山下了准教授…相対性理論が絶対なわけではなく、こういう研究は重要だ。今後、さらに実験データを慎重に検証することが必要だが、もし結果が正しいなら、タイムマシンで過去に戻れることになる。

(中日新聞)

393とはずがたり:2011/09/24(土) 10:40:01

光速超えるニュートリノ 「タイムマシン可能に」 専門家ら驚き「検証を」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110924/scn11092400300000-n1.htm
2011.9.24 00:24

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イタリアの地下でニュートリノをとらえた名古屋大などの検出器(フランス国立科学研究センター提供)

 名古屋大などの国際研究グループが23日発表した、ニュートリノが光よりも速いという実験結果。光よりも速い物体が存在することになれば、アインシュタインの相対性理論で実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれない。これまでの物理学の常識を超えた結果に、専門家からは驚きとともに、徹底した検証を求める声があがっている。

概念変わる?

 「現代の理論物理がよって立つアインシュタインの理論を覆す大変な結果だ。本当ならタイムマシンも可能になる」と東大の村山斉・数物連携宇宙研究機構長は驚きを隠さない。

 アインシュタインの特殊相対性理論によると、質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。

 光速で動く物体が時間が止まった状態だとすると、それよりも速いニュートリノは時間をさかのぼっているのかもしれない。すると、過去へのタイムトラベルも現実味を帯び、時間の概念すら変更を余儀なくされる可能性もある。

 それだけに、村山氏は「結果が正しいかどうか、別の検証実験が不可欠だ。実験は遠く離れた2地点の間でニュートリノを飛ばし、所要時間を計るというシンプルなアイデア。正確さを確保するには双方の時計をきちんと合わせる必要があるが、これはそれほど簡単ではない」と語る。

新たな一歩に

 スーパーカミオカンデ実験を率いる東大の鈴木洋一郎教授も「別の機関による検証実験で、結果の正しさを確かめることが大事だ」と慎重な姿勢だ。

 鈴木氏は、昭和62年に小柴昌俊氏がニュートリノを検出した実験で、超新星爆発で出た光とニュートリノがほぼ同時に観測されたことを指摘。「両者の速度に今回のような違いがあるとすると、ニュートリノは光よりも1年は早く地球に到達していなければおかしいことになる」と語る。

 実験に参加した名古屋大の小松雅宏准教授は「実験に間違いがないかと検証を繰り返したが、否定できない結果になった。公表することで他の研究者による検証や追試が進み、物理学の新たな一歩につながれば」と話している。

394とはずがたり:2011/09/24(土) 10:40:12

物理:光より速いニュートリノ? 相対性理論覆す発見か
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110924k0000m040079000c.html

ニュートリノを飛ばす実験
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 【ジュネーブ伊藤智永】欧州合同原子核研究所(CERN、ジュネーブ)は23日、素粒子ニュートリノを光速より速く移動させる実験に成功したと発表した。事実なら、「光より速い物質は存在しない」としたアインシュタインの特殊相対性理論(1905年)を覆す物理学上の「大発見」となる可能性があるという。

 発表によると、日本の名古屋大、神戸大や欧州などの研究者約160人が参加する「国際研究実験OPERA」のチームが、CERNで人工的に作ったニュートリノ1万6000個を、約730キロ離れたイタリアのグランサッソ国立研究所に飛ばしたところ、2.43ミリ秒後に到着し、光速より60ナノ秒(1億分の6秒、ナノは10億分の1)速いことが計測された。

 1万5000回も同じ実験を繰り返し、誤差を計算に入れても同じ結果が得られたという。チームも「説明がつかない」と首をかしげており、実験データを公表して、世界中の研究者に意見と検証を求めたいとしている。

 ニュートリノは、物質の最小単位である素粒子の一種。1930年に存在が予言され、56年に確認された。あらゆる物質をすり抜けてしまうため観測が難しく、解明のための研究が進んでいる。

 CERNは世界最大の加速器を備え、宇宙誕生の瞬間を人工的に作り出すことを通じて、物質と出合うと消滅する「反物質」の観測、物質の重さや真空などの原理的解明を目指す国際的な研究機関。

毎日新聞 2011年9月23日 21時32分(最終更新 9月23日 23時31分)

395荷主研究者:2011/09/25(日) 16:10:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110905t15005.htm
2011年09月05日月曜日 河北新報
10億年前から地球内“ダム” 東北大Gなどが解明

 地球内部の深さ約410〜660キロにあり、水を貯蔵するダムのような機能を持つ層が、10億年以上前から存在していたことを、東北大大学院理学研究科の栗谷豪特任准教授(地球化学)=現大阪市立大准教授=、大谷栄治教授(高圧鉱物科学)らの研究グループが突き止めた。火山の噴出物の分析によって解明した。存在時期が分かったのは初めてという。

 地球内部は、地殻の下に岩石で形成されたマントルがあり、さらに内部に核が存在する。マントルは、構成鉱物の構造の違いから上部マントルと下部マントルに分かれ、その間の深さ約410〜660キロの層は「マントル遷移層」と言われる。

 過去の研究で、マントル遷移層の鉱物は水を含みやすく、東アジアの地下には多くの水を含んだマントル遷移層があることが判明していたが、いつから存在するかは不明だった。

 火山岩は元の物質が形成された時期の情報をとどめている。研究グループは、中国と北朝鮮の国境の白頭山天池火山周辺で、マントル遷移層から噴出し、水分を含む火山岩を分析。質量数の違う3種類の鉛の比率から、10億年以上前の層に由来する物質が影響していることが分かった。

 太平洋プレートに含まれた水は、陸のプレートの下に沈み込む途中で多くの水が失われるが、残りは約410キロ以下まで到達し、マントル遷移層の中に放出される。

 研究グループは、白頭山のある中国北東部の地下には、原生代に沈み込んだ海洋プレートや現在の太平洋プレートから水が供給されたと考察。マントル遷移層がダムとして、10億年以上前から存在すると結論づけた。

 大谷教授は「これまでの研究では現在の状況しか知ることができなかったが、時間の要素を取り入れることができた。カムチャツカ半島など、類似した場所についても検証していきたい」と話している。

 成果は海洋研究開発機構との共同研究。英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に4日、掲載された。

396とはずがたり:2011/09/26(月) 23:28:15

陽子は通説より小さいと示す実験結果
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100708001&amp;expand#title

 原子の構成要素である陽子は通説よりも小さいとする実験結果が発表された。今後、物理法則の根本がひっくり返ってしまうかもしれない。

 すべての原子は原子核とその周囲にある電子で構成される。原子核は中性子と陽子から成り、両者はクオークと呼ぶ粒子でできている。長年、陽子の半径は0.8768フェムトメートルとされてきた。1フェムトメートルは1000兆分の1メートルを表す。

 陽子の半径は、60年の歴史を持つ量子電磁力学(QED)理論の方程式に不可欠な数値だ。重力以外のあらゆる力が素粒子に及ぼす影響を説明する素粒子物理学の標準模型も、QEDを基礎にして成り立っている。

 しかし、まだ1%の誤差が残っており、QED理論を完璧なものとするには精度が足りない。物理学者たちは誤差を解消する方法を模索してきた。

 ドイツ、ガルヒンクにあるマックス・プランク量子光学研究所のランドルフ・ポール氏率いる研究チームは、水素原子を変化させる特別な粒子加速器を使用して10年間にわたり実験を行った。水素原子は、陽子と電子1つずつで構成されている。

 実験では、水素原子の電子を、その200倍の質量を持つミューオンと呼ぶ粒子に置き換えた。

 研究チームのメンバーで、スイスのパウル・シェラー研究所に所属するアルド・アントニーニ(Aldo Antognini)氏は、「ミューオンは非常に重いため、陽子のすぐそばを周回する。つまり、陽子のサイズに影響を受けやすくなる」と説明する。

 ミューオンは不安定な粒子で、わずか2.2マイクロ秒でほかの粒子に壊変する。壊変前に原子へ向けてレーザーを照射すれば、ミューオンが励起し、高いエネルギー準位、つまり高い軌道に移ることは既に知られていた。その後、余分なエネルギーをX線として放出し、低いエネルギー準位へと戻っていくはずだ。

 エネルギー準位にどれくらい差が生じるかは、陽子の大きさによって決まる。また、陽子の大きさは放出されるX線の周波数も左右する。

 しかし、従来の陽子半径から予想される周波数のX線は放出されなかった。

 そこで2009年夏、研究チームは有効と思われる陽子半径の検出範囲を逆に広げてみた。すると驚くことに、半径0.8418フェムトメートルに対応する周波数が検出された。従来より4%も小さく、誤差の範囲を超える数値だ。「われわれもびっくりしている。今はまだ、どうしたら説明できるかわからない」とアントニーニ氏は話す。

 今回の発見が普通の人々の日常に影響を与えることはまずない。しかし、正しいと証明されれば、素粒子物理学の根幹を揺るがすことになる。

 もし陽子が小さければ、リュードベリ定数が間違っていた可能性が出てくる。リュードベリ定数は、さまざまな元素から光がどのように発せられるかを表し、分光法に欠かすことができない。分光法は、ガスとちりでできた巨大な星雲や銀河に存在する元素の解明などに用いられている。

 リュードベリ定数が間違っていなければ、今度はQEDの方程式が成り立たなくなる。英国国立物理学研究所の科学者ジェフ・フラワーズ氏は実験結果を受け、「まさに激震だ。QEDを丸ごと見直すことになり、新たな理論の扉が開かれるかもしれない」と語る。

 今後は、世界中の物理学者が実験方法や複雑な計算を精査し、間違いがないかどうかを確認する。もし間違いが見つからなければ、次は標準模型を作り直すことになるかもしれない。

 この研究結果は、「Nature」誌の7月8日号に掲載されている。

397とはずがたり:2011/09/26(月) 23:30:06
ニュートリノは光よりも速い?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110926-00000002-natiogeo-int
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
9月26日(月)19時6分配信

 目に見えない亜原子粒子ニュートリノは、光より速く移動できるという実験結果が発表された。もし本当だとしたら、約1世紀前にアルベルト・アインシュタインが確立した物理学の鉄則が覆ることになる。

 アメリカ、イリノイ州シカゴ近郊のフェルミ国立加速器研究所で理論物理学部門を率いるスティーブン・パーク氏は、「光より速い物質は存在しないとほとんどの理論研究者が信じている。もし今回の主張が事実であれば、物理学が根底からひっくり返ることになる」と話す。

 光より速い粒子が存在すると、原因と結果に関する科学理論にも大きな混乱が生じる。「AがBの原因になるだけでなく、BがAの原因にもなり得る」とパーク氏は説明する。「因果関係の概念があいまいになり、さまざまな問題が起きるだろう」。

◆驚くべき結果

 実験を担当したのは、欧州原子核研究機構(CERN)のOPERA(Oscillation Project with Emulsion-tRacking Apparatus)プロジェクト・チーム。スイス、ジュネーブ近郊の粒子加速器からニュートリノを発射し、約730キロ離れたイタリア、グラン・サッソにあるニュートリノ検出器で検出されるまでの時間を計測した。

 ニュートリノは質量が限りなくゼロに近い亜原子粒子で、何も存在しないかのように惑星を通り抜ける。質量がほぼゼロということは、光速に近い速度で移動するはずだ。具体的には、秒速約30万キロである。

 ところが、OPERAチームの実験では、予想より約60ナノ秒(1億分の6秒)早くニュートリノが検出された。これはチームにとって驚くべき結果だった。

 この差が事実なら、光が1000キロ進む場合、ニュートリノはさらに20メートル先まで進むことになる。

◆計器の誤差?

 パーク氏をはじめとする多くの物理学者が、今回の実験結果は計測か計器の誤差ではないかと推測している。

 OPERAチームのメンバーも実験結果には慎重になっており、ほかの研究者にも同様の実験を行ってほしいと考えている。実験のコーディネーターを務めたアントニオ・エレディタート(Antonio Ereditato)氏はBBCの取材に対し、「この異常な実験結果を理解するため、ぜひコミュニティーの助けがほしい」と語っている。

◆超新星のニュートリノはこれほど速くない

 アメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるドレクセル大学の天体物理学者デイブ・ゴールドバーグ氏は、もし光より速いニュートリノが存在するのであれば、既に自然界で確認されている可能性が高いと述べる。

 例えば1987年には、爆発中の恒星から放たれたニュートリノと光子(光の粒子)が地球で検出された。2種類の粒子はほぼ同じタイミングで地球に到達している。

 ゴールドバーグ氏の計算によると、ニュートリノのスピードがOPERAチームの主張通りの場合、超新星から放たれたニュートリノは光子より3年早い1984年に検出されたはずだという。「当時、地球で稼働していた検出器が宇宙から来たニュートリノのピークを見逃した可能性は低い」。

 超新星から放たれたニュートリノはCERNの粒子加速器のニュートリノよりエネルギーが小さいため、速度は遅くなるとゴールドバーグ氏は認めている。「しかし、アインシュタインが正しいと仮定すれば、どちらのニュートリノも限りなく光速に近い速度で移動する。つまり、計測という観点では、どちらも基本的に同じ速度だ」。

◆相対性理論はやはり正しい?

 スタンフォード大学の天体物理学者ルイス・ストリガリ(Louis Strigari)氏は、たとえOPERAチームの実験結果が別の実験で裏付けられても、アインシュタインの一般相対性理論や特殊相対性理論が完全に無効になるわけではないと強調する。宇宙で観測された幅広い現象は、これらの理論で問題なく説明できるからだ。

 今回の論文は、科学研究に関するWebサイト「arXiv.org」で9月22日に発表された。

398とはずがたり:2011/09/28(水) 22:44:51

“神の粒子”は5種類あるとの新証拠
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100617001&amp;expand#title
Ker Than
for National Geographic News
June 17, 2010

 ヒッグス粒子と呼ばれる理論上の粒子は、宇宙のすべてに質量を与えると考えられているため、“神の粒子”という名も持っている。

 欧州原子核研究機構(CERN)が運営する大型ハドロン衝突型加速器(LHC)での実験も、ヒッグス粒子の発見を目指している。LHCは2010年3月、半分の出力で粒子衝突実験を開始した。

 物理学の標準模型では、すべての素粒子はヒッグス粒子との相互作用によって質量を獲得するとされている。このヒッグス粒子は1種類ではなく、質量は似ているが電荷の異なる複数の種類があるとする説もある。

 今回、アメリカのイリノイ州バタビアにあるフェルミ国立加速器研究所の研究者たちは、複数のヒッグス粒子が存在する新たな証拠をつかんだと主張している。

 フェルミ研究所の陽子・反陽子衝突型加速器テバトロンによる「Dゼロ」と呼ぶ実験で最近、陽子と反陽子を衝突させた場合、反物質より物質の粒子ペアが生じる確率の方が高いと判明した。

 確率の差は1%未満で、ごくわずかだ。それでも、今回の研究に参加した同研究所の理論物理学者アダム・マーティン氏によると、ヒッグス粒子の種類を1つとする標準模型では説明できないという。「本当にわずかな違いだが、標準模型のルールにとっては非常に大きな差だ。1種類しか認めない標準模型は、Dゼロ実験の結果を説明するには不足だ」とマーティン氏は話す。

 一方、ヒッグス粒子が5種類あると仮定すれば、実験結果の説明が成り立つ。この考え方は標準模型の拡張版で、2ヒッグス二重項模型と呼ぶ。「標準模型を拡張する際、新たな粒子や相互作用を導入した。その相互作用は、物質や反物質に異なる形で作用する可能性があり、より有意義な実験結果が得られるかもしれない」とマーティン氏は話す。

 もし複数のヒッグス粒子が存在すれば、それぞれが物質に異なる形で作用している可能性がある。その場合、標準模型の枠を超えた未知の理論が見つかるかもしれないと研究チームは期待している。「標準模型を拡張する方法の多くが、第1段階として複数のヒッグス粒子を付け加えている」とマーティン氏は言う。

 同じフェルミ研究所に所属する理論物理学者クリス・クイッグ氏は、「今回の研究結果はかなり刺激的だが、まだ予備的なものにすぎない」と強調する。「疑う理由はないが、これほど意外で理解が難しい結果については、時間をかけてじっくり考えていく必要がある。とにかく、早くから騒ぎ立てないことだ」。

 もしマーティン氏らが主張する通りヒッグス粒子が5種類存在すれば、スイスのLHCでも検出できるはずだ。「われわれの解釈では、ヒッグス粒子が重すぎるという可能性はない。LHCが本格稼働を始めれば間違いなく検出できるはずだ」とマーティン氏は語る。

 LHCの重イオン衝突実験装置ALICEのプロジェクト責任者で、イギリスにあるバーミンガム大学の物理学者デイビッド・エバンス氏は、電子メールで次のようなコメントを寄せている。「個人的には、ヒッグス粒子が5種類ある可能性は低いと思うが、もし正しいと証明されればLHCからますます目が離せなくなるだろう」。

 今回の実験結果は、物理学の研究論文が登録されているウェブサイト「arXiv.org」で公開されている。

Photograph courtesy Reidar Hahn, Fermilab

399とはずがたり:2011/09/28(水) 22:45:19

ニュートリノは質量持つとするとヒッグス場からの抵抗を受けるということか。とすると近場では早いけど遠くからは遅くなってもおかしくない様な気もするけど,1年もずれる筈がほぼ同時に地球に到着したのは偶然とするのは厳しいか。

ヒッグス粒子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%B9%E7%B2%92%E5%AD%90

ヒッグス粒子(ヒッグスりゅうし、Higgs boson)とは、ヒッグス場を量子化(ある物理量が量子の整数倍になること、あるいは整数倍にする処理のこと。)して得られる粒子である。LHC(大型ハドロン衝突型加速器)の衝突実験>>398で、およそ10兆回に1回しか生成されないと言われている。2011年、8月現在未発見。

ヒッグス場とは、1964年にエディンバラ大学のピーター・ウェア・ヒッグスによって提唱された、素粒子の質量獲得に関する理論に現れる場についての仮説である。ヒッグス場によって質量を獲得するメカニズムをヒッグス機構と呼ぶ。

ヒッグス機構では、宇宙の初期の状態においてはすべての素粒子は自由に動きまわることができ質量がなかったが、自発的対称性の破れが生じて真空に相転移が起こり、真空にヒッグス場の真空期待値が生じることによってほとんどの素粒子がそれに当たって抵抗を受けることになったとする。これが素粒子の動きにくさ、すなわち質量となる。質量の大きさとは宇宙全体に広がったヒッグス場と物質との相互作用の強さであり、ヒッグス場というプールの中に物質が沈んでいるから質量を獲得できると見なすのである。光子はヒッグス場からの抵抗を受けないため相転移後の宇宙でも自由に動きまわることができ質量がゼロであると考える。

ニュース等では「対称性の破れが起こるまでは質量という概念自体が存在しなかった」などと紹介される事があるが、正確ではない。電荷、フレーバー、カラーを持たない粒子、標準模型の範囲内ではヒッグス粒子それ自体および右巻きニュートリノはヒッグス機構と関係なく質量を持つことが出来る。また、重力と質量の関係・すなわち重力質量発生のしくみは空間の構造によって定められるものであり、標準模型の外部である一般相対性理論、もしくは量子重力理論において重力子の交換によって説明されると期待される。

400チバQ:2011/10/01(土) 17:39:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110930-00000545-yom-sci
宇宙行政の司令塔組織、内閣府に来年度新設へ
読売新聞 9月30日(金)12時38分配信

 政府は来年度、宇宙行政の司令塔機能を持つ新たな組織を内閣府に作る方針を決めた。

 古川宇宙開発担当相が30日、閣議後の記者会見で明らかにした。

 文部科学省や経済産業省に分かれている宇宙政策の大方針を迅速に決めることが狙い。新組織では、日本版GPS(全地球測位システム)を構築するための準天頂衛星の開発や運用も担当する。

 具体的な組織の在り方を今後検討し、必要な法案を次期通常国会に提案する。

 準天頂衛星は現在1基打ち上げられているが、2010年代後半までに4基体制に整備する。

 宇宙行政の在り方は、政府の宇宙開発戦略本部(本部長・野田首相)の専門調査会が議論しており、今年8月に、強力な権限を持った「宇宙庁(仮称)」の創設を提言した。宇宙庁については、今回の新組織の中で将来的な課題として検討する。

http://www.asahi.com/special/space/TKY201109290446.html
宇宙庁見送り、内閣府に新組織 準天頂衛星開発費要求へ2011年9月30日10時11分


 政府は各省庁にまたがる宇宙政策を一元化する「宇宙庁」の発足を見送り、内閣府に司令塔となる新組織を来年度につくる方針を固めた。30日に開かれる宇宙開発戦略本部で決める。

 日本版の全地球測位システム(GPS)を構築するための準天頂衛星は、この組織が運用することになり、開発予算41億円を来年度の概算要求に盛り込む。

 宇宙庁構想は2009年、民主党が党政策集に盛り込んだ。震災後に戦略本部の専門調査会で議論されたが、合意は得られないままだった。

 新組織は、文部科学省や経済産業省などの担当者を集める。宇宙庁より後退した形で、具体策は年内をめどに決める。宇宙開発の企画立案や海外の宇宙機関との協議などを行う。予算の執行権限は各省庁に残す。

 準天頂衛星は4機体制にするなら約1700億円かかると試算されているが、来年度は41億円を計上する計画だ。(佐藤久恵)

401とはずがたり:2011/10/03(月) 12:48:07

北極で巨大オゾンホール 寒さが一因、南極並み「健康への影響も懸念」
2011.10.3 08:20
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111003/scn11100308200000-n1.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/scn11100308200000-p1.jpg
2011年3月25日の北半球の高緯度地域のオゾン分布。濃度が低い青色や紫色の領域が、北極海から北欧、ロシア北部などにかけて広がった(国立環境研究所提供)

 今年春に北極上空でこれまでにない規模のオゾン層破壊が進み、南極にできるオゾンホールに匹敵する大きさになったのを初確認したと、国立環境研究所(茨城県つくば市)などの国際チームが2日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 北極上空では南極より冬の気温が高く、オゾンを壊す物質ができにくいが、今年は春まで厳しい寒さが続いたため破壊が進んだらしい。同研究所の中島英彰室長は「予測していなかった現象。紫外線を遮るオゾン層がなくなると健康影響も懸念される。今後も監視が必要だ」と話している。

 日米欧9カ国のチームは、人工衛星や気球を使って北半球の大気のオゾン分布を調査。今年3月末に、オゾン濃度が低い領域が北極海から北欧、ロシア北部、グリーンランドに広がったのを観測した。

402とはずがたり:2011/11/03(木) 19:57:14

地球の「100兆倍」の水、120億光年のかなたに発見
2011.07.26 Tue posted at: 13:19 JST
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003490.html

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/t1larg.quasar.nasa.jpg
写真:NASA/ESA

(CNN) 地球からはるか120億光年離れたクエーサー(准恒星状天体)に、地球上の海水の100兆倍の水が存在することが、科学者らの研究で明らかになった。

地球の340億倍の質量を持つこのクエーサーを分析していたコロラド大学ボルダー校のジェーソン・グレン准教授らが、数百光年の範囲に広がる大量の水蒸気を発見した。カリフォルニア工科大学がハワイ島マウナケア山に設置している天体望遠鏡で、分光器を使って観測された。

120億光年離れた天体を観測すると、見えるのは120億年前の姿だ。宇宙は136億年前のビッグバンで誕生したと考えられているが、その16億年後にはすでに水が存在していたことになる。

これほどの量の水が見つかったのは観測史上初めて。銀河系内で数光年の範囲に分布する水を全部合わせても、同クエーサーに比べれば4000分の1にすぎないという。

研究には両大学のほか、航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所、カーネギー天文台、ペンシルベニア大学や日本の宇宙科学研究所(ISAS)が参加している。

403とはずがたり:2011/11/04(金) 11:02:34

資金問題で手を引く米ロ…中国が宇宙開発独占の可能性
http://japanese.joins.com/article/238/145238.html?servcode=A00&amp;sectcode=A00
2011年11月04日08時41分
[(c) 中央日報/中央日報日本語版]

中国が1956年にロケット開発に乗り出してから55年で宇宙ドッキングまで成功した。勢いに乗り2020年ごろに独自の宇宙ステーションを建設する計画だ。米国とロシアなどが予算の問題から手を引いており、宇宙開発計画はややもすると中国の独壇場になる可能性が大きくなっている。中国人が神話と伝説の中だけに存在してきた宇宙空間に本格的に視線を向け始めたのは建国初期の50年代だ。毛沢東政権下だった56年に国務院(中央政府)は「国防航空工業意見書」に基づき航空工業委員会を設置した。米国から帰国した物理学者の銭学森をロケットとミサイルの研究専門担当組織となる国防部傘下の第5研究院長に任命し宇宙開発が始動した。銭が開発したロケット「長征1号」のおかげで70年4月に中国は独自の人工衛星「東方紅1号」を打ち上げることができた。宇宙空間に出て行く核心運搬体を確保したのだ。

その後86年3月にトウ小平が科学者らの提案を受け入れ先端技術育成計画の「863計画」を承認した。この時に航空宇宙分野で有人宇宙ステーションの建設を目標に提示した。江沢民はこれを具体化した。彼は92年9月21日に中国の独自有人宇宙戦略の「921工程」をまとめた。このために「三歩走戦略」を用意した。有人宇宙船を打ち上げ、宇宙ドッキング実験をし、宇宙ステーションを建設する3段階戦略だ。今回の宇宙ドッキングに成功で中国はすでに2番目まで歩を進めた。

921工程により国レベルで体系的な支援と投資が行われた。99年11月に無人宇宙船の「神舟1号」を打ち上げ、2003年には有人宇宙船「神舟5号」を打ち上げ中国初の宇宙飛行士の楊利偉を輩出した。

中国は月面着陸を狙った月探査プロジェクトを着々と推進している。火星探査にも積極的だ。9日にはロシアと組んで初の火星探査船の「蛍火」を打ち上げる計画だ。

404とはずがたり:2011/11/04(金) 11:11:34

中国、初のドッキング成功 宇宙ステーション建設へ前進
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011110301000046.html
2011年11月3日 14時41分

 3日、北京の宇宙飛行管制センターで、宇宙船と宇宙実験室のドッキングの様子を説明する3Dアニメ。新華社提供(AP=共同)
写真

 【北京共同】中国が打ち上げた無人宇宙船「神舟8号」と無人宇宙実験室「天宮1号」のドッキング実験が3日午前1時半(日本時間同2時半)ごろ、同国上空で行われ、有人宇宙飛行プロジェクトの総指揮官、常万全・中央軍事委員会委員は「成功」を宣言した。

 中国の宇宙でのドッキング実験は初めて。2020年前後の実現を計画している長期滞在可能な有人宇宙ステーション建設に向け、着実に前進していることを示した。

 宇宙でのドッキング技術は米国、旧ソ連(現ロシア)が1960年代に獲得。中国は先行する米ロに独自技術で追い付く方針を掲げている。

405荷主研究者:2011/11/06(日) 12:32:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111013t15008.htm
2011年10月13日木曜日 河北新報
宮城沖地震 起きにくく 震災でひずみ解消 筑波大など解析

 東日本大震災では、過去に宮城県沖地震などが発生した複数の震源領域の断層が連動して滑ったとする解析結果を、筑波大の八木勇治准教授(地震学)のグループが12日、静岡市で始まった日本地震学会で発表した。特に宮城県沖の海域では蓄積されたプレート(岩板)境界のひずみが全て解消され、八木准教授は「想定されていた宮城県沖は起きにくい状態になった」としている。

 グループは太平洋や北米などにある51観測点の地震波形データを使い、震源と周辺の断層の動きを分析。断層滑りのシミュレーションと、過去に日本海溝付近で発生した地震の震源領域を比較した。

 東日本大震災の本震が始まってから20秒間は震源の東側で、過去に宮城県沖と連動したことがある三陸沖南部海溝寄りの震源領域で破壊が拡大した。破壊は100秒近く続き、この海域では断層が50メートルも滑ったとされる。

 20秒から40秒にかけて破壊は震源の西側にも伝わり、2分30秒までに1978年と1897年に起きた宮城県沖地震の震源領域を破壊し尽くしたと結論付けた。断層が滑った量は15〜20メートルと推定している。

 通常は地震直後でも、ひずみが全て解消されるわけではない。今回は従来に比べて断層が滑った時間が長いため、ひずみが完全に解放された可能性が高いという。

 八木准教授は「震災で宮城県沖地震2回分に相当するひずみが解放されたとみられる。従来のような周期で起きないと断定はできないが、起きづらくなったと言える」と話している。

406荷主研究者:2011/11/13(日) 20:35:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111023t13010.htm
2011年10月23日日曜日 河北新報
本震が宮城県沖地震誘発 東北大観測センター 仙台

 東北大地震・噴火予知研究観測センターの研究者らによる東日本大震災の研究報告会が22日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれた。観測センターの日野亮太准教授は、震災の本震がマグニチュード(M)5程度で始まり、想定された宮城県沖地震を引き起こした上、超巨大地震に拡大した可能性を指摘した。

 断層が滑った規模から、宮城県沖地震の震源域では過去600〜800年分のプレート(岩板)境界のひずみが解消されたとの見方を示した。

 今後の宮城県沖地震については、今回の震源域周辺がゆっくり滑る「余効滑り」が続いているため、早期に余震として発生する恐れがあると指摘。「余効滑りが終わっても、従来のように30〜40年の周期で起きるかは別問題だ」と述べた。

 産業技術総合研究所活断層・地震研究センター(茨城県つくば市)の岡村行信センター長は、津波堆積物の調査結果から、今回の震災と同規模の大津波が仙台平野に襲来する間隔を約450〜約850年と分析した。

 慶長三陸津波(1611年)と北海道東部を1600年代初期に襲った津波の原因が同じ地震であるとする説に触れ、「もし道東の地震が原因なら既に400年たっており、長い間安心とは言えない」と話した。

 東北大地震・噴火予知研究観測センターの海野徳仁センター長は「震災を予測できなかったことを深く反省し、地震学の未熟さを痛感している。不幸なことが2度と起きないようにしなければならない」と今後の研究への決意を強調した。

407荷主研究者:2011/11/23(水) 17:21:32

http://www.minyu-net.com/news/news/1102/news11.html
2011年11月2日 福島民友ニュース
吾妻山噴火時、1時間で火山泥流が福島市街地に

 吾妻山で想定される火山災害で、福島河川国道事務所が、噴石など約100万立方メートルが噴出した1893(明治26)年の水蒸気爆発規模の噴火と700万立方メートルが噴出した過去1万年間で最大規模のマグマ噴火が発生した場合、いずれも谷出口から約1時間で泥流が福島市の中心市街地に到達するとシミュレーションしていることが1日、分かった。

 同事務所が同市で開いた県火山噴火緊急減災対策砂防計画検討委員会第3回吾妻山作業部会で示した。1893年に噴火が発生し、現在も噴気が上がっている大穴火口から積雪期に噴火したと想定してシミュレーションした。

408チバQ:2011/12/06(火) 21:16:16
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111206/scn11120611170002-n1.htm
「地球型惑星」か 水が存在可能 気温22度、地球の2・4倍 
2011.12.6 11:16 [宇宙]

米航空宇宙局(NASA)が発見した「ケプラー22b」の想像図(NASA提供)
 米航空宇宙局(NASA)は5日、生命に欠かせない水が液体で存在し得る惑星を、ケプラー宇宙望遠鏡による観測で確認したと発表した。米メディアによると、惑星の地表付近の平均気温は推定セ氏22度。組成は不明だが、NASAは「地球型惑星の発見に一歩近づいた」としている。

 惑星は、地球から600光年離れており、大きさは地球の2・4倍。「ケプラー22b」と名付けられた。太陽よりもやや小さく温度の低い恒星から適度に離れた軌道を、約290日周期で公転している。

 ケプラー宇宙望遠鏡は、太陽系の外側にある惑星とみられる天体をこれまでに2326個発見。このうち48個は、恒星との距離などから水が液体で存在する可能性があるが、実際に惑星であることが確認されたのはケプラー22bが初めて。(共同)

409荷主研究者:2011/12/11(日) 14:38:06

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20111116101.htm
2011年11月16日03時00分 北國新聞
マントル到達計画を主導 金大、新潟大と連携

実地調査に向けて準備する荒井教授(左から2人目)=金大角間キャンパス

 海洋底を掘削し地球深部「マントル」到達を目指す国際プロジェクトで、主導的役割が期待されている金大は、年末からペルシャ湾岸オマーンにある海洋底の化石「オフィオラ イト」の本格調査に乗り出す。15日までに新潟大と連携した研究体制が整い、実施まで10年を切った海洋底掘削の準備として太古の海洋底の地殻を調べる。最新機器の導入や若手研究者の育成も進め、海洋底や地球深部の謎に迫る。

 オマーンのオフィオライトは、陸上にのし上げた約1億年前の海洋底。南北約500キロ、東西幅約80キロに分布しており、地殻からマントルに当たる地層が露出している。 マントル到達を目指す「21世紀モホール計画」を主導するため、金大は今年度から5カ年計画で、文部科学省の特別教育研究経費の助成を受け、新潟大と連携して研究を進めることになった。

 金大と新潟大の研究チームの約40人が年末から来年3月ごろにかけ、現地でオフィオライトに含まれる地殻とマントルの境界部分を中心に調査する。採取した岩石は金大で最 新機器を使って分析する。多様な学問分野の学生も参加する「モホール学校」と名付ける野外実習を開催し、若手研究者の育成につなげる。

 金大は、理工研究域自然システム学系の荒井章司教授を中心に、10年以上前からオフィオライトに注目。並行して海洋底掘削に関わり陸海双方から海洋底の研究を進めてきた 。

 海洋底を掘削すれば、化石では分からない「生きた状態」の地殻やマントルの活動が観察できる。地殻とマントル境界の観察、物質の採取が目標で、ゆくゆくは地震や気候変動 など地球規模の現象解明につながると考えられている。

 荒井教授は「これまで研究を先導してきた立場として、モホール計画を支える責任がある。金大が中心となってけん引していきたい」と話した。

 21世紀モホール計画 国際的な巨大科学プロジェクト「統合国際深海掘削計画(IODP)」の一環。世界最高の掘削能力を誇る地球深部探査船「ちきゅう」で海洋底に約7 キロの穴を掘り、地殻貫通とマントル物質の回収を目指す。2010年代後半にも実施予定で、掘削候補地は太平洋のハワイ沖、メキシコ沖、コスタリカ沖の3地点に絞られている。

410荷主研究者:2011/12/26(月) 01:18:01

http://yamagata-np.jp/news/201111/25/kj_2011112500788.php
2011年11月25日11:00 山形新聞
「長井盆地西縁」の地震発生率が33倍に 大震災後、活断層が活発化

 マグニチュード(M)9.0を記録した東日本大震災の影響により、周辺での地震の発生率が震災前と比べて10倍以上に上昇した活断層が本県を含め全国で11カ所あることが24日、東京大学地震研究所の研究チームの調査で分かった。

 特に断層帯の動きが活発化した可能性が高く発生率が上がったのは東北から中部にかけてで、長野県の境峠・神谷断層帯主部や岐阜県の猪之鼻断層帯、神奈川・静岡県の北伊豆断層帯など6カ所。北伊豆断層帯は最も高い約70倍となった。

 調査をまとめた東大地震研の石辺岳男特任研究員は、東日本大震災のようなプレート間での巨大地震の前後で、大地震が集中する傾向にあると指摘。「大地震に直結するわけではないが、活動が活発化しており、継続して監視するべきだ」と話している。

 チームは主要な断層帯約170カ所を調査。断層から5キロ以内の区域で、震災前1年間と震災後8カ月間に起きたM1以上の地震を抽出した。地震数が10未満のところは除き、1年間の発生率に直して比較すると、境峠・神谷断層帯が約66倍、猪之鼻断層帯が約11倍などとなった。

 石辺特任研究員によると、活断層が活発化した可能性が高い6カ所は大震災で活断層への力のかかり具合が増したことや、地震のメカニズムそのものが変わったことが要因と考えられるという。

 そのほかの5カ所のうち3カ所は、大震災の余震とされる3月12日に長野県北部で起きたM6.7の地震に伴うものとみられる。残り2カ所は本県の朝日町から米沢市に至る長井盆地西縁断層帯(約33倍)と宮城県で、大震災後に断層周辺で群発的に地震が発生したとみられ、これらは活断層の活発化との関連について検討が必要としている。

 北海道と九州の主要な断層帯の周辺では発生率の明らかな変化はみられなかったという。

411荷主研究者:2011/12/30(金) 21:20:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111201t15012.htm
2011年12月01日木曜日 河北新報
慶長津波の教訓に学べ あす東北大でシンポジウム

 東日本大震災の大津波と同規模だったといわれる1611(慶長16)年の慶長津波をテーマにした「慶長地震津波400周年シンポジウム」が2日、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパスで開かれる。これまで理系の研究者の注目度は高くなかったが、歴史学の視点で再考察し、慶長津波から学ぶべき教訓を考える。

 主催は東北大の防災科学研究拠点。東日本大震災の大津波は、869(貞観11)年の貞観地震以来の「1000年に1度」の規模とされている。慶長地震も大地震だったが、貞観地震よりは規模が小さく、地震研究者の間では当時の様子を記した文書の信頼度は高くなかった。

 東日本大震災の前から歴史学や文献史学の視点で慶長津波の再検証を模索していた防災科学研究拠点は、震災後に見直し作業を本格化。各種文献を精査した結果、東日本大震災の大津波や貞観津波に匹敵する規模だった可能性が高いとの結論に至り、今回のシンポジウムを企画した。

 研究拠点代表の平川新・東北アジア研究センター教授は「400年前に起きた慶長津波の評価が東日本大震災の前から違っていたら、『1000年に1度』的な捉え方でなく、津波想定や危機意識も変わっていたはず」と問題提起する。

 シンポジウムは津波工学の第一人者で、東北大災害制御研究センター長の今村文彦教授がコーディネーターを務める。

 慶長津波の再検証に当たってきた東北アジア研究センター・教育研究支援者の蝦名裕一さんが研究成果を報告。東大や東北大の地震研究者らと意見を交わす。蝦名さんら文系サイドからの報告を踏まえる形で、防災科学研究拠点の理系研究者が解析し直した慶長津波の地震規模も発表する。

 蝦名さんは「慶長津波は『慶長三陸津波』とも称されてきたが、甚大な被害は三陸にとどまらず福島県沿岸にも達していた。『慶長奥州津波』と名称の変更も提案したい」と話している。

 シンポジウムは2日午後4時から、青葉山キャンパスの工学部中央棟大講義室で。参加無料。連絡先は事務局022(795)7515。

412とはずがたり:2012/01/18(水) 19:02:47

モロッコの火の玉:火星の隕石と確認
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120118k0000e040181000c.html

 モロッコで昨年12月に見つかった石が極めて珍しい火星からの隕石であることが、米航空宇宙局(NASA)の専門家らによって確認されたことが18日分かった。AP通信が伝えた。

 現地では昨年7月、上空から火の玉のようなものが落ちるのが目撃されており、落下が目撃された隕石が火星のものと確認されたのは5例目。

 これまで発見された火星の隕石と比べ、落下から採取までの期間が非常に短いため、地球上の物質の付着が少ないとみられ、専門家は火星の様子が詳しく分かると期待している。(共同)

毎日新聞 2012年1月18日 13時05分(最終更新 1月18日 13時07分)

413とはずがたり:2012/01/23(月) 10:46:21

新発明スレよりも地球スレのここに。
まいど1号に続いて頑張る中小企業の存在は日本産業の懐の深さを示しており心強い。
中小企業の福利厚生など大企業に劣る部分をなんとか嵩上げして優秀な学生も就職先として検討できるようにして欲しいところ。

町工場の力で深海8千メートルへ 「江戸っ子1号」計画開始 世界新目指す
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120117/cpd1201171556009-n1.htm
2012.1.17 15:55

東京・下町の町工場が共同で開発する深海探査シャトルビークル「江戸っ子1号」の開発契約書調印式=17日午前、東京都墨田区(瀧誠四郎撮影)【拡大】

 東京下町の町工場を中心につくる中小企業グループが、世界トップクラスの深海8千メートルを目指す無人探査機「江戸っ子1号」の製作に乗り出し、17日、都内で海洋研究開発機構などとの開発契約に調印した。今夏の試験潜水を経て、2013年度の完成を目指す。

 探査機の大きさは未定だが、球形で母船から海に投入し重りによって沈む方式。海底で土の採取や3Dのハイビジョン撮影をした後、重りを切り離し浮上する。魚類の撮影は海底約7700メートルが最深記録とされ、8千メートルで成功すれば世界新になるという。機体には、深海の高い水圧に搭載機器が耐えられるように特殊なガラスを採用、繰り返し探査に使うことを想定する。

 グループは、大阪府東大阪市の町工場などが開発し、09年に打ち上がった小型人工衛星「まいど1号」の活躍に刺激を受けて発足した。

414とはずがたり:2012/01/23(月) 14:48:42

首都直下地震:発生確率4年以内に70%…東大地震研試算
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120123k0000e040167000c.html

 首都直下地震など、マグニチュード(M)7クラスが懸念されている南関東での地震について、今後4年以内に発生する確率が約70%に達する可能性があるとの試算を、東京大地震研究所のチームが23日までにまとめた。

 政府の地震調査研究推進本部はM7クラスの南関東での地震について、過去の地震の発生間隔などから、今後30年以内の発生確率は70%程度としている。研究チームの平田直・東大地震研教授は「発生確率はそもそも非常に高かったが、東日本大震災でより高まった可能性がある」としている。(共同)

毎日新聞 2012年1月23日 11時36分

415とはずがたり:2012/01/23(月) 14:50:00

津波:「山陰に来ない」は迷信 過去1000年に8件
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120122mog00m040004000c.html
 ◇高さ10〜20メートルも 「防災意識高めて」

 東日本大震災を機に結成した県技術士会(林秀樹会長)の津波研究会の研究発表が21日、松江市のホテルであり、過去約1000年の間に県内エリアで確認された8件の津波について報告された。研究者は「山陰地方に津波が来ないというのは迷信」と、防災を呼びかけた。【宮川佐知子】

 研究会は昨年5月、地質などを専門とする20人が結成した。地域の伝承や古文書、神社の由緒書きといった文献の収集、現地視察をして、津波の到達地点や被害を探っている。県内では1026年、益田地域に大きな被害をもたらした万寿津波から、1993年の北海道南西沖地震で隠岐や島根半島に到着した津波まで、大小8件の記録が見つかっているという。

 なかでも万寿津波は、収集した記録によると、10〜20メートルの高さがあり、被害は山口県萩市から大田市鳥井町まで広範囲に及ぶ。研究会は、「過去に津波があったという話があったら、教えてほしい」と情報の提供を呼びかけた。

 会員のほか行政関係者らも含め約150人が参加。津波研究会代表の児島秀行さんは、「これを機に避難経路の確保など防災意識を高めてほしい。今後も研究を発展させ、役立ちたい」と話していた。

2012年1月22日

416チバQ:2012/01/25(水) 21:52:30
http://www.asahi.com/science/update/0120/TKY201201200205.html
2012年1月20日15時1分
うるう秒、各国の対立解けず 議論12年…存廃先送りジュネーブの国際会議場で19日、うるう秒問題などを話し合う国連の国際電気通信連合(ITU)の無線通信総会に参加する各国代表団ら=前川浩之撮影

標準時と原子時計とのズレ


 地球の自転の遅れに合わせて原子時計の時刻を調整するために挿入される「うるう秒」の廃止問題は19日、結論が先送りされた。「1秒」をめぐって専門家たちが12年間話し合ってきたが、主要国の賛否が割れたうえ、「なぜ今、議論しなければいけないのか」といった根本的な疑問も噴き出した。

 「この廃止提案に賛成、反対だけでなく、この問題を完全には理解していない国もある。提案は承認できず、さらなる研究のために(専門家らの)部会に差し戻す」。この日、スイス・ジュネーブで開かれた国連の国際電気通信連合(ITU)の無線通信総会は、ニュージーランドのジャミーソン議長がこう宣言し、結論を持ち越した。決着は早くても次の総会が開かれる2015年になりそうだ。

 国連筋によると、各国は前夜遅くまで非公式に接触し、合意の可能性も探った。だが、廃止派の米国、日本、フランスと、存続派の英国やカナダ、中国の対立は乗り越えられず、「時間切れ」に。ITUとしては異例の多数決による投票に持ち込むとのうわさも流れたが、193カ国加盟の国連の会議で賛否が割れると、のちのちの国際的な対立の火種になりかねない。

 結局、対立をそのまま総会に持ち込み、各国が立場を言い合う事態になった。

417荷主研究者:2012/01/29(日) 12:54:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120104t31003.htm
2012年01月04日水曜日 河北新報
ヒッグス粒子発見期待 超大型加速器 誘致目指す岩手県

 万物に質量を与えたとされる「ヒッグス粒子」について、欧州合同原子核研究所(CERN、スイス・ジュネーブ)が昨年12月、存在確率を「98.9%」と発表したことに、岩手県が注目している。県南部の北上山地に、ヒッグス粒子発見後の詳細研究を行う超大型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の誘致を目指しているためだ。実現には建設地の選定や財源など課題も多いが、岩手県は「ヒッグス粒子が見つかれば、ILC建設の機運も一気に高まる」と期待する。

 ヒッグス粒子は、日本を含む複数の国際共同研究チームが、CERNにある大型加速器「LHC」を使って探索を続けている。データを蓄積し、2012年にも最終報告がまとまる可能性がある。

 LHCの後継加速器となるILCは、国際プロジェクトで世界に1カ所だけ建設される。候補地は日米欧などで、国内では岩手の北上山地、福岡と佐賀両県にまたがる脊振山地の2カ所となっている。

 ヒッグス粒子の存在が確認されないと、約8000億円の建設コストがかかるILCの必要性そのものが大きく揺らぎかねない。岩手県の大平尚政策監は「CERNでの研究の成否がILCを推進する鍵になる」と話す。

 岩手県は10年度、東北大と共同で北上山地の地質調査を実施。11年度は東北大、東北経済連合会とともに加速器の北上山地での設置場所について研究を進めている。

 達増拓也知事は「北上山地の岩盤がいかにふさわしいか、ILCがいかに人類の役に立つかを地元がきちんと理解し、機運を盛り上げることが大切だ」と語る。

 研究者の間では、ヒッグス粒子の存在はほぼ確実視されている。12年末には世界の研究グループによるILCの工学設計が終了。13年にも建設地をめぐる各国間協議が始まる見通しだ。

 ILC物理・測定器国際研究組織アジア代表の山本均東北大大学院理学研究科教授は「ヒッグス発見後に誘致に動きだしたのでは遅い。今から急ピッチで準備を進める必要がある」と強調する。

 国はまだILCの誘致を表明はしていないが、11年度の第3次補正予算で、ILC関連予算5億円を初めて計上した。高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)が北上、脊振両山地の地質と欧米各国の動向を調査する。

[ヒッグス粒子] 理論的に存在が予測されているが見つかっていない、自然界で最も基本的な粒子。「クォーク」など他の素粒子に質量を与えるように働くと考えられ、働きや宇宙のどこにでもあることなどから「神の粒子」と呼ばれる。1960年代に英国の理論物理学者ヒッグス博士らが存在を予言。半世紀近く探索が続いている。粒子の存在が正式に確認されれば、物理学の基本となる「標準理論」の完成につながる。

[国際リニアコライダー(ILC)] 全長31〜50キロの地下トンネルで電子と陽電子をほぼ光速で衝突させて、ヒッグスなどの新粒子をとらえ、宇宙の成り立ちを解明する施設。建設・運転に伴う人口増加は約5000人、経済効果は10年間で5兆円以上との試算がある。

418とはずがたり:2012/01/31(火) 01:14:36

日本海側が大雪の恐れ…18年豪雪に匹敵?
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120130-567-OYT1T00997.html
2012年1月30日(月)20:41

 気象庁は、31日から日本の上空に強い寒気が流れ込み、2月3日頃にかけて、北日本から西日本の日本海側が大雪になる恐れがあると30日発表した。

 新潟や長野の一部地域では、2005年から06年にかけて死者152人を出した平成18年豪雪に匹敵する積雪になる可能性もあるとして、除雪作業中の事故や雪崩に注意するよう呼び掛けている。

 同庁によると、31日午後6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多い所で、北陸100センチ、東北と長野が50センチ、近畿40センチ、北海道と岐阜が30センチ、中国20センチ。

 この冬、青森で約4メートル、山形や新潟で3メートル超、鳥取、長野で2メートル超の積雪を記録するなど、日本海側を中心に豪雪となっている。同庁によると、南米ペルー沖の水温が下がる「ラニーニャ現象」の影響で「亜熱帯ジェット」と呼ばれる気流が南へ蛇行し、大陸からの寒気が南下しやすい状況が発生。さらに、「寒帯前線ジェット」も蛇行し、日本の東に「ブロッキング高気圧」が発生するなど、寒気が滞留しやすい状況が続いている。

419とはずがたり:2012/01/31(火) 01:15:55
大雪余波、苦悩の自治体 積もる除雪費、底つく予算
2012年1月29日(日)08:00
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20120129080.html?link_id=k_kanren_news_body
(産経新聞)
 ■震災派遣でダンプ足りず作業遅れも

 記録的豪雪になる可能性もでてきた今冬の降雪。北・東日本の日本海側の自治体では、すでに今年度当初予算に計上した除雪費を使い切ってしまい、予算の増額を迫られるところも出てきた。さらに、例年なら除雪した雪を郊外へと運ぶトラックが、今冬は東日本大震災の復興工事のため被災地に派遣されており、除雪作業に遅れが生じる事態にもなっている。(森本充、川畑仁志)

 気象庁のデータによると、毎年大量の積雪が観測される豪雪地帯の昨年11月以降の累積降雪量の平均は306センチ。「12月中旬の降雪シーズン入り以降、ほぼ連日、雪が降り続いている」(同庁)ことが、除雪回数の増加につながっている。

 11月以降、累積降雪量が平年の378センチを大幅に上回る453センチ(27日現在)となった青森市では、当初見込んでいた除雪費20億3千万円の予算の9割以上をすでに支出してしまった。費用はシーズン終了までに総額30億円程度に上る可能性があるという。累積降雪量が10メートルを超え、最近10年では除雪費用がもっともかかった平成16〜17年の支出額に匹敵する。

 青森県弘前市では28日夕に積雪90センチを記録。今シーズンで最も深くなり、平年値(50センチ)の1・8倍となった。当初予算5億円の除雪費も底をつき、今月10日に4億円を緊急追加。このうち、すでに3億円近くを使っており、さらなる増額を余儀なくされている。

 両市はほぼ毎年、補正予算で除雪費を増額しているが、弘前市の担当者は「雪シーズンは2月が本番。冷え込みが続けば雪が凍って除雪車の効率が下がってしまい、さらに費用がかさむ」と危惧している。

 ▼郊外に運べない

 東日本大震災の影響が、思わぬ形で除雪作業に遅れを及ぼしている自治体もある。被災地の復興工事で例年委託しているダンプカーが出払ってしまったためだ。このため、除雪車で雪を道路脇に積み上げても、処理するため郊外に運ぶことができない。

 青森市では、「早く雪をどかしてくれ」「除雪はまだか」といった苦情が殺到。昨年同期よりも3千件以上多い、8600件を超えるまでになっている。市の担当者は「こんなところに地震の影響がでるとは…」と戸惑いを隠せない。ダンプカーの被災地入りは青森市に限ったことではなく、同様の悩みは他の自治体も抱えている。

 新潟県十日町市では東日本大震災の翌日、長野県北部地震で震度6弱に見舞われ、道路の亀裂や土砂崩れが発生。昨年7月には豪雨災害にも遭った。そして、この大雪だ。市の担当者は「自然災害に振り回されっぱなしだ。まだ補修が手つかずのところがあるのに…」ともらす。

 同市は「(民間に委託した)除雪費用の支払いができない状態に陥る」として、市長の専決処分で5億2800万円を増額補正。例年1月から除雪作業を本格化させるが、今冬は12月からフル稼働状態だ。

 長野県北部地震で約200世帯が全半壊した長野県栄村では、仮復旧した道路に段差があるため、除雪車でスムーズに雪を取り除けない。担当者は「このまま降り続けば除雪が追いつかなくなってしまう」。

 雪下ろしや除雪作業中の死傷者も増えている。青森県は26日夕現在、死者9人(前年同期比7人増)、重軽傷者が142人(同67人増)に達した。栄村では1月6日、自宅の屋根で雪下ろしをしようとしていた男性(41)が転落。その後死亡した。男性は長野県北部地震で被害を受け、仮設住宅に入居していた。

420とはずがたり:2012/01/31(火) 15:51:48

ほんまかね?!レゴって所が秀逸である♪

Lego Man In Space: Mathew Ho And Asad Muhammad, Ontario Teens, Send Toy Figure Into Atmosphere (VIDEO)
http://www.huffingtonpost.ca/2012/01/25/matthew-ho-asad-muhammad-lego-space-video_n_1231533.html

レゴ人形、宇宙へ カナダ高校生が宇宙船自作
2012年01月29日 13:10 発信地:オタワ/カナダ
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2854063/8382522

【1月29日 AFP】レゴ(Lego)人形が、カナダ・トロント(Toronto)の高校生2人が自作した宇宙船に乗って宇宙に送られる動画が25日、公開された。

 17歳のマシュー・ホー(Mathew Ho)さんとアサド・ムハマド(Asad Muhammad)さんは気象観測気球をオンラインで注文し、宇宙船を発泡スチロールで作って、レゴ人形を上空24キロまで打ち上げることに成功したという。

 2人が通う高校の校長は、AFPの取材に対し、この「驚くべき旅」が事実だと述べた。

 動画サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿された動画は、レゴ人形の97分間の宇宙の旅を早送りで見ることができる。カナダの旗を持つレゴ人形は、真っ黒な宇宙空間に浮かぶ地球を背景に映っている。

 カナダのメディアによると、2人は観測気球につないだ箱に、4台のカメラとGPS(衛星利用測位システム)を内蔵した携帯電話を設置して、レゴ人形の旅を記録した。

 さらに、ムハマドさんの母親のミシンを使ってナイロンのパラシュートを縫い、レゴ人形に着せて、レゴ人形が無事に地球に帰還できるようにした。気球にはパーティーグッズ販売店で購入したヘリウムを入れた。

 この宇宙旅行計画にかかった総額は500ドル(約3万8000円)未満だったという。

■宇宙の旅から無事帰還

 2人はインターネットを活用して、発射地点や風向き、その他のデーターから気象観測気球の落下予想地点を予測。トロント郊外のニューマーケット(Newmarket)のサッカー場からレゴ人形を打ち上げた。

 だが標高7キロメートル付近で気球は携帯電話の圏外になり、GPS信号も届かなくなったので、2人は家に帰って餃子を作ったという。

 するとホーさんのiPadが鳴った。レゴ人形は地上に降下し、発射地点から120キロ離れた野原に無事に着陸していたのだった。(c)AFP

423とはずがたり:2012/02/05(日) 16:00:26

生命科学スレはmedical reviewでするかねぇ。。

NIMSら、初期地球の生命につながる化学進化の場が海底地下であると発表
http://news.mynavi.jp/news/2011/09/28/097/

424とはずがたり:2012/02/10(金) 00:12:28

地震:4年以内にM7級70%試算、精度低い…国の委員会
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120210k0000m040070000c.html

 南関東でマグニチュード(M)7級の地震が今後4年以内に70%の確率で発生する可能性があるとした平田直・東京大地震研究所教授らの研究チームの試算について、国の地震調査委員会は9日、「精度が低い」として、「今後30年以内の発生確率は70%」としている従来の長期予測は変更しないとの見解を示した。

 平田教授らの試算は、東日本大震災後に関東地方で増加したM3以上の地震の発生数を基に確率を割り出した。これに対し、地震調査委は「数える地震の規模や、発生領域の設定によって確率は大きく変動するため、誤差が大きい」とした。地震調査委の阿部勝征委員長は「30年以内で70%も切迫している状況には違いない」と述べた。【比嘉洋】

毎日新聞 2012年2月9日 21時24分

425とはずがたり:2012/02/10(金) 00:13:34
>>423に引き続き生命の起源スレはここにしましょうか。

湯野浜温泉源泉で最小微生物発見 慶大生命研グループ、弱アルカリ温泉で初
http://www.yamagata-np.jp/news/201202/06/kj_2012020600258.php
2012年02月06日 20:20

採取した湯野浜温泉の源泉を見ながら、金井昭夫教授(右)の指導を受ける村上慎之介さん=鶴岡市・慶応大先端生命科学研究所
 慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)は6日、同大学院生の村上慎之介さん(23)らの研究グループが、世界でも数例しか発見されていない、世界最小の微生物を同市の湯野浜温泉源泉から発見したと発表した。原始生物の生き残りとされ、生命の起源を探る上で重要な微生物の一つ。これまで酸性や強酸性の環境でしか存在が確認されておらず、初めて弱アルカリ性の温泉から見つかった。

 発見された微生物は、アーキアル・リッチモンド・マイン・アシドフィリック・ナノオーガニズム(ARMAN)に分類される。体長0.2マイクロメートルでウイルスなどを除き、細胞として機能できる世界最小生物の一つ。既に米カリフォルニアの鉱山とフィンランドの沼地で発見されているが、いずれも酸性などの環境で確認されたものだ。

 村上さんは、先端研の金井昭夫教授とOBで米航空宇宙局(NASA)エイムズ研究所の藤島皓介研究員の協力を受け研究。2009年2月に、湯野浜温泉の源泉施設からサンプルとなるろ過や殺菌処理前のお湯を採取し、最先端の微生物検出法「メタゲノム解析」で、取り出した微生物の遺伝子の塩基配列を調べた。

 その結果、新種と考えられる27種類の微生物を発見した。この中にARMANに属する塩基配列があり、存在を確認。世界で3例目となる。強酸性や酸性の環境でしか生きられないと考えられていたが、それ以外でも存在することを初めて明らかにし、米科学専門誌で発表した。発見された微生物は人体などへの影響はまったくない。

 研究を指導する金井教授は、「微生物の歴史は、地球生物の歴史であり、生命の起源を調べる上で、湯野浜温泉からARMANが見つかったことは世界的にも重要だ」と指摘。村上さんは「微生物の多様性や能力の一部を解き明かすことができた。生命の起源の解明に役立つ研究を続けていきたい」と話している。

426とはずがたり:2012/02/15(水) 00:46:06

矮小銀河、さらに小さい銀河を食べる
2012年2月13日(月)13:55
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120213003&amp;expand&amp;source=gnews
Rachel Kaufman
for National Geographic News
February 13, 2012

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/48555_big.jpg
 矮小銀河NGC 4449と、その近くにかすかに見えるスターストリーム(画像右上の赤味がかった細長い部分)。
(Image courtesy NAOJ)

 矮小銀河がさらに小さな“伴侶”を食べている姿が、このほど初めて詳細な画像でとらえられた。食べられているほうは、一見すると単なる“しみ”にしか見えないほど小さい。

 小さいほうの銀河が元は「何だったのか、これまでずっと謎だった」と研究共著者でカリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)の天文学者であるアーロン・ロマノウスキー(Aaron Romanowsky)氏は話す。

 小さな星のしみが最初に見つかったのは、デジタイズド・スカイ・サーベイ(Digitized Sky Survey)プロジェクトによってデジタル化された写真乾板の中だ。

 この小さな銀河は、あまりに明るさに乏しいため、5年間その正体を突き止められないままだった。この銀河の明るさは、近隣にあるりょうけん座の矮小銀河NGC 4449の約50分の1だ。

 しかし最近になって、ロマノウスキー氏らのチームが矮小銀河とその近隣にあるしみの、より詳細な画像の取得に乗り出した。

 研究を率いたドイツ、ハイデルベルクのマックス・プランク天文学研究所のデイビッド・マルティネス・デルガード(David Martinez-Delgado)氏や、研究共著者でアマチュア天文学者のジェイ・ギャバニー(Jay Gabany)氏を含む国際チームは、米ニューメキシコ州にあるブラックバード天文台(Blackbird Observatory)と、ハワイ島のすばる望遠鏡からデータを収集した。

「そしてこの素晴らしい画像を得た。(大きい銀河に飲まれつつある)銀河が星の1つ1つまで見える」とロマノウスキー氏は述べている。

◆マトリョーシカのように大が小を食べる

 NGC 4449の周囲に存在するスターストリーム(星の流れ)によって、一方の銀河が他方の銀河を“食べて”いることがわかる。

 画像は、大きい銀河の周囲に暈(かさ)状に散らばる恒星の姿を鮮明にとらえていた。これは銀河同士の合併により、小さい銀河が剥ぎ取られてできるものだ。

 今回の発見は、あらゆる大きさの銀河は共食いをするという、銀河形成理論の一端を裏付けることになる。「大きい銀河は小さい銀河を食べ、小さい銀河は(さらに)小さい銀河を食べる。まるでマトリョーシカのようだ」とロマノウスキー氏は言う。

 今回の発見はまた、NGC 4449が現在活発な星形成領域となっている理由を説明しうるものだ。ロマノウスキー氏によると、小さい銀河は大きい銀河の周囲を楕円形の軌道を描いて回っており、これはちょうど彗星が恒星の周りを回るのと同じだという。

 この伴銀河は、われわれの目にはことさらに小さく映るが、ここに暗黒物質が関わっていると考えると、2つの銀河は質量的にぐっと近くなる。その場合、暗いほうの銀河は、明るいほうの銀河の5分の1ほどの質量を持つ可能性がある。「小さい銀河は近くを通過するとき、重力によって(大きい銀河)を押し、乱れさせる」とロマノウスキー氏は言う。

 今から約5億年前に起こったそのような現象が、現在NGC 4449において見られる活発な星形成のきっかけとなった可能性が考えられる。

 今回の研究をまとめた論文は、「Astrophysical Journal Letters」誌に提出された。

Rachel Kaufman for National Geographic News

427とはずがたり:2012/02/19(日) 17:51:21

津波:「共振現象」発生か…釜石湾など高さ2〜3倍
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120219k0000m040058000c.html

 東日本大震災で発生した津波について、岩手県の釜石湾や宮城県の石巻湾西部などで、津波の高さが周辺の2〜3倍に膨れ上がる「共振現象」が起きた可能性が高いことが、18日までの今村文彦東北大教授(津波工学)らによるシミュレーションで明らかになった。

 共振現象は、たらいに入れた水を波の周期に合わせて揺すると波が大きくなるような現象を指す。1960年のチリ地震津波の際に岩手県の大船渡湾で発生し、被害が拡大した。

 今村教授らは、三陸沖に設置されたGPS波浪計による潮位変化の記録を基に、今回の津波の周期や波形を解析。(共同)

毎日新聞 2012年2月18日 22時15分(最終更新 2月18日 22時15分)

428名無しさん:2012/03/26(月) 21:14:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120326-00000523-san-bus_all
大阪では282年ぶりの金環日食 5.21に向け商戦過熱
産経新聞 3月26日(月)12時1分配信


拡大写真
専用メガネなど、金環日食グッズの売れ行きが好調な売り場=大阪市中央区の東急ハンズ心斎橋店(写真:産経新聞)

 月が太陽の手前に入ることで、太陽の周囲だけが光って見える「金環日食」。日本では25年ぶり、大阪では282年ぶりとあって、観測可能な5月21日朝を前に、関連本や日食用メガネなどの関連グッズが好調な売れ行きを見せ始めた。最適な環境で観測できるクルーズツアーは売り切れ目前の状態だ。

[フォト] 商用衛星ビジネス参入狙うも… 円高やコストで“官需頼み”

 「観測日が近づくと、売り切れが続出するかも」

 大阪市北区茶屋町のMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店は、金環日食の関連本約30種類を6階の宇宙・天文コーナーで販売。今後は特設コーナーを設け、4月には売り場を今の2倍、5月には3倍にする。

 数ある関連本でも初心者におすすめなのは手軽な小冊子タイプ。「金環日食観測ノート」(旬報社、メガネ付き525円)は、白抜きの円に時間ごとの太陽の満ち欠けを記録でき、楽しんで学べる内容だ。

 また月刊誌は相次いで特集を組む。視覚に訴える鮮やかなグラフィックが特徴の科学雑誌「ニュートン」は間もなく臨時増刊号を発売。数に限りがあるため、「書店同士で争奪戦が繰り広げられた」(関係者)という。

 金環日食は太陽が欠けた状態にあっても、直視すると失明の恐れがある。観測には専用メガネなどが必要で、東急ハンズ心斎橋店では約20種類を用意。ここ1週間ほどで約80個が売れた。外からの光を遮断することでよりきれいに見える箱形メガネなどがある。

 このほか、金環日食クルーズツアーも人気。JTBは日本一周も兼ねた8泊9日以上、1人32万8千円からのツアーを昨年12月から発売した。太平洋上のベストスポットで停泊して観測するツアーは年配層からの予約が多く、早くも空きが数室に減っている。

 今回は日本列島の南側をかすめる帯状の地域「中心食帯」で午前7時半ごろに約1〜5分間、金環日食となり、その前後1時間ほども太陽の一部が欠ける。また、中心食帯以外の地域でも、太陽の大部分が隠れる部分日食を観測できる。

 近畿での次のチャンスは京都や三重などでは2041年。大阪にいたっては2312年になるといい、国立天文台では「これだけ広範囲で見られるのは非常にまれ」と話している。


 金環日食 見かけの大きさで月の方が太陽より大きくなる場合に観測される「皆既日食」に対し、太陽が月より大きく見える現象。今回は、世界地図上で観測可能な地域を示す細い帯「中心食帯」が、ほぼ日本列島と重なるため、多くの地域で観測できる。

429名無しさん:2012/03/26(月) 21:25:32
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120326-OYT1T01010.htm?from=navlp
縦に並んだ金星・月・木星、スカイツリーと競演




都心でも観察された、金星・月・木星が一列に並んだ天体ショー(26日午後6時46分、東京・墨田区で)=武藤要撮影 26日夜、日没後の西の空で金星、月、木星がほぼ等間隔で上下に並ぶ天体ショーが観測された。

 東京都心はあいにくの曇天だったが、午後7時前、雲の切れ間で見え始めた金星と木星の間に細い三日月が入り、夜空にビーズ飾りが浮かび上がった。

 開業まで2か月足らずになった東京スカイツリーではこの日から低層階ライトアップの試験点灯がスタート。周囲では通行人が立ち止まって空を見上げ、ツリーと天体の“光の競演”を楽しんでいた。

(2012年3月26日20時26分 読売新聞)

430荷主研究者:2012/03/31(土) 19:15:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120217t15013.htm
2012年02月17日金曜日 河北新報
星の誕生の仕組み探る ロケット使い実験 東北大グループ

実験に使うロケットと同型の観測ロケット(宇宙航空研究開発機構提供)

 東北大大学院理学研究科の木村勇気助教の研究グループが、終末期の星から放出されたガスが冷えて生成される「ナノ粒子」をロケットで宇宙空間に運び、「宇宙ダスト」を発現させる実験に取り組む。宇宙ダストは鉄や炭素を含み、新たな星の材料になる物質で、星誕生のメカニズム解明につながるという。宇宙航空研究開発機構との共同実験で、早ければ年内に実施する。

 ナノ粒子は、ナノメートル(ナノは10億分の1)単位の固体で、宇宙空間に分布する。実験では、木村助教がつくったナノ粒子をロケットに搭載。ナノ粒子が、宇宙ダストに変化するメカニズムを詳しく調べる。

 ロケットが宇宙空間に入ると、実験装置が始動。ナノ粒子が蒸発した後、冷えて宇宙ダストに結晶化する様子を電波で地上に届ける。データを解析し、宇宙ダストが発現しやすい圧力や温度などの条件を探る。

 木村助教は2011年に航空機を急降下させ、無重力に近い環境で同様の実験をしたが、重力が変動する影響で宇宙ダストの生成環境が揺らぎ、データの精度が下がったという。ロケットを使うことで、無重力状態で精度の高いデータが得られる。

 木村助教は「宇宙ダストを作ることができれば、星や惑星の誕生を再現することにつながる。効率よく宇宙ダストを結晶化する技術は、薬品や食品加工など他の分野にも応用できる」と説明している。

431荷主研究者:2012/04/08(日) 15:11:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120219t75012.htm
2012年02月19日日曜日 河北新報
釜石、石巻湾 津波増幅か 共振で周辺の2〜3倍に 東北大

 東日本大震災で発生した津波について、岩手県の釜石湾や宮城県の石巻湾西部などで、津波の高さが周辺の2〜3倍に膨れ上がる「共振現象」が起きた可能性が高いことが、18日までの今村文彦東北大教授(津波工学)らによるシミュレーションで明らかになった。

 共振現象は、たらいに入れた水を波の周期に合わせて揺すると波が大きくなるような現象を指す。1960年のチリ地震津波の際に岩手県の大船渡湾で発生し、被害が拡大した。

 今村教授らは、三陸沖に設置されたGPS波浪計による潮位変化の記録を基に、今回の津波の周期や波形を解析。潮位が(1)10分程度の短周期で大きく変化(2)1時間程度の長周期で緩やかに変化−と2種類の明確な周期を持っていたことが判明、さらにコンピューター上で津波を再現した。

 その結果、釜石、石巻両湾に加え、青森県のおいらせ、階上両町の沿岸、岩手県の山田湾、福島県の小名浜港周辺の少なくとも6カ所で共振現象が起きた可能性があることが分かった。

 石巻湾西部に位置する東松島市では、連動型の宮城県沖地震の発生で想定していた4メートルをはるかに上回る10メートルを超す津波が来襲。市の住宅の7割超、約1万1千世帯が全半壊した。

 共振現象が実際に起きたかどうかは、大船渡湾をはじめ湾内の潮位変化を記録する検潮所がすべて破壊されたため、確認は困難だという。今村教授らは、二つの周期を持つ津波の発生メカニズムの解析を急いでいる。

 今村教授は、今後の津波でも共振現象で被害が拡大する可能性を指摘。「共振現象が発生すると、最大級の津波が長時間続くことがある。まず避難という意識を持ち、津波が収まったと感じても自分の判断で戻らないことだ」と警告している。

 [津波の共振現象] 津波の周期が、形状や深さなど海岸がもつ特徴と一致した場合に波が大きくなる現象。リアス式海岸など湾状の地形で発生しやすい。共振現象が起こらなかった場合に比べ、津波の高さや浸水域が2〜3倍に拡大する。通常の津波が最大波の到達以後、急速に衰えるのに対し、共振現象が起きると最大級の波が繰り返し来襲するとされる。

432荷主研究者:2012/04/08(日) 15:21:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120222t11010.htm
2012年02月22日水曜日 河北新報
東北大と富士通が共同開発へ 地震後の津波予測を3次元化

スパコンを使って津波を予測する3次元シミュレーションのイメージ

 富士通と東北大は21日、津波の動きを短時間で予測する3次元のシミュレーションシステムを共同で開発すると発表した。同社が理化学研究所と開発した計算速度世界一のスーパーコンピューター「京」を活用し、数年後の実用化を目指す。将来的には巨大地震の発生から数分間で、想定される被害の様子を立体映像化して防災、報道機関などに発信し、迅速な避難につなげることも可能という。

 開発は富士通の次世代テクニカルコンピューティング開発本部と、東北大大学院災害制御研究センターの今村文彦教授(津波工学)のグループが行う。

 物質を多数の粒子の集まりとしてみる粒子法の概念を活用。津波が陸上に到達後、市街地での浸水や建物への衝撃、河川を逆流する様子などを解析できるようにする。

 3次元の津波予測は通常のパソコン500台を連結しても5日間ほど要するが、「京」を使うことで数分間で計算できる見込み。予測した立体映像はリアルタイムでテレビに流すほか、スマートフォン(多機能携帯電話)などを通じ、浸水予想区域を住民に知らせることも視野に入れている。

 2012年度中に基本機能を開発する計画。初年度の開発費用は約350万円で、実用化に向けては国などからの資金援助にも期待する。

 今村教授らはこれまで、2次元シミュレーションによる津波の予測や再現を行ってきた。津波の高さや到達時刻の計算には有効だが、堤防や建物への影響を十分に解析できなかった。今村教授は21日、仙台市青葉区の富士通東北支社で記者会見し「上空などさまざまな視点で津波の動きが予測でき、住民避難にも役立つ」と説明。富士通の山本正已社長は「実用化すれば、津波被害が想定される世界各地で利用でき、スパコンの普及にもつながる」と述べた。

433とはずがたり:2012/04/19(木) 12:38:09
揺れましたねぇ。。

2007-01-03 地震速報サイト(気象庁やHi-netや2ch)
http://d.hatena.ne.jp/mut3/20070103

434とはずがたり:2012/04/20(金) 17:32:48

超巨大火山
イエローストーン
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0908/feature03/
AUGUST 2009

435荷主研究者:2012/04/22(日) 13:44:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120326t13017.htm
2012年03月26日月曜日 河北新報
津波災害先人が警鐘 東北大・蝦名氏が慶長の記録検証

慶長の大津波を検証した講演会

 宮城県亘理町郷土資料館の町民講座「ものしり大学院」が24日、町悠里館で開かれ、東北大東北アジア研究センター教育研究支援者の蝦名裕一氏(日本近世史)が「慶長奥州地震津波と亘理の復興」と題し講演した。

 町民約100人が聴講した。蝦名氏は1611(慶長16)年に現在の青森、岩手、宮城など東北沿岸を襲った「慶長大津波」についての古文書の記述と、東日本大震災の被災地調査を比較検証した結果を報告した。

 検証によると、古文書に出てくる岩手県山田町や大槌町の寺社の浸水状況などから「慶長大津波の規模は、今回の平成大津波と同程度かそれ以上」と説明した。

 亘理町や山元町の海岸線から約500メートル離れた内陸部に、慶長期の津波堆積物が発見されたことを指摘。岩沼市内陸部の阿武隈川左岸の山にある千貫神社に津波が押し寄せたとされる伝承を詳細に分析した上で、「仙台以南の平野部にも大きな津波被害があった」と結論付けた。

 蝦名氏はまた、仙台藩に2代にわたって仕えた川村孫兵衛親子が、製塩や植林事業で仙台藩の復興を支えた史実を紹介し、亘理町や岩沼市内に「御塩場」があったことも明らかにした。

 蝦名氏は「慶長の津波は過小評価されてきたが、今回の検証で先人の記述の正確さが判明し、精いっぱい警鐘を鳴らしてくれていたことが分かった」と語った。

 東海・東南海・南海地震への懸念が強まっていることを挙げ、「地震学だけでなく地域の津波の歴史を再検証し、あらゆる知識を動員して、次なる災害の備えにする必要がある」と提言した。

436荷主研究者:2012/04/22(日) 13:45:26
>>216 >>417
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120326t31002.htm
2012年03月26日月曜日 河北新報
ILC「北上山地 地盤調査結果問題なし」 東北加速器研

 岩手県が県南部の北上山地に誘致を目指す超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について、産学官でつくる東北加速器基礎科学研究会が本年度実施した調査の概要が、25日分かった。複数の地下ルートを想定して地盤を調べた結果、いずれも強度などに問題はなかった。今後、建設コストなどの条件を比較し最適ルートを探る。

 調査は、研究会の主要メンバーである東北経済連合会と岩手県、東北大の共同事業。ILCは地下深くに31〜50キロのトンネルを掘る必要がある。北上山地の「千厩・人首花こう岩岩盤体」(一関市、奥州市)は南北に細長く、これに合わせて南北方向に六つの地下ルートを想定した。

 人工的に振動を起こしての調査や電気探査、地上踏査、ボーリング調査などを行った。その結果、いずれのルートでもトンネル本体のほか、電子と陽電子が光の速度で衝突する中間点の大規模な実験ホール(高さ40メートル、幅30メートル、長さ100メートル)などが、岩盤内に建設できることを確認した。約5キロごとに設置する地下へのアクセストンネルの場所についても、ルートごとに検証した。土地の形状によって総延長が異なり、建設コストに影響してくることが分かった。

 今後は(1)アクセストンネルを短くできるか(2)巨大実験ホールを建設しやすいか−などを考慮し、北上山地で最も適したルートを検討。高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)と連携し、さらに調査する。

 建設費約8000億円とされるILCは、国際協力で世界に1カ所だけ設置する。候補地は日米欧などで、国内では北上山地と、福岡と佐賀両県にまたがる脊振山地の2カ所。2012年末にも国際設計チームが工学設計をまとめ、13年には建設地をめぐる各国間協議が始まる見込み。

437とはずがたり:2012/04/23(月) 09:47:04


歴史軽視「地震学の敗北」
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1326213628956_02/news/20120120-OYT8T00130.htm
ゲームや文学 災害文化育め

二つの巨大地震による津波に高さ
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/20120120-576300-1-L.jpg

 昨年12月2日、ちょうど400年前に東北を襲った地震を考え直すシンポジウムが、東北大で開かれた。

岩手県山田町の旧家に残る慶長三陸地震の古文書。「大地震三度」「大波」「(死者)八百人余」(傍線部)の記述がある(羽鳥徳太郎さん提供)
 江戸時代初頭の1611年12月2日に起きた「慶長三陸地震」である。

 「東日本大震災に匹敵する大津波は、869年の貞観地震の後にも来ていた」

 岩手中部で20〜25メートル、宮城南部や福島北部でも5〜13メートル。歴史地震学者の羽鳥徳太郎さん(89)が、推定される津波の高さをスクリーンに映すと、市民ら約200人がざわついた。

 「大波、山の如(ごと)く」「引き潮は古木家どもを引き連れ」。古文書は死者3000人以上と伝える。

 一般には知られていない慶長三陸地震だが、「歴史地震学」の研究者は早くから調査に取り組んでいた。

 日本の近代的な地震観測の始まりは約130年前。それ以前に起きた地震の実態を、古文書や石碑、伝承から解き明かす学問だ。

 「慶長の津波は最大級だった」と東京大学地震研究所員だった羽鳥さんが論文で初めて指摘したのは1975年。その後も現地調査を重ねて、津波の規模に修正を加え続けた。

 「慶長津波の再来に注意が必要だ」という声はほかの研究者からも上がったが、地震学界全体の関心は低いままだった。

 「過去からの警鐘が社会に伝わっていれば、危機意識も備えも変わっていたのではないか」。羽鳥さんの無念さは募る。

 歴史地震学の成果はなぜ生かされなかったのか。

 地震研究は、メカニズムを解明する「地震発生物理学」、コンピューターで揺れを予測する「強震動地震学」などが主流だった。

 東北大の松沢暢(とおる)教授は「100年程度のデータから構築した理論で『マグニチュード(M)9はありえない』と思いこんだ。最新の理論や解析を重視するあまり、原点である歴史が二の次になった」と悔いる。

 2006年に国の中央防災会議が公表した想定は、1896年の明治三陸地震(M8・2)の再来を「最大級」とした。被害は全壊家屋9400棟、死者2700人とみていた。

 だが、5年後に起きた東日本大震災はM9・0。全壊13万棟、死者・行方不明2万人と、想定とはけた違いの被害を生んだ。

 慶長三陸地震は「古文書だけではデータが不十分」として想定対象から外されていた。無論、それより以前に起こった貞観地震も対象外となった。橋本学・京都大防災研究所教授は「甘い見積もりに安住した地震学の敗北だ」と自責の念を語る。

 中央防災会議は昨秋の検証報告で「想定の考え方を根本から改める」と出直しを表明した。

 「超巨大地震には、ありとあらゆる手がかりを総動員して立ち向かわなければならない」と、報告をまとめた専門調査会座長の河田恵昭・関西大教授は言う。

 高知県は、古文書や史跡から津波の痕跡を調べ直す事業に乗り出した。

438とはずがたり:2012/04/23(月) 09:47:20

ゲーム、アプリ、漫画で伝える災害。若者文化への浸透を図る
 東海・東南海・南海の3連動地震とされる宝永地震(1707年)。津波の記録は千葉から熊本、長崎にまで残る。「今度こそ、歴史に学び、次代へ伝えよ」という先人からのメッセージである。
   ◎
 次代に教訓を伝える取り組みは始まっている。

 <ゲームでやってきたことが今、目の前で起きています>

 東日本大震災の発生から間もない2011年3月下旬、宮城県の避難所から金沢市のゲームクリエイター・九条一馬さん(45)の元に1通のメールが届いた。

 コンピューターゲーム「絶体絶命都市」。地震や洪水に襲われた都市から脱出する設定で、リアルな描写に海外までファンが広がり、02年から3作で累計65万部を販売。昨春、4作目を発売する予定だった。

 震災3日後、ゲーム会社は急きょ、開発打ち切りを発表した。被災者感情に配慮したという。

 メールはこう続く。〈過去のシリーズは防災に役立ちました。発売中止はやめてください〉。打ち切りの撤回を求めるメールはほかにも約500通に上った。

 シリーズを手がけた九条さんは「このゲームは単なる娯楽ではない」と思った。

 大阪在住の時、阪神大震災を経験した。学生時代に暮らした神戸の街は壊滅、知人も亡くなった。シリーズを重ねるうちに、防災を意識するようになった。

 「壁がX字に割れたビルは倒壊の危険がある」「ハイヒールはかかとを折って歩く」。09年の3作目では、生き残り術を盛り込んだ。

 新会社を起業した九条さんは、災害を題材にしたゲームに再挑戦すると決めている。「大災害が繰り返される日本だからこそ、災害の怖さを伝えるゲームをなくしちゃいけない」

 サブカルチャーを通じて若者に防災を訴えたい。防災・危機管理ジャーナリスト・渡辺実さん(60)が進めるプロジェクトがある。

 「彼女を守る51の方法」。05年、災害時にどうやって恋人を守るか、という想定で、災害対応のノウハウや備えを説くマニュアル本を出版した。恋人役にグラビアアイドルを起用し、約2万部のヒットとなった。

 翌年には同名の漫画単行本も発売。若者層の関心をひく狙いだった。

 震災後、プロジェクトは再び動き出した。昨年9月、今度は携帯電話のアプリに編集して発売した。実際に被災地で使うことを視野に、今後、通信機能を改良する。

 「災害の危機が、いま、そこにあるという『脅し』を若者に届けたい」と、渡辺さんは話す。

 震災が鳴らした警鐘は、過去の記憶も呼び起こす。

 〈二度、三度と潮のくる度に家や船はいかだのやう〉〈“子供を殺した”と言ひながら、泣いている母親。生地獄とは此の様な事を言ふのであらうか〉

 1946年12月、和歌山、高知、徳島各県などで約1300人が犠牲になった昭和南海地震。当時、高知県須崎市の須崎高等小学校の107人が書き残した作文を、須崎地区自主防災連合会長・大家順助さん(79)がまとめ、近く、出版される。

 東日本大震災で西日本最大の高さ3・2メートルの津波が須崎を襲った。漁船や車がのみ込まれた。しかし、住民の避難率はわずか7%。

 「昭和南海を体験した我々の世代はいずれいなくなる。生きた言葉を後世にとどめておかなければ」と、大家さんは言う。

 災害という「非日常」への備えを、「日常」の暮らしにどう植え付けるのか。こうした模索を続けてきた人の営みを神戸大の岩崎信彦名誉教授は「災害文化」と呼ぶ。

 「効率、利益を優先し、災害を軽視する、文化の空白を生んではならない。時代に合った手法で、災害文化を育み続ける必要がある」

 1・17と3・11。「災後」を生きる私たちの責務だ。(おわり)

 (この連載は、社会部・稲垣収一、平井久之、羽尻拓史、科学部・浜中伸之、阿部健、地方部・立山光一郎、神戸総局・南部さやかが担当しました)

 「災後を生きる」へのご意見、ご感想をお待ちしています。手紙は〒530・8551(住所不要)読売新聞大阪本社社会部「災後」取材班、メールはsaigo@yomiuri.comです。

(2012年1月20日 読売新聞)
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439荷主研究者:2012/04/25(水) 00:46:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120330t25007.htm
2012年03月30日金曜日 河北新報
ヤマセ立体的に解析 弘前大などが六ヶ所村に観測機器

ヤマセの実態解明のため設置されたレーダー

 夏に北東や東から吹く冷涼な風「ヤマセ」の実態を解明するため、弘前大と京都大、日本原燃は29日、青森県六ケ所村の原燃の使用済み核燃料サイクル施設の敷地内に観測機器を設置し、共同研究を開始した。

 この日は、2メートル四方の電波・音波併用のレーダーが設置された。電波で地上300メートル〜約3キロまでの風向・風速を高度分布別に観測。音波で上空の気温を測定し、双方を合わせることでヤマセを立体的に把握できる。

 研究は、弘前大大学院理工学研究科の児玉安正准教授と京都大生存圏研究所の橋口浩之准教授、原燃が、観測や機器の開発、場所の提供などを分担して行い、2015年3月まで観測する。

 村から陸奥湾までがヤマセの通り道になっていることや、音波レーダー作動時に発生する大音響を考慮し、設置場所が選ばれた。児玉准教授は「研究で農業者のためのヤマセの短期予報を高精度化していきたい」と話した。

440チバQ:2012/05/07(月) 23:45:14
http://www.youtube.com/watch?v=f_N9n2LltXY
時間旅行 - DREAMS COME TRUE

http://www.asahi.com/business/update/0507/TKY201205070351.html?google_editors_picks=true
金環日食はプロポーズの好機? 指輪・器具…商戦花盛り
 国内では25年ぶりとなる「金環日食」が21日朝に見られる。観測用のサングラスや写真撮影用の器具に加え、「金環食の下でプロポーズを」と、日食をイメージした金の指輪まで登場。ブームにあやかろうと企業も懸命だ。

 金環日食は太陽が月と重なって、リングのように輝く。東京都豊島区の西武池袋本店にある宝飾品店「ウィスプ」では、4月下旬から記念の結婚指輪と婚約指輪を計5種類売っている。値段は税込み8万4千円から18万9千円。太陽と月の色をイメージして金とプラチナを組みあわせた。

 指輪をくれる? ひとつだけ 2012年の金環食まで待ってるから――。金環食を指輪になぞらえたドリームズ・カム・トゥルーの名曲「時間旅行」(1990年)の影響もあり、「日食の日にプロポーズをしたいので指輪が欲しい」(30代男性)といった問い合わせが、多い日で1日10件近くあるという。

 家電量販店には、一眼レフカメラのレンズに付けて太陽光を減らすフィルターなど、日食の観測や撮影のための商品がずらり。とくに人気なのは、紫外線などを遮断して安全に太陽を見られる「日食グラス」だ。

 レンズメーカーのケンコー・トキナーは、子どもをターゲットにウルトラマンやドラえもんをあしらったグラスを税込み980円で販売。これまでに100万個が売れた。スマートフォンで日食を写すためのレンズセット(実勢価格5千円前後)も好調という。

 東京都足立区の紀伊国屋書店北千住マルイ店は金環日食や宇宙に関する本の特設コーナーをつくった。売れ筋は図鑑や年表で、「日食を機に天文学全体への関心が高まっている」という。

 「21日が悪天候でも大丈夫」とアピールするのはパナソニック。太陽電池で発電した電力だけで、富士山の山頂から金環日食の様子を世界にネット中継する予定で、特設サイト(http://panasonic.net/eclipselive)を開いた。

 「下界」が曇りや雨でも、山頂は多くの場合、雲の上だ。「特に海外ではテレビやAVのメーカーと思われており、この機会に太陽電池や充電池もやっていると知ってもらいたい」(広報)という。(竹下隆一郎、福山亜希)

     ◇

 〈金環日食〉 太陽が全部隠れる皆既日食に対し、金環日食は、月の周りから太陽がはみ出してリング状にみえる。5月21日の金環日食は午前7時半前後に、九州南部、紀伊半島から関東にかけて多くの地域で観測できる。国内では沖縄本島などで見られた1987年以来。次回は2030年に北海道で見られる。

441チバQ:2012/05/07(月) 23:48:05
黄色が濃くて禍々しく見えたんですが・・・
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2876228/8898640
「スーパームーン」、世界各地で観測
2012年05月06日 16:49 発信地:その他

地球と月の距離が年間で最も短くなるタイミングに満月を迎える「スーパームーン(Supermoon)」現象が5日、世界各地で観測された。

楕円(だえん)形の軌道を持つ月には、地球に最も近づく近地点と、地球から最も遠ざかる遠地点がある。スーパームーンは、月がほぼ近地点にあるときに観測される満月のため、地球からは普段よりも14%大きく、30%明るく見える。

写真は、ギリシャ・アテネ(Athens)南方約60キロのスーニオン岬(Cape Sounion)にあるポセイドン(Poseidon)神殿で観測されたスーパームーン(2012年5月5日撮影)。(c)AFP/ARIS MESSINIS

442チバQ:2012/05/08(火) 00:39:55
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=40306
桜島爆発500回 観測史上最速
(2012 05/07 13:07)
今年500回目となる爆発で噴煙を上げる桜島・昭和火口=7日午後0時46分、鹿児島市有村町 活発な活動を続ける桜島は7日午後0時45分ごろ爆発し、年間爆発回数が観測史上最も早く、500回を記録した。今年の爆発はすべて昭和火口。
 これまで500回目が最も早かったのは、896回の爆発があった2010年の5月11日。年間最多の996回の爆発があった11年は8月1日に記録した。
 鹿児島地方気象台は「大規模な噴火の兆候はないが、活発な活動は続くだろう」として、風に流される小さな噴石や降灰、空振などに注意を呼びかけている。

443チバQ:2012/05/13(日) 20:54:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120513-00000080-san-soci
竜巻1週間 住宅不足・がれき… 被災住民「生活困る」 深い苦悩
産経新聞 5月13日(日)7時55分配信

 茨城、栃木両県を中心に大きな被害を出した竜巻から13日で1週間。住宅など約2200棟が損壊し、家屋の修復やがれきの撤去が急ピッチで進められているものの、爪痕は大きく、被災住民の生活が戻るには時間がかかりそうだ。

 茨城県つくば市では、中学生1人が亡くなった北条地区を中心に約千棟が損壊。停電や断水は3日間で全面復旧したが、橋本昌知事は「まだ生活に困っている住民は多い」と話す。

 同市内で全半壊した住宅は242棟だが、県と市が用意した公営住宅は計46戸。ほかに市内の国家公務員宿舎で約330戸の空きがあり、入居時期などの調整を急いでいる。

 同市では一部損壊でも公道に面した住宅で歩行者に危険を及ぼす可能性があるものは市の責任で取り壊す方針。また、市内3カ所の仮置き場に搬入されたがれきは数千トンに達したが、その後の処理のめどは立っていない。

 栃木県内でも大きな課題ががれき処理だ。東日本大震災のがれき処理が進まないなか、竜巻被害が追い打ちをかけるように重くのしかかっている。

 建物被害が最も大きかった益子町だけでも約1千トンのがれきが発生しているとみられる。町担当者は「今後どれほどのがれき類が出るかは、まだまだわからない」と話し、苦悩の色をにじませる。

 竜巻やひょうによる農作物や農業用施設の被害額については茨城、栃木両県で約6億8千万円。今後さらに増える見通しだ。

 12日、被災地を視察した中川正春防災担当相に対し、橋本知事や福田富一栃木県知事らはがれきの処理や住民の生活再建、中小企業や商店街、農家への財政的な支援を求めた。

444荷主研究者:2012/05/27(日) 11:33:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120503t15013.htm
2012年05月03日木曜日 河北新報
マントル2層、異なる組成 「均一」の定説覆す 東北大

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/120503a301.jpg

 東北大大学院理学研究科の村上元彦准教授(岩石・鉱物・鉱床学)らの研究グループは、地球深部と同じ環境の高圧力高温を再現した実験装置を使い、地球の「マントル」と呼ばれる2層の岩石層が、上部と下部で化学組成の異なる構造であることを突き止めた。「マントルの化学組成は均一である」という従来の地球科学の定説を覆す成果で、3日付の英科学誌ネイチャーに発表された。

 地球の内部は、中心の核を厚さ2900キロの岩石層「マントル」が包み、その外側を地殻が覆っている。マントルは地球内部を伝わる地震波の速さの違いにより、地表から深さ660キロのマントル内の境界面を挟み、上部と下部の2層構造であることが分かっている。

 上部は火山の噴出物などから、主にカンラン石などマグネシウムの含有量が多い鉱物で形成されているが、下部の組成は採取できないため、よく分かっていなかった。

 従来は、地球誕生から40数億年にわたる内部の対流運動でマントルは均質化し、上部と下部は同じ組成とされてきた。

 研究グループは、下部マントルの環境に相当する124万気圧、2700度の条件で地震波速度を測定する実験装置を開発。下部マントルの組成として想定される物質の地震波速度を観測した。

 得られた実験データと、地球内部を伝わる地震波観測データを比較した結果、上部と下部を同じ組成とした場合、データに食い違いが生じた。

 下部マントルの組成を、上部のカンラン石よりもケイ素に富む「ペロブスカイト相」と想定すると、実験と観測のデータが同じになった。上部と下部が、異なる組成を持つ二重構造だという実証につながった。

 マントルは地球誕生から対流を続けているが、上部と下部は混ざることなく、別々に対流してきたとみられるという。

 地球は40数億年前、隕石(いんせき)の衝突を繰り返して形成されたと考えられている。下部マントルの化学組成を分析した結果、地球を造り上げた隕石は太陽系の惑星などの平均組成と一致することが分かった。

 マントルの組成と地球の原料物質をめぐっては、約40年前から論争が続いている。村上准教授は「従来考えられてきた地球内部の基本構造と形成、進化の歴史のシナリオを書き換える成果が出た」と話している。

445荷主研究者:2012/06/03(日) 13:13:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120516t75013.htm
2012年05月16日水曜日 河北新報
白頭山、噴火の可能性 巨大地震と相関あり 東北大名誉教授

白頭山山頂に広がるカルデラ湖「天池」(谷口名誉教授提供)

 中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山(中国名・長白山、2750メートル)が近い将来、東日本大震災に関連して噴火する可能性があるという研究結果を、東北大の谷口宏充名誉教授(火山学)=宮城県塩釜市=がまとめた。過去1100年間の白頭山の噴火と、海溝型巨大地震の発生年代を分析した。白頭山については、これまでも中国からの情報を基に韓国などで噴火の兆候が報道されているが、日本を襲った巨大地震との相関関係から結論づけたのは初めて。

 谷口名誉教授は研究で、白頭山の噴火が記録または推定されている六つの年代に慶長三陸地震(1611年)、明治三陸地震(1896年)など五つの巨大地震が発生していることを確認した。

 残る10世紀の大噴火についても、貞観地震(869年)との関連性が強いとみており、噴火と巨大地震との間に年代的な相関があるとしている。

 また噴火が起きるという前提で、過去のデータを基に今後の発生時期を予測したところ、2019年までに68%、32年までに99%以上という計算値が出た。噴火規模は火山爆発指数(VEI)で最大5程度となり、1980年のセント・ヘレンズ山(米国)噴火に匹敵するという。

 白頭山が噴火した場合、火山灰が偏西風に乗って日本の東北、北海道に到達することが予想される。さらに白頭山の北西約100キロに位置する中国の赤松原子力発電所(建設中)が火山泥流に襲われる可能性が高く、稼働後に噴火すれば甚大な被害が出ることも懸念されている。

 谷口名誉教授は、1999年から中国と共同で現地調査を行うなど、火山学の立場から白頭山に長年携わっている。

 谷口名誉教授は「東日本大震災の巨大地震による水平地殻変動は中国でも起き、プレートの運動は白頭山にも影響を与えた」と指摘。「もし噴火が起きれば北朝鮮や中国の情勢が激変するだけでなく、日本、韓国、ロシアなど周辺国にも大きく影響する。そのような事態に備えることが必要だと警告したい」と話している。

 研究結果は、23日に千葉市の幕張メッセで開かれる日本地球惑星科学連合の2012年大会で発表される。

446チバQ:2012/06/17(日) 10:37:55
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120616-OYT1T00312.htm
ボイジャー1号、太陽系からの脱出間近か


 米航空宇宙局(NASA)は、35年前に打ち上げ、飛行を続ける探査機「ボイジャー1号」が観測している宇宙線の量が先月7日以降、急増し始めたと発表した。


 太陽系の最端部に近づき、系外から飛来する宇宙線にさらされる量が増えているとみている。同探査機が太陽系を脱出すれば、人工物として初めて。

 1977年に打ち上げられたボイジャー1号は現在、地球から約178億キロ・メートル離れた場所を飛行中。探査機周囲の宇宙線量は、2009年1月〜12年1月の3年間で25%増加したが、今年5月7日からは1か月で9%と急増し始めた。

 同じ年に打ち上げられた「ボイジャー2号」も、太陽から147億キロ・メートル地点を飛行中。

(2012年6月16日11時08分 読売新聞)

447チバQ:2012/07/18(水) 00:12:51
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120714/kmt12071402140001-n1.htm
豪雨被害 阿蘇ルポ 茶色い泥水、避難続く 熊本
2012.7.14 02:14
 川がはん濫し、田んぼも全て水没。あたり一面、濁った湖のような光景が広がっていた。13日朝、大雨による被害で多数の死者・行方不明者が出た熊本県阿蘇市に入った。多くの家屋が押し寄せた土石流にのまれ、泥は人の背丈以上にまで積もった。「また崩れるかもしれない」。強い雨は衰える気配を見せず、住民らは復旧作業もそこそこに、再び避難を余儀なくされた。(大森貴弘)

                   ◇

 土石流で大きな被害が出た同市一の宮町坂梨地区。山の麓の家屋は巨石や土砂、木が直撃し、1階部分がことごとく押しつぶされた。ひしゃげたバスケットゴールや転がった漬物樽(つけものだる)…。柱につながれた牛は、雨を避けようと傾いた屋根の下に潜り込んでいた。住民らは小型ショベルカーなどを持ち寄り、厚く積もった泥を敷地からかきだす作業に追われた。

 ◆強さ増す雨 復旧阻む

 断続的に降っていた雨は、午後になると一気に強さを増した。土砂の間からは水が滝のように流れ落ち、一抱えもありそうな石が自転車ほどのスピードで押し流された。集落内の生活道路ではくるぶし程度の深さだった水位が数分で膝上まで達し、再び避難を始める人も。住民の一人は「雨が止まないと、怖くて復旧作業もままならない」と空を見上げた。

 一度通れるようになった国道も再び冠水した。強い雨が車のフロントガラスに打ち付ける。茶色い泥水が道路と田んぼの境目を隠し、水の底には大きな石が散乱。車は徐行しかできず、避難を急ぐ住民たちを妨げた。

 一方、行方不明者の捜索も雨の中で続いた。同町三野地区では、12日早朝にトマトのハウスで作業している様子を目撃されたのを最後に行方が分からなくなっている農業、渡辺利幸さん(65)の捜索が行われた。

 地区を流れる小さな川がはん濫し、田んぼが全て水没。養豚場の豚舎にも水が流れ込み、あちこちに転がるブタの死体が鼻を突く異臭を放つ中、警察官や自衛官らはスコップや棒を使って捜索を続けた。近くの藤岡昭福さん(81)は「渡辺さんは朝早くから一生懸命、農作業をする働き者だった。それがあだになった」と悔しそうに捜索の様子を見守っていた。

448チバQ:2012/08/26(日) 09:52:18
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120826-OYO1T00164.htm
紀伊水害 復旧遅れる、住民「不安」


護岸が崩れたままの那智川。川沿いの通学が危険なため市野々小(奥)での授業再開のめどは立っていない(和歌山県那智勝浦町市野々で)=宇那木健一撮影 昨年9月の紀伊水害で大きな被害を受けた和歌山、奈良両県の被災地で、水没した避難所の移転や河川の護岸改修が遅れている。大雨時に遠くへの避難を強いられる地区や、隣接校での間借り授業を続けている川沿いの小学校も。台風シーズンを前に、住民たちは不安を募らせている。

 熊野川などが氾濫し、13人が犠牲となった和歌山県新宮市では、避難所17か所が浸水し、うち熊野川町宮井地区(19世帯)など4か所が取り壊された。同じ場所での再建は再度の浸水被害が懸念されるが、移転に適した土地は見当たらず、地区内に避難所がない状態が続く。市防災対策課は「山あいの土地で、安全な避難所の整備は容易ではない」と頭を抱える。

 台風4号が紀伊半島に上陸した今年6月中旬、同市は熊野川町全域に避難勧告を出し、宮井地区の住民には約4キロ南の避難所に避難するよう呼びかけた。しかし、長距離を歩くのが難しい高齢者らには、避難しなかった人も多かった。向井重治区長(67)は「近くに避難場所がないままでは、危険が迫っても避難に二の足を踏む。いつまでたっても安心できない」と話す。

 一方、流域で約20人が犠牲となった同県那智勝浦町の那智川では、崩れた護岸に土のうなどが積まれただけの場所が目立つ。河川拡幅を含む本格復旧は2015年度までかかるという。

 川沿いにある町立市野々小では、増水時の危険が大きいなどとして、約5キロ南東の町立勝浦小で間借り授業を行ってきた。児童らは、2学期以降もバスで登下校するという。

 同小に2人の子どもを通わせる女性(37)は、「土砂などがたまって川幅が狭くなったため、雨が降ればすぐ水位が上がる。自宅前の土のうも流されたことがある」と不安を訴える。

 近くの井関地区の石井康夫区長(57)は「子どもたちが母校に戻るためにも早く改修を終えてほしい」と話している。

 奈良県内でも地滑りなどの危険性が高いとして、五條市大塔町と十津川、野迫川両村の77世帯に避難指示、大塔町の63世帯に避難勧告が出されたままだ。

 紀伊水害で7人が死亡、4人が行方不明になり、避難勧告が出ている大塔町宇井地区の無職中井祥子さん(72)は「少しの雨でもいつ土砂崩れが起こるかわからない。台風のたびに避難しなければいけないかと思うと不安です」と語った。

(2012年8月26日 読売新聞)

449チバQ:2012/09/11(火) 21:00:39
>>157
そいや準惑星なんて言葉ができたんですよね
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2900020/9473102?ctm_campaign=txt_topics
米探査機ドーン、小惑星ベスタを離れ準惑星セレスへ
2012年09月10日 18:33 発信地:ワシントンD.C./米国

米探査機ドーン、小惑星ベスタを離れ準惑星セレスへ
2012年09月10日 18:33 発信地:ワシントンD.C./米国

クリッピングする拡大写真を見る写真をブログに利用するメディア・報道関係・法人の方 写真購入のお問合せはこちら米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ドーン(Dawn)」が撮影した小惑星「ベスタ(Vesta)」(2012年9月5日提供)。(c)AFP/NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA
関連写真1/1ページ全1枚





スライドショーを見る【9月10日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機「ドーン(Dawn)」が日本時間5日午後3時26分ごろ、火星と木星の間にある太陽系最大規模の小惑星「ベスタ(Vesta)」の周回軌道を離れ、準惑星「セレス(Ceres)」に向けて旅立ったと発表した。

 ドーンは1年近くにわたってベスタの軌道を周回し、太陽系の形成過程の謎の解明に向け、地表のマッピング作業を行っていた。セレスには2015年2月に到着予定。(c)AFP

450とはずがたり:2012/09/26(水) 23:15:59

三菱重工に打ち上げ業務移管=H2Bロケット−JAXA
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2012092601029

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、国産最大のロケット「H2B」の打ち上げ業務を三菱重工業に移管すると発表した。H2B3号機の打ち上げが7月に成功したことを受け、JAXAと三菱重工が民間移管を検討していた。
 H2BはJAXAと三菱重工が開発したロケット。2009年の初発射以来、3回連続で打ち上げに成功している。「H2A」より大きい衛星を運ぶ能力があり、衛星輸送事業の拡大を目指す三菱重工にとって、より幅広い衛星を対象にすることができる。同社はコスト削減に取り組み、新興国を中心に営業活動を強化する方針。(2012/09/26-20:24)

451とはずがたり:2012/10/23(火) 04:03:03

月の起源、亜鉛分析で裏付け=原始地球に火星級天体衝突―米大学
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-121022X141.html
2012年10月22日(月)15:59

 月は原始の地球に火星サイズの天体が衝突し誕生したとの「巨大衝突説」が、米アポロ宇宙船で採集された月の石や月から飛来した隕石(いんせき)に含まれる亜鉛の分析で裏付けられた。米国のワシントン大(セントルイス)とスクリプス海洋研究所の研究チームが22日までに英科学誌ネイチャーに発表した。

 この衝突は、太陽系が約46億年前に形成されてから1000万〜1億5000万年後に起き、飛散した破片が集まって月ができたと推定されている。巨大衝突説は1975年に提唱された後、月探査機の観測やコンピューターシミュレーションなどで妥当性が検証され、現在では月の起源をめぐる最も有力な説となっている。

 巨大衝突の際は非常に高温になるため、軽い物質が揮発し、重い物質が残ると考えられる。研究チームは月の石や月からの隕石に含まれる亜鉛について、軽い同位体の亜鉛66と重い亜鉛68の比率を精密に調べ、地球の石や火星から飛来した隕石と比較した。

 その結果、月の石や隕石に含まれる亜鉛は濃度が低く、相対的に重い同位体が多いことが判明。巨大衝突で軽い同位体が揮発したと結論付けた。 

[時事通信社]

452とはずがたり:2012/10/24(水) 14:43:57
森口ネタが既にmedicalネタではなくてマスコミネタに成りつつある様に,これも宇宙(地球)ネタではなく法学ネタなのかもしれないけど。。

イタリア 地震予知失敗で実刑 学者ら7人禁錮6年
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012102302000099.html
2012年10月23日 朝刊

 【ラクイラ=共同】多数の犠牲者が出た二〇〇九年のイタリア中部地震で、大地震の兆候がないと判断し被害拡大につながったとして、過失致死傷罪に問われた同国防災庁付属委員会メンバーの学者ら七人の判決公判が二十二日、最大被災地ラクイラの地裁で開かれ、同地裁は全員に求刑の禁錮四年を上回る禁錮六年の実刑判決を言い渡した。

 地震予知の失敗で刑事責任が争われる世界的にも異例の事件。同地震では三百九人が死亡、六万人以上が被災した。

 イタリアの刑事裁判では判決理由は後日開示されるため、裁判所の判断の詳細は不明。被告側は控訴する方針を明らかにした。

 防災庁幹部だったベルナルド・デベルナルディニス被告(64)は閉廷後、記者団に「私は自分の務めを果たしただけで間違いは犯していない」とあらためて無実を主張した。

 大学教授や地震学の専門家らで構成される同委員会は、数カ月にわたり群発地震が続いていた中部の状況について、〇九年三月三十一日にラクイラで開いた会議で大地震に結び付く可能性は低いと報告。これが報道され、安心して避難しなかった多くの住民が六日後の四月六日に起きた中部地震で死傷したとして、七人が一一年五月に起訴された。

 公判で、検察側は「委員会の報告がなければ犠牲者は用心深く行動したはずだ」と主張。弁護側は「地震被害は誰の責任でもない。まるで中世の裁判のようだ」と争っていた。

イタリア地震予知失敗で禁錮6年、科学者の萎縮招くとの批判も
2012年 10月 23日 09:58 JST
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE89M00G20121023

[ラクイラ(イタリア) 22日 ロイター] イタリアの裁判所は22日、2009年4月にイタリア中部ラクイラで300人以上が死亡した地震を適切に予測できなかったとして、科学者ら7人に求刑を上回る禁錮6年の判決を言い渡した。

裁判で検察側は、大地震発生前に小さな揺れが続いていたことは典型的な地震活動の兆候だったと指摘。7人が所属する委員会が、地震発生の6日前に開いた会合では適切な予測ができず、「不完全で、不正確で、事実と反する」情報を提供したとして、禁錮4年を求刑していた。

一方、弁護側は判決を受けて、地震は予測できるものではなく、仮にできたとしても食い止めることはできなかったと主張した。

今回の判決について、海外の学術団体などからは「科学者が政府に進言しにくくなる」「地震学に携わる人材が少なくなる」といった批判も上がっている。

なぜ実刑…日本の地震予知専門家、伊判決に衝撃
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/5193

453とはずがたり:2012/10/24(水) 14:49:28

考えたらイタリアははっちゃけたところがるからねぇ。。

イタリア:委員長ら抗議の辞任…地震予知失敗で実刑判決
http://mainichi.jp/select/news/20121024k0000e030143000c.html
毎日新聞 2012年10月24日 11時10分(最終更新 10月24日 11時37分)

イタリア中部ラクイラの地裁で、判決文を読み上げるマルコ・ビリ裁判官(右)ら=2012年10月22日、AP
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/001.jpg

 【ローマ福島良典】09年4月のイタリア中部ラクイラの大地震を予知できなかった地震学者ら7人に対する実刑判決に抗議して、イタリア政府の諮問機関「大災害予知・防災委員会」のルチアノ・マイアニ委員長ら幹部が23日、モンティ首相に辞表を提出した。地震予知の失敗を糾弾した判決への反発は内外の科学界に広がり、イタリア政界から控訴審での逆転判決を求める声も出始めている。

 辞任を表明したのはマイアニ委員長のほか、ジョゼッペ・ザンベルレッティ名誉委員長、マウロ・ロッシ副委員長、ロベルト・ビンチ委員ら。マイアニ委員長は声明で「このような状況下では、委員会は冷静かつ効率的に責務を果たし、国に高水準の助言を提供することはできない」と判決を批判した。

辞任を表明したルチアノ・マイアニ委員長=AP 
拡大写真

 また、イタリアのANSA通信によると、ビンチ委員はモンティ首相にあてた辞表で理由について「自分の家族を思っての自衛と、重圧に耐えて行動しながら過失致死罪に問われた人々(被告の科学者)に支援の声を贈るため」と説明した。

 23日付のイタリア紙コリエレ・デラ・セラは1面社説で「最も懸念されるのは、『震災を予知できなければ重罪を科せられてしまう』と専門家が(尻込みし)委員会に参加しなくなることだ」と指摘、判決が今後の防災に及ぼす影響に警鐘を鳴らした。

 判決に疑問を投げかける意見は政界にも「飛び火」している。英BBC放送(電子版)によると、イタリアのカンチェリエリ内相は「科学の役割は政治や行政とは異なる」と言明。フィーニ下院議長は「控訴審で(有罪判決が)ただされることになると確信している」と述べた。

 米民間団体「憂慮する科学者同盟」のマイケル・ハルパン氏は判決後、イタリアのナポリターノ大統領が介入すべきだとの見解を示した。裁判を巡っては科学者団体「米国科学振興協会」が10年6月、ナポリターノ大統領にあてて、7人の起訴に抗議する公開書簡を出していた。

455荷主研究者:2012/10/28(日) 22:43:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121004t15015.htm
2012年10月04日木曜日 河北新報
堆積物から波源域推定新手法 東北大・菅原助教ら

 貞観地震津波(869年)の原因となった宮城県沖の海底変動の領域(波源域)を推定した東北大災害科学国際研究所の菅原大助助教(地質学)らの研究が、日本自然災害学会学術賞を受賞した。津波堆積物の分布を分析する従来の手法に加え、地層から津波が土砂を押し流す力を計算して反映させた。津波堆積物から得られるデータを有効活用する新しい手法として評価された。

 これまでの研究では、津波堆積物の分布域を浸水域と見立て、再現できる津波を生み出す波源域を数値計算で求めてきた。分布域と浸水域は一致するとは限らず、地形や流速、引き波の有無に左右される可能性があった。実際に東日本大震災では、津波堆積物の分布域より浸水域の方が広かった。

 菅原助教らは津波が土砂を押し流す「掃流力」に着目した。掘り出した地層の津波堆積物と接する面に浸食された痕跡があるかどうかを調べ、掃流力を数値化。その数値を津波の評価に反映させて、波源域の推定に生かした。

 当時の地形や潮位も考慮して計算した。波源域は宮城県沖約120キロから日本海溝寄りのエリア。海底から深さ15キロ前後にある太平洋プレート(岩板)と陸側プレートの境界の断層が幅85キロ、長さ200キロに渡って、6メートル前後滑ったとの結論に至った。マグニチュードは8.3〜8.4だった。

 グループは仙台市宮城野、若林両区の沿岸部約300カ所で津波堆積物を掘削調査し、東日本大震災前に論文をまとめた。震災後、過去の巨大地震や津波の調査研究の重要性が増す中で、新手法は国内外の注目を集めるようになった。

 菅原助教は「波源域推定の精度を高めるには、さらに別の情報を津波堆積物から読み取り、数値計算と組み合わせることが必要だ。工夫しながら技術開発に取り組みたい」と話している。

457とはずがたり:2013/01/05(土) 14:15:08
寒いっすねぇ。。

放射冷却
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E5%86%B7%E5%8D%B4
気象
放射冷却の条件

 絶対温度が零度ではない全ての物体は、プランクの法則により電磁波を放射している。電磁波を放射している物体は温度が下がり、他から放射を受けた物体は温度が上がる。

 昼間、太陽の光が地表面に当たっている時、地表面は太陽放射を受けて温度が上昇する。逆に夜間は、地表面から宇宙空間に向けての放射があり、地表面の温度は低下する。このとき、大気中に雲が存在すると、雲からの放射を地表面が受けることにより、地表面の温度低下が妨げられる。一方、大気中の水蒸気が少ないよく晴れた夜間(日本では冬季間が代表的)には、地表からの放射はそのまま宇宙空間に放出されるため、地表付近の温度が低下しやすい。この状態を放射冷却と呼ぶ。
風が強い場合には、放射冷却が起こっても空気が混合して上空の暖かい空気が降りてくるため、放射冷却は弱くなる。また、水は比熱容量が大きいため放射冷却が起こりにくい。海岸や湖岸などでは、風が弱くても海陸風や湖陸風によって自然と混合が起こるため、水辺に近いほど放射冷却が弱くなる。山や丘に囲まれた盆地や窪地では、低地に冷気が溜まって冷気湖となり、混合が抑えられるので放射冷却が強い。広大な大陸の内陸部では、盆地でなくとも放射冷却した冷気層が均一に広く存在するため、混合が抑えられて放射冷却が強い。
さらに、上空に寒気が流入するなど、大気上層から中層が冷たい場合は、それに応じて下層の温度低下も大きく、より放射冷却が強い。

 放射冷却による低温を注意喚起する場合は、強い放射冷却が起こったり起こることが予想される場合である。そのため、特に晴れた夜間に限って放射冷却が発生するかのような誤解も見受けられる。正確に言えば、放射冷却はどんな場合においても常に起こっている。


寒波:北海道・陸別町で氷点下30.2度
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130105p1500e040140000c.html
2013年1月5日(土)10:55
 北海道内は5日朝、上空に強い寒気が流れ込み、晴れて地表から熱が奪われる放射冷却が起き、陸別町で氷点下30.2度と道内で今季初めて氷点下30度を下回った。札幌管区気象台によると、北見市で氷点下22.7度、帯広市で同21.5度など内陸部を中心に26観測地点で今季最低を記録した。

458とはずがたり:2013/01/05(土) 14:18:06
>>457

プランクの法則
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
プランクの法則とは物理学における黒体から輻射(放射)される電磁波の分光放射輝度、もしくはエネルギー密度の波長分布に関する公式。プランクの公式とも呼ばれる。ある温度 T における黒体からの電磁輻射の分光放射輝度を全波長領域において正しく説明することができる。1900年、ドイツの物理学者マックス・プランクによって導かれた。プランクはこの法則の導出を考える中で、輻射場の振動子のエネルギーが、あるエネルギー素量(現在はエネルギー量子とよばれる)ε = hν の整数倍になっていると仮定した。このエネルギーの量子仮説(量子化)はその後の量子力学の幕開けに大きな影響を与えた。

黒体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E4%BD%93
黒体(英: black body)あるいは完全放射体(かんぜんほうしゃたい)とは、外部から入射する熱放射など(光・電磁波による)を、あらゆる波長に渡って完全に吸収し、また放出できる物体のこと。

概要
完全な意味での黒体(完全黒体)は、現実には存在しないと言われているが、ブラックホールなど近似的にそうみなせる物質、物体はある。現在、工業的に作り出された最も黒体に近い物質は、紫外線 (UV-C) から可視光線、遠赤外線(F-IR)200 nm −200 μm までの広い波長域で 99 % の光(電磁波)を吸収するカーボンナノチューブ黒体である。
黒体からの熱などの放射を黒体放射(黒体輻射)と言う。ある温度の黒体から放射される電磁波のスペクトルは一定である。

459チバQ:2013/01/06(日) 22:24:06
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130105/dms1301051431003-n1.htm
巨大地震、「内陸部」リスク上昇 「新潟−静岡」活断層が活発化 2013.01.05


「3・11」で大津波に襲われた岩手県釜石市。今度は内陸部での地震発生が高まっている【拡大】
 東日本大震災からまもなく1年10カ月がたとうとしている。だが、観測史上最大となったマグニチュード(M)9・0の巨大地震が、もたらした地層のゆがみは一向に解消されていない。師走には宮城県三陸沖を震源とするM7・4の余震が発生、津波も襲ってきた。「3・11」以来、地震の活動期に入ったという日本列島。なかでも専門家は大規模地震の発生リスク地帯として2つのエリアに注目する。悪夢は再来するのか。

 東日本に再び戦慄が走った。昨年12月7日、サラリーマンが帰宅しだした週末の午後5時18分ごろ、虚を突くように緊急地震速報が鳴り、間髪入れず、激しい横揺れと縦揺れが足下を揺さぶった。

 震度は東北地方で5弱、首都圏でも4を観測。震源が宮城県沖240キロの海底という遠距離だったため、この程度で済んだが、地震の規模は阪神・淡路大震災と同じM7・4。すさまじいエネルギーだった。

 気象庁によると、昨年末時点で「3・11」の余震は9333回を数え、先の地震もこれに含まれるという。本震から21カ月以上が過ぎてなお自然の猛威は牙をおさめようとしていない。

 師走の大余震のメカニズムについて、東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授(地震地質学)は次のように解説する。

 「12月の余震は、逆断層型と正断層型が併発したアウターライズ地震です。『3・11』の本震は、沈み込む太平洋プレートが湾曲している部分で起きたプレート境界型地震で、プレート境界で地震が発生すると、その後にアウターライズ地震が続発する傾向があります」

 同氏によると、プレート境界型に連動するアウターライズ地震は、境界型の2カ月後に起きたり、三十数年後に起きたりと「周期がばらばら」。そのため発生や収束時期の予測が難しく、今後も大規模な余震が発生する危険は「大いにある」という。

 「M8・0以上を記録した昭和三陸地震(1933年)も、およそ30年前の明治三陸地震(1896年、M8・2〜8・5)の余震だったという説がある。この例に照らすと、依然、M8級の余震が発生するリスクは高い」(遠田氏)

 実は、懸念はこれに止まらない。「3・11」による地殻変動によって「内陸部」に異変が起きているというのだ。一体どういうことなのか。遠田氏が続ける。

 「内陸部で起きる小さい地震のペースが、震災以前の3倍前後になっています。地震学の常識として小さい地震が3倍起きれば、大きい地震のリスクが3倍上がる。特に首都直下は、プレートが3枚以上重なる複雑な構造で、100キロ地下でも地震が起こっている。こんな地域は日本列島で珍しい」

 なかでも遠田氏が要警戒する地域がある。新潟県から静岡県まで南北に活断層群がのびる「糸魚(いとい)川−静岡構造線」だ。日本列島を寸断する形で走るこの構造線内で地震活動が活発化しているというのだ。

 「特に警戒が必要なのが、長野県松本市、諏訪市です。この2都市の地下を通る活断層で2011年3月以降、地震が急増している。『3・11』が引き起こした地殻変動が、この地域での大規模地震を誘発する可能性がある」(遠田氏)

 M8級の大余震と、松本・諏訪に迫るリスク。これに東大地震研の「首都直下地震、4年内50%以下」との予測を加えれば、列島はまさに一触即発状態。起きないことを心底願いたい。

「3・11」で大津波に襲われた岩手県釜石市。今度は内陸部での地震発生リスクが高まっている

460とはずがたり:2013/03/01(金) 15:04:44
こええなぁ。。

運が悪ければロシアが焼け野原になっていた!?
あなたの頭上にも降って来る「怖い隕石」の科学
http://diamond.jp/articles/-/32695

?1908年6月30日、当時のロシア帝国領中央シベリアにおいて、エニセイ川支流のポドカメンナヤ・ツングースカ川上空で隕石の爆発が起こり、東京都と同程度の面積が一面焼け野原になったという。幸い周辺に街はなく、人的な被害は報告されなかった。

?今回落下した隕石は、過去に観測された隕石の中でも小さい方だというが、タカをくくってはいけない。高橋理事長は、「通常ならば10メートル程度の深さ、中心の温度が1万度となるクレーターが形成され、10キロメートル圏内は生物が生きられない状況になり得た」と言う。

?しかし今回は幸いにも、そこまでの甚大な被害には至らなかった。それは2つの幸運が重なったからだ。

?1つは、地球への入射角度が浅かったこと。高橋理事長は、「詳細なデータはないが」と前置きした上でこう指摘する。

「YouTubeに投稿された動画を見ると、隕石が地球に入ってくる角度は浅く、(大気圏での摩擦熱により)火の玉となって落下している時間が長かった。その間に、上空20キロメートル付近で隕石は爆発、4〜5メートル大の破片に分かれ、その後さらに細かい破片に分かれた模様です。だから、(通常のような)大きな災害には至らなかったのです」

?もし入射角度が30度以上だった場合、数万度の高温の火の玉が街に落ちてきて、一面焼け野原になっていたかもしれないというのだ。

461荷主研究者:2013/03/17(日) 13:37:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130221t75024.htm
2013年02月21日木曜日 河北新報
慶長地震と大震災類似 東北大、古文書精査し解明

 東北の太平洋沿岸部を大津波が襲った1611年の慶長三陸地震は、仙台湾沖で発生した地震と日本海溝付近の地震が連動したタイプだったとの研究結果を、東北大災害科学国際研究所の今井健太郎助教(津波工学)らがまとめた。仙台湾沖と海溝付近の地震が連動したのは、東日本大震災の本震に似ている。津波が広範囲に及ぶなどの共通点もあり、400年離れた二つの地震の類似性が浮かび上がった。

 同研究所の歴史学の蝦名裕一助教(日本近世史)と連携。地震や津波が記録された古文書を精査してシミュレーションに反映させて発生の仕組みを解き明かし、新たな地震像に迫った。

 研究には、公的記録や日記など、記述内容の信頼性が高く、慶長三陸地震の発生後100年以内に編集された史料を活用した。大船渡沖で津波に遭遇したスペインの探検家ビスカイノの「金銀島探検報告」の原文も読み込み、来襲時の津波の様子を調べた。

 史料によると、地震は3回記録された。津波により仙台藩領内で約1800人、南部藩と津軽藩で人馬3000余が犠牲になったほか、現在の陸前高田市や宮古市では大半の家が流されたという。史料に記載された津波の規模や押し寄せた地点の標高を基に、津波の姿を割り出した。

 得られた地震像は2種類。仙台湾沖のプレート(岩板)境界型地震と連動し、海溝西側でプレート境界型地震か、海溝東側のプレート内部で正断層型地震が発生した。発生は同時か、海溝付近の地震が後と考えられる。地震の規模を示すマグニチュードは8.5程度となった。

 蝦名助教はシミュレーションの精度を上げるため、歴史地震の解明に使われていた史料の中から、作成年代が分からなかったり、後に脚色された可能性があったりした文書を排除した。「史料を批判的に検討するのは歴史学の得意技。研究所の理念である学際的な研究に貢献できた」と話す。

 今井助教は「震災は1000年に1度の災害と言われるが、400年前にも同様の地震があったことを裏付ける地震像だ。新たな史料や津波痕跡が見つかれば、シミュレーションの精度はさらに上がる」と説明する。

[プレート境界型地震] 沈み込む海側プレートに引きずられて陸側プレートがたわみ、固着域が壊れることでプレート境界面が急速にずれ動いて起きる地震。プレート内部でも、地殻を引っ張り合う力で正断層型地震が、押し合う力で逆断層型地震が発生する。

462とはずがたり:2013/04/07(日) 17:37:04

「風速」と「瞬間風速」どう違う?
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130407-567-OYT1T00153.html
2013年4月7日(日)08:41

 大荒れの天気となった6日、気象庁が出した各地の風の予報は、最大「風速」20〜23メートル、最大「瞬間風速」35メートルだった。

 どう違うのか。

 ◆10分と3秒の平均

 風速は1秒間に空気が何メートル動いたかを表し、気象庁は、風速計で1秒間に4回計測している。ただ、風の強さは絶えず変化しているため、予報などで使う「風速」は、風速計で計測した10分間の平均値だ。この10分間はいつからいつまでと決まっているわけではなく、午後3時の風速なら3時までの10分間の平均値となる。その最大値が最大風速だ。

 一方、瞬間風速は、3秒間の平均値で、その最大値が、最大瞬間風速。瞬間風速はだいたい風速の1・5〜2倍程度になるという。

463荷主研究者:2013/04/10(水) 23:42:14

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620130308hhav.html
2013年03月08日 日刊工業新聞
中島田鉄工所、独から人工衛星向け装置受注−東北大院と開発

 【福岡】中島田鉄工所(福岡県広川町、中島田正宏社長、0943・32・4331)は、東北大学大学院工学研究科と共同開発した小型人工衛星向け幕展開装置をドイツのシュツットガルト大学宇宙工学科から受注した。13年6月末までに納入する。実際に打ち上げる人工衛星に取り付けられる見通し。今後も継続的な受注が見込めれば新規事業化を検討する。

 装置の仕様や受注額など詳細は明らかにしていない。開発期間は約2年。設計製作を中島田鉄工所が担当した。幕の素材にはアルミニウムを使用した。装置は宇宙ゴミ(スペースデブリ)対策用。使わなくなった人工衛星を大気圏に突入させて燃え尽きるようにする。広げた幕が微量の大気を受けて減速することで遠心力が弱まり、引力で地球に引き寄せられるという。

464とはずがたり:2013/04/13(土) 08:55:35
今日は朝っぱらから随分揺れました。。

南海トラフ沖に海底活断層 M8級地震の可能性も
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013041301001205.html?ref=rank
2013年4月13日 05時55分

 巨大地震が懸念される南海トラフの南東側の海底に、長さ275キロ以上に及ぶ海底活断層が存在するとの分析結果を、広島大の中田高・名誉教授らの研究グループが13日までにまとめた。活断層が動いた場合、マグニチュード(M)8級の地震になるとみられる。
 1498年の明応地震は南海トラフが震源と考えられていたが、そうではなく、この活断層が動いたことで起きた可能性があるという。中田名誉教授は「南海トラフ以外にも、単独で大地震を起こす震源域があることを考える必要がある。活断層は500年以上動いていないことになり、注意が必要ではないか」としている。
(共同)

465荷主研究者:2013/04/21(日) 12:43:23

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1303230011/
2013年3月23日 神奈川新聞
三菱電機鎌倉が新棟整備、人工衛星生産力2倍に/神奈川

三菱電機が鎌倉製作所に増築した新しい人工衛星生産棟(同社提供)

 三菱電機は22日、鎌倉製作所(鎌倉市上町屋)内で建設を進めていた人工衛星の生産棟の増築が完了したと発表した。同製作所の人工衛星生産棟は2棟目。既存の生産棟と合わせ、年間で従来の2倍となる8機を生産できるといい、国内では最大級の生産能力となる。同社は2013年度の稼働を目指している。

 同社によると、新しい生産棟は約30億円を投じて整備。鉄骨6階建てで延べ床面積は約7800平方メートル。通信衛星や観測衛星などの人工衛星のほか、太陽電池パネルなどの搭載機器の生産も行う。

 アンテナが発する電波の方向を測定する電波暗室のほか、人工衛星打ち上げ時などの耐衝撃性を調べる振動試験設備なども設置された。屋上には太陽光発電システムを設置し、施設内のほぼすべての照明に発光ダイオード(LED)を導入するなど、環境や省エネ面にも配慮した。

 国内では今年1月、政府が宇宙開発利用の基本となる「宇宙基本計画」を決定し、測位衛星や気象衛星などの整備が盛り込まれた。海外でも中近東、中南米など情報通信設備の整備が遅れている新興国での商用通信衛星の需要拡大が期待されている。

 同社は人工衛星の開発・製造など宇宙システムビジネスの分野について、鎌倉と兵庫県尼崎市の2カ所に製作所を置いて事業を展開。同分野を成長分野として位置づけており、現在、約700億〜800億円の同分野の売上高を、20年度には約1500億円まで拡大することを目指している。

 鎌倉製作所では現在、09年に気象庁から受注した「ひまわり8号」「同9号」のほか、13年度に宇宙航空研究開発機構が打ち上げを目指している陸域観測技術衛星「だいち」の後継機の開発・製造を進めている。

466荷主研究者:2013/04/29(月) 12:20:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130401t15015.htm
2013年04月01日月曜日 河北新報
車避難減災へ共同研究 季節・時間変え渋滞解析 東北大など

導入された実験装置は車体が上下、前後左右に動く

市街地の様子などをスクリーンに映し出す運転シミュレーター

 東北大未来科学技術共同研究センターは東大、岩手県立大と連携し、大規模災害時に自動車で避難する場合の被害を減らす研究に乗り出す。宮城県多賀城市内の研究拠点に最先端の運転シミュレーターを導入し、映像などで災害時の状況を再現。渋滞発生メカニズムや運転行動を解析する。

 東日本大震災では沿岸部で渋滞が発生し、被害拡大につながった。近くに高台のない地域では徒歩避難が容易ではないケースも想定されることから、情報通信技術による車の誘導など、減災に向けた高度道路交通システム(ITS)の開発・発展につなげる計画だ。

 研究は多賀城市のインキュベーション(ふ化)施設「みやぎ復興パーク」にある次世代車関連の開発拠点で行う。運転シミュレーターは東大が設備の一部を貸与する形で既に設置された。現在は利用するソフトの導入準備中で、5月以降の実験開始を目指す。初期投資額は約1億円で、国の補助金も活用した。

 実験装置は鉄製の台にトヨタ自動車の「プリウス」を設置し、大型スクリーンが車の前方と左右を囲む構造。台は電動で上下、前後左右に動き、急ブレーキや急ハンドルの操作をすると、実際と同様に車体が傾く。スクリーンは仙台市や石巻市など市街地をコンピューターグラフィックスと実際の映像で再現できる。奥行きのある3次元の映像化も可能という。

 実験では季節や時間帯、天候、歩行者の量などに応じた交通状況下で疑似運転する。車の挙動で事故状況を再現できるほか、津波を想定して避難車両による渋滞の発生状態も調べられ、道路計画を含む今後の街づくりなどに生かせる。

 東大は設備の貸与に加え、同大ITSセンターの研究者1人が東北大の准教授に就いて研究をリードしており、「さまざまな分野で協力する方向」(ITSセンター)。別の運転シミュレーターを導入済みの岩手県立大はデータのやりとりなどで連携する予定だ。

 東北大未来科学技術共同研究センターの長谷川史彦副センター長は「災害時は徒歩避難が原則だが、実態を踏まえた車避難の減災研究は不可欠。街づくりも視野に入れた交通システムの総合的な研究につなげる」としている。

467とはずがたり:2013/04/29(月) 18:03:34

27億年前も小天体衝突 原始生命、過酷環境に耐えた?
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20130429019.html
2013年4月29日(月)08:05
 月に多数のクレーターを作った小天体の激しい衝突は、27億年前にも起きていたことを東北大や広島大などの研究チームが隕石(いんせき)の分析で突き止めた。すでに生命が誕生していた地球にも衝突したとみられ、原始生命が過酷な環境を生き延びたことがうかがえる。英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

 チームは2006年にモロッコに落ちた月起源の隕石を大型放射光施設「スプリング8」で調べ、合成に40万気圧以上が必要な特殊な物質を検出した。このような超高圧環境は、月面では小天体の衝突以外に起こり得ないという。放射年代測定で生成時期は27億年前と分かった。

 月や地球に小天体が集中的に衝突した時期は、41億年前から38億年前ごろとされていた。月ではさらに11億年後にも衝突があったことになり、近くの地球でも、38億年前の生命誕生以降に頻繁に衝突していた可能性がある。

 地球の岩石は大気による風化や地殻変動などの影響で変質しているため、こうした研究は難しい。東北大の大谷栄治教授(高圧地球科学)は「米国がアポロ宇宙船で持ち帰った月の石などをさらに調べれば、生命が生き延びた環境の解明につながる」と話している。(草下健夫)

468名無しさん:2013/05/06(月) 01:13:50
.

469とはずがたり:2013/05/09(木) 21:24:17
M7級の首都直下地震 茨城・神奈川で高確率 初推定
2013年5月9日(木)08:05
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20130509093.html?fr=rk
(産経新聞)
 マグニチュード(M)7級の首都直下地震の発生確率は地域によって差があり、茨城県や神奈川県で高いことが防災科学技術研究所の試算で分かった。首都直下地震の地域別の確率を具体的に推定したのは初めてで、精度を高めれば防災に役立つ可能性がある。19日から千葉市で開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表する。

 首都直下地震は、政府の地震調査委員会が南関東で30年以内に70%の高い確率で発生を予想しているが、南関東のどこで起きやすいかは、分かっていなかった。

 防災科研の井元政二郎主幹研究員らは、南関東で大正15年以降に観測された約1500回のM5以上の地震と、過去約1100年間に起きた16回のM7級の震源地を分析し、どこが首都直下地震の震源地になりやすいかを示す確率分布地図を作った。

 首都直下地震のメカニズムは多様だが、関東を乗せた陸側プレート(岩板)やフィリピン海プレートの内部で発生するケースでは、茨城県南部と神奈川県西部で確率が高く、両地域の中間に位置する東京都と千葉県南部で低くなった。

 地図上の確率は約10キロ四方の狭い範囲で計算したため、高い地域でも1万年に1回程度。全体の平均値と比べて、茨城県南部は平均で約1・5倍、神奈川県西部は同約1・4倍高かった。

 地震調査委が確率計算の根拠とした明治以降の5回のM7級は、茨城県など首都圏の東部で起きた。今回の試算では、神奈川県を中心に起きた江戸時代以前の11回のM7級も対象に含めたため、首都圏の北東と南西で確率が高くなった。

 井元氏は「試算は大まかなもので、対象とする過去の地震の選び方などで不確実性が多い。より信頼性の高い地図を作って、防災に役立てたい」と話している。

470荷主研究者:2013/05/12(日) 15:46:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130426t15013.htm
2013年04月26日金曜日 河北新報
簡単操作で衛星通信、大規模災害時に力 東北大など開発

東北大などが開発したVSAT(手前)を通じて通話を試す山元町職員ら

 東北大と有料放送事業者のスカパーJSAT(東京)などは、大規模災害時に簡単な操作で設置できる衛星通信の可搬型小型基地局を共同開発した。東日本大震災で甚大な被害が出た宮城県山元町で25日、基地局を使って通話する実演を行った。被災自治体の庁舎や避難所などでの実用化を目指す。

 総務省の研究事業として開発し、名称は「VSAT」。パラボラアンテナと電送機器が一体化し、タッチパネル式のスイッチを入れると自動でアンテナが動いて通信衛星の位置を特定し、電波を受信する。無線LANを通して、電話やインターネットで交信できる。

 縦1メートル、横60センチ、重さ38.5キロで、大人2人で楽に持ち運びできる。ハイブリッド車のバッテリーを使うと1週間動き続ける。

 従来の衛星通信の可搬型基地局はアンテナと電送機器が分離し、設営には技術者による衛星捕捉作業が必要だった。VSATは避難所などで誰でも簡単に基地局を設営できる。

 山元町は東日本大震災で通信インフラがすべて寸断し、3日間ほど外部との交信ができなかった。当時、副町長だった宮城県管財課の平間英博課長は「町の被災状況を外部に発信できなくて困った。簡単に衛星通信が可能となれば現場は助かる」と話した。

 開発に携わった東北大電気通信研究所の末松憲治教授(工学博士)は「衛星通信は災害時に情報を伝達する最後のとりでとなる。全国の自治体や病院、報道関係などに広く活用してもらいたい」と語った。

471とはずがたり:2013/05/15(水) 17:28:07
鉱物もここでいいな。
ベリリウムの日本名で緑柱石でええやん♪

緑柱石
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E6%9F%B1%E7%9F%B3

緑柱石(りょくちゅうせき、英: beryl、ベリル)は、ベリリウムを含む六角柱状の鉱物。金属元素のベリリウムの名前は、この中から発見されたことに由来する。透明で美しいものはカットされて宝石になる。

472荷主研究者:2013/05/19(日) 15:49:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130510t15016.htm
2013年05月10日金曜日 河北新報
本震直前の震源域 スロースリップ発生確認 東北大

 東日本大震災の本震の直前、震源域でプレート(岩板)境界がゆっくりずれ動くスロースリップが起きていたことを、東北大地震・噴火予知研究観測センターの伊藤喜宏助教(地震学)らが海底圧力計の観測で突き止めた。前震活動の解析でスロースリップ発生を指摘した先行研究はあったが、直接確認したのは初めて。大津波を引き起こした日本海溝付近のプレート境界の巨大滑りについて、伊藤助教は「スロースリップが原因になった可能性が高い」と結論付けた。

 スロースリップは2011年1月下旬、普段は地震があまり起きない場所で始まった。観測データから東西35キロ、南北100キロにわたり平均40センチずれ動いたと推定され、マグニチュード(M)7.0の地震に相当するエネルギーを解放した計算になる。

 周囲のひずみが増加し、2月にM5級の地震を相次いで誘発。本震2日前の3月9日には、プレート境界のさらに深い場所でM7.3の最大前震を起こした。地殻変動が続いて本震につながった可能性があり、スロースリップから巨大地震に進展する一連の過程が確認できたという。

 本震では、海溝軸そばのプレート境界が50メートル以上ずれ動いた。従来は地震時に大きく滑らない場所とされていたため、発生メカニズムには謎があり、いくつかの説が提示されている。

 伊藤助教は、スロースリップが海溝方向に加速しながら続いていたとみられる点に着目。付近のプレート境界の摩擦抵抗を低下させ、滑りやすい状態になったところに、本震震源で始まった滑りが広がり、大きくずれ動いたと推測する。

 スロースリップは08年11月中旬にもやや小さい規模で起き、約2週間で収束していたことも判明。プレート境界深部でM5.7の地震を誘発したが、スロースリップは止まっており、大きく滑らなかったとみられる。

 伊藤助教は「スロースリップが周囲に影響を与え、地震の引き金になる現象だということを検証できた。観測やシミュレーションの技術が発達すれば、地震の発生予測につなげられるのではないか」と話している。

[スロースリップ] プレート境界や地下の断層が、地表に大きな揺れをもたらさずに、普通の地震よりはるかに遅い速度で比較的長い期間をかけてずれ動く現象。「ゆっくり滑り」とも呼ばれる。ずれた部分はひずみを解放するが、周辺は逆にひずみが増加し、地震が起きやすくなるとされる。衛星利用測位システム(GPS)を用いた地殻変動観測により、各地で検知されている。

473とはずがたり:2013/06/08(土) 20:16:11

衛星打ち上げで協力=三菱重工とアリアンスペース
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013060700876&amp;rel=m&amp;g=int

 三菱重工業と欧州宇宙大手アリアンスペースは7日、ロケットによる衛星打ち上げ事業で協力関係を結んだ。安倍晋三首相とオランド仏大統領も臨席し、首相官邸で文書を交換した。複数の衛星の打ち上げを共同受注し、衛星の重量などに応じて最適なロケットを提供することなどを念頭に、新たなサービスを行うことを目指す。
 三菱重工とアリアンスペースは以前、一方のロケットが何らかの理由で発射できない場合、もう一方の機体で衛星を代わりに打ち上げる協定を結んでいた。今後、協定の復活も含めて協力内容を広く検討する方針。(2013/06/07-18:57)

474とはずがたり:2013/07/03(水) 07:42:36

600トンの毒性燃料を積載 ロケット打ち上げ失敗で調査へ、ロシア
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130703/erp13070300120000-n1.htm
2013.7.3 00:11 [ロシア]

カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたロケットが墜落する様子を捉えた連続写真=2日(ロイター)

 【モスクワ=佐々木正明】ロシア製ロケット「プロトンM」が2日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが、発射直後に予定軌道から外れ爆発、炎上したまま基地敷地内の森林地帯に落下した。露宇宙庁によると、死傷者や周辺地域への損害は出ていない。しかし、カザフスタン政府は同日、ロケットが毒性の高い液体燃料約600トンを積載していることから、周辺住民の健康状態への悪影響を調査する委員会を立ち上げた。

 ロケットは露独自の衛星測位システム「グロナス」3基を積んでいた。露宇宙庁は地元メディアに「エンジンか姿勢制御システムに異常が起こり、発射30秒後に落下した」と説明。墜落現場には直径約200メートルの穴ができているという。

 プロトンMは昨年にも打ち上げに失敗するなど、露製ロケットは近年、トラブルが続いているが、政府は2020年まで約1兆6千億ルーブル(約5兆円)を宇宙開発分野に投入し、テコ入れを図ろうとしていたばかりだった。当局はしばらくロケットの打ち上げを延期するとしており、グロナスの運営にも悪影響が出るのは避けられない情勢だ。

 一方、基地周辺では長期にわたるロケット発射などによって、酸性雨が降るなど環境状況が悪化。基地を租借している露側と、カザフ側とで軋轢(あつれき)が表面化しており、カザフ側が基地の賃借条件の変更を露側に求める事態にまで発展している。

475ななし:2013/07/03(水) 13:39:58
恋する*心理テストさん(@koi_sinri)の 11:17 午前 on 火, 6月 25, 2013のツイート。
あなたの願いが叶うかも*

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476とはずがたり:2013/07/14(日) 03:04:45

「青い惑星」を63光年先に発見、「ガラスの雨」降る灼熱の環境
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2955451/11028575
2013年07月12日 11:01 発信地:パリ/フランス写真 ブログ

【7月12日 AFP】地球から遠く離れた場所に、もう一つの「青い惑星」があることが分かった。ただし、水に満ちた惑星ではなく、「ガラスの雨が横殴りに」降る灼熱の惑星だという。

 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の科学者らは、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)を使い、太陽系外惑星の色を初めて特定した。

 系外惑星「HD 189733b」は、その大部分がガス状の物質で構成される巨大惑星で、地球から63光年離れた場所にある。観測の結果、この惑星の色が濃いコバルトブルーで、「宇宙から見た地球の色に似ている」ことが分かった。

「だが、類似点はそれだけだ」と、チームは声明で述べている。

 この惑星は恒星を非常に近い距離で公転しているため、大気は1000度以上に熱せられる。声明によると、「横殴りのガラスの雨が、時速7000キロメートルで降る」という。

 この惑星は地球に最も近い系外惑星の一つで、公転する恒星の前を横切る姿が観測できるため、これまでハッブルなどの望遠鏡を使って盛んに観測されてきた。

 英学術誌「アストロフィジカルジャーナル・レターズ(Astrophysical Journal Letters)」に掲載された論文を共同執筆した英エクセター大(University of Exeter)のFrederic Pont氏は「色が分かったのはこれが初めて。直接目で見たとき、どんなふうに見えるのかがこれで想像できる」と述べている。

 Pont氏のチームは、惑星の表面で反射される光の比率(アルベド)を観測し、色を割り出した。この惑星の青色は、地球と同じ海からの光の反射ではなく、荒れ狂うかすんだ大気からの反射によるものだという。この大気には、ガラスの主成分であるケイ酸塩の粒子が含まれ、この粒子が光を散乱させて青色を生み出していると考えられている。(c)AFP

477とはずがたり:2013/07/24(水) 01:58:12

大雨:100ミリ豪雨、都心急襲 浸水、交通も乱れ
毎日新聞2013年7月23日(火)23:43
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130724k0000m040103000c.html

 激しい雨と雷が突然、都心を襲った。23日午後、関東地方は大気の状態が不安定になり、天気が急変。東京都の目黒区や世田谷区付近では、レーダーによる解析で午後4時半までの1時間に約100ミリの猛烈な雨に見舞われた。気象庁は2010年7月以来3年ぶりに東京都に「記録的短時間大雨情報」を出した。各地で浸水被害が出たほか、交通機関も大きく乱れた。

■浸水

 東京都世田谷区上馬では午後4時ごろ、雷と豪雨に見舞われ、区によると住宅約100棟が浸水した。

 「みんなゴミになっちゃった」。午後8時すぎ、家の前で片付けをしていた主婦(43)は、水につかった本や衣類を前にため息をついた。「マンホールから水が噴水のように噴き出し、道路が一瞬で川になった」。水は自宅に流れ込み、床上30センチに達した。

 近くのレンタカー店のスタッフ、米野佳秀さん(49)は「地面を打つ雨音は耳をつんざくようだった」と振り返った。同区弦巻では道路のアスファルトが浮き上がり、一時不通に。区は午後4時20分ごろ区長を本部長とする水防本部を設け、半地下の家屋の周囲に土のうを積み、たまった水をポンプで吸い上げるなどした。

 目黒区内では山手通りが冠水し、トラックが立ち往生して1時間15分間通行止め。品川区のJR西大井駅周辺や大田区上池台などでも住宅が浸水した。世田谷、目黒、品川区を流れる目黒川も水位が急上昇し、都が氾濫注意情報を出した。埼玉県朝霞市でも床上浸水1軒、床下浸水5軒の被害があった。【神足俊輔、木村健二】

■鉄道も混乱

 東急東横線は午後4時半ごろ、架線が切れたため渋谷−菊名間で約3時間運転を見合わせた。川崎市の武蔵小杉−元住吉間の高架上では走行中の特急と普通電車が立ち往生し、乗客が線路を歩いて両駅へ移動。池上線や目黒線、多摩川線も一時運転ができなくなり、東急線だけで約15万9600人に影響が出た。

 JR東海道新幹線も川崎市内の雨量計が規制値を超え、午後4時半から約40分間、品川−新横浜間で運転を中止。小田急小田原線は午後3時59分から6分間、停電のため経堂−生田間で運転を見合わせ、江ノ島線のダイヤも乱れた。千葉県内でも大雨のため、内房線と久留里線の一部区間で運休や遅れが出た。【北川仁士、味澤由妃、加藤隆寛】

■停電

 落雷による停電も発生し、東京電力によると1都3県で計1万4000軒に上った。停電は長いところで数時間に及んだが、午後8時半までに復旧した。

 西東京市の西友ひばりケ丘店では午後3時過ぎ、買い物客8人を乗せたエレベーターが停止。消防に救助されるまで30分前後閉じ込められた。8人にけがはなかった。【山本将克、袴田貴行】

478とはずがたり:2013/07/27(土) 21:47:52

鹿児島原発付近に大地震兆候 「数カ月以内にM6級」 GPSデータで予測
2013.07.26
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130726/dms1307261545019-n1.htm

 世界遺産に登録された富士山の噴火リスクが明らかになったばかりだが、大地震への警戒も怠ってはいけない。7月に入ってから東日本を中心に広い範囲で震度3以上の不気味な揺れが頻発している。そんななか、GPS(衛星利用測位システム)データを使い、地震予測を行っている研究者が、見逃せない現象をつかんだ。「鹿児島県の原子力発電所近くで異常な兆候が出ている」(研究者)というのだ。

 東日本大震災から2年以上たったが、日本列島の鳴動は収まる気配がない。熱中症のニュースに隠れがちだが、地震活動は相変わらず活発だ。

 気象庁によれば、7月だけでも、震度3以上を観測した地震は、実に18回に及ぶ=別表。26日早朝には岩手県沖を震源に最大震度3を記録。23日には福島県浜通りで2度、さらに21日には千葉県北東部と、震源は北海道から兵庫県まで点在している。

 「東北地方で起こった地震はいずれもM9の東日本大震災の余震だと思われる。一方で、17日に淡路島近くで起きた地震の震源は、1995年に起きたM7・3の直下型の阪神淡路大震災の震源と近い。この時の余震がまだ続いている可能性がある」(地震学者)

 予断を許さない状況が続くなか、注目すべき情報が浮上した。

 「数カ月から半年先に大規模地震が発生するかもしれない」と明かすのは、『東日本大震災の教訓』(古今書院)などの著書がある東京大学名誉教授(測量学)の村井俊治氏。

 村井氏は、地震予測情報を会員向けに配信する民間会社「JESEA(地震科学探査機構)」の理事を務める。

 同社は、国土交通省が日本全国に配置したGPSデータを測定する電子基準点を利用している。GPSは、地球の重心を原点として、地表に設置した「電子基準点」の赤道面方向(X軸、Y軸)へのズレと、北極方向(Z軸)へのズレの3点が観測可能で、地中深くの地殻の細かい動きまで察知することができる。同社ではこの「地殻変動」を分析し、将来の地震を予測している。

 「GPSの基準点は全国に1240カ所ある。これを使って、2000年から07年にかけて起きたM6以上の地震162個の追跡調査を行うと、そのすべてで地震の前兆とみられる地殻変動が観測された。われわれのやり方で、短期的には1週間、中期的には1カ月、長期的には3年以内に発生する地震の予測が可能だ」(村井氏)

 JESEAは、この手法で、4月13日に発生した淡路島付近を震源とするM6・3、最大震度6弱の地震の予測に成功したという。

 では、大規模地震の発生が予想される危険スポットは一体どこか。

 「鹿児島県の北西部、川内(せんだい)原子力発電所近くで、異常な値を計測し続けている。桜島などの火山の影響も考えられるが、地震の前兆ならば、早くて数カ月、遅くとも半年以内にはM6級の大規模な地震発生の懸念がある」(同)

 天災は忘れたころにやってくる−。先達の残した貴重な教訓を忘れてはならない。

479とはずがたり:2013/07/30(火) 20:01:23

特別警報レベルに匹敵=山口県萩市の記録的大雨−気象庁
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013072800237&amp;rel=m&amp;g=soc

 山口、島根両県では28日未明から昼すぎにかけて断続的に猛烈な雨が降った。同日午後には勢いが弱まったが、1時間降水量は山口県萩市で正午すぎまでに138.5ミリと、全国観測史上16番目の記録。気象庁は、8月30日から導入する「特別警報」のレベルに匹敵するとの見方を示した。
 気象業務法改正で導入する特別警報は、警報の上に位置付けられ、数十年に一度の大災害をもたらす大雨や台風、豪雪、地震・津波などが対象。昨年の九州北部豪雨や東日本大震災が該当する。
 現行の警報では、都道府県から市町村への通知と市町村から住民への周知が努力義務だが、特別警報では義務となる。自治体に住民避難勧告・指示を即断してもらう目的もある。(2013/07/28-23:16)

480とはずがたり:2013/08/06(火) 01:17:49

冬温暖な静岡県民より北海道人の方が寒がりの様だが北海道の暖房は完璧であるからだそうな。
埼玉人はガンガンにクーラー効かすのに対して四国人は抑制的なんでわ?

夏バテ率、四国の人が全国で最も高く、関東人は暑さに強い傾向 ウェザーニューズ調べ
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-363616.html
マイナビウーマン2013年7月22日(月)20:15

株式会社ウェザーニューズは、7月中旬に日本列島を襲った猛暑がどのように人々に影響し、各エリアの人がどの程度熱中症の危険性があったのか、そして今後の暑さ対策に活かすため、全国のウェザーリポーターの協力のもとに、“夏バテ”に関する調査を実施した。この調査結果は、連日猛暑が続いていた7月13日に寄せられた全国19,258人のウェザーリポーターの体感データと、7月6日〜7月13日の期間において計測された気象観測システム「ソラテナ」の気温解析データをもとにまとめたもの。

「今の夏バテ具合はどうですか?」の質問で、3つの選択肢「もうバテた」「そろそろバテそう」「まだ大丈夫」から選んで解答してもらったところ、夏バテランキングは1位四国、2位近畿、3位沖縄、4位関東となった。四国エリアは、平均最高気温が34.5℃と関東、近畿エリアに比べてそこまで高くないのにも関わらず、夏バテ率69.0%で最も夏バテしていることから、“四国の人は暑さに弱い”傾向があることが明らかに。近畿エリアの平均最高気温は35.3℃と全国で一番厳しい猛暑になったため、夏バテ率も62.2%と高い結果となった。沖縄エリアは、平均最高気温が32.9℃と特別に高くはなかったが、6月中旬に平年よりも早く梅雨明けしてから、すでに一ヶ月以上真夏の暑さが続いているため、夏バテ率は59.9%で3位となった。関東エリアは最高気温が35.0℃と日本の中で近畿に続き2番目に暑いエリアとなっているのにも関わらず、夏バテ率は58.4%と“関東の人は暑さに強い”結果となった。

都道府県別にまとめると、夏バテランキング1位愛媛(34.7℃)、2位高知(32.7℃)、3位富山(33.9℃)、4位香川(36.0℃)という結果となったことから、四国エリアの中でも特に愛媛県の人が暑さに弱い傾向があることが判明。一方、気象予測システム「ソラテナ」の気温解析データによると、最平均高気温が最も高い都道府県は1位埼玉(37.2℃)、2位愛知(36.7℃)、3位東京(36.5℃)、4位京都(36.4℃)であることから、埼玉県が一番暑かった県であることが判明した。しかし、埼玉県の人は夏バテランキング23位と夏バテをあまり感じていないことから、関東エリアの中でも特に埼玉県の人は暑さに強い傾向があると言える。

481とはずがたり:2013/08/09(金) 16:34:21

秋田など猛烈な雨=土砂崩れで1人心肺停止―災害警戒、安全確保を・気象庁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-130809X021.html
時事通信2013年8月9日(金)13:27

 東北地方北部や北海道南部では9日午前、日本海から湿った空気が流れ込み、局地的に猛烈な雨が降った。秋田県では大館市北部付近で午前7時半までの1時間に120ミリ以上の雨が降るなど、記録的な大雨となった。

 消防などによると、秋田県仙北市で土砂崩れにより住宅数棟が流され、住民の60代女性1人が心肺停止状態となり、2人が軽傷を負った。大館市では少なくとも16世帯に避難を指示。2世帯4人が河川の氾濫で取り残され、ヘリで救助された。同県鹿角市は1120世帯に避難勧告を出した。

 岩手県警によると、同県雫石町で、人の乗った車2台が流されたほか、47人乗りのバスが立ち往生しているとの情報がある。

 気象庁は秋田県と岩手県について、「これまでに経験したことのないような大雨の所がある。直ちに避難所に避難するか、家の中の安全な場所にとどまってほしい」と最大級の警戒を呼び掛けた。

 北海道八雲町南部付近では9日午前6時までの1時間に約110ミリ、青森県西目屋村付近では同7時までの1時間に約110ミリ、雫石町付近では同11時半までの1時間に約100ミリの記録的短時間大雨情報がそれぞれ出された。

 JR東日本によると、秋田新幹線は大雨の影響で盛岡―秋田間で終日運転を見合わせ、東京―秋田間で一部列車が運休となった。

 東北と北海道では9日夕方にかけて非常に激しい雨が降る所がある見込み。10日正午までの24時間雨量は多い所で、東北120ミリ、北海道100ミリと予想される。

482とはずがたり:2013/08/09(金) 16:35:13

豪雨4市町を激甚指定=「15日に閣議決定」−古屋防災相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201308/2013080700739

 古屋圭司防災担当相は7日午後、記者会見し、豪雨で大きな被害を受けた山形県西川町、島根県津和野町、山口市の一部(旧阿東町)、山口県萩市の4市町を局地激甚災害(局激)に指定すると発表した。古屋担当相は「15日の閣議決定となるよう進めたい」と述べた。
 局激指定を受けた地域では、堤防や道路、学校といった公共土木施設を復旧する際に、国庫補助率をかさ上げする特例措置が適用される。土砂崩れなどで住民が孤立する被害が出た島根県と山口県の豪雨では、安倍晋三首相が4日現地を視察し、激甚災害に指定する方針を示していた。(2013/08/07-18:16)

484とはずがたり:2013/08/24(土) 18:28:13

ゲリラ豪雨 なぜ起きる?
http://news.goo.ne.jp/article/thepage/business/thepage-20130814-00010002-wordleaf.html
gooニュース×THE PAGE
2013年8月14日(水)18:04

 夏の気象をあらわす言葉として、すっかり定着した「ゲリラ豪雨」。じつは正式な気象用語ではなく、気象庁では「局地的大雨」と表現しています。猛暑が続く今夏。気温が上昇すると、ゲリラ豪雨をもたらす積乱雲が発生しやすくなります。ウェザーニューズが発表した「お盆休みの天気傾向」を見ると、お盆休みの後半になるほど、広範囲でゲリラ雷雨(ゲリラ豪雨)が発生する可能性が高まるとされています。同社が7月に発表した予想によると、今夏のゲリラ雷雨の発生回数は、昨年の3.5倍となる見込みです。

豪雨や雷の発生メカニズム

 ゲリラ豪雨の発生メカニズムは、いわゆる「夕立」と変わりません。夏の日差しによって暖められた空気が上昇して積乱雲が生まれ、大粒の雨を降らせます。日が傾く頃になると、日中に暖められ続けた地表付近の空気と、上空の空気の温度差が大きくなるため、より積乱雲の発達がうながされます。地表付近は暑くても、上空は氷点下の世界。この温度差によって大気が不安定になり、ゲリラ豪雨の引き金となるわけです。
 
 また、ゲリラ豪雨といえば、激しい雷をイメージする人も多いと思います。雷のもとになるのは、地表の湿った空気が上昇し、上空で急速に冷やされることで生まれる氷の粒。多数の氷の粒が衝突して砕けたり、摩擦ですり減ったりする際に電気が生じて落雷につながるのです。

 積乱雲は単独で発生し、面積もそう大きくないため、雨が降るのは数キロ程度の範囲内に留まり、1時間も待てばあがります。しかし、一ヵ所に降る雨の量が問題です。風向きや寒気の影響を受けて、狭いエリアに集中して雨が降ると、通常の夕立レベルとはケタが違う降水量となります。「局地的大雨」という名の通り範囲が小さく、移動速度も早いため、いつ、どこで発生するのかを予測するのが難しいという課題もあります。

ゲリラ豪雨が増えた背景

 近年、ゲリラ豪雨の発生が増加した背景には、地球温暖化やヒートアイランド現象など、さまざまな要因が挙げられています。

 気温の上昇は80年代から話題になっていましたが、今夏は高知県・四万十市で41.0度という国内史上最高の気温を記録(8月12日)するなど、年々暑さが増している印象です。それに合わせるように、短時間に激しい雨が降る回数も、一昔前より大幅に増えています。アメダスの観測データによると、1976年〜1985年の間に、1時間に50ミリ以上の雨が降った回数は年平均で約174回(1000地点あたり)。これが2003年〜2012年になると、年平均で約236回と大幅に回数が増しています。

 東京や大阪など大都市の平均気温は、この100年で3度も上昇。ヒートアイランド現象によって熱がこもった都会の地表は、湿った空気を高温にし、積乱雲の発生をより活発にします。また、都市のビル群や地形の影響といった複数の要素によってゲリラ豪雨が引き起こされるとする研究もあります。2012年9月23日付けの日本経済新聞によると、スーパーコンピュータで夏のゲリラ豪雨を模擬実験したところ、建物のデータを入れた都市モデルと、建物なしの場合では、1時間の雨量で2〜3割の差が出たといいます。

 アスファルトやコンクリートに覆われた都会は、地表に染み込む雨の量が少ないため、道路が水浸しになったり、下水から汚水があふれ出したりと、しばしば災害につながります。ゲリラ豪雨の被害が多い東京・練馬区では、今年、中村地区の豊中通り地下に全長約2.4キロ、25メートルのプール70杯分もの雨水を貯留することができる貯留管を設置しました。ゲリラ豪雨の原因といわれる地球温暖化やヒートアイランド現象は、一朝一夕では解決できません。実践的かつ速やかな対策が必要とされています。

(Sherpa/編集プロダクション)

485とはずがたり:2013/08/24(土) 18:28:47

島根で猛烈な雨=「先月の豪雨に匹敵」―気象庁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-130824X890.html
時事通信2013年8月24日(土)10:31

 島根県では24日未明、中国地方を南下する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、局地的に猛烈な雨が降った。江津市では3時間雨量が200ミリを超え、平年の8月分の雨量を大幅に上回った。

 気象庁は「先月28日の豪雨に匹敵する記録的な大雨となっている」として、最大級の警戒を呼び掛けた。

 県警などによると、この雨で邑南町の86歳男性が行方不明となった。浜田市と江津市では土砂崩れで民家計2軒が倒壊したが、いずれも家人は無事だった。県内3市町では避難勧告が出され、このうち江津市(9818世帯)と邑南町(5055世帯)では全域で発令された。

 同庁によると、江津市の1時間雨量は午前3時20分ごろまでに92.5ミリ、3時間雨量は同4時10分までに201ミリで、いずれも観測史上最大を更新した。

 西日本を中心に25日にかけて非常に激しい雨が降る所がある見込み。25日午前6時までの24時間雨量は多い所で、中国と九州北部250ミリ、近畿と四国100ミリと予想される

487とはずがたり:2013/08/31(土) 11:36:34

ああ、平安時代以来の「千年猛暑」がやって来る!
兼好法師も苦しんだ、身を焦がす熱波再来に備える法
http://diamond.jp/articles/-/39651

これはもう、猛暑なんてもんじゃない。熱波だ――。7月上旬、日本列島を襲った猛暑に人々は悲痛な声を上げた。下旬から「戻り梅雨」のような天気が続いたため、足もとでは一時期の猛暑も落ち着いた観がある。しかし、気象庁の3ヵ月予報によれば、8月は当初の見込みよりさらに暑くなるという。例年のこととはいえ、なぜ日本の夏はこれほどまでに暑くなってしまったのだろうか。気象予報士の森田正光氏は、平安・鎌倉時代以来の「千年猛暑」がやって来たのではないかと分析する。「千年猛暑」とはいったい何なのか。我々が逃れる術はあるのだろうか。この夏、再来するかもしれない暑さの正体と、その対策をリサーチする。(取材・文/横山渉、協力/プレスラボ)

8月は再び見込みよりも暑くなる予想
平安時代以来の「千年猛暑」とは!?

「千年猛暑」がやって来る――。

何やらおどろおどろしい話だが、これは気象予報士の森田正光氏が主張する説である。この夏複数のメディアで紹介され、話題を呼んでいる。

日本の夏は相変わらず暑い。昨年より早い梅雨明けを迎えた関東甲信越地方をはじめ、7月上旬からの数日間に、日本列島各地は気温35度以上の猛暑日となった。8日には山梨県甲州市で、最高気温38.6度を記録している。

総務省消防庁が7月17日に発表した集計によると、7月8〜14日の1週間に熱中症で救急搬送された人は、高齢者を中心に1万913人に上り、そのうち16人が死亡したという。搬送者は、集計が始まった2008年以降で最多だった。

その後、7月中旬から続いたゲリラ豪雨によって、直近では一旦猛暑が落ち着いた観もある。しかし、日が照っているときは言うに及ばず、曇りの日でもアスファルトの地熱にじわじわと身体を温められ、通勤途中に滝のような汗をかくこともしばしばだ。気象庁は3ヵ月予報で、「8月は見込みよりも暑くなる」と上方修正した。これについては「あてにならない」という意見がある一方、専門家の中には「2013年は世界中で記録的な猛暑が訪れる」と唱える者もいる。我々は、再びあの「殺人熱波」に襲われるのだろうか。

そんななか、森田氏は「千年猛暑」という言葉を使い、近年の暑さを「気候の大きな流れの中で、1000年ぶりレベルの猛暑が来たのではないか」と分析する。今から1000年ほど前と言えば、日本の平安時代中期にあたる。今の日本は、それ以来の暑さということなのか。考えるだけで頭の芯が痛くなり、体中から汗が噴き出して来そうだ。今回は、「千年猛暑」をキーワードにして、この夏の暑さの正体と対策をリサーチしよう。

「2010年の記録的な大猛暑のときに初めて使った言葉ですが、1000年前の暑さは色々なことで証明されています」とは、森田氏ご本人。「千年猛暑」という言葉、特に科学的な定義はない。2010年から2012年にかけて、東京では最高気温が30度を超える真夏日が60〜70日以上あるという異常気象が続いた。調べると、平安時代にも真夏日が突出して多い時期があり、それ以来の現象ということで、「千年猛暑」と名付けたという。あくまで「千年猛暑の時代」ということであり、特定の年における猛暑を指し示すものではない。

世界的に見ても、有史以来最も気温が高かったのは、西暦1000年頃(800年〜1300年頃)と言われており、気象学の世界では「中世温暖期」と呼ばれている。北極海は今より海氷が少なく、ヨーロッパではこの時期、バイキングが凍結していない海を渡ってグリーンランドに入植するなど、より北方へ領土を広げたことが知られている。現在は陸氷に覆われているグリーンランドも緑の大地だったと言われ、氷の下からはワインづくりの道具なども発見されているという。

日本でも、平安時代から鎌倉時代にかけて、やはり気温が高かったと思しき記録が残っている。『気候の語る日本の歴史』(山本武夫著)には、宮中(京都)で花見が行われた日時から、気温がかなり高かったのではないかとの論証がある。

488とはずがたり:2013/08/31(土) 11:36:51
>>487-488
1000年前と比べて今はもっと暑い?
高い海水温がさらに気温を押し上げる

さらに森田氏は、近年の猛暑は気温が高かった1000年前と比べても、さらに暑いのではないかと指摘する。

「昔の猛暑時と同じ気圧配置になれば、今の方が暑いのではないでしょうか。来年以降、もし冷夏の予報があっても、昔の平年並みの暑さかもしれません。地球の自然現象には様々な周期があります。氷河期のような数万年規模のものもその1つ。この100年の温度変化を見ると、気温の上昇が著しい。近代的な気象観測が始まったのも100年ほど前ですが、日本での高温の記録のほとんどが、この十数年の間に集中しています。気象の変化には火山噴火のような自然要因に加えて、人為的な要因があるし、都市化の影響もあります」

昨年掲載した分析記事でも触れたが、確かに近年の日本の猛暑は、地球温暖化のような気候変動よりも、むしろ人為的な要因や都市構造の変化によるところが大きいようだ。都市部の地面は土の地面と違い、アスファルトに覆われているため、水蒸気がすぐに乾いてしまい、ずっと暑い状態が続く。また、エアコンの室外機などにより、そこかしこから人工的な熱が噴出する。海風も高層ビルに遮られ、内陸まで届かない。こうして「ヒートアイランド現象」が年々深刻化していくというわけだ。

さらに先日森田氏は、ラジオの収録で東京大学大気海洋研究所の渡部雅浩准教授に会い、新しい学説を聞いたそうだ。それによると、21世紀に入ってから地表の平均気温の上昇率は20世紀よりもスローダウンしているが、それは海水のお蔭なのだという。

「地表の温度が横ばいになっている反面、海面下700メートルくらいの温度はむしろ上がっているそうです。原因は、大気の温度を海が吸収しているのだとか。渡部先生のグループがそのことを突き止めました」(森田氏)

だが、これは一時的な現象。地球温暖化が止まるわけではなく、海面下の温度上昇を加味すると、むしろ温暖化そのものは進行しており、今後は再び地表の温度が上昇する可能性があるという。海水が大気の温度を吸収してくれていてもこれだけ暑いなら、その効果がなくなればいったいどうなるのだろうか。猛暑の要因は、気候変動や都市化ばかりでなく、こんなところにもあるのだ。

また海水温と言えば、今年はフィリピンの東海上の海水温が高くなるラニーニャ現象の兆候が見られるという。定義となる条件を満たしていないため、気象庁は正式に発表していないが、森田氏は「明らかにラニーニャの傾向にある」と指摘。夏季にラニーニャ現象が起きると、太平洋高気圧が北に張り出し易くなり、北日本を中心に暑い夏をもたらす。6月に2つの台風が日本列島に接近したのは、この前兆と見られる。

「夏の暑さは、太平洋高気圧がどこにあるかで決まります。7月上旬は関東の南にあり、しかも1万メートル上空にはチベット高気圧があり、『ダブル高気圧』の状況でした。それが梅雨明けの激しい猛暑を招いたのです。今はチベット高気圧が後退して、太平洋高気圧が九州のほうに移動しており、沖縄が猛暑になっています」(森田氏)

湿った空気が入り込んでどこかが大雨になり、他の場所が猛暑になるのは、コインの表と裏の関係のようなもの。天候にはそういう「補償性」がある。以前は気象が滑らかに変わっていたが、現在は温暖化の影響で極端な現象が現れ易くなっている。

こうして見て来ると、近年の猛暑には超長期的な気候変動や中長期的な都市化の影響がベースにあり、個々の年についてはそこに他の要因が重なって、さらに暑くなるという傾向があるということだ。

温暖化なのに冬が寒いのはなぜ?
極端な現象が起こり易い理由とは

とはいえ、我々には「夏は暑いが冬は寒い」という印象もある。昨年末から今年にかけて、日本では寒い冬が続いた。「温暖化に夏も冬も関係ないはずなのに、なぜ?」と思った人も少なくないだろう。

最近では、地球温暖化とは反対に「地球寒冷化説」も唱えられているが、これはその説と直接関係はない。北極圏バレンツ海の氷が少ないために、偏西風が蛇行して日本に寒気が降りやすくなったためだ。

「日本では寒いと感じていても、地球全体で見れば、すごく暑いところもあり、日本の冬が寒いのも地球温暖化の影響の一部じゃないかという考え方もあります」(森田氏)。

順番に巡ってくる猛暑からは、もはや逃れようがないということか。ただ森田氏は、「夏が終わっていないのでどうなるかわからない」と前置きしながら、今年は2010年ほどの暑さにはならないのではないかと予測する。

489とはずがたり:2013/09/02(月) 14:07:58

ホリエモン「ロケット打ち上げに成功! でも課題は山積みです」
http://news.goo.ne.jp/article/dot/world/dot-2013083000006.html?fr=rk
dot.2013年9月2日(月)07:00

 約1年9カ月の服役を経て“シャバ”に戻ってきた元ライブドア社長の堀江貴文氏だが、つい先日、自身が携わる民間有志団体でロケットの打ち上げに成功したという。

*  *  *
 我々の民間有志ロケット開発団体「なつのロケット団」は、法人として私の持ち株会社であるSNS株式会社とその子会社インターステラテクノロジズ株式会社が中心となり、数名の専任者とインターステラテクノロジズ出資者主体のボランティアで構成されている。

 8月10日の早朝に北海道大樹町で、ロケット(500kgf級)の打ち上げ実験に成功した。エンジンは二十数秒燃焼し、約40秒で最高高度6500メートルに達し、最高速度はマッハ1.12を記録した。

 2回続けてこのクラスの打ち上げに失敗していたので感無量の大成功であった。単に打ち上げが成功しただけでなく、シミュレーションした飛翔経路とほぼ同じ軌道で、着水予想地点もそれほど誤差がなかった。

 また、GPSのデータを遠隔無線で送ることにも成功したので、その軌跡をグーグルアースに表示することも可能になった。立体的に飛翔経路をこんなに簡単に見られるなんて、本当にいい時代になったもんだ。

 これは打ち上げに協力的な地元自治体や漁協の皆さん、そして打ち上げ業務を担当したHASTIC、及び植松電機さんの協力によるところが大きい。この場を借りて感謝したい。

 このクラスの機体の打ち上げが成功したことで、もっと大型のエンジンや、宇宙空間と世界的に認識される高度100キロメートルを狙える機体を打ち上げる技術獲得がやっと見えてきた。空気が薄くなると空力制御することが不可能になるので、姿勢制御をするための機構が別途必要となるが、その開発も行っている。

 機体のドラスティックな軽量化も必要だ。オリジナルの極超低温用電動バルブも開発中だし、やることはたくさんある。しかし高度100キロメートルを格安で打ち上げるロケットが実現すれば、その用途は引く手あまたである。

 しかし、ロケットはいろいろな要素技術の結晶なのと同時に、軍事転用されてしまう可能性がある。そのため、民間が開発を担うことが難しいという課題もある。軍事転用の危険性から、外国人が関わることは難しく、私たちがアメリカで日本国籍のままロケット開発をするのは不可能に近いらしい。となれば、その国にある要素技術でやるしかない。

 日本は立地に恵まれている。なにしろ東南海上には広大な太平洋がある。これが北朝鮮だとこうはいかない。北朝鮮だと打ち上げる度に日本の領海上の経路しか飛ばせないが、日本は公海方向に飛ばせるのである。

 しかし、日本独特の課題として漁場の問題がある。今は高度が出ていないので地元の大樹漁協プラス近隣の2漁協の漁期を外して打ち上げを行っているが、もっと遠くまでとなると話が変わってくる。他の漁協とも話をしなければならないし、さらに飛行機の国際線航路も通っているのである。

 やはり宇宙行政がリーダーシップをとって、民間宇宙船が簡素な申請で打ち上げ業務をできるような体制を作ってほしいと思うのである。アメリカの場合は広大な砂漠があるので、その辺はかなり簡素な仕組みが作られているという。

※週刊朝日 2013年9月6日号

490とはずがたり:2013/09/26(木) 19:57:13

地震で島が出来るとか子供の頃の大好きだったロマン溢れる事件だ♪

パキスタン地震:死者327人に 海底隆起で島が出現
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20130926k0000m030036000c.html
毎日新聞2013年9月25日(水)19:16

 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタン南西部バルチスタン州で24日に起きた地震で、アラビア海に面したグワダル港近くの沖合約600メートルで突如海底が隆起し、現地からの報道によると海面からの高さ6メートル、長さ200メートルの小さな島ができた。

 同様の現象は過去の地震の際にもあり、新しい島を見ようと多数の住民が海岸に集まり、中には上陸する人も。地層深くに存在するガスが、地震による地盤の変化で動き、地面を押し上げた可能性が指摘されている。

 ロイター通信によると、25日までに死者が少なくとも327人に上った。多くの被災者が生き埋めになった模様で、犠牲者は増えそうだ。

491荷主研究者:2013/10/06(日) 12:43:46

http://kumanichi.com/news/local/main/20130917002.shtml
2013年09月17日 熊本日日新聞
2億年前、直径7・8キロ隕石 熊大など発見

熊本大の尾上哲治准教授

 熊本大の尾上哲治准教授(古生物学)らの研究グループは16日、岐阜、大分両県で発見した地層の研究で、約2億1500万年前に、直径最大7・8キロの巨大隕石[いんせき]が地球に衝突したことが分かったと、英科学誌に発表した。三畳紀後期(約2億〜2億3700万年前)の隕石衝突を示す発見は世界初。

 三畳紀後期は、哺乳類型爬虫[はちゅう]類が絶滅し、代わって恐竜が進化・隆盛し始めた時代。約6500万年前、地球に巨大隕石(直径最大14キロ)が衝突したことが、恐竜絶滅の原因とされており、今回はそれに次ぐ規模。生物の大量絶滅や恐竜の隆盛に、隕石衝突が関わった可能性を示す研究として注目されそうだ。

 研究グループが発見したのは、海のプランクトンの死骸が降り積もってできた岩石。地球上には非常に少なく、隕石に多く含まれる元素「オスミウム」の濃度と、オスミウムの「同位体」という成分の比率を、特殊な技術で分析した。

 その結果、三畳紀後期の層(粘土岩)は、ほかの層に比べ、オスミウムの濃度が約100倍高く、同位体の比率も地表と異なっていた。これらのデータから、隕石の直径を3・3〜7・8キロ、重さ最大約5千億トンと推定した。

 粘土岩を挟んだ新しい時代の層と古い層では、化石の種類も異なり、尾上准教授は「海洋生態系に大きな変化をもたらしたのではないか」と分析した。

 カナダ東部ケベック州に直径約100キロのクレーターがあり、研究グループは、この隕石が衝突し、その成分が地球の広い範囲に飛散したとみている。

 隕石衝突によって何度も生物の大量絶滅が起きたとされる。尾上准教授は「世界の三畳紀後期の地層を調べて、地球環境や生態系にどう影響したかを突き止めたい」と話している。

 尾上准教授らは昨年11月、岐阜県の地層で隕石衝突の痕跡を発見したと発表していたが、隕石の大きさは特定できていなかった。(高橋俊啓)

499荷主研究者:2013/11/01(金) 00:13:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131023t15005.htm
2013年10月23日水曜日 河北新報
小惑星内に水蒸発の痕跡 東北大木村助教らカナダの隕石分析

磁鉄鉱コロイド結晶の走査電子顕微鏡像。右下の白い太線の横幅が1ナノメートル

 東北大大学院理学研究科の木村勇気助教(結晶成長)らの研究グループは22日、カナダに落下した隕石(いんせき)に含まれる磁鉄鉱から、特殊な渦状の磁場構造をしたコロイド結晶の粒子を見付けた、と発表した。

 46億年前に誕生した太陽系の形成期の宇宙環境を知る手掛かりになるという。成果は23日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズのオンライン版で公開された。

 太陽系ではガスとちりによる冷たい分子雲が収縮し、蒸発や衝突、合体などを経て惑星や小惑星が出来上がった。コロイド結晶は、小惑星内部の無重力空間で水滴がゆっくり干上がった証拠だという。

 研究グループは、カナダで2000年に回収された隕石の中に存在し、磁鉄鉱粒子からなる直径100〜700ナノメートル(ナノは10億分の1)のコロイド結晶に着目。ホログラフィー電子顕微鏡で観察した結果、右巻きまたは左巻きの渦状の磁場構造を持っていることが明らかになった。

 小惑星に他の天体が衝突すると、振動で内部に水滴が大量に作られる。水の蒸発で形成されたコロイド結晶の粒子が、渦状の磁場構造によって整然と並んでいた。小惑星内部の水の動きの解明が期待される。木村助教は「磁性粒子のコロイド結晶は、3次元の超高密度磁気記録媒体の素材として使える可能性も秘めている」と話した。

500とはずがたり:2013/11/11(月) 12:36:39
比猛烈台風、被災970万人・死者255人確認
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20131110-567-OYT1T00341.html
読売新聞2013年11月11日(月)11:35

 【マニラ=鈴木隆弘】猛烈な台風30号が直撃したフィリピン中部は11日、台風通過から3日が過ぎ、甚大な被害の実態が明らかになってきた。

 最も被害が大きかった中部レイテ島の警察幹部は10日、同島での死者数が1万人に達する可能性があると語った。

 最大瞬間風速90メートルに達した台風30号は、8日早朝から正午にかけてフィリピン中部を東から西に横断。その後やや勢力を弱めながら南シナ海を横断し、11日朝ベトナム北部に上陸した。ベトナム政府はこれに備え、約60万人に避難を命じた。

 フィリピン国家災害対策本部は11日午前6時(日本時間同7時)までに255人の死者を確認、約970万人が被災したと発表した。だが、レイテ島に隣接するサマル島で300人が死亡し、2000人が行方不明との情報もあり、犠牲者数は膨らむ可能性がある。被災地に向かう交通手段や通信は遮断されており、被害の正確な全体像把握にはなお時間がかかりそうだ。

 在フィリピン日本大使館は、レイテ島に滞在する邦人約100人の安否確認を急いでいる。

台風30号、今度はベトナム接近…88万人避難
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20131110-567-OYT1T00565.html
読売新聞2013年11月10日(日)23:03
 【バンコク=石崎伸生】フィリピン中部に甚大な被害をもたらした台風30号は10日、南シナ海を北西に進み、ベトナムに接近した。

 ロイター通信などによると、ベトナム中部では同日、台風の接近に伴う暴風雨の影響で6人が死亡し、数十人の負傷者が確認された。

 台風30号は、11日にベトナム北部に上陸するとみられている。ベトナム政府は台風への警戒を呼びかけており、沿岸部を中心に約88万人が避難したという。

501とはずがたり:2013/11/11(月) 17:16:10

比台風:死者1万人以上の可能性 国際支援本格化
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20131111k0000e030125000c.html
毎日新聞2013年11月11日(月)11:23

 【マニラ岩佐淳士】フィリピン政府は11日午前、台風30号の直撃を受けた同国中部レイテ島やサマール島などで計255人の死亡を確認した、と発表した。一方、ロイター通信などは、地元警察幹部らの話として、サマール島バセイだけで300人の遺体が発見され、犠牲者数が1万人以上に達する可能性もあると伝えた。

 犠牲者が大幅に増えるとみられる事態に、米太平洋軍が救援活動に乗り出すなど、国際社会の支援も本格化し始めた。

 ロイター通信などによると、台風の直撃を受けたレイテ島が最も被害が大きく、台風が通過した地域の70〜80%の建物が破壊されたとみられる。フィリピン赤十字幹部によると、同島の中心都市タクロバンでは少なくとも1000人の犠牲者が出た。犠牲者の多くは家屋の高さに達した高波にのまれたとみられる。同島の東隣にあるサマール島でも多くの犠牲者が出ている。地元では略奪などが起こっている、という情報もある。マニラの日本大使館によると、在留邦人はレイテ島に約100人、サマール島に約20人いる。連絡がとれない邦人もいるが、今のところ被害の情報は入っていない。

 フィリピン政府の発表では、11日午前6時現在、約967万人が被災し、約61万人が避難所などに避難している。住宅1万3000棟が高波や暴風雨のため全壊した。

 オバマ米大統領は10日、「米国は既に相当な人道支援を行っているが、フィリピン政府の復旧に向けた取り組みをさらに支援する用意がある」とする声明を発表し、海兵隊や海軍で構成された救援チームを被災地に送り、行方不明者の捜索にあてる。国連児童基金(ユニセフ)も医療物資や浄水器など60トンの救援物資をデンマークから緊急空輸。国連人道問題調整事務所(OCHA)が指揮する災害評価調整チームはレイテ島タクロバンに入り、支援活動を開始している。

 フィリピンでは11年12月にも台風がミンダナオ島を直撃し、1200人以上が死亡。12年12月には同島で台風の死者が1000人以上に達した。
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503荷主研究者:2013/12/01(日) 00:11:00

http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20131104/CK2013110402000023.html
2013年11月4日 中日新聞
超小型衛星「ぎんれい」が完成 信大など開発

完成した姿が披露された超小型衛星「ぎんれい」=長野市若里で

 信州大工学部の研究室を中心に県内企業の協力で開発が進められてきた超小型衛星ShindaiSat「ぎんれい」が完成し、三日、完成記念式典が長野市若里の信大キャンパスであった。順調に進めば、来年二月、H2Aロケットに乗せて打ち上げられる。

 この世界初の発光ダイオード(LED)可視光通信式衛生は、一辺四十センチの立方体で、重さ約三十五キロ。工学部の中島厚特任教授の研究室が考案し、二〇一一年十二月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に採用された。名前は、信州のやまなみの美しさと可視光通信の光をイメージし、銀嶺からとられた。

 寿命が長く消費電力の少ないLEDを高速で点滅させることで、地上にさまざまな情報を送信する。これまでは電波による通信が一般的だったが、電波の免許申請にかかる時間や世界的な電波の混雑を解消できるとして期待されている。

 ぎんれいは十二月の最終審査を経てJAXAに引き渡され、打ち上げられる。成功すれば一年間、地上四百キロ地点で地球を周回する。中島教授は「衛星開発のノウハウがない中で、試行錯誤しながら進める難しさがあった」と振り返り、「残された時間、改良を重ねてプロジェクトを成功させたい」と話した。

(武藤周吉)

504とはずがたり:2013/12/12(木) 16:41:15

宇宙開発、米は「もう露に運賃支払いたくない」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131211-OYT1T00211.htm?from=popin

 中国が初の月面着陸を目指すなど、大国間の宇宙開発競争が再び激しさを増してきた。

 米国は有人飛行復活へ、民間と連携して巻き返しを図る。一方、若田光一さんも乗り込んだ唯一の有人宇宙船を持つロシアの宇宙技術は、スマートフォンでも利用される。国威発揚か、商業利用か。現状を探った。

 ◆17年にも再開

 1969年のアポロ11号の月面着陸以来、世界の宇宙探査をリードしてきた米国。2011年に財政難からスペースシャトルを引退させた後、独自の有人宇宙船を持たない状況が続く。11月、約400キロ・メートル上空の国際宇宙ステーション(ISS)に若田さんらを運んだのも、ロシアの有人宇宙船ソユーズだった。

 「これ以上ロシアに運賃を支払わなくて済むよう、米国は再び自分たちの手で飛行士を宇宙に送り出す必要がある」

 米航空宇宙局(NASA)のチャールズ・ボールデン長官は11月17日、米フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターで職員らを前に、危機感をあらわにした。ロシアはソユーズの運賃を毎年のように値上げし、今年4月のNASAと露宇宙庁の契約では1人あたり7100万ドル(約72億円)に達した。08年比で1・5倍だ。

 ロシアだけでなく、後発の中国、インドも追い上げる中、オバマ政権は威信をかけ、復権に乗り出した。14年度のNASAの予算要求額は前年度とほぼ同じ177億ドル(約1兆8000億円)と制約がある中、NASAは、スペースX社やボーイング社など民間企業に委託し、ISSを往復する有人宇宙船の開発を進め、17年の初飛行を目指す。

 ISSより遠い小惑星や火星の探査用には、NASAが自前で有人宇宙船「オリオン」を開発中だ。来年9月に無人試験飛行、21年に有人飛行に挑む予定だ。30年代までに有人火星探査の実現を目指す。

(2013年12月11日08時02分 読売新聞)

505とはずがたり:2013/12/12(木) 16:42:30

宇宙開発激化、中国は月に軍事機能備えた基地も
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131211-OYT1T00208.htm?from=popin

 中国が初の月面着陸を目指すなど、大国間の宇宙開発競争が再び激しさを増してきた。米国は有人飛行復活へ、民間と連携して巻き返しを図る。一方、若田光一さんも乗り込んだ唯一の有人宇宙船を持つロシアの宇宙技術は、スマートフォンでも利用される。国威発揚か、商業利用か。現状を探った。

          ◇

 中国、インドは軍事転用をにらんで着々と開発を進める。中国は今週中にも2日に打ち上げた「嫦娥(じょうが)3号」を月面に着陸させ、米露に続く、無人探査機による探測に入りたい考えだ。2020年頃を目指す宇宙ステーション建設計画も進んでいる模様だ。夕刊紙・北京晩報は2日、専門家の話として、30年ごろ、月面に軍事機能も備えた基地を設置する計画も伝えた。

 ただ、国内で貧富の格差が広がる中、巨額予算を投じることに懐疑論もある。

 インドは11月、初の無人火星探査機「マンガルヤーン」を打ち上げた。来年9月に火星の周回軌道に到達させれば、アジア初の火星探査成功国となる。

 特徴は、格安の開発費だ。インド宇宙研究機関によると、マンガルヤーンの費用総額は7300万ドル(約73億円)で、同じ11月に米国が打ち上げた火星探査機「メイブン」(総額6億7100万ドル=約671億円)の1割ほど。安い人件費などでコストを削減したためだ。政府関係者は「宇宙開発は、経済的にも軍事的にも国益にかなう」と強調する。(北京 竹内誠一郎、ニューデリー 田原徳容)

(2013年12月11日07時52分 読売新聞)

506とはずがたり:2013/12/12(木) 16:44:04

南極・北極も此処で♪

露「国益守るため」北極部隊創設へ…米中けん制
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131211-OYT1T00997.htm?from=blist

 【モスクワ=緒方賢一】ロシアのプーチン大統領は10日、モスクワで国防省や軍の幹部らを前に演説し、「北極における安全と国益を守るためあらゆる手段を持たなければならない」と述べ、北極圏に展開する軍部隊の編成や基地の整備を加速するよう命じた。


 インターファクス通信によると、大統領の発言を受け、ショイグ国防相は「北極における国益を守るため2014年に部隊の創設を予定している」と述べた。その上で、北極海にあるフランツ・ヨシフ諸島、ノボシビルスク諸島で滑走路や岸壁を修復し、軍の航空機や艦船が利用できるようにする方針を示した。

 北極への関与を目指す中国や米国などへのけん制を強める狙いがあるようだ。

(2013年12月11日19時27分 読売新聞)

507とはずがたり:2013/12/17(火) 08:30:19
冥王星が倉敷とか遠すぎる(;´Д`)
10cmくらいじゃないと実感掴めないかもw

地球がもし100cmの球だったら、太陽の大きさは?
http://www.webdoku.jp/tsushin/2013/11/30/160000.html

国際宇宙ステーションで約半年間の長期滞在を始めた若田光一さん。ツイッターで「ISSに帰って来られてうれしい!」と宇宙からつぶやくなど、元気な姿を見せてくれています。宇宙から見える地球の姿はどのようなものでしょうか。実際に体験できるのはごくひと握りの人たち。若田さんを心配しつつも、羨ましく思っている人もいるのではないでしょうか。

若田さん同様に宇宙から地球を見たことのある一人が、日本人2番目の宇宙飛行士となった毛利衛さんです。毛利さんは宇宙から見える地球について、「地球は青く輝き、とても美しい天体でした」との言葉を残しています。

そんな毛利さんは、「もし地球が100cmの球だったら」と考え、それをわかりやすくまとめたのが書籍『地球がもし100cmだったら』です。

地球の直径は1万2756km。そんな地球を100cmの球に縮めると、色んなものがわかりやすくなります。

例えば、月はビーチボール程の大きさになり、地球の30mほど先をまわっています。太陽は12km先にあり、なんと東京ドーム程の大きさにもなるのです。100cmの地球から見ると、140億個の100wの電球をつけたほどの明るさになるのです。改めて太陽のボリュームを知ることができます。

また、位置関係をJR東海道線で見るとこうなります。
(・太陽は東京駅?)
・地球は東京の大森駅あたりで、直径100cm。
・水星は品川駅あたりで直径40cm
・金星は大井町あたりで直径95cm
・火星は川崎駅あたりで直径50cm
・木星は平塚駅あたりで直径11m
・土星は富士山あたりで直径9m

各惑星が近いのか遠いのか、大きいのか小さいのか、地球を100cmとして考えると非常にわかりやすくなるのではないでしょうか。

準惑星の冥王星でも倉敷あたり。地球がもし100cmだった場合、太陽系は全て日本列島内におさまってしまうのです。

もし、お子さんが宇宙や惑星に関心を示したなら、地球を100cmとして規模感を伝えてみたらいかがでしょうか。きっと、900cmもある土星の大きさに驚くことでしょう。

512荷主研究者:2013/12/29(日) 01:05:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131210t73014.htm
2013年12月10日火曜日 河北新報
38億年前、最古の生命 東北大掛川教授ら微生物化石発見

電子顕微鏡で撮影した岩石中の炭素組成。生物由来の炭素に特徴的な不規則なゆがみが見られる

 東北大大学院理学研究科の掛川武教授(初期地球地質学)らの研究グループは8日、38億年前に生息していたと考えられる微生物の化石をグリーンランドで見つけたと発表した。世界最古の生命の痕跡とみられる。

 グリーンランド西部のイスア地域には、地球創生期の38億年前の岩石が広く分布する。グループがイスア地域北西部で採取した岩石の成分を分析した結果、当時の海底火山活動によって海底に堆積した泥と特定できた。

 岩石に多く含まれる炭素を詳しく調べると、生物由来の炭素と同じ組成だった。電子顕微鏡では生物由来の炭素に特徴的な不規則な組織や外形も観察され、グループはバクテリア状の微生物と結論づけた。

 これまではオーストラリアで発見された34億年前の化石が世界最古と考えられていた。掛川教授は「生命誕生が38億年前より以前にさかのぼると考えられる」と話した。

 研究成果は8日の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に掲載された。

513名無しさん:2013/12/29(日) 23:15:20
2013.9.23 09:16
「スーパーアース」謎に一歩 国立天文台、青い光で大気観測
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/130926/lif13092620190022-n1.html

 地球から約40光年の距離にあり、大きさが地球の数倍の「スーパーアース」と呼ばれる太陽系外惑星「GJ1214b」は、大気の主成分が水蒸気とみられることが国立天文台や東大などの観測で分かった。スーパーアースの形成過程の謎を解く手掛かりになる。

 スーパーアースは大きさが地球と海王星の中間で、表面は地球のように固体の巨大地球型惑星。近年になって見つかった新しいタイプの惑星で、その性質はほとんど分かっていない。

 観測チームは米ハワイ島のすばる望遠鏡の可視光カメラに、青い光だけを通す特殊なフィルターを装着し、へびつかい座の方向にあるGJ1214bを観測。惑星が公転により恒星の前を横切る際、惑星の大気を透過して地球に届く恒星の光をとらえた

 他の観測結果と合わせて分析した結果、この惑星の大気は水蒸気を豊富に含む可能性が高いことが分かった。液体の水や生命は存在しないとみられる。スーパーアースの大気は、これまで主成分が水素とみられる惑星が1つ見つかっていただけで、組成は多様なことが明らかになった。

514とはずがたり:2013/12/29(日) 23:17:21
>>513も俺

2013.9.30 18:11
活動穏やかでもガス噴出 ブラックホールの謎解明に前進
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/130930/lif13093018130024-n1.html

 活動が穏やかなブラックホールからガスが噴出していることを、国立天文台などの国際研究チームが電波望遠鏡を使った高解像度の観測で突き止めた。謎が多いブラックホールの活動メカニズムを解明する上で重要な成果という。

 多くの銀河の中心部には、巨大な重力で光さえも脱出できないブラックホールがある。活動の激しい一部のブラックホールはガスを引き寄せて吸い込むだけでなく、活発にガスを噴出しているが、活動が穏やかなブラックホールは周辺が暗くて観測が困難なため、噴出の有無は不明だった。

 国立天文台の秦和弘研究員らは米国の電波望遠鏡10台を使い、ハッブル宇宙望遠鏡の約400倍という高解像度を実現。地球から約2900万光年離れた「ソンブレロ銀河」の中心部にある穏やかな宇宙最大級のブラックホールの周辺を観測し、小規模のガスが噴出している様子をとらえた。

 秦研究員は「ガス噴出は活発なタイプに限らず、ブラックホールに共通した現象の可能性がある。さらに研究を進め謎を解き明かしたい」と話している。(黒田悠希)

515とはずがたり:2013/12/29(日) 23:20:33
??

国内最大級スーパーコンピュータが明かした、ブラックホールのジェットメカニズム
【2010年10月25日 国立天文台】
http://www.astroarts.co.jp/news/2010/10/25blackhole-jet/index-j.shtml

国立天文台のスーパーコンピュータ(Cray XT4)が、新タイプのブラックホールのジェット生成モデルを再現することに成功した。従来のモデルは問題点を抱えていたが、Cray XT4を駆使した大規模なシミュレーションによってそれらが解決され、宇宙でもっとも強力なジェット現象を説明する最有力モデルが登場した。

(新タイプのプラックホール・ジェットのコンピュータ・シミュレーション画像)

新タイプのプラックホール・ジェットのコンピュータ・シミューレーション画像。クリックで拡大(提供:国立天文台)

(新タイプのプラックホール・ジェットの概念図)

新タイプのプラックホール・ジェットの概念図。クリックで拡大(提供:国立天文台)

ブラックホールはガスを吸い込むだけでなく、光速に近い速度で、細く絞られたガスの流れを噴出することが知られている。この噴出(ジェット)は宇宙でもっとも激しいガス噴出現象の1つだ。しかし、強力な重力で周囲のガスを吸い込むブラックホールが、なぜ逆にガスをジェットの形で噴出するのかは解明されていない。

従来のジェット生成に関するモデルは2つあり、その1つは磁気によるもの、もう1つは光の力によるものであった。前者はバネのように巻いた磁力線によってジェットが細く絞られるが、大量の物質を吹き飛ばせないという短所があった。後者は光の力によって大量の物質を吹き飛ばせるものの、ジェットを細く絞れない点が問題であった。

国立天文台天文シミュレーションプロジェクト(CfCA)の大須賀健助教、京都大学大学院理学研究科宇宙物理学教室の竹内駿氏(元大学院生、現富士通)および嶺重慎教授の研究チームは、ジェットの形成メカニズムの解明を目的に、国立天文台のスーパーコンピュータ(Cray XT4)を用いて、大規模なシミュレーションを行った。

その結果、光の圧力と磁場を巧妙に組み合わせた、これまでになかったタイプのメカニズムが世界で初めて再現された。同モデルで再現された、従来のジェットモデルに比べてより高速でかつ細く絞られたジェットは「ハイブリッド・ブラックホールジェット」と名付けられた。研究チームは、ジェットの駆動メカニズムとして従来から有力視されていた光の圧力と磁場の力という2つの力を巧妙に組み合わせたモデルを提唱したのである(画像1枚目)。

研究チームが再現したジェットは、磁場の力で細くしぼられ、光の圧力で加速されるタイプだ(画像2枚目)。大量のガスがブラックホールに吸い込まれる際にガス中の磁場が増幅され、バネのようにぎっしり巻いた磁場構造が形成される。この構造は磁気タワーと呼ばれ、ジェットを細く絞りこむ。同時に、ガスが放射した光の圧力が噴出ガスを加速するため、細く絞られた高速ジェットが発生する。この研究は、宇宙でもっともパワフルなジェット噴出を自然に説明することに成功したものと言える。

ブラックホールに吸い込まれるガスに働く光と磁場の力を同時に解くには高度な計算技術と超高速計算機が必要なため、これまでは実行が困難であった。研究チームは、国立天文台天文シミュレーションプロジェクト(CfCA)のスーパーコンピュータ(Cray XT4)を約2週間稼動することによって、新タイプのジェットのメカニズムの再現にいたった。

研究チームではさらに大規模なシミュレーションを行い、ジェットが周囲の星や銀河の進化に与える影響を解明することを計画している。

516とはずがたり:2013/12/30(月) 09:09:26

2013.12.12 16:53
氷の星に生命の種? 木星の衛星エウロパで鉱物確認
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/131212/lif13121216540018-n1.html

 氷で覆われた木星の衛星エウロパの表面に、小惑星や彗星(すいせい)が衝突した跡とみられる粘土のような鉱物を確認したと、米航空宇宙局(NASA)のチームが11日発表した。

 小惑星や彗星の中心核には、生命のもとになる有機物が含まれている場合がある。NASAの研究者は、エウロパの氷の下には広大な海があり、長い間に生命が育まれた可能性があると期待している。

 チームは、探査機ガリレオが1998年に撮影したエウロパの近赤外線画像を分析。表面にある直径30キロのクレーターから約120キロ離れた場所に、フィロケイ酸塩と呼ばれる粘土に似た鉱物が幅40キロにわたって広がっているのを確かめた。直径1キロより大きな小惑星や彗星が浅い角度でエウロパに衝突し、跳ね返った後で一部が落下したとみられる。

 エウロパは太陽からの距離は遠いが、木星の引力で氷が動いて一部が解け、液体の海が存在すると考えられている。(共同)

520穏健保守系無党派:2014/01/01(水) 12:59:36
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20131231-OYT1T00531.htm
二度と戻らぬ火星移住、候補に日本人10人も

 【ワシントン=中島達雄】2025年からの火星移住を目指すオランダの民間非営利団体「マーズワン財団」は12月30日、約20万人の移住希望者の中から1058人の候補者を選んだと発表した。 この中には、男女5人ずつ計10人の日本人が含まれているという。

 今後、医学的な検査や訓練などを経て最終的に24人に絞り込む。25年には最初の4人が火星に住み始め、その後、2年ごとに4人ずつ増やしていく計画だ。移住者は二度と地球に戻らない。地上での訓練や火星に居住している様子をテレビ放映し、資金を集めていく考えだ。

 同財団は2013年4〜8月に移住希望者を募集。技術力や安全性を疑問視する声もあったが、世界中から20万2586人が応募した。希望者が提出した1分間のビデオメッセージや書類などを審査し、107か国・地域から1058人を選んだ。

(2014年1月1日10時39分 読売新聞)

531とはずがたり:2014/01/26(日) 09:54:49

中国の月面探査車が故障「制御に異常発生」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140125/chn14012523040010-n1.htm
2014.1.25 23:02 [中国]

 中国国営新華社通信によると、中国の国家国防科学技術工業局は25日、昨年12月中旬から月面を走りながら調査活動をしていた無人月面探査車「玉兎号」が故障したと明らかにした。

 「月面の複雑な環境の影響で、制御に異常が発生した」と説明している。探査車は6輪の複雑な構造で、地球からの遠隔操作で動く。これまでに月面を100メートル余り走行したという。

 新華社は「(故障を)すぐに公表したのは、中国の宇宙開発の開放性を示している」とする中国の専門家の見方を紹介した。(共同)

532とはずがたり:2014/01/26(日) 10:09:22

有人月面探査取りやめ? 中国、資金投入に懐疑的
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131206/chn13120621190005-n1.htm
2013.12.6 21:18

 中国誌、新民週刊(電子版)は6日までに、中国政府が2020〜30年ごろに目指していた有人の月面探査計画の中止を検討していると報じた。上海宇宙技術研究院関係者が明らかにしたとしている。

 中国は宇宙開発の成果をアピールすることで国威発揚を図っているが、貧富の格差などが社会問題となる中、宇宙への資金投入に懐疑的な見方が広がっている。当局内にも月に人を送ることを疑問視する声があるといい、政府が宇宙開発に絡む財政事情や国民感情を慎重に見極めている可能性がある。

 中国は宇宙ステーション建設や月面探査、中国版GPS網の開発を同時に進めている。ただ同関係者は「戦線を拡大しすぎれば、得るものより失うものが多くなる」と述べ、ステーション建設以外の計画を調整していることを明らかにした。(共同)

534とはずがたり:2014/02/05(水) 21:55:53
メディカルスレより生命の起源系はこっちでやろう。

ネアンデルタール人は旧人で新人のホモサピエンスとは別種で新人はホモサピエンスが唯一の生存人種であると云う様に理解してたけど混血してたのか。別種ってのはイマイチ理解できてないんだけど。黒人と白人と黄色人は同じ種類だけどもっとネアンデルタール人は違う訳ね。チンパンジーと人間みたいな差を印象しとけばいいのかねえ?もっとお互い似てそうだけど。。

2014年 1月 30日 17:52 JST
ネアンデルタール人の遺伝子、糖尿病などのリスク高める可能性も
By ROBERT LEE HOTZ
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304882304579352112759823066.html?dsk=y

 現代人にまで生き延びてきたネアンデルタール人の遺伝子が、いくつかの疾患のリスクを高めている可能性がある。2つの研究チームが29日に発表した研究で明らかになった。

 研究者らによると、約5万年前にネアンデルタール人との混血を通じて受け継がれたDNAは、初めてアフリカの外に広まっていった初期人類が、氷河期や、太陽光の弱まりに順応する一助になった。皮膚の色や毛髪に影響を与えたようだ。これに対し、現在みられる他の古い遺伝子は、東アジアと欧州の現人類を対象とした遺伝的調査によれば、糖尿病や紅斑性狼瘡(ろうそう)といった疾患のリスクを高める可能性がある。

 化石から採取したDNAを使ったこれまでの調査では、アフリカ系でない人がネアンデルタール人の祖先から受け継いだゲノムの割合が1〜3%であることが示唆されていた。

 だが、ワシントン大学(米シアトル)の研究者らがサイエンス誌で新たに発表した研究によると、ネアンデルタール人のゲノム全体のうち、実に20%は、少しずつ分散して現人類に残っている。

 遺伝学者のジョシュア・エイキー氏率いる研究者らは、東アジア人286人と欧州人379人から集めた遺伝的サンプルをコンピューター分析し、ネアンデルタール人のゲノム由来の可能性がある現代人のDNAについて、統計的変動を特定した。

 エイキー氏は「重要な点は、私の持つネアンデルタール人のDNAシーケンスの1%は、あなたの1%とは違うかもしれないということだ」と述べた。

 こうした違いが重要なのかもしれない。

 29日には、先の研究とは異なるが関連するもう1つの研究がネイチャー誌に発表された。ハーバード大学医学大学院のスリラム・サンカララマン氏率いる研究者らが、1004人から集めたDNAシーケンスを検査し、ネアンデルタール人のDNAが疾患へのかかりやすさを形成している痕跡を発見した研究だ。

 発見したのは、2型糖尿病、肝硬変、紅斑性狼瘡、クローン病に関連しているネアンデルタール人のDNA。炎症に関連するインターロイキン 18のレベルに関連した種も発見した。

サンカララマン氏は「シーケンスを発見すればするほど、この種の関連が多く見つかる」と述べた。

 2つの研究グループが使った研究テクニックは異なるが、どちらの研究でも東アジア人のほうがネアンデルタール人のDNAがやや多かった。研究者らは、東アジアのもともとの人口が欧州人に比べてずっと少なかったため、受け継がれてきた遺伝的な影響が大きくなった、あるいは、東アジア人の祖先とネアンデルタール人の混血が1度だけではなかったとみている。

 両研究チームとも、ネアンデルタール人のシーケンスがケラチンを生むゲノムに集中していることを突き止めた。ケラチンは皮膚、頭髪、爪の主成分を構成するタンパク質だ。両チームは、このことが毛髪や皮膚の生態にどう影響しうるかはわからないものの、生存を助ける力がありそうだと考えている。

 サンカララマン氏は「実際それは(遺伝子が生き延びる)役にたった」と述べた。

535とはずがたり:2014/02/05(水) 21:59:49


>遺骨から得られたミトコンドリアDNAの解析結果に基づき、ネアンデルタール人は我々の直系先祖ではなく別系統の人類であることはほぼ明らかで、両者の遺伝子差異は他の動物種ならば当然別種と認定されるレベルであり
両者の遺伝子差異は他の動物種ならば当然別種と認定されるレベルってどのくらいの差?
馬と驢馬くらい?牛と水牛?

>ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは混血できなかったとする考え方が有力であった
そういえば別種かどうかは子どもが生まれるか,その子どもが生殖能力持つかとかが基準だった気がするけど,交雑したってことは別種ではないってこと?

そもそもホモサピエンスのDNAにネアンデルタール人のDNAってどうやって判るのかね??

ネアンデルタール人
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%BA

ネアンデルタール人(ネアンデルタールじん、ホモ・ネアンデルターレンシス、Homo neanderthalensis)は、約20万年前に出現し、2万数千年前に絶滅したヒト属の一種である。旧人であるネアンデルタール人は、我々現生人類であるホモ・サピエンス (Homo sapiens) の最も近い近縁種である。ちなみにシベリアのアルタイ地方で発見されたデニソワ人も旧人であり、ネアンデルタール人の兄弟種にあたる。また、インドネシアのフローレス島で発見された身長1mで脳の小さいフローレス人も旧人であり、ネアンデルタール人の兄弟種の可能性が高い。
かつて、ネアンデルタール人は、我々ホモ・サピエンスの祖先とする説があった。また、ネアンデルタール人をホモ・サピエンスの一亜種であるホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス (Homo sapiens neanderthalensis) と分類する場合もある[1]。この場合ネアンデルタール人と現世人類との分岐直前(約47万年前)の共通祖先もまたホモ・サピエンスということになる。本項ではいずれの学名でも通用する「ネアンデルタール人」を用いる。遺骨から得られたミトコンドリアDNAの解析結果に基づき、ネアンデルタール人は我々の直系先祖ではなく別系統の人類であることはほぼ明らかで、両者の遺伝子差異は他の動物種ならば当然別種と認定されるレベルであり、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは混血できなかったとする考え方が有力であった[2]が、2010年5月7日のサイエンスに現生人類ホモ・サピエンスのDNAに分岐後ネアンデルタール人の遺伝子が再混入している可能性があるとの論文が収載されたことで、ネアンデルタール人の分類に新たな謎が投げかけることになった[3]。

536とはずがたり:2014/02/05(水) 22:05:34

シベリアのデニソワと南洋のメラネシア人が近いと云われても凄い違和感w

デニソワ人
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%8B%E3%82%BD%E3%83%AF%E4%BA%BA

デニソワ人(デニソワじん、Denisova hominin)は、ロシア・アルタイ地方のデニソワ(Denisova)洞窟(ロシア、中国、モンゴルの国境に近い地域)に約4万1千年前に住んでいたとされるヒト属の個体および同種のヒト属の人類である。デニソワ洞窟は、アルタイ地方の中心都市バルナウルから約150km南方に位置する。
2010年12月現在の最新研究では、ネアンデルタール人と並んで、我々現生人類であるホモ・サピエンス (Homo sapiens) に最も近い化石人類である。また現生人類の一部(メラネシア人など)と遺伝子情報を部分的に共有する可能性が高いとしている。

概要

2008年、ロシア西シベリアアルタイ山脈のデニソワ洞窟で子どもの骨の断片が発見され、放射性炭素年代測定により約41,000年前のものと推定された。また、同じ場所で、大人の臼歯も発見されている。

2010年3月25日付のイギリスの科学雑誌『ネイチャー』(Nature)において、マックス・プランク進化人類学研究所の研究チームは、発見された骨のミトコンドリアDNAの解析結果から、デニソワ人は100万年ほど前に現生人類から分岐した未知の新系統の人類と発表した。

2010年12月23日、マックス・プランク進化人類学研究所などの国際研究チームにより『ネイチャー』に論文が掲載された。見つかった骨の一部は5-7歳の少女の小指の骨であり、細胞核DNAの解析の結果、デニソワ人はネアンデルタール人と近縁なグループで、80万4千年前に現生人類であるホモ・サピエンスとの共通祖先からネアンデルタール人・デニソワ人の祖先が分岐し、64万年前にネアンデルタール人から分岐した人類であることが推定された。デニソワ洞窟は、ネアンデルタール人化石発見地のうち最も近いイラク北部シャニダール遺跡から、約4000kmの距離を隔てている。メラネシア人のゲノムの4-6%がデニソワ人固有のものと一致することから、現在のメラネシア人にデニソワ人の遺伝情報の一部が伝えられている可能性が高いことが判明した。

また、中国南部の住人の遺伝子構造の約1%が、デニソワ人由来という研究発表も、スウェーデンのウプサラ大学の研究チームより出されている。ネアンデルタール人と分岐した年数も、35万年ほど前との説も浮上している。

ジョージ・ワシントン大学の古人類学者のブライアン・リッチモンドは、デニソワ洞窟で見つかった大人の臼歯からデニソワ人は体格はネアンデルタール人と同じか、それよりも大きいとみている。
概略のところは、40万-30万年前にアフリカを出、中東を経てヨーロッパに拡がった集団がネアンデルタール人に、中東を経てアジア内陸部に移動した集団がデニソワ人になった。それに遅れて6万 - 5万年前にアフリカを出た我々現生人類の祖先は、中東やアジア内陸部で先住者のネアンデルタール人やデニソワ人と交雑しながら全世界に拡がり、現在に至った。

ネアンデルタール人やデニソワ人はその後絶滅してしまったが、アフリカ土着のネグロイドを除く現在の現生人類遺伝子のうち数%はネアンデルタール人由来である。中東での現生人類祖先とネアンデルタール人との交雑を示す研究成果は2010年5月に発表されているが、2010年12月にアジア内陸部におけるデニソワ人とも現生人類祖先は交雑したとする研究結果が出たことから、この結果が正しければ、過去には異種の人類同士の交雑・共存も一般的だった可能性が出てきた。

なお、アジア内陸部でデニソワ人と交雑した現生人類祖先は、そののち長い期間をかけてメラネシアなどに南下していったと考えられる。
現生人類との関連などは、今後の研究により変更される可能性もある。デニソワ人の体格などの外形、生活様式、人口などはこれからの研究が待たれる。

537とはずがたり:2014/02/05(水) 22:09:38

>異種交配が人類のあらゆる進化において普通のプロセスだったということかもしれない
すぐ交雑しちゃうアブラナ科みたいな感じ?

2013年 12月 05日 16:51 JST
旧人類の異種交配、意外に広範だった?=英科学誌
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304906204579239362111641616.html?dsk=y
By ROBERT LEE HOTZ

 4日英科学誌ネイチャーに掲載された研究論文によると、これまで知られているものの中で最古となる30万年以上前の旧人類のDNAの解析で見慣れないDNAが発見された。これは、氷河期の欧州では人類の間で、従来考えられていた以上に広範に異種交配が行われていたことをうかがわせるという。

 ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のマティアス・マイアー博士率いる遺伝学者らは、スペイン北部で発見された大腿(だいたい)骨の化石からこれまでに発見された中で最古のDNAを抽出した。この化石は、シマ・デ・ロス・ウエソス(骨の採掘抗)と呼ばれる洞窟の底の冷温多湿の場所で発見されたもので、ここでは未知の種に属する28人分の骨の化石が見つかっている。

 それらの骨から判断すると、現生人類の祖先であるこの種は、ずんぐりとしておりがっちりした胸を持つネアンデルタール人のようだった公算が大きい。しかしマイアー博士らの分析結果によると、この古い人類の母方のDNA(ミトコンドリアと呼ばれる特殊な細胞構造から採取する)は、ネアンデルタール人のそれとも、現生人類のそれとも異なっていた。最も近いのは、「デニソワ人」と呼ばれる謎めいた種だという。

 デニソワ人も、、シベリアの洞窟(デニソワ洞窟)で発見された少女の指先の化石からそのDNAが初めて確認された2010年まで知られていなかった。この少女の化石は約4万年前のもので、ネアンデルタール人、解剖学上の現生人類、それにデニソワ人がその時期に共存していたことになる。

 今回、これよりはるか昔、つまり30万年以上前の人類から、母方のDNAの明白な断片が出てきたわけで、発見を知った人類起源の専門家たちは、DNAという遺伝の生化学的痕跡に記録された祖先たちの関係が不可解になったと当惑している。

 例えばニューヨークにある米自然史博物館の人類学者イアン・タタソール氏は、「誰もこれをどう解釈したら良いか分からない」と述べた。同氏は「われわれは何か未知のものの前に掛かったカーテンの端を開けようとしているが、それは今まで考えたこともなかったほど複雑な何かだ」と話した。同氏はこの研究に関わっていない。

 専門家たちは、今回発表された研究によって明らかになった母親から子供へそのまま継承されるミトコンドリアDNAの謎めいた系統を説明する4つの仮説を挙げている。その仮説とは、①スペインのシマ洞窟の人々は、1つの明白な種で、デニソワ人と交配していた。また、デニソワ人の祖先と関わっていた可能性もある、②シマの洞窟の人々はデニソワ人とネアンデルタール人両方の祖先だった、③シマの洞窟の人々は欧州かアジアのどこかに住んでいたもっと古い人類(ホモ・ハイデルベルゲンシスなど)と関わりがあった、④この全てが真実だった、の4つだ。マイアー博士は「私は異種交配が広く行われていた可能性が非常に高いのではないかとみている」と話した。

 実際、旧人類と現生人類の遺伝子についての2010年に発表されたゲノム分析によれば、今日のどの非アフリカ人にもネアンデルタール人のDNAがわずかに残っているという。昨年、マックスプランク研究所の研究者は、一部の人々にはデニソワ人のDNAも残っており、南太平洋の島国の一部の人々にはそれが6%にものぼるという。

 アリゾナ大学の集団遺伝学者マイケル・ハマー氏は「このことは、われわれの種の進化について興味深いことを教えてくれる」と述べ、「異種交配が人類のあらゆる進化において普通のプロセスだったということかもしれない」と語った。

538とはずがたり:2014/02/05(水) 22:13:58
交雑して子どもが出来たなら別種では無く同種,但し数十万年に渡って交雑は無く遺伝的な特徴が別種と見なし得る程度迄変化したと云う感じか?

デニソワ人、現生人類と交雑の可能性
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20101224001&amp;expand&amp;source=gnews
Ker Than
for National Geographic News
December 24, 2010

 現生人類とは別系統とされる「デニソワ人」について、最近行われた遺伝子解析の結果から、現生人類の祖先と交雑していた可能性が高いことが判明した。

 デニソワ人は、数千年に渡ってアジア一帯に分布していたとされる人類の一種。ロシアのデニソワ洞窟で発見された約4万年前の少女の骨をDNA解析したところ、現在パプアニューギニアに住むメラネシア人から採取したDNAと一部共通の配列が確認されたという。これはメラネシア人が現生人類の祖先とデニソワ人との交雑の子孫である可能性を示唆している。

 パプアニューギニアが属するメラネシア地域は太平洋の北西端に位置する。ドイツのライプチヒにあるマックス・プランク進化人類学研究所の研究員で調査に参加したベンス・フィオラ(Bence Viola)氏は、「デニソワ人がパプアニューギニアにやって来たわけではない」と話す。

「ネアンデルタール人がユーラシア大陸西部に分布していたのに対し、デニソワ人はユーラシア大陸東部に広く分布していたと考えられる。メラネシア人の祖先は、東南アジア付近でデニソワ人と出会い交雑した後、パプアニューギニアまで移動したというのがわれわれの説である」。

 2010年5月には現生人類の祖先とネアンデルタール人とが交雑していたことを示すDNA解析の結果が既に公表されている。スタンフォード大学の遺伝学者ブレンナ・ヘン(Brenna Henn)氏は、さらにデニソワ人との交雑が判明したことで、人類が進化する過程では従来考えられていたよりも多くの異種間交雑が起こっていた可能性が高くなったと話す。

 デニソワ人の骨の化石が見つかったのは2008年。今回DNA解析が行われたのは5〜7歳で死亡したと見られる少女の小指の骨である。

 研究チームは今回の解析に先立って、骨からミトコンドリアDNAを採取しその配列を決定していた。だがミトコンドリアDNAは母親からのみ受け継がれるため、遺伝子構造の情報は細胞核DNAに比べるとはるかに少ない。

 そこで新たに同じ骨から細胞核DNAを採取し、配列決定に成功した。またデニソワ人のDNA配列は、現生人類ともネアンデルタール人とも異なるとわかった。ただしネアンデルタール人とは近縁関係にある。研究チームでは、デニソワ人はおよそ35万年前にネアンデルタール人の祖先から分岐したのではないかと見ている。

 デニソワ洞窟で発掘にあたったロシア科学アカデミーの考古学チームは、大人の臼歯も1本発見している。現生人類のどの歯よりも大きく、ネアンデルタール人と比較しても劣らないという。ジョージ・ワシントン大学の古人類学者ブライアン・リッチモンド氏はデニソワ人の体格について、「ネアンデルタール人と同程度か、若干大きかったのではないか」と語る。

 ただし、リッチモンド氏によるとヒトの祖先の中には、「大きな歯でも体は決して大きくない個体が存在する」という。そのため、歯と体格は必ずしも比例しないと指摘する。 デニソワ人が人類とは別系統の新種であるかどうかについては、依然議論が分かれている。研究チームも慎重な姿勢を示しており、今のところ新種ではなくネアンデルタール人の姉妹群と位置づけている。

 現生人類とデニソワ人が異なる種ならば、交雑によって生まれた子どもには生殖能力がなかったと考えられる。だが今回の研究でわかったように、デニソワ人のDNAはメラネシア人に受け継がれている。フィオラ氏は、デニソワ人と現生人類は同種の可能性が高いと見ている。

 だがイギリス、マンチェスター大学の遺伝学者テリー・ブラウン氏はこう指摘する。「交雑していたとすれば両者が同じ種である可能性は高いが、細胞核DNAだけでは断定できない」。

 ただ、現生人類、ネアンデルタール人、およびデニソワ人に遺伝子レベルでの違いが存在することは明白である。「3者は交雑が起こるまで数十万年に渡って別々の道を歩んできた。これは確かだ」とリッチモンド氏は話している。

 今回の研究成果は、「Nature」誌12月23日号に掲載されている。
Image courtesy David Reich, Nature

539とはずがたり:2014/02/05(水) 22:17:18

2013年 4月 12日 16:10 JST
セディバ猿人、ヒトとサルの寄せ集めの特徴−人類の祖先と断言できず
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323556404578417910238892402.html?dsk=y
By ROBERT LEE HOTZ

 国際的な研究者グループは11日、人類に近い謎の猿人の化石に関するこれまでで最も包括的な見解を提示し、これらの猿人が、頭からかかとに至るまで、原始および現代の体構造のコラージュ(寄せ集め)であることを明らかにした。人類の起源の謎がかえって深まった形だ。

 米科学誌サイエンスに掲載されたよる6つの研究論文によると、人類の祖先に近いとみられる猿人には、サルのような腕に、ほとんどヒトのような手が付いており、胸部は上のほうがサルのように狭いが、下のほうはヒトに似て広がっていた。また背骨はヒトと同数の椎骨があった公算が大きいという。

 人類の祖先ともみられるこの猿人の化石は「アウストラロピテクス・セディバ(セディバ猿人)」と呼ばれており、2008年に南アフリカ共和国のヨハネスブルク近郊のマラパで発見された。

 これらの奇妙な猿人は約200万年前に生息していた。科学者たちは、このころはヒトの進化の「るつぼ」とみられた時期で、4種ないしそれ以上の猿人がアフリカで必死に生き残ろうとしていたとみている。こうした猿人の化石の新たな徹底分析は、知能と移動上の進化の初期的進展の突発性を浮き彫りにしている、と研究論文にかかわっていない幾人かの専門家は述べている。

 今回の一連の研究は、南アのウィットウォータースランド大学のリー・バーガー博士率いるチームが実施した。化石の詳細な分析結果だが、最終的に迷宮入りする可能性もある。例えば、6個体かそれ以上のセディバ猿人がどうして約197万年前にマラパ洞窟で死に至ったのか。彼らが一緒に死んだのか、あるいは別々に死んだのか、誰にも分からない。これら猿人が動物に殺害された証拠は一切ない。

 科学者たちによれば、セディバ猿人の化石は、これまでで発見された初期の前人類の骨としては最も包括的なものだ。これまで、科学者たちはオス1個体、メス1個体、子ども1個体、そして幼児の幾つかの個体の骨の一部を特定した。彼らの歯の一部には歯石の痕跡がついていた。

 バーガー博士は研究の成果について「ほとんどどの骨も、あるいはどの分野の分析も、猿人に関してこれまで見つかった中で最も完成度の高い記録だ」と述べ、「サルとヒトの特徴がとてもモザイク状に結合しているという結論に達し、それはわれわれが決して予想していなかった状態だ」と語った。

 世界中の16機関の科学者26人による今回の分析は、これらの骨のうち3体を対象とした。分析の結果、セディバ猿人の身長が現代人のほぼ胸の高さだったことが判明した。またサルのような狭い肩とぶらりとした長い腕を持ち、木に登るのに適している。ただし手はデリケートで、指は道具を作ったり持ったりできる形状だ。胸部は上方がサルに似て狭いが、下方はほとんどヒトのように広くなっているという。

 化石の歯とあごを研究したテキサスA&M大学の古人類学者ダリル・ドルイター博士は「これはまさにダーウィン理論で存在するはずだと予測されていたものだと私は思う」と述べ、「猿人の祖先と、その後の子孫の両方の特徴を持つものだ」と語った。

 研究者たちによれば、脚、ひざ、足の骨の化石は、猿人が直立して歩行したが、ぎこちない歩き方で、足の外側を使って進んでいたことを示唆しているという。

 歩行の状態を分析したボストン大学の自然人類学者ジェレミー・ドシルバ博士は「これはマラソンを走るようなものではない」と述べ、「彼らは恐らく木々の一角から別の木々の一角へと歩幅を狭くして小走りに進んだのだろう」と推測した。

 研究者たちは、歯の証拠を整理した結果、独立した明確な種としてのセディバ猿人のステータスが確立されたと述べた。研究者たちは、セディバ猿人の歯冠、臼歯(きゅうし)、門歯について、他の8種の前人類のそれと比較し、ゴリラのそれとも比較した。

 しかし、研究者たちはセディバ猿人が人類の直接の祖先であることを証明できなかった。

 スミソニアン国立自然史博物館(ワシントン)の人類起源プログラムのディレクター、リック・ポッツ博士は、「それが純粋なホモ(人類)に成長した種の祖先だとする主張については、まだ最終的な結論は出ていない」と述べた。同博士は研究に参加していない。同博士は「その特徴は雑多な混合だ。つまり木に登り、地上を歩いたほか、道具を使った公算が大きいが、それで途絶えたのかもしれない」と語った。

540とはずがたり:2014/02/05(水) 22:39:18
調べてる内にヨーウィだのビッグフットだの妖しい方向へ行きそうになったので修正w

2013年 6月 06日 12:09 JST
珍しいヒトの祖先の化石、見つかる
By GAUTAM NAIK
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323614804578528213129195132.html?dsk=y

 ヒトの祖先にあたる、5500万年前に生息していた樹上生活の珍しい動物の骨格がほぼ完全な形で見つかった。これは、霊長類の進化の最初の段階に光を当てる発見だ。

 中国で発掘されたネズミほどの大きさのこの動物には、これまでに発見された他の霊長類―現存のもの、絶滅したものを含む―とかなり違った解剖学的特徴がいくつか見られた。この発見は5日付の科学誌ネイチャーに掲載された。

 およそ5500万年前、ヒトの祖先にあたる最も初期の霊長類が2つに枝分かれした。片方はキツネザル、ロリス、そしてガラゴに、もう片方はメガネザルに進化した。大きな目を持ち樹上に住むメガネザルの子孫は現在も東南アジアに生息する。この2つ目の枝はサル、類人猿やヒトにも枝分かれした。

 今回見つかったのは、メガネザルの系統の原始的動物。これが科学者の注目を浴びているのは、霊長類が2つに枝分かれして間もなかった重要な時期に生息していたからだ。この発見はごく初期のヒトの祖先に関する新たな知見を与える。どのくらいの大きさだったのか、どのような格好だったのか、骨格はどうだったのか、何を食べていたのか、それにどのように移動していたのかといったことだ。

 例えば、多くの科学者はこれまでサルの足のみに見られる骨格が、もっと遅くに発達したと思っていた。しかし、今回発掘された骨格にも、サルのような骨格が一部見られた。進化のずっと早い段階にあるにもかかわらずだ。論文の共同執筆者であるノーザン・イリノイ大学の人類学者、ダニエル・ゲボ博士は、「サルのような足を持つが、体はメガネザルのように見える」と指摘し、「このような組み合わせの動物を見るのは初めてだ」と述べた。

 今回の発見は骨格がほぼ完全な形で見つかったという点でも注目される。科学者はこれまで、こういった霊長類の化石を歯、あご、頭蓋骨など部分的にしか確認できていなかった。ロンドン自然史博物館の古生物学者、ジェリー・フッカー氏は、「骨格の重要部の大半が含まれているという点で、これは珍しい」と述べ、「手と手首だけが欠けている。それが残念だ」と付け加えた。

 2003年に中国湖北省の農民が石で覆われた化石を中国科学院の古生物学者、Xijun Ni博士に提供した。地元の別の古生物学者もこの化石を見たことがあったものの、彼らはこの重要性に気付づかなかった。哺乳類を専門とするNi氏は、「彼らはげっ歯類かカエルかと思った。霊長類だと分かって、私も驚いた」と話した。

 研究が終わるまでには長い時間がかかった。科学者は当初、化石の有用な画像を得るのに苦戦した。化石は最終的にフランス・グルノーブルにある欧州放射光施設(ESRF)に送られ、強力なX線によるスキャンを行い、骨格の詳細な画像が明らかになった。その後、コンピューターで欠けている部分を追加し、高精細な3次元(3D)の再現作業が行われた。

 この動物は地球の歴史上、非常に温暖な時期に生息していた。当時は始新世初期と呼ばれ、氷床はなく、大半は森林に覆われていた。研究チームによると、この動物の重さは1オンス(28.3グラム)未満で、大きさは人間の手のひらに収まるほど小さいという。細長い手足と長いしっぽのおかげで、かなりのジャンプ力があったとみられる。

 この動物は前面に目がある。Ni博士によると、これは霊長類に見られる特徴で、立体的にものを見るのに重要だ。昼間に活動(この点ではメガネザルよりサルに近い)し、昆虫を食べていたとみられる(小型動物は多くのカロリーを必要とするため、高カロリーの食事が必要だ)。

541とはずがたり:2014/02/07(金) 01:15:47
地球ネタ

トリスタンダクーニャ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A3

面積 207km2
人口 262人

トリスタンダクーニャ (Tristan da Cunha) は、南大西洋に浮かぶ火山諸島トリスタンダクーニャ諸島 (Tristan da Cunha Group) からなるイギリス領である。有人島トリスタンダクーニャ島 (Tristan da Cunha Island) と、いくつかの無人島からなる。
トリスタンダクーニャ島には約260人の定住人口がある。世界有数の孤島のひとつであり、ギネスブックには「世界一孤立した有人島」(the most isolated inhabited island in the world) として掲載されている。

トリスタンダクーニャ島は、南緯37度、西経12度に位置する。アフリカ大陸のケープタウンからは2805km、南アメリカ大陸のリオデジャネイロからは3353km離れた、大西洋のただ中である。人が定住する最も近い陸地は、北に2429km離れたセントヘレナ島である。

「世界一孤立した有人島」には別の解釈もあり、イースター島を挙げる説もある。イースター島から最も近い有人島(ピトケアン島)までの距離は約2000kmで、トリスタンダクーニャよりは近くに「隣村」があることになるが、トリスタンダクーニャの近隣にはイナクセシブル島やナイチンゲール島のような無人島があるのに対し、イースター島は400km以上にわたって島がないからである。

発見

1506年、ポルトガルの探検家トリスタン・ダ・クーニャによって発見された。ただし、海が荒れていたために彼は島に上陸することはなかった。島の名称は、この探検家にちなんだものである。
1643年、オランダ東インド会社の船 Heemstede の乗組員によっておこなわれたのが、島への最初の上陸の記録である。喜望峰回りでヨーロッパとインド洋を往復する船や、大西洋を横断しようとする船によって、この島は補給地・避難港として利用された。17世紀後半には、セントヘレナから派遣されたイギリス東インド会社の船が、島への定住の可能性を報告しているが、実行には移されなかった。
島の本格的な調査は、1767年にフランス王国のフリゲート L’Heure du Berger によって行われたものが最初である。大まかな海岸線の測量が行われるとともに、Big Watron の大滝や北海岸にある湖の存在が確認された。調査結果はイギリス海軍の水路部によって1781年に公刊されている。18世紀後半には、イギリス人商人が一時的に島に居住しているが、定住には至らなかった。

定住
最初の定住の試みは、アメリカ・マサチューセッツ州セーラム市出身の船員ジョナサン・ランバート (Jonathan Lambert) によって行われた。1810年12月、数人の部下とともに上陸したランバートは、1811年にトリスタンダクーニャ諸島をリフレッシュ諸島 (Islands of Refreshment) と名付けて領有を宣言し、付近を航行する船舶に水や野菜や麦や肉、ゾウアザラシの油などを供給して対価を得た。しかし、ランバートは1812年3月17日にボート事故によって死亡した。この年、米英戦争が勃発し、島は両国の艦船によって基地として利用された。1815年3月23日には、アメリカ海軍のブリッグ「ホーネット」 (USS Hornet (1805 brig)) とイギリス海軍の大型スループ「ペンギン」 (HMS Penguin) が、島付近で交戦している。
1816年、イギリスはこの島を正式に併合し、ケープ植民地の管理下に置いた。これは、前年セントヘレナに配流されたナポレオンを奪回するための基地としてフランスがトリスタンダクーニャを使用することを防ぐためであり、島にはイギリス陸軍の部隊が進駐した。この部隊は翌1816年には撤退するが、伍長のウィリアム・グラス(1787年-1853年)が軍を除隊し、家族とともに島に残り、島の長となった。島に寄港・漂着した船員の中には島に残留する者もあり、人口も次第に増え、多いときで100人前後が暮らした。

542とはずがたり:2014/02/07(金) 01:16:12

孤立と接触

この島は、南大西洋を航行する船の補給基地や、捕鯨船の拠点として利用された。しかし、南北戦争に伴ってアメリカの捕鯨業が打撃を受けたことや、スエズ運河の開通(1869年)、帆船から蒸気船への転換により、アジアへの航海の途中にこの島に寄港する船は少なくなった。島は孤立を深めたが、宣教師が訪れたり、難破船の救助活動が行われたりしているため、外界との交渉が完全に絶たれたわけではない。1885年には漁船の事故により、島の成年男性19人のうち15人が死亡するという悲劇にも見舞われた。このとき以来、島が困難に陥るたびに、ケープ植民地に移住するよう提案が行われることになるが、島民はこれを拒否し続ける。島を出た人々が家族を連れて帰島したり、新たな定住者を得たりすることによって、島のコミュニティは維持された。

島が最も孤立した時期を迎えたのは、第一次世界大戦前後である。大戦中には、海軍が年に一度行っていた物資の補給が途絶えた。1919年7月、軽巡洋艦ヤーマスが大戦終結のニュースをもたらしたが、それまでの10年間、島は一通の郵便物も受け取らなかったという。

1938年1月12日、この島はセントヘレナに所属することとなった。第二次世界大戦中の1942年にはイギリス海軍の秘密基地(コードネーム「HMS Atlantic Isle」)として無線・気象観測拠点が建設され、南大西洋を航行するUボートなどのドイツ艦船の監視が行われた。施設の建設には島民が従事したが、当時の島には通貨がなかったため、労賃は現物(木材、ペンキ、茶)で支払われた。

第二次世界大戦中に建設された重要な施設は、戦後もイギリスによって維持された。1949年にはトリスタン開発会社 (Tristan Development Corporation) が設立され、島にロブスター加工工場が建設された。1950年からはイギリス政府から管理官 (Resident British Administrator) が派遣されるようになり、貨幣が導入されるようになった。新聞「トリスタン・タイムス」が発行されるようになったのもこの頃である。
1956年、アメリカ合衆国による大気圏内核実験(アーガス作戦)がトリスタンダクーニャ島の南西115kmの地点で行われた。1957年には、エリザベス2世の夫であるエディンバラ公フィリップが王室所有の船でこの島を訪問している。

全島避難
1961年8月6日から、エディンバラ付近で地震活動が活発化し、10月10日に最初の噴火が起こった。当時居住していた住民全員(島民264名と一時滞在者25名)は島から脱出し、島民たちはイギリス本土に避難した。
1962年はじめ、王立協会は島の調査を行い、噴火の被害は少ないことを報告した。イギリス政府は島民を対象に帰還するかどうかの投票を行わせたが、島民のほとんどが島への帰還を選んだ。1963年、島民たちは2回に分けてトリスタンダクーニャ島に帰還した。
世界でも有数の孤島にあった自給自足的なコミュニティが物質文明社会のただ中に移動したこと、かれらが再び島へと戻ることを選択したことはさまざまな注目を集めた。

セントヘレナ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%98%E3%83%AC%E3%83%8A

面積 122km2
人口(2008) 4,255人

発見と争奪
セントヘレナ島は1502年5月21日、ポルトガルの航海家ジョアン・ダ・ノーヴァによって発見された。島名はコンスタンティヌス1世の母でキリスト教の聖女である聖ヘレナにちなむ。

この無人島では航海に必要な豊富な材木と新鮮な水が入手できたことから、ポルトガル人は島に生活物資や果物・野菜を持ち込み、礼拝堂と一・二軒の家屋を建設した。彼らは定住はしなかったものの、島はヨーロッパとアジアを往復する船舶の補給基地や待ち合わせ場所として用いられた。

543とはずがたり:2014/02/07(金) 01:16:46
>>541-543
歴史に残る最初の定住者はポルトガル人フェルナンド・ロペスである。1584年5月27日には、日本からヨーロッパへ向かう途中の天正遣欧少年使節が寄港している。

セントヘレナに来航した最初のイングランド人はトーマス・キャベンディッシュである。

オランダ(ネーデルラント連邦共和国)は1633年にこの島の領有権を主張するが、彼らが島を占拠したり要塞化をしたりした証拠は残っていない。1651年、オランダがアフリカ南端の喜望峰周辺に植民を開始する頃までには、島はほとんど打ち棄てられた状態であった。

イギリス東インド会社領
1657年、オリヴァー・クロムウェルはイギリス東インド会社にこの島の行政権を認めた。東インド会社はこの島の要塞化と植民を決定し、1659年に初代総督ジョン・ダットン(Captain John Dutton)が着任した。これをもって、セントヘレナはイギリスで二番目に古い(バーミューダに次ぐ)植民地となったとされる。1660年の王政復古後、東インド会社は王の特許状を手に入れ、島の要塞化と植民地化が認められた。東インド会社によって1658年建設された砦が現在の首都ジェームズタウンであり、この名は当時の王弟ヨーク公(のちのジェームズ2世)にちなんで名づけられたものである。当時の住民のほぼ半分はアフリカからの黒人奴隷であった。
なお、1676年からエドモンド・ハレーが天文台を設置し、天体観測の拠点としていた。
1810年以降は、東インド会社による広東貿易の寄港地として使用されるようになる。

ナポレオンとセントヘレナ

ナポレオン1世がエルバ島脱出ののちワーテルローの戦いで敗れると、ウィーン会議により身柄の扱いはイギリスに一任された。イギリスはナポレオンの亡命受け入れを拒否し、保護を名目としてこの絶海の孤島に閉じ込めることにした。ナポレオンは1815年10月にセントヘレナに到着し、1821年5月に死亡するまで島中央のロングウッド・ハウスに暮らした。しばしば「流刑」と称されるが、裁判や条約に基づかない不法拘留であった。イギリスはハドソン・ロー総督に監視させるにとどめ、館での生活はナポレオン一行の自由にさせていた。

ナポレオン幽閉の時代もこの島は東インド会社領のままであったが、イギリス政府の関与はより大きくなった。ナポレオン派を警戒して島には部隊が駐屯したほか、海軍の艦船が島の周辺を警戒した。また、隣の島であるアセンション島やトリスタンダクーニャ島[1]にもイギリス軍が派遣された。
1817年の国勢調査によれば、島には821人の白人住民、820人の兵士、618人の中国人労働者、500人の黒人自由民、1540人の奴隷がいたことが記録されている。ナポレオンの死後、数千人の「滞在者」たちは島を去り、東インド会社が島の統治を続けた。ナポレオンが幽閉中に島のコーヒーを称賛したことから、パリではセントヘレナ産コーヒーの評判が高まった。

王領植民地
1833年に発布された「インド法」により、1834年4月22日に王領直轄地となった。 1853年1月米国ペリー提督のミシシッピ号が日本への来航途中に石炭補給のため寄港した。 1870年代半ばまで、大西洋とインド洋を結ぶ航海の要地として繁栄したが、スエズ運河開通(1869年)以降は交通量が激減した。しかしなお多くの船がセントヘレナに寄港を余儀なくされた。第2次ボーア戦争の間(1899年-1902年)には、数千人のボーア側捕虜の収容所となった。

経済
主な経済活動は漁業、家畜農園、手工芸品であるが、これだけでは全住民の生活を支えられず、不完全雇用がセントヘレナの大きな問題となっている。島を離れる良い機会とばかりに、多くの住民はアセンション島で仕事を探している。フォークランド諸島のマウント・プレザント空港の建設工事に従事する人もいる。
現在の人口は少なく、経済は生産性の低いモノカルチャー(単一作物生産)経済であり、主にロンドンからの移入物資によって島民の生活は支えられている。島は小さく、また現代経済における重要性が小さいことから、島民にはイギリス政府が島を軽視しているとの不満が絶えない。

544とはずがたり:2014/02/16(日) 18:50:18

<小惑星>「イトカワ」の自転 わずかずつ速まる
毎日新聞社 2014年2月16日 16時41分 (2014年2月16日 17時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140216/Mainichi_20140216k0000e040162000c.html

 日本の探査機「はやぶさ」が2005年に着陸、物質採取に成功した小惑星「イトカワ」の自転が、わずかずつ速まっていることが分かったと、欧州南天天文台(ドイツ)が発表した。英ケント大などの研究チームは、内部の密度が小惑星の前後で異なるためと推測している。

 イトカワは長さ約540メートルで、現在は約12時間の周期で自転している。ラッコが寝そべったような形もしくは落花生のような形をしており、太陽の当たる角度によって明るさが変わる。研究チームはチリにある同天文台の望遠鏡で、イトカワの明るさの変化を精密に観測した。その結果、1回の自転にかかる時間が毎年0.045秒ずつ短くなっていた。

 はやぶさが詳細に観測したデータから、イトカワは、もともとあった大きな天体が何らかの理由で壊れた後、その中の大きな二つの岩の塊が衝突してできたと考えられている。イトカワのようないびつな形の小天体は、太陽光を受けることでごくわずかな回転力が発生する。研究チームは、ラッコの頭に当たる方の部分の密度が、胴体に相当する部分より大きく、重心が片寄っているため自転が速まっていると結論づけた。【西川拓】

545とはずがたり:2014/02/19(水) 21:22:14

しらせ、南極沖で暗礁に乗り上げ…航行できず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140217-OYT1T01086.htm?from=blist

 文部科学省は17日、南極から日本に帰る途中だった観測船「しらせ」が、南極沖で暗礁に乗り上げ、航行できない状態になっていると発表した。

 乗組員ら240人にけがはない。

 二重になっている船底の外側で浸水が確認されたが、内側の船底は損傷しておらず、燃料は流出していない。暗礁から離れられれば、航行できる状態だという。18日未明(日本時間)に満潮を利用するなどして、暗礁からの脱出を試みる。

 同省によると、しらせは16日午後、昭和基地の東にあるマラジョージナヤ基地沖700メートルで暗礁に乗り上げた。17日午後の満潮時に、排水しながら暗礁から出ようとしたが、失敗したという。今後は、おもりを船の後部にまとめるなどして、乗り上げている部分を浮かせ、再度脱出を試みる。食料などは十分に積み込んでおり、乗組員の健康にも問題はないという。

(2014年2月17日22時07分 読売新聞)

南極観測船「しらせ」、座礁して一部浸水 今も動けず
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0LN1LL20140218
2014年 02月 18日 13:32 JST
[東京 18日 ロイター] - 南極観測船(海上自衛隊の砕氷艦)「しらせ」が16日に南極沖で座礁し、防衛省によると、今も暗礁に乗り上げたまま動けずにいる。

しらせは南極のロシア・マラジョージナヤ基地周辺の状況を調査していたところ、日本時間16日午後1時40分(現地時間午前7時40分)ごろ、沖合700メートル付近で暗礁に乗り上げた。船体の一部が浸水したものの、船底が二重になっているため、航行に支障はなく、燃料も流出していないという。

しらせは満潮時に暗礁からの離脱を何度か試みているが、日本時間18日午前の時点で動けていない。

小野寺五典防衛相は閣議後の会見で、「長期化すると隊員や乗組員、観測員の健康に影響が出る可能性ある」と述べ、離脱を急ぐ考えを示した。

549とはずがたり:2014/02/27(木) 19:08:15

Wow! シグナル
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wow!_%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%AB

Wow! シグナル(わう! シグナル、わお! シグナル、英語: Wow! signal)とは、1977年8月15日にSETIプロジェクトの観測を行っていたオハイオ州立大学のジェリー・R・エーマンが、ビッグイヤー電波望遠鏡で受信した電波信号である。狭い周波数に集中した強い信号で、太陽系外の地球外生命によって送信された可能性が指摘されている。望遠鏡は信号を72秒間に渡り観測することに成功したが、以降の探査では同様の現象は見つけられず、その起源は謎のままである。

552とはずがたり:2014/03/02(日) 16:53:41

初期銀河の謎を秘めたブラックホール
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140228003&amp;n_gadget=0000
Dan Vergano,
National Geographic News
February 28, 2014

 近傍銀河にある大型ブラックホールから、驚くほど強力なX線のジェットが噴き出していることが明らかになった。

 渦巻銀河M83(地球から1500万光年と、天文学的には近距離)に存在するこのブラックホールは、初期銀河の 時代に宇宙を満たしていた強力なブラックホールに似ているとみられる。のちに地球が属する天の川銀河のよう な銀河となった、恒星の原料の集合体が形成された過程について、このブラックホールが何らかの知見をもたら すことが期待される。

「雲を切り裂く弾丸のように、ジェットは銀河を突き抜けている」とオーストラリア、パースにあるカーティン 大学の天文学者で、今回の研究を指揮したロベルト・ソリア(Roberto Soria)氏は述べる。「これは非常に活 発な銀河ブラックホールの動態を間近に観察する絶好の機会だ」。

 ジェットは太陽が毎秒放出するエネルギーの750万倍の強力さを誇り、このブラックホールは天文学で言うと ころの“超大光度X線源”となっている。

「これは従来の研究結果を裏付け、強化するもので、(超大光度X線源のブラックホールが)その所属環境に及 ぼす影響を明らかにするという点で重要だ。その影響は、銀河進化の歴史における重要なフィードバック機構と なりうる」とイギリス、ダラム大学の天文学者アンドリュー・サットン(Andrew Sutton)氏は述べる。サット ン氏は今回の研究には参加していない。

◆よく食べる隣人

 ブラックホールは恒星が崩壊してできるもので、強大な重力を持つため、光さえもそこから逃げ出すことはで きない。M83に存在するブラックホールは、太陽の約100倍の質量を有する。おそらくは近傍の伴星が放出するガスを取り込みながら、ジェットを噴出していると研究チームはみている。

 ブラックホールの周囲を円盤となって回るガスは、ほぼ光速に近いスピードになってブラックホールの口に吸 い込まれていき、一方でブラックホールは崩壊した恒星の両極から熱とエネルギーをジェット状に噴き出してい る。

「究極的には、ブラックホールの重力に吸い込まれるすべてのものがパワーの源になっていて、ブラックホール はその強力さゆえ、吸い込む動きを放射に変換してしまう」とソリア氏は述べる。

◆X線による探査

 このブラックホールはM83銀河の中心から離れたところに位置し、中心には、それよりはるかに大きな“超大 質量”ブラックホールが存在する。ソリア氏のチームは、X線を放射する超新星残骸を探していて今回のブラッ クホールを発見した。

 NASAのチャンドラX線観測衛星などを利用して行われた探査において、このブラックホールのX線レベルは通常 の10倍と突出していた。「これはブラックホールに違いないと思った」とソリア氏は述べている。

 今回の研究成果は、2月27日付で「Science」誌オンライン版に発表された。

553とはずがたり:2014/03/02(日) 16:59:36
ブラックホールの極部からプラズマが放出されるって?
http://okwave.jp/qa/q7392662.html
Q.
その重力故に光さえ出られないブラックホールの極(北極・南極の部分があるようです)から、
プラズマが放出される天体が観測されますとあったのですが、
光さえ出られない状況からでも、プラズマは外に出られるのでしょうか?

A.
ブラックホールの胃袋は底なしでも、喉が細いんです。
大量の物質がブラックホールに落ちる時に、押し合いへし合いして降着円盤を作ります。
そこから弾き飛ばされたのが極のジェットです。

回転するブラックホールに降着円盤やジェットができるのはなぜ?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1376152393
Q.
回転するブラックホールに降着円盤やジェットができるのはなぜ?

A.
1.降着円盤について

水が排水口に流れ込む時にできる渦と同じです。降着円盤はブラックホール特有の現象ではありません。太陽などの恒星ができる特にも生じます。渦が巻く方向は、ブラックホールのスピン方向と同じと考えて問題ありません。ブラックホール近傍の時空はスピンによって引きずられるのです

ただしブラックホールに物質が落下するメカニズムは単純ではありません。これを単純に考えている人が多いのですが、難しいのです。地球が何故太陽に落下しないのかを考えれば、それと同じ理由でブラックホールにも落下しなくなるのです。これも面白いのですが、今回の質問とは無関係なので割愛します

2.(宇宙)ジェットの発生メカニズム

これは難しいです。まずブラックホールの周りには超強力な磁場が存在します。ブラックホールの外部では、電磁力の方が重力より強いのです。そのため荷電粒子は強力な磁力に捕まり、重力に逆らって磁力線に沿って磁極地方に運ばれます。磁極地方付近の磁力線は単純な状態ではなく、ブラックホールのスピンによってコイル状に”ねじれて”いるのです。これは上でも触れた時空の引きずり効果も原因の1つです。

ジェット発生のメカニズム・その1

磁極地方に運ばれた荷電粒子は、非常に狭い場所でひしめき合うことになります。これによって莫大なエネルギー(光)が発生します。この光の圧力が落下してくるガスを吹き飛ばすのです。光にもちゃんと圧力があるのです。ブラックホールで生成される光は凄まじいエネルギーになるので、光圧も非常に大きいのです。

ジェット発生のメカニズム・その2

コイル状にねじれた磁力線は、つるまきバネと同じような働きがあります。コイル状の磁力線が復元するとき、磁力線に摑まっている粒子を吹き飛ばすのです。ビョーン、ビョーン、ビョーン・・・ってな具合です。「そんなことあり得ないだろう。バカにするな!」という声が聞こえてきそうですが、磁力線にはそういう性質があるんです。

この2つのメカニズムを合わせたハイブリッド理論が主流で、コンピュータ・シミュレーションによって”かなり”良い感じで再現されています。しかし宇宙ジェットは、数光年にも渡ってほとんど広がることがない高い指向性と、莫大なエネルギーの噴出があります。このハイブリッド理論だけでは、完全に再現できないのです。

これを説明する仮説はいくつか提唱されていますが、決定的なものはありません。

554とはずがたり:2014/03/02(日) 18:13:26

降着円盤/Accretion Disk
http://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/DISK/disk.htm

555とはずがたり:2014/03/02(日) 18:25:43
なんで準星ってゆうの止めちゃったのかね?>クウェーサー

巨大ブラックホールに大量の水を確認
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110728002
Andrew Fazekas
for National Geographic News
July 28, 2011

 地球から120億光年離れた銀河の中に、これまで見つかっている中で最も遠くにある、最も大量の水の雲が確認されたと天文学者が発表した。

 地球の質量の400億倍に達するこの巨大な水蒸気雲は、クエーサーと呼ばれるタイプの活発に物質を飲み込む超大質量ブラックホールの周囲を取り囲んでいる。

 クエーサーというのは、宇宙の中でも特に明るくエネルギー放出の大きな天体だが、実体は銀河の中心に存在するブラックホールであり、周囲の降着円盤の重力エネルギーを消費し、同時に強力なエネルギージェットを逆に放出している。

 研究の共著者でカリフォルニア州パサデナにあるカーネギー天文台の天文学者エリック・マーフィー氏は、「ブラックホールは、この円盤の物質を飲み込み、そのときにX線や赤外線の放射の形でエネルギーを放出する。そのエネルギーが今度は周囲の物質を熱することがあり、観測されたような水蒸気が生じている」と説明する。

 このクエーサーを取り囲む水蒸気は、「地球の全海水の140兆倍に相当する。きわめて大量の水だ」。

◆原初の水が宇宙を冷やした?

 マーフィー氏らは、ハワイのマウナケア山頂にあるカリフォルニア工科大学サブミリ波天文台の口径10メートルの電波望遠鏡に取り付けられた分光器を使い、この湿ったブラックホールを発見した。また、異常に温かいこの水蒸気の雲の中に、ブラックホールを取り囲むほかのガスや塵が混じっていることも明らかにした。

 実際、ガスや塵の量が十分にあるため、このブラックホールは現在の6倍、太陽の質量の1200億倍以上にまで成長しうるとマーフィー氏は言う。

 そしておそらくそれ以上に驚くべき発見は、この巨大な宇宙の貯水池が形成されたのが、宇宙が生まれてまだ16億年しか経っていないころだったということだ。

「この発見で私が何より興奮するのは、宇宙の年齢が現在の10分の1でしかなかったころでさえ、水がどれほど普遍的だったかということを証明している点なのだ」とマーフィー氏は語る。

「宇宙がこのように若かった段階の天体でこれほど大量(の水)が見つかったという事実は、ビッグバン後、銀河において分子形成と化学進化が非常に急速に進み得たということを示す新たな根拠となる」。

 天文学者は、今回の発見をもとに、若い宇宙に大量に存在した水が星間物質(恒星間の宇宙空間に存在するガスや塵)の効率的な冷却剤としてどう働いたかを研究できるものと期待している。その冷却が、恒星の形成と銀河系のような銀河の進化に影響を及ぼしたと考えられるのだ。

 水蒸気を伴うクエーサーに関するこの研究論文は、「Astrophysical Journal Letters」誌に受理されている。

Illustration courtesy ESA/NASA

556とはずがたり:2014/03/02(日) 23:21:13

>従来の想定では、ブラックホールは強大な重力を持っており…無限に抜け出せない境界「事象の地平線」が存在し、そこから先の情報は知り得ない。この概念モデルでは、事象の地平線を越えた物質が持つ情報は、すべて破壊されることになる。ところが、宇宙の振る舞いを素粒子レベルで最も整合的に説明する量子物理学においては、情報は決して破壊することはできないとされている。つまりブラックホールは、根本的な部分で矛盾を抱えているのだ

ブラックホールは存在しない?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140128005
Charles Q. Choi
for National Geographic News
January 28, 2014

「これまで想定されてきたようなブラックホールは存在しない」。宇宙で最大級の謎を秘める天体に関して、著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング氏が新説を発表した。学界では賛否両論、さまざまな議論が飛び交っている。

 また、ホーキング氏は、一部の研究者が唱える「ブラックホールには“ファイアウォール”が存在する」という説に対しても反論しており、宇宙に関する論争がさらに活発化しそうだ。

 従来の想定では、ブラックホールは強大な重力を持っており、その名が示す通り、光でさえ脱出できないとされてきた。そして、無限に抜け出せない境界「事象の地平線」が存在し、そこから先の情報は知り得ない。

 この概念モデルでは、事象の地平線を越えた物質が持つ情報は、すべて破壊されることになる。ところが、宇宙の振る舞いを素粒子レベルで最も整合的に説明する量子物理学においては、情報は決して破壊することはできないとされている。つまりブラックホールは、根本的な部分で矛盾を抱えているのだ。

◆事象の地平線は存在しない

 このパラドックスを解消するのがホーキング氏の新説で、「ブラックホールには事象の地平線など存在せず、情報が消滅することもない」と論じている。

「事象の地平線の否定は、光でさえ脱出できない支配圏を持つ天体といった意味でのブラックホールの再定義につながる」。

 同氏は新たな境界として、「見かけの地平線」を提案。一時的に閉じ込められた物質やエネルギーは、最終的に放射として再び出現できる。その放射は、ブラックホールに落ちていった物質の情報を、形はまったく異なるがすべて保持している。「外に出てくる情報はある種のスクランブル処理が施されており、元通り再構築する現実的な方法は存在しない」。見かけの地平線でスクランブル処理が発生するのは、地球上の気象と似たようなカオス的な性質を持っているためだという。

「2〜3日以上先の天気がまったく予測できないのと同様に、漏れ出た情報からはブラックホールに何が落ちたのかを再現できない」。

557とはずがたり:2014/03/02(日) 23:21:48
>>556−557

◆ファイアウォールは存在しない

 ホーキング氏の説が正しいとすると、近年一部の研究者が主張している「事象の地平線にあるファイアウォール」も存在する必要がなくなる。

 ファイアウォール説が登場した理由は、ブラックホールをめぐる別の矛盾を解消するためであった。量子力学からブラックホールをとらえた場合、情報が破壊されないだけでなく、あらゆる粒子が「一夫一婦制」の下でペアを形成していなければならない。しかし、ブラックホールから外へ出る粒子は、落ちていく粒子だけでなく、以前に出ていた粒子とも絡み合いを持とうとする(量子的もつれ)。しかし、同時に2つのペアに属することはできないので、ペアの1つは解消されなくてはならない。この時、大量のエネルギーが放出され、強烈な放射によって灼熱(しゃくねつ)の壁が生み出されるというのである。

 このファイアウォール説は、量子力学的なもつれに関する矛盾には対処できるが、アインシュタインの「等価原理」とは矛盾を引き起こす。等価原理によれば、ブラックホールの事象の地平線を通過しても特に大きな出来事は発生せず、仮に宇宙飛行士が事象の地平線を通過しても気が付かないと考えられている。ところが、灼熱のファイアウォールに出くわした宇宙飛行士は、一瞬で燃えて灰になってしまうだろう。アインシュタインの等価原理に反するファイアウォールは、以前から「存在しない」とホーキング氏などが主張している。

 一方、アメリカ、カブリ理論物理学研究所の理論物理学者でファイアウォール説を唱えるジョセフ・ポルチンスキー(Joseph Polchinski)氏は、「ホーキング氏は、ファイアウォールの代わりとして、“カオスウォール”を持ち出したようだ」と反論する。

◆論争の始まり

 ホーキング氏の新説発表以降、ポルチンスキー氏だけでなく、世界中でさまざまな研究者が反応を示している。カリフォルニア工科大学の理論物理学者ショーン・キャロル(Sean Carroll)氏は、「注意してほしいのだが、ブラックホールをめぐるすべての疑問に答える、飛躍的な新理論をホーキング氏が思い付いたというわけではない。どの謎も解決からはまだ程遠い」と語る。

「今後のホーキング氏の動向に注目したい。おそらく、優れた主張をまだ秘めているに違いない」。
 今回のホーキング氏の論文は、オンラインジャーナル「arXiv」に1月22日付けで掲載されている。

ILLUSTRATION BY NASA/JPL/CALTECH

558とはずがたり:2014/03/04(火) 07:42:13

富士山いつ噴火してもおかしくない…予知連会長
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140303-OYT1T01545.htm

 国の火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣としつぐ会長(東京大名誉教授)が3日、BS日テレの「深層NEWS」に出演した。

 「富士山はいつ噴火してもおかしくない状態。(パニックを起こさないためには)避難計画を作り、それに沿った訓練が重要だ」と述べた。

 国と地元自治体などは先月、富士山噴火を想定した広域避難計画を初めてまとめた。降灰が広がると、静岡、山梨、神奈川の3県で、最大47万人が避難を迫られる恐れがある。

 都心でも、火山灰が2センチ程度積もると予想される。藤井会長は「火山灰が5ミリ積もっただけで、車は坂道を上れなくなる。高速道路では、深刻な渋滞が起きる」と話し、交通網がまひする可能性を指摘した。

(2014年3月3日23時21分 読売新聞)

559とはずがたり:2014/03/04(火) 07:55:03

新燃岳マグマだまり膨張、予知連注意喚起
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20140226-OYS1T00219.htm?from=popin

 鹿児島、宮崎県境の霧島連山・新燃岳について、火山噴火予知連絡会(会長=藤井敏嗣・東京大名誉教授)は25日、「地下のマグマだまりが昨年12月頃から膨張する傾向にあり、今後の推移に注意する必要がある」と発表した。

 同連絡会によると、マグマだまりの膨張のほか、昨年12月〜今年1月にかけて付近で小さな地震が発生し、新燃岳の火口直下でも2月20日頃から地震が増加しているという。

 同連絡会は、「小規模な噴火が発生する可能性がある」として、火口から1キロ・メートルの範囲では噴火に伴う噴石に警戒するよう、昨年10月の連絡会に引き続き呼びかけている。

 今後の噴火について藤井会長は「現段階で評価するのは難しい」と話した。

(2014年2月26日 読売新聞)

560とはずがたり:2014/03/07(金) 23:39:06

光の84%って速いことは速いけどほぼ光速と云うにはのろいんじゃないの?

ブラックホール、ほぼ光速で回転
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130304002
Andrew Fazekas
for National Geographic News
March 4, 2013

 最新研究によると、地球から6000万光年の距離にあるブラックホールは、超高速回転によって宇宙のスピードの限界に挑戦しているようだ。

 同研究では、超大質量ブラックホールの回転速度を測定することに史上初めて成功した。結果は光速、すなわち物理法則における最高速度の84%というものだった。

「この発見で最も心躍るのは、重力場が巨大で、周囲の時空特性が標準的なニュートン力学とは完全に異なるこのような極端な状況下で一般相対性理論を検証できる点だ」と、研究を指揮したグイド・リザリティ(Guido Risaliti)氏は述べる。同氏はハーバード・スミソニアン天体物理学センター(CfA)、およびイタリア国立天体物理学研究所(INAF)が運営するイタリアのアルチェトリ天文台に所属する。

 恒星を引き裂き、飲み込むことで知られる超大質量ブラックホールは、地球のある天の川銀河を含めたほとんどの銀河の中心に存在する。太陽の数百万〜数十億倍もの質量を誇る超大質量ブラックホールは、その重力によって周辺の時空を歪め、捕まったら光さえも脱出することはできない。

◆銀河のモンスター

 リザリティ氏によると、地球から比較的近い渦巻銀河NGC 1365の中心に存在する超大質量ブラックホールは、質量が太陽の約200万倍、直径が約320万キロ(地球から月までの距離の8倍以上)に達すると推定されるという。

 リザリティ氏の研究チームは、高エネルギーX線を検出するNASAの宇宙望遠鏡「NuSTAR」(ニュースター: Nuclear Spectroscopic Telescope Array)と、低エネルギーX線を検出する欧州宇宙機関(ESA)のXMMニュートンX線観測衛星の観測データを組み合わせることで、ブラックホールの回転速度を割りだすことに成功した。

 研究チームは、ブラックホールの周囲を回るパンケーキ型の降着円盤から恒星の残骸のX線粒子を検出し、そのデータをもとにブラックホールの回転速度を決定した。

 回転速度が判明したことで、周囲の時空をねじ曲げる巨大ブラックホールの内側で何が起こっているのか解明が進むことが期待されている。

 研究チームがそれ以上に関心をもっているのは、今回の発見がブラックホールの過去、およびその周囲にある銀河の進化に関する手がかりをもたらすことだ。

◆宇宙の進化をたどる

 超大質量ブラックホールは、自身が属する銀河の進化に大きな影響を及ぼす。2つの構造の間に自動調節プロセスが生じるのだ。

「形成される星が増えると、それらが投じるガスによってブラックホールの質量は増大するが、この降着による放射が銀河内のガスを温め、さらなる星形成を抑止する」とリザリティ氏は述べる。「つまり、ブラックホールの降着と新たな星形成という2つの現象は、互いに作用しあっているのだ」。

 ブラックホールの回転速度を知ることは、宇宙全体の進化の過程を解明する上でも役立つ可能性がある。「宇宙の各時代に生まれた銀河の平均回転速度を突き止めることで、宇宙の進化の足取りを現在よりはるかに正確にたどることが可能になるかもしれない」とリザリティ氏は述べている。

561とはずがたり:2014/03/07(金) 23:43:07

呑み込むばかりと思ってたブラックホールだけど回転しつつ物質を吐き出すんだねぇ。。

ブラックホールから最大規模の物質放出
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121129002
Andrew Fazekas
for National Geographic News
November 29, 2012

 115億光年以上の彼方にある超大質量ブラックホールで、記録的なガスと塵の放出現象が観測されたという。質量が太陽の10億〜30億倍というこの巨大ブラックホールは、「SDSS J1106+1939」と呼ばれるクエーサーの中心部に存在する。クエーサーとは、非常に明るく高エネルギーな銀河の一種だ。

「これまでで最も強力なクエーサーのアウトフロー(放出現象)を観測した。そのパワーは、過去に観測された現象の少なくとも5倍はある」と、バージニア工科大学の天文学者で今回の研究の共著者であるネイハム・アラブ(Nahum Arav)氏は述べる。

 アラブ氏の研究チームは、チリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の高性能望遠鏡を使って、このアウトフローの速度その他の特性を計測することに成功した。

 年間に太陽の400倍もの重さの物質を放出するこの現象は、クエーサーから約1000光年の場所で発生しており、その速度は時速約2900万キロに達する。「このような観測結果を期待してはいたが、それでもこのアウトフローのパワーには驚かされた」とアラブ氏は言う。

 このクエーサーの中心にあるブラックホールは、実に巨大なエネルギー源だ。質量は天の川銀河にあるブラックホールの少なくとも1000倍はあり、天の川銀河全体の約100倍の出力でエネルギーを生成しているとみられる。

◆銀河の進化の手がかり

 超大質量ブラックホールは、太陽系を丸飲みできるほど大きく、恒星を引き裂いて吸い込んでしまうことで知られるが、その一方で、遠方のクエーサーのエネルギー源となり、高速で物質を放出してもいる。

 アラブ氏によると、アウトフローは銀河の進化に重要な役割を果たしていると考えられているが、果たしてそれほど強力な現象なのかということが研究者の間で長年の疑問になっているという。

 今回観測された強力なアウトフローによって、銀河の質量は中心にあるブラックホールの質量とどのように関連しているのか、宇宙にはなぜ巨大銀河が比較的少ないのかといった、宇宙の主要な謎が解けるかもしれない。

「銀河と銀河団の形成をめぐる複数の重要な問題を、クエーサーの機械的エネルギー出力によって説明する理論的概念がいくつか存在するが、今回の発見はそれらを裏付ける決定的証拠だと考えている」とアラブ氏は述べている。

 今回の研究に参加していない天文学者のカーク・コリスタ(Kirk Korista)氏は、そのような主張をするのはやや時期尚早だと考えているが、それでも今回の研究成果は、標準的なクエーサーのアウトフローの最も強力かつ最も解明されていない要素に、新たな光を投げかけるものになると期待される。

「このクエーサーの優れた分光データは、おそらく標準的と思われるクエーサーアウトフローのエネルギー特性の定量化に大きな進展をもたらした」とウェスタンミシガン大学の天文学教授であるコリスタ氏は述べる。「銀河の進化の全貌を解き明かし、その中でクエーサーが果たしている役割を突き止める上で、これは間違いなく重要な一歩だ」。

 今回の研究成果は、近く「Astrophysical Journal」誌に発表される予定だ。

562荷主研究者:2014/03/09(日) 12:00:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140219t73001.htm
2014年02月19日水曜日 河北新報
蔵王の「樹氷」命名は東北帝大生 山形大の研究で判明

雪原にそびえ立つアイスモンスター。「蔵王連峰の樹氷」として知られ、毎年多くの観光客が訪れる=1月24日、宮城県の刈田岳山頂付近

 宮城、山形両県にまたがる蔵王連峰の冬の風物詩、アイスモンスターを「樹氷」と命名したのは東北大の前身、東北帝国大の学生らだったことが18日、山形大の研究で分かった。当時、アイスモンスターは「雪の坊」などと言われていたが、学生が樹氷と呼び、そのまま定着したとみられる。

 山形大によると、樹氷に関する文献や資料を調べた結果、1922(大正11)〜23(同12)年ごろ、蔵王連峰の宮城県側のスキー場で合宿中だった旧制二高、東北帝大の学生が「樹氷」と呼んでいたことが判明した。

 樹氷という言葉は1878(明治11)年に気象用語で使われ始めた。当時は水滴と雪が枝葉にぶつかって凍結し、風上に向かって「エビのしっぽ」の形に樹木が凍結した姿を指した。

 これに対し、さらに樹木全体が雪で覆われたアイスモンスターは「雪の坊」などと呼ばれたが、学生は巨大な樹氷だと勘違いしたとみられる。

 樹氷と命名された経緯は、これまで旧制山形高等学校の教授が「昭和4年に自分が命名した」と主張したため、通説となりつつあった。今回の山形大の研究で、通説は否定される形となった。

 学生が命名した蔵王の樹氷は1936(昭和11)年、ウルトラマンで知られる映画監督の故円谷英二氏(須賀川市出身)が、山形市の蔵王温泉スキー場で映画撮影を行い、全国的に有名となったことも分かった。

 海外に初紹介されたのは31(昭和6)年。仙台鉄道局が樹氷の写真を掲載した「陸奥曲(みちのくぶり)」を出版したことがきっかけだった。

 蔵王連峰のアイスモンスターは、100年前の14(大正3)年2月15日に発見された。「エビのしっぽ」の樹氷は世界各地に存在するが、樹木が雪で覆われ巨大となるアイスモンスターは蔵王山や八甲田山など国内の一部でしか見られない。

 研究を主導した山形大の柳沢文孝教授(地球化学)は「従来言われる蔵王の樹氷の歴史とは異なる事実が判明した。今後100年、新たな歴史認識で、樹氷を見守ってもらいたい」と語った。

563とはずがたり:2014/03/12(水) 23:30:23
地球温暖化対策ではなく地球温暖化政策が必要になる!?脱原発に朗報かも♪

「地球は氷河期に突入していた!」世界中で寒波が吹き荒れる衝撃理由
デジタル大衆 2014年3月9日 07時00分 (2014年3月11日 19時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140309/Taishu_politics952.html

2月中旬に日本列島を襲った記録的な大雪。

全国で20人もの死者を出し、東京や山梨で孤立集落が出るなど、甚大な被害をもたらした。
「山梨では電気、水道、ガスのライフラインすべてがストップして、陸の孤島と化す地域が相次ぎ、東京都内は戦後4番目となる27センチの積雪を記録しています。この冬は日本だけでなく世界中で異常事態が続き、1月には北米でも例年の気温から14〜17度も下がる大寒波が到来。全米で30万人が就業不能に陥るなど、大混乱に陥りました」(全国紙科学部記者)

この20年間で最大という北米の大寒波だが、その理由を米国防総省では、「地球温暖化による海水面上昇で海流が変化したため」と位置づけている。しかし、ここにきて、ある驚天動地の議論が沸き起こっている。温暖化どころか、「地球はすでに氷河期に突入している!」と言うのだ。

その証拠は太陽活動の観測結果にある。
「太陽の表面には、黒点と呼ばれる温度の低い部分があるんですが、その数が、過去200年で最も少なくなっている。黒点は太陽での核融合反応が活発になると観測されるため、黒点の減少は太陽活動低下の何よりの証拠です」(科学専門誌記者)

米海洋大気局の物理学者ダグ・ビーゼッカー氏は、「黒点数は昨年、最高で67個だった。これは通常の黒点数の半数にも満たず、過去最弱のサイクルになっている」と警鐘を鳴らしている。

「今回と同様に、黒点がほとんど観測されなかった1645年から1715年にかけての時期は、地球上では気温が急激に低下する小氷河期に突入し、多くの死者を出しました。今回も氷河期突入の前触れでは……という見方が有力になっています」(前出・科学専門誌記者)

地球温暖化の声の陰で、密かに地球を襲いつつある変異……。
地球規模の早い対策が望まれる。

週刊大衆03月10日号

568とはずがたり:2014/03/23(日) 19:56:19
>>541-543

マレーシア機失踪、捜索海域は地球で最も過酷な場所
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/4741
2014年03月21日 21:30 発信地:シドニー/オーストラリア

【3月21日 AFP】乗客乗員239人を乗せて8日未明に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の捜索は現在、インド洋(Indian Ocean)南部まで拡大して行われている。だが、この海域は地球上で最も過酷な環境下にあり最も隔絶した場所だという。

 マレーシア航空ボーイング(Boeing)777型機の捜索は現在、豪南西パース(Perth)から2500キロ沖を中心に行われているが、この海域を航行する船舶はほとんどない。衛星画像が不明機と関連のある可能性がある2つの物体を捉えたとの情報が入った際も、最も近くにいた商業船でさえ現場到着に2日間を要した。

 豪ニューサウスウェールズ大学(University of New South Wales)の海洋学者エリック・バン・セビル(Erik van Sebille)氏によると、現場海域は数か月前ならば幾分穏やかだったものの、現在は時期的にも状況は最悪だという。
 豪タスマニア大学(University of Tasmania)海洋物理学教授のネイサン・ビンドフ(Nathan Bindoff)氏も、インド洋は波風が強く、南洋の中でも最も荒れた海域だと語った。

570とはずがたり:2014/04/10(木) 18:37:38
>>534-540

2013年12月06日
◆ 異種間交雑が起こりにくい理由(ゲノム・インプリンティング)
http://openblog.meblog.biz/article/20033689.html

哺乳類や一部の鳥類の場合、ゲノムインプリンティングという仕組みがありまして、父親の染色体と母親の染色体が 1セットずつ正常に揃わなければ発生できないよう、安全装置が備わっています。

 ここで、「ゲノムインプリンティング」とは何か? ネットで検索すると、次の情報が得られる。
 ヒトをはじめとする哺乳類はすべて父親と母親に由来する一対のゲノムを持っている。従って、常染色体上のすべての遺伝子座に一対の対立遺伝子があり、通常それらはともに発現して個体の発生や生体の営みを調節している。
  哺乳類では単為発生が致死であること、特定の染色体が片親に由来するダイソミーに異常がみられることからわかるように、正常発生には父親、母親由来の両方のゲノムが必須である。実際、哺乳類の常染色体には一方の対立遺伝子だけが発現する遺伝子座があり、これが父親、母親由来ゲノム間の機能的な差をもたらしている。つまり精子や卵子の形成過程において何らかの形で遺伝子に「しるし」あるいは「記憶」が刷り込まれ、そのしるしにしたがって子での遺伝子発現が生じる。これがゲノムインプリンティングまたはゲノム刷り込み(genomic imprinting)である。
  インプリンティングは遺伝情報に恒久的変化を与えず、世代ごとに新たにプログラムされるので、遺伝とは異なるエピジェネティック(epigenetic)な現象である。
   ── 佐々木裕之:「現代医学の基礎第5巻,生殖と発生」(岩波書店)第9章より引用
( → 遺伝学電子博物館 )

 また、Wikipedia には、次の説明がある。
 一般に哺乳類は父親と母親から同じ遺伝子を二つ(性染色体の場合は一つ)受け継ぐが、いくつかの遺伝子については片方の親から受け継いだ遺伝子のみが発現することが知られている。 このように遺伝子が両親のどちらからもらったか覚えていることをゲノム刷り込みという。
 一方の親から受け継いだ遺伝子だけが選択的に発現することは、利用できる遺伝子が一つしかないため受け継いだ遺伝子に欠陥があった場合にそのバックアップがなく、流産または遺伝子疾患になってしまうことがある。 よく知られた例がPrader-Willi症候群であり、15番染色体にある遺伝子(セロトニン受容体かその近傍の遺伝子と考えられる)が父親由来の遺伝子のみが選択的に発現するため、父親の遺伝子に欠陥があった場合に(母親が正常な遺伝子をもっていても)、正常な個体発生ができなくなり、精神遅滞や生殖器の発生異常等の障害をもって産まれる。
 上記のような問題点があるにもかかわらず、なぜゲノム刷り込みが必要であるか(なぜ哺乳類に備わっているか)については、いくつかの仮説が唱えられている。
 仮説の一つとして、「全ての遺伝子を発現させるためだ」というものがある。この仮説に従えば、哺乳類のように高度に発達した生物に進化するには、ゲノム刷り込みが必要だったことになる。逆に言えば、ゲノム刷り込みがあったからこそ、哺乳類は(部分的に発現しない遺伝子をもって個体発生が成功するような危険を冒さずに)高度な個体組織をもつように進化できたことになる。
 ゲノム刷り込みは、個体発生や胎盤形成と密接な関係があることもわかってきた。なお、ゲノム刷り込みが起こるのは、有袋類と有胎盤類である。単孔類は違う。また、有袋類と有胎盤類のあいだで、ゲノム刷り込みの機構は大きく進化した。
( → Wikipedia )

 以上をまとめて言おう。
 有性生物の遺伝子は、(対立遺伝子という)一対の遺伝子がある。通常は、その双方が発現する。一部がたまたま欠落している場合には、他方の遺伝子が発現するので、特に問題は起こらない。つまり、安全機構が働く。
 ところが例外的に、そのことが成立しないことがある。つまり、安全機構がわざと働かない。これは個体にとっては不利なことである。(エラーが起こったときには個体発生が不可能となる[または遺伝子疾患となる]からだ。)
 これがゲノム・インプリンティングという機構だ。これは個体にとっては不利な機構だ。では、どうして、不利な機構がわざわざ組み込まれているのか?
 それについてはいろいろと仮説があるが、決定打はない。ただし、次の仮説は有力だ。
 ゲノム・インプリンティングという機構があるおかげで、哺乳類は(部分的に発現しない遺伝子をもって個体発生が成功するような危険を冒さずに)高度な個体組織をもつように進化できたのだ、と。

571とはずがたり:2014/04/10(木) 18:38:05
>>570-571
 以上は、ネット上にある情報の紹介だ。このあとで、いろいろと考えたので、私の見解を示す。
 私の見解(仮説)は、次の通り。

 ゲノム・インプリンティングという機構があるのは、異種間の交雑を発生させないためだ。
 もし異種間の交雑があれば、その種としては、父母の片側だけからしか遺伝子を得られない。したがって、ゲノム・インプリンティングという機構のせいで、個体発生は正常に行なわれない。つまり、個体発生が失敗したせいで、胎児は流産する。つまり、ゲノム・インプリンティングは、異種間の交雑を失敗させるためにある。(交雑種である個体の発生を防ぐためにある、とも言える。ごく近縁である場合以外は、これが成立する。)

 ではなぜ、異種間の交雑を防ぐ必要があるのか? それは、退化を起こさないためである。以下では例示的に示そう。
                        画像の出典
neanman.jpg  たとえば、早期ネアンデルタール人から、早期ホモ・サピエンスが誕生したとする。ここで、ゲノム・インプリンティングという機構が働かなければ、両方の交雑種が発生する。結果的に、両者は亜種のような関係が起こって、たがいに遺伝子の流動が起こる。そのせいで、早期ホモ・サピエンスの集団には、早期ネアンデルタール人の集団から、たえず遺伝子の流入が起こるので、いつまでたっても、早期ホモ・サピエンスを独立した種として確立することができない。早期ネアンデルタール人の遺伝子プールから「離れよう、離れよう」としても、早期ネアンデルタール人の遺伝子プールから次々と早期ネアンデルタール人の遺伝子が流れ込んでくるので、いつまでたっても離脱できない。
 ところがあるとき、早期ホモ・サピエンスの集団の一部で、ゲノム・インプリンティングという機構が働くようになった。こうなると、次の二通りに区別される。
  ・ 同じ早期ホモ・サピエンス同士の交雑  → 子が生まれる
  ・ 早期ネアンデルタール人との異種間交雑 → 子が生まれない
 こうして、前者では子が生まれて、後者では子が生まれなくなる。結果的に、早期ホモ・サピエンス同士の交雑だけが成立するようになる。かくて、早期ホモ・サピエンス同士だけで、種が確立する。

 要するに、こうだ。「種が異なると、交雑できない」のではない。その逆に、「たがいに交雑することができなくなると、新たな種が確立する」のである。それがゲノム・インプリンティングという機構の役割だ。
 つまり、ゲノム・インプリンティングという機構の役割は、「新たな種を確立させるため」(新たな種を成立させるため)なのである。

 ではなぜ、「新たな種を確立させること」が必要なのか? 実は、ここでも話が逆である。「新たな種を確立させるため」に、ゲノム・インプリンティングという機構が成立したわけではない。ゲノム・インプリンティングという機構が成立した場合に、「新たな種を確立させること」が可能になったのだ。
 ここで注意。ゲノム・インプリンティングという機構は、「新たな種を確立させるため」に、必要不可欠であるわけではない。この機構がなくても、新たな種が発生することはある。特に、哺乳類以前では、しばしば起こっている。
 ただし、ゲノム・インプリンティングという機構があると、「新たな種を確立させること」が容易になるのだ。そして、その意味は、「進化を容易にすること」である。(ここでは、「新たな種を確立させること」と「進化」とは、ほぼ同義である。)

 ここまで理解すれば、本質は明らかだろう。有袋類と有胎盤類(単孔類は除く)には、ゲノム・インプリンティングという機構が備わっている。それだからこそ、「新たな種を確立させること」が容易になり、「進化」が容易になったのだ。
 つまり、ゲノム・インプリンティングという機構が備わったからこそ、哺乳類[有袋類と有胎盤類]は、他の動物とは違って、急激に大幅な進化をなし遂げたのだ。

572とはずがたり:2014/04/17(木) 10:54:10
なんで火星には磁場がないんだ??

<火星>誕生4億年で水が半減 地下に大量の氷が存在か
毎日新聞社 2014年4月15日 22時49分 (2014年4月16日 01時23分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140415/Mainichi_20140416k0000m040150000c.html

 ◇東京工業大と名古屋大の共同研究チーム発表

 火星が誕生から4億年で約50%の水を失い、地下には現在観測されている量の5倍以上の氷が存在する可能性があると、東京工業大と名古屋大の共同研究チームが15日発表した。研究成果は、5月15日発行の欧州科学雑誌「アース・アンド・プラネタリー・サイエンス・レターズ」に掲載される。

 名大の黒川宏之研究員(惑星科学)らは、水に含まれる水素と重水素のうち、軽い水素のほうが宇宙空間に流出しやすい点に着目した。各年代の火星隕石(いんせき)に含まれる水の水素と重水素の比率を調べ、火星の水の量の変化を分析し、水が失われた時間などを計算した。

 火星もかつては地球同様に水があったとされるが、地球と違い、一時期を除いて磁場が無いため、太陽風にさらされて流出してしまったとの説がある。火星ができたころは現在よりも太陽風が強く、誕生から4億年以内に50%の水が失われたとする研究成果は、この仮説と合致するという。また、誕生から約45億年が過ぎた現在、氷が極地の地表にあるほか、地中にも大量に存在する可能性が高いことも分かった。

 黒川研究員は「火星の水が失われる過程が分かったことで、水が残った地球の生命誕生に関するヒントが得られた。大量の氷の存在の示唆は、今後の火星探査の役に立つだろう」と話している。【岡大介】

573とはずがたり:2014/04/18(金) 19:16:31

>水が液体の状態で存在している可能性がある

>地球の1・1倍の大きさで、岩石でできているとみられる

>太陽の半分程度の大きさの恒星の周囲を130日周期で回り

「いとこぐらい」地球に似た惑星を発見 NASA 太陽系から500光年 
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140418/scn14041812520003-n1.htm
2014.4.18 12:52

 水が液体の状態で存在している可能性がある地球とよく似た惑星を太陽系から500光年離れたところで見つけたと、米航空宇宙局(NASA)が18日付の米科学誌サイエンスに発表した。水は生命の存在に欠かせないと考えられている。

 NASAのケプラー宇宙望遠鏡で観測した。研究チームは「地球と双子と言えるほどそっくりではないが、いとこぐらい似ている」と例えた。

 この惑星は、はくちょう座の方向にあり、地球の1・1倍の大きさで、岩石でできているとみられる。太陽の半分程度の大きさの恒星の周囲を130日周期で回り、この恒星の温度と恒星からの距離を考えると、惑星の表面を水が覆っていてもおかしくないという。

 この恒星には5個の惑星が見つかっており、今回の惑星は、そのうち最も外側の軌道。「ケプラー186f」と名付けた。

 これまで地球と最も似た惑星と言われていたのは、地球の1・4倍の大きさだった。(共同)

574荷主研究者:2014/04/20(日) 00:14:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140406_13010.html
2014年04月06日日曜日 河北新報
衛星「雷神2」船出間近 東北大と北大が共同開発

輸送コンテナに収められ、東北大を出発した衛星「雷神2」

 東北大と北海道大が共同で開発した超小型衛星「雷神2」が5日、仙台市青葉区の東北大大学院工学研究科から、茨城県の宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターに向けて搬出された。世界最高レベルの精度の観測機器を載せ、防災や地球環境の保全に役立つデータの収集を目指す。

 雷神2は一辺50センチの立方体で重さ約43キロ。宇宙機構の「だいち2号」の副衛星として、5月24日に鹿児島県の宇宙機構種子島宇宙センターから打ち上げられる。

 高解像度・高感度のカメラ3種と望遠鏡を搭載し、落雷に伴う放電発光現象を観測するほか、ゲリラ豪雨をもたらす積乱雲の立体撮影や地上の植生分布の解析に挑む。

 北大の高橋幸弘教授(地球惑星科学)は「農地の塩害や放射能の影響も調べられる。将来的には被災地の農業に活用できる」と説明する。

 2009年に打ち上げられ、制御不能になった「雷神」の後継機で、電源系統の改良を重ねた。開発費は3億8000万円。

 「東北復興の思いを背負って」など全国から寄せられたメッセージ約60件も積んだ。東北大の吉田和哉教授(宇宙探査工学)は「心を引き締めて2号機を成功させたい。世界初の観測結果を早く得たい」と話す。

575とはずがたり:2014/04/29(火) 22:18:45
日本列島を縦断する「フォッサマグナ」に異変が起こっている
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/playboy-20140428-29606/1.htm
2014年4月28日(月)16時0分配信 週プレNEWS

今、日本列島の「フォッサマグナ」に異変が起こっている。

ラテン語で“大きな谷”を意味するフォッサマグナ。日本列島の真ん中――東京・千葉・埼玉・群馬・新潟・長野・山梨・静岡・神奈川――にまたがった、東北日本と西南日本との境目とされる「地溝帯」のことだ。

富士山や浅間山、関東山地など2000〜3000m級の高山が集合しているこのエリアは、おそらく2500万年以前には太平洋側から大きな入り江というか谷(地溝帯)ができていたと推測される。

しかし、約70万年前頃からはフィリピン海プレートの沈み込みで富士火山帯などの運動が強まり、いくつもの活火山が成長し始めた。同時に東西の古い山岳地帯から運ばれた土砂が堆積し、高度を増していった。

そのため見た目は今のような高山地域に変わったが、基本的にその下には深さ5〜10kmの大峡谷地形が存在しており、地中には今も大量の水が潜んでいる。

そして“何かの拍子”にフォッサマグナの地殻内部で圧力が強まれば、閉じ込められた水が火山マグマと同じく地殻を破壊し、地震やスロースリップを引き起こし、場合によっては地表へ噴出する。そうした特殊な地殻構造を持つ一帯、それがフォッサマグナなのだ。

道路脇の斜面に亀裂が見つかり、現在、片側通行で対応している上信越自動車道、佐久IC〜碓氷軽井沢IC間も、まさにこのフォッサマグナの上に位置している。

また、フォッサマグナに接した海域でも異変は起こっている。海洋生物の生態と異常行動の研究を続けている海洋生態学者の辻維周(まさちか)氏は、こう断言する。

「その出現が地震予知につながる海洋生物といえば、ユウレイイカ、リュウグウノツカイ、サケガシラ、カグラザメなどですが、これらすべてが、今年1月から現在にかけて、日本海、太平洋、南・東シナ海沿岸に大量浮上しています。これは過去に例を見ない現象です。

東日本大震災の数年前からも、太平洋沿岸部ではイルカや中型クジラなどが海岸へ乗り上げる迷走行動が相次ぎました。今年4月初めには石垣島と西表島の中間に広がる浅海にまで、巨大なザトウクジラが迷い込んできました。これは環太平洋全域で海底地殻変動が本格化している証拠だとしか思えません。

なかでもフォッサマグナに接した日本海側の佐渡や富山湾などで、続々とダイオウイカが浮上している現象は、この地域での異変の前兆を示しているのではないでしょうか」

そして富士山。東日本大震災直後の11年3月15日、富士山の南西山麓直下でM6.4の地震が起こったが、その際、東側の忍野八海や西側の富士宮市内などで地下水量が激増。富士宮市内では至る所でわき水が道路から噴き出す現象が見られた。

ところが昨年は一転、河口湖では水量の異常低下が見られ、湖の浮島に建てられた六角堂が地続きとなった。それが今年は再び水位が戻ってきているのだ。

日本海側から富士山まで、フォッサマグナ上で発生している異変。問題は、地殻内部に圧力をかけた“何かの拍子”の正体だ。琉球大学名誉教授の木村政昭博士が推測する。

「日本列島の場合、それは3つの要素が考えられます。まず最も大きな力をもつのが、伊豆諸島方面から本州の中心部へ潜り込む“フィリピン海プレート”の運動でしょう。

ふたつ目は九州有明海〜四国〜紀伊半島〜愛知〜フォッサマグナを横切って九十九里方面へ抜ける大活断層“中央構造線”の運動。さらに私はもうひとつ、四国〜淡路〜琵琶湖〜富山湾〜佐渡方面へ抜ける“日本列島断層”の運動を考えています。

そしてこれら3つの要素が3・11をきっかけに足並みをそろえて強まり、フォッサマグナ地域の異変に影響を与え始めていると考えられます。特にフィリピン海プレート運動の活発化は、小笠原海域の海底地震と火山活動を見ても一目瞭然です」(木村博士)

今、日本列島を二分する一帯で、静かに、しかし確実に地殻変動が発生しているのは間違いない。

(取材/有賀 訓)

576とはずがたり:2014/05/03(土) 17:35:55
岐阜・長野県境を震源とする地震が相次ぐ(3日16時現在)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140503-00000003-rescuenow-soci
レスキューナウニュース 5月3日(土)11時30分配信

3日10:00以降、岐阜県飛騨地方(高山市奥飛騨)と長野県西部(松本市安曇地区)の県境付近を震源とする地震が相次いでいます。
震源地は北緯36.3度、東経137.6度(奥穂高岳東方付近)、震源の深さはごく浅く、高山市奥飛騨温泉郷栃尾で最大震度3を7回観測しています。なお、現時点で被害情報は確認されていません。【3日16:00現在、レスキューナウまとめ】

■地震状況(最大震度3以上:気象庁発表)
 15:27 震度3 M4.5(長野県中部:北緯36.2度、東経137.6度 深さはごく浅い)
 11:33 震度3 M3.2
 11:23 震度3 M3.4(深さ約10km)
 11:20 震度3 M3.6
 10:45 震度3 M3.4
 10:08 震度3 M3.4
 10:02 震度3 M4.3

・このほか震度2が6回、震度1が12回

・岐阜県内で震度3を観測した地震は今年3月14日、伊予灘を震源とする地震(愛媛県で最大震度5強、羽島市で震度3)以来
・奥飛騨温泉郷で震度3を観測した地震は2013年10月8日、長野県中部を震源とする地震(M3.9、最大震度3)以来

・岐阜地方気象台によると、高山市と長野県にまたがる火山の焼岳に大きな変化は観測されておらず、いまのところ火山活動との関係はないとみられる〔共同・NHK〕
・気象庁「飛騨地方では過去にも一時的に地震が相次いだことがある。今後の地震活動を注意深く監視していきたい」〔NHK〕
・飛騨山脈中北部では顕著な群発地震が1990年、93〜94年、98年8〜9月、2011年2月にも発生している

・警察などによると被害の情報はない〔NHK〕

・岐阜県飛騨振興局は10:38、災害警戒本部を設置
・新穂高ロープウェイは運行停止中

レスキューナウ
最終更新:5月3日(土)16時0分レスキューナウニュース

577とはずがたり:2014/05/06(火) 13:44:08
5日早朝の強い揺れ なぜ広範囲に? 「異常震域」現象が発生
かながわしんぶん 2014年5月6日(火)5時0分配信 カナロコ by 神奈川新聞
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/kanaloco-20140506-79219/1.htm

 5日午前5時18分ごろ、東京都千代田区で震度5弱の地震があった。栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川各都県で震度4を記録、東北から関西、中国地方の広範囲で揺れを観測した。気象庁によると、震源地は伊豆大島近海で、震源の深さは約162キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。転倒などにより、17人が重軽傷を負った。

 伊豆大島近海の深い太平洋プレート(岩板)内で発生したマグニチュード(M)6・0の地震は、震度4以上の強い揺れの範囲が北東方向の東京都心や神奈川東部、千葉南東部に広がり、震源地から遠い東北でも震度3を観測した。震源の真上よりも離れた場所が大きく揺れる「異常震域」という現象で、東北〜関東の太平洋側の海底から日本列島の下へ沈み込む同プレートに沿って地震波が地表へ伝わったために起きたとみられる。

 地震波は距離に応じて減衰するため、通常は震源地を中心とした同心円状に震度が小さくなる。震源が深い場合は付近の地表にも届きにくいが、プレートの形状に沿った方向に限っては弱まらずに伝播(でんぱ)していく特徴があり、異常震域と呼ばれている。

 この現象は震源の深さが数百キロに及ぶ「深発地震」の際によくみられ、2007年7月に京都府沖の深さ374キロで起きたM6・7の地震では最大震度4を北海道で観測した。

 今回の地震でも伊豆大島が震度3だったのに対し、東京都千代田区で震度5弱を記録。神奈川で震度4は横浜、川崎市を中心とした東部に広がり、千葉では浦安や館山、鴨川市など広い範囲で観測された。

 県温泉地学研究所の原田昌武主任研究員は異常震域について、「プレートが浅くなっている地域で強い揺れになりやすい」と指摘。東大地震研究所の古村孝志教授も「太平洋プレートでも、その上に沈み込んでいるフィリピン海プレートでも起きる現象だが、太平洋プレートは厚みがある分、地震波がより伝わりやすく、強い揺れが広範囲に及ぶ」と分析している。

 一方、震源地はM8級の巨大地震が想定されている相模湾に近かったが、「発生の仕組みや震源の深さが違うため、影響はないのではないか」と古村教授。温地研が県西部を中心に展開する地下水や地殻変動などの観測網でも「異常は確認されていない」(原田主任研究員)という。

 古村教授は「都心や神奈川の揺れが強かったのは、軟弱な地盤が地表付近に広がっていることも大きい。今回の地震を教訓に備えを見直してほしい」と呼び掛けている。

578荷主研究者:2014/05/06(火) 20:04:34

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140415eaah.html
2014年04月15日 日刊工業新聞
富士通・東北大、津波の遡上を精緻に再現する3Dシミュレーター開発

 富士通は14日、東北大学の災害科学国際研究所と共同で、津波が市街地や河川を遡上する様子を精緻に再現する3次元津波シミュレーターを開発したと発表した。地震に伴って発生する津波の複雑な流れや沿岸部での砕波、越流などの挙動をシミュレーションし、津波の被害を高精度に予測する。

 日本の津波研究の第一人者である今村文彦東北大教授(災害科学国際研究所所長)が開発した既存の2次元シミュレーション技術と、流体を多数の粒の集合体として表す富士通の3次元流体シミュレーション技術を組み合わせて開発した。

 実際に、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、宮城県東松島地区で起こった津波が変化する様子を精度良くシミュレーションした。スパコン「京」の約8分の1の能力に相当する1万ノードのスパコンシステムを使うと、実用レベルの160時間程度で計算することが可能という。港や湾一つ分に相当する約10キロメートル四方の領域内の津波の動きを、約0・5キロメートル径の解像度で精度良く再現する。

579とはずがたり:2014/05/10(土) 19:41:51
防災も地震担当のこのスレで。
それにしてもいいのかサンケイ,こんな記事書いて?
持論の原発稼働が避難計画策定が余計に難しくなって再稼働遅れんでぇw

3月の伊予灘地震、住民大半は車で避難 「原則徒歩」意識と実態正反対
- 産経新聞(2014年5月10日15時19分)
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_sk220140510107

 今年3月14日未明に起こった伊予灘地震の際、震度4の揺れを記録した四国沿岸部で避難したほとんどの住民が車を利用していたことが10日、京都大防災研究所の矢守克也教授(災害心理学)らの調査で分かった。今回調査対象となった地域で平成24〜25年に行った意識調査では、車を利用して避難するとの意向を示した住民は約1〜2割しかおらず、実際に地震が起こった場合にはほぼ逆の避難行動がみられた形になった。

 矢守教授は「平時の意識調査をうのみにすると非常に危険。実効性ある防災計画を策定するには、継続的な住民との対話で真意を探ることを前提とすべきだ」と指摘し、各自治体に対策を求めている。

 矢守教授らは伊予灘地震後、四国西部沿岸部の高知県四万十町興津(おきつ)地区と黒潮町万行(まんぎょう)地区で避難実態の調査を実施。その結果、興津地区では、避難者十数人のうち1人をのぞく全員が車で避難した。また万行地区は、避難者の7割を超える82人が車で避難していた。

 両地区では、矢守教授らが東日本大震災後の平成24〜25年に意識調査を行っており、津波からの避難方法について聞いたところ、興津地区は回答者255人のうち82%が「徒歩」、約1割が「車」と回答。

 万行地区も回答者296人の6割が「徒歩」、2割が「車」と回答しており、両地区とも、事前の意識調査での意向と伊予灘地震での行動を比較すると、「徒歩」と「車」の避難率がほぼ逆転していた。

 地震の際に車で避難することについて、国や各自治体は「渋滞により津波に巻き込まれたり、危険運転により事故が多発する可能性が高い」として、「原則、徒歩で避難すること」を避難計画の前提としている。伊予灘地震の際にも、「避難開始後5分で渋滞となった」、「目標の避難場所周辺が渋滞していたので別の避難場所に向かった」−などの報告が上がっている。

 今回調査対象となった四万十町と黒潮町は、国や高知県による南海トラフ巨大地震の被害想定で、最大30メートル前後の津波に襲われ、10メートル以上も浸水する−との結果が示されており、住民からは「近くても標高の低い津波避難タワーより、後方の高台に一刻も早くたどりつきたい」との声が上がっているという。

 こうした住民の意向は、事前調査では明確に浮かび上がってこなかったことになり、矢守教授は「切迫した判断が迫られない平時の調査では、社会的に望ましいとされる『原則徒歩』の方針をなぞっただけの可能性がある」と指摘する。さらに、避難対策を検討する際の留意点として「地域や世帯ごとの特性を踏まえ、住民から『真の避難意向』を聞き取る努力をしないと、防災計画が機能しなくなる」と話し、各自治体に真摯(しんし)な対応を求めている。

580とはずがたり:2014/05/14(水) 10:06:46

2014年夏、世界は終わる!100年に一度「破局的異常気象」
日刊大衆 2014年5月12日 07時30分 (2014年5月13日 12時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140512/Taishu_7416.html

この冬、世界各国で異変が続いた。


米国でナイアガラの滝が凍るほどの異常な寒波が到来したかと思えば、ロシアでは1910年以来という記録的な暖冬。

こうした異常気象はこの夏も続き、その総仕上げとなりそうなのが、エルニーニョ現象だ。


これは、東太平洋の赤道付近における海水温の上昇で、さまざまな気候変動が引き起こされる現象だ。


4月10日、気象庁は「今年の夏には5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高い」と発表した。


同様の予測は各国の気象庁からも出され、オーストラリア気象庁などは「早ければ6月に発生する可能性も」と予測している。


「5年前」といえば、2009年だが、7月には中国・九州地方を平年同期比700%という豪雨が襲い、死者31人を出す激甚災害を引き起こした。


9月にはフィリピンに相次いで超大型台風が接近。マニラでは6時間で341ミリという猛烈な豪雨が記録され、総計で死者890人以上という甚大な被害となっている。


「通常のエルニーニョでは、海水温が平年より1〜2度上昇するのに対し、この時は最大で5度上昇したといわれています」(科学ジャーナリスト・大宮信光氏)


こうした大規模なエルニーニョ現象が何年周期で発生するのかは、まだ解明されていないが、地球温暖化の影響でサイクルが早まっているとする研究データも存在し、今年のエルニーニョが09年以来の規模になる可能性は決して低くない。


「恐ろしいのは、太平洋上のエルニーニョとインド洋のダイポールモード現象(インド洋東部の海水温が低くなり西部が高くなることで起きる気候変動現象)が連動して、全世界的な規模の破局的な異常気象が起

きることです」(前同)


エルニーニョとは、スペイン語で"神の子"の意味。


神の子が100年に一度の異常気象を呼ぶ!?

週刊大衆05月12・19日GW合併号

581荷主研究者:2014/05/18(日) 00:34:30

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20140427101.htm
2014年4月27日03時00分 北國新聞
金沢大大学院に「宇宙コース」 18年度新設目指す

 金大は2018年度をめどに、大学院に宇宙理学・工学分野の研究に取り組む「宇宙理工学コース」の新設を目指す。26日、金沢市のITビジネスプラザ武蔵で開かれた金大衛星プロジェクトのキックオフシンポジウムで、プロジェクト長の八木谷聡教授(理工研究域電子情報学系)が計画を示した。

 宇宙理工学コースは、プロジェクトで培ったノウハウを生かし、金大大学院の自然科学研究科に設ける。これまで宇宙分野で別々に活動していた理学系と工学系の教員や院生が、垣根を越えて研究に取り組む。

 人工衛星のプロジェクトは、今年度から5カ年計画で、約50センチ四方の超小型衛星を製作する。来年度まで衛星の試作に取り組み、16〜18年度に1号機を完成させ、19年度の打ち上げを目指す。衛星は、相対性理論の研究に重要な「重力波」に関わる天体現象と、地球周辺の環境変動に関わる電磁場を観測する。

 プロジェクトは、八木谷教授をトップに、理学分野代表の米徳大輔准教授(理工研究域数物科学系)、工学分野代表の笠原禎也(よしや)教授(総合メディア基盤センター)ら計7人の教員と大学院生が携わる。

582とはずがたり:2014/05/18(日) 20:41:44

ロシア、衛星打ち上げ失敗=中国に残骸? 落下
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140516-00000097-jij-int
時事通信 5月16日(金)17時35分配信

 【モスクワ、北京時事】インタファクス通信によると、通信衛星を載せたロシアのロケット「プロトンM」が16日未明、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが、地球周回軌道投入に失敗した。
 打ち上げから約9分後にロケット3段目の切り離しに失敗。ロケットは中国黒竜江省に墜落した可能性があるという。
 一方、中国新聞社電などによると、黒竜江省チチハル市内に、ロケットの残骸とみられる五つの物体が落下した。うち農家の野菜畑に落ちたのは円形の金属で、直径約70センチ、重さ40キロ前後。付近の住民が巨大な音とともに火の玉が空を横切るのを目撃していたという。

584とはずがたり:2014/05/28(水) 10:29:36

中ノ鳥島みたいで夢がありますね〜♪
オセアニアスレでも立てようかな。。

ロス・ジャルディン諸島
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E8%AB%B8%E5%B3%B6

ロス・ジャルディン諸島(ロス・ジャルディンしょとう、Los Jardines Islands)は、南鳥島とマリアナ諸島の間に位置するとされた幻島。
1528年にアルバロ・デ・サアベドラ・セロン(スペイン語版)が、1542年にルイ・ロペス・デ・ビリャロボスが訪れた[1]とされ、その存在が疑問視されながらも、400年以上にわたって海図に掲載され続けた。1933年にアメリカ海軍の軍艦ラマポ (Ramapo) がこの海域を調査したが、島の存在は確認できず、アメリカ海軍ではこの島を海図から削除した。日本の海図から削除されたのは、実にこの約40年後の1972年11月18日付けの水路通報によってであった。

585とはずがたり:2014/05/30(金) 12:51:09
アラン・ヒルズ84001
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%BA84001

隕石片 ALH 84001
種類 エイコンドライト
分類 火星隕石
型 ALH 84001
衝撃変成 B
風化分類 A/B
発見国 南極大陸
発見場所 南極横断山脈東端アラン・ヒルズ
座標 南緯76度55分13秒 東経156度46分25秒座標: 南緯76度55分13秒 東経156度46分25秒[1]
落下観測 No
発見日 1984-12-27
総回収量(TKW) 1930.9 g
プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学

アラン・ヒルズ 84001 (Allan Hills 84001、略称 ALH 84001[1]) は、1984年12月27日に南極大陸のアラン・ヒルズで採取された火星起源の隕石の破片である。南極隕石探査 (ANSMET) プログラムの現地調査チームによって発見された7000以上の隕石の中の1つ。発見時のアラン・ヒルズ84001の重量は1.93キログラムであった。
内部からはバクテリアのような生命体の微細な化石らしきものが確認され、地球外生命の痕跡ではないかと物議をかもしたが、現在に至るも結論は出ていない。

586とはずがたり:2014/06/20(金) 15:20:16

地球上に最も豊富にあるのに、名無しだった鉱物
ギズモード・ジャパン 2014年6月20日 07時00分 (2014年6月20日 14時53分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20140620/Gizmodo_201406_post_14797.html

bridgmaniteは先週名前が付けられた鉱物。地球上で最も豊富に存在すると言われており、これまでは、ケイ酸塩ペロブスカイトと呼ばれていました。名づけられるのに、どうしてそんなに時間がかかったのでしょう?
トップ画像がbridgmanite。皆さんは、この写真以外にbridgmaniteを見たことがないはずです。なぜならこの鉱物は、非常に高圧で高温の下部マントルにのみ存在すると考えられていたからです。下部マントルとは、地表から660km以深の高温高圧な場所で、人間の力ではとても到達しようとは思えないところです。なので、研究やモデリングでその存在は示唆されていながらも、学者たちはbridgmaniteを実際に見た事もなければ、その構造を特定することもできなかったのです。
マントルを直接調べるのは無理な話です。でも、隕石にヒントがありました。隕石の中には高温高圧の状態を経て、地球に落ちてくるものがあり、それはマントルの環境と似てる状況をくぐり抜けてきたという見方もできるのです。卑近な例でダイアモンドが参考になるでしょう。ダイアモンドはマントルの中の高温高圧下でも、隕石の衝突によっても生成されます。つまり過程は違えど、結果的に同じ構造を持つ鉱物が生まれるのです。
そこで鉱物学者たちは、1879年にオーストラリアのクイーンランドに落ちた、テンハム隕石を研究することにしました。試料にとても強いX線をあてる、シンクロトロンX線粉末回折という手法を使って、過去の衝突でできたと思われる隕石の傷を調べました。そして、MgSiO3という組成と、その構造を確認したのです。
国際鉱物協会の規定によると、鉱物の名前は構造が分かっているものにだけつけられます。今回、ケイ酸塩ペロブスカイトの構造が判明した事によって、bridgmaniteという名前がつけられることになりました。この名前は高圧の研究をしていた、ノーベル物理学者パーシー・ブリッジマンが由来。長いこと名無しだったbirdgmaniteですが、相応しい素敵な名前をつけてもらえたんじゃないでしょうか。

587とはずがたり:2014/07/04(金) 17:50:34
ジャイアント・インパクト説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E8%AA%AC

この説では月は原始地球と火星ほどの大きさの天体が激突した結果形成されたとされ、この衝突はジャイアント・インパクト(Giant Impact、大衝突)と呼ばれる。また、英語ではBig Splash や Big Whack と呼ばれることもある。原始地球に激突したとされる仮想の天体はテイア(Theia)と呼ばれることもある。

ジャイアント・インパクト説によると、地球が46億年前に形成されてから間もなく火星とほぼ同じ大きさ(直径が地球の約半分)の原始惑星が斜めに衝突したと考えられている。
原始惑星は破壊され、その天体の破片の大部分は無色鉱物に富んだ地球のマントルの大量の破片とともに宇宙空間へ飛び散った。破片の一部は再び地球へと落下したが、正面衝突ではなく斜めに衝突したためにかなりの量の破片が地球の周囲を回る軌道上に残った。軌道上の破片は一時的に土星の環のような円盤を形成したが、やがて破片同士が合体していき月が形成されたと考えられている。
現在のコンピュータシミュレーションによる推定では、このような場合では1年[6]から100年ほどで球形の月が完成するとされている。また最近のシミュレーションでは、月が一つにまとまるまでの時間は早ければ1ヶ月ほどだとする結果が出ている。誕生したばかりの月は地球から僅か2万kmほどのところにあり、それが徐々に地球との間の潮汐力の影響で地球から角速度を得て遠ざかり、現在のように地球から平均38万km離れた軌道まで移動したと考えられている[6]。
またこの影響で、月が誕生した当初は1日5時間から8時間ほどだった地球の自転速度が現在のような1日24時間の速度になったとされる。現在でも地球と月は1年に3.8cmずつ遠ざかり、地球の自転速度も少しずつ遅くなっていることが実測されている。

このような衝突があったとする証拠は、アポロ計画で採取された月の岩石の酸素同位体比が地球のマントルのものとほとんど同一だったことである。化学的な調査の結果、採取された岩石には揮発性物質や軽元素がほとんど含まれていないことが分かり、それらが気化してしまうほどの極端な高温状態で形成されたという結論が導かれた。月面に置かれた地震計(月震計)からニッケルや鉄でできた核の大きさが測定され、地球と月が同時に形成されたと考えた場合に予測される大きさに比べて実際の核の大きさが非常に小さいことが分かった。核が小さいということは衝突により月が形成されたとする説の予測と一致する。それは、この説では、月は大部分が地球のマントル、一部が衝突した天体のマントルから形成され、衝突した天体の核から形成されたわけではないと考えられるからである。ジャイアント・インパクト直後には地球は全体が高熱になりマグマの海(マグマオーシャン)が形成されたと考えられており、衝突した天体の核は融けた地球の深部へ沈んでいき地球の核と合体したと考えられている。

588とはずがたり:2014/07/04(金) 18:18:17


ホット・ジュピター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%BC

ホット・ジュピター (Hot Jupiter) は、以下のような特徴を持つ太陽系外惑星のことである。
親星から近い軌道を公転している(中心の恒星から地球 - 太陽間の距離(=1天文単位)の十分の一以下)
高速かつ非常に短い周期で公転している(公転周期は数日。これに関しては後述)
木星級のサイズの巨大ガス惑星である

恒星に極めて近く、強烈な恒星光を浴びるため表面温度は高温になっていると予想されている。「ホット・ジュピター」は直訳すれば「熱い木星」となるが、このような特徴に由来したものである。この種の系外惑星は1995年頃から続々と発見されつつある。
他にも、離心率の大きい彗星のような楕円軌道を描き、灼熱期と極寒期をめまぐるしく繰り返す巨大惑星エキセントリック・プラネットも発見されている。両者はこれまでに発見された百数十個の系外惑星のうち大半、百個ほどを占めているが、後者の方が圧倒的に多い。いずれも、太陽系にある惑星の様子からは想像もつかない惑星である。

典型的なホット・ジュピター(ベレロフォンなど)は中心の恒星からわずか0.05天文単位しか離れていない。中心の恒星が太陽と同じ明るさを持つとすると、この軌道を周回する惑星が単位面積あたり恒星から受け取る光のエネルギーの量は、地球の数百倍にも達する計算になる。そのため惑星表面は熱せられて摂氏数百度を超える高温となっている。かつては太陽系以外の恒星系も惑星の配置・構成は先に述べたような太陽系の姿とさして変わらないだろうと思われてきたが、実際の系外惑星はほとんどの学者が予想だにしない形で発見され、大きな衝撃を与えた。

従来、太陽系以外の恒星にも惑星は存在するだろうと言われており、1940年代から様々な系外惑星探査(プラネット・ハンティング)の試みがなされてきた。しかし、バーナード星など幾つかの星に有力候補が想定されてきたものの、いずれも否定され、太陽系の外の惑星は幻のままであった。SFの世界では多種多様な系外惑星が頻繁に登場するが、初めて現実に太陽系以外の恒星に惑星が発見されたのはようやく1990年代になってからである(詳細は太陽系外惑星の項を参照)。
1995年10月6日、ジュネーブ天文台のミシェル・マイヨール、ディディエル・クエロッツらスイスの観測チームによって、ペガスス座51番星 (51 Pegasi) に木星の半分の質量を持った巨大惑星の存在が確認された。この惑星の軌道は、中心の恒星からわずか0.05天文単位、約750万kmしか離れておらず、水星軌道よりも遙かに内側に入り込み(水星の軌道半径の八分の一)、恒星のまわりを4.2日で周回していることも確認された。この発見は様々な検証を経て間違いなく系外惑星であると確かめられ、これをきっかけとして系外惑星探査に火がついた。すると、他の恒星にも木星型惑星が続々と発見された。ペガスス座51番星の系外惑星は決して特殊な例ではなく、同様のホット・ジュピターの発見が相次いでいる。従来の系外惑星探査は、ほとんどの観測者が太陽系に似た恒星系を想定して探していたため、観測データには既にかかっていたのに、思わぬ盲点となって見落としてしまったようである。
これまでに発見された系外惑星は、先述したように大半がホット・ジュピターあるいはエキセントリック・プラネットであるが、これは宇宙に散らばる恒星のほとんどがそうした灼熱巨大惑星を擁しているというわけではない。大部分の巨大惑星は重力による恒星のふらつきを検出するという方法で観測されているが、恒星のふらつきは質量が大きく恒星と惑星の距離が短いほど大きくなるため、ホットジュピターのような惑星は最も検出が容易である。また、公転周期の短さゆえに観測や確認が短時間ですむという事情もあった。そのため初期に発見された系外惑星はホット・ジュピターが多かったが、より恒星から離れた軌道を持つ惑星も次第に多く発見されるようになっている。

589とはずがたり:2014/07/04(金) 18:26:12

エキセントリック・プラネット
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88

エキセントリック・プラネット(英語: Eccentric planet)とは太陽系外惑星において発見された、軌道離心率の大きなタイプの惑星の俗称である。何をもって離心率が高いとみなすかについて明確な定義はないが、例えば0.1という目安が挙げられる[1]。質量が木星程度のものはエキセントリック・ジュピター(英語: Eccentric Jupiter)とも呼ばれる。
太陽系の惑星は水星を除いてその公転軌道が離心率0.1にも満たず、ほぼ真円に近い状態で運動している。しかしながら、2006年の時点で発見された太陽系外惑星の実に2/3が離心率0.2以上の楕円軌道を描いている。この事はホット・ジュピターとともに、これまでの太陽系形成論を根本的に見直す契機となった。


エキセントリック・プラネットが最初に確認されたのは1996年。前年にペガスス座51番星において、主系列星初の太陽系外惑星が発見されていたが、それとは別に中心星からの距離はある程度離れているものの、離心率の非常に大きな惑星が見つかった。

なおネーミングに関しては、Eccentric という英単語に「軌道離心率が高い」「驚異的な」という2つの意味が含まれていることから、広まっていったようである。

太陽系惑星と比較してその歪んだ軌道の由来に関しては諸説あるが、その中でも最も有力(2007年現在)とされているのがジャンピング・ジュピターモデルである[2]。以下にコンピュータ・シミュレーションによる軌道進化の計算例を紹介する。
どの惑星系においても、当初は惑星の公転軌道はほぼ真円に近い状態で誕生するが、巨大ガス惑星が3個以上存在した場合にはある程度時間が経過すると軌道の歪みが発生。うち1個の惑星は系外に放り出され、残った2個の惑星も非常に離心率の大きな軌道になる。
これは3個の惑星間で公転中互いにやりとりするエネルギーが、特定の惑星に集中してしまうことに起因する。この現象はほぼ例外なく、ある一定の期間(1 - 2桁の誤差がある)を超えると発生するが、巨大ガス惑星が2個以下の場合(すなわち太陽系ならば木星と土星のみ)は「一定の期間」が標準的な恒星の寿命より遥かに長く、事実上は円軌道のまま安定する。よって、太陽系は半永久的に各惑星がほぼ円軌道のままという計算結果も出ている。一方で巨大ガス惑星が3個以上存在すると「一定の期間」は惑星の質量や軌道間隔に大きく左右されるようになる。大質量の惑星が狭い軌道間隔を取っている場合は、その期間は恒星の寿命より短くなり、惑星系が形成されてしばらくすると軌道交差が発生する。

590とはずがたり:2014/07/06(日) 12:54:02
宇宙儲かりまへん「まいど1号」開発拠点閉鎖へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140705-OYT1T50055.html
2014年07月05日 23時01分

まいど1号の開発が進んでいた頃のJAXA東大阪事務所のクリーンルーム。小型衛星の開発拠点としての発展が期待されていた(2004年12月、左端がまいど1号の模型)

 大阪府東大阪市の町工場が中心となって作った小型衛星「まいど1号」の開発拠点だった宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の東大阪事務所が今年度中に閉鎖されることになった。

 小型衛星用の本格的な実験装置を備え、関西の宇宙産業発展の起爆剤にと、期待されたが、同様の設備を導入する大学が増えたことなどから利用が減り、約10年で役割を終えることになる。

 同事務所は2003年、まいど1号の開発構想が浮上した同市内に、JAXA(当時は宇宙開発事業団)が小型衛星開発の拠点として開設した。

 翌年以降、ほこりを遮断した精密機器用のクリーンルームを整備し、真空の宇宙環境を模擬する装置や、打ち上げ時の揺れを再現する振動試験装置も導入。09年1月に打ち上げに成功したまいど1号以外にも、大阪府立大や香川大、鹿児島大などが開発した計18基の小型衛星の試験や検査などに使われてきた。

 ところが、当初60%で推移していた施設稼働率が、ここ数年は25%程度に落ち込んでいた。

 宇宙産業の参入に挑む町工場が増え、利用が広がるとの期待もあったが、JAXAなどによると、「宇宙はすぐに商売につながらない」といった声が上がったほか、同様の試験装置を自前で持つ大学が増えたことから、利用が伸び悩んだという。

 年間の装置維持費が約1000万円かかることが負担にもなり、実験装置を今年度中に宇宙産業の人材育成に取り組む筑波大に無償提供し、それをもって東大阪事務所を閉鎖するという。昨年8月には、宇宙関連事業についての相談窓口機能を同事務所から、利便性の高いJR大阪駅北側の複合施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)に移転した。同事務所についてJAXA広報部は「宇宙開発に携わる人材育成などの面で貢献したが、大学独自の開発環境も整い、使命を終えた」としている。(萩原隆史)

 ◆まいど1号 東大阪宇宙開発協同組合(現・宇宙開発協同組合SOHLA)が開発した約50センチ角の小型衛星。2009年1月、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、雷観測や地球の撮影などの任務に成功。打ち上げから9か月後に運用を終えた。

2014年07月05日 23時01分

591とはずがたり:2014/07/06(日) 13:41:52
筑波大人工衛星  大気圏再突入で消滅か
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20140704-OYTNT50459.html
2014年07月05日

(上)大気圏に再突入し、燃え尽きたとみられる小型人工衛星「結」(2013年12月25日撮影)(下)結プロジェクトの歩みや2号機開発計画を説明する犬塚さん(4日、筑波大で)


 筑波大学が初めて宇宙へ送った小型人工衛星「結ゆい」が、6月29日に大気圏に再突入して燃え尽きたとみられることが4日わかった。同大では宇宙から信号を発して世界中の人たちとの交流を目指したが、何らかの不具合で地上との通信はかなわなかった。開発メンバーはこれまでの経験を糧に2号機開発に乗り出した。

 米国による宇宙空間監視情報から、「結」が地球の周りを回っていることは確認されていた。結プロジェクトを率いる同大システム情報系の亀田敏弘准教授(46)によると、打ち上げ直後に400キロ程度だった高度は、6月下旬に入ると150キロ程度まで低下。大気圏再突入は6月29日午後6時40分頃という。

 「結」は1辺約10センチの立方体で重さ約1・5キロ・グラム。2月28日未明、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット23号機で打ち上げられた。宇宙からバッテリー電圧などのデータを発信、世界中の受信報告をインターネットで集めることなどを目指していた。

 約4か月間、メンバーは深夜や未明であっても、当番を決めて信号受信を試みた。2年の渡辺展正さん(20)は、「努力したことは失敗ではなく成果」と話し、亀田准教授も「構想力や調整力などで学生は非常に成長した」と強調した。

 メンバーは4日に学内向けの説明会を開き、代表の4年犬塚健斗さん(22)らが、これまでの経緯や2号機開発計画を説明。「1号機の反省を生かしてグレードアップし、新しく作っていく」と話し、宇宙への挑戦を続ける決意を新たにした。

2014年07月05日

592とはずがたり:2014/07/07(月) 16:31:23
AFPBB News AFPBB News 2014年07月04日14時42分
太陽系外で「発見」の地球型惑星2個、実は存在せず
http://news.livedoor.com/article/detail/9009072/

議論を呼んでいる2個の惑星は、太陽系から約22光年の距離にある低温の赤色矮星「グリーゼ581(Gliese 581)」の周りを公転しているとみられていた「グリーゼd(Gliese d)」と「グリーゼg(Gliese g)」で、これらはかつて、中心星から近すぎず遠すぎず、液体の水と生命が存在できる可能性がある「ゴルディロックス・ゾーン(生命居住可能領域)」内に存在するとされていた。

 このような地球型惑星はこれまでに数多く発見されており、宇宙には数百億個存在する可能性があるともされている。

 これら2惑星は、遠すぎて裸眼や望遠鏡では観測できず、発見には「ドップラー視線速度法」と呼ばれる手法が用いられた。この手法では、望遠鏡で恒星の光を捉えて、その波長を解析する。周りを公転している惑星の重力で恒星が引っ張られることによる「ゆらぎ」を検出することで、惑星の質量を明らかにできる。

 だが、米ペンシルベニア州立大学(Pennsylvania State University)の天文学者チームによると、グリーゼgとdの正体は惑星ではなく、恒星自体が発した混合信号だという。

「これまで惑星の信号と考えられていたものは、実際には恒星の活動に起因するものだった」

 これまでに発見されている地球型惑星のうちの何個が、単なる混合信号にすぎない可能性があるかを判別するには、さらに研究を重ねる必要があるとマハデバン氏は指摘する。

593とはずがたり:2014/07/29(火) 10:32:03
現代文明社会はこんなにも脆弱なのか??
>NASAは7月23日、2012年に過去150年間で最も強力な太陽風が地球のそばを通り抜け、直撃していたら現代文明を18世紀に引き戻すほどの破壊力だったと発表した。

2年前太陽風が地球とニアミス、直撃していたら200兆円の被害 - NASA
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1014455.html
マイナビニュース2014年7月28日(月)14:56

NASAは7月23日、2012年に過去150年間で最も強力な太陽風が地球のそばを通り抜け、直撃していたら現代文明を18世紀に引き戻すほどの破壊力だったと発表した。

NASAの研究員で米コロラド大学・大気宇宙物理学研究所のダニエル・ベイカー教授は、この太陽風が「1週間早く発生していたら、砲撃を受けていただろう」と述べている。

太陽風とは、太陽から吹き出す電気を帯びた粒子であるプラズマのことで、太陽の表面の外側にある「コロナ」から発生する。太陽で大規模な太陽フレアが発生して吹き出した太陽風に含まれる電磁波や粒子などが地球に被害をもたらす現象を「太陽嵐」という。

実際に、1859年に発生した太陽嵐「キャリントン・イベント」によって、世界中で巨大なオーロラが目撃されたり、欧米の電報システムが使用不可能になったりといった事象が発生した。

2年前の太陽風は地球ではなく、NASAの太陽調査プロジェクトで利用されている衛星「STEREO A」を直撃した。STEREO Aはこうした事象を測定するための装置を備えている。

研究者たちが、STEREO Aから収集したデータを分析した結果、NASAは2年前に発生した太陽風はキャリントン・イベントに匹敵する規模だったとしている。

全米科学アカデミーは、この規模の太陽嵐が直撃したら、現代社会は200兆円以上の経済的損失を被る可能性があると試算している。

なお、物理学者のピート・ライリー氏は今年2月に発表した論文で、過去50年間にさかのぼって太陽風の記録を分析した結果、今後10年間で、キャリントン・イベントと同等の規模の太陽嵐が発生する確率は12%と述べている。

594とはずがたり:2014/08/18(月) 11:25:23
2014.8.16 10:49
日米「宇宙ごみ」監視強化、人工衛星との衝突回避
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140816/lif14081610490012-n1.html

《日米宇宙ごみ監視強化、人工衛星との衝突回避 ガイドライン改定》

 政府は15日、年末までに改定する「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」に宇宙状況監視(SSA)に関する日米両国の協力を盛り込む方針を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。宇宙ごみ(スペースデブリ)の観測情報を米国側に提供することで、人工衛星が宇宙ごみとの衝突を回避し、安全を確保できるよう態勢を強化する。防衛省は、平成21年策定の「宇宙開発利用に関する基本方針」を9月にも改定し、宇宙状況監視の態勢強化を打ち出す考えだ。

 現行のガイドラインは9年に改定されたが、今回の改定作業では、当時は焦点とならなかったサイバーや宇宙といった新分野の協力強化が課題の一つとなっている。政府は、ガイドラインの中間報告に宇宙状況監視の協力を明記することも検討している。

 宇宙ごみをめぐっては、中国が2007年1月、老朽化した自国の衛星を地上からのミサイルで破壊する実験を行い、約3千個を飛散させた。09年2月の米国とロシアの人工衛星の衝突事故でも多数発生している。人工衛星と宇宙ごみが衝突して大きな事故になれば、衛星を利用する通信や放送が遮断されるおそれがあり、対策が急務とされている。

 米国防総省の戦略軍統合宇宙運用センター(JSpOC)は、宇宙ごみが人工衛星に衝突する危険性がある場合、日本をはじめとした他国政府や商業衛星の運用者に無償で警報を提供している。ただ、米国は東アジアにおける観測能力が十分ではなく、同盟国に監視網への協力を働きかけている。

 内閣府の昨年8月の資料によると、日本の人工衛星は政府と民間で計40基あり、世界で4番目。日本政府は「米国から一方的に情報をもらいっぱなしとはいかない」(政府関係者)として協力に応じる方針を決めた。

 今年5月には日米両政府の担当がワシントンで開かれた宇宙包括対話で連携強化に合意した。

 国内の宇宙ごみの観測施設は、レーダーと大型光学望遠鏡が岡山県内に2カ所あり、一般財団法人日本宇宙フォーラムが運営している。独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)もその情報を活用しており、米国への情報提供を試験的に始めている。政府は将来的な自衛隊での活用も視野に、レーダー施設を最新型に更新することも検討するなど、監視能力の強化を目指す。

■宇宙ごみ
 地球の周回軌道上に存在する不要な人工物体。役割を終えた人工衛星やロケットの上段部分、衛星運用時に放出された部品や破片などがある。10センチ以上のごみは2万個以上存在し、それより小さなごみは約60万個とも推定される。大半は地表から2000キロ以下の高度を秒速7〜8キロの高速で周回しており、人工衛星に衝突すると大きな被害を及ぼすおそれがある。

595とはずがたり:2014/08/29(金) 20:12:56
<広島土砂災害>「真砂土以外の地質でも発生」研究者指摘
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20140823k0000m040083000c.html
毎日新聞2014年8月22日(金)20:19

 広島市北部で相次いで発生した土石流などの土砂災害。今回の土砂災害について、軟らかい地質の真砂土(まさど)だけでなく硬い地質でも起きたと指摘している広島大大学院総合科学研究科の海堀(かいぼり)正博教授(砂防学)が22日、広島市安佐南区八木の土石流現場の写真を毎日新聞に提供した。土石流跡に硬いはずの30〜50センチの堆積(たいせき)岩や流紋岩のかけらがみられ、風化して真砂土になる前の花こう岩の巨岩はないことが分かるという。

 海堀教授は「過去に何度も土石流が起きていたことも分かった。今後の雨でこれらの土石が下流に流れる危険性も考えた対策が必要だ」と話した。【小山由宇】

596とはずがたり:2014/09/04(木) 19:57:29
西日本の大雨「30年に一度」…気象庁有識者ら
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140903-567-OYT1T50190.html
読売新聞2014年9月4日(木)08:14

 気象庁は3日、有識者らによる「異常気象分析検討会」の臨時会を開き、8月の天候不順について分析を行った。

 同検討会は、広島の土砂災害をもたらした西日本の大雨について、「30年に1度の現象だった」としている。

 同検討会によると、7月末〜8月上旬は、日本付近の上空を流れる偏西風が平年より北寄りを流れたため、台風12号が東に移動しにくくなり、暖かく湿った空気が日本列島に流れ込んだ。また、同月中旬以降は、一転して偏西風が南下して大きく蛇行。本州付近に前線が停滞しやすくなり、日本への暖かく湿った空気の流れ込みがさらに強くなったという。

 これらが原因で、西日本の太平洋側では、8月の降水量が平年比301%となり、1946年の統計開始以来最多を記録。一方、日照時間は過去最少となった。

平成26年8月豪雨と命名 台風12、11号や前線の影響
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140822/dst14082218360020-n1.htm
2014.8.22 18:36

 気象庁は22日、今月に入ってから台風12号と11号や前線の影響で西日本各地に大規模な被害が出た記録的大雨を「平成26年8月豪雨」と命名したと発表した。対象は7月30日以降に各地で発生した大雨で、期間が3週間以上になったのは異例。

 今回の豪雨では、21日までの通算雨量が高知県香美市の約2300ミリを最高に、同県内の3地点で2千ミリを超えた。

 大規模な土砂災害が起きた広島市安佐北区で観測した101・0ミリの1時間雨量は対象期間中の全国最多。ほかにも川が氾濫した京都府福知山市など全国の各地で記録的な雨量となった。

 気象庁は顕著な災害を起こした自然現象に関し、大規模災害の経験や教訓を将来に共通認識として伝える観点から統一的な名称を定めており、命名は2012年7月の九州北部豪雨以来。

597とはずがたり:2014/09/05(金) 13:53:37
小惑星が接近、「非常に近い」距離を通過へ NASA
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140905-35053357-cnn-int
CNN.co.jp 9月5日(金)10時5分配信

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、新たに見つかった小惑星が米国時間の7日、地球から「非常に近い」距離を通過すると発表した。

小惑星「2014RC」の直径は推定18メートル。米アリゾナ州にある観測所が8月31日に発見した。日本時間の8日午前3時18分ごろ、ニュージーランドの上空を通過する見通し。

NASAによると、この小惑星が地球に衝突したり、地球軌道を周回する人工衛星に衝突したりする恐れはない。肉眼では見えないものの、望遠鏡を使えばアマチュア天文家でも観測できそうだという。

地球を脅かす恐れのある小惑星は大量にあるとNASAは推定する。しかし近い将来、地球に衝突する可能性のあるものは現時点で見つかっていないという。

ただ、発見されないまま地球に接近する小惑星もある。2013年2月に大気圏に突入した小惑星は、ロシア上空で爆発して1500人あまりが負傷した。この爆発は核爆弾30発分もの威力があったが、事前の観測では見つかっていなかった。

一方、NASAが発見して観測を続けていた別の小惑星は、同じ日に無事、地球付近を通過した。

NASAは地球に被害をもたらす恐れのある小惑星の追跡を加速させ、地球からそらす方法について研究を進めている。

598名無しさん:2014/09/08(月) 21:12:09
【宇宙】火星で「水」が見つかる…岩から水が流れ出す様子を撮影(画像あり)

火星で「水」が見つかりました。無人探査車キュリオシティが撮影しました。
http://amenama.on.arena.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/09/mars_water.jpg
http://amenama.on.arena.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/09/raw_image.jpg
http://amenama.on.arena.ne.jp/?p=1839

岩の割れ目から水が染み出し、砂地に流れ出しているようです。

画像は火星暦712日目(地球暦2014年8月7日)に撮影されたもの。生データはNASA公式サイトから確認できます。
http://mars.jpl.nasa.gov/msl/multimedia/raw/?rawid=0712MR0030300290402561E01_DXXX&amp;s=712

この画像について、現時点では、NASAのコメントは出ていないようです。

火星では今年の5月に鳥のタマゴのような物体も見つかっています。
http://amenama.on.arena.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/05/egg_on_mars.jpg
http://amenama.on.arena.ne.jp/?p=1105

599とはずがたり:2014/09/27(土) 19:26:55

御嶽山が7年ぶり噴火 気象庁「収束の判断難しい」
http://www.asahi.com/articles/ASG9W4CDNG9WUTIL00B.html
2014年9月27日17時15分

 気象庁は27日、長野と岐阜県境にある御嶽山(標高3067メートル)が噴火した、と発表した。御嶽山の噴火は2007年3月以来。気象庁は、噴火警戒レベルを入山規制のレベル3とした。午後3時50分現在、噴火は続いているものとみられ、岐阜、長野、山梨の3県で降灰に注意するよう呼びかけている。

トピックス:御嶽山噴火
(withnews)御嶽山が噴火、ツイッター画像まとめ
 気象庁によると、噴火は27日午前11時53分。国土交通省中部地方整備局が御嶽山の南側に設置しているカメラでは、噴煙が南側斜面を3キロ以上流れ降りている様子が観測された。山頂の火口付近から周囲4キロ程度の範囲で、噴火に伴う大きな噴石への警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、噴火の約10分前に、火山活動が活発になる際にみられる「火山性微動」を観測した。また、御嶽山では9月に入って火山性地震が急増。10日に52回、11日には85回の火山性地震を観測していた。

 今後、大規模な噴火につながる可能性について、気象庁の北川貞之・火山課長は記者会見で「地殻変動もみられていないので、それほど大規模な噴火に至るとは考えていないが、今回と同程度には至る可能性があると考えている。活動がいつごろ収束するかを判断するのは、なかなか難しい」と話した。

 御岳山では1979年10月、剣が峰の南西側の斜面で、マグマが地下水を熱することで起こる水蒸気爆発が発生、登山者1人が軽いけがをした。

600とはずがたり:2014/09/27(土) 19:28:53
熱風の痕跡を確認 噴火の口永良部島
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140805/dst14080522590014-n1.htm
2014.8.5 22:59 [火災・放火・爆発]

 鹿児島地方気象台は5日、3日に噴火した口永良部島新岳(鹿児島県屋久島町)の現状をヘリコプターで調査した。火山ガスや火山灰がまじった高温の熱風「火砕サージ」の痕跡を確認した。

 気象台によると、火口の西から南西側にかけての8合目付近に、熱風で樹木が焼けたような跡があった。火口の様子は厚い雲に覆われて把握できなかったため、天候の回復を待って再調査する。

鹿児島・口永良部島で噴火 昭和55年9月以来 入山規制に
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140803/dst14080317410008-n1.htm
2014.8.3 17:41
 鹿児島地方気象台は3日、口永良部島(鹿児島県屋久島町)の新岳で午後0時24分に噴火があり、噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げたと発表した。県警によると、けが人や家屋などへの被害はないという。

 同気象台によると、新岳の噴火は昭和55年9月以来。噴煙は火口から少なくとも800メートルは上がったという。

 同町は、噴火活動が今後も活発となる可能性があり、噴石などの影響も懸念されるとして島の全住民77世帯、135人に避難準備情報を出した。

601とはずがたり:2014/09/27(土) 19:29:45

阿蘇山で小規模噴火 警戒レベル引き上げ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140830/dst14083011340004-n1.htm
2014.8.30 11:34 [天気・気象]

 気象庁は30日、熊本県・阿蘇山の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。中岳第1火口で2月19日以来の小規模な噴火が確認されたため。

 福岡管区気象台は、火口から約1キロの範囲で今後、大きな噴石を飛ばす噴火が発生する可能性があると注意を呼び掛けている。阿蘇市は30日、火口周辺を立ち入り禁止にした。

 阿蘇山の警戒レベルは昨年12月27日に1から2に引き上げられたが、火山活動が弱くなり、3月12日に1に引き下げられていた。

2014年07月22日
阿蘇山の湯だまり干上がる 21年ぶり、噴火兆候なし
http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2014/07/22/30aso/
 熊本県・阿蘇山の中岳の湯だまりが干上がり、火口の底が見える状態になっていることが22日、分かった。福岡管区気象台によると、湯だまりが干上がるのは、1993年以来21年ぶり。湯だまりは昨年3月から減少傾向が続き、今月17日の現地調査で完全に干上がったことが確認された。梅雨期の降雨量が少なかったことや、火山活動が活発化したことで湯だまりが高温になり蒸発が進んだことが要因という。阿蘇山では火山活動の指標となる「孤立型微動」が増加しており、19〜21日は、1日千回以上観測された。同気象台は「火山活動は活発化傾向にあるが、噴火の兆候はみられない」として、噴火警戒レベルは「平常」の1のままにしている。

602とはずがたり:2014/09/27(土) 19:36:26
>>599

御嶽山が噴火 噴石の飛来、警戒呼び掛け
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140927/dst14092712560005-n1.htm
2014.9.27 12:55

 気象庁によると、27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が噴火した。気象庁によると、中部地方整備局が設置しているカメラでは南側斜面を噴煙が流れ下り、3キロを超えるのを観測した。

 気象庁は居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予想している。山頂火口から4キロ程度の範囲で噴火に伴う大きな噴石の飛散などに警戒するよう注意を呼び掛けている。

 気象庁は警戒レベルを平常の1から入山を規制する3に引き上げた。

「息苦しいほど火山灰が…」と登山客 慌ただしく下山 約100人が小屋泊キャンセル
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140927/dst14092716520010-n1.htm
2014.9.27 16:52 [事故・災害]

 「息苦しいほど火山灰が降った」。景色を楽しむ人らでにぎわう御嶽山で起きた突然の噴火に、山小屋の関係者は驚きの声を上げ、登山客は慌ただしく下山した。

 9合目にある「五の池小屋」の女性スタッフによると、27日正午前に「ゴロゴロ」「ブクブク」という聞いたことがない音がして、灰が降り始めた。小屋の周りには灰が降り積もって、息苦しいほどだという。

 週末とあって、30〜40人の登山客が滞在していたが、警察から緊急に下山するように指導を受け、午後2時ごろには、ほとんどの客が小屋を出発。27日は約100人の予約があったが、すべてキャンセルになった。

 8合目にある山小屋の女性は「噴火の音は聞こえなかったが、火山灰はかなり降った」と話した。小屋には一時100人ぐらいの登山客が避難してきたが、午後2時には慌ただしく下山を始め、ほとんどいなくなったという。7合目までロープウエーで上ることができる。

山小屋の経営者「どん、どんという音がした」「暗くなって灰が…」
2014.9.27 15:59 [事故・災害]
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140927/dst14092715590007-n1.htm

 27日に噴火した御嶽山について、7合目にある山小屋「行場山荘」を経営する田ノ上徳延さん(67)は「どん、どんという音が4、5回した。すぐに暗くなって、灰が降ってきた」と噴火のときの様子を語った。降灰は1時間ぐらい続き、2、3センチ程度積もったという。

 標高1100メートル付近にある温泉宿の女性経営者は「噴火の音は聞こえなかったが、外に出たら薄い霧がかかっていると思ったら、灰が降っていた。道路も白くなっていた」と話した。

 御嶽山南側の長野県王滝村では、噴火後に対策本部を立ち上げ、被害状況などを確認している。村ではマイクロバス複数台を7合目にある登山口の田の原に向かわせ、登山者を下山させるという。

 噴火後に村役場に駆け付けた男性職員は「役場の方ではまだ降灰は確認していない。けが人はいるという情報はあるが、数などはまだ分からない」と話した。今後の対応については「まだ発表できる状態ではない」と動揺した様子だった。

603とはずがたり:2014/09/27(土) 19:42:46

<御嶽山噴火>7人が意識不明 4人重軽傷
毎日新聞 9月27日(土)17時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140927-00000050-mai-soci

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽(おんたけ)山(3067メートル)の27日の噴火で、長野県は同日午後4時現在、7人が意識不明の重体と発表した。このほか、4人が重軽傷という。【巽賢司、福富智】

 ◇入山規制に引き上げ

 気象庁は27日、御嶽山の噴火に伴い、噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げた。同日午後に発表した御嶽山に関する噴火警報の概要は次の通り。

1.火山活動の状況及び予報警報事項
・本日(27日)午前11時53分ごろ、御嶽山で噴火が発生しました。
・山頂火口の状況は視界不良のため不明ですが、中部地方整備局が設置している滝越カメラにより南側斜面を噴煙が流れ下り、3キロメートルを超えるのを観測しました。
・今後も居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予想されますので、山頂火口から4キロメートル程度の範囲では、噴火に伴う大きな噴石の飛散等に警戒してください。

2.対象市町村
長野県:王滝村、木曽町
岐阜県:高山市、下呂市

3.防災上の警戒事項
 火口から4キロメートル程度の範囲では大きな噴石の飛散等に警戒してください。
 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。

(参考)噴火警戒レベルの説明
レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要
レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要
レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立ち入り規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等
レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立ち入り規制等
レベル1(平常):状況に応じて火口内への立ち入り規制等

604とはずがたり:2014/09/29(月) 08:02:10
火山噴火予知連絡会の敗北宣言か。

【御嶽山噴火】
「わわわれの予知レベルはそんなもの」「近づくな…でいいのか」 予知連会長が難しさ語る
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140929/dst14092900140002-n1.htm
2014.9.29 00:14

御嶽山噴火について、火山噴火予知連絡会拡大幹事会の見解が気象庁での会見で発表された。左から火山噴火予知連絡会副会長の石原和弘、同会会長の藤井敏嗣、気象庁地震火山部火山課長の北川貞之=28日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

 「われわれの予知のレベルはまだそんなもの」「活火山には近づくな、でいいのか」。専門家らによる火山噴火予知連絡会が28日開いた藤井敏嗣(としつぐ)会長(東大名誉教授)らの記者会見は、噴火予知の難しさを改めて浮き彫りにした。詳報は次の通り。

 −−11日には火山性地震が多発していたが、予知はできなかったのか

 藤井氏「もともと今回起こった水蒸気爆発を予知するのは非常に難しい。突発的に起こることが多く、11日の地震が前兆なのかという保証もない。それをもって予知に失敗したというかもしれないが、ある意味では仕方のない状態。われわれの火山噴火予知に関するレベルというのはまだそんなもの。ただ、もう少し情報の伝達に関しては、直接、登山客に対する働きかけがあってもよかったかもしれない」

 −−噴火警戒レベルの上げ方、登山者への注意喚起のあり方については

 藤井氏「少しでも危険があるんだったら近づかないというのも手だ。そうすると活火山には近づくなということになるが、本当にそれでいいのか。完全に安全だということは自然現象に関してはあり得ない。もし完全な安全を求めるのであれば、危険なところには一切近づかないという解があってもいいが、それは住民、国民が納得するかどうか」

 「こういう異常があって、次にどういうことが考えられるか、もう少し丁寧な情報発信があってもいい。噴火警戒レベルがあるから100%予知ができる、噴火の前にレベルを上げることができるというようなことは考えないでほしい。今回、今まで御嶽山で経験したことのない現象を経験したわけですから、警戒レベルそのもの、レベルの上げ方を改善していく余地はある」

 −−今回の噴火で他の活火山への影響はないのか

 藤井氏「それはないと思う。マグマは火山ごとに独立しているので、それをもって隣で起こることはない。そういう例はわれわれは認識していない。たまたま隣同士で噴火があっても、それは因果関係はない」

 −−死傷者が多数出た

 藤井氏「確かに(死傷)数は非常に多い。活火山に登る以上は事故に遭う可能性はある。活火山に登ることはリスクがあるんだということは考えてほしい。人がたくさん集まっていることでは、たとえ小さな噴火でも大きな災害になるということが活火山の宿命みたいなもの。近づくときはそういうリスクがあることを登山客に考えてもらい、最低でもヘルメットは持って山に登るということを考えるのが活火山の場合、当然だと思う。噴火規模の大きさで災害の大きさが決まるわけではない」

 −−御嶽山の観測体制の増強は必要か

 藤井氏「それは当然。御嶽山の観測体制は必ずしも十分だとは思えない。例えば傾斜計を設置しているところは1点しかないとか、地震計も必ずしも適切な位置に設置されているとは限らない。もっと観測体制を充実させる余地はあると思う。今後のことを考えれば当然、観測体制の充実は図られるべきだと思う」

605とはずがたり:2014/09/29(月) 08:04:30

登山届“形骸化”し情報錯綜 難しい安否確認 「面倒だから提出しない人多い」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140928/dst14092821250040-n1.htm
2014.9.28 21:25

 噴火から一夜が明け、御嶽山では自衛隊や警察、消防による負傷者らの救助活動が本格化した。ただ、登山者の安否をめぐる情報は錯綜(さくそう)した。登山者の安否確認が難しいのは、「登山届」を提出していない登山者が多く、警察などが登山者の正確な人数や個人名を把握するのが難しいためだ。また、御嶽山が長野、岐阜県境にあり、自治体が複数にまたがり情報の集約をしにくかったことも影響したとみられる。

 長野県木曽広域消防本部は27日午後10時ごろ、御嶽山の噴火で「女性1人が死亡」と報道関係者に説明した。しかし、その後「根拠がない情報だった」として取り消した。負傷者の数をめぐっても、県や消防などで情報が食い違う場面もみられた。

 「不特定多数が訪れる登山では、登山者の安否確認を百パーセント実行するのは残念ながら不可能だ」。長野県王滝村の担当者は、こう指摘する。

 事故などの場合に登山者の捜索の重要な手がかりとなるのが登山届だ。登山者が氏名や住所、緊急連絡先、装備などを記載して登山口のポストに投函(とうかん)する。ただ、きちんと提出する人はそれほど多くはない。

 御嶽山には長野、岐阜両県の計4ルートにそれぞれ設置されているが、登山条例で義務づけられている富山、群馬両県と違い、提出は任意だ。長野県では提出率を上げるため事前にスマートフォンでの提出も始めたが、同県木曽町観光協会の担当者は「面倒だから提出しない人も多い。半数程度しか提出していないのではないか」と話す。頂上まで登らないことから登山ではないと勝手に判断し、登山届を出さないケースも少なくないという。
 登山届に代わり、自治体が安否確認の根拠にしているのが、山小屋の従業員や下山者への聞き取り。登山者と連絡が取れなくなった家族からの情報も重要視しているが、断片的な情報を集約するのは難しい。

 御嶽山が長野、岐阜両県の4市町村にまたがっていることも、安否情報が混乱る原因となったとみられる。このため、長野県は28日、ばらつきがある安否情報をすり合わせる目的で県と木曽町、王滝村間の情報集約を始めた。しかし、両県間での情報のすり合わせはまだ始まっておらず、長野県側のルートから入山し、岐阜県側ルートで下山した登山者の安否確認などには不安が残る。

606とはずがたり:2014/09/29(月) 08:04:41

降灰、硫黄臭…救助阻む障壁 好天でも午後1時半で終了
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140928/dst14092822030042-n1.htm
2014.9.28 22:03

 御嶽山で28日早朝から再開した救助活動は、上空と地上の両面から、計5カ所の山小屋付近で計21人の生存者を救い出したものの、降灰や硫黄臭などの障壁が立ちはだかり、難航。好天にもかかわらず、昼過ぎで撤収を余儀なくされた。

 長野県王滝村役場によると、地上からは午前6時40分ごろから開始。自衛隊、警察、消防合わせ、王滝口から187人、黒沢口から180人の計367人態勢で、負傷者や下山できなかった人たちの救助を目指した。火山性ガスを検知する装置を使いながら登るため、普通の登山スピードより少し遅いペースだった。

 午前11時ごろには両登山口で8合目まで到達し、ヘリで20人、地上から担架で1人の救出に成功した。

 だが山頂付近では、呼びかけにも反応せず、横たわったままの登山者10人以上を目の前にして、撤収せざるを得なかった。

 「灰に埋もれるなど環境が険しく、近寄ることもできなかったと聞いている」。陸自第12旅団(群馬県榛東(しんとう)村)第13普通化連隊の田中浩二3佐は苦渋の表情で語った。撤収を決断した最大の理由は昼過ぎから強くなった硫黄臭だ。

 陸自は今回、防弾チョッキや強度を増したヘルメットなど普段以上の重量を負って活動した。硫黄臭への対策として、防塵マスクやゴーグルも装着したが、酸素ボンベは1本20分ほどしかもたないため、装備できなかったという。上空からの救助も、ヘリがホバリング(空中停止)すると、風で火山灰が舞い上がりエンジン機器に不具合が生じる危険性があることから、断念せざるを得なかった。

 田中3佐は「現場はぬかるんでおり、泥の中にはまだまだ多くの人が残されている可能性がある。できるだけ早急に収容したい」と話した。

607とはずがたり:2014/09/30(火) 11:50:13

<御嶽山噴火>蔵王山、秋田駒ケ岳、吾妻山、八甲田山の4火山が活発化 仙台気象台「今後に注意」 /宮城
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20140930ddlk04040025000c.html
毎日新聞2014年9月30日(火)11:06

 多くの犠牲者を出した長野・岐阜県境の御嶽山噴火を受け、仙台管区気象台は東北地方の18活火山うち蔵王山、秋田駒ケ岳、吾妻山、八甲田山の4火山の活動が昨年ごろから活発化しているとして、「直ちに噴火する兆候は認められないが、今後の推移に注意が必要」と呼びかけている。【金森崇之】

 同気象台によると、東北の活火山のうち、国が24時間の常時監視が必要な対象に選定しているのは10火山。現在はいずれの山も「平常」な状態で、登山や周辺での日常生活に支障はないという。

 ただ、宮城・山形両県にまたがる蔵王山は、昨年から地震活動が活発になり、同気象台はカメラの台数を増やすなどして監視体制を強化している。今年8月7日には計44回の火山性地震が発生し、観測史上1日当たりの最多を記録。同月は計106回と1月当たりの最多で、マグマなどの流体の移動が原因とされる火山性微動も3回観測した。今月も28日までに火山性微動が1回、地震が5回発生している。一方で噴気などの表面現象は確認できておらず、噴火警報を発令する状況にはないという。

 秋田・岩手県境の秋田駒ケ岳と、福島・山形県境の吾妻山は、火山性地震は少ないものの噴気活動が続いており、注意が必要だとしている。

 青森県の八甲田山は、常時監視が必要な火山に選定されていないが、東日本大震災以降に地震が増加。地殻変動も見られたとして同気象台が監視を強化しているが、地震の回数は減ってきており、「現在は落ち着いた状況」だという。

 一方、東北の自治体の噴火対策には遅れが目立つ。自治体や気象台、火山専門家らが住民などの避難計画を共同で作成するための「火山防災協議会」を設置しているのは、八甲田山▽岩手山▽秋田駒ケ岳▽秋田焼山のみで、周辺自治体全ての避難計画が完成しているところはない。

 常時監視が必要な10火山のうちこの他の7火山では、吾妻山▽安達太良山▽磐梯山▽岩木山▽蔵王山で今年から来年度にかけて協議会を設置する方針だが、栗駒山と鳥海山は設置の時期も決まっていない。

 同気象台は「御嶽山のような水蒸気噴火は前兆現象がないことが多い。(東北の火山も)噴火する可能性がないとは言えない。(登山者らは)噴火のリスクがあることは頭の片隅に置いてほしい」とする。

608とはずがたり:2014/10/05(日) 16:24:58
南極海氷面積、3年連続最大=北極は6番目に小さく−JAXAなど
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014092500045&amp;rel=y&amp;g=soc

衛星「しずく」で9月20日に観測した南極大陸を取り巻く海氷(白い部分)。3年連続で観測史上最大を更新した(JAXA提供)
 南極大陸を取り巻く海氷の面積が、3年連続で衛星による観測史上最大を更新したと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が25日までに発表した。一方、北極海を覆う海氷の面積は観測史上6番目に小さくなったと、米航空宇宙局(NASA)などが発表した。
 9月半ばは南極では冬、北極では夏の終わりに当たり、海氷面積が1年でそれぞれ最大、最小となる。両極の氷は地球全体の気候に大きな影響を与えており、長期的な温暖化傾向との関係の解明が期待される。(2014/09/25-05:02)

609とはずがたり:2014/10/08(水) 22:34:03
土砂流出、想定の4倍超=深層部から押し出され―広島災害で学会
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-141008X833.html
時事通信2014年10月8日(水)19:27
 74人が死亡した広島市北部の土砂災害について、土木学会と地盤工学会の調査団は8日、土石流で一般的な山の表層崩壊で発生する量を大きく上回る土砂が流出したとする調査結果を公表した。大量の雨で地下水の圧力が高まり、深い部分の土が吹き上げられた可能性が考えられるという。

 被害が大きかった安佐南区八木3丁目付近の渓流では、広島県の予測量の4.6倍の土砂が流れ出ていたほか、大半の地点で想定を上回った。

 記者会見した土田孝団長(広島大教授)は「不安定でない岩が相当流れており、表層崩壊では説明できない。今後さらに詳細に調査し、より正確な被害予測に役立てたい」と話した。

610とはずがたり:2014/10/08(水) 22:34:45

御嶽山噴火 救助隊襲う高山病や低体温症「想像以上に厳しい環境」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20141008576.html
産経新聞2014年10月8日(水)18:33

 御嶽山の噴火で8日も続けられた行方不明者の救出・捜索活動。台風18号の雨で泥状になった火山灰が少し固まったが、標高3千メートルの山頂付近での捜索では困難を極めている。空気が薄く高山病のような症状を訴え、離脱を余儀なくされる隊員も出ているという。寒さも厳しく冠雪をにらみながらの苦しい活動が続いている。

 「目の前の20〜30メートルがこんなに遠いとは思わなかった」。陸上自衛隊第30普通科連隊第2中隊長の寺田秀文3佐(40)は、山頂付近の活動をこう語る。

 隊員は10〜20キロほどの装備を背負い、火山ガスが検出されると防毒マスクを装着。高所で空気が薄く、少しの活動でも「息が上がってしまう」(寺田3佐)。

 隊員はゆっくりと動くように心がけているが、ふとした瞬間に急ぐと、頭痛などの高山病の症状が出ることもあるという。7日の捜索では、寺田3佐の隊41人のうち4人が症状を訴え下山を余儀なくされた。

 寒さも厳しく、山荘の軒先には氷柱が下がっているという。連日の雨で水を含んで泥状になった火山灰に首までつかり、低体温症の症状が出て診察を受ける隊員もいた。

 斜面で足を踏み出すと火山灰の表面が動き、大崩落につながる滑落の恐れがある地点もあった。8日は泥状の火山灰は多少固まったが、隊員にはロープを持たせ、万一、再びひどくなった場合は、1人での作業を禁じ、5〜6人をつないで一緒に作業させる方針が示されていた。

 寺田3佐は昨年10月の伊豆大島の土石流災害でも救出活動に携わったが、「やはり標高の違いがある。高所の活動がこれほどまでに厳しいとは想像できなかった。ただ、残る不明者の救出のため、一歩ずつ前進させたい」と話していた。

611とはずがたり:2014/11/08(土) 14:17:09
??よおわからん。。

後の十三夜:171年ぶり「ミラクルムーン」
http://mainichi.jp/select/news/20141106k0000m040054000c.html
毎日新聞 2014年11月05日 21時24分(最終更新 11月05日 22時42分)

 171年ぶりの珍しい「後(のち)の十三夜」の月が5日、日本各地で観察された。前回観賞できたのは江戸時代後期の1843年。天文ファンの間では「ミラクルムーン」と注目を集めた。

 美しい月として親しまれる「名月」は通常年2回、旧暦8月15日の「十五夜」と同9月13日の「十三夜」に現れる。「後の十三夜」の月は、年3回目となる珍しい「名月」。旧暦では3年に1度、「うるう月」を入れて季節とのずれを調整する。旧暦に従うと、今年は171年ぶりに9月にうるう月が入り、11月5日が2度目の「十三夜」となった。これが「後の十三夜」と呼ばれる。【河内敏康】

612とはずがたり:2014/11/29(土) 08:32:50

阿蘇山は「マグマ噴火」 噴煙1500m、長期化懸念も
共同通信 2014年11月27日 21時20分 (2014年11月27日 21時39分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141127/Kyodo_BR_MN2014112701001734.html

 福岡管区気象台(福岡市)は27日、熊本県・阿蘇山で続いている小規模な噴火は、マグマが直接噴き出す「マグマ噴火」と確認したと発表した。過去の例などから小規模な噴火が長引く可能性があるとの見解も示した。噴煙は一時、小規模噴火が始まってから最も高い約1500メートルに達した。
 ただ気象台は、今のところ噴火の規模がさらに大きくなる危険はないとみており、噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)を維持する。
 気象台は27日、ヘリコプターによる上空からの観測や、火口付近の現地調査を実施。午前11時半ごろに、約1500メートルの噴煙を確認した。

613荷主研究者:2014/11/29(土) 15:25:03

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141010eaak.html
2014年10月10日 日刊工業新聞
東北大、ハワイで惑星大気観測を開始−福島・飯館村の望遠鏡をハレアカラ山頂へ移設

 東北大学は、同大が所有する天体観測の望遠鏡を福島県飯館村から米ハワイ・マウイ島のハレアカラ山頂へ移設し、本格運用を始めた。太陽系で最も活動度が高い活火山を持つ木星衛星イオの活火山の活動モニターと木星磁気圏影響や、火星大気の気候変動現象などを調べる。

ハワイに開設した惑星大気観測専用望遠鏡T60の外観(東北大提供)

 運用を始めたのは「惑星大気観測専用望遠鏡T60観測施設」。東北大大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センターが所有する施設で、日本では一つだけだった直径60センチメートルの反射式惑星大気観測専用望遠鏡を移設。建物は延べ床面積約30平方メートル、鉄筋コンクリート造りの2階建て。飯館村では原発事故の影響で、空間放射線量が毎時6・5マイクロシ−ベルトと高く、観測が困難となっていた。

 同大は移設された場所が観測条件に最適と判断、これまで約30年間観測などで協力関係のあるハワイ大学の敷地である同山頂の建物を改造し、開設された。

614荷主研究者:2014/11/29(土) 15:43:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141025_13025.html
2014年10月25日土曜日 河北新報
宇宙ごみ・人工衛星落下実験に挑戦 東北大

超小型人工衛星による軌道離脱実証実験のイメージ図。中央の人工衛星が大きく膜を広げて減速する(東北大大学院工学研究科提供)

 地球の周りを漂う「宇宙ごみ」問題の解決を目指し、東北大大学院工学研究科のチームが、宇宙ごみ発生の原因の一つである人工衛星を、意図的に落下させる実証試験に挑む。大きく膜を広げてブレーキをかけ、地球の引力で引き寄せる。軌道からの離脱だけを目的とした人工衛星は国内で初めて。

 実験に用いる超小型人工衛星「FREEDOM(フリーダム)」は、東北大大学院工学研究科が産業機械製造の中島田鉄工所(福岡県)と共同開発した。

 衛星は10センチ立方で約1.3キログラム。軌道上で地上からの信号を受けると、厚さ0.01ミリのポリイミド製薄膜を1.5メートル四方に展開する。宇宙空間のかすかな空気抵抗を利用して徐々に減速し、2週間程度で大気圏に突入する。

 工学研究科の桑原聡文助教は「シンプルな作りで故障のリスクが少ない。ロケットエンジンなどの推進装置を使わない受け身の方法で、衛星を確実に落とす」と説明する。

 フリーダムは2016年4〜9月ごろ、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に運ばれ、高度約400キロメートルの軌道上に放出される。宇宙航空研究開発機構が無償で打ち上げる小型衛星5機のうちの一つに選ばれた。

 工学研究科は、最終的に50キログラム級の人工衛星を高度約900キロメートルから25年内に落下させる技術の開発を目指す。桑原助教は「膜展開式は、小型衛星の軌道離脱に優れた効果が期待できる。複数にして面積を広げれば大型の衛星にも適用が可能だ」と話す。

[宇宙ごみ] 運用を終えた人工衛星やロケット、その破片など地球を周回する軌道上の人工物。宇宙開発に伴って増加している。徐々に高度を落として300〜400年後には大気圏に突入するが、国際宇宙ステーションや活動中の人工衛星に衝突する危険があるとして、その対策が国際的課題となっている。

615とはずがたり:2014/12/05(金) 14:11:15
長野地震の現場付近で地磁気異常が発生中、ついに富士山噴火カウントダウン?
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141203/Shueishapn_20141203_40041.html
週プレNews 2014年12月3日 06時00分 (2014年12月5日 13時02分 更新)

11月22日午後10時過ぎ、長野県北部地域をM(マグニチユード)6.7、最大震度6弱の強い揺れが襲った。この地震は白馬村付近を南北に走る約30㎞の神城断層で発生し、震源域が地下約5㎞と浅かったために揺れが大きくなった。死者はいなかったが、24日集計で負傷者44名、全半壊住宅220棟以上の被害が出ている。

本誌取材班が地震発生から約10時間後に現地へ向かうと、路面の亀裂や段差があちこちで見られ、県道31号ではコンビニ商品の落下、室内家具の転倒、家の門扉のゆがみなど、被害の爪痕が至る所に。道の駅で聞いた話では「朝、リンゴ畑の様子を見に行くと木の下に2、3個の実が転がっていたんです。よほどの大風でなければ実が落ちないので、今回の地震の大きさを実感しました」。

地震発生時にニュートンも驚くような強い「G(重力加速度)」と「ガル(振動加速度)」がリンゴの木を揺さぶり、実を振り落としたのだろう。

さらに、神城断層と並行する糸魚川街道(国道148号)の白馬村へ入ると、ますます路面の破損が目立ち、道路標識や電線などが小刻みに揺れ動く様子がわかった。そして白馬村から小谷村へ北上するにつれて“カーナビの不調”が頻繁に起きるようになった。急に画面の進行表示が止まったり、ガイド音声が出なくなるトラブルが増えていったのだ。

こうしたカーナビの機能不全は、長野県南部地域で起きやすいことが知られてきた。特に伊那市と大鹿村の境にある「分杭峠(ぶんぐいとうげ)」付近では日常的にカーナビが使えない場所が多い。その原因は、九州からこの地域まで延びた巨大断層帯「中央構造線」と「糸魚川静岡構造線」が伊那地方でぶつかるためだと推定されている(右図参照)。日本列島の真ん中を走る強大な地殻変動の圧力が地磁気をゆがめ、カーナビの心臓部=GPS機能を狂わせるらしい。

これと同じ現象が新たに糸魚川静岡構造線の北端でも起き始め、22日夜の地震発生後も続いている。つまり、この神城断層地下には未解放の強大な地震エネルギーが残っているのだ。23日に招集された「地震調査委員会」では、この地震の4日前から3日前にかけて、ほぼ同じ震源で「前兆」らしき群発地震が起きていた事実が報告された。しかし、もう少し時間幅を広げると、ほかにも今回の地震と結びつくふたつの現象があった。それは岐阜県飛騨地方で今年5月初旬から始まった「飛騨地方群発地震」と、9月27日に突如として起きた「御嶽山」の水蒸気爆発だ。日本列島の地殻変動について「国土地理院」が発表した最新データを見ると、東北地方は東方向へ、関東以西と北海道は北西方向への移動がここ1年間で加速している。この日本全域で進行中の地殻変動が阿蘇山、蔵王山などの火山活動にも影響しているのだろう。しかし、やはり警戒すべきは地殻のひずみが最も集中した日本列島の中央部だ。


今年、糸井川静岡構造線地域で連続発生してきた異常事態は、間もなく関東・東海・中部地方で起きる大規模な地震・火山災害、つまり富士山噴火の予兆とも考えられるのである。

(取材・文/有賀 訓)

616とはずがたり:2014/12/19(金) 19:16:25
2014.12.18 THU
火星に生命が存在する可能性か。探査機が確認した「メタンのスパイク現象」
http://wired.jp/2014/12/18/nasa-curiosity-methane-mars/

火星探査機「キュリオシティ」が、高濃度のメタンが局所的に急増する「スパイク」現象を確認した。岩石に有機分子が含まれることも確認されている。

米航空宇宙局(NASA)の火星探査ローヴァー「キュリオシティ」が、メタンのスパイク(急増)現象を検出した。これは、「赤い惑星」に生命体が存在する可能性を示唆するものだ。
12月16日付けで科学誌『Science』のウェブサイトで公開されたデータによると、メタン濃度が急激に通常の10倍ほどに跳ね上がる現象が確認されており、微生物の存在も考えられるという。
キュリオシティは過去20カ月にわたり、火星の大気にメタンが存在する兆候がないか調べ続けてきた。キュリオシティが観測してきたメタンの背景濃度は、ずっと低い状態が続いていたが、今回検出された一時的な急上昇は、「局所的なメタンの発生源」があることを示している。
これまでに計測されたメタンの背景濃度は0.7ppbほど(地球の大気に含まれるメタンの量の約1/4,000)だったが、問題のスパイクは、この濃度を7〜9ppbに押し上げるものだ(2013年末と2014年はじめに確認されたという)。
「急激に上がって、また元に戻るという一時的なメタン増加のパターンから見て、比較的局在的な発生源があるのに違いない」と、キュリオシティ担当科学者チームのシュシル・アトレイヤは言う。

ただし、そのメタンがどこから来ているのかは、まだ明らかになっていない。今回のメタンの発見が、ただちに生命が存在する可能性につながるわけではなく、岩と水の化学反応によってメタンが生じることも知られている。
NASAは、これが非生物的な化学反応に由来するのか、あるいは火星の微生物によるものかの解明を目指している(検出されたメタンの発生源として最も可能性が高いと考えられるのは、地下の氷穴に閉じ込められているメタンガスだ)。
また、今回初めて、火星の岩石から有機分子も検出された。キュリオシティは、「カンバーランド」と名付けられた岩(写真)を掘削し、採取した粉末状のサンプルを、車体に搭載したラボで分析して、この有機分子を発見した。
有機分子は生命の化学的構成要素となるものだが、生命体がいなくても存在する可能性はある。また、火星で生じた可能性以外に、小惑星の衝突によって持ち込まれた可能性もある。
キュリオシティ・プログラムに参加している科学者ロジャー・サモンズは、「火星の岩に有機炭素があることが初めて確かめられ、(生命の発見に向け)かなり期待ができる」と述べた。同氏によれば、次の課題は、種類が異なる豊富な有機化合物を蓄えた岩石を見つけることだという。

617荷主研究者:2014/12/21(日) 18:58:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141113_13009.html
2014年11月13日木曜日 河北新報
マントル上昇の仕組み初の解明・東北大

 東北大大学院理学研究科の村上元彦准教授(地球深部科学)らの研究グループは、マントルの底にある高密度の「ダークマグマ」が、巨大高温マントルの上昇流である「スーパーホットプルーム」の発生に関与していることを突き止めた。スーパーホットプルームは、ハワイやアフリカ大陸の活発な火山活動の源と考えられており、その発生メカニズムが初めて明らかになった。

 地球の内部は地表から地殻、マントル、核に分かれる。南太平洋やアフリカ大陸の下では、核の熱が伝わって高温になったマントル成分が上昇し、地表の火山活動を引き起こしている。

 このスーパーホットプルームは地震波が伝わる速度により、深さ約2900キロの下部マントルと外核との境界部分で生まれることまでは確認されていたが、発生メカニズムは分かっていなかった。

 研究グループは、スーパーホットプルームと分布の重なるダークマグマに着目。成分の同じガラス物質を試料として超高圧力発生装置で再現実験を行った。

 マントル底部に相当する80万気圧まで密度を高めたところ、試料の色が黒く変色し、周囲の鉱物に比べて5〜25倍も熱を伝えにくくなっていた。熱の伝わり方の差からマントルが対流し、スーパーホットプルームが発生していると考えられるという。

 ダークマグマは南太平洋やアフリカ大陸のほか、北米や北極圏にもある。

 村上准教授は「規模が小さく、注目されてこなかったマグマが重要な役割を果たしていることが分かった。スーパーホットプルームが今後発生しそうな地点の解明にもつながる」と話す。

618荷主研究者:2014/12/21(日) 19:35:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_13012.html
2014年11月29日土曜日 河北新報
<はやぶさ2>東北大、山形大の探査ロボ搭載

東北大、山形大などが開発した小惑星探査ロボット(東北大大学院工学研究科提供)

 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)が近く打ち上げを予定する小惑星探査機「はやぶさ2」に、東北大、山形大など5大学が共同開発した小型探査ロボットが搭載される。重力が小さく、凹凸のある小惑星の地表をスムーズに移動する工学実験に挑む。

 探査ロボットは直径15センチ、高さ16センチの円筒型で約1キログラム。重力が極めて小さい小惑星の表面で移動する技術を確立するため、東北大など4大学が方式の異なる駆動装置を考案した。

 東北大は「偏心モーター型マイクロホップ機構」を開発した。モーターの微小な振動で小刻みに跳ね上がるように動く。

 山形大の「環境依存型座屈機構」は、熱膨張率の異なる2種の金属を張り合わせた「バイメタル」が温度差でたわみ、反動で5センチ〜1メートル飛び跳ねる仕組みだ。

 小惑星に到着後、四つの駆動装置の動作を順次確認する。開発を取りまとめる東北大大学院工学研究科の吉田和哉教授(宇宙探査工学)は「さまざまな移動方式の特徴や性能を小惑星上で実際に検証したい」と話す。

 はやぶさ2は2010年に帰還したはやぶさの後継機。18年に地球近くを周回する小惑星「1999JU3」へ到達して表面の試料を採取し、20年に帰還する予定。

619とはずがたり:2015/01/07(水) 11:49:58

〔火山噴火〕桜島で火砕流を伴う噴火の可能性 地元気象台が警戒を呼びかけ
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/nation/rescuenow-00000003666314.html
レスキューナウニュース2015年1月6日(火)16:45

鹿児島地方気象台などは6日、桜島(鹿児島県)では1日頃から山体の膨張とみられる変化が続いており、きのう5日以降も同様の変化が続いていることから、多量の噴煙を噴出した2013年8月18日の噴火と同規模、もしくは、それ以上の噴火が発生する可能性があると発表しました。同気象台では、大きな噴石・火砕流に警戒するとともに、風下では火山灰・小さな噴石のほか、大きな空振による窓ガラスの破損などに注意するよう呼びかけています。

620とはずがたり:2015/01/08(木) 18:04:14

桜島が活発化、マグマで膨張 専門家「数日内に噴火の恐れ」
http://news.goo.ne.jp/article/qbiz/business/qbiz-20150108150504040.html
qBiz 西日本新聞経済電子版2015年1月8日(木)15:05

 桜島(鹿児島市)の火山活動が今年に入って活発化し、大規模噴火の前兆になりやすい「山体膨張」の現象が観測されている。京都大火山活動研究センターの井口正人教授(火山物理学)によると、1〜7日の膨張は昭和火口の活動が再開した2006年以降最大で、12、13年の比較的規模が大きかった噴火の直前の2〜3倍になった。井口教授は「火砕流や溶岩が集落に到達する大噴火は考えにくいが、大量の火山灰やこぶし大の噴石を降らせる噴火に注意が必要」と警戒を促している。

 山体膨張は地下にマグマがたまることで火山全体が膨張する現象で、噴火してマグマを放出すれば収縮する。桜島では1日から7日午後8時までに爆発的噴火が計30回発生。井口教授によると、その間、島内2カ所の観測坑道に設置された伸縮計や傾斜計は断続的に山体膨張を示す数値を記録した。地下のマグマが南岳火口の直下まで上昇しているためとみられる。

 こうした膨張は、12年7月や13年8月の噴火直前にも観測されており、井口教授は「数日以内に12、13年の噴火と同程度か、上回る規模の噴火が起きる恐れがある」と指摘する。

 山体膨張を受けて鹿児島地方気象台は6日、活動についての解説情報を発表。火口2キロ圏では火砕流が発生して大きな噴石が飛散する恐れがあるとし、遠方でも小さな噴石や空振による窓ガラス破損などに注意するよう呼び掛けた。

 桜島は今月、死者・行方不明者58人を出し、噴出した溶岩が島と大隅半島を陸続きにした「大正噴火」から101年になる。井口教授は「大正噴火の山体膨張は今回の千〜1万倍の規模と推測される」として大噴火の可能性は否定。「ただ、地下の巨大マグマだまりの蓄積量は大正噴火時の9割程度に戻っており、20年代には当時のレベルに達するだろう。今後は長期的な警戒が必要だ」と話す。


◆桜島の最近の活動・・・桜島では南側山腹にある昭和火口を中心に爆発的噴火が続いており、2011年には観測史上最多の996回、昨年は450回を記録した。現在の噴火警戒レベルは御嶽山と同じ「3」で、火口から2キロ以内が立ち入り禁止だ。12年の南岳火口の噴火は鹿児島市中心部に大量の降灰をもたらし、JRが運休。13年の昭和火口の噴火では、噴煙が5千メートルに達し、市街地が再び大量降灰に見舞われた。鹿児島市や垂水市では小さな噴石で車の窓ガラスが割れる被害が相次いだ。

621とはずがたり:2015/01/09(金) 16:31:18


「ミスター火山学」が批判を続ける理由
2014年11月20日 03時00分 更新記者:長谷川彰、竹次稔、森井徹
http://qbiz.jp/article/50235/1/

火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長

ふじい・としつぐ 現在は東大名誉教授、NPO法人環境防災総合政策研究機構理事(環境・防災研究所長)、山梨県富士山科学研究所長。03年から火山噴火予知連絡会長も。専門はマグマ学。1997〜2001年東大地震研究所長、06〜08年日本火山学会長を務めた。福岡県田川市出身。67歳。

 火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣氏。東京大地震研究所長(現名誉教授)、日本火山学会長などを歴任した「ミスター火山学」。原発の火山影響について、予知には限界があり「原子力規制委員会の判断はおかしい」などと正面から批判を続けている。周辺が「あまりに率直に話しすぎる」という同氏に本紙がインタビュー(実施は11月3日)。発言の背景も交えながら、その詳細をまとめた。


◆カルデラ噴火、国全体で対処を

 「カルデラ噴火(巨大噴火)についてわれわれが分かっているのは、おおよそ1万年に1回という国内での発生頻度だけ。カルデラの半分規模の噴火なら、6000年に1回ぐらい起きている。今のわれわれの能力では、切迫度は言えない。『あと1000年は大丈夫』とかは分からない。その切迫度を読み取る手法を考えないといけない。それには国を挙げて研究体制を整えないと、とても間に合わない。これは原発問題が浮上する前から言ってきたこと」

 藤井氏によると、カルデラ噴火の発生で、周辺地域は火砕流などで壊滅的な被害を受ける。最後のカルデラ噴火は縄文時代、約7300年前の「鬼界カルデラ」(鹿児島県南部)。関西で約30センチ、東京近辺で約10センチの火山灰が積もったとされる。想像を超える火山灰が降り積もる重みで、各地の送電線が切れて広域停電が起こり、電車も飛行機も動かない。農作物は全滅し、原発だけの問題ではない、と言うのだ。神戸大の巽好幸(たつみ・よしゆき)教授らが10月末発表した「巨大カルデラ噴火のメカニズムとリスク」の発表資料によると、鬼界カルデラの噴火で「少なくとも南九州の縄文文化は壊滅し、その回復に1000年近くかかったと言われる」という。

 「日本の株価も暴落し、経済もめちゃくちゃになる。火山学だけでなく、社会学などを含めて国を守るためにどうすればいいのか、研究を急がないといけないと提言した。カルデラ噴火が起きたら、国がつぶれるようなことになるからだ。だけど、まったく(世の中に)動きはなかった」

 内閣府の「広域的な火山防災対策に係る検討会」が昨年5月に出した提言のことだ。藤井氏は座長。鹿児島・桜島の大正噴火(1914年)を超えるような大規模、あるいはカルデラなどの巨大噴火への備えを初めて促した。自治体の地域防災計画では、大正噴火を超えるような規模の噴火がそもそも想定されていない。提言のメッセージが世の中に理解されていないことに、藤井氏は不満を抱いていた。原子力規制委員会が、原発に対する基準「火山影響評価ガイド」をとりまとめたのはその直後、同年6月だった。

 「ガイドラインは予知できる、という前提で作られている。ガイドラインを見てがくぜんとした。われわれの認識とまるで違っていたから。火山の状況をモニタリング(監視)し、カルデラ噴火が予想されたら核燃料を移動させると言うけれど、今のわれわれの能力ではとても分からない。これから先40年(原発の運転期間)以内に何が起きるか予知ができないと、確率が低いかどうかというのは何も言えないわけだから。論理的に言えば、判定できないということなら立地は不可能となるはずだし、念のためにモニタリングしてカルデラ噴火の予兆があったら核燃料棒を片付けるというが、だいたい、何か異常があったとき、それがカルデラ噴火なのか、もっと小さい噴火なのか、ということは、今のわれわれの能力では分からないわけですよ」

 カルデラ噴火はあまりに頻度が低く、これまで本格的な研究がなされていなかったが、ようやく噴火の前兆現象を捉える研究が本年度から始まった。西日本新聞も4月23日朝刊1面で、そのことを伝えている。火山学者にとっても、分からないことが多すぎるのだ。火山学の常識に反して見える規制委や九州電力の評価に、藤井氏は我慢がならない。

622とはずがたり:2015/01/12(月) 09:06:24
12月再挑戦ってのは次の12月か。宇宙は広い。。時間掛かるねぇ
あかつきは昔は夜中の次ぎだった様だ。あけぼのとしののめとあかつきの具体的な遣い方の違いは??
らーめん屋のあかつきは一度か二度いったことあったような。

あかつきがけがの功名、太陽風の謎解明
http://news.mynavi.jp/news/2014/12/19/058/
[2014/12/19]

金星探査機「あかつき」軌道投入、12月再挑戦
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150105-OYT1T50070.html
2015年01月05日 14時44分

人工衛星・探査機による貢献
金星探査機「あかつき」(PLANET-C)
http://www.jaxa.jp/projects/sat/planet_c/index_j.html

あかつき
語源辞典
http://gogen-allguide.com/a/akatsuki.html

あかつき
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26000999/

623とはずがたり:2015/01/14(水) 17:13:13
列島火山活動活発化でわ?!

吾妻山で火山性地震急増 気象台が注意呼び掛け
共同通信 2015年1月14日 14時00分 (2015年1月14日 14時48分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150114/Kyodo_BR_MN2015011401001226.html

 山形県と福島県にまたがる吾妻山で14日午前、火口直下付近が震源とみられる火山性地震が急増し、仙台管区気象台が注意を呼び掛けた。活動の程度を示す噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)を継続している。
 気象台によると、午前0時から午前11時までに79回の地震を観測し、昨年12月12日に火山性微動が発生して以来、最も活発な地震活動となった。14日は火山性微動がなく、火口にも変化は見られないという。

625とはずがたり:2015/01/27(火) 15:03:08
夢拡がるなぁ♪(;´Д`)

もしも小惑星を捕まえたら?「月に200万年分の核燃料」「レアメタル原鉱石7万5千トン」
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-89301.html
マイナビウーマン2013年5月12日(日)19:15

米国時間4月10日、NASAは小惑星捕獲計画を発表した。無人機で小惑星を捕まえ、月軌道に運んでレアメタルを採掘するという、予算も1億500万ドルのビッグ・プロジェクトだ。

小惑星は資源になるのだろうか?採掘量の少ない貴金属が手に入るのと同時に宇宙の謎が解明できるのはありがたいが、月軌道に小惑星が増えれば、地球の自転に影響を及ぼすことになりかねない。

■自動車2,600万台分のパワー

小惑星捕獲計画は早くもイメージ動画が公開され、その様子が描かれている。手順は投網(とあみ)と同様で、開いた網で小惑星を取り囲み、網を絞って固定する方法だ。網となる部分は浮輪を重ねた子供用プールのような筒状で、パラシュートや傘(かさ)をすぼめるように作動する。まるで巨大なクラゲが獲物を飲み込むような光景だ。

捕捉できる小惑星は、現時点では直径5〜10m、500トンが限界とされている。ロシア・チェリャビンスク州に落下した隕石(いんせき)が17m、1万トンと推測されているので、これに比べるとはるかに小さいが、運動エネルギーは質量×速度の2乗×2分の1となるので、重く速い物体ほど受け止めるのは困難だからだ。

2110年に地球に衝突の可能性がある小惑星「2012 DA14」を例にすると、直径45m、13万トン、時速2万8千kmの速さで移動している。この運動エネルギーを1.5トン、時速100kmの自動車に置き換えると、およそ68億台分に匹敵する。

質量もさることながら、宇宙空間では速度がケタ違いに速い。時速ではとんでもない数値に見えるが、国際宇宙ステーション(ISS)とほぼ同じ秒速7.8kmなので格別速い訳ではない。しかし、先の式のように運動エネルギーは速さの2乗に比例するので、膨大なエネルギー源となるのだ。

捕獲する小惑星も秒速7.8kmと仮定すると、500トンなら2012 DA14の260分の1、自動車の例なら2,632万台に相当する。2012年・日本の普通乗用車の販売台数がおよそ140万台なので、19年分の新車を相手にするに等しい。小惑星と衝突すれば宇宙のかなたにはじき飛ばされることになるので、いくら無人とはいえ危険きわまりない作業だ。

626とはずがたり:2015/01/27(火) 15:03:35
>>625-626
■宇宙の黄金狂時代

近傍の小惑星を捕獲すれば、地球への落下率が下がるので安全性も向上する。しかしこの計画のおもな目的は鉱石の採掘というから、人間の欲望は計り知れない。1,500の小惑星の1割には、白金(プラチナ)などのレアメタルが含まれていると予測され、資源としての期待が高まっているのだ。

経済産業省の資料によると、レアメタルは「地球上の存在量が稀(まれ)であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属」と定義され、携帯のバッテリーに使われるリチウムや白熱灯のフィラメントの材料となるタングステンなど、聞き覚えのある元素が多い。

もし試算通りに採掘できたらどうなるのか?極端な話、捕まえた小惑星すべてが白金を含んでいた場合、500トン×1,500個×10%なら7万5千トンの原鉱石が手に入ることになる。新・黄金狂時代の舞台が宇宙と知ったら、チャップリンもさぞかし驚くだろう。

ただしプラチナは含有量が少なく、原鉱石1トンから作れる装飾品はわずか3g程度と言われている。つまり1,500個の小惑星をすべて使っても、純度の高いプラチナはわずか225kgしか作れない。1g=5,000円で計算すると11億2千5百万円なので、100億円超のプロジェクトでは大赤字となる。

作業場所には月軌道が予定されているのも心配のタネだ。月の引力は地球の自転にブレーキを掛ける役割を果たし、軌道上に物体が増えればその働きも強まるので、小惑星の数が増えれば無視できないレベルとなるからだ。
月の質量はおよそ7.349×10の22乗kg、トンに直すと7,349京トンもあるので500tの小惑星が増えたところで14.6京分の1の、誤差の範囲にすぎない。

しかし小惑星で軌道が混雑し始めると潮汐(ちょうせき)力、つまり潮の満ち引きを起こす引力を、わずかながらも月以外の小惑星から受けることになる。もし月の軌道が土星の輪のように小惑星で埋め尽くされたら、月がいない場所でも潮汐力が起きることになり、小さな力が連続的に働き、今とは違う潮の満ち引きを生み出すことになるだろう。

■まとめ

核融合科学研究所のwebでは、25トンのヘリウム3を月から持ち帰ると、世界の5分の1の電力がまかなえるという。100万トンと言われている埋蔵量が本当なら、200万年分の核融合燃料が月から採掘できることになる。

ただし、月がなくなると自転速度は4倍になるとシミュレーションされているので、削り過ぎには注意が必要だ。いびつな月も見たくないし、1日6時間生活で睡眠不足に悩まされるのも遠慮したい。
(関口 寿/ガリレオワークス)

627荷主研究者:2015/02/01(日) 12:55:41

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150123eaab.html
2015年01月23日 日刊工業新聞
米グーグルの宇宙関連投資が活発化−買収・資本参加、衛星打ち上げ“価格破壊”

 米グーグルが宇宙関連投資を加速している。米衛星ベンチャー(VB)のスカイボックス・イメージングを5億ドル(約590億円)で買収したのに続き、投資会社とともに米宇宙VB、スペースXに計10億ドルを投じて資本参加。さらにシリコンバレーの米航空宇宙局(NASA)所有の飛行場施設を約12億ドルで60年間借り上げるリース契約を締結した。

 米国では大手IT企業の宇宙開発への参入が増える中、ここにきてグーグルの動きが目立つ。注目されるのは2014年6月、小型衛星による衛星画像サービスを手がけるスカイボックス・イメージングの買収。同社は小型地球観測衛星を使って高度600キロメートルの宇宙空間から解像度1メートル以下の静止画像や動画を撮影。18年までに20機以上の衛星を打ち上げる計画だ。

 またグーグルが資本参加したスペースXは、自前のロケットを開発し、ISSに物資を補給する宇宙船「ドラゴン」を飛行させるなど宇宙開発で攻勢をかけている。ドラゴンを輸送するロケット「ファルコン9」は、1回の打ち上げ価格が従来の半分程度の50億円前後と格安で、“価格破壊”ともいわれている。同社は著名起業家のイーロン・マスク氏が率いており、1回の打ち上げ価格を従来の100分の1に引き下げる構想も掲げる。

628荷主研究者:2015/02/08(日) 12:29:56

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150127eaae.html
2015年01月27日 日刊工業新聞
東北大とJAXA、ISSで植物と線虫用いた微小重力環境下の生命科学実験を開始

 東北大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)で、植物と線虫を用いた宇宙での微小重力環境下による生命科学実験を始めた。植物実験では、茎や根の先端部が成長過程で円運動するアサガオのつる巻き現象などを分子レベルで解明。線虫の実験に関しては、ヒトと同じように微小重力の影響によって筋量の減少が判明しているが、今回の実験では線虫の遺伝子変異や変化が世代を経て受け継がれる可能性を調べる。

植物が成長する時に茎や根の先端部が円を描くように動く(高橋東北大教授提供の模式図)

 今回の宇宙実験では、東北大院生命科学研究科の高橋秀幸教授が植物を、東谷篤志教授が線虫の研究を担当する。ISSの日本実験棟「きぼう」で実験に着手。試料は米宇宙ベンチャー、スペースX社の宇宙船「ドラゴン」に載せてISSへ輸送された。

 アサガオの実験では微小重力下で発芽成長させた後、軌道上で人工的に作り出した地球と同じ重力1G(Gは重力加速度)環境下で実施。この環境条件を逆にして、人工重力1Gで発芽させた後、微小重力下でも行う。微小重力と1Gでの実験は、同様にイネも使って実施される。

 高橋教授は軌道上での植物実験について「地上でモニターカメラの画像を見ながら、成長過程を観察する。植物が重力を感じるセンサー機能を解明すれば、微小電気機械システム(MEMS)に利用できる」と産業応用を期待する。

629とはずがたり:2015/02/09(月) 19:49:08
大変だなぁ,福島。。

噴火警戒の吾妻山 福島市が避難計画策定へ
http://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-30778164.html
福島民報2015年1月27日(火)09:19

 噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられている吾妻山の有事に備え、福島市は住民の避難計画を策定する。最も大きい被害となる融雪型の火山泥流発生を想定し、避難所や避難経路の選定を最優先で進める。大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」を見据え、画火口周辺の避難計画も磐梯吾妻スカイラインの冬季閉鎖期間が終わる春先をめどにまとめる。

■DC見据え対応
 避難計画は、平成26年6月に改定した「吾妻山火山防災マップ」を基に27年度の早い段階までに策定する。
 火山防災マップは吾妻山の噴火で最も被害の大きい場合を想定し火山泥流が市内に及ぶ範囲を示した。避難所は当面確保した学校などの文教施設51カ所を掲載している。全市民の3分の1に当たる約10万人が避難対象となるが、全員を受け入れる施設は決まっていなかった。今回、施設に入れる人数や地域バランスを踏まえて避難所を増やし、交通量を調べた上で避難経路を決め、計画に盛り込む。
 噴石や降灰、火山泥流の量を予想して作成するが、発生時の気象条件や火口の位置、さらに水蒸気噴火かマグマ噴火かによって被害の範囲や程度は多岐に及ぶ。避難計画を作成している市危機管理室は各状況を想定して策定を進めている。
 警戒レベル2の吾妻山について、気象庁は火口周辺の約500メートル内に噴石の及ぶ「小規模な噴火」が起きる可能性があるとしている。雪がある時期に大規模なマグマ噴火が発生した場合、市内中心部でも荒川や阿武隈川などの沿川地域や高速道路沿いでは高さ2メートルを超える火山泥流が流れ込む可能性があるとしている。このため、住民被害の防止を最優先に居住区の計画から策定を始めた。
 その後、火山活動が活発化しているとみられる一切経山の大穴火口周辺地域の避難誘導経路や避難場所を決める。磐梯吾妻スカイラインは冬季閉鎖中で、高湯、土湯、微温湯(ぬるゆ)の登山道も入山が規制されている。
 磐梯吾妻スカイラインは大穴火口から半径1キロ内にあり、例年、4月からゴールデンウイークに合わせて再開通する。ただ、今年はふくしまDCが4月に始まり、大勢の観光客が「雪の回廊」を見に訪れると見込まれるため、同地域の計画策定も急ぐ。
 市危機管理室の村上敏道室長(55)は「火山はいつ噴火するか分からない。11月に発足した吾妻山・安達太良山・磐梯山火山防災協議会の助言を受け、できる限り早急に避難計画を策定し、市民を対象にした勉強会などで周知をしたい」と話している。

■情報伝達の手段課題
 避難計画策定に当たり、緊急時の情報伝達手段や避難場所の周知徹底などが課題となる。
 市はラジオ放送や携帯電話の緊急速報メールなどを利用し噴火時の緊急情報などを発信するとしているが、避難対象者がラジオ放送を聞ける場所にいなかったり、携帯電話を持っていなかったりした場合なども考えられる。
 御嶽山(おんたけさん)の噴火を受け、国は登山者や旅行者に対する適切な情報発信を各自治体などに求めており、確実に情報を伝えるための対策が必要となっている。避難と救助活動を円滑にするため入山届の義務化を検討するよう求める声もある。
 市は昨年、吾妻山火山防災マップを市内全戸に配布した。市のホームぺージでも公開している。市民が危険性や避難所などを把握しているかは不透明で、広く定期的に周知する必要がある。
 福島大共生システム理工学類の長橋良隆教授(48)は吾妻山火山防災マップ作成に携わり、火山防災協議会に学識者として参加している。起こりうる火口周辺の被害を想定した避難計画の策定が最も重要と強調し「噴石から身を守る対処方法や、火山性ガスの発生状況を知らせるシステムの構築も必要」と可能な限りの対応を訴えている。

630とはずがたり:2015/02/09(月) 19:51:17
「マグマため込む」富士山、噴火で灰降ったら?
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20150209-567-OYT1T50043.html
読売新聞2015年2月9日(月)17:59

 富士山の大規模噴火によって首都圏が降灰に見舞われる事態を想定し、対策を話し合う有識者らの検討会を、内閣府が新年度から設置する。

 最後の噴火から300年以上がたつ富士山だが、それ以前は度々噴火しており、専門家は「マグマをため込んでいる可能性がある」と指摘。現在、明確な噴火の兆候はないが、昨年の 御嶽 おんたけ山の噴火を予知できなかった教訓も踏まえ、平時のうちに具体策を議論していく。

 内閣府によると、江戸時代の1707年に起きた富士山の「宝永噴火」では、噴火後16日間にわたって火山灰が堆積し、約100キロ離れた江戸周辺でも数センチの降灰があったとされる。噴火はその後途絶えているが、内閣府は昨年9月の御嶽山の噴火以後、各地で火山活動が目立ち始めている点を重視。新年度予算案に調査費4400万円を計上し、交通網の寸断や降灰による家屋倒壊などへの対策を検討することにした。

631とはずがたり:2015/02/19(木) 08:30:20
>>68>>153-160
>ケレスは直径は約950キロ・メートルで、木星と火星の間にある小惑星帯の中で最大の天体。1801年に発見され、冥王星と同じ準惑星に分類されている。水蒸気が噴出しており、表面の氷の下に水があると推定される。

湖?クレーター?…準惑星「ケレス」に謎の白点
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150218-OYT1T50043.html?from=y10
2015年02月18日 15時49分

米航空宇宙局(NASA)の探査機ドーンが12日に撮影した準惑星ケレスの写真。白い点があちこちに見える(NASAなど提供)

 【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は17日、火星と木星の間にある準惑星「ケレス」の最新の写真を公開した。

 ケレスに接近中の米探査機ドーンが今月12日、8万3000キロ・メートルの距離から撮影した。

 ドーンがケレスまで23万7000キロ・メートルに迫った1月末以降、ケレスの表面には複数の白い点が見え始めたが、その正体を巡っては、専門家の間で「凍った湖」「クレーター」「山」などと意見が割れている。ドーンは来月6日にケレスを回る軌道に入る予定で、白い点の正体が解明されることが期待される。

 ケレスは直径は約950キロ・メートルで、木星と火星の間にある小惑星帯の中で最大の天体。1801年に発見され、冥王星と同じ準惑星に分類されている。水蒸気が噴出しており、表面の氷の下に水があると推定される。
2015年02月18日 15時49分

632とはずがたり:2015/02/23(月) 20:44:47

太陽系と恒星「最接近」か、7万年前に「危機」 国際研究
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000027-jij_afp-sctch
AFP=時事 2月19日(木)15時4分配信

【AFP=時事】今から約7万年前、太陽系からおよそ8兆キロの距離を1個の恒星が通過したとの研究論文が17日、英学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ(Astrophysical Journal Letters)」に掲載された。これは宇宙の基準からすると、史上最大の「危機的状況」だったという。

【特集】想像力が描き出す未知の世界、太陽系外惑星

 米国、欧州、南米の天文学者らからなる国際研究チームが発表した論文によると、最近発見されたこの暗い恒星は、オールトの雲(Oort Cloud)として知られる、太陽系外縁部を取り巻く彗星の集まりの中を通過した可能性が高いという。

 この時の距離は、現在のところ太陽系に最も近い恒星のプロキシマ・ケンタウリ(Proxima Centauri)までの距離の約5分の1で、これまで知られている中でこれほど太陽系に接近した恒星は他にないと研究チームは指摘している。

 発見者の名にちなんで「ショルツ星(Scholz's star)」と命名されたこの赤色矮星(わいせい)は、軌道分析の結果、太陽系から約0.8光年離れたところを通過したことが示唆された──天文学的スケールでは、これは「接近」である。

 論文主執筆者で、米ロチェスター大学(University of Rochester)のエリック・ママジェク(Eric Mamajek)氏によると、ショルツ星は現在、20光年離れた距離にあるという。

 研究チームは、南アフリカとチリにある分光器と大型望遠鏡を用いて同星の速度を算出し、時間の流れをさかのぼって同星の軌道を再構成することに成功した。また現在は、太陽系から遠ざかりつつあることも突き止めた。

 現在のところ、太陽系に最接近通過する見通しが最も高い候補は、いわゆる「ローグ星」のHIP85605だ。この星については、今から24万年〜47万年の間に太陽系に接近すると予測されている。

 だがママジェク氏と研究チームは、HIP85605までの本来の距離が10分の1ほど小さく見積もられている可能性が高いことも明らかにした。【翻訳編集】 AFPBB News

633とはずがたり:2015/03/12(木) 12:48:16
<土星>衛星に熱水…「生命育む環境」 東大など発表
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150312k0000m040128000c.html
毎日新聞2015年3月11日(水)23:57

 土星から約24万キロを回る衛星エンセラダス(直径約500キロ)の海底に熱水があり、微生物などの生命を育む環境があると、東京大や米航空宇宙局(NASA)などが12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。地球の深海にある熱水噴出孔は生命誕生の有力候補地と言われる。地球以外の天体で見つかったのは初めて。

 土星を周回する無人探査機カッシーニの観測データを解析し、エンセラダスが宇宙に噴出する海水に、二酸化ケイ素からなる微粒子を含むことを発見。90度以上の水と岩石が反応し、岩石成分が水に溶けて作られていることも分かった。

 宇宙に噴出した海水由来の水蒸気には有機物などが含まれていたが、微生物がエネルギーに使う熱水は未確認だった。関根康人・東京大准教授は「水や有機物、エネルギーという生命に必須の3大要素が確認できた」と話す。【河内敏康】

634とはずがたり:2015/03/16(月) 16:07:57

火星に広大な海が存在していた、NASA科学者ら
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&amp;k=20150306032455a
【ワシントンAFP=時事】火星にはかつて、地球の北極海を超える体積の水が存在しており、その量は火星の表面全体を覆うのに十分なほどだったとする研究論文が、5日の米科学誌サイエンスに掲載された。
 研究は米航空宇宙局(NASA)の科学者らによるもので、火星大気中のわずかに状態が異なる2つの水、H2OとHDOの測定などに基づき、火星の推定水量が明らかにされている。HDOは通常の水分子(H2O)中の水素原子の1つが重水素に置き換わっているもの。(写真はNASAの火星探査車キュリオシティーが撮影した、火星のゲール・クレーターの「グレネルグ」地点に見られる沈殿物)
 論文によると、火星はかつて深さ137メートルの液体層に覆われ、その表面積は北半球の約半分に及んでいた。場所によっては水深は1.6キロ以上あったとしている。また火星の水の87%は、宇宙空間に流出し失われたことが示されている。
 NASAのゴダード宇宙飛行センターの上級科学者で論文の筆頭著者であるマイケル・ムンマ博士は、「それほどの水を失った火星には、これまで考えられていた期間よりも長い間、水があった可能性が非常に高く、居住可能だったと考えられる期間も長くなる」と付け加えた。
 NASAによると、火星の南極と北極およびその周辺地域には、極冠とよばれる氷の存在が知られており、専門家らの注目を引いている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2015/03/06-18:09)

635とはずがたり:2015/03/23(月) 15:57:47
<玄界地震10年>専門家「いつ動いても不思議ではない」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150321k0000e040180000c.html
毎日新聞2015年3月21日(土)10:24

 福岡市などで震度6弱を記録し1万棟近くが損壊した福岡沖玄界地震の発生から20日、10年を迎え、玄界島(福岡市西区)では避難訓練があった。年月の経過とともに危機意識の低下も懸念されるが、震源の警固断層帯や周辺の活断層について、専門家は「いつ動いてもおかしくはない」と警鐘を鳴らす。

 福岡県によると、福岡市内を斜めに走る警固断層帯は、海側が約25キロ、陸側が福岡市中央区から福岡県筑紫野市までの約27キロとみられる。玄界地震で動いたのは海側だけだったが、陸側が動いた場合、県は最大でマグニチュード(M)7.2、震度7の地震を想定。福岡市直下型となるため死者約1180人、負傷者約2万2510人と推計している。

 西南学院大の磯望(いそのぞみ)教授(自然地理学)によると、最近の研究で警固断層帯の陸側は少なくとも8000年前後で1回動くと確認されているが、約8000〜9000年間明瞭には動いておらず、さらに玄界地震でひずみがたまっている状態で「いつ動いても不思議ではない」と話す。

 福岡市も対策は実施している。2008年の条例改正で、西鉄天神大牟田線沿線などの警固断層帯上で20メートルを超す建物を新築する場合、耐震強度を通常の1.25倍にするよう定めた。だが罰則がなく努力義務のため、これまで市が建築確認した177件のうち強度を満たすのは53件と約3割にとどまる。

 国の法改正に伴い13年11月からは、一定規模の百貨店やホテル、病院などは、今年末までに耐震診断を終えて報告するよう義務付けられた。しかし、市内で終えたのはまだ半分弱だ。

 磯教授によると、警固断層帯だけでなく、福岡県北部の西山断層帯(宗像市沖〜同県朝倉市付近の約110キロ)も最大でM8.2の地震が発生する恐れがある。活動周期や直近の活動時期が不明確で、近い将来の地震発生も否定できないという。

 また、文部科学省が公表している地震発生確率では、熊本県の日奈久(ひなぐ)断層帯(八代海区間)は30年内に最大16%と全国で最も高い。磯教授は「行政は公共施設の耐震工事や避難者対策を整え、市民も住宅の耐震補強や家具の固定などを急ぐべきだ」と呼びかけている。【吉川雄策、下原知広】

636とはずがたり:2015/03/23(月) 15:58:16
陸奥湾内の野辺地、横浜でも津波を予測
http://news.goo.ne.jp/article/dtohoku/region/dtohoku-31313133.html
デーリー東北2015年3月20日(金)11:00
 青森県海岸津波対策検討会(座長・佐々木幹夫八戸工業大学大学院教授)は19日、陸奥湾と下北半島西岸、津軽沿岸における「最大クラスの津波」の高さと浸水域予測結果を公表した。2013年時点で、対策が必要となる津波が想定されなかった野辺地、横浜両町で最大1・8メートルの津波が発生。むつ市の市街地の一部では、津波が田名部川をさかのぼって1メートル未満の浸水の恐れがあると予測した。津波による人的、物的被害の推計は行われなかったが、新たな浸水区域の発生により、関係市町村が避難計画の見直しを迫られるのは必至だ。
 同検討会は12年10月と13年1月の計2回、県内の津波予測を公表したが、14年9月に国が日本海側の津波断層モデルを新たに策定したため、発生する津波について見直しを進めていた。
 想定した地震の震源域は、▽太平洋の三陸沖北部(マグニチュード9・0)▽陸奥湾西部の平舘断層(6・8)▽陸奥湾南部の入内断層(6・7)▽日本海の津軽半島北西(7・7)など8カ所。
 津波の最大水位は、野辺地町では、三陸沖北部や陸奥湾西部、津軽半島北西の3カ所を震源とする場合、最大1・8メートル。横浜町では、三陸沖北部が震源の場合、最大1・7メートルと予測。
 むつ市では、三陸沖北部や陸奥湾西部など4カ所を震源とする場合、大湊町の芦崎湾周辺のほか、苫生町や横迎町など市街地の一部でも津波が田名部川をさかのぼり、1メートル未満の浸水が発生する恐れがあると推測した。市川内庁舎も最大20センチ浸水するとした。
 大間町(5・9メートル)と佐井村(5・5メートル)の津波の高さは前回と同じだったが、中泊町は約2倍の22・6メートルに修正された。
 佐々木座長は取材に対し、「被害をできるだけ軽減化するために、各市町村は一日も早く新しい避難計画を策定してほしい」と予測結果の活用を促した。

637とはずがたり:2015/03/27(金) 18:26:05

霧島・えびの・桜島の三連大噴火で大火砕流が川内原発へ雪崩れ込みとかないやろーねー。

霧島山(新燃岳)で小規模な噴火の可能性 2気象台が解説情報
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/158874
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 16時45分)

 福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は27日、霧島山(新燃岳)の状況に関する解説情報第002号を出した。
 それによると、火口周辺警報は「噴火警戒レベル2」で、火口周辺規制が継続している。
 23日から27日午後3時までの間、新燃岳では、火山性地震がやや増加している。ただ、24日に実施した現地調査では、二酸化硫黄は検出されなかった。
 新燃岳の北西数キロの、地下深くにあると考えられるマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、2011年12月以降、鈍化・停滞していたが、2013年12月ごろから、伸びの傾向が認められる。
 新燃岳では、火口周辺に影響のある小規模な噴火が発生する可能性がある。このため、新燃岳火口から概ね1キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要。
=2015/03/27 西日本新聞=

昭和火口で爆発的噴火が69回発生 桜島解説情報
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/158873
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 16時40分)

 福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は27日、桜島の状況に関する解説情報第026号を出した。
 それによると、桜島の火口周辺警報は「噴火警戒レベル3」で、入山規制が継続している。
 活発な噴火活動が続いており、23日から27日午後3時までの間、昭和火口では、爆発的噴火が69回発生。弾道を描いて飛散する大きな噴石が、最大4合目まで達した。
 また、同火口では、夜間に高感度カメラで明りょうに見える火映を23日から25日にかけて観測した。
 大隅河川国道事務所の有村観測坑道、および、京都大学防災研究所のハルタ山観測総合坑道に設置している傾斜計および伸縮計では、1月1日ごろから山体の膨張と考えられる変化が継続している。
 この膨張が解消されると、2012年7月24日、および、2013年8月18日以上の、多量の火山灰を噴出する噴火が発生する可能性がある。
=2015/03/27 西日本新聞=

えびの高原(硫黄山)周辺で噴火の可能性 霧島山解説情報
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/158869
2015年03月27日(最終更新 2015年03月27日 16時35分)

 福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は27日、霧島山の状況に関する解説情報第024号を出した。
 それによると、霧島山の火口周辺警報は「火口周辺危険」が継続中。
 えびの高原(硫黄山)周辺では、表面現象には異常は見つかっていないが、地震活動が継続している。このため、今後の推移に注意する必要がある。
 また、噴気や火山ガスなどが突然噴出し、今後状況によっては噴火が発生する可能性もある。
=2015/03/27 西日本新聞=

638荷主研究者:2015/03/29(日) 19:39:27

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420150311eaal.html
2015年03月11日 日刊工業新聞
東北大・北大、フィリピン科学技術省と50kgの超小型衛星2機を開発へ

 東北大学、北海道大学は10日、フィリピン科学技術省と共同で、同国初となる重さ50キログラムの超小型衛星を開発すると発表した。開発する衛星2機のうち、最初の1機は2016年春をめどに国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の衛星放出機構を用いて宇宙へ放出、軌道へ投入する。

 東北大と北大が共同開発した超小型衛星「雷神2」をベースに17年末までに開発する。大きさは55センチ×55センチ×35センチメートルで、大型衛星(300キログラム―6トン)と比べ価格は約100分の1、開発期間も同10分の1の2年程度で開発できる。留学生は現在、両大合わせて6人在籍。今後は10人程度に増やす。

 最初の1機はISSとほぼ同じ高度400キロメートルの低軌道に投入。約5メートルの高解像度を持ち、災害監視や農業、気候変動のモニタリングに役立てる。2機目は衛星開発の留学生らが中心となって開発する。

 今回、人材の教育費を含む共同開発費として、東北大は5億円、北大は3億円をフィリピンからそれぞれ受託。東北大の費用には「きぼう」からの衛星放出費が含まれている。

639とはずがたり:2015/04/02(木) 13:53:14
中国が衛星破壊実験、ミサイル命中せず…昨年夏
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150325-OYT1T50036.html
2015年03月25日 10時39分

 【ワシントン=今井隆】米戦略軍のヘイニー司令官は24日、国防総省で記者会見し、中国が昨年7月に人工衛星を破壊する実験を実施してミサイルを発射したものの、命中しなかったことを明らかにした。


 中国は2007年1月に弾道ミサイルによる衛星破壊実験に成功し、宇宙の軍事利用を加速させており、米軍は警戒を強めている。

 ヘイニー氏は、今回のミサイル発射を07年の衛星破壊実験と「類似した実験」と分析し、相違点は「衛星に衝突しなかった点だけだ」と語った。命中しなかった点について「彼らの意図という確信はない」と述べる一方、「中国は、実戦能力を高めるためのデータを収集した」と実験の狙いを指摘した。

 中国による07年の衛星破壊実験では大量の破片が宇宙空間に散らばり、国際社会の批判が中国に集中した経緯がある。

2015年03月25日 10時39分

640とはずがたり:2015/04/02(木) 14:25:08

大規模噴火の可能性も…新岳で「火映現象」
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150326-OYT1T50019.html
2015年03月26日 10時40分

 昨年8月に34年ぶりに噴火した鹿児島県屋久島町・口永良部島の新岳で24日深夜から25日明け方にかけ、火口付近の噴煙、雲が高温の溶岩や火山ガスなどで赤く照らされる「火映現象」が観測された。


 鹿児島地方気象台が25日、発表した。火映現象が見られたのは2004年の観測開始以降、初めてという。

 気象台によると、高感度カメラで連続的に観測された。新岳では昨年8月以降、新たな噴火は起きていないものの、二酸化硫黄の放出量が1日1000〜2000トンと多い状態が続き、噴火警戒レベルは3(入山規制)を維持している。

 気象台は「今後、規模の大きな噴火などに移行する可能性がある」と指摘。引き続き、火口から約2キロの範囲で噴石などに警戒するよう呼びかけている。

2015年03月26日 10時40分

641とはずがたり:2015/04/14(火) 16:31:00

蔵王山「火口警報」 周囲1.2キロ避難勧告
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150413-OYTNT50549.html?from=yartcl_popin
2015年04月14日

 気象庁が13日、蔵王山(宮城・山形県境)の火口域の周囲約1・2キロを警戒範囲に指定する「火口周辺警報」を発表したことを受け、周辺3町が避難勧告を出すなど関係自治体は対応に追われた。蔵王山で火口周辺警報が出されたのは初めてで、今後、小規模な噴火が起こる可能性もある。観光シーズンの到来を前に、地元の観光関係者らは不安を募らせている。

 仙台管区気象台は13日、緊急の記者会見を開き、「(昨年9月に噴火した)御嶽山と同じ水蒸気噴火が発生する恐れがある」として注意を呼びかけた。

 気象台によると、火口湖の「御釜(おかま)」付近を震源とする火山性地震は今月に入って増加。9日には、マグマの移動などで起きる火山性微動も約2か月ぶりに観測した。このため、気象庁は蔵王山で導入されている4段階の「噴火警戒レベル」のうち、最も低い平常時の「噴火予報」から、「火口周辺警報」に引き上げた。

 13日時点で噴煙や御釜の白濁などは観測されていないが、気象台の永岡利彦・火山防災情報調整官は「昨年より噴火の危険性は高まっており、今後1か月間は注意が必要」と求めた。

 蔵王、七ヶ宿、川崎3町は13日午後、火口域から約1・2キロの範囲に立ち入らないよう避難勧告を出したほか、登山道の入り口にも看板を設置した。対象地域に民家はなく、県警も登山届の提出は確認できていないとしているが、村上英人・蔵王町長は「数日間は担当職員が24時間態勢で状況を監視する」と話した。

 県危機対策課によると、蔵王町と山形県上山市を結ぶ観光道路で、冬季閉鎖中の「蔵王エコーライン」は今月24日の開通が予定されていたが、警報解除まで見送ることになった。「開通まで少なくとも1か月はかかる」としている。22日に3町などが参加して行われる予定だった火山防災訓練も中止になった。

 蔵王山の観光シーズンは4月下旬〜11月上旬。蔵王町の遠刈田温泉で飲食店を営む遠藤裕一さん(67)は「大型連休を前に残念。観光客から弁当の予約が入っていたが、キャンセルする人も出てくるのでは」と肩を落とした。同温泉で居酒屋を経営する女性(60)も「エコーラインの開通延期で観光客が減れば、商売ができなくなるかもしれない」と不安げに話した。

 県によると、周辺自治体などで構成する「蔵王山火山防災協議会」の先月の初会合で、県が関係自治体などにメールで情報を一斉に伝えると定めており、13日はこれに沿って対応したという。危機対策課は「専従の職員を中心に今後も警戒を続けていく」としている。
2015年04月14日

642とはずがたり:2015/04/19(日) 10:05:54
高度下がり電気も不足、衛星「あけぼの」ついに
2015年04月18日 16時45分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150418-OYT1T50053.html?from=y10

 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))のオーロラ観測衛星「あけぼの」が18日、26年間の観測を終えた。

 設計寿命の1年を大幅に超え、日本の観測衛星では最長記録となる。あけぼのは、オーロラの発生の新たな仕組みを明らかにするなど数々の成果を生み出した。JAXAの研究者たちは「長い間目立った故障がなく幸運だった」と長年の活躍をたたえている。

 あけぼのは1989年2月に打ち上げられた。当時はオーロラの発生の仕組みを解明する世界唯一の人工衛星として注目を集めた。

 あけぼのは、これまでの観測で、オーロラは夏より冬の方が発生しやすいことを初めて発見した。夏の極域は白夜のため、オーロラを地上から観測するのは難しかった。JAXAによると、あけぼのの観測データを基に書かれた学術論文は311件、修士や博士など学位論文も254件に上った。

 今は9種類の観測機器のうち6種類が使えず、オーロラはもう観測できない。今は地球周辺にある電気を帯びた粒子(プラズマ)を計測している。太陽電池やバッテリーも劣化し、電気も不足している。長い楕円(だえん)形の軌道を描いて地球を回っているが、高度は地球から最も遠い場所で当初の1万500キロ・メートルから、約4000キロ・メートルにまで低下した。JAXAは「今後、成果を出すのは難しい」と判断し、あけぼのに18日で観測を停止させる命令を送った。4月末には、あけぼのとの交信を絶つ。あけぼのは数年で大気圏に突入し、燃え尽きるという。来年度には、後継機が打ち上げられる。

 ギネスブックには、観測衛星の世界最長記録として2013年に引退した米「ランドサット5号」の約29年がある。

643とはずがたり:2015/04/19(日) 13:35:12
火星の地表近くに塩水か…探査車発見の化合物
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150413-OYT1T50135.html
2015年04月14日 07時41分

 火星の地表近くに液体の「塩水」があるかもしれないという研究成果を、欧米の研究チームが13日付の科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に発表する。

 研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の無人探査車キュリオシティが地表で見つけた化合物に着目した。この化合物はカルシウムを含む塩の一種で、水分を吸収すると「塩水」となり、純粋な水より凍りにくい。湿度や気温などを基に計算した結果、低温になる夜間は化合物が大気中の水蒸気を取り込み、塩水になっていると推定した。

 チームは「我々が知っている微生物が存在するには気温が低すぎる」と慎重だが、宮本英昭・東京大准教授(惑星地質学)は「地表近くに水があれば、生命がいてもおかしくないと思う」と話している。

 火星の地表には、過去に水が流れた跡のような地形が数多くあるが、これまで液体の水は確認されていない。太陽系では、土星の衛星エンセラダスの海にも、生命が存在しうる環境が見つかっている。

644とはずがたり:2015/04/19(日) 16:20:05
ISISってクルマが走ってるけどこれか。
それにしてもハリケーンに女性の名前をつける習慣は女性蔑視なんじゃないの?

過激派と同じ「Isis」ハリケーン名に使わず
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150418-OYT1T50089.html?from=ycont_latest
2015年04月18日 20時04分

 【ジュネーブ=石黒穣】世界気象機関(WMO)は17日、北東太平洋で発生する熱帯低気圧ハリケーンに今後は「イシス(Isis)」の名称を使わないことを決めた。

 イシスは、古代エジプトで信仰された豊穣(ほうじょう)の女神。だが、過激派組織「イスラム国」の略称とつづりが同じため、WMOの委員会で不適切と判断した。

 ハリケーンは、あらかじめ決めたアルファベット順の命名リストから毎年、発生順につけられる。

 リストは6通りあり、イシスは来年使われる予定のリストに含まれていたが削除され、女性の名前「イベッテ(Ivette)」に差し替えられた。

645とはずがたり:2015/04/19(日) 19:52:38
次期国産ロケット、史上最大に…コストは半減
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150409-OYT1T50055.html
2015年04月09日 14時48分

 国が2020年度の初打ち上げを目指して開発する、新しい大型ロケットの基本性能が9日、明らかになった。

 静止軌道(高度3万6000キロ・メートル)に打ち上げ可能な衛星の重さを、現在の主力ロケット「H2A」の4・6トンから、6〜7トンまで向上させる。製造から打ち上げまでのシステムを効率化し、H2Aの半額の約50億円で打ち上げる。全長は国産ロケットで史上最大の約63メートルとなる。

 静止衛星は近年、運用期間を延ばすため大型化する傾向にあり、H2Aでは十分対応できなくなってきた。H2Aを増強したH2Bロケットは、5・5トンの静止衛星まで搭載可能だが、実績が少なく、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船「こうのとり」の打ち上げ以外には使われていない。

646とはずがたり:2015/04/25(土) 21:58:47
北海道羅臼の海底、10m超隆起…土砂崩れで?
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150425-OYT1T50070.html?from=y10
2015年04月25日 13時30分

 北海道羅臼町の海岸で、海岸線沿いの海底が長さ約500メートル、幅約30メートル、高さ10メートル以上にわたって隆起しているのが見つかり、町や国土交通省北海道開発局が25日、現場を調査した。

 人や建物への被害はない。

 海岸線近くの陸上で広範囲に深い亀裂ができ、大規模な土砂崩れが起きていた。町の担当者は「崩れた陸地に押し出される形で、海岸線沿いの海底が一部隆起したのではないか」と話している。

 町によると、24日午後6時頃、付近の住民から「海底が隆起している」と町役場に連絡があったという。

 札幌管区気象台によると、羅臼町やその周辺では24日、地震や火山活動は観測されていない。

647とはずがたり:2015/04/25(土) 22:09:51

暗黒物質に挑む…「きぼう」に観測装置を新設へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150423-OYT1T50095.html
2015年04月23日 18時00分

 国際宇宙ステーション(ISS)で2008年から稼働している日本の実験棟「きぼう」に今年、実験装置が相次いで新設される。

 目玉は、物理学上の大きな謎である暗黒物質などを調べるための観測装置だ。新設ラッシュの背景には、日本の宇宙技術を世界にアピールする狙いがある。

 暗黒物質は、重さなど基本的な性質が不明な謎の物質。正体がつかめれば「ノーベル賞級の成果」と言われ、各国の研究競争が激しくなっている。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))と早稲田大などのチームは、暗黒物質同士が衝突した時に出ると考えられている、高エネルギーの宇宙線を観測できる高性能の装置を開発した。日本の無人補給船こうのとり5号機で夏以降にきぼうに運び、ロボットアームで船外の実験プラットホームに設置する。研究チームの鳥居祥二・早大教授は「暗黒物質がどんな物質なのかを突き止めたい」と話す。

648とはずがたり:2015/04/27(月) 19:16:48

宇宙に直径18億光年の超巨大“空洞”があった!! 「コールドスポット」の謎がついに解明!?
http://tocana.jp/2015/04/post_6262_entry.html
2015.04.23
 現在、学者たちの間で最も広く受け入れられている宇宙論は「ビッグバン理論」である。これは今から約138億年前、全ての物質とエネルギーが一カ所に集まった状態から、爆発的に膨張することで宇宙が始まったとする説だ。そして、現時点において「ビッグバン理論」を裏付ける最良の証拠と考えられているのが、「宇宙マイクロ波背景放射(Cosmic Microwave Background、CMB)」の存在である。あらゆる方向から一様に降り注ぐ、この電磁波の温度に“ゆらぎ”があることが観測され、宇宙に存在する物質の密度に濃淡があることや、宇宙が膨張したことが判明したのだ。

 そして2004年、NASAの天文衛星「WMAP」が観測したCMBの分布において、エリダヌス座付近に異常に温度の低いエリア(コールドスポット)があることが分かり、学者たちの間では正体について様々な議論が巻き起こっていた。しかし今回、ハワイ大学天文学研究所のIstvan Szapudi博士らの研究チームが、学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society(MNRAS)」上で、コールドスポットの正体について驚愕の研究結果を発表し、海外メディアを沸かせている。

 Szapudi博士らの発表によると、コールドスポットの正体は、なんと直径18億光年にも達する巨大なボイド、すなわち“超空洞”である可能性が高いというのだ。あまりにも広大で空っぽで冷たいこの空洞は球状であり、その中心部と地球は約30億光年しか離れていないのだという。

 研究チームは、NASAの広域赤外線探査衛星「WISE」、欧州宇宙機関(ESA)の天文衛星「プランク」、ハワイ・マウイ島に設置された広視野望遠鏡を用いた「Pan-STARRS計画」などから得られた膨大な天文観測データを駆使して、今回の結論を導き出した。

 最新の理論において、宇宙の構造は、石けんを泡立てた時にできるような何重にも積み重なった泡に例えられる。泡の膜部分に銀河団や超銀河団が存在し、泡の内側には何もない空間がある。それこそが“超空洞(ボイド)”であり、学者たちが議論してきたコールドスポットの正体だったというのだ。博士は、これほど巨大な超空洞(ボイド)は、今までに人間が見つけた宇宙の構造物としても最大クラスのものであるとしている。

 直径18億光年の何もない空間――。考えるだけでも気の遠くなるような話だが、また一歩、人類は宇宙の謎の解明に向けて前進した、ということなのだろう。
(編集部)

649とはずがたり:2015/05/08(金) 12:07:06
日向灘で巨大地震はない? 体に感じないゆっくり地震観測
共同通信 2015年5月8日 03時00分 (2015年5月8日 11時09分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/science/20150508/Kyodo_BR_MN2015050701001613.html

 東京大地震研究所や九州大などのチームは、宮崎、鹿児島両県沖の日向灘の海底で2013年5月から6月の約1カ月間、体に感じないタイプの「ゆっくり地震」を観測したと、8日付米科学誌サイエンスに発表した。
 日向灘は、政府が将来の巨大地震発生を想定する南海トラフ沿いの西端部分。ゆっくり地震が起きたのは比較的浅い場所で、この地震が起きる場所にはひずみがたまりにくいことから、日向灘を中心とした海域では、プレート境界が一気に壊れて起こる巨大地震は考えにくいという。
 チームは日向灘に12台の海底地震計を設置して観測。ゆっくり地震は、ほぼ1カ月間断続的に発生した。

650とはずがたり:2015/05/08(金) 15:06:53

箱根山 火山性地震続く
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150508/k10010072971000.html
5月8日 12時01分

箱根山 火山性地震続く
神奈川県の箱根山では、8日も火山性地震が観測されるなど、火山活動が活発な状態が続いています。気象庁は、引き続き箱根山に火口周辺警報を出して、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生するおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、6日、火口周辺警報が出された箱根山では、8日も火山性地震が観測されるなど、火山活動が活発な状態が続いています。
気象庁は8日午前から、火口周辺警報の発表後初めて、立ち入りが規制されている大涌谷周辺に入り、温泉の設備から噴き出している蒸気の勢いや、周辺の地面の温度などに変化がないかどうか現地調査を行っています。
神奈川県温泉地学研究所の観測では、箱根山周辺の地下の浅いところを震源とする規模の小さな火山性地震は、8日は午前11時までに51回に発生しています。また、箱根山の周辺に設置されている傾斜計では地震活動に伴って、山が膨らむ傾向を示す地殻変動が観測されています。
箱根山には引き続き噴火警戒レベル2が出ていて、気象庁は大涌谷周辺では小規模な噴火に伴う噴石などに警戒するとともに、自治体などの指示に従って危険な場所に立ち入らないよう呼びかけています。
冷静に行動を
菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で「政府としては、引き続き、気象庁を中心に、関係自治体、火山専門家と連携しながら、箱根山の活動を注意深く監視するとともに、正確な情報を国民に提供していきたい」と述べました。
そのうえで「噴火の影響は大涌谷周辺であり、箱根全体ではなく、部分的に影響があるということで警報を出している。しっかりと安全措置は講じられているので国民の皆さんには、政府・自治体からの情報に注視してもらい、冷静に行動していただければと思う」と述べました。

651とはずがたり:2015/05/10(日) 14:35:51
2015.5.10 10:23更新
【箱根山火山活動】
地震の観測続く 小規模噴火に警戒
http://www.sankei.com/affairs/news/150510/afr1505100006-n1.html

 箱根山(神奈川県箱根町)は10日も、火山性地震の観測が続き、火山活動が活発な状態だ。気象庁は大涌谷周辺で小規模な水蒸気噴火の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。

 気象庁によると、10日午前8時までに、34回の火山性地震を観測した。9日も1日で94回に上った。大涌谷で蒸気が勢いよく噴出する状態も続いている。火山性微動や体に感じる地震の観測はない。

 箱根山の噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)。4月26日以降、火山活動が活発になり、5月5日には火山性地震が117回を記録し、うち3回は体に感じる震度1だった。

652とはずがたり:2015/05/10(日) 16:07:26
2015年5月10日(日) 15時20分掲載
<御嶽山>入山規制緩和へ 7月にも9合目まで 下呂市
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6159475

◇岐阜県「登山届忘れずに」

 戦後最悪の火山災害となった御嶽(おんたけ)山(岐阜・長野県境、標高3067メートル)の噴火から間もなく8カ月。この間、火口から半径4キロ圏内だった噴火警戒範囲が2キロ圏内に縮小された。夏の登山シーズンを控え、御嶽山ふもとの岐阜県下呂市では、早ければ7月にも「飛騨小坂登山口」から9合目の「五の池小屋」まで登山が可能となるよう入山規制を緩和する方針で、登山道の整備を急ピッチで進めている。一方、御嶽山の噴火後、登山届の提出を義務づけた県は「火山の危険性を認識し、安全な登山を心がけてほしい」と呼びかけている。【宮田正和】(毎日新聞)

653とはずがたり:2015/05/10(日) 16:09:15
感覚としては明らかに増えてるんだけど,相手が地球の規模だと傾向なのかたまたまなのか判断は難しそうだ。。

火山活動、各地で活発に=御嶽、蔵王、箱根など―大震災の影響はっきりせず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150509-00000049-jij-soci
時事通信 5月9日(土)14時36分配信

 長野・岐阜県の御嶽山が昨年9月に噴火した後、熊本県の阿蘇山や山形・福島県の吾妻山、山形・宮城県の蔵王山、神奈川県の箱根山などで火山活動が活発化している。背景には東日本大震災の巨大地震による地殻変動があるとの見方も出ているが、具体的な影響ははっきりしない。気象庁や自治体は御嶽山噴火を教訓として火口周辺の小規模噴火にも警戒を強化したが、観光へのダメージが広がっている。
 大震災後の地殻変動は北海道が西へ、関東から四国の太平洋側が北西へ移動する一方、東北地方は東へ移動する形で続いている。東北・関東の余震域以外でも、長野県や静岡県、兵庫県・淡路島で最大震度が6強や6弱の地震があった。
 東京大地震研究所の武尾実教授は「地震は誘発された可能性を議論できるが、火山はマグマだまりの場所や組成、年代が分かっていない所が多く、どのように影響しているかきちんと説明するのは難しい」と話す。
 さらに、本格的なマグマ噴火に比べると、地下水がマグマに熱せられて水蒸気となり、爆発的に噴出する御嶽山のような水蒸気噴火は予測が困難だ。箱根山についても「マグマの上昇を示す観測データがない。可能性があるのは水蒸気噴火だが、規模までは分からない」(武尾教授)という。

654とはずがたり:2015/05/10(日) 16:10:59

箱根山だけじゃない 阿蘇も桜島も活発化 富士山は影響なし
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150509-00000040-spnannex-soci&amp;pos=1
スポニチアネックス 5月9日(土)7時1分配信

 噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられた神奈川県の箱根山では8日も火山性地震が続き、気象庁は火山活動が高まった状態だとして、小規模な水蒸気噴火への警戒を呼びかけた。気象庁による現地調査では8日午後5時までに59回の火山性地震を観測し、6〜7日の各10回余りから増加。

 この日は各地でも活発な火山活動が発生した。熊本県の阿蘇山では震度3の地震、鹿児島県の桜島では午前に2度の爆発的噴火が起きた。

 相次ぐ火山の動きについて、東京大学地震研究所火山噴火予知研究センターの青木陽介助教は「11年の東日本大震災で刺激を受けて、全国で火山活動が高まっている」と指摘。海外では大地震から2年以内に近隣の火山が活発になる傾向があり、「日本では一昨年頃から活発になってきた。今後しばらく続く」と話した。

 警戒レベルが強化された箱根山から約30キロ北西にそびえる富士山にも変化が起きるのかについては、「影響をおよぼすことはない」と否定。「箱根山が噴火したとしても、別の火山の噴火を誘発するほどのエネルギーを持たない」と説明した。

 一方、この日午前、箱根山の調査を長年続ける大場武・東海大教授(火山化学)は立ち入り規制区域内で調査を行い、「近年にないほど火山活動が高まっている」と話した。大涌谷の噴気孔近くではジェット機が近くを飛行しているようなごう音が響き、二酸化硫黄に特有の強い刺激臭もあった。

 大涌谷付近が、最近になって部分的に昨年10月より最大約6センチ隆起していたことも判明。国土地理院は地中の浅い部分で地殻変動が起きたとみている。これを受け、箱根町(神奈川県)は温泉供給業者などに許可している大涌谷の半径約300メートルに設けた避難指示区域への立ち入り許可を、11日まで見送ると決めた。昨年9月に噴火した御嶽山(長野、岐阜県)でも、噴火前後の比較で約10センチの隆起を観測していた。

655とはずがたり:2015/05/10(日) 16:13:24

要警戒、長期化も 箱根山 火山活動から2週間 温地研前所長ら指摘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150510-00000921-kana-l14
カナロコ by 神奈川新聞 5月10日(日)7時3分配信

 箱根山(箱根町)の大涌谷周辺で火山活動が活発化してから10日で2週間となる。火山性の群発地震とともに激しい噴気や地殻変動が続き、小規模噴火の恐れがあるとして初の立ち入り規制も実施されているが、過去には同様の火山活動が数カ月後に終息したケースもある。気象庁より密度の高い観測網を敷く県温泉地学研究所でかつて分析や研究を主導した専門家は、噴火警戒レベルの高い状態が長期化する可能性を指摘している。

 「事態が急激に進展し、数日中に何らかの現象が発生する可能性は否定できない」。そう前置きしつつ、温地研前所長の吉田明夫・静岡大学客員教授は指摘する。「1カ月ぐらいは推移を見守る必要がある」

 念頭にあるのは、半世紀近い温地研の観測史上最大だった2001年の群発地震だ。6〜10月に及んだ活動では、震源を正確に見極めることができた地震だけで4千回を超え、大涌谷の北側斜面に新たな噴気地帯が出現。だが、温泉供給施設の蒸気井からごう音とともに大量の蒸気が噴出する現象が起きたのは、活動が始まってから1カ月後の7月中旬以降だった。

 温地研の観測で震源を見極められた地震回数が既に1500回に達し、蒸気が勢いよく噴出し続けている今回の活動は「01年と同じかそれ以上」(温地研の竹中潤研究課長)との見方が多い。

 吉田氏も同様の認識を示す一方、「東日本大震災直後の群発地震のように、最初の短期間に地震が集中したケースもある。これまで数年に1回程度繰り返されてきた活動にはそれぞれ個性がある」と分析。今後については「噴火などが起きるとしても、小規模で限定的なものだろう。それ以上の兆候は今のところ出ていない」とし、「危険な区域は既に立ち入りが規制されている。過度に恐れる必要はない」と強調する。

 規制に伴い観光への影響が懸念されているが、国立研究開発法人防災科学技術研究所で地震・火山防災研究の副ユニット長を務める棚田俊收氏は「まずは安全を優先すべき。箱根のような知名度の高い観光地がいち早く規制を始めたことは、むしろ火山防災のモデルケースと受け止めるべきだ」と評価する。

 かつては温地研の主任研究員を務め、01年の群発地震も調査した。「当時は火山ガスの臭いが非常に強く地殻変動も明瞭だったが、それでも噴火には至らなかった」

 ただ、5段階の噴火警戒レベルという新たな防災対応の指標が導入された後の今回については「地震や地殻変動、蒸気といった現象が全て収まらなければ、レベルの引き下げは難しい」とし、影響や規制が数カ月程度に及ぶ可能性があるとみている。

 自らも整備に関わった温地研の観測網は「全国の活火山の中でもかなり整っている」。しかし、「規模の大きいマグマ噴火なら兆候をつかめるはずだが、現在想定されているような水蒸気噴火は困難。観測網をさらに強化し、人員を増やす必要がある」と噴火予知の課題と難しさを指摘する。

 大涌谷周辺は9日も活発な活動が続き、気象庁によると午後3時までに69回の火山性地震が発生した。温地研の観測では午後7時までで177回に上り、大涌谷や付近の二ノ平で震度1〜2相当の揺れが8回あった。噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)が続いている。

656とはずがたり:2015/05/12(火) 18:34:40

レベル1「活火山留意」に=「平常」から、HPで―気象庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150512-00000080-jij-soci
時事通信 5月12日(火)16時21分配信

 気象庁は12日、18日から火山の噴火警戒レベル1について、これまでの「平常」から「活火山であることに留意」との表記に変更すると明らかにした。ホームページ上でも明記する。
 同庁によると、18日の時点では、システム改修前のため「平常」という言葉は残るものの、「活火山であることに留意」への読み替えを求める。昨年9月にレベル1だった長野・岐阜両県の御嶽山が噴火した際、「平常」とされていたことが「静穏」であるとの誤解を招くと指摘されたため、表記の変更に踏み切った。

657とはずがたり:2015/05/12(火) 18:39:50
>100年以内に噴火する可能性がある火山が47もあるにもかかわらず、国内の火山専門家も47人しかいない。文部科学省によると、国内の大学で火山観測に携わる教授・准教授・講師・助教・任期付き研究員は年々減っているという。
少ねえ。。(;´Д`)

次は箱根山? 国内47の火山は100年以内に噴火の可能性
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150511-00010000-nipponcom-soci
nippon.com 5月11日(月)14時7分配信

神奈川県と静岡県にまたがる箱根山に噴火の可能性が出てきた。気象庁の発表によると、大涌谷付近を震源とする火山性地震が4月26日から増加しており、5月6日には、噴火警戒レベルが「平常」の1から、「火口周辺規制」の2に引き上げられた。

御嶽山が噴火、国内の活火山は世界の7%(元記事)

4月26日から5月7日15時までの間に観測された火山性地震は316回。大涌谷にある温泉施設では蒸気が通常より勢いよく吹き出すようになったことが観測されている。

日本国内では昨年、2014年9月27日に、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)が噴火した。登山者が噴火に巻き込まれ、多数の死傷者を出した。

気象庁は過去1万年以内に噴火した火山などを「活火山」と定義している。海底の火山を含め日本には110の活火山があり、その数は世界全体の7%に相当する。日本は世界有数の火山国であり、それが日本各地の観光資源でもある豊富な「温泉」の源にもなっている。

国内47の火山は「今後100年程度の間に中長期的な噴火の可能性がある」(気象庁)。ただ、噴火のタイプや前兆となる地震の起き方は火山によっても異なるため、噴火の予知には限界がある。気象庁は地震計、カメラなどを設置し24時間体制で監視している。
寛政年間の雲仙岳噴火では1万5000人が犠牲に

気象庁の記録によると、18世紀以降、日本で10人以上の死者・行方不明者が出た火山災害は20事例ある。最大の災害は寛政年間の1792年、雲仙岳で地震や岩屑(がんせつ)なだれで約1万5000人が犠牲になったとされる。

昭和以降では4事例あり、1940年の三宅島で11人、1952年のベヨネース列岩(伊豆諸島)の海底噴火で31人、1958年の阿蘇山(熊本県)の噴火で12人の死者が確認されている。最近では、1991年6月の雲仙普賢岳(長崎県)の噴火で火砕流が発生、報道関係者や火山学者ら43人が巻き込まれ、死亡・行方不明となった。

御嶽山噴火は「水蒸気爆発」

また昨年の御嶽山の噴火は、水蒸気爆発で火砕流も発生した。噴火の規模は、同じく水蒸気爆発で二十数万トンの火山灰を噴出した1979年の噴火と同程度。火砕流が南西に3キロメートル以上流下し、噴煙は東に流れて、高度は火口上約7キロメートル。上空からの調査では、噴火は剣ケ峰山頂の南西側の火口列から発生したとみられ、大きな噴石が火口列から1キロメートルの範囲に飛散しているのが確認された。火砕流は発生したものの、樹木などが焦げたような痕跡は認められなかった。また、噴火の11分前から発生した火山性微動は噴火後、振幅の大きい状態が約30分間続いた。傾斜計では噴火の7分前から山側が隆起、噴火後からは山側が沈降するような変化が観測された。
日本の火山研究は40人学級

100年以内に噴火する可能性がある火山が47もあるにもかかわらず、国内の火山専門家も47人しかいない。文部科学省によると、国内の大学で火山観測に携わる教授・准教授・講師・助教・任期付き研究員は年々減っているという。

658とはずがたり:2015/05/17(日) 18:31:18

箱根山 大涌谷の狭い範囲の地面が最大で12cm程度隆起
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150517-00000603-fnn-soci
フジテレビ系(FNN) 5月17日(日)12時56分配信

噴火警報が発表されている神奈川県の箱根山で、5月15日までに、大涌谷の狭い範囲の地面が、最大で12cm程度隆起していることがわかった。
国土地理院によると、15日、観測衛星「だいち2号」を使って、大涌谷付近を調査したところ、規制区域内の直径200メートルの非常に狭い範囲で、以前より最大12cm程度地面が隆起していたことがわかった。
5月7日の観測の際は最大6cm、10日には8cmと、隆起は徐々に大きくなっていて、山の膨張がさらに続いている可能性がある。
気象庁では、箱根山の地殻変動は続いているとして、引き続き、小規模な噴火に警戒を呼びかけている。

最終更新:5月17日(日)16時56分
Fuji News Network

「何度も揺れた」…活発な火山活動が続く箱根山は
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150516-00000022-ann-soci
テレビ朝日系(ANN) 5月16日(土)17時33分配信
 16日も活発な火山活動が続く箱根山の近くから報告です。

 (社会部・土居由知記者報告)
 昼間より霧が濃くなったように感じます。そして、白い蒸気どころか今は大涌谷すら見ることができません。ただ、蒸気が発する際の音は依然として響いています。気象庁によりますと、火山性地震は16日午後5時までに117回を観測しています。これは15日の同じ時間帯の299回と比べると減少していますが、気象庁は「火山活動に伴う地震には波がある」として、活発な状態が続いているとしています。週末の16日、箱根には多くの観光客が訪れています。15日の揺れついて、「怖かった」「何度も揺れた」と話す人もいました。対象的に、地元の人たちは「いつもと比べて多くは感じるが、こればかりは仕方ない」などと冷静に受け止めている人が多いのが印象的でした。16日は規制が続く大涌谷周辺への立ち入りはありませんでしたが、17日は配管のメンテナンスのため、温泉を供給する会社などが入る予定となっています。

最終更新:5月16日(土)23時59分
テレ朝 news

659とはずがたり:2015/05/17(日) 21:50:43
ロシアあかんわ。。そろそろ中国に色々宇宙開発費負担して貰おうぜ♪

また衛星打ち上げ失敗=東シベリアに墜落―ロシア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000105-jij-int&amp;pos=3
時事通信 5月16日(土)20時3分配信

 【モスクワ時事】インタファクス通信によると、メキシコの通信衛星を載せたロシアのロケット「プロトンM」が16日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたが、約8分後にエンジンが停止し、ロシア東シベリアのザバイカル地方に墜落した。
 旧ソ連時代に設計されたプロトンは2013年7月、14年5月にも事故を起こしている。ロシアは新型ロケット「アンガラ」シリーズの開発を進めている。
 ロシアの宇宙開発をめぐっては、4月28日に無人補給船「プログレス」が国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに失敗して墜落。宇宙飛行士の油井亀美也さんが搭乗する有人宇宙船「ソユーズTMA17M」の打ち上げ予定は5月26日から7月下旬に延期された。
 ロシア宇宙庁は16日、油井さんと交代する宇宙飛行士3人が6月11日に地球に帰還する準備の一環でISSの軌道修正を試みたが、これにも失敗した。

660とはずがたり:2015/05/21(木) 12:38:50

火山で壊滅した「太平洋の真珠」ラバウル
http://www.asahi.com/articles/ASH5443TNH54UHBI004.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
郷富佐子@ニューブリテン島ココポ2015年5月19日17時00分

 パプアニューギニアのニューブリテン島北部のラバウルは、かつて東ニューブリテン州の州都として最も栄えた街だった。太平洋戦争中に旧日本軍が戦略拠点を置いたことからわかるように、良港のシンプソン湾と背後の高地は、自然の要塞(ようさい)となっている。

特集・南十字星の下で
 だが、「南太平洋の真珠」と呼ばるほど美しかったラバウルの街は、1994年9月に起きた火山の爆発で壊滅してしまった。州都は20キロほど離れたココポへ移され、2万人近かった人口は現在、数千人程度にまで激減。確かに今回、ラバウルの街中には人気がなく、泊まったのもココポだった。

 州都をまるまるのみ込んだ21年前の噴火とは、どんなものだったのだろう。当時、私は朝日新聞の名古屋社会部にいたはずだが、「ラバウルの大噴火」のニュースは覚えていない。朝日新聞のデータベースを見ると、当時のシドニー特派員は現地入りしなかったようだ。

 他の文献を調べてみると、二つの火山がほぼ同時に噴火したことがわかった。94年9月19日早朝、まずラバウルの南にあるタブルブル火山が噴火。この火山は二百数十メートルほどの低い山で、太平洋戦争中は旧日本軍から「花吹山」と呼ばれていたそうだ。

 その約1時間後、今度はシンプソン湾をはさんで街の南西側にあるブルカン火山(日本名・西吹山)が噴火を始めた。こちらの火山は海に近かったため、最高で5メートルの高さの津波が港の船や集落を襲い、被害が広がったという。

 二つの火山の噴火で、ラバウルの街には2〜6メートルほどの火山灰が積もった。今回、旧日本軍の戦跡などを回って目にしたのも、分厚く覆った火山灰ばかりだった。滑走路があったという場所に行ったが、真っ平らな平地に草がところどころ生えているだけで、まったく当時の面影はなかった。

661とはずがたり:2015/05/23(土) 16:05:44
口永良部島・新岳火口から噴煙、震度3観測

13:23読売新聞

 福岡管区気象台によると、23日午前8時頃、鹿児島県・種子島近海を震源とする地震があり、同県・ 口永良部 くちのえらぶ島で震度3を観測した。

 震源はごく浅く、地震の規模を示すマグニチュードは2・6と推定される。

 気象台によると、口永良部島では23日午前7〜9時、島内を震源とする火山性地震が13回発生。気象庁機動調査班が現地調査したところ、同島・新岳火口が活発に噴煙を上げているのを確認した。

 気象台は「火山活動の高まりがみられ、今後、爆発力が強い噴火に移行する可能性がある」と、噴石などへの注意を呼びかけている。

 新岳は昨年8月、約34年ぶりに噴火。現在の噴火警戒レベルは3(入山規制)となっている。

662とはずがたり:2015/05/24(日) 09:12:49
>>661-662
url忘れた。。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150523-OYT1T50101.html?from=ytop_ylist

663とはずがたり:2015/05/25(月) 19:26:47

埼玉北部震源、茨城・土浦で震度5弱…M5・5
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150525-OYT1T50075.html?from=y10
2015年05月25日 15時59分

 25日午後2時28分頃、埼玉県北部を震源とする地震があり、茨城県土浦市で震度5弱を観測した。


 気象庁によると、震源の深さは56キロ・メートル。マグニチュードは5・5と推定される。

 この地震による津波の心配はないという。

 この他の主な地域の震度は次の通り。

 ▽震度4 東京都千代田区、横浜市、水戸市、前橋市、さいたま市など

2015年05月25日 15時59分

鹿児島・奄美北部で震度5弱…津波の恐れなし
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150522-OYT1T50142.html?from=yartcl_popin
2015年05月23日 01時32分

 22日午後10時28分頃、鹿児島県の奄美大島近海を震源とする地震があり、同県奄美北部で震度5弱を観測した。

 気象庁によると、震源の深さは約21キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・1と推定される。津波の恐れはないという。同庁は「今後1週間程度は最大震度4程度の余震に注意してほしい」としている。

 同庁によると、周辺はM5〜6級の地震が相次ぎ、比較的地震活動が活発な地域。周辺で震度5弱以上の揺れを観測したのは、2008年7月以来。

 県や県警によると、23日午前1時現在、けが人などの報告は入っていないという。その他の各地の主な震度は次の通り。

 ▽震度4 鹿児島県龍郷町▽震度3 鹿児島県十島村、大和村、宇検村、瀬戸内町、喜界町

2015年05月23日 01時32分

2月以来の震度5強、「長周期地震動」も観測
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150513-OYT1T50004.html?from=yartcl_popin
2015年05月13日 13時06分
 13日午前6時12分頃、宮城県沖を震源とする強い地震があり、岩手県花巻市で震度5強を観測した。


 気象庁によると、震源の深さは46キロ、マグニチュードは6・8と推定される。この地震による津波の心配はない。2011年の東日本大震災の余震とみられ、今後1週間ほどは震度5弱程度の余震の恐れがあるという。

 同庁によると、東日本大震災の余震で震度5強の揺れを観測するのは、今年2月以来。高層ビルなどを大きくゆっくりと揺らす「長周期地震動」も各地で観測され、宮城県北部では、同庁の4段階の階級で上から2番目の「3」を記録した。

 JR東日本によると、東北新幹線は地震発生の直後、那須塩原―七戸十和田間で一時停電し、電車が緊急停止。安全点検のため、仙台―新青森間の上下線などで運転を見合わせたが、午前8時までに全線で運転を再開した。最大約2時間の遅れが出て、約3万2000人に影響が出た。

2015年05月13日 13時06分

664とはずがたり:2015/05/26(火) 07:42:50
草津白根山で火山性地震多発 警戒呼びかけ
< 2015年2月23日 23:19 >
http://www.news24.jp/articles/2015/02/23/07269835.html

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 群馬と長野県境にある草津白根山では23日未明から火山性地震が多発し、1日あたりの地震回数が約半年ぶりに50回を超えた。気象庁は小規模な噴火に警戒を呼びかけている。

 気象庁の観測によると、草津白根山では23日午前2時過ぎから山頂付近にある火口湖・湯釜付近を震源とする火山性地震が増加し、午後6時までに65回発生したという。火山性地震の回数が1日あたり50回を超えたのは去年8月5日以来約半年ぶり。しかし、地下にあるマグマが上昇することで山が膨らんでいることを示す傾斜計のデータなどに変化はないという。

 気象庁は、小規模な噴火が起きると湯釜から約1キロの範囲で大きな噴石が飛ぶ可能性があるとして、引き続き火口周辺警報を発表して警戒を呼びかけている。

665とはずがたり:2015/05/29(金) 11:54:49


<口永良部島噴火>火砕流が発生 住民に島外避難指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150529-00000023-mai-soci
毎日新聞 5月29日(金)11時3分配信

<口永良部島噴火>火砕流が発生 住民に島外避難指示

爆発的噴火をした口永良部島の新岳=気象庁の火山カメラから2015年5月29日午前10時4分

 鹿児島地方気象台は29日、鹿児島県・口永良部島(屋久島町)が同日午前9時59分に爆発的噴火をしたと発表した。噴火に伴い火砕流が発生し、海岸まで到達したため、気象台は午前10時7分、同島に噴火警報を発令。噴火警戒レベルを3(入山規制)から5(避難)に引き上げ、島の住民に避難など厳重な警戒をするよう呼びかけた。地元消防などによると、今のところ人的被害の情報は入っていないという。

 気象台によると、噴火警戒レベル(1〜5)で最高の5が発令されたのは、気象庁が2007年12月に導入して以来初めて。

 屋久島町は災害対策本部を設置。住民の安否確認などを進めている。鹿児島県も知事を本部長とする災害対策本部を今後設置し、被害状況などの把握を急いでいる。

666とはずがたり:2015/06/02(火) 08:25:37
136人しかいない島にどんだけカネ掛けるかってのはあるなぁ。。

見捨てられた火山島 検証「口永良部噴火」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150529-00010000-qbiz-l40
qBiz 西日本新聞経済電子版 5月29日(金)10時47分配信

 黄土色の山肌に転がる無数の岩と、山頂から絶えず上がる噴煙が、約3キロ離れた本村港からくっきり見える。「緑の火山島」と防波堤の案内板がうたう鹿児島県屋久島町の口永良部島(くちのえらぶじま)。一面に木々が生い茂っていたという新岳を今、想像するのは難しい。

口永良部島で爆発的噴火(動画付き)

 「海岸線までずーっと木が枯れとるでしょうが。火砕サージ(火山ガスや灰がまじった火砕流の一種)が通った跡よ。元に戻るのに数十年かかる」。島でただ一人の町職員、川東久志さん(54)がつぶやいた。

 8月3日午後0時半前、島の真ん中にある新岳が34年ぶりに噴火した。現在も噴火警戒レベル3(入山規制)。火口から半径2キロは立ち入り禁止のまま。気象庁が24時間監視する全国47火山のうち、警戒レベル3が出されているのは他に、9月27日の噴火で戦後最悪の被害が出た御嶽山(おんたけさん)=長野、岐阜県=と、年に千回以上噴火する桜島(鹿児島県)だけだ。

 屋久島から北西に約12キロ。136人(11月末現在)しかいない島で、火山は最大の観光資源だった。「一歩違えば、ここは御嶽山より先に全国に注目されたかもしれなかったんですよ」。民宿を営む貴船森さん(42)はこう話す。

 規制が一切ない警戒レベル1(平常)から突然、噴石を伴う噴火があったのは日曜日。土曜日の正午前に噴いた御嶽山とほぼ同じ状況だ。死者57人行方不明者6人の御嶽山に対し、口永良部島は負傷者ゼロ。その背景には、台風の接近で島へのフェリーが欠航し、新岳に登る予定だった観光客が来なかったという偶然があった。

   ◆    ◆

 「本当なら、あの時間は山頂で昼ご飯を食べていたはずです」。鹿児島県屋久島町口永良部島(くちのえらぶじま)。噴火当日、東京の高校生12人と新岳に登る予定だった民宿経営の貴船森さんは、フェリーが来なかったことで九死に一生を得た。

 8月3日午後0時24分。新岳火口から約2・2キロの集落にある民宿の庭にいた。バリバリバリバリ-。山を見ると空に上がった煙が斜面を駆け下りてきた。

 「あっ火砕流!」。宿には地域活性化を研究中の大学生グループが滞在中だった。「おまえらすぐ出てこい」。軽ワゴン車に家族や学生10人がぎゅうぎゅう詰めで坂を下った。バックミラーに灰色の煙が迫る。途中、走って逃げる数人を見かけたが、車に乗せる余裕はなかった。煙は坂をまっすぐ下っていった。「煙に巻かれた人は亡くなったと思っていましたよ」

667とはずがたり:2015/06/02(火) 08:25:54
>>666-667
 島には警察官も消防士も医師もいない。住民を守るのは貴船さんも所属する消防団だけだ。

 火口から約1・5キロ地点では、噴火予測に使う地震観測機の設置工事中だった。死亡したと思っていた作業員から電話が鳴った。「助けてくれ」。山に向かうと、灰まみれの5人がいた。前後の区別もつかず目だけが真っ赤。視界がなくなり、横一列で手をつなぎ一歩ずつ逃げてきたという。「おれ、生きていますよね」。作業員はうつろな表情で何度も繰り返した。

 工事現場の数百メートル先には、数十センチ大の噴石がいくつも転がっていた。

   ◆    ◆

 11月15日。島には福岡管区気象台の職員2人の姿があった。火山ガスの放出量などを計測するため、チャーターした漁船で山の風下側を何度も往復する。「こうして地道にやるしかないんです」と職員は話した。

 気象台が火口付近に設置していた観測機は、噴火でほぼ全滅。安全上の理由から代替機を設置できず、観測は月に1度の麓からの調査に頼る。気象台も噴火の前兆現象を把握するのは困難と認める。

 噴火から4カ月がたつ今も、島は非常事態にある。コンクリート製造工場が立ち入り禁止区域に入り、島の経済を担う公共工事も観光客も止まったまま。小中学校では教員の車を校舎脇に止め、すぐに子どもを避難させられる態勢を取る。11月14日に実施した噴火後初の避難訓練では、避難場所を従来より新岳から遠くに変更した。

 「火山観測の態勢を見直す」「災害に強いまちづくり」。衆院選の各政党の公約には力強い言葉が並ぶ。安倍晋三首相は公示前、長野県北部地震の被災地を訪れた。だが、新岳噴火後、島を視察した国会議員はゼロ。有権者が100人ほどの島には選挙中に候補者が来る予定もない。「見捨てられとるんよ」と港のそばに住む松本章さん(70)。

 火山噴火予知連絡会は11月末、火山の観測強化を求める提言を出した。国も対策に乗り出したが、動きはあくまで御嶽山(おんたけさん)の災害を受けたものだ。「犠牲者が出んと国は動かん。口永良部で噴いたことを政治家は知っとるんやろうか」。島民の視線は冷めている。

西日本新聞社

668とはずがたり:2015/06/02(火) 08:26:54
>>666ではああ書いたけど,紙面によると
>武石貞信さんは約20年前に横浜から故郷に帰り牧場を借りて黒毛和牛を飼い始めた。当初は「趣味のつもり」だったが牛16頭のほか,豚,イノシシ,イノブタ計25頭などを飼うまでになった。畜産はサツマイモ栽培と並ぶ島の基幹産業。町によると,島では4軒の畜産農家が計60頭の牛を育てている。特に目をかけてきたのが,イノブタだ。島の新たなブランドにできないかと,約4年前から繁殖に着手。あと1年ほどで生産と出荷が軌道に乗る見込みになった矢先の噴火だった。
とあった。産業が出来つつあるとなると応援したくはなるねぇ。

口永良部島民らが一時帰島 貴重品回収や家畜の状況確認
2015年6月1日13時08分
http://www.asahi.com/articles/ASH612VZ2H61TLTB009.html

 鹿児島県屋久島町・口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)の噴火を受け、同町の屋久島に避難している住民ら29人が1日、5月29日の噴火後初めて、口永良部島に一時帰島した。噴火警戒レベルは最高の「5」のままだが、住民が島に残してきた貴重品の回収や、家畜やペットの状況確認をするのが目的。

 一行は漁船3隻で帰島し、1時間半〜2時間程度滞在して作業を進めた。午後0時半ごろまでに、3隻とも屋久島に戻った。

 島外避難指示は解除されていないが、災害対策基本法に基づき、荒木耕治町長が一時帰島を許可した。荒木町長は当初、「一時帰宅は噴火警戒レベルが下がってから」との方針だったが、住民の強い要望を受け、前日の5月31日夜に一時帰島の方針を公表した。

 1日朝は気象庁が火口付近の状況を確認し、その情報などを踏まえて町が最終的に出発を決定。午前8時半ごろ、住民11人のほか、九州電力関係者、屋久島の消防職員らが乗った漁船3隻が屋久島を出港した。一時帰島の間は県警、自衛隊、国土交通省のヘリ計3機と海上保安庁の巡視船が周辺で警戒に当たった。

 一時帰島に参加した畠喜人さん(57)は出発前、「集落の火の元の確認など、頼まれた任務をきちんとこなしたい」。畜産業を営む武石貞信さん(80)は口永良部島で飼育する豚の様子を見て回った。屋久島に戻り、「豚は何とか大丈夫でした」とほっとした表情をみせた。屋久島への避難者は当初、住民ら137人だったが、本土の親類宅などへ移る人が出たため、5月31日夜時点では64人となっている。

 一時帰島について火山噴火予知連絡会副会長の石原和弘・京都大名誉教授は「いつでも逃げられる態勢をとるなど細心の注意を払う必要がある。時間がたてば次の噴火の危険性が増すため、一時帰島を続けるのはよくない」と指摘する。

 一方、口永良部島の町立金岳(かながたけ)小・中学校の児童・生徒計13人は1日朝、避難先の屋久島の学校に初めて登校し、校内を見学した。2日には全校集会に参加し、3日から本格的に授業を受ける予定。

669とはずがたり:2015/06/03(水) 16:12:22
4757 名前:名無しさん[] 投稿日:2015/05/31(日) 12:32:30
スレ違いぽいですが

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150530-00050107-yom-sci
日本全国で揺れ、「異常震域」か…小笠原沖地震
読売新聞 5月30日(土)21時43分配信

 30日夜に小笠原諸島西方沖で起きた地震で、全国の広い範囲が揺れたのは、規模が大きかったことに加え、震源が極端に深かったのが主な原因だ。

 中でも関東地方の揺れが強かったのは、海底下のプレート(岩板)を伝わって地震波が減衰せずに届きやすい場所にあったためだとみられる。気象庁は、遠い地域に強い揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる現象だと説明している。

 気象庁によると、震源は深さ約590キロ・メートルで、太平洋プレートと呼ばれる巨大な岩板の内部だった。東京大地震研究所の古村孝志教授によると、日本列島やその周辺の海では、複数のプレートが複雑に重なり合っている。太平洋プレートは最も深い位置にあり、フィリピン海プレートなどの下に沈み込んで、日本列島の地下深くまで続く。

 谷岡勇市郎・北海道大教授(地震学)は「海のプレートは陸のプレートに比べて固く、プレートの中を伝わる地震波が弱まりにくい」と指摘する。関東へ達した地震波は、震源からまず太平洋プレートに沿って、より沖合の浅い方へ向かった後、このプレートと接する別のプレートに伝わるという経路をたどり、あまり減衰しなかったとみられる。

 過去には、2013年9月に東京都の鳥島近海の深さ約450キロ・メートルでマグニチュード(M)6・8の地震が発生、北海道から関東にかけて広い範囲で最大震度4の揺れを記録した。また、07年7月に京都府沖の深さ約370キロ・メートルで発生したM6・7の地震でも広い範囲で揺れ、震源から離れた北海道で最大震度4が観測された。

最終更新:5月31日(日)1時18分

670とはずがたり:2015/06/13(土) 07:00:28

地球は地球と月の2つだけど星三つ以上だと複雑系になって動きが予測不能になるってやつか?

2015.6.5 23:00
冥王星の2衛星が不規則自転 NASAが発見
http://www.sankei.com/life/news/150604/lif1506040020-n1.html

冥王星の5個の衛星の大きさや特徴の比較。カロン(下)が最大。右上から左下にヒドラ、ケルベロス、ニクス、ステュクス(NASA提供・共同)

 冥王星に5個ある衛星のうち、2個の小さな衛星ニクスとヒドラが予測できない不規則な自転パターンを示していることが分かったと、米航空宇宙局(NASA)の研究チームが3日、英科学誌ネイチャーに発表した。

 衛星の重力が複雑に影響し合っているのが原因。こうした不規則な自転の衛星は太陽系でほとんど見つかっておらず、チームは「誰かが住んでいたら、いつ夜が明けて太陽が昇るか知ることができないだろう」と驚いている。

 冥王星には、直径が冥王星の約半分の大きな衛星カロンのほか、小さな衛星のニクスとヒドラ、ケルベロス、ステュクスがある。ハッブル宇宙望遠鏡の観測からシミュレーションすると、冥王星と引き合うように回るカロンの影響で重力場が複雑に変化し、ラグビーボールのような形のニクスとヒドラの自転に揺れるような不規則なパターンを与えていた。またほかの衛星は明るい白色だが、ケルベロスだけが真っ黒だった。(共同)

671とはずがたり:2015/06/13(土) 07:02:01

2015.6.12 21:33
衛星「すざく」ついに“寿命”か 目標2年も…9年活躍 
http://www.sankei.com/life/news/150612/lif1506120039-n1.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、平成17年に打ち上げたエックス線天文衛星「すざく」の姿勢制御ができなくなったと発表した。当初の目標だった2年を大きく超えて9年間運用されていたが、バッテリーの劣化が進み、電力不足に陥ったとみられる。

 JAXA宇宙科学研究所のチームは復旧を目指し、8月ごろまで電源を確保する手段を探る。

 JAXAによると6月1日以降、すざくとの通信が断続的になり、機体は回転していると推定された。太陽電池パネルに日が当たる時間だけ電源が入り、地球の影に隠れると直ちに切れることから、バッテリーが働かなくなったと判断した。

 すざくは鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、遠方の天体から届くエックス線を観測。銀河団やブラックホールなどの性質の解明に成果を挙げた。

672名無しさん:2015/06/14(日) 00:49:46
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150610-00010000-nknatiogeo-sctch
太陽に巨大な「>」が刻まれる いったい誰が?
ナショナル ジオグラフィック日本版 6月10日(水)7時40分配信

 NASAの観測衛星[ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」がこの画像をとらえたのは5月28日。いったい誰が? というほど見事に「>」が刻まれている。

 太陽の上空に「>」を描いた巨大な糸は、磁力によって動き回る比較的低温の雲のようなもの。直線にするとそれぞれ160万キロもの長さになるというから驚きだ。

 この雲は数日もつときもあれば、突然爆発することもある。爆発した物質が太陽から放出されると「コロナ質量放出(CME)」と呼ばれる高速で移動する雲となり、大規模なものは地上の送電網や人工衛星に重大な障害を引き起こす可能性があるという。

(ナショナル ジオグラフィック日本版)

673とはずがたり:2015/06/16(火) 00:30:03
未来は過去に影響を与えるか?まるで時間が遡っているかのような現象が確認される(オーストラリア研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52194037.html
2015年06月14日

 時間は一方向のみに流れる…これは現代物理学の鉄板教義の1つであり、過去は未来に影響するが、その逆はないことを意味している。

 しかし、最新の実験では、量子レベルではこれが当てはまらないようであり、可能と不可能の境界が大きく揺らぐ成果が得られた。研究者が実証したのは、未来の出来事が過去の事象に影響を与えている可能性である。すなわち、時間は前以外にも、後ろにも流れているかもしれないということだ。

 研究で取り上げらたのは、量子力学における粒子の奇妙な振る舞いである。量子の世界では、移動する物体は、粒子と波動という2つの状態を同時にとることが可能だ。これは、光子や高速で移動する原子を観測しようとすると、粒子か波いずれかの性質を示すことから言える。

 今回の実験で発見されたのは、原子を観測しようとした後に起きた出来事が、波動の状態となるか、それとも粒子の状態となるかを決定しているようであることだ。

 研究を指揮したオーストラリア国立大学の物理学者アンドリュー・トラスコット博士によれば、量子レベルにおいて、観測するまで現実は存在しないという。

 本研究は、1978年にアメリカの物理学者ジョン・ホイーラーが考案した思考実験を基にしたものだ。これはホイーラーの遅延選択実験といい、スクリーンに2本開いた狭いスリットに光を通して粒子と波動の二重性を示す二重スリット実験の派生版だ。

 1本のスリットを通して、その向こうの壁に光を発射すると、光子は粒子として振舞っているかのように見える。しかし、ここに2本目のスリットを追加すると、光子が波動として振舞っているかのような干渉縞へと変わる。

 ホイーラーが提案したのは、スリットが開いた最初のスクリーンの後ろにもう1枚のスクリーンを置くことである。その狙いは、2枚のスクリーンを通過しても光子の状態が一貫しているかどうか確認することだった。

 これまで、この実験の実施は不可能であった。そこで、トラスコット博士は、光子の代わりにヘリウム原子を、物理的なスクリーンの代わりにレーザー光で作った格子を使って、実行可能なものとした。これによって、素早く移動する原子が無作為に導入される2つめの格子を通り抜けたときに起きる現象を正確に測定できるようになった。

 その結果、2番目の格子がない場合、原子は粒子のように1つの経路を移動するが、ある場合は、波のように様々な経路を移動することが判明した。研究者は、2番目の格子が導入される前に最初の格子を通る原子の経路を測定していたため、2番目の格子が導入される潜在性が粒子の状態を影響していることを示唆していた。

 これが示唆しているのは、原子が実際に特定の経路をとった場合、未来の測定が原子の経路に影響していることだ、とトラスコット博士は説明する。
 
 奇妙なことで知られる量子物理学だが、質量を持ち、電場に干渉する複雑な原子を用いた実験は、さらなる不思議さを加味する結果となった。本研究は『ネイチャー・フィジクス』誌に掲載された。

674とはずがたり:2015/06/16(火) 20:50:14
この分だと多分東京五輪は富士山の噴火で中止やね。。

浅間山 ごく小規模な噴火のもよう
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150616/k10010115921000.html
6月16日 12時24分

長野と群馬の県境にある浅間山で、16日午前、およそ4キロ離れた場所で微量の降灰が確認され、気象庁は山頂火口でごく小規模な噴火が発生したもようだと発表しました。気象庁は引き続き噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表して、火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、16日午前9時半ごろ、浅間山の北側におよそ4キロ離れた場所で、微量の灰が降っているのを民間の施設の職員が確認したということです。浅間山の周辺には雲がかかっているため噴煙などの様子は確認できず、空振と呼ばれる噴火に伴う空気の振動は確認されていないということです。
このため気象庁は浅間山で16日午前、山頂火口でごく小規模な噴火が発生したもようだと発表しました。浅間山で噴火が発生するのは、6年前の平成21年5月の小規模な噴火以来です。
気象庁は浅間山では今後も小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表して、山頂の火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴って大きな噴石が飛ぶおそれがあるとして立ち入らないよう警戒を呼びかけています。
浅間山は長野と群馬の県境にある標高2568メートルの活火山で、周辺には軽井沢などの観光地が点在しています。平成16年9月に発生した噴火では、関東や東北の広い範囲に火山灰が降ったほか、6年前の平成21年2月から3月にかけても小規模な噴火が起きました。その後、ことし4月下旬ごろから火山性地震が増加し、今月には放出される二酸化硫黄の量が大幅に増加しているのが観測され気象庁は火山活動が高まっていると考えられるとして、今月11日、浅間山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表し、警戒を呼びかけていました。

首相 安全な対応に万全期す
…、警察庁は、地元の警察と連絡を取って、ヘリコプターで上空から確認するなどして被害が出ていないか確認を急ぐことにしています。

気象庁「今後もごく小規模な噴火のおそれ」
気象庁によりますと、浅間山では16日の午前8時12分ごろから火山性微動が継続し、火山性地震もやや多い状態となっているということですが、空振と呼ばれる噴火に伴う空気の振動は観測されておらず、いつ噴火が発生したのかは現時点ではわからないということです。
一方、地下深くのマグマが上昇していることを示すような地殻変動は観測されていないということです。
気象庁火山課の小久保一哉火山活動評価解析官は
「現時点ではさらに規模の大きな噴火につながる兆候は見られないが、地震が多い状態が続くなど、引き続き火山活動に高まりが見られる。今後も今回と同じ程度のごく小規模な噴火が起きる可能性があり、ふもとの住民の方は、風向きによっては噴火の際には火山灰が降る可能性があるので注意してほしい。また、登山者の方などは、自治体などの指示に従って、危険な場所に立ち入らないようにして欲しい」と話しています。

専門家「やや大きな火山性微動を観測」
東京大学地震研究所の中田節也教授によりますと、浅間山に設置されている東京大学の地震計では、16日午前9時前ごろから噴火に伴うとみられる振幅のやや大きな火山性微動が観測されたということです。
中田教授は「過去の噴火やこれまでの地震の回数などから小規模な噴火の可能性が高いが今後、降灰などの詳細な調査を行っていく必要がある」と話しています。

浅間山 過去の火山活動は
浅間山は群馬と長野の県境にある標高2568メートルの活火山です。
ことし4月下旬ごろから、山頂火口の直下のごく浅い場所を震源とする火山性地震が増加し、先月21日には1日の地震回数が50回を超えました。地震はいずれも山頂火口付近の直下のごく浅い場所が震源とみられ、先月1か月間の回数は986回でした。
今月も多い状態が続き、今月7日は87回の地震が発生しました。1日の地震回数が80回を超えるのは、5年前の平成22年2月以来でした。また、放出される二酸化硫黄の量は今月8日の観測で1日当たり500トン、今月11日の観測では1日当たり1700トンと先月の3回の調査の70トンから100トンと比べて大幅に増加していました。
このため気象庁は、今後、火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとして、今月11日、噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表し、火口からおおむね2キロ以内には立ち入らないよう警戒を呼びかけていました。

675とはずがたり:2015/06/17(水) 13:46:53
北関東と云えば上州の空っ風が有名で,俺が居た筑波も凄い風が吹いたが,生まれ育った遠州の空っ風もなかなかのもの。ただ空っ風は冬の風物詩なんだけど。。

突風「ダウンバースト」か「ガストフロント」も
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150616-OYT1T50128.html?from=ycont_top_txt
2015年06月16日 21時16分

 群馬県伊勢崎市などで15日夕に発生した突風について、東京管区気象台は16日、積乱雲から強い下降気流が吹きつける「ダウンバースト」が起きた可能性が高いと発表した。

 突風の強さを6段階で表す国際的尺度「藤田スケール」では、下から2番目の「F1(風速が毎秒33〜49メートル)」と推定される強風だったという。

 同気象台などは16日、建物などに被害が出た伊勢崎市や前橋市などで現地調査を実施。風の被害が面的に広がっているなどの特徴から、両市でダウンバーストが起きた可能性が高いことが分かった。

 一方、同県渋川市では、ダウンバーストのほか、地上付近に広がった冷気が暖気とぶつかることで突風をもたらす「ガストフロント」が起きた可能性も考えられるという。

676とはずがたり:2015/06/17(水) 20:23:47
理工学者は自分の分野にカネが落ちるように主張しないと仕事出来ないから鵜呑みには出来ないけど刺戟的である。

>東日本大震災では「想定外」という言葉を多くの人が使いましたが、これは正しくない。なぜなら、およそ1100年前に起きた「貞観地震」の記録が残っているからです。

>さらに言えば、貞観地震の9年後に関東で直下型の大地震が起きており、さらにその9年後には「仁和地震」が起きている。仁和地震は、南海トラフ巨大地震のことだと考えられています。

>東日本大震災は、西日本で2000年に1度起こる超巨大地震の前触れである可能性が高いのです。加えて、首都圏直下型地震や、富士山の噴火も警戒すべきです。

>ただでさえ、日本は1000兆円以上の借金がある国なのに、さらに被害額300兆円クラスの地震が2回、そこに富士山噴火も加われば大変な事態となるはず

>1995年の阪神大震災、そして2011年の東日本大震災のいずれも、事前に予知をすることができませんでした。それで現在、地震予知関連予算が大きく削られたばかりか、全国的に地震学者や火山学者が不足する事態が起きています。

>現在のやり方では無理です。…ではどうするか。地震や火山の噴火には、必ず前兆があります。人間が病気の兆候を見つけるために、心電図やMRI、CTスキャンなどをとるのと同じで、こうした前兆をさまざまな角度から観察することが、予知には必要なのです。

>NATO(北大西洋条約機構)では、「戦争より自然災害の死者の方が多い」ことに注目していて、災害対策に力を入れています

>たとえば、フィリピンのマニラ近郊にあるタール火山の観測所は、日本の火山観測よりもはるかに進んだモニタリングができている。一方、支援している側の日本では「予知はできない」との理由で予算が縮小され、観測機器が老朽化していたり、人手不足に悩んでいる。

日本列島は活動期に
巨大地震・火山噴火に挑む日本の予知力
――長尾年恭・東海大学海洋研究所教授 地震予知研究センター長に聞く
http://diamond.jp/articles/-/68220
ダイヤモンドオンライン編集部 【第5回】 2015年3月12日

「想定外」というキーワードで語られる東日本大震災だが、歴史的に見れば、同じ規模の巨大地震は繰り返し起きている。「起こることは確実だが、いつなのか?」という難問に、科学者たちはどのようにアプローチしているのだろうか。東海大学海洋研究所教授で地震予知研究センター長を務める長尾年恭氏に聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部?津本朋子)

活動期に入った日本列島
西日本で超巨大地震の可能性も

――3.11以降、日本列島は地震や火山噴火の活動期に入ったのでしょうか?

?そもそも、日本は明らかに地震国であり、火山国です。日本の国土面積は世界の0.28%ですが、世界の地震の10%は日本で起きている。火山活動は7〜10%です。そして、地震や火山の活動には、揺らぎがあります。つまり「活動期」と「静穏期」があり、行ったり来たりする。今がどうかというと、明らかに活動期に入ったと見るべきでしょう。

?東日本大震災では「想定外」という言葉を多くの人が使いましたが、これは正しくない。なぜなら、およそ1100年前に起きた「貞観地震」の記録が残っているからです。

677とはずがたり:2015/06/17(水) 20:24:00

?さらに言えば、貞観地震の9年後に関東で直下型の大地震が起きており、さらにその9年後には「仁和地震」が起きている。仁和地震は、南海トラフ巨大地震のことだと考えられています。

?こうした地震は、各地に残っている古文書をもとに研究されています。代表的な古文書である古事記や日本書紀は700年代に作られたもので、それ以前に関しては地質調査で調べます。

?そして3.11以降の地質調査の結果で、西日本では2000年に1度、超巨大地震が起きていることが分かったのです。南海トラフ巨大地震は、東海地震・東南海地震・南海地震の3連動地震のことですが、2000年周期で、地震の範囲が九州や沖縄まで延びて、かつ非常に大きな規模のもの起きているのです。

?一方、東日本では、貞観地震や3.11クラスの地震が1000年に1度のサイクルで起きている。注意すべきなのは、この西日本での2000年に1度の超巨大地震の少し前に、東日本で巨大地震が起きている点です。

巨大地震は必ず起こる
想像を絶する経済損失に

――つまり、西日本の超巨大地震が近い将来、来るかもしれないということですか?

?そうです。東日本大震災は、西日本で2000年に1度起こる超巨大地震の前触れである可能性が高いのです。加えて、首都圏直下型地震や、富士山の噴火も警戒すべきです。

?これらが起こる確率は100%です。必ず起こる。富士山にしても、人間で言えばまだ20歳。非常にパワフルな火山です。

――想像を絶する被害となりそうです。

?多くの人が一番気にするのは、「起こるのは確実として、どのくらい人的・経済的被害が出るか」という点だと思います。首都圏直下型に関して言えば、日本の建物は耐震化が進んでいるから、倒壊よりは火事を警戒すべきです。

?一方、西日本の超巨大地震は津波が心配です。たとえば、西表島では標高85メートルのところに「津波岩」と呼ばれる岩があります。海から津波で運ばれた岩なのです。このほか、九州や四国、静岡でも数十メートルの津波の跡が見つかっています。

?経済損失に関しては、首都圏直下型と南海トラフは、それぞれ300兆円の損失と予想されています。富士山噴火による損失は、予測が難しい。2兆5000億円という数字が出ていますが、これは火山灰による農作物の不作など、直接的被害のみの予測です。

?たとえば、2010年にアイスランドで火山が噴火したとき、飛行機がたくさん欠航になりましたよね。富士山が噴火すれば、成田空港や羽田空港が使えなくなるのは言うまでもなく、東名高速もスリップするから通行止め、新幹線もパンダグラフが壊れて不通、という事態になるでしょう。こうした間接的な被害額については、まだ誰も計算できていないのです。

?しかも、過去の例を見れば、これらの災害はある時期にまとまって起きている。ただでさえ、日本は1000兆円以上の借金がある国なのに、さらに被害額300兆円クラスの地震が2回、そこに富士山噴火も加われば大変な事態となるはずで、日本発の世界恐慌というシナリオも考えられます。

方法論と人手不足がネックだが予知は決して不可能ではない

――起こることが確実である以上、地震予知ができればと思いますが、なかなか難しいようですね。

?1995年の阪神大震災、そして2011年の東日本大震災のいずれも、事前に予知をすることができませんでした。それで現在、地震予知関連予算が大きく削られたばかりか、全国的に地震学者や火山学者が不足する事態が起きています。志望する学生の数も少ないから、そのうち地震学者や火山学者がゼロになるのではないかと危惧されています。

678とはずがたり:2015/06/17(水) 20:24:18
>>676-678
?確かに地震予知は難しい。「30年以内の発生確率」といった程度ではダメで、起こる数日内くらいには分からないと、被害を食い止める効果がありません。その精度では現在、予知はできていない。

「できないのなら研究を止めてしまえ」という人もたくさんいますが、私は適切な手を打って研究を進めれば、予知は可能だと思っています。ただ、現在のやり方では無理です。

?全国に最新鋭の地震計をたくさん設置しても、予知はできません。理由は簡単。地震計は地震が起きないと動かないですから。起きてしまった地震のメカニズムを研究するには役立ちますが、地震計にいくら予算をかけても、予知の技術は進歩しないのです。

?ではどうするか。地震や火山の噴火には、必ず前兆があります。人間が病気の兆候を見つけるために、心電図やMRI、CTスキャンなどをとるのと同じで、こうした前兆をさまざまな角度から観察することが、予知には必要なのです。

?たとえば、私が注目しているジャンルの1つが、「破壊の物理学」と呼ばれるものです。物が壊れる際に起こることを調べている研究者たちのノウハウが今、地震予知に応用され始めているのです。また、火山活動に関しては、火口のモニタリングや火山ガスの観測などが不足しています。御嶽山の噴火も、こうしたことをしていれば、予知できていたのです。

有珠山噴火はなぜ予知できたのか?
必要な「火山のホームドクター」

?人手不足も大問題です。たとえば、2000年に起きた、北海道の有珠山噴火は予知に成功し、事前に住民が避難できました。岡田弘先生(現・北海道大学名誉教授)という、有珠山の「ホームドクター」と言うべき方が、常時観測しておられたからです。ほかの火山はどうかというと、桜島や伊豆大島がそこそこ観測できている以外は、人がいないというのが現状です。富士山ですらそうで、毎日見ている研究者はいない。

?日本中が活動期に入っている今、定年退官された先生方を総動員して、全国の火山をモニタリングすべきだと、私は思います。

――地震・火山大国なのに、ずいぶんと遅れているのですね。

?そうなのです。たとえば、NATO(北大西洋条約機構)では、「戦争より自然災害の死者の方が多い」ことに注目していて、災害対策に力を入れています。また、ペルーやエクアドル、フィリピンなどの地震・火山国では、国際協力機構(JICA)の支援で最新鋭の火山のモニタリングシステムが導入されています。

?たとえば、フィリピンのマニラ近郊にあるタール火山の観測所は、日本の火山観測よりもはるかに進んだモニタリングができている。一方、支援している側の日本では「予知はできない」との理由で予算が縮小され、観測機器が老朽化していたり、人手不足に悩んでいる。皮肉なことです。

?日本でも、予知に適した研究を積み重ね、研究者育成に力を入れれば、5年後には「予知ができないなんて嘘だ」と思ってもらえるだけの実績は出せると思っています。天気予報のように7〜8割の的中率にはならないかもしれないですが、5割、いや3割でも有効活用できるはずです。

?たとえば、すでに地震予知情報を活用している病院があります。大手術の際に、地震が来て停電になっても大丈夫なように、機材やスタッフをいつも以上にそろえておくのです。

?むろん、3割で満足ということではない。精度を増して行くのはわれわれ科学者の仕事ですが、科学は徐々に発展します。カネも人も限度を超えて削ってしまうことは、発展の芽を摘むようなものです。このことを、政府にはよく考えていただきたい。

679とはずがたり:2015/06/17(水) 20:24:34

>地震計が進化してMwを求められるようになって以降、世界で起きたMw9以上の巨大地震は7つです。…地震の1日後から5年くらい後までに、半径600〜1000キロ以内の複数の火山が噴火しています。

>現在の状況がおよそ1100年前に起きた貞観地震の頃と似ている、と指摘する専門家もいます。貞観地震の後に、関東で直下型の地震が起き、さらに南海トラフ巨大地震も起きました。

>火山学者は東京ドーム約250杯分以上の噴出物があったものを「大噴火」と定義しています。この「大噴火」は日本の場合、100年間に4〜6回ほどは必ず起きていました。それが20世紀に入って以降、1914年の桜島と、1929年の駒ヶ岳で「大噴火」があっただけで、ずっと静かな状態が続いている。そう考えれば、3.11以降、むしろ普段に戻っただけとも言える

>有珠山や浅間山、桜島、雲仙岳あたりは、その火山の「ホームドクター」といえる火山学者がいて、観測体制が充実している。しかし、それ以外の火山にはホームドクターはいませんし、先に述べたように、噴火のクセも良く分かっていない。

次々噴火する火山
日本列島の状況はどこまで深刻なのか
――島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く
http://diamond.jp/articles/-/73271
ダイヤモンド・オンライン編集部 2015年6月17日

死者・行方不明者が63人にも上った昨年9月の御嶽山噴火。今年に入ってからも、箱根山や口永良部島、浅間山など、火山活動が活発化したり、噴火に至るケースが相次いでいる。この現状を専門家はどう見ているのだろうか。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部?津本朋子)

東日本大震災の影響は
どこまであるのか

――東日本大震災以来、地震や火山活動が活発化していると、多くの専門家が指摘しています。巨大地震が火山に及ぼす影響とは、どのようなものなのでしょうか?

?東日本大震災を引き起こした、東北地方太平洋沖地震のモーメントマグニチュード(Mw)は9でした。Mwとは、従来の気象庁マグニチュードとは異なる計測手法で、近代的な地震計が普及して求められるようになった数値です。気象庁マグニチュードはM8.4以上の大地震が起きた場合、正確に数値を出すことができないのですが、Mwは巨大地震の大きさを正確に計測できる手法なのです。


しまむら・ひでき
1941年、東京都生まれ。武蔵野学院大学特任教授。東京大学理学部卒業、同大学院修了、理学博士。東京大学助手、北海道大学教授、北海道大学地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長などを歴任。専門は地球物理学(地震学)。「直下型地震」、「日本人が知りたい巨大地震の疑問50」、「新・地震をさぐる」など著書多数。
?地震計が進化してMwを求められるようになって以降、世界で起きたMw9以上の巨大地震は7つです。

?このうち、東北地方太平洋沖地震以外の6つの地震では、地震の1日後から5年くらい後までに、半径600〜1000キロ以内の複数の火山が噴火しています。東北地方太平洋沖地震だけが、これまで噴火が起きておらず、例外的だと思われていましたが、昨年9月に御嶽山が噴火しました。

?半径600〜1000キロといえば、本州が覆われるような範囲です。つまり、これからも日本列島のどこで火山の噴火が起きても、まったく不思議ではないということです。

680とはずがたり:2015/06/17(水) 20:24:50
?ただし、これは病気で言えば「世界で7人しか患者がいない奇病」というようなものです。大勢の患者がいる病気であれば、予後について有意なデータも得られるでしょうが、たった7人では、その病気の予後を予測などできないでしょう。それと同じで、巨大地震と火山の関係もデータが少なすぎて「分からないことが多い」というのが、本当のところです。

?また、現在の状況がおよそ1100年前に起きた貞観地震の頃と似ている、と指摘する専門家もいます。貞観地震の後に、関東で直下型の地震が起き、さらに南海トラフ巨大地震も起きました。ただ、この説も、確かに似てはいるものの、本当に同じことが起きるのかどうか、断言できるだけのデータをわれわれは持ち合わせていません。

100年間静かだった日本列島
1世紀に4〜6回の大噴火は「通常の範囲内」

――ただ、確かに3.11以降、火山噴火が増えたという印象を持っています。

?昨年の御嶽山噴火は死者を出した大災害となりました。そのほかにも、火山活動が活発化したり、噴火に至った火山が続出している。しかし、長い目で見ると実は、この100年のあいだ、日本列島は異常なほど静かだっただけと言えます。

?火山の噴火はさまざまなタイプと規模があるのですが、火山学者は東京ドーム約250杯分以上の噴出物があったものを「大噴火」と定義しています。この「大噴火」は日本の場合、100年間に4〜6回ほどは必ず起きていました。それが20世紀に入って以降、1914年の桜島と、1929年の駒ヶ岳で「大噴火」があっただけで、ずっと静かな状態が続いている。そう考えれば、3.11以降、むしろ普段に戻っただけとも言えるわけで、今世紀に4〜6回の「大噴火」が起きても、何の不思議もありません。

?日本には110もの活火山があり、うち50の火山が24時間監視されています。さらに噴火を警戒せねばならない30の火山については「噴火警戒レベル」がつけられています。これらの火山のうち、たとえば浅間山は、過去100年で50回ほども噴火しており、少なくとも50年分はデータが蓄積されているため、予測しやすい。桜島や有珠山も比較的頻繁に噴火しているために、クセが読みやすい火山です。

?しかし、これらの読みやすい火山は例外で、ほかの火山は噴火に関するデータが少なすぎて、まったく予測ができないのです。富士山にしても箱根山にしても、地質調査によって、過去に噴火したことは確実に分かっています。しかし、噴火前にどのような前兆があったのかは分からないのです。

?たとえば富士山では、山体膨張(火山の下からマグマや火山性ガスが上がってきて山が膨張すること)が起きたことを示すデータはあります。ほかにも、河口湖で、ある時期、異常な水位低下が起きたり、氷結で氷が溶けるといった異変が報告されていますが、果たして本当にこれらが前兆なのか。また、前兆であったとして、どの程度、噴火が差し迫っているのかは、分かりません。

火山の噴火予知は難しい
御嶽山に「騙された」科学者たち

――では、噴火警戒レベルはあまりアテにならないのでしょうか?

?昨年の御嶽山噴火では、噴火警戒レベルを上げなかったために登山者が大勢いて、大きな被害を生んでしまいました。これは、御嶽山に不意打ちを食らい、「騙された」とでも言いたいようなケースでした。

?御嶽山はそもそも、過去には死火山に分類されていた火山です。それが79年にいきなり噴火し、気象庁も火山学者も非常に驚いた。それ以降、「死火山・休火山・活火山」という分類をやめてしまったほどです。今は、「活火山(過去1万年以内に噴火したことが分かっているもの)」と、「そうでない火山」という分類になっています。

?その御嶽山は2007年にも小規模な噴火を起こしました。このときは、4ヵ月前から火山性地震や山体膨張、2ヶ月前からは火山性微動も観測されていました。しかし、14年の噴火では、2週間前に火山性地震が一時的に増えたものの、収まっていた。火山性微動が観測されたのは、噴火のわずか11分前でした。それなのに、多くの前兆があった07年よりも、ずっと大きな規模の噴火が起きてしまいました。

681とはずがたり:2015/06/17(水) 20:25:10
>>679-681
?つまり、79年の噴火と14年の噴火で、気象庁と火山学者は2度、御嶽山に騙されたのです。

?御嶽山のように前兆と噴火規模のつじつまが合わなかったり、たくさん前兆があっても噴火に至らないケースも多いので、07年の噴火警戒レベル導入時、火山学者のあいだでは「本当に導入してもいいのか?」と問題視する声が上がりました。

?有珠山や浅間山、桜島、雲仙岳あたりは、その火山の「ホームドクター」といえる火山学者がいて、観測体制が充実している。しかし、それ以外の火山にはホームドクターはいませんし、先に述べたように、噴火のクセも良く分かっていない。それなのに本当に導入していいのか、と。その懸念が現実化してしまったのが、御嶽山のケースとも言えます。

?また、火山活動がいつ終わったのかを見極めるのも、至難の業です。実際には、収まって半年もしてから「終わっていました」と言うのが精一杯なのです。残念ながら、噴火警戒レベルは決めるのが難しく、アテになるものでもないのです。

――箱根山は4月下旬に火山性地震が増加し、噴火警戒レベルが2に設定されましたが現在、地震の数が減ってきています。これも「地震の数が減ったから火山活動が沈静化してきた」と一概には言えないのでしょうか?

?御嶽山のケースのように、火山性地震がいったん減ったのに、噴火に至ったケースもありますから、簡単に安全だとは言えません。06年に噴火した雌阿寒岳も、やはり火山性地震が減ったあとに、小規模ですが噴火しました。箱根山は恐らく、沈静化に向かう可能性の方が高いだろうとは思いますが、噴火することもあり得ると考えています。

?そして、確実に言えることは、箱根山は過去に何度も大きな噴火を起こした火山だということです。噴火の際に生じた火砕流が外輪山の内側を埋めて、仙石原や芦ノ湖をつくりました。また、新幹線と同じくらいのスピードで流れる火砕流が、神奈川県の大磯や横浜にまで到達したことも分かっています。

?箱根山だけでなく、日本全国に危ない火山はたくさんあり、大噴火がいつ起きても不思議ではないのです。さらに大噴火の400倍以上も大きい「カルデラ噴火」という巨大噴火が、日本では過去10万年間に12回、起きたことが知られています。たとえば、約7300年前に九州南部で起きた鬼界カルデラ噴火は、西日本で縄文初期の文明が断絶してしまったほどの威力でした。

?カルデラ噴火までいかなくても、通常の大噴火であっても、大量の噴出物がまき散らされて、その火山の近辺で大飢饉を起こすだけでなく、世界中に異常気象を引き起こしたというケースはいくつもあります。

?現代社会であっても、噴火による被害は甚大です。たった1ミリの火山灰が積もっただけで、空港の滑走路は使えなくなりますし、鉄道も道路も大混乱になるはずです。電線が切れたり、水道やガスなどライフラインにも大きな影響が出るでしょう。しかも、雪と違って溶けてなくなりませんから、被害は長期にわたります。

現代人は自然災害に無頓着
原発再稼働は危ない

?われわれ現代人は、大きな噴火について、あまりにも忘れてしまっています。火山が噴火し、巨大地震が繰り返し起きることで、現在の日本列島が形作られてきたことを思い出さねばなりません。

?人間にできることは限られていますが、普段の生活で避難路を確認したり、枕元に懐中電灯や底の厚い避難用の靴を用意するなど、一人ひとりにできる備えはすべきでしょう。

?また、再稼働問題が持ち上がっている原発についても、これほど大規模な噴火や地震が繰り返し起きてきた国なのだということを、よく考えていただきたい。フィンランドのオンカロ(核廃棄物貯蔵施設)も、安定した地盤に作られていると言われていますが、スカンジナビア半島ではこれまで、いくつかの地震があったことは分かっています。そもそも、10万年間という長期間、絶対に地震や噴火が起きないと言い切れる場所など、この地球上にはないのです。

682とはずがたり:2015/06/25(木) 16:38:52
浅間山、火口内の高温域広がる…噴煙量も増加
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150625-OYT1T50091.html?from=ycont_top_txt
2015年06月25日 16時00分

 気象庁は24日、ごく小規模な噴火が起きた浅間山(群馬・長野県境)で、火口内の高温域が広がっていると発表した。

 火山活動が高まっているとみられるが、現時点で大きな噴火の兆候は見られず、引き続き噴火警戒レベル「2(火口周辺規制)」を維持したままで注意を呼びかけている。

 同庁は24日、県防災航空隊の協力を得て上空からの観測を実施。5月の前回観測時と比べ、山頂火口から活発に噴煙が上がり、噴煙量も多くなっていることなどを確認した。火口内や火口周辺で、新たな噴出物や変色、地形の大きな変化は見られなかったという。

683とはずがたり:2015/06/25(木) 23:01:34
昔読んだ『殺人者はオーロラを見た』という西村京太郎の推理小説を思い出した。。

北海道・稚内でオーロラ観測=3月に続き、天文台職員撮影
時事通信社 2015年6月25日 16時48分 (2015年6月25日 22時49分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150625/Jiji_20150625X992.html

 北海道稚内市で23日夜から24日未明にかけてオーロラが観測され、名寄市のなよろ市立天文台「きたすばる」職員中島克仁さん(43)が撮影に成功した。北海道では3月にも11年ぶりにオーロラが観測されている。
 中島さんによると、数日前に起きた太陽フレア(表面の爆発現象)の影響で大きな磁気嵐が発生し、オーロラ観測には好条件がそろっていた。雲の影響もあり肉眼では確認できなかったが、赤く光るオーロラが撮影できた。
 通常、オーロラは北極などの極地方でしか見ることはできないが、太陽活動が活発になっているため日本でも観測されたという。

684とはずがたり:2015/06/30(火) 12:42:11
<箱根町>有感地震相次ぐ 火山活動活発後、最大の震度3も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-00000018-mai-soci
毎日新聞 6月30日(火)10時58分配信

 火山活動が活発化している箱根山(神奈川・静岡県境)周辺で30日午前、有感地震が相次いだ。気象庁によると、午前6時56分に大涌谷付近を震源とするマグニチュード(M)3.3の地震があり、神奈川県箱根町湯本で震度3を観測した。4月26日に箱根山の火山活動が活発化して以降最大の地震だという。

 箱根町湯本では30日、震度1以上の有感地震を10回(午前11時現在)観測した。

 箱根山の火山性地震は5月15日の442回をピークに減少傾向にあったが、今月29日に183回と再び急増。地下のマグマや熱水の動きを示す火山性微動が初めて観測され、大涌谷周辺で新たな噴気孔も確認された。

 気象庁は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を維持し、「噴火の可能性がある状態は続いている」として警戒している。

 防災科学技術研究所地震・火山防災研究ユニットの棚田俊収(としかず)・副ユニット長は「浅い場所で地震活動が高まっており、震度3は起こり得る」と話した。【伊藤奈々恵、久野華代】

685とはずがたり:2015/07/01(水) 14:57:07
こういうの(原子時計)は明石に置いとけよなぁ。。

2015/6/30 07:00
日本の標準時、明石にあらず? 基準は東京の「原子時計」
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201506/0008166279.shtml

 日本の標準時は「兵庫県明石市などを通る東経135度子午線」で決められている、と思っている人は多いのでは? 実は半世紀前から、基になっているのは情報通信研究機構(NICT、東京都)の原子時計。しかし、法律上は今も東経135度となっているからややこしい。現在議論される時刻調整の「うるう秒」の廃止が決まると、現実と法律の時刻がずれてしまう。(金山成美)

 1886年(明治19)年、勅令第51号「本初子午線経度計算方及標準時ノ件」が公布され、東経135度の時刻が日本の標準時に。その2年前、英国のグリニッジ天文台を通る子午線を「本初子午線」(世界標準時子午線)とすることが決まったことに基づく。

 その後、標準時の決め方が変わり、現在は世界中の約400台の原子時計の平均を基に国際度量衡局(フランス・パリ)で決定。日本は9時間進めた時刻で、NICTが決めている。1967年に採用され、「原子時」と呼ばれる。

 しかし、勅令は今も使われ続け、法律上は東経135度の時刻が日本の標準時だ。

 ここで問題になるのが1972年に始まった「うるう秒」。「原子時」と、天文上の時刻「世界時(天文時)」が0・9秒以上ずれないよう修正するが、近年は廃止が検討されている。

 IT端末のトラブル懸念や対応作業が膨大になってきたことや、インターネット取引など1秒の違いが社会的に重要になってきたことなどが理由。今年11月に最終決定される見込みで、廃止が決まれば早ければ2022年に実施される。

 法律は天文時に基づいているため、NICT時空標準研究室は「今でも厳密には現実と法律が合っていないが、廃止されるとますますずれが出てくる」と指摘する。

 うるう秒による調整は7月1日で26回目。明石市立天文科学館の井上毅学芸員は「存続廃止論争も含め、『1秒』に関心を持ってもらいたい」と話している。

【標準時に関連する出来事】

1884年 国際子午線会議で本初子午線決定

 86年 日本標準時子午線を東経135度に決定

 88年 日本標準時の使用開始

1967年 国際度量衡総会で1秒の定義を「原子時」に

 72年 うるう秒調整による「協定世界時」開始

 99年 うるう秒変更について議論開始

2015年7月1日 26回目のうるう秒挿入へ

 15年11月 うるう秒を廃止するか最終決定見込み

 22年 うるう秒廃止の場合、最速での実施見込み

686とはずがたり:2015/07/03(金) 12:42:06
「水蒸気爆発」で地表を吹き飛ばした可能性
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150630-OYT1T50103.html?from=yartcl_outbrain1
2015年06月30日 17時29分

 箱根山の大涌谷おおわくだにで発生したとみられる小規模噴火について、専門家は、地下の火山ガスによって熱せられた地下水が水蒸気となって地表を吹き飛ばす「水蒸気爆発」が起きたと見ている。


 箱根山の地下8〜10キロには、二酸化炭素などの火山ガスが溶けた「マグマだまり」があると考えられている。マグマだまりから出た高温の火山ガスが地下水を熱して大量の水蒸気を発生させており、水蒸気の一部は地表に噴出し、地下の浅い部分にもたまっている。

 噴火には、水蒸気爆発のほか、マグマが直接地下水に触れて生じる「マグマ水蒸気爆発」やマグマそのものが噴き出す「マグマ噴火」がある。今回の噴火について、静岡大学の小山真人教授(火山学)は「地殻変動などのデータから、マグマの上昇を示す証拠がない」と話し、水蒸気爆発の可能性が高いとの見方を示した。

 一方、噴火の規模について、金子隆之・東京大助教(火山地質学)は「一連の火山活動から考えると、噴火は小規模にとどまっている」と見る。しかし「今後はより規模の大きな噴火が起きる可能性もあり、注意が必要だ」と警告する。

 箱根山は約40万年前に活動を始めた。これまでの地質調査から、約6万6000年前には、火砕流が約60キロ離れた横浜市西部にも到達するほどの大規模な噴火を起こしている。約3000年前の水蒸気爆発では、山が崩れてその一部が川をせき止め、芦ノ湖ができた。最後の噴火は鎌倉時代の12〜13世紀という。

687とはずがたり:2015/07/06(月) 12:48:20
2015年7月2日
箱根山より危機的状況? 噴火率99%の白頭山爆発と「日本最悪のシナリオ」
http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201507_post_6730.html

 鹿児島県・口永良部島の新岳の噴火をはじめ、気象庁が噴火警戒レベルを2(火口周辺規制-)から3(入山規制)に引き上げた神奈川県の箱根山など、日本全国で火山活動が活発化している。

 2011年3月11日に発生したマグニチュード(M)9.0の東日本大震災の影響も指摘されるが、地下の異変は日本列島のみにとどまらない。噴火の危険が迫っているとされるのが、独裁国家として知られるアノ国だ。

「金正恩第1書記が独裁体制を敷く、北朝鮮の火山に噴火の兆候がみられるのです。その山は、中朝国境沿いにそびえる白頭山。火山学者によって噴火のリスクが指摘され、日本政府も成り行きを注視している状況です」(火山学者)

 白頭山(ペクトゥサン)は、中国吉林省と北朝鮮両江道の国境地帯にある火山で、中国名を「長白山」という。標高2744メートルを誇り、北朝鮮では信仰の対象になっているほか、中国でも10大名山のひとつに数えられる。

 その山がいま、危機的状況にあるというのだ。

「長い静穏期にあった白頭山が、ここ数年、噴火の兆候を示し続けている。米国や英国の火山学者が現地調査に入っており、中国や韓国も噴火した場合の防災対策に乗り出しているほどの危機的状況だ」(中朝情報筋)

 過去の文献などによれば、白頭山は1100年前に大噴火を起こしている。怖いのは、その時には、北海道や東北地方で5〜6センチの降灰を記録し、農作物が大打撃を受けるなど、日本にも影響があったことだ。

 02年以降は、頂上付近の火山性地震の回数が約10倍に増加するなど、噴火の兆候が顕著になってきている。火山ガスの噴出もあったほか、02年〜05年にかけては衛星が地下でのマグマ上昇を捉えたという。

 日本列島での異変との関連も気になる。

「白頭山は日本でM7以上の大地震が起きた後に何度も噴火を起こしている。過去の大地震との連動のように東日本大震災の影響を受けた噴火があるとすれば、2020年までに68%、2034年までに99%の確率で噴火を起こすともいわれています」(先の学者)

 悪夢が現実のものとなった時、日本には降灰被害以外にも懸念される事態がある。

「中国が白頭山から100キロ離れた場所に建設中の赤松原子力発電所への影響だ。火山泥流が原発施設に流れ込んだり、大量の火山灰でシステムが機能不全に陥れば、福島第1原発事故以上の甚大な被害をもたらす危険性が高い。事故によって漏れた放射性物質が風に乗って海を越え、日本各地に降り注ぐことになる」(先の情報筋)

 北朝鮮は核ミサイルとは別の"時限爆弾"を抱えているということなのか...。

688とはずがたり:2015/07/06(月) 12:53:19


2015年7月2日
発見者「我々は何か大きなものの上に存在している」 ― 地球を覆う巨大なプラズマ・チューブ構造が証明される
http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201507_post_6712.html

 オーストラリアで巨大かつ目に見えない移動性のプラズマチューブが地球の上空を覆っていることが発見された。当初、天体物理学者らの間では懐疑的な見方が強かったが、シドニー大学天体物理学の学生クレオ・ロイさん(23歳)が、実際にその存在を証明することに成功したのだ。60年以上もの間、その存在をとらえることができなかった現象は、一体どのようにして発見されたのだろうか――。

【その他の画像と動画はこちらから→http://tocana.jp/2015/06/post_6669.html

■我々は何か大きなものの上に存在している...

「News.com.au(6月4日付)」によると、ロイさん(23歳)が発見したのは、高度約600kmの上部電離層からさらにその上のプラズマ圏に向かって伸びる「チューブ状のプラズマ構造」。約60年もの間、議論の対象だった構造が、今回の発見により初めて視覚的に立証された。

 ロイさんが観測に使用したのは宇宙の磁場などを80〜300MHzの間で観測する低周波電波望遠鏡マーチソン広視野アレイ(MWA:Murchison Widefield Array)という最新鋭の電波望遠鏡である。この望遠鏡は9平方km(3km×3km)という広大な砂漠に設置した128個のアンテナタイルが受信した信号を東西に分離することで、南半球全天を3Dで立体視することができるもの。これにより、地球がチューブ状のプラズマ構造で覆われていることがわかったのだ。

 ロイさんは発見した時の様子を「高密度プラズマが低密度プラズマと交互に縞模様で現れ、まるでオーロラのようにゆっくりと漂流しながら地球の磁力線上に美しく整列していた」と語っており、「我々は何か大きなものの上に存在しているということに改めて気づいた」とも語っているという。

■南半球全天を観測する望遠鏡

 この観測によって、彼女は電離層内のイオン化のパターンが非常に構造化されていることも発見、地球の磁場に整列しているチューブ状の構造内を流れていることがわかったという。

 その後それらのチューブは自ら和合し移動するというのだが、"漂流プラズマチューブ"となったものは、天文データや衛星に依属したナビゲーションシステムなどに信号のひずみを生じさせるなどの影響を及ぼす可能性があるということだ。

■学生だから? 最初は認められなかった大発見

 これらの発見は、これまで誰も証明できず、天文物理学"初"となったわけだが、最初は"望遠鏡の画像欠陥である"として却下されていたのだという。
 その理由をロイさんは「今までこの望遠鏡を使用した前例はなく、この方法で取得したデータを見た人がいなかったんです。さらに、私はただの学生。だから、大多数の人は私のデータを"撮影上の問題"と思ったようです」と語っている。

 しかし彼女は諦めずに慎重に観測を続け、今回の結果に至った。ロイさんの担当教授マーフィ博士は「今回の発見は科学界に偉大な功績を残しただけでなく、一度却下されたデータを数カ月も研究し続け、その存在を証明してみせたことが大変印象深い」と語っている。

 実験者が「学生である」ことや「新機材」を用いた実験結果のために、埋もれてしまっている偉大な発見はほかにもあるかもしれない。これからも新しい考えから歴史的な発見が出てくることに期待しよう。
(文=遠野そら)

690とはずがたり:2015/07/06(月) 15:47:57
流石に本文はいいや。

NASAがひた隠す火星古代文明の王女の彫像発見か?
http://tocana.jp/2014/10/post_5057_entry.html
2014.10.22

693とはずがたり:2015/07/06(月) 21:20:02
デニソワ人とネアンデルタール人以外にもう一種類未知の種の人類がいたってことか?
そもそも人間とデニソワ人とネアンデルタール人の違いがよく解らんけえが。何が違うんだ??

我々の遺伝子の中に「謎の種族」の情報が!? 学者も動揺したDNAの解析結果とは?
http://tocana.jp/2013/11/post_3275_entry.html
2013.11.27

 私たち人類の祖先は、どうやらさまざまな種と交わりながら暮らしていたようだ。最先端の遺伝学が明らかにした驚愕の事実とは――。

 今月19日、英国の科学誌ネイチャーが同誌のウェブサイト「nature」で報じたところによると、18日に開かれたロンドン王立協会(世界最古の科学学会)の会合において、古代人類であるネアンデルタール人とデニソワ人のゲノム(遺伝子情報)が発表された。

■デニソワ人とは?

 まず、デニソワ人とは、シベリアのアルタイ山脈の洞窟で2008年に化石として発見された古代人類だ。彼らは、5万年から3万年前に生きていた、私たち現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先を持つと考えられる存在だ。

 このデニソワ人とネアンデルタール人、そして私たち現生人類の祖先は、3万年以上前に地球上で同時に活動していた時期があり、遺伝子検査の結果、これらの種が互いに交配していたという事実が2010年に明らかになっている。

 現生人類の遺伝子のうち、その約2%がネアンデルタール人から受け継いだものであるという。パプア・ニューギニア人やオーストラリアのアボリジニなど、オセアニアに住む人に限って言えば、彼らの遺伝子のうち4%が、デニソワ人から受け継いだと考えられるそうだ。このような交配は、現生人類の遺伝的多様性に結びついているという。

■衝撃的な事実とは?

 なんと、異種交配が進んでいたのは、現生人類とネアンデルタール人、そしてデニソワ人のみにあらず、もう1種謎の古代人類が含まれていたというのだ。この事実が発表されるやいなや会場内には驚きと憶測の声が飛び交い、動揺が走ったのだという。

 会合への出席者の一人で、ロンドン自然史博物館の古人類学者であるクリス・ストリンガー氏は、「正直、見当すらつきません」としながらも、「ホモ・ハイデルベルゲンシスに近い種だったのではないでしょうか。50万年前にアフリカを出て、後にヨーロッパではネアンデルタール人に取って代わられた。おそらくアジアにもいたのでしょう」と予想している。

 同じく会合に出席していたユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの進化遺伝学者、マーク・トーマス氏は、「これはまるで『ロード・オブ・ザ・リング』の世界を見ているようなものです。太古の昔には、さまざまな種類の人類が共存していた時期があったのです」と表現しているが、いったい種族を越えたコミュニケーションとはどのようなものだったのだろうか、興味は尽きない。
(文=スポンジ保父)

694とはずがたり:2015/07/06(月) 21:20:39
>「Journal of Cosmology」上で発表される説には突拍子もないものが多く、信憑性に欠けるとの指摘もある。
良いジャーナルだなぁ〜♪

エイリアンが地球に送り込んだ“生命の種”を発見!? 「パンスペルミア説」に重要な進展か
2015.02.19
http://tocana.jp/2015/02/post_5811_entry.html

 人類に残された最大の謎のひとつ、生命の起源。未だ解明されることのないこの難問に関して、ある宇宙生物学者が行った衝撃的な発表が、海外メディアを沸かせている。一体何が見つかったというのか? 詳細についてお伝えしよう。

■地球にやってきた金属球の正体は?
 今月16日、英紙「The Daily Mail」などが報じたところによると、驚きの発見は英・シェフィールド大学やバッキンガム大学の教壇に立つ、ミルトン・ウェインライト博士によってなされた。成層圏を漂う塵や粒子を調査するため、観測用気球を約25km上空に打ち上げた博士。そして得られたサンプルの1つに、人間の毛髪ほどの直径しかない正体不明の微細な金属球があった。

 博士と研究チームが金属球をX線分析にかけたところ、予想もしなかった事実が判明する。チタンと少量のバナジウムで構成される金属球は、なんと真菌のようなもので網目状に覆われており、そこからネバネバするスライム状の物質が滲み出ていたという。さらにサンプルの採取に成功した機材には、微細な衝突痕が残されていたが、この事実は金属球が高速で地球に向かっていたことを示すとしか考えられなかった。

 以上の分析結果を踏まえて博士は、この金属球が地球付近を通り過ぎる彗星に付着していた、もしくは地球外知的生命体によって故意に送り込まれた「生命の種」である可能性を指摘、オンライン・ジャーナル「Journal of Cosmology」上で発表したのだ。

■人類を魅了する宇宙と生命の謎

 もしもウェインライト博士の仮説が正しいとすれば、地球の生命の起源は宇宙(他の天体)にあるという「パンスペルミア説」を裏付ける重要な一歩ということになるが、現在までのところ他の学者たちの確証を得られているわけではない。博士自身も、仮説の立証は事実上不可能であると認めている。大多数の学者は、今回の金属球のような物質は地表から舞い上がったものと考えるようだ。また、「Journal of Cosmology」上で発表される説には突拍子もないものが多く、信憑性に欠けるとの指摘もある。

 ただし、DNAの二重螺旋構造を発見してノーベル生理学・医学賞を受賞したフランシス・クリック博士など、「パンスペルミア説」を支持する高名な学者もいる。地球外生命体が“故意に”生物を地球に送り込んだとまでは言わずとも、何らかの微生物の芽胞のような存在が宇宙空間からもたらされたと考える専門家は決して少なくないのだ。

 見解はそれぞれ千差万別であるが、宇宙と生命の謎がこれからも人類を魅了し続けることだけは間違いない。さらなる研究の進展に期待しよう。
(編集部)

695とはずがたり:2015/07/06(月) 23:13:01
霧島山 えびの高原で火山性地震急増 気象庁が注意呼びかけ
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150706/Hazardlab_10343.html
ハザードラボ 2015年7月6日 13時32分 (2015年7月6日 22時07分 更新)

 宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原(硫黄山)について、気象庁は6日午前11時過ぎ、昨日5日以降、火山性地震が急増し、24回観測したと発表した。今後、小規模な噴出現象が突発的に起こる可能性があるとして、注意を呼び掛けている。


 気象庁にえびの高原(硫黄島)周辺では、今月5日午前9時ごろから午後9時ごろにかけて火山性地震が増加し、24回観測した。火山性地震が1日あたり10回を超えたのは、今年3月6日に18回を観測して以来だという。


 この地震にともなう地殻変動は確認されておらず、噴気や火山性微動も観測されていないほか、きょう6日は午前10時まで地震の発生はない。


 硫黄山は、今年5月に火口周辺警報が解除され、活火山であることに注意を呼び掛ける噴火予報に引き下げられている。気象庁はきょう6日、現地調査を実施する。

696とはずがたり:2015/07/06(月) 23:42:47
<冥王星探査機>本体に異常なく、観測再開へ
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/468/7467072eba2280042a6966201dc0dd5a.html
(毎日新聞) 20:28

冥王星と衛星カロンに接近する無人探査機ニューホライズンズの想像図=NASA提供
冥王星と衛星カロンに接近する無人探査機ニューホライズンズの想像図=NASA提供
(朝日新聞)
 米航空宇宙局(NASA)は6日、通信トラブル後に休止状態になった冥王星探査機ニューホライズンズについて、本体や搭載機器に異常はなく、米国時間7日にも科学的な観測を再開する予定だと発表した。探査機は予定通り14日に、世界で初めて冥王星に最接近する。

 4日に探査機との通信が1時間余り途絶え、観測を中断していた。NASAは、冥王星への最接近に備えて探査機に送った一連の指令が通信トラブルの原因だったと分析した。同様の操作は今後、冥王星最接近まで予定していないという。【伊藤奈々恵】

697とはずがたり:2015/07/07(火) 11:10:05
西之島 新たな火口から噴火始まる
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/37/fe5b37d32a767b4c4ce1e5a1105ccfe3.html
(NHKニュース&スポーツ) 04:00

活発な噴火活動が続く小笠原諸島の西之島について、海上保安庁は測量船による海上からの観測の結果、これまで続いていた島の中央部の火口からの噴火が停止し、新たにできた火口から噴火が始まったと発表しました。

698とはずがたり:2015/07/16(木) 21:00:17
<冥王星>氷の山脈 富士山級、1億年前地殻活動か
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20150716k0000e040187000c.html
10:58毎日新聞

無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の地表面。標高3500メートルほどの氷の山脈が連なっている=NASA提供
http://tohazugatali.we b.fc2.com/uchu/001_009-10.jpg

 米航空宇宙局(NASA)は16日、無人探査機「ニューホライズンズ」が冥王星への接近時に撮影した画像を公開した。地表面には隕石(いんせき)の衝突によってできるクレーターはほとんどなく、富士山級の氷の山脈が連なっているのが確認され、何らかの地殻活動が続いている可能性が高まった。

 NASAによると、画像は地表の数百キロ四方をとらえている。「氷の山脈」は標高3500メートル程度で、約1億年前に発生した地殻活動によってできたとみられる。冥王星の地表にはクレーターが多数存在すると推測されていたが、地殻活動によって平らになったと考えられる。NASAの研究チームは「太陽系の星の中でも、もっとも新しい地表の一つだ」としている。

 国立天文台の渡部潤一副台長は「クレーターがないのは、地表が動いて更新されているため。冥王星ではこうした活動はもう終わっているだろうと考えられていた。大きな発見だ」と話した。

 公開されたのは冥王星の赤道付近の画像で、14日に最接近した1時間半前に、上空7万7000キロから撮影された。冥王星は直径約2370キロと地球の5分の1程度で、窒素やメタン、一酸化炭素(CO)の大気で覆われているとみられる。【伊藤奈々恵】

700チバQ:2015/07/27(月) 21:03:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150725-00050040-yom-sci
幻想的に輝く冥王星のもや…大気の存在確認
読売新聞 7月25日(土)11時8分配信

 【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は24日、無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星表面にある大気のもやの画像を公表した。

 もやは探査機が冥王星に最接近した翌日の15日、約200万キロ・メートルの距離から撮影された。太陽を背にした冥王星のもやが、太陽光を受け、指輪のように幻想的に輝く姿を写した。冥王星に窒素やメタンなどの大気があることは知られていたが、画像ではっきり観測できたのは初めて。

 NASAによると、もやの厚さは冥王星の表面から約130キロ・メートルで、成分はメタンが紫外線で変化してできるエチレンやアセチレンなどの炭化水素とみられる。これらの炭化水素が冥王星の表面付近で冷やされて凍り、粒子になってもやに見えるという。NASAと共同研究している米サウスウェスト研究所のアラン・スターン主任研究員は「信じられないほど美しい画像」と話している。

701とはずがたり:2015/07/31(金) 19:44:57
今夜の月は ブルームーン
tenki.jp 2015年7月31日 08時09分 (2015年7月31日 19時19分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/weather/20150731/Tenkijp_8721.html

ひと月の間に2回満月がある場合、2回目の満月をブルームーンと呼ぶことがあります。見られるのは、2012年以来、3年ぶりです。

月の満ち欠けは、平均すると29.5日のサイクルで繰り返されています。
一方、ひと月は、2月を除けば30日か31日。
月の初めに満月となれば、月末に再び満月に。
今月は、2日が満月でした。
今日31日の夜には、今月2回目の満月、つまりブルームーン、ということに。
ブルームーンが見られる機会は、そう頻繁にあるわけではなく、3年に1度くらい。
前回は3年前の2012年の8月でした。次回は、3年後、2018年の1月です。
なお、ブルームーンと言っても、青く見えるわけではありません。
英語で、『珍しいこと』を『once in a blue moon』と表現しますが、どうやらこれと関係があるようです。

702とはずがたり:2015/08/04(火) 13:53:06
ジュラ紀や先カンブリア紀みたいに千葉紀となるのでわ?

地球史に「千葉時代」命名なるか “金の杭”候補地視察
TBS News i 2015年8月4日 12時50分 (2015年8月4日 13時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150804/Tbs_news_39285.html

 46億年の地球の歴史で、時代を区分する貴重な地層が千葉県にあることが分かりました。4日、世界の地質学者が視察に訪れ、時代を代表する地層と認められれば、その地層以降の時代が「千葉時代」と呼ばれることになります。
 「世界の地質学者らが今、地層に到着しました。これから千葉セクションの視察が行われます」(記者)

 視察に訪れたのは国際地質科学連合の地質学者ら38人です。目当ては市原市の養老渓谷にある「白尾層(びゃくびそう)」。ここは世界的にも貴重な地層なのです。

 地質学の歴史は恐竜の絶滅など大きな変化を境に区分されていて、およそ77万200年前もその1つ。地球のN極とS極の磁気が今と反対から現在の状態に逆転した後の痕跡が明確に残っているのです。時代を区分する代表的な地層に認められると、世界で1か所だけにゴールデンスパイク=金の杭が打ち込まれます。しかも・・・

 「ゴールデンスパイクが打たれれば、そこから上が千葉時代と呼ばれる」(茨城大学 楡井 久 名誉教授)

 杭が打ち込まれた地名が地質時代の名称として使われるため、その地層以降の時代が世界中で「千葉時代」と呼ばれることになります。ライバルはイタリアの2か所で、4日の視察のあと、投票で決められ、来年秋にも正式決定する見通しです。(04日11:18)

703名無しさん:2015/08/08(土) 18:01:30
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015072400109
地球のいとこ発見=似た位置に「太陽」も-NASA

 【ワシントン時事】地球から1400光年離れた宇宙で、これまで発見された中では、地球と太陽に大きさや位置関係などが最も似た惑星と恒星が見つかった。米航空宇宙局(NASA)が23日発表した。NASAの専門家は「地球のいとこ」と表現している。

 ケプラー宇宙望遠鏡で観測された惑星は、直径が地球の1.6倍で、恒星の周りを385日周期で回っている。位置関係も地球・太陽間の距離より5%遠いだけ。恒星は直径が太陽より10%大きく、温度は同程度だが、20%明るいという。
 惑星の組成などはまだ確認されていない。ただ、大きさから地球と同じ岩石質である公算は大きい。さらに、恒星との位置関係など地球に条件が近いため、生命の存在に必要な液体の水がある可能性もある。
 恒星は太陽より15億年古い「60億歳」とされる。ケプラー観測チームの専門家は「この惑星に全て必要な物質と条件があったなら、生命体が生まれるのに十分な時間といえる」と話している。(2015/07/24-07:50)

704名無しさん:2015/08/10(月) 14:02:34
>>702

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150804-00000033-jnn-soci
地球史に「千葉時代」命名なるか “金の杭”候補地視察
TBS系(JNN) 8月4日(火)12時57分配信
 地球の歴史の中に日本の地名が刻まれる可能性があります。その名も「千葉時代」。そう、あの千葉です。

 8月5日に公開される恐竜が暴れまわる映画『ジュラシック・ワールド』。このジュラシック=ジュラ紀という言葉は地球史に刻まれた時代の1つです。地球46億年の歴史は大陸の移動や恐竜の繁栄・絶滅など、大きな変化を境に時代が区分されていて、その時代の境界となる代表的な地層と認められると、“ゴールデンスパイク”=金の杭が打ち込まれます。これがジュラ紀の始まりに打たれたゴールデンスパイクです。この杭が日本にも打たれるかもしれないのです。その場所とは・・・

 「ここ、千葉セクションでは現在も視察が続いています。学者らが崖を削るなどして、地質の詳しい様子を確認しています」(記者)

 4日、視察に訪れた国際地質科学連合の選考委員ら38人。目当ては千葉県市原市の養老渓谷にある「白尾(びゃくび)層」です。ここは世界的にも貴重な地層なのです。この地層を40年以上も研究してきた茨城大学の楡井久名誉教授(75)は、

 「これが火山灰層。どこから飛んできたかというと去年噴火した御嶽山の下に“古御嶽”」(茨城大学 楡井久 名誉教授)

 77万2700年前、御嶽山の元になった火山が大噴火、その火山灰が当時、海だったいまの養老渓谷にも降り積もりました。当時、地球の磁場は現在と反対で、北極にN極、南極にS極があり、2500年後の77万200年前に今と同じ状態に逆転。その痕跡や年代が明確にわかるといいます。

 「赤い杭が“地球の磁場が反転”。こんなにいいあんばいに火山灰層が入っている地層はない」(茨城大学 楡井久 名誉教授)

 下の薄い地層が火山灰、その上の赤い杭が地球の磁場が反転していた時期で、青い杭が今と同じ、黄色い杭が中間的な時期だといいます。当時はネアンデルタール人が活動していた時代、もしここにゴールデンスパイクが打ち込まれると・・・

 「ゴールデンスパイクが打たれれば、そこから上が『千葉時代』という名前が付く。ジュラ紀と同じように世界中が『千葉時代』。世界中みんなが『千葉時代』」(茨城大学 楡井久 名誉教授)

 杭が打ち込まれた地名が地質時代の名称として使われるため、その地層以降のおよそ65万年間の時代が世界中で「千葉時代」と呼ばれることになります。

 地層がある地元・市原市では・・・

 「国際的に大変価値のある地層だと認められれば、壮大な物語性のある観光資源としての活用が期待できる」(市原市観光協会 阿部茂之 事務局長)

 1つの時代区分でゴールデンスパイクが打たれるのは世界で一か所だけ。ライバルはイタリア南部の「モンタルバノ・ジョニカ」と「バレディ・マンチェ」の2か所で、熾烈な争いが繰り広げられています。

 4日、視察をした国際地質科学連合の選考委員は、

 「すばらしい候補地です。日本の研究者のおかげで見どころが分かりやすい」(国際地質科学連合 マーティン・ヘッド選考委員)

 これまでゴールデンスパイクが打たれた場所は世界65か所。日本には1か所もありません。

 「時間をかければ、かけるだけ日本が有利。3年間一番ビリだったのが(今は)こちらが勝っているんじゃないか。オリンピックの競争ではないので言いづらいが、僕は期待します」(茨城大学 楡井久 名誉教授)

 地球の歴史に「千葉時代」が刻まれる日は来るのでしょうか。4日の視察のあと、投票で決められ、来年の秋にも正式決定する見通しです。(04日14:44)
最終更新:8月5日(水)5時58分TBS News i

705とはずがたり:2015/08/11(火) 22:53:52
7月の富士登山者21%減 悪天候と噴火活発が要因か
共同通信 2015年8月11日 19時33分 (2015年8月11日 19時36分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150811/Kyodo_BR_MN2015081101002048.html

 環境省は11日、7月の富士山の登山者数が7万8812人で、昨年同期に比べて21%減ったと発表した。担当者は「悪天候に加えて、全国で火山の噴火活動が活発化しているのが要因ではないか」とみている。
 同省の箱根自然環境事務所によると、山梨、静岡両県の計4登山道で、減少幅が最大だったのは、静岡側の須走ルートで昨年同期より40%減。静岡側の御殿場と富士宮、山梨側の吉田の各ルートもそれぞれ22〜10%減った。
 山開きは山梨側が7月1日、静岡側は10日。同省は7月1〜31日、各登山道の8合目に赤外線カウンターを設置し集計した。

十勝岳で一時50人超足止め=全員下山、けが人なし―北海道
時事通信社 2015年8月11日 19時01分 (2015年8月11日 22時38分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150811/Jiji_20150811X967.html

 11日午後1時40分ごろ、北海道上富良野町の十勝岳で、札幌市の社会福祉施設の女性職員(41)から「火口付近で土石が流れているため下山できない」と道警富良野署上富良野交番に通報があった。道警と消防の救助隊が向かい、夕方までに同施設を利用している13?15歳の男女17人を含む計34人を無事下山させた。
 道警によると、他にも約20人が現地で足止めされていたが、天候回復後、全員が自力で下山したとみられる。
 職員らの一行は富良野岳に登る計画だったが、途中で登頂を断念し、午前11時すぎに下山を開始。増水した川が登山道をふさぎ、登山口から約1.5キロの安政火口付近で足止めされていたという。
 十勝岳は北海道のほぼ中央に位置する標高2077メートルの活火山。札幌管区気象台によると、上富良野町には11日午前10時半すぎから大雨警報が出ていた。

706とはずがたり:2015/08/16(日) 13:00:31
桜島、警戒レベル4 火口3キロ圏内51世帯77人避難
https://kyuyo.ofc.u-hyogo.ac.jp/UPDSHR/package/compatible/v3loadapp/view/iFrame.html?psSecurityDate=2013%2F06%2F17&amp;psApp=USalaryList&amp;psTargetUser=01_00013907&amp;psSite=PersonalManagement
00:55南日本新聞

 鹿児島地方気象台は15日午前10時15分、鹿児島市の桜島で規模の大きな噴火が切迫しているとして噴火警報を出し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げた。市は火口周辺約3キロの51世帯77人に避難勧告を発令し、全員が避難した。桜島は同日、火口直下で火山性地震が急増し、急激な山体の膨張を示す地殻変動が観測された。2007年に警戒レベルの運用が始まって以降、桜島のレベル4は初めて。

707とはずがたり:2015/08/16(日) 13:02:20
レベル5、全域避難も想定=桜島、従来規模上回る噴火で―火道拡大か・気象庁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-150815X574.html
08月15日 23:35時事通信

 気象庁は15日午後、鹿児島県・桜島でこれまでの規模を上回る噴火が起きた場合、噴火警戒レベルを4(避難準備)からさらに5(避難)に引き上げ、鹿児島市が桜島全域の住民を避難させる事態も想定していることを明らかにした。

 現状では、桜島の対岸に位置する鹿児島市街については、火山灰が降る可能性はあるが、大きな被害が生じることは考えられないという。

 一方、鹿児島市は15日午後、火口南側に位置する有村町と古里町、黒神町の一部地域に出していた避難準備情報を避難勧告に切り替えた。市は同日、島内3カ所に避難所を設置。午後6時10分までに、対象地域の計51世帯77人全員が避難を完了した。避難所には一時最大計38世帯61人が身を寄せた。

 桜島では、昨年9月に長野・岐阜県境の御嶽山で起きたような地下水がマグマに熱せられて起きる水蒸気噴火ではなく、マグマが直接噴出するマグマ噴火が日常的に起きている。

 気象庁の小泉岳司火山対策官によると、桜島の南岳直下で15日午前7時ごろから火山性地震が多発し、山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されたのは、海面下4?6キロにあるマグマだまりからの上昇圧力が高まっているため。「(マグマの通り道である)火道を広げようとして岩石が割れ、地震が起きているのではないか」という。

 気象庁は15日午前、昭和火口や南岳山頂火口から3キロ以内に大きな噴石(直径約50センチ以上)が飛んだり、火砕流が発生したりする恐れがあるとして、警戒レベルを3(入山規制)から4に引き上げた。

 今後は大きな噴石が火口から2.5キロ超飛ぶレベルの噴火が起きた場合、4日に運用を始めた「噴火速報」を初めて発表し、警戒レベルを5に引き上げる。噴火に至らず、火山性地震や山体膨張が一層激しくなった場合も引き上げる。これを受けて鹿児島市が住民避難の範囲を検討し、状況によって桜島全域の避難が必要になる可能性があるという。

708とはずがたり:2015/08/16(日) 14:15:48
日本が2つも・・・ もし噴火したら世界を終わらせる可能性を秘めている、恐るべき6つの火山
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52182771.html
2015年01月17日

 危険な溶岩流、大きな噴石の落下、地震など、火山が噴火した際の影響は計り知れない。その威力はまさに天変地異としか形容できないものだ。もし火山の大噴火が街を焼き付くし、経済を大混乱に叩き落とすのだとしても、無力な人間はただ黙って見ているほかに術はない。

 日本の象徴である富士山やイエローストーン国立公園内の大火山など、ここで紹介する6つの火山に共通しているのは、一度火を噴けば、地球の表面が永遠に姿を変えてしまうほどの破壊力を秘めているということだ。

1. ヴェスヴィオ山(イタリア、カンパーニア州)

 79年にポンペイの街を焼き払って以来、30回ほど噴火を起こしてきたヴェスヴィオ山。直近の噴火は第二次世界大戦中のことであり、火山学者の中田節也氏によれば、再度噴火が起こる可能性があるという。

 その場合、ナポリが地上から消失する可能性があり、300万人の人々が危険に曝される。予測によれば、次の噴火は”プリニウス的”なものになると見込まれている。すなわち古代ローマの小プリニウスがポンペイの街が滅んだ様子を記した書簡のような被害が出るらしいのだ。

2. 富士山(日本、山梨県・静岡県)

 東京から150kmほどの距離にある、日本の象徴とも言うべき富士山は、気象庁が噴火に対して懸念を表明している活火山である。2014年7月の報告書によれば、山頂には大きな圧力が加わっており、噴火すれば2011年に東北地方を襲ったマグニチュード9クラスの地震が起きる可能性があるらしい。

 実際に1707年の前回の噴火時にはマグニチュード8.7の地震が起きている。この時は近隣の地域に燃え盛る火山灰が降り注ぎ、江戸では5cm近くも降り積もったらしい。今日噴火が起きたとすれば、復興に必要となる総額は3兆5000億円に達すると見込まれている。

3. カトラ火山(アイスランド)

 2010年に起きた噴火で、膨大な量の火山灰がアイスランド南部のエイヤフィヤトラヨークトル火山から降り注ぎ、ヨーロッパでは多くの空港が閉鎖された。しかし、その火口からわずか27kmの地点にはさらに危険な火山が存在する。それがカトラ火山だ。その潜在的な威力の凄まじさは、2010年の噴火などカトラ火山の10分の1でしかなかったと言えばよく解るだろう。

 一度噴火すれば、氷河のカルデラは一気に溶け、アイスランド東部沿岸から大西洋へ大量の水が流れ込むことになる。まさに伝説上の洪水が起きたかのようだろう。また世界的な気候の低下をもたらし、食料生産にまで影響を与える恐れがある。歴史的な経験則によれば、エイヤフィヤトラヨークトル火山が噴火した場合、カトラ火山の噴火もそう遠い日ではない。

709とはずがたり:2015/08/16(日) 14:16:14
>>708-709
4.イエローストンの巨大カルデラ(アメリカ、ワイオミング州)

 米ワイオミング州イエローストーン国立公園の9.6km地下には、480kmにおよぶ煮えたぎるマグマだまりが存在する。この真上には巨大なカルデラが形成され、世界最大の火山地帯となっている。マグマによって圧力は徐々に高まっており、地球表面の風景を永遠に変えてしまうほどの破壊力を溜め込んでいる最中だ。

 実のところ、噴火の機は充分に熟している。理論上、噴火のサイクルは60万年毎であり、前回の噴火から既に64万年が経過しているのだ。何かが吹き出すような不気味な兆候も散見されており、20世紀中には一帯の地面が70cm近くも隆起したことが確認されている。2004年以降のマグマ上昇量は既に警戒レベルだ。噴火すれば、オクラホマ州からカナダにかけての3,200kmの範囲で壊滅的な被害が発生し、アメリカ経済もただでは済まないだろう。

5. クンブレ・ビエハ(スペイン、カナリア諸島)

 クンブレ・ビエハの噴火は150年以内に起こると推測されている。その時、カナリア諸島西部の24kmは大西洋に沈むだろう。そして、巨大津波が発生する。これはカナリア諸島を飲み込み、東はアフリカ大陸、西は南北アメリカ大陸、北はスペインとイギリスへ向かって広がって行く。その速度は時速800kmで、モロッコを襲う際には100mの高さに達すると考えられている。

 地理学者によれば、過去数百万年の間に起きた様々な大災害は、カナリア諸島の火山が関連しているらしい。また、前回クンブレ・ビエハが噴火した1949年にはカナリア諸島西部表面に不気味な断裂が現れているが、これは壊滅的な地滑りのサインである可能性がある。このような現象によって発生する膨大なエネルギーは、アメリカで半年間に消費される電力に匹敵するそうだ。

6. 姶良カルデラ(日本、鹿児島県)

 今後100年間で起きる大噴火によって、日本では大勢の命が失われる可能性がある。これは神戸大学の火山学者、鈴木桂子と巽好幸による2014年発表の論文でなされた警告だ。彼らによれば、大噴火がいつ起きてもおかしくないような状況であり、対策が求められている。そのような火山地帯の1つが20,000歳の姶良カルデラである。この約19kmの火口が噴火すれば、わずか数時間の内に数百万世帯が失われることになるという。

 幸いにも今後100年のスパンでは、日本でそのような大災害起きる可能性は1パーセント程度であるらしいが、1995年の阪神・淡路大震災も確率的にはそのようなものだったのだ。また姶良カルデラの噴火は約8,200年前と推定されているが、2012年以降”頻繁な爆発”が報告されていることも嫌な兆候だ。

via:scribol・原文翻訳:hiroching

712とはずがたり:2015/08/18(火) 09:41:23
土星の輪「Fリング」の誕生のなぞ解き明かした! 小衛星同士の衝突が起源 神戸大が発表
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wst1508180012.html
00:02産経新聞

 土星の周りにある幅数百キロの輪「Fリング」は、氷や岩石からなる密度の高い「核」を持った小衛星同士が衝突してできたとみられることを、神戸大大学院理学研究科の兵頭龍樹さん(27)らが、スーパーコンピューターのシミュレーションなどによって突き止め、18日付の英科学誌電子版に発表した。

 Fリングは周囲にある衛星「パンドラ」と「プロメテウス」の重力によって輪の形が保たれているという。

 天王星も同様の輪と衛星を持っており、指導した大槻圭史教授(惑星物理学)は「太陽系内外のさまざまな衛星系の起源解明につながる」と話している。

 土星の主要な輪は数万キロの幅があり、Fリングはその外側にある。幅は数百キロと細く、成分は9割以上が氷。2つの衛星は、Fリングの粒子同士が衝突し、拡散するのを防ぐ役割があるという。土星探査機「カッシーニ」の観測により、輪を挟んで位置する2つの衛星には、氷や岩石といった密度の高い核の部分が存在すると考えられている。

 兵頭さんらがシミュレーションしたところ、核を持つ小衛星同士が衝突した場合、完全には破壊されず、2つの衛星がまず誕生し、壊れて飛び散った粒子が両衛星の軌道の間に拡散することでリングを形成。現在の状態を説明できたという。核を持たない衛星同士の衝突では、輪と衛星は形成されなかったという。大槻教授は「地球への天体衝突によって破片の輪ができ、そこから月ができたとの見解もあり、今回の研究は月の形成過程を考える上でも意義がある」としている。

713とはずがたり:2015/08/20(木) 11:17:21
60万年とか考えたら1923年からの観測値なんて殆ど参考にはならないのかも。併し4年経っても噴火せずとは云っても2011年から2015年なんて誤差にもならない瞬間だよなぁ。。

アメリカの巨大火山「スーパー・ボルケーノ」がいよいよ大噴火の兆し、爆発すると全米3分の2に被害が
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51964377.html
2011年01月29日

 アメリカの科学者たちが、今月26日、世界最大級のスーパーボルケーノ、イエローストーン公園の真下に眠る巨大火山が噴火の危機にあると発表した。もし噴火が起こればアメリカの国土の2/3は火山灰に埋もれるという。

 スーパー・ボルケーノが最後に爆発したのは60万年前。イエローストーン国立公園にできたカルデラ(火山活動によってできた大きなくぼ地)の地表面は2004年以来、これまでにない速さで上昇しているという。過去3年間、その地表面は年間およそ7.6センチの速度で隆起している。これは1923年に調査を始めて以来、最速である。

 科学者の予想によると、ここがもし噴火すれば、その破壊力は、1923年にセント・へレンズ火山が大噴火したときの1000倍に達するという。溶岩は空まで吹き上がり、植物に壊滅的なダメージをあたえ、火山灰はとめどなく降り続ぎ、1600キロ離れた地域まで、約3メートルの厚さの灰に覆われるというのだ。

 また、噴火は有毒なガスを大量に空気中に撒き散らし、アメリカの2/3の地域は居住できなくなる可能性もある。何千にも及ぶ飛行機が運行停止になり、住む家を失い、行き場も失った人々は数百万に上ると予測。

 ただ、噴火時期の予測は非常に難しく。正確な爆発時期はつかめていないというが、イエローストーン公園の地下9.7キロ付近にあるマグマ溜りの膨張が、数年前からどんどん大きくなっているそうで、いよいよその時期が迫ってきていることにより、今回の噴火の兆しがあるとの発表につながったようだ。

714とはずがたり:2015/08/20(木) 11:37:27
突然の火山噴火によりゴーストタウンとなったカリブの島「モントセラト」の首府プリマス
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52116469.html
2013年02月03日

 美しいカリブの島に浮かぶイギリス海外領土、モンセラトでは、1995年、何百年間も休眠していたスフリエールヒルズ火山が突然噴火し大打撃を受けた。それ以来、この火山は度重なる噴火を続け、これまで築き上げてきた町の姿は一変した。

 1995年の噴火は19人の住民の命を奪い、島の大部分が壊滅状態となった。続いて1997年、さらなる噴火により、1700年代に築かれた首都プリマスに、約12メートルの泥や破片等が堆積して埋まってしまった。多くの空港と波止場が壊され、ついには島の南部全域が居住不可になってしまった。

715とはずがたり:2015/08/21(金) 10:14:27
アホを承知で云うとイエローストンも国立公園とか行ってないでマグマ溜まりの上の表土をガバッと重機で剥いどこうよ(;´Д`)
まあそれを云ったら世界遺産の山頂もガバッと削っとけと云う事になるんじゃが。前回は江戸に5cm程灰が降り積もったとか云う灰が頂上削るとどの程度マシになるのかね?地面に降る灰よりも空中に巻き上げられる土砂が日光を遮る方が深刻だと思うけど殆ど意味ないか(´・ω・`)

桜島の火口の底に「ふた」 爆発力増すおそれ
http://www.asahi.com/articles/ASH8N35ZKH8NTIPE004.html?iref=com_alist_6_03
小林舞子2015年8月21日07時23分

 15日に噴火警戒レベルが3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げられた鹿児島市の桜島では、昭和火口の底に噴出物がたまり、「ふた」のように火口をふさいでいることが確認されている。朝日新聞が15日午後に上空から撮影したところ、ふたの周囲から白いガスが噴き出していた。専門家は、ふたによって内部の圧力が高まり、より爆発的な噴火につながる可能性があると指摘している。

【災害大国】火山災害
 19日午後に気象庁の調査に同行した京都大火山活動研究センターの井口正人センター長は、こうした状況が続いているのを上空から確認した。昭和火口では同日未明、警戒レベル引き上げ後初めてごく小規模な噴火が起きたものの、「火口はほぼ閉塞(へいそく)状態で、内部の圧力が高まって爆発力が増している」と指摘する。

 桜島では今年1〜6月に672回の爆発的噴火が起きたが、7月は14回と激減した。ふたは噴火活動が激しかった5〜6月ごろの噴出物とみられるという。

 一方、国土地理院は、桜島の南岳山頂火口の東側で、おもに8月10日以降、地盤が東西方向に最大約16センチ広がる変動を観測した。地球観測衛星「だいち2号」によるデータを解析した。昭和火口下でマグマが上昇した動きとみられるという。(小林舞子)

716とはずがたり:2015/08/23(日) 21:01:05

太陽系にはかつてもう1つの木星型惑星が存在していた?
スラド 2015年8月20日 15時12分 (2015年8月20日 17時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20150820/Slashdot_15_08_20_0533211.html

気体で構成され、固体の表面を持たない木星や土星、天王星、海王星は「木星型惑星」と呼ばれる。そして、太陽系には現在は存在しない「第5の木星型惑星」が存在していた可能性があるという(ハフィントンポスト)。
この惑星は海王星に近い軌道を回り、その後海王星に衝突、約40億年ほど前に消滅したと予測されている。この予測は、太陽系の海王星軌道外側にある、円盤状に天体が密集した領域「カイパー・ベルト」上にある「カーネル」という天体についてのコンピュータシミュレーションの結果明らかになったという。

717名無しさん:2015/09/06(日) 11:58:46
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150903-00053015-playboyz-soci
かつてない太陽の異変にUFOが大集結ってホントか?
週プレNEWS 9月3日(木)6時0分配信

世界最大規模のUFO調査団体「ムーフォン」によると、今年、UFOの目撃報告が過去最高を記録しているという。

これは一体、何を意味しているのか。あの、UFO番組プロデューサーとして知られる矢追純一氏に聞いてみたところ…。

矢追氏は、かつてない太陽の異変がそのきっかけになっているという。

「温度が急上昇し、黒点の数が増加、それにつれて太陽系全体の温度も上がっています。火星では氷が溶けて水たまりもできているようです。異常気象が宇宙規模で起きているんです」

同時に、NASA(米航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)の太陽観測衛星「SOHO」などが撮影した映像が“もうひとつの異常”を映し出している。

「時々刻々と送られてくる太陽表面の映像に無数のUFOが映り込んでいるんです。大きいものは地球の10倍、木星ほどのサイズに及びます。色も形もそれぞれ異なり、鳥やT字形のフォルムをしたものまで存在します」

そして、このUFO群は謎の行動を繰り返しているとか。

「数百万度に及ぶ太陽コロナの中に停留したり、太陽の表面に飛び込んだかと思えば、次の瞬間、反対側に突き抜けるものもいます。最も衝撃的なのは、地球の10倍ほどの黒いUFOが、ホースのような触手を伸ばして太陽から何かを吸い取っている様子。まるでガソリンスタンドで給油をしているかのよう。

逆に何かを注入している可能性もありますが、作業が終わるとホースを引き抜いて飛び去る姿まで映像には残っています。一連の行動は、現在の科学技術では到底不可能なので、地球以外の生命体によるものだとしか考えられません」

そうだとして一体、なんのために?

「太陽の異変を観測に来ているとしか思えませんね。超高度の文明をもって、宇宙人が太陽の異常活動を食い止めようとしているのかも」

こうした異常事態を前に、地球の権力者たちにも変化が見られるという。これまで、各国の要人が公の場でUFOや宇宙人について発言をするのはタブーとされてきた。しかし――。

「ロシアのメドヴェージェフ首相は、記者に『宇宙人やUFOに関する情報を把握していますか?』と聞かれた際、『ロシア国内に住む宇宙人の監視を任された部隊から報告書を受け取っている』と真顔で答えました。背景には、『われらの存在を公表せよ』という、宇宙人からのなんらかの圧力があると思います。公表されれば宇宙人との通商が始まるでしょう」

これをトンデモ話として笑い流すことは簡単だが…。少なくとも、われらが太陽になんらかの異変が起きているならば憂慮すべきだ。

(取材・文/梅田小太郎)

718荷主研究者:2015/09/06(日) 22:49:09

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150821eaab.html
2015年08月21日 日刊工業新聞
生命の起源、海洋への隕石衝突の可能性-東北大、模擬実験で核酸塩基などの生成確認

隕石が海洋に衝突するイメージ(東北大など提供)

 東北大学大学院理学研究科の古川善博助教らは、生命誕生前の地球の海洋に隕石(いんせき)が衝突するという模擬実験を行い、DNAやたんぱく質などの材料となる分子が作られることを明らかにした。二酸化炭素(CO2)が溶解して生成する重炭酸や水、アンモニアなどの無機物が入った容器にステンレス製の円盤を秒速1キロメートルで衝突させると、2種類の核酸塩基と9種類のアミノ酸が生成された。隕石衝突が生命の起源につながる可能性を示した。

 物質・材料研究機構の小林敬道主幹研究員、広島大学の関根利守教授との共同研究。成果は欧州科学誌アース・アンド・プラネタリー・サイエンス・レターズ電子版に掲載された。

719とはずがたり:2015/09/10(木) 08:17:34
<台風18号>栃木県に大雨特別警報 温低になっても猛威
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150910k0000m040160000c.html
01:08毎日新聞

冠水で取り残された人たちをボートで救助する消防隊員=栃木県栃木市大平町で2015年9月10日午前4時52分、宮間俊樹撮影
(毎日新聞)
 台風18号は9日、愛知県に上陸後、中部地方を横切って石川県から日本海に抜け、午後9時に温帯低気圧に変わった。台風と前線の影響で関東地方は大雨に見舞われ、栃木県では50年に1度の記録的な大雨が降っている地域もあり、気象庁は10日午前0時20分、同県に大雨の特別警報を出した。低気圧と前線に向かい南から大量の湿った空気が流入するため、10日も関東甲信と東北を中心に大雨の恐れがある。

 栃木県では降り始めからの総雨量が、日光市416ミリ▽栃木市316ミリ▽鹿沼市314ミリ??などとなった。宇都宮市が姿川で氾濫の恐れがあるとして5世帯12人、栃木市が454世帯1449人に避難指示を出した。避難勧告は、栃木市が2万2271世帯4万3752人、那須塩原市が3063世帯7564人、鹿沼市が1771世帯4495人。

 同県や茨城県の川の観測点では氾濫危険水位に達した所もある。

 また、川崎市は9日午後5時、土砂災害が発生する恐れがあるとして、市の人口の約4割にあたる62万6105人(28万4464世帯)に避難勧告を出した。対象者数は過去最多とみられる。

 東京都でも9日夜、大田区が7万6089世帯15万2854人、品川区が194世帯316人に避難勧告した。八王子市は同日午後に一時、12万1897世帯26万258人に避難勧告を出し、港区は芝公園、虎ノ門、西麻布などの4448世帯7677人に避難準備情報を出した。

 総務省消防庁の9日午後6時現在の集計(速報値)によると、静岡、愛知、東京など5都県で転倒などにより2人が重傷、10人が軽傷を負った。判明した住宅被害は、一部損壊5棟▽床上浸水1棟▽床下浸水16棟。8日から9日にかけ発令された避難指示は静岡、三重両県で最大8万7760人、避難勧告は関東、東海の8都県で最大約152万人。

 このほか9日午後3時40分ごろ、埼玉県富士見市水子のラーメン店から「落雷の影響で高校生が負傷した」と119番があった。近くで自転車に乗っていた15〜16歳の女子高校生3人が耳鳴りや手足のしびれを訴えて病院に搬送され、うち1人は驚いて転び手足に擦り傷を負った。いずれも症状は軽いという。

 10日午後6時までの24時間に予想される雨量は多い所で、関東甲信、東北200ミリ。これまでの雨で地盤が緩んでいるところもあり、気象庁は土砂崩れなどに注意するよう呼びかけている。

720とはずがたり:2015/09/10(木) 08:17:47
>>719-720
 交通機関も大きな影響を受けた。

 JR東日本によると、秋田新幹線3本、山形新幹線11本が運休した。山形新幹線は10日昼ごろまで運転を見合わせる予定。在来線も東北線(宇都宮線)、八高線、両毛線などが一時運転を見合わせた。京急電鉄も本線の一部区間と久里浜線で運転を見合わせた。

 空路は日本航空の国内線4便、全日空の国内線21便が欠航した。【狩野智彦、奥山はるな、大迫麻記子】

 ◇特別警報

 「数十年に1度」の現象により重大な災害が起こる可能性が著しく高まっている場合に気象庁が発表する。気象では、大雨▽暴風▽高潮▽波浪▽暴風雪▽大雪の6種類のほか、台風の強さを基準に出される場合もある。2013年8月に運用が開始され、同年9月に大雨で京都、滋賀、福井3府県▽14年7月に台風と大雨で沖縄県▽同年8月に大雨で三重県▽同年9月に大雨で北海道南西部??に出された。



〔特別警報〕茨城県に大雨特別警報発表 直ちに命を守る行動を
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/36/4eab40f3b7256614d173eb7c1df5af23.html
(レスキューナウニュース) 07:45

10日07:45、水戸地方気象台は、茨城県全域に大雨特別警報を発表しました。

茨城県では、大雨による重大な災害の危険性が著しく高まっており、数十年に一度しかないような非常に危険な状況にあります。周囲の状況や市町村から発表される避難指示・避難勧告などの情報に留意し、ただちに命を守るための行動をとってください。

〔はん濫発生〕鬼怒川 茨城県常総市ではん濫 厳重警戒を
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/954/089ded8bb80bdf66a4af08d06ee672b2.html
(レスキューナウニュース) 07:15

 茨城県筑西市の水位観測所のライブカメラに映し出された、増水した鬼怒川(国交省関東地方整備局のホームページより)
 茨城県筑西市の水位観測所のライブカメラに映し出された、増水した鬼怒川(国交省関東地方整備局のホームページより)
(共同通信)
10日06:30、茨城県・栃木県の鬼怒川にはん濫発生情報が発表されました。(下館河川事務所・宇都宮地方気象台・水戸地方気象台共同発表)

発表によると、鬼怒川では、茨城県常総市若宮戸地先(左岸)25.35k付近より越水しました。周辺流域では、家屋への浸水、道路の冠水などのおそれがあります。自治体から発表される避難情報などに十分注意してください。

721とはずがたり:2015/09/14(月) 12:12:35

熊本・阿蘇山が噴火 警戒レベル3に引き上げ
共同通信 2015年9月14日 10時22分 (2015年9月14日 11時39分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150914/Kyodo_BR_MN2015091401001156.html

 14日午前9時43分ごろ、熊本県・阿蘇山の中岳第1火口で噴火が発生、噴煙が火口から2千メートルの高さまで上昇した。気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ、大きな噴石が火口から1キロ以上にまで飛ぶ可能性があるとして、厳重な警戒を呼び掛けている。熊本県警によると、けが人は確認されていない。
 山上広場や周囲にいた観光客らは阿蘇山ロープウェーの駅舎に避難するなどしたが、県警によると、全員が下山した。
 気象庁によると、今後も噴火が続けば阿蘇市と南阿蘇村で多量の灰が降る可能性があり、不要な外出や車の運転を控えるよう呼び掛けている。

722とはずがたり:2015/09/17(木) 13:45:49
日本に津波の可能性=到達は早くて18日早朝―チリ地震で気象庁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-150917X952.html
12:54時事通信

 気象庁は17日午前、南米チリ沖で日本時間午前7時54分ごろ発生したマグニチュード(M)8.3(米地質調査所推定)の地震について、津波が太平洋の広域で発生する可能性があると発表した。日本列島の太平洋沿岸に到達するかは調査中だが、到達する場合は北海道東部で早くて18日午前5時半ごろと予想される。

 気象庁は津波注意報か津波警報を発令するかどうか、17日夕に改めて見通しを発表する。

 同庁の長谷川洋平地震津波監視課長は記者会見で、「過去の例では津波の第1波は小さく、その後大きくなる。津波注意報が出た場合は海中での作業をやめ、海岸から離れてほしい。警報の場合は高い所へ避難する必要がある」と話した。

 津波が到達する場合の第1波予想時刻は、北海道東部に続いて東北と関東が18日午前6時ごろ、近畿・四国が同7時ごろ、沖縄・奄美が同7時半から8時ごろ。

 チリ沿岸ではナスカプレートが南米プレートの下に沈み込んでおり、今回の地震はプレート境界で起きた逆断層型と推定される。過去最大は1960年に起きたM9.5の地震で、日本でも死者・行方不明者が142人に上った。

723とはずがたり:2015/09/21(月) 06:33:27
>環境省は、大規模災害に備え事前に仮置き場や処理方法を決めるよう求めているが、計画を策定した自治体は昨年10月時点で、都道府県が21%、市町村が33%しかない。常総市に計画はなく、茨城県も来年3月に策定予定だった。
環境省だから環境スレの方がいいかもだけど自然災害は一応地球スレのここに集めてるからなぁ。。
災害綜合スレが必要か?

進まぬがれき処理=2万トン超、不法投棄も―仮置き場追い付かず・茨城
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-150920X420.html
09月20日 14:33時事通信

 鬼怒川の堤防決壊で市街地が浸水した茨城県常総市では、発生した大量のがれきやごみの処理に追われている。仮置き場の設置が追い付かず、住宅街に不法投棄されるケースも。国は大規模災害時の廃棄物の処理計画を事前に立てるよう求めているが、策定済みなのは都道府県の約2割、市町村では約3割にすぎない。

 常総市中心部にある市立図書館の駐車場にごみが持ち込まれ始めたのは、決壊の2日後で、水が引き始めた12日。市指定の場所ではないが、その後も搬入は続き、駐車場は高さ約2メートルのがれきやごみで埋め尽くされ、一時周辺の道路にあふれた。近所に住む宮下洋子さん(74)は「指定の置き場が遠いので、近くの市有地に捨てたのでは。生ごみも多く臭いがひどい」と顔をしかめる。

 県によると、浸水で発生した同市のごみは推計約2万4000トン。年間のごみ総量の約1.4倍にも上るが、倒壊した家屋などは含まれておらず、県の担当者は「量は数倍から10倍に膨らむ可能性があり、対策を急いでいる」と話す。今後は別の場所でごみを分別する作業も必要になる。

 市や県などが設けた6カ所の仮置き場はすぐにいっぱいになり、新たに4カ所を開設。しかし、運び込まれる量に追い付かず、連日長蛇の車列ができている。市の担当者は「仮置き場の条件に合うところがなかなか見つからない。民有地に捨てられている場所もあるようだ」と頭を抱える。

 環境省は、大規模災害に備え事前に仮置き場や処理方法を決めるよう求めているが、計画を策定した自治体は昨年10月時点で、都道府県が21%、市町村が33%しかない。常総市に計画はなく、茨城県も来年3月に策定予定だった。

 国は2018年までに都道府県で8割、市町村で6割まで引き上げることを目標にしている。同省は「大規模災害時に混乱するのは東日本大震災の教訓だ。事前に決めておかないと初動でつまずき、復旧を阻む原因になる」と指摘する。

724とはずがたり:2015/09/21(月) 06:36:09
災害スレに転載しておこう

<関東・東北豪雨>常総市役所が孤立状態 市職員ヘトヘト
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1177946351/1056
09月11日 21:33毎日新聞

 茨城県常総市の災害対策本部が置かれている市庁舎(3階建て)は周囲が冠水した10日夜以降、孤立状態が続いた。次第に水位が上昇し、断水や停電に加え有線電話も使えなくなった。防災対策などの行政運営に支障が出ているほか、庁舎に詰め続ける職員約400人の疲労もピークに達している。

 「連絡は携帯電話にお願いします」。防災無線は11日、市が用意した携帯電話に連絡するよう呼び掛けた。

 庁舎1階の浸水は10日午後10時ごろに始まり、徐々に水位が上昇。職員は2階以上で業務を続けた。11日明け方には地面から1.5メートルの高さにある電気設備が水没し停電、電話が使えなくなった。庁舎には災害対策本部があり、市民は「困っているのに連絡が取れない」と困惑する。

 孤立した避難施設に救助見通しも十分伝えられなかった。避難中の男性会社員(56)は「スマートフォンでニュースなどの情報を得られなければ、パニックになったのではないか」と指摘する。

 庁舎は東日本大震災被災後に取り壊された旧庁舎跡地に昨年9月、完成した。市担当者は「耐震機能は意識したが、浸水を想定したかさ上げの議論は無かった」と悔やむ。庁舎駐車場では自衛隊車両も多くが冠水し走行不能に。40代陸曹は「こんなに低い所とは思わなかった。車を救助に使えない」といらだちを隠さない。【金森崇之、安味伸一、山田奈緒】

725とはずがたり:2015/09/22(火) 18:39:03
衛星も「オール電化」へ=新エンジンで競争力―6年後打ち上げ目指す・JAXA
時事通信 9月20日(日)14時37分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000045-jij-sctch

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2021年度の打ち上げを目標に、人工衛星のエンジンを電気推進に置き換えた「オール電化衛星」の検討を進めている。概算要求に盛り込んでおり、認められれば来年度から開発に着手する。人工衛星の燃料搭載量を大幅に減らし、高性能化につながる技術で、担当者は「日本にとって重要な衛星。飛躍的な技術向上を狙う」と意欲を示している。
 衛星の中でも競争が激しい通信衛星や放送衛星は、地上約3万6000キロの静止軌道を回っている。軌道投入や制御には衛星のエンジンを使うが、現在主流の化学エンジンは衛星重量の半分を占める燃料が必要。搭載できる機器のスペースは圧迫され、高性能化のネックになっている。
 そこで注目されているのが、小惑星探査機「はやぶさ」で使われたイオンエンジンに代表される電気推進エンジンだ。推力は劣るが効率が良く、搭載燃料は約5分の1で済む。米国や欧州のメーカーが開発を先行させており、JAXA研究戦略部の鳩岡恭志計画マネジャーは「この技術がないと市場で対抗できなくなる」と指摘する。
 課題は推力をどう改善するか。鳩岡さんによると、従来の静止衛星はロケット分離から軌道投入まで数日で済むが、電気推進エンジンでは数カ月かかってしまう。
 計画では、イオンエンジンより大きな推力が見込める「ホールスラスタ」と呼ばれるタイプを採用。電気推進エンジンとして世界トップクラスの推力を目指す。
 打ち上げは21年度、現在開発中のH3ロケット2号機を予定している。鳩岡さんは「電気推進は必ず手に入れないといけない技術。新しい技術を開拓していくので、技術者としては非常にやりがいがある」と話している。

726とはずがたり:2015/09/22(火) 18:39:30

カナダ通信衛星、11月24日打ち上げ=初の商業受注、三菱重工など
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015091800414&amp;r=y

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、カナダ・テレサット社の通信放送衛星「テルスター12V」を搭載したH2Aロケット29号機を11月24日に鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。
 三菱重工が受注した初の商業衛星打ち上げとなる。打ち上げ予定時間は午後3時23分〜同5時7分、予備期間は11月25日〜12月31日。
 テルスター12Vは重さ約4.9トンで、高度約3万6000キロの静止軌道に投入される。(2015/09/18-11:52)

727とはずがたり:2015/09/24(木) 04:47:10

<50火山>噴火の避難計画、作成進まず 26火山になし
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150924k0000m040054000c.html
09月23日 20:28毎日新聞

 ◇被害範囲予測のハザードマップも11火山で未作成

 気象庁が常時観測対象としている50火山(追加予定の3火山を含む)のうち、過半数の26火山には噴火が起きた際の避難計画がないことが、毎日新聞の調査で分かった。被害範囲を予測したハザードマップも11火山で未作成だった。避難計画とハザードマップは、来年1月までに施行される改正活火山法で作成が義務付けられているが、危機感の薄さや自治体間の調整不足などで対策が進んでいない実態が浮かぶ。

 改正活火山法は、昨年9月の御嶽山(おんたけさん)(長野、岐阜県)噴火を教訓に制定された。常時観測対象火山の関係自治体には、火山防災協議会の設置▽噴火警戒レベルの設定▽ハザードマップと住民、登山者、観光客を対象とした具体的な避難計画の作成??などを義務付けている。作成の期限は定められていない。

 毎日新聞が今月、各協議会の事務局の自治体などに火山防災体制について尋ねたところ、御嶽山噴火前は約3割が未設置だった協議会は、常時観測対象に今後追加される十和田(青森、秋田県)以外で全て設置されていた。一方、ハザードマップがあるのは39火山で、乗鞍岳(長野、岐阜県)や伊豆諸島(東京都)の多くの活火山で未作成だった。

 避難計画については、19火山の協議会が「ある」と回答。ただし、このうち富士山(山梨、静岡県)など8火山は、改正法が求める具体的な避難先や避難手段・経路などを盛り込んだ計画にはなっていないため改定作業中という。また、5火山は市町村で一部先行して避難計画を作っていると答えた。

 避難計画を未作成の26火山の協議会は「これまで火山活発化の兆候がなかった」(鳥海山)、「噴火の影響範囲が不明なため」(乗鞍岳)などの理由を挙げる。ほかに「火山防災に関係する組織が多く、連絡調整や情報共有が難しい」(吾妻山)▽「専門知識を持たない町職員が協議会事務局を担うのは困難」(九重山)??といった意見もあった。

 内閣府の防災調査企画担当は「国で避難計画作成の手引を出すなどしているが、早く作成できるよう支援をしっかりしていく」としている。【久野華代】

 ◇御嶽山噴火

 2014年9月27日、7年ぶりに水蒸気噴火が起きた。紅葉シーズンで登山者が多かったため、山頂付近で計63人が死亡・行方不明になる戦後最悪の火山災害になった。噴火警戒レベルが最低の1のまま噴火したことで観測態勢の弱さが問題視され、噴火情報の伝達手段の不備も指摘された。これを教訓に、自治体の対策強化などを盛り込んだ形で活火山法が改正され、気象庁は来年度に火山担当の職員を約5割増やす方針を決めた。

728とはずがたり:2015/09/24(木) 04:47:30
>>727-728
 ◇噴火時の避難計画と火山ハザードマップの整備状況

_火山名_ 避難 ハザード
_____ 計画 マップ

アトサヌプリ ×  ○
雌阿寒岳__ ○  ○
大雪山___ ×  ×
十勝岳___ ○  ○
樽前山___ ○  ○
倶多楽___ ×  ○
有珠山___ ○  ○
北海道駒ケ岳 ×  ○
恵山____ ×  ○
岩木山___ ×  ○
八甲田山__ ×  ○
十和田___ ×  ×
秋田焼山__ △  ○
秋田駒ケ岳_ ○  ○
岩手山___ ×  ○
鳥海山___ ×  ○
栗駒山___ ×  ×
蔵王山___ ○  ○
吾妻山___ ○  ○
安達太良山_ ×  ○
磐梯山___ ○  ○
那須岳___ ×  ○
日光白根山_ ×  ×
草津白根山_ ○  ○
浅間山___ ×  ○
新潟焼山__ ○  ○
弥陀ケ原__ ×  ×
焼岳____ △  ○
乗鞍岳___ ×  ×
御嶽山___ △  ○
白山____ ×  ○
富士山___ ○  ○
箱根山___ ○  ○
伊豆東部火山群△  ○
伊豆大島__ ○  ○
新島____ ×  ×
神津島___ ×  ×
三宅島___ ×  ○
八丈島___ ×  ×
青ケ島___ ×  ×
硫黄島___ ×  ×
鶴見岳・伽藍岳×  ○
九重山___ ○  ○
阿蘇山___ ○  ○
雲仙岳___ ×  ○
霧島山___ ○  ○
桜島____ △  ○
薩摩硫黄島_ ○  ○
口永良部島_ ○  ○
諏訪之瀬島_ ○  ○
※避難計画は防災協議会で作成が○、市町村レベルで作成が△、×は未作成

729とはずがたり:2015/09/29(火) 17:19:41
火星の地表に「液体の水」、NASAが確認
TBS News i 2015年9月29日 04時40分 (2015年9月29日 06時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20150929/Tbs_news_42685.html

 NASA=アメリカ航空宇宙局は探査機による調査の結果、火星の地表に、現在でも液体の水が流れていることを確認したと発表しました。
 「一定の条件において、火星には液体の水が発見されました」(NASA ジム・グリーン惑星科学部長)

 NASAはこれまで、火星にある山で春から夏にかけて現れる長さ100メートルほどの筋状の地形は水の流れだとみて調べてきました。そして、火星を周回中の探査機からその筋状の地形に特殊な光線を照射したところ、水を含んだ塩とみられる物質が確認されたということです。

 30億年ほど前には巨大な海が存在したとみられている火星ですが、現在も液体の水が地表に存在する証拠が得られたのは初めてで、NASAは「生命の存在につながる可能性がある」と期待を寄せています。(29日03:07)

730とはずがたり:2015/10/01(木) 11:47:13

火星探査へ、1年共同生活 ハワイ施設で科学者ら男女6人
http://www.asahi.com/articles/DA3S11953098.html
2015年9月7日16時30分

長期滞在実験が行われているハワイ島の専用施設。写真は、前回の実験で今年3月10日に撮影された=AFP
 将来の火星有人探査に向けて、男女6人が米ハワイ島の山中にある専用施設で1年間滞在する研究が新たに始まった。米航空宇宙局(NASA)の支援を受けたハワイ大の研究で、ドーム形の施設でボランティアの6人が暮らす。閉ざされた空間に長期滞在することによる精神的な影響や、チームの団結力などを調べるという。

731名無しさん:2015/10/04(日) 09:13:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151001-00000015-jij_afp-sctch
準惑星「セレス」に多くの謎、一般からの意見仰ぐ NASA
AFP=時事 10月1日(木)11時28分配信

【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)の科学者らがこのたび、準惑星「セレス」をめぐる多くの謎の解明を目的に、一般の人々からの意見を広く募っていることを明らかにした。神聖なる科学の殿堂へと続く扉を開放して支援を求めたかたちだ。

 NASAの無人探査機「ドーン(Dawn)」は2015年3月、約7年半の歳月を経てセレスから約49億キロの位置に到達。同準惑星を周回する初の探査機となった。

 セレスは、火星と木星の間で太陽の周りを公転している。探査機は、地球や他の惑星の形成についての理解を深めることを目標に、セレスの構造について調査を行っている。

 しかし、「ロンリー・マウンテン(Lonely Mountain)」と呼ばれる高さ6キロの突起部など、セレスが持つ特徴の多くに科学者らは頭を悩ませている。

 ドーンの調査責任者、クリストファー・ラッセル(Christopher Russell)氏は、仏西部ナント(Nantes)で開催された宇宙関連の会合で「この山が何でできているのかを理解するのは難しい。これまで、一般の人々からも多くの意見が寄せられている」と記者団に述べた。

 ラッセル氏は、一例として、探査機愛好家のある男性から届いた電子メールについて触れた。メールには、この男性が米アーカンソー(Arkansas)州の森で見た氷でできた構造とロンリー・マウンテンが似ているとあり、「氷の構造は、(地面から)突き出したもの」「岩のようなものが氷の表面を保護し、内部を低温に保っているようだった」と書かれていたという。

 ラッセル氏は、「ロンリー・マウンテンも、氷でできた物体である可能性がある」と述べ、「われわれは、こうした意見を非常に真剣に受け止めている」と続けた。

 ドーンは、10〜12月にかけてさらにセレスに接近する。最終的には高度375キロの最終軌道に到達する予定となっており、さらに多くの情報が得られると期待されている。

 ドーンは、2016年半ばまで運用される予定。【翻訳編集】 AFPBB News

732とはずがたり:2015/10/06(火) 22:26:46
ニュートリノで二回もノーベル賞獲れるとわ。

【ノーベル物理学賞】「これがニュートリノ振動の証拠です」師弟でつかんだ栄誉 小柴昌俊さんと梶田さん 観測から質量発見まで
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1510060069.html
20:52産経新聞

 ノーベル物理学賞に輝いた梶田隆章さん(56)は、素粒子ニュートリノの観測で平成14(2002)年に同じ物理学賞を受けた小柴昌俊さん(89)の弟子。日本のお家芸を受け継ぎ、師弟で2度目の栄誉を手にした。

 「これがニュートリノ振動の証拠です」

 10年6月、岐阜県高山市で開かれた国際学会で、東京大宇宙線研究所の助教授だった梶田さんが、観測施設「スーパーカミオカンデ」(同県飛騨市神岡町)の成果を英語で発表すると、各国から集まった300人以上の研究者から大きな拍手が起き、数十秒間も止まなかった。今も語り継がれている素粒子物理学の歴史的なシーンだ。

 振動現象は、それまで質量がないとされてきたニュートリノに、実は質量があったことを意味する。物理学の基本法則を塗り替える大発見は世界的なニュースとなり、翌日には米クリントン大統領(当時)が講演で言及したほどだった。

 研究開始から十数年。堅実に積み重ねた実験結果に自信はあったが、万雷の拍手を前に「ようやく認められた」と、うれしさがこみ上げてきた。

 会場には名誉教授だった恩師の小柴さんもいた。「よかったよ」。終了後、ねぎらいの言葉をかけられ、喜びはさらに増した。

 ◇ 

「空の上の存在」恩師の言葉励みに歩み、ついに並んだ

 梶田さんがニュートリノに出合ったのは昭和56(1981)年。埼玉大を卒業後、東大大学院に進学して小柴研究室の門をたたいた。

 「小柴先生の第一印象は、迫力があって怖かった」。大学院の入学試験は全然できなかったといい、「先生がすくい上げてくれたのでは」と苦笑いする。

 小柴研では当時、スーパーカミオカンデの前身である「カミオカンデ」の建設が計画されていた。「頂点を目指せる現場に来た。世界の最先端で、非常に重要な物理実験ができるんだとわくわくした」

 カミオカンデの観測開始から3年後の61年秋。助手としてデータを解析していた梶田さんは、ある異変に気付いた。大気中で発生したミュー型と呼ばれるニュートリノの観測値が、自分で計算した理論値よりも明らかに少なく、「おやっ」と思った。

 「理由を明らかにしなければ」。計算手法やデータを1年かけて検証し、自分のやり方に間違いがないことを確信して小柴さんに報告すると「面白い結果だ。チェックは十分でしょうね」。63年に論文を投稿したが、原因は振動現象ではない可能性もまだあり、さらに観測が必要だった。

 このころ小柴研では、カミオカンデを10倍以上の規模に巨大化したスーパーカミオカンデの計画が進んでいた。より多くの観測データが得られるため、異変の原因を解明できる可能性がある。梶田さんは現場監督役として建設に携わり、平成8年に施設を完成させた。

 「良い装置ができたので、性能を最大限に引き出そう」。車で20分ほどの自宅から毎日通い、国際チームをまとめながら膨大なデータの解析を続け、10年がかりで異変の正体を突き止めた。

 小柴さんからは「正しい道を見つけ、明確に結果が出る研究をしなさいと教わった」と振り返る。その言葉通りに歩み、「空の上の存在」だった恩師と並ぶ最高の栄誉に輝いた。

733とはずがたり:2015/10/06(火) 22:30:13
流石浜ホト♪

<ノーベル賞>「浜松ホトニクス」2人目の受賞に貢献
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20151007k0000m040110000c.html
21:32毎日新聞

 ニュートリノを検出する光電子増倍管を開発した光学機器メーカー「浜松ホトニクス」(浜松市)は、小柴昌俊・東京大特別栄誉教授(2002年)に続いて2人目のノーベル賞受賞に貢献した。

 梶田隆章さんの受賞について、同社の昼馬明(ひるま・あきら)社長は「偉大な研究実験に携わることができたことに感謝し、人類にとって大きな仕事に参画したと改めて実感している」などとしたコメントを発表した。

 受賞に大きく貢献した東大の観測施設「スーパーカミオカンデ」には、同社が開発した直径20インチ(約50センチ)の光電子増倍管1万1200本が設置されている。前身のカミオカンデで使われたタイプから5年の歳月を費やして改良され、1996年4月から観測が始まった。そこで集まった膨大なデータをもとに、梶田さんが98年に岐阜県高山市の国際学会で「ニュートリノに質量がある」と発表した。それだけに、昼馬社長は「(国内外の)各紙1面で大々的に掲載されたことが今でも記憶に鮮明に残っている。これからも、人類未知未到を追究する科学者を微力ながら支えていく」としている。【田中泰義】

734とはずがたり:2015/10/06(火) 22:32:23
<ノーベル賞>物理学賞に梶田氏 宇宙形成の謎に迫る
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20151007k0000m040116000c.html
21:50毎日新聞

 スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2015年のノーベル物理学賞を、梶田隆章・東京大宇宙線研究所長(56)とカナダ・クイーンズ大のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)に授与すると発表した。授賞理由は「ニュートリノに質量があることを示すニュートリノ振動の発見」。物質を構成する基本粒子「素粒子」のニュートリノに質量があるという発見は、「質量ゼロ」の前提で組み立てられた現代物理学の見直しを迫り、物質や宇宙形成の謎に迫る成果と評価された。

 日本からの受賞は、5日に医学生理学賞に決まった大村智・北里大特別栄誉教授(80)に続き2日連続。物理学賞は昨年も赤崎勇・名城大終身教授(86)ら日本の3氏が受賞した。日本の受賞者は、米国籍の故・南部陽一郎氏(08年物理学賞)と中村修二氏(14年同)を含め計24人(医学生理学賞3、物理学賞11、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となる。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金800万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)は両氏で等分する。

 ニュートリノは56年に発見されたが、他の物質とほとんど反応しないため観測が極めて難しく、質量の有無など詳しい性質は長い間の謎だった。

 詳しく観測するため、戸塚洋二・東京大特別栄誉教授(08年死去)が率いる国際プロジェクトが96年に始動。梶田氏は実験のまとめ役を務めた。96年から、巨大な水槽にニュートリノが飛び込んだ際にわずかに発する光をとらえる観測装置スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)を使った実験に取り組んだ。

 研究チームは3種類あるニュートリノのうち、宇宙線が地球の大気とぶつかって生じるミュー型が地球を貫通して1万キロ以上を移動する過程でタウ型に変わることを見つけた。

 ニュートリノが変身する現象は「ニュートリノ振動」と呼ばれ、ニュートリノに質量がなければ起きないことから、「質量の確証が得られた」と結論付けた。梶田氏が98年6月の国際会議で成果を発表すると、世界の有力紙が1面で報道、クリントン米大統領(当時)が祝福コメントを出すなど大きな反響を呼んだ。

 一方、マクドナルド名誉教授は01年、太陽から来たニュートリノが地球に届くまでに別の種類に変身していることを、カナダでの観測で突き止めた。

 ニュートリノ研究では、梶田氏を指導し、スーパーカミオカンデの前身の「カミオカンデ」でニュートリノの観測に成功した小柴昌俊・東京大特別栄誉教授(89)も02年のノーベル物理学賞を受賞している。

 梶田氏は毎日新聞の電話取材に「カミオカンデ、スーパーカミオカンデに協力してくれた皆様にお礼を言いたい。最初に喜びを伝えたのはカミオカンデの生みの親の小柴先生。亡くなった戸塚先生も、おられなければ、この成果はなかった。本当に感謝しています」と喜びを語った。【藤野基文、千葉紀和】

 【ことば】ニュートリノ

 物質を構成する最小単位の素粒子の一つ。宇宙空間に大量に存在し、地上にも常に降り注いでいるが、電気を帯びておらず、他の物質とほとんど反応せずにすり抜けるため、観測が難しい。「電子型」「ミュー型」「タウ型」の3種類がある。

 【略歴】梶田隆章(かじた・たかあき)氏 1959年、埼玉県東松山市生まれ。県立川越高を卒業後、埼玉大理学部に進学、81年に卒業した。東京大大学院で物理学を専攻(86年博士号)。東大では、小柴昌俊・東京大特別栄誉教授(2002年ノーベル物理学賞)の指揮の下、ニュートリノ観測装置「カミオカンデ」(岐阜県飛騨市)、性能を高めた「スーパーカミオカンデ」(同)の建設に携わった。99年からは東大宇宙線研究所宇宙ニュートリノ観測情報融合センター長を務め、08年から同研究所長。朝日賞、ブルーノ・ロッシ賞、仁科記念賞、パノフスキー賞などをチームや個人で受賞。12年日本学士院賞。妻と子供2人の4人家族。

736とはずがたり:2015/10/17(土) 17:38:18
海水は何故しょっぱいか? [2006年10月17日(Tue)]
http://blog.canpan.info/oprf/archive/70

海水には、塩素、ナトリウム、硫黄、マグネシウム、カルシウム、カリウム、炭素、臭素などが溶けています。このうち塩素とナトリウムだけで85%にもなります。塩素とナトリウムが化合すると塩化ナトリウム、つまり塩で、これがしょっぱい原因です。先に挙げた8つを合わせると全体の99%を占めることになります。

それでは、何故しょっぱい海水ができたかと言えば、地球の歴史を遡ることになります。
地球ができたのは今から46億年ほど前のことです。
そのころの地球は、表面はマグマで、空は水蒸気や塩素ガスで被われていたのですが、地球の温度が下がるに従って、空にあった水蒸気は雨となって塩素を溶かしながら地球に降り注ぎ、それらが窪地に溜まるようになりました。これが海の始まりで、43億年ほど前の話です。

最初の海は、塩酸が含まれた酸性の海水だったのですが、徐々に岩石に含まれるナトリウムと反応して中和され、現在のような海ができました。つまり塩素を含んだ水にナトリウムが溶け、塩化ナトリウム(つまり塩)の水ができたのです。この時から海水はしょっぱかったはずです。

そして、太古につくられた海が今でも同じようにしょっぱい理由は、溶かす側の水と溶かされる側の塩が、それぞれ入る量と出る量で釣り合っているからです。

まず溶かす側の水ですが、そもそも水は、個体(氷)、液体(水)、気体(水蒸気)のいずれかの形で、空、陸、海の間を行ったり来たりしています。気体から液体になるのは1年間で約500兆トン、一方で、同じ量の水が液体から気体に変化しています。

海を中心にみてみると、海から蒸発する水は425兆トン、一方、海に供給される水は、雨から385兆トンで、川から約40兆トンです。つまり、差し引きゼロで釣り合っているので海の水は一定に保たれています。但し、詳しく見れば、時代ごとに海水量の増減はあります。最近では、地球温暖化にともなって南極や北極の氷が溶け、海水が増えて、海水面が上昇することが心配されています。

次は溶かされる側の塩ですが、塩の素は現在でも供給されています。主な供給源は陸上の岩石で、河川水が溶かし、そのまま海に運び込んでいます。河川水以外では、空からも運び込まれています。最近話題の黄砂は、タクラマカン砂漠やゴビ砂漠の砂や塵が風によって運ばれ、日本・韓国・中国に降ってくる現象です。当然、周辺の海にも降っています。他には海底火山の爆発やマグマの噴出によって、様々な元素が溶かし込まれています。

このように供給される塩ですが、同じように海水から除去されているので、海が年々塩辛くなるようなことはありません。塩は海の中を循環しながら、生物に取り込まれたり、化学変化を起こしたりして、最後は堆積物となって海の底に積もります。しかし、元素によっては、すぐに海から除去されるものもあれば、いつまでも海の中をさまよっているものもあります。これを滞留時間と言いますが、長いのは塩素(1億年)、ナトリウム(2億6000年)、短いのはカルシウム(100万年)などがあります。いずれにしても、海に入ってくる量、とどまる時間、そして出ていく量がうまく釣り合っているので、やはり一定の塩の量なのです。
(海洋政策研究財団研究員 福島 朋彦)

737とはずがたり:2015/10/18(日) 18:23:21
まるこでやってたが。

テレビで「ほんものの隕石かどうかは磁石をあててみて付かないのはにせもの」って言ってましたが、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1317040868

2008/6/914:38:01
>「ほんものの隕石かどうかは磁石をあててみて付かないのはにせもの」
隕石の多くは鉄分を含みますが、「石質隕石」といって鉄分の少ない隕石もあります。この場合、隕石かどうかの判定は難しいものがあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%95%E7%9F%B3
「月起源隕」は月に隕石が衝突した時に舞い上がった石片が地球に落ちたもので、当然ながら石質隕石です。
http://polaris.nipr.ac.jp/~academy/jiten/inseki/04.html
科学番組でもないテレビでの話ならば、その程度でいいのかもしれません。

>宇宙に鉄が多いのは?
恒星の核融合で生成される物質は、
質量が太陽の半分以下の恒星ならば、「ヘリウム」まで、
質量が太陽の8倍以下の恒星ならば、「炭素・酸素」まで、
それ以上の質量に恒星ならば、「鉄程度(クロム・マンガン・鉄・コバルト・ニッケル・銅・亜鉛等)」までが生成されますが、その中で鉄が一番安定した物質なのです。鉄がある程度生成されますと、鉄が核分裂を起こし超新星爆発が起こります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%92%E6%98%9F%E9%80%B2%E5%8C%96%E...

そんな訳で、この宇宙には鉄が結構存在します。
地球においても、その中心核は鉄とニッケルの混合物ではないかと想像されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83

それ以上に重い物質(鉛・金・ウラン等)は超新星爆発時に生成される場合と、超新星爆発後の中性子星内部で生成される場合があります。
http://www.astroarts.co.jp/news/2001/09/03lead_star/index-j.shtml

738とはずがたり:2015/10/22(木) 22:33:34

口永良部島、全島避難解除へ=気象庁、警戒範囲縮小―爆発的噴火「可能性低い」
時事通信社 2015年10月21日 21時25分 (2015年10月21日 23時58分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20151021/Jiji_20151021X815.html

 火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣東京大名誉教授)は21日、鹿児島県屋久島町の口永良部島・新岳について、5月29日に起きた爆発的噴火と「同程度の噴火が発生する可能性は低くなっている」との見解をまとめた。これを受け、気象庁は噴火警戒レベル5を維持したまま、避難が必要な警戒範囲を全島の居住地域から縮小すると発表。屋久島町は年内をめどに全島避難を解除する。
 今後避難が必要な範囲は、大きな噴石の飛散が予想される新岳火口から約2キロ以内、火砕流の影響が及ぶと予想される火口西側の約2.5キロ以内となる。見解では「引き続き噴火の可能性があり、火砕流にも警戒が必要」とされた。
 5月29日の爆発的噴火の際は、火砕流が発生。噴火警戒レベルが3(入山規制)から5(避難)に引き上げられ、全島民が隣の屋久島などに避難した。
 北川貞之気象庁火山課長は「6月19日の(ごく小規模な)噴火以降、噴火は発生していない。火山性地震は少なくなり、地殻変動の観測でもマグマの上昇を示す変化は認められていない」と話した。

739とはずがたり:2015/10/24(土) 14:43:03

メキシコにハリケーン…西半球で観測史上最大級
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151024-OYT1T50028.html?from=y10
2015年10月24日 13時36分

 【リオデジャネイロ=吉田健一】非常に勢力の強い大型ハリケーン「パトリシア」が23日、メキシコ西部ハリスコ州の太平洋沿岸に上陸し、猛威を振るっている。

 AP通信によると、勢力は米気象機関の尺度で最高の「カテゴリー5」で、西半球での観測史上最大級だという。

 同通信などによると、最大風速は毎秒70メートル超。メキシコ当局は、同州など3州の50以上の自治体に非常事態宣言を出し、豪雨による災害に警戒を呼びかけている。沿岸では住民や観光客ら数万人が避難した。

2015年10月24日 13時36分

740とはずがたり:2015/10/24(土) 14:43:14

アルコール噴き出す彗星…毎秒ワイン500本分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20151024-OYT1T50026.html?from=y10
2015年10月24日 13時15分

 【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は23日、太陽に今年初めに最接近して話題になった「ラブジョイ彗星すいせい」が噴き出すガスには21種類の有機分子が含まれるとする研究結果を発表した。

 NASAによると、有機物はこれまでも別の彗星で見つかっていたが、今回は、飲む酒の成分であるアルコール(エチルアルコール)を初めて確認した。その量は、太陽に接近しているときには毎秒でワインボトル500本分にもなるという。NASAは「(愛と喜びの言葉をつなげた)ラブジョイという名前にふさわしい」とコメントしている。

 研究チームは今年1月、スペインにある大型望遠鏡を使って、ラブジョイ彗星の大気をマイクロ波と呼ばれる電波で観測し、含まれている分子の種類や量を推定した。

2015年10月24日 13時15分

741とはずがたり:2015/10/26(月) 15:54:58

地球の最後を想像させる惑星、米科学者が発見
http://jp.wsj.com/articles/SB11130368917055384376704581310412198301064?mod=trending_now_4
2015 年 10 月 23 日 13:55 JST

 死に向かっている星が放出する巨大なエネルギーで砕け散ろうとしている惑星を、天文学者らがケプラー宇宙望遠鏡などで初めて直接発見した。地球の最後がどうなるかを想像させる現象で、22日付の科学誌「ネイチャー」で公表された。

 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのアンドリュー・ファンデルバーグ博士らによると、地球から570光年離れた乙女座にある矮星(わいせい)が寿命の終わりを迎えつつあり、その星が出す重力と熱で小惑星が砕け散って蒸発しようとしているという。

 ファンデルバーグ博士は、「惑星は断末魔にある」と表現する。矮星は核融合反応により水素がなくなると、元のサイズの100〜200倍に膨張して赤色巨星となり、最後には崩壊して大きな重力を持つ白色矮星に変化する。バンダーバーグ博士が発見した白色矮星は、地球より若干大きいという。

 科学者らによれば、太陽も今後約50億年をかけて同じ過程をたどる。地球は太陽に近いため、太陽が赤色巨星になれば飲み込まれてしまう可能性がる。地球がそれを免れても、太陽は白色矮星に変化するため、地球を含む惑星の軌道は不安定になり、多くは白色矮星に引き付けられ、崩壊してしまう。乙女座では、まさにその現象が進行中だという。

 英バース大学の天体物理学チームを率いるキャロル・マンデル教授は今回の発見について、「地球の将来を垣間見せてくれる」とし、「我々は想定されているよりもはるかに過酷な環境にあるとの見方を強めるものだ」と述べる。

 白色矮星に変化しようとする矮星が発見されたのも初めてで、小惑星は矮星から83万キロ離れた所を4時間半で周回している。

742とはずがたり:2015/10/26(月) 16:06:19

白色矮星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E8%89%B2%E7%9F%AE%E6%98%9F

白色矮星[1](はくしょくわいせい、white dwarf[1])は、恒星が進化の終末期にとりうる形態の一つ。質量は太陽と同程度から数分の1程度と大きいが、直径は地球と同程度かやや大きいくらいに縮小しており、非常に高密度の天体である。

形成過程[編集]
質量が太陽の3倍以内の恒星は、水素の核融合反応により中心核がヘリウム等になって温度が上がると赤色巨星となり、水素でできた外層部は惑星状星雲の形を取って宇宙空間に放出され、残った中心核が白色矮星となる。恒星の中心核であった時の余熱と重力による圧力のために光と熱を発しているのであり、こと座の環状星雲やみずがめ座のらせん星雲、こぎつね座の亜鈴状星雲など、惑星状星雲の中心部には、外層部を剥ぎ取られてできたばかりの、表面温度が5万度から10万度に及ぶ高温の白色矮星が見られる。これらの星は、もはやエネルギー源が無いため、数百億年かけて次第に低温の星になり、最後は黒色矮星となって電磁波による観測ができなくなるとされている。あと約50億年もすれば太陽もこのような終焉を迎えるだろうと言われている。 「白色矮星」という語は、シリウス伴星が白色、スペクトル分類がA型であったところからできたものであるが、観測の結果、他にも青・青白・黄白・黄・橙・赤など通常の恒星と同じものが存在することがわかった。スペクトル型では、それぞれO・B・F・G・K・Mに相当するもので、冷却の段階を示していると考えられる。
1960年代までは、中性子星やブラックホールは理論こそ提唱されていたものの実在は証明されておらず、大質量の恒星が超新星となって爆発した後、その中心核が白色矮星になると考えられていた。

物理的性質[編集]

天王星、海王星、地球、金星などに囲まれている中央の白い星が白色矮星のシリウスB。地球とほぼ同じ大きさであるが、質量は太陽と同程度である。
白色矮星として最もよく知られるシリウス伴星(シリウスB)は、直径は太陽の0.016倍、質量は1.06倍、平均密度は水の40万倍とされる(『2000年版理科年表』より)。そこから、表面重力は太陽の約4100倍、地球と比較すると約11万6000倍と計算される。その高密度のために原子内の電子は、フェルミ縮退しておりパウリの排他律からそれ以上の縮退状態を形成できない、これによる縮退圧の圧力勾配と星自身の重力が釣り合って白色矮星はその形を保っていられるのである。
太陽質量のおよそ 1.4 倍以上の白色矮星は存在しない(チャンドラセカール限界を参照)。1.4 倍以上の場合は、電子の縮退圧では重力による星の収縮を支えきれず、中性子星となるか、重力崩壊を引き起こして一気に重力エネルギーを解放させ爆発するかのいずれかとなる。後者はII型超新星爆発といわれる。

743とはずがたり:2015/10/26(月) 16:11:53
チャンドラセカール限界?フェルミ縮退??名前は格好良いけど意味が判らんなー(;´Д`)
…ということで調べてみた。フェルミ粒子!?フェルミ分布!?(;´Д`)意味判らん。。

チャンドラセカール限界
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E9%99%90%E7%95%8C

チャンドラセカール限界 (Chandrasekhar Limit) とは、白色矮星が持ち得る質量の理論的な上限値のこと。この限界値を超えると超新星や中性子星などになると考えられている。スブラマニアン・チャンドラセカールが発表した理論値なので、この名称がある。

概説
白色矮星は、自らの質量による重力で収縮しようとする力と、構成物質の電子の縮退圧とが釣り合ってその大きさを保っているが、ある程度以上質量が大きいと縮退圧では支えきれないため、白色矮星としては存在できない。その限界質量について、1930年代初めにチャンドラセカールは以下の式を導き出し、その結果から太陽の1.26倍以上の質量を持った白色矮星は存在しないと結論した[1][2]。

フェルミ縮退
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9F%E7%B8%AE%E9%80%80

フェルミ縮退(フェルミしゅくたい、英語: Fermi degeneracy[1])とは、フェルミ粒子がフェルミ分布に従うために低温で示す振る舞いのこと。
フェルミ粒子はパウリの排他原理により、複数の粒子が同一の状態を取ることができない。従って、あるエネルギーの値を取れる粒子の数は、そのエネルギーの状態の数までが限界である。温度、すなわち粒子の平均運動エネルギーを下げていくと、粒子はエネルギーの低い状態へ移っていこうとする。しかし、エネルギーの低い状態がこの粒子数の限界に達してしまうと、エネルギーが高いままで残らざるを得ないことになる。このような状態になることを、フェルミ縮退もしくは単に縮退という。
粒子の密度が高ければ、粒子数の限界に達しやすくなるので、フェルミ縮退が起こりやすくなる。恒星の中心核は超高密度であるため、数億Kという高温でありながら、フェルミ縮退が起こることがある。
フェルミ縮退している物質を縮退物質(degenerate matter)[1]と呼ぶ。

恒星の中心核[編集]
恒星の質量が小さい場合、中心核の温度に対して密度が高くなるため、プラズマ中の電子がフェルミ縮退を起こす。フェルミ縮退すると温度の割にエネルギーの高い電子が多くなるので、圧力が高くなる。このようにして生じる余分な圧力を縮退圧という。通常のプラズマの圧力は密度と温度に依存するが、縮退圧は密度だけに依存し、温度には依存しない。
フェルミ縮退していない場合には、核融合の加速によって温度が上昇すると、圧力を一定に保つために密度が減少する。つまりガスの膨張が起きるので、その仕事に発生した熱が使われて温度が下がり、もとの温度に戻る。しかしフェルミ縮退した中心核では、核融合の加速によって温度が上昇しても圧力が変化しないので、密度はそのままである。そのため、温度が上昇し、核融合反応はさらに加速されて暴走する。この暴走は、フェルミ縮退が解ける温度に上昇するまで続く。
太陽程度の質量の恒星では、ヘリウム燃焼過程が開始するときに、中心核がフェルミ縮退しているために、この現象が起こる。これをヘリウムフラッシュという。なお、ヘリウムフラッシュには、フェルミ縮退とは関係ない機構で起こる場合もある。
また、太陽の7 - 8倍程度の恒星では、炭素燃焼過程が開始するときにこの現象が起き、フェルミ縮退が解ける温度まで上昇する前に星全体が吹き飛ばされてしまう。これは超新星爆発の一種であり、炭素爆燃型超新星という。

744とはずがたり:2015/10/26(月) 16:12:39

超新星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E6%96%B0%E6%98%9F

超新星の「発見」[編集]
超新星そのものは、古くは2世紀に中国で記録されており、ティコ・ブラーエやヨハネス・ケプラーも観測記録を残しているが(本稿末尾参照)、実態が知られるようになったのは19世紀後半になってからである。
「超新星」という名称は新星(ラテン語の nova の訳語)に由来する。新星とは、夜空に明るい星が突如輝き出し、まるで星が新しく生まれたように見えるもので(詳細は「新星」の項を参照)、ルネサンス期には既に認識されていたが、1885年、アンドロメダ銀河中にそれまで知られていた新星よりはるかに明るく輝く星が現われ、新星を超える天体の存在が確認されたため、supernova (「超」新星)の語が生まれた。発する光は-13等級から-19等級増加し、この明るさは新星を格段に凌駕する。爆発によって星の本体は四散するが、爆発後に中心部に中性子星やブラックホールが残る場合もある。
現在超新星爆発は我々が住んでいる銀河系の中で、100年から200年に一度の割合で発生していると言われている[2]。また、平均すると1つの銀河で40年に1回程度の割合で発生すると考えられている[3]。

分類[編集]

円盤銀河NGC 4526で観測された超新星: SN 1994D(左下の光点)
超新星は、そのスペクトルに水素の吸収線が見られないI型と、水素の吸収線が見られるII型とに分類される。

Ia型
連星系をなしている白色矮星が相手の恒星から降り積もったガスによりチャンドラセカール限界まで質量を増加させ、ついには、自らの重力による収縮を支えきれなくなる。この収縮によって、炭素と酸素からなる中心核で、炭素の核融合反応が暴走し、大爆発を起こす。Ia型超新星は発生契機となる白色矮星がチャンドラセカール限界に定められた一定の質量となるため、ピーク時の絶対等級がほぼ一定となり、見かけ上の明るさを測定することで超新星爆発の起こった銀河までの距離を求めることができる。

745とはずがたり:2015/10/26(月) 16:13:34
黒色矮星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E8%89%B2%E7%9F%AE%E6%98%9F

黒色矮星[1](こくしょくわいせい、英語:black dwarf[1])とは、白色矮星が冷えて電磁波による観測が不可能となった天体のことである。ただし、黒色矮星の存在が確認されているわけではなく、質量が太陽の8倍程度以下の恒星が最終的に行き着く先として想定されている、あくまで仮説上の天体である。

現在の宇宙の年齢では宇宙の初期にできた白色矮星でも、冷え切って黒色矮星となるにはまだ充分な時間が経過していないと考えられている

746とはずがたり:2015/10/29(木) 11:51:34
火星に塩水が流れる証拠-NASAの研究チームが発表
http://jp.wsj.com/articles/SB10679346927304483289404581261940987467166
By ROBERT LEE HOTZ
2015 年 9 月 29 日 12:00 JST

 米航空宇宙局(NASA)の資金提供を受けて火星を調査している研究者チームは28日、火星は極めて乾燥し、極寒で、大気が希薄にもかかわらず、その表面では谷間に沿って塩水が流れている可能性があると発表した。

 科学者チームは人工衛星を利用した新たな研究の論文の中で、火星の表面にある溝の中で検知された塩鉱床を分析したところ、塩水が表面に周期的にしみ出して傾斜を下り、はっきりした「筋」をそこに残しているとの考え方を「強く支持する」ものだったと述べた。

 専門家たちは、これは液体の水が今日、火星の表面に存在することを示す最も説得力ある証拠だと述べた。科学者チームはこの論文を科学専門誌ネイチャー・ジオサイエンスで発表した。

 NASAのエームズ研究センター(カリフォルニア州マウンテンビュー)の惑星学者メアリー・ベス・ウィルヘルム氏は「この水は純粋ではなく、塩分を含んでいる」と述べ、「われわれの研究結果は、火星の表面近くが、これまで考えられた以上に生命の存在が可能な状況になっていることを示すかもしれない」と語った。

 惑星学者たちは、火星の極冠(高緯度地域)に凍結した水が存在することを何十年も前から知っていた。地上の観測装置を使っている研究者たちは今年に入って、火星はかつて地球の北極海にある以上に膨大な水が存在していたと結論付けた。しかし、この膨大な原始的大洋は何十億年も前に蒸発したという。

 今日、火星の景色は、乾燥デルタ、古代湖床、河川堆積、そして渓谷が入り組んでおり、それは、はるか昔に水が強力に作用した痕跡を示している。火星の表面に現在も水が存在するとすれば、それは生命につながる条件として決定的に重要で、人類の将来の探査で活用するためにも大切だ。だが実際に水か存在しているかどうか、これまで検知されていなかった。

 今回の研究で、ジョージア工科大学のルジェンドラ・オジャ氏が率いる研究チームは火星周回探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」搭載の分光計を使って、4年前に火星の表面で発見された謎めいた指のような形状の溝の化学分析を行った。

 こうした溝にできた黒い筋は、それぞれ長さ約100ヤード(約91メートル)前後で、温度が高い季節に姿を現し、長くなったあと、温度が下がる季節になると消滅する。その筋は地表の水が丘を下って形成されたかのようだという。オジャ氏らの研究チームは2011年にオービター搭載の小型観測撮像分光計(CRISM)を使って最初にそれを調査したが、水を発見できなかった、と米科学誌サイエンスで当時発表していた。

 同チームは今回、得られたデータを微調整することで、塩の化学的特徴を突き止めた。塩は水の中に存在する時は、塩素酸マグネシウム、過塩素酸マグネシウム、そして過塩素酸ナトリウムを形成するのが通常だ。同チームは、火星の異なる場所4カ所の溝を試験した。

 オジャ氏は、「塩構造内部に閉じ込められている水分子」が存在すると述べ、「これは、こうした特徴が、当代、つまり現代と同時代の液体の水の中で組成していることを意味する」と語った。

 もし事実ならば、こうした塩は、地表の水を液体状に保つことを助ける。塩が水の凍結する温度を下げ、さらに蒸発の比率を劇的に下げるからだ。流れが形成される高温の数カ月間、こうした坂に沿った温度は通常セ氏マイナス23度から水の氷点である零度前後のレンジだ。

 研究チームのオービターの計測に基づくと、この火星の地表にある水は、地球の海水よりもはるかに塩分が濃いという。

 長期的には、この発見は、いつか火星に到達する宇宙飛行士の生活ないし生存の展望や、未来の人類コロニーの展望が開かれる、とNASAの関係者は言う。NASAのジョン・グランスフェルド次長は「火星はますます居住可能な空間としてみえてくる」と述べ、「(塩や水などの)資源がそこにあるからだ」と語った。

 しかし、これまでのところ、火星の表面でどれほど大量の水が入手可能なのかは未知数だ。

747とはずがたり:2015/10/29(木) 11:52:53
インドの潜在能力はありそうだなぁ。特に物価が安い♪

インドの探査機が見た火星、驚きの画像
 インド初の火星探査機「マンガルヤーン」が周回軌道に到達したのは2014年9月24日。探査機がこれまでに地球に送信した火星表面の画像の一部などを紹介する。
http://jp.wsj.com/articles/SB12096842380967064583604581189782456952632
2015 年 8 月 24 日 18:22 JST

火星探査機「マンガルヤーン」の周回数はこれまでに100回を超えている。インド宇宙研究機構(ISRO)による火星探査プロジェクトの費用は7400万ドル(現在のレートで約90億円)と、近年の他の火星探査プロジェクトに比べて破格に安いI

748とはずがたり:2015/10/29(木) 11:53:35
火星での長期滞在、NASAが詳細計画を提示
http://jp.wsj.com/articles/SB11960010558203503967304581282724048652008
/MALIN SPACE SCIENCE SYSTEMS
By ANDY PASZTOR
2015 年 10 月 9 日 19:39 JST

 米航空宇宙局(NASA)は、火星に人を滞在させることを最終目的とする最も詳細な技術手順を示した。ここには数年におよぶ準備期間を通じた、宇宙飛行士の保護と機器の試験を専門とする深宇宙プラットフォームに関する計画などが含まれる。

 36ページに及ぶNASAの報告書では、これほど大掛かりな準備のほかに、宇宙飛行士に食べ物を与えるなど、生命を維持するために再利用が可能な食糧についても構想を示している。また、ほぼ10年にわたる固定が意図されたモジュール式宇宙船についても見通しが示された。さらに、太陽系に移動式燃料貯蔵庫をちりばめるという構想も打ち出している。これは、惑星や小惑星から抽出される鉱物によって供給される代替的な推進源となるものだ。

 NASAの科学者たちは最終的には、これまで火星に着陸したことのあるロボット宇宙船の30倍の重さの火星着陸船が必要となるほか、地球との通信速度を数百倍に高める必要があると想定している。

 下院共和党議員の間では、こうした野心的な目標を達成するための資金繰りをホワイトハウスとNASAが渋っているとの批判が高まっている。今回の報告書は2030年代半ばまでに少なくとも火星の軌道に宇宙飛行士を送り込むという、これまでの計画に沿ったものに見える。

 これら批判者は、NASAが深宇宙ミッションを目指す新型ロケットやカプセルを犠牲にして、地球低軌道の国際宇宙ステーションに向けた宇宙タクシーや貨物船に年間数億ドルをつぎ込みたがっていると主張している。こうした点については9日に行われる下院科学宇宙技術委員会の宇宙・航空小委員会で議論される予定だ。

 同報告書はもともと、火星の表面に現在も塩水が流れている証拠を見つけたという先月の発表前に公表される予定だった。同報告書では、火星で液体酸素推進剤を作りだすための、電気推進から放射線遮蔽(しゃへい)、さらには太陽光発電や核分裂を使用する可能性もある基幹技術の開発・試験の斬新的計画が詳細に説明されている。

 同報告書では、「漸進的で弾力性のある枠組み」に頼り、「火星に到達して着陸し、そこで生活する能力を開発しているところだ」と説明している。

 NASAは火星への着陸・探検構想について、米国の宇宙飛行士が月に短時間滞在した1960年代のアポロ計画とは異なると強調。報告書は「滞在することになる」と説明し、典型的な有人飛行は往復で1000日以上に及ぶ可能性があることを示唆した。

749とはずがたり:2015/10/29(木) 11:54:16
火星に住むために必要なものは
http://jp.wsj.com/articles/SB11656670854055994709504581316550507090070?mod=WSJ_article_EditorsPicks_6
By STEPHEN L. PETRANEK
2015 年 10 月 27 日 15:38 JST 更新

  新作SF映画「オデッセイ(原題:The Martian)」を見れば分かるが、火星はこの上なく住み心地の悪いところだ。映画のようにハリケーン並みの砂じんの嵐が吹き荒れることはないが(起きるのは弱い砂嵐だけ)、地表は強い放射線にさらされている。平均気温が中緯度でカ氏マイナス60度(セ氏マイナス51度)と聞けば、南極はピクニックにちょうどいい場所のように思えてくる。しかも、大気は96%が二酸化炭素なので人間は息をすることができない。

 これだけの困難があるにもかかわらず、われわれは世間で言われているよりも早く人類の火星定住を実現することになりそうだ。イーロン・マスク氏の宇宙開発企業スペースXは2027年に十数人の火星到達を目指している。最近、火星に水が流れた形跡を発見した米航空宇宙局(NASA)もいずれは火星に宇宙飛行士を送り込む方針を示している。輸送手段が確立されれば定住はそれほど先の話ではなくなるだろう。では、ここから約4億キロメートルも離れた厳しい環境の中で人間はどうやって生きていくのだろう。

 まず食料について考えよう。最初の数十年間は食料のほとんどをフリーズドライの状態で地球から運ぶことになる。ただし、生鮮野菜には困らないだろう。火星の土に似た土壌を使って地球上で実験したところ、植物の生育に適していることが分かったが、移住者は水栽培や空中栽培などもっと管理しやすい方法を選択することになりそうだ。火星で農作物を栽培するのはもっぱら移住者を励ますためだ。人間は新鮮な野菜をばりばりと食べることが好きなのだ。

 次は水について。火星にある全ての水分を溶かして地表に集めたら、1000フィート(約305メートル)の高さまで水に覆われるだろう。水は地下では帯水層に、土壌の中では氷結した状態で、砂の層の下には氷河として、極地方には氷として存在している。さらに源流である可能性のある場所からときおり流れることさえある。にもかかわらず、水を集めたり溶かしたりするのは容易なことではない。したがって、初期の移住者は水蒸気吸着反応炉(WAVAR)――火星の湿った大気から水分を抽出する、NASA向けに開発された吸湿装置――のようなものを使うことになるだろう。

 地球上ではわれわれは厚い大気や磁場によって宇宙線や太陽放射から保護されているが、火星には厚い大気も磁場もない。放射線を遮る方法の1つは建物の周囲に土(レゴリス)を盛って保護することである。NASAには、レゴリスに少量のプラスチックを加え、電磁波で焼いてレンガを作る優れた装置があるから、移住者はレンガで厚い壁を作ることができる。もっと単純な方法は洞穴を見つけることだ。火山活動でできた溶岩洞があればさらに便利だ。

 人間の体は1平方インチ当たり14.7ポンドの気圧に耐えられるようにできている。火星の気圧は非常に低いため、特別な与圧服は欠かせない。与圧服がなければ体が膨張して皮膚や臓器が破裂する。人間は最低5ポンドの気圧があれば生きられることが研究によって示されている。つまり、火星で着用する装備はマリアナ海溝に潜りに行くのかと言いたくなるようなぎこちない宇宙服ではなく、比較的軽く着心地のいいものになるだろう。

750とはずがたり:2015/10/29(木) 11:54:37
>>749-750
 当然のことながらわれわれは呼吸をしなければならない。これには機械が役に立つ。NASAは2020年に火星に「Moxie(モキシー)」という実験装置を試験用に運び込む予定だ。この装置で火星の大気を処理して酸素を取り出し、ロケットの燃料や呼吸に使う。

 移住者たちはやがて困難な火星での生活にいら立ちを募らせて、地球のような環境を作ろうと言い出すだろう。このテラフォーミング(惑星地球化計画)の目的は火星の気温を上げることである。極地方の気温が数度変われば、さまざまな現象が起きる。気温を上げるには、巨大な鏡のようなソーラーセイル(太陽帆)を軌道に乗せて、極地方に太陽光を反射させる方法がある。気温はすぐに数度上昇し、これをきっかけに連鎖反応が始まる可能性がある。極地方の凍った二酸化炭素がガスに変化すれば、大気は厚みを増し、より多くの太陽エネルギーを蓄えることができるようになる。こうして火星で温室効果ガスが繰り返し発生するようになる。数十年以内に、赤道付近の温暖な地域では液体の水が流れるかもしれない。水があれば植物が育ち、大気中の酸素がさらに増える。水蒸気が増えればより多くの放射線を遮断できるだろう。

 われわれはこのような人間を火星人と呼ぶようになるだろう。彼らが地球を訪れるときには特別な宇宙服やヘルメットが必要になるかもしれない。

こうしたことは大ごとに思えるかもしれないが、10億年後には寿命が近づいた太陽が膨張し始め、地球を吸収して火星も脅威にさらされることを考えなければならない。太陽系の他の惑星と比べれば火星は天国だ。いつか人間は当たり前のように宇宙旅行をする種となって、全く別の太陽系で地球のような住まいを見つける必要がある。火星への移住はそのための練習である。

(筆者のスティーブン・ペトラネック氏は米科学雑誌「ディスカバー」の元編集長。著書に「How We’ll Live on Mars<われわれは火星でどのように暮らすのか>」がある)。

751とはずがたり:2015/10/29(木) 12:00:18
>>749
太陽光で発電して地中の氷を溶かせば,CO2と土壌で植物は結構繁茂出来るのでわ!?凄く寒くても大丈夫な植物ないかなー。直植えして繁茂させたい。最初は南極とかに生えてる藻とか苔とかそんなのを品種改良するか。

気圧と気温の問題はドームを造って暫く待たなきゃ成らないけど,1000年や2000年頑張っても火星改造とか無理かなぁと思ってたけど案外簡単に行く可能性もありそうだ♪
>極地方の気温が数度変われば、さまざまな現象が起きる。気温を上げるには、巨大な鏡のようなソーラーセイル(太陽帆)を軌道に乗せて、極地方に太陽光を反射させる方法がある。気温はすぐに数度上昇し、これをきっかけに連鎖反応が始まる可能性がある。極地方の凍った二酸化炭素がガスに変化すれば、大気は厚みを増し、より多くの太陽エネルギーを蓄えることができるようになる。こうして火星で温室効果ガスが繰り返し発生するようになる。数十年以内に、赤道付近の温暖な地域では液体の水が流れるかもしれない。

752とはずがたり:2015/11/08(日) 16:00:26

連星が接触、合体直前か=16万光年先、欧米チーム観測
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E9%80%A3%E6%98%9F%E3%81%8C%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E3%80%81%E5%90%88%E4%BD%93%E7%9B%B4%E5%89%8D%E3%81%8B%EF%BC%9D%EF%BC%91%EF%BC%96%E4%B8%87%E5%85%89%E5%B9%B4%E5%85%88%E3%80%81%E6%AC%A7%E7%B1%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E8%A6%B3%E6%B8%AC/ar-CC44LY#page=2
時事通信 23 時間前

 約16万光年先の大マゼラン銀河で、互いの周りを回る連星が非常に接近し、接触している様子が欧州南天天文台(ESO)の「VLT望遠鏡」(南米チリ)で観測された。欧米研究チームが7日までに発表した。

 今後合体して高速回転する巨星となってから爆発するか、それぞれの星が爆発してブラックホールとなった後に合体する可能性が考えられるという。

 この連星はほぼ同じ大きさで、質量は両方合わせて太陽の57倍もある。表面温度は4万度超と熱く、青白く輝いている。互いの周りをわずか1日で回って接触しており、表面の物質を共有している。

 近年の観測で、宇宙には単独で存在する太陽のような星だけでなく、連星も多いことが分かってきた。接触を経て爆発や合体に至る期間は短いとみられ、その途中を観測できたのは非常に珍しい。

 連星がブラックホールとなり合体すると、アインシュタインが100年前に一般相対性理論で予想した重力波が発生すると考えられている。時空のゆがみが波のように広がる重力波はまだ直接観測されたことがなく、岐阜県・神岡鉱山地下に完成した「KAGRA(かぐら)」など、日米欧の巨大観測装置が初検出を目指している。

753とはずがたり:2015/11/18(水) 16:05:05
子供(小学生高学年ぐらいだったかな)の頃,日本の南洋上に南州という5番目の島が(小笠原諸島では無く伊豆諸島の並びに)あると想像して地図とか書いて遊んでいたがその南州ぐらいの大きさに成長しないかなー。

今2.68km^2で,最も小さい都道府県が香川県の1,876.73km^2,最も大きい面積の高山市2,177.67km^2と未だ未だ全然比肩出来る大きさには成ってないんだけど,今の倍ぐらいの大きさになると,最小市区町村の船橋村3.47km^2,忠岡町4.03km^2,浪速区4.37km^2,蕨市5.10km^2なんかは凌駕できる♪
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%80%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E9.9D.A2.E7.A9.8D.E3.81.AE.E5.A4.A7.E3.81.8D.E3.81.84.E5.9C.B0.E6.96.B9.E8.87.AA.E6.B2.BB.E4.BD.93

西之島に新しい火口、島の面積は噴火前の12倍
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%A5%BF%E4%B9%8B%E5%B3%B6%E3%81%AB%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E7%81%AB%E5%8F%A3%E3%80%81%E5%B3%B6%E3%81%AE%E9%9D%A2%E7%A9%8D%E3%81%AF%E5%99%B4%E7%81%AB%E5%89%8D%E3%81%AE%EF%BC%91%EF%BC%92%E5%80%8D/ar-BBn8OAh
読売新聞 1時間前

小笠原諸島(東京都)・西之島の海底火山の噴火が確認されてから、20日で2年となる。

噴火で出現した新しい陸地は、元の西之島をのみこむ形で成長し、活発な火山活動が続いている。

17日に上空を飛んだ本社機から、高さ約150メートルの丘にある火口近くで、新たに溶岩が流れ出している場所が見つかった。同乗した東京大地震研究所の前野深・助教(火山地質学)によると、新しい火口とみられるという。

海上保安庁が9月に行った観測では、島の面積は噴火前の約12倍の2・68平方キロ・メートル(東京ディズニーランドの5倍超)に拡大した。17日も、従来の火口から、約30分おきに爆発的な噴煙が上がり、1メートル以上の噴石が飛び出していた。

754とはずがたり:2015/11/27(金) 12:31:33
ロケット発射・着陸に成功、宇宙旅行に前進 アマゾン創業者の企業
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E7%99%BA%E5%B0%84%E7%9D%80%E9%99%B8%E3%81%AB%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%80%81%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%81%AB%E5%89%8D%E9%80%B2-%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3%E5%89%B5%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%81%AE%E4%BC%81%E6%A5%AD/ar-BBnptIx
AFPBB News
2日前

【AFP=時事】米インターネット小売り大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が設立した米民間宇宙開発企業ブルー・オリジン(Blue Origin)は24日、再利用型ロケットの打ち上げに成功した。これにより、同社の宇宙旅行への取り組みは飛躍的に前進するとの見方を示した。

 ベゾス氏は、ブルー・オリジンが行ったロケットの発射、着陸について、「非常に珍しいもの――使用済みロケットだ。着陸の制御は簡単ではないが、うまくいくと簡単そうに見える。私たちの動画を見てくれ」とツイッター(Twitter)に初投稿した。

米テキサス州の発射台から打ち上げられた世界初の再利用型ロケット。ブルー・オリジン提供(2015年11月24日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 米テキサス州の発射台から打ち上げられた世界初の再利用型ロケット。ブルー・オリジン提供(2015年11月24日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 ベゾス氏は米CBSテレビの「ディス・モーニング(This Morning)」で、ロケットの発射、着陸の成功は、宇宙旅行を可能にする重要な一歩だと語った。

「私たちは、大勢の人が宇宙で暮らし、働き、太陽系の探査を続けることを長期的展望として思い描いているが、再利用性はその展望に大変革をもたらしてくれる」

 さらにベゾス氏は、宇宙旅行計画に備えてブルー・オリジンは「非常に系統的な試験計画」を続行すると述べた。

【翻訳編集】AFPBB News

755とはずがたり:2015/12/04(金) 09:40:54
硫黄島は新しいんだな。。>数千年前

西之島新島を喜んでいる場合では無いのかもしれない。。>マグマによる隆起が4年に1mという世界でも珍しいペース

【悲報】「世界で最も危険な火山」1位に日本の火山が選出される!! 近未来、「カルデラ噴火」で日本壊滅か!?
http://tocana.jp/2015/12/post_8111_entry.html
2015.12.01

 先月、英国・マンチェスター大学のアルバート・ザイルストラ教授(天体物理学)が火山愛好家たちの協力を得て「世界で最も危険な火山10」を選定し、『VOLCANO CAFE』というブログで発表した。選出にあたっては、100年以内に噴火の恐れがあり、かつ破局的噴火となる可能性がある火山という基準が用いられている。今回、そのリストに日本の2つの火山が含まれているが、一体どのような理由で危険なのか探ってみることにしよう。

「世界でもっとも危険な火山10」に選定されたものを1位から順に並べると、以下の通りとなる。

1位:硫黄島(東京都小笠原村)
2位:アポヤケ山(ニカラグア)
3位:フレグレイ平野(イタリア)
4位:阿蘇山(熊本県)
5位:トランスメキシコ火山帯(メキシコ)
6位:アグン山(インドネシア)
7位:カメルーン山(カメルーン)
8位:タール山(フィリピン)
9位:マヨン山(フィリピン)
10位:ケルート山(インドネシア)

■なぜ、硫黄島は世界でもっとも危険なのか?

 ランキングをご覧いただければ明らかなように、1位には日本の硫黄島が選出されている。硫黄島は、数千年前に海底火山の活動によって隆起して誕生した島だ。小笠原諸島の南端近くに位置し、島の南西端には摺鉢山(すりばちやま)がそびえている。気象庁の噴火警戒レベルは運用されていないが、2012年以降「火口周辺警報(火口周辺危険)」が継続している。

『VOLCANO CAFE』を見ると、硫黄島でもっとも問題視されているのは、マグマによる隆起が4年に1mという世界でも珍しいペースを保っている点だ。第二次大戦中の米軍上陸(1945年)当時と比べ、なんと17mも隆起しているという。この島で破局的な噴火が起きることは、もはや時間の問題とされ、“その時”には高さ25mほどの大津波が日本列島や香港などを襲う危険があるという。1458年、バヌアツのクワエ火山が同規模の噴火を起こした際は、ニュージーランドを高さ30mの津波が襲い、それがポリネシア文化の崩壊につながった。

 明治時代に記録が開始されて以来、硫黄島では小規模な噴火がかなり頻繁に起きており、今年も8月7日に噴火している。また、小笠原諸島では、2013年に海底火山の噴火により西之島新島が出現、現在も面積を広げつつある。さらに今年5月30日には、小笠原諸島西方沖でM8.1の巨大地震も起きている。東日本大震災の発生を予測・的中させた木村政昭琉球大学名誉教授も、小笠原諸島周辺で2017年までにM8.5の巨大地震が起きると指摘しており、やはり大地震や火山噴火に十分注意しなければならないだろう。

■4位に阿蘇山が選出された理由は?

 さて、4位の阿蘇山は今年9月に噴火し、気象庁が警戒レベルを3(入山規制)に引き上げた。しかし、その後に新たな噴火が発生していないことから、レベル2(火山周辺規制)に引き下げられた経緯がある。

756とはずがたり:2015/12/04(金) 09:47:17
>>755-756
 過去にも噴火を繰り返してきた阿蘇山だが、『VOLCANO CAFÉ』では日本の火山の中で現在もっとも活動的であるとして、大噴火の可能性に言及している。ザイルストラ教授らも取り上げていないが、通常の噴火よりも怖いのは、以前の記事で紹介した「カルデラ噴火」(地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火)だろう。阿蘇山では、30万年前から9万年前の間に4回、巨大なカルデラ噴火が起きている。特に最後の「阿蘇4」と呼ばれる噴火は日本のカルデラ噴火として最大級のもので、火山灰は江戸にまで達したという。この時は、火砕流が九州のほぼ全域を襲った。

 今年10月に放映されたNHKスペシャル「巨大災害」では、阿蘇山でカルデラ噴火が起きた場合のシミュレーションが行われた。そして判明したのは、火砕流によって九州全域が壊滅、さらに大量の火山灰が日本列島全土に降り注ぎ、堆積するという最悪の結果だった。

 カルデラ噴火に詳しい東大名誉教授の藤井敏嗣氏は、NHKのサイト「そなえる防災」の連載で、これまで平均6,000年間隔で起こっていたカルデラ噴火が、最近7,300年間は発生していないことを踏まえ、いつ起こっても不思議がないと指摘する。さらに「もし万一、南九州で『阿蘇4』のような超巨大なカルデラ噴火が発生すれば、日本中が壊滅状態になることは確かです。地震で文明が断絶した例はありませんが、火山噴火が文明断絶をもたらすことは、7,300年前の鬼界カルデラの噴火でも実証済みです」(「カルデラ噴火! 生き延びるすべはあるか?」、NHKそなえる防災)とまで書いている。


 日本で大噴火の危険性があるのは、なにも硫黄島と阿蘇山だけではない。ロンドン大学のビル・マグワイヤ名誉教授は、「次に地球を襲う3つの巨大災害」を選定しているが、そのひとつとして箱根山を挙げている。理由としては、箱根の温泉地帯で吹き出す火山性蒸気に、危険な兆候が見られるからだという。

 前述のNHKスペシャルのシミュレーションでは、原発の被害にまで踏み込むことはなかった。しかし、阿蘇山でカルデラ噴火が起きた時、たとえば川内原発(鹿児島県)はどうなるだろうか。どれほど頑丈な造りにしたところで、火砕流が襲えばひとたまりもなく、噴火とのダブルパンチで日本の存続さえ危うくなるかもしれない。藤井教授は、カルデラ噴火に関する研究が日本で一向に進んでいないと嘆くが、火山学者たちの間でさらに危機意識が高まってほしいものだ。


百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose

757とはずがたり:2015/12/07(月) 01:32:03
がんばれ〜ヽ(´ー`)/

金星探査機あかつき 7日に軌道投入に再挑戦 5年前の失敗から「復活」なるか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151205-00000561-san-sctch
産経新聞 12月5日(土)17時51分配信

 平成22年に金星の周回軌道投入に失敗した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「あかつき」が7日、再び軌道投入に挑戦する。故障した主エンジンの代わりに小型エンジンを噴射して挑む計画で、関係者は「今度こそ成功させたい」と意気込んでいる。

 あかつきはこの5年間、太陽の周りを回っており、現在は太陽から見て金星の外側前方を飛行している。計画では7日午前、金星に追い越された瞬間に姿勢制御用のエンジン4基を約20分間噴射。減速して周回軌道に入る。

 投入に最適な条件を検討した結果、偶然にも5年前と同じ日に再挑戦することになった。長期の運用に伴う故障を防ぐため多くの対策を重ねてきたが、状況は予断を許さない。燃料も残り少なくなっており、今回が最後のチャンスになる。

 計画を統括する中村正人プロジェクトマネージャ(56)は「われわれは全力を尽くした。あかつきは疲労しており、5年前より難易度は上がっているが、成功で乗り切りたい」と力を込める。

 6日には噴射の自動制御プログラムを機体に送信。姿勢も微修正して本番に備える。軌道投入の成否は9日に判明する見通しだ。

 金星は地球とほぼ同じ大きさで「双子の星」と呼ばれるが、硫酸の雲に覆われるなど気象は全く違う。あかつきは5台のカメラや電波観測装置を搭載。上空を吹き荒れる超高速の風「スーパーローテーション」(超回転)など金星の気象の謎の解明が期待される。

 日本の惑星探査機は「のぞみ」が15年に火星の周回軌道投入を断念しており、あかつきが成功すれば初の探査が実現する。多くのトラブルを乗り越え、22年に小惑星から帰還した探査機「はやぶさ」のように復活できるか注目されそうだ。

758とはずがたり:2015/12/07(月) 13:56:33
>>755-756

阿蘇山:ごく小規模な噴火 警戒レベル2は維持
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E9%98%BF%E8%98%87%E5%B1%B1%E3%81%94%E3%81%8F%E5%B0%8F%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E3%81%AA%E5%99%B4%E7%81%AB-%E8%AD%A6%E6%88%92%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%EF%BC%92%E3%81%AF%E7%B6%AD%E6%8C%81/ar-AAg5E9y
毎日新聞
2 時間前

 7日午前8時11分、熊本県の阿蘇山・中岳第1火口でごく小規模な噴火があり、噴煙が一時高さ約700メートルまで上がった。噴火は10月23日以来。福岡管区気象台は「通常見られる程度の噴火だが、引き続き警戒は必要」としており、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を維持する。

 県警などによると、けが人などの被害はない。火口から半径1キロ以内で実施している入山規制に変更はない。【平川昌範】

759とはずがたり:2015/12/10(木) 11:49:26
超巨大ブラックホール:磁場を初観測 国立天文台など
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E8%B6%85%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%A3%81%E5%A0%B4%E3%82%92%E5%88%9D%E8%A6%B3%E6%B8%AC-%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%A4%A9%E6%96%87%E5%8F%B0%E3%81%AA%E3%81%A9/ar-AAgdSln
毎日新聞
1時間前

 国立天文台などの国際研究チームが、超巨大ブラックホールの周りを取り巻く磁場の様子を初めて観測することに成功したと、米科学誌サイエンスに発表した。磁場がからまったスパゲティのような構造をしており、謎の多いブラックホールの解明に期待がかかる。

 研究チームは、米国内の電波望遠鏡を使い、銀河系の中心にあり、地球から約2万5000光年離れたブラックホール「いて座Aスター」を観測した。このブラックホールは直径約2600万キロあり、太陽の約400万個分の質量を持つ。

ブラックホールの周囲を複雑な磁力線が取り巻いて磁場を形成するイメージ図=米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター提供
c 毎日新聞 ブラックホールの周囲を複雑な磁力線が取り巻いて磁場を形成するイメージ図=米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター提供
 超巨大ブラックホールでは、猛烈な勢いでガスが放出される「ジェット」と呼ばれる現象が観測され、ジェットの生成に磁場がかかわっていると考えられているが、その様子は分かっていなかった。

 観測によって、ブラックホールの半径の6倍程度の範囲に発生する磁場が詳細にとらえられ、スパゲティのようにからまった複雑な構造であることが分かった。国立天文台の本間希樹(まれき)教授(電波天文学)は「この観測技術を応用し、ブラックホールの直接観測にも挑みたい」と話す。【久野華代】

760とはずがたり:2015/12/20(日) 18:38:39

霧島連山の硫黄山 ごく小さな火山性微動観測
12月20日 17時56分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151220/k10010347481000.html

宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山のえびの高原にある硫黄山で、20日午前、振幅のごく小さな火山性微動が2度にわたって観測されました。気象台は「直ちに噴火に結びつくものではない」としたうえで、火山活動がやや高まっているため今後の活動の推移に注意するよう呼びかけています。
福岡管区気象台によりますと霧島連山のえびの高原にある硫黄山の周辺で、20日午前、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動が2度にわたって観測されました。観測されたのは、午前9時5分ごろからのおよそ4分間と午前11時23分ごろからのおよそ8分間で、振幅はいずれもごく小さいということです。火山性地震や地盤の変動は観測されていません。
硫黄山の周辺ではことし10月の1か月間に2度にわたって火山性微動が観測されていますが、20日の微動の振幅は、それらと比べるとかなり小さいということです。硫黄山では今月14日以降、火口の内部で弱い噴気が上がっているのが確認されています。20日の火山性微動について気象台は「直ちに噴火に結びつくものではない」としたうえで、ことし7月ごろから火山活動がやや高まっていることから今後の活動の推移に注意するとともに、噴気が上がっている場所には近づかないよう呼びかけています。

761とはずがたり:2015/12/20(日) 18:44:53
大企業の富裕サラリーマンが自然の豊かさに地方を選んで住んで地域にカネ落としてくれるなら効果でかいんちゃうか。富裕層へのやっかみ剥き出し(まあかなり抑制的に書いては居るけど)の記事はみっともない。

地方移住促進のため通勤手当控除を拡大、これって意味あるの?
http://thepage.jp/detail/20151213-00000004-wordleaf?pattern=2&amp;utm_expid=90592221-48.hwO5r5EoTSCBuGKgIeW2Fg.2&amp;utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F
2015.12.14 07:00

 自民党の税制調査会が、地方への移住を促進する目的で、通勤手当にかかる所得税の限度額を引き上げる方針を固め、来年度の税制改正大綱に盛り込まれる予定です。

 現在、サラリーマンが会社から通勤手当を受け取る際には、月10万円までが非課税となっていますが、改正後は月15万円まで税金がかかりません。消費税の引き上げで通勤費の負担が大きくなっていることに加え、東京一極集中を緩和し、地方への移住を促進することが目的です。

 新幹線を利用して東京まで通勤するケースでは、非課税範囲が100キロから200キロに広がるため、東海道新幹線では静岡県の「静岡」、東北新幹線では福島県の「新白河」、上越新幹線では新潟県の「越後湯沢」までが対象範囲に含まれます。長距離通勤をしてきた世帯にとっては朗報でしょうし、これをきっかけに地方への移住を検討する人もいるかもしれません。

 ただ、こうした通勤費を実質的に政府が補助することについては異論もあります。政府が住む場所によって実質的に国民の所得を変化させるということになると、経済的な利益を得られる人と、そうでない人との間で不公平感が生じてしまいます。また企業の経済活動に政府が介入することになりますから、場合によっては市場メカニズムに合わない非効率的な結果をもたらす可能性も出てくるでしょう。地方への移住については、政府が介入せず、自然の成り行きに任せた方が最終的な問題解決は容易との意見もあります。

 さらにいうと、15万円という高額の通勤手当を払える企業というのは、裕福な大企業に限定されると考えられます。地方移住を推進させるという点では効果があるかもしれませんが、所得の再分配という点ではむしろ逆効果となりかねません。

 企業の中には、政府の方向性とは逆に、会社の近くに住むことを奨励しているところもあります。ネット企業のサイバーエージェントでは、勤務しているオフィスの最寄駅から2駅圏内に住んでいる正社員に対して月3万円が補助されます。つまり会社としてはできるだけ近い所に住んで、通勤時間の無駄をなくして欲しいというメッセージです。最近では、ベンチャー企業を中心に、サイバーエージェントと同様の通勤手当を導入するところも増えているようです。

 人がどこに住んで、どの程度、交通費をかけるのかについては、最終的には本人が決めるべきことです。コストが高くてもよいので近くて便利なところに住みたいのか、遠くてもよいので安いところや環境のよいところに住みたいのかというのは、人それぞれです。各人の考え方に合った働き方を選択できる社会を目指すべきでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

762とはずがたり:2016/01/14(木) 19:50:40

準惑星ケレス:クレーターの縁に「塩」…探査機の画像公開
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%B8%81%E3%81%AB%E3%80%8C%E5%A1%A9%E3%80%8D%E2%80%A6%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F%E3%81%AE%E7%94%BB%E5%83%8F%E5%85%AC%E9%96%8B/ar-BBoaJFy
毎日新聞
2 時間前

 米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機ドーンが準惑星「ケレス」に最接近して撮影した画像を公開した。最近できたと見られるクレーターの縁に白く光る物質があり、塩と考えられるという。

 ケレスは直径約950キロで、火星と木星の間にある小惑星帯では最も大きな天体。ドーンは昨年12月19〜23日、ケレスの上空約385キロまで接近し、高解像度の画像を撮影した。

 南半球の中緯度にある直径26キロのクレーターには、縁や壁に塩と見られる光る物質が筋状に多数分布していた。これまでの観測で、ケレスの別のクレーターでも光り輝く点が確認されており、研究者らが同じ物質かどうか調べているという。【大場あい】

763とはずがたり:2016/01/21(木) 08:49:06

太陽系に「第9番惑星」存在か 米チーム発表
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E3%81%AB%E3%80%8C%E7%AC%AC9%E7%95%AA%E6%83%91%E6%98%9F%E3%80%8D%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%8B-%E7%B1%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E7%99%BA%E8%A1%A8/ar-BBouqVM
AFPBB News
1時間前

【AFP=時事】米カリフォルニア工科大学(Caltech)の研究チームは20日、太陽系の最外縁部に存在する未知の巨大惑星を発見した可能性があると発表した。

 チームが発表した声明によると、「プラネット・ナイン(Planet Nine)」の通称で呼ばれているこの天体は、地球の約10倍、冥王星の約5000倍の質量を持ち、「太陽系外縁部の異様な、非常に細長い軌道」を巡っている。「この新惑星が太陽の周りの公転軌道を完全に1周するのには1万〜2万年かかる」と推定されるという。

 研究結果は、米天文学専門誌アストロノミカル・ジャーナル(Astronomical Journal)に掲載された

太陽を背にした「プラネット・ナイン」の想像図(2016年1月20日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 太陽を背にした「プラネット・ナイン」の想像図(2016年1月20日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 同大学のマイク・ブラウン(Mike Brown)教授(惑星天文学)とコンスタンティン・バティギン(Konstantin Batygin)助教(惑星学)によると、この天体は数理モデルとコンピューターシミュレーションを通じて発見されたもので、直接の観測にはまだ至っていない。

 ブラウン教授は「これは、本物の太陽系第9番惑星とみられる」「太陽系のかなりの部分が未解明の状態。これは、非常に胸を躍らせることだ」と話している。

764とはずがたり:2016/01/24(日) 23:28:09
米大統領選 ヒラリー氏 当選の鍵を握る“UFO票”〔2015年5月6日 東スポWeb〕
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/396067/

ヒラリー・クリントンが超爆弾発言 「エイリアンはすでに地球にいる」
http://tocana.jp/2016/01/post_8538_entry.html
2016.01.12

765名無しさん:2016/02/12(金) 06:32:22
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160209-00005860-sbunshun-soci
ホリエモンが56億円“宇宙詐欺”にあっていた!
週刊文春 2月9日(火)16時1分配信

“ホリエモン”こと堀江貴文氏(43)が約56億円の現金をだまし取られたとして、米テキサス州で訴訟を起こしていたことが分かった。

 週刊文春が入手した裁判資料によると、「本件は、民間の宇宙船マーケットで起きた詐欺」として、堀江氏がヒューストンの弁護士であるアート・ドゥラ氏らを訴えている。

 堀江氏はロシア製の宇宙船「アルマズ」を利用した宇宙プログラムに投資していたが、後に宇宙船が展示以外に使えない“ポンコツ”であることが判明。投資金などの返還を求めている。一方、ドゥラ氏側は裁判で「何ら不正行為は行っていない」と全面否認している。

 堀江氏に取材を申し込むと、取材には応じず、自らのブログで事実関係を認めた。そのうえで「どうせ文春は面白おかしく『ホリエモン詐欺に引っかかる(笑)』と書いて(中略)茶化すつもりだろう」としている。

“情報強者”の立場から社会的発言を続けてきた堀江氏だが、これほど大きな舞台装置で騙されることは「想定外」だったのだろうか。


<週刊文春2016年2月18日号『スクープ速報』より>

「週刊文春」編集部

766とはずがたり:2016/02/13(土) 09:00:49
波動は俺の中で良く理解出来ていない物理現象の一つ。
高校数学では三角函数より指数対数の方が苦手だったけど今は指数対数にはお世話になりっぱなしだけど三角函数ほぼ使わない。

アインシュタイン予言の「重力波」、米で初観測
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160212-OYT1T50012.html
2016年02月12日 00時30分

 【ワシントン=三井誠】米カリフォルニア工科大と米マサチューセッツ工科大などの研究チームは11日、物理学者アインシュタイン(1879〜1955年)が100年前に一般相対性理論で存在を予言した重力波について「初めて観測した」と発表した。

 これまで直接観測した例はなく、宇宙初期の状態などを重力波で観測する「重力波天文学」の道を開く成果だ。

 重力波は、物体の重さが時間と空間(時空)にゆがみを作り、物体が運動した時、そのゆがみがさざ波のように、光速で宇宙に伝わる現象。物体が重くて速く動くほど、強い重力波が出る。



 研究チームによると、米国にある巨大観測装置LIGO(ライゴ)が昨年9月14日、重力波を検出した。質量が太陽の29倍と36倍のブラックホールが13億年前に合体した時に、太陽3個分の質量がエネルギーとなった重力波が発生し、地球に届いたとみられる。ブラックホールが合体する瞬間を捉えたのも、世界初の快挙となる。

 ワシントンで11日に記者会見したデビッド・ライツLIGOリーダーは「我々は重力波を手に入れた」と宣言。会場から、大きな拍手が起きた。

767とはずがたり:2016/02/13(土) 09:01:54

重力波「観測は極めて困難」…アインシュタイン
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160212-OYT1T50022.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月12日 07時35分

 重力波は、一般相対性理論から導かれる様々な現象の中で、最後まで残った大物の「予言」だった。

 一般相対性理論は、重力で光が曲がる「重力レンズ」や、ブラックホールの存在など、私たちの宇宙に様々な不思議な現象があることを示した。当時は検証する手段がなかった現象が、観測技術の向上で後から次々と実証され、理論の正しさを不動にしていった。

 しかし、重力波はあまりに弱く、アインシュタイン自身も「観測は極めて困難」と考えていたという。存在を間接的に証明した米国の研究者テイラーとハルスが、1993年にノーベル物理学賞を受賞した後も、直接観測はできなかった。

 それを可能にしたのは、レーザー光線を巨大な直線の真空のパイプに走らせ、原子よりはるかに小さい差を測る観測装置だ。主力は米国にあるLIGOライゴとイタリアにあるVIRGOバーゴで、日本のかぐらも今春から試験観測が始まる。日米欧の国際協力による観測態勢が近い将来に整う見込みだ。

768とはずがたり:2016/02/25(木) 21:27:34

謎の天体現象、50億光年先の銀河で 東大グループ観測
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E8%AC%8E%E3%81%AE%E5%A4%A9%E4%BD%93%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%80%81%EF%BC%95%EF%BC%90%E5%84%84%E5%85%89%E5%B9%B4%E5%85%88%E3%81%AE%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%81%A7-%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E8%A6%B3%E6%B8%AC/ar-BBpX4vh
朝日新聞デジタル
14 時間前

 爆発的に電波を出す「高速電波バースト」という謎の天体現象が、地球から約50億光年先にある銀河で起きていたとする観測結果を東京大の戸谷友則教授(天文学)らのグループが発表した。最近見つかったタイプの現象で、どういう場所で起きているのか不明だった。25日付の英科学誌ネイチャーで発表した。

 高速電波バーストは、千分の1秒程度の間に激しく電波を出す現象。2007年に発見されたが、どのような仕組みなのかは分かっていない。

 研究チームは、米ハワイにあるすばる望遠鏡の観測データから、15年に豪州の電波望遠鏡がとらえた高速電波バーストが位置する銀河を特定。地球からの距離を求めた。この銀河は古い星が集まっているタイプで、中性子星同士の合体などが原因として推定できるという。

 これまでは銀河系内で起こるのか別の銀河なのかも分かっていなかった。戸谷さんは、周期的に光や電波を出す天体「パルサー」(1967年発見)のように、今後重要な研究領域になると指摘。「発見は天文学の歴史の一ページだと思う。中性子星の合体が原因なら重力波も届くので、重力波天文学との連携も期待できる」と話している。(奥村輝)

769とはずがたり:2016/02/27(土) 09:02:16

世界最大の無人島はカナダの北極圏にあるデボン島だそうな。場所は此処
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/W86.10.52.816N75.2.45.635/zoom/1/
バンクス島やビクトリア島には人が棲んでるけどそこよりも気候が厳しいのか?
バーサスト島は昔人が棲んでたそうだがデボン島はどうなんかな?

デヴォン島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%B3%E5%B3%B6
Devon Island

デヴォン島(デヴォンとう、英:Devon Island、イヌイット語:Tatlurutit)[1]とは、北極海に存在する島の1つであり、現在のところ世界最大の無人島となっている。カナダ・ヌナブト準州に属する。

バサースト島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E5%B3%B6_(%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80)
バサースト島(Bathurst Island)は、カナダのクイーンエリザベス諸島にある島。ヌナブト準州に属する。面積は16,042km2で無人島。
西暦1000年頃の島は現在よりも暖かかったと考えられており、チューレ人が居住していた。1819年にイギリスの探検家ウィリアム・パリーがこの島を「発見」した。名前の由来は、当時イギリスの 戦争・植民地相 であった第3代バサースト伯爵ヘンリー・バサーストから[1]。
バサースト島には1960年代から1970年代にかけて北磁極があった。北磁極は絶えず移動しており、2005年時点では北緯83度付近にあって北上を続けている。[2]


バンクス島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B9%E5%B3%B6

準州 ノースウエスト準州
最大都市 サックスハーバー
人口 136 (2010現在)

バンクス島(英語:Banks Island)はカナダ北部の北極諸島にある島。面積70,028km2で世界第24位、カナダでは第5位。人口114人。ノースウエスト準州のイヌヴィック地域(Inuvik Region)に属する。

ビクトリア島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%B3%B6

ヴィクトリア島
ヴィクトリア島(ヴィクトリアとう、英語:Victoria Island、または、Kitlineq)は、カナダ北部の北極諸島にある島。面積は21万7291km2で世界第9位の広さである([1]参照)。人口は1,707人(ヌナブト準州側1,309人、ノースウエスト準州側398人、2001年国勢調査)
北極海にあり、島の3分の1を占める北西部はノースウエスト準州のイヌヴィック地域(Inuvik Region)に、その他はヌナブト準州のキティクメオト地域に属す。
北はバイカウントメルビル海峡、西はバンクス島、プリンスオブウェールズ海峡、アムンゼン湾、東はマックリンタク海峡、南はドルフィンアンドユニオン海峡、コロネーション湾、クイーン・モード湾がある。主な町は北の海岸にメルビルサウンド、南東の海岸にケンブリッジベイ、西の海岸にホールマンである。

770とはずがたり:2016/03/03(木) 08:42:40

2016.3.2 17:03
高知で異常音の情報相次ぐ、「地鳴りのよう」原因は不明 米軍機でも竜巻でもなく…異常現象か
http://www.sankei.com/west/news/160302/wst1603020068-n1.html

 高知市や室戸市など高知県東部4市の住人から「2月29日未明にゴーという地鳴りのような音がした」などの情報が県に寄せられていたことが2日分かった。県や高知地方気象台によると、この地域で地震や突風などは観測されておらず、原因は特定できていない。

 情報は「ジェット機が近くを通ったような音だった」「窓がガタガタ揺れた」などで、高知、南国両市が各3件、室戸、安芸両市が各1件の計8件。多くは29日午前1〜2時ごろに体感したという内容だった。

 高知地方気象台によると、この時間に地震は観測されず、気圧配置も安定し突風や竜巻発生の可能性はないとしている。中国四国防衛局によると、自衛隊機や米軍機の飛行もなかった。県南海トラフ地震対策課は「各地から寄せられた情報を関係機関で共有しているが、原因を突き止めるのは難しい」と話している。

 同課は、地鳴りなどの異常現象に気付いた場合、メールやファクスで情報を提供するよう呼び掛けている。

771とはずがたり:2016/03/05(土) 17:13:11
134億光年、最も遠い銀河発見…NASA
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160305-OYT1T50045.html?from=y10
2016年03月05日 11時15分
 【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は、観測史上、最も遠い銀河をハッブル宇宙望遠鏡で見つけたと発表した。

 地球からの距離は134億光年で、宇宙誕生の4億年後に生まれた銀河になる。

 発見した銀河は、北斗七星の方角にあり、地球が含まれる銀河系の1%の質量しかない。しかし、星が盛んに誕生しており、明るく輝いていた。

 遠く離れた銀河ほど光が届くまでに時間がかかるため、遠い銀河を見れば昔の宇宙の姿が分かる。新たに見つけた銀河は、これまでの記録より2億光年ほど遠く、宇宙初期に銀河がどうやってできたのか、より詳しく分かる可能性があるという。

772とはずがたり:2016/03/06(日) 15:37:46
火星の激変、超巨大火山噴火が原因か 研究
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E7%81%AB%E6%98%9F%E3%81%AE%E6%BF%80%E5%A4%89%E3%80%81%E8%B6%85%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E7%81%AB%E5%B1%B1%E5%99%B4%E7%81%AB%E3%81%8C%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%8B-%E7%A0%94%E7%A9%B6/ar-BBqhmn7#page=2
AFPBB News
3日前

【AFP=時事】35億年前の火星で、フランス国土の半分ほどの大きさの火山が膨大な量の溶岩を噴出したため、その重さで火星の地殻とマントルの位置にずれが生じたとの研究結果が2日、発表された。

 これはつまり、火星のもともとの北極と南極が、かつてあった位置にはもはや存在しないことを意味する。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された研究論文の主執筆者で、仏パリ第11大学(University of Paris-Sud)の地形学者であるシルバン・ブーレー(Sylvain Bouley)氏はAFPの取材に対し、乾いた河床や地下氷床が予想外の位置に存在するなどの、科学者らを長年悩ませてきた火星の謎の数々は、今回の研究結果で説明がつくと語った。

 ブーレー氏は「もし同様の位置変動が地球上で起きたら、パリ(Paris)は極圏内に移動することになるだろう」と話す。「フランスではオーロラが観測され、スーダンではワイン用ブドウが栽培されるだろう」

 論文によると、数億年間続いた火山性の隆起によって、火星表面が20〜25度傾いたという。

 火山から噴出した溶岩流は、広さ5000平方キロ、高さ12キロ以上に及ぶ「タルシス(Tharsis)ドーム」と呼ばれる溶岩台地を、直径が地球の約半分の火星上に形成した。

「タルシスドームは、火星の大きさと比べると特に、途方もなく大きい。まさに常識外れだ」とブーレー氏は語る。

 重量が10の18乗トンに及ぶこの巨大な露頭が地表上部に形成された結果、火星表層部の2つの層、地殻とマントルが、まるでモモの皮と果肉が種を軸に移動するように、旋回移動した。

 2010年に発表された理論的研究で、タルシスドームを火星から取り除くと、火星の自転軸を中心とする位置変動が起きることがすでに示されていた。

■突然解けた謎

 ブーレー氏と共同研究者らが、このコンピューターモデルと、自身や他の研究チームが実施したシミュレーションと観測の結果とを比較した。

 これまで説明がつかなかった火星上の多くの現象が、新たな考え方に照らして解釈すると、突如として意味を持ち始める。

欧州宇宙機関が公開した火星表面にみられる洪水跡「マンガラ谷」の高解像度ステレオカメラ画像(2008年9月26日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB Newsc AFPBB News 提供 欧州宇宙機関が公開した火星表面にみられる洪水跡「マンガラ谷」の高解像度ステレオカメラ画像…
 ブーレー氏はAFPに、「なぜ(現在は乾いた河床となっている)川が今の位置に存在するのかという疑問に、科学者らは答えを見つけることができなかった。その位置にあることに、規則性が全くないように思われるのだ」と話した。

「だが、表面での位置変動を考慮に入れると、川は全て同じ熱帯地域に列をなすことになる」

 同様に、水が凍結した巨大な地下氷床も、極地域により近いところに位置しているはずだ。すでにお分かりのように、昔々はそうだったのだ。

 タルシスドームが「新たな」赤道上に位置している理由も、今回の新説で説明可能だ。火星が平衡状態を取り戻すためには、まさにその位置にくる必要があったと考えられるわけだ。

 さらに、標準とされる年代学では、火星の川はタルシスドームより後に形成されたと考えられているが、今回の研究結果はこれに対しても異を唱えている。

 これら太古の水流の大半は、巨大な溶岩原が存在しなくても、火星の南半球のクレーター高地から、北方にある低地の平原に向けて流れていたと考えられると、研究は結論付けている。

【翻訳編集】AFPBB News

773とはずがたり:2016/03/08(火) 21:27:52
2033年の大安・仏滅決まらず? 旧暦巡るミステリー
http://www.asahi.com/articles/ASJ2B5V5GJ2BPTFC00W.html?iref=com_rnavi_arank_nr04
岡田匠
2016年3月8日10時42分

 現代人にもなじみ深い大安や仏滅、友引などの「六曜(ろくよう)」、冠婚葬祭や伝統行事の日が定まらないとしたら――。旧暦をめぐって、そんな「2033年問題」が起きている。17年先の話とはいえ、一部の業界で解決を探る動きが出ている。

 旧暦は一般的に、月の満ち欠けを基本に太陽の動きを加えた天保暦のこと。天保15(1844)年に導入されたが、明治初めに今の太陽暦(グレゴリオ暦)に代わった。今も太陽暦のカレンダーに記されている六曜などは、旧暦と関係しているものだ。

 旧暦は月の満ち欠けの間の29・5日前後を1カ月とし、1年は約354日。実際の季節とずれが生じるため、ほぼ3年に1回、うるう月を設けて調整するため、1年が13カ月となる。

 その月が何月かを決める目安の一つが、「二十四節気」のうち、冬至や夏至、春分、秋分など12ある区切り「中気(ちゅうき)」だ。冬至を含む月を旧暦11月、春分の月を旧暦2月などとする一方、中気が全くない月をうるう月とする。同じ月に中気が二つ含まれる時もあるが、冬至、春分、夏至、秋分を優先するというルールだ。

 中気のない月は3年に1回程度現れるが、33年夏〜34年春、中気を含まない月が3回、中気を二つ含む月が2回発生。即座にうるう月を決められない状態が起きてしまう。天保暦が実際の太陽の動きに合わせた細かな想定ができていなかったためで、導入後約190年の歴史で初めて。日常生活に支障はないものの、葬儀や祝い事、旧暦に基づく神社の祭り、中秋の名月や旧正月の年中行事などが定まらない事態が起きる。

774とはずがたり:2016/03/20(日) 22:38:20
ハッブル望遠鏡で巨大な恒星を観測 質量は太陽の100倍超
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160320-35079842-cnn-int
CNN.co.jp 3月20日(日)13時48分配信

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が運用するハッブル宇宙望遠鏡の観測でこのほど、質量が太陽の100倍を超える恒星が9つ見つかった。

恒星が見つかったのは地球から17万光年離れたR136という星団。R136は大マゼラン雲という銀河の中のタランチュラ星雲に位置する。

太陽系に最も近い恒星とされるケンタウルス座アルファ星までの距離は4.3光年。これだけでも40兆キロに相当するという、気の遠くなるようなスケールだ。

発表によると、新たに観測された恒星のうちR136a1は、全宇宙でこれまでに見つかった中で質量が最も大きい。R136には太陽の質量の50倍を超える星が数十個もある。

また巨大な9つの恒星の明るさを合わせると、太陽の3000万倍分に達するという。

観測チームを率いた英シェフィールド大学の宇宙物理学者、ポール・クラウザー氏は「軌道投入から25年以上が過ぎた今も、ハッブルにしかできないことがある」と強調した。

観測結果は英王立天文学会が発行する月刊誌MNRASに掲載される。

775とはずがたり:2016/03/29(火) 18:53:25
冥王星フライバイで得たデータは半分以上がまだ探査機の中
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20160329/Gizmodo_201603_newhorizonz_data_abundance_left.html
ギズモード・ジャパン 2016年3月29日 09時00分 (2016年3月29日 18時40分 更新)

無人探査機ニューホライズンズが冥王星の横をフライバイしたのが去年の7月のこと。次々と素晴らしい画像が届いてきていますが、実はニューホライズンズからの送信速度って1、2Kbps程度なんです。
ここまで地形から、冥王星の月の画像から、動く丘までかなりたくさんの情報が届いてきたように感じますが、まだまだ氷山の一角にすぎないようですよ。
なんと取得したデータの半分以上がまだ探査機の中に残っているんです。
ニューホライズンズはこのまま太陽系の外に飛んで行ってしまうのですが、宇宙ではなにが起こるかわからないですから何か起きてしまう前にNASAは全てのデータを受け取ってしまいたいと考えているようです。ちなみに今ニューホライズンズは地球から約52億7000万km離れているとのこと。
52億kmかぁ...。うん、ちょっと想像つかないですね。
ニューホライズンズ計画のブログでは、サウスウェスト研究所(SwRI)のEmma Birathさんがデータ通信を効率的に行なうソフトウェアの試みについて書いています。もちろん、去年の夏の時点で、全てのデータを集めるには16カ月かかると分かっていたわけなんですが...。
ここ7カ月の間に届いた高画質のデータが感動の連続だったのでもうデータの大部分が届いたような錯覚をしてしまいます。これからさらに多くのデータが来るということで期待が高まりますね。

image by NASA
source: New Horizons Blog
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)

776名無しさん:2016/04/03(日) 21:56:52
とはさんの>>534を受けて、こちらに投稿。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160331-00046457-jbpressz-sctch
6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは?
JBpress 3月31日(木)14時55分配信

 ヒトは約6万年前にアフリカを出て世界中に広がり、その後今日に至るまで人口を増やし続けてきた。そしてこの6万年間を通じ、科学や芸術を発展させて文明を築き、産業や貿易を発展させて地球規模の市場を築き、地球環境を大きく変える力を手に入れた。

 たった一種でここまで地球環境を変えた生物は、生命の歴史上初めてだ。ヒトはわずか6万年の間に、どうやってこれほどの力を手に入れたのだろうか。

 その謎を解く手がかりが、ヒトゲノムの研究から得られてきた。今回はその最新の成果を紹介し、ヒトという種の驚異的能力の背景について考えてみよう。

■ ネアンデルタール人との出会い

 「ヒト(ホモ・サピエンス)」はアフリカで進化し、約6万年前にアフリカを出て地球全体にひろがったのだが、実はヒトより先にアフリカを出てユーラシア大陸にひろがったホモ属の化石人類が少なくとも2種いたことが分かっている。

 その一方は、西アジアからヨーロッパにかけて広がった「ネアンデルタール人」であり、1829年に子どもの頭骨が発見されて以後、ヨーロッパ各地や西アジアから多くの骨格化石が発掘されてきた。

 そのネアンデルタール人は、約4万年前に絶滅した。約4万5000年前に起きたヨーロッパへのヒトの分布拡大がネアンデルタール人を絶滅に追い込んだ可能性が高いが、両者の分布が接触したときにいったい何が起きたのか、よく分かっていなかった。

 ネアンデルタール人の骨格化石には、ネアンデルタール人のDNAが残っている。そのDNA配列を決定できれば、ネアンデルタール人とヒトとの違いが明らかになり、ネアンデルタール人がなぜ絶滅したか、ヒトはなぜ急速に地球全体に広がったか、などの疑問に答えることができるかもしれない。

 こう考えて、ネアンデルタール人のDNA配列決定という困難な課題に挑んだのが、マックスプランク進化人類学研究所のSvante Paabo(スヴァンテ・ペーボ)博士だ。

777名無しさん:2016/04/03(日) 21:57:18
>>776

 ネアンデルタール人の骨から得られるDNA分子は、細かく断片化しているので、その配列決定は困難をきわめた。しかしPaabo博士は技術的改良を重ね、2010年についにネアンデルタール人の全ゲノム配列(遺伝情報が書きこまれたDNA分子の全配列)をサイエンス誌の論文で公表した。

 その配列を世界各地のヒトのゲノム配列と比べた結果、ヨーロッパの現代人集団では、ゲノムの1〜4%の配列がネアンデルタール人に由来することが分かった。

 一方、アフリカのヒトのゲノム中にはネアンデルタール人に由来する配列は見つからなかった。つまり、ヨーロッパに進出したヒトは、ネアンデルタール人と交雑し、その遺伝子の一部を取り込んでいたのだ。

■ デニソワ人とも交雑していた

 この、ネアンデルタール人ゲノムプロジェクトが進行しているさなかのことだ。西シベリアのデニソワ洞窟で2008年に発見された子どもの指骨のサンプルがPaabo博士のもとに届けられた。

 この骨から一部のDNA配列を決定したPaabo博士は驚愕した。その配列は、ネアンデルタール人ともヒトとも異なるものだったのだ。

 「デニソワ人」と名付けられたこの化石人類のゲノム配列もまた2010年に決定され、世界各地のヒトのゲノム配列と比較された。

 その結果、メラネシア(ニューギニアとその東側の島嶼)の先住民集団のゲノム中には、デニソワ人由来の配列が4〜6%存在することが明らかになった。ヒトはデニソワ人とも交雑していたのである。

 つまり、ヒトはネアンデルタール人・デニソワ人それぞれの遺伝子をとりこんだ「雑種」ということになる。

 ここまでの研究史は、Paabo博士による著作『ネアンデルタール人は私たちと交配した』(文藝春秋)にいきいきと描かれているので、興味をもたれた方はぜひ一読されたい。この著作が出版されたあとも、研究は着実に進展している。

■ 新たに明かされた交雑の経緯

 先月(3月17日)には、デニソワ人・ネアンデルタール人とヒト交雑の歴史をゲノム情報の詳細な統計学的解析によって解明した論文が、サイエンス誌に掲載された。

 ワシントン大学のBenjamin Vernot(ベンジャミン・ベルノー)博士らがPaavo博士とともに発表したこの論文によれば、ヒトはネアンデルタール人と少なくとも3回、デニソワ人と1回交雑し、これらの化石人類から遺伝子を取り込んで、新しい環境に適応した。

 ヒトとネアンデルタール人との最初の交雑の痕跡は、ヨーロッパ・東アジア・メラネシアの人類集団に共通しているので、ヒトの祖先が約6万年前にアフリカから西アジアに進出したときに起きたと考えられる。

778名無しさん:2016/04/03(日) 21:57:45
>>777

 ヨーロッパと東アジアの人類集団のゲノムには、ネアンデルタール人との2回目の交雑を示す痕跡があるが、この痕跡はメラネシアの先住民ゲノムにはない。したがって、おそらくメラネシアの先住民の祖先は2回目の交雑が起きる前に西アジアを離れ、メラネシアにたどりつく過程で、デニソワ人との交雑を経験したに違いない。

 西アジアから東に向かったメラネシアの先住民の祖先は、おそらく船を使って沿岸部を移動したものと思われる。なぜなら、考古学の証拠によれば、ヒトの祖先集団がオーストラリアに侵入し、大型の有袋類(カンガルーの仲間)の種を次々に滅ぼしたのは、約4万5000年前である。

 つまり、西アジアからオーストラリアへのヒト集団の移住は、わずか1万5000年の間に起きたのだ。この素早い移動を可能にしたのは、船を使う技術だろう。

 一方、東アジアの人類集団には、上記の2回とは別の(3回目の)ネアンデルタール人との交雑の痕跡がある。メラネシアに向かった集団とは別の集団が、少し遅れて東アジアに広がる過程で、この3回目の交雑が起きたのだろう。日本人を含む東アジアの人類集団は、ネアンデルタール人と過去に少なくとも3回の交雑を経験した雑種の子孫なのである。

■ 交雑により環境適応力が向上

 このような種間交雑は、植物では古くから知られている。私は植物の研究からスタートしたので、違った地域に隔離されて進化した種が出会えば、交雑するのは当たり前であることをよく知っていた。

 しかし、私が学生だった40年前には、動物の種は生殖的に隔離されているもの(互いに交雑しないもの)という考えが支配的だった。私見だが、この固定観念は、「種」という概念に不変性や純血性を求める人間の心理的傾向と結びついていたように思う。

 同じ祖先から分かれた2つの集団が地理的に隔離されて違った環境で暮らせば、自然淘汰によってそれぞれの環境への適応が生じ、やがて違った性質が進化する。このようにして異なる進化の道筋を歩んだ集団が、2次的に接触することは、生物進化の過程ではしばしば起きる。このような接触が起きたとき、2つの集団の間にはしばしば交雑が起き、遺伝子が入り混じる。

 今日では、このような交雑によって、適応進化が加速されることが分かっている。「最強のイノベーション『生命の進化』に学ぶ3つの掟」で紹介したように、有性生殖による遺伝子の組み換えは、莫大な数の組み合わせを作り出し、この「組み合わせ」の多様性が適応進化を加速するのだ。

 新しい環境に進出し、そこへの適応を迫られた種にとっては、すでにその環境に適応した別の種と交雑して、その種から適応的な遺伝子を取り込むことが、効率の良い進化の手段なのである。

 実際に、ネアンデルタール人からヒトの集団に取り込まれた遺伝子には、皮膚や免疫系の遺伝子など、環境適応に貢献したと考えられるものが見つかっている。

779名無しさん:2016/04/03(日) 21:58:06
>>778

■ ネアンデルタール人はヒトよりも言語能力が劣っていた? 

 しかし一方で、交雑で受け取る遺伝子の中には、より劣ったもの(適応度が低いもの)もしばしばある。このような遺伝子は、交雑のあとで、自然淘汰によって次第に集団から取り除かれていく。

 ネアンデルタール人との交雑の痕跡が、現代人集団のゲノム配列のわずか1〜4%にしか見られないという事実は、ネアンデルタール人から受け取った遺伝子の大半が自然淘汰によって取り除かれたことを示唆している。

 Vernot博士らは、ネアンデルタール人やデニソワ人とヒトのゲノムの配列を比較することで、交雑後にヒトの遺伝子が強く選び出された領域(ネアンデルタール人やデニソワ人の遺伝子が淘汰された領域)を特定する方法を開発した。

 そしてこの方法を用いて、ヒトの第7染色体の一部に、ネアンデルタール人やデニソワ人との交雑の痕跡が完全に消えている領域があることを発見した。複数回の交雑の痕跡が同じ領域で完全に消えていることから、この領域では自然淘汰によってヒトの遺伝子だけが選び出されたと考えられる。

 そしてこの領域には、とても興味深い遺伝子の配列が含まれていた。言語遺伝子といわれる「FOXP2」や、自閉症に関係する遺伝子がある領域だったのだ。

 FOXP2は、言語障害のある家系の研究から発見された遺伝子であり、FOXP2の変異が家族性(遺伝性)言語障害を引き起こすことがわかっている。

 また、チンパンジーとヒトのFOXP2遺伝子の間には2個の重要な配列差があり、ヒトのFOXP2遺伝子をマウスに導入するとマウスの学習能力が向上する。これらの証拠から、FOXP2はヒトにおける言語能力の進化に関係していると考えられている。

 ただし、ネアンデルタール人とヒトのFOXP2の配列は一致しているので、ネアンデルタール人との交雑の痕跡が完全に消し去られた原因は、FOXP2自体ではない。おそらく、このFOXP2遺伝子の周辺に、FOXP2の調節に関連した別の遺伝子があり、そこが自然淘汰を受けた可能性が高い。

 このように、まだ結論を出せる段階ではないのだが、Vernot博士らの研究は、ネアンデルタール人とヒトの間に、言語や社会性の発達に関わる重要な遺伝的違いがあった可能性を強く示唆している。

■ 6万年前の大移動を前にヒトに起きた変革

 文字が発明される前の言語は、化石にも記録にも残っていない。このため、言語がどのように進化したかは、謎に包まれている。

 ネアンデルタール人は、ヒトと同じ配列のFOXP2を持っており、喉の構造も似ているので、ある程度の言語能力を持っていた可能性がある。しかし、ネアンデルタール人が暮らしていた洞窟には、ヨーロッパに進出したヒト(クロマニオン人)が描いたような壁画や、死者を埋葬した跡は見つかっていない。これらの違いは、ネアンデルタール人とヒトの間の言語能力の差に関係しているのかもしれない。

780名無しさん:2016/04/03(日) 21:58:27
>>779

 DNA配列の証拠から、ヒトがアフリカを出てヨーロッパやアジアへの移住を開始したのは約6万年前だと考えられるが、考古学的な遺跡の証拠によれば、約10万年前にもレヴァント地方(現在のレバノン付近)に進出し、ネアンデルタール人と一緒に暮らしていた。

 しかしこの遺跡では、約7万5000年前にヒトは消失し、再びネアンデルタール人だけの時代が続いた。つまり、最初にアフリカを出てレバノンに到達したヒトは、ネアンデルタール人との競争に敗れた可能性が高い。

 その後、約6万年前にヒトの大移住が開始された。10万年前のレバノン進出から約4万年のこの間に、ヒトに何らかのイノベーションが起きた。船を製造する技術や、壁画を描く能力や、死者を埋葬する心性をヒトは発達させたのだ。これらの変化を支えたのは、言語能力の高度化ではないかと私は考えている。

■ 言語を使いこなす優位性

 言語を使うことには、数々の効用がある。第1に、言語は複雑な推論を可能にする。言語によるコミュニケーションを通じて、人は相手が何を考えているかを推論し、その推論にもとづいて相手の意思や感情に働きかけることができる。推論を可能にする思考能力自体は言語以前に進化したと考えられているが、言語の使用によって相手の言葉の裏を考えるような複雑な思考が可能になった。

 第2に、言語は概念を豊かにする。人間は言語を使わなくても事物や現象を概念化できるが、たとえば色を表す多くの言葉を使うことで、世界をより豊かに認識できる。また、木・草・獣・鳥などの分類的概念を使うことで、多様な対象をより少数の要素に要約し、世界をよりシンプルに理解できる。この概念化は、数による定量化の前提である。

 数は、対象の具体性を捨象し、数的側面のみを概念化したものであり、この概念化によって人は、事物を数えることができる。対象が石であろうが魚であろうが「いち、に、さん」という単語で数えることができるのだ。言語を使わない思考では、人間は「いち、に、たくさん」という概念しか使わないことが分かっている。「さん」以上の数量的な言語を持つことではじめて、より多くの量の間の関係を理解し、事物を測量することが可能になった。

 船を製造するには、ある程度の測量が必要なので、約6万年前のヒトには数に関するかなり高度な語彙がそなわっていたはずだ。死者を埋葬する習慣もまた、「死」という概念や、死者の世界への推論があったことを物語っている。

 第3に、言語は知識を蓄積し、伝達することを可能にする。言語はまた、集団が共有するルールを決めることを可能にする。そして、集団内での高度な分業にもとづく協力行動を可能にする。このような言語を基礎にした集団の協力行動において、おそらくヒトはネアンデルタール人との競争において、大きな優位性を獲得したに違いない。このような推論は、これからのゲノム研究でさらに検証されていくことだろう。

 ヒトは言語を獲得したことで推論能力を高め、科学・技術を発展させ、ついに自分たちの進化の歴史を理解しはじめた。そして、私たちにヒトの活動が地球環境に大きな影響を与えていることも理解するに至った。言語を使うことで、私たちは人類社会の未来についても、さまざまな可能性を考えることができる。これらの可能性の中から、より良い選択肢を選び出す作業においても、言語は欠かせない。

 私たちは言語を日常的に何気なく使っているが、この言語を使いこなす能力は、実は驚異的な能力なのだ。ゲノム科学はこの驚異的な能力の背景をまだほとんど解明できていないが、FOXP2を含む領域の研究から、近い将来に大きな発見が生まれる可能性がある。

 ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑しても、この領域だけはまったく変化しなかったことから、この領域にはヒトがヒトたる理由を説明する大きな秘密が隠されているようだ。その秘密が解かれる日が待ち遠しい。

矢原 徹一

781名無しさん:2016/04/03(日) 22:00:28
>>534
>>776

西洋史スレに投稿してしまったもののリンクです。

ネアンデルタール人の謎、こうやって解いた
東洋経済オンライン 7月4日(土)6時0分配信
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/52-55

782名無しさん:2016/04/03(日) 22:12:37
生命の起源、人類の起源、ネアンデルタール人と現生人類の交配、等の記事の目次

>>534-540
>>570-571
>>693-694
>>776-780
>>781

783とはずがたり:2016/04/05(火) 10:25:37
そのうちに住めるようになって観光地に出来ると良いなぁ♪地熱・太陽光・風力なんかを組み合わせたリゾートにしたい。

西之島、地下数キロにマグマだまり=火山灰分析で推定―国立科博など
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/37/e3774b093309564f9c595f2f6030fe34.html
(時事通信) 04月04日 17:37

 国立科学博物館などは4日、2013年11月から2年以上噴火を続ける小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)で採取した火山灰の分析から、地下3?6キロに今回の噴火を起こしたマグマだまりがあるとする推定結果を明らかにした。

 同博物館地学研究部の佐野貴司鉱物科学研究グループ長らの研究チームは14年6月、火山灰を採取し、含まれる鉱物や元素などの組成を解析した。その結果、輝石と呼ばれる鉱物に含まれる鉄やマグネシウムの比率などから、今回のマグマだまりが地下約3?6キロにあり、温度は970?990度と分かった。

784とはずがたり:2016/04/05(火) 10:26:17
西之島のマグマ、海山取り込む…長期噴火要因か
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20160404-567-OYT1T50111.html
09:18読売新聞

 2013年11月から2年近く噴火が続いた西之島(東京都小笠原村)について、国立科学博物館などの研究チームは4日、噴出したマグマに、海底の山「海山」の一部が溶けて取り込まれていたと発表した。

 海山の金属成分は、岩石を溶けやすくしてマグマを増やすことから、噴火が長期化した原因に関係している可能性があるという。

 チームが14年に採取した西之島の火山灰を分析したところ、島がのるフィリピン海プレート(岩板)の下に沈み込んでいる、太平洋プレート上の海山由来の成分が多く検出された。

 西之島は2年間の活動で面積が約12倍になったが、昨年11月以降は噴火が確認されておらず、気象庁は火山活動が低下してきているとみている。

785とはずがたり:2016/04/12(火) 21:06:29

停電したミール宇宙船で密かに成長していた“謎の球体”の正体は!? 専門家「生命は宇宙のいたるところに存在している」
http://tocana.jp/2016/04/post_9422_entry.html
2016.04.12

786名無しさん:2016/04/16(土) 16:31:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00000010-jij-soci
14日地震は前震=余震に注意呼び掛け―気象庁
時事通信 4月16日(土)4時37分配信

 気象庁は16日、熊本県熊本地方で同日午前1時25分ごろ発生したマグニチュード(M)7.3(暫定値)の地震が本震で、14日のM6.5、最大震度7の地震は前震と考えられるとの見解を示した。

 
 M7.3は1995年の阪神大震災と同じ規模。気象庁は今後1週間に、最大で震度6弱の余震が起きる可能性があるとして注意を呼び掛けた。

 青木元・地震津波監視課長は16日未明に記者会見し、「(M7.3地震の震源の)北東側、大分県の方でも地震活動の高まりが見られる」と述べた。

787とはずがたり:2016/04/16(土) 17:42:49
伊方と玄海と川内がやばいんちゃうか。

<熊本地震>気象庁課長 観測史上、例がない事象を示唆
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/3505ed69f363c091e2bb6b54a8a27d48.html
(毎日新聞) 11:20

 ◇熊本、阿蘇、大分へと北東方面に拡大していく地震現象に

 気象庁の青木元(げん)地震津波監視課長は16日午前の記者会見で、熊本、阿蘇、大分へと北東方面に拡大していく地震現象について「広域的に続けて起きるようなことは思い浮かばない」と述べ、観測史上、例がない事象である可能性を示唆。「今後の(地震)活動の推移は、少し分からないことがある」と戸惑いを見せた。

 また、14日の最大震度7の地震を「前震」と捉えられなかったことについて、「ある地震が発生した時に、さらに大きな地震が発生するかどうかを予測するのは、一般的に困難だ」と述べた。

 熊本地方などを含む九州北部一帯は低気圧や前線の影響で、早い所で16日夕方ごろから雨が降り始め、16日夜から17日明け方にかけては広い範囲で大雨が予想されている。青木課長は「揺れが強かった地域は土砂災害の危険が高い。さらに雨で(地盤が)弱くなっている可能性があるので注意をしてほしい」と呼びかけた。【円谷美晶】

【熊本地震】阿蘇、大分での発生に「ここまで広範囲は前例ない」 気象庁担当者、名称変更の可能性も示唆
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1604160059.html
10:54産経新聞

 熊本県阿蘇地方や大分県中部で16日未明から相次いだ地震について、気象庁は同日、熊本県内で14日から続いた一連の地震と「関連する」との見方を示した。青木元・地震津波監視課長「ここまで広範囲に及ぶ地震は前例がない」と述べた。今後、両県にわたる広い範囲で余震の可能性があり、気象庁は警戒するよう呼びかけている。

 熊本市や熊本県南阿蘇村では16日午前1時25分、14日から続く一連の地震の本震とみられる推定マグニチュード(M)7・3の地震が発生。その後、同県阿蘇地方では最大で震度6強(M5・8)を観測する地震が相次いだ。

 さらに大分県中部でも午前2時ごろから地震活動が活発化し始め、同県由布市では午前7時11分、最大震度5弱(M5・3)を観測した。

 熊本県阿蘇地方と大分県中部での16日の地震については、14日から熊本県内で続く地震とそれぞれ震源域は異なるが、気象庁の青木課長は「断層がずれたことで、その延長上にある別の断層に影響を与える可能性はある」と関連する可能性を示した。その上で地震が想定以上に広範囲に及んでいる状況に関し、「ここまで大きい地震になるのは近代観測史上、聞いたことがない」とも説明した。

 気象庁は15日、一連の地震を「平成28年熊本地震」と命名したが、大分県でも地震が発生したことで青木課長は「今後検討されると思う」と述べ、変更する可能性も示唆した。

788とはずがたり:2016/04/16(土) 17:42:59

断層帯、北東へ地震続発=「大分―熊本構造線」沿い
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-160416X880.html
12:21時事通信

 熊本県益城町で14日夜、最大震度7を観測した熊本地震。16日未明には同県阿蘇地方で震度6強、朝には大分県中部で震度5弱の地震が起きた。政府の地震調査研究推進本部が2013年にまとめた九州地域の活断層の長期評価では、日本列島の形成過程で生じた地質構造による「大分―熊本構造線」沿いに、断層帯が分布すると指摘していた。地震はこの範囲で北東方向に続発している。

 同本部の地震調査委員会は15日夕の臨時会合で、14日夜のマグニチュード(M)6.5、最大震度7の熊本地震は、日奈久(ひなぐ)断層帯の北端部分「高野―白旗区間」がずれて発生したとの評価をまとめた。しかし、余震はT字形に接する布田川(ふたがわ)断層帯でも起きていた。

 気象庁は16日午前1時25分に熊本地震の北西側で発生したM7.3、最大震度6強の地震を、新たに一連の地震の「本震」と位置付けた。地図上では布田川断層帯付近にある。

 地震は布田川断層帯の北東延長線上へ続き、阿蘇地方では午前3時台にM5.8の地震が2回起き、最大震度5強と6強を観測。さらに大分県中部の別府―万年山(はねやま)断層帯付近では午前7時11分、M5.3で最大震度5弱の地震が起きた。

 東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)は「(新たな)本震は布田川断層帯で起きており、地震調査委は評価を誤った」と指摘。「阿蘇で発生した地震は地上では断層が見えないが、地下に埋もれている可能性がある」との見方を示した。

 日奈久断層帯のうち、熊本県芦北町や水俣市沿岸付近に至る南部については「いつ、どういう形で動くか分からないが懸念される」と話した。

<熊本地震>「本震のエネルギー、前震の16倍大きく」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160416k0000e040248000c.html
11:25毎日新聞

<熊本地震>「本震のエネルギー、前震の16倍大きく」
平田直・東京大地震研究所教授=円谷美晶撮影
(毎日新聞)
 ◇平田東大教授「内陸型の活断層地震で、かなり大きい規模」

 14日に熊本県熊本地方で発生したマグニチュード(M)6.5の地震(震度7)以降続いていた一連の地震は、16日未明のM7.3の「本震」を経て、同県阿蘇地方や大分県も含めた3地域で同時多発的に地震が相次ぐ異例の事態となった。16日未明のM7.3の地震の規模は阪神大震災に匹敵する。広い範囲で強い揺れを引き起こし、被害の拡大を招いた。

 平田直・東京大地震研究所教授(地震学)は「16日未明のM7.3の地震は14日夜の地震(M6.5)よりもエネルギーで約16倍大きく、強い揺れが起きた範囲も広い。内陸型の活断層が起こした地震としてはかなり大きい規模だ。こうした大きな地震は周辺にも影響を及ぼすので、大分の地震も誘発されて起きた可能性がある」と指摘する。

 気象庁によると、14日夜のM6・5の地震の発生から16日午前11時までに、熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県で震度1以上の地震は252回あった。

 気象庁はこれら三つの地域の地震は別のものとみているが、青木元・地震津波監視課長は「熊本地方の本震の後、熊本・大分両県で地震活動が活発化している。本震が何らかの影響を与えていると思う」と話した。

 今回、地震が相次いでいる熊本地方、阿蘇地方、大分県中部はいずれも、九州の中でも地殻変動の影響でひずみが蓄積しやすい地質構造の「別府?島原地溝帯」の周辺に位置している。阿蘇地方には目立った断層は確認されていないが、大分県中部の地震の震源近くには、熊本県境まで続く「別府?万年山(はねやま)断層帯」がある。

 古村孝志・東京大地震研究所教授(地震学)は「一枚の大きな断層が一度に割れれば最初に本震が起こるが、今回はいくつもの断層が並行する複雑な地形だったので、より大きい本震が後に起きたと考えられる。これまでよりも大きな余震が起こる可能性があり警戒が必要だ」と語った。【飯田和樹、酒造唯】

789とはずがたり:2016/04/16(土) 20:19:10
専門家 「別の断層に地震活動が移ったか」
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10010482931_20160416.html
07:25NHKニュース&スポーツ

16日未明、熊本県を震源とするマグニチュード7.3の大地震が起きるなど、熊本県や大分県で地震が相次いでいることについて、専門家は、14日の「熊本地震」を引き起こした断層から別の断層に地震活動が移ったように見えるとして、今後の活動に注意が必要だと指摘しています。

16日午前1時25分ごろに発生した熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の地震について、地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の古村孝志教授は、「内陸の活断層で起きる地震としては国内最大級で、広い範囲が強い揺れに襲われたと考えられる」と分析しています。
そのうえで、この地震のあと熊本県阿蘇地方や大分県西部や中部といった別の場所でも地震が相次いでいることについて、古村教授は「おとといからの地震は、いずれも『別府ー島原地溝帯』と呼ばれる地域で起きている。この地域には数多くの活断層があることが確認されており、おとといマグニチュード6.5の「熊本地震」を引き起こした断層から、近くにある別の断層に地震活動が移ったように見える」と指摘しています。
そのうえで、「地震活動が活発になっているため、今後、影響がどう広がるか注意する必要がある」と話しています。
【道路などに段差やひび割れ 地震起こした活断層の一部か】広島大学の中田高名誉教授らの研究グループは、16日午前1時25分ごろに発生したマグニチュード7.3の大地震の震源に近い、熊本県益城町を調査しました。
その結果、益城町の役場から東におよそ3キロの地点で、田んぼのあぜが、横およそ1メートル20センチ、高さおよそ50センチにわたって食い違い、段差ができているのが見つかりました。
さらにその延長線上にある道路でも、横におよそ2メートル、高さおよそ70センチにわたって路面が食い違い、ひび割れができているのが見つかりました。
この場所には「布田川・日奈久断層帯」と呼ばれる活断層が通っていることから、研究グループはこの断層が16日未明のマグニチュード7.3の大地震を引き起こし、その一部が地上に現れたものとみてさらに詳しく調べています。
中田名誉教授は、「きのうまでの調査では、この場所で段差やひび割れは確認できなかったため、きょう未明のマグニチュード7.3の地震がきっかけで、できたものと考えられる。政府の地震調査委員会が想定していた、この断層のずれの量は最大でおよそ2メートルで、今回、見つかった道路のひび割れもそれとほぼ同じだったことから、国の想定に近い大地震が起きたと考えられる」と話しています。
【「大分の地震も誘発か 地震活動に注意を」】16日午前1時すぎに熊本県で発生したマグニチュード7.3の大地震では、熊本県の広い範囲で震度6強を観測したほか、大分県でも最大で震度6弱を観測しました。
熊本県ではこの地震のあと、地震活動が活発化しているほか、震源の北東側にあたる熊本県の阿蘇地方や東側にあたる大分県で地震が相次いでいます。
午前4時前には阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8の地震があり、産山村で震度6強を観測したほか、午前7時すぎには大分県中部を震源とするマグニチュード5.3の地震で、大分県由布市で震度5弱を観測し、その後も震度4や3を観測する地震が相次いでいます。
地殻変動に詳しい京都大学防災研究所の西村卓也准教授によりますと、今回、地震が集中している領域はGPSの観測データなどから、地下にひずみがたまっていると考えられるということです。
西村准教授は、熊本県で起きたマグニチュード7.3の大地震に誘発される形で、阿蘇地方や大分県で地震が起きていると分析しています。
このうち、今回、地震が相次いでいる大分県の周辺には、マグニチュード6から7クラスの地震を引き起こす可能性のあるとされる別府ー万年山断層帯など複数の活断層があります。
西村准教授は、「熊本県から大分県にかけて活発になっている地震活動は、大地震をきっかけに、ひずみがたまっている一帯で起きている一連のものと考えられる。大分県内の活断層には地震が起きる確率が比較的高い活断層もあるので余震の活発なところでは今後の活動に注意してほしい」と話しています。

790とはずがたり:2016/04/16(土) 20:21:08
熊本地震、「南海トラフ」との関連は… 阿蘇山で小規模噴火も
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/nation/fuji-dms1604160013.html
17:01夕刊フジ

 熊本県で16日未明に発生した震度6強、マグニチュード(M)7・3の地震で、気象庁は「14日以降に発生した地震の本震」と発表。14日夜の震度7、M6・5の揺れは前触れだった。16日朝には熊本県の阿蘇山が小規模噴火し緊張が走った。不気味さが漂う直下型の内陸地震の頻発。専門家は、M8級の「南海トラフ」巨大地震との関連にも警戒を促している。

 気象庁によると、16日未明の地震は、M7・3で、1995年の阪神大震災と同規模。エネルギーは、震度7を観測した14日の地震(M6・5)の約16倍だった。14日の震度7の地震はこの前震だった。前震は、震度7の地震を含め154回発生。本震は「横ずれ断層型」とみられる。

 今回の震源の近くには、熊本県内を北東から南西方向に延びる布田川(ふたがわ)、日奈久(ひなぐ)両断層帯がある。阿蘇外輪山の西側斜面から八代海南部に至る全長約101キロの活断層で、熊本県の内陸部で以前から大きな地震を起こすと考えられてきた。

 産業技術総合研究所の活断層・火山研究部門で総括研究主幹を務める山元孝広研究員は、「14日のM6・5の地震、16日のM7・3の地震ともに二つの断層帯が引き起こした直下型地震だとみて間違いない。先に日奈久断層帯が動いた後に、布田川断層帯がずれた。両断層帯はかねてから、大きな地震を発生させるとわれており、布田川のほうがより大きな揺れになるとの予測もあった」と指摘する。

 さらに16日午前8時半ごろには、熊本県の阿蘇山で小規模な噴火があった。噴煙の高さは約100メートル。気象庁は「一連の地震とは直接関連がないとみている」としているが、本当に大丈夫か。

 先の山元氏は、「今回の地震はいずれも火山性地震ではなく、直接の関連はない。ただ、火山活動に影響を与えることは否定できない。内陸地震の頻発による刺激で何らかの変化が生じることはあり得る」とした上で、気になる警告を発した。

 「過去の例を見ると、南海トラフは発生する50年前から内陸地震が頻発するという傾向が確認されている。2011年の東日本大震災以降、内陸地震の発生頻度は上がっており、南海トラフ巨大地震が確実に迫っているという印象だ」

断層帯、北東へ地震続発=「大分―熊本構造線」沿い
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-160416X880.html
12:21時事通信

 熊本県益城町で14日夜、最大震度7を観測した熊本地震。16日未明には同県阿蘇地方で震度6強、朝には大分県中部で震度5弱の地震が起きた。政府の地震調査研究推進本部が2013年にまとめた九州地域の活断層の長期評価では、日本列島の形成過程で生じた地質構造による「大分―熊本構造線」沿いに、断層帯が分布すると指摘していた。地震はこの範囲で北東方向に続発している。

 同本部の地震調査委員会は15日夕の臨時会合で、14日夜のマグニチュード(M)6.5、最大震度7の熊本地震は、日奈久(ひなぐ)断層帯の北端部分「高野―白旗区間」がずれて発生したとの評価をまとめた。しかし、余震はT字形に接する布田川(ふたがわ)断層帯でも起きていた。

 気象庁は16日午前1時25分に熊本地震の北西側で発生したM7.3、最大震度6強の地震を、新たに一連の地震の「本震」と位置付けた。地図上では布田川断層帯付近にある。

 地震は布田川断層帯の北東延長線上へ続き、阿蘇地方では午前3時台にM5.8の地震が2回起き、最大震度5強と6強を観測。さらに大分県中部の別府―万年山(はねやま)断層帯付近では午前7時11分、M5.3で最大震度5弱の地震が起きた。

 東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)は「(新たな)本震は布田川断層帯で起きており、地震調査委は評価を誤った」と指摘。「阿蘇で発生した地震は地上では断層が見えないが、地下に埋もれている可能性がある」との見方を示した。

 日奈久断層帯のうち、熊本県芦北町や水俣市沿岸付近に至る南部については「いつ、どういう形で動くか分からないが懸念される」と話した。

791とはずがたり:2016/04/16(土) 21:39:50
熊本・南阿蘇村で約1000人が孤立状態
(NHKニュース&スポーツ) 14:43
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/985/98ba8ded2541f707ed4108cf9f0689aa.html

熊本県南阿蘇村によりますと、黒川地区にある東海大学のキャンパスにつながる道路が亀裂や土砂崩れなどで寸断され、午後2時現在、大学の体育館に避難している学生およそ700人と住民およそ300人の合わせておよそ1000人が孤立した状態になっているということです。自衛隊などは崩れた道路を通って徒歩で行き来できているということで、南阿蘇村は、村に派遣されている自衛隊とも協議し、孤立の解消に向けた方策を検討しています。

792名無しさん:2016/04/16(土) 21:44:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00000046-mai-soci
<熊本地震>熊本、阿蘇、大分…3つ別々の地震が同時に発生
毎日新聞 4月16日(土)11時0分配信

 ◇気象庁課長「16日未明の本震が影響」

 熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県で規模の大きな地震が相次いでいることについて、気象庁の青木元・地震津波監視課長は16日午前の記者会見で、三つの地域で別々の地震が同時多発的に発生しているとの見解を示した。16日午前1時25分に発生したマグニチュード(M)7.3の地震(本震)が影響していると考えられるという。

 M7.3の本震は、14日発生した熊本地震の原因の「日奈久(ひなぐ)断層帯」とその北側の「布田川(ふたがわ)断層帯」が交わる場所のやや北で発生した。その後、北東側で地震活動の高まりがみられ、午前3時55分には熊本県阿蘇地方でM5.8(最大震度6強)、午前7時11分には大分県中部でM5.3(最大震度5弱)の地震が相次いで発生した。

 気象庁はこれらの余震域が離れていることから、それぞれ別の地震と判断。青木課長は「広域的に続けて地震が発生したケースは近代観測が始まって以降は思い浮かばない」と話した。【飯田和樹】

793とはずがたり:2016/04/16(土) 21:56:50
布田川断層27キロずれ=南阿蘇村、97センチ動く-国土地理院
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041600346&amp;g=soc

 熊本県で16日未明に起きたマグニチュード(M)7.3の地震について、国土地理院は同日、地表に設けた基準点を分析した結果、布田川断層帯が長さ約27キロにわたってずれ、南阿蘇村が南西方向に最大97センチ動いたと発表した。
 地理院によると、全地球測位システム(GPS)を使い、地表に設置した基準点の地震前後のずれを計測。南阿蘇村は南西方向に97センチ、熊本市北区は北東方向に75センチ動いていた。
 この結果から、地中の布田川断層帯が長さ約27キロにわたり、約3.5メートルずれたと考えられるという。(2016/04/16-20:05)

794名無しさん:2016/04/17(日) 10:57:45
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041600378&amp;g=pol
支援表明や哀悼続々=海外も関心高く-熊本地震

 被害が拡大している熊本地震は海外でも関心が高く、各国から被災者支援を申し出る声や犠牲者への哀悼が相次いでいる。
 米国は「要請があればあらゆる支援を提供する用意がある」(国務省報道官)と強調。米軍による災害支援に向けた調整を日本側と進めている。キャメロン英首相は「熊本からのニュースに悲しんでいる。支援できることは何でもする」とツイッターにつづった。タイも支援の用意を表明。韓国政府は、日本に滞在する韓国人のための支援チームを17日に現地へ派遣すると発表した。
 中国外務省の陸慷報道局長は「犠牲者への哀悼、家族と負傷者へのお見舞いの意」を表明。ロシアのプーチン大統領は安倍晋三首相に「九州で相次ぐ大地震で多くの犠牲者が出ていることに哀悼の意」を示した。ウクライナやマレーシアの首脳もツイッターに哀悼のメッセージを記した。
 台湾の馬英九総統は安倍首相にお見舞いの書簡を送付。蔡英文次期総統も「被害が最小限に抑えられ、日本の友人たちが無事であるよう願う」とのコメントを出した。フランスは「悲痛にも強い地震が続いて大規模な被害が出た」(外務省)として、日本の政府と国民に哀悼の意を示した。欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)は「日本は天災に際して常に復興を遂げる力を証明してきた」と激励した。
 一方、ドイツ外務省は、余震の恐れがあるとして熊本、大分両県を訪れないよう国民に勧告。両県滞在中のドイツ人に対し、日本の警察などの指示に従うよう求めた。(2016/04/16-23:04)

795とはずがたり:2016/04/17(日) 13:24:18
大切畑ダムhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/1167と俵山トンネルhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/1721と阿蘇大橋http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/1720,ほぼ一直線だな。。

796とはずがたり:2016/04/17(日) 14:15:14

「協議平行線ならば調停」 中防帰属問題で大田区長
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201604/CK2016040902000119.html
2016年4月9日

 大田区の松原忠義区長は八日記者会見し、江東区との間で争っている東京湾の中央防波堤埋め立て地(中防)の帰属問題についての協議に関し「平行線になった時、どうしてもというときは調停になる」と述べ、不調の場合は都への調停申請に踏み切る考えを改めて示した。
 この問題を巡っては大田区議会も先月二十五日、早期申請を求める決議を全会一致で可決。江東区側が不快感を示している。松原区長は先月八日、江東区役所に山崎孝明区長を訪ね、協議を再開することで合意したが、まだ行っていない。
 松原区長は「協議のポイントは双方の主張を確認すること」と述べて協議を促すとともに、一九七三年に埋め立てが始まる前の海面は「九対一で大田区のノリ養殖業者が占めていた」と指摘。「歴史的沿革からみれば、大田区に全島帰属する。帰属に向けて協議を進めたい」と述べた。 (荘加卓嗣)

797とはずがたり:2016/04/17(日) 19:59:24
日奈久(ひなぐ)はみんな知ってる(駅にあるし高規格道路もある)し,万年山(はねやま)は見付かる(玖珠の方)が,布田川(ふたがわ)という川は何処だ?見付からん。

798とはずがたり:2016/04/27(水) 13:47:47

阿蘇山北西部に大規模亀裂 「未知の断層」動いた可能性
http://www.asahi.com/articles/ASJ4S5QCKJ4SPLBJ005.html?iref=comtop_urgent
阿部彰芳2016年4月25日06時29分

 熊本県で16日未明に起きたマグニチュード(M)7・3の地震で、阿蘇山のカルデラ内の北西部でできた大規模な亀裂を、中田高・広島大名誉教授らのグループが24日、現地調査で確認した。地震を起こした布田川断層帯の延長線上の地域にあたり、未知の断層が動いた可能性もあるという。

799名無しさん:2016/04/30(土) 10:12:40
http://r25.jp/topic/00050347/
熊本地震で再び話題に。広島市では再生プロジェクトも
被災地への千羽鶴 「いらなかった」の声続出
2016.04.21 THU

贈っても感謝されないのなら別のものを贈ったほうが… 4月14日以降、熊本県など九州地方で続く地震では50人近くの犠牲者が出て、今も10万人近くの住民が避難を余儀なくされている。現地では水や食料などの物資が不足し、支援物資が上手く回らないなどの混乱が続くなか、ネットでは「折り鶴」の是非が議論の的となっている。

日本では古来より折り紙で鶴を折って、それを病人に贈る風習が存在する。「鶴は千年、亀は万年」という慣用句もあり、鶴はめでたい生き物の代表。思いを込めながら鶴を千羽折り、それを束ねて「千羽鶴」として贈る光景は高校野球においても見られるものだ。

しかし熊本地震が発生すると、ツイッターには「被災地いらなかった物リスト」というハッシュタグが登場。リストには「古着」「賞味期限の短い食物」などもあげられたが、千羽鶴に関しては、

「全部を飾る場所もなく、きちんと糸で止められていなかったりする物も多く、大量に送られると迷惑です。 焼却処分(焼き鳥)しました」
「東日本大震災のとき宮城にいましたが、千羽鶴君、これ本当にあなた方の自己満足でしかないんじゃないですか?」
「私、東日本大震災で被災しました! その時にダントツでいらなかった物は千羽鶴! 贈られても役に立ちません!」

など、厳しい意見が続出。「寄せ書き」とともに“いらないものリスト”にあげられた。

そんななか注目を集めているのが、広島市で行われている「おりづる再生プロジェクト」だ。原爆の被害を後世に伝える平和記念公園には、平和を願う世界中の人々から毎年10トンもの折り鶴が送られており、広島市はそれらを焼却するのに年1億円を使っているのだそう。同プロジェクトは折り鶴を回収・選別して再生紙として利用し、「おりづる再生名刺」として販売して、利益の一部を原爆ドーム保存事業基金に寄付する取り組みを行っている。

“折り鶴論争”のなかで、このプロジェクトがにわかに脚光を浴び始め、ツイッターには、

「電子折り鶴をポチると送金するシステム作ればいいんじゃないかな」
「被災地にどうしても折り鶴を送りたくて仕方ないって人は
お札で折るといいよ」
「折り鶴もいきすぎると『自粛』と同じように『被災者を本当に想うなら、、それではなく、、』って話なんだろうね」
「変な行動起こす前に『一体何が相手の助けになるか』を立ち止まって考えましょうって話だよな」

といった声が寄せられている。被災地に贈られる千羽鶴には復興を願う人々の思いが込められていることは確かで、広島市の場合は受け入れを拒否しているわけではない。ただ、支援物資の提供は、配布したり保管したりする労力やコストが受け取り側にかかることにもなる。現場の状況や時間の経過で必要なものが変わる被災地への支援は、その時々で適切な品が何なのかを考えることが大切といえそうだ。
(金子則男)

800とはずがたり:2016/04/30(土) 20:41:45
837 :名無しさん:2016/04/30(土) 12:05:31
北極はここ?

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042500740&amp;g=pol
日中韓、28日に北極対話

 外務省は25日、北極に関する初の日中韓ハイレベル対話を28日にソウルで開催すると発表した。初回会合では、3カ国がそれぞれの北極政策を説明し、今後の協力の可能性を探る。昨年11月の日中韓首脳会談での合意に基づくもので、日本からは白石和子北極担当大使が出席する。(2016/04/25-18:43)

801とはずがたり:2016/05/02(月) 11:42:37

震源、博多湾に集中 有感地震 福岡で続発、警固断層南東部動く予兆? [福岡県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/231662
2016年03月16日 03時00分

 2005年に発生した福岡沖地震の余震とみられる有感地震(震度1以上)が昨年末から続発している。それまでの余震は、福岡沖地震の震源だった警固(けご)断層帯の北西部(海側)で発生していたが、最近はより陸に近い博多湾に集中している。専門家は、05年に動かなかった警固断層帯の南東部(陸側)が動く予兆とも考えられるとして注意を呼び掛けている。

 警固断層帯(約55キロ)は、福岡市東区志賀島の沖から玄界灘へ北西に走る断層と、福岡市中央区から福岡県筑紫野市へ南東に延びる断層で構成される。福岡管区気象台によると、有感地震は11年初めから今月9日までに16回観測。5回は昨年末から続いている。

 うち4回は志賀島の南側で、断層帯の北西部と南東部を分ける境界域とみられる場所で発生している。南東部の断層は4千年前後の周期で大地震を発生させており「いつ起きてもおかしくない時期」(同気象台)といわれている。九州大の清水洋教授(地震学)は「必ずしも予兆が表れるわけではないが、最近の動向をみると、そろそろ断層が動く準備を整えてきた証しと考えられる」と分析する。

 南東部の断層が動くと、福岡沖地震と同等以上の揺れが予想される。博多湾から断層が割れ始めれば陸地に向かうほど揺れが大きくなり、最大約1メートルの津波が発生する恐れもあるという。高知大の岡村真特任教授(地震地質学)は「博多湾は陸に近く、短時間で福岡都市圏に津波が押し寄せる危険がある」と指摘する。

 一方、今月5日に発生したマグニチュード3・6の地震は、福岡市東区のアイランドシティ(人工島)近くが震源で、警固断層帯からは外れていた。人工島付近から筑紫野市にかけては宇美断層(約23キロ)が走っており、西南学院大の磯望教授(自然地理学)は「福岡沖地震の影響で近くの断層にひずみが残っており、そのエネルギーが開放されたのだろう」と説明。警固断層帯だけでなく、周辺断層の活動にも注意が必要としている。

=2016/03/16付 西日本新聞朝刊=

802とはずがたり:2016/05/02(月) 11:50:52
阿蘇カルデラ北西で断層か 熊本の地震で出現
http://www.nishinippon.co.jp/feature/weather/article/240973
2016年04月24日16時11分 (更新 04月24日 16時17分)

 熊本県阿蘇市内で見つかった地震による断層とみられる地表のずれ=23日(中田高・広島大名誉教授提供)
熊本県阿蘇市内で見つかった地震による断層とみられる地表のずれ=23日(中田高・広島大名誉教授提供)
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 熊本、大分を襲った一連の地震で、阿蘇山のカルデラ北西部に当たる熊本県阿蘇市内で、16日に起きたマグニチュード(M)7・3の地震で出現した断層とみられる地表のずれを、中田高・広島大名誉教授(変動地形学)らが24日までに確認した。

 中田氏によると、断層とみられるずれは垂直方向に最大1メートル超、水平方向には10〜数十センチ。南西―北東方向に断続的に5〜6キロ続いていた。地震後に出現した断層と同様に、断層をはさんだ向かい側が右にずれる「右横ずれ」の特徴が見られた。

 地震で不安定になった地面の表面にひびが入る「地割れ」が生じた可能性も否定しきれないが、中田氏は「右横ずれが生じているので、(地下の岩盤がずれたことによる)地震の断層と考えている」としている。

 中田氏らは既に、今回の場所から4〜5キロ南のカルデラ内に当たる同県南阿蘇村内で、地震による断層を確認していた。中田氏は、阿蘇市内で確認したずれは南阿蘇村の断層から派生した断層の可能性が高いとみている。

803とはずがたり:2016/05/03(火) 06:44:45
気象庁、「余震の発生確率」発表を取りやめ
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160420-OYT1T50123.html
2016年04月20日 20時42分

 気象庁は20日、大きな地震の後に発表する「余震の発生確率」について、「今回は過去の経験則が当てはめられず、発表できない」として、熊本県を中心に相次いでいる地震では発表を取りやめる方針を明らかにした。

 余震の発生確率はこれまで、群発地震を除く大地震の際は必ず発表されており、異例の措置となる。

 同庁は、過去の余震の減少傾向などを基に余震確率を算出、「今後3日間で震度5弱以上の余震が発生する確率」などを発表してきた。

 今回も、14日午後9時26分のマグニチュード(M)6・5の地震発生後の15日に1度、「震度6弱以上の余震が発生する確率は20%」などと発表。しかし、その直後の16日午前1時25分、最大震度7の「本震」(M7・3)が発生し、活動の領域が阿蘇地方や大分県まで拡大。これ以降、同庁は余震の確率を発表していなかった。

(ここまで363文字 / 残り103文字)
2016年04月20日 20時42分

804とはずがたり:2016/05/03(火) 07:06:22
南海トラフ地震「発生が早くなる」可能性も 専門家が指摘
http://dot.asahi.com/aera/2016042800283.html
(更新 2016/5/ 2 11:30)

 2度の「震度7」を観測した熊本大地震。この激震は「次の地震」に影響を与える可能性があると専門家は指摘する。

 東日本大震災以降、「次にくる大地震」の筆頭とされていた南海トラフ地震。30年以内の発生確率は60〜70%と非常に高い。今月1日、研究者をヒヤリとさせる出来事が起きた。三重県の紀伊半島沖でM6.1の地震が観測されたのだ。

 ここでは、近年はほとんど地震が起きていない。フィリピン海プレートが陸側のプレートの下に沈み込む場所で、普段はプレート同士ががっちりくっついているからだ。そこが動いたとなると、巨大地震の始まりかもしれない。過去の地震は、この場所から破壊が始まっていた。

 いまのところ事態が大きく動く様子はないが、京都大学の西村卓也准教授は言う。

「この場所にひずみがたまってきている一つの指標ではある」

 地震の規模は最大でM9クラスを想定している。経済への影響は、コンビナートが津波で破損、流失するなど、生産・サービスの低下によって30.2兆円、東海道新幹線や高速道路の破損など交通の寸断によって4.9兆円と内閣府は試算している。

 地球のプレートが動いている限り南海トラフにはひずみがたまり続け、その「解放」は必ず起こる。問題はそれがいつどのようなパターンで起こるかだ。

 過去の事例では、最初に東側の東海地域で、次に連動して西側の南海地域で地震が起きていた。東西の発生間隔は、ほぼ同時ともいえるわずかな時間差から、数日、数年まで。海洋研究開発機構(JAMSTEC)地震津波予測研究グループの堀高峰さんは、

「やっかいなのは、東海と南海が時間差で起きるとき。これで終わりかと思ったら次の大きな地震が来るというのが怖い」

 確かに今回の九州・熊本大地震でも、前震の後、自宅に戻ったところに本震が起き、被害に遭ったというケースが少なくなかった。JAMSTECは、紀伊半島沖の海底に地震計や水圧計を設置し、陸上とケーブルでつないでリアルタイムで変化を観測している。緊急地震速報や遠方からの津波をキャッチするのが第一の目的だが、南海トラフ地震の微小な兆候をとらえ、連動するタイミングを判断する材料になるという。

 地震の予測でいま注目を集めるのは、地震の発生を早めたり、最後の引き金になったりする「トリガー」の存在だ。

 例えば東日本大震災では、震源近くで2日前にM7クラスの地震が発生。堀さんはこう見る。

「地震発生に向けた最終段階だったと思われる。東日本大震災はいずれ発生していたと考えられるが、M7の地震で若干タイミングが早まったのでは」

堀さんがいま注目するのは、ひずみが「地震の準備の途中」の段階のトリガーだ。スーパーコンピューター「京」で発生サイクルをシミュレーションしたところ、宮崎県の日向灘で地震が起きると、「あと数十年」で起きるはずが「数年後」に早まり、南海で先に地震が発生するというパターンがみられた。

「隣接する地域で起きた地震によって、南海トラフにひずみがプラスされ、発生が早まると考えられます」(堀さん)

(アエラ編集部)
※AERA  2016年5月2日-9日合併号より抜粋

805名無しさん:2016/05/04(水) 10:24:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160503-00000015-jij_afp-sctch
「生命体が存在する可能性」のある3惑星を発見、国際研究チーム
AFP=時事 5月3日(火)13時10分配信

【AFP=時事】国際科学研究チームは2日、生命体が発見される可能性がこれまでで最も高い、地球に似た太陽系外惑星3つを発見したと発表した。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文によると、この3惑星は地球からわずか39光年離れた超低温の矮星を周回しており、その大きさと温度は地球や金星に匹敵するとみられるという。

 主執筆者のベルギー・リエージュ大学(University of Liege)天体物理学者マイケル・ギロン(Michael Gillon)氏は、「太陽系外で生命の化学的痕跡を発見した初めての機会」と指摘。これら3惑星はすべて、地球とほぼ同じ大きさで「生命体が存在する可能性」があり、現在の科学技術で大気圏を分析できる距離にあるなど「3拍子揃っている」と語った。

 ギロン氏らの研究チームは、チリにある口径60センチのトラピスト(TRAPPIST)望遠鏡を使って、光学望遠鏡で観測可能な大きすぎず高温すぎない数十個の矮星を追跡調査。その中でも特に可能性が高い、太陽の8分の1程度の大きさではるかに低温の矮星「TRAPPIST-1」に狙いをつけた。

 3惑星のうち、内側の2つの惑星の公転周期はそれぞれ1.5日と2.4日だが、地球が太陽から受ける放射熱のそれぞれ4倍と2倍程度の放射熱しか受けていないという。また、最も外側にある3つ目の惑星の公転周期は4〜73日だとしている。

 大きさや低輝度の恒星から近い距離にあることを考慮すると、この3惑星に液体の水や生命に適した一定の気温を保つ地域が存在する可能性があると論文は結論付けている。

 地球に似た惑星の探索はこれまで、太陽のように巨大で高温な恒星の周囲を中心に行われてきたが、今回の発見により、超低温の矮星の周囲にも生命体が存在する可能性がある惑星があることが示された。ギロン氏は、「銀河系全体でみれば、こうした惑星が数十億個存在するだろう」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

806とはずがたり:2016/05/04(水) 16:24:14
鉱物だから鉄鋼スレでもいいかもだけど鉱物は地球ネタだしな。

豪で発見の「あり得ないほど希少」なダイヤ、お披露目へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160503-00000027-jij_afp-int&amp;pos=3
AFP=時事 5月3日(火)22時58分配信

(Western Australia)州で、史上最大とされる希少なバイオレットダイヤモンドが発見され、英豪系資源大手リオ・ティント(Rio Tinto)社が毎年開催するダイヤモンド販売会の目玉として披露されることが分かった。同社が3日、明らかにした。

 このバイオレットダイヤの原石は昨年8月、豪アーガイル(Argyle)鉱山で発見された。当初は9.17カラットで、傷や穴、ひびなどもあった。

 数週間かけて査定された後、この「アーガイル・バイオレット」は2.83カラットまで研磨され、楕円形のダイヤモンドに仕上げられた。

 同社の販売部門責任者であるパトリック・コペンズ(Patrick Coppens)氏は声明で、「あり得ないほど希少で非常に珍しいアーガイルバイオレットは、その美しさと大きさ、そして出所の確かさにより、大きな人気を集めるだろう」としている。

 同社は価格について言及していないが、米国宝石学会(GIA)から、特筆に価するダイヤモンドであり、色味に関しては「ファンシー・ディープ・グレイッシュ・ブルーイッシュ・バイオレット」という評価を受けているという。【翻訳編集】 AFPBB News

807とはずがたり:2016/05/04(水) 21:38:47

地表に十数キロの断層出現、熊本 二つの断層帯つなぐ
http://www.nishinippon.co.jp/feature/weather/article/239639
2016年04月19日18時46分 (更新 04月19日 18時56分)

 熊本県を中心とする地震について東北大の遠田晋次教授(地震地質学)は19日、マグニチュード(M)7・3の16日の地震で地表に現れた断層を、長さ十数キロにわたって確認したと発表した。別々とされる二つの断層帯をつなぐように走っており、一続きの断層として地震を起こした可能性があるという。

 遠田教授らは東北大で記者会見。16日の地震によって「布田川断層帯」がある熊本県益城町だけでなく、「日奈久断層帯」がある御船町でも断層が動いて地表に現れていた。いずれも、断層を挟んだ反対側が右にずれる横ずれ断層だった。

 政府の地震調査委員会は、二つの断層帯のうち布田川断層帯が動いたと判断しているが、遠田教授は「(断層帯は二つではなく)一続きの断層が向きを変えてつながっている可能性がある」と指摘している。

 また、地震で断層が動いたことにより、地下にかかる力がどのように変化したかを計算した。大分県など地震活動が活発化した地域では、地下の圧力が地震を起こしやすくするよう変化したと考えられた。

 熊本県の南西側に延びる日奈久断層帯でも同様に圧力が変化したとみられ、今後の地震活動に注意が必要という。

 遠田教授は「大分のような火山地帯では地下の熱水活動が活発で、地震で揺すられると反応しやすく、震源から遠くても地震が誘発されたのではないか」と話している。

益城で断層発見 田んぼに断層露出 緊急調査で 「相当なエネルギー放出」 [熊本県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/238761
2016年04月16日 18時26分

 産業技術総合研究所の活断層・火山研究部門(茨城県つくば市)の緊急調査団が16日、熊本県益城町で、田んぼの表面に少なくとも長さ約50メートル、段差20〜30センチにわたって、活断層が露出しているのを確認した。吉見雅行主任研究員は、衛星画像の解析結果も根拠に「16日未明の本震によって露出した布田川断層帯」との見方を示した。

 吉見氏は「これほど地表に影響が出たからには、相当なエネルギーが放出されたとみられる」と指摘。今後、地表に影響が出た範囲を確認し、これまで推定された断層帯の位置と照合する。吉見氏は「布田川断層帯は相当の長さにわたり連続しているとみられており、実際に起きた地震の結果から研究結果を蓄積する必要がある」と話した。

=2016/04/16 西日本新聞=

808とはずがたり:2016/05/08(日) 21:30:02

太陽系の一番外側にある惑星「海王星」の公転軌道の11倍もあるとのこと。ブラックホールは星なのにこの大きさは一体。。ブラックホールが周囲を呑み込むスピードってどんなもんなんだろ?で,吸い込んだらでかくなるのか?

新発見されたブラックホールがケタ外れだった…
新発見されたブラックホールのスケールが、とてつもなくて想像すらできない・・・ので、まとめてみた。http://matome.naver.jp/odai/2135424179049378301
更新日: 2012年11月30日

809とはずがたり:2016/05/08(日) 21:33:59
dwarf planetなんだから矮惑星だろ(; ゜д゜)
エッジワース・カイパーベルトにあるマケマケやハウメアやクワオワーに興味津々である。

準惑星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F

準惑星(じゅんわくせい、英: dwarf planet)とは、太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、それ自身の重力によって球形になれるだけの質量を有するもの。

準惑星の一覧[編集]
IAU が決議案採択の時点で dwarf planet の例として示したのは冥王星からケレスまでの3個であり、2008年7月にマケマケ、9月にハウメアが追加されて5個となった。しかし、このカテゴリー自体の定義も今後の研究に委ねられることを留意する必要がある。

マケマケ(青)、ハウメア(緑)、冥王星(赤)と海王星(灰)の軌道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%83%A1%E3%82%A2_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:TheKuiperBelt_Orbits_2003EL61_2005FY9.svg

エリスの軌道
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B9_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:Orbit_of_2003_UB313_on_30_July_2005.gif

ケレス(青色)の軌道。赤色の軌道は惑星、一番外側の軌道は木星。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%B9_(%E6%BA%96%E6%83%91%E6%98%9F)#/media/File:AnimatedOrbitOf1Ceres.gif

クワオアー(準惑星候補)の軌道
http://star-force.wikia.com/wiki/Quaoar

810とはずがたり:2016/05/08(日) 21:48:30
超大質量ブラックホールが活発化する原因は?
http://www.astroarts.com/news/2011/07/19bh_merge/index-j.shtml
【2011年7月19日 ヨーロッパ南天天文台】

ヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡(VLT)とX線宇宙望遠鏡「XMMニュートン」による観測の結果、過去110億年の銀河中心ブラックホールのほとんどは銀河同士の合体によって活動を始めたわけではないことがわかった。
調査に利用した領域の活動銀河
カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(CFHT)で撮影したろくぶんぎ座方向の一角。赤い印の箇所が研究で使われた活動銀河。クリックで広域図表示(提供:CFHT/IAP/Terapix/CNRS/ESO)

多くの銀河の中心には超大質量のブラックホールが存在していると考えられている。天の川銀河の中心のブラックホールのように不活発なものもあれば、一部の、特に初期宇宙の銀河の中心にあるブラックホールは、物質をとりこむ際の摩擦エネルギーを放射する「活動銀河核」であることが知られている。
この「寝ている」銀河中心のブラックホールを「起こす」ものがどこから来ているのか、というのは未解決の問題だ。これまでは、銀河同士の合体や接近通過で内部の物質がかきまぜられ、そのエネルギーで活発化するという説が主流だった。
独・マックス・プランクプラズマ物理学研究所のViola Allevato氏らは、ろくぶんぎ座の方向にある600以上の活動銀河について詳細な観測を行い、活動銀河核が活発化する原因を探った。X線宇宙望遠鏡「XMMニュートン」で活動銀河核が出すX線を観測し、南米チリにあるVLT(VLT)でその活動銀河までの距離を調べることで、約110億年前から現在までの、時代ごとの活動銀河の分布の違いを調査した。
すると、110億光年以内(=110億年前以降)では中ぐらいの明るさの活動銀河核ばかりで、極端に明るいものは稀であった。この結果自体は予想通りであったが、このような中ぐらいの明るさの銀河が銀河同士の合体で活発化したわけではないという驚くべき結果が示された。
銀河同士の合体によって活動銀河核ができるというこれまでの理論によれば、太陽の1兆倍程度というほどほどの質量を持った銀河の中に見つかるはずであった。しかし、活動銀河核のほとんどは、この予想よりも20倍も重い、暗黒物質が豊富な銀河の中にあったのだ。
110億年というはるか昔においても、中ぐらいの明るさの活動銀河核のうち銀河の合体によって活発化した割合は非常に低い。当時は今より銀河同士の距離が近く、銀河同士の合体は今よりももっと頻繁に起きていて良いはずであり、非常に驚くべきことである。
衝突ではないとすれば、活動銀河核を活発化させているのは、銀河の円盤の不安定性や星形成のような、銀河の中で起こる活動がきっかけなのかもしれない。

811とはずがたり:2016/05/08(日) 23:10:45
>局部銀河群が属してる「超銀河団」
太陽系と太陽系の属す天の川銀河と別の銀河のアンドロメダ銀河の位置関係が知りたくて調べててこの頁(下記リンク上)に辿り着く。
判りやすくて何となく判ったけど,ラニアケア超銀河団にアンドロメダは属しているのか居ないのか?書いてないけど近い銀河みたいなので同じラニアケアに属しているのだろう。
その隣にはペルセウス座・うお座超銀河団(下記リンク下参照)があって別々の重力源(グレート・アトラクター)に引き寄せられてるとのこと。
グレートアトラクターとかダークマターとか重力がらみがアツいなぁ(゚∀゚)

太陽系、銀河、宇宙の大きさを図で表してみる
http://thk.kanzae.net/knowledge/science/t58/
2014年12月8日

アメージング!天の川銀河は超銀河団の1つであることがわかるマッピング映像 「ラニアケアー」
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52174529.html
2014年10月03日

812とはずがたり:2016/05/10(火) 22:07:02

阿蘇山大噴火の危険な兆候…火口湖の“エメラルドグリーン”が消失していた!?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160509-00064981-playboyz-soci
週プレNEWS 5月9日(月)10時0分配信

5月4日にドローンで撮影した阿蘇山の火口。熊本地震発生から半月、硫黄臭がする大量の噴気が激しく立ち上がりエメラルドグリーンの溜まり水が消失…

熊本地震が襲った熊本の中央部には阿蘇山がある。外輪山(がいりんざん)を含めると横浜市が全部入るぐらいの広大な山で、その中心となる中岳が地震直後の4月16日に続き、5月1日にも噴火した。

これらは大噴火の前触れなのか? 週プレ取材班は急きょ阿蘇に飛び、火口のドローン撮影に成功した。すると火口の中では予想もしなかったことが起きていたのだ。

南九州地方に台風並みの嵐をもたらした低気圧が通過した翌5月4日。阿蘇山中岳(なかだけ)の山頂付近は強風が吹き荒れていた。阿蘇ロープウェイの麓乗り場付近にある気象庁阿蘇山観測所によると、当日の最大瞬間風速は25.3メートル。

中岳山頂付近ではさらに強い向かい風が取材班を襲い、ドローンどころか人も前に進めないほどだった。それでも可能な限り火口に迫り、風が弱まる一瞬を狙って上空からの撮影に成功した。

立ち上がる噴煙が切れる瞬間の火口内部を映し出したカメラモニター映像を見たカメラマンの吉留直人氏が「あーっ!」と声を上げる。阿蘇山の代名詞ともいえる火口に溜まったエメラルドグリーンの溜まり水が消え、黒い溶岩で覆われた山肌が直に見えていたからだ。

「昨年、セスナから火口を見た時は、水は確かにありました。完全に蒸発してしまったのは噴火活動と関係があるのかもしれません…」(吉留氏)

専門家も阿蘇の異変を口にする。

防災科学技術研究所は、中岳の西側深さ約6キロにあるとされるマグマ溜まりが地震で西側に50センチほど引き伸ばされ変形している可能性があることを解析。国土地理院は地盤が最大30センチ沈んでいることを明らかにした。

気象庁が4月22日に行った調査では、火山ガスの放出量が前回調査(4月5日)の2倍にあたる2400トンと多い状態だったこともわかっている。

もともと中岳火口は活発な活動を続け、昭和以降だけで見ても噴火に巻き込まれて21人が亡くなっている。昨年9月には2千メートルの噴煙と噴石が上がり、噴火警戒がレベル3(入山規制)に上昇したばかりだ(現在はレベル2)。取材班が訪れた時も、熊本地震後に2度噴火した第一火口からは断続的に大量の噴煙が上がり、火山ガスの強烈な匂いが漂っていた。

地震の後に火山が噴火したケースは世界中で見られている。東日本大震災の後には阿蘇山で地震活動が一時的に増加したことを考えれば、今回は直下で起きた地震。いつ大噴火を起こしてもおかしくない。

さらに取材を進めると、阿蘇山だけでなく九州に連なる火山のあちこちで大噴火の兆候が…。鹿児島湾での深海魚出現など異常な現象の詳細リポートは発売中の『週刊プレイボーイ』21号にてお読みください!

★『週刊プレイボーイ』21号(5月9日発売)「いよいよ迫る九州大噴火の恐怖」より

(取材・文・撮影/桐島瞬 撮影/吉留直人、村田猛)

813とはずがたり:2016/05/12(木) 18:26:26
〔地震〕台湾付近でM6.0級の地震相次ぐ 宮古島・八重山地方の沿岸で若干の海面変動の可能性
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/world/rescuenow-00000004588461.html
13:45レスキューナウニュース

気象庁によると、12日13:30頃、台湾付近を震源とするM6.3の地震があり、沖縄県与那国町で震度3の揺れを観測しました。
この地震により、宮古島・八重山地方の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。
なお、台湾付近では12日12:17頃にもM6.4の地震が発生し、沖縄県与那国町・竹富町で震度2の揺れを観測しました。

814とはずがたり:2016/05/14(土) 09:41:45

【熊本地震】「本震」判断基準見直しへ 政府の地震調査委
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1605140008.html
07:34産経新聞

 政府の地震調査委員会は13日、熊本地震で気象庁による余震の発表に混乱が生じたことを受け、余震の評価手法を見直すことを決めた。一律に定めていた最大規模の「本震」の判断基準を見直すことが柱になるとみられる。約3カ月後に新たな手法をまとめる。

 一連の熊本地震で気象庁は、4月14日に起きたマグニチュード(M)6・5の地震を本震と判断し、規模がより小さい余震の発生確率を発表して警戒を呼び掛けた。しかし16日に規模がより大きいM7・3の地震が発生する異例の事態となり、2回目の震度7を観測。14日の地震は本震に先立って起きる「前震」だったと修正し、余震発生確率の発表を取りやめた。

 地震調査委は平成10年に余震確率の評価手法を作成。国内で70年間に起きたM6・4以上の内陸地震は、その後により大きい地震が起きていないことから「M6・4以上の地震は本震とみる」と明記。これに基づき気象庁は14日の地震を本震と発表していた。

 現在の地震学では、地震の発生時に、それが本震か前震かを科学的に判断することはできない。このため調査委は過去の経験則から基準を設けていた。今後はより適切な手法の確立や発表方法を目指す。

 調査委の平田直委員長(東大地震研究所教授)は取材に対し、「新しい経験をしたので、合理的な予測になるよう見直す。具体的にどう見直すかは今後、検討したい」と話した。

815とはずがたり:2016/05/14(土) 09:42:42

熊本「本震」直後に大分でも別の地震、誘発か
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20160513-567-OYT1T50146.html
05月13日 20:22読売新聞

 気象庁は13日、熊本地震の「本震」(マグニチュード7・3)が発生した直後に、大分県でも別の地震(同5・7)が発生していたと発表した。

 一連の地震では、本震後に大分県で地震活動が活発化しており、この地震が引き金となった可能性がある。

 同庁によると、4月16日未明に熊本県内で本震が発生。大分県では最大震度6弱を記録した。同庁が地震計データを解析したところ、本震発生の32秒後に、本震の震源から約80キロ・メートル北東の同県中部で別の地震が起きていたことが分かった。

 同県内で起きた一連の地震の中では最大規模だが、当時の揺れが、本震によるものか、新たに分かった地震によるものかは分からないという。防災科学技術研究所などもこれまで、同様の解析結果を発表していた。

816名無しさん:2016/05/15(日) 11:23:27
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160511/k10010517231000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_054
公明・政調会長「義援金差し押さえ禁止の法案成立を」
5月11日 20時14分
公明党の石田政務調査会長は、記者会見で、熊本地震で被災した人に届けられる義援金などについて、金融機関に借金がある場合でも、差し押さえられないようにするため、今の国会で必要な法案を成立させたいという考えを示しました。
この中で、石田政務調査会長は、熊本地震の被災者や遺族に支給される義援金や「災害弔慰金」などについて、「善意の金が差し押さえの対象にならないようにすべきだ」と述べ、金融機関に借金がある場合でも、差し押さえられないようにする仕組みが必要だいう認識を示しました。
そのうえで、石田氏は、「東日本大震災のときには法的な枠組みを作ったが、今回はできていないので、与党として大至急取り組みたい」と述べ、義援金などの差し押さえを禁止するため、今の国会で必要な法案を成立させたいという考えを示しました。

817とはずがたり:2016/05/16(月) 18:48:40
>>231>>486

恐竜は急に絶滅したんじゃなく、隕石衝突前から死に体だった?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160509-00010003-giz-prod
ギズモード・ジャパン 5月9日(月)21時10分配信

隕石も火山もだめ押しの一手だったのかも。

恐竜が絶滅した理由に関しては、今までいろんな仮説が出されてきました。巨大隕石が地球に衝突したんだとか、火山の噴火のせいだとか、それがコンボで来たんだとか。でもそもそも、「何か大惨事のせいで一気に死に絶えた」という発想が事実とは違うのかもしれません。

そうじゃなくて、たしかに隕石の衝突や火山活動はあったのだけど、それはあくまでとどめの一撃に過ぎなかった、という見方もあります。恐竜を襲ったのは一時の大事件だけでなく、百万年単位の長い時間をかけた大きな変化だったのかもしれません。この考え方自体もじつは新しくありませんが、米国科学アカデミー紀要に掲載された新たな論文では、統計的手法を駆使してその説を強く裏付けています。その論文執筆者たちによれば、恐竜の絶滅とは、健康な木がチェーンソーで切り倒されたというよりは、よぼよぼの木がひと吹きの風で崩れ去ったのに近いのです。

「80年代から90年代は『恐竜はある衝撃が起こるまでは幸せに暮らしていて、突然消し去られたのだ』という説ばかりでした」上記の研究には参加していないプリンストン大学の古生物学者、Gerta Kellerは語りました。「この研究が、そのような考えを葬り去ると思います」

地球史上最大にして最強の種を終わらせたものが何だったのか、その議論は数十年続いてきました。その契機となったのは1980年、メキシコのユカタン半島でチクシュルーブ・クレーターが発見されたことです。このクレーターは、「K-T境界」といわれる恐竜の絶滅時期とまさに同時代にできたと推定されたため、これぞ隕石が恐竜を絶滅させたことの動かぬ証拠だと言われたのです。

でもKeller氏など他の古生物学者は、その考えには異論を唱えています。チクシュルーブ・クレーターが発掘された頃、地球のまったく別の場所でも、K-T境界に近い6600万年前の前後に起きた大規模な火山活動の証拠が発掘されました。それはインドのデカントラップといわれる洪水玄武岩のかたまり(下の画像)でした。「(隕石の)衝撃は一発だけでしたが、火山活動は25万年も続いたのです」とKeller。「その間、恐竜は消えていったのです」

巨大隕石の衝突も、火山が影響した可能性も、恐竜絶滅の原因としてわりとよく知られていますが、でも、一部の研究者たちは、それらだけでは全体像がわからないとし、K-T境界前の数百万年の間に、恐竜の種はゆっくりと間引かれていったのだと主張していました。ただ今まで、その主張に対する裏付けが不十分でした。

「これまでの研究は非常にシンプルでした」、レディング大学の古生物学者、マナブ・サカモトが語りました。「従来の研究では、(恐竜の)種の数を各年代や時間間隔ごとに数え、どの種がいつ増えたり減ったりしているかを推定していました。正直、それはあまり統計的なアプローチとは言えません」

818とはずがたり:2016/05/16(月) 18:48:55
>>817-818
サカモトらはもっと細かい手順を使い、新種の恐竜が現れた回数(種分化イベントと言う)をカウントしていきました。三畳紀(約2億5100万年前〜約1億9960万年前)からジュラ紀(その後約〜1億4550万年前)にかけ、恐竜の多様性はより大きくなりましたが、白亜紀(ジュラ紀の後〜約6600万年前)初期までには、種の分化が頭打ちになってきました。白亜紀中期から後期までには、恐竜が進化する率は劇的に低下していました。それはその後数百万年、チクシュルーブの隕石衝突の前まで下がり続けたのです。

「新たな種の誕生が、種の絶滅の早さに追いつかなかったのです」とサカモト。「それによって恐竜は、劇的な環境変化、特に終末的な変化に対しては、脆弱になってしまいました」

サカモトの研究では、恐竜がゆっくりと消えていった理由には踏み込んでいませんが、多くの要因が関係していると言っています。「我々がモデル化できることは非常に限られています。が、スローダウンからはっきりした減少へと変わった頃、世界は非常に大きな変化の中にあったということは言えます」その変化とは、長期に及ぶ火山活動、超大陸パンゲアの分裂(地球のあらゆる大陸がつながった状態から今の形に近づく)、そして地球規模での寒冷化などです。

Kellerはサカモトらの論文について、「気候に関して強く主張することもできたはず」だと言います。「最終的に(恐竜が)大幅に減ったのは、気候が末期的に寒冷化したときでした。そしてそのとき、絶滅が非常に急速になったのです」

恐竜絶滅の謎は、これからもすべて解明はできないのかもしれません。多くの証拠が時間とともに失われてしまいました。でも我々が研究のツールを洗練させればさせるほど、恐竜が一気に絶滅したわけではないことが明らかになっています。とすれば、今地球上で(一応)繁栄している人間を絶滅させるのも、同じようにゆっくりとした変化なのかもしれません。


Image:Shutterstock、Mark Richards
source: 米国科学アカデミー紀要

Maddie Stone-Gizmodo US[原文]
(miho)

819とはずがたり:2016/05/22(日) 15:14:39
<井戸沢断層>いわき市教委、天然記念物に
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160522_63005.html

 いわき市教委は、東日本大震災の1カ月後の2011年4月11日に起きた大規模余震で市南西部の田人(たびと)地区に出現した井戸沢断層の一部を、天然記念物に指定した。市教委や京都大によると、同断層は、地層が両側から引っ張られる「正断層」型の活断層。東北に地震を起こすような正断層型はないとされていた。海溝型地震に誘発されて内陸の活断層が動き、地震断層(地面のずれ)が顕著に現れたのは国内初という。

 井戸沢断層は茨城県境からいわき市南部まで南北約20キロに及ぶ。余震は断層の南端付近、深さ約6キロが震源の直下型で、マグニチュードは7.0。震度6弱を観測し、田人地区で大規模な土砂崩れが起きて4人が犠牲になった。京大の調査によると、井戸沢断層の活動で起きた前回地震は1万数千年前だったという。
 11年4月の地震で、断層は14キロにわたって地表に現れ、最大約2メートルの段差ができた。市教委によると、京大のほか、東大など多数の研究機関が調査を進め、井戸沢断層の西側に現れた新たな断層との指摘もある。
 天然記念物となったのは、断層の北端に近い約200メートル。西側の地面が沈む形で生じた段差が山中を走る様子が確認できる。指定は5月2日付。市教委は自然風化を防ぐための保存や展示の方法を検討する。
 日本の活断層は両側から押される「逆断層」や「横ずれ断層」が多い。
 京大大学院理学研究科の堤浩之准教授(地形学)は「正断層型の地震断層が顕著に出現した例は、それまで国内では確認されていなかった。あまり明瞭な活断層と言えなかった井戸沢断層が、海溝型地震に誘発され活動したことは、地震研究の上で重要な問題提起だ」と話している。

2016年05月22日日曜日

820名無しさん:2016/05/23(月) 07:07:23
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016051600844&amp;g=pol
情報連絡室を設置=政府

 政府は16日夜、茨城県で震度5弱の揺れを観測した地震を受け、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。(2016/05/16-21:44)

821とはずがたり:2016/05/27(金) 09:49:51
分岐断層、被害集中招く? 益城町中心部に5キロ 熊本地震研究者から指摘
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20160526162810554.html
05月26日 16:25西日本新聞

http://tohazugatali.we b.fc2.com/science/m_nishinippon-20160526162810554.jpg
倒壊して犠牲者が出た益城町の家屋と断層
(西日本新聞)

 熊本地震で熊本県益城町役場南側の住宅街に犠牲者が集中した原因の一つとして、本震を起こした布田川(ふたがわ)断層帯から枝分かれする分岐断層約5キロを挙げる声が強まっている。25日、千葉市であった日本地球惑星科学連合の学会発表でも複数の研究者が指摘した。今後の地震防災では活断層の本線だけでなく分岐断層への備えも鍵となりそうだ。

 学会で京都大の川瀬博教授(地震工学)は現地調査を踏まえ「分岐断層の動き(横ずれ)で生じた数十センチの地割れが、益城町の建物被害を広げた要因の一つとなった」と報告した。

 益城町では23日現在、町内全建物の83%に当たる約1万5千棟に被害(一部損壊を含む)が出ている。理由として(1)強い地震波(2)地盤の緩さ(3)建物の古さ?が注目されたが、町中心部はどこも似た条件で、役場南側(宮園地区など)の東西約2キロで倒壊が多かったことへの説明はつかなかった。

 熊本地震前震のマグニチュード(M)6・5級では断層が地表に現れないことが多く、全国の活断層でも分岐断層が存在する可能性がある。益城町では、広島大の熊原康博准教授(自然地理学)らが本震後、町北東部の堂園地区から宮園地区にかけて地表に現れているのを確認。熊原准教授は「宮園地区は分岐断層の西端だろう。断層の端では、ほうきの先のようにさらに細い断層が多数存在することが多い。それらも同時に揺れた可能性がある」と見る。

 布田川断層帯の「本線」は堂園地区から南西方面の平田、赤井、島田各地区へとつながっている。名古屋大の鈴木康弘教授(変動地形学)は「本線上の建物も多く倒壊し、被害が幅約1キロに及ぶ“震災の帯”ができている」と指摘。「このような危険地域は事前に住民に知らせることが今後必要だ」と提言する。

 学会では、断層のずれで生じる地震波の強さを被害拡大の主因とする見方もあった。防災科学技術研究所の青井真(しん)・地震津波火山ネットワークセンター長は「益城町中心部を襲った地震波は、阪神大震災や新潟県中越地震と同レベルの極めて大きなものだった」と報告。青井氏は取材に対し「われわれは地下の断層面から伝わる地震波の影響を見ているが、分岐断層との複合的な要因として捉えることも可能だ」と話した。

 一方、宅地の盛り土が崩れたことを被害集中の理由に挙げる研究者が多いことに対し、産業技術総合研究所の中沢努情報地質研究グループ長は「盛り土が崩れた被害は少なかった。むしろ、地震波を増幅しやすい軟弱地盤だったのが理由ではないか」としている。

=2016/05/26付 西日本新聞朝刊=

822名無しさん:2016/05/28(土) 17:14:18
>>816

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160527/k10010536921000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_028
熊本地震の義援金 差し押さえ禁止法が成立
5月27日 10時10分
熊本地震で被災した人に届けられる義援金を、金融機関に借金がある場合でも差し押さえられないようにするための法律が、27日の参議院本会議で、全会一致で可決・成立しました。
この法律は、熊本地震で被災した人に届けられる義援金を、金融機関に借金がある場合でも被災者が確実に受け取り、生活再建に使えるようにするためのものです。
具体的には、被災者が受け取った義援金を差し押さえることや、義援金を受け取る権利を他人に譲り渡したり、担保にしたりすることを禁止していて、法律の施行前に受け取った義援金も禁止の対象にするとしています。
法律は、27日の参議院本会議で採決が行われた結果、全会一致で可決・成立しました。同様の法律は、5年前の東日本大震災の際にも成立していて、与野党内には「災害のたびに法律を整備するのではなく、いつでも適用できる恒久的な制度に改めるべきだ」という意見も出ており、今後、検討が行われる見通しです。
熊本県によりますと、一連の地震で県に寄せられた義援金は、日本赤十字社や共同募金会を通じて寄せられた分も含めて、今月24日の時点で104億6075万円に上っています。
これらの義援金は、地震で家族が亡くなった場合や自宅が壊れた場合など、被害の程度に応じて市町村から被災者に配分されます。県などで作る委員会は、今月6日に1回目の分として、集まった義援金のうち7億5200万円を市町村に配分していて、今後、追加の配分を行うことにしています。

823とはずがたり:2016/06/03(金) 09:27:53

JAXA、リスクへの配慮お粗末 衛星「ひとみ」分解
http://www.asahi.com/articles/ASJ5Z4C95J5ZULBJ00D.html?iref=com_alist_8_01
山崎啓介、竹石涼子2016年6月2日07時25分

 打ち上げから2カ月余りで運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の原因調査で、単純ミスの積み重ねが機体の分解を招いたことがわかってきた。安全設計もお粗末で、JAXAの宇宙開発の現場は、根本からの見直しに迫られている。

 「驚くような(人為的)ミスだった」「設計の全体感を見るアプローチが抜けていたのではないか」。5月24日、JAXAによる事故原因の調査を検証する文部科学省の小委員会。委員から厳しい声が上がった。

 ひとみは2月17日に打ち上げられ、4月28日に運用を断念した。JAXAの説明によると、ひとみは大きな二つの失敗によって分解した。

 一つは、姿勢制御プログラムの設計が不十分だったこと。観測に適した姿勢になるため明るい星を基準に調整する仕組み。だが、明るい星をうまく見つけられず正しく動かなかった。

 設計段階ではこのような場合、地上操作で姿勢を直すはずだった。ところがJAXA内で地上操作の必要性が現場に引き継がれず、具体的な手順もないまま打ち上げられた。その結果、ひとみは異常回転を始めてしまう。

 二つ目の失敗は、打ち上げ後の人為ミス。2月、異常があった場合に自動で姿勢を整える「セーフホールドモード」で使う噴射の設定値を実際のひとみの状態に合わせて変更した。この際、JAXAに協力するNECの担当者が、プラスにすべき設定値をマイナスで入力。異常回転を加速させてしまった。

 担当者が使ったのは開発用のプログラムでマニュアルもなかった。JAXAは、ミスが起きやすい環境を把握せずに作業を進めていた。「リスクに対する配慮が不足していた」とJAXAは説明する。

残り:871文字/全文:1575文字

824名無しさん:2016/06/05(日) 13:16:25
http://this.kiji.is/111779640585781252?c=40245355334500353
地震対応の職員自殺か
熊本・阿蘇
2016/6/4 19:52
 一連の地震の対応に当たっていた熊本県阿蘇市の50代の男性職員が自宅敷地で死亡していたことが4日、関係者への取材で分かった。現場の状況から自殺とみられ、同市は業務との関連を調べている。

 関係者によると、男性は5月下旬に死亡。遺書は見つかっていない。死亡前は復旧作業や避難者対応といった業務に当たっていた。同市は「職員が死亡した事実はあり、重く受け止めている。遺族の意向もあり(詳細は)明らかにできない」としている。

 同市では地震後に体調不良を訴えた職員がおり、業務量が増え負担が大きくなっているとして、職員の勤務状況の確認を進めていた。

825名無しさん:2016/06/05(日) 16:14:15
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&amp;k=2016060500047
地熱による対流で形成=冥王星、氷の平原の模様-100万年以内に更新・NASA

 冥王星の明るいハート形の地域で、窒素の氷の平原上に見られるさまざまな多角形の模様は、内部の地熱による氷のゆっくりとした対流で形成された可能性が高いと分かった。米航空宇宙局(NASA)などの二つの研究チームが5日までに英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 米探査機ニューホライズンズが昨年7月に冥王星に最接近した際の観測画像に基づき、コンピューターによるシミュレーションで結論付けた。観測当時は、泥の表面が乾いて縮み、ひび割れるのに似た仕組みも考えられたが、個々の多角形の直径が10〜40キロ程度とスケールが大きいことなどから否定された。
 この対流は、20世紀初めに研究した英仏の物理学者の名前から「レーリー・ベナール対流」と呼ばれるタイプ。熱せられて軽くなった物質は上昇し、表面に達すると冷えて周囲から下降する。こうした部分的な循環が多数でき、全体として多角形が並んだハチの巣のような模様となる。身近な例では、熱いみそ汁をわんに入れた際に観察されることがある。
 NASAなどのチームによると、冥王星の中核を占める岩石にはウランやトリウム、カリウムの放射性物質が含まれ、この崩壊熱が表面を覆う氷の層に伝わる。ハート形地域の中心部にある氷の層は大半が窒素でメタンや一酸化炭素も含まれ、表面の平均温度は零下237度程度とみられる。
 NASAなどのチームは氷の厚さが3〜6キロ、表面の流速は年間数センチで、約50万年で更新されると推定。一方、米パデュー大チームは氷の厚さを約10キロ、表面流速は年1.5センチで、約100万年で更新されると推定した。(2016/06/05-11:21)

826とはずがたり:2016/06/08(水) 22:47:12
世紀の発見「重力波」解明へ。宇宙望遠鏡の試験機「リサ」が実験成功
sorae.jp 2016年6月8日 05時54分 (2016年6月8日 21時37分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/science/20160608/Sorae_31866.html
 
昨年12月に打ち上げられた、ブラックホールなどから発せられる重力波を観測する重力波望遠鏡の試験機「リサ・パスファインダー」。ESA(欧州宇宙機構)は7日、その試験機が高いパフォーマンスを示したと発表しました。今後、NASAとESAは3機の衛星を運用して宇宙空間に巨大な重力波望遠鏡を構築する予定です。
 
重力波といえば、今年2月に米国の観測所「LIGO」が初観測に成功したことでも話題になりましたね。空間の歪みが伝播する重力波は約100年前にアインシュタインによって予言されていた現象で、ブラックホールの合体など巨大な天体活動から発生します。
 
リサの中には金とプラチナでできた2つの立方体が内蔵されています。これらは真空容器の中で無重力により自由状態で浮遊しており、その位置のずれを高精細なレーザー観測で測定。もしずれていれば、重力波が伝播したことがわかるという仕組みです。この2つの立方体の重量差はウイルスほどだというのですから、その繊細さがわかりますね!
 
重力波はLIGOのように地上でも観測は可能ですが、3つの衛星を500万kmの離れた位置に配置できる発展型LISA(eLISA)ではより低周波の重力波を捉えることができます。これにより、宇宙のさまざまな場所で起きる超巨大ブラックホールの融合による重力波を捉えることができるのです。宇宙はまだまだわからないことだらけですが、宇宙に打ち上げられた「巨大な望遠鏡」でその姿が解き明かされることを期待しましょう!
 
Image Credit: ESA?C.Carreau
■Gravitational-wave hunter LISA turns out to be a true high performer
http://www.gizmag.com/lisa-spacecraft/43730/?utm_source=rss&amp;utm_medium=rss

827名無しさん:2016/06/11(土) 15:08:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160610/k10010552311000.html?utm_int=all_side_ranking-access_001
「激しい揺れの確率」全国の予測地図を公表
6月10日 17時07分
今後30年以内に地震で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した最新の全国の予測地図が10日公表され、関東や太平洋側などで引き続き高い確率となっているほか長野県の一部で前回より確率が上がりました。
政府の地震調査委員会は全国の活断層や海溝型の巨大地震などに関する研究成果に基づき、今後30年以内に地震で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を推計し、「全国地震動予測地図」として公表しています。
10日公表された今年度版の予測によりますと、その確率は関東や太平洋側で高く、千葉市で85%、横浜市と水戸市で81%、高知市で73%、静岡市で68%、北海道根室市で63%、大阪市で55%、東京都庁で47%、名古屋市で45%などとなっています。
おととし12月に公表された前回と比べて大きな傾向は変わりませんが、巨大地震が想定される南海トラフ沿いの太平洋側では前回と比べて2ポイントほど高くなったほか、長野県から山梨県にかけてのびる「糸魚川ー静岡構造線断層帯」の評価が見直された結果、周辺の確率は全体として下がった一方、長野県安曇野市では29.5%と前回よりも10.4ポイント上昇ました。
一方、今回公表された予測地図はことし1月1日時点の確率で熊本地震の影響は考慮されておらず、地震調査委員会は今後、詳細な調査を行って新たな予測地図に反映させたいとしています。
地震調査委員会の平田直委員長は「激しい揺れに襲われる確率がゼロとなる場所は存在しないうえ、確率が低い場所でも安全というわけではなく、ひとたび大きな地震が発生すれば、激しい揺れに見舞われるおそれがある。耐震化や家具の固定など、地震に対する備えを進めてほしい」と話しています。
最新版の「全国地震動予測地図」は、地震調査研究推進本部のホームページで見ることができます。
予測地図の経緯と見方
今後、30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を地図で示す「全国地震動予測地図」は、全国の主要な活断層や海溝で起きる地震について、起こりやすさや地震の規模などを評価し、その結果を地震による被害を減らすことにつなげようと、平成17年に初めて公表されました。
その後も、最新の研究成果を反映したり、確率の推計手法を改善したりするなどして、更新を繰り返し、今回が8回目の公表となります。
地図では、ことし1月1日からの30年間で震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率が高い場所ほど赤色が濃くなり、確率が低い場所は黄色で示されます。
確率が3%であれば、おおむね1000年の間に1回程度、26%であれば100年の間に1回程度、震度6弱以上の激しい揺れに襲われることを示します。
四国から関東にかけての太平洋側の地域や、北海道の太平洋側などでは、広い範囲で26%以上となっています。
地図は、地震調査研究推進本部のホームページで見ることができます。
また、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」というサイトでは、予測地図を拡大することができ、自分の住んでいる地域などをより詳しく確認することができます。

828名無しさん:2016/06/11(土) 15:08:59
>>827

予測地図公表 その目的は
政府の地震調査研究推進本部によりますと、日本の周辺は複数のプレートがぶつかり合い、地下にひずみがたまっていて、世界で起きるマグニチュード5以上の地震のおよそ1割は日本の周辺で起きています。
世界的にも地震の多発地帯で、過去およそ200年間に国内で大きな被害が出た地震のうち、南海トラフや日本海溝、それに千島海溝などで起きる海溝型の地震は、平均して20年に1回程度、陸域の浅い場所で起きる地震は10年に1回程度発生しています。
ただ、いつどこで、どれくらいの規模の地震が起きるかを正確に予測することはできません。
このため、これまでの調査に基づく考えられる地震の規模や発生間隔などを基に、今後、30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を地図で示しています。
このうち、南海トラフや日本海溝など、海溝型の地震は数十年から100年程度の間隔で繰り返し発生するため、太平洋側の地域では、激しい揺れに襲われる確率が高くなり、日本海側では確率が低くなる傾向があります。
また、活断層がずれ動いて起きる内陸型の地震は、発生間隔が一般に1000年以上と長く、海溝型の地震と比べて発生確率は低く示される傾向があります。
ただ、全国には分かっているだけで2000余りの活断層があり、確率が低くても安全というわけではありません。
実際に、激しい揺れに襲われる確率が相対的に低い地域でも、昭和58年に104人が死亡した日本海中部地震や、平成17年の福岡県西方沖地震、平成19年の能登半島地震など、マグニチュード7前後の規模の大きな地震が繰り返し起きていて、全国どこでも激しい揺れに襲われる可能性があります。
一連の熊本地震で最大震度6強を観測した熊本市も、今回の予測地図での発生確率は7.6%でした。
一連の熊本地震や、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震のように、近年、規模の大きな地震が起きていなくても、いったん大地震が起きると大きな被害につながります。
また、国内では活断層の調査が十分ではない場所があるため、大地震を引き起こすおそれのある、まだ知られていない活断層が反映されていない可能性があります。
平成16年の「新潟県中越地震」や、平成20年の「岩手・宮城内陸地震」は、いずれもそれまで知られていない場所で活断層がずれ動いて起きました。
地震調査委員会の平田直委員長は「確率が低かった熊本でも激しい揺れを伴う地震が発生したように、確率が低いからといって安全とは言えず、全国どこでも激しい揺れに襲われる危険性がある。ひとたび大きな地震が起きれば大きな被害につながるので、日頃から地震への備えを進めてほしい」と話しています。

829とはずがたり:2016/06/16(木) 18:04:18

震度6弱 気象庁「当分の間 同程度の強さの地震に注意」
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/2716965f1205fa45ea4fef88306bb825.html
(NHKニュース&スポーツ) 15:52

北海道で震度6弱の激しい揺れを観測した地震について、気象庁の青木元地震津波監視課長は午後3時45分から記者会見し、「揺れの強かった地域では周囲の状況を確認して、身の安全を図るとともに、家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているおそれがあるため、今後の地震活動や雨の状況に十分、注意してほしい。今回地震があった渡島半島の周辺では過去に同じ規模の地震が相次いで起きたことがあるため、今後、当分の間は、きょうと同じ程度の規模の地震に十分、注意してほしい」と述べました。

また、渡島半島には、活火山の北海道駒ヶ岳や恵山がありますが、いずれも今回の地震のあと火山活動に特段の変化はないということです。

831とはずがたり:2016/06/22(水) 07:44:02
弱り目に祟り目。。地震で被害が増幅されたかどうか知りたいところ。

熊本豪雨、男女6人死亡 益城町や宇土市の広範囲で冠水
http://www.asahi.com/articles/ASJ6P4VM7J6PTIPE01X.html
2016年6月21日21時34分

 21日までの豪雨による土砂崩れなどで、熊本県の男女6人が死亡した。県内は一連の地震で地盤が緩んでいた。河川も氾濫(はんらん)し、地震で甚大な被害が出た同県益城(ましき)町、宇土市では広い範囲で冠水した。

 熊本市北区津浦町の民家では21日、裏山の土砂崩れに巻き込まれた橋谷信人さん(87)、妻ツネ子さん(85)が見つかり、死亡が確認された。

 熊本県宇土市では、中口隆道さん(66)と草津信子さん(53)が、それぞれ土砂が流れ込んだ自宅で見つかり、死亡が確認された。

 熊本県上天草市でも、岩谷為喜(ためき)さん(92)方の裏山の土砂が崩れ、自宅に流れ込んだ。岩谷さんは土砂の中から発見され、病院で死亡を確認。熊本県甲佐町の曽我収さん(79)は自宅敷地内で水死しているのが見つかった。自宅前の水路があふれ、警戒作業で外に出ていたという。

 熊本県大津町では、熊本市と阿蘇地方を結ぶ国道57号の2カ所でがけ崩れが発生。熊本地震で崩落した阿蘇大橋との間にある熊本県南阿蘇村の立野地区が孤立し、14人が大津町に避難した。宇土市では堤防の決壊で広範囲が冠水し、益城町でも木山川の堤防が決壊、孤立する民家もあった。

 熊本県甲佐町では国内で過去4番目に多い1時間雨量150ミリを観測した。

 県内6市町村の2671世帯、6605人に避難指示が、15市町村の7万1567世帯、17万8981人に避難勧告が出た。128棟の床上浸水、419棟の床下浸水も確認。益城町など7市町村で約1千戸が断水したほか、長崎県や大分県などを含む最大13市町村1133戸が停電した。

 一連の地震後、熊本県は土砂災害を警戒していた。蒲島郁夫知事は「地震で県内のいたるところで地盤が緩んでいる。徹底して予防的避難を呼びかけてきた中で犠牲者が出たことが残念でならない」と話した。

 梅雨前線は一度南下したが、21日夜から22日にかけて再び北上し、九州付近に停滞するとみられる。熊本県などの北部では、22日明け方から昼ごろにかけて雷を伴う激しい雨が降ると予想されており、気象庁は浸水や土砂災害に警戒を呼びかけている。

832荷主研究者:2016/06/25(土) 19:27:29

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160614000079
2016年06月14日 17時20分 京都新聞
宇宙ごみの形や大きさ解析 京大グループ「除去につながる成果」

地球を周回する宇宙ごみのイメージ(NASA提供) ロケットや人工衛星の残骸である「宇宙ごみ」の大きさや形、回転の状況を識別する新たな観測手法を開発し、大気観測用レーダーのデータ解析に適用してごみの姿を捉えることに、京都大の山川宏生存圏研究所教授や佐藤亨情報学研究科教授らのグループが成功した。人工衛星などに衝突して被害をもたらす宇宙ごみの除去に役立つ成果で、日本航空宇宙学会誌にこのほど発表した。

 地球の周りには10センチ以上のごみが2万個ほど確認されている。レーダーを使えば、ごみに電波を照射して跳ね返って来るまでの時間から距離と、跳ね返ってくる電波の周波数の変動(ドップラー効果)によって速度はそれぞれ分かるが、大きさや形、回転の状況までを把握するのは難しかった。

 グループは、ごみの表面の凹凸や回転による微小なドップラー効果を読み取る新たなデータ解析手法を開発した。この手法を京大の大気観測用の「MUレーダー」(滋賀県甲賀市)に適用し、800キロの上空にある一つのごみを調べたところ、直径約1メートルの円盤状で、約6秒周期で回転している、との情報を得ることができた。

 山川教授は「宇宙ごみの除去には、ごみがどんな状態で存在しているかを知ることが欠かせない。今回の手法を専用レーダーに適用すれば、数センチ程度のごみでも詳しい情報を知ることが期待できる」と話している。

833とはずがたり:2016/07/01(金) 13:23:33
列島最大規模の「実績」を持つ阿蘇山、9万年ぶりの大噴火の確率は?
http://ironna.jp/article/3149?p=1
巽好幸(神戸大学海洋底探査センター長、同大学院理学研究科教授)

日奈久断層帯は「札付き」の活断層

 気象庁が本格的に地震データの収集を初めたのは約100年前。これまで九州で震度7が観測されたことはなかった。そのために今回の地震がいかにも「異常」であるかのような印象を与えるかもしれないが、決してそうではない。日奈久・布田川断層帯はバリバリの活断層帯であり、過去に何度も大地震を起こしてきた。これらの断層活動は、フィリピン海プレートが日本列島に対してやや斜め向きに沈み込むために、横ずれ成分が大きい。さらにはこの辺り、別府?島原地溝帯と呼ばれる地帯では、九州島が南北に引き裂かれるような変動も起きている。地震や火山などの地球の営みは、人間のタイムスケールより遥かに長いのである。

 地震調査委員会は日奈久断層帯についてその活動時にM6.8程度の地震が発生する可能性があること、そしてこの断層帯を含む周辺域ではM6.8以上の地震の30年発生確率は7〜18%と評価している。

 この確率は一見、首都直下地震や南海トラフ地震(ともに70%超)に比べると低い。しかし私たちは、21年前の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)前日の30年発生確率が0.02〜8%であったという事実を忘れてはならない。つまりこの九州中部域、さらに言えば日本列島全域ではいつ地震が起きてもおかしくないと認識すべきである。私たちは、太平洋プレートとフィリピン海プレートが押し寄せる「変動帯」に暮らしているのだ。

 日奈久・布田川断層帯は決して1枚の断層ではなく、多くの活断層の集まりである。つまり、今回の地震(破壊)が近傍の断層活動を誘発する可能性は高い。今後も強烈な揺れを伴う余震が数週間続くであろうことに備えるべきである。

阿蘇もまた「札付き」

 阿蘇山は世界有数の活動的活火山である。16日にも小噴火が起きたが、これは火山の日々の息づかいのような噴火かもしれないが、地震直後であるために地震によって誘発された可能性もある。

 阿蘇山のような活火山の直下、数kmには「マグマ溜まり」が存在する。その大きさはよく解らないが、おそらく直径2〜3km程度であろう。地震の揺れがこのマグマ溜まりを刺激すると噴火に至る場合がある。サイダーやビールの瓶を勢い良く振ると炭酸ガスが発生して中身が溢れ出すのと同じ原理だ。これまでにも、地震直後数日以内に火山噴火が起きた例は多い。

 さらにこの火山は、約9万年前に列島最大規模の噴火を起こした「実績」がある。巨大噴火の跡には東西18km南北25kmの巨大な「カルデラ」が残っている。

 私たちは一昨年、このような巨大カルデラ噴火が(阿蘇山と特定しているわけではないが)九州中部で発生した場合、1億人以上の日常生活が奪われると発表した。また、日本列島で巨大カルデラ噴火が今後100年に起きる確率は約1%であることも述べた。この確率が間違っても99%大丈夫であることを意味するのではなく、非常に切迫度の高い値であることは先に述べた通りである。

 巨大カルデラ噴火では、通常のマグマ溜まりより深い所に遥かに大規模なマグマ溜まり(体積数十立方km以上)が存在する。9万年前の阿蘇巨大カルデラ噴火の場合はなんと1000立方kmものマグマが一気に噴き出したのである。

 今回の一連の地震の震源が約10kmであることを考慮すると、このような巨大マグマ溜まりが存在すれば、マグマ溜まりの周囲の岩盤に亀裂が入る可能性がある。その場合には、サイダーの蓋を勢よく開けたときと同様にマグマが溢れ出す、つまり巨大カルデラ噴火が始まることも考えられる。

 ただ、現時点ではこのような巨大なマグマ溜まりが阿蘇火山の下にあるのかどうかは判っていない。現在の観測体制では検知不能なのである。

地震大国・火山大国に暮らす覚悟

 我が国は地球上でも有数の地震大国・火山大国である。私たちはこの「変動帯」から多くの試練を与えられている。一方で私たちは、変動帯ならではの恩恵を享受してきた。温泉は最も解りやすい例だろうし、明治日本の近代化を支えた銅などを高濃度で含む「黒鉱鉱床」も海底火山からの恵みである。
 こんなにも恩恵を受けているのであるのだから、その試練から目を背けているだけでは狡いというものだ。試練による被害を最小限に抑える方策を考えないといけない。

 火山噴火について言えば、現時点ではマグマ溜まりの形状や位置すら正確には判っていない。巨大カルデラ噴火に対しては、巨大マグマ溜まりの存在すら確認できていない。火山大国かつ科学技術立国として誠に情けない限りである。

834とはずがたり:2016/07/01(金) 13:47:55
>また、活断層はその定義が「地震を起こす地震断層が浅くて地表に見えているもの」というものだから、首都圏や大阪、名古屋など、川が土砂を運んできたり、海の近くだったりして堆積層が厚いところでは、「活断層はない」ことになっている。
ひでえ定義だな。。

日本人が初めて体験した巨大地震 阿蘇山の「連動噴火」は起こるか
http://ironna.jp/article/3150?p=1
島村英紀(武蔵野学院大学特任教授)

「阪神・淡路」と同じ最大級の直下型地震

 4月14日の夜、熊本市で震度7の地震が起きた。マグニチュード(M)は6.5であった。震度7は、1949年に新たに気象庁が導入して以来、3回しか記録されたことはない。今回のものは2011年に起きた東日本大震災(地震の名前としては東北地方太平洋沖地震)以来5年ぶりで4回目になる。

 ちなみに、震度7とは、日本の震度階では最高レベルだ。つまり「青天井」でどんな大きな揺れでも震度7なのである。

 4月16日までは、熊本で起きたM6.5の地震は「本震」と言われた。本震と余震は「布田川(ふたがわ)断層」と「日奈久(ひなぐ)断層」の二つの活断層が起こしたと報じられた。

 だが、16日になってから、さらに大きな地震が起きた。Mは7.3。この大きさは内陸直下型地震としては最大級で、たとえば阪神・淡路大震災を引き起こして6400名以上の犠牲者を生んだ兵庫県南部地震と同じ地震の規模である。

 気象庁は、16日になって、このM7.3の地震を「本震」とし、前に起きたM6.5の地震と、16日のM7.3の地震の前までに起きた余震を、すべて「前震」とする、と発表した。つまり後から大きな地震が起きたので、それを「本震」としたのである。

 だが、前震だとしても、それらを前震として認識できなかったことは明らかで、その後、もっと大きな地震が襲って来ることは予想できなかったことになる。

 さらに、その後16日には、熊本の二つの活断層から北東に離れた阿蘇山の近くでM6に近い大きな地震が二回起き、さらに北東の大分県中部でも震度5弱を記録した地震が起きた。これらは、熊本で起きている地震の余震域の外で起きた地震で、明らかに熊本の地震の余震ではない。新しい地震活動が始まったと言うべきであろう。

定義や認定があいまいな活断層

 そもそも、布田川断層と日奈久断層の二つの活断層は「中央構造線」という活断層群の一部なのである。

 中央構造線は長野県に始まって名古屋の南を通り、紀伊半島を横断し、四国の北部を通り、九州に入って横断する活断層群である。詳しく調べられているところでは布田川断層と日奈久断層のように、場所ごとに別の名前がついている。

 活断層は一般に、枝分かれしたり、途切れたりするのが普通だ。活断層の長さや枝分かれをどう認定するかは学者によって異なる。

 このため、たとえば原子力発電所を作る前に「活断層の長さ」から「その場所で起きる最大の地震」を決めることが行われているが、「活断層の長さ」には学者による任意性が大きく、この手法には強い疑問が出されている。

 また、活断層はその定義が「地震を起こす地震断層が浅くて地表に見えているもの」というものだから、首都圏や大阪、名古屋など、川が土砂を運んできたり、海の近くだったりして堆積層が厚いところでは、「活断層はない」ことになっている。

 このため、阿蘇山の近くのように厚い火山噴出物をかぶっているところでも、やはり活断層は見えない。

 これに反して、詳しく調べられているところでは布田川断層と日奈久断層のように、場所ごとに別の名前がついているが、全体としては中央構造線は日本で最長の活断層なのである。長さは1000キロを超える。

835とはずがたり:2016/07/01(金) 13:48:12
>>834-835
 この中央構造線は地質学的には地震を繰り返して起こしてきたことが分かっており、その結果として、たとえばその南北で別の岩が接しているなど、この活断層の南北で山脈や川筋が食い違っている。これはこの活断層に沿って繰り返して起きてきた地震の結果である。

「中央構造線」で初めて体験した巨大地震

 この大断層の西端に近い熊本で起こった4月14日の地震は、日本人が中央構造線で初めて体験して被害を生じた地震だった。

 つまり、この長大な活断層が起こした地震を日本人が体験して史実として書き留めた例はなかった。日本人が住み着いたのは約1万年前、記録を残しているのはせいぜい1000〜2000年ほどなので、この大断層が地震を繰り返してきた時間の長さに比べて、あまりに短い間でしかないのだ。

 その意味では、2014年に起きた長野県・白馬村の地震と似ている。この地震はM6.7。こちらは「糸魚川-静岡構造線」という、やはり長大な活断層群で起きて、日本人がはじめて大きな被害を受けた地震だった。この地震は神城(かみしろ)断層という糸魚川-静岡構造線の一部の活断層が起こした。なお、気象庁はこの地震には名前をつけなかったので、長野県北部地震とも呼ばれている。

 ところで、このような長大な活断層群では、日本列島全体がいくつかのプレートに押されることによって、それぞれの小部分ごとに地震を起こすエネルギーが溜まっていっている。そして、岩が耐えられる限界を超えると地震が起きる。つまり地震が起きることによって、溜まっていたエネルギーが解放されるのである。

 そして、ある部分で地震が起きたことは、同じような理由でエネルギーが溜まっているその隣の部分にとって「留め金が外れた」ことを意味する。つまり、地震が起きた部分の隣で、地震が起きやすくなるのである。

 今回、中央構造線のうちの熊本の部分で地震が起き、2日後に阿蘇に、そして大分に、と地震が広がっていったのは、この理由なのではないかと考えられる。
大分自動車道を覆う土砂崩れ=4月16日午後、大分県由布市(共同通信社機から)
大分自動車道を覆う土砂崩れ=4月16日午後、大分県由布市(共同通信社機から)
 もちろん、「隣の部分」に、まだ十分の地震エネルギーが溜まっていなかったら、この連鎖は起きない。残念ながら、いまの地球物理学では、地下にどのくらいの地震エネルギーが溜まっているかは分からない。

 ところで、心配なのは、連鎖が起こっていった熊本、阿蘇、大分の次にあるのは愛媛なのである。ここには、中央構造線のすぐ近くに伊方原発がある。また、逆に熊本から南西に中央構造線をたどると鹿児島県に入る。ここは川内原発からそう遠くはない。

 地球物理学者としては、「連鎖の次」を恐れているのである。

相前後して起こる火山噴火と大地震

 4月16日、阿蘇の近くで大きめの地震が起きた同じ日に、阿蘇は1ヶ月ぶりに噴火した。ただし、大きな噴火ではなかった。

 地震と火山は両方とも地下でプレートがらみ、あるいはその結果としての活断層がらみで起きる現象だから、なにかがつながっているのに違いないのだが、残念ながら現在の地球物理学では、地震と火山がどうつながっているかはわかっていない。

 地震は活断層に地震エネルギーが溜まっていき、その岩が耐えることが出来る限界を超えると起きるという、いわば直接的な関係である。

 これに対して、火山の場合には、マグマが地下で作られる。だが、そのマグマがそのまま上がってきて噴火するわけではなくて、上がってくるときにいくつかの「マグマ溜り」を作りながら上がってくる。そして、いちばん上にあるマグマ溜りのなかで圧力が高まってマグマが地表に噴出するのが噴火なのである。つまり火山噴火は間接的な関係なのである。

 しかし、世界的に見ても火山噴火と大地震が相前後して起きた例は多い。たとえば、1707年に巨大地震である宝永地震が起きた49日後に、富士山の宝永噴火があった。他方、噴火が地震よりも先だった例もある。

836とはずがたり:2016/07/08(金) 10:22:03
連星の変形版か?

「太陽」が3個ある惑星=340光年先で発見―欧米チーム
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/339/cb34c20cd794bc17bf71a09567dd61aa.html
(時事通信) 03:02

 地球からケンタウルス座方向に約340光年離れた所で、「太陽」が3個ある惑星を発見したと、米アリゾナ大などの欧米チームが7日付の米科学誌サイエンスに発表した。南米チリにある欧州南天天文台のVLT望遠鏡を使い、赤外線で惑星を直接捉えた。

 この惑星は質量が木星の約4倍で、表面温度は約580度。形成されてから約1600万年と推定され、非常に若い。惑星から見て太陽に当たる恒星は大、中、小の3個ある。3個が一緒に昇って沈むため昼夜が変わる時期と、順番に昇ってほぼ昼間が続く時期があるという。

 この不思議な仕組みは円軌道の組み合わせで起きる。中心は大きな恒星で、惑星は周囲を約550年かけて公転している。一方、大恒星は中小の恒星ペアと重力で結び付き、お互いに回り合う関係にある。

837とはずがたり:2016/07/14(木) 12:48:52
謎の第9惑星、太陽がよそから「盗んだ」?
http://www.cnn.co.jp/fringe/35083707.html?tag=rcol;editorSelect
2016.06.03 Fri posted at 15:49 JST

第9惑星は太陽によって別の恒星から「盗まれた」とする説が浮上
(CNN) 太陽系に存在する可能性が指摘された謎の「第9惑星」は、太陽が別の惑星から「盗んで」太陽系に取り込んだものかもしれない――。スウェーデンのルンド大学の研究チームが、天文学会誌に掲載した新たな報告でそんな説を発表した。
第9惑星は米カリフォルニア工科大学が今年1月に痕跡を見つけたと発表していた。海王星より遠い場所にある太陽系の9番目の惑星とされ、質量は地球の10倍と推定される。
ルンド大学の研究チームは、この惑星がもし存在するとすれば、かつて太陽系外の別の恒星を周回していた太陽系外惑星を、およそ45億年前に太陽が「盗んだ」ものだったという説を打ち出した。この説が正しければ、第9惑星は太陽系内で見つかった最初の太陽系外惑星ということになる。
恒星は集団で誕生し、互いに近くを通過する際に惑星を「盗む」ことがあるという。第9惑星にもそれが起きたと研究チームは推測。「第9惑星はほかの惑星に『押しやられた』可能性が大きい。もともとの恒星を周回するには軌道が大きくなりすぎて、私たちの太陽がその恒星からこの惑星を盗んでつかまえた可能性がある」と解説している。
第9惑星の太陽からの距離は、太陽と海王星との距離の約20倍あり、1万〜2万年かけて太陽の周りを周回していると推定される。ただしその存在自体、まだ実証はされていない。

838とはずがたり:2016/07/15(金) 13:45:49
ひとみ後継機、20年目標=失敗生かし再製作、JAXA検討
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160714X798.html
07月14日 18:58時事通信

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、打ち上げから1カ月余りで壊れ、運用を断念したX線天文衛星「ひとみ」の後継機を、2020年を目標に打ち上げる計画を検討していることを明らかにした。同日開かれた文部科学省の宇宙開発利用部会で報告した。文科省は計画を精査し、来年度予算の概算要求に含めるかどうかなどを検討する。

 JAXAの科学衛星を担当する宇宙科学研究所の常田佐久所長は部会で「ひとみはX線天文分野をカバーする、なくてはならない衛星。機会が与えられるなら後継機を実現したい」と述べた。

 JAXAによると、後継機は試験観測で高性能を示した「軟X線」と呼ばれる波長の観測機器を中心にする。信頼性確保と製作期間の短縮、経費削減のため、新規開発の要素は盛り込まない。ただ、失敗の原因となった姿勢制御系は安全性を重視した設計とする。

839とはずがたり:2016/07/21(木) 07:10:11
物理も此処へ。精製水はゆっくり冷却すると凍らないけどコップに入れたりする衝撃を与えるだけで凍るのだそうな。

氷点下でも凍らない「過冷却水」の謎を解明、米研究
http://www.afpbb.com/articles/-/2842449?pid=8128073
2011年11月25日 14:21 発信地:パリ/フランス

【11月25日 AFP】水が凍る温度、氷点は、必ずしも摂氏0度ではない。

 水は、氷点下でも液体として存在することができる。これを「過冷却状態」と呼ぶ。その原理は次のとおりだ。

 水が氷になるためには、水の中に氷の「種」が必要だ。すなわち、その周りに結晶が集まる核となるような結晶だ。だが、核を形成する不純物や粒子が全くない純水の場合は、氷に変わることが難しい。

 これまで、過冷却水が凍る最低温度はマイナス41度とされてきた。科学者らは、実際はこれよりも低いのではないかと考えてきたが、確認はできなかった。こうした低温では水は即座に結晶化してしまうため、結晶化せずに残った水の特性を正確に測定することが不可能だからだ。

■コンピューターで再現

 そこで米ユタ大(University of Utah)の化学者、バレリア・モリネロ(Valeria Molinero)氏とエミリー・ムーア(Emily Moore)氏は、コンピューターを使って過冷却水の動きを顕微鏡レベルでシミュレーションし、その成果を23日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。

 このシミュレーションで、水の熱容量と密度、圧縮率を考慮に入れた上で、3万2768個の水分子が冷却されるとどうなるかを再現したところ、シミュレーション上での数千時間後に結論が出た。

 水が絶対的に凍る温度は、マイナス48度だった。

 水はこの温度に近づくと、密度が低くなって圧縮しやすくなり、構造が変化する。その結果、それぞれの分子は別の分子4個とゆるく結合し、ピラミッド形の4面体を作る。

 2人は、この状態を「中間氷」と名付けた。液体の構造でもなく、完全な氷の構造でもない、その間という意味だ。

■温暖化予測にも有用

 この研究には、科学的好奇心を満たす以上の意味がありそうだ。

 地球温暖化を研究している大気科学者らは、水が凍って氷に結晶化する温度とその速度を知る必要がある。雲の中には最低でマイナス40度の水分が含まれていることが分かっている。

「大気中の水分のどれだけの量が液体で、どれだけの量が結晶化した状態かを知ることは、温暖化を予測する上で重要だ」と、モリネロ氏は指摘した。(c)AFP

840とはずがたり:2016/07/24(日) 18:06:02
<地震>伊豆大島近海で相次ぐ 静岡・東伊豆町で震度3
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/35/0e58df3e0cf89980a1deaaa12ecbaa55.html
(毎日新聞) 16:12

 24日未明から、伊豆大島近海を震源とする地震が相次いでいる。午前0時59分ごろと同2時44分ごろ、午後1時54分ごろ、いずれも静岡県東伊豆町で震度3を観測した。

 気象庁によると、いずれも震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは3.3?3.8と推定される。津波の心配はないという。

841とはずがたり:2016/07/26(火) 09:42:53
〔桜島〕約3年ぶりに火口縁上5000mに達する爆発的噴火 鹿児島市街地でも降灰のおそれ(26日1時半現在)
http://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/nation/rescuenow-00000004729941.html
01:00レスキューナウニュース

鹿児島地方気象台などの観測によると、鹿児島県の桜島では、きょう26日00:02に爆発的噴火が発生し、火口縁上5000mまで噴煙が上がりました。
気象庁は、鹿児島市(桜島)で多量の降灰のほか、風下側に当たる鹿児島市街地方向でも降灰が予想されるとして、桜島に「降灰予報」を発表し、注意を呼びかけています。

桜島で火口縁上5000mに達する規模の噴火が観測されたのは、2013年8月18日16:31に発生した爆発的噴火以来、約3年ぶりとなります。この際は、鹿児島市街地にも降灰があり、鹿児島本線、日豊本線、指宿枕崎線が鹿児島県内で一時運転を見合わせるなどの影響がありました。

■降灰が予想される地域(気象庁、26日06:00まで)
多量   鹿児島県:鹿児島市(桜島)
やや多量 鹿児島県:鹿児島市(鹿児島市街地)
少量   鹿児島県:枕崎市、日置市、いちき串木野市、南さつま市、南九州市

■降灰予報:予想降灰量とその対応
・降灰量「多量」  :火山灰が巻き上げられ、視界不良となり、地面は完全に覆われる状態。この範囲内では不要な外出や車の運転は控えてください。 
・降灰量「やや多量」:火山灰が降っているのが明らかに分かり、路面表示が見えにくくなる状態。この範囲内では、傘やマスク等で防灰対策をして、車は徐行運転を心がけてください。
・降灰量「少量」  :火山灰が降っているのがようやく分かり、地面にうっすら積もる状態。

842とはずがたり:2016/07/27(水) 14:54:32

ISS頼みの有人宇宙開発、次の一歩は NASAは火星
http://www.asahi.com/articles/ASJ782QF3J77ULBJ01N.html?iref=com_alist_8_01
山崎啓介、竹石涼子2016年7月8日09時22分

 国際宇宙ステーション(ISS)に向けて大西卓哉飛行士が7日旅立った。国際協力で建設されたISSには、15年余の間に延べ200人以上の飛行士が滞在。宇宙空間が身近になった今、各国が次に目指すのは月面基地建設と火星の有人探査だ。米ロ中などがそれぞれ計画を掲げる中、ISS頼みで有人宇宙開発を進めてきた日本はどうするのか。

 大西さんが乗った宇宙船はロシア製。同行したのは米ロの飛行士。ISSは約400キロ上空に浮かぶ国際協力のシンボルだ。米ロ欧日が中心となって建設、計15カ国で運用し、2000年から各国の飛行士が滞在する。日本は独自の実験棟「きぼう」を保有。一定の存在感を示す。

 地上にはない微小重力という環…

843とはずがたり:2016/07/31(日) 18:15:48
すすとちりとどうちがうんだ?

恐竜絶滅「すす」が原因?東北大など新説
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000006-khks-soci
河北新報 7月31日(日)11時39分配信

 今から6600万年前に起きた恐竜など生物の大量絶滅は、地球に小惑星が衝突して舞い上がった「すす」による気候変動が原因だったとする新説を、東北大大学院理学研究科と気象庁気象研究所が発表した。

 大量絶滅を引き起こした要因として最も有力なのが、メキシコ・ユカタン半島に落下した小惑星原因説。だが、小惑星の衝突と気候変動の因果関係を巡っては、巻き上げられた「ちり」が太陽光を遮って起きた地表寒冷化、大量発生した酸性雨による海水の酸性化など諸説ある。

 東北大の海保邦夫教授(有機地球化学)らは、カリブ海のハイチとスペインで小惑星衝突後に堆積した地層からすすを採取し、成分を分析。炭化水素の一種「コロネン」の含有率が高いことを突き止めた。

 コロネンは超高温で有機質が焼けた場合に限って含有率が高くなる性質があり、小惑星衝突の熱で生成されたと結論付けた。

 コンピューターで当時の気象変動を再現すると、舞い上がった大量のすすが上空約10〜50キロの成層圏に7〜8年とどまり続けて太陽光を吸収。気温が低下して海水の蒸発量が減り、降水量が激減したために植物が枯れて食物連鎖が崩れた。

 ちりの飛散は、短期間で収まって大きな気候変動には至らないという。海保教授は「もし、小惑星の衝突地点が海だったら、恐竜は絶滅しなかったかもしれない」と話している。

844とはずがたり:2016/08/02(火) 01:09:17
仙台スレかな?

350万年前に火砕流仙台へ 25km南西で噴火
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160725_13019.html

 仙台市街地の代表的な地層「広瀬川凝灰岩部層」が約350万年前、約25キロ南西の宮城県蔵王町東部にあった火山の噴出物によって形成されたとみられることが24日、分かった。地層をつくった火砕流がどこから流れてきて堆積したのか長年謎とされてきた。
 東北大総合学術博物館の高嶋礼詩准教授(地質学)と同大理学部4年の草川遙さんの分析で明らかになった。
 2人は米国の研究者が近年開発した手法を使い、広瀬川凝灰岩に微量に含まれるアパタイト(リン灰石)の結晶を調べた。アパタイトは火山の「指紋」「DNA」とも言われ、マグネシウムと塩素の含有率が火山や噴出時期で異なる。
 凝灰岩の層がある青葉区大倉、宮城県大和、村田両町から標本を採取し、抽出したアパタイトを比較した。その結果、村田町にある村田ダム上流部の凝灰岩の含有率が広瀬川凝灰岩と一致することが分かった。
 厚さ約20メートルの村田町の凝灰岩に含まれる軽石の最大径は約60センチ。広瀬川凝灰岩の軽石(約5センチ)より大きく、同町の方が噴出源の火山に近いとみられるという。
 火砕流を起こしたのは、大量の噴出物を伴うカルデラ噴火と推定。凝灰岩の分布や周辺地形などから「南隣の蔵王町東部にかつて火山があり、仙台市周辺に火砕流が流れ込んだ」との新説に行き着いた。本年度中に関連学会に報告する。
 高嶋准教授は「過去の噴火と被害が分かれば、将来の災害規模が想定できる」と意義を語る。草川さんは「村田町の凝灰岩と一致した時は驚いた」と話した。
 広瀬川凝灰岩部層は、1960年代から地学の副読本で「火砕流を生んだ火山がどこにあったか分かっていない」などと記述されている。泉区住吉台付近でも広瀬川凝灰岩が確認されており、北西の七ツ森(大和町)を起源とする説が有力だった。
 仙台市周辺の地質に詳しい仙台二華高の花松俊一講師は「南西由来の火砕流という説は意外で興味深い。多くのデータが得られれば火砕流の広がりが明らかになるだろう」と期待する。
 高嶋准教授によると、東北地方では過去1000万年の間に100万〜300万年前と500万〜800万年前の2回、カルデラ火山の活発期があった。
 10万年前以降に噴火があったのは十和田カルデラ(十和田湖)のみ。約350万年前にカルデラ噴火を起こしたとみられる蔵王町東部の火山も、現在は活動が収まっているという。

[広瀬川凝灰岩部層]仙台市街地の地層で、青葉区西公園付近では約8メートルの厚さがある。広瀬川沿いや竜の口渓谷では地表に表れている。霊屋橋下流部の河原にあるセコイアの根元の化石は、約350万年前に仙台一円を襲った火砕流が森をなぎ倒し、残った部分と考えられている。

845とはずがたり:2016/08/06(土) 15:38:03
期待の新粒子、なかった…国際研究チームが発表
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160806-OYT1T50021.html?from=y10
2016年08月06日 10時55分

 【シカゴ=三井誠】日米欧などが参加する国際研究チームは5日、現代物理学の土台となる「標準理論」では説明できない新粒子の発見報告が期待されていた米シカゴの国際会議で、「データは統計的なゆらぎで、新粒子はなかった」と発表した。


 研究チームは、欧州合同原子核研究機関(CERNセルン)の「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を使って実験。昨年のデータは未知の粒子が存在する可能性を示し、歴史的な発見につながる成果として世界的に注目を集めていた。だが、今年のデータを詳細に分析したところ、粒子の存在は否定されたという。

 研究チームのティジアーノ・カンポレージ博士は「自然はとらえがたいものであり、私たちは忍耐強くなければならない」と話した。

846とはずがたり:2016/08/19(金) 18:52:28
ブラックホールの中心にはワームホールがあり、通り抜けて向こうの世界に行ける(最新物理)
http://tocana.jp/2016/08/post_10636_entry.html
2016.08.18

 イギリスの「Daily Mail」紙と科学系オンラインジャーナルの「Unexplained Mysteries」のレポートによれば、バレンシア(スペイン)の粒子物理学研究所の研究チームは、ブラックホールの特異点における時空の幾何学的構造の不完全性を考慮した新説を発表したとのことである。

 ブラックホールの中心である特異点は、原子1つよりも小さい点と考えられており、一般的にはブラックホールに近づくものは、スパゲッティ現象化(※)もしくは究極に引き伸ばされた状態となり、なんであれその巨大な重力によって特異点に吸い寄せられ、物理的にも数学的にも計算不能な失われた状態に陥ると考えられている。

 研究チームは、この新説を検証するために通常のブラックホールの研究ではあまり見られないグラフェン(原子1個分の厚みの炭素結合シート)を使用し、ブラックホールの内部構造をシミュレーションすることで、特異点の幾何学的構造の不完全性を導きだした。そしてブラックホールのジオメトリを分析することよって、ブラックホールの中心に小さな球状の中心点とワームホールを発見したとのことである。

■入口で引き伸ばされ出口で元に戻る!?

 この発見によって、理論的に帯電ブラックホールの解釈に残されたいくつかの問題点を解決することも可能になり、また、ブラックホールの中心がワームホールという扉であるならば、時間と空間の連続性についても解決できるようになるとのことである。研究チームの一員であるバレンシア大学のゴンザーロ・オルモ氏は、「ブラックホールは重力についての新しいアイデアを試すための理論実験室であり、観察された事実と理論から可能なすべてのオプションを検討した結果である」と発言している。

 人間がブラックホールを通過して生きていけるとは想像もできないが、ブラックホールに引き込まれる際に限りなく引き伸ばされた物質は、ワームホールの出口では元の大きさに戻って吐き出されるということらしい。

 すでに、普通の物理をはるかに超えた奇想天外な理論に聞こえるが、オルモ氏によれば、この新説はアインシュタインの理論においてのエキゾチック物質(負の質量を持つ物質)を導入する必要もなく、電界のように一般的な物質とエネルギーですべて説明がつく理論であるという。

847とはずがたり:2016/08/19(金) 19:09:21
ベンヌ (小惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%8C_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)

2009年にアンドレア・ミラニと共同研究者が報告した力学的研究によると、ベンヌは2169年から2199年までの間に8回地球に接近し、そのどれかで衝突する可能性があることがわかった。この小惑星を構成する物質が何であるかはほとんどわかっておらず、衝突の可能性もそれに左右されるが、衝突の確率は8回の可能性の合計でも最大0.07%であるという[5]。ベンヌが地球に衝突する可能性をさらに精密に計算するには、この小惑星の形状をより正確に把握し、少なくとも複数年に及ぶレーダー観測と光学観測を続行してヤルコフスキー効果による影響がどの程度かを見極める必要がある。


【NASA発見・地球滅亡】2135年、遂に小惑星“ベンヌ”が地球に衝突する!? 「世界的大惨事になる」(教授)
http://tocana.jp/2016/08/post_10620_entry.html
2016.08.16

 1998年公開のSF映画『アルマゲドン』に描かれていたような地球と小惑星の衝突が、リアルに起きる可能性が浮上してきている。もちろん、映画という予定調和のなかの出来事では小惑星は最終的に破壊され地球は事なきを得るのだが、実際2135年に予測されている小惑星と地球との衝突の可能性はどれくらい信憑性が高いものなのだろうか。

■地球と月との間をすり抜ける異常な軌道の小惑星

 オンラインジャーナルの「Disclose.tv」と「NatureWorld News」のレポートによれば、この小惑星「ベンヌ(Bennu)」は1999年に発見された直径487メートルほどの小惑星で、平均時速10万1000キロという猛スピードで太陽を6年周期で公転している。このベンヌの2135年に地球に最接近する際の公転軌道が、地球と月との間をすり抜けるような異常な近さであることわかってきたのである。

 宇宙規模の距離感覚で考えれば、地球と月との間を抜けるなどという距離は、ニアミスの距離どころか衝突圏内とも考えられる距離であろう。しかも、これだけ地球という惑星に近接した小惑星の軌道が、どれだけ地球自身の重力の影響を受けるかは予測が非常に困難であるという。

 アリゾナ大学惑星科学のダンテ・ローレッタ教授は、「2135年のベンヌの接近は、今後の軌道に大きな影響を与える潜在的な力がある」とも発言している。現時点での予測では、衝突の可能性は高くないとしているが、万が一地球と衝突した場合の破壊力は凄まじいものになるであろう。それは、高性能爆薬の30億トン分の爆発力、広島に投下された原爆の200倍に匹敵するものと考えられている。

 北アイルランドのアーマー天文台のマーク・ベイリー教授によれば、ベンヌは世界的大惨事を引き起こす可能性を秘めているとのことである。

■探査船「オシリス・レックス」を緊急打ち上げ

 NASAは、このベンヌに対して今年の9月にオシリス・レックス(OSIRIS REx)と呼ばれる探査船を打ち上げる予定で、それは「はやぶさ」が小惑星イトカワに対して行った調査のように、ベンヌのサンプルを採取して地球に帰還することを目的としている。

 オシリス・レックスのベンヌへの到着予定は2018年、地球への帰還は2023年を予定している。ローレッタ教授によれば、ベンヌのような炭素系小惑星は、初期の太陽系の有機分子が古代遺跡のように残されており、地球に生命を出現させた原子スープに影響を及ぼしていた可能性もあるとも考えられるとのことである。

 また、このオシリス・レックスのもう一つの重要な調査の目的は、ヤルコフスキー効果と呼ばれる天体の熱による軌道への影響の調査である。この力の影響で、実際にベンヌの軌道は1999年から160キロもシフトしていることが知られている。ローレッタ教授は、「我々は今後のために、サイズ、質量、組成など、ベンヌについてすべてを知る必要があり、それは非常に重要なことである」と語る。

asteroidbennu2.JPG
オシリス・レックス(OSIRIS REx) 画像は「Wikipedia」より
 もし、ベンヌが地球と衝突する可能性が高まってきた場合の対応策などは、まだまだこれからの課題になるであろうが、1910年にハレー彗星が接近した時に世界がパニックに陥った100年前とは、分析力も、科学的対応力も格段に上がっている。遅れてきた恐怖の大王とまではいわないが、1999年に来るはずだったノストラダムスの予言が136年ずれていました、などとならないことを祈りつつ、衝突の予測が外れるか、科学の力でなんとかなることを願っている。
(文=高夏五道)

848とはずがたり:2016/08/25(木) 23:28:33
8月25日 4時27分
水が液体のまま存在できる惑星発見 今後の探査に注目
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160825/k10010653311000.html

地球から、わずか4光年の太陽系に最も近い恒星に、地球と似た大きさで、水も液体のまま存在できる惑星があるとイギリスの研究チームが発表し、生命を育むことができる環境かどうか、今後の探査に注目が集まっています。
イギリスのクイーン・マリー大学の研究チームは、地球からの距離が4光年と、光の速さでおよそ4年かかる場所にあるプロキシマ・ケンタウリという恒星に注目し、南米チリにある天文台で2000年から2008年と、ことしの2回に分けて観測しました。
その結果、この星の周りを惑星が周回していて、大きさが地球の1.3倍と似ているほか、プロキシマ・ケンタウリと程よく離れた距離にあるため、惑星の表面に水があれば、蒸発したり、凍ったりせずに、液体のまま存在できることが分かりました。
これまでにも太陽以外の多くの恒星で惑星が見つかっていますが、プロキシマ・ケンタウリは太陽系から最も近い恒星で、これほど近い距離にあって、地球に似た特徴を持つ惑星が発見されたのは初めてです。
ただ、この惑星に、水や大気など生命を育むうえで欠かせない環境が実際にあるかどうかは、今ある観測装置では突き止められないということです。このため、研究チームはNASA=アメリカ航空宇宙局が来年以降、打ち上げる予定の新たな宇宙望遠鏡などに期待を寄せていて、生命が存在できる環境を持ち合わせているのか、今後の探査に注目が集まっています。

850とはずがたり:2016/08/28(日) 18:19:04
台風10号、史上初となる東北太平洋岸〜北関東に上陸か
http://bylines.news.yahoo.co.jp/morisayaka/20160827-00061582/
森さやか | NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
2016年8月27日 18時28分配信

進路を東に変え、本州に接近し始めている台風10号ですが、その進路に変化が現れています。危惧されていた、首都圏直撃コースよりも、関東の東の海上を進んで、その後、東北地方や北関東に上陸する可能性が高まってきたようです。

台風の現在の状況と今後の進路予想

台風10号は、27日(土)15時現在、中心気圧955hPa、最大風速45メートルの「非常に強い」勢力で、15キロのペースで東北東に進んでいます。29日(月)に「非常に強い」勢力のまま、関東の南へと到達する見込みです。

注目されるその後の進路ですが、これまでの予報よりも、やや東寄りに進む予想が出ています。神奈川や千葉県などに上陸する恐れもあるものの、以前に増して、東北地方や茨城県を進む確率が高まっています。

参考までに、米軍合同台風警報センターの予想進路図を紹介すると、こちらも気象庁と同じような予報を出しています。ただ、気象庁よりもさらに、大回りのコースをとって、より北に上陸する予想をしています。

過去の上陸台風

もしこの通りに、台風10号が東北地方の太平洋岸に上陸したら、それは未だかつてない事態です。

下の図は太平洋側だけに着目し、1951年以降の台風の上陸場所を地域別に比べたものです。
画像
過去最も上陸が多かった地方は、一位の鹿児島県を含む九州で、続いて四国・東海・近畿・関東・北海道となっています。ちなみに、関東地方は神奈川県と千葉県です。

一方で東北地方と茨城県では、一つも上陸が確認されていません。それは、通常台風は南から北東に向かって進むために、これらの地域に上陸する前に、他の場所に上陸してしまうためです。

懸念される高潮被害

東北地方沿岸部などでは、東日本大震災の影響により、海岸線の地盤が沈下しています。さらに、上陸時は新月に近く、中潮の時期なので、より高潮の被害の恐れが高くなっています。こまめに台風情報を確認し、避難場所を確認しておくなど、早めの備えが必至です。

森さやか
NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
NHK国際放送局気象アンカー。南米アルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれ、横浜で育つ。日本女子大大学院心理学専攻博士前期課程修了。在日米国商工会議所勤務を経て、2011年より現職。英語で世界の天気を伝える気象予報士。日本気象予報士会会員、日本航空機操縦士協会・航空気象委員会会員。著書に「竜巻のふしぎ(共著/共立出版)」がある。

852とはずがたり:2016/09/01(木) 21:14:40
火星まて?37時間、太陽系を移動する鉄道「ソーラー・エクスフ?レス」構想
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160901-00013405-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 9月1日(木)15時0分配信

2016年1月、カナダの重工業大手ボンバルディア創業者の孫で工業デザイナーのチャールズ・ボンバルディアが、超音速ジェット機(ニューヨーク--ドバイ間を22分で結ぶ)の構想を発表した。だが彼は今、さらに大きな目標を持っているようだ。

地球の枠を飛び出したその新たな構想は「ソーラー・エクスプレス」。天体と宇宙ステーションの間を行き来して人やモノを運ぶ、未来の鉄道だ。

重力を利用して速度や方向を変え、惑星や月の周りを移動するソーラー・エクスプレス(工業デザイナーのオリビエ・ペラルディと共同で設計)は、スキーのリフトのように絶えず動いており、そこにより小さな車両がついている。

鉄道は、全長50メートルのシリンダー状の車両を連結したもの。各車両(シリンダー)は4つの貨物室に分割することができ、メンテナンス・ロボットを使って飛行中に交換をすることが可能だ。

「シリンダーの縦軸の周りを大きな『スペース・シティ』が回転し、内部に重力を作り出す。これによって人間は、移動中の何か月もの間、そこで歩きまわり、生活をすることができる」とボンバルディアは説明する。

車両の構造や種類、機能はそれぞれ異なるが、(人工的に作られた)重力の影響が少ない中心部分は使用が制限される可能性が高い。また中心部には、実験用の無重力エリアも含まれる見通しだ。そして通常の重力下にある外側の区域が、人間の活動に使える部分となる。

打ち上げにはロケットブースターの力を借り、貯蔵燃料を使って、必要に応じて進路を調整する。速度は車両のサイズや目的によって異なるが、最大で秒速3,000キロに達する(光の速さの1%に相当)。

「宇宙空間に出た後に最も費用がかかるのは、加速と減速の段階だ」とボンバルディアは言う。「加速と減速にはとてつもないエネルギーが必要だからだ。だが巡航速度に到達してしまえば、電力消費量は最小限に抑えられる」

車両は前方と後方を強化シールドで保護されており、航路上にある流星物質などの障害物を排除すべく、ミサイルやレーザーを装備したドローン隊(小型無人機)を伴う。

航路に沿って設置されたソーラーアレイ(太陽電池群)が吸収した太陽エネルギーは、照明設備や電子機器への電力供給に利用される可能性がある。乗客用の水は彗星や月から採取することになるだろう。また水は、代替燃料として使える「水素や推進剤をつくるのにも利用できる」とボンバルディア。さらに飛行中に捉えた小惑星は鉱物資源として利用できる可能性がある。

地球-月間はわずか2.13分
ソーラー・エクスプレスの最長航続距離については「無制限」だとボンバルディアは断言する。最初の便は、地球と月の間を往復して貨物と旅行者を輸送することになるだろうとの見方だ。理想とする秒速15キロのスピードで飛行すれば、およそ7時間で移動が可能だ。

「月が、そのほかのプロジェクトの発射台となるだろう。この種の鉄道は無重力の中の方が、組み立てや建造がしやすいからだ」と彼は言う。「次段階の候補は、火星だろう。特に火星を地球化(人間が住めるようにする)できるならば、候補としてふさわしい」

魅力的な構想だが、多くの問題もあり、実現できるのはずっと先のことだろう。「考えなければならないことがたくさんあるのは確かだ」と、ボンバルディアは認める。

「鉱物や素材、人間を太陽系のある地点から別の地点に輸送するシステムを考案することが目的だ。ソーラー・エクスプレスはたたき台であり、今後どう改善していけるかを解明していきたい」

ソーラー・エクスプレスのフライト時間(最大速度3,000キロ/秒で天体間の最長距離を移動した場合)

・地球-月(38万4,472.28キロ)→2.13分
・地球-太陽(1億5,200万キロ)→14.07時間
・地球-金星(2億6,100万キロ)→24.17時間
・地球-火星(4億100万キロ)→37.13時間
・地球-海王星(47億キロ)→18.13日

Kristin Tablang

853とはずがたり:2016/09/06(火) 16:07:41
南海トラフ「ひずみ」四国沖や愛知沖で強く 海保が初公開
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/4/14762.html
2016年05月24日 14時42分

 公開された分布図を見ると、強いひずみが蓄積されている領域は、紀伊半島沖で1944年と1946年に発生したM8クラスの地震の震源域と重なることがわかる。

 東日本大震災や南海トラフなど海溝型の地震の予測をめぐっては、震源域のひずみの観測が不可欠だが、陸上からでは正確に把握することができず、海底の動きから推定するのは今回が初の試みだという。

854荷主研究者:2016/09/11(日) 11:36:36

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160824000058
2016年08月24日 11時51分 京都新聞
歴史書で宇宙「観測」 京大、成果相次ぐ

京都大に残っていた印画紙による過去の地磁気の記録。奥にあるのは当時用いた観測機器(京都市左京区・京大)

 観測手段が未発達だった頃の宇宙の状態を推測するため、歴史書や過去の記録を活用する手法が広がっている。数百年以上をかけて変化することもある自然現象に対し、蓄積された史料を生かして調べようという試みだ。京都大では300年にわたる中国の歴史書や、半世紀前に違う目的で行った観測記録を洗い直して成果を出した。先人の遺産は、新たな科学の発見の宝庫となる可能性を秘めているようだ。

 清朝(1616〜1912年)の前史を含めた記録「清史稿」。全536巻で、太祖ヌルハチの時代から辛亥革命で政権が変わるまでを、皇帝の行いや政治制度、天変地異などさまざまな観点から記す。

 中国では天体の変化が王朝の行く末に影響すると考えられ、専門の役人が夜空を観察する伝統がある。京大総合生存学館の磯部洋明准教授や理学研究科大学院生の河村聡人さんらはこの点に着目。文学研究科の大学院生で東洋史を専攻する早川尚志さんと協力し、過去のオーロラの記録から太陽活動の推測を試みた。

 磯部准教授らはウェブ上に公開されている清史稿のデータを使い、「気」「光」などのキーワードで検索。公刊された書籍にも当たり、夜空に光るものがあったという趣旨の記載を延べ111件で見つけた。このうち一定期間観察が続いた例は彗星(すいせい)と見なすなど精査。1618〜79年では、延べ5件でオーロラの観測を記したと推測した。太陽の活発さを表す黒点数が少なく巨大なオーロラを発生させにくいと考えられている45〜1715年でも大規模なオーロラが観察された可能性が生じた。

 科学者だけでは清史稿を読めないため、文理の枠を超えた研究となった。少なくとも漢の時代には天体の記録があり、今後も研究を進めたいという。河村さんは「歴史書をひもとき太陽活動の新たな側面の可能性を示せた。京都の寺社には古文書が多いので日本の観測記録も確かめたい」と意欲を見せる。

 京大理学研究科の能勢正仁助教と大学院生の山本和弘さんらは、地震予知などのため約50年前に地磁気を印画紙に記録したアナログデータを活用し、人工衛星での観測が始まる前のプラズマ質量の推定という別の目的で成果を見いだした。

 茨城県石岡市の観測所の資料庫に眠る記録のうち、1956〜75年の分を活用。約7千枚に及ぶ印画紙に記録された地磁気の変化をスキャナーでデジタル化し、極地でオーロラが発生した時に変化する地磁気を分析してプラズマの質量を算出。58年ごろと70年ごろに地球周辺のプラズマの質量が現在の約2倍だったことを突き止めた。

 能勢助教は「宇宙の活動は長期的に観測する必要があり、過去の記録の活用は重要」と意義を話す。

855とはずがたり:2016/09/14(水) 03:22:09
中国の世界最大の粒子加速器計画、始まる前から迷走
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160907-00000054-cnippou-kr&amp;pos=2
中央日報日本語版 9月7日(水)17時42分配信

中国の「科学崛起」の象徴である世界最大の粒子加速器推進計画が中国系米国人科学者の一言で揺れている。

中国が4年前から構想してきた粒子加速器は、現在世界最大規模の欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)より4倍大きく1400億人民元(約2兆円)の予算を投じて2050年河北省秦皇島市の完成を目指している。中国の歴史上、最も多くの予算が投じられる研究施設だ。

7日、香港日刊紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は「1957年ノーベル賞受賞者の楊振寧・中国清華大教授がインスタントメッセンジャー『we chat』に載せた批判コメントによって中国の粒子加速器計画が危険に直面している」と報じた。楊氏は中国系米国人で1956年パリティ非保存に関する研究業績が認められ、翌年ノーベル物理学賞を受賞した物理学分野を代表する人物だ。

4日、楊氏はwe chatに粒子加速器推進を反対するコメントを載せ、「この施設は他の科学分野予算まですべて吸い込むただの“ブラックホール”で、科学的・社会的価値はあまりない」とした。続いて、米国ができないことを中国ができるのかという論旨の文章を作成したとSCMPは伝えた。実際、米国の粒子加速器計画は2012年に予算問題で中止になっている。

楊氏のコメントはすぐに大部分の中国メディアに取り上げられて大きなニュースとなり、この意見を支持する数万個のコメントがつけられた。莫大な費用が投入される粒子加速器がそれほどの社会的価値があるのかに対する論争がまたたく間にネット上に広がった。

粒子加速器推進に対する疑問が大きくなると、5日、王貽芳・高エネルギー物理学研究所長がwe chatに「楊氏はもう科学研究のトップランナーではないので彼のコメントにはミスが多い」とする反論コメントを載せたが、論争を鎮めるには力不足だった。王氏は中国初の基礎物理学ブレイクスルー賞受賞者で、現在は中国粒子加速器計画を引っ張る中国科学界のトップスターだ。

反粒子加速器世論が大きくなったことに関連し、粒子加速器計画に参加中のある研究員は「すでに事態は進んでおりこれを過去に戻す方法は見えない」と無気力感を表わした。SCMPは「楊氏のコメントで中国粒子加速器の未来は分からなくなった」と伝えた。

粒子加速器は電子・陽子のような荷電粒子を光速に近い速度で衝突させてビッグバンを再現する施設で基礎物理学の象徴のような施設だが、兆単位の予算と超高速電子感知器などの最先端技術が必要だ。2012年「神の粒子」ヒッグスを発見したLHCには、世界約100カ国・1万人余りの科学技術者が数十年間にわたり建設および研究に参加してきた。

856とはずがたり:2016/09/16(金) 21:31:22
クマー!!ヽ( ・(ェ)・ )ノ

シロクマに包囲され逃げられないロシア観測隊、番犬犠牲に
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/post-5827.php
Russian Scientists Ambushed By Polar Bears in Arctic
2016年9月14日(水)17時59分
デイミアン・シャルコフ

 ロシアの気象観測隊が、北極海上でホッキョクグマに包囲され身動きが取れなくなっている。ロシア政府が緊急に救援物資を届ける準備に入ったと、ロシア国営のイタル・タス通信が伝えた。

 ロシア北部のカラ海に浮かぶトロイノイ島で気象観測をしていた専門家5人は、10頭ほどのホッキョクグマに観測基地を包囲され、威嚇して追い払うこともできなくなったと、観測隊の一人がイタル・タス通信の取材に語った。ロシアでは法律でホッキョクグマを殺すことを禁止しているため、観測隊は照明弾かゴム弾しか武器を持っていない。照明弾はすでに底を突き、番犬も一匹がクマに襲われて殺された。

雌が窓の下に
「土曜日から、雌のホッキョクグマが観測施設の窓の下で寝るようになった」とヴァディム・プロトニコフ団長は言う。常時少なくとも4頭のクマがいるのを建物の中から確認できるという。「基地から出ることもできないため、予定していた海水温度測定なども中断している」

 同基地を管轄する国立観測ネットワークのヴァシリー・シェフチェンコ所長は、観測隊と連絡を取り合いながら、救援物資を届ける準備を進めていると語った。

「基地内にいる観測隊には、警戒を怠らず、建物の外に出ず、観測はできる範囲に限るよう注意した」

 ロシア政府がクマを追い払うために提供する装備には、照明弾の他に起爆装置や番犬などが検討されているという。緊急物資が基地に届くまでには約1カ月かかる見込みだ。

857とはずがたり:2016/09/26(月) 01:17:14
桜島のマグマだまり 急速に増加「25年程度」で大正大噴火並みの爆発が?
ハザードラボ 2016年9月20日 07時00分 (2016年9月23日 15時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160920/Hazardlab_16840.html

 鹿児島県の桜島は、噴煙を上げていない日の方が珍しいと言われるほど、活発に噴火を繰り返す火山として、世界中の多くの火山学者が注目している。こうしたなか、京都大学の桜島火山観測所と英国の大学の研究チームは、急速に増える火口下のマグマだまりの量を分析して、今後25年程度で爆発的な噴火が発生する可能性が高いと発表した。

 現在、気象庁が発表している桜島の噴火警報は、入山を規制するレベル3。昭和火口の爆発回数は、年間800回を超える年も珍しくなく、毎年のように噴火が発生している。

 記録に残る大噴火は、いずれも溶岩の流出を伴う山腹噴火で、天平(764年)、文明(1471〜1474年)、安永(1779年)、大正(1914年)に発生している。このうち「大正大噴火」では、もともとは鹿児島湾内に独立した火山島だった桜島が、2週間以上流出し続けた溶岩で大隅半島と陸続きになり、その火山灰は宮城県仙台市でも観測されたほど。

 京大防災研究所の桜島火山観測所と、英国のブリストル大学やエクセター大学の共同チームは、GPS観測装置とスーパーコンピューターなどを駆使した結果、桜島の地下では、毎年1400万立法メートルのマグマが新たに供給されているという答えにたどり着いた。

 これは、サッカースタジアム4杯分に相当し、コンピューターを使ったシミュレーションで、マグマの量は、毎年のように発生する小規模噴火で吐き出されるマグマよりも早いペースで増えているため、そのマグマだまりに蓄積された量から見て、約25年後には、大正噴火並みのマグマ噴火が起こるものと指摘している。
 エクセター大学のジェームズ・ヒッキー博士は「大正大噴火でのマグマの噴出量は1.58立方キロメーターといわれていますが、桜島と同規模の火山で、この量のマグマが蓄積するのには130年かかる計算です。前回の噴火からすでに100年以上経過していますから、タイムリミットは2040年ごろです」と話す。

 桜島は2015年5月21日、爆発的噴火が12回起こり、火砕流は6回発生しているほか、9月にも小規模な噴火が発生。GPSによる地殻変動の観測でも、南岳直下の海面下1〜3キロ付近に、マグマが板状に約200万立方メートル貫入したのではないかと推測されている。

858とはずがたり:2016/09/26(月) 01:21:30
世界最大の電波望遠鏡=宇宙観測でもリード狙う―中国
時事通信社 2016年9月25日 20時25分 (2016年9月25日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20160925/Jiji_20160925X057.html

 【北京時事】中国が南西部・貴州省の山中に建設していた巨大な球面の電波望遠鏡が完成し、25日に運用が始まった。口径500メートルの大きさは、同種の電波望遠鏡としては世界最大。軍事利用や将来の資源確保も見据え、宇宙開発を加速させる中国にとって、観測面でも世界をリードする狙いがある。
 貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州の自然のくぼ地を利用して建設された。反射鏡は地面に置かれた皿のような格好。面積はサッカー場約30個分に相当する。
 中国メディアによると、宇宙観測の障害にならないよう半径5キロに電磁波の「静穏区」が設定され、住民約8000人が域外への移住を余儀なくされた。地元は観光客を誘致しようと、「天文科学文化園」を開設するが、展望台には携帯電話を含め電子機器は持ち込み禁止だ。
 運用開始に当たり、習近平国家主席は祝賀のメッセージを送り、関係者に対して「世界の科学技術強国建設のため努力し、さらに大きい新たな貢献をするよう希望する」と指示した。

859とはずがたり:2016/09/26(月) 14:10:26
中国の宇宙ステーション「天宮一号」、2017年に地球に落下へ。
sorae.jp 9月25日(日)11時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00010000-sorae_jp-sctch

先日「天宮二号」宇宙実験室が打ち上げられるなど、ますます加速する中国による宇宙開発。そんな中、2011年に打ち上げられた宇宙ステーション(ターゲット機)「天宮一号」が2017年の後半に地球に落下することが報じられています。
 
この重量8トンもある宇宙ステーションはほとんどが大気圏で燃え尽きる予定です。中国メディアの新華社も、宇宙ステーション計画でディレクターを務めるWu Ping氏の発言を引用して「計算と分析によれば、天宮一号の大部分は落下途中に燃え尽きるはずだ」としています。ただしいくつかの機械的、あるいは技術的な理由から中国は天宮一号のコントロールを失っていることも、あわせて報じられています。
 
このように大部分が燃え尽きる予定の天宮一号ですが、ハーバード大学の天体物理学者のJonathan McDowell氏によれば、エンジンのような密度の高い部分のいくつかは大気圏を突き抜けて地上まで落下する予定です。パーツの落下予測地点は北緯43度〜南緯43度。結構幅広い領域ですね。
 
役目を終えた人工衛星を大気圏に突入させて燃焼させるのはごくごく普通なのですが、天宮一号はコントロールされていない点が通常の衛星の落下とは異なります。もちろん、中国は天宮一号の落下を注意深くモニタリングすることでしょう。また我々の星の表面は70パーセントが海によって占められており、人口密集地に落下する可能性はおそらくなさそうです。

860とはずがたり:2016/09/27(火) 15:58:26
木星の衛星「エウロパ」から水蒸気噴出か、新たな証拠
2016年09月27日 09:45 発信地:マイアミ/米国
http://www.afpbb.com/articles/-/3102212

【9月27日 AFP】木星の氷に覆われた衛星エウロパ(Europa)の表面から水蒸気が噴出している可能性を示すさらなる証拠が、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)を用いた観測で発見された。米航空宇宙局(NASA)が26日、発表した。

 ガス状巨大惑星の木星を周回している50個あまりの衛星の一つであるエウロパ。NASAは、この星を太陽系内で地球以外に生命が存在する「第一候補」とみなしているが、それは氷で覆われた表面の下に、地球の2倍に及ぶ規模の巨大な、塩分を含む海が存在すると考えられているからだ。

 この最新の発見によって今後、エウロパの数キロに及ぶ分厚い氷殻の掘削をせずとも、無人探査機で噴出場所の上空を通過観測することで、その成分に関する情報の収集が可能となるかもしれない。

 1990年に打ち上げのハッブル宇宙望遠鏡で撮影された紫外線画像では、エウロパの南端付近で発生した水蒸気の噴出現象が「黒い指」のように見えると、米宇宙望遠鏡科学協会(Space Telescope Science Institute)の天文学者、ウィリアム・スパークス(William Sparks)氏は述べた。

 観測は2014年から15か月間にわたって行われ、木星の前を通過するエウロパからの噴出現象を3回特定した。

 水蒸気の噴出と考えられるこの現象が、エウロパの10回の木星通過のうちの3回でしか観測されなかったことは、噴出が間欠的に起きていることを示唆していると、スパークス氏は指摘した。

 2012年にも科学者チームが、ハッブル望遠鏡に搭載された別の観測機器を用いて、水蒸気が宇宙空間に160キロ以上の高さにまで達していることの証拠を発見しているが、今回の現象も、前回噴出が確認されたエリア近くでの出現とみられるという。

 だが、科学的な確証を得るためには、ハッブル望遠鏡による観測か、他の観測技術を用いて、さらに多くの証拠を集める必要があると、スパークス氏は注意を促した。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

861とはずがたり:2016/09/27(火) 16:00:42

火星上空に巨大な謎の「雲」出現、研究
http://www.afpbb.com/articles/-/3039812
2015年02月17日 10:01 発信地:パリ/フランス

【2月17日 AFP】アマチュア天文愛好家らが火星上空の高高度で発見した奇妙な雲状のプルーム(煙流)により、火星大気の組成に関する謎が深まっているとの研究論文が、16日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。

?この現象は2012年3月12日、火星上の「明暗境界線」上空で観測された。明暗境界線とは、星表面の光が当たっている部分と当たっていない部分の境目。

?スペイン・バスク大学(University of the Basque Country)のアグスティン・サンチェス・ラベガ(Agustin Sanchez-Lavega)氏率いる研究チームが発表した論文によると、1つ目のプルームは、約10時間かけて形成され、その約11日後に消えた。その間、プルームの形状は次第に変化し、「2つの丸みを帯びた突起物」から複数の柱状になり、最終的には合体して1本の「指」の形になったという。

?2つ目のプルームが出現したのは2012年4月6日。ほぼ同じ場所でみつかり、約10日後に消えたとされる。

?これら2つのプルームは、南北および東西の方向に500キロ〜1000キロの範囲で広がっていた。

?論文によれば、これらのプルームは火星南部の起伏の多い高地の一部、キンメリア大陸(Terra Cimmeria)上空、高度約200〜250キロに達する高高度に出現したという。

?火星では現在、水と火山活動の痕跡を探すための詳細な探査が行われている。理論上、この2つの要素をめぐっては、何らかの形の生命を育んだ可能性があるとされている。

?これまでにも、塵(ちり)や氷の結晶でできた雲は火星上空でたびたび発見されている。だが、それらの雲はすべて100キロより低高度で形成されたもので、今回のように広範囲に及ぶ雲が発見されたのは初めてだ。

?論文は、プルームが水や二酸化炭素(CO2)の微粒子でできている可能性があるとしながら、一方で、太陽からふきつける粒子が地球磁場に衝突して地球大気中で発光する「オーロラ」に似た現象が起きている可能性にも触れている。

?キンメリア大陸には、局地的で強力な磁場を持つ「帯状地」が存在することが、火星周回科学探査機による過去の観測で示唆されている。もしこれが正しければ、火星の「オーロラ」は、地球のオーロラの1000倍と驚くほど明るくなると思われる。

?だが「どちらの説明も、火星上層大気に関する現在の理解に反している」ことを、研究チームは認めているという。(c)AFP

862とはずがたり:2016/09/28(水) 18:49:32
水星は地球の仲間? 現在も地殻運動で収縮中との研究報告
http://www.excite.co.jp/News/science/20160928/Sorae_34493.html
sorae.jp 2016年9月28日 07時12分 (2016年9月28日 18時37分 更新)

水星や地球、火星は表面が岩石からできているので「地球型惑星」と呼ばれることがあります。そういう意味でもこれらの惑星は仲間なのですが、新たな研究によると水星は地球と同じように地殻運動があり、惑星自身が収縮しているというのです。
 
水星は2004年に打ち上げられたNASAの探査機「メッセンジャー」により、徐々にその活動が明らかになりつつあります。また同探査機は水星にて高さ3km、長さ1,000kmの断層などを観察。このような断層は地球と同じように、岩石(地殻)の移動によって形成されたものです。
 

 
以前、このような断層は加熱と冷却をくり返す水星の温度変化によってできたものだと思われていました。しかしメッセンジャーが長さ10kmほどの小さな断層を観測した結果、それらはたったの5000万年前に形成されたことがわかります。そして、そのような断層は水星の冷却と収縮によってできたものだと発表されたのです。
 
ワシントンの研究機関のThomas Watters氏は、「これらの断層は地震性の活動によってできたものです。おそらく水星にも震度5以上の地震が存在し、惑星に斜面を作り出しているのでしょう」と語っています。
 
ただし、なぜ水星のように小さな惑星が冷めきっていないのかなど、今回の発表にはまだよくわからない点もあります。このような疑問についても、今後研究が進められることでしょう。
 
Image Credit: NASA
■Mercuryquakes May Currently Shake Up the Tiny Planet
http://www.space.com/34199-earthquakes-rock-mercury-today.html?utm_source=rss&amp;utm_medium=rss

863とはずがたり:2016/10/06(木) 11:55:54
どうやら天保暦問題のようだ。受験日本史の記憶だと貞享暦@渋川春海しかないけど,宣明暦→貞享暦→宝暦暦→寛政暦→天保暦となったようだ。
一番権威ある機関が決めればいいんだろうけど,寧ろ平成暦(その次ぎの代と成ってるだろうけど)を造ればいいね。

「友引が決まらない」 葬儀業界を震撼させる2033年旧暦問題
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1226053946/448-449
NEWS ポストセブン 9月27日(火)7時0分配信

 旧暦(天保暦)の日付の確定には、

(1)新月と新月の間を1か月とする。
(2)「その月が何月か」は春分、夏至など太陽の動きから算出される「中気」の日で決める。春分のある月が2月、夏至は5月、秋分が8月、冬至は11月とする。

 など複数のルールがある。ところが、2033年秋に、「ルールを全て満たそうとすると、『9月の次の月が11月』になってしまう」といった不具合が生じてしまうのだ。これは1844年に天保暦が導入されて以来、初めての異常事態だ。

864とはずがたり:2016/10/08(土) 19:02:30
阿蘇山で爆発的噴火 西日本の広範囲で降灰
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161008/k10010722921000.html
10月8日 12時01分

8日未明、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的な噴火が発生し、これまでに西日本の各地で灰が降ったことが確認されています。気象庁は阿蘇山に火口周辺警報を発表して噴火警戒レベルをレベル2から3に引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、8日午前1時46分ごろ、阿蘇山の中岳第一火口で規模の大きな「空振」と呼ばれる空気の振動や地震を伴う爆発的な噴火が発生しました。
監視カメラの画像の分析から、噴火に伴って火口から1キロを超えて噴石が飛んだと見られるほか、気象衛星による観測で高さ1万1000メートルに噴煙が達したことが確認されたということです。

気象庁は、今後も同じ規模の噴火が起きるおそれがあるとして、阿蘇山に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げ、警戒が必要な範囲を火口周辺のおおむね1キロから2キロに拡大しました。
阿蘇山で爆発的な噴火が観測されたのは、36年前の昭和55年1月以来です。

噴火に伴う噴煙はその後、風に流されて北東の方向へ広がり、これまでに九州や四国で灰が降ったことが確認され、気象庁は降灰予報を発表して西日本の広い範囲に注意を呼びかけています。

阿蘇山では今月に入って地震が増加し、7日夜、発生した噴火のあとからは、火山性微動の振幅が徐々に大きくなっていたほか、火口付近に設置された傾斜計で山が膨張する変化が観測されていました。気象庁は現地に職員を派遣して、詳しい状況を調べるとともに、中岳第一火口からおよそ2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、風下に当たる地域では火山灰や小さな噴石などにも注意するよう呼びかけています。

けが人なし 午前11時半現在
NHKが阿蘇地域の警察や消防に取材したところ、午前11時半現在、けが人などの被害の情報は入っていないということで、警察や消防は、引き続き情報の収集を進めています。

気象台 ヘリで火口周辺調査
熊本県の阿蘇山で8日未明に起きた爆発的噴火を受けて、福岡管区気象台は午前中、ヘリコプターで火口周辺を調査しました。調査は8日午前、福岡管区気象台の機動調査班の職員2人が、ヘリコプターに乗り込んで上空から1時間ほど行われ、赤外線カメラで地表の温度を観測したり、噴火後の地形に変化がないか確認したりしました。

調査を終えて午前11時すぎに福岡空港に戻った福岡管区気象台の川村安火山機動観測班長は先月28日の時点で火口の中で確認されていた湯だまりについて「確認できず、噴火で消失したと見られる」と述べました。
そのうえで「火口から北東方向に火山灰が積もっていることが確認できたが、上空からは被害を確認できなかった。地表の表面温度は日ざしの影響で上がっていて、今後、データを詳しく調べるなどして火山活動の影響を把握し、今後の活動などを解析したい」と述べました。

865とはずがたり:2016/10/08(土) 19:02:47
>>864-865
周辺関係機関が対策会議
阿蘇市役所では午前8時半ころから阿蘇山周辺の自治体や国土交通省の担当者などが集まって対策会議が開かれました。このなかでは、道路に積もった火山灰を散水車を使って早急に洗い流すことなどが確認されました。
会議の後、阿蘇市の佐藤義興市長は「観光面の影響も考えられ、早急に対応していきたい」と話していました。

火山灰で農作物への影響も
熊本県阿蘇市では、農業用ハウスや田畑などにも火山灰が降り積もっていて、農家などが対応に追われています。
このうち、阿蘇市一の宮町の甲斐晴人さん(85)と妻のイチヨさん(73)は農業用ハウスでトマトを栽培していますが、ハウスの屋根に火山灰が積もり、内部に太陽の光が十分に入らなくなっているということです。すでに全体の3分の2の収穫が終わっていたということですが、残っているトマトの今後の生育に不安を訴えていました。イチヨさんは「夫婦とも高齢なので、ハウスを清掃するのも難しく困っています。地震で壊れた自宅の修復が終わったばかりのところで今度は火山灰に遭い、本当に自然災害にはかないません」と話していました。

隣接の大分 竹田市 火山灰で車線見えず
熊本県阿蘇市に隣接する大分県竹田市では、降り積もった火山灰で、道路に車のわだちができたり、車線が見えなくなったりしています。
また、竹田市にある商店の前では店の関係者が路面や車に積もった火山灰を洗い流す作業に追われていました。店の男性は「朝起きて最近見たことがないくらいの灰の量の多さにびっくりしました。量が多いので、洗い流すのが大変です」と話していました。また、別の店の女性は「フロントガラスが真っ黒で前が見えなくなっていました。灰の粒が大きくて水では落ちないので手でふきながら落としました。きょうは客も少なそうです」と話していました。

竹田市によりますと、市の北西部の久住町や直入町を中心に多くの降灰が確認されているということですが、けが人などの被害の情報は寄せられていないということです。竹田市は灰の量が多かった地域では車が灰を巻き上げて視界が悪くなることが考えられるため、不要な外出を控えるよう呼びかけています。

866とはずがたり:2016/10/16(日) 18:05:55
中国の有人宇宙船、17日に打ち上げ=独自ステーション計画
時事通信社 2016年10月16日 15時14分 (2016年10月16日 17時35分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161016/Jiji_20161016X968.html

 【北京時事】中国の有人宇宙プロジェクト弁公室は16日、有人宇宙船「神舟11号」を17日午前7時半(日本時間同8時半)に北西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げると発表した。男性飛行士2人が乗り組む。9月に打ち上げた宇宙実験室「天宮2号」と軌道上でドッキング。順調に計画が進めば、中国の独自の宇宙ステーション建設に向け、詰めの準備が整う。
 中国の有人宇宙船打ち上げは2003年の「神舟5号」以来、6回目。飛行士の宇宙滞在期間はこれまでで最高の33日間となる。

867とはずがたり:2016/10/16(日) 18:06:56

なんだ,このガンダム時代の到来みたいなニュースは!?

宇宙国家「アスガルディア」構想が始動:軌道上から地球を防衛、国民も募集中
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6038.php
2016年10月14日(金)17時00分
高森郁哉

 ロシアや米国など4カ国の宇宙開発専門家らのグループが、衛星軌道上に独立国家「アスガルディア」を建設する構想を発表した。米ニュースメディアのビジネスインサイダーなどが報じている。

構想の概要
 グループはパリで10月12日に記者会見を行い、プロジェクトのウェブサイトも公開した。同サイトによると、アスガルディアという名称は、北欧神話に登場する神々の住む国「アースガルズ」に由来(同じく北欧神話に着想を得たアメコミヒーロー映画『マイティ・ソー』でも、神々の住む星「アスガルド」が描かれている)。地上ではなく天空に浮かぶ史上初の「宇宙国家」を目指し、独自の憲法も整備するという。

 人類初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げられてから60周年にあたる2017年に、プロトタイプの人工衛星を打ち上げる計画だとしているが、技術的な詳細は明かされていない。ビジネスインサイダーの記事は、将来的な目標として、小惑星の資源開発ミッションや、危険な隕石や宇宙ゴミから地球を防衛するミッションの拠点となることを掲げているという。

発案者らの顔ぶれ
 プロジェクトのリーダーを務めるのは、旧ソ連圏のアゼルバイジャン出身で現在はロシア国籍のイーゴリ・アシュルベイリ氏。地対空ミサイルシステムなどを開発するロシアの防空企業アルマズ・アンテイのCEOを務めたのち、2013年にオーストリアのウィーンに拠点を置く航空宇宙国際研究センター(AIRC)を設立。現在は国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の宇宙科学委員会で議長を務めている。

 記者会見で提供された資料によると、メンバーにはほかに、米ライス大学の宇宙研究所所長、加マギル大学の航空・宇宙法研究所所長、米ジョージ・ワシントン大学の宇宙・高度通信調査研究所(SACRI)所長、ルーマニアの宇宙飛行士の名前が挙がっているという。

国民を募集中。国旗・国歌のコンテストも
 アスガルディアのサイトでは現在、国民を募集している。「地球に住む人間なら誰でもアスガルディアの国民になれます」としており、氏名とメールアドレス、国籍を入力すると登録できる(18歳以上であることを確認するチェック欄がある)。

 リーダーのアシュルベイリ氏は、英ニュースメディアのガーディアンに対し、「登録者は、それぞれが住む国の国民であると同時に、アスガルディアの国民にもなる。登録者が10万人を超えたら、正式に国として申請できる」と説明している。

 サイトのトップページには登録した人数が表示されており、日本時間14日午後2時30分の時点で約9万9999人となっている。

 サイトではさらに、アスガルディアの国旗、標章、国歌のコンテストを開催。誰でも応募でき、応募作に対してネット投票を実施する予定だ。いずれも2017年1月20日が応募期限となっている。

アスガルディアの意義は?
 ガーディアンの記事には、宇宙法に詳しい英サンダーランド大学のクリストファー・ニューマン博士がコメントを寄せている。同博士は、国連による承認から信頼性をめぐる問題まで、アスガルディアがさまざまな難題に直面するだろうとしながらも、「多くの点でエキサイティングな開発であり、どう進展するか興味深い見ものになるだろう。彼らが提唱している構想は、現行の宇宙法の枠組みを再検討することでもある」と述べた。

 ガーディアンの記事は、「私たちは、遠い未来に宇宙での定住を可能にする基礎を敷いているのです」というアシュルベイリ氏のコメントで締めくくられている。

868とはずがたり:2016/10/19(水) 18:17:11

原子核の形、がらりと変わる=球から楕円へ、理論計算で確認-東大
http://www.jiji.com/jc/article?g=soc&amp;k=2016101800372

 氷点下になると水が氷に姿を変えるように、陽子と中性子で構成される原子核でも、中性子の数がある数を超えると原子核全体の形が球から楕円(だえん)体に急に変わる「量子相転移」と呼ばれる現象があることを、東京大の研究チームがスパコン「京」を使った理論計算で突き止めた。原子核が安定して存在する条件などに関わっており、超新星爆発などによる元素の生成過程を知る手掛かりになるという。論文は17日付の米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズ電子版に掲載された。
 陽子40個と中性子からなるジルコニウムの原子核では、中性子を徐々に増やすと、中性子58個(質量数98)までと、同60個(同100)との間で原子核の特徴が急変することが実験で知られていた。東京大の大塚孝治教授らは、「京」を使った理論計算で、中性子58個までは球形で安定していたジルコニウム原子核が、中性子が60個になると楕円体の方が安定するように変わることを明らかにした。
 こうした計算には、最大で10の23乗という膨大なパターンの陽子と中性子の相互作用を計算する必要があったが、研究チームは新たな計算手法で約100通りに削減した。(2016/10/18-12:17)

869とはずがたり:2016/10/21(金) 09:40:56
なんか怪しさ満点なんじゃが(;´Д`)
硬派ななんちゃら機構って名前なのにメルマガ?ユーザー大会!?
今村遼平理学博士は何者?博士号は取ったけど研究職に就けなかったのん?

南関東が危ない。地震予測の権威が小田原沖に見た不穏な兆候
http://www.mag2.com/p/news/223818
2016.10.17 8481

最大の危険地帯は南関東! 『週刊MEGA地震予測』ユーザー大会で発表

先月、9月25日に東京・青海の日本科学未来館で開催された、地震科学探査機構(以下、JESEA)が発行するメルマガ『週刊MEGA地震予測』の第2回ユーザー大会。その席上、日本最大の地震予測メルマガとして震度5以上の地震を幾度も的中させてきたJESEAから最新の地震予測が発表された。

リアルタイムの地震予測実現へ!プライベート電子観測点の設置

JESEA顧問であり測量工学の世界的権威、村井俊治東大名誉教授が講演に立ち、今後、独自のプライベート電子観測点の設置について発表。これにより、短い期間で高精度な地震予測が可能になると述べた。

NTTドコモの協力を得て2015年から設置が始まったプライベート電子観測点は、2015年5月25日の埼玉県北部地震(M5.5、最大震度5弱)、5月30日の小笠原諸島西方沖地震(M8.5、最大震度5強)、9月12日に首都圏地震(M5.2、最大震度5弱)、2016年では5月16日の茨城県南部地震(M5.5、最大震度5弱)や7月27日の茨城県北部地震(M5.4、最大震度5弱)において、それぞれ直前の異常変位を捉えており、村井名誉教授の話を実績面から裏付けている。

続いて、今村遼平理学博士による発表「地震災害から身を守る知恵」、向山栄氏による発表「航空レーザー計測による地震前後の地殻変動解析」に続き、村井名誉教授が再登壇。読者からの質問に答える形で、今、最も危ない地域について解説を行った。

南関東が危ない!首都を震度6以上が襲う可能性も。

現在、JESEAがもっとも危険と考えているのは小田原沖。メルマガ週刊MEGA地震予測の中で「警戒レベル5」とされている南関東地方、特に太平洋沖を震源とする巨大地震が首都圏を襲う可能性について、改めて村井名誉教授から根拠が示された。

870とはずがたり:2016/10/21(金) 09:41:18
>>869-870
1週間異常変動が起きている

週間異常変動が起きている

千葉県北部と南部、茨城県の北茨城と筑波など、近い地域が正反対の方向を向いている。この状況は非常に危ない。

2駿河湾付近で沈降が進んでいる

駿河湾付近で沈降が進んでいる

火山噴火は地面の隆起に注意するものだが、地震では沈降に着目する。現在、富士山の西側や御前崎で6月前に比べ沈降が進んでいる。

関東大震災は小田原周辺で地震が起きた。小田原で地震が起きた場合、軟弱な地盤が多い東京都は、かなり揺れると考えられる。また、八丈島が沈降しているのに対し、大島や三宅島は隆起していて、歪みが溜まっている。差異が大きくなると地殻が我慢できなくなる。

地殻の歪みによる、地震のきっかけには様々なことが考えられる。毎年夏場に地下水を汲み上げている三和では沈降が進み、北茨城との差が約7センチに達している。月の満ち引きや台風などの低気圧が、トリガーとなって地震が起こる可能性だってある。

3水平方向変位の向きがバラバラである

水平方向変位の向きがバラバラである

伊豆半島南部、大島、新島、八丈島は西変位、その他の地域は東変位している。千葉県北部の干潟は東変位、館山は西変位しており、格差は約8センチに達している。更に伊豆半島、駿河湾付近の水平変位が複雑に異なる方向を向いており、非常に不安定である。

「太平洋沖を震源とし、南関東地方を震度6程度の大地震が襲う可能性は十分にある。脅かすわけではないが、ここ数ヶ月、来年のはじめ辺りまでに注意して下さい」と警鐘を鳴らし、ユーザー大会をしめくくった。

一人でも多くの人を救いたいと願い研究を続けてきた村井名誉教授は「恐れるのではなく、早めの備えを促したい」と繰り返した。いつ起きてもおかしくないという南関東地震も含め、最新の地震予測情報はJESEAの発行するメルマガ『週刊MEGA地震予測』で毎週水曜日に配信されている。

メルマガ『週刊MEGA地震予測』
フジテレビ「Mr.サンデー」「週刊ポスト」など数多くのメディアで取り上げられ、話題沸騰中・東京大学名誉教授村井俊治氏が顧問を務める、JESEAジェシア(地震科学探査機構)のメルマガ。

871とはずがたり:2016/10/21(金) 20:37:28

横浜地球物理学研究所もよく判らないけど村井先生のでたらめさを指摘している。

横浜地球物理学研究所
YOKOHAMA GEOPHYSICS RESEARCH LABORATORY
地震予知・地震予測の検証など
村井俊治氏の地震予測を信じてはいけません(1)
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/edc3b33183a6b8f62fe2d03aa32aa29c
2015年01月02日 | 地震予知研究(村井俊治氏・JESEA)

一部の週刊誌をはじめとするメディアが、東大名誉教授の村井俊治氏(JESEA・地震科学探査機構)の地震予測を絶賛して紹介し続けているようです。



■ GPSの誤差を補正していない

なぜ村井俊治氏は、このようなあり得ない値を提示しているのでしょうか。

村井氏は自身のツイッターなどで、電子基準点の「日々データ」を見ていることを自ら明言しています。実は、国土地理院で出している「日々の座標値」は、気象条件などの各種影響を完全に取り去ったものとは程遠く、近隣点との比較や基線ベクトルをみた修正(単独のデータをみるより格段に精度が高くなる)を行う前のデータなのです。各基準点のデータを単独でとると、いわば誤差まみれのデータとなるはずです。

GPSに代表される全地球測位システム(GNSS)というのは、幾ら受信機や衛星の機械を精度よく作っても、(単独では)誤差を免れません。電波が通過する電離層の状態や、成層圏内での水蒸気量や温度などによって、散乱やマルチパスが生じて、誤差がどうしても出てしまうのです。たとえ気象条件を加味して誤差を補正しても、短期間では数センチの誤差は残ってしまうのです。

このように考えますと、1週間単位で数センチ規模の地殻変動を、日本のあちこちで、年間に何度も何度も観測しているとする村井氏らのデータは、単にGPS(GNSS)の誤差を適切な補正なく示しているものと考えるのが自然です。すなわち、実際には地殻は動いていないのに、GPSデータのノイズによる変動をみて「地殻が動いている」と勘違いして、地震の予兆だと騒いでいるだけなのです。

■ 過去の観測データとも矛盾

なお、これまでに発生した大きな地震の前にも、地殻変動はほとんど観測されていません。たとえば、あの兵庫県南部地震(1995年)の前でさえ、震源に最も近かった箕面市をはじめとする近隣の全ての観測点で、1センチを超える地殻変動は一切見られなかったのです(岩波出版「阪神・淡路大震災と地震の予測」10頁等)。GNSSはおろか、震央の近くに高精度な傾斜計や伸縮計がある場合であっても、地震前に有意な前兆的異常はほとんどみられていないのです(宇津徳治「地震学第3版」322頁等)。

このように、大きな地震の前であっても、数センチ規模の地殻変動は一切観測されない場合がほとんどであるということは、地震学界では半ば常識です。測量学がご専門の村井氏は、この事実を全く知らないのでしょう。

あらためて指摘するまでもないことですが、「地震の前には地殻が動いているのではないか?」といった程度のことは、地震学者たちは当然にすでに検討済みなのです。GNSSの精度や観測点密度が上がってきて、実際にデータを見てみた結果、思いのほか地震の前にも地殻変動がほとんど先行しないことが明らかになってきているのです。

なのに、いまさら「地震の前には地殻が動いている」などと、ノイズまみれのデータを適切な補正もせずに提示して騒いでいる村井俊治氏の見識は、正直言って噴飯ものです。


村井俊治氏(JESEA)の言っていることは、支離滅裂で信用できません
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/70721936cee7b13543e27c3ca0998751
2015年03月04日 | 地震予知研究(村井俊治氏・JESEA)

872とはずがたり:2016/10/22(土) 08:53:50
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1358408534/314-319
今回は活断層無しでも大地震かい(;´Д`)何でもあるねぇ。。

鳥取、なぜ大地震多い 気象庁「活断層なくても起きる」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASJBQ05DTJBPULBJ00N.html
01:09朝日新聞

http://tohazugatali.we b.fc2.com/uchu/chikyu/m_ASJBQ05DTJBPULBJ00N.jpg

 21日午後に最大震度6弱の地震が起きた鳥取県は、これまでも大きな地震が繰り返し起きてきた地域だ。震源付近に活断層は確認されていないのに、なぜ、起きたのか。

 「今回のような地震は活断層がない所でも起きる」。気象庁では午後3時40分から青木元・地震津波監視課長が記者会見した。震源付近で明確な活断層が確認されていないことや、地下の浅い場所が押し合って起きる「横ずれ断層型」であることを明らかにした。

 気象庁によると今回の震源付近では、地震の約2時間前にマグニチュード(M)4・2の地震が起きたが、M4クラスの地震が繰り返しており、前震かどうかを区別するのは難しいという。発生後も震度1以上の地震が相次ぎ、青木課長は「活発な地震活動が続いている」と注意を促した。

 鳥取付近は中国地方でも地震活動が活発な地域ととらえられてきた。政府の地震調査研究推進本部は今年7月、鳥取県や島根県東部を含む中国地方北部で今後30年以内にM6・8以上の地震が起こる確率を40%と発表している。

 実際、過去にも大地震が起きている。1943年にはマグニチュード(M)6級の地震が2回起きた半年後、鳥取地震(M7・2)が発生して千人あまりが死亡。2000年の鳥取県西部地震(M7・3)では182人が負傷した。

 なぜ地震が多いのか。紀伊半島から四国沖の南海トラフ周辺では、陸側のプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込み、プレート同士が押し合っている。

 西村卓也・京都大防災研究所准教授(地震学)のGPS(全地球測位システム)データの解析によると、中国地方の日本海側は瀬戸内側より年3?4ミリ東にずれ動いており、ひずみが集中しやすい地域がある。西村さんは「鳥取は地盤が比較的軟らかくひずみがたまりやすい。今回の震源付近はここ数百年はM7クラスの地震が起きておらず、ひずみがたまっていたと見られる」と指摘する。

 遠田晋次・東北大教授(地震地質学)は「山陰地方は常時、地殻がひずんでいる。地震がよく起きる地域が日本海側の内陸に帯状に広がっており、今回の規模の地震は起きやすい」と話す。

 中国電力によると、島根原発のある松江市では震度4を観測したが、運転停止中で異常は確認されていない。また、四国電力によると、震度3を観測した愛媛県伊方町にある運転中の伊方原発3号機も異常はないという。

 一方、原子力規制委員会と内閣府は、原子力事故合同警戒本部を初めて立ち上げた。原子力災害対策指針に基づき、原子力施設が立地する道府県で震度6弱以上の地震があると設置を判断する。今回は、鳥取県境に近い岡山県内に日本原子力研究開発機構のウラン加工施設「人形峠環境技術センター」があるため。

 機構などによると、施設は01年に運転を停止している。異常が確認されなかったことから合同警戒本部は約2時間後に解除された。

873荷主研究者:2016/10/22(土) 14:19:06

http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20160930000092
2016年09月30日 17時00分 京都新聞
M7地震、1時間前に予知可能? 京大教授ら電離圏異常検知で

電離圏電子数異常の分布図

 マグニチュード(M)7以上の大地震の発生を、1時間〜20分前に予測できる可能性のある手法を、京都大情報学研究科の梅野健教授や大学院生の岩田卓也さんのグループが開発した。震源域の上空の電離圏の異常を、国土地理院のGPS連続観測網「ジオネット」のデータを用いて検知する手法で、米国地球物理学連合の学会誌で30日発表する。

■有効性の検証が必要

 梅野教授は「公開データのみを用いる手法であり、今後、有効性などの検証が進むことを期待したい」としている。

 2011年の東日本大震災(M9・0)では、本震の直前に震源域の上空60キロ以上に存在する電離圏で電子数が異常に増えることが報告されている。ただし、ジオネットの一つの観測局のデータを用いて解析しているために精度が不十分で、他の地震に適用しようとすると誤差も生じていた。

 グループは、複数の観測局のデータを組み合わせて精度を格段に高める手法を新たに開発した。新手法を用いると、東日本大震災の前後に周辺で起きたM7クラスの地震についても電離圏の異常を捉えられる例があることを確かめた。

 電離圏の異常が起こるメカニズムはよく分かっておらず、梅野教授は「今後、東日本大震災以外の地震についても今回の手法を適用し、研究を進めていきたい」と話している。

874とはずがたり:2016/10/22(土) 22:43:13
着陸探査機、火星表面に「墜落して木っ端みじんに」 ESA
http://www.afpbb.com/articles/-/3105305
2016年10月22日 11:01 発信地:パリ/フランス

【10月22日 AFP】欧州宇宙機関(ESA)が、生命およびその痕跡を探査する目的で、ロシアと協力して進めている火星探査計画「エクソマーズ(ExoMars)」で、母船の無人周回機トレース・ガス・オービター(TGO)から分離した着陸探査機「スキャパレリ(Schiaparelli)」が19日、火星表面に「墜落」して粉々になっていたことが分かった。ESAの管制官が21日、明らかにした。

 米航空宇宙局(NASA)が撮影した着陸予定地点の写真によって、2日間消息を絶っていたスキャパレリが「火星表面に墜落」したと確認された。

 ドイツ・ダルムシュタット(Darmstadt)にある管制センターの地上管制の責任者、ティエリー・ブランカート(Thierry Blancquaert)氏は電話取材に対し「(スキャパレリは)火星表面に墜落した」、「計画を大きく上回る速度で火星表面に到達した」と述べた。

 ESAの飛行管制の責任者、ミシェル・ドニ(Michel Denis)氏は、NASAの火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」によって撮影された写真について「パラシュートの大きさと一致する白い点がある。そこから2キロほど離れたところに黒い点がある……スキャパレリの墜落地点である可能性が高い」とコメント。

 ドニ氏によると、黒い点はスキャパレリが無事に着陸した場合に想定されるよりも大きく、同探査機は木っ端みじんになったとみられるという。(c)AFP

877とはずがたり:2016/10/23(日) 18:26:46
>>876-877
間もなく嵐が発生か

 火星では時折、局地的な砂嵐がいくつも合わさり、全球的な現象になる。「火星全体の風の吹き方は、地球によく似ています。ジェット気流と、大規模な流れのパターンです」とシャーリー氏。「大抵の場合、砂嵐は温度が上がる夏に南半球で始まります。塵が十分な高さまで持ち上げられると、風の流れに乗って別の地域に運ばれます」(参考記事:「火星の砂嵐シーズン」)

 仮に複数の砂嵐が起これば、塵による煙霧は赤道を超えて広がり、北半球に入り込む。そして、遂には火星全体を包み込むまでになり得る。

 だが、このような全球規模の砂嵐は毎年起こるわけではないため、科学者たちはパターンを見つけ出そうと苦心している。1924年以降に9回発生しており、直近の5回は1977年、1982年、1994年、2001年、2007年だった。

 これについて、シャーリー氏は天体力学に基づいた有力な説を出している。軌道上を周回する火星の運動量は他の惑星から影響を受けており、その影響の大きさは一定の周期で変動する。

 この点を考慮し、シャーリー氏は砂嵐シーズンの初めに火星の運動量が増加していると、全球規模の砂嵐が起こる傾向にあることを突き止めた。この説が正しければ、火星では今後数週間から数カ月以内に、全球を覆う砂嵐が起こることになる。

「砂嵐が今日から始まっても全く驚きません」とシャーリー氏。

科学者たちの熱い期待

 スキアパレッリが安全にかつ無傷で着陸できていれば、その後は火星での2〜8日間を気象観測に費やす。スキアパレッリは、砂嵐が生み出す電場を計測するための特殊な機器を積んでいることから、この段階では砂嵐も歓迎すべき客と言える。着陸機の動力源は内蔵電池なので、ソーラーパネルが塵で覆われるのを心配する必要はない。

 砂嵐で電気現象が起こることは従来から知られていたものの、火星では1990年代後半のパスファインダー計画で初めて観測された。科学者たちは、砂嵐の季節ではないのに火星の大気中に大量の塵が含まれていることを発見。間もなく判明した「犯人」は、ダストデビルと呼ばれる塵旋風だった。(参考記事:「火星のつむじ風」)

 NASAゴダード宇宙飛行センターの物理学者ウィリアム・ファレル氏は、「明らかなのは、特に塵旋風の一番下で粒子がかき回されているということです」と話す。「小さな粒子は負の電荷を、重い粒子は正の電荷を帯びる傾向にあるということが分かりました」

 火山の噴煙口の中と同様に、塵旋風の中では負の電荷を帯びた小さな粒子が垂直方向の風によって高く吹き上げられる。一方、正の電荷を帯びた粒子は低い高度にとどまる。「塵旋風の内部で、実際に大規模な電場を作り出せます」と、ファレル氏は話す。

 ファレル氏によれば、火星で起こる大きな砂嵐の中でも電場は生じているかもしれないが、他の条件によって緩和されている可能性があるという。

 地球上であれば、雷雲の中に電荷が蓄積され、限界を超えると放電が起きる。だが研究室でのシミュレーションでは、火星のように大気が薄い場合、過剰な帯電が起こりにくいとファレル氏は話す。

 この現象を研究する機器を火星に送ろうと、ファレル氏は他の科学者たちと共に15年もロビー活動を続けてきたという。それだけに、エクソマーズの着陸機は、世界の火星研究者たちの関心を一層かき立てている。

「この問題の解明にスキアパレッリがいくらかでも貢献するよう、心から応援しています」とファレル氏は話している。

2016年11月、ナショナル ジオグラフィックは『マーズ 火星移住計画』をTVシリーズと雑誌、書籍で総力を挙げて特集します。

文=Mark Strauss/訳=高野夏美

878とはずがたり:2016/10/23(日) 19:18:44
鳥取の地震 未発見の約10キロの断層がずれ動いたか
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161022/k10010740411000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004
10月22日 20時36分

21日、鳥取県中部で発生した最大震度6弱の地震について、政府の地震調査委員会は、これまで知られていない長さおよそ10キロの断層がずれ動いて起きたと見られるという見解をまとめました。
21日、鳥取県中部で発生した最大震度6弱の地震を受けて、政府の地震調査委員会は22日、臨時の会合を開き、今回の地震のメカニズムなどを検討しました。

この中では、今回の地震のあとに周辺で相次いでいる地震は、ほぼ、北北西から南南東方向に延びる長さおよそ10キロの帯状の範囲で起きていることが報告されました。また、GPSによる観測では、地震が起きている範囲の西側では南向きに、東側では北向きに地盤が動き、このうち、今回の地震で震度6弱の揺れを観測した鳥取県湯梨浜町では地震前と比べて北北東へおよそ7センチ、地盤が動いたということです。

このため、地震調査委員会は、今回の地震はこれまで知られていない、ほぼ南北に延びる長さおよそ10キロの断層がずれ動いて起きたと考えられるという見解をまとめました。

そのうえで、地震調査委員会は、鳥取県周辺では規模の大きな地震のあとに、規模の近い地震が相次いだ例が複数あるため、揺れの強かった地域では地震の発生から1週間程度は最大で震度6弱程度の地震に注意が必要だとしています。

地震調査委員会の委員長で東京大学地震研究所の平田直教授は「被災された方は大変苦労されていると思いますが、今後も強い揺れに見舞われる可能性があることを考慮して、後片づけなどをする際には十分注意してほしい」と話しています。

周辺の活断層への影響は
今回の地震が起きた震源の東側には、鹿野ー吉岡断層や岩坪断層など複数の活断層があることが知られています。今回の地震によるこうした周辺の活断層への影響の有無について、地震調査委員会の委員長で東京大学地震研究所の平田直教授は記者会見で、「今回の地震の震源からはいずれも距離が離れていて、直接、影響を及ぼしたとは考えていない」と述べました。

また、近い将来、発生すると想定されている南海トラフの巨大地震との関連については、22日の臨時の会合では議論していないとしたうえで、「南海トラフで起きる規模の大きな地震の前後に内陸の地震が増えるという研究結果があるが、巨大地震の前後50年くらいの期間について指摘しているもので、今回の地震が南海トラフの地震に直接結びついていくかは言うことはできない。ただ、南海トラフで今後30年以内にマグニチュード8から9クラスの巨大地震が発生する確率は60%から70%と高くなっているので、今回の地震にかかわらず、十分に備えを進めてほしいと思う」と話しています。

879とはずがたり:2016/10/27(木) 00:20:07
内陸の人が知っててもしょうが無い部分があるので海岸沿いの人に偏って調べると違うんではないか。
まあ津波が何処迄押し寄せるか解らない上に内陸の人もたまたま海岸沿いに居るかも知れないし調べた方が良いのかも知れないけど。。

津波
「てんでんこ」7割知らず 「薄情」と感じる人も
http://mainichi.jp/articles/20161026/k00/00e/040/175000c
毎日新聞2016年10月26日 10時57分(最終更新 10月26日 14時56分)

 「津波が来たら家族ら他人のことに構わずすぐに避難しろ」という意味の「津波てんでんこ」という言葉について、7割の人が知らないうえ、多くの人が「自分だけ助かればよい」という自己中心的な行為だと感じるとの調査結果を、東洋大の及川康准教授(災害社会工学)がまとめた。本来は各自で避難することを事前に家族で話し合っておくことなども含めた心構えを示した言葉だが、浸透していない実態が浮かんだ。

<「てんでんこ」の本当の意味>
<大川小訴訟>遺族のみんなと闘う「あの子の存在、なくさない」
<合成動画>もしも鎌倉に津波が押し寄せたら…
<幼稚園バスが津波で犠牲になった…愛梨ちゃん映画に>
<まんがで解説>震災から5年の被災地は…
 「てんでん」は「てんでんばらばらに」という意味。岩手県大船渡市出身で子供のころに昭和三陸大津波(1933年)を経験した津波研究家の山下文男氏(故人)が広め、東日本大震災を機に津波防災の啓発で改めて注目されている。

 調査は2014年度、インターネット調査会社の全国の登録者を対象に年代や地域が偏らないよう調整して実施、767人が回答した。このうち約7割にあたる529人が「津波てんでんこという言葉を聞いたことがない」と答えた。この529人に言葉の意味を知らせたうえで、津波てんでんこに賛同するかしないかを尋ねたところ、約7割が「賛同しない」と回答した。「薄情だ」「利己主義」などネガティブに受け取る人が多かった。

 京都大防災研究所の矢守克也教授(防災教育学)は、「津波てんでんこ」には迅速な避難で自分の身を守るという直接的な意味に加え、避難する姿を見せることで他者の避難を促進する▽事前にそれぞれが避難するという信頼関係を構築する▽自分だけが助かってしまったという生存者の自責の念を軽減する--などの意味があると指摘する。

 表面的な言葉だけが独り歩きすることを懸念する防災関係者も多く、及川准教授は「津波てんでんこという言葉を繰り返すだけでは、防災に生かせない。丁寧にその意味を説明することが必要だ」と話した。【飯田和樹】

880とはずがたり:2016/10/27(木) 00:26:19
親となった為か,子どもが大勢犠牲になった事を思うと哀しく,しかも裏山が其処にあって其処に逃げれば助かったかも知れない無念さを思うと,誇張ではなく涙が出そうになる。

<大川小津波訴訟>「7分前に危険性予見」学校の過失を認定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000112-mai-soci
毎日新聞 10月26日(水)21時16分配信

 ◇仙台地裁 石巻市と宮城県に総額14億2658万円賠償命令

 東日本大震災の津波で児童、教職員計84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校を巡り、児童23人の遺族が市と県を相手取り約23億円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は26日、市と県に総額14億2658万円の支払いを命じた。高宮健二裁判長は「教員らは津波襲来の7分前には危険性を具体的に予見したのに、安全な裏山ではなく不適当な場所へ避難しようとした」と指摘し、学校の過失を認定した。

 大震災による最悪の学校災害に対する司法判断は、教育現場に重い課題を突きつける内容となった。

 裁判の大きな争点は(1)大川小への津波襲来を予見できたか(2)安全な場所への避難は可能だったか--の2点。判決はまず、校舎付近が震災までに大津波に襲われた経験がなく、ハザードマップの浸水予測区域外だったことから、震災前や地震直後の段階では襲来は予見できなかったとした。

 一方で当時の市職員の法廷証言から、北上川河口への津波襲来や高台避難を呼びかける広報車が校舎前を午後3時半ごろに通り、7分後に実際に津波が襲ったと認定。「教員らは広報を聞いた段階で、大規模な津波が襲来し、児童に危険が生じることを予見したと認められる」と指摘した。

 教職員や児童らはその後、北上川の橋のたもとにある標高約7メートルの「三角地帯」と呼ばれる高台に向かう途中に津波にのまれた。市側は、遺族側が主張する裏山への避難について「山崩れや倒木の危険があった」と反論したが、判決は「児童らはシイタケの栽培学習で登っており、裏山への避難を決断すべきだった」として、学校側に過失があったと結論付けた。賠償額は慰謝料、逸失利益など児童1人について約5300万〜6000万円とした。

 大川小の被災を巡っては、市が2013年2月に第三者検証委員会を設置。14年2月、被災の直接原因を「避難決定が遅れたこと」とする報告をまとめたが、その背景事情には踏み込まず、遺族が同年3月に市と、国家賠償法に基づき教職員の給与を負担する県の責任を問うため提訴した。【百武信幸、鈴木一也】

 亀山紘・石巻市長の話 大変重く受け止めている。控訴するかどうかは検討し、早い段階で結論を出したい。

 ◇大川小津波訴訟判決の骨子

 ・宮城県と石巻市は、児童23人の遺族に対し約14億円を支払え

 ・教職員は市の広報車の避難呼びかけを聞いた段階で、津波襲来を予見していた

 ・北上川の橋のたもと(三角地帯)への避難は不適当で、裏山に避難させるべきだった

 ◇大川小学校

 石巻市中心部から北東約15キロ、北上川河口から約4キロの川沿いにあった小学校。東日本大震災による津波襲来時は児童数108人のうち78人が学校近くにおり、70人が死亡、4人が現在も行方不明。生存者は4人だけだった。教職員も学校にいた11人中10人が死亡した。現在は約10キロ離れた市立二俣小敷地内の仮設校舎で授業を続けており、児童数は29人。2018年4月に二俣小と統合する。被災した旧校舎は多くの教育関係者や見学者が訪れる防災学習の場になっており、市は今年3月、震災遺構として保存することを決めた。

881とはずがたり:2016/10/27(木) 00:27:49
津波被害
大川小訴訟、26日判決 学校の予見性争点
http://mainichi.jp/articles/20161025/k00/00m/040/150000c
毎日新聞2016年10月25日 08時10分(最終更新 10月25日 12時00分)

 東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校を巡り、児童23人の遺族が市と県を相手取り、23億円の損害賠償を求めた訴訟は26日、仙台地裁で判決が言い渡される。学校側が津波襲来を予見できたか、避難行動が適切だったかなどが争点。学校管理下で多くの犠牲者を出した責任を司法がどう判断するか注目される。

<まんがで解説>震災から5年の被災地は…
 市が設置した第三者検証委員会の報告書などによると、2011年3月11日の地震発生後、同小は児童らを約5分で校庭へ避難させた。発生から約50分後に校庭より約6メートル高い北上川の橋のたもとへ移動開始直後、津波にのまれ、その場にいた児童78人のうち74人と、教職員11人のうち10人が犠牲となった。

 遺族側は、大津波警報を防災行政無線が伝えた▽市の広報車が高台避難を呼びかけた▽迎えに行った保護者が、10メートル超の津波が来る恐れがあるとの情報を元に、教員に「山に逃げて」と呼びかけたと証言した--などと指摘。津波襲来は予見できたと主張している。

 一方、市側は、校舎は市のハザードマップの浸水予測区域外にあった▽同小は津波時の避難所に指定されていた▽校舎の建つ釜谷地区には過去数百年間津波の経験がなく、地区住民らも多数犠牲になった--などと反論。津波襲来は予見できなかったとしている。

 また、遺族側は、震災発生後に学校の裏山へ避難すれば全員助かったと主張。同小では07年度に地震発生時の危機管理マニュアルを策定し、10年度には津波の対応も追加されたにもかかわらず、避難先の設定など具体的な対策の検討を怠っていたと指摘した。

 これに対し、市側は裏山は傾斜が急で倒木や山崩れの危険性があり、避難先として選ぶことは不可能だったと主張。マニュアルに問題はなく、教職員は震災当日、訓練に従い避難しており過失はなかったと反論している。

 震災を巡る過去の津波訴訟では、園児5人が死亡した石巻市の私立日和幼稚園の遺族が園側を訴えた訴訟で「情報収集していれば津波に襲われる可能性が予見できた」などとして仙台地裁で勝訴(後に仙台高裁で和解)した。一方、従業員12人が犠牲になった七十七銀行女川支店(宮城県女川町)を巡る訴訟では「屋上を超える津波を予測するのは困難で、屋上への緊急避難は合理性があった」とし、最高裁で遺族側敗訴が確定している。【百武信幸】

882とはずがたり:2016/11/02(水) 17:37:56
「小さなシミ」の上に生きるあなた。26枚の写真が示す人間の小ささ
宇宙、人類…宇宙
https://www.buzzfeed.com/daves4/ko-no-26-mai-no-shashin-wo-mi-re-ba-a-na-ta-ha-jibun-no-sonz?utm_term=.dxVdpXmzw4#.drwOa6J0qY
posted on 2016/01/06 19:03
Dave Stopera
BuzzFeed Staff

883とはずがたり:2016/11/08(火) 12:53:54
阿蘇山噴火1カ月
なお火山ガスの放出5倍以上
http://mainichi.jp/articles/20161107/k00/00m/040/019000c
毎日新聞2016年11月6日 18時29分(最終更新 11月6日 20時07分)

 熊本県の阿蘇山・中岳第1火口の爆発的噴火から8日で1カ月になる。依然として火山ガスの放出量が小康状態の5倍以上となるなど活発な火山活動が続き、同程度の噴火は今後も発生する恐れがあり、福岡管区気象台は入山規制区域(火口から半径2キロ以内)については噴石や降灰などへの警戒を呼び掛けている。一方で区域外のふもとは噴火以後は被害は拡大しておらず、住民は一日も早い沈静化を願っている。安全をアピールしようと、6日もイベントが開かれた。【山下俊輔、野呂賢治、福岡賢正】

 気象台によると、阿蘇山の小康状態の火山ガスの放出量が500〜600トンなのに対し、今月1日に2600トンを観測した。36年ぶりとなった爆発的噴火前の9月下旬には放出量は3000トンを超えたが、過去のケースを参考にすると、2600トン段階でも小規模な噴火につながる可能性はある。9月の平均が一日24回だった火山性地震も、10月は3・5倍の85回にのぼった。

 気象台などのこの間の調査によると、爆発的噴火で火口付近に直径1メートル以上の噴石が複数飛散し、最大で3メートル超の噴石もあった。遠くは大分県竹田市で約3ミリの噴石が見つかった。火山灰は熊本、大分、愛媛、香川の4県24市町村で確認。火山灰などの噴出量は3人が死亡した1979年の噴火と同規模で、約50万トンと推定される。熊本大の宮縁育夫准教授(火山地質学)は「近年では一番大きい規模」と話している。

 気象台は「今後も爆発的噴火と同程度の噴火が発生する可能性がある。そうなれば、また噴石や火山灰が遠くまで飛散する」と注意を呼び掛ける。

 今回の爆発的噴火を受け、気象庁は噴火警戒レベルの引き上げ基準の見直しを検討している。9月下旬から火山ガスの放出量が、10月に入ってからは火山性地震の回数も多くなったが、現行基準では噴火前に引き上げられなかったためだ。気象庁は10月26日から観測データをホームページに公開し、情報提供に努めている。

 衛星による観測では、10月8日の噴煙の高さは観測史上最高の約1万1000メートルを記録し、気象庁は噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)から「3」(入山規制)に引き上げた。

火山ガスの放出量
10月 7日 15000トン
(噴火前日)
   12日  1400トン
   17日   900トン
   25日  1600トン
11月 1日  2600トン

「熊本地震から復興へ」の観光業界、歩みにブレーキ
 4月の熊本地震から復興へ向けて動き出した観光業界には、爆発的噴火でその歩みにブレーキがかかった。噴火から5日間の阿蘇市内の宿泊キャンセルは約1300人にのぼり、日帰り客も入れると被害総額は約1億2200万円に上った。

 火口から約3キロの「ニュー草千里」の展望レストランは地震を乗り越えて10月1日に営業再開したが、10月の売り上げは昨年同期の1割以下に。風評被害を懸念して岩田健佑支配人は「阿蘇は元気にやっている。ぜひ来てほしい」と語る。復興の後押しを狙い、同市の観光施設「はな阿蘇美」では6日、約100店が並ぶ青空マーケットが開かれ、観光客らでにぎわった。

 農業被害も、噴火当日は降灰などで同市の一部地域で農作物や農業施設に約3450万円の被害が出たが、その後は拡大していない。市農政課の職員は「阿蘇山の活動が収まってほしい」と願う。

884とはずがたり:2016/11/10(木) 20:58:01
宇宙というフロンティアへのロマンを再起動させる「スター・トレックBEYOND」
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1478602839961.html
Excite Bit コネタ 2016年11月10日 17時00分

885とはずがたり:2016/11/15(火) 21:59:43
今日の帰りがけひときわデカく思えたんだが(;´Д`)

68年ぶりの「スーパームーン」を巡る“大きな誤解”
http://news.goo.ne.jp/article/dot/trend/dot-2016111400033.html
11月14日 12:00dot.

 いつもより大きく、明るい月が夜空を彩るスーパームーン。2016年11月14日は「68年ぶりのスーパームーン」が見られるという触れ込みで、今から心待ちにしている人も多いのではないだろうか。

 しかし、思い返してみると昨年も一昨年も「スーパームーンが見られる」という話題となり、実際に目にした人も少なくないはず。何が「68年ぶり」なのか、疑問を抱いた人もいることだろう。

「何十年ぶり」というような表現が用いられると、スーパームーン自体が極めて珍しいという印象を受けがちだ。だが、実際のところ、スーパームーンは1?2年ごとに起きており、それほど珍しい現象ではない。何が68年ぶりなのかというと、それは「地球と月の距離」なのだ。

 月が地球の周囲を回る軌道は楕円形であるため、月は普段から地球に近づいたり、遠のいたりしていて、その距離は約35万6000㎞から約40万6000㎞の間で変動している。スーパームーンと呼ばれているのは、ちょうど地球に近づいたタイミングで満月になった月なのである。

 今年11月14日のスーパームーンは、地球から35万6520.2㎞のところまで近づく。これほど満月が近づくのは68年前の1948年1月26日(約35万6490.6㎞)以来であるという意味で、「68年ぶり」と呼ばれているわけだ。記憶に新しい2015年9月28日のスーパームーンは約35万6900㎞、2014年8月11日のものは約35万7000㎞であり、確かに今回はひときわ近い。

 では、今年のスーパームーンは昨年や一昨年に比べて、どれくらい大きく見えるのか。残念なことに、見かけの大きさはほとんど変わらず、差は1%以下なのだという。国立天文台の広報担当者は語る。

「そもそも満月の大きさの違いを実感するのはなかなか難しいのです。今年11月14日の満月は35万6520.2㎞まで接近しますが、この距離は『地心距離』と呼ばれ、地球の中心から月の中心までの距離を指します。私たちは地球の表面から月を見ているため、月が地平線にあるときと天頂にあるときでは、私たちと月の距離は大きく変わります。地平線にあるときは地心距離とほぼ同じですが、天頂にあるときは地球の半径(約6400㎞)分、私たちは月に近い。つまり天頂にあるときに月はもっとも大きく見えるはずなのです」

 しかし、地平線付近の月の方が大きいと感じたことはないだろうか。担当者によると、これは目の錯覚によるものとのことだが、私たちは約6400㎞も月に近づいても、その大きさの変化を正確に把握できないのだ。

「今年11月14日の満月は、68年前のものより約30km遠く、昨年や一昨年のものより約500km近い。しかし、約6400㎞という地球の半径のサイズを考えれば、ほとんど気付かないような差なのです。つまり『数十年ぶり』という表現は、事実ではありますが、いわば言葉遊びのようなもので、ほとんど意味がないといえます」(前出の国立天文台の広報担当者)

886とはずがたり:2016/11/15(火) 21:59:58
>>885
 スーパームーンはあまり「スーパー」ではない、ということか。このようにスーパームーンの貴重さが過度に強調される背景には、話題づくりをしたいというマスコミの姿勢もあるだろう。それが人々の生活に彩りを添えることがあるのも事実だが、誤解が生じるのであれば、是正されてしかるべきだ。

 またもうひとつ、スーパームーンについて意外な事実がある。スーパームーンには明確な定義が存在しないのだ。国立天文台の広報担当者はこう説明する。

「NASAは数年前からスーパームーンという言葉を使い始めているようですが、この言葉は天文学の正式な用語ではなく、国立天文台も使用していません。これが問題になるのが『次のスーパームーンはいつか』という話になったとき。今年は35万6520.2㎞まで接近した満月がスーパームーンと呼ばれていますが、どの程度近くなったらスーパームーンと呼ぶかという基準がないため、次のスーパームーンがいつか答えることができないのです」

 スーパームーンを楽しみにしていた人には水を差す結果になったかもしれない。だが、担当者はこうも語る。

「十五夜をはじめ、日本人には古くから満月を眺める風習がありました。しかしこの忙しい現代、特に若い人たちの間では落ち着いて月をめでる機会が少なくなっています。スーパームーンを巡る表現には是非がありますが、理由はどうあれ、多くの人が月を眺める呼び水になるのは素晴らしいことだと考えています」

 次のスーパームーンがいつであるかを答えることができないが、今年11月14日よりも満月が地球に接近するのは18年後の2034年11月24日。やはり貴重であることにかわりはないので、秋の月見に興じてみてはいかがだろうか。(ライター・小神野真弘)

893とはずがたり:2016/11/18(金) 09:42:26
>>892-893
 ハートの両側には非常に暗い領域があり、この部分もよく目立つ。また、ハートは半分ずつ別々の成分からできているようだが、全体の地質学的特徴はまだ解明できていない。

 研究チームのメンバーである米ローウェル天文台のウィル・グランディー氏は、「2つの領域が同じような明るさになっているのは偶然の一致でしょう」と言う。

 冥王星のハートは滑らかそうで、スペンサー氏の言葉を借りれば「信じられないくらい特徴がない」が、その理由も不明である。ここで起きていることを解明するには、境界部分を調べればよい。滑らかな領域の高度が、ほかの領域に比べて高くなっているのか低くなっているのかも明らかになるだろう。

「冥王星の表面が複雑で魅力的であることは予想していましたが、ここまですごいとは思っていませんでした」とグランディー氏は言う。「科学者は全員、期待に胸を躍らせています」。

見つめ合い踊る二つの星

 異常に大きな衛星カロンについても新たな発見があった。
「冥王星とカロンの見た目は大きく違っています」とスターン氏は言う。「今回の観測は、その違いの大きさを明らかにするものです」。

 冥王星とカロンは連星系を作っていて、宇宙空間の共通重心のまわりを互いに公転し、見つめ合いながら宇宙のダンスを踊っている。カロンが興味深い天体であることをよく知る科学者たちも、今回ニューホライズンズが送ってきた写真には驚かされた。

 副プロジェクトサイエンティストのキャシー・オルキン氏は、「小さな天体に、深い峡谷や地溝、崖、それに謎めいた暗い領域があるのが分かります」と説明する。「たった1枚の画像の中に、科学的に興味深い現象をいくつも見てとることができます」。

謎の黒い領域「モルドール」

 カロンの極地方には得体の知れない暗い領域があるが、この領域は冥王星から逃げ出してきた物質からできている可能性がある。研究チームのメンバーはこの領域を非公式に「モルドール(訳注:トールキンの小説『指輪物語』に登場する冥王サウロンの王国で、『黒の国』という意味)」と呼んでいるという。

 カロンの表面にはひび割れがあり、なかには深さ8〜10kmという巨大なものもある。科学者たちはこれまでカロンの表面は古く、クレーターだらけだろうと予想していたが、そうではなかった。クレーターがまばらにしかない表面は驚くほど新しく、冥王星と同様、カロンにもまだ地質活動がある可能性を示唆している。

 科学者は、カロンは原始冥王星に巨大な天体が衝突したときに形成され、衝突の際に飛び散った破片が融合して4つの小さな衛星ニクス、ヒドラ、ケルベロス、ステュクスが誕生したと考えている。

 今回初めてヒドラの姿が捉えられた。画像でもまだ何か分からない塊をモザイク加工したようにしか見えないが、研究チームはヒドラの大きさを43kmと推定することができた。

 プロジェクトサイエンティストのハル・ウィーヴァー氏は、「ヒドラの表面積は意外に大きい」と言う。「ヒドラの表面は、主に水が凍った氷からできていると考えられます」。

 冥王星の4つの小さな衛星は、コマのように規則的に自転せず、カオス的に軌道上をごろごろ転がっている。冥王星系は、惑星系を小さくしたような複雑な系なのだ。科学者たちは、冥王星の秘密を解き明かすことで、惑星系が形成され、進化する過程の理解を深めたいと考えている。

文=Nadia Drake/訳=三枝小夜子

895とはずがたり:2016/11/18(金) 13:33:57
7年かけて作った「人工ブラックホール」でホーキング放射を初観測。ブラックホールが完全にブラックではない証拠になるか
http://japanese.engadget.com/2016/08/17/7/
Munenori Taniguchi
2016年8月17日, 午後04:00 in Black Hole

イスラエルの科学者ジェフ・スタインハウアーが人工的なブラックホールを製作し、その振る舞いからスティーブン・ホーキング博士が1974年に発表した理論「ホーキング放射」に似た現象を観測したと発表しました。

スタインハウアーが作った人工的なブラックホールは本物のブラックホールのように光を含めて何でも吸い込むというものではなく試験用のチューブ内に流体を流し、ある地点でそれを音速以上に加速させることで音響的な事象の地平面を生み出すというもの。本物のブラックホールでは光が逃げられなくなる位置で事象の地平面が発生しますが、この人工ブラックホールでは音が逃げられなくなる位置を事象の地平面とします。
ブラックホールは一般に、すべての物質を引き寄せ、光であっても逃さないほどの強力な重力を有するため、宇宙空間にポッカリと真っ黒く何も見えない穴が開いたように見えると思われています。しかし、ホーキング博士は量子効果を考慮するとそこからは熱的な放射がなければならず、事象の地平面(想像図に描かれるブラックホールの縁の部分)から電磁波のようなエネルギーが発せられるため「ブラックホールは完全なブラックではない(何も放出しないわけではない)」としました。

もう少し詳しく説明すれば、真空中には何も存在しない部分から常に一対の粒子が発生しており、それらはすぐに結合してまた消滅するという動作を繰り返していると考えられます。事象の地平面よりブラックホールの中心に近いところでは、粒子が発生してもブラックホールに引き寄せられるだけで終わってしまいます。ところが、事象の地平面では片方の粒子のみがブラックホールに落ち、もう片方が外へ逃げる可能性が考えられます。するとこの逃げた粒子が、外界からはブラックホールが放出したエネルギー、つまりホーキング放射として観測できることになります。

一方、ブラックホールに落ちた方の粒子は、相棒を失ってエネルギー的にマイナスとなっているため、ブラックホール全体からエネルギーを吸収します。ホーキング博士は、この現象が長期間繰り返されることで最終的にブラックホールは蒸発するように消えるだろうとしました。

スタインハウアーは実験のために、「人工ブラックホール」を7年かけて製作しました。人工ブラックホールではガスを絶対零度近くまで冷却して得られる、ボース・アインシュタイン凝縮と呼ばれる状態のガスをチューブ内に流し、ある位置でそれをレーザーを使って音速以上に加速させることで音響的な事象の地平面を生み出します。

そしてこの音響的な事象の地平面に一対のフォノン(音子、音響量子、音量子)を発生させ、フォノンの片方がブラックホールから放射されるように移動し、一方のフォノンがブラックホールにとらわれるホーキング輻射と同様の現象が発生するのを確認したとのこと。スタインハウアーは特に高エネルギーのフォノンのペアが量子的なもつれの状態を示すこともわかったとしており、これはホーキング放射の重要な証拠となる特徴だとしています。

この実験結果を聞いた学者の一部には、フォノンのもつれ状態が低エネルギー状態で観測していないことを理由に不完全な結果だとする向きもあるものの、他方ではホーキング放射を擬似的に再現したのはこれが初のことであり、実験結果に欠陥がないと確かめられれば、ヒッグス粒子の発見と同じぐらい大変な出来事だとする声もあります。

もしかするとこの実験を発端として、ホーキング博士がノーベル賞を受賞するというストーリーもありえるかもしれません。

論文はNature Physics 「Observation of quantum Hawking radiation and its entanglement in an analogue black hole : Jeff Steinhauer」

901とはずがたり:2016/11/18(金) 14:26:29
>>900-901

 ニア・スカウトは大きな靴箱程度の大きさのキューブサット(既存の技術を利用した箱形の小型衛星)で、ソーラーセイルの面積は86平方メートルだ。本体は小さいが、ニア・スカウトは小惑星1991VG上の写真を撮影したり、組成や大きさ、運動を調べられるさまざまな観測装置を搭載している。

 NASAは、こうした調査は、将来の小惑星への有人ミッションの第一段階として欠かすことができないと考えている。例えば、宇宙飛行士が小惑星の表面で探査活動を行うときには、小惑星がゆっくり回転しているのか、ふらつきながら高速で回転しているのか、あらかじめ分かっていなければならない。また、小惑星が密に詰まった塊なのか、小さな破片が重力でゆるやかに集まっているだけなのかも知っておく必要がある。

方向転換技術

 このミッションで、ニア・スカウトは少なくとも1回、小惑星の近傍を低速で通過する。具体的には、秒速10m未満まで減速して、小惑星1991VGから約1kmのところを通過する予定だ。

 ここで、ソーラーセイルのもう1つの長所が役に立つ。ソーラーセイルは操作しやすく、従来の推進システムより優れた操作性が期待される場面もあるのだ。

 大西洋上の帆船も宇宙空間をゆくソーラーセイル探査機も、帆を操ることで非対称な推進力を生み出している点は同じである。それにはさまざまな方法があり、宇宙版のマストや操帆装置を用いる手もある。日本のイカロスには電気式の調光フィルムが搭載されていて、これに電圧をかけると黒くなり、光子を反射せずに吸収するようになる。その結果、帆の一部が光子に押される力が他の部分の半分程度になり、探査機を傾けることができる。

 ニア・スカウトは、これとは違ったアプローチをとる。ブーム(帆のすそを張る棒材)に対して本体の位置を前後に動かすのだ。

「コーラの缶を私たちの探査機だとして、その上に紙を載せてみましょう。これが帆です。私たちは宇宙で、この紙を左右に動かすわけです」。帆を傾けることによっても、スピードは調節できる。

NASAの新型ロケット「スペース・ローンチ・システム」は13機の小型人工衛星を宇宙に運ぶ。2018年のミッションでは、ソーラーセイルから推進力を得る小型人工探査機「ニア・スカウト」が小惑星探査を行う。(解説は英語です。Video:NASA)

ソーラーセイルの新たな応用可能性

 ソーラーセイルの操作性と、太陽から安定して供給される推進力からは、興味深い可能性が見えてくる。(参考記事:「ソーラーセイル、ヴェルヌの夢の現在」)

 例えば、太陽の北極を調べるために、探査機に黄道面(太陽系の惑星が公転する面)を離脱させたいとする。貴重な燃料を使わずに探査機の方向と速度を大きく変えようとしたら、天体の重力を利用したスイングバイを行わなければならない。「今の技術では、探査機に黄道面を離脱させ、大きな軌道傾斜角をもつ軌道に投入するためには、探査機を木星に近づけて、その重力を利用してスイングバイを行わなければなりません」とジョンソン氏は言う。「帆があれば、ちょっと傾けてやるだけでよいのです」。

 もう1つの応用可能性は「極静止衛星」だ。現時点では、地上から見たときに人工衛星が空のある一点に静止しているようにするには、赤道上の高度約3万5786kmの静止軌道に投入するしかない。静止軌道は通信衛星に適しているが、高緯度地域の国々では地表からの角度が低すぎて使えない。

 ここでソーラーセイルがあれば、「地球の北極か南極の上空で、地球が太陽のまわりを公転するのと同じ速度で軌道運動するようにすればよいのです」とジョンソン氏。「衛星が地球の重力に引かれて落下しないようにするには、常に上向きの推進力を得られるように帆を傾ければよいのです。そうすれば、北極の上でも南極の上でも衛星を静止させられます」

 ソーラーセイル探査機は、大航海時代の帆船と同じように、帆を広げて、星々に導かれて進んでゆく。そこからどんな発見がもたらされ、関連技術が私たちの生活をどのように変えるのか、期待は高まる。

文=Mark Strauss/訳=三枝小夜子

903とはずがたり:2016/11/18(金) 14:31:20
>>901-902
――アルファ・ケンタウリを訪れるためだけに、これほどの投資を行うのはなぜ?

 アルファ・ケンタウリへの挑戦は、恒星間航行という壮大なビジョンの最初の一歩にすぎない。4.37光年(約41.3兆km)の彼方にあるこの星は、宇宙的視野では地球の「すぐ隣」にあるのだ。

 正確には、アルファ・ケンタウリは、大きい順にA星、B星、プロキシマと呼ばれる3個の恒星からなる三重星系なので、見るべきものはたくさんある。このうち、小さく、薄暗く、赤みを帯びたプロキシマは、地球からの距離が4.24光年で実は少しだけ手前にある。A星とB星はお互いのまわりを約80年に一度のペースで周回していて、太陽に似ているため、科学的にはプロキシマよりも興味深い。

――アルファ・ケンタウリに惑星はある?

 あるかもしれない。…(参考記事:「最も近い恒星系に地球大の惑星を発見」>>896、「太陽系から最も近い太陽系外惑星が消えた!」>>897

――アルファ・ケンタウリは肉眼でも見える?

 南半球からはよく見える。アルファ・ケンタウリは全天で3番目に明るい星で、ケンタウルス座の一部である。北半球では地平線すれすれの高度になるので見るのは難しい。

――アルファ・ケンタウリは写真にはどのように写るの?

 スターショット計画のチームは、まだ仕事を与えられたばかりだ。スターチップは、地球から太陽までわずか1時間で行けるような猛スピードで宇宙空間を駆け抜けることになる。そこからアルファ・ケンタウリを撮影したとしても、現状の技術では、大きくて明るいしみにしかならない可能性がある。プロジェクトチームは、高速撮像が可能な光学カメラの開発を計画しているが、それが実現できなければ、宇宙船はすばらしいピンボケ絵はがきを送ってよこすことになるだろう。待ち時間も長い。写真のデータを光速より速く送ることはできないため、地球に到達するのに4年以上かかる。

――それは残念。ところで、宇宙空間にレーザーアレイを配置すれば、もっと簡単になるのでは?

 実は、数十年前に最初に提唱されたレーザー推進システムは宇宙空間に配置するものだった。物理学者でSF小説家でもあったロバート・フォワード氏は、当時、宇宙空間にレーザーアレイを設置して宇宙船を加速する方法を研究していた。地球の大気は光を吸収するため、地上に設置したレーザーアレイはあまり効率がよくないからだ。

 けれども、スターショット計画のレーザーアレイは地上に設置される予定だ。地球周回軌道上に1000億ワット級のレーザーを打ち上げるには莫大な費用が必要になるだけでなく、政治的な問題に発展するおそれがある。「補償光学」の発達も理由の1つだ。これは大気のゆらぎによる像の歪みを補正する技術で、すでに天文学者によって広く利用されている。この技術を利用すれば、地球の大気の影響を最小限に抑えることができる。スターショット計画では、レーザーの力を最も高めるために、チリのアタカマ砂漠のように海抜が高く乾燥した場所にレーザーアレイを設置することも検討している。(参考記事:「世界最高の性能を誇るすばる望遠鏡」)

――こうした新技術は、もっと身近な宇宙探査にも役立つ?

 そうかもしれない! 成功すれば、同じようなナノ宇宙船を土星の衛星エンケラドスや冥王星に送り込めるだろう。2015年にNASAの探査機「ニューホライズンズ」がほぼ10年がかりで到達した冥王星には、光速の20%で飛行する宇宙船なら1〜3日で行ける。(参考記事:「土星探査機カッシーニ、エンケラドスの間欠泉に突入」)

文=Nadia Drake/訳=三枝小夜子

905とはずがたり:2016/11/18(金) 16:16:27
>>904-905
 それでも、過去にさまざまなチームが、少なくとも光速の何分の1かの速度に到達する方法を提案してきた。

 1950年代には、米国の防衛業者ジェネラル・アトミクスの研究者らがオリオン計画を考案した。この宇宙船は、原子爆弾によって動く。連続する核爆発を制御して宇宙船を高速で推進させ、何百トンもの貨物と8人の宇宙飛行士を火星や太陽系の外に高速輸送できるという内容だった。

 このテクノロジーを恒星間旅行に適応させる方法を示す青写真も作られていた。しかし、核パルス推進と名付けられたこの方法は、1963年核実験禁止条約によってすべての実験が取りやめとなった。

 2016年4月に発表された意欲的なプロジェクト「ブレイクスルー・スターショット」は、比較的爆発の少ない方法で恒星間飛行を実現すようという取り組みだ。理論物理学者のスティーブン・ホーキング氏や億万長者が運営するこのプロジェクトは、4.3光年離れた三重星系、アルファ・ケンタウリに切手サイズの宇宙船団を送ることを目指している。(参考記事:「【解説】ホーキング博士らの超高速宇宙探査計画」>>902-903

 このほんの小さな宇宙船には、薄くて軽い帆が取り付けられる。その帆に地球軌道からレーザーを当てることで、宇宙船を推進させるという技術だ。レーザーによって、宇宙船は光速の20%にまで加速される。つまり、およそ20年かけて目的地に到着することになる。

 小さな宇宙船団の多くはアルファ・ケンタウリに到達できないかもしれない。しかし、いくつかは生き延び、はるか遠くの三重星の軌道を周回する惑星付近を飛び、未知の世界のデータを送り返してくる可能性がある。(参考記事:「NASAがソーラーセイル探査機、広がる可能性」>>900-901

「恒星間飛行の分野を一気に推し進めるアイデアに、民間のお金が使われることがとにかくエキサイティングです。今後もこのようなことが続くといいですね。ブレイクスルー・スターショットには工学的な課題が複数ありますが、どれひとつとして克服できないものとは思えません」と、オバウシー氏は語る。

超光速を可能にする理論も

 もちろん、真のブレークスルーは、ワープ・ドライブの実現だ。それには、理論的設計に追いつくテクノロジーが不可欠である。(参考記事:「科学に基づいてないとダメだ!――『スター・トレック BEYOND』のジャスティン・リン監督に聞いてみた」)

 1994年、メキシコの理論物理学者ミゲル・アルクビエレ氏が、スター・トレックファンに希望の光を与えた。氏は、アインシュタインの特殊相対性理論に反しない、超光速航法の説を唱えたのだ。

 宇宙船そのものを光速まで加速させるのではなく、宇宙船周辺の時空構造をゆがめてしまえばいいのでは? アルクビエレ氏は、時空間にバブルを作る計算を提示した。バブルは、その後方が拡大し、前方が収縮することで推進する。この理論にしたがえば、宇宙船はバブルに沿って運ばれ、光速の10倍以上の速度までの加速が可能になる。

 机上ではシンプルだが、実現のためには、あまり理解の進んでいない変わった形態の物体を利用する必要がありそうだ。さらに、バブルを作ってコントロールするには、未解決の問題が無数に存在するとオバウシー氏は言う。

 それでも、とこう付け加えた。「15世紀にいくら考えても、21世紀のテクノロジーの素晴らしさを予想することはできなかったでしょう。同様に、27世紀の人類がどのようなテクノロジーを習得しているかなんて、誰にもわかるはずがありません」(参考記事:「スター・トレックが描く異星人は科学的に正しいか?」)

906とはずがたり:2016/11/20(日) 19:43:47
冥王星、地表の下に「氷の海」存在か 探査機のデータが示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161117-35092358-cnn-int
CNN.co.jp 11/17(木) 17:57配信

(CNN) 冥王星の地表の下に「氷の海」が隠れている可能性があることが17日までに分かった。科学誌ネイチャーで発表された研究で明らかになった。

冥王星の北部地域には、1000キロにおよぶハート形の「スプートニク平原」が存在している。今回発表された2つの研究では、スプートニク平原と冥王星の衛星カロンとが常に一直線上に並ぶ理由について説明を試みている。

アリゾナ大学による1つ目の研究では、スプートニク平原が氷で満たされており、冥王星とカロンの間の潮汐(ちょうせき)力を変えることが示唆された。

カリフォルニア大学による2つ目の研究では、平原と衛星の位置関係を一直線上に保つ潮汐力は平原地下の海が部分的に凍った「半解けの」状態である結果として引き起こされることが示唆された。

今回の研究に使われたデータは米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニューホライズンズ」が2015年7月に冥王星に最接近した際に収集された。ニューホライズンズのチームにはマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者も参加している。

MITニュースによれば、厚く重たい海が「重力異常」のようなものを引き起こし、それが冥王星とカロンとの重力的な綱引き状態に多大な影響を与えている可能性があるという。

スプートニク平原は、小惑星が冥王星の地表に衝突した数十億年前に形成され、過去1000万年の間に固体窒素で満たされたクレーターが残されたとみられている。

907とはずがたり:2016/11/22(火) 10:43:55
東北地方の被害 福島と宮城で5人けが
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10010779511_20161122.html
09:20NHKニュース&スポーツ

午前9時半現在、東北の各県の自治体や警察、消防に入っている地震の被害に関する情報です。福島県と宮城県で5人がけがをしています。

【福島県】福島県警察本部によりますと、午前7時現在、「地震の揺れで割れたガラスで足をけがした」などといった情報が県内で数件寄せられているということで、引き続き、情報収集に当たっています。

福島県相馬市の公立相馬総合病院によりますと、今回の地震でけがをした女性2人が手当てを受けたということです。このうち60代の女性は地震に驚いて転倒した際に腕の骨を骨折し、30代の女性は床に落ちた鏡を踏んで軽いけがをしたということです。

また、福島県の消防によりますと、矢吹町大町の住宅で、70代の女性が倒れてきた食器棚に頭にぶつけ、けがをしたということです。女性は病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

さらに、震度4の揺れを観測した福島市によりますと、市内の清明町にあるマンションで60代の男性が家具が転倒しないように押さえていたころ、家具のガラスが割れて左膝を切るけがをしたということです。けがの程度は軽いということです。

このほか、福島県いわき市の消防本部によりますと、いわき市錦町にある「クレハ化学」の事務所で火災が発生しましたが、午前6時40分ごろ鎮火したということです。けがをした人はいないということです。
【宮城県】仙台市消防局によりますと、地震の影響で、午前6時ごろ仙台市泉区の住宅で65歳の女性が階段から転倒し、足に軽いけがをして病院に運ばれたということです。
【ほかの東北各県】ほかの各県ではこれまでのところ被害の情報は入っておらず、警察や消防が引き続き、確認を進めています。

津波発生】太平洋側の広範囲で津波、1m超を観測
http://news.goo.ne.jp/article/weathernews/nation/weathernews-http_weathernews.jp_s_topics_201611_220025_.html
08:32ウェザーニューズ

22日5時59分頃、福島県沖でマグニチュード7.4の大きな地震が発生しました。この地震で津波が発生、午前8時10分までに太平洋沿岸には最大で1.4mの津波が観測されています。

津波の観測値(8:10発表)
各地の津波の観測状況は、宮城県仙台港で1.4m、福島県相馬で最大90cm、宮城県石巻市鮎川や岩手県久慈港で80cmとなっています。
1mを超える津波を観測するのは2011年3月に発生した東日本大震災以来です。

引き続き警戒を
午前8時10分現在、依然として津波が次々に押し寄せ、各地で大きな潮位変動が続いています。津波警報、注意報が発表されているエリアでは、解除になるまで決して海岸や川の河口付近に近づかないようにしてください。

普通の波と違い、津波は波長が長く、同じ高さでもエネルギーは段違いです。50cmほどの津波でも物を押し流したり、人が流される危険性がありますので、油断は出来ません。

福島県沖では2013年と2014年にM7以上の地震を観測し、近年、地震活動が活発になっているエリアのひとつです。今回の地震もこれらとほぼ同じエリアで発生しています。

ウェザーニュース会員からの揺れの報告

また、今回の地震では福島県を中心とする広いエリアで震度5弱を観測し、ウェザーニュース会員から寄せられた揺れ方の方向でも「ユラユラ酔いそう」というプレート境界型の地震の特徴を示しています。
強い揺れを感じたエリアでは、余震によって新たの物が落ちたり、倒れるなどの被害の恐れがありますので、十分な注意が必要です。

910とはずがたり:2016/11/24(木) 22:19:24
観測隊で初、法学者が南極へ 神戸大大学院・柴田教授
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00000014-kobenext-env
神戸新聞NEXT 11/24(木) 20:08配信

観測隊で初、法学者が南極へ 神戸大大学院・柴田教授
観測隊のユニホームを着た柴田明穂教授=神戸市灘区、神戸大学
 神戸大学大学院国際協力研究科の柴田明穂教授(51)=国際法、神戸市東灘区在住=が27日、日本の第58次南極地域観測隊に同行し、南極へ出発する。1956年に日本の観測事業が始まって以来、法学者の参加は初めて。柴田教授は「南極に行く国が増え、環境への負担も大きくなっている。領土権を巡る議論もある。観測事業や国際協力の在り方を考えたい」と話し、従来の調査とは異なる視点で現場に立つ。

 兵庫県尼崎市出身で京都大、同大学院などで法律を学び、2005年から現職。南極に興味を持ったきっかけは、59年に日米英などが調印した南極条約だった。この条約で南極の軍事利用が禁止され、科学的調査が進んだが、「一般的な国際法の成り立ちと違い、南極に基地を設置できる力のある国だけで条約ができたことに驚いた」という。

 南極条約について協議する国際会議で日本政府代表を務めた経験はあるが、実際に南極に行くのは今回が初めて。これまで、気候学や生物学など自然科学系に限られていた研究者の同行が、人文・社会学系も可能になったことから、自ら申し込んで採用が決まった。

 観測隊は隊員68人、同行者25人で構成。成田空港からオーストラリアを経由し、砕氷艦「しらせ」を利用して12月下旬に南極に到着する。昭和基地で過ごしながら、地質や生物調査、特別保護区の視察に同行する。来年2月まで滞在し、3月下旬に帰国予定という。

 日本の観測事業が始まり、今年は60年の節目に当たる。これまで日本はオゾンホールの発見などさまざまな成果を上げてきた。柴田教授は「各国の微妙な政治バランスの上に成り立っているのが南極観測。国際法学者が現場を知ることが、(今後の観測事業の)新たな一歩になる」と意気込む。

 滞在の成果は帰国後、学術論文として発表する。(上田勇紀)

911とはずがたり:2016/11/26(土) 13:18:50
>>773>>863
必要な業界がカネ出して旧暦の権威と天文学者が集まって平成暦つくれよなぁ〜。

<旧暦2033年問題>大安がない? 冠婚葬祭業界やきもき 毎日新聞社 2016年11月26日 11時35分 (2016年1http://www.excite.co.jp/News/society_g/20161126/Mainichi_20161126k0000e040245000c.html
1月26日 12時36分 更新)

 ◇閏月決まらず

 大安に結婚式、友引は葬式を避ける……。日本の風習に深くかかわる「六曜」だが、そのもととなる旧暦が、2033年夏から34年にかけて白紙になる恐れが出てきた。これまで自動的に計算できたルールに微妙なズレが生じ、適用できなくなるのだ。17年も先の話とはいえ、冠婚葬祭業界はやきもきしている。【柴沼均】

 寺院の専門誌「月刊住職」は今年1月号で「友引が決まらない『旧暦2033年問題』とは一体なぜか」を特集。「『おたくは友引なのに葬式出すの?』『え、うちのカレンダーだと大安ですよ』と、統一見解がまとまらないと大混乱がありうる」と憂慮する記事を掲載した。「葬儀が他の日よりも少ない友引に会議などを設定する住職が多い」と会議日程が決められず、組織運営に支障が出る可能性も心配する。

 日本で使われている旧暦は、江戸時代の1844年にできた天保暦で、中国とは違う日本独自の暦。明治政府が1873年に旧暦を廃止したため、現在は旧暦を決定する機関がない。

 旧暦は、新月から次の新月までの約29.5日を1カ月、1年は354日と計算する。さらに、1年を太陽の動きをもとに分けた「二十四節気」のうち、春分など12の区切りを割り振って月を決める。例えば秋分を含む月は8月、冬至を含む月は11月となる。実際の季節とずれが生じるため、3年に1回程度、閏月(うるうづき)と呼ばれる追加の月を入れて調整しており、天保暦では、いつ閏月を置くかの規則も決まっていた。

 ところが2033年夏から34年春にかけては、秋分(旧暦8月)が新月のため、本来は旧暦11月の冬至が10月になってしまうなど、通常と違う事態が5カ月分も起きる。天保暦では短期間でこれだけ調整が必要になることは想定外だった。旧暦の月が決まらないと、旧暦の1月1日を先勝とする「六曜」も定まらず、2年分のカレンダーができないのが「問題」というわけだ。国立天文台が14年、ウェブサイトで「旧暦2033年問題について」と題して「天保暦導入後初めて起こる事態」が発生すると解説したこともあり、注目されるようになった。

 慌てたのが冠婚葬祭業界。科学的根拠はないが、地鎮祭を大安にしたり、友引を休業日にしたりする火葬場もあるからだ。東京都内で6斎場を営む東京博善(千代田区)は「2032年に翌年の暦を配るので、その時まで決まってくれればいいが」と気をもみながらも、「間に合わなければ業界団体で対応を話し合うことになるのではないか」と当面は静観する構えだ。

 天文学者やカレンダー業界でつくる一般社団法人・日本カレンダー暦文化振興協会は、秋分を9月にずらしてでも冬至の11月を守り、冬至の翌月に閏月を置く案を「推奨する」と発表した。小沢潤事務局長は「伝統的に旧暦では冬至を尊重してきたため、冬至を優先した」と説明する。出版済みの暦のほとんどが閏11月を採用しており、混乱を回避できることも理由の一つだという。

 しかし協会は民間団体であり、正式決定というわけにはいかない。小沢さんは「2033年の直前に大混乱する事態を避けるために、早めに決定したほうがいい」と話す。問題を提起した国立天文台の片山真人・暦計算室長は「この問題への関心が、旧暦とはどのようなものか知る機会になれば」と話している。

 ◇旧暦2033年問題と解決策

 秋分を9月にずらすか、冬至を10月にずらさなければならず、旧暦の例外を余儀なくされる。また、旧暦の1カ月に、冬至など12区分の「中気」が1個ずつ入るのが基本的ルールだが、2033年夏から34年春にかけては、別表のように中気のない月が3回、中気の2度ある月が2回出現する。これらを解決するには、まず冬至か秋分のどちらかを決めたうえで閏月を設定する必要があり、国立天文台は3通りの案を提示。日本カレンダー暦文化振興協会は1案を勧める。

912とはずがたり:2016/12/02(金) 12:56:28
ANAHDとHIS、有人宇宙機ベンチャーに出資 7年後の運航支援
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20161201049.html
12月01日 16:10ロイター

[東京 1日 ロイター] - ANAホールディングス<9202.T>と旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)<9603.T>は1日、有人宇宙機開発ベンチャーのPDエアロスペース(名古屋市、以下PDエアロ)に出資し、宇宙旅行などの実現に向けて民間主導による宇宙機開発を進めると発表した。PDエアロが目指す2023年12月の商業運航開始を支援する。

HISが3000万円(出資比率10.3%)、ANAが2040万円(同7.0%)を出資する。PDエアロは、スペースシャトルなどと異なり燃料タンクを含めて機体の再使用が可能で、打ち上げではなく既存航空機の滑走路でも離着陸できる旅客機のような宇宙機を開発中。ジェットエンジンとロケットエンジンが切り替え可能な次世代エンジンの特許を持つ。ANAは旅客機運航の知見を生かし、商業運航に当たりパイロットの訓練や派遣、機体整備、機内仕様などで協力を検討する。HISは宇宙への旅行や輸送サービスの販売を担う。

3社のトップが1日、都内で会見した。HISの沢田秀雄会長兼社長は「開発スピードを上げるためには資金が必要。まだ足りない。いろいろな方に協力してほしい」と、多方面からの資金支援を呼び掛けた。

ANAの片野坂真哉社長は、追加出資は未定としながらも「相談したい」と述べ、「商業運航時にはANAとしても運航したい。創業段階から手伝っているとチャンスは大きい」と指摘した。

PDエアロの緒川修治社長によると、商業運航時までに開発費含めて170億円が必要で、これまで多くの人から「気持ちはいただくが、お金はなかなか出してもらえなかった」ため、大手2社の出資が「チームづくり」の大きな後押しになればと期待を寄せた。また、商業運航開始から3、4年後には黒字化を図り、将来的に「宇宙旅行の世界市場でシェア約10%を狙いたい」と話した。

同社が企画する宇宙旅行は、高度100キロへ弾道のような軌跡で上昇して宇宙に到着し、5分間の無重力体験をして帰還するというもので、全フライト時間は約90分。費用は競合他社の7割程度に抑え、約1400万円を想定する。パイロットは2名で、搭乗客は6人。まずは2機で開始し、5年後には5機に増やして年間搭乗客1000人を計画する。

(白木真紀)

913荷主研究者:2016/12/13(火) 22:05:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00409116
2016/12/5 05:00 日刊工業新聞
検証2016/「ひとみ」運用断念 日本の宇宙開発、正念場

ひとみのイメージ(池下章裕氏提供)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月、X線天文衛星「ひとみ」の運用を断念した。日本側が310億円を負担するこの一大プロジェクトには、米航空宇宙局(NASA)をはじめとする各国の研究機関や多くの企業が関わっていた。宇宙から飛んでくるX線の観測により巨大ブラックホールの謎の解明など、天体物理学分野の大きな成果が期待されていただけに、関係者が受けた衝撃は大きい。

三菱重工業とJAXAは2月、国産ロケット「H2A」でひとみを打ち上げた。だが3月下旬に地上とひとみとの通信が途絶。その後JAXAは通信の回復を試みるが、そのかいなく約1か月後の4月28日、JAXAはひとみの運用を断念すると発表。打ち上げ後、わずか1か月でひとみはその役割を終えた。

事故は人為的なミスによるところが多く、事故の検証が進むにつれプロジェクト内のずさんな体制が浮き彫りになった。

「衛星の大型化により従来の管理体制が行き渡らなかった」(久保田孝JAXA宇宙科学研究所・宇宙科学プログラムディレクタ)といった点を踏まえ、JAXAはプロジェクト運営の改革案を文部科学省の事故調査委員会に提出。プロジェクトの管理責任者であるPMと、科学成果に関する責任者であるPIを一人で担う体制から、それぞれ別の担当者にすることが柱だ。

さらにJAXAと企業との役割の明確化、重要事項の変更記録の文書化を徹底することなどを明記した。

同研究所の常田佐久所長は、「今回の事故は基本的な部分でミスが起きた。短期と長期の時間スケールでシステムを改善していきたい」と改革に向けた取り組みを進めることを強調した。 

事故発生から8か月たった現在、日本側が241億円を負担し、ひとみの代替機を開発する計画が進行している。事故の反省を生かし、失った信頼を取り戻せるのか。日本の宇宙開発は正念場を迎えた。(冨井哲雄)

(2016/12/5 05:00)

914とはずがたり:2016/12/15(木) 08:26:55

地球上にぽっかり開いた10の穴とその理由
http://karapaia.com/archives/52179892.html
2014年12月24日 ι

915とはずがたり:2016/12/15(木) 08:31:14
これが地球の声なのか?世界最深レベルの大深度掘削穴で記録した地球深部の音
http://karapaia.com/archives/52150501.html


地下14.4kmから悲痛な叫び声が…「地獄の音」か?シベリアン・ヘルサウンドの謎
- ふしぎ, 都市伝説 地獄, 都市伝説
http://onikowa.com/wonder/974/
2015/02/09

海外で有名な都市伝説をご紹介します。

1989年、ロシアで地質調査をしていたチームによって奇怪な音が録音されました。 この奇妙な事件はフィンランドの新聞社の記事になり、通称「地獄の音」として世間に広まりました。

以下はAzzacov博士のインタビュー書き起こしです。
「地下1万4400メートルに差し掛かった時だ、ドリルが急に回転し始めた。それはそこに空洞か洞窟がある事を示している。 温度センサーは摂氏2000度まで上昇していた。我々はマイクを下ろし、岩盤の動きを調査する計画を立てた。 しかし、岩盤の動きの代わりに、我々は叫び声をあげる人間の声が聞こえたんだ。最初、その音は自分達の装備・設備から起こっていると思ってそれらを調整した。 しかしそれは我々が最も恐れていたことを確定させてしまった。叫び声は一人の人間のものではなく、何百人もの人間の悲鳴だったんだ・・・」
当時の坑

「私は天国や聖書を信じない。しかし、科学者として地獄の存在は信じる。 今回の発見をして我々は非常に驚いている。そこで何が起きたのか、何が起きたのかわかっている。我々はドリルで地獄の扉に穴を開けたと確信している。」
この事件の後、研究員が怯えて逃げ出してしまったため掘削が続けられず、研究チームは解体されたとのことです。
音声を聞くとたしかに、何人もの人が叫び声を上げているように聞こえます。この音が地下から聞こえて来たら恐ろしい…。 果たしてこれは地獄の罪人たちの叫び声なのでしょうか。
現在の地下掘削世界記録はコラ半島の大深度掘削坑で12.3km。14.4kmが本当なら前人未到の深度となる。 ロシアのことですから、非公式に14.4kmまで掘り進んでいたとしても不思議ではありませんが、やはり眉唾。

現在の坑

コラ半島では12km以下になると180度以上の高温となり、ドリルが溶けたり、何かに引っ張られてドリルが無くなるといった現象が起きたためそれ以上掘ることはできなかったのだとか。 地殻の3分の1を堀っただけで、マントル層には辿りつけていないのですが、それまでの学説を覆す発見が得られたようです。
なかなかに不快な音声なので、再生にはくれぐれもご注意を。

916とはずがたり:2016/12/15(木) 08:35:31
凄いなぁ,ソ連。

世界で最も深い1万2000メートルの穴を掘った人類が学んだこと
http://logmi.jp/106428

ロシアにある12000メートル以上の超深い穴、コラ超深度掘削坑。海よりも深く掘られた穴は、現在は鉄の蓋で塞がれてしまっています。当時工事を行なっていた技術者たちは、数十年にわたって作業を進める中で、何を見出したのでしょうか。サイエンスチャンネル「SciShow」が、その歴史と発見を解説します(SciShowより)。

世界で最も深い穴、コラ半島超深度掘削坑

ハンク・グリーン氏 西ロシアの奥地、極寒の砂漠地帯に、野心溢れた科学的実験が行われた中のひとつの残骸があります。今は廃墟となり、ぎざぎざの金属やボロボロに砕けたコンクリートが散らばる不毛の土地です。
そこをある一定時間観察して回ると、土地に取り付けられたさびついた蓋が見つかります。

それを試しに取ってみようと皆さんは思うのではないかと思います。でも、それはできません。それは、地球の12キロ奥深くまで埋められた穴に、溶接された蓋なのです。海の深度よりも深いのです。これは、世界で最も深い穴なのです。
この穴は、コラ半島超深度掘削坑と呼ばれています。この穴は、石油や調査とは関係がありません。採掘が1970年代に始まったとき、ソ連の科学者は、地殻のより良い理解を得るため、ゆくゆくは1万5千メートル深くまで掘ろうとしていました。

なぜなら、太陽光のシステムに比べて、私たちは自分の足元の下についてほとんど知らないからです。
12,262メートルまで掘ってわかったこと

彼らは断続的に24年間掘り続けましたが、1994年にこの仕事が中止された時も、従来の目標とは程遠いものでした。科学者たちは、12,262メートルという記録的な深さまでたどり着きました。これの記録は今も変わっていません。

20年後、コラ半島超深度掘削坑は目を見張るべき技術的科学的偉業として残っています。この穴を掘るために、科学者たちは新しい方法を生み出しました。それは、縦坑の端を少しずつ掘り、潤滑油として、この場合は加圧された泥を、下までポンプで送り込み、それをくるくる回すようにしました。穴の最下部を測るための器具も開発しなければなりませんでした。

バルチック大陸の地殻を掘る中で、私たちは何を学んだのでしょうか。まず1つめが、深部に水があったことです。科学者たちはまさか水が見つかるとは思っていませんでした。彼らは、高度の圧力がかかったため、石の結晶に締め付けられた水素と酸素が水を形成したと疑いました。
地下水と違い、これらの水は鉱物自体から生まれたものです。これは、今まで一度も観察されたことはありませんでした。また驚いたことに、顕微鏡でしか見えない化石が、深度6.7キロのところでロシア人によって発見さしれました。研究者たちは、このプロジェクトの作業を通して24種類の単一細胞プランクトンを標本化しました。
これらを探すのに通常使われる石灰岩やシリカといった鉱床は用いられませんでした。これらは地面より奥深い場所の高い圧力や高い温度のおかげで保存された有機炭素、窒素に覆われていました。
予想外の高温にぶつかった

温度に関してですが、科学者たちが12キロメートルの記録を抜いた時、サンプルとして採取された石は27億年ものと推測され、温度が主要な問題になりました。研究者たちは石の温度は100度になると思いました。彼らが実際に発見したのは、温度は180度を超えるということでした。
そのために、採掘作業は中止されることになったのです。科学者たちは、12キロメートル地点のその石は、石としてよりもプラスチックのような役割を果たしていると表現しました。

もちろん、このプロジェクトの驚くべきことは、コラ半島超深度掘削坑が、地表の一部を開けたということにあります。12キロメートルというのは、今まで人間が掘った3倍の深度です。でも、地球の表面は、35キロメートルの深度から始まります。地球の表面は、さらに2,800キロメーター続き、地球の中心部は地表より6,300キロメーターの深度に位置しています。

採掘に24年時間の時間を有したコラ半島超深度掘削坑は、まだ地球の中心部までの道のりの0.002%でしかありません。地球は、大きな惑星なのです。

917とはずがたり:2016/12/15(木) 10:25:58
約2億2000万年後に大西洋が消滅?地球の地殻に新たな裂け目が発見される
http://karapaia.com/archives/52131961.html
2013年06月24日

インド洋にかつての大陸のプレートが潜んでいる痕跡を発見(共同研究)
http://karapaia.com/archives/52119275.html
2013年02月26日

 モーリシア(Mauritia)と名付けられたこのスラブ(大陸プレート)は、マダガスカルがインドから分かれた6100万〜8300万年前ごろに形成されたとみられる。やがて分裂し、分厚い溶岩の堆積物の中に消えていったと考えられるという。

 研究チームは、モーリシャスの砂浜の砂を分析し、6億6000万〜20億年前のジルコンが含まれていることを突き止めた。ジルコンは900万年前の火山岩から形成された砂の中に埋もれていたそうだ。

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 「ジルコンは、モーリシャス島の下に大陸プレートが存在していることを示唆している。近年の火山活動によってその破片が地表に出てきたのだ」と研究チームは説明。またインド洋の海底には、超大陸パンゲアが現在の大陸に分かれる過程で存在したものの、やがて海に沈んだ大地の形跡が多く眠っているかもしれないと述べた。

北極付近に巨大な超大陸「アメイジア」が誕生する(米研究・動画)
http://karapaia.com/archives/52066095.html
2012年02月09日

二つの「沈没した島」発見 超大陸「ゴンドワナ」の一部の可能性(インド洋)
http://karapaia.com/archives/52050105.html
2011年11月21日

 二つの「沈没島」は、同研究チームが行った10月の調査の際、オーストラリア沖西方1600キロ、深さ約2000メートルの海底で発見された。「島」の岩石には、浅水域でみられる生物の化石が含まれていた。

 これについて、研究チームの1人、豪シドニー大学の地球物理学者ジョー・ホイッテカー氏は、二つの島は元は大陸の一部だったか、海面上にあったことを意味するもので、海底火山の活動によってできた可能性は低いという。

918とはずがたり:2016/12/15(木) 21:30:37
火星に生命体か、探査機キュリオシティがホウ素発見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161215-00010003-reutv-int
ロイター 12/15(木) 16:43配信

 生命を保持できる可能性を調べるため4年前に火星に送り込まれた米航空宇宙局(NASA)の探査機「キュリオシティ」は初めて、火星表面でホウ素を発見した。ホウ素の発見は、太古の昔の火星に微生物の繁殖に適してい地下水脈があったことを示している、とNASAの科学者はいう。

(アメリカ、ワシントン、12月14日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

最終更新:12/15(木) 16:43

919とはずがたり:2016/12/27(火) 17:10:27
ブラックホールに接近、破砕=昨年6月の「超新星爆発」―国際チーム
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161227/Jiji_20161227X358.html
時事通信社 2016年12月27日 10時12分 (2016年12月27日 17時03分 更新)

 昨年6月に発見され、観測史上最も明るい超新星爆発とみられた現象は、太陽程度の質量の恒星が超大質量ブラックホールに接近し、爆発的に砕け散った際に輝いた可能性が高いことが分かった。イスラエルのワイツマン科学研究所などの国際チームが27日までに、英科学誌ネイチャー・アストロノミー電子版に発表した。
 この現象は約38億光年先の銀河で発生し、ピーク時は銀河系全体の光より20倍も明るかった。しかし、この現象が起きた銀河は巨星が寿命を迎えて起きる超新星爆発が観測されるようなタイプではなく、中心にある超大質量ブラックホールが関係する可能性も指摘されていた。
 国際チームがハッブル宇宙望遠鏡などを使って10カ月間観測を続けた結果、この超大質量ブラックホールは質量が少なくとも太陽の1億倍もあり、高速回転していることが判明。太陽程度の恒星が接近した際、猛烈な重力で砕け、破片同士が衝突して高熱が発生したため、極めて明るくなったと推定された。

920とはずがたり:2016/12/27(火) 19:37:10

5600万年前に彗星衝突か=降着の微粒子発見-米大学チーム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101500162&amp;g=int

 米東海岸付近の約5600万年前の地層から、彗星(すいせい)などの小天体が地表に衝突した際に形成され、降着したとみられる微粒子を多数発見したと、米レンセラー工科大などの研究チームが15日までに米科学誌サイエンスに発表した。
 この時期は、地質年代の暁新世と始新世の境界に当たり、温暖化が急速に進んで哺乳類や陸上の植物の繁栄につながったことが知られる。主因は火山活動の活発化による二酸化炭素の放出や海底のメタンハイドレートの融解によるメタン放出と考えられているが、研究チームは彗星などの衝突も一因ではないかとしている。
 調査対象は米ニュージャージー州沿岸付近の2カ所とフロリダ半島東方沖で掘削、採取された堆積物。微粒子は、彗星などが地表に衝突した際に高温で気化したケイ酸塩などの成分が大気中に飛散し、冷えて球形や涙滴形に固まって降り積もったと推定された。
 研究チームによると、彗星の核に含まれる炭素や地表の炭素を含む物質が衝突時に大気中に放出され、気体や固体の化合物として温暖化を促進する。衝突の衝撃で火山噴火が誘発され、メタンハイドレートが解けやすくなる効果も考えられる。今後調査地点が増えれば、クレーターを特定できる可能性があるという。(2016/10/15-14:43)

921とはずがたり:2016/12/30(金) 07:29:45
茨城震度6弱 “未知の断層”が動き発生
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161229-00000071-nnn-soci
日本テレビ系(NNN) 12/29(木) 21:29配信

 28日に茨城県で発生した最大震度6弱の地震について、政府の地震調査委員会は、長さが15キロ程度の未知の断層が動いた、との見解を示した。

 28日夜、茨城県高萩市で震度6弱を観測した地震では、窓ガラスが割れたりする被害が出たほか、2人がケガをした。地震調査委員会は29日、臨時の会合を開いて活動を分析し、長さ15キロ程度の未知の断層が動いたことで地震が起きた、との見解をまとめた。28日夜の発生直後に比べて余震活動は低下しているという。

 今回の地震は5年前の東日本大震災の余震とみられているが、2004年にインド洋大津波を起こしたスマトラ沖地震では、発生から10年が経過しても周辺で大きな地震が繰り返し起きているため、今後の地震や津波にも注意が必要だとしている。

茨城地震“正断層型”東日本大震災の余震か
http://www.news24.jp/articles/2016/12/29/07350272.html?utm_source=Yahoonews&amp;utm_medium=relatedarticles&amp;utm_content=350342&amp;utm_campaign=n24_acquisition
2016年12月29日 01:12

 28日午後9時半過ぎ、茨城県を震源とする地震があり、茨城県高萩市で震度6弱の揺れを観測した。この地震について気象庁は、東日本大震災の余震という見解を示すとともに、今後も1週間程度は同じ規模の地震の発生に注意するよう呼びかけている。

 気象庁・青木元地震津波監視課長「揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意。地震の発生から2、3日後は大きな規模の地震が発生しやすい状況。十分注意していただきたい」

 気象庁によると、今回地震がおきた茨城県北部から福島県浜通り地方にかけてのエリアは、5年前の東日本大震災の余震域で、余震とみられるという。このエリアでは震災の翌月にもマグニチュード7の大地震がおきるなど、震災以降、地震活動が活発になっている。

 また28日午後9時38分ごろの震度6弱以降も、最大震度4をはじめ、体に感じる地震が繰り返しおきている。東西方向に地面が引っ張られることでおきる正断層型の地震だという。

 気象庁は、今後1週間ほどは最大震度6弱程度の地震の発生に注意を呼びかけている。

922とはずがたり:2017/01/08(日) 18:51:15
アメリカの科学技術力の底力、新アムンゼン?スコット南極点基地
http://business.newsln.jp/news/200804221923000090.html
Posted 8 years 10 months ago, by Harry Brown

画像は全米科学財団(National Science Foundation)が1億7430万ドル(約180億円)の巨費と100名の人員と12年の歳月を投じて新設したアムンゼン?スコット南極点基地の新研究施設。

極限の気候で知られている南極の中でももっとも奥に存在するこの南極点基地の場合、船舶等で資材を運搬するということは不可能なため、施設建設に必要となる建設資材は全て米空軍のLC-130型輸送機の専用コンテナに格納できるサイズでまとめられた上で、ニュージーランド経由で南極点まで空輸を行うというやり方が採用。LC-130型輸送機で2400万ポンドの建設資材を実に900回にも渡って繰り返して輸送し、建設が行われた。

6万5000平方フィートもの床面積をもつ新施設は36本の油圧式ジャッキで雪面から浮き上がる構造となっており、雪面が沈下してもそれぞれのジャッキは10インチの範囲で伸張することによって上に乗せられている施設は常に水平を維持できるように設計されている。建物を空中に浮かせるというこの特殊な構造はまた、エアロダイナミクス的に吹雪をそのまま建物の後方に押し流し、吹雪によって建物が埋まったりすることがないような設計も施されているという(画像上で建物の正面下の部分が45度の角度が付けられているのは正面に吹き付ける空気を抵抗を減らすための工夫)。

夏期には150名研究者が、冬期には50名の研究者が常駐するこの基地、研究者全員には専用の個室が用意され、外部は地球でももっとも厳しい極寒の地であるのにも関わらず、内部は1年中、夏のような状態で生活を送ることが可能だ。

全米科学財団はこの南極点基地に隣接して巨大電波望遠鏡施設も建設。南極基地は米国の科学研究の拠点ともなりつつある。

Harry Brown is contributing writer of the Business Newsline. Send your comment to the author

923とはずがたり:2017/01/12(木) 12:32:34
宮城県沖の海底断層「最大65mずれてた!」東日本大震災 ハザードラボ 2017年1月12日 11時25分 (2017年1月12日 12時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170112/Hazardlab_18648.html

2011年3月11日の東日本大震災を引き起こした断層のずれが最大65メートル動いていたことが判明した(JAMSTEC)
[拡大写真]

 東日本大震災を引き起こしたマグニチュード(M)9の巨大地震で、宮城県沖の海底で起こったプレート境界の断層の動きを解析した結果、最大で65メートルずれていたと海洋研究開発機構(JAMSTEC)などの研究グループが、英科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』電子版に11日発表した。

 JAMSTECの深海調査研究船は、東日本大震災が発生した直後の2011年3月15日〜31日にかけて、宮城県沖の震源域周辺の海底で地形変動の調査を実施。

 太平洋プレートが、日本列島がある北米プレートの下に沈み込む日本海溝付近で、断層が大きくずれ動き、海底の地形変化が起きている事実を把握していた。

 これまでの研究で、地形は東南東方向に約50メートル、上方に向かって7〜10メートル動いたものと推測されていたが、この数値は不確実性が高かった。

 そこで、JAMSTEC地震津波海域観測研究開発センターの冨士原敏也主任技術研究員らのグループは、震災前後に周辺で観測した海底地形のデータを詳細に比較解析。

 日本海溝から約40キロ範囲の断層は、平均して約62メートルずれていたことが判明。海溝付近では、ずれの大きさが最大で約65メートルに達していたことが明らかになった。

 断層すべりの分布を解析した結果、日本海溝付近の断層には、摩擦抵抗が低下してすべりを加速させる性質と、すべりを抑制する相反するふたつの性質が複雑に作用している可能性があることが分かったという。

924とはずがたり:2017/01/12(木) 16:17:47

浅間山で火山ガス急増 2000トン超す 一昨年10月以来
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170112/Hazardlab_18649.html
ハザードラボ 2017年1月12日 13時40分 (2017年1月12日 16時07分 更新)

 長野と群馬にまたがる浅間山では、今年に入ってから二酸化硫黄を含む火山ガスの放出が急増している。気象庁が11日に行った観測では、1日あたり放出量が、2015年10月以来、初めて2000トンを超えたという。

 気象庁地震火山部によると、浅間山は今月6日から9日午後までの4日間で火山性地震が200回を超えたほか、夜間には山頂の火口付近で微弱な火映がとらえられるなど、火山活動がやや活発化している。

 近年、浅間山で噴火が観測されたのは2009年。2月2日に発生した小規模噴火では、上空2000メートルまで噴煙が立ち上り、火山灰は関東地方南部まで到達。以来、約3カ月あまり小規模噴火を10回以上繰り返した。

 その後、2011年の東日本大震災を機に地震活動が活発化し、ふもとの軽井沢町ではM1.6の地震を観測。最近では2015年6月にごく小規模な噴火が2回あり、火山灰が降った。

 2015年以降は、山頂直下のごく浅いところを震源とする体に感じない程度の微弱な火山性地震が多く発生しており、昨年には山頂の南南西で地殻の変動も観測されている。

 気象庁は月に2回、火山ガスの動向を観測しているが、昨年12月16日時点で1日平均1000トン程度だった放出量が、今月11日には2200トンに急増。1日の平均放出量が2000トンを超えたのは、2015年10月15日以来、約1年3カ月ぶりだという。

 浅間山の現在の噴火警戒レベルは、火口周辺の立ち入りを規制する「2」が発表されている。気象庁によると、過去のケースでは、噴火の前兆に火口直下を震源とするごく浅い地震が頻発したことから、火口から約2キロ範囲や風下では噴石に警戒するよう呼びかけている。

925とはずがたり:2017/01/12(木) 16:18:42

薩摩硫黄島 火山性地震今も続く 火山ガスの放出量は500トン
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/8/18626.html
2017年01月11日 10時23分

 今月5日に噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた鹿児島県の薩摩硫黄島について、現地調査を行った気象庁は10日、「火山性地震は多い状態が続いている」として、引き続き警戒の必要性を訴えた。

 鹿児島県の薩南諸島に位置する硫黄島では、今年に入ってから体に感じない程度の小さな火山性地震が急増し、気象庁は5日、噴火警戒レベルを、火口周辺への立ち入りを禁ずる「2」に引き上げた。

 福岡管区気象台によると、火山性地震は現在も多い状態が続いており、6日から10日午後3時までの発生回数は計253回(速報値)に上る。

 気象庁機動調査班が10日に現地調査を実施した結果、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量は、1日あたり500トンと昨年7月の観測時と変わらず少ない状態だったという。

 また、火口から約3キロほど離れた監視カメラの画像からは、上空200メートルまで立ち上る白い噴煙は見られるものの、特段の変化は確認されておらず、地下の水蒸気やマグマの動きを示す火山性微動も観測されていないという。

 機動調査班はあす(12日)まで現地調査を続ける予定で、気象庁は「火山活動に変化があった場合は即時発表する」としている。

926とはずがたり:2017/01/12(木) 18:13:54

ニュージーランドM7.8 海底隆起で土地が生まれた!観光の目玉に?
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/8/18539.html
2017年01月02日 14時50分

 昨年11月、ニュージーランドで起きた巨大地震では、2メートルを超える津波を観測し、南島北部のカイコウラで道路の陥没やがけ崩れなどの被害に見舞われた。しかし、地殻の変動により、海岸沿い約20キロにわたって、海底が隆起し、新たな土地が出現しているのが確認された。

 ニュージーランドの南島北東部で昨年11月13日に発生したマグニチュード7.8の地震では、直後に最大2.5メートル近い津波が発生。沿岸のカイコウラでは、がけ崩れで道路が寸断されるなどの被害があった。

 地殻変動に伴って、周辺では海岸線沿いの約20キロにわたって、50センチから2メートル近く、海底が隆起。これまで海の中にあったサンゴ礁や岩礁が海面上に露出し、新たな土地が出現した。

 これは、欧州宇宙機関(ESA)の地球観測衛星が、地震発生から10日後にとらえた画像で、その一カ月前に別の衛星が撮影した写真と比較すると、カイコウラ半島の先端の北東部分に新たな岩礁が出現したことがよく分かる。

 現場までヘリコプターで調査に訪れた研究グループによると、地盤の隆起は最大で5.5メートルの高さに達し、そこにはさまざまな海洋生物が取り残されていたという。

 付近の住民は「余震の音は聞かれなくなったが、隆起した地盤から海水が流れ出す音はこれまで聞いたことがなく、恐ろしくて夜に飛び起きることがある」と話しているという。

 ニュージーランドではホークスベイ地方で起きたM7.8の地震では、沿岸のネーピア市が壊滅的な被害を受けた。しかし、地盤が平均して1?2メートル上昇したことから、沼地が耕作地や住宅地に生まれ変わり、空港建設のための用地も整備された。市街地は当時の流行だったアールデコスタイルに統一され、世界有数の美しいアールデコ建築が見られる街として、名を知られるようになった。地震による意外な副産物とも言える。

 今回、新たに出現したカイコウラの土地は、将来、再び沈降する可能性もあると指摘されているが、地元では復興のための新たな観光資源にしようという動きも出てきているという。

927とはずがたり:2017/01/15(日) 14:33:36

宇宙&科学
「スター・トレック」のワープは実現可能か?
人類は光の速さを超えて移動することができるのか
2016.11.08
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/110100411/

宇宙&科学
スター・トレックが描く異星人は科学的に正しいか?
異星人の姿が地球の人間に似ている理由
2016.10.05
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/100400374/

928とはずがたり:2017/01/27(金) 12:40:12
宇宙の鉄、金属粒子でない?=ロケットで無重力実験-北大やJAXA
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011900061&amp;g=soc

観測ロケット「S520」28号機。2012年12月に打ち上げられ、弾道飛行の無重力状態で鉄の微粒子のできやすさを調べる実験を行った=2012年12月、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(JAXA・木村勇気北海道大准教授提供)

 巨星が寿命を迎えて超新星爆発を起こした際に放出された鉄は、宇宙空間で金属微粒子として存在するとこれまで考えられていたが、他の元素との化合物として存在するか、他の粒子に不純物として取り込まれている可能性があることが分かった。
 北海道大と宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立天文台の研究チームが観測ロケット「S520」で無重力実験を行った成果で、18日付の米科学誌サイエンス・アドバンンシーズに発表した。
 鉄は地球などの岩石質惑星の材料になるほか、生命体につながる有機分子の合成に重要な触媒の役割を果たす。北大の木村勇気准教授は「宇宙の物質進化モデルの書き換えを迫る成果。今後、酸化鉄や、鉄と並んで重要なケイ酸塩のできやすさを調べるロケット実験を行いたい」と話している。(2017/01/19-05:32)

929とはずがたり:2017/01/27(金) 12:40:22

「反陽子」磁気、高精度測定=消滅の謎に迫る-理研など
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011800812&amp;g=soc

 反物質を構成する「反陽子」が持つ性質の一つで、磁気の強さと方向を表す「磁気モーメント」について、理化学研究所とドイツの国際共同研究チームが世界最高精度で測定することに成功した。論文は18日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。
 宇宙誕生の際、物質と同じ量だけ生まれた反物質がなぜ姿を消したのかは分かっていない。質量や磁気モーメントなどを厳密に比較し、物質と反物質に違いが見つかれば重要な手掛かりになる。
 理研の山崎泰規ユニットリーダーらは、磁場と電場で反陽子を閉じ込める装置を使い、捉えられた1個の反陽子が磁場との相互作用で起こす微小な運動を計測。これまでより6倍高い精度で、反陽子の磁気モーメント測定に成功した。
 研究チームは2014年、陽子の磁気モーメントの高精度測定に成功している。今回の反陽子と比較したところ、測定精度の範囲内では違いはなかった。(2017/01/18-19:28)

930とはずがたり:2017/01/29(日) 16:30:43

アリゾナ州に出現した地割れ275キロ!地震もないのに…原因は?
ハザードラボ 2017年1月29日 06時30分 (2017年1月29日 15時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170129/Hazardlab_18860.html

 トランプ大統領が掲げる壁建設で揺れるメキシコと国境を接する米アリゾナ州では最近、深さ9メートルほどの巨大亀裂が、3キロ以上伸びているのが地質学者の調査で明らかになった。地震の発生もなく、周辺では複数の地割れが確認されていて、その距離を合計すると、275キロに及ぶ可能性があるという。


 アリゾナ州地質調査所の地質学者、ジョセフ・クックさんは最近、ドローンを使った地上からの観測で、国境に近いピナル郡のツーソンとカサ・グランデの砂漠地帯で、巨大な地割れを発見した。


 地表に出現した亀裂の幅は約3メートル。深さは北部は浅く、南側では7.5〜9メートルに達していて、全長3.2キロに伸びている。内部を調査した結果、地下に空間があるエリアでは、地表に上層部分が崩壊して、今後、亀裂がさらに広がる可能性があるという。


 付近で断層が動くような地震の発生は観測されておらず、クックさんは地割れの原因について、「地下の水脈から農業用水を組み上げた結果、地盤沈下が起きたのではないか?」と指摘している。


 アリゾナ州には、この地域だけでなく、蜘蛛の巣のように地割れが広がっていて、その総延長は275キロになるという。


 クックさんは「周囲は人家がない荒野の砂漠ですが、オフロード走行を楽しんだり、車を降りて探検に訪れる人がいるので、地割れに落ちないかが心配です」と話している。

931とはずがたり:2017/01/29(日) 16:44:00
冥王星、探査から1年でわかった5つの事実
地質活動は存在する、大気は予想外、衛星は奇妙
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/071900267/
2016.07.20

932とはずがたり:2017/01/29(日) 21:48:58
金属の定義ってなんだっけ?!(;´Д`)

2017年01月27日 13時00分00秒
世界で初めて「金属水素」の生成に成功したとハーバード大の研究者が発表、常温常圧で金属状態を維持できるかに注目が集まる
http://gigazine.net/news/20170127-metallic-hydrogen/

水素に極めて高い圧力をかけることで、地球上で初めて金属状の水素「金属水素」の生成に成功したとハーバード大学の研究者が発表しました。金属水素が実用化すれば、常温の超伝導の実現や高エネルギーのロケット燃料、超高速コンピューターの開発など、さまざまな分野での応用が期待されています。

Observation of the Wigner-Huntington transition to metallic hydrogen | Science
http://science.sciencemag.org/content/early/2017/01/25/science.aal1579

Hydrogen turned into metal in stunning act of alchemy that could revolutionise technology and spaceflight | The Independent
http://www.independent.co.uk/news/science/hydrogen-metal-revolution-technology-space-rockets-superconductor-harvard-university-a7548221.html

1つの陽子と1つの電子で構成される最もシンプルな物質である「水素」は、極めて高い圧力をかけることで分子構造が変化して金属(金属水素)になると考えられてきました。この金属状態の水素では電子は束縛を受けず、超伝導性を持つと予想されていることから、常温・常圧下で金属水素が存在すれば、超伝導が実用化すると期待されています。そのため、世界中の研究者の間で、金属水素を生成しようという研究が進められていました。

そんな中、 金属水素を研究するハーバード大学のアイザック・シルベラ博士とランガ・ディアス博士は、科学誌Scienceに「世界で初めて金属水素の生成に成功した」とする論文を発表しました。この研究では、495GPaという地球の中心部よりも高い圧力をかけることで反射率0.91の金属水素を生み出したとのこと。ドルーデモデルから予想した原子密度の推定値が一致しており、原子状の金属の性質を確認したとしています。


シルベラ博士が金属水素について解説する様子は以下のムービーで確認できます。

Making metallic hydrogen at Harvard - YouTube


金属水素が生成したとしても、大きな問題は常温常圧化で金属水素が存在し得るのかという点。水素分子が高い圧力を受けることで解離して金属水素に一度変化すると、圧力が下がっても金属状態を維持できるのではないかと予想する科学者は少なくなく、常温・常圧化で超伝導性を持つ物質として金属水素には大きな期待が寄せられています。

現在、ハーバード大学の研究所では0度を下回る低温で高い圧力を加え続けることでごく少量の金属水素を維持している状態です。この金属水素と考えられるサンプルは、今後数週間以内に注意深く高圧状態から解放される予定です。

金属水素は生成に膨大なエネルギーが必要で、再び水素分子状態に変換すれば大きなエネルギーを放出することができるため、これまでにはあり得なかった強力なロケット推進剤としてロケット技術に革命を起こす可能性があるとのこと。また、金属水素を電線に使えば送電時に15%も失われているエネルギー損失をなくすことも可能で、超伝導性が常温・常圧化で実現すればリニア技術やコンピューター技術に革命的な進歩がもたらされる可能性もあります。


シルベラ博士の研究チームが生成したものが本当に金属水素なのか、炭素原子に圧力をかけて生まれるダイヤモンドのように高圧から解放された後も金属水素として存在し続けられるのか、今後の研究に大きな注目が集まりそうです。

933とはずがたり:2017/01/31(火) 09:10:53
宇宙物理ってのは結果は兎も角,途中は地味な積み重ねが必要そうだなあ。

冥王星の模様、巨大衝突の痕跡か=実験と計算で解析―東大など
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170131/Jiji_20170131X560.html
時事通信社 2017年1月31日 01時34分 (2017年1月31日 08時45分 更新)

 冥王星の表面にある、クジラに見立てられる茶色い模様は、現在の衛星カロンが作られる原因となった原始惑星同士の巨大衝突である可能性が高いことを、東京大と東京工業大などの研究チームが明らかにした。論文は30日付の英科学誌ネイチャー・アストロノミー電子版に掲載された。
 2015年7月、米探査機ニューホライズンズが最接近時に撮影した冥王星には、白いハート型のほかクジラに似た形など赤道域に広がる褐色模様があった。冥王星は地質活動を終えたと考えられており、変化に富む地表面は予想外だった。
 東大の関根康人准教授らは、冥王星表面を構成する有機物が褐色になる条件を検討。よく似た組成の彗星(すいせい)の表面で確認された有機物の水溶液を加熱する実験を行った。その結果、50度以上で100時間以上加熱すると、冥王星の褐色に近い色になった。
 さらに、東工大の玄田英典特任准教授らは、こうした加熱が巨大衝突によって引き起こされる条件を数値シミュレーションで探した。衝突する二つの惑星の大きさや速度、組成などを変えて180通りのシミュレーションを実施した結果、51通りで冥王星とカロンができた。
 51通りのうち、現在の冥王星と似た組成の天体が衝突した場合には、赤道域に50度以上の高温になった領域が生成されることが判明。約45億年前の太陽系誕生初期にこうした巨大衝突が起こり、褐色の領域をつくった可能性が高いことが分かった。

934とはずがたり:2017/01/31(火) 09:13:39
>>933
これだな。

Altmetric: 35More detail
Letter
The Charon-forming giant impact as a source of Pluto’s dark equatorial regions
Yasuhito Sekine, Hidenori Genda, Shunichi Kamata & Taro Funatsu
http://www.nature.com/articles/s41550-016-0031

935とはずがたり:2017/01/31(火) 14:26:07
銀河系、「押すと引く」で移動か 研究
http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E7%B3%BB%E3%80%81%E3%80%8C%E6%8A%BC%E3%81%99%E3%81%A8%E5%BC%95%E3%81%8F%E3%80%8D%E3%81%A7%E7%A7%BB%E5%8B%95%E3%81%8B-%E7%A0%94%E7%A9%B6/ar-AAmqAKP#page=2
AFPBB News
4 時間前

【AFP=時事】そのように感じられないかもしれないが、地球がある天の川銀河(銀河系、Milky Way)は、時速200万キロ以上の猛スピードで宇宙を突っ走っている。銀河系が突進している方向と速度を説明する助けになる、宇宙空間の「隙間」を発見したとの研究結果が30日、発表された。

 英科学誌ネイチャー・アストロノミー(Nature Astronomy)に掲載された研究論文によると、銀河系は他の銀河が及ぼす力によって引っ張られるだけでなく、押されてもいることが明らかになったという。

 われわれの足の下にある地球は、どっしりと動かないと感じられるかもしれないが、実際は宇宙の片隅で、さまざまな力の影響を受けている。

 地球は、地軸の周りを時速約1600キロで自転しており、太陽の周りを時速約10万キロで公転している。

 太陽は、銀河系の中心の周りを公転する軌道上を時速85万キロで移動しており、銀河系は、膨張している宇宙空間を超高速で突進している。

 だが銀河系は、どのような仕組みで移動しているのだろうか。

 科学者らの間では長年、宇宙の高密度領域が引力を及ぼして、銀河系をその方向に引き寄せていると考えられてきた。

 1980年代には、「グレート・アトラクター(Great Attractor)」と呼ばれる領域がそれではないかと考えられた。この領域は、銀河系から約1億5000万光年の距離にある銀河団が数個集まっている。

 論文の共同執筆者で、仏原子力・代替エネルギー庁(CEA)のダニエル・ポマレード(Daniel Pomarede)氏は、AFPの取材に「だが(引力の)方向がぴったりとは合わなかった」と語った。

■銀河を押す「ダイポール・リペラー」

 そこで天文学者らは、グレート・アトラクターの約6億光年先にある、銀河団が二十数個集まった「シャプレー超銀河団(Shapley Concentration)」と呼ばれる領域に着目したが、それでも銀河系の速度と方向を十分に説明できなかった。

 ポマレード氏と研究チームは30日の論文で、これまで知られていなかったことを発見したと発表した。銀河系は引き寄せられているだけでなく、押されていたのだ。

 研究チームは、宇宙空間を移動する銀河の流れの立体(3D)地図を作成し、銀河がほぼ存在しない、これまで知られていなかった宇宙空間の広大な低密度領域を発見した。この領域から銀河系と近傍のアンドロメダ(Andromeda)銀河(M31)が斥力を受けていると研究チームは考えている。

http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/AAmqFYx.jpg

 研究チームはこの領域を「ダイポール・リペラー(Dipole Repeller)」と命名した。

 論文の共同執筆者で、エルサレム・ヘブライ大学(Hebrew University of Jerusalem)のイェフダー・ホフマン(Yehuda Hoffman)氏は「銀河系は、既知のシャプレー超銀河団の方向に引っ張られているのに加えて、新発見のダイポール・リペラーから押しやられている」と説明した。「銀河系が占めている位置では、押すと引くが同程度の重要性を有することが今回の研究で明らかになった」

【翻訳編集】AFPBB News

936とはずがたり:2017/02/01(水) 15:32:25

宇宙ごみ低減実験、実施できず=こうのとり、装置に不具合―宇宙機構
時事通信社 2017年1月31日 11時25分 (2017年1月31日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170131/Jiji_20170131X609.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、国際宇宙ステーション(ISS)から分離した無人補給機「こうのとり」6号機が大気圏再突入前に予定していた宇宙ごみ(デブリ)低減実験について、装置の不具合により実施できていないと発表した。再突入準備に入る2月4日夕までに原因究明を進め、再挑戦する。
 実験はこうのとり本体から約700メートルの導電性テザーと呼ばれるケーブルを伸ばし、テザーに流れる電流と地磁気との干渉で生じる力を確認し、デブリを早期に落下させられるかなどを調べる。
 JAXAによると、1月29日未明に管制室からコマンドを送信したが、ケーブルは放出されなかった。JAXAはケーブルの先端が引っ掛かっている可能性もあるとみて、原因を調べるとともに、こうのとりの機体を小刻みに揺らすなどの対策を取って放出を再度試みる。

937とはずがたり:2017/02/01(水) 15:33:26
大丈夫か?!地球の酸素が無くなっちまったらCO2もクソもなく全員我々死んでしまうぞ(;´Д`)

地球の酸素、月に到達=探査機かぐや初観測-阪大など
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017013100042&amp;g=soc

 大阪大と宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの研究グループは、地球から流出した酸素が38万キロ離れた月に到達していることを初めて観測したと発表した。酸素が地球の重力圏から漏れ出る理由は分かっていないが、月に届いて影響を及ぼしている可能性があるという。論文は31日付の英科学誌ネイチャー・アストロノミー電子版に掲載された。
 研究グループは、2009年6月まで約1年半にわたって月を周回した探査機「かぐや」のプラズマ観測装置を利用。月面から100キロ上空のデータを調べた結果、太陽と地球、月がほぼ一直線に並び、地球から月が満月に見える数時間のみ、高いエネルギーの酸素イオンが観測された。
 月や太陽から漏れ出る酸素イオンと異なり、地球のものと似ていることから、地球から流れ出た酸素と判断した。
 大阪大の寺田健太郎教授は記者会見で「地球の酸素イオンが宇宙に漏れ出る『地球風』は知られていたが、月まで届いていたとは驚いた」と話した。その上で「大昔は月と地球がより近く、地球の磁場は弱かったので多くのガスが届いたはず。太古の地球にあったガスが月にあるかもしれない」との見方を示した。(2017/01/31-02:49)

938名無しさん:2017/02/11(土) 13:55:16
浜辺にクジラ400頭以上打ち上げ NZ「過去最大規模」
http://www.afpbb.com/articles/-/3117314

939とはずがたり:2017/02/15(水) 06:46:35

宇宙誕生の謎、有力仮説覆す 京大理学部20人卒業研究
http://www.asahi.com/articles/ASK234D1CK23PLZB00B.html?ref=goonews
波多野陽2017年2月14日08時37分

 京都大理学部の4年生ら約20人が卒業研究として取り組んだ物理実験の結果に、注目が集まっている。宇宙の始まりとされる「ビッグバン」の理論に残る大きな課題、「宇宙リチウム問題」に一石を投じる成果を上げたのだ。有力とされてきた仮説を否定するもので、論文が3日、米国の物理学会誌に掲載された。

もっと!ロケット
 ビッグバン理論では、大爆発の直後、水素やヘリウムといった元素とともに、同じように軽いリチウムも生まれたとされる。だが、星の観測などから判明したリチウムの量は、理論上はじき出された量の3分の1。宇宙の謎の一つとなっている。

 注目されてきたのが、元素周期表で3番のリチウムの隣にある4番のベリリウムの性質。ベリリウム7は電子が一つ合体するとリチウムに変わる。理論の推定よりもリチウム以外の元素に変わる確率が高いから、実際のリチウムの量が理論の3分の1しかないのではないか。そんな仮説が有力視されてきた。

 だが、仮説を確かめる実験は難しく、証明されていなかった。特に「ベリリウム7と中性子がぶつかってヘリウム4が二つ生まれる反応」は難しく、ヘリウムに変わる確率を精密に調べられずにいた。

 ここに目を付けた川畑貴裕准教授ら実験グループは、不安定で扱いにくいベリリウムでも、精密なデータを得られる実験手法を考え出した。「学生に本格的な研究経験を積ませたい」と、最初にこの実験に挑ませたのは2014年度の4年生たち。すぐに成果が出ず、3代にわたり4年生が実験器具を改良するなどして挑戦を続け、今年度、ようやくきれいなデータを得ることができた。

 その結果わかったのは、ベリリウムがヘリウムに変わる確率は高くないこと。4年生らは「仮説ではリチウムの不足を説明できない」と結論づけた。

 「謎は一層深まった。宇宙リチ…

940とはずがたり:2017/02/21(火) 21:46:12
>この研究結果はまだ学術雑誌では発表されておらず、同業の研究者による相互評価も行われていない。
どっかの英文の翻訳か?なんとこなれない日本語だ。”同業の研究者による相互評価”はpeer-reviewなんだろうけど確かに訳しにくいか。

5万歳の休眠微生物、巨大結晶の中で発見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00000086-zdn_n-sci
ITmedia NEWS 2/21(火) 16:40配信

 とても美しいがひどく高温であることから、桃源郷とも地獄ともたとえられるメキシコの洞窟で、巨大な結晶に閉じ込められた推定年齢5万歳の生命体が発見された。

 メキシコのナイカ鉱山の洞窟で、休眠状態にある珍しい古代微生物が見つかった。米航空宇宙局(NASA)宇宙生物学研究所(NAI)のペネロペ・ボストン所長によれば、これらの微生物は鉄やマンガンなどの鉱物を栄養源にして生き続けることができたという。

 ボストン氏は2月17日、ボストンで開催された米国科学振興協会(AAAS)の年次総会でこの発見を発表し、「すごい生命体だ」と語った。

 この発見が確定されれば、地球上の極めて過酷な環境下でも微生物が生き延びられることを示す新たな一例となる。

 今回AAASの年次総会で発表されたのは、9年間にわたる研究の成果だ。この研究結果はまだ学術雑誌では発表されておらず、同業の研究者による相互評価も行われていない。ボストン氏は今後さらに、自身が蘇生させた微生物の遺伝子検査を研究室と現場の両方で実施していく方針だという。

 ボストン氏によれば、今回発見した40種類の微生物株と幾つかのウイルス株はいずれもあまりに風変わりな存在であるため、最近縁種とは遺伝子的に10%異なる。そのため、最近縁種との間には、人間とキノコほどの差があるという。

 ナイカ鉱山は鉛や亜鉛を産出する鉱山だが、現在洞窟は閉鎖中だ。深さは地下800メートル。鉱山会社が掘削を開始するまで、洞窟は外界から完全に遮断されていた。中には、巨大なクリスタルの結晶が林立する、大聖堂ほどの大きさの洞窟もあったという。研究者らは外界からの雑菌の侵入を防ぐために宇宙服の簡易版のような装備で調査を進めたが、洞窟内部がひどく高温なため、身体中にアイスパックを貼り付ける必要があった。

 ボストン氏によれば、チームのメンバーは皆、20分間ほど作業しては摂氏38度前後の“涼しい”部屋に逃げ込んでいたという。

 NASAの方針でボストン氏は17日の発表まで外部の同業者に研究成果を伝えずにきたため、研究者からはあまり意見は出なかった。だがボストン氏のパネル発表に研究チーム外から参加した南フロリダ大学の生物学者ノリン・ヌーナン氏は、納得のいく研究成果だと語る。

 「驚くことではない。生物学者の立場から言えば、地上の生命はそれだけタフで融通がきくということだろう」とヌーナン氏は語る。

 今回発見されたのは地球最古の生命体というわけではない。数年前には、別の研究グループがいまだに生き続ける推定年齢50万歳の微生物に関する研究結果を発表している。ボストン氏によれば、それらの微生物は氷と塩に閉じ込められていたが、今回の微生物は岩や結晶に閉じ込められていた点が異なるという。

 ナイカ鉱山の微生物の年齢は、クリスタルのどの位置に閉じ込められていたかとそのクリスタルの成長速度に基づき、外部の専門家が推定した。

 ボストン氏が調査している不思議な生命体はこれだけではない。同氏は、米国やウクライナなど世界各地の洞窟でよく見つかる微生物も研究している。硫酸銅を栄養源とし、ほぼ不滅とされている微生物だ。

 「今回の発見は、地球の生命がいかにタフかを示す新たな一例だ」とボストン氏は語る。

941とはずがたり:2017/02/21(火) 21:48:03
ニュージーランドに打ち上げられたクジラも爆発するとかいってたもんな。。

2016年02月25日 16時20分 更新
しんかい6500、クジラの遺骸から新種の深海生物41種を発見 「飛び石仮説」解明に一歩
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/25/news110.html#utm_source=yahoo&utm_medium=feed&utm_campaign=20170221-086&utm_term=zdn_n-sci&utm_content=rel1-01

JAMSTECの潜水調査船「しんかい6500」がブラジル沖で発見したクジラの遺骸に、深海生物41種類が生息していたことが判明。ほとんどが新種の可能性があるという。

[ITmedia]

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究グループが、2013年に有人潜水調査船「しんかい6500」がブラジル沖の深海で発見したクジラの遺骸に、少なくとも41種類の生物がすんでいることを確認した。ほとんどが新種である可能性が高いという。

 2013年にサンパウロ大学などと共同で、ブラジル沖サンパウロ海嶺の水深4204メートルの海底を調査し、クロミンククジラの遺骸に群がる生物群を発見した。分析した結果、ゴカイやコシオリエビ、巻貝、ホネクイハナムシなど41種類以上が生息し、形態・遺伝子レベルの検査を進めたところ、ほとんどが新種と判明したという。

「飛び石仮説」解明のヒントに

 光が届かない深海の熱水域や湧水域には「化学合成微生物」が生息し、太陽エネルギーではなく、地球内部から噴き出す硫化水素やメタン、水素などから有機物を合成している。二枚貝や巻貝、チューブワーム、コシオリエビなどは、こうした微生物と共生し、有機物を利用することで「化学合成生態系」を築いている。

 一方、不規則に海底に沈むクジラやイルカなど大型海棲哺乳類の遺骸も、分解時に硫化水素が発生。熱水域、湧水域と似た生態系の「鯨骨生物群集」を周囲に形成する。

 熱水や湧水という局所的な環境に生息する化学合成生物群集は、それぞれが数百〜数千キロ単位で離れていても構成種が似ていることから、鯨骨が“飛び石”となり、より広い海域に分散する足掛かりになっている――という「飛び石仮説」が提唱されていた。

自然死したクジラの遺骸の生物群はこれまで7例しか発見されていない
 今回南大西洋で初となる有人潜水船調査で新たに発見した生物群は、北東太平洋カリフォルニア沖で見つかった別の生物群との類似点が多く、「(飛び石仮説の)全球的な広がりを強く支持するもの」だという。

 研究グループは今後、実験的にクジラの遺骸をさまざまな海域に設置し、遺骸が「飛び石」となるまでの成立過程や、生物の類似性の検討を進める。深海調査が遅れている南半球での潜航調査も増やし、分散と進化のメカニズムを明らかにすることで、「謎に満ちた化学合成生物群集の全貌を解明していく」としている。

 成果は、科学誌「Scientific Reports」に2月24日付け(日本時間)で掲載された。

946とはずがたり:2017/03/08(水) 22:59:32
夢があるなあ。。
地球人の火星改造で火星人を殺しちゃわなきゃ良いけど。。
それにしてもなんで磁場が消えたんだ?

人工磁場で太陽風防ぎ、火星を居住可能に:NASAが新計画を提案
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/nasa-3.php
2017年3月7日(火)17時30分
高森郁哉

将来火星を人類が居住できる環境にするため、火星と太陽の間に人工的な磁場を発生させ、太陽風を防ぐことで火星の周囲に大気層を作る――。そんな大胆な計画を、米航空宇宙局(NASA)の科学者らがこのほど提案した。

太陽風を防ぐとなぜ環境が改善するのか
NASAは2月27日から3月1日にかけて、「惑星科学ビジョン2050」と題したワークショップを開催。火星の環境を改善する計画(PDF)はこのなかで提案された。

火星には現在ごく薄い大気しか存在しないが、かつて液体の海に覆われていたと考えられ、地表の一部や地下には大量の氷があることがこれまでの調査でわかっている。

太陽から放射される太陽風には高エネルギーの粒子が含まれ、強い浸食作用により火星の地表で蒸発した水蒸気を吹き飛ばしてしまう。この太陽風を人工磁場でさえぎることができれば、大気の損失が止まり、シミュレーションによると数年のうちに気圧が地球の半分ほどに上昇。気温も摂氏約4度に上昇し、北極の極冠にある二酸化炭素の氷を溶かすようになる。この結果、大気中の二酸化炭素が温室効果をもたらし、さらに火星の氷を溶かして川や海の形成を助けるという。

人工磁場を保つ方法
では、どうやって長期間にわたり宇宙空間に人工磁場を保つのか。NASAの提案では、火星と太陽の重力が均衡するラグランジュ点の1つ(L1)の位置に、人工的に磁場を発生させる装置を宇宙船で運んでから「置く」ことで、その後は火星と太陽の間で相対的な位置を保ち続けるという。

NASAが示したイメージ図によると、この磁場発生装置の影響により、磁気鞘(しょう)、磁気圏界面、磁気圏尾という3層のシールドが出現。これらのシールドにより、太陽風の浸食作用を大幅に低減できるとしている。

提案によると、この磁場を発生させる装置に必要な磁力(磁束密度)は1?2テスラ程度。ちなみに、山梨県で試験中のリニアモーターカーには1テスラの超電導磁石が使われているといい、磁力だけに限って言えば既存の技術で実現可能ということになる。

947とはずがたり:2017/03/08(水) 23:01:01

火星の磁場消滅、原因は巨大な小惑星
http://scienceplus2ch.blog108.fc2.com/blog-entry-518.html

 科学者たちの研究により、火星の磁場が消滅したのは巨大な小惑星の衝突が原因だったことが判明した。その小惑星は、恐竜を絶滅させたと考えられている天体の数倍の大きさがあったとみられる。

 現存する大規模なクレーターの数から判断して、初期の火星は約1億年の間に15個ほどの巨大な天体が衝突していたと考えられている。

 今回新たに作成されたコンピューターモデルから、火星の磁場は、特に規模の大きかった4回の天体衝突でしだいに減衰し、5度目の衝突がとどめとなって完全に消滅したことが示唆された。

 アメリカのメリーランド州にあるジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所に在籍し、今回の研究にも参加したジェームス・ロバーツ氏は次のように解説する。「5度目の衝突で作られたのが、約41億年前の衝突に起源を持つ直径3300キロのユートピア平原という大規模なクレーターだ。その前の4回の天体衝突で既に磁場は大幅に脆弱化しており、ユートピア平原を作った天体衝突が最後の決定的な一撃となったのだろう」。

 地球にある磁場を作り出しているのは、ひとつには対流している溶融状態の外核と、その外側にある比較的温度の低いマントル層の間で行われる熱伝導である。この両者の温度差が、天体磁場を長期にわたって安定させる“ダイナモ効果”を生み出すのである。

 しかし太陽系形成の初期段階には、後期重爆撃期(LHB)と呼ばれる激動の時代があった。この時期には、惑星形成時の残骸である大型の小惑星が、若い惑星であった火星、地球、金星、水星などにいくつも衝突していた。

「ユートピア平原が形成され、火星の磁場が消滅したのも同時期であると考えられる」と、前出のロバーツ氏は話す。この研究成果は「Journal of Geophysical Research」誌の最新号に掲載されている。

 新しいコンピューターモデルによると、ユートピア平原を作った天体衝突の影響で火星のマントルに大量の熱が伝わり、ダイナモ効果を生み出す温度差が大幅に縮小したようである。「温度が上がり過ぎると、マントルは核を効率的に冷却することができなくなり磁場は消滅することになる」と、ロバーツ氏はナショナル ジオグラフィックニュースに語っている。

 磁場を失った火星は太陽風を直接浴びることになった。太陽風とは、太陽から継続的に放出されている荷電粒子の流れのことである。太陽風の影響で火星の大気はゆっくりと希薄になり、最終的にはガスが周囲にかすかに残るだけの状態になった。その後ほどなくして強烈な気候変動が起こり、現在のような乾燥した火星ができあがったと推測される。

「同様の衝突によって地球の磁場が消滅する可能性もある。しかしそれは、火星の磁場にとどめを刺した天体よりはるかに巨大な天体が地球に衝突すればの話だ」とロバーツ氏は言う。地球のマントルの厚さは火星のマントルの2倍あり、地球の核は火星よりはるかに活発に動いている。したがって、もっと大きな衝撃を受けない限り、磁場を作り出すダイナモ効果が停止することはない。

 金星も惑星規模の磁場は存在しないが、それはマントルが比較的乾燥していて硬いため、熱が効率的に流れないことが原因だと考えられている。

 カナダ、トロント大学の地球物理学者サビン・スタンレー氏は第三者の視点から、「小惑星の衝突で磁場が消滅するという発想自体は別に新しいものではないが、綿密なコンピューターモデルが作成され、磁場消滅の原因と考えられるクレーターが指摘されたのは今回が初めてのことだ」と述べている。

948荷主研究者:2017/03/19(日) 20:27:32

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00420595
2017/3/13 05:00 日刊工業新聞
JAXA・東北大・北大、ISSから衛星放出で連携 商業化も視野

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東北大学、北海道大学は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から超小型衛星放出の利用に関する包括的な連携協定を結んだ。超小型衛星の放出を考える海外の政府機関や大学などに衛星の開発などで協力する。3者の協力で新しいサービスを構築し、商業化を視野に入れた展開を目指す。

 両大は国内外の政府機関や大学などに協力し、超小型衛星の開発や運用を進めてきた。2016年4月にはフィリピンの国産第1号となる超小型衛星「ディワタ1」をJAXAと協力し軌道放出させた実績を持つ。同年11月には両大を含むアジア9カ国参加の「アジアマイクロサテライトコンソーシアム」が設立。超小型衛星の利用拡大に取り組む。

 ISSの中でエアロックとロボットアームを併せ持つ「きぼう」は、多くの超小型衛星の放出に成功している。今後、放出能力を増強していくという。

(2017/3/13 05:00)

950とはずがたり:2017/03/25(土) 19:31:54
最大38mの津波襲来か 山形庄内で痕跡発見
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/region/kahoku-01_20170324_53014.html
03月24日 10:31河北新報

最大38mの津波襲来か 山形庄内で痕跡発見
鶴岡市の砂丘の斜面で見つかった津波堆積物(灰色の部分)
(河北新報)
 山形県鶴岡市沿岸部に約38メートルの巨大津波が押し寄せていた可能性があることが、山形大の山野井徹名誉教授(72)=古生物学=らの研究チームの調査で分かった。津波堆積物としては世界で海抜が最も高いという。山形県遊佐町でも20メートルを超える津波の痕跡があり、今後の津波対策を考える上で貴重なデータとなりそうだ。
 山野井名誉教授は1990年代に、庄内地方の沿岸部の砂丘で化石の発掘調査をした際、津波の堆積物と思われる地層を見つけた。2011年の東日本大震災発生後、本格的に堆積物の調査を始めた。
 鶴岡市4カ所、遊佐町7カ所の海岸から700メートル?1600メートルの地点で掘削作業に当たり、津波堆積物とみられる層を発見。海抜が最も高いところは鶴岡市が37.9メートル、遊佐町は20.5メートルだった。
 十和田火山の噴火(915年)で積もった火山灰の層を基準に、年代も測定した。堆積物から採取した炭素の成分を分析し、鶴岡市が1000年代?1100年代前半、遊佐町が700年代後半?800年代と結論付けた。
 鶴岡市では、津波の影響でゆがんだとみられる井戸枠が同じ年代の地層から見つかっている。古文書「日本三代実録」には、850(嘉祥3)年の出羽地震で隣接する酒田市内で津波が川をさかのぼったと記され、遊佐町の堆積物の年代とほぼ一致していた。
 山野井名誉教授は「過去に発生した大津波が、再び起こる可能性が十分にある。この研究が防災の観点から警鐘を鳴らすことにつながってほしい」と述べた。

951とはずがたり:2017/04/09(日) 13:37:55

ニュージーランドは未知の大陸「ジーランディア」の一部 研究
2017年02月17日 18:48 発信地:ウェリントン/ニュージーランド
http://www.afpbb.com/articles/-/3118250

【2月17日 AFP】ニュージーランドは、その大半が南太平洋(South Pacific)の海面下にある「ジーランディア(Zealandia)」大陸の一部として認識されるべきとする研究結果が17日、発表された。

 研究者らによると、「ジーランディア」は地質学上、独立しており、標高や地質、地殻、領域などの条件が他の大陸に適用されている全ての基準を満たしている。

 米地質学会「ジオロジカル・ソサエティー・オブ・アメリカ(Geological Society of America)」が発行する学術誌「GSAトゥデイ(GSA Today)」に掲載された論文によると「ジーランディア」の面積は500万平方キロで、全体の94%は海面下にある。

 また論文は、ニュージーランドの北島(North Island)と南島(South Island)、フランス海外地域のニューカレドニア(New Caledonia)が「ジーランディア」の主な陸塊だと述べている。

 ニュージーランドの地質核科学研究所(GNS Science)の研究者らが大半を占める研究グループによると、「ジーランディア」は超大陸ゴンドワナ(Gondwana)の一部だったが、約1億年前に分裂したという。

 研究グループは「(『ジーランディア』は)大陸地殻の結合と分裂を調査する上で有益なものとなる」と述べている。(c)AFP

952とはずがたり:2017/04/09(日) 13:47:07
フィリピン、30分間でM5以上の地震3回
2017年04月08日 20:17 発信地:マニラ/フィリピン
http://www.afpbb.com/articles/-/3124468?cx_tag=pc_rankday&amp;cx_position=1#cxrecs_s

【4月8日 AFP】フィリピンの首都マニラ(Manila)近郊の沿岸部で8日、30分間にマグニチュード(M)5以上の地震が3回立て続けに発生した。

 現地時間8日午後3時8分(日本時間同日午後4時8分)に起きた最初の地震はM5.7 で、それからわずか1分後にM5.9の地震が発生。米国の地質学者らによると、2つの地震の震源は数キロしか離れていない。さらに20分後にもM5.0の地震が発生した。

 最も大きいM5.9の地震が発生したのはマニラ南方マビニ(Mabini)に近い沿岸部。地元当局によると、3回の地震で家屋の窓ガラスが割れたり、建物の一部が損壊したりするなどの情報はあるが、今のところ死傷者の情報はない。

 マニラの金融街にいたAFPの記者らは、建物から外に飛び出して来る人々を目撃した。また地元テレビ局ABS-CBNは、震源に近いバタンガス(Batangas)港の乗客ターミナルで、パニックになって避難する人々の映像を生中継した。(c)AFP

953とはずがたり:2017/04/10(月) 23:27:36
地球を小惑星から守れ!レーザーを照射し320万km先の隕石を蒸発させる装置「DE-STAR」(米研究)
http://karapaia.com/archives/52214161.html
2016年03月25日

954とはずがたり:2017/04/13(木) 22:22:05
<青森・謎の穴>行政も対応困った 価値判断難しく
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/region/mainichi-20170413k0000m040050000c.html
04月12日 19:32毎日新聞

 青森県つがる市の麦畑で3月上旬、謎の穴が見つかった。「隕石(いんせき)が落ちた跡では」と宇宙へのロマンが広まり、畑の所有者が重機で掘り返したが何も見つからなかった。「専門家の調査まで待ってほしかった」との声もあるが、そもそも学術的に価値のあるものが突然現れても、行政側も対応できる態勢がないという現実がある。どうするのがベストだったのだろうか。【一宮俊介】

 「もしクレーターや隕石が落ちた跡なら学術的に重要なもの。観光名所にもなりえた」。そう話すのは国立天文台(東京都)の縣(あがた)秀彦准教授だ。穴は南北に約2メートル、東西に約3メートルの楕円(だえん)形で、深さ約1.5メートル。縣准教授によると、これほど大きなクレーターのような穴が国内で見つかるのは非常に珍しいという。人類誕生の謎を解く手がかりが見つかる可能性もゼロではなく、縣准教授は「専門家が調査するまで現場を丁寧に保存すべきだった」と指摘する。

 謎の穴は、麦畑を所有する小田桐賢一さん(48)の父親が3月上旬、一面を雪に覆われていた畑で見つけた。小田桐さんは「隕石の跡かも」という期待感と「何もしないと(うわさが広まり)誰かが畑に入って荒らされてしまう」という懸念から、約2週間後に重機で穴を掘り起こしたが、何も見つからなかったため埋め戻した。穴が何だったのかは謎のままだ。

 ◇「見守るしかなかった」

 掘り返した直後、短文投稿サイト「ツイッター」では「専門家の到着を待ってほしかった」との意見もあったが、「所有者を責めるべきではない」との声も書き込まれた。可能性を秘めていたかもしれない穴を保存する手立てはなかったのか。浮き彫りになったのが「価値判断の難しさ」だ。

 穴の周辺には何らかの物質が飛び散っていた可能性がある。穴の形状から物体が飛んできた方向なども推測できるため、全体を保存する必要があった。だが、畑に突如現れた穴を学術的に貴重だと判断するのは専門家でも難しく、一般人には不可能に近い。今回も掘り起こす直前には既に穴の周辺が踏み固められていた。

 行政も身動きが取れなかった。例えば、住宅を建築中に敷地内で古墳などの保護すべき遺跡が見つかった場合は、文化財保護法によって行政は掘削行為などの停止や禁止を命じることができる。だが、つがる市教委などによると、隕石の落下は通常想定していないため、対応できる専門の部署や担当者はなかった。市として積極的に関わることもできず「見守るしかなかった」と困惑する。

 ◇連絡態勢や資金の問題も

 課題として指摘されているのは、学術的な意義が見込まれる現象が起きても、それを専門家につなげる連絡網が整備されていないことだ。青森県内でも地学の専門家はほとんどいないのが実情で、地質学が専門の県立郷土館の学芸主幹・島口天さん(49)は「青森県は自然を売りにしているわりには態勢が薄い」と嘆く。

 また、穴の保存が必要だとしても、金銭的・人員的な支援がない中では当事者が自力で保存をするのはハードルが高い。小田桐さんも「他人が畑に入らないようにするために周辺に柵を立てる余裕まではない」と話す。

 一連の騒動で明らかになったのは、「科学的な視点」が専門家以外には十分に根付いていないということだ。縣准教授ら天文学の研究者たちは、突発的な自然現象が確認された場合の対応マニュアルの作成を検討している。発見時の相談窓口をどこにするのかや、現場保存に必要な資金の集め方などで、縣准教授は「今回の事態で本来はどのように対応すべきだったかをまとめたい」と話している。

955とはずがたり:2017/04/14(金) 11:41:12

【報ステ】地球外生命を発見か…NASAが重大発表
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170413-00000064-ann-int
テレビ朝日系(ANN) 4/13(木) 23:30配信

 NASA=アメリカ航空宇宙局が日本時間14日午前3時に重大な発表をするという。東京大学地球惑星科学専攻の関根康人准教授は「生命の可能性に迫る発見」と予想している。舞台は土星の月『エンケラドス』。氷で覆われたエンケラドスの地下には海があり、海底には『熱水環境』と呼ばれる温泉のようなものが存在することが明らかになっている。かつて地球で生命が誕生した時の環境が整っているという。関根准教授は「地球外に生き物が見つかった時に、地球の生き物はある種一つの家族だと再認識されるのではないか。それぞれ人種や国によって文化も違うが、一つの家族という認識を得ることができれば、これから地球上で人類がどう生きていくか、科学を超えた意味で示唆を与えられるのではないか」と話す。

956とはずがたり:2017/04/16(日) 13:39:18

巨大小惑星「2014-JO25」、今月19日に地球に最接近
2017年04月15日 10:07 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3125203

【4月15日 AFP】今月19日、猛スピードで太陽の周りを回っている巨大な小惑星が不安を感じさせるほどの至近距離まで地球に接近する。

 小惑星「2014-JO25」は直径約650メートル。スペイン南端にある英領ジブラルタル(Gibraltar)の岩山「ジブラルタルの岩(Rock of Gibraltar 高さ426メートル)」ほどの大きさだ。

 米航空宇宙局(NASA)は、「地球に衝突する可能性はないものの、この大きさの小惑星としてはかなり地球に接近する」としている。

 2014-JO25は、地球から180万キロの距離を通過する見通し。これは地球から月までの距離の5倍近くに相当する。

 小さな小惑星が地球に接近することは週に数回あるが、これほど大きな小惑星が地球に近づくのは小惑星トータティス(Toutatis、直径約5キロ)が地球に接近した2004年以来。この時トータティスは地球と月の間の距離の4倍弱に相当する距離まで地球に近づいた。

 太陽の周りを回る2014-JO25は地球に最接近した後、木星のそばを通って再び太陽系の中心部に戻っていく。前回2014-JO25が地球に接近したのは400年前で、次に接近するのは西暦2600年より後になる。

 2014-JO25は表面の反射率が月面の約2倍であることも分かっている。そのため接近時の1〜2日間は夜間に小型望遠鏡でも観測できるという。(c)AFP

957とはずがたり:2017/04/16(日) 13:41:29
血管外科「名医」の団体、9千万円所得隠し 国税指摘
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%A1%80%E7%AE%A1%E5%A4%96%E7%A7%91%E3%80%8C%E5%90%8D%E5%8C%BB%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%80%81%EF%BC%99%E5%8D%83%E4%B8%87%E5%86%86%E6%89%80%E5%BE%97%E9%9A%A0%E3%81%97-%E5%9B%BD%E7%A8%8E%E6%8C%87%E6%91%98/ar-BBzShGc#page=2
朝日新聞デジタル
10 時間前

 血管外科の名医として知られる東京慈恵会医科大外科学講座統括責任者の大木隆生教授(54)が代表を務める二つの関連団体・法人が東京国税局の税務調査を受け、7年間で計約9千万円の所得隠しを指摘されたことがわかった。大木氏の手術を中継して見学するシンポジウムで、医療機器を展示した企業から「出展料」を得ていたが税務申告しておらず、これらが「収益事業」と認定されるなどした。

 追徴税額は重加算税を含め計約2千万円とみられ、2団体はそれぞれ期限後申告と修正申告に応じ、納税しているという。

 関係者によると、指摘を受けたのは、任意団体「Japan Endovascular Symposium研究会」(東京都港区、JES研究会)とコンサル会社「Endovascular Japan」(同、EJ社)。それぞれ、2015年12月期までと16年2月期までの7年間について指摘を受けたとされる。約9千万円の指摘金額の多くはEJ社に対するものだったという。

 JES研究会は大木氏が立ち上げ、06年から毎年夏に、血管病の治療技術向上を目的にしたシンポジウムを同大で開催。大木氏による手術を中継し、参加者の医師に見学させる「ライブ手術」などを実施している。会場では医療機器の展示もあり、研究会は企業から出展料を得ていたが税務申告していなかった。

 国税局はJES研究会について、税法上、収益事業で得た所得が課税される「人格のない社団」に該当し、企業の展示は収益事業のうち「席貸業」に当たると認定。申告する必要があったのに、無申告を続けていたと指摘したとみられる。

 大木氏側は「収益事業という認識はなかった。仮に収益だとしても、収益と非収益で共通にかかる経費を割り振れば、そもそも所得は生じない」などと主張したが、認められなかったという。

 さらに国税局は、研究会が経費として処理していた支出の一部について、「研究会の業務と関連がなく、本来はEJ社が負担すべき交際費に当たる」などと指摘した。研究会はシンポジウムの準備や打ち合わせの際の飲食費などとして経費で計上していた。国税局は、研究会名義で領収書を受け取るなどしていたため、故意に付け替えたと認定したとみられる。

 大木氏は取材に、「意図的な所得隠しや私的流用はない。シンポジウムのための情報収集や企画に必要な経費を研究会で落としたが、シンポジウムの開催期間中の費用しか認められなかった」。修正申告などに応じた理由を「調査を早く終わらせて、手術に専念するためだった」などと話した。

958とはずがたり:2017/04/17(月) 15:22:28
行ってみてえ!身体が軽く感じるのかな??

重力が存在しない場所「ハドソン湾」の謎が遂に解明される! 40年間科学者を悩ませ続けた反重力場とは?=カナダ
http://tocana.jp/2016/12/post_11821_entry.html
2016.12.21

 カナダ北東部に広がるハドソン湾。あまり知られていないことだが、この123万平方kmにも及ぶ広大な湾は、40年もの間「重力の影響が少ない反重力場」として科学者たちを悩ませてきたミステリースポットでもあるのだ。

■40年間謎に包まれていた「ハドソン湾の反重力現象」

laurentide_03.jpg
ハドソン湾「Wikipedia」より引用
 英紙「Express」(11月17日付)が、ハドソン湾が重力を喪失している理由が科学的に説明されたと報じている。不可解すぎる現象のため、ハドソン湾内に異次元ポータルがあるのではないかと噂されたこともあるが、本当の理由とは一体何だったのだろうか?

 60年代に地球上の重力測定が開始されて以来、ハドソン湾の重力が弱いことは知られていたが、長い間その実態は謎に包まれてきた。しかし近年の研究によって、ハドソン湾の重力異常には2つの要因が絡んでいることが分かってきたという。

 1つは、「ローレンタイド氷床」。ローレンタイド氷床とは、7万年前〜1万年前の最終氷期に、現在のカナダとアメリカの大部分を跨ぐように形成された、厚さ3.2〜3.7kmもの巨大な氷の塊である。その大部分は約1万年前に氷解し、地表から消えてしまったが、長年堆積した分厚い氷が地面に食い込み、深い溝を刻み込んだことで(地殻の圧縮)、重力さえも“捻じ曲げて”しまったというのだ。おそらく、窪んだ地殻を元の平らな状態に戻すため、窪みの側面を横方向に引っ張る重力がかかることで、垂直方向の重力が弱まるのだろう。

 ちょうどスポンジの窪みが元に戻るように、氷解によって年間1.2cm〜1.7cmほど地面は元の位置に戻りつつあるが、重力が通常値に復帰するには、あと5千年ほどかかると見積もられている。

 だがローレンタイド氷床が重力に与えた影響力は、実はそれほど大きくないことが近年分かってきた。重力場を歪めていた大きな要因は氷床のさらに地下にあったのだ。

 米「ハーバード・スミソニアン天体物理学センター」の物理学者らが、NASA(アメリカ航空宇宙局)とDLR(ドイツ航空宇宙センター)が共同で打ち上げた、重力場観測用人工衛星「GRACE」の詳細な観測データ(2002年4月〜2006年6月)を調査したところ、ローレンタイド氷床がハドソン湾の重力場に与える影響は全体の25〜45%に過ぎず、残りの55〜75%を占める大きな要因はハドソン湾地下の“マントル対流”にあることが判明したという。

 地表から160km地下を流れる灼熱のマグマが対流を引き起こし、大陸プレートを引き下げることで、その部分の質量が減少し、同時に重力も弱めているそうだ。

 この他にも、巨大隕石がハドソン湾内部に巨大な空洞をつくったことが主要な原因とする「隕石説」や、「異次元ポータル説」など諸説あるが、とりあえずのところ科学的な原因究明はここまでとなりそうだ。…

959とはずがたり:2017/04/19(水) 21:13:46

悪化する宇宙ごみ問題、「飛んでいる弾丸」75万個 専門家
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00000016-jij_afp-sctch
AFP=時事 4/19(水) 11:52配信

【AFP=時事】ドイツ・ダルムシュタット(Darmstadt)で18日、宇宙ごみ(スペースデブリ)に関する会合が開幕し、過去60年間の宇宙探検の結果として地球の衛星軌道上に宇宙ごみがたまり、宇宙空間での任務に影響を及ぼしている問題が悪化していると警鐘を鳴らした。

【関連写真】地球の周りに浮かぶ1万2000個の宇宙ごみ

 同会合での報告によると、人工衛星や探査機を破壊するほどの大きさの宇宙ごみはこの四半世紀足らずで倍増しているという。

 最高時速2万8000キロで地球の軌道を周回している宇宙ごみは、たとえ非常に小さな物でも、人工衛星や有人宇宙船の表面を損壊するほどの衝撃力を持っている。

 欧州宇宙機関(ESA)の宇宙ごみ問題に取り組む部署で責任者を務めるホルガー・クラッグ(Holger Krag)氏によると、1993年には地上のレーダー観測によって、地球軌道上に10センチ以上の大きさの宇宙ごみが約8000個確認されたという。この大きさのものは、衝突時に壊滅的な被害をもたらす。

 しかし現在では、10センチ以上のものは約2万個あり、1メートル以上の宇宙ごみも約5000個あるとクラッグ氏は話す。また「飛んでいる弾丸」と表現される約1センチの宇宙ごみは75万個に上り、1ミリ以上のものも1億5000万個以上あるとESAの予測モデルで示されている。

 クラッグ氏は、宇宙ごみが互いにぶつかり合ってさらにごみが散乱しかねない状況を招いた2つの要因を指摘する。

 一つは、中国が同国の老朽化した気象衛星「風雲(Fengyun)」を対衛星兵器で破壊した2007年1月の実験。もう一つは、2009年2月にロシアの軍事通信衛星「コスモス2251(Cosmos 2251)」と米イリジウム・サテライト(Iridium Satellite、現イリジウムコミュニケーションズ)社の通信衛星との衝突だ。【翻訳編集】 AFPBB News

960とはずがたり:2017/04/20(木) 01:04:12

隕石から新発見!太陽系最古の新鉱物 東北大の大学院生
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/9/19789.html
2017年04月13日 14時34分

1969年、メキシコ北西部のアエンデ村周辺に大量に落下したアエンデ隕石の一部(Wikimedia Commons)
 
 東北大学の研究グループは、1969年にメキシコに落下した巨大隕石から、ザクロ石の仲間である新種の鉱物を発見した。この隕石は、太陽系に存在するなかで最古の物質だと見られており、太陽系誕生の謎を解明する重要な手がかりだとして、研究の対象とされてきた。

 地球や太陽は、約46億年前に宇宙を漂うチリやガスが集まってできた天体が衝突・合体を繰り返して惑星を形成し、現在の太陽系に進化したと考えられている。

 それに比べて、隕石は地球のように大きくならなかったために、生まれた当時の姿をよくとどめており、その成分を調べれば、太陽系が誕生した直後の謎を解明する手がかりが残されていると考えられる。

 1969年にメキシコ北西部に落下したアエンデ(アジェンデとも)隕石は、大気中で爆発し、その破片がアエンデ村周辺に大量の隕石雨となって落下したもの。この隕石の総重量は5トンと見積もられ、分析の結果、コンドリュールと呼ばれる球状を大量に含み、太陽系が誕生した直後に形成されたアルミニウムやカルシウムに富んだ含有物が確認された。

 これらの含有物は、光合成をして酸素を作る微生物が出現するより以前の酸素が少ない環境でしか安定して存在しないことから、太陽系の進化の過程を探るうえで重要な手がかりになると考えられている。

 東北大大学院の博士課程、吉崎昂さんらの研究グループは、カリフォルニア工科大学と共同でアエンデ隕石を電子顕微鏡で観察した結果、カルシウム、チタン、ケイ素、酸素などの元素からなる新種のザクロ石を確認した。同じ化学式を持つ物質は人工的に合成されていたが、天然鉱物としては初めての発見だという。

 昨年12月に国際鉱物学連合会に新鉱物として申請した結果、今年3月に承認された。隕石研究で知られるカリフォルニア大学ロサンゼルス校のアラン・ルービン博士の名前にちなんで、「ルービナイト(Rubinite)」と命名し、近々、英国の鉱物学誌『ミネラロジカル・マガジン』に研究成果が掲載される見通しだ。

961とはずがたり:2017/04/20(木) 18:57:37

西之島、再び噴火=海保確認、気象庁が警報
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170420/Jiji_20170420X668.html
時事通信社 2017年4月20日 16時59分 (2017年4月20日 17時45分 更新)

 気象庁は20日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)で再び噴火が確認されたとして、火口周辺警報を発表した。西之島は2013年11月からの噴火活動で面積が拡大したが、15年11月を最後に噴火は確認されず、今年2月14日に警報を解除していた。
 気象衛星ひまわりで今月19日夜から温度の高い領域が観測され、海上保安庁が20日午後2時すぎに上空から噴火を確認した。火口から約1.5キロ以内は大きな噴石に警戒が必要という。

962とはずがたり:2017/04/27(木) 12:49:36
此処だな。

13万年前、北米に人類?=マストドン骨に石器跡―加州で25年前発見、新年代測定
時事通信社 2017年4月27日 02時03分 (2017年4月27日 08時12分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170427/Jiji_20170427X511.html

 米カリフォルニア州南部で1992年ごろ、石器で壊した跡が残るマストドンの骨の化石が見つかり、新たな測定で年代が約13万年前と分かったと、サンディエゴ自然史博物館などの研究チームが発表した。論文は27日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。
 マストドンは絶滅したゾウの仲間。骨や歯、牙と一緒に石器も見つかり、研究チームは人類が使ったと推定。北米に人類が存在した最古の証拠はこれまで、オレゴン州の洞窟遺跡で発見された約1万4300年前の大便化石とされ、今回の骨の年代測定が正しければ大幅にさかのぼることになる。
 研究チームは13万年前の人類について、当時ユーラシアに生息した旧人のネアンデルタール人や近縁のデニソワ人、さらに古い原人のホモ・エレクトスなどを候補に挙げた。約20万年前にアフリカで出現した現生人類(ホモ・サピエンス)も可能性はあるという。
 ユーラシアと北米の間のベーリング海峡は当時、完全に陸続きではなかったと考えられるが、研究チームは舟のようなもので海を渡ったとの見方を示した。
 マストドンの骨や石器は道路工事現場で発見され、2014年にウランとトリウムの放射性同位元素を利用した年代測定で約13万年前と推定された。骨は背骨や肋骨(ろっこつ)、脚の骨などで、1頭の若い雄の一部。石器の使い手は栄養分が豊富な骨髄を取り出そうとしたか、骨角器を作ろうとしたと考えられるという。

963とはずがたり:2017/04/27(木) 16:31:04
宇宙でも生き延びる地球生命は存在するのか? 細菌を成層圏に打ち上げ
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/nasa-4.php
2017年4月26日(水)16時15分
松岡由希子

<火星探査の際に、火星を地球の微生物で汚染しないようにと、NASAが細菌を成層圏に打ち上げてその変化を観察していた。ほとんどが死滅したが・・>

私たち人類は長年、宇宙のどこかに存在するかもしれない地球外生命(エイリアン)を追い求めて、宇宙探査に挑んできた。しかし、これは同時に、地球にしか存在しない生物を地球の外に持ち出し、他の惑星の環境を汚染したり、その生態系を破壊してしまうリスクをも秘めている。

NASAは『惑星保護局』を設置
このような"宇宙環境汚染"を未然に防ぐべく、米国、ロシア、日本ら105カ国が批准する『宇宙条約』では、宇宙や天体を有害に汚染しない旨を規定。NASA(アメリカ航空宇宙局)は、『惑星保護局』と呼ばれる専門部署を設置し、地球生物が太陽系を汚染しないよう、探査機の殺菌処理を徹底してきた。

しかし、微生物の中には、非常に耐性の強いものも存在する。とりわけ、「SAFR-032(バチルス・プミルス菌)」は、高温または極端な低温、乾燥などの過酷な生育環境でも芽胞をつくって生存し続ける"芽胞形成菌"のひとつだ。

成層圏に「SAFR-032」を打ち上げ観察
NASAのエイムズ研究センターは、2015年10月、ニューメキシコ州の上空12万5,000フィート(約38.1キロメートル)の成層圏に「SAFR-032」のサンプルが入った高高度気球を打ち上げた。気圧が低く、低温で乾燥し、紫外線が直接照射する成層圏は、生命体の存在が期待される火星と似た環境といわれている。そこで、成層圏に「SAFR-032」を送り込み、その変化を観察すれば、火星探査に伴う微生物汚染の予測に役立つのではないかと考えたのだ。

学術誌『Astrobiology』によると、この実験において、気球の打ち上げから8時間後も生存していた「SAFR-032」の割合は0.001%未満。この結果によれば、探査機に「SAFR-032」が付着したままで火星に上陸したとしても、直射日光を浴びることで、そのほとんどが1日以内に死滅すると推測できる。

その一方で、火星のような過酷な環境下でも、わずかながら「SAFR-032」が生存しうることにも目を向ける必要がある。近い将来、より過酷な生育環境でも生き延びられるよう、この生物が進化していく可能性も否定できない。

また「SAFR-032」以外の微生物が同様の環境でどのような反応を示すかについては、まだ明らかになっていない。地球外生命の追究と"宇宙環境汚染"をもたらしうる地球生命の解明は表裏一体ともいえるだろう。

964とはずがたり:2017/04/29(土) 07:38:41
初めて土星の輪くぐった「カッシーニ」、雲の渦など画像を送信
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E5%9C%9F%E6%98%9F%E3%81%AE%E8%BC%AA%E3%81%8F%E3%81%90%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%8C%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%80%8D%E3%80%81%E9%9B%B2%E3%81%AE%E6%B8%A6%E3%81%AA%E3%81%A9%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%82%92%E9%80%81%E4%BF%A1/ar-BBAtizG
Reuters Reuters
14 時間前

初めて土星の輪くぐった「カッシーニ」、雲の渦など画像を送信c REUTERS 初めて土星の輪くぐった「カッシーニ」、雲の渦など画像を送信
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 27日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)の土星無人探査機「カッシーニ」が27日、土星の輪をくぐり、これまでで最も近い位置から撮影した土星の画像を地球に送信した。

画像には、渦巻く雲や大型ハリケーン、奇妙な六角形の渦状気流などが映されている。

13年間土星探査を行ってきたカッシーニは、現在最終ミッションに入っている。26日に、これまでに宇宙船が到達していない、土星本体と、最も近い輪の間をくぐった。これを皮切りに、合わせて22回、土星の雲のてっぺんと輪の間の未知の領域を探査するという。

最後の輪くぐりは9月15日。土星の大気圏に突入して燃え尽きる予定。

966とはずがたり:2017/05/07(日) 00:26:07
類が月に「40年以上行っていない」理由 アポロ計画の功罪
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170505-00016127-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 5/5(金) 14:30配信

1969年、人類は初めて月面を歩いた。しかし、その3年後のアポロ17号の打ち上げ以来、有人月面着陸は行われていない。一体その理由とは? 質問サイト「Quora」に寄せられた質問に、SF作家のC・スチュアート・ハードウィックが回答した。

なぜ私たちは40年以上、月に行っていないのか? そのわけは、実に莫大な費用がかかるから、そして行かなければならない実用的な理由がないからです。

ある意味、その実用的価値の低さこそが、アポロ計画を偉大たらしめていると言えます。ソビエト連邦との宇宙開発競争が背景にあったことは事実ですが、根本的には、私たちは月に行くことが可能だったから行ったのです。先の戦争で傷を負った者たちは、空を見上げては、上の世代からさんざん「お前には○○できるわけがない」(You can no more do ○○ than fly to the moon./fly to the moonはできないことを意味する慣用句)と言われ続けたことを思い出し、こう考えました。「私にはできる(I can fly to the moon.)。少なくとも私の世代にはできるはずだ」と。

とはいえ、アポロ計画はアメリカにとって自らの首を絞めるプロジェクトでした。ケネディ大統領は、1960年代中に月面着陸を実現させると公約し、驚異的な速さで国力を食い尽くす怪物を発動しました。その結果、基礎研究の途中で開発が始まり、宇宙船のデザインが決定する前にエンジンの選定が行われました。また、故障の場合に備えて複数の異なるテクノロジーを使った冗長システムが採用されました。そして私たちは、再利用可能な複数の宇宙船を別個に打ち上げて軌道上で組み立てる方式ではなく、パーツを積んだ1基の巨大なロケットを打ち上げる方式を選び、史上最も馬鹿でかい使い捨てのロケットを作り上げたのです。

月面に人類初の足跡を残すための事業に、約50万の人力と、世界一豊かな国家の軍事力と産業力が投入されました。その後、月面着陸が成功すると、宇宙原子力推進事務所(SNPO)は、ロスアラモス国立研究所とマーシャルスペース宇宙飛行センターとともに原子力ロケットエンジンNERVAの開発を進め、次は火星の有人探査が可能になると喧伝しました。

「アメリカの理想」を実現した功績

ところが残念なことに、米議会はNERVAプログラムに予算を割く気はありませんでした。議会はNERVAプログラムを中止に追い込み、アポロ計画をキャンセルします。それから数十年にわたって、NASAの計画は小粒なものになっていきました。

もっとも悪いことばかりではありません。月面着陸計画は今もなお、アメリカの産業や研究、教育の現場を活性化し続けています。スペースペンやマジックテープの発明の話ではありません(ちなみに両方ともNASAが使っていることが売りですが、発明したのはNASAではありません)。ボイジャーによる土星の観測、ソジャーナの火星探査、イーロン・マスクの宇宙輸送ビジネスなどの土台を、アポロ計画は築きました。

アポロ計画で導入された当時最先端のミリタリーレベルの技術は、現在の宇宙航空産業では標準技術です。時代遅れなものも少なくありません。私たちは、民間企業が月やその先への有人飛行を計画する時代に生きています。

もしアポロ計画がなかったら、私たちは今よりも進んでいたのか、それとも遅れていたのか。その答えは誰にもわかりません。ただ、私たちアメリカ人が、素晴らしく勇敢で、壮大で、立派な事業に挑み、それを成功させたことは確かです。反知性主義、反政府的レトリックが蔓延する現代から見て、賞賛に値することではないでしょうか。

Quora .

967とはずがたり:2017/05/07(日) 00:27:20
ブラックホールは本当にあるの? この疑問に答える史上初の挑戦 「究極の証拠」は手に入るのか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170506-00051528-gendaibiz-bus_all
現代ビジネス 5/6(土) 15:01配信

宇宙の果てはどうなっている?
 私は「天文学者」という、世間でも比較的珍しい職業に就いている。その珍しさもあってか、ときどき小学校に呼ばれて宇宙について話をすることがある。

 幸いなことに宇宙の話は多くの子供たちの興味を惹き付けるものらしい。実際、子供たちは熱心に話を聞いてくれるし、終了後には結構するどい質問が飛び出す。これまでの私の経験では、その中でも最も多く出てくる質問が三つある。子供たちの「三大質問」と呼んでもいいだろう。

 一つ目は、「宇宙の果てはどうなっているの? という問いである。もちろん個人によって質問の仕方はそれぞれで、一字一句同じというわけではない。なかにはかなりするどい質問として、「果ての向うはどうなっているの? 、「宇宙誕生の前には何があったの? などと問われることもある。

 これらの問いには専門家といえども答えることができない。研究者である私たちもまさにその答えを知りたいのである。非常に素朴な、しかし実に本質的な「究極」の問いを、子供たちは私たちに投げかけてくる。

 二つ目の問いは宇宙における「生命」や「宇宙人」の存在に関するものである。もっとも端的な質問は「宇宙人はいるの? である。これは言い直せば「地球上の生命や人類は、宇宙で特別な存在なのか? という、生命や人類に関する根源的な問いである。これも現代科学の本質的な命題である。

 現在多くの恒星で惑星系が発見されており、いずれ地球によく似た惑星も見つかるであろう。そうなったら、そこに海や陸はあるか、大気の成分はどうなっているか、そしてさらには生命が誕生しうるか、を調べることになるだろう。

 「宇宙人はいるの? という問いの答えはまだないが、私はいつも次のように答えている―「きっと宇宙人はいると思う。ただし、まだ証拠は何もないけどね」。

 天の川銀河には太陽のような恒星が2000億個以上あり、その周りには多くの惑星がある。「宇宙で人類のような高等生命がいるのは地球だけ」、と考える方が無理というものである。

 さて三大質問の三つ目は、ブラックホールに関するものである。「ブラックホールは本当にあるの? 、「ブラックホールって、どんな天体? といった、ブラックホールの存在や性質に関わるものである。なかには「ブラックホールの中はどうなっているの? 、などといった、これまた専門家が答えられないするどい質問もある。

 子供たちの「ブラックホール」に関する認知度は高く、その人気(? も絶大である。その理由は、ブラックホールが強い重力で何もかも吸い込むという「怪物」のような極端な性質を持っていることや、現在もさまざまな謎に包まれていることがあるだろう。

巨大天体を撮影せよ
 『巨大ブラックホールの謎』(講談社ブルーバックス)はそのような素朴な疑問に答えたい、という思いを込めて書いた解説書である。

 本書は、銀河の中心に一つだけ存在する特別な天体「巨大ブラックホール」に焦点を当てている。ブラックホールは重力がもっとも強い「究極」の天体であり、その中でも巨大ブラックホールはもっとも重いタイプのものである。

 そして、あたかも銀河を支配するかのように銀河の中心に居座っている。また不思議なことに、巨大ブラックホール自身は暗黒な天体である一方で、そこにガスを落とすと、宇宙で一番明るい天体として輝くこともできる。

 このように極端で奇妙な性質を持つ巨大ブラックホールであるが、その研究の歴史は意外に古く、存在が最初に予言されたのは18世紀の終わりのことである。すでに200年以上の歴史があるわけだが、いまだ多くの謎に包まれており、厳密にはその存在すらまだ確認されていない。

 現在私たちは、巨大ブラックホールの存在の「究極の証拠」をつかむべく、その直接撮像に挑んでいる。ブラックホールが光を出さないという事実を、ブラックホールの「影」の写真をとることで直接に証明するのである。これが出来ると「巨大ブラックホールの存在」が確実になるとともに、その周囲で起きている様々な現象が克明に捉えられると期待される。

 それは必ずや、子供たちの問いに対する答えを、より確かなものにするであろう。

 天文学は目先の役には立たない学問である。しかし、好奇心の固まりである子供たちの素朴な疑問に答えることは、科学の本質をつくものであると筆者は信じている。

 本書を通じて、巨大ブラックホールを人類がどのように理解してきたか、また現代の天文学者がさらなる謎の解決のためにどのように研究を続けているかを感じとっていただければ幸いである。

 読書人の雑誌「本」2017年5月号より

本間 希樹

968とはずがたり:2017/05/07(日) 07:56:43
凍った地球のような惑星=1万3000光年先に-NASA
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017042701165&amp;g=int

約1万3000光年先にある凍った地球のような惑星の想像図。太陽に当たる恒星(画像右下)との距離や質量が地球と同程度だが、恒星が非常に小さいため凍結しているという(NASA提供)
 地球から約1万3000光年先にある恒星の周りに、質量が地球と同じぐらいの惑星を発見したと、米航空宇宙局(NASA)が27日までに発表した。恒星までの距離も地球-太陽間と同程度だが、恒星が太陽に比べて非常に小さく暗い。このため惑星は凍結しており、生物が存在できる環境ではないという。
〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト

 惑星を伴う恒星が、別の明るい恒星の手前を通過する際、重力の影響で奥の恒星の明るさが変わる「重力マイクロレンズ現象」によって見つかり、スピッツァー宇宙望遠鏡などによる観測で質量などが特定された。恒星は水素の核融合が長続きせず、明るくなれなかった褐色矮星(わいせい)の可能性がある。(2017/04/27-18:06)

969とはずがたり:2017/05/08(月) 11:55:22
すげえな。。

津波
バクテリアで軽減へ 高知コア研究所
https://mainichi.jp/articles/20170508/k00/00e/040/142000c
毎日新聞2017年5月8日 10時54分(最終更新 5月8日 11時37分)


 東日本大震災で起きたような津波の規模を微生物のバクテリアで抑える研究が、海洋研究開発機構高知コア研究所(高知県南国市)で行われている。地震の震源となる大陸と海洋の両プレート(岩板)境界の浅い部分を固着させ、海底が一度に動く大きさを減らして津波を小さくしようというのだ。奇想天外とも言え、実現は遠いが、可能性はあると研究者は真剣だ。

 津波は両プレートが境界で大きくずれ動いた時に発生する。同研究所の浜田洋平研究員らのチームは、境界にセメントのような材料を注入して固めることも考えたが、粘り気が強く広がらないのが難点だ。


津波規模を小さくできないかと検討されるバクテリアの「スポロサルシナ ウレア」と炭酸カルシウム=海洋研究開発機構提供
 そこでバクテリア。培養液はさらさらしているので境界の隙間(すきま)に浸透し、自己増殖するので広がりやすい。チームはセメントと同じ役割を果たす炭酸カルシウムを境界で作るのが有効と考えた。炭酸カルシウムを分泌するバクテリアを送り込めば、海水中のカルシウムと反応してそれができる。4種類を試し、「スポロサルシナ ウレア」を使うと最も多くの炭酸カルシウムができることが分かった。

 境界の動きを再現する「摩擦試験器」での実験では、このバクテリアにより摩擦力が約10%増加した。境界が一気に動くのを抑制し、巨大津波の発生をある程度抑えられる感触を得た。

 バクテリアを送り込む方法など課題は多く、浜田研究員は「実用化はまだまだ遠い。だが、岩石の強度を上げる研究が進んでおり、津波軽減もあり得ないことではない」と話している。【飯田和樹】

970とはずがたり:2017/05/08(月) 15:37:33
否応なく唯一の世界大国が中国になりつつあるな。。

中国の宇宙貨物船「天舟1号」、“宇宙給油”に成功、宇宙ステーション建設に道筋―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b176770-s0-c20.html
Record china配信日時:2017年4月30日(日) 22時10分

2017年4月29日、参考消息網は記事「天舟1号が“宇宙給油”に成功、中国の宇宙事業はステーション時代に突入」を掲載した。

中国が打ち上げた宇宙貨物船「天舟1号」は宇宙ステーション「天宮2号」とのドッキングに成功。さらに推進剤の補給というミッションにも成功した。中国は2022年にも恒久的な宇宙ステーションの運用を開始する計画を立てているが、推進剤の補給はそのための重要な一歩となった。

計画では天舟1号と天宮2号は間もなく分離し、6月にも再びドッキングし再度の推進剤補給にチャレンジする。技術の精度を高めるのが狙いだ。恒久的な宇宙ステーションの開発を目指す中国は、2019年から建設を始め2022年に運行を開始する方針だ。現在、運用されている国際宇宙ステーションは2024年の運用中止が予定されており、その後は中国の宇宙ステーションが唯一の存在となる。(翻訳・編集/増田聡太郎)

中国、世界で3番目に宇宙船高速ドッキング技術をマスター―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b176172-s10-c20.html
人民網日本語版配信日時:2017年4月25日(火) 6時20分

無人宇宙補給船「天舟1号」が22日昼頃、宇宙実験室「天宮2号」と初のドッキングに成功した。航天科技集団第五研究院有人宇宙船GNC主任デザイナーの李彬氏は、人民網のインタビューに応じた際に、「中国は高速ドッキング技術を世界で3番目にマスターした国となり、従来の2日間から5日間要したドッキング所要時間を6時間ほどに短縮した。天舟1号と天宮2号は今後さらに、ドッキングを2回行うことになる。そのうち3回目は高速ドッキングとなる」と話した。人民網が伝えた。

李氏は、「通常ドッキングとは天舟の打ち上げから、目標となる宇宙船とドッキングするまでを指す。所要時間は、軌道に突入した際の相互間の距離によって、2日間から5日間と異なる。現時点で高速ドッキング技術をマスターしているのは、米国とロシア、中国だ。いわゆる高速ドッキングとは、軌道突入からドッキングまでの所要時間が6時間前後の場合を指す」とした。

さらに李氏によると、「補給船のドッキングは有人宇宙船の技術の蓄積を十分に継承しているが、異なる点もあるという。有人宇宙船を宇宙飛行士用の乗用車に例えるならば、補給船は大型トラックのようなものだ。大型で重いため、ドッキングの危険性も高くなる」ということだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

971とはずがたり:2017/05/09(火) 21:21:12
宇宙スレと地球スレが同じスレの効果が始めて出たぞ♪

巨大地震
月の引力と関係か 大潮の日に多く 
https://mainichi.jp/articles/20160913/k00/00e/040/274000c?inb=ys
毎日新聞2016年9月13日 12時54分(最終更新 11月14日 05時35分)

 東日本大震災のような巨大地震は、潮の満ち引きの原因となる月の引力が強く働く大潮などの時に発生しやすくなるとの研究結果を、東京大の井出哲教授らのチームが12日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。

 月の引力によって海の水位が変わるように、地面の中の圧力にも変化が起きる。この変化は地震によって解放されるエネルギーと比べると非常に小さいが、大地震へ進展する一押しとなり得ることを示した。

 チームは「力が大きな日には、小さな岩石の破壊が大きな地震へと成長しやすくなるのかもしれない」としている。

 月の引力が地震と関係しているとの研究は過去にもあったが、今回は1万以上の地震データを使い、地震前からの変化を詳しく調べたのが特徴。

 チームは約15日周期で変化する潮の満ち引きを起こす力が、地震の前日に震源付近でどのように働いていたかを分析した。すると、2004年のスマトラ沖地震や11年の東日本大震災を含むマグニチュード(M)8.2以上の巨大地震12例のうち9例は、15日間の中で特に力が強い日だった。

 M5.5レベルの地震の場合、この力が強い時も弱い時も起きており、明確な関連は見られなかった。

(共同)

972とはずがたり:2017/05/09(火) 21:47:22
硫黄山の噴火警戒レベル2に引き上げ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170509-00022970-mbcnewsv-l46
MBC南日本放送 5/9(火) 19:44配信

気象庁は午後7時すぎ、霧島連山のえびの高原・硫黄山周辺の噴火警戒レベルを2の火口周辺規制に引き上げました。硫黄山からおおむね1キロの範囲では、大きな噴石に警戒が必要です。えびの高原の硫黄山では先月25日から地盤の隆起が観測され、現地調査などで熱異常域の拡大や、噴気の量の増加が見られます。このため気象庁は硫黄山周辺の火山活動が高まり、今後小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、9日午後7時20分に、硫黄山周辺の噴火警戒レベルを1から2の火口周辺規制に引き上げました。気象庁は硫黄山からおおむね1キロの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石への警戒や風下側での小さな噴石への注意を呼びかけています。

973とはずがたり:2017/05/09(火) 21:56:46
<西之島>再噴火でどうなる? 地形や生態系、研究者が注視
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170509-00000071-mai-soci
毎日新聞 5/9(火) 14:30配信

 小笠原諸島の西之島が4月、約1年半ぶりに噴火した。2013年の噴火以降、面積を元の島の12倍ほどにまで拡大したことで話題となったほか、ゼロから復活する生態系の過程を観察できる「実験場」としても注目されていた。今回の再噴火で、同諸島の父島から約130キロ離れた南の孤島は、研究者から熱い視線を注がれている。

 「噴火は収束し、しばらくないと思っていた」と驚くのは、再噴火後の4月25日、上空から西之島を観察した東京大地震研究所の前野深准教授(火山地質学)。昨年10月、噴火後初の上陸調査にも参加したが「上陸地点を含めかなり広い場所が新しい溶岩で覆われていた」と話す。

 前野准教授によると、溶岩流は、島の中心部の小さな山の北側にある3カ所の火口から、西側に向けて流れ出ている。1日当たりのマグマの噴出量は約20万立方メートル。13年からの活動時もほぼ同じ量の噴出量だったため「前回と同じような活動レベル」という。

 そうなると、気になるのが島がさらに拡大するかどうかだ。現在の西之島は、西側や南西側がやや欠けた円のような形をしているが、前野准教授は「今の活動がだらだらと続けば、欠けた部分を埋めるような形で島が拡大する」と考える。一方で、溶岩は遠くに流れると冷えて固まるため「拡大には限度があり、今の面積がさらに2倍になるようなことはおそらくない。ある程度広がれば、今度は島の標高を高くする方向に働く」と予想する。ただし、このままいけば、旧島は完全に新しい溶岩の下に隠れる可能性が高いという。

 昨年の調査で、海鳥は旧島で繁殖していた。同じく、昨年10月に西之島へ上陸した森林総合研究所の川上和人主任研究員(鳥類学)は「個体が全くいなくなるということは考えにくいが、かなり間近で影響を受けていることは間違いないだろう」と指摘する。

 これからの時期は西之島で生息するカツオドリ、オナガミズナギドリなどの繁殖期。川上さんは「噴火後、鳥がどうやって繁殖地を維持するのか十分に分かっておらず、継続的にモニタリングすることは学術的にも価値が高い」と研究の継続に期待を寄せる。

 環境省は今年度、鳥類や昆虫、植物など幅広く生態系の現状を調べる「西之島総合学術調査」を計画。夏と秋の2回、上陸調査を予定していたが、夏の上陸調査は見合わせる方針だ。秋にも上陸が難しい場合は、小型無人機「ドローン」で島内を撮影するなどの代替案を検討する。同省の学術調査の担当者は「ダイナミックな地形の変化など、今後も興味は尽きない。状況が許せば、再び上陸調査を行いたい」と意欲を示している。【飯田和樹、五十嵐和大】

974とはずがたり:2017/05/10(水) 21:08:46
30年前に消えた砂浜、アイルランドに復活 ロイター 動画 2017年5月10日 14時45分 (2017年5月10日 16時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170510/ReuterVideo_90630.html


 
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[アキル島(アイルランド) 8日 ロイター] - アイルランド西部のアキル島で、30年以上前に消滅した砂浜が、嵐によって数千トンの砂が岩浜に堆積して再び復活した。

小さな村ドオアーに近い300メートルにおよぶ砂浜は、1984年に複数回の嵐で砂がさらわれ、潮溜まり以外何も残されていない状態になっていた。

しかし先月、春の満潮の後、地元住民は嵐によって海辺に砂が戻っているのを発見した。

観光協会の職員は地元紙に「とてつもなく素晴らしい事」と話し、かつては4軒のホテルや多くの宿泊施設があり、とても人気の海岸だったと話した。「アキル島にはすでにブルーフラッグ(ビーチの国際環境認証)認定のビーチが5つある。それが6つに増えることを期待している」と述べた。

975とはずがたり:2017/05/12(金) 18:04:03
的中って時点で胡散臭いが投下。

今の所博多湾付近で大きな地震の半日〜3日前くらいに来るという地震は観測されてないように見えるが。。
熊本が多いね。俺のホンダの熊本工場は大丈夫だらねえ。。
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/list/

大地震を連続的中させた高橋教授から「5・13博多に警戒」とメールが届いた
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170511/Jprime_9635.html
週刊女性PRIME 2017年5月11日 11時00分 (2017年5月12日 17時13分 更新)

《大隅半島沖の地震、桜島の噴火再開など、盛んに地震や火山の噴火が目立ち始めています。約50日前、福岡県博多近辺でM(マグニチュード)3〜4の地震が頻発したのをご存じですか? 連休明け、特に5月13日前後に博多・北九州周辺で大規模地震が起きる可能性があります》
 立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授からそんなメールが届いたのはGW(ゴールデンウイーク)中の4月30日だった。

 高橋教授はかつて『週刊女性』で比較的大きな地震や噴火を予測し、的中させてきた実績を持つ。直近では、昨年12月28日の茨城県北部地震(M6・3、最大震度6弱)、今年2月19日の千葉県北東部地震(M5・4、最大震度4)を言い当てた。

 連休返上で取材に応じた高橋教授は、「博多近辺で地震が集中するのは珍しいんです」と前置きして話す。
「2005年3月にM7・0で最大震度6弱の福岡県西方沖地震が起きています。それまで地震がほとんどなかったため、地元の人たちは“九州にも大地震がくるのか”と驚きました。このとき地震を引き起こしたのが総延長約55kmの警固断層の北西部で、同じ断層の南東部はまだ動いていません。この静かな南東部がいよいよ近日中に動いて大地震を招くのではないかとみています」(高橋教授)

 警固断層は玄界灘から博多湾を経て福岡県の内陸部まで延びる。後半に掲載した地図では、断層の延長線上を含めて博多を通る一本の線で示した。高橋教授は、
「地表から断層は見えませんが、博多の街のど真ん中を貫いています。つまり、警固断層の南東部が動くと、博多を内陸直下型地震が襲うことになる。下からドーンと突き上げます。海中で起きる海溝型地震とは異なり、内陸直下型地震は揺れが1秒周期と短く地表の建物は倒壊しやすくなります。そもそも海に近い博多周辺は地盤がゆるいので十分な警戒が必要でしょう」
 と指摘した。

 昨年11月、福岡市博多区のJR博多駅前の道路が突然陥没し、巨大な穴がポッカリあいたのは記憶に新しい。陥没事故について国の専門家委員会が今年3月にまとめた報告書は、「事故前に地質を正確に把握することは困難だった」と見解を示した。

 工事・発注ミスの有無とは別に、現場の岩盤層がデコボコで地下水の水圧に対する安全対策が不十分だったとしている。実際に穴には地下水がしみ出てたまった。博多では、ほかにも'08年に中洲の遊歩道が約100mにわたって陥没するなど、地盤の脆弱さを示す事例が起きている。

「博多周辺はもともと、日本三景の『天橋立』のような細長い砂嘴をいくつも並べたような“櫛形”の地形で、櫛の間の海を埋め立てて人が住むようになりました。東京の湾岸部も同じですが、非常に地盤がゆるいところなので地震によって大ダメージを受けやすいんです」(高橋教授)

976とはずがたり:2017/05/12(金) 18:04:32
>>975-976
 さて、なぜ、大地震が発生するのは5月13日前後と限定的にいえるのか。
高橋教授によると、過去の大地震の事例を詳細に分析した“経験則”から導き出したという。

「大地震は突然起きません。まず、それまで地震がほとんどなかったところでM3〜4クラスの地震が数回以上発生します。それから約60日間の静穏期を経て、M2〜4クラスの地震が起きます。
 するとその半日後から3日後にかけて大規模地震が発生しているんです。'95年の阪神・淡路大震災、'04年の新潟県中越地震、'11年の東日本大震災、昨年4月の熊本地震と同10月の鳥取県中部地震もすべて、このパターンに合致しています」(高橋教授)

 気象庁の地震観測データによると、福岡県では3月13日に県北西沖でM3・5の地震が起きたのをはじめ、同14日には同じ場所でM2・9とM3・0、同19日には西南に約20キロ離れた福岡地方でM2・7、同21日には北に数kmとほぼ同じエリアでM3・1、さらに東に約60km離れた北九州市でもM3・1の地震が発生している。

 この北西沖の震源地は福岡県と地続きの志賀島のすぐそばで、博多湾を挟んだ向こう側は博多中心部だ。きわめて内陸部に近いポイントといえる。

 5月13日は、連発地震がいったん止まった3月15日から数えてちょうど60日目。

 高橋教授は、地震の場所・日時よりも規模の予測がいちばん難しいとしたうえで「M5〜6以上の大地震がくる可能性が高い」とみている。
「13日前後は特に注意してください。まずは大地震直前のサインを見逃さないことです。3月に地震が頻発したエリアとほぼ同じ場所で、大地震発生の半日から3日前までにM2〜4クラスの地震が起きるはずです。移動中の車に乗っていたりすると揺れたことはわかりづらい。しかし、静止した場所に座っていれば揺れを感じます」(高橋教授)

 最近起きた九州の異変はこれだけにとどまらない。4月28日には鹿児島市の桜島が久しぶりに爆発的噴火し、5月2日の噴火では噴煙の高さが火口から4000mに到達した。4月29日には鹿児島・大隅半島沖でM5・7の地震が発生。5月4日には熊本地震の震源地に近い場所でM4・1の地震があり、最大震度4を観測した。

 高橋教授は、
「目立つ被害もなく、ひとつひとつの異変は大きく報じられませんでした。しかし、情報をまとめて俯瞰すると九州全体に広がる不穏な動きがわかります。
 GW中に起きたこれらの地震・噴火があったのは西日本全体がのるユーラシアプレートで、引き金をひいたのはいずれも潜り込むフィリピン海プレート。つまり、同根なんです」と説明する。

 博多周辺で大地震直前のサインに気づいたとき、どう行動すればいいのか。
「耐震性が強化された'00年の建築基準法改正以降に建てられた頑丈な建造物に避難することをおすすめします。低層の建物の1階部分は潰れると思ったほうがいい。支柱がほとんどない体育館には逃げ込まないように」(高橋教授)

 万が一に備え、頭の中で避難シミュレーションをしておいたほうがよさそうだ。

<プロフィール>高橋学(たかはし・まなぶ)◎立命館大学教授。1954年愛知県生まれ。環境考古学(環境史、土地開発史、災害史)が専門。著書『平野の環境考古学』(古今書院)など

977とはずがたり:2017/05/12(金) 22:42:57
1703+500=2203。もう一寸の間だけ大丈夫ってことかな・・。
富士山の噴火は堂なんだ??

M8元禄型地震、最短500年おき…相模トラフ
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%EF%BD%8D%EF%BC%98%E5%85%83%E7%A6%84%E5%9E%8B%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%80%81%E6%9C%80%E7%9F%AD%EF%BC%95%EF%BC%90%EF%BC%90%E5%B9%B4%E3%81%8A%E3%81%8D%E2%80%A6%E7%9B%B8%E6%A8%A1%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95/ar-BBB2a3J
読売新聞

1703年に関東を襲ったマグニチュード(M)8・2の「元禄関東地震」と同型の大地震の最短の発生間隔は、従来考えられてきた約2000年よりも短く、約500年だったとの調査結果を、東京大と産業技術総合研究所(茨城県)の研究チームがまとめた。

欧州の学術誌に論文が掲載される。元禄型地震の再評価が必要になりそうだ。

相模湾から房総半島沖にかけて延びる相模トラフ沿いでは、1923年の関東大震災を引き起こした「大正関東地震」(M7・9)型と、さらに大規模な元禄型の2種類の大地震が繰り返し起きているとされる。

研究チームは、元禄型地震の際に海岸の地面が隆起してできた階段状の地形「海岸段丘」に着目。房総半島南部の海岸段丘に複数の穴を掘り、化石の年代などから、いつ段丘ができたのかを詳しく調べた。その結果、元禄型は約6300年前から少なくとも5回、約500年〜約2800年間隔で起きていたことが分かったという。

978とはずがたり:2017/05/12(金) 22:47:15
富士山の噴火史
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%B1%E3%81%AE%E5%99%B4%E7%81%AB%E5%8F%B2

諸説あるが、古記録によれば新富士火山の噴火は781年[7]以後16回記録されている[8]。噴火は平安時代に多く、800年から1083年までの間に10回程度、1511年等に噴火や火映等の活動があったことが、複数の古文書の分析や地質調査から明かとなっている。また噴火の合間には平穏な期間が数百年続くこともあり、例えば1083年から1511年まで400年以上噴火の記録がないが、記録文書が散逸し残されていないだけで、噴火活動自体がなかったとは断言できない。実際に、1435年?1436年には火映が記録されている。


1704年 (元禄16年末?17年初頭)
鳴動

1707年
12月16日(宝永4年)旧暦11月23日 宝永大噴火。火山爆発指数:VEI5
大量のスコリアと火山灰を噴出。この噴火は日本最大級の地震である宝永地震の49日後に始まり、江戸市中まで大量の火山灰を降下させる等特徴的な噴火であった。

1708年 (宝永5年)
鳴動

1854年 (嘉永7年・安政元年)
安政東海地震発生。直後、富士の山頂に異様な黒雲がかかり、8合目付近に多数の火が上がる様が眺められたという[14]。

1923年 (大正12年)
あらたな噴気

1987年 (昭和62年)
山頂のみで有感地震

2012年 (平成24年)
2月10日 富士山3合目(山頂の北西約6km)の山腹で僅かな噴気を確認したが、4月と5月の現地調査では湯気、温度の異常、硫黄臭は認められず[15]。

宝永大噴火以降の活動[編集]
宝永大噴火後、富士山では大規模な火山活動はなかったが、江戸時代晩期から、昭和中期にかけて、山頂火口南東縁の荒巻と呼ばれる場所を中心に噴気活動があった。この活動は1854年の安政東海地震をきっかけに始まったと言われており、明治、大正、昭和中期に掛けての期間、荒巻を中心とした一帯で明白な噴気活動があったことが、測候所の記録や登山客の証言として残されている。
この噴気活動は明治中期から大正にかけて、荒巻を中心に場所を変えつつ活発に活動していたとされる。活動は昭和に入って低下し始めたが、1957年の気象庁の調査においても50℃の温度を記録していた。その後1960年代には活動は終息し、現在山頂付近には噴気活動は認められていない。

地震との関係[編集]
宝永大噴火は宝永地震の49日後に発生している。そのほかに南海トラフや相模トラフを震源とする地震や近隣地域地震の前後25年以内に、富士山に何らかの活動が発生している事例が多く、地震と富士山活動とは関連性があるとされる[16]。

979とはずがたり:2017/05/12(金) 22:58:57

箱根は随分長い事大人しかったんだな。。

箱根山
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E5%B1%B1

有史以降の活動は、大涌谷周辺での水蒸気噴火に限られている。12世紀後半から13世紀の短い期間に3回。21世紀に1回。
2015年5月6日、活動が活発化し、気象庁は噴火警戒レベルを1(当時呼称、平常。現、活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ[7]。更に6月30日には、ごく小規模な噴火が起きたとして、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げ[7]、箱根町は大涌谷周辺半径1kmに避難指示を出した[8]。

980とはずがたり:2017/05/12(金) 23:00:22
島原大変肥後迷惑
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E5%A4%89%E8%82%A5%E5%BE%8C%E8%BF%B7%E6%83%91

981とはずがたり:2017/05/18(木) 22:16:56
土星の輪の内側、何も無い広大な空間 探査機カッシーニ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%9C%9F%E6%98%9F%E3%81%AE%E8%BC%AA%E3%81%AE%E5%86%85%E5%81%B4%E3%80%81%E4%BD%95%E3%82%82%E7%84%A1%E3%81%84%E5%BA%83%E5%A4%A7%E3%81%AA%E7%A9%BA%E9%96%93-%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%8B/ar-BBAO2Hm
AFPBB News
2017/05/06

【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)の無人探査機カッシーニ(Cassini)は、土星の輪の間への突入を2回終えたが、その広大な未踏の空間にはほぼなにもないことがNASAの研究者らによって明らかにされた。

 NASAの研究者らは、これまでに土星の輪の間で宇宙塵(じん)すら見つかっていないことに驚いているという。土星の輪そのものは氷片や岩のかけらなどで構成されており、高速で移動している。

土星とその最も内側の輪の間を通過しようとする米航空宇宙局(NASA)の無人探査機カッシーニの想像図(2017年4月6日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 土星とその最も内側の輪の間を通過しようとする米航空宇宙局(NASA)の無人探査機カッシーニの想像図(2017年4月6日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 全長6.7メートルの探査機カッシーニは1997年に打ち上げられ、2004年に土星の周回軌道に入った。

 土星の大気圏の表面と土星の輪は約2400キロ離れている。カッシーニは土星の輪の間を計22回通過する予定で、その後は今年9月に土星の大気圏に突入して燃え尽き、ミッションを終えることになっている。

【翻訳編集】AFPBB News

982とはずがたり:2017/05/20(土) 12:59:01
アメリカの覇権国家宣言がアポロ計画だとすると中国は火星上陸でも目指すかねえ。
小惑星と云えば火星と木星の間が有名だけどもっと近くに資源利用可能な程度の大きさの小惑星あるのかね?

小惑星での資源開発、中国は10年内に実現可能―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/b177551-s10-c20.html
人民網日本語版配信日時:2017年5月12日(金) 15時40分

中国の有名な宇宙船及び情報処理の専門家である葉培建氏は8日、「小惑星の資源開発は、未来の宇宙事業の発展方向の一つとなる。中国が本気で取り組めば、10年以内には模範的なプロジェクトを展開できる。大規模な開発を実現するには、約50年の時間が必要だ」と話した。科技日報が伝えた。

同日、中国航天科技集団公司第五研究院で開かれた小惑星探査学術報告会で得た情報によると、小惑星(特に地球近傍小惑星)は近い未来、宇宙探査の最も価値ある目標の一つとなっている。同研究院および深宇宙探査分野弁公室の技術責任者である黄江川氏は「中国は第14次五カ年計画期間(2021?25年)に、ハイレベルの代表的な小惑星探査任務を実施するべきだ」と述べた。

葉氏は会場で、小惑星自身の軌道および物質的な特徴などを利用することで、開発の可能性が高まると述べた。例えば一部の小惑星の貴重な金属の純度は地球の数倍に達し、数十兆ドルの価値を秘めている。小惑星全体も、大型宇宙船として開発できる。現在の主な構想には、これを資源開発の場とすること、惑星間航行の場とすることを含む。

資源開発の構想については、1つの小惑星を捕捉し、それを到達可能な軌道の範囲内に制御する。それからロボットもしくは人の手で資源開発を展開し、小惑星の貴重な資源を集め、地球に帰還する。あるいは小惑星の鉱産物を直接利用し、軌道上で建設活動を展開する。

葉氏は「将来的な有人小惑星探査とのつながり、小惑星の資源開発によりその後の新宇宙探査をサポートすること、それから捕捉後の地球との衝突の恐れ、動力学的な実現性を鑑み、中国は将来的に実施する小惑星捕捉任務において、小惑星を月周回軌道もしくはラグランジュ点で捕捉する可能性がある」と説明した。

同プランの長期的な構想によると、小惑星を宇宙中継基地とし、人類の宇宙施設建設、惑星間航行・移転システムに基礎的な材料を提供し、より奥深くの探査任務を展開することになる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

983とはずがたり:2017/05/20(土) 13:01:51
地球近傍小惑星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E8%BF%91%E5%82%8D%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F

地球近傍小惑星の脅威[編集]
白亜紀の終わりの地層に発見されたK-T境界(白亜紀 - 第三紀境界層)は、巨大な彗星か隕石の衝突によってもたらされたことがわかって来たが、その元として地球近傍小惑星の存在が浮上してきた。
天体の地球への衝突の脅威は、1994年7月16日のシューメーカー・レヴィ第9彗星の木星への衝突により広く知られるようになった。木星へは、地球以上に多くの天体が衝突していると考えられている。
直径1kmほどの小惑星の地球への衝突は100万年に数回、5kmほどの小惑星の衝突は1000万年毎、小天体の衝突は毎月2、3回起こっていると考えられている。
これまでに数回間違った警報が出ているが、多くの小惑星が地球に衝突する危険性があることが知られている。2002年4月、NASAはアポロ群の小惑星 (29075) 1950 DA(直径1.1km)が2880年3月16日に0.3%の確率で地球に衝突すると発表した。この確率は他の小惑星の危険性の1,000倍に当たる。
2004年には、それまでの地球接近記録を更新する2個の小惑星が発見された。3月18日にアテン群の小惑星 2004 FH(直径30m)が地球の表面からの距離4万2740kmまで接近し、3月31日には同じくアテン群の 2004 FU162(直径6m)が同6,350kmまで接近した。
2006年7月3日には、2004 XP14が地球から約42万kmの位置を通過した。
2008年10月7日には、2008 TC3が発見からわずか20時間で大気圏に突入し、スーダン上空での爆発が人工衛星から確認された。その後、多数の破片が落下現場から隕石として回収された。
2010年9月8日には、共にアテン群の 2010 RX30(直径12m)、2010 RF12(直径7m)が発見から3日後に地球からそれぞれ24万8000kmおよび7万9000kmの位置を通過した。そのうち 2010 RX30は日本上空を通過している。
2011年2月4日には、2011 CQ1(直径1.3m)が、地球表面からわずか5,480kmの位置を通過し、衝突しなかった小惑星の接近最短距離を更新した。あまりにも近くを通過したため、地球の重力によって 2011 CQ1の軌道は60度も折れ曲がった。
2011年11月8日から9日にかけて、2005 YU55が、地球から32万5000kmのところを通過した。2005 YU55は直径400mもあり、これほどのサイズの小惑星が接近するのは観測史上初めてである。
世界時2013年2月15日(日本時間16日)には、2012 DA14(直径45m)が人工衛星の静止軌道よりも内側の、地球表面から2万7700kmの位置を通過した。
このように、地球近傍小惑星はその軌道によっては地球に衝突する可能性も考えられる。小さな小惑星の衝突でも甚大な被害が予測されることから、これらの小惑星を発見し監視するためのプロジェクトが世界各地で行われている。

984とはずがたり:2017/05/21(日) 11:34:12
大噴火とかするんちゃうやろねえ。。

大分・広範囲で地割れ…自主避難や通行止め
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170520-00000043-nnn-soci
日本テレビ系(NNN) 5/20(土) 17:55配信
 大分県の豊後大野市で、広範囲にわたって地割れが確認され1世帯2人が自主避難している。原因は分かっていない。

 地割れが見つかったのは豊後大野市朝地町綿田地区。市によると今月16日に住民から連絡があり、300メートルほどの範囲で20か所以上で地割れが確認された。地割れは大きいもので長さは約20メートル、幅は9センチほど。

 1世帯2人が現在、自主避難しているほか、付近の市道は通行止めとなっている。地割れは日がたつにつれて広がっているという事だが、原因は分かっておらず、県などが調査している。

985とはずがたり:2017/05/21(日) 11:39:39
TPP11、修正なら崩壊も=豪貿易相
時事通信社 2017年5月20日 10時16分 (2017年5月20日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170520/Jiji_20170520X325.html

 【シドニー時事】オーストラリアのチオボー貿易相は20日までに、米国を除く環太平洋連携協定(TPP)署名11カ国(TPP11)は、現行の内容のまま発効を目指すべきであり、「各国が修正点を持ち出し始めたら、崩壊する恐れがある」と警告した。ベトナムで21日に開かれるTPP閣僚会合に先立ち、オーストラリアン紙とのインタビューに答えた。
 チオボー貿易相は「合意した形でTPPを進めることで、発効の可能性が高まる」と強調。早期発効を目指す日本やニュージーランドを支持する姿勢を示した。

TPP、米国抜きの11カ国での発効目指す声明発表へ
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/tpp11.php
2017年5月20日(土)13時18分

 5月19日、TPPに参加する米国以外の11カ国は、TPP発効を目指す方針に変わりがないことを確認する声明を発表する見通しだ。写真は安倍晋三首相、2015年10月撮影。(2017年 ロイター/Yuya Shino)
[ハノイ 19日 ロイター] - 環太平洋連携協定(TPP)に参加する米国以外の11カ国は、TPP発効を目指す方針に変わりがないことを確認する声明を発表する。11カ国間の協議に詳しい関係筋が話した。

11カ国はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合に合わせて協議を重ねている。関係筋は「主要項目は2つ。ひとつは11カ国でなるべく早期の発効を目指すこと。もうひとつは署名国が協定に復帰できる環境を考えることだ」と述べた。2018年のTPP発効を予定している。

一方、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は、中国などと2国間協議を開く予定だ。自由貿易で世界の主導権を握りたい中国は、自らも参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を推進する方針だ。RCEPよりはるかに包括的なTPPの協議は日本が主導する。米国はトランプ大統領が就任して間もなくTPPから離脱した。中国はTPPに参加していない。

TPPの協議の課題の一つは、米国のTPP参加で大きな恩恵を受けるはずだったベトナムとマレーシアを離脱させないことだ。マレーシアのムスタパ貿易産業相は米国抜きで協議を進めるのであれば、いくらかの再交渉が必要だと話す。ベトナムの当局者も同じような見解を示している。

ムスタパ氏は、米国がいつかTPPに復帰するとの楽観的な見方があると述べ、TPP以外の課題でトランプ米大統領が政策姿勢を変えつつある様子がうかがえると指摘した。中国に対する態度を軟化させていることを例に挙げた。

ただ、直近では米政権にとっては北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉の方が優先度が高い。

ムスタパ氏は、TPPの先行き不透明感を踏まえると、マレーシアにとってRCEPが優先すべき課題だと述べた。

986とはずがたり:2017/05/24(水) 10:39:58
大分の後輩,元合同新聞勤務,が送ってきてくれた合同新聞の紙面の画像によると一九六四年にも地滑りがあったそうな。異常事態ではなさそうだな。

大分・豊後大野市の地割れ拡大、立ち入り禁止区域を設定
TBS News i 2017年5月24日 00時45分 (2017年5月24日 06時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170524/Tbs_news_91828.html


 大分県豊後大野市で発生している地割れが急速に拡大し、地滑りに危険性が高まっているとして、市は立ち入り禁止区域を設定し、警戒を呼びかけています。
 豊後大野市によりますと、地割れはこれまで88か所で確認され、幅が1時間に3ミリの速さで拡大しているということです。市は地滑りの危険性が高まっているとして23日、立ち入り禁止区域を設定し、9世帯17人に避難勧告を出しました。

 「怖いですね。こんなことになるとは思いもしなかった」(地域住民)

 また、24日は地割れの変動速度が基準値を超えた場合、アラームで危険を知らせる警報機が設置されるほか、国の土砂災害専門チームが現地入りし、原因究明に向けた本格的な調査を実施します。(24日03:44)

987とはずがたり:2017/05/25(木) 10:11:42
2016.04.21 THU 21:30
恐竜が絶滅したのは「隕石の衝突」のせいじゃない:研究結果
http://wired.jp/2016/04/21/dinosaurs-werent-wiped-out-by/

恐竜は、約6,600万年前の巨大隕石の衝突で絶滅したと考えられてきた。しかしほとんどの恐竜の種は、衝突の2,400万年前からすでに減少し始めていたという研究結果が発表された。

IMAGE COURTESY OF PNAS
TEXT BY ANNALEE NEWITZ
TRANSLATION BY TOMOKO MUKAI, HIROKO GOHARA/GALILEO

ARS TECHNICA (US)

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チクシュルーブ・クレーターの原因となった小惑星は、直径10?15km。衝突時のエネルギーは広島型原子爆弾の約10億倍、衝突地点付近で発生した地震の規模はマグニチュード11以上、生じた津波は高さ約300mと推定されている。IMAGE: NASA/WIKIMEDIA COMMONS

約6,600万年前、巨大な小惑星がメキシコ湾に落下した。

「チクシュルーブ・クレーター」と呼ばれる直径160kmに及ぶ巨大クレーターの原因となったこの衝突(チクシュルーブ・インパクト)により、有害ガスが大気中に拡散し、極度の気候変動が誘発され、地球の生態系が激変した結果、恐竜を含む多くの生物が絶滅した──科学者たちはこう考えてきた。

しかし、英国の研究者グループによる新しい調査研究により、ほとんどの恐竜のクレード(共通の先祖から派生した子孫により構成される集団)は、この巨大隕石よりも、ずっと以前から減少し始めていたことが明らかとなった。

研究者らは、長期にわたる恐竜化石について包括的な統計分析を実施し、その結果を『Proceedings of the National Academy of Sciences』(PNAS)に発表。彼らの分析によると、恐竜の個体数は、巨大隕石が地球に衝突するおよそ2,400万年前から減少し始めていたという。

鳥盤目、竜脚形類、獣脚類という3種のサブクレードの恐竜は、約9,000万年前に致命的な転換点に達していたという。その時点で恐竜という種は、種分化や新種を形成するよりも速い速度で、絶滅へと向かい始めていたというのだ。

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火星起源の隕石に生命の証拠?

絶滅は生物種のライフサイクルにおける通常の出来事だが、健康なクレードにおいては、絶滅するのと同じかそれよりも速いスピードで新しい種が形成される。しかし、大部分の恐竜たちについてはチクシュルーブ・インパクトのはるか以前からそうではなかった、と研究チームは述べている。

こうした「漸進的減少」のシナリオは、チクシュルーブ・インパクトが恐竜絶滅の直接的な原因ではなく、すでに減少し続けていた生物種に対する“最後の致命的打撃”だったことを示している。

実際、隕石衝突後の数十万年間にわたって、ハドロサウルスなどの一部の恐竜種が生息していたという証拠があるが、それらの系統は、チクシュルーブ・インパクトの前には(新種形成のスピードが)上昇傾向を示していた。そして、インパクト前後の数百万年にわたって、初期哺乳類も良好に種分化していた。

恐竜が9,000万年前ごろから激減を始めていた理由は、数多く考えられる。例えば当時、地球環境が大きな変化を迎えていたというのがそのひとつだ。恐竜たちはそれまで、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸という2つの超大陸全域に広がって生息していたが、それぞれの超大陸が分裂するという激しい地殻変動が生じた結果、大きな影響を受けたはずである。

さらに、巨大隕石衝突の少し前の6,800万年前ころからは、インドのデカントラップで巨大火山が連続して噴火した。地球科学者のグレタ・ケラーは、以前からこの噴火が恐竜の絶滅に拍車をかけたと主張している。火山ガスや粉塵、海への大量の溶岩流出などにより、海中と陸上の生態系が混乱したというのだ。

こうした出来事の複合的な結果として、恐竜たちの生息地が縮小していき、個体数が減少することになった。個体数が少なくなればなるほど、破滅的な事態への回復力は失われる。この一連のプロセスのなかで、巨大隕石が最後の引き金になったのではないかと考えられる。

988とはずがたり:2017/05/25(木) 10:22:18
<中生代>
三畳紀…2億4千万〜2億年前・恐竜や翼竜、ワニやカメ
 |
大量絶滅…活発化した火山活動により地上には大量の溶岩が噴出しました。これにより気温の上昇、海水の酸性化,また、空気中の二酸化炭素量が急激に増え、酸素濃度が大幅に低下した。地球上の76%の生物が絶滅した。
 ↓
ジュラ紀…2億〜1億4千5百万年前・生き延びた一部の恐竜は空白になった生物的地位を埋めるため巨大化・恐竜たちが栄え、始祖鳥などの原始的な鳥類も出現しました。動物以外に植物も多様化が進み被子植物なども現れます。温暖な気候で降水量も高かった
 ↓
白亜紀…1億4500万年前から6600万年前・温暖かつ高湿な気候で海水温も高かったといわれています・ティラノサウルスやトリケラトプスも白亜紀を代表する恐竜です。空では鳥類が多様化する中で小型の翼竜は衰退し、大型のケツァルコアトルスやプテラノドンなどが生息していました。哺乳類もこの時代に多様化・被子植物が繁殖し、光合成によって大量の二酸化炭素を消費,白亜紀中期には現在の18倍もあった大気中の二酸化炭素が後期には1/6のまで減少
 ↓
大量絶滅…全生物種の70%が絶滅・爬虫類、鳥類、哺乳類の多くも絶滅してしまいました。また、シルル紀の昔から海に生息していたアンモナイトもこの大量絶滅を生き残ることはできませんでした。

恐竜の絶滅はなぜ起こったのか?怖すぎる大量絶滅の原因7
http://www.gibe-on.info/entry/dinosaur-extinction/

恐竜の絶滅
恐竜は中生代の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀にかけて大繁栄した大型の爬虫類です。恐竜は地球史において最も成功した種のひとつといわれています。

しかし、現在私たちは恐竜の姿を見ることができません。彼らは絶滅してしまったからです。大繁栄を極めた恐竜はどうして絶滅してしまったのでしょうか?
今回は恐竜が暮らした時代と絶滅の原因についてご紹介しようと思います。

恐竜の生きた時代
恐竜が地球に生息していたのは地球史で中生代にあたる三畳紀、ジュラ紀、白亜紀です。ここでは各時代の様子とそこで起こった変化についてまとめておきます。

三畳紀の地球
三畳紀とは今からおよそ2億4千万〜2億年前を指す地質時代です。三畳紀の地球では恐竜や翼竜、ワニやカメなどが現れ爬虫類が大繁栄しました。私たちの祖先である最初の哺乳類もこの三畳紀に誕生したといわれています。

三畳紀の地球
また、爬虫類は海にも進出し魚類も出現しました。三畳紀は恐竜や大型爬虫類の始まりの時代といえます。

三畳紀の大量絶滅
しかし、恐竜時代の幕開けである三畳紀の終り頃に地球規模の大量絶滅が起こりました。活発化した火山活動により地上には大量の溶岩が噴出しました。これにより気温の上昇、海水の酸性化など生態系は大きなダメージを受けたのです。また、空気中の二酸化炭素量が急激に増え、酸素濃度が大幅に低下したことも大量絶滅の原因と考えられています。

三畳紀の大量絶滅は想像を超える規模で、地球上の76%の生物が絶滅したといわれています。しかし、この大量絶滅を生き延びた一部の恐竜は空白になった生物的地位を埋めるため巨大化していきました。続くジュラ紀で恐竜はさらなる繁栄を極めます。

ジュラ紀の地球
ジュラ紀はおよそ2億〜1億4千5百万年前の地球を指し、「恐竜の時代」と称されています。ジュラ紀では三畳紀の大量絶滅を生き延びた恐竜たちが栄え、始祖鳥などの原始的な鳥類も出現しました。動物以外に植物も多様化が進み被子植物なども現れます。

ジュラ紀の地球
また海洋では首長竜、魚竜、魚類などの進化も活発化しました。温暖な気候で降水量も高かったことも生物たちにとって追い風となりました。このジュラ紀には大量絶滅は起こっておらず、恐竜たちにとっては楽園のような時代でした。

白亜紀の地球
白亜紀はおよそ1億4500万年前から6600万年前を指し、三畳紀、ジュラ紀と続いた中生代最後の地質時代です。温暖かつ高湿な気候で海水温も高かったといわれています。地上では恐竜やワニなどの大型爬虫類が生態系の上層に位置し、ジュラ紀に続いて繁栄を極めていました。

白亜紀の地球
恐竜の中でも人気が高いティラノサウルスやトリケラトプスも白亜紀を代表する恐竜です。空では鳥類が多様化する中で小型の翼竜は衰退し、大型のケツァルコアトルスやプテラノドンなどが生息していました。哺乳類もこの時代に多様化を見せ、有袋類などが出現します。海ではジュラ紀に引き続き首長竜、魚竜、魚類などが繁栄していました。

989とはずがたり:2017/05/25(木) 10:22:32
>>988-989
白亜紀の大量絶滅
白亜紀後期にも大量絶滅が起こります。その絶滅規模は凄まじく全生物種の70%が絶滅します。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀と長くにわたって地上に君臨した恐竜たちも、白亜紀の大量絶滅によって地球から姿を消すことになりました。

恐竜以外にも爬虫類、鳥類、哺乳類の多くも絶滅してしまいました。また、シルル紀の昔から海に生息していたアンモナイトもこの大量絶滅を生き残ることはできませんでした。

恐竜絶滅の原因
長いあいだ恐竜が絶滅した原因は隕石の衝突といわれていました。しかし、今では他にも複数の要因が重なったことが絶滅を引き起こしたとされています。ここではその原因としてよく語られるものをご紹介します。

①巨大隕石の衝突
メキシコ・ユカタン半島に白亜紀に形成されたとみられるクレーターが見つかっています。このクレーターから推察される隕石の大きさは約直径180㎞という巨大なものでした。この隕石の衝突時の衝撃は凄まじく、広島原爆の30億倍近いエネルギーに相当するそうです。

巨大隕石の衝突
隕石衝時あたり一面は焼き払われ、地層は一瞬で数十mめくり上がり、数㎞の高さの津波が発生しました。灰が地球を覆いつくし太陽光を失ったことで植物は光合成ができなくなりました。こうして地球の生態系は破壊されたのです。

②火山活動の活性化
隕石の衝突により地球内部のマグマ溜まりが増大し、火山活動が活発になったことがわかっています。この噴火によって非常に多くの溶岩や有毒ガスが排出され、恐竜たちに致命的なダメージを与えたと考えられています。

火山活動の活性化
③海の酸性化
隕石の衝突によって発生した硫酸が海に溶け出し、海を酸性化させました。また大気中の硫酸ガスにより酸性雨も発生しました。

海の酸性化
これにより海は数年にわたり酸性を帯び、食物連鎖を破壊したといわれています。

④地磁気消滅説
地球ではこれまで磁極の反転が起こっていることがわかっています。この磁極の反転の際、地球を覆っている地磁気が一時的に消滅します。

地磁気消滅説
地磁気は地上の生物を宇宙線や放射能、太陽風から守る役割があり、この期間恐竜たちに有害な宇宙線などが直接降り注ぐことになりました。

⑤二酸化炭素濃度の減少
白亜紀には被子植物が繁殖し、光合成によって大量の二酸化炭素を消費するようになりました。白亜紀中期には現在の18倍もあった大気中の二酸化炭素が後期には1/6のまで減少していたことがわかっています。

Co2濃度の低下
大気中の成分濃度の急激な変化は恐竜たちにも深刻な問題だったはずです。

⑥植物の変化
白亜紀では被子植物が多様化しました。これにより草食恐竜が従来食べていた植物が減少し十分な食料を確保できなかったとする説があります。

植物の変化
草食動物が数を減らせばそれに合わせて肉食恐竜も数を減らすことになるはずです。

⑦地球寒冷化
地球の寒冷化も恐竜絶滅の一因とされています。恐竜などの大型爬虫類は哺乳類などに比べ寒さに弱いとされています。ジュラ紀や白亜紀は温暖な気候で地球の平均気温は現在より10度以上高かったといわれていますが、恐竜が絶滅したとされる白亜紀後期で平均気温が7度も低下していました。

地球寒冷化
気温が生物に与える影響は大きく、爬虫類である恐竜も例外ではなかったと考えられています。

いかがでしたか?現在はこれらの要因が重なったことで恐竜は絶滅してしまったといわれています。しかし、大量絶滅の70万年後の地層から恐竜の化石が見つかっており、大量絶滅後もしばらくは彼らが生き残っていた可能性があるとされています。

出典:wikipedia

990とはずがたり:2017/05/29(月) 14:52:47
引き潮の海岸線はどこだ 海洋権益を守る無人観測装置
05月28日 09:00朝日新聞

引き潮の海岸線はどこだ 海洋権益を守る無人観測装置
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK5M6TWDK5MPITB01Q

http://tohazugatali.web.fc2.com/int_poli/m_ASK5M6TWDK5MPITB01Q.jpg
中国が主張する大陸棚の境界と海洋調査船の動向
(朝日新聞)

 東シナ海の海洋権益をめぐり、日本と中国が静かに火花を散らしている。中国は自国の大陸棚が尖閣諸島(沖縄県)近海まで続いていると主張し、海洋調査を繰り返す。日本も調査態勢を強化する中、韓国が島根県の竹島(韓国名・独島〈トクト〉)周辺で調査を実施するなど、摩擦が広がっている。

 19日、自民党本部で開かれた「領土に関する特命委員会」。新藤義孝委員長は日本の排他的経済水域(EEZ)や領海で活発化する中韓の動きについて、こう語った。「中国の海洋調査船も5月に入ってきた。韓国も(竹島周辺で)海洋調査をやった。中国は無人飛行機ドローンも飛ばした。しっかり対処していかなければならない」

 尖閣沖の領海に侵入した中国公船の甲板付近で無人飛行機ドローンの飛行が初めて確認されたのが18日。中国はこの海域への公船や海洋調査船の派遣を繰り返す。17日には竹島近海で、韓国の海洋調査船が日本の領海内に一時侵入した。

 こうしたせめぎ合いのなか、日本は海洋調査の態勢強化を進めつつある。

 今年1月20日朝、北九州市の第7管区海上保安本部。長崎県・五島列島沖に投入した無人の海洋観測装置(AOV)のトラブル信号が飛び込んできた。秒速20メートルの強風が吹き、波は4?5メートル。通信衛星を経由した遠隔操作を繰り返したが、「制御不能だ」。7管が翌21日にAOVを回収してみると、ケーブルがちぎれ、推進機の水中グライダーがなくなっていた。

 昨秋にも沖縄の1基が台風のさなかに壊れており、海上保安庁は腰を据えて改良に取り組むことにした。今年2月に全調査海域で運用を停止。半年近くかけて構造強化や悪天時の機動性を改善してきた。今月末から順次、運用を再開する。

 AOVの運用は昨年9月から、五島列島のほか八重山諸島(沖縄県)沖の東シナ海などで始まった。海流や海水温などを自動で観測するが今年、新たな役割が追加された。最も潮が引いた時の海岸線「低潮線」の観測。領海やEEZを線引きする基準となる。

 従来は航空機によるレーザー測位などで調べてきたが、AOVの導入によって、国際機関が勧める継続的で信頼性の高い調査が可能になる。海保の関係者は「科学調査のためのツールから、海洋権益を守るツールに昇格した」と語る。

 きっかけは中国の動きだ。2012年12月、資源開発が可能になる大陸棚を東シナ海に設定し、境界を沖縄トラフまでとする延伸申請を国連大陸棚限界委員会(CLCS)に提出した。日本が尖閣諸島を国有化したばかりの時期。中国が示した線引きは日本のEEZに入り、尖閣諸島を包む。

 CLCSが実質審議に移らないよう、日本政府はすぐに異議を表明した。外務省は「審議が行われることは想定されない」との見解を示す。

 一方、中国の海洋調査船派遣はさらに活発化。国連海洋法条約に基づく日本の事前同意を得なかったり、同意と異なる海域で活動したりする「特異行動」を取った調査船は、15年に延べ22隻、16年は11隻に及んだ。関係者は「彼らが地質調査をしていることがうかがえる」と指摘する。

991とはずがたり:2017/05/29(月) 22:14:16

広がる大分・豊後大野の地割れ、拡大防止へ水抜き工事開始
TBS News i 2017年5月29日 18時49分 (2017年5月29日 20時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170529/Tbs_news_92347.html

 地すべりによる地割れが続いている大分県豊後大野市で、県は被害の拡大を食い止めるため、地下水を抜く工事を開始しました。
 県の観測データによりますと、豊後大野市朝地町の綿田地区では29日午後3時までに、地割れの幅が1時間に最大14.4ミリの速さで広がっています。

 29日朝は、県の職員が地すべりの要因とみられている地下水の水位を調べるため、ボーリング調査を実施しました。また、被害の拡大を食い止めるため、排水管を設置して地下水を抜く工事を開始したほか、ドローンを使って上空から現場の状況を確認しました。

 排水管は長さが50メートルで、地割れが発生している場所の東西2か所に16本設置される予定です。(29日17:25)

992とはずがたり:2017/05/30(火) 16:13:05
深海で「天然発電所」を発見 生命起源・進化に影響?
http://digital.asahi.com/articles/ASK5S3FLYK5SULBJ005.html?rm=340
小堀龍之2017年5月30日12時03分

 深さ約1千メートルの海底にある「深海熱水噴出口」の付近で、天然の発電現象が起きていると、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と理化学研究所のチームが突き止めた。燃料電池と同じしくみで、生命の起源や進化に関係した可能性もあるという。研究成果はドイツの科学誌に発表された。

 熱水噴出口は海底からマグマ由来の熱水が噴き出している場所。熱水をエネルギー源にする生き物がすみつき、周辺に複雑な生態系をつくっている。1977年に発見され、生命が深海で誕生した説の元になった。

 研究チームは、熱水に大量に含まれる硫化水素や、海水中の酸素、噴出口付近にたまった電気を伝えやすい鉱物に注目。水素と酸素を化学反応させて発電する燃料電池と同じしくみがそろっており、自然に発電していると仮説をたてた。

 沖縄本島から北西約150キロ、水深約1千メートルの「沖縄トラフ」に水中無人探査機を潜らせ、熱水噴出口がある煙突状の構造物「チムニー」付近の電圧を調べた。すると硫化水素を含む熱水から海底の硫化鉱物を通じ、酸素を含む海水に向かって電子が移動し、ごく弱い電流が発生していた。電圧は数百ミリボルト。電気を流して微生物を育てる「電気培養」という方法でかける電圧と同程度という。

 同機構海底資源研究開発センターの山本正浩研究員は「電気が深海での生命の誕生や進化に影響した可能性も考えられる。宇宙で似た場所を探せば、地球外生命体の探査に役立つかもしれない」と話す。(小堀龍之)

993とはずがたり:2017/05/30(火) 21:59:37

2017.5.28 10:00
【クローズアップ科学】
「第7大陸ジーランディア」水没の謎に挑む 探査船ちきゅうが海底を掘削へ
http://www.sankei.com/premium/news/170528/prm1705280018-n1.html

海底に眠る大陸
http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/prm1705280018-p1.jpg

 オーストラリアの東側の海底には、地球で7番目の大陸「ジーランディア」が沈んでいる。その誕生や水没の経緯は長く不明だったが、地球深部探査船「ちきゅう」による調査が1月に正式決定。2020年に海底を掘削し謎の解明に挑む。(伊藤壽一郎)

2つの誕生仮説

 ジーランディアは1990年代の観測衛星による海底地形調査で存在が確認された。面積はオーストラリア大陸の約6割に当たる約490万平方キロに及び、世界最大の島グリーンランドの2倍を超える広大な水没大陸だ。海面より上にあるのは面積の約6%だけで、大半をニュージーランドが占める。

 海底に沈んではいるが大陸だ。地球の表面を覆っている地殻には、厚さが約6キロの海洋性の地殻と、30〜40キロと厚い大陸性の地殻がある。ジーランディアの地殻は約20キロで、大陸性と見なされる。大陸性にしか含まれない花崗(かこう)岩や変成岩が見つかっていることも根拠だ。

 3億年前の地球では超大陸「パンゲア」が唯一の陸地だった。2億年前に分裂が始まり、現在の6大陸ができた。ジーランディアはオーストラリアの東側部分だったが、約8千万年前に分裂して誕生。約2千万年前にほぼ全域が水没したことが、これまでの研究で分かっている。

 未解明なのは分裂の仕組みだ。二つの仮説が提唱されており、その一つは地球内部から高温のマントルが対流で上昇するホットプルームという現象が、オーストラリアを突き上げて分裂させたとする「マントルプルーム説」。

 もう一つは「ロールバック説」。オーストラリアの東側では海洋地殻が陸の下に沈み込んでいるが、沈み込む角度が深くなり後退するなどの影響で、縁が引き伸ばされて分裂したとみる。どちらが正しいのか議論が続いている。

3年後に掘削

 この謎を解明するため、豪州政府と海洋研究開発機構は世界最高の掘削性能を持つ探査船ちきゅうで調査し、仮説の証拠を探す構想を2013年から進めてきた。

 ジーランディア北部のロードハウライズと呼ばれる水深1600メートルの浅い海域で、海底下を2200〜3500メートル掘削して岩石試料を採取する。費用は100〜150億円で、豪州が6〜7割を負担する見通し。

 計画を指揮する海洋機構の斎藤実篤グループリーダーは「得られた試料に玄武岩など火山性の岩石が含まれているかどうかがポイントだ」と話す。

 8千万年前ごろの試料から火山性の岩石が見つかれば、激しい火山活動を伴うマントルプルーム説の証拠になり、見つからなければロールバック説が正しいことになる。

 ジーランディアの表面には、陸上だった時代から水没して現在に至るまでのさまざまな物質が堆積している。水没の理由は地殻が薄く沈みやすいためだが、堆積物を分析すれば水没の開始時期や速度まで詳しく分かってくるという。

日本列島にも関係

 掘削計画の実施には国際機関の承認が必要なため、豪州と海洋機構は15年、共同で提案書を提出。今年1月に承認されて実施が正式決定したことで、準備は一気に本格化してきた。

 今後は掘削の詳細な場所や深さを6月に確定。11〜12月に深海調査研究船「かいれい」で現地の事前調査を行い、20年の夏から秋にかけて掘削する計画だ。

 ジーランディアは日本から9千キロも離れているが、決して無縁ではない。大陸の辺縁部が分裂することは多くの大陸の成長過程でしばしば見られ、日本列島もユーラシア大陸の東縁部が分裂して誕生したと考えられているからだ。

 沈んだ大陸の謎の解明は、日本列島や日本海の形成過程を詳しく知る手掛かりになる可能性がある。

 斎藤氏は「早く掘削を実現し、大陸の分裂や成長のメカニズムを解き明かしたい」と意気込んでいる。

994とはずがたり:2017/05/31(水) 10:06:48
<大分地割れ>排水管から水流出始まる 丘陵地の1カ所
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170531k0000m040124000c.html
05月30日 21:16毎日新聞

 多くの地割れが発生している大分県豊後大野市朝地町綿田地区で、原因とみられる地下水を抜く作業に着手した県は30日、丘陵地東部の1カ所に設置した排水管から水の流出が始まったと発表した。

 県はさらに排水管6本を埋設し、別の場所でも8本を設置する。地割れの拡大は続いており、県が観測している5地点のうち1地点では1時間で最大14ミリ広がった。棚田下の川の護岸が地滑りのため約20メートルにわたって崩れていることも新たに確認された。

 豊後大野市の川野文敏市長は同日、同県の広瀬勝貞知事に避難勧告を出している9世帯17人へのケアや地元農家への補償について協力を求めた。【田畠広景】

995とはずがたり:2017/05/31(水) 10:24:48
月探査衛星に隕石が激突「弾丸を上回る秒速7キロ」NASA
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170529/Hazardlab_20394.html
ハザードラボ 2017年5月29日 15時07分 (2017年5月31日 10時07分 更新)

 地球から約38万キロ離れた月上空を周回中の探査衛星に、隕石が猛スピードでぶつかっていた事実が明らかになった。米航空宇宙局(NASA)の研究チームは、「探査機に隕石が衝突するのは極めて珍しい」として、観測機器は無事だと発表した。


 隕石が衝突したのは、NASAが2009年に打ち上げた月周回無人探査機ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)に搭載されている3つの観測カメラのうちのひとつ。


 米国では2004年、前の年に起きたスペースシャトル「コロンビア号」の空中分解事故が国民にもたらしたショックを打ち払おうと、ブッシュ大統領が新宇宙政策を発表。将来の火星探査の布石として、再び有人月面探査を目指すという計画を打ち立て、LROを開発した。


 月探査プロジェクトを率いるアリゾナ州立大学のマーク・ロビンソン教授によると、2014年10月13日にLROから送られてきた画像に突然、横揺れのような乱れが発生。


 コンピューターを使ったシミュレーションで画像の乱れを再現した結果、わずか0.8ミリ程度の針の先ほどの小さな隕石が、秒速7キロの速さで観測カメラを冷却するためのラジエーター装置に激突したのが原因だと結論づけた。


 ロビンソン教授によると、LROのカメラは1日のうち約10%しか稼働しておらず、この短い観測時間中に隕石がぶつかるのは極めて珍しいと話している。

996とはずがたり:2017/06/08(木) 15:47:26
構想45年、お蔵入りだった「日本独自軌道」復活の転機は「ごみ同然の失敗衛星」
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/170530/lif17053018110016-n1.html?obtp_src=www.iza.ne.jp
2017.5.30 18:11

 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき2号機が6月1日午前9時17分46秒、H2Aロケット34号機で種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。日本人が45年前に考案した独自の軌道を飛行する国産の測位衛星だ。運用中の1号機を含む計4基で来年4月から本格運用が始まる。

 GPSは米国が開発した位置測定システムで、約30基の衛星が地球を周回し全世界をカバーしている。日本でもカーナビゲーションなどで広く利用されているが、日本周辺を補完的に測定する衛星として開発されたのがみちびきだ。

 赤道上空の静止軌道を傾けたような軌道を周回。地上から見ると8の字を描き、日本の真上付近(準天頂)を長く飛行する特徴がある。このため測定用の電波が高層ビルや山に遮られず、GPSより安定で高精度の位置情報が得られる。

 この軌道は準天頂軌道と呼ばれ、旧郵政省電波研究所(現情報通信研究機構)の研究者が昭和47年に考案。しかし衛星の燃料消費が多く実用的でないとされ、お蔵入りになった。

 平成に入り燃料の節約方法が見つかったが、日本の真上を飛ぶ利点を検証できないことが実用化の壁に。転機は平成10年に意外な形で訪れた。打ち上げに失敗した通信衛星が予定外の軌道を飛行し始め、ごみ同然と思われた中、同機構の研究者が検証実験に使うことを思い付いた。

 衛星が日本の真上を通過するとき、アンテナをつけた車で東京・丸の内の高層ビル街を走行し、電波を安定して受信できることを実証。これを機に政府が実用化へ動き出した。

 年内に計3基を打ち上げ本格運用の体制が整う。検証実験に携わった同機構の田中正人主管研究員(58)は「感慨深い。準天頂軌道は通信や極域の観測にも活用の余地がある」と話す。

997とはずがたり:2017/06/10(土) 10:11:44

白亜紀の琥珀から絶滅鳥類のヒナ 9900万年前の姿
http://www.asahi.com/articles/ASK692C6GK69UHBI004.html?iref=pc_rellink
ワシントン=小林哲2017年6月9日23時01分

 ミャンマーの地層から見つかった約9900万年前(白亜紀)の琥珀(こはく)の中から、絶滅した鳥類のヒナがほぼ完全な形で見つかった。羽根や骨格などが当時のまま残っており、通常の化石ではわからなかった原始的な鳥の姿が確認できる。鳥類の進化を探る上での貴重な標本だという。

 中国地質大の?立達(シンリーター)博士らの国際研究チームが専門誌「ゴンドワナ・リサーチ」(電子版)に論文を発表した。琥珀はキャラメルの箱ほどの大きさで、中に全長約6センチのヒナが閉じ込められていた。CTスキャンなどによる分析から、絶滅した原始的な鳥類、エナンティオルニス類のヒナと判明した。孵化(ふか)して間もない状態と見られるが、翼の部分にある前脚の指には爪が生え、くちばしには小さな歯があるなど原始的な特徴が残っているという。(ワシントン=小林哲)

998とはずがたり:2017/06/10(土) 10:44:19
ナターシャ・ハーリー - ウォーカー: 電波望遠鏡が知られざる銀河を解き明かす
https://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20170522-00002736-ted&amp;utm_source=taboola&amp;utm_medium=exchange
5/22(月) 10:34配信 TED
Natasha Hurley-Walker
翻訳
「宇宙 それは究極のフロンティア」

ご覧になっているのは 夜空の写真です ここに映し出されているのは全て 我々が住んでいる銀河系の星です より暗い部分に目を向けてみると 砂漠といった 真っ暗な場所に行けば 銀河系の中心部を 見ることができるかもしれません そこには何千億という星が 広がっています とても美しい画像です カラフルです でもやはり ここは宇宙の ほんの片隅に過ぎません 横に広がった不思議な 暗い塵のようなものが見えます これは局所的に分布する塵で 星が発した光を ぼんやりとさせています でも我々には 高度な技術があります 裸眼でも この宇宙の片隅を 探索することができますが もっと良く見ることも可能です 素晴らしい望遠鏡 ハッブル宇宙望遠鏡による観測です 宇宙学者が繋ぎ合わせた画像が これです 「ハッブル・ディープ・フィールド」は 空のほんの僅かな領域を 何百時間もかけて観測したもので その視野は 腕を伸ばした時の 親指の大きさよりも狭い程度です この画像には 何千もの銀河が映っていますが 全宇宙には 何千億の銀河があるはずだと 考えられています 中には我が銀河系と似たものも とても異なるものもあります 「良く分かった」とお思いでしょうが 私の探求はまだ続きます とても高性能な望遠鏡を 使えば簡単にできることで 空を見上げるだけでOKです でも それだけでは 実は見落として しまうことがあるのです なぜかというと これまで話してきたことは 人の目で見ることができる 可視光だけを使っており それはほんの僅かな情報― 宇宙が発している情報の ほんの一断片に過ぎないからです 可視光だけによる観測には 2つの重大な問題があります 異なる種類の光を生じる 別の物理過程を見逃すだけでなく 他にも2つの問題が潜んでいます

1つ目は 先ほど言及した 塵に関するものです 塵は可視光が我々に届くのを 妨げています ですから遠くの宇宙を探ろうとするほど 届く光は弱くなります 塵が我々に光が届くのを妨げています しかし 可視光で宇宙の探求を行なう時 実はある奇妙な問題が 付きまとっているのです

少しの間 話を宇宙から外します 交通量の多い街角に 立っているとしましょう 車が通り過ぎます 救急車が近づいてくると 音程の上がったサイレンが聞こえます 救急車が近づくとき 音の波は圧縮され 音程が高くなります 逆に救急車が遠ざかるとき 音の波は伸ばされて 音程は低くなります 同じようなことが 光でも起こります 我々に近づく天体が発する光の波は 圧縮されて より青い色に見えます 天体が遠ざかるときには 光の波の間隔が広がり より赤い色に見えます これらの効果を 青方偏移、赤方偏移と言います

さて 宇宙は膨張しているので 全ての天体は どの天体からみても遠ざかっており 全てが赤方偏移を受けて見えます さらにとても不思議なことに 遠くの宇宙を深部を見るほど つまり遠くの天体を見るほど 天体はより速い速度で遠ざかっており より赤く見えます さてハッブル・ディープ・フィールドに 話を戻しますが ハッブル天体望遠鏡だけを使って 遠い宇宙の観測を 続けていこうとするならば ある距離に達したところで 全てが赤く見えてしまい ある問題に直面することになります とても遠方に達すると ついには 全てが赤外域へと移行し 何も見ることができなくなります

999とはずがたり:2017/06/10(土) 10:45:50
何か手段を講じなければなりません 手段がなければ 私の旅はそこまでです 赤方偏移に邪魔される前に見えている 天体だけではなく 全宇宙を探索したいと私は思いました そのための技術があります 電波天文学というものです 天文学者はこの技術を 何十年もの間使ってきました 素晴らしい技術です 「The Dish」の愛称で親しまれている パークス電波望遠鏡を紹介します 映画でご覧になった方も いるかもしれません 電波は偉大です より遠い宇宙を見ることができますし 塵に遮られることもないので 宇宙にあるものを全て見ることができ しかも 赤方偏移は それほど問題になりません 広い帯域の信号を受信する受信機を 作ることができるからです

ではパークス望遠鏡を銀河系の中心に 向けたら何が見えるのでしょうか? 素晴らしいものが見えるはずですよね? 実際 とても興味深いものが見えます 塵は消え去ります 先ほど言ったように 電波は 塵を通り抜けるので 問題とはなりません しかし 見え方はとても異なっています 天の川の中心が 燦々と輝いているのが見えます でも これは星の光ではありません シンクロトン放射光と 呼ばれるもので 宇宙の磁場に置かれた電子が らせん状に運動することによって発生します そのため 銀河面は シンクロトン放射光で輝きます また そこから発する 奇妙な房のようなものや 可視光では目にすることのない 天体も見ることもできます しかし この画像の解析は とても困難です なぜなら ご覧のとおり 解像度が非常に低いからです 電波の波長は長いので 分解能が低くなるのです またこの画像は白黒なので その色合いは分りません

では 最新情報をお伝えしましょう 我々は このような問題を 乗り越えられる 望遠鏡を建造することができます お見せしているのは マーチソン電波天文台の写真です ここは電波望遠鏡を設置するのに 最適の場所です 平坦で乾燥しており そして 最も大切なことですが 電波が飛び交っていないことです 携帯電話も Wi-Fiも 何もありません 電波という意味で とても静かな場所であり 電波望遠鏡を設置するには 完ぺきな場所です 私がこの数年間 研究で用いてきた望遠鏡は マーチソン・ワイドフィールド・アレイ (MWA)と言います その建造の過程を 少しお見せしましょう これは パース在住の 学部生と修士課程の学生によるチームで 我々は「学生部隊」と呼んでいます 電波望遠鏡を作るために ボランティアで作業しています 履修単位はありません 彼らはダイポールアンテナを 組み立てています これはFMラジオやテレビのように 低周波の電波だけを受信します これを砂漠に展開しています 最終的には 西豪州にある砂漠の 10平方キロを覆っています 興味深いことに 動く部品はありません これらの小さなアンテナを 鳥かごのネットのように メッシュ状に展開しているだけです かなり安価に作れます ケーブルは アンテナから信号を受け取り 中央処理装置へと送ります 望遠鏡の大きさと言えば 展開している砂漠全体の 大きさに相当し パークス電波望遠鏡よりも 高い分解能があります。

全てのケーブルは 1つの装置に接続され そこから ここパースにある スーパーコンピュータに信号が送られます ここで私の出番です

電波のデータです 私は過去5年間 非常に厄介ながらも とても興味深いデータと格闘していました

マーチソンに行ったと 想像してください 星の下で野宿し 南の方の空を眺めます 天の南極を見ると 銀河が上っていきます ラジオや光を消していけば この様な観測ができるのです 銀河面はもはや塵によって 光を失っていません シンクロトロン放射で輝き 何千という点が夜空に見えます 我が銀河系に最も近い銀河である 大マゼラン雲は 馴染み深い青白い色ではなく オレンジに見えます

1000とはずがたり:2017/06/10(土) 10:47:17

他にも多くのものが見えます もっと拡大してみましょう 先にお見せした パークス電波望遠鏡による 低解像度でモノクロの 銀河系中心部分の画像に戻り 徐々にGLEAMの画像へと 移行していきます その解像度は100倍も向上し 夜空をカラーで見ることができます 自然の色であり フォルスカラー(合成した色) ではありません 電波の真の色なのです 最も低い周波数を赤で表現し 最も高い周波数を青 中間を緑にしています これで虹色のように表現できます 単なるフォルスカラーではありません この画像の色は 宇宙で起きている物理的な過程を 我々に伝えています 例えばこの銀河面に沿って見てみると シンクロトロン放射で輝いていますが これは赤っぽいオレンジに見えます しかし もっと注意深く見ると 小さな青い点が見えます 拡大してみると この青い点は とても明るい星の周りに輝く イオン化したプラズマと分かります ここでは 星が赤い光を遮っているため 青く見えているのです ここから 我が銀河系における 星が誕生する領域について 知ることができます こういったものは 直ぐに見つかります 銀河系を観察すれば 色によって そこにあると分かります

小さな石鹸の泡のような 円形の像が 銀河面の周辺に見られます これは超新星の残骸です 星が爆発を起こすと その外殻が飛び散り 物質を集めながら 宇宙空間へと広がっていき 小さな殻を形成します 超新星の残骸の行方は 天文学者にとって 長い間 謎となっていました 我々が観測している シンクロトロン放射を生成するには 放出する面に大量の高エネルギー電子が 存在するはずですが これは超新星の残骸によって 生成されたと考えられます しかし その量は多くはありません 幸運なことに GLEAMは超新星の残骸を とても精度良く検出できるので 近々 新たな論文が発表できるとの 期待があります

ここまでは結構なことですね 我々は宇宙のほんの一部を 探究したわけですが 私はもっと深い宇宙 遠くまで探求したいと思いました 銀河系の先まで探求したかったのです 運よく 右上にとても興味深い天体が 写っています これは近くにある電波銀河 ケンタウルス座Aです 拡大してみると 2本の巨大なプリューム(柱状のもの)が 宇宙空間へと突き出ているのが見えます 2つのプリュームの間にある 中心部分に注目すると 私たちの銀河系と似た銀河が見えます 渦巻銀河で 塵吸収帯がある― 普通の銀河です しかし このジェットは 電波でしか見ることができません 可視光を見ているだけでは 銀河本体の数千倍もの大きさがあるのに その存在すら知ることがありません

1001とはずがたり:2017/06/10(土) 10:47:28
>>998-1001
何が起きているのでしょう? ジェットを生成しているものは? どの銀河にもその中心には 超大質量ブラックホールが あることが知られています ブラックホールは見ることができないので そう呼ばれていますが その周りを飛び交う光が 軌道を変える様子は見ることができます 時に 星やガス雲が その軌道に入り込むと 潮汐力により引き裂かれ 降着円盤というものが形成されます 降着円盤は 強力なX線を発し 強力な磁場が 物質を光速に近い速さで 宇宙空間に解き放ちます このジェットを 電波では見ることができ このように 我々の観測にかかります

電波銀河を1つ見ることができました 大変結構なことです しかし 一番上の部分を見ると もう1つ電波銀河が見えるでしょう やや小さめですが 単に遠くにあるためです 電波銀河が2つです 電波銀河が見られるのは 良いことです では 他の点は何でしょうか? 星でしょうか? いいえ 違います どれも 電波銀河なのです この画像に移っている 全ての点はどれも 数百万光年から数十億光年離れた 遠くにある銀河で その中心には 超大質量ブラックホールがあり 物質を光速に近い速さで 宇宙空間へと押しやっています びっくりするようなことです この観測は 実は今までお見せしたよりも 広い範囲をカバーしています 縮小して 観測範囲全体を見ると 30万もの電波銀河があるのが 分かります 実に雄大な宇宙旅行ですね 最初に発見された 超巨大質量ブラックホールの 背後にあるこれらの銀河全てを 我々が発見したことを 私はとても誇りに思っています この成果は来週 公開されます

でも それだけではありません 私は この観測で 最も遠方にある銀河系を 探索したわけですが この画像にはさらに別の物も 隠れています さて 皆さんを宇宙の始まりの時へと いざないましょう 宇宙の誕生であるビッグバンの後 宇宙は水素でいっぱいになりました 中性の水素です まさに最初の星と銀河が 形成されるようになると 水素はイオン化されました 中性だった宇宙は イオン化されたのです その名残は我々を取り巻く 電波に残されています どこにいても 力の作用と同じく 私たちの体を透過していきます 太古の昔の出来事なので 信号は赤方偏移し 今では非常に低い周波数の 信号となっています 我々が観測するのと 同じ周波数領域にありますが 極めて弱い信号です 我々が観測する天体が発する信号の 10億分の1程度です 我々の望遠鏡の感度は この信号を 捉えるのに十分ではないかもしれませんが 新しい電波望遠鏡の登場です 宇宙船には乗れませんが 世界で最大級の電波望遠鏡を 使ってみたいと思います 我々は新しい電波望遠鏡「スクエア・ キロメートル・アレイ」を建造中です MWAよりも1千倍大型で 感度も1千倍高く 解像度はそれ以上です 何千万もの銀河が見つかるに 違いありません おそらく その信号の中から 宇宙に初めて誕生した星や銀河を 見ることができるでしょう 宇宙がまさに 時を刻み始めた時のことです

有難うございました
( translated by Tomoyuki Suzuki , reviewed by Masako Kigami )

1002とはずがたり:2017/06/10(土) 14:01:49
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/先カンブリア時代

先カンブリア時代(せんカンブリアじだい、Precambrian (age))とは、地球が誕生した約46億年前以降、肉眼で見える大きさで硬い殻を持った生物の化石が初めて産出する5億4,200万年前以前の期間(約40億年)を指す地質時代であり、冥王代(Hadean)、始生代(Archeozoic)、原生代(Proterozoic)の三つに分け、これらの時代区分は生物の進化史を元にしている。

先カンブリア時代に関しては詳しいことがあまり分かっておらず、現在知られていることもほとんどはここ数十年で解明されてきたことである。

先カンブリア代 (Precambrian eon(s)) とも呼ばれる。また、古生代、中生代、新生代を表す顕生代に対して、隠生代 [注釈 1](Cryptozoic eon(s)) と呼ぶ。まれに先カンブリア紀 (Precambrian period)と呼ばれることがあるが、紀は累代および代より小さい時代区分なので、これは正しくない。

先カンブリア時代は、累代・代・紀・世といった通常の階層的な地質時代区分とは少々性質が異なる。

国際層序委員会 (ICS) などによる標準的な時代区分では、先カンブリア時代は冥王代・始生代・原生代の3つの累代からなる。地球史を構成する4つの累代のうち3つが先カンブリア時代に属することになる。なお4つ目の累代は、古生代・中生代・新生代の全てが含まれる顕生代である。

先カンブリア時代は、他の地質時代のような、地球史をいくつかに分けた1つというよりは、地球史の大部分であるといえる。


先カンブリア時代の地球

地球は約46億年前に、太陽の周囲を廻る軌道にあった天体、すなわちミニ惑星が合体して形成されたとされる。小さな塵などが合体して火星ほどの大きさになり、それがさらに10個ほど衝突して現在の地球となった。このうち最後の衝突はジャイアント・インパクトと呼ばれ、月ができる原因になったとされる。原始地球の表面は岩石が溶けたマグマの海で覆われ、水は水蒸気、雲として大気中に存在していた。やがて微惑星の衝突がおさまり表面温度が下がると地殻が形成され、水蒸気は雨として降り海洋を形成したと考えられている。こうした活動が続いたこともあり、約40億年前には地球のほぼ全体が海で覆われるようになった。現在地球上で見つかっている最古の岩石が約44億400万年前のものであることから、少なくともこの頃までには地殻は形成されていたようである。

40億年前から38億年前の期間に、それまで減少傾向だった隕石の衝突が再び急激に増加したことが月のクレーターの調査から明らかになり、隕石重爆撃期と呼ばれるようになってきたが、なぜ太陽系ができてから6億年も経った時期に隕石の衝突が増えたのか、原因はまだ分かっていない。

1003とはずがたり:2017/06/10(土) 14:04:48
>>1002
生命がいつ誕生したかについては諸説あるが、グリーンランドのイスア地方で、38億年前の岩石に生命由来のものと思われる炭素の層が見つかっている[1]。35億年前の細菌類の化石が、南アフリカのオルフェルワクト層のチャートから出土している[2]。

西オーストラリアビルバラ地域では保存状態が良好な34億6,000万年前以前の原核生物の化石(ワラウーナチャートとエイベックスチャートという岩石から出たもの)が発見されている。また、同時期の地層からメタン生成の証拠が出ており[3]、メタン菌はエウリ古細菌の特定クレードに集中することから、この時期既に生物の分化が進んでいた可能性がある[4]。

生命が発生したのは早ければ43億年前であるとする研究者もいる。このように先カンブリア時代を通して、原始的生命体が生きていた確実な証拠が見つかっている。

プレートテクトニクス 編集

先カンブリア時代のプレートテクトニクスの様子は曖昧にしか分かっていない。当初は海ばかりでほとんど陸は無かったと考えられている。プレートが他のプレートの下に沈み込む場所で造山運動が始まり、小さな島や日本列島のような弧状列島などができ、やがてそれらが拡大、合体して次第に大きな陸塊へと成長していった。約27億年前には、マントルの対流が二層対流から一層対流へと変わったことでプレートが大きくなり、次第に大陸が形成されていった。

またこの頃、激しい火山活動により大陸が急成長した。約19億年前には、初めての超大陸であるヌーナ大陸が形成された。これは現在の北アメリカ大陸ほどの大きさだったとされる。この頃、2度目の大陸急成長が起きた。その後の大陸移動の様子は研究者によって大きく意見の食い違いがあり、存在した大陸の名前も確定していない。

超大陸ヌーナが分裂した後、10億年前に超大陸ロディニアが形成され、6億年前に分裂したという説や、10億年前に超大陸パノティアが形成され、それが一旦分裂した後、6億年前に超大陸ロディニアが形成されたという説、さらには15億年前頃にも超大陸が形成されたという説もある。7億年前から5億年前頃には、3度目の大陸急成長期があった。

1004とはずがたり:2017/06/10(土) 14:08:45

大陸変動・生物進化の共進時代 (地図を用いた歴史の旅)
http://www.jasnaoe.or.jp/k-senior/2008/080210-kaiyuu-hanawa/080210-hanawa

1005荷主研究者:2017/06/11(日) 12:22:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00429704
2017/5/26 05:00 日刊工業新聞
津波の浸水被害、地震発生から30分内に推計 東北大など

 東北大学、大阪大学、NEC、国際航業、エイツー(東京都品川区)は25日、地震発生から30分以内にスーパーコンピューターによって津波浸水被害を推計するシステムを共同開発したと発表した。30分以内という短時間での津波推計システムは世界初。内閣府が運用する「総合防災情報システム」への採用が決定。2017年度後半に運用を予定する。開発した「津波浸水・被害推計システム」は、南海トラフ地震の発生を想定し、地震発生直後に総距離6000キロメートルの広範囲(静岡―鹿児島県までの沿岸域)において、30メートルの格子サイズで浸水などの津波被害を推計できる。

 また、システムの耐障害性向上のため、東北大と阪大の2拠点でNECのスパコン「SX―ACE」を使用したシステムを構築し、24時間365日の稼働を実現する。

(2017/5/26 05:00)

1006とはずがたり:2017/07/05(水) 16:07:04


「地球の気温は250度まで上昇し硫酸の雨が降る」ホーキング博士
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170704-00195588-newsweek-int
7/4(火) 19:01配信 ニューズウィーク日本版

<アメリカのパリ協定離脱を批判したホーキング博士が、地球の「金星化」を予言。さらにこれを裏付けるデータも>

著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士が、人類に警告を発した。地球上の気温はいずれ250度まで上昇し、このままだと手遅れの状況になる可能性があるという。

7月2日に母校のケンブリッジ大学で行われた75歳の祝賀記念講演でホーキング博士は、アメリカの「パリ協定」からの脱退が原因で、地球上の気温上昇が加速するとの見方を示した。人類にとっての最善策は、他の惑星を植民地化することだと語った。

ホーキング博士は「地球温暖化は後戻りできない転換点に近づいている」と指摘し、ドナルド・トランプ米大統領によるパリ協定脱退の決断がさらに地球を追い詰めることになると非難した。気温は250度まで上がって硫酸の雨が降るという、まるで金星のように過酷な環境だ。

さらにこれを裏付けるような調査結果が出た。アメリカ気象学会の衛星データから地球表面と地球全体の温度が連動してどんどん暑くなってきていることが確認されたとワシントン・ポストが報じた。

不可逆的な状況になる前に

トランプは6月1日にホワイトハウスで声明を読み上げ、パリ協定から離脱すると発表した。同時に、自ら離脱するにもかかわらず「(パリ協定に署名する194カ国と)再交渉を始めて公正な協定を結びたい」とも提案。これを受け、ドイツ・メルケル首相とフランス、イタリアの首相は即座に連名で声明を発表。「パリ協定は再交渉できない」とトランプの提案を拒んだとニューヨーク・タイムズなどが報じた。

トランプの掲げるアメリカ第一主義に則って、離脱は「米国の雇用を守ることにつながる」と主張したが、アップル、フェイスブックなどの企業から批判を浴びる結果になってしまった。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はツイッタ―で、「パリ協定脱退は間違った決定」だと投稿した。

Decision to withdraw from the #ParisAgreeement was wrong for our planet. Apple is committed to fight climate change and we will never waver.? Tim Cook (@tim_cook) 2017年6月2日

(パリ協定離脱は、地球にとって間違いだ。アップルが約束した気候変動への取り組みは決して揺らぐことはない)

一方で、炭素燃料の規制を進めるカリフォルニア州とオレゴン州をはじめ、自治体ごとの動きは活発化している。ニューヨーク州が主導する「気候同盟」は、パリ協定の目標達成に独自に取り組む州が加盟。ニューヨーク・タイムズによれば、6月時点でハワイ州を含む10州が参画している。

「第2の地球」となる他の惑星への移住を提案したホーキング博士も、「今行動すれば防げる」と言っている。不可逆的な状況になる前の最後の警鐘なのかもしれない。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


>米国は国民皆保険制度を採用していない。公的保険は高齢者と低所得者のみにしか用意されておらず、現役世代は勤務先を通じて民間保険に加入する場合が多い。しかし、こうした手段を利用できない場合には、個人で保険料が年間数十万円もする高価な保険を購入せざるを得ず、医療保険に加入できない「無保険者」が存在してきた。米議会予算局(CBO)の試算によると、その数は全米で2600万人に上るという。

>成立から7年が経過したオバマケアには、対処すべきいくつかの問題点が浮上していた。力を入れてきた個人保険においては、保険料の高騰が伝えられる。地域によっては、採算が取れなくなった保険会社が撤退してしまい、個人による保険の購入が難しくなるところも出てきた。連邦政府の財政負担が増え続けている点も、大きな問題である。

1007名無しさん:2017/07/06(木) 23:11:28
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3098199.html

1008名無しさん:2017/07/06(木) 23:12:34
ホリエモン 宇宙に挑む、民間単独でロケット打ち上げ
 あのホリエモンが宇宙に挑みます。ロケットを開発するベンチャー企業、インターステラテクノロジズは、観測ロケットの打ち上げを最短で今月29日にも行うと発表しました。
 打ち上げが成功すれば、民間企業が単独で開発したロケットとして日本で初めて宇宙空間に到達することになります。
 この会社は実業家の堀江貴文さんらが2013年に創業したベンチャー企業で、コスト削減を進め、ロケットビジネスの商用化を目指しています。
 「これまでのロケットはオーバースペック。とにかく安く行ければいいというのが、これからの宇宙開発が進むポイント」(インターステラテクノロジズ 堀江貴文取締役)
 将来的には、防災や農業などの分野で需要が見込まれる小型の人工衛星の打ち上げにも2020年ごろを目標に参入したい考えです。

1009とはずがたり:2017/07/11(火) 14:45:05
鹿児島湾でM5.2の地震 鹿児島市で震度5強 津波の心配なし
https://news.goo.ne.jp/article/hazardlab/nation/hazardlab-21044.html
12:01ハザードラボ

提供:気象庁
(ハザードラボ)
【2017年07月11日 12時00分 気象庁発表】
 気象庁によると11日 午前11時56分ごろ、鹿児島湾でM5.2の地震が発生し、鹿児島県鹿児島市で震度5強の揺れを観測した。

 この地震の震源地は鹿児島湾で、震源の深さは約10キロ。この地震による津波の心配はないという。各地の主な震度は以下のとおり。

【震度5強】

 鹿児島県
  鹿児島市

【震度5弱】

 鹿児島県
  指宿市、南九州市

【震度4】

 鹿児島県
  枕崎市、薩摩川内市、日置市、南さつま市、姶良市、鹿屋市、曽於市、大崎町、錦江町、南大隅町、肝付町

【震度3】

 鹿児島県
  阿久根市、霧島市、いちき串木野市、さつま町、垂水市、志布志市、東串良町、薩摩川内市甑島

 宮崎県
  日南市、串間市、都城市

1010とはずがたり:2017/07/19(水) 09:49:37
連星って安定するんかね?

巨大ブラックホールがお互いを周回する様子、初めて観測される sorae.jp 2017年7月3日 22時17分 (2017年7月7日 16時37分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/science/20170703/Sorae_39419.html
 
宇宙には2つの恒星がお互いを追いかけるように回る連星(あるいはふたごぼし)がたくさんありますが、ブラックホールでも似たような現象が起きるようです。科学者はアメリカ国立電波天文台の超長基線アレイ(VLBA)を利用して、2つの巨大ブラックホールがお互いを周回する様子を初めて観測しました。
 
地球から7億5000万光年先にある楕円銀河「0402+379」の中心で観測された、この天体。2006年には科学者はこの銀河の中心に2つの巨大ブラックホールが存在していることを発見していました。2つの巨大ブラックホールは太陽の150億倍もの質量を持ち、片方の巨大ブラックホールはもう片方よりも2倍、あるいは4倍も大きいことが推測されています。
 
2つの巨大ブラックホールの間の距離は24光年で、巨大ブラックホールがこれだけ近づいて発見されるのは珍しいことなんだとか。このことは過去に大量の銀河が合体してこの2つの巨大ブラックホールが形成されたことを示しており、さらに将来2つの巨大ブラックホールも合体する可能性があります。しかし、宇宙の膨張を考えれば残りの宇宙の寿命の間には2つのブラックホールは合体しないだろう、と予測する科学者もいます。
 
なお、2つの巨大ブラックホールがお互いを1周するには3万年もの月日が必要だそうです。巨大ブラックホールの大きさといい、なんともスケールの大きな話ですね。
 
Image Credit: Josh Valenzuela/University of New Mexico
■Monster Black Holes Spotted Orbiting Each Other for 1st Time Ever
https://www.space.com/37369-supermassive-black-holes-orbiting-each-other.html

1011とはずがたり:2017/07/22(土) 08:13:35
これなんか凄そうだ。

どうやって生きてるのか…「常識外れ」の細菌、泉で発見
http://www.asahi.com/articles/ASK7P4JTGK7PUBQU014.html
竹野内崇宏2017年7月21日23時27分

 どうやって生命を維持しているのか分からない「常識外れ」の細菌を、海洋研究開発機構などのチームが発見した。細菌は、太古の地球に似た環境で生息しており、生命の起源解明につながる可能性があるという。英科学誌に21日、掲載された。

 同機構の鈴木志野・特任主任研究員らは、米カリフォルニア州で、地表に現れたマントル由来の岩石に湧く泉で、どのような生物がいるか調べたところ、27種の微生物の遺伝子が見つかった。周辺は強アルカリ性で、約40億年前の地球に似た過酷な環境という。

 そのうち、岩石に付着した細菌では、酸素を使った呼吸など生命維持に必要とされるエネルギーを得るための遺伝子を一つも持っていなかった。

 この細菌が生きる仕組みは不明だが、岩石から電子を直接得たり、未知の遺伝子が働いたりするなどが考えられるという。細菌の全遺伝子数は約400で、ほかの生物の細胞に依存するものを除き、全生物で最も少なく、研究チームは「常識外れの細菌」としている。鈴木さんは「想像もしない仕組みの生物の存在に驚いた。未知のエネルギー源の解明につなげたい」と話した。(竹野内崇宏)

1012とはずがたり:2017/07/30(日) 20:50:13

民間ロケット、宇宙に届かず=通信途絶でエンジン停止-北海道
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017073000279&amp;g=soc

 北海道大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」(IST)は30日、小型観測ロケット「MOMO(モモ)」1号機を同町の発射場から打ち上げた。高度100キロ以上の宇宙空間到達を目指したが、打ち上げ約66秒後にロケットとの通信が途絶したため、エンジンを緊急停止した。到達高度は約20キロとみられ、宇宙には届かなかった。
 モモは全長約10メートル、直径約50センチ、重さ約1トンで、エタノールを使う1段式の液体燃料ロケット。打ち上げから約4分後に最高高度100キロに到達し、弾道飛行で約6分40秒後に海上に着水する計画だった。成功すれば、日本の民間企業が単独で開発したロケットでは初の快挙だった。
 ISTによると、モモは打ち上げ後120秒間ロケットエンジンを噴射する予定だったが、約66秒後に機体から送られてくる姿勢や位置、速度などの情報が途絶えたため、予期しない場所に落下しないようエンジンを停止させた。ロケットは発射場から約6.5キロ離れた海上に落下したとみられる。
 同社は推定落下海域を捜索して機体の回収を試みたが、発見できなかった。今後、原因究明を進め、再打ち上げを目指す。将来的には商用化し、科学実験などの打ち上げサービスを提供する方針。費用は1機数千万円程度で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の観測ロケットの10分の1を目標としている。(2017/07/30-20:26)

1013とはずがたり:2017/07/30(日) 20:53:52
宇宙はなお遠く=踏み出した「大きな一歩」-民間ロケット
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017073000388&amp;g=soc

パブリックビューイング会場で、発射の状況を説明しながら残念そうな顔を見せるインターステラテクノロジの稲川貴大社長(右)と堀江貴文取締役=30日、北海道大樹町

 民間企業が単独で開発し宇宙を目指したロケットの1号機は宇宙に届かなかった。30日午後4時半すぎ、北海道大樹町の多目的航空公園に設けられたパブリックビューイング会場の大画面に発射の瞬間が映し出されると、見守った約700人から歓声が上がったが、目標の高度100キロには達しなかった。
 打ち上げ後に会場を訪れたインターステラテクノロジ(IST)の稲川貴大社長は、町民らの前で「一歩手前で何らかの不具合が起こった。だが解決すべき所は限られている」と説明。「大きな一歩だった」と報道陣には成果を強調した。
 この日は、機体に不具合が見つかったり、着水域の安全確保に手間取ったりし、29、30両日で五つに区切った最後の時間帯で発射にこぎ着けた。出資者で同社取締役の堀江貴文さん(45)は「打ち上げられない理由が『あーあ』ということもあった」と苦笑。「八方手を尽くして次に頑張りたい」と抱負を述べた。
 大樹町は1995年に航空公園を整備するなど、長年にわたって「宇宙のまちづくり」を進めている。酒森正人町長は、「2日間に多くの方が立ち会ってくれた。こういう方々を大切にして宇宙への取り組みを続けていきたい」と決意を示した。(2017/07/30-20:02)

1014とはずがたり:2017/07/30(日) 21:48:41
昔の租借地みたいなものになりうるのか?まあ昔みたいな治外法権はないだろうけど。

スリランカの港 中国が99年間の運営権
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/business/nhknews-10011080351_20170730.html
05:03NHKニュース&スポーツ

中国が海洋進出を進めるうえで重要な拠点になると見られるスリランカ南部の港が、99年間にわたって中国に譲渡されることが正式に決まり、中国のインド洋での存在感が一段と高まることになりそうです。

1015とはずがたり:2017/08/03(木) 19:03:05

宇宙飛行士の視覚障害、髄液の変化が原因か 論文
http://www.afpbb.com/articles/-/3109507?utm_source=yahoo&amp;utm_medium=news&amp;cx_from=yahoo&amp;cx_position=r1&amp;cx_rss=afp&amp;cx_id=3137988
2016年11月29日 12:30 発信地:マイアミ/米国

【11月29日 AFP】長期間の宇宙飛行を経験した宇宙飛行士は、視界不良や視覚障害に見舞われる可能性があるとの研究結果が28日、発表された。微小重力状態で髄液に変化が生じることが原因だという。

 北米放射線学会(RSNA)の年次大会で発表された研究によると、国際宇宙ステーション(ISS)で数か月過ごした宇宙飛行士の3分の2近くが後に目の不調を訴えたという。

 今回の研究を率いた米フロリダ(Florida)州のマイアミ大学ミラー医学部(University Of Miami Miller School Of Medicine)のノーム・アルペリン(Noam Alperin)教授(放射線医学・生体医療工学)によると、「一部の宇宙飛行士は、地球に帰還しても完全には元に戻らないほど重度の構造的な変化を起こしていた」という。

 症状としては、眼球後部の扁平(へんぺい)化や視神経の炎症などが起き、結果的に遠視になる恐れがある。

1016とはずがたり:2017/08/11(金) 11:36:09
太陽は木星に引っ張られて動いてるのか??

あなたは知ってた? 木星は太陽の周りを回っていない
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00010005-binsider-int
8/7(月) 21:12配信 BUSINESS INSIDER JAPAN

サリナ・ヨーン(Salina Yoon)の絵本『Space Walk』は、娘のお気に入りの1つだ。仕掛けをめくり、言葉遊びをしながら、それぞれの惑星について楽しく学べる。

【全画像・動画つき記事はこちらから】太陽と木星の共通重心は、太陽の表面から約3万マイル離れたところにある。

多い日は1日に3回以上、娘に読み聞かせている絵本だが、いつも眉をひそめてしまうのが、この一文だ。

「太陽の周りを回るすべての惑星のうち、1番大きいのが木星です」

ガスを主成分とする巨大な木星は、事実、太陽系最大の惑星だ。その質量は、太陽系の他のすべての惑星、月、小惑星、彗星などを合計した重さの2倍以上ある。

しかし、厳密に言えば、木星は太陽の周りを回っていない ー なぜなら、圧倒的に大き過ぎるからだ。

宇宙空間では、小さな物体と大きな物体があったとき、小さな物体が大きな物体の周りを周回するのではなく、両方の物体がその共通重心を回る。

質量が太陽の33万分の1しかない地球のような脆弱で小さな惑星の場合、その共通重心は太陽の中心にとても近いため、それがわずかにずれていることに我々は気付かない。まるで、地球が円を描いて太陽の周りを回っているかのように見える。

同じことが、太陽系の大半の物体に当てはまるのだ。

ところが、木星は非常に大きいため、その共通重心は1.07太陽半径、つまり太陽の表面から約3万マイル(約4万8000キロメートル)離れたポイントにある。

木星の重量は太陽の約1000分の1だが、太陽と木星がそれぞれ共通重心を回るほどには十分重い。

その距離とサイズははるかに異なるものの、こうして木星と太陽は共に宇宙空間を動いている。

今度子どもに読み聞かせる本に、木星が太陽の周りを回っていると書いてあったら、そのページは無視してしまおう。

[原文: Jupiter is so big it does not actually orbit the sun]

(翻訳:本田直子)

1017とはずがたり:2017/08/11(金) 11:38:23
元記事には太陽も動いてる様子が載ってた音符

あなたは知ってた? 木星は太陽の周りを回っていない
https://www.businessinsider.jp/post-100546
Dave Mosher
Aug. 01, 2017, 11:30 AM17,414

1018とはずがたり:2017/08/20(日) 22:40:27
アメージング!天の川銀河は超銀河団の1つであることがわかるマッピング映像 「ラニアケアー」
http://karapaia.com/archives/52174529.html
2014年10月03日

…天の川銀河は宇宙のどこに位置しているのか?

 この答えを出すため、研究者チームは天の川銀河の近くにある8000個の銀河のデータを集め調査し、銀河の運動速度ごとの分布地図を作成した。それにより、天の川銀河はさらに巨大な銀河(超銀河団)の1つだということが判明した。その超銀河団は「ラニアケア(Laniakea)」と名付けられた。私たちが属する「天の川銀河」は、この超銀河団のはずれに位置することが分かった。

 宇宙空間における銀河は、ネットワークのように入り組んでいる。「宇宙のクモの巣」とも呼ばれ、銀河がほとんど存在しないボイド(空洞)という領域と、複数の銀河団や銀河群が網目状に連なった超銀河団で構成されている。

 超銀河団は、宇宙に存在する一番大きな構造と言われてきたが、その境界線を見つけるのは至難の業だった。多くの研究者がこの種の課題に取りかかったが、膨大な時間と手間がかかるため諦める者が多かった。

 しかし、ハワイ大学の天文学者ブレント・タリー(Brent Tully)氏 率いるチームは、諦めることなく膨大な数の銀河を調べ上げ、ついに私たちが属する超銀河団の地図を作成することに成功した。

 銀河には、宇宙の膨張による外向きの力が作用している。しかし、重力もまた存在し、それぞれの銀河を引き寄せている。タリー氏が率いる研究チームはこの原理を使い、銀河系と銀河がどの重力源に支配されているかを調べた。

 宇宙の膨張による運動を引いた値をもとに、私たちに引き寄せられている銀河を青で示し、遠ざかっている銀河を赤で示した。これにより、宇宙の「流れ」が可視化できるようになった。銀河の動きや、どの重力に引きつけられているのかが一目瞭然で分かる。さらに、宇宙間での銀河の分布を可視化する新しい方法を確立したのだ。

 私たちの銀河系が属するラニアケア超銀河団をさらに詳しく調査してみると、多くの銀河を引きつけている重力の中心があることが分かる。これはグレート・アトラクターと呼ばれる巨大な重力源である。

http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/2d8e472d.jpg

 その無数の銀河が、グレート・アトラクターに向かって引き寄せられているのが分かる。グレート・アトラクターと私たちの天の川銀河の間にあり、青くなっている箇所がボイドと呼ばれる空洞の領域だ。そして隣には、「おとめ座超銀河団」がある。まぶしい輝きを放つこの銀河団は、地球からでも観測することができる。

http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/ccb1456b.jpg

 私たちが属するラニアケア超銀河団を黒、そして隣にあるペルセウス座・うお座超銀河団を赤で示している。それぞれが異なる重力源に引きつけられているのが分かるだろう。

 宇宙に境界線を引く事は、地表で分水線を引く考えに似ている。水の分かれ目を特定するのは難しいが、水はどこに流れるか決まっている。それと同じで、銀河系も特定の重力源に引き寄せられている。それを基に境界線を引いたのだ。

 これは、超銀河団の範囲を確定する画期的な方法となった。「ラニアケア」はハワイ語で「無限の天空」を意味する言葉。私たちも一部となっている、この広大な銀河団を表すのにピッタリな名前だ。

 ラニアケアと名付けられた巨大な超銀河団の端に、天の川と呼ばれる銀河系がある。そしてその銀河系には、太陽がある。そして、太陽の近くには小さな青い惑星 ? 私たちの地球があるのだ。

1019とはずがたり:2017/08/24(木) 09:00:34
9月1日 小惑星「フィレンツェ」が地球に大接近!127年ぶり NASA
ハザードラボ 2017年8月23日 12時34分 (2017年8月24日 08時45分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170823/Hazardlab_21626.html

 来月1日、小惑星フィレンツェが、地球まで700万キロメートルの距離まで接近する。米航空宇宙局(NASA)によると、1890年以来、127年ぶりだという。


 NASAの宇宙望遠鏡や小惑星探査機NEOWISEによると、フィレンツェの大きさは、最大4.4キロ。JR山手線の上野駅から有楽町駅を結ぶ距離とちょうど同じくらいだ。


 今年9月1日には、地球まで700万キロの距離に最接近して、その後は、次第に公転軌道から離れていく。700万キロとはピンとこないが、地球から月までの距離の18倍に相当するというから、衝突する危険はないので安心してほしい。


 1981年にオーストラリアの天文台が発見したこの小惑星は、近代看護教育の祖、フローレンス・ナイチンゲールの名から、「フィレンツェ(イタリア語でフローレンス)3122」と命名。今回の接近は1890年以来で、次のチャンスは西暦2500年とはるか未来だ。


 地球への接近に伴って今月27日から9月初旬にかけての数日間は、明るさが増し、小さな望遠鏡でも十分に観測できる。目印は48星座のみなみのうお座や山羊座、いるか座などの近くだというから、秋の夜空を楽しんで見てはどうだろう?

1020とはずがたり:2017/09/03(日) 09:15:18
にぬけんかもう一人の弟か,家に
佐藤勝彦『宇宙論講義 そして,ぼくらも生まれた』Z会ペブル選書1995
があったので読んだ。
この20年の発展は当然この本では全部欠落してるけど興味深くまた判りやすかった。
この続篇ないのかな?

1021とはずがたり:2017/09/03(日) 09:48:15
南海トラフ、揺らぐ定説 過去の記録、よく読むと不確か
http://www.asahi.com/articles/ASK8J5HZMK8JPLZU007.html?ref=goonews
編集委員・瀬川茂子2017年9月2日19時39分

南海トラフで過去に起きた大地震
http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/ASK8J5HZMK8JPLZU007-1.jpg

■科学の扉

 海のプレートが沈みこむ境界で巨大地震を繰り返してきた「南海トラフ」。次はどのような巨大地震が起こるのか。参考になるのは過去の事例だが、東日本大震災後に進んだ見直しで「定説」が揺らぎつつある。

特集:南海トラフ地震の被害想定
■「土佐が海底に沈んだ」 根拠の古文書、発生年を混同?

 巨大地震の履歴が、世界で最もよくわかっている領域として有名な南海トラフ。古文書などをもとに整理された地震の年表があり、「定説」と考えられてきたが、詳しく見直すと根拠があいまいなことが指摘されるようになってきた。

 南海地震は1099年には発生しておらず、その3年前に東海沖から南海沖まで同時に起きたのではないか――。

 神戸市で8月に開かれた国際会議。過去の定説を覆す見解を、石橋克彦・神戸大名誉教授が発表した。

http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/ASK8J5HZMK8JPLZU007-2.jpg
安政東海地震と昭和東海地震をめぐる説(概念図)

 古文書に残る記録などから、当時の地震はまず、1096年に東海地震が、3年後に南海地震が起きたとされる。しかし、その根拠を探して古文書を詳しく読んだところ、疑わしい点が多数浮かび上がったという。

 京都で揺れの記録はあるものの、巨大地震なら続発しそうな「余震」の記録がない。大阪と奈良でも被害の記録はあるが、ほかの場所では地震や津波の記録が見つからなかった。

 1099年の地震を南海地震と…

1022とはずがたり:2017/09/07(木) 20:39:38
明日は物忌みであんま遠くへは出かけるのよした方がいいかもな(;´Д`)
太陽だから方違えしても意味ないしw

大規模な太陽フレア発生=GPS、通信影響の恐れ―情報機構
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-170907X227.html
16:39時事通信

 情報通信研究機構は7日、大規模な太陽フレア(表面の爆発現象)が観測され、全地球測位システム(GPS)や電波通信などに影響を与える可能性があるとして、注意を呼び掛けた。

 情報機構によると、大規模フレアは6日に2回発生した。このうち午後8時53分(日本時間)に発生したフレアは、2006年12月5日以来、11年ぶりの規模という。

 機構はフレアに伴って放出された放射線や高エネルギー粒子が8日午後3時ごろ、地球に到達すると予想。到達後の数日間は、GPSの測位誤差増大や地上の電波通信の障害、人工衛星の故障などの恐れが高まるとしている。

1023とはずがたり:2017/09/08(金) 15:40:53
過去最大級の地球接近小惑星、衛星2個持つと判明 NASA

2017年9月7日 12時46分 AFPBB News
米航空宇宙局(NASA)のロゴ(2007年12月6日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News
写真拡大
【AFP=時事】今月1日に約700万キロという近距離まで地球に接近した小惑星「フローレンス」に2個の衛星が伴っていることが、米航空宇宙局(NASA)が撮影したレーダー画像でこのほど明らかになった。

 NASAによると、フローレンスが地球に最接近した8月29日〜9月1日に撮影されたレーダー画像により、小惑星の大きさが約4.5キロであることが判明した他、2個の衛星の直径が100〜300メートルとみられることも分かったという。

 小惑星に近い内側の軌道を周回している衛星は約8時間でフローレンスを1周する一方、外側の衛星は1周に22〜27時間かかると、NASAは説明している。

 衛星を持つことが知られている地球近傍小惑星は60個存在するとされているが、今回のフローレンスのように衛星が2個ある小惑星を確認したのは、2009年1月の「Asteroid 1994」以来だという。

 NASAによると、1981年に発見されたフローレンスの今回のレーダー画像は、米カリフォルニア(California)州にあるゴールドストーン深宇宙通信施設(GDSCC)で撮影されたという。

 NASAジェット推進研究所(JPL)地球近傍天体研究センター(CNEOS)のポール・チョーダス(Paul Chodas)氏は「多くの既知の小惑星がフローレンスよりも地球に近いところまで接近通過しているが、これらはみなフローレンスよりサイズが小さいと推定されている」としながら、「フローレンスは、地球近傍小惑星を検出・追跡するためのNASAの計画が開始されて以降、地球のこれほど近くを通過した小惑星としては最大級のものだ」と説明した。
【翻訳編集】AFPBB News

1024とはずがたり:2017/09/11(月) 10:49:28

<太陽フレア>連日観測、影響は?…GPS誤差、停電の恐れ
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170908k0000e040221000c.html
09月08日 11:37毎日新聞

 ◇地球に電気帯びた粒子到達

 太陽表面の爆発現象「フレア」が6日夜観測され、情報通信研究機構によると、太陽から放出された電気を帯びた大量の粒子が8日午前9時ごろから地球に到着し始めたという。人体への影響はないものの、過去には人工衛星の故障や大規模停電のほか、全地球測位システム(GPS)の誤差が大きくなるといったトラブルを起こした経緯があり、警戒を呼び掛けている。【柳楽未来、阿部周一】

 ◇最大級の表面爆発

 6日の爆発は最大級で、エックス線は通常の1000倍。フレアの規模を示す5段階の等級では最大級の「Xクラス」で、2006年12月以来という。同機構は当初、8日午後3時から9日午前0時ごろにかけて、太陽からの粒子が地球に到達するとの見通しを示していたが、今回の爆発規模は想定以上に大きかったため、地球への到着が約6時間、早まったとの見方を8日午前、示した。大きなトラブルの報告はないものの、同機構は今後2、3日程度は影響が出る可能性を指摘。スマートフォンやカーナビにはGPSの誤差を補正する機能があるが、「普段より誤差が大きくなる恐れがある」と話している。

 一方、米航空宇宙局(NASA)によると、米東部時間7日午前10時半(日本時間7日午後11時半)ごろ、再び最大級の爆発現象が発生したのを観測したと発表した。6日の爆発よりもエックス線の強さは7分の1程度とやや小さいが、フレアの規模としては6日と同じXクラスだった。

 太陽フレアの影響は過去にも発生している。1989年にはカナダで大規模な停電が発生。2000年には日本のエックス線観測衛星が故障した。06年にはGPSの受信機が一時的に測位できなくなったり、精度が落ちたりするなどの障害があった。爆発の規模が大きい場合は、北海道北部などでオーロラが見える可能性もある。

 片岡龍峰・国立極地研究所准教授(宇宙空間物理学)によると、5日午前5時ごろ(日本時間)にも今回より規模が小さい爆発があったという。片岡准教授は「フレアが連続して発生したことで速度や規模が増幅され、予想外に大きな磁気嵐になる可能性がある。まだ日本に被害が出るレベルではないが、北極や南極に近い緯度では停電などが起こる恐れがある」と話した。

1026とはずがたり:2017/09/12(火) 07:34:28
2530 とはずがたり 2017/09/11(月) 19:36:55
2017/05/05 14:30
人類が月に「40年以上行っていない」理由 アポロ計画の功罪
https://forbesjapan.com/articles/detail/16127

質問サイト「Quora」に寄せられた質問に、SF作家のC・スチュアート・ハードウィックが回答した。

なぜ私たちは40年以上、月に行っていないのか? そのわけは、実に莫大な費用がかかるから、そして行かなければならない実用的な理由がないからです。

ある意味、その実用的価値の低さこそが、アポロ計画を偉大たらしめていると言えます。ソビエト連邦との宇宙開発競争が背景にあったことは事実ですが、根本的には、私たちは月に行くことが可能だったから行ったのです。先の戦争で傷を負った者たちは、空を見上げては、上の世代からさんざん「お前には○○できるわけがない」(You can no more do ○○ than fly to the moon./fly to the moonはできないことを意味する慣用句)と言われ続けたことを思い出し、こう考えました。「私にはできる(I can fly to the moon.)。少なくとも私の世代にはできるはずだ」と。

とはいえ、アポロ計画はアメリカにとって自らの首を絞めるプロジェクトでした。ケネディ大統領は、1960年代中に月面着陸を実現させると公約し、驚異的な速さで国力を食い尽くす怪物を発動しました。その結果、基礎研究の途中で開発が始まり、宇宙船のデザインが決定する前にエンジンの選定が行われました。また、故障の場合に備えて複数の異なるテクノロジーを使った冗長システムが採用されました。そして私たちは、再利用可能な複数の宇宙船を別個に打ち上げて軌道上で組み立てる方式ではなく、パーツを積んだ1基の巨大なロケットを打ち上げる方式を選び、史上最も馬鹿でかい使い捨てのロケットを作り上げたのです。

月面に人類初の足跡を残すための事業に、約50万の人力と、世界一豊かな国家の軍事力と産業力が投入されました。その後、月面着陸が成功すると、宇宙原子力推進事務所(SNPO)は、ロスアラモス国立研究所とマーシャルスペース宇宙飛行センターとともに原子力ロケットエンジンNERVAの開発を進め、次は火星の有人探査が可能になると喧伝しました。

「アメリカの理想」を実現した功績

ところが残念なことに、米議会はNERVAプログラムに予算を割く気はありませんでした。議会はNERVAプログラムを中止に追い込み、アポロ計画をキャンセルします。それから数十年にわたって、NASAの計画は小粒なものになっていきました。

もっとも悪いことばかりではありません。月面着陸計画は今もなお、アメリカの産業や研究、教育の現場を活性化し続けています。スペースペンやマジックテープの発明の話ではありません(ちなみに両方ともNASAが使っていることが売りですが、発明したのはNASAではありません)。ボイジャーによる土星の観測、ソジャーナの火星探査、イーロン・マスクの宇宙輸送ビジネスなどの土台を、アポロ計画は築きました。

アポロ計画で導入された当時最先端のミリタリーレベルの技術は、現在の宇宙航空産業では標準技術です。時代遅れなものも少なくありません。私たちは、民間企業が月やその先への有人飛行を計画する時代に生きています。

もしアポロ計画がなかったら、私たちは今よりも進んでいたのか、それとも遅れていたのか。その答えは誰にもわかりません。ただ、私たちアメリカ人が、素晴らしく勇敢で、壮大で、立派な事業に挑み、それを成功させたことは確かです。反知性主義、反政府的レトリックが蔓延する現代から見て、賞賛に値することではないでしょうか。

編集=海田恭子

1027とはずがたり:2017/09/14(木) 19:39:36
冥王星に「はやぶさ大陸」、初の命名 日本の探査機由来
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%86%A5%E7%8E%8B%E6%98%9F%E3%81%AB%E3%80%8C%E3%81%AF%E3%82%84%E3%81%B6%E3%81%95%E5%A4%A7%E9%99%B8%E3%80%8D%E3%80%81%E5%88%9D%E3%81%AE%E5%91%BD%E5%90%8D-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F%E7%94%B1%E6%9D%A5/ar-AArQvcp
朝日新聞デジタル
1日前

 世界の天文学者らでつくる国際天文学連合(IAU)は、冥王星にある山脈や陸塊など14の地形に初めて公式に名前をつけ、発表した。日本の小惑星探査機「はやぶさ」にちなんだ「Hayabusa Terra(はやぶさ大陸)」も承認された。

冥王星の下部にみえるハート形の右上方の地形が「はやぶさ大陸」と名付けられた(NASA提供)
c 朝日新聞 冥王星の下部にみえるハート形の右上方の地形が「はやぶさ大陸」と名付けられた(NASA提供)
 冥王星の地形は、2015年に接近した米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニューホライズンズ」が鮮明な画像を撮影。研究チームが神話や探検家、宇宙探査などにちなんだ名前を世界中から公募し、IAUに承認を求めていた。

 巨大な陸地の塊の名前になった探査機はやぶさは、小惑星イトカワの微粒子を採取して10年に地球に帰還し、世界で初めて小惑星から試料を持ち帰った。

1028荷主研究者:2017/09/14(木) 22:59:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00439808
2017/8/18 05:00 日刊工業新聞
ニュース拡大鏡/政投銀、宇宙産業に資金援助 3年で1000億円投融資

インターステラテクノロジズのロケット「モモ」

 日本政策投資銀行が宇宙関連事業の金融支援や体制整備を加速している。今夏にキヤノン電子や日立造船がそれぞれ設立する新会社に出資したほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携協定を結んだ。官需から民需へと宇宙産業構造が変化を迎える中で、政投銀は本年度から3年で同事業に1000億円の投融資をする計画だ。日本の銀行がこれほどまとまった規模で民間宇宙事業に投融資するのは珍しく、産業を活性化する効果が期待されている。(編集委員・池田勝敏)

【相次ぐ事業化】
 政投銀は8月、キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設と、新世代小型ロケット開発企画(東京都港区)を設立したと発表した。小型衛星打ち上げ用の小型ロケットの開発を共同で進め、小型衛星打ち上げサービスの事業化を目指している。

 6月には日立造船、デンソー、日本無線、日立オートモティブシステムズと共同出資で、グローバル測位サービス(同中央区)を設立。準天頂衛星「みちびき」の打ち上げで高精度な位置情報が把握できる環境が整えられており、自動車や建機の自動運転などへの応用が期待されるセンチメートル級の精密衛星測位サービスの実証実験を行う。

 これに先立つ5月、政投銀はJAXAと協定を結んだ。「技術の事業性や、技術が実用化までのどのステップにいるのかなど知見を頼りにしている」と話すのは政投銀航空宇宙室の黒田徹朗副調査役。宇宙関連特有の複雑で高度な技術を評価する難しさを、JAXAの知見を借りて乗り切る考えだ。技術と金融の連携によって宇宙産業の成長を後押しする体制を整える。

【官需から民需へ】
 JAXAはこれまでも宇宙産業のけん引役を担ってきた。日本の宇宙産業は官需主導で、国と民間をつなぐ唯一の機関であるJAXAを通した産業振興が進められてきた。一方で海外に目を向けると、著名起業家イーロン・マスク氏率いる米宇宙ベンチャー「スペースX」を筆頭に新興企業を含めた多様な民間プレーヤーの参入で市場が拡大しつつある。

 日本の宇宙産業では三菱重工業など大手メーカーにより高度な技術が確立されてきたが、産業の規模や裾野を広げたり、国際競争力を高めたりする上で、少量生産型の官需産業から、量産化や汎用化を通した商用事業の創出が求められている。昨秋には「宇宙活動法」が成立し、商業衛星の運用やロケットの打ち上げで民間企業が主体となった運営が期待されている。

 政投銀が宇宙産業に注力し始めたのはこうした環境変化が背景にある。特に政投銀には金融面での支援が期待されるところだ。米国ではベッセマーなど宇宙分野に注力するベンチャーキャピタル(VC)が存在感を増しているが、日本ではそうしたVCが少ない。宇宙産業を活性化するベンチャーの育成にはリスクマネーを供給するVCやエンジェル投資家が重要な役割を果たす。

 7月に国内初となる民間宇宙ロケット打ち上げを試みた北海道のベンチャー、インターステラテクノロジズが話題になったが、実業家の堀江貴文氏が出資している。とりわけ参入障壁が高いロケット開発では、堀江氏のようなIT創業者らの潤沢な資金力に依存している面がある。

【難しい評価】
 投資家からすると宇宙産業が事業として成立するかの評価が難しい。リスクマネー供給の担い手が日本に少ないという問題意識が政投銀にはある。「長年にわたって航空機産業を支援してきた投融資のノウハウが宇宙産業でも生かされる」と黒田副調査役は話し、宇宙産業への投融資を積極化する考え。

 政投銀の宇宙産業への積極的な金融支援の姿勢が、こうしたVCなどによるリスクマネー供給の呼び水になることも期待される。

(2017/8/18 05:00)

1029とはずがたり:2017/09/15(金) 16:07:35
20年もの長期間に亘る観測お疲れ様。

さらば「カッシーニ」 13年の任務終え土星に突入、消滅へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170915-00000035-zdn_n-sci
9/15(金) 11:41配信 ITmedia NEWS

 米航空宇宙局(NASA)などが運用する土星探査機「カッシーニ」が、探査任務を終えたとして9月15日(日本時間)、土星の大気に突入する。燃え尽きて消滅するまで土星大気などの観測を続け、地球に向けた最後の信号は午後8時55分ごろに届く見通し。

【カッシーニが撮影した、太陽を背に光る土星】

 カッシーニは、NASAと欧州宇宙機関(ESA)が開発し、1997年に打ち上げられた土星探査機。2004年から土星軌道に乗り、土星とその周辺の観測データを13年間地球に送り続けたが、燃料不足などで引退が決まった。

 15日午前4時58分に最後の土星写真を撮影。午後7時31分に土星の大気に突入する計画だ。土星と地球間の通信には約83分かかるため、消滅前の最後の信号は午後8時55分ごろに地球に到着するとみられる。

●地球に届けた写真データは45万枚

 カッシーニの名は、土星の衛星「イアペトゥス」「レア」「ディオネ」「テティス」を発見した17世紀の天文学者ジョヴァンニ・カッシーニにちなんで名付けられた。

 カッシーニが地球に届けた写真データは累計約45万枚にのぼる。土星の衛星「エンケラドゥス」の地下海から吹き出す噴煙の初観測や、土星の衛星の発見のほか、カッシーニからの観測データが土星の環の科学的理解にもつながった。

 また、カッシーニに積んだ惑星探査機「ホイヘンス・プローブ」は土星の第6衛星「タイタン」に着陸し、タイタンの地表の調査結果を地球に届けた。

 NASAは、カッシーニとホイヘンスの業績をまとめた電子書籍(iBooks、Kindle、EPUB、PDF形式)を無料で公開している。

1030とはずがたり:2017/09/19(火) 22:08:41
??(;´Д`)

電子の常識を覆す新たな電子相を発見 - 理科大など
http://news.mynavi.jp/news/2017/08/16/162/
釣見駿
[2017/08/16]
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東京理科大学(理科大)らは、有機物質中の電子が、波動性を有した金属状態と粒子性を有した絶縁体状態の間でゆっくりと揺らぐ現象を発見したと発表した。

同成果は、東京理科大学理学部第一部の伊藤哲明 准教授、京都大学人間・環境学研究科の前川覚 教授(当時)、渡辺恵里 大学院生(当時)、理化学研究所の加藤礼三 主任研究員、東京大学工学系研究科の鹿野田一司 教授らの研究グループによるもの。詳細は米国の科学誌「Science Advances」に掲載された。

電子は電荷を持っているため、物質の中で互いに反発し合う。この反発力が大きいと、電子は自由に動けず、粒子としての性質を持つモット絶縁体という状態になる。反対に、反発力が小さいと、電子は波として自由に動き、絶縁体から金属へと性質を変える。このように電子の粒子性と波動性が移り変わる領域をモット境界と呼び、この領域では高温超伝導や巨大磁気抵抗など産業応用上重要な現象が実験的に観測されているため、モット境界の性質を理解することは現代物理学上の大きな課題となっている。

今回の研究では、結晶格子に乱れが導入された2次元モット絶縁体有機物質に圧力をかけ、モット境界にいたらせ、絶対温度2Kという低温まで温度を変えながら、核磁気共鳴実験で電子状態を観測した。すると、従来の常識に反して、粒子性を持つモット絶縁体状態と波動性を持つ金属状態の間を電子がゆっくりと行き来している現象を発見したという。つまり、圧力-温度相図上で、従来の相転移描像ではなく、新たな電子相(粒子性と波動性の間をゆっくり揺らぐ電子グリフィス相と呼ぶべき新奇相)が実現していることを見出したことになる。


従来と同研究のモット境界の相図(出所:東京理科大学Webサイト)

今回の成果について同研究グループでは、モット境界の基礎理解を書き換えるもので、これらの応用上重要な電子物性分野の研究に新たな視点を与えるものとし、今後、高温超伝導の探索や次世代エレクトロニクス開拓の新たな指針となるとコメントしている。

1031とはずがたり:2017/09/24(日) 20:28:13
地震続発と太陽フレア“恐怖”の関係 メキシコM8・1、熊本震度4、秋田震度5強…識者「可能性はありえなくはない」
2017.9.11 20:50
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/170911/evt17091120500024-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=related_link

 日本でも海の向こうでも大きな揺れが相次いで起きている。メキシコをマグニチュード(M)8・1の揺れが襲ったかと思うと、日本では熊本が震度4、秋田が震度5強の地震に見舞われた。そこで、気になるのが、地球上空に達したという、あの「太陽フレア」との関係だ。通信機器などに影響を及ぼす可能性があるという磁気嵐の影響なのだろうか。

 米地質調査所(USGS)によると、メキシコ南西沖で7日午後11時49分(日本時間8日午後1時49分)ごろ、M8・1の地震が発生。震源の深さは約70キロで、ロイター通信は死者数が60人に達したと報じた。

 その直後、日本でも8日午後2時20分ごろ、熊本市で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は熊本県熊本地方で震源の深さは約10キロ。地震の規模はM4・1と推定される。

 さらに同日午後10時23分ごろには、秋田県大仙市で震度5強の地震があった。震源地は秋田県内陸南部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はM5・3と推定される。東北各地で震度3〜1を観測した。

 これは単なる偶然なのか。情報通信研究機構によると、太陽表面で6日に発生した最大級の「フレア」で放出された大量の粒子が、衝撃波となって8日午前7時ごろ、地球の上空に到達した。フレアによって放出された電気を帯びた粒子は、地球の磁場や上空の電離層の乱れを招き、通信機器などに影響を及ぼすことが懸念されていた。

 メキシコと日本で相次いだ地震はこのフレア到達直後のことだ。

 本紙で「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」(木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は「学問的には不明だが」と前置きした上でこう話す。

 「地震を起こすプレートのメカニズムを研究するため、岩石を押し当てどのように壊れていくのかを確かめた室内実験では、岩が壊れる際に電磁波が発生していることが報告されている。フレアの影響で起きた電気を帯びた粒子が、地震を起こす岩に対して『最後の引き金』を引いている可能性はありえなくはない」

 まさかとは思ったが…。

1032とはずがたり:2017/09/28(木) 07:47:11

<カナダ>最古の生命の痕跡か 39.5億年前岩石に炭素
毎日新聞社 2017年9月28日 01時46分 (2017年9月28日 02時45分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170928/Mainichi_20170928k0000m040136000c.html

 ◇東京大などの研究チームが「ネイチャー」に発表

 カナダ北東部で採取した39億5000万年前の岩石から生命の痕跡とみられる炭素を発見したと、東京大などの研究チームが28日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。従来の最古記録は38億年前のものとされる。地球の生命誕生の過程を解き明かす手がかりになる可能性がある。

 小宮剛・東大准教授(地質学)らは2011?13年、カナダ北東部ラブラドル地方を調査し、沿岸域で156個の堆積岩(たいせきがん)を採取した。これらの年代を測定した結果、39億5000万年前にできたことが分かった。

 さらに、岩から検出された炭素の結晶を分析したところ、自然界に存在する3種類の炭素のうち、生命活動の証拠と考えられる軽い炭素の比率が高いことが判明。結晶ができる温度と、岩が変成した温度がほぼ一致すると考えられたことから、結晶は後の時代に混入したものではないと結論づけたという。

 ただし、結晶の含有量が少なく、炭素原子の並び方が不鮮明なことから、より新しい年代に混入した可能性を疑う専門家もいる。

 生命の痕跡はこれまで、グリーンランド西部イスア地方の38億年前の岩石から見つかったものが最古とされてきた。約40億年前の地球は大気中にも海中にも酸素が乏しかったと考えられる。小宮准教授は「有機物からメタンを合成したり、鉄分を酸化したりしてエネルギーを得る微生物が生息していた可能性がある」と話している。【阿部周一】

1033とはずがたり:2017/10/02(月) 16:18:19

熊本地震に不自然データ、HPで京大准教授謝罪
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20171002-567-OYT1T50040.html
13:52読売新聞

 昨年4月に起きた熊本地震の本震で強い揺れを観測したと発表していた京都大と大阪大、産業技術総合研究所の研究チームの観測データに、不自然な点があることが2日、わかった。

 チームの後藤浩之・京大准教授は自身のホームページで、「データに重要な問題があることを確認した」と認めた。

 研究グループは、昨年4月14日の前震後、震度7を観測した熊本県益城町に地震計を設置し、16日の本震で、局所的に強い揺れを観測したと学会などで発表していた。

 文部科学省などによると、今年9月末に土木学会に「データが不自然だ」という匿名の通報が寄せられた。

 後藤准教授はホームページに「問題のあるデータが流布される事態となり、その一端を担ったことは疑いのない事実です。大変申し訳ありません」とするコメントを掲載した。文科省は事実関係の調査を始めた。

1034とはずがたり:2017/10/17(火) 11:19:32

“星”の合体 重力波と光初観測、宇宙の謎 解明へまた一歩
TBS News i 2017年10月17日 04時20分 (2017年10月17日 05時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20171017/Tbs_news_108288.html
 
 宇宙の謎解明へ、また一歩前進です。「中性子星」と呼ばれる星が合体した際に出た重力波と光が、世界で初めて観測されました。
 これは今年のノーベル物理学賞に決まったアメリカの重力波望遠鏡「LIGO」などの研究チームが発表したものです。今年8月、地球から1億3000万光年離れた銀河で、中性子星と言われる密度の高い星2つが合体し、その際に出た重力波を世界で初めて観測しました。

 また、日本の国立天文台などの研究チームも、合体した際に放たれた光を世界で初めて観測しました。このデータの分析で、合体した際に鉄より重い元素が合成された可能性があることが分かったということです。

 「合体して飛び出していくものの中には『金』『プラチナ』『ウラン』『レアアース』といった鉄より重い元素ができるということが予想されてきた。今回の発見は少なくとも、この現象(中性子星の合体)で重元素が合成されたということを検証できたのではないか」(国立天文台 田中雅臣 助教)

 鉄より重い金やプラチナは宇宙でどのようにしてできたのか謎でしたが、今回の観測で研究が進むことが期待されています。(16日23:39)

1035とはずがたり:2017/10/30(月) 18:31:35
謎の物体を観測、太陽系外から飛来した初めての天体か(字幕・28日)
ロイター 動画 2017年10月30日 17時03分 (2017年10月30日 18時14分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20171030/ReuterVideo_109537.html

 われわれが暮らす太陽系を、謎の物体が通過中だ。米国の科学者らによると、この物体は太陽系の外から飛来した可能性があるという。仮にそうだとすれば、地上で観測された最初の恒星間天体であると話している。

1036とはずがたり:2017/10/30(月) 20:03:13
北朝鮮の核実験、100年以上眠っている白頭山を目覚めさせるか
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171007-00028567-hankyoreh-kr&amp;pos=1
10/7(土) 9:25配信 ハンギョレ新聞

23日、豊渓里近くで地震発生…「6回目の核実験の影響」 北朝鮮の核実験→地震→白頭山噴火シナリオが再燃  米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」の専門家 「火山地帯周辺のネバダで921回の核実験 北朝鮮より50倍の爆発力にも地震・噴火ない 火山爆発の恐怖が“神話”として残ることを祈る」

 23日午後、北朝鮮が6回目の核実験を行った咸鏡北道吉州郡(キルジュグン)豊渓里(プンゲリ)近くでマグニチュード2.6と3.2の地震が相次いで発生し、しばらく落ち着きを見せていた「北朝鮮の核実験→地震→白頭山(ペクトゥサン)の噴火」のシナリオが再び頭をもたげている。

 気象庁は24日「2回にわたる地震は北朝鮮の6回目の核実験場所から北北西に約6キロメートルの地点で起きたものと分析される」と明らかにした。国連傘下の包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)のラッシーナ・ゼルボ事務局長もツイッターで、「6回目の核実験に伴う崩壊などの要因によるものと推定される」と明らかにした。北朝鮮の核実験がいかなる形であれ、地震の発生に影響を及ぼしたか、原因になったという分析だ。延世大学・地球システム科学科のホン・テギョン教授も、今回の地震と関連し、「6回目の核実験によって誘発された強力な地震動がこの地域にこれまで蓄積されてきた地体構造の応力を排出する効果をもたらし、地震が発生した可能性が高い」と分析した。

 政界でも地震発生の可能性や放射能流出を懸念する声が高まっている。正しい政党のユ・スンミン議員はフェイスブックへの書き込みで、「専門家らは6回目の核実験後、豊渓里核実験場の周辺地域が相次ぐ地震で崩壊すれば、核実験で発生した放射能が地上に放出され、大気が汚染されたり、地下水層が汚染される可能性があると指摘している」とし、「安保問題とは別に、韓国政府が中国や日本、ロシアなどとの国際協力に主導的に取り組むべき」と明らかにした。

 国民の党のパク・チウォン議員は、地震の発生にとどまらず、100年以上眠っている白頭山の噴火可能性まで提起した。パク議員は、自分のフェイスブックに「私たちの頭上で核実験による地震が発生しているうえに、人工的であれ自然的であれ、白頭山と核実験場付近の地域で地震が活性化されているなら、いかなる形でも南北と国際社会が共同でこれを調査して備えなければならない」という書き込みを残した。彼は2010年、国会情報委員会の国政監査で行った自分の発言を引用し、「当時、白頭山で地震と火山噴火の前兆ともいえる数千匹の蛇が出現したという事実を指摘し、『最近、白頭山付近で地震が多発しているため、白頭山の火山爆発が予想されおり、火山噴火による地震や火山灰、溶岩の被害について南北が共同で研究して備えなければならない』と指摘したことがある」とした。白頭山付近で自然地震が発生するなど、火山噴火の予兆と疑われる現象が頻繁に起きているが、北朝鮮の核実験が火山爆発を“刺激”するかもしれないということだ。パク議員は「専門家らは、白頭山の火山が噴火すれば、2010年のアイスランド火山噴火の1000倍以上の規模になるだろうと予測している。朝鮮半島全域はもちろん、中国まで巨大な溶岩の噴出や火山灰の被害、水蒸気による洪水被害で、恐ろしい災難に見舞われかねない」として、国際社会の共同対応を促した。

 実際、昨年2月ホン・テギョン教授研究チームは「北朝鮮の核実験に伴う白頭山火山の地震動と動的応力の変化の予測」論文で、今後北朝鮮がより大きな規模の核実験を実施すれば、白頭山の火山が“反応”する可能性があると予測した。同研究チームは、北朝鮮が2006年や2009年、2013年に実施した3回の核実験の実測資料を分析した。

 北朝鮮の核実験場がある豊渓里から白頭山までの距離は114キロメートルだ。白頭山は1903年、最後の噴火をしてから、2000年に入って白頭山天地(チョンジ)周辺で毎月10〜15回の地震が発生しており、地震波測定の結果、白頭山の地下には巨大なマグマ溜りがあることが確認された。

1037とはずがたり:2017/10/30(月) 20:03:23
>>1036
 しかし、核実験による地震の発生と火山爆発の因果関係は確認されていないという反論もある。北朝鮮の核実験などと関連した詳しい情報と分析を提供する米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」は、6回目の核実験直前の先月28日、「絶対に消えない神話:豊渓里核実験は白頭山噴火の引き金となるか?」(38north.org/2017/08/fpabian082817)という短い論評を掲載した。

 米国ロスアラモス国立研究所(LANL)出身で45年の経歴を持つ核実験・地理空間の専門家であるフランク・ファビアン氏は、「38ノース」への寄稿でフォーブスやCNNなどを取り上げ、「一部メディアが北朝鮮の地下核実験が白頭山の破滅的な爆発を引き起こしかねないという恐ろしい見出しをつけているが、過去米国の事例を見ると、核実験が火山爆発を誘発したことはなかった」と説明した。

 彼は1971年11月6日、周辺90キロメートル以内に3つの成層火山がある米国のアラスカで行われた核実験の事例を取り上げた。特に、最大5メガトン(TNT5000キロトン)の核実験(実体派によるマグニチュード6.9)にもかかわらず、アラスカアリューシャン列島にある62の活火山・休火山のうち、どの火山も噴火しておらず、地震も発生しなかったということだ。 北朝鮮6回目の核実験の爆発力はTNT50〜150キロトン程度と推定される。

 ファビアン氏はこれに先立つ5月にも「38ノース」に、「火山の恐怖を暴く」(38north.org/2017/05/fpabian050917)を寄稿した。米国ネバダ核実験場(NTS)では、米国が地下で行った核実験1021件のうち、およそ921件が実施された。ネバダ核実験場は地球上で最も大きな火山カルデラの一つであるカリフォルニア州ロングバレーのカルデラの端から289キロ離れた場所に位置している。ファビアン氏は「ネバダ核実験場では1メガトン(TNT1000キロトン)を超える核実験も数回あったが、北朝鮮の1〜5回の核実験のうち、最大値は20キロトンだった」とし、「50倍以上の差がある」と指摘した。彼は「1969年、米国地質調査所(USGS)が地下核実験がカリフォルニアを揺るがす地震を起こす恐れがあるかどうかを調べたが、明白な相関関係を見つけることができなかった」とした。ファビアン氏は地質調査局の資料を引用し、「このような調査結果は地下核爆発による一時的な圧力は、数十キロ離れた距離で断層破裂を起こすほど十分でないという理論的計算と一致している」と説明した。

 にもかかわらず、核実験による地震と火山爆発の可能性を完全に排除することはできない。ひとたび「ブラック・スワン」が現れれば、観察と経験に基づいた世界は根底から覆される。そのためか、ファビアン氏も「火山爆発の神話」論評をこのように締めくくった。

 「願わくは火山の恐怖が神話として残ることを」(Hopefully this volcanic panic is one myth that can be put to rest.)

キム・ナミル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

1038とはずがたり:2017/10/30(月) 20:04:56
(朝鮮日報日本語版) 北核実験:「豊渓里、もう1度実験すれば放射能漏れる」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171029-00002144-chosun-kr&amp;pos=1
10/29(日) 21:25配信 朝鮮日報日本語版
 中国科学院の地質学者らが、北京を訪れた北朝鮮の科学院の地質学者らに対し、北朝鮮の豊渓里核実験場でもう1度核実験が実施されれば山が崩壊して放射性物質が噴出する恐れがあると警告していたことが分かった。29日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じた。北朝鮮は中朝国境から80キロ離れた豊渓里の万塔山で2-6回目の核実験を実施している。中国の科学院と北朝鮮の科学院は共に両国の最高水準の国家科学研究機関だ。

 SCMPによると、中朝の地質学者らが会ったのは9月20日で、北朝鮮による6回目の核実験(9月3日)から17日後だった。会合を主催した中国の地質学者はSCMPに対し「北朝鮮の核実験に対する中国政府の懸念が最も重要なテーマだった」と話した。しかし、中国側の出席者は「外交的な事項が含まれているため、話し合いの内容は公開できない」と明言を避けた。

 SCMPは、この会合から2日後の9月22日に北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が滞在先のニューヨークで「過去最大級の水爆実験を太平洋上で行うことになるのではないか」と発言したことについて、中国の科学者らによる「豊渓里崩壊」の警告が影響した可能性があると指摘した。

1039チバQ:2017/10/30(月) 20:07:28
http://www.sankei.com/world/news/171027/wor1710270024-n1.html
2017.10.27 11:00
【紅い野望 2期目習体制(中)】
見識なき“組長政治”の弊害 中国発「世界金融恐慌」最悪のシナリオ

「中国の悲劇は、経済政策の立案や遂行で実力ある人物から権力を奪い、実力なき人物にかつてない権力を与えたことだ」。北京の外交筋が顔をしかめた。前者は李克強首相を、後者は習近平総書記(国家主席)をさす。

 中国共産党の新たな最高指導部7人が披露された25日の記者会見。習氏が誇らしげに手を振りながら登壇したのに対し、習氏に続いた序列2位の李氏は伏し目がちに入場し、緊張のせいか額に汗をかいていた。

 外交筋は「5年前の党大会後の会見では、李氏も習氏と同じく手を振って入場したが、5年間で権力の差が極端に広がって、習氏と同じ動作を遠慮せざるを得なくなった」と分析した。

 苦学の末、北京大学で経済学博士号を得た李氏は首相へ就任後、金融の自由化や赤字続きの国有ゾンビ企業の統廃合など「リコノミクス」と呼ばれた経済構造改革策を相次ぎ打ち出して、期待を集めた。

 だが、経済成長減速が顕著になった2013年12月、共産党が新設した「中央全面改革深化指導小組」の組長に習氏自ら就任。さらに、治安対策やインターネット統制などで次々と「小組(党のタスクフォース)」をつくり、習氏はすべて組長の座に就いた。金融も含め、あらゆる政策で強権をもつ司令塔となり、李氏からは経済政策を取り上げて、小組の方針に実行部隊の国務院を従わせる“組長政治”に構造を変えた。

 その弊害が2年前の上海株急落だ。投機マネーが逆流して世界同時株安に発展。中国の金融当局は慌てて強引な株価下支え策を繰り返した。中国人民銀行(中央銀行)は人民元を切り下げたが、想定外の元安と資金海外逃避に驚いて買い戻すなど、市場経済化とは逆行する稚拙な経済政策に世界の金融市場は振り回され続けた。

 決定権を奪われた現場はマーケット急変に迅速に対応できない。「“見えざる手”が働く金融市場を理解できない習氏は、強権で市場をすべて支配できると勘違いしている」との厳しい批判が市場には渦巻く。

 市場混乱の次に懸念されるのは、中国発の世界金融恐慌だ。高速鉄道建設など採算度外視の公共投資に明け暮れた結果、金融機関から借金した政府系の債務、民間の債務を合わせた債務総額は今年9月、国内総生産(GDP)の260%に達した。国有企業の債務超過を加算すると実際には300%を超える危険水域だ。1990年代の日本のバブル崩壊は220%で起きたが、中国では地方政府や国有企業などが債務を互いにつけまわすなど強硬手段で顕在化を抑えて、自転車操業でしのぎ続けているのが実情だ。」

 北京の経済学者は、「中国が国境を接する北朝鮮の軍事行動エスカレートなどの地政学リスクが高まる事態となれば、脆弱な中国の不動産市場は簡単に急落する。不動産を担保にした融資は、相次ぎ不良債権化して金融機関は経営危機に陥る。破綻の連鎖は海外に急拡散する」と警告した。

 習1強体制に「金融恐慌」を防ぐ「実力」はあるのか。「強国路線」とは裏腹に、最悪のシナリオへの恐怖感が広がっている。

1040とはずがたり:2017/10/31(火) 08:59:19

地球は生命に適した「特別な惑星」か、研究
http://www.afpbb.com/articles/-/3137690?cx_tag=pc_sns&amp;cx_position=3#cxrecs_s
2017年8月1日 10:06 発信地:パリ/フランス

【8月1日 AFP】地球は、生命の基本要素である液体の水を保持できるという点で異色の存在だとする研究結果が7月31日、発表された。地球外生命体の探査に大きな打撃を与える結果だ。

 太陽に似た恒星を周回している太陽系外の惑星は、進化の過程で水が豊富に存在する段階を経る可能性が高いとする説がある。

 初期の地球のように氷に覆われ、生命のいない惑星が「ゴルディロックス・ゾーン(Goldilocks Zone)」と呼ばれるちょうど適切な距離にある軌道を周回している場合には、若くて暗い主星の温度が上昇し始め、太陽に似た状態になると、表面の氷が溶けて、水が豊富な段階に入ると考えられる。

 木星の衛星エウロパ(Europa)や土星の衛星エンケラドス(Enceladus)などの太陽系内にある氷に覆われた天体や、他の恒星系にある「系外惑星」などは、この段階を経て生命生存可能な状態になる可能性があると、この説は主張している。

 だが、英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された論文によれば、これが実現する可能性は、これまで考えられていたよりも低いという。

 中国・北京大学(Peking University)のヨウ・ジュン(Jun Yang)氏と研究チームは、氷に覆われた惑星の進化をシミュレートするために、複数の気候モデルを使用した。

 この結果、地球の特徴の一つである大気中の温室効果ガスが存在しなければ、惑星を覆う氷を溶かすのに必要なエネルギーの値が非常に高くなるため、氷の惑星は生命存在に適した中間段階を経ずに、凍結した世界から灼熱(しゃくねつ)の世界へと一気に移行すると考えられることが分かった。

「惑星初期の全面凍結(スノーボール)状態を乗り越えるのに必要な主星のエネルギー放射が非常に大きいため、大規模な蒸発散を引き起こし、生命生存可能な惑星となるのを不可能にする」と、研究チームは論文に記している。

 これは、氷に覆われた天体の一部が、地球に似た生命生存可能な段階を経ない可能性があることを示唆するものだ。

 また、エウロパやエンケラドスなどの太陽系内の氷天体をめぐっては、数十億年後に太陽が赤色巨星となり、超高温の熱を発する段階に達するまでのどこかの時点で、氷の塊から火の玉に姿を変える可能性が高いとされた。

 他方で、地球は約6億〜8億年前、全体が氷に覆われた全球凍結状態の間に火山の噴火で放出された大気中の温室効果ガスによる温暖化作用のおかげで、氷が適度に溶けた氷惑星の一例だと、研究チームは指摘した。

 これは、氷が溶けるのに必要な太陽エネルギーがより小さかったことで、地球が温暖な中間段階に達することができた可能性があることを意味する。(c)AFP

1041とはずがたり:2017/11/04(土) 18:01:26
“宇宙人”は30年以内に見つかる!
https://dot.asahi.com/wa/2017102000017.html?page=1
2017.10.23 16:00週刊朝日

… 例えば中国で昨年、世界最大の電波望遠鏡が完成した。直径は500メートル、面積はサッカーコートおよそ30個分もある。目的は、望遠鏡を使って文明を持つ知的生命が発した電波を捉えること。建設費は約182億円。中国は今、国の発展のシンボルとして、巨額の資金を投じ、軍主導の宇宙開発計画を意欲的に進めている。2022年までには独自の宇宙ステーションを完成させ、最終的には月への有人着陸を目指しているのだ。

 電波望遠鏡を使った“宇宙人探し”は、アメリカやオーストラリアなど各国で行われている。中でも注目を集めているのが、電波望遠鏡同士を連携させ、地球外知的生命が発した電波を捉える、「ブレークスルー・リッスン」と呼ばれる大型プロジェクトだ。同プロジェクトは、ロシアの投資家が10年にわたって115億円の資金を投入して行われるもので、宇宙論の権威とされるスティーブン・ホーキング博士をはじめ、世界中の著名な科学者らが参加を表明している。

「地球外生命の発見は夢ではなく、手が届きそうというところまで来ています」

 国立天文台 太陽系外惑星探査プロジェクト室長・田村元秀さんは言う。

 根拠は、大きく分けて二つ。一つは望遠鏡などの技術が進み、観測範囲が広がったこと。例えば、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機で、19年春にNASAが打ち上げ予定の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」は、主鏡の大きさは6.5メートルとハッブルの約3倍で、高性能の赤外線カメラにより、宇宙誕生のビッグバンから2億年後、今から約136億年前の光を観測することができるという。

「“地球から近い”天体は、水や酸素など生命の証拠となるものがあるか、隅々まで調べられるようになる」(田村さん)

 さらに、地球のように生命が住めるような場所が、宇宙の中で多く見つかってきたことも、大きな前進だ。今年2月、NASAが「地球に似た七つの惑星を発見」と発表して、世界中の注目を集めた惑星系「トラピスト1」もその一つだ。同惑星系は地球から約40光年という比較的近い場所に位置し、三つの惑星の地表には海があり、生命が存在する可能性もあるという。昨年には、地球から最も近い約4光年という「宇宙的には目と鼻の位置」(同)という場所で、水や大気が存在して、重量も地球に似ている惑星「プロキシマb」も見つかっている。

「生命体がいる可能性が高いのは、このトラピスト1とプロキシマbでしょう。恐らくJWSTによって、5年後には糸口が見つかる可能性が高い」(同)

 日本も負けていない。田村さん自身も、惑星探査の中で長年、地球外生命を探している一人だ。田村さんが率いる日本独自の研究は、建設費約400億円をかけて造られた、口径8.2メートルの光学赤外線望遠鏡「すばる望遠鏡」を使った観測だ。半年後には惑星の重さや公転周期を測定できる新機能を搭載し、本格観測を始める予定だ。田村さんは言う。

「新機能を搭載したすばる望遠鏡の観測によって、生命体のいる可能性の高い、かなりの数の惑星を見つけることができると期待しています。“第二の地球”と呼べる惑星が、10年以内に100近く見つかってもおかしくないでしょう。日本発の研究によって、地球外生命にかなり近づける可能性も少なくありません」

 日本独自の研究はほかにもあり、中でもユニークなのが、宇宙空間でタンポポの種のように浮遊している生命の「種」を探す「たんぽぽ計画」。「タフな微生物だったら、宇宙空間で生きていられるかもしれない」という発想から進められている。東京薬科大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)など、国内26機関が参加するプロジェクトだ。

 同研究では、高度約400キロを周回する国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」の外側に、「エアロゲル」と呼ばれる寒天のような特殊物質を使った装置を設置し、宇宙のちりを採取。その中に、微生物や生命の材料となる有機物が含まれていないかを調べる。

 第1弾で採取したちりは、昨年地球に戻り、現在分析中。第2弾で採取したものは、今月戻ってきたばかりだ。参加する26機関の研究者が分担し、開発・分析費だけで数千万円が投入されている。実験を主導する、山岸明彦教授(東京薬科大学生命科学部)は言う。

1042とはずがたり:2017/11/04(土) 18:01:54
>>1041
「第1弾の採取分は初期分析の途中ですが、現時点で0.1ミリメートル以上の衝突痕が100個以上見つかっています。この中に微生物や有機物があるか、これから分析を進めるところです」

 ちりの中から微生物や有機物が見つかれば、生命の材料は「宇宙空間を移動できる」ということになる。

「それが証明できれば、地球上の生命は、実は火星で誕生して地球にやってきた可能性もあるし、その逆だってありうる。あるいは他の惑星から飛んできたか。そうなれば、地球外生命に対する考え方はぐっと広がってきます」(山岸教授)

 山岸教授によれば、地球以外の場所で生命誕生の可能性が最も高いのは、火星だと言う。火星には昔、海も大気もあったと考えられており、生物がいたとしてもおかしくないからだ。現在も火星の地下には水がある可能性が高いとされており、NASAを中心に生命探査が進められている最中。山岸教授も火星探査に乗り出そうと計画を練っている。

「2020年後半には実現させたい。具体的には、探査機を使って火星の表面を5センチ程度掘り、土を採取して成分を調べたいと考えています。もし微生物や有機物が見つかって、遺伝子やDNAまで解析できれば、ひょっとすると地球と火星とを結ぶ生命の証拠も見つかるかもしれません」

 山岸教授は、原始的な生物を含む地球外生命は「あと30年以内に見つかるかもしれない」とし、NASA本部も「1世代以内の年月で見つかるだろう」と公言している。つまり、地球外生命はいつ見つかってもおかしくない状況まで、科学は進んだのだ。その先の、文明を持つような知的生命との遭遇も夢ではない。

 その証拠に最近、“宇宙人との接触”についての国際ルールをめぐる議論が活発化している。宇宙に関連した学者から構成される、国連承認の団体「国際宇宙航行アカデミー」は、89年に「地球外知的生命からの信号の発見に関する議定書」を採択。前述のような電波望遠鏡を使った、地球外知的生命探し(SETI)が成功した場合に関係者が取るべき行動について書かれている。

 要点は、次の四つだ。知的生命からと思われる信号をキャッチした場合、1.発見者は自身で間違いがないか徹底的に調査、確認すること、2.確定するまでは公表を避けること、3.確定したらその情報を隠蔽しないこと、4.勝手に知的生命に返事をしないこと。

「“Xデー”に備え、議定書に基づき行動をシミュレーションすべきです」

 日本において唯一SETIに取り組む鳴沢真也博士(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所)はこう話す。

 実は昨年8月、鳴沢博士をはじめ、世界でSETIに携わる研究者らの間で、ひと騒動があった。ロシアの電波望遠鏡が自然界では存在しえないような強い電波を捉えたことを受け、第一報を受けた科学者が、鳴沢博士を含む関係者42人に対し、詳細な情報を添えたメールを送付した。ところがメールを受け取った一人からマスコミに情報が漏れ、「宇宙人からメッセージが来た」と各国でニュースになり、ちょっとした混乱を招いてしまったのだ。アメリカで再検証がされた結果、結局は「地球外知的生命からの信号ではない」と判断され、事態は収拾を迎えた。

「この騒動を機に、関係者の間では、近い将来起こりうるだろう地球外知的生命の発見に対し、改めて議定書に沿った行動が必要だと確認されました。ネット社会の今、情報公開においては一部、見直しが必要だという動きから、改定案もできています」(鳴沢博士)

 ただし、議定書はあくまでガイドラインとして存在するもので、拘束力はない。欧米が中心となって作成されたものであり、それ以外の国で議定書の存在を把握しているのか、把握していても信号を受けた時に議定書に基づき行動するかも不透明なのが実情だ。…

(本誌・松岡かすみ)

※週刊朝日 2017年10月27日号

1044とはずがたり:2017/11/13(月) 19:59:06

チバニアン、地質時代名に内定…イタリアに勝つ
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%81%E3%83%90%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%80%81%E5%9C%B0%E8%B3%AA%E6%99%82%E4%BB%A3%E5%90%8D%E3%81%AB%E5%86%85%E5%AE%9A%E2%80%A6%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AB%E5%8B%9D%E3%81%A4/ar-BBEThyq
読売新聞 4 時間前

 地球のN極とS極が入れ替わった痕跡を残す千葉県市原市の地層について、国際組織「国際地質科学連合」が約77万〜12万6000年前の時代を代表する基準地に内定したことが13日、分かった。

 国立極地研究所など日本の研究チームとイタリアチームの申請に対し、同連合の下部組織による投票で、日本の申請が妥当と認められた。「千葉の時代」を意味する「チバニアン」が地質時代名につけられる見通しとなった。

 地質学上の時代名に日本の地名が付くのは初めてとなる。日本チームは今年6月、放射性元素や花粉、海洋生物の化石など千葉の地層の優位性を示すデータを提出。関係者によると、今月上旬までに実施した専門家らによる投票で、競合するイタリアの2か所をしのぐ60%以上の票を集めたという。今後、正式な手続きを経て決定される。

1045とはずがたり:2017/11/14(火) 11:16:11
グーグルアースのurlは??

アステカとかマヤとか更にはアトランティスとかムーとか怪しいの含めて古代文明なんかも此処だな♪

サウジアラビア 砂漠に謎の構造物 グーグルアースで確認
https://mainichi.jp/articles/20171113/k00/00e/030/257000c#cxrecs_s
毎日新聞2017年11月13日 16時33分(最終更新 11月13日 16時57分)

 サウジアラビアの砂漠地帯に、古代に造られたとみられる用途不明の石の構造物が400近くあるのを、オーストラリア人の研究者が米グーグルの衛星写真を利用したサービス「グーグルアース」を使って確認した。オーストラリアのメディアなどが13日までに伝えた。

 ウェストオーストラリア大のデービッド・ケネディ教授によると、9000〜2千年前に造られたとみられる。古代の火山の溶岩原にあり、地上から見てもよく分からないが、150メートルほど上空または衛星レベルの高度からだと、門が地面に横たわったように見える長方形だ。長辺が最大約500メートルに達するものもある。(共同)

1046荷主研究者:2017/11/19(日) 11:19:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00450348
2017/11/10 05:00 日刊工業新聞
直径10kmの小惑星衝突、大量絶滅の確率は10% 東北大など

 東北大学大学院理学研究科の海保邦夫教授と気象研究所の大島長主任研究官らは、直径10キロメートル程度の小惑星が地球へ衝突した場合、動物の大量絶滅が起きる確率は10%程度に過ぎないことを明らかにした。シミュレーションによって分かった。さらに同じ小惑星の衝突でも、落ちる場所によっては気温低下がほとんど起きない場合と、地球全体の月平均気温が11度C程度下がる場合があることを突き止めた。

 大きな小惑星が地球へ衝突すると多くの生物が絶滅すると考えられている。実際に6600万年前の白亜紀末に直径10キロメートル程度の小惑星が地球へ衝突し、恐竜など75%以上の動物の種が絶滅したことが知られている。

 ただ、もし6600万年前の小惑星の衝突場所が少しずれていれば、恐竜は絶滅せず、恐竜の世界が今も続いていた可能性があるという。今回の知見は、大規模な火山噴火が起こった際の気候影響評価にも活用できる。成果は9日、英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

(2017/11/10 05:00)

1047とはずがたり:2017/11/19(日) 15:54:13
11光年先に発見!地球に似た惑星「生命存在の可能性も」太陽系に接近中
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20171116/Hazardlab_22740.html
ハザードラボ 2017年11月16日 14時20分 (2017年11月19日 15時45分 更新)

 わずか11光年離れた宇宙に、地球によく似た惑星が見つかった。ヨーロッパ南部天文台(ESO)の研究チームによると、この天体は、赤色矮星「ロス128」の周りを9.9日かけて回っており、太陽系に向かって接近中のため、7万9000年後には地球に最も近い惑星になる見通しだ。

 宇宙で最もありふれた天体の赤色矮星のうち、太陽系に最も近いのは、4.25光年離れた位置にあるプロキシマ・ケンタウリだ。ESOは2016年8月、プロキシマ・ケンタウリを公転する惑星プロキシマ・ケンタウリbを発見。この惑星は、生命誕生が可能な「ハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域)」を約11日で公転しており、表面上に水が存在する可能性が示唆されているが、一方で紫外線やX線が強く、生命の存在は難しいと考えられている。

 仏グルノーブル・アルプ大学地球科学研究所のグザビエ・ボンフィル氏が率いる惑星探査チーム「HARPS」は、チリのラ・シヤ天文台にある直径3.6メートルの望遠鏡を使った観測で、おとめ座の方向に11光年離れた赤色矮星ロス128を周回する恒星「ロス128b」を発見した。

 ロス128bは赤色矮星の周りを1周9.9日で回り、その距離は地球と太陽間(1億4960万km)の20分の1より近いにもかかわらず、降り注ぐ紫外線やX線の強さは、地球の1.38倍程度の穏やかな環境だと考えられている。温度は零下60℃〜20℃程度と推定されており、表面に水があるかは不明だが、生命の存在を示す痕跡があるかもしれないという。

 赤色矮星ロス128は、現在太陽系に向かって進んでおり、地球に最接近するのは7万9000年後。それでも現在建設中の巨大望遠鏡ELTが完成して、2024年に観測を始めれば、大気中の酸素や気候などを詳しく調べ、生命の存在の可能性が明らかになるだろうとしている。

1048とはずがたり:2017/11/22(水) 12:09:40
太陽系外から飛来の天体、初観測 「最初の使者」命名
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171121-00000095-asahi-int
11/21(火) 23:04配信 朝日新聞デジタル

http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/2017-11-22-0.jpg
太陽系に飛来した天体「オウムアムア」のイメージ

 米ハワイ大が今年10月に見つけた天体が、太陽系の外から飛来したものだと分かった。観測されたのは初めて。国際天文学連合(IAU)は、ハワイ語で「最初の使者」を意味する「オウムアムア」と命名。岩石と金属でできた細長い「葉巻形」らしいこともわかった。太陽系の起源に迫る研究に役立ちそうだ。

http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/2017-11-22-1.jpg
【写真】「オウムアムア」の軌道のイメージ

 20日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に論文が掲載された。天体は10月14日、地球から約2400万キロまで接近。その5日後、ハワイ・マウイ島の望遠鏡で発見された。太陽の重力に引きつけられて、そのまま周回を続けるには速度が速すぎることが判明。太陽系外から秒速25キロ以上で近づき、太陽と水星の間を通り抜け、太陽の重力で急激に軌道を変えたことがわかった。長さは400メートル以上あり、赤茶けた表面からガスなどは噴出していなかった。11月20日現在、火星の軌道を越え、秒速約40キロで太陽から離れつつある。

 オウムアムアのような太陽と別の恒星の間を移動する「恒星間天体」は、太陽系に年1回は飛来していると考えられるが、見つかっていなかった。米航空宇宙局(NASA)の研究者は「歴史的な発見で太陽系形成を研究する新たな扉を開いた」としている。(ワシントン=香取啓介)

1049とはずがたり:2017/11/27(月) 22:42:10
宇宙137億年の歴史 佐藤勝彦 最終講義 (角川選書) 単行本 ? 2010/3/10
佐藤 勝彦 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%87%E5%AE%99137%E5%84%84%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2-%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%8B%9D%E5%BD%A6-%E6%9C%80%E7%B5%82%E8%AC%9B%E7%BE%A9-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E4%BD%90%E8%97%A4/dp/4047034657

1050とはずがたり:2017/11/28(火) 19:23:56
口永良部島 火山性地震が増加
tenki.jp 2017年11月28日 15時45分 (2017年11月28日 18時57分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/weather/20171128/Tenkijp_88091.html

福岡管区気象台と鹿児島地方気象台によると、口永良部島の火山性地震は、11月25日以後多い状態で経過しており、きのう27日には65回、きょう28日12時までは35回と増加しています。これらの火山性地震は新岳火口直下のごく浅い場所を震源としています。口永良部島で地震回数が50回を超えたのは、噴火が発生した2015年5月29日の293回以来です(地震回数は速報値) 。 火山性微動は観測されていません。
東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町、及び気象庁が27日に実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり200トン(前回11月26日、100トン)と2014年8月の噴火前よりもやや多い状態です。新岳火口では、きょう28日、白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がりました。 傾斜計及びGNSS連続観測には、特段の変化は認められません。

警戒事項は
28日午後3時現在、噴火警戒レベルは3(入山規制)です。新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

1051とはずがたり:2017/12/23(土) 08:30:15
>太陽のそばを通り300度以上に熱されても
随分低い温度だな。。

ナゾの天体「オウムアムア」の正体 これまでに分かったこと
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/post-9175.php
2017年12月21日(木)15時00分
松丸さとみ

宇宙人の探査機説は「シロ」
彗星なのか、小惑星なのか、それとも宇宙船なのか!?と世間を騒がせている恒星間を移動してやってきたナゾの天体「オウムアムア」だが、実体が少しずつ分かり始めているようだ。

先週お伝えした通り、宇宙人探しのプロジェクト「ブレークスルー・リッスン」がバージニア州のグリーンバンク望遠鏡を使って電波信号の有無を探っていた。戻ってきたデータを解析したところ、今のところ出ている結果で判断すると、答えは「シロ」だった。人工的な信号は何も見つからなかったのだ。

ただし、2時間の観察で90TBという膨大なデータを集めたため、解析はまだ終わっていない。ブレークスルー・リッスンは、データの解析と並行して、引き続き電波信号の観察を行う意向だ。

しかし宇宙人の探査機でないことが今のところはっきりし、分類上は小惑星とされているものの、彗星なのか小惑星なのか、オウムアムアの実体は天文学者をもってしても複雑すぎるらしい。

構成などの面からその正体を突き止めようと研究をしている英クイーンズ大学のアラン・フィッツシモンズ教授率いる天文学者のチームが18日、これまで分かったことをまとめた内容を天文学の専門誌「ネイチャー・アストロノミー」に発表した。

数億年の宇宙の旅でできたコート
「サイエンス・アラート」によると、オウムアムアは当初、彗星だと考えられていた。しかし天文学者らが調査を進めた結果、どうやら小惑星らしいということで、現在の分類上は小惑星になっている。

二者の違いは、その天体が何できているかだ。彗星は氷、塵、岩石からできており、太陽に近づくと氷が溶けてガスを発する。彗星の「尾」とされるのは、この溶けた氷が発した、岩石などの粒子が混ざったガスだ。一方で小惑星は、岩石、塵、金属でできており、太陽に近づいても彗星のようにガスを発生することはない。

オウムアムアはガスを出している様子がないため、主に岩石と金属でできた小惑星だと分類されている。しかし前述のフィッツシモンズ教授が発表した分析内容によると、オウムアムアの正体は「炭素が豊富に含まれた泥に包まれた氷」らしい。

もともとは二酸化炭素などでできた氷だったオウムアムアだったが、数百万?数億年かけて宇宙を旅するうちに、宇宙放射線を浴びて50センチほどの厚さの「コート」ともいうべき炭素の泥ができたようだ。太陽のそばを通り300度以上に熱されても中の氷が溶けなかったのは、このコートのおかげだった。

太陽系と他の惑星系がよく似ている証拠
こうした構造は太陽系の小天体にもよく見られるものだと、フィッツシモンズ博士はクイーンズ大学の発表文に述べている。またガーディアンはフィッツシモンズ博士の話として、オウムアムアは木星近くのトロヤ群小惑星に似ており、また海王星の先にあるカイパーベルトに存在する天体にも似ているとしている。

研究チームの1人、ミシェル・バニスター博士は、恒星間を移動してやってきたオウムアムアが太陽系の小天体とよく似ているということは、他の惑星系で恒星の周りに惑星や小惑星が形成される過程には、我々の太陽系と多くの共通点があるということだろうと話している。

ブレークスルー・リッスン同様、フィッツシモンズ教授のチームも、引き続き調査していく予定だ。

1052とはずがたり:2017/12/24(日) 11:28:45
北海道沖で超巨大地震“切迫”その根拠は?
https://www.msn.com/ja-jp/news/video/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%B2%96%E3%81%A7%E8%B6%85%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87%E2%80%9C%E5%88%87%E8%BF%AB%E2%80%9D%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%A0%B9%E6%8B%A0%E3%81%AF%EF%BC%9F/ar-BBHb5fP
日テレNEWS24
NNN24
2 時間前

政府は今週、北海道沖でも東日本大震災のような「超巨大地震が切迫している可能性が高い」と発表した。海沿いの住民からは、不安の声も聞かれている。
    ◇

地震調査委員会・平田直委員長「東北で2011年に起きたような非常に大きな地震が、千島海溝で起きる可能性が高い」

19日の政府の発表。政府が「超巨大地震」が切迫している可能性が高いと指摘したのは、北海道の東側にある千島海溝。

発生確率は、今後30年で最大40%にのぼるという。その根拠は、太平洋沿岸の「地層」に隠されていた。

北海道大学・平川一臣名誉教授「4000年間くらいに何回津波が来たか、大きな津波が低湿地に入ってきたかということが、地層として残っている」

「津波の痕跡」を長年調べてきた平川名誉教授は、巨大な津波が起きるたびに運ばれる、小石や砂などの「津波堆積物」に着目。

平川名誉教授が十勝から根室地方沿岸で採取した実際の地層に、横に伸びる2本の灰色の層。これが津波によって運ばれた堆積物で、この場所を昔、巨大津波が襲ったことを物語っているという。また、この地層から重大なことが読み取れるという。

残された堆積物の位置関係から、北海道沖の「超巨大地震」がおよそ400年の間隔で起きていることがわかるという。

平川名誉教授「(前回から)すでに400年たっているので、いつ超巨大津波が来てもおかしくない」

    ◇

今回の発表に、北海道の太平洋沿岸の住民には、不安が広がっている。東日本大震災の時に津波に襲われた街では―。

釧路市民「(3.11のときは)水が来て、川のヘドロがひどくて。家が流されてなくなるのではと心配」

浜中町民「やっぱり不安だね。山の上に逃げないといけないけど、距離があるから」

    ◇

実は、警戒が必要な場所は、北海道だけにとどまらない。平川名誉教授によると、前回のおよそ400年前の巨大津波の痕跡は、根室から十勝だけでなく、北海道の噴火湾、さらには青森県・岩手県などの太平洋沿岸にも見られるという。

平川名誉教授「2011年3月11日の津波規模とほとんど同じような津波が沿岸を襲うというふうに、理解しておかなければいけない」

切迫している可能性が高いという千島海溝沿いの「超巨大地震」。国は今後、沿岸を襲う津波の高さなどを想定し、来年3月までに公表することにしている。

1053とはずがたり:2018/01/02(火) 13:19:33
中国の衛星打ち上げ事業、海外進出を加速―中国メディア
レコードチャイナ 2017年12月31日 06時20分 (2018年1月1日 00時00分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171231/Recordchina_20171231005.html

中国は広大なる宇宙における探索の歩みを止めたことがない。中国は近年、国際商業打ち上げの受注を数多く請け負っている。中国の宇宙船打ち上げ回数は世界トップ3をキープしており、かつ成功率もトップクラスのため、世界で中国宇宙船打ち上げブランドを確立していると言える。人民日報海外版が伝えた。

1990年に衛星「アジア1号」を打ち上げてから、中国の国際商業打ち上げは約30年間にわたり発展してきた。現在まで中国は20以上の国と地域及び国際衛星機関に代わって、国際商業打ち上げを45回以上実施し、50基以上の衛星を打ち上げてきた。また、国際商業搭載打ち上げサービスを10数回提供している。中国は宇宙事業の海外進出で、確固たる一歩を踏み出した。

中国には、魚を与えるより漁を教える方がいい、ということわざがある。中国は他国の衛星打ち上げを支援し、現地に大きな経済効果と国民生活に利益をもたらしたほか、衛星運行、技術サポート、人材育成など「天地一体型」サービスを提供している。例えば今月11日の通信衛星「アルジェリア1号」打ち上げに備え、中国はアルジェリア側の技術者323人を対象に、2015年1月から2016年7月にかけて約128時限に及ぶ総合研修を展開した。これによりアルジェリア側の人員は自力で衛星を制御し、将来的により多くの機能を開発・応用できるようになった。アルジェリア宇宙局長は、このようなハイレベル人材育成はアルジェリアの未来の宇宙技術の持続可能な発展にとって極めて重要だと話した。駐中国アルジェリア大使は、「中国を選んだのは技術や価格といった理由のほかに、中国が技術を伝授し人材育成を支援してくれるからだ。中国はわれわれと心を一つにし経済を発展させる協力パートナーだ」と述べた。

長年にわたる数多くの打ち上げ成功は、中国の商業衛星打ち上げが価格面の優位性を備えているほか、打ち上げの成功率も高いことを示している。「長征3号甲」ロケット総指揮の岑拯氏によると、長征ロケットの打ち上げ成功率は98%に達しており、世界トップ水準となっている。

中国の衛星海外進出は発展途上国に限られず、欧米の先進国との協力も増えている。中国とフランスが共同開発する初の海洋衛星は、総組立及び試験の段階に入っており、来年下半期に打ち上げを予定している。これは中国とフランスの宇宙事業が初めて協力する衛星で、気候変動への対処で重要な力を発揮する。

この成績を支えているのは政策だ。国務院新聞弁公室は「中国の宇宙事業2016」白書の中で、企業による宇宙事業の国際商業活動への参加を積極的に奨励・支持すると明記した。「一帯一路」(the Belr and Road)宇宙情報回廊の建設、BRICSリモートセンシング衛星ネットワーク建設、宇宙船打ち上げ及び搭載サービス、宇宙事業の人員交流と研修などは、今後5年間の重点協力分野になる。中国はこれらの政策に支えられ、国際市場で宇宙船商業打ち上げの競争を展開していく。

広大なる宇宙を探索し、宇宙強国を建設する。これは中国が絶えず追い求めてきた宇宙の夢だ。中国の各事業の発展を促し、世界の多くの国に恵みをもたらす。西昌衛星発射センター主任の張学宇氏が、「中国は終始、宇宙の平和的な探索と開発利用は、世界各国が共有すべき平等な権利であり、人類の平和と安全、生存と発展に役立つと考えている」と述べた言葉そのものであると言えるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

1054とはずがたり:2018/01/05(金) 16:07:43
緊急地震速報「過大な予測」 二つの地震を一つと認識か
11:58朝日新聞


緊急地震速報「過大な予測」 二つの地震を一つと認識か
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASL153RK1L15UTIL00K.html
(朝日新聞)

 5日午前11時2分ごろ、茨城県南部の神栖市で震度3の地震があった。水戸市や東海村、千葉県旭市などで震度2。気象庁によると、震源は茨城県沖で深さ約40キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4・4と推定される。同時刻に石川県でも震度3の地震が発生した。震源は富山県西部で深さ約20キロ、M3・9と推定される。いずれの地震でも津波はなかった。

 気象庁によると、福島や茨城、東京など8都県に緊急地震速報が出たが、東京都内で揺れは観測されなかった。この影響で、西武池袋線の上下4本が運休し、東京メトロも全9路線で緊急停止して3分程度運転を見合わせた。東京タワー(東京都港区)はエレベーターを約10分間停止。機械に異常がないことを確認し、再開した。

 同庁の担当者は「二つの地震を一つの大きな地震と認識した可能性がある。こうした過大な予測がないよう対策はしているが、原因については調査中」と話した。緊急地震速報は最大震度が5弱以上と予想された場合、震度4以上が予想される地域に発表する。

1055とはずがたり:2018/01/06(土) 09:48:39
2018年は「巨大地震頻発」の年に、地球物理学者らが警告 Forbes JAPAN 2017年11月22日 07時00分 (2017年11月23日 14時46分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/it_g/20171122/ForbesJapan_18580.html

科学者たちは2018年、世界各地で大地震が頻発する可能性が高いことを指摘している。地球の自転速度は一定の周期で変動しているが、現在は自転速度が一日あたり数ミリ秒分低下しており、来年から回復する周期にあたるという。

人類が地球の自転速度の変化を体感することはできないが、地球物理学者らは地球の自転速度を極めて正確に測定し、ミリ秒単位の変化を記録している。研究結果から自転速度の低下は、地震の発生頻度の高まりと関連があると見られている。

今回の研究結果はアメリカ地球物理学連合(AGU)のサイト「AGU Publications」上で今年8月に公開された。

地質学者らが1900年以降に世界で発生したマグネチュード7.0以上の地震を分析したところ、大規模な地震は約32年周期で頻発していることが分かった。さらに、世界の地理的データとの関わりを調査した結果、地震の頻発周期は地球の自転速度が低下した時期と強い相関関係を持つことが分かった。

研究チームによると地球は25-30年周期で自転速度を減速させており、その直後に地震の頻発時期を迎えているという。歴史的に見て、減速期間は約5年間におよび、その最後の年の翌年に地震が頻発する傾向にある。

2017年は地球が自転速度の減速を開始してから4年目の年にあたるという。このことから、研究チームは2018年に地震が頻発すると考えている。

一体なぜ地球の自転速度が変化するのかについては、明確な理由は明かされていないが、いくつかの仮説がある。その一つは、地球内部の核(コア)の外側の部分である外核との関連だ。外核内部では金属質流体が硬いマントルの底部を流れているが、その金属質流体がマントル底部に”ひっつく”ことで流れに混乱が生じ、地球の磁場に影響を与える。その結果、地球の自転にしゃっくりのような影響を及ぼすという。

現状では自転速度の低下と地震の頻発との相関関係を示すデータはあるものの、その理由は明らかになっていない。つまり、科学者らは自転速度の低下が地震の原因となっているとは断定していない。

しかし、この2つに直接的因果関係がなかったとしても、ここ100年間のデータから2018年は非常に地震活動が活発な年になると予測される。通常の年であればM7を超える大型地震の発生件数は年間15から20回だ。しかし、自転速度の低下開始から5年目を迎える年には、平均で25から30回の大型地震が発生している。

自然災害のなかで地震は最も予知が難しい。地質学者らは歴史的データから発生確率を予測するしかない。今回の研究結果は新たな形のデータ分析により、差し迫る地震発生の脅威を世界に伝えようとしている。

論文の詳細は下記URLから確認可能。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/2017GL074934/abstract
Trevor Nace

1056とはずがたり:2018/01/23(火) 20:25:40
火山というより自衛隊だから安保スレかな

自隊員2人の容態急変、防衛相“意識ない状態”
https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20180123/Tbs_news_123414.html
TBS News i 2018年1月23日 19時27分 (2018年1月23日 20時00分 更新)

 小野寺防衛大臣は23日午後6時40分ごろ、記者団のインタビューに応じ、病院で治療を受けている陸上自衛隊員7人のうち、2人の容態が急変し、意識がない状態だと明らかにしました。
 陸上自衛隊では、噴石が体に当たり、肺にダメージを受けたとみられる1人が死亡。そのほかに、2人が重体、3人が重傷、2人が軽傷という被害の状況となっています。(23日18:49)

1057とはずがたり:2018/01/23(火) 20:27:53

噴火時「地面からボコボコ音がした」 救急搬送の男性
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180123-00000063-asahi-soci
1/23(火) 17:52配信 朝日新聞デジタル

 群馬県草津町の草津白根山で発生した噴火で、山頂の方にいた川崎市の男性(60)は、噴火した時の様子を目撃した。

 男性によると、スノーボードで山を滑り降りようとしたとき、ボコボコと地面の方から音がした。すると突然、黒い噴煙が勢いよく上がり、周囲は真っ暗になり、その後、大量の噴石が飛んできた。20〜30センチほどの噴石もあったという。

 噴石から身を守るため、男性は雪に埋まるようにして身を守ったが、体に当たり、左腕を折ったり、背中にすり傷を負ったりした。上着も白く汚れ、破れた箇所もあった。

 スノーボードの板が壊れたため、男性は徒歩で下山したが、近くで救助作業していた自衛隊員らを手伝った。隊員には両足を折ったり、頭を打ったりした人がいたという。

 男性はその後、救急車で病院に搬送された。「必死に逃げたけど、噴石から逃げられなかった。生きてて良かった」と話した。

朝日新聞社

【関連記事】

1058とはずがたり:2018/01/23(火) 20:28:45

群馬・草津白根山が噴火 自衛官ら10人けが、2人重症
https://www.asahi.com/articles/ASL1R3Q7SL1RUTIL01J.html?ref=yahoo
2018年1月23日13時17分

 気象庁は23日午前、群馬県草津町の草津白根山で噴火が発生したと発表した。噴火後に近くの草津国際スキー場で雪崩が起きたとの情報があり、消防や警察によると、雪崩や噴石によりスキー場で訓練中だった陸上自衛官ら、少なくとも10人が骨折などのけがをした。

 吾妻広域消防本部によると、23日午前10時5分ごろ、草津国際スキー場の利用客から「本白根山が噴火し、ゴンドラに噴石が当たってけが人がいる」と119番通報があった。

 群馬県警長野原署によると、同スキー場で朝から訓練をしていた陸上自衛官4人が雪崩に巻き込まれ、別の自衛官2人が噴石のようなものに当たってけがをした。防衛省などによると、訓練中の30人のうち、4人が骨折、別の2人が重症となっているという。雪崩による不明者はいない。

 また、菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で、「ゴンドラの乗客4人がガラス片で負傷したとの119番通報がある」と語った。消防によると、午後0時40分現在で確認されたけが人は10人で、けがの程度は不明。草津町役場によると、午後0時半時点で、スキー場のロープウェーの山頂駅に約80人が避難しているという。

 群馬県の大沢正明知事は、陸上自衛隊第12旅団に対し、災害派遣要請をした。防衛省は陸自ヘリを現場に派遣したのに加え、全体の被害状況を確認するため、第48普通科連隊の先遣隊と第12偵察隊を草津国際スキー場に派遣した。

 気象庁によると、草津町内は22日に降った雪で新たに約28センチ積雪が増えた。

 気象庁によると、23日午前10時前に振り幅の大きな火山性微動を観測。同庁は火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から断続的にレベル3(入山規制)まで引き上げた。本白根山の鏡池付近から2キロの範囲で噴石などに注意するよう呼びかけている。

1059とはずがたり:2018/01/23(火) 20:33:03
sageてもた。山行がスレに貼ってあった記事も転載。

>気象庁は会見で「草津白根山のうち、白根山の山頂火口と湯釜については警戒監視を続けていたが、本白根山については想定外だった」として、今回の噴火が事前の予兆がなく、鏡池には監視カメラが向いていなかった事実を明らかにした。
想定外だったんか。。

378 名前:名無しさん[] 投稿日:2018/01/23(火) 20:21:13
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/3/23533.html

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火山
3000年ぶりの噴火か?本白根山「事前の予兆なし」訓練中の自衛官が死亡
2018年01月23日 17時11分

 けさ9時59分ごろ、群馬県の草津白根山の主峰・本白根山が噴火した。気象庁は記者会見で「事前に火山活動の活発化を示す予兆はなかった」として「3000年ぶりの噴火の可能性が高い」と発表した。


 標高は2171メートルの本白根山は、群馬県草津町と嬬恋村にまたがる主峰で、近隣の白根山と逢ノ峰の三つを合わせて草津白根山と総称する。

 気象庁によると23日午前9時59分、三つの山のうち、最も南に位置する本白根山で噴火が発生。山頂付近に設置している傾斜計が地殻変動を観測すると同時に、地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動が8分間継続し、その後は火山性地震が断続的に相次いだという。

 東京工業大学の観測によると、鏡池付近から飛翔距離1キロ以上に達する噴石の飛散が確認されており、気象庁が現在、機動調査班を現地に向かわせている。

 ふもとの草津町にある草津国際スキー場では、雪崩が発生し、10人以上の負傷者が出た。噴石が当たったゴンドラのガラス窓が割れたことで乗客4人がケガしたほか、冬季訓練を行なっていた陸上自衛隊員6人が雪崩に巻き込まれて、1人が死亡した。また、山頂付近では80人近いスキー客が取り残されており、群馬県の大澤正明知事は午前10時51分、陸上自衛隊に人命救助に関する災害派遣を要請した。

 気象庁は会見で「草津白根山のうち、白根山の山頂火口と湯釜については警戒監視を続けていたが、本白根山については想定外だった」として、今回の噴火が事前の予兆がなく、鏡池には監視カメラが向いていなかった事実を明らかにした。

 有史以来、草津白根山の火山活動は白根山周辺に周辺しており、本白根山の噴火は「3000年ぶり」だという。気象庁は「鏡池付近から約2キロ範囲では、噴火に伴って飛散する大きな噴石への警戒が必要だ」として、火山ガスが滞留するくぼ地や谷では注意してほしいなどと呼びかけている。

1060とはずがたり:2018/01/23(火) 20:36:29

<文科省>「放射光施設」建設へ 場所は公募、6月に決定
毎日新聞社 2018年1月23日 18時11分 (2018年1月23日 18時18分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180123/Mainichi_20180124k0000m040030000c.html

 文部科学省は23日、強い電磁波を使って物質の構造などを調べる新たな「放射光施設」を建設すると発表した。国内10カ所目となる場所は公募し、今年6月に決定する。財政難のため、建設費約340億円のうち約150億円を民間資金でまかなう。

 放射光施設は、スプリング8(兵庫県)が知られており、加速した電子から放たれるエックス線などで物質の内部まで分析でき、学術的な用途が多い。一方、新たな施設はエックス線のエネルギーが低く、物質の表面で起こる化学反応などを調べるのに適し、創薬などで産業界の利用が期待される。

 文科省の計画によると、運営主体は量子科学技術研究開発機構。民間資金の拠出元として、地方自治体と企業の集合体などを想定している。建設場所について、宮城県や東北の経済団体が東北大青葉山新キャンパス(仙台市)への誘致活動を進めている。文科省の担当者は「建設地での地方創生の取り組み推進も期待できる」と話す。【酒造唯】

1061とはずがたり:2018/02/07(水) 23:37:49

<北陸豪雪>生活網ズタズタ 食糧が届かない
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20180208k0000m040129000c.html
20:12毎日新聞

 福井県や石川県など北陸地方では7日も雪が降り続いた。国道8号の福井県坂井市周辺の車の立ち往生は依然解消のめどが立っていない。また、記録的な豪雪は、スーパーやコンビニで品薄状態が続き、患者が病院にたどり着けないなど、市民生活を脅かしたほか、企業の生産活動にも影響を及ぼしている。

 ◇住民ら雪かき手伝う

 福井県北部の国道8号で続いている車の立ち往生現場では7日、地元の企業や住民らが協力する姿が各所で見られた。

 近くに工場のある「オーカワパン」(坂井市)と、「山崎製パン」(東京都)は、配送が困難になった菓子パン計3万2000個を現場近くに搬入。4個ずつ袋詰めして、県職員と自衛隊員が飲み物と一緒にドライバーに手渡した。

 受け取った大阪府門真市の会社員、山口浩二さん(38)は「コンビニにはおにぎりもサンドイッチもなく、困っていた。いつ事態が解消するか分からないので、少しずつ食べたい」と話した。

 一方、立ち往生した車のまわりでは、ドライバーの除雪に地元住民が協力した。車が雪から抜け出すと、歓声が上がり、「気を付けて」と声を掛けていた。31時間ぶりに立ち往生から抜け出した金沢市のトラック運転手、箭田川(やたがわ)浩市さん(48)は「やっと抜け出せた。協力してくれたみなさんのおかげ。早く家に帰って熱い風呂に入りたい」とほっとした様子。雪かきを手伝った近所の男性会社員(47)は「みんなで声を掛け励まし合った。心が温まった」と話した。

 また、北陸道のインターチェンジ(IC)付近のガソリンスタンドには、渋滞からようやく抜け出した人たちの姿が見られた。

 西日本宇佐美片山津インター給油所(石川県加賀市)には、渋滞区間から北陸道に乗り、金沢方面に進んだ片山津ICで降りたとみられる車が何台も立ち寄った。同給油所の男性従業員は「ここにも6日から給油車が来ておらず、ガソリンと軽油が不足している。給油量に制限を設けて販売しているが、いつになったら通常通り営業できるかわからない」と嘆いた。【大森治幸、立野将弘、道岡美波】

 ◇棚品切れ、患者困窮

 福井県坂井市の国道8号近くのスーパーでは、肉や魚類はほぼ品切れで、野菜もまばらにしか商品棚に並んでいなかった。店の担当者によると、普段は1日3回、トラックが店に来るが、最後に来たのは5日午後1時。大雪を見越して、鍋料理の具材などを多めに入荷していたが、在庫は底をつき始めている。担当者は「明日もトラックが来ないと、本当に売り場から商品が無くなる」と困り果てていた。

 買い物に来た坂井市丸岡町舟寄のパート、長谷川尚子さん(37)は、米や鍋料理用の野菜や鶏肉を買った。「8人家族で食材の確保が大変。スーパーが品薄と聞いて駆けつけた」と不安げだった。

 福井市内のコンビニ経営者の60代の男性は「高速道路が通れるようになって配送車が回って来たが、食料は入荷してもすぐにお客さんがまとめ買いする。供給が追いつかない」と話した。

 一方、病院にたどり着けない患者も出ている。坂井市によると、7日午後3時ごろ、市役所丸岡支所に、国道8号で立ち往生した運転手の70代女性から電話が入った。女性は人工透析を受けるために病院に向かっていたという。ガソリンも無くなり、1日以上車中に閉じ込められたが、市の要請を受けた自衛隊員が駆けつけて救助。女性は救急搬送された。自衛隊員は「かなり疲れていた様子だった。何度もお礼を言われた」と話す。

 丸岡支所には、体調を崩した近くの女性(47)も訪れた。38度を超える発熱があり、近くの病院まで歩いて行ったが休診になっており、すがる思いで駆け込んだという。女性は「1人暮らしで、雪かきをしないと自宅から出られずつらかった。薬をもらえて良かった」と話した。【立野将弘、安部拓輝】

1062とはずがたり:2018/02/07(水) 23:38:05
>>1061
◇パナソニックなど工場停止

 福井県の記録的な大雪で工場が休業するなど企業の生産活動にも影響が広がっている。

 パナソニックは6日からセンサー部品や照明器具などを生産する福井県内の森田(福井市)、金津(福井県あわら市)、福井(同坂井市)の3工場の操業を停止した。積雪で従業員の安全確保が困難なためだ。村田製作所も半導体などの電子部品を製造する、福井市と越前市の2工場を停止。ワコールホールディングスは、6日から8日まで高級下着を製造する坂井市の縫製工場を臨時休業にした。担当者は「雪で3日間も工場を止めるのは異例」と驚く。森永北陸乳業の福井工場(福井市)では出荷が6日朝からできない状態が続く。【土屋渓、久野洋、宇都宮裕一】

 ◇あわら温泉、解約心配

 記録的な大雪は、全国有数の温泉街・あわら温泉(福井県あわら市)にも影を落としている。温泉旅館には宿泊キャンセルが相次ぎ、電車が運休した影響で帰宅できず連泊を強いられている客もいる。10日からは3連休も控えており、旅館関係者からは「寒波はもうこりごりだ」との恨み節も聞かれた。

 北陸最大級の広さをうたう大浴場を持つ旅館「まつや千千」では、電車で訪れた県外の宿泊客が帰宅できない状態が続き、7日時点で25組が予定外の連泊を強いられた。

 同館に友人4人で宿泊している京都府久御山町の女性(80)は「旅館での生活は不自由はないが、家に病気の夫を残しているので心配。8日は何としても帰りたい」と話した。

 一方、宿泊キャンセルの連絡も相次いだ。同旅館常務取締役の伊藤敏郎さん(41)は「8日に200人で来られる予定だった県内団体客からキャンセルがあった。3連休は今のところ満室だが心配だ」と話しており、従業員らも雪かきなどに追われた。【大森治幸】

1063とはずがたり:2018/03/04(日) 20:00:35
そうなの!?やばくね??
>磁極の逆転が起こった場合、人類を壊滅的な事態が襲うだろう。世界中のナビゲーションシステムは破壊され、太陽から有害な放射線が降り注ぐ。地球上のあらゆる生命が危険にさらされることになる。

>磁極の逆転現象は過去2000万年の間に、約20万年から30万年に1回のサイクルで発生していたことが確認されている。しかし、非常に恐ろしいことに、最後に発生したのが80万年近くも前のことなのだ。

>ここ数十年の間、地球の磁力は10年で5%の割合で弱まっていることも、逆転の到来が近づいていることを示している。

人類を襲う「地磁気の逆転」の恐怖、その時期を科学者が調査
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180304-00020001-forbes-soci
3/4(日) 11:30配信 Forbes JAPAN
Marc Ward / shutterstock.com

地球の磁気はここ数十年で急激に弱まっていることが、科学者らによって確認されている。ここから予測されるのは、北と南の磁極が入れ替わる「磁極の逆転(ポールシフト)」が近い将来に起こる可能性だ。

地球史において磁極の逆転はかなり頻繁に起きているが、そのメカニズムや時期については謎めいた部分が多い。ロチェスター大学の地質学者らが、最近発表したレポートで南アフリカにおける磁気の変化について報告した。

地磁気の変化は世界のいたる所で、岩石の中に記録されている。これまでの調査で、磁極の逆転現象は過去2000万年の間に、約20万年から30万年に1回のサイクルで発生していたことが確認されている。しかし、非常に恐ろしいことに、最後に発生したのが80万年近くも前のことなのだ。

これまでの周期で磁極の逆転が起きるのであれば、80万年の間に2回や3回、それが発生していても不思議ではない。もしかしたら、人類はもう間もなくその現場に居合わせることになるのかもしれない。ここ数十年の間、地球の磁力は10年で5%の割合で弱まっていることも、逆転の到来が近づいていることを示している。

磁極の逆転が起こった場合、人類を壊滅的な事態が襲うだろう。世界中のナビゲーションシステムは破壊され、太陽から有害な放射線が降り注ぐ。地球上のあらゆる生命が危険にさらされることになる。

これは一体、どのくらい差し迫った危機なのか──。その疑問を解き明かすために、ロチェスター大学の研究者らは、南米から南アフリカにかけて広がる「南大西洋異常帯(South Atlantic Anomaly)」と呼ばれる地域に注目した。

彼らがこの場所を選んだのは、この地域が世界で最も磁力が弱まっている地域だからだ。この一帯では磁力の急激な低下が度々起こっており、それは地球の内核や外核、その周囲のマントルとの相互関係から発生しているとみられている。

地球の磁場のエネルギーは、核内で発生した熱を逃がすために起きる、磁気を含む流体の循環運動から発生している。今回の調査で南アフリカの地底の非常に深い部分の、地球の外核とマントルの境目のあたりに巨大な岩があることが分かった。

この岩は周囲と比較すると温度が低く、密度が非常に高い。この岩が時おり外核の中に沈みこむことがマントルの流れを妨げ、磁場の乱れを生んでいることが分かった。

研究者らはこの現象が、地球の磁極逆転の引き金になるとみている。しかし、今回の研究においても磁極の逆転のメカニズムは完全には解明されていない。磁極の逆転がいつ起きるのかは、依然として不明のままだ。

Trevor Nace

1064とはずがたり:2018/03/04(日) 20:02:20

地磁気逆転
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%A3%81%E6%B0%97%E9%80%86%E8%BB%A2

影響

地磁気エクスカーション(英語版)や地磁気反転期など双極子成分が弱くなり相対的に四極子(4重極)成分が卓越する地磁気イベントにおいては特に中低緯度域 で宇宙線降下量の大幅な増加が予想され、それまでは地磁気によるローレンツ力で弾かれていた宇宙線の大気圏への入射量が増え、それにより大気が電離する事により、氷結核が増加して過冷却状態の水蒸気が凝結して雲の発生が増え、日射量が減少して気候が寒冷化することにより氷河期の到来等の気象変動の要因になるという説がある[9]。また過去の火星のように水蒸気が水素と酸素に分離して水素分子が大気圏から離脱することにより大気が減少するとの予測もある[10]。宇宙線の入射量が増えることにより通常より極端に炭素14やベリリウム10や塩素36のような同位体の生成量が増え、内部被曝等で生物の突然変異の発生する確率が高まる可能性も示唆されている[11]。

1065とはずがたり:2018/03/11(日) 12:09:07
九州は原発諦めて地熱に移行すりゃあいいんだよ

新燃岳、断続的に噴火繰り返す
TBS News i 2018年3月11日 06時56分 (2018年3月11日 08時20分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180311/Tbs_news_128042.html
 
 鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳は、断続的に噴火を繰り返しています。
 気象台によりますと、11日午前4時5分には、火山活動が活発化してから41回目の爆発的噴火がありました。この噴火で大きな噴石が火口から1300メートル飛び、やや多量の噴煙が火口から2600メートルの高さまで上がって東の宮崎県側に流れました。新燃岳は、こうした噴火を断続的に繰り返す状態が続いていて、北西側の斜面では、9日確認された火口からの溶岩の流出が続いています。

 気象台は、噴火警戒レベルを3の入山規制を継続して、火口からおおむね4キロ以内では大きな噴石に警戒を、また、爆発に伴う空気の振動による窓ガラスの破損や、火山灰、小さな噴石などへの注意を呼びかけています。(11日06:49)

1066とはずがたり:2018/03/14(水) 13:07:23

スティーブン・ホーキング博士が死去と英メディア報道
https://newsdigest.jp/1266?utm_source=newsdigest&amp;utm_medium=referral
2018年3月14日12:46

著名な物理学者のスティーブン・ホーキング博士が死去したと英メディア報道。76歳。

1067とはずがたり:2018/03/25(日) 09:39:34
>小惑星は、予想される衝突の何年も前であれば、小さな力を加えるだけで、簡単に軌道を変えることができる。一方、直前に介入しようとすれば多大な威力が必要になり、衝突が避けられない事態にもなりかねない。
間違って地球と衝突する軌道に投入しちゃわなければいいけど万有引力はそれ程カオティックではないから大丈夫なんか?

巨大小惑星、117年後に地球衝突も NASAの対策とは
https://www.cnn.co.jp/fringe/35116569.html
2018.03.23 Fri posted at 10:52 JST

巨大小惑星「ベンヌ」が2135年に地球衝突?

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、直径500メートルを超す巨大小惑星「ベンヌ」が、2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表した。衝突の可能性は低いものの、衝突した場合の威力は、米国が現在配備している核弾道ミサイル群に匹敵するとしている。

NASAはベンヌが地球に接近する事態を想定して、衝突回避のための計画「HAMMER」の宇宙船コンセプトデザインを設計した。このHAMMERをベンヌに突っ込ませるか、核装置を使うかのいずれかの手段で、地球に向かうベンヌの軌道を変えさせることを期待する。

HAMMERはNASAの実際的なプログラムではない。目的は、こうした装置を設計する際の技術的課題について調べることにある。同様の取り組みは、1998年のSF映画「アルマゲドン」などでドラマ化された。

実際のところ、ベンヌが地球に衝突する確率は小さい。しかし、いつか同じような小惑星が地球に接近する可能性はある。

2013年にロシアのチェリャビンスク付近の上空で爆発した隕石は、直径20メートルほどと比較的小型だったが、相当の被害を引き起こした。放出したエネルギーは広島の原爆の約30倍に相当し、窓ガラスが吹き飛ぶなどして1500人が手当てを受けた。

6500万年前にユカタン半島を直撃した直径約16キロの隕石は、恐竜を絶滅させ、全長約150キロのクレーターを残した。

チェリャビンスクのような隕石はそれほど珍しくない。小さな隕石だったとしても相当の損害を発生させる可能性はあるが、幸運なことに、ほとんどの場合、影響は海上や無人地帯にとどまっている。それでももし、大都市の上空で発生すれば壊滅的な被害を生じさせかねず、大量の人命が失われる事態を防ぐためには人類が介入する必要がある。

小惑星は、予想される衝突の何年も前であれば、小さな力を加えるだけで、簡単に軌道を変えることができる。一方、直前に介入しようとすれば多大な威力が必要になり、衝突が避けられない事態にもなりかねない。

そうした事態を想定して、NASAは「惑星防衛調整局」を設置している。トップの肩書は「惑星防衛責任者(PDO)」。同局はHAMMERのような衝突回避策について研究するほか、地球に接近する恐れがある小惑星の軌道研究も担う。

同プログラムを通じてこれまでに発見された地球接近天体(NEO)は約1万8000個に上り、うち約1000個は直径1キロを超す極めて危険な天体に分類される。NEO研究プログラムは、さまざまな形で1970年代から存在してきた。

1068とはずがたり:2018/03/26(月) 18:57:51
> 「霧島連山の新燃岳(しんもえだけ)、御鉢が噴火すると、数カ月後に大地震が起こる」という臆測がインターネット上で話題になっている。実際、1923年には御鉢が噴火した52日後に関東大震災、2011年には新燃岳が噴火した51日後に東日本大震災が起きている。昨年10月に約6年ぶりに噴火し、現在も活発な火山活動を続ける新燃岳。地震との因果関係はあるのか-。
阪神大震災は無関係か?また噴火して地震起きなかったことは?
新聞がカルトの片棒担ぐのはよくないなあ。

「新燃岳噴火後に大地震?」ネットで話題に 専門家に因果関係を聞くと…
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180326-00010001-nishinpc-sctch
3/26(月) 9:38配信 西日本新聞

霧島連山の主な火山
 「霧島連山の新燃岳(しんもえだけ)、御鉢が噴火すると、数カ月後に大地震が起こる」という臆測がインターネット上で話題になっている。実際、1923年には御鉢が噴火した52日後に関東大震災、2011年には新燃岳が噴火した51日後に東日本大震災が起きている。昨年10月に約6年ぶりに噴火し、現在も活発な火山活動を続ける新燃岳。地震との因果関係はあるのか-。

⇒【画像】霧島連山の噴火後に起きた大地震の一覧
http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/chikyu/2018-03-26.jpg

 明治以降の御鉢、新燃岳の噴火とマグニチュード(M)7以上を観測した地震の発生時期を照らし合わせてみると、1891年に御鉢が噴火した約4カ月後、愛知、三重両県などで最大震度6を観測したM8・0の濃尾地震が発生。5年後の96年に御鉢が再び噴火すると、3カ月後に岩手県を中心にM8・2の明治三陸地震が起き、2万1900人以上が犠牲となった。その後も1923年の関東大震災、2011年の東日本大震災などが噴火の数カ月後に起きている。

「地震後噴火」は可能性も
 武蔵野学院大の島村英紀特任教授(地球物理学)に聞くと「直接の関係はない」と明確に否定。「今にも地震が起こりそうなほどエネルギーが蓄積している所なら噴火が地殻に影響を及ぼして地震を誘発する可能性もあるが、噴火で考えられる影響範囲は200キロ程度。関東などは離れすぎている」という。大地震の年以外でも噴火は度々発生している。福岡管区気象台地震火山課は「関連は分からない」との見解だ。

 逆に、島村特任教授は「東日本大震災が九州の火山の活発化に影響を及ぼしている可能性がある」と指摘する。1900年以降、世界でM9・0以上の地震が観測されたのはチリ地震(1960年)や東日本大震災など5例。東日本を除く4例で地震翌日から数年後までに周辺の火山で大規模な噴火が起きているという。火山の位置は震源から約千キロメートル以内の範囲で「東日本大震災の震源から千キロ程度には九州も入り、霧島連山のほか桜島や阿蘇山が大きな噴火を起こす可能性はある」という。

新燃岳「活発な火山活動が続いている」
 東日本大震災で日本列島が乗っているプレート最上層の「基盤岩」が大きく動いており、南海トラフ巨大地震や、大分県が西端の主要活断層帯「中央構造線断層帯」で起こる地震などにも注意を呼び掛ける。

 気象台も、これまでM9クラスの大地震の後に噴火が起きたケースについて「地震の揺れでプレートのずれが生じ、地下の熱水やマグマの流れが変わったのではないか」とみている。

 気象庁は今月15日、御鉢の噴火の兆候がなくなったとして噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。

 新燃岳については噴火警戒レベル3(入山規制)を維持し「活発な火山活動が続いている」として引き続き警戒を呼び掛けている。

=2018/03/26付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

1069とはずがたり:2018/03/27(火) 11:48:34

静岡県が津波特別警戒区域初指定
https://this.kiji.is/351167947533878369
2018/3/27 09:55

 静岡県は27日、南海トラフ巨大地震に備え、同県伊豆市土肥の沿岸部を「津波災害特別警戒区域」に指定したと発表した。特別区域の指定は全国で初めて。

1070とはずがたり:2018/04/01(日) 11:24:34
こっちにも

3095 名前:荷主研究者[] 投稿日:2018/04/01(日) 11:21:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180324_13010.html
2018年03月24日土曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>応募は仙台のみ 19年度にも着工か

仙台市への誘致を目指す放射光施設のイメージ図

 次世代型放射光施設の整備運営に加わるパートナー公募について文部科学省は23日、応募は産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)など関連団体による1件だったと発表した。東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)への建設を提案した。全国ただ一つの候補地となり、最先端技術の研究拠点の整備が実現に近づいた。

 同センターと宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が共同で応募した。文科省科学技術・学術審議会の小委員会の審査を経て、同省は6月初旬に採用を正式決定。早ければ2019年度着工、23年度運営開始を目指す。

 小委員会は今年4〜5月、書類審査や関係者へのヒアリングをする。必要に応じて建設候補地の調査を実施。産学連携のビジョンや財源確保の見通しなど提案の妥当性を審査する。

 同省量子研究推進室の西山崇志室長は「(仙台の)提案が要件を満たすかどうかを小委でしっかり審査してもらう」と話した。

 整備費約340億円のうちパートナーは135億〜150億円を負担。用地取得や造成も担う。同センターなどは「地域一体で財源を確保する」としており、資金調達が焦点となる。

 次世代型施設は物質の電子状態を解析する軟エックス線領域に強みがあり、国内に9カ所ある既存施設の100〜1000倍の輝度がある。新材料や医薬品など広範囲の技術開発につながることが期待される。

 放射光施設を巡っては、東日本大震災からの復興を研究開発の側面から支えようと14年に「東北放射光施設推進協議会」が発足。東経連などが16年12月、光科学イノベーションセンターを設立した。

1071とはずがたり:2018/04/02(月) 12:50:04
中国の宇宙ステーション実験機 大気圏に再突入
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/world/nhknews-10011387971_20180402.html
10:26NHKニュース&スポーツ

制御不能になっていると見られる中国の宇宙ステーションの実験機、「天宮1号」について、中国で有人宇宙飛行プロジェクトを進める機関は日本時間の2日午前9時15分ごろ、南太平洋中部付近で大気圏に再突入したと発表しました。実験機の大部分は再突入の際に燃え尽きたとしています。

中国が2011年に打ち上げた宇宙ステーションの実験機、「天宮1号」はおととし、制御不能になって徐々に高度を下げ、2日にも地球の大気圏に再突入すると見られてきました。

そして、中国で有人宇宙飛行プロジェクトを進める機関は、「天宮1号」が、日本時間の2日午前9時15分ごろ、南太平洋中部付近で大気圏に再突入したと発表しました。実験機の大部分は再突入の際に燃え尽きたとしています。

「天宮1号」は、全長およそ10メートル、重さ8.5トンで、大きさは大型バス並みです。

地球の大気圏に再突入する際に、燃え残った破片が地球に落下するおそれがあるとして、世界各地の宇宙機関や団体が監視を続けていました。

1072とはずがたり:2018/04/05(木) 22:26:55
新型加速器を本格稼働、高エネ研
宇宙の謎解明の実験へ
https://this.kiji.is/349370228012876897
2018/3/22 11:123/22 11:14updated
c一般社団法人共同通信社

新型の加速器「スーパーKEKB」の一部=2月、茨城県つくば市
 高エネルギー加速器研究機構(茨城県)は22日、改良した新型加速器「スーパーKEKB」を本格稼働させたと発表した。できたばかりの宇宙に似せた環境をつくりだす実験を4月にも始め、宇宙の謎に迫る計画。

 高エネ研によると、地下に設置した1周3キロのパイプに19日、電子ビームの入射を開始した。21日未明、光速近くまで加速したビームが安定して周回する状態となり、本格稼働したことを確かめた。今後、電子と反対の性質を持つ陽電子も入射し、電子と正面衝突させて、まれにしか起きない現象の観測を目指す。

 2010年まで稼働した旧型加速器を大幅に改良。実験データは50倍に増える。

1073とはずがたり:2018/04/11(水) 19:37:39
いつかの大分の地割れはどうなったんだっけ?大分こんなの多いのか?

大分山崩れ
岩盤が風化の可能性
https://mainichi.jp/articles/20180411/k00/00e/040/298000c
毎日新聞2018年4月11日 11時31分(最終更新 4月11日 14時40分)

 大分県中津市耶馬渓町金吉で11日未明に起きた土砂崩れは幅約200メートルに及び、男女6人が不明となった。地域には避難勧告も出され不安漂う中、懸命の捜索が続けられた。

 現場付近はここ最近、まとまった雨が降ったわけではない。付近の地質に詳しい九州大学大学院の三谷泰浩教授(岩盤工学)は「調査してみないとわからないが、むき出した岩盤が風化した可能性がある」と分析した。

 三谷教授によると、現場付近は過去の火山活動によって地盤の下部に安山岩、上部に溶結凝灰(ようけつぎょうかい)岩が形成された地域。溶結凝灰岩は亀裂が入りやすい傾向があるといい「雨や地震、長年の風化など、何らかの原因で亀裂が拡大し、安山岩と接する部分を滑り面にして崩れた可能性がある」と指摘する。「この地区では一般的にあり得る土砂崩れ。ただ、今回のように住宅地を直撃した例は近年聞いたことがない」と話した。【平塚雄太】

1074とはずがたり:2018/04/11(水) 21:29:31

大分、岩盤風化が山崩れ原因と専門家チーム
2018/4/11 20:46
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/356767525532599393

 大分県中津市の山崩れで、現地調査した国や大学教授らの専門家チームが11日記者会見し、風化で斜面の岩盤に裂け目ができ、堆積した土砂層を巻き込んで山崩れが起きたとの見解を示した。地下水の影響は限定的とみているという。

1075とはずがたり:2018/04/20(金) 18:05:37
東アジア最大級天体望遠鏡「せいめい」夏に完成
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180419-OYT1T50051.html
2018年04月20日 17時43分

 京都大は18日、岡山県浅口市と矢掛町にまたがる山中に建設している東アジア最大級の天体望遠鏡の愛称を「せいめい」に決めたと発表した。

 天文観測のため同市に住んだと伝わる平安時代の陰陽師おんみょうじ・安倍晴明や「生命」にちなんだ。今夏に完成し、8月から観測を始める。

 「せいめい」は、可視光と赤外線の両方で観測する光学赤外線望遠鏡で、京大と国立天文台などが共同開発した。主鏡は東アジア最大級の口径3・8メートルで、わずかな光でも観測することができる。架台はジャングルジムのような構造を採用して軽量化し、超新星爆発など突発的な天体現象にも1分程度で焦点を合わせることができるという。

 昨年10〜12月に愛称を募集したところ、「ももたろう」や「あまてらす」など1036件の応募があり、京大の教員や地元自治体関係者らの審査で、「せいめい」が選ばれた。提案した14人には記念品が贈られ、このうち抽選で1人を7月27日に予定される完成式典に招待する。

 京大大学院理学研究科付属天文台の柴田一成台長は「『せいめい』は、太陽系以外の惑星での生命の探査にも使われるので、ぴったりの名前だ」と話した。

2018年04月20日 17時43分

1076とはずがたり:2018/04/20(金) 20:41:29

まあ流石に薩摩川内は大丈夫だろうが。。

霧島連山 硫黄山で噴火 警戒レベル3に引き上げ
4月19日 21時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011410041000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004

鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山のえびの高原の硫黄山で、19日午後、噴火が発生し、火口周辺に大きな噴石が飛んだのが確認されました。
気象庁は改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「入山規制」を示すレベル3に引き上げ、硫黄山からおおむね2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、19日午後3時40分ごろ、霧島連山の硫黄山で噴火が発生し、大きな噴石が火口の周辺に飛んだのが確認されました。

気象庁は、午後4時前、硫黄山周辺に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをこれまでのレベル2から「入山規制」を示すレベル3に引き上げました。

噴火は午後9時の時点でも続いていて、噴煙は最も高いときで火口から500メートルに達しています。

周辺に設置された傾斜計では噴火に伴う地盤の変動が観測されたほか、地下の熱水やガスの動きを示すとされる「火山性微動」も観測され、振幅の大きな状態が続いているということです。

気象庁は、硫黄山からおおむね2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけ、地元の宮崎県えびの市はこの範囲の立ち入りを規制しました。また、風下側を中心に火山灰や小さな噴石がより遠くまで飛ぶおそれがあるとして注意を呼びかけています。

1077とはずがたり:2018/04/24(火) 21:41:25
飛行機雲
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%A9%9F%E9%9B%B2

飛行機雲(ひこうきぐも)は、飛行機の航跡に生成される細長い線状の雲。ジェット機などのエンジンから出る排気ガス中の水分、あるいは翼の近傍の低圧部が原因となって発生する、排煙ではなく雲である。別名航跡雲(こうせきうん)、英語ではcontrail(コントレイル)。

飛行機雲は、主に次の2つの原因によって生ずる。

エンジン排気中の水蒸気が主因であるもの
翼付近の低圧部に起因するもの
2.よりも1.によって生成された雲の方が長く安定して残る傾向にある。これは、1.では大気中の水蒸気量そのものが増加するためである。

また、飛行機雲は地上からでも自機が発見される目印となるため、軍用機(特に機動力の劣る輸送機や爆撃機など)にとっては(レーダー対抗技術が発達したとはいえども)脅威といえる存在である。このため、いかに飛行機雲を少なくするかについては発生原因とともに研究が続けられている。その成果として、アメリカ空軍のB-2には、塩化フッ化スルホン酸を排気に混ぜ、飛行機雲の発生を抑える機能が備わっている。

1078とはずがたり:2018/04/26(木) 22:14:31
あなたは放射線/放射能/放射性物質の違いを即答出来ますか?科学リテラシーを高めよう
https://linky-juku.com/wp/physics-atom5
2018年03月20日 2018年04月25日

1079荷主研究者:2018/04/30(月) 22:12:23
>>624
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00469117
2018/4/11 05:00 日刊工業新聞
ILC 巨大加速器を日本に(1)宇宙誕生の謎に挑む

ILCのイメージ(高エネ機構提供)

 2030年代、日本を基礎物理学の中心地に―。世界の素粒子物理学者らが、東北に巨大加速器「国際リニアコライダー」(ILC)を建設する計画を進めている。日本政府は18年中にも国内誘致の可否を決める。ただ、宇宙の謎を解くという学術的な意義が大きい一方で、約5000億円の巨額の建設費が重くのしかかる。今、なぜ日本に加速器が必要なのか。それはどのような効果をもたらすのか。加速器と産業との関わりをひもとき、ILCが開く未来を考える。(藤木信穂)

【巨大科学計画】
 ILCは地下約100メートルに設置する直線(リニア)状のトンネル内で、光速近くまで加速した電子と陽電子を衝突させる巨大な実験装置。国際宇宙ステーション(ISS)やフランスの国際熱核融合実験炉(ITER)に並ぶ、国際的な巨大科学(ビッグサイエンス)計画だ。

 岩手、宮城両県にまたがる北上山地が建設候補地で、アジア、欧州、米国の3極が共同で推進し、21年ごろに建設をはじめ、30年代の運転開始を目指す。宇宙誕生直後の高エネルギー状態を人工的に作りだし、物質に質量を与える素粒子「ヒッグス粒子」などを精密に調べる。中国は独自に円形加速器の計画を進めており、ILCのライバルになる。

 日本がいち早く建設候補地に名乗りを上げ、米国や欧州は辞退した。ただ、建設地となるホスト国には半分程度の費用負担が求められるため、各国が「手を引いた」とみる方が正しい。現在は日本政府の判断を待つ状況で、世界のILCは「東北にできるか、どこにもできないか」という運命にある。

【世界で存在感】
 もっとも、日本は素粒子物理学分野で多くのノーベル賞受賞者を輩出するなど、世界での存在感は大きい。加速器の技術レベルも高く、学術向けの加速器の研究から、次世代のがん治療として期待されている「粒子線治療システム」など多くの産業が生まれたのも事実だ。素粒子物理学は基礎科学と装置開発が密接に絡み合う。

 02年ノーベル物理学賞受賞者の東京大学の小柴昌俊特別栄誉教授はかつてこう語った。「ILCを作って何が分かるのかは誰にも分からない。分からないからやるのであって、初めから答えが分かっていたらやる必要はない」。基礎科学とは本来、そういうものだ。

 宇宙誕生の謎に人類が挑む、その舞台として選ばれた日本。東北にとっては、東日本大震災からの復興の象徴になる。日本に“世界の加速器”を建設することの意義を問う。(水曜日に掲載)

(2018/4/11 05:00)

1080とはずがたり:2018/05/03(木) 09:13:19
故ホーキング氏の論文発表
別の宇宙、証拠の観測も
https://this.kiji.is/364410453885207649
2018/5/2 23:01
c一般社団法人共同通信社

 「車いすの天才科学者」として知られた英物理学者スティーブン・ホーキング博士が、3月に死去する前に書き上げていた論文が2日、海外の科学誌に発表された。

 論文は、われわれの宇宙とは別の宇宙が複数あり、その証拠を観測で捉えられるかもしれないという内容。共著者のベルギーの大学教授は、宇宙から届く電波や、星の合体などで出る重力波の観測によって論文の内容が検証できるとみている。

 これまでの学説は、138億年前にビッグバン(大爆発)で生まれた宇宙は急激に膨らみ、一部が枝分かれして、無数の宇宙をつくったとする。ホーキング博士はこの学説に不満だったという。

1081荷主研究者:2018/05/06(日) 11:30:32

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00470672
2018/4/23 05:00 日刊工業新聞
10分更新の精密世界地図 九大発VB、実現へ小型衛星36機打ち上げ

6分の1サイズのSAR衛星の模型

 10分更新の精密世界地図を作る?。九州大学発の宇宙ベンチャーであるQPS研究所(福岡市中央区、大西俊輔社長、092・751・3446)は、2024年にも100キログラムの小型衛星36機を地球周回軌道上に打ち上げ、地球上の特定地域を10分間隔で定点観測するシステムの構築を目指している。合成開口レーダー(SAR)を使い、カメラでは難しい夜間や悪天候でも24時間体制で観測できる。市來(いちき)敏光最高執行責任者(COO)は「プラントやダムの管理、建築物の歪みによる事前予測などの用途に使えるのではないか」と期待する。

 19年前半に初号機を打ち上げる予定。高度500キロ―600キロメートルの円軌道に投入する。空間解像度は1メートル。

 大型衛星に比べ、1機当たりのコストを100分の1程度の数億円に抑えられる。事業のメーンは画像の販売だが、東南アジアや南米などへの衛星の販売も狙う。衛星の販売価格は10億円以下を見込む。

 現在、300キログラム以下のレーダー衛星は世界に存在しない。レーダー衛星は電力を多く使うこともあり小型化に向いていないとされていた。

 同社のSAR衛星の特徴は展開時に直径3・6メートルに及ぶ大きな円形のアンテナとその強靱(きょうじん)さにある。大西社長は「アンテナ展開時の骨組みの方向を工夫し、折り畳みやすい構造にした。一方、バネ材同士の間に別の金属材料を挟み、柔軟性と強さを両立したアンテナを作れた」と強調する。衛星の開発や製造は北九州の中小企業が手がける。

(2018/4/23 05:00)

1082荷主研究者:2018/05/20(日) 17:57:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180503_13011.html
2018年05月03日木曜日 河北新報
<東北大チーム>月の地下に大量の氷? 隕石から水生成の鉱物

モガナイトが検出された隕石「NWA2727」

 東北大学際科学フロンティア研究所の鹿山雅裕助教(惑星科学)らのチームは2日、月の隕石(いんせき)から水が無いと生成されない鉱物「モガナイト」が検出されたと発表した。超低温となる地表数メートル以下で、水が氷として埋蔵されている可能性が高いという。

 月の表面は日中、100度超となり水は蒸発してしまう。極寒の北極と南極には水や氷が存在する可能性が指摘されているが、裏付ける直接資料は存在しなかった。今回の検出は、月研究の新たな指標として注目を集めそうだ。

 鹿山助教らは約1万7000年前に地球に飛来し、北西アフリカなどで見つかった隕石13個に着目。2013年から放射光のX線実験やレーザー分析などを行った結果、「NWA2727」と呼ばれる隕石1個からモガナイトを発見した。

 モガナイトは水晶と同じ主成分で、水が蒸発することで生成される。地球以外の天体は水に乏しいため、存在しないと考えられていた。

 モガナイトが検出されたNWA2727(2センチ、1グラム)を1立方メートルの岩石に換算した場合、モガナイト生成には水18.8リットルが必要になるという。

 鹿山助教は「地表下に大量の氷が眠っている可能性が示された。人類が活動するために不可欠な水資源が月に大量にあれば、今後の宇宙探査の可能性が広がる」と話した。

 今回の研究結果は、米科学誌サイエンス系列のオンライン雑誌に掲載された。

[モガナイト]結晶構造は異なるが、水晶(石英)と同様に二酸化ケイ素を主成分とする鉱物。アルカリ性の水に溶けたケイ素が高温高圧の条件下に置かれると、水が蒸発するとともにケイ素が酸素と結びついて生成される。水が豊富な地球の堆積岩に広く分布し、他の天体には存在しないと考えられていた。月では、隕石が運んできたアルカリ性の水が太陽光で熱せられて岩石と反応し、モガナイトができたとされる。

1083とはずがたり:2018/05/20(日) 21:29:14

南海トラフ、海底の重金属が津波で拡散の恐れ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180519-00050077-yom-sci
5/19(土) 15:20配信 読売新聞

 南海トラフ巨大地震が起きると、大阪湾では海底に堆積(たいせき)した亜鉛やカドミウムなどの重金属が津波で巻き上げられ、海水中の濃度が基準値の100倍を超える場所も出るとの研究結果を、神戸大の林美鶴・准教授(沿岸海洋学)らのチームがまとめた。

 人の健康被害につながる可能性は低いが、魚の大量死など生態系に影響を与える恐れがあるという。千葉市で開かれる日本地球惑星科学連合大会で21日、発表する。

 チームは、紀伊水道沖を震源にマグニチュード8〜9級の地震が発生したとの想定で、海底の堆積物がどう拡散するかをスーパーコンピューターで計算。亜鉛、鉛、水銀、カドミウム、クロムの5種類の重金属について、濃度の変化をみた。

 その結果、大阪湾東部に高さ約5メートルの津波が押し寄せた場合、淀川などの河口付近では地震発生から10時間後までに、濃度が基準値の数十倍になる場所が複数出現。亜鉛と鉛では100倍を超える所が多かった。

1084とはずがたり:2018/06/18(月) 12:44:01

平野の真っ只中が震源やね,,

400年ぶり、有馬-高槻断層帯が関連か - 気象庁会見【大阪北部地震】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00003871-weather-soci
6/18(月) 11:12配信 ウェザーニュース

 6月18日(月)7時58分頃、大阪府で最大震度6弱を観測する地震がありました。

震源地:大阪府北部
マグニチュード:6.1
震源の深さ:約13km
この地震による津波の心配はありません。

【震度6弱を観測した市区町村】
 大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市

 気象庁の会見によると、今回発生した地震の発震機構は、東西方向に圧力軸を持つ型。なお、速報解析では、逆断層型、横ずれ型等は決定出来ていないとのこと。

 18日9時30分現在では、余震とみられる震度1以上を観測した地震8回発生しています。

 長周期地震動の活動として、大阪府北部、兵庫県南東部、奈良県では、長周期地震動階級2を観測しました。

 これらの地域では、高層ビルの高層階などでは、物につかまらないと歩くことが難しいほど、大きな揺れになった可能性があります。

◆このあとの注意事項◆
 揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険が高まってるおそれがあります。やむを得ない事情がない限り、危険な場所には立ち入らず、身の安全を図るようにしてください。

 このあとの余震などで、塀や壁の一部が倒壊するおそれもあります。

 また、寝ている時間帯にも余震が発生することがあります。就寝場所の安全確保や避難経路の確認も行ってください。

◆このあとの余震活動について◆
 過去の事例では同程度の地震発生が1〜2割あることから、一週間程度は最大震度6弱程度の余震が発生するおそれがあります。

 特に、この数日間は警戒が必要です。

400年ぶり、有馬-高槻断層帯が関連か - 気象庁会見【大阪北部地震】
提供:ウェザーニュース
有馬-高槻断層帯が関係か
 今回の地震は、東西にのびる「有馬-高槻断層帯」、南北にのびる「上町断層帯」や「生駒断層帯」の境目付近で発生したとみられています。そのため、これらの断層帯のいずれか、もしくは複数が影響した可能性が考えられる状況です。

 気象庁の発表によると、今回の地震は上記の中の「有馬-高槻断層帯」の影響が、最も大きいとみられます。

 この断層帯では、1596年に慶長伏見地震(M7.5)が発生しており、同じ断層帯での地震発生は約400年ぶりです。

 また南海トラフとの関連性については、直接的な関係は大きくないとみられます。

ウェザーニュース

震源
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00003871-weather-soci.view-001

1085とはずがたり:2018/06/18(月) 14:26:34
>いつ地震が起きるのかという予知はできませんが、少なくとも近畿、中部は活断層密集地でありながら、近年大地震が起きておらず、要注意です。

>西日本の内陸地震は次の南海トラフ巨大地震に向けて活発化しているとみたほうがよいでしょう。経験上、南海トラフ地震の約40〜50年ぐらい前から内陸で大地震が増える傾向があります。

>私(東北大学災害科学国際研究所の遠(とお)田(だ)晋(しん)次(じ)教授)は、近畿では…大阪北部、京都南部…の地震に注目しています。
的中ですやん。

南海トラフ地震の前に発生する内陸地震に警戒必要 注目エリアは近畿、中部 専門家対策呼びかけ
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180512/lif18051209110004-n1.html
2018.5.12 09:11


http://tohazugatali.web.fc2.com/nature/lif18051209110004-p1.jpg
地震が起こる特性をもつ地域

 東日本大震災から7年、南海トラフ巨大地震の発生が迫っているといわれる中、近畿や関東での内陸地震が懸念されている。新企画は地震・津波対策についておさらいをする。まず、「地震の見方」について、東北大学災害科学国際研究所の遠(とお)田(だ)晋(しん)次(じ)教授(地震地質学)に聞いた。

 地震は地域の特徴を踏まえて対策を考える必要があります。

 9日にマグニチュード(M)6・1の島根県西部地震が起きましたが、山口〜出雲は地震帯があり、震度5〜6の地震は頻繁に起きます。山陰は、大きな活断層は見つかってませんが、隠れた活断層(伏在断層)も考えられ、最大で平成12年の鳥取県西部地震(M7・3)規模の可能性はあります。中国から京都北部にかけては要警戒地域です。

 内陸地震のとらえ方として2つの見方を提示します。東日本で起こる内陸地震を東日本大震災以降に活発化した「ポスト東日本大震災」と、また、西日本で起こる内陸地震を南海トラフ地震に向け活発化している「プレ南海トラフ地震」ととらえる見方です。

 東日本は大震災の影響で内陸地震が各地で起きています。中でも首都直下地震は大震災以前の1・5〜2倍のペースで発生しています。

 地震の統計では、小さな地震が増えると、大きな地震が起こりやすくなるという傾向があり、首都直下地震は要注意です。

 また、地震を起こした活断層のひずみは解放されますが、逆に周囲の断層にしわ寄せがいき、地震を誘発します。阪神大震災後に京都、徳島、和歌山で地震が増えました。大阪の断層は計算上、ひずみはいったん弱まりましたが、阪神大震災から23年も経過したことで、ひずみは戻っているかもしれません。

 西日本の内陸地震は次の南海トラフ巨大地震に向けて活発化しているとみたほうがよいでしょう。経験上、南海トラフ地震の約40〜50年ぐらい前から内陸で大地震が増える傾向があります。

 特に都市部は地盤が弱いところが多く、警戒感を高める必要があります。

 いつ地震が起きるのかという予知はできませんが、少なくとも近畿、中部は活断層密集地でありながら、近年大地震が起きておらず、要注意です。


 大地震の前には活断層近辺で地震活動が活発化する傾向があります。小規模の地震が起きている所に、日ごろから注意を払うことが大切です。

 私は、近畿では山崎断層、大阪北部、京都府南部、和歌山の地震に注目しています。耐震化を施すなど、突然の揺れからどう命を守るかを心がけてほしいと思います。

1086とはずがたり:2018/06/18(月) 14:27:09
大阪北部地震 1万年以上活動していない「危険な活断層」 さらに大きな地震の恐れも 専門家
https://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/180618/evt18061809580020-n1.html
2018.6.18 09:58

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 遠田晋次東北大教授(地震地質学)の話 今回の地震は大阪の上町断層帯と関係しているのではないか。1万年以上活動しておらず、危険な活断層として注目され、調査や研究が進んでいる。(平成28年の)熊本地震のように、さらに大きな地震が続いて起こることも考えるべきかもしれない。人口が多い地域なので、深刻な被害となる。火を使う時など身の回りのことに普段よりも一層注意してほしい。

1087とはずがたり:2018/06/19(火) 17:30:49

震源「ひずみ集中帯」に…阪神・新潟中越も圏内
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20180618-567-OYT1T50112.html
07:33読売新聞

http://tohazugatali.web.fc2.com/nature/m_20180618-567-OYT1T50112.jpg

 大阪府北部で最大震度6弱を記録した今回の地震は、新潟県から兵庫県南部にかけて延びる「新潟―神戸ひずみ集中帯」と呼ばれる地域で起きた。

 日本列島周辺ではプレート(岩板)同士がぶつかり合い、列島の地盤には絶え間なく力が加わっている。集中帯では地盤のひずみが特にたまりやすく、活断層も多い。新潟―神戸ひずみ集中帯では、阪神大震災(1995年)や新潟県中越地震(2004年)、長野県北部地震(14年)など、大きな地震が頻発している。

 今回の震源近くには、マグニチュード(M)7級の地震が予想されている「有馬―高槻断層帯」「生駒断層帯」「 上町(うえまち)断層帯」が走る。いずれも30年以内にM7?7・5程度の地震の発生が懸念される主要な断層だ。特に危険性が指摘されていたのは上町断層帯で、30年以内の発生確率は2?3%と高く、専門家が警戒を呼びかけていた。

1088とはずがたり:2018/06/20(水) 23:04:24
「有馬-高槻断層帯」とは? 大阪地震で422年ぶりに動いたか
慶長伏見地震では、伏見城が倒壊した
https://huffingtonpost.jp/weather-news/arima-takatsuki-2-180618_a_23461610/
2018年06月18日 21時16分 JST | 更新 2018年06月18日 21時16分 JST

18日朝の大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震は、有馬-高槻断層帯で発生したとみられています。この断層帯では、422年前に慶長伏見地震(1596年)が発生しています。

歴史地震を研究している都司嘉宣さん(元東京大学地震研究所)に、今回の地震との関連を聞きました。

伏見城を倒壊させた大地震

「約400年前の慶長伏見地震は、豊臣秀吉が建てた伏見城の天守を倒壊させ、京都の東寺や天龍寺なども倒壊、死者は1000人を超えたとされています。慶長伏見地震はM7.25-7.75程度と推定され、今回の地震(推定M6.1)よりはるかに大きな規模でした」

都司さんは続けてその理由を指摘します。

「慶長伏見地震は、今回の地震の震源とされる有馬-高槻断層帯だけでなく、六甲-淡路島断層帯も震源断層とされています。2つの断層帯が動いたことで地震の規模が大きくなったのです」

http://tohazugatali.web.fc2.com/nature/201806180295_box_img1_A.png
阪神・淡路大震災で動かなかった有馬-高槻断層帯

「1995年の阪神・淡路大震災は、六甲-淡路島断層帯が震源でした。慶長伏見地震のときは六甲-淡路島断層帯と連動して動いた有馬-高槻断層帯はどうだったかと思って調べましたが、こちらは動いていませんでした」

そのとき動かなかった有馬-高槻断層帯は、その後も歪(ひず)みが徐々に蓄積されて、今回の地震につながったと都司さんは推測します。

大地震が続く可能性は?
今後の見通しはどうなのでしょうか。

「近畿では、1854年に伊賀上野地震がありました。現在の三重県伊賀市北部で発生した地震です。その年の7月7日に発生した地震で建物の倒壊はなかったのですが、余震が続いたため住民は戸外にムシロを敷いて寝るなどしたそうです。そして7月9日にはもっと大きな地震(推定M7.25)が発生し、死者は1000人近くにのぼったと記録されています。つまり、最初の地震は前震で、2日後に本震が襲ったのです」

前震 本震は、2016年4月14日-16日の熊本地震と同じパターンです。

都司さんは「可能性は大きくないけれど」と前置きした上で、「まだ有馬-高槻断層帯の歪みが残っていたら2?3日後に同規模の地震が起こり得ます。1週間は警戒が必要ですが、それを過ぎれば大丈夫でしょう」

余震への対策を忘れずに、しばらくは地震の動向から目を離さないようにしましょう。

(2018/06/18 17:31)

1089とはずがたり:2018/06/26(火) 13:40:21
30年内に震度6弱以上、千葉85%横浜82%
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20180626-567-OYT1T50031.html
13:21読売新聞

 政府の地震調査委員会は26日、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布を示した2018年版「全国地震動予測地図」を公表した。北海道太平洋側の千島海溝で起きる地震の規模と確率を見直した結果、釧路市や根室市など北海道東部の確率が大幅に上昇した。今月18日に最大震度6弱の地震が起きた大阪市の確率は、前回と変わらなかった。

 予測地図は、南海トラフなどのプレート(岩板)境界や、主要な活断層、プレート内で起きる地震の履歴を反映して作られた。震度6弱は、耐震性の低い木造家屋やブロック塀などの構造物が壊れる目安とされる。

 昨年4月に公表した前回版との比較では、北海道太平洋側の千島海溝で起きる巨大地震の確率を見直した結果、北海道東部の釧路市が22ポイント増の69%、根室市が15ポイント増の78%となった。

 都道府県庁の所在地では、首都直下地震が懸念される千葉市が85%で最も高く、横浜市が82%、水戸市が81%などと高確率となった。東京は48%だったが、都庁付近の地盤が比較的固いためで、湾岸部などでは80%を超す地域が広がっている。

 南海トラフ地震の震源域周辺では、高知市(75%)、静岡市(70%)などで前回版から1ポイント上昇した。

 今月18日のマグニチュード(M)6・1の地震で最大震度6弱を記録した大阪市は、前回と同じ56%だった。M6規模の地震はどこでも起きるとの前提で予測に組み込まれているためで、地震調査委は「今後も高い確率が続く」としている。

 ◆全国地震動予測地図=1?2年ごとに改訂され、最新の2018年版は今年1月1日時点のデータに基づく。30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が3%以上の「高い」地域は、地図上でオレンジや赤で示される。最も濃い赤は26%以上で、約100年に1度以上の頻度となる。6%は約500年に1度、3%は約1000年に1度の頻度。各地の確率は、防災科学技術研究所がウェブサイト(http://www.j-shis.bosai.go.jp/map)で公開している。

1090荷主研究者:2018/07/01(日) 23:35:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180618_13037.html
2018年06月18日月曜日 河北新報
大地震発生スパコンで予測 津波被害情報30分以内発信 東北大などベンチャー設立

 東北大は国際航業(東京)などと共同で、大規模地震の発生から約30分以内に津波被害を推定し、情報を提供するベンチャー企業「RTi-cast」(仙台市若林区)を設立した。既にスーパーコンピューターで被害を推計する世界最先端のシステムを開発。津波想定区域の自治体や企業の津波被害対策への活用が期待される。

 RTi社には東北大と国際航業のほか、システム開発で協力したエイツー、NEC(共に東京)が出資。東北大災害科学国際研究所の越村俊一教授(津波防災工学)が取締役最高技術責任者として事業を統括する。

 現段階の推定範囲は、南海トラフ巨大地震の海域で静岡県から鹿児島県までの太平洋側の海岸線約6000キロ。東北大と阪大にある24時間稼働のNEC製スパコンが計測する。

 マグニチュード(M)6.5以上の地震で、津波注意報・警報が発令された際に作動。約30分以内に津波の高さや到達時間、浸水範囲、建物被害などを予測する。

 RTi社は今後、静岡県以北の東北、北海道の太平洋岸も津波被害が推定できるようシステムの改良を進める予定だ。

 RTi社のシステムは既に、内閣府が南海トラフ巨大地震に備えて採用している。売上高は本年度、約7000万〜8000万円を見込む。津波想定範囲も海外に広げる方針で、2024年度には売上高約10億円を目指す。

 越村教授は「世界最先端のシステムを発展させ、国内外に展開していく。このシステムを活用することで津波被害があっても『生き延び、素早く立ち直る』社会の構築に貢献したい」と話す。

1091とはずがたり:2018/07/06(金) 23:57:02
遅きに失したのでは?>西日本8府県、特別警報

木曜日の段階で出しておくべきだった様に思う。気象は無知の俺だが歴史的な大雨になりそうだと前から云ってたぞ。

<大雨>西日本8府県、特別警報 広島生き埋め通報相次ぐ
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20180707k0000m040167000c.html
23:23毎日新聞

 西日本から東日本にかけて梅雨前線が活発に活動を続け、記録的な大雨は6日も続いた。死者は京都、兵庫、広島3府県の3人で、負傷者も多数に上っている。広島県内では同日夜、土砂崩れが複数箇所で発生し住人が巻き込まれたとの情報があり、消防が救助活動を続けている。気象庁は「これまでに経験したことのない大雨」として、数十年に1度の異常な大雨に最大の警戒を呼びかける「大雨特別警報」を岡山、広島、鳥取、福岡、佐賀、長崎、兵庫、京都の8府県に出した。発令は昨年7月の九州北部豪雨以来で、8府県同時の発令は2013年の運用開始後では最多。

 毎日新聞の午後9時現在の集計で、近畿や九州、中国など2府22県で約115万3000人に避難指示、約264万8000人に避難勧告が出ている。少なくとも10人の行方不明情報があり、他にも安否不明者がいるため自治体などが確認を急いでいる。

 広島県の現地消防などによると、広島市などで生き埋めになったとの通報が相次いだ。県は午後9時ごろ、土砂災害対応のため自衛隊に派遣要請した。広島市安佐北区で午後9時50分までの72時間に289.5ミリの雨が降るなど、地盤が崩れやすくなっていたとみられる。県内では少なくとも広島市を含む7市町で約45万人に避難指示が出ている。広島市は14年8月にも土砂災害が発生し、77人が犠牲となった。

 また、国土交通省近畿地方整備局は6日、京都府内を流れる桂川が同日夜に氾濫する可能性があると発表し、京都市や同府亀岡市など沿岸自治体に警戒を呼びかけた。上流の日吉ダム(京都府南丹市)が同日午前7時ごろから満杯になり、ダムに入る量とほぼ同じ量を放流している。桂川は13年9月、台風18号の影響で亀岡市や観光地の嵐山(京都市)周辺で氾濫した。

 交通機関はこの日も乱れた。山陽新幹線は夜には岡山?博多間で運転を取りやめ、新大阪?岡山間などで一時運休した。JRの在来線や私鉄も京阪神地区を中心に運休が相次いだ。7日も一部区間で始発から運転を見合わせる。高速道路でも路肩の土砂が車道に流入して通行止めとなる被害が出ている。

 気象庁によると、多くの地点で72時間雨量が観測史上1位となった。6日午後5時40分までの72時間で1203.5ミリに達した高知県馬路村では、3日間で2カ月分(7月の平年値591.5ミリ)の雨が降ったことになる。このほか、同県香美市848.5ミリ▽徳島県三好市726ミリ??など記録の更新が相次いだ。

 梅雨前線は8日ごろまで本州付近に停滞し、西日本では1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が断続的に続く恐れがある。9日になると太平洋高気圧が勢力を強め、前線の活動は収まる見通し。【鳥井真平、山田毅、山口知】

1092とはずがたり:2018/07/08(日) 16:03:12
【衝撃】南極大陸で発見された奇妙なもの6選
視聴回数 3,239,229 回
https://youtube.com/watch?v=TiSPhFCQnG0
2018/01/26 に公開

1.隕石 2.100年物のウィスキー 3.ピラミッド(79°58'40.1"S81°57'45.8"W) 4.血の滝(鉄分→硫化鉄を分解する微生物) 5.得体の知れない生物(エウラギシカ・ギガンティア) 6.凍り付いた船(エンデュアランス号など)

ピラミッド
https://www.google.co.jp/maps/dir/34.702772,135.7041031/79%C2%B058'40.1%22S81%C2%B057'45.8%22W/@-79.9759945,-81.9861483,2762m/data=!3m1!1e3!4m7!4m6!1m1!4e1!1m3!2m2!1d-81.9627222!2d-79.9778056

エウラギシカ・ギガンティア
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%AE%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2&amp;oq=%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%AE%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2&amp;aqs=chrome..69i57.1451j0j7&amp;sourceid=chrome&amp;ie=UTF-8
普通は深海に住んでいるらしい

帝国南極横断探検隊
https://ja.wikipedia.org/wiki/帝国南極横断探検隊
帝国南極横断探検隊(英文表記: Imperial Trans-Antarctic Expedition。Shackleton's Expedition、The Endurance Expeditionとも。1914年8月9日?1917年)は、イギリスが20世紀中に派遣した南極探検隊のうち、4番目の探検隊である。南極大陸の初横断を目指し、失敗した[1]。この探険は、文明圏から何千マイルも離れた地で探検隊の船が難破したあと、隊長であるアーネスト・シャクルトンとその隊員達が英雄的な努力によって南極から生還したことで有名である。数々の書籍が出版され、映画・ドキュメンタリー映像作品も製作された。

摂氏マイナス37度の寒さと乏しい食料の中、南極圏で28人が実に22ヶ月もの間を耐え忍んだ。最終的に、シャクルトン以下6名の乗組員が僅か7メートルの救命艇に乗って、南極海を1,500キロメートル航海した。その数ヶ月後、シャクルトンは残された全ての乗組員を救出しに戻り、一人の命も落とすこと無く全員が生還した。

1093とはずがたり:2018/07/10(火) 14:52:36
阪大あかんねえ。昼には決断出来た筈。

ただ朝から判断しろってのは結果論だな。一部のJRは停まってたとか云うけどメインは普通に動いてたしね。

【検証・豪雨被害】大学はなぜ避難勧告の中、休講にしなかったのか
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%83%BB%E8%B1%AA%E9%9B%A8%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%80%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E9%81%BF%E9%9B%A3%E5%8B%A7%E5%91%8A%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%80%81%E4%BC%91%E8%AC%9B%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B/ar-AAzOJBM
木許はるみ 2018/07/10 05:10

「〇〇川が氾濫危険水位になった」

2018年7月6日午前、教室に防災速報が鳴り響く中、授業が続いた。大学が休講を判断したのは、近くを通る阪急電車が運休してから。「運休してから、休講と言われても」と、ツイッター上などで、休講判断に疑問の声が相次いだ。

「記録的な大雨」の中、なぜ大学は授業を続けたのか。学生は授業に行くかどうか、どう判断すれば良いか。



大阪府豊中市にある大阪豊中キャンパスで講義をしていた谷口真由美・大阪国際大学准教授はこう振り返る。

当日は未明から防災速報アラームが次々と鳴り、朝からJRの一部区間が運転を取りやめ、気象情報は大雨の注意喚起をしていた。

このため谷口さんは自主的に、授業の出席を取らないことを決断。当日の午前6時41分、出席を取らない旨と合わせ、「(出席するかどうか)自分で判断をしてほしい」と学内の電子掲示板で学生に案内した。それでも学生が来る可能性も踏まえ、自身は車で大学に向かった。

しかし、実際教室に向かうと、30人ほどの学生が出席していた。

「掲示板、見なかった?」
と聞くと、学生たちの間からは、

「2限目以降、出席を取るかもと思った」「先生は授業をするだろうから」「下宿から歩いて5分だから来た」など、理由はさまざまだった。

ある遠方から通学する学生は、午前6時40分に自宅を出ていた。電車は運休していたが、「親が大学まで車で送ってくれ、親はそのまま会社に行った」という。さらに「何があっても学校に行くものだと思った」と話した。

大学から大雨に関してメールが来たのは、午前10時過ぎ。谷口さんには「現段階では休講になっていないが、出席できない学生に不利益にならないように配慮をしてほしい」というようなメールが届いた。1限が終わる午前10時20分の直前だった。

さらに午後2時前になり、大学から休講するとの連絡が来た。4限目(午後2時40分)以降の全学共通科目を休講にする連絡だった。

Twitter上では電車が運休した後の休講の連絡に、「電車が動かないのにどうやって帰るんですか」と戸惑いのつぶやきが見てとれた。

休講続けばお盆まで授業

なぜ大阪大学の休講判断は昼過ぎまで持ち越されたのか。

谷口さんは、大学の判断にも一定の理解を示す。

「大学には休講に関するマニュアルがあるので、それにのっとらないと休講にできない。さらに前期の授業は15回と決められている。地震による休講もあり、休講する授業が増えると、お盆まで補講をしなければいけなくなる」

1094とはずがたり:2018/07/11(水) 11:07:08
歴史的豪雨が分かっていながら首相が酒盛りしていた日本と、大型ハリケーン連発でも死者を出さないキューバの違い
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180709/Harbor_business_170129.html
HARBOR BUSINESS Online 2018年7月9日 15時54分

ハリケーンに襲われるキューバの首都・ハバナの旧市街。街ごと世界遺産に登録されるほど古い建物が並ぶが、しっかりとした準備と避難で死者はゼロだった

◆キューバが大型ハリケーン連発でも死者を出さないワケ

 キューバは気象学が発達している。ハリケーンの通り道でもあるこの島にとって、天気予報は命綱だ。おかげで、私が滞在した2008年夏、2つの巨大ハリケーンが直撃した時には、同じハリケーンで100人以上の死者を出したハイチとは対照的に、誰も死ぬことはなかった。キューバではハリケーンが来る前に、気象予測をもとにしっかりとした準備・避難を徹底させたからだ。

 キューバの気象学の発達を裏づけるエピソードを現地の方から聞いた。以前もキューバは天災で多くの死者を出していたという。それは、「天気予報が当たらなかった」のも一因だったらしい。それに激怒した国家評議会議長(元首)のフィデル・カストロが、なんと自ら気象学を猛勉強し始め、気象予報士にあれこれと口を挟みだしたというのだ。

 これで慌てたのが気象予報士である。革命の闘士であり英雄でもある国のトップが自分の専門領域に詳しくなり、あれやこれやと文句をつけてくる。「玄人はだしの独裁者」がいては、専門家もクビが危ない。というわけで、気象予報士たちも文字通り必死になって研究を進め、今では災害予防に絶大な貢献をするようになった。

◆歴史的豪雨が分かっていて酒盛りをする首相の、危機意識とリーダーシップの欠如

 今回の豪雨に関していえば、7月5日夜には豪雨が予想される各地に政府・行政が大々的な警戒を呼びかけ、もともと危ない地域には早めの避難準備を促し、場所によっては避難勧告や指示を出していてもよかった。

 政府がリーダーシップを発揮して、あらかじめ準備を促すよう大々的に手を打っておけば、ここまでの人的被害は出ずに済んだのだ。実際、今回の豪雨に関して気象庁が緊急記者会見を開いたのは、同日午後2時だった。

 ところが、報道などを見て福岡県在住の筆者がすでに避難準備を始めていた7月5日夜のこと。緊急災害対策本部が設置されれば、本来なら本部長として指揮を取らねばならないはずの安倍晋三首相は、自衛隊災害出動の陣頭指揮を取らねばならない小野寺五典防衛相、自然災害からの学びをフィードバックすべき吉野正芳復興相、翌日午前に7人の死刑を執行した最高責任者の上川陽子法相と、議員宿舎の会議室で酒宴に興じていたというから驚くほかはない。その後、非常災害対策本部が設置されたのは8日午前のこと。小此木八郎防災担当相が本部長に就任している。

 報道によると安倍首相は、8日午前に開かれた非常災害対策本部第1回会議で「救命救助、避難は時間との戦い」と述べたそうだが、まさにその通りだ。ただし、救助における時間との戦いは、水害における戦いの「第二幕」である。第一幕は、早めの避難や減災措置によって、失われる可能性のある人命や財産を確実に保証することだった。

 その戦いに挑まねばならないときにその首相自らが酒盛りをしていたから、それに負けたのだ。8日になってから「先手先手で(被災者支援にあたって欲しい)」などと発言したようだが、その時点ですでに後手後手に回っているリーダーが言っても、虚しく聞こえるだけである。

 総裁選を控え、党内のリーダーシップ確保に躍起になっていたのかもしれない。だが、発揮すべきリーダーシップはそこではなかった。災害を目前に控えた一般市民にこそ、それは発揮されるべきものだったのである。

◆優れた災害予測技術をドブに捨てる日本の防災行政

 日本の気象予測の精度は極めて高く、精緻だ。その情報にしたがって、正常性バイアスに惑わされず早めの対策を事前に取っていれば、台風や大雨による河川の氾濫、土砂災害など、水害関連の人的被害はかなり防げる。

1095とはずがたり:2018/07/11(水) 11:07:21
>>1094
 たとえば、私自身が今回の豪雨に当たって避難の参考にしていたのは、主に以下の3つのサイトだ。どれも国の省庁が発表しているものである。

●気象庁:洪水警報の危険度分布https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html
●気象庁:今後の雨(降水短時間予報)https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/index.html
●国土交通省:川の防災情報https://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do

 これらのサイトは、スマホがあれば現在地の状況が分かるので、どこにいても使える。洪水警報の危険度分布では、氾濫の危険度が河川ごとに色分けされ、自分の居場所と照らし合わせると、そこがどのくらい危険か、またどちらの方向に逃げるべきかが分かる。

 降水短時間予報を使えば、今後の降水量の見通しが立ち、自分の居場所だけでなく上流地点の降水量も分かるため、数時間後までの避難計画に役立つ。

 川の防災情報は、水位計がある場所の水位がリアルタイムで分かるので、身近な河川の氾濫危険性がよりリアルに分かる。私の場合、自宅近辺に水位計が設置されていたので、その水位を見ながら避難計画を立て、実行に移せた(ただし、これは河川氾濫のみに対する対処であり、土砂災害はこの限りではないことも付け加えておきたい)。

 問題は、せっかく高い精度で今回の雨が予測されていながら、多くの人がそれをスルーしてしまったことにある。そういった情報を利用して、私たち一般市民は自らの身を守るとともに、行政は市民の命を守る行動に出なければならない。

 そのタイミングで、行政府のトップである首相以下関係省庁を所轄する大臣たちが揃いも揃って酒盛りとは、一避難民として言葉もない。せっかく多額の税金を使って防災技術に投資しているのに、それをドブに捨てるようなものだと言わざるを得ない。

◆安倍首相は「国民の生命と財産を守る」ためにやるべきこと、やれることをしなかった
 キューバの例は、単に気象学の発達のみによって天災による人的被害が減るということを意味しない。それを全市民に伝える情報伝達チャンネルがあり、避難を促す社会的仕組みがあり、それを活かす取り組みがあってこそ、初めて気象予測は減災に役立つのだ。

 週に2つものハリケーンに襲われたキューバで、私は3日3晩、水も電気もない状況に置かれてしまった。が、事前に情報が行き渡り、みんなで助け合って準備をしていたおかげで、なんとかしのぎきることができた。同じハリケーンでは近隣国では3桁の死者を出し、水や食料はおろか窓を補強するガムテープにすら事欠くような経済制裁下の困窮状態でも、である。

 日本の場合、この「避難を促す仕組みと取り組み」が不足している。特に「予防的取り組み」に問題があることが、白日の下にさらされた。

 繰り返すが、豪雨が予想されていた地域に住む私が避難準備を始めた5日夜、予防的避難を促す取り組みを全力でするべき最高責任者だったはずの安倍首相は酒盛りをしていた。これでは、精度の高い予測や避難の仕組みがあっても、何の役にも立たない。

 本稿執筆時点で死者・行方不明者は100人を超えているという。今日・明日死ぬかもしれない命を確実に守ることもできないどころか、その責任を放棄した安倍首相は、ことあるごとに「国民の生命と財産を守る」と言っている。しかし、そのためにやるべきこと、やれることをやらなかった。その結果がこれだけの人命の喪失なのだ。

<文・写真/足立力也>
コスタリカ研究者、平和学・紛争解決学研究者。著書に『丸腰国家〜軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略〜』(扶桑社新書)など。コスタリカツアー(年1〜2回)では企画から通訳、ガイドも務める。

1096とはずがたり:2018/07/11(水) 12:28:51

兵庫・宍粟の土砂崩れ、深層崩壊か 専門家が空から分析
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180709-00000001-asahi-soci
7/9(月) 5:04配信 朝日新聞デジタル

 深い緑がざっくりえぐり取られた斜面。その土塊が民家を襲った現場で自衛隊員らの作業が続いていた。8日、兵庫県宍粟(しそう)市の土砂災害現場を京都大防災研究所の松四(まつし)雄騎准教授(地盤災害)とともに本社ヘリから取材した。

 現場は、市の中心部から離れた山中で住宅が点在している場所。土砂に押し流され、青いトタン屋根や倒れた立ち木が散乱していた。斜面の上部は、深く山肌がえぐられている。松四さんによると、表層土だけでなく深い岩盤まで崩れた「深層崩壊」の可能性がある。幅50メートル、長さ100メートル、深さは10メートル程度はありそうだった。

 近くには、さらに深くまで崩壊している斜面もあった。こちらは幅100メートル、長さ300メートル、深さも15メートル以上はありそうで、深層崩壊とみられるという。

 この付近は花崗(かこう)閃緑(せんりょく)岩と呼ばれる岩石が、深くまで風化してもろくなった地質。大雨で水が浸透して崩壊したとみられる。ほかにもいくつか崩壊が発生していた。深層崩壊は雨が大量に降って地中にしみこんで起こる。一連の雨で総降水量が400〜500ミリに達すると起こりやすくなり、雨のピークが過ぎてから崩壊することも多いという。崩れた斜面や谷底にたまった土砂が次の大雨で流れて、二次的な土石流を起こすこともある。

 また、山の中の斜面崩壊で土砂ダムができて沢がせき止められていることに気づかず、後になって決壊して土石流が起こることもあるため、今後も警戒が必要だと松四さんは話す。

 今回の広域的な災害について、松四さんは「これまで局地的な大雨への対策が考えられてきたが、洪水と土砂災害が広い範囲で複合的に同時発生することは想定していなかった。今後の検討課題だ」と話した。(編集委員・瀬川茂子)

朝日新聞社

1097とはずがたり:2018/07/12(木) 13:53:50


「幻の粒子・マヨラナ」存在か? 量子コンピューター、京大が実験
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2018071101002489.html
02:16共同通信

 「幻の粒子」と呼ばれ、超高速の計算ができる量子コンピューターの実現につながるとされる「マヨラナ粒子」の存在を示すと考えられる特徴的な現象を実験で確かめたと、京都大などのチームが11日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 マヨラナ粒子は1937年にイタリアの物理学者が理論的に予言。マイナスの電荷を持つ電子とプラスの電荷を持つ陽電子のように、通常は、物質を作る素粒子には反対の性質を持つ反粒子が存在する。だが、マヨラナは粒子と反粒子が同一で、電荷を持たない。

 京都大の笠原裕一准教授は「粒子を制御できれば、量子コンピューター開発に役立つかもしれない」と話した。

1098とはずがたり:2018/07/15(日) 23:43:00
長さ200メートルの巨大地割れ、牧場に突如出現 NZ
https://jiji.com/jc/article?g=afp&amp;k=20180508037109a

【ウェリントンAFP=時事】ニュージーランド北島の牧場に長さ200メートル、深さ20メートルの巨大な地割れが現れ、同国の火山学者らが注目している。(写真はニュージーランド北島ロトルア近郊の牧場に出現した地割れ。TVNZ放映の映像より)
 豪雨の後に地割れが現れたのは北島の町ロトルア近郊の牧場。穴の深さは2階建てバス4台分、長さはサッカーフィールド約2面分に相当する。陥没によって6万年前の火山の噴出物の堆積層が露出した。
 専門家らは地下の石灰岩が長い間、雨によって溶けて、最終的に地面が崩壊した結果、陥没穴ができたとみている。火山学者のブラッド・スコット氏は「まさに壮観だ。通常目にするものよりもずっと大きい」と述べた。
 スコット氏によると、この牧場周辺は長い間活動がみられない火山のクレーター部分にあたるという。「底に見えるものは、このクレーターから噴出した6万年前の火山性堆積物だ」と同氏は現地テレビ局に語った。
 牧場関係者によると地割れは先週、一晩のうちに突然現れ、早朝、牛の世話をしていた従業員の一人が発見した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2018/05/08-12:26)

1100とはずがたり:2018/07/17(火) 10:21:36

きょうは「海の日」、深海探査の競争激化
https://news.goo.ne.jp/article/newswitch/business/newswitch-13715.html
07月16日 16:53ニュースイッチ

 16日は海の日。国民の祝日に関する法律によると、海の恩恵に感謝し海洋国日本の繁栄を願う日とされている。近年、日本の海に眠る海底資源に注目が集まる。

 最近の海洋に関するキーワードは「深海」だ。深海は海面から200メートル以深の海域を指し、海洋の大部分を占める。海洋研究開発機構の東垣(あずま・わたる)理事(研究開発担当)は「衛星による海底地形図から世界の海は3割ほどしか分かっていない」と、海について知られていない現状を明かす。

 日本は深海に囲まれており、黒潮やプレート(岩盤)のぶつかりなどの多様な環境が存在する。海洋資源や環境、地震や津波などの災害、多様な生物など研究課題は豊富だ。こうした課題を解決することで日本は海洋研究において世界で優位な地位を占めていた。だが近年、今まで養殖のために沿岸地域での海洋研究が盛んだった中国が深海の研究にシフトするなど深海探査の国際競争が激しくなっている。

 日本人は地震を常に身近な問題と捉えているが、その地震の備えにおいても深海がカギとなるかも知れない。海洋機構では海面下5000メートルを掘削しセンサーを設置する計画を立てている。

 紀伊半島沖で防災科学技術研究所が展開する地震・津波観測監視システム『DONET』とセンサーを接続し、地震発生の早期通報や予測精度の向上につなげる。地球深部探査船「ちきゅう」を利用し、18年度中に掘削を始める予定だ。

 また海洋機構は深さ6500メートルの海域まで潜れる有人潜水調査船「しんかい6500」で多くの海洋調査を実施。海底生物の調査など多くの基礎研究を支えてきた。最近では、微生物を含むと考えられる海底の堆積物を一部の企業や大学などに提供する取り組みを行っている。薬の候補物質となる代謝物を作る微生物が見つかれば、海洋研究の成果を創薬という産業応用に生かせるかもしれない。

 今後、水深6500メートルより深い海域を探査し新しい科学的知見の獲得を目指す。平朝彦海洋機構理事長は「18年度は水深6500メートル以深の深海探査を可能とする技術開発の最初の年にしたい」としている。

(文=冨井哲雄)

【ファシリテーターのコメント】
日本は領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせ世界第6位の海域面積を持つ。政府は5月、2018―22年度の海洋政策の指針「第3期海洋基本計画」を閣議決定した。海洋の産業利用の促進や海洋環境の維持・保全などを盛り込んだ。海洋の研究開発の取り組みは今後活発化するだろう。
(日刊工業新聞・冨井哲雄)
日刊工業新聞 記者

1101とはずがたり:2018/07/17(火) 23:05:42
何時も冷静な冷静彰彦氏。今回も隙の無い論調でしっかりと一刀両断。岡山県在住だったのは福武書店勤務だったからのようだ。

利水・災害・マスコミと言及多岐に亘るが災害スレの此処へ投下。日本語教師みたいだから日本語スレでも良いぐらいかも知れぬしスタンフォードかどっかだから米国スレでもいいかもしんないけど

西日本豪雨、東京のメディアによる現実味のない災害報道に違和感
国内2018.07.11 901 by 冷泉彰彦『冷泉彰彦のプリンストン通信』
https://mag2.com/p/news/364689

西日本豪雨、反省点はどこか?
今回の中四国、九州、近畿における豪雨で被害に遭われた皆さまに、お見舞いを申し上げます。

私事に渡りますが、私は80年代から90年代にかけて岡山市と倉敷市の境界あたりに暮らしていたことがあり、今回の水害は全く他人ごとではありませんでした。清音村(きよねそん)とか真備町(まびちょう)といった、当時の同僚も住んでいた懐かしい地名が、大変な苦難に遭っていることには、心からの痛みを覚えます。

ちなみに、真備町(併合により倉敷市真備町)の災害については、地元の山陽新聞の記者さんが、ご自身の経験に基づいて書かれたレポート、「真備で豪雨災害直面した本紙記者 2階まで浸水『家族絶対守る』」が迫真の内容で、参考になります。本当に大変な災害であったことが良くわかります。

事態は現在進行形であるわけですが、今のうちに「今後の対策へ向けての議論」の材料は、皆さまと共有しておきたいと思います。是非、積極的な議論をお待ちしております。以下はそのための問題提起です。

1.全国的に避難が遅過ぎると思います。梅雨末期の集中豪雨というのは、日本列島にとっては巨大な災害リスクだということは、先祖代々身にしみているわけです。また、近年は「線状降雨帯」のメカニズムも解明され、その恐ろしさも改めて認識されています。にも関わらず、実際に雨が降り、水位が上がらないと避難命令が出せないというのはどういうことなのでしょう? 空振りになっても良いから、雨雲接近の前に余裕を持って避難するというのは、高齢化が進む中で必要と思います。

2.その避難先ですが、これが不明瞭です。全国放送のTVが「大雨特別警報」だとか「命を守る行動を」と絶叫していても、そしてその地域に「避難指示」が出たとしても、それはあくまで「抽象的な指示」であって「どこへ逃げろ」という具体的なものではないわけです。ですから「夜間なので、戸外は危険」だとして「裏山の反対側の部屋へ避難」などという絶望的なメッセージが出たりするわけです。危険で避難できないのであれば、そうならないように安全に避難できるうちに避難命令を出す、その上でどこへ行けば良いか具体的に指示を出さなくてはダメでしょう。

3.避難先ということでは、避難所が設けられているわけです。そこで「梅雨が明けて猛暑なので、熱中症に注意を」という呼びかけになり、一部の全国放送では「水が足りないかもしれないが、それでも水分を摂るように」というこれまた絶望的なメッセージを流していました。ですが、大抵の避難所というのは、学校の体育館であるわけです。そして、現在の小中高等学校というのは、北海道などを除けば冷房設備はあるはずです。だったら、どうして冷房のない体育館に閉じ込めておくのでしょうか。少なくとも、体力の低下している高齢者などは、冷房の効く部屋に移動させても良いのではと思います。余りにも杓子定規な対応には直視できないものがあります。

1102とはずがたり:2018/07/17(火) 23:05:55
>>1101
4.倉敷市が現状把握に苦しんでいるようです。不明者、犠牲者の数的な把握が不可能というのは、一体どういうことなのでしょうか? 官僚がセクショナリズムに陥っているのか、首長のリーダーシップの問題なのか、大合併をやった後の新自治体としての統制が取れていないのか、それとも旧真備町の「真備支所」が被災したことで資料も人員もアクセスできなくなっているのか、とにかく、これではダメという印象です。

5.報道が十分でありません。冒頭掲げた山陽新聞さんのようなリアリティのある報道が何としても必要です。その際に、東京から「顔の見えるキャラ」を送り込むのではなく、NHKなら現地の支局が、民放なら系列局といった具合に、土地勘があり、地元事情に詳しい戦力がきめ細かく状況を伝え、それを全国放送がピックアップするようにしないとダメだと思います。東京から「馴染みのリポーター」を送り込んで、断片的に印象論を伝えるだけという低レベルの報道からは、改善策への道筋はハッキリと出ては来ないと思います。

6.四国の愛媛県西予市で、ダムの放水による急速な水位上昇の結果、死者も出ているようです。この問題は、日本の治水の歴史においては、長い間先人が苦闘してきた分野です。ダムの放流の際には、下流にどのような情報伝達をすれば良いのかという点で、ほとんどマニュアル化された手順があるはずなのですが、それが継承されていないのか、検証が必要です。同時に、放流が遅れて越流が発生し、最終的にダムの決壊という事態になれば、破滅的な水量の塊が下流に押し寄せるわけで、それを避けるためには放流は止むを得ないということも、この種の事件の報道に当たってはキチンと説明が必要と思います。

7.いつもこうした事態に際して思うのですが、どうして各地の首長、特に都道府県知事が率先したリーダーシップを発揮できないのか不思議です。総理のリーダーシップも、周囲がキチンとブリーフィングしていないのか、どうもシャープさに欠ける感じですし、一体どうなっているのでしょうか?

8.JR西日本さんが早め早めに運休を決断したのは賢明で、ここ数年そのような判断が社会的に認知されてきているのも良いことだと思います。次は、他の交通機関との連携、そして官庁や地域の経済界との連携をスムーズにして、帰路の危ぶまれる出勤を止める、あるいは早い時間の帰宅を促すなどの動きに高めていくことが必要と思います。

1103とはずがたり:2018/07/19(木) 12:37:53
地滑り危機も避難進まず=麓住民「兆候ない」―「晴れでも危険」行政呼び掛け・広島
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180718/Jiji_20180718X136.html
時事通信社 2018年7月18日 14時35分

 西日本豪雨の影響で、広島市安佐北区の神ノ倉山(561メートル)で大規模な地滑りの危険性が高まっており、付近住民に避難指示が出ている。酷暑の中、行政側は避難所にエアコンを完備するなどして避難を呼び掛けているが、思うように進まず頭を悩ませている。

 国土交通省の実地調査によると、尾根付近で幅約40メートル、長さ約100メートルにわたり土砂の崩壊が確認された。上方にはさらに大きな亀裂も見つかり、少ない雨でも一挙に土石流となって崩落する危険性がある。

 「晴れているし、大きな兆候もない」「体が不自由で避難所はつらい」。危機的状況にもかかわらず、住民の理解はなかなか深まらない。避難したのは指示が出ている89世帯、計約200人の半数に満たないのが現状だ。

 何とか避難所に来てもらおうと、行政側は小学校体育館にエアコン10台を設置したほか、段ボールの簡易ベッドや間仕切りなどで快適さをアピール。担当者が一軒一軒を回り、粘り強く呼び掛けている。

 行政と住民の間に立つ地元自治会長の佐々木恒さん(74)は「亀裂付近にセンサーを設置し、少しでも地滑りが進めば関係者にメールが届く態勢を準備中だが、それにも限界がある。雨が降っていなくても危ないという専門家の指摘を重く受け止めてほしい」と訴える。

 小学6年の大野結愛さん(12)は「まさかここで宿題をすることになるなんて」と困惑しつつ、普段通う学校で夏休みを迎えた。母親の咲子さんは「さまざまな支援のおかげでとても過ごしやすくなった。先が見えず不安だが避難を続けます」と話した。

神ノ倉山,地滑りの恐れ 広島
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=448203&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=112

安佐北区白木町井原

神ノ倉山 2/4
http://www.geocities.jp/zoka339/mtsub3-02.html

広島県内で、歩かなくても車で登ることができる山を探しています。今回は安芸高田市向原町にある神ノ倉山へ行きました。車で登りやすい山です。駐車場から20mくらい歩けば山頂に到着します。山頂は狭くて足場が悪いですが、眺めは良いです。少し車で移動するとハンググライダー場があり、そこからの眺めもおススメです。
残念ながら、Googleマップでは、私たちが通った山道が載っていませんでした。しかし、国土地理院の地図サイトには、ハッキリ記載されているので大丈夫です。

1104とはずがたり:2018/07/23(月) 23:09:52

猛暑
過去最も暑い7月中旬 各地で3度以上高く 気象庁
毎日新聞2018年7月23日 18時24分(最終更新 7月23日 18時24分)
https://mainichi.jp/articles/20180724/k00/00m/040/031000c

 気象庁は23日、7月中旬(11〜20日)の平均気温が平年よりも各地で高くなり、この期間では1961年に統計を取り始めて以来、最も暑くなったと発表した。平年よりも関東甲信は4.1度、東海が3.6度、近畿で3.4度、中国で3.1度高くなった。

 また、東京都心部の9〜22日の平均気温は平年より4.4度高い29.4度。最高気温の平均は4.9度高い34.0度。最低気温の平均は4.1度高い25.9度になった。最低気温の平均は名古屋、大阪、広島、高松、福岡各市で25度を超えた。(共同)

1105とはずがたり:2018/07/24(火) 16:03:48
どろどろに熔けてるけど圧力で球体維持してるのかと思ったけど違うのか!?
高温高圧で固体の結晶体になっている??

2017年02月15日 15時00分 サイエンス
太陽よりも高い温度の地球の内核はなぜ溶けてしまわないのか?
https://gigazine.net/news/20170215-earth-inner-core-not-melt/

1106とはずがたり:2018/07/25(水) 12:34:35
中米欧、宇宙開発の方向性ですれ違い。中国は早期の月面探査を目指す
https://www.excite.co.jp/News/it_g/20180725/Slashdot_18_07_24_0658259.html
スラド 2018年7月25日 07時00分



taraiok曰く、
オランダのアムステルダムで2018年7月16〜18日の間、月探査におけるヨーロッパと中国の宇宙機関の協力体制について話し合うワークショップが開催された。オンライン中継はなかったが、中国国家宇宙局の月探査宇宙計画センター副局長Pei Zhaoyu氏によるプレゼンテーションが公開されている。それによると、中国はNASAの計画している月軌道プラットフォームゲートウェイ (Lunar Orbital Platform-Gateway、LOP-G)に対して良い印象を持っていないようだ(Ars Technica、Slashdot)。

LOP-Gは月面の有人宇宙探査を行うための拠点。NASAはLOP-Gを月の軌道上に置く計画であるのに対し、中国は月面上に直接拠点を置くことを計画している。Pei氏のプレゼンによれば、LOP-Gは費用対効果が悪く、月への有人探査を遅らせることになるとしている。もともとNASAのLOP-Gは火星探査などの深宇宙探査も視野に入れたもので、月面探査に特化したものではない。欧州関係者はLOP-Gにも興味を持ってはいるものの、中国が月面への人類の直接着陸を考えているのであれば、そちらに協力したいと考えているようだ。

1107とはずがたり:2018/07/27(金) 20:54:39
宇宙に存在する凄い惑星5選
https://youtube.com/watch?v=4F57_SwWV_8

HD 131399Ab 3つの太陽

TrES-2 黒い惑星

HD 189733b 強風 高温 ガラス

ラヴジョイ彗星 帚星の箒部分にエチルアルコールや糖分が含まれるそうな。彗星は惑星じゃ無いのでは?

VFTS 102 時点最速惑星(→調べると惑星では無いらしい) 160万キロ

1108とはずがたり:2018/07/29(日) 16:05:42

40度に接近「フェーン現象」三条市39・5度
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20180729-567-OYT1T50022.html
13:56読売新聞

 29日はフェーン現象によって北陸や東北地方の日本海側などで気温が上昇し、午後1時20分までの最高気温が新潟県三条市三条で39・5度を観測した。

 新潟、福井両県の計7地点で38度以上に達し、いずれの地点も観測史上1位の記録を更新するなど、猛烈な暑さとなっている。

 北陸地方の各県や山形県、秋田県などには高温注意情報が出されており、各地の気象台では、水分や塩分の補給や冷房の利用など熱中症に対して十分な対策をとるよう呼びかけている。

1109とはずがたり:2018/08/05(日) 21:28:15

大阪北部地震は「西日本大震災」の序章にすぎない
鎌田 浩毅
http://bunshun.jp/articles/-/7879?utm_source=news.goo.ne.jp&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=relatedLink



被害総額1410兆円の激甚災害が起こる
 これまで西日本では、巨大地震の約40年前から直下型地震が増加する現象が起こっている。直近では1995年の阪神・淡路大震災が、直下型地震が増加する起点になっていると考えられており、阪神・淡路大震災以降に西日本で起こった直下型地震の多くがこうしたプロセスにあるためと解釈される。

 つまり、結論から言えば、大阪府北部で起こった今回の地震は、2030年頃に起こると予想されている南海トラフ巨大地震という「激甚災害」の序章にすぎない。つまり、大阪府北部地震は、現象としては「想定内」の直下型地震であり、起こるべくして起きた地震と言える。



「首都直下地震」が2020年に起こる?
 では、今後の日本列島で何が起きるかを予測してみよう。過去の現象を精密に解析すると確度の高い将来予測ができることから、地球科学では「過去は未来を解く鍵」というフレーズがよく使われる。フィールドワークを行い、さらに古文書を読み解くことで、日本の「古地震」についても多くのことがわかってきた。

 その結果、現在の日本列島の「地下」の状況は、9世紀の日本と非常によく似ていることが解っている(詳しくは拙著『日本の地下で何が起きているのか』岩波科学ライブラリーを参照)。東日本大震災に誘発された約1000年周期の地殻変動と、西日本で約100年周期に起こっている地殻変動の2つがちょうど重なりあって、複数の地震を連鎖的に起こす「大地変動の時代」に入ったのである。

 ここで歴史を繙き、9世紀に起こった地震を振り返ってみよう。まず、869年に東北地方を襲った「貞観地震」は、場所・規模ともに東日本大震災と酷似している。貞観地震の9年後の878年には、マグニチュード7・4の直下型地震、すなわち「相模・武蔵地震(関東諸国大地震)」が発生した。さらにこの9年後の887年には、南海トラフ沿いにマグニチュード9、しかも震度7の激震と巨大津波が起きている。つまり、東海・東南海・南海の連動型地震「仁和地震」の発生である。

 これらの事例を21世紀に当てはめてみるとどうなるだろうか。東日本大震災は2011年に発生したが、その9年後は東京オリンピックが開催される2020年に当たる。この頃、関東中央圏で直下型地震が起こり、さらに9年後の2029年に南海トラフ巨大地震が起こる計算になる。

 もちろん、これは単純に年数を足したもので、その通りに地震が起きるわけでは決してない。しかし、9世紀の記録を「過去は未来を解く鍵」として考えると、日本列島が予断を許さぬ状況にあることもわかるだろう。

日本列島が直面する3つの「想定外」
 こうした「想定内」の予測ですら甚大な被害が予想されるが、それに加えて日本列島は、3つの「想定外」に直面している。

 1つ目は、東日本大震災が起こったことである。マグニチュード7程度の地震は想定されていたが、実際にはその数100倍も大きな巨大地震が起こってしまった。これにより、東日本大震災の後、日本列島にはいまだに大きな歪みが蓄積しており、それを解消しようとして今後も内陸地震がいたる所で頻発するとみられる。…

1110荷主研究者:2018/08/11(土) 12:02:03

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00482704?isReadConfirmed=true
2018/7/26 05:00 日刊工業新聞
天の川、2段階で誕生 東北大が過程解明

 東北大学大学院理学研究科の野口正史准教授は、太陽系を含む天の川銀河が2段階の異なる形成過程を経て作られたことを明らかにした。天の川銀河の進化の理論モデルを構築しコンピューターで計算。銀河の外側にある宇宙空間のガスが銀河に流れ込む2種類の現象で、構成成分が異なる2種類の星が銀河に作られたことを示した。銀河の成り立ちの解明につながる。成果は26日、英科学誌ネイチャーに掲載される。

 宇宙空間のガスが1万度C以下のまま銀河に流れ込む現象「冷たい降着流」を理論モデルに組み込み、100億年分の天の川銀河の進化を調べた。

 まず100億―70億年前に冷たい降着流由来の星が作られる。その後、衝撃波がガスを加熱し100万度C程度の高温になると、銀河へのガスの流入が止まり星の形成がストップ。さらに50億年前になると、高温になったガスが冷え銀河に再びガスが流入する現象「冷却流」が発生。2段階目の星の形成が始まり、この時期に太陽が作られたことが分かった。

 天の川銀河には元素組成が異なる2種類の星が存在するが、起源は不明だった。今回の解析で、酸素やマグネシウムが多い星は冷たい降着流由来の1段階目の星形成、鉄が多い星は冷却流由来の2段階目の星形成で誕生したことを突き止めた。

(2018/7/26 05:00)

1111とはずがたり:2018/08/28(火) 23:17:09
20光年先に「浮遊惑星」が存在、恒星を周回せずに漂流
2018.08.08 Wed posted at 14:43 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35123750.html

(CNN) 地球から20光年離れた宇宙空間に、恒星を周回せずに宇宙空間を漂う「浮遊惑星」とみられる天体が存在する――。学術誌「アストロフィジカルジャーナル・サプリメントシリーズ」にこのほど、論文が発表された。この天体の磁場を分析した結果としている。

天体の名称は「SIMP J01365663+0933473」。質量は太陽系最大の惑星である木星の12.7倍で、磁場の強さも木星の200倍以上だという。

表面温度は815度を超える。ただこれは、約5500度に達する太陽の表面温度に比べれば「寒冷」と言える。

太陽系外に存在するこうした天体の磁場を電波望遠鏡で検知・測定したのは今回が初めて。米ニューメキシコ州にあるカール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群の観測所を使って突き止めた。

この天体は惑星以外には、褐色矮星(わいせい)である可能性も指摘されてきた。

褐色矮星は通常、惑星としては質量が大きすぎるものの、恒星のエネルギー源となる水素核融合のプロセスを維持できるほどの質量がない天体とみなされている。理論的には1960年代から存在が予想されていたが、95年に初めて発見された。

論文の著者であるアリゾナ州立大学のメロディー・カオ氏は今回の星について、惑星と褐色矮星のちょうど境界に位置づけられる天体との見方を示す。

この天体が2016年に他の4つの褐色矮星と一緒に見つかった際、その年齢はもっと古く、質量もより大きいとみられていた。

しかし科学者のチームが昨年、実際には若い恒星群の一部であり、質量も当初の想定より小さいことを発見。質量を特定した上で、自由浮遊惑星の可能性があると突き止めた。

1112とはずがたり:2018/08/28(火) 23:18:22
謎の天体が太陽系を通過中、外から飛来なら観測史上初
https://www.cnn.co.jp/fringe/35109513.html
2017.10.28 Sat posted at 14:53 JST

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太陽系を横切る素早くて小さな物体の正体は?
太陽系を横切る素早くて小さな物体の正体は?

(CNN) 世界中の天文学者が、太陽系を横切る素早くて小さな物体の動きを追っている。米航空宇宙局(NASA)は、この物体がすい星か小惑星かも不明としながらも、太陽系の天体の動きとは異なるため、太陽系外から飛来した可能性があるとの見方を示している。

これが確認された場合、天文学者が観測した初の「恒星間の物体」になるという。

NASAの地球近傍天体研究センターのポール・チョーダス氏は「我々は数十年間この日を待っていた」と言及。「恒星の間を飛び回り、ときには太陽系を通過することもある小惑星やすい星が存在することは以前から理論的に示されてきた。だが、探知されたのは今回が初めてだ。今のところ、あらゆるデータがこの天体が恒星間の物体である可能性を示しているが、今後さらに多くのデータが確認を助けてくれるだろう」と述べた。

NASAによると、データ取得のため、世界中の地上の望遠鏡と宇宙望遠鏡がこの天体に向けられている。

この天体は「A/2017 U1」と呼ばれ、米ハワイ大学の研究者が今月19日に同大の「パンスターズ1望遠鏡」を使って発見した。直径は400メートル以下で、秒速25.5キロで移動している。

NASAによれば、この天体が地球の脅威となることはない。14日には地球から約2400万キロ離れた場所を安全に通過。今後はペガサス座の方向に進み、太陽系を脱出するとみられている。

天体の名称は今後変わる可能性もある。この種の物体は初めてのため、国際天文学連合は新しい命名ルールの制定に迫られるだろう。

1113とはずがたり:2018/08/28(火) 23:19:11
地球の「100兆倍」の水、120億光年のかなたに発見
2011.07.26 Tue posted at 13:19 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/30003490.html
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写真:NASA/ESA
写真:NASA/ESA

(CNN)  地球からはるか120億光年離れたクエーサー(准恒星状天体)に、地球上の海水の100兆倍の水が存在することが、科学者らの研究で明らかになった。

地球の340億倍の質量を持つこのクエーサーを分析していたコロラド大学ボルダー校のジェーソン・グレン准教授らが、数百光年の範囲に広がる大量の水蒸気を発見した。カリフォルニア工科大学がハワイ島マウナケア山に設置している天体望遠鏡で、分光器を使って観測された。

120億光年離れた天体を観測すると、見えるのは120億年前の姿だ。宇宙は136億年前のビッグバンで誕生したと考えられているが、その16億年後にはすでに水が存在していたことになる。

これほどの量の水が見つかったのは観測史上初めて。銀河系内で数光年の範囲に分布する水を全部合わせても、同クエーサーに比べれば4000分の1にすぎないという。

研究には両大学のほか、航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所、カーネギー天文台、ペンシルベニア大学や日本の宇宙科学研究所(ISAS)が参加している。

1114とはずがたり:2018/08/28(火) 23:19:49
火星で凍ってない水を確認 地下に巨大湖 生命が存在する可能性も
Jul 31 2018
https://newsphere.jp/technology/20180731-1/


Jurik Peter / Shutterstock.com


 科学者たちは25日、巨大な塩水湖が火星の地殻の奥深くに存在しているとみられ、赤い惑星として知られる火星で生命が発見される可能性が高まっていると発表した。

 この発見はヨーロッパの宇宙探査機による観測に基づいており、専門家たちは一様に色めき立った。我々が周知のとおり、水は生命にとって不可欠である。科学者たちは長い間、水が火星上に存在することを証明しようと懸命に努力を続けてきた。

1115とはずがたり:2018/09/01(土) 00:25:12
地球の「100兆倍」の水、120億光年のかなたに発見
2011.07.26 Tue posted at 13:19 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/30003490.html

(CNN)  地球からはるか120億光年離れたクエーサー(准恒星状天体)に、地球上の海水の100兆倍の水が存在することが、科学者らの研究で明らかになった。

地球の340億倍の質量を持つこのクエーサーを分析していたコロラド大学ボルダー校のジェーソン・グレン准教授らが、数百光年の範囲に広がる大量の水蒸気を発見した。カリフォルニア工科大学がハワイ島マウナケア山に設置している天体望遠鏡で、分光器を使って観測された。

120億光年離れた天体を観測すると、見えるのは120億年前の姿だ。宇宙は136億年前のビッグバンで誕生したと考えられているが、その16億年後にはすでに水が存在していたことになる。

これほどの量の水が見つかったのは観測史上初めて。銀河系内で数光年の範囲に分布する水を全部合わせても、同クエーサーに比べれば4000分の1にすぎないという。

研究には両大学のほか、航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所、カーネギー天文台、ペンシルベニア大学や日本の宇宙科学研究所(ISAS)が参加している。

1116とはずがたり:2018/09/01(土) 00:26:36
火星で新発見、有機物見つかる 生命存在の可能性高まる
https://newsphere.jp/technology/20180613-1/
Jun 13 2018

 火星探査による新たな発見によって、赤い惑星である火星にかつて生命が存在し、現在でも生命が存在する可能性が高まった。

 6月7日、科学者たちは、NASAの無人火星探査車キュリオシティが火星表面の太古の湖底跡から生命の存在につながる基礎的要素を発見した、と発表した。火星に生命が存在する気配はこれまでもいくつか発見されてきたが、今回の発見は最も有力な証拠となる。

 火星にあるゲール・クレーターは、かつてはフロリダにあるオキチョービー湖とほぼ同じ大きさの水深の浅い湖だった、と考えられているが、このクレーター内で採取した35億年前の岩石に含有されていた有機分子が、生命がその当時は存在していた可能性を示しているのだ。この発見は、地球の隣の惑星である火星において、かつて微生物が存在し、ひょっとすると現在でも生きているかもしれない、という可能性を残すことにつながる。

 カリフォルニア州パサデナにあるNASAジェット推進研究所(JPL)に所属し、キュリオシティ・プロジェクトに参加している科学者アシュウィン・バサバダ氏は、「大昔、もし火星に生命が存在していたのならば、将来実施するミッションでその証拠を発見できる可能性がぐんと高まった」と語る。

 また、キュリオシティは、火星の大気中に存在するメタンの量が季節によって著しく増加することも確認した。研究者たちは、メタンの増加が生物に由来する可能性は排除できない、と言う。地球の大気中に存在するメタンの大半は、動植物、もしくは地球環境そのものから生成される。

 2本の論文がサイエンス誌に掲載されている。一方の論文では、外部の専門家が今回の発見について「宇宙生物学における飛躍的な発見である」と称賛した。

 オランダのユトレヒト大学の宇宙生物学者、インゲ・ローズ・テン・ケイト氏は「太古の昔、地表に有機分子が存在したことが判明した今、火星で生命が発生した、または、存在したのか否か、という議論はより活発になるだろう」と記した。

 この研究には関わらなかったライス大学の地質学者、カーステン・ジーバッハも同様に興奮を隠しきれない。ジーバッハ氏は、この発見は、火星に生命が存在する、という見方に懐疑的な人々が提唱していた強硬な議論を打ち破った、と語る。

「大きな成果は、我々が証拠を入手した、ということだ。30億年以上も前の泥岩の中に含まれていた有機物質を見つけることができた」とジーバッハ氏は言い、「そして、我々は、地表面下に存在する生命に関わる可能性、もしくは、少なくとも、地球上の生物が生きていくために必要な温水や自然環境に関わる可能性のあるガスの放出を確認した」と説明を加えた。

 ジーバッハ氏は、メタンの観測は、現代の生命にとって「もっとも説得力のある」調査手法である、と語る。

1117とはずがたり:2018/09/01(土) 00:26:47
>>1116
 科学者たちは、バクテリアのような微小な生命体がかつて火星上に存在したかどうかを確認するためには、さらに強力な宇宙船、そして、理想的には、火星から地球へ持ち帰った岩石が必要である、と口をそろえて言う。

 キュリオシティによるメタン量の測定は、地球の暦で4年半の間、つまり火星の暦で3年間続けて実施された。火星の北半球では、夏の終わりにメタン量が最大になることが確認され、南半球では冬の終わりにメタン量の観測値が最大になった。

 この研究の筆頭著者であり、JPLに所属するクリストファー・ウェブスター氏は、火星のメタン量が増減を繰り返すパターンが観測されたのはこれが初めてである、と語る。この季節性のメタン量の増減量は、比率では3倍にも達し、科学者たちの予想をはるかに超えていた。ウェブスター氏は、「我々はただひたすら驚いている。メタン量が季節によって3倍もの違いがあるとは……。これは極めて大きな違いだ」と言った。

 ウェブスター氏は、現在、もしくは長年にわたり生成されたメタンは、地下深くにある地下水から地殻の割れ目や裂け目を伝って外界に漏れ出したものである、と理論づけた。メタンが地表に到達すると、まず泥や岩石に付着し、気温が高くなるとその多くが大気中に放出されることになる。

 ウェブスター氏は、「メタンが生物学的に生成された、という証拠はないが、たとえこの新しい観測結果を当てはめたとしても、その可能性を排除できるわけではない」と語った。

 科学者たちは、1976年、バイキング計画においてランダーを火星上に着陸させて以来、有機分子を探索し続けている。バイキング1号と2号が相次いで火星に到着し、ランダーも着陸させたが、得られた情報はごく限られたものにとどまった。

 2012年、火星の表面に掘削機と研究装置を送り込むことに成功し、2013年、キュリオシティは岩石の中に有機物が存在することを確認したが、発見された分子は科学者たちが期待したものではなかった。そこで、科学者たちはまた別の場所を探索することにした。最新の調査で得られた重要なサンプルは、4マイル(6.4キロメートル)離れた場所で採取されたものである。

 火星において炭素を含む分子が存在することについては、メタンと同じように、地質学的なプロセス、もしくは小惑星、彗星、または隕石の衝突や惑星間塵による影響などが、炭素の由来を非生物学的に説明しうる可能性がある。

 この有機物研究を指揮したメリーランド州グリーンベルトにあるNASAゴダード宇宙飛行センターの宇宙生物科学者、ジェニファー・アイゲンブロード氏は、自分自身も火星に生命が存在し、その環境に適応していた可能性があることに好奇心をそそられている、と語った。

 さらにアイゲンブロード氏は、「私は、そもそも生命が火星で誕生したことなど一度もなかった、という考え方にも同程度の興味を抱いている。これは、科学的に考察するには相当の難問だ。しかし、私は、火星上の生命に関する調査研究は、相応の適切な注意を十分に払いながら進める必要があると思う。我々は、火星上で生命体が最も見つかりやすいと考える場所へ行き、そこで生命を探す必要がある」と語った。

By MARCIA DUNN, AP Aerospace Writer
Translated by ka28310 via Conyac

1118とはずがたり:2018/09/02(日) 09:56:45
幸い仕事は6日だ。遊びは3日にして4,5日は引き籠もりだな。

それにしても今年は台風多いな。。

今年“最強の台風”来週に本州上陸のおそれ
9/1(土) 21:14配信 日テレNEWS24
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180901-00000052-nnn-soci
Nippon News Network(NNN)

[ 前の映像 | 次の映像 ]
日本の南の海上には、台風21号があって、猛烈な勢力となっている。来週は本州付近に接近して上陸するおそれもあり、今後の情報に注意が必要。

台風は今年最強クラスの勢力に発達していて、午後6時現在、日本の南の海上を西寄りに進んでいる。今後は北寄りに向きを変え、4日には強い勢力で西日本から東日本に近づいて、上陸するおそれがある。その後は北日本にも近づきそうだ。

4日、5日と大荒れのおそれがあり、今後の情報に注意が必要。

1119とはずがたり:2018/09/03(月) 18:17:07

博士・弁護士ときて気象予報士もか。

気象予報士は食えない? 試験50回目前に受験者半減
https://www.asahi.com/articles/ASL8W4F1YL8WUTIL00Z.html
山岸玲2018年9月3日13時23分

 西日本豪雨や災害級の猛暑、逆走台風など、異常気象に見舞われたこの夏。天気予報や防災情報を伝えるのに欠かせない「気象予報士」を目指す人が最近減っている。8月末に50回目を迎えた予報士の試験だが、受験者は年々減り、前回はピークだった12年前のほぼ半分。資格を生かせる仕事が少ないのが理由のようだが、「気象ビジネス」など、活躍の場が広がる可能性も秘める。

 気象予報士の制度が始まったのは1994年。天気予報を発表できるのは気象庁だけだったが、規制緩和もあり、同庁の許可を得た気象予報士による天気予報であれば、企業や個人も広く発表できるようになった。年2回ある気象予報士試験は合格率4〜6%ほどの難関で、いまでは約1万人が資格を持つ。

 94年以降、受験者は年々増え続け、2006年の第26回は最多の5074人に。だがこれを境に少しずつ減っていき、今年1月に行われた前回は、半数余りの2788人だった。8月26日に行われた今回、申請者数でみると、前回の微増にとどまった。

 「日本気象予報士会」専務理事の岩田修さん(58)は「資格を取っても働き口が少ない」と減少の理由を分析する。民間気象会社での予報業務やキャスターなどが専らで、気象庁の5年前の調査では、試験に合格した約7割が気象と関係のない仕事をしていたという。

■知識生かせる気象ビジ…

1120とはずがたり:2018/09/03(月) 19:45:53
2018.8.31 10:30
「月に水がある証拠」は10年前のデータにあった 新事実を“発掘”した研究チームの挑戦
https://www.sankei.com/wired/news/180831/wir1808310001-n1.html
WIRED

 月の地表近くに水が氷のかたちで存在する直接的な証拠を、米研究チームが発見した。これまでも月面に水が存在する可能性は指摘されてきたが、直接観測されたのは今回が初めてだ。その証拠は、実は10年も前に観測されたデータのなかに“潜んでいた”のだという。研究チームは、いかに過去のデータから画期的な証拠を見つけ出したのか。

月に水がある--。こう題された記事を過去に見かけたことがあるかもしれない。これまでに多くの研究が、月に水が存在する可能性を指摘してきた。しかし、それらはあくまでも「高い可能性」だった。つまり、多くは分析結果に基づく間接的な推測や、水以外の水素系成分、例えばヒドロシ基(OH)なども含まれた結果を示していた。

しかし、米ハワイ大学やブラウン大学の研究者たちが2018年8月20日付で米科学アカデミー紀要に発表した論文が示すのは、月面の極域に水が氷の状態で存在する証拠が直接観測されたこと、そして氷は地表数ミリメートルの深さにあるという新事実だ。

水は将来月に降り立つ宇宙飛行士の生活用水になるだけでなく、水素と酸素に分解することでロケットや探査機などの燃料としても活用できる。このため、宇宙の貴重な資源として注目度が高まっている。

今回の論文から導き出された結果は、2008年から2009年の間に運用されていたインドの月周回機「チャンドラヤーン1号」に搭載されたNASAのレーダー「Moon Mineralogy Mapper(M3)」が取得した観測データの分析に基づいている。氷が観測されたのは、極域のクレーター内にある「永久影」と呼ばれる常に日陰となる領域だ。

この領域の内部は常にマイナス約170℃で保たれており、真空でも水が蒸発しない「コールド・トラップ」と呼ばれる。その中に氷が存在する可能性は、以前から指摘されていた。なお、水星や小惑星ケレスの極域のコールド・トラップでも、すでに水の存在が確認されている。

「見ようとしなければ、何も見えない」

研究チームはどのようにして、すでに手広く分析されてきたM3のデータから水の存在を確認できたのだろうか。

M3は月面の太陽光の反射を分析する機器だ。つまり、これまでの研究の多くは、太陽光が当たっている月面を対象としてきた。ところが今回のチームが挑んだのは、太陽光が届かない真っ暗な永久影である。つまり、通常の研究の真逆をいくもので、ある意味では無謀ともいえるものだった。

なかでも研究チームが着目したのは、永久影の周囲の地形だった。「アポロ計画の観察記録から、月面は細かい砂やゴツゴツした地形による反射光が散乱していることがわかっています」と、論文の主執筆者であり、米ブラウン大学とハワイ大学の研究者であるシュワイ・リー博士は語る。

永久影があるクレーターの壁や淵、そして周囲の高い地形が反射する太陽光によって永久影はごく微量ながら照らされている--。リー博士は、そのように考えた。もちろん、間接的に照らされているため、レーダーが検知できるシグナルは非常に弱い。このため多くの研究者は、M3のデータセットから水の痕跡を探し出すことを諦めていた。

「今回のような信号をデータとして扱うには、その信号が月面から来ているのか、それとも単なる機器のノイズなのかを慎重に見極める必要があります」と、ブラウン大学の地球・環境・惑星科学科の助教授であり、論文の共同執筆者でもあるラルフ・ミリケン博士は言う。

初期の分析結果は確かに水の痕跡を示していたが、それは機器のエラーシグナルである可能性は十分にあった。「シュワイの最初のデータを見たとき、興味深い結果だと思いましたが、100パーセント信じ切れていませんでした」

それでもリー博士は、根気よくさまざまな統計モデルを使って何度もデータを検証した。結果、機器のノイズが水の痕跡を再現することはほぼ不可能に近いことが判明した。その後も、ほかの探査機のデータも取り入れた解析や検証モデルを通して、永久影内の水の観測に成功したのである。

1121とはずがたり:2018/09/03(月) 19:46:21
>>1120
「過去10年間、データは存在していたんです」とリー博士は話す。しかし、暗闇に包まれた永久影から太陽光の反射データが得られるとは、誰も予想しなかった。「見ようとしなければ、何も見えないのは当たり前です。でも、好奇心に任せてとりあえず見てみることで、最悪何も見えないし、何かあるかもしれない。だからサイエンスは面白いんです」

水資源の謎は続く

今回の発表によると、水氷は極域に複数ある永久影のクレーターのうち約3.5パーセントで存在が確認された。この少量でまばらな分布は、水の供給スピードが一定ではないこと、そして数十億年前に起こったとされる極移動が原因と考えられる。

極移動とは、北極と南極の位置が変動し、自転軸が移動する現象だ。大規模な火山活動や天体衝突などによって引き起こされるという。極移動に伴って氷が集まる永久影の場所も変わったことで、水の分布がまばらになったと研究チームは推測する。

また、水が存在する場所は極域のみとは限らない。リー博士とミリケン博士が昨年発表した別の論文では、水が極域以外にも広範囲で存在する可能性が指摘されている。ふたりは、アポロ計画中に地球に持ち帰られた月のサンプルとM3のデータを分析し、月面に広範囲に広がる火山性のガラス粒子内に水の存在を示す痕跡を検出した。

「個々の粒子に含まれる水の量は微小ですが、月面にはガラス粒子からなる堆積物が何トンも広がっています」とミリケン博士は説明する。もしこれらの地域で水が見つかれば、暗く地形が荒い極域に行かずとも水を採取できるかもしれない。しかし一度に見つかる水量は少ないだろう。

全体でどれくらいの量が眠っているのか、そして水がどこから来たのか、いまだに解明されていない。水分を含む隕石の衝突が原因かもしれないし、月の形成時に何らかのかたちで水分が混じり、それが火山活動によって地表に出てきた可能性もある。水を調べることは、月の歴史を解明することにもつながるのだ。

今後も極域を対象とした新たな観測ミッションを実行するか、センサーを積んだ探査車を月面に送り込む必要があるだろう。

月面のどこから調査すべきか?

そもそも月面の水氷はどうすれば採掘できるのだろうか。

「採掘方法は大きく分けて2通りあります」と、セントラルフロリダ大学の惑星科学者フィリップ・メッツガー博士は説明する。ひとつは、地中にある氷をそのまま溶かした気体を採取し、コンテナ内で液状化させる方法。この場合、大型の機械は必要ないものの、月面の環境下でどう土を熱するか、そして気化した氷が砂粒の間を通り抜けることができるかが疑問だ。

もうひとつの方法は、土壌ごと採取し、コンテナの中で蒸留させる方法だ。こちらは蒸留プロセスをある程度コントロールしやすいものの、大型な採掘機械が必要となる。現在どちらの技術も開発中だと言う。

「宇宙の経済を支える燃料として水を活用するには、一度に大量の水を採掘できる場所に向かうほうがいいでしょう」とメッツガー博士は言う。「つまり、月の南極か北極を探査するほうが効率的だと思います」

実際、すでに世界中で月を目指す動きが活発になっている。

東京に拠点をもつ民間月面探査企業ispaceは、シリーズAで累計103.5億円を調達した。ルクセンブルクと米カリフォルニア州に支社を置き、月までの輸送手段である着陸船と、月面を走行できる小型探査車の開発に取り組んでいる。同社は最初のミッションを2020年と2021年に予定している。

「今回の発見は、ispace含め宇宙産業にとって非常にプラスです。月の水資源への関心が高まりますし、将来のミッションにおける着陸地点の参考になります」と、ファウンダー兼代表取締役の袴田武史は言う。「このデータをベースに近い将来、わたしたちが月面で詳細な探査を行い、氷を見つけたいですね」

さらに、国家レヴェルでも再び月を目標とした動きが活発になりつつある。米国のペンス副大統領は今月23日、NASAは2024年までに月の周回軌道に宇宙ステーションを建設し、アメリカの宇宙飛行士を送り込むという野心的な目標を掲げた。NASAが開発を進める大型ロケット「Space Launch System」と有人宇宙船「Orion」を用いて、アメリカの有人宇宙プログラムを加速させることが目的だ。

同時に、スペースXやボーイングといった民間宇宙企業との連携も強化してくという。火星や小惑星などの深宇宙探査を行うにあたって、月の中継基地は重要な役割を果たすとペンス副大統領は主張している。

月に水の存在が確認されたいま、これらの動きはさらに加速するだろう。まずは水の性質と量を理解することが重要だ。これからも、官民提携による月探査に注目していきたい。

1122とはずがたり:2018/09/04(火) 19:08:15
神戸市では甚大な浸水被害 台風21号の記録的高潮で
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180904-00005284-weather-soci
9/4(火) 16:04配信 ウェザーニュース

 非常に強い勢力の台風21号は徳島県南部に上陸したのち、4日(火)14時頃には神戸市付近に再上陸しました。中心気圧が950hPa台と非常に低いため、吸い上げ効果が大きく、近畿や四国を中心に潮位が非常に高くなっています。
 この影響で、神戸市の海沿いでは甚大な被害が発生。水位が腰が浸かるほどの高さまで到達しており、人々は荷物を持ち上げながら避難している状況です。

神戸の潮位は過去最高に
 神戸の潮位は平常時を2m近く、大阪も平常時を2.5mも上回り、いずれも1961年に第2室戸台風が上陸した時の過去最高潮位を上回りました。

夜に満潮を迎える場所も
 すでに満潮時刻が過ぎている場所もありますが、これから満潮を迎える場所があります。
 高潮のピークは過ぎたものの、潮位の高い状況が続いているため、しばらくは警戒が必要です。

吹き寄せ効果と吸い寄せ効果
 台風が接近する際、「吸い上げ効果」と「吹き寄せ効果」により、高潮被害が発生する恐れがあります。

【吸い上げ効果】
 台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がる現象。外洋では気圧が1hPa低いと海面が約1cm上昇するといわれています。

【吹き寄せ効果】
 海水が風によって海岸に吹き寄せられて海面が上昇すること。特にV字形の湾では、奥へ狭まる地形によって海面上昇が助長させるため、特に海面が高くなります。

ウェザーニュース

1123とはずがたり:2018/09/06(木) 14:42:04

見渡す限りの山崩れ。

https://twitter.com/nhk_news/status/1037501145315528705
NHKニュース
認証済みアカウント
@nhk_news

北海道 震度6強以上だった可能性も 余震相次ぐ 十分注意を
NHKのヘリコプターから撮影した厚真町のようす
#nhk_news #地震 #震度6強 #厚真町
0:14
17:42 - 2018年9月5日

https://twitter.com/nied_inok/status/1037495991123865600
T.INOKUCHI / 井口 隆
@nied_inok

その他 T.INOKUCHI / 井口 隆さんが読売新聞写真部をリツイートしました
この写真にはさらに驚いた。全面崩れが広がっている。最初は信じられなかったが、表層付近をマントルベッディング状に覆う火山砕屑層が滑り面となれば起きても不思議ではない。T.INOKUCHI / 井口 隆さんが追加

読売新聞写真部
認証済みアカウント

@tshashin
#地震情報 はこちら→https://www.yomiuri.co.jp/matome/20180906-OYT8T50000.html … #北海道 で #震度6強。震源に近い #厚真町 では大規模な #土砂崩れ が見られました。倒壊した家屋も(9月6日午前6時28分、北海道厚真町で、本社チャーターヘリから 鷹見安浩撮影) #空撮 …
17:21 - 2018年9月5日

1124とはずがたり:2018/09/07(金) 16:25:03
鳥取はしらんかったな。それ以外もごっちゃになってる。

戦中戦後の歴史に埋もれた「昭和の4連続超巨大地震」
https://matome.naver.jp/odai/2137775333953640001

敗戦をまたぎ、1943年から1946年にかけて、4年連続で日本列島を襲った巨大地震を知っていますか?。「戦中戦後の4大地震」とも呼ばれるこれら地震は、終戦間際から戦後間もなくという時代背景から、震災そのものが十分に伝えられていないのも事実です。そんな「4大地震」について、簡単にまとめています。 更新日: 2013年09月03日

1125とはずがたり:2018/09/10(月) 16:09:08
>今回の地震は「数十万年前まで動いていた断層が原因」と指摘
これが証明されたら断層が古いからOKとなった原発全部ストップやろ。

北海道で震度7 「断層帯とは無関係」の衝撃 “古い断層”は山形県内にも
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180907-00010004-sakuranbo-l06
9/7(金) 20:49配信 さくらんぼテレビ

政府の地震調査委員会は6日、北海道で震度7を観測した今回の地震は、震源の深さが37キロと深いことから、震源近くを走る活断層「石狩低地東縁断層帯」とは関係なく、この活断層よりも深い別の場所で発生したとの見解を示した。この「別の場所」とは何なのか。地形学の専門家は、今回の地震は「数十万年前まで動いていた断層が原因」と指摘し、同じような「古い断層」は山形県内にも存在しているという。

地形学が専門で山形大学地域教育文化学部の八木教授は、今回の地震を引き起こした「別の場所」についてこう指摘する。

(山形大学地域教育文化学部・八木浩司教授)
「あまり強くマークされていないが近くには断層があるとの見解もある。日高山脈の発達を見ると古い断層がかなりありそれが動いたと考える」

八木教授が指摘した断層の地図には、今回無関係とされた「石狩低地東縁断層帯」の他に、震源のすぐそばに赤い線が引かれている。これは数十万年前までは動いていた断層で、八木教授はこの断層が今回の地震を引き起こしたと見ている。

一方、県内には主に山形盆地断層帯など4つの断層帯があるが、八木教授によると、それ以外にも今回のような地震を引き起こす恐れがある、同じような隠れた古い断層が、山形盆地の村山市から山形市にかけて存在しているという。

(山形大学地域教育文化学部・八木浩司教授)
「山形盆地は細長い盆地だとほとんどの人は分かっていない。細長い盆地は断層運動でできた盆地。そういった場所に住んでいるということは常にどこでも起こりうることを認識して欲しい」

八木教授は「山形では大きな地震が起こらないという安全神話を捨て、備えて欲しい」と話している。

1126とはずがたり:2018/09/12(水) 00:17:50
<北海道地震>主要活断層動いた可能性を否定できず
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20180912k0000m040098000c.html
09月11日 21:29毎日新聞

 政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大教授)は11日、北海道厚真町で震度7を観測した地震について、震源近くの主要活断層帯「石狩低地東縁断層帯」の一部が動いた可能性を否定できないとの見解を明らかにした。6日の臨時会合では断層帯と別の断層で発生したとの見方を示していた。

 一方、国土地理院は調査委に地震を起こした断層の推定結果を報告。それによると断層は長さが南北約15キロで、1.2メートル程度、上下方向にずれ動いていた。また地球観測衛星「だいち2号」の画像を解析したところ、震源から南東の厚真町やむかわ町の一部では最大で約7センチ隆起していた地域があったとしている。

 地震調査委によると、石狩低地東縁断層帯は地下約25キロまでしか延びておらず、震源は深さ約37キロだったことから、「この活断層帯が動いた地震ではない」としていた。しかしその後、地震が浅い領域でも続いたり、国土地理院の分析で動いた断層の上端が深さ約15キロと推定されたりしたことで、これまで知られていなかった断層帯の一部が地下深くでずれ動いた可能性も否定できなくなったという。

 地震調査委は、今回の地震との関係を否定できない石狩低地東縁断層帯(南部)によって引き起こされる地震の最大マグニチュード(M)を7・7と想定。今後30年の発生確率を「やや高い」グループに分類している。

 調査委は今後、まだ動いていない部分の同断層帯が活動する可能性もあるとして、引き続き警戒を呼びかけている。

【池田知広】

1127とはずがたり:2018/09/12(水) 22:17:24
主要活断層が動いたなら学会の断層帯の選択は間違ってなくてその拡がりの推定をミスってた事になるってことか?

<北海道地震>主要活断層動いた可能性を否定できず
09月11日 21:29毎日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20180912k0000m040098000c.html

 政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大教授)は11日、北海道厚真町で震度7を観測した地震について、震源近くの主要活断層帯「石狩低地東縁断層帯」の一部が動いた可能性を否定できないとの見解を明らかにした。6日の臨時会合では断層帯と別の断層で発生したとの見方を示していた。

 一方、国土地理院は調査委に地震を起こした断層の推定結果を報告。それによると断層は長さが南北約15キロで、1.2メートル程度、上下方向にずれ動いていた。また地球観測衛星「だいち2号」の画像を解析したところ、震源から南東の厚真町やむかわ町の一部では最大で約7センチ隆起していた地域があったとしている。

 地震調査委によると、石狩低地東縁断層帯は地下約25キロまでしか延びておらず、震源は深さ約37キロだったことから、「この活断層帯が動いた地震ではない」としていた。しかしその後、地震が浅い領域でも続いたり、国土地理院の分析で動いた断層の上端が深さ約15キロと推定されたりしたことで、これまで知られていなかった断層帯の一部が地下深くでずれ動いた可能性も否定できなくなったという。

 地震調査委は、今回の地震との関係を否定できない石狩低地東縁断層帯(南部)によって引き起こされる地震の最大マグニチュード(M)を7・7と想定。今後30年の発生確率を「やや高い」グループに分類している。

 調査委は今後、まだ動いていない部分の同断層帯が活動する可能性もあるとして、引き続き警戒を呼びかけている。

【池田知広】

主要活断層帯
https://www.jishin.go.jp/resource/terms/tm_major_active_fault_zone/

我が国の陸域には約2000の活断層があるとされています。甚大な被害をもたらした1995年の兵庫県南部地震は六甲・淡路島断層帯の一部が活動して発生したものでした。この地震を契機に、政府の地震調査研究を一元的に推進するための機関として地震調査研究推進本部(以下、地震本部)が発足し、地震本部の下、様々な調査研究が推進されることとなりました。兵庫県南部地震を引き起こしたような活断層の調査も推進されることになりましたが、全国に多数分布する活断層の調査を効率的に実施するため、活動度や活動した際の社会への影響度等を考慮し、基盤的な調査対象として98断層帯を選定しました※。これが「主要活断層帯」と呼ばれるものです(後に見直され、現在は114断層帯となっています)。

これら114断層帯のほとんどは、これまでに一通り調査と評価が行われましたが、評価の信頼度が低い断層帯については、「補完調査」として引き続き調査が行われています。また、現在は、主要活断層帯の海への延長部分や、地表に現れている長さが短い活断層などの調査も行われています。これらの調査結果をもとに、地震本部の地震調査委員会によって、活断層の評価が行われHPでもその結果が公表されています(詳しくはHPの「地震に関する評価」をご覧ください)。

※主要活断層の選定条件 活断層研究会編『新編日本の活断層』(東京大学出版会、1991年)において、原則として、確実度ⅠまたはⅡ、かつ活動度AまたはB、かつ以下の基準のどれかを満たすものの中から選択するものとする。

1128とはずがたり:2018/09/13(木) 16:13:07

北海道地震 「スリバー」衝突エリアで地震発生
2018年9月13日 15時56分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180913/k10011628411000.html

今月6日の北海道の地震について、地殻変動の専門家が分析したところ、地震は、陸側のプレートの内部にある「スリバー」と呼ばれる地下の岩盤が衝突し、ひずみがたまり続けているエリアで起きていたことがわかりました。専門家は、西日本などにも同じような地下の岩盤があり、地震に備える必要があると指摘しています。

地殻変動に詳しい京都大学防災研究所の西村卓也准教授は、GPSの観測データを使って北海道の地盤の動きを分析しました。それによりますと、北海道の太平洋に面した地域のうち、東側にあたる根室地方や釧路地方、十勝地方などの地盤は、年間におよそ2センチから3センチほど西向きに動いていました。

西村准教授によりますと、これは、西向きに動く「スリバー」と呼ばれる陸側のプレート内部の岩盤が影響していて、北海道の沖合にある海側のプレートが陸側のプレートに沈み込む際に西向きの力がかかることで、観測されるということです。

一方で、今回の地震があった北海道の西側にあたる胆振地方の地盤はほとんど動いておらず、西村准教授は、このエリアでは、西向きに動く「スリバー」が衝突して押しとどめられているためひずみがたまりやすく、今回の地震を引き起こしたとしています。

西村准教授によりますと、今回と同じように西向きに動く「スリバー」の影響でひずみがたまっているエリアは、山陰や四国、九州など西日本の各地にあり、おととしの「熊本地震」のほか、平成12年の「鳥取県西部地震」などが起きていたということです。

西村准教授は、「陸側のプレートの中では岩盤が細かく分かれていて、それが動き合って内陸地震を発生させている。そういう所を中心に地震に対する備えを進めていく必要がある」と話しています。

「スリバー」は日本各地にも
西村准教授によりますと、「スリバー」は陸側のプレートの中で分かれている岩盤のことで、海側のプレートが沈み込みむ力によって西向きに動いているということです。

「スリバー」は北海道だけでなく西日本を中心に複数存在し、九州の熊本県や大分県、それに福岡県などには、北海道の胆振地方のように、西向きに動いてきた岩盤と衝突し、ひずみがたまりやすくなっているエリアがあるということです。

実際に、このエリアではおととし4月に、震度7の激しい揺れを相次いで観測した「熊本地震」が起きました。また、13年前の平成17年には、福岡県西方沖で地震があり、最大で震度6弱を観測しました。

一方、中国地方や四国などでは、「スリバー」が西向きに動くことで横にずれるようなひずみがたまっていて、18年前の平成12年には、最大で震度6強を観測する「鳥取県西部地震」が発生しています。

また、中国地方と四国の、「スリバー」の境目にあたるエリアには、日本最大級の活断層「中央構造線断層帯」があり、最大でマグニチュード8以上の巨大地震が想定されています。西村准教授は、「スリバーがぶつかるところや、横方向にスライドしてずれ動くところは日本列島の各地にあり、地震への注意が必要だ」と話しています。

1129とはずがたり:2018/09/16(日) 18:17:46
化学じゃ無くて物理だよね?これ。

2018年9月16日
https://univ-journal.jp/22725/
水の持つ特別な性質について、東京大学が従来の通説を覆す発見 大学ジャーナルオンライン編集部
物理学東京大学

 東京大学生産技術研究所の田中肇教授らの研究グループは、これまで特異なガラス転移現象として説明されてきた水の動的異常性が、実はガラス転移と無関係であり、液体の正四面体構造形成に起因していることを初めて突き止めた。

 水が、4℃で最大密度を示す、結晶化の際に体積が膨張するなど、他の液体にない極めて特異な性質を持つことは広く知られている。また、通常の液体は、フラジャイルな液体(ガラスにならない液体)とストロングな液体(ガラスになる液体)に分類されるが、水は高温ではフラジャイル、低温ではストロングのような特異なふるまいを示す。このような異常な挙動は、特殊なガラス転移現象としてこれまで理解されてきたが、今回、同研究グループは、高温の水が正四面体構造をもたない乱れた構造から、低温のほとんど正四面体構造からなる水へ移り変わることを分子レベルで明確な形で示すことに初めて成功した。

 この成果は、従来のガラス転移に基づく水の動的異常性に関する定説を覆しただけでなく、水の熱力学的異常と動的異常が、ともに正四面体構造形成という共通の起源に基づくこと明らかにした点にも大きなインパクトがある。

 水は、人類にとって最も重要な液体であり、本研究成果は、水の特異な性質そのもの理解に留まらず、生命活動、気象現象などとのかかわりの理解にも大きく貢献するものと期待される。

論文:【Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America】Origin of the emergent fragile-to-strong transition in supercooled water

1130とはずがたり:2018/09/17(月) 19:00:32
すげえ

【希少映像】カメラを溶岩の近くに置き忘れる!→なんとSDカードが無事で溶岩に飲み込まれる映像が撮れたらしい!
https://edmm.jp/46023/?utm_source=Twitter&amp;utm_medium=display

1131とはずがたり:2018/09/18(火) 18:58:03
Simon_Sin
?@Simon_Sin
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その他
『月旅行、ZOZO前沢氏が契約 米宇宙ベンチャーが発表』
「どうしてZOZOの社員があんなに喜んでいるんだい?」
「社長が月に行くから、らしいよ」
「…さっきまで喜んでたZOZOの社員がみんな落ち込んでるんだけど」
「帰ってくる予定だと知ったらしい」

ZOZO前沢社長、月周辺旅行へ「芸術家招く」
https://www.yomiuri.co.jp/science/20180918-OYT1T50042.html?r=3
2018年09月18日 18時16分

 【ロサンゼルス=三井誠、久保庭総一郎】米宇宙企業スペースX社は17日、月周辺への有人飛行の乗客として、衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ社の前沢友作社長(42)と契約したと発表した。月へ向かう初の民間人旅行客は日本人になる可能性が出てきた。

 契約発表の記者会見に同席した前沢氏は「2023年に、画家や音楽家など6〜8人の芸術家を招き、月に行く」と話した。費用は明らかにしなかった。月面には着陸せず、月を回って地球に戻る予定で、飛行期間は5日程度を想定している。月への有人飛行は、米航空宇宙局(NASA)が行った1972年のアポロ17号以来になる。

 スペースX社は、50億ドル(5600億円)をかけて開発中の大型ロケット「ビッグ・ファルコン・ロケット(BFR)」を、月旅行に使う。今後、無人での打ち上げを重ね、有人での月飛行に備えるという。

(ここまで384文字 / 残り89文字)
2018年09月18日 18時16分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1132とはずがたり:2018/09/20(木) 17:28:45

傾斜ではなく土質なんじゃないの??

“比較的緩やかな斜面でも崩壊” 北海道地震で専門家調査
2018年9月20日 17時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180920/k10011637901000.html

北海道で震度7の揺れを観測した地震によって発生した土砂災害は、比較的傾斜が緩やかな斜面でも多く発生していたことが専門家の調査や衛星画像の解析でわかりました。専門家は「地震の激しい揺れに襲われれば、緩やかな斜面でも土砂災害のリスクがあると認識する必要がある」と指摘しています。

北海道大学の小山内信智特任教授などの研究グループは、震度7の揺れを観測した厚真町の土砂災害の現場を調査しました。

その結果、斜面の角度が30度に満たない比較的緩やかな場所でも崩れているケースが目立ち、厚真町の東和地区では、およそ12度の斜面で土砂が崩れているのが確認されたということです。

小山内特任教授などによりますと、大雨で崩れやすいのは30度以上の斜面とされていますが、今回は、地震の激しい揺れに見舞われたことで緩やかな斜面も崩壊したとみられるということです。

また、人工衛星で撮影した厚真町付近の画像を、民間の測量会社「パスコ」が分析した結果でも、崩れた斜面の中には角度が30度に満たない場所が多く含まれ、特に震源に近い場所ほどより緩やかな斜面が崩れているということです。

小山内特任教授は、「雨による土砂災害はある程度危険な場所が想定できるが、今回、それに当てはまらない場所でも崩壊が起きている。全国のほかの地域でも、地震の激しい揺れによって緩やかな斜面で土砂災害が起きるリスクがあることを認識する必要がある」と指摘しています。

1134とはずがたり:2018/09/26(水) 22:09:07
宇宙は1400億年続くと発表
東大と国立天文台の研究チーム
https://this.kiji.is/417508204163253345
2018/9/26 11:309/26 11:32updated
c一般社団法人共同通信社


米ハワイ島にある「すばる望遠鏡」(国立天文台提供)
 宇宙がこのまま膨張し続けたとしても、物質を構成する原子がばらばらになって世界が終わりを迎えるのは、少なくとも1400億年先だとする分析結果を、東京大と国立天文台の研究チームが26日発表した。

 138億年前にビッグバンで始まった宇宙がどのように終わるかを巡っては、再び一点に収縮する「ビッグクランチ」や、無限大に膨張して物理法則が成り立たなくなる「ビッグリップ」などさまざまな説がある。

 チームはすばる望遠鏡の観測から宇宙の質量は膨張を止めるほど大きくないと判断。ただ「無限大になるまで長い時間がかかり、宇宙はしばらく安泰だ」としている。

1135とはずがたり:2018/09/28(金) 16:03:35
星の死後にできた中性子星の謎とは? ? 雷雲プロジェクトの立役者、京大・榎戸輝揚特定准教授に聞く柴藤 亮介 2017年11月24日
https://academist-cf.com/journal/?p=6527

星の死後にできた中性子星の謎とは? ? 雷雲プロジェクトの立役者、京大・榎戸輝揚特定准教授に聞く柴藤 亮介 2017年11月24日 星の死後にできた中性子星の謎とは? ? 雷雲プロジェクトの立役者、京大・榎戸輝揚特定准教授に聞く2018-07-29T17:39:10+00:00インタビュー クラウドファンディング, 天文学, 宇宙, 物理学, 雷



雷はなにをきっかけに発生するのだろうか??このような疑問に挑戦する「雷雲プロジェクト」は、2015年10月からacademistで研究資金の募集を開始し、目標金額を大きく上回る160万円を獲得した。2016年には科研費を獲得し、研究を軌道に乗せることに成功。そして先日、プロジェクトの成果がNature誌で発表された。本プロジェクトを主導している京都大学白眉センター榎戸輝揚特定准教授は、自身の実現したいサイエンスを追求するべく、国内外を飛びまわり活躍する若手研究者だ。今回、若手研究者チームで達成した雷雲プロジェクトの研究成果と、NASAで進めている中性子星の研究、これから10年間で成し遂げたい野望について、詳しくお話を伺った。

1136とはずがたり:2018/09/29(土) 17:28:12

津波で被害拡大、死者384人に…インドネシア
https://news.goo.ne.jp/topstories/world/35/1a4bd36a51abadaca8e24f2779005cad.html
(読売新聞) 16:31

 【ジャカルタ=一言剛之】インドネシア国家防災庁は29日午後、同国中部スラウェシ島で28日夕に発生した地震と津波による死者が384人となったと公表した。津波による犠牲者が報告されたことで、被害が大幅に拡大した。同国気象庁は、最大で3メートルの津波が観測されたとしている。

1137とはずがたり:2018/10/03(水) 21:38:46

この進路だから今回は東海の停電被害が大きかったのか。

台風第24号、大阪湾で懸念された「台風第21号の再来」にならなかった理由
片平敦 | 気象解説者/気象予報士/防災士/ウェザーマップ所属
10/1(月) 14:44
https://news.yahoo.co.jp/byline/katahiraatsushi/20181001-00098930/

 今回、列島を縦断した台風第24号も、西日本接近前から「台風第21号に匹敵する勢力で、近畿にかなり接近・上陸するおそれ」(大阪管区気象台)と予想され、近畿各地では過去最大規模と言っても良いほどの事前対策が講じられた。JRをはじめとする鉄道の事前予告の上での運休、大型百貨店の臨時休業など、通勤・通学で多くの人が移動する平日ではなく日曜日だったということもあるだろうが、事前から相当な規模で計画的に都市機能を停止させたと思う。また、台風第21号で浸水被害の出た関西国際空港は、今回は滑走路の閉鎖を事前に決め、土のうを積むなどして万全の対策をとるなど、極めて異例の態勢で台風第24号の襲来に備えたと言えるだろう。

 しかし、大阪湾付近に限って言えば、吹き返しの風こそ強かったものの、台風第21号の再来のような暴風雨や高潮には至らなかった。最悪の事態は免れることとなり良かったとも言えるが、一方で、厳重に備えていたのにこの程度で、「空振りだった」「予報が外れた」と思われた人もいたかもしれない。

 なぜ、大阪湾付近では前回・台風第21号襲来時のような暴風・高潮にはならなかったのか。台風の進路や勢力の予報が外れていたのだろうか。(以下、台風の中心気圧や上陸地点などは、気象庁の速報解析に基づく。今後の精査により、修正される可能性があることに留意。)

■ 2つ続いた「非常に強い」勢力での台風上陸
 台風第24号は、非常に強い勢力を保ったまま西日本に接近し、9月30日(日)20時頃、和歌山県田辺市付近に上陸した。上陸時の中心気圧は950hPa、勢力は「非常に強い」だった。前回・台風第21号は9月4日(火)12時頃に徳島県南部に上陸したが、その際も950hPa・「非常に強い」勢力で、今回の台風第24号と同じ勢力だったと言える(なお、台風第21号は9月4日(火)14時頃に兵庫県神戸市付近に再上陸している。この際の中心気圧は955hPaになったが、勢力は引き続き「非常に強い」だった)。

 台風が「非常に強い」勢力で九州・四国・本州・北海道に上陸するのは、前回・台風第21号が25年ぶりのことであったが、その次に襲来した今回の台風第24号も「非常に強い」勢力での上陸となり、2つ続けてという異例の事態となった。

 勢力の強さについて見てみれば、台風第21号に匹敵する勢力で近畿に襲来するという見通しは適切だったと言える。それでも、大阪湾付近では影響がまったく違うという状況になったのは、台風の通過したコースの違いが大きな要因と考えられる。

1138とはずがたり:2018/10/03(水) 21:38:56
>>1136
■ 台風第21号と台風第24号のコースの差
 大阪湾と台風の中心との位置関係に注目してみていく。

2つの台風の経路。(気象庁資料をもとに筆者作成)
 前回の台風第21号の中心は、淡路島付近を通過し、神戸市付近に上陸、北上した。台風の進行方向右側に大阪湾が位置している。

 一方、今回の台風第24号の中心は四国沖・紀伊水道の南を進み、紀伊半島を北東へ進んだ。台風の進行方向左側に大阪湾が位置している。

 どちらも「近畿地方に上陸」とは言え、詳細に見れば中心の通過したコースが100km程度離れており、大阪湾の湾奥部との最短距離はザッと見て、台風第21号は30km程度西〜北、台風第24号は大阪湾の60km程度東〜南、ということになると考えられる。

 台風の進行方向を見て右側に入るか、左側に入るかというのは、非常に重要な意味を持つ。一般に、台風周辺で特に風が強いのは、進行方向に向かって左側よりも右側の地域なのだ。

台風周囲の風。2つが同じ方向で合成される、台風の進行方向右側で風が強まりやすい。(筆者作成)
 台風は低気圧の一種であり、周辺の風は反時計回りに中心へ吹き込む。台風が同じ場所に静止していれば右でも左でも同じような風の強さになるはずだが、台風が動いているとなると話は別だ。台風が移動する速度ぶん(=台風を流す周囲の風)が重なるため、反時計回りの風と同じ方向となり風が強まるのが右側、相殺されて弱まるのが左側となるのである。速度が速い台風ほどこの傾向が大きい(速度ぶんが加味されるため)。

 日本付近を北〜北東へ進む多くの台風の場合、台風の進行方向右側では、南〜南西からの風が強化されることになる。

 さらに、西〜東日本の太平洋側は南に向いた湾が多く、強い南〜南西風が吹くと、暴風により大量の海水が沿岸に押し寄せられるうえ、台風接近による気圧低下(=海面の吸い上げ)も加わって、台風の勢力やコース次第では暴風に加えて大規模な高潮が発生するおそれがある地形的な特性も大きい。かつて、大阪湾では室戸台風、ジェーン台風、第二室戸台風により暴風・高潮の甚大な災害が発生したが、いずれも大阪湾のすぐ西を勢力の強い台風が北上したことが原因だった。台風第21号は第二室戸台風と類似したコースを通り、やはり同様に暴風・高潮による大きな被害をもたらしたのである。

1139とはずがたり:2018/10/09(火) 16:17:51
取材受けたらまともに見えるけどツイッター上ではなんであんななっちゃうんだ!?それともこの取材から6年とか経って壊れちゃったんか??

科学から見た反原発の問題点 菊池 誠「“御用”のレッテルで科学を殺すな」
週プレNews 2012年7月3日 06時00分
https://www.excite.co.jp/News/column_g/20120703/Shueishapn_20120703_12292.html

福島第一原発事故以降、「御用学者」と罵声を浴びせられたこともある菊池 誠教授。それでも彼が発言を続けた理由とは?

あらゆる情報が錯綜し、安全なのか危険なのか、それどころか何が起こっているのかさえよくわからなかった福島第一原発事故の直後、「直ちに健康に影響はありません」という“大本営発表”に心から安心できた人はどれほどいただろうか。そんななか、ツイッターでより正確な情報発信を試みた何人かの科学者がいた。

そのひとりが、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池誠氏だ。特にインターネット上や週刊誌上で飛び交う、科学的根拠やソースの怪しい危険情報について、彼は「それはおかしい」「真実ではない」と注文をつけ続けた。そんな姿勢に“御用学者”と罵声を浴びせる人たちもいたが、それでもなお発信をやめなかったのは科学者としての責務か、それとも人としての正義感だったのか―。

***

■とんでもないことを言う“専門家”もいた

―菊池先生の原発事故関連のツイートは、かなり大きな反響があったと思います。

菊池 “ニセ科学”の問題点を批判するようなことを何年もやっていて、今回の震災以前からブログなどで発表していました。ですから、ツイッターでの反響には面食らった部分もあります。内容も僕としては特別なつもりはありませんでした。

科学的に見てあまりにもあり得ない話があったら「それはない」と言ったり、当初から科学的な考察をしておられた東京大学の早野龍五(はやのりゅうご)先生とか、KEK(高エネルギー加速器研究機構)の野尻(のじり)美保子先生のツイッターを読むことを勧めたり。

―事故の影響に関して、専門家がもっと自発的に情報発信すべきだったと思いますか?

菊池 本当の意味での原子力の専門家がほとんど表に出てこなかったのは残念でした。もちろん、一部の専門家は事故直後からテレビにも出ていましたが、ご存じのように彼らの安全寄りの予想は外れ、事故は拡大していった。それで彼らが信用をなくしてしまったことが、その後に大きく影響したと思います。

また、容赦なく“御用学者”というレッテルが貼られるようになったことも、彼らが口をつぐんでしまった理由かもしれません。いずれにせよ、初期のつまずきで彼らの意見があまり表に出なくなったのは、われわれにとって大きな損失だったと思います。一番の専門家による専門知識を得られなくなったわけですから。

1140とはずがたり:2018/10/09(火) 16:18:02

― 一部には、原子力業界と関係のない科学者についても、少しでも安全寄りな話をするとすぐに“御用”と呼ぶような風潮もありました。

菊池 御用学者という言葉を好んで広範囲に使った人たちやメディアもありました。週プレにも怪しい記事はありましたが、ほかの週刊誌ではもっとひどい記事があった。意見の中身を見ず、その人の社会的立場や結論だけから御用学者と決めつけてしまう。一方で、ものすごくセンセーショナルなことを言う“専門家”をもてはやす。科学者の肩書でも、とんでもないことを言う人がいました。

―同じ“科学者”なのに、言うことが全然違う。一般の人たちは当然混乱してしまいます。

菊池 ひどくおかしなことを言っているなぁとすぐにわかるはずのことも信じられてしまいました。例えば、水素爆発を「核爆発だ」とおっしゃる科学者もいた。でも、原子炉の核反応と核爆弾の核爆発がまったく違うのは科学者なら常識です。そういうでたらめなことを言っている、専門家ともいえない国内外の人たちが混乱を助長した面はあると思います。さすがに今は、ああいう極端な話をする人間は信用しなくていいと気づいた方も多いでしょうが、そういった話をいまだに真に受けている方もおられます。

―一般人にも“科学的思考”が必要ということでしょうか。

菊池 知識は力になります。難しいことはいらないので、基本的なところを少し勉強してみてほしい。放射能のリスクについても、危険か安全かの話の前に、まず放射線とはどういうものかを少し知る。遠回りに感じるかもしれませんが、それが役に立つと思います。自分の感覚的な価値観だけで結論を決めて、「とにかく危険」という話しか耳に入れない人も少なくない。でも、基本的なところを理解すれば、怪しい話かどうかは見分けられるはずです。

それとメディアの報道。両論併記さえすれば、それでバランスが取れると考えるのかもしれませんが、科学的な重みの違いもあわせて書いてほしい。さっきの核爆発にしても、そういう意見を言う自称“専門家”もいるにはいますが、科学的な重みでいえば「99対1」くらいで無意味です。でも、その差を言わなければ「50対50」に見えてしまい、実態とかけ離れた印象を与えてしまう。

中途半端な両論併記は、かえって読者の適切な判断を妨げると思います。

―今の福島の状況についても、本当にいろいろな説が出回っています。

菊池 あれだけの放射能汚染があったわけですからリスクはあります。例えば福島市や郡山(こおりやま)市に住むなら、小さいとはいえ、明らかに放射能によるリスクが増している。ただ、事故から1年以上が経過し、綿密な調査によって、例えば子供たちの内部被曝が当初心配されていたほどではないことなどがわかってきました。

ところが、一方で福島の被害を大きく見せようとする人たちもいる。一部の先鋭化した人たちは今も「子供が住むべき所ではない」と声高に叫んでいます。彼らは正義感でやっているわけですが、だからといって事実ではないことを吹聴するのが許されるとは思えない。危険を強調したほうが人々のためになると言う人もいますが、小さいリスクを「大きい」と叫ぶことの弊害も決して小さくありません。住むか住まないかは各個人の判断を尊重すべきです。

1141とはずがたり:2018/10/09(火) 16:18:17
>>1139-1141
―彼らは、放射線量について行政側の発表を信じていません。

菊池 側溝など放射性物質がたまりやすいとわかっている場所を測定すれば、極端に高い数値も出ます。でも、そこをわざわざ測って「こんなに高い!」と言っても意味がないんです。そこに住んでいる人にとって本当に必要なのは、側溝ではなく現実の生活空間そのものに即した情報です。動機は正義感かもしれないけど、放射能の危険を強調するために使えそうな情報を選んでいるだけでは、あまりにも無責任です。

正義の目的があり、その達成のためなら福島に住んでいる人がより不幸になっても構わないと考えているようにさえ見える。震災がれきの受け入れ問題でも、被災地の現状に目を向けているようには思えない。彼らは否定するだろうけど、結果として被災地をさらに不幸にしてしまっている。脱原発運動はいいのだけど、そういうおかしな正義感に基づいた運動では、決して被災地のためにも誰のためにもならないと思います。

―一部、先鋭化した反原発派から“御用学者”となじられても発言を続けてきた理由は?

菊池 責任感とか正義感ではないですね……。大したことも言っていないと思います。ただ単に、変な話が流布(るふ)するのが嫌なんです。それによって傷つく人や差別される人がいるのが悲しい。昨年の3月11日に津波の映像を見て以来、1年以上ずっと気持ちは晴れません。原発や放射能のことしか考えていない人たちに、こう問いたい。震災と津波で多くの犠牲者が出たことを、本当に覚えていますか?

(取材・文/コバタカヒト 撮影/高橋定敬)

■菊池 誠(きくち・まこと)
1958年生まれ。東北大学理学研究科物理学専攻修了(理学博士)。大阪大学サイバーメディアセンター教授。「ニセ科学フォーラム」実行委員。著書に『科学と神秘のあいだ』(筑摩書房)、『信じぬ者は救われる』(香山リカ氏との共著・かもがわ出版)、『もうダマされないための「科学」講義』(計5名の共著・光文社新書)などがある

1142とはずがたり:2018/10/09(火) 16:25:00
前から原発ウヨではなかったようだ。。
何か騒ぎを起こしてないと死んでしまう人なんだな。

どんな経緯かはメモ程度なのでよく判らなかった。。

2017-03-31
■菊池誠はどうしてこうなった
https://anond.hatelabo.jp/20170331130851

菊池誠という人がいて、一時はてな論壇においてそれなりの存在感を放っていた。

現在では一山いくらのネトウヨおじさん程度にしか認識していない人もいる。もはや過去の人であると断ずる向きもあるだろう。

しかしながら、彼について再考することで、論壇で今も跋扈する科学対非科学という対立軸を新たに捉え直す機会を持てる気がする。

というわけで彼の言説とその評価の変遷を追っていきたい。

菊池誠とは何をしていた人なのか。
2000年代後半。ニセ科学批判という社会運動が産声を上げた。

これは、自然科学に関する嘘をエビデンス棍棒で殴打するというシンプルかつ大変に社会的意義のある運動で、その倫理的な正しさからはてな市井で好評を博した。

この運動には様々な人が加わり、皆それぞれの専門分野に関する多種多様な嘘デタラメを殴り倒していた。

また専門分野のない人は、非専門分野に関する言説の妥当性をいかに評価すべきかということについて学んでいった。

よくわからんという人はid:NATROM先生がたくさんいたと考えてください。

当時その運動の中心にいたのが菊池誠である。

ニセ科学とニセ科学批判
ニセ科学とはなにか。誰が、なぜ吹聴するのか。このあたりは先人の素晴らしいテキストが山程あるのでそちらを参照するのがよい。私も一応書く。

ニセ科学とは自然科学に関する嘘である。

ニセ科学批判の対象となったニセ科学は多岐にわたる。多岐にわたるがざっくり2つに分ける。

証明されていないことを証明されたと言うか、証明されたことを証明されていないと言うか、である。

科学的知見というものは往々にしてひっくり返るので、この宇宙を縛る法則から演繹していった時に実はニセ科学が正しかったということは有り得る話である。

しかしながら個人が霊感で獲得した宇宙の真理よりも、定められた手続きを踏んで得られた結論(宇宙的には間違っていたとしても)の方を評価するというのがニセ科学批判のスタンスだ。

ニセ科学の主体も様々である。

営利企業や大学教授や特定の肩書のない個人的なブログ、政党や国そのものである場合もある。

彼らは何故嘘をつくのか。その動機を大きく4つに分ける。経済的利益(金銭)・社会的利益(名誉)・思想的利益(党派性)・倫理的利益(善意の施し)である。

どのニセ科学もこのいずれか、もしくはそれらの組み合わせから生み出されていると分類できるだろう。

例えば近藤誠や武田邦彦の動機は金と売名だし、安倍晋三や下村博文や共和党の言動は党派性の発露であり、有象無象のブログが代替医療で他人の癌を根治しようと試みるのは無知に基づく善意による。

ニセ科学批判はこれらの動機や背景を問わずに殴りつける。

1143とはずがたり:2018/10/09(火) 16:25:17
>>1142
ニセ科学批判は党派性から最も遠いところにいるとは菊池誠の言葉であるが、定義上これは正しい。

また、個々人のレベルで見ればその批判対象の選択において党派性が働くこともあるだろうが、運動を総体として捉えればそれは働かない。

組織を持たない草の根運動であるため、一貫した思想により運動員を抑えつけるということが原理的に不可能だからである。

運動自体に対して外部から党派性を見出す人は多々いるが、それは往々にして自身の党派性を表明しているに過ぎない。

例えばid:finalventにはニセ科学批判が左翼的活動に見えるそうだし、反原発派の中の放射能デマを吹聴するクラスタからは当局におもねった保守的な運動であると批判されている。

ニセ科学は大きくデマという概念に内包される。デマの分野を自然科学に絞り、真実性の判定に科学的手続きの有無を利用している場合それをニセ科学と呼称すると言い換えても良い。

ここからニセ科学批判の方法論を他分野のデマの払拭に利用できるのではないかと考えられる。特に人文科学系や社会科学系等の他分野の学問においてはその応用が容易いだろう。

例えば歴史学における歴史修正主義である。

ニセ科学と人文科学や社会科学系のデマとは地続きの問題であり、ニセ科学批判がニセ科学だけを取り扱うのは、単にそれが自らの領分だからというだけである。

ニセ科学批判の参加者が自然科学系以外の言説に対して取るべき態度は、専門分野外の自然科学系の言説に対して取るべき態度と同一でなければならない。

そうでない時、その価値判断には先の4つの動機のいずれかが作用しているのである。

「えー、じゃあさじゃあさ、なんで菊池さんはネトウヨおじさんなんて扱いを受けるの?…」

そうだね、たかし君。じゃあ次の章では菊池誠の言説とその捉えられ方の変遷を時系列に沿って見ていこうか。それから菊池誠の言動が本当にいわゆるネトウヨ的な物なのかということもちゃんと検証してみよう。

kikulogとtwitterから見た菊池誠史
さて、ここから菊池誠とその周囲の言説を掘り返し、断片的な事実を拾い上げ、時系列を整理し、推論を検証し、STS辺りも総括し、ニセ科学批判史とも絡め、最初のテーマに関して結論を出さなければならない。…

よく考えたら私は菊池誠の親族でも知人でも生徒でも何でもないわけで…ここは潔く挫折する。

でもこのテーマ自体は割と意義があると思うので誰か調べてまとめて書いといて欲しい…

(4/2追記)
どうやらこの記事の続きは執筆されないことが確定したため、以下に執筆時の構想諸々を記しあとがきに代えるものとする。

・7年ぶりくらいに菊池先生の名前を目にしたら、なんか凄い扱いになっていたので驚いて、矢も盾もたまらなかった。

・菊池誠に対する周囲の評価の変化点は2つくらいありそうだと思ってる。震災とそれから1年以上後。

・2009年から現在に至るまで菊池誠はネトウヨおじさんではない。ただ看過できない発言は多々あるし、愛想を尽かす人もいるだろう。これは年を追う毎に悪化しているように見える。…

・2009年頃と現在で、周囲から投擲される評価は明らかに変質しているわけだけど、それは菊池誠と周囲のどちらかあるいはその両方が変わった/変わっていない結果なのかという大枠の問いがあって、これは菊池誠が変わったというよりは、周囲に今までいなかった(少なかった)人種が現れたからだと思う。

・逆に言うと震災以前にもある種の題材を絡めてその手の人種と邂逅する機会があったら、今よりもっと早くこうなっていたと思う。今の状況はなるべくしてなったと言える。

・どうしてこうなったかは意思疎通が上手く行かなかったから。…

1144とはずがたり:2018/10/09(火) 16:26:17
2017-07-28
■菊池誠のトンデモっぷりについて(放射能編)
https://anond.hatelabo.jp/20170728114257

菊池誠周辺のニセ科学批判がネトウヨ化するのは彼らのご都合主義と権威主義の妥当な結末だと思う

現にこの増田も陥っているが、放射能関係ですら菊池誠のデマはひどい水準だよ

列挙してみるが、

・メルトダウンじゃないだす→ウソ。メルトダウンでした

・炉心溶融とメルトダウンは違う→ウソ。同じです

・β 線はからだに当たっても皮膚で止まるから心配しなくてもいい→ウソ。数ミリは進んで熱傷他の障害を起こす

・広島・長崎で被爆した 9 万 4 千人と被爆しなかった 2 万 7 千人を追跡調査している→ウソ。被爆しなかった 2 万 7 千人は LSS 解析対象から除外されている

・妊娠中に 100 ミリシーベルト以上被ばくしなければリスクは上がらない→ウソ。オックスフォード調査で上がることが確認されている

・セシウムパーティクルはない→ウソ。ありました

・閾値なしモデルは予防的なもの→ウソ。データから最も科学的に妥当なモデル

・排気塔の倒壊リスクはデマ→ウソ。東電や規制委員会もリスクを認める

・甲状腺がんは増えない→ウソ。すでに多発している

etcetc...

1145とはずがたり:2018/10/09(火) 16:30:03
菊池誠氏の言説について
http://interdisciplinary.hateblo.jp/entry/2017/04/02/193034
anond.hatelabo.jp

菊池誠という人がいて、一時はてな論壇においてそれなりの存在感を放っていた。

はてな論壇とは?

論壇で今も跋扈する科学対非科学という対立軸

科学対非科学という対立軸なる見方は、よく解りません。ニセ科学を批判する論者に対しての、科学主義であるとか、そういう指摘などを非科学の立場に置いて見ている、のかも知れませんが。

2000年代後半。ニセ科学批判という社会運動が産声を上げた。

社会運動をいかなる意味合いで用いるか、にもよります。注目を集めたのは、ニセ科学シンポジウムや、菊池さんのNHK出演の辺り、でしょうか。

これは、自然科学に関する嘘をエビデンス棍棒で殴打するというシンプルかつ大変に社会的意義のある運動

私はこういう文脈で棍棒なる比喩を用いる意義も意味もよく解りませんが、それはともかくとして、自然科学に関する嘘という表現。これが、主に批判されていたものの特徴のような意味合いであれば、そういう言い方は出来るでしょうが、もしこれが、ニセ科学概念の説明を企図したものであれば、それは不足しています。ニセ科学は、自然科学のみならず、広く実証科学一般に関する概念なので*1。たとえば、血液型性格判断は心理学に(心理学を自然科学に含めるかは、学的立場にまつわる難しい議論です)、いわゆる 水からの伝言 は、水の結晶という物理学的観点と、言語の構造という言語学的観点の両方から見る事が出来ます。

1146とはずがたり:2018/10/09(火) 16:30:52
『栄枯盛衰は世の常だが、菊池誠の栄光と挫折(転落)の落差はすごすぎる』
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/784f6ca5684da033eae9b87ebbbf14a2

2011年3月11日のフクシマ以前では、菊池誠は国立大阪大学物理学教授の看板で多くの善良だが注意力不足の護憲左派を騙すことに成功し、大勢の支持者が存在していたのである。
なにしろ菊池誠が主催するブログ(kikulog)には1日当たり数百ものコメントがあり、このすべてに菊池誠本人が返事を書いていた。それだけでは無くて何んと、賛成者のブログにも登場してコメントを繰り返すので熱狂的な賛同者は増える一方。当時は解同の糾弾会もどきをネット空間で繰り返すkojitakenグループとも連携して向かうところ敵なし、まさにわが世の春である。(何しろ、執念深いしカルトそのものだったのですから怖ろしい)
もっと驚いたのは反対派のブログにも堂々と自ら乗り込んで議論を吹っ掛けて論破するなど、驚異のこまめ振り。人間ワザとは到底思えない八面六臂どころか、百面百臂の大活躍。睡眠時間はゼロどころか、たぶん一人では不可能なので何人もの菊池誠クローンが存在していたと思われる。
ところが、2011年3月11日のフクシマ以後には順風満帆だった菊池誠の全てが暗転。今では誰でも菊池誠は大阪大学のサイバーメディアセンター長であり、エアー御用学者の筆頭の何かのお馬鹿工作員だと知っているのである。(菊池誠ですが、ネット空間を使って邪まな何かの実験を行っていると思われる)

1147とはずがたり:2018/10/23(火) 22:54:52
火星に生命維持可能な量の酸素、地下塩水に溶解か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000008-jij_afp-sctch
10/23(火) 10:31配信 AFP=時事

【AFP=時事】火星の地表のすぐ下にある塩水には、数十億年前の地球上で出現・繁栄したものと同種の微生物の生命を維持するのに十分な量の酸素が溶け込んでいる可能性があるとの研究論文が22日、発表された。

 英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された論文によると、場所によっては海綿動物などの原始的な微生物を生存させることができる量の酸素が存在する可能性があるという。

 論文の筆頭著者で、米ジェット推進研究所(JPL)の理論物理学者ブラダ・スタメンコビッチ(Vlada Stamenkovic)氏は、高濃度の塩分を含む「火星上の塩水には、微生物が呼吸するのに十分な量の酸素が含まれている可能性があることを、今回の研究で発見した」と話す。

「この結果により、現在および過去の火星の生命存在の可能性に関するわれわれの理解が根本的に変わることになる」と同氏はAFPの取材に語った。

 これまでは、火星に存在する酸素は微量で、微生物の生命でさえも維持するのに不十分だと考えられていた。「火星の大気中の酸素濃度は約0.14%とごくわずかなため、火星上の生命に酸素が関与する可能性があるとは誰も考えたことがなかった」と、スタメンコビッチ氏は指摘する。それに比べて人間が呼吸している酸素は、地球上の大気の21%を構成する。

 地球上の好気性の(酸素呼吸する)生命体は、二酸化炭素(CO2)を酸素(O2)に変換する光合成とともに進化した。酸素は、約23.5億年前の「大酸化イベント(GOE)」の後に起きた複雑な生物の出現において、特筆すべき重要な役割を演じた。

 だが地球には、海底や熱水噴出孔内といった酸欠状態の環境に生息する微生物もいる。「そのため、火星の生命について考える時には常に嫌気性生物の存在可能性が研究されてきた」とスタメンコビッチ氏は言う。

■キュリオシティーの発見がきっかけ
 今回の最新研究のきっかけは、米航空宇宙局(NASA)の火星無人探査車「キュリオシティー(Curiosity)」による酸化マンガンの発見だった。酸化マンガンは大量の酸素によってしか生成されない化合物だ。

さらに、キュリオシティーは火星周回探査機とともに、複数の塩水貯水層の存在を確認した。各貯水層に含まれる元素には顕著なばらつきがみられた。

 塩類含有量が高いと、水が液体の状態を維持できるため、通常よりはるかに低い温度で酸素が溶解するのに必要な条件が保たれる。これにより、塩水が微生物の生存に適した場所となる。地域、季節、時刻によって、火星の気温はマイナス195度〜20度の範囲で変化する可能性がある。

 研究チームは、氷点下で酸素が塩水にどのくらい溶解するかを説明する第1のモデルを考案した。また第2のモデルでは、過去2000万年と今後1000万年の火星上の気候変動を推定した。

 これらのモデルに基づいて推算を行った結果、塩水に溶け込んだ酸素が生成される可能性が最も高いのは火星のどの地域かが明らかになった。このデータは、将来の探査機の配置を決定する助けになる可能性がある。

「(火星上の)酸素濃度は、好気性微生物が必要とする濃度よりも数桁大きい(数百倍の)値となっている」と、論文は結論付けている。

 スタメンコビッチ氏は「今回の結果は、火星上に生命が存在することを意味するものではない」と注意を促しつつ、「だが、溶存酸素が存在する可能性によって、火星の生命存在可能性が影響を受けることを、今回の結果は示している」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

1148とはずがたり:2018/10/31(水) 12:13:36
中ノ鳥島もあったんちゃうの?!

道北の猿払沖、島が消えた? 日本の領海狭まる可能性も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00010000-doshin-hok
10/31(水) 6:06配信

北海道新聞
道北の猿払沖、島が消えた? 日本の領海狭まる可能性も

エサンベ鼻北小島のある海域
第1管区海上保安本部が調査へ

 【猿払】測量などで宗谷管内猿払村沖にあることが確認されていた「エサンベ鼻北小島(はなきたこじま)」が最近、確認できなくなっているという情報が、地元住民らから第1管区海上保安本部(小樽)に寄せられていたことが明らかになった。1管本部は「波や流氷による浸食で消失した可能性がある」とみて、調査を行う予定だ。国連海洋法条約では、島は高潮時にも水没しないと定義されており、島が消滅していた場合は、日本の領海が狭まることになる。

 同島は、猿払村沖約500メートルに位置するとされていた。領海の範囲を決める基点となる離島について、日本への帰属を明確にしようと、2014年に国が名前を付けた158の無人島の一つだ。

 1管本部によると、同島は1987年に測量され、当時、高さは平均海面から1・4メートルあった。これを基に海図や国土地理院の地図にも記されているという。

エサンベ鼻北小島があるとされる場所
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20181030003567.html

1149とはずがたり:2018/11/05(月) 22:48:27
宇宙の膨張を説明「ハッブルの法則」改称へ
https://www.yomiuri.co.jp/science/20181105-OYT1T50064.html
2018年11月05日 16時54分

 世界の天文学者らでつくる国際天文学連合は、宇宙の膨張を説明する「ハッブルの法則」を「ハッブル・ルメートルの法則」に改称すべきだとする決議案を採択したと発表した。今後、教科書などが書きかわる可能性がある。

 米国の天文学者エドウィン・ハッブル(1889〜1953年)に加え、ハッブルより先に宇宙の膨張を提唱していたベルギーの天文学者ジョルジュ・ルメートル(1894〜1966年)の功績をたたえるためという。

 ハッブルは、地球から遠く離れた銀河の観測結果から、天体の距離と速度は比例関係にあり、遠い銀河ほど速く遠ざかっていることを明らかにし、1929年に論文で発表した。この成果から、ハッブルの名を冠した法則として世に広まった。
(ここまで312文字 / 残り107文字)
2018年11月05日 16時54分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1150名無しさん:2018/11/06(火) 13:32:16
https://techable.jp/archives/85935

TECHABLE

Tech ホーキング博士、遺作でゲノム編集を選択した裕福な人類が生存競争の覇者になると予測!
2018/10/24 Tech
ホーキング博士、遺作でゲノム編集を選択した裕福な人類が生存競争の覇者になると予測!

今年の3月に亡くなった理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士だが、死してなお我々に影響を与える存在となっている。 博士は、最近出版されたエッセイ集『Brief Answers to the Big Questions...

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・富裕層から遺伝子編集を選択する人が表れる
・「超人類」と旧人類の間のギャップが社会問題に
今年の3月に亡くなった理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士だが、死してなお我々に影響を与える存在となっている。

博士は、最近出版されたエッセイ集『Brief Answers to the Big Questions』のなかで「超人類」の登場を予言。彼らは遺伝子編集を選択して競争優位性を獲得するとしている。

この予言は、同書に含まれる、ブラックホール、AI、神…など、Big Questionに対する博士のAnswerのひとつだ。
・富裕層から遺伝子編集を選択する人が表れる
人類は2012年に、酵素による分子バサミでターゲットとなるDNAの鎖を切り貼りできる技術「CRISPR/Cas9」を発明した。

これにより有害な遺伝子を改変したり、新たな遺伝子を追加することが可能となったのだ。

今も研究が進められるCRISPR/Cas9だが、すでに白血病やHIVの治療がおこなわれるなど、実用への期待が高まっている。

ただ、ホーキング博士が指摘するように、記憶の改善や病気の抗体の獲得、寿命の延長など、人間の特性を改変する目的での遺伝子編集には規制が働くと考えられる。つまり遺伝子編集が即、一般的な自己改善ツールになるとは考えづらい。

それでも博士は、一部の人が欲望に抗えず遺伝子編集に踏み切ると指摘。遺伝子編集を選択できる裕福な人から超人類が発展するとの見通しを立てている
・「超人類」と旧人類の間のギャップが社会問題に
また博士は、ひとたび人間の不完全さを補うブレイクスルーが起これば、旧人類とのあいだにギャップが生まれ、これが大きな社会問題に発展するとも述べている。

知性や超人的な肉体を得た「超人類」は能力に差のある旧人類を淘汰する存在となるほか、彼らにとっては子孫を残すことや死すらも重要なものではなくなるという。

その替わりに、遺伝子編集による自己設計の改善に焦点が当てられ、新たなルールのもとで人類の競争が始まるのだ。

類似した指摘は、『ホモ・デウス』の著者ユヴァル・ハラリ氏からも出ており、寿命を編集することに対する人類の欲望が、生命倫理を超えるか超えないかの時期に差し掛かっていることは間違いなさそうだ。

参照元:Essays reveal Stephen Hawking predicted race of 'superhumans'/The

1151荷主研究者:2018/11/06(火) 21:42:48

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00492737?isReadConfirmed=true
2018/10/22 05:00 日刊工業新聞
スペースデブリ、無電極プラズマ推進機で除去 東北大が成功

宇宙ゴミ除去の室内実験。推進機の外側へプラズマを噴射している(東北大提供)

 東北大学大学院工学研究科の高橋和貴准教授らは、人工衛星やロケットなどのスペースデブリ(宇宙ゴミ)を取り除くための実証実験に成功した。高周波電力で推進剤をプラズマ化した後、プラズマを噴射し推力を得る「無電極プラズマ推進機」を使用。衛星の加速や減速、宇宙ゴミ除去に関わる動作を1台の推進機で実現できることを室内実験で実証した。宇宙ゴミ除去技術の開発につながる。

 実際の宇宙ゴミ除去は、衛星の推進機からプラズマを宇宙ゴミに照射し減速させて高度を下げ、大気圏に突入させることで宇宙ゴミを燃焼処分する。

 今回実証した推進機は、両面から外側に向かってプラズマを噴射し、さらに噴射するプラズマの量を磁場で制御できる。推進機が宇宙ゴミとの距離を一定に保ったまま、プラズマを照射し、減速させられることを示した。豪州国立大学との共同研究。

(2018/10/22 05:00)

1152名無しさん:2018/11/22(木) 21:13:53
https://gigazine.net/news/20180822-universe-end-possibility/


2018年08月22日 07時00分 サイエンス
「宇宙の終わり」について現代の物理学から予想される4つの可能性とは?

by Kees Scherer

宇宙はおよそ140億年前に無から生まれ、超高温の火の玉の状態から今に至るまで膨張し続けていますが、永遠の存在ではなく、いずれ終わりがくるといわれています。現代の物理学の観点から考えられる「宇宙の終わり」の4つの可能性について海外メディアのcuriosityが説明しています。

How Will the Universe End? Here Are 4 Possibilities
https://curiosity.com/topics/how-will-the-universe-end-here-are-4-possibilities-curiosity/

宇宙の膨張を主張する「ビッグバン仮説」は1920年代に唱えられました。その後、銀河の波長に見られる赤方偏移や宇宙背景放射など、宇宙が膨張している証拠が発見されたことで、ビッグバン仮説は定説として受け入れられました。


しかし、宇宙が変化し続けているという考えは「宇宙にも終わりがあるのではないか」という疑問を生み、多くの天文学者・物理学者を悩ませることになりました。2018年現在、宇宙の終わりについては4つの可能性が示唆されています。

◆1:宇宙の熱的死
宇宙の温度は均一ではなく、高い温度の場所もあれば、低い温度の場所も存在します。「熱は高い温度から低い温度へ移動し、その逆は成立しない」という熱力学第二法則に基づいて考えた場合、長い目で見ると宇宙全体のエネルギーは均一に近づいていくといえます。宇宙全体のエネルギーが均一になるということは「何も現象が起こらない」という「宇宙の熱的死」を意味します。


この説は「宇宙全体のエネルギーが有限である」「宇宙が永遠に膨張し続ける」という考えが前提になっています。ただし、宇宙の有限性は証明されていないため、必ずしも宇宙が熱的死を迎えるとはいえません。

1153名無しさん:2018/11/22(木) 21:14:29
>>1152


◆2:ビッグクランチ
膨張を続けている宇宙が、ある時点で膨張から収縮に転じ、まるでぱんぱんに膨らんだ風船から空気が抜けるようにしぼみ、最終的に無次元の特異点に収縮してしまうという考え方が「ビッグクランチ」です。この特異点は宇宙の終わりだけではなく、新しい宇宙の始まりに繋がるのではないかと考える科学者も存在します。


◆3:ビッグリップ
宇宙の全エネルギーの約68%を占めているといわれているのが、「ダークエネルギー」と呼ばれる仮説上のエネルギーです。ダークエネルギーは宇宙の膨張を加速させている原因と考えられていて、エネルギー密度が時間と共に増加していると仮定した場合、いずれ自然界を構成する4つの力すら上回り、宇宙全体が素粒子レベルでバラバラになってしまうという「ビッグリップ」という現象で宇宙が終わってしまうと予想されています。

ビッグリップ仮説は2003年に提唱された、比較的新しい仮説です。しかし、ダークエネルギーの密度が増加を示すような兆候が観測されていないことから、多くの科学者はビッグリップ仮説に対して否定的です。宇宙理論物理学者であるケイティー・マック氏は、2018年7月に行われた講演で「仮にビッグリップが訪れるとしても、少なくとも1200億年はかかると考えられるので、安心してお待ちください」と述べています。

◆4:真空崩壊
宇宙物理学や量子力学の世界では、「物質が一切存在しないが、最低限のエネルギーを固有している場の状態」を「真空」と呼びます。また、真空に近い準安定状態であり、真空よりも大きなエネルギーを固有している場の状態を「偽の真空」と呼びます。非常に難しい話ですが、例えるなら、真空とは「波一つなく穏やかな湖」、偽の真空とは「波一つなく穏やかな『山上』の湖」です。私たちが生きている宇宙を満たしている真空が真の真空なのか偽の真空なのかは、未だに判明していません。

by imagingsfun

もし宇宙を満たしている真空が偽の真空であった場合、ふとしたはずみで真の真空へ相転移してしまう可能性があります。「真の真空への相転移」とはいわば「何かのきっかけで山上の湖が決壊して一気に山の麓へ水が流れ出てしまう状態」で、これを「真空の崩壊」と呼びます。ある空間で真空崩壊が起こると、触れた構造は一瞬にして崩壊してしまうという、極めて高エネルギーの「真の真空の泡」が発生します。「真の真空の泡」は光速で広がっていき、人間が観測することは不可能であるため、私たちが気づかないうちに宇宙全体が崩壊してしまうといわれています。

熱的死・ビッグクランチ・ビッグリップが起こるのは数十億〜数百億年も先のことですが、真空崩壊はいつでも起こり得るといえます。私たちが住む地球にまで真空の泡が広がっていないだけで、広大な宇宙のどこかで真空の泡が既に発生している可能性すらあります。ただし、「真空崩壊」はあくまでも場の量子論から提唱される仮説であり、現代の物理学でもはっきりしない点が多く、真空崩壊が実際に起こりうるものなのかどうかは物理学者の間でも意見が大きく割れているとのことです。

1154とはずがたり:2019/01/18(金) 17:28:32
ロケット打ち上げで森林に引火か 発射場周辺で山火事
12:42朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASM1L3SVDM1LTLTB00H.html

 18日午前10時20分ごろ、鹿児島県肝付町南方にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「内之浦宇宙空間観測所付近で、山火事が起きている」と大隅肝属地区消防組合に通報があった。通報の約30分前、同観測所から固体燃料ロケット「イプシロン」が打ち上げられており、JAXA広報部は火災を把握した上で「打ち上げにともなうものとみて情報収集中」としている。組合によると、火は間もなく鎮火し、けが人は出ていない。

 同組合によれば、ロケット発射場周辺の森林の一部が焼けたという。

 JAXAによれば、同観測所は、海に面した発射場があり、森林に囲まれた周辺には、一部民家が点在している。発射場から半径約2キロの住民に対しては、打ち上げの3時間前までに約2キロ圏外への退避を呼び掛けているという。

 この日、ロケット打ち上げの観測を見学する人たちの車で、周辺道路が一時、渋滞した。(小瀬康太郎、加藤美帆、寿柳聡)

1155とはずがたり:2019/01/18(金) 20:48:29
【特集】大阪湾に眠る“謎の活断層” 沿岸部に深刻な津波被害の可能性も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190118-10000001-mbsnews-l27
1/18(金) 14:14配信 MBSニュース

大阪湾の海底を通っている大きな活断層「大阪湾断層」。淡路島の東側の沖合に南北に延びる断層で、いまこの断層が動けば、阪神・淡路大震災以上の大きな被害が出る可能性があることが最新の研究でわかってきました。

動くとM7.5程度の地震の可能性
去年9月、神戸大学の海底探査船が大阪湾に出航した。目的は学生たちに最新の海底調査の方法を身につけてもらうこと。さらに、大阪湾の海底に伸びる活断層を詳細に調べるためだ。大阪湾の海底には淡路島の洲本沖から神戸の六甲アイランド付近まで、長さ約39キロにも及ぶ「大阪湾断層」が横たわっている。

大阪湾断層については、1995年の阪神・淡路大震災の後、政府の地震調査研究推進本部によって本格的な調査が行われている。その結果、平均活動周期は約3000〜7000年で、最後に動いたのは9世紀以降と推定されたが、まだわからないことが多い“謎の活断層”だ。ただ、約40キロ近い長さから、もしこの断層が動けば阪神・淡路大震災を起こしたマグニチュード(M)7.3の地震を超えるM7.5程度の地震を起こす可能性があることがわかった。これは、阪神間を含む周囲の沿岸部に震度5強〜7の強い揺れをもたらす恐れがある巨大な地震だ。

【特集】大阪湾に眠る“謎の活断層” 沿岸部に深刻な津波被害の可能性も
MBSニュース
神戸大学の研究グループは、最新の機器を使って大阪湾の海底に眠るこの「謎の活断層」の全容解明に挑んでいる。調査の方法のひとつは「反射法地震探査」と呼ばれるもので、海中で人工の地震波を発生させ海底の地層から跳ね返ってくる波を分析してその構造を調べるというものだ。入手したデータはすぐにデジタル画像化され、船の上でも見ることができる。

「海底に堆積している層が見えるのが最初で、それがあるところに沈んでいるように見えているところが断層。数十メートルくらいの段差がある。これがいわゆる大阪湾断層」(神戸大学・海洋底探査センター 島伸和教授)

1156とはずがたり:2019/01/18(金) 20:49:29
>>1155

“活断層による地震”で津波 海底で何が…
去年、インドネシア中部にあるスラウェシ島で、大阪湾断層による被害を予測するような事態が起きた。現地時間の去年9月28日午後6時過ぎ、スラウェシ島のパル湾近郊で大阪湾断層の想定と同じM7.5の大地震が発生した。強い揺れとともにパル湾周辺に津波が襲い、2000人を超える住民らが命を落とした。現地で調査を行ってきた東北大学の今村文彦教授は、その被害の大きさに驚きを隠せない。


10メートルを超える大津波はふつう、東日本大震災のような海洋プレート型の地震で起きるもので、活断層による地震で発生することはない。では、いったいなぜ大津波が起きたのだろうか?今村教授は今回、地震と同時に海底で起きた「ある現象」に注目しているという。

「地滑りという地盤の変化が、局所的な津波を起こした可能性が高い」(今村文彦教授)

そして、これと「同じ現象」が大阪湾断層でも十分起こる可能性があるという。

「残念ながら津波が発生する可能性はある。スラウェシのように地滑りが起きると、かなり(津波の)規模が大きくなる」(今村文彦教授)

しかも、ひとたびこの津波が起これば想定以上の人的被害が増える可能性があるという。その理由は津波の到達時間だ。南海トラフ地震では、大阪には発生後約2時間で最大4メートルの津波が押し寄せると想定されているが、大阪湾断層が動けば、わずか数分後に最大10メートルの津波が阪神間の沿岸部を襲うことになる。つまり、沿岸部の住民には津波への準備や避難するための時間がほとんどないのだ。

1157とはずがたり:2019/01/18(金) 23:11:41

イプシロン、4回連続で成功 小型衛星7基搭載
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40160330Y9A110C1000000/
2019/1/18 9:34 (2019/1/18 13:22更新)

1158とはずがたり:2019/01/27(日) 19:46:25
元准教授、東日本大震災も不正か
熊本地震で捏造指摘
https://this.kiji.is/461825346292778081
2019/1/26 19:29
c一般社団法人共同通信社

2014年2月、復旧工事中の藤沼ダム=福島県須賀川市
 2016年の熊本地震で、現地で観測したとしていた震度7の記録を捏造と指摘された後に退職した元大阪大准教授が、11年の東日本大震災などでも不正をしていた疑いがあることが26日、関係者への取材で分かった。

 新たに不正の疑いが強いとされるのは東日本大震災での藤沼ダム(福島県須賀川市)や、熊本地震での阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)の揺れの記録。大地震後の余震を元准教授らが観測し、共同執筆の論文に引用された。

 観測できなかった大地震の揺れを、その後の余震の記録から推定する内容。


This story is produced by 共同通信

1159とはずがたり:2019/01/29(火) 16:30:53
土星の1日の長さが判明、太陽系で唯一謎だった
土星と環との「共鳴」から自転の周期を計算、最新研究
2019.01.28
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/012800062/

1160荷主研究者:2019/02/09(土) 21:19:54

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00500774?isReadConfirmed=true
2018/12/26 05:00 日刊工業新聞
PDエアロ、無人機を宇宙へ JAXA・東北大と連携

 【名古屋】PDエアロスペース(名古屋市緑区、緒川修治社長、052・621・6996)は25日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東北大学と連携すると発表した。2019年末の無人機(イメージ)での宇宙空間到達に向け、JAXAから助言を受けるほか、東北大と機体開発で共同研究する。

 ベンチャーキャピタル2社など計5者から2億2000万円を調達したことも同日発表。開発、資金両面で事業化へ前進する。

 JAXAが5月に始めた民間との研究開発プログラム「宇宙イノベーションパートナーシップ(J―SPARC)」で連携する。JAXAの知見やノウハウを無人機開発に生かす。

 東北大とは、無人機が宇宙空間へ到達して帰還するまでのさまざまな飛行速度ごとに、数値流体解析を実施して設計の妥当性を確認する。大林茂流体科学研究所所長ら2教授と共同研究する。

 2億2000万円は、東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市青葉区)、フューチャーベンチャーキャピタルズ、中部日本放送、個人投資家2人から調達した。

 PDエアロは19年末に無人機を高度100キロメートルの宇宙空間に到達する飛行実験を実施する計画。有人機は23年に飛行実験を実施し、24年の宇宙旅行事業開始を目指す。

(2018/12/26 05:00)

1161荷主研究者:2019/03/03(日) 22:41:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190205_12001.html
2019年02月05日火曜日 河北新報
<はやぶさ2>磁気回路はトーキン製 イオンエンジンに使用 初代でも実績、品質に評価

はやぶさの模型でサマリウムコバルト磁石の役割などを説明する片岡さん

 小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載された電気推進方式のイオンエンジンに、トーキン(宮城県白石市)製の磁気回路が使われている。宇宙空間の過酷な状況に耐え得る品質が評価され、初代のはやぶさに続き採用された。はやぶさ2は今月18日以降、小惑星りゅうぐうへの着陸に挑む。開発に関わった同社のエンジニア片岡淳さん(49)は「任務を成功して無事に戻ってきてほしい」と願う。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)などによると、イオンエンジンは電離したイオンを噴射して推進力を得る仕組み。化学エンジンと比べ推進力は小さいが、燃費は約10倍。長時間の加速が可能になる。

 トーキンの磁気回路は磁場を発生させて電子を封じ込める役割があり、イオンエンジンに欠かせない。素材のレアアース磁石には、同社が1969年に日本で初めて製品化したサマリウムコバルト磁石が使われている。

 サマリウムコバルト磁石の市場で同社のシェアは約2割を占め、主に車載向けに供給している。磁力が強く、高温でも特性を保つ。腐食や放射線の耐性にも優れ、宇宙での活用に適している。

 同社への磁気回路の開発要請は96年、はやぶさの設計などを担ったNEC(東京)から寄せられた。当時の片岡さんは20代後半の若手技術者で、磁石の加工や組み立てで試行錯誤を重ねた。

 完成した磁気回路を積んだ初代のはやぶさは2003年に地球を飛び立ち、小惑星イトカワの微粒子の回収に成功。イオンエンジンのトラブルなどに見舞われたが、10年に帰還した。

 片岡さんは「4基あるエンジンのうち、何基かが故障していると聞いて心配だった。何とか動いてくれと祈っていた」と当時を振り返る。

 14年に打ち上げられたはやぶさ2には改良を加えた磁気回路を納入した。18年6月、地球から約3億キロ離れたりゅうぐうに到着。現在は着陸に備え、約20キロ上空で待機している。

 サマリウムコバルト磁石など磁性材料の開発は、東北帝大(現東北大)発ベンチャーとして創業したトーキンの祖業と言える。「大きな期待が掛かるプロジェクトに参加し、役に立てたことがうれしい」と片岡さんは語る。

1162とはずがたり:2019/03/30(土) 19:42:55

長崎市、海面の「副振動」で冠水
https://this.kiji.is/481643936969770081
満潮重なり、注意呼び掛け
2019/3/22 11:00

c一般社団法人共同通信社

 長崎地方気象台は22日、JR長崎駅周辺など長崎市中心部で21日午後8時40分ごろ、道路が冠水するなどの被害が発生したと発表した。大潮で水位が高かったのと、海面が短い周期で上下に変動する「副振動(あびき)」と呼ばれる現象が重なったのが原因とみられる。22日午前9時も満潮となり、気象台は注意を呼び掛けた。

 気象台は22日午前、振動の規模や特徴、被害状況などを調査するため、現地に職員を派遣した。21日夜の冠水によるけが人はいなかった。

1163とはずがたり:2019/05/09(木) 20:46:42
2019年02月19日 17時00分 サイエンス
「ブドウを電子レンジでチンするとプラズマが発生する」という現象の原因がついに明らかに
https://gigazine.net/news/20190219-plasma-formation-in-grapes/

1164とはずがたり:2019/06/16(日) 19:39:30
地中深くに1000兆トン超のダイヤモンド、音波で検出 米研究
https://www.afpbb.com/articles/-/3182968
2018年7月19日 10:00 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]

【7月19日 AFP】地球にはキラキラ光る宝石が大量に埋まっている。正確に言えば、それは1000兆トン以上のダイヤモンドだ。米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが今週、研究報告を発表した。

 だが、新鉱脈発見による「ダイヤモンドラッシュ」は期待できない。自然界で生成されるこれらの貴重な鉱物は、地球の表面下約145〜240キロに位置しており、過去の掘削調査における最深部よりもはるかに地中深くにあるからだ。

 MIT地球大気惑星科学部のリサーチサイエンティスト、ウルリッヒ・フォール(Ulrich Faul)氏は「われわれが手にすることはできないが、これまで考えられていたよりはるかに大量のダイヤモンドがそこに存在する」と話す。

「今回の研究結果が示しているのは、ダイヤモンドがそれほど珍しい鉱物ではなく、物質の規模で見れば比較的ありふれた鉱物であるということなのかもしれない」

 研究チームは今回、地中での音波の伝わり方を分析する地震探査技術を用いて、「クラトン(剛塊)の根」と呼ばれる岩石の内部にダイヤモンドの存在を検出した。クラトンの根は、地殻からマントルの中に向かって延びる上下逆さまの山脈のような形状をしている。

 ダイヤモンドが見つかった場所について、MITは「大半の大陸構造プレートの中心部下部に位置する岩石の最も古くて動きの少ない部分」と説明している。

 地球深部のダイヤモンドの存在を明らかにする研究プロジェクトが始まったきっかけは、音波が古代クラトン根部を通過する際に、著しく加速するという観測結果に科学者らが困惑したからだった。

 そこで研究チームは、音波が岩石内を通過する速度を推計するために、鉱物のさまざまな組み合わせからなる仮想の岩石を作成した。

「ダイヤモンドはいろいろな意味で特別だ」と、フォール氏は述べ、「ダイヤモンドの特異的な性質の一つは、ダイヤモンド中の音速が、上部マントル岩石の主要鉱物であるかんらん石中の2倍以上に達することだ」と続けた。

 実験の結果、クラトン中で検出されていた音速と一致するのは、ダイヤモンドを1〜2%含む種類の岩石だけであることが分かった。研究チームは、地球の古代の地下岩石圏には、これまで予想されていたより1000倍以上も多くのダイヤモンドが含まれていると考えられるとしている。

 それでもやはり、これらのダイヤモンドが宝石店に並ぶ見込みはほとんどない。

 炭素でできているダイヤモンドは、地下深くの極度の高温と高圧の条件下で形成され、発生頻度が数千万年に1度という非常にまれな火山噴火によってのみ、地表近くに現れる。(c)AFP

1165とはずがたり:2019/06/18(火) 14:02:35

噴火すれば人類滅亡の危機!イエローストーンに起こる異変
https://matome.naver.jp/odai/2139678505293993001

衝撃波が地球7周!史上最悪の火山噴火「クラカタウの大噴火」
https://matome.naver.jp/odai/2141226238315687501

1166とはずがたり:2019/06/18(火) 17:16:12
米イエローストーン公園 地震続発 1週間で464回を観測 ユタ大学
http://gazou.2chblog.jp/archives/16662184.html

90: 名無しさん@涙目です。(東京都)@\(^o^)/ [US] 2017/06/21(水) 10:40:41.12 ID:2+qPOvpR0

富士山              1
北海道駒ヶ岳          3
浅間山              4
燧ヶ岳               7
ピナツボ              10 ※フィリピン
桜島                12
箱根山              14 ※横浜まで火砕流に飲み込まれた
摩周湖              19
十和田湖             56 ※青森県の大半を火砕流が焼き尽くす
屈斜路湖            150
支笏湖(樽前山の本体)   225 ※火砕流が札幌を飲み込んで日本海に到達
姶良カルデラ(桜島の本体) 450
阿蘇山              600 ※火砕流が九州の4分の3と山口県を焼き尽くす
イエローストーン       2500 ※アメリカ

95: 名無しさん@涙目です。(空)@\(^o^)/ [US] 2017/06/21(水) 11:01:06.69 ID:XH36U32u0

ヤバい火山はそもそも山の形をしてない

1167とはずがたり:2019/06/29(土) 18:43:35
庭に突然熱い泥が噴き出しプールに、住民避難 NZ
2019.06.29 Sat posted at 14:54 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35139226.html?ref=rss

(CNN) ニュージーランドでこのほど、民家の庭に泡立つ熱い泥のプールが出現し、一家が避難を余儀なくされる出来事があった。

ニュージーランド北島ロトルアに住むスーザン・ギディさんは25日未明、地震かと思って目を覚ました。地元ラジオの取材に「午前2時ごろに目が覚めて『巨大地震だ』と思った。何度も揺れがあった」と振り返る。



地熱関連の検査官を務めるピーター・ブラウンブリッジ氏は、ふちから蒸気が放出される様子が見え、続けて沸騰や泥の噴出も確認できた説明。「現時点では事態の推移を見守るしかない」と語った。

ロトルアは地熱活動が活発なことで有名。当局者によると一帯には断層が走っており、2016年にも同様の出来事があったという。

1168とはずがたり:2019/06/30(日) 22:59:27

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190624/k10011967091000.html
「チバニアン」 研究のための自由な立ち入り定める条例制定へ
2019年6月24日 18時33分

「千葉時代」を意味する「チバニアン」として、地球の歴史の一時代を代表する「国際標準地」への登録を目指している千葉県市原市の地層をめぐり、申請に反対する研究者が土地の賃借権を得ている問題で、市は研究のための立ち入りを正当な理由なく妨げてはならないことを定める条例を制定し、登録が進むよう取り組むことになりました。

1169とはずがたり:2019/07/12(金) 20:22:21
私たちは、もはや昔とは違う地球に住んでいる : 西暦1900年と現在とを比較すると「地震の増加率は約2000パーセント」にも達していることがアメリカ地質調査所のデータで判明
https://indeep.jp/major-earthquakes-2000-percent-increase-since-1900/
投稿日:2018年11月8日

1170とはずがたり:2019/09/10(火) 16:53:24

台風15号 市民の声「水がない。千葉の実情伝わっていない」
2019年9月10日 16時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190910/k10012073801000.html

台風15号で大きな被害を受けた千葉県館山市に暮らす20代の女性が今、一番つらいのは水がないことだと話しています。

女性は、自宅に水を備蓄していましたが9日の昼頃には底をついてしまったといいます。

近くのスーパーやコンビニに行きましたが、店舗のガラスが散乱し、閉店していました。車で足をのばし、コンビニなどを探しましたが、水や食料はほとんど売り切れて、購入できなかったといいます。

9日夜は、自宅で食べられるものを調理し、タオルを残った水を浸して涼をとり暑い夜をしのぎました。

10日、気温が30度を超える中、女性はSNSにメッセージを書きました。「コンビニも今日はみんなやってないので、食料もないです」「いま出先で飲み水がなくなったので熱中症になりそう」この投稿のあと、自分が勤める隣の市の会社に出向き、同僚から炭酸入りの飲料水を分けてもらったと言います。

女性は今、千葉県の被害の実情が伝わっていないのでないかと、不安を感じています。

「避難所は台風が過ぎ去った後に閉鎖してしましました。お年寄りは、ご自宅に帰ったと思いますが停電、断水してるため暑い部屋で水も浴びれず、使えない冷蔵庫に入った食料を食べるしかないと思います。千葉県南部で誰か倒れても、誰も気づいてくれないんじゃないか。被害の実情が伝わらなければ支援も届きません。ほんとに助けてほしいです」

1171とはずがたり:2019/09/10(火) 23:28:01

そのうちガニメデ辺りで微生物が発見されても可怪しく無いよな〜

2019年09月10日 08時00分サイエンス
外界と隔絶された地下2.4kmの水たまりに微生物が生息していることが判明
https://gigazine.net/news/20190910-strange-life-found-deep-mine/
by StockSnap

科学者らによる調査が進行するにつれて、火山の噴火口や深海の熱水噴出孔などの極限環境で生息する微生物が、地球上には数多く存在することが明らかになっています。トロント大学の地質学者らの研究チームはカナダのキッドクリーク鉱山を調査し、なんと地下2.4kmの地点にたまっていた水から多くの微生物を発見したと報告しました。

1172とはずがたり:2019/09/11(水) 23:26:50

ちょっ。。

台風16号が発生し、週末にかけて日本の南へ北上か
杉江勇次 | 気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
https://news.yahoo.co.jp/byline/sugieyuji/20190911-00142168/
9/11(水) 11:09

1173とはずがたり:2019/09/13(金) 12:24:02
台風16号のたまご フィリピン東方沖に熱帯低気圧発生!モンスーン型か?
2019/09/11 10:20ハザードラボ
https://news.goo.ne.jp/article/hazardlab/nation/hazardlab-31081.html?from=popin

 気象庁によると、11日午前6時、フィリピンの東方沖に新たな熱帯低気圧が発生した。等圧線の範囲が非常に広いことから、比較的珍しい「モンスーン型低気圧」の可能性が高い。

 熱帯低気圧の中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速15メートル、最大瞬間風速は23メートルで、今後次第に発達しながら、24時間以内に台風16号「ペイパー(マカオ語で魚の名前)」になると予想される。
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1174とはずがたり:2019/09/15(日) 22:29:50
災害スレの此処へ

https://twitter.com/SixaxiZ/status/1172497412016898048
???????????????4ever
@SixaxiZ

9月13日
すごいな
倒木の伐採撤去作業が、

電柱や電線に引っかかってる倒木
→電気会社しか伐採できない法がある。電気会社は伐採に不慣れなので時間がかかる

県道の倒木
→県が伐採除去ときまってる

市道の倒木
→市が伐採除去ときまってる

って区分がめんどくさすぎて、そりゃ進まないわすぎる

1175荷主研究者:2019/09/15(日) 23:11:02

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48751430Q9A820C1TCN000/
2019/8/21 7:03 日本経済新聞 電子版 中国・四国
愛媛大宇宙進化研究センター 持たざる研究、謎迫る

1176とはずがたり:2019/09/23(月) 22:42:44


9月23日は「海王星の日」 太陽系で「最遠」の惑星は今も謎が多い
2019/9/23 07:00
https://www.j-cast.com/2019/09/23368104.html

摂氏マイナス220度の極寒の惑星
海王星は、直径4万9244kmと、地球(1万2742km)の約4倍の大きさを誇る。

太陽から約45億kmも離れていることから、表面温度が約摂氏マイナス220度と、想像を絶する寒さだ。

天王星と同じく、外側から水素を主成分としたガス層、その下に水やメタン、アンモニアなどの氷でできたマントルの層、中心に岩石や氷、鉄とニッケルなどの合金でできた核があるといった構造だと考えられている。

外見は天王星よりも青みが強いコバルトブルーに見える。その原因は、未知の物質によるものだという説もあるという。

「考えられている」「説もある」という表現が気になる方もいるかもしれないが、海王星は断定できるほど、判明していないことが多く、謎のヴェールに包まれている惑星なのだ。

海王星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E7%8E%8B%E6%98%9F

水やメタン、アンモニアなどの「氷」の割合は大きいものの、木星や土星と同様に海王星の大気は主に水素やヘリウム、そして微量の炭化水素と窒素で構成されている。しかし、天王星と同様にその内部は氷と岩石で構成されている[14]。そのため通常は、天王星と海王星は木星、土星との違いを強調して天王星型惑星(巨大氷惑星)とみなされる[15]。海王星の青い外観は、最も外側の領域に存在している微量のメタンによって作り出されているとされている[16]。

霞んだ、比較的特徴を欠いている天王星の大気とは対照的に、海王星の大気は活発で、明確な変化が見られる気候を持つ。例えば、1989年にボイジャー2号がフライバイを行った時点では、南半球に木星の大赤斑に類似した大暗斑と呼ばれる模様が存在していた。これらの気象パターンは、太陽系のどの惑星よりも強い持続的な風によって引き起こされ、観測された風速は2,100 km/h(580 m/s)にもなる[17]。太陽からの距離が遠いため、海王星の外側の大気は太陽系で最も温度の低い場所の1つで、雲頂での温度は55K(-218℃)に近いのに対して、惑星の中心部の温度は約5,400K(約5,100℃)になっていると考えられている[18][19]。海王星は微かで断片的な環を持っている。この環は1984年に発見され、後にボイジャー2号の観測でも確認された[20]。

1177とはずがたり:2019/10/01(火) 17:38:40

太陽系外から来た彗星発見 高速で移動、12月に最接近
https://www.sankei.com/life/news/190929/lif1909290007-n1.html
2019.9.29 07:11ライフ科学

 8月に発見された彗星(すいせい)が太陽系外から飛来した天体だと分かったと、国際天文学連合が発表した。太陽系外から来た天体は、2017年に続き史上2つ目の発見となった。

 この彗星は発見した天文愛好家の名前から「ボリソフ彗星」と呼ばれる。米航空宇宙局(NASA)などによると、本体の直径は2〜16キロ。

 現在は太陽から4億キロほどの場所にあり、時速約15万キロの猛烈なスピードで移動している。12月に太陽に約3億キロまで接近した後、再び離れていく双曲線の軌道から、太陽系外から来たことが分かった。

 太陽系の彗星は氷とちりの塊で、「汚れた雪玉」といわれる。無数の塊が太陽系を取り囲み、一部が軌道を変えて彗星になったらしい。ボリソフ彗星も雪玉のような天体で、太陽系の彗星と似たような過程でできた可能性があるという。

1178とはずがたり:2019/10/03(木) 17:32:58
震源の断層、海底で長さ20キロ
1964年新潟地震に隣接
https://this.kiji.is/514058651461993569?c=39546741839462401
2019/6/19 21:46 (JST)
c一般社団法人共同通信社

政府の地震調査委員会の臨時会合後、記者会見する平田直委員長(中央)=19日午後、文科省
 新潟県で18日夜に震度6強を観測した地震を受け、政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大教授)は19日、臨時の会合を開き、震源断層は長さ約20キロで、1964年の新潟地震の震源域に隣接した場所にあるとの見解をまとめた。

 終了後に記者会見した平田氏は「海底の下で断層が動いたことは間違いないが、知られている活断層が活動したことによって、この地震が起きたという証拠は今のところない」と述べた。

 調査委によると、地震は山形県沖の深さ約15キロで発生。新潟県村上市では北西に5センチの地殻変動が確認された。

1179とはずがたり:2019/10/27(日) 20:06:34
警戒区域外の3カ所で土砂崩れ
共同通信
https://jp.reuters.com/article/idJP2019102701001728

 福島、千葉で25日に降った記録的大雨で、計4人が死亡した千葉県内の土砂崩れ現場3カ所について、千葉県が「土砂災害警戒区域」に指定していなかったことが27日、県への取材で分かった。2カ所は指定準備中だったが、1カ所は斜面の角度や高さなどが国が定めた基準以下だったため、県は指定するかどうかを判断する現地調査もしていなかった。

 台風19号による豪雨の際も、群馬県富岡市で、未指定区域で土砂崩れが発生し3人が死亡した。自治体の防災対応の難しさが改めて浮かび上がった。国の基準の在り方も課題になりそうだ。

1180とはずがたり:2019/10/30(水) 14:15:13
理論的に崩壊するかしないかは解らないの??
>ビスマス209はアルファ崩壊
どうやって示したんやろ

>その半減期は約1.9×1019年であり、これは現在推測されている宇宙の年齢より10億倍以上も長い。
すげえなw

それにしても
>天然にはビスマスの同位体は5つの同位体が存在するが、このビスマス209を除いた他の4つの同位体は、いずれも半減期が非常に短い。このため、天然の全てのビスマスはこの同位体のみ存在するとみなしてもよい
蒼鉛は全部不安定ってことになったのか??

ビスマス209
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9209
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ビスマス209(Bismuth-209)は、最も長い半減期を持つビスマスの同位体である。83個の陽子と126個の中性子からなり、原子量は208.9803987 uである。天然にはビスマスの同位体は5つの同位体が存在するが、このビスマス209を除いた他の4つの同位体は、いずれも半減期が非常に短い。このため、天然の全てのビスマスはこの同位体のみ存在するとみなしてもよい。ビスマスの同位体はいずれも、壊変系列の崩壊過程によって発生する物で、ビスマス209も、鉛209がベータ崩壊した際の産物として生成する。

ビスマス209は長い間、全ての元素で最も重い安定原子核であると考えられてきたが、2003年にオルセーのInstitut d’Astrophysique Spatialeで研究を行うノエル・コロンらが、ビスマス209はアルファ崩壊することを示した。崩壊により、3.14MeVのアルファ粒子が生成され、原子はタリウム205に変換する[1][2]。その半減期は約1.9×1019年であり、これは現在推測されている宇宙の年齢より10億倍以上も長い。

非常に長い半減期を持つため、ビスマス209の使用に際しては、安定な非放射性同位体であるかのように扱われる。ビスマス209が崩壊した記録はあるが、実験的に観測された最も長い半減期の元素は、ビスマスではなく、2.2 x 1024年と推定される半減期で二重ベータ崩壊を起こすテルル128である[3]。

漸近巨星分枝の赤色巨星ではs過程が進行し、ビスマス209は中性子捕獲で形成される最も重い元素である。これより重い全ての元素は、超新星爆発から15分以内のr過程で形成される[4]。

1181とはずがたり:2019/10/30(水) 14:20:33

https://www.kagakudojin.co.jp/special/qanda/index04.html

Q.  たいていの化学の本だと,「原子番号82の鉛までが安定な原子核をもっていて,それより大きな原子番号の元素は放射性の核種しかない」と記載されているのに,別の所では「ビスマスの原子核Bi-209は安定核種である」と書いてあります.ビスマスの原子番号は83ですから,これだと矛盾していませんか?

A.  おっしゃるとおりの記載のあるテキスト類はきわめて多いのですが,これはBi-209のα壊変の半減期がきわめて長く,以前の方法ではほとんど測定不可能に近かったためだろうと思われます.現在でもきわめて長寿命の核種の壊変を正確に計測するの難しいのです.手元にある何冊かの便覧や辞典類を繰ってみましたが,この核種が放射性であると記してあるものは,(三十年以上前の刊行ですが)共立出版からの十冊本の「化学大辞典」くらいでした.これには半減期の値は200京年以上としか記されていません.
 これだと現在の宇宙の年齢(大きいほうのデータだと200億年)の一億倍ということになります.最近のNature誌上にフランスの科学者チームが報告している新しいデータによると,この半減期はもっと長く,1900京年という値ですから,宇宙年齢の百億倍近くという計算になります.こんな長い寿命だと,現在の宇宙が生成してからほとんど減少していないことになりますから「事実上安定な核種」ということになりますね.

1182とはずがたり:2019/10/30(水) 14:21:42

見れないけど実験的に絞り出せるのかな??

天然ビスマスの放射性崩壊から生ずるアルファ粒子の実験的検出 ...
https://www.natureasia.com ? Nature Japan ? Nature ? v422 n6934
物理:天然ビスマスの放射性崩壊から生ずるアルファ粒子の実験的検出. 2003年4月24日 Nature 422, 6934 doi: 10.1038/nature01541. ビスマスの天然に存在する唯一の同位体209Bi は、一般に、最も重い安定な同位体とみなされている。しかし、自然界に ...

1183とはずがたり:2019/10/30(水) 14:41:16

なんで鉛が安定同位体なのか調べてたら安定同位体じゃ無い可能性もあるんだと解ったw

安定同位体かどうかは未だあんまわかってないんだな?!

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%9B%E3%81%AE%E5%90%8C%E4%BD%8D%E4%BD%93
鉛に安定同位体が1つも存在しない可能性

鉛よりも1つ陽子の数が多いビスマスの同位体のうち209Biは、長い間安定核種だと考えられていたものの、実際には半減期1.9×1019年の長い寿命を持つ放射性核種であったことが確認され、これによってビスマスは1つも安定核種を持たない元素であることが明らかとなった。それと同様に、まだ一般には安定核種であると説明されることの多い、204Pb、206Pb、207Pb、208Pbの4つも、実は全て長い寿命を持った放射性核種ではないかという可能性が指摘されている。まず、204Pbは、1.4×1017年以上の半減期を持った放射性核種だと見られていて、α崩壊を起こして200Hgになって安定すると考えられてきている。さらに、206Pbは、実はウラン系列(ラジウム系列)の最終生成物ではなく、あくまでウラン系列に属する途中の生成物であって、実際はα崩壊して202Hgになって初めて安定するのではないかとの指摘がある。同様に、207Pbはアクチニウム系列の最終生成物ではなく、あくまでアクチニウム系列に属する途中の生成物であって、実際はα崩壊して半減期約46日強の203Hgとなり、これがβ崩壊して203Tlとなって初めて安定するのではないかとの指摘がある。同じく、208Pbはトリウム系列の最終生成物ではなく、あくまでトリウム系列に属する途中の生成物であって、実際は2×1019年以上の半減期を持った放射性核種だと見られていて、これはα崩壊して204Hgになって初めて安定すると考えられてきている。これらが全て正しいとすると、実は鉛も1つも安定同位体を持たない元素だということになり、既知の元素の中で最も陽子の数の多い安定な元素の座を譲ることとなる。ここまでの内容については、今後の研究が待たれる部分である。

なお、この他の鉛の同位体は一般にも全て放射性同位体であると認識されている。比較的半減期の長い(寿命の長い)核種としては、次のような核種がある。

1184とはずがたり:2019/10/30(水) 14:46:11
鉛が安定の理由をめっけた!

マジックナンバーかっ!!

「日々の理科・田中」(第137号)2014 (H26),11,-4「崖っぷちのビスマス」
http://www.kitakaruizawa.net/rika/2014_1104-137-bithmus.pdf

原子核中の「陽子の数」または「中性子の数」が2個・8個・20個・28個・50個・82個・126個の時、その核種は非常に安定することが知られています。これを「マジックナンバー」といいます。陽子数でいうと、ヘリウム2He、酸素8O、カルシウム20Ca、ニッケル28Ni、錫50Sn、鉛82Pbの順になります。たとえば錫50Snには、中性子数が62個から74個まで、10種類もの安定同位体が存在します(最多は70個)。鉛208Pbは、中性子の数も126個ですから、陽子数・中性子数どちらでも安定で、「不動の座」というわけです。ビスマス209Biは、陽子数が83個なので、鉛に比べると原子核の安定度は低くなります。しかし、中性子数は126個で「マジックナンバー」なので、安定元素の仲間入りをしているというわけです。

しかしそのビスマスも、以前から「あいつ、実は放射性元素なんじゃね?」と疑われ続けてきました。周期表上でこんな崖っぷちにいれば、当然のことでしょう。しかし、ビスマス本人は、「いいえ、わたくしは安定元素びすザマス。そんなこと疑われたら、迷惑びすザマス。」と、発見以来250年以上もシラを切り通してきました。

ところが、ついにビスマスの化けの皮がはがれました。非常に精密な測定の結果、209Biが極めて長い半減期を持つ放射性同位体であることがばれてしまいました。2003年のことです。しかしその半減期は、何と1.9×1019年(約1900京年)!!宇宙年齢の10億倍近くも長いのです。10グラムのビスマスが、α崩壊してタリウムに化け、5グラムになるのに1900京年かかるのですから、ほぼ完全な安定元素・・・むしろ「ビスマスは安全です」と宣言してもらったようなものです。

鉛はビスマスに文句を言っていましたが、最も重い安定元素(同位体)の座をビスマスから奪い取ったことになります。ところがその鉛も、最近の研究で、安定同位体はないのでは・・・?と疑われ始めています。そう考えていくと、すべての元素に安定同位体は存在しない・・・かも?

(お茶の水女子大学附属小学校田中千尋)

1185とはずがたり:2019/10/31(木) 09:46:00

「鉛の星」発見される 寿命末期の恒星は重元素を生成
【2001年9月3日 ESO Press Release 19/01 (2001.08.22)】
https://www.astroarts.co.jp/news/2001/09/03lead_star/index-j.shtml

ベルギー、フランスの共同研究チームにより、重元素である鉛 (原子番号82) を多量に含む恒星――いわば「鉛の星」――が3つ発見された。このような恒星が見つかったのは今回がはじめて。研究チームによると、この発見は、鉄 (原子番号26) よりも大きな原子番号を持つ重元素の約半分が、寿命末期の通常の恒星の内部で生成されたとする説を裏付ける重要な証拠であるという。

1186荷主研究者:2019/12/01(日) 10:39:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191107_13025.html
2019年11月07日木曜日 河北新報
長町-利府断層を調査 都市直下地震に備え 地質調査大手の「応用地質」、東北大災害研に寄付講座

講座開設を祝う成田社長(左)や今村所長(右)ら

 仙台市中心部を走る「長町-利府断層」を震源とする地震に備えようと、東北大災害科学国際研究所と地質調査大手の応用地質(東京)による寄付講座の開所式が6日、仙台市青葉区の研究所であった。地震動や被害を推定して事前防災や危機管理に役立てる。

 開所式で今村文彦所長が「被害を事前評価することで効果的な防災を進めたい」とあいさつ。応用地質の成田賢社長も「都市直下型地震の被害は一様ではない。データを集めて解析したい」と話した。

 寄付講座の期間は3年。過去の都市直下型地震の被害をデータベース化した上で、長町-利府断層の地盤や活動性を調べて詳細な被害予測につなげる。遠田晋次教授(地震地質学)が担当し、応用地質は地震観測などで協力する。

 研究所によると、計13市の政令指定都市と県庁所在地が活断層上にあり、都市直下型地震への対策が急務になっている。

1187荷主研究者:2019/12/11(水) 22:47:09

https://www.agara.co.jp/article/33553
2019年11月16日 14時30分 紀伊民報
ロケット発射場着工 串本、21年夏完成へ

発射場完成後のロケット打ち上げのイメージ(スペースワン社提供)

起工式で玉串をささげ手を合わせるスペースワンの太田信一郎社長(16日、和歌山県串本町田原で)

 日本初の民間小型ロケット発射場の起工式が16日、建設地の和歌山県串本町田原であった。事業主体のロケット会社「スペースワン」(東京都)や国、県、町の関係者、国会議員ら約100人が参加し、着工を祝うとともに工事の安全を祈った。2021年夏に完成させ、21年度中の第1号発射を目指す。

 起工式では、地元の木葉神社の井谷正守宮司により神事を執り行い、スペースワンの太田信一郎社長や出資企業であるキヤノン電子の親会社・キヤノンの御手洗冨士夫会長、工事を担当する清水建設の井上和幸社長、仁坂吉伸知事、二階俊博衆院議員らが玉串をささげた。

 太田社長が「完成すれば宇宙へのゲートウェイとして国内外の多くの衛星事業者に利用してもらい、地元の人に誇りを持ってもらえる射場にしたい」、井上社長が「国内外からの期待を背負っており、全力を尽くしたい」とロケット発射に向けて意欲を見せた。

 午後には町内のホテルで祝賀会があった。

 スペースワンは、小型衛星を専門に地球周回軌道へ打ち上げる「商業宇宙輸送サービス」事業を展開していく。出資企業は、キヤノン電子とIHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行の4社。

 発射場の建設地は田原の荒船海岸近くの山林。周囲に関連施設以外の建物がなく、射点から南方や東方に陸地や島がないことなどから選ばれた。敷地約15ヘクタールに射点、国内(本州)で製造したロケットを組み立てる建物、人工衛星を組み立てる建物などを造る。

 国道42号から発射場までのアクセス道路は今春に着工した。多くの見物客が見込まれることから、串本町や隣接する那智勝浦町では見物するための施設を近くに整備することを検討している。県も交通の利便性向上や宿泊施設の充実などに取り組みたいという。地元では観光客増加や雇用の創出など、経済波及効果への期待が高まっている。

1188荷主研究者:2020/01/12(日) 13:05:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191229_13003.html
2019年12月29日日曜日 河北新報
仙台・長町-利府線断層帯構造を既設光ケーブルで解析 東北大グループ来月開始

 東北大大学院の西村太志教授(地震学)らの研究グループが来年1月、仙台市中心部を走る「長町-利府線断層帯」の解析に、通信用に敷設された光ファイバーケーブルを使う新たな手法を導入する。周辺の地形や断層構造の詳しい解析が期待される。

 新手法は光パルスを光ファイバーケーブルに送り、ケーブル内で反射したパルス(後方散乱)の変化を分析することで地震活動や地形を把握する。最近、欧米で地震観測に活用が始まった最新技術という。

 研究は、国土交通省が国道4号沿い(仙台バイパスを含む)に敷設する光ファイバーケーブルを活用。「分散型音響センシング(DAS)」という計測装置を古川国道維持出張所に置き、約50キロ先の仙台市太白区郡山まで光パルスを送って約1カ月間観測する。

 研究グループは7月、山形、福島両県にまたがる吾妻山(吾妻連峰)に敷設されたケーブルを使い、新手法による観測を実施した。データから微小な火山性震動を計測し、火山構造も解析中という。

 地震観測には高価な地震計が使われるが、新手法は既設のケーブルを利用して、長距離にわたるデータを収集できる利点がある。

 西村教授は「新しい手法のため、まず解析技術や評価を確立させたい。国内の幹線道路沿いに張り巡らされた光ファイバーを活用できれば、断層調査が進展する可能性がある」と話す。

[長町-利府線断層帯]仙台平野の西縁に位置する活断層帯。長さは宮城県利府町から村田町までの21〜40キロで、西側が隆起する逆断層。県の想定によると仙台市で最大震度6強の地震が発生し、最悪の場合、死者は620人に達するとされている。

1189荷主研究者:2020/02/27(木) 21:52:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200212_13010.html
2020年02月12日水曜日 河北新報
温暖化で海水の密度差拡大 生態系基盤、漁業に影響も

 東北大大学院理学研究科の須賀利雄教授(海洋物理学)の研究グループは、温暖化に伴い、東北沖を含む世界の海洋の8割以上で表層部と深層部の密度差が拡大し、植物プランクトンの成長など海洋生態系の基盤に深刻な影響を及ぼしている可能性を明らかにした。漁獲量減少につながる恐れがあり「継続的な予測と対策が急務だ」としている。

 全世界の研究機関のデータベースを基に、地球上の全海域で1960年代以降の密度の変化を初めて系統的に解析した。

 その結果、温暖化による海水温の上昇に伴い、海洋の8割以上で海面から100メートル未満の海水の密度が低下して軽くなり、200メートルまでの深層部との重さの差が拡大。部分的な解析にとどまっていた従来のデータと比較し、密度差は最大1.5倍に及んだ。

 海洋生態系は、海水が適度な密度差を保つことで、深層部から表層部に栄養が供給され、植物プランクトンが光合成を行う循環があった。バランスが崩れることで、魚介類の成育が難しくなる恐れがある。

 須賀教授は「海水温の上昇による魚の分布変化や不漁は指摘されてきたが、全世界の海域で水産資源の生育基盤が弱まっている可能性が裏付けられた」と解説。漁業など地域産業への影響は大きく、「予測に基づく対策と温暖化の緩和策が求められる」と指摘している。

1190荷主研究者:2020/03/14(土) 20:35:29

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00549281?isReadConfirmed=true
2020/2/26 05:00 日刊工業新聞
ALEと東北大、人工衛星の軌道降下を確認 人工流れ星、今年めど実現

ALE-1衛星に搭載され、軌道上で展開した膜〈1辺2.5m〉(東北大の発表資料から)

 宇宙ベンチャーのALE(エール、東京都港区、岡島礼奈社長、03・6441・3312)と東北大学の研究グループは、運用に最適な高度に人工衛星を合わせるための降下実験を実施した。人工衛星に搭載した離脱装置を使い、大気抵抗を利用して少しずつ高度を下げる。約1カ月の観測から降下速度が加速したことを確認した。

 エールは2020年の人工流れ星の実現を目指している。人工衛星から流れ星の“素”となる粒子を放出し、大気圏に突入させることで実現する計画だ。

 打ち上げた人工衛星が地球からの高度約500キロメートル地点に到達。高度400キロメートルで人工衛星を運用するため、高度を100キロメートル下げる必要がある。

 中島田鉄工所(福岡県広川町)と東北大が開発した膜展開式の軌道離脱装置を人工衛星に搭載した。膜が宇宙空間で展開し、微小な大気抵抗を利用して少しずつ高度を下げる。約1年で高度400キロメートルに到達する。技術検証後、人工流れ星の放出運用を開始する。

 実験を実施したのは人工衛星の初号機で、19年1月に打ち上げられ、19年12月に膜を展開して軌道降下を開始した。その後、約1カ月間の軌道推移を観測し、人工衛星の軌道降下速度が加速したことを確認した。19年12月に打ち上げた2号機で流れ星の実証実験をする予定。

(2020/2/26 05:00)

1191荷主研究者:2020/03/29(日) 14:40:45

https://www.sakigake.jp/news/article/20200311AK0010/
2020年3月11日 11時11分 秋田魁新報
名大教授「これはすごい」 世界的に貴重、鵜ノ崎の小豆岩

http://tohazugatali.web.fc2.com/uchu/20200311akita01.JPG
鵜ノ崎海岸に点在する球状コンクリーション。地元では「小豆岩」と呼ばれる

 秋田県男鹿市の鵜ノ崎海岸で9日、名古屋大学(名古屋市)の吉田英一教授(環境地質学)らが球状の岩石「球状コンクリーション」の調査を行った。鵜ノ崎海岸のコンクリーションは地元で「小豆(あずき)岩」と呼ばれ、100個以上が点在するとされる。吉田教授は「大きさと数、形状のどれもが日本一で、世界的にも貴重だ」と評価した。

 球状コンクリーションは、海底で生物の死骸が腐敗する際に染み出す成分が海水中のカルシウムと反応して炭酸カルシウムとなり、周囲の泥などを巻き込んで形成されると考えられている。鵜ノ崎海岸は海面すれすれの平らな地形が沖まで数百メートルにわたって延び、冬から春にかけての干潮時には丸みを帯びた小豆岩の全体を観察できる。

 2015年から毎冬、小豆岩の観察を続けている男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会顧問の渡部晟(あきら)さん(75)=秋田地学教育学会会員、潟上市=が、コンクリーションについてまとめた吉田教授の著書を読み、連絡したことが今回の調査のきっかけ。渡部さんは「直径約3メートルが世界最大級とされているが、鵜ノ崎海岸には約5メートルのものがある。ぜひ見てもらいたいと思った」と話す。

 9日は吉田教授と名古屋市科学館の西本昌司・主任学芸員が鵜ノ崎海岸を訪れ、渡部さんらの案内で点在する小豆岩を観察した。2人は岩石の種類や周囲の地層とのつながりを確認。クジラの骨化石が含まれているものもあり、「これはすごい」と感心した様子で写真を撮っていた。

 吉田教授は「形成された場所にそのまま残っている点や、化石が確認できる点は非常に貴重。今後さらに科学的分析が充実すれば研究面で大きな成果になる」と述べた。

 渡部さんは「小豆岩が評価されてうれしい。専門の研究者にぜひ分析を進めてもらい、ジオパークの学術的価値を高めていきたい」と話した。

1192とはずがたり:2020/04/15(水) 17:20:01
ここかなあ。。

それにしても10万年もすると全く違う世界になるようである。この早すぎる世界経済の中,人類は何処へ行ってしまうのであろうか。。

ネアンデルタール人の子ども、巨大な鳥に食べられていた ポーランド
2018.10.11 Thu posted at 11:12 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35126831.html?ref=yj

(CNN) ポーランドで数年前に発見された同国最古の人骨は、巨大な鳥の餌にされたネアンデルタール人の子どもの骨だったことが、人類学研究チームの調査で明らかになった。ポーランド科学・高等教育省が発表した。

見つかったのは長さ1センチほどの手の指の骨2本で、5〜7歳のネアンデルタール人の子どもの骨だったと推定される。発見時は動物の骨と一緒になっていたことから、人骨と判明したのは今年に入ってからだった。

年代は11万5000年前と特定された。それまでポーランドで見つかった人骨の中では、約5万2000年前のものが最古とされていた。

指の骨の表面は、多数の穴で覆われていた。研究者はこれについて、「大きな鳥の消化器官を通過した結果だった」と解説する。子どもは鳥に襲われて身体の一部を食べられた可能性も、死後に鳥の餌になった可能性もあるという。保存状態が悪かったため、DNA鑑定はできなかった。

骨は数十年にわたって発掘作業が続けられているキエムナ洞窟で、深さ約2.7メートルの地層から発見された。ネアンデルタール人が使っていた石器も一緒に出土しているが、ネアンデルタール人がこの洞窟に住んでいたのか、季節に応じて使っていたのかは分かっていない。

今回の発見は、年内に考古学会誌に発表される。

1193とはずがたり:2020/04/20(月) 16:05:27
石川県能登で震度5強
2020/03/13 02:20お天気ナビゲータ
https://news.goo.ne.jp/article/n_kishou/nation/n_kishou-snd-20200313021849-20200313-022045.html
石川県能登で震度5強

震度速報マップ

(お天気ナビゲータ)

気象庁によると、13日2時18分頃、石川県能登で震度5強の強い地震を観測しました。

■主な各地の震度
【震度5強】
石川県能登

【震度4】
富山県東部、富山県西部

今後の情報に注意してください。

1194とはずがたり:2020/04/20(月) 16:59:45
1700人が犠牲になった「ニオス湖の悲劇」とは【地球の履歴書】
国内 社会 「波」2015年10月号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2015/09251616/?all=1

大河内直彦『地球の履歴書』

 著者の大河内直彦さんは海洋研究開発機構生物地球化学部門のリーダーであり、この分野では日本を代表する科学者の一人だ。そのかたわら気候変動や地球科学に関するポピュラーサイエンス、すなわち科学読み物の作家としても出版界では注目が集まっていた。気候変動の謎に迫った『チェンジング・ブルー』が硬派な大部であるにもかかわらず、非常に評価が高かったからだ。



 本書はタイトルのまま、地球の履歴書である。全八章にわたって地球の誕生から、いま日本人がもっとも気にかけている地震の予知などまで、縦横無尽に語り尽くしている。著者にとってはエッセイを書いたつもりなのだろうが、一般の読み手にとっては最良の地球科学の入門書でもある。

 ところで、入門書を書く極意とは読者の関心をかきたて続けることにある。モチベーションのある読者にとっても、論文調の文章ではやがて飽きてしまう。映画のように場面をタイミングよく転換しながら、ときにはモンタージュの技法も入れて、謎ときのための伏線も張って、大団円に導いていくことが必要だ。そのためには、読者が思いもよらない薀蓄も放り込まなければならない。

 本書からその一例を見てみよう。「地下からの手紙」と見出しが付けられた第八章の冒頭は「有馬温泉の不思議」というセクションだ。有馬温泉に不思議なんてあるのか? と逆に不思議に思う読者も多いだろう。しかし、本書ではその何が不思議かを説明する前に、なんと『日本書紀』から舒明天皇と孝徳天皇が有馬温泉を訪れたこと、さらに豊臣秀吉が有馬温泉で茶会を開いたという話が登場するのだ。

 第八章まで読み進めてきた読者は、ここで「ははーん」と思うはずだ。この話題はこの先どこかにリンクするはずなのだ。しかし、この段階では仕掛けがぜんぜん判らない。先に進もう。じつは有馬温泉は泉温が九〇度を超える、非常に高温な温泉だということ。しかも周囲には火山がないこと、しかも千年以上にわたってこの状態が保たれているという稀有な存在なのだということが説明される。ここでやっと冒頭の日本書紀が再登場することになる。

 もちろんこの何が不思議かという説明だけでセクションが終わるわけはない。ここからがその理由であるウラン238の崩壊からはじまる連鎖的な放射壊変、その過程の産物であるラジウムとラドンなどについて語られる。なるほど、全国にちらばるラドン温泉というのはそういう意味だったのかと膝を叩く向きもいよう。

ニオス湖の悲劇
 さらに第八章では「地震の前兆と予知」「玉川毒水」「ニオス湖の悲劇」と続いていく。その過程では、地震の前兆とラドン濃度の異常、田沢湖の人為的な栄枯盛衰、そしてなんとさかなクンが発見したクニマスにまで話題がおよぶ。しかし、そのすべては有機的につながっていて、読者はけっして飽きることはない。

 それにしても最後の話題である「ニオス湖の悲劇」はまったく知らなかった。一九八六年カメルーンで発生した、きわめて珍しいが反復して発生する自然現象のことだ。この時には一七〇〇人もの人が亡くなっている。この驚くべき現象は「湖水爆発」というらしい。日、米、仏、カメルーン共同の科学者チームが特殊な装置を設置したので、これからは安心らしい。どんな激烈な現象で、なぜどのように発生するかについては本書を読まれたい。193ページから200ページまでなので、立ち読みでも大丈夫だ。しかし、立ち読みをしたら最後、間違いなくレジに持っていくであろうから、ムダな抵抗だと断言しておこう。

 大河内作品に共通するのは多くの科学者による、長年にわたる研究の積み重ねへのリスペクトだ。本物の知はそこにある。

【書評】「本物の知がここにある」
 評者/成毛眞(なるけ・まこと 書評サイト〈HONZ〉代表)

もっと関西 有馬の湯、火山ないのに高温で湧出(とことんサーチ)
太古の海水、地下もぐる
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO20494170Z20C17A8AA2P00/
2017/8/29 17:00

有馬?高槻断層帯
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f076_arima_takatsuki/
地図
https://www.static.jishin.go.jp/resource/regional_seismicity/katsudanso/f076_ichi.jpg

1195とはずがたり:2020/04/20(月) 17:05:57
マグマってCO2が解けてるんか??

湖水が突然爆発!32年前、1800人近い死者を出した大自然の脅威
https://www.dplay.jp/article/0000031555
2018.08.21
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アフリカ・カメルーンの北西、標高1,091mに位置する湖「ニオス湖」。1986年8月21日、この湖は突如爆発を起こし、周辺の村に住む1,746人と家畜3,500頭は窒息などで死亡した。大自然の脅威によって引き起こされたこの痛ましい事件は、どのような原因で発生したのだろうか。
火口湖だったニオス湖
活火山であるオク山の頂上にあるニオス湖は火口湖だった。火口湖とは、火山の噴火口などに水が溜まってできた湖のことだ。
ニオス湖の湖底には、高濃度の二酸化炭素が溶け込んだ水があったと見られている。その水が地滑りなどの要因によって、まるで振られた炭酸水のペットボトルのフタを開けたかのように、二酸化炭素ガスが噴出する「湖水爆発」を起こしたのだ。そのガスは、ふもとの村へと流れていき、1,746人を窒息死または二酸化炭素中毒によって死に至らしめた。
最初に二酸化炭素による湖水爆発を確認したのは、同じカメルーンのモーネ湖だった。37人の死亡者を出したその災害は、ニオス湖の湖水爆発の2年前のことである。
人口的な脱ガス
ニオス湖の湖水爆発は、10年から15年の周期で再度発生する可能性があった。そこで欧米日の共同チームがその対策として、脱ガスパイプから二酸化炭素を含んだ湖底の水を噴出させる人工的に脱ガスを起こす方法を考案した。
これには、ポリエチレン製の直径15センチ、長さ約200mのパイプを使う。パイプを湖底まで下ろし、ポンプで汲み上げることで、人口的に水中の二酸化炭素の発砲を促して大気へと放出させるというものだ。そうすることで、湖底の二酸化炭素を湖水爆発の起こらないレベルまで下げようという試みである。
2015年の定期観測によると、人工的な脱ガスは成功し、着実に効果をあげているようだ。
Text by Daisuke Sato

SATREPS科学技術振興機構
湖で静かに成長する災害の種
https://www.jst.go.jp/global/case/disaster_prevention_2.html

 カメルーン共和国には全長1600kmに渡り火山が並ぶ地帯(カメルーン火山列)があります。この火山列で1980年代に2度の災害が発生しました。火口湖(火山の火口にできた湖)であるマヌン湖とニオス湖から突然噴き出した大量の二酸化炭素が、谷を伝ってふもとの村に流れ込み、多くの住民を酸欠死に追いやったのです。
 マヌン湖とニオス湖では、二酸化炭素を含む水が湖底から湧き出しています。二酸化炭素は湖水に溶け込み蓄積します。そして何らかのきっかけで急激にガス化し、湖水とともに噴き出すのです。この現象はそのすさまじさから「湖水爆発」とよばれています。本課題の目的は二酸化炭素による災害から尊い人命を守ることです。そのために、湖水爆発が起こる条件を調べたり、二酸化炭素を多く含む水を湖底から汲み上げる設備を造るといった取り組みを行っています。

湖水爆発は日本でも起こる可能性があるんですか?

大場先生─日本の湖で湖水爆発が起きる可能性はありません。まず、日本には四季があります。秋から冬にかけて、寒くなると湖の表面近くの水が冷やされて重くなり、底に沈んでゆきます。これにより湖水はかき混ぜられます。仮に湖底にCO2が一時的に溜まっても湖水の循環で表面に持ち上げられ蓄積は解消します。また、ニオス湖での湖水爆発の後に日本中の湖が調査されCO2が溜まっている湖がないことが確認されています。

ニオス・マヌン湖から放出させている二酸化炭素の量は年間どのくらい?
地球温暖化が進んだりしませんか?

大場先生─ニオス湖やマヌン湖から放出されているCO2の量は一年当たり、5万トンです。とても多いように思えますが、人類が化石燃料を燃やして出しているCO2は一年当たり、60億トン以上あります。これに比べると10万分の1しかなく、温暖化を進めるほどの量は出ていません。

そもそも、どうして湖底から二酸化炭素を含む水が湧いてくるんですか?
供給源はどこ?

大場先生─ニオス湖とマヌン湖の地下にはマグマがあります。深さは良くわかりませんが、およそ30km以上深いところに潜んでいると思います。このマグマはじっとしているのですが、CO2ガスを常に放出しています。マグマというのはそのようなものです。マグマから出てきたCO2ガスは地下の亀裂を伝わって上昇し、地下水に溶け込みます。この地下水がニオス湖やマヌン湖の湖底で湧いているのです。

1196とはずがたり:2020/04/26(日) 01:35:56
なんと。。>我々は土星の環が見られる時代に存在していて幸運だった
じゃあどうやって輪が出来たかはどうなってんだ??

土星の環、1億年足らずで消滅か NASA研究
2018.12.19 Wed posted at 10:36 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35130347.html

土星の環、1億年後に消滅?

(CNN) 土星を取り巻く大きな環は、あと1億年もたたないうちに消滅してしまうかもしれない――。米航空宇宙局(NASA)の研究チームがこのほど、探査機「カッシーニ」の観測などをもとに、そんな説を発表した。

土星の環は主に水と氷でできている。NASAの観測によると、この環は土星の重力によって分解されつつあり、「環の雨」となって土星の表面に降り注いでいるという。

土星の環から降り注ぐ雨は、オリンピック用のプールが30分でいっぱいになるほどの量に相当すると研究チームは推測。それだけでもあと3億年で環が消滅する計算だが、それに加えてカッシーニが環から土星の赤道に降り注ぐ物質を測定した結果、環に残された寿命は1億年に満たないと思われることが分かった。

土星の環については、土星や太陽系が誕生したのと同じ40億年前ごろに形成されたという説もある。

だが今回の研究では、環が形成されてからまだ1億年も経っていないという説を取り、現在は「中年期」にあると推測。NASA研究者のジェームズ・オードノヒュー氏は「我々は土星の環が見られる時代に存在していて幸運だった」と指摘する。

「もしも環が一時的な現象だとすると、今は小さな環しかもたない木星や天王星や海王星にも、かつては巨大な環があったのかもしれない」と同氏は話している。

1197とはずがたり:2020/04/26(日) 18:29:51
長野県中部を震源とする地震続く 5日間で50回に… 26日未明には震度3を観測
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00000001-nbstv-l20
4/26(日) 12:30配信NBS長野放送

26日午前2時過ぎに県中部を震源とする地震があり、長野市や松本市で震度3を観測しました。その後も震度1以上の地震が続いています。

午前2時22分ごろ、県中部を震源とする地震がありました。震源の深さは10キロ、マグニチュードは4.9と推定されます。
震度3を観測したのは長野市信州新町、長野市中条、松本市安曇、松本市奈川、木曽町新開、木曽町開田高原、朝日村、岐阜県高山市です。また震度2や1を広い範囲で観測しました。

26日正午までに同じ震源と見られる震度1以上の地震は11回観測されました。県によりますと被害は報告されていません。

県中部の岐阜県境近くを震源とする地震は今月22日以降、50回に達し、活発な状態が続いています。

上高地付近では1998年にも群発地震が起きていて、信州大学の大塚勉教授(構造地質学)は「しばらく続く可能性がある」と注意を呼びかけています。

長野放送

最終更新:4/26(日) 18:11

1198とはずがたり:2020/04/28(火) 15:37:13
・・よく判らんが。。

地球に吹きつける太陽風が奇妙なほど高温である理由がついに判明か
https://vaience.com/space/20200426-solar-winds-hitting-earth-are-hotter-than-they-should-be/

私たちの惑星、地球は、太陽系の中心にある猛烈に熱い球体から発生する風を絶えず浴びています。太陽自体がとんでもなく熱いとしても、太陽風が地球に達したときに不可解なほど温度が高いのはなぜか、その答えがついに見つかったのかもしれません。

太陽圏のプラズマを構成する粒子が拡散して行くにつれて冷えるということはわかっています。問題は、粒子が冷えるのに非常に時間がかかり、数理モデルが予測するよりはるかにゆっくりと温度が下がるようであることです。

「1959年に太陽風が発見されて以来、太陽風は研究されてきたのですが、このプラズマには依然としてよく理解できない重要な特性が多数あります」と米ウィスコンシン大学マディソン校の物理学者スタース・ボールディレフ氏は言っています。

「当初、研究者たちは、太陽風は太陽から拡がって行く時に冷えていくと考えていたのですが、太陽風が地球に達した時の温度が推測の10倍高いことが衛星による計測でわかっています」

研究チームが実験装置を使い、移動するプラズマを研究しているときに電子は太陽の支配からどうしても逃れることができずに電子の海に捕らえられているようだと気づき、電子の海に太陽風の謎の答えがあると考えました。

膨張のプロセス自体が断熱変化の法則(エネルギー保存の法則)の影響下にあると長い間考えられていました。この法則が意味するのは、熱エネルギーは系に加えられることも取り除かれることもないということです。この法則のおかげで数が複雑にならずに済むのですが、エネルギーが粒子の流れに入り込んだり、抜け出たりする場所はないと思い込む理由になっていました。

残念ながら、電子の旅は単純極まるものであり、地獄のローラーコースターに乗っているかのように電子は広大な磁界のなすがままに小突き回されます。この混沌によって熱が前方や後方へ伝えられる機会が無数に発生します。

さらに厄介なことに、電子は質量が小さいおかげで、太陽の大気から飛び出る際にもっと重いイオンより先にスタートを切ることができるのです。電子の放たれた跡には大部分がプラスの電気を帯びた粒子の雲が残されます。

最終的にはふたつの相対する荷電粒子の間で引き合う力が強まって、飛んで行く電子の慣性を上回るほどになります。すると、粒子はスタートラインに引き戻され、そこで再び、磁界に進路を大混乱させられるのです。

「そのようにして戻って来た電子は反射されるので太陽から離れて行くのですが、太陽の電気的な引力によって、またもや、逃げることができなくなります」とボールディレフ氏は述べています。

「したがって、それらの粒子は行ったり来たりする運命にあるのです。そうして、いわゆる捕捉電子が多数集まっていきます」

1199とはずがたり:2020/04/28(火) 15:37:28
>>1198
ボールディレフ氏が率いる研究チームは自分たちの実験室で電子ピンポンの試合といったものが展開していることに気づきました。この現象を確認したのはミラー装置という、プラズマを研究するのに一般的に使われる装置です。

実はミラー装置には鏡は使われていません。少なくとも家庭用のピカピカ光る種類の鏡は利用していません。また、磁気ミラー装置や磁気トラップ装置として知られている、これらの直線型核融合装置は両端が瓶の首のように細くなっている長い管以上のものでもないのです。

端の細くなっている部分をプラズマ光線が通るときに装置の反射する性質が生成され、プラズマ光線内の粒子が内部で再び反射し返すという形で周囲の磁界を変化させます。

「と言っても、粒子は逃げ出すことがあります。逃げる際には、瓶の首状の部分の外で拡がる磁力線に沿って進みます」とボールディレフ氏。

「物理学者はこのプラズマが非常に高温であるという説を守りたいので、装置から逃げ出す電子の温度がどのようにこの出口の外で下がっていくのかを解明したがるのです」

あなたがそのような研究者というよりは、むしろ、ボールディレフ氏や仲間の研究者のような学者だったら、私たち自身が浴びている太陽風に何が起きているのかをより良く理解するという目的のために漏れ出る電子を調べることができることでしょう。

電子が熱エネルギーを分配するパターンには、往復運動をする捕捉電子の集まりが重要な役割を果たしているとボールディレフ氏の研究チームは示唆しています。このたくさんの電子の動きが、粒子の速度と温度の標準的な分配を予測可能なやり方で変えるというのが研究チームの推測です。

「我々の実験結果は太陽風の温度プロファイル測定とぴったりと一致し、電子が移動するときに温度がなぜこんなにゆっくりとしか下がらないのかということを説明するものとなるかもしれません」とボールディレフ氏は語っています。

ミラー装置で得たデータと宇宙で見られるものがこのように明白に一致するのならば、こういった方法で研究する価値のある太陽現象がほかにもあるのかもしれません。

当該研究はPNASに掲載されています。

1200とはずがたり:2020/05/06(水) 19:05:32

ちんぷんかんぷんだぞ。ネコ頭良いなw

ネコひねり問題
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%81%B2%E3%81%AD%E3%82%8A%E5%95%8F%E9%A1%8C
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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落下するネコのモデル。2つの独立した部位が回転することにより全体としての角運動量をゼロに保っている。
ネコひねり問題(ネコひねりもんだい、英: falling cat problem)とは、ネコの立ち直り反射(正向反射)を物理学的に説明する問題である。持ち上げたネコの背中を下にして手を離すと、ネコの体にかかる重心まわりのトルクはゼロである(よって角運動量は変化しない)にも関わらず、ネコは体を回転させて足から着地することができる。これは一見すると角運動量保存の法則に反する現象である[1]。

そのため「猫は人間が手を離した瞬間にその手を蹴っている」[1]、「落下中に尻尾をふって、その反作用を利用している」[1]といった説明もされてきた。

問いとしては面白く、またトリヴィアルにも映るが、その解は問題から連想されるほどには単純ではない。角運動量保存の法則との矛盾はネコが剛体でないことから解消される。しかしその代わりにネコの落下中の変形(これはネコの柔軟な脊椎と鎖骨の退化の賜物である)を考えなくてはならない。ネコのこのような振る舞いは変形体の力学の典型例である。



エティエンヌ=ジュール・マレーは写真銃を用いてネコの落下をフィルムに捉える(クロノフォトグラフィ(英語版))ことでこの問題のより厳密な研究を行った。この銃は1秒間に12フレームの撮影が可能だったが、それによってマレーはネコが落下開始時点では自転しておらず、従って放り主の手をてこに使うという「ずる」はしていないと推論した。これはそれ自体、物体が落下中に角運動量を獲得できることを示唆するものとして問題の提起となった。マレーはまた、空気抵抗がネコの姿勢制御に何ら寄与していないことも示した。

解決
この問題は、ネコを、相対位置を変化させることのできる円柱のペア(前半身と後半身)とみなすモデルによって解決された(Kane & Scher 1969)。Kane?Scherモデルは後に、ネコを構成する円柱ペアの物理的に許される相対運動を記述する配置空間上の接続(多様体)を用いて記述された(Montgomery 1993)。この枠組みにおいてネコひねり問題の力学は非ホロノミック系の典型例となり(Batterman 2003)、その研究は制御理論の中心的課題となった。ネコひねり問題の解は、配置空間において始点と終点が定められたときの主束に水平な曲線(つまり物理的に可能な運動)として与えられる。この最適解を求めることは、最適動作計画(英語版)の決定(Arbyan & Tsai 1998; Ge & Chen 2007)の一例である。

1201とはずがたり:2020/05/06(水) 19:06:36
火星の人面岩
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%98%9F%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%9D%A2%E5%B2%A9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パレイドリア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2

1202とはずがたり:2020/05/06(水) 19:08:16
>>1200

バター猫のパラドックス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%8C%AB%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

起こりうる事態について描かれた漫画
バター猫のパラドックス(バターねこのパラドックス)は、2つの言い伝えを皮肉った組み合わせに基づいた逆説である。

猫は常に足を下にして着地する(参照:ネコひねり問題)
バターを塗ったトーストは常にバターを塗った面を下にして着地する(参照:選択的重力の法則)
もしバターを塗ったトーストを(バターを塗った面を上にして)猫の背中へくくり付けて、ある高さから猫を落としたらどうなるかを考えた場合、この逆説が発生する。

動物愛護団体から来るであろう抗議にもかかわらず、もし実際に猫を落とすならば、2つの最終結果のうちのどちらか一方は決して起こらないことになる。もし猫が足を下にして着地すれば、トーストはバターが塗られた面が上になったままだし、逆にバターが塗られた面が下になって着地するならば、猫は背中から着地することになるはずだ。

1203とはずがたり:2020/05/13(水) 01:35:26
中国の研究者、太陽物理学の新たな現象を発見
https://www.afpbb.com/articles/-/3271561
2020年3月4日 20:18 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
新華社

【3月4日 Xinhua News】中国科学院紫金山天文台は2日、同天文台の研究者が中国の研究者と協力し、米国の太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー」の観測データに基づき、太陽フレアと呼ばれる爆発が大気の変化を引き起こす現象を新たに発見したことを明らかにした。

 太陽フレアが起こった時、フレア発生領域では大きな明るさの変化はないが、十数万キロ先の太陽大気が非常に暗くなる。この現象の発見は、フレアと太陽大気の関係の研究や、正確な宇宙天気予報を行う上で、重要な意味を持つ。


 太陽大気の一部で発生する太陽フレアは、太陽が短時間で大量のエネルギーを放出して部分的な瞬間加熱を引き起こし、さまざまな電磁放射線を外部に放出するとともに、粒子放射線を伴って突然増強する。

 従来の研究でフレア領域の明るさが変化する現象は見つかっていたが、フレアによって遠方の太陽大気の明るさが変化することは発見されていなかった。

 研究チームは今回、2015年10月16日に発生したリングフレアを詳しく分析。その結果、フレアのあった領域で著しい明るさの変化は見られなかったが、フレアから18万キロ離れた地点で太陽大気の最も外側にあるコロナが非常に暗くなったことを発見した。研究チームはその後、フレア領域の明るさが変わらず、遠方のコロナが暗くなる同様のケースを複数発見し、このような現象が個別の事象でないことを明らかにした。研究成果はこのほど、天文学誌「Astronomy and Astrophysics」に掲載された。(c)Xinhua News/AFPBB News

1204とはずがたり:2020/05/21(木) 22:34:45
最新の画像解析でわかった木星の大気の様子…大赤斑には穴が空いている
Morgan McFall-Johnsen
May. 19, 2020, 03:30 PM TECH INSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-212627

1205とはずがたり:2020/05/23(土) 10:02:09
宇宙の終焉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E7%B5%82%E7%84%89

ブラックホールの成長
質量が太陽の8倍程度よりも重い恒星は超新星爆発を起こす。太陽の20倍程度よりも重い恒星では超新星爆発の後にブラックホールが生まれると考えられている。一つの銀河の中で起こる超新星爆発はおよそ100年に1回程度の割合であるため、ごく大雑把な見積もりでは一つの銀河の中に現在約108個程度の恒星質量クラスのブラックホールが存在することになる。また、1990年代以降の観測によって、多くの銀河の中心には106-8太陽質量という大質量ブラックホールも存在することが明らかになっている。

ブラックホールは周囲の物質を呑み込んで成長していく。また、銀河のような自己重力多体系の中では動力学的摩擦と呼ばれる過程で質量の大きな天体が系の中心に沈んでいく傾向にある。このようにしてブラックホールは成長しながら銀河中心に向かって集まり、互いに合体してさらに成長するといった過程が考えられる。このようにして、やがては銀河中心の大質量ブラックホールが銀河全体の質量を全て呑み込むことになる。このような状態に至るまでの時間はおよそ1030年程度と見積もられている。

物質を呑み込んで成長しているブラックホールは周囲に降着円盤を形成する。降着円盤はX線やγ線を放射するため、この時代の宇宙にはこのようなX線源・γ線源のみが見えるようになる。

宇宙全体には銀河同士が集まった銀河団や、銀河団同士がさらに重力的に引き合ってフィラメント状に連なった大規模構造と呼ばれる構造も存在する。この階層的構造のうち、宇宙膨張から切り離されて力学的平衡状態に達しているのは銀河団までである。従って、銀河質量クラスの超巨大ブラックホール同士が自己重力でさらに集合したとしても、1個に合体できるのは銀河団質量までであり、それより大きな構造についてはブラックホールが合体するより宇宙膨張によって離れる速度の方が速いと考えられる。よって、このようなブラックホールの成長過程はブラックホールが銀河?銀河団程度の質量になった時点で止まり、これ以降はこのような超巨大ブラックホールが宇宙に散在した状態で、互いに宇宙膨張で離れていくことになる。(やがてその速度は光速を超え、お互いを見ることができなくなる。)

ブラックホールの蒸発
ブラックホールは物質や光を吸い込むと同時に、その質量に応じた温度で熱放射を行って蒸発する。これをホーキング放射と呼ぶ。ブラックホールの温度が外界よりも低い場合には外界の放射を吸収して成長し、ブラックホールの温度が外界よりも高い場合には放射を出して蒸発する。現在の宇宙の温度(宇宙マイクロ波背景放射の温度)は約2.7Kであり、この温度で蒸発できるブラックホールは月の質量程度より軽いブラックホールに限られるが、宇宙が膨張して宇宙背景放射の温度が60nKまで下がると恒星質量程度のブラックホールも蒸発するようになる。さらに10-19K程度にまで宇宙の温度が下がると、銀河質量クラスの大質量ブラックホールも蒸発を始める。宇宙背景放射の絶対温度は宇宙のスケール因子に反比例するので、宇宙がこの温度に達するのは宇宙が現在の 1019 倍の大きさまで膨張した時点である。

1206とはずがたり:2020/05/23(土) 10:02:22
>>1205
このような巨大ブラックホールの蒸発が始まる時刻は、以下のように推定されている。現在最も有力な宇宙モデルでは、現在の宇宙は宇宙定数が優勢な加速膨張期にあると考えられている。このような加速膨張時代には、時刻 t での宇宙のスケール因子 {\displaystyle a(t)}a(t) は以下の式に従う。

{\displaystyle a(t)\propto e^{{\sqrt {\Omega _{\Lambda }}}H_{0}t}}a(t) \propto e^{\sqrt{\Omega_{\Lambda}} H_{0} t}

ここで {\displaystyle \Omega _{\Lambda }}\Omega_{\Lambda}:宇宙定数の密度パラメータ ({\displaystyle \simeq 0.7}\simeq 0.7)、{\displaystyle H_{0}}H_{0}:ハッブル定数 ({\displaystyle \simeq 71{\rm {km}}{\rm {s}}^{-1}{\rm {Mpc}}^{-1}}\simeq 71 {\rm km} {\rm s}^{-1} {\rm Mpc}^{-1})。

この式より、宇宙のサイズが今の1019倍になるのは約7300億年後と見積もることができる。従って銀河質量クラスの巨大ブラックホールが形成される頃には、宇宙はこのような巨大ブラックホールでも蒸発できるほど十分低温になっている。

ブラックホールの蒸発が始まってから全て蒸発し尽されるまでには長い時間がかかる。太陽質量程度のブラックホールの蒸発時間は約1067年である。蒸発時間はブラックホールの質量の3乗に比例するため、銀河質量クラスのブラックホールが蒸発し尽くされるには約10100年かかる。

放射のみの宇宙
ブラックホールが全て蒸発した後には、宇宙背景放射の光子とブラックホールの蒸発で生まれた光子だけが宇宙を満たした状態になる。この時代の宇宙は絶対零度に限りなく近いため、光子のエネルギーは非常に低い。よってこれらの光子から再び物質粒子が生成されることはあり得ず、放射のみが存在する宇宙が指数関数的に膨張していき、絶対零度に向かって永遠に冷却し続けることになる。

この極低温の状態はビッグフリーズ (Big Freeze) やビッグチル (Big Chill) などと呼ばれている。これは19世紀に考えられていたエントロピー増大の過程とは別の物理過程の結果生じるものであり、いわゆる熱的死とは別の状態である。

1207とはずがたり:2020/06/04(木) 10:17:34

メキシコ マヤ文明最古の巨大建造物を発見 日米などの調査団
2020年6月4日 4時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200604/k10012457091000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

かつてマヤ文明があったメキシコで、紀元前1000年ごろに造られたと考えられる巨大な建造物が見つかり、調査にあたった国際調査団は、マヤ文明の建造物としてはこれまでで最も古く、文明の起源や社会の在り方を考えるうえで重要な発見だとしています。

この建造物は、アリゾナ大学の猪俣健教授を団長としたアメリカや日本などの調査団が、かつてマヤ文明があったメキシコのタバスコ州で発見しました。

航空機によるレーダー測量と地上探査を行ったところ、南北1413メートル、東西399メートルに及ぶ、高さ15メートルの巨大な建造物が確認されたほか、周囲に舗装された道や人工の貯水池が造られていたことがわかりました。

調査団によりますと、出土した木片などの年代から、紀元前1000年ごろから造られ始めて、紀元前800年ごろにかけて増改築されていたとみられ、マヤ文明の建造物としてはこれまでで最も古く、かつ最大と考えられるということです。

マヤ文明は、紀元前1000年ごろから紀元前350年ごろに小さな村々が徐々に発展していったと考えられてきたということで、調査団は、今回の発見はこの考えの見直しを後押しするものだとしています。

調査団のメンバーで、茨城大学の青山和夫教授は「この建造物は共同体の祭しの場だったと考えられ、紀元前1000年くらいから造られていたことは驚嘆に値する。マヤ文明の起源や社会の在り方を考えるうえでも重要で、人類の文明を考えるうえでも大変重要な発見であると考えています」と指摘しています。

この研究成果は、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に掲載されます。

1208荷主研究者:2020/06/21(日) 00:32:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57662580T00C20A4L60000/
2020/4/6 17:00 日本経済新聞 電子版 茨城
宇宙産業に参入 茨城で相次ぐスタートアップ
北関東フォーカス

1209とはずがたり:2020/06/27(土) 19:30:34
金星の自転ひっくり返ってる上に243d超と殆ど年単位で1日w

地球と姉妹とか云われてんのに・・。


熱いのは太陽に近いせいではなく(分厚い硫酸の雲で反射してしまうらしい),炭酸の温室効果みたい。

地球は(植物発生前に)海が炭酸ガス吸収したのも大きいみたいだけど金星は海が吸収する前に蒸発してしまったみたいだ。

ということで金星の温度下げても120日昼で120日夜ではなかなか住むの難しいなあ,と一寸明後日の方向的にがっかりw

https://twitter.com/ogugeo/status/1276798516090662912
Oguchi T/小口 高
@ogugeo
太陽系の8つの惑星と準惑星のケレスと冥王星の相対的な大きさ、自転の速度、地軸の傾き、扁平率を正確に表現したアニメーション。金星は自転が非常に遅く方向が逆であるなど、興味深い点が多数。英国人で日本のJAXAに勤務している James O'Donoghue 博士が制作。via
@physicsJ

1210とはずがたり:2020/07/02(木) 14:22:17
関東上空に火球、強い光と爆発音…SNSに「地鳴りか」「窓が振動」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200702-OYT1T50120/
2020/07/02 11:12

 2日未明、東京都など関東地方を中心に、強い光を放ちながら上空を移動する火球が目撃された。火球は流星の一種で、目撃者らによると、直後には爆発音も聞こえ、SNS上では「地鳴りかと思った」「家の窓が振動した」との声も寄せられた。


 神奈川県平塚市の自宅で動画を撮影した、同市博物館で天文を担当する学芸員の藤井大地さん(34)によると、目撃されたのは、同日午前2時半頃。音が聞こえるのは非常に珍しく、火球は西から東に向かって進んでいったという。藤井さんは「満月よりも明るい大火球で、燃え尽きずに落下した可能性もある」と話した。

1211とはずがたり:2020/08/17(月) 17:17:31
午後の掛川はけっこう風が強くてそれはそれでクーラーで冷えた身体には気持ちよい暑さであった。

【速報】静岡県浜松市で日本歴代最高に並ぶ41.1℃を観測
8/17(月) 12:18配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/073ac9e884d3be12949ba834a9d9c2051e524b51
ウェザーニュース
17日(月)12時の実況気温

17日(月)、静岡県浜松市で国内の史上最高気温に2年ぶりに並びました。

11時26分に2日連続の40℃到達となった後もさらに気温が上昇し、12時10分に41.1℃を観測しています。2018年7月23日に埼玉県熊谷で観測された41.1℃に並ぶ、歴代最高気温となりました。

過去の歴代最高気温は?
長らく日本の歴代最高気温として君臨していた1933年に観測された山形の40.8℃を74年ぶりに更新したのが、2007年8月16日の埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市で40.9℃を記録しました。

ただ、その記録はわずか6年後の2013年8月12日に高知県四万十市・江川崎が41.0℃を観測して塗り替えられ、さらに5年後の2018年7月23日に埼玉県熊谷市で41.1℃の新たな歴代最高気温を観測しています。

地球温暖化や都市化など、様々な要因で近年は40℃を超える暑さが増加しています。暑さもひとつの災害と考え、対応していく必要がありそうです。

1212とはずがたり:2020/08/19(水) 13:18:41
風力発電影響か、気象庁レーダー「大雨」の誤観測 秋田沿岸
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200818_43024.html
誤って観測されたデータ画面。紫や赤が強い降雨を示す(気象庁のホームページより)
拡大写真
 秋田県沿岸部で今月、気象庁のレーダーが晴天時、誤って強い雨が降っていると観測していたことが分かった。風力発電の風車の動きを降水と判断したためとみられ、関係者の間から「防災上問題がある」と指摘する声が上がっている。

 同庁や秋田地方気象台によると、新潟市内にあるレーダーが4日正午〜午後2時半、秋田、潟上両市の周辺で、解析雨量最大28ミリの降水を計測した。同じ時間帯に、地域気象観測システム(アメダス)で降水は測定されず、気象衛星でも雨雲は確認されなかった。
 レーダーは、電波が跳ね返る時間や強さから、雨や雪の降る場所や量を調べる。今回の事態について同庁は、大気中で電波が屈折し、雨雲ではなく地上で動く風車を捉えたとみている。
 同庁の担当者は「大気の状況によって起きる時がある」と説明。同様の事態が過去にどれだけあったかは確認できず、他の地域でも起きる可能性があるという。
 気象レーダーの観測データは自然災害の危険度を測る指標やスマートフォンの防災アプリに活用される。
 元秋田地方気象台長の気象予報士和田幸一郎さん(62)=秋田市=は「誤った観測が相次げば、災害時の避難判断に影響が出る恐れがある。観測技術の向上などで改善されることを期待したい」と話す。
 気象庁は対策として、世界気象機関の指針に基づき、風車を設置する事業者に事前通知を求め、影響の少ない配置となるよう求めている。


関連ページ:秋田社会
2020年08月18日火曜日

1213とはずがたり:2020/08/23(日) 20:44:30
大地震大丈夫やろねえ。。

横須賀市東部、異臭通報50件 6、7月に続き3度目異臭
https://www.kanaloco.jp/article/entry-449054.html
事件事故 神奈川新聞  2020年08月21日 20:52

 21日午前8時35分ごろから9時15分ごろにかけて、横須賀市の東部を中心に「ガスのような異臭がする」と浦賀署と同市消防局に合わせて約50件の通報があった。同局などが調査したが、6、7月に三浦半島であった異臭騒ぎと同様、原因は不明という。

 同局によると、同市野比、長沢からの通報が多く、横須賀海上保安部によると、同市久里浜付近を同時間帯に航行中のフェリーやタグボートでも異臭を感じたという。

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1214とはずがたり:2020/08/27(木) 00:57:41
すげえな

“宇宙空間で細菌が3年間生き抜く” 東京薬科大などが確認
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200826/k10012584261000.html
2020年8月26日 13時11分

国際宇宙ステーションの船外の宇宙空間に、特殊な細菌を3年間放置しても生き抜いたことを、東京薬科大学などの研究グループが確認し、一部の生物は宇宙空間を生きたまま移動できる可能性を秘めているとしています。

地球から高度およそ400キロの国際宇宙ステーションの船外実験装置を使って、東京薬科大学とJAXA=宇宙航空研究開発機構などの研究グループは、大気圏を漂うちりに付着していて放射線に強いことが知られている特殊な細菌を、宇宙空間で3年間、放置しました。

その後、地球に戻して培養したところ再び増殖を開始し、生き抜いたことが確認されたということです。

この細菌が置かれた環境は空気がない真空のうえ、強い紫外線が降り注ぎ、温度は29度からマイナス42度まで、大きく変化する厳しいものでしたが、細菌の数%程度が生き残ったということです。

地球の生命の起源をめぐっては、深海や地下深くで誕生したなどの説がありますが、決定的な証拠が乏しく、近年は別の星からきたという説の研究も進められています。

研究グループの代表で東京薬科大学の山岸明彦名誉教授は「一部の生物は宇宙空間を生きたまま移動できる可能性を秘めていることが示された。生命が別の星からきたとする仮説についても、さらに検討を進める余地があると考えられる」と話しています。

1215とはずがたり:2020/09/05(土) 10:14:30

強さ「伊勢湾並み」 海水温の高さ原因 大災害強く懸念 台風10号
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-1000641888.html
2020/09/04 21:20西日本新聞

 九州に接近、上陸する恐れがある台風10号について気象庁は、1959年に大きな被害を出した伊勢湾台風並みの勢力として危機感を強めている。勢力が強まったのは、水温の高い海からエネルギー源となる水蒸気を大量に取り込んだため。大雨、暴風による大災害が強く懸念される。

 気象庁によると、10号の中心気圧は沖縄地方に近づく5日夜には915ヘクトパスカルまで下がり、九州南部に接近する時点で930ヘクトパスカル、九州北部に接近する時点で940ヘクトパスカルと予想される。

 予想される中心気圧の低さは、死者・行方不明者を5千人以上出した伊勢湾台風(上陸時929ヘクトパスカル)や、鹿児島県や大分県で死者・行方不明者48人を出した93年の台風13号(同930ヘクトパスカル)に並ぶ水準。「中心気圧930ヘクトパスカル以下」か「最大風速50メートル以上」という九州の特別警報の基準を超える見込みだ。

 日本の南の海は、8月の海面水温の月平均値が30度前後に達し、観測史上で最高だった。8月の台風のほとんどが南シナ海やフィリピン沿岸で発生したことから「海水がかき混ぜられず、水温が下がらなかった」(横浜国立大の筆保弘徳教授)と考えられている。

 筆保教授によると、九州付近の大気は偏西風や気圧配置の影響で、上層(地上10キロ付近)と下層(同2キロ付近)で風の強さや向きの差が小さく、台風が勢力を維持しやすい状況になっているという。(鶴加寿子)

1216とはずがたり:2020/09/15(火) 10:30:26
金星に生命の痕跡か 大気からホスフィン検出
AFPBB News / 2020年9月15日 5時26分
https://news.infoseek.co.jp/article/afpbb_3304593/
写真写真を拡大する
金星を捉えた紫外線写真(1974年2月10日撮影)。(c)AMichael Benson / NASA/JPL / AFP

【AFP=時事】金星の大気から、地球では生命体によって生み出されるガスであるホスフィン(リン化水素)の痕跡を検出したとする研究論文が14日、英科学誌ネイチャー・アストロノミー(Nature Astronomy)に掲載された。米航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン(Jim Bridenstine)長官は、地球外生命体探査史上「最大」の発見だとしている。


 金星は地球に最も近い惑星だが、日中の気温は鉛が溶けるほど高く、大気はほぼすべてが二酸化炭素で構成されていることから、しばしば地獄のような環境だと表現される。


 論文を発表した研究チームは米ハワイとチリのアタカマ砂漠(Atacama Desert)にある望遠鏡を使い、金星の表面から約6万メートル上空にある雲の上層部を観測し、ホスフィンの痕跡を検出した。


 ホスフィンは地球上では有機物の分解により発生することの多い可燃性ガス。論文の主執筆者であるカーディフ大学(Cardiff University)宇宙物理学部のジェーン・グリーブズ(Jane Greaves)氏はAFPの取材に対し、ホスフィンが地球以外の岩石惑星で検出されたのは初めてだと説明した。


 研究チームは、ホスフィンの存在が金星上の生命の存在を証明するものでないと強調しているが、灼熱(しゃくねつ)の金星表面を渦巻く雲は強酸性でホスフィンを即座に破壊することから、金星にはホスフィンを生み出しているものが存在することが示されたとも指摘。観測結果は、金星に「変則的かつ未解明の化学現象」が存在する証拠となったと結論付けた。


 NASAのブライデンスタイン長官はツイッター(Twitter)に「金星に生命? 嫌気性生物が生み出すホスフィンの発見は、地球外生命体の存在を示す上でこれまでで最大の進展だ。NASAは約10年前、地球の上空12万フィート(約3万6600メートル)の高層大気で微生物を発見した。金星を優先させる時がきた」と投稿した。

1217とはずがたり:2020/09/20(日) 16:25:39
水力発電開発を妄想してて,中国道が縦走する舂(うすづく)峠に安志峠が妙に低い鞍部を形成して導水管の高度確保を邪魔するなあと思ってけど,山崎断層帯なのっ?!

山崎断層帯
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/yamasaki/

1218とはずがたり:2020/09/20(日) 19:57:35
関東大震災とも元禄関東地震とも違う「新タイプM8級」の可能性

添田孝史2016.9.2 11:30AERA#地震
https://dot.asahi.com/aera/2016083100234.html?page=1

1219荷主研究者:2020/12/21(月) 21:21:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00578840?isReadConfirmed=true
2020/11/19 05:00 日刊工業新聞
生物大量絶滅の原因、火山噴火と特定 東北大

 東北大学の海保邦夫名誉教授らの研究グループは、地球史上最大の生物大量絶滅の原因が大規模火山噴火だと初めて証明した。炭化水素が高温燃焼した証拠を発見した。この高温燃焼で温室効果ガスが大量発生して地球温暖化を引き起こし、90%以上の生物種が絶滅したと考えられる。また、陸上生態系は海洋生態系に比べ、より小規模の気候変動で起こることが分かった。

 約2億5000万年前のペルム紀末の大量絶滅の原因はこれまで特定できていなかった。付近で水銀の凝集が確認されているが、これが火山噴火由来か生態系崩壊によるものか示せなかった。

 研究グループは、中国とイタリアの当時の地層を化学分析。その結果、通常の森林火災より高温の火山活動で生成される燃焼有機分子「コロネン」の凝集と水銀の凝集、絶滅が同時に発生したことを発見し、シベリア火山の大規模噴火が絶滅の原因であると示した。

 地下の堆積岩中の炭化水素がマグマの熱で燃焼し、温室効果ガスを発生。その圧力で噴火し、大気中の温室効果ガス濃度が上昇して地球温暖化が進んだ。これによりまず陸上の植物が絶滅し、数万年の間隔を経て海洋の動物が絶滅したことが分かった。また、コロネンを用いた新指標は他の時代の大量絶滅の原因解明や過去の火山噴火発生の特定に役立つ。

(2020/11/19 05:00)

1220荷主研究者:2021/01/02(土) 19:00:21

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00583103?isReadConfirmed=true
2020/12/25 05:00 日刊工業新聞
国立科学博物館など、千葉で新種鉱物発見 「房総石」と命名

房総石を伴う千葉石の結晶

 国立科学博物館、東北大学などの研究グループは、千葉県で新種鉱物を発見し、「房総石(せき)」と命名した。結晶構造中に天然ガス分子を含む特殊な鉱物で、エネルギー源として注目される天然ガスハイドレートと似た結晶構造を持つことが分かった。天然ガスの起源を調べる手がかりになると期待される。

 千葉県南房総市で2011年に見つかった「千葉石」を分析する過程で発見。国際鉱物学連合の審査を経て房総石と命名された。千葉石、房総石はともに、ケイ素原子と酸素原子からなるかご状の結晶構造を持ち、かご内部にメタンなどの天然ガス分子が閉じ込められている。

 天然ガスハイドレートも水分子のかご中にガス分子が閉じ込められた構造を持つ。天然ガスハイドレートは3種が知られ、メタンハイドレートはI型、千葉石はII型だが、房総石はH型の構造をとることが分かった。H型は産出量が少なく、シリカ系鉱物でH型相当の鉱物の発見は房総石が初めてという。

 房総石は天然ガスの「タイムカプセル」として、地層中での有機物の分解や脱ガス反応などを知るのに役立つと考えられる。また、かご構造中にガス分子として二酸化炭素(CO2)を閉じ込めることもできるため、CO2地層処分技術につながる可能性がある。

 千葉県立中央博物館、物質・材料研究機構、アマチュア研究家らとの共同研究。

(2020/12/25 05:00)

1221とはずがたり:2021/01/26(火) 08:55:51
ペテルギウスは此処。冬の大三角形か。
http://tokyoexpress.info/wp-content/uploads/2020/03/6dd73d50cd51f3175d29cea001bf7e46.png
赤色巨星ベテルギウスの減光は自身が放出するダストが原因か?
by 松尾 芳郎 ? 2020年3月23日
http://tokyoexpress.info/2020/03/23/%E8%B5%A4%E8%89%B2%E5%B7%A8%E6%98%9F%E3%83%99%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B8%9B%E5%85%89%E3%81%AF%E8%87%AA%E8%BA%AB%E3%81%8C%E6%94%BE%E5%87%BA%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%80/

ベテルギウスはいつ爆発する? オリオン座の赤色超巨星を徹底解説
2020/12/4(金) 20:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/357eb4aa20fbcbfd7fb5d449dedd8d843790fde1

オリオン座の肩に位置する「ベテルギウス(betelgeuse)」は、夜空で約10番目に明るい星で、日本では冬の夜空で肉眼で観察することができます。
この天体は非常に大きな赤色超巨星で、半径は太陽の750倍程度。それは例えば地球や火星の軌道さえもすっぽりと覆ってしまうほどの大きさです。

通常、恒星は自分自身の強力な重力を受けており、それを中心コアの核融合による光の圧力によって支えています。そのため、仮に核融合が止まってしまうと支える力がなくなってしまうので、恒星は潰れてしまうとされています。… その結果、大量の物質が中心にあつまり、超新星爆発がおこると考えられています。

ベテルギウスは爆発をすると満月ほどの明るさになると考えられています。

では、ベテルギウスはいつ爆発するのでしょうか?

爆発の段階を知るには、中心のコアの状態を診断する必要があります…天文学者達は外層の状態を精密に測定することで、中心内部の状態を推測しようと試みています。

ベテルギウス、突然暗くなる!?

ベテルギウスは脈動変光星と呼ばれ、時間と共に明るさが変化していることが知られています。実は、2019年後半から今年の2月をピークにベテルギウスがこれまでにない程暗くなったため…つまり超新星爆発の前触れなのでは議論されました。その後2020年再び増光しましたが、まだその動向に注目が集まっています。

…ベテルギウスは数百パーセクと比較的近いながら、非常に大きな半径をもつため、Adaptive Optics (補償光学)などの技術を用いることで、星の表面が直接撮像されています。

2020年2月14日、その最新画像がヨーロッパ南天天文台 (ESO)より公開されました。画像を見てわかるように、2019年12月段階の、減光の最中のベテルギウス表面には右半分にもやのようなものがかかっていることがわかります。

減光の原因は一体なんなのでしょうか?

一つの説は、塵によって減光したというものです。特に、Andrea Dupree氏(ハーバード・スミソニアン天体物理学センター)らの研究グループは、2019年から2020年に起きた減光が、減光直前にベテルギウス表面から射出された塵の塊によってもたらされたものである可能性があると指摘しています。この塵の射出のタイミングは、420日のベテルギウスの脈動周期から予測される星の膨張のタイミングとよく一致しているとしています。

塵ではなく、黒点による減光?

また、Thavisha Dharmawardena氏(マックス・プランク天文学研究所)らの研究グループは減光が塵ではなく、ベテルギウス表面の黒点が原因であると指摘しました。研究グループは地上電波望遠鏡を用いて、ベテルギウスの電波における強度変動を解析しました。特に、2019年の減光時に電波においても20%程度の減光があることをつきとめました。仮に塵が原因であるとすると、20%程度もの減光を起こすとは考えにくいため、研究グループはベテルギウス表面に巨大な黒点が出来たとするシナリオが妥当であると指摘しています。

ただ、依然として減光の原因が塵なのか黒点が原因なのかは、研究者内で議論がなされておりさらなる観測データによる実証が必要となるでしょう。

ベテルギウスは連星の合体の結果できた?
ベテルギウスが昔どのような遍歴を辿ってきたのかも、その性質を知る上で重要です。
Manos Chatzopoulos氏(ルイジアナ州立大学)らの研究チームは、ベテルギウスはとても高速回転していること、また高速で銀河系内を移動していることを、過去どこかの時点で伴星と合体したとする説で説明できる可能性を指摘しました。

結局ベテルギウスはいつ爆発する?
仮に2020年の減光が爆発に関係ないとすると、いつベテルギウスは爆発をするのでしょうか?

Meridith Joyce氏 (オーストラリア国立大学) らの研究グループは、ベテルギウスの脈動パターンを理論的に精密に考察し、その結果ベテルギウスはまだ中心コアのヘリウムを燃焼している段階にあると議論しています。これは超新星爆発までにまだ10万年くらいは時間がかかることを意味しています。なので、まだ爆発は当分先なのかもしれません。

1222とはずがたり:2021/01/28(木) 23:22:55

http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/N267.htm
恐竜の化石が見つかる可能性
金剛・生駒山地は中生代に地下深いところで誕生した火成岩なので考えられません。

1223とはずがたり:2021/01/28(木) 23:23:11
野外観察・採集会の報告
掛川市上西郷化石産地周辺の野外観察・採集会
発行:2001/09/01
http://www.spmnh.jp/hpnature/tushin/21/kengaku.htm
伊藤通玄 (静岡県地学会)
クジラ発掘地での化石採集 掛川市北部丘陵に分布する掛川層群は貝化石を主とする海生動物化石を多産することで古くから知られており、鮮新世(約500万〜170万年前)の暖流系貝化石群(掛川動物群)の代表的産地としても有名です。

1224名無しさん:2021/02/09(火) 07:35:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/887b03bdf93cf39729667bc26b9d68a2d82714d7
ベイルート爆発は「過去最大級」…宇宙空間まで振動達する
2/8(月) 20:17配信
読売新聞オンライン
 昨年8月にレバノンの首都ベイルートで起きた大規模爆発で、爆発に伴う空気の振動が高度300キロ・メートルの宇宙空間にまで達していたと、北海道大などの研究チームが発表した。上空の大気を観測した結果、原爆や核実験を除くと、人為的な爆発では過去最大級の規模とみられるといい、論文が英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。

 ベイルートの港で発生した爆発では、200人以上の死者が出た。倉庫に放置された大量の硝酸アンモニウムへの引火が原因とみられている。

 北海道大の日置(へき)幸介教授(地球物理学)らは、地震や爆発に伴う空気の振動で、地球上空の電離層にある電子の密度が激しく変わる現象に着目。人工衛星から届く電波を利用し、ベイルート上空の電離層の乱れを調べた。

 その結果、爆発から約10分後、高度300キロ・メートルで電子の密度が大きく変化していたことがわかった。この高度には、わずかに大気があり、空気振動が届いたとみられる。日置教授によると、爆発の規模は、噴煙が上空9000メートルに達した2015年の口永良部(くちのえらぶ)島(鹿児島県)の噴火などに匹敵するという。

 石井守・情報通信研究機構宇宙環境研究室長(超高層大気物理学)の話「地表の人為的な爆発が宇宙にまで届くまれな現象をここまでクリアにとらえたのは意義深い」

1225名無しさん:2021/03/05(金) 08:45:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bcd058b31b2d7cd702658bb752338a8be5dd180
〔海外地震〕ニュージーランド・ケルマディック諸島でM8.1(3/5)
3/5(金) 5:20配信
レスキューナウニュース
米国地質調査所(USGS)によると、日本時間3月5日04:28頃ニュージーランド・ケルマディック諸島を震源とするM8.1の地震が発生しました。この地震により、津波警報センターは周辺の海域に津波警報を発表しています。【3月5日05:20現在、レスキューナウまとめ】

【発生事象】(USGS)
震源地:ニュージーランド・ケルマディック諸島付近(南緯29.7度 西経177.2度)
発生日時(日本時間):3月5日04:28頃
震源の深さ:10km
地震の規模:M8.1

■基礎データ
ニュージーランド
人口:約504万人
首都:ウェリントン
在留邦人数:20822人(外務省発表)

レスキューナウ

1226名無しさん:2021/03/11(木) 19:28:46
各種イノベーション・新発明・新技術など
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1162819896/574

574 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/03/11(木) 19:28:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed367c7474938f8da01322f29ee4b030f46af1fc
ニュートリノ 60年前の予言証明 千葉大など観測
3/11(木) 1:18配信
産経新聞
 約60年前に予言された素粒子ニュートリノの特殊な反応を証明することに成功したと、千葉大などの国際研究チームが英科学誌ネイチャーに11日発表した。宇宙から飛来したニュートリノを分析して実証した。ブラックホールの謎の解明などに役立つという。

 宇宙を飛び交うニュートリノは物質とほとんど反応せず、地球も通り抜けてしまう。しかし、あるタイプのニュートリノが極めて高いエネルギーを持つと、物質中の電子と反応し、別の素粒子が生じるとの理論が提唱されていた。

 この理論は米国の著名な物理学者でノーベル賞受賞のシェルドン・グラショー博士が1960年に発表。素粒子物理の基本法則の一つとして知られるが、実験装置では作り出せない非常に高いエネルギーが必要なため、検証が困難だった。

 国際チームは南極に設置した観測施設「アイスキューブ」で2016年に捉えたニュートリノを詳しく解析。理論通りのエネルギーを持つ「反電子ニュートリノ」と呼ばれるタイプが、南極の氷が持つ電子と衝突し、予言された反応が起きたことを突き止めた。

 このニュートリノは銀河の中心にある巨大ブラックホールなどが放出するとみられ、観測を続けることで極めて高いエネルギーを持つ未知の天体現象のメカニズムの解明につながるという。

1227とはずがたり:2021/03/22(月) 12:07:02
宮城震度5強、大きな津波が来なかった理由…カギは「海底の変形」
読売新聞 / 2021年3月22日 7時15分
https://news.infoseek.co.jp/article/20210322_yol_oyt1t50044/?tpgnr=poli-soci
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 宮城県沖を震源に20日発生したマグニチュード(M)6・9の地震について、気象庁は陸側のプレート(岩板)と、その下に沈み込んだ海側のプレートとの境界で起きた地震と発表した。東日本大震災(M9・0)と同じタイプで、2月に福島県沖で発生したプレート内部の地震(M7・3)とは異なるという。

 20日の地震で宮城県に津波注意報が発表されたが、同日午後7時半までに明確な津波は観測されず、津波注意報は解除された。震源が59キロ・メートルとやや深く、津波を起こす海底の変形が小さかったことが、幸いしたとみられる。

 地震のエネルギーは2月に起きた福島県沖の地震の方が約4倍大きかったが、この時は注意報は発表されなかった。津波の高さは地形にも左右されるため、注意報や警報は過去に地域で起きた津波の情報も含めて判定され、発表される。

 東北大の今村文彦教授(津波工学)は「宮城県の沿岸部は複雑に入り組んだリアス式海岸が続き、湾の奥などで津波が高くなりやすい。地震の発生が満潮に近づく時間帯で注意が必要だった」と話し、津波注意報の発表に理解を示した。

 揺れは最大震度で5強を観測した。東北大の遠田晋次教授(地震学)は「震源が陸域に近く、揺れが強くなった」と説明した上で、今回の地震の原因について「2月の地震で、周辺の地下にひずみが伝わった可能性がある。震災で地下が大きく動いたエリアの周辺では活発な地震活動が続いており、引き続き警戒してほしい」と訴えている。

1228とはずがたり:2021/03/26(金) 18:41:02
富士山ハザードマップ 17年ぶり改定
https://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news1121fx47rrqrt6uzhaa.html
静岡 2021.03.26 17:50

富士山の噴火に備えるハザードマップが17年ぶりに改定され、3月26日公開された。噴火が起きた場合により早く、そして遠くまで被害が及ぶ可能性が指摘された。

26日、国や富士山周辺の自治体などで組織する「富士山火山防災対策協議会」が開かれ、17年ぶりに改定された新しい富士山ハザードマップが発表された。

ハザードマップは富士山の噴火で発生する「火砕流」や「溶岩流」などの被害が及ぶ可能性があるエリアを示したもので、これをもとに広域避難計画が作られる。

改定されたハザードマップには最新の研究や観測データが反映され、火口のできる想定範囲が広がったほか、溶岩の噴出量が最大13億立方メートルに倍増した。これにより噴火の恐れがあると判断された際に事前避難が必要となるエリアが拡大した。
また新たに静岡市清水区、沼津市、清水町にも溶岩流が到達する可能性が示された。

県は今後、国や自治体と連携して広域避難計画の見直しや住民説明会を行っていく方針。

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1229荷主研究者:2021/04/11(日) 21:51:11

https://kahoku.news/articles/20210323khn000030.html
2021年03月23日 12:30 河北新報
火山性地震の観測精度向上へ 東北大グループ、地中の光ファイバー活用

 東北大大学院理学研究科の西村太志教授(地震学)らの研究グループは22日、光ファイバーをセンサーとして活用し、火山性地震の震源を特定する新たな観測手法の実証に成功したと発表した。火山活動の評価や噴火予測の精度向上が期待されるという。

 研究グループは、国土交通省が山形、福島両県にまたがる吾妻山(吾妻連峰)の火口周辺から約14キロにわたって地中に敷設した通信用光ファイバーケーブルを活用。2019年7月に分散型音響計測器(DAS)と呼ばれる装置を火口から離れたケーブル端に接続し、3週間にわたって火山性地震を観測した。

 DASから光パルスをケーブルに送り、反射したパルスの変化を解析することで、数メートル間隔で地震活動を把握できる。グループは期間中に計6回の火山性地震の観測に成功、地震波の分析で震源も特定した。

 火山性地震は通常の地震と比べ、地震波が不明瞭で震源の特定が難しいとされる。地中に敷設された光ファイバーを使った観測は、地表にアンテナや太陽電池を設置する従来のシステムに比べ、噴火発生時にも火山灰などの影響を受けにくい利点がある。

 西村教授は「新手法はさまざまな火山活動の評価に活用できる。年内に蔵王山(蔵王連峰)でも観測したい」と話した。

1230とはずがたり:2021/04/18(日) 21:21:02
猛烈な台風2号、4月としては観測史上最強 なぜ発達?
森さやか | NHK WORLD 気象アンカー、気象予報士
4/18(日) 17:06
https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20210418-00233338/

1231とはずがたり:2021/07/06(火) 17:12:12

https://news.infoseek.co.jp/topics/20210620_yol_oyt1t50116
リュウグウの石、内部構造の分析始まる…研究チーム「液体の水が見つかるかもしれない」
読売新聞 / 2021年6月20日 23時40分

1232とはずがたり:2021/07/26(月) 15:44:07
気象庁のホームページ、広告で台風の位置見えず サイト改修へ
2021年7月23日 05:00
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/790771

 気象庁のウェブサイトで、台風の現在位置が広告に隠れて見えない場合があることが分かった。命に直結する情報を入手するのに「広告非表示」ボタンを押すなどの手間がかかる。気象庁は「早急に改修する」と表明した。広告掲載を巡ってはかねて批判やトラブルがあり、19日に再開されたばかりだった。

 台風6号が沖縄本島の南東にあった20日午後、ノートパソコンで表示した台風情報のページは、画面の右側5分の1を占める広告と凡例表示で現在位置が隠れていた。広告を非表示にするか地図をスクロールしないと勢力などの情報も見られなかった。

 ブラウザーの表示幅によって見え方は異なる。スマートフォン版は問題がなかった。

 気象庁は昨年9月、収入をサイト運営経費に充てるため中央省庁では異例の広告掲載に踏み切った。企業に業務委託したが、誇大広告の疑いがあるものなど不適切な表示が相次ぎ、開始後20時間で停止した。再開、サイト刷新による中断を経て、19日にまた掲載が始まったところだった。

 気象庁によると、沖縄付近の台風6号と西側にある7号の両方を表示するようにしたため、6号が画面の右側に寄って広告や凡例に隠れてしまった。広告は特別警報を出した場合は消すが、今回は警報にとどまるため表示が続いている。緊急対応として21日夜から凡例を初期表示しないように変更し、今後抜本的な改修を進める。

 気象庁職員も加入する国土交通労組は、サイトの財政基盤は国が保障すべきだとして広告掲載に反対してきた。宮崎高明副委員長は「気象庁は国民一人一人に身を守る判断を求めている。そのための情報を、目障りな広告で隠すのは極めて不適切だ」と批判した。(編集委員・阿部岳)

1233とはずがたり:2021/08/04(水) 20:36:27
○○年頃も近くの××で似たような群発地震があり,みたいな事実付け加えて喋れよなあ。関係ないと思うじゃ幾ら専門家でも説得力に欠けるわ。

有感地震2日で14回 専門家「異常活動でない」 (福島)
8/4(水) 19:27配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c67174b72c0bf8618c625be79496a7ad7d18d8d
KFB福島放送
福島放送

けさ、地震で目が覚めたという方も、いらっしゃるんじゃないでしょうか。午前5時半ごろの最大震度3の地震のほか、3日から、県内で揺れを感じる地震が14回発生しています。
4日午前5時半ごろ、茨城県沖を震源とする地震が発生、最大震度は福島市、郡山市など県内7市町村で、震度3を観測しました。このほかにも、揺れを感じる震度1以上の地震が、3日から14回発生していて、いずれも茨城県沖や福島県沖の深さ10〜40キロを震源としています。地震の規模を示すマグニチュードは4.3〜6.0と推定されています。国の南海トラフ地震の評価検討会委員も務める専門家は、今のところ特別に異常な活動とは言えないと話します。

1234とはずがたり:2021/08/15(日) 21:16:19

湯だまり消失、2年以上 阿蘇中岳、火口底の穴埋まらず? 噴火予知に影響なさそう
2021/8/10 10:00 (JST)
https://nordot.app/797631001228492800
c株式会社熊本日日新聞社

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湯だまりの消失が続く阿蘇中岳第1火口=7日、阿蘇市黒川
緑色の湯だまりをたたえた阿蘇中岳第1火口=2019年1月(大倉敬宏教授提供)

 熊本県の阿蘇中岳第1火口の湯だまり(火口湖)の消失が2年以上続いている。火口地下の浅い場所で多発する地震が原因とみられ、専門家は「噴火期以外で、これだけ長期間の消失は珍しい」と話す。古来、湯だまりの色や水量が火山観測指標の一つとされてきたが、2000年以降、火山ガスや地殻変動を計測する機器が進化。データの蓄積も進んでおり、噴火予知に重大な影響はなさそうだ。
      
 湯だまりの大部分は地下から噴出する水蒸気。京都大火山研究センターの大倉敬宏教授は「火口底にたまった雨水などで水蒸気が冷やされ、湖水が維持されている」と説明する。これまでの噴火活動で湯だまりは、(1)静穏期の低温緑色(2)火山活動の活発化で水温が上昇(3)白濁化(4)黒濁化(5)消失(6)噴火(7)活動が静穏化し再生─というサイクルを繰り返してきた。

1235とはずがたり:2021/08/16(月) 14:41:02

島として成長しないかなあ

海域火山データベース
ttps://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo24-2.htm
南日吉海山 >>福徳岡ノ場
Fukutoku-Oka-no-Ba

緯度24° 17.1'N
経度141° 28.9'E
標高・水深-25m

北福徳カルデラは北福徳堆の南東に位置する16km×10kmのカルデラであり,その南半部に福徳岡ノ場他の中央火口丘の活動により新たな山体が成長しつつある.カルデラ縁上には北福徳堆の高まりの中の1つや南硫黄島が成長しており,北福徳カルデラの活動はこれらの火山の活動よりも古いことを示している.中央火口丘である福徳岡ノ場(最浅水深25m)ではしばしば海底火山活動がみられ,これまで3回新島を形成したがいずれも海没した

1904年11月14日より海底噴火.12月5日新島形成確認
1905年6月海没,
1914年 海底噴火により新島形成
1916年新島消滅
1986年1月20日新島形成3月26日海没
1987年7月軽石放出
1988年12月水深14.6m
1972年以来常時変色水域

1236とはずがたり:2021/08/19(木) 17:06:29
オルバースのパラドックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

星が限りなくあるのであれば、夜空はこのようにいたるところ輝いて見えるはずだが、実際にはそう見えないのはなぜだろうか。

オルバースのパラドックス (Olbers's paradox, Olbers' paradox) とは、「宇宙の恒星の分布がほぼ一様で、恒星の大きさも平均的に場所によらないと仮定すると、空は全体が太陽面のように明るく光輝くはず」というパラドックスである。 その名は、18?19世紀の天文学者であるヴィルヘルム・オルバースに由来する。ただしオルバースが最初に提起したわけではない。 オルバースの逆説、オルバースの逆理、オルバースの背理、ド・シェゾー=オルバースのパラドックス (de Cheseaux-Olbers paradox)[1]などともいう。

このパラドックスの帰結は、星は距離の2乗に反比例して見かけの面積が小さくなるが、距離が遠い星の数は距離の2乗で増えるので、これらはちょうど打ち消しあい、どの方向を見てもいずれかの星のまばゆい表面がみえるはずだという推論に基づく。 現在では、そのために必要な距離や時間あるいは星の密度は、実際の宇宙の大きさ・年齢・密度よりおよそ10兆倍も大きなものとなることが明らかとなったため、パラドックスの前提は成立しないことがわかっている。 これと同様に「宇宙が一様で無限の広がりを持つ」ことを前提とした天文学のパラドックスにゼーリガーのパラドックスがある。

1237とはずがたり:2021/09/21(火) 13:03:19

北アルプスで落石、地震の影響か 6人遭難、ヘリで救助へ 長野
https://mainichi.jp/articles/20210920/k00/00m/040/006000c
毎日新聞 2021/9/20 01:31(最終更新 9/20 01:34) 279文字

 19日午後5時20分ごろ、北アルプス槍ケ岳(3180メートル)で知人2人とテント泊予定だった愛知県一宮市の男性(56)から「落石があり動けない」と110番があった。長野県警によると、別のグループからも救助要請があり、埼玉県や東京都、愛知県からの3グループ計6人が落石などの影響で動けなくなり、遭難した。けが人がいるとの情報はないという。

 3グループ男女6人の内訳は、愛知県一宮市の3人、東京都立川市と北区の2人、埼玉県入間市の1人。

 19日に岐阜県で震度4の地震があり、影響した可能性があるという。長野県警は20日早朝からヘリで6人を救助する予定。(共同)

次に読みたい

1238荷主研究者:2021/10/17(日) 21:48:41

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC289D10Y1A920C2000000/?unlock=1
2021年9月29日 18:42 日本経済新聞 東北
東北大発の宇宙スタートアップ、衛星試験機の設計開始

1239とはずがたり:2021/10/18(月) 20:11:22
地殻変動で沈没船が陸上に…小笠原諸島で噴火相次ぐ
10/17(日) 22:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1071ca56802d790068fcb40b5306c8ad39424cba
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)

日本の南で火山が相次いで噴火しています。一体何が起きているのか、朝日新聞社機で専門家と共に新たに誕生した島に向かいました。

▽緊急取材 小笠原諸島で相次ぐ火山活動
8月13日
海底火山「福徳岡ノ場」で大規模な噴火が発生。
翌14日「西之島」がおよそ1年ぶりに噴火。

小笠原諸島で相次ぐ火山活動。一体何が起きているのか。
(山口豊アナウンサー)
「今ですね、福徳岡ノ場の上空に差しかかりました、ご覧ください。福徳岡ノ場の上空です。小さな島が確認できます、島があります。8月の噴火でできた島が今も残っています。ご覧のように、かなり端の部分が削り取られていますね。波で削り取られたものと思われます。湯気ですか。湯気が上がっていますね」
(防災科研 火山研究推進センター 中田節也センター長)「堆積物がまだ熱いので、崩れたら湯気が上がる」

Q.この後この島が残るのかどうか?
(防災科研 火山研究推進センター 中田節也センター長)
「おそらく残らないと思う。ただ下の堆積物状に見えるところが、少し延命措置をしている状況だと思う。ゆっくりでもいいので溶岩が出続けてくれると、ちゃんとした島として残る可能性は高いんですけどね」

「福徳岡ノ場」の翌日に噴火した「西之島」では…
(山口豊アナウンサー)
「火口部分白っぽく見えます。火口部分から少し、噴気が上がっているようですね。少し噴気が確認できます。火口部分からうっすらとですが、白っぽい噴気が確認することができます」
「溶岩と海の境のあたりなんですが、かなりこの溶岩が色が濃いのと、それから海がですね、茶色く変色していることがはっきりとわかります。この火山活動の影響が、海にも広がっています」

(防災科学技術研究所 中田節也火山研究推進センター長)
「変色海域がかなり周辺に広がっていますので、それが火山活動まだ衰えていないということを示しているんだと思います。」

▽沈没船がむき出しに…「硫黄島」が隆起
いま島全体が“隆起”しているという「硫黄島」。

(山口豊アナウンサー)
「いま飛行機はちょうど硫黄島に近づいてきました。ご覧のように非常に平らな土地が広がっているのが硫黄島です。かつて太平洋戦争で激戦が繰り広げられました。今海岸沿いに構造物のようなものが見えます。あれが沈められた船ですね。船が沈められた跡が確認できます、アメリカ軍が港を作ろうとして船を沈めた跡ということです。」

港を作るため海に沈めたという船が島の隆起によって、むき出しの状態に…。

(防災科学技術研究所 中田節也火山研究推進センター長)
「硫黄島は日本の中で110ある活火山のうちで一番変化が激しい火山なんですね。一気に1カ月あたりに10cmくらい隆起することもある。特に今の時期は西之島、福徳岡ノ場、硫黄島、同時に活発化してる時期だと思うんです。(硫黄島に)大きな噴火がくる可能性はあると思うんですね」


10月17日『サンデーステーション』より

1240とはずがたり:2021/10/25(月) 22:48:09
沖縄 魚の大量死も「軽石」影響 四国〜本州にも近づくおそれ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211025/k10013320491000.html
2021年10月25日 17時49分

小笠原諸島の海底火山の噴火で沖縄本島周辺には、25日も大量の軽石が漂っています。

北部の漁港の生けすで、サバの仲間200匹余りが死んでいるのが見つかりました。地元の漁協は魚が軽石をエサと間違えて飲み込んだのが原因とみられるとしています。

(動画は37秒。軽石の流れ着いた各地の様子です。データ放送ではご覧になれません)。

軽石が原因か 生けすの魚が大量死
25日午前、沖縄県国頭村の辺土名漁港のすぐ沖に設置された生けすで、魚が死んで浮いているのを国頭漁業協同組合が確認しました。

魚は、地元で「グルクマ」と呼ばれる体長が40センチほどのサバの仲間で、東京へ出荷する前に生けすで育てていたおよそ300匹のうち、200匹余りが死んでいたということです。

漁港には、小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場でことし8月に発生した噴火で出た軽石が漂着していて、生けすの中にも入り込んでいたということです。

1241とはずがたり:2021/10/27(水) 15:47:13
阿蘇山噴火 火口から約8キロの高森町役場では火山灰降り続く
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211020/k10013314471000.html
2021年10月20日 12時33分

熊本県高森町の職員によりますと、阿蘇山の火口の南、およそ8キロにある町役場では噴火に伴う爆発音などは聞こえなかったということですが、20日正午すぎから火山灰が断続的に降り続いているということです。

噴火警戒レベルが3に引き上げられたことから、町は阿蘇山への登山道を封鎖し、メールなどを通じて住民に注意を呼びかけています。

これまでのところ町に被害やけが人の情報は入っていないということです。

1242とはずがたり:2021/10/27(水) 21:27:33

ノーベル賞学者の「KAGRA計画」 重力波の検出は事実上、不可能に
「週刊文春」編集部3時間前
source : 週刊文春 2021年10月28日号
https://bunshun.jp/articles/-/49447

 ノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章氏(62=東京大学宇宙線研究所所長)が研究代表者を務める「大型低温重力波望遠鏡KAGRA計画」。今年6月末、目標としてきた数値を大幅に引き下げ、事実上、重力波の検出が不可能になっていることが「週刊文春」の取材でわかった。KAGRA内部の会議音声などを入手した。

 旧神岡鉱山(岐阜県飛騨市)の地下に建設されたKAGRAは、重力波を捉える装置で、昨年2月から本格的な観測を始めた。

「重力波とは、非常に重い天体が加速度運動する際に生じる時空の歪み。観測することで宇宙の成り立ちやビッグバン発生のメカニズムなどを解明できるとされます」(科学部記者)

 2012年に〈世界の学術研究を先導する画期的な成果を挙げる大型プロジェクト〉として、文科省の「大規模学術フロンティア促進事業(2013年度〜2022年度)」に採択されたKAGRA計画。以降、日本学術会議が3年ごとにまとめるマスタープランを踏まえ、文科省がロードマップを策定してきた。

 文科省研究振興局によれば、投じられた税金は建設費164億円、運営費26億円。計190億円に及ぶ。

 KAGRAはこれまでシナリオペーパーで、欧米の研究機関と共同で行う〈O4観測(第4期観測)〉で、〈25〜130MPc(メガパーセク)〉の感度を達成することを掲げてきた。

「シナリオペーパーは、予算申請にも活用される最重要論文です。いわば、実際の重力波観測に向けた工程表。毎年、米国の研究機関LIGOのHP上で最新版がアップされ、学術雑誌に掲載されます」(KAGRAの研究者)

 O4観測は、直近のシナリオペーパーを提出した2020年9月時点では、「2022年1月〜2023年1月」の期間を予定していた。その後、コロナ禍もあって、「2023年8月〜」に先送りになっている。

O4の感度目標を引き下げ。これに対し梶田氏は…
 一方、MPcは感度を表す単位で、重量波望遠鏡でどれほど遠くの宇宙を見ることができるかを表した距離の指標。2015年9月に重力波を世界で初めて観測し、後にノーベル物理学賞も受賞したLIGOは、初観測の時点で約60MPcの感度だった。

「重力波が観測できる最低ラインの感度は25MPcと言われている。そこでKAGRAは、来夏から始まるO4観測で、25〜130MPcという感度を掲げてきたのです」(同前)

 ところが、今年6月30日、KAGRAの最高幹部が集まるオンライン会議「KAGRA テレコム」で、研究代表者の梶田氏は英語で以下のように述べた。

「O4が目標としていた感度ターゲットは25〜130MPc。しかし、この目標を達成することは放棄すべきと考えています」

 シナリオペーパーで掲げてきた感度を撤回し、新たな目標を「1MPc以上」まで引き下げることを表明したのだ。

「実は、KAGRAは2020年3月に瞬間的に1MPcを達成して以来、ほぼ進展がない状態なのです。例えば、25MPcの感度で一発の重力波の観測に1年かかると仮定すると、1MPcでは1万5千年以上待たないと観測できません。事実上、重力波の観測が不可能な状態にあることを、梶田氏自らが認めた形です」(同前)

 梶田氏に話を聞いた。

――KAGRAテレコムで、「感度を諦める」と。

「国際共同で約束した以上、一緒に観測することが、一番のプライオリティ。『感度を上げることだけをやってちゃ駄目だ』と」

――「1MPc以上」では、科学的成果が見込めない。  

「やってみないと分かりません。欧米のプロジェクトは日本に対して15年くらい先行している。やっぱり15年の差は大きいです」

1243とはずがたり:2021/10/27(水) 21:27:45
>>1242

東大宇宙線研究所、文科省研究振興局の回答
 東大宇宙線研究所は主に以下のように回答した。

「シナリオペーパーに書かれている、『O4観測で25〜130MPc』という数値は、論文本文に書かれているように、執筆時点で到達されると見込まれた感度の見積もりであって、いわゆる数値目標の類とは性質を異にするものです。

 議論を重ねた結果、8月のKAGRA全メンバーの会議において、O4開始時の予想感度は『1MPc以上』であることが合意されました。

 われわれは『1MPc以上』をO4開始時に予測される最低感度としており、またO4終了時までには、さらなる感度向上を計画しています」

 文科省研究振興局は主に以下のように回答した。

「シナリオペーパーは感度に関して、唯一記載がある論文。机上の空論を設定するのではなく、目指すべき目標値を記すものです。

(今年度の概算要求に関して)梶田氏らの6月の報告によれば、O4で3〜5MPcを目指していると聞いています。ただ、1MPcが現時点の最高水準と聞いているのは事実です。

(ペーパーと異なるKAGRAの感度は)これから問題になるかもしれません。次の10年間は建設段階から運用段階に入ります。全て平たく審査をし直します」

 これまで190億円の予算が投じられたKAGRA計画。来年には、大規模学術フロンティア促進事業の期限を迎え、新たに10年分(2023年度〜2032年度)の予算を申請することになる。それだけに、重力波の検出が事実上不可能な状態になっているKAGRAに、文科省がどのように対応を取るか、注目される。計190億円が投じられ、更なる予算が注ぎ込まれようとしている国家的プロジェクト、KAGRA計画の破綻。それは、取りも直さず、日本の科学敗戦を意味している。

 10月20日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」および10月21日(木)発売の「週刊文春」では、約6時間に及ぶKAGRA内部の会議音声や内部資料をはじめ、“誇大論文”と指摘されるKAGRAのシナリオペーパー、装置が未完成の状態で開かれた完成記念式典、梶田氏との約60分間にわたる一問一答、元プロジェクト幹部の実名証言など、KAGRA計画の破綻ぶりを5ページにわたって詳報している。

1244とはずがたり:2021/11/03(水) 18:02:44

韓国、初の国産ロケット打ち上げ 軌道投入には失敗
1.5トン衛星を高度700キロに到達
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM217UP0R21C21A0000000/?n_cid=SNSTW001&amp;n_tw=1634811495
2021年10月21日 18:31 (2021年10月21日 19:16更新)

1245とはずがたり:2021/11/10(水) 16:17:57
100年に一度の大噴火が原因 大量「軽石」が静岡・関東に到達したら…影響を火山専門家に聞く
2021/11/8 07:04 (JST)11/8 10:23 (JST)updated
c テレビ静岡
https://nordot.app/830201514080763904?c=44616046304952325

1246とはずがたり:2021/11/19(金) 22:51:43
地球上に1ミリのブラックホールが出現したらどうなる?
https://www.youtube.com/watch?v=qN4FhDtWjfM

1247とはずがたり:2021/11/20(土) 20:51:57

10次元までの世界を段階的に徹底解説! 6次元で全宇宙にアクセス、7次元でもう1つの宇宙へ…高次元世界のすべて!
https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201711_post_15141/
TOCANA
2017年11月29日 07:00

 この宇宙がどのように誕生したのか、どんな姿をしているのかといった疑問を解き明かす鍵を握っているとされる超弦理論。この理論によれば、我々のいるこの宇宙は10次元で構成されているという。人間が直感的に理解できるのは空間の3次元と時間の1次元だけだ。では、それ以上の高次元はどのような世界なのだろうか? 



■もしも高次元を認識できたなら

 ではもし仮に、人間が高次元の世界を認識できたとしたら、そこには一体どんな世界が広がっているのだろうか? オルタナティブメディア「Disclose.tv」の記事によれば、それは次のようなものらしい。

 まず5次元と6次元では、別の世界の可能性が出現するという。

・5次元を認識できるとすれば、自分の世界とは少し違う別の世界を覗き見ることが可能になる。

・6次元を認識できるとすれば、この宇宙と同じようにビックバンで生まれたすべての世界を移動できるようになるという。

・7次元を理解できるとすれば、ビックバン以外の可能性で生まれた宇宙にさえアクセスできるという。

・8次元を認識できるとすれば、あらゆる宇宙の可能性を見ることができるという。

・9次元を認識できるとすれば、物理法則や初期条件の違う宇宙の全てを比較できるという。

・そして最後、もしも10次元を理解できたとしたら? そこは人間の理解を超えた世界、想像のその先、すべての可能性が許された次元だという。


■万物の理論

 空間3次元と時間1次元のこの世界しか、私たちには認識できない。だが、その外に全く違った世界、異なる認識を与えてくれる視点があると考えるのは、物理学者ならずとも胸弾むひと時であろう。

 超弦理論は物質を構成する最小単位・素粒子の性質や振る舞いに関する学問であり、この宇宙のすべての物理現象を記述できる「万物の理論(Theory of Everything)」となりうる可能性を秘めている。超弦理論は現在でも、私たちにこの宇宙の思いがけないほどの奇妙さ不思議さを教えてくれる。もし万物の理論が完成したなら、それは一体私たちにどんな世界を見せてくれるのだろうか?

(吉井いつき)

1248とはずがたり:2021/11/20(土) 20:52:14
10次元時空から4次元時空へ-超弦理論で初期宇宙のダイナミクスに挑む
53,956 回視聴
2017/03/03
https://www.youtube.com/watch?v=h4xgervKak4

1249とはずがたり:2021/12/03(金) 11:50:41

和歌山で震度5弱 南海トラフ「影響せず」―気象庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120300357&amp;g=soc
2021年12月03日11時43分

 3日午前9時28分ごろ、紀伊水道を震源とする地震があり、和歌山県御坊市で震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは18キロ、地震の規模(マグニチュード)は5.4と推定される。この地震による津波の心配はない。
 気象庁は、震源が浅く規模も小さいため、南海トラフ地震が起きる可能性には影響しないとの見方を示した。
 和歌山県によると、これまでにけが人などの被害は確認されていない。御坊市によると、市役所の一部の窓ガラスにひびが入った。
 主な各地の震度は次の通り。
 震度5弱=和歌山県御坊市
 震度4=和歌山県有田市、三重県熊野市、兵庫県南あわじ市、徳島県吉野川市、香川県さぬき市
 震度3=和歌山市、三重県尾鷲市、兵庫県洲本市、徳島市、高松市、堺市堺区、奈良県天川村、岡山市北区、広島県尾道市、愛媛県上島町、高知県東洋町
 震度2=福井県高浜町、名古屋市南区、滋賀県長浜市、京都府京丹後市、鳥取市、島根県出雲市、山口県岩国市。

社会 熊本地震 コメントをする

1250とはずがたり:2021/12/03(金) 11:51:19
山梨で震度5弱 「富士山データ変化なし」―気象庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120300213&amp;g=soc
2021年12月03日09時57分

 3日午前6時37分ごろ、山梨県東部・富士五湖を震源とする地震があり、同県大月市で震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは19キロ、地震の規模(マグニチュード)は4.8と推定される。
 記者会見した同庁の束田進也地震津波監視課長は、富士山の火山活動との関連について「震源は30〜40キロ離れており、火山観測データにも特段の変化はない」と指摘。関連はないとの見方を示した。
 山梨県によると、この地震によるけが人や建物被害などの情報は入っていない。
 同日午前2時18分ごろと同2時23分ごろにも同じ震源の地震があり、大月市でそれぞれ震度4と震度3の揺れを観測した。
 午前6時37分ごろの地震による主な各地の震度は次の通り。
 震度5弱=山梨県大月市
 震度4=神奈川県厚木市
 震度3=甲府市、横浜市神奈川区、群馬県神流町、埼玉県川口市、東京都中野区、静岡県小山町。

1251とはずがたり:2022/03/09(水) 18:35:02

なんと中赤斑もあって小赤斑もあったけど直ぐ無くなってしまった他,近年急速に縮小してて今世紀中頃には消失する可能性もあるみたいだ。

大赤斑
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%B5%A4%E6%96%91

1252とはずがたり:2022/03/10(木) 19:03:47

太陽系最大w

物騒やな。。

太陽系最大の超巨大火山、日本東方沖に発見
2013.09.06 Fri posted at 16:45 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35036906.html

(CNN) 米大学の研究者らは6日までに、太陽系最大級とみられる火山を日本東方沖に発見したと発表した。

研究チームを率いる米ヒューストン大学のウィリアム・セーガー教授によると、「タム山塊」と呼ばれる火山は日本の東約1600キロの太平洋海底に位置する。

面積は約31万平方キロで、米ニューメキシコ州とほぼ同じ大きさだという。活発な活動を繰り返す火山のうち最大級のハワイ州のマウナロア山(約5180平方キロ)と比較してもその大きさが際立つ。

セーガー氏は「他の海底火山と比べて形状が異なる。巨大火山がどのように形成されるのかを解き明かす鍵になるかもしれない」と語った。

タム山塊は約1億4500万年前に形成され、それから数百万年以内に活動が不活発になったとみられている。

1253とはずがたり:2022/03/10(木) 19:05:34
こっちも怖いよな。。

地底に眠る超巨大火山「スーパーボルケーノ」、地球を脅かす可能性
2012.08.31 Fri posted at 15:42 JST
https://www.cnn.co.jp/travel/35021192.html

ワイオミング州イエローストーン国立公園(CNN) 訪れる人を圧倒せずにはおかない米イエローストーン国立公園。間欠泉が空中高く吹き上がり、地熱で温められた温泉は別世界のような青緑色を放つ。周囲にそびえる山々は野生生物の宝庫でもある。

しかしこの美しい国立公園の地底には、米国土の広範に甚大な被害をもたらし、地球全体を変えてしまうほどの威力を秘めた超巨大火山「スーパーボルケーノ」が眠る。

人類はまだ、その噴火の規模を体験したことはない。イエローストーンのスーパーボルケーノが最初に噴火したのは210万年前。その規模は、1980年に57人の死者を出した米セントヘレンズ火山噴火の少なくとも2万5000倍だったとされる。さらに130万年前と64万年前にも別の2つのスーパーボルケーノが超巨大噴火を起こした。

スーパーボルケーノは普通の火山のように円錐形の山の山頂に噴火口があるのではなく、前回の巨大噴火で地面が吹き飛ばされてできたカルデラと呼ばれる広大な窪地で形成されている。ユタ大学イエローストーン火山観測所のボブ・スミス所長は、活火山が集中する地形を表現する言葉としては、スーパーボルケーノよりも「ホットスポット」と呼ぶ方がふさわしいと解説する。

ハワイやアイスランドにも同様のホットスポットが存在するが、海底ではなく地底にホットスポットが存在するのはイエローストーンのみだという。

スミス氏らの観測によれば、イエローストーンは地表からわずか8キロの地底に硬い岩とマグマのたまりがある。その下には5万7000立方キロもの非常に高温の岩体があって、イエローストーンの温泉や間欠泉を発生させている。

これがもし噴火を起こせば、大惨事になるのは確実だ。スミス氏の著書によれば、まず付近一帯を大地震が襲い、続いて超巨大噴火が起きてイエローストーン国立公園は完全に消えてなくなる。噴火で生じる噴煙や溶岩は数百度に達して周辺のすべてを焼き尽くす。火山灰は米西部にまで到達し、ジェット気流に乗って空の便をまひさせ、世界の食糧供給が脅かされる恐れもある。瞬時に8万7000人の死者を出すとの推計もある。

気になるのは、次の噴火がいつ起きるかだ。

イエローストーンの過去3度の超巨大噴火は、約80万年の間隔で発生している。つまり、次の噴火が迫っているとの見方もできる。スミス氏はまた、2004年に地面が隆起し始め、10年になって再び沈むという現象を観測した。まるでスーパーボルケーノが呼吸しているようだったという。

ただし、地震などの観測や世界各地の実例などからおおまかな予測はできるとスミス氏は言い、慌てる必要はまったくないと言い添えた。

現時点ではそれよりも、地震や小規模の噴火が起こる可能性の方が大きく、そちらの方が懸念されるとしている。

1254とはずがたり:2022/03/17(木) 09:54:24
>福島県沖のマグニチュード(M)7.4、最大震度6強の地震は陸海のプレート境界より若干深く、海側プレート内部で発生

>ほぼ同じ位置で2分前にM6.1の地震があり、揺れが続く形

>すぐ近くでは昨年2月13日にM7.3、最大震度6強の地震が起きた

なんか凄い連続してるようだ。ほぼ同じ位置で2分起きで起きるってのはどういうことだ??

昨年2月の福島県沖地震近く 震源、規模同様も関連不明―気象庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031700294&amp;g=soc
2022年03月17日06時46分

 気象庁の中村雅基地震火山技術・調査課長は17日未明に記者会見し、福島県沖のマグニチュード(M)7.4、最大震度6強の地震は陸海のプレート境界より若干深く、海側プレート内部で発生したことを明らかにした。ほぼ同じ位置で2分前にM6.1の地震があり、揺れが続く形になった。すぐ近くでは昨年2月13日にM7.3、最大震度6強の地震が起きたが、関連性については「1年以上たっているので何か言うのは難しい」と話した。

1255とはずがたり:2022/03/22(火) 23:24:42
【大地震】千島海溝・日本海溝での地震に要警戒 内閣府がM9クラスの巨大地震に注意呼びかけ
https://news.yahoo.co.jp/articles/220280cf065ceff4420b7fc6b60639ff22ea951e
3/22(火) 13:02配信
STVニュース北海道

北海道から東北の沖合にある千島海溝や日本海溝で、マグニチュード7クラスの地震が起きた場合、国はさらなる巨大地震に念のため注意するよう呼びかける方針を決めました。

千島海溝や日本海溝でマグニチュード9クラスの巨大地震が発生した場合、北海道から東北の太平洋沿岸に最大で20メートルを超える巨大な津波が押し寄せ、およそ19万9000人が死亡すると想定されています。


このため内閣府は、千島海溝や日本海溝でマグニチュード7クラスのひと回り小さな地震が起きた場合には、さらなる巨大地震に念のため注意を呼びかけることが必要だとする報告書をまとめました。

内閣府は今後気象庁などと連携し、具体的な情報発信のあり方について、検討を進めることにしています。

1256とはずがたり:2022/04/03(日) 18:16:32

昨年2月の福島県沖地震近く 震源、規模同様も関連不明―気象庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031700294&amp;g=soc
2022年03月17日06時46分
福島県沖の地震について記者会見する気象庁の中村雅基地震火山技術・調査課長=17日午前1時45分ごろ、東京都港区

福島県沖の地震について記者会見する気象庁の中村雅基地震火山技術・調査課長=17日午前1時45分ごろ、東京都港区

 気象庁の中村雅基地震火山技術・調査課長は17日未明に記者会見し、福島県沖のマグニチュード(M)7.4、最大震度6強の地震は陸海のプレート境界より若干深く、海側プレート内部で発生したことを明らかにした。ほぼ同じ位置で2分前にM6.1の地震があり、揺れが続く形になった。すぐ近くでは昨年2月13日にM7.3、最大震度6強の地震が起きたが、関連性については「1年以上たっているので何か言うのは難しい」と話した。

1257とはずがたり:2022/04/24(日) 21:39:40
阿蘇のデカさやべえ。。
原発もたくさんあるのだが。。

阿蘇火砕流、170キロ離れ到達
9万年前の巨大噴火で、国内最長
https://nordot.app/890849417808691200?c=39550187727945729
2022/4/24 16:15 (JST)

1258とはずがたり:2022/06/21(火) 13:44:05
石川・珠洲市の「軍艦島」地震で崩れる…観光客「島の先端がガラガラと音を立てて」
読売新聞 / 2022年6月21日 7時54分
https://news.infoseek.co.jp/article/20220621_yol_oyt1t50041/?tpgnr=poli-soci
写真写真を拡大する
19日の地震で割れたホテルの窓ガラスを撤去する作業員(20日午後、石川県珠洲市で)=古厩正樹撮影

 19日に最大震度6弱を観測した石川県能登地方で20日午前10時31分頃、再び地震があり、同県珠洲すず市で震度5強を観測した。気象庁によると、震源は19日と同じ珠洲市内で深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・0と推定される。この地震による津波はなかった。

 各地の震度は同県能登町で震度4、新潟、富山県の一部で震度3など。2020年12月以降、能登地方の珠洲市周辺で地震活動が活発になっており、20日は震度5強の後にも同市で震度4を観測する地震が起きた。同庁は、「当面継続すると考えられる」として警戒を呼びかけている。

 石川県によると、20日午後9時までに、新たに同市の70歳代女性が軽傷を負ったことが確認された。負傷者は同市の10歳未満?80歳代の男女6人、能登町の70歳代女性の計7人となった。両市町の高齢者施設5か所では、壁のひび割れなどの被害があった。

 珠洲市の観光名所「見附島」(高さ約28メートル)では、19日の地震で斜面の一部が崩れた。見附島は、先端部が突き出た独特な形状から「軍艦島」とも呼ばれる。崩れやすい珪藻土けいそうどなどでできており、20日の地震でさらに崩落が進んだ。

 19日に家族4人で観光に訪れていた同県津幡町の男性(42)は、斜面が崩れて海に落ち、土砂が土煙となって舞い上がる様子を動画に収めた。「記念撮影中に強い縦揺れを感じ、慌てて息子2人の肩を抱えて踏ん張っていると、島の先端部がガラガラと音を立てて崩れ落ちた。まさか目の前で崩れるとは」と驚いた様子で話した。

1259とはずがたり:2022/08/06(土) 22:07:01

中国のロケットが燃え尽きずに批判されてたけどアメリカもあかんやん。。

スペースX宇宙船の破片、豪牧場で発見
8/4(木) 22:13配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/73a2a3a88af1487b69018067ee4896333a65ab0e
AFP=時事

【AFP=時事】オーストラリアの羊農場で黒焦げの宇宙船の破片が突き刺さっているのが見つかった問題で、当局は4日、破片はイーロン・マスク(Elon Musk)氏率いる宇宙開発企業スペースX(SpaceX )の宇宙船の一部だと発表した。

【写真】牧場に突き刺さったスペースXの破片

 破片が発見されたのは、シドニーから南西に車で約5時間ほどのスノーウィー山地(Snowy Mountains)に程近い、人里離れたダルゲティー(Dalgety)。7月9日に地表に落下したとみられている。

 天体物理学者のブラッド・タッカー(Brad Tucker)氏は先月、地元の農家らから連絡を受け、現場で破片を確認した 。

 何もない牧草地に巨大な破片が突き刺さっている様子は、まるでSF映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』の一場面のようで、「度肝を抜かれた」とAFPに語った。

 豪宇宙当局は声明を出し、破片はスペースXのものであると確認し、地元住民に対し、破片を見つけた場合は同社に連絡するよう呼び掛けた。

 タッカー氏は、今回の発見現場の近辺ではさらにスペースXの宇宙船の破片が見つかる可能性があると話した。

 宇宙船などの残骸の多くは海に落ちるが、世界中で宇宙開発が活発になるにつれ、地表に落ちる破片の数も多くなる可能性があると同氏は指摘。「人が多く住む地域に落ちるリスクがあり、それがどういう結果になるかわれわれは理解する必要がある」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

1260とはずがたり:2022/09/19(月) 12:07:05
火星の日没は、地球と違って青い
Dr. SSS 2019/06/22 - 11:02:06 天体の物理
https://www.sciencetime.jp/note/60

1261とはずがたり:2022/11/16(水) 20:35:14

災害は地球スレの此処としてきたが一寸変かな。。

浜松天竜区土砂崩れの検証会始まる “土砂の大部分が盛り土”
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20221115/3030018293.html
11月15日 16時34分

台風15号による記録的な大雨の影響で浜松市天竜区で発生した土砂崩れについて、市が委託した専門家を交えた原因究明のための検証会が15日から始まり、現場の調査結果から崩れた土砂の大部分が盛り土だったことなどが報告されました。

浜松市天竜区緑恵台では、ことし9月、台風15号による記録的な大雨によって土砂崩れが発生し、住宅3棟が巻き込まれ、3人がけがをしました。
市では、現場にあった盛り土が土砂崩れの原因になった可能性があるとして、委託した地盤工学の専門家2人を交えて検証を行うことになり、15日初めての会合が開かれました。
検証会は冒頭のみ公開され、土砂崩れについて、これまでの調査結果が市の担当部署から報告されたということです。
それによりますとボーリング調査などで現場の土壌を分析した結果、崩れた土砂3400立方メートルのうち大部分が宅地が造成されたあとに造られた盛り土だったことがわかったということです。
盛り土の高さは2.6メートルから3.2メートルほどあり、今も一部が残っているということです。
15日は、さらなる土砂崩れに備えた現場の安全対策が終わったことも報告され、専門家の了承が得られたことから周辺の12世帯26人に出されていた避難指示が15日正午に解除されました。
現場に残る4700立方メートルの盛り土のうち、およそ3300立方メートルは崩れる可能性があるため撤去作業は続けられるということです。
検証会に出席した浜松市道路保全課の加藤貞仁課長は、「これまで進めてきた調査の結果や安全対策について専門家の人たちに了承してもらえて、ひとまずほっとしている。引き続き残った盛り土の撤去作業について検討していきたい」と話していました。
市では今後、15日の検証会の内容も踏まえて土砂崩れが発生するまでの行政の対応を検証する第三者による会合を開くことにしています。

1262とはずがたり:2022/11/18(金) 18:13:22
テクノロジー 2022/11/15 13:00
地球から最も近いブラックホールの発見に天文学者たちは困惑
https://forbesjapan.com/articles/detail/51922?internal=ranking
Eric Mack ,
CONTRIBUTOR


ジェミニ天文台の望遠鏡を使って発見された地球に最も近いブラックホールとその伴星のイメージ画像(International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva/Spaceengine/M. Zamani)

太陽系の縁よりそれほど離れていない奥深い宇宙には、宇宙的にいうところの万物の謎に満ちた闇の中心がある。

先週ある天文学者チームが、地球からわずか1600光年にある休眠状態のブラックホールを見つけたことを発表した。これまでの観測されてきた距離の3分の1の近さだ。

ブラックホールのあらゆる物体を飲み込むパワーを論じる場合、その近さは当然ながら重要な特性となる。幸いなことに、本ケースでは休眠中であることも同じくらい重要となる。なぜなら、そのブラックホールは飽和状態にあるため脅威をもたらさないことを意味しているからだ。少なくともそう願いたい。

このブラックホールは、NSF(米国立科学財団)のNOIRLabが運営するハワイ島にあるGemini North(ジェミニ・ノース)望遠鏡を使って発見され、Gaia BH1(ガイアBH1)と命名されている(この連星系は当初、欧州宇宙機関の宇宙船ガイアからのデータを分析した結果発見され、ブラックホールを含む可能性のある連星系であると指定されていた)。

関連記事:「タイムトラベル」「瞬間移動」「ブラックホール」について、科学が今説明できること

質量は私たちの太陽の約10倍だ。BH1を中心とする星系は、ブラックホールを太陽に似た星が取り囲んでおり、私たちの太陽系をちょっと異様にしたような感じになっている。

「太陽の代わりにブラックホールを、地球の代わりに太陽を置けば、この星系になります」と宇宙物理学者のカリーム・エル=バドリーが説明するした。「このような星系を発見したという報告はこれまでにもたくさんありましたが、ほぼすべての発見がその後、否定されています。今回の例は、天の川銀河で恒星質量ブラックホールを広軌道で周回する太陽類似星を明白に発見した初めての例です」

エル=バドリーは、王立天文学会月報でこの発見を報告した論文の主著者だ。

「私たちのジェミニ追跡観測によって、この連星が通常の恒星と少なくとも1つの休眠ブラックホールからなっていることが合理的疑いの余地なく確認されました」とエル=バドリーは付け加えた。「観測されたこの星系の軌道に、ブラックホールが1つもないことを説明できる宇宙物理学的に妥当なシナリオを見つけることはできませんでした」

この星系が奇妙なのは、ブラックホールの形成に関する科学者たちの現時点での理解と適合しなていない点だ。BH1は、恒星として生まれた初期段階で、超巨星へと膨張するのに十分な大きさだった。実際、その伴星が現在のような太陽類似星へと成長するはるか以前に、それを呑み込むことができるくらい膨張していたはずだ。

関連記事:NASA探査車が火星で「未来のお宝」になる人類のゴミを発見

「この星系を通常の連星進化モデルでは容易に説明できないのは興味深いことです」とエル=バドリーは指摘する。「今回の発見は、この連星系がどのように作られたか、またこのような休眠ブラックホールがほかにいくつ存在するのかについて多くの疑問を提起しています」

おそらく最後の疑問が多くの人々にとって最も興味のあるところだろう。そしてさらに重要なのは、地球の近くにこのような休眠ブラックホールがもっとあるのかどうかだ。そして、果たしてブラックホールが休眠状態から覚醒することがあり得るのかどうか、それが最も重要だ。

最後の疑問には今後も特に注目していただきたい、ぜひ。

1263とはずがたり:2023/02/13(月) 18:45:14
燃料配管の詰まりが原因=イプシロン6号機打ち上げ失敗―JAXA
時事通信 / 2023年2月3日 21時55分
https://news.infoseek.co.jp/article/230203jijiX172/?tpgnr=poli-soci

 打ち上げ後に姿勢を乱し、失敗したイプシロンロケット6号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、姿勢制御装置に燃料を供給する配管が詰まったことが原因との見解を示した。同日開かれた文部科学省の部会で報告した。

 イプシロン6号機は昨年10月、第2段エンジンの姿勢制御装置の1系統が正常に作動せず、姿勢を乱して打ち上げに失敗。これまでの調査で、原因は燃料の供給弁が開かなかったか、配管が詰まった可能性に絞り込まれていた。 

[時事通信社]

1264とはずがたり:2023/04/29(土) 17:38:23

すげえ,,呼吸は量子力学的な性質を行ってるらしい。
コンデンサも繋がってないのに交流電源送れるのもトンネル効果?

https://www.youtube.com/watch?v=IkhHAtNYNe8
【学校で習わない理科】実は呼吸は量子力学【ゆっくり解説】【雑学】


「触媒パワー」の「量子トンネル効果」活用する生物の能力を知る価値
https://dailylife7millionyears.com/2020-9-30-enzyme-power
今回は、細胞のなか(のミトコンドリアの内膜)にある「酵素パワー」の元となる電子が、「量子トンネル効果」によって呼吸鎖を伝わることを見ていきましょう。

1265とはずがたり:2023/04/29(土) 17:50:53
これも面白い

【雑学】実はほとんどの人が左右を説明できないという事実【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=YYNBSS46H1Y

オズマ問題 : 物理法則を用いて「左右」を説明する
http://sla.cls.ihe.tohoku.ac.jp/learningtip/ozmaproblem/

オズマ問題
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%BA%E3%83%9E%E5%95%8F%E9%A1%8C

この問題は、3人の中国系アメリカ人の物理学者の研究で一応の解決を見た。まず、李政道と楊振寧によって、素粒子間に働く弱い相互作用では左右の区別がある可能性が示唆された(2人はこの功績により1957年のノーベル物理学賞を受賞した)。その後1956年、呉健雄によってコバルト60の放射性崩壊の実験ではS極の方から飛び出す電子の数が多い、すなわちパリティ保存が破れるということが発見された(ウーの実験)。現在は、時間に関してオズマ問題は存在するかどうかが物理学の大きな問題の一つになっている。

ウーの実験
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%AE%9F%E9%A8%93

1266とはずがたり:2023/05/05(金) 22:31:18
能登半島地震は「二つの意味で注意が必要」 地震調査委委員長に聞く
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6928373a6a3377842be02c88e671f276155dcce
5/5(金) 18:00配信
朝日新聞デジタル

能登半島の地震活動や地殻変動に関する仮説

 5日午後2時42分ごろ、石川県能登地方で最大震度6強の揺れを観測する地震があった。政府の地震調査委員会によると2020年12月ごろから地震活動が活発化し、警戒を呼びかけてきた地域だった。

【写真】気象庁による緊急の記者会見

 委員長の平田直・東京大名誉教授は今回の地震について「一連の地震活動で最大のもので、二つの意味で注意する必要がある」と指摘する。大きな地震があった後に起きる余震と、余震とは別に同程度の揺れが続く可能性だ。

 調査委によると、この地域では20年12月から今年3月末までに震度1以上の地震が302回起きた。そのうち震度3以上は45回。これまでの最大の地震は、昨年6月19日のマグニチュード(M)5・4、最大震度6弱だった。

 平田さんは、地震が2年以上、頻発していることから「数日経ってからも、少なくとも数カ月程度は同程度の揺れが続くと考えて備えるべきだ」と話す。

 最大震度6強の地震が起き、特に2〜3日は同程度の揺れが発生する可能性も高いため、厳重に注意する必要があるという。

 地震調査委員会は4月、震源が浅い場所に移動していることや電気伝導度の分布などから、一連の地震活動は「流体の移動が関与している可能性がある」とする評価をまとめている。

 平田さんは「沈み込んだプレートからの水か、日本列島の深部にたまった水が移動している可能性があるが、詳しいことは分かっていない。ただ、普通の地震活動とは違うので急にやむことは考えにくい」と注意を呼びかける。(佐々木凌)


能登半島地下に流体の可能性 地震の一因か、京大など調査で確認
https://mainichi.jp/articles/20221024/k00/00m/040/338000c?inb=ys
毎日新聞 2022/10/24 23:01(最終更新 10/24 23:01) 有料記事 509文字

 京都大などの研究チームは24日、能登半島の地下構造を調査した結果、深部に電気を通しやすい領域が見つかったと発表した。水などの流体が存在するとみられ、2020年12月ごろから活発化した地震活動の一因となった可能性があると説明している。

 チームは石川県珠洲市など能登半島の地表面32カ所に、地中の電気の通りやすさを観測する装置を設置。21年11月〜22年4月、地下約20キロまでの構造を推定した。その結果、珠…
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1267とはずがたり:2023/05/05(金) 22:32:16

去年の6月の記事

<再掲>火山のない能登、観測されていた異例の地殻変動と群発地震
https://mainichi.jp/articles/20220619/k00/00m/040/097000c?inb=ys
毎日新聞 2022/6/19 16:23(最終更新 6/19 18:29) 有料記事 1986文字

 石川県能登地方では、これまで地震が頻発していた。その原因を取材し、5月10日に掲載した記事を再掲する。(記事中のデータなどは、掲載当時のもの)

  ×     ×

 石川県能登地方で、これまでにない地殻変動と、それに伴うとみられる頻繁な地震活動が観測されている。3月には最大震度4の2回を含む計22回の有感地震(人が揺れを感じる震度1以上の地震)があり、この地域の1カ月の回数としては最多となった。専門家は「群発地震」とみている。また、地殻変動はここ3年半の間で隆起が3センチに達し、付近に火山などのない地域では異例といえる現象だ。考えられるメカニズムと地震活動の行方を探った。

 国土地理院は、能登半島先端の珠洲(すず)市で2018年12月以降22年3月までに約3センチの地面の隆起を観測した。一方、政府の地震調査委員会(委員長・平田直(なおし)東京大名誉教授)によると、18年から地震活動が活発になり、21年7月以降著しくなった。同年9月にはマグニチュード(地震の規模、M)5・1の地震があり、珠洲市で震度5弱を観測。20年12月から22年4月11日午前8時までの間に、有感地…
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1268とはずがたり:2023/07/04(火) 12:04:35

硫黄島新地図、面積1.3倍 火山活動で8メートル以上隆起―国土地理院が公開
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023060500528&amp;g=soc
2023年06月05日14時33分
【図解】国土地理院・硫黄島の新地図

【図解】国土地理院・硫黄島の新地図

 国土地理院は5日までに、小笠原諸島・硫黄島(東京都小笠原村)の地図を全面的に更新してホームページなどで公開した。活発な火山活動で大幅な隆起が続いており、2015年に公開した従来の地図に比べて標高が8メートル以上高くなった。面積は約1.3倍(約6平方キロ増加)の29.86平方キロとなった。

全国の標高新基準、公開へ 自動運転など対応―国土地理院

 新地図は昨年1月26日に撮影した航空写真や現地測量結果に基づく。海岸線を比べると、北西側の漂流木海岸で最大約800メートル移動。全地球測位システム(GPS)などで地殻変動を観測している電子基準点の場所では、島の西部が過去9年間で約8.3メートル、中央部が約6.8メートル、南端の摺鉢山が約1.3メートル隆起した。

1269とはずがたり:2023/07/04(火) 12:04:59
ンドネシアで噴火相次ぐ 地震も頻発、住民に不安広がる
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011500238&amp;g=int
2023年01月16日07時09分
11日に噴火したインドネシアのクリンチ山=12日、西スマトラ州(インスタグラムから)

11日に噴火したインドネシアのクリンチ山=12日、西スマトラ州(インスタグラムから)

7日に噴火したインドネシアのマラピ山=12日、西スマトラ州(インドネシア火山地質災害対策局提供)
【図解】インドネシアで最近噴火した山や地震発生地域

 【ジャカルタ時事】インドネシアで昨年12月以降、噴火や規模の大きな地震が相次いでいる。同国は環太平洋火山帯に属し、約130の火山やスマトラ断層があるため、もともと噴火や地震は多い。それでも住民からは「頻度が高くて、少し心配」という声も上がっている。

〔写真特集〕インドネシアでM5.6の地震

 昨年12月4日、ジャワ島東部にあるスメル山(3676メートル)が前年と同じ日に噴火。警戒レベルは当初、最高の「4」に指定され、多くの住民が避難を余儀なくされた。今月4日には、ジャワ島とスマトラ島の間にある火山島のクラカタウ山(813メートル)が噴火し、約3キロの高さまで火山灰が舞い上がった。
 西スマトラ州のマラピ山(2891メートル)も7日に噴火。11日に同州のクリンチ山(3805メートル)が火を噴くと、その約2時間半後、呼応するかのようにマラピ山が再び噴煙を上げた。
 地震も続いている。昨年11月下旬には西ジャワ州チアンジュール県でマグニチュード(M)5.6の地震が発生。震源が浅かったことなどから一部地域に被害が集中し、300人以上が命を落とした。その3日前にはスマトラ島南西沖を震源とするM6.9の地震があり、西ジャワ州では12月上旬にもM6.4と5.8の地震が相次いだ。
 今月10日未明には、同国東部のマルク諸島沖でM7.6の地震が発生し、一時津波警報が出された。現地では余震が続き、被害を受けた家屋などの近くで住民らが不安な日々を送っている。

1270とはずがたり:2023/07/26(水) 21:57:20
しらんかった

【ゆっくり解説】質量の正体は一体何なのか -質量の起源-
https://www.youtube.com/watch?v=8MgujS2YIOY

1271とはずがたり:2023/09/30(土) 18:41:48
フォッサマグナ
https://twitter.com/tohazugatali1/status/1707912534886637734

1272とはずがたり:2023/11/04(土) 21:40:22
地球に衝突した惑星「テイア」の残骸発見か、月の形成に寄与 新研究
2023.11.04 Sat posted at 12:25 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35211085-2.html

(CNN) 数十億年前に地球が形成される際、太古の惑星が衝突して破片が飛び散り、その破片が合体して現在の夜空を彩る月になった――。この点について大方の科学者の見解は一致している。

この理論は「ジャイアント・インパクト仮説」と呼ばれ、月と地球の基本的な特徴の多くを説明している。

だが、地球に衝突したとされる惑星「テイア」の存在については、これまで直接の証拠をつかめていなかった。太陽系内でテイアの破片は見つかっておらず、科学者の間では、テイアが地球に残した残骸は地球内部の高温部で溶解したとの見方が多かった。

しかし、テイアの残骸は部分的に残っており、地球内部に埋まっていると示唆する新理論が登場した。

科学誌ネイチャーに1日付で発表された研究によると、地球に衝突後、テイアの溶けた塊はマントルの中に沈み込んで固体化した。その結果、テイアを構成する物質の一部が地球の核の上方、地下約2900キロの位置に残ったという。

この理論が正しければ、ジャイアント・インパクト仮説を補足する新たな詳細を提供するだけでなく、地球物理学者の長年の疑問に対する答えにもなりそうだ。

地球の奥深くに二つの巨大な塊が埋まっていることは既に科学者が認識していた。「LLVP(巨大低速度領域)」と呼ばれるこうした塊は1980年代に初めて検出され、一つはアフリカの下、もう一つは太平洋の下に位置する。

これらの塊の幅は数千キロ。周囲のマントルに比べ鉄の濃度が高いため、地震波の測定で検出される。ただ、塊の起源については科学者にも分かっていなかった。

1273とはずがたり:2023/11/08(水) 17:54:49
ロケット施設爆発、専門家「品質管理に問題あったか」…JAXAトラブル相次ぐ
2023/07/14 11:47
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20230714-OYT1I50115/

1274とはずがたり:2023/12/18(月) 00:54:19
先日ASKAが月が人工物とか云ってたけどこんな動画見付けたw
まあ陰謀論をちゃんとバカにして,科学の範囲内で色々想像して楽しむには割と良いかも知れないw
https://www.youtube.com/watch?v=1rqzr88AL8Y

1275とはずがたり:2024/01/01(月) 19:32:40

悪いシナリオが的中したようだ

“能登群発地震”の原因は「東京ドーム23杯分の水」震度6強のあと研究者が考える2つのシナリオ
北陸放送
2023年6月14日(水) 19:25
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/538817?page=7

。5月5日のM6.5の地震の後、研究者の間では大きく分けて2つのシナリオが考えられています。

1つは、流体によって生じた断層のひずみが解消され、今後、徐々に地震活動が落ち着くという見方です。研究者が2023年3月に示したように、地殻変動は全体的に収束する傾向を見せていて、新たな流体の供給がないこともプラスに働いています。また世界的に見ても、この規模の群発地震は平均的に3年ほどで収束していて、一連の活動は終わりに近づいていると考えることができます。

一方、新たな懸念も浮上しています。5月5日の地震の前までは、震源の大部分は珠洲市北部の海岸近くに集中していました。
5月1日〜31日の震源分布図 震源域を珠洲沖セグメントが横切る(気象庁の図をもとに作成)

ところが、M6.5の地震の後、震源域が急激に北側の海域にも拡大。その震源域を横切るようにして走っているのが「珠洲沖セグメント」と呼ばれる海底活断層です。もし珠洲沖セグメントがずれ動くと、地震の規模はM7クラスに上ると予想されています。

研究者が今、「一番怖いシナリオ」と考えるのが、「流体が珠洲沖セグメントの深い所に達して、それがきっかけで大地震が起こる」こと。M6.5の地震が、珠洲沖セグメントでも地震を誘発するという考えです。西村教授は「活断層が隣にあるということは、隣で火事が起こっているのと同じような状態。危ない状態であることは間違いない」といいます。

そして海底活断層の場合、警戒をしなければならないのが「津波」です。石川県の津波浸水想定では、珠洲市北部の沿岸は地震発生から1分以内に津波が襲来すると予想されています。平松教授は「津波警報が出る前に津波が来ることも十分ありうる。強い揺れを感じたら、まずは津波の危険性を疑って避難行動をとってほしい」と呼びかけます。

1276とはずがたり:2024/01/07(日) 19:51:29

原発のある志賀町だけ震度6弱,後は震度3以下。可怪しいやろ。

機材などに異常なしとすると志賀町が揺れやすい特異点ってことになるが,そんな所に原発あるのはやばいやろということになるぞ。。

石川県で震度6弱の地震 津波の心配なし
日直主任
日本気象協会 本社日直主任
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2024/01/06/26901.html
2024年01月06日23:42


震度6弱観測点の震度計や設置環境に異常なし 石川県志賀町 気象庁が現地調査
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f7cab851d4aaf671a5bc22a8fba07571d155857?source=sns&amp;dv=sp&amp;mid=other&amp;date=20240107&amp;ctg=dom&amp;bt=tw_up
1/7(日) 19:21配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

きのう、震度6弱を観測した石川県志賀町の観測点について気象庁が調査を行った結果、観測機器や設置環境に異常はみられなかったことがわかりました。

きのう午後11時20分ごろ、石川県能登半島沖でマグニチュード4.3の地震が発生し、最大震度6弱の非常に強い揺れを志賀町香能で観測しました。

震度計が捉えた地震波のデータなどに異常はみられませんでしたが、周辺で震度4以上の揺れが観測されなかったことなどから、気象庁は、観測した揺れが本当に地震によるものだったかなどを確かめるため、きょう、現地に職員を派遣して調査を行いました。

その結果、震度計が設置してある台や周囲の地盤などの環境に異常は認められなかったほか、観測機器にも異常は見られなかったということです。

この観測点では、今月1日にマグニチュード7.6の能登半島地震が発生した際には最大震度7を観測していました。

TBSテレビ

1277とはずがたり:2024/02/18(日) 10:43:48
苦楽園大丸地区・高級住宅街なんで税金投入は躊躇されるよねぇ。。
橋の耐震補強だけでも補助金入れて補修した上で市に移管出来無いのかねぇ??

高級住宅街だけど道路は陥没...橋はボロボロ...『私道なので補修費6億円は住民負担』市に移管求めるも「ハードル高すぎる」住民嘆き【徹底
https://www.youtube.com/watch?v=ZqLS4igvYYc

1278とはずがたり:2024/05/24(金) 20:39:28
能登半島の“温泉水”に「群発地震の流体」が混入 地下深くから上昇か
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8247e78d71a5946753998cfd0a7a7cb52604b38?source=sns&amp;dv=pc&amp;mid=other&amp;date=20240524&amp;ctg=loc&amp;bt=tw_up
5/24(金) 19:28配信
MRO北陸放送

北陸放送

石川県珠洲市周辺では、およそ3年にわたって群発地震が続いていて、地下深くにある水のような流体が原因ではないかと研究者の間で指摘されていて、富山大学などの研究グループは24日、珠洲市周辺で採取した温泉水にこの流体の成分が含まれていたと発表しました。

【写真を見る】能登半島の“温泉水”に「群発地震の流体」が混入 地下深くから上昇か

石川県珠洲市周辺で2020年12月ごろから続いていた群発地震は、地下深くから上昇してきた水のような流体が原因とされていて、2024年1月の能登半島地震でも流体が海底活断層に影響を与え、地震を引き起こしたとする説が有力視されています。

富山大学や金沢大学などの研究グループは、珠洲市周辺で2022年から定期的に温泉水を採取し、中に含まれる化学成分の変動を測定する研究を行っていました。温泉水からは、地球内部のマントルに含まれるヘリウムの成分が多く検出され、群発地震の原因となった流体が温泉水に混入した可能性があることが分かりました。

富山大学の鹿児島渉悟特命助教は「流体の成分が徐々に上がってきていることが初めて分かった。このデータを役立てて、地下で起こっている現象を解析したい」と話しました。

2024年1月の地震の前後には、温泉水に含まれる成分が大きく変化したことも分かっていて、研究グループは地震前後のデータを比較し、地下でどのような現象が発生したか解明したいとしています。

北陸放送

1279とはずがたり:2024/05/26(日) 00:09:28

43テクネチウム
天然のテクネチウムは地球上では非常にまれな元素で、ウラン鉱などに含まれるウラン238の自発核分裂により生じるが、生成量は少ない。そのため、後述のように自然界からはなかなか発見できず、人工的に合成することで作られた。すなわち発見が自然界に由来しない最初の元素かつ最初の人工放射性元素となった。語源はギリシャ語の「人工」を表す "τεχνητ??"(technitos)。

61プロメチウム
1902年にチェコの化学者ブラウナー(Bohuslav Brauner)がネオジムとサマリウムの間の原子量の差が当時知られていた全ランタノイド中最大であることを発見し、この2元素の間に両者の中間的な性質を持った未発見の新元素がある可能性を示唆した[6]。 1913年に英国の物理学者モーズリーが原子番号が原子核中の正電荷(=陽子の数)に対応していることを発見(モーズリーの法則)し、これに伴ってそれまで原子量の順に配列されていた周期表が、正しく原子番号順の配置に改められた。 これによって、モリブデンとルテニウムの間の43番元素(テクネチウム)およびネオジムとサマリウムの間の61番元素(プロメチウム)その他が未発見であることが明確になった。しかし両元素とも知られている全ての核種が放射性で不安定であったため、その後発見されるまで時間がかかった。

75レニウム
地殻中においても、宇宙空間中においても最も希少な金属である。性質は一つ上のテクネチウムに酷似している。 ライン川のラテン名 Rhenus が語源[3]。 1946年以降ロシアによって実効支配されている択捉島では、ほぼ純粋な硫化レニウム(IV) (ReS2) の組成を持つレニウム鉱 (Rheniite) が発見されている。択捉島では火山の噴出ガスから回収されて生産されている。
76オスミウム
最も密度の高い天然元素であり、実験的に測定された(X線結晶学を用いて)密度は22.587 g/cm3である。メーカーは白金、イリジウムおよびその他の白金族金属との合金を使用して万年筆のペン先の先端、電気接触、および極めて大きい耐久性と硬度を必要とする用途に使用されている[2]。オスミウムは非常に希少な金属で、地球の地殻における元素の豊富さはレニウムと同様に最も少なく、50×10?12しか含まれていない。ギリシヤ語「臭い」を意味するοσμ?(osmi)に由来する。これは四酸化オスミウム OsO 4 {\displaystyle {\ce {OsO4}}}が独特な匂いを発するため。

84ポロニウム
安定同位体は存在しない。マリ・キュリーがポロニウムの存在を示唆した際に、ポロニウムを含む精製物がウランの300倍の放射活性を持つと記した[2]。この表現が一人歩きして、ウランの300倍の強さの放射能を持つという表現がされることが多いが、実際にはウランの100億倍の比放射能(単位質量当りの放射能の強さ (Bq/mol, Bq/g))を有し、ごく微量でも強い放射能を持つ(ただし、逆に自然界にはウランの100億分の1程度しか存在しない)。さらにポロニウムは昇華性があるため内部被曝の危険が大きく、厳重な管理の下で取り扱わなければならない。1898年7月、ピエール・キュリーとマリ・キュリーがウラン鉱石から発見[1]。
85アスタチン
約30の同位体が存在するが、安定同位体は存在せず半減期も短いため、詳しく分っていない部分が多い。 ギリシア語で「不安定な」を意味するastatosが語源。
87フランシウム
フランシウムはアスタチンに次いで地殻含有量が少ない元素である。最も半減期が長いフランシウム223でも22分しかないため、化学的、物理的性質はよく分かっていない フランシウムは自然に産出する元素の中で最も不安定な元素である。最も長い半減期を持つフランシウム223でも半減期が22分しかないため、秤量可能な量の単体金属及び化合物として取り出すことがほとんどできない。

118オガネソン
2002年にロシア連邦ドゥブナのドゥブナ合同原子核研究所で、ロシアとアメリカ合衆国の科学者の合同チームにより、加速器によってカリフォルニウムとカルシウムを当てることによって初めて合成された。既知の元素の中で最大の原子番号および原子量を持つ。放射性を持ち非常に不安定であり、2005年以降、わずか5つ(もしかすると6つ)の294Ogしか検出されていない[10]。ガネソンは第18族元素であるが、この族の他の全ての元素(貴ガス)と異なり、非常に反応性が高い[11]。かつては標準状態では気体であると考えられていたが、現在はいろいろな説があり、固体であると考えられている[11]。また、最近では、液体という説も有力になりつつあるため結局は何であるかはまだわかっていない。

1280とはずがたり:2024/08/18(日) 18:03:07
巨大地震直前に見られる「異常」、京都大研究グループが分析 「ノイズでないこと確信」予測の一助に
https://news.yahoo.co.jp/articles/d22cc451ca8f07dc46263eeabfc96e34c92ed3d7
8/18(日) 10:27配信
京都新聞

京都大学(京都市左京区)

 巨大地震の直前にみられる電離圏の異常は、地層のずれが始まった震源域で水が「超臨界状態」になることで引き起こされる可能性が高いと、京都大学の研究グループがこのほど発表した。巨大地震の事前予測に生かしたいという。

【グラフィック】大地震が「異常」を引き起こすメカニズム

 電離圏は電子密度の高い大気上空の領域で、高さ約300キロ前後で最も電子の密度が濃い。京大情報学研究科の梅野健教授らのグループは、2011年の東日本大震災、16年の熊本地震など国内外の大地震について、人工衛星のデータから電離圏の情報を分析。マグニチュード6超クラスの地震では、地震発生の約1時間前から震源域上空の電離圏で局所的な乱れが起きることを確認していた。

 今回、地層のずれが破砕層に含まれる水にどのような影響を与えるかに着目した。破砕層内部の水は高温高圧下で、気体と液体の中間的な性質を持つ超臨界状態となって絶縁性を示し、破砕層が帯電。その影響で電離圏に向けた電界が生じ、電子密度に乱れを引き起こすという。

 今後、研究成果の実証を進めるとともに、電離圏の観測網を充実させて大地震発生を事前に警告する防災システムの実現を目指すという。梅野教授は「地震と電離圏の異常を定量的に説明できる理論となり、地震発生前の電離圏の異常が単なるノイズではないことが確信になった。どの程度の規模の地震で異常が起きるのか、さらに詳細な研究を進める必要がある」と話している。

 研究成果は国際学術誌にオンライン掲載された。
記事に関する報告

1281とはずがたり:2024/08/24(土) 00:27:53
宇宙葬打ち上げ失敗。120人分の「遺灰が入ったカプセル」がバラバラに散る
https://www.gizmodo.jp/2024/08/rocket-nasa-astronaut-cremated-remains-destroyed-1.html?utm_source=dlvr.it&amp;utm_medium=twitter&amp;utm_campaign=531bf5b2adfb73caec6df4f36904c626
2024.08.08 16:35

20,148

author Passant Rabie - Gizmodo US [原文] ( satomi )

1282とはずがたり:2025/03/10(月) 18:17:45
磁場(惑星の)
https://astro-dic.jp/planetary-magnetic-fields/

惑星の磁場は、惑星内部にある電気伝導度を持つ流体の運動によって生成され維持されていると考えられる。この流体が磁場中で対流を起こすと電流が生じ、その結果、新たな磁場が生成される。それがもとの磁場を強め電流のオーム散逸を上回る場合、磁場は維持される。このようなメカニズムをダイナモ作用という。

地球型惑星のうち現在でも磁場が維持されているのは地球と水星である。このため、地球と同様に水星でも核の一部は融けていると考えられる。現在の火星には磁場はないが、表面の地殻に残留磁化があり、過去に地球と同様の磁場が存在していた時期があったことを示唆している。金星も現在は磁場がない。金星の場合、地表温度が高く磁性が失われるキュリー温度に近いので残留磁化は確認されていない。このため金星で過去に磁場が存在したかどうかはわからない。


木星型惑星である木星、土星、天王星、海王星は、いずれも磁場を持ち、それに伴うオーロラの観測もされている。特に木星の磁場は最も強く、磁気双極子モーメントで表すと地球の約2万倍になる。磁気軸と回転軸との関係は惑星間で大きく異なっている。特に天王星と海王星では両軸の方向が大きくずれているだけでなく、磁気双極子モーメントの中心が惑星中心から大きくずれている。これは磁場を生成する流体運動が惑星の中心付近ではなく、惑星半径の半分より外側の領域で起こっていることを反映していると考えられている。

1283とはずがたり:2025/05/10(土) 11:32:42
>エントロピック重力理論では、重力とは「物体の位置に関する情報量の変化によって生じるエントロピー的な力である」と説明される。物体の位置が変動することによって、情報量としてのエントロピーが変化し、この変化が重力という形を取って現れるという。

第187話 ダークマター解決。ヴァーリンデ教授のエントロピック重力理論
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881148365/episodes/1177354054882246602

で、全然話は変わりますが、物理学でダークマターが解決したそうです。


記事を写します。

ライデン天文台(オランダ)の天文学者マーゴット・ブラウワー氏らの研究チームは、宇宙における重力分布の測定データを分析し、「エントロピック重力理論(ヴァーリンデ理論)」と一致する結果を得たと報告した。エントロピック重力理論は、2010年にアムステルダム大学の理論物理学者エリック・ヴァーリンデ教授が発表した重力についての新理論。重力とは「電磁気力」「強い力」「弱い力」と並ぶ自然の基本的な力ではなく、実は「見かけの現象」に過ぎないとする理論であり、発表当時、物議を醸した。この理論に立つと、宇宙の全質量・エネルギーの約27%を占めるとされる目に見えない未確認の重力源「暗黒物質(ダークマター)」を想定しなくても良くなる点も注目されている。ブラウワー氏らの研究論文は「英国王立天文学会月報」に掲載された。


研究チームは今回、3万3000個超の銀河の周囲での重力分布を測定し、それらのデータがヴァーリンデ理論による予測値と一致するかどうかを調べた。その結果、観測された重力分布はヴァーリンデ理論とよく一致していることが確かめられたという。


重力分布の測定には「重力レンズ効果」を用いる。銀河の重力によって銀河の周囲の空間が歪むため、歪んだ空間がレンズの役割を果たし、その空間内を通る光の進路が曲がる。これによって手前の銀河のまわりでは背後の銀河の像がわずかに歪む。この歪みを測定することで重力分布を調べることができる。


重力レンズを使って調べると、銀河の周囲では、アインシュタインの一般相対性理論から予想されるより強い重力が、銀河の半径の数百倍に及ぶ範囲に広がっていることがわかる。一般相対性理論に矛盾しないようにこの重力分布を説明するには、見えない重力源であるダークマターの存在を仮定する必要がある。一方、ヴァーリンデ理論では、ダークマターを想定せず、目に見えている天体だけを重力源として計算しても観測結果を上手く説明することができる。


ブラウワー氏は「ダークマターを仮定しても銀河のまわりの重力分布は説明可能である」と指摘する。つまり、今回の研究によってダークマターの存在が直接否定されたわけではない。ただし、ダークマターによる説明では、実際の観測で得られたデータと合致するようにダークマターの質量を決める必要がある。つまり、理論と現実を一致させるための自由変数として、ダークマターの質量が使われている。一方、ヴァーリンデ理論はこうした自由変数を利用しておらず、理論から直接導出した予測値が実際の観測結果と一致するという強みがある。


今年11月には、理論提唱者であるヴァーリンデ教授本人も、エントロピック重力によって「銀河の回転速度問題」を説明できるとする論文を発表した。渦状銀河の外縁部は、非常に速い速度で回転していることがわかっているが、目に見える通常の天体の質量にもとづく計算ではこの速度の説明がつかない。この問題を既存の重力理論の枠内で説明するには、目に見えない大量のダークマターを重力源として想定する必要があった。


エントロピック重力理論では、重力とは「物体の位置に関する情報量の変化によって生じるエントロピー的な力である」と説明される。物体の位置が変動することによって、情報量としてのエントロピーが変化し、この変化が重力という形を取って現れるという。つまり、重力とは、エントロピー変化にともなう見かけ上の現象ということになる。


この主張は、「電磁気力」「強い力」「弱い力」と並ぶ自然の基本的な力として重力をとらえる従来の物理学理論とは大きく異なっている。また、「情報」という概念を使って重力について説明しているところも、エントロピック重力理論の特徴である。三次元空間内の情報はすべて二次元平面に保存されるとする物理学上の仮説「ホログラフィック原理」とも深く関わっている。


重力レンズ効果による銀河の像の歪み(出所: Netherlands Research School for Astronomy)

http://n.mynv.jp/news/2016/12/22/230/images/001l.jpg

http://news.mynavi.jp/news/2016/12/22/230/

1284とはずがたり:2025/05/10(土) 11:33:12
>>1282
【衝撃】そもそも重力なんてなかった!?未だ解明されてない重力の謎6選
宇宙大好きレキシカちゃん

チャンネル登録者数 12.5万人

https://www.youtube.com/watch?v=8eFOBmY0QfI

1285とはずがたり:2025/05/10(土) 11:37:12
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E9%87%8D%E5%8A%9B
エントロピック重力


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