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宇宙

844とはずがたり:2016/08/02(火) 01:09:17
仙台スレかな?

350万年前に火砕流仙台へ 25km南西で噴火
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160725_13019.html

 仙台市街地の代表的な地層「広瀬川凝灰岩部層」が約350万年前、約25キロ南西の宮城県蔵王町東部にあった火山の噴出物によって形成されたとみられることが24日、分かった。地層をつくった火砕流がどこから流れてきて堆積したのか長年謎とされてきた。
 東北大総合学術博物館の高嶋礼詩准教授(地質学)と同大理学部4年の草川遙さんの分析で明らかになった。
 2人は米国の研究者が近年開発した手法を使い、広瀬川凝灰岩に微量に含まれるアパタイト(リン灰石)の結晶を調べた。アパタイトは火山の「指紋」「DNA」とも言われ、マグネシウムと塩素の含有率が火山や噴出時期で異なる。
 凝灰岩の層がある青葉区大倉、宮城県大和、村田両町から標本を採取し、抽出したアパタイトを比較した。その結果、村田町にある村田ダム上流部の凝灰岩の含有率が広瀬川凝灰岩と一致することが分かった。
 厚さ約20メートルの村田町の凝灰岩に含まれる軽石の最大径は約60センチ。広瀬川凝灰岩の軽石(約5センチ)より大きく、同町の方が噴出源の火山に近いとみられるという。
 火砕流を起こしたのは、大量の噴出物を伴うカルデラ噴火と推定。凝灰岩の分布や周辺地形などから「南隣の蔵王町東部にかつて火山があり、仙台市周辺に火砕流が流れ込んだ」との新説に行き着いた。本年度中に関連学会に報告する。
 高嶋准教授は「過去の噴火と被害が分かれば、将来の災害規模が想定できる」と意義を語る。草川さんは「村田町の凝灰岩と一致した時は驚いた」と話した。
 広瀬川凝灰岩部層は、1960年代から地学の副読本で「火砕流を生んだ火山がどこにあったか分かっていない」などと記述されている。泉区住吉台付近でも広瀬川凝灰岩が確認されており、北西の七ツ森(大和町)を起源とする説が有力だった。
 仙台市周辺の地質に詳しい仙台二華高の花松俊一講師は「南西由来の火砕流という説は意外で興味深い。多くのデータが得られれば火砕流の広がりが明らかになるだろう」と期待する。
 高嶋准教授によると、東北地方では過去1000万年の間に100万〜300万年前と500万〜800万年前の2回、カルデラ火山の活発期があった。
 10万年前以降に噴火があったのは十和田カルデラ(十和田湖)のみ。約350万年前にカルデラ噴火を起こしたとみられる蔵王町東部の火山も、現在は活動が収まっているという。

[広瀬川凝灰岩部層]仙台市街地の地層で、青葉区西公園付近では約8メートルの厚さがある。広瀬川沿いや竜の口渓谷では地表に表れている。霊屋橋下流部の河原にあるセコイアの根元の化石は、約350万年前に仙台一円を襲った火砕流が森をなぎ倒し、残った部分と考えられている。


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