[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
宇宙
1000
:
とはずがたり
:2017/06/10(土) 10:47:17
他にも多くのものが見えます もっと拡大してみましょう 先にお見せした パークス電波望遠鏡による 低解像度でモノクロの 銀河系中心部分の画像に戻り 徐々にGLEAMの画像へと 移行していきます その解像度は100倍も向上し 夜空をカラーで見ることができます 自然の色であり フォルスカラー(合成した色) ではありません 電波の真の色なのです 最も低い周波数を赤で表現し 最も高い周波数を青 中間を緑にしています これで虹色のように表現できます 単なるフォルスカラーではありません この画像の色は 宇宙で起きている物理的な過程を 我々に伝えています 例えばこの銀河面に沿って見てみると シンクロトロン放射で輝いていますが これは赤っぽいオレンジに見えます しかし もっと注意深く見ると 小さな青い点が見えます 拡大してみると この青い点は とても明るい星の周りに輝く イオン化したプラズマと分かります ここでは 星が赤い光を遮っているため 青く見えているのです ここから 我が銀河系における 星が誕生する領域について 知ることができます こういったものは 直ぐに見つかります 銀河系を観察すれば 色によって そこにあると分かります
小さな石鹸の泡のような 円形の像が 銀河面の周辺に見られます これは超新星の残骸です 星が爆発を起こすと その外殻が飛び散り 物質を集めながら 宇宙空間へと広がっていき 小さな殻を形成します 超新星の残骸の行方は 天文学者にとって 長い間 謎となっていました 我々が観測している シンクロトロン放射を生成するには 放出する面に大量の高エネルギー電子が 存在するはずですが これは超新星の残骸によって 生成されたと考えられます しかし その量は多くはありません 幸運なことに GLEAMは超新星の残骸を とても精度良く検出できるので 近々 新たな論文が発表できるとの 期待があります
ここまでは結構なことですね 我々は宇宙のほんの一部を 探究したわけですが 私はもっと深い宇宙 遠くまで探求したいと思いました 銀河系の先まで探求したかったのです 運よく 右上にとても興味深い天体が 写っています これは近くにある電波銀河 ケンタウルス座Aです 拡大してみると 2本の巨大なプリューム(柱状のもの)が 宇宙空間へと突き出ているのが見えます 2つのプリュームの間にある 中心部分に注目すると 私たちの銀河系と似た銀河が見えます 渦巻銀河で 塵吸収帯がある― 普通の銀河です しかし このジェットは 電波でしか見ることができません 可視光を見ているだけでは 銀河本体の数千倍もの大きさがあるのに その存在すら知ることがありません
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板