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宇宙

101やおよろず:2007/04/20(金) 06:29:45
GPS網の構築加速 中国「北斗」6基目軌道

http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070420/chn070420000.htm

 【北京=野口東秀】中国は今月14日、地球で動くものを追尾する衛星利用測位システム(GPS)「北斗」の6基目の衛星を打ち上げ、軌道に乗せた。今後、打ち上げるペースを加速させ、米国に匹敵する自前の測位体制(計35基)を構築するとみられる。GPSはミサイルの精密誘導、艦船・航空機の位置情報の把握に欠かせず、GPS網の構築は軍事力増強の飛躍的な一歩となる。

 「北斗」の衛星打ち上げは2000年10月から始まり、6基目は四川省の西昌衛星発射センターから「長征3号A」ロケットで打ち上げられた。このうち5基が稼働中とされ、中国側は今回打ち上げられたのは「5基目」と発表している。

 今年中にさらに数基が打ち上げられ、中国と周辺諸国をカバーするGPSによるサービスが始まるとみられる。

 中国測位システム技術応用協会は「衛星誘導技術は国家の総合力の重要な部分」と位置づける。中国側は、船舶や列車などの運輸▽石油探査▽交通管制▽森林防火▽災害予測▽通信▽警察活動▽土木工事−など「北斗」の経済的な利用価値を強調する。

 2010年ごろには中国のGPSサービスの市場規模は100億元(約1500億円)を超え、関連産業を含めればその5〜10倍になるとの推計もある。

 GPSは米国防総省が軍事用に開発した。アフガニスタン攻撃やイラク戦争で使用されたミサイルの大半がGPSで誘導されており、現代戦争には不可欠なシステムだ。

 昨年の「中国の宇宙白書」は「新世代の運搬ロケット技術開発」とともに「GPS構築」を優先項目に掲げ、軍事転用できる分野に力を注ぐ方針を明示している。

 中国の軍事研究者は「戦争は宇宙から始まる」と指摘する。中国軍は台湾海峡有事の際、米国に軍事介入を思いとどまらせるため弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦などを太平洋に展開すると予想されるが、同研究者は「自前のGPSがない場合、反撃能力、作戦遂行に決定的な差がつく。陸・海・空・天(宇宙)の“四位一体”の国防形成が必要だ」と明言している。

    ◇

 ■衛星利用測位システム(GPS) 軍事研究者によると、GPSは米国が24基体制を構築し、独占状態を続けてきた。しかし、ロシアは現在、「グロナス」衛星17基程度を稼働させており、米国の一国支配は崩れた。露側は24基体制を目指している。欧州連合(EU)も「ガリレオ」計画を進めており、中国も2003年、計画に資本参加したが、ガリレオ計画の進捗(しんちょく)は不透明だ。中国の「北斗」は初期段階として3基で国内をカバーし、3基を打ち上げた時点で「初期段階のシステムは完成した」(解放軍報)とみられる。


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