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宇宙

976とはずがたり:2017/05/12(金) 18:04:32
>>975-976
 さて、なぜ、大地震が発生するのは5月13日前後と限定的にいえるのか。
高橋教授によると、過去の大地震の事例を詳細に分析した“経験則”から導き出したという。

「大地震は突然起きません。まず、それまで地震がほとんどなかったところでM3〜4クラスの地震が数回以上発生します。それから約60日間の静穏期を経て、M2〜4クラスの地震が起きます。
 するとその半日後から3日後にかけて大規模地震が発生しているんです。'95年の阪神・淡路大震災、'04年の新潟県中越地震、'11年の東日本大震災、昨年4月の熊本地震と同10月の鳥取県中部地震もすべて、このパターンに合致しています」(高橋教授)

 気象庁の地震観測データによると、福岡県では3月13日に県北西沖でM3・5の地震が起きたのをはじめ、同14日には同じ場所でM2・9とM3・0、同19日には西南に約20キロ離れた福岡地方でM2・7、同21日には北に数kmとほぼ同じエリアでM3・1、さらに東に約60km離れた北九州市でもM3・1の地震が発生している。

 この北西沖の震源地は福岡県と地続きの志賀島のすぐそばで、博多湾を挟んだ向こう側は博多中心部だ。きわめて内陸部に近いポイントといえる。

 5月13日は、連発地震がいったん止まった3月15日から数えてちょうど60日目。

 高橋教授は、地震の場所・日時よりも規模の予測がいちばん難しいとしたうえで「M5〜6以上の大地震がくる可能性が高い」とみている。
「13日前後は特に注意してください。まずは大地震直前のサインを見逃さないことです。3月に地震が頻発したエリアとほぼ同じ場所で、大地震発生の半日から3日前までにM2〜4クラスの地震が起きるはずです。移動中の車に乗っていたりすると揺れたことはわかりづらい。しかし、静止した場所に座っていれば揺れを感じます」(高橋教授)

 最近起きた九州の異変はこれだけにとどまらない。4月28日には鹿児島市の桜島が久しぶりに爆発的噴火し、5月2日の噴火では噴煙の高さが火口から4000mに到達した。4月29日には鹿児島・大隅半島沖でM5・7の地震が発生。5月4日には熊本地震の震源地に近い場所でM4・1の地震があり、最大震度4を観測した。

 高橋教授は、
「目立つ被害もなく、ひとつひとつの異変は大きく報じられませんでした。しかし、情報をまとめて俯瞰すると九州全体に広がる不穏な動きがわかります。
 GW中に起きたこれらの地震・噴火があったのは西日本全体がのるユーラシアプレートで、引き金をひいたのはいずれも潜り込むフィリピン海プレート。つまり、同根なんです」と説明する。

 博多周辺で大地震直前のサインに気づいたとき、どう行動すればいいのか。
「耐震性が強化された'00年の建築基準法改正以降に建てられた頑丈な建造物に避難することをおすすめします。低層の建物の1階部分は潰れると思ったほうがいい。支柱がほとんどない体育館には逃げ込まないように」(高橋教授)

 万が一に備え、頭の中で避難シミュレーションをしておいたほうがよさそうだ。

<プロフィール>高橋学(たかはし・まなぶ)◎立命館大学教授。1954年愛知県生まれ。環境考古学(環境史、土地開発史、災害史)が専門。著書『平野の環境考古学』(古今書院)など


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