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宇宙

66杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/07/30(日) 17:00:43
某「火の玉教授」氏は「有人宇宙飛行で実用化した技術は無い」なんて『ダ・カーポ』の連載で仰ってましたけど。

この技術、宇宙育ち エアバッグ・耳式体温計…
http://www.asahi.com/business/update/0730/004.html
2006年07月30日15時41分

 スペースシャトルが1年ぶりに飛行を再開し、日米欧による国際宇宙ステーションの建設が急ピッチで進む見通しになった。宇宙開発は夢やロマンと絡めて語られることが多く、具体的な成果の見えにくい場合も少なくなかったことから、「無駄遣いだ」との空気がつきまとってきた。だが、私たちの身の回りでは、今やいたるところで「宇宙の技術」が使われている。宇宙ステーション完成後に控えている月面探査では、月の資源の利用というかつてない実益も視野に入っている。

■民生転用で快適生活

 4月に売り出されたその塗料は、小麦粉を水で溶いたような質感をしている。特殊なセラミックの微粒子が主成分。屋根や壁に塗れば、夏は屋外の熱が侵入するのを防ぎ、冬は室内の熱を逃がしにくくする。

 開発した日進産業(東京都板橋区)の石子達次郎社長は「冷暖房費を2〜3割は節約できる。売れゆきは好調です」という。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)とライセンス契約して開発した。「零下100度〜プラス150度」という幅広い断熱性能を支えているのは「宇宙の技術」だ。

 日本の主力ロケットH2Aの先端には、人工衛星を収めるカプセル(フェアリング)がある。上昇する際、空気との摩擦でフェアリングの外側は最高300度にもなるため、精密機器である衛星を熱から守る断熱材が塗られている。

 社員16人ほどの日進産業は、10年以上前に独自開発した断熱塗料を、JAXAの技術をもとに改良した。「これまでも新幹線の車両基地や学校、コンビニ、住宅などで幅広く使われてきましたが、より幅広い温度に対応できる製品ができた」と石子社長。「抜群の技術力があっても、中小企業が信頼されるのは難しい。JAXAと提携しているという事実が信頼の証しとなる」という「波及効果」もある。

■新製品、年40〜50種

 米航空宇宙局(NASA)は、58年の設立時から、宇宙技術の民生利用を数多く実現してきた。

 人類初の月探査を実現した60〜70年代のアポロ計画では、▽月までの距離を測定する技術→レーザーメスなどのレーザー装置▽月面の画像のデジタル信号を処理するプログラム→医療用CT(コンピューター断層撮影装置)などの画像処理システム▽宇宙食→インスタントコーヒーを始めとするフリーズドライ食品、といったものがあった。

 こうしたスピンオフ(技術移転)は76年以降、約1400件。新製品は年40〜50種類にのぼっている。NASAは「米国人の日常生活は、幅広い分野で宇宙技術の恩恵を受けている」。

 日本発のスピンオフもある。

 例えば、地球資源衛星ふよう1号(92年打ち上げ)の資源探査技術を応用した糖度センサー。熊本県のミカン、長野県の桃やリンゴ、北海道のトマトなど全国各地の産地で、皮をむかずに糖度を調べる作業に活躍している。7月には、野菜の新鮮度を調べる小型測定器も売り出された。

 ロケットエンジンの振動防止装置を応用し、地震の時に建物の揺れを減らす装置も開発された。JAXAによると、「04年の新潟県中越地震で、この免震装置に救われた建物がある」という。

 JAXAが持つ約1千件の特許のうち、スピンオフに適しているのは100件くらい。新たなニーズを開拓するため、JAXAは、産業界の事情に詳しいコンサルタント3人と契約している。

 知的財産グループの寺澤勝也グループ長は「年に最低1件の大型スピンオフをまとめるのが約束だ」。ノルマを達成できず、クビを切った例もあるそうだ。

 企業とのライセンス契約は、細かいものも含めて年間40件ほど。JAXAの収入は年間1000万円で、同1800億円の宇宙予算に比べて微々たるものだ。「目先の利益よりスピンオフの拡大を優先し、ライセンス料を製品の売り上げの4%以下に抑えている。お買い得ですよ」と寺澤さん。


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