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宇宙

73とはずがたり:2006/08/24(木) 10:57:38

何で此では駄目なの??>冥王星とその衛星「カロン」を二重惑星とする案

ふーむ,こんな側面があったわけね>当初案は、米国人が発見し、社会的、歴史的に認知されていた冥王星を惑星として残そうという政治的配慮に引きずられた

太陽系惑星:冥王星除外 学会の議論二転三転
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060824k0000m040190000c.html

 冥王星は惑星か。チェコのプラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で、長年の論争に終止符が打たれそうだ。IAUは23日までに、太陽系の惑星数を9個から8個に減らす最終案をまとめた。惑星を12個に増やすとした原案から一転、冥王星を惑星から降格させる。「もう、惑星に復活する修正はない」(IAU関係者)といい、教科書を書き換える歴史的な出来事となる。惑星に残そうとの意見も強かったが、科学的な判断が押し切り、決着が図られる。

 惑星増から一転、惑星が一つ減ることが確実になったIAU総会。その転機は22日昼(日本時間同日夜)に開かれた公開討論会だった。

 「賛成の諸君は挙手をお願いしたい」。今回の総会で退任するエッカース会長が、約300人の参加者に賛否を確認した。惑星増の原案は賛成が4割強、冥王星と周辺の星で構成する新たな概念「冥王星族」を命名する案は約2割、冥王星とその衛星「カロン」を二重惑星とする案は、ほとんど手が挙がらなかった。

 反対論の口火を切ったのは、天体力学を専門に討議した第7委員会のアンドレア・ミラーニ委員長(イタリア)。「天文学が長年培った伝統を破壊するものだ。こんなものは科学的定義とは言えない」。同委員会がまとめた反対文書を、定義案作成者が居並ぶ壇上でたたきつけた。「たった7人で作った定義案を、なぜ受け入れなければならないのか」「惑星数が増えると、教育現場に混乱をもたらす」。他の参加者からも反対が相次ぐ。

 司会を自ら買って出たエッカース会長が「時間がない。次の議題に入りたい」と促すと、一斉にブーイングが上がった。「非民主的運営だ。IAUの歴史で今日は最悪の日だ」(米国人天文学者)との声も出るなど、会場は大混乱に陥った。

 エッカース会長としては「100年に1度の大改革」(渡部潤一・国立天文台助教授)を成し遂げて花道を飾りたい−−。反対論を大幅に受け入れた抜本的な見直しをした最終案が出来上がったのは、それから数時間後だった。

 当初案は、米国人が発見し、社会的、歴史的に認知されていた冥王星を惑星として残そうという政治的配慮に引きずられた面が否めない。

 定義案作成に携わった渡部助教授は「定義の検討委員会では、幅広い視点で検討したが、最終的には純粋科学的に決めたいという天文学者が多かったということ。IAUとしては、星座の数を88と決めた1928年以来の大仕事だ」と総括する。[プラハ会川晴之]

 ◇発見の米国が執着

 冥王星(プルート)は1930年に米国人天文学者、クライド・トンボーが発見した。その名はギリシャ神話の冥界の王にちなむ。米国人が発見した「惑星」は冥王星だけで、米国では強い愛着を持たれている。冥王星発見の年に登場したディズニーのキャラクターで、ミッキーマウスの愛犬が「プルート」と名付けられたのもその表れだ。


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