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宇宙

466荷主研究者:2013/04/29(月) 12:20:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130401t15015.htm
2013年04月01日月曜日 河北新報
車避難減災へ共同研究 季節・時間変え渋滞解析 東北大など

導入された実験装置は車体が上下、前後左右に動く

市街地の様子などをスクリーンに映し出す運転シミュレーター

 東北大未来科学技術共同研究センターは東大、岩手県立大と連携し、大規模災害時に自動車で避難する場合の被害を減らす研究に乗り出す。宮城県多賀城市内の研究拠点に最先端の運転シミュレーターを導入し、映像などで災害時の状況を再現。渋滞発生メカニズムや運転行動を解析する。

 東日本大震災では沿岸部で渋滞が発生し、被害拡大につながった。近くに高台のない地域では徒歩避難が容易ではないケースも想定されることから、情報通信技術による車の誘導など、減災に向けた高度道路交通システム(ITS)の開発・発展につなげる計画だ。

 研究は多賀城市のインキュベーション(ふ化)施設「みやぎ復興パーク」にある次世代車関連の開発拠点で行う。運転シミュレーターは東大が設備の一部を貸与する形で既に設置された。現在は利用するソフトの導入準備中で、5月以降の実験開始を目指す。初期投資額は約1億円で、国の補助金も活用した。

 実験装置は鉄製の台にトヨタ自動車の「プリウス」を設置し、大型スクリーンが車の前方と左右を囲む構造。台は電動で上下、前後左右に動き、急ブレーキや急ハンドルの操作をすると、実際と同様に車体が傾く。スクリーンは仙台市や石巻市など市街地をコンピューターグラフィックスと実際の映像で再現できる。奥行きのある3次元の映像化も可能という。

 実験では季節や時間帯、天候、歩行者の量などに応じた交通状況下で疑似運転する。車の挙動で事故状況を再現できるほか、津波を想定して避難車両による渋滞の発生状態も調べられ、道路計画を含む今後の街づくりなどに生かせる。

 東大は設備の貸与に加え、同大ITSセンターの研究者1人が東北大の准教授に就いて研究をリードしており、「さまざまな分野で協力する方向」(ITSセンター)。別の運転シミュレーターを導入済みの岩手県立大はデータのやりとりなどで連携する予定だ。

 東北大未来科学技術共同研究センターの長谷川史彦副センター長は「災害時は徒歩避難が原則だが、実態を踏まえた車避難の減災研究は不可欠。街づくりも視野に入れた交通システムの総合的な研究につなげる」としている。


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