[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
宇宙
756
:
とはずがたり
:2015/12/04(金) 09:47:17
>>755-756
過去にも噴火を繰り返してきた阿蘇山だが、『VOLCANO CAFÉ』では日本の火山の中で現在もっとも活動的であるとして、大噴火の可能性に言及している。ザイルストラ教授らも取り上げていないが、通常の噴火よりも怖いのは、以前の記事で紹介した「カルデラ噴火」(地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火)だろう。阿蘇山では、30万年前から9万年前の間に4回、巨大なカルデラ噴火が起きている。特に最後の「阿蘇4」と呼ばれる噴火は日本のカルデラ噴火として最大級のもので、火山灰は江戸にまで達したという。この時は、火砕流が九州のほぼ全域を襲った。
今年10月に放映されたNHKスペシャル「巨大災害」では、阿蘇山でカルデラ噴火が起きた場合のシミュレーションが行われた。そして判明したのは、火砕流によって九州全域が壊滅、さらに大量の火山灰が日本列島全土に降り注ぎ、堆積するという最悪の結果だった。
カルデラ噴火に詳しい東大名誉教授の藤井敏嗣氏は、NHKのサイト「そなえる防災」の連載で、これまで平均6,000年間隔で起こっていたカルデラ噴火が、最近7,300年間は発生していないことを踏まえ、いつ起こっても不思議がないと指摘する。さらに「もし万一、南九州で『阿蘇4』のような超巨大なカルデラ噴火が発生すれば、日本中が壊滅状態になることは確かです。地震で文明が断絶した例はありませんが、火山噴火が文明断絶をもたらすことは、7,300年前の鬼界カルデラの噴火でも実証済みです」(「カルデラ噴火! 生き延びるすべはあるか?」、NHKそなえる防災)とまで書いている。
日本で大噴火の危険性があるのは、なにも硫黄島と阿蘇山だけではない。ロンドン大学のビル・マグワイヤ名誉教授は、「次に地球を襲う3つの巨大災害」を選定しているが、そのひとつとして箱根山を挙げている。理由としては、箱根の温泉地帯で吹き出す火山性蒸気に、危険な兆候が見られるからだという。
前述のNHKスペシャルのシミュレーションでは、原発の被害にまで踏み込むことはなかった。しかし、阿蘇山でカルデラ噴火が起きた時、たとえば川内原発(鹿児島県)はどうなるだろうか。どれほど頑丈な造りにしたところで、火砕流が襲えばひとたまりもなく、噴火とのダブルパンチで日本の存続さえ危うくなるかもしれない。藤井教授は、カルデラ噴火に関する研究が日本で一向に進んでいないと嘆くが、火山学者たちの間でさらに危機意識が高まってほしいものだ。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板