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宇宙

989とはずがたり:2017/05/25(木) 10:22:32
>>988-989
白亜紀の大量絶滅
白亜紀後期にも大量絶滅が起こります。その絶滅規模は凄まじく全生物種の70%が絶滅します。三畳紀、ジュラ紀、白亜紀と長くにわたって地上に君臨した恐竜たちも、白亜紀の大量絶滅によって地球から姿を消すことになりました。

恐竜以外にも爬虫類、鳥類、哺乳類の多くも絶滅してしまいました。また、シルル紀の昔から海に生息していたアンモナイトもこの大量絶滅を生き残ることはできませんでした。

恐竜絶滅の原因
長いあいだ恐竜が絶滅した原因は隕石の衝突といわれていました。しかし、今では他にも複数の要因が重なったことが絶滅を引き起こしたとされています。ここではその原因としてよく語られるものをご紹介します。

①巨大隕石の衝突
メキシコ・ユカタン半島に白亜紀に形成されたとみられるクレーターが見つかっています。このクレーターから推察される隕石の大きさは約直径180㎞という巨大なものでした。この隕石の衝突時の衝撃は凄まじく、広島原爆の30億倍近いエネルギーに相当するそうです。

巨大隕石の衝突
隕石衝時あたり一面は焼き払われ、地層は一瞬で数十mめくり上がり、数㎞の高さの津波が発生しました。灰が地球を覆いつくし太陽光を失ったことで植物は光合成ができなくなりました。こうして地球の生態系は破壊されたのです。

②火山活動の活性化
隕石の衝突により地球内部のマグマ溜まりが増大し、火山活動が活発になったことがわかっています。この噴火によって非常に多くの溶岩や有毒ガスが排出され、恐竜たちに致命的なダメージを与えたと考えられています。

火山活動の活性化
③海の酸性化
隕石の衝突によって発生した硫酸が海に溶け出し、海を酸性化させました。また大気中の硫酸ガスにより酸性雨も発生しました。

海の酸性化
これにより海は数年にわたり酸性を帯び、食物連鎖を破壊したといわれています。

④地磁気消滅説
地球ではこれまで磁極の反転が起こっていることがわかっています。この磁極の反転の際、地球を覆っている地磁気が一時的に消滅します。

地磁気消滅説
地磁気は地上の生物を宇宙線や放射能、太陽風から守る役割があり、この期間恐竜たちに有害な宇宙線などが直接降り注ぐことになりました。

⑤二酸化炭素濃度の減少
白亜紀には被子植物が繁殖し、光合成によって大量の二酸化炭素を消費するようになりました。白亜紀中期には現在の18倍もあった大気中の二酸化炭素が後期には1/6のまで減少していたことがわかっています。

Co2濃度の低下
大気中の成分濃度の急激な変化は恐竜たちにも深刻な問題だったはずです。

⑥植物の変化
白亜紀では被子植物が多様化しました。これにより草食恐竜が従来食べていた植物が減少し十分な食料を確保できなかったとする説があります。

植物の変化
草食動物が数を減らせばそれに合わせて肉食恐竜も数を減らすことになるはずです。

⑦地球寒冷化
地球の寒冷化も恐竜絶滅の一因とされています。恐竜などの大型爬虫類は哺乳類などに比べ寒さに弱いとされています。ジュラ紀や白亜紀は温暖な気候で地球の平均気温は現在より10度以上高かったといわれていますが、恐竜が絶滅したとされる白亜紀後期で平均気温が7度も低下していました。

地球寒冷化
気温が生物に与える影響は大きく、爬虫類である恐竜も例外ではなかったと考えられています。

いかがでしたか?現在はこれらの要因が重なったことで恐竜は絶滅してしまったといわれています。しかし、大量絶滅の70万年後の地層から恐竜の化石が見つかっており、大量絶滅後もしばらくは彼らが生き残っていた可能性があるとされています。

出典:wikipedia


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