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宇宙

270チバQ:2011/03/12(土) 23:59:58
■内陸地震も誘発か

 地震発生2日前の9日には、ほぼ同じ場所でM7.3の地震が発生している。阿部名誉教授は「2月にもM5クラスの地震が4回起きた。これらが前震かどうかは分からないが、前触れだったようにも思える。私たちの理解はそこまでいかなかった」と悔しさをにじませる。

 発生から半日後の12日未明には、内陸の新潟・長野県を中心に最大震度6強、6弱を記録する強い地震が相次いで発生した。震源が離れ、発生メカニズムも異なる。気象庁は「詳しいメカニズムは分からないが、東北沖の地震で地殻内の応力場に変化が起こり、内陸地震を誘発した可能性は否定できない」と説明する。

 応力場というのは、地震エネルギーの蓄積状況を示すストレス分布のようなものだ。

 東大地震研究所の加藤照之教授は、「海溝型地震と内陸地震の発生には、一定のリズムがある」と指摘する。巨大な海溝型地震の前後には内陸の地震活動が活発化し、それが収まると地震活動が沈静化する。一定期間を経てプレート境界や地殻内にエネルギーが蓄積されると次の活動期を迎えるという説だ。

 「フィリピン海プレートの沈み込みによって起こる南海トラフ沿いの海溝型地震は、内陸地震の活動期と静穏期のリズムが比較的顕著に現れる」

 たとえば、昭和18年から23年にかけての5年間には、19年・東南海地震(M7.9)と21年・南海地震(M8.0)の2つの海溝型を挟んで、内陸で18年・鳥取地震(M7・2)、20年・三河地震(M6.8)、23年・福井地震(M7.1)が起きた。いずれも死者数が千人を超える大規模な震災だった。

 東北地方に活動期と静穏期のリズムが当てはまるかどうか分からない。しかし、国内最大規模の超巨大地震は、周囲に大きな応力変化を及ぼしたと考えられ、内陸地震への警戒も必要だ。

 ■首都圏も強い揺れ 

 一方、震源から比較的遠い関東地方でも揺れが激しかった。阿部名誉教授は、「震源域が広かったことに加え、南北に延びたプレートに沿って地震波が伝わったため、減衰しにくかった」と説明。このような現象は「異常震域」と呼ばれる。

 東大地震研究所の古村孝志教授によると、東京都文京区では周期が0・5秒前後から20秒以上までの幅広い地震波が観測された。「幅広い地震波は大規模な地震の特徴の一つ」という。超高層ビルや石油タンクを揺らす周期が7秒前後の「長周期地震動」については、「新潟県中越地震(平成16年)のときのように、長周期地震動が卓越したわけではない。今回は比較的低層の建物が大きく揺れたのではないか」と話した。


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