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宇宙
954
:
とはずがたり
:2017/04/13(木) 22:22:05
<青森・謎の穴>行政も対応困った 価値判断難しく
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/region/mainichi-20170413k0000m040050000c.html
04月12日 19:32毎日新聞
青森県つがる市の麦畑で3月上旬、謎の穴が見つかった。「隕石(いんせき)が落ちた跡では」と宇宙へのロマンが広まり、畑の所有者が重機で掘り返したが何も見つからなかった。「専門家の調査まで待ってほしかった」との声もあるが、そもそも学術的に価値のあるものが突然現れても、行政側も対応できる態勢がないという現実がある。どうするのがベストだったのだろうか。【一宮俊介】
「もしクレーターや隕石が落ちた跡なら学術的に重要なもの。観光名所にもなりえた」。そう話すのは国立天文台(東京都)の縣(あがた)秀彦准教授だ。穴は南北に約2メートル、東西に約3メートルの楕円(だえん)形で、深さ約1.5メートル。縣准教授によると、これほど大きなクレーターのような穴が国内で見つかるのは非常に珍しいという。人類誕生の謎を解く手がかりが見つかる可能性もゼロではなく、縣准教授は「専門家が調査するまで現場を丁寧に保存すべきだった」と指摘する。
謎の穴は、麦畑を所有する小田桐賢一さん(48)の父親が3月上旬、一面を雪に覆われていた畑で見つけた。小田桐さんは「隕石の跡かも」という期待感と「何もしないと(うわさが広まり)誰かが畑に入って荒らされてしまう」という懸念から、約2週間後に重機で穴を掘り起こしたが、何も見つからなかったため埋め戻した。穴が何だったのかは謎のままだ。
◇「見守るしかなかった」
掘り返した直後、短文投稿サイト「ツイッター」では「専門家の到着を待ってほしかった」との意見もあったが、「所有者を責めるべきではない」との声も書き込まれた。可能性を秘めていたかもしれない穴を保存する手立てはなかったのか。浮き彫りになったのが「価値判断の難しさ」だ。
穴の周辺には何らかの物質が飛び散っていた可能性がある。穴の形状から物体が飛んできた方向なども推測できるため、全体を保存する必要があった。だが、畑に突如現れた穴を学術的に貴重だと判断するのは専門家でも難しく、一般人には不可能に近い。今回も掘り起こす直前には既に穴の周辺が踏み固められていた。
行政も身動きが取れなかった。例えば、住宅を建築中に敷地内で古墳などの保護すべき遺跡が見つかった場合は、文化財保護法によって行政は掘削行為などの停止や禁止を命じることができる。だが、つがる市教委などによると、隕石の落下は通常想定していないため、対応できる専門の部署や担当者はなかった。市として積極的に関わることもできず「見守るしかなかった」と困惑する。
◇連絡態勢や資金の問題も
課題として指摘されているのは、学術的な意義が見込まれる現象が起きても、それを専門家につなげる連絡網が整備されていないことだ。青森県内でも地学の専門家はほとんどいないのが実情で、地質学が専門の県立郷土館の学芸主幹・島口天さん(49)は「青森県は自然を売りにしているわりには態勢が薄い」と嘆く。
また、穴の保存が必要だとしても、金銭的・人員的な支援がない中では当事者が自力で保存をするのはハードルが高い。小田桐さんも「他人が畑に入らないようにするために周辺に柵を立てる余裕まではない」と話す。
一連の騒動で明らかになったのは、「科学的な視点」が専門家以外には十分に根付いていないということだ。縣准教授ら天文学の研究者たちは、突発的な自然現象が確認された場合の対応マニュアルの作成を検討している。発見時の相談窓口をどこにするのかや、現場保存に必要な資金の集め方などで、縣准教授は「今回の事態で本来はどのように対応すべきだったかをまとめたい」と話している。
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