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宇宙

213とはずがたり:2010/01/10(日) 14:15:00

桜島「ドカ灰」、市民生活直撃 農作物も数億円被害
http://www.asahi.com/national/update/0109/SEB201001090017.html
2010年1月10日8時1分

 地震などを伴う爆発的噴火が昨年1年間で548回と、観測史上最多を記録した鹿児島の桜島。年が明けても活動は活発で、全国の活火山で唯一、噴火警戒レベル3の入山規制が続いており、市民生活にも様々な影響が出ている。

 これまでの桜島の噴火の観測最多記録は1985年の474回で、この年の降灰量は約2400万トンだった。昨年はその10分の1の240万トン程度で済んでいるが、それでも鹿児島市では15年ぶりの本格的な降灰となった。

 鹿児島では多量の降灰を「ドカ灰」と呼ぶ。市街地にドカ灰が降った日も多く、市は路上の灰を取り除くロードスイーパー(路面清掃車)を桜島島外で9年ぶりに本格稼働させた。昨年の稼働日数は11月末で26日。散水車も含めて延べ561台を動かしたという。

 灰を捨てるための専用のポリ袋「克灰袋(こくはいぶくろ)」も、約18万世帯に配った。「灰を克服しよう」と名づけられ、一時は鹿児島の名物になっていたが、島外への配布は7年ぶりだった。1日で1平方メートルあたり243グラムの降灰があった昨年4月9日以降は、袋の数が足りなくなり、600万円をかけて120万枚を買いたした。

 農業被害も。県や市によると、ビニールハウスに積もった灰が日照を遮ったり、作物に直接かかって傷が付いたりして、島内を中心に白菜やキャベツ、ミカンなどに数億円単位で被害があった。

 風評被害も出ている。桜島島内の宿泊施設では、噴火を知った県外客からキャンセルが相次いだ。「国民宿舎レインボー桜島」では、多い時期で1日20件程度の問い合わせがあった。担当者は「新型インフルエンザとのダブルパンチになった」と嘆く。

 一方で、降灰がプラスになった業種も。降灰があった翌日のガソリンスタンドには洗車待ちの車の列ができた。灰は水分を含むと硫酸と同じ成分になり、放っておくとサビなどの原因になるからだ。九州南部で45店を展開するミスミ(鹿児島市)では、炎天下で車の傷みやすい7月の洗車売り上げが前年同月比5割増。昨年は年間を通じても2割ほど増えた。上野康志石油卸部長は「桜島のご機嫌次第だが、ピークだけを見れば潤ったと言える」と話した。

 久しぶりの本格的な降灰だが、鹿児島市民の多くからは「80年代はもっと灰がすごかった」「この程度ならまだまし」といった声も聞かれる。しかし、京都大学防災研究所火山活動研究センターの井口正人准教授は「降灰量こそ85年に比べて少ないが、確実に活発化している。いざ大噴火が来た時に驚いても遅い。いずれ大噴火はやって来るという覚悟を今から持つことが大切」と、警戒を呼び掛けている。(森本浩一郎)


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