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宇宙

395荷主研究者:2011/09/25(日) 16:10:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110905t15005.htm
2011年09月05日月曜日 河北新報
10億年前から地球内“ダム” 東北大Gなどが解明

 地球内部の深さ約410〜660キロにあり、水を貯蔵するダムのような機能を持つ層が、10億年以上前から存在していたことを、東北大大学院理学研究科の栗谷豪特任准教授(地球化学)=現大阪市立大准教授=、大谷栄治教授(高圧鉱物科学)らの研究グループが突き止めた。火山の噴出物の分析によって解明した。存在時期が分かったのは初めてという。

 地球内部は、地殻の下に岩石で形成されたマントルがあり、さらに内部に核が存在する。マントルは、構成鉱物の構造の違いから上部マントルと下部マントルに分かれ、その間の深さ約410〜660キロの層は「マントル遷移層」と言われる。

 過去の研究で、マントル遷移層の鉱物は水を含みやすく、東アジアの地下には多くの水を含んだマントル遷移層があることが判明していたが、いつから存在するかは不明だった。

 火山岩は元の物質が形成された時期の情報をとどめている。研究グループは、中国と北朝鮮の国境の白頭山天池火山周辺で、マントル遷移層から噴出し、水分を含む火山岩を分析。質量数の違う3種類の鉛の比率から、10億年以上前の層に由来する物質が影響していることが分かった。

 太平洋プレートに含まれた水は、陸のプレートの下に沈み込む途中で多くの水が失われるが、残りは約410キロ以下まで到達し、マントル遷移層の中に放出される。

 研究グループは、白頭山のある中国北東部の地下には、原生代に沈み込んだ海洋プレートや現在の太平洋プレートから水が供給されたと考察。マントル遷移層がダムとして、10億年以上前から存在すると結論づけた。

 大谷教授は「これまでの研究では現在の状況しか知ることができなかったが、時間の要素を取り入れることができた。カムチャツカ半島など、類似した場所についても検証していきたい」と話している。

 成果は海洋研究開発機構との共同研究。英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に4日、掲載された。


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