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宇宙
750
:
とはずがたり
:2015/10/29(木) 11:54:37
>>749-750
当然のことながらわれわれは呼吸をしなければならない。これには機械が役に立つ。NASAは2020年に火星に「Moxie(モキシー)」という実験装置を試験用に運び込む予定だ。この装置で火星の大気を処理して酸素を取り出し、ロケットの燃料や呼吸に使う。
移住者たちはやがて困難な火星での生活にいら立ちを募らせて、地球のような環境を作ろうと言い出すだろう。このテラフォーミング(惑星地球化計画)の目的は火星の気温を上げることである。極地方の気温が数度変われば、さまざまな現象が起きる。気温を上げるには、巨大な鏡のようなソーラーセイル(太陽帆)を軌道に乗せて、極地方に太陽光を反射させる方法がある。気温はすぐに数度上昇し、これをきっかけに連鎖反応が始まる可能性がある。極地方の凍った二酸化炭素がガスに変化すれば、大気は厚みを増し、より多くの太陽エネルギーを蓄えることができるようになる。こうして火星で温室効果ガスが繰り返し発生するようになる。数十年以内に、赤道付近の温暖な地域では液体の水が流れるかもしれない。水があれば植物が育ち、大気中の酸素がさらに増える。水蒸気が増えればより多くの放射線を遮断できるだろう。
われわれはこのような人間を火星人と呼ぶようになるだろう。彼らが地球を訪れるときには特別な宇宙服やヘルメットが必要になるかもしれない。
こうしたことは大ごとに思えるかもしれないが、10億年後には寿命が近づいた太陽が膨張し始め、地球を吸収して火星も脅威にさらされることを考えなければならない。太陽系の他の惑星と比べれば火星は天国だ。いつか人間は当たり前のように宇宙旅行をする種となって、全く別の太陽系で地球のような住まいを見つける必要がある。火星への移住はそのための練習である。
(筆者のスティーブン・ペトラネック氏は米科学雑誌「ディスカバー」の元編集長。著書に「How We’ll Live on Mars<われわれは火星でどのように暮らすのか>」がある)。
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