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宇宙

537とはずがたり:2014/02/05(水) 22:09:38

>異種交配が人類のあらゆる進化において普通のプロセスだったということかもしれない
すぐ交雑しちゃうアブラナ科みたいな感じ?

2013年 12月 05日 16:51 JST
旧人類の異種交配、意外に広範だった?=英科学誌
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304906204579239362111641616.html?dsk=y
By ROBERT LEE HOTZ

 4日英科学誌ネイチャーに掲載された研究論文によると、これまで知られているものの中で最古となる30万年以上前の旧人類のDNAの解析で見慣れないDNAが発見された。これは、氷河期の欧州では人類の間で、従来考えられていた以上に広範に異種交配が行われていたことをうかがわせるという。

 ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のマティアス・マイアー博士率いる遺伝学者らは、スペイン北部で発見された大腿(だいたい)骨の化石からこれまでに発見された中で最古のDNAを抽出した。この化石は、シマ・デ・ロス・ウエソス(骨の採掘抗)と呼ばれる洞窟の底の冷温多湿の場所で発見されたもので、ここでは未知の種に属する28人分の骨の化石が見つかっている。

 それらの骨から判断すると、現生人類の祖先であるこの種は、ずんぐりとしておりがっちりした胸を持つネアンデルタール人のようだった公算が大きい。しかしマイアー博士らの分析結果によると、この古い人類の母方のDNA(ミトコンドリアと呼ばれる特殊な細胞構造から採取する)は、ネアンデルタール人のそれとも、現生人類のそれとも異なっていた。最も近いのは、「デニソワ人」と呼ばれる謎めいた種だという。

 デニソワ人も、、シベリアの洞窟(デニソワ洞窟)で発見された少女の指先の化石からそのDNAが初めて確認された2010年まで知られていなかった。この少女の化石は約4万年前のもので、ネアンデルタール人、解剖学上の現生人類、それにデニソワ人がその時期に共存していたことになる。

 今回、これよりはるか昔、つまり30万年以上前の人類から、母方のDNAの明白な断片が出てきたわけで、発見を知った人類起源の専門家たちは、DNAという遺伝の生化学的痕跡に記録された祖先たちの関係が不可解になったと当惑している。

 例えばニューヨークにある米自然史博物館の人類学者イアン・タタソール氏は、「誰もこれをどう解釈したら良いか分からない」と述べた。同氏は「われわれは何か未知のものの前に掛かったカーテンの端を開けようとしているが、それは今まで考えたこともなかったほど複雑な何かだ」と話した。同氏はこの研究に関わっていない。

 専門家たちは、今回発表された研究によって明らかになった母親から子供へそのまま継承されるミトコンドリアDNAの謎めいた系統を説明する4つの仮説を挙げている。その仮説とは、①スペインのシマ洞窟の人々は、1つの明白な種で、デニソワ人と交配していた。また、デニソワ人の祖先と関わっていた可能性もある、②シマの洞窟の人々はデニソワ人とネアンデルタール人両方の祖先だった、③シマの洞窟の人々は欧州かアジアのどこかに住んでいたもっと古い人類(ホモ・ハイデルベルゲンシスなど)と関わりがあった、④この全てが真実だった、の4つだ。マイアー博士は「私は異種交配が広く行われていた可能性が非常に高いのではないかとみている」と話した。

 実際、旧人類と現生人類の遺伝子についての2010年に発表されたゲノム分析によれば、今日のどの非アフリカ人にもネアンデルタール人のDNAがわずかに残っているという。昨年、マックスプランク研究所の研究者は、一部の人々にはデニソワ人のDNAも残っており、南太平洋の島国の一部の人々にはそれが6%にものぼるという。

 アリゾナ大学の集団遺伝学者マイケル・ハマー氏は「このことは、われわれの種の進化について興味深いことを教えてくれる」と述べ、「異種交配が人類のあらゆる進化において普通のプロセスだったということかもしれない」と語った。


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