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宇宙

2とはずがたり(1/2):2005/01/10(月) 11:34
土星衛星:「タイタン」の謎に迫る 探査機が地表へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050110k0000m040104000c.html

 米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が共同で打ち上げた土星探査機「カッシーニ」が昨年暮れ、土星の衛星「タイタン」に向けて小型探査機「ホイヘンス」を投下した。タイタンは太陽系の衛星では唯一、大気を持つ。大気や地表の組成は原始地球に似ているとされ、生命やその痕跡の存在を指摘する研究者もいるが、厚い大気に阻まれてこれまで地表の様子はよく分かっていなかった。ホイヘンスは14日午前4時半(米太平洋時間)、タイタンの地表に到達し、その素顔を初めて明らかにする。[西川拓、ワシントン和田浩明]

 ◇観測阻んだ厚い大気

 タイタンは1655年、オランダの天文学者ホイヘンスによって発見された。半径2575キロで、33個確認されている土星の衛星の中で最大、太陽系全体でも木星の衛星ガニメデに次ぐ2番目の大きな衛星だ。窒素を主成分とする厚い大気を持ち、地表の気圧は地球の1.5倍にも達する。

 タイタンの大気は可視光を通さない。「神秘のベール」のために地表の様子は詳しく観測できなかった。カッシーニが撮影した写真では、明るい部分と暗い部分が鮮明に分かれる様子がとらえられたが、これが何なのかは分かっていない。

 大気成分で特に注目されるのが、1%程度含まれるメタンだ。メタンは高層で太陽の紫外線で分解され、絶えず失われている。「今でも大気中にメタンが多くあるということは、地表か地下に供給源があるはずだ。液体メタンの海があるという説もあり、もし地表に液体が確認されれば大発見だ」と、倉本圭・北海道大助教授(惑星科学)は指摘する。

 太古の地球にもメタンやエタンなど炭化水素の海があった。この中で徐々に複雑な有機物が合成され、生命発生の源になったとする説が有力だ。液体は生命誕生に欠かせないが、現在の太陽系で表面に液体が確認されているのは地球しかない。

 タイタンは太陽から遠いため、表面温度は氷点下180度。倉本さんは「生き物がいるというイメージはないが、過去に何らかの生命があった痕跡が見つかる可能性は否定できない。地球の大気の進化を考えるうえでも、タイタンは興味深い対象だ」と話す。


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