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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

10064:2005/04/11(月) 16:36:20 ID:/Xv.IwMw
>>42


「やったな紙野!」
「うん。ありがとう!みんなのおかげだよ」
「それにしても永園は相変わらずムカツクわね…『レバーのせいだ』なんて言い出してさ」

その後雁田だけが帰ってきてテストを再開した。永園は結局最後まで帰ってこなかった。

「実際レバーがおかしい時はたまにあるけどな。まぁ勝ったんだしいいじゃねぇか」
「そうね」

紙野のことは上手く行ってよかった。でも俺のほうは全然駄目だ。
あんなに練習したのにアッサリ負けちまった。

「聖、今日の俺は何が駄目だった?どうしてお前に勝てなかった?」
「本当に分かんないの?本当は解ってるんでしょ?」

「緒土は投げに弱い」呪詛のように聖に繰り返し言われてきたのに、
いざ試合が始まればすぐに癖でガードを固めてしまう。攻撃を喰らうのが怖い。負けるのが怖い。
その邪魔な感情を払拭しない限り俺の勝利は遠い。そう痛感した。

「いや、ちょっと解った…と思う」
「ならいいじゃない。あとは経験を積むだけよ」

そう言って聖は笑った。

『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ネッテロー!!』

「よし、今日の授業はここまで!」

右の声と共に期末テストも終わってしまった。また一歩闘劇が遠退いた。
まだ挽回できるのだろうか?こんな調子で本当に闘劇に行けるのだろうか?
色んなことが頭を巡り廻って整理がつかない。

「帰ろうよ松瀬」

三綾…こいつも負けたのにまるで凹んでねぇな。なんか悩んでるのが馬鹿らしくなってきた。
あ〜も〜考えても始まんねぇ!これから練習すればいいだけだ!

「…そうだな。帰るか!」

気持ちも新たに5人で教室を出た。
ドアを開くと目の前に小柄な少女が立っていた。紙野 蘇留。
また郁瀬を狙ってきたのか。俺としては蘇留の存在は非常にありがたい。
が、奴の矛先が俺に向かないという保障は無い。
プリントの裏にかかれた『殺』の文字が未だに頭を離れない。
あの日の夜『グランドヴァイパー!!』とか言う絶叫と共に蘇留が俺をめがけて地面を猛然と滑走してくる夢を見た。
目覚めれば寝間着は汗びっしょり。生きた心地がしないとはまさにこのことだと思った。

「お兄ちゃんどうだった!?」

(あれ?)

「勝ったのか!?」

ああ…そうか。こいつが男みたいな性格になったのは、全部兄のせいなんだよな。
本当は兄思いの可愛い妹なんだ。きっと紙野が心配でしょうがなかったんだな。

「紙野さん勝ったよ!」と三綾。
「本当か?嘘じゃないだろうな」

前言撤回。やっぱ可愛げねぇ、こいつ。

「本当だよ。ちゃんと勝ったから大丈夫だよ」
「良かった…」

蘇留は全身の力が抜けたように深い安堵の溜息をついた。

「お前はどうなんだよ?」駄目もとで聞いてみる。
「ふん、勝ったに決まってるだろ」
「マジで!?」

あのDループも満足に出来なかった蘇留が勝った!?
ありえねぇ…いや、でも最近は郁瀬とバッチリ練習してたしコンボも十分に出来るようになっていた…。

「緒土、お前はどう…」「それよりさっさと帰ろうぜ!!」

蘇留の言葉を遮って玄関に早歩きで向かった。

10164:2005/04/11(月) 16:38:04 ID:/Xv.IwMw
「もうすぐ夏休みね」

聖の言葉で初めて気付いた。そんなもの全く眼中に無かった。
期末テスト対策でそれどころじゃなかった。でも夏休みは嬉しい。
ギルティ強化月間にしようか…いや、それはいつもしてる…どうやって過ごそう。
ギルティの練習なら郁瀬とやるのが一番いい。でも人格面で問題がある。
ならゲーセンか?でも金かかるしなぁ…。

「お前ら夏休みはどうすんだ?」

他の皆はちゃんと予定があるらしい。聖は旅行に行くんだとか。
郁瀬は「予定ないっス」とか言ってたけど、蘇留にデートの約束を無理やり取り付けられた。
紙野に至っては他県へ遠征に行く予定があるらしい。結局暇人は俺と三綾だけだった。

「松瀬は夏休みどうするの?」
「さぁな。適当にギルティの練習でもするんじゃねーかな」
「暇ならさ、私と練習しようよ」
「え?」

盲点だった。三綾は俺より遥かに強い。しかも同じヴェノム使いじゃないか。
三綾から学ぶべきことはたくさんあるはずだ。
対戦だけじゃなく、キャラ対策を研究したりするのも都合がいい。なんで今まで気付かなかったんだ。

「悪くない話だな」
「でしょ?」
「あ!な、なら私も付き合ってもいいけど」と聖。
「お前は旅行じゃないのか?」
「あ…そうだった」

肩を落とす聖。その後聖はずっとうんうん唸って悩んでいた。旅行に行きたくないのだろうか?
まぁ、何はともあれ夏休みの予定が決まってよかった。
しかし夏休みは1ヶ月もある…ただ三綾とギルティやってるだけと言うのもなんだかなぁ。
どうせギルティは毎日やってるんだし…徒に青春を浪費しているような気がしなくも無い。
かといってギルティ以外の趣味は特に無い。
漫画読んだりゲームしたり音楽聴いたり…いつでも出来ることばかりだ。
なんかこう…夏休みならではの遊びとかねぇかな?でも暇なのは三綾だけだし…やっぱ駄目か。

(……まぁいいや。たまにはギルティ以外のゲームでもやって楽しむか)

そんなことを考えながら俺は激動の期末テストを終えたのだった。


そして数日後―――


「さて明日からいよいよ夏休みに入るわけだが各自練習は怠らないように、なんて言わなくても大丈夫か…」

むしろ長期休暇に入ってさらにギルティをやることになるだろう。
夏休みかぁ…今年はのんびり出来そうだな。やっぱギル高に入ってよかった。
国語数学理科社会……そんなものとは無縁の夏休みが始まる。素晴らしい。最高だ。
自然と笑みがこぼれる。他の生徒もきっと同じ心境なのだろう。
教室内は楽しそうな声で埋め尽くされていた。

「あーでは、通知表を返すぞー」

その一言で教室内の時は止まった。


「ちゃっちゃと行くぞ。まず郁瀬!」
「え?あ、はい!」

次々と生徒の手に通知表が手渡される。ガッツポーズをする生徒もいればその場で泣き崩れる生徒もいた。
郁瀬は通知表をざっと見て頭をポリポリ掻いただけ。リアクションが薄すぎて分からん。
聖は満足そうな表情をしていた。当然だろう。あいつが駄目だったら俺はどうなるんだ。
紙野は例によって緊張していたが、通知表を見るとその表情は安堵に変わった。

「次、永園」

ふらふらと気だるそうに通知表を取りに行く。戻ってきた永園は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
永園のことだから雁田に文句を言うんじゃないかと思ったが、意外にも大人しく受け取っていた。

「次、松瀬」
「はい」

雁田が険しい表情をしている。あーこれは心臓に悪い。もう早くしてくれ。早く見たい。

「松瀬、お前サブは?」
「え?」

だが雁田は通知表を渡さず、変な質問をぶつけてきた。

「サブですか…?エディと…」
「あー、もういい。わかった」

そっちから聞いといてなんだよ…まだ1人しか挙げてないじゃないか。

「単刀直入に言う。お前、エディにキャラ替えしろ」

「 は ぁ ! ? 」

10220:2005/04/11(月) 17:34:21 ID:XeBeobQ2
前回>>95-96

「それにしても、
 一二三残念だったわね。」

「何がですか?」

「闘劇代表選抜ランバト兼期末テストに参加できなくて、
 実はあたしも愛も負けちゃってね。」

「そんなのあったんですか?
 でも、私の腕じゃ無理ですよ。流石に」

「そうかしら?でも勝った人達ってホント強いのよねぇ、
 特にうちのクラスだと・・・そうね、
 エディ使いの郁瀬君と、カイ使いの聖さんと、、
 あぁ、あとDQNスレイヤーをボッコボコにしたチップ使いが一人・・・紙野っていってね。
 あの試合は見物だったわね、雁田が試合のビデオ持ってるかも知れないから、借りてみたら?」

学校からの帰り道、三人、いや二人で他愛のない話を繰り返す。
もう既に、一二三はこの空気に馴染んでいた。

愛は話に加わらずに自分はなんと呼ばれるのがいいのかを熟考している。
「愛、、さん、くん、、ちゃんは却下だし・・・
 殿、、は明らかに可笑しい。呼び捨てで構わないけどな、、いや」ブツブツ

「このあとは夏休み、それから次は学祭ね、学祭。
 ま、学祭って言っても結局ギルティにまみれた学祭だけどね。」

「いいですねぇ〜、学祭
 やっぱりクラス毎に色々やるんですか?」

「うん、クラス毎、キャラ毎、部活毎ってところね。。
 あぁ、そうそう、チップ使いの集まりには行かないほうがいいわよ。
 なんか、前に手裏剣が刺さって病院いったのがいるらしいから。」

「・・・なんですか、、それ?
 やっぱり、樹さんはメイ使いの集まり行くんですか?」

「いや、あたしは。。行かないかな・・・」

微妙に複雑な表情をする樹。
まるで「行ったら逮捕される」とでも言いたげだった。

「??
 あ、愛ちゃんは?いかないの?ヴェノムの集まり」

「断じて行かん!ただの同人誌ならともかく、
 ザト×ヴェノやらヴェノ×医者の同人誌の即売会なんて行けるわけないだろ。」

「は・・・?ドージンシ?」

「知らないほうがいいわ、気分を害する。
 愛にとって自分の名前が一番恥ずかしくなる場所ってことよ、
 あ、じゃぁあたし、家こっちだから、また」

「さよなら〜」「じゃな」


「じゃ、俺はここで、またな」
「愛ちゃん、さよなら〜」

「・・・わかって言ってんな。」

103名無しさん@2周年半:2005/04/11(月) 21:45:28 ID:XQFD9EK2
64氏20氏GJ!

64氏のは相変わらず次が気になるw

10461:2005/04/12(火) 00:22:40 ID:vAw/6K3.
64氏20氏GJ!
え〜どうでもいいよボケッ!!と思われる方もいらっしゃると思いますが一応報告。
最近になって急にありえないほど忙しくなってきてしまったので更新は相当不定期でかつ相当遅くなってしまいそうですOTL
何が言いたいかというと最近全く書いてないけど僕は書き逃げでは無いよということです。

105名無しさん@2周年半:2005/04/12(火) 01:02:27 ID:7Gq7m.Xo
64氏20氏超GJ!
毎回楽しく読ませてもらってます。

61氏
残念だけどそうゆう事ならしょーがない。
続き楽しみに待ってるからガンバレ!

10620:2005/04/12(火) 17:25:49 ID:JkplXLJc

-終業式-

遂に明日から素晴らしい夏休みが始まる。
全国のちびっこたちが待ちわびる夏休みだ。

そして、もう一つ、ちびっこ達が首を長くして待つもの。



そう、通知表!

「返すぞー」


「遂に来ましたね、通知表。」
「ふふふ、、生きた心地がしねぇよ。」
「あたしも・・・」

愛と樹は絶望的な表情をしている。
なにか成績が下がってしまうようなことをしたのだろうか。
うってかわって一二三は随分と楽しそうだ。


「次、五所川原」
「きた、、」

背を丸めて通知表を受け取りに行く。
樹が通知表を受け取る・・・

「樹さん固まりましたね・・・」
「あぁ・・・」


そのままへなへなと地面に座り込む樹。
ヤバかったらしい。


「次、佐藤」
「あーい」

ポジティブに通知表を受け取り行く。
愛が通知表を受け取る・・・

「ふっふっふ・・・キタァーーー!」


愛がガッツポーズをとる。
すぐそばで樹が肩を落としている。

「対極的ですね。」
「気にしないで・・・」
「ハッハッハ!」


「次、一二三」
「はーい」


通知表を受け取る。
恐る恐る中身を確認すると、そこにはこう書いてあった。


「編入から数日しか経ってないからイマイチわかんね。」




(・・・何だコレ。)

10720:2005/04/12(火) 17:27:12 ID:JkplXLJc
64氏に合わせて終業式ネタ。

61氏
残念です、頑張ってください!
次に来るのを首長くして待ってます。

108名無しさん@2周年半:2005/04/12(火) 20:17:03 ID:QLC2wRSI
>>20
超GJ!
続き期待して待ってます!

109127:2005/04/13(水) 11:32:53 ID:wh8Lwwpg
前回>>78です


唐突に挨拶なしで話しかけられ呆然となる。
『紹介してもらう筈だったのに、なんでいきなり…』
桜がそう思うのも当然で。
絶扇の方は用は済んだとばかりに、仁に乱入している。
『私にこの娘を紹介するって言ったくせして、あんた何やってんのよっ!』
怒鳴りとばしてやりたかったが、ぐっと堪える。
「翼、ちょっと待つんだ――――天井くん、彼女はスレイヤー使いの翼。」
どうやら双琉がこっちの意図に気付いてくれたらしい。
「翼、こっちは――――」
「知ってるわよ。天井さん、でしょ!?今聞いた――――って言いたいトコだけど、実は前から知ってるのよ…名前だけ、だけどね」
そう言いながら、何か意味ありげな視線を向ける。
「絶扇くんは、そんな前から話してたのかい?」
「――――絶扇?」
「あ…機械エディ」
そういえば此処で本名を名乗ったことはなかったなと双琉は思った。
みんな通称で通すか、周りが勝手に名付けるかのどちらかだったから。
「じゃあどうして私の名前を知ってたの?」
何が何でも知りたいとばかりに、桜が口を挟む。
「実はね…私の弟がギル高に通ってるの」
その弟から聞いたという。
「ええっ!?弟がギル高生なのかいっ」
双琉が唖然とした声を出す。
そしてまさか…という眼で翼を見た。
ギル高には兄弟姉妹で一緒に通うパターンが多い。
――――というより、そちらの方が当たり前といえる。
「私は、違うわよ」
翼の言に、首を傾ける。
「何で…」
「だって編入試験に落ちたんだもん。仕方ないじゃない」
双琉が疑問を口にするまでもなく、明るい返答が返ってくる。
あっけらかんとした物言いは、こっちが目眩してくるぐらいだ。
「…落ちた!?」
「そ。で、弟は合格したの」
だからなのよーっと翼が付け加える。
「…ね、もう一回試験受ける気ないの!?」
「なんで?」
なんでって言われるとは思わなかったというのが正直な感想。
「ギル高に通わなくても、ギルティできるじゃない?」
「それじゃどうして…」「試験を受けたのは余興だったのよ」
事も無げな言葉が返される。
弟が編入試験を受けるというから、好奇心から便乗して受けただけなのだと。

結局その日はそれでおしまいになった。
用があるからと翼が帰り、4人で対戦して帰宅の途につく。
そしてその時になって、肝心の本名と弟の名前を聞き損なったと気付いた――――。

110127:2005/04/13(水) 12:44:48 ID:D6e/71eM
他の職人さんに判りやすいようにあげますねw

>>83さん
GJを有り難うございます(・∀・)
>>64
続き楽しみにしてますw
それにしてもメインヴェノムにサブエディですか…松瀬はアサシン好きなんですか?
>>20
はじめまして、127です。なんか一二三と双琉を対戦させてみたいです。ぶっ放さないソルを見て、どんな反応するんでしょうかね?
>>13
お金祭りには笑いましたwもしかしてこのジョニー、8位の呪いにかけられてる方がモデルだったりします?
>>61
次の投下待ってます。
にしても、トップブリーダーのような犬の憑きっぷりでしたねw

11120:2005/04/13(水) 20:40:21 ID:KN2W6OIc
127氏
GJ&なるほど、それはイイ(・∀・)
思い立ったが吉日、善は急げ、というわけで書いてみました。

========================================================================
前回>>106,もとい番外編?


-終業式の帰り-

一二三は一人でZEPPSに行くことにした。
愛は浮かれてさっさと家に帰ってしまったし、
樹は落ち込みすぎでとても対戦する気分ではないらしい。


空いている筐体を見つけ硬貨を投入する。
あえてデモを飛ばさずにCPU戦に突入してみる。

(そういえば、日本に来てからゆっくりCPU戦する暇もなかったなぁ・・・)

来日初日に厨髭に絡まれ、試験で1Fを見るソルと戦い、
ほんの数日で夏休みになってしまった。


『Hare Comes Daredevil!!』

まだ、しっかりと聞き取れる。
まだ一二三の夕飯はベジタボーではない。

(焦ることもないよね、ゆっくり慣れればいいもん。)

乱入してきた相手がソルを選択する。
どうもソルというと「小足見てからヴォルカ」が勝手に連想されるのはいただけない。


『さっさと始めようぜ。』
『・・・』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


『βブレー!』

開幕、ガンダッシュβを勢いよく放つ。


『どうしたぁ』

(しっかりガードされた。
 いきなりダッシュヴォルカなんかしてくるようなソルじゃないわね。
 う〜〜ん、、微妙にやりづらいなぁ。。。)

一旦距離を離して仕切りなおす。
ソルは前後にふらふらと動いてはフェイントを繰り返す。

『Find me!!』

(よし、慎重に立ち回ってくるなら、速さで攪乱してみよう。
 迷彩よーし、心の準備よーし。)


『はずれだ!』

ダッシュから意表をついてソルの後ろに転移、そのまま近Sを繰り出す。
しかし、近Sはソルに届かない、完璧なタイミングでのバックステップ。

(むむ〜、、いよいよもってやりづらいソルだぁ
 ん〜、そっちから手を出してくれるとありがたいんですけどねぇ・・・)

そんなことを考えていると、ソルがチップに接近してきた。
それもダッシュではない、『歩き』でだ。

(・・・ダッシュからヴォルカ、ぶっきら2択も嫌いだけど、、
 歩きからN択って・・・うわぁ〜全然わかんないよこの人ぉ!!)

11220:2005/04/13(水) 20:40:52 ID:KN2W6OIc

ソルがこつこつと歩いてくる。
怖い、歩きがコレほどまでに恐ろしい行動だったとは・・・

じりじり、じりじりと歩み寄るソル、お互いの射程内に入っても歩みを止めない。

(・・・ど、どうしよう、、、手をださなきゃ、、
 ううん、もしそこでヴォルカがきたらヤバイことに成りかねないし。
 あぁ〜〜、もうわけワカンナイ・・・。)

『フッ、オォゥ!』


(・・・あ。)


延々と一二三が悩み続ける間にとうとうソルはぶっきらの射程内まで歩を進めていた。

エリアル>ヴォルカ>叩き落し、一連の作業のようにソルが攻撃を当てる。

(・・・なんで投げの範囲に入られるまで悩むかなぁ、私ってば・・・
 やっぱり、ソルが歩いてくるとか反則だよ。)

しかし、叩き落しを決めた後のソルの動きは一変して、ガンダッシュ
倒れるチップを画面端まで引きずって、いや・・・押していく。


(・・・う・・・またなんか始まった。。
 リバサで投げを入力すれば投げられる・・・でもなぁ、次こそヴォルカ?
 ぶっきらされても洒落にならないし。。う〜〜〜〜〜〜〜ん、よし!!)

決意を固めて623コマンドを入力する。リバサβだ。

『βブレー!』

しかし、チップのβが空を切る。
ソルはチップの起き上がりにバックステップを選択していた。



(・・・もう呆れて声も出ないよ。
 読みが深いとか、洞察力が凄いとか、そういう感じじゃない・・・
 でも、このチャンスなら間違いなくJDを当てに来るはず、結局ソルはDループだから。
 これほど複雑な立ち回りをして、やっとDループのチャンスがきて、それをしないソルなんかいないよ。)


一二三が予想したとおり、ソルがジャンプする。

『テェヤー!』『なめてんじゃねぇ!』




ロマンティーック

『どうしたぁ』


(・・・え、と、、サイクも読まれましたか、そうですか。)


『テェヤー、テェヤー、ヴォルカニックヴァイパー!!』

ひとしきりDループが炸裂する。
再び起き攻め、今度は月並みにガンフレ青を重ねてくる。

11320:2005/04/13(水) 20:41:24 ID:KN2W6OIc

(ガンフレ青、、流石にとんでも起き攻めはもう来ないか。
 さて、どうしよう・・・そうだなぁ、ここは意表をついてもう一発・・・)

『βブレー!』

ガンフレ青後、走ってきたソルにβブレードが今度こそ炸裂する。。筈だったんだけどなぁ・・・


『ドラゴンインストォーーール!!』




(もう無理、勝てる気しない・・・
 ぶっぱするわけでもないし、こっちの予想は完璧に裏切るし、
 その上、立ち回りは慎重極まりなく、要所を押さえて何故かドライン・・・)


その後は
【JD>JD】×2>JS>JS>JS>JC>JS>JS>JS>ヴォルカ
という、ネタの域にすら達しかねないJS乱舞を喰らってSLASH


『手の内はしまいかっ?』



(・・・まだ次のラウンドあるけど、ちょっと話かけてみようかな。)

そう思って筐体の裏に回ってみる、座っていたのはギル高の男子学生


「すいませぇん・・・」
「ん?俺ですか?もう1ラウンド残ってますけど?」

ソル使いは物腰柔らかで、ソルのようなとげとげしさは無かった。
別にソル使いならみんながみんなぶっきらぼうで粗野ってわけではないが。

「いやぁ、なんか圧倒されちゃって・・・」
「あぁ、そうか、さっきはワザと意外な立ち回りをしようと思いまして。
 そうだ、僕の名前は双琉 建、見ての通りソル使いです。
 基本的にぶっぱとかはあまり好きじゃないんです、必要な時には使いますけどね。」
「あ、私は一二三・エア・プロヴォークって言います、一年です。」

「一年?なんだ、僕と同じなんですね。
 また学校で会う機会があったらまた、よろしくお願いします。」
「あぁ、いえいえ、こちらこそ・・・。」


それだけ言ってそそくさとその場を立ち去る。
う〜ん、らしくない立ち回りっていうのも結構重要なのかも・・・。

11420:2005/04/13(水) 20:43:17 ID:KN2W6OIc
というわけで、書いてみました。

「なんか変だぞ、オイ」

ってことがあったらダメだしよろしくお願いします。

115127:2005/04/14(木) 15:07:25 ID:iZycD5s2
>>20
GJ!(・∀・)b
ダメだし…あ、双琉は性格上、対戦中に冒険したりとかやりません。
それからこれは双琉にとって普段の立ち回りなんで、意外でもなんでもないですよ。
それ位ですか。
でも本当に書いて下さるとは思わなかったので嬉しいです。(・∀・)

11620:2005/04/14(木) 17:22:18 ID:ZKx3K.YU
>>127
きゃー、やっぱりかぁー;;

う〜ん、なんか書いてからそんな気もしてたんですよねぇ・・・
やっぱり俺もまだ至らない点ばかりだな、、精進せねば。

117名無しさん@2周年半:2005/04/14(木) 18:46:49 ID:oJ8YZAMU
職人さん達が気づきやすいようにage
みんなマジでGJ。
ここ見てるときはマジでテンション上がる。

118名無しさん@2周年半:2005/04/14(木) 21:40:34 ID:c3rG0FTU
職人方最高!グッジョ!(´∀`)b

11920:2005/04/14(木) 21:58:19 ID:ArC0/Aw6
ふらふらぁ〜、、GJに釣られて20やって来ました。
どうも、みなさまこんばんは。

========================================================================
前回>>111-113

双琉と戦ってから数日後のとある日曜、当たり前だが今日は学校は休みである。

校門には
[夏休みにつき休校、ネッテロー! 右渡 太輔㊨]
の張り紙が貼られる、なかなか律儀な学校である。

校門は閉め切られて校舎へ入ることはできない、
通常の学校なら図書館学習などがあったりするのだろうか。

だが、ギル高には存在しない
さしずめ、ZEPPSでやりなさいといったトコロだろうか。

一二三にとってはなかなかハードな日々だった。

その反動か、熟睡中の一二三。
「スシー、スキヤキー、バンザーイ」
変な寝言だ、もはや気分は純血日本人ということか・・・。

チップの真似をしてもますますただの日本被れになるだけなのだが・・・


チャーチャラーララーラー、ラーラーラーチャラーラー・・・
ダカダカダカダカダカダカダカダカ,ズチャチャッチャラーラ

「はぅぁ!!け、携帯??」チャラッチャッチャーラ

一二三の携帯から「THE MIDNIGHT CARNIVAL」が流れてきた。ズチャチャッチャラーラ
彼女曰く、「燃えてきませんか?」だそうで チャラッチャッチャーラ ピッ


「ふぁい、もひもひ??」

「もしもし、樹だけど…もしかして、寝てた?」

「はい、寝てました、、スシースキヤキー」

「??
 ねぇ、良かったらうち来ない? 愛もくるんだけど。」

「は〜い、是非〜・・・ハラキリー」

「ん、わかった。じゃぁ待ってるわ。」ピッ


時計を見る、午前9時をまわったところか、、



「・・・あぁっ!!
 ふ、不覚、、マジレンジャーと仮面ライダーを見忘れた。。結構楽しみだったのに・・・」

アメリカにいる頃から、日本の特撮は大人ですら十分楽しめる物だ、
というレビューを見ていたので、楽しみにしていたのだが、、寝過ごした。

12020:2005/04/14(木) 21:58:54 ID:ArC0/Aw6

ピンポーン
「あ、いらっしゃ・・・って
 どうしたの?その頭??」

「??どうかしてますか?」

「いえ、寝癖くらい直しても罰は当たらないわよ・・・」

元来、人の目をあまり気にしない少女一二三。
寝癖なんてなんのその、知ったことではない。


たとえ
ミツハツ
(・ω・)
になっていてもだ。


「あ〜、愛ちゃんおはよー」

「ん、おはよ・・・ってぉぃぉぃ
 すげぇな、寝癖・・・まるでミツハツじゃんか。
 それとも、ファッションの領域か?」

「愛も試しに(<◎>)にしてみたら?髪長いんだし。」

「殴るよ^^?」

「冗談よ、冗談。本気だったけど。」

「どっちですか、それ・・・」


(それにしても、以外だなぁ・・・
 樹さんの部屋、、これは「少女趣味」と形容すればいいのかな?
 人は見かけによらないよね・・・この一週間でよく分かったわ。)

そう、樹の部屋は、まさしく女の子の部屋。
色に例えるならば、そう・・・ピンクだろう、間違いない。

(樹さんの外見とはかけ離れてるよ、愛ちゃんの方が似合うんじゃ、、
 なんでこんなコーディネイトになったんだろ。。。
 長い黒髪と、キっとした目つきで長身で・・・
 うん、まるでテスタメント♀って感じなんだけどなぁ。
 うん?テスタ♀??・・・そうか。
 テスタ=ディズィー=三歳=少女=そのまま反映!…なぁるほどぉ〜)

「ちょっと?一二三??」

「はいはい?」

「何一人でニヤニヤしてるの??」

「い〜え、別に^^」

「あらかた、この部屋のレイアウト見て驚いてんだろ。」

「別にいいでしょ、、好きなんだから
 それより、ギルティやろ、気分転換に・・・w」

「転換するのはお前だけ、、な」


悔しくても言い返せない、少女趣味な五所川原樹でした。

121名無しさん@2周年半:2005/04/15(金) 00:11:43 ID:FDWWHB6Y
>>20
>>127
( ´∀`)つ[GJ]

122名無しさん@2周年半:2005/04/15(金) 07:32:55 ID:vR1uX0ZY
職人方乙!

123名無しさん@2周年半:2005/04/15(金) 10:39:01 ID:Bl0txODU
ここ見てるとさぁ
忘れかけてた情熱を思い出しそうになるよな

12420:2005/04/15(金) 22:17:35 ID:1mf/2GYg
こんばんは、本日の定期更新です。

ところで、職人さん達はみんなどのキャラ使ってるんでしょう?
ちなみに俺はヴェノマーです。チップじゃないんです。
メイに関してはこれっぽっちの知識もありません・・・困ったな。

=======================================================================

前回>>119-120

『泣いてもしらないよ〜』
『君に用はないのだが・・・』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!

『イルカさ〜ん』カウンタッ

開幕、ヴェノムのボール生成にメイの横イルカが刺さる

「・・・お前、身内読み得意だな。」
「負けたら(<◎>)にしてもらうわよ?」
「上等だ。」

『お見事ぉ〜』

そのまま拍手起き攻め、メイはジャンプから3択を迫る。

『読めているぞ』

ヴェノムが確実にメイの攻撃をガードしていく。

ビシッ

連携の隙を突いた足払い、脅威の発生4Fだ。
そのままSボール生成

『・・・そこではない』

瞬間移動JSからめくり中段。
JS>屈K>近S1>カーカスを皮切りに一気に固めだす。

『ゆくぞ!カーカスライド!カーカスライド!』
『ちょっときついかも』

確かにきつそうだ。

『ショット!ロマンティーック!カーカスライド!先が読めr』
『もぉー!うるさぁーい!!』カウンタッ

デュービスカーブに合わせてサイクバースト。
ヴェノムが大きく吹っ飛ぶ。

「まだ、終わらないわよ?」

『ファールを犯したな!!』カウンタッ
「こっちの台詞だ。」

負けじとダウンサイクでメイを弾き飛ばす。

12520:2005/04/15(金) 22:18:08 ID:1mf/2GYg

「あ、そうだ樹さん」
「ん?なに??」

画面を見つめながら一二三の呼びかけに答える。


「今日のマジレンジャーと仮面ライダー、ビデオ撮ってません?」
「ハイィ!?」

「・・・む、隙あり」


『時間をとらせたな・・・、貫けぇ!!』

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
画面に刻まれるBeat28.29.30.31

『先が読めるか!』
『あゃゃゃゃゃ』


「あ、ごめんなさい」

「あ〜、気にしないで、気を抜いたあたしのミスよ。」


『ゆくぞ!ゆくぞ!ゆくぞ!ゆくぞ!ゆくぞ!』

画面内のヴェノムが『ゆくぞ!』を連呼する。
ダスト>JD>JD>HSスト×2の受身不能ダストだ。


「あっ、、ヤバ、ダスト喰らうなんて・・・」
「(<◎>)になるわけにはいかねーからな。」


『すまんな』
端〜中央への投げ、そこからモザイク式投げコンボを決めてSLASH


『ごめんねみんなー』

『ハァァァァァ・・・』


「あ、負けちゃった・・・」

「朝の特撮に負けたな。」

「あはは、ごめんね、樹さん
 ちょっと楽しみにしてたから・・・w」

「う〜ん、、、、なんて言うかさぁ、、
 その寝癖といい特撮番組といい、一二三、結構変わってるわね。」

「お前に言われてりゃ世話ねえって」

「・・・自分だけまともみたいに言って、、
 ザトー様フォォォ…のくせに。」


なかなか痛いところを切り返してくる。


「・・・、、わかったよ、おあいこだ、おあいこ。」

愛は痛いところをつつかれて苦しそうだ。
これは追撃を決めるしかない。


「フォォォ…」
「フォォォ…」
「・・・やめてくれ、頼むから」

こうして、ギルヲタ三人衆の週末は過ぎていった。

126名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 03:25:02 ID:mAObA6v2
フォォォォワロタ

127名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 18:43:37 ID:URUrjhcU
>>123
俺もノシ
>>20
GJ!!

12864:2005/04/16(土) 19:26:56 ID:xAy8TUYk
>>101


「お前にはエディが合ってんだ。この通知表を見てみろ」

雁田が一枚の白い紙を取り出した。

-----------------------------終戦管理局報告書:第4385号-------------------------------

Name. Masse Shoto
Height. 170cm
Weight. 53kg
Birthday. 4/14
Bloodtype. B
Character. Venom

筆記試験  0点

判断力   10
精神力   9
読み    7
コンボ精度 4
立ち回り  5
防御スキル 4
攻撃スキル 4

中距離でのぶっぱステ青による独特の戦闘スタイルが特徴。
読みがなかなか鋭く、命中率が高い。中距離でもヴェノムらしからぬプレッシャーを与えられる。
しかし性格がかなり強気でぶっぱ多目という点を考慮するとヴェノムはあまり合っていない。

コンボ精度等の実戦的スキルは平均にやや劣るが、精神力と判断力は一流である。
基本的に対戦時はいかなる状況下にあっても動揺が見られない。大会で真価を発揮するタイプ。
画面端との距離、自キャラと相手キャラの位置関係等を把握する能力に長けており
シューティング技術も高い。

しかし筆記試験0点は忌々しき問題である。
ダメージ計算等は大目に見てやれないことも無いが、キャラ対策の知識が乏しいのは重大な問題。
またメンタル面では高いレベルにあるが、それが生かしきれていない。
さらに実戦的スキルの低さを考慮し、当該固体の評価はCとする。

------------------------------------------------------------------------------------------

「お前の判断力はかなり高く評価してる。
 エディは確かに最強キャラだが、その性能を遺憾なく発揮するには高い判断力が要る。
 常にエディゲージに気を使ってないとダメだからな。
 状況に応じて最適なコンボを入れるのは難しいんだ。相手を崩した時のこちらの残りエディゲージ、
 画面端までの距離、TG、相手のGB、ドリハメに移行すべきか、それともそのまま体力を奪うか、
 様々な要素を総合的に見て、どんなコンボを入れるのか瞬時に判断しなくてはならない。
 でもお前ならそれも可能だろう。どうだ?キャラ替えする気はあるか?
 他にはジョニーなんかもオススメだが」

ジョニー…こいつもサブで使える。
ヴェノムに無い物、それは火力。ワンコンボで5割6割殺ぎ落とす爽快感。
だから火力の高いキャラをサブで使った。俺はそれを求めていたから。
でも―――

「冗談じゃねぇ!俺は今までヴェノムで戦ってきたんだ。いまさら替えられるかよ!」
「そうか…でも、お前はここに入学してきてから何勝した?」
「うっ…」

0勝…4敗…

「一言だけ言わせてもらう。
 お前にヴェノムは向いてない。
 以上だ。まぁ、時間はたっぷりあるんだ。この夏休みにでもじっくり考えてみるんだな」

"お前にヴェノムは向いてない"その言葉は俺の胸を深く抉った。

12964:2005/04/16(土) 19:27:44 ID:xAy8TUYk
「あ!緒土、どうだった?通知表貰ったんでしょ?見せてよ」

教室に入ると早速聖に声を掛けられた。他のメンバーもそろっている。

「お前ら…雁田に何か言われなかったか?」
「何かって?」

全員「通知表を渡されただけだ」と答えた。

「いや…言われてないならいい…」

(キャラ替えを薦められたのは俺だけか…)

「兄貴、見せてくださいよ。ハァハァ」
「……じゃあお前のも見せろ」
「え!お、オレのも見たい!?そんな…兄貴…ハァハァ」

もう嫌だ。こいつウザすぎ。こっちまで頭おかしくなりそうだ。

「じゃあアタシが先見るねー」
「あ!」

郁瀬に気を取られているうちに聖に通知表を取られてしまった。

「ちっ、三綾!お前の通知表見せろ!」
「あ、兄貴…オレのは」
「要らん!」

今は同じヴェノム使いである三綾の評価を見るほうが先だ。


-----------------------------終戦管理局報告書:第4386号-------------------------------

Name. Miaya Matana
Height. 164cm
Weight. 46kg
Birthday. 8/13
Bloodtype. AB
Character. Venom

筆記試験 65点

精神力   3
判断力   7
読み    6
コンボ精度 5
立ち回り  6
攻撃スキル 8
防御スキル 10


瞬間移動を多用した幻惑的な戦闘スタイル。
かなり予測しにくい動きのらめ初見の相手にとっては勿論、対戦を重ねた相手にとっても脅威。
実戦的スキルのレベルが高い。特に防御面は特筆すべき高さ。
洗練された反射神経と動体視力のおかげでガードは鉄壁。
ファジーなどの知識も豊富で生半可な攻撃ではまず崩れない。

ただし精神的に不安定。波に乗れば強いが、相手に飲まれればそのまま一気に殺されかねない。
大会などプレッシャーがかかる場面が不安。

キャラ対策はそこそこ出来ており問題は無い。

攻撃スキル、防御スキルが特に高く、当該固体の評価はBとする。

--------------------------------------------------------------------------------

130前スレ601:2005/04/16(土) 20:15:43 ID:Oc71EmsU
皆様お久しぶりです。
お久しぶりすぎて忘れてる方も、初見の方もいらっしゃると思いますが…。
また時々SS上げさせていただきたいと思います。
誤字脱字、日本語がおかしいなどはご愛嬌と言う事で…。

前回 >>前スレ879

「…常々大きいとは思っていたが…」
校門の前に立ち尽くしながら杖府が溜息を漏らす
「改めて見ると圧巻だな」

社立ギルティ学園
生徒数はゆうに3000人を越え、ギルティで一度でも頂点を夢見れば誰もが名を聞いたことがあるだろう。
いわく、ギルオタの聖地
いわく、最強を決める場所

「先生…か、悪くない…」
しばらく門から中を見つめていた杖府はゆっくりと門を潜り職員室へと歩きだした。

「…職員室はどこだ…」



どのくらい歩いただろうか、
「まだ校舎が見えないとは…、広いにも限度があるだろう…。」
季節は春、まだ桜散り切らぬ並木道を歩きながら愚痴る、
「普段なら…、花見とでも…、行きたい…、とこだが…。」
流石に老骨に長時間の運動は響く、普段ゲーセンの店長というあまり日の当たらない仕事をしているからなおさらだ。

「…ここは部外者以外立ち入り禁止ですが。なにか御用でしょうか?」
「…★@□っ!?」
急に後ろから声をかけられ思わず変な声が出てしまった、
「…女…?」
長い黒髪、整った顔、すらりとした体、突然現れた謎の女性に見たまんまの言葉を発してしまった。
「…?私は男ですが…。用がないのならお引き取り願います。」
「あ、いやすまない、職員室を探していたのだが、思ったより敷地が広くてな…、迷ってしまった。」
顎髭をポリポリ掻きながら答える
「失礼ですがお名前を…」
淡々とした口調で聞いてくる
「杖府だ、牙武理=L=杖府。右…いや石渡に呼ばれてきた。」
「杖府様ですね、校長がお待ちです。どうぞ。」
ガチャ
謎の女性、もとい男性は車のドアを開け、乗るように促す。
「…車なんてあったか…?」
「なにか言いましたか?」
「…いや、なんでもない。」

桜並木を車で走る。
あれは…、体育館だろうか、独特の形をした大きい建物が建っている。
「ずいぶんと広い学園なんだな、…ええと…。」
「おっと、申し遅れました。私は折戸 瞳(おれと ひとみ)と申します。
 使用キャラはテスタメント。仕事は・・・、簡単に言えば用務員と言ったところでしょうか。」
簡単に言えば用務員・・・?
「瞳さ…、いや君か…。」
「…あまり下の名前で呼ばれるのは好きではありません。」
折戸の顔が曇る
「あ、いや失礼。。」
「……。」
「……。」
少しの沈黙

キッ
ガチャッ

車が止まり、ドアを折戸が開ける。。
「校長室はこちらです、どうぞ。敷地内の案内はあとで別のものにやらせましょう。」
いつのまにか先に降りた折戸がドアの前に立っていた。

社立ギルティ学園…、思ったよりおもしろい場所のようだ。



いかがでしょうか、まだまだ稚拙な部分多々あるでしょうが
これからもどうぞよろしくお願いします。
感想、ツッコミ等々ございましたら遠慮なくご意見ください。

131前スレ601:2005/04/16(土) 20:19:52 ID:Oc71EmsU
連カキすいません。

上で夏休みが・・・とか書いてあるのにに春って…w
ごめんなさい、春のときのお話とでも思っちゃってくださいっw
時間軸がずれてるんですっ、たぶん…。

132名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 20:26:25 ID:uNuwAxbU
みんなGJ!

無理に時間軸あわせなくてもいいんじゃね?
書きにくくなると思うし

133名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 22:04:42 ID:URUrjhcU
>>64
超GJ!!!終戦管理局ワロタ
>>前スレ601
久々の投下GJ!!!

13420:2005/04/16(土) 22:32:49 ID:nYzRPtj2
こんばんは、20です。
ここで拙いSS書き始めてからというもの、
一日中頭の中でSSの展開ばかり考えるようになりました。

夢中になれることはいいことだと信じてみます。
======================================================================
前回124-125

「さて、どう過ごしたもんかな・・・」

佐藤 愛は暇だった。
折角の夏休みを有意義に過ごせていない。

「やっぱ、苦手克服した方がいいかな。」

広告とペンを机の上に広げて、自分が少しでも弱いと思ったところを書いていく。

俺の弱点
・速いキャラが嫌いだ
・ステ青の精度が微妙によろしくない
・実はカーカスループがループしない
・実は低空ループもできない
・目押しが苦手だ
・シューティングが微妙に単調だ
・固めてばっかで崩そうとしてないときがある。
・弱い
・名前

書いてみると意外と弱点はあるものだ。

「さて、このうち早急に直すべきものは、
 やはり1番と2番、6番あたりか。誰かと一緒にやった方がいいな・・・
 つーか、8番が直せればこの上ないんだがな・・・」

誰かと一緒にやると思い立ったものの、
一緒にできそうなのは樹か一二三くらいしかいない。

「メイとチップでは速いのはチップだな。
 よし、一二三と一緒に練習しよう。」

そう考え携帯を取り出す。
しかし、愛は一二三の番号をしらなかった。

「・・・聞いておくんだったな。しかたない、樹に聞くか。」

トゥルルルルル ピッ

「もしもし?珍しいわね、愛からかけてくるなんて。」
「なぁ、一二三の電話番号教えてくれないか?」
「一二三?携帯なら○○○ー△△△△ー××××だけど?
 なに?もしかしてデートにでも誘うの?」
「馬鹿なこと言ってねぇで練習でもしてろ。」
「怪しいじゃないのよ、まったく、愛も隅に置けn プチッ

強制的に通信を途絶させる。
これ以上樹の戯言になど付き合っているわけにはいかない。
俺は弱点を克服しないと明日が来ないんだ。別にそんなことは無いが。

早速教えてもらった番号にかける。

トゥルルルルル トゥルルルルル ピッ

「もしもし?」
「一二三か?・・・俺だ」
「・・・誰ですか?」
「いや、、、俺。」
「俺って言われてもわかんないです。」

俺は正直なところ、自分の名前を口にしたくない。
自己紹介なんかも「佐藤です」で終わりにしたりしてしまう。

「・・・愛だよ」
「なんだ、愛ちゃんですか、最初から言えばいいのに」
「自分の名前をあまり口にしたくない。」
「わがままですね、、何か用ですか?」

わがままってな、、俺の気持ちにもなってみろ。

「暇なら一緒に練習しないか?」
「はい、暇ですので是非。」
「俺の家わかるか?」
「一応、微妙に危ないかもしれませんけど・・・」
「んじゃ心配ないな、待ってるぞ」
「え!ちょtt プチッ




今のは切らない方が良かったか・・・?

13520:2005/04/16(土) 22:35:43 ID:nYzRPtj2

「困ったなぁ・・・」

一二三・エア・プロヴォークは迷っていた。
愛の家がわからないからである。
とりあえず、いつも愛と別れる場所まで来てはみたが・・・解らないものは解らないのだ。

「やっぱり、電話して聞いた方がいいかな。」

そう思い立って早速樹にかけてみる。
「一応わかる」といって切られたばかりなので愛にはかけづらい

トゥルルルル ピッ

「もしもし?」
「あ、樹さん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど」
「なに?なんでも答えるわよ。」
「愛ちゃんの家はどこなんでしょう・・・?」
「ゥエェーーーーッ!!」

樹が必要以上に驚く。
というか、驚く理由などこれっぽっちも存在しないはず。
にもかかわらずこのリアクションとは。。

「え、何か変なこと聞いちゃいました?」
「いえ、何でもないわ、若いわねぇ」
「はぃ?いや、ギルティの練習しようって誘われまして。」
「・・・」
「樹さん?」

樹の動きが止まる、見えないが電話越しに伝わってくる。
そう、これは「あれ・・・?」といった雰囲気だ、伝わってくる。

「・・・なんでもないわ、愛の家ならコインランドリーの向かい側よ」
「コインランドリーの向かいですね、どうも。」ピッ


電話を切る、しかしさっきの「ゥエェーーーーッ!!」は気になる。

「見つけるのに苦労しないほどわかり易いのかな・・・?
 それとも、実はすぐそこにあるとか、、
 あ、あった。コインランドリー。
 ということは、、、この家かな?」

見つけた家はごくごく普通の家だった。
別に異常に豪華なわけでもなければ、異常にボロいわけでもない。
真実を知れば知るほどさっきの反応は謎のベールに包まれる。

ピンポーン
「ん?あぁ、一二三か、まぁ上がれよ。」
「お邪魔します〜。」
「悪いな、練習つき合わせて、」
「いいんですよ、私も練習するんだし。
 ところで、なんで樹さん誘わなかったんですか?」

ふと思い立った疑問をぶつけてみる。
練習するなら3人でやったほうがいいはずだ。
愛は少し考えた後にこう答えた。

「ん・・・、速いキャラが苦手だからだ。」
「・・・それ微妙に回答がズレてません?」

「気にすんな」

13620:2005/04/16(土) 22:38:57 ID:nYzRPtj2

「流石に驚いたわ・・・」

五所川原樹は困惑していた。
何故困惑してるかって、数分前に掛かって来た2本の電話のせいだ。


一本目の電話は愛から
『一二三の番号を教えろ』
と言われたので素直に教えてあげた。

ついでに
「デートにでも誘うの?隅に置けないわねぇ」
とからかってやった。



数分後


二本目の電話は一二三から
『愛ちゃんの家を教えて』
と言われた。


この時、既に私の頭は要らぬ詮索をしてしまった。
要らぬ詮索どころか、自分の愚かさを思い知らされた気がした。

『番号教えて→デート?→馬鹿、ちげーよ→愛ちゃんの家は?』

『番号→デート→馬鹿→家』

『デート→家』


デートと家が直結してしまった。


このときの頭の働きっぷりといったら・・・
危うく脳がピンクに染まるところだった。
『デートから家へ』
馬鹿だ、私ってば相当の馬鹿だ・・・メイの使いすぎで脳が染まったのかな・・・?


いくら、若い高校生の男女からそれぞれ電話がかかってきたからといっても、
私が正常なギルヲタなのであれば、直結で『ギルティの練習』という結論にたどり着くはず・・・
それにもかかわらず、他人の色恋沙汰の心配をするなんて、、こんなんじゃいけないわね。

「・・・反省しなきゃ。」

そう思い立ってスティックを持つ。


しかし、結局練習するのはメイなので、彼女の脳の汚染度が増すのは目に見えていた。

137名無しさん@2周年半:2005/04/16(土) 23:54:13 ID:URUrjhcU
>>20
超GJ!!!
暇なときに書き込んでもらえれば(・∀・)イイよ!!

138名無しさん@2周年半:2005/04/17(日) 00:42:53 ID:B0KxGn3s
やっぱり>>64氏は神だなーwww
個人的にはジョニーにキャラ替えしたほうが面白そうかな

139自分がギルオタだと実感した207:2005/04/17(日) 02:26:32 ID:.eV0z2BU
>>20
GJ!20氏は神ですか?64氏とはまた違った面白さがあって20氏のSS大好きです!

>>601
お久しぶりGJ!ギル学って車で移動するくらい広いんですねw
それに3千人もいるんだwビックリですw

>>64
GJ!三綾の誕生日が俺と同じなのは仕様ですか?w
続き期待して待ってますね!

14061:2005/04/17(日) 11:31:32 ID:peCjpZSk
え〜ちょっと前に書き逃げじゃない宣言したものですが、
僕は実は現役受験生なので勉強でPCつけたりゲームしたりゲーセンに行ったり出来る暇もほぼ0の状態になりました。
さらに僕のSSに時間軸はまだ春の入学シーズンだから周りの方との時間軸がずれてたいへん読みにくいものになってしまい、中途半端になってしまうと思います。
なので考えた結果、スイマセンが僕はもうここでSSを書くことは無いと思います。
半端なものを置いて未完のまま去る形になってしまって本当にスイマセン。
最後に、溜めておいたネタや皆さんが出していなかったアクセル使いやテスタ使いなどの新キャラが出せなかったのは非常に心残りです。

14120:2005/04/17(日) 14:39:46 ID:Wew4Y5ig
>>61
あぅ、、、残念です。。
私は書き手ですが、同時に読み手でもあるので、、
61氏のザッパ使いの話は楽しみだったんですけど・・・
今年受験ですか、、大学受験(かな?)頑張ってください。

折角ですから、出せなかったキャラ達の名前や特徴など教えてくれませんか?
このままただの案で終わるのは勿体無いですし、、
私のSSで活躍させることも可能ですし。良かったらでいいです。

142名無しさん@2周年半:2005/04/17(日) 16:33:48 ID:O//jNfDQ
確かにこのまま終わらせるのは勿体無いな。
20氏に活躍させてもらうってのも悪くない希ガス。

14361:2005/04/17(日) 20:07:57 ID:peCjpZSk
>>20
ではお言葉に甘えて書かせて頂きます。
剣 犬助(つるぎ けんすけ) 剣と犬で『ケン』が2つであだ名はケンジ ザッパ使い 男
特徴・・・田舎者、周りに流されやすく、頼みごとが断れず代表的日本人な性格、弱気で自分に自信が無い。腕は並みよりは上程度(10段階ならオール7ほど)で特筆して自慢できるものは無いがマニュアルはちゃんと抑えてある、が逆を言えば普通な事しか出来ない。
あと犬の憑依率は名の通りかなり高いが剣も相当高い、偏りはその日のテンションに左右される事が多い。

夜貞 子澄(やさだ こすみ) ザッパ使い 女
特徴・・・性格は相当明るく落ち込むことはほぼ無い楽天家、GGの腕は並み以上ケンジ以下だが時々、相手が次に何が憑依するかや相手が次に何をやってくるかなど色々と『先が視える』ことがある。イタコ的なものをイメージ?

何ヶ出・F・威々紗(なにがで・えふ・いーしゃ) 女 ファウスト使い 愛称はイーシャ フィリピン人と日本人のハーフ
特徴・・・GGは野生のファウストってイメージだけど具体的な戦法は未定、容姿はスト3サードストライクのエレナを小さくした感じで野生児のイメージ。性格は舞-HIMEのミコト+エレナ。頭はお世辞にもいいとは言えず、天然系少女。他は未定(出さないまま終わらせる可能性あり。)

直下 吸(なおした きゅう) スレイヤー使い 男
特徴・・・魔夢の保護者的存在、得意技は歩き接近から見てから吸血、吸血×nから前ステ>前ステ吸血などの吸い直し連携もたくさん使う。どこかのスレで見たけど、スレ使いのkubo氏が同キャラでKマッパ見てから無敵吸血で吸ったという話を聞いたのでプレイの元ネタはこれ、性格や容姿は紳士的で冷静(でもどこか抜けている)で長身お節介で優しいが裏では何を考えてるか分からない。冗談が通じない=怒るのではなく、本気で受け止めてしまう。(フル−ツバスケットでの草摩紫呉−お笑い要素、が元ネタ)

墓堀 魔夢(ぼほり まむ) テスタ使い 男
特徴・・・女っぽい名前だけど男、強気、屁理屈、生意気、何かと理論派の子供、大人になりきれない自分に苛立ちを感じている。見た目は女の子だが中身は男の子、いわゆるショタ属性。男口調の鰤っぽい感じ。だが、この容姿と名前にコンプレックスがある。GGは罠待ちベースで最終ラウンドまでに癖を読み取り、自分が当てれる確信のある時はナイトメアサーキュラーやディガーをブッパなす。(フル−ツバスケットでの草摩燈路が元ネタ)

鎖蜂 焔(さばち ほむら) アクセル使い 女
特徴・・・蜂巣や天放で暴れ狩りメイン、(ダッシュ足払いディレイキャンセル下段天放でヴェノムの暴れ足払いを取るなど)ダメージよりも精神的に追い詰めるのが得意or好きで勝負の後半では相手は暴れはもちろん動く気さえ無くさせる。容姿は日本人なのにブロンドヘアーのロングで長身、書けたらクールビューティーにさせたい、冗談を言わないアクセルを女化させた感じ。カワイイ美しいという感じでは無くかっこいいイメージ、性格は舞-HIMEの久我なつきが元ネタ。

雷悪 踏蒼(ライオ とそう) 教師 男 ソル使い
巨体、熱くてむさ苦しい、ぶっきらぼうな男。ライオット青を絡めた連携が得意。崩しはVVと投げの二択メイン。得意なものは実はカプコンの格ゲー。

とりあえずPCに取っといたメモをコピペで貼るので僕にしか分からない表現が多々あるかも知れない・・・。
20氏のSSの負担にはなりたくないので無理にとは言いませんが使えそうなヤツを使って頂けると嬉しいです。
あと、大学受験の合間の時間は出来るだけこのスレを見たいと思うので20氏64氏前スレ601氏、他の多くの書き手の皆様や今新しく書こうかな?と思っている新世代候補の方々の華々しい活躍を大いに期待しています。

14420:2005/04/17(日) 20:44:32 ID:Wew4Y5ig
>>61

了解しました、
正直メインキャラとするには数が多くて私には扱いきれないと思います。
よってちょくちょく出てくる、といった感じになりそうです。
もし、勉強の合間に見て、「なんか違うな」って思ったらバンバン言ってください。

それと、、、
私、舞-HIMEとフルーツバスケット、見たことないんです(滝汗)
だから、キャラのイメージもサッパリわかんない・・・あわわ。
誰か親切な人、教えてください、お願いします。

最後に61氏、短い間ではありましたが、お疲れ様でした。
SSは無理かと思いますが、またこのスレに来て書き込んでくれるのを楽しみに待っています。

14520:2005/04/17(日) 21:45:02 ID:Wew4Y5ig
よし!出来た!!
なんか上手くキャラの性格がまとまりきってないけど、そこは愛嬌で・・・。

=======================================================================
前回>>134-136


その日、
「ギルティの練習はやはり、ZEPPSでやるに限る。」
そう考えた樹はZEPPSへやってきた。

(実戦こそ、最高の練習よね・・・。)


そう思いつつ50円を投入し、ゲームを開始する。

(うん、そうねぇ・・・ここはイルカ縦を使って攻める方が・・・)

CPU戦を軽くこなしていると、見かけない2人組みが視界の隅に映った。



「やっぱ、ギル高の隣だけあって活気あるな、ここから俺の第二の人生が始まるんだ。」
「もー、独り言の癖は治したほうがいいよ?」



(ん?見ない顔ね・・・。私って、転入生とゲーセンでエンカウントする確率高いわね、一二三もそうだったけど。)


「ギル高生の強さはどんなもんかな、と」
「んもぅ、ケンジ一人でばっか喋らないでよ。」




『夕飯はベジタボー!!』


(・・・言ってるそばから乱入。さっきのカップルね。)


画面が切り替わり、カーソルはゆっくりと右下へ下りていく。


直前の会話から予想すると、乱入してきたのは男の方だろう。
画面に赤いザッパが姿をあらわした。


『ヤバイ、ヤバイって、、このままだと・・・キタァァァァァァ!!』
『子供だと思わないことだね。』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


『助けて、助けて』ピコピコピコピコ

開幕、ザッパはバックステップ2回、メイはそれを追うようにダッシュする。


(・・・ムカデかしら)


FDで急停止をかける。読みどおり、ザッパはムカデを出して霊を呼ぶ。


「さて、今日の一発目は何かな。」



――――――剣だ。

14620:2005/04/17(日) 21:45:40 ID:Wew4Y5ig

(気のせいかしら、、筐体の向こうからボソボソと独り言が聞こえる。)

筐体の向こう側からはボソボソとなにか独り言が聞こえてくる。
ちなみに、筐体の中でもザッパが独り言を呟いている。

『夢だけで飯が食えるか!!』
いつ聞いてもなにかを考えさせてくれる独り言だ。
夢だけで飯は食えるのだろうか・・・食えるような気もするが、食えない気もする。

(・・・ダブル独り言ね、なんか怖い。)

『肉切らせろぉ〜〜。』

お互い微妙な距離が離れたまま牽制を振り合う。
沈黙を破ったのは樹のメイ、不意をついてイルカさん縦で奇襲をかける。


『突撃ーっ!』
『キィイイイィィィヤァァァ!!』


「お、今日の俺は結構冴えてるな。」

(なっ、、金バーストを合わせてきた。。このザッパ、なかなかやるわね。)


その後も、剣の先端を当てるように上手に間合いを計って牽制を繰り返す。
時々置いてくる昇竜青がアクセントになってやたらとやりにくい。
ついでに、時々聞こえてくる謎の独り言がスパイスになってもっとやりにくい。

(あくまでも相手は剣よ。隙が大きいのは白日の明じゃない。
 うん、パターンはなんとなく解ってきたわ・・・次ね、バーストで追い返す。)

『もー、うるさーい!!』


『史上最大の悪夢!!』

メイが放った渾身のサイクバーストは、ザッパに当たることはなかった。
サイクの瞬間、ザッパは「産まれる!」を発動。馬鹿長い無敵時間でサイクを避ける。

「ふ〜、あぶないあぶない、やっぱり産まれるは頼りになるな。」


(・・・サイクを産まれるの無敵時間で避けるなんて・・・
 なかなか面白い相手に会えた物ね、でも状況は良くない・・・
 画面端、ダウン、相手は無憑依・・・つぎの憑依次第ね。)


「大事なムカデだ、頼むぞ・・・でろよぉ・・・。」








―――――ガゥルルルルル


「やった、ここで犬だよ。やっぱり俺ってば今日も憑いてるな。」

14720:2005/04/17(日) 21:46:11 ID:Wew4Y5ig

(あ、、犬でた・・・犬でちゃった・・・無理、捨てゲー安定・・・)

そう、樹はザッパの犬連携はもちろん、幽霊による連携すら抜けられない。
いい様に固められるだけの樹、連携に隙が見当たらない・・・。


(あっ、ヤバッ、、、投げられた・・・。)

『カウンタッカウンタッカウンタッ』

崩れてしまえばもはやザッパと犬の独壇場。
成す術もなくGBMAXからコンボを決められ負けてしまった。


『もう少しだったのに』

『コレはッ・・・一体どうした・・・!!』

「よし、ギル高前での初勝利だ。」
「まだ1ラウンドだけだよ、気を抜くと負けちゃうよ?」


(・・・犬ハメなんて抜けられるわけないってば・・・。無理無理。)


2ラウンド目はそれこそ目も当てられない光景が広がってしまった。
開幕にムカデを喰らって霊魂3つ。
その後、帰ってこないで下さいを数発もらって霊魂5つ。
産まれるぶっぱから屈P>屈K>ムカデ喰らってラオウ憑依。


そして、ラオウがぶっぱなしたエドガイにぶち当たってそこからアンセムループ。


そのときの体力の減り方といったら、、まさに『怖いよ〜。』の一言につきる。


「おめでとう、ケンジ。」
「あ、あぁ、、ありがとう、なんかまた色々助言してくれたね・・・」


(助言・・・?ていうことは何?対戦中に次何がきそうか女の方が教えてたの?
 なるほど・・・だからあのサイクをあんな風に返すわけだ・・・。
 とりあえず、、面白そうだから声かけてみようかな。)

「ねぇ、君達、転入生?」
「え、はい、そうです。田舎から上京したてで・・・」

少し頼りなさげに男の方が答える。

「ケンジ、自己紹介くらいしなよ。
 わたし、夜貞 子澄です。よろしくおねがいします。」
「五所川原 樹よ、よろしく。」

「えーと、剣 犬助です、よろしくお願いします。」

「あれ?ケンスケ?」

「え?別に可笑しな名前じゃないと思うんだけどな・・・」
「いえ、さっきケンジって読んでたような気が・・・。」

「それ、あだ名なんです、頭文字が剣と犬で、ケンが2つでケンジなんです。」
「なんだ、そういうことか。それじゃ、私はこれで帰るね、また。」



・・・会話してても独り言って言うものなのね。初めて知ったわ。

148名無しさん@2周年半:2005/04/17(日) 22:19:45 ID:JC4Q.O2w
スーパーウルトラGJ

149元61と言っておく:2005/04/17(日) 22:59:49 ID:peCjpZSk
最後と言いつつ未練がましく度々来てしまう僕ガイル。
20氏の仕事の速さには頭が上がりません。ほんとにGJです。使ってくださってありがとうございます。
性格が分かり図らそうなので一応補足です。
犬助=独り言言いまくるエヴァの碇シンジや.hackの司みたいな。
子澄=20氏のSS通りです。
直下=墓堀と常に一緒にいる、誰に対しても敬語、CCさくらのお父さん、西遊記RELOADの八戒、ジョジョ5部のフーゴ、どれかが分かってもらいたい・・・。
墓堀=直下と常に一緒にいる、まむちゃんとからかわれる事多数、他の男子に人気がある、ジョジョ5部のナランチャ、とにかくかわいいくせに生意気で屁理屈な感じ。
鎖蜂=.hackのガルデニア。一応ここに載っている僕のキャラクターの中では一番強い。
イーシャ=常にドーナツやらチョコ喰ってる、いつも動き回ってるチビでガキ、常識は何も知らない野生児、子澄や犬助が世話してる。これだけは残念ながら舞-HIMEのみこととしか例が思いつかない。
例えがどれか1つでもわかってもらえるといいのですが・・・。

15020:2005/04/17(日) 23:14:48 ID:Wew4Y5ig
>>61

なるほど!私にも良く解る性格解説ありがとうございます。
CCさくらやJOJOはよく分からないけど、.hackや最遊記なら見た記憶が・・・。

とりあえず、元を知らなきゃ話にならないので
舞-HIMEやフルーツバスケットの公式をさっき見てましたw

ホント参考になりました。ありがとうございます。

151名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 00:17:49 ID:9vlbQF6c
>>20
あんたなかなか…GJだゼ(´∀`)b

152名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 02:35:00 ID:Qt/6piYg
>>20
頑張りっぷりがスーパーGJ。
これからもGJっぷりを見送らせてくれ。

153名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 07:36:03 ID:EYmrV4/k
おい!職人ども!




(^з^)-☆Chu!!

154名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 17:04:28 ID:3QRQq.UI
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!

155名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 17:44:16 ID:Or8qVuXQ
>>20
っ[GJ]

15664:2005/04/18(月) 18:17:34 ID:xFJ/9FVU
>>128


やばい…やばいぞこれは。このままいけば三綾に差がつけられちまう。闘劇に出れるのはどっちか一人。
なんとかして巻き返さないと…!

「これって高いのかなぁ」
「俺よりは好成績だ」

マジでキャラ替えも考慮に入れないとキツイか…?
でもエディにした所で郁瀬 弓太と言う超え難い壁がある。ならジョニーか?

「緒土、アンタやばくない?評価低いわよ。しかも筆記0点て…」
「うるせーな!お前のも見せろ!」
「はい。見たら落ち込むかもね〜」

------------------終戦管理局報告書:第4515号-------------------

Name. Etuji Hijiri
Height. 170cm
Weight. 46kg
Birthday. 1/25
Bloodtype. B
Character. Ky=Kiske

筆記試験  48点

精神力   2
判断力   7
読み    10over
コンボ精度 5
立ち回り  10
攻撃スキル 6
防御スキル 7


とにかく立ち回りが強く、封殺も珍しくない。
そしてなんと言っても特筆すべきはあまりにも鋭い読みである。
要所要所で繰り出される牽制は信じがたいほどカウンターヒットする。
スタンエッジなどの命中率も非常に高い。
その非常に強力な牽制技術と読みで安定した戦いが望める。

ただし、それは平静時の話である。
キレるとSVTをぶっ放したりひたすらハイリターンの行動ばかりをとる。
これが玉に傷。これさえなければかなり優秀なのだが…。
また、筆記試験もやや悪い。キャラ対策が偏り過ぎている。
もう少し広く対策を練ると良い。

精神力意外は軒並み高い点を考えると評価は最低でもB+はくだらない。

---------------------------------------------------------------

とりあえず最後のAとかBとかいうのを見ればいいらしい。今のところ聖も三綾も俺より高い…。
そして郁瀬

----------------------終戦管理局報告書:第1573号---------------

Name. Ikuse Kyuta
Height. 178cm
Weight. 67kg
Birthday. 7/5
Bloodtype. O
Character.Eddie

筆記試験  15点

精神力   8
判断力   9
読み    8
立ち回り  9
コンボ精度 10
防御スキル 8
攻撃スキル 8


当該個体は、現在E組で最も強い人間であると思われる。
とにかく全ての点において高水準。その上キャラもエディであるため高評価。有望株である。
特筆すべきは常時エディによる立ち回り。
隙の無い立ち回りと柔軟なアドリブで、起き攻めに行かなくても高威力コンボを叩き込める。
何かしら攻撃を引っ掛ければ当たり前のように5割持っていく。
分身展開時の立ち回りは非の付け所が無い。

だがエディ使いには珍しく、起き攻めは苦手。
さらに筆記試験と点も芳しくない。

以上のことから、当該個体の評価はAとする。キャラ対策を充実させれば評価Sでも良いのだが。

-------------------------------------------------------------------

15764:2005/04/18(月) 18:18:10 ID:xFJ/9FVU
やはりコイツは頭二つ抜けてる。エディにキャラ換えしたところでこの壁を越えられるとは考えにくい。

「す、凄い!筆記100点!?」

三綾が感嘆の声を漏らした。

「誰が?」
「紙野さんだよ。凄いなぁ…」
「ちょっとみせてくれ紙野」
「うん」

----------------終戦管理局報告書:第5236号----------------

Name. Kamino Tsuyoshi
Height. 168cm
Weight. 49kg
Birthday. 2/9
Bloodtype. A
Character.chipp

精神力   1
判断力   8
読み    6
立ち回り  8
コンボ精度 5
防御スキル 7
攻撃スキル 7

筆記試験 100点


当該固体はなんと言ってもプレッシャーに弱いのが難点である。
大会などで本来の実力を発揮するのはかなり困難に思われる。
一度克服してしまえば波に乗れるのだが、一刻も早く改善したい問題である。

戦闘スタイルに関しては柔軟で攻めも守りも得意。
長所は鍛錬に妥協を惜しまないところである。
筆記試験は完璧に解答しており、キャラ対策などの知識では他の追随を許さない。
実戦でこの対策を完全に再現できれば猛威を振るうであろう。

今後の成長にも大きく期待できる。ただしキャラが所謂「弱キャラ」であるのが難点か。

以上より当該個体の評価はCとする。

----------------------------------------------------------------

俺と同じだ…このままだと三綾、聖、郁瀬の3人がクラス代表ってことに?
いや、俺が知らないだけでクラスにはまだまだ強い奴がたくさんいるかもしれない。
とりあえず俺がこの3人に遅れを取っている事だけは確かだ。

「よーし全員渡ったな!それじゃあ解散!」

雁田一言そう言って教室を出て行った。教室内はすぐに生徒の声で埋め尽くされた。
これから長い夏休みが始まる。この1ヶ月で絶対今より強くならないと―――

「もう一回言ってみろよテメェ!!」

その時怒声が教室に響いた。まさに青天の霹靂だった。

15864:2005/04/18(月) 18:18:43 ID:xFJ/9FVU
「おいおい聞こえなかったのか?もう一度言ってやろうか?」

永園と男が言い合っている。見覚えがある…部活見学の時に永園と一緒にいたヤツだ。

「永園テメェふざけんなよ!!」

―――ゴッ

殴打。
教室内が不気味に静まり返る。
男が鼻と鼻が付くくらい永園に顔を近づける。

「あの雑魚チップ使いにも負けたくせに、いきがってんじゃねェぞ!ああ!?」
「―――ペッ」

ビチャ

「うわ!?目が…!?」

永園の口元ニタリと歪んだ。

「うぜェんだよ雑魚が」

相手の腹を足の裏で潰すような蹴りを繰り出す。

「ウオぇっ…!」

嘔吐する寸前のような悲痛な叫び。男が腰を折り曲げて地面に手をつく。

「これで蹴りやすくなったな」

ブォンッ!!と頭に一撃。バットのスウィングのような、横に振りぬく蹴り。
男はそのまま無造作に地面に倒れた。永園が男の頭をゴリゴリ踏みつける。

「もうお前らみたいな屑と馴れ合うのも飽きたって言ってんだよ」

黒い笑み。下を見ると男は顔面蒼白になって小刻みに震えている。耳からは出血が確認できる。
だが男はただ震えるだけで叫び声一つ上げない。
恐怖のあまり叫び声を上げられない?いや、違う。

あれは震えじゃない―――痙攣。

「脳震盪を起こしてるぞ!!」

思わず叫ぶ。状態を見たところかなりヤバイ。手足の痙攣は脳に異常がある可能性が高い。

「きゃーーーーー!!!!」

俺の一声が引き金となって生徒達が取り乱し始めた。
数分後、悲鳴を聞きつけた雁田が血相変えて教室に入ってきた。
女生徒の悲鳴、雁田の怒号、生徒の取り乱す声…全てが混ざり合って混濁とした狂気が教室に充満していた。


その後教師が数名慌しく教室に入ってきた。男は急造の担架に乗せられて病院へ運ばれた。
かなり重い脳震盪ではあったが、幸いにも後遺症は残らずに済むらしい。
そして永園は今雁田に糾弾を受けていた。

「永園!!お前は自分が何をしたか分かってるのか!!」

永園はぼんやりと突っ立って一言も言葉を発しない。
何をしている?弁解しないのか?
確かに永園の行動は非道なものだったが永園だけに罪があるわけじゃない。あの男が先に仕掛けたんだ。
何故そう言わない?「アイツがさきに殴ってきたんだ」そう言えばいいじゃないか。言えよ!!

「永園の行動は自己防衛の範囲ですよ!」

なんでそんなことを言ったのか、その時は自分でもよく分からなかった。

「先に手を出したのは相手です。行為の程度の差こそあれ、相手にも非はあります。
 永園だけに罪を着せるのはいかがなものでしょう」
「松瀬…?」

雁田が呆気に取られる。無理も無い。俺自身だって…

「自己防衛の範囲…俺には逸脱してるように見えるが?」
「確かに多少逸脱していますが、動機は紛れも無く自己防衛です。
 抵抗しなかったら今頃病院にいるのは永園の方かもしれません」
「本当かお前ら」

教室にいた生徒達も黙って頷く。ここで下手なことを言えば永園の報復に遭うと思っているのだろう。

「……協議が必要だな」

雁田はポツリと呟いて教室を出て行った。
数十分ほどして帰ってきた雁田は「永園 翼は1ヶ月の停学」というような内容を簡潔に話したのだった。

15920:2005/04/18(月) 19:29:19 ID:nwKWYp9M
>>64
GJ貰って下さい。

う〜、凄ぇ・・・、SSの雰囲気がしっかり伝わってくる・・・。

160名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 20:00:52 ID:Qt/6piYg
職人さんが気づきやすいようにage
>>64
相変わらずのネ申GJ!!

161名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 20:08:10 ID:xMJ5Snxs
やっぱスゲーなぁ…マジで何食ったらこんな神展開が書けるようになるんだよ…

162名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 20:27:33 ID:DOKQgkMg
帰ってきた永園の強化っぷりが楽しみ

163名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 21:39:35 ID:iD6GdXcY
ここで「殺意の波動に目覚めた永園」の登場ですよ(・∀・)

164名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 21:47:02 ID:YuHtktXs
恐怖を乗り越えた永園

165名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 21:48:50 ID:kzlqxqPA
永園って意外と良キャラだよなw 悪人だけど
わりと好きだ

166名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:04:51 ID:jX1GqoTs
今さらだけど、64氏の入学式の話の時に、AIRの国崎最高ネタが使われてたのにワロタw

16720:2005/04/18(月) 22:19:13 ID:xvLrwqYU
・・・1スレ目では楽しくみんなのSSを読ませてもらい、
そして2スレ目でこうして書き手をしているわけですが・・・、

書く方になってみると、64氏がどれほどの高みにいるのか改めて思い知らされる
もうね、64氏はエディクラスだと思ってたんですけど、きっとジャスティスクラスですね。

そして俺は梅喧クラス?、う〜ん、限りなく半端だ。
=======================================================================
前回 >>145-147

-一方そのころ、愛の家-

『ここが、墓場になるとはっ』
『カミカゼ!』

だめだな、やはり動きに翻弄されだすととことん付き合ってしまう。
そもそもヴェノムがチップに追いつけるわけがないのだ。

勝つためなら、付き合わずにマイペースに試合を運ぶなり、事故狙いで振り回した方がいい。
まぁ、事故狙いで振り回したところで、一二三のチップには当たりそうにないが・・・。


「やっぱり、ボール作った方がいいですよ」
「でもなぁ、一個作る間にダッシュで潜ってくるしな・・・、」
「デュービス使えばいいじゃないですか。」


・・・なるほど、言われてみればそうだ。

ヴェノムには攻撃判定つきボール生成『デュービスカーブ』があるんだった。


「なんで気づかないかなぁ・・・」
「はい?」
「いや、俺が。」


どこか、微妙に集中力が散漫しているのが自分でもわかる。
やはり俺自身、ペースを乱されるのが嫌いな性格だからだろう。
画面端で相手を固めてるのが一番楽しい、むしろ楽だ。相手のGBが点滅するのは大好きだ。


「それじゃぁもう一回やりましょ〜」
「ん、、、あぁ」



HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


・・・クソ、動きがウザイ。。ドリキャンも厄介だ。
つくづく精神的に嫌らしいキャラだ。その上手裏剣とは、このヤロゥいい度胸だ。


『色即是空!!』


おいちょっとまて・・・牽制屈Sヒット確認万鬼って、一二三どんな目してんだよ。
チップの屈Sなんて速すぎてヒット確認したころにはモーション終わってるだろ・・・。
あ〜あ〜、体力もう見えなくなってきたぞ・・・。

16820:2005/04/18(月) 22:20:04 ID:xvLrwqYU

・・・ってダメだ、ダメだダメだダメだ!!
何を考えてんだよ、今お前は何を思ってこの万鬼を喰らったんだ!
相手のペースに引き込まれるからそこにある勝機を見逃すんだ。
集中しろ、集中して見ろ、愛。屈P・・・屈P・・・屈K・・・投げ?いやダスト!!

『じれってぇ』
『ショット!ロマンティーック!』

崩しのダストにスティンガーで割り込む。
そこから FRC>ダッシュ近S>屈S>足払い>K生成

そうだ、相手はチップだ、
三、四回も崩せば確実にシショる、一回逃げられたら確実に殺される。


『ハァッ、デュービスカーブ!』

ダッシュJK>裏周り着地屈K>近S>HS>Sデュビ


残り5割・・・
バックダッシュJSから着地ストか、いや、あえてもう一度下段だ!

『ショット!ハァッ!!』

ダッシュジャンプ>バックダッシュJS>着地足払い>ステ青>JS>JHS>P生成


残り2割・・・
最後だ、崩せば勝てる。余計なことは考えるな。
そうだ、最後だ・・・、ステ青先行入力スライドストラグル・・・
入力難度は高い、だが、、今の俺には「失敗」の二文字はない!

『ショット!ゆくぞ!カーカスライド!!ハァッ!ダブルヘッドモービット!!』

2段J>JK弾き>着地屈K>ステ青>スラスト>近S1>カーカス>近S>HS>ノビタ



・・・『ゲームセットだ。』

・・・勝てた・・・



「うわっちゃ、、最後完全に逆転されちゃった。さすが愛ちゃん。」
「・・・ん?あ、あぁありがと・・・」


・・・勝てたか、途中でなにかの境地に至ったかな。
さしずめ『明鏡止水』って感じか、やべぇな、アニメキャラの仲間入りか?
でも、心の中で悶々と喋り続ける俺ってのはなんか怖いな、うん。

「もっかい!リベンジ!」
「おう、受けて立とう。」




- S L A S H -




『ザトー様ァッ!』
『遅すぎんだよ!!』



・・・今のはいつもの俺だったな。

169名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:24:54 ID:6pL7cOJ6
読んでてとても参加したくなったのですが・・・新規参入はやはりダメですかね?
しかも当方ジョニーなのですでにいるキャラなのですがOTL
どなたか、意見御願いします

170名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:28:23 ID:q8CV9I0E
>>64
拒んでもGJを押し付けますよ?

17120:2005/04/18(月) 22:29:25 ID:xvLrwqYU
>>169
そんなあなたに前スレの664が残した名言を授けます。

「何回も言うのがめんどくせぇな

 別にここの職人さんたちは誰かの許可を得て、小説書いてる訳ではありません
 つうかここ見てるだけの奴ら(ROMってる人たち)に、拒否権なぞございません
 むしろ新しい人の書き込みとか、すごく嬉しいです
 どうぞお好きなように書き込んじゃってください 」

新規参入は勿論大歓迎です。
現に私も2スレ目になってから書き始めた身です。
それに、以前言ったのですが、私の持ちキャラはヴェノムです。
でも、こうしてスレのみんなに支えられてSSを書いています。


こんな私なんぞの意見があなたの参考になることを願います。

172169:2005/04/18(月) 22:38:06 ID:6pL7cOJ6
ありがとうございます。
では、お言葉に甘えさせていただきます。
拙い文章ですが、どうかお付き合いください。

173名無しさん@2周年半:2005/04/18(月) 22:38:41 ID:j2s6lCtw
>>20
え、じゃあ俺も参加して良いの?
だったら、少数派のミリアで書こうかな…。

17420:2005/04/18(月) 22:41:46 ID:xvLrwqYU
>>172 >>173

もうね、なんていうか、、俺に拒否権なぞ無い。
だからみんなで楽しく書こう!

175173:2005/04/18(月) 23:39:40 ID:oW2e0lWA
都内のとあるゲームセンターでのこと。

「遅い…」

画面内で前転するミリア。
そのミリアが一瞬前までいた場所に、今は爆炎を伴ったスレイヤーが立っていた。
アンダートゥ…ガード不能の打撃が襲いかかるより早く、ミリアはスレイヤーの後ろに回り込んだのである。
「ごめんなさい…」
ミリアが髪で、相手の体を貫く。
ダッシュから拾い上げ、締めに
サイレントフォース>前HS
で叩き落とす。
だが、まだまだ相手の体力は残っている。
あと2割といったところか。
ダウンを奪うことに成功したミリアが取った行動は、前HSをキャンセルしてのシークレットガーデンだった。
無敵バクステのあるスレイヤーに取っては、距離の開いた状態のガーデンはかなり逃げやすい状況だ。
逃げてからの仕切り直しも望める。
だが、迂闊な行動は出来ない。
もし相手がバクステ読みで入力していれば…。
無敵付加という行動自体も読まれていることになる。
ミリアの目の前で踊り続けることになる。
それだけは絶対に避けたい。
結果、スレイヤーが選んだのはしゃがみガードの様子見。

(そう……それが狙い)

ミリア側のプレイヤーが少しだけ笑う。
最初に入力したのは…「6」。
つまり、スレイヤーの頭の上を通り過ぎるだけ。

(一つ目の入力はフェイク…)

スレイヤーに向かって、ミリアが走る。
狙いに気付いたスレイヤーが取るのは、もちろん投げを読んでのバクステ。
そしてそこから無敵マッパ。
だがミリアは投げに仕込んでいたのか、FDを一瞬だけ見せてしっかりガードする。

(成功…。次は…)

ガーデンの2段目の入力が実行される。
2段目は…「1」。
スレイヤーの遥か後方にあったガーデンが、引き寄せられる。
これにより、ミリアとガーデンに挟まれた形になった。

(挟み撃ち成功……逃がさない…!!)

176前スレ601:2005/04/18(月) 23:49:20 ID:zji/zIFI
どうもこんにちは前スレ601です。
新規加入者が増えるのは大変喜ばしいことですね。新しい風をどんどん吹かせてほしいものです。
書いていてふと思ったのですが、私は皆さんと違いどちらかというと
どうしても登場キャラの都合上「先生側の視点」のお話が多いと思います。
それゆえ右渡校長等がでてくることもあり、あまり私の一存で既存の人物の性格決めをしては
まずいんじゃないかな、と思いまして…。
皆さんの意見をお聞かせ願えれば幸いです。
とりあえず前回の続きを書きましたので、カキコ致します。

前回 >>130

杖府side story

カチッカチッカチッ

時計の秒針が規則的に鳴り響く、私はあの後十数分歩き応接間に通され右渡を待っている。

「……。」

折戸は右渡を呼びに行ったようだ、気付いたときにはもういなかった。
…、色々思うこともあるが今回は割愛しよう。

カチッカチッカチッ
耳障りな音だ…

「はぁ…。」

今日何度目かの溜息。
遅い…、右渡との約束の時間は3時だったはずだが…。

「…約束の時間?」

口にだしてみて苦笑した。

私が覚えている限り
右渡が定刻通りに来たのは一度しかない。
その一回も待ち合わせの時間を一時間早く勘違いして一時間遅れて来たという、バカバカしい理由だ。

「それにしても遅いな…。」

時計を見上げる
約束の時間はとうの昔に過ぎ去り、短針はすでにあるべき場所から一周と半回っている。

軽く吸い殻で山になっている灰皿で煙草を揉み消す。
トンットンッ

次の一本に手を伸ばそうとした瞬間、ノックの音がした。

ガチャッ
返事をする前にドアが開く

「やあ杖府、よく来てくれた。」
寝癖の混じる長い髪をかき上げながら右渡が部屋に入ってくる
さして悪びれた様子もないだが、不思議と頭に来ることはなかった。
続いて折戸も部屋に入ってくる、そしてこちらを見、申し訳なさそうに肩をすくめた。

「それでは校長、私は勤務に戻らせていただきます。」
「わかった。」
一礼し折戸が部屋をあとにする。

「ふぅ、まだ春だと言うのに暑いな。」
右渡は窓まで歩き一つ、二つと窓を開けていく。

新鮮な桜の香りが微かに残る空気が部屋を満たす。

すべての窓を開け終え、
私の対面に右渡は腰掛けた。
「それで、さっそくだが…。」

慣れた手つきで懐から煙草を取り出し、火を付けながら続ける

「答えを聞かせてくれ。」

「ああ、私の答えは…。」

今回は杖府の視点でお送りしましたがいかがだったでしょうか。
最初にも書きましたが右渡校長の性格、言動等、ここはこうしたほうがいい
とかありましたらご意見お願いします。
次回は[自称]用務員テスタ使いの折戸 瞳の視点から今回のお話を書いて見たいと思います。
それではまたの機会に…。

177名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 00:04:37 ID:ezTeq9tU
>>64
GJ(・∀・)b
やばいもうネ申すぎw
今後の展開が楽しみだ

ついにこのスレ始まって以来のキャラ変えか!?

178169:2005/04/19(火) 00:19:09 ID:DbidvPVM
あんまり人物増えすぎるのもあれなんで、既存の人物使わせてもらいます。
64氏、ご勘弁のほどを。ではどうぞ。


「母さん、出かけてくるよ。」

母さんはなにも言わない。俺がどこにいくかわかりきってるから。
それは歩いてすぐのゲームセンター。そして俺、織那 蔵(おれな くら)はギルヲタ。
ゲセでは蔵と使用キャラにちなんで「ぐらさん」と呼ばれている。
中学校卒業後、俺は無職。バイトもしていない。
甘やかされて育ってきて、家になまじ金があったから。それでも両親はいい顔をしなかった。
中学校卒業から一年、ずっとゲセに通ってきた。
お陰で、もう地元最強だろう。ひょっとしたら全一じゃないのか?

ゲセにつく。常連と店員にいつもどおり挨拶してからゲセ内をまわる。
俺は暗い性格で全然社交的ではない。それでも毎日通ってればこの程度の人間関係はできあがるものだ。

とりあえずギルティの場所にいってみる。
ここにヴェノムなんていたのか?どうせ練習中の初心者だろう。
だが画面に表示されていたのは数十連勝という数字。
「このヴェノムは強いよ。相手の格好を見ればわかると思うけど。」
エディ使いの常連が言う。この人は信用できるのでとりあえず向こう側を見てみる。
カップルか・・・しかしただのカップルではない。プレイしているのは女。
しかも服装が・・・
「ああ、ギル校の生徒か・・・」
こいつら、なんでわざわざこんなところまで来てるんだ。
学校で勝てないからパンピー狩りか?カップルで仲良くしたいからか?
どちらにせよ、軽くひねってやるか。
財布から50円出して乱入。わざわざ本キャラを使う必要もあるまい。
ポチョで十分だ。

_______


こちらの牽制はすべて刈り取られ、FDBで返せないように遅く撃って同時に攻めてくる。
ガード姿勢切り替えの中段も使ってくる。
なにより、瞬間移動の使い方が個性的だ。なおかつ上手い。
つまり、俺はボコボコに負けた。3ラウンド中2ラウンドがパーフェクトで、だ。

179名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 00:20:19 ID:NUMP0brk
スレの皆も含めてGJ!
雰囲気が凄く良いよ良いよ〜

180169:2005/04/19(火) 00:23:58 ID:DbidvPVM
178の続きです。

「よかろう、貴様を我が障害と認識する」
本キャラで乱入してやる。
霧でハメて、ディバで燃やして、居合で斬殺してやる。
そしてお前は泣きながらそばの男に慰められながらゲセから出て行くだろう。
ざまあみろ。強いのはギル学生徒だけじゃねえ。

コイン投入、乱入。
ジョニー選択。
さあ心の準備はできたか?彼氏は慰めの言葉を思いついたか?
思いつく前に殺してやるよ。

レッツロック!
開幕は様子見安定だな・・・
突然のダッシュ投げ。これは予想外だ。落ち着け、相手はちょっと強気の選択をしただけだ。
投げから近S>低空HSストラグル。
さあ、防御に集中だ。
ボール生成から瞬間移動。
はじきつつ中下段。
それはさっき見た。ファジーはできてる。
また投げ。こっちの心理は読まれてるのか?落ち着け、落ち着け。
同じようにまた起き攻めをくらう。
中段、ガード。ガードされたらいなや、相手は距離をとってシューティングの準備。
こっちはシューティングを直ガしつつ歩いてTG溜め。
ここにヴェノムはいなかったが、対策ぐらいできてるんだよ。
ゲージが溜まった。HJからディバ青で強引に。
6Pか?バクステか?どちらにせよ俺のターンだ。

ダッシュ。ヴェノムがとった行動はまさにそれだった。
ディバを出すのを読んでいたとばかりにダッシュ。
そこからさらにシューティング。
空からいくのはやめた。地上からじわじわ歩いてやる。
HSステ青からダッシュ。どうせ投げだろ?仕込んで投げ返しだ。


下段かっ!喰らっていた。
序盤の投げ2回は布石だったか。下段からのガトリングでまた起き攻め。
読み負ける。それもことごとく。
それでもなんとか画面端まで追い詰める。
俺の体力は2割。相手は8割といったところか。
だが、残念ながら画面端だ。切り替えしをもたないお前に逃げ場はない。
立ちHS>コインで固める。相手のGGが軋みを上げる。
そろそろかな・・・
コインの後にダッシュ投げを狙う。だが
「すまんな」
投げられたのは俺の方だ。しかも空中投げ。
ばかな。ステップを完全に読んでたというのか。そして切り返しが空中投げか。
そのまま、1ラウンド目はとられた。

2ラウンド目。
いい調子だ。投げてコイン。受身を空中投げ。バーストも読む。
それでもギリギリの試合内容だった。だが、勝つ。

3ラウンド目。
心なしか、1ラウンド目よりシューティングがきつい。各種牽制も混ぜてくる。
まさか最初は手加減されていたのか?
それでも遠Sに6Pやらぶっぱ気味の6HSで押す。
だが、一瞬の操作ミスが命取りになった。
ディバ青をミスり、投げからダウン。画面端でダークエンジェルを重ねられる。
相手は低空ダッシュ。中段か下段か・・・
攻撃を出さずに着地。下段だ!
キューを背後にまわして突く。しまった、ダストだ。
まずいマズイ不味い。立て。立て。
くらう。飛ぶ。
GGが溜まってたところに一番威力の高いエリアル。
衝撃に脳が、神経が、細胞が悲鳴を上げる。
2ラウンド目までとられてしまった。もう後はない。

4ラウンド目。
低空燕、コインを惜しまず、できる限りの力を尽くして。
それでも・・・このヴェノムにはかなわない。
起き攻めだけで、倒されるほどの勢い。加え、近づけない牽制とシューティング。
結局俺がしたのは相手の勝ち数を2増やすというだけだった。

181169:2005/04/19(火) 00:26:53 ID:DbidvPVM
180の続きです。

バカめ・・・これのどこが全一だ。
最初は明らかに手を抜かれ、簡単な操作をミスり。
こっちの行動はすべて読まれ、ダストにすら反応できない。
なんなんだ俺は。初心者よりちょっと強いだけのパンピーではないか。
俺は、結局弱いやつを狩って楽しんでいただけなのか。
なにが泣かすだ、なにが殺すだ。
己の身の程を知れ。もう帰ろう。俺には無理だ。強いやつにはもう乱入しないで
「ちょっとそこのあなた」
後ろから声をかけられる。なんだ・・・さっきのヴェノムか。
「なに?」
「あんた、なかなかやるじゃない」
「散々ボコっておいてよく言うよ。おまけに手まで抜いてくれちゃって。あーあんたにはかなわねえよ。」
「たしかに手は抜いたわ。最初だけね。でも、手を抜いたままじゃ勝てないとわかった。だからダストまで使って本気を出したのよ」
「で?結局負けたのは俺だし勝ったのはあんただ。だいたい、ギル校のあんたがこんなところに何の用だよ」
「んだとてめえ。なんだその言い草は。自分が負けたからってキレてんじゃねえよ」
そいつの連れの男が口を挟んでくる。なんだこいつ。
「ああ?じゃあお前は自分より小さい女の子に手加減された上に負けたことがあんのか?」
小さい、という単語に女がぴくっと眉を吊り上げる。
「そんなんよくあ」
「松瀬は黙ってて。ややこしくなるから。」
ちっ、と松瀬と呼ばれたは訝しげに身を引く。
「私たちがここにきた理由だったわね。」
「ああ。対戦環境が整ってるギル校の奴らがなんでこんなところにくるんだよ」
「単純に生徒勧誘のためよ。」
「はあ?生徒が生徒勧誘?バカ言ってんじゃねえよ」
「ウチは全国各地からギルヲタを集めているのは知っているわよね?そんな中には、心が脆い子も混じってるわ。実際、成績が悪い子の中にはやめてく子も多いのよ。」
「で、生徒数が減るからって自分たちが勧誘か?ご苦労なこった」
「私たちは本気なのよ。本気で上を狙ってるの。だからこそわざわざゲセにまできて生徒を勧誘し、対戦環境の向上を図ってるの。」
なるほど・・・たかがゲームでねえ・・・だが、羨ましい。打ち込むことがある。それが世間には卑下されるようなことでも。
自分が一生懸命にやれることがある。それが羨ましい。
「で、あなた。ウチに来る気ない?」
「俺が?あんたに手加減されて負けた俺が?」
「ここで私に本気を出させたのはあなただけよ。もちろん無理にとは言わないわ。」
願ってもない話だ・・・だが、今まで散々迷惑をかけてきた自分を親が許してくれるだろうか?
許してもらえたとしても自分は上手くやっていけるだろうか?こんなヒッキーが・・・
「学校生活なら心配しなくていいわ。寮もあるし。それに、周りが同じ人間しかいないんだから楽でしょ?」
確かに。共通の趣味を持つ奴らならやっていけるかもしれない。
「考える時間をくれないか・・・」
「もちろん。パンフレットを渡しておくわ。あとは電話かけて指示に従って。あなたみたいに途中入学の人は少なくないわよ♪」
やはり仲間が増えるのは嬉しいことなのだろう。やや上機嫌に、ゲセを去っていった。
「ギル校・・・か・・・」
あんなやつばっかりなら言ってもいいかもな。


その夜、久しぶりに両親とまともな会話をした。
「父さん、母さん。俺・・・いきたい学校があるんだ」
パンフレットを渡す。中を見た瞬間、少し怒っているような、哀しそうな顔になる。
「ゲームの学校か・・・お前そんなことで、将来どうするんだ?」
予想済みの答えだ。でも、俺は自信を持って言った。
「俺が初めて、本気で打ち込みたいと思ったことなんだ。生まれて初めて。頂点に昇りたいと思ったことなんだ。だから御願いします!ギル校にいかせてください!」
机に頭をこすりつけて。プライドも羞恥心もかなぐり捨てて。ただ、叫んだ。
「今まで流されるように生きてきたお前が・・・初めて本気でやりたいと。初めて私たちに感情をぶつけてきてくれた。親として、息子の夢を潰すわけにはいくまい。」
「え、じゃあ・・・」
「好きにしろ。ただし・・・でっかくなれ。男なら一番を目指せ。」


その夜、本気で泣いた。
これからも迷惑をかける罪悪感と。それ以上に両親がこんな息子の夢を信じてくれて。
本気で、泣いた。
〜続く〜

長い上に稚拙ですみません(´Д`;)感想などくれるとありがたいです

182173:2005/04/19(火) 00:27:43 ID:ZPnrEvuw
続き。
前は>>174

先に動き出したのは…もちろんミリア。
硬直の残るスレイヤーに遠Sを当てる。
だが、次の手が届かない。
ミリアのガトリングは、遠いとダウンまで繋がらないことがある。
Sタンデムがあるが、ガーデン中にタンデムは出せない。

(……でもガーデンは裏切らない)

そう、ガーデン。

3個目の入力は「4」。
ガーデンが、繋いだ。
さらに遠Sをキャンセルして前転。これで距離が縮まる。

(仕上げ……!!)

最後の入力…それは、意外にも「4」。
ガーデンはヒットせず、ミリアの後ろに移動して消えた。

スレイヤーの残り体力、1割もない。
二人の距離、至近距離。
スレイヤーの行動は…サイクバースト。

(ガーデンの操作ミスを見て、最後の切り返しポイントだと思ったわけね……。
こっちが『わざと』入力したとも知らずに…)

ミリアがバーストを直ガし、ダッシュから着地硬直に投げを決めた。

死なない。
ちょっと残ってる。

「しぶとい…」
しまった、つい口が…。
まぁ、追撃を決めれば勝てるから良いか。
適当にSタンデムなんかで良いかな。

まだ死なない。
ダウン追い討ちになって、コンマで残ってる。

「なんなの、こいつ…!!」
まっ、また口が…(汗
とにかく、峰打ちのままじゃ終われない。

走る。

(…勝負は一瞬。
読み間違えたら、死ぬ。
…それでも私は)

あと少し、届け!!
相手は、予想通りのFD様子見。
地上戦を仕掛ければ、待ちから決定打を狙う。
それが、流れから掴んだ相手の特徴。

(…絶対に)

これで最後!!
行け、ラストシェイカー!!

(恐れない…っ!!)

……を、1段目でRCしてダッシュ投げ。

セコい。
先のガーデンを使った大胆な読み合いを、微塵も感じさせない勝利。


ミリアを使っていた少女――永井 怜子は、ゆっくり息を吐き出した。

(対策とか無視した立ち回りだって言うのは分かってるけど……)

もう一度、画面を見る。

(…こんなんでギル高に入れるのかな?)

新たな乱入者が、迫っていた。

18320:2005/04/19(火) 00:28:57 ID:mQH9TZns
>>601
右渡校長の性格は各々自分の好きなようにメイキングするのが一番だと思いますよ。

ちなみに私の場合
・風の如く現われ、風の如く去っていく
・ちょっと不思議人な雰囲気を漂わせてるつもり
・モデルは「げんしけんの初代会長」

ごめんなさい、スッゲー変な人になってますね・・・。

184173:2005/04/19(火) 00:53:33 ID:C3NSPwRI
駄文ゴメソですorz

感想など頂けると、喜びのあまり飛び跳ねますので…。

185前のスレ708(携帯から):2005/04/19(火) 03:12:05 ID:oQtXJ4lE
お久しぶりです。職人の人達を読んでいて参考になります。
新学期を迎えた男鹿とシャオは右渡校長先生に呼ばれている最中だった。
何故呼ばれたのだろう?その理由も当然分からないまま今に至る。
そうこうしている内に右渡校長の姿がみえた。

「君らをここに呼んだのはあることを話したいからだ」
右渡校長の話しによると男鹿とシャオは助手として現在最強エディ使いのオガニーの元で修行して来る気はないかとのこと。
オガニーからは「どちらでも構わないですよ」という返答を戴いている。
「研修期間は自由とする。エディ使いらの君達のレベルアップに期待したい。また、いつでもきても構わないのことだ」
言い終えた右渡校長に男鹿が右渡に質問をした。
「我々だけに何故このような話しをしたのですか?」シャオも同じような素振りをしていた。右渡の返答はこうだった。
「君達二人の日頃の努力と研究に理論立ては良く耳にしている。それに今はギル高最強エディとして名高い男鹿君に女性ではいないエディの上級プレイヤーシャオ君のレベルアップの場を提供したいだけだ。」
右渡の言葉に呆然する二人。その話しは、終わり男鹿とシャオは右渡校長室を後にした。
帰り際の新ゲーセンインバイトにいた。
「シャオはどうする?俺はしばらくはオガニーの元で修行してくるよ。」強さのみをひたすら追求する男鹿にとっては当たり前の返答。
「私は、正直迷っていました。だけどどこまでも一緒にお供させて戴きます。やはり男鹿様について行くことこそエディ強くなりますから。」
二人は共に行くことにした。まもなくインバイトの閉店なり自分達はギル寮に帰った。新学期からは二人共にギル寮に移った。咲が寂しがっていたが週一には家に帰ると言って説得。
寮に帰った男鹿とシャオはエディの動画をみている。何度も再生早送りを繰り返す。途中で寮に咲が来たから一緒にエディ対ジャムの考察を開始。
二時間程議論して咲は家に帰っていた。
「さてと、シャオ明日から行くとしようか。」
「はい、仰せのままに致します。」
気合いは十分。エディをどこまで昇華できるのか楽しみである二人。
翌日に、ギル高には予め右渡校長の話しを通して休みにしてもらう。オガニー宅でエディを研修する二人。これが後に影響してくることにまだ誰も気づいていない。

186名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 06:53:34 ID:XpWTEX1U
>>169
最後らへんスゲー感動しました。

18720:2005/04/19(火) 17:00:56 ID:S7tG9Uzo
>>169
>>173
並みの腕ではないな!GJ!!

>>708
どうも、はじめまして20です。GJ!!

前スレから思ってたんですが、
やっぱり携帯でその長文を書くのは素直に感心します。
それに、前よりも読みやすくなってますね、、改行したからでしょうか。

188名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 19:50:23 ID:SJLJZyk.
イイ雰囲気だ。
みんなGJすぎだろ。
ここのssのまとめサイトあればいいのになぁ。

189名無しさん@2周年半:2005/04/19(火) 19:59:08 ID:WA36f9AM
>>188
まとめサイトあるよ。

190前スレ601:2005/04/19(火) 20:57:26 ID:gmNBbTYo
Sammy社立ギルティ専門高等学校 まとめサイト
ttp://www.geocities.jp/ggxx_shool/index.html

これですね。

19120:2005/04/19(火) 22:22:26 ID:S7tG9Uzo
169氏、173氏新規参入&703氏降臨してマジ活気付いてきましたね。
というわけで、私も気分新たに頑張ってくぞぉー!

========================================================================
>>167-168

「なぁ、ホントにやるのか?」
「うん、たまにはいいじゃないの」
「楽しそうですねぇ・・・。」

今日は樹さんの地元のゲーセンの3on3大会にみんなで出場することになりました。
でも特に参加制限はないといっても、専門学校生が大手を振って参加していいものか・・・。

初心者狩りが大会で行われるなんて悲劇だけは勘弁して欲しいです。


「ついたわ、ここよ。」
「・・・波乱の予感がするぞ」
「・・・と、とりあえずエントリーしましょうよ。」

エントリーのために店内に入ってみると、ゲーセン特有の活気が伝わってきます。
微妙にタバコくさい、、タバコは嫌いなんだけどなぁ。


「すいません、ギルティギアの大会参加希望なんですけど」
「それでは、名前とキャラをコチラに記入してください。」
「猛者シャチさん、、メイ、、と。2人のぶんも私が書いておこうか?」
「それ以前に『猛者シャチさん』てのはどんなリングネームだ、お前。」
「も、、もさしゃち、、、?」


『猛者シャチさん』それが樹さんのプレイヤーネームみたいです、
そういえば、私はそんな物は考えたこともありませんでした。どうしようかな。


「一二三、プレイヤーネームは?」
「えぇ、、っと、決めてないです。。」
「え?あぁ、そうか、、、じゃぁ適当に決めちゃいましょう。」


あ、樹さんが決めてくれるんですか?
それは大助かりですね、、、、でも愛ちゃんが不安そうな顔してますけど・・・。


「『カミカゼ特攻少女』は?」
「なんだよ、その縁起の悪い名前は。」
「それじゃぁ、『ペーパーロリータ』?」
「酷ェ。。。」



結構、すごいネーミングセンスの持ち主だったですね。
う〜〜ん、何にするのが一番いいのかな、、樹さんみたいには思い浮かばないなぁ・・・


「『手裏剣マン』?」
「一二三は女だぞ」
「だったら、『ハラキリ切腹ちゃん』!」
「自殺してどーすんだよ!」
「じゃぁ『エアニー』ってのは?」
「なんだそりゃ?」
「いや、ほら『オガニー』っていうのにちなんで。」
「お前なんでオガニーって言うのか知らねぇだろ・・・。」


う〜〜〜ん、まずいなぁ、、何にしようかな。。。。。。あ!

「決まりました決まりました」
「ん?」「お?」
「SΩJってのどうでしょう???」




沈黙が流れる。
・・・完全に2人の時が止まった。


「ΩってのはOのこと?」
「はい。。」
「なんつー意味だよ。」
「Soul Ωf Japan。。。」

「「あぁ、日本魂ね」」

19220:2005/04/19(火) 22:22:56 ID:S7tG9Uzo

「それじゃぁ、一二三の名前は『SΩJ』ってことで、チップ。。と」
「あとは俺の名前か?」
「そうですね。愛ちゃんもプレイヤーネームあるんですか?」
「いや、俺も無いな。。」


よし、ここは一つ、愛ちゃんのためになにかいい名前を考えよう!
そうだなぁ、なにがいいかな、ヴェノム・・・ヴェノム・・・。


「じゃぁ、これでお願いします。」
「かしこまりました。メンバーの確認をさせていただきます。」


・・・あれ?樹さんメンバー表提出しちゃった。

愛ちゃんの名前どうしたんだろ・・・なんだか胸騒ぎがするんですけど。


「チーム名はどうしますか?」
「・・・『恋するヴェノム様』でお願いします。」

「なんだそりゃ!!」
「なんですか、その恥ずかしい名前は!!」

「かしこまりました。」
「かしこまるな!!」


樹さんの独断で恐ろしいチーム名になっちゃった、、恥ずかしい。
それにしても、、愛ちゃんの名前は何になったんですか。。??


「ほらほら、一回戦始まるわよ。」
「てめー、俺の名前何にした!」
「ひ〜み〜つ〜」



「第23回。ギルティギアイグゼクス、3on3を開催します!!
 では、まずルールの説明から、各チーム先鋒、中堅、大将に別れてもらいます。
 そして、先鋒、中堅、大将同士で戦ってもらい、先に2勝した方の勝利です。」

19320:2005/04/19(火) 22:23:48 ID:S7tG9Uzo
あ、ヤベ、ミスった。
703じゃなくて708氏ですよね・・・、申し訳ないです。

194169:2005/04/19(火) 22:46:56 ID:Mtd61Eqk
>>186
>>187
ありがとうございます。再び投下させていただきます。
ついでに、20氏の時間軸使わせていただきます。すいません。

19520:2005/04/19(火) 22:50:29 ID:S7tG9Uzo
>>169
いえいえ、謝る必要なんかないですよ。
どんどん使ってやってください。馬鹿みたいに喜びますから。

ヤッターーーーーー\(゜∀。 )ノーーーーーーーー!

196169:2005/04/19(火) 23:09:55 ID:Mtd61Eqk
181の続きです。

その後、ギル校に電話して筆記を受ける。
かなりギリギリではあったがなんとかパス。
続いて実技だが、ギル校の誰かと対戦するのかと思えば、違うらしい。
「○○というゲセで大会があるのでそこでキミの腕を見せてもらう。3on3だから、メンバーはそっちで用意してくれ」
とのことだった。
実は俺は自分のホーム以外のゲセは行ったことがない。
ましてや、遠出するなど何年ぶりだろうか。
幸い、チームメイトは見つかった。ホームの常連のエディとメイだ。
どちらも実力的には信用できる。しかし、俺の腕を見せなければ意味がない。


会場につく。
ここで、俺のギル校入りが決まる。
若干タバコ臭いが、そんなのはもう慣れている。
エントリーより先にギルティを見てみる。
レベルはほどほどといった感じだろうか。単に強いやつらは野試合をしていないだけかもしれない。
ふと、受け付けのあたりが騒がしい。手裏剣だとかハラキリだとか。どんな揉め方だよ。


ある程度対戦を見終えたら受け付けへ。
さっきの騒がしいやつらはどうしたんだろうか。受け付けしてたということは大会参加者だろう。
だが、今は自分のことだ。
とりあえずエントリー。俺は・・・本名でいいや。
「あの、名前はオレナで御願いします。」
「かしこまりました。」
その後、エディ使いがイーディー、メイ使いがエムエーということになった。
わかりやすい名だ。だが、俺は本名にした方がギル校の職員にわかりやすいだろう。
時計を見ると、もうじき開催時間。

「第23回。ギルティギアイグゼクス、3on3を開催します!!
 では、まずルールの説明から、各チーム先鋒、中堅、大将に別れてもらいます。
 そして、先鋒、中堅、大将同士で戦ってもらい、先に2勝した方の勝利です。」

さあ、戦闘開始だ!

197173:2005/04/19(火) 23:50:09 ID:ZPnrEvuw
>>20
ありがとうございます!!
じゃあ、どんどん投下します。

前は>>182

「…君、スゴい戦い方するね」
ふと、後ろの方から声が。
振り向くと、いかにも頭の良さそうな青年が立っていた。
「…そうですか?」
「そうだね。
対策も何もあったもんじゃない…って感じ」
失礼な人だなぁ。
当たってるけどさ…。
「まぁ、それは置いといて」
なんだろ、この人?
「始まるよ?」
と、画面を指差す。

Heaven or Hell…

あ、しまった。
相手は……闇慈だ。
「僕の知り合いだよ。
たぶん、一筋縄じゃ行かないと思う」
その言葉に、私はちょっとムッとしながら…。

Let's Rock!!

レバーを握る。
まず始めはバックステップで距離を取る。
相手の行動は…前K…?
「あぁ、そうそう」
私は聞きながら、ショートダッシュからの低空ダッシュを入力する。
「その闇慈ね、ヤバいくらいガン攻めだから」
その言葉…もう少し早く聞きたかったな。
前Kの硬直が切れた瞬間、手を伸ばしながら空に舞い上がる闇慈。
「えーと……陰…?」
「面白いでしょ?」
全然、面白くない。
何というか、思ったより減った気がする。
追撃は入れてこない。
ただし、疾も撃たない。
「ループする起き攻めってのが嫌いらしい。
ホント、変な奴だよ」
しばらくして、闇慈がダッシュしてくる。
起き上がりに、何をしてくるだろう?
「……考えるより動いた方がいいや…」
私は選んだ。
「へぇ……やっぱ君、スゴい戦い方するね」
闇慈のダッシュが止まる。
FDをかけている。
画面上にはリバーサルの文字が浮かぶ。
攻撃は出ない。
「……悪いかな…?」
私が選んだのは、HSタンデムだった。
闇慈が、こちらの意図に気付く。
「別に、悪くないよ。
これはこれで…って感じ」
闇慈がとっさに出したのは、遠S。
GPでタンデムを受け止めるつもりだ。
私は難なく攻撃を直ガして、空中の連続バックダッシュで距離を取ろうとする。
だが…闇慈が迫ってくる。
「…ハイジャンプしたのか」
あぁもう。
言われなくても見れば分かるよ。
ミリアの身体にJSが刺さる。
ガトリングはそのまま、JP>JS>JDと続く。
画面端まで飛ばされた。
相手は着地して……。
「変わった奴だろ?」
だから、見れば分かるよ。

敬意を払ってきた。

19820:2005/04/20(水) 00:08:11 ID:kjl/ORvU
>>169
おぉ、、うちの3人組が微妙に出てる・・・。嬉しいわぁ・・・GJ!

>>173
今後の展開が気になりますね、心の声が個人的にウケました。GJ!

169氏のぐらさんが私のと同じ大会出るようなので、明日(今日か?)の為のネタ投下。

=======================================================================
前回>>191-192

「まずは第一回戦。
 『恋するヴェノム様』vs『我らアサシンズ!』」


司会者、改め解説君がチーム名を読み上げる。
なんていうか、、どっちも変な名前だ。


「あぁ、そうそう、先鋒はアンタだから。」
「・・・おれ?」


「まずは先鋒戦!!
 『ザトー様フォォォ…!』対『黒き影』です。」


「てめぇ!なんつー名前にしやがった!!」
「あんたはこれしかないのよ。」

愛が樹に抗議するが、時は既に遅かった。
甘んじるわけにはいかないがこの名前を受け入れるしかあるまい・・・。


「ザトー様フォォォだってー!」
「すげぇな、惜しげも無いネーミングだ!!」
「フォォォ・・・アハハハハ!」
「フォォォォォォォォォ!!!!!」


会場が笑いとフォォォに包まれる。
相手チームさえ笑っている。


「・・・テメェら、絶対に笑ったこと後悔させてやる。」

若干の怒りと共に筐体に座る。
あぁ、ここで梅喧や闇慈を選んだら会場がしらけるんだろうなぁ・・・
などと思いつつもヴェノムを選択する、そもそもヴェノムしか使えない。

一方相手は・・・エディだった。


『愚弄してくれたな・・・例え、骸だけでも・・・返してもらうぞ!!』
『ならば貴様の体を貰おうか。』

「さぁ、一回戦は、エディ、ヴェノム!えぇ〜、先ほどから会場は笑いの渦に包まれております。」


(・・・なんで相手がエディなんだよ、、地域ぐるみでグルか?)

「アハハハ!!相手ザトー様だ!!」
「やばい、腹が痛い!!」

(・・・『我らアサシンズ!』だったか?まずはこのエディを叩き潰す・・・!笑ってられるのも今のうちだ!!)



HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

19920:2005/04/20(水) 00:08:45 ID:kjl/ORvU

(開幕、エディは浮遊JKか・・・。
 悪いが今の俺はそんなウザイ事には付き合ってられねぇ!!)


『無駄な時間は省こうか!!』

「さぁ、開幕。
 おぉっと!いきなり金サイクだ!!ザトー様危ない!ザトー様危ないぞー!!」

JKを金バーストで吹っ飛ばして、倒れているエディの方へ走る。

(一気にぶっ潰す!!二度とこのふざけた名前を笑えないようにしてやるからな!!)


『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』

開始5秒後のダークエンジェル。
ダーク>P生成>S生成で攻めの準備をする。

(よし、このまま固めきって殺すか。
 ・・・いや、ここは更なる恐怖を味わわせるしかないな。
 俺の名前を笑ったヤツに容赦はいらねぇ!!)

「いきなりのダーク!ボールを生成して、、攻めに移るのか?
 いや、もういちどダークエンジェルだ!開幕からダークエンジェルが二つ!!波乱の予感かぁ!?」

『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』

再度ダークエンジェルを放つ。
ダーク>HS生成>K生成でボールが計4つ生成される。

(・・・さらば、エディ
 もう貴様が画面端から出ることはない。)


『ゆくぞ!マッセ!マッセ!ハァッ!デュービスカーブ!!マッセ!
 ふんっ、ハァッ!マッセ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!マッセ!
 マッセ!ショットロマンティーック!マッセ!ゆくぞ!ゆくぞ!マッセ!
 ゆくぞ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!ショットロマンティーック!マッセ!』

「凄い!鬼のような攻めだ!!
 まだ終わらない!まだヴェノム頑張る!!
 ヴェノム頑張っています!!まだ終わらない、これがヴェノムだぁッ!!」


「・・・愛ちゃん気合入ってますね。」
「・・・まさに鬼のような固めね・・・。」

『やってくれたな!』
『よめているぞ!ふん、デュービスカーブ!!ショットロマンティーック!』

「ここでたまらずサイク!あぁー!読まれてたぁ!!」

バーストガード>近S>デュビ>屈S>スティ青>JS>JP>JS>JHS

JHSで再び相手を地面に落とし起き攻め
まだまだ、愛の鬼のような固めはつづいた。。これでは拷問だ、、


「相手が可愛そうです。」
「ザトー様への愛の鞭ってやつよ・・・。」


『レッドヘイル!!』


- S L A S H -

『まるで相手にならんな。』

R A K U S Y O


「締めはレッドヘイル、、勝ち挑発まで飛び出しました。先鋒戦、ヴェノムの勝利です!」

200名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 01:04:54 ID:ThFApMjw
>>189
いや、最近はまとめサイトが更新されてないみたいだからな。
つまらんこと言ってスマソ
そして職人達GJ!!!

201169:2005/04/20(水) 01:20:00 ID:3RI0hyQs
196の続きです。

俺のチームの試合は二試合目のようだ。
一試合目はもうはじまっている。
だが少しはレバーを触っておかなければなるまい。
野試合専用の台へと向かう。
「まずは先鋒戦!!
 『ザトー様フォォォ…!』対『黒き影』です。」
・・・ザトー様フォォォ…?
こいつ、正気か?いや、相手を油断させるためかもしれない。
なにより、人の名前にけちをつけてはいかん。
野試合に集中する。いい動きだ。
投げて燕カス。そこから霧ハメ。ディバコン。
青キャンの精度もいい感じだ。

『ゆくぞ!マッセ!マッセ!ハァッ!デュービスカーブ!!マッセ!
 ふんっ、ハァッ!マッセ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!マッセ!
 マッセ!ショットロマンティーック!マッセ!ゆくぞ!ゆくぞ!マッセ!
 ゆくぞ!ゆくぞ!デュービスカーブ!!ショットロマンティーック!マッセ!』
ヴェノムの声が響く。これだけで、相手がどんな状況に立たされているかよくわかる・・・
なんでか最近、よくヴェノムの声を耳にする。
ひょっとしたら今戦っているのはこの前ゲセであったあの女か・・・?
いや、違うだろう。それらしきやつは見かけていない。


『まるで相手にならんな。』

勝ち挑発?こんな大きい大会で?
よほどのDQNか・・・
あるいは

よほどの実力の持ち主なんだろう。
さっきの攻めを聞いている限りでは、エディ側はなにもできなかったんだろう。
ったく、最近のヴェノムはどうなってやがる。

一試合目の実況に耳を傾けつつ、野試合を再開した。

202名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 01:33:07 ID:fULRPx2E
フォォォ
ワロタ

203708(携帯から):2005/04/20(水) 01:56:52 ID:/IzSx9w.
やばい面白いGJです。

前回の続き184


ピンポーンとオガニーの家に到着してオガニーが来るのを待つ。


「あっ、右渡校長先生から聞いているよ。男鹿君とシャオさんだね。さあさあ、あがってあがって。」案内されつつ玄関から上がる二人。


さっそく男鹿とシャオのエディ研修が始まる。
まずは、対策の確認やコンボなど1から10まで回答していく。そして、オガニーがもっている動画を画面のスクリーンで観つつ一試合一試合が男鹿とシャオのエディになんらかしらの影響を与えていた。オガニー宅はエディの連携や対策の資料があちこちにあった。


「男鹿様これは凄いですね。なんていうか理論がエディらしいという感じで・・・」
シャオは少し言葉をなくしていた。感動に近いものがシャオの中で生まれ始めている。
「そうだな。自分達とはまた違うエディの理論だね。何々・・・実際可能でありこれが実戦レベルで限りなくできるねこれ」男鹿もシャオと同じような感動を体に染み込んでいく。二人共この理論をコピーした。


オガニーからは欲しいものがあればコピーしてもっていけと自由に言われていた。


資料は色々と細かい対策やコンボなど様々な分野において色々と書いてあった。自分達より更に実戦や対策を上回る人はたくさん見てきたが総合的にここまで調べる人は見たことがなかった。

「男鹿君にシャオさん。これは悪魔で自分で思いついたことや自分の主観で書いているから正しいとは限らないよ。」
オガニーの発言はより強くなりたいという欲望が渦巻いていることを感じている二人。強い理由が分かった気がする。


そして、二人の動きにオガニー流の立ち回りを施された。
使うなら使って、必要ないなら使わなくていいと自由な選択肢を与えられたが、二人共更に強くなるにはオガニー理論を実戦するという結論に至っていた。


研修を終えた二人は自分達の強くなれることに新しい刺激を感じていた。資料や動画などは当面は困らないで済む。エディ使いとして今回の貴重な体験を忘れないだろう。

妹さんにもとオガニーから渡されていた中身をみるとなんとミリアの資料が入ってある。
妹自体もジャムよりミリアがお兄ちゃんみたいな立ち回りの動きが出来るという理由でミリア使いになっていた。


早速咲に資料を届けた。そして、寮に帰宅した二人はギル高で明日からオガニー流立ち回りを実戦する予定。

204前スレ601:2005/04/20(水) 12:27:48 ID:qDG/yvD6
見てたら急に話が浮かんだので20氏、169氏のSSに軽くリンク・・・。
折戸編はちょっと行き詰ってます(汗

〜ある名無しプレイヤーの視点〜

「なあ…、やっぱ俺らって…。」
「わかってる、言うな…」
気まぐれで出た3on3大会
第一回戦を見終わった時点ですでに俺も相方もすっかり萎縮してしまっていた、
画面には「VENOM WIN」の文字と「RAKUSYO」の文字が刻まれている。

「絶対俺ら場違いだって…」
「……。」
すでにもう一人は黙り込んでしまっている。
圧倒的な戦力差の前にただただ見ていることしか出来なかった。
なにか勝ったヴェノム側で声が上がっていたがここからではよく聞き取れない。
「次勝ち上がったら今のヴェノムのとこだぞ…。」
「無理無理無理…、あんなフォォォに勝てるわけないって」
「……。」
それなりに自信はあった、地元では一応一目置かれるくらいの強さはある、
だが…。

「はぁ…。」
「はぁ…。」
「はぁ…。」
三人は顔を見合わせ深く溜息をついた。





その日の帰り道。

「…。」
「……。」
「…いや、一回戦で負けるのは考えに入ってなかったな」

名無し参加者三人はトボトボと帰って行った…。

〜終〜
すいません、また短編です、
しかもそれほど面白くny=ー( ゚∀゚)・∵. ターン
それではまた・・・。
壁|三 サッ

20520fromSchool:2005/04/20(水) 12:56:56 ID:KIGthCac
>>169
うちのキャラ度々出してくれてアリガトアリガト 超GJ!

>>708
オガニーが凄くいい人だ…、
と、本人を知らない私が言ってみる。超GJ!

20620:2005/04/20(水) 16:23:16 ID:mHtkhMW.
>>601
私もアミューズメントセンターZEPPSと杖府氏使わせてもらってます

・・・601氏が言ったんですよね?このゲーセン。違ったら首吊ってきます

207169:2005/04/20(水) 16:54:12 ID:N9ifRpQA
>>20
続き書いてくれれば便乗してこちらも進めていきます故、よろしく御願いします

20820:2005/04/20(水) 18:53:42 ID:mHtkhMW.
>>169
了解です(・◇・)ゞ、それじゃ早速中堅戦&α投下

=========================================================================
>>198-199

「え〜、波乱の幕開けとなりました、今回の3on3・・・
 続きまして〜、中堅戦・・・『SΩJ』対『本物紳士』!! チップ・・・スレイヤー!」


「中堅は私ですか?」
「うん、頑張ってね。」
「相手スレイヤーだぞ、大丈夫か?」

確かに、チップとスレイヤーは滅法相性が悪い。
一撃事故すればそのまま体力が無くなってしまう。

「大丈夫ですよ、チップ:スレイヤーは7:3ですから。」

「「・・・なんだその無茶なダイヤは」」

確かに世間一般的な視点から見れば無茶なダイヤだろう。
しかし、もしチップが被弾しないのなら申し分のないダイヤでもある。
そんなことほぼ無理だからやばいダイヤがつくわけだが・・・。


『お前、死相が出てるぜ?』
『心配しなくてもいい、手加減はしよう。』


HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

「さて、中堅戦は、チップ対スレイヤー・・・
 なんといいますか、紙に削岩機が突き刺さるのは、正直同情を誘いますが・・・どうでしょうか。」

カウンタッ

「開幕、スレイヤーのHSに遠Sが引っかかって、
 ここでDステップ、あぁっと!スシがじゃない間違った、γが届いた!!」

『シュッ』
『γブレィ!』

Dステップにγが刺さり、ダッシュHS>JDで落とす。

『じれってぇ!サシミ!』

「サシミでダウンを奪って、起き攻めはぁ・・・?裏JS、しかし重なっていない、ここで再びDステップ!!」

(またDステ・・・、派生は、、、関係ない、か)

『ペースを上げるぜ!!』


「Dステップ派生に金サイク発動!!このチップはそこらでシショるチップとは違うみたいだ!!」

『セィ、ハッ、じれってぇ!フジヤマゲイシャ!!』

「チップ勢いに乗ってます!このチップ・・・こういうのを神チップとでも言うんでしょうか・・・まるで被弾しません。
 さて、スレイヤー残りは3割といったところでしょうか・・・
 しかし、、スレイヤーにはパイルがありますからねぇ、吸血とか、、アレとかコレとか色々・・・えぇ。」

『スシ!バンザイ!!』

「スシから・・・ここでバンザイ!!?こんなんあたる人も珍しいかと思うんですけど、って当たっちゃったー!!」

『死んだぜテメェ・・・斬星狼牙・・・』
『おぉぉぉぉぉ!!』

「はい、バンザイから・・・斬星狼牙、紳士スレイヤー。お疲れ様でしたー。え〜、逆パーフェクトですね、、いいもん見れました。
 えー、というわけで、二回戦、というか準決勝進出は『恋するヴェノム様』チームです、次も頑張ってください!!
 え、はい、残念ながら大将のポチョムキンの出番はありませんでしたね、また次回お願いします〜。」


結局一二三のチップは一発も被弾することなく圧巻のパーフェクト、
やはり専門学校生が地方の大会に出るのはやばかったのではないだろうかという疑問が再び浮かんでくる。


「なぁ、樹よ、紙と髭は7:3だと思うか?」
「いくらなんでも無理な気がするけどね・・・。」
「俺はいま10:0をつけたい気分だ。」
「・・・奇遇ね、あたしもよ。」

20920:2005/04/20(水) 18:55:31 ID:mHtkhMW.

一回戦が終わり、他のチーム同士が戦っている間は空き時間になっている。
三人はとりあえずジュースでも飲みつつ休むことにした。

「・・・ねぇ、あそこに居る人見たことない?」

最初に気づいたのは樹だった。
ゲーセンの隅のほうにコッソリと、しかしむさ苦しい男が立っている。

「あぁ・・・、見たことあるな。教師じゃなかったか?」
「たしか雷悪先生とか言いませんでしたっけ?」

なるほど、確かにあれはギル高の雷悪 踏蒼教師だ。
しかし、ギル高の教師がこんな地方のゲーセンに何のようだろうか・・・?

「・・・まさか、ギル高生がこんなとこで荒らしてないかチェックしてんじゃねぇの。」
「そ、それはヤバイわね。。。」


もし、そうなのであれば、見つかるわけにはいかない。
しかし、対戦する以上必ずいつかは気づかれてしまうだろう。

「雷悪先生、こんなところで何してるんですか?」


気が付くと、いままでそこに居た一二三が向こうにいるではないか。
しかも、堂々と雷悪に話しかけている。

「なにやってんだ一二三ーッ!」「指導されるわよ!」

しかし、2人の心配をよそに、雷悪は何を叱るわけでもなかった。

「ぬ?いや、編入実技試験を兼ねてこの大会に参加してる奴がいるのでな、それを見ている。」
「へぇ〜、そうなんですか〜。その人いまどこですか?」
「いまあそこの台で戦ってるジョニーだ。」

雷悪が指差す方をみると丁度それらしいジョニーが戦っていた。
なるほど、なかなかの逸材のようだ、特に攻めのテンポがいい。
投げから燕カス、霧ハメ、ディバコン。どれをとってもよく出来ている。


「おまえらも参加してるのか・・・、まぁ頑張れ。」


そう言うと雷悪は再び、そのジョニーの方へ顔を向けた。

ただ、、気のせいだろうか・・・、視線は隣のカプコンの格ゲーに向いている・・・。

210名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 19:02:17 ID:ThFApMjw
>>20
火九ネタ満載でワロタ

211名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 19:14:05 ID:sMODvv5Y
20氏は紙マンセーオナニー

212169:2005/04/20(水) 20:38:44 ID:N9ifRpQA
便乗。201の続きです。

実況の声が響く。どうやら一回戦は終了したらしい。
チップの攻撃ボイスとスレイヤーのやられボイスしか聞こえなかったが・・・気にしないでおこう。

「第二回戦、チームJEM VS チーム弱キャラですが!先鋒はイーディーVSエド!」
チーム名はキャラの頭文字を取った。プレイヤー名といい、こういうのはどうも苦手だ。
弱キャラとか言っていきなりエディ出してきやがった。まあこっちもエディだ。
丁度いい組み合わせだろう。エディを倒すにはエディだ。

_______
どうやらただのJK厨だったようで、しゃがみHSカウンターからの起き攻めで幕は閉じた。
「先手を取ったのはチームJEM!続く二回戦・・・エムエーVSアル!」
メイVSロボ・・・まずい。このメイは弱くないが、ロボはまずい。
元々地元にまともなロボは少なかった。勝てるかどうか・・・
ていうか、弱キャラじゃないよね。

_______
善戦はしたが、やられてしまった。
メイ戦をよく知っているロボだったな・・・大会に出る上で対策をしていない方が悪い。
次は俺か。
「さあ、勝敗を分ける一戦!オレナVSトキコ!」
ここで、相手が出してきたのはアンジ。
エディ、ロボで2勝を取っておきたかったのか?
なんにせよ、立ち回りで封殺してやろう。
いや・・・職員が見ていることだろう。魅せコンの一つでも決めてやろう。
なんにせよ、踏み台にしてやるよ。

レッツロック!
開幕はしゃがみS・・・
P戒。だが、それでは直接のダメージはない。
バクステ。

ダッシュ立ちK。相手がとった行動。
それはこっちのバクステに引っかかり、近S>立ちHSから陰へ。
そのまま疾。

まずい。
こいつは、強い。おそらく、さっきのエディやロボよりも。
弱いから後回しにしたのではない。
最も実力が要求される大将戦で、実力的に最も信頼できるプレイヤーを置いてきただけだ。
疾>しゃがみP×2
ここでバーストだ!

「ちょろちょろしてんじゃねえ」
「バースト投げ!魅せてくれます!」
ここまで読まれている。あせるな。
もう魅せコンなんぞどうでもいい。倒すことに執着しなければ、勝てない。
アンジだからと言って侮っていた。アホめ。
3ループほど起き攻めをくらってから逃げれたが、ダメージ差を覆せることなく1ラウンド目は取られた。

ラウンド2
開幕は・・・ステップだ!
1ラウンド目で押されたからと言って弱気になってはいけない。
むしろ攻めろ。後手に回ったら潰される。
画面端。そのまま攻め殺す。
3ラウンド目
ここからがきつい。おそらく、俺の攻めはもう見切られている。
どうする・・・
とりあえず開幕は逃げる。相手も逃げる。
しばらく膠着。
中間距離からアンジが疾。それに6HS

213169:2005/04/20(水) 20:54:08 ID:N9ifRpQA
すいません、途中で送信してしまいました(´Д`;)
続き。

中間距離からアンジが疾。それに6HSを合わせる。
相手は躍起になって低空ダッシュ。合わせて6Pからコイン。相手バースト。
なんなんだ・・・?
さっきの戦い方を見る限り、こんなことはしてこないはず。
まさか、頭に血が上って・・・だとしたらチャンスだ。
攻めろ。切れ。焼け。斬れ。燃やせ。
倒せ。
コロセ。
レバーを握る手に力がこもる。
固まっている相手を押して画面端。
泣いて、許しを乞え。
どんどん攻める。決してリズムを作らず。それでも途切れることなく。

だが

立ちHS>彩>陰

こちらの攻めは読まれていた。
まさか、さっきの行動は

こっちの攻めを、誘うタメカ?
ソレトモ俺ヲバカにしていタのか?

頭の血が上る。もう考えてなんかいられ

「落ち着いて、冷静になった方がいいわよ」

ふと、女の声がした。
誰だろうか・・・チームメイトではない。
ギャラリーに誰かいるのか・・・後ろを見ている余裕なぞない。

冷静になった。今はこっちが攻められている。
相手の攻めをいなせ。防御に集中しろ。
疾>しゃがみP×2>しゃがみS>足払い
足払いを喰らった後にバースト。
相手は吹っ飛ぶ。冷静に・・・冷静に。
体力はこっちの方が上だ。冷静に寄せ付けないような立ち回りでいい。
しゃがみS。6HS。遠S。立ちK。
うまくバラ巻いて、攻めのきっかけを与えずタイムアップギリギリ。
相手が無理矢理攻めてきたところにしゃがみSからミスト2、ディバコン。
それで試合は終わった。
「二回戦目はチームJEMの勝利!」
終わった・・・
実質、負けていたようなものだ。
あの声がなければ、負けていただろう・・・
ふとギャラリーを見回す。女性はいなかった。
声からするに高校生ぐらいだろうか・・・
一言礼を言いたかったが、いないのでは仕方がない。
台から離れて、三人で各試合の悪かったところを話し合った。


次も、がんばろう。

21420:2005/04/20(水) 21:40:05 ID:mHtkhMW.
>>169
超GJ!




・・・次の試合の相手が『弱キャラ名乗ってて全部強キャラ』っていうネタが被ったなんて言えない・・・。

215169:2005/04/20(水) 21:48:35 ID:c4QYiCyM
>>20
GJありがとうございます(・∀・)
考えることは同じということでしょうw

216173:2005/04/20(水) 21:53:06 ID:QCJhx/Ws
前は>>197

挑発なんて…いい度胸してるわね。
「…?どうかした?」
私は、少しだけ笑う。

「スイッチ入っちゃった♪」

ミリアが…一撃準備をする。
「えーと……ヤケにならない方が良いよ?」
ヤケなんかじゃない。
走る。いや、殺す。
ミリアの防御が低いのは周知の事実。
そして、一撃準備状態で攻めることは……自殺行為。
だが、今の怜子のミリアは「死ぬ」為に走っているのではない。
自分自身を「殺す」ために走っている。
死体を殺すことは出来ない。
なぜなら、既に死んでいるのだから。
「……逃がさないから」
死なない襲撃者ほど恐ろしいものはない。
「伸慈!!」
後ろの声が、叫ぶ。
恐らくそれが相手の名前なんだろう。
「えーと……死ぬなッ!!」
それ以外に何か言うことはなかったのかな?
まぁ、良いけどね。

闇慈は動かない。
ミリアが走り、「殺し」の距離に近付く。
相手の7歩手前でダッシュジャンプ。
ワンテンポ遅れて、相手もハイジャンプ。出して来たのはJKだ。
だが、遅い。
それよりも早く、ミリアが高速落下で闇慈の足の下を潜り抜ける。
着地後、すぐに闇慈を追う。
このチャンス……絶対、逃さないから!!
もうすぐ、もうすぐ、もうすぐ!!
闇慈に追いつく。
そして、斜め下をキープする。
空中での方向転換は、基本的に出来ない。
このまま行けば対空の的。
「伸慈、ダメだ!!」
闇慈のJDは…対空を躱すための、ローリスクな手段。
「……当たり」
空中で傘に手を掛ける直前。
暗転が入る。
ミリアが髪を降ろす。
傘を開く「ばさぁっ」という音が聞こえる。
闇慈に迫る、金色の髪。

5秒後、DESTROYの文字が画面に浮かんだ。

217前スレ601:2005/04/20(水) 22:25:40 ID:qDG/yvD6
>>20
えっと、私で合ってますよー。
どんどん使っちゃってくださいなー。

・・・折戸編で本当に止まっているのは内緒・・・。
明日辺りには書き上げたいです(汗

21820:2005/04/20(水) 22:26:43 ID:mHtkhMW.
>>173
マジGJ!
後ろの人面白いですねw

>>169
気が合いますね、友達になれそうな予感?

=======================================================================
前回>>208-209

「さぁ、第一試合も終わって、チームも半分になりました。
 ときに今回の3on3、非常にレベルが高くてワクワクしてきます。
 心なしか、地元の人たちがほとんど帰っちゃった気もしますけど・・・。」


そう、地元の顔なじみプレイヤー達はことごとく一回戦で敗退していった。
『我らアサシンズ!』のエディ、スレイヤー、ポチョムキンもそんな可愛そうな人たちだ。

他にも、『弱キャラ』というチームもやはり地元人だったようだ。
それも弱キャラを名乗って強キャラばかりが雁首揃えて実は一番強いのは大将の闇慈ですといった奴ら。

「なんだ、地元のヤツらはみんなやられたのか・・・。」
「あたし達が倒したのもその一つだと思うんだけど。」

「あの、さっきから気になってることがあるんですけど、いいですか?」

一二三が唐突に話を切り出す。
どうやら、このゲーセンでとっても気になることがあるらしい。

「なんだか、キャラ選択画面おかしく無かったですか?」
「ん〜?微妙に違和感感じたけど気のせいじゃねぇの?」

意味の分からない相談を持ちかける。
キャラ選択画面の違和感?SPカラーでも出現してるのだろうか。
もしそうだったところで、大会で金キャラや黒キャラを使うDQNはいないだろう。


「え〜、それではそろそろ参りましょうか、
 準決勝第一試合!『恋するヴェノム様』vs『隠れキャラ』!!」


準決勝が始まる。
相手のチーム名はしょうもない冗談だろう。

「んじゃ、軽く終わらしてくる。」


そういって愛が筐体へ向かう。
慣れた手つきで、ニュートラルのソルからカーソルをヴェノムへ持っていく。




「・・・違和感の正体はこれか。つーか何でだよ・・・。」





何故かこのゲーセンの筐体はJUSTICEが解放されていた。

21920:2005/04/20(水) 22:27:17 ID:mHtkhMW.

「チョット待て司会者。なんで隠しキャラ出てんだよ!」

流石に相手にジャスティスを選ばれるわけにはいかない。
そもそも、チーム名が『隠れキャラ』なだけあって一層危ない。

「え?あぁ、今日の大会のために特別に解禁させてもらいました。
 どうせみんな慣れたキャラしか使わないだろうからいいかな〜ってことで。」
「そういう問題じゃねぇっての・・・。そもそもアーケード版にデータ入ってんのかよ・・・。」


まぁ、司会者の言うことも一理ある。
大会で使うのであればやはり使い慣れた持ちキャラだろう。
いきなりクリフやジャスティスを使ったところで、持ちキャラよりは弱い。


「まぁ、いいか・・・仕方ねぇ。」

そう言って再び筐体へ向かいなおす。
ヴェノムを決定するためボタンを押そうとするが、、相手のカーソルが・・・。

相手のカーソルがジャスティスの上にあるのはどういうことか。


(・・・待て、、マジかテメェ・・・、、家庭用でジャスティス練習したのか。。
 いや、落ち着け俺。大会参加のためにはエントリーが必要だ。そしてそこでキャラを書く・・・、
 つまり、事前にこの大会において特別に爺と正義が開放されることを知っていないとダメだ。
 だが、店の外にあった張り紙にはそれらしい文句は何一つ書かれていなかった・・・。
 すなわち、これらの事実から導き出される真実は一つ、『関係者以外はこの事を知らない!』
 ということは、相手も俺と同じく、ジャスティス解放は知らなかったはずだ。
 だとしたら、これは俺に対する心理的な揺さぶり作戦、、持ちキャラをジャスティスと見せるだけか・・・
 ならば、制限時間ギリギリでカーソルを動かすはずだ・・・。フン、完全に読みきったぞ。)


相手の浅はかな考えをあざ笑うかのように、
カーソルをヴェノムの上からジャスティスの上に動かし、相手を挑発してみる。

(さぁ、これでどうだこのチキン野郎!
 のこり時間はあと15秒か、、ヴェノムはジャスティスから近いからな、ギリギリまで競ってやってもいいぞ。
 ただ、そうなると相手の持ちキャラはジャスティスに程近いキャラになるのか・・・?
 そうなると、アクセルかエディか梅喧か、、同キャラか?まぁいいさ。残り5秒だ。そろそろだな。)


愛の予想通り、相手のカーソルは横へ動いて梅喧を選んだ。
もちろん、愛もうっかりカーソルを動かし忘れてジャスティスを選ぶといったことはしない。


「・・・読み勝ったぜ。」

どこか誇らしげにレバーを握りなおす。


「それでは、先鋒戦!
 『ザトー様フォォォ…』vs『大和撫子』!!ヴェノム対梅喧です!!」

220名無しさん@2周年半:2005/04/20(水) 22:30:59 ID:K297i1pw
隠し解放テラワロスwwwwww

22120:2005/04/20(水) 22:34:17 ID:mHtkhMW.
ヤバ、送信してから気づいた、、

ヴェノムとジャスティスって全然近くねぇ・・・。超勘違い orz

222173:2005/04/20(水) 23:22:52 ID:NyUkojOI
>>216

「いやぁ、お見事!してやられたぜ!」
台の向こうから闇慈使い……伸慈って呼ばれてたっけ?が歩いてくる。
と、後ろにいた優等生(…っぽい人)が歩み寄る。
「死ぬなって、聞こえなかったか?」
「悪ぃ、聞こえた!」
この人…元気良いなぁ。
優等生さんは画面を指差しながら、
「死んでるようだが」
「あぁ、見事だな…」
二人の視線が行き交う。
片方は怒りの混じった、もう片方は狼狽の混じった、引きつった笑みを浮かべている。
「あの」
恐る恐る、声を出してみる。
「まだ残ってますけど」
私としては続きをやりたいなぁ、と思うんだけど。
「そうだな。まだ1本目だ。
つーわけで伸慈、こっから3タテな?」
「はぁ!?」
「対策も立ててない『一般人』に負けるなんて、有り得ないだろ?」
「だからって…無理ゆーな!!」
「大丈夫、お前ならやれる!!」
伸慈さんの顔が変わる。
「…本気で、そう思ってるのか?」
それに対して優等生さんは、
「あぁ、負ける要素なんかない」
と、画面を指差す(もうDESTROYは消えているけど)。
「分かった」
伸慈さんが台の後ろに消えた。
「……変な人達だなぁ」
「…?何か言った?」
また私の後ろについた優等生さん。
「いえ、別に」
この人達、調子狂うなぁ…。
「まさか伸慈が『一般人』に負けるなんてなぁ…」
あー、うるさいなぁ。
悪かったですね、一般人で。
…あれ?
……いっぱんじん…??
「あの、つかぬことをお聞きしますが」
振り返って、席の後ろにいる優等生さんに聞く。
「…『一般人』ってどういう意味ですか?」
彼は「ん?あぁ、」と呟き、
「君、ギル高の生徒じゃないでしょ?
だから『一般人』ってこと」
え…?
ってことは…。
「もしかしてあなた達は……」
「ギル高生だけど?」


画面内でミリアがボコボコに殴られている。
反対側の台から
「負ける要素ねぇぇえええッ!!」
とかいう雄叫びが聞こえたのは、聞かなかったことにしよう。

223708:2005/04/21(木) 01:43:38 ID:NMxbENcE
いやーホントに楽しいですよ。GJGJだね


前回の続き


今日のギル高で二人は早速試すことにした。結果は、立ち回りの向上及び常時のスキルレベルアップ浮遊の改良様々な部分でレベルが上がっていた。


「男鹿様、体が軽くなったというかなんか動きが見違える程強くなってませんか?」
シャオの言うとおり確かに全体的にレベルアップしているのは間違いなかった。


実際立ち回りの理論も理に反してないむしろ正しいといえる。
「訪問して正解だったな。(ということは咲も同じような感覚になっているはず)オガニー信仰だ全くははは。」


二人共この日は全くの無敗であることは言うまでもない。


放課後。
「シャオ、俺さ咲と対戦してくるよ。悪いけど、先に寮に帰ってくれ」
男鹿が珍しくシャオにそのように言ったからシャオは了承した。


久しぶりというわけでもないのに、男鹿は何故か緊張しつつ家に帰ると、
「お兄ちゃん、おかえりなさい対戦しよう」
と咲がいつものように出迎える。


そして、何故か咲の部屋で対戦するハメに。



「ラウンド1、咲のミリアのサイレントに手堅く常時で対抗する。お互い様子観をしながらエディ浮遊ミリアは付き合わない立ち回りが続いた。先手を取ったのは男鹿。しゃーくからカウンター即死を決めてラウンドとる。」


「ラウンド2、咲の前転から敢えなくダウンを奪われて、前Kやコイチキックなどで体力を奪われてそのまま何もできずに終える。


ラウンド3は男鹿の立ち回りの封殺で終わった。常時が上手く機能して咲の落下予測に毎回伸びるが当たりまくった。


こうした戦いが100本行われた。結果だけみれば男鹿が勝ち越した。
55対45とかなり白熱した試合であり咲もオガニー立ち回りで満遍なく強くなっている。兄妹も血は争えないってやつだな。


「お兄ちゃんちょっと隣にきて。」
対戦が終わり咲に言われて隣に座った男鹿。
「咲どうしたの?意図が全く分からないけど。」ともかく咲にいわれた通り隣に座った瞬間、
「えっ・・・咲・・」
咲が男鹿の唇を重ねてきた。思わず硬直してしまい何がなにやらで混乱している。


「お兄ちゃんにご褒美だよ。従兄妹なんだし私からのファーストキス。シャオさんにも本当はお兄ちゃん渡したくない」
咲の爆弾発言に呆然の男鹿。ミリア使いになって兄に対して好意を持ったようだ。次回に続く。
シャオVS咲は予定してます。

224名無しさん@2周年半:2005/04/21(木) 07:33:29 ID:aHTjuyFY
コラー!パパチッス何て許さんぞ!
コラー!コラー!こだー!!

パパにしてくれるなら許す、つーかGJ

22564:2005/04/21(木) 19:36:35 ID:vwmg6K4c
>>156


「苛めとか暴力沙汰は見過ごさないんだね」
「…まぁな」
「脳震盪とかも良く解ったね。凄い」
「……小、中学生のころは友達がいなかった」
「え?」
「本の虫だったんだ。本が友達。本が全て。
 最初は普通の子供が見るような小説。愛と友情のファンタジー。特にこれと言って面白いものじゃない。
 陳腐な勧善懲悪で、月並みのストーリーで―――でも大きな憧憬を抱いて読んでいたのを覚えている。
「松瀬?何言ってるの?」

呆気に取られる私に構わず、松瀬は話を続けた。

「でもすぐに自分が惨めになって、読むのをやめた。
 読んでるうちはいい。楽しい。嫌なことを忘れさせてくれる。
 でも得てしてそういう本は読み終わったときの喪失感が激しい。好きな本であれば尚。
 小説の世界はこんなに楽しいのに、現実はいつだってつまらない。酷だ。
 だから関係ない本を読み漁った。ガキが理解できるわけが無い本も読んだ。
 医学書もそのうちの一つでしかない。
 現実を忘れることが出来れば、何でも良かったんだ」
「嫌なことって…松瀬も苛めに?」

松瀬の顔が翳る。

「違う。むしろ逆だ。返り討ちにしてやったんだ」

淡々とした口調だった。感情が入り込む余地のない機械のような声。血の通っていない言葉。
冷え切っている。これが本来の彼の姿なのだろうか。

「……中学に入ってすぐだ。理由はよく覚えていない。
 たしか、ゲームオタクで気持ち悪いとか態度がムカツクとか言われたんだと思う。
 子供は純粋だからな。『気に入らない』というのは矛先を向けるには十分な理由だ。
 単純で率直。だからに刃は深い所まで刺さる」

溜息。

「多分限界だったんだ。ゲロ吐くまで殴ってやったよ。こんな細腕だが、人体急所は心得ていたしな。
 1人殴れば他の者はビビって怯む。あとは混乱に乗じて適当に、だ」

なんか…松瀬…怖い。

「勿論そんなつもりはなかった。正当防衛の結果だ。
 でも周りはそう見てはくれなかった。そして孤立した。
 今でも時々あのときの光景が甦るんだ。最近も何度かあった。
 胸の奥からムカムカしてくるんだ。そうなるともう自分でも訳わかんなくなる」

松瀬はただ淡々と言葉を吐き出していく。

「紙野を見たときに、像が昔の俺と重なった。すげー不快だったよ。
「なんで?」
「なんも変わってないって思ったから。
 当たり前のように苛めが起きて、当たり前のようにそれを黙認する奴等がいる」
「でもさ、そういうのって自分で克服しないと駄目なんじゃない?松瀬がそうしたように」
「かもな…でも、その前に心がぶっ壊れちまうかもしれない。
 『苛めを苦に自殺』なんて珍しくも何ともないぜ?たまにニュースで見るだろ?
 俺だって、小学生の時点で既に少しおかしくなってた。ギルティが無かったら死んでたかもしれない。
 苛めに立ち向かうのは必要なことだ。でも心が衰弱していくとそんな気力が次第に失われていく。
 どんどん弱っていって、苛めが加速する。悪循環の完成だ。循環。円。終わらない」

息が詰まりそうな沈黙。話題を変えたい。

「そう言えば松瀬はなんでギルティを?」
「知識こそ肥大していたが精神は年齢相応だ。自然と漫画やゲームに興味を持ち、ギルティを知った」

松瀬の顔が少しだけ明るくなる。

「そして少しだけ人との会話も生まれ始めた。ギルティは本とは違った。何でだと思う?」
「えっ?わかんないなぁ…」
「現実と、人と、直接リアルタイムで繋がってるからだ。
 そして今、どうにか真人間として歩んでるってわけだ。全部ギルティのおかげだよ」
「ふ〜ん…」
「…軽蔑したか?」
「松瀬は松瀬だしね。それに悪いことしたって反省もしてるし」
「そうか…良かった」

松瀬の顔に安堵の色が広がっていく。

「それにしても、そんなに物知りだとは知らなかったよ」
「お前俺のことアホだと思ってるだろ」
「あはは…そんなことないよ〜」
「知識をひけらかすのは馬鹿っぽくて嫌いだ」

そう言って笑った松瀬は普段通りの松瀬 緒土だった。矛盾に聞こえるが、言い得て妙な台詞だった。

「小学校の頃から頭おかしかったのね緒土は…憐憫を誘うわ…」
「松瀬君…暴力少年…少年院行き」と紙野さん。
「包めー!!オブラートで言葉を包めぇぇぇー!!」と松瀬。いつも通りだ。

うん。やっぱり松瀬は松瀬だよね。

「それより明日から夏休みだよ」
「だな。精一杯遊ぶとするか!」

教室を出ようとした。

「おい…ちょっと待てよ」

振り返ると永園さんが松瀬を睨んで立っていた。

22664:2005/04/21(木) 19:37:14 ID:vwmg6K4c
「テメェなんの真似だ。俺に恩を売っても返す気なんてないぜ?」

あの時は自分でもよく分からなかった。何故俺は永園を助けた?
―――苛めをするような奴を何故助けた"松瀬 緒土"。殺してやりたいくらい憎いんだろ?
あの時みたいに嘔吐するまで殴ってやれよ。害虫は駆除しなきゃいけないんだ。殺さないといけな

「そんなんじゃねぇよ!」
「じゃあなんでだ!」

今分かった。
初めて紙野を見た時、他人のような気がしないと感じた…あれ、本当は永園の方だったんだ。
更生して欲しかった……俺みたいになって欲しくなかった。

「お前みたいな糞野郎を更生させるためだ!!」
「な、に…?」

永園は面食らったようだった。何を言ってるのかわからない。そう言いたそうな顔だった。

「ふ…ふざけやがって…」

永園はそう吐き捨てると教室を出て行った。その表情には困惑の色が滲んでいた。

「ねぇ緒土、あいつに限って更生するなんてことあるの?」
「さぁな。でも俺が意地でも真人間にしてやるよ。また面倒起こされたらたまったもんじゃないからな」
「はぁ…アンタってつくづく何考えてんのか解んないわ」
「ミステリアス?」
「そんないいもんじゃないわよ、変人よ」
「だからオブラートで包んで下さいってばぁぁぁぁ!!」
「うるさいわね!!」

ビリビリビリビリ!!

「いッてぇーーーー!!!?」

封雷剣が放電した。こいつまだこんなもの持ってたのか…早く投棄させないと人類の存亡に関わる。

「でも嫌いじゃないけどね」
「変人が嫌いじゃない?お前の方こそよっぽど変j」「斬ッ!!」
「ぎゃあああああああああ!!」
「俣奈、馬鹿はほっといて帰ろ!」
「あ、聖ちゃん待ってよー!」
「待てお前らーー!!」

身体が痺れて立ち上がれない。

「あ、兄貴…わ、わ、わ、私がか、か、介抱しま、しま、…フォォォォォォ!!!!」

―――!?―――

「ぼ、僕も帰るね…」
「ま、待ってくれ紙野!」
「兄貴ィィィィィ!!!」
「ぎゃあああああああああああああああぁぁぁぁ・・・……」

・・・

「蘇留がこなかったら死んでたぞ!!」

あの後蘇留が漫画の主人公みたいに絶好のタイミング現れ、郁瀬をぶっきらぼうに投げた。
俺は隙をみて命からがら逃げ延びてきたのだ。
折角明日から夏休みだってのに、滅茶苦茶疲れちまった。

「三綾、ギルティの練習は少し経ってからにしようぜ。しばらくのんびりしたい」
「うんわかった。じゃあ練習するときは電話するね」
「ああ」
「あーあ…あたしも旅行なんてやめとけば良かったかなぁ…」

こうしてギル高一学期は幕を閉じた。長いようで短い4ヶ月だった。


―――闘劇まであと9ヶ月―――

22720:2005/04/21(木) 19:45:17 ID:aLHGISIg
>>64
神GJ!郁瀬テラワロスwww

228名無しさん@2周年半:2005/04/21(木) 20:08:26 ID:GhLqjWOY
>>64
郁瀬すげーイイキャラしてるな(*´д`*)

229名無しさん@2周年半:2005/04/21(木) 21:06:20 ID:iC9mwG06
64氏
ぐっじょぶだ

23020:2005/04/21(木) 23:55:02 ID:ATNZ0Rv2
前回>>218-219

「さぁ、生き残った少ない地元勢の底力を見せてくれるか、大和撫子・・・。
 しかし、相手はヴェノム、、きついキャラですが、、、どうでしょうか。。」


『・・・始めるか。』
『粋がんじゃないよ・・・、若造がぁ。』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


(さて、、さっきのジャスティスでの揺さぶりも考慮すると・・・、
 ガーキャンをちらつかせてプレッシャーをかけてくるタイプか?
 まぁ・・・、遠距離戦を展開してれば問題ない、な。爵走は見て足払い安定だし・・・。)


開幕から距離をとるためにバックステップ。
梅喧相手に近距離でガンガン固めるなんて事は出来ない。
ガーキャンを外させればこっちのもんだが、リスクを伴うのも事実だからだ。


(よし、バクステからシューティング・・・、おいおい、あっちもバクステかよ。)

出来る限り接近したいはずの梅喧は何故か開幕バクステ。
大胆に開幕爵走から投げを狙うくらいでもいいと思うのだが。


(・・・まぁいい、こっちに有利になったことには変わりはないしな。
 とりあえず、P打ちあたりから冷静にシューティングを組んでいれば、焦って自滅するだろ。)

梅喧を遠距離に釘付けにするためにP玉を生成して立ちPで打ち出す。
続いてHS生成>K生成。


『ままごとなら、一人でやんな。』

「あぁ!!なんと挑発です!!これは梅喧有利か!!?
 しかも台詞が酷い、ボール生成するヴェノムにままごと発言!それは禁句だろ!!」



(んだと、、このヤロ・・・、シューティングをおままごとだと・・・?
 ジャスティスに続いてフザケタことをぬかすじゃねぇか、、オイ!!

 ぃゃぃゃ、落ち着け俺、ここで突っ込んでは相手の思う壺というヤツだ。
 もし接近戦で妖刺刃CHからSD喰らったりしたら洒落にならんだろうが・・・。)

今すぐ接近して倒しきってやろうかという考えが一瞬頭をよぎる。
だが、そんな誘いに乗るほど下らないギルティ人生を歩んだ覚えはない。

(挑発をするということは、それほど接近戦に自信があるんだろうな。
 つまりだ、、ここで敢えて接近戦を選び、ガーキャンを完璧に読んだ上で倒すことができれば・・・、
 相手のプライドを完膚なきまでに引き裂くことができるじゃないか。名案だ。)


・・・画面には爆走するヴェノムの姿が映っていた。

23120:2005/04/21(木) 23:55:40 ID:ATNZ0Rv2

「え!?ヴェノム走りました!!ヴェノム何故が走ってる!!何でだ!?」


見ている側から言わせて貰えば、愛の行動はまさに、

『挑発に乗って突っ込んだだけ』

としか映らない。というか、遠まわしに乗ったのだが・・・。


「なんだこのヴェノム!ザトー様か!?画面の右端にザトー様が見えたのかぁ!!?
 既にSが届く距離に到達しています・・・、それなのに手を出さない!!なんだ!?分からないッ!!」


(・・・間合いに入ったか。
 さて、相手は何か適当な技で暴れるか、もしくは仕込みガーキャンだろうな。
 もはや今の俺は一点読みの鬼だ。間違いない、相手は屈Kだ!)

完全に相手を潰すために意味の分からない一点読みを仕掛ける。
恐らく来るだろうと予想した屈Kに勝つ選択肢。『デュービスカーブ』

「梅喧暴れた!屈Kで梅喧が暴れました!!
 あんたがビビってどうすんだ大和撫子!!ヴェノムはデュービス!!
 はい、足元無敵でした。梅喧、残念!正解は仕込みガーキャンでしたね。」

デュビから近Sで拾ってエリアルへ、屈Kを空かされて焦ったのか、近Sにバーストを使う。

「近Sから、、エリアルか?
 って、おい!!何やってんだ梅喧!!近Sにバーストしたって当たらないぞ!!
 あ〜あ〜あ〜、、大和撫子やっちゃったよ。」

(近Sにバーストか・・・、よっぽど焦ってるな。
 完璧だ、ここまでやれば相手は次からガーキャン安定だろ。)


拾ってからワザと大きなエリアルを入れずに地面に落とす。
そして、着地から起き上がりにスラストを重ねる。


「起き攻めは中段!マッドストラグルだ!?
 ん?スト!? 気のせいでしょうか、これは妖刺確定な気がするんですけど・・・。」

起き上がった梅喧はストをガーキャンで返すためにガードしている。
全てにおいて愛の読みどおりの反応だ。もっと焦ってくれ。

(はい、投げどうぞっと。)

『すまんな。』


「おっと、これは中段じゃない。空かし投げでしたね。
 え?ガーキャン準備したのは・・・私のせいですか?いえいえ、貴方の責任ですよ。」

23220:2005/04/21(木) 23:56:10 ID:ATNZ0Rv2

(解説の兄ちゃんと相手の梅喧がなにか口論を始めたな・・・。
 試合に集中しないで喋るとはいい度胸じゃないか、梅使いよ。
 ま、関係ないことだな。さて、画面端、ボール2個起き攻めだな、オーソドックスにPK陣でいいか。)

昇りJKでK玉を弾いて起き攻めを開始する。
相手を焦らす意味も込めて着地ダストを狙う。

「ほらほら、起き攻め来てるって!
 あんたこっちと喋ってる暇なんかないでしょうが・・・。」


『ゆくぞ!』
『どこ見てんだい!?』

(ちっ、回り込みか、、そこまで焦ってないってことだな。)


攻めのターンが梅喧に回る。
しかし、梅喧の固めはまるで強くない、畳青を使う手もあるがゲージもない。

(ゲージが50無いな、それだと低空妖斬の意味がない、、
 投げと下段の二択か。どちらにせよ、問題なく抜けられる、残念だったな。)

梅喧が選択したのは下段の選択肢。
小技で少し刻んだりはしたが、投げはしてこなかった。

(足払いが出たか、畳がくるようなら直ガして抜ける。
 青キャンしてくるか?相手のテンションは・・・、50溜まったか。。。ん?溜まったの!?)

『妖斬扇!!』


「低空妖斬!!崩したぁ!!」

(マズッた!サイクを・・・!)


『ファールを犯したな!』ガキン

「たまらずサイク!あぁっと読んでいた!!」

(なんてこった・・・、サイク読まれたか、情けねぇな。
 しかたねぇから、SDループ喰らってやるか。読み負けたわけだしな。)

しかし、愛の予想に反して、梅喧が飛ばない。
かわりに画面が暗転し、覚醒必殺技を出したことを告げる。

『ここだぁ!結界・・・!』


「ここで覚醒ガーキャンだ!!こんなもん滅多に使わんだろ・・・。
 画面に刻まれた文字は・・・?『麟』だ!!縛・麟です!!え〜と誰か効果教えてください。
 はい?あぁ、なるほど、必殺技封じですか。ありがとうございます。」

233173:2005/04/22(金) 01:09:49 ID:MW6SDHe2
前は>>222


ギル高の人なんですか…?
「あぁ。それはそうと…さっきの、もう一回見せてくれない?」
さっきの、って?
「あのガーデンだよ。読みで入力してるの?」
えぇと、ちょっと違います。
「…違う?」
なんとなく、入力してるだけですよ。
「…なんとなく?」
そんな顔しなくても…。

SLASH!

あ、忘れてた。
まんまと一本取られちゃったなぁ…。
まぁ、まだ1ラウンド残ってるけど。
「ほら、頑張って」
…この人、どっちの味方なんだろう?
「ガーデン、期待してるからさ」
えーと…。
自分の欲求の為に、友達を犠牲にするタイプなのかな。

まぁ、いいや。

ガーデンを見たいなら勝つ必要はないってことでしょ?
だったら、開幕からガーデン出してれば良いんだし。
えーと……入力は『464』で地上を意識させようかな。
相手の行動は…ハイジャンプJD!?
対空すかしからの攻めを狙ってたのね…。

カウンター、ゴスッ、ゴスッ、ゴスッ。

…可愛そうだけど攻撃しとこう。
最後にサイレント>前HSで締めることを忘れない。
そしてまたガーデン。
今度は適当に『3939』で良いや。
相手の起き上がりは…バックステップ!?
……さすがに当たらないよね…。

ゴスッ、ゴスッ。

…ダウン取らなきゃ。
ダッシュの途中、FDでサイレントを取る。
そして最後にサイレント>前HSで締めることを忘れない。
そこで更にガーデン。
とりあえず『1646』とかで良いかな…。
相手の行動は……リバーサルHS風神!?
だ、大丈夫。無敵時間が…。

カウンター、ゴスッ、ゴスッ、ゴスッ。

……追撃、どうしようかなぁ。
とりあえずサイレント拾っておこうかな。
あ、闇慈の食らいモーションが解けた。
とりあえずバックステップ、と。
闇慈もハイジャンプで距離を取った。
えーと、この距離ならガーデ……ってダメだってば!!
万が一ってことも有り得るし…。
とりあえずダッシュしよう。
「あれ、ガーデンは?」
うぅ…。
心のどこかが何かを叫んでいる…。
「……今は出したい気分じゃないんです…」
「ふーん……そっか」
あぁ、何とか誤魔化せた。

234169:2005/04/22(金) 01:55:38 ID:Jz2Icvb2
>>64
>>173
>>708
GJ!面白いです!
>>20
GJです!平行して進めたいんで続き御願いします(・∀・)

235前スレ601:2005/04/22(金) 06:11:12 ID:4YZnnBMM
ちょっと納得いかない出来ではありますが、UP…。
皆様話を作るのが上手で、上げるのが恥ずかしくなってきますね…w

前回>>176

折戸side story

「…まったく…、校長はどこにいらっしゃるのか…」
杖府を応接間に通し、
校長を迎えに校長室に行ったものの見事にもぬけの殻、
それから各教室、トイレ、仮眠室、屋内プール、女子更衣室、
校長が行きそうな所は全て回ったが、見つからない。

次は…、と思案しながら廊下を歩いていると後ろから声をかけられる。

「おやぁ?瞳ちゃんじゃぁないの」

いやな人物に見つかった…
「はぁ…。」
溜息をつきつつ、声の方向に振り向く、

「若本先生、下の名前で呼ぶのはやめてくださいと…」

ジロッと睨むがまったく意に解さず

「ふっ、今日も美しいな、惚れちまいそうだぜ」

彼の名は若本 城二(わかもと  じょうじ)
その言動、物腰から生徒からはジョニーと呼ばれているらしい
それだけならまだいいのだが、この男、
日本刀使いならぬ両刀使い、つまりバイというもっぱらの噂だ。

「上等なワインが手に入ったんだ、今夜…、一緒にどうだい…?」

背中にゾクッと冷たいものが走る

「い、いや、私は」

ずずいっと城ニの顔が近づいてくる、そして…

「ぷっ、くははははは、ジョークだよ、ジョーク」

「なっ……!」

頭に血が上るのが自分でも感じられる。

「なぁに赤くなってんだ、本気で誘われたかったのかい?」

「…っ、そんなことはどうでもいい」
このままコイツのペースに合わせていたら時間がいくらあっても足らない、
早々に退散しよう。
「勤務があるので失礼する」

「あらぁ?ツレナイじゃないの〜」
言葉には耳をかさず、背を向け歩き出す。

「…あ、そうそう」

「まだなにか。」
振り返らずに応える。

「校長やつぁ屋上に上がっていくのを見たぜぇ?
 探していたんだろ?顔をみりゃわかる。それだけだ、じゃあな」

ハッと振り向いた時にはもう城ニは居なかった。

屋上…、か…。



次は杖府編です。
…需要あるのかしら…w

23620:2005/04/22(金) 19:56:45 ID:9.qdISkE
最近、地図帳を眺めていたら、
偶然ロシアの「ヴォルガ川」を発見して興奮した20です。

みんなGJだ、、流石。『聞きしに勝る。』ですね。
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前回>>230-232

(必殺封じ?マジかよ・・・生殺しじゃねぇか。ボール無しで戦えと?)

必殺技を封じられたヴェノムはまさに、翼をもがれた鳥。
後ろの2人をもがれたディズィーだ。戦闘力がガタ落ちしてしまう。


「さぁ、、必殺技、ボール生成を封じられましたヴェノム!どうするか!?」

なんとか画面端から逃げてはみたが、生成できないので牽制に欠ける。
いまのところ遠Sで誤魔化してみたりしているが、JHSで突っ込まれたら防げないだろう。

(どうする、、梅喧のJHSは前Pじゃ落とせない・・・。
 攻められたら一応足暴れがあるからまだいいが・・・、空ぶったら死ねる。)

梅喧が勢いよく走ってくる。
とっさに振ってしまった屈Sを回り込み青から投げ



『ドッカーン ドッカーン ドッカーン』


威勢良く大砲の音が響き渡る。
投げ始動のため威力が抑えられているのが何よりの救いだろう。
そして、SDループ終了と同時に、ヴェノムの体の点滅は終わっていた。


(ふう、、遂に反逆の鎌をかざす時がきたか。見てろよ梅喧!!)


「お、ヴェノムの必殺封印が何時の間にか解けています!
 遂にこの窮地を脱することができるのでしょうか、ヴェノム!!」


HS生成でボールを梅喧の後ろに配置し、特殊瞬間移動で突破口を開く。
着地>屈K>近Sで少しずつ、確実にせめて行く。

「ヴェノム固めるのか!?梅喧を固めても危ないと思うんですが。
 そのうちガーキャンからごっそり持っていかれてしまいそうな気がします・・・、」


『させるかよ』
『時間をとらせたな・・・、』

梅喧が妖刺刃でガトリングを潰すその瞬間、画面が暗転する。
完璧にガーキャンのタイミングを読みきった上でのダークエンジェル。
梅喧はダークエンジェルを回り込みで無効化できるが、当たってしまえばそれは出来ない。




『貫けぇぇ!!!』

23720:2005/04/22(金) 19:57:22 ID:9.qdISkE

「ガーキャンにダークエンジェルを合わせた!コレは致命傷だぁ!!」

梅喧が一気に画面端まで押し流されていく。
体力は3割を切ったところか、梅喧はギルティ紙装甲ベスト3なのだ。それなりに減っている。

(もう逃がさねぇ。)

『デュービスカーブ!』

ガトリングをデュービスで締めて2度目の2個起き攻め。
相手はガーキャンの使用頻度が高いうえに随分とガーキャンが好きなようだ。
さっきの覚醒を見て分かる。普通ならSDループでダメージに直結させるだろう。

(ガーキャンは厄介だ、、だが、発動させない方法はある。ガードさせなければいいんだ。)


『すまんな。』

JKでボールを弾くと見せかけ着地投げ
あくまでガーキャンで返すことを第一に考えているためか、こんな攻めには弱い。

「ジャンプから、、着地投げ!!梅喧喰らっています!!逃げろよ。」


(ちっ、、余計なこと言うなよ司会者・・・。
 相手の体力はあと1割程度、、根性値4だったか、しぶといな。)

投げの追撃でHSストを決め、スティンガーを溜めはじめる。


「なんと、スティ溜めを・・・、重ねるのか?」

(目の前でコレをチャージすれば、重ねてくると読むはずだ・・・。
 うっかり喰らえば終わり、FD安定だろうな、まぁ、そこが落とし穴なんだけどな。)

『ショットロマンティーック!』

溜めに溜めたスティンガーが、梅喧の起き上がる直前に通過する。
最大溜めは削り防止のFDを誘うためだけの囮。最大の狙いはダッシュから3回目の投げだ。


『すまんな。』

- S L A S H -


死にボイスのない静かな終わり。
梅喧の骸がボールの中から出て、そのまま動くことは無い。


『ナインボール、ゲットだ!』


「最後は投げで試合を決めました、先鋒戦ヴェノムの勝利です!
 え〜、最初突っ込んだときはヒヤリとしましたけど、、なんとか勝ちましたね。
 それより大和撫子、お前ヤッパりガーキャンばっかに拘るの止めた方がいいんじゃないのかねぇ。」


「挑発に乗ったりして、微妙に危なかったんじゃないの?」
「いや、接近戦で叩き伏せてやろうかと思ったんだがな・・・。」
「いくらなんでも無茶苦茶ですよ・・・。」

筐体から離れて二人のもとへ行く。
予想していた通り、最初の挑発喰らってガンダッシュに厳しい批判が集まる。

「続いての対戦は、、中堅戦。。
 『SΩJ』vs・・・『ランダマー』ですね。ランダマー、次は何が来るんでしょうか、楽しみです。」

238名無しさん@2周年半:2005/04/22(金) 21:38:18 ID:nwxNhpCY
GJあげ

239名無しさん@2周年半:2005/04/23(土) 02:30:06 ID:5jFCVlVg
GJ!!
そして定期age

24020:2005/04/23(土) 19:59:12 ID:57kZYfsA
今日はちょっと短め、、勘弁して下さい(ザッパ風に)

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前回>>236-237

「準決勝中堅戦、、とにかく注目なのは『ランダマー』、、
 いままでひたすらランダムで戦ってきました。ちなみに一試合目はイノを引きました。
 さぁ、この準決勝では・・・、何を引くのでしょうか。」

そう、中堅戦の一二三の相手は名前のとおり、ランダマー。
使用キャラを完全に運任せのルーレットで決定する熱い漢だ。
登録のキャラクター欄にも、大きな文字で元気良く「らんだむ!」と書いてある。


「一二三の相手、キャラはランダムみたいだぞ。」
「闇慈みたいな弱キャラ引いてくれると大いに助かるんだけどね。」



カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカ

カーソルが無差別に動き回る。
どのキャラを引き当てるかは、それぞれ1/24の確率だ。

(・・・なんだか、心臓に悪いです。)


ランダムルーレットの音は心臓に悪い。
いやおう無しに緊張してしまう、無意識の内に目がキャラを追ってしまう。


「さぁ、、、まだか?・・・まだなのか??・・・まだ決まらない。
 いいかげん、、こっちの心臓の具合も考えて欲しいんですけど、、まだ?」


カウントが10秒を切る。
なんだってこのチームは時間を引っ張るのが好きなんだ。。。






ガコーン


決まった、誰だ。誰だ。誰だ!?

白と青のボディ、金属質の体。

そして、獅子のような髪を持つそのキャラクターは・・・!




「なんと!!ジャスティスだーーーーーーーーーーーーー!!!!」

24120:2005/04/23(土) 22:20:44 ID:57kZYfsA
上のだけで今日は終わらすつもりが、気づいたら書きあげてる俺ガイル

===================================================================

「げぇ!!」
「うそ!?」

後ろで事の成り行きを見守っていた二人が驚きの声を上げる。
まさか、全キャラ中最強のキャラクターがランダムで決定されるとは・・・
固まる2人、そしてそれ以上に驚く少女が一人


( 勝 て る 気 が し ま せ ん 。)


ジャスティスの高火力とチップの紙装甲が合わさることによって、驚異的なゲージの減りが実現してしまうのである。

適当ガト>足>ミカエル

とりあえず、これで4〜5割は問題なくはじき出す。
逆にチップがいくらコンボを叩き込んでもギアの装甲を破ることは難しい。


「さぁ!ランダマーがなんと・・・!
 なんとジャスティスを引きました!チップ危うしか!?
 その紙装甲を遺憾なく発揮して、最強最悪ギアの生贄となってしまうのか!!?」


会場の全員が息を飲み、画面を見守る中、
無情にも画面は切り替わって、チップと、何故かDカラーのジャスティスが映しだされる

『お前、死相がでてるぜ。』
『コレデ封ジタツモリカ?』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


(や、、やばいやばい、、どうしよ〜・・・
 とりあえずジャスティスの性能を思い出さなくちゃ・・・。
 中段は高速の前Pで、超判定、上半身無敵の・・・、膝上だっけ?とにかく強い、、
 さらにコマンド成立から無敵の昇竜持ちでしかも後ろにバックするからサイクも当たらない。
 足払いは画面半分近くカバーするし、、NB固めは残酷なまでに強力だし。。。
 そのうえ簡単に拾える当身や投げも完備してるし、、ガードさせたら凄いことになる覚醒あるし、
 3段ジャンプで特権を食われちゃってるし、、空ダッシュ3回できてめくりも完璧。
 飛び込みにはこれまた超判定のJDが、、、ダ、ダメだコリャ・・・。)

性能を思い出せば出すほど、トンデモない性能ばかりが顔を覗かせる。
これはヤバイ、、エディあたりなら起き攻めすればまだ勝ち目はあるかもしれないが・・・。
なにせこっちはチップだ、JHSも前PやS.B.T.でホイホイと落とされるだろう。

『αブレー!』
『吹キ飛ベ!』カウンタッ

「さぁ!チップ開幕αブレード!!いきなり金サイク!!
 やばいぞ!!これはヤバイ!!逃げろチップ、破られるぞ!!」

24220:2005/04/23(土) 22:21:18 ID:57kZYfsA

(うぁぁ、、ヤバイなぁ・・・。
 正面から戦って勝てるわけないし、、いくら攻撃しても一発で返されるし・・・。
 こ、、こんな時は・・・、ちょっと不本意だけど、アレを使わないと勝てない。。)

『カワシテミセロ』

ジャスティスがNBを重ねてくる。
ジャスティスの起き攻めは、テスタとエディを足して1.5倍するくらいヤバイ。

『シャァァァ!』


「起き攻めは、、高速中下と見せかけて投げ!!そこから前HSで追撃、、、、画面暗転!!?」


暗転の瞬間、チップが天高く舞い上がる。
そして、その下には両肩を抱えるジャスティスの姿があった。


「あ」
「あれって・・・、」

後ろの2人も思わず声が漏れる。
普段なら、家庭用で適当対戦したときにしか目にしない技だ。


「「 ガ ン マ レ イ じゃ・・・。」」


『ゥゥゥウアアァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!』


ドバババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ

極太のレーザーがチップに直撃する。
ゲージがすさまじい勢いで減っていく。『紙、燃える』といった具合だ。
実際問題として、洒落にならない勢いだ、6割は間違いなく消えた。

死に一層近づく、ワンコンボ適当に喰らえばこのまま死んでしまう。

(やっぱり、、狙ってみるしかない。)



『Find Me!!』

一応の距離をとって迷彩。そして――


『気を全開にしてやる!!』


「おっと!チップが、、チップが一撃を準備しました。やはり素の状態でコイツには勝てないと悟ったのか!?」

24320:2005/04/23(土) 22:21:48 ID:57kZYfsA

準備を見て、走ってきたジャスティスが動きを止める。
うっかり当たってしまったのではあまりに口惜しい。

(・・・ディエルタエンドは確か空中ガード不能だから、、ウッカリ当たる・・・かも。)

最終手段に望みを託すが、、
はたして全キャラ中ダントツで使えないこの一撃をどうしたものか・・・。

「さぁ、チップ・・・、この大逆転の一発を、どう当てるのか。。
 個人的にはチップの一撃って当たる要素っていうか、当たれる要素すらないような気がするんですが、、」


ジャスティスは動きを止めてガードしている。
これ以上攻めるつもりはないらしい、燃えた紙が風に流されるのを待っているようだ。

『じれってぇ!』


沈黙を破って、ダッシュからいきなりのダスト
迷彩の効果で見づらいのもありヒット、くるくる回りながらジャスティスが飛んでいく。


――― そして画面暗転、一撃発動


「出した!ここでチップが一撃を出したぞ!!」


画面に5つの点が浮遊する。
前方受身を取ったジャスティスが結界に接触する。

(お願いだから、、FDしないでください・・・。)



ガキンッ

「ダメだったぁ!FDの前に最後の望みを断ち切られました、SΩJチップ!!
 さぁ、、ジャスティスがぁ、、トドメを刺すべくダッシュする。さようならチップ!頑張れチップ!!明日があるぞ!!」





(まだ、、、もう一つ。)



最後の一撃を加えようとジャスティスが走る。
だが、次の瞬間、画面に映し出されたのはシショったチップではなく、

―― 画面中央に吊るされた自律型ギア第一号の姿だった。――


「て、あ、あれ??ジャスティス吊るされてる??吊るされてる!!?
 嘘!?ということは・・・、、何?え、ジャスティス死んだ!!?じゃすてぃすシショッタ!?え、マジ!!?」


『ディエルタ・エンド!!』ドバァーン



- D E S T R O Y E D -


『全て熟知。』

244名無しさん@2周年半:2005/04/23(土) 22:42:40 ID:aM5rDK46
タコス様バンザ-イ

245名無しさん@2周年半:2005/04/23(土) 22:42:52 ID:WCWGaVgA
タコス様バンザ-イage

246名無しさん@2周年半:2005/04/23(土) 22:43:25 ID:WCWGaVgA
重複スマソ

247名無しさん@2周年半:2005/04/23(土) 22:45:54 ID:57kZYfsA
激しくタコス!

248名無しさん@2周年半:2005/04/23(土) 23:04:40 ID:BeKoZzgU
そしてタコス!

24920=247:2005/04/23(土) 23:13:13 ID:57kZYfsA
激しくタコス動画参考にしました!アヒャー
こんな駄目駄目な俺を許して下さい。。

あとは169氏に託します、頑張ってください!
=======================================================================
>>240-243

「・・・え〜と、、チップの一撃は一回ガードしても触れば死ぬみたいですね。。
 知りませんでした、ランダマーも知らなかったみたいですね、、折角ジャスティスだったのに・・・。」

会場が静まり返っていた。
いくら相手がジャスティスだからといって、大会で本気で一撃を狙うチップにも驚いているが、
なにより、うっかり結界の中に飛び込んでそのまま殺されたジャスティスに驚いていた。


「あ、、と、あ!準決勝は『恋するヴェノム様』の勝利・・・です。はい、、決勝も頑張ってください。」

司会者も結構戸惑っている。
知らない人は意外と知らない事実だ。


あんな形ではあったが勝利した一二三が2人の方へ歩いていく。

「ははは、、、勝ち、ました・・・。」
「う、、ん、まぁ、勝った、、、な。」
「最後、おかしかったけどね・・・。」

3人そろって「あはは・・・。」といった具合に苦笑いする。
あんな負け方をしてしまった相手の人がものすごく気の毒に思える。
当たる方が悪いのだが、それでもアレはショックだっただろう・・・。


「なあ、決勝の相手、どっちだと思うよ。」
「そうねぇ、、たぶん編入試験受けてる人のチームじゃないかしら?」
「『JEM』でしたっけ、戦ってみたいなぁ・・・。」

一撃フィニッシュについて語り合うのも変なので、話題を変える。
次は決勝だ、これでも現役のギル高生3人、一般ゲーマーに負けるわけにはいかない。

だが、恐らく決勝に上がってくると思われるチーム『JEM』の大将は編入試験を受けている。
つまり、実力はギル高生に順ずるか、もしくはそれよりも少し高い水準に位置することになる。


「となると、、大将戦はジョニーvsメイになるのか、奇遇だな。
『ジョニー食事抜き!』が炸裂するわけか、まったくこれだから最近の色餓鬼はぁ。」

冗談半分に愛が樹をからかう。
『色餓鬼』という言葉を聴いた瞬間、樹の目つきが変わったのは言うまでも無く・・・、


「・・・なぁに言ってんのかなぁ、愛ちゃんはぁ〜、
 自分のことに気づきなさいよ、、先鋒はザトー×ヴェノムだってことにね!」

「テメ、やるか!」
「いくらでも掛かって来なさい。」

また始まった、いつもからかうのは愛なのだが、、負けるのも愛だ。
結局のところ、名前からザトー×ヴェノムに弱い体質なので、そこを突付かれるとそのまま負けてしまう。


「2人ともやめて下さいよ、、周りに迷惑ですってば・・・。」

「お前なんかジョニーに切り刻まれちまえッ!」
「あんたがザトー様にダムドで抱擁されるほうが先でしょうが!!」
「俺が『ザトー様フォォォ…』だったらお前は『ジョニーフォォォ…』じゃねえか!」
「『フォォォ…』はフォモの特権でしょう!メイには関係ないわよ!!」

「あのぉ、、やめてくださぁい・・・。」

一二三の制止などまるで耳に入っていない様子で『フォォォ…』について討論する2人。
一体、何時から決勝の話題が『フォォォ…』の話題に変わってしまったのだろうか、、、

「結局アンタは『ザトー様フォォォ…』で終着してるのよ!フォォォ…!!フォォォ…!!」
「あまりこの場で『フォォォ…』を連呼するんじゃねぇぇぇぇ!!周りが見てるじゃねぇか!!」

実際、エントリーネームが『ザトー様フォォォ…』なので、あまり連呼されたくない。
というか、この場で自分自身も『フォォォ…』を絶叫しているじゃないか、ヤバイ、恥ずかしい・・・。

「・・・やめよう、俺の負けだ。」
「なによ、『フォ「俺の負けだからもう『フォォォ…』は言わないでくれ。」


「言ってるじゃないの・・・。」「言ってますよ・・・。」



隣の筐体では、すでに準決勝第二試合が始まりつつあった。

250169:2005/04/24(日) 01:15:04 ID:DhXTBSdU
>>20
ワロタwGJ!
213の続き行きます。

準決勝第一試合が終了したらしい。
しかもジャスティス VS チップという異色の組み合わせ。しかもチップ側が一撃必殺で倒す。
って、異色どころじゃねえ。
ジャスティスなんてありかよ。まずい、使われたらまずい。
だが、隠しアリなんて受け付けの時は言ってなかったし・・・
つまり、隠しキャラが出ているなんて店員以外は誰も知らない。
従って、隠しキャラを使えるというのは受け付け時点ではわからない。
ランダムで引き当てる以外に使用の可能性はないと言うことだろう。
なら安心していい。相手が隠しキャラの可能性は無い。

「準決勝第二回戦、チームJEM VS チームメイたんかわい14メイたん!」
おいおい、どっかで聞いたようなチーム名だな。
というか、そんな名前で出て恥ずかしくないのだろうか・・・
一回戦、「イーディーVSこれはオナゴですよ!」
エディVS鰤(注:鰤は男である)

_______

1−1にもつれ込むものの、金バー>俺キル×2で敗れてしまった。
強気なのが功を奏したか。弱気なのが機会を逃したか。
いずれにせよ、結果に変わりは無い。
二回戦、「エムエー VS 目まい!」
メイVSディズィー。
ここで負けると、俺の出番はない。

_______

実力的には負けていたが、振り回した6Pが運良くカウンター。そこからのフルコンボで事故勝ちといったところか。
勝ちは勝ちだ。大会では事故こそが敵だ。

251169:2005/04/24(日) 01:18:05 ID:DhXTBSdU
250の続きです。

最終戦、「オレナ VS リコ!」
結局メイいねえのかよ!!
ジャムが相手だ。
ここで勝てば決勝・・・やるしかない。

開幕・・・足払いを読んでステップ。
当たった!投げからコインでミストLV2。
お互い距離をとりつつ機会を伺う。
ジャムにはジョジョブレが有効だ。厨房に見えるが、勝つにはこれしか・・・

とにかくジョジョブレ、ジョジョブレ。
2S、遠Sを振りまきつつ、近づかれたらジョジョブレ。
開幕からペースを握ったお陰で1ラウンド先取。
この調子・・・

2ラウンド目、それでも相手は強気に攻めてくる。
画面端。立ちKを刻んでくる。
穴が空いた。ジョジョブレ!

ジョジョブレ読みの特逆。
凄まじい火力だ。
ガードバランスが上がっていたせいか、こちらの体力は真っ赤だ。
2ラウンド目はとられる。

3ラウンド目。
距離をとる・・・いや、離れちゃダメだ。
離れたら相手は朝凪を溜めてくる。そうなると、コンボダメージどころか立ち回りで強化龍刃におびえなければいけない。
溜めれない距離で立ち回る。これだ。

お互いに牽制合戦。
決して大ダメージを取れる間合いではない。
少しずつ、お互いの体力を削っていく。
安易なぶっぱはせず。隙の少ない技を振って。それでも、無理矢理近づこうとはしない。
相手が来るのを待っている。相手に隙ができて、自分の突っ込める機会を待っている。
焦らず。勝負を急がず。相手のペースに乗らず。
じわじわと押す。間合いの維持力ではこちらが有利だ。なぜなら最初にジョジョブレをたくさん見せておいた。
ダメージを与えるだけが目的ではない。相手にジョジョブレの選択肢を刷り込むためでもある。
じわじわと。だが確実に。相手を画面端に追いやる。
ついに相手は壁を背負った。
だがここで

「おおっと、リコが敬意だ!何を考えているリコ!」
願っても無いチャンス。だが、相手の目論見はわかっている。
焦って突っ込んできたところに逆鱗をぶちこむつもりだろう。
わかりきっている。牽制合戦で俺が疲れていると。俺が勝ちを急いでいると信じ込んでいる。
だが、ここでお前が敬意をしたのが答え。勝負を焦っているのは貴様だ。
なら、幕を下ろしてやろう。お前程度が決勝にいくのはまだ早い。
「ほわっちゃー!」
「ここで逆鱗!どう対処する!」
だから、敬意をしたときから全てわかっている。

「いい的だぜ!」
「ミスト上段!レベル1ながらもカウンターなので受身不能だ!」
こうなることは、わかっていた。

「ダッシュ立ちHSからディバ追加青!拾いなおしでフィニッシュ!準決勝第二回戦はチームJEMの勝利です!決勝戦はチーム恋するヴェノム様 VSチームJEM!なお、決勝戦は20分の休憩のあとに行います!」
ふう・・・神経が削れた。俺が冷静でいられたのも、初戦でかけられた声のお陰だな。
「落ち着いて、冷静になった方がいいわよ」
あの声の主は誰だろうか・・・声質や高さからすると女っぽいが。
この大会に、レディースプレイヤーなんているのだろうか。
大会が終わったら、受け付けで聞いてみよう。
一言、お礼が言いたい。なんの下心もない。あの声のお陰で俺は決勝まで上れた。
だから、お礼を言っておきたい。
次の相手は誰だろうか・・・決勝まで上がってきたんだから相当強いんだろう。
だが、俺たちも強い。誰でもきやがれ。



ごめんなさいジャスティスとか勘弁してくださいOTL
情けないが隠しキャラには勝てねえ。
まともなキャラであることを祈りつつ、対戦台を離れた。

252173:2005/04/24(日) 01:44:06 ID:okPEep/E
適当にガーデン出したら当たっちゃって。
その後も適当にやってただけなのに。

勝っちゃった…。

「ねぇ、君ギル高に来る気ない?」
あ…優等生さん、まだいたんだ。
って、ちょっと待った。
「…今、何と??」
「だから、ギル高に来ないかって」
「…もともと行く予定ですけど」
「あ、そうなの?」
その意外そうな顔は何だろう…妙にムカつく。
「一応、その予定です」
「編入試験は??」
「確か…夏休みの終わり頃に行う、って書いてありました」
「へぇ……これまでの実績は?」
………は?
「いゃそんな顔しなくても」
この顔はもともとですけど。
今は表情がアレなだけで。うん、きっとそうだ。
「…実績ですか?」
「ギル高も大会なんかの実績があると、評価が上がるんだよ」
…そうなんだ……。
「まさか、何もないの?」
「えっと…はい」
その時、第三の声が聞こえた。
「なら、今日作っちゃえば?」
伸慈さんがひょっこり姿を出す。
でも、実績を作るって……どうやって??
「あぁ、今日の2on2か」
……2on2…??
「…何ですか、それ?」
「2人でチームを組んで、戦うんだよ」
「そんなのがあるんですか」
「…って言うか、俺らはそれが目的で来たんだけどね。で、来てみたら…」
「偶然変わったミリア見っけて、こりゃあ乱入するしかないって思ってね」

変わったミリア…??

253173:2005/04/24(日) 02:06:03 ID:oak7cwTU
「ま、そういうわけで」
誰が変わってるのかは、後で聞かせて貰おう。
「私、組む人なんかいませんよ??」
「あぁ、大丈夫。確か斡旋もやってるから」
うーん、出るだけ出てみようかな。
「じゃあ、とりあえず斡旋所を探してきます」
「おぅ、行ってきな」


……と、言われて来たんだけど。
あそこが斡旋所かな…。
「すいません」
「斡旋の方ですか?」
思ったより丁寧な対応だなぁ…。
「はい」
「では、こちらにリングネームの記入をお願いします」
リングネームかぁ…。
……。

………。

………よし。これでいいや。
「はい」
「ありがとうございます。
相手の方はそちらの方になりますので、チーム名が決まったらお伝えください」
店員さんが、一人の男性を指し示す。
背が高くて、優しそうな感じの人だ。
「あのぉ……」
「…ん?斡旋の人?」
「はい」
「えーと……じゃあチーム名決めないとね」
「そうですね」
うん、良かった。変な人じゃなさそう。

254173:2005/04/24(日) 02:08:05 ID:b99eIDM2
「困ったなぁ…」
「困りましたねぇ…」
チーム名が浮かばないや。
かれこれ10分近く悩んでるんだけど。
…もうすぐ始まっちゃうのになぁ。
「……そうだ」
ぁ、何か思い付いたみたい。
「君、好きな言葉は?」
……え…??
「うーん…私を忘れないで、とか」
「僕の好きな言葉は『飛べない豚はただの豚だ』なんだ」
いきなり何を言い出すんだろう…??
「足して2で割ろう」
は…??
「チーム名は『飛べない豚を忘れないで』で行こう」
……うん、やっぱり変な人だ。


展開が遅いなぁorz
やっぱ携帯じゃ文字数の限界を越えられないのか…。

255708(携帯から):2005/04/24(日) 04:59:01 ID:PF3EH16E
マジ楽しすぎるGJ


(咲お前は俺に何を求めているんだ?俺はシャオがいるのに・・・


しかもシャオに電話してお兄ちゃんを賭けて対戦してとか暴走しがちな面がある。


シャオもシャオだが白黒はっきりさせましょうと咲に言ったし。関係がいつまでも続くとは限らないんだな。


ギルティで戦うことでしか分からないのがギルオタならぬギルティプレイヤーなんだろう。)


と男鹿がシャオと咲との関係が変わったことに未だに冷静対処している間にシャオと咲によるエディ対ミリアのリアルアサシン対決が続いている。


実力は以前ならシャオが上だったが、ミリア使いになりオガニーパワーを取り込んだ咲は更に上を行く勢いであった。


シャオも確かに取り込んだことには違いないが、咲の実力の成長度が危ないのは男鹿からみても一目瞭然だった。戦いは熾烈を極める。


「シャオ姉さんどうしたの?捕まらないよ。」
ミリアの圧倒的な機動力がオガニー理論に活かされていた。


資料には確かにこうするとああなると書いてあったが咲はすぐに実行している。兄あり妹ありきか。


「落ち着けシャオ。ミリアにはエディなら常時しながら・・すれば捕らえることはできるはずですわ。」
シャオは冷静に対応していくもののダウンを奪われてそのままK.Oが多かった。シャオの致命的な弱点は防御である。


二人の対戦みた男鹿は、立ち回り的には五分だがシャオはまだキャラ対策不足している面がみえる。咲も同じだがミリアで最強に近い立ち回りをしているから今回はシャオに勝ち越すだろう。


「かつての私はこんなエディに殺されていたのか?情けないわ、シャオ姉さん弱いわよ」


対戦結果はボロボロだった。シャオは50本やって10勝40敗と自信と精神がズタボロ。


「・・・・・・」
シャオは呆然とだけしかできずにいる。


「今回は宣戦布告にしとくわ。こんな弱いエディがお兄ちゃんの彼女なんてお兄ちゃんが可哀想。シャオ姉には悪いけど私はシャオからお兄ちゃん奪います。」


「ではさようならシャオ」つかつかと家に帰る咲。シャオに対して冷たい目をしていた。


「男鹿様・・・私もっともっと強くなりたいです。自分が情けないです。」自分の未熟な腕に嘆いていた。咲を越えたい。純粋なライバル心がそこにある。


「シャオ、咲を越える方法は一つだけある。失敗したら咲には勝てない」シャオにどう強くするのか。次回に続く

25620:2005/04/24(日) 08:57:32 ID:KLlTzv26
>>173
GJ!
足して2で割った場合「私はただの豚だ」になるとか考えてワロタw
展開が多少遅くてもいいじゃないですか、実際私とかおかしいペースで書いてますし・・・

>>708
GJ!ホントに携帯から打ってんですか、、?スゲ
つか、咲の変わり様が、、彼女何者でつか。。。?スゴク怖いw

>>169
GJ!「メイたんかわい14メイたん」は吹きましたw
これなら、こっちも「並の腕ではな19」を出すんだったか・・・。

ところで、169氏、次決勝で当たるわけですけど、ちょっと提案
互いに3戦ずつ書きますか?それとも交互に一試合ずつ?
でも交互に書くと片方が2試合になっちゃうからアレかな〜とも思ったんですけど、、

169氏が好きなほう選んでください。

257173:2005/04/24(日) 09:50:22 ID:GC.40mMc
20氏
しまった、それ思い付かなかったです…orz
うまいですねぇw

258名無しさん@2周年半:2005/04/24(日) 12:23:27 ID:5tPOWJ1E
チップ的にはクリフと闘って欲しかった。適当6P>ピヨリ一撃で即死亡。

259708:2005/04/24(日) 13:12:26 ID:wpn46JOM
>>20さん
咲は変わりましたよ。
彼女は男鹿の従兄妹でありギル高に通い男鹿と年齢変わらないのです。
ジャム使いからミリア使いになったら性格を変化させる予定でした。一番の原因は兄を好きになったことですが。

260169:2005/04/24(日) 20:25:08 ID:YA1sRovA
>>20
ども。うーん、やる気がないわけではないのですが、3戦すべてそちらで書いてくれませんか?
どうかよろしく御願いします。あと、今後の展開のために勝つのはそちら側の生徒で御願いします。
ネタバレですね(´Д`;)
やはりギル校生徒にはかなわなかったという方向で進めていきたいので。
どうかよろしく御願いします。

26120:2005/04/24(日) 22:05:44 ID:KLlTzv26
>>169
了解しました、そういうことなら早速。
先鋒戦、いきまーす。
=======================================================================
前回は >>249 です。

さて、二十分間の休憩も終了し、周りの空気が微妙に変わる。
遂に決勝戦の時がやってきたわけだ。勝ち上がってきたのは予想通り『JEM』

ちなみに、休憩中は相手のチーム名の由来について話していた。
それぞれのキャラのイニシャルという意外と簡単な答えだったが、そこまで行くのにどれだけ苦労したか・・・

「第23回、3on3決勝戦。
 チーム『恋するヴェノム様』vsチーム『JEM』です!」

司会者が声高らかに試合の幕開けを告げる。

「早速ですが、先鋒戦!『イーディー』対『ザトー様フォォォ…』!
 本日二回目のエディ対ヴェノムとなります、、一回目はヴェノムが固め殺しましたが、、今回はどうか。」


『愚弄してくれたな・・・!例え!骸だけでも!返してもらうぞッ!!』
『ならば貴様の体をもらおうかァ・・・!』

筐体に映るヴェノムとエディも、決勝戦だけあって台詞に気合が入っている。
もちろんこれはランダムで決定されるわけだが・・・。

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


(一試合目みたく固め殺せれば理想なんだが・・・、
 流石に決勝まで残ってきてる奴らだからな、開幕に金バーストしても読まれるだろう・・・、ならば。)

『ショット!』
『ドランカーシェイド!!』カウンタッ

開幕HSスティンガー。
しかし、完璧に読まれていた、ドランカーで返されてしまった。

(マズッた!)


『回るゥ!!』

「さぁ、開幕から素晴らしい読み合いを見せてくれます、、ます読み勝ったのはエディ。そこから回る!」

『よめているぞ。』
(実際のところ読めてねぇよ・・・、読めてればあんな物喰らわねえのに・・・。)


移動攻撃をガードするが、そこから脅威のエディ連携が開始される。
こうなってしまうとエディは他の追随を許さない。

『回るゥ!!回るゥ!!伸びるゥ!!』


「エディが固める、一回戦のエディとは大違いだ!はたして、無事に画面端から脱出出来るのか!!」

そろそろエディゲージが底を尽きかけている。
そうだ、早く消えちまえ、消えさえすればこっちのモンだ、なんとでも出来る。

26220:2005/04/24(日) 22:06:20 ID:KLlTzv26

(まだかよ、、心なしがゲージの減りが遅い・・・。
 つーか、このチビエディなんだよ、、ヴェートーヴェンかモーツァルトか・・・。
 そもそも、この攻撃はなんだ?回るでも跳ねるでもないな・・・ジェントるか??)



       てゆーか、これ 『敬意』 じゃねぇか!!



マジか!コレが噂に聞いた『石井エディ』なのか!!?コイツ並みの腕じゃねぇ!!


固めの際に突然敬意、もしくは挑発をして、相手にまだチビがいることを強調し、
相手が「まだ割り込めないな」と思っている隙にゲージを気合で回復させる、それが「石井エディ」だ。


「敬意だ!!なんと実践で石井エディを投入する猛者がここにいるぞ!」

(なにやってんだ俺!早く割り込め!!スティ青でいい、撃て!)

『ショッt『ご覧に入れよう・・・』


決勝のプレッシャーを無意識の内に感じていたのか、こともあろうに石井エディに引っかかってしまった。
なんてこった、これではギル高生失格だ・・・。しかも反応が遅れたせいで割り込みが間に合ってない。
これは完全に割り込みを誘われてしまった形だ、下から巨大な影が迫ってくる、駄目だ、避けられない。

『伸びろッ!』カウンタッ

「スティンガーにアモルフォスヒットォ!!ヴェノムの体力が一気に消える!!残り4割か!!?」



(くそ、なんだこの馬鹿ダメージは・・・またダウンか、、どういうわけか相手のエディゲージが赤いな。
 石井エディを導入することに自分でビビッたのか?うっかり回収を忘れるとは、テンションもない。
 これなら固めは継続できないな、、大丈夫だ。抜け出せる!)

ゲージも無いので苦渋の決断といった具合に立ちKを重ねてくる。
だが、ヴェノムが身を翻し立ちKを避ける、画面にはREVARSALの文字。


『デュービスカーブ!!』


「ヴェノム読んでいた!レベルの高い読み合いが依然として続いています!!
 さぁ、、ダウンを奪ってどう切り返すのかフォォォヴェノム!!一試合目の悪夢再来かぁ!?」

26320:2005/04/24(日) 22:06:52 ID:KLlTzv26

(よし、ここからKS陣ダッシュジャンプ裏周りからバックダッシュ3択。このまま壁に押し付けて倒しきってやる!)

ダッシュジャンプからバックダッシュJSでめくり中段。流石にガードする。
そこからJPに繋いで着地下段と見せかけ投げ。

『すまんな。ゆくぞ!』

HSストで〆て完全に画面端にエディを追い詰める。
そこからHSK陣を組んで再度、完璧な形で起き攻めにとりかかる。


「さぁ、遂にヴェノム本領発揮か!!
 第一試合のような、、強烈な固めがまた見れるのでしょうか・・・!」

『ゆくぞ!』


Kボールをスラストで弾く、エディが立ちガード。
ボールによるガード硬直を利用した高速中下段起き攻め『F式』だ。

昇りJKでボール硬直のせいで当たり判定の変わらないエディを崩し、、
そこからJP空キャンJHS>近S>Sカーカス>近S>HS>スティ青>HS>モビ

『ハァッ!マッセ!ショットロマンティーック!ダブルヘッドモービットォ!!』


「F式が決まったぁ!!エディの体力はぁ、残り3割!!ターンはまだヴェノムだ!!」

(・・・テンションは約30%、俺も相手もサイクは残ってる。。
 間違いなく要所で使ってくるだろうな、、ダークエンジェルが使えないのが口惜しい。。)

テンションの溜まりをうだうだ言っても仕方が無い。
K生成から定番のJK弾き三択起き攻めを迫る。崩せれば倒せるだろう。


愛が選んだ選択肢は着地下段。
直接足払いからエリアルを決めればヴェノムの火力でも十分倒しきれるはずだ。

「起き攻めは下段の選択肢!!足払いがヒットォ!!」


(当たった!!ここでバーストかッ!!?)

『ショットロマンティーック!』
『やってくれたな!』
『無駄な時間は省こうか!!』

「スティ青から青サイクに金サイクを合わせたぁ!!
 ヴェノムがここで一転の曇りもない完璧な読みを見せ付けました!!」


『覚悟を決めろ・・・、ダークエンジェル!!』
『覚悟を決めろ・・・、ダークエンジェル!!』


エディの起き上がりに2つの暗黒物質を重ねる。
エディのテンションはほとんど残っていない、削りだけで問題ないだろう。

『人間ごときにぃぃ!』


- S L A S H -

『一度のチョークで・・・、十分だったな。』

「先鋒戦終了!!最後に勝ったのはヴェノム!!勝者は『ザトー様フォォォ…』です!!」

26420:2005/04/24(日) 22:10:41 ID:KLlTzv26
あ、またなんか間違ってる・・・。

スラストで弾いたのはKじゃなくてHS玉だった orz

265名無しさん@2周年半:2005/04/24(日) 22:12:25 ID:Z0WiurgQ
アモって受身不能じゃなくね?

266名無しさん@2周年半:2005/04/24(日) 22:20:11 ID:kVCTFDcI
受け身取れるねドンマイ!&GJ

26720:2005/04/24(日) 22:24:57 ID:KLlTzv26
('A`)

268名無しさん@2周年半:2005/04/24(日) 23:00:39 ID:IOHFcbWc
エディの固めでGBが溜まってたって事でスルーしようぜ。

269名無しさん@2周年半:2005/04/24(日) 23:07:13 ID:UbVRx6qI
流れから愛が負けると思っていたorz
先の展開がなかなか読めないんで、かなり面白いですよ

GJ!

270名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 00:05:21 ID:4a8BTV76
>>268
いや、CHでも(ry

まぁツッコミはやめとくか

27120:2005/04/25(月) 00:13:02 ID:5701ewGc
スルーして下さい。。。

272名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 02:31:11 ID:2nKhAOKE
石井エディ笑ったよw GJ!

273名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 07:39:04 ID:3Zd/3pQ2
きっと投げ読みだったんだよ!GJ!

274708(今日は学校から書きます):2005/04/25(月) 15:23:14 ID:fIXDEeJs
石井エディ同じく笑いましたwwGJですよ


前回の続き>>255
その方法は自分の極裏モードを常時発動することだと男鹿の助言である。
「それを習得しない限り咲と次回対戦したとしても大幅な負け越しが
決まっているのは明白。失敗すれば自分の実力すら無くすという諸刃の
剣であることに違いはない。逆に成功すれば咲と同等以上の実力を常に発揮
できはずだ。」

まさにハイリスクハイリターンの選択肢であり回避不能がシャオに叩き
つけられる。そして男鹿の痛烈な一言更にシャオの心に残る。


「しばらく考えたほうがいい。俺は始めから言っている通りギル校に
通っているのはただひたすら強さを求め勝利を手にするためにしている。
馴れ合いなどは必要ないとシャオには言ってきたな。
冷たい言い方かもしれないが、この試練に打ち勝ってこそ真のエディ使いと
俺は思う。オガニー理論は5割型既に俺もマスターしたしシャオもマスター
しているしな。俺自身は今強い奴の力が必要なんだよ」

確かに男鹿のエディはまた変貌を遂げていた。立ち回りに隙が特に見当たらず
立ち回りのみで相手を殺していくという試合が最近目立っている。


シャオが口にした。咲のことについても。


「解りました。その助言はしばらく時間を掛けて考えていきたいと思っております。
後、前から感じていたことであって自分の胸の中でも感じていた正体がはっきりと
判明しました。咲が常に私の心のもやもや感であったことで・・・・・
私のライバルは咲でした。偶然なものですね。エディ対ミリアのストーリー
っぽくまさに宿命の対戦であったわけですから皮肉なもんです。」


自分の胸の内を明らかにしたシャオに不安をかき消すように抱擁する男鹿。
そしてシャオの誓いの言葉・・・それはシャオ自身の命の言葉

「咲の挑戦は受けます。自分のライバルとして咲に負けたら
私は男鹿様の彼女をやめてギル校を去ります。もともと私には
男鹿様しかいなかったらあまりこの学校には未練がありません。
二度ともう男鹿様の前に現れることもないでしょう」

余程の覚悟がなければこんな台詞はいえないはずだ・・・
そこまでして咲に勝ちたいという思いがひしひし伝わってくる。

寮に戻る気もしないから家に帰って自分の部屋でエディ研究している男鹿。
シャオのことは気がかりだが、こればっかりは、シャオが乗り越えなければ
いけないことだから気にしてはいけない。

コンコンと部屋のドアから音がした
「お兄ちゃん入ってもいい?」
「ああ、構わないぞ」
と咲が男鹿の部屋に入った。そこには普段と変わらない咲がいた

研究も一段落してオガニーからもらった動画をみる。内容はエディやミリアの
動画がどっさり入っている。動画の量も未だに見終わらない程の量。
パソコンにスイッチを入れて動画の画面を流す。メッセンジャーもサインイン
しておく。

「相変わらず研究熱心だねお兄ちゃん。自分の強さに満足することも
なく日々精進するその姿勢は私も好きだよ。私もそんな感じだから
今の自分だから解るんだ。」

「ほうー。やはりあれが素直に効いたわけだな。まっまだまだお互い
様やらなくちゃいけないことはたくさんあるけどな」
お互いのやる気を十分に確認しつつ動画の続きをみる。

「ねえ、お兄ちゃん、私とシャオ姉どちらを取るの?」
咲が部屋に入っていた瞬間解っていたこと。
「今度いつ対戦するかは解らないけど次回の対戦で決着をつける。
勝ったほうがお兄ちゃんをもらうっていうのでいいの?」


「その事に関しては次回の対戦に勝ち越した方がパートナーだな。
男鹿家のルールというものだしね。先代もこのルールを適用したと
聞くしね。シャオにも悪いけど俺に必要なのは「強い」人である
から今の咲は自分のパートナーになる資格は十分ある。この間の対戦
ではっきりと解っているからな」


そう、この間の対戦では咲の大幅な勝ち越しにより咲が自分のパートナー
として一番近い人材なのが現状であるため、次回で完全決着する。

「返答に満足したか?」
「納得したよ。それじゃお兄ちゃんお休みなさい」

部屋を出る時に咲が唇を重ねてきたのは言うまでもない。自慢では
ないが咲は実際に可愛い子であるのは間違いない。

「さてと動画みるか」
こうして一日が過ぎていった。

27564:2005/04/25(月) 19:41:39 ID:QQcLtxnQ
>>225



『ダブルヘッドモービット!』
『ここが…墓場になるとは…!』

「だぁぁぁぁぁ!また負けたぁぁぁ!!」

夏休みに入って早や一週間。家で三綾とギルティの練習するのが習慣になっていた。

「お前強すぎるぞ…」

戦績を付けた方がやる気が出ると思い、一回目から付けているのだが俺の戦績は5勝23敗。
逆にやる気を殺がれる結果となってしまっていた。
こいつは卑怯だ。防御技能が高すぎる。ダスト、スラスト、起き攻めの中下2択もサッパリ当たらない。
流石に投げは当たるが、それでもJ逃げや足払い暴れでよく回避される。

「松瀬も動き良くなってきてるから大丈夫だよ。もう一回やろ」

三綾がRETRYにカーソルを合わせる。

「……待ってくれ」
「ん?」
「ちょっとキャラ替える」

俺はCHARACTER SELECTを選択し、
ヴェノムのすぐ斜めのジョニーにカーソルを合わせた。

「ヴェノムの練習しなくていいの?」
「…いや、一回使ってみるだけだ。手加減はいらないからな」


『エレガントに決めるぜ』
『そこを退いてくれないか』
『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』

『もらった』『カウンタ!』

ヴェノムの6Pに6HSを合わせる。
ジョニーの牽制はヴェノムと相性が悪い。殆どが6Pで潰されてしまう。
だから相手は自然と6Pが多くなる。読むのは難しくない。6HSの翻りは偉大だ。

ピーン

続けてコインを当て、ダッシュK>LV2ミスト>ダッシュK>HS>コインのワンコンボ。
ミストがLV2の状態なら相手は迂闊に技が振れなくなる。
確かに技の相性ではかなり不利な組み合わせだが、中距離でのリスクリターンは雲泥の差がある。
こちらは何か引っ掛ければ5割。
このゲームにおいて5割というのはたいした数字に思えないかもしれないが、
ジョニーは中距離から一気にコンボに移行して体力を殺ぐ事が出来る。
早い話、コンボが完璧なら"ジョニーの牽制に当たる=5割減る"の式が成り立つ。
凄まじい火力だ。
これの所為で厨キャラとか言われることもある。
コンボしか出来ない厨房でも、コンボが完璧ならそこそこ戦えてしまうからだ。
ジョニーに限らず、これは高威力コンボキャラの宿命と言ってもいいだろう。

一方のヴェノムは最低クラスの火力。
火力という要素はけっこう軽視される傾向にあるが、実は凄く重要だ。
相手の火力が低いというだけでこちらはリスクの大きい技でも振りやすくなる。
捌かれたとしてもたいした被害は受けないし、逆に命中すれば甚大な被害を与えられる。

以上のことから、ヴェノムには"リスクリターンの差を強引に押し付ける攻め"が有効。
これを厨プレイと呼ぶ人間もいるが、他人のプレイスタイルに難癖をつけるほうがよっぽど厨だ。
そもそも立ち回りトップクラスのヴェノムに、立ち回りで付き合うのは厳しい。
ジョニーのように相性まで悪いと来れば尚のことだ。

さて、前置きが長くなったがヴェノム側としては超火力の一発が怖い。
何とかして距離を離してボールを作りたい場面。

―――バシュウッ!

受身から空中バックダッシュ。

(させるかよ)

『油断したなぁ』

距離を離す前に空中投げで捕まえる。すぐに前ステップで距離を詰める。

27664:2005/04/25(月) 19:42:21 ID:QQcLtxnQ
『もらった、足元注意だ!』

命中。ヴェノムが宙に浮かぶ。
6HSから下段ミストと燕閃牙の2択。普通こんな2択はあまり使わない。
が、相手は鉄壁の三綾 俣奈。使い古された手垢塗れの二択はほぼ確実に見切られる。
見えない2択か、それがなければ奇襲しかない。

『燕閃牙!』

そのままディバコンを決める。燕カスは失敗したが相手は残り2割。
ここでもヴェノムとしては距離を離したいところ。おそらく復帰して空中前ダッシュするはず。

―――バシュウッ

『油断したなぁ』

ドンッ

壁バウンド。K>HS>コインから再び空中投げを狙う。

『すまんな』

(返された…!?)

いや、大丈夫だ。ヴェノムの空中投げは糞弱い…ボールの生成を許してしまうが。

(上から強引に攻める)

こっちはミストLV2。ジョニーの火力なら投げからでも十分SLASHは射程内。
相手にペースを握られる前に畳み掛ける。

『ロマンティーック』

ディバ青。ガードされる。

ガッ、

続けてJPから当て投げ。

『油断したなぁ。いい的だぜ、いい的だぜ、もらった、燕閃牙!!』

・・・

「なんでジョニー使わないの?嫌いなの?」
「んな訳あるか」
「ジョニーにすればいいのに…そしたらさ、2人で闘劇行けるかもしれないよ」

俺はキャラ替えした方がいいのだろうか?
俺が使った場合、ジョニーの方が強いということが証明された。しかし…やっぱり俺は―――

「一回使ってみるだけだって言っただろ。俺はヴェノムのままで行く」
「でもこのままだと松瀬私に負けちゃうよ」
「へっ、今に見てろ…吠え面かかせてやる」

・・・

結局その後も三綾にボロクソに負けた。そもそも中下2択が効かないなんて反則過ぎる。

「何で勝てねぇんだよ…」

三綾を倒さないと絶対闘劇には出れない。この壁、厚すぎる。破れない。
雁田にはキャラを替えろと言われるし、三綾にもジョニーの方が強いといわれる。

(くそ…どうすりゃいいんだ…)

「悩んでるの?松瀬らしくないね」
「うるせーな」

誰だって悩むだろこれは。

「よーし分かった!明日遊園地に行こう!!」
「―――は?」

27764:2005/04/25(月) 19:43:05 ID:QQcLtxnQ
「気分転換だよ」

のほほんと言う。何も考えてないなこいつ。

「独りでいけ」
「松瀬も一緒」
「なんで俺がそんなところに行かなきゃならんのだ」
「ふっふっふ〜実はねぇ、明日私の誕生日なんだ〜」
「だから?」
「祝って」

こうもストレートに誕生日を祝ってくれと言われると流石に反応に困る。

「それにね、松瀬は私の言うことは絶対聞かなきゃいけない理由があるんだよ」
「な、なんだよ?」
「この前松瀬が風邪引いた時に看病してあげたでしょ」

そう言えばそんなことあったっけ…。
ま、別にいいか。三綾には本当に世話になったし、恩返しの一つや二つするのは当たり前だよな。

「わかった。俺もお前に何かお返ししないといけないもんな」
「ほんと?」
「ああ、好きなところに引きずりまわしてくれ。どこに行くんだ?」
「じゃあね、私ディズィーランドに行きたいな。ミッギーマウス凄くかわいいんだよ」

―――ミッギーマウス―――!?

「三綾さん、それは駄目ですよ!!」
「なんで?」
「ミッギーマウスとか言っちゃ駄目ですよ!!版権ギリギリじゃないですか!!」
「ん?なにが?ディズィーランド駄目なの?版権って何のこと?」
「ああああああああああああ!!だから言っちゃ駄目だってぇぇぇぇ!!
 早く撤回して下さい!!怖い人達が来るー!!」

あまりのショックでキャラがおかしくなる。

「ミッギマウス♪ミッギマウス♪ミッギミッギマウス♪」
「おおおおおお願いやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

・・・

次の日―――

俺はディズィーランドに来ていた。
入り口の前には精一杯お洒落した三綾が立っていた。一瞬誰だか分からなかったくらいだ。

(…って、あれ…?あいつ誰と話してるんだ?)

三綾は男2人組みと話していた。紙野?郁瀬?いや、ちがう。見た事無い。

「おい三綾ー!」
「あ、松瀬おそ〜い!」

俺が三綾に話し掛けると、男2人組みは顔をしかめて去って行った。

「時間通りじゃねぇか」
「えへへ、言ってみたかっただけだよ。じゃあ行こっか」
「今話してたヤツら誰だ?」
「ん?一緒に遊園地行こうって言われたの」

ナンパか。こいつ良くDQNに声掛けられるな…騙されやすそうな顔してるもんな…。

「でも断ったから大丈夫だよ」
「当たり前だ」

俺たちは版権ギリギリの名称の遊園地へ入った。
中には長髪で2足歩行のネズミがあちこちにいた。
三綾はその奇怪な着ぐるみを見るなり「ミッギーマウスだ〜!」と歓喜の声をあげて走り寄っていった。
多分中の人もビックリしたであろう。いまどき小学生だってこんなものに騙されない。

(っつーかこれ…かわいいか?不気味としか言いようがない…)

俺はそんなことを考えて三綾とミッギーマウスが並んだ写真をとった。(俺の分も取られらた)

「今日はいっぱい遊ぶよ〜!まずは何に乗ろっか?」
「任せる」

遊園地なんて来たのは初めてだ。乗り物とか全然知らん。
それにこんな所にきているのは子供連れの家族やらカップルばっかりだ。
高校生が友達同士2人っきりで来るというのは場違いな感じがする。

「じゃあFUJIYAMAに乗ろっか」
「なんだそれ?」
「ジェットコースターだよ。乗ったことある?」
「いや、ない。そもそも遊園地にきたのなんて初めてだからな」
「じゃあ行こ。面白いよ」
「あんまり怖いのは勘弁してくれよ…」
「ん、大丈夫だよ。日本の数あるジェットコースターでも一番怖くないやつだよ」
「ほんとかよ…」
「だってフジヤマだよ?」

その一言で納得してしまう俺は根っからのギルヲタなんだと痛感した。
だが…チップ=弱いという考えと同時に、チップ=シッショーという考えも脳裏を掠めていた。

(まさかな……)

278名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 20:00:26 ID:/tGehpSY
超絶GJ!!
死ぬほどワロタw

27920:2005/04/25(月) 20:03:57 ID:OJVhfzvc
タスケテ!!ww
長髪のミッギーマウスとかマジ勘弁!!wwwwwww
版権ネズミにも馬鹿みたいに笑ったしwwwww

だめだ、腹痛いよ・・・www

28020:2005/04/25(月) 20:09:21 ID:OJVhfzvc
やばい、、64氏の強烈なSSの後に投下するのすら躊躇う。

というか、今送信ボタンを押す手が笑いで震えてるわけなのですが・・・
だめだ、、思い出すと笑ってしまう・・・。
ミッギー***(怖い人達が来るから自己規制の方向で)
====================================================================
前回 >>261-263


「さて、決勝戦、まずは『恋するヴェノム様』が先取する形となりました。
 つづく中堅戦が楽しみですね、レベルの高い試合が期待できそうです。。
 それでは『エムエー』対『SΩJ』! メイ、チップです!!」

決勝中堅戦はメイvsチップ。
これに勝つことが出来れば優勝が決まる。

「一二三、頑張ってね。」
「はい、任せてください!」

「さぁ、高速の立ち回りで魅せてくれるかチップ、それともCHでピヨってしまうのか。
 対してメイはどう戦うか、、なにせチップは速さだけは人外の域達してますからねぇ・・・。
 ん?あぁ、、はいはい??あ、そうですね、防御力も人外の域ですね・・・、まぁ、仕方ないんじゃないですか?」


司会者が「人外」について色々解説している。
たしかにチップの速さは頭一つ出ている。防御係数も頭三つくらいは余裕で出ている。
まぁ、メイの馬鹿力も問題なく飛びぬけているわけだが、、他が他だけにあまり目立たない。

やはり、このゲームのキャラにまともなことを望む方が間違っている。
そもそも、一般青年のザッパですら、精神寄生体に憑かれればアレほど強くなれるのだから、


『師匠、見ててくれよ。』
『泣いても知らないよ〜!』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


「これで一二三が勝てば、お前出番なしだな。」
「あはは・・・、なんかツマンナイね。」

「意地張って大将なんかやるから暇なんだよ、大体、俺達ギル高生だぞ?」
「確かに・・・、普通の人には負けない、か。」


確かに、ここで一二三のチップがメイを倒した場合、樹の出番は無い。
ただし、相手がメイなのでピヨって負けてしまう可能性は無いとはいえない。

しかし、一二三のチップはちょこまかと動き回って的を絞らせない戦い方が印象的だ。
特に『事故』に関しては細心の注意を払って立ち回っている。
必然的に事故を狙いがちになるチップ戦において、事故しないチップは脅威だ。

ただ、それでも読まれてしまえば死ぬのはあっという間なのだが・・・。



「さぁ、γブレードを読んでいたかエムエーのメイ!!」

画面には体力4割のチップと体力5割のメイ、
どうやら体力的には押していたが、γを読まれて痛いコンボを喰らったらしい。


「まぁ、一二三なら二度目は無いわよね。」
「あぁ、そのことは俺達が一番よく知ってるしな。」

「あ〜あ、、結局あたしは出番なしか。」

指を組んで腕をグッと伸ばす。
その瞬間、一際大きな音が会場に響き渡った。



        『シッショー!!』



「あ、、負けた。」
「え、うそ、、、」

呆気にとられる2人、一二三が負けてしまった。
どうやら最後の最後に前Pカウンターを喰らって、意識を失ったらしい。


「エムエーの読みが冴え渡りました、中堅戦・・・、
 チップが、、定番通りのやられ方をしてしまったのが、、少々悔やまれます。。
 次は、大将戦・・・、『恋するヴェノム様』チームは初めて大将が出てきますね。
 では、早速行きましょうか、大将戦!『オレナ』vs『猛者シャチさん』!ジョニー対メイ!!」


「あ、、樹、頑張って、、こいよ・・・?」
「え、、えぇ・・・、まぁ、頑張ってくる・・・ね」

281名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 20:12:45 ID:GS2e0/z2
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(;´д`)ウッ

282名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 20:13:42 ID:QsTInuZ.
文章だけでこんなに笑ったの久し振りだw

283名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 20:56:30 ID:Iv.gOaiw
やばい・・・ネ申SSの中空気を読まない俺を許してくれ・・・

いまだ少ないアクセル使いで・・・バリバリ初心者なんでいつギル校に入れることやら・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  
今日もガンズを聴きながらダチと共にゲーセンへとチャリを飛ばす。

俺の名は 大黒 閃(ダイコク セン)。バリバリの音ゲープレイヤー。


いつものようにギターフリークスの前へと陣取る。選ぶ難易度はもちろんエキスパート


2,3曲もすれば人だかりができる。
ギャラリーの「オォ・・」という声。一番心地いい瞬間。


「はぁ〜・・・閃ってギルティやったら強くなりそうなのに・・・」

「ビクッ!?」

隣からの突然の声にミスってしまった。ああっパーフェクトが・・・!!
・・・こいつの名前は 音鳴 狂助(オトナリ キョウスケ)。ガキの頃からつるんでいる。

「いきなりなんだよ」

ミスしてやる気が無くなったのと、さっきのセリフが気になったのとで中断した。

「いや、だからさ、その左手がさ、レバガチャしたら早そうだし。右手のボタン押すのだって。」

何が言いたいのかよくわからなかったが確かに俺は左利きで普通とは逆に構えている。

「ま、ちょっと来てよ。見れば解るからさ」

そう言った狂助に格ゲーの対戦台の前へと連れこられた。


「じゃあちょっと見ててよ」

そう言ってコインを投入、キャラクターを選択する狂助。っていうかこれって・・・

「あの〜・・・狂助さん・・・?」
「ん?なにさ?」
「どう見ても椎名○檎じゃん?」
「ははは・・・気にしない、気にしない」

こういうのはスルーするのが暗黙の了解なのだろうか?とりあえず見物。




「・・・なんだこれ・・・」

今までの格ゲーとは全然違う。縦横無尽に飛び回るキャラクター。
グラフィックも俺の知ってる格ゲーとは比べ物にならない。

「な?面白そうだろ?やってみろよ。ちゃんと手加減してやるからさ」

こうまで言われてやらないわけが無い。

「おう!ちょっと待っとけ!」

コインを入れて乱入。「ユウハンハベジタボー!!」
「!?」
聞き違いか・・・?と思っているとキャラクター選択画面へ

まずはどんなキャラがいるんだ?左回りに順々に見てみる。・・・濃い。濃すぎる・・・。

強烈なキャラクターに引きながらもうすぐ一周し終わるかというその時。俺は目を疑った。

284名無しさん@2周年半:2005/04/25(月) 22:43:33 ID:1X9.BwQg
20氏
64氏
GJ!サイコーだ
待ちわびてたよ

>>283
気になる終わり方しないでよ
続きマダー?

285名無しさん@2周年半:2005/04/26(火) 00:38:22 ID:6Uci/otw
>>283
空気嫁
罰として次のを早く挙げること
つか職人方GJ

286名無しさん@2周年半:2005/04/26(火) 03:49:13 ID:i2wtlSq6
64ネ申にはもはや神という表現すら陳腐な気がしてきたよ・・・
ネ申より上・・・界王・・・

いや、界王ネ申..._〆(゚▽゚*)でFA

287名無しさん@2周年半:2005/04/26(火) 17:24:36 ID:LSFbgSQ6
ナッパのことかぁー!( ゚Д゚)

288名無しさん@2周年半:2005/04/26(火) 19:25:47 ID:A7r1Fy0.
みんなGJすぎる。
>>284
新参大歓迎。
続き期待してるよ(・∀・)

28920:2005/04/26(火) 20:13:20 ID:4buVs04k
>>283
うわ、、気になるなぁ・・・、その終わり方。
是非続き書いてください。歓迎して待ってます。

>>169
えー、今日でなんとか大将戦も書きあがりました。
どうぞ、続きを進めてください。期待してます。
=====================================================================
前回は >>280だぜシッショー!

(・・・そういえば、相手の人って編入試験受けてる人よね?
 ということは、実力はそれなりにあるってことね・・・、油断できないわ。)

チーム『JEM』最後の砦となる大将のジョニー使い。
見に来ていた雷悪は、確か「織那 蔵」と言っていた覚えがある。

なるほど、、ギル高生の資質が垣間見える名前だ・・・。


『メイの不戦勝ー!・・・てのはどーぉ?』
『勝負にプライベートを・・・、持ち込むもんじゃないぜぃ?』
『いいもん!ジョニー食事抜きッ!!』
『おまっ・・・、汚ねえぞ!』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


「始まりました、大将戦・・・、両者距離を取って牽制・・・。
 やはり、この距離はジョニーの距離か、、メイこの間合いをどうする・・・?」


(・・・やっぱり気が抜けないわね、緊張してる様子もないし・・・
 立ち回りはかなり堅実かつ冷静。。不用意なステップも踏まない・・・。)


試合は均衡を保ったまま一向に動かない。
お互いのテンションも既に十分溜まっているが、やはりリーチの長さが問題か。
ジョニー側は、メイ戦においてリーチ差を頭に入れて戦えば問題なく勝つことが出来る。

残り時間もかなり少ない、このままだとメイが若干の体力差で判定負けになるだろう。


(焦って攻めてこない、、きっと生半可な揺さぶりは通じないし・・・。
 たしか準決勝で相手の敬意にも冷静に対応してたしね。
 でも、、まだミストレベルは1、、多少の焦りはあるはずよ・・・。)


『ばっちぐー☆』

『あんたなかなか・・・エキセントリックだぜ。』

「ここでメイが敬意、、さぁジョニーどう返すか・・・敬意で返しました。両者冷静ですね。」


敬意を敬意で返してくる。
精神的には嬉しいが、これでは試合が動かない。
いかにして中距離の壁を突破し、近距離に近づくべきか・・・。


(敬意したって焦らないのは目に見えてるけど、、多少は考えが揺らぐはず。
 だとしたら、そこをつけば近距離まで接近できるはずよ。)

29020:2005/04/26(火) 20:13:53 ID:4buVs04k

ズサー

2ゲットの勢いでメイスライディングを放つ。
ただし、ワザと根元に食い込むような当て方で突っ込む

勿論相手はガード、、めり込んだ3Kを見ればいくら焦ってなくても反撃するはず。


(・・・反撃が狙いだけどね。)




ロマンティーック!!



『こうなったら・・・』


画面が暗転する、映っているのはポーズをとるメイと、暴れているジョニー。


『グレート山田アターーック!』カウンタッ


「勝負がうごいたぁ!!流れを掴んだのはメイ!!
 山田アタックからコンボを繋いで、ジョニーの体力が奪われていくぅ!!」

体力差が大幅にメイ有利に傾く。
ガードだけ完璧に固めておけば、間違いなく判定勝ちが期待できる。

(うん、このまま下がって拍手で押さえつければ勝てるわ。)


『皆さん、拍手ー☆』ロマンティーック!

HS拍手を設置し、動きを抑制しようとしたその瞬間
ジョニーが地上ディバ青で突っ込んできた、どうやら一発逆転を狙うつもりらしい。

(ここまできて、、ディバコン喰らって負けたりするのも癪よね。。
 残り時間も少ないし、、瞬間のダメージが大きいのは打撃・・・?でも、ここまで来たら・・・。)


『ポーイ。』

『シリアスに行くぜ!』
『飛ばしてくよぉー!』

「だぁー!ディバインを空投げ!!
 ジョニー、勝負を賭けて飛び込むも落とされてしまったぁ!!さらにダウンサイクすら返された!」


『2人の愛は今宇宙を越えてー!シャチさーん。』

ジョニーの起き上がりに足払い持続を重ね、決め打ちで超絶悶絶きりもみ大旋風。
ジョニーがFDで離し、射程ギリギリのところでデラックス五所川原ボンバー。


- T I M E U P -

「あぁー!ここで時間切れ!勝ったのはメイ!!
 勝ったのは『恋するヴェノム様』チームです、おめでようございます!
 えー、オレナジョニー、、実に残念でした、またの参加お待ちしております!」

29120:2005/04/26(火) 20:15:11 ID:4buVs04k

「ふぅ、、」

試合を終えて樹が戻ってくる。
最後は判定勝ちだったが、かなり精神を削られたのだろう。

「・・・しんどかったわ。」
「お疲れ、優勝だぜ、優勝。」


そうだ、今のは決勝。
そして先鋒、大将戦を勝って、、、ということはこちらの優勝だ。


「あ・・・、そうだね、あたし達優勝か。」
「・・・忘れてたのかよ。」

試合に集中するあまり、優勝のことが頭を離れていたらしい。
思い出すと、次第と樹の顔が笑みに変わっていく。

「やった!あたし達優勝よ!!」

「だから、ワンテンポ遅えんだよ、、、」

「一二三、優勝だよ、ゆ う し ょ う 」


喜び勇んで一二三の方へ歩いていく、
しかし、一二三は一枚の紙を持って怪訝そうな顔をしている。
何か、気になることが紙に書かれているらしい。チップ使いだけに紙に敏感なのか・・・

「どうしたの?」

「これ、トーナメント表なんですけど・・・、優勝のところ見てください。」


一二三が言ったところを見ると、優勝を表す星が書いてある。
しかし、、何か変だ・・・、星の下のあたり・・・?なんでだろう・・・?

「・・・なぁ、この線はなんだ?」
「え?」

愛がふと気づいて星のすぐ下を指差す。
決勝戦で2チームが戦い、勝った方が昇ってくる優勝の線。
しかし、優勝の星にたどり着く前におかしな線が一本生えている。

「何かしら、その線。」
「これ、、、シード枠じゃねえの?」

愛の言うとおり、1チームだけ、シード枠が設けられている。
ということは何だ、シード枠のチームは無条件決勝進出というわけなのか。

やっぱりこの大会は変だ!やる事がズバ抜けすぎていてついていけない。

「おいおい、、今の決勝じゃねぇのかよ!!」
「相手の名前は・・・?」

相手の名前を確認しようとした瞬間、司会者の声が響き渡る。


「ただいまより!真の決勝戦を行います!!」



「「「もう一試合ですか・・・。」」」

292名無しさん@2周年半:2005/04/26(火) 23:04:02 ID:ikRlPi5I
復活のジャスティス期待sage

29364:2005/04/27(水) 22:39:39 ID:hvA0wOV.
>>275


「松瀬怖いの?結構かわいいとこあるね」

なんか腹が立つ。

「はっ!怖くなんかねぇよ!!行こうぜ!!」

・・・

「な、なぁ三綾…この立て札って…」

"FUJIYAMA"の乗り場の前には不吉な看板が立てられていた。

       『シショる危険性がありますので紙装甲の方はご遠慮ください』

「あはは、それ冗談だよ。だいじょーぶだいじょーぶ」
「……」
「それではお客様の防御係数と根性値、GB防御力を計らせていただきます」

係員がへんてこな機械を取り出す。

「えーっと、防御係数1.06…根性値2…GB防御が0.88…はい。大丈夫ですよ」

三綾はパスしたらしい。俺の番が来る。

「えー、防御係数1.16…根性値が3…GB防御が1.25…うーん…ギリギリ大丈夫…ですね」

ギリギリってなんだ。それは一体なんのラインなんだ。生命線とか言ったら泣くぞ。

「ず、ずいぶん本格的じゃないか三綾…」
「これも冗談だよ。リアリティ出すためだよ」
「お前の発言はちゃんとリアリティあるんだろうな?」
「あはは、大丈夫大丈夫〜」
「……」

・・・

「あ、一番前だよ。ラッキーだね私たち」

1時間も並んでようやく順番が回ってきた。本当にこれは大丈夫なのだろうか?
でも三綾はぜんぜん怖がってないし…三綾が平気なら俺だって平気なはずだ。

「松瀬、早く早く」

というか俺はさっきからビビり過ぎだ。一度も乗ったことも無いモノになんでこんな恐怖を抱く?
これはちょっとデカいだけの玩具なんだ。安全だし、何も怖がる必要は無い。

「お、おう」

三綾の隣に座った。

「それでは楽しんできてください」

係員が合図するとジェットコースターがガタガタと音をたてて動き始めた。

「なんだ。滅茶苦茶ゆっくりじゃないか。これ詐欺か?」

ビビって損した。

「まだ本番じゃないよ。これからこれから」

この様子だとマジで大丈夫そうだな。ここはどっしり構えて三綾に余裕を見せ付けてやろう。

29464:2005/04/27(水) 22:40:21 ID:hvA0wOV.
ガタンガタンガタンガタン……

ジェットコースターが60度くらいの角度で斜面を登り始める。
かなり急な角度だ。しっかり手摺に掴まってないと後ろに落ちてしまいそうだ。

ガタンガタンガタンガタン……

「結構昇るんだな」
「まだまだ昇るよ〜」

地面に目をやると人が豆粒みたいになっている。遊園地の全容が一望できる。なかなかいい眺めだ。

ガタンガタンガタンガタン……

「ちょ、ちょっと昇り過ぎじゃないか?」
「まだまだ昇るよ〜」

あんなにデカいギル校が今は俺の遥か下にある。もう俺たちより高い建物は無い。
目線を水平に戻すと視界に入るのは空の青ばかり。
高所は苦手なんだがなぁ…

ガタンガタンガタンガタン……

「………」
「まだまだ昇るよ〜」

ここへ来て急激に恐怖心が増殖してくる。
下を見るのは止めた方がいい。もうここまで来ると下にいる人間なんか小さすぎて見えない。
ミジンコみたいなもんだ。
視線を上げて横に目をやる。
山だ。
山がある。
超高ぇ。
あーやばいわ。これやばいわ。落ちたら死ぬわ。
もう山は見たくない。
反対側に目をやる。三綾 俣奈がいる。全然怖がってない。笑顔だ。
そうだ。これは乗客をビビらせる為のモノなんだ。三綾は解ってるから怖くないんだ。
乗客が死を覚悟したところで、ゆったりと地上に降りるんだ。
そして係員が笑いながら「ビビったっしょw」とか言うんだろ、どうせ。
もうネタはばれてんだ。そうだ。そうに違いない。もうこっちは見切ってんだ。

           だ か ら 降 ろ し て く れ 

ガタッ

ジェットコースターが水平になった。てっぺんまで来たんだ。
そう思った次の瞬間に、コースターは垂直になった。

下界が視界に入った。

ゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

絶叫と爆音を撒き散らせてコースターが猛然と走り始めた。いや、落下し始めた。
手摺を握る手に死ぬほど力を入れる。
この手摺を放したら、死ぬ。
間違いない。
爆風が顔面を殴りつける。あまりのスピードのため、残像の効果で世界が"線"になる。
地面が凄まじい勢いで近付いてくる。

「ああああああああ当たる!当たる!当たるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

当たらない。
地面に衝突するスレスレでコースターが急激に角度を変える。
昇りだ。どんどん角度が上がっていく。
30度…40度…50度…。
しかし速度は一向に衰えない。暴風が顔面を変形させるほど強く吹き荒ぶ。
70度…80度…90度…。
もうあまりの恐怖で声もあげられない。手摺を握る手にすべての力を集結させる。
ほかのところに力を分散させる余裕など無い。
110度…120度…130度……?

「な、な、な、」

世界が上下逆さまになる。乗っているコースターの最後尾が見える。
一回転しているんだと気付いた時には、次の回転。

「回るぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!??」

エディばり絶叫を上げる。縦回転の次は横回転。顔が右へ左を大きく揺れる。
コースを支える鉄柱が猛スピードで次々と後方に流れていく。

「やめ、とめ、とめ、とめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

また落下、上昇、蛇行、回転―――世界がぐるぐる回る。

「きゃーーーーーーー♪」

三綾が腕を掴んでくる。全く怖がっている様子は無い。それでころか楽しんでいる。
俺ができることは、ただ全身全霊の力を込めて手摺に掴まり、コースターに翻弄されるだけだった。

29564:2005/04/27(水) 22:41:07 ID:hvA0wOV.
ガタンガタンガタンガタン……

「お疲れ様でしたー」
「楽しかったね松瀬。もう一回乗ろっか」

ふざけんな。もう一回乗ったら間違いなくシショる。力を入れすぎたせいで両手が痺れてる。

「あれ?本当にもう一回乗るの?」
「んなわけねーだろ!」
「じゃあ早く降りようよ」

そうしたいのはやまやまなんだが…

「こ、腰が抜けて立てん…」
「あはは…じゃあ治るまでここに座ってようよ」

三綾も席から動かない。

「それでは楽しんできてくださーい」

え?

ガタンガタンガタンガタン……

「み、三綾さん、なんか動いてるんですけど」
「うん。後ろに並んでるお客さんいなくて良かったね。連コならぬ連乗りだよ」

ガタンガタンガタンガタン……

「やめろおおおおおおおおおお!!俺は降りるぞおおおおおおおおおお!!」
「もう遅いよ松瀬」

ガタンガタンガタンガタン……ゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!

「ぎゃああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ……ぁ………ぁ…………」

・・・

もう2度と地上に降り立つ時はこないと思ったのに、俺はギリギリ生還できた。

「あー面白かったぁ」
「て、てめぇ騙しやがったな…何が『怖くないよ』だ」
「ん?怖くなかったでしょ?怖かったの?」
「くっ……こ、怖くなんかねぇよ!!」
「じゃあいいじゃん」

畜生。

「ほら松瀬、写真。松瀬の顔面白いよ」

写真には白目を剥いてる俺が写っていた。三綾は俺の腕に掴まってるが、その表情には余裕がある。

「早く燃やせ」
「いらないの?じゃあ私が貰うね」
「頼むから燃やしてくれ」
「だめ。次はどこに行こっか?」

俺たちは悪夢のコースター乗り場を後にした。
それからも三綾の巧みな話術に踊らされて色んな絶叫マシーンに乗る羽目になった。
2時間もたつと俺は精神的ダメージで疲れ果ててしまった。

「ちょっと休憩させてくれ…」
「私飲み物でも買ってくるね。松瀬はベンチで休んでていいよ」
「あ、俺はお茶を頼む」
「うん。じゃあ行って来るね」

そう言うと三綾は自販機を探しに向かった。

(よし…この隙に買い物してこよう)

29620:2005/04/27(水) 23:32:38 ID:ic.orLn2
>>64
GJ!
FUJIYAMA怖すぎる・・・ガクガク
=======================================================================
前回は >>289-291だと思う。

どういうわけか、さっきの試合は本当の決勝戦ではなかったらしく、隠れ決勝が用意されていた。
つーか、なんでシード枠のチームが最初から決勝に伸びているのだろうか、、絶対変だろ・・・。

「第23回、ギルティギアイグゼクス3on3真の決勝戦は・・・
 『恋するヴェノム様』チーム 対 『Sammy社立ギルティ専門高等学校』チーム!」












                  !?











「「「今なんて言った!!?」」」


なんと、真の決勝の相手はギル高を堂々と名乗っていた。
こんなことなら、いっそのこと自分達も正体バラして良かったような気がする。

「なぁ、相手ギル高生か?」
「さぁ、名乗ってるだけかもしれないわよ。」
「いいんじゃないですか?楽しそうですし。」

得体の知れない謎の相手を前に驚く3人。
微妙に驚いてないヤツが若干一名混ざっているが。


「さあ、今回の3on3真の決勝、両チームともかなりの強さを誇っています。
 それだけあって、、、レベルの高い争いが期待できるトコロですが・・・。参りましょう!
 決勝先鋒戦『ザトー様フォォォ…』vs『歩護者』!!ヴェノム、スレイヤーです。」


「っしゃ、行ってくる。」
「頑張ってくださいね!!」
「まかせとけ。」

両チームともかなりの強さを誇っているらしい。
少なくとも相手は一試合もしてないだろうに、、司会者は雰囲気で物を言ってるようだ。

『始めるか・・・』
『器ではない、あそこは息苦しいだろう。』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


(さて、どうする・・・仮にも真の決勝とやらだからな、慎重に来るか。ならば!!)

開始と同時にヴェノムが一気にスレイヤーに突進。
開幕一発、完全一点読みのダブルヘッドモービットをぶっぱなす。



『コカッ ブシュゥ』

29720:2005/04/27(水) 23:33:10 ID:ic.orLn2

(――はぁ!!?)


「真の決勝先鋒戦・・・やはり両者慎重に立ち回るのか?
 おぉっと!ヴェノムいきなりのモービット!!いや!吸血だ!吸っている!!スレイヤー吸っている!!」

勢いよく放ったモービットはスレイヤーのまさかの無敵吸血で返されてしまった。
開幕でモビをぶっぱなすほうも凄いが、それを無敵吸血で吸い返すほうも凄い。

『コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ シュッ 爆砕!!』


(クソが・・・コイツマジでギル高生か・・・。状況は最悪。相手のゲージは50溜まったか・・・。マズイな。
 下手すりゃもうワンコンボで死ねる。。どうする、、ガードに徹するか・・・それとも暴れ?
 いや、暴れたとこに無敵マッパが来たりしたらどうする!?やはりガードか・・・いや、サイクがある!)


画面にはくるりと身を翻すスレイヤーが映っている。

「さぁ、驚きの吸血から、、起き攻めはなんだ。
 あーっと!!このモーションは!!アレだ!何だっけ、、出てこない!」




(・・・アンダートゥかよ!!いや、この速さならヴェノムの起き上がりには少し遅れるはずだ。)

『無駄な時間は省こうか!!』


「ここでヴェノムがリバサ金サイク!!ペースを戻したいところか。。」


(とりあえず、これで流れはもらう!!)

『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』

試合の流れをこちらに呼び寄せるため、渾身のダークエンジェルを放つ。
これで上手いこと崩すことができればこっちのものだ。転ばせてもう一回重ねてやる。
髭の防御係数は標準以上だが、闇天使で2回も崩せば10割近く奪えるだろう・・・。


「さぁ、ダークエンジェル!試合の流れを掴めるかヴェノム!?」

キィィィン


(――ぁん?おい、ちょっとまて!!ヤメロ!!!)


『本物パンチ!!』

ダークエンジェルをすり抜けてスレイヤーがこっちへ飛んでくる。


「リバサDOTだ!ダークエンジェルをすり抜けてDOTがヒットしたぞ!!」

(チッ・・・ことごとくふざけた技ばかり揃ってる。
 起き攻め、動く気配はないな・・・打撃重ねか。・・・よし、こうなったらとことんやってやる!)

298名無しさん@2周年半:2005/04/28(木) 06:26:22 ID:GNKXF6gs
64氏20氏キテル━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!

299名無しさん@2周年半:2005/04/28(木) 14:06:58 ID:Vu3q6wIU
リバサ無敵付加DOTでは無いの?

300名無しさん@2周年半:2005/04/28(木) 15:14:19 ID:tu2pSUaA
>>20
リバサDOTはもちろん、リバサ無敵DOTでは闇天使をすり抜けられないはずですよ。
(闇天使発生前ならともかく)
ヴェノムとの距離が短い場合、闇天使が当たってしまいます。
リバサですり抜けるには一定の距離が必要になるけど、そうするとDOT自体当たらない距離になったかと。
…間違ってたらごめんなさいm(__)m

30120fromSchool:2005/04/28(木) 16:15:46 ID:YZQIvzXI
あれ、抜けられるのは永遠の翼だっけ…

302名無しさん@2周年半:2005/04/28(木) 19:49:43 ID:fACWprwM
64氏の見てリアルでFUJIYAMA乗った時のこと思い出した。
マジでこんな感じだったなぁ

30320:2005/04/28(木) 21:14:43 ID:5FnpEZPE
なんかもう俺ミス多すぎ・・・。
アモ受身しなかったりDOTですり抜けたり、orz


今日はお休み、きっとまた間違いだらけだろうけど。

30464:2005/04/28(木) 21:39:38 ID:jes40sRA
「はぁ〜…疲れた…」

買い物を終えてベンチに戻ってくる。自然と言葉が漏れた。

(マジで疲れた…)

魂の叫び。

(でも―――楽しかった)

「ハロー、グロッキーボーイ」
「あん?」

突然背後から声。振り向くとそこには長髪の不気味な二足歩行ネズミ。

(ミ、ミッギーマウス…)

はっきり言って不気味だ。早く去って欲しい。
俺に一体何の用があるんだ?まさか捕って食おうってのか?このネズミなら普通にやりそうで怖い。

「君に素敵なプレゼントを差し上げよう」

そう言ってミッギ―マウスは薄っぺらい紙きれを俺の掌に乗せた。

「なんだこりゃ?」
「あ、見ちゃ駄目!」
「は?」
「君、ジョニー使いで合ってるよね?」
「なっ―――!?」
「驚くことは無いよ。
 目を見ればわかる―――いや、待てよ…やっぱりヴェノム使い…?おかしい…ぼやけるな…?」

何なんだこのネズミは。中の人は一体何者なんだ?なんでギルティの話題が出て来る?

               「ねぇ、君、何使い?」

俺は"何使い"?ジョニー使い?ヴェノム使い?それともエディ使い?
どれだっけ?俺は…何使いだっけ?
俺は―――

「俺は"ヴェノム使い"だ!!」

そうだ。俺はジョニー使いでもないし、ましてやエディ使いでもない。俺は"ヴェノム使い"だ。

「うん。やっぱりそうだったか。じゃあこれをあげよう」

もう一枚紙切れを取り出し、掌に乗せる。さっき貰った紙切れはミッギーマウスに取られた。

「君は将来有望だから、これをあげよう。家に帰ったら見てくれたまえ」
「お、おい!お前一体…」
「私は"ミッギーマウス"だよ。それ以外の何者でもない。じゃあね"ヴェノム使い"君」

ミッギーはいつの間にか姿を消していた。本当に消えてしまったように、一瞬だった。

「松瀬ーー!!」
「うお!?」

三綾が爆走してくる。

「今ミッギーと話してたでしょ!ずるい!」
「お前も散々話してり抱きついたりしてたじゃないか」
「はぁ……ミッギーかわいいよねぇ〜……」

かすれた声で甘い溜息をつく。
今三綾は脳内でミッギーとお花畑で楽しく戯れているのだろう。

「あれのどこがかわいいんだよ…不気味だぞ」
「はぁ…松瀬の心は汚れてるんだね…あんなにかわいいのに不気味だなんて…」

またうっとりする。

「早く正気に戻れ」
「あ、ごめんごめん。はい、お茶だよ」
「悪いな」

2人でベンチに座ってお茶を飲む(三綾はオレンジジュースだった)

「楽しかったね?」
「……そうだな」

早いもので、もう夕方になっていた。遊園地が黄昏に染まっている。

「最後に観覧車乗らない?」

30564:2005/04/28(木) 21:41:10 ID:jes40sRA
「普通の観覧車なんだろうな…」
「はは…大丈夫大丈夫。今度は本当に絶叫マシーンじゃないよ」

もう三綾の言葉は信じられない。でもこうして見る限りは確かに普通の観覧車だ。ゆっくり回ってる。
最後くらい絶叫マシーン以外の乗り物に乗りたい。

「じゃあ乗るか」

2人で観覧車に向かった。

・・・

「わぁ〜高いね〜」

窓に鼻がつくくらいの勢いで観覧車から下を見る。
薄々(と言うか最初のジェットコースターに乗った時から)気付いていたけど、松瀬は高所恐怖症らしい。
下は全く見ようとせず、夕日赤く染まった空と雲をぼんやりと眺めている。
私もつられて夕日を見る。眩しい。

「綺麗だね…」
「三綾」
「ん、なに?」

松瀬が出し抜けに、本当に何の前置きもなしに呟いた。

「これ…やる」

でっかい袋を渡される。実はずっと気になっていた。
ジュースを買って戻ってきたら、松瀬の手にはこの大きい袋がぶら下がっていたのだ。
そのときはミッギーに夢中でそれどころじゃなかったけど。

「なにこれ?開けていい?」
「いいぞ。気に入るかどうかは分からんけどな」

がさがさがさがさ

「か……」

袋を開けると中から熊のぬいぐるみが顔を覗かせた。

「かわいい…」

あまりのかわいさに、それ以外の言葉が出てこない。

「ロジャーだってよ」
「これ…私に?」
「た、誕生日を祝えって言ったのはお前だからな!」
「そんな…悪いよ。高かったんでしょ?」
「た、大した事ねぇよ。それに、こういうのは素直に受け取るのが礼儀ってもんだ」
「でも…」
「返されても困る。熊のぬいぐるみなんて男の部屋に一番あってはならない物だからな」

これ…松瀬が買ってくれたんだ…。松瀬のことだからきっと買う時は恥ずかしかったんだろうなぁ…

「うん。ありがとう…うれしいよ」
「そうか…良かった」

30664:2005/04/28(木) 21:42:57 ID:jes40sRA
「お疲れ様でしたー」

係員に迎えられながら観覧車を降りる。

「もういいのか?」
「うん。楽しかったよ。ありがとう松瀬」
「俺も楽しかった。いい気分転換になったしな。本当は俺の気分を晴らそうとして誘ってくれたんだろ?」

実際かなり心が晴れた。人間なにがきっかけで持ち直すか分からないもんだな。

「ううん、違うよ。これは私のわがままだよ。それより、このロジャー大切にするね」
「ああ。そうして貰えるとうれしい」

これを買うのはかなり恥ずかしかったからな…

・・・

「何かお探しですか?」
「ああ、女友達に誕生日プレゼントを買いたいんだが…」
「彼女ですか?」
「ばッ…ち、ちがいます」
「そうですね、これなんかいかがですか?」
「ロジャー…か…」

たしかにこれなら三綾でも喜びそうだ。
金額は高いが…まぁいいか。どうせ俺が持っててもすぐに筐体に吸い込まれて消えてしまうんだ。
たまにはこういう形ある買い物をしないと金銭感覚も狂う。ロジャーを買おう。

「何て言って渡そうかな…」
『命を無駄にするな』
「ぎゃー!!は、刃物が飛び出したぁ!?」

・・・

「ロジャーかわいいなぁ〜」

抱きしめて頬ずりしてる。刃物を外しておいて本当に良かった。
こんなに喜んでもらえるとこっちとしても買った甲斐がある。いい買い物した。

「じゃあそろそろ帰えるか」
「うん」

こうして俺達はそれぞれの家へ帰っていった。

・・・

家に帰ると早速ギルティの練習を始める。もちろんキャラはヴェノムだ。もう迷わない。
コントローラーの前に座る。

クシャッ

(ん、なんだ…?)

ズボンのポケットから出てきたのは白い紙切れ。

(そう言えばミッギ―マウスが…)

紙を開いてみる。

(F式…?)

そこにはそう書かれていた。
聞いたことないが、続けて書かれている解説を読むとどうやら起き攻めのことらしい。
レシピが簡単に書かれていた。
最後に「私はアドバイスをしたに過ぎない。強くなれるかは君の努力次第だ」と書かれていた。

(高速中下2択…これなら…これなら三綾を崩せる…!)

俺は寝るのも忘れ、一心不乱にF式の練習を始めた。

30720:2005/04/28(木) 22:03:48 ID:5FnpEZPE
>>64
今日はお休みと言いつつ見てる俺、見てて良かった!超GJ!!

あ、ヤバイ、F式練習したくなってきたぞ、、、

308名無しさん@2周年半:2005/04/28(木) 22:12:08 ID:2orcnDHc
やべぇ・・・三綾たん萌える

309名無しさん@2周年半:2005/04/29(金) 00:08:30 ID:fJ1Z3d8c
俺は聖たんが好きだ。

310名無しさん@2周年半:2005/04/29(金) 01:01:57 ID:kgHR.SQI
俺は二人とも(;´Д`)

311名無しさん@2周年半:2005/04/29(金) 01:21:02 ID:iaoBkBmQ
そこでプレゼント

つ【郁瀬】

31220:2005/04/29(金) 01:28:51 ID:9CgHWnQ.
急にネタが浮かんだ!!

今日は休むって言ったけど、日付変わったからいいですよね?
=====================================================================

愛が頑張ってスレイヤーと戦っている丁度そのころ。

後ろで観戦する2人の会話


「ねぇ、一二三」
「何ですか?樹さん。」


「新作が出るらしいわね。」




「ホントですか!?初耳です。」


そう、ただいまギルティギアの最新作。
と、言っても実は調整版その2。

その名も『Guilty Gear XX #Reload SLASH』

が、都内某所でロケテ中らしい、釣りじゃないらしい。


「また随分と長い名前になりましたね。」

「トップキャラの弱体、底辺キャラの強化が期待されるわね。」
「チ ッ プ 強 化 の予感ですか!」

「聞いたところによると、チップは空中挑発がコマンド技に、
 6Kがカウンターで相手が吹っ飛び&壁バウンド
 さらに、JDが壁バウンドするようになったらしいわよ。」

「JDが壁バウンド・・・。」


-一二三脳-

『テェヤー、テェヤー、テェヤー、テェヤー、テェヤー、テェヤー、テェヤー、ネッテロー!』


        新作だと・・・。


『サシミ、サシミ、サシミ、サシミ、サシミ、サシミ、サシミ、サシミ、サシミ、ベータブレー!』


= 夢 が 広 が っ て い く ぅ ・・・ 。=

-一二三脳終了-


「それは凄そうですね!」

「今Dループ想像してたでしょ。
 聞くところによると、本家Dループが出来なくなったらしいわ。
 きっとチップに10割決めたのが校長に伝わったのね。」

「チップの天下ですね!」


でも、チップの防御力はやっぱり紙のまんまだそうで、

まぁ、それがチップのアイデンティティーってヤツなんですけどね。

313名無しさん@2周年半:2005/04/29(金) 01:50:28 ID:oZQ3FEOQ
新作でもオガニーショーが見れたそうだ
来てたのはしってたけど…見たかった

GJ

31420:2005/04/29(金) 21:13:42 ID:9CgHWnQ.
前回 >>312
こうやって投稿するとき、また何か間違ってるんじゃないかと心配になってくる。

========================================================================

話は戻って対戦中

「さぁ、二度目の起き攻めはぁ、、打撃重ねかぁ!?」

(喰らいやがれ、この髭野郎がッ!!!)








- R E V E R S A L -


『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』

「リバサダークエンジェルだ!!この試合目が離せなくなってきました!!」


ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
重ねた打撃にダークエンジェルが引っかかり、そのままスレイヤーを押し流す。
ヴェノム残り体力2割、スレイヤー残り6割、互いにテンションはほとんどない。

(・・・さて、もうテンションも体力もないか、、だったらシューティングで追い詰めるしかないな。)

HS生成>P生成>S生成>K生成でフォーメーションを組み、
そこからP打ちとP生成を繰り返し大量の弾幕を貼っていく。

「凄い!凄い弾幕だ!!画面がボールで埋まっている!!!
 よく分からない!なんだかよく分からないけどとりあえず凄いぞ!!」


大量の弾幕を前にスレイヤーはただ固まっている。
というか、これだけの超弾幕を前にして固まらない方が愚かしいとも言える。

(よし、好機到来。一気に攻めきって倒す!!
 ・・・いや、でもな・・・弾幕はもうない・・・、無敵Kマッパで無理矢理抜けてくるか・・・?)

「さぁ!ヴェノムが勝負をかける!!逆転なるか!?そしてスレイヤーはこれをどう捌き切る!!?」

『マッパハンチ!』
『ハァッ!』

読みどおりマッパハンチを放ったスレイヤーにJHSを当てダウンを奪い、空中P生成。
それを下りのJKで弾き基本三択を仕掛けていく。

(・・・マズった、、やばい、、このまま着地したらスレイヤーの真横・・・吸血の範囲内!?気づくなよ・・・。)

しかし、愛の心の声が聞こえてしまったのだろうか、
スレイヤーは期待通り、リバサ無敵吸血でヴェノムのうなじに噛み付いてきた。


「さぁ、ヴェノム遂にチャンスを手にしました、、しかしリバサ無敵吸血。お疲れの一言です。」


『はしたない様だが、オードブルでは満足できなかったのでな。』

勝負が終わり、愛は2人のところへ戻っていってとりあえず謝る。

「わりぃ、負けた。」
「・・・ホントにギル高生みたいね。」
「一二三、頼んだぞ。」
「逝ってきます!」

「「逝くな。」」

315名無しさん@2周年半:2005/04/30(土) 01:02:20 ID:Gzp98OKA
逝くなGJ

316名無しさん@2周年半:2005/04/30(土) 01:48:57 ID:EXEnvV9I
>>283
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

な・・・なんじゃこりゃ!?

俺の目に映ったのはガンズアンドローゼスのボーカル、アクセル=ロウズ。

・・・にそっくりのアクセル=ロウというキャラだった。

「閃、キャラ決まった?」

「・・・ああ。俺に使われるためにいる奴をみつけたぜ・・・。」

アクセルを選択し、ボタンを押す。

「おかしいなぁ・・・あんたの顔・・・よく見る・・」

「勘繰り過ぎると・・・死ぬよ!!」

ヘヴンオアヘル レッツロック!!

「青っっ!!??」

俺の選んだアクセルは選択画面と違い、青と白をベースとしたカラーだった。

「ああ・・選ぶ時に押すボタンで色が変わるんだよ。」
と、狂助。
「そういうことは先に言ってくれよな・・・」

気を取り直して再開。エ〜ットまずは・・・パンチはっ・・・と

(シャッ)

「長っ!!」

は!?ただのPだろ?なんだこの糞リーチ!?

「それがアクセルの最大の特徴さ。全キャラ中最長のリーチ」

「へー・・・」

つーかさっきから驚いてばっかだな・・・

(パシッ)「クズが」(パシッ)「ノイズの分際で!」


「ははははオモレー!これ!」

適当に打つアクセルの立Pがイノとかいうキャラのダッシュをことごとく潰している。

「・・・・・・」

(やべ・・・怒ったかな?)

狂助が黙り込んだとたんイノの動きが変わった。

(あれ?何これ音符?あ、くらった。え?光ってまわって・・・こんなに繋がんの?・・・)

・・・気がつけば三本ストレートで負けていた。

「・・・お前手加減するって言ってたじゃねーかよ!」

「ははは・・・ワリィワリィ。で、どーだった?」

「ああ・・・。久々に火が入ったかな?」


どうやら狂助は今日俺をギルティにはまることがわかっていたようだ。アクセルを選ぶ事も。
「これもう使わないから。レバー慣れするのには十分だと思うよ」

狂助は俺に持っていた袋を渡した。中を見るとコンパクトスティックが入っていた。
(コレで練習しろって事だな)
その日のうちに家庭用#リロを買った。

317名無しさん@2周年半:2005/04/30(土) 11:58:43 ID:NgZP0LhA
>>283
GJ!新鮮な雰囲気がイイ!

318名無しさん@2周年半:2005/04/30(土) 13:07:49 ID:lWV9goAA
今まで見てきたスレの中で1番の良スレだ!!
この雰囲気がたまらなくイイ!!
そしてみんなGJ!!!

319283:2005/04/30(土) 15:02:12 ID:3Ilqe7.E
>>316
暖か杉るこのスレは・・・皆さんありがとうございます。

GW予定無いんでどんどん進めていこうかと(´д`)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は興味のあることはとことんやっていく。それはギルティも例外じゃない。
狂助からギルティに誘われて気がつけば1ヶ月経っていた。
その間、一日としてレバーに触らない日など無かった。

「ドッカーン!!・・ドッカーン!!・・ドッカーン!!」
(スラッシュ!!)
「次は本気を出してやるぅ〜ぅ!!」


「へぇ〜え!結構上達したじゃん!」

毎日の狂助との特訓で自分でも上達したのがわかる。
コンボは一通りできるようになったし地元のゲーセンでは中の上ぐらいの位置までこれたと思う。
狂助のイノはともかくそれ以外の有利キャラには安定して勝てるようになった。
「そのうちお前のイノにも勝てるようになるぜ?」
「ははは・・・ん?誰かまた入るよ」

覗いてみたが今まで見たことも無い人だった。・・・が、あの髪型は・・・?
「ユウハンハベジタボー!!」

「ちょっとだけ本気出してくぜ♪」
「デートの最中だというのに・・・・急がせてもらうよ」

相手が選んだのは髭ことスレイヤーだった。正直今まで一度も戦った事の無い相手だ。

ヘヴンオアヘル レッツロック!!

とりあえずバクステ。開幕相性なんてまだ良くわからない
・・・が、遠距離の得意なアクセルにとって5分以上の状況に持っていける選択肢。

の筈が「マッパハンチ!!」
体全体をつかったパンチがアクセルのバクステに引っかかった。

(ヤベッとりあえず受身を取って・・・)

「ダメだ!閃!!」
狂助の声が耳に入ったと同時に「いかがかな?」
スレイヤーの前HSが空中HITする。そして
クロスワイズ>JS>HS>D>JC>JS>HS>D
のキャラ限定コンボを叩き込まれる。ライフはもう五割を切っている。なんだこのウンコ火力は!?

起き攻めにスレイヤーは足払いの持続重ねをしてきた。
「このタイミングならっ」
俺はリバサ弁天を出した。・・・が焦っていた。

(カウンタ!!)

弁天ミスで足払い後半をカウンターヒットしてしまい
ノーゲージで拾われピヨってしまいセットを落した。パーフェクトで負けたのは初めてだった。


2セット目開幕雷影鎖撃をぶっ放した。
相手のKダンディーステップにCHし、ノーゲージで拾いさっきとはまるで逆の状況に立った。

ここは・・・

(ヒャッホーウ♪)
陽舞後半重ねだ!かなりの有利Fが取れる上にガードゲージ上昇率も高い。

ここから固めてy(クチャッ)

「!!??」

何が起こった!?

・・・そこには何事も無かったかのように吸血ループを始めたスレイヤーの姿があった。

32020:2005/04/30(土) 15:40:54 ID:NgZP0LhA
本日、ゲーセンに行くとスレイヤー乱入率100%だった20です。
つっても2人だけでしたけどね、一人は私の力量では到底無理な相手でした。

もう一人はDステ派生しか知らないアンポンタンでした、、チクショー!
勝ち敬意とかするなら勝ち挑発しよろこの小心者!!

>>283
GJ!よし、負けじと頑張るぞー!
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前回>>314

「続いては、真の決勝中堅戦となります。先鋒戦からしてかなりのレベルの争いが期待できる今大会・・・
 なりより、あの『ギル高』を名乗っているのが非常に気になるところですが・・・、参りましょう。
 中堅戦!『SΩJ』vs『グレイヴ』 チップ対テスタメントです!!」

画面でKカラーのチップとSカラーのテスタメントが対峙する。

『お前、死相が出てるぜ。』
『私に勝てると思うのか?』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


開幕からテスタメントは篭城のためにバックステップで後退する。
しかし、チップの機動力を持ってすれば、篭城する前に接近することは十分可能だ。
一二三のチップも、開幕から一気にダッシュで距離を詰める。

(罠の中で待たれたりしたら厄介極まりない、高速戦で押し切ろう。)

慌てた用にゼイネストを設置するテスタメントを尻目に、チップはK転移で裏に回りワンコンボ
起き攻めにドリキャンJHSで襲い掛かる。
テスタメントはコレといって強力なリバサや対空技を持ち合わせていない。
そのため、ヴェノムの前Pでも落とすことが困難なチップのJHSは落とされる要素がない。


キンッ キンッ

テスタメントが確実にチップの攻撃をガードする。
テスタメントはコレといった割り込み技も持ち合わせていないが、
同様にチップもコレといった凄い崩し技を持ち合わせていない。


つまり、チップが頑張って固めてテスタが頑張ってガードする展開になる。
既にテスタのGBは点滅を始めているが、直ガで虎視眈々と割り込む隙を狙っている。

(うぅ、、このままだと埒が明かないよ・・・、範囲狭いけど、投げで崩そう。)

屈Pから当て投げを狙いにいく。

『何故退くことができない!?』


(あっ、まずい・・・逆に投げられちゃった・・・。
 しかもこの投げ方向は間違いなくディガーループ直行コース、抜けなきゃ。)

『なめんじゃねぇ!』キンッ

無意識の内に埋め込まれたループコンボへの恐怖からサイクを発動する。
しかし、タイミングを見誤った。投げの直後にあわせてもガードさせるのは当たり前だ。

『オオォ!グレイヴディガー!!オオォ!グレイヴディガー!!グレイヴディガー!!』

32120:2005/04/30(土) 15:41:27 ID:NgZP0LhA

ディガーループでざっと3割〜4割程度の体力を奪われる。
だが、ループコンボが終わったからといって安心はできない。

そう、テスタメント最大の脅威。高速中下段二択が待っている。


(とりあえず、、テスタの中下二択なら、下段>中段のファジーで大丈夫。
 相手のゲージが75%あるから、、え〜と・・・・)

私起きる>テスタされる>ワニ青くる>テスタされる>ワニ青くる>テスタされる>ワニ青くる>テスタされる・・・

(・・・単純に考えると4回も中下段迫られるのかぁ、、、それは流石にしんどいよ・・・。)


シンドイなぁと考えつつも起き上がりにファジーガードを展開する。
チップが下段ガードから中段ガードに切り替えるが攻撃がまだ来ない・・・。

その瞬間、画面には両膝をついて鎌を水平になぎ払うテスタの姿があった。


(―――――足払い!?)

ファジーのせいで反応に遅れが出た。あっさり足元を掬われる。

『無益な、マスターオブパペットロマンティーック!フワッ オオォ!グレイヴディガー!!
 オオォ!グレイヴディガー!!オオォ!フワッ オオォ!グレイヴディガー!フワッ 血に染まれ。』

『こんなトロイヤツに!』

非の打ち所がない華麗なパペコンがチップの体に刻まれていく。
チップがまるでバレーボールのようにデカHITOMIに弄ばれる。
画面からは元気な「トス!レシーブ!グレイヴディガー!!」とかが聞こえてきそうだ。


- S L A S H -



『妙計などないのだ・・・。』


「試合終了!勝ったのは華麗なパペコンで会場を沸かせた『グレイヴ』さんです!
 よって優勝は名前のとおり圧倒的な強さを誇った『Sammy社立ギルティ専門高等学校』チームです、おめでとうございます!!」


ギル高チームが優勝商品を受け取っている。
とりわけ、柔和な笑顔で微笑んでいる男とかわいい女の子が目立つ。
おそらく、前者がスレ使い。後者がテスタ使いだろう。

「それでは、これにて第23回の3on3。閉会とさせて頂きます。
 また次回もご参加待ってます!皆様、ごきげんよう、さようならー!」



司会者の元気な挨拶で大会は幕を閉じた。

322283:2005/04/30(土) 23:59:54 ID:i8OXo4CE
前回>>319

>>20
確かにスレキツイッスネ・・・自分じゃムリポ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(クッチャ)(クッチャ)
コレが噂の無敵吸血か・・・・ハッ・・・

ボタン二つを押したままレバーを左右に振る
「ふおうおおおおおおお!!!燃え尽きるほどヒート、引きちぎるほどショートォォォ!!!」
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ・・・・・・・・・・・・
我ながらよくワカランことを叫び全力でガチャる。


画面には3ループ目の吸血をすかしているスレイヤー、
そして垂直ジャンプをしているアクセルがいた。

「馬鹿な!?」
対戦台の向こうから驚いた声がした。

フッフッフ・・・自慢じゃないが俺はレバガチャには自信がある。
大木はおろかガイガンダーやループ・ザ・ループすら抜ける事ができるのだ。
もっとも狂助が見つけてくれた特技なのだけれど。

垂直ジャンプからJD>K>P>鎌閃のコンボを叩き込む。
今度は起き攻めに行かず遠距離戦に徹しよう。

立Pで牽制しつつ前後に動いてゲージ溜め・・・向こうも慎重に様子をうかがっている。
そして鎌閃をガードさせた・・・と思いきや
「マッパハンチ!」(カウンタ!)

いや、おかしいでしょ今の?明らかにすり抜けてたよ?そんな馬鹿な・・・

スレ相手の遠距離戦を知らないこちらに対し、相手はアクセル戦に慣れているようだ。

火力はおろか立ち回りで負けてるアクセルが勝てる要素など無い。
そのまま最終セットまで思うように動けず負けてしまった。

始めて1ヶ月の俺でもキャラ相性ぐらいは知ってる。

「このスレイヤーかなり強いね。」

と、狂助。

・・・確かにスレイヤーとイノの相性も最悪だ。
さらにかなりの強さを誇るプレイヤー。俺とはまるでやり込み度が違う。


でも・・・


「んじゃ、次俺な?」



・・・それでも・・・狂助には勝てる気が・・・しない。

323283:2005/05/01(日) 00:47:21 ID:MfnHq5mk



結果3−1で狂助の勝ちに終わった。

アクセルを使っている俺だから解かる。コイツの・・・狂助の強さは相性以前のものなんだ。

「・・・素晴らしい・・・!」

対戦台の向こうからダンディーな声。その声の主が近づいてくる。

「誰だよ、あんた?…んっ?」

その服…どっかで見たような…見ていないような。
あと、その髪型…どっかで見た事がある!

「これは失礼した、私の名は闇光 諏礼(えんみつ すれい)。ギル校生徒だ。」

「!!」

ギル校といえばギルティ界の頂点を目指し、
日々強者達が切磋琢磨する全ギルティプレイヤーの聖地。この男が・・・!

「そのギル校生徒様が一体なんの用だよ!?」

動揺を隠して質問する。

「いや、私はギル校生中途編入試練官をしていてな。平たく言えばスカウトの様なものだ」

よく話が見えない。っていうか質問に答えてねーじゃねーか
「だからなんの用だよ!?」

「先程手合わせして確信した。君の人とは思えんレバガチャ速度、鬼のようなイノの攻め・・・
 しかも聞けば君はまだ始めて1ヶ月というじゃないか。
 君達には才能がある。まだまだ伸びる。ここでくすぶっていてはいけない。ギル校にこないか?」

「なっ!?」

「今決めろとは言わん。正規の編入試験も受けてもらわねばならん。
 試験を受けに来るのはいつでもいい、選ぶのは君たちだ」

そう言って闇光 諏礼というギル校生徒は去っていった。


俺たちはあまりの出来事にしばらく動く事もできなかった。

「・・・どうする?閃」

「ッハ!・・・俺が『ハマッたらとことん』な性格。1番知ってるのはお前だろ?」

「仕方ないな・・・つきあってやるよ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前スレ>>250

ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ

なんか勝手に変な役職まで加えてしまって・・・

前スレ>>419

ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ

よく見ると狂助の名前もろかぶりでした・・・すみません・・・

32420:2005/05/01(日) 01:53:36 ID:4aMkjADU
>>283
GJ!ループ・ザ・ループ抜け・・・凄ェ。
あれはCPUだけに許された技だと思っていたのに・・・w
=======================================================================
前回は >>320-321 ですザトー様。フォォォ…。

-大会終了後、ゲーセン前アイスクリーム屋-

「しっかし・・・、あのチーム強かったよなぁ・・・。バニラ下さい」
「結局準優勝か、残念だったわね、、ミント下さい。」
「息抜きになったし、丁度いいんじゃないですか?バナナチョコチップ2段重ねにナッツのトッピング下さい。」

結局準優勝という結果に終わってしまったわけだが、
どうせ気分転換、ということで来ていたので大してショックは受けていない。
ちなみに、商品として持ちキャラのキーホルダーを貰ったりもした。
さらにこのキーホルダー、どういうわけかヴェノムはザトー人形を抱いているという凝(狂)った作りになっている。

「あれ?あの人ってさっきの・・・?」

ふと、一二三が何かに気づく。
樹と愛が一二三のいう方向を向くと、そこには決勝で戦った二人がいた。

男の方は相変わらず微笑を湛えている。どこか包容力のある人物だ。
一方女の方は、男に隠れるような角度からこちらを見ている。

「どうも、改めて自己紹介しようと思いまして。
 私、直下 吸(なおした きゅう)と申します。スレイヤー使いです。以後お見知りおきを。」


丁寧な口調で直下が自己紹介をする。
つられて三人もばらばらに自己紹介をしていく。

「あ、五所川原樹です。こちらこそよろしく・・・。」
「佐藤愛。先鋒戦で戦ったな。モビを吸血したのなんかアンタが始めてだぜ?」
「私は一二三・エア・プロヴォークです。えっとえっと、とりあえず宜しくお願いします。」



ボタッ


一二三がお辞儀をした反動で二段重ねのアイスクリームが地に這い蹲る。
食べ始める前に2人に気づいたので、一口も口をつけていないまま地面に落としたことになる。

「うぁ!私のバナナチョコチップ2段重ね+ナッツトッピングがぁぁ!!」
「・・・何やってんだよ間抜け〜。」

既に一二三のアイスには蟻さん達がわらわらと群がっている。
もしこれを食べた場合、蟻と大量の雑菌を一緒に腹の中へ運ぶことになる。そこまで赤貧してはいない。

「おや、いけない・・・。それ、いくらでしたか?」
「・・・350円です。」

聞くや否や、直下はサッサとカウンターの方へ歩いていって注文をしている。
しかも、見たところ、代金もしっかり払ってしまったようだ。

「はい、どうぞ。」
「えっ、、そんな悪いですよ・・・。」
「気にしないで下さい、元は私達が話しかけたことが原因ですから。」

そう言って半ば無理矢理アイスを一二三の手に持たせる。

32520:2005/05/01(日) 01:54:08 ID:4aMkjADU

「そういえば、さっきから気になってんだけど。」
「何でしょうか?」
「そっちの女は自己紹介しないの?」

 "女" その言葉に反応したかのように、その女の子が前にでてくる。

「墓堀 魔夢(ぼほり まむ)。テスタ使いです。」

こざっぱりとした自己紹介をする。
だが、決して「ぶっきらぼう」な印象は受けない。

「あ、それじゃ『まむちゃん』て呼んでいいですか?」
「・・・俺は男だよ。」
「・・・またですか。」
「?」


喜び勇んで早速"ちゃん"付けで呼んでやろうと思った一二三だったが、
どこか、前にも聞いたことがあるような、そんな返事が魔夢からは帰ってきた。

どうやら愛と同じく、見た目女の子中身男の子らしい。
わかりやすく言うのであれば、そう『リアル鰤』だ。
愛はどちらかというと美人形だが、魔夢はどちらかというと可愛い形だ。

「なんだ、お前男か、それならそうと早く言えよ。」
「あんたに言われたくないね。」
「ヌガッ、ぬかしやがったな・・・。」


愛と魔夢が早速同じ『鰤属性』同士でなにか言い争いを始めている。
傍から見てると、まるで姉妹が喧嘩でもしているかのようだ。・・・微笑ましい。


「つかぬ事お聞きしますが、先ほど対戦していて思ったんですけど、、貴方達もギル高生では?」
「それじゃあ、そちらも?」
「えぇ、名乗るなら堂々と名乗ろうと思いまして。」
「あたし達、三人とも一年E組なんですけど、お2人は?」
「おや、奇遇ですね。私達も一年ですよ、クラスはGですけどね。」


やはり、この2人もれっきとしたギル高生らしい。
クラスは一年G組、一二三達の二つ隣に位置する教室だ。
という事は、地方ゲーセンの優勝をギル高生が奪い合うという地元人泣かせの展開だったというわけか。

「なんだってんだよ、鰤みてぇな顔しやがって!」
「あんた、もう少し御しとやかにしてみたら?男にモテるんじゃない?」
「お前も修道女が着るローブ着てみろ、膝上高いヤツをよ!」
「だったらあんたは膝辺りまで隠れるTシャツ着るかい?」
「ウググ・・・。」


言い争いはどうやら魔夢有利に進んでいるらしい。
まるでことごとく牽制をウォレントでとられているようにも見える。

「それでは、私達はこの辺でお暇します。魔夢、行きましょう。」
「わかった、じゃあまたな、愛 ち ゃ ん 。」
「二度と現れんな!!」

326名無しさん@2周年半:2005/05/01(日) 01:54:53 ID:n0HACq9g
>>283
GJだゼ!!
職人さんが許可してくれて
キャラの性格壊さない程度ならゲスト出演はいいと思う。
250氏は今どこに…。

327名無しさん@2周年半:2005/05/01(日) 01:55:42 ID:mxG6DEEE
気にせず頑張れGJ

32820:2005/05/01(日) 01:59:15 ID:4aMkjADU
61氏のキャラクター2人遂に出せた・・・。
結構長くかかったな、、一週間くらい前には出せると思ってたんだけどなぁ・・・


ここで一つ余談をば、
舞-HIMEやフルーツバスケットを見たことがない私は61氏のキャラを理解するため、
舞-HIMEのドラマCDをわざわざ購入しました。

公式と照らし合わせてどの声がどのキャラか確かめながら見てたわけですが、、
その時「うん、この声はこの声優か・・・」と考えてキャラの目星つけてた、orz

声優の声が聞き分けられる、そんな自分に少なからず嫌気が差しました・・・。

329名無しさん@2周年半:2005/05/01(日) 02:58:32 ID:fIUP9t.w
ドンマイ(・∀・)
オタクっぽくなったって考えるんじゃなくて、耳が敏感になったって捉えればい
いんだよ。
みんなGJ!

330名無しさん@2周年半:2005/05/01(日) 12:29:32 ID:NixZRE/Q
テラグッジョブb

331昔は61でした。:2005/05/01(日) 18:34:41 ID:xyIVv1Hk
20氏、グッジョブすぎます。
僕のキャラ使ってくださってありがとうございます。
しかも、わざわざドラマCDまで買ってまでなんてありがたすぎます。
GWと言う事で時間があるので久しぶりに一筆取ってみました。
多々パクリやコピーを使わせて頂いておりますので先に謝罪させていただきます。
==================================================================
「第23回、ギルティギアイグゼクス3on3真の決勝戦、
 『恋するヴェノム様』チーム 対 『Sammy社立ギルティ専門高等学校』チーム!」
Sammy社立ギルティ専門高等学校』チーム!魔夢、吸、サイドストーリー

「いきなり決勝戦までシードとはありがたいですが、周りのプレーヤーの方々にはやっぱり申し訳ないような気がしますね。」
「関係ないだろ、クジで決まったんだし、それに俺達みたいに強いヤツがわざわざ雑魚と戦って上がっていく必要あるわけないじゃん。」

自信に満ちた顔で皮肉を言う魔夢と躾に困った父親のような吸の二人は来るはずの3人目ともうすぐ来る決勝戦を待っていた。

「焔さん(詳しくは>>143へ)は今日は来ないのでしょうか、早く来ていただかないと決勝戦には間に合いませんよ。」
「アイツが来るわけ無いだろ、一般人に興味なさそうっていうか、一言大会にでるから来いなんて言って人の言う事聞くようなヤツじゃないことぐらい普通わかるでしょ。吸ってばそんな事もわかんないわけ?」
「そうでしょうか?ちゃんと話せば分かってくれそうな気がしますが・・・。」

そんな事を話していると、気づけば時間は流れ決勝戦の時間になっていた。

「さあ、今回の3on3真の決勝、両チームともかなりの強さを誇っています。
 それだけあって、レベルの高い争いが期待できるトコロですが・・・。参りましょう!
 決勝先鋒戦『ザトー様フォォォ…』vs『歩護者』!!ヴェノム、スレイヤーです。」
「それでは行ってきますよ。」
「手加減してあげなよ〜。」

『始めるか・・・』
『器ではない、あそこは息苦しいだろう。』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

(開幕はどうしましょうか、パイル?いや、やはりこれしかないですね。)

『コカッ ブシュゥ』
「真の決勝先鋒戦・・・やはり両者慎重に立ち回るのか?
 おぉっと!ヴェノムいきなりのモービット!!いや!吸血だ!吸っている!!スレイヤー吸っている!!」
『コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ シュッ 爆砕!!』
(このヴェノムが強気でよかった、流れに乗って一気にいかせてもらいますよ。)

吸は距離を詰め、強気にアンダートゥを重ねるはすだったが、やはりあまり使わないせいか、上手く重ならない。

『無駄な時間は省こうか!!』
『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』
(くっ、やはり慣れない事はしない方がいいようですね。しかもダークエンジェルですか・・・。さて、苦しいところですがここからが腕の見せ所です。)

吸はその性格とは裏腹に強気な行動にでる。

『本物パンチ!!』

「吸のバカ、無敵付加DOTはダークエンジェルと良くても相打ちにしかn・・・?」
魔夢の予想を裏切り、吸のスレイヤーは何故かダークエンジェルを無傷で貫き、拳を振りぬいていた。
「何で抜けてんの?・・・・・・・・・・・・ッ!!いくらジャスティス置くぐらいメチャクチャな店でも技性能弄るのはやりすぎだろ。そんなのいいわけ?」

(相打ちでも十分だったのですが、嬉しい誤算でした。コレで勝負は完全にこっちのものです!!)

吸はバクステやジャンプ逃げ潰しで前HSを重ねる。
『いかがかね?』
その時、
-R E V E R S A L –
-『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』

(またリバサですか、ここは完全にやられました。ですが、まだリードはこっちにあります。)

そこからヴェノムは美しささえ感じさせる多彩な陣形からのシューティングでスレイヤーの動きを封じはじめた。

(このままでは埒があきません。ここ強引に行くべきですね。)

吸は無数の弾幕を無敵Kマッパで抜け、強引に二択に迫る・・・はずだった。

『ハァッ!』

ヴェノムは待ってましたと言わんばかりのJHSでスレイヤーを潰し、そこから更に起き攻めを仕掛ける・・・がスレイヤーを相手にするには甘すぎる起き攻めだった。

(色々としてやられましたが、もう逃がしません!!)

吸は得意のリバサ無敵吸血から最後までしっかり最後まで決めて、ヴェノムを粉砕した。
『はしたない様だが、オードブルでは満足できなかったのでな。』

332昔は61でした。:2005/05/01(日) 18:36:49 ID:xyIVv1Hk
続き、

「おかえり〜、吸にしてはてこずってたね。まぁ俺なら余裕なんだけどさ。」
「正直、かなりの腕でしたよ。スレイヤーだから勝てたようなものです。とても一般人とは思えません。魔夢も十分気をつけてくださいよ。私達は2人しかいないのですから。」
「そんなことわかってる。それじゃあ、行ってくるよ。」

「続いては、真の決勝中堅戦となります。先鋒戦からしてかなりのレベルの争いが期待できる今大会・・・
 なりより、あの『ギル高』を名乗っているのが非常に気になるところですが・・・、参りましょう。
 中堅戦!『SΩJ』vs『グレイヴ』 チップ対テスタメントです!!」

画面でKカラーのチップとSカラーのテスタメントが対峙する。

『お前、死相が出てるぜ。』
『私に勝てると思うのか?』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!

(チップか・・・。通常技性能的に見て開幕や刺し合いに付き合うのはナンセンスだね。)

魔夢はバクステから網で待つつもりだったが、チップに読まれダッシュからのK転移で背後を取られ、そこから足払い閉めのワンコンボを入れる。

(そう簡単に逃がしちゃくれないよね。ここはおとなしく我慢するしかないか。)

チップはテスタが切り返せないのをいいことにドリキャンJHSからガンガン固めてくる。

(GBMAXか、でも俺がチップ程度に崩されはしないよ。5回投げられたとしても、6回目に投げ返せれば十分勝てる!!)

魔夢は覚悟を決めてガードからのなげ返ししかもはや眼中に無く、相手のチップもじれて来ているようだ。
すると、チップは高速のダッシュから屈Pを一つ刻み、当て投げにきた・・・が、

『何故退くことができない!?』
(その程度の当て投げぐらい、俺が返せないとでも思ったわけ?)

そして、魔夢はそこからダッシュしてHSからディガーを出・・・・・さなかった。
『なめんじゃねぇ!』キンッ
(コイツ、もう焦ってるじゃん。こんなの勝った様なもんだね。)

魔夢はそこからフルコンボでは無く、端落としのディガーループを入れて起き攻めを仕掛ける。

(こういうタイプのヤツはファジーするだけで、前P見てからガードできるとかほざくことが多いんだよね。ホントうざい。0.25秒の中段が見てからガードできるわけ無いじゃん。じゃあアンタはテスタの前HS見てから当身とか出来ちゃうわけ?ミリアの低空バッドムーン見てから空中投げとか出来ちゃうわけ?スレイヤーのDAA見てからジャンプキャンセルで逃げれるわけ?・・・・・・・etc。 ふぅ、とりあえずハイリターンファジー潰しからエグゼで択る!!)

魔夢は大胆にも足払いを重ねる、相手のチップは魔夢の予想通りの人間かどうかはわからないが、ファジーをしていたようで、見事に足元を掬われてしまう。

(やっぱりファジーしてたね。よしッ、ここからは最近出来るようになったコレで決めてあげるよ。)
『無益な、マスターオブパペットロマンティーック!フワッ オオォ!グレイヴディガー!!
 オオォ!グレイヴディガー!!オオォ!フワッ オオォ!グレイヴディガー!フワッ 血に染まれ。』

魔夢はチップにパペコンを入れ、毒の手助けとチップの神装甲もあってか残りの7割を全部持って行かれてしまった。

『こんなトロイヤツに!』
-S L A S H -

『妙計などないのだ・・・。』

「試合終了!勝ったのは華麗なパペコンで会場を沸かせた『グレイヴ』さんです!
 よって優勝は名前のとおり圧倒的な強さを誇った『Sammy社立ギルティ専門高等学校』チームです、おめでとうございます!!」

大会終了後、
彼ら二人は魔夢のわがままによって、ゲーセンの前のアイスクリーム屋に向かっていると決勝戦の激闘を繰り広げた3人組を見つけた。

「あいつら、決勝戦のやつらじゃないか?」
「多分そうですね、どうせアイスを買いに来たことですし、一言挨拶しに行きましょうか?」
「やだね、行くなら吸だけで行けよ。俺が行ってもどうせまた女扱いしてからかわれるに決まってるだろ。」
「そんなことありませんよ。魔夢はもっと自分に自信を持たないと友達できませんよ。」

吸は魔夢をフォローしつつ、珍しく魔夢をからかいつつも手を引っ張って彼ら3人の方へ向かった。

「どうも、改めて自己紹介しようと思いまして・・・・・・・・・・・・・・・」

---END
こんなん書くのに1時間ちょいもかかってしまったOTL
昔はもうチョイ早く書けてたと思うんだけどなぁ・・・・・。

33320:2005/05/01(日) 20:00:48 ID:4aMkjADU
>>61
イイ!超GJ!!

>>「何で抜けてんの?・・・・・・・・・・・・ッ!!いくらジャスティス置くぐらいメチャクチャな店でも技性能弄るのはやりすぎだろ。そんなのいいわけ?」
ありがとう、マジナイスフォローっす。(感涙)超感謝。

>>ミリアの低空バッドムーン見てから空中投げとか出来ちゃうわけ?
ごめんなさい、近いうちに出来るようになるんです;;
======================================================================
前回 >>324-325

今日はいわゆる林間学校。
全校生徒がホールに集まり、右渡校長の話を聞く。

そして、期待の新作『GuiltyGearXX #Reload SLASH』も紹介された
さらに、成績優良者によるロケテ版のエキシビジョンマッチも行われた。


ただ、、エディと闇慈を戦わせるのはどうかと思ったわけだが・・・。

しかし、勝負は人々の予想を裏切り、また、人々の期待に応える結果となった。
プレイヤースキルか、はたまた調整の成果か、勝者は闇慈だった。


ざわざわ
「おいマジかよ、エディ負けちまったぜ。」
「うはwwwww闇慈に負けるとか弱くなり杉wwwwwwwww」
「臨強すぎwwwwwwwwミギー、修正キボンwwwwwwwww」
「もうね、キャラ変え安定。もうエディの時代は終わったのさ。」
「弱キャラと罵られ続けただけのリターンがキターーー!!」
「弱キャラ、いや"元"弱キャラ勢マンセー!」
「みんな、今こそ"故"強キャラに一矢、いや百矢くらい報いるときだ!!」


会場では様々な声が飛び交っていた。
やはり、いままで最強×最弱の組み合わせだったカードで最弱が勝利したのは大きい。

中にはエディを見限って早速強そうなキャラに変えるチキンな野郎共もいるようだ。

続いて行われたエキシビジョンは"スレイヤー対チップ"
この組み合わせは調整の成果が問われる一番重要なものだと思われる一戦。
こちらも、先の試合に負けず劣らず驚きの試合が展開された。

コカッ ブシュゥッ

ワァァーーー!
「マッパフェイントから吸血のポチョ真似入ったぜ、もう試合終了安定w」
「だぁぁー!!頑張ってくれチップ!!俺たちの未来が掛かってるんだよ!!」

で、結局画面に映ったのは3ループもしない吸血ループ。
よろけ時間に修正が入ったようで、常人のレバガチャでも容易に抜け出せる仕様になったようだ。

「ぃよっしゃぁぁぁ!!吸血に恐れる時代は終わったぁ!!」
「んなアホなぁぁーーー!!どういうことだミギー!」


『シュリケーン』

「なんだあの手裏剣は!!?」
「ネタ技じゃなくなったのか!!」
「なんか速いぞ!!」
「チップ版サイレントフォース降臨やったー!ミギー、アンタやっぱり神だぜ!!」

さらに、チップの手裏剣は機能面で大幅な強化。
ついに使える飛び道具として昇華するに至るのだった、おめでとうチップ。

33420:2005/05/01(日) 20:01:20 ID:4aMkjADU

「凄かったですね、修正版。」
「・・・なんでメイの対戦がないのかしらね。」
「D生成にビリビリデュービス・・・、コイツは来てるな。
 このままの調整レベルで事が進めば・・・4強は狙える!」

エキシビジョン終了後、筐体がホールに大量に設置され、
各々好きに対戦してよいとの連絡が回った。

そういうわけで、今この馬鹿長い列に並びながら話しているわけだ。


幸い、設置された筐体の数が多かったので、
それほど待たされることもなく順番が回ってきた。

「最初は誰と誰がやりましょうか。」
「俺は後でいいよ。」
「それじゃぁ、遠慮なく。」

一二三と樹がそれぞれ筐体に座る。

『師匠、見ててくれよ。』
『ジョニー、頑張るからね。』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!




「手裏剣速いっての!!」




「サシミ飛びすぎ!!」




「6Kがパイル並みに吹っ飛ぶってば!!」




「γも速いって!!」




「ぶっぱβ青ってどういう了見よ!!」




「きりもみ大旋風短ッ!シャチ出せないわよ!!」




結局、樹はチップの強化相手に絶叫するだけで終わった。
強キャラが弱くなって、弱キャラが強くなったこのロケテ版。


つまり、中堅で落ち着いていたメイは大した変化がなかった。

33520:2005/05/01(日) 20:01:55 ID:4aMkjADU

「チップ強いわよ、、せいぜいあんたも頑張りなさい。」
「D生成の恐ろしさを見せてやるって。」

そう息巻いては見たが、D生成がどこに生成されてどういうフォーメーションを組むのか知らない。

ぶっつけ本番で見極めるしかない。


『ブレイクだ。』
『さっさと始めようぜ。』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!

(よし、まずはD生成を見て・・・話はそれからだ。)

バックステップしてD生成を行う。



(・・・低ッ!)


生成されたボールはヴェノムの足元近くへ移動した。
どうやら2Kや足払いで弾けという事らしい。

(Dデュービス>2K>持続弾きとか出来るかな・・・。
 出来るならErtai式みたいにキャンセルカーカスで、、ふむふむ。)




「あれ、ボールが明後日の方向に・・・!」




「足払い遅くなってる!!」




「お、電撃デュービスいいな。」




「だぁー!γ速すぎ!!」




「更に俺が苦手なキャラになったじゃねぇかこの紙忍者!!」

勝負は僅差だったが、チップの紙装甲が祟りヴェノムの勝ち。
事故して負けるのはチップの永遠の課題だろうか・・・。

33664:2005/05/01(日) 22:04:29 ID:0C8R7Y2k
>>304



―――永園 翼は困惑していた。

それもこれも全て松瀬 緒土とか言う訳のわからん野郎のせいだ。彼はそう思っていた。

『マッパハン…』『カウンタ!』

夏休みもすでに終盤。日々トレモでひたすら無敵付加の練習。
おかげで成功率もかなり上がってきたが永園の心は晴れない。
雑念があると無敵付加は成功しない。また松瀬 緒土に対する怒りが込み上げる。

『マッパハン…』『カウンタ!』

緊張感が足りないのだ。永園は思った。
血沸き肉踊る快感…やはりこれだけは実戦の世界にしか存在しない。
しかし彼は現在停学中の身。
学校は夏休みも開放されているとは言え、入ることはできない。

―――永園 翼は戦いに飢えていた。

今までこんなことはなかった。たいした練習をしなくても永園は強かった。
ギル高に入るまでは敵らしい敵もいなかった。
だから、飽きた。

『マッパハン…』『カウンタ!』

だが今は違う。
永園の心には、かつてのギルティに対する熱い情動が再び息衝いていた。

―――永園 翼は考える。

ギル高のすぐ近くに、学校の生徒も大勢利用するゲームセンターがある。
確かツェップスと言う名前だ。以前永園もそこに一度だけ行った事がある。
まだギル高に入ってない時だ。
そこで完膚なきまでに叩きのめされた。相手はギル高の上級生だった。

『マッパハン…』『カウンタ!』

キレて台パンをしたら店主に追い出されてしまったのだ。
永園はあそこには行きたくないと思っていた。
だが、彼は自分の衝動を抑えきれなかった。戦いたい。力を試したい。強いヤツを倒したい。

『マッパハンチ!!』

スレイヤーがスタンエッジ・チャージアタックをすり抜けた。
実体のない幽霊のように、全く干渉しなかった。

―――永園 翼は笑う。

真っ黒に染め直した髪を軽く整えると、永園は町へ出ていった。

・・・

「あんなもん見えるわけねーよ…」
「ここまでF式が完璧なヤツは初めて見たな…位置の調整とか、結構ミスりやすい筈なんだけどな」

ゲーセンに入るとちょうどギルティの台が空いた。男が2人、店を出て行く。
画面を見る。18連勝中。相手にとって不足はない。
しかもキャラはヴェノムだ。運がいい。
ちょうどヴェノム使いをぶっ倒したかったところだ。

ガチャリッ

『夕飯はベジタボー!!』

『器ではない。あそこは息苦しいだろう?』
『始めるか…』

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』

337名無しさん@2周年半:2005/05/01(日) 23:21:10 ID:PXmEo3dc
みんな激しくGJ!!
続きが気になるなぁ
期待あげ

338名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 00:12:34 ID:.PekR0FE
ここで、俺が空気を読まずに新規参入してみるテスト。

この高校が存在する正当で合理的な理由を頑張って考えてみましたが、考えるれば考えるほど無理でしたw
フィクションとして割り切るしかなさげ。

小説書くのは3年ぶりくらいかな……文章力がゴミ以下になってると思いますが、
少しずつ上達できるように頑張ります。

それでは、拙作を御覧下さい。

339名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 00:21:30 ID:.PekR0FE
ビデオゲームは、もはや子供の玩具ではない―――。

そう断言しても過言ではない時代になりつつある。

しかし、ビデオゲームの社会的地位となると、ファミコン時代とさほど変化がないのではないのだろうか。
ほとんどの家に最低1台は存在し、大半の人間が1度は触れたことがあるであろうビデオゲーム。
だが、大人の趣味としてはまだまだ認められていないのが現状だ。
履歴書の趣味・特技欄に『TVゲーム』などと書いている人間は、企業からは全く相手にされないのが常であるし、
初めて会った相手に「趣味はTVゲームです」とでも言おうものなら、相手はドン引きである。
そう、これだけ世に浸透したにも関わらず、ビデオゲームの社会的地位は著しく低いのである。

そんな中、恐ろしい所業を成したものが現れた。
なんと、特定のビデオゲームを習いに行く高等学校を設立したのだ。
そのゲームとは、他とは一線を画したシステム、コンボ、グラフィックによりゲームセンターで大人気を博し、
多くの信者を生み出した格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズ。
その所業を成し遂げた男の名は、右渡太輔。

御存知の方もいると思うが、高等学校はそんなに安易にホイホイと作れるものではない。
例え、私立高校と言えども一個人やそこらの企業が高校を設立するのは不可能だ。
私立高校を設置できるのは、私立学校法第3条で定められた学校法人のみである。
しかも、この学校は主旨からして学校教育法の第41条、第42条に違反していることは想像に難くない。
更に、例え私立であっても、高校の設立には都道府県知事の認可が必要なのだ。

右渡がどのようにしてこれらを掻い潜ったのかは定かではないが、
兎にも角にもギルティ専門高等学校は創立された。
そんな学校に生徒がいるわけ……いや、不思議なことに結構な数の生徒がいるらしい。
まあ、代々木アニメーション学院に入学する子供と、それを認可する親がいるような時代である。
たいした事象ではないのかもしれない。

これは、そんな一癖も二癖もある、非現実的な高校に集う若人達のお話―――。

340338:2005/05/02(月) 00:26:13 ID:.PekR0FE
「ふわ〜ぁ〜」
春の陽気で教室はポカポカとしていてとても気持ちいい。思わず、俺は1つ欠伸をした。
入学式はだるかった(右渡校長の話は面白かったけどな)。欠伸のひとつもしたくなる。

ここは、1年F組の教室だ。俺の席は真ん中の前から3つ目。何とも言い難い、非常に中途半端な位置である。
黒板には、『席順は決まってない。適当に座って待つように。』と白で大きく書かれている。
そういうのが一番困るんだ。出席番号順にでもしてくれればいいのに。

ふと、周りを見渡してみる。5列4行の机に、計20人の生徒が座っている。空席はない。
こうして見ると、どこにでもある教室の一室に見える。だが、きっと真相は違う。
一見、普通の高校生に見えるこいつらは、例外なく変わり者なのかもしれない。

何せ、ここはギルティ専門高等学校だ。

普通の高校生が来るような高校ではない。特定の格闘ゲームに特化した教育をする高校だ。
カルチャースクールならまだしも(いや、それでもありえないが)、
高校としてはありえないというほかないだろう。
学校教育法をまるで無視したこの学校がどのように設立されたのか――それは一学生である俺にはわからない。
そんな学校に俺が入学した、その理由は……。

ガラガラガラ!

おっと、先生が来たみたいだ。
辺りが一瞬で静寂に包まれる。……というか、元々静寂に包まれていた。
進学先が進学先なだけあって、友人と一緒に入学したという人間は俺以外にもほとんどいないのだろう。
みんな、雑談するにも話し相手がいないわけだ。

教室に入ってきた教師が静寂を破る。
「入学式お疲れさん。まずは出席取るぞ」

341338:2005/05/02(月) 00:35:43 ID:.PekR0FE
「よし、全員いるな。それでは、ホームルームを始める。
 そうだな……まずは俺の自己紹介から始めるか」
男性教師が言う。
身長は180cm近くありそうだ。割と引き締まった体に爽やかな笑顔。
どちらかと言えば、体育会系の容姿である。

「名前は矢野 義亜(やの ぎあ)。……語呂が悪いし、ちょっと変な名前だけど気にするな。
 趣味は勿論ギルティ。あとは、体を動かすことかな。
 スポーツジムに週3回ほど通っている。
 使用キャラはカイとポチョが主だが、一応全てのキャラを一通りは使える。
 教師としては、色々使えた方が何かと都合がいいんだよ。
 ほぼ、全てのキャラについて知識を有していると自負している。
 わからないことがあったら何でも聞いてくれ。
 ……ま、俺からはこんなところだ」

教師――矢野義亜先生が自己紹介を終える。
その体育会系の見た目からは推し量れないが、やはり彼はギル高の教師かつギルヲタらしい。
それにしてもギアって……すごい名前だな。
しかし、使用キャラが全然ギアじゃないっていうのはいかがなものか。
「それじゃ、君達にも簡単に自己紹介してもらおうかな。
 名前、使用キャラ、今後の意気込みくらいの簡単な自己紹介でいいぞ。
 じゃあ、左手前から順番にしてくれ」
矢野先生に促され、左手前――俺から見れば右手前だ――の生徒から自己紹介が始まった。
……ってことは俺は11番目か。
うーん、普通は自己紹介って言ったら趣味・特技とかを言うもんだと思うんだけどな。
ここはギル高なんだ、というのは実感せずにはいられない。


空気が一変したのは、4人目の自己紹介の時だった。

「神風 悟(かみかぜ さとる)。使用キャラはチップ・ザナフ。
 ま、ざっと見渡してみた感じじゃたいしたやつはいなそうだし、全員俺のチップでボコってやるよ。
 そんじゃ、よろしく」

茶髪を逆立てたその男――神風が不敵な笑いを浮かべながら席に座る。
いきなりクラス全員に喧嘩を売ってやがる……すごい奴だな。
真性DQNか?ただのビッグマウスか?それとも……。

微妙に不穏な空気を漂わせながらも、自己紹介は続いていく。
次は、俺の右隣にいる男の自己紹介だ。
彼は、至極落ち着いた感じの男で、男の俺から見ても美男子と呼べる容姿をしていた。

「剣野 騎士(つるぎの ないと)です。使用キャラはカイ・キスク。
 早く皆さんと対戦したいですね。
 対戦の際はお手柔らかに。よろしくお願いします 」

優雅な物腰で着席する。
ナイトって……TVでそういう名前を子につける親が増えてるって話は見たことあるが、
実際に同じクラスになる日が来るとは思わなかった。
しかし……容姿といい物腰といい、非の打ち所がないな。

そして、ついに俺の番がやってきた。

342名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 00:47:22 ID:5Iy7CNJY
>>338
GJ
(・∀・)モエ!

343名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 01:15:47 ID:cCI9p0Vk
一二三さんに朗報です。
ガトリング>J仕込みβ青>超低空ダッシュ>JD>(着地)拾いなおし
なんとチップがループを覚えましたw
しかもチプコンまで入れるとダメージは7割を超えるとか…
調整入らなければ強キャラ確定ですね。

344名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 02:25:13 ID:ZhHOCbxk
一日目と二日目で基盤変わってて二日目じゃできなくなってた。

あと二日目の手裏剣は糞弱い

345338:2005/05/02(月) 05:20:22 ID:.PekR0FE
>>339-341

「要 洋(かなめ ひろし)です。使用キャラはブリジットです。
 えーと……皆さん、よろしくお願いします。」
最後にちょっと詰まっちまったが……まあ、無難な自己紹介だろ。
ふう、と一息ついて着席しようとした。

「ブリジット?なんだよ、お前オタクかよ?!」

刹那、右斜め後ろから挑発の言葉とともに嘲笑が聞こえた。
思わず振り返ると、先ほどクラス全員に不敵な宣戦布告した神風 悟が、笑いながらこっちを見ている。

「ありゃ?顔はたいしてキモくないな。こいつは意外だ。
 ま、顔が多少マシだろうとブリジットって時点でアウトだけどな!」

こ、この野郎……!

「あん?鰤使いの分際でガンつけんなや。やんのか?」

………。
ここまで言われて黙っていられるわけがない。
俺は神風に歩み寄ろうと一歩踏み出した。その時――。

「鰤使いだからオタク?君は随分と短絡的なんだね」

俺の隣から声がした。
声の方に向き直ると、そこにはいつの間にか神風へ体を向けている剣野 騎士の姿があった。
短絡的と評された神風が、剣野に噛み付く。

「あん?何だ、てめぇは?てめぇは関係ねぇだろ」
「君の言動には少々目に余るものがあるよ」
「文句あんのか?」
「……いかにも」
剣野が当然と言わんばかりに頷く。
「ついつい、容姿と特異な設定に目がいきがちなブリジットだけど、
 実はキャラ性能で見るとかなり面白いキャラだ。
 そのキャラ性能に惹かれて使っている人間も少なくない。
 君の発言は、単なる程度の低い見当違いの中傷だよ」
「鰤使いにキモイオタクが多いのは事実だろうが」
「そうだとしても、要君がそれに当てはまるとは限らない。
 少なくとも僕には、彼がそういう人間には見えないけど」
「チッ……なんだてめぇ、関係ないくせにしゃしゃり出やがって。うぜぇんだよ!」
「何それ?もう論破しちゃった?単細胞生物並みだね、君の頭は」
「んだとコラ!」
机をバンと叩き、神風が立ち上がり剣野を睨みつける。
一方、剣野も立ち上がりこそしないものの、神風を見返している。
その表情には薄い笑みを湛えている。余裕の表情か?
まさに一触即発の雰囲気。このまま神風がブチ切れて殴りかかるんじゃないのか?と俺が不安になりだしたその時、

「そこまでにしておけ」

教師・矢野の声が聞こえてきた。

346338:2005/05/02(月) 05:37:53 ID:.PekR0FE
「多少のやんちゃは許すつもりでいたが、これ以上は許容できん。
 神風、着席しろ。剣野、前を向け」
チッ、と舌打ちしながら神風が椅子に座る。一方、剣野はやれやれと肩をすくめて前を向いた。
「神風。お前の発言は問題発言だ。以後、慎め」
矢野が忠告する。
チラっと神風の方を見てみたが、神風は頭に手を組んでふてくされていた。
教師にまでこの態度。何様だ、こいつは。
だが、矢野はそれ以上は追及せず、続いて剣野の方を向いた。
「剣野。お前も最後の言い方はよくないぞ。基本的に言ってることは正しいと思うが……」
「確かに僕にも配慮が足りませんでした。反省しています」
流暢に反省の言葉を口にし、剣野は頭を下げた。こうして見ると、ただの優等生にしか見えない。
先程の暴言が嘘のようだ。
矢野はうむ、と満足そうに頷き、俺の方を向いて言った。
「要。あまり気にしないようにな」
「……はい」
実を言うと、俺が使用キャラについてあれこれ言われたのは、今回だけの話じゃない。
地元のゲーセンでは、しょっちゅう他の常連に色々言われたし、
(もっとも、俺がコンスタントに2桁連勝をするようになってからは、何も言われなくなったがな)
クラスのギルヲタ仲間にさえ「ショタ!ショタ!」と馬鹿にされたもんだ。
まあ、慣れてるっちゃ慣れてるわけだ。
流石に、あそこまであからさまに中傷されたことは始めてだったけど。


俺の後ろのやつが自己紹介を始めた直後、剣野が俺に話しかけてきた。
「あんまり気にしない方がいいよ。あの手の輩は、正面から挑発に乗るのが一番逆効果だから」
「ん?ああ、もう気にしてない。それより、さっきはありがとな」
「いや、勝手に僕がやったことだから」

しかし、さっきのは感謝するとともにちょっと驚いた。
剣野の容姿と自己紹介から導き出した俺の分析によると、
『単細胞生物並みだね、君の頭は』なんて台詞を彼が口にする確率は3%未満だったんだが。
意外と、歯に衣着せぬ物言いをする性格らしい。
いやはや、人間ってわからんね。

347名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 07:05:21 ID:TtW1IdoA
もうね、みんな超GJ
一日に何回もここをチェックしてるYO!!

348名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 08:08:52 ID:oNYCVPsU
要 洋のモデルがわかったぞ!
るl(ry

349名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 12:12:04 ID:sTZg6UHs
かなめはショタ(・∀・)

350名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 13:04:29 ID:mQlTXv5c
ヨーヨーってわかって嬉しくなったw
期待してます。みんな頑張って(´∀`)

35120fromSchool:2005/05/02(月) 13:09:16 ID:WGiTIDTE
>>338
超GJ!要洋…なるほど、ヤハリソウイウコトカ( 0M0)

352名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 14:17:35 ID:f4i8E6Tg
これからこのクラスでどんな風にいろいろ沸き起こってくるのか期待w
チップ使いが短絡的で、カイ使いが紳士(?)・・エディとかでてきたら根暗そう・・(´Å`)

353名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 18:45:38 ID:EKkUrouk
>>352
つ【ヴェノム使い】

354338:2005/05/02(月) 19:25:35 ID:.PekR0FE
GWは執筆する時間がたくさんあっていいなぁ……(*´Д`)
>>345-346


次は、俺の左隣のやつの自己紹介だ。
「悪原 炎治(あくはら えんじ)。使用キャラはソル・バッドガイだ。
 ま、よろしくな。ククク……」
奇妙な笑いを浮かべながら、着席する。
なんか怖いぞ、コイツ……。その笑い方は、ドカベンの犬神 了を連想させた。
奇怪なオーラを放つ悪原に、奇異の視線が集まる。


しかし、その次の人間が、教室の雰囲気を一気に変えた。


カタッ。
多少、緩慢な動きで立ち上がったのは、身長170cm程の女だった。
黒のロングヘアーが、それに合わせて揺れる。

……すごい美人だ。

そう思ったのは、俺だけではなかったようだ。
さっきまで、眠そうな目を向けて適当に自己紹介を聞いていたやつらが、
目の色を変えて見入っている。
ギルヲタにここまでの美女がいると、誰が予想できただろうか。
その物腰は、クール&ビューティという言葉が似合いすぎている。

「雨宮 美月(あまみや みつき)……」
細い声でそう言うと、彼女は着席した。
教室は相変わらずざわついている。
美月、か。いい名前だな。
……だが、何か忘れてないか?

ガタッ!
先刻の緩慢な動きとは一変して、機敏な動作で雨宮さんが立ち上がった。
「あ、えと……使用キャラはミリア・レイジです……」
再び着席する。
そうか、ミリアか。鰤には辛い相手だな……。

ガタッ!
三度、雨宮さんが立ち上がった。二度目と同様、非常に機敏だ。
その顔は、明らかに紅潮している。
「その……どうぞよろしくお願いします……」
そして着席する。

………。
座った後も、雨宮さんは俯きながら頬を紅潮させていた。
その姿に、先ほどのクール&ビューティな印象は微塵も受けない。
どうやら、ちょっとズレてる人らしい。
いや、ズレてるというか、天然というか……先程のはもはやそういうレベルではない気もする。
教室の生徒達は、ただただ唖然としていた。
まあ、あんなギャップの激しいパフォーマンスを見せつけられたんだ。無理もないかもしれない。


その後は滞りなく自己紹介が進んだ。
生徒の自己紹介は終わった後は、ギル高の授業についての簡単なオリエンテーションをして今日は下校となった。
明日は、生徒の実力審査及び生徒の親睦を深めるための対戦会を行うらしい。
この学校に進学したからには、クラスに集った生徒達はいずれも劣らぬ猛者ばかりなのだろう。
わくわくしてきたぜ!!はやく明日にならないかな……。

35564:2005/05/02(月) 20:11:44 ID:pm42jQu.
>>336



―――バシュウッ

(開幕は空中バックダッシュか…まぁ当然だな)

こっちも前ダッシュで距離を詰める。

『ふんっ』『炸裂!!』『カウンタ!』

無敵マッパを2Sに合わせる。続けて2K>足払いでダウンを奪う。
さて…起き攻めか…TGの無い今の状態では最もリターンが高いのは無敵吸血。
だが相手もそれは承知。一番警戒する技だ。ファジージャンプをするはず。
なら6Kと下段の2択…それに裏回りによる表裏の揺さ振りをかける。

『デュービスカーブ!!』

チッ…下段を刈られた…!!

ブン…

ボール生成…HS、K陣?何をする気だ?
こんな陣は見たことがない。だが案ずる事はない。ヴェノムに高速中段はない。
スラストもダストも発生は遅い。警戒していれば、見てから立つのは不可能じゃねェ。

『ゆくぞ』

(中段…!立てる!)

ギン!

一発…?ボールか?なら…すかしストからの下段と投げの2択が来るはず…!

バシッ

ヴェノムの足先がスレイヤーの脳天を捉える。

(なっ…!JK?中段?っつーかなんで当たんだ!?)

続けてKボールが当たる。さらにJHS>近S>Sカーカス>2K>近S>HSデュビ。
そうか、ガード硬直中は喰らい判定が変わらない…
ソルの低空ダッシュJS>JDがしゃがみ状態に当たるのと同じ原理か。
……この2択は見切れそうにない。だが―――

再びHS、K陣形から起き攻め。

(ボールをしゃがみガードしていればJKは中段にならねェハズだ)

『ゆくぞ』

ドドッ

(直接当ててきた…!?)

またHSデュビでダウンを取られる。

(チッ…要は最初のスラストを見切ればいいんだろ!)

『ゆくぞ』

(来い)

ヴェノムの身体が浮き上がる…低い…すかしだ!!

ギンッ

ボールを屈ガード。続けて繰り出されたJKがスカる。

ギンッ

(Kボールが…!?)

JK自体は当たってないが、それに弾かれたボールは別だ。ちゃんと命中してやがる。

バシュウッ……バシッ!

着地寸前の空中ダッシュから中段のJS。

(ミスってもフォローが効くってのか…ウゼェ…)

『デュービスカーブ!』

ループしてやがる。立てねェ。気が付けば体力は残り3割。

(このまま攻めさせるか…!)

『一押しが足りんよ』

キィィーン…

『覚悟を決めろ』

35664:2005/05/02(月) 20:12:20 ID:pm42jQu.
『デュエルツー!レッツロック!!』

1R目と同様に空中バックダッシュで距離を離す。相手も同じように前ステップ。
さっきは不用意に放った2Sを無敵マッパで刈られた。もう迂闊に技は振れない。

『甘い』『いかがかね?』

バクステに6HSが刺さる。

(やべぇッ!)

『シュッ!パイルバンカー!!』

ヴェノムの身体が大きく横に吹っ飛ぶ。

『マッパハンチ!!』

Kマッパで距離を詰めてくる。近〜中距離は圧倒的に不利。
とにかく距離を離さないと一気に畳み掛けられる。

『ふんっ』『炸裂!!』『カウンタ!』

また2Sに無敵マッパ。さっきと同様にダウンを取られる。
コイツ…無敵付加が上手い。
とにかく近距離は駄目だ。どんな手段を使ってでも距離を離す…!

『無駄な時間は省…』『いかがかね?』

(空中投げ!?)

リバサ金サイクをいとも簡単に投げられる。
サイクが無くなった…ここでコンボを喰らうのはまずい。

―――ゴカッ、ブシュッ!!

(しまった!!くそッ…!!)

投げに弱いのだけは相変わらずだった。これは本当に何とかしないとマズイ。

『シュッ!パイルバンカー!!』

残り1割。画面端から抜け出せない。
相手の無敵付加精度はかなりのものだ…しかも無闇に振ったりせずにちゃんと牽制にぶつけて来る。
読みが鋭い。
暴れるのは得策ではない。やはりHJから逃げるしかない。

ギンッ

2KをFDして間合いを離す。逃げるなら今しかない!
HJをした次の瞬間。

キィィーン…

『マッハ人生!!』

『ザトー様…!』
『道草をくったがなかなか楽しめたよ』

・・・

1勝1敗…これで決着がつく……ハズだった。いや、実際決着はついた。オレの勝ちだった。
だがそれは本当の勝利とは程遠い。一撃準備が暴発したヴェノムに噛み付いて勝利を収めたのだ。
勝ちは勝ちだ。でもオレが求めていたものはそんな糞下らねェ、見かけだけの勝利なんかじゃなかった。

数日後、また学校が始まる。
絶対強くなってやる。
あの松瀬とか言う気に入らねェヴェノム使いをぶっ倒してやる。

35764:2005/05/02(月) 20:13:22 ID:pm42jQu.

「起・き・ろーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「…な、なんだなんだ…!?」

安らかな眠りをぶち壊す大声。
目を擦る。目の前に少女が立っている。

「遅刻!!」

その口から単語が飛び出す。腕組みして俺のことを睨んでいる。事態が飲み込めない。
なんで三綾が俺の部屋にいるんだ?

「2学期!!」

怒ってる。一体何がそんなに気に入らないんだ…ん…?2学期?

「今日?」
「そうだよ」

時計を見る。8:00。

「 遅 刻 じ ゃ ね ぇ か ! ! 」
「だからそう言ってるでしょー!!早く起きてよ!!」

朝食も満足に取らずに家を飛び出した。

「時間は!?」
「もう8:30だよ!」
「くそっ!走るぞ!!」

いつもの光景。いつもの朝。俺が走って、三綾が後から追いかける。
木漏れ日の中を颯爽と走り抜ける。9月…まだ暑い。でもどこか清々しい…そんな朝だった。

・・・

「あ、緒土!」
「兄貴ィィィィ!!」
「三綾さん、松瀬くん、久し振り」

教室に入るといつもの顔ぶれ。夏休みもいいけど、やっぱり学校に行ってる方がいい。
"学校の方がいい"…か。まさか俺がこんなことを思うようになるなんてな…
今更だけど、ギル高に来て本当に良かった。

と思ったのも束の間。

「フォォォォォォォォ!!」
「ぎゃああああ!?」

案の定郁瀬が突撃してくる。

「はは…あの2人相変わらずだね」
「あんたらもね。新学期早々遅刻ギリギリじゃない」
「だって松瀬がさぁ…」

「よーし!席につけー!!」

雁田の声でHRが始まった。2学期初日、この日は驚きの連続だった。

・・・

「知っての通り、2学期には修学旅行がある」

いきなり教室内の空気が最高潮に達する。俺は初耳だった。

「今年は海外に行く」

「さすが右だぜ!!」とか言った具合に歓声が上がる。
でも海外つっても色々あるじゃねぇか。どこだ?ブームに肖って韓国とか言うんじゃねぇだろうな…。

「ハワイだ」

「す、すげぇ…」「え、なに?それマジ?」
GGXX#R SLASHのロケテが行われた時のような反応。
『マジで?釣りじゃないの?』生徒全員がそう思っていた。

「マジだ」
「いっやほーう!!!!」

アクセルの6HSばりの歓声が上がる。

「落ち着け!!修学旅行の前にテストがある。2週間後だ。
 修学旅行はそのテストからさらに2週間後だ」

またテストか…まぁいい。今までの遅れを取り戻すチャンスだ。
誰が相手だろうと勝ってやるぜ。

「じゃあそう言うわけだから練習しとけよ」

雁田が話を切り上げる。生徒が間髪要れずに「先生、対戦の組み合わせは?」と雁田に尋ねる。

「あー今回のテストはちょっとばかり特殊でな…まぁ2週間後を楽しみにしとけ」

そう言うと雁田はテキストを広げて授業を始めたのだった。

358283:2005/05/02(月) 21:04:54 ID:ef9cz8ns
>>323
閃と狂助のモデルは「清村君と杉小路君と」の2人です。

閃=清村、狂助=杉小路みたいな。狂助は杉小路君より毒の抜けた感じ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれから俺たち(つーか俺)は更に半月の特訓をした。・・・そして日曜日

「さーて・・・ここがギル校か・・・」

「試験は2時からだけど・・・今十二時だよ?」

「分かってるよ!お前と違って俺はスロースターターなんだよ。
 だからココで慣れようと思ってよ。」

俺が指差した先にはアミューズメントセンター・ツェップスがある。
ここには多くのギル校生が集うことで有名なゲーセンだ。
今日は休みの日なので猛者達と戦えるはずだ。

中に入ると十数台のギルティの対戦台が並べられ、それらほとんどが埋まっていた。
その内の誰も使用していない台で俺たちはそれぞれコンボ練習を始めたがほどなくして乱入された。
『ユウハンハベジタボー!!』

『・・・・・(ドテンッ)』『そんな所で寝てたら風邪引きますよ?』

鰤か・・・地元にはそこそこ使える奴はいたけど・・・開幕どうする?遠Sか?・・・いや・・・

『ヘヴンオアヘル レッツロック!!』

迷ったあげく俺は開幕下K。相手を見てみると相手も同じく下Kを出していた。

っあっぶね〜!!鰤対アクセルはお互い遠Sを下Kですかせるのだ。
コレを知ってるということはやはりかなりの腕・・・

(互いに遠距離が得意なキャラ同士・・・長丁場になるだろうな・・・)

そう考えた瞬間

『カウンタ!!』

何気なく牽制に振った立Pを鰤横Sでカウンターに取られてしまった。

完璧に重なった熊拳と共に本体が攻めてくる。本体着地間際の低空ダッシュKにガードを崩される。

(やばい・・・無補正からの熊絡めたコンボは)
『イタイっつーの!!』

俺の心の叫びを代弁させるかのようにバースト
『ガキィンッ』

しまった!!鰤はバーストをガードし遠S>横Sからエリアル。
もう4割減らされている。これ以上画面端に居るのは危険だ。前受身をする・・・が
『スリープします』

設置>ローリングからの空中投げ。そのままセット終了まで画面端から出る事も出来なかった。

(敗因は?長期決戦になるだろうという俺の気の緩み・・・
 そうだ。一瞬でも気を抜いた者が敗北の苦汁を飲む事になる。)

・・・もう油断しない・・・!

359名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 21:31:59 ID:mQlTXv5c
みんなGJ!(゜∀゜)≡3
F式ってそんなすげぇのか…実戦で使ってるのを見たことがないorzそんなフォモ使ひ。清杉くんよは俺の好きな漫画だ!閃は甘い物に目がないとか?w

360名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 21:44:43 ID:4uaZOwUI
ヒャッホーウ!!64氏降臨GJ!!

361名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 22:59:05 ID:skbZT9Vs
>>333-335

日曜日-AM 8:24-


「おぉ・・・」




「おぉぉ・・・」



朝、一二三は先週見忘れた仮面ライダーを見ていた。
なるほど、むこうで聞いたとおり面白い。
細かい設定などもあったりするが、一二三脳を持ってすれば理解することは容易い。


番組が終わり、アナウンスが流れる。

『この番組は、楽しい時を作る企業BANZAIと、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました。』

テレビが次の番組の予告をする中、テレビの前で一二三が硬直していた。

「やばいよ、、これ面白い・・・。あぁ、、はまってしまいそうだぁ・・・。」



さっき見た戦闘シーンを頭に浮かべる。

「凄いなぁ、あれ・・・。まさに『血踊り、肉沸く・・・。』チップにも応用できないのかなぁ・・・
 やっぱり乱舞系コンボというと、前P>近S>前P>近S>前P>スシ>スキヤキRC>いろいろよねぇ・・。」


映像に影響を受けて自分のチップの方針を改めて考え直してみる。
つーか、『血踊り、肉沸く』ってなんだよ。
一度初心に戻って、立ち回りやコンボについて考えてみるのもいいだろう。

「いやいや、でもなぁ、やっぱり凄いコンボよりも立ち回りに重点を、そうね、特に最大の長所の速さを・・・。
 うん、やっぱり転移、手裏剣、迷彩を多用して速さでもって相手を翻弄、攪乱・・・。
 う、、でもなぁ、この間のソル使いさん・・・双琉さん・・・だったかな。らしくない立ち回りも重要なのよね。
 ん〜?でもチップにとってらしくない立ち回りっていうのはどういったものなのかなぁ・・・。
 どっかり腰を据えて相手と殴り合い?無理よねぇ、事故した時のリスクが全てのリターンを跳ね返してくるし・・・。
 ましてや、スレイヤーやポチョ、メイとかが相手だと顕著にリスクが多くなるよねえ・・・。
 チップにとってはらしくない立ち回りをするときは時と場所と空気を読まないとダメってことだね。
 てことは、必然的に立ち回りは高速の出入りでこっちの世界に相手を引きずりこむことなるのかな、、
 いやいや、敢えて相手の世界に飛び込んで玉砕覚悟のカミカゼアタック??
 いや、だからそれはダメなんだってば、危険度が高すぎてとても今の私じゃ使いこなせないよ・・・。」

36220(上コテ忘れたw):2005/05/02(月) 22:59:40 ID:skbZT9Vs

悶々と考えを廻らせる一二三。
やはりここは誰かに相談してみるのがいいのだろうか、、でも自分のスタイルは自分で考えた方がいいか・・・?

「うん、やっぱり基本となるのは速さよね、それが全キャラに勝っている点なわけだし。
 『この世の理はすなわち速さだと思いませんか?物事を速く成し遂げればその分時間が有効に使えます。
  遅いことなら誰でもできる、二十年かければ馬鹿でも傑作小説が書ける、有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家、
  週刊よりも日刊です。つまり速さこそ有能なのだ、文化の基本法則、そして俺の持論です。あぁ、二分二十秒・・・また二秒世界を縮めた・・・。』
 と、どこかの誰かも言ってたしね。うんうん。」



どっかの誰かの台詞を引用しつつ考えをまとめてみる一二三。
結論は「速さバンザイ!」といったところで一応の落ち着きを見せた。

さらに一二三の考えは止まることをしらない。

「それから、チプコンて呼ばれるチップのエリアルコンボだけど・・・
 先生が言ったとおり、相手のバーストゲージが増えるのが難点なわけだし・・・やっぱりサシミ落としで・・・
 となると、キャラ別に最大ダメージの叩き落としを覚える必要が出てくるね・・・
 別に覚えるのは全然苦じゃないんだけど、最大ダメージだとやっぱりバースト増える?う、考えが一周した・・・。
 削岩脚をキャンセルする度に一秒間テンション上昇量が20%になるとか授業で聞いたっけかな・・・。
 正確にはFDする度だったと思うけど、、となると、テンションをより多く回収できるコンボってのはどんなのかな・・・?
 やっぱりコンボ中にどんどん前に進めたほうが溜まるのかな・・・う〜〜???
 あ、空投げがあったなぁ、、、うん、ワザと復帰させて空投げってのも選択のうちよね・・・。
 コンボを入れつつ復帰投げってことは、2段ジャンプでエリアルを止めればいいよね、うん・・・出来るかな?」


家庭用を起動して早速空投げの練習を始める。
とりあえず投げられそうな、というか相手が空中判定になる物は一通り練習してみた。

ミリアのアイアンセイバー、カイのグリードセバー、梅喧のJHS、ジョニーのディバインブレイド。
更にブリジットのメンテナンス中の悲劇、終いにはナパームデスやディエルタエンドも練習してみた。


「・・・空投げは奥が深いわぁ・・・。うー、疲れた。」


そのまま床にベタンと張り付いて寝息を立て始める。
実際ここまで使えるのかどうかわからない物の練習は疲れるものだ・・・、面白いけど。

36320:2005/05/02(月) 23:02:32 ID:skbZT9Vs
みんなGJ!!

何故か今日のSS、文字が多いのに中身が少ない俺ガイル

>>359
F式は強いですよ。
64氏のSSのとおり、高速中下とフォロー可能なK玉が設置されますから。
難点はスラストが難しいことくらい。投げからのバージョンも存在します。

と、ヴェノム攻略ページの管理人でもある俺が言ってみるテスタ。

364名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 23:48:18 ID:ZXnest62
前から思ってたけどこの小説のキャラの名前ってセンスあふれてるよね。
前に一回書いてみようかと思ったけどいい名前が思いつかずに挫折したことがあったからさw

365名無しさん@2周年半:2005/05/02(月) 23:56:16 ID:KvEkQ3ik
64氏がこの伝統を作ったんだよな…個人的には三綾が神ネーミングw

366名無しさん@2周年半:2005/05/03(火) 00:23:10 ID:HgeHhVBw
みんなGJですよ(・∀・)!!!
そして定期age

367169:2005/05/03(火) 02:11:45 ID:ESVVTQhk
しばらく更新できてませんでした・・・覚えてる人いないでしょうが、すいません。
290の続きです。


負けた・・・
決勝まで上がったが、優勝ではない。
これでは・・・ギル校入りは無理か・・・

「いや、いい勝負だった。」
背後から声をかけられる。誰だろう。
「ギル校の職員だ。キミの実力はしっかりと測らせてもらったよ」
「でも、負けました・・・一般の人に負けるようなら、ギル校入りなんて無理ですね・・・」
「合格だ」
「やっぱり無理ですか・・・って、ええ!?」
「合格と言った。ギル校入りを許可する」
「俺、優勝できなかったけど・・・いいんですか?」
「ギル校の生徒相手に勝たれては困るよ。そんなことがあればウチの生徒は夏休みを返上してもらわなければなるまい」
くくっ、とその職員は口をゆがめる。
「あれだけやればたいしたものだ。実力云々よりも窮地に立たされても冷静でいられたのを高く評価したよ。メンタルな部分が強いと見える」
「いえ、あれは・・・」
誰かが声援をくれたから・・・とは言えなかった。空耳だったかもしれない。
「よく親に言われたんです。追い詰められたときこそ冷静になれって。」
「ふむ。なにはともあれおめでとう。合格だ。これが資料。書類の方は必要事項を記入して学校の方にもってきてくれたまえ。」
「はい!」
分厚い紙の束を渡したらその人はすぐに去った。
信じられないが、合格した。


その晩、親と話し合い、あっちに住むことになった。
疲れが溜まった。もう寝よう。
まどろみの中で浮かぶのはこれからの生活と強者との出会い。

俺の、新しい人生がスタートする。

368338:2005/05/03(火) 02:48:16 ID:Of0Q77l2
>>20
一二三はストレイト・クーガーを知ってるんですかw

>>354


翌日。
朝のホームルームもそこそこに、対戦会の準備が進められた。
といっても、俺達がやったのは机を教室の両端にどけただけだ。
その後、数名の大人――教員なのか、それとも筐体のメンテ係として雇われてる者なのかは定かではない――が、
教室の後ろにあった筐体を中央に移動し、電源を入れて設定をいじった。
普通の高校ではありえない……改めて、ギル高に入学したんだということを実感する。

「では、対戦カードを決める。みんな、ここにあるくじを引いてくれ」
矢野の声が教壇から聞こえる。矢野の手前には、白の四角い箱が置かれていた。
なるほど、あの中にくじが入ってるわけだな。
「中には20枚の紙が入っている。それぞれの紙には、1から10までの数字が書かれている。
 1が2枚、2が2枚、3が2枚……といった具合だ。
 察しのいいやつはもうわかっただろ?同じ数字を引いた人間同士で対戦してもらう。
 対戦順は、くじに書いてある数字の順番だ」
矢野が簡単に説明する。単純かつわかりやすくていいな。

適当な順番で生徒が次々とくじを引いていく。
俺の番号は……4番か。不吉な番号だ。
先に引いたクラスメート達は、みな自分の対戦相手を探しているみたいだ。
「2番は誰だ?」
「6番は君か……うわ、エディ?!勘弁してくれよ……」
そんな声があちこちから聞こえてくる。


「あ、ヨーヨー君も4番?あたしとだね!!」


うおっ!な、何だ?!
突如、背後から聞こえた声にビビりながら振り向く。
後ろに、いつの間にか1人の少女が笑顔で立っていた。
必死に昨日の自己紹介の記憶を手繰り出す。えーと、この子は確か……山田さつきちゃんだったか。
身長は150cmにも満たないだろうと思われる、とても小柄な子だ。
使用キャラは……言うまでもない。

「あたしのメイでやっつけてやるからね。覚悟しろ!」
「あ、ああ……こっちこそ負けないよ」

はちきれんばかりの笑顔とその発言に、俺はペースを崩されていた。
その童顔は、小6か中1あたりで成長が止まってるんじゃないかと疑問を感じるほどだ。
そして、精神の方も……いや、なんでもない。

「ところでさ、山田さん」
「さつきでいいよ?ちゃん付けも可。可愛い感じがするから」
笑顔で言い放つ。うーん、調子が狂うなぁ……。
「……えーと、じゃあさつきちゃん。あのさ、その呼び方で呼ぶのはやめてくれないかな?」
「なんで?妙案だと思ったんだけどなぁ、あたし」
「いい思い出がないんだ、そのあだ名は」
「ふーん……わかったよ」
ちょっとしょげてるが、とりあえず頷いてくれた。

「よし、これで全員くじ引いたな。それじゃ1番の2人、早速前に出てきてくれ」
教室の喧騒の中に矢野の声が響く。
「始まるみたいだよ、ヨーヨー君!」
傍らにいるさつきちゃんが俺に話しかけてきた。

……何がわかったって?

369338:2005/05/03(火) 02:53:46 ID:Of0Q77l2
「1番!いないのか?!」
教室は喧々囂々としていて声が通りにくいようだ。
矢野が必死に叫んでいる。

「あ、俺です、オレオレ!」
叫声をあげながら前に出てきたのは、神風 悟だった。
そして、前に出てくるや否や、うそぶいてみせた。
「初っ端から俺に当たるアンラッキーなやつは誰だ?
 ま、俺ほどのプレイヤーに倒されるのはしょうがないことだから、安心してやられ……」
神風の口舌が中断される。そして、あの不敵な笑顔で呟くように言った。
「……てめぇか」
余裕たっぷりの笑顔で出てきたもう1人の1番――それは、剣野 騎士だった。

「てめぇは最初から気に入らなかったんだ。ちょうどいい、ボコってやるよ」
「へぇ、奇遇だな」
「あん?」
「僕も君が大嫌いだったんだ。見る間もないうちに倒してやるよ。
 チップ使いだっけ?得意だろ?瞬殺されるの」
「……ぶっ殺す!!」

「……相変わらずだね、あの2人」
さつきちゃんがやれやれと言わんばかりの表情で言う。全くだ。
特に、剣野の神風に対する毒舌は圧巻だ。
犬猿の仲って、こういうのを言うんだろうな。

「……とにかく、始めてくれ」
矢野が力のない声で言う。もう諦めたんだろう。
確かに、この小競り合いをいちいち注意してたらキリがない。

1P側に神風、2P側に剣野が座る。
キャラクター選択画面に入り、1Pがチップ、2Pがカイを選択する。

そして、


『ヘヴンオアヘル!デュエルワン!レッツロック!』


1年F組で初の対戦が、幕を開けた。

370名無しさん@2周年半:2005/05/03(火) 02:54:12 ID:2AuKNQio
GJ! 山田さつきちゃん萌え(*´Д`)

371名無しさん@2周年半:2005/05/03(火) 13:24:01 ID:QwGxMS76
もし加藤ローサがチップ使ってたら興奮する
だから一二三・エア・プロヴォーク=加藤ローサみたいな妄想をしてしまった
オレキモス

37220:2005/05/03(火) 21:28:13 ID:9qn16dfw
改めて読み直して解った。
61氏、『魔夢のわがままでアイス買いに行く』のがポイントなわけですね。

>>169
お久しぶりです、変な試合書いてしまってごめんなさいごめんなさい。

>>338
ラディカル・グッド・スピードですな。

>>365
松瀬緒土でお茶吹いた思い出があります。個人的にはこれが一番かなぁ。インパクト的にも
=========================================================================================
前は >>361-362のつもり

-次の日-

昨夜の血のにじみ出るような練習で身につけた
『血と汗と涙とキムチの結晶的チップ理論』もとい空投げを試すべくZEPPSへやって来た三人。

空投げの練習をしたのは一二三だけですが・・・。


「やっぱり、、ZEPPSが一番落ち着くわね。」
「今俺も同じこと考えてた・・・。」


やはり一般ゲーマーの中で対戦するのは息苦しい。
だが、ここに要るのはほとんどギル高生だ、気兼ねなく対戦できる。

なにより、自分と均衡した腕の持ち主と出会いやすい。
実力が近い者同士戦うのは、なによりも成長への近道だ。


「あ、あの子」


ふと樹が誰かを見つける。
どうやら向こうも樹に気づいたらしい。


「久しぶり、子澄ちゃん。」
「お久しぶりです、別に呼び捨てでも構いませんよ?」
「あ、そう?それじゃ遠慮なく、」

樹が見つけたのは一人の明るい女の子。
先日、偶然ZEPPSで遭遇した夜貞 子澄だ。

「あれ?連れは?」
「ケンジですか?向こうの筐体で頑張ってますよ。」

なるほど、それらしい人物が筐体に座っている。
やっぱり独り言は治っていないらしい、口元がモゴモゴ動いている。


「樹さん、知り合いですか?」
「ん?あぁ、ごめん。紹介するね、こちら夜貞 子澄さん。それであっちが剣 犬助くん。」
「よろしくね。」
「あぁ、よろしく、佐藤 愛。"男"だ」
「一二三・エア・プロヴォークです、えと、、よろしく。」

犬助だけ自己紹介が済んでいないが、今は手が離せないようだ。


「よかったら、ケンジの相手してあげて下さい。今日は乱入すくなくて」
「それなら私行ってきます。」

37320:2005/05/03(火) 21:28:53 ID:9qn16dfw

一二三が乱入しようと筐体に歩いていったその時、
そこには筐体の椅子に手をかける女性の姿があった。

「・・・?乱入するのか?」
「あ、いえ、お先にどうぞ。」


微妙におっかない人だが、悪そうには見えない。
勿論一二三の目と脳が勝手に判断した上での結論なので断言はできない。

「なんだ、先取られちゃったのか。」
「それなら、ケンジの後ろで見ようよ。」


と、言うわけで、そそくさと犬助の後ろ側へ行って試合を見る。
さっきの女性が選んだキャラはアクセル。

犬助のキャラはザッパだけに、かなり不利な組み合わせだ。


『楽しくやろうぜ』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!

まずはアクセルがバックジャンプSで距離を離し、Pで牽制を始める。
対するザッパはムカデ、憑依一発目は・・・幽霊だ。

「幽霊か、、じゃぁとりあえず距離とって・・・」ボソボソ

犬助が悪癖の独り言を呟きだす、後ろから子澄が突っ込んでいるが気にしない。


『あもあもあもあも』

アクセルの射程外まで距離をとり、まずはS長男を発射。
立て続け様にダッシュHS次男発射。

そこから一気にダッシュして距離を詰めに掛かる。

「そのまま固まっててくれよ・・・」ボソボソ

そしておもむろにJHSで三男爆発。
狙いは着地ダストらしい。呟いているから解る。

『隠し技だぜ。』

「あっ・・・!」ボソボソ

刹那、アクセルが白く光る円を描いた。

374名無しさん@2周年半:2005/05/04(水) 04:45:05 ID:y//1w2rs
>>20氏GJ!
いい仕事してますよ(・∀・)
今更だが一二三の天然っぽい空気がスキだ(*´д`*)

375名無しさん@2周年半:2005/05/04(水) 10:50:11 ID:iL20lPII
>>374
俺漏れもー一二三萌え

でも>>20氏はもっと萌えです

37620:2005/05/04(水) 21:56:43 ID:vvLWKTZE
最近やるゲームがギルティばっかりだったから、
気分転換にロックマンX8やってた20です。X7と違ってこれ面白いわ・・・。

>>374
GJヲありがとう!

>>375
私はもっと萌えなんですか;;
=======================================================================
前回はきっと >>372-373だ。

「このアクセル強いなぁ、、」ボソボソ

犬助の独り言は止まらない、家庭用で対戦していたら手の内がばれてしまいそうだ。
先ほどから後ろで見ている愛の顔が少し引きつっている。

どうやら、独り言のせいでかなり怖い人間に見えているらしい。

画面の中ではアクセルの攻めが始まっている。
鎌閃青を当てる・・・と見せかけて当たる直前に青キャンをかける。


「投げ!?」ボソボソ

とっさにボタンを押す。

『注意一秒、怪我一生。』

投げ潰しの暴れを読んだ当て身。
画面には布を被されてもがいているザッパの姿。

※決して白い布を頭に被されているわけではありません。まだ生きています。


ザッパの残り体力は約半分。アクセルはほぼ無傷だ。
いまだアクセルの猛攻は続いている、犬助は先ほどの当て身の恐怖がまだ残っているらしく手を出さない。

『ノリノリだぜ。』ロマンティーック!!

「ケンジ、投げだよ。」
「うぇぇ!?」ボソボソ


突然子澄が「相手の次の手は投げ」と言い出した。
助言をムダには出来ないので、犬助もレバーを上に倒す。


なるほど、どうやら当たっていたらしい。
アクセルが一瞬FDを貼った、仕込み投げだ。

勢いでムカデまで繋いでダウンを奪う、憑いたのは犬。そして画面端

「キタ―――――――(。A。)――――――――!!」ボソボソ


犬助が寒気の声、じゃない、歓喜の声を上げる。

後ろで愛が「リアルザッパ怖いよ〜」とか言っているが置いておこう。

まずは犬噛み付きから強制的にガードをこじ開けワンコンボ。
みるみるうちにアクセルの体力が無くなっていく。

37720:2005/05/04(水) 21:57:14 ID:vvLWKTZE

アクセルのGBが点滅する。この状態でコンボを入れれば勝てるだろう。

「ここで投げですよ・・・」ボソボソ


言葉どおり、投げを狙いに行く。


『隠し技だぜ。』

「読まれてた・・・!」ボソボソ

犬助の投げを見透かしたようにS弁天で割り込み。

『ドッカーン!ドッカーン!』

威勢良くアクセルボンバーが決まる。
もう体力が残っていない、次何かを食らったらそのまま死ねる。


「S子の傍まで逝けそうだぁぁ・・・」ボソボソ
「あきらめちゃダメだよ、ケンジ。」

FDを貼って何とか攻めをしのぐ。
「産まれる」で割り込みたいが残念ながらテンションが無い。

『ノリノリだぜ』ロマンティーック!

鎌閃青の直後、アクセルの手から青白い何かが放たれる。

「あ、やばっ」ボソボソ

気づいたときにはもう遅い。
画面に映るのは宙吊りになった青年ザッパの姿

※決してS子の呪縛に耐えかねて首吊り自殺をしたわけではありません。


『気分はどうだい?』
「最悪です。」ボソボソ



ズギャーン!



- S L A S H -


『アンタ、弱いねぇ。』


「無理ポ」ボソボソ

2ラウンド目はラオウが憑依するも、当て身に踊らされて負け。
何度か、子澄のアドバイスに救われたりもしたが、それでも負けてしまった。

「拝啓母上様、やはりギル高は凄いところでした。
 田舎のゲーセンとは格が違います。最近自信が無くなって来ましたが、頑張っています。」ボソボソ

378名無しさん@2周年半:2005/05/04(水) 22:38:28 ID:payGS3DY
>>20

GJ!
しかしリアルザッパマジコワス((( ;゚Д゚)))

379昔は61でした。:2005/05/05(木) 00:30:46 ID:etVQ9QEM
>>20
相変わらずのGJっぷりです。
リアルザッパキャラ狙いで独り言の癖付けておいたけどここまで完璧にやっていただけるとは感激です。
コイツを主人公で話組み立ててたらキモ路線になったに違いないなぁ。
あと自分が考えたキャラが自分が考えていない展開で動くってのはなかなか気持ちがいいものでした。
それで手放したのに逆に愛着わいちゃったりして、20氏のSSでザッパとかでたらもうね、キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!! って感じですよ。
とりあえず何が言いたいかと言うと余裕があればこれからもこいつらの事つかってやってくだちぃ( ´∀`)

余談ですが、僕はスクライドなら全てビデオに取って永久保存して、週末に少しずつ見直すのが楽しみな男です。

380読み切りっぽく:2005/05/05(木) 07:21:12 ID:yFTOenNc
日吉野 美那(ひよの みな)15歳
目の前を多い尽す弾幕を前に笑いが止まらないシューオタだ
…うそ、やっぱり私も根っからのギルオタです。
私の主キャラはチップ、得意な相手は髭ことスレイヤ
ー、他にはザッパ使用時のアクセルとか闇慈使用時の
エディとかが好きです。

「美那ってもしかしてM?」とか聞かれると少し凹む
けど、楽しいんだからしょうがないと思う。

RNは『ピヨリの3:7(ミナ)』三七の組み合わせを愛
する少しMッ気な少女です。
……逆境に燃えるだけです、他意はありません

これは美那がギル校入学試験を受ける三日前の出来事。
「ギル校にはいったらここにくることもなくなるな…」
平日の放課後、美那にとって一番思い入れのある、で
もこの区内では一番寂れたゲーセンに彼女はいた。
「ギルティに人がいるのかな、珍しい」
ここは音ゲー、シューゲーが中心で隅に申し訳程度に
対戦台が置かれているだけだ、お世辞にも環境がいい
とは言えない。しかし、美那が初めてギルティをプレ
イした場所なのでフラフラと足が向いてしまったのだ。
今はチップがCOM戦をしていた。CPU相手にやりすぎ
と思えるほどの安定行動、スキヤキRCガンマからのチ
プコン、チプコン自体もJKでつなぐダメージ重視のも
のだ。
チップでそこまでリスクリターンを気にするのは妙だ
けど、下手ではない。半年か一年あれば『ツェップ』
でプレイできるくらいになるだろうせっかくだから乱
入しようとすると、チップ使いの知り合いらしい男が
チップ使いに何か話しかけてから台の向こう側へ行ってしまった。

『夕飯はベジタボー』
相手はさっきの男だろう、カーソルは迷い無く右上に
のび、髭だ。同じチップ使いとしていやおうなくテン
ションがあがる

『師匠、見ててくれよ。』
『やれやれ、デートの最中だというのに。』
―デュアルワン レッツロック―
髭側の選択は開幕パイルバンカー、チップはバックジ
ャンプ手裏剣、リターンは皆無だがなんとか相手を固
めはじめる、K〉近S〉2S〉スシ〉2K〉スシ
ここまで
しか繋げなかった、遅めの無敵吸血で逆にチップを壁
際に持っていく
6HITまで吸ったところで足払いでしめ、モチベーショ
ンは完全に奪われてしまった。

髭を相手にチップがリスクリターンを考えるのは間違っ
ている、その後もチップはもて遊ばれるように3縦で負けていた。

381読み切り:2005/05/05(木) 07:30:55 ID:YXh.N4NI
続き

台の向こうから罵声が飛ぶ
『お前みたいな雑魚の紙忍者で俺の髭に勝てるわけない
だろうが、まぁお前が練習したところで俺に勝てるわけ
ないけどな』
パイル厨に乱入するつもりなんて無かったが台の向こうか
ら聞こえてきた声を相手に右手は100円玉を握り締めてし
まっていた。
「ちょっと良いかな。」
連コインしようとしているチップ使いを押し退けて100円
を入れる。チップ使いは暗いいじめて下さいなオーラを
だしている男だった、髭を相手にしただけでいつもの立ち回
りが出来ないなんて精神面が弱すぎる。
でも同じチップ使いとして他キャラに逃げて欲しくなか
ったのかもしれない。

『夕飯はベジタボー』
選ぶのは当然チップだ。
結論から言うと。『負ける要素ないから』
ギル校に行こうと言う人間がパイル厨なんかに負けてはいられない。
台バン〉口プレイのコンボ、私が女とみてRFには行かずに
帰っていった、後ろを歩くナヨ男(お)〔今命名〕を親指
立てて見送った。 その後の事は知らない


読み切り 書いてみました
チップ使い=64氏の紙野毅 という脳内設定はあるものの、1スレ目が携帯から読み返せないので脳内のみです
一応 紙野(仮 はこの時中2です

382名無しさん@2周年半:2005/05/05(木) 13:25:53 ID:wQd0ebh2
>>380-381
つ[GJ!]

383名無しさん@2周年半:2005/05/05(木) 20:53:57 ID:UY5OD0Og
読み切り面白い!

384名無しさん@2周年半:2005/05/05(木) 21:32:16 ID:v2hr9SYY
>>380-381
ドゾー( ´∀`)つ[GJ]
読みきりも
悪 く な い

38564:2005/05/05(木) 21:52:45 ID:LT4VvrdA
>>380
ウチのキャラ使って頂いてありがとうございます。ピヨリの3:7ワロタw


>>355



2週間後―――テスト当日。俺たちはまだ何の説明も受けていない状態だった。

「ルールを説明する」

軽く咳払いをして雁田が説明をはじめた。

「まずお前らにはこのカードを3枚ずつ渡す」

雁田はトランプくらいの大きさのカードを持っていた。ポチョムキンの絵が描かれている。

「まず、この絵はお前等の使用キャラを示している。そして…」

雁田がカードを裏返す。裏面には数字で『5』と書かれていた。

「この数字はお前らの『評定』だ。強さに応じて数値が違う。5が最高で1が最低だ。
 これからお前らには校舎に適当に散ってもらう。
 チャイムが鳴ったら校舎をうろついて戦いを挑め。
 誰と戦ってもいい。他クラスでも関係ないぞ。筐体は校舎のどれを使ってもいい。
 戦いを挑まれた場合、拒否権は無い。対戦は1R先取。
 勝ったら相手のカードを奪う。負ければ自分のカードを相手に渡す。
 最後に自分の持っているカードの数字の合計を最終的な評価とする。
 自分のカードが全てなくなった時点で失格だ。つまり3回負けたらゲームオーバーってわけだ。
 失格になっても相手のカードを奪っていれば得点はそのまま与えられる。
 つまり強い奴を倒せば一気に+5点。弱い奴だと倒しても+1点にしかならないというわけだ。
 が、強い奴と戦うと当然自分のカードを奪われるリスクも増える。
 あと、一度勝った生徒に再挑戦することは出来ない。でも相手からの再挑戦は受けることが出来る。
 以上、質問はあるか?」
「関係あるのは数字だけ?キャラ差とかは関係ないんですか?」

生徒がすぐに質問をぶつける。

「ああ、キャラ差も多少関係ある。
 『エディの5』を倒すのと『アンジの5』を倒すのとでは当然前者の方が評価は高い。
 まぁこの辺は互いのキャラの相性にもよるがな。あとは質問ないか?」

いつの間にか生徒達は黙り込んでしまっていた。

「……無いみたいだな。じゃあカードを配るぞ」

名簿順に名前を呼ばれ、生徒達が雁田にカードを貰いに行く。

「松瀬 緒土」
「はい」

雁田にカードを渡される。ヴェノムの絵が描いてある。だが俺はそんなのには目もくれず、すぐに裏面を見た。
『2』
でかい字でそう書かれたあった。

(面白ぇじゃねぇか…俺にこんな低い評価を与えたことを後悔させてやる)

38664:2005/05/05(木) 21:53:16 ID:LT4VvrdA
「全員渡ったな?それじゃあ、名簿順に教室を出て行け」

郁瀬が立ち上がる。「あいつとだけは戦いたくないな…」そんなヒソヒソ声が所々から聞こえる。

「次は江辻。適度に間を空けてどんどん行けよ」
「江辻さんだ…わたし一回戦ってみたいなー」

憧れとも取れるような声があがる。俺も今のうちに獲物を品定めしておこう。
聖、郁瀬は避けるのが無難か。しかし強い奴を倒さないと点は稼げないし…悩むな…。

「次、永園」
「あいつ偉そうなこと言っといて紙野って奴に負けたんだろ?」

馬鹿にしたような口調で喋る生徒。

「ンだとこの野郎…」
「ひっ…!」

永園が睨みつけると、生徒はビクッと震えてすぐに黙り込んだ。

「……」
「どうした永園。早く行け」
「……おい雑魚共」

クラス全員に呼びかけるよう話し出す永園。

「俺は体育館に行く。文句のある奴はそこで勝負しろ。
 俺は『3』だ。お前等みたいなクソでもガンバりゃ勝てるかもな」

そう言って永園はゆっくりと教室を出て行った。
『3』…普通ってところか?
アイツ自分でバラしたぞ…『4』とか『5』の奴に狙われたらどうする気なんだ?

「次、松瀬 緒土」

俺が立ち上がるときは誰も声を発しなかった。それほど俺は注目されていないということらしい。
まぁ当然といえば当然だが…。

(今に見てろ……目に物見せてくれる)

教室を出る。

さて、どこに行くべきか…現在動向が分かっているのは永園1人だけ。奴は体育館にいる。
でも折角のテストだ。他クラスの生徒とも戦いたいし、この異様な緊張感も楽しみたい。
しばらくうろつくとしよう。

そう決めると、俺は獲物を探してぶらぶら歩き出した。

38764:2005/05/05(木) 21:53:59 ID:LT4VvrdA
『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ヴォルカニックヴァイパー!!』

テスト開始のチャイムが校内に鳴り響いた。
とにかく制限時間内に片っ端から倒していくしかないな。
まずは肩鳴らしに弱そうな奴と戦っておきたいところだ。
しかしこの校舎は広大。バラけた生徒を見つけるだけでも結構時間を食う…早くしないと。

「そこのヴェノム使い」

ぞくっと背筋に寒気が走る。この氷点下の声は…

「蘇留か…何の用だ」

背中を向けたまま喋る。

「鴨がネギ背負って現れてくれたから早速狩ろうと思ってな」

蘇留の方に顔を向ける。

「ミイラ取りがミイラに…なんてことにならないように気を付けろよ?」

カードを取り出す。

「ふん、『2』の分際でデカイ口を叩くな」

蘇留もポケットからカードを取り出す。

―――『1』!?

(錯覚か!?)

目をこすってもう一度カードと蘇留の顔を交互に見る。やはり『1』だ。
そしてそれを持っているのは紛れも無く蘇留だ。
全然上達してないって言うのか?なんでこいつこんなに強気なんだ?

「どうした?怖気付いたのか?」

いや、奴が『1』だと考えるのは早計…あのカードは他人の物かもしれない。
俺を油断させる為に『1』のカードを見せているとも考えられる。
蘇留が上達しだしたのは最近のことだし、教師もまだその成長に気付いていないだけかもしれない。

「…やってやるよ」

まぁどうでもいい…戦えば分かることだ。

・・・

「こんなもん、欲しけりゃくれてやる!!このハイエナが!!」

蘇留はカードをブン投げると、すぐに走り去ってしまった。
泣けるほど上達してなかった。
いや、確かに以前見た時よりは強くなっていたが、まだまだ俺の敵じゃない。
つい最近まで初心者だったヤツがそう簡単に強くなれるほどギルティギアというゲームは甘くない。

(そっちから仕掛けてきたくせに…めちゃくちゃ後味が悪い…)

でもそんな事も言っていられない。
先はまだまだ長い。厳しい戦いが続くだろう。
でも何故だろう。俺の心がこんなに昂ぶっているのは。

(これで1点か…)

俺は廊下に落ちたカードを拾い、次の獲物を探し始めた。

38820:2005/05/05(木) 23:18:45 ID:wQd0ebh2
>>378
GJありがとー。

>>61
ホッ、よかった一安心だ。
それにしても、いいなぁスクライド全話・・・。
9話までしか持ってないから、、スーパーピンチが見れナーーイ(泣)

>>380-381
読みきりGJ!

>>64
GJ!蘇留もいいキャラしてるなぁ・・・。
=======================================================================
前回 >>376-377

その後、一二三がチップで乱入するも、
暴れを誘われては当て身を喰らい負ける。

ちなみに、昨晩血の滲むような練習をした空投げはまあまあ役にたったようで、
S雷影やら6HSはバシバシ投げ飛ばした、つかハラ切った。


さらにその後に愛が頑張ってみるが、
やはり足暴れ狙いの当て身が厄介だったようでかなり苦戦していた。

切迫した試合が続いたが、結局は2タテ喰らって負け。


「このアクセル、強いぞ・・・。」
「暴れ取り上手すぎるよなぁ」ボソボソ
「むしろ最後は動く気さえ失せませんか・・・?」

「「わかるよ、その気持ち。」」

戦った物が口をそろえて「動きたくなくなる」とさえ言っている。
このアクセル使い、只者ではない。

「それより一二三、ずいぶん空投げ上手くなったんじゃない?・・・て、あれ?一二三は?」


さっきまでそこで喋っていた一二三がいない。
ふと辺りを見渡すと、一二三は筐体に隠れるようにしてアクセル使いを見ていた。

「何やってるの?」

続けて樹も筐体の後ろから覗き込む。

「何してんだ、お前ら?」

さらに愛も覗き込む。

「どうしました?」

ついでに犬助も覗き込む。

「みんな、どうしたの?」

最後に子澄までもが覗き込む。






「そこ、・・・いつまで見ている?」

いい加減痺れを切らしたのか、アクセル使いの女性が口火を切る。

38920:2005/05/05(木) 23:19:34 ID:wQd0ebh2

「え、いや、あのその〜、、ただ・・・強いなぁと思って。」

「・・・さっきのチップか?」


アクセル使いの女性は長いブロンドの髪に長身。
丁度、樹と並ばせると対照的な感じだ。

樹が女テスタメントだとすると、アクセル使いは女アクセルといった具合


「ど、どうして私のキャラが解ったんですか!?」
「日本人じゃないからな。」


質問しても返ってくる答えは随分と簡潔なものばかり、
あまり物事を多く語りたがる性格ではないらしい。


「あ、そうだ。私、一二三・エア・プロヴォークです。」

「・・・鎖蜂 焔(さばち ほむら)だ、好きに呼べ。」

「じゃぁ『サッちゃん』!」

「却下する。」

「それなら『ほむっち』!」

「却下」

「好きに呼べって言ったじゃないですかぁ〜。」

どうやら、一二三は「人間はちゃんをつけて呼べばいい」と思っているらしい
それが嫌な人間もいるってことを忘れちゃいけないんだが・・・。


「と、とりあえず・・・あたしは五所川原 樹。」
「随分とゴツイ苗字だな。」


「俺も言うのか・・・、佐藤 愛だ。うん」
「ザトー・・・?」
「ウガ、、、初対面の人間は殴りたくないんだがな・・・。」


「あ〜、、剣 犬助です。」ボソボソ
「? すまない、聞き取れなかった。」


「剣 犬助っていって、あだ名はケンジです。私は夜貞 子澄、よろしく〜。」
「・・・そうか、」


それぞれ自己紹介を終える。
自己紹介しつつも画面内のアクセルが相手の牽制を取っているのだから驚きだ。

その後、何度か対戦してその日は帰ることにした。

390名無しさん@2周年半:2005/05/05(木) 23:38:40 ID:v2hr9SYY
64氏超GJ!!
面白い試合形式。永園が気になる…。
20氏超GJ!!
鎖蜂焔も魅力的なキャラだ(*´д`*)

391名無しさん@2周年半:2005/05/06(金) 12:27:35 ID:67LS.Bi2
相変わらず64氏はGJだなあ(*´Д`)ハァハァ

392名無しさん@2周年半:2005/05/06(金) 20:52:06 ID:dIO33wsg
64氏の現在話に20氏のキャラはでてくるんですか?
自分的には紙の VS 一二三 とか見てみたいのですが・・・
まぁ自分が言いたいことは







64氏&20氏ともどもGJだぜぃ
と厨ふうに言ってみる

39364:2005/05/06(金) 21:25:19 ID:I933pr/.
紙野VS一二三…そう言うのは考えてませんでした。
20氏には20氏の話の流れがあると思うので、勝手にやっちゃうのは駄目かなぁ、と。
下手に書いて20氏のキャラをぶっ壊してしまうのもマズイですしね。

でも一番の理由はチップの同キャラ戦とか全然わからn(RC

39420:2005/05/06(金) 21:34:59 ID:IkVAqDvI
私のキャラもE組ですし、
夏休み終了後にはテストの様子は書くつもりです。

つーか、いま現在書いてる途中。
結果だけでもさりげな〜〜く書いてくれればこっちで書くかもです。

それと、
>>下手に書いて20氏のキャラをぶっ壊してしまうのもマズイですしね。

どうぞ、どんどん使ってやってください。もう歓迎です!
そして、実は64氏のキャラをぶっ壊しかねない危ないシナリオを書いている途中だったりしてる・・・。

395283:2005/05/06(金) 22:12:10 ID:Ut1eZWEo
>>358

>>359
そうです。いずれそのへんもネタにしようと思ってます。

っていうか一戦3セットは長い・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(今度は)

『デュエルツー!レッツロック!!』

(始めっからとばしてくぜ!)

闇慈のようなことを考えながら開幕雷影鎖撃。

何故かP連打していた相手にCHヒットする。
(ふざけてんのか?まあいい)
近S>爆>立P>鎌閃 でダウンを奪い起き攻めへ。


無難に下K>FD仕込み近Sを入力する・・・が、当らない。相手に投げられてしまい形勢逆転


「は?いや、おかしいでしょ今の?明らかにすり抜けてたよ?そんな馬鹿な・・・」


いつぞやと同じ事をつぶやいているうちにドンドン起き攻めでライフが削られていく。
(クソッ!)
ローリングを使った起き攻めをバーストでしきりなおしにする。
ここにきて遠距離のにらみ合いとなる。

鰤相手の立ち回りはやたら神経を使う。
(ここは思い切って)


『ヒャッホーウ!!』ダッシュからのブッパ陽舞!!
(カウンタ!!)

足払いを出した相手にカウンターで刺さる。こうなれば何でも繋がる。
>足払い>鎌閃FR>低空ダッシュ>HS>ボンバーからの爆コン


『どっかーん!!』『どっかーん!!』『どっかーん!!』

軽量級ははやたらと爆コンが入る。
(鰤は起き攻めしにくい・・・ここはダメージ重視。さらに)
近SからのHJ。前受身した相手を空中投げする。

(ヨッシャ、ここからの起き攻めは勿論・・・♪)

・・・画面端空中投げ後のめくりネタがバレていて星青からのコンボで逆に殺される。

やはり上級者には効かないのだろうか・・・?
地元じゃ結構引っかかってくれたのに・・・

(なんにせよ・・・もう後がない・・・)

396283:2005/05/06(金) 22:15:14 ID:Ut1eZWEo



3セット目開幕蜂巣。相手の遠Sをとったはいいがキャンセル設置ですかされてしまった。
慌てて鎌閃を出したがこれが向こうのバクステに引っかかりダウンを奪った。


起き攻め・・・先刻のはバグだろうか?とにかく怖がっていてはダメージを取れない。
もう一度下K>仕込み近Sの起き攻め。


「・・・またですか・・・」

またしても下Kがすかった。
いや、避けられたというべきか、鰤はローリングで下Kを避け固めへと移行する。


まるでさっきと同じ展開。アクセルには小技暴れがない。鰤のような固めは大の苦手といえる。


しかしこのまま大人しくやられるわけにはいかない。
固めの合間をバクステ連打でJ攻撃を避け投げる。

K>S>低空爆>P>鎌閃 の追撃。

ダッシュから起き攻め・・・その時鰤のN受身。(しまった!鎌閃が高かったか!?)
後悔しても遅い、画面は暗転している
アクセルはダッシュモーション、避けることは出来ない!!


『ループ・ザ・ループ!!』









アラヤダコレキタァ━━(゚∀゚)━━ !!!!!








「うおおあおおおあおああああおあおおああおあwせdrftgyふじこlp;@:」




血管浮き出るほどのレバガチャ。そして


(カシャンッ)



『注意一秒、怪我一生♪』





アクセルは最後に振ってくる熊を天放石で取っていた。


あまりにも不自然な光景。でも取れるんですよ。アレ


ッシャーッ!!ココからの起き攻めでムッ殺す!!

39720:2005/05/06(金) 22:46:55 ID:IkVAqDvI
>>283
超GJ!
アラヤダコレキタァ━━(゚∀゚)━━ !!!!! テラワロス
======================================================================
たぶん >>388-389が前回

夏休みももうじき終わろうかというその日

担任の雁田に呼び出され一二三は学校へ来ていた。。

「おい、一二三、お前部活見学してないだろ?」
「はい、してませんよ。」
「せっかくだからパンフレットだけでも渡しておこうと思ってな」
「あ、わざわざありがとうございます。」

早速パラパラと冊子をめくってみる。

「むむむ…柔道、剣道、、意外と普通なものが揃ってるのね。。。
 てっきり刺激的絶命拳部とか危ない物があるんじゃないかと思ってたのに。」


「柔道部:48の必殺技を身につけろ。」

「剣道部:今日から聖騎士団。スタンエッジ!」

「美術部:萌えよギルヲタ達 ハァハァ」

「音楽部:ミギーの素晴らしき音楽を演奏しよう!」

「野球部:絶対ホームランバッター。」

「ヨーヨー部:おひとつどうですか?」

「斎藤流古武術部:テスタメントもイ・チ・コ・ロさ」

「居合の会:雲長師範直伝。」

「HAIKUの会:朝起きて すれ違い様 プチ旅行」

「ビリヤード部: や ら な い か 」

「心霊同好会:ザッパは実在するんだ!」

「隠語しりとりを愛する会:一歩大人の女性になろう」

「猫愛好会:追いかけっこに限界は無い。」

「日本舞踊部:GP付き、決して弱くない。」

「Z団:戦いは数だよ兄貴!」

「現代視覚文化研究会(現視研):ココニイル」etc...

39820:2005/05/06(金) 22:47:34 ID:IkVAqDvI

(・・・いや、、全然普通じゃない・・・。
 特に、美術部、ビリヤード部、Z団、現視研は謎が多すぎるよ
 他はなんとなく想像が出来る。。ギルティのキャラに置き換えれば・・・
 あぁ、ビリヤードはヴェノムね、そっか。
 ・・・まぁ・・・部活はやめとこうかな。)


意味不明な部活の数々に戸惑う一二三に雁田が声をかける。

「どうだ?入る気になったか?
 健全な精神は健全な身体に宿るからな、是非部活はやったほうがいいぞ。」

「ハァ、、考えておきます。」

そうは言ってみたが、とても入る気にはなれない。


その日の帰り、ついでがてらにZEPPSに寄っていくと、そこには樹がいた。

「一二三、その冊子どうしたの?
 ん?あぁ部活ね、可笑しいの揃ってるよね。」

「えぇ、樹さんは何か入ってるんですか?」

「いえ、何も入ってないわよ。
 というより、入れるものがないっていうのかな・・・w」

「そうですか、、愛ちゃんは?」

一瞬、樹の顔から笑みが消える。
なんとも言いがたい真面目な顔になった樹は重い口を開いた。



「・・・アイツはぁ・・・現視研さ行っただぁ。」


「・・・どこの訛りですか。」


鈍行の窓に人生が映りそうな、そんな午後のひとときなのでした。

399169:2005/05/06(金) 23:17:05 ID:0ohNvt32
みんな面白すぎです!GJ!
女キャラ増やしたいので、女キャラ編少し書きます。
後々に織那編と合流させたいと思いますのでご容赦を。

退屈だった。毎日が本当に退屈だった。
私、諏訪 露兎(すわ ろう)は学校や塾などと家を往復しているだけの生活だった。
父はとあるそこそこ大きい会社の社長、母は生け花の先生。当然、私も生け花をやらされている。
それでも週に一度は都合よく習い事が無い日もあった。
でも、退屈だった。普段から遊ぶ時間がないので友達なんかいない。
結局、どこにいてもやることなんかなかった。趣味らしい趣味も特になかった。
気が付けば中学生活も残り数ヶ月というところだった。
どうせ、親が決めた高校と大学に行って親の会社である程度高いポストにつけられて働くんだろう。
結婚相手だって親が決めるんだ。でも私はそれに文句をいう事は無い。
親から離れて生きてはいけまい。そもそも、こんな恵まれた環境に文句をつけると贅沢というものだ。
それにしても、退屈だ。親が敷いたレールに沿って生きるだけの人生か。
退屈だけど満足はしている。矛盾しているのだろうか。でも、退屈には慣れてる。
小さい頃は兄が遊び相手になってくれたが、兄が高校に入ってからは退屈で仕方がなかった。
今日も家に帰って。ぼうっとするだけなんだろう。
と、HRでの先生の話も聞かず長々と考えていた。
気が付いたら下校の時間。
「はあっ・・・」とため息をつく。そんなところを見られたからだろうか。
男の子に声をかけられた。
「なあ・・・ちょっといいか?」
「なに?」
相手に目をやる。どうやら私の目つきは少し鋭いらしく、相手を睨みつけるような感じになってしまう。
そんなつもりは全然ない。
しかし、私に声をかけてくるなんて珍しい。さっきのため息はそんなに憂鬱そうだったのか。
この人、織那君だったか。私と一緒で、他人といる所はあまり見かけない。
「暇ならさ、一緒にゲームセンターでもいかないか?面白いもの見せてやるよ」
「ナンパ?」
「違う。お前があんまりにも退屈そうだったから。俺は退屈なのがなにより嫌いだ」
見た感じが真面目そうな人だ。ついていっても問題ない。襲われたら護身術があるし。
「いいわよ、行きましょ。」
「え、そんなあっさり?」
「私は退屈なのがなにより嫌いなの」

400読みきり:2005/05/06(金) 23:17:57 ID:82y7xLss
懲りずに読みきり投稿


―SLASH―
俺の黒い梅喧が勝ちポーズをとる、最近ではこのゲーセンで俺を負かせる奴なんていない。ただでさえ少ない乱入者が更に減りつつあるのを感じる
「ハァ……」
むなしい、昔の思い出が蘇る… 俺が初めてココのゲーセンに来たときのことだ。

   ※ ※ ※ ※ ※

きっかけは祖父の死、親に残された土地は放っておくにはもったいないほど地価が高く、そこに引越せるだけの余裕があり、前の借家に対する未練は無かった。
俺は引越しを余儀なくされ、新しい家の近くにあったゲーセンへとフラフラ入っていった。
と、聞き慣れた音が耳にはいる。ギルティギアだ
『スシ スキヤキ バンザー』
ロマンキャーン
『シュリケーン』
台の向こうでいくつか年下に見える女が笑っている、俺はなにも考えずに1枚のコインを投入した
画面が紅く染まる、見慣れたキャラ選択画面、どこか懐かしい気分だ。
俺は迷わず梅喧を選んだ

『俺の剣は見せもんじゃねーぞ』
『んだ、その余裕ヅラァ』
―デュアルワン レッツロック―
こちらは開幕師走、相手は… 2Sだ。落ち着いて投げを入力する。
『アルファブレィ!』
逃げられた、相手は初心者ではないだろうが梅喧に開幕2Sなんて普通では有り得ない、強きに切れ畳で突撃する
ガキィン!
ガードされた、2K刻みで追い立てる2K〉2K〉近S遠Sから空ダッシュめくりJS
『ベェタブレィ!』
まさか落とされるとは思わなかった、逆に壁を背負う形になってしまう。
大丈夫、梅喧は壁を背負ってもそこまで不利にはなない、仕込みは…安定しない
投げだ、投げ返せれば2割とれる
チップは2K〉近S〉2S〉HSから低空ダッシュで固めてくる、投げに固執しすぎて逃げるタイミングをはずした、GGが貯まる
次の行動は転移からの投げ、そしてバクステ前ジャンプドリキャンさらに投げ 今度はチップが壁を背負っている、意味が解らない
一回離れろ!… たまらず青バースト、しかし目の前には金色に光るチップ、バースト返しだ、固め続行の上にテンション100%
上がりすぎたテンションが急に引いていく、思ったよりずっと上手い…

401169:2005/05/06(金) 23:20:18 ID:0ohNvt32
399の続きです。

学校から徒歩で10分と行ったところだろうか。ゲームセンターがあった。
そんなに広くない。初めて嗅ぐきついタバコの匂いに、少しむせる。
「大丈夫か?こういう場所は苦手か?」
「いえ・・・それより面白いものって?」
「ああ、こっちだ」
にやりと笑って、店の奥に案内される。
「これが、GGXX#リロード。青リロとかギルティとか呼ばれてる。」
織那君が親指で指してみせたその画面には、白髪のキャラと半裸のロボットのキャラが所狭しと動き回っている。
よく見ると動いているのは白髪の方だけなんだけど。
「で、これが面白いの?」
画面上部にある緑色のゲージが体力だとすれば、白髪のキャラは一度で減らされる体力が減りすぎである。
その割に、ロボットの方はまったく減らない。このゲームはなんだろう。
「これはこの白髪のキャラを捕まえて倒すアクションなのかしら?」
「いや、対戦型格闘ゲームさ。そんな表現したのはお前が始めてだよ」
いきなりお前とはなんだと少しむっとしたが、面白いものを見せてくれるんならよしとしよう。
「ええっと・・・つまり、相手の体力を無くした方が勝ちってことかしら?」
「まあそういうことだ」
これが面白いのだろうか。今のままではさっぱりわからない。
「まあ見てなって」
意気揚揚と財布から50円玉を取り出す。
ちゃりん、とコインを入れて画面が真っ赤に染まる。
「俺のキャラはこいつだ」
サングラスをかけて上半身はコートを羽織っただけのキャラ。どう見ても露出狂か変態にしか見えない。
でも、これだけキャラがいるのには驚いた。
相手はさっきのロボット。
「白髪のキャラはどこに?」
「あれはCPU。プレイヤーじゃないよ」
なるほど。どうにもこういうのは疎い。



織那君は勝ちつづけ、私はそれをずっと見ていた。
彼はとても落ち着いていた。自分の間合いを保っていた。私が習っている剣道でも同じようなことをしなければ強い相手には勝てない。
最後には挑戦するものがいなくなってゲームは終わってしまった。
画面の上には25WINという文字。織那君は強いのだろうか。
「面白そうだっただろ?」
「そうね・・・どうかしら」
内心、すごく面白そうだった。ゲームには全然興味のない私でも不思議と心が高揚してしまった。
ただ、自信満々な彼の思惑通りになるのはなんとなくしゃくだった。
「ちぇっ、なんだよそれ。がんばったのになあ」
「ふふ、見てるだけで面白かったわ」
その後、それぞれ帰路についた。外はもう星が瞬いているような時間だった。

402読みきり:2005/05/06(金) 23:22:40 ID:4tDtsGYY
続き

梅喧戦になれていなくてもプレイヤー性能であっちがずっと上だ… 梅喧が起き上がる。チップの次の手は近S遠SそしてHS
『妖刺陣!』
スシ狙いだ、リスクそれほど多くない、どうせ相手はチップだ。なにか当たっても残り7割は削れない。
『too late  ガンマブレィド!!』
遅すぎる…か そこから残星狼牙
のこりは、3割
目の前でもう一度紋を組むチップ、中を舞う梅喧をみながらあるネタを思い出した……
『残星狼牙直後の残星狼牙はめくりヒットする…』
―SLASH―
完敗だった…

   ※ ※ ※ ※ ※

『夕飯はベジタボー』
乱入者はアイツと同じ色のチップ、ただそれだけ、俺の相手ではない。

   ※ ※ ※ ※ ※

「ねぇ、君って日本人?」
ボコスカに負けた俺にあの女は話しかけてきた。
「ぁぁ…」とぶっきらぼうに返す
「ギル高って知ってる?」
知らないわけがない、ギルティをするものは誰でもその高みを目指す、現に俺はパンフレットも持っていた
「ここってあんまりギルティ上手い人がいなくてね、乱入なんて久しぶりだから嬉しかったよ。」
俺もこの女の言うギルティ上手くない人の一人かと思ったが違いようだ、ソレはすごく良い笑顔だったから、違うと思うことにした。

   ※ ※ ※ ※ ※

一目惚れ、だろうか。
それから俺たちは何回か話しをした、何十回も対戦をした。
しかし、最近アイツの顔をとんと見ない、ギル校にいったんだろう。実はもう準備は出来ている、両親も説き伏せた。
でももう少し、せめてココで誰からも乱入されなくなるくらいまで精進しようと思う。
アイツの名前は確か… 一二三…
少し笑みが溢れる、アイツは俺よりうまくなっているのだろうか……



これはこのスレの小説より派生した私の脳内設定です、本編にはなんの関係もありません
サゲそこね スマン

403169:2005/05/06(金) 23:27:01 ID:0ohNvt32
401の半裸のロボットのキャラってなんだよ・・・ロボットのキャラに脳内変換よろしくです

404400:2005/05/06(金) 23:30:24 ID:sUM8tVj6
間に突っ込んだ
スマソ
そして新キャラGJ お嬢様の進化に期待

405名無しさん@2周年半:2005/05/06(金) 23:31:50 ID:NfZiRF/k
同キャラ戦はなぜか3:7で不利

一二三、紙野と同じチップ使いが言ってみる

サシミ!ガンマブレィッ!サプラァーイ?ハラキリ!ガンマブレィッ!サプラァーイ?シュリケーン
シッショー!

406名無しさん@2周年半:2005/05/06(金) 23:38:27 ID:3bP/DfWo
>>403
ロボアンジ

407名無しさん@2周年半:2005/05/06(金) 23:44:51 ID:5v7cOKjM
>169氏
自分は、ポチョは初見さんにはロボットに見えるんだな〜と脳内解釈していました。半裸だし
ロボカイのことだったんですね・・・


ビリヤード部の連中は、以前にヨーヨー部に所属していた経歴があるなんて裏設定・・・
いや、なんでもないです;

40820:2005/05/06(金) 23:55:51 ID:IkVAqDvI
>>169
GJ!箱入り娘とはこのことかw
護身術ヤバイくらい使えそうな雰囲気がイイ!w


>>400
うほwうちの一二三がこんなところに。

バンザイ青手裏剣みた瞬間の俺
( ,,-д-)<まさかな・・・、すごく一二三な予感だが。

斬星狼牙>めくり斬星狼牙みた瞬間の俺
( ,,=д=)<なぜこの人は一二三の使う連携を知ってるんだ・・・!(滝汗)

SS内の少女が一二三という名前だというのをみた瞬間の俺
( ;<◎>)<400...並みの腕ではないな!ここまで一二三の戦いを理解するとは・・・!

まとめると超GJ!ってことだ!!


>>407
以前ヨーヨー部・・・。
「残念だが君の技は全て見えていた。
 ヨーヨーではあのお方のラヴリィなハートに一息足りぬこと知り、私はこの部活に鞍替えしたのだ。」

・・・みたいな?w

409名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 00:07:46 ID:JiExX9ao
皆さんGJ! GJなんだけど・・樹といい聖といい露兎といい
ツンツンキャラのバランス偏りがちな悪寒がしますな。
コレは時代の流れか。流れなのか。

410169:2005/05/07(土) 00:12:47 ID:WXhBS37s
401の続きです。

私はそれから、暇があるとゲームセンターに行くようになった。
人がいないときを見計らって練習を積む。
私のキャラはジョニー。色々使ってみて、一番しっくりきたのはこのキャラだった。
織那君と一緒というのは偶然である。
ある日、そんな私に乱入が来た。
この時間帯は誰もいないはずなのに。
相手が選んだのはエディ。私が使ったときはそんなに強くなかったから、大丈夫だろう。


完敗だった。相手は空中で長い蹴りを出してくるだけ。
それに無理に対応しようとしてダウンを奪われてしまう。
そこから回転のこぎりのような攻撃を重ねられて崩されて終わり。
3ラウンドすべてパーフェクトに近い内容だった。
だが、それが逆に私のやる気を出させた。
私は負けず嫌いだったらしい。しかも、人と競争するということは初めてだ。
でも、自分じゃどうすればいいかわからない・・・どうしよう・・・

織那君に聞けばいい。明日、聞いてみよう。

二限目になっても織那君はこなかった。明日は来るだろう。

今日も来ない。
今日も。
今日も。
今日も来ない。

それからしばらくして、彼は親の都合で転校したことを知った。
それでも私はギルティをやめなかった。
むしろ、ハードとソフトを買って練習するようにまでなった。
そのお陰か、卒業する頃にはあのゲームセンターに敵はいなかった。
それでも私は強い相手を求めた。自分でもこんな感情があるんだと驚いた。
そして私は思う。ギル校に入学したい、と。
ゲームセンターにパンフレットがあったので持って帰って読んでみた。
その内容たるや凄まじい。まさかこんな学校があるとは。
入学資格は、中学校卒業と書いてある。
行ける。行きたい。とにかく行きたい。
だが親は許してくれないだろう。その夜。

「露兎・・・お前、最近ゲームセンターに行ってるようだな」
バレた。今までバレなかったのがおかしかったんだろうけど。
「そうですけど・・・なにか?」
「もう行くな。お前には害しかもたらさない。ゲームなんぞやるな」
「嫌です」
「なっ・・・親の言うことが聞けないのか!」
「親、ですか?今まで退屈でしょうがなかったのに、唯一の見つけた趣味さえ奪うのですか?それが親なんですか?」
「う・・・む・・・」
父は押し黙る。
「いい加減にしなさい。お父さんはあなたのためを思って」
「違うでしょう?お父さんが思っているのは自分のためでしょう?社長の娘がゲームセンターなんかで遊んでるとわかったら恥になるからでしょう?」
二人とも黙る。だが、流石に一筋縄ではいかない。
「ふむ・・・わかった。ゲームセンターに行くのは勝手にしろ。だが、高校、大学は私達が決めたところに入れ。」
「悪いけど、それはできないわ。私、ここに行きたいの」
バサッ、とギル校のパンフレットを机の置く。
「お前、ゲームの学校なんか・・・一体どうしたんだ?」
「どうもしてないわ。やりたい事が見つかっただけよ」
「お前のやりたい事などどうでもいい。とにかくこんな学校は許さんからな!」
「どーして!?世間体がそんなに大事なの!?」
「世間体などと言った問題ではない!ゲームの学校なんざ入って、将来どうするんだ!」
たしかに、そう言われたら答えようもない・・・
「ほら見ろ。お前は遊びたいだけなんだろ?」
「違うわ!そんなことない!」
目に涙が溜まる。自分のやってきたことが否定されたようで悔しかった。
「父さん、母さん、いい加減にしないか。」
「お兄ちゃん・・・」
二階まで叫び声が届いていたのか、兄が姿を見せる。
「露亞、お前までそんなことを」
「もう露兎は十分父さんたちのためにがんばっただろう?やりたくもない習い事にいかされて遊ぶ暇なんかなかったんだよ。でも父さんたちはそれを承知で強要してた。」
「あ、ああ・・・」
「露兎は父さんたちの人形じゃないんだ。敷かれたレールを歩く人生を露兎は拒否した。なら、露兎の好きなようにさせてあげようよ。どうしてもというなら僕が大学を辞めて今すぐ会社を継いでもいいよ。」
「・・・わかった。露兎の好きなようにさせる。まだお前には会社を譲らんよ。私はまだまだ若いからなw」
この家に、久しぶりに笑い声が響いた。
「お兄ちゃん、ありがとう・・・」
「あっち行っても、がんばれよ」

数日後、私のギル校入りが決まった。

411169:2005/05/07(土) 00:22:00 ID:WXhBS37s
>>20
GJさんくー
>>400
割り込みヴォルカとはやりますな(・∀・)読みきりGJ!
>>409
おぅあ、キャラ設定もっと考えるべきでしたね(´Д`;)
ツンデレとか俺の趣味丸出しで申し訳ない

41220:2005/05/07(土) 00:24:35 ID:JDORh0g6
>>409
偏りがちかぁ・・・、そもそもツンツンキャラの定義がよく分からない俺;;
リアル立ち回りがツンとしてるってことかな・・・?

樹はキャラ作り気味っていう設定なんだけどな、、
もう少し露骨に馬鹿な事させたほうが解りやすいですかね?


>>169
確か、ギル高卒業後は各種ゲーム関連企業(?)で雇ってくれるとか、、
誰かがそんなことを書いていた記憶があります。64氏だったかな・・・?


というわけで2度目の投稿
======================================================================
>>397-398

さて、夏休み最後の月曜日。
今週が終わると、とうとう夏休みもお終いである。

今日は三人揃って愛の家に集まっていた。


『ナインボール、ゲットだ。』


「あ゙ー!F式なんぞ抜けられるわけねぇがや!!」

「いや、お前どこ出身だよ。それに今の劣化版だし・・・。」

最近わかったことだが、樹は狼狽すると訛りだすようだ。
以前はそんなことなかった気がするのだが・・・、現に今は訛っている・・・。

しかし、彼女の使う方言は多岐に渡っていて、日本の最北から最南まで網羅している。


「ところで愛ちゃん、このプリントはなんですか?」

「あ、いやそれは部活の・・・」

「えと、、学園祭・・・コスプレ・・・?こすぷれ、、って何ですか樹さん??」

「コスチュームプレイの略だと思うけど・・・。」


そう、ギル高現代視覚文化研究会では学園祭で
『GuiltyGear XX #Reload コスプレMATSURI!!』を開催する予定なのだ。

「・・・丁度いい、お前らコスプレしろ。」

「断固拒否!」
「なんだか面白そうな響きですねぇ〜。」
「おう、面白いぞ。」

具体的にコスプレとは何か知らない少女一二三。
しっかりと愛に騙されて(?)あっさりとコスプレMATSURI!参加を承諾。

「なんだよ、樹もやれよ、釣れねぇなぁ。」
「コスプレなんかやらないからね。」

(無理!絶対に無理!コスプレなんか出来るかぁ!!
 何があっても断固として拒否の姿勢を崩しちゃダメよ、樹。)


「やれよ、テスタメントで我慢してやるからさ。」
「断固拒否」
「んだよ、、じゃぁイノか?」
「ばっ、断固拒否」
「文句多いな・・・、梅喧ならいけるか。」
「断固拒否ぃ〜。」
「あぁ、ジャスティスなら出来そうだな!」
「だから断固拒否だってばぁ!」


頑なに断固拒否の姿勢を崩さない樹。
この調子で勧誘を続けたら宇宙から電波を受信してしまいそうだ。。


「しゃぁねぇなぁ、じゃあこうしよう。トランプで決めようぜ。」
「・・・ギルティじゃないの?」
「だってギルティだと俺の圧勝だもんねー」
「ガッ、ちょっとアンタ!前言撤回しなさい、トランプくらいあたしは負けないからね!」

41320:2005/05/07(土) 00:25:36 ID:JDORh0g6

・・・やられた。乗ってしまった。
敢えてギルティ以外の勝負を持ち掛けることで誘いに乗せてくるとは・・・。

でも、トランプならば顕著に実力は反映されない。
むしろ運に左右される、誰にでも公平に勝機が訪れるゲーム、ギルティとは違う。

これなら、、勝てる!


「ん?トランプで勝負するか?」
「・・・いいわ、トランプで勝負してあげる。勝ったらコスプレはしないわよ。」
「お、じゃぁポーカーで勝負。」

コスプレを掛けて2人に5枚ずつカードが配られる。

・・・あたしの手札は
・ハートの2
・ハートの8
・スペードの8
・クラブの10
・ハートのJ

(5枚のうち3枚がハートのカード・・・、
 どうしようかな、、スペードの8とのワンペアは捨てないほうがいいかな・・・
 リターンが一番大きいのは5枚捨てての完全な大穴狙い、
 でもリスクが、チップがスレイヤーに開幕幻朧斬をするくらい大きいし・・・。
 やっぱりリスクとリターンが一番かみ合うのはハート五枚のスラッシュもといフラッシュ・・・よし!)

いざ余計な2枚を捨てるべく手を掛ける。
しかし、視界には5枚全部を横へ放り投げてカードを引きなおす愛の姿があった。

(なっ、、まさかそんな・・・。
 いや、きっとアレはあたしへの心理的な揺さぶりよ。
 あんなリスクリターンが崩落した選択肢は普通選ばないでしょ・・・。
 あぁぁぁぁ、トランプは運で勝負が決まるゲームじゃなかったの!?
 思いっきり読み合ってるし、というかあたし一人でテンパッてるしぃ〜!)


激しく困惑しつつも2枚のカードを捨てて、新しいカードを引く。
樹が手にしたカードは「ハートの7」そして「ハートのK」

(きたきたきたきたぁー!フラッシュ成立ぅ〜!)


勝利を確信し、両手を天に掲げる。

「コスプレ免除ぉ〜、フラッシュフラッシュ!」
「・・・フルハウス」

その言葉を聞いた途端に樹の動きが停止する。

「・・・ねえ、これはどっちがつよいの?ていうかー、ふるはうすってなんですかぁ〜?」
「俺の 勝 ち 」
「え、なに?しくんだ??」
「君 コ ス プ レ 」



この瞬間、樹の学園祭コスプレが決定した。

41420:2005/05/07(土) 00:29:48 ID:JDORh0g6
ってか、うぎゃぁーーー!!!

電波を受信とかタダでさえ偏り気味とか言われたのにさらに聖っぽくなってるーッ!


もうダメポ、吊ってくる

415名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 00:36:14 ID:FO5CbmCw
>>409
そこで一二三ですよ。
あのまったりした雰囲気で癒されましょう。

416名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 01:35:52 ID:zCalU4Ng
げんしけんネタかーw GJ〜

417名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 02:10:58 ID:QM.vZXxk
ハイバーGJ
一二三萌えあの天然さがいい

418昔は61でした。:2005/05/07(土) 03:19:51 ID:lTyLVVcY
読み切りさん、169氏、283氏、20氏、皆々様方(´∀`)つGJ!
現視研で爆笑したのはやっぱり僕だけではなかったwww

で、またまたちょっと書きたくなったので一筆、相変わらずパクリSSなので暖かい目で見守ってくださいませ(;´Д`)
ちなみに今回は64氏の設定をお借りさせてもらっています。
無断拝借の形なので先に謝罪させて頂きます。
==================================================================
1年G組では、テストの為カードが配られていた。

「私は・・・5ではないのか。」
彼女、鎖蜂 焔のカードの裏の数字には大きく4と書かれていた。
本人は自信があったようだが、現実はやっぱりそう上手くいかない。
というか、彼女は入学の時に教師の雷悪を倒して以来学校をさぼりがちで、ギル校内ではそれ以来勝負をしていないから評価が未定というか、入学当初から戦績が変わってないと言うだけで実際の力量を知っている者はG組内でもごくわずかなのだ。

(まぁそんなことはどうでもいい、今日こそアイツとの決着を付ける!!)

彼女は今まで唯一五分の戦いをしている『アイツ』を探すためにブロンドのロングヘアーをなびかせながら力強く進む。



「吸、なんで俺が3でお前が5なんだよ。」
「きっと私がスレイヤーだからですよ。強キャラですから、評価が高いのも仕方ありませんよ。」
「だからって俺よりも2つも上って事はないんj・・・。」
「お前、今空いてるか?私と勝負しろ!」
魔夢と吸のいつも通りの会話を彼女は力強い意思を込めた声で遮った。

「焔じゃん、そんな怒っちゃってどうしたんだよ。まぁどうしても勝負したいって言うなら相手してあげてもいいんだけどさ。」
「・・・何を言っている?私は吸に用があってお前のような雑魚にかまっている暇などない。」
「ッ!!・・・雑魚だって?焔なんかに俺が雑魚呼ばわりされる筋合いあるわけ?それとも俺がテスタだからって舐めてるわけ?お前なんかに俺が負けるわけないじゃん。」
「・・・・・・・お前はもうどうでもいいから吸はとっととそこの台につけ。」
「いや、あの〜私は・・・。」
「吸!ちょっと待て。先に俺がやるよ。焔、俺が相手になる。確かこのテストのルールでは断れないんだよね?」
「チッ、面倒なヤツだ。」

結局、焔の希望通りには行かず、魔夢が割り込む形となった。
「手加減してやろうか?」
「焔に手加減する余裕があればぜひやってみてほしいね。」
焔の挑発に魔夢がいやみな口調で返す。

419昔は61でした。:2005/05/07(土) 03:20:44 ID:lTyLVVcY
『楽しくやろうぜ』
『私に勝てると思うのか?』
HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!

開幕、魔夢は当身読みのダッシュ投げ、焔は何を思ったか1Rしかない勝負で開幕から金バーストを無駄打ちした。
(なっ!コイツ、手加減してるとでも言いたいわけ?俺程度ならバーストなんか要らないとでも言いたいわけ?なめるのもいい加減にしろよ!!)

魔夢は金バーストから下りてくるアクセルにゲージこそ無いものの読まれないように前Kエグゼや屈P屈Kエグゼなどでそのままラッシュを仕掛ける。
(そろそろ25%か・・・、よし、これでどうだ!)

魔夢は屈K近SHSエグゼ青からの先行入力ウォレント、焔はHSを直ガから吸いこまれるようにS電影で割り込みをしていた。
(へぇ〜、やるじゃないか。)

魔夢はそこからダッシュ網から更に二択ラッシュをかける・・・が、焔の行動は、
『隠し技だぜ!!』

弁天が見事にテスタにCHしそこからP鎌閃でダウンを奪う。
ここで焔の起き攻めはダッシュ屈K単発止め、
(当て投げ!!)
魔夢は反射的にHSを押す・・・が焔の行動は投げ無敵のHS弁天!!
見事CHをもらった魔夢は脊髄で青サイクを振ってしまうがそれすら見こしているかのようにHS弁天RCガードからのワンコンボ。

焔のライフは8割ほど残っているが魔夢のライフは残り5割弱ほどにまでなくなっていた。

魔夢は焦りからか表情が歪み始めレバーを握る手に汗がにじむ。
(このままじゃヤバイかも。この起き攻めは絶対返さないと・・・。)

焔の起き攻めはまたも屈K単発からの歩く、
魔夢はさっきのトラウマがまだ残っているかガードを固めてしまう。
焔は今度こそ待ってましたと言わんばかりの投げ、そしてきっちり
『ドッカーン!ドッカーン!』
アクセルの大ダメージコンボ、爆ループを入れる。
もう体力が無く、次返せなければ魔夢の負けは確実だろう。
(もう失敗は出来ないよ。次こそ返す。)
魔夢の指先には自然と力が入る。

焔の起き攻めは・・・前HS重ね、からの鎌閃青ラッシュ。
『ノリノリだぜ』ロマンティーック
リバサもなく、ゲージもなく、ライフもないテスタが絶対に返せない連携、焔得意の必殺技、ラッシュからの鎌閃青後に最速先行入力羅鐘旋、つまり確定羅鐘旋だ。
「アッ!!」
気付いた時にはもう遅く魔夢のテスタは焔のアクセルによって吊るされていた。

『気分はどうだい?』
ズギャーン!
-S L A S H –
『アンタ、弱いねぇ。』

420昔は61でした。:2005/05/07(土) 03:22:27 ID:lTyLVVcY
ボイスによりアクセルにまでバカにされた様に感じて魔夢はこのままでは終われなかった。
「待って、頼むからもう一回やらせてくれよ。」
「まだカードを失いたいのか?まぁ相手をしてやってもいいが、」
「魔夢、ちょっと待ってください。次は私の番ですよ。焔さんは席についてください。」
今度は吸が割り込む、いつも吸は開いているか分からないほどの細目を珍しく大きく見開き、やる気を見せているようだ。

「今日こそは勝たせてもらう。」
「今日だけはたった今、絶対に負けられなくなりましたよ。」

『ちょっとだけ本気出してくぜ』。
『デートの最中だというのに・・・・急がせてもらうよ。』
HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

開幕はお互いに様子見から距離を取る。
焔は遠距離で牽制・・・ではなく、わざわざ中距離まで接近してスレイヤー相手に刺しあう気満々のようだ。
吸はここぞとばかりに無敵Pマッパを繰り出す・・・が、聞こえてくる音は打撃音でなく、
『残念だったな。』
というアクセルの声だった。
(いつでも来い、無敵マッパ程度の速さなら私は十分見てから蜂で取れる。)

焔は隙の少ない3Pの先端当てを主軸に、蜂巣を適度に振りまいて攻め手を失わせる戦法のようだ。
(さすが焔さん、攻め込みづらいですね。ですがコレならどうです?)
ふっ、っと音がしてスレイヤーが消えた。
(無敵マッパか?・・・いや、違う!!)

吸は相手の牽制の合間をただの前ステップで抜けて、そのまま近Sをガードさせて攻め立てる。
(近づかれたか、だがまだ切り返せるはず。)
焔は直ガを狙いつつ大人しくガードに徹する。
吸も攻めているだけあってゲージが50%を超えたとき、吸から仕掛けた。
(そろそろ行きますよ!!)

吸はKマッパをめり込むようにガードさせて、強引に2択をかける。
(Kマッパの硬直差は−4F、弁天確定だ。)
焔が弁天で切り返・・・・・すはずった。
『コカッ ブシュゥ』
なんと吸はディレイRCから無敵吸血で切り返しをさらに切り替えした。
『コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ 』
(クッ!私とした事が焦ったか、だが、まだ大丈夫なはず。)

吸は8回の吸血した後、Dステパイル・・・ではなく、なんと前ステからもう一度前ステ吸血、つまりレバガチャしない人用の吸い直し連携を決めた。
(そんなっバカな!こんな事が・・・。)
焔が動揺している間、吸はしっかりと気絶するまで吸いつづける。

(焔さんには悪いですが容赦しません!!)
吸はそこからDステクロス、永遠のツバサからパイルRCコンボでサイク対策をしつつ最後まで止めをさした。
互いに刺し合いに集中して、非常に緊迫した戦いだったが結局のところ蓋を開けてみれば吸血ハメゲーの形になってしまっていた。

「今回は私の負けのようだな。だが次は負けない。」
「では、次を楽しみにしていますね。」
二人は昔から戦った後に言っていたお決まりのさわやかなセリフを吐いて別れていった。

そんな中一人、今まで身近に感じてきた友人との思っていた以上に大きかった実力差に気付かされ、同じところに立ててすらいなかったという事実によるプレッシャーを感じている魔夢であった。

衝動的に書いてみたけど、眠くて眠くて、中身無い&キャラの性格変わってるという超糞SSになってしまった・・・(;´Д`)もうだめぽ

421名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 14:32:26 ID:OSBeMSp6
良スレ発見ってことですっかり前スレから読ませてもらいました
一晩かかっちまったw
職人さん達、ありがとう!なんかもーすっげぇ幸せだ 

ところで >まとめサイト管理人さん
前スレ>>566氏の話は図書室に入れないのですか?
完結してるみたいだし、個人的にメイの子萌えるから入れて欲しいなと思ったり

422名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 15:09:55 ID:2R7rylQU
職人さん達が気づきやすいように
定期age

42320:2005/05/07(土) 17:36:30 ID:JDORh0g6
>>61
GJ!
うはw焔の評定が『4』だっていう読みが当たった。
直下はやるときはマジでやるみたいですな・・・、ふむふむ。

そして、テスト編に合流してみる。
=======================================================================
前回 >>412-413

夏休みも終了し、いよいよ本格的に修学旅行、学園祭の準備が始まる。

聞いたところによると、今年の修学旅行は海外へ行くらしい。
一体全体どこへ行く気なのだろうか、ギルティキャラの出身国巡りかもしれない。

そして学園祭、愛は未だ地道な草の根勧誘活動を続けている。
ただし、一二三と樹以外にまだ誰も捕まっていないようだ。


さて、楽しい行事はさておいて、今日はテストの日。

雁田曰く、

「この数字はお前らの『評定』だ。強さに応じて数値が違う。5が最高で1が最低だ。
 これからお前らには校舎に適当に散ってもらう。
 チャイムが鳴ったら校舎をうろついて戦いを挑め。
 誰と戦ってもいい。他クラスでも関係ないぞ。筐体は校舎のどれを使ってもいい。
 戦いを挑まれた場合、拒否権は無い。対戦は1R先取。
 勝ったら相手のカードを奪う。負ければ自分のカードを相手に渡す。
 最後に自分の持っているカードの数字の合計を最終的な評価とする。
 自分のカードが全てなくなった時点で失格だ。つまり3回負けたらゲームオーバーってわけだ。
 失格になっても相手のカードを奪っていれば得点はそのまま与えられる。
 つまり強い奴を倒せば一気に+5点。弱い奴だと倒しても+1点にしかならないというわけだ。
 が、強い奴と戦うと当然自分のカードを奪われるリスクも増える。
 あと、一度勝った生徒に再挑戦することは出来ない。でも相手からの再挑戦は受けることが出来る。
 以上、質問はあるか?」

だそうだ。

その後、順々に生徒にキャラが描かれたカードが配られていく

「次、五所川原。」
「はい」

樹のカードに書かれていた数字は『2』。
お世辞にも高い数字とは言えない。

そもそも、樹のメイの立ち回りは一点読み&事故狙い。
事故を狙うためにはテンションを惜しまない謎っぷり、
普段から安定した強さを発揮できる立ち回りとは言いがたい。

さらに一学期の筆記試験は勉強不足が祟って10点。
「右渡太輔」を「右渡大輔」と書いて見事に玉砕。
通信簿も結構ぼろくそ言われていた・・・、コンボ精度以外は。


「次、佐藤」
「は〜い」

愛のカードに書かれていた数字は『4』。
上位陣の仲間入りである。

愛のヴェノムはボール硬直を利用した崩しが最大の売りだ。
他にも、表裏二択も得意としている。

読みも鋭い方だが、樹同様こちらも一点読みが多い。
やられるときはひたすらボコボコにされるというタイプだ。

攻めは申し分ないが、防御面で多少の不安がある。
特にダストをポコポコ喰らったりしてしまうのは頂けない。
それと、動きが速いキャラは苦手、特にミリア。

余談だが、愛は勝った時にPボタンを押しっぱなしにしてヴェノムのポーズを固定する癖がある。


「次、一二三」
「はい」

一二三のカードには『3』の数字。
消しゴムのような物で一度消された形跡がある。

一二三のチップは立ち回りに重点を置いている。
特に目立つのは事故率の低さ。ぶっパイルくらいにはそうそう当たらない。

最近空投げ連携を習得し、隙があれば狙っている。

弱点は『挑発』
意外にも、挑発されるとすぐにカッときてたちまち事故る。



そんなこんなで、テスト開始。

424名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 19:43:07 ID:OSBeMSp6
ダストポコポコワロタw
っていうか共感したw

425名無しさん@2周年半:2005/05/07(土) 20:25:50 ID:2R7rylQU
>>424
俺も共感w

42620:2005/05/07(土) 22:15:59 ID:JDORh0g6
メインのヴェノムよりもカイの方が安定して立ち回れるとはコレいかに・・・。
なんでこんなにヤバイくらい安定して勝てるんだ・・・?

と、思った今日この頃。

>>400
もしあったら、その黒梅喧の名前教えてくれませんか?
出来れば使いたいんですけど。
=======================================================================
前回 >>423

-樹-


(さて、と。どうしたものかしら・・・。)

教室を出てみたものの、どこに行けばいいか解らない。
ふらふらとほっつき歩いているうちに10分が経過する。


(そろそろ、、人が見つかってもいいと思うんだけど。。)


比較的人が集まりそうな場所を考えてみる。
だが、もともとこの学校で大量の人が押し寄せる場所などない。

入学式の時には気味悪いほど人が集まっていた場所もあるが・・・、今は違う。


(・・・部室棟のほうに行ってみようかしら。)


ふらふらと歩き出す。
目指すは部室棟、日本舞踊部部室。


―――つまり闇慈使いの溜まり場。


早くも弱キャラばかりを相手にしようという卑下た考えである。




「そこのお前、止まれ。」

いきなり声を掛けられる。この声・・・どこかで聞いたことがある気がするが・・・。
声の主は意外と近い場所にいた。ブロンドの長髪、樹に負けないほどの長身。


「・・・ドッペルゲンガー!?」
「違う。」
「・・・って、なんだ鎖蜂さんか。」
「失礼な、、勝負を申し込みにきた。」


探す手間が省けた、助かる。
だが、焔はZEPPSで犬助、愛、一二三を倒したツワモノだ。

評定もかなり高そうな予感がする。
間違いなく樹のそれよりも高いことは容易に想像できる。


そんな考えを知ってか知らずか、焔がカードを取り出す。

書かれていた数字、、それは『4』。


「・・・ご、ご遠慮しますわ。」
「拒否権はないぞ。担任から聞かなかったか?」


そうだ、このテストには『拒否権』は存在しない。






HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

42764:2005/05/07(土) 23:05:51 ID:hFtOz566
>>385


「あ、アイツ…!江辻だ!!江辻 聖だ!!」

1人の生徒が叫ぶと、他の者も蟻の子を散らしたように逃げ出した。

「これじゃあ勝負にすらなんないじゃない…」

未だに持ち点は0点のままだった。

「この場合、他クラスの人を狙った方が良いかな…」
「あ、やっと見つけた…そこの生徒、勝負して」

背後から声。後ろを振り向く。
ショートヘアーで黒い髪。メガネの奥にある鋭い瞳が印象的な女子だった。
見た目は大人しそうな優等生タイプ。その意志の強そうな瞳以外を見れば、の話だが。

「グッドタイミング。こっちも相手を探してたところよ」

第一印象は「雰囲気があたしと少し似てる」そんなところだった。
2人とも同時にカードを突きつける。敵はミリアの『5』…相手にとって不足無し!

「あたし、亜麗寺 美里(あれいじ みさと)アンタは?」

外見とは似ても似つかない砕けた口調。声もハッキリしていて強気な感じ。

「江辻 聖。よろしく頼むわね」

『あなたに捕まえられる?』
『いい試合にしましょう』

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』

敵はカイの『5』か…カイって厄介なんだよな…。
その辺の糞厨房の使うカイと、上級者が使うカイでは全然違う。
立ち回りのプレッシャーが月とスッポン。
まぁミリア有利で間違いないが…果たして簡単に行くかどうか。

(とりあえずバクステ安定だな)

『ここだ!!』

カイのHSがスカる。地上戦は不利。上から攻めたいところだ。

―――バシュウッ!

早速低空ダッシュJS>ランサーで飛び込む。

『失礼!』

(げっ!?)

投げ返される。

『これを使うとは…』

チャージスタンから起き攻め。でも投げに気をつけていれば恐れることは無い。

―――ギインッ、ギインッ

小技をFD。隙を見てバクステで間合いを離す。
さて…状況はあまり良くないな。ランサーはカイの足元に突き刺さっている。
ランサーがなければ飛び込みは対処されやすい。なら地上戦に持ち込むか?
それは駄目だ。カイの2Sは鬱陶しいことこの上ない。
やはり空中から行くしかない。

―――バシュウッ!バシュウッ!

空中ダッシュを連続で噴射して前後に揺れる。地上に張り付くなら隙を見てJDあたりを刺していきたい。
空対空を狙ってきたらJPを刺して地上に降ろす…そんなところか…
飛んできたところに置いておけばカイのJKも問題無いだろう。

―――バシュウッ!

こちらの空中バックダッシュを確認したところでカイがジャンプする。

(空中スタンか?なら、JDをぶっ刺してやるまでよ!!)

―――シャアアアア…

『カウンタ!』

違った。逆に相手のJDでこっちのJDが刈られてしまった。補正無しのコンボが来る。

42864:2005/05/07(土) 23:06:21 ID:hFtOz566
『ハッ!見切った!ヴェイパースラスト!ハッ!見切った!ヴェイパースラスト!…これを使うとは…』

またチャージから起き攻めをする。ここは小技を挟まずに投げてみるか…

『ここよ』

(今あたしが投げたって!!)

とか言ってみる。
今度はこっちが投げ返されてしまった。追い討ちからダウンを奪われる。見えないN択が来る。
毎度毎度起き攻めされるたびに思う。VTの発生がもっと速ければなぁ、と。
でも無い物を強請っても仕方ない。今は敵の起き攻めを見切ることだけに神経を集中させる。

ミリアが一回転してHSタンデムを置く。
さぁ何を出す。6K?2S?

―――バシュウッ!

(えっ……やばっ!)

空中ダッシュ。ガード方向が逆になる。

HSタンデムを直にくらってコンボ>ダウン。またHSタンデムから起き攻めが来る。

『ロマンティーック!』

―――パシッ

これが噂のコイチキック…

(なにコレ…見切れる要素無い…)

またコンボ>起き攻め。立てない。このまま殺されるのは避けたい。いや、させない。

『させませんっ!』『カウンタ!』

(ナイス代弁)

HSタンデムにバーストを合わせる。そのまま追いかけて起き攻め。




『油断しましたね』

(え…?あ…)

気付いたらミリアは上空にかっ飛んでいた。

(油断してた…)

『ハッ!見切った!ヴェイパー…』『ツメが甘い』

バーストでふっ飛ばし、すぐにダッシュで追いかける。

『ロマンティーック!』

HSタンデム青からバッドムーン。

・・・

勝つときはいつも呆気ない。
起き攻めをループさせ、気付いた時には相手は死んでいる。

今回もそうだった。

『なかなかよかったわ……アナタ』

429読みきり:2005/05/07(土) 23:30:34 ID:SQy20sE.
20氏へ
黒梅喧ですが名前は考えてません、思い付きませんでしたから。使えるなら使ってやってください。


この日、ギル校生の集うゲーセン『ツェップ』は異様な雰囲気に包まれていた。
大会の日、ただの大会ならこれだけの人は集まらない、今日の大会には教師がエントリーする、そんな噂が流れはじめたのが五日前…
ついにその日が来た。1Fをみきる梅子の昇竜を、ガイガンティックブリッドを吸う諏礼の無敵吸血を… 教師達の意地がぶつかり合う日が来た
筐体の横にはビデオと通信機器、滅多に見ることの出来ない教師どうしのガチ勝負に全校生徒が注目していた。

一回戦は諏礼(スレイヤー)vs弾緒(ウ゛ェノム)
―デュアルワン レッツロック―
スレイヤーの開幕行動は6HSそれに対してウ゛ェノムはJP、相殺した。パフォーマンスのつもりなのだろう数手の相殺合戦を経て互いに敬意… いや違う、ウ゛ェノムは挑発を返した、明らかな戦線布告である、これからの試合の荒れを予感させた。

先に攻めたてたのはスレイヤー、無敵マッパで確実に距離を詰める、しかしウ゛ェノムも簡単に近付かれては堪らない、瞬間移動を駆使して執拗にスレイヤーの背後にまわる。確実な一撃を決められないスレイヤーと逃げまわるウ゛ェノム、残り時間は半分テンションは互いに50%程度だが、スレイヤーはすでに体力を2割近く減らされていた。
中距離では迂濶にボールを作れない、ウ゛ェノムがダッシュで距離を詰める。
『マッパハンチ!』『見誤ったな』
ウ゛ェノムは自分の真下に潜り込んできたスレイヤーにJHSをだす、この試合初めてウ゛ェノムがスレイヤーを追い立てる形になった。
『マッセ! ショット!ゆくぞ』
「フォォォ!!」
気のせいか弾緒の叫びが聞こえる…ォォォ…
残り時間はすでに20秒を切った、未だに5割の体力を残しているとはいえ攻撃らしい攻撃を当てれていないスレイヤーが青バーストを使う。
『読めているぞ』
完全に食らってからの青バースト返し、普段では有り得ない選択だ、しかし…
『覚悟を決めろ、ダークエンジェル!!』
バックダッシュで逃げるウ゛ェノム、そのままボールを生成する、残り時間は15秒、本気で逃げに徹するウ゛ェノムを捕まえ5割のコンボをいれるのは時間的にもテンション的にも無理があった。。
―TIME UP―
『フォォォ…』
台の向こうで弾緒が喜びの叫びをあげている。

430読みきり:2005/05/07(土) 23:33:40 ID:aI84Vh.E
つづき


その時、あるギルティプレイヤーの家にて……
『惚れた…』
佐藤 愛(男)彼はそう遠くない将来、この時の判断を全力で後悔する、でもこの時はそんなことは露とも
思わなかった。
『スゲェよ…』
彼はまだ正気に戻っていない

―――――――――――
この小説は私の脳内妄想の具現化です、実際の設定には確実に無関係です

431読みきり:2005/05/07(土) 23:34:04 ID:dlhJctnk
つづき


その時、あるギルティプレイヤーの家にて……
『惚れた…』
佐藤 愛(男)彼はそう遠くない将来、この時の判断を全力で後悔する、でもこの時はそんなことは露とも
思わなかった。
『スゲェよ…』
彼はまだ正気に戻っていない

―――――――――――
この小説は私の脳内妄想の具現化です、実際の設定には確実に無関係です

432読みきり:2005/05/07(土) 23:37:10 ID:Xxt4jeCU
二度カキコしてるよΣ( ̄○ ̄;)
すいません

433名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 00:47:15 ID:YeD5w2Cc
どんまい!!>>432
そしてGWバンザイ上げ

434前スレ566:2005/05/08(日) 00:51:15 ID:YeD5w2Cc
上げ損ねたOTL


前スレ566です
えっと、ずっとROMっていたのですが
一人でも読んで気に入ってくれた方が居てくれたので
恥をしのんで投稿です

携帯の方も多数のようなので
前の分を読んでいない方へ、解説

これは、ある高校生たちの話です ギル校生ではありません
セリフが「」のキャラが二人、にこやかな友人Aとラフな友人Bです
『』のキャラは、主人公の伊津 寝夢(いつ ねむ ♂ )です 桃紅色のジョニー使い
<>のキャラは、前の分では あの人 と呼ばれていたキャラで
伊津のジョニーと同色のメイ使いで
今回名前がつきました 「迎 旋風」(むかい つむじ ♀)です
「 D 」とはゲーセンの名前です 
なるべくなら前の分を読んで頂きたいのですが、読めないけど知りたいという方等々
いらっしゃいましたら、もう少しキャラについての説明を加えさせて頂きますので
書き込みしてくださると嬉しいです


「・・・よく食べたねぇw ネーさんの腹どうなってんの?」
「ったく、せっかくの日曜なのになんでバーガー食わなきゃなんねんだ。テリーか俺らは」
<本当ー、これでも冗談のつもりだったんですケド・・・あははスッゴいスッゴい♪>
『うっさいなー!俺はハンバーガー8個食べてやっとLv2ミストが打てるんだよ!!』

頭に血が上っている伊津の前には、綺麗に折りたたまれたバーガー包装紙が八つありました


「もしも午前中無敗だったらマックでご馳走するよ〜」
今のこの状態は、この朗らかな青年の声がきっかけでした


「最近、伊津は俺たちや姫と遊んでばっかりだからなぁ」
「今、他の乱入来たらあっさりやられちゃいそうだよね」
<ぁ〜、確かに。師匠ったら峯打ちばっかりだもん。コンボ忘れてるかも>
『Σ(д ̄)オマエラボロクソ言うなぁ;』
「シショるかシショられるか、そんな雰囲気が良いんじゃねーか。とか言ってた威勢はどこいった」
<うわーナニソレw 確かに初めて戦った時とかそんな感じでしたw>
『酷ぇ!旋風までそんなこと言うかw』
「ほらぁ、迎さんだってそう言ってる。やっぱりネーさん平和ボケしてるよー」
『んなことない!!前よりキャラ対充実してるし強くなってるって俺!』


<「「えぇー(д)ウソダー」」>


『・・・・・・OTL』


「それじゃー多数決で負けたネーさんに名誉挽回のチャンス!!」

『・・・?OTL』

「明日、「 D 」で耐久戦!!日曜なんだし一日やるよっっ!」




というわけで
朝っぱらから3時間、なんとか無敗を通した伊津なのでした
何故か常連以外にも中級以上の人多数、CPU戦は3人もできなかったという
「 D 」にとってはお祭りと言っても良いほどの盛況ぶり
そのせいか、やっとのことでのお昼だというのに、既に伊津はねがてぃぶペナルティを受けてしまいました
注文もせずにさっさと席へつくとへたり込み、ぴくりともしません

「それじゃ、俺が買ってくるね。皆何がいい?」
「セットでグラン。飲み物はコーラ。ジャンボなんかにしやがったら後でパイルだからな」
<あ、私も行きます。・・・メニュー見ないとわからなかったり///>
『・・・・・・ランダムで。』

いつも通り無難にレギュラーメニューの中から適当にセットを選んでくれる。

そう思った伊津の考えは、バンザイばりに外れました
帰ってきた二人のトレイには、明らかに3個や4個ではない大量のブツ
そしてその大半は伊津の目の前に設置されました
伊津にとってそれは、強化ヒトミよりも巨大な、まるで強化エグゼの如く感じられました

『・・・・・・ブルォア・・・』

435前スレ566:2005/05/08(日) 00:52:34 ID:YeD5w2Cc


あぁ、一食で2キロくらい太っちまったかなー
なんてやんわりと憂鬱になりながら、伊津は午後の戦いに身を投げ込みました

日の沈み始めた夕方6時
数度負けたものの、今現在連勝数は30を超え、人影もまばらになり始めました

『さすがにもー潮時かねー。人も減ってきたし、目疲れていい加減画面みえねぇ(;3д)』
「あはは♪お疲れさまーw」
「いや、やっぱ強ぇわ。ロボ・スレ・エディに対して無敗とかありえねぇ。ポチョ敬意に値する」
<ぅぅ・・・・・・ラウンドしか取れない・・・(つд´)うえーん>

悲喜交々、どちらかというと和やかな空気に包まれつつ
「 D 」常連4人の一日は幕を閉じようとしています

と、その時
ギルティの隣のゲームの台でプレイしていた男が言いました

《なぁ君。もう帰ってしまうのかい?一度だけ、乱入しても良いかな》
『ん、え?・・・あぁ、まだ大丈夫ですよ♪よろしくお願いします』
《あぁ、よろしく頼む。》

微笑みながらそういうと、男は長い髪をゆらしながらゆらりと台の向こうへ姿を消しました
紅色の、まるで鬼のような体躯をした軍人。男の使用キャラはポチョムキンでした


3分後


既に第5ラウンド、終盤

ポチョのハンマーブレーキをジョニーの低空燕が吹き飛ばし、体力ほぼ互角で仕切りなおし
空気中の原子が全てガラスになったのかと思えるほどの緊張感の中
歩いては下がり、しゃがんでは歩く
絶対に主導権は渡すまいとにじり寄る両者

意を決して伊津がステップを入力したその刹那・・・!!


ヴン


突然、目の前が真っ暗になった





《はっはっはっはっは!いや全く災難だったw》
『笑いごとじゃないですよ。あぁぁ、めっちゃめちゃ集中してたのに・・・・・・;』
《確かに勝負がつかなかったのは残念だが、いいじゃないか。非常に楽しめたよ》
『っははは、まぁそれは否定しないです。芯から熱くなってましたし』

笑いあう二人の傍では、店員が筐体を再起動していました

「なぁ、ホントにクレジットもらわなくて良いのか?」
「良いって言ったんだから良いんでしょ。満足しちゃったんだよきっと」
<いい勝負でした・・・♪野次飛ばそうと思ってたのに忘れちゃいましたよっ>


《・・・そうだ、一つ確認させてくれ》
『え、はい。なんです?』
《この台のダイアグラム、ジョニーが一位なのは君の仕業かな?》
『・・・っと、まぁ、そうだと思います。確信ないですけど』
「あぁ、そりゃ間違いねぇ。俺らと違って夜や昼に通ってる奴に聞いたことがある。他にジョニーは見たことが無い、と」
《やっぱりそうか・・・うん。じゃあ、これを君に渡したい。受け取ってくれるかな?》

そういうと、男は水色の事務封筒を取り出しました

『ん・・・なんかSammyとか書いてありますね・・・・・』
<何かな?私も見たいなー、師匠〜見せてー♪>
《・・・ふふ、それでは私は失礼するよ。3分後の急行に乗らねば》

3分後ではとても声をかける暇は無いかも、そう思った時には既に男は駆け出していた

『え、ちょっと、あの・・・!』
<ふぇー、速い・・・あの人;>
「結局、何も説明しないで出て行っちゃったね・・・まぁ、見て良いってことなんだろね」
「俺らもいい加減帰ろうぜ。歩きながらでも中身は見られる」
『ん。そうだな』

436前スレ566:2005/05/08(日) 00:55:16 ID:YeD5w2Cc


その夜、伊津は自室でのたうち転げもんどりうっていました


『あのポチョ使い、お茶汲みキングだったのか!!』

3時間程前、道端で封筒の中身を見た瞬間に口から飛び出した言葉です
封筒の中身は、Sammy社立ギルティ専門学校の中途入学案内でした
それと、メールアドレス付きの手書きのメモが一つ入っており

《入学すると決められなくても、とりあえず今夜連絡をくれたまえ》 →渡太輔

と書かれていました


帰りの電車の中で、とりあえずなら良いか、とメールを送った
そしてついさっき帰ってきたメールにはこうあった
《君のジョニーは、既に専用機の位まで達している》
《このまま一ゲーセンの主として終わるには、惜しい》
《単刀直入に言う。我が校に、入らないか?》
《来週の日曜、以下の場所で編入試験がある》
《それを受けてくれるならば、受験料ぐらいは免除させてもらう》
《期待しているよ》
うわぁあああああああ!入りてぇえええええええ!
両親は一も二もなく良いよって言ってくれちゃったけど・・・けどなぁ・・・


壁に前半身、床に体側面を密着させながら伊津は考えます


考えるのをやめました


伊津は壁を蹴った勢いで身体を起こして言いました
『合格できるかもわかんないのに悩んでられるかぁ!!とりあえず試験は受けるっっ!』

意を決した後、伊津は明日の授業に備えてさっさと睡眠を貪りはじめました



一週間後


超絶悶絶スロースターターを自負している伊津は、迎に協力してもらい二時間の対戦を終えた後でした
頼むからやめてくれオマエキタネーゾと精一杯文句を言い拒否する伊津でしたが
<師匠の晴れ姿見に行かなくて何が弟子ですかー!!>
<朝っぱらから二時間も女の子の時間奪っておいて応援すらさせてくれないんですかっっ!!>
<えーいどうしてもダメならいっそ!!彼女は行ったサヨナラそしてデッドボォォォオオr>
と、罵詈雑暴言と激しい暴力の果てには迎を連れて行くことにしてしまいました

そして、試験会場に到着して二人は硬直します
何故ならそこは・・・・・・

『・・・ここ、ギル校じゃねーかよ』

そう、世界で初めてのゲーム学校、ギル校だったからです

<えっと・・・間違えてる・・・・・・ワケないよね>
『間違ってここに来たとか、いくらなんでも偶然がすぎるだろ・・・残念だが;』


ともかく中に入らなければなりません
二人は腹をくくって校門をくぐり、来校者受付へと足を運びました

437前スレ566:2005/05/08(日) 00:56:08 ID:YeD5w2Cc

受付の係から声がかけられます
《ギル校へようこそ。どうぞ、こちらの名簿にご記入下さい》
『あ、ハイ。えっと・・・・・・って、ああああ!』
<速い人!!>
二人は叫びながら、受付を指差します

《おおっと!?君達か!》
驚き仰け反った後、男は破顔して言いました
《よかった、わざわざ受付をやらせてもらっていた甲斐があったよw》
同時に、何か小さな紙にサインし、伊津に渡しました
『あ、ども・・・・・・これは』
《校長直々発行の受験許可証だ。これを持って、誰か教員に声をかけると良い》
<あ・・・・・・>
『!!・・・・・・あ、ありがとうございます』
伊津は目を大きく見開き、途端に姿勢が良くなりました

気持ちを抑えきれないかのように大きな歩幅で歩き・・・・・・出そうとした時、手首を捕まれ止まりました

<・・・ちょっと、待ってて下さい>

そう言って、手を離すと何かを怖がるように迎は俯いてしまいました
『え、っと・・・うん・・・・・・』
伊津にはその表情が読み取れず、驚いて固まっています


―――数秒なのか数分なのかが経ち

ひゅぅ・・・ひゅぅ・・・

迎の呼吸の音が静かに響いています

静寂が破られ、苦しそうな声が聞こえました


<私にもっ・・・・・・私にも試験を受けさせて下さい!!校長先生!!>


『なっ・・・え、・・・!!!』
いきなり何を言い出すのか、応援してくれるんじゃなかったのか
ショックで固まった喉は言葉を紡ぎ出してはくれなかった

<準備なら、して来ました>
そう言って、迎は封筒を取り出し男に差し出したのです
男は中身を確認し、うむ・・・確かに、と言って封筒を返しました


それから誰も何も言わず、ただ迎と男の視線が交錯しているだけでした



《軽い気持ちで来たのでは無いわけか》
ふぅ・・・と男は視線を下げ、一呼吸しました

《参ったな。断る理由が無いじゃないか》
そう言って、先ほどと同じように小さな紙を取り出して・・・

《私を先生と呼んだからには、それなりの対応をさせてもらう》
<・・・受験させて、もらえるんですね・・・・・・!!>
《ふふ・・・入学できたら、覚悟しておいてくれ》
男はすっ、と紙を突き出してニヤリと笑いかけました
迎は何も言えず、それでもどうにかニヤリと笑い返して紙を受け取りました
すぐに振り返り、そしてまた伊津の手を取って
<行きますよっ師匠ッッ♪>
『え、あーおいっ!?』
一直線に、走り出しました
速く速く、この先へ行こうと言わんばかりに引っ張ります

ほんの数分の、出来事
それはあるはずの無かった出来事
ただ、わずかばかりの会話で
だけど確かに、物語を変えた
別れるはずだった道を一つへ導いた出来事


ここはSammy社立ギルティ専門高等学校

「ォゥァー!」「イタタ゛キー!」 さわやかな朝の挨拶が、澄み切った青空にこだまする。
 右渡様のお庭に集うギルオタたちが、今日も機械のような正確な動きで、
教室の筐体にコマンドを入力していく
 1ドットでも諦めを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
 キャラ別コンボの精度を乱さないように、リバサヴォルカはスカらせないように、
ゆっくりとコマンド入力するのがここでのたしなみ
 もちろん、タイムアップギリギリでドラゴンインストールするなどといった
はしたない生徒など存在していようはずもない
 社立ギルオタ学園
 平成四年創立のこの学園は、もとは初代GGプレイヤーのためにつくられたという、
伝統あるギルティ系オタク学校である




えー、長い長い文章ご拝読お疲れ様でした
あの、突然ですが職人様方にお願いがあります
実はこの伊津と迎の編入試験のうち、実技テストを>>20氏のテストにぶつけてみたいと思ってます
当日試験者とかいうカードを持たせて、とはいっても点数で合否を決めるのではなく、
他の試験同様対戦内容を教員が見る、と言ったものなのですが
社交性とかも図る良いテストになるんじゃないかと思いまして
もしよければウチの奴らも混ぜて上げて頂けないかなと

誰と戦うとか、まだ全く未決定ですから
勝手に戦わせないでくれとか是非戦わせてくれっていうのがあれば喜んで従います
もちろんウチの奴らを使ってくれる場合協力は惜しみません
どうかよろしくお願いします

43820:2005/05/08(日) 01:09:21 ID:tZMQ5zyI
>>566
気が向いて覗いてみたらF5を連打するハメになってしまったw

実はROM時代に566氏のSSのファンだったりしてる俺ガイル。
独特のまったりゆったりした雰囲気が大好きです。

で、本題。
まず一言、「私のテスト」と言うより「64氏のテスト」と言ったほうがいいかと。
テストのルールそのた諸々は全て64氏が考えた物ですゆえ。

それと、私のキャラの使用についてですが、、
敢えて言うならば、、そう。

《参ったな。断る理由が無いじゃないか》

と、言うわけだからドンドン使ってくださいな。


こちらでも使わせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。

439前スレ566:2005/05/08(日) 01:44:45 ID:YeD5w2Cc
なんとΣ(´∀゜)色々びっくりw
F5を連打するとか大好きとか使わせて頂きますとか、ほんと光栄ですありがとうです♪
正直、おそらく皆スルーしてるなーと感じて止めた身ですので涙がでます(つω`)
それでは、愛すべきキャラ達を拝借します
頑張って魅力的に書きますよ!!


�瑤Δ錣_燭討海函Ĺ廚い辰④蟯ś磴い靴討泙靴�・・・>>64氏、失礼しました
えー改めて・・・64氏のテストを私の小説で使わせて頂きたいです
ぜひぜひ、お願いします

440283:2005/05/08(日) 01:46:06 ID:qkBjpVJc
ウアアアヽ(`д´)ノアアアアン

「64氏のテスト」参加してェよう!!こうなりゃマッハで進めるか!!

という訳で参加希望です。

441283:2005/05/08(日) 01:59:45 ID:qkBjpVJc
>>396

新キャラ登場。イメージとしてはブリーチのたつきです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



負けました。




最期はリバサ金サイクからの俺キル二連発。死ぬなって言う方が無理だろ。


「あ゛〜〜負けた負けた!!」

結果は3セットストレートだった。
「閃終わった?」

狂助のほうは結局ボスイノまでいってしまったようだ。時間もほど良く潰せた
「さてっと・・・そんじゃ・ま、行きますか!」
・・・と、ツェップスを後にしようとした時

「ちょっとまって!」

振り返るとショートカットの女(一瞬男かとも見えた)がいた。

「さっきのアクセル、アンタでしょ?」

いきなり質問をしてくる。どうやら先程の鰤使いのようだ。まさか女だったとは・・・

「だったらなんだよ?」

少しプライドが傷ついたのを隠して言う。女は言うのを少しためらった後言った。




「アンタ・・・手を抜いてるの?それとも弱いの?」

442283:2005/05/08(日) 02:00:34 ID:qkBjpVJc

は?



イヤイヤイヤ、いきなり何つーこと言うんだコノアマ



「どういう意味だよ?喧嘩売ってんのか!?」



「違う。さっき戦って・・・アンタ、ループ・ザ・ループの熊を当身で取るなんて常人じゃ出来ない。
 ・・・それにしては決定的チャンスをいくつも逃してる。」

「決定的チャンス?」

ドコのことを言ってるのかワカラン・・・?

「・・・どうやら本当にわかってなかったようね。
 ごめんなさい、手を抜かれたのかと思って・・・。」

「ははっそりゃしかたないさ。だって閃はまだ」

「狂助!!」

ここでは今の実力が全て。ギルティ暦の短さなんて関係ない。

「・・・何よ?別に馬鹿にしたわけじゃない。」

そんな事はわかってる。

「弱くて悪かったな!クソッ」




『弱い』




反論なんてできやしなかった。



ただ・・・ただ悔しかった。





そして・・・
「遅かったな、こっちだ。」
闇光 諏礼に俺たちはギル校の一室へと案内された。

44364:2005/05/08(日) 08:38:34 ID:kMy7yZ.U
>566氏

いえ、使っていただけるなら嬉しいです。じゃんじゃん使ってください。
好評でこちらとしても必死になってルール考えた甲斐がありますからw

444前スレ566:2005/05/08(日) 12:14:46 ID:YeD5w2Cc
>>64
ありがとーゴザイマス(´□`ж)早速試験投稿でスw
ルールも変形してますし最初はまず自分のキャラだけですが・・・
>>283
試験 や ら な い か



「んぁー、試験説明を担当する 刃山 龍深(はやま たつみ)だ。よろしくっ!!
・・・なんだいなんだい、元気がないねぇ。おらぁ!よろしくっっっ!!
はい、ありがとう。んじゃまー、挨拶もすんだしぼちぼち行こうか。
ここは我が校の編入試験受験者の教室だ。つまり、ここにいる奴は全員ライバルなわけだ。
あー、とは言っても、直接の敵ではないから、ホラそこメンチ斬り合うんじゃないよ、
特に気にする必要はない。ウチの試験は実力があれば皆取るからな。
そいじゃ、試験内容を説明するよ。質問は、こっちの話が終わってからするように。
・・・実は今日、ウチの学園は定期テストをやってる。
そのテストってのが、まぁちょいと特殊でな。簡単に言えばバトルロワイヤルって感じだな。
生徒全員に点数の示されたカードを配ってしばらく校舎内を歩き回ってもらう。
んで、そこらで会った奴とそこらにある筐台で対戦、勝った奴は負けた奴のカードを一枚頂く。
そうやって時間終了までにどれだけたくさん点数稼げるかを競ってもらう。
点数は1枚最低で1点最高で5点だ。
るっっっさいな!終わってから質問しろっつってんだよ。
あぁ?スリーサイズなんか聞くな!何年前のオヤジだ!!
あん〜まりウダウダしてっと黒板ひっかくぞおらぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!


・・・あー、それで、だ。要するにそのテストに混じってもらう。
受験者同士の対戦はノーカウントだ。
生徒は各々の能力に応じたカードを持っているわけだが、お前らの腕は未知数だ。
だから点の書いてないキャラカードを受け取ってもらう。
あー、受け取ったらそこに受験番号と名前を書いておくように。
で、その場その場で教員が対戦に立ち会って、お前らの動きを採点して、
対戦後にカードに点数を書き込む。
まぁ、教員によって見るところが違うから1点もらった後5点もらうこともある。あんま気にすんな。
通常、カードは3枚しかもらえず、3回負けたら失格なんだが、
さすがに生徒と受験者を同じ土俵に上げるのは不公平だってことでな、
お前らには一人あたり10枚のカードを配る。
だから安心して、なるだけ沢山対戦して楽しんで来な。
もし10枚ともなくなっても、相手がオッケーすりゃ対戦はできる。
その場合勝ってもカードは貰えないけどな。
なんだったら教員に対戦申し込んだって良いからな。
だいたいの説明はこんなもんだ・・・。ハイ!ちょっとボケっとしてる奴、もうちょいだから注目!
今から残ってる細かいことズラズラ〜っと言い並べるからよぉーく聞き耳たててろよ。
まず、一度勝った相手と再戦することはできn・・・・・・・・・・・・・」



―――編入試験

既にエンジンをかけてきている伊津と迎はさっさと教室を飛び出しました


『さーてー、誰か暇そうな人いないかねぇ〜〜っと・・・うわΣなにあれ』
<んん〜珍しいキャラの人がいいなーイノとかザッパとかーってΣあゎわゎわわわっ>

「しぎゃぴぃぃいぃいいいいいい!!」(ごろごろごろごろ

廊下の一番向こうの教室のドアから、ギル学の制服を纏った人間が転げ出て来ました


『だっ、だーいじょぶかあああ!;』
<なっ何があったのさ一体〜〜〜〜っ>

慌てて駆け寄り、ぐねぐねになった体をとりあえず仰向けにします
それから伊津がゆっくりと上半身を抱き起こし、迎が頬をぺちぺちと叩きました

<しっかり〜。傷は浅いぞぉ〜?>
「ぅぅぅ・・・・・・負けたぁぁ・・・・・・ぬごぁぁ・・・・・・」
『おぃ、こら、はよ目ー覚ましてくれないと教員呼ぶぞ』

当然のことながら伊津達はまだ保健室の在り処を知りませんから
誰か(例えば今教室の中にいるおかっぱ頭の筋肉質で胸毛がすごいランニング着用の教師とか)
教員に身柄を預けなければなりません
あぁ、別にこっちの(明らかに男性とわかる女物の服を来た茶髪ミニスカ厚化粧)教員でも
「ハイ!ハイ!私が悪かったですから変な人召還するのヤメテ欲しいです!!」

445前スレ566:2005/05/08(日) 12:17:00 ID:YeD5w2Cc


いつまでもしゃがみこんでいると注目を集めそうなので、3人とも立ち上がりました
少し歩いて離れてから埃を払うあたり、転げまわった男は紳士なようです
その場で払っている伊津と迎には、思いやりが伝わったかどうかは不明でした
男はくりっと振り向くと、言い放ちます


「いやまあぶっちゃけるとただ負けただけなんですけどね」


<・・・・・・ぶっちゃけちゃった>
『・・・・・・ぶっぱなしちゃった』

<『じゃ、行こ行こ』>
男の両サイドをすり抜けて二人は歩き出しました
「あ、さよならース。ありがとう親切な人達ー」
男は再びくりっと振り向くと、しゅたっと手をかざして別れを惜しみました

すたすたすたすたすたすた・・・・

ザ ザ ザ ザ ザ ザ ザ ザ


<『そ ー じ ゃ な く っ て !!』>
「うっひょう!?ど、どーしたって言うんです;」

二人はソルばりのダッシュで戻り、ブレーキと共に突っ込みを入れるという荒業を使いました

『対戦相手を探してるんだけど、お願いできる?』
「ん、おぇ?私服ってことは生徒じゃ・・・ごめん今はテスト中で野試合の余裕はn」
<あ、あのあの!受験者です!・・・ホラ、カード持ってます!!>

そう言ってカードをポーチから取り出し・・・たはずが勢い余って投げましたー第一球〜ストラーイク!!

「あ痛。・・・えーっと・・・あぁ、そうかそういや受験者は点数後付けとかなんとか聞いた覚えが・・・」
<すっ、・・・みません・・・ぅぁぁぁぁ///>(悶絶
『あぁぁごめんなさい;・・・・・・っとにもー、アホだのー』
「・・・っはっはw 面白い人たちですねぇ。ま、こんな私でよけりゃやりましょーかw」
<『おぉお!ありがとうございますっっよろしく!』>
「うひゃひゃひゃw 揃ってる揃ってるw」

「いやはや笑わせてもらいましたw そいでは、よろしくです」
『あっははははw ハイ頑張ります!』

立会人の教員が、勝負の始まりを優しく告げます

「・・・準備は良いですね?両者、席について、スタートボタンを押してください。Lets' Lock!!」

446前スレ566:2005/05/08(日) 12:18:33 ID:YeD5w2Cc
初戦は伊津が出ることになりました
桃紅ジョニー VS 赤メスファウスト



―――医者側の思考



さぁて、いくら楽しかったといっても戦いは別物。きっちりとらせてもらいませんとねー
こっちの速技を軒並み潰す6Pと、コインだけは警戒しないと・・・
ここはローリスクローリターンに2D打ちましょー
悪いけど逃げ待ち全開で行かせてもらいますよ!!

モラッタ!カウンター!チャリーンひゅーんザッシュウ燕穿牙!!

はぃい!?カウンターしてるっっそんな、ハイスラなんてスカるハズ・・・やばい、やばいっしょ!
前ハイなんか繋がるのかよ、くぁー・・・開幕から体力5割+Lv2なんて・・・初めてだよこんな・・・
まぁ・・・離れたんだから、こっからは医者有利の立ち回りだしまだイケるはず・・・まずは物投げて
っっっって!なんでもうディバ移動してんの!?早い!!ちょっ、余裕で重ね間に合うじゃんか!!
くっ、一本先取なんだからすぐ切り返さないと;
端なんだからコイン絡めて詰めてくるはず・・・HSか2Dからのコインをもぐってあげるっ!

コツッ

2K!!なら次は2Dが来る、読み通りっっ

ひゅーんユダンシタナァ?

っっっくぅぅう!!投げられた、くそっ、しょうがない3発目のJSにバースト!!

ムキー!!ッキーン

っだぁぁぁあああ何でガードされてんの!?読んだっていうの!?っきー!

モラッタイーイマトダモラッタッボッロマーンティックザシュッドカッモラッタイーイマトダザシュザシュ燕穿牙ッ

――――S  L  A  S  H  !!



「試合終了。カードを渡して下さい。」
『えっ・・・と、あ、ありがとうございました・・・』
<・・・・・・ん・・・・・・;>
「・・・なんなの今の!!!わけわかんないわ、何にもできなかった!!!!」

気まずくて仕方がないとでも言うように、伊津は無言で目を逸らしました

「取り乱すんじゃありません・・・試合は終わりました。カードを渡して」
「なんでバーストガードできたのよ!!読んだなんて言わないでしょ!?初見の相手なんだから!!」
『ん・・・・・・だって、JS打ってないから』
「�瑤个�・・・読んだって言うのね!!ふざけないd『違うよ。』・・・・・・」
『そうじゃなくて、あそこは狙われるから、二段ジャンプからの燕カスにしてるんだ』
「ちょっ・・・それ、ほんと・・・?だって、あんた生徒じゃないんでしょ・・・?」
「アレは見事でした、なかなかお目にかかれるモノではないでしょう・・・
 よく煮詰めていますね、受験生さん」
『っはは・・・ありがとうございます;』
「・・・ほんと、なのね・・・・・・つまり、完敗、ってこと」


少しの間があり、落ち着いたのか男は胸ポケットから学生証を取り出しました
「・・・ハイ、カード。ったく・・・まさか2連敗とはね・・・はぁーあ」
ファウストの描かれたそのカードには、5という数字が胸を張っていました
『ありがと・・・』
<ごめんなさい・・・ウチのバカ師匠が酷いことを・・・>
『・・・・・・・・・。』


「うらっ!」(パンッ
重い空気を弾き飛ばすように、男は手を叩きました
「謝ったりしないで。」
苦々、といった感じに二人は顔を上げます
<『・・・・・・』>
「もう一回勝負してもらうんだからね!!」

447前スレ566:2005/05/08(日) 12:21:49 ID:YeD5w2Cc
え・・・アタシとの勝負は・・・?これで負けたらこの人カードなくなっちゃうよ・・・;
なんて思う迎を尻目に、勝負は始まってしまいました

Heaven or Hell Let's Lock !!


―――ジョニー側の思考


んー、さっきは6P殺しに来たし 次は下がるか2Pで安定か、それともHS殺しにK来るかな
ま、もういっぺん足払いは来ないだろ
6P打ってこー

モラッボイン!カウンター!ホームラーーーンヒャハーーヒャハーグギギギザシュッアターマオイィイーッス
ナニガデルカナ
あーぁ・・・2SCH痛ぇーダストか、いい判断するなぁ・・・そうだよなー、受け身不能やるよなー
うげ、しかもダウン取られた。しかも爆弾出すか・・・投げだきゃ警戒しないと死ぬ・・・

ピコッピコッピコッドッゴホームラーン

・・・爆風避けやがった・・・あー、爆風避け練習してたゼクス時代を思い出すわー
なんて干渉に浸ってる間に体力残り3割。ダウン。んー、一方的

イッテキマース

おい!?

タダイmロマンティーアヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ

青キャンスカして投げ・・・ぬー。いいセンスしてるよこの・・・!

ナニガデルカナ ガッ愛ヲウケトッテー

ん、食べ物出た お?ドリルから愛って、自爆しやがった

ロマーンティックホームラーンヒャハーーヒャハー

・・・っおーぃ、こいつぁ初めてみた、愛の爆風をダストで抜けて来やがった
んー。やられちゃったねぇ・・・

―――  S  L  A  S  H  !!



「試合・・・終了。あー、カードをこちらに。」
『え、あぁ・・・お願いします』
「・・・借りは、返しましたよ」
『あぁ・・・思い切りやられた。・・・・・・わかるかよあんなのw』


二人とも、その顔に笑みを浮かべながら手を握り合いました
伊津はすぐに手を離し、振り向いて教室を出ます
扉の所まで来て、伊津は言いました

『迎、俺は外で待ってるよ』
<え、・・・・うん。わかった>

「カードを受け取って」
「あぁ、ハイ・・・」
「・・・私の採点、受験生の平均は、1なんですけどね・・・良くて2。稀に3以上の時も」

男が受け取ったカードには、5という数字が堂々と居座っていました

「んん・・・・・ま、当然。アレで1とか2とかなんとか言われたらどうしよーかと思った」
「えぇ・・・最初、貴方の点数を直そうかと思ったくらいです」
教員は優雅な笑みの中に苦いものを混じらせながら言いました
「うひー、笑えませんねそれ。勘弁です」
「ふふ、まぁ・・・今の戦いは好評に価しますから、安心してください」
「もちろんよろしくお願いします。自分でも、今のは驚いたくらいの冴えですからね」

フフフ・・・・アハハ・・・・・・・・・+゜


<・・・ダメだ、アタシ邪魔モノでしかない。もういいや、行こう・・・・・・>

まるで一世一代の仕事を終えたかのような二人の空気に、迎は太刀打ちできませんでした
すごすご・・・まさにそんなこと音が似合うような申し訳なさで教室を出ます


『んぉ?早かったな・・・・・・やったの?』
<んーん。見ての通り、カードは10枚のまま。いいよもう、行こうよ、師匠・・・>
『10枚ね・・・勝っても負けてもない、と。いいじゃん、まだ相手はいっぱいいるよw』
<わーかってます!とにかくも〜一刻も早く他のとこ行きますよ。ここに居たくないっ>
『あぃよー。心得ましたお姫様、して次は何処へ行かれましょう?』(ペシッ
どこから取り出したのか、伊津は50センチはある扇で自分の頭を小突いています
<・・・・・・>(スチャ
どこから取り出したのか、迎は20センチ程のかわいいピンクのイルカのぬいぐるみを構えています
『�瑤个奪丱ǂ修譴呂笋瓧髻�
<問答無用ぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!左衛門太郎ぉぉぉ!!!>(ガスッ
何故そんな音がするのか、左衛門太郎イルカは伊津の頭に当たると鈍い音を響かせました


よろけ千鳥足の伊津を引きずりながら、迎は対戦相手を求めて去っていきました

448名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 13:20:03 ID:6GsXloaY
>>前スレ566氏
超GJ(・∀・)b
迎のイルカツッコミが可愛いw

44920:2005/05/08(日) 13:31:02 ID:tZMQ5zyI
>>566
GJ!
いよっしゃ、ペースを上げて頑張るぞぉー!
=======================================================================
>>426

-愛-


(さて、どうするかな・・・。
 もらったカードは『4』だしな、、その辺にいても相手から寄って来るか?)


・・・と、いうわけで教室のすぐ前の廊下で待つことにした。





一人、また一人と人が出て行く。
こちらを見る奴はいるが誰一人として勝負を挑んでこない。

(暇だ、、一二三が出てきたら勝負してみるか。)


とは言っても、一二三は転校生なので、現時点では出席順で一番最後だ。
ちょうど今出た人で最初からいる奴らは全員教室を出たことになる・・・。


転入生はたしか一二三を含めて3人だったはず。
そのうち1人は闘劇出場者とかいわれていた気がする・・・。

確かミリア使い、、実力は折り紙つき・・・。
出来る限り戦いたくない、負けるのが目に見えている。


そんなことを考えていると、丁度そのミリア使いが教室からでてきた。

(・・・こっち見てるし、、はやく向こうへ行ってくれ。)


「お前、、、ザトーとかいったか?」
「佐藤だよ!」

(って、なに反応してんだ俺の馬鹿ぁーーーー!!)


「ウォームアップがしたい、付き合ってくれるか?」

そう言ってカードを取り出す。
当たり前のように書かれた数字は『5』。


「拒否権、、ないんだよな、仕方ない・・・。」
「・・・感謝する。」






HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

45020:2005/05/08(日) 13:31:37 ID:tZMQ5zyI

-一二三-


教室を出てから時間にして約15分。
いまだに人っ子一人見つからない。

探す場所が悪いのだろうか、、体育館にも誰もいなかった。


・・・チョット待て、体育館には居ただろう。見逃したのか?

(困ったなぁ、、昇降口と、体育館と、職員室と、事務室と、それから屋上も誰もいなかったよ・・・。
 ほんとにみんなテスト受けてるのかなぁ。。う〜〜ん、次は食堂かなぁ・・・。)





―――たぶん食堂も人はいないと思うぞ。



-食堂-

(・・・やっぱり誰もいない。)


ここにも人はいない。

ジェリーフィッシュ海賊団の格好をしたウェイトレスならいるが・・・。


(次はぁ、、教室に戻ってみようかな。)


踵を返して食堂を後にする。

・・・その瞬間。


「おい、そこの小さい奴!」
「はい・・・?私ですか??」

振り向いて見てみると、そこに立っていたのは一二三より小さい女の子。
髪の毛はボサボサ、、というかツンツンしてる、、というか・・・そんな感じ。

見た目日本人ではない、だが外国人でもない。たぶんハーフだ。
板チョコをバリバリと頬張っている。


「テスト受けてるんだろ?勝負だ!」

元気いっぱいにカードを取り出す。
描かれいるのは紙袋の医者、ファウスト。裏には『1』の数字。

手についたチョコがさらにカードに付着している。


「いいですよ、やりましょう。」

一二三も同様にカードを取り出す。

「おぉ、お前『3』なのか!強いな!!」
「え、そんなことないですよぉ・・・普通です、普通。」
「それじゃ私が弱いみたいじゃないか、お前は強いんだ!」
「はぁ・・・?」





HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

451名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 15:54:31 ID:w4h0L9kI
通りすがりのファウスト使いだけど、
ジョニー戦の開幕ローリスク選択って2Pじゃないの?
2Dは流石にミドルリスクローリターンで怖くて振りにくいと思うんだけど・・・。

あとジョニー開幕6Pに2SCHからダストって届くのか?

452名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 16:14:48 ID:cdOL8yIQ
別にSSなんだからいいだろ。
そもそも、延々とROMってるだけの俺達がウダウダ意見つけるのはどうかと思う。
それに、職人さん達も人間なんだから、間違いや勘違いくらいするだろ?

気になったとしても(俺だったら〇〇かな。)程度に心に留めておこうぜ。


職人GJ!

453名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 16:26:46 ID:lc6DPvG.
>>451は間違いなく解説君だな。


職人様GJ!!

454名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 16:41:55 ID:w8YtXYRQ
やべー、超おもしろいw 昨日もチェックしたのにいきなり30ぐらい伸びてる
んだもんw
個人的にエディとかイノもそろそろだしてほしいなぁ・・とか思ってるん
ですが・・ダメ?w

455名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 16:46:57 ID:VLIN9Rf2
俺はネタコン重視のジョニーキボン

456前スレ566:2005/05/08(日) 16:51:17 ID:YeD5w2Cc
えーっと、討論すると迷惑かかるので、返事はもらえない、という前提で返事します
>>451
2Sは正確にはダッシュ2Sなんですが、ダッシュをどう書いたら良いかわからない、というのと
その場で2Sはフツー打たないのでわかる人はわかるし、わからない人はそもそも疑問に思わないだろう
という判断から特に表記しませんでした 

2P、その他移動含む行動だと
リスクもリターンもローすぎて何も進展が無いので小説中では却下させてもらいました
医者とジョニーだと開幕の読み合いはかなり熱いので熱さを書きたくて、中でも

・ジョニーがBSしても飛んでも技振ってもとにかく痛手を与えにくい医者2D

・医者に下がられても反撃受けにくく、K読みによく用いられるジョニー6P
の、割と多様されるものの二つが打ち負けて、かつ試合のペースを持っていかれる
ってゆー、実際の試合だとあんまり見られないのを選ばさせてもらいました
・・・まぁ、一本勝負なんだから金サイクをもっと積極的に使っても良いとか
見えないだけで色々考えはあることはあるので
>>452氏のように生暖かい目で見て頂きたく思います

>>452
庇ってくれてサンクス(゜∀`)b 気が楽になりました

45720:2005/05/08(日) 17:09:28 ID:tZMQ5zyI
なんだコノ凄まじくイイ雰囲気は!?
スレからマターリした空気が流れてくる感じですね。

間違いに勘違い、それは私の独壇場だと言ってみる。
アモは受身とれないわ、DOTが闇天使突き抜けるわ・・・。アッハッハ
======================================================================
>>449-450

-愛-


『ザトー様ァッ!』
『ボーっとしてるから・・・。』


(ふふふ、、負けた・・・完敗だな。
 ボーっとしてる暇すらなかった気がするが、、
 流石は評定『5』、、流石は闘劇出場経験者・・・、格が違う。たぶん『5』より上だな。)


肝心の試合内容:

開幕、意外性重視でダッシュからいきなりの足払い。
どういうわけかミリア6Kで避けられてそのままダウンを奪われる。

起き攻め、セオリー通りにHSタンデム。
低空ダッシュ>空中バックダッシュ>高速落下

ダッシュが2回出た時点で愛はもう混乱してる。

そのまま屈HSで空中に放り上げられて、バーストするも見事に読まれ、
そこから20ヒットは簡単に超えそうな、とっても長いわけわからんコンボを喰らって。

ガーデン起き攻めで硬直利用の高速中段喰らって・・・、SLASH



対戦後、筐体の後ろからミリア使いが顔を出す。

「まずまずだな。」
「言ってくれるよまったく、、ほらよ、俺のカード。」


そう言って自分のカードを差し出す。
・・・しかし、相手はそれを受け取ろうとしない。

「・・・?ほら、カード。」
「いや、今のはウォームアップだから・・・、いい。」
「でもルールだし、」
「気にするな、私はもう行く。」


それだけ言って青い瞳のミリア使いはサッサと向こうへ行ってしまった。


(なんだぁ?まぁ、、命一つ失わずに済んだからいいか。)


そんなこんなでミリア使いとは逆の方向へ歩き出す。

45820:2005/05/08(日) 17:10:11 ID:tZMQ5zyI

-樹-


それはいきなりの出来事だった。

ふと閃いた瞬間に前Pを振ったら見事にカウンターした。

これまたふと閃いた瞬間に山田さんを呼んだら相手はJSを振っていた。

きづいたら相手は気絶していた。

慣れた手つきでコンボを決めたら倒せてしまった。

いきなりの大金星だった。

正直、以前ZEPPSで見た時の焔の立ち回りとは似ても似つかなかった。



『野望に一歩前進!』

それは正に樹の今の状態を表したかのような一言。
犬助や愛、一二三を倒した評定『4』のアクセル使いを倒したのだから。


「・・・その『2』は何かの冗談か?」
「いや、あたしのだけど・・・。」
「そうか・・・私のカードだ、持って行け。」


かなり残念そうだ、そりゃ『2』に負ければ残念か・・・。
それ以上に何かもっと重たそうな失念を抱えているようにも見える。


「・・・ねぇ、何かあった?相談乗るよ?」
「む・・・。」

焔の様子を案じて『相談に乗る』と言ってみる。
最初は口をモゴモゴさせていたが、結局焔は理由を話してくれた。

「吸に完膚なきまでに倒された・・・。
 それで自分の実力の程度が知りたくて、そこにお前がいたんだ。」


なるほど、焔が持っているカードは2枚。
アクセルの『4』とテスタの『3』、、もう後がない。

「そっか、、でもねぇ、自分の戦い方を忘れたら『1』にだって負けるわよ?
 まず深呼吸しましょう。話はそれからよ。」
「・・・そうか。」

2人並んで深呼吸をする。焔も大分取り戻してきたようだ。


「それじゃ、あたしはもう行くね。」
「・・・部室棟の方か?」
「これから闇慈を狩ってくるわ。」


グッと親指を立ててみせる。


「この卑怯者。。。」
「なんとでもおっしゃい、一学期の名誉挽回よ。」



それだけ言って二人は別れる。
樹が目指すは闇慈使いが集まるであろう『日本舞踊部』の部室。

459283:2005/05/08(日) 19:57:26 ID:48H1utYc
>>566氏 
 や り ま し ょ う

え〜っとちょうど編入時期が重なったんでテストへの参加理由とかパクらせていただきます。

>>20>>64
20氏の一二三さんと64氏の永園君借りたいのですが宜しいでしょうか?
話の流れ的に永園君に狂助が勝っちゃうんですが・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

部屋の中には十名ほどの人がいた。俺たちと同じように編入試験を受けに来たのだろうか?


「んぁー、試験説明を担当する 刃山 龍深(はやま たつみ)だ。よろしくっ!!
 ・・・なんだいなんだい、元気がないねぇ。おらぁ!よろしくっっっ!!
 はい、ありがとう。んじゃまー、挨拶もすんだしぼちぼち行こうか。
 ここは我が校の編入試験受験者の教室だ。つまり、ここにいる奴は全員ライバルなわけだ。
 あー、とは言っても、直接の敵ではないから、ホラそこメンチ斬り合うんじゃないよ、
 特に気にする必要はない。ウチの試験は実力があれば皆取るからな。
 そいじゃ、試験内容を説明するよ。質問は、こっちの話が終わってからするように。
 ・・・実は今日、ウチの学園は定期テストをやってる。
 そのテストってのが、まぁちょいと特殊でな。簡単に言えばバトルロワイヤルって感じだな。
 生徒全員に点数の示されたカードを配ってしばらく校舎内を歩き回ってもらう。
 んで、そこらで会った奴とそこらにある筐台で対戦、勝った奴は負けた奴のカードを一枚頂く。
 そうやって時間終了までにどれだけたくさん点数稼げるかを競ってもらう。
 点数は1枚最低で1点最高で5点だ。
 るっっっさいな!終わってから質問しろっつってんだよ。
 あぁ?スリーサイズなんか聞くな!何年前のオヤジだ!!
 あん〜まりウダウダしてっと黒板ひっかくぞおらぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!


 ・・・あー、それで、だ。要するにそのテストに混じってもらう。
 受験者同士の対戦はノーカウントだ。
 生徒は各々の能力に応じたカードを持っているわけだが、お前らの腕は未知数だ。
 だから点の書いてないキャラカードを受け取ってもらう。
 あー、受け取ったらそこに受験番号と名前を書いておくように。
 で、その場その場で教員が対戦に立ち会って、お前らの動きを採点して、
 対戦後にカードに点数を書き込む。
 まぁ、教員によって見るところが違うから1点もらった後5点もらうこともある。あんま気にすんな。
 通常、カードは3枚しかもらえず、3回負けたら失格なんだが、
 さすがに生徒と受験者を同じ土俵に上げるのは不公平だってことでな、
 お前らには一人あたり10枚のカードを配る。
 だから安心して、なるだけ沢山対戦して楽しんで来な。
 もし10枚ともなくなっても、相手がオッケーすりゃ対戦はできる。
 その場合勝ってもカードは貰えないけどな。
 なんだったら教員に対戦申し込んだって良いからな。
 だいたいの説明はこんなもんだ・・・。ハイ!ちょっとボケっとしてる奴、もうちょいだから注目!
 今から残ってる細かいことズラズラ〜っと言い並べるからよぉーく聞き耳たててろよ。
 まず、一度勝った相手と再戦することはできn・・・・・・・・・・・・・」



―――編入試験

46020:2005/05/08(日) 20:13:32 ID:tZMQ5zyI
このタイミングでレスしていいのかな?

>>283
断る理由がございません。是非使ってやってください。ワーイ

追伸:
 今後、私のキャラを使うときがある場合、確認はいりません。
 全面解禁、、という方針でいかせて頂きます。
                        以上

46164:2005/05/08(日) 20:40:16 ID:kMy7yZ.U
>283氏

どうぞどうぞ。他の方々も自由に使って頂いて構いません。
ただ、それによる試合の結果等は私のSS内では無視させていただく場合があります。
ご了承ください。
一応話の流れだけは決めてあるので…

462前スレ566:2005/05/08(日) 20:52:01 ID:YeD5w2Cc
>>283
ドゾー(・∀・)ノシ使ってやってください


あ、私もどうぞ使って頂いて構いません。開放です
でも、もしかしたら内容を反映しないこともあるかも、です

>>64
現在蘇留ちゃんを拝借中ですw

463名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 21:58:43 ID:6dh1AHj6
そしてこの流れに便乗してSSを投下しようとしている俺ガイル
だがはたしてそんなこと許されるのかと心配で心配で…つД`)

誰か!俺に勇気を!

464名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 22:13:04 ID:dQNGm25M
おぉ、新たなる職人誕生の予感(・∀・)
最初は恥ずかしかったり不安もあるだろうけど、躊躇わずに投下しる!
文章力なんて人の目に晒してからついてくるもんです。

465前スレ566:2005/05/08(日) 22:19:45 ID:YeD5w2Cc

前は>>447


対〜戦相手ぇーはどっこだー♪

そんな陽気さで、鼻歌なんて歌いながら迎は廊下を歩いていました


<んん〜♪んー、んぅ〜♪>(てこてこてこ

『・・・・・・・・・・・・。』

迎は伊津の視線を感じて足を止めました

<ん〜〜〜♪ん、ぅん?>(ぴたっ、じ〜

『・・・あのな。』
<・・・?>
『何咥えてんの、旋風・・・;』
<ん?ぅ・・・・・・・・(ちゅぽっ)・・・・・・青インヴァイト>

迎の手には、ペンぐらいの棒の先に小さめの携帯電話ぐらいの円錐がついたものが握られています

『購買部行ってくるっていうから何かと思ったら・・・・・・えー、食い物、だよな』
<他にナニに見えるって言うんです?まー、見ての通りソーダ味の飴ですよ>

『・・・っつーか・・・青インヴァイトって・・・・・・いやもう、何も言うまい』
全然見ての通りじゃないんだが
青ってことは他にも色があるのかほとんど黒な気がするが、っていうかお前以外食う奴がいるのか
今対戦申し込まれたどうするんだ、っていうか申し込むために歩いてるんだがわかってるのか
突っ込み所が多すぎて突っ込みきれねーし突っ込んでも返事しきれまい

・・・なんて思考に沈みながら伊津は迎の隣を歩いていました

ちょうどご飯食べ終えた奴と遭遇したら良いなぁ、なんて打算のもとに迎は食堂へと向かっています


<んっっ�堯福❷◆�)>(私と背の変わらない子がいるっっ!!
『ぉ、人が居たねぇ。ちゃんと制服着てるし』
<(ちゅぷっ)こんにちはっっ!!>
「ッッ!!!」

いきなり背後から大声で呼びかけられて、150センチくらいの少女は仰け反りました
<格好良ぃー♪金髪だぁっ、ぁは♪ねぇねぇ、私と対戦してくれない?>
迎は背丈が近いことで親近感が沸いたのか、ラフな言葉遣いと満面の笑みとで対戦を申し込みます
いきなりそれは失礼じゃないかなーとかハラハラしつつ伊津は見守っていました

「なっ!・・・なんだよ、対戦申し込むのに金髪は関係ないだろーっ;」
腕を振り上げて金髪の少女は怒ります
<わゎわ;ゴメンなさいっ>
一方、迎はやってしまったとばかりに後ずさります
「なんだってのよっもう」(・・・・・・ん、あれ?手の中にチョコ、無い・・・
『あーぁーまぁまぁ、落ち着いて下さい、ちょっとはしゃぎすぎてるだけで悪意は』
そこへ今を逃すまいと伊津が宥めに入りました
(シュパッ)<ウッッゎあ!?>
『ん�弝蹐覆�!!』
後へ崩れ落ちる迎を、伊津は咄嗟に上体を反らしながら右腕で抱きとめました
『おいおい、どうした?』
<・・・ふぅ; なんか、足元がおもいっきりすり抜けたというか・・・>
足元を見る向かいの言葉に反応して二人も視線を下へズラします

<『「  あ。  」』>

「あたしのチ『何で床にチョコが落ちてんのこの学<っっでぇーーーい!(パコン――――グシャッ)>』」



『・・・・・・はぁ』
溜息をつきながら、伊津は集めて捨てるために壁際の砕けたチョコの方へと向かっています

「・・・・・・ぁ」
眉毛を八の字に歪ませながら、少女は床へと倒れ崩れていきます

<ふんっ・・・・・・ゎ?んっ!!・・・・・・ぁぁぁああ>(ドシャッ
迎は肩を怒らせ息を吐き、少女に気づいて慌てて受け止めるも止めきれず一緒にもんどりうちました

『うぅ、後先考えて欲しい・・・・・・まぁ、面白いんだけどさー』
何か言いながら、どことなく生気の無い片付け方を見ると、伊津は既に呆れきっているようです


とりあえず怪我はしてない・・・あ、この子大丈夫かな。何で倒れたんだろ・・・
<あのー、大丈夫・・・?無事なら、あの、起き上がろう・・・?>

そう言って、迎は腕の中の少女に呼びかけました
「ぅ〜・・・チョコが・・・チョコがぁ・・・」
悲しみに暮れながらも、むくりと身体を起こす少女でした
<ふぅ・・・・・・よぃっ、と>(スタッ
少女が退いたのを確認すると、迎は無駄に身体を捻りながら軽やかに起き上がりました
これでもかと落ち込んでいた少女は、突如ぴたっと泣き止みました

466前スレ566:2005/05/08(日) 22:20:26 ID:YeD5w2Cc

「・・・わ」

<わ?>

「私が勝ったらその青インヴァイトよこせぇぇぇぇぇっっ!!」
ズガシャァァァン と雷鳴が聞こえそうな勢いで迎を指差しました
<ひぃぃぃぃっっっ;>


ゆらり


迎の背後に怪しい人影が!!


<ゃああああああああああっっっゴメンナサイゴメンナサイゴメナサ〜〜〜〜>


『・・・・・・なによ、一体。』
<あ、なんだ師匠だっt>
『おだまり。』
<へ?え、あの・・・片付けさせてごめんね♪ゆるs>
『つっつくわよぉ〜?』
<ぁぅ・・・師匠、怒ってるぅ・・・>

いつのまにか取り出した扇で、伊津は口元を隠しながらネチネチ言っていいます
迎は悶えています


(はぁ・・・・・・)「・・・おい」

<『んっ』>

「対戦するんだろ、来い」

そう言うと、少女は振り向きもせずに手近な教室へと入りました


『・・・ごほん。・・・行こうか』
<ハイ。・・・・ぁー恥ず///>

師匠のせいですからねー?なにをーお前が怒らせたんだろー、なんてやり合いつつ二人は歩きだします

467前スレ566:2005/05/08(日) 22:21:41 ID:YeD5w2Cc
二人が教室につくと、少女は既に対戦台に座っていました
扉を開けたばかりの二人に向けて言い放ちます

「私は紙野 蘇留だ。キャラはソル、ポイントは1だ。対戦相手は、私でいいんだな?」

てこてこ・・・と歩み寄り、迎は破顔しながら言います
<うん!私は受験生の迎 旋風っていうんだ♪メイを使うから、よろしくっ!>
(ぴくっ)「・・・・・・。さっさと戦ろう」

さっ、と目を逸らしながら蘇留はぶっきらぼうに言いました
その時蘇留の頬が僅かに赤染まりしたのは、隣でプレイしていた少年ぐらいしか気づきませんでした


「あぃ、試合開始。始めて」


―――観戦者 隣の少年の思考

あ・・・ソルとメイだ・・・キャラ順ファースト3名・・・

ん、遠Sがヒット、ソルは走ったからか。ぉ?そのまま前HJした・・・ソルはその場て待ってる
うん、普通にKで対空って、あ?HJから二段Jして

ソレ!カウンター!ダァーッグルグルアターックーぴゅーん

あちゃ、対空し損ねたんだ・・・え?ぐるぐるアタックに繋いだ、しかも先に着地・・・へぇ〜
あぁ!そこで前受け身しちゃイルカが・・・!

テェヤカウンター!

へ?あ、拍手でも設置したのかな・・・JDがカウンターしてる…ダッシュで一気に逆端へ押してって・・・
あれ?2K当たってる・・・S、S、HSと繋いでうん、足払いして、ディレイでガーンフレイm


バンデーッドブリングァー

はっ!?BB打つの!?

ハッ

おおお、めくってぶっきら!なるほど!

ザシュザシュザザシュネテロー

SSHS!?安っ!

スカッ

うわ叩き落しスカった!!へたれだ!
あーぁ、向こうも驚いて受け身が遅れちゃってるし・・・なんだかなー

ハッ

着地を掴むか!?まぁ、でもまたスカって逃がすし、今度は相手もちゃんと受け身とるだろう

タッタッタッザシュテェヤーテェヤーテェヤーテェヤーテェヤテェテェヤーネテローーーーボカッ

って、Dループはできんの!?軽量級に!?やべ、見直した!っていうか見誤った!
なんだろぅ・・・あの叩き落しスカりは、端へ運ぶ布石・・・?
おぉ、また走って走って・・・・何するんだろ

ッポーイ

投げられたっ!もったいないっ!・・・でも、差はでかいよ・・・ソルの勝ちかな

ピコピコピョンッ

詐欺重ねかな・・・重ねたら次は、着地下段か投げ・・・屈Dで暴れれば両方返せるね

ソレッッダァーソレッソレッイルカサーン

え、あれっ??JDが当たってる!?うわ減る減る!しかもダウン、こりゃわかんないぞ

イルカサーンイルカサーンイルカサーンシューートッ

・・・うさんくせー。S縦イルカ三回やって着地して投げたw
あれ?追撃6P単発で終わり?そりゃいくらなんでももったいn

ッダァーイルカサーシューートッ  ソレッペシッソレッ

って横イルカかよ!!また投げたし!
しかも今度は普通にエリアル行ってる・・・ってこっちもかよ!
・・・流石に今度は仕切り直しか、端端だね


あ!どっちも同時に走り出した!!うわコレどうなる?どうなる?っていうかメイどうする!?

グールグーrネーテrズバァァァン

相殺した!!

ッテロー!!キャー

あぁ!ヴォルカが勝った!!


ゴ タ ク ハッ イ ラ ネ ェ--ッッ!!


タイランなのーーー!?

―――   S   L   A   S   H   !!

468前スレ566:2005/05/08(日) 22:24:54 ID:YeD5w2Cc

「試合ぃ、終了〜ぅ。お疲れさーん、はいカード頂戴。」
<負けちゃったー、う〜、ざんねぇ〜〜ん;>
(勝った!勝てた!!勝てたぞ私っ!!!)「・・・・・・ありがと。強かったよ」(よっしゃぁぁ!!)
『いやーはっはw なかなか意外なことだらけで楽しかったw』
「ん〜、全く。あそこで二人ともぶっぱとはねーw 面白いセンスしてるわ」
<あははは♪照れる〜///>
(♪)「ふん・・・・・・面白くて悪かったな、どーせ基本がなってないよ」(♪)
『しかしなー、なんでJD中段ができてイルカ青ができないんだかw』
<うーるっさぃ〜〜!もー、練習はしてますよっ!!>
「なに、既存の枠にハマらんでもいーよ。面白いし」

わいわいがやがや、隣の少年が可哀そうなくらいに騒ぎつつ、迎達の試合は終わりました
そのまま、なんのかの話ながら伊津と迎は出て行ってしまいました


「・・・なぁ、カード。早くくれ」
「そー急ぐなって。迷ってんだ。・・・んー、いいか、あたしの判断だってことで」
そう言って、教員は頭をガシガシ掻きながら点数を記入し、渡しました

「・・・っはぁ!?3!!?なんでアイツがそんな高いんだよ、ちょっ、納得いかねぇ!」
「あー?なんだよ、文句あるのか」
「だっ、だって!!あたしが1なんだぞ!?」
「あーのな・・・」(いい所を見た採点とか教員判断とか言っても通じそうにねぇな・・・)
「確かに基本はなっちゃねー。ケド、独特の発想が良かったんだよ」
「独特の、発想・・・?」
「まぁ・・・アンタもなかなか良い動きしてたよ。面白かった」
「いや・・・だって、ほら、あたしは上級者に勝ったことなんかないし・・・3の奴とか」
「んーと、あ〜・・・なんつーかな・・・」

しばらく口ごもったあと、コレだ!!というセリフが決まったのか、教員は言いました


「天才の発想と初心者の発想ってのは、紙一重なんだよ」


(キマった・・・・・・・・・!!)





ガラガラガラ・・・ピシャン

蘇留は無言で去りました


教員は崩れ落ちました


「・・・・・・OTL」



「ふんっ・・・もっともらしいこと言いやがって・・・・・・!!」
立ち止まると、蘇留は苦くて苦くて仕方がない、という風にこぼしました

そのまま、苛々したもの抱えつつ歩き出します
でも、どこかちょっと納得してしまった気持ちがあって、かといってそれには気づかないまま
蘇留は次なる対戦相手を探すのでした







「っっっつああああああああ!!!青インヴァイト〜〜〜〜!!!」


ふぅ; 何とか今日中に終わりました
あんまり遅筆なのも考え物ですね・・・・・・w

46920:2005/05/08(日) 22:43:54 ID:tZMQ5zyI
>>566
ナイスGJ!相変わらずテンポいいですね。
GW最後の投稿かな、明日から〜学校再開。宿題終わってNEEEEEEEEE!!!!
=======================================================================
>>457-458

-一二三-


『さっさと始めようぜ。』
『わったしが来ったからには、いろいろな保障はできませんよ♪』


HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


『あったーま!』
『ハラキリ!!』


開幕の大読みが的中した。
槍点を空投げ、そうそう狙って出来ることでもない。

そのまま着地>γまで繋ぐ

そこからP転移、相手の後ろに出現する。

『なにすんのさ。』
『ハラキリ!!』

復帰を空投げ

そのまま着地>γまで繋ぐ

そこからP転移、相手の後ろに出現する。

『なにすんのさ。』
『ハラキリ!!』

復帰を空投げ

そのまま着地>γまで繋ぐ

そこからP転移、相手の後ろに出現する。

『なにすんのさ。』
『ハラキリ!!』

復帰を空投g(略


(、、、このまま同じ連携でいいのかなぁ・・・。『ハラキリ!!』)

(受身を取らないでください、『ハラキリ!』、投げちゃうから・・・。『ハラキリ!!』)

(ごめんなさい、『ハラキリ!!』 ごめんなさい、『ハラキリ!!』)


(あぅぅ。。。)『ハラキリ!!』




- S L A S H -

『みぎゃぴぃーーーー!!』

遂にファウストの断末魔がこだまする。
結局ダメージソースは全て空投げ。

「おぉ、チップは脱出不能の即死連携が使えるのか!」
「いや、、あれは・・・、そのぉ・・・。」




恐 る べ し 『 1 』 。

470451:2005/05/08(日) 22:49:32 ID:w4h0L9kI
通りすがりとは言ったものの帰ってきました。
スレ汚しになってスイマセン。
>>452
言われてみて気付きました。いきなりそんな発言で横槍入れたらさすがにウザイですね。
気が回らなかった。ほんとにゴメンナサイ。
所詮は言い訳だけど、自分的にはファウスト使ってるからその選択肢がどんなもんかな〜と思って質問のつもりで反射的に書いたものなんで、悪気はないつもりです。
あと一応自分もここにSS投下したことあったから、軽いツッコミのつもりだったってのもあったんだけど。

>>453
全くもって申し訳ない。おっしゃられるとおり解説君にしか見えないですね。見苦しい事してスイマセン。

>>前スレ556氏
申し訳ない。上でも書きましたが、質問のつもりand軽いツッコミのつもりで書いたので、後からなら何とでも言えるかもしれませんが悪気は全くありません。
ここで聞かずに大人しく医者スレ行けばよかったと今、猛省しております。
とりあえず、テンポ区切ってしまったようで、なんとお詫びすればいいものか・・・。
あと、これこそキャラスレ行けって言われるような話ですが個人的には2SCHならレレレの方が美味かったのでは?

>>ALL
見苦しい言い訳でスレ汚ししてしまって本当に申し訳ない。

>>463
このスレの人たちはみんな優しいくていい雰囲気かもし出してるから、僕みたいな横槍入れるアホが来ない限りよっぽど受け入れてくれると思うよ。
僕もSS投下する時最初は勇気が必要だったけど、一回やってみたら何てこと無いしね。
頑張って!!

471名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 23:28:44 ID:mWTNcpjU
また余計なことを…

職人GJ

472名無しさん@2周年半:2005/05/08(日) 23:29:20 ID:3BpRBs62
また余計なことを…

職人GJ

473前スレ566:2005/05/08(日) 23:30:52 ID:YeD5w2Cc
>>20
GJどもですw ノリが全てですからw
恐 る べ し 「 1 」w
ウチの旋風も受け身攻め苦手だしなぁ・・・永園君とかと当たったら一瞬で決着つきそうな罠

さて、同じ1なのにえらい違いじゃねーか蘇留なんてDループ決めてるぞっと思った方
勉強会等を読み返すとわかりますが、蘇留は基本的に頭の良い子です
ちょっと幼くて経験不足なだけで、全然戦ってイケると個人的に思ってます
エリアルは微妙にコツを掴めてないけど
大好きな郁瀬くんに教わったDループはバッチリ!
ってゆー脳内設定を追加して書かせてもらいましたw

474463:2005/05/08(日) 23:37:15 ID:6dh1AHj6
ちょっと勇気が出てきたのでSS晒し

――――――――――――――――――――――――

『愛を受け取ってぇぇ〜〜〜!!』

相手のダウンに愛を重ねる。

(相手は恐らく下段ガード…ここで愛に気をとられている内に6HSを!)

相手の選んだ行動はまさに下段ガード。これでヒットさせれば終わりだ!

ゴガンッッ!!


「え…?」

いきなりの轟音。これはDQN共が良くやる必殺技「台蹴り」の音だ。
しかも、次の瞬間に画面に映っているのは6HSからの槍を受けて吹き飛んでいる相手キャラではなく。
何故か動いていない我がファウストであった。

「え、ちょっとま、HSがきかない!?あ、え?…おい!ちょっと待てゴラ!何でコンボ決めて…何やってんだコイツー!!」

『世界最大の私が病んでしまうとはあにょにゅに……』

意味不明な言葉を発して倒れる我がファウスト。そして勝ちポーズを取っている相手キャラ…ファウスト。

「やった〜!勝っちゃった〜♪これで今日の昼食はあんたの奢りね!」

向こうから叫んでくる女の声。すぐさま俺はその女に近寄る。

「まて!何か最後ボタンきかないようになったぞ!しかもその前お前台蹴りしただろ!?絶対あれでボタンがおかしくなったんだって!!」

「え〜?何のこと?乱華ちゃんわかんな〜い(プゲラ」

「!…お前、筐体に何か細工しただろ…?」

「うるさいわね、勝負ってのは勝ったもん勝ちなのよ。負けたのはあんた、勝ったのは私。わかったらさっさと学食に行くわよ。」

強引にその場を押し切ろうとする。しかし「勝ったもん勝ち」って…

「こんな勝ち方あるかぁ!」

「ぐだぐだうるさい!」

むぅ…この女は言ったら聞かない性格だ。もう何を言っても通じないだろう。
というか俺引っ張られてるし…

五分後、学食には大人が二人お寿司(二人前5000円)を食べている姿があった。
その二人は白衣を着ているせいもあるだろうが、それぞれがとてつもない存在感を誇っていた。

かたや長い茶髪が嫌でも目に付く、いつも笑顔の大人の女性。今年で32歳。ギル校で保険医を務めている俗に言う「美人保険医」。生徒(主に男子)に人気があるが毎日男をたぶらかすという大変な性格をしている。
名前は石谷 乱華。使用キャラはファウスト。

かたや2メートルを軽く越すであろう長身が特徴の、同じくギル校の保険医。
通称「巨人保険医」。その外科医としての腕は折り紙つきである。まさに天才。まさに現代に生きる自然遺産。
名前は石谷 豪。使用キャラはもちろんファウスト。
ちなみにこの美人・巨人保険医コンビ、苗字は同じだが結婚はしていない。

「…何そのナレーション?しかもなんで私の情報がそんなに屈折しまくってるの?年も違うし男もたぶらかしてないわよ…まあ美人ってとこは合ってるけど。」

「何、読者達に少し自己紹介をとね。美人はちょっと言いすぎたと思う。今は後悔している。」

「で?その天才さんは今、私にギルティで負けて奢らされているわけだけど?」

「あれはお前の台蹴りの威力に筐体が見事に潰れただけじゃないか。この鬼畜生悪魔!」

「ごめ〜ん、何のことか全くわからないんだけど?」

「…ほんとに、いい性格だな…というか、さっきから鯛とかトロとかばっか食ってないですか?俺はさっきからうなぎしか食ってないんだが。」

「取ったもん勝ちよ。」

475169:2005/05/09(月) 00:10:09 ID:VtkmtFVk
皆様方GJ!みんな面白いのかけて羨ましい(´Д`;)
410の続きです。

ギル校に入学することが決まった私は、すぐにアパートを借りて向こうに住むことにした。
寮があるらしいが、どうも人付き合いは苦手だ。だから、一人で過ごせるようにアパートを借りた。
アパートと言っても高い値段に見合うだけの設備である。
一軒家の部屋数が少ないだけというか。とにかくなんでも揃っている。
近くに何があるか探索する。
スーパー、コンビニ、デパート、そしてギル校。
ゲームセンターは遠いが、ギル校があるので問題ないだろう。

入学式。
普通の学校と違い、長話などはしない。
校長の短いスピーチだけで式は終わった。
教室に入る。

教室の後ろに筐体がある。教室にアルカディアが置いてある。
筐体には動画録画専用の設備まであるし、時間割が実にギル校らしい。

担任の軽い挨拶のあとに点呼。しっかりと持ちキャラまで言わされた。
驚いたのは、意外にもレディースプレイヤーが多かったことだ。
教室の半分が女。しかし、この学校では性別など関係無い。
休み時間のあと、軽い試合が生徒間で行われた。
結果としては、私はそこそこにいい勝率と試合内容だった。

私は今までではとてもできなかったような「放課後学校に残る」という行動をした。
さすがはギル校とも言うべきか、弱い人など一人もいない。
それとも私が弱いだけなのか。どちらにせよ精進が必要である。
疲れたのでいいところで切り上げる。家に帰って今日の悪いところを見直す必要がある。

朝登校すると早くも対戦を行っている。
教室だけでなく、図書室や体育館ですら対戦を行っている。
そんな私は対策を練ってきたのでやはり対戦する。
そんな毎日を繰り返している後、前よりかは勝率が上がった。
だが、新入生歓迎会という事で一度上級生と戦ったことがある。
結果は惨敗。ありとあらゆるキャラに負けた。
まだ足りないのか・・・それでも私の心が折れることはなかった。

ある日の昼休み。
私はいつものトマトサンドイッチを頼む。
そこでの出来事。もちろん昼休みですら対戦している生徒はいる(私もしたくてたまらないのだが)。
私の斜め前あたりに座った女子生徒が友達と会話している。
その女生徒のメニューは麺類。



「割り箸はこうやると綺麗に割れるんですよ〜」



「っっっ!?」
これは驚いた・・・こんな、こんな技術が・・・



でも私はサンドイッチぐらいしか頼まないのであまり関係なかった。
サンドイッチを食べ終わると授業。その合間に対戦。
放課後も対戦。
そんな学校生活はとても充実していた。
この学校では日誌というか、一日の授業が終わるとその日の対戦の反省点や対戦相手にアドバイスを与えるような文章を作文用紙に書かなければならない。
上級生になるとそこらへんはパソコンでできるらしいのだが、私達はまだ一年生ということでこういう待遇らしい。
そういう毎日の作文は教室の戸棚に、書いた生徒のキャラ別で保管されている。
エディ対策を立てたいならエディの作文を、ポチョ対策を立てたいならポチョの作文を見ればいいというわけだ。
そんなシステムのお陰か、友達のいない私でも有益な情報を入手することができた。

授業と対戦の日々。そうして私の一年間は過ぎていった。

476前スレ284:2005/05/09(月) 00:13:44 ID:BlMlVTUs
>>455
もしかしてそれはうちの霧刃の事でしょうか?
もしそうでしたら続きを急いで書かせていただきますが…
正直誰も読んでないかな?と思ってROMってまして…
最近は面白いSSをかかれる方が非常に多く自分のSSは恥ずかしいかなと…orz

477名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 00:24:50 ID:zWBu9TXs
割り箸の割り方・・もしや、ちよちゃん?w
169氏GJ!

478169:2005/05/09(月) 01:51:36 ID:VtkmtFVk
とりあえず、本編戻ります。
前回の本編は367、諏訪露兎編のラストは475です。


ギル校から合格通知をもらった俺は、学校の近くのアパートを借りた。
他人に気を使うのが苦手なので寮には入らなかった。
けどさすがに隣人には挨拶ぐらいしておかなければならない。
左隣に人は住んでいないみたいだ。右隣には「諏訪」という表札がかかっていたので人は住んでいるのだろう。
この名前にはちょっとした思い出があるが。相手は俺のことなぞ覚えてはいない。
引越しそばを持っていこうと思ったが、どうやら留守らしい。
まあ昼過ぎだからいないのは当然かもしれない。明日出直そう。
近くのデパートまで必要なものを買いに出かける。
とは言ってもあらかた家から持ってきてあるのでほんのわずかの生活雑貨と食材だけ購入した。

翌日、日曜日だというのに昼からギル校に用事があるので朝から隣に挨拶をすることにした。
用事といっても書類の記入と職員と対戦(恐らくこれはただの遊びだろう)である。まあ用事には変わらない。
インターホンを押してみる。
ガチャ

「・・・」
「・・・」
肩の辺りまで伸ばした艶やかな黒髪と整った顔立ち。凛としていて、男のようにも女のようにも見える。
まさかあの諏訪だったとは・・・
「おそばに参りました」
そばを差し出す。いや、ギャグを言ってる場合じゃない。
「えっと、久しぶり」
「ええ、お久しぶり。人にギルティ薦めておいて一言も無しに消えたからどうしたのかと思ったわ」
冷ややかに、たっぷりと嫌味を込められて言われた。
「いや、それは・・・」
「一 言 も 無 し にいなくなったことなんて何にも思ってないわよ?」
参った。どうやら相当ご立腹らしい。
急に親の転勤で引越しになったから話す時間なんてなかっただけなんだけど。
「それはその・・・ごめん」
素直に頭を下げる。
「・・・ふう。まあいいわ。あなたのお陰で今の私があるわけだし。」
「結局ギルティやってるのか?」
「私、ギル校の生徒よ」
驚いた。そこまで成長したのか。
「ちなみにジョニー使いよ」
キャラかぶってるし。
「あなたがいないお陰でずっと独学だったけどね。」
まだ引きずってやがる・・・ここは話題変えだ。
「俺もギル校なんだよ。クラスはまだわかんない。」
「私は入学して一年経つから二年生。中に入ってゆっくり話でもしない?ていうかギルティしない?」
こいつ、ギルヲタだ!
「ごめん、これからギル校行かなきゃなんないんだ。」
「ああ、職員と対戦しなきゃなんないのね」
「なんで知ってるんだ?」
「転校生は職員と対戦してレベルを踏まえてからクラス割が決まるの。」
「へえ、じゃあ一緒になれるかもな」
「何も言わずにいなくなるなんていうのはお断りだけどね」
「いや、だからごめんて・・・」
「いえ、冗談よ」
目が笑ってない。
「とりあえず頑張ってね。おそばありがとう。」
「ああ、じゃあ。」

びっくりした・・・あんなおとなしそうな一般人の諏訪がここまでのギルヲタになってるとは・・・
あいつと一緒なクラスになれるようにがんばろう。


その後、ギル校で職員と対戦した。
若干手を抜かれてる感じはしたが、自分の実力をアピールできたと思う。
結果、俺は二年生で入学ということになった。
あいつと一緒のクラスだといいな・・・
さすがに二回も女性の部屋を訪ねるのはあれだ。寝ることにしよう。
自己紹介をどうボケようか考えつつ、眠りに落ちた。

479283:2005/05/09(月) 04:09:41 ID:ermWM3Qc
蘇留テラワロスwwwwww

皆さんありがとうございます。さ〜て頑張るか!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
編入試験

こんな適当なもんなのか・・・

「んじゃ取りあえずてきとーにまわるか」

「そだね。」



テキトーにまわっていると

「ちょっとアンタ!」

オイオイ聞いた事あるぞこの声・・・
振り返ると先程ツェップスで戦ったショートカットの女がいた。ギル校生だったのか・・・

「なんで部外者が居るわけ? 今テスト中だから見学なら今度にしたほうがいいわよ」

俺たちは私服だ。そう思われても仕方がない。

「編入試験受けにきてるんだよ。ほら」

そういって数字のかかれてないアクセルのカードを見せた。
キャラの色は自分の使用カラー。俺の場合は初めて使った時のDカラーだ。

「本当みたいね」

信用してくれたようだ。っていうか生徒に説明してねーのかよミギーは

「・・・じゃあ私と勝負しない?」

このアマ・・・勝つと分かってる勝負を挑みやがった・・・

「断る。さっきやったじゃねーか」

「閃、勝負を申し込まれたら断れないんだよ」

・・と狂助

「そういうこと、大丈夫よ。アンタ鰤に慣れてなかったんでしょ?」

???何を言うかなこの女

「こういうことよ」

と見せたカードには3の数字と・・・ソルの姿があった。

「!! アレでサブキャラだっていうのかよ!?」

サブキャラでストレート取られたのに本キャラで勝てるわけがない。

「相性はソルのほうがいいんだからそう悲観する事ないよ」


狂助の言葉ももはや何の気休めにもならなかった。


「そういうこと。私の名前は 御手空 割子(ミテカラ ワリコ) よろしく」

反応速度速そうな名前ですね。

「え〜っと、立会人は・・・あ、腐女子センセー!!」

は!?何つー名前だよ!?多分ホモ好きのキモい女なんだろうな〜カイ使いかな?


・・・と思っていたが・・・



現れたのはなんと眉毛、まつ毛、髭、の濃い胸毛もっさりの上半身裸のおっさんだった。

例によってどう見てもアノ人にしか見えないのだが・・・
なるほど 腐(フ) 女子(レディ) か・・・

「クイーンはお好きですか?」

思わず聞いてしまった。

480283:2005/05/09(月) 04:10:53 ID:ermWM3Qc


試合開始



『これみてよ・・・ダンナの子供時代♪』
『黙っておいてけ!!』

開幕は・・・やっぱり

『ヘヴンオアヘル レッツロック!!』

距離を離すためバクステ。向こうはというと・・・向こうも距離を離してきた
アクセル相手に遠距離戦望むとはいい度胸だぜ

『ガーンかかったか?ガーンかかったか?ガーンかかったか?ガーンかかったか?』

フェイントでゲージ溜めをしてくる。そうくるなら・・・

『ノリノリだぜ♪』

ダッシュ鎌閃をガードさせる。この距離は圧倒的にアクセル有利だ。Pで牽制、時折鎌閃で削る。

(いいかんじだぜ・・・このまま封殺といきたいけど)

相手もそんな気はない。ダッシュをしてきた。下HSで押し返してやる!!

『あらよ!』『バンディッブリンガ!!』(カウンタ!!)

あ゛〜〜〜〜〜!!!

『ガンフレ〜イ(ロマンティーック)バンディッブリンガ!テヤッティヤ テヤッティヤ テヤッテイヤネッテロー!!』

面白いようにライフが減っていく。
叩き落しからガンフレ青重ね、単純だが弁天封じには十分の効果を発揮する。

JSからJDと下Kの二択。ここは・・・下段にしておくか・・・

『ガキィィン』

ガードをして・・・相手はHS>ガンフレ青に繋いで固め継続を狙っているが・・・

『びっくりしたろ?』

蜂巣で返す。反応は出来てたみたいだが飛び道具を取った蜂巣はガード不能。
RCから低空ダッシュS>HS>爆>P>鎌閃を狙う
・・・が鎌閃がスカり接近されてしまう。
ソルには思い切りディレイかけないと鎌閃がスカるんだった・・・

とっさに対空するが

『ネッテロー!!』

対空つぶしからのDループ。アクセルはよく入るな〜とか思ってたらピヨってしまった。
すでに残りドットという時に・・・ソルが立P連打してきた。


あ゛〜〜〜も〜〜〜〜


『痛いっつーの!!』『一気にいくぜ!!  タイラン・・・レーイヴ!!!』


・・・わかってたよ。コレ仕方ねーだろ。

481283:2005/05/09(月) 04:11:44 ID:ermWM3Qc


「君は・・・編入試験を受けに来ているんだったね」

「・・・」

「そう気を落すな、なかなかよかったぞ?
 遠距離は問題ないが中距離に弱いな・・・あのダッシュには3Pを合わせるべきだった。
 それと蜂巣後のコンボだが狙いはよかったぞ。後は精度だな。」

俺のカードに2という数字が書かれ女に渡された。

驚いた・・・さっきの試合の両方の問題点を的確にアドバイスしている。これがギル校教師・・・

「では、さらばだ」

腐女子先生はその肉体をひるがえし次の試合へと去っていった。

「私あの人の生き方にあこがれてるんだ
 ・・・・なんていうか・・・自由っていうか・・・なんていうか・・・」

「・・・・・」

「あの人ああ見えてソルに関しちゃプロフェッショナルなんだ」
「ああ。見れば分かるよ」

「そんでバンドもやっててモノスゴイ美声なんだ」
「ああ。見れば分かるよ」

「意外と生徒に人気があったりするんだ」
「ああ。見れば分かるよ」

「いつも生徒が先生をとりまいてさ」
「そりゃとりまくよ」

482名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 14:38:15 ID:IQ.LTZGA
てか、お前等きもちわりーよ

483名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 16:36:20 ID:FHzxNe6E
つか、職人GJ!

484名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 16:41:06 ID:niG4ENww
>>482
オマエモナー

傍から見ればきもいってのは確かにある。
だがな、このスレのSSは俺達には面白いんだよ。面白すぎてしょうがねぇんだよ
こうやって毎日SS書いてくれてる諸職人達に向ける言葉も知らんお前の方がよっぽど気持ち悪いぞ
気に食わないなら見るなよ。しねばか

485名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 17:22:34 ID:34DkTD7g
まぁまぁ、またーりしる(・∀・)

486名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 19:45:14 ID:BpI7bflc
482は無し
ここからはいつもの流れで(・∀・)
ドゾー

487463:2005/05/09(月) 19:59:55 ID:pHeuR0PY
遅レスだけど
>>464 >>470ありがとうありがとう。おかげで漏れにも勇気が湧いてきた
というわけで続き。

前回は>>474




「う…まだ腹が変な感じがする…やっぱりあそこまでうなぎばっかりってのも良くないんだな。」

結局乱華にうなぎを散々食べさせられた後、俺はやることが無いので保健室に戻ることにした。乱華は見回り(と称した休憩)に行った。恐らくまた用務員さんの所でお茶でもご馳走になっているんだと思うが。

はぁ、なんか腹いっぱいになったら眠たくなってきたな…ちょっと寝るか

「あ、あのー…」
突然、下から声がする。小さすぎて全然気が付かなかったが、どうやら人のようだ。
というか、俺がでかすぎなだけか…いや、それにしてはこいつ小さすぎるぞ…
俺の腹辺りだから…130cmくらい?

「ん、どうしたんだ?腹痛か?」

「あ、いえ…ちょっと保健の先生を探しているんですが…今はいないんですか?」
…うむ。見事に話が食い違っているな。どうやらこいつは俺のことを先生では無いとか思っているらしい。
「あ、いや。俺がその保健の先生なんだがな…」

「あ!そうなんですか!?すみません、勘違いしてしまって…」

「いや、大丈夫だ。それより、俺に何か用か?」

「あ、えと…先生、ファウスト使いですよね?対戦してくれませんか?」

「…はぁ?」


薬の匂いが漂う保健室の中、机の前には豪と変な少女がお茶を飲んでいた。

「へぇ〜、保健室の中にも筐体ってあるんだ…」
しげしげと保健室内を見渡す少女。何故か彼女は緊張でもしているのか妙にそわそわしているように見える。
しかしそうしてもらうとこちらも意識してしまう。沈黙が耐えられないのでとりあえず咳払いでもしてみる。

…あ〜、気が付いてくれない…というか何で俺はこんな少女の前で緊張しているんだ?俺ってロリコンだっけ?もしそうならマジ焦る。
まあ向こうも先生を相手にして緊張しているんだろう。ここは俺が切り出すか。
「あ〜、とりあえず名前だけでも聞かせてくれないか?」
と言うと、少女は恥ずかしそうに向き直る。

「あ、すみません…えっと、金田 切払といいます。使用キャラは一応ジョニーです。」

「うむ、では金田。なんで突然俺と対戦なんかしたがるのか理由を聞かせてくれ。そこんとこよくわからんのだが。」

そう言うと、金田は何故か「え?先生知らないんですか?」っていう顔でこちらを見てくる。…今日って何かあったっけ?
「え?先生知らないんですか?今日は定期テストの日ですよ。わかっていると思いますが先生にも拒否権はありません。」


ああ、なるほど。そうかそうか。たしか昨日校長に渡されたっけ、カード。うわの空で聞いてたからすっかり忘れたな。
というか、どうりで食堂の方が殺伐とした雰囲気だったというか…
「ああ、よしよし。そういうことなら対戦してやろう。
…でもたしか教官に負けてもカードは奪われるんだったよな?それでもいいなら受け付けるが。」

「はい、大丈夫です。勝つつもりですので。」
そう言って、金田は『4』と書かれたカードを突き出す。もちろん俺のカードは『5』だが。
「いい度胸だな。よし、ならそこの筐体に座れ。悪いが本気で相手をしてやる。」


『私が来たからには色々と保障はできませんよっ!!』
『エレガントに決めるぜ。』
HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

488127:2005/05/09(月) 22:11:31 ID:Q//bn5k6
私も定期テスト参加させて下さい〜もちろん私のキャラ使ってOKですよーって、使ってくれる人いるのかなぁ…


慌ただしく夏休みが終わり、定期テストと称する全校バトルロワイヤルが開催された。
ルールを説明された後、一人一人にカードが配られる。
――――が。
戒は渡されたカードに困惑していた。
戒が渡されたカードは6枚。
闇慈の3が3枚と、エディの5が3枚…。
「先生、なんで6枚あるんですか?確か一人3枚って…」
「ああ、説明するの忘れとったな。キャラ変えして二ヶ月以内の生徒には、変則的だが救済処置がとられているんだ」
救済処置…?
まるで意味がわからない。
「通知表の結果から、キャラ変えを進めた生徒も結構いる。しかしキャラ変えしたばかりでこのテストじゃ不利なだけだからな…」
それは解る。
対戦して始めて解ることも多いのだ。
経験不足からのミスだけは、どうしようも出来ない。
しかしそれと救済処置とどう繋がるっていうんだ!?
「よって、変則ルールが設けられてる。現在使用しているキャラで負けた場合、次は必ず前に使っていたキャラで戦うように」
「なっ…!」
「また相手から勝負を挑まれた際、どちらのキャラと戦うかは相手が決める」
これはある意味安堵した。
誰も好き好んで、エディと戦うヤツはいないだろうから…
「例え6枚カードがあっても、3枚のカードを失えばリタイヤなのは変わらんぞ」
つまり今のメインを使いたければ負けるな、ということか…
ある意味凄いプレッシャーをかけられてるわけだ。
キャラ変えの覚悟がどんなものか、無言で図っているように感じる。
「判ったら、さっさといけ。まだ全員にカードを渡し終わってないんだからな」
そう言われて、教室から放り出されてしまった。
さて、どうしようか…



すいません、勝手にルール付け足してしまいました…。

489名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 22:27:35 ID:g1rIpEgA
てか、お前等きもちわりーよ

490名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 22:39:38 ID:BlMlVTUs
みなさんわかってると思いますがスルーで!
そして職人様GJ!!
127氏のルールはなかなか面白くていいと思います。

49120:2005/05/09(月) 22:49:33 ID:FYOnry62
>>169
おぉ、いい展開。
激しく続き期待、追い越されてるグラサンがなんとも、、

>>283
フレディギガワロスwwwwww
今日の朝携帯から読んで吹き出した。。一気に目覚めましたw

>>463
はじめまして20です。
先生視点だとなんだか新鮮ですね、GJ!

>>127
はじめましてかな?20です。
闇慈の3とエディの5って、、やっぱプレイヤースキル高いってことかな。


それから、なんか妙なの混ざってやがんな・・・。
私のSSを相手取るならまだしも、全員を侮辱するとはいい度胸だ、

確かに俺はキモイ部類の人間だろうな。男子校通いだし、
自己紹介で「まぁ、ぶっちゃけオタクです。」っていうような人間だしな。

以前、職人同士の馴れ合いがウザイと言った奴はいたが、、
たしかに、へこへこしまくるだけで最初のギル高の趣旨とは外れてた。
だが、今こうして2スレ目も500へ到達しようとしている、スレもSS専用として独立している。

その上で文句をつけるのはどう考えてもおかしい。
ヴェノム攻略スレに行って「フォモ使いまじキモス」言うようなもんだ。
ここもヴェノムスレもそういうスレとして確立している。
ここでSS書くのも、ヴェノムスレが100超えるAA貼るのも一緒なんだよ。

・・・と、ヴェノムスレでAAを延々とコピペした俺が言ってみる。

ふぅ、すっきりした・・・。
あ、あとこの後「釣れた釣れたw」
とか「20キモイよ」とか言ってくるだろうが、勝手にしろ。

もう誰も反応しない、誰もお前を見ない。


OK,何事もなかったかのようにみんなで盛り上がろう。

49220:2005/05/09(月) 22:50:46 ID:FYOnry62
>>490
あ、、ゴメンなさい・・・。

493名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 23:29:24 ID:Ojr2r5cM
・・・・・・・設定ランク4、5の人メチャ多いと思うのは僕だけ?
1、2、3なんて古株ってか前の方から書いてる人しかほとんど見ない。
自分の書くヤツをメチャ強くしたいのはわからんでもないけど。

494名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 23:35:19 ID:XYjGRPrM
20氏ワロたw
気にするな。

495名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 23:39:09 ID:FHzxNe6E
まあ、キモイなら何?

って話なんだけどな

496名無しさん@2周年半:2005/05/09(月) 23:39:44 ID:8IkCNApc
まあ、キモイなら何?

って話なんだけどな

49720:2005/05/09(月) 23:42:45 ID:FYOnry62
GWってホントに暇だったんだな、と痛感。
リアルに引き戻されて結構忙しいかも、、つかテスト。

>>493
まぁ、数字の度合いも個人の判断ですしね。
いまさら変えようもないし、いいんじゃないですか?

>>494
おう、笑ってくれw
念のため言っておくが、俺はオタクだがギャルゲーはやらない(何言ってんだ
=====================================================================
前回 >>469

-樹-


焔と別れた後、樹は『日本舞踊部』部室前に来ていた。

日本舞踊部・・・、それは闇慈使いの溜まり場でもある。
御津 闇慈・・・、それは青リロ1の弱キャラである。


(・・・ここが日本舞踊部。
 メイレベル『2』のあたしには丁度いい戦場ね。)


さっそくドアノブに手を掛け・・・ようとしたその時。
勝手にドアノブが回転する。どうやら誰か出てくるらしい。


(・・・闇慈使い!?)


ドアが開いて一人の男子が出てくる。
短く切った髪に小さめのメガネ、頭に布を巻いたら闇慈の完成といわんばかりの容姿だ。


断っておきますが、ちゃんと制服は着てますからご安心ください。



「君もテストだよね?丁度いいや、勝負しよう。」

唐突に男子生徒が切り出す。

勿論、勝負は樹も望むところだ、闇慈使いには負けられない・・・。
もとより、このテストは挑まれたら受けるのがルール。


樹がカードを取り出し相手に見せる。


「僕のカードはこれです。」

男子生徒がポケットからカードを取り出す。






エディの『2』だった。



(いきなり闇慈じゃないし!!
 エディの『2』、、微妙なことこの上ないわ・・・。勝てそうな、負けそうな・・・。)


しつこいようだが、もう逃げられません。






HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

49820:2005/05/10(火) 00:08:31 ID:Tp6yZprg
ちょっと気になったから、全職人達のキャラとランクまとめてみました。
みんなの参考になればいいかなー、とか思ってみたり。

64氏
松瀬 緒土:VE2
三綾 俣奈:VE不明
郁瀬 弓太:ED5?
江辻 聖:KY5
紙野 毅:CH不明
永園 翼:SL3
紙野 蘇留:SO1
亜麗寺 美里:MI5

566氏
伊津 寝夢:JO受験生
迎 旋風:MA受験生
紳士なファウスト使い:FA5

463氏
石谷 乱華:FA5?(不明?)
石谷 豪:FA5
金田 切払:JO5

283氏
大黒 閃:AX受験生
音鳴 狂助:IN受験生
御手空 割子:SO5

127氏
絶扇 戒:AN3&ED5

20
一二三・エア・プロヴォーク:CH3
五所川原 樹:MA2
佐藤 愛:VE4

短髪メガネのエディ使い:ED2
青い目のミリア使い:MI5
(このキャラは前スレから無断引用させてもらっています。コノ場でお詫び)

61氏考案
墓堀 魔夢:TE3
鎖蜂 焔:AX4
直下 吸:SL5
剣 犬助:ZA3
夜貞 子澄:ZA2
何ヶ出・F・威々紗:FA1
(このキャラまだ名前出てませんが、一二三に投げ殺された子です。)

49920:2005/05/10(火) 00:09:16 ID:Tp6yZprg
ちょっと気になったから、全職人達のキャラとランクまとめてみました。
みんなの参考になればいいかなー、とか思ってみたり。
間違いがあったら言ってください、けっこう不注意な性分なんで。

64氏
松瀬 緒土:VE2
三綾 俣奈:VE不明
郁瀬 弓太:ED5?
江辻 聖:KY5
紙野 毅:CH不明
永園 翼:SL3
紙野 蘇留:SO1
亜麗寺 美里:MI5

566氏
伊津 寝夢:JO受験生
迎 旋風:MA受験生
紳士なファウスト使い:FA5

463氏
石谷 乱華:FA5?(不明?)
石谷 豪:FA5
金田 切払:JO4

283氏
大黒 閃:AX受験生
音鳴 狂助:IN受験生
御手空 割子:SO5

127氏
絶扇 戒:AN3&ED5

20
一二三・エア・プロヴォーク:CH3
五所川原 樹:MA2
佐藤 愛:VE4

短髪メガネのエディ使い:ED2
青い目のミリア使い:MI5
(このキャラは前スレから無断引用させてもらっています。コノ場でお詫び)

61氏考案
墓堀 魔夢:TE3
鎖蜂 焔:AX4
直下 吸:SL5
剣 犬助:ZA3
夜貞 子澄:ZA2
何ヶ出・F・威々紗:FA1
(このキャラまだ名前出てませんが、一二三に投げ殺された子です。)

50020:2005/05/10(火) 00:10:36 ID:Tp6yZprg
ぐはっ、、ミスった、スミマセヌ・・・。

501566:2005/05/10(火) 00:18:23 ID:nnBq1662
学校帰りの電車からわざわざ書いてる俺ガイルw

伊津の5はあくまでバーサスあの医者の話
だってあんな完封みたら5つけたくなりません?w

彼は、壁越えてからはあくまで一ゲーセンの主だったわけで

一ゲーセンにいるキャラなんて限られてるわけで
そんな感じですよ

502昔は61でした。:2005/05/10(火) 00:19:31 ID:qMvdcA2k
20氏
SS、まとめの表、491の件色々とGJです。
補足ですが、
566氏
伊津 寝夢:JO受験生
って447で受験生なのに5って設定じゃありませんでした?

503昔は61でした。:2005/05/10(火) 00:33:10 ID:qMvdcA2k
更新してませんでした。スイマセン・・・。
話かぶせちゃったし・・・OTL


今みたけど5が11人、4が3人、3が4人、2が4人、1が2人。
正直今さら話しても遅いand気にしなければ問題ない事ですけど5多いですなぁ。

504前スレ566:2005/05/10(火) 00:43:21 ID:d7mFf0dQ
あくまで受験生は受験生ですから
生徒の5とはエライ違いだと思ってます
生徒は普段からあらゆるところを見られてますが
受験生は出たとこ一発の試合だけですからね

505283:2005/05/10(火) 00:57:59 ID:rbt04dIU
ウチの御手空のレベルは3ですよと言ってみる。
実際は3より少し上ぐらい。一二三さんと同じくらいかと思われ

506前スレ566:2005/05/10(火) 01:39:17 ID:d7mFf0dQ
せいぜい週1くらいがいいペースだろーとか思ってたのに
何だか本日も書き込んじゃますよOTL

前は>>465



「さ、てと。おっ始めるか!!」
『うース、お手柔らかに頼んまス』

あー、何でこんなことになってんだよもー

威勢良く響く対戦台の向こうの女の声

目の前には俺のジョニーと……闇慈

自慢じゃないが、俺は闇慈戦が大っっ嫌いだ


幾度となく迫られる、中下段同時という理不尽さや
読みきったといわんばかりの、ハイリスクなGPの憎らしさとか
固まってたのに、ちょろちょろしてんじゃねえと言われる悲しさだのも
嫌な理由の三大要素ではある…だが
それより何よりアイツのことを思い出sっっガクガクブルブrrrrrrrryyyyyyy!!!!


ちょっと伊津の頭を覗いてみたら、やたらとアンジに完封されてる記憶がありました
それはある時期に集中していて…その付近には「一週間ノーヒットノーラン」という単語があります
…これ以上触れないほうが、良さそうです

――――今から五分程前


<…っぽーいっ!!>

スコン……ポスッ

<入ったぁ〜♪>
『おぉうw コントロール良いなぁ、グゥ〜レェートだw』

迎の投げた棒は、10メートルは離れたごみ箱の手前側の縁に当たって跳ねました
そのままS縦イルカのような軌道を描きながら目的の穴へと落下、スポッ

「――――っはっはぁw やるなぁ!そこのアンタ!」
…と、背中側から声をかけられ、二人は振り向きました

<あ、生徒さんだ>
「おぅ。受験生だな、アンタら。」
『えぇ、対戦相手を探してるところで…』
プゥ〜ッ、パチン
<あっ♪風船ガムだw >
「食うか?ほれ」
女はそう言って、迎にガムのケースを差し出しました
<いいんですかっ?じゃー遠慮なく、あーん>
カラカラカラ…
<んむぅ、ありふぁとー♪>
『っはっはw リスじゃないんだから』
カラカラ…
「―ん。アンタは?食うかい?」
と、女は今口につけたフー○ンの実のケースを、戸惑わずに差し出しました
『え?おぉ、んじゃ頂きます』
カラカラ…
「おぅ、どう致しまして、ってか」
にかっと笑いながら、女はガムをしまいました


『―――――Σハッ』
ここここれは間接キs<あのあのあのっ!!良かったら対戦しませんッ?>
「おっ、いいけどそう簡単にゃ負けないよ?」

ほい、と胸元からカードを取り出して見せます

<……師匠!!>
『#$$&%=?+…ん?えっ、あ、呼んだ?』
<ぱぁーーすっっ!>(バチィン
『ぁいっったぁ――――!!』
ザザザザザザザザザザッ

迎は伊津に激しいバトンタッチを(顔に)しながら走り去りました

「…っくはっはっはっは!なんだその顔っっひゃっひゃっひゃっひゃw」
『……!…………ッッ!!………』

507前スレ566:2005/05/10(火) 01:41:02 ID:d7mFf0dQ
―――現在 対戦開始

―――闇慈側の思考


逃がすとキツぃからねぇ・・・相手がへたれだろうがスゴ腕だろうが
ゲージのないうちにとっつかまえて、疾。いつだって信じられるのは疾だけさね

・・・ちっ、上手いじゃないか 遅めにステップして来やがった
なるほどな・・・足払いよけるだけじゃなく打撃も殺せる・・・こっちは様子見するしかなかったわけだ

最、悪。ペース持っていくつもりがLv2取られるたぁ・・・・・・ん?受け身攻めしない、で、距離をとった
・・・どーにも厄介な奴みたいだね。極力転ぶ機会を減らそうってか?
案の定、歩いてやがるなぁ
どうにかして動かさないと、「風」の闇慈じゃあ、「山」には勝てないしね・・・


いくよいくよいくよいくよいくよそらぁっ!!!
――――瞬時に距離を詰め、アンジは攻め込みました

ここだ、ぎりぎりっ!
―――ガードモーションをとったら遠Sが届く、それ程に紙一重のところでFDブレーキ、
扇で表情を隠しながら、アンジは身を低くしています

2カウントだけ待ってやる・・・飛ぶか?突っ込んでくるか!?
どっちにしろとっ捕まえて二度と起こさせてやらねぇけどな!!

燕穿牙ッ


ちぃ――っっ!一瞬で見極めやがった・・・後一瞬遅けりゃガードするか避けるかだったのに
いい決断力してらぁ

空中ダッシュ・・・JHSは届かない、JSだな!!


―――ジョニー側の思考

Lv2だし・・・2択と見せかけて、逃げよ・・・直ガサイク怖いし
暴れてくれたらミスト刺して・・・・・・

ぉわ、JSスカっt・・・ギャー!!足払い食らってる!!
くっ、屈よけから走って足払い・・・ぬぅぅ、怖ぇ〜この闇慈;

こんなところから逆端まで行ったら彩から死ぬ!

シツッ

だぁうんサーイクッ!!

ペチッ

よっしゃぁ偉いぞ疾っ!!


―――

後受け身!逃ぃがすかぁ!HJ!!

ッキーン

よし来た!JSひっかかった!・・・JHS、近S




・・・どうする?


ゲージは四割以上ある、針当たればRCして陰までいけそうだ!
・・・いいや!生二択なんかアンジじゃないっ!!ミリアなんか大嫌いだバカヤロォッ!

――――――疾っっ!!


やや近い、近いけどFDのおかげで距離は絶妙だ!

暴れるか!?それとも飛ぶか!?どちらにしろとっ捕まえてやる!
6K青>陰だ!!




「紅仕込んで入れ込み陰なら、暴れも逃げも捕まえられる、使えるだろコレ」

そう信じて必死に練習した疾>最速6Kと、そこからの先行入力


「そんな状況なんかナイよ。」


それだけで灰燼に帰したハズだったが・・・

今 ま さ に 時  は 来 た !


そうだ!直ガしたな!!さあ暴れろ!さあ飛び上がれ!!

ロマンティーック

そうか!お前は飛ぶのか!生陰を選んだか!!
逃がさないよッ!このまま・・・このまま殺してあげるッ!!


ーック・・・ッタ カウンター!


な・・・!6HSなんt


チャリー・・・ン


はっ!バカめミスッったな!!これでLv3、全ッ然死にゃしないよ!!
さっさとロマキャンしてみろ、サイクで弾いてまたこっちのターンだ!!


ミストッファイナー モラッタ ミストッファイナー


ッッッ!!? な、 ハァッ!?どういうこっ

ボッロマンティーックザシュザシュッザシュ

たよ・・・・・・気絶、して・・・・・・ダウン、ダメだ、間に合わない

チャリーンミストッファイナー ボッロマンティーックザシュドゴッ


次は本気を出してやr「 次 な ん か ね ぇ よ こん畜生ォォォオオ!!!!」



―――   S   L   A   S   H   !!

508前スレ566:2005/05/10(火) 01:41:43 ID:d7mFf0dQ
「勝負は着いた。カードを渡せ」

「・・・っっ・・・・・・はいよ、もらってくんな」
女は伊津の目は見ずに、静かにカードを差し出しました
『・・・はい・・・・・・・。』
おそるおそる、と言った風に伊津は受け取ります
「なんだい、もっと喜んだっていいんだ、あんな・・・あんなっ・・・!!・・・見事な勝ち方したんだ」
『いやぁ・・・まぁ、素直に喜べないっていうか・・・ね』
「・・・む?どういうことだ、少年」
『いや、だって・・・事故勝ち、みたいな』
「ナニを言ってやがる、キレーに読み勝って終わったじゃねぇか」
『え?・・・いや、空中ヒットじゃなかったし・・・読めてないよ、俺』
「あん?お前、俺の6K>陰まですっかり読んだんじゃないのかい?じゃなきゃあんなハイリスクなこと・・・」
『BSするかなーって、距離微妙だったから・・・なんか6K青キャンして食らってくれたけど』
「は・・・?なんだそりゃ・・・・・・おま「ということは、要するに運勝ちということか?」
『・・・だと思います』
「ちょっ、そんなの納得いかな「 減 点 だ 」
『うぇっ!?』
「中途半端逃げっぷりで減点、だが見事な判断とコンボ精度で加点して4ぐらいに評価していた」
「・・・まぁ、そんくらいつけたって良いやな。俺のポイントは3だけどさ、有り余って見事だったよ」
「だが今のでさらに減点だ・・・まぁ、咄嗟の判断であのコンボができるのはむしろ加点の対象と言えるが」
「あぁ・・・あんなん食らったのは初めてだ。」
「運 は 問 題 外 だ 。 私は理不尽なぶっぱはどちらかと言えば嫌う方だからな」
『なははぁ・・・まぁ、そりゃそーですよ、ね・・・』(ガチョーン
「・・・というわけで、君への私の評価は3だ。まぁ、中々面白い奴がいるとは報告しておく」
『はぁ・・・ありがとうございます』(っていうか俺は勝ったのに・・・まぁ、評価って言ってるか
「オィオィwなんだい仲間じゃないか、よろしくなぁー♪」(バッシバッシ
『痛って!痛って!!』
「俺は闇梅 妖花(あんばい あやか)ってんだ、あの逃げちまった嬢ちゃんにもよろしくな」



『・・・さてさて取り入出したりますは、秘密の仕込み扇・・・』
伊津は1メートルをゆうに超える扇をツッコミの正眼に構えました
そして45度の角度と温度で一気に振り下ろし・・・・・・


『ちょろちょろしてんじゃねぇッッ!!』

<痛――――――――――――――――――――ッッッッッ!!!>

509名無しさん@2周年半:2005/05/10(火) 05:22:30 ID:K16f3MdM
みんなまとめてGJ!

51020:2005/05/10(火) 07:57:16 ID:2dYBu5AU
>>283
オゥア!?申し訳ないです…、

>>61
GJどもー。
イーシャテラヨワクしちゃいました…、イメージと違ったらごめんなさい。

>>566
GJ!
俺も闇慈戦なんか嫌いだー!

511名無しさん@2周年半:2005/05/10(火) 12:47:04 ID:72QKc.OI
職人さんGJ!
そして職人の主キャラがだれか気になる俺ガイル

512127:2005/05/10(火) 14:41:32 ID:Z8eqp7Zw
>>490
有り難うございますo(^-^)o
>>20
はじめましてじゃないですよ〜ウチの双琉が一二三ちゃんと対戦したことありますよ〜突っ込んじゃってすいません。


どうしようかと思いつつ適当に歩き回っていたら、後ろから聞き慣れた声に呼び止められた。
「双琉…」
こいつの最近の成長の度合いは眼を見張るものがある。
今の俺の闇慈では、双琉にかなわないだろう。
「絶扇君はどんな評価だったんだ?」
言われ、もらったカードを見せる。
「何で6枚もあるんだい!?」
どうやら例の変則ルールは、他のクラスのやつも知らないらしい。
簡潔に説明しながら、もらったカードをしまう。
「ふぅん、キャラ変えしたてへの救済処置ねえ…」
双琉がしかし流石だなと話を締めくくる。
「まだ日が浅いのに3だろ。ギル校の1年の闇慈使いは、ほとんど1か2…良くて3だからね」
何でそんなこと知ってるんだ…と、懐疑的な眼差しを向ける。
「エディのことを聞かれた時に、先生が言ってたんだよ」
エディの評価をどうして下せたのか、ずっと不思議で仕方なかった。
ギル校に来てからは、ずっと闇慈だけ。例外的に使うこともあるが、校内でエディを使用したことはない。
キャラ対策がしたいから、エディを使ってほしい…と双琉に頼まれたことも度々あるが、その時もしかしたら見られていたのかもしれない。
いろいろ考え込んでると、いきなり声をかけられる。
話しかけてきたのは、青い眼が印象的な女の子だった。
「私と対戦してほしい…と言いたいが、その前にカードを見せてもらえないだろうか?」
またなんで…と疑問に思いつつ、俺たちは素直にカードを見せた。
双琉はソルの4、俺は闇慈の3のカード。
「絶扇君、もう一枚は何で見せないんだい!?」
俺の気持ちを察しろ…と、言いたいけど言えない。
さっき変則ルールのことをしっかり話してしまった後だけに。
「もう1枚…?」
実は…と双琉が説明する。
それを聞いて、催促するかに見つめてくる。
どうしようもなくなって、もう1枚のカードを見せた。
見せた途端、相手の表情が変わる。
「絶扇…といったな。改めて対戦を申し込む。キャラはエディだ」
「何だとっ!俺は闇慈使いなんだ!!」
反射的に叫んでいたが、軽くたしなわれてしまう。
「だがエディの方が強い。それに私のメインはミリアだからな…」
対戦を申し込まれたら断れない。
ミリア対エディの幕が切って落とされた…!

51320:2005/05/10(火) 16:27:43 ID:Tp6yZprg
>>127
あ、そうだ・・・、書いたなぁ。
なんだか最近物忘れが激しくてイカンな、申し訳ないです。

514463:2005/05/10(火) 16:30:32 ID:0TorcGGQ
>>20
まとめ乙です。 
でもうちの切払はJOの『4』ですよw 一応ですが報告しときます。

あと、乱華の方も『4』と考えております。医者としての役割が強いという設定でw


そして職人の皆様方GJ!

51520:2005/05/10(火) 16:58:53 ID:Tp6yZprg
>>463
乙どうもです、実は切払は送信の途中で間違いに気づいて、
それを直して再転送したのが下の奴です;;せっかちですみません。

しつこいようだが間違いを直して再投下。

【職人毎キャラ別ランク表 #Reload(青)】※敬称略

ランク5:合計8(7)名
64 「江辻 聖(KY)」「郁瀬 弓太(ED)(暫定)」「亜麗寺 美里(MI)」
566「紳士なファウスト使い(FA)」
463「石谷 豪(FA)(教師)」
127「絶扇 戎(Ver.ED)」
20 「青い瞳のミリア使い(MI)」「直下 吸(SL)(61)」

ランク4:合計5名
64 現在の状況では「いない」
566 現在の状況では「いない」
463「石谷 乱華(FA)(教師)」「金田 切払(JO)」
283「いない」
127「双琉 建(SO)」
20 「佐藤 愛(VE)」「鎖蜂 焔(AX)(61)」

ランク3:合計7名
64 「永園 翼(SL)」
566「闇梅 妖花(AN)」
463「いない」
283「御手空 割子(SO)」
127「絶扇 戎(Ver.AN)」
20 「一二三・エア・プロヴォーク(CH)」「剣 犬助(ZA)(61)」「墓堀 魔夢(TE)(61)」

ランク2:合計4名
64 「松瀬 緒土(VE)」
566「いない」
463「いない」
283「いない」
127「いない」
20 「五所川原 樹(MA)」「短髪メガネのエディ使い(ED)」「夜貞 子澄(ZA)(61)」

ランク1:合計2名
64 「紙野 蘇留(SO)」
566「いない」
283「いない」
127「いない」
20 「何ヶ出・F・威々紗(FA)」

受験者:合計4名
64 「いない」
566「伊津 寝夢(JO)」「迎 旋風(MA)」
463「いない」
283「大黒 閃(AX)」「音鳴 狂助(IN)」
127「いない」
20 「いない」


・・・たぶんこれで正しく出来てるはず。
わざわざ表の名前を青リロにしたから間違いはないと思われ。

516名無しさん@2周年半:2005/05/10(火) 18:35:13 ID:vrsbsC.A
この話を読んでいて何となくカイジの限定じゃんけんを思い出す俺

517名無しさん@2周年半:2005/05/10(火) 19:03:10 ID:K16f3MdM
>>20
まとめGJ!

51864:2005/05/10(火) 21:32:28 ID:BAQ6u2A2
>>427


とりあえず俺は体育館に向かった。
永園とは一回戦っているし、やつの性格も知っているから戦いやすい。
見過ごす手は無い。そう判断した。

「俺がやってやるよ!永園とか言って大したことないぜ?この前チップ使いにボロ負けしたらしいからな」
「ほざけ雑魚が。ぶっ殺してやるよ」

体育館に行くと既に戦いが始まっていた。
案の定、永園とその挑発に乗せられた男子生徒が戦っていた。

『マッパハンチ!!』

お互い残り数ドットとなったところで永園の無敵マッパがカイを捉えた。

「ハハッ!弱すぎて話になんねぇ」
「ちっ、あと一歩だったのに……もう一度勝負だ!」
「いいぜ?何回やっても同じだけどな」

再戦。また接戦になり、永園が辛勝。

「く…また残り数ドットで…」
「いい加減負けを認めろよ。雑魚が」
「クソ!これで最後だ!!」

しかし、またしてもギリギリで勝利を収める永園。

「今度は俺だ!」
「いいぜ?いくらでもかかって来い」

別の生徒が名乗りをあげる。

―――何かおかしい。

何故ギリギリで勝ってるのにこんなに強気なんだ?
そう言えば、こいつは一度も自分から勝負を挑んでいない。

(…こいつ…まさか、わざと…?)

相手に『もう一歩』という印象を植えつけ、再挑戦させる。
自分から勝負を挑めばそれが破綻するし、ルール的にもアウトだ。
あくまでも"相手が再挑戦"しないと駄目だ。

(いや、まさかな…そんな事できる訳がない…)

しかし俺の予想を裏付けるかのように適度に試合を縺れさせる永園。試合はいつも一進一退を繰り返す。
しかし最終的に勝利を収めるのはいつも永園だった。

「お前みたいな雑魚が『4』だと?先公の目は腐ってんな」

試合が終わり、永園がこっちに目を向ける。次の瞬間その瞳には殺気が満ちた。

「てめェ、あの時の…。マッセとか言ったな。どうした?お前はかかってこないのか?腰抜けが」
「お前…わざとギリギリで勝ってたな」
「なんだ気付いてたのか。じゃあ待ってることもねェな。"お前に試合を挑む"オレと勝負しろ」

拒否権はない。まぁ、端から断ろうとなんて思っていないけど。
しかし…コイツいつの間にこんなに強くなったんだ?
あの卓越した無敵付加の技術…どっかで見たような気もする…。
だが…強くなったのは俺も同じだ。

「そろそろ以前負けた借りを返すころだな」
「フン、さっさとかかってこい。ぶっ殺してやる」

51964:2005/05/10(火) 21:33:08 ID:BAQ6u2A2
『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ヴォルカニックヴァイパー!!』

テスト開始の鐘が鳴る。あたふたしてる場合じゃない。
テストの形式にかなり戸惑ったけど、結局やることは変わらない。相手を倒すだけだ。

とりあえず廊下をぶらぶらうろついてみる。生徒の姿は無い。

(この校舎広すぎるよ…早くしないと時間が…)

階段を昇って廊下を見渡す。それを何度か繰り返すうちにやっと生徒を1人見つけた。
女の子だ。黒いセミロングの髪。前髪が長めで、目が微妙に隠れている。
そして手にはなにやら黒い物体を持っている。なんだろう?

「ん。」「あ…」

目が合う。長い前髪の隙間から覗いた瞳は凄く眠たそうな眼だった。完全に寝ぼけ眼って感じだ。
とりあえず点数を稼がないといけない。思い切って勝負を挑むことにした。

「しょ、勝負して下さいっ!」
「ふぅ………別にいーけどぉ…」

軽く溜息をして承諾してくれた(断る権利はないから絶対受けなきゃいけないんだけど)

「ちょっとこれ食べ終わるまで待ってね…」

黒い物体を口に放り込む。

パリパリパリ……もぐもぐもぐもぐ…

(キットカット……おいしそう…)

「じゃー始めよっか…ぼく赤井 雹(あかい ひょう)よろしくー」

(ぼくっ娘だ……)

なんて思ってるうちに雹ちゃんはポケットからカードを取り出した。ヴェノムの『5』
私は『4』だ。数値上では格上…いきなり強敵だ。しかも同キャラ。

「わ、私、三綾 俣奈。よろしくお願いします…」
「そうキンチョーしなくてもいーよ。時間少ないから、さっさとやっちゃお」

『ブレイクだ』
『肩鳴らしになるか』

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』


『デュービスカーブ!』『死角を取ったぞ』
『SHOT!!』

開幕デュビ>Sステ。互いの動作がバッチリかみ合う。
筐体の向こうから嬉しそうな笑い声がする。同キャラ恒例の儀式みたいなものだ。

―――バシュウッ!

低空バックダッシュで間合いを離す。相手はぶっぱボール生成。
うー、不利な展開…でもまだ始まったばかり…これからだよ、これから。

『マッセ!』

早速相手は砲台と化す。生成、スティンガー、カーカスでシューティングモードに入る。
ボール一個の差がデカい。回転率で負けてる。大人しくガードしよう。

ギンッ、ギンッ、ギンッ、ギンッ

シューティングゲームみたいにボールの弾幕が襲ってくる。逃げ道が無い。

(なんて的確なんだろう…)

流れるような生成。緩急をつけて飛来するボールの群れ。
その美しいボール捌きに思わず見とれてしまう。次から次にボールがヴェノムに命中する。
まるでホーミング機能でも備わっているかのようだ。何10手も先を読み透かされているような…
移動する先々にボールがある。むしろこっちがボールに当たるように誘導されているようだ。

(どうしよう…このままじゃマズイ……隙が無い…)

『SHOT!!』

(好機―――突破する!!)

『見誤ったな!!』

HS生成>瞬間移動を素早く行って弾幕を避ける。
そのままJSでボールを弾き、固めに移行。
自分でも驚くほど鮮やかな動きだった。毎日松瀬と練習したおかげだろうか。

52064:2005/05/10(火) 21:33:56 ID:BAQ6u2A2
破られた?この"天才"赤井 雹のシューティングが?

(曲者…)

全然予測できなかった……ぼくの脳細胞も時間とともに順調に死滅しているということだろうか。
それとも昨日みっさーに殴られたせい?
一般的に、ゲンコツ一発でヒトの脳細胞というものは何百万個も死滅する。大変脆いのである。
殴られたの昨日だけじゃない。毎日何10回もド突かれている。今日もド突かれた。
みっさーの攻撃力は一般人のそれを遥かに上回っているから

『カーカスライド、行くぞ!』

(集中しないと……良くない癖だ)

固め。FDを張って耐える。
これは暴れのタイミングが鍵だね…
ヴェノムの火力は低いし、状況如何では暴れを潰されても大した被害は受けない。
問題はその好機を捕らえられるかどうか。

『SHOT!!ロマンティーック』

(ここ…だね)

ステ青後のダッシュ攻撃に足払いを合わせる。
キャンセルK生成>ダッシュJK弾きから、着地寸前の空中ダッシュ中段と着地下段の崩し。

―――バシュウッ!……ガッ、ガッ

(見えるの…?なら投げで…)

―――バシッ!

足払い暴れで割り込まれる。

『ファールを犯したな!!』

生成にバーストを合わせる。再びシューティングを展開。次は油断しない。
ボールを弾きながら前進して距離を詰める。

(わ、わ、あわわ…)

あれよあれよという間に距離を詰められる。
どこに逃げてもボールがしっかりヴェノム目掛けて飛んでくる。
いつの間にか近付かれて、いつの間にか固められていた。

『マッセ!マッセ!』

GBが猛烈な勢いで溜まって行く。固めも隙が無い。
これが『5』の実力…でも崩しには強いと自負している。何とかガードして隙を窺うんだ…

『すまんな』

(あぁーーーっ!!)

『覚悟を決めろ』

投げからダークエンジェル。こんなことになるならバーストを温存しておくんじゃなかった。

―――くるくるくるくる、バシッ!!

『ナインボール ゲットだ!』

惚れ惚れするような戦いだった。負けたのにどこか清々しい。

「強いんですね」
「そーかなぁ。自分じゃよくわかんないんだけどねー…」

カードを渡す。

「あれ、『4』かぁ…『5』だと思ったのに」
「え…本当ですか」
「ん…うん。ぼくお世辞とか言わないから」

その時背後から威勢のいい声が聞こえた。

「お、雹じゃん。どした?勝ったのか?」
「みっさー…」
「みっさー言うな」

黒いショートカットにメガネの女の子。性格と外見は相反しているらしく、口調は荒い。

「丁度いいや、あたしと勝負して」
「えーやだよ…面倒くさい」
「アンタはそうやってすぐ面倒くさい面倒くさい言うんだから……
 とにかく拒否権ねーんだから大人しく勝負しろ」

そのまま2人は対戦を始めた。
私も早く別の対戦相手を探そう…

52120:2005/05/10(火) 22:00:10 ID:Tp6yZprg
>>64
GJ!新キャラはぼくっ娘ですか・・・。知り合いにいる・・・w
赤井 雹って、、レッドヘイル?
======================================================================
前回 >>497

-一二三-


レベル『1』のファウスト使いに空投げだけで勝ってから5分後。

再選の申し込みをされたので勝負する。結果は一二三の圧勝。


「お前、やっぱり強いな!」
「あはは、、ありがとうございます。」

強い、弱い。
さっきの勝負はそういった問題ではなかった。

受身ばっかり取るから、こちらも投げざるを得なかった。


「もう一回だ!」
「もう一回ですか?いいですよ。」



HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!



 ・・・



『みぎゃぴぃーーーーー!!』

三度目の咆哮、またしても一二三の勝ち。
可愛そうなくらいにめくりがヒットする、たぶん知らないんだろう。


「チップはガード不能起き攻めも持っているのか!?」
「いや、、だから、、そのぉ・・・。うぁ・・・、、」

(・・・誰かぁ、助けてぇぇぇ。)


流石の一二三も限界が近づいてくる。
そんな心の声が届いたのか、食堂に2人のギルヲタが入ってきた。

「あ、イーシャこんなところにいたの?」
「子澄、イヌ助、このチップは強いぞ!」
「だからケンスケだってば・・・」ボソボソ

一二三を指差す。

「あれ?一二三さん。」
「ど、どうもです。。。」


食堂に来たのは犬助と子澄。
どうやら、このファウスト使い・・・イーシャとは知り合いのようだ。

52220:2005/05/10(火) 22:00:42 ID:Tp6yZprg

「イヌ助、聞いてくれ!」
「だからケンスケ・・・」ボソボソ
「チップにはガード不能起き攻めと回避不能の即死連携があるんだ!」
「はぁ?」


=イーシャ脳内=

ガード不能起き攻め=めくり
回避不能の即死連携=【復帰投げ>追い討ちγ>P転移】×N

=脳内終了=


まぁ、、抜け方は至極簡単なわけだが・・・、
抜けられなかったらそういうことになるのだろうか。


「そうだ、一二三さん。この子は 何ヶ出・F・威々紗(なにがで・えふ・いーしゃ)ちゃん。
 私達はイーシャって呼んでるんだけどね、日本人と比国人のハーフなんだって。」

子澄がイーシャを紹介する。
その間も手にしたチョコをバリバリ頬張るイーシャ、歯は大丈夫か?

「私は一二三・エア・プロヴォーク、よろしくです。」
「よろしくな、エア!」
「え、エアですか?」


『エア』いきなりイーシャは一二三をそう呼んだ。

エアとは英語でAirと書く。
意味は、空気とか空中とか、、あと今年の8月にDVDが発売さr(省略!



まぁ、普段からほんわかふわふわしている一二三には丁度いい名前かもしれない。


「そうだ、イーシャ、折角だから対戦しよう。」
「勿論だ、やろう!」

子澄がカードを取り出す、数字は『2』


だが、イーシャがカードを出さない。




・・・アレ? カードハ?

・・・ゼンブトラレタゾ!


「ご、ごめんなさい・・・、三枚ともここに・・・、、えと・・・。」


―――――何ヶ出・F・威々紗、脱落―――――

523前スレ566:2005/05/10(火) 22:23:45 ID:d7mFf0dQ
ゼンブトラレタゾー!
イーシャ可愛いw 弟か妹にしたい(´∀`)
そしてみっさーが一体なんのみっさーなのか気になる川つ´ー´)

52420:2005/05/10(火) 22:56:37 ID:Tp6yZprg
亜麗寺 美里のみっさーではないかと言ってみる。

525読みきり:2005/05/10(火) 23:55:21 ID:vX0xnWFI
コレは読みきりでなく二次創作ではないかと知人から突っ込まれた


『じゃーねー貞子姉ちゃん。』
「貞子って言うな、S子って言え―!」
S子は自分の体でザッパを守る悲恋の女の子なんだ、なぜそれを呪いのビデオと一緒にされなければならないのか!
あれ、S子ってなんでザッパにとり憑いたのかな?
ま、恋する乙女は強いってことだね♪

……えと、夜貞子澄です。
田舎を離れて夢を追う16歳、この春社立ギルオタ学園に入学しました。
「田舎って言うなよ、一応地方都市だぞ」
「お父さんは運転に集中しなさい」
思い起こせば1年前、弟の買ってきた青リロが私とギルティの出会いだった…
弟のこと思い出したらなんだか腹がたってきたのでお父さんの頭をゲンコツで殴るふりをしておく、あいつ最後までS子って言わなかった…
「なぁ子澄、視えたのかい?」
確認するまでも無い、未来視のことだ
「うん、バッチリ」

それは予知夢だった
『オゥァー! オゥァー!』というチャイム、教室に置いてある筐体、そして… 試合前、緊張してる私の手を握る猫背ぎみな男子…

『未来の私、やるじゃん。』そう思った、調べてみればソコはギル校だとすぐに分かった。
そして私は今、ギル校へ向かっている
「まぁ、お父さんは昔の人間だからそんなとこに行くのはどうかとも思うが… 気持ちは変わらないんだろ?」
激しく頷く、お父さんは寂しそうな、それでどことなく満ちたりたような表情をしていた
「まだ時間はかかるから、酔い止めの薬を飲んで寝ておくと良い」
「ありがとうね、お父さん」

そして私は今、ギル校の校門にいる。
お父さんは寮を確認して荷物の確認をしたらサッサと帰ってしまった
「やっぱりまずはゲーセンだよね、『ZEPPS』へレッツゴ〜〜」
活気あるゲーセン、ギルティがゼクスからイスカ、はては赤リロまでおいてあるのはご愛敬だろう
奥付近の台で赤いザッパとソルが戦っている、赤いザッパ… 猫背ぎみの男の背後に立って思う
さて、なんて話しかけようかな♪


―――これはこのスレより派生した私の脳内設定です、本編には何の関係もありません。

次に会うときは読みきりじゃなくて長編だ、テスト終わるまでしばしお別れ (・∀・)ノシ

526127:2005/05/11(水) 02:25:56 ID:/JuUUhhM
「えっ…!」
「何だとぉ!?」

画面上にミリアとエディが倒れている。
まさかダブルKOになってしまうとは、二人とも予想してなかった。
「強いな…まさか倒されるとは思わなかった」
そう言っているものの、悔しさとかは微塵も感じられない。
しかしこの場合、一体どうなるんだろうか。
立ち会った教師も困惑している様子だ。
「私のカードだ。持っていけ」
そこへミリア使いの方からカードが差し出される。
「じゃあ、俺のも…」
「いらん。このレナ=ヴァルスのミリアを地に伏せたのだ。例え相打ちといえど、評価するに値する」
「レナ=ヴァルス!」
双琉が驚きの声をあげる。
どこかで見たような気がしてたが…と付け足して。
「双琉…?」
双琉は温厚で人当たりはいい分、声を粗げたり感情的な態度を表すことはないに等しい。
それだけに、驚いた。
理由がわからず、マジマジと見入ってしまう。
「前回の闘劇の出場者なんだよ…その戦いを見てた者は、魔術師レナって呼んでた」
双琉も直ぐに察して、理由を説明してくる。
「過分な評価、恐れ入る…改めて、受け取ってもらえるな!?」
手にしているのは、当然というかミリアの5。
「俺のカードを受け取ってもらえるならな」
流石にここは引けない。
意地になって睨みあってると、双琉が口を出してきた。
「素直にカードを受け取ってあげなよ。女の子に恥をかかすのはよくない。それでも気がすまないっていうなら、再戦を申し込んだらいいじゃないか」
確かにそれも一理ある。
何よりこのままじゃ埒があかない。
「再戦を受けてもらえるなら、カードを受け取ってやる…」
しかし悔しいと思う気持ちが、どうしても滲み出てしまう。
「承知」
ミリアのカードを受け取り、再び対戦を開始する。
キャラクターセレクトで選んだのはエディ。
闇慈を使いたかったが、相手がそれを望んでないのが判るだけに、今回だけはエディを選ぶ。
相手は当然ミリア。

『獣許さないっ!』
『あいつの意志は残っている』
ヘブンオアヘール、デュエルワンレッツロック!!

527名無しさん@2周年半:2005/05/11(水) 14:16:14 ID:BlWbTBVE
最近ここを見るようになった者です。職人さん方GJ!
ちなみに『オウアー!オウアー!ネッテロー!』のチャイムにテラワロス

52820:2005/05/11(水) 22:07:51 ID:6.hJOTU2
テスト沈没してきました。
誰か私に数学を教えてください;理系なのに数学できないって痛スギ。

そして現代文がよく出来るとかワケわからなすぎ。

え〜っと、今日のSSですが・・・、ごめんなさい時間さかのぼります。
暫らく前、566氏のSSで寝夢がイルカでどつかれた直後辺りの話ってことで・・・
======================================================================
前回 >>521-522

-愛-


驚異的な強さを誇るミリア使いに敗れてから暫らく経つ。

現在の戦績は2戦1勝1敗
1敗はミリアに負けた物だが、カードを取られなかったので事実上カウントされない。

1勝の方はカイ使いの腐女子だった。


レベルは『2』。
ありえないほど固めがヘタレで割り込んでいいのか迷えた。
暴れを誘われているんじゃないかと思わせるほどに隙だらけだった。

他は人並みだったが、連携がサッパリなカイなど取るに足らない。


(まぁ、順調な滑り出しって奴か・・・。ただ、好成績ってのには程遠いよな。
 適度に強そうな奴倒して、点数稼いで行くか。)




『�瑤个奪丱ǂ修譴呂笋瓧髻�
<問答無用ぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!左衛門太郎ぉぉぉ!!!>(ガスッ


(・・・何か聞こえたぞ。)


正面から千鳥足の男とそれを引きずる女の子が歩いてくる。
私服だ、生徒とは違う・・・。

<あ、そっこの綺麗なお姉さぁん。>
「男です。」
<失礼しましたっ!>

何故男子の制服を着ているのにこんなに間違われるんだ・・・。

<勝負してください!>


少女が手を離すと、男の方はズルズルと壁にもたれ掛かった。
頭部に重い打撃を受けたような症状だ、、

52920:2005/05/11(水) 22:08:28 ID:6.hJOTU2

「あ、でも生徒じゃないんだろ?悪いけど今は・・・」
<編入試験中なんですょ、聞いてませんか〜?>


記憶がさかのぼる。
教室で雁田がテストの説明をしていたが、、そんなことは一言も言っていなかった。

「・・・いや、聞いてないな。」
<でも本当に試験中なんです。ほら、ちゃんとカードも!・・・ぅあっ!>


勢い余ってカードがコチラへ飛んでくる。
攻撃判定発生は暗転後0F、硬直3F。空中可。硬直差+60F。
攻撃力200。HIT時気絶値420倍。0〜3Fの間FRC対応。
モーション中対打撃無敵、対投げ無敵。弾数制限10の覚醒必殺技だ。



「・・・危なかった。」


寸でのところでカードをキャッチする。
見るとメイの絵柄が書いてある。樹が受け取っていた物と同じ物だ。

ただし、後ろが真っ白。

まぁ、ここまで言うんだから本当だろう。
まったく、、あの担任ときたら、重要なところがいつも抜けていやがる・・・。


「うん、、わかった。じゃぁ勝負しようぜ。」
<はい!私、迎 旋風です。こっちがダメダメ師匠の伊津 寝夢。>
『・・・それが、、俺の名だ。。。よろしく・・・グハッ』


グロッキー状態だな・・・。
師匠だけに、マジでシショっちまったようだ。

とりあえず、近場の筐体に座る。戦うのは旋風のほうだ。
お師匠様は暫らく休憩していないと戦えそうにない。

「手加減せずにいくぜ。」
<よろしくお願いしまぁす!>



「合意と見てよろしいですね!」



―――ミスターうるt(ry!?

筐体の上に教師が立っている!!
恐らく編入試験の試験管を勤めている教師だろう・・・。

さっきまでそんな奴は居なかったんだがな・・・。



HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

530名無しさん@2周年半:2005/05/11(水) 22:27:09 ID:2QCflbKc
カードとうるtワロタ懐かし過ぎ

職人さんGJ

531名無しさん@2周年半:2005/05/12(木) 00:02:49 ID:RhCHJJFE
>>20
あー、自分と同じだw
数学は無闇に問題量をこなすより、まずは教科書の章末問題とかで基礎をしっかり固めると吉ですよ。
と微妙にスレ違いなレスをつけつつ、GJを贈ってみる(・∀・)

532昔は61でした。:2005/05/12(木) 00:38:07 ID:WpVwQQXk
>>20
考えていたのとは結構違う弱め設定ですがぜんぜんおkです。
むしろかなりの萌えキャラ調整がgoodすぎますよ。
あと、僕が考えたキャラを結局全部出して頂いてありがとうございます。
きっと20氏自身が出す予定のキャラもいたと思うんですが僕の方に時間を割いていただいて非常に申し訳ないと思っています。
僕がこのスレを楽しみに見ていられるのは20氏のおかげです。
重ね重ね、本当に感謝しております。

>>525氏の読みきり
・・・・・かわいい( ´∀`)
僕じゃあとてもこんなにカワイイイメージの子澄は書けません。
メチャメチャGJです。
525氏の長編楽しみに待たせていただきます。

418-420を見て頂ければ分かりやすいかと思います。

焔VS吸戦の数十分後、さっきまでずっと黙っていた魔夢がついに口火を切った。

「吸も本当のところでは、俺の事弱いと思ってるわけ?」
「・・・?突然何を言いだすんですか?そんなことあるわけないじゃないですか。どうしたんです?いつもの魔夢らしくないですよ。」
「・・・・・吸、俺と勝負してよ?」
「そんなのいつもやってるじゃないですか?どうせなら別の方とやった方がおもしr。」
「いいから!!俺は今、吸とカードを賭けてやりたいんだよ!」

吸の言葉を遮るように魔夢が叫ぶ。

「・・・・・・・・・・・・・・そうですか・・・、それではやりましょう。」

二人はまた何も言わずに歩き、そのまま見つけた対戦台に座り、画面がキャラセレに映る。
「今回は手加減しないでよ。・・・・・俺がいつも分からないと思って今までずっと手加減してたんだよね?影で俺のこと馬鹿にしてたんだよね?・・・もし、今からの勝負で焔の時みたいに本気でやらなかったら、・・・・・お前とはもう絶交だからな!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

吸は何も言わない、いや、何も言えない。今まで隠し通してきた秘密がさっきの焔戦でついにばれてしまったのだ。
それは----------------吸があまりに強すぎたこと。
負けず嫌いの魔夢をいつも笑顔でいさせるために、魔夢のプライドを守るために、そして魔夢との友情を守るために------------、吸には手加減しないわけにはいかなかった。

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

(吸のヤツ、今までずっと俺のこと下に見て、蔑んで、馬鹿にして、舐めてたんだ。ふざけやがって、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒドイヨ)

533昔は61でした。:2005/05/12(木) 00:39:08 ID:WpVwQQXk
開幕、
魔夢は無難な選択肢の無敵マッパや牽制などを潰す網、吸の行動は・・・・・・パイル!!
『シュ!パイルバンカー!!』『カウンタ!!』
(クッ!吸のヤツ、いつもは開幕パイルなんてしないくせに身内読みのつもりなわけ?それともコレが吸の本気なの?)

吸はそこからSS>HJKJSJK>JSJHSJDとオーソドックスだが十分な威力の叩き落しコンボを叩き込む。
そこからジャンプ逃げ潰しとバクステ潰しを兼ねた前HSを重ねる。

『いかがかね。』
『それが限界か?』

魔夢はガードを固める、ガードしているテスタが魔夢に「お前の限界はその程度か?」問いかけているように聞こえる。
(俺は・・・・・・まだやれるよ!!)

『シュ!!ガッ!』
『手加減はしない!!』

魔夢はDステからのアンプレ、イッツレイトに金バーストで割り込む。
さらにダッシュエグゼ青近Sから前Pと足払いのファジーに無効お気攻めを仕掛ける。
(・・・・・・魔夢、すみません。)

『攻め手にまわるか』

今度は吸が魔夢の近S>足払いに直ガ金バーストで切り返す。
そして、吸は無難に足払いの持続を重ねる・・・が、
-R E V E R S A L –
-『目障りだ!ナイトメアサーキュラー!!』

リバサナイトメアサーキュラーで切り返し、そこからダッシュ近SHSディガー>RC低空ダッシュJHS>着地HSディガー>低空ディガー>HSディガー>HS網>ダッシュディガーと毒+ゲージ回収+受身不能の少年コンボを繰り出す。

534昔は61でした。:2005/05/12(木) 00:39:42 ID:WpVwQQXk
魔夢のライフは残り5割、TGは40%、吸のライフは3割弱、TGは100%とかなり均衡している。

(ライフでは逆転した、後はこのまま押し切るだけだ!!)
(正直、これは厳しいですね。ですがまだ勝負は分かりませんよ。)

魔夢はここからまたダッシュ網からエグゼ青を出し、バクステや無敵系の動きも封じつつ二択をかけ・・・・・・・・・・・・・・なかった、
魔夢はダッシュ屈Pからのウォレント、そこに吸い込まれるようにDAAを出す吸。

(吸、そのぐらいのDAAが俺に読めないとでも思ったわけ?これでもうお前に手加減なんかされn・・・・・・・えっ!!)
(魔夢、やっぱりあなたは強いですよ。それも『私 の 思 っ た 通 り』の強い人です。)

『コカッ ブシュゥ』
ギルティプレイヤーなら誰もが聞きたくない音が流れる。そう、吸は残りの50%のTGでDAAをRCして、更にそこから逆方向に入力した無敵吸血で魔夢の首筋に歯を立てる。
『コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ コカッ ブシュゥ シュッ 爆砕!!』

最初にパイルCHの分も有ってか、テスタは気絶、更にライフは1割を切る、そこへスレイヤーが優雅に歩いてくる。

(やっぱり吸はつよいね。俺なんかじゃあお前の相手は務まらないよ。)
(よくがんばりましたね。ですが、これで最後です!)

『シュ!パイルバンカー!!』

- S L A S H –
『力が・・・足りない・・・。』
『道草をくったがなかなか楽しめたよ。』

535昔は61でした。:2005/05/12(木) 00:41:10 ID:WpVwQQXk
黙って魔夢は3のカードを吸に押し付ける。
無言で吸は魔夢のカードを手に取る。

「・・・・・・・・・・・・・・あの最後DAAは俺のウォレントが読めててわざとやったの?それとも、見てから?」
「見てからなんて出来る分けないっていつも言ってるのはあなたじゃないですか?もちろん、今のは読みですよ。魔夢なら絶対に私のDAAを取ってくれると確信していましたよ。」
「それは俺は単純だから読みやすかったっていいたいわけ?」

魔夢は父親に遊びにつれてってもらえなかった小学生の用に不機嫌そうに怒鳴りつける。

「そんなこと言ってませんよ。ただ、私の知っている魔夢ならこんな、いかにもなタイミングで出すDAAぐらい毒のオマケつきで捌ける人だと私は思ってます。」
吸は笑顔で言った。

「・・・・・・バッカじゃないの!!フォローのつもりで言ってるわけ?そんなんで俺の機嫌が取れるとでも思ってるわけ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・でもさ、吸にそういってもらえて、俺、本当に嬉しいよ。ありがと。」
二人は笑顔で互いの顔を見合わせてさらに笑った。

数分後、

「あぁ〜あ、誰かさんのせいでカードがもう一枚しかないよ。」
「それは私のせいじゃなくて魔夢が悪いんですよ。・・・とは言うもののどうしましょうか?このままでは本当に危ないですよ。」
「・・・・・う〜ん、考えたんだけどさ、とりあえず、心霊同好会に行くのはどう?心霊同好会なら有利キャラなザッパがたくさんいると思うし、イヌ助達ともやり慣れてるし、きっと負けないよ。」
「少し汚いとは思いますが、綺麗事だけ言ってもカードは手に入りませんし、仕方有りませんね。まぁ、正直な所、子澄さんの先読みとケンスケ君強運のペアを相手にやり慣れているレベルの魔夢なら他のザッパ使いの方々相手ならきっと大丈夫でしょうね。」
「よしっ、じゃあ決まったことだし、早く行こう。」
「えぇ、そうですね。」

二人はザッパ狩りに歩みを進める。


なんか、『それは----------------吸があまりに強すぎたこと。』なんて、でかいこと言い過ぎたかも(;´Д`)

あと、ザッパ狩りに行くみたいな話の流れにしてみたものの、この先の展開は全く考えておりませぬ。なのでいつもの通り、余裕があればand気が向けばでいいのですが事後処理を20氏にお願いしたいのですがどうでしょうか?
ばったり出会った犬助達と当ててもいいですし、放置プレイをして下さっても別にいいので。
ちなみに余談ですが、僕は逆に文型希望で現代文と英語が悪いという詰みっぷりがヤバイ男ですよ。

536名無しさん@2周年半:2005/05/12(木) 07:50:32 ID:P5aQNAgM
感動した!ナイスファイト!
ぐっじょぶ

53720:2005/05/12(木) 13:17:39 ID:7ehhGbgA
テスト終わって午前中に開放されました。

>>531
おぉ、教えてと言ったらホントに教えてくれる神が来たw
なるほど、ポイントは章末問題ですか・・・。
さっそく明日の数学に向けて章末を解いてみます。

>>61
降臨&投稿GJ!
事後処理、お任せアレ。
むしろ書くネタが見つかって結構喜んでたりしてますw

うはw俺と逆だww
苦手強化と得意教科は文理選択に反する物なんですかね・・・?

538名無しさん@2周年半:2005/05/12(木) 13:52:55 ID:hSIDMf/Q
俺は得意もないけど苦手もない
あえて言うなら体育得意であと苦手

つーわけでGJ!

539566:2005/05/12(木) 17:02:47 ID:uIvCoW4Y
>>20
私なんて高校の間ずっと数学苦手だからの文系なのに
何を間違ったか理系の学科しかない学部入っちゃったから安心汁w

Σフォォォオ…
旋風がいるw
戦闘期待パピコ

フォォォオ…!(←64氏の大会編でかなり気に入っている

540名無しさん@2周年半:2005/05/12(木) 17:06:55 ID:oEwjhg4s
64氏の大会編なんてあったっけ?

54120:2005/05/12(木) 19:31:58 ID:7ehhGbgA
今日のテストにて・・・、

地理:地形の侵食輪廻を解いた学者の名前を答えよ。
答え:デービス
俺脳:あぁ、、デュービスカーブのことか。余裕だな。

地理:この硬軟の互層をなんというか。
答え:ケスタ
俺脳:テスタメントのことか、楽勝だな。

英語:次の単語を英語に直せ。『普通の』
答え:ordinary
俺脳:ギルティの同キャラ戦の曲名だろ?任せとけって

ありがとう、ギルティ・・・。
======================================================================
前回 >>528-529

-樹-


『ドリルゥ!伸びるゥ!ハッハー!抜かったなぁ!伸びるゥ!』

『超ドリル!!ハッハー!ハッハー!』



- S L A S H -


(・・・エディになんか勝てるわけないって。)

持ち前の防御スキルの低さがエディ戦で遺憾なく発揮されてしまった。
というか、なぜこの部室にエディ使いがいるのかと。

そもそも、あたしがこの部室まで来た目的は闇慈なわけで、
決してエディを相手にしたくて来たわけじゃないんだけど。

というか、好き好んでエディの相手をするような輩は普通いないって・・・。


「ありがとうございました。」

メガネのエディ使いが爽やかに声を掛けてくる。
屈託のない笑顔、人の苦労ってもんをわかっているのだろうか・・・。


「・・・うん、ありがと。はい、あたしのカード」

カードを手渡す、残りは2枚。
メガネ君は腰に下げたケースにカードをしまっている。


・・・その時、樹は見てはいけない物を見た。







闇慈のカードがワンサカほーい。


(闇慈狩りに先客イター・・・。)


「それじゃ、僕はこれで。」

相変わらず爽やかなエディ使いのメガネ君。
だが、彼がこの部室でしていたことは・・・、血飛沫舞う惨劇。

さっきまでこの部屋の中で大量虐殺が・・・、
そう考えただけで部室の扉が今までの10倍の大きさに見えてくる。


(・・・)


(・・・・・・)


(・・・・・・・・・ち、、違う部室に、、い、行こうかしら・・・。)

結局、闇慈狩りを断念して、隣の心霊同行会へ行くことにした。

542名無しさん@2周年半:2005/05/12(木) 23:19:45 ID:g06/Tu5w
ロボカイ使いの主人公の話を書いてみようと思うんだけど、
勝手に他のシナリオのキャラ登場させていいのかな?

543名無しさん@2周年半:2005/05/13(金) 00:03:38 ID:x4q.yk9g
>>542
勝手にというか、ここの職人さん達ならキャラ使うのは全然許容の範囲だと思うぞ?

544283:2005/05/13(金) 02:11:22 ID:bW/F9rOw
>>20
うるt懐かしすぎるwwwwやっべ・・・またやりたくなってきたwww

>>20
申し訳ない・・・なんかネタキャラになってしまいました('A`)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

腐女子と別れてから閃と狂助は再びてきとーに歩き始めた。・・・が
「つーか、なんでお前がいるんだよ?」
「お前じゃないわ。割子よ」

何故か御手空 割子がついてくるのだ。曰わく
「案内がいたほうがいいでしょ?」
だそうだが余計なお世話だっつーの。

「そういえばアンタら名前聞いてなかったわね」

「けっ、誰が教えるかよ」
「僕は音成 狂助、こっちは大黒 閃。宜しく割子さん」

「狂助・・・・」

「閃に狂助ね、呼び捨てにするから私の名前も呼び捨てでいいわ」

コイツら俺の事無視してやがる・・・・

しばらく歩いていると何故か廊下のど真ん中に対戦台があった。教師がダルそうに座っている。
流石ギル校・・・人の流れなぞ全く考えてないとしか思えん。

「・・・・今日は特別にギル校全ての筐体を設置してるのよ。普段からあるわけないじゃない」

ん〜まあ普通ならそうか。この学校ならありえると思ったんだけど。

「まあちょうどいい、誰か対戦してくれそうな人は・・・っと」

ちょうどその時通りかかった少女に声をかけた

「なあアンタ対戦してくれな・・・・げ!!」

振り返った少女はなんと外人だったのだ。

「あ・・・あいきゃんのっとすぴーく・・・」

「あ、対戦ですか?いいですよ〜」

予想に反して少女は流暢な日本語で答えてくれた。

割子「ダサッ自分から話し掛けといて・・・」

狂助「ぷははははwwwwカッコワリwww」

ぐぅ・・・我ながらカッコ悪かった・・・

「ウルセッ」

「アハハハハ・・・じゃあはじめますよ〜」

545283:2005/05/13(金) 02:17:14 ID:bW/F9rOw

相手が選んだのはチップだ。

『楽しくやろうぜ♪』

『テメェ・・・死相がでてるぜ!?』

(立ち回りは圧倒的に不利だけど・・・コイツには当身がハイリターンだったな・・・)

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!



一二三側からの視点

(ええ〜っと・・・アクセルは当身が恐いから・・・思い切って発生の遅い前HS!!)

『ザシュッ!!』

(やった!下段当身・・・足払いを狙ってたのね・・・ここから低空ダッシュHSから固めて・・・)

『カチャン!・・注意一秒、怪我一生♪』

(え?ウソ・・・一瞬でヨロケ回復して当身・・・?なんて早さ・・・)


閃側からの視点

(あっっぶね〜・・・ちゅーか開幕横HS振るか?普通・・・)

起き攻めにダッシュ下K>近S・・・と思わせておいて直投げ!
補正はかかるがそこはさすが紙装甲、爆ループですでに5割を切ってしまった。

ココからの固め、鎌閃ラッシュでチップのガードゲージはガンガン上がっている。

(いいぞ・・・ココからコンボにいけば・・・勝てる!!)

HS>陽舞の連携、HSを直ガされた時に気付いておくべきだった。

『ひやっほ・・』『ペースを上げるぜ!! (カウンタ!)  ファインド ミー!!』

割り込み金バースト>毅式迷彩の連携

(・・・ハン、その程度の目くらましで見失ったりはしな・・)

『Too late!!』

K転移からの投げを喰らってしまった。動きに集中し過ぎていたみたいだ。
チップの投げは性能が悪い。ほとんど有利時間はないはず。

(多分・・・下Kを重ねてくる・・・リバサ弁天!!)

『隠し技だぜ』『ハッ ガンマブレッ』

(バクステγだとっ!?)

叩き落しコンボから起き上がりに合わせてアクセルを飛び越えるようにジャンプ・・・
・・・だが一瞬FDしたかと思うと真下・・・正面側に落ちてきた。
ドリキャンを喰らったのは初めてだ。

『ザシュッザシュッ  ハッ!テリャ、ハッ!テリャ、テリャ! Too late!!』

足払いからK転移、何をするかと思えば・・・画面が暗転、

『死んだぜテメェ・・・!』

(・・・は?斬星狼牙!?なんで?フツーにガードすれば・・・)

『ザシュッ』

(オウア!?)

画面上には普通に喰らっているアクセルの姿があった。
何が起こったのか解らない・・・バグ?

『斬星狼牙!!・・・(ドサッ!)・・・(ピキーン!)死んだぜテメェ・・・!』

(またですか!?クソッ体力がもう無い・・・今度こそガード・・・)




『ザシュッ』









('A`)ベノア









『斬星狼牙!!』(スラッシュ!!)

546283:2005/05/13(金) 02:20:45 ID:bW/F9rOw





「う〜ん・・・これは・・・なんとも評価しにくいね・・・」

ギル校教師も先程の戦いをどう評価していいか迷っているようだ。

「開幕当身は悪くなかったよ。開幕足払いをするチップ使いは多いからね、
 それに横HSを喰らった後のレバガチャ! あれはかなり評価できるよ。
 ただ君はネタ・・・というかマニアックな知識が足りてないようだね。
 それに不用意な陽舞もいただけない・・・これらを考慮して・・・ん〜・・・3にしとくか!」

カードに3と書かれて相手に渡される。
それにしても・・・

「なあ、あんた・・・さっきの一体どうなってるんだ?」

「え〜っと・・・さっきみたいな状況だと一撃目がスカってガード方向が逆になるんですよ」

なるほど・・・確かに教師の言っていた通り知らなければどうしようもない。

軽く挨拶を交わして少女と俺たちは別れた。

「惜しかったわね」

と割子。


そういえば・・・あの時割子が言っていた事もこういうことだったのだろうか?



むぅ・・・俺には経験が足りない・・・

547名無しさん@2周年半:2005/05/13(金) 07:54:38 ID:E4CUThm.
ロボトr(ry

gj!

54820:2005/05/13(金) 18:21:30 ID:x4q.yk9g
>>283
超GJ!!
ネタキャラだなんてトンでもない、完璧ですよ!
============================================================
前回 >>541

-愛-


おい、、待てうるち・・・。何やってんだ・・・?
俺のカーソルをいじってロボの上に持ってくるのはやめろ。

必死に俺のキャラをロボカイにしようとするうるちを押しのけ、ヴェノムを選ぶ。
まったく、、最近の大人ってもんは躾が足りないったらありゃしない・・・。


「それでは、ロボトr「やかましい!」




『そこをどいてくれないか・・・。』
『ジョニー・・・、頑張るからね。』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!


『イルカさん!』

ヴェノムの開幕バクステにイルカ横が引っかかる。
復帰してダッシュして逃げるが、メイが追いかけてくる。


(ちっ、、かなり強気にくるな・・・。
 ひとまずボールを生成して場をコチラのものに・・・。)


『ぐるぐるアタック!』

さらに、ヴェノムがボールを生成したところに突っ込んでくる。


(マジか!?ここでレスティブとは・・・、なんかスッゲーやりにくい。。
 だが、相手がここまでハジケタ発想なら・・・、こっちもハジケテみるか?)

もう一度復帰し、二段ジャンプで距離を取ろうと試みる。
だが、メイはそんなことはお構い無しとばかりに爆走している。


(相手の発想が天才と紙一重だとするなら・・・、次は・・・?)

走ってきたメイに上空からのJHS。
しっかりガード、そしてメイが取った次の行動は・・・、


『も〜、うるさぁーい!』
『ゆくぞ!』

メイが青バースト、確かにヴェノムに届いているが、、当たっていない。

そう、ヴェノムが繰り出したのはHS版マッドストラグル。
迫り来る暗殺者を退けるかに見えた青い光は虚しく消えていった。


(かなりタイミングはシビアだが、うまくいったな・・・。さて、こちらの番だな!)

54920:2005/05/13(金) 18:22:02 ID:x4q.yk9g

HSストでダウンを奪い、HS生成。
低空ダッシュJS弾きから、裏に回って中下二択を仕掛ける。


足払い、ガードされるが、攻めは継続している。


『ショットロマンティーック!ゆくぞ!』


ガードされても必殺技の有利時間で一方的に攻められるのがヴェノムだ。

扱いこそ難しい部類に入るが、
テクニックを使いこなすことが出来ればそこらの強キャラとも渡り合える。



ドドドド!


崩しのストがヒット、屈K>近S>HSデュビで更にダウンを奪う。


(よし、ここまでやれば後は起き攻め放題・・・。まずは瞬間移動から表裏二択だ!)


『見誤ったな。』

ダウン中のメイをHSボールの下まで押していき、そこから仕込み瞬間移動。
特にジャンプ属性を仕込んでおく必要はないが、崩しのレパートリーが増えるのでこうしている。


(・・・、一回戦のミリアの真似事でもしてみるか・・・。)


後ろに現れたヴェノムは直後、バックダッシュJSを繰り出す。

『フンッ、ショットロマンティーック!デュービスカーブ!!』

メイの体力が3割を切る。
さらにHSデュビで締め、K生成。


(ここから、劣化F式を仕掛けて倒す!)

55020:2005/05/13(金) 18:29:50 ID:x4q.yk9g

『イルカさん!』カウンタッ

(ほぐわぁっ!?リバサイルカかよ!しかも青キャンしないし・・・。)


リバサイルカで起き攻めを回避、やはりハジケている・・・。
ヴェノムは後ろに受身を取ってP>HS生成、ボールが4つ揃ったところで後ろジャンプ

やはり、ここでもメイは走るのをやめない。


(予想通り、、走ってきたな・・・。JHS弾きで終わりだ!)


・・・愛がHSボタンを押そうとした瞬間画面暗転。

『やっちゃうぞー。』


(こ、この構えは・・・駄々っ子か!?
 どうしよう・・・、FD・・・いやいやまてまて・・・・・・ってHS押しちゃった!!)


ズガガガガガガガガガ!

振り回された錨に巻き込まれる。
意外と体力的にも危なくなってきた、、ここまで手こずるとは・・・。


ダウンから起き攻め、メイは投げ無敵の立ちK重ね。


(ふっふっふ、ぶっぱ駄々っ子とはなかなかやるな・・・、だが俺の思考もハジケテきたぞぉぉぉぉ!!)



- R E V E R S A L -

『時間をとらせたな・・・、貫けェ!!』

戦っているウチに思考が似てきてしまったのだろうか、、
愛がとった手段は、前後不覚のリバサダークエンジェル。

もちろん、Kを重ねていたメイがコレを回避する術はない。


『もう少しだったのに・・・。』


- S L A S H -


『一度のチョークで・・・、十分だったな。』


<あ〜ぁ、負けちゃった。>

「ふぅ、、慣れない読み合いは疲れるな・・・。」


旋風が筐体の後ろから残念そうに顔を出す。
そして既にミスターうるち(仮)はメイのカードに評価を書いている。

たぶん、仕事と時間には厳しい性格なんだろう。

55120:2005/05/13(金) 18:30:23 ID:x4q.yk9g

<えぇーーーーーっ>


カードを受け取った旋風が不満の声を漏らしている。

『どれどれ・・・?・・・1?』

確かに、カードの裏にはデッカク『1』の字。


<どうして1なんですかぁ〜?>


納得いかなそうだ。俺でも納得できないだろうな・・・。
アレだけこっちの攻撃潰しといて『1』は結構酷い。

「いや、行動の一つ一つが滅茶苦茶ですから。」


う〜ん、納得できなくもない返事だな・・・。
そりゃまぁ、、準ぶっぱみたいな戦い方してたけどなぁ、、

それでも結果が納得いかない旋風、ミスターうるち(仮)に食いついている。


<そこをなんとかぁぁぁ・・・>

「無理です。」

<頼みますぅぅぅ・・・>

「ダメですってば。」

<キットカット奢りますからぁ・・・>

「・・・し、仕方ないですね。」




――!?


チョット待て!今お菓子に釣られたのか!!?
お前それが判断の基準の中に混ざっていいのか、応えろうるち(仮)!!

そもそもアレだぞアンタ、アレだ。
大の大人が、キットカットを奢ってもらうために評価上げるとかな、
それは世の中で言うところの収賄行為って奴じゃないのか!?

そして、俺はいまその取引の現場に直面している。
目の前で賄賂が、、ダメだ、止めさせろ俺。このままこの行為を認めさせるわけには・・・!


<はい、私のカードです。>
「あぁ、どうも。」




・・・デッカク『5』。上がりすぎだってば。


いや、俺の評価にも直結するから見逃してやろう・・・。

552名無しさん@2周年半:2005/05/13(金) 20:59:04 ID:.gJhl9sk
職人さんGJ!

自転車とられたぜ!
orz
ちょっと頑張ってSS作って来るぜ!
早くて3日後にはうぷする
と国語1の厨房がいってみる

553前スレ566:2005/05/13(金) 23:45:14 ID:Sd1N4HBs
>>540
すみません20氏の大会でしたOTLまた勘違い
面白いヴェノム使いってことでついつい松瀬が顔をもたげまして・・・
>>20氏ごめんなさい

>>20
慣れない読み合いは疲れましたか?w
えぇもうその疲労困憊具合は伊津もこれでもかというくらいに体験しておりますw GJ!

うぅ・・・今夜に間に合わなかったOTL
でもなにやら改行が多いせいでやたら行数多いのでいったん投稿しちゃいます

554前スレ566:2005/05/13(金) 23:46:56 ID:Sd1N4HBs
「さて、と。戦ること戦ったし、行くとするよ」

じゃあな、と言いながら妖花は縛り上げた長髪ととストールをゆらゆらさせて歩き出しました
伊津は慌てて声をかけます

「・・・ふーん、と に か く 相手を探してる、のか。ん・・・」

妖花は腕を組んで斜め上に視線を逸らし、すぐにまた腕を解いて伊津と目を合わせました

「体育館だな。テストの為だろーが、筐台が増えてたし・・・実際、人が多かった」

そう言って、また歩き出し・・・首だけを回して言います

「あーそうそう、見た目で腕を判断しないほうが、いいぜ・・・?w」

『のぁ?どういうこと?俺はそーゆーアホに見えるのか・・・?(д ̄)』

「そういうんじゃねぇさ。いやなに、ちと思い出してな・・・w」

くっくっ・・・と、さも嫌らしい効果音を出しながら妖花は笑いました
嫌らしいはずのそれが、何故か妖花だと艶やかに見えるな・・・股間にもんゃりしたものを覚えて伊津はs
『(ってそれは妖花の格好のせいだろう�堯法戞�ベシッ
ナレーションにツッコミを入れながら、ようやく色々と治まってまぁいいやと思ったころには、妖花の姿は消えていました
・・・どうせツッコむのなら、ノースリーブにストールという彼女の格好にして欲しかったです

555前スレ566:2005/05/13(金) 23:47:46 ID:Sd1N4HBs
――――30分後
・・・・・・!!見つけた!!今だっ!!

『っぬるぽっ』


ズシャ―――――滑らかに床を走る伊津の鞄―――が、私服の女性の足元へ―――――――ガッ


<むぎゃっ!?――――てゃっ!>

足が動かない・・・真正面に倒れる!!
そう近くした時にはもう体勢を捻り始めていた―――くっ、足が浮いたっ


まるで背後から襲われたボクサーのように、腰からの捻りで右腕を突き出して掌を広げる
そのまま勢いに従いつつ上体を丸め右尻から着地、・・・同時に両足で地面と鞄を蹴って横に勢いをつける
右脇腹、右背中、と順に着地して衝撃を逃し
そのまま転がって左背中、左腕、・・・そこで自由を取り戻した右腕で地面を弾き、回りながら跳ね起きた


ひゅーん・・・
<ほいっ!・・・・・・と、危ないところだった・・・;>
合わせられた両掌の間には、食べかけのカーカスライド(四分の一サイズ。残り半分)がありました


『・・・・・・ワタシが来たからにハ色々とHOSYO!は出来ませんヨ?』
<ぉぉおっ!?し、師匠〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!>

――――轟音と悲鳴が響いた―――前回ラストを参照


―――そして、ドタバタ開始。

師匠酷いっ!!いくらなんでも今のは物理的に痛すぎです!
頭を抱え涙を噴出させながら、下から精一杯背伸びして抗議する旋風

じゃかぁしい!あんな乱暴なバトンタッチしといて!しかも闇慈戦やらせただろー!!
凶器の扇を全開に広げ、キラキラバサバサと孔雀のように圧倒する伊津

ダッテダッテダッテ!逃げるのとボケるので精一杯だったんですよ!?
シルカアホカヴォルカ!ボケはいらんだろボケは!!
アホイウナー!馬鹿ぁっ!そんなことしたらあの女の人に悪いもんっ!
アホードアホー奇跡的アホー!そうしなかったから俺が痛かったんだ!つぅか申し込んどいて逃げるんじゃねぇー!!
チョット!!なにやってんの!!(バキッ)ねぇ君大丈夫!?保健室行かないと!!
伊津をはたき倒し旋風を心配するメガネをかけた痩せた少年


ぴたっ


<『  誰  ?』>
迎は肩を揺すられながら
伊津は地面にハグされながら
尋ねました




「え・・・や、僕は・・・範馬 萌(はんま ほう)だけど・・・あの、頭打ってたよね・・・?」

あまりに迎があっけらかんとしているので自信が無くなったのか、恐る恐る少年は尋ねました

『ふはははははッッ!ハンマフォーか!?ハンマフォー!!ハンマーフォールじゃないんだ!ははははは』

<あ、あの・・・私は大丈夫です・・・心配してくれてありがとう///>
伊津を無視して、流れを維持しようと迎は頬を赤らめて言いました
「うん・・・まぁ、意識はしっかりしてるし、痛みもそんなに強くないみたいだし・・・良かった」
伊津を無視して、少年は迎から手を離しほっと胸を撫で下ろしました
『アハハハハハッッッハンマフォー!w』
伊津を無視して、迎は会話を続けています
<あははは・・・これでも、頑丈なのは取り得の一つだから♪>
『オーラ激震!ッヒハハハ!w』
伊津を無視して、少年も頑張ります
「へぇ〜、そうなんだ・・・w いやぁ、僕、自分が身体弱いせいか、人のこともつい大袈裟に反応しちゃうんだ」
『イーヒヒヒwそーこだーヒートッエクステンッッッ!』
伊津を無視して、最後のひと踏ん張り
<そっかぁー。優しいですね・・・(ニコッ>
『あーはっはっはっは!ハァ〜ンマフォ〜〜〜〜!!!w』
伊津を無視s<ッッできるかこらぁぁぁぁああああああああ!!!!左衛門ダイナミック!!!>



ブルァオアアアアアアア 



(↑ジョニースレ23スレ目、タイトルより一部引用)


何故かコンクリートの廊下に巨大な水柱が生え、伊津は打ち上げられました
少年はと言えば、その壮絶な光景と修羅の気漂う迎の背中に呆然としているだけでした

556前スレ566:2005/05/13(金) 23:48:37 ID:Sd1N4HBs
―――体育館への道のり

<・・・とまぁ、そういうワケでして。いちおー私が弟子で>
『オイラシショーで』
<だから本気で喧嘩なんてしませんよ〜♪>
と、とても人懐っこいよ う に 見 え る 笑みを浮かべながら迎は言いました

――ウソダドンドコドーン('д')

と、思っても口には出さないシショーでした


「そうですかぁ・・・それは失礼しました(^^」
少年は、やや不健康な雰囲気を漂わせる痩せた笑みを浮かべました

スタスタテコテコギシギシギシ

三人分の足音が響きます

「ところで、伊津さん」
『�瑤△ぁ_燭任垢�範馬さん?』
「僕と勝負して下さい」
『ぇ。』

範馬はというと、歩きながら微笑んでいる
ニコニコという効果音が聞こえてきそうなくらいに
でもそれ以上にメラメラというなにやら燃えている効果音も聞こえてきそうなわけだが
正直ポチョとはやりたくないんだが
この場合俺に拒否権なんて無い気がするので受けるしか

『戦りますか』
伊津はニカッと作り笑いをしました
「えぇ、よろしく」
範馬は相変わらずニコニコしていました

<な、なんか肌にビンビンくる・・・・・・怖ぁ;>

557前スレ566:2005/05/13(金) 23:51:20 ID:Sd1N4HBs
―――体育館到着、解散

ちょっくらウォーミングアップさせて下さい
ポチョ戦は集中が命ですからねぇ

えぇ、どうぞ。僕はこの台で待っています
あ、アタシもたまには違う人のポチョ見たいです
師匠のポチョは投げキャラじゃないし


『・・・というわけで対戦したいんだけど。誰かやりませんかー?』
自らのカードを掲げつつ、伊津は人込みに向かって叫びました
というわけで、なんて誰にも通じないと思うんですけどね

一瞬、注目を浴びはしたものの、裏を見た途端興味を無くす人間のが多いのでした 
それでもワラワラと表現できるくらいには人が集まり、適当に対戦開始する伊津でした

さてさて、集まってきたのは・・・前のほうの奴だけ見ると

髭2、髭1、髭3、ロボ3、エディ3。



・・・。




・・・まぁ、良いか。どーせこっちゃ10枚だし、楽に行こう楽に。

558前スレ566:2005/05/13(金) 23:54:42 ID:Sd1N4HBs

髭2の開幕。

どーせコインだろっ!?噛み殺してやるぜ!!
髭かぁ・・・ま、初見でこれ破られるこたないし、2Kふっとこ

ヒュゴッ

あ、ステップだ。

アグレッシブが信条でなぁ!!

カウンタッ

以降、一方的な追加青起き攻めとサイクガードにより決着


髭1の開幕
シュッ!シュッ!!
・・・考えるのマンドクセ いつもどーりでイーヨ

シュッ

アグレッシブが信条でなぁ!!

以下略


髭3(永園じゃありません。もっと弱ぃ髭。)の開幕
Kマッパなら見てからサイクは無理だろ。CHイタダキだ・・・一応、無敵はつけとこ
そろそろマズイかな?・・・まぁ・・・対処されても死にゃしないし、やるだけやろう

マッパハンtユダンシタナァ?チャリーン

はぁ!?投げられたし・・・フン、CHとりゃこっちのペースだし、おらおら端まで追って来いよっ!
はっ!w二段Jすりゃ届かねえだろ!食らえハイスラッシュ!

・・・ピコーン ヒョイッ ンゥ〜!アグレッシブガシンジョーデカウンタッ

ぁあ♯!?んでサイクなんか打つんだよアリエネーシ!

トトン シンズイヲミセテヤル

「見てからサイク余裕だバカ!!」

ヒトオシガタリンヨ

『(届いてない。口プレイする暇あったらもっとよく見てくれよ・・・あーあ無補正でLv2でTG満タン、ばいばい)』

霧が付きHSからディバインとかディバインとか燕穿牙とか俺の名とか足元注意とかが当たり、試合は終わりました


ロボ3の開幕
負ける選択肢無いし!
・・・下がろう。まさかやって来ないだろうけど、心の準備はしておいて

ズザー
トトン

『(ありゃ、やっちゃうのか・・・案外知らないのかね、コレ)』

モラッタ

ジョニーは攻撃判定は出終わって硬直中のロボカイにHSを振りました

カウンタッ

そのまま、いつかのファウストにしたように体力を半分奪いながら画面端へ追い込みました
2K起き攻めをズラされて回避されましたが、再び2Kを重ね、そこからの2Dが当たり相手は崩れます
伝家の宝刀ミストファイナーと、起き上がりズラしでもらったTGを有難く惜しみなく使い
ダメージ10とダウンのためにコインを一枚を使うという暴挙に出た後
最初の2K重ねと同じ位置でバックステップをしたらロボは空高く舞い上がってポンコツと化しました


エディ3の開幕
JKとか言って犯罪ですよね
えーと屈んで直ガ狙いで直ガできたらドリルにドリルデンジャあわせて走ってたらジョジョで・・・ブツブツ

ピョン シュッ

『(飛んでたら潜って)』

ヒューンチャリーン

シュッカウンタッ

『(あれ、JK打ってた?・・・まぁいいやモラッタ)』

イーイマトダゼ

エディを画面端へと吹き飛ばし、自らも高い高いHJ空中ダッシュでジョニーは追いかけました

『(ザンギへ、お元気ですか。ウソ臭い詐欺飛びします。)』

ッキィー・・・ン チャリーン

『(FDですか。コイン投げておきました、受け取って下さい。)』

シュパァーンペシパシ・・・ザシュッ

『(コインは屈んで受けなきゃダメです、罰として空中ダッシュしました。二択は好きですか?)』

エンセンガッ

ヤッテクレタナー!アグレッシブガ信条デナー!

『(あぁぁ、燕穿牙だからって確定じゃないんですよ。ゴメンね、今青いの見えちゃったから、ゴメンね)』
『(ゴメンね、ジョニー初めて真髄見せるから、ゴメンね。ザンギは、死んじゃいますか?)』

サイクはおろかTGも無いエディでは勿論固めを抜けられるハズもなく
ミストファイナーLv1ロマキャンから即死してしまいました


『んぁぁあ(んぁぁあー。見てから云々もちゃんとできてるし、判断力も良好。これならポチョ戦いけるかね)』

なんて心の中でまで伸びをしながら、伊津は適当にリベンジを退けつつ考えていました

相手がCPUになったので、今までひたすら見ていてくれた教員にハツラツと礼を言いながら台を立ちました




すっ・・・と手持ちのカードを見てみる―――髭だらけ
れんぞくで髭ばっかだった影響か・・・?一句読めそうな気がしてきたんだが
いや やめとけよ俺
やめとこう 何か独り言すらおかしい気がする これも髭のせいなのか?髭恐るべし

・・・だとしたら、ヒゲ部はもっと恐るべし;

559前スレからの住人:2005/05/14(土) 00:26:42 ID:efufNJWA
前スレ566はオナニーしすぎ、自分が書いてて面白いかもしらんが、出す自キャラ全部なぜかつえー事でリアリティ0、カッコの使い分けが逆に見にくい。こう思ってるヤツも少なくないはずだ。嫌なら読まなきゃいいんだが別の書き手様を探してると自然と目に入るし・・・。
こんな事言ってからだから今さらって感じだが荒らすつもりはない。
20神、64神かと思って見に来たら・・・。
>>552
期待して待っとりますです。

56020:2005/05/14(土) 00:42:11 ID:4I6vl.Tg
>>559
なぁ、そういうことは思っても言わないもんだよ?個人の好みってのもあるし

確かに566氏の自キャラは強いけど、
でもそれが物語や戦闘のテンポを上げるのに役立ってる。

それに、>>554-558で伊津が倒したのは全部レベル3以下だし、
圧勝しても取り立てて言うほどの不自然さは無いと俺はおもう。


あと、、64氏と並べて神って呼んでくれるのは光栄なんですけど・・・、
一緒にこのスレでSS書いてる仲間のこと酷く言った上で神と呼ばれても嬉しくないです・・・。

SS楽しみにしててくれるのは凄く励みになりますけど、
俺自身、他人の悪い話とか聞くのが一番嫌いなんで・・・、やっぱりそういうことは言わないで下さい。


>>566
GJ!

561名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 01:06:54 ID:jW2KYzyA
まぁまたーり行こうや
>>566氏に期待がかかるぜ!
スマソ

562前スレ566:2005/05/14(土) 01:09:13 ID:5a0t2eQ6
>>559
まず最初に、オナニーと感じさせてしまったことを謝ります
ごめんなさい

んー、やっぱ基本的にモノかきじゃないんですよ、私。
バランスは取るつもりではいるんです
伊津に関しても色々と設定はあるからと多少スルーされようと
今回はまとまりの良いとこまで突っ走ろうかと考えてましたが
そうはっきり言われてしまうと、やはり良くないのかな、と揺らぎます。
>>599氏に納得してもらえるかどうかわかりませんが
今の状態だと、伊津につけてある設定をはっきり晒してしまわないといけないな、と思います
でも・・・ここで晒してしまうとこれから先に書くモノの持つ味が悪くなりますから
私自身書きたくないなと思ってしまいます
それじゃ書かないでいいよって話になりますが
それだとホントにただ小学生並の「これ最強だろー!?最強ー」ってゆーオナニーで終わってしまうので
少なくとも今考えている所までは書きます
それまでは、どうか我慢して頂きたいです

563前スレ566:2005/05/14(土) 01:15:09 ID:5a0t2eQ6
>>20
ありがとうございます、本当にもう、言葉なんて思いつきません・・・嬉しいです
>>561
またーり(´∀`)何とか明日中に範馬戦終わらせます

564名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 01:24:16 ID:cFSF6sSI
書き手さん達、楽しませてもらってます(´∀`)

読んでて、確かに苦情のひとつや二つ言いたくなることもあるだろう。しかしそれを言ったら書いてる人にとってすごく書きにくくなるだろ?それにわざわざ言わなくても良いだろ。我慢というか少しは考えて発言してくれ

さぁ、みんな早く続きを…(´Д`;)ハァハァ

565名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 01:25:41 ID:XJG.7TIE
わはー、色々書いてるうちに>>20氏が代弁してくれちった。
遅筆って嫌ねぇ…OTL

>>599
職人さん方の各表現方法が嫌いな人が居れば好きな人も居る。
もし前スレ566氏の文章を好きな人が>>599を見た時にどう思うだろうか?
そこら辺を考えて言葉を選んで欲しいなーなどと偉そうに言ってみる今スレからの住人。

>>前スレ566氏
GJ(・∀・)!!
伊津君がこれからどう(中略というか自主規制)して成長していくのか楽しみw

566名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 01:29:50 ID:jW2KYzyA
アンカーミス。
>>599>>559ね。


あ、あと前スレ566氏に一個質問。
伊津君の名前の元ネタって何ですか(;´∀`)?

567名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 01:36:36 ID:GhFpnXCU
ネムイズ→俺の名 とみた!

568名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 01:41:44 ID:8KRVBvsU
ここの掲示板の人はほんとにみんな優しい。
こんなんにも紳士な立ち回りを見せられるのが俺は信じられない。
こんな事書いたら俺も荒らしも同然だけど正直黙っていられない。
ってことで長文だけどあえて書かせてもらいます。

569昔は61でした。:2005/05/14(土) 01:45:00 ID:8KRVBvsU
途中で書き込んじゃったOTL

>>559
おまえさぁ、匿名掲示板だからって調子に乗って喋るのやめろよ。
オナニーとか言い出したら俺や20氏、他のみんなの作者様だってお金とかの利益無しに書いてる。
ってことはお前が神と崇めている作者様を含めみんなオナニーになるってことだ。
しかも、出てくるキャラ全部強いとか人の作品の先の展開わかっていってんの?
まだ名前のあるキャラあんま出てきてないっしょ?
自分の決めつけが世間で通用すると思ってんじゃねぇ。
さらに、こう思ってるのも少なくないとか、代表で書き込んだつもりか?
そんな上げ足取りにいったり、悪いようにしか考えられないのはお前だけ。
むしろ、お前の今やってることがオナニーだろが。
逆に見にくいとか言ってっけど、お前は逆に見る努力してるわけ?
書き手は本職でもないのに行列空けたり、かち合ったらどうなるか?とかの技性能調べたり、旬のネタとか懐かしいネタまでいれて面白く、読みやすい展開にしようとする気持ちがわからんわけ?
はっきり言って荒らしより対処に困るんですけど。

>>566
はっきり言って1%も気にする必要はありません。
今まで通りにまったりいきましょう(・∀・)
先の展開に期待して待たせていただきます。

>>20
また読みきりってかちょっとしたSSなんですけど、ジャム書いてる人が少なめっぽいのでジャム使いのSS書こうと思ってるのですが、今新規参入キャラ出したら不味いでしょうか?
最悪スルーの方向にしてもらえればいいんですけどね。
また例によって僕自身で連載出来ないから20氏に押し付ける形になってしまいますが・・・。

570昔は61でした。:2005/05/14(土) 01:48:17 ID:8KRVBvsU
途中で書き込んじゃったじゃない。
途中で送信しちゃった、だ。
僕は何こんなときにミスってんだろ・・・OTL
二重ミスand連レススレ汚し、非常に申し訳ない(;´Д`)

57120:2005/05/14(土) 01:50:05 ID:4I6vl.Tg
>>61
うぉ?
61氏魔夢モード全開の予感・・・!?


で、新規参入についてですが、勿論問題ないですよ。
これでも、仕事請け負ったりするの結構好きですしw

572名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 01:54:18 ID:JF9lcja.
>>559も十分オナニーだと思います
せめてもう少し柔らかい言い方しないと
受け入れて貰えるものも拒否されるよ
あれじゃ566氏に対する挑発としか思えない

それにさ、出てくるキャラ皆強いってのは間違いだよ
ランク5は医者だけで、伊津だって
「一ゲーセンの主なわけで〜云々」
と言えるギリギリのところまで言ってくれてるんだから読みとろうよ

それに、伊津の強さだってまだ微妙だよ
伊津が一体何ラウンド戦う場面描かれたか知ってる?
あのくらいの勝ちっぷりはジョニーにはあるよ

57320:2005/05/14(土) 02:00:17 ID:4I6vl.Tg
待って待ってみんな落ち着け、もう559を責めるのはやめよう。
これだけ言えば本人だって解るよ。だからこの話題はストップしよう。

574名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 02:07:11 ID:kBfjJ.26
こんな時間なのに必死に反論カキコしてるおまいらが大好きだw
って訳でもう寝ましょ。

575前スレ566:2005/05/14(土) 02:10:45 ID:5a0t2eQ6
>>564
うぃッス!やらせて貰います♪
>>566
�堯払奸�)ギクッ
伊津は成長というか(放送禁止)なので
ご期待に添えないやもしれません;
でもそう言ってもらえると素直に嬉しいです。ども♪
あ、名前に関しては>>567氏がいい感じ!w
確かそれがオレの名だ、イッツマイネームとか最初の書き込みでやったような覚えがw
>>61
私なんかのことで怒ってくれて・・・ほんっとにありがとう
>先の展開に期待して待たせていただきます。
この一行だけでも悶絶ものなのに・・・心に、染みます
>>572
>>572氏のように、こちらの意図をたっぷり汲んでくれる方が居てくれるだけで
どうしようもなくやる気が出ます!読んでくれてありがとうデス(つд`)

>>573-574
ですね。ではでは、朝日を拝んでしまう前に、おやすみなさい〜

576昔は61でした。:2005/05/14(土) 05:42:18 ID:8KRVBvsU
『オゥァーオゥァーオゥァーネッテロー!!』

時間にしてそろそろ通常授業の日で言えば4限目が終わった頃だ。
4限目が終わった頃と言えばここはいつも血の雨の降り注ぐ聖戦の地となる。
「こっちのスシまだかよー!!」
「あぁ、そっちはもうちょっとだけ待ってくださいねー。」
「俺はすき焼き一つねー。」
「ハイッ!!よろこんでー!!」
「僕のバンザイマダー?」
「そんな食い物ねぇよ。ヴォケが!」
「私はレオパル丼くださーい。」
「・・・・・・・・・・・・・・マジ?気絶するかもよ?」
「・・・・・・・ッ!? ワタシノチョコガナイゾ!?」
「心配しないでねー。いつもあなたの為に残してあるわよ。」
一人のボサボサ頭の幼さを残した女の子が今日も笑顔でチョコやドーナツをありったけ買い占めていく。

そう、ここは食堂、ギル校内では唯一食事がありつける場所だ。
ここしかないだけあって4限目が終わると人の山、注文の嵐になる。

「あぁ、もうこんなの忙しすぎるよぉ〜。今日は私だってテストあるのに、体もたないよ〜。」
「いつもすまないねぇたっちゃん。」
「おばちゃんってばまたそういうこと言うんだから〜、私が好きで手伝ってるんだから別に気にしないでいいんだってば。」

そこにはおばさんばかりだと思っていたら、より良く通る高い声が一つ、
彼女は砕神 龍夢(がしん たつむ)、彼女もまた大量にいるギル校生一年生の内の一人だ。
このごつい名前とは裏腹に、彼女の体つきは皮と骨しかないと思わせるほど余計な肉の付いていないスレンダーな女の子だったりする。
ちなみに、なぜこんなごつい名前かというと、彼女の父親が男が生まれてくるに違いない!!って思ってたんだとさ。
そんな事はさて置き、気付けばもう地獄の昼休み聖戦は中盤に差し掛かっているようで、彼女も烏龍茶片手に厨房の奥で休んでいた。

「あぁ〜つかりたよ〜。・・・・・フゥ、よしっ、じゃあそろそろ気合入れてお皿洗いでもしようっと〜。」
「それはもうやっといたからたっちゃんはやらなくていいよ。」
「えっ、そうなの?え〜っと、じゃあテーブルでも拭いてこようかな?」
「それも私達がやるから気にしないでたっちゃんはもういきなさいな。今日はテストなんだろ?午前中は付き合わせちゃったけど、いまからでもまだ間に合うんでしょ?」
「おばちゃん・・・・・、ありがと!!私、頑張ってくるよ。」
「行ってらっしゃい。」

577昔は61でした。:2005/05/14(土) 05:42:55 ID:8KRVBvsU
龍夢は割烹着からギル校の制服に着替え、今日初めての対戦相手を捜しに行く。
(ハァ〜、頑張ってくるとは言ったものの自信ないよぉ〜。誰か弱そうな人いないかなぁ?)
龍夢は心の中で愚痴りつつ、『見た目』弱そうな相手を捜す。
(弱そうっていうと〜、体がちっちゃくて、見た目かわいい女の子とかかな?かわいい子ってあんまりやりこんでるって感じしなさそうだし、この学校で女の子なんて腐女子が大半だし・・・ってそんなこと考えてても見つかるわけないよね〜。)
するとそこに一人、彼女の言う『見た目』にジャストぴったりな人間がいた。
龍夢はチャンスと言わんばかりにその女の子にまっすぐ話しかける。
周りにはハーフと思われる外人コンビと極度に背骨の曲がっていて独り言をぶつぶつ言っている不気味な男と言う謎すぎる取り巻きがいることも気付かずに・・・・。

「あの〜すいません、もしよかったら私と勝負してもらえませんか?」
「・・・私ですか?勿論いいですよ!ちょうど今戦いたかった所ですから。」
「じゃあ、お願いします。え〜っと、一応自己紹介しとくね?私は砕神 龍夢。よろしくね。」
「私は夜貞 子澄、こっちこそヨロシク!」


『蔵土縁紗夢、只今参上アル!!』
『どなたか、どなたか助けてくださいっていってもな……はぐぅおう!!』

(えぇ〜、この子こんなにかわいいのになんでザッパ使いなの〜?どうせカイかアンジあたりだと思ってたのに〜ショックぅ、・・・でも、ジャムとザッパなら私のほうが有利なんだからまぁいいよね。)
龍夢がお気楽に考えていると、向かい側の台では子澄が目を瞑って待っていた。
(開幕はどうくるのかな?今日はまだ使ってみてないし、出来るといいんだけど・・・・・・・・『視えた!』うん、今日も絶好調ね。)

「一二三ちゃんは、子澄が戦ってる所って見たことある?」
「見たことないですけど、何かスゴイんですか?」
「そりゃ凄いのなんのって、子澄の調子のいい日はきっと誰も勝てないってぐらい強いよ。カードじゃ2だけど、子澄の本当に凄いところは実力の外側にあるんだ。初めてあった時なんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ボソボソ
「イヌ助なんてほっといて、私と近くで見に行こう、エア!」
そういうとイーシャは一二三を連れて行ってしまう、それに気付かずに『何か』と楽しそうに会話するように思い出話に耽る犬助だった

578昔は61でした。:2005/05/14(土) 05:43:42 ID:8KRVBvsU
HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!
開幕、
龍夢はブッパムカデ狩りでガードさせてもザッパのリーチの問題でまともな反撃が出来ない中々の選択肢、ハッスル逆鱗、子澄の開幕は・・・・・・・・・・迷わずダッシュしてからの空投げ!!さらにダウン追い討ちムカデまできっちり叩き込む。
(開幕ダッシュ空投げ!?完璧に読まれてた!?・・・きっと偶然よね。そうに決まってる。よ〜し、偶然かどうか試してあげる。)
(次は何?・・・・・・うん。わかった。)

子澄が憑いた霊は剣、一般的には悪いけど、ジャム戦では相性がよく、メインザッパの作者としては三つ子より遥かにやりやすい。で、子澄は倒れているジャムに攻撃を仕掛ける。

- R E V E R S A L –
『ほわぁ!』
『ちかずくな!!』

またしても子澄は逆鱗を空投げ、しかも今度は超超々低空だった。
(!?信じられない!この子空投げしか狙ってないの?・・・とりあえず早く距離を取らなきゃ!)
(・・・・・・・よしっ、もう途中まで視えた。これでこの勝負負けないよ!)

龍夢はリバサバクステ、子澄は・・・・・・・さらに三度目の超低空投げ!!!!
(・・・・・・・・・逃げられない!!?)
(これだけ追い詰めると焔さんの気持ちがよくわかるね。このまま最後まで押し切るよ。)

ライフで言えばまだ、3、4割ほどしか減っていないものの、始まって5、6秒ほどで子澄が与えたプレッシャーは相当なものだった。
今度は龍夢はガード、子澄は大事を取って投げには行かずにPなどの小技で刻む。
一見ホチフの的にも見えそうだが、そんなことは関係無い、なぜならば、今日の彼女には『視えて』いるのだから。
そんなことも知らずに龍夢は剣の突進攻撃を見てから余裕のホチフからダッシュ遠S、子澄は待ってましたと言わんばかりのRC仕込み昇竜。
勿論CHでジャムが宙を舞う。さらにS>屈HS>昇竜と繋げ、龍夢のライフは残り2割、子澄のライフは勿論MAX。
(どうしよう・・・この子全然つよい〜。やめとけばよかったよ〜。)
(視えてたのはここまでだけど、これだけリードしてればきっと大丈夫よね。)

ここから子澄は大胆さを失い、タイムアップでも狙うような安定した立ち回りを見せる。
龍夢は焦れたかダッシュで突貫する。
(追い払ってあげる。)
子澄は剣を大きく振り回す・・・・・が、
『ガッガッ』
二つともホチル、どうやらホチ仕込みダッシュだったようだ。
そこからダッシュ遠S立ちCHからの低空ループを1ループして、足払いで閉め、朝凪龍神を溜めて一発を狙う。
そこへ子澄のザッパが起き上がると、

『ガザダガザダガザダ』

と気味悪い声が聞こえてくる、そう、今度憑依したのは三つ子。
先述したが、三つ子は結構な相性の悪さを見せる霊だ。
(こんな展開になるなら無理してでももう少し先まで視とくべきだったわね。)
(相手はザッパの三つ子・・・・私は強化龍神一つ、相手のライフは7割ってことは・・・・・・アレしかない!)
龍夢が謎の気合を入れると、何故か自らザッパ最大の殺しポイントの画面端まで下がっていった。そう、まるで誘っているかのように・・・・・、

579昔は61でした。:2005/05/14(土) 05:46:00 ID:8KRVBvsU
(?・・・よくわからないけど、あと3割くらいすぐに奪えるよ!)
子澄は幽霊を飛ばし青キャンして、一緒に走ってゆく。
龍夢は当然ホチフすると思われたが、直ガするだけで画面端までねじ込まれていく。
子澄はそのまま下段の屈Sと幽霊飛ばしの青キャンでルートを読まれないように固める。
龍夢はただ一つの行動を潰すのに全てを賭けてガードに徹する。

そして、ついに子澄はゲージを節約しながら固める為か最大の禁忌を犯してしまう、
 J  H  S  だ!!
(来たッJHS!!今しかない!!行くよ〜名づけて!!龍スペだ〜!)
(・・・・・・えっ?今急に『視えた』のは・・・・・私のザッパが倒れてる?)

龍夢はJHSをホチフして降りてくるザッパにある技を合わせる。

『激!!』『ロマンティーック』『千里神掌!!』『フォワッチャー!』『フォワッチャー!』『ホォウ!』
『何ゆえこんなことにぃー!?』
-S L A S H –
『皿洗い決定アルー!』

突然のことで何がなんだか分からなかった。だが時間が立つに連れて自分がどんな風に負けたか少しづつ分かってきた。
龍夢はJHSで被カウンター状態のザッパに空中で砕神掌1段目RCから仕込み千里で150%補正をかけつつ画面端の位置を交換しながら追撃、そして更に低空ダッシュ拾いからキャンセル特殊強化龍神を当てて、龍神カスから立ちKで拾い、そこから基本エリアル+龍神基本3段を叩き込んだのだ。

580昔は61でした。:2005/05/14(土) 05:46:38 ID:8KRVBvsU
子澄は龍夢に2のカードを渡す。子澄はカードを渡す時にチラッと龍夢のジャムのカードを除く、その数字は・・・・なんと2だった。
「負けちゃった、龍夢ちゃんすっごく強かったよ。とても2なんて思えない。私も途中までは勝てると思ってたんだけどなぁ。」
「えぇ〜そんなことないよ〜。子澄ちゃんなんて途中までパーフェクトだったし、最初なんて私投げられっぱなしだったし、むしろ子澄ちゃんが2の方が信じられないって〜・・・etcetc。」

彼女達二人はお互いをほめあって、新たな友情の目を育てていると気味の悪い独り言・・・・・、いや今日は明らかに口数が多い、独り言というよりこれはもう『会話』の域に達しているといっても過言ではない言葉が聞こえた。
「あの時先生が出した攻撃を俺は子澄のアドバイスでかわして、そこからばっちり反撃って訳には行かなかったけど、ある程度切り替えしてだね。あぁ〜あと、別の日ではね。えぇ〜1週間ぐらい前かな?そのときなんてさ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ペチャクチャ

「・・・・・子澄ちゃんの連れってあんなに楽しそうにだれと話してるの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・Sk・」
「待って!!それ以上先を言ったら変かもしれないけど、きっと、きっと呪われちゃったりしちゃったりすると思うんだけど・・・・・。」
「そんなことあるわけないから安心してよ。だってさっきからずっと楽しそうに龍夢ちゃんの方を笑顔で見てるから・・・。」
「えっ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・誰が?」
「・・・・・S子。」

『コッチへいらっしゃい、ギャオォ~オオオ!』

-S L A S H –

その後、龍夢が目を覚ますのに数十分はかかりましたとさ、おしまい。

581昔は61でした。:2005/05/14(土) 05:47:11 ID:8KRVBvsU
>>20
こんな感じで書いてみたものの会話表現が子澄と龍夢にあんまり差がつけれなくて時たま辛い(;´Д`)
20氏様テイストの喋り方というか、とりあえず龍夢のキャラ確立して欲しかったり・・・・・我がまま発言でスイマセヌOTL

砕神 龍夢のイメージを簡単に説明しますと、
料理可、細くスレンダー、明るい(子澄と被るからちょっと使いにくい)、会話は〜を多めにしてみたけど試行錯誤って感じです。戦闘の特徴は攻撃レベルに関係なく単発ヒット確認から兆脚鳳凰昇が出来るって特徴にしようと思ったけど、文章表現が難しかったため諦める。
これが現段階の僕のイメージですけど、もし出来ればですが適当にいじるなり、足すなり減らすなりしてやってくだせぇ。

58220:2005/05/14(土) 10:09:39 ID:/tv7nTr6
>>61
了解しました、使わせてもらいます。

う〜ん、、喋り方が被るのはちょっと辛いかな・・・。
できれば性格を変えずに行きたいから・・・関西弁にするのはどうだろう(蹴

58320:2005/05/14(土) 10:35:03 ID:/tv7nTr6
う〜ん、、ちょっとしか出てきて無いけど・・・こんなかんじで大丈夫でしょうか?
=======================================================================
前回>>548-551

-一二三-


食堂でイーシャに3タテを食らわし、子澄、犬助と合流した一二三。
食堂の筐体が他の人に取られてしまったので、子澄の提案で心霊同好会部室へ行くことに。


「心霊同好会って、どんなところなんですか?」

「んふふー、見てからのお楽しみ。」


――すると、、、

「そこの君、ウチと勝負せぇへんか?」

現れたのはスレンダーな体格の女の子。

「私ですか?勿論いいですよ!ちょうど今戦いたかった所ですから。」
「じゃ、お願いな〜、一応自己紹介せんとな。ウチ砕神 龍夢、ヨロシク。」
「私は夜貞 子澄、こっちこそヨロシク!」

2人が筐体に座る。
画面に対峙するのはザッパと紗夢。


「一二三ちゃんは、子澄が戦ってる所って見たことある?」
「見たことないですけど、何かスゴイんですか?」
「そりゃ凄いのなんのって、子澄の調子のいい日はきっと誰も勝てないってぐらい強いよ。カードじゃ2だけど、子澄の本当に凄いところは実力の外側にあるんだ。初めてあった時なんて子澄のアドバイスが的確でね、あれがなかったら今の俺はいないってくらいさ。つまり俺が何を言いたいのかっていうとね、一二三ちゃん、子澄には先を視通す力があるんだよ。凄いでしょ?たとえば、そうだなぁ、、ソルがリバサを撃つかどうかっていうのは、通常、読みの範囲内だけど、子澄はそれを確信として捕らえることができるんだ。あとね、自分のやられる姿が見えたりするときもあるんだってさ。そうだ、これが一番話したかった事。子澄がいなかったら今の俺はいないって言ったでしょ?あれね、ギル高の試験での出来事なんだよねぇ〜、、、うん。先生の起き攻めのバクステ潰しKを子澄が『視て』くれてさ、。それからバッチリ反撃ってワケには行かなかったけど、ある程度切り替えしてだね。あぁ〜あと、別の日ではね。えぇ〜1週刊くらい前かな?そのときなんてさぁ・・・・・・・・・」ボソボソ


「イヌ助、早くしろ!置いてくぞー!」





「と、言うわけなのさ・・・ってあれ??みんなどこだ??」

独り言でS子と盛り上がる犬助を置いて、みんなは心霊同好会へと向かっていた。



-心霊同好会:部室-

「あもあもあもあも」

「よし、何一つ解らない!!」

「食わせろー!」


部屋では奇奇怪怪な言葉が飛び交っていた。
これは心霊同好会・・・、というよりもザッパ研究会だと思う。

ただ、それでも色々な功績は残しているらしい。
壁には賞状やトロフィーが飾ってある。

「えと、何々?
 『優秀賞、Sammy社立ギルティ専門高等学校殿。
  貴校は、第128回全日本心霊研究発表会において頭書の成績を収めました。
  よって、その栄誉をたた、、たたたたた、、たたええええええぁぁぁ!!!!!』
 ・・・え?」

賞状は書いている途中で何かが憑いたらしい。
途中からは何語が書いてあるのかさえ解らなかった。

横に飾ってあるトロフィーに目を向ける。
だが、その形状はカップとはどこか違う・・・、少し四角い・・・。



(―――カップじゃない・・・!これは鉢植え!!?)


ギル高は腐ってもギル高だった・・・。


「おぉ!見ろエア!!この人凄いぞ!!」

イーシャが感嘆の声を上げる。
そこには、白目を向いてザッパな姿勢をとっている青年の姿。

ゆらぁりゆらりと両手を左右に揺らして、宙を見つめている。





バタンッ




外で人が倒れる音がした。

584名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 16:31:59 ID:OHCEmd12
職人様方GJ!(*´∀`*)
実は俺も前から少しずつ書き始めて見たんですが、中々まとまんないですorz

どうやったら上手くまとめられるんだぁ('A`)

58564:2005/05/14(土) 19:12:12 ID:texkU7RY
>>518


『私が未熟なばかりに…!』
『はしたないようだが、オードブルでは満足できなくてね』

俺のヴェノムが地に伏す。

「チッ…これでやっと4点かよ…割りに合わねェ…」
「くそ…こっちの台詞だ」

一試合目は俺が勝った。直後に永園が再戦を叫んだ。2試合目は落とす。
そして次は俺が再戦を挑んだ。3試合目を物にして、今4試合目を永園に取られた。
2勝2敗。
カードはあと1枚しか残ってない。だがそれは相手も同じ。
勝っても負けてもこれが最終ラウンドだ。

「再戦しろ」
「チッ…懲りねェ野郎だ…」

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』

悔しいが永園は強い。以前よりも遥かに強くなっている。特にヤバイのが各種無敵付加行動の巧さ。
下手なシューティングは意味をなさない。
必死こいて捕まえたと思ったら、無敵付加行動であっさり逃げられる。
そして類稀なるぶっぱセンスも健在。インファイトの強さは最早死角が無い。

(これで『3』だと…雁田の野郎、いい加減な評価しやがって…)

『ハァッ!』

開幕前ダッシュを6HSに引っ掛かけた。
いきなりチャンス到来。K生成から起き攻めする。

『いかがかね?』

JK弾き>空中ダッシュJSをリバサ無敵付加空投げで返される。

(嘘だろ…化けモンかよコイツ…!)

起き攻めが来る。6Kを見てから立つのは無理じゃない。
屈ガードを基本に、ファジージャンプで逃げる。

スレイヤーが小さく飛び上がる。6Kだ。

(違う―――フェイント…!!)

『すまんな』

咄嗟に投げ返す。もう少し反応が遅れていたら無敵吸血の餌食だった。
ようやく髭の動きにも慣れて来たみたいだ。
この緊張感のおかげで敵の動きが良く見える。
永園は相当焦ってるいると見て間違いない。開幕から攻め急いでるように感じられる。
ならその昂ぶった感情を逆手に取るまでだ。

『行くぞ』
『一押しが足りんよ』

ストラグルにバーストを合わせて来る。思ったとおりだ。
…残念だったな。Sストだ。

『デュービスカーブ!!』

そのままコンボをつなぎ、HSデュビでダウンを取る。
一応俺のメンタル面での強さは雁田のお墨付きだ。動揺は無い。

『行くぞ』

―――ギギンッ!

Sストの直当てをガードされる。だがまだこちらが有利なのに変わりは無い。

『すまんな』

ダッシュ投げ>6P>2Sで弾いてS、HS生成。F式に移行する。
永園 翼に固めは効果的ではない。ぐずぐずしていたらすぐ逃げられる。
それどころか下手をすれば無敵マッパ、無敵吸血で一瞬にして攻守逆転されてしまう。
如何に少ない手数で素早く崩すかが鍵だ。

『そこではない』

瞬間移動>JSでボールを弾く。立ちガードだ。
ここから昇りJHSと下段。ネタがばれていなければ相手の行動は下段ガード一択のはず。

―――グシャァッ!

(良し)

そのままコンボを繋いでHSデュビでダウンを奪う。

(このまま倒す…!)

58664:2005/05/14(土) 19:12:45 ID:texkU7RY
この男は強い。こいつが『2』なんてことはありえない。
では何故『2』という評価が下されるのか。恐らく、コイツの強さが表層に出ないものだから。
奴の力は判断力、精神力、そういった精神面での強さだ。
そして最も恐ろしいのが相手の―――つまり今の状況ではオレの―――思考を、心中を察することに長けている。
それは相手の一つの行動に対する『読み』とは違う。
敵の性格を、考え方を読む。
焦っているのか、落ち着いているのか―――微妙な心理の揺れも敏感に察知してくる。
こんな時なら相手はこうするし、この状況ではこうする……。
そういった事を恐ろしいくらい的確に捕らえてくるのだ。
ヤツはオレの行動を大局的に読むことが出来る。
ローリスクの攻めを展開してくるのか、ぶっぱなしによる一撃を狙ってくるのか、そういった行動方針がバレている。
流石に『パイルを撃ってくる』といった局所的な読みは出来ない。ヤツの読みは、心理を探る読みだ。
やりにくいことこの上ない。
さっさと攻めようとすればするほど堅実な立ち回りで焦らしてくる。
落ち着いて攻めようとすればいきなり特攻してきて冷静さを損なわされる。
ヴェノムというキャラがそれに拍車をかけている。

だが負けるわけにはいかねェ。全部このふざけた野郎の所為なんだ。
こいつと会って以来、ろくな事が起きやしねェ。
今まで俺に楯突く奴なんていなかった。ちょっと脅してやればすぐに俺の言いなりだ。
ところがこいつはどうだ。
会って2日目でもう生意気な口を利いてきやがった。弱いくせに…雑魚のくせに。俺に負けたくせに。
毅には逃げられるし、挙句の果ては停学だ。
全部このマッセとか言う糞野郎のせいだ。
だから負けねェ…ぶっ殺す。
オレのほうが強いってことをその腐った脳味噌に刻み付けてやる!!

『行くぞ!』

―――コカッ!ブシュウッ!!

スラスト直当てにリバサ無敵吸血を合わせた。

『シュッ!パイルバンカー!!』

一気に端に追い詰める。約4割の体力ゲージを一気に消し飛ばす。
TGを50%近く回収。状況は圧倒的に優位。
この起き攻めで全て終わりにしてやる。

―――バシッ!

6Kが命中。近Sに繋ぐ!

『ファールを犯したな!!』『カウンタ!』

(チッ…!)

『時間を取らせたな』

ダッシュからダークエンジェル。

『貫けぇぇぇぇ!!』

―――ギン、ギギギンギギギギギギギギギギギン……

FDを張って耐える。全ての動きがスローモーションになる。

『行くぞ』

スラストか…!?処理落ちしてんだ…見えるぜ!!

―――バシッ

(なっ―――!?)

JD>JD>HSストの受身不能ダスト。ヴェノムがスティンガーをMAXまで溜める。
これで一気に決める気か…

(やらせねェ…!!殺られてたまるか!!)

『SHOT!!』

黒い球体が弾き出される。

『"ロマンティーック"  行くぞ!』

MAXステ青から先行入力スライドストラグル―――


―――ドドドドド……!!


『ダブルヘッドモービット!!』
『ぐぅおおおおおおぉ!!』

『ゲームセットだ…』

―――負けた……のか…

58764:2005/05/14(土) 19:13:16 ID:texkU7RY
「それじゃあカードを渡してもらうぞ」

近付いてくる。
なんでオレがこんな奴に……?なんでだ?何故なんだ?

停学くらってから死ぬ気で練習してきた。強くなる為に。この男を含む全ての敵を倒すために。
強くなりたかった。見返してやりたかった。

無敵マッパを練習した。無敵吸血を練習した。ゲーセンにも行って対戦を積んだ。

なのになんで―――

「どうして勝てねェんだよッ!?」

叫ぶ。もう形振り構ってられない。

「マッセとか言ったな!答えろッ!どうしてオレはお前に負けた!?」
「そうだな…俺も実力は伯仲だったと思う。差はほとんど無かった。強いて言えば、俺には仲間が居た」
「ふざけんなよテメェ…そんな下らない綺麗事が聞きたくねェんだよオレは!!
 勝負はタイマンだ!!何の関係がある!!」
「じゃあ聞くが、お前はヴェノム使いとどれだけ戦ったことがある?
 俺にはサブで髭を使える友達がいる。そいつの対戦を何度も見てきた。
 お前にはそう言う仲間がいるか?いないんだろ?それが決定的な差だ」

「仲間がいないと強くはなれない」奴は最後にそう言うと、オレのカード奪って去って行った。

―――ハハハ……なんだよそれ。
じゃあ、オレはどう足掻いても強くなれないってのかよ…

この怒りをどこにぶつけたらいい?
この遣る瀬無さをどう晴らせばいい?
この後悔をどうやって取り返せばいい?

「ちくしょう……っ!」

どうして今更になってそんなことに気付くんだ。
どうして…もっと早く気付くことが出来なかったんだ―――


永園 翼は涙した。負けた悔しさのせいか、或いは―――



永園 翼  脱落

戦績:8勝3敗
得点:25点

588名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 19:33:13 ID:7RplJDi6
次の永園は「見てから無敵付加DOT余裕でした」



とりあえず永園のファンになりました

589名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 21:06:59 ID:92i2/sf.
64氏は神神神神神神神神



ふう、すっきりした。

590名無しさん@2周年半:2005/05/14(土) 21:10:07 ID:mxS9P7C.
永園がんばれ、>>64氏GJage

591前スレ566:2005/05/14(土) 22:23:33 ID:5a0t2eQ6
ホンッとに>>64氏はすごいですねぇ・・・面白い、読んでて色々と感動できます


>>554

何やら髭にとりつかれたような妙な雑念を払いつつ、体育館を見回しているみる
・・・と、初めに別れた台の近くに二人を見つけた
んー、何やら微笑ましいねw 
まぁ旋風は猫かぶりすぎな気もするが
範馬さんはそれに食いつきすぎる気もするが
まぁ生暖かく見守っておこうw

『おいーっす、お二人さん♪』
近付くまで全く気づいてなかったという風に、二人は声に反応して振り向きました
<お。けっこー早かったね師匠ー>
「あぁ、お待ちしてましたよ。」
<範馬くん凄いよー?やっぱ師匠と全然違うよ、なんかこー、ぽっちょむきーん!って感じ!>
『ウハハハw そーかなるほど、なんとなくわかるw』
「えぇぇ、わかるんですかw」

なんて和やかな会話を交わした後、彼らは対戦台へ向かいました


「じゃあ、1P2Pを決めましょうか」
『あいよっ。じゃんけん、ほい』

「・・・じゃあ、1P側へ行きます」
それじゃあよろしくお願いします、とだけ言って範馬は台の向こうへと去りました

『・・・・・・うーむ』
<ん?どしたの師匠〜、怖じ気つきました?w>
『いやいや、別にそんな、神エディとか神ミリアが相手なわけじゃないしさ』

そう。相手はポチョムキンだ
どちらかと言えば良い勝負を展開できる、楽しい相手なんだよね
んー、別に戦うのが怖いんじゃなくてなぁ・・・寒気がする
最後の一瞬、チラッと目があっただけなのに・・・もんの凄い睨まれた
やっぱ嫌われてんなー、うぅぅ・・・こんなジクジクする敵意浴びながら戦うのは初めてだよ、嫌だなぁ

592前スレ566:2005/05/14(土) 22:24:18 ID:5a0t2eQ6
―――ジョニー側の思考


・・・ダメだ、一瞬で気が削がれたっぽい
変に読まないで、いつもどーり立ちK振ろう 勝手に身体が反応してくれるさ

ヘヴンォァヘル レッツロック!!

シュッ・・・・ベチッ

・・・ぐぇー・・・ダウンしたよ・・・見てから2Dか、キツぃ

キュッキュッ 

ハンマーブレーキ2回・・・先行入力か 最初は下段だろ

キュッ ポチョムキンバスター

・・・フッ(つー`)最悪かも このまま起き攻めで死ぬのか?俺

バキィッ!キュッ

おっとと、起き攻めしてこないのか受け身受け身っ      
スライドヘッドには気をつけないと・・・と、やってこねぇ、普通に着地できたなぁ

キュッキュッ キュッキュッ

ちょっ、起き攻め放棄して受け身攻め放棄してやるのはソレか!?くそ、そんな溜めさせるかっ

キュッヒュィンヒュィンッ チャリンビュオッ ヒュイカキーン

ぐぁデコピンが!!・・・っっ何とか飛んで直ガできた、よし二段Jして攻めこんで

ソーコダー

っっくぅぅ、何だ今の決断の速さはっハナっから決め打ちの早さだよありゃ
うげー、エクステンド飛びすぎだよ。もう画面端、最悪にも程がある

ハンマフォ〜ロマンティック

無理矢理青キャン使ってまで起き攻め来ちゃった!もぅ、どれだよ!?
立ちパン!立ちケー!間がある、バスターだ!

ガシッドゴォ―――ン ピョンッ

っだー!空投げ、前Jで起き攻め、めくりJHSか!一かバチかリバサBSしt
ピタッ
JD!?
うわわめくりか!?どっちだよ、くそ、めくりだっ!!

ベチッロマンティーガスッベシッベシッ

じぇぇぇぇいでぃぃ〜・・・・・・はー、もぅ、起き攻めあと一回で死ぬじゃねーか、もー!
リバサ金サイクでも打つかくそぅ

ポチョムキンバスター

あぁあぁぁ近Sで止めてバスターされたー
端だ・・・バースト対策してくんだろ、打たないで受け身とってやる!!

ベシッベシッソーコダー

あーはっはっはっはっはっはっは

――――  S  L  A  S  H  !!




<あーぁ〜、完〜封ーされちゃった>
『・・・ぁー。』
「お疲れ様でした。」

相変わらずニコニコしたまま、範馬はこちらへ歩いてくる・・・なんつーかもーガクブルだよ

伊津は特に何も反応せずに、立会いの教員にカードを渡しました

「あー。なんというか・・・実力出せなかったんだろね、悔しいだろうけど・・・」
カードにスラスラと文字を書き込み、教員は範馬にカードを渡しました
<え、あれ。1じゃないんですか?>
迎はそう言って、範馬の後ろへ回り込み覗きます
「いや・・・1は1です。1でしたけど・・・」


壱。


<・・・しかも、何故筆ペンなんですか?>
とても目を細めながら尋ね・・・ようとした時には教員はいませんでした

「・・・僕にもコメント欲しかったのに」


そのまま、なんとなく居づらい雰囲気のまま解散し伊津は迎と二人になりました

『・・・うぅー、妖花の言ってたことを今更思い出したよ』
<んっ?何ですか?>
『お前が逃げたアンジの人居たろ』
<あーハイ、あのガムくれた人♪>
『(д`)・・・覚え方それか。まぁ、いいや。アイツにな、人は見かけによらないぞ、って言われたのよ』
<あーあーw それで萌くんと戦ったから驚いてるんだ?確かに、見た目によらないでポチョ使いだもんねー>

迎からかけられる声に生返事を返しながら、伊津は思考に沈み始めます


あぁ・・・確かに見かけによらない奴だった
笑ってて、小柄で、大人しい性格で
ちょっと人と距離置いてるような柔らかい物腰で
それでいてあんな空気を放てるなんて、今まで見たこと無い

天然なのか自覚してなのか知らないが
俺に向けてた、言葉に出さずとも敵意と感じる敵意・・・苦手だ、あれ
ホントに何もできなくなっちまった
あれじゃー嫌われた、っていうかもうほとんど今生の宿敵扱いだ
旋風をどついてたのが、余程腹に据えかねたのかね
・・・なんにしても、警戒しないとな
明るく笑って懐に飛び込んでこられちゃ、傍目を気にしてる俺じゃ突っぱねられない
――例え心臓を貫かれるとわかってても、逃げることはできない
あーあ、口プレイですらミスでるのに。洒落にならない


結構楽しいもんだと思ってたのになぁ


やっぱりここは


―――戦場、なんだな

593463:2005/05/15(日) 00:14:58 ID:7MOsfAXM
前回>>487


『私が来たからには色々と保障はできませんよっ!!』

『エレガントに決めるぜ。』
HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

ジョニーか…立ち回りでは結構有利なんだが、近づいたり相手のペースになると少々どころかかなり厄介なんだよな。リーチもあるし。
しかし彼女…金田はおとなしそうな外見だったな。性格の方もそうなら…恐らく開幕はこちらの選択肢を大抵潰せる6P、もしくはSとかで刻んでくるか。
よし。じゃあ開幕はあれだな

『おとなしくしてなさい!』
『アグレッシブが信条でな』

「何!?」
開幕はいきなりダッシュバースト。しかしそれも両者。
(くそ、おとなしそうな娘だったから安定行動だと踏んでたんだがあてが外れたか)
まさかこんなに強気に仕掛けてくるとは思わなかった。とりあえずバックステップで距離を離すか。

『燕穿牙!』
ぶっぱ低空燕穿牙がバックステップに引っ掛る。
これでもうわかった、この娘は決しておとなしくなんかない。それどころかこのプレイスタイルは一般に「ガン攻め」と呼ばれる類のもの。とても穏和な性格の持ち主がするようなことではない。

すかさず前に受身を取る。そこはジョニーの遥か上空。二段ジャンプしてからそのまま降下する。

『そこか』
ジョニーが6Pを繰り出す。しかしファウストはドリキャンで攻撃のタイミングをずらし回避していた。

(向こうから挑戦してきたのに、これを忘れているとはまだまだだったな)
『ひゃはー!』
注射器から謎のムキムキマンを出す。まあ追撃はできないが。
(お互い状況的には五分五分。体力的にはあっちが一歩リードってとこか。
相手はコインか…?様子見でもいいが。いや、とりあえずバックスt …いや違う!ここは!)
思考が2転、3転する。だが恐らく彼女はそんなことはしないだろう。だって彼女は攻撃一辺倒なんだから。
ならばこちらは一点読みだ。攻撃あるのみ!

『燕s』 カウンタッ!
やると思っていたよ、また低空燕をぶっぱなすとね。
ゴキブリのような動きで吹き飛ぶジョニーを追いかけ、Kで拾ってエリアルを叩き込む。

(これで体力も逆転だ。そして次こそ距離を離して遠距離から封殺してやる)

ビシッビシッ
と、そこで不思議なことが起きた。
ほぼ誰でもできるような医者の基本エリアル。K>K>S>HSだが、今のコンボのしめはメスを突き刺す攻撃ではなく。メスを振り下ろすだけの攻撃。

(あれ?今、おかしかったぞ…?エリアルのしめが…S…
ああ、そうだそうだ、あっはっは。思い出したぞ。)



H S が き か な い ま ま だ っ た 

ああああああああああああ!!!あのボケのせいであのままだったのか!!どうしよう、どうし(ry
いやいやちょっと待てよ。ちょっと筐体を直すからって言ってこの勝負をもう一回やりなおしたらいいだけだ!そうだそうだ。じゃあ早速金田に言っt

594名無しさん@2周年半:2005/05/15(日) 01:10:21 ID:1hzZwbr2
GJという言葉しか思いつかないよorz

595283:2005/05/15(日) 02:41:58 ID:19jZrSN.
主人公が弱すぎるのも考え物ですよ・・・・っと

ここで時間軸を>>20氏に合わせてみる。
そして完璧すぎる>>64氏のSSに突っ込めない俺ガイル。

んで新キャラ。分かる人だけ笑ってください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『オゥァーオゥァーオゥァーネッテロー!!』

「もうお昼ね・・・食堂行く?」

そういえば腹も減ってきたし・・・ギル校の食堂のメニューも知りたいし・・・

インヴァイトヘル、スシ、スキヤキ、サシミ、レオパル丼、ヴォルガ丼、刺激的絶命丼 、愛定食 
毅式定食(寿司・すき焼き・刺身のフルコース)、牛丼(ねぎダク、素人禁止)
チョコ、ドーナッツ、キットカットetc・・・


「マジですか?」

「あんた達の分も買ってきてあげるわ」

「おお、じゃあ俺は・・・」

「・・・さあ、ここからが戦場よ!・・・ネッテロォーーーーー!!!!」

うーむ・・・名前の通りガンガン割り込んでいくやつだ。おかげで助かったけど。
割子はヴォルガ丼をたのんでいた。

「アンタ・・・見てて気持ち悪くなるわ・・・」

「ん?そうか?」

俺の前にはキットカット2箱、板チョコ3枚、ドーナッツ1個がある。

「俺甘党なんだよ。」

「それにしても異常よ・・・」

「こいつに比べりゃマシだと思うけどね」

「正直スマンかった、今では後悔してる・・・」

狂助が頼んだのは刺激的絶命丼(超絶激辛カレー)。
一口食べてから進んでない。っていうか死にかけていたからしょーがない。

結局、狂助は飯のトコだけ食べて返却口に返しに行った。



・・・置いて帰ろうとしたその時、



「お残しは許しまへんで〜〜!!!」


狂助は割烹着を着た学食のおばちゃんに怒鳴られていた。

「そ・・そんな・・・む・・無理ですよ・・・」

「どうしてもというのなら・・・私に対戦で勝ってからにしなさい!!」


おばちゃんの声で群がっていた人だかりが割れていった。
人で見えなかったがバッチシ対戦台がある。


「なんでもアリだな・・・この学校・・・」

「やばいわ・・・」

「え?」

「おばちゃん・・・ギル校屈指のチップ使いなのよ・・・」

「マジですか?」

「教師でさえおばちゃんには逆らえない・・・
 ねりもの嫌いで同じチップ使いの教師でさえ勝てた試しがないのよ・・・!」

「マジですか?」

「このままだと・・・狂助、刺激的絶命丼を完食しなくちゃならない・・・!!」

「絶命の危機か・・・」

その時・・・俺はどさくさに紛れてねりものを残している教師を見つけた。
・・・が、可哀相なので見逃す事にした。



『てめぇ・・・死相が出てるぜ!?』

『・・・・』

チップが言うとおり狂助の顔は真っ青だ。さらにイノが何も言わなかったのが印象的。

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

リアルで狂助の命を賭けた一戦が始まった。

596127:2005/05/15(日) 04:29:08 ID:8N8/v4wM
前回>>526


開幕の読みあいは、俺が勝った。
俺は普段は様子見の為、開幕は安易に攻撃を仕掛けない。
しかし今回ばかりは強気のガン攻め一択をとった。
先程ダブルKOしたとはいえ、実力的には相手が上だと実感したからだ。
相手の隙を誘い、一気に体力を奪う――――というやり方も考えたが、迂闊な誘いに乗るような相手に思えない為止めにした。
ミスするのをまって…というのは、問題外。
相手に主導権を握らせない為にも、ガンガンに攻めたてるしかない。
それにプレイスタイルを変えるのは、別な理由もある。
一戦毎にプレイスタイルが変わると、読みがどうしても甘くなってしまう。
エディはキャラ的に先手をとれるかどうかでかなりかわってくる。
だからこそ開幕の読みあいは重要だ。
ミリアの開幕はJD。
こちらはぶっぱなしのシャドウギャラリー。
立ち回りは圧倒的にミリアが有利。
先程の戦い方からして、今度はおそらく空中から攻めてくるだろう…という読みが当たった。
相手が攻撃していなければ自ら墓穴を掘る選択肢。
こんな攻撃はまず普通のエディ使いはやらない。
だからこそ、選んだ。
相手を混乱させる為に。

59720:2005/05/15(日) 05:13:29 ID:rnpgxLgo
みんなにGJ!

>>283
忍玉ネタですかw
煉り物が食えない先生…彼かw

598名無しさん@2周年半:2005/05/15(日) 18:09:21 ID:IZLQX2tA
全ての職人さんにGJを。

ついでに、>>595を読んで『そういえば購買部ってあまり書かれてないなぁ』と思ったので
購買部での販売品などという妄想小ネタを落としてみるテスツ。
ネーミングセンスが無いのは仕様です。


・インヴァイトシリーズ
  大きめのペロペロキャンディー(?)
  赤(いちご)、白(ミルク)、青(ソーダ)、黄(オレンジ)、緑(青リンゴ)などバリエーション豊富。
・黒ダムド
  丸い水ようかん。
  ゴルフボール程度の大きさで食べやすいが、値段は少々高め。
・闇天使
  丸いストロベリーチョコ。
  但しバレーボールくらいの大きさなので砕かないと食べられないw
・ホワイトボール
  丸いホワイトチョコ。
  こちらはチョコ〇ールと同じくらいの大きさ。
・山田まんじゅう
  2コ入りの紅白まんじゅう(こしあん)
  上半分は紅皮、下半分は白皮で包まれている。
  上面に焼かれた顔がとってもプリチィ。
・一緒に魚をとりませんか?
  ソーダ味のアイスキャンデー。
  たまに魚の形をした小さなラムネが入っている。
・何が出るかな?
  外からは中身が確認できない。
  中身は、いちごドーナツ・梅ジャムドーナツ・紅ショウガドーナツ・
  ミルクチョコ・コーヒーチョコ・ハバネロ入りスイートチョコ・ちびポチョムキンの中からランダムで1つ。
  ちびポチョが出たらもう1つ貰えるが、256分の1と低確率。
・この拳は大義のために
  一口大のげんこつ煎餅(醤油味)
  味は良いが、草加煎餅以上に固いのが難点。
          …etc.

59920:2005/05/15(日) 18:28:53 ID:3JFMZbGk
>>598
GJ!購買部面白いですね。

過去の分も含め、記憶の範疇でまとめ&妄想。

・インヴァイトヘル
 インヴァイトシリーズの裏の選択肢。
 その正体はタダのたけのこ、650円。ぼったくり。
 RC(返品)不可能の完全地雷メニューである。
・レオパル丼
 GGイスカのボス、レオパルドンを捩ったメニュー。
 頼むと、お皿にのった魚が運ばれてくる、もちろん生。
 食べると体内の消化器官に影響を及ぼし、非常に危険。
・ヴォルカ丼
 注文してから恐ろしい速さで出来上がる丼料理。
 味はかなり美味しく、看板メニューの一つでもある。
 丼の上で何かが燃えているのが実に印象的。
・ポチョムキンパスタ
 超威力、超射程のパスタ。
 ベースはカルボナーラ、ただしサイズが異常。
 チップ使いはコレを三回食べると問答無用でシショるという噂がある。
・スシ
 あくまで寿司ではなくスシなのがポイント
 基本的に多数のネタが用意されており、当たりメニューの一つ。
 外国系ギルヲタに異常な人気を博し続けている。
・スキヤキ
 あくまですき焼きではn(ry
・バンザイ
 スシ、スキヤキに続くメニュー、、
 と、思われがちだが、実はこんなメニューは存在しない。
・キットカット
 何故か毎日大量に用意されている有名なお菓子。
 当たりもハズレもない、そこらの一般お菓子企業が作っている。
・刺激的絶命丼
 超激辛のカレー。
 日本の全人口の90%はその辛さに耐えることが出来ない。
 こちらもRC不可、無理にRCするとおばちゃんと命を賭けて戦う羽目になる。
・疾
 蝶々をかたどった綺麗な創作料理。
 食べるのにモタモタしていると、どこからともなく足払いを喰らう。

60020:2005/05/15(日) 18:35:41 ID:3JFMZbGk
前回は >>583

-樹-


「――ん、―さん?」

なんだろう・・・、声が聞こえる。
誰かを呼んでるのかな・・・?


「樹さん?」

―――何?あたし??


そういえば、、視界が真っ暗だ・・・。目が見えない?
違う・・・、あたし目を瞑っているんだ。呼んでるのは・・・一二三?

そこまで考えて目を開ける。


「あ、樹さん。おはようございます。」
「一二三・・・?」

最初に視界に入ってきたのはいつもどおりの笑顔の一二三。

・・・そうだ、思い出した。
あたし、心霊同好会の部室の前で気絶しちゃったんだった。



首を持ち上げ、あたりの様子を伺う・・・


「あもあもあもあも」

「犬怖ぇー!!」

「俺の!そしてあくまで俺の!絶望・・・。」




再び、あたしの視界は闇に包まれた。


「起きろォーー!!」


「へぅぁ!!」

聞き覚えのない声にたたき起こされる。
そういえば、見慣れない女の子が2人・・・。

一人は小さな女の子・・・、一二三よりも小さいかな?
もう一人は、、特に特徴らしい特徴はないけど・・・、スリムだなぁ。。うらやましい・・・。



さっきまでザッパ状態だった会員達が話しかけてくる。

「あぁ、脅かしちゃってごめんね。」
「今、ザッパの気持ちを考えている途中だったんだ。」




なんて迷惑な奴らだ!

60120:2005/05/15(日) 18:36:13 ID:3JFMZbGk

「あ〜ったく、、酷い目にあったわ。」

まさか、この数分間の間に2回も気を失うとは思わなかった。
心霊同好会・・・なんと恐ろしい場所なのだろう。もう二度と来たくないわ・・・。


ガチャ


ドアが開く、誰か来たみたいだ。


「・・・犬助達はともかく、なんでお前らがいるわけ?」

あれ?この声・・・、どこかで聞いたことがあるような気がするんだけどなぁ。

「あ、まむちゃ〜ん。」

あぁ、そうだそうだ。
この声、まむちゃんだっけ。そうそう・・・、本名なんだったかな?

「その名前で呼ぶなっての!」

やはりこの名前で呼ばれるのは嫌らしい。当然といえば当然であるが・・・。

「始めましてやな、ウチは砕神 龍夢。え〜と、まむちゃんでええん?」
「よくない!」
「ははは、いいじゃないですか魔夢。ステキなあだ名ですよ?」
「気に入らない物は気に入らないよ・・・。」


部室に入ってきたのは吸と魔夢の2人。
相変わらす、この2人は並んでいると親子みたいだ。


・・・っと、何か忘れてる気がするわね。

この小さな女の子・・・、だれかしら??


「おや、イーシャさん。ご無沙汰してます。どうですか、調子は?」
「バッチリだぞ!」

へぇ〜、イーシャっていうんだ・・・。バッチリってことは、、この子も結構強いのかな?
・・・微妙に一二三がバツの悪そうな顔をしてるけど、、珍しいこともあったものね。


そうだ、、一二三はどのくらい戦ったのかしら・・・?


「ねぇ、一二三?」
「・・・ふぁいぃっ!!」

「・・・何よ、オーバーね、、どう?どのくらいカード集まった?」
「え、は、、うぇ、、、あ、と、、えぇ〜、、じゅ、順調ですよ。」



――ホントに?

「ねぇ、集めたカード見せてよ。」
「・・・え〜〜と、、、はい。」

随分渋っていたが、結局はカードを渡してくれた。
どれどれ、、アクセルの3が一枚と・・・ファウストの1が・・・3枚!??







「・・・え、搾り取っちゃった?」
「・・・はい。」
「明治美味しい牛乳??」
「・・・いえ。」
「それとも厳しい牛乳??」
「・・・そうですね。」

602名無しさん@2周年半:2005/05/15(日) 23:05:18 ID:wRUZ9SHs
このスレッドを見ていたら読むだけで書きたくなったので乗せても大丈夫ですかね?随分下手なんですが

603名無しさん@2周年半:2005/05/15(日) 23:21:58 ID:XSSpBN/s
書け

604602:2005/05/16(月) 00:34:41 ID:eUU17dHo
こういった物は初めてなので駄目だし、アドバイス等よろしくお願いします 読むのが面倒な人はスルーして下さってかまいません

ギルティを始めてから2ヶ月くらいが経つ住んでいるのが田舎という事もあり対戦相手を求め都会へ出てきた
「翼〜、何処にゲーセンはあるんだ?」俺は隣にいる背の小さい友達に話しかける。
「音黒あそこだよ」と言って指をさす デカッさすがに田舎にあるゲーセンとは次元が違うな
「よ〜し、対戦相手を求めてさっさと行くぞ」

店内には所狭しと色々なゲームが置いてあるが音黒と翼は真っ直ぐギルティを目指した
「なんだあんまり人がいないな」
「まあいいんじゃない、最初っから対戦じゃあなくても」
音黒の使用キャラはギルティを始めた当初から使っているディズィーである

八人目を倒したあたりで人が集まり始めた

『夕飯ハベジタボー』
キター乱入
(ここでの初対戦だ)
相手のキャラはスレイヤーの様だ

『今日は食事当番なので早くしないとみんなに怒られるんです』
『お初お目にかかるそしてこれが最後だ』
HEAVEN OR HELL
DUEL 1 LET'S ROCK

開幕はガード安定だろう 『マッパハンチ』よし読みの通り だてに翼のスレイヤーを相手にしてねぇよ
バシュウバシュウ
空中バックダッシュで距離をとる
チィン ジャジジジ
話相手HSと木の実を生成してスレイヤーを襲う 『マッパハンチ』 無敵マッパで距離を詰められる
バシュウ『楽しんでくれたまえ』ー空中ダッシュをタイミング良く空中投げされる
『ンーンー『チュイン カウンタッグフォアハァ』起き攻めに移行しなきゃ
ジャジジジ 木の実を生成し本体で突っ込む下段が甘い
『ガハァグハァ』
再びダウンを奪う
体力的にはこっちが3割向こうが2割ゲージは両方ないなよし固めきってやる
チィン フォォ フッ
『ガコブシャア ガコブシャア ガコブシャア』
距離を誤り無敵吸収の餌食になってしまった『ガコブシャアガコブシャア シュ パイルバンカー』
ーSLASH

それからいろんなキャラに乱入したが殆ど勝てなかった

「今日は楽しかったね〜音黒」
「ああ、帰ったら早速練習だけどな」
「そうだねそれじゃまたね」
翼と別れた音黒は走って家に帰りギルティを起動させるのでした

605名無しさん@2周年半:2005/05/16(月) 07:47:24 ID:GJvLwmHw
GJ
句読点が少ないかも。後ちと淡々としてるかも。
芸風ならスマソ

606名無しさん@2周年半:2005/05/16(月) 08:01:05 ID:NYG.Ikoc
GJ!

音黒=ネクロでいいのかな?


しかし…髭使いで名前が翼っていうのに少なからず悪寒を感じる

60720fromSchool:2005/05/16(月) 12:13:41 ID:KC5HwBD6
突然ですが告知。

うちの学校は男子校で、その影響か、今月の26日に85キロ強歩(不眠)があります。

そんなわけで、更新速度も多少落ちると思います。


以上、告知終了

608名無しさん@2周年半:2005/05/16(月) 13:19:35 ID:zFk5EPtw
20>>
ガンガレ

一般人の普通の歩行速度が時速4kmだから、約21時間
競歩なら大体時速6kmとして14時間ちょいか…

609名無しさん:2005/05/16(月) 15:47:08 ID:Uubn44d2
602氏GJ!
ディズィー使いの主人公か。
ディズィー使いは今まで二人(しかも脇役で)しかいなかったから
同じディズィー使いとしても嬉しいよ

ただ、ちょっと効果音がくどいかなーとオモタ

610昔は61でした。:2005/05/16(月) 17:46:44 ID:a7FifVgg
>>602
GJ!!・・・・なんだけど、改行とかスペースとかしっかり入れないと読みにくいと思う。
例えば、話相手HSと木の実を生成してスレイヤーを襲う、
『マッパハンチ』
無敵マッパで距離を詰められる。
とかね。
あと606氏も言ってるけど、スレ使いで翼って名前はマズイと思うよ。
周りの人にも色々突っ込まれると思うし、正直僕もこれはいただけないなと思う。
なぜなら、他の作者様のスレ使いですでに翼って名前のキャラがいるんだよね。

他は全然OKってか全然いいと思います。
ここのスレはまったりしてるからほぼ許してもらえるってかとやかく言われることは無いと思う。
なんかえらそうな喋り方になっちゃったなぁ、気に障ったらごめんなさい。

>>20
信じられないほど過酷な行事ですなぁ。
関係ない僕が言っても無責任かもしれませんが一言、
がんばってください。

611602:2005/05/16(月) 18:32:16 ID:eUU17dHo
レスして下さった方ありがとうございます
色々と勉強になりました これを参考にまた最初から話を作り直したいと思います。

61220:2005/05/16(月) 19:43:14 ID:RcHSHKCg
>>602
GJ!
SS書きの俺が意見するのはタブーかもしれないけど・・・。
やっぱり、みんなが言っている通り淡白な印象が強いかな。
なんというか、、ドラクエの戦闘ログを読んでいるような感じ。

あと、キャラクターの台詞には『!』を使うといいと思うよ。
『マッパハンチ』より『マッパハンチ!』の方が伝わりやすいと思うんだ。

そういうわけで、新作期待してます。頑張って!


>>608
ガンガレありがとー。
あ、あくまで『強歩』であって『競歩』ではないんです。ただ歩くだけ。
で、85㌔を26〜27日の間夜を通して歩くっていうこと。


>>61
がんばります!目指せ2年間完歩。
途中の休憩とかで携帯からこのスレ覗かせてもらおっかな〜
ここは雰囲気いいし、歩いてる途中で職人方のSS読めるのは結構良さげかも。

613名無しさん@2周年半:2005/05/16(月) 19:43:46 ID:4KxiS8W.
待ってるぜb

614名無しさん@2周年半:2005/05/16(月) 19:45:28 ID:6ZD5NC92
>>602
投下乙
そしてガンガレ
期待させていただきます

615名無しさん@2周年半:2005/05/16(月) 23:10:51 ID:paS7jzzc
>>20氏の言っているやつって、たまにテレビ放映されるやつ?
もし映ったらパイロンポーz

なんでもありません

616542:2005/05/16(月) 23:20:34 ID:IsICwW9g
これはギル校生達とは少し違った、とある普通のプレイヤーの話です。


-------------------------------------------------------------------------

店内には筐体が並び、様々なゲームが設置されている。
中でも対戦格闘ゲームは盛り上がっており、1番人気はGGXX#Rだ。

そこにはいつも通りの面子が対戦を繰り広げていた。


キン、キキン、キン

『油断しましたね―――』

ザシュッ


落としダストからVTループでお手玉になっているのはロボカイだった。
どうやら、ほとんど直ガをしていたせいか、相当ダメージが高いようだ。


ザシュザシュッ!今だッ!ザシュッ!SLASH!

『シッテハイタノダー…』 『よく頑張りましたね。』


「――まただ・・・。」


そんな声を漏らしつつ、肩を落とす一人の男。席を立ち、自販機へ歩いていく。
硬貨を入れ、缶コーヒーを買って筐体へ戻る。まだ誰も乱入していないようだ。

彼は負ける度にこう思う。


「どうして、あそこで動けなかったんだ」と。


ロボカイを使い始めもう数年は経つのだろうか。コンボ精度、直ガ精度は相当高くなった。
が、肝心の割り込みや暴れが全然出来ない。ただTGとGBが上昇していくだけだった。
そして焦った挙句、下手な選択をしてしまい崩されて倒れる。これが彼の負けパターンだ。
「あと少しだったんだ。もう一度やればいけるはずだ」

ゆっくりと筐体に歩み寄った時、誰かのクレジットが既に表示されていた。


『夕飯はベジタボー!』


無表情で眺めていた画面には「CHIPP vs KY」。ここでは珍しい対戦だ。ゆっくり観戦させてもらおう。


『てめぇ、死相が出てるぜ』『いい試合にしましょう』

HEAVENorHELL,Let's rock!

61720:2005/05/16(月) 23:47:11 ID:RcHSHKCg
>>615
テレビ放送・・・どうだろ?地方のFMラジオはやってるみたいだけど。
まぁ、全国探してもこんな気の触れた行事やるのはウチの学校くらいだし。そうかもしれない・・・。

・・・えっ、パイロンポーz
ごめんなさい、具体的にどんなポーズなのか知らないんです。
しかもなんだか人前でやるのはツラそうな匂いが文字から伝わってくるんですけどw


>>542
GJ!続き激しく期待。
そしてチプなのか!ちぷが居るぞ。ちっぷがいるーー!!

・・・ごめんなさい、取り乱しました。そんなこんなでお休みなさい。

618名無しさん@2周年半:2005/05/17(火) 12:27:34 ID:kNTLpPQQ
795のきっくんの学校もその行事あったらしいですよ。

619名無しさん@2周年半:2005/05/17(火) 13:21:28 ID:01ivbJIU
20氏のパイロンポーズ期待age

620名無しさん@2周年半:2005/05/17(火) 14:35:35 ID:1KQJ0/Lg
>>542氏のあとでかなり見劣りしますが投稿します。
いまは普通の学校に通っていることになっていますが
いずれSammy社立ギルティ専門高等学校にくる予定なので生温かい目で見てください

-----------------------------------------------------------------------------

ふと、学校の帰りにゲーセンの近くを通りかかった。
平日なのにここは休日のようににぎわっている。
しかし、私は名の知れている進学校に通っており、あまりそのような所にはいかない
というより行く暇がないのだ。
学校に行けば 6時間授業+補習
家に帰宅すると宿題orレポートor塾 ・・・・うん 何だこの三択は
まぁ 今の成績を維持するのにはしかたがないことだが
その上現在テスト期間だ もっぱらこんなところに立ち寄る暇などない

「永治」

?私はこんな時期にこのような所にいる知り合いはいないはずだが
知らない人に声をかけられても不用意に近づかないと習ったことだし速く通り過ぎるとしよう

「永治ー」

赤毛の男は私の名前を叫ぶともにすごい勢いで近づいてきた
ここは無視をするのが一番 今はテスト期間こんなつまらないところだ油を売っている暇は

「シュ、パイルバンカー」
「はぐあ」

わけの分からん言葉を発するとともにそいつは思いっきり私の背中を殴り飛ばした
痛い、背骨が折れて背中から突き出るくらいに痛い

「はっはっはっ、俺をシカトした天罰じゃいw」
「ぃつ・・・・・」

赤い頭の彼はそういうと満足そうにのたうち回っている私をみくだしている。
黒乃 鈴 小学校以来からの付き合いでいわいる幼馴染というやつだ
昔から 人は自由人だから何をするのも俺の勝手だ とか理解不能なことを言っていたなたしか。
そのくせ散々やりたいことをやっていたわりには成績は私と張り合っていたな

鈴いわく

「お前に負けるときは、俺が消えるときだ。」

中学時代こいつとつるんでいたおかげもあって自分も教師たちにめをつけられていた
またっくもって迷惑な話だ

「この、サル助がぁー」

満面の笑みに鉄の拳がヒットして木の葉が舞うように宙を舞う

「ぐはぁ、ナイスリバサVV」
「ナイスじゃない、背骨がキシム音が聞こえたぞ!?」
「そんなことよりも最近お前付き合い悪くない?」

カッチーン
こいつにっとって人を背後から本気で殴ることがそんなことらしい。
もう一発打ち込んでやりたいが今はテスト期間
時間が1秒でも惜しいのでこのまま放置して帰ることにする。

「あれ、どうしたの?もしかしてキレたw」
「・・・・・」
「おい おい ちっさいアナルだな」
「・・・・」

反省の色なしこのままシカトするか

「まぁ、∩(・∀・)∩オチツケ」
「・・・・・」
「一々こんな事でキレていてはこの先ツマラン人生だぞ」

621名無しさん@2周年半:2005/05/17(火) 14:36:40 ID:1KQJ0/Lg
あぁ もう私にかまうな
こういう人が忙しいときにかっぎってこいつはしつこいな

「要求は何だ」
「久しぶりに会ったのにつれないな」
「最近学校に来たり来なかったりしてるからだろ で なんで呼び止めた?」
「冷たいなー こんな性格だから友達が少ないんだよ」

なんでこんなやつに性格云々を突っ込まれなきゃならないんだよ

「帰る」

「まぁまぁそう邪険にすんなよw それより今日暇?」
「暇なわけないだろう お前と違って俺は勉強しないといけないのでな」
「分かった、じゃあ一緒にゲーセンに行くか」

はたしてこいつは日本語を理解しているのか?
今の会話からどうやったらこのような答えになるのか
久々に会ったことだし付き合ってあげますか

「OK つきあってやるよ、その代わりにまじめに学校にくること これが条件な」
「分かってるって」
「あぁ あと俺、あんまり遅くまでいれないから」
「はいよー」

ホンとに分かってるのか ずいぶんといい加減な返事だ
別に時間が来れば勝手に帰ればいいしな

「うわ また場所変わったの?」
「そら 変わるでしょう、大体四ヶ月ぶりだろ?」

地元のゲーセンはそんなに広くないが大体半年に1回ペースで基盤の場所を変えている
まえまでは音ゲーなどが入り口付近にありアーケードゲームは隅の方にあった
が今は中央付近に移動していた
普段はは音ゲーしかしないけど中央ふきんに移動したこともありアーケードが目に入った

「それにしても人がおおいな」
「最近メルブラはいったしね」
「ふーん」

たかだか新しいゲームでこんなに人がわくものなのか
ほんとうにヲタを洗脳すると世界征服ができそうだ
と、上のテレビに目が行く
ここはビーマニをテレビににつないであるのは知っていたが、まさかアーケードまでやっているとは
画面には天使みたいなキャラとタイツ姿で足ものに小さな塊があり本体とそれで攻撃をしている

「・・・・・なんだこれは」

思わず口に出してしまうくらい異様な光景が写っていた
画面端から一向に抜け出せないタイツとさまざまな飛び道具をつかって固めている天使
ここまでゲームスピードの早い格ゲーははじめて見た。
しかもコンボの威力がアフォみたいにたかい。

「なぁ、今テレビで流れている動画ってどのゲームだ」
「んぁGGのこと?、それならアンタから見て右手にあるやつだ」
「ギルティというのか、ありがと」
「ん もしかしてお前GGやるの?」
「チョット触るだけな♪」

『ガキュイン』

「そうか いいことだ」

いや お前にニヤニヤしながら言われるとキモくてやる気がなくなるのですが
1コイン入れたことだしこいつのことは忘れて楽しみますか

『カチャ カチャ カチャ』

カーソルを反時計回りにまわす
取りあえず初めてなので見た目で選ぶとする
(キャラが多くいることはいいが・・・・)
どれもキャラが濃すぎてえらべないよ
ウン?
(KY KISUKE・・・カイキスク)
うん主人公っぽいしこの中で一番まともそうだしカッコいいしこいついかいないだろう


------------------------------------------------------------------------------


取り合えずまとまっているところまでなのですが
私もテスト期間中ですのでテストが終わるまではペースが遅いかもしれません 
勝手ですみません

622127:2005/05/17(火) 16:44:14 ID:IsAe2oA.
かわっ皆さんGJ!
新しい職人さんが増えてイイ感じですね(・∀・)
>>20
遅蒔きながら頑張ってo(^-^)o
次の投下楽しみに待ってますねw


前回>>596
そのまま攻撃しようとしたが、ミリアに邪魔をされる。
素早く体制を立て直し、サイレントフォースで分身を消されてしまった。
『流石に状況判断がいい。易々と主導権を握らせてはくれない、か…』
思わず舌打ちしてしまう。
分身は消されたばかりだから、ゲージ回復までまだまだ時間がかかる。
当然チャンスとばかりにミリアが攻め込んでくる。
だが…
ミリアが攻め込んできたと同時に地に潜って。
『もっと脅えてくれ!!』
一瞬の隙をついてダムドを仕掛ける。
「私としたことが…!」
向こう側から声が聞こえてくる。
…と同時に、ミリアの動きが変わった。
動きが読めなくなってしまった。
判らないループコンボ。
格段に素早さの違う動き。
『ようやく本領発揮というところか』
こちらもさっきみたいに、簡単に攻めさせない。
お互い牽制を仕掛け、相手の動きを待つ。

――――じりじりと時間だけが過ぎてゆく。

623620:2005/05/17(火) 22:50:40 ID:tehwY3o6
皆GJだー(自分以外
まだGGXX始めたばかりという設定なので
下らん試合だと思いますが今後の成長をみまもってやってください

----------------------------------------------------------------------------

一人目は紙袋?をかぶった男だ
(何か弱そうだな、技を確認するにはちょうどいいか・・・)

ボタン配置と必殺技を確認する

  K S HS
  P   D

スンエッジ 236+S
スタンチャージ 236+HS
ディパー 236+K
         eat

(一番上のやつから試してみるか)
『スタンエッジ』
(これは飛び道具か・・・するとチャージというやつは)
『本気を見せましょう』
(デカ!スタンの強化板と予想していたがこれほどとは)
『見えてますよ』
(これは当たると相手は浮くのか多分ここからコンボを入れるのだろう)
『ズザァー』
(これは見たまんまだな)
『ヴエパースラスト』
(これは昇竜拳か・・・・)

とりあえずチャージが強いし硬直が短い上にダッシュで追いかけれる
 チャージ>K>S>HS>ディパー
初心者の私でもできるお手軽コンボだ。
(やはり私は間違っていなかった・・・)
勢いにのり五人目まできてしまった。
(結構面白い・・・いやかなり面白いぞ)
不器用な私でもコンボができるのだこのゲームを作った会社は初心者に優しいんだな。

『ユウハンは、ベジタボー』

(お、乱入者だ もう少し練習したいが 自分のレベルを見るのにはちょうどいい)

カーソルは・・・・先ほど画面端でやりたい放題やっていたキャラに合わさっている
(Dizzy・・・・ディジーというのか)
ふと先ほどの動画が頭をよぎる
(まさか な)
こんな初心者に乱入してくるプレイヤーが、先ほど動画で見たプレイヤーのわけがない
弱い者たちと戦って自己満足している者は、どのせかいでも強いものなどいないからだ。
動画にでていたディジーは素人の私が見ても強いと思えた
こんな明らかな初心者に入ってくるはずがない。

『迅雷のゆえんをお教えしよう』

『今日は、食事当番なので皆を待たせたくないのです』

先ほどの動画でみた色と一緒なんだが
(1/6だしな)

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』

(微妙に緊張するな・・・・)
開幕は取り合えず様子見

『どうしよう』

ゲージがわずかに増えた
(挑発か・・・・余裕を見せてられるのもいまのうちだ!!!)
頭に血を上らせてはいけない
勝負の世界ではあせったりした奴からちっていく
(取り合えず距離を離すか)
BSを入力した
な ディジーがものすごい勢いで距離を離す
(はや!まぁ距離を離してくれと事はありがたいが・・・・ん?)
妙なものが画面に出現した
私はこれを知っている
そう先ほどのどうがの画面端でディジーが使っていたものだ
続けてやり見たいものが出現する
(・・・・・近づけん 何かをして切り返さなくては)
しかしギルティ歴役15分 とうぜん何をすればいいのか分からない
こういうときこそ考えるんだ
取り合えず先ほど必殺技は一通り使ってどういうものかわ自分なりに分かってきたはずだ
それらの中でこの状況を打破できる技は
(これしかない)

突然カイがはしりだす
ディジーの方は余裕のつもりか?動くけはいがない
(ふ、その余裕が命取りになりますよ)

『ズザーー』

『お願い、やめて』

投げられた、とうぜんといえば当然だ
我ながら愚かな選択をしたものよ
さらにコンボが入る?え?
なにー ディジーと言うキャラは投げからコンボが入るらしい
体力が一割ぐらいなくなった
なんだよこのキャラ
しかもそのままダウンする
さらに画面には先ほどの生物が出現する
(まさか!)
思ったとおり固められた。
このまま崩されて終わってしまうのか?
(私を甘く見ないでもらいたい)
ディジーが近づいてくる。
( 今しかない!! )

『 今しかない!! 』


バーストはガードされそのまま1コンボ
(1コンボぐらい差上げますよ)

 SLASH

624620:2005/05/17(火) 22:51:48 ID:tehwY3o6
そのまま殺された・・・・
なんだこのゲーム
私を馬鹿にしているのか
大体ダメージがおかしすぎる

「はぁ 私の見込み違いか・・・・」

深々とため息をすると席を立つ
私はもう二度とこのゲームをしないだろう
(けっきょく無駄な時間だったな)
まだラウンドが残っているが関係ない
私を誘ってくれた鈴には悪い気がする
おそらく鈴は鈴なりに気を使ってくれたのだろう
乱入されるまでそりなりにたのしいじかんだっつた・・・
(ん?)

『これほどの力があるのに』

挑発までされた
かなり無様だ
まて 挑発?
(挑発だと?)
この城戸 永治に向かって?挑発?それも二回目
ふっ、見下しているのもいまのうちだ

「一度身の程を教えとく必要があるな・・・・」

先ほどのラウンドでだいたいこのゲームはどうやって戦えばいいのか理解した
とりあえず相手をこけさせなくてはならない
それから例の技だ
(しかし どうやってダウンさせる?)
足払い?それともヴエパー?ディパー?セーバー?
そう試行錯誤しているうちに第二ラウンドが幕を開ける
悔しいがこのゲームは15分そこらで勝てるゲームではない
しかも今相手にしている奴は遥かに格上だ
(だが、そこに付け入る隙がある!!)

『本気を・・・・』

私はチャージを入力した
無論こんに隙の多い技は開幕からやってはだめなことは私もわかる
しかしこの相手は私のことを完全に見下している
今回も開幕挑発に違いない
(ふ・ふ・ふ・己の愚かさをくいるがいい)
もうわけの分からん一点読みだ

『シマッタ』

(・・・・何をやっているのだ私は)
だが開幕の距離は動いてない
画面端でもない
(まぁ そんなにきついことはされないか)


  S L A S H

 P A F E K T

625名無しさん@2周年半:2005/05/17(火) 23:06:48 ID:XgnCi2WU
>>620
GJ!
ちょっと誤字が目立つかな。

eat → est
ヴエパー → ヴェイパー
ディパー → ディッパー
セーバー → セバー
PAFEKT → PERFECT

細かいこと言って申し訳ない、これからも頑張って!!

626名無しさん@2周年半:2005/05/17(火) 23:07:24 ID:XgnCi2WU
あれ、エトセトラってetsだっけ?

627名無しさん@2周年半:2005/05/17(火) 23:12:01 ID:AfMpBXy.
etcな
技名の誤字はてっきり初心者っぽさを出してるのかと・・・
俺も最初はグリードセイバーだと思ってたし

628283:2005/05/18(水) 00:53:13 ID:Nqs/iHzo
前回>>595

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

流石ギル校屈指の実力者・・・

『ハラキリ!!』

画面端へ投げた後即HS転移、メクリ起き攻め・・・みるみるイノのライフが減っていく・・・


正直俺はチップをなめていた。
どんなにギリギリでも一度相手がミスれば、こちらが一発当てれば終わるキャラだと・・・

甘かった。

長年の切磋琢磨によって得られる実力、『偶然』や『事故』の存在しない世界・・・


ここに至るまでにどれほどの鍛錬を積んだのか想像も出来ない。





割子「凄い・・・でも、このままだと完食させられちゃうじゃない」
俺 「ああ・・・でも・・・」


『ピシピシピシピシ・・・ サシミッ!!(スラッシュ!!)・・・』


割子「うわぁ・・・パーフェクト・・・流石おばちゃん。」
   

『・・・気を全開にしてやる・・!!』


割子「・・・勝ち一撃準備までしちゃったよ」


勝ち一撃準備!?これは・・・


俺 「・・・やべぇ・・・」
割子「確かに、狂助死んじゃうかもね・・・」
俺 「違う・・・そうじゃねぇよ・・・」
割子「え?」




 ・ ・ ・ ・ ・ ・  ぶ    ち    っ




割子「?」



おばちゃん「さあ、負けたんだからちゃんと完食しなさい。当然カードも渡すのよ」
おばちゃんが狂助の残した刺激的絶命丼を取りに行こうとしたその時、


「オイ・・・待てよクソババァ」


・・・あーあ・・・こうなると思ったんだよ・・・


  
「・・・もう一回だ。」




狂助が再戦を申し込んだ。



俺「あ〜・・・割子、多分もう大丈夫だと思う・・・・」

629542:2005/05/18(水) 13:48:35 ID:k1RSfJ4M
ちょっと今テスト期間中だったんですが、続き書けたんで投稿します。
前回>>616

--------------------------------------------------------------------------------------

開幕行動は互いに2Sを振ったが、チップの2Sが刺さり、そこから冽掌>麓砕と繋いでいく。
麓砕で止まったところで、カイは動きを封じる為に足払いを繰り出す。


『バンザーイ!』


見事にカウンターヒットし、叩き落としコンボまできっちり決め、追い討ちγ>P転移>空中投げ、と
相手をまるで手の平で転がしているかのごとく連続技を決めていく。



遅ぇ!スシ!スキヤキ!(ロマーンキャン)ズシャ!ハァッ!ズシャ!ハァッ!SLASH!


『ここまできて・・・っ』
『カミカゼ!』



怒涛のラッシュであっけなくパーフェクトで1本目が終わる。
カイ側のプレイヤーの表情には驚きが隠せていなかった。

「このチップは一体・・・?」

チップ側の筐体を見に行くと、そこには一人の綺麗な金髪をした少女が座っていた。
外国人にチップ使いが多いという話は本当だったのかと何故か感心してしまう。


「・・・ふぅ。次もこの調子でいくぞー」


彼女は手元に置いたコーラを一口飲んだ。直後、2本目が始まる。



『Let's rock!』



しかし、先程と同じような試合展開で対戦は幕を閉じる。
これほどのチップを使うのは誰だろう、と覗きに行ったカイ使いのプレイヤーも、
驚き、彼と同じく感心していた。

(いい試合が見れたし、腹も空いてきたから帰ろうかな)

と、そこへ彼に金髪の少女が話しかける。


「あ、さっきロボカイ使ってた人ですよね?対戦しませんか?」

「え、ああ、別にいいですけど」


突然のことだったので無愛想になってしまった。こんな風に対戦を申し込まれたのは始めてだ。
筐体へ座り、コインを投入する。ふと、スタートボタンを押す指が止まった。

(さっきみたいな試合になったら何て言えばいいんだ?正直、勝てる気がしない・・・)

そして、ゆっくりと指に力を入れてボタンを押す。



『夕飯はベジタボー!』



カーソルを頂上まで持っていくレバーの手にも、力が抜け落ちたような感触があった。

(チップ戦、か。とりあえず覚醒昇竜を2回当てれば勝てる、とは思うけど。)



『引導を、渡してやるぜ!』『負ケル理由ガナイシ』

HEAVENorHELL,Let's rock!

630542:2005/05/18(水) 15:19:57 ID:k1RSfJ4M
開幕、手に力が入っていなかったせいか、一瞬棒立ちになってしまう。
そこにすかさず足払いを振り回される。反応が遅れてしまいHIT、追い討ちγが入る。



『ハズレだ』

一瞬消えたチップがロボの裏側へ現れる。


(この後の受身を空中投げしまくってたな。ここは大人しくしておくか)


『ハズレだ』


更に毅式転移を繰り返す。今度はロボの上空に現れた。


(しまった、上から起き攻めにきたか!?それなら・・・)


『ウザッタイ!』ガキィン!



とっさの判断のリバーサル、だが簡単に見切られてしまった。
降下中のモーションに6HSを深く刺し込まれCH、もう一度浮いたところへγブレード
そこから更に空中コンボで上空まで上がり続けるロボカイ。

(落ち着け、まだ体力も十分ある。空中か・・・・誘ってみるか)


『ヒレ伏スガイイ!ヒレ伏スガイイ!ヒレ伏スガイイ!』



受身を取り、チップから逃げるように飛び回るロボカイ。なんだかとても情けない姿だ。


(あれ?なかなか落ちてこないなー。それじゃ転移してサシミで落としちゃえ!)

『ハズレだ』ズバババババババッ



ロボの真上に現れたチップは無残にプロペラに切り刻まれる。体力が一気に3割削り取られた。


(よし、狙い通り!受身に合わせてもう一回刻んでやる!)

(痛ったぁー!あれだけでさっき喰らわせた分取り返されちゃったよ〜。でもまだまだ!)


わざと受身を取り、ロボへ近づくチップ。ロボカイがJDを繰り出す瞬間にチップが爆発する


『ペースを上げるぜ!』


金バーストが見事にCHし、ロボカイが画面端まで吹っ飛ぶ。
しっかりダウン追い討ちをされ、起き上がりずらしは発動せずに起き攻めに入るチップ。

(まずい、さっきのカイもこんな感じでやられてたな。ひとまず直ガしてゲージを貯めるか)


『ハズレだ』


チップが空から襲い掛かる。JHSが来るかと思いきや、チップが横に回転しながらドリルのように降下してきた
仕方なく普通にガードをせざるを得ず、着地に2Kを刻まれる。と、チップがまたもや画面から消えた



『幻朧斬』ブシッ(ロマンキャーン)『ハズレだ』

(げ、そういやそんな技あったっけ。でもなんで追撃にこないんだ?)

『ついて来れるか!?』



(暴発か?なら全部ガードして座談吸いから・・・!!!???)


画面には右へ左へと吹っ飛ぶロボカイの姿が映し出されている。何でだ?オレはガードしたはずじゃ―――


ピキーン『斬星狼牙』       ドサッ


(はじめて見た人は絶対当たるんだよね〜。このまま勝っちゃうんだから!)



体力は残り2割、パニックになりそうだったが、落ち着いてPKを入力し、起き上がりをずらす。

『回線切レタッ』

リバーサルに金バーストを当てる。ロボカイのゲージが満タンになった。
そう、ここからがロボカイの強さの見せ所だ。

(ひえ〜、やっちゃったよー。とにかく、崩されないように集中しなきゃ!)


『天誅!』


地上ミサイルを起き上がりに重ねる。ダッシュ慣性をつけたジャンプから、中下段投げの3択をかけに行く。
そして彼が選んだ選択は中段の低空ダッシュJS。少し高さがあったせいか、当然のようにガードされる。
いや、正しくはさせたと言うべきか。そこからJHSまで繋いで、着地2Kを出す。

(ここからだ・・・これで崩せなかったらそっちの勝ち、崩せたらオレの勝ちだ!)

631542:2005/05/18(水) 16:08:54 ID:k1RSfJ4M
『ゴマカスナ!』


ロボカイの膝からミサイルが発射される。

(危ないっ!暴れちゃうところだったぁ〜。でも残念、私の読みk・・・)



ロマンキャーン『ゴマカスナ!』ロマンキャーン



(うわっ!もうちょっとで動いちゃうところだったよ・・・心臓に悪、ってまた走ってきたぁ〜)


『バカッ』



軽い罵声を出しながら鋭いチョップを繰り出す。更にダッシュしてプレッシャーをかけ続ける。


(いつ崩しにくるのよぉ〜!あ、また走ってきた、もうやめてー!)

既にチップのGBはMAX寸前、今崩されればどれだけ体力が残っていようと即死は必至だ。


(よし、そろそろ潮時だな・・・・・・・走って・・・・・・・投げる!)

投げ範囲に入り、投げ――――――――――――



『ゴマカスナ』プシュー



気合を入れすぎたおかげで、レバーをニュートラルに戻さずにHSを入力してしまった。

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・終わった_| ̄|○)


(っぷはぁ!!助かったぁ〜。投げもらってたらシショってたよ。あ、反撃しないと!)

そしてしっかりとコンボを決められて、SLASH。


『ウーン、イマイチダ・・・』

『トロいんだよ!』


(1本目は取られてしまったか・・・・・終わったことだ、次こそ―)





ブツン。




「「あぁっ!!」」



突然画面が真っ暗になる。どうやら電源が落ちてしまったらしい。
メンテナンス不良のせいで電源が落ちることは、このゲーセンではよくある事だった。


「残念でしたね〜。すごいいい勝負だったのに・・・最後の固め、冷や汗かきましたよ!」

「いや、俺の完敗でしたよ。でも、確かに残念だね。あそこで投げが入ってればなぁ・・・」

「再戦しますかーって、もうこんな時間!?早く帰らなきゃ昼休み終わっちゃうよ!」

「え、ああ、それじゃまた対戦よろし――――」


そう言おうとした時には彼女はゲーセンから姿が消えていた。
筐体の電源が点いて、誰かがクレジットを投入していた。カイ使いのプレイヤーだった。


「さっきの固め、惜しかったな。オレにも見せてくれよ。」

「今度は投げミスなんてしないぞ?」


彼は空腹感も忘れて、筐体にコインを投入していた。そして密かにに決意をした。



『あんなプレイヤーを倒せるまで、オレはいくらでも対戦してやる!』



その後、彼がギルティ専門高等学校に入学するのはまた別の話。【END】

63220:2005/05/18(水) 16:28:52 ID:TzYEjZiM
前回 >>600-601

「―っと、お喋りしてる暇なんか無いんだ。誰か俺と勝負してくれよ。」

話をぶった切って魔夢が切り出す。
そう、彼の狙いは・・・『有利キャラ(ザッパ)狩り』だ!!

ターゲットは間違いなく、この場にいるザッパ使いの皆様。


「よし、俺がやるぜ。」

意気揚々と一人の男子が手を上げる。
手にしたカードはザッパの『3』。
迎え撃つはSカラーテスタ使い墓堀 魔夢(ショタ属性付加)レベル『3』。

気のせいだろうか、、魔夢のそんなに大きくも無い背中がオーラを纏っている。
このオーラが示す物、それは「背水の陣」・・・。つまり、もうカードが無いってこと。。


「意地でも負けないぜ。」


HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!



――試合は一方的な展開で幕を閉じた。

もう後が無い魔夢が見せた底力だろうか、、洞察力がかなり鋭い。
ぶっぱとしか見えないディガーやナイトメアも相手を確実に捕らえている。

そして、最も目を引いたのはそのコンボ精度。
更に、チャンスを決して見逃さない集中力。

かつての3on3で一二三に決めたパペコンは更に精密度を増し、
一度でも罠に引っかかろうものなら、鬼のような勢いでライフを奪い取る。


そのときのテスタメントの様子を簡単に説明すると・・・、

『私のデズたんに手を出すなぁぁぁぁぁ!!!!!』

ってくらいの勢いかな。想像しただけでお腹いっぱい。



「よっし、次!どんどんかかってきな。」

「次は私がいくわね。」


HEAVEN or HELL FINAL Le『グレイブディガー!』

- S L A S H -

「はい次!」


HEAVEN or HELL FINA『ナイトメアサーキュラー!!』

- S L A S H -

「次は誰だい?」


HEAVEN or HE『美肌効果!』

- S L A S H -


並み居るザッパ軍を次々となぎ倒していく魔夢テスタ。


「次、お前らも相手してやるよ?」
「よ〜しっ、それじゃ次は私が行こうかな。」

63320:2005/05/18(水) 16:30:27 ID:TzYEjZiM

次の挑戦者は子澄、レベルこそ『2』だが・・・実力は未知数。

少なくとも、樹は子澄の戦い方をまったく知らない。


「よろしくね、まむちゃん。」
「冗談でもその名前で呼んだこと、後悔するよ?」


『どなたか〜、どなたか助けてください〜・・・って言ってもなぁ・・・、はぐわぁ!』
『・・・己の力量をわきまえろ。』

HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!

『グレイブディガー!』


開幕ぶっぱディガーが命中。
子澄ザッパはいきなりダウンを奪われ窮地に立たされる。

さらに、そこからテスタお得意の中下段二択。

魔夢が選んだ選択肢は下段・・・屈K。



- R E V E R S A L -


ジャキィン!


だが、、起き攻めを遮るかのように剣憑依の昇竜がテスタに襲い掛かる。


・・・あれ?


「ねぇ、一二三。」
「何ですかぁ?」
「ザッパの憑依が目視できるのって、起き上がってからよね?」
「う〜ん、たぶんそうですよ?」
「いまリバサ昇竜うったわよね?」
「・・・あ、それはですね〜。子澄さんは・・・」

一二三が子澄の予知について自信満々に説明しようとするが、その声を遮って男の声が響いた。

「実はね、子澄の場合、確信を持って出してるんだよ。樹さんは知らないだろうけど、子澄には先を『視る』力が備わってるみたいでね。勿論、次にどの霊が憑依するかくらいは手に取るように解るんだ。それにね・・・」ボソボソ


いつの間に追いついたのか、後ろには犬助が立っていた。
子澄のことを説明するときの彼は実に活き活きとしている。

しかも、話し出したら止まらない、樹が「まぁ落ち着きなさいって」と宥めている。


そんなことをしているウチに試合は中盤戦。
先が視えているのか、子澄が有り得ないほどの動きでテスタメントを追い詰めていく。

状況は画面端、幽霊憑依。まさしくテスタ絶体絶命のピンチ。

63420:2005/05/18(水) 16:32:07 ID:TzYEjZiM

『無益な。』

固めの一瞬の隙を突いて空投げ。

だが、体力的にテスタはザッパに大きなリードを許してしまっている。
しかも、ザッパは霊魂が5つ、ムカデに当たろうものなら拳王ラオウ様降臨age。


しかし、決定的なチャンスを前にして、ザッパの動きがおかしい。


「・・・子澄ちゃんのザッパ動きおかしゅうなったで?」
「たぶん、、もう視えてないんだよ。」ボソボソ

子澄自身、この試合で視えたのは先の空投げまで。
ここからは一切の能力に頼らずに戦いきるしかない。

『エグゼビースト!』ロマンティーック!

流れを戻すためにエグゼ青から二択を迫る。
6P・・・ガード。さらにエグゼ青。


『何故引くことが出来ない!?』
『血に染まれ。』


硬直が解けたところで画面中央へ投げ。
追い討ちのPファントムまで繋ぎ、試合はテスタ寄りに進んでいく。


(・・・視えた。次は・・・犬!)






ガゥルルルルル


起き上がったザッパの傍らには黒い塊が鎮座していた。
誰もが恐れる・・・テスタメントに於いてはそれこそ地獄の使者・・・犬。

画面中央へ投げたことが災いした、テスタメントは端を背負っている。

犬6Dと同時にザッパがダッシュ。


(くそっ、もう後が無いんだよ!犬なんかに噛み殺されてたまるか!!)

63520:2005/05/18(水) 16:34:07 ID:TzYEjZiM

テスタが屈Pで犬を破壊。だが、ザッパの前進は止まらない。


(いける・・・、倒せる!)

「・・・子澄、それは違うよ。」ボソボソ



『史上最大の悪夢!!』

ザッパが取った行動はダッシュから産まれる。
長い無敵時間でテスタの行動を潰し、一気に攻めきる



・・・はずだった。





『くるがいい。』




『オオォォォォ!ロマンティーック!グレイブディガー!!』

産まれるを読んだ屈Pキャンセルウォレント。
さらに青キャン先行入力ディガーからループを決め、モリモリとザッパの体力を奪う。


- S L A S H -

『天涯の地と知れ、、かかわるな。』

※ここはザッパステージの街中ですよ、テスタさん。




「あ〜、負けちゃった。はい、私のカード。」
「・・・子澄さぁ、、絶対『2』じゃないだろ。割に合わないっての。」

たしかに、子澄の予知能力は驚異的だ。
犬助曰く、「調子がいいときはパーフェクト勝ちもザラ。」らしい。

ただ、それ故に戦いが不安定なのも事実。素の状態ではとても強いとは言えない。


「ん〜、、ここもキャラ狩りがいるとはね・・・。やっぱり部室はやめた方がいいかしら。」
「あれ・・・、樹さん行っちゃうんですか?」
「うん、普通に相手探すわ。」


それだけ言い残して樹は心霊同好会部室を後にした。



・・・まだ、カードが全然集まってないのが不安である。

636620:2005/05/18(水) 21:03:01 ID:dKdEH.eM
うぅ、確かに誤字が多すぎますね
今度からはしっかりと確認してから投稿します。
取り合えず ハラキリー

--------------------------------------------------------------

前回>>624



(ふぅ、ひどいな・・・・・)
身の程を分からされた。
まさか一度もまともに起き上がれずにはめ殺されるとは思ってもいないかった
しかし分からない
なぜこんなに強いのに私なんかに入ってくるのだ?
洗礼のつもりなのか?
どこの誰だか知らないが
私をここまでコケにしてくれたんだ
(強者の面構えでも見てから帰るか)
遠くからいま戦っていた相手のほうに目をやる
対戦台には赤髪の男が座っている

――――赤髪?

何かがひっかかる
私のつれの赤髪が見当たらない
(・・・・あぁ!!!)

「鈴!!」
「おう、何のようだ負け犬、それにしても厨房くさい戦いかだったなw」

いや、初めて15分やそこらで厨房もなにもあったものではないと思うが
そんなことよりも、問いたださなけらばいけないことがある

「ひとつたずねるが、なぜ俺に乱入した?」
「強いプレイヤーと戦ったほうが速く上達するだろ?」
「そうか、お前なりに考えて入ってきたんだな」

どうやらこいつは私を強くするために入ってきてくれたらしい
うーん かなり間違った方法だと思うのだが
私のためにしてくれたことだ
ここは礼を言っておくべきなのか?

「とりあえずありがとうな」

「すまん、嘘だ」

「え?」
「いや、永治があまりにも楽しそうだったからな 今永治を倒すとどうなるのかとおもって」

こいつに好意を抱いた私が愚かだった
何なんだこいつは
本当に私の友人なのか?

「満足したか・・・」
「おう、永治のいやそうな顔も見れたしな」
「帰る」
「じゃあなー」
「・・・・・・・・」
満面の笑みでどんよりと沈んだ私に手を振る
(徹底的にやりこんでこいつをぼこぼこにしてやる)
そう心に誓って家に帰宅する

――――――――決して忘れんぞ、この屈辱は

637602:2005/05/19(木) 00:10:17 ID:W1rTBPRs
また作ってみました。またアドバイス等よろしくお願いします。




都内某所にあるゲームセンターにて
ーSLASH
画面上に大きく文字が出る。
「やった、勝った!」
音黒このみは勝利し大はしゃぎをする。
「このみ、はしゃぎすぎ」
このみの横に突然現れたのは、
「葵お兄ちゃん、えへへ〜勝ったよ〜!」
「見りゃ分かるっての」
憮然として答えた少年は鉄宮葵、このみにギルティを進めたいとこである。
「それよりまた来そうだぞ?乱入者」

『夕飯ハベジタボー』
「よ〜し、絶対また勝つぞ〜!」

相手のキャラはエディのようだ。


『生きることを見せつけるな!』
『今日は食事当番なので早くしないとみんなに怒られるんです。』

HEAVEN OR HELL
DUEL 1 LET'S ROCK

『インヴァイトヘル!』
開幕ディズィーをドリルが襲う!
しかし、このみは読んでいたかのようにジャンプHSを刺す。
『やったな』
たまらずサイクバーストをするエディだが追撃をしていないディズィーには届いてはいなかった。
『お願い、止めて』
サイクバーストの着地を投げてダッシュ話相手生成を行い起き攻めに移行する。
『お願い、止めて』
話相手が当たる少し前、絶妙のタイミングで投げる。
勿論エディは反応する事は出来ず投げられてしまった。
(うん、今のは上手く行った。ここからが大事だよね)
固めに入るこのみ
ザシュ
『シャァ!』
固め中の木の実生成の隙を2Sで刺され、ガトリングを警戒してのガードを投げられてしまい、立場が逆になってしまった。
(うはぁ、エディ相手に画面端って。ヤバい、果てしなくヤバい)
『やってくれたな』
サイクバーストでエディを吹き飛ばす。
話相手を生成して突っ込む。
『引けぇ!』ザシュ『悪いな』
ガトリングを読まれ隙を刺されて転かされる。
『回れ!』
ギュアアア
しかしガトリングが続かずこのみは抜け出すことができた。
(とりあえず体力、ゲージを考えるとゆうりだよね?今決めなきゃあとは無いよね?)
このみは焦っていた。

638602:2005/05/19(木) 00:47:30 ID:Bvc.Y2/.
前回>>637


焦って空中に逃げたエディを不用意に追ってしまった。
『シャァ!回れ!』
投げからの回るを絡めた中下段の2択を見切る事は出来なかった。
『決まったな。』
投げられた瞬間隣で見ていた葵がつぶやいた。
『マッハドリル!』
防御不能からのエリアルになすすべがないディズィー
‐SLASH



「あう〜、結局まけちゃったよ〜。」
「まあしょうがないだろうな。あのクラスのエディが相手なら頑張った方だよ。」

そんな事を話していると、
「君が今のディズィーのプレイヤー?」
「うひゃあ!」
突然と聞かれかなりビックリしたこのみ。
「ごめん、驚かせてしまって。」

話を聞くとその男子はギル高の生徒らしく新入生探しをしているらしい。
そのためにギル校から結構な距離のあるこのゲームセンターに足を運んでいたようである。
「っとまあ説明はこんな感じかな。強制はしないから考えるだけ考えてみて下さい。」
少年は去って行った。


帰り道の途中
「ギル校か、俺の親今いないから入ろうかな〜。」
葵がつぶやく
「このみはどうするんだ?」
「うーん ん?あぁ?」
いきなりこのみが叫んで止まる。
「どうした。いきなりでかい声出して。」
「名前聞くの忘れた」ガク
葵がこける。
「そんなもの入って聞けばいいだろう?」

その日の夜
「私この学校に入りたいんだけど」
このみは恐る恐る親に話をしてみた。
「ゲームの学校なんだけど、駄目だよね?」
「葵君もいるんでしょ?なら別に、いいよ。がんばりなさい」
あっさりとOKがでた。
「こんなんでいいのかな?」
何はともあれ許可が出たのでこのみはギル校へ入学を決めた。

639127:2005/05/19(木) 11:41:55 ID:rSAK.3M2
前回>>596>>622


微妙に近付いては、相手の牽制に退いてしまう。
お互いそんな行動を、どれ程続けた事だろう。
永遠に続くかと思われた牽制合戦も、ひょんな事で終止符が打たれた。
ミリアが郷を煮やして、一気に近付いてきたのだ。
『ここはドリル青から、起き攻めで勝負を決めてやる』
幸い画面端に近く。
分身とのコンボなしでも、ドリスペ設置がきまる位置だ。
固めには自信がある。
『よし!』
すかさず分身を召喚。
その少し後を追うようにダッシュする。
――――瞬間。
ミリアの姿を一瞬見失ってしまった。
低空バッドムーンをRCしてきたから、てっきり近立ちSに繋げてくるもの…と思ったが、その読みは外れてしまった。
前転でめくられ、今度はこちらが画面端に追い込まれた形になる。
『く…っ!』
転げたわけでもないのに、タンデムトップからのイタいコンボをくらう。
体力は圧倒的にミリア有利。
しかしバーストを警戒したのか、何故か起き攻めをしかけてこない。
不思議に思ったものの、再度分身を召喚する。
こちらが徹底した攻めを選択したように、ミリアは徹底した逃げの姿勢を見せた。
逃げながら相手の動きに併せて、攻撃の一手を加えてくる。
『こういう攻撃は苦手だな…』
当然深追いもしてこない。
してきてくれれば、一気に片をつけられるものを…。

640542:2005/05/19(木) 11:57:31 ID:V0P6ajfM
>>職人達へ
つ[GJGJGJ]
どの作品も、読んでると対戦が頭に浮かんできて楽しめるのがいいねー。

俺もまた気が向いたら書こうと思ってますので、どんどんスレ活性化させましょうぜb

64164:2005/05/19(木) 20:10:46 ID:Hfcfgu3s
>>585


「ありがとうございました…本当に『2』なんですか?」
「そうだよ。きっと担任の目が腐ってたんだろ」

生徒から『5』のカードを受け取る。
永園との試合でかなり時間を食ってしまった。

(『仲間が居ないと強くなれない』か…アイツの受け売りなんだけどな…)

入学初日のことを思い出す。あのころは俺も―――
おっと……駄目だ駄目だ。気持ちを切り替えよう。
今の俺の得点は18点。内訳は蘇留の1点×1、永園の3点×3
そして今『5』を1人と『3』を1人倒した。
テスト終了までもう時間が無い。最後の追い上げだ。高得点の奴を手早く片付けていきたい。
しかし…誰が強いかなんて分からない。
生徒を1人見つけるだけでも大変なのに運良く強い奴に会えるかなんて…あまり期待は出来ない。
恐らく聖と郁瀬は『5』だ。三綾もそうかも知れない。
でも居場所がわからない。このままじゃ時間が無い。どうすれば…

(そうだ……)

思い出した。
雁田 涯。
そう言えば奴は『5』のカードを持っていた。雁田は「誰と戦ってもいい」と言っていた。
教師も対象なのか。それなら居場所もすぐに掴める。それに、教師なら軒並み『5』だと考えていい。
教務室……あそこなら教師が腐るほど―――

(いや、まてよ…)

いくら教師が大量にいても時間がない。対戦の時間も考えれば、多くても2人くらいしか戦えない。

(どうせなら…)

俺は教務室に向かわず、最上階を目指して階段を一気に駆け上がった。

・・・

移動だけ時間を数分ロスしてしまった。恐らくこれが最後の対戦となるだろう。
俺は意を決してノブを捻った。

―――ガチャ…ギィィ…

部屋に入ると、一人でCPU戦をしている男が目に入った。

キィッ…と椅子を回転させ、男は俺の方を向いた。
俺を視界に捕らえると男は一瞬驚いたような表情をしたが、それはすぐに消えた。
代わりに何とも言えない嬉しそうな顔になった。

「君は…」
「松瀬 緒土。使用キャラはヴェノムだ。
 『誰と戦ってもいい』って言われたんでね…勝負してくれよ。拒否権は無いはずだぜ?」

自分のカードを突きつける。

「ふふ…ずいぶん傍若無人な態度だね。実は私もこのテストは大好きなんだ。
 毎年君のような者が1人はここに来るからね。久々に血が騒ぐよ。
 ちょうどCPUの動作チェックにも飽きていたころだ」

男の顔に笑みが広がる。
男はスッと立ち上がると上着のポケットからおもむろにカードを取り出し、俺の前に突き出した。
そこには破格の『10』と書かれていた。

「一応私も自己紹介をしておこうか。私の名は右渡大輔。
 この学校の校長を務めさせてもらっている。使用キャラはソルだ」

右渡はスーツを脱ぎ、筐体の近くにあるソファーの上に放った。

「では、乱入してきてくれ」

もう一方の椅子に座る。まさか『10』なんて物が存在しているとは思わなかった。
右渡を倒せば一気に+10点…相手はソル。こちらが有利だ。

(この試合…なんとしてでも勝つ!!)


      『Here comes a daredevil!!』(命知らずがやって来た)


『悪いが終いだ』
『…ブレイクだ』

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』


      『ヴォルカニックヴァイパー!!』

642名無しさん@2周年半:2005/05/19(木) 20:47:46 ID:ggxXA8nQ
ま…まさか、彼奴が出てくるとは思わなかったw
64氏GJ!!
続きがすごい楽しみです。

643名無しさん@2周年半:2005/05/19(木) 20:55:46 ID:Hfcfgu3s
>>642

 I D が G G X X だ ! !

64420:2005/05/19(木) 21:06:31 ID:SalFQlL2
>>職人方&>>642
並みの腕では無いな・・・!

645642:2005/05/19(木) 21:09:13 ID:.jokEHiA
うっそぉ!!



携帯だから確認する術がない…_| ̄|〇

64620:2005/05/19(木) 21:37:37 ID:SalFQlL2
642 名前: 名無しさん@2周年半 投稿日: 2005/05/19(木) 20:47:46 [ ggxXA8nQ ]
ま…まさか、彼奴が出てくるとは思わなかったw
64氏GJ!!
続きがすごい楽しみです。

見えます?

647642:2005/05/19(木) 21:46:46 ID:O7WTrkEc
うわぁ…本当にGGXXだ。
20氏サンクス!




てか、これはアレか?
何か書けっていうミギーの陰謀なのか!?(w

648名無しさん@2周年半:2005/05/19(木) 21:48:10 ID:U7E54PII
うはwすげwwwwwww
職人方GJ!

64920:2005/05/19(木) 21:52:22 ID:SalFQlL2
前回は >>632-635

-愛-


『ザトー様ァッ!』
『全て熟知!』



- Y O U L O S E -


――負けた、これで全部だ。俺のテストは終わった。

結局、俺が負けたのはチップとチップと紗夢だ。
紗夢はともかく、チップ2人に負けたのはかなり悔いが残る。。


「・・・これじゃ一二三に申し訳ねぇっての。」


毎日のように一二三チップと戦っているにも関わらずこの有様、我ながら情けなくなってくる。


「あの、カード・・・。」
「あ?あぁ、悪い。ゴメンゴメン。」


近くに掛けてある時計に目を向ける。

・・・試験終了までざっと約10分。
まぁ、良く持った方かな・・・、全部で、、え〜と、、20点か。

比べる相手がいないから高いのか低いのかわからないが・・・、


「もう試験も終わりですね、何点くらい集まりましたか?」

愛を倒したチップ使いが話しかけてくる。


「ざっと20点かな、そっちは?」
「僕は15点です。」


15点、、チップで15点か・・・。
一般的に下位2番手のチップでも15なのか、、やっぱり低いかな?

・・・いや、もう過ぎたことだ。
これからの俺の課題はもう決まった、速いキャラ対策だ。


「なぁ、もう試験も終わりだし、相手してくれないか?カード抜きで。」
「いいですよ、僕ももう歩きたくないですし、、」


そうだ、どっちに転ぼうがこれはテストだ。
中学で習っただろ、「テストは反省してこそ実を結ぶ」ってな。とことんチップと戦うしかない・・・!



HEAVEN or HELL FINAL Let's Rock!!




『ペースを上げるぜ!』カウンタッ!







...orz

650名無しさん@2周年半:2005/05/19(木) 22:24:17 ID:p6Tfza5o
64氏20氏GJ!!

最近始まったことじゃないが、何も言わずに消える職人さん達がいるのは後味悪い
やめるならやめると言って欲しい、誰も悪く言う奴はいないと思うし、

流れ読まずにスマソ

651昔は61でした。:2005/05/19(木) 23:14:29 ID:BJqubLe6
64氏20氏激しくGJです!

>>650
中途半端な僕が言ってもなんだけどさ。
きっと職人さん達も辞めてるつもりじゃないんだよ。
なんていうか上手くいえないけど、辞めるって宣言したらまた書き込みたい時に書き込みにくいじゃん?
僕はさ、ずっと前にSS書き込むの辞めると言ったけど、未練がましくここのスレに何度も来て、20氏の金魚の糞のような形で舞台を借りる事で話をあんまり練らずに楽にSSを書き込みたいときに書ける。
でもこんな恵まれた環境は僕だけなわけで、
前スレ566氏みたいに要望を出せば復活する人もいるだろうし、都合のせいで自分の話を終わらせたくない、自分のキャラを殺したくないって言う感じなんじゃないかな?

自分でも論点合ってるかどうかわかんないほどの本能の文章だったけどさ、
とりあえず何がいいたいかと言うと、
後味悪いと書き込むよりも楽しみに待ってる、止まったことなんて気にして無いから戻ってきてくれって書いた方が雰囲気いい感じって言うか、
やっぱ上手く言えないけど、旧板のフォォォスレみたいにまったりと待ってあげるほうがこのスレに合った空気って気がするよ。

652650:2005/05/19(木) 23:35:10 ID:p6Tfza5o
レスサンクス

確かに、もっと言葉を選ぶべきでした、申し訳ない
俺自身もここのSSはスゴク楽しみだから、いつの間にか物語がストップするのが残念なんだ

全職人さん達に共通して言えるけど、やっぱり続きが気になるわけで、何の予告も無しに止まるとこっちも残念なんだわ

…スマン、文がまとまらない上にループしてる。
やはりROMの俺がしゃしゃりでるところでは無いな、61氏、代弁ありがとう。

653552:2005/05/20(金) 00:03:31 ID:jdKr5GAg
出来たー!
正直な話俺ギルティ知識があまりないから有り得ん状況を平然と書いてるかも知れない…突っ込みよろ!

この話はギル学が立つ3年程前の話。
他の職人方のストーリーの邪魔になると思うのでパラレルワールドって事にしてくれると嬉しい

「イタダキー!イタダキー!イタダキ!イタダキ―!イタダキ!イタダ」
くそ!まただ、またDループを失敗した!
赤田昇は焦っていた、中3からギルティを初めて3年、来年は受験勉強で遊んでる暇は無い。
ならば今のうちに憧れの闘劇に出たい!そう思った。
しかし闘劇の前の店舗予選の決勝で相手の大将のジョニーに2縦され、赤田が引きずり出された。
その赤田も緊張で安定していたDループすら失敗する始末。
(ここまできて負けるのか?)
赤田は絶望した。
(俺の3年は何だったんだ…)
最終ラウンド相手のジョニーは体力半分、赤田のソルは4割ほど、まだ諦めるのは早すぎる。
しかし赤田は半分諦めていた。
そこに襲いかかるジョニー。
明らかに動きの鈍っているソルにJ仕込みディバインで飛び込む。
いつもなら反応して何かで切り返す赤田だが今の赤田には反応することすらできなかった。
「ロマンティーック!そこだ…ミストファイナー、ハァッ!ピーン」
ディバ青→HS→ミスト→K→コイン
やる気のない赤田はコインにバーストを合わせる。
当然かすりすらせずに下に落ちる。
当然ジョニーは最大コンボを入れてくるハズ…
「ヘーイ」

(挑発された、当たり前だ…もう駄目だ…)
「なにやってんだ赤田!」
「諦めんな馬鹿!」
チームメイトの斎藤と鈴木が怒っている。
(そりゃ怒るよな…ごめん、二人とも…)「「お前ならまだ勝てる!」」
…………!!!
(そうだ、ソルなら体力半分は減らせる!俺のプレイスタイルはなんだった?ありがとう斎藤、鈴木!俺は、勝つ!)
バースト着地からダッシュで一気に間合いを詰める。
「そこだ…ドラゴンインストール!」
「なにやってんd(ry」
赤田「ジョジョ見てからドライン余裕なんだよ!」
斎藤、鈴木「「キターwww!」」
(そうだ、これが俺のプレイスタイル!しかし危なかった、遠Sか2Sと思てたけどジョジョを降るとは…)
ジョジョブレをドラインで避け、一気にラッシュをかける。

654552:2005/05/20(金) 00:05:26 ID:ZNBjAk8I
「ハッ!ハァ!ハッ!ハァ!ハッ!ハァ!ハッ!ハァ!寝っ…ロマンティーック!ぅぅ…」
画面端まで持っていき、VVRCでダウンを奪ってドライン後の隙を誤魔化す。
体力は現時点で両者一割も残っていない。
(来い!来い!)
「その胸に刻み込め…寝ってろー!ブルォァァァァァァ!」
「暗転見てからVV確定なんだよ!」
「試合終了!勝ったのは赤田と地味な名字の仲間たち!」(全国の斎藤さんと鈴木さんごめんなさい)
「では優勝チームには闘劇のチケットを贈呈しますので前に出てきて…」


斎藤「まさか本当に生き返るとはw」
鈴木「ひやひやしたぞw」
赤田「ごめん…いや、ありがとう
「おい、お前ら!」
振り替えると…

〜次回予告〜
闘劇チケットを手に入れ、話している赤田達。
そこに話しかけてくる謎の男。
血が飛び散り、影が揺らめく。倒れている鈴木。
赤田と地味な仲間たちはどうなってしまうのか!

655552:2005/05/20(金) 00:10:46 ID:LokCwKls
一話つくるのにどんだけかかってんだ俺…orz
書きかたもへちょいし
でもおいちゃんは頑張るでー
とりあえず前にも行ったと思うけどどんどん突っ込みよろ!
書きかたのアドバイスとか。
国語1の俺でした

656169:2005/05/20(金) 02:17:26 ID:ES3zD5T2
>>650-651の言葉が心に響いたので久しぶりに投下。待っててくれた方(いるかわかんないけど)申し訳ないです。
前は>>478です。


ギル校に入学。
諏訪とは離れたが、別にいいだろう。
転入生歓迎ということで、組み手を強制的にやらされた。
結果は・・・惨敗。勝てた試合は少ししかなく、その勝てた試合も実力かどうかは怪しかった。
この前の3on3でギル校生徒を見たが・・・ここまでレベルが高いとは思っていなかった。
やりがいがある・・・
そう、これはむしろ喜ぶべきことだ。
底辺から這い上がっていく方が面白い。俺はそんなタイプの人間だ。

昼休み。これだけでかい学校なら食堂もきっと豪華なメニューに違いない。


甘かった。いくらでかいとはいえ、ゲームの学校であることを忘れていた。
そのメニューは聞いたこともないものばかりだ。
しかし、みんなは平気で食べている。どうやら名前が凄いだけらしい。
ふと見ると、端っこに諏訪がいる。
「なあ、何食ってんだ?」
諏訪に問う。もふもふと兎のようにゆっくりと食べていた諏訪が面を上げる。
「トマトサンドよ。」
とだけ言うとすぐに食事に戻る。どうやらお気に入りらしい。
いつもの凛とした諏訪ではなくただの女の子のようだ。至上の幸福というのは顔の作りや雰囲気まで変えてしまうのだろうか。
「俺もなんか食うとするかな・・・」
その日の昼は適当なパンを食べた。
美味いとは言えないが安定している。俺は冒険は避けるタイプなのだ。

放課後、体育館に行く。
やっぱりうじゃうじゃいる。対戦中のやつらが。
俺はどんどん乱入する。どんどんボコられる。

ジョニーに乱入。同キャラ戦はあまり経験がないので今のうちに対戦しておこう。

開幕、コイン読み6K。しかし6K読みの6Pからコインまで繋げられてイニシアチブを握られる。
「まずいな・・・」
俺は早くも画面端付近だ。前に受身すると投げられるかもしれない、いや、投げられていたであろう。
相手のジョニーからはそれぐらいのプレッシャーが放たれている。
落ち着け、落ち着け・・・
ゆっくりと相手のジョニーが近づいてくる。
とりあえず、画面端から逃げなきゃな・・・
「もらった!」
6HSを出す。ガードされる。問題ない。それをきっかけにして画面端から脱出する。
今度はお前が壁を背負う番だ。
6K。
「遅い」
ざくり、と嫌な擬音がして俺のジョニーがよろける。
「見てから余裕でした、ってか。」
ジョジョブレだ。見てから合わせられた。
自分で使ってる分には問題ないが、相手にするとこれほどやっかいな技だとは。
よろけ回復からバクステを二回。ステップから6Kで距離を詰められる。
やり返してやる!
「遅い」
こっちがジョジョブレを出すと相手のジョジョブレがカウンターする。
6Kがノーマルガードだったため、相手側に2Fの有利がつく。
もちろん、俺の方が後だしになる。
よろけ回復。しかし、依然相手のターンだ。
相手は6HSからディバ追加青で近づいてくる。
しかし、6HSにJ仕込みをしていたのか、ディバ追加青>ダッシュHSの中段をくらう。
慣性ディバコンをくらい燕カス。端から逃がしてくれる気はないらしい。
2ラウンド目もあっさり負け、レベルの違いを実感した。
「もうちょっと経験を詰む必要があるわね。」
「んだよ、お前かよ」
対戦台の向こうから現れたのは諏訪だった。
「放課後も残って対戦だなんて、なかなかに熱心ね。」
「お前もな。それに俺は」
「退屈なのがなにより嫌いなんだ、でしょ?」
クス、と上品に笑う諏訪。
食堂ではあんな顔してたのに・・・女ってわからん。
その後も諏訪とジョニー関連の話と対戦をずっとしていた。
これが俺のギル校での初日だった。

657名無しさん@2周年半:2005/05/20(金) 19:34:57 ID:D5T5cwmw
テスト勉強のせいで全然書けないよ〜!

と言い訳を言って書き込む俺は卑怯者だな。
待ってる人は少ないかもですが一応投下


いやいやちょっと待てよ。ちょっと筐体を直すからって言ってこの勝負をもう一回やりなおしたらいいだけだ!そうだそうだ。じゃあ早速金田に言っt


そう思いながらふと横を見る、この保健室にはちょうど筐体の座っている所から相手の横顔が見えるように鏡が設置されている。もちろんそれは偶然になったものだが。今はそんなことを考えている場合じゃなかった。その鏡の向こうには、それはそれはとても恐ろしい鬼の様な形相をして筐体を睨んでいる金田の姿があった。
…いや、あれはそう見えるだけか。ただ奴の体から放出されている悪のオーラっぽいものがそういう像を見せているだけのことだ。
そこまであのぶっぱを読まれたのに腹を立てたのだろうか?

「この私をここまで侮辱したのはあなたが始めてですよ…ククク、ク
許さん…絶対に許さんぞこの虫けら!!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」

脳内にそんな声が響いてくる。あれはまさかフ○ーザ様?
なんかこのまま止めに行ったらなんか殺されそうな予感が………こ、こうなったらもうこのまま続けるしかないぞ。
しかしそうなるとまずい。とてつもなくまずい。HSが使えないとすると、牽制もほとんどできないし、コンボでも槍点に繋げられるのは
遠S、しゃがみS、ダストカウンターヒット時のみ。足払いをなんとか当ててドリキャン等の起き攻めで攻め込まなければ、後手に回れば絶対にこのグラサン男に勝てんだろう。

「くそ…こうなったら意地だ!!牽制無しでやってやる!おおおおおおお!!」









『みぎゃぴぃーーーー!!』
『俺を本気にさせたのは…ミステイクだったな』

いや、本気とかそんな酷いことせんといてーな。

その試合内容は、とんでもなく酷いものだった。
グラサン男が医者をボコすという新しいゲームとでも言うべきか。
牽制がない分すぐにジョニーに攻め込まれる。槍で喰らい逃げ、ダストすかしなどで逃げていたが、やはりHSが使えない分どれもいいダメージ源にならずに最後までその残酷なまでの破壊力に沈められてしまった。

ゲームが終わり、CPU戦を無視してフリ○ザ様がこちらに歩いてくる。
「あ、ありがとうございました。あの、最後まで手加減してくれて…」

(ち、違うんだ。あれはあのバカ女のせいで…ああ!言えない!「でもその後に金田の顔にもびびって止めることもできなかったんだ」なんて!
しかし勝ったからか、どうやら彼女の機嫌も直ったようだ。その点ではマジで命拾いしたな…)

「う…うむ。なかなかによかったぞ、うん。ちゃんとコンボのしめは燕カスにまでもっていっているしな。ただ立ち回り面でダッシュが無駄に多かったりしたのは直した方がいいぞ。」

「あ、はい。気をつけます。ではカードを…」

「…お、おう。ほら、持っていけ。」
ポケットに突っ込んだままだったのでぐしゃぐしゃになったカードを渡す。
そのカードにはファウストの絵柄と、『教師・5』と書かれていた。

「では、もう行きますので。あの…ほんとにありがとうございました」

「ああ、テスト頑張れよ。」

ほとんど空元気でそう言い、金田を見送る。保健室から出てすぐに彼女は何かぶつぶつ呟きながら近くの階段を駆け上がっていった。


するとすぐ、彼女が去って行った逆方向から現れた男子生徒と遭遇する。

「お、先生!一戦俺とやらない?俺の持ちキャラはジョニーだぜ!」
そう言ってカードを見せる。そこにはかっこ良くポーズを決めたジョニーがこちらを見ていた。

…ジョニー……だと?

「う……うるさい!俺は寝るんだ!とっとと別の場所に行け!!」
だがあまりに悔しかったせいか、俺はそう吐き捨てて固まっているその男子生徒を無視して保健室に篭もった。
しかしそれは寝るためではなく、筐体を直すため、そして「あの女」への報復を考えるために。

65820:2005/05/20(金) 20:02:49 ID:Kjwkmka6
>>552
超GJ!
熱い試合だ・・・、読んでてワクワクしました。
てか、次回予告が凄くヤバげだと思うのは俺だけ?血って一体・・・w

>>169
久しく超GJ!
感想は一言「もふもふ萌え」w

>>657氏(本当のレス番号忘れた・・・orz)
超GJ!フリー○様ワロスww
そして豪の報復に激しく期待!

未だかつて無いほど職人さん増えてきて盛り上がってますね。
少なからずキッカケを作ってくれた>>650氏とナイスレスの>>61氏に感謝。謝々

659602:2005/05/20(金) 22:51:14 ID:B6jbHgBc
眠気に負けてなさけない文章になってるな〜俺 って事で続きです。またよろしいお願いしますです。

前回>>638



「ギル校の編入試験は一週間後だね。一緒に入学できるようにがんばろ〜!」
このみは随分脳天気に喋っている。
「それじゃあ、俺の家で練習するか?」
葵が呟くように言った。
「うん!今日こそは負けないよ?」
このみはそう答えるが
「お前には無理」
葵はさらりと流す
「む〜、なんで何時もそんな言い方する〜?」
「どうでもいい、さっさと行く」
葵は呟く。


「始めるよ〜」
『今日は掃除当番なので早く帰りたいんですが』
『ロボ・カイ マケルリユウガナイシ』
葵の使用キャラはロボカイである。
HEAVEN OR HELL
DUEL 1 LET'S ROCK

『ホンキワザ』「カウンタッ!」
不用意なこのみの攻撃に6Pが刺さる。
『休ム』
電力ゲージを貯めに入る。
(電力貯めさせたら負けちゃう)
話相手を生成し突っ込む。
『ナニッ!』「カウンタッ!」
ロボの2Kカウンタ-からダウンを奪う。
(うん、いい感じ。この間のエディ戦は焦って負けたけど今度はそうならないよ)
中下段の2択をおもに使って攻めるこのみ。
『悪イノハイツモ機会ヲ使ウ人間ノ方ダ』
『コンニャロウ!』
時間差起き上がりに引っかかり投げられる。
『飛ベ!』
しゃがみガードをダストで飛ばされてしまう。
『やってくれたな!』
たまらずサイクバーストで吹き飛ばす。
ロボがダッシュで突っ込んでくる前に生成を行うが重大なミスを起こしてしまった。『ジャマ!』「カウンタッ!」
ディズィーがゆっくりと吹き飛ぶ、そうこのみが生成したのは木の実だった。
『ゴマカスナ、ロマンティーク、ゴマカスナ、ロマンティーク、ゴマカスナ ゴマカスナ ワッハッハッハー』
落ちて来たディズィーを待っていたロボは一気に大ダメージをたたき込む。
(まだ大丈夫)
ダウン復帰をする。
『コンニャロウ!』「カウンタッ!」
空中から攻めるディズィーを6Pで吹き飛ばす。
起き攻めを警戒してガードしているディズィーに突っ込む。
『コンニャロウ!』
『お母さん!』
-SLASH

「まあこの調子なら大丈夫なんじゃないかな?」
葵の言葉に喜ぶこのみ。




このみと葵のギルティ高への道はまだ始まったばかりである。
【END】

660名無しさん@2周年半:2005/05/21(土) 22:49:02 ID:T4jxMP6o
あげ

661名無しさん@2周年半:2005/05/21(土) 23:16:35 ID:ETt.DD1M
キモス

662名無しさん@2周年半:2005/05/21(土) 23:33:20 ID:j/3cV.IU
>>661
正直キモイと思うかもしらんが口出しする必要ないんじゃないか?
楽しそうにやってんだしよ。

663名無しさん@2周年半:2005/05/22(日) 00:18:51 ID:W5G73Wds
空気を読むのは他のためであり自分のため

66420:2005/05/22(日) 01:12:33 ID:pkq/EBDk
>>602
GJ!・・・たしかになんだか眠そうだね。
スタイルは自分で作る物だと思うからあまり口出しするのもアレだけど、

そうだな〜、、俺からのアドバイスとしては、
もうちょっと文章にディレイを掛けるといいと思うよ。間を置くっていうか。
======================================================================
前回 >>649

-一二三御一行-


「あー!負けた・・・。」

筐体に映っているのは、地に伏すテスタメント。
そして、その横には真っ赤なザッパの姿があった。

試合は接戦だった。
最初はテスタがじわじわとザッパを追い詰めていったのだ、
丁寧に罠を張り、壊されてはちくちくと修繕し、効果的に相手を追い詰める。


だが、開始40秒後に全ては崩れた。

若干不用意に出されたテスタ屈HSをザッパがムカデで潰し、、、犬が憑いた。
この瞬間、勝負は決まったと言っても過言ではない。


「ちぇ、、これでお終いか。」
「いいじゃないですか、ここまで巻き返したんですから。」
「ったく、、吸は気楽で良いよな。」

、、とかなんとか憎まれ口を叩いてはいるが、結構嬉しそうだ。






「オゥァー!オゥァー!オゥァー!オゥァー!ネッテロー!!!」



テスト終了のチャイムが木魂す。
この時をもって、テストの全過程が終了となる。


「あ、テスト終わりですね〜。」
「あかん、ウチまだ子澄ちゃんとしか戦ってへん!」
「おぉ?龍夢、私とタタカエー!」
「イーシャはもう終わってるでしょ?」
「じゃぁイヌ助、タタカエ!」
「無理、ていうか日本語解ってる?」ボソボソ
「キコエナーイ!!!」



=テスト終了=

一二三:サッパリ戦わず「6点」
樹:うろうろし過ぎて対戦少なく「9点」
愛:そつなくこなして「20点」
吸:焔と魔夢に勝った後一戦もしてないので「7点」
魔夢:最後の追い上げが功を奏して「17点」
焔:スタートで躓きはしたが「19点」
犬助:妥当に終わって「12点」
子澄:犬助にくっついていたので「8点」
龍夢:食堂にいるのがそもそもの原因で「2点」
イーシャ:っ゜w゜)っ「0点」

665620:2005/05/22(日) 02:03:16 ID:p8dr7qsA
前回>>636


私は何をしているだ!?

時刻は AM 5:00 をさしている。

目の前には暗闇に光る画面
そして画面には

Infi ― Knigh カイスレまとめページ

確か私は明日のテスト勉強をしていたはず

(なぜ、こんなことに・・・・)


―――――9時間前


現在PM8:00
テーブルには一人分の食事
そしていすの上にはかれこれ30分は正座で座っている私
正面には、警察官が容疑者でも見るようなめで私を見つめている
    
―――城戸家の暴君、城戸 正子―――

「あの・・・もう食べてもいいですか?」
「・・・・・・・」

腹が減って死にそうなんですが

「だ か ら さっきから何度も謝ってるだろが!!!
 たかが一分やそこら門限に間に合わなくてここまで怒るか?
 こんな心の病んだ大人達が今のだめだめな日本を形作っているのか
ため息が吹き出るぞ
 くそ、ゆとり教育はいったいどこにいったんだ!
 いい加減にしないと児童虐待でうったえますよ?」

と叫ぶと本当に目の前の食事を片付けられそうなので心の中で叫んでおく

(しかし、このままではラチがあかないな―――)

本当にこのままだと食事にありつけそうにない
朝から現在までかけうどん一杯
むろん明日まで持つはずがない
ここはあまり気が進まないが、何か言い訳をしなければ

「今日遅れたのは、私の友人を
学校に来るように説得してきたから遅れたんですよ」
「ふーん」
「ですから、その・・・正当な理由があるからそろそろ許してもらえ・・・・」
「ふーん、お友達をせっとくしてきたんだ、えらいねー」

こいつ、まるっきり信じてないな
口で言っても無駄か
こんなくだらない事をしているうちに
先ほど時計を見たときから12分間も過ぎ去ってしまった
大体今はテスト期間なんだ、今は1秒でも惜しい時
それに我が高校は赤点保持者には特別ドキドキ朝補修が待っている
食事とテスト 天秤にかけるまでもない



『グゥーキュルキュルキュル』



背に腹は変えられない
生命維持のためになんとしてでも
いやせめて白米だけでもたべないと
私は男 あいてはいくら権力が強いからといっても所詮は女
強気にでればかてるはずだ
こうなれば徹底理論でたたき伏せる
そして私に食事を与えないことはどういうことか思い知らせてやるのだ
もう、後悔しても遅いぞ

666620:2005/05/22(日) 02:09:33 ID:p8dr7qsA
「こちらが下手に出ればいい気になりやがって
 こっちは朝から消化のいいうどんしか食べてないんですよ?
 餓死させる気かっつーの
 だいたい、テスト期間中の高校生の母親は
 テスト勉強で疲れきっている息子に 

 テストお疲れ様、この調子でテスト勉強がんばってね。

のようなねぎらいの言葉をかけるのが普通ではないのですか?
 飯抜き?あやまれ?何様ですか?
 普通の子供ならグレマスヨ!?
 そこら辺分かってる?」

城戸家の暴君、城戸 正子が黙り込んだ
どうやら何も言い返せないらしい
みてみろ、表情が凍り付いている
ふん、私を怒らせるからこんなことになるんだ

「・・・・・・」
「は、何か言いたいことはありますか」

「そう、テスト期間中にゲームセンターによって
 門限を守らないあなたに

 テスト勉強お疲れ! この調子でがんばって

とねぎらいの言葉をかけなくちゃいけんないんだ
 へー、 知らなかったわ あなたがそんなに偉いだなんて
 教えていただいてありがとうw え・い・じ・さ・ま」
 
「・・・・見てたのか?」
「嫌だわ、私がゲームセンターに行くと思っているの
 あなたみなたいなクズ男と一緒にしないでくれる?
 ま・じ・めな斎が
 
 兄さん、って声をかけようとしたら
 悪そうな人と一緒にゲームセンターに入っていきまにたのよ
 私をシカトして
 
 と教えてくれたのよ」

「あの、小娘ー!
 チクるとはなんとこそくな。
 城戸家の風上にも置けん奴だ!!!」

こんなことしている場合ではない
一刻も速くしなければならないことができてしまった
そう、密告者 城戸 斎を裁くという正義の任務がな
怒りに肩を震わせながら席を立つ

――――ガッ

頬から血がたれる
何かが私の頬をかすめたのだ
前見ると壁に銀色の鉄が刺さっている

(これは、私が使うはずだったフォークではないのか?)

「さぁ、どう説明するんですの?」
「・・・いや、その、すみません」

667127:2005/05/22(日) 04:53:22 ID:SloKHrdU
最近仕事が忙しくて、ただでさえ遅いのに話も短くなってすいません。長い眼で見てやって下さい。(T_T)


前回>>639


そして。
残り時間が僅かになった時、ミリアの猛攻が始まった。
その為攻守と戦法が逆転する。
分身を消されないように、巧く使いわけていく。
読み合いというより、泥沼に近い試合展開になってしまった。
――――そうこうしている内に、タイムアップ。
しかも信じられない事にドローとなった。
今まで何試合も戦ったが、ドローというのは始めてだ。
全員驚きに声も出せず、しばらく画面に見入ってしまう。
最初に我に返ったのは、俺だった。
手にしたカードを相手に押しつけるように渡すと、双琉を引っ張って教室から出ていく。
「何で断りもなくカードを…」
どうやら上の空でも、見るところは見ているのは双琉らしい。
「さっきは、俺だけがもらった。だから今度はあっちの番だ」
「そんな理由で納得するかねえ…」
やれやれ…と溜め息が聞こえてくる。
「さっきは自分が譲ったから、今度は相手に譲歩を求める番だ」
云うなり、駆け出すかの勢いで歩きだした。
――――と、後方から女の声が聞こえてくる。
カードの事を云ってるのが聞きとれるが、あえて無視する。
『次こそは…!』
俺がどんな想いでエディを使ったか、彼女には解らないだろう。
キャラ変えした時の想いが、再び心中を駆け巡る。

俺は、闇慈使い。
決してエディ使いではないんだ!

668283:2005/05/23(月) 02:07:51 ID:Oc.KnbKU
前回>>628
需要あるか分からないが・・・遅くなってしまい申し訳ない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「死ね市ね氏ね師ね誌ねぁ〜!!!コノビチグソガッ!ゲェハハハハハハハハハハハ!!」


画面上には先程とはまるで逆の光景が映し出されていた。

ガト〜仕込みケミ青>空中ダッシュからの固め、崩し、バクステを空中投げ・・・


割子「こ、これは・・・」

俺 「ああ、いつもこうなんだアイツ。キレるとまるで性格が変わる・・・戦い方もね」

狂助は自分を押し付ける戦い方・・・俗に言う「オ○ニーゲー状態」が嫌いなのだ。
だからあいつの普段の戦い方は相手の動きに合わせる対応型なのだが・・・
キレるとそんなポリシーまでどうでもよくなってしまうのだ。
そしてその状態の狂助は異様に強い。

(闇光 諏礼と戦っていた時もパイルCHから一撃入れられた時スイッチ入ったんだったな・・・)




・・・かなり長い間耐えていたがとうとう崩されてしまう




狂助「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ」



あ〜〜〜・・・ガードゲージの上がったチップに・・・イノのフルコンが入る。



狂助「ボラーレ ビーア!!(飛んでいきな)」

   『スラッシュ!!』

669名無しさん@2周年半:2005/05/23(月) 06:02:26 ID:TJmalRI.
>>283
ハゲワロスw

670名無しさん@2周年半:2005/05/23(月) 06:03:14 ID:qJfN.ILc
ageちまったorz

671名無しさん@2周年半:2005/05/23(月) 13:02:35 ID:TI1vZ8m6
JOJOネタハゲワラw
次は「アリーヴェデルチ」でw

67264:2005/05/23(月) 20:20:35 ID:zpFJntr6
>>641



『それで終わりか』

―――ガード。着地硬直にコンボを叩き込める。

だが何故だろう。このモヤモヤした感じ……。
ソル戦では開幕は2SかKが安定。普通はこのどっちかを使う。
だが俺が選択したのはガードだった。別にVVを読んでいた訳でも無い。
ただの結果オーライだ。

(右のプレッシャーに圧された…ビビッたってのか?)

今の精神状態は好ましくない。
俺は知らず知らずのうちに……無意識にリスクを減らそうとしている。
リターンを無視して、ただリスクを減らす事を考えている。
―――右を恐れている。

駄目だ。
表面的には真逆に見えるが、これではリスクを省みずにぶっぱをする厨と同じだ。
落ち着け、判断しろ、考えろ、読め、探れ―――

(落ち着け)

最重要事項を反復する。
ある程度の高揚は良い。緊張も良い。慎重になるのも良いだろう。どれも戦いには必要なものだ。

―――だが、恐怖は邪魔でしかない。微細なものでも許されない。

『デュービスカーブ!!』

HSデュビからF式。

『調子に乗りやがって!』『カウンタ!』

K生成にバーストを合わせられる。

『イタダキー!!』

―――バシッ!

『ファールを犯したな!!』『カウンタ!』

ダストに当たっちまうなんて……落ち着け。恐れるな。
距離を離した。この間合いは、ヴェノムの距離だ。

カッ…カッ、カッ…カッ…

シューティングを展開。

『どうしたぁ?』

右はボールを尽く直ガしてゲージを溜めている。さっさと突撃した方が良さそうだ。
牽制しつつ距離を詰め、固めに移行する。

『マッセ!マッセ!』

ボールを主体に固める。本体で直接固めるのは良くない。VVの餌食になってしまう。
適度に間合いを開けて生成とカーカスで固める。
穴は多いが、これなら手痛い反撃は食らわないはずだ。

『どうしたぁ?』

だがこのまま冗長と固めているわけにも行かない。どこかで崩さなくては。

『行くぞ!』『ヴォルカニックヴァイパー!!』

待ってましたと言わんばかりにVVが飛んできた。
叩き落しから起き攻め。

ガッ

2Pを当ててくる。ぶっきらとVVの2択がくる。

『すまんな』

67364:2005/05/23(月) 20:21:08 ID:zpFJntr6
弱気になっていると踏んでいた。
だからガードを読んで"ぶっきらぼうに投げる"を選択した。
だが意外にも彼の心は折れていなかったようで、投げ返してきた。

(まぐれ…か…?)

HSストから起き攻め。さて…どんな攻めを展開してくるのか、お手並み拝見と行こうか。

『行くぞ』

(スラスト…!)

―――ガガッ!!

しっかり封炎剣でガードする。
"スライドストラグル"……ボールが無い状態では、これが中段の崩しのメインとなる。
しかし、その発生は最速で入力しても20F。とてもじゃないが高速中段などと呼べる代物ではない。
ましてや人間の指だ。実際は20F以上に遅くなる。
いくらその後の状況が有利とは言え、崩し能力自体は恐れるに足りない。

『行くぞ』

(なっ―――!?)

―――ガガッ!!

2連続スラスト……この私を相手にして思い切った崩しをして来る。
弱気どころか……随分と強気に出るじゃないか…私の判断ミス、か。

『行くぞ』

(3連―――!?)

―――ガガッ!!

ガード。

『行くぞ』

―――バシッ!

被弾。

なんてヤツだ…スラスト3連発からダストアタック…。

(ふふ…そうでなくては、面白くない…)

『覚悟を決めろ……ダークエンジェル!!』

受身不能ダストからダークエンジェル。

『行くぞ』

スラストを何とかガードする。このまま波に乗らせるのは良くない。
松瀬 緒土、か……私の目に狂いは無かったようだ。
私も全力で相手をしよう。

67464:2005/05/23(月) 20:22:30 ID:zpFJntr6
『ヴォルカニックヴァイパー!!』

固めにVVで割り込まれる。流石に攻め急ぎすぎたか…

『フッ』

2Pを起き上がりに重ねてくる。ここは―――足払い暴れ!

『ハッ!』

ヴェノムの足先がソルを捕らえた。

―――かに見えた。

(すり抜けた…!?)

『イタダキー!!バンデッ!ブリンガー!!』

2HSCHからBBをくらう。

(一体、何が?)

常軌を逸した光景に思考が止まる。

『イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!……』

Dループをくらいながら考える。
信じたくなかったが、思い当たるのは1つだけだった。

(ダッシュの足元無敵で…?)

これが右渡……ギル高校長の実力…

(化け物め…!)

そのまま叩き落される。起き攻めだ。

『フッ、ヴォルカ…』『ロマンティーック!』

2PからVVRC。迂闊に暴れてしまった。ヴェノムの体が炎に包まれる。

『イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!……』

さっきまでこちらがかなり体力をリードしていたと言うのに、気がつけばもう残り2割。
ソルの火力なら何が来ても致命傷だ。この起き攻めに当たれば死ぬ。

(絶対見切ってやる!!)

その気概が逆に仇となった。次の瞬間画面に映った映像を見て、俺は混乱してしまった。

『ドォラゴンインストォーール!!』

(なにやってんだこいつーーーーー!!?)

『ハッ!』

(あ…)

生ぶっきら。ヴェノムの体が大きくバウンドする。それはヴェノムの死を意味していた。

675名無しさん@2周年半:2005/05/23(月) 22:31:40 ID:wbm0sZ6A
64氏超GJ!!!

676名無しさん@2周年半:2005/05/23(月) 23:13:19 ID:h/1DZQx6
>>64
超GJ!!!
密かにお兄ちゃんネタが広まってる(・∀・)?

677名無しさん@2周年半:2005/05/23(月) 23:29:36 ID:rnzFiz7o
ミギーに萌えたGJ!

67820:2005/05/23(月) 23:50:22 ID:ND0RJq6w
一足お先にテスト終了、ということで。
=======================================================================
前回 >>664

テストも終了し、各自教室へ戻ることに。

満足げにカードを数える者もいれば、机に突っ伏している者も。
そして、一番嬉々としているのは担任だったりした。


「あ、愛ちゃん。どうでした?」

「え?チップとチップとそれから・・・」

「・・・あ、言わなくても解ります。」

「なっ、なんだよ、言わせろよ・・・。その、チップに負けはしたが無事に20点だと・・・」

「20点ですか!?私なんか・・・」

「・・・あ、言わなくても解る。」

「そ、そんな、、言わせてくださいよぉ・・・。」



雑談で沸く教室、それぞれの戦いを終えて一安心といったところだろうか。



「お〜し、カード出したら帰っていいぞ。」


雁田の声を皮切りに、次々と生徒が帰っていく。
一二三達三人もさっさとカードを置いてギル高を後にする。


「あ〜、一二三、チップ対策したいからウチ寄ってかないか?」

「え、いいですよ〜。」

「ん、助かる。」





-愛の家-

「・・・なんでお前もついて来るんだ?」

「何よ、別にいいじゃないの。」

「・・・メイ対策は間に合ってるっつーの。」


そう言ってPS2の電源を入れ、レバーを取り出す。
そして、ふと近くにおいてあったビデオテープを樹に投げ渡した。


「・・・?なにこれ?」

「見ればわかるよ、参考になるぞ。」

「・・・ふ〜ん、、ビデオ使うわよ。」

67920:2005/05/23(月) 23:50:52 ID:ND0RJq6w

テレビにビデオの動画が映し出される。
どうやらソル対ファウスト・・・よく見ると「ウメファラ対しゃしも」と書いてある。










ウメファラがぁ!捕まえてェ!!










ウメファラがぁ!画面ハジぃ!!










バースト読んでェ、まだ入るゥ!!!










ウメファラがァ・・・!、ッ近づいてェ・・・













ウメファラが決めたァァァァッァアアアアアアアアァァァアア!!!!!!!








「なんじゃこりゃぁぁぁ!!」

「参考になったろ?」

「それ以前にこれ無印だっての!」



にぎやかにテストの日を締めくくるのでした。

680名無しさん@2周年半:2005/05/24(火) 00:36:58 ID:Vkdc4OD.
懐かしいネタワロタ
GJ

681名無しさん@2周年半:2005/05/24(火) 00:46:44 ID:rlh9cpVk
その動画持ってるよ!
「電波実況」っていうショートVer.だけど

しゃしもにワラタ

68264:2005/05/24(火) 20:36:46 ID:.aDz1V2o
「持っていきたまえ」

右渡がカードを投げた。

「俺は負けたはずだぞ…」
「本気を出したのは久し振りだったからね…私を楽しませてくれた礼だ。遠慮なく受け取ってくれ」
「情けのつもりか?馬鹿にするな!!」

負けた上に憐れみまで受けるなんて俺のプライドが許さない。

「じゃあこれは"貸し"にしておこう…君はもっと強くなれる。
 君がさらに強くなったとき、私ともう一度戦うんだ。そのときに借りを返すチャンスを与えてあげよう。
 だから君はこれを受け取らなくてはならないのだよ」

(…巧く立ち回るヤツだ。対戦の時も…そして今も)

「…この借りは必ず返してやるからな!!」
「ふふ…楽しみにしておくよ」

『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ネッテロー!!』

テスト終了の鐘と共に俺は校長室を後にした。

・・・

「郁瀬が10点!?」

教室に戻ると、いきなり凶報が耳に入ってきた。

「なんでもエディ使いに3回勝負挑んで全部負けちゃったんだってさ」

聖も未だに信じらんないと言った顔をしている。

「いやーあんな強い人は初めて見ましたよ…」
「どんなヤツだったんだ?」
「眼鏡の男で…どっかで見たことあるような顔なんですけどねぇ…思い出せないなぁ…」

目を閉じて記憶を辿る郁瀬。
それにしても郁瀬をストレートで倒すなんて一体何者なんだ?

「聖は?」
「あたし?20点だけど」
「私は21点だよ」と三綾。
「僕も21点」と紙野。

…もしかして俺って点数高い方なのか?

「緒土は?」
「28」
「嘘!?」
「嘘じゃねーよ!」

やはり右の+10が効いているらしい。

「あんた一番高いんじゃない?」
「マジか!?」
「だってほとんどの人が10点以下よ?」

っつーことは郁瀬もそこまで酷い点数ではない、ということか。

「思い出しましたよ兄貴ィ!!」
「何が?」
「俺が負けたエディ使いですよ!あの台詞で思い出しました!」
「あの台詞?」
「『オガニー気持ち良かっただろ?』って……」

ギルティをやっていて彼の名を知らない者はいない。
GG界最強の名を縦にするエディ使い。通称暴君、その名も"オガワ"

68364:2005/05/24(火) 20:37:56 ID:.aDz1V2o
「全員戻ってきたか?カードを回収するぞ」

雁田が生徒を1人ずつ呼ぶ。

「松瀬」
「はい」

雁田がカードを繰って点数を数えていく。
しかし最後のカードを見るなり、血相を変えた。

「ちょっ、おまっ……」
「どうしたんスか?」
「どうしたもこうしたもねぇ…お前この『10』のカードをどこで…」

雁田の声が無声音になる。俺も調子を合わせたほうがいいのだろうか。

「どこでって…右に貰ったんだ」
「…勝ったのか!?」
「いや、負けたよ。でも右が『楽しませてくれた礼だ』ってさ」

その後雁田は何度も俺の顔とカードを交互に見ていた。

「合計28…か…」
「高いのか?」
「暫定1位とだけ言っておこう」

もしかしてこれで今までのテストの遅れを取り戻せたか?

「良し、もう行っていいぞ…次!三綾 俣奈!」
「あ、はーい!」

・・・

「これでテストも終了だ。お疲れさん。
 これから修学旅行だし、溜まったストレスとか晴らして来い」

そう言えばハワイとか言ってたっけ。うはー夢が広がりんぐ。

「じゃあ今日はこれで解散!」

雁田がそう言い終えるや否や教室は生徒のはしゃぐ声で埋め尽くされた。
ハワイかぁ……俺あんま泳げねぇんだよな…。クロールがギリギリ出来るかどうかって所だ。
それ以前に身体がヒョロい。あんまり人目に晒したくない。

「ハワイか〜いいねいいねぇ〜」

俺とは対照的に聖は明るい。こいつは泳げないなんてことはまず無いだろう。運動神経いいし。
何でもこなしそうだ。

「聖ちゃん嬉しそうだね」
「そりゃ嬉しいに決まってるわよ。毎日ギルティ漬けだったからねー
 久し振りに体動かせそうだし」
「聖ちゃんどんな水着持ってるの?」
「ん?あたしはねぇ…」

(い、いきなり破廉恥な会話を始めやがってコイツら…!)

いくら根っからのギルヲタとは言っても、俺も男だ。
しかも思春期ド真ん中の高校生。
果てしなく広がっていきそうな妄想を必死に押さえ込む。

(もちつけ!!)

この時点ですでに落ち着きを失っている。
前述したが、俺は重度のギルヲタだ(多分この学校の人間は少なからずそうだと思うが)
ぶっちゃけ女に対する免疫なんて全く無い。中学の時に派手に鼻血を噴いたこともある。

「緒土、なに顔真っ赤にしてんの?」
「え!?」
「あ〜さてはアンタ……どうしようもないスケベね」
「ち、違うっ!俺は必死に抑えてたんだ!!」
「抑えてたって事はやっぱり…」

聖の顔に薄い笑みが広がる。

「セクシャルハラスメント反対!!」
とか叫んでやりたい所だが、こう言う局面では何故か男の方が不利になるケースが多い。
例えこちらが正論を唱えていようとも。

「あ、兄貴…もしかして俺の裸体を想像して…」

鳥肌が立つ。

「てめーは黙ってろッ!!」

いいような無い不安。大変な修学旅行になりそうだ。

684名無しさん@2周年半:2005/05/24(火) 20:43:47 ID:./h5DLoo
マッセはVIPPERだったのか・・・
何か萎えるな、結構格好良いなとか思ってたのに

685名無しさん@2周年半:2005/05/24(火) 21:06:11 ID:xyseN6Hc
夢が〜 はvipperじゃなくても普通に使わないか?

そんなことより俺も聖たんにセクハラされたいよ。

686名無しさん@2周年半:2005/05/24(火) 21:17:53 ID:elJiCMlc
「ワロス」だって元はVIPだしな 今は誰でも使う
っつーか 夢が広がりんぐ がVIP語って初めて知った

68720:2005/05/24(火) 21:41:58 ID:lhYbOWjY
VIPPERなマッセ、、結構いいと思いますけど。
郁瀬がなにかやらかしてくれることに激しく期待
====================================================================
前回>>678-679

無事にテストも終了し、普段どおりの日々が戻ってくる。
そして、それは同時に修学旅行と学園祭へ向けての準備の始まりでもある。

ってワケで、今日は学園祭についての打ち合わせの時間。


(頭が痛い、、ヴェノムクラスがやりそうなことは検討がついている。
 どうにかして抜け出すことを考えねばな・・・、どうする・・・。)


「あ〜、今日は授業の時間は学園祭についての諸連絡をしてもらう。
 学園祭の日取りは一ヵ月半後、修学旅行の一月後だ。
 まずはキャラ別クラスだな、それじゃソルクラスの連絡を始めろ。」

「っざてぇ・・・」

ソル顔負けの面倒くささを漂わせて男子生徒が前に出る。
片手にプリントを持ち、もう片方の手はポケットの中、重心を片足に預けている。

「・・・めんどくせえから、今年もどっかの奴らと共同でやるってよ。以上」

「ん、じゃぁ次カイクラスの。よろしく」



あ れ で い い の か ! ?


続いて前に出てきたカイクラスの代表は、さっきのソル使いとは大違いだった。
まず姿勢から違う、背筋は自然に伸ばし、顎を引き、両足で地面に立っている。

「こんにちは、私がE組のカイクラス代表の物です。
 私の名前はわかると思いますので割愛させて頂くとして、早速ですが本題のほうを。
 学園祭での当クラスの活動ですが、警備全般にあたることとなりました。
 具体的な活動内容を述べさせて頂きますと、まず校内パトロール。
 学園祭という特別な雰囲気の中で浮かれて喫煙、飲酒などがないようしっかり見張らせてもらいます。
 他にも多数活動内容案は出揃っておりますが、時間の関係上省略とさせて頂きますのでご理解のほどお願い申し上げます。」


なんだコイツ・・・ホントにギルヲタか?
むしろ今からでも遅くないから普通科の学校行って来い、生徒会長なれるぞ。
それでなければ風紀委員長でもいいから、

              。‐-、
             __/†ヘ、\
            I / .| >,r""''、    な!
       r=;'´ )ヘ''" \Jく {    <
         ´~゛'ー''" 7ィヾy`">、 \
             /=∞=;,,/   | |
             /"´/""''Y ├ ゝ  ,,‐'''
            /  / _,,┤ f゙,小,'''"´
            |  -‐''ィ'''"´`^^´
        ., -‐''イ´/ソ,<
     -‐''"´    └、ヽ ヽ\
               ヽヽ \
               丶ヽイノ
                ) Y
              _,.ィ´ f'
                 ̄


「次、メイクラス。」

「メイのクラスではぁ〜、ジョニークラスと一緒に喫茶店をやりまぁ〜す☆」

「聞いてねぇぞ!」

「以上でっす。あ、あとディズィークラスも一緒ね。」


元気よくVサインを作ってメイクラス代表は席に戻っていた。

なんだろう、、いまメイ対ジョニーの試合前デモを見ているようだったな・・・。
それより、、ペットは飼い主に似るというが・・・、ギルティキャラにここまで汚染された人がいるとはな。
キャラ作ってるのかな・・・?


「次、ミリアクラス。」

「私達のクラスでは特にコレといったことはしない・・・、
 あと、エディクラスと、、それからスレイヤークラス。
 お前らのところには行かないからそのつもりでな。以上」


ヴェノムはいいんだ・・・。

68820:2005/05/24(火) 21:42:34 ID:lhYbOWjY

エディクラス・・・、俺の予感が正しければ間違いなく。。
俺に火の粉が降りかかる可能性が高いな・・・逃げ方を考えねば。

「次、エディクラス」

「ワレワレノクラスデハ「フォォォ!!!"ザトー様"クラスは私達ヴェノムクラスと一緒に同人誌即売会ですぞ!!」


やっぱりか・・・!


「つきましては、是非佐藤愛君の出席を賜りたい!やってくれるかな?(σ<◎>)σ」


きやがったか、俺の名前が好都合だとでも思っているのか・・・、
さぁ、いまこそ選択の時だ・・・どれを選べばいい!?

1.その日は海外旅行だ
2.悪いな、デートの約束があるんだ。
3.面倒くさいからヤダ
4.部活の関係で出席できません。
5.フォォォ…!
6.その役目はVIPPERの松瀬緒土君にお任せします。

1番、、だめだ、俺も学園祭は楽しみだ。
2番、、俺に恋人はいない、それにこんな発言をしたらエディクラスの誰かと絡まされる。却下
3番、、正直な気持ちではあるが・・・、説得力がない
4番、、現実的、かつ説得力があるのは4番。これが一番か・・・
5番、、なんだこの選択肢は!俺の中の何かがこうさせるのか、、いや、俺は抗うぞ。
6番、、ふざけるな、俺は他人に押し付けて逃げるようなクソヤローじゃない。


「悪いな、どの日も部活の仕事があるから行けない。」
「残念ですフォォォ…!(σ<◎>)σ」

意外と粘着質なんだがな、、大人しく引き取ってくれたか・・・よかったよかった。


「次、ポチョムキンクラスだが、、ZEPPSを開放してもらって大会を開くことになった。
 もちろん、一般の参加者も募るし、スカウトなんかもあるかもしれないが・・・、それは関係ないな。」



あんた参加してんのか!!
あそこの店長も災難だろうな・・・杖府さん、ご愁傷様。

何がご愁傷様なのかわからないし、、ダメだな、疲れた。



――つづく。

689名無しさん@2周年半:2005/05/24(火) 23:34:19 ID:BoomKMHg
>>64
GJ!
オガニーワロタ
修学旅行期待

690169:2005/05/25(水) 04:02:20 ID:i2W.LAUA
>>64氏&20氏
GJ!(・∀・)
修学旅行とか学園祭とか新展開期待。
便乗する気まんまんの俺ガイル。
前回は>>656です。


今日はすごく特別な日だ。
ギル校の特権なのか、闘劇の様子が中継で見れる。各クラスに置いてあるテレビに映し出されるのだ。
「すげえ・・・」
誰もが息を呑む。
一つ一つの牽制、コンボ精度、読みがずばぬけている。
どのプレイヤーもだ。
そのプレイヤー達が駆るキャラは、相手を倒すために主の思うとおりに動く。
今まで積み重ねてきたすべてが持ちキャラに宿る。ゲームでありながらも芸術だと思うほどに。
全国ではトップクラスだと思っていたギル校生徒も、このプレイヤー達の前では霞む。
なにより、この闘劇本戦にギル校の生徒はいない。
すべて予選で敗退したのだ。
ギルティギアというタイトルだけでも数時間に及ぶ闘い。
それでもテレビの前から離れたのは一人もいなかった。
「今の見たかよ・・・あんな起き攻めガードできるわけねえ」
「そこでそれをふるのか?しかし、カウンターヒット。ううん・・・」
持ちキャラだけでなく他キャラの動きもしっかりと観察する。
そして闘劇が幕を閉じる。
結果、某エディを擁するチームの優勝だった。
どこが優勝していてもおかしくない名勝負。ギル校生徒だけでなく、全国のプレイヤーのモチベが一気に上がることだろう。


当然とも言うべきか、闘劇終了直後にはそこらじゅうの筐体にギル校生徒は散っていく。
もちろん、俺も諏訪も例外ではない。
職員室までいく輩までいるぐらいだ。
なにより今日は特別な日。
この日ばかりはギル校は24時間全面開放。
半分ぐらいの部室が仮眠室(男子用と女子用で分けられる)になる。廊下で寝るのもいる。
家に帰る者はほとんど風呂や食事によるものだろう。どうせすぐに帰ってくるが。

俺と諏訪は食堂で飯を食べることにした。
「闘劇、凄かったな」
「そうね・・・あれが全国のトップ。いつかあそこに立っていてやるわ。」
今日はトマトサンドよりギルティの方に思考がいっているらしい。
当然といえば当然か。あんなものを見せられちゃあな。
諏訪と一緒に闘劇・・・と思ったらキャラが一緒だ。
俺たちはいずれ敵になる。チーム内で同キャラは不可能だ。
「敵になっても手加減なしよ?」
「・・・当たり前だ。お前こそ手加減したら、承知しないぞ」



対戦を重ねる。何度も何度も。
飽きもせず。対策を立てながら。闘劇プレイヤーの動きや連携を試し、真似る。
対戦を重ねる。何十回何百回も。
いずれは疲れ果て、仮眠をとる。
目が覚めたら、また対戦だ。
学園祭や修学旅行も近い。
ギル校なんだからただのイベントではすまないだろう。
―――――望むところだ。
脳が睡眠の信号を出している。もう寝よう。
今夜はいつもより熱く、深く。最強の夢を見る。

なんか番外編っぽくなっちゃいました。すいません。
読み返すと恥ずかしいぐらいに稚拙な文章だOTL

69164:2005/05/25(水) 17:35:20 ID:wBQ4dM1I
>>682


テスト終了から数日後。

「じゃあ今日は修学旅行の班を決めてもらう。適当に5〜6人組で班を組んでくれ」

当然すぐに班は決まった。俺、紙野、郁瀬、聖、三綾の5人。
これが中学のころだったら―――そう思うと嫌な気分になる。
でも今は違う。俺には友達がいる。でも…

「おい、どうした?早く班を作れ」

ぼーっと窓の外を眺めている男が1人。永園 翼。
アイツには友達がいなかった。停学処分を受け、復帰して、テスト…あれから2ヶ月。
永園はずっとこんな調子だった。あの日を境に永園は別人のように生気が無くなってしまった。

「永園、早く班を…」

そんな永園は見るに耐えなかった。
こうなったのは自分のせいだという事もなんとなく感じていた。だから、発言した。

「永園は俺らの班ですよ」
「おお、そうか。じゃあ頼んだぞ」

我ながら自分勝手な発言をしたものだ。でも、もう遅い。言っちまったんだ。しょうがない。

「悪いな…つい…」
「別にいいわよ。それに、アンタならそう言うと思ったしね」
「私もいいよ」
「兄貴が大丈夫って言うなら間違いないッスから!」

3人とも快諾してくれた。

「紙野も…大丈夫か?」

形はどうあれ、紙野と永園は深い関係を結んでいた。
一番永園の被害を受けてきた。さすがに紙野に断られたら…

「いいよ」
「…本当にいいのか?無理しなくてもいいんだぞ?俺が勝手に言ってることだ」
「うん。大丈夫だよ。永園くんさえ良ければ、だけどね」

永園の方を向く。その瞳には久しく見なかった覇気が確かに篭っていた。

「テメェ…もうオレにちょっかい出すんじゃねェよ!!」
「そう言うなって。楽しくやろうぜ?」
「ふざけやがって…オレは独りでいい!」

俺は永園を更生させたかった。…いや、普通のクラスメイトとして接してみたかった。
だが永園は俺を拒む。迷惑だと言う。

俺はただ自己満足の為にやっていたのか?永園の気持ちなんて考えてなかったのか?

―――否。

それだけは違うと言い切れる。
独りになることの辛さは知っている。永園には……いや、誰にもそんな思いはさせたくなかった。
出来ることなら友達に―――

でも、やはり俺の力では無理だったのだろうか。
やり方を間違えたのか?話し方がまずったのか?強引にやったのが駄目だったのか?
―――分からない。

「永園くん!」

(紙野…)

「ぼ、僕は…その……気にしてないから!」

永園の動きが止まる。

「…毅…お前…」

―――見つけた。突破口。
永園は確実に変わってきている。停学処分後は髪も黒く染め直した。素行も良くなった。
そして今、永園の中には紙野に対する罪悪感がある。何も感じていなければこんな態度になる筈が無い。

今なら―――大丈夫だ。

「紙野もいいって言ってるんだし、別にいいじゃねぇか」

なるべく普通に。肩肘張らず、自然体で。

「お、オレは……」

素直じゃねぇなぁ。まぁ永園らしいと言えば永園らしい。
あいつプライド高そうだし、あまりストレートに言うのも逆に答えにくいよな。変化球で攻めるか。

「紙野への罪滅ぼしってヤツだ。お前紙野に負けたくせに、断るってのか?」

それから数秒の沈黙があった。
教室内は生徒の笑い声などで賑やかなままだったが、その数秒の間はそんなものは全く耳に入らなかった。

「…勝手にしろ」

そう言うと永園は自分の席に戻っていった。
俺はようやく歩み寄れたような気がした。ここまで…長かった。

―――良かった。

69264:2005/05/25(水) 17:37:59 ID:wBQ4dM1I
テストから2ヶ月 ×
テストから1週間 ○

です。時間経ちすぎ。何やってんだ俺。

693名無しさん@2周年半:2005/05/25(水) 18:07:40 ID:1jhgz9Os
>>64

ペース早いですね

このペースで書いてほしうわやめろはなせなにをすr

>>64氏に影響されてフォモ使い始めたけどむずい…ための時間とか相当シビアですね


最近職人さんが増えて嬉しいです(´∀`)

694名無しさん@2周年半:2005/05/25(水) 23:43:45 ID:OQDegeAA
64氏は神の子ですね

695283:2005/05/26(木) 01:20:51 ID:ZzSpOhQY
前回>>668

64氏
勝手に右使ってしまいました。え〜もうすぐ永園君お借りします。

あ〜文作るうちになんか予定がくるっていく・・・

_____________________________________

「文句なしで5だよ・・・!」

ん?いつのまにか練り物嫌いの先生が立会人をしている。


おばちゃん「久々に震えたわ・・・ご褒美に・・・お残しを許してあげる」

狂助「失礼な事を言ってしまって・・・すみませんでした・・・」

おばちゃん「いいわよぉ!こっちもちょっと調子に乗ってたしね。」

フー、どうやら穏便に事が済んだ様で良かった良かった。





割子「さあ、残り時間少なくなってきたわよ!!さっさと相手を探しましょう!」






そして・・・・・3時間後・・・定期テスト兼編入試験終了。


結果

大黒 閃・・・9点(スレイヤー4、スレイヤー3、闇慈2)

音鳴 狂助・・・12点(チップ5・ソル3・ポチョムキン4)

御手空 割子・・・15点(アクセル2、カイ4、メイ3、テスタメント2、ザッパ2、紗夢2)


三人で行動していたためあまり効率的に戦う事は出来なかった・・・
恐らく合格は出来ていないだろうが・・・
俺にとってはかなり得るものがあったと思う。俺にはそれで十分だ。






腐女子「うむ、合格だ」

俺「え?俺も?10点取らねーとダメなんじゃねーの?」

腐女子「ハハハ、そこまで君たちに期待しておらんよ。私がギル校でやっていけると思えば合格だ」

狂助「やったじゃん!閃!」

みっともないから表には出さないが実は飛び上がりたいほど嬉しい。
頑張った甲斐があるというものだ。

腐女子「ウォッホン!・・・では、」

俺「?」

腐女子「改めてこれからお前たちの担任をすることになる腐女子だ。宜しく頼むぞ」

!!・・・マジですか?

割子「あら、私と同じクラスじゃない」

!!・・・マジですか?










・・・ギル校、屋上・・・


「校長、どうしたんですか?嬉しそうですね」



右「ん・・腐女子君か・・・いや、先程生きのイイのが来てね、いい暇つぶしになったよ」

腐「校長を楽しませるとは・・・なかなか先が楽しみな生徒ですね。」

右「フフ、そういう君も楽しそうじゃないか、何かいいものでもみつけたか?」

腐「ハハ、隠し事はできませんね、コレを。」

右「編入試験結果?・・・なるほど、ハハッ、おばちゃんを倒した奴がいるのか!」

腐「校長ともあろうお方が・・・その上の生徒ですよ・・・」

右「む?・・・これは・・・!」

腐「聞けばその生徒はギルティを始めて2ヶ月足らず・・・確かに経験も知識も浅い。
   しかし・・・アクセル最大の天敵に強い。コレが本物なら・・・面白いとは思いませんか?」

右「・・・いいだろう。確認のため・・・今私が目をかけているスレ使いと戦わせてみよう。」

腐「ハハ、あまりイジメないでくださいよ?」

右「クク・・・今年は退屈せずに済みそうだな・・・!」

69620:2005/05/27(金) 18:11:10 ID:3LEY/gqc
どうも、数日ぶりの20です。
以前言っていた85㌔強歩、本日11時20分に無事(でもないけど)歩き終わりました

と、いうわけで早速SS投下
=======================================================================
前回 >>687-688

「じゃ、次はチップクラスだな。」

あ、チップクラスだ。
なにやるのかな、、できれば参加したいんだけどなぁ。

「HEY!Readys and Gentlemans!!
 俺たちは日本の文化により親しむ行事を用意したZE!!
 SAMURAIの心や毎年恒例のSHISYOによるNINJA講座も健在だ!
 さらにSASHIMIやSUSHI,SUKIYAKIも食えるぜシッショー! トゥレイ!( `Д´) (`д´ (`Д´ )トゥレイ!」


楽しそうではあるんだけど。。。
なんだかなぁ、、英語の発音がおかしかった様な気がするんだけど・・・。

なんかLadyをReadyと発音していた気がするんだけどなぁ・・・。
それに、gentlemanの複数はgentlemenよ、、もう少し英語を勉強して欲しいです。。

それよりもSUSHI,SUKIYAKI and SASHIMI!!
OH! It's Great!! I want to eat!! but I will have to "KOSUPURE" on that days.

##################################################################################

=英語が読めない人のために簡易翻訳サービスを用意しました。=
『寿司、すき焼き、それに刺身!?
 おぉ〜、すごい・・・。食べたいなぁ、、でも当日はコスプレしなきゃだしなぁ・・・。』

##################################################################################

「そこで、大統領である俺は国家親善大使に『一二三・エア・プロヴォーク』を選ぶZE!!」


What,ME?
・・・というか、その国家親善大使の役割が不明瞭なんですけど。。

「やってくれるか? トゥレイ!( `Д´) (`д´ (`Д´ )トゥレイ!?」


どうしようかな・・・



―――あぁ、そ……う、チ………いの集……に……か…い……がい……よ。
   


・・・あれ、なんでかな、行ってはいけない気がしてきたけど、、なんだろう?



―――なん…、…に手……が刺……て病…い………が……らしいか…。


樹さん?
そういえば前に何か言ってた気が・・・。何だっけ。


「あぁ、そう…う、チッ…使いの集…りには行かない…うがい……よ。
 なんか、…に手裏剣が刺さ…て病院い………がい…らしいから。」


・・・お、思い出した。そうだ手裏剣が刺さってシショッた人がいるんだった。


「ごめんなさい、当日は他の仕事っていいますか・・・その、なんですか。やることが、」

「All right!解ってるぜGirl!!
 アンタが言いたいことはよく分かった『ISHIN-DENSHIN』って奴だ。悪かったな。」


―――無事に逃きったかな?

697552:2005/05/27(金) 22:47:03 ID:9jq9FTFY
20氏のあn(ry
お疲れ様です
俺は勉強でいっぱいいっぱいで書いてる暇がないorz
 
 
って言い訳してみる。
皆信じて!

69820:2005/05/27(金) 22:59:44 ID:yHB/Nz2U
>>615
・・・どうやら、新聞に俺が載っていたようです。
たぶん読売か朝日だと思う、、確かにかなーり小さく写ってました。

勿論、パイロンポーズとってる余裕なんかありませんでした。orz

699615:2005/05/28(土) 00:14:11 ID:l9RqZ7B.
マジでメディアに載るとは・・・w
無理してネタに走る必要はないです、はい
変な発言をして申し訳ない&お疲れさまでした&GJ!

無事(でもないけど)・・・って、半分シッショー状態ですか?


552氏
勉学乙ノシ

700名無しさん@2周年半:2005/05/29(日) 08:12:54 ID:YEDUCZSo
700は誰にもやらんぞ

70120:2005/05/29(日) 09:06:26 ID:E5soq4p2
キリバン取ろうと思ったら既に取られてたorz

702名無しさん@2周年半:2005/05/29(日) 13:03:38 ID:wyNmeItc
>>20
どんまい
m9(^д^)

703名無しさん@2周年半:2005/05/29(日) 14:01:07 ID:q70KKs0A
>>701
フォオオオオオオオ

70420:2005/05/29(日) 15:13:34 ID:JdqcSKhg
>>699
半分シッショーっていうか、たぶん一番最初にアクシデントに会ったと思う。

まず、校門を出る直前に鼻血が出てマジでビビる、いきなり血まみれ。
そのときかいた冷や汗のせいで開始5分後にして寒さを感じる。

深夜、全校生徒の中で一番最後を歩く、このとき左足が既にシショってる。
鎮痛剤を使い薬漬けチップ状態で左足を酷使してなんとか歩き、無事ゴール

と、いうシショりっぷりだったわけです。

>>703
フォォォ…!
======================================================================
前回 >>696

「終わったか?じゃぁファウストクラスな。」

「スレイヤークラスと共同で献血をやりますよぉ〜。」


あいつら採った血全部飲んじゃうんじゃない・・・?


「アクセル・・・。」

「旦那達と一緒になにかやるよ、にょほほ〜。」


「・・・梅喧クラス。」

だんだん雁田のやる気がなくなってきたわね・・・なんだか眠そう。



「えっと、闇慈クラスの皆さんと一緒に和服の・・・展示会をですね・・・。」



なんだか異端な人が出てきたわね・・・、キャラが・・・、
え?何??まさかコレが梅喧の"素"の状態だっての?そりゃヤバイでしょう・・・。
いくらなんでも人はそこまで変われないわよねぇ・・・。


「展示会を・・・やりたいと・・・思いますぅ。。」



凄く、ブリジットみたいな梅喧使いね。
あれ?戦闘中だけ性格変わるんだっけ、この子・・・うん、そうだった気がするわ。
それより、梅喧と闇慈共同で和服の展示会ねぇ・・・。
梅喧はともかく、闇慈のあの格好は何か違う物を感じさせる。ていうか闇慈って真性の露出狂だったはずよね。

GGX-AEで紗夢とタッグを組ませて勝利すると、、確かこんな台詞だったような。。。

『あぁ、暑い、暑苦しいアル!もっと離れるヨロシ!』
『悪ぃ悪ぃ、なんなら "も っ と 脱 ご う か ?" 』


・・・胸の奥に封印しておこう、と。


「次は、、闇慈は梅喧と共同で・・・ヴェノムはエディと共同で・・・ジョニーはメイと共同だから、紗夢クラス。」


ジョニークラスは違った気がするんだけどなぁ・・・。

「ウチは料理店開くアルよ、是非食べにきてネ。
 それカラ、男店員足りない、ダレカ、ボウイやるヨロシ。」

「何故私が!」ワタシガワタシガ


なんか、いまカイクラスが反応したような・・・。エコー掛かってるし
明らかにさっきの発言は不特定多数の男子に向けられた台詞なのになぁ・・・。



「次、ディズィークラス。」


あれ・・・なんだろう、違和感を感じる。

70520:2005/05/29(日) 15:14:19 ID:JdqcSKhg

(おかしい、違和感を感じる。。)

(あれ・・・なんだろう、違和感を感じる。)

(おかしいなぁ、、何か足りないような・・・。)


直前の雁田の発言「次、ディズィークラス」に少なからず違和感を感じる3人。
何かが足りない、何かが抜けている。なんだろうか・・・。

そのとき、教室に男の声が響き渡った。



『本気にさせたな!』



「あ、悪い、テスタクラス抜かしてたな。すまんすまん、じゃぁ頼む。」

テスタクラスが抜けていたようだ。
なにもサイクしてまで存在をアピールしなくてもいいような気がするが、、


「私達のクラスは、、特に何もしない。」









アピールしなくても良かったじゃん。

「ん、じゃぁディズィークラス・・・あ、そうだメイクラスと一緒だったな。」

「ならば私達もそれに加わるとしよう。」


寂しがり屋だな、テスタメントクラス。
いくらキャラに支配されてるからって・・・、ディズィーの傍歩かなくても。。


「それなら、次はブリジットクラスだな。」

「ウチらのクラスはぬいぐるみ展しますぅ、あ、決して刃物とか入ってませんからね。」


(それ、かえって怪しいんだけどな・・・。)

(近づかないほうがいいわね。)

(むしろ火の車が・・・。)


「スレイヤーは献血か、じゃぁザッパクラスは・・・。」

「例年通り、イノクラスと共同で演奏会を・・・おいで、おいでぇ〜。」


やっと全キャラ別クラスの活動内容の紹介が終了した。
キャラ別クラスといっても、全員が全員参加するわけではないのだが。

706名無しさん@2周年半:2005/05/30(月) 01:21:41 ID:xBWaybI2
「え〜と、その… ごめん。」
私はそそくさと校舎裏から駆けていく男を見送り、屋上からその様子を眺める親友に対して指をつき下ろしてみせた。
私、後藤 千夏(ごとう ちか)。3度目の失恋である…

その日の帰り道、私の考えは『何故ふられたのか…』ということに対しての答えを全力で探していた。
成績は上の下、容姿もそのくらい、陸上で鍛えた体は少し筋肉がついてるけどスラっとしてる感じ。胸は…あんまり無
いけどボーイッシュな美少女っていっても10人中2,3人は認めてくれると思う...
「ヨッ♪ 今日もまた見事にふられたねー。」
コイツは私の親友で名前は空乃 悠(からの ゆう)、あんまり認めたくないけれど小学校にはいったころから始めて
9年間付き合っている仲だ、目下のところ私がふられた一つの… 唯一の要因である。
「あんたのせいでしょうがっ!」
この程度では悠の鉄面皮はビクともしない、いつもの屈託の無い笑いで『どうかしたの?』てな具合に覗き込んでくる。
いままで何度この笑顔にだまされたか!
「私は、腐女子なんかじゃないのに… ただのゲーマーだったのに、あんたが『こっちでコミケが』『あっちで同人誌が』
とか言って連れまわすからいつの間にか腐女子扱いにされてるじゃない!」
悠は本当に少しだけすまなそうな顔をして「う〜ん、千夏ちゃんてギルオタだよね。」なんてことを聞いてきた。
「それは…認めるけど。」
悠のおかげでギルティに出会えた、そのことは本当に感謝している。でも、私の主キャラは梅喧だ、アンジやカイを使
ってるわけじゃない。腕前も近場のゲーセンで上から5本の指にはいる、キャラで悶えるためにギルティをやっているわ
けじゃあない。
本当に楽しそうな、ともすれば恐ろしくもある笑みを浮かべて悠は答えた。
「普通の人にとってオタクと腐女子ってイコールだよ。」
……愕然とした、そのことに気づかなかった私はすでにどっぷりと腐女子の道に浸かっているのd…
「認めない! 私はマトモな人間になる! ボーイッシュな美少女として素敵な彼氏をゲットするのさ!」
私は走り出した、普通の女の子へ返り咲くために、二度と腐っているなどとは呼ばれないために。

決めてからの私の行動は自分でも驚くくらい素早かった、部屋の大掃除から始まりGGXXBBSへのお気に入り解除などの細
かなことまで完全に仕上げた、自分で調べ上げたキャラ別GC確定ポイント表の削除は心が痛んだが腐女子をやめるためと
割り切ってやった。
その後私は姐さんと呼ばれ、男ではなく女からもてるようになる、希望とは少し違ったがお気に入りの服やアクセサリー
のことを話している自分を… 腐女子を辞めきった自分を誇らしくさえ思っていた。

そして話は1年後
悠と違う高校で迎えた秋、懐かしい親友の1通のメールから始まる
『ねぇ、今からゲーセンにこない?』

707706:2005/05/30(月) 01:23:25 ID:xBWaybI2
『1年以上ゲーセンに行ってない私に向かって 来い なんて、なにかあったの?』

『まぁまぁ、騙されたと思って来てみればわかるよ』

『悠のその軽ーい一言で私が何回騙されたと?』

『うーん、二桁は軽くいくね まぁ、来るならあと1時間以内に来て』

『私はそっち系とはもう手を切ったの! もう巻き込まないでよ』

『あと50分…♪』

『ぁぁ、もう! 行けばいいんでしょ、つまらないものだったら1食おごってもらうから。』

『OK』

来てしまった… 腐女子を辞めたその日からゲーセンには入ることはおろか視認できる距離まで近づいたこともなかった。
「やほー。 約1年ぶりのゲーセン入り、気分はどう?」
悠が1年前と全く同じ笑顔で迎えてくれた、さすがに1年やそこらで人はそんなに変わらないとは思うが、少し嬉しいと思った。
「気分は最悪… まぁ、懐かしくないって言ったら嘘になるけど。 で、なんでココまで呼び出したの?」
「髭」
悠が指差しているのはギルティの筐体、CPUを適当に処理している髭がいる。
「で、パイル厨の処理試合ついでに久しぶりに対戦しない? とかそんなんじゃないよね…」
反応は無し、憤慨しつつも昔のよしみで50円玉を入れてやる。

『夕飯はベジタボー』
なんだか緊張してきた、久しぶりのレバーだし、コマンド精度が酷く落ちていそうなので比較的難しいコマンドの少ないソル
を選択する、SDループくらいなら今でも出来るだろう。

「引退したんじゃねぇのか?」
「さすがに暇になってな。」
引退したのは私のほうだよ、馬鹿…


刺し合いなんて全く覚えていない、リスクなんて全く考えずにソルは飛び出す
『バンデェッドリボルバー!!』
スレイヤーの体が一瞬ぶれるとそこには吸血の餌食となっているソルがいた。
無敵吸血… ただのパイル厨じゃあないみたいだ、はっきり言って勝てる気がしない。
恨み言をつぶやく間もなくスレイヤーのテンションが50%にかかる、体力の3割を吸われた上にソルは起き攻めをくらう形だ。
ヴォルカかな…
『イタダキー!』
みていられない、ヴォルカが6HSに化けるなんて。しかし相手のスレイヤーは空中で1HITしている、ゆっくりともう一度ヴォル
カを入力して髭を地面へ叩き落とした。
起き攻めはガンフレイム安定、小足で刻んで壁際へ押し付ける、全く安定しないガンフレイムの青キャンに閉口しながらも相手
のGGが光り輝く状態まで持っていった、まずはぶっきら投げから4割、そして起き攻め
私の狙いは、起き上がり無敵吸血1点読み金バースト、相手の腕前ならこれ以上私を暴れさせてはくれないだろうし、これに全て
をかけるつもりで行こう。
体がぶれるスレイヤー、ゲームの中の時が止まったような気分になる。ソルが体の内からエネルギーを放出し、赤い帯が地面か
ら立ちのぼr…
私の中の時も止まった、4ボタン同時押し、体に染み付いた癖はとれない、私がギルティを辞めたのはそういえばイスカがでてか
ら2週間ほどたった時だったような気がする。
『いいぞぉ いいぞぉ いいぞぉ』
どれだけ面白かったのかは知らないが、相手のスレイヤーはフォルキャンをして敬意を連打している…
頭に血がのぼった私はそのままナパームデスをぶっぱ…

それから先は思い出したくも無い。
端的にいうならば、完敗 3縦だった。

708706:2005/05/30(月) 01:30:13 ID:xBWaybI2
ゲーセン帰りのマックで私は悠を尋問していた。
「しかしまぁ、なんで金バーが一撃準備に化けるかねww」
「聞いてるのはこっちの方だよ、なんで私がいきなりゲーセンに呼び出されて鬼みたいな髭に3縦されなきゃいけなかったの?」
「楽しくなかった?」
返事に詰まる、たしかに全然動けなかったとはいえ1年以上ぶりのゲーセンに私の体はしっとりとなじんでいた。
「千夏ちゃんてギルオタだよね」
「元、だけどね。 今では全然だよ、きっと今なら悠にも3縦されるよ」
本当だ、今ではすっかり足を洗って生活している。間違えてバーストをだすつもりで一撃準備をしたことなんて良い証明だろう。
「まじめな生活… ゲームの、ギルティのない生活って楽しかった?」
「…それなりには、ね。」
少なくとも他人の視線は柔らかくなった。
「大きな買い物をしたとき、値段を100円玉や50円玉の枚数で表現しそうになったこととかなかった?」
「ある、ね。」
腐女子を辞めてすぐのころは日常茶飯事だった。
「……私今、ギル高にかよってるの。もちろん腐女子もいるけど半分以上は本気で闘劇を目指してる。周りはみんなギルオタだか
ら視線も痛くはないよ。 ねぇ、ギル高にこない? 千夏は腐女子じゃないけど、確実にこっち側のタイプだと思うの。私と一緒
に… 来てくれないかな?」
「少し、考えてみるね。」
「うん、これがパンフレット。もうすぐ学園祭や修学旅行があるから、できるだけはやく決めてね。」
悠はこれから実家によってギル高へ向かうらしい。私はギル高への転入準備をしなければならない。
「泣く子には勝てないし、ね。私の我侭で半絶交状態になってしまっていた悠のことを思う。」
これで転入試験に落ちたりなんかしたら悠に顔向けできないしね、家に帰って練習しないと!


ーーーー前書きを忘れたので挨拶をーーーー
テスト終了で全体の雰囲気がゆるんでいる隙に新しい話を投稿
彼女達はE組にはいる予定です。
彼女達ともども暖かい目でよろしくお願いします

709名無しさん@2周年半:2005/05/30(月) 06:34:44 ID:puO0Crvk
>>706
GJ!
なかなか面白い。

710名無しさん@2周年半:2005/05/30(月) 14:23:09 ID:qZa4LrEc
>>706
GJ!
丁寧で読みやすかったです。ブランクがある主人公ってのはちょっと新鮮でいいですね。
VVが下HSに化けてるあたりはリアルで良かった(笑)

続きに期待。

71164:2005/05/30(月) 17:44:04 ID:Z4yI11Tc
>>691


燦々と照りつける太陽。背中がジリジリ熱い。
青い空に青い海。足元には白い砂浜。足の裏が焼ける。
目を閉じれば人の笑い声が聞こえる。寄せては返す波の音が聞こえる。潮風が頬を撫でていく。

「これが…ハワイ!」

俺たちはついにハワイの砂浜に足を踏み入れたのだ。

「いやっほーう!!」

早速生徒達が海に駆けて行く。

「ヴォルカニックヴァイパー!!」
「シッショーウ!!」
「テエヤー!テエヤー!テエヤー!テエヤー!テエヤー!テエヤー!」

無邪気にギルティの技を形態模写して遊ぶ生徒。(と言ってもチップ役はひたすら攻撃されているだけだ)

(おまえらは小学生か…)

「なにやってんだ!!早く戻れ!!」

雁田の怒号が飛ぶ。

「とりあえずホテルに行ってチェックインを済ませる。後は自由行動だ」

(遊び放題って訳か…)

早速現地のバスに乗り込んでホテルに向かった。

「部屋割りはこうなってるから、各班の班長、紙を取りに来い」

当然、部屋は男と女で分かれる。俺、郁瀬、永園、紙野の4人と聖、三綾の2人で分かれる形になる。
紙野はともかく、郁瀬と永園が心配だ。思えば紙野以外の男子は一癖も二癖もある野郎ばっかりだ。
 特 に 郁 瀬 。
空恐ろしい不安。急に寒気を覚える。

(大丈夫かな……大丈夫…じゃないよな…)

「どうしたの松瀬くん、顔色悪いよ?酔った?」
「な、なんでもない…」

・・・

ホテルは超が付くほど高級なものだった。本当にこの学校の財力は天井知らずだ。
俺たちの部屋は104号室。

「ザトー(10)様フォォォォォ(4)と覚えますかね」

今日の郁瀬はずっとこの調子だ。フォモード全開である。はっきりって怖い。と言うか恐ろしい。
郁瀬を無視してチェックインを済ませ、部屋に入る。

「すげーな…」

思わず声も出る。テレビ、エアコン、ベッド…生活に必要なものは一通り揃っている。
見るからに値段の高そうなソファーもある。スイートルームってヤツだろうか。

「永園もそう思うだろ?」
「……」

俺を無視する永園。永園はバスの中でも飛行機の中でも終始仏頂面だった。
ずっと1人で音楽を聴いているばかりだった。そして今も。
こんなんじゃ何のために同じ班に入れたのか分からない。

「何聴いてんだ?」

イヤホンを片方耳から外す。

「あ!何してんだテメェ!!」
「simple life か…意外だな」
「ぶっ殺す…!」
「や、やめろって!暴力はいかんですよ!!」
「るせェッ!」

修学旅行の班を決めた日から俺は永園と会話をするようになった。(一方的に)
でも永園は俺を煙たがる。なかなか打ち解けられない。当然といえば当然だ。
でもまだまだ時間はある。これからだ。

「2人とも仲良くなったね」
「ンだとォ!?」

紙野が火に油を注ぐ。

……これって打ち解けてるのって言えるのか?よくわかんねぇ…

「ここが俺と兄貴の愛の巣…」

早くも郁瀬が危ない雰囲気を出し始める。

「チッ…変態共が」
「俺は違うぞ!!」
「ハッ、どうだか」
「まぁまぁ…皆落ち着いてよ」

この先この4人でやっていけるのだろうか。不安だ。

71264:2005/05/30(月) 17:44:39 ID:Z4yI11Tc
「じゃ、じゃあ早速泳ぎに行きますかね!」

郁瀬の声が浮ついている。なんとなく理由はわかる。分かるから余計に行きたくない。
でも態々こんな所まで来て泳がないと言うのは勿体無さすぎる。
ゲーセンまで来てギルティをやらずに帰るようなもんだ。

「仕方ない…着替えよう…」

渋々水着に着替える。Tシャツと海パンの格好になる。

「言っとくが、オレは勝手に行動させてもらうからな」

相変わらず永園は単独行動を取ろうとする。

「単独行動は禁止だろ。教師に見つかったらどうすんだ?多分ずっとこの部屋から出れないぞ」
「チッ…」
「あ!!兄貴ィィィィ!!ダメッスよ、そんな水着じゃ!!」
「は?なにが駄目……て、うおおお!?」

振り向くとそこには競泳用の海パンをはいている郁瀬。
当然だが俺と永園と紙野はトランクス型の海パンを穿いている。

「これ穿いて下さい!!」

そう言って競泳用のヤツを押し付けてくる。

「や、やめろ…変態!!」
「フオオオオオオアアア!!!」

―――コンコン

「あれ?誰か来たみたいだよ」

絶妙なタイミング。誰か知らんが助かった。

―――ガチャッ

紙野がドアを開ける。ツンツンヘアーの女が現れた。

「あ、蘇留」
「あー!!そ、蘇留さんっ!?」

郁瀬が狼狽し始める。これはもしかして…郁瀬から逃れるチャンス?

「弓太を借りていく。異議は?」
「ありませんっ!!」

即答する。

「そ、そんなぁ!!兄貴ィィィィィィィ………!!」

連れ去られる郁瀬。どうやら助かったらしい。

「じゃ、じゃあ僕達も行こうか」
「そうだな」

これなら楽しく遊べそうだ。郁瀬は蘇留に任せておこう。

・・・

「あれ?アンタ達もこれから海?」

廊下に出るとTシャツ姿の聖&三綾に遭遇。
鼻血が出るとマズイので、なるべく上半身に目をやるようにする。
下半身はこれでもかと言うくらいに生足が露出しているからだ。(水着なんだから当たり前だけど)
これでは俺のような女に免疫の無い真性ギルヲタにとって刺激が強すぎる。
これでTシャツまで脱いだらと思うと気が気でない。

「お前らも?」
「ビーチバレーの大会があるんだってさ。出ない?」
「ふ〜ん……面白そうだな。出るか」
「てめェ…また勝手にそういう事を…」
「永園は運動音痴だもんな。出たくないか」
「野郎…!」

永園はあっさり乗ってくれた。こう言うところでは意外に単純だ。

「2on2だから1人余るわね」
「なら僕は観戦してるよ。あんまり得意じゃないし」
「じゃあ俺と永園のチームと三綾、聖のチームだな」

俺達はそのまま5人でビーチへ向かった。
おそらくビーチバレー大会には俺たちのようなギル高生徒も多数出場しているだろう。
ウチの学校はある意味猛者揃いだ。

(一筋縄ではいかないだろうな……)

71320:2005/05/30(月) 19:36:30 ID:uSJuCiF.
>>706
GJ!これからの2人に期待。
そしてE組ですか、うちの子らと仲良くしてやってください。

>>64
GJ!郁瀬の終わりなき暴走ワロスww

そしてキャラお借りします。ただ、かなり無茶やってるんで・・・。
とりあえず、、ごめんなさいごめんなさいすみませんでした今のうちに謝ります
=====================================================================
>>704-705

「それと、、部活の行事だが、連絡することがある奴いるか?」
「あ、はい。」

手を挙げたのは愛。
どうやらコスプレMATSURIについて宣伝するつもりらしい。

「え〜、現代視覚文化研究会、以下現視研からのお知らせです。
 現視研では、来る学園祭において、[GuiltyGearXX #Reload コスプレMATSURI!!]を行います。
 つきましては、皆様方の多数のご協力、ならびにご参加を募りたい次第で御座います。
 なお、参加したい方、衣装は持参の方針ですが、こちらで作ることも可能です。お気軽にどうぞ。
 現在、参加の意を表明しているのは、「五所川原 樹」嬢と「一二三・エア・プロヴォーク」嬢のみです。
 この場で立候補、及び推薦があるのであれば挙手のほうお願いします。」


カイクラスのスピーチを聞いて急いで作り上げた原稿である。
適当に作った割りには結構形になっていると思う。

後は、参加してくれる人がいるかどうかが問題なわけだが・・・。


「あ〜い。」

教室の後ろで手が上がる。

「はい、松瀬君どうぞ。」

「聖がカイのコスプレをしたいと前々から申しておりましたー。」

















シュッ 爆砕ッ! カウンタッ!!








(あ、、松瀬がやられた。。)

脅威の反応速度。一瞬で戦艦松瀬は戦艦江辻の主砲によって遭えなく粉砕された。
しかし、、あれが主砲だという確信はない。もしかしたらアレでも副砲なのかもしれない。

どちらにせよ、言えることが一つある。
それは「松瀬が死に掛けた」という事実だ。


「・・・今の発言は無かったことに、、『キャァー!!江辻様がコスプレするってぇ!』
『ホントにぃ!その姿が見れたら・・・あたし、、あたしもう死んでもいいわぁぁ!!』
『あぁ、、聖様の凛々しい聖騎士団姿・・・あぁっ、あぁぁ!!想像しただけで胸が、胸がいっぱいよぉぉぉ!!』


一気に教室の中がごった返したかのようなけたたましさに包まれる。
騒ぎ始めたのは心から江辻 聖に尽くす(?)腐女子数名。。妙に数が多い。

『『『江辻様!!江辻様!!江辻様!!江辻様!!江辻様!!』』』

そして巻き起こる江辻様コール


(ウェッ・・・、なんだよこの騒ぎは・・・。キモイ・・・キモ過ぎる!
 しかも泣いてる奴いるし!!そこまで感動するなよ!!)


「えっと、、江辻さ「江辻様!!」・・・?参「江辻様!!」・・で「江辻様!!」か?
 って、五月蝿いんだよ、この腐女子どもがぁぁ!!!」


しかし、一向に腐女子の江辻様コールは鳴り止まない。
聖本人は何かをコチラに伝えようと口を動かしているが・・・まったく聞こえない。



(・・・とりあえず、参加って書いとくか。)

71420:2005/05/30(月) 19:37:05 ID:uSJuCiF.

腐女子が狂喜乱舞してから5分後。
必死の説得が行われ、教室は再び静けさを取り戻した。





「あ゙ー、他にありませんか?」

「フォォォッ!」


(――フォッ?)



声の発信源を手繰ると、そこには一人の男。
そうだ、このクラス最強の男。エディ使い郁瀬弓太。

彼の言動は他のギル高生を逸脱しており、使用キャラにまるで囚われない。
使用キャラこそエディであるが、その心に秘めるはヴェノムの魂!

『一生を一人の男のためだけに尽くせる男』、それが郁瀬弓太なのだッ!!




―っと、解説してる場合じゃねぇや。


「はい、郁瀬君どうぞ。」

「わ、わた、、私がヴェノムをやって、、ア、、ア、、、」

「どもってないで早く言えよ。」

「アニキがエディをやりますフォォォォォォォォォォォォゥゥゥゥ!!!」




―――やっぱりコイツは本物だッ!!!

アニキっていうのは、普段の言動から考えるに松瀬のことだろ。。
つーか、本人に確認とらないとな。。


「松瀬君、そういうことになりましたが、、いいですか?」

「・・・」


返事が返ってこない、そうだパイルCH喰らって・・・。
きっと、彼が意識を取り戻すのは放課後だろうな。。ご愁傷様。

仕方ない、放課後気づいたら直接聞くか・・・?



「たぶん、緒土ならやるわよ。」
「うん、松瀬なら引き受けてくれるよ。」

ふと2人の女子の声が聞こえる。
いつも松瀬のグループにいる女子・・・、三綾俣奈と江辻聖。



・・・この2人の言葉、信用できるのか?

俺の主観的な見方をせずとも、さっきのパイルCHの件とかかわりがあるのは明白・・・。


どうする、だれかいないか・・・!松瀬のことをよく分かっていて嘘をつかなそうな奴は・・・いた。


あの2人ならたぶん正直に答えてくれるだろうな。


「紙野君、松瀬くんは承諾すると思いますか?」
「え・・・、どうだろう、たぶんやってくれるんじゃないかな・・・?」

ふむ、念のためもう一人聞くか。

「え〜、永園君。どう思いますか?」


めんどくさそうにこっちを睨み、永園は口を開いた。


「ア?・・・俺が知るか」

「二択・・・、YESかNOでお願いします。」

「・・・やらせりゃいいんじゃねぇの?」




OK,郁瀬弓太、松瀬緒土両名コスプレMATSURI参加な。

715463:2005/05/30(月) 22:50:15 ID:jGRrUKSA
ようやくテストが終わって一安心。今のところ欠点が無くてまた安心。

久々に書きます。今回は前スレの中でも一際輝いていたあのキャラを出してみました。
どなたか知りませんが勝手に使ってすみません!


前回>>657




ガララ・・・

「包帯をくれ!」
保健室に入るなり開口一番、その男子生徒は椅子に座っている豪に向かってそう言い放った。

「ああ、またおまえか。いくら怪我したら気が済むんだ?司書利」
こっちはせっかく「あの女」を陥れる作戦を考案していたっていうのに。全く迷惑な奴だ。
まあ、奴は2日に一回は必ずここに訪れる常連みたいなもんだから仕方が無いといえば仕方無いか。

「うるせぇ!とっとと包帯をよこせ!」

「・・・まったく。うわ!お前これ、折れてるじゃないか!大丈夫か?」

「もう慣れた。それより、俺は医者と薬が大嫌いなんでぇ!さっさとしてくれ!」

「慣れたって・・・まあ、とりあえず患部を冷やして固定するから、座れ」

「む・・・」

そう言われると、司書利は素直に座った。怪我慣れと共に保健室慣れもしているわけだから、その方が早く終わるとわかっているんだろう。
もちろん、こちらとしてもそうしてくれた方がありがたい。

「はい終わり。まあ小指だからギルティにも支障は出ないだろうが、くれぐれも安静だからな。そこんとこ注意するんだぞ?」

「わかった!じゃあな、先生!」
本当にわかったのか。いや、あれは絶対にわかってないな。思いっきり手振りながら走ってるし。たぶんまた近いうちにここに来るんだろうな・・・

ガラララ・・・ピシャッ!



ドガシャーーーン!!!
「うわぁ!」
「シッショー!!!」

はぁ・・・疲れる・・・

716前スレ566 ◆ygN.beZ4mM:2005/05/30(月) 23:12:00 ID:6DsBNTB.
>>650
ごめんなさい。

えー・・・と、もう、何て言ったらいいかわかりません。
というか、問答無用ですよね。誤魔化さずに、とっととSS書き込みます。

>>591


範馬との対戦を終え、ひとつ溜息をついて伊津は言いました

『つぅ〜むじぃー』
伊津は首を斜めにゴキゴキ鳴らしながら、声をかけました
<・・・・・んっとに本人をキャラが違・・・・え?>
ちょっ、まさか今までの話聞いてなかったんですか!?もー、返事してたくせにー
なんていう迎の文句をスカしながら伊津は続けます
『今日はもーやめとくよ。すまないが後は一人で頑張れ』

がくっ よたっ ふらっ ずざぁぁぁぁ

迎は思わず花鳥風月をしながら、地面と仲良くなりました
<・・・・・・何ですと?>
地面に転がったまま、問いかけます

『いや、あの・・・もう戦りたくないなぁ・・・って;』

迎の起き上がりタイミングがズレ、伊津のTGが少し溜まりました

R e v e r s a l !!

<流水の舞ッ!>
ゴィンッ
伊津の顔面にふわふわした重い衝撃があり、メガネは吹き飛び仰け反りました
<おぉぉぉんッッ!>
ガシッ グラグラグラグラ
伊津の無防備にさらされた喉元へめがけ、迎は両掌から飛びつきました
<なに言ってるんですか!!!精神科連れて行きますよ!?>

『ぎぶギブギブギブギブムリムリムリムリグゥオォォァァァァァ』


誰も止めに入らないのでそのまま伊津を絞め揺らし怒りを発散させ終え試合終了。


―――仕切りなおし

何事も無かったかのように対戦が続く体育館、その壁際にて。

<・・・で。どういうことですか。>
迎は壁に背を預け、伊津に目が見えないように僅かに俯きながら厳しく問いかけます

その隣で、こちらはやや天井を仰ぐ体勢で、伊津は壁によりかかっています
『・・・いや、言葉どおりだよ。これ以上やってもいい結果には・・・』
<諦める、と?・・・なんでそんな逃げ腰なんですか。>
迎は右拳を握りこみベキベキと鳴らします
『あのな・・・うーん、何ていうか、・・・アレよ。引き際が肝心』
<ここは引くとこじゃないでしょうがっ!!!>

ゴッ

壁を叩きました。伊津の髪の毛がぶわっとたなびきます

しかし、伊津は動じませんでした
そのまま、喉に力をいれ、やや低い深刻な声で言いました

『引くしかないんだ。もう、な。』

迎の顔から興奮が引き、全身に漲っていた力が、悪寒へと変わりました

『さっきの戦いで、もうダメになっちゃったんだよ。今の俺ぁお前にだって勝てない』

固めた拳をほどき、伊津との距離を縮めながら迎は囁きました

<・・・出ちゃった、と。単に調子悪いとかではなくて>
ふっと目を閉じ、か細い息を吐いて答えます

『ん〜・・・タイミング最悪だよなぁ・・・』

717前スレ566:2005/05/30(月) 23:13:55 ID:6DsBNTB.
一体何が「出ちゃった」のか

―――それは、強迫観念とでも言うべきもの 伊津の戦力を、限りなく奪い削ぎ去る
もの
シビアな二択を迫れない、有効とわかっていても暴れることができない
戦況に即した判断だったとしても、逃げられない、待てない
何か追われ逃げ惑うように動き続けてしまう、状態異常



元々伊津は、寒い行動とは何か?それがどれほど嫌らしいものなのかを徹底的に叩き
込まれています
ガチ霧ハメ1万回、ジョニー対総当りガン待ち組み手、FCD解禁大会、常識無視の心理戦等々
数多の苦行を与えられ、その全てを従順に乗り越えてきていました
そのうえ各地のゲームセンターを廻り、口プレイや台蹴り等のゲーム外行動も多く経験し
そういう行動に対する背徳、嫌悪といった下地が十分だったのもあるでしょう
そこに、少し普通でない刺激が加わり、伊津の心に大きな亀裂が生まれてしまいました

それが発露したのは、あるプレイヤーとの対戦の時でした

ジョニーというキャラは、
ハメ――あまりに一方的かつ強力故に、対戦車に不快感を与えかねない技・連携――を持つキャラでした

当時のそれは、状況が狭く限定されており、単純に「勝ちパターン」と呼んでも差し支えのないモノでしたが
そう割り切れるほどに、伊津は成熟していませんでした

そして不幸なことに、彼は研究熱心だったのです
GGをやること自体が楽しく、例え今やっていることがハメに繋がる研究だとしても
自分のキャラクターがより多彩に動けるようになる、そのことが嬉しくて仕方が無かったのです

結果、彼は現存のハメを昇華させることに成功してしまい
それをまるで習慣のようにあるBBSに書き込みました



しばらくして、全く知らない土地へ遠征した時のことです

718前スレ566:2005/05/30(月) 23:14:39 ID:6DsBNTB.
(ここにはギルティあるかなぁ…?)

いつものように全く無計画に街を散策し辿り着いたため、GGがあるかどうかすらわからずに伊津は入店しました

(…お、メダル制だ。100円3コインで…よっしゃ、ギルティは1回1コインだ ♪)

GGの台を見ると、スレイヤーが連勝しています
どんな人かな…強いと良いなぁ…なんてことを思いながら伊津は対戦台を眺めていした

勝ち一撃準備。
起き攻めや遠距離での挑発的敬意。
6Kや6Pの挑発的連打、崩してもまともにコンボすらしないやる気の無いプレー。
とにかく吸血ばかり狙い、躊躇い無く10回噛んでパイルバンカー
気絶、一撃。

それだけなら、まだ許せた
やや強い負の感情を感じるのみで済んだ
しかし

N択を食らえば台叩き。
N択を当てれば嘲笑的発言。
相手がミスれば罵詈雑言。
自分がミスれば現実否定発言。


(……何だ、こりゃ……)


気がつけば伊津はコインを投げ入れていました
画面には、薔薇を投げるカレーコート着用の男がいます

既にそこには伊津といいう男はおらず
ただ怒気敵意闘気害意の塊がいるだけでした
ただ愚して弄するために、全力を尽くす者がいるだけでした

719前スレ566:2005/05/30(月) 23:15:22 ID:6DsBNTB.
heaven or hell ? Let's lock !!

開幕初撃、背面打ちと幻惑の噴霧、両雄の攻撃は空撃となる
次撃、吸血鬼は横蹴りを繰り出し、コートの男は後ろへと飛び退いた
即座追走、逃すまいと空を駆け…ようとし、霧を纏った吸血鬼は爆炎に弾かれた
焦げた空気と焼けた酒気の中をコートの男は飛翔する
雲すら感じられる高空から落ちてくるコ−トの男に対し、吸血鬼はくるりと反転、
全身を乗せて剛直に拳を突き出す
コートの男が地面へと着地する前に、その腹部にめり込むと思われたその拳は再び爆炎に包まれる
先程落ちてくると認識した地点よりもやや後方、
拳の範囲より遠くに移動しコートの男は着地したようだ
吹き飛び倒れこむ吸血鬼を逃すことなく踏み込み、布石の金貨を投げつける
間隙ここに有りと言わんばかりに空転し襲い掛かる吸血鬼だったが、霧に紛れた疾風怒刀により
完全に不意を突かれ上空へと吹き飛ばされる
あまりの速さにまるで空気が壁となったかのように体が動かず、吸血鬼はただ沈黙するしかなかった
地球の偉大なる重力と烈雷の如き刀撃に、吸血鬼は砕け散った



1ラウンド目、あまりに綺麗に勝ってしまったが故に、伊津の負の感情は少し静まっ
てしまいました
その静まり具合は、緊張の糸が切れたと表されてもおかしくないぐらいでした
それでも開幕に、挑発の意味を込めて再びバッカスサイを放つ程度のことはします

噛まれて咬まれて吸われて打たれ、無防備な時に散々挑発と敬意を繰り返されました

動けるようになる前に蹴られて蹴り上げられて打ち上げられて叩き落され、ラウンド
を取り返されます
当然のごとく、フィナーレを予告されました

再び負の感情が灼けつき燃え上がります

最後のラウンド、両者共に警戒したようで開幕はどちらも下がります
互いに何もせず歩み寄ります
どちらも手を出さないまま接近、開幕よりもさらに近い、あらゆる技が届く距離に
なったところで共に金サイクを打ちました
全く同時に着地、全く同時に踏み込みあいました
ただ僅かにジョニーのほうがステップが短く、それ故に次の瞬間吸血鬼は首から吊り上げられていました

しかしそこからはカスり傷程度のダメージも無い金貨を一枚当てたのみで済み
コートの男は空高く飛び離れました
当然、吸血鬼も好機と見て後退し戦いは仕切り直されます
否、仕切り直すどころか、コートの男はどんどん後退します
吸血鬼が拳を突き出しながら音速を超えようが、上半身をブレさせ的を散らしながら接近しようが
全く構わず、ふわりふわりと下がるのみです
ついにコートの男の背後には逃げ場がなくなってしまいました
しかし用心深い吸血鬼は急に接近することはせず、じりじりと歩み寄っていきます
そろそろ吸血鬼の回し蹴りぐらいなら届こうかという間合いに入った、その刹那
一瞬コートの男がしゃがみ、何か青い閃光が散った―――そう思った時には
コートの男は既に吸血鬼の頭上を飛び越えています
その鋭さに反応できず立ち尽くす吸血鬼の後頭部へ、通りすぎたハズの男の蹴りが叩き込まれました
まだ状況を把握できていない吸血鬼へ、コートの男は次々と攻撃を繰り出します
拳、拳、足裏蹴り、金貨と鋭い打撃ばかりを繰り出され、吸血鬼は棒立ちでただ守ることのみで精一杯です

―――「足元注意だ」

その声が聞こえたと同時に吸血鬼の身体は、まるで重力から切り離されたかのように打ち上げられます
しかしそれは錯覚で、やはり身動きのとれないまま、ただ落ちていきます
――着地
何故追撃を加えないのか・・・そんな疑問を挟もうとした刹那、再び布石の金貨を打ちつけられました
なんとか体勢を立て直し、さぁ起き上がって戦闘再開といこうじゃないか・・・等とのたまう間もなく
正面には布石の金貨。反射的に防御に成功する、が
吸血鬼の視界に広がるのは爆炎、再び地面へと叩きつけられます
またともなしに布石の金貨を投げつけられ
既に何度目かわからない爆炎に包まれました

布石の金貨。
足元注意だ。布石の金貨。
踏み込みが甘いね。
いい的だぜ。布石の金貨。
布石の金貨。足払い。
構えて、構えをといて、飛んで、斬りつける。
足払い。
構えて、構えをといて、踏み込んで、飛んで、斬りつける。
爆炎。
少し待つ。
爆炎。
少し待つ。
足元注意だ。


混乱と、蹴りと、爆炎にみまわれ
そのまま、吸血鬼は二度と起き上がらなくなりました。


――――S L A S H

720前スレ566:2005/05/30(月) 23:16:32 ID:6DsBNTB.
がごっがらがらがんっっ・・・からからから・・・・


台の向こう側から聞こえる、何か金属製のものを蹴り飛ばしたというような音がしました。
怒鳴り声と、制止する声、他に悲鳴やら野次やらも聞こえます


『あぁぁ・・・・・・くそッ・・・・』
―――虚脱感。
怒りによって、もたらされた力、あれはどれほどの無謀であろうとこなせそうなものだった。
その怒りが沸騰するのを止めた今、俺の中に残るもの。

レバーを握る手は汗にまみれて震えており
ボタンを押す指には全く力が入らない
背筋には怖気が走り
下半身の筋肉は、いったいどれほど硬直していたのかガクガクと膝のように笑っていた

怒りはなくなったというのに。
これっぽっちもすっきりなんてしない。
ただただ、嫌悪。
あらゆるものへの、嫌悪。
周りから注がれる視線が、全て軽蔑にしか感じられない。
中段を打とうか、投げようか、下段を打とうか
そんなことを考えた瞬間に思考が止まり、気持ちが悪くなる
たまらず、俺は捨てゲーした。


翌朝以後も、その感覚は伊津に残り続けました
攻めることができない、高校の二人組みにすら勝てない、
ジョニーのダイアグラム最低迷の時期の始まりでした

・・・もっとも、その時期のおかげで、伊津の防御技術は広がりを見せたのですが
最初の頃の負けっぷりは、語るのもはばかられる程です
せめてその一部でも伝えるために

60R程戦って、ダスト被弾率100パーセント

とだけ言っておきましょう


―――そして、体育館にいる、今の伊津達。


沈黙。

全くの、静寂。


あぁ、そこら中でギルティやってんのに。
聞こえやしない。

ひきぅっ

伊津の口から、細く・・・しかし急激に息を吸い込む音が聞こえました


<・・・っ>


迎は、伊津の左手を右手で包み、左手と右頬と右肩でしなだれかかります

<・・・っ・・・!>


強く、その存在を自覚させるかのように俺の右手が握られる。
暖かい。
隣にいる。
誰かが隣にいる。それだけで
泣きそうなくらい胸がシクシクしているけど
泣きそうなくらい胸がジンジンしているから
大丈夫。泣かない。

隣の優しい誰かに目を向けた

旋風の唇が動いている。苦しそうな目で見つめてる。
何か言っている。

聞こえないけど
旋風が何か言っているのだ
その小さな唇を振るわせながら
旋風が何か言っているのだから
・・・落ち着かないと。



『ありがとう・・・なんとかなった』
力の無い声でしたが、迎は聞こえたらしく、そっと離れました

<・・・戦えそう、かな?>
『・・・・・・少しは、な。まぁ・・・今までやった奴らには、完封されるだろうけど』
<ん・・・一緒、には?>
『あぁ、大丈夫。これなら、アドバイスはできる。そういうのに特化した状態だからな。』

<じゃあ、よろしく・・・お願いします。――――師匠っ♪>
迎は壁から離れ伊津へと向き直り、ぺこりとお辞儀をしました

互いにやんわりと苦笑いしながら、再び対戦相手を探しにでる二人でした

721前スレ566:2005/05/30(月) 23:50:04 ID:6DsBNTB.
―――最低迷期の伊津 Inオフ会

<いってらっしゃーい>
迎はそういうと、そそくさと振り返り去ろうとします
『いやまて、どうした』
わしり、と頭を捕まえながら伊津は問います
<ジョニーとかいって師匠のでお腹いっぱいッス。>
ビシッと振り向きながら迎は目に力を込めて敬礼します
ナニが悲しくてジョニーオフなんてものに顔出さなきゃいかんのですか。
言わずも聞こえるごときかな。伊津は手を離しました。
『・・・はぁ。んじゃ、今日は一人でいってくら〜。』



・・・で。来てみたはいいけどよ。
ダメっぽいなこりゃー。

対戦台が5セット並ぶ巨大なゲーセン
その地下一階の対戦コーナーにてそれは催されています
並ぶのはジョニージョニージョニー
まさしくこれは「両手いっぱいのジョニー」状態です
伊津は自らのスランプを脱出するために、今回のオフに混ざろうと考えました

しかし、逆効果でした。

そこでは誰もが真髄を見せ合い、後にジョジョブレと呼ばれる2HSを振り回していました

その中でもひときわのハッスル具合を放つ、伊津と同じく黄色のジョニー。
色こそ同じであれど、その差は歴然。
本当に同じキャラなのかと問いたくなってしまいます。

なんせそのジョニーは立ち回りで霧をぶっぱし
ガトリングからも霧を放ち
足払い>コインの後にも霧を出し
しかもその後に中段だがガードされたら大反撃確定の燕穿牙を重ねるのです
不幸にもその燕に当たってしまったジョニーは
既に霧がかかり、ミストファイナーのLvは2という状況から
霧(出)>ガード不能ミストファイナー>最初の霧が吹っ飛び中に当たる>ダウン追い討ちコイン>霧(出)
というえげつなさすぎて思わずスライドヘッドしてしまいそうな連携を使われてしまうのです
ダメージでいえば70のミストファイナーを延々と・・・
言わばガード不能のパイルバンカーを重ねられ続けているような連携なのです


・・・こんな突き抜けている人と、同キャラ戦なんてしたくない
そう思い、伊津は適当にソルでプレイすることにしました

画面端へ投げられ、6P>ミストファイナーと繋がれ、霧を出されました
(う、これはまさか・・・もしか)
そしてダウン追い討ち2P>コイン
(もしかしなくても、この間書いたアレだOTL)
受け身殺しの空中投げ仕込みFD
(ちゃんとやってくるなぁ・・・)
詐欺重ねのディバ青>FD
(うぉぉ・・・タイミングあってるよ・・・文章だけでよく会得したなぁ)
下りにJHSを出し
燕穿牙ッ!!
(うぁー�瑤修辰舛ʔ�
着地からフルコンボ入れられて、見事に倒される伊津ソルでした


・・・はぁ。

と、溜息一つ零して、とぼとぼと伊津は帰宅するのでした。

交通費:往復640円
対戦費:100円
移動時間:往復1時間半
対戦時間:1分


俺はナニやってんだOTL

・・・・と、へこみにへこむ伊津なのでした。

722前スレ566:2005/05/31(火) 00:47:04 ID:bj7Qh9yA
>>64
蘇留かわぇー 郁瀬引っ張ってくとはすごいパワーですねw
>>20
郁瀬の暴走テラワロスw
あとエディクラスの発表のとこ、もちろん選択肢5番一択でw
やっぱ松瀬のクラスの面々は笑わせてくれますね♪大好きです
>>463
ししょったーw
>>169
お久しぶりです
さりげに持ち込んでる諏訪のトマトサンドがナイスw
気の強いキャラと相まって某ラブコメの子を連想してしまったり
>>706
女の子二人、素敵な関係ですね・・・w
パイル厨処理とかそこはかとなく毒舌なのも気に入りました
いつか聖と蘇留と千夏の3人勢ぞろいとか見てみたいものです
>>127
うぉぉぉお!ガンガレ闇慈使いぃぃっっ!!
>>552
>俺の名見てからVV確定
ウワーン(つд´)ノシ
>>602
親(・∀・)イイw
>>542
ロボVSチップとは・・・難しいのに、ナイスです
っていうかエアさんなのだろうか
>>620
うわぁ�彤蘓桓圓縫妊↗坤▷爾魯⑤弔い茲�
>>283
御手空割子!?怖っ
っていうか学食のおばちゃんも!?w

うぉぉ・・・職人さんの人数がヤバいですね
久しぶりだから皆さんにレスしようと思ったら・・・w

723名無しさん@2周年半:2005/05/31(火) 01:40:38 ID:Ixx7uSHA
>>前スレ566氏
久方ぶりのGJ!
ジョニオフとはこれまたタイムリーなネタをw
…しっかし>>722を見ると職人さん増えましたなー。
いち読み手としては嬉しい限り。

724169:2005/05/31(火) 03:20:09 ID:TZ/Lh4Lo
>>前スレ566氏
どうもどうも(・∀・)そちらこそGJです。
カレージョニーと言われたら一人ぐらいしか頭に浮かんでこないw
トマトサンドの設定は諏訪のモデルとなった人物がいる小説からもってきました。

続きいきます。前回は>>690です。

――――教室の空気が重い。だが、それでいて刺さるように鋭い。
教室から・・・否、教室にいる生徒からそれは発せられている。
ほとんどの生徒から鋭利な殺気と針の穴に糸を通すような集中力が感じられる。
まるでチップがスレイヤーを相手にするときのようだ。
殺気や覇気、集中力が混沌としているのはあと数分後に起こる事態に備えてだ。
学食争奪と座席確保という闘い。いや、戦争だ。
これにはその日の昼休みをいかに快適に効率よく過ごせるかがかかっている
なにより今日は一日限定特別メニューの日。月に一回あるイベントで、メニューにはない豪華料理が食えるのだ。
作る手間と時間の関係で先着3名のみ。
だから今日はいつもより気合が入っている。もちろん食堂組全員。
授業の終わりをつげるチャイムが鳴る。
「お、終わりか。じゃあここまで。」
授業中に携帯電話や生徒手帳など、財布以外のものはしっかりと鞄の方に入れておいた。
コンマ一秒が生死を分ける。
「きりーつ」
すでに扉への通路は計画してある。俺の席は扉側の列から数えて二番目だ。
通常より、早く出れる。
「れい!」
スタートだ!
扉を迅速に開け、最初からトップスピードだ。
どうやら俺たちのクラスは若干早めに終わったようだ。他のクラスは明らかにスタートが遅れている。
今日は調子がいい。障害物が無いせいもあってか、スピーディに食堂へ突き進める。
だが、そんな俺の目に窓を通して飛び込んできたのは――――
ドスン、バタン、ゴロ。
二階である教室から降ってきた生徒だった。
降ってきたというより降りてきた。
地面についた瞬間、数回体を転がせたりして受身。
見事だ・・・地面接触時の衝撃を五つに分散していた。
「化物め・・・」
さすがに普段では見せないような技を使ってくる。これが新メニューの魔力か。
まだ勝負は終わっていない。俺も持てる限りの力を尽くして食堂へ向かった。

結果、俺はギリギリ三番目で新メニューにありつけた。
和食御膳花鳥風月。
もはや学生食堂のレベルではない豪華さの割に破格な値段。
続々と訪れる敗北者たちを前に、俺たち勝者は三人で互いの健闘を称えあった。
一人は二階から飛び降り、一人はテスタばりの罠を張って。そして俺はチップよろしくのスピードで。
俺たちは酷使した体を癒すように、目の前の食事に舌鼓をうった。

725169:2005/05/31(火) 03:23:33 ID:TZ/Lh4Lo
前回は>>724です。

食い終わり、満足感と幸福感が押し寄せる。舌を突き抜けて脳に直接美味の快感をぶつけられたようだ。
ああ、幸せ・・・
「お、お隣さんじゃねえか」
諏訪を発見する。丁度いい、食ったメニューを自慢してやろう。
諏訪がカウンターで注文をする。
「「トマトサンド一つ」」
あれ、声が二つあるぞ?
諏訪ともう一つの声の主が顔を合わせる。
「あれ、あなた・・・」
「そういうあんたは・・・諏訪?」
信じられないとばかりにお互いが目を大きく開く。
「奇遇ねえ、あんたのようなヤツがこんな学校にいるなんて」
「そういうあなたこそ。いい加減お琴ぐらいはできるようになったかしら?」
ぐ、と諏訪の相手が唇をかみ締めて顔を紅潮させる。
お互いが殺気を放っている。たぶん、ヤバイ。
誰も気付いてないようだが、この二人は今にも相手を刺しそうだ。
「ちょっと待て、落ち着けよお前ら」
「あら、織那君」
「はあ?あんたの知ったこっちゃないわよ。だいたいあんた誰よ?」
こいつ、初対面にこの口調か。
「俺は織那ってんだ。諏訪のご学友様だよ。お前こそ、誰なんだよ」
「どうでもいいわよ。あんたなんかお呼びじゃないっての」
こいつ、一回殴ってやろうか。
「この子の名前はネル=センダーク。ハーフだから髪の毛こんな色なのよ。中学のとき通ってた習い事で一緒だったの。」
その子はギロリと諏訪を睨みつけるが、軽く諏訪は無視。
「・・・よろしく」
名前をバラされて観念したのか、意外なほどあっさりと折れる。
髪の毛がこんな色というのは、この子は明るい金髪なのだ。
腰まである長い金髪を黒のリボンで結んでいる。
その腕や足腰は驚くほど細い。
凛々しさをまとってかっこいい系の諏訪とは対照的に素で可愛い。
「ああ、よろしく。で、えっとセンダークさん?」
「ネルでいいわ。そっちの方が慣れてるし。さんもいらない」
人見知りしない子なのかもしれない。
「じゃあネル。と諏訪。なんで揉めてるのかな?」
「こいつが私のトマトサンド奪おうとしたからよ!」
「あなたのじゃないと思うけど?」
「いいえ私のよ。私が先に注文したんだから」
「ほぼ同時だったけど・・・」
「あんたは黙ってなさいよ。私達の問題なんだから」
可愛い顔して口調はこんなんだ。
「じゃあ織那君に決めてもらわない?私達じゃたぶん収拾つかないと思うわ。」
顎に手をあて目を閉じ、考えるようなポーズをとるネル。
それは思わず抱きしめたくなるぐらい可愛い。これで性格と口調が穏やかだったらなあ。
「・・・わかった。じゃあそうしよう」
いや、するなよ。俺にそんな余計な権限を与えるな。
「じゃあさっさと決めて」
「御願いね、諏訪君。」
なんだよお前ら人任せかよ。
「ううん・・・」
悩む。というより、どっちが食おうが俺にはまったく関係ないんだが。
「ああ、じゃあネ」
「「?」」
言いかけて途中でやめた。
二人を見比べた感じ、ネルは細い割に出ているとこは出ている。一方諏訪は、ちょっと発育不足な体型だ。
そういう理由で諏訪はトマトサンドよりももっと栄養がある食べ物にした方がいいと思ったのだ。
だがそんな面と向かって「お前、胸ちっちぇえな(藁」みたいな事は言えない。
言ったら人として終わりそうな気がする。
「ねえ、早く決めて。時間がもったいない」
「ええと・・・そうだな・・・あ、ギルティで決着つけるっていうのは?」
我ながら最高の回避能力だ。恐らく俺はニュータイプを超えた。
「そうね、それなら・・・」
「なんの文句もないわ。勝負よ、諏訪!」
そしてトマトサンド争奪バトルがスタートした。

726169:2005/05/31(火) 03:25:39 ID:TZ/Lh4Lo
前回は>>725です。

「ま、負けた・・・いいわ、トマトサンドぐらいくれてやる・・・」
「ねえ、二人で食べない?話したいこと、いっぱいあるし。」
ライバルでもあり親友でもある関係ってこんな感じなのかなあと傍観。
「・・・遠慮しとく。勝負事ははっきりしておきたい。とりあえず他のメニュー頼んでくる」
数分後、ネルが持ってきたのはてんぷらそばだった。
「しっかし、奇縁よね〜まさかこんな場所で会うなんて」
「そうね、あなたがゲームするなんて当時じゃ考えられなかったわ。」
「私もよ。あんたがそんな趣味だったとわねえ、人間ってわからない」
「でも、ギル校入る前は不安だったわあ。私みたいな外人が受け入れられるのかなあって」
「実力主義だから関係ないんじゃないかしら?実際、いろんな国の人を校内で見るし。」
そういえば外人のチップ使いの女の子を見たことがある。
あの子、3on3でも見たような気がするが。
「オゥアーオゥアー」
っと、もう昼休み終わりか。
「あー次はあの授業かーかったるいなー」
「そう言わずに。いつもそうやって習い事さぼってたからお琴下手だったのよ。」
「あんただって料理下手だったじゃん」
それは初耳だ。
「そうなのか?」
「そりゃあもう。こいつの作る料理は毒っていうか兵器だったよ」
「へえ・・・」
諏訪は恥ずかしそうにうつむいている。
「あ、あなただって英語は書くのも読むのも全然ダメだったじゃないの・・・」
「そういうあんたもねー」
「なんだ、ハーフなのに喋れないのか?頭のいい諏訪でも無理だったのか?」
「いや、これにはワケがあるのよ・・・」
「そう、深ーい深ーい理由があるのだよ」
なんだろうとても気になる。
「差し支えなければ教えてもらえないか?時間がないから簡潔に。」
「それはね・・・」
ゴクリ。
「このSS書いてる169ってやつが途方も無いバカなのよ」


>>20
ちょっと一二三ちゃんお借りしました(・∀・)

727169:2005/05/31(火) 03:31:48 ID:TZ/Lh4Lo
うあ、試合解説っぽいの間違えて削除してるOTL
すいません、一応貼っておきます。>>前スレ566氏

諏訪はジョニー。
ネルは・・・エディか。
女性でエディというのは初めて見るな。
そして試合が始まる。

ネルは丁寧というよりかはキャラ差を全面に押し出すタイプのエディだった。
JKを先端で当て、ドリルをばらまき適当に常時。
諏訪はドリル読みの低空ダッシュやミスト上段ばらまき。
プレイヤー性能で見たら諏訪の方が若干上といった感じだろうか。
だが、さすがに完封するというのは無理な話でうっかりドリルに当たってしまい、起き攻めで殺される。
諏訪は画面端に追い詰めたら逃がすことなく倒しきる。
力は拮抗していたのか、2−2までもつれこみラストラウンド。
ここでネルは開幕は安全性を重視したのか後ろJK。
諏訪はそれをガン読みしてミスト上段で画面端へ吹き飛ばし、そのままパーフェクトで葬るという内容だった。
勝負をかけた諏訪が、見事に読み勝ったのだ。

728706:2005/05/31(火) 11:57:31 ID:YJFzigpU
とっとと入学させないと修学旅行にも学園祭にも乗り遅れてしまうのに、まだまだ時間がかかりそうなこのキャラ、次の祭りに間に合うのだろうか…(汗


前回は>>708

これが10年近く付き添った幼馴染に対する信頼か、最初は渋い顔をしていた両親も『悠』という単語には敏感に反応し、
思ったよりもずっとあっけなくギル高への入学は許可された。
あとは入学試験を受けるだけだ、悠の話によると試験内容はギル高教師とギルティ勝負をするだけらしい。
『ソルに10割入れられたチップも台バンしなかったって理由で入学許可されたんだから気にしなくても大丈夫』なんて
言ってたけど心配にならないわけが無い、1年のブランクは以外に重く今は毎日勘を取り戻すためにゲーセンに通ってい
る状態だ。
「ていうか、あの学校がおかしいんだよ。」
布団の中、負のオーラ全開で愚痴る… 書類を出したのは今朝、直接ギル高にまで持っていった、明日の朝には入学試
験がある。このスピードはなにかがおかしいとしか言いようがない、悠が手をまわしていたのだろうか…
頭の中で信じられないと思いつつも、結論は一つ アイツなら有り得る…
考えるのはもう辞めよう、どっちにしても明日は全力を出して勝負をするだけだ。

翌朝、ギル高にて。
「おはよー。」「おはようございます。」
悠と、もう一人少女が校門で出迎えてくれた。少女の印象は悠とは反対でしっとりとした雰囲気、暗くはないが引っ込み
思案と言われればすんなり受け入れられる程度にうつむいている。
「お久しぶりです。」
どうやら少女の方は私と面識があるらしい… しかし全く分からない。
「んー、千夏がギルティ辞める2ヶ月程前から毎朝ゲーセンに来てた子ね。」
思案… 確かにそんな子がいたような気がする、たしかテスタ使いで対人戦は全然だった子だ。
「そういえばいたねー。悠といっしょにギル高にはいったんだね。」
「ぁ、はい!」と大げさ過ぎるほどの反応を返してきた。可愛い、なんだか人形と妹属性を足して2で割ったような子だ。
「私は頑張って合格してみせるから、これからよろしくね。」
「まぁ、別の言い方をするならこの前千夏に3縦した髭だよ。」
確かに有り得るとは思う、むしろそれを想像しなかった自分を呪いたくなるほどに。
――前言撤回――
「そんなの認めない! 私はぶっパイルを無敵吸血で吸い取る世界に来たんだ、いつかあの髭を3縦で返すまで私は君とラ
イバルだと信じたい、信じ込むよ! 友達だなんて言わない!」
「すいません…」
ハイ? 予想外の反応だ、笑って流してくれるかこのままゲーセンになだれ込むと思ったのに。
「私、まだ主キャラテスタで頑張ってるんです。」
LVの違いを思いしらされた気がした、そうこうしているうちに職員室に到着する、まさかこんな気分で入学試験をうけるこ
とになるとは思いもよらなかったよ。

729169:2005/05/31(火) 23:55:25 ID:l1s2BJ9U
727で>>前スレ566氏とアンカー打ってありますが気にしないでください・・・
俺ミスしすぎ(´Д`;)

73064:2005/06/01(水) 17:44:18 ID:TSS5duvg
>>711


「それでは第一回戦、チーム『マッセ』対チーム『紙忍者』の試合を行います。
 両チームはコートに入ってください」

このチーム名……チップクラスの生徒だと考えて間違いないだろう。
俺は知っている。ヤツらは以前ギル高行われた球技大会で、手裏剣による攻撃をしていた。
普通なら反則だが、あいつらも曲がりなりにも忍者である。審判にバレないようにやるなんて造作も無い。

「永園…手裏剣には気を付けろよ」
「るせェ…オレに話し掛けんな」

バレーは連携が大切なのに…これじゃあかなり苦戦しそうだな…。

―――ピィーーーーー!!

「サーブはチーム『マッセ』から!」

良し…まずは様子見から行くか…!!

―――ぼんっ!

オーバーサーブを放った。

―――ピィーッ!!

久しくバレーなんてしていなかったからだろうか。
筋力が無いからだろうか。運動神経が極端に悪い所為だろうか。

「アウト!」

俺の放ったボールはふわふわと飛んでいくと、コートから思いっきり外れた所に落ちた。
ボールがあさっての方向に飛んでいった事もさることながら、
そのあまりにも弱々しい球威に我ながら驚いてしまった。

「てめェやる気あんのか!?」
「て、手が滑っただけだ!」

サーブが相手チームに移る。

「とぉー」

間延びした掛け声でボールを打つ。これなら俺でも楽に返せる。

―――ぼんっ!

アンダートス。

―――ピィーッ!!

「アウト!」
「あ、あれ?」

またあらぬ方向へ飛んでいくボール。

「テメェ…」

流石に雲行きが怪しくなってきた。もしかして初戦敗退?カッコ悪すぎる。

「オレに恥かかせるつもりか!?あァ!?」
「ま、まぁ待て!早まるな!次は入れてやる!」

再びサーブを撃つ。

―――ピィーッ!!

アウト。ギャラリーから笑い声が聞こえてくる。

「いい加減にしろよ…」
「次こそ大丈夫!!」

また相手チームがやる気ないサーブを放ってくる。
そもそもアンダートスは苦手なんだ。オーバートスなら大丈夫。

ぼんっ!

―――ピィーッ!!

「アウト!!」

―――俺は一体いつからドジっ子キャラになってしまったのだろう。

73164:2005/06/01(水) 17:45:28 ID:TSS5duvg
早くも4点も相手に与えてしまった。しかも全部俺のミスのせい。
是が非でも入れなければならない。見た目は多少悪くなるが、アンダーサーブに変更だ。

ぼんっ!………ぱすっ……

へろへろろ飛んでいったボールはネットに引っ掛かってしまった。ギャラリーからまた笑い声。

(ちくしょう…筋トレでもやってりゃ良かった…)

「とぉー」

(トスだ…今度こそッ!!)

―――ぼんっ!

アンダートス成功。ボールが天高く舞い上がる。
タイミングを見計らって永園が飛び上がろうとした…そのとき

「シュリケーン!!」
「なッ!?」

黒い手裏剣が永園の頬を掠めて行った。バランスを崩し、永園が地面に落ちる。

「野郎…いい度胸してるじゃねェか…」

永園が相手を睨みつける。しかしチーム『紙忍者』の面々はニヤニヤと笑っているだけだ。

「ムカツクぜ…」

6−0。ビーチバレーは1セット9点が一般的。勿論この大会でもそうだ。
後3点入れられたら終わり。なんとしてでもサーブを入れなければ…

「はッ!」

気合を入れて放ったサーブは球威十分。しかし方向は相変わらずだった。
7−0になる。
相手のサーブを何とか返そうとするが、俺も永園も手裏剣に阻まれて全く手が出せない。

「糞が…反則ばっかしやがって…!」

そしてついに8−0。マッチポイントである。このサーブを外せばその瞬間に負けが決まる。
仮に入れたとしても忍者共に勝てるとは思えない。
でもやるしかない。諦めたらそこで試合終了ですよってどっかの偉い人も言ってた。諦めちゃ駄目だ。
これが最後のサーブになったら死んでも死にきれない。入れてやる。

「はッ!!」

―――バシッ!

スピードも威力も頼り無いサーブだった。でも方向はバッチリだ。ネットも辛うじて越えている。

(入った…!)

「TOO LATE!!」

しかしそこにはギル高の誇る忍者。一瞬で落下地点まで転移する。

(マジかよ……くそ!ここで負けるのってのか!?)


          シッショー!!


―――まさか。

ありえない。会場にいる全員がそう思った。
だってアレだぞ?ビーチボールが腕に当たっただけだぞ?ビニール製で、滅茶苦茶やわらかい。
しかもアンダーサーブで球威もかなり弱かった。虫も殺せないようなボールだ。

「HEY!!DOCTOR!!COME ON!!」

もう一方のチームメイトが血相変えて医者を呼ぶ。
白衣を纏ったドクターがすぐに駆けつけ、生徒に聴診器を当てた。

「明日が峠です」

こうして俺達は一回戦をなんとか突破できたのだった。

732名無しさん@2周年半:2005/06/01(水) 21:13:42 ID:rDjIB3x6
>>64
一発でやられるのワロタww

ビーチバレーのルールとかよく知ってるなと感心してしまった

733名無しさん@2周年半:2005/06/01(水) 22:33:50 ID:ZlbdslKE
ここまで来るともうス〇ランカー並だなw
64氏GJ!

734名無しさん@2周年半:2005/06/02(木) 00:01:42 ID:9T3NMn1Y
転移していることを自然に受け止めている、そんなスレ住人が大好きです

735昔は61でした。:2005/06/02(木) 00:09:26 ID:5YZcR5kM
64氏GJです!!
永遠のパイル並みのスパイクに期待。

>>734
ここの住人は僕を含めもうすでに『チップ使いは転移くらいできるのは当たり前』と思ってますからwww

736名無しさん@2周年半:2005/06/02(木) 03:11:28 ID:xNEt5mdo
てことは一二三も転移できるのかw

737566:2005/06/02(木) 08:57:50 ID:aRIdIeog
そうそう、だからジョニー使いの私もリアルドリルデンジャーできますよ、と。
・・・図書室の人に怒られるけどw

738名無しさん@2周年半:2005/06/02(木) 12:36:26 ID:ZgIojC4I
そして図書室の書司さんにリアルメイパンチ食らってピヨる前スレ566氏。

739名無しさん@2周年半:2005/06/02(木) 16:54:00 ID:x0AzhW.2
(´ー)。οΟ(ギルティの技を実際にやってみるスレ……?〉

74020:2005/06/02(木) 17:54:42 ID:67Nq1Pv.
・・・ヴェノム使いの私はどうすればいいんだろうか。。

>>全職人
みんな超GJ!!数が多くてレスしきれないww
====================================================================
>>713-714

-放課後-

「愛、帰らないの?」

「ん?あぁ、悪いな。起きるまで待ってるわ」



そういって愛が目線を向けた先には、昼間パイルCHを喰らって死に掛けた松瀬の姿。
よく気絶している。。かれこれ4時間くらいだろうか・・・。


「本人に知らせないんじゃマズイだろ?」

「ふ〜ん、それじゃあたし達は帰るね。」
「ばいばーい。」


そういって教室に残った愛。
今教室に残っているのは愛を含めて計6人。


「緒土のせいで残ることになっちゃて、悪いわね。」
「いいって、これが俺の仕事だし。」

そう言って、聖が愛に謝る。
もとを正せば誰が原因なのかは一目瞭然なのだが・・・、


「あ、そうだ。カイでコスプレするっていう件なんだけど、あれ参加で良かったのかな?」


2秒の沈黙の後。
気がつくと聖の手には封雷剣が握られていた。


「いや、ほらコスプレとかって、私そういう柄じゃないっていうか・・・、
 やっぱりそういうことはワザワザ私がやることでもないかな〜って。」

「はぁ、、?」


(そうは言ってるけどさぁ、、
 その封雷剣スゲー似合ってるわけなんだけど・・・。

 あの腐女子の反応を見るに・・・、引きずりこんだほうがイベントは盛り上がるな。)


「やれよ、聖。」


「あ、松瀬おはよ〜。」
「・・・鳩尾がまだ痛む。」


いつ目が覚めたのか、松瀬が目を開けていた。

(やっと起きたか、4時間30分・・・おそるべし江辻 聖。)

74120:2005/06/02(木) 17:55:15 ID:67Nq1Pv.

「カイのコスプレだろ?部活見学の時に一回やったんだからやれよ。」
「ちょっと緒土、あのとき私がどれほどの屈辱を受けたと思ってるの?」
「でも、似合ってたぜ。なぁ?」


松瀬が周りの面々に同意を求める。
三綾、紙野両名とも大きく頷いている。

(聖の方は若干頬が赤く染まっているが・・・、あぁ、窮地に立たされて焦ってるんだな。)



「で、参加・・・するの?」





「・・・そこまで言われたら、、してあげてもいいかなぁ〜。」

顔を赤く染めて半ばヤケクソ気味に参加を表明した。


(・・・あぁ、そういうことか、俺もまだまだ鈍いな。
 っと、そうだ、本題はこっちじゃない。気絶してた方だ。)


「で、松瀬君の方なんだけど・・・」
「ん?なんで俺が?」


気絶していたので、郁瀬に仕組まれたことは知る由もない。
知らない方が幸せなこともあるというが、、正にこのことだろうか。

(・・・さっきから郁瀬の目が爛々と輝いてるな。
 わざわざ俺が説明するまでもあるまい、5秒後には郁瀬が喋るだろう。)



「兄貴ぃ〜、わ、わた、私が、、」


「――――!!?
 わ、悪い、俺今急用を思い出した。かっ、帰らないと・・・!」


「私がヴェノム、兄貴がエディのコスプレですよフォォォォォォォォォ!!!!!」
「ぃぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

そう叫ぶと郁瀬は松瀬に飛び掛かって動きを止めた。


(!!恐ろしい、、噂には聞いていたが・・・ここまで恐ろしい人種だったとは!?
 まるでこの2人は、、女性向け同人誌から飛び出してきたかのようだ・・・。)


「で、、参加・・・?」
「ふざけんな!自分からディエルタ・エンドに突っ込むようなもんだ!!」
「・・・正直回避不能参加一択に見えるんだけど。」


松瀬の上にはいまや『フォモード』に突入した郁瀬が跨っている。
おそらく、これでも力をセーブしているに違いない。


(たぶん、この場に誰もいなかったとしたら・・・やめよう、考えたくない。)

74220:2005/06/02(木) 17:55:48 ID:67Nq1Pv.

自分からディエルタ・エンドに突っ込む、
松瀬は郁瀬とペアでザトーのコスプレをすることをそう比喩した。

愛は知っている。大会で一二三のディエルタ・エンドに突っ込んだジャスティスを・・・。
確かに、あれはどうしようもなく恥ずかしい。


「ちょっと緒土、あたしだけコスプレやらせるつもり?」
「兄貴、エディ無きヴェノムは正につがいを失ったようなものっすよ!」


半ば脅迫、拷問とすら取れなくも無い説得が始まった。
なにより、聖が封雷剣を持っているのが怖いところだ。

(あの封雷剣・・・ホントに雷出たりしないよな・・・?)


「俺はやらないと言ったらヤラn「スタンエッジ!」

「ピリッとキターーッ!」


(・・・出た!?
 危険だ・・・!俺の直感だが、先ほどのパイルも加味して考えると、江辻 聖には十分な殺傷能力がある。。)


「くっ、何と言われようが俺はコスプレなぞしない!!右渡にちか・・・いや、F氏に誓う!」


以前右渡に誓いをたてて即破ってしまったことを思い出したらしい。
咄嗟に現在の主力戦術『F式』立案者『F氏』に誓いをたてる。

だが、その横では両手を胸の前でクロスし、封雷剣を構える聖の姿があった。




「・・・これを使うとh「それはヤメロー!!」




(・・・チャージアタックも出せるのか!?
 この調子だと・・・いつセイクリッドエッジやライジングフォースを放つか解らないな・・・。)


「・・・わかったよ、やってやるよ。"エディ"だろ?」



遂に観念したのか、松瀬がギブアップを告げる。

またしても彼の誓いは人知を超えた外的要因によって破られてしまった

郁瀬が雄たけびを上げているが、まぁここは触れないでおこう。


「それじゃ、俺は仕事が終わったから帰らせてもらうわ。」
「あ、ちょっと残ってくれないか?話があるんだ。」
「・・・?」

743名無しさん@2周年半:2005/06/02(木) 18:56:56 ID:9R5PKyH6
実はここに「ギルティの技をやってみるスレ」みたいなのがあったりなかったり

【最近の台蹴り、台バン事情】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/game/5275/1116676468/

744前スレ566:2005/06/02(木) 19:16:03 ID:tVRinOWw
さすが松瀬、そうキタか・・・・
この先での郁瀬その他の反応を想像してワラw

745前スレ566:2005/06/02(木) 19:21:48 ID:tVRinOWw
さすが松瀬、そうキタか・・・・
この先での郁瀬その他の反応を想像してワラw 楽しみ

746283:2005/06/02(木) 20:06:01 ID:X9gQUcL.
前回>>695

あー祭りに遅れるーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


━━放課後━━

腐女子「大黒、音鳴、明日テストな?」


・・・は?・・・なにゆってるんですかせんせぇ?


腐女子「お前らが入ってくる前に学科試験があったんだ。
     それを受けてもらう。赤点取ったら退学もありえるぞ」



    、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
    _)                                                (_
    _)  ナ ゝ        ナ ゝ  /   ナ_``  -─;ァ              l7 l7   (_
    _)   ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o    (_
    )                                                (
    ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒



腐女子「じゃ、そういうことだから。勉強ガンバレよ・・・
     つっても今からじゃ自分のキャラぐらいしか手が回らんかな」



そんな馬鹿な・・・折角苦労して入学したのに・・・

「やややややべべべべべべべうぇっ」

「落ち着けよ閃」

コイツがなだめても何の効果も無い。狂助は勉強できるのだ。

「なんでギル校に学科試験があるんだよ!?」

「自キャラに偏らず広い知識を習得するため・・・って学校案内読んでないの?」


確かにそんなもんあった気はするが・・・一度も見ずに捨てた気がする。

「つーか何勉強すりゃいいんだよ!?」

「前の学校の勉強は必要ないだろうしね〜」

狂助と俺が悩んでいると

「仕方ないなぁ・・・じゃあ私んちで勉強する?」

と、割子。コレを聞いて俺はガラにも無く取り乱してしまう。


「いやいやいや、男2人が女の部屋に行くってのは問題あるだろ!」


「大丈夫よ。コレでも私空手やってるから。襲おうとしたら2人とも殺すつもりだから」


ニタリと笑う割子に俺たち2人は背筋が凍りついた。


━━御手空の部屋━━

正直俺は女の部屋に入るのは初めてだ。狂助も一緒とはいえそれなりに緊張もした。



しかし、

「女の部屋か?」

思ったことがそのまま口から出てしまった。

部屋の壁にはクイーン(フレディ)のポスターが、本棚には格闘技についての本とギルティムックのみ。


「洋楽好きなのは私のお兄ちゃんの影響なのよ、気にしないで。それより勉強よ」


(兄ちゃんがいたのか・・・やっぱギル校かよってんのかな?・・・まあいいか。)





・・・一時間後

割子「だから『下K対空ですかせる技』『天放石後に追撃の入るキャラ』は頻出だって!」

○| ̄|_ 

割子「端投げキャラ別爆コン!何でこんなのも覚えられないの?持ちキャラじゃない!?」

|||○| ̄|_ 



俺「っだーーーーー!!!!!こんなん覚えれるかよ!?つーか一日ッてのがムリあるだろ!?」

狂「俺もう大体覚えたよ?」

俺「うるせー!!お前とは頭の出来が違うんだよ(泣)」



割「嘆いてる暇があったら覚えなさい!!」



こうしてギルオタ達の夜はふけていく・・・

74720:2005/06/02(木) 21:28:08 ID:67Nq1Pv.
気合の修学旅行同行ズサーーーーーーーーッ!!!

>>283
焦らず慌てず頑張ってください、ハワイで待ってます!
======================================================================
前回 >>740-742

-飛行機の中-

今日から修学旅行です。
行き先はハワイ、実はまだ行ったことなんですよね〜。結構楽しみです。


・・・でもやっぱりギルティが絡むと思いますけど。


「・・・一二三、、あ、と、、どのくらい、で着く、、かな・・・?」

「え?まだ日本を出たばかりじゃないですかぁ。」

「あ、、あれ?そうだっけ??もう、、2時間は経ったものかと・・・ウエップ・・・。」


樹さん、さっきからこの調子です。
たぶん、ハワイに行くのが楽しみで緊張してるんですね〜。

周りのみんなも賑やかに話してます。
あそこに居る女の子達はどんな話をしてるのかなぁ〜?


「だからさ、やっぱりソル×カイだって!」
「違うよ、カイ×ソル!!」
「ソルの誘われ攻めだけは譲れないわよ!!」
「何言ってるのよ、カイ様が攻めだってば!!」
「それより、ザトーとヴェノムについて語ろうよぉ〜。」
「『あの方以外にぃー!』だもん、ザトーが攻めでFAよ!」
「でもヴェノムの武器はキューなんだよ!!?」
「それはビリヤードだからでしょ?ザトーとは関係ないよ。」
「そうだよ、ヴェノムがもともとヨーヨーで戦ってたのは公式設定なんだから!!」
「あー!もう、話の収拾がつかないー!!」
「カイ様が攻めったら攻めなの!!」
「ソルだってば!!ソル×カイ!!これしか無いの!!!」

「話題変えよ、ね、そうしようってば。」
「ん〜、じゃぁギル高男子のフォモ事情について。」
「お〜け〜、いいね。」






「個人的には、E組のS藤君とG組のB掘君がぁ〜」






「あぁ〜それ有るぅ〜〜!w」
「絶対あの2人は出来てるって!間違いない!!」









Σ(´ω`;;;;)










――――は〜い、シャットアウトォーーー!!!


これ以上は無理です、無理無理無理無理無理無理無理無理無理無駄無理無理無碍無理無理。



・・・ハァ、、音楽でも聴こうかなぁ〜。
これ以上あの会話を聞いたら頭から足の先まで沸騰しちゃいそうだよ・・・。



ん〜、やっぱり[THE MIDNIGHT CARNIVAL]は名曲だなぁ。





――太平洋上空を南東へ。

74864:2005/06/03(金) 17:50:40 ID:NlAuUQls
>>711


「では2回戦、チーム『見誤ったな』 VS チーム『レッドへイル』!!」

目の前のコートには見たことのある人物が2人。
1人はたしか赤井 雹ちゃん。先日の校内テストで対戦した。ちなみにぼくっ子。
そしてもう1人…雹ちゃんが「みっさー」って呼んでいた女の子。名前は知らない。

「サーブはチーム『見誤ったな』から!」
「聖ちゃんガンバって」
「任せて」

私は残念ながら超が付くほど運動音痴なので、なるべく聖ちゃんの足を引っ張らないようにしたい。

「雹、計算頼んだぞ」
「おっけい」

(計算…?何のことだろう?)

「いくわよ…」

聖ちゃんが腕を振りかぶる。オーバーサーブだ。

―――バシィッ!!

ピッ、と短く笛がなる。聖ちゃんに見惚れている間にボールはコーナーにピンポイントで決まっていた。

「は、速…」

そのあまりの球速に、チームメイトである私も驚いてしまう。
そしてコントロールも抜群。非の打ち所が無い。

「キャー!江辻様すてき〜〜〜〜〜〜!!!」

『江辻様ファンクラブ』とか『江辻様親衛隊』とか書いてある服を着た女子が騒ぎ出す。
当の聖ちゃんはその様子を見て顔を引きつらせている。

「あの細い体躯であんな速度のボールが打てるなんて……物理的じゃないなぁ…」
「計算狂った?」
「実際彼女が打ったボールの速度は大体分かったから…修正は容易…」
「まぁ…良くわかんないけど大丈夫なわけ?」
「うん」
「良し」

でも一番肝心な相手チームにはあまり動揺が見られない。手強そうだ。

「余裕ぶっこいてると一気に決めちゃうから……ねっ!」

―――バシィッ!!

(角度47.7度の放物線。運動エネルギーが……)

今度はさっきと逆のコーナーにボールが刺さる。
雹ちゃんが反応して腕を出したが、ボールはそのかなり下を通過していった。

(空気抵抗を計算に入れ忘れた…?いや、そんなミスはない。
 そうか、風か…?でもそれにしてはズレが大きい…?)

「大丈夫?雹」
「ん…。今度こそ完璧。ぼくがトスしたらツインテールの方を狙って。あっちの方が運動神経悪そうだから」
「あ、やっぱそう?金髪の方はちょっと人間離れしてる匂いがするよね」

う…私を狙ってくる気だ…どうしよう…

「あたしがフォローするから、そんなに気張らなくても大丈夫よ」
「う、うん…私も出来るだけがんばるよ」
「あたしがサーブで黙らせてやれば、そんな心配する必要も無いしね」

聖ちゃんなら本当にサーブだけで9点取りそうだ。でも相手チームもなにやら不穏な雰囲気を出している。
このまま終わりそうには無い。

「はっ!」

―――バシィッ!!

―――ぼんっ!

雹ちゃんがアンダートスでボールを反射させる。ネットのすぐそば、高さは丁度いい。
まるで落下地点が正確に分かっているかのような、素早い反応だった。

「良し!」

"みっさー"がボールに向かって飛ぶ。

「残念でした」
「あ!?」

―――バシィッ!!

"みっさー"がボールを打つ前に、聖ちゃんが一瞬でネット際まで出て来てボールを打った。
雹ちゃんの上げたボールはネットに近すぎた。
だからこちら側でも打てたのだ。3−0。

74964:2005/06/03(金) 17:51:16 ID:NlAuUQls
「…トスしたボールがあんなに前に飛ぶなんて…反射角度もそんなに大きくなかったのに…」
「まぁまぁ。そんなに気にすんなって」
「ん〜?何か忘れてるのかなぁ?」

「はっ!!」

―――ぼんっ!!

またアンダートスを試みる。
今度は想定よりも遥か後ろにボールが飛んだ。ラインを割ってしまう。
4−0。

(なんで?)

計算に狂いは無い。何か情報を見落としている。そうとしか考えられない。なら何を見落としているのか。

また金髪がボールを高く放る。

(―――!)

微妙に回転している…?
そうか、ドライブサーブを打っていたのか。ならボールの回転速度を計算に入れて…

―――ぼんっ!

最高のトス。ボールの回転も考慮に入れた。完璧な座標にボールを上げる。もう彼女のサーブは見切った。

「みっさー!」
「よっしゃ!後は任せろっ!」

―――バシッ!

みっさーの打球はあの金髪には及ばないが、それでもかなりのスピードだ。

「えいっ!」

三綾 俣奈(って名前だったと思う)に受けられるはずもなく、アンダートスを思い切り外してしまった。
"外した"……触れてもいない。
4−1。
ぼくの目に狂いは無かった。三綾はあの金髪より運動神経が悪い。いや、比べるまでも無い。
相当な運動音痴と見て間違いない。

「みっさー、サーブ頼んだよ」
「みっさー言うな。殺すぞ」

―――ぼんっ!


"みっさー"が恐ろしい台詞と共にアンダーサーブを放つ。
さっきの強力なスパイクを見る限り、オーバーサーブを打ってくると思ったのに…。
球威も球速もそこまで強くない。

(これなら私でも…!)

「えいっ!」

―――べちっ

「わ!?」

見間違いだったのだろうか。
アンダートスをしようとしたが、ボールが僅かに浮き上がって私の顔面にヒットした。

「あ、悪い!ワザとじゃないんだ!」
「あ、大丈夫です!大丈夫!」

球威は大して強くなかった。痛くない。それより、一体どうして浮き上がったのだろう?

・・・

「ま、間違いないッ!!あれは…ホップサーブ!!」
「あ?なんだそりゃ」
「 説 明 し よ う ッ ! !
 まず聖が撃ったドライブサーブ!これはボールに強烈な順回転を掛けることによって
 相手の手前でボールが急激に落ちる変化球を打つことが出来るのだッ!!
 そして今相手が撃ったのがホップサーブ!
 これはドライブサーブとは逆の回転を与えることによって、
 相手の手前でボールを浮き上がらせるのが可能なのだッ!!
 ちなみに熟練者でないと効果的なホップサーブを打つのは難しいぞッ!!」
「松瀬くん…いつからそんな解説キャラに…」
「役に立たねぇ知識ばっか豊富な奴だぜ……」

75064:2005/06/03(金) 17:52:17 ID:NlAuUQls
「ふっ!」

―――ぼんっ!

(また浮いた…!?)

「えいっ!」

外れる。どうしても浮き上がるせいでタイミングと落下地点がズレてしまう。4−2になる。

「俣奈、だいじょうぶ?」
「あの人のサーブ…手前で浮き上がっちゃうんだよ」
「浮き上がる?」
「うん」
「ホップサーブかぁ…でも浮き上がるって分かってれば大丈夫じゃない?」
「うん…なんとか頑張ってみるよ」

そうは言ったものの、それから続けざまに2点入れられる。頭で分かっていても体が変化に反応できない。

「このまま決めるぞ?」

―――ぼんっ!

またホップサーブを放ってくる。私がこれを取らない限り、いつまでも相手のターンだ。
聖ちゃんが私をフォローしようとすればコートが空いてしまう。私が取らないと。

「変化前を叩けばいいんでしょ…!」
「え!?」「な!?」

―――バシィッ!!

いつのまにか聖ちゃんがネット際に出ていた。トスを挟まずにダイレクトにボールを返した。
ビーチバレーは普通のバレーよりコートが狭い。
そのため素早くネット際に出ることが出来る。もちろん聖ちゃんの脚力あってこその芸当だけど。
5−4。相手チームも流石に動揺を隠せない。

「あの金髪……反則紛いの運動神経だよ」
「参ったな…でもサーブは見切ってるんだろ?」
「うん。もう彼女のサーブがぼくたちのコートに刺さることは無いよ」

まだ心は折れていないみたいだ。これで両チームの必殺サーブは封じられた形になる。
と言うことは、如何に敵のサーブを捌いてスパイクを叩き込めるか。
つまりチーム2人の連携が鍵になる。

(足手纏いにならないかなぁ…)

「ふ〜ん…見切ったって?言ってくれるわね。今までのはほんの挨拶代わりよ」

そう言って聖ちゃんはボールを空に放った。ギャラリーの目が上空のボールに集中する。
ジャンプサーブ。バレーの知識なんてほとんど無い私でも分かる。
なぜならテレビでやるバレーの試合では良く見るサーブだから。
―――プロが使うサーブだから。

タイミングを見計らって飛翔する。
すらっと天に向かって伸びた腕が鞭のように撓る。
しなやかで美しすぎる肢体。風になびく金髪がこれまた綺麗だ。同姓でも見惚れてしまう。

―――バシィッ!!

ボールを叩く音だけが海岸に響いた。
さらに球速が上がっている。それでもコントロールは相変わらず正確で、コーナーに鋭く刺さる。
しかもドライブも健在。むしろ強化されてる。聖ちゃんの美技を見て親衛隊が失神しだす。

「おい雹…なんとかなんねーのか、アレ」
「無茶言わないでよ…計算は出来るけど身体がついてけないよ…」

そのまま聖ちゃんがサーブを立て続けに4本決めて試合は終わった。

「勝者、チーム『見誤ったな』!」

初戦から厳しい相手だった…聖ちゃんがいなかったら確実に負けていた。

(私も頑張らないと…)

751名無しさん@2周年半:2005/06/03(金) 20:08:15 ID:bAQq3/4Q
>>64


最近ペースが早いのでうれしい

752名無しさん@2周年半:2005/06/03(金) 22:50:19 ID:1IneIfrw
>>64神は別格だな。
ほかのSS書きには悪いが、>>64神にはやはり及ばない。

753名無しさん@2周年半:2005/06/03(金) 23:19:33 ID:ksd.abo6
>>752
だからそういうのは思ってても言うもんじゃないっての。
チラシの裏にでも書いとけ! な!(AA略
他の職人さん方にもの凄く失礼だぞ。

遅まきながら64氏GJ!
聖が格好良すぎるよー(*´∀`)

754名無しさん@2周年半:2005/06/03(金) 23:21:26 ID:b6l.ASMQ
>>752
それは言わない約束だろうが・・・。
まあなんにせよ>>64氏GJ!!

755754:2005/06/03(金) 23:23:35 ID:b6l.ASMQ
>>753
ごめんかぶったorz

756名無しさん@2周年半:2005/06/03(金) 23:48:52 ID:.jExwUKM
…よくよく見てみると、誰からの反応も無く頑張ってる>>20氏。GJ!

>>64氏もGJ!

つーか、おまいら、他の職人さんを擁護してるつもりかもしらんが。結局は>>64氏マンセーしか言わないんだな。

757名無しさん@2周年半:2005/06/04(土) 00:27:43 ID:aokqqJpc
ガハァッ!?

し…しまった、GJ言った気になって書き忘れてた(酷
遅ればせながら283氏&20氏GJです!!

758前スレ238:2005/06/04(土) 00:53:17 ID:hsqAEPwI
お久しぶりですor初めまして。前スレの238です。
えっと、言い訳というかお詫びをしに来ました。
ちょっとリアルの方でゴタゴタしてまして、しかもPCが逝ってしまい、
このスレに気付くのが遅れてしまいました。すみません。

で、本題なんですが、
上記の通りPCが逝ってしまったため、まとめサイトの管理が出来なくなってしまいました。
自分でやると言っておきながら、中途半端で申し訳ありません。
SSの方ですが、、本当に勝手ですが、次回に投下するのが最終回となります。
ただ、いつになるかわかりませんが…。

最後に
職人様方GJ

759名無しさん@2周年半:2005/06/04(土) 17:12:58 ID:ib/YWYuI
>前スレ238氏
俺、あなたのSSがかなり好きで楽しみにしていたのですが・・・まあ
そういうことならしゃあないですね
最終話楽しみに待ってます

76020:2005/06/04(土) 23:41:33 ID:mnTs.1mU
前回 >>747

じりじりと照りつける太陽、それでいてどこか温い。
地面に敷かれた砂は太陽光で温まっている、、熱いくらいだ。


そう、ここはハワイ。


「ハワイー!」
「うぉぇ、、気持ち悪ぃ・・・」
「・・・樹、無事か?」
「視て分からんかぇ・・・?」


五所川原樹、重度の乗り物酔い。
たとえ飛行機だろうが関係なし、酔うといったら酔う。

小学校の入学式の日、送りの車の中で体調を崩してそのまま初日欠席をしたほどである。
中学での修学旅行、遊園地の観覧車で目眩を起こし、当時の友人達と一緒に中に閉じ込められたこともある。

まぁ、とにかく乗り物全般に半端なく弱いってことだ。


「ホテル、ホテル行って休もう。」
「・・・ったく、虚弱なギルヲタだな。」


とりあえず泳ぎたい衝動を抑え、樹の看病のために一旦ホテルへ向かうことに、、、

だが、視界に入ってきたのは明らかに一流のオーラを撒き散らすホテルだった。



「おっきい・・・。」
「なんだこの馬鹿でカイホテルは・・・?」


そう、そのホテルはとても修学旅行で使うような代物ではなかった。

スレイヤーみたいなダンディーな金持ちが泊まるような、
専属のボウイが付いていて、紙忍者を手渡すような、
ロビーの床なんかは完璧に磨かれていて、ザ・ドリルデンジャーが出来そうな、
壁なんかはリアルDループを決めてもへこみ一つ付きそうに無い、

まぁ、とにかくヤバイくらいに豪華なホテルだ。


「・・・一二三、部屋の番号確認してくれるか?」
「はいはい、お任せアレ・・・え〜とですね・・・、310号室です。」
「・・・部屋の番号すら俺を馬鹿にするのか。」
「はぇ?」
「いや、なんでもない。」

76120:2005/06/04(土) 23:42:24 ID:mnTs.1mU

「そ、そんなぁ!!兄貴ィィィィィィィ………!!」


廊下に何者かの断末魔が木霊する。
直後、ツンツンヘアーの女の子に連行される郁瀬弓太の姿がそこにはあった。


「・・・アイツも大変だな。」


何故、郁瀬が競泳用の水着を着ているのかには敢えて突っ込まないことにしよう。


「あ、ここですね、310号室。」


ドアを開けて部屋の中に入る。
みるからにフカフカのベッドが目に入る、大きいテレビも備え付けられている。







そしてPS2も置かれている。







「うわ、やっぱりギル高だ!」
「な、中にはちゃんと青リロが入ってますよ!」
「スティックも完備、、並みの腕ではないな・・・!」


流石はギル高、このへんにおいては抜かり無しということか。
しかもテレビはプログレッシブ出力対応型だ。高画質でギルティが楽しめる。


「ん〜、なんつーか。樹はここでギルティでもやってろ。」
「・・・そうするわ。」
「私達、泳ぎに行ってきますね。」


・・・ん?


「泳ぎに行くのか?じゃぁ着替えないとな。。。」


いやマテ。


最初に気づくべきだったんだ、明らかにどうかしている。


何故、


俺と


樹と


一二三が


同じ部屋なんだ・・・!

762名無しさん@2周年半:2005/06/05(日) 00:56:05 ID:J7LY9NVg
な、なんだってーΩΩΩ
うらやましいぞGJ!

763名無しさん@2周年半:2005/06/05(日) 07:14:37 ID:lQpLl8jM
3Pですわ

764706:2005/06/05(日) 08:58:29 ID:qbqqtyiQ
前回は728
「しつれいします。」
職員室に入るとまず目につくのは中央に陣取っているギルティの筐体、それ以外は至ってまともなつくりだ。ギル高の教師であろう
大人もちらほらといるが肉体派から保険医まで揃って至って普通に見える、言われなければ彼らが皆熟練のギルオタだなんて分からない。
「空乃か、てことはそいつが転入生の後藤だな。俺は雷悪 踏青、ギル高教師だ。」
扉に程近い机から先生が話しかけてきた、なんだか椅子が小さく見えるのは気のせいだろうか、かなりの巨体をしている。
「後藤 千夏です、えーと… 私のテストの相手って雷悪先生ですか?」
もしそうなら… やばい、すでに雰囲気で呑まれてしまっている。
「いや、最初はその予定だったんだが、いろいろあって空乃が相手をすることになっている。まぁ、ギル高の生徒が見所のある奴を
連れてくることは良くあることだからな、問題はないだろ。」
悠をにらみつける、しかし奴は一足先に筐体にはりついてレバーを触っていた。
「あの、悠ちゃんってこの前のテストのとき風邪で休んでて。これが追試の代わりなの。」
そういえば、この子の名前をまだ聞いてなかったな〜。なんて思いながら説明を受ける。
「私でも勝てると思う?」
彼女は静かに首を振るだけ。
悠の使用キャラはカイ、スタートボタンを押して乱入した。
『夕飯はベジタボー!』
梅喧を選択、昔は私の方が強かったのにな〜。なんて思いながら開幕行動を考える。実に1年ぶりになる親友とのガチ勝負の開始だ。

『いきがんじゃないよ… 若造が。』
『迅雷の由縁をお教えしよう。』
―HEAVEN or HELL Duel1 Let's ROCK―
開幕は仕込み裂羅でカイの2Sをとる。
―カウンタッ!―
カイはスタンディッパーを繋げてきた、そのまま転ばされる。
起き上がりはJD重ね、付かず離れずの距離を維持したままの6Kと近S中心に固められる。
『何処見てんだ…『失礼』』
回り込みをそのまま投げられてしまった。相手のテンションはもう25%でこちらはその半分程度、大きなダメージはとられていないが
今にも光り輝きそうなGBには嫌でも焦らせられる。
次はスタンチャージ重ねの起き攻め、直ガで少しでもテンションを稼ぐが相手はまた6Kと近Sでの固め…
『油断しましたね』『ちゃんとしろってんだ!』
(それは見えてるから!)
カイのダストアタックを防御すると梅喧は猛然と走り出す、2K暴れをダッシュストップで回避して壁際に投げ、2Pで追撃をする。当然の
ように受身はとらない、それを確認してから2HS>JS>扇でコンボを締める
『なんて威力だ…』
(ごちそうさまでした、と…)
妖斬扇JCからさらに空投げを狙うがそれは逆に投げ返されてしまった。これで体力はお互いに約7割、テンションは梅喧の方がやや多く
いが両者ともに50%にはとどいている。
『本気を見せましょう』
またもスタンチャージ、しかしどう見ても重なってはいない。空に逃げるという選択も思いつくがムリヤリ振り払った、直ガもGC仕込み
も安定しない腕ではこのカイに切り返せる回数なんて本当に数回しかない、もしかしたらコレが最後かもしれないと遠Sを放つ。
―ロマンキャーンー
しかし、次の瞬間に攻撃を食らっているのは梅喧のみ、カイはチャージスタンFRCからバクステで梅の攻撃を回避していた。適当に地上
での1コンボをいれて転ばすと次は6HSでの起き攻め、切り返せなければこれでこのラウンドはとられるだろう。
(たしか、1段目直ガからバクステ回避… だったかな。)
基本的なカイ対策を復唱、出来ないことはない…
(でも、仕込み回り込み安定かも。 ぁ…縛が確定したような。。)
1段目直ガ、そして考えすぎによる棒立ち、なんとかガードだけはしている。
『グリードセバー!』
空中に浮く梅喧が見える… 残りの体力は約3割、ギルティ紙装甲3位の梅喧が生き残れる理由は無かった。

―SLASH―

(あちゃ〜… 最後は最悪だね、うん。あとは、悠の方が私よりもGCについて知っていたってだけかな。致命的だけど…)
手早く今回の勝負の考察をすませる、まだ勝負は終わってはいない。

765706:2005/06/05(日) 08:59:43 ID:qbqqtyiQ
前回は>764


―HEAVEN or HELL Duel2 Let's ROCK―
開幕はバックJSあたりかな…
『グリードセバー!』―カウンタッ!―
…(゚∀゚)アヒャ! 脊髄バースト入力、普通にすかる。そこから1コンボで約4割とられ、6HSで起き攻め。これにはきっちりと回り込みからの
投げで切り返した。
畳を重ねる平均的な起き攻め。2K先端で細かく刻んでいく、テンションはまだ50%ないが崩しに使えるのは低空の妖斬扇だけ、KからはJCで
きないのでSからの中下段2択しか期待できないが…
(生足払いから師走とか、面白いかも…)
カイは切り返しにバーストを使っている、最速なら5Fを切る中段は彼女も見えないようだ。梅喧は上半身のGPでそれを受けるとカイを投げる。
再度畳、こんどは密着から6Kを重ねてみた。投げ無敵だが…
―カウンタッ!―
なんだか、刺しあいには一方的に負けている気がする。今度も宙を舞うのは梅喧の方だった。
近Sで拾いなおし、RC>空中ダッシュでの画面中央Vループで赤色に染まる体力ゲージ。
梅喧が立ち上がることはなかった。
―SLASH―
(人外魔境、って感じかな…)

「ん、終了か。結果は後日郵送する。あとは… 特に無いな、帰っていいぞ。」
なんだか、最後まで投げやりな人だな、この人。っていうか本当に教師か?
「楽しかった〜」
そんな疑問はおいといてと… 筐体の反対側から悠が歩いてくる、途中で雷悪先生と少し会話をして、途中で悠が『え〜〜っ!』なんて絶叫
をあげたので、あまり面白い話ではないようだ。

「そういえば、まだ名前聞いてなかったよね。」
後ろで静かにしてる子に聞いてみる。
「えと、白木 亜美(しらき あみ)です。」
うん、テスタ使いだから木と網なわけか。せっかくだからHITOMIって名前なら面白いのだが、当人としてはかなり厳しいところなんだろう。
「ちなみに、この学校内でHITOMIっていう名前の子は3人いるよ。」
『!!!』「気配無く人の背後に立たないでよ、心臓に悪い。」
「どこぞのスナイパーみたいなこと言わないの。それに、雑談は職員室の真ん中ですることじゃないよ。」
私達はそそくさと逃げるように退室した。

次の登校は3日後、その時には私はすでにギル高の生徒となっている。

76620:2005/06/06(月) 00:00:24 ID:BoZAca72
>>706
GJ!ギル高へようこそ。
ブランクを解消して、成長していく千夏に期待。

>>763
ちょ、待て!
修学旅行先でそんな事が描けるわけなかろうに!
=====================================================================
前回 >>760-761

あ、あれ〜?

なんで愛ちゃんまで同じ部屋なんだろ・・・??



――とりあえず着替えようかな。


「わーーー!!!マテマテマテマテェーーーー!!!!」


大袈裟に愛が騒ぎ立てる、当然といえば当然か。


「え?どうかしましたか?」
「え、いや、あれだ。ほら!くぁw瀬drftgyふじこlp;@:「」」


落ち着け俺!テンパりすぎだ!!
そもそも、俺が変な気を起こさなければ何も問題ないじゃないか。

そうだ、普段どおりに接していれば犯罪なんか起きるわk・・・って犯罪とか何考えてんだバカーッ!


「あ〜、いや何でも無い。俺は別の部屋で着替えてくるから。」


そう言うと、愛はバスルームへ入っていってしまった。


「ん〜・・・なんであたし達3人同じ部屋なのかしら?
 ほら、公序良俗上の問題ってものが、、犯罪とかホント勘弁よ。」

「あはは、、愛ちゃんなら大丈夫ですよ。」

「なんでそんなに余裕で居られるのよ・・・?大物ねぇ一二三は・・・、仮にもあたし達年頃の男女よ?」

「ん〜、でもアメリカだと小学生で――――してる子いましたよ?」

「え、ちょっ、、嘘!!クオリティタカスwwwwwwwwwwてゆーかまさか一二三もその一人!?」

「・・・どうでしょうねぇ〜?」

「・・・。」



他愛も無いような他愛の有るような話をする2人。


・・・もちろん、壁一枚隔てた愛に丸聞こえなのは言うまでもあるまい。






「・・・この上なく出て行きづらい会話だ。」

767名無しさん@2周年半:2005/06/06(月) 00:18:16 ID:Ye.k/q3.
64氏マンセー!!!(・∀・)

768名無しさん@2周年半:2005/06/06(月) 00:27:15 ID:hFCovYQw
>>20
頼む!頼むから俺もmやめろ!離せ何をする!
頼むから俺をmまた貴様らか!やめれ!

769名無しさん@2周年半:2005/06/06(月) 01:00:20 ID:TUyLcldE
>>768

お前は担任と同じ部屋な。

770768:2005/06/06(月) 01:52:32 ID:wSlI1zRo
(`ε´)プンスカプンノプン

771名無しさん@2周年半:2005/06/06(月) 03:22:30 ID:Gqnwwdfc
久々に来てみたが
職人達の流れは
修学旅行編か。
面白い(*^ー゚)b

772283:2005/06/06(月) 14:20:19 ID:dB2Tak3k
前回>>746

ああ、いそがなぁーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

音鳴 狂助 85点

大黒 閃 18点





|||○| ̄|_ 
 




割子「あんたね〜なんでそんなに頭悪いの?今回のは一般常識問題が主だったのよ?」

(・・・ここじゃ『全ての神器の名称』とか『アクセルの鎌の名前』とかって一般常識なのか?)

狂助「で、これからどうなるの?」

割子「やっぱ・・・退学・・・?」



ああ・・・さらば学園生活、こんにちはニート生活・・・



「イ・・・イヤダァ〜〜〜〜!!!イヤ〜〜〜〜〜!!」




腐女子「むぅ・・・ここまで出来ないとは・・・仕方が無い・・・追試をしてやろう」



━━━━━━━━━━━━


つれてこられた場所はなんと校長室。
中に入るとミギーと・・・目つきの悪い生徒が一人いた。


右「君が大黒君か・・・これからこの・・・永園と対戦をしてもらう。
  勝てとは言わん、しかし無様な試合をすれば退学してもらうことになる」


これが校長・・・


なんて威圧感だ・・・まるで毒状態のように対峙しているだけで体力が削られていく・・・


一方永園という生徒は・・・

「何で俺がこんな事・・・ブツブツ・・・」

なんか無理矢理連れてこられたような感じだ。

77364:2005/06/06(月) 17:51:03 ID:EFK/z5iY
>>748


「5回戦を行います!チーム『見誤ったな』 VS チーム『ごーいんぐまいうぇい』!」

目を疑った。
でも私の視力は悪くないし、頭も大丈夫(なハズ)
だから私は次にギル高を疑った。
生物兵器か何かを開発しているのではないか。或いは、とうとうギアの開発に成功したのではないか。

眼前のコートには、3mはあろうかというヒトとは思えない身長の男が2人。

「聖ちゃん…」
「なんていうか…壮観ね…」

太陽の光を遮るほどの身長。彼らの作る影に全身が隠れてしまう。
バレーは身長が高いほど有利。そんなの私でも分かる。
でもここまで高くなると、どんな試合運びになってくるのか見当もつかない。

「サーブはチーム『ごーいんぐまいうぇい』から!」

―――ぴよん

3mが太陽を背にして飛ぶ。飛蝗の如き跳躍。

「オイーーーーッス!!」

超高高度、超高角度からのジャンプサーブ。太陽が眩しすぎて相手の動きがサッパリ見えない。

「う…眩しい…」

流石の聖ちゃんも人の子。眩しいものは眩しい。
苦し紛れに腕を伸ばしてみるがボールは全然違うところに落ちていた。
0−1。

「これ…ちょっとヤバイわねぇ…」
「全然動きが見えないね…」

・・・

「オイーーーーッス!!」

全く手が出せない。2人とも適当に腕を伸ばしたりするものの、ボールに触れることすら出来ない。

(サングラスでもあれば何とか対応できるんだけど…)

そのまま相手のサーブは全て決まり、気付いたら0−6という所まで来ていた。

「オイーーーーッス!!」

―――ぼんっ!

「おおー!当たったー!!」

ギャラリーが盛り上がる。聖ちゃんがボールをトスしたのだ。しかし方向は滅茶苦茶でアウトしてしまう。

「聖ちゃん凄い!!」
「掴めてきたわ…今度はちゃんと上げるから、俣奈はもう一回トスお願い。あたしのスパイクで決めるから」

責任重大だ。でもここまで聖ちゃんに頼りっぱなしだった。私だって聖ちゃんを助けないと。

「オイーーーーッス!!」

―――ぼんっ!

聖ちゃんがボールを上げる。

「俣奈!」
「えいっ!」

―――ぼんっ

トスが大きく横にズレてしまった。

77464:2005/06/06(月) 17:52:50 ID:EFK/z5iY
「はっ!」

それでも聖ちゃんはボールに向かって飛んでいた。並外れた反応。

―――バシィッ!

渾身のスパイク。ついに切り返せた。1−7。

「ごめんね…ちゃんとトスできなくて…」
「ドンマイドンマイ。あれぐらいズレたって全然平気よ」
「ありがとう聖ちゃん…それにしても、なんであのサーブが見えたの?」
「見えたんじゃないよ。読んだだけ」
「読んだって…落ちる場所を!?」
「アイツら、ちゃんとセオリー通りにコートの空いてる所狙ってきてたしね。
 わざとコートに隙を作って誘導したってワケ。
 結構時間は掛かっちゃったけど、これから逆転してやるわ」

・・・

宣言通りに聖ちゃんは強烈なジャンプサーブを次々と決め、9点取ってしまった。
最早私の出番は無いのだろうか。

「聖ちゃんはやっぱり凄いね」

本当に凄いとしか言いようが無い。

「ん…?な、なに?ごめん…聞こえなくて…」
「聖ちゃん?」

見ると汗だくで顔色も悪い。かなり辛そうだ。
よくよく考えてみれば当然だった。
実はビーチバレーという競技は想像より遥かにハードなスポーツなのだ。
足元は細かい砂で、少し動くのにもかなり体力を使う。
ましてや走ったり飛んだりボールを打ったりである。疲れないハズが無い。
さらに追い討ちを掛ける真夏の炎天下。
しかも私が運動音痴なせいで聖ちゃんにはかなり負担が掛かっていた。
今の試合も本気のジャンプサーブを連発しなければ勝てない相手だった。
相当に体力を消耗してしまっている。

「大丈夫!?」
「へ、平気…。次は決勝だし…ちょっと休めばこんなのすぐに…」

「それでは決勝戦、チーム『マッセ』 VS チーム『見誤ったな』の試合を行います!!」

「え…?なんでそんなに早いの!?」
「松瀬のチームは相手が棄権したんだって。たしかチーム『イクゼキューター』とか言ってたよ」
「ふ〜ん…そう言うこと……棄権するのも頷けるわ…」

「両チーム!コートへ!」

「聖ちゃん大丈夫…?」
「平気だって…緒土をぶっ倒して優勝するわよ」

スポーツドリンクを一気に飲み干すと、聖ちゃんはコートに入って行った。

(大丈夫かな…)

「さぁ本日のビーチバレー大会もついに決勝戦です!!
 初戦は敵に怪我を負わせ、2回戦は不戦勝!ここまで運だけで勝ち上がってきた、チーム『マッセ』!
 対するは今大会人気絶頂!人間離れした運動神経を持つ「江辻 聖」を擁する、チーム『見誤ったな』!
 初戦も2回戦も熱い試合を見せてくれました!期待が掛かります!
 優勝チームにはトロフィーと金一封、そしてディズィーランドの無料入場券が授与されます!」

ディズィーランド…海外にまで進出してたんだ…。

「誰が『運だけで勝ちあがってきた』だ!!」

松瀬が吼える。

「事実でしょ?」
「ふっ…分かってないな聖。これから俺達の真の実力をとくと見るがいい」
「テメェは俺の足をひっぱるんじゃねェぞ」
「お……」

―――ピィーーーーッ!!

「それでは決勝戦を始めます!!サーブはチーム『マッセ』から!!」

775620:2005/06/06(月) 19:01:38 ID:uqIW437M
>>前スレ566氏
こんなつたないSS呼んでもらって
そしてわざわざレスしてくださって感謝です
これからもコツコツやっていきますんで


--------------------------------------------------------------------
前スレ>>666


―――――7時間前

時計の針は10時をさしている
結局のところあれから1時間近く言葉攻めされた・・・・・
精神の弱い奴だったら死んでいたぞ

(あーあ完璧に萎えたな)

もう勉強する気がまったくおきない
そもそも何で私がここまで言われなくてはならないのだ!?
それも斎が母に密告したのが原因だ
斎さえ何も言わなければ
今頃勉強がひと段落し、ゆっくりとリビングでくつろいでいたはずだった

(何か考えていると腹が立ってきたな・・・・・)

取り合えず周りに人がいないことを確認して

ガッ―――

思いっきり近くに転がっていた斎のバックを頭上に蹴り上げる
そしてタイミングを見計らって・・・・・

「ライジングシューットー!!!」

―――ガシャン

あたりに花瓶の破片がちらばった

「・・・・・・・・」

(明日朝一番で庭に埋めるか・・・・)

埋めてしまえば証拠も残らない
さすが私、考えることがすごい!!

――――ドタドタドタ

「兄さん!!、今すごい音がしましたけどどうしたんです?」
「いや、何も聞こえないぞ?」
「いいえ、確かにものすごい音がしました
 それとも兄さんは、私の耳が節穴だというのですか!?」


「ここまで迫られると正直に言うしかないか・・・・・
 悪い、それは私のメタンガスだw
 いやいや、そんなに気にすることはない
 きっとアナタの吐く息よりも地球に優し ハグア―――」


全てを言い終える前に見事にみぞおちに手刀が突き刺さった

「ふん、兄さんのくだらない話には付き合っていられないわ
 私は飲み物を取りに着ただけですからね!」
「心配してくれてありがとうなw」
「な、私はただ飲み物を取りに着ただけです!!
 ほら、はやくよいてください。」

といいながら微妙に頬を赤らめる
我が妹ながらかわいいところがあるではないか
どうやら本当に心配で駆けつけてくれたらしい
しかし一歩でも私を踏み越えれば

―――そこは
バラバラになった花瓶と
粉まみれの斎のバッグ・・・・・

おそらく今度の攻撃はみぞおちを貫通するだろう

(まずい、ひじょうにまずいw)

776620:2005/06/06(月) 19:05:05 ID:uqIW437M
>これからもコツコツやっていきますんで
だからなんだと?意味が分からないですよね
よろしくお願いしますがぬけてました orz
吊ってっきますー

77720:2005/06/06(月) 20:30:53 ID:fAkQ.ius
>>283
GJ!焦らずに頑張ってください。

>>64
Σディズィーランド・・・!ミッギーマウス再び?w

>>620
GJ!・・・恐ろしい家庭事情。ガクガク

>>768
早急に名前、使用キャラ、プレイスタイル、性格及び性別を書き込むんだ。な!
====================================================================
前回 >>766

310号室・・・、ここか。

因果な部屋番号に押し込められたものだね、愛のやつも。
ま、ちょうどいいからカラかってやるよ。


そんなことを考えながらドアの前に佇むショタッ子一人。
少し離れたところに落ち着いた風潮の男一人、そのさらに奥にツンツンした女一人。


ショタッ子、ドアノブを回して部屋の中へ・・・、


「おい、愛!からかいに来てやったぞ・・・って、、、あ。」


言うのが遅れたが、――まだ着替え中。
樹は着替えていないが、一人だろうと二人だろうと着替え中は着替え中だ。

無用心にも鍵を掛けていなかったことが、来訪者に不幸として降りかかる。



まむ は ひふみ の きがえ を はっけんした
ひふみ は まむ の そんざい に きづいた
いつき は まむ の そんざい に きづいた

「「「なにやってんだこいつーーーッ!!!」」」

まむ は おどろいた
ひふみ は おどろいた
いつき は おどろいた

「ちょ、ちょっと待って!!違う、誤解!!誤解だー!!」

まむ は しゃくめい を している。

「人の着替えを堂々と覗くとはいい度胸をしてますね!!」
「あんた、やっていいことと悪いことってモンがあるでしょうがぁー!!」

ひふみ は きくみみ を もっていない
いつき は きくみみ を もっていない

「違ッ、なんでお前らが居るんだ!!待て待て!!」

まむ は うろたえている

「問答無用!!」
「往生しなさい!この覗き魔ぁー!!」

ひふみ は おこっている
いつき は おこっている

「魔夢?どうかしましたか??」

なおした が あらわれた

「ギャー!吸まで入ってくるなぁーーー!!」

まむ は うろたえている

「五月蝿いぞ、もっと静かにしろ。」

ほむら が あらわれた

「入ってくるなって言ってるだろぉー!!」

まむ は うろたえている

「おやおや、魔夢、いけませんよ?覗きなど・・・。」
「お前、見損なったぞ・・・!」

なおした は まむ を うたがいのめ で みつめた
ほむら は まむ を みそこなった

「だぁからちっがーーーう!!!!」

まむ は マジでうろたえている

778768:2005/06/06(月) 21:32:44 ID:Fv27Wcjs
職人方GJ!皆凄まじくオモロ
 
>>20
そんな事言われると本気で晒しますぜモルァ!
名前那武 覇
キャラ:ポチ
性格:基本的に変な人。さぶいギャグ
プレイスタイル:無駄に追い回す、植木投げマンセー、ぶっぱ6HS

779昔は61でした。:2005/06/06(月) 21:45:45 ID:28chdxOU
64,620,20氏GJ!!!
久しぶりに見てみるとやっぱこのスレ、活気ある+いい雰囲気+いい伸びしますねぇ。
まさに良スレです。

あと、さり気にハワイ編書こうかと思ったけど、
20氏が展開していく話とかぶっちゃいそうで怖い。
ってことで今回は自主規制することにしますわ。
それにしても魔夢を汚れ役にもってくるとはマジに並みの腕ではないな。

780169:2005/06/06(月) 22:43:13 ID:s4Fi7HiQ
>>620
GJ!コミカルな部分の描写上手くて笑いましたw
>>20
グッジョブ!登場キャラ多くてにぎやかです〜
>>64
ぐっじょぶ!相変わらず上手い(´Д`;)
>>283
GJ!アクセルの鎌に名前なんてあったのか・・・
>>前スレ238氏
俺は今スレから参加だったので、まとめサイトはすごく参考になりました。
管理お疲れ様でした。

前回は>>726です。

静かだ。
俺は今学校にいる。だが、その空間を支配しているのはギルティのデモ画面の音楽だけだ。
「おかしくなっちまいそうだな・・・」
そんななか、俺は一人教室にいる。
「やれやれ、対戦相手でも探しますかね」
宝物を探す心境で教室を出る。
「みんな今ごろ楽しんでんだろうな」
そう、ほとんどの生徒は今修学旅行である。しかもハワイ。
俺はあえてこれには参加しなかった。
団体行動は苦手だし、金銭面でも余裕をもっておきたかった。
「これぐらいなら行っときゃよかったかなーよくよく考えると外になんかあんまでねえから運動するいい機会だったかもしれん。」
でもまさか、「修学旅行は勉強の一環なのでいかないヤツは通常どおり登校して通常どおり帰宅しろ。もちろん全時限自習だけどな」なんて言われるなんて思ってなかった。
俺以外にも、自分から行くのを拒否した生徒や成績不振でいけなかった生徒もいるだろう。
そういうやつらはバカ正直に登校なんかしちゃいない。実際、今学校に俺以外に誰かいるのか怪しい。
「ここって、意外と可愛い子多いんだよな・・・」
今思うと、女子生徒の水着姿を見逃したのはすごくもったいなかったかもしれない。

保健室、体育館、事務室、職員室。
色々行ってみたが、人なんていやしなかった。職員室に教員がいるにはいたが、ひどく忙しそうなので対戦を申し込む気になれなかった。
そろそろ帰ろうかと思った矢先。
「ん、あの長い金髪は・・・ネル?」
向こうも俺に気付いたようだ。
「やっほ〜修学旅行に行ってないひきこもり君♪」
「そういうあなたは修学旅行にいってないひきこもりさんじゃないですか♪今日はどうしたんですか?日課のや○い系同人誌の製作ですか?」
「いえいえ〜これでも忙しい身でして。どこかのひきこもり君みたいに家でネット三昧する時間はないんですよ〜」
俺たちは呪い殺すかのような目つきで相手を睨む。
「「はぁ・・・」」
同時にため息が出る。
「まさか、ここまで人がいないとは思って無かったよ・・・あたし、団体行動嫌いだから行かなかったんだけど、失敗だったも・・・」
俺と同じようなやつだな・・・俺たちは本当にひきこもり体質なのかもしれん。
「救われないよな・・・俺も、お前も。」
「ほんっとーにね・・・まあ話だけってのもなんだし」
「おう、やるか」
すぐそこにある対戦台で対戦することにした。

「あれ〜体力減らせてませんよぐらさん?」
「JK見てから上段余裕でした!」
互いに口プレイの応酬。
「これがMEN式霧ハメや!」
「10割減った!お疲れ様でした〜」
向こうの相手をののしる。
「きたね〜時間だって限界あんだぞ!潜ってんじゃねえよ!」
「ちょっと、根性値0なのよ?火力抑えなよ!」
周りに人がいないと思うといくらでも言える。
「キャラ差は6:4程度だけどプレイヤー差で10:0ついてるわよぐらさん^^」
「国へ帰るんだな。お前にも家族ガイルだろう」
普段では絶対しないよう口プレイをしながらの対戦。本来、俺はこういう方が性にあっている。
ここ最近、肩が凝るような対戦ばっかりだったからな・・・こういうのもたまにはいいだろう。

「あー楽しかった。あんた、女の子相手によくあそこまで言えるよ」
「お前こそ、この前知り合ったばっかりなのにあれはひどいだろ」
「あはは、楽しかったしいいじゃん」
楽しかったしいいけどね。
「じゃああたしこっちだから。また明日〜」
「おう、じゃあな」
ネルと別れる。一日中対戦したというのに、あいつは疲れてないのか。
「あれ、また明日っつたか?」
明日もあの学校にいかなきゃならんのか・・・相手がネルだけというのもさびしいが、誘いは断れんな。
帰宅したあと、今日の対戦で悪かった点を思い出して対策をネル、いや練る。
明日は相手に口プレイなんてさせる隙も与えないようにしよう。

781名無しさん@2周年半:2005/06/07(火) 07:44:04 ID:VUIOTKlg
七夜ネタw

78220:2005/06/07(火) 18:04:36 ID:1N2aaH32
>>169
GJ!今日やっとネルの由来がダークセンチネルだと気づきました。

>>61
書いてくれれば激しく大歓迎なんですけどねぇ・・・。
実際、手の回りがおろそかになってくるキャラも出そうなんで。。(汗)

>>768
後は任せたまえ。
でも一つだけ質問が、、名前の読み方教えてください orz
==================================================================
前回 >>777

・・・ふぅ、なんとか着替え終わったな。

なんか外がギャーギャー騒がしいが、、まぁ出て行くきっかけにはなるかな。
さっきみたいに「アメリカでは小学生がピ―――」な会話されたんじゃ出て行けないっての・・・。

「小五」と「ロリ」を併せると「悟リ」になるってことを忘れてはイカン。


ガチャッ





ぜんいんのしせん が あい に そそがれた


「・・・何?何の騒ぎ??え、つーか一二三着替え終わってないじゃん。」

「あ・・・//」




「・・・OK,みんな落ち着け、一二三以外は外に出よう。」


愛の提案で、一二三を残して全員外にでることに。

当の一二三は耳まで真っ赤になっていた。
言われるまで気づかなかったのだろうか、まぁ必死だったのは疑うまでもない。

「・・・で、なんであんな騒ぎになってたんだ?」


廊下で井戸端会議開催。
議題は「何故、あのような騒ぎが起きたのか。」です。

樹が魔夢を指差して一言。


「誰とは言わないけど、覗き魔が出たのよ。」

「魔夢が一二三の着替えを覗いただと・・・!」

「言ってるようなもんだろ!つーか俺は覗き魔じゃないって!!」

「え〜?でも見ちゃったんでしょ?一二三の○○とか、○○とか?」

「誘導尋問?」

「何よ、人聞き悪いわね。」




ガチャッ


着替え終わった一二三が部屋から出てくる。

「あ、、え〜と、そのぉ〜・・・、気にして無いから。大丈夫ですよ。」

「あ、うん・・・、悪かった。ごめん。」

「・・・やっぱり、見たの?」ヒソヒソ
「・・・頼むから、それ以上言うな」ヒソヒソ

「ん〜、まぁなんだ。魔夢が覗き魔ってことで決着だろ。それより、海に行こうぜ。」

「決着するな!」
「まぁまぁ、魔夢、落ち着いて。きっとほんのジョークですよ。」
「・・・一々気にしてたら病気になるぞ。」


ぽんぽんと魔夢の肩を叩いて励ます吸と焔。
だが、当の魔夢が納得できるわけもなく・・・。



――でも、海へ出陣!






「・・・俺っていつから汚れになったんだ?」

783768:2005/06/07(火) 20:27:32 ID:UMFN88/.
なむは(768)でっせ!
性格がいまいちわかりずらいかな?
性格:人の出したネタを拾っては更に転がす感じ
です

784768:2005/06/07(火) 20:30:17 ID:HOZ10.3E
GJ忘れてたw
悟りワロタw
GJ!

785前スレ566:2005/06/07(火) 21:57:00 ID:qBZwjLaU
『さて…そんじゃ行こか』

伊津はそう切りだすと、返事を待たずに歩き出しました

<っあ、早いですよ(°Σ°)>
とたたたっ、と小走りに伊津に駆け寄り迎は並歩します

さぁーてだ・れ・とやろうかなぁー?
なんてことを考えながら迎はキョロッキョロしています


『あそこの金髪ソルとやりな。』

開口一番、最低限の内容だけを伊津は話しました


<Σえっ 対戦相手ぐらい選『今の自分の点数はわかってるよ、ね?』>
にんまりとした笑顔で伊津は言いましたが、
だいぶある身長差のせいで、迎には強烈な圧迫感を纏っているように見えました

<だっ!だってそれは師匠もだしアタシ五点の評価さr『あれは買収だよね?』>

とにかく問答無用だから。
あんまくどいと半殺しどころかオラオラですよ?


そんなことを言いたげな伊津の顔面に気負され
迎はコクコクと首を縦に振りました


『ダメージよりなによりダウンを奪って。で、ダウンとったら起き攻めはしないこと。』
<え、それじゃダメージ取れないんじゃ?>
『…あのソルは、VVを直感で打ってるんだ』
<…ぇ、と…師匠?話がズレてるような>
小首を傾げながら、迎は疑問を口にします
『…聞いてるよ。で、な?ダウンとったら、相手の起き上がりに合わせて走ること。
ただし、起き上がりに技を重ねられるようなタイミングじゃ駄目、早い』
<えぇっと……それ、ぼるかにっくでヤラレそうですよね…?>
『そうだな。あのソルも、きっと同じこと思うよ』


…?
・・・??

ひとしきり小首を傾げ終えると、迎は言いました

<駄目じゃん?>


『………駄目なのはお前だ』


あーぁ、と背中側に青い三本線が見えそうな溜め息をつきながら続けます

『あのな。あのソルは起き上がる瞬間に打つか打たないか、しか選択肢がないんだよ
リバサVVか、ガード仕切るか。そんな起き上がりをする奴への対策、やってみせたよな』


<…そ、〜ういえば、ぅう?あったような〜……>
迎はわりと真剣に悩み始めました

『すっかりっつーかうっかりっつーか、いつもどーり忘れちゃったか(´дヾ)』

バビシッ

両手でデコピンを放ち、伊津は続けます
『ダッシュから、相手が起きるタイミングで一瞬FD、またすぐレバー6入れてそのまま投げるの。』

うぐぐぐ・・・と人よりやや広めな額を押さえながら迎は答えました

<Σそういやそんなのありましたね>
『そういやじゃないッ!また地元のソルに負け倒す気かっ#』

伊津の怒鳴りをさらっとかわして、迎はそのソルに声をかけます
<すみませーんっ対戦してくださいっ!>
そう言って、メイのカードを高々と突きだし対戦を申し込みました

786前スレ566:2005/06/07(火) 21:57:46 ID:qBZwjLaU
―――対戦台の片側で
椅子に座る迎の隣、空席のあるボタン側から伊津は話しかけます

タイミングと、距離を間違えるなよ』

<わかってます。ちゃんと投げ間合いの外に走りこみますよ>
『おっしゃ。VVガード後の反撃は思い出したか?』
<なんとか。HSを置いて、蹴り落としだったらその時は>

<『ピヨピヨパンチッ♪』>

『よしよし、いってこぉーい!』
伊津はズビシィッ!と指さします
<っっおーぅ♪>
さも気分よさそーに、迎はタイガーアッパーカットの姿勢で飛び跳ねました

開幕からK・S系統の技をうまく振り、微細なダメージを奪い合いながら迎は逃げ回りました
痺れを切らしたソルのバンデットブリンガーにサイクを合わせ、なんとか狙い通りダウンをとります

トバシテクヨー♪・・・ピコピコピコッッボルカニッ!キンキーン
ピコピコピコダァーッブォンッ

<(―――キ(゜∀゜)タ――――)>

<ピヨっとけーーーーっっ♪♪>

C o u n t e r !!

<ぐっれぇーとや ま だ アタァ〜〜〜ック!!>
ザバーン ズガゴッ グルグルアターック
『うはっwwwwおkwwwww』
ペシッダァーペシッダァー・・・・・・・・・キュピィーン!
<彼女は言った!サヨナラっっ。・゚・(ノд')・゚・。そしてデッドボォーーールッ(゚∀゚)五所川原サァーン>



――S L A S H ! !



「くぁっはー!!読まれた読まれた。いー勘してるねぃ受験生!」
<あははっありがとーゴザイマス♪>
「それにまさかあっこからピヨらされるとはねー、メイとかいって糞キャラでしょーw」
<ですねーwほとんど即死しちゃいましたもんねー>
「うはははw あ、それでコレ、はいカード」
<あ、どもですー>

ノシ  

といった感じで至極軽々しく別れました

ヤッタヨシショー♪
オーヨクヤッターw

787前スレ566:2005/06/07(火) 21:58:59 ID:qBZwjLaU
『んで次はほれ、あそこの入り口とこの5連勝してるカイ』
<ちょ、5連勝ってΣ ムリくさいですよ;>
『ノープロブレー♪へーきへーきぜ〜んぜん問題無っし。お前のスタイルと噛み合うから』
<えぇ〜……??>(疑惑のまなざし)<何ですかソレ〜〜…;>
『まるで俺が詐欺師じゃないかといわんばかりの目だな、コノヤロウ』
ピシィッ(デコピン
<うぐっΣ……じ、地味に痛……>
『ガトリング〜締めの必殺技までしっかりガードするんだ。スタン読み空中ダッシュとかはいらないぞ』
<それじゃ、ダメージ取れないじゃないですか>
『とにかくやってみれ。あ、確定反撃は失敗するなよ?
それとあとは、ロマキャン、青キャンの後だけ中段に気をつけて』
<…ぁーぃ。ま、難しいことを要求されたわけじゃなし、頑張りましょーか>

<あのー、対戦お願いしまーす>





―――  S  L  A  S  H  !!





<…うわぁ、ほとんど無傷…ι>
い、いぃのかなぁ、こんなんで…

ヒラッ

<あっ、あの>

挨拶をする間もなく、カイ使いはカードを残して去ってしまいました

『…まぁ、仕方ないよ。気にしないこと』

開幕にメイが読み勝って体力勝ちし、カイ→メイの構図になった時、勝負はついたも同然でした
逃げ回り空振りを誘うメイに、近づく敵を全て薙ぎ払おうとするカイは相性が悪すぎます
長い技でつつかれたり離されたりするうちに、カイは冷静さを失いました
やっとのことでチャージをガードさせたりしても
全て最後までガードしきられては為す術など存在せず、カイは散っていきました

<…勝っちゃいました。>
迎は頬をポリポリかきながら言いました
『なー?w 噛み合う、って言ったろー』
伊津はまるでルパンのように、ニーヒーヒーヒーと笑いながら言います
二人は邪魔にならないよう壁際へ寄りました
<本当…なんでですか?なんか、かってにやられてってくれちゃった気が>
『んー。彼は典型的な対応型のカイだった、だけど旋風のスタイルは手に負えなかった。そんなとこ』
<えーと…もしかして、誉めてくれてます?///>
俯いて、人差指と人差指をくるくる回しながら上目遣いに迎は尋ねます
『ま、彼はふっつーのカイだったからなぁ、お前の動きは予想外もいートコだったんだろうw』
<Σ……ずぇ〜ったい、ホメてませんよねぇ??(´ー`#)>
拳を振り上げながら詰問しています
『さぁねぇw まーあとは、暴れ潰しでダメージを取るタイプだったから、だな』
伊津は両手をあげて、降参の意を示しながら返答しました
<……あぁ、やたらと反確だらけだったのはそのせいですか>
う〜んと、とでも言いそうなくらい顔を上へ向け人差指を顎に当ててから言いました

『うん、さっきまで彼が戦ってた奴らにはちょうど良かったんだ。ディレイディッパーとかかなり効いてたし。
ただ、そればっかりで投げと下段の攻めとかやってなかったからねー』
<はぁ…いつの間に、そんなの見てたんですか>
『ん?こうしてる間に。今もみてるよー、手前にある2台とあっちの3台、視界にはいってるから見てる』
<Σ文字で書かれてないことしないで下さい!>
『っふっはっはっはっはっは!!』
<テスタメントで誤魔化すなーッ!>
迎の梅喧6Kが炸裂しました
…身長差のせいで、本来相手の腹部にめりこむはずの足が、だいぶ下の急所にめりこみました

『〜……ぉ゛っおm…え゛……本ぅ気で、やったr……−(悶』

さすがの伊津も、弟に倒された兄のように立ったまま絶命はできず崩れ落ちていきました
しかしまさに命尽き果てんという状況にありながらも彼は使命を忘れませんでした

『・・・さっき、俺が戦ってた台にいるジョニー・・・ガード中に6P連打する勢いで・・・・・・ぐふっ』

<・・・。>

アノ、コレ オネガイシマス―――ウム、マカセタマエ
迎(伊津×1)――→腐女子(伊津×1)

788前スレ566:2005/06/07(火) 22:00:09 ID:qBZwjLaU
トコトコトコ・・・と何だか微妙な雰囲気を背負いながら迎は台に着きました
対戦を見てもらおうと、そこに居た教員の名札をつけた方に呼びかけました
<あのー、そこの・・・せんせい?>
「ダンディーな、お兄さん・・・と呼んでくれたら、何でも受付中だぜ?」
片手にトマトを持ち、片手に白鞘の日本刀を持ったソレはゆらりと振り返りました
<��・・・ぇーと、だんでぃーなおにーさん>
「なんだい、お嬢さん?」
黒色の、テンガロンハットと言うにはあまりに縁が大きすぎる帽子をクイッと上げながら答えます
<あの、受験生なんですけど、これから対戦するので試験官をオネガイシマス>
・・・とそこに、ナニがあったのか、プロ野球選手が投げたような速度で、レバーの玉が飛んできました
ガィンッ
放物線ではなく直線を描いて、迎の目の前の教員の側頭部に当たりました



<だ、大丈夫、なんですか?ι>
「なぁに問題ない、例え〜銃弾でも跳ね返す、さ」
<は、はぁ・・・それなら良かったです>
「マッハ100で飛ぶし」
<�瑤А�
「お金は〜国が出してくれる」
<�凜奪叩�
「おとーさんは、試験官なんだ」


なにはともあれ、白いジョニーとピンクのメイ、対戦開始。




ミンナー デバンダヨー




【  D E S T R O Y E D !!  】



今度のジョニー使いは、カードをコンパネに置いて去りました
迎はカードを回収し、試験官にお礼をいうと、ご褒美の赤いトマトを断って伊津の所へ戻りました

<・・・え−と、いきなり端へ追い込まれたけど、割り込んで、バーストされて攻められて
また割り込んだら気絶した。・・・おしまい>
『・・・だろ?・・・ふふ・・・ふはは、・・・・・・ぐぅぅ・・・・・・』
腐女子先生に抱かれながら、伊津は答えました
「無理をするな。少年。少年でなくなってしまうかもしれんぞ」


『・・・・・・(絶句)』


<え、そんなに・・・・・・?>
迎は苦笑いしながらかなり冷や汗をかいています


「いや、まぁ、脅しだよ、ただの」
『っっ脅しかよ!!』
「だが、対戦は薦められんな。脅しが本当になるかもしれん」
<えぇ�瑤犬磧△犬磴∋嫋△了邯海呂鼻屬海海能ě擦擦兇襪鯑世泙ぁ廖�
<『 ! ? 』>


<そんな・・・!だ、だって・・・師匠はまだちょっとしか戦ってなくて、私だって全然っ・・・!!>
『・・・ぉい、つ・・・む・・・』
<私ッ・・・!!師匠の邪魔しちゃ・・・ひっ、そんなっ・・・ヤダ・・・!!・・・・・ッッ>
迎の眉が歪み、目元がひきつり耳が赤くなり、苦笑がだんだんと悲壮な表情に変わっていきます

「(ウム・・・これ程に悲しそうな顔をするとは・・・、くぅ・・・見ていられんっ)」

慌てて身を起こそうとする伊津を片腕で押さえつけながら、先生は言いました

「・・・大丈夫だ。安心していい」


<『 �堯 戞�


「んっん、これは私の独り言なのだが・・・。
ピンク色のジョニーとメイを使う二人は既に落選範囲から脱している。」
『え、ちょっどういうこtウリアッ上』
伊津は先ほどとは違う理由で身を起こそうとして、今度は首に腕を絡められ拘束されました
「・・・あのメガネの教員、やたらとジョニーを気に入っていたな・・・あのような精細なジョニーは珍しいと。
メイの方と言えば、やさぐれた女教員に好かれている・・・自分には辿れなかった自由奔放な道を辿って欲しいと。
そして私は、二人の独特な関係に期待している。
親密な男女でありながら恋人でなく、腕に差がありながら一方的でない、
彼ら自信は師弟と認識しているその状態、だがそれだけでは言い切れないモノを感じる。
”教育”の手の届かない人間関係という面で、素晴らしいモノを持つあの子らに期待しているのだ。
・・・独り言、終わりだ。」


<・・・ぅッ・・・>『・・・・・・。』


迎の悲壮な表情には歓喜と驚きが混じり、今にも泣き出しそうに見えます
大して横たわる伊津は意識が遠のいていきました

「さて、とりあえず保健室へ行こう」
先生は伊津を姫抱きにして歩き出し、迎は涙を拭い嗚咽を抑えながらその後を追いました





――――伊津 寝夢 と 迎 旋風 の、ギル校編入試験は、終了した。

789前スレ566:2005/06/07(火) 22:01:12 ID:qBZwjLaU
=======入学管理局実地試験班報告書:第10万とんで35号=======

Name. Itu Namu
Height. 175cm
Weight. 92kg
Birthday. 5/1
Bloodtype. O
Character. Johnny

Get Point Fa5 An3 Sl2・1・3 Ro3 Ed3
Vs Point Fa5 Po1

配属:1年F組 

この固体の最大の特徴は、状況想定能力にある
既存の枠組みが組み立てられている状況はもちろん、未知の状況に関しても即座に正確に想定を行える能力を有す
それは言い換えれば、あらゆる仕様を把握しているということであり、その知識量は本校でも有数と推測される
特に、得意なキャラ相手にはあらゆる所から瞬時に決着へと持ち込む程の攻撃力を持っている
まさしく一撃必殺の「抜刀」である
また、例え不利なキャラであっても徹底した戦術蓄積により隙を見せず一方的に倒す力をもっている

また、別固体、迎 旋風との関連強化性において突出しているという点を特に強調しておきたい
この輪の中にもう一人加え、強化性のさらなる上昇が見込める可能性がある

しかしメンタル面に大きな欠陥があるという報告もある
通常は緊張も弛緩もしておらず自然体であり、理想的と言えるのだが
本校生徒範馬 萌との対戦において不自然なほど全くの惨敗を喫し、さらにその後対戦を拒否したという
範馬 萌は実力的には伊津と同等以下であるとの意見が一致しており、原因は目下調査中である
また、防御能力に偏りが見られる面もある
TGの溜まっていない闇慈の疾攻めに対し即バーストを使用してしまった等の報告から
反撃には長けていても防御には欠けているのでは、との推察がなされている

以上の要素を差し引き当該固体の今試験実地評価はSマイナスとする



=======入学管理局実地試験班報告書:第10万とんで35号========


Name. Mukai Tumuji
Height. 145cm
Weight. 35kg
Birthday. 12/25
Bloodtype. A
Character. May

Get Point So1 Ky1 Jo1
Vs Point So3 Va5

配属:1年G組

当該固体は、一見すると初心者であり獲得には値しない。
しかし、初心者かと見間違う乱雑さの中に、確かな格闘理念の存在が観測されている
ある程度戦える実力を持ち実績を重ねることができながら、未だ既存の枠に染まりきってはいない
また、現在の段階で、メイとしては驚くほど多くのコンボチャンスを掴む能力を有しているため
これからさらにシステムへの理解を深め、確実なコンボをものにすれば相当な実力者となりえるだろう
別固体、伊津との関連強化性も含め、その将来発展性はかなりの高評価に値する

しかしやはり、現在の総合能力では本来獲得には値しない固体であることを確認しておく

以上の要素から当該固体の今試験実地評価はAマイナス(合格最低ランク)とする

790前スレ566:2005/06/07(火) 22:05:36 ID:qBZwjLaU
あぁぁぁぁ長かった・・・・・試験長かったOTL
まだまだ沢山書きたいことや戦闘のネタはあったけど、いい加減やりすぎなのでまとめられるとこで糸冬。
終劇には腐女子(フレディ)先生に活躍してもらいましたw 

あと、張り忘れ、前回は>>716です

>>620
ういっス♪よろしくやりませう
・・・大変だのうw
>>20
ウファファファファw 素晴らしい!どうしようもないくらい大好きですそのラブコメ具合w
>>前スレ238氏
��
そっ、そんな・・・OTL
あの、天井桜さん大好きでした・・・お疲れさまでした。

前回の分はジョニオフやらMe○長やらのネタ、わかってくれた人もいたようで嬉しいです
返事を返していませんが、あーいう反応がとても励みになります♪ありがとうです

79120:2005/06/07(火) 22:47:52 ID:1N2aaH32
>>566
超GJ!!
Σ伊津が少年でなくなる!?イ㌔伊津!!w

>>768
え〜と、、今続き書いたんですけど・・・。
なんか危ないキャラに仕上がっちゃいました・・・(滝の如き汗)。

それでもよければ投下しますけど・・・。

792名無しさん@2周年半:2005/06/07(火) 23:41:24 ID:myT.UkPI
>>前スレ566氏
とりあえず一区切りですな。GJ!!
…てかトマト持った教員ってちよちchな、なにをするきさまらー!

>>20
>>768じゃないけどカモンカモン!
どんなキャラに仕上がったのか楽しみ(゜∀゜)

79320:2005/06/07(火) 23:53:59 ID:1N2aaH32
>>792
好きとか嫌いとかはいい、トマトを食べるんだ。

いいのかな・・・?まぁ投下。
====================================================================
前回 >>782

ドンッ


「うゎゎ、ごめんなさい!」
「痛、、大丈夫?」

廊下の角を一二三が曲がった瞬間、
前から来た男子生徒2人のうち片方と衝突してしまった。

両者ともに大きくぶっ飛び、お尻から転んだ。


「「・・・あれ?」」


一二三とぶつかった男子が顔をあわせるや否や、声を発した。
ただ、お互い狐につままれたような顔をしている。


「・・・一二三!?」
「・・・赭!?」


・・・一瞬、全ての時が止まる。




・・・そして時は動き出す。


「何?知り合い?」
「え、はい、アメリカに居たときの友達です。」

ポンポンとお尻をはたいて埃を落とし、男子生徒は自己紹介をした。

「あ、、、っと、白井 赭(しらい あかつち)です。
 キャラはDカラーの、黒い梅喧・・・です。よろしく。」


赭の挨拶を皮切りに、ぽつぽつとそれぞれの自己紹介をする。
ただ、どうやらこの赭、、極度の人見知りのようだ。一二三以外には随分と遠慮がちにしている。

それよりなにより注目すべきは、一二三が他人を呼び捨てにしていることだ。
いままで、一二三に親しくしてきた樹や愛でさえも「さん」付けで呼んでいた一二三が、だ。


で、最後に、いままで赭の後ろにいた小さい男子が自己紹介をした。


「那武 覇(なむ は)です。
 キャラはポチョだけど、心はディズィー+ミリア÷2ですので。どうぞよろしく」






沈黙






「あ、あぁ、、、よろしく。」





―――ハワイが凍る日は近い、か?

79420:2005/06/07(火) 23:54:48 ID:1N2aaH32
人が多くなってきたから、台詞の前に名前入れることにしてみた。
======================================================================

一「ねぇねぇ赭、こっちに行っても外には出られないよ?」


確かに、赭と那武が歩いてきた方向は一二三達と逆。
だが、そっちに歩いたところであるのは客室と非常階段のみ。

・・・いや、非常階段から外に出られるとかいうツッコミは受け付けないよ?


赭「うん、それがさ・・・。班のメンバーとはぐれちゃって。
  部屋の場所もサッパリ分からないからこうして放浪してるんだけど・・・。」

覇「まぁ、ちょっとした放浪癖という奴ですな。」







魔「ふ〜ん、大変だな・・・。よかったらウチの部屋に来てもいいぞ?」

吸「ですが魔夢、ウチの部屋はもう定員いっぱいいっぱいですよ?」

魔「あ、そっか。じゃぁ焔の部屋は?」

焔「・・・お前、女の部屋に男2人を放り込むのか?」

魔「(;;;´∀`)ゴ、ゴメンナサイ」


魔夢が親切心を働かせて(先ほどの挽回も兼ねて)、提案するが他の要因であえなく断念。

女の部屋に男2人放り込むのは、、まぁ言い方によってはこの上ない親切心・・・?



樹「じゃ、あたし達の部屋に来れば?3人しかいないし。」

愛「ん、そうだな。俺も心細かったから丁度いい。」

赭「え、、いいんですか・・・?」

覇「まさか女3人の部屋に入ることになるとは・・・キタ(・∀・)コレ」








愛「俺は男だ!!」




――愛の鉄拳が那武に向かって飛んだことは敢えて書くまい。

・・・だが、容姿と状況から考えて、愛が女だと思い込むのは些かの不自然さもないのだが、、、


一「赭、早く荷物置いて着替えてきなよ。待ってるから。」

赭「あぁ、・・・うん。ありがと。」



覇「・・・おいおい赭、これはフラグが立ってるんジャマイカ?」

赭「ブッ、な、何言ってんだお前!ギャルゲーやる暇があるならもっとギルティをやれ、ギルティを!」

覇「そう照れるなって、今度貸してやるから。俺としては、やっぱりお前には妹系ヒロインのシナリオがピッタリだとオモーク」






そんな愉快(?)な会話をしながら、2人は部屋に入っていきました。

795768:2005/06/08(水) 01:05:57 ID:Y8jpc87g
うん、まぁ、なんつーの?
なんで俺がギャルゲ好きだって分かったんだ〜!?
つか俺そのまんまっすw
超超超GJ!

796400:2005/06/08(水) 01:09:11 ID:EMAEcLxk
>>20
来たよ!彼が来ましたよ!
名前さえ付けなかった一発キャラを拾ってくれてありがとう!
田中くん、GJ3枚もってきてー。

797昔は61でした。:2005/06/08(水) 03:49:40 ID:E8sxhuLc
ちょいと大阪弁翻訳使ってみたけど合ってるかどうかわかんないなぁ OTL
大阪人の人がいても怒らないでください(;´Д`)
とりあえず短めだけど、ハワイ編スタートさせてみます、20氏被ったらゴメソ。


「拝啓、母上様、俺は学校の旅行で生まれて初めてハワイの地に足を踏み入れました。
ハワイは綺麗で温かくてとてもいいところです。いつかまたここへ母上様と一緒に来たいものです。かしこ。」

「ケンジ、何またぼそぼそ言ってんの?早くビーチに行こうよ〜。海とかすっごく綺麗らしいし、早く泳ぎに行こう♪」
「イヌ助なんてほっといて早く行くぞ。子澄。」
「ああっ、ちょっと待ってくれよ〜。最近二人とも俺に対して冷た・・・・」ボソボソ

犬助、子澄、イーシャの3人組はハワイに来ても相変わらずいつものコントっぷりを発揮しているようだ。
そして彼らがビーチに着くと見慣れた顔が少し寂しそうにポツンとあったが、子澄達を見つけるやいなや、こっちに向かってきた。

「テスト以来ひさしぶりだね。」

「あれ?龍夢ちゃん一人なの?」

「そうなんや。実を言うと食堂で働いてばっかりで知り合いはようけても友達はあんまり作って無くてさぁ。」

「それなら早く私達のところに来ればよかったのに、折角の旅行だし、みんなで楽しもうよ。」

「気持ちはうれしいけどさ、折角の彼氏とデート邪魔してええの?」

「ケンジは彼氏なんかじゃないよぉ〜、それにイーシャもいるし、二人きりなんて無理無理。」

「彼氏じゃへんとか言うて、ホントは二人きりになりたがっとおじゃん。よっしゃ、ほなイーシャは私に任せて子澄は二人でいきなよ。」

「え!?いいの?」

「ええよ、ええよ、よっしゃ、決まりや。折角の旅行ぐらい二人っきりでね?イーシャは私と遊ぶのいや?」

「いいぞ。私達と遊ぼう、龍夢。」

「イーシャ、悪いけど私はイーシャと二人で遊びたいな。」

「・・・? なぜだ?みんなの方がたのしいぞ?」

「それはね、今からあの二人はデートだからイーシャは私とデートしよ。」

「『でぇと?』なんだそれは?うまいのか?」

798昔は61でした。:2005/06/08(水) 03:51:04 ID:E8sxhuLc
ケンジを無視して女の子三人の話は盛り上がり、ケンジはというと、
「・・・・・ゴクッ。」
子澄達の水着姿を見て生唾を飲み込んでいる所だった。
これだけ見たら変態、変質者、ホテルで覗きを行なったショタ男よりよっぽどたちが悪いようだが、しょうがない。
それもそのはず、近くだとあまり意識しないけど、離れて見れば、子澄は第一印象ではとてもゲーオタには見えない女子高生、龍夢はカモシカのような細さの体系なのに出るところは多少出てる、イーシャは完全に狙ったかのようなスク水だ。
ケンジだって一応男なわけで、たまにはそういう気分になるわけで、顔は悪くなくてもケンジみたいなリアルザッパは正直似つかわしくないわけで・・・・・・・・。
と、自分の中で言い訳や愚痴りながら待ってると。

「ケンジ、イーシャ借りてくで。」
「イーシャがいいならいいけど、イーシャと二人でどうするの?」
龍夢とイーシャはニカッと笑って
「で・ぇ・と。ケンジもガンバレ!」
とだけ答えて、龍夢がイーシャを担いで行ってしまった。

残されたケンジと子澄は、
「二人きりになっちゃったね。」
「私と二人じゃいや?」
「いんや、全然そんなことないよ。じゃあ泳ごうか?。」
「うん♪」
子澄の方からケンジの手を取って、彼女達は笑いながら海の方へと歩いていく。

そう、彼女の勝負は今始まったばかりなのだ。

79920fromSchool:2005/06/08(水) 11:11:43 ID:hPU6GCBM
>>768
よかった、一安心。
61氏のオリキャラとは違って、モデルがすぐ側で見てるから緊張しました

>>400
いままで登場させるきっかけが無くて、遅れてしまって申し訳ないです。

>>61
GJ!
おぉ…!犬助に春の訪れ!?

80064:2005/06/08(水) 18:16:44 ID:IrFv4z8Q
>>773



「オラァッ!!」

今大会初となる永園のオーバーサーブ。球威はそこそこ、球速もまぁまぁ。早い話が中途半端なサーブ。
これならいくら疲労が溜まってるとは言え、楽に返せる。

「あっ!?」

と思った。しかし返せなかった。ボールはあたしの目の前までやってくると左に逃げていった。
さては左右の変化球か…。

「すげー!?アイツのサーブめっちゃ曲ってるぞ!?」

ギャラリーが見てもすぐに分かるくらい変化の幅が大きい。これを攻略するには骨が折れそうだ。

「よくやった永園!その調子だ!!」
「テメェは調子に乗ってんじゃねェよ。役立たずが」

しかし敵はチームプレイに難ありの模様。これなら上手く行けば勝てる。

「永園、俺の見たところ聖はもう体力が尽きかけてる。狙うなら聖の方だ」

緒土…こいつは勘が鋭い。洞察力も判断力も一流。身体能力に乏しいのがせめてもの救いと言っていい。
味方なら頼もしいが、敵になるとこれ以上厄介な相手はいない。

「…ふん…これぐらいの疲れ、アンタ達には丁度いいハンデよ」
「ぬかせ」

再び永園がオーバーサーブを放つ。右か、左か。

「くっ!」

左に飛ぶ。しかしボールは右へ。読みが外れてしまった。2−0。
……今度こそ見切る。
別にこのボールはランダムで曲るわけじゃないし、
ましてや抗鬱音階のように撃った後で任意に曲げることが出来るわけでもない。
回転という物理現象に依存しているだけの話。
要は右回転なのか左回転なのかを見切ればいいんだ。

「オラァッ!!」

目を凝らしてボールを見る。

(右…かな…?)

右に飛ぶ。ボールも右に曲る。でも―――

(届かない…!)

予想以上にボールの変化が激しい。腕を精一杯伸ばしてもボールが外へ逃げていく。
随分と厄介なサーブを打ってくる。
もう体力も残ってないから、変化前を叩くとか言った荒技も出来そうに無い。

「これは追わない方がいいわね…」
「先読み?」
「そういうこと。俣奈はコートの左側をお願い。あたしは右をカバーするから。絶対ボールは追わないで」

左右に割れる。

「オラッ!!」

疲労のせいで頭の回転まで鈍ってしまったのだろうか。
左右に割れれば真ん中に無回転のストレートサーブを放ってくるに決まっていた。
変化球を意識しすぎていて全く反応できなかった。4−0。

「聖ちゃん」
「ん…?なに?」

……ごにょごにょ

「なるほど…うん。分かった。やってみる」

80164:2005/06/08(水) 18:17:29 ID:IrFv4z8Q
(なんだ…?)

三綾 俣奈がネット際まで前進している。あんなに前に出て何をする気だ?
変化前のボールを叩くつもりか?いや、あいつの運動神経は相当悪いはずだ。
そんな芸当が出来るはず無い。なら何をするつもりだ?

ふん…どうでもいい。オレのサーブには指一本触れさせねェ。

「オラァッ!!」

―――バシッ!

「聖ちゃん!右だよ!!」
「分かった!」

(なに?)

―――ぼんっ!

(チッ…そう言うことか…)

三綾に球筋を見切らせ、江辻はそれに従って動く。合理的で無駄が無い。
江辻の卓越した運動神経をもって初めてなせる連携だ。
だが三綾が前に出ているという事は、江辻は広いコートを1人で守っているも同然。
いくらあの女でもスタミナが無くなれば動きも鈍る。
気にする事はない。前後左右に走らせて体力を奪えばいい。

「マッセ!スパイクが来るぞ!!止めろ!!」
「分かってる!!」

江辻が腕を振りかぶる。

「よっと…」

トン…

「あ!?」「しまった…」

フェイントを掛けてくるとは……。4−1になる。サーブ交代。
江辻の剛速球は果たして健在なのだろうか。体力は一体どれくらい残っているのか。

「今度は…こっちの番ね…」

―――バシィッ!!

「くっ…!?」
「うお!?速ぇ!!」

体力は確実に切れかけている。1回戦に比べて明らかにスピードが落ちている。
それでもこの球速…半端ねェ。マジで女かコイツ。

「もう一丁…」

―――バシィッ!!

速すぎる。取れない。触れない。こいつのサーブがある限り、こっちは圧倒的に不利だ。

「マッセ!なんとかしろ!!
「無茶言うな!!」

「良し…このまま…」

―――バシィッ!!

―――ピーッ!!

「アウト!」

ギャラリーがざわめく。ようやく江辻スタミナが切れたようだ。残るは三綾。楽勝だな。

「聖ちゃん大丈夫?」
「はぁ……はぁ…はぁ…っ、結構…キツイかも…」

もう少し遊んでやっても良かったんだが、ここは遠慮なく決めさせてもらうぜ。金一封はオレの物だ。

80264:2005/06/08(水) 18:18:13 ID:IrFv4z8Q
「オラッ!!」

懸命に三綾が手を伸ばすが、変化するサーブには届かない。6−3。

「オラァッ!」
「聖ちゃん!左!」
「はっ!」

―――ぼんっ!

聖がボールを上げる。

「聖のやつ…まだそんな体力が…」

しかしもう体力は完全に切れているようだ。肩で息してるし、呼吸の乱れも激しい。
この状態では強烈なスパイクも打てないだろう。

「えいっ!!」

―――ばしっ!

「な!?」

(三綾がスパイク…!?)

完全に虚を付かれた。6−4。

「私がサーブ撃つよ」
「大丈夫?」
「聖ちゃんは休んでて」

(私だって…)

「えいっ!」

三綾のサーブは俺のに勝るとも劣らないひょろひょろサーブだった。
いくら運動音痴の俺でもこれは取れる。絶好球だ。
腕を伸ばしてトスしようとしたその時、

「あー!足が滑ったぁぁ!!」

―――ずさぁぁぁぁぁぁぁ!!

「ぶほぉっ!?」

聖のスタンディッパーFRCが炸裂した。砂が目やら口やら鼻に入りまくる。
口の中がジャリジャリして痛い。

「ぶ…ごふっ!ごほっ!」
「何やってんだ馬鹿!!」

永園の叱咤が飛ぶ。6−5。

「反則だろ!!」
「だから滑っちゃったんだってば」
「思いっきりスライディングしてたじゃねぇか!!」

くそ…聖のディッパー青は警戒する必要があるな…。

「えい!」

三綾のへろへろサーブが飛んで来る。普通なら余裕で取れる球だが……聖のスライディングがある。

「永園!前に出ろ!2人で掛かるぞ!」
「言われるまでもねェ!」

聖はどちらか一方しか潰せない。俺を潰せば永園が、永園を潰せば俺がスパイクを決められる。
このへろへろサーブだ。俺でもダイレクトで打ち返せる。
もし聖がスライディングすれば体勢も滅茶苦茶になるから、返すのは不可能だ。

(さぁ、どっちを潰す!どっちを潰しても結果は同じだ!!)

―――ゴンッ

鈍い音が海岸に響き渡った。
聖はスライディングしなかった。だから俺は構わずボールに向かって飛んだ。
―――永園も飛んでいた。

80364:2005/06/08(水) 18:22:56 ID:IrFv4z8Q
「いつ…」
「ってェな!ふざけんなよ!?あァ!?」
「な、仲間割れしてる場合じゃないだろ!」

聖のサーブが来る。
―――ん?聖のサーブだって!?

「アイツ…もう回復したってのか!?」

いや、流石に早すぎる。
いくら体力が無くなっているとは言え、三綾が撃つよりはマシだと踏んだか。

「ふっ!」

(アンダーサーブ!?)

やはり球速は落ちている。体力は回復していない。これなら…取れる!

「うお!?」

―――べちっ!

ボールが顔面に命中した。6−7。
このサーブは見たことがある。何を隠そう、この俺が自ら解説したサーブ。

「ホップサーブだと!?」
「まだまだね、緒土」

聖が某テニス漫画の人みたいになってる…。あれか?無○の境地ってヤツか?
なんか知らんけどスーパーサ○ヤ人みたいな"オーラ"が身体から出てきて、
今まで見てきた技が使えるようになるって言うアレか!?
もしかして急に英語喋りだしたりするのか!?果ては分身したりするのか!?

「はっ!」

余計なことを考えている暇はない。今度は次は永園の使ったサーブ。だがこれなら切り返せるはずだ。
こちらにはカーブの本家本元、永園がいる。自分のサーブだ。慣れているはず。

「良しッ!」

永園がボールの曲る方向に先回りする。完璧に見切っている。

「シュリケーン!」

 な ん で そ ん な 物 を 持 っ て る ん で す か 
確かに一回戦で手裏剣投げは見た。でもなんで聖が手裏剣なんて持ってんだよ!
これが無○の境地…!恐るべし!!

「何でもありかよあの女…」

ついに6−8でマッチポイントとなる。次のサーブを決められたら終わりだ。
俺は全く活躍していない。まだ終われない。このままドジっ子では終わらせない!!

80464:2005/06/08(水) 18:24:15 ID:IrFv4z8Q
「はっ!」

―――バシィッ!!

(ホップサーブ…!)

「くっ!」

振り上げるようにアンダートスを放つ。鼻先まで浮いてきたボールを天高く弾いた。

「永園!撃て!!」
「指図すんじゃねェ!!」

と言いつつも永園が飛ぶ。上体を大きく反らせる。腕だけでなく、上半身のバネをフルに使う。

―――バシィッ!!

「しまった…!?」

凄まじい速度のスパイク。流石の聖も間に合わない。ボールが猛スピードで地面に落ち―――

―――べちっ!

「あ」「あ」「あ」

3人の音声が重なった。地面に落下すると思われたボールは、三綾の顔面にヒットしていた。

「……いたい……」
「俣奈!大丈夫!?」

―――ピィーッ!!

「試合終了!!勝者はチーム『見誤ったな』!」
「な、なんでだよ!?」「ハァ!?ふざけんじゃねぇぞ!!」
「良く見て下さい」
「え?」

俺たちのコートにビーチボールが転がっていた。

「が、顔面で返したってのか!?」

確かにルール上は何の問題も無い。でもこんな終わり方って…マジかよ…。

「それではチーム『見誤ったな』にトロフィーと賞品を授与します。皆様、盛大な拍手を!!」

こうしてビーチバレー大会は大きな拍手に包まれながら幕を閉じたのであった。

805名無しさん@2周年半:2005/06/08(水) 19:22:50 ID:Iao6ngEE
>>64氏GJ!

806前スレ566:2005/06/08(水) 19:57:33 ID:K.cs9B96
熱いビーチバレーだったw 素敵です>>64
うーむ、キャラ達がすっげー楽しそう。見事としか

っつーか聖とかお前ら本当にギルオタかと小一時間(ry
ここは健康的なギルオタネッツですね

80720:2005/06/08(水) 21:06:13 ID:HLaRrWSo
>>64
ビーチバレーGJ!
個人的にはギア開発成功か!?がお気に入りです。
=======================================================================
前回 >>793-794

赭と那武も着替え終わり、あらためてビーチへ繰り出すことに。

外では今までビーチバレーの大会が開かれていたようだ。
聞くところによると、チームのほとんどがギル高勢で、有り得ない身体能力を発揮して大会を盛り上げたらしい。


一「ねぇ、赭。いつギル高に来たの?」

赭「ん〜、一ヵ月くらい前かな。夏休みに編入試験したんだ。」

一「そっかぁ、、あのね、私謝らないといけないことがあって・・・。」

赭「?」

一「何も言わないでアメリカから日本に行っちゃって、、ゴメンネ。」

赭「いいよ、別に気にして無いから。こうして会えたんだし。」


再会を歓び、話す一二三と赭。
そう、一二三は赭に別れの挨拶もせずに日本に来てしまっていたのだ。


覇「フオオォォォォ・・・見える、見えるぞ!!」

赭「・・・ど、どうした那武・・・?」

覇「フラグがぁぁ、、はっきりと俺の目に映っている!!」

赭「またか!お前いい加減にしろってのに!」

覇「おめでとう赭!トゥルーエンドは近いぞ!!」

赭「トゥルーってなんだぁーー!!」


那武がいきなり恐ろしいことを口走る。

もし彼の言っていることが分からない人がいるのであれば解説しよう。
いわゆる美少女ゲーにおいて、特定の女の子と関係するイベントをこなしたり、
正しい選択肢を選択することで、その女の子からの好感度をあげることが重要な攻略要素となる。
で、フラグと言う物は、好感度が一定値以上に達したり、ストーリーの段階が進んだりすることで立つのだ。
フラグが立つことで、通常では起こり得ないイベントに遭遇したり、ムフフなイベントに突入したりするのだ!

この場合に当てはめて考えるのであれば、イベント「再会」が発生し、一二三が赭に謝る。
そこで赭が「気にして無いよ」とやさしく返すことによってフラグが立った、と那武は言っているのだ!


樹「仲がよろしい事で・・・、因みに向こうでは付き合ってらしたのですか?」


樹がどこからともなくマイクを取り出して2人に向ける。
完全にニュースキャスター気取りといった感じだ。もう酔った形跡など微塵もない。


赭「え、いや、、そんなんじゃない・・・」

一「そ、そそそそうですよ樹さん。違いますよ。」

樹「でも〜、呼び捨てにしてるのは気になりますネェ〜」

一「ぅぐ・・・。」

80820:2005/06/08(水) 21:06:44 ID:HLaRrWSo

焔「・・・いい加減にしろ。」




ゴスッ




樹「痛ッ」


珍しく焔が止めに入る。多少強引な方法を取りはしたが・・・。
流石にこれ以上は一二三でも怒るだろう、とでも思ったのだろう。


愛「止めるなよ〜、結構気になってたのに・・・。」
魔「癪だけど、愛に同意。」
吸「私も御二人の話しは聞いてみたかったですね。」
覇「・・・これなんてギャルゲー?」
樹「ほら、みんな聞きたがってるでしょう!」


口々に不満が飛び出す。
元来ギルヲタとは恋愛とは程遠い領域に住む者達だ。

他人の惚気話くらい聞いたっていいだろ。というのが彼らの主張らしい。



焔「・・・脳が膿んだ連中しか居ないのか?」ソウダソウダー

焔「だいたいお前ら、嫌がってる奴から無理に聞きだしてどうする?」ドウスルー


焔「・・・だれだ!さっきから相づちを打っているのは。」ダレジャー


焔が長いブロンドの髪の毛を翻して振り返ると、そこには場にそぐわない水着を来た少女が立っていた。
場にそぐわない、というのは、彼女がいわゆる「スク水」を着ているからである。


覇「ス、スク水(;;´Д`)ハァハァ」

イ「Σ、、な、何だお前!変な目で見るな!」

覇「ハハハ、最高の褒め言葉だぁ〜。」


今にもイーシャをトッ捕まえてしまいそうなオーラを那武が纏っている。
だめだぞ那武 覇、オタクだからこそ女の子を守らなければいけないんだ。


龍「イーシャ!伏せろーー!!」

イ「Σ」ササッ

龍「なにしとんねんこのアホォがぁーーー!!!」ヒャッポシンショー!!

覇「ワブシッ」


ホワッチョー!ロマンティーックセンリシンショー!!ホゥ!ホゥ!ホワァッ!!ホワッチョー!ホアー!ホァー!!



- S L A S H -

カモシカの如き華麗な体躯から繰り出される攻撃の数々が、那武に襲い掛かる。

小さい女の子に手を出すと、こういうことになるから、全国の善良なオタク達はやっちゃだめだぞ。



お兄(フォモ)さんとのお約束だ、

              。‐-、
             __/†ヘ、\
            I / .| >,r""''、    な!
       r=;'´ )ヘ''" \Jく {    <
         ´~゛'ー''" 7ィヾy`">、 \
             /=∞=;,,/   | |
             /"´/""''Y ├ ゝ  ,,‐'''
            /  / _,,┤ f゙,小,'''"´
            |  -‐''ィ'''"´`^^´
        ., -‐''イ´/ソ,<
     -‐''"´    └、ヽ ヽ\
               ヽヽ \
               丶ヽイノ
                ) Y
              _,.ィ´ f'
                 ̄

80920:2005/06/08(水) 21:08:26 ID:HLaRrWSo
・・・ギャルゲーやったこと無いのに無理矢理解説してる俺痛いな。。

しかも那武が犯罪者一歩手前という存在になってるし・・・;
なんか暴走してしまった感が・・・wゆ、許してくれ orz

810名無しさん@2周年半:2005/06/08(水) 22:44:51 ID:zJtBNxlA
俺は一向に構いませんよ〜!
後は名無しに戻ってニヤニヤしてます
那武覇は20氏のキャラだ!ってわけで20氏カラーに染めさゃってくだちい
ワガママ言って混ぜてもらってまじ感謝。一生の思い出になりますた。GJ!

>>64
熱すぎるwGJ!

811名無しさん@2周年半:2005/06/08(水) 23:12:44 ID:PZ/JF8kY
64氏シュリケーンGJ!!

20氏GJ!!
赭!!一二三タソは俺のモノだァーッ!
シュリケーンでシショらすぞモルァ



…すまん

812名無しさん@2周年半:2005/06/09(木) 01:58:10 ID:bIFqvMWE
そして>>807を読んでいて、「これ何てエロゲー?」と書き込もうとした俺ガイル

64氏のディッパー青GJ!
20氏百歩CH(?)GJ!

つまりギルオタたるものゲージは必須なわけですね

813706:2005/06/09(木) 02:01:16 ID:nTRD9Mlw
169氏 ネタがやや被り気味なのがすいません。 代わりになる流れも思いつかずにそのまま通す俺ガイル
64氏 ビーチバレー終了おつかれさまGJ

前回は>765

受験日の夜中、少女等のメールより。
『なんだか封殺されてた感じだけど、梅喧とカイってそんなに相性悪かったかな?』

『しいていうなら身内読み、かな。』

『ブランク長かったからかなー。』

『まぁ、昔やったランダム(千夏)対カイ(悠)戦で2勝48敗の復習とでも思ってよ。』

『なつかしいね〜。また今度やってみようか?』

『それなら、私がランダムで千夏が梅喧使うことになるけどね。』

『… おやすみー。 学校でね。』

『ハイ、おやすみー。』

そして、3日後の学校
すでに寮へは一通りの荷物を送った、ギル高生徒としての登校初日である。
「おはよー、何組だったの?」
学校へ到着するなり悠と亜美ちゃんが張り付いてきた。
「E組だけど。」
合格した際に一緒に送られてきた書類で確認をする。しっかり、E組と記載されている。
「おー、私と一緒だね。らっきー」
またこの顔と同じクラスか… 朝から気分が滅入るな〜
「こらそこ、露骨に嫌そうな顔をしないの。」
「この顔はもう見飽きた、亜美ちゃんと変わってくれ。」
すでに10年見続けてるんだ、たまには違う奴が来てもいいじゃないかとは思うのだが、そうもいかないのが腐れ縁というやつである。
「すいません、私はF組なんです。」
ぁぁ、振り向くのが嫌だ、こういうときのこいつの顔は私の精神に悪い。
『ニヤリ(・∀・)b』
「ネッテロー!」
「リアルヴォルカ酷い…」
Dループ入れてもシショらないような性格をしているくせに何をいうか。

そうこうしているうちに教室に到着する…
「で… なんでか人が全くいないですけど(汗」
どういうわけか知らないがF組だと言っていた亜美ちゃんも一緒にE組へ入ってきてるし。
「ごめんね〜、修学旅行連れて行きたかったから頑張ったんだけどね。出発は昨日だったの。」
「残念ですけど、皆が帰ってくるまで毎日自習なんです。 でも、旅行期間中は筐体がフリープレイ状態だからギルティし放題なんです。」
「だから、昨日言ってたアレやろ♪ ランダム(悠+亜美)対 梅喧(千夏)」
「ねぇ、悠… リアルタイランレイブしていい?」
無駄に大げさに振りかぶって殴りかかる、悠の方もやはり大きすぎるバクステ回避をして叫んだ
『なにやってんだこいつ〜!』
……少しハモっていた

私の初登校は無人の学校、まるで入学式を1日間違えたような気分…
ただ違うのは、初授業をいつになったら受けられるのか皆目検討もつかないということだ(汗

814名無しさん@2周年半:2005/06/09(木) 18:22:24 ID:m6mZy2gU
職人さんみんな纏めてGJ!
64氏の某テニス漫画ネタにワロタw

815前スレ566:2005/06/09(木) 21:11:46 ID:MpGxciUE
前回>>785


―――試験終了数日後、伊津家

『うんうん、あい、あい〜了解。そんじゃー現場でー♪』
カチッ、と伊津は携帯電話の切ボタンを押しました
そして、もそもそと鞄の中身と懐の暖かさを確認し、鏡へ向かいます
『…まぁ、少しは年相応に見えるかな』
黒い長袖シャツに白のゆるゆるの半袖シャツを重ね、黒のツルツルした化学繊維のズ
ボンを履いて
暗めの茶色の運動靴に、同色金縁のサングラスをかけています
『…はぁ、なんつーかナンパなおっさんくさいが…まぁ、でもマシか』

…ぶっちゃけた話、これっぽっちも年齢相応の外見ではありません
しかし、彼の太いツリ眉毛がグラスで隠され、ズボンの軽い締め付けによってお腹に
補正がかかっているため
普段のスラックス+シャツ+上着というスタイルよりは、年齢が低くみえます
…せいぜい20代後半と30代前半ぐらいの差しかありませんが・・・

ピンポーン

さてさて、そんなことを言ってる間に、伊津の家に迎えが来たようです

『いよ〜〜ぅ待ち侘びたぜー!』


「「<  !!  >」」」



<うわーうわーw ”ダイエットのお薬いらなーい?”とか言ってそーな人がいるー♪>
「駄ぁ目だよーそこの人〜さば読んで高校入っちゃーw」
「ネー叔父さーんお小遣いちょ〜だーいお小遣〜いw」
『テメーラ!!扇ぎころしてやる(`д)つ)))))))』

816前スレ566:2005/06/09(木) 21:13:16 ID:MpGxciUE
今日はギル校の入学が決まったお祝いにと、友達で集まって夕飯を食べることになっています
とはいっても、雰囲気抜群のディヌァ〜を二人で……というわけではなく
皆でお好み焼きでもいこーじゃないかヒャッハー!!という如何にも庶民的なものでした

「「二人ともー!!合格おっめでとー!!」」
パパンッパンッパンパンパンッ パチパチパチパチ ウォーーーー
クラッカーが弾けるのと共に、店中から拍手の音が鳴り響きます
「ネーさんだもんねーw 余裕だったでしょー!?」
「っつーか姫も一緒に行くとは思わなかったぜーw 当日いきなりとかいって、アンタナカナカ アグレッシブだっ!w」
『イヤイヤイヤイヤ♪嬉しーねー照れるねーどーもアーッハッハッハッハッハありがとーw』
伊津は50㎝はある金色の扇で自分の額をペチッと叩きながらペコペコクルクルと挨拶しています
「おーぅなんだかしらねーがおめでとサンだーあんちゃんw」
カンパーイ というかけ声と共に、オジサンはいきなり瓶ビールをラッパ飲みしはじめました
<きゃははははっっ♪うふふー有り難うございますー!うわーぃやっほーぅ♪>
迎はクラッカーの糸に絡まり嬉しそうに悶えたり、飛び跳ねたりしています
「おめでとー!なぁに〜?二人の結婚でも決まったのお嬢ちゃん達ー♪羨ましいわぁー」
アラアラアラアラ何言ってるのかしらあたしったら酔ってるわホホホホと笑いながら、
店のおばちゃんが生地を鉄板に広げてお好み焼きを作り始めました
元々ソースや生地の香りがする店内に、じゅぅわ〜と真新しい香りが広がり食欲をそそります

817前スレ566:2005/06/09(木) 21:14:32 ID:MpGxciUE
『うほぁーいい匂いだー♪たまんないねこらぁw』
「Σうわ鉄板から食った なにやってんだコイツーw」
「どう考えてもまだ全然生でしょー!?ダメだよーぶっぱ禁止だよネーさーん」
<うぅわーイジキタナーなにやってんですかもーw>
「とか言いながら食ってるし!!」
「ぁぁぁああ拝啓母上様都会の女の子は生でもイケるらしいです信じられませんッッ」
「だはははははwこらこらこら誤解招くにも程があんぞ坊主!!」
『そーだそーだオメーこそぶっぱ禁止だっ!!放送禁止おいぃぃっす!!』
「Σッッッッッ痛――――――――!」
「9(^Д^)ぷぎゃ――w」
「…………っだー!扇でどつくの禁止ッ!!暴力禁止ソルソース!!」
『Σのぁぁぁああ!?てめぇ俺の皿にっ!黒い水面ができあがってんじゃねぇかバカタリ!!』
「アラアラアラアラ食べ放題の時のお残しは料金倍だからねー(^^」
「<ぷぎゃー9(^∀^)9(^Д^)ぷぎゃーw>」
『ぬぁぁアッくそう!そいじゃあおっちゃん!!俺の奢りでコイツにドクターペッパー!』
「何だっt「あいサぁ!並で良いかい!?」」
『いやジャンボで!!』「任せろっ今奥からボトルもってくらぁ!!」
「何だとぉーーーーーーーーーー・・・・・・・・・(゚∞゚)ペーチュンチュン」
<「チュンチュン9(゚∞゚) 9(゚∞゚)チュンチュン 」>
「アラアラアラ焼けたわよー、ハイっちゅんちゅん♪」
『NOOOoooooooぉぉぉぉうっっ!!何故に俺!?皿からソースが溢れてるじゃないかっ!』
「ウハハハハ残すなよぉあんちゃんwほれほれ景気付けにいっとけー!」
<何ですかその黄金色の液体は!?甘い香りがしますよっ?>
「リアルタンクハイダッ!!おら飲めっ」
『むごっ!!ングングング・・・』
「あぁ、リアルゴールドのでけーのか。フツーにうまそーじゃねーか」
「 半 分 以 上 ウ ォ ッ カ だ け ど な !!」
『ぶぼは――――――――ッ』
<あぁあ�彔嫋◆宗宗�!?だっ大丈夫ですかぁー?>
『・・・ココが、墓場にナルとhくそhr”R’』
「がはははははだらしねーぞ!もうダウンかぁー!!」
『・・・世界最大の私が病んでしまうとはアニョニュニ#”$‘{{}&(&』
「むっ!ふぁふふがふぇーはん、んぐっ、ぶっ倒れてもギルオタだっw」
「つーかいつの間に食ってんだオメー、さてはっ!!毅式ダナッ!?」
「アラアラアラだってどんどん焼けてるわよホラホラホラお食べ〜♪」
<師匠ー!師匠ー!?>
『・・・マッセ!マッセ!!ショッ!ショッ!ショット!!』
<何言ってんですかー!!しっかりして下さーい!>
『・・・ボールカニックボールカニックヴォールカニックヴァイパー!!!』
<師匠〜!?CPUに乗っ取られてるっ!?>
「あっはっはっはっは♪CPUソルだね今のw」
『メガフィスッ!』
「おほ、今度はポチョだw バリエーション広ー」
『メガフィスッ!』
「スライドヘッド読めたぁ!バンデ――ッドブリn『ヘブンリィィィィ!』
「ギャ〜〜〜〜〜( д) °°」
<あははははは!!捕まった捕まったw>
「ひゃははははは!!やべーこのポチョ強ぇーw」
「倒れててもお前には。・゚・(ノд')・゚・。カテナイノカー」
『見誤ったな!素面では必殺に一息足りぬことを知り、私は今のスタイルを確立したのだw』
<おっ�弣唎④討�!?w>
「⊂二二二�堯福─⑦奸�)二⊃ガーン 」


「 っ て い う か お 前 ら 食 え よ 」


「ソウ(;´д)(゚ワ゚)(дヾ)ダッターーーーーーー」


<豚玉イタダキーッ♪>『あっこらそいつぁ俺のっ「んじゃカレー玉をもらいまーw」
『ちょっ待て!だれだこらマスタードタラモ玉とか頼んだの!!っつーか食えるのかコレーッ!!』



・・・そんなこんなで、ぎゃーのぎゃーの騒ぎながら夜は更けていきます

818前スレ566:2005/06/09(木) 21:15:31 ID:MpGxciUE
マジで酔って寝入ってしまった伊津と、その介抱に迎を残して二人は帰っていきました



『・・・む。寝ちまったか』
座敷に腹を下にして寝転がった体勢のまま、伊津はつぶやきました

<ハイ。二人、帰っちゃいましたよ>
『・・・そうか。ん・・・。ありがとな、旋風』
「ホラホラホラ目ぇ覚めたのなら顔洗ってきなさいな」
『�瑤Δ¤◆,△蠅❹箸Ε乾競ぅ泪后�

顔を洗った伊津はそのまま店の外へ出ました

『・・・ふぃー。外は、涼しいな・・・・・・。』

一言、今の状況を確かめるようにこぼしました

ガラッ

<・・・お疲れ様。>
振り返りはせずに、店から出てきた旋風へ答えます
『んー。お疲れ様。』

<・・・。・・・良かったんですか?>

『ん・・・?』

<あの二人に、何も・・・ホラ、お別れとかを・・・>

すーっ、と伊津は柔い溜息をつきました

『ま、いーんだろ。帰った、ってことは・・・さ。』
<でも、あっけなさすぎますよ・・・あんなに、一緒だったのに>
『・・・なに、どの道こんな別れ方だったハズだし。卒業だろうなんだろうと』
<私なんて・・・ホント、涙で天の川ができそうなくらい、だったのに・・・>
『んー。想像できないよ、そんな俺たち三人は。最後の日だってフツーにゲーセン行ってさ、
 好き放題対戦してだべってどつきあって・・・んじゃーな、って。
 何事もなかったかのように翌日からは会わなくなってる、そんなだろーさ』
<・・・なんていうか。>
『あ〜・・・・・・冷たい、気がするか?』
<・・・ハイ。だって、いちばん、仲良かったじゃないですか>
『あぁ、その自覚は、あるな。』
<だったら・・・!!>
『いーんだと思う、これで。気があうから、楽しいから、一緒に居たんだもんよ』
<・・・そんな、やっぱり・・・あっさりすぎで・・・>
『泣くなって・・・。最後があっさり過ぎたんじゃ、ないんだから』
<・・・どういう、ことですか・・・?>
『毎日が、最高だったの。最初から、最後まで』
<ッッ・・・>


『・・・納得、したろ?』
<ハイ・・・・・・ハイ。胸の中のへんなのが、すっきりしました>
『ん。そいじゃ、そろそろ中戻ろう』
<あはっ・・・ですね。ここが外だって、忘れてましたw>
『おいおいw』


二人が店内へ戻ると、先ほどよりもすっかり片付いてシンとしています
そして、座敷のテーブルが退かされてそこに布団が二組敷いてありました

「書置き。今日はもう遅いから、泊まっていきなさい。明日は定休日だから
 あぁ、あたしら夫婦は出かけるから、音の心配はしなくていいよ。
 久しぶりに夜明けのツーリングと洒落込ませてもらうつもりさね。
 あぁ、お風呂は沸かしておいたし、アレはレジの横に置いておいたからね、ちゃんと着けるんだよ?
 そうそう、代金を置いていくのを忘れちゃ困るよ。そいじゃね
                             おばちゃんより 」


『・・・・・・(絶句)』

<・・・・・・・(赤面もできないくらい絶句)>


『・・・あー、風呂ハイッテッサッサト寝ルゾ』
伊津はミギー・・・もとい、ミッ○ーと間違うような見事な裏声で喋りました
<・・・・・・・おばちゃん・・・勘違いしたままだったの・・・・・・ぅぁぁあ゙>
迎はなかなか思考が回復しませんでした
『えーと、とりあえず旋風』
バチンッ と思い切り手拍子を打ちます
<�瑤劼磴�!!>
『お前先に風呂入ってくれ、女の子なんだから』
<あああ、は、はいっ�堯,修い犬秬茲縫ぅ織瀬⑤泪好叩Ą�
そう言って、迎はバタバタと奥の部屋へと駆け抜けていきました

『はぁぁぁぁ・・・旋風がボケてて助かった。おばちゃんマジ勘弁だよ・・・w』
真っ黒でよく見えませんが、ズボンのある位置がなんというか・・・・・・モッコリしています
『ったく、身体は無節操だねぇ・・・・・・身長差いくつだと思ってんだか』
オレはロリコンじゃない、頭の中で必死で繰り返しながら、伊津は風呂が空くのを待つのでした

819前スレ566:2005/06/09(木) 21:23:49 ID:MpGxciUE
今までの高校の友達との別れもすませ、ついに二人旅立ちの時です!!
やっと次からギル校編に突入できます�遙�
>>706
フォッ�廹膨鼎醗“類舛磴鵑❺唫薀好瓮ぅ箸�!よ、よろしくデス!!
>>811
一二三たそは渡しませんッッ!ドリルデンジャー!!
>>20
百歩GJ!龍やばい!!リアル戦闘力で江辻と並んでるw

820名無しさん@2周年半:2005/06/09(木) 23:15:47 ID:nUXwgTrw
高校生・・・・・?

82120:2005/06/10(金) 00:25:44 ID:gdUBZ/As
>>706
GJ!会えるのは数日先みたいですね。なかよくしたってくらはい

>>566
GJ!・・・おばちゃんナニヤッテンダw

>>820
高校生
===================================================================

イ「龍夢、なんだかよく分からないが助かったぞ!」

龍「イーシャ、大丈夫?変なことされてへんか?」


=前回のあらすじ=
ギャルゲー好きな那武 覇は、スク水を見ることによってその力を通常の4倍に高めるのだ。
その結果、たとえ現実だろうが仮想だろうがそんなの無視して彼は危ないオーラを纏うのである。
で、那武がイーシャに変質者まるだしで迫ったところを龍夢が百歩CHから朝龍千里コンボを決めてSLASHしたのだった。


覇「くっ、やるな・・・。だがまだだ!まだ終わらんよ!!」

龍「まだやるんかこの変態!いくらでも追い払ったる!」ギュィーーーン ホアッ

覇「・・・き、今日のところは見逃してやろう。」


那武的には「これ以上喰らったらご先祖に会える。」とでも思ったのだろう。

賢明な判断だ、いや、ここは敢えて"懸命"な判断といっておこうか。



――こう見えて、彼、 必 死 で あ る 。



魔「・・・なぁ、ビーチに行くなら、さっさと行ったほうがいいんじゃないの?」

吸「そうですねぇ、これ以上もたついていると遊ぶ時間が無くなってしまいます。」

一「そうですよ、お2人も一緒にいきましょうよ。」

龍「ん、そやな。このドアホも監視せなあかんし・・・。ひょっとして連れ?」

愛「あぁ、そのドアホ?が那武 覇。で、こっちが白井 赭。一二三の友達なんだとさ。」

樹「・・・あとちょっとで煮え切らない関係に終止符が打たれるところよ。」ボソボソ


樹、一二三と赭の関係を面白がっています。
それ以上に無理矢理にでも2人をくっつけようとすらしています。


赭「いや、待って待って。だからそういう関係じゃないんですってば・・・。」

樹「え〜、そんなこと言ったら一二三が可哀想よねぇ・・・。」ボソボソ

焔「貴様は脳みそがピンクに染まっているのか・・・?」




最近の女の子って・・・、怖いですね・・・。

82220:2005/06/10(金) 00:28:09 ID:gdUBZ/As

その後、海に繰り出してワイワイと遊んだ。


じゃんけんで負けた一二三が肩まで砂に埋められたり

樹が身の丈3mはあろうかという大男に遭遇したり

愛が長めのシャツを着ていたばかりにナンパされたり

吸は吸で、海の家の定員に間違えられたり

魔夢は・・・、言うまでもなく。

焔に関しては特に問題は無かったようだが。まぁ強いて言うなら魔夢の姉と思われたくらいか。

イーシャは那部に付きまとわれていたり

那武はイーシャに付きまとっていたり

龍夢は那武に終始睨みを利かせていた。

赭は・・・、


通りすがりのギル高生とこんなやり取りがあったようだ。

A「赭!!一二三タソは俺のモノだァーッ!シュリケーンでシショらすぞモルァ」

赭「え、ちょ、ちょっと落ち着いて下さいって・・・。」

B「一二三たそは渡しませんッッ!ドリルデンジャー!!」

A「オゥァー!!?」





日も落ちてきたので、今日はこの辺で切り上げてホテルへ――。

823名無しさん@2周年半:2005/06/10(金) 13:26:28 ID:rM4x2o/6
うはw ギル校にこのスレ住人が紛れ込んでるw

824名無しさん@2周年半:2005/06/10(金) 14:45:11 ID:cFvqebYM
定期age

825名無しさん@2周年半:2005/06/10(金) 15:19:52 ID:RWurN2m.
一二三に学園のアイドル説浮上!?

82664:2005/06/10(金) 17:50:34 ID:k4SqjPKk
>>800


「あれ?永園は?」

いない。さてはどさくさに紛れて逃げたな…ちょっと目を離した隙にこれか…。

「『ナンパしてくる』って言ってどこか行っちゃったよ」
「そういうところは変わってねぇな…」
「探す?」
「もうすぐメシだし腹減ったら帰ってくるだろ。ホテルで待ってようぜ」

紙野と2人でホテルまで戻る。

「永園怒ってたか?」
「え、なんで?」
「いや、俺足引っ張りまくっちまったからさ…アイツのことだからキレてんじゃないかと思って」
「そんな様子じゃなかったよ。むしろ楽しそうだったよ」
「マジか?」
「うん」
「あの永園がねぇ…」

部屋に戻ってしばらく経ったら郁瀬が帰ってきた。だが永園は帰ってこなかった。
腹が減ったので先に食事と風呂を済ませてしまった。

「もう9時か…」

一応消灯時間は10:00となっている。しかし消灯時間なんて物は破るために存在するのだ。
これを遵守する高校生がいたら見てみたい。そもそも今どき10時に寝る高校生なんていない。

「あ、永園くん」

9:30。不機嫌そうな永園が現れた。

「その様子だとナンパは失敗に終わったみたいだな」
「いちいち五月蝿ェな…」
「メシは?」
「外で食ってきた」
「単独行動は禁止だって言ってるだろ。俺らにも迷惑掛かるんだよ」
「知るか」
「それにしてもハワイにまで来てナンパか…お前らしいな」
「るせェな…テメェは彼女いるもんなァ?いい御身分だぜ」

静寂が104号室を支配した。

「あ?なに固まってんだ?」
「あ、あ、あ、あ、兄貴に彼女がーーーーーーー!?」

郁瀬が取り乱し始める。頭を抱えて床をゴロゴロのた打ち回る。凄いリアクションだ。

「ま、待て!!なんだそのガセネタは!?」
「はァ?テメェ自分で言ってたじゃねェか」
「嘘つけ!!」
「三綾 俣奈と付き合ってるって」
「フオオオアアアアアアアア!!何と言う…何と言う事だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「何をデタラメな…」

いや待て。思い当たる節がある。そう、あれは今から5ヶ月ほど前。
俺がギル高に入学した初日の出来事だった。
永園が三綾をナンパしにきた。俺は永園から逃れる為に他愛無い嘘を付いた。
三綾と付き合ってる、と。

82764:2005/06/10(金) 17:51:21 ID:k4SqjPKk
「……ああ、なんだあれか…あれはただの嘘だ」
「本当ですか兄貴ィィィィィィィ!!」
「ま、マジだ。だから落ち着け」
「良かった…」

さめざめと涙を流す郁瀬。悲しんだり喜んだり忙しい奴だ。

「じゃあテメェに女はいねェんだな?」
「そう言うこと」
「なら丁度いい。お前明日ナンパに付き合え」

―――は?

「なんでだよ!!」
「別にいいじゃねェか。1人だと色々勝手が悪ぃんだよ」
「郁瀬とか紙野もいるじゃねぇか!なんで俺が!!」
「ホモはいらねェ。毅は話術も無いし、無理に決まってる」
「俺だって無理だ!!」

生粋のギルヲタで高校に入るまでロクに女子と話したことも無かった。
そんな俺がナンパだって?出来る訳ない。

「江辻とか三綾とは普通に喋ってるじゃねェか」
「それはそうだけど……」
「ん?なんだよオイ。お前もしかしてどっちかに惚れてんのか?
 それとも付き合ってないってのはやっぱ嘘か?」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」

郁瀬が絶叫する。
さっきまでネガティブペナルティくらってテンションゲージ空っぽだったはずなのに。
まるで金サイクを当てたかのようだ。

「んなワケあるか!!」
「正直に言えよ」
「どうなんですか兄貴ィィィィ!!本当なんですかぁぁぁ!?」

いくらギルヲタとは言え、男子高校生が4人も集まればこういう会話が発生するのも至極当然である。
しかも舞台は修学旅行。夜の宿の一室。会話に歯止めが掛からなくなる。

「違うって言ってんだろ!それにお前には蘇留がいるだろうが!!」
「フォ…」

郁瀬の動きが止まる。
そうか。なんだ、簡単なことじゃないか。こいつがフォモードになったら蘇留の名を出せばいい。

「なんだ?コイツ女いんのかよ」
「ビーチバレーに行く前に部屋に女の子が来ただろ?アレだ」
「マジかよ…こんな変態野郎に…」
「し、しかしですね兄貴…」
「あ〜あ…お前のこんな姿を見たら蘇留のヤツ泣くぞ?っつーかお前蘇留の事どう思ってんだ?」
「どうって…?」
「好きか嫌いか」

単刀直入に聞く。コイツは今まで蘇留に引っ張られる形で付き合ってきた。
実際郁背が蘇留をどう思ってるのかは謎だった。

「兄としても気になるよなぁ?」
「ははは…僕が口出しすることじゃないよ。…でもやっぱり気になるね」
「ほら、どうなんだ郁瀬」

郁瀬が照れたように頭をポリポリと掻く。

「ま、まぁ…正直最初はなんとも思ってませんでしたけど…」
「お!?って事は今は…?」
「す、好き……ですかね…」

あの郁瀬が。
どうしようもなく馬鹿で、変態で―――ハードゲイの郁瀬が。
ついに真人間としての一歩を踏み出したのだ。
嗚呼!!俺は今猛烈に感動している!!

「祝杯だー!!今宵は無礼講だー!!」
「お?酒か?」
「ちょ、ちょっと2人とも!まずいよ!」
「良し、オレが買って来る」
「ちょっと永園くん!やめた方がいいって…」

紙野が止めるのも聞かずに永園は部屋を出て行った。時計の針はすでに12時を回っていた。

828名無しさん@2周年半:2005/06/10(金) 19:10:16 ID:uX7k/jjc
64氏フォォォォォォォォォォ!!!!!!(<◎>)

829名無しさん@2周年半:2005/06/10(金) 19:23:16 ID:JQgkAuiI
64氏GJ(*´Д`)ハァハァ

830名無しさん@2周年半:2005/06/10(金) 20:44:10 ID:cZvpNA0E
永園は実はむっちゃいい奴なんじゃないのか?
64氏GJ!

83120:2005/06/10(金) 21:56:32 ID:Bb/sHZZ.
>>64氏GJ!
永園が良キャラすぎる・・・。
=====================================================================
前回 >>821-822

魔「・・・そう言えば」


ホテルのロビーで、唐突に魔夢が切り出す。


魔「犬助と子澄を見たやついる?」


その場に居合わせた誰もが首を横に振る。
つまり、誰一人として犬助と子澄の姿を見ていないことを表していた。

――が、知っている人はいるのである。

前後の文章が矛盾してるぞモルァ!!なんて突っ込みは受け付けません。


龍「ん〜〜、実はなぁ、、あの2人はデートしとったんや。
  隠すつもりはなかったんやけど、折角やから2人きりにさせたろうかな〜ってことで。」

魔「ふ〜ん、なんだそういうことか。考えて損した。」

吸「なるほど、そういう理由でしたか・・・。おっと、一句浮かびましたよ。」





――夏の海 ケンジに遅い 春の風   直下。





焔「いつから詩詠みになった・・・?」

吸「いえ、最近ちょっと凝りだしまして・・・。」


直下 吸、高校一年・・・。
随分と渋い趣味の持ち主である。

・・・だが、それがスレイヤークオリティ(?)。


愛「・・・じゃ、俺たちの部屋はこっちだから。またな。」

83220:2005/06/10(金) 21:57:27 ID:Bb/sHZZ.

さて、旅行の一日目もこれで終わりだ。。
消灯は10時に設定されている、、だがそんなことは関係ない。

消灯時間とは常に破られるためだけの存在だと言うことだ!!


一「それじゃ、電気消しますね〜。」



パチン




・・・視界が、闇に包まれてしまった。みんな寝るのか?

――え〜と、ちょっと待て。
みんなマジで寝ちゃうの?そんな勿体ねぇってのに・・・あ゙ーーーー。

メンドクセ、俺も寝る。















―――寝れん。やっぱり眠れない。

ダメだ、かえって頭がスッキリしてて寝付けやしない。参ったな・・・。



ゴソゴソ



・・・?誰か起きてるのか??



「そんな、ダメだよ」



・・・んん????



「でも、、もう我慢できないんだ・・・。」

「だけどヤッパリまずいってば・・・。そんな、、」



・・・ちょっと待て。なんだこの会話。



「だからダメだって、、あっ・・・、痛いッ」

「あ、ごめん。・・・大丈夫??」

「うん、・・・平気、だよ。」



待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!!!!!!!
さっきから聞いていればなんだこの会話は!1!!!!!!!111落ち着け俺!!!

とりあえず止めろ!!!!考える前に行け!!!!!!!!!!!



愛「何やってんだおまいらぁぁーーーーーー!!!!!」

833名無しさん@2周年半:2005/06/11(土) 05:01:51 ID:i4rOZUZw
編集長ーーーー64氏にデビューをーーーー!!!
まじで本にしてほしい。同人誌でいいからまとめ本を・・・

834名無しさん@2周年半:2005/06/11(土) 06:35:33 ID:ert7ceUY
>>前スレ566氏、64氏、20氏GJ!!!
いい仕事してますよ。

83520:2005/06/11(土) 21:32:41 ID:j08mMV/o
自分がギルヲタだと実感した瞬間。case of 20

今日の昼間、映画リング2をテレビ放送していたのを見て…、

「うぉ!S子出たよ!!じゃないって、、なんだっけ、そうだ貞子だ貞子。」

と、心の中で叫んだ俺がいたのに気づいた時。
====================================================================
前回 >>831-832

・・・電気をつけるとそこには案の定、一二三と赭が起きていた。
ただし、俺が勝手に妄想したものとはかなり違った形であったわけだが・・・。

いや、それでいいんだけどさ・・・。


一「愛ちゃん、・・・どうかしましたか?」

愛「え、、あ、あれ?いや、え〜〜と。。。ナンノカイワヲシテイタノカナー?」

一「赭が喉が渇いてしょうがないから外にジュースを買いに行くって言ったんです。」

赭「それで、一二三が規則違反だからダメだ、、って。」

愛「は?え、じゃぁさっきの「痛い」ってのは・・・?」

赭「・・・ウッカリ一二三の足を踏んづけたんです・・・。」





愛「・・・あ、そう。。。あ、、いや、、、、正直スマンかった・・・。」



―――うわー、俺有り得なく馬鹿だ・・・。
気まずいな、、なにかこの状況を打開するいい方法は無いだろうか・・・?

ぐるりと部屋を見渡す、、、ダメだ、どれも役に立ちそうにない。
テレビ、時計、、、PS2、、、





コレダッ!


愛「なぁ、起きたついでにギルティやろうぜ。」

一「でも、今は深夜の2時ですよ?消灯時間はとっくに過ぎてます。」

愛「ふふふ、甘いな一二三。
  確かに消灯は10時だが、その後は何時に電気をつけようが関係ない!」

一「うわっ、ずるい!」


早速PS2の電源を入れる。
プログレッシブ対応か、、たしかSとKをホールドしておけばいいんだっけかな。

しかし、、ハワイに来てまでギルティやるって。。ある意味病的だな。面白いけど




PLEASE SELECT YOUR CHARACTER!!

83620:2005/06/11(土) 21:35:29 ID:j08mMV/o

『粋がんじゃないよ・・・、若造がぁ。』
『そこをどいてくれないか・・・?』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


さて、、アメリカ仕込みの梅喧の腕前を見せてもらうかな。


『妖刺陣!』カウンタッ


開幕、様子見で放ったヴェノムの遠Sを妖刺陣で捕らえる。
そこから蚊鉤>鉄斬扇でダウンを奪い起き攻め。


遠Sに妖刺カウンター・・・確かレベル3だから・・・。入力早いなぁ、、
それよりも起き攻めは、、定石通りの畳重ねか。

『畳替し!』

空中畳をガード、梅喧は着地から基本の3択を迫る。


中下投げ…、どれにしようかな。。
ギルティは基本的に読みが戦いを左右するゲームだからなぁ、
特に梅喧の中下段は、目視から反応するなんてのは常人には無理な領域の話。

ただでさえヴェノムとは相性がよくない。
序盤だけど、ここは精神的に揺さ振りを掛けた方が得策かな。


『妖斬扇!』


中段の選択肢、低空妖斬扇がヴェノムにヒットする。


…まさか妖斬扇、中段を選択してくるとは思わなかったな。。
基本的に梅喧の妖斬扇は当てたところでゲージが無ければ大ダメージに繋がらないし、ダウンも取れない。
それ故に序盤、ゲージが溜まっていない状況では仮にヒットしても相手を逃がしてしまう。。

それなのに敢えて、このタイミングで出して来たからには狙いがあるはずだ。。


『驚いたな。』


受身を取って、梅喧とは反対の方へ逃げて距離をとる。
そしてすぐさまボールを生成、梅喧の動きを封じ込めにかかる。

それに大して赭の梅喧がとった行動は前方へのガンダッシュ。一気に距離を詰めていく。


ガン攻めタイプの梅喧なのか?
開幕のガーキャン速度から考えて、待ち気味に立ち回ってGCからゴッソリ。。だと思ったんだが…。

どちらにせよ、梅喧にゲージが無い今の状況はチャンスだ。
梅喧なら、、飛び込みはJHS…パイロンソードが安定の選択肢か?

それなら2HS打ちでジャンプするところを狙撃してやる。

83720:2005/06/11(土) 21:36:00 ID:j08mMV/o

大丈夫、このヴェノムは僕が思ったとおりに動いてくれている。

ヴェノムの脅威の対空、6Pで落とせない技は数えるほどしか存在しない。
それだけ、落とせない飛び込みに対する印象は、無意識的に大きく感じられる。

だから警戒する。そこにキャラ差を覆す穴が出来上がる。
しかも彼が選択したのは6P打ちではなく2HS打ち、隙が大きい…!


『とった、ホッとしてんじゃないよ!』


ヴェノムの2HSにダッシュからの蚊鉤が刺さる。
さらに鉄斬扇まで繋いで再度愛のヴェノムからダウンを奪い取る。


やばい、、完全にやられた。
開幕から攻められっぱなし、妖刺陣CHに蚊鉤、鉄斬扇、妖斬扇に再度蚊鉤と鉄斬扇…。
更にさっきの前方ダッシュも併せると、梅喧のテンションバランスはかなり高い。。

その証拠に、2度目の鉄斬ヒット時。恐ろしい勢いでテンションが増えていた。


『畳替えし!』


2度目の畳起き攻め、だが先ほどとの決定的な違いが2つある。

一つはヴェノムが画面を背負っていること。
もう一つは、梅喧のテンションゲージが赤く光っていることだ。


『妖斬扇!』ロマンティーック


マズった!


『ファールを犯したな!』
『ちんたらやってらんないよ!!』


金バースト!?先行畳じゃないのか!!
クソ、完全に読みきられてる。手のひらの上で踊らされてる感じだな。。
流石に放置プレイは伊達じゃないってことか…。参ったな。


そして3度目の起き攻めは…生ダスト
ファジーガード+ダスト免疫0の愛に見切れるわけもなく。

ホーミング>JS>妖斬扇>降り際変則D>前HS>足払い>3SDループ

という魅せ要素抜群&威力抜群のコンボを決められ…。




- S L A S H -

『ここがッ、墓場になるとは…。』
『…腕が錆びちまう。』

838昔は61でした。:2005/06/12(日) 20:23:31 ID:EhB8FMEQ
今時計を見るともう10時を超えようとしている。
「うわっ、もうこんな時間になってるよ。そろそろ戻らないと龍夢ちゃんやイーシャ待ってるんじゃない?」
「そうだね。時間もかなり遅くなっちゃったし、もう戻ろうか?」
こんな会話をしつつ、彼らのゲーセン以外での二人っきりの時間は終わりを告げようとしている。

結局のところ、子澄が犬助に出来た事は、手を繋ぐ、海で一緒に遊ぶ、並んで歩いて、座って、笑って、また歩く。
特に何か進展があるというわけでもなかった。
だが、彼女にはある揺るがない思いがあった。
特に何かあるわけでもなく、特別カッコイイというわけでもなく、運動神経も並み程度、女の子にしゃれた事一つも言えない、こんな状況でもずっとリードされっぱなしでしかも癖が独り言、でも何故かこんなダメ男と一緒に居ると心が落ち着き、包まれて、温められる、そして気付けば心奪われていた-------。

「・・・?どうしたの?何か黙り込んじゃって。」
「えっ!?いや、あの〜、えぇっと、なんでもないよ。気にしないで。」
「そっか、なんでもないならいいけどさ、何か今日子澄おかしくないか?妙にぎこちないっていうか、こんな時間まで二人でただ歩き回ってるだけだし、何か言いたいことでもあるの?」

ケンジの何気ない質問は珍しく確信を突いた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
彼女は何も言わない。
つられてか彼も何も言わない。
そして彼らは無言のままでホテルの前まで来ると、ついに彼女は口火を切った。

839昔は61でした。:2005/06/12(日) 20:24:08 ID:EhB8FMEQ
「・・・・・・実はさ、ケンジに大事な話があるの・・・。」
「大事な話?」
「私さ、前からずっとケンジの事が、、、、すk・・・・。」
『お前ら何やってる!!』

彼女が思いを告げようとした時、まさに最悪の不幸モードと言えようタイミングで雷悪が珍しく教師的活動で見回りをしているところだった

「今何時だと思ってる?消灯時間はとっくに終わってる、とっとと戻れ。」
「・・・・・ハイ。スイマセン。」

二人はお互いに何か言いたげだったが、気まずくなってしまった為か、黙って隣あった部屋に戻る。

「今日は付き合ってもらってありがと。」
「気にしなくていいよ。俺も今日はすっごく面白かったしさ。」
「そう、それじゃあ私、そろそろ行くね。」
「うん、おやすみ、また明日。」
「おやすみ。」

彼らは別れの挨拶を終え、部屋に戻った。

「ZZzzz・・・コスミオソイゾ・・・zzz」
「ZZzzz・・・ホンマニドウシタンヤロナァ・・・zzz」
子澄が戻るとイーシャと龍夢は夢の中ででも子澄を待っているようだ。

「・・・ただいま。」
彼女は一言残し、緊張と疲れのせいかそのまま糸の切れた人形のように眠りに落ちた。

>>20
メチャメチャ半端に終わっちゃってスイマセン。
後が繋げにくくなっちゃったかも。
言い訳ですけどちょっと時間が無かったもので・・・。
ってか最近勉強のおかげで本気で時間がないので、今までよりもずっと書けなくなっちゃうと思います。
なのでスイマセンがまた色々と迷惑かけてしまうかも知れません。

840前スレ238:2005/06/12(日) 22:43:52 ID:D1tjOk62
それでは、これから最終話投下させてもらいますね。
ちょっとおもいのほか長くなりそうなんで、何回かに分けて投下します。
ちなみに、前回との繋がりはありません。


会場に歓声がこだまする。過去最大の規模となった今回の闘劇は、
なんと東京ドームが会場に選ばれた。

本選出場チームも過去最高の30チーム。
ギル高からは、右渡の粋な計らいにより特別に2チーム参加している。
一つは、俺こと陽史 仁(BA)、水戸 紅丸(AN)、そして後輩のチップ使い。
チーム名は「下 剋 上」
予選から常にギリギリの、まさに死闘を強いられてきた。
しかし、この戦いも直に終わる。そして、俺達の最後の春も…。

会場いっぱいに、司会の声が響く。
「さぁ、遂にここまで来ました。
 最大規模となった今大会も、終幕を迎えようとしています。
 さぁ、皆で盛り上げて行きましょう!!」

会場が物凄い重低音に包まれ、歓声がキャラセレクトのBGMに変わる。

遂に、最終決戦の幕開けだ。


――バックステージ

「いよいよだな…」
「なんだ仁、ビビってんのか?」
「な、何言ってんだよ紅! ビビってなんか…」
「まぁ無理すんなって。それに、相手が相手だしな」

そうだ、相手が悪過ぎる。
なんせ、前回の格闘維新優勝チームだ。
それだけじゃない…

「最後の対戦相手って、天井 桜さんのチームっすよね?」

今まで無口だったチップ使いの後輩が、急に口を開いた。

「あぁ…、そうだ。チーム編成は、桜の梅喧を筆頭に、メイ、そしてスレイヤーだ。
 楽ではないが、決して勝てない組合せじゃない」
「髭・肉・ロボの、あの嫌がらせとしか思えないチームに比べれば百倍マシっすね」
「たしか紅はロボに封殺されt…」
「ほうけてん疾っ!」
「ちょ、まっ!俺を戦闘不能にする気か!」

―さぁ、皆で盛り上げていきましょう!!

「あっ、お二人さん。もうすぐ出番みたいっすよ!」

841前スレ238:2005/06/12(日) 22:44:38 ID:D1tjOk62
「流石に緊張してきたな…」
「そういえば仁、お前ちゃんと考えてきたか?」
「あぁ…。それのためにも、勝たなきゃかっこつかないな…」
「そうか。心配はいらないみたいだな。…最後に円陣組もうぜ」

三人で輪になり、小さな円を作る。

「これが最後だ! 俺達のために…、そして、仁のためにも…!」
「弱キャラの意地を見せてやるっす!」
「行くぞお前らーっ!!」

これを言うのも最後か・・・

「「「下剋上だ!!!!!」」」


――メインステージ

再び司会の声が響く。

「1Pのチーム! 桜前線!!
この東京ドームに優勝という名の桜の花を咲かせる事が出来るかーっ!?」

コールを受け、3人が入場ゲートから姿を現した。

「さぁ、3人全員がレディースのプレイヤーというこのチーム!
なんと、全員持ちキャラのコスプレで登場だぁ!」

プロレスのリングのように仕切られたステージに、ようやく3人が到着した。
筐体付近で、早速作戦会議を始める。

「続いて、2Pのチーム! 下剋上!!
 最後に入場してくるこのチーム!下剋上を完遂する事は出来るのかーっ!?」

ゆっくりと決戦の場へと向かう。
視線の先には、桜がいる。

「ようやくリングイン! おっと!これは余裕のアピールか!?」

紅が近くのコーナーポストによじ登っている。
…何をする気だ?


「天神脚!!」


なにやってんだこいつー!!!

会場にいる全てのギルオタの心が一つになった。

842名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 01:41:09 ID:nH9PLd.Q
リアル闇慈ネタワロス弐式

843前スレ566:2005/06/13(月) 01:49:05 ID:6SrmsMU6
前回は>>815です


今日は伊津&迎の初の登校日です
ちゃんと駅で待ち合わせして一緒に電車乗って行きましょーよーとごねる迎を抑えて

どーせ遠いんだし校門付近でいーじゃんよーと伊津は約束を取り付けました
そして今はその、校門付近なのですが





『…うへぇ〜……何だ、コレ』


20分程早めに到着し、人の通る道から少し横にそれて待機していた伊津はげんなりしました
目の前の大通りを、ギル校の校門へ向かって蟻の大行軍の如く人が通って行っています

『数を数える気にもなんねーな…視界にはいる分だけで何百人いるんだ……?(´д)』
紗夢の国の反日運動ですらここまで人いねーだろ・・・うぅむ、GVでつっきってみてぇ・・・

なんとは無しに目をやっただけでも、学ラン・白ラン・ブレザーから始まりスラックスだけでなく短パンがいて
スカートにしても何故か足首まであるロングスカートや貴族のドレスっぽいものまで

果ては各種稽古着胴着、民族衣装やコスプレ等、伊津には想像もつかない格好の人まで様々にいます

『私服も制服もくそもないじゃんよ…; うげぇΣアンジの集団がいるっ!目が、目がぁー』
そんなことを言いながら目を反らしました

反らした先に、黒いノースリーブに茶色の網模様ストールを羽織った女性がいました

その距離、ライオットスタンプ一回分。

『(Σ妖花だ)……っっっっお ー い 妖花ぁぁぁああああアアアアアアア!!』
ディズィーのガンマレイばりのエコーを効かせて叫びました
その声は見事、聖地巡礼を行うかのような人々の群れを抜け、闇梅に届きました

「Σ(゜д〆)侃々諤々!?伊津か―――!!!!くっ、もっ、戻れねぇ!!こうなったら…」


ッタッタッミガエシ!!ズバババババババババババンッ ウァーキャーグォァーナニスンダーフハハハハハシッショー

『おおおおおお(;■ Д )EX畳返し!?っつーか何枚返してんだッ』

その刹那、人海に生まれた直線を走りぬけ、闇梅は伊津に辿り着きました

「ふふふ……ま、待たせた…ぜぇ…ぜぇ…」
闇梅は膝に手をつきポニテもストールもだらりと垂らしながら、肩で息をしています

『お、お疲れぇ;』

とりあえず、伊津は手持ちの50cm扇で闇梅を仰ぎます


そうして、ようやく闇梅の息が整って伊津のテンパりも消えた頃・・・

<(´∀)ノおはよーう♪>
あははは妖花さんのおかげで師匠見つかったよー、なんて言いながら迎はパタパタと走ってきます

『おっ�瑤い茲€爾♣𧃴漚▷△Ľ呂 滋㯃�
「っはっはw 役に立てて光栄だよ、嬢ちゃん・・・あー、なんつったけか」
<旋風ですッ♪迎 旋風。よろしくー♪ガムのおねーさんw>
「あっははははw 俺ぁガム女かよっw」
『�瑤辰修Δʔ△修Δい箍兇僚藉崟椒③鵝屬辰董△修Δʔ△Ń阿蕕海海砲い襪辰討海箸蓮�
<えっへへへぇー♪ざぁーっつらいと、合格なのですv>
「そーかそーか♪そーだよなぁ、っはっはw嬉しいねぇ、祝杯でもあげるかねぇ」
『おほぉーw 朝からいきなり景気の良い話にw』
教員が聞いたらポニーテールを鷲掴まれそうなことを言いながら、妖花を先頭に3人は歩き出しました

844前スレ566:2005/06/13(月) 01:50:19 ID:6SrmsMU6
―――職員室


「・・・迎くんは、1年G組。伊津くんは、1年F組。」



『同級生―――――!?』
ズガッ
思い切り後ろへ後退り仰け反った拍子に、伊津は右肩と右側頭部を壁にぶつけました
腕を振り上げ膝を落とし腰を落としながら崩れようとしたので、反動で跳ね返った時の動きが
ガニ股で右腕を頭と同じ高さまで揚げ、くるーんと回転するというファウストのよろけになりました


「ウチは、年功序列じゃないからね。」

その一言で説明を終えられてしまい、横でニヤニヤする旋風と共にとぼとぼと職員室を出ました
ガラ・・・ピシャ スタスタスタ・・・


『先輩って呼ばれる俺の浪漫が・・・・・・OTL』


<��・・・バカししょー。何考えてるんですかw>
いきなり立ち止まって崩れた伊津を、全身でくるっと振り返りながら迎は言いました
『・・・いや、年下に親しげに嬉しげにそう呼ばれるのは、俺の本懐だったんだ・・・O__ 』
<あ、崩れきった・・・w>


「うひゃひゃひゃひゃひゃw―ッひははははははwバカバカバカバカw」
伊津の肩をバシバシ叩きストールをを振り回して伊津を殴り両腕でくの字形に伊津の首を絞めながら闇梅は笑いました
それでも全生徒の注目を集めてしまわないあたり、さすがギル校の購買部です
購買部には数百のテーブルやソファが設置してあり、三人は横並び四人座りのソファに腰掛けています
ひとしきり伊津を痛めつけ終え、闇梅は元の位置に戻りました

「・・・で、どうする?旋風は。とりあえず俺らと行動するのかい?」
今はまだ、始業前のフリータイムなのでどこか落ち着ける所を、と購買に来たところでした
あと十数分程でHRが始まり、伊津や迎達編入生が紹介されます
そして今は、それまでの時間をどう過ごすか、という話題でした

<ん、っと。私、別行動してみます>
少し視線を下へ逸らし、改めて二人を見つめると迎はそう言いました
『ん、そか』
<師匠と別クラスになっちゃったし、そっちはそっちで馴染んで来ないと>
「あぁ、いー心がけだ。がんばんな」
闇梅はニカッ、と片目を開き片目を細めて渋く笑いかけます
<うんっ、それじゃ私、早速行ってくる>
そう言って、跳び箱を飛ぶようにソファーに両手をついて立ち上がりました
<それじゃ、また後でっ♪師匠、闇梅さんっ!(´∀)ノシ>
『おぅ!じゃなっ!』
シュタッ、と手刀を振り上げて、伊津は迎を見送りました

845前スレ566:2005/06/13(月) 01:53:33 ID:6SrmsMU6
「―――おっし!あたしらも行こう」
ふわっ、とストールを羽織直しながら闇梅は言いました
『おっしゃ!準備おっけー』
「�瑤爐叩▲椒筌椒笋靴討辰ǂ薺△蠅離薀奪轡紊ⅶ呂泙蠅ǂ韻討笋❹襦"膨�ッ!!」
『おぉお!?わわたたたたたっ』
いきなり闇梅にズバシッ握手されて痛い・・・と思ったら、そのまま引っ張られて伊津はよろめきました
構わず走り引っ張る勢いに流されて、気がつくと伊津は闇梅と並んで走っていました


「はぁ、はぁ・・・アレに、巻き込まれるとウザったいんだよ・・・遅くて・・・ふぅ・・・」
『ひぅ〜・・・はぁ・・・ひぅ〜・・・はぁ・・・・』
「おぃおぃ・・・大丈夫か・・・?」
あァん?と言った言葉似合いそうな、怪訝な表情で闇梅は問いかけました
『・・・ふぅ〜・・・・・・あぁ、なんとか、すぅ〜・・・はぁ・・・すまんなぁ、持久力なくて・・・すぅ〜・・・』
伊津はだらりと壁に寄りかかり、必死に呼吸を整えています
「あー、気にすんな、いきなりだったしな」

――数十秒後

『・・・ん。よし、もう平気だ・・・教室へ向かおう』
「おし、行くか」

再び二人は並んで進み始めました
いくつか交差階段を昇り、校舎の継ぎ目をいくつか渡り、いくつか角を曲がりすぐの教室の前で、立ち止まりました

「・・・着いた。ここが、ウチのクラスだ」


開いた扉と窓から見える、教室の景色。
教卓のすぐ前の机で何か冊子を開いて書き込んでいる奴や、窓際でボケーとしている奴
机に腰掛けてルーズな服を着てる軽そーな奴や、適当に机とイスを並べ替えて集まっている奴
まだ朝だってのに爆睡かましてる奴、早速こちらを伺って睨みつけてる奴
んー・・・色々な奴がいる
今までの学校と同じで、仲良くしやすそうな奴も、糞苦手なタイプの奴もいる
だけど決定的な違いがある
鉛筆とダイヤぐらいに、似て非なるモノ、その凄まじい差がある




――――――こいつら全員、ギルティが好きなんだよな

っくぁあ、やべぇ、嬉しくて跳ね回りそうだ!!
今なら俺はLv3ミストファイナーで両手でやりながらダンスできる!!

846前スレ566:2005/06/13(月) 01:54:23 ID:6SrmsMU6
『来たんだな、俺』
「おう。ここがお前の・・・俺達の、クラスだよ」







「 あ あ あ ー  っ !?  妖花が男と手ぇ繋いでる―――ッッ!!」








         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i








『「!?―――――しまッッ」』


今更気づいたらしく、慌てて二人はバックステップで互いに距離をとりますが、既に遅かったようです
クラス全員に目撃、合唱され、凄まじい怒号の後に、
男女比1:9で男がしてしまった放屁のような気マズい静寂に包まれました


そんな中、最初に叫んだ少女が窓枠から教室へと飛び降りて、カッ、カッ、カッと歩み寄って来ます

スッと音も無く立ち止まり、再び叫びました

「いったいぜんたい森羅万象有象無象がどうなってんのかこのアタシに説明しろ妖花ァ――――ッ!!」

ウォァァァァアアアアアア

今の一言を皮切りに歓声があがり、クラス全体が一つの話題について囁きはじめました

「闇梅が・・・ギル学ミスター女子生徒でトップ10入りしたアイツが・・・」
「あぁぁ姉御ぉ・・・なんで、なんでそんな中の下か下の上みたいな野郎と・・・」
「へぇー、手ぇ繋ぐんだ・・・可愛いとこあんのねーv 男女なのに」
「ウソだウソだウソだウソだウソだウソだ」
「どんどこどー「るせぇ黙れっ!・・・・ウソだ、ウソだって誰かいってくれっっウワァァァ」
「・・・こ、コレは・・・」
「見事、素晴らしい、萌えるっ!!あの妖花がっっ!性別妖花って感じのアイツが!」
「女の子だ、おにゃのこだよアレは!!見ろ!あの真っ赤に染まってぴくぴくしてる頬を!!」
「同士よ!正直スマンカッタ!妖花なんかより一二三たそのが萌えるとか行ってた俺がクオリティ低かった!」



「>>妖花」
冷たく荘厳に少女は問いかけました


かろうじて、妖花は答えを返します
「な、なんだよ、惑花」


「詳しく!」

惑花が言い放ちました




「「「詳しく!!!」」」クワシク!ワシク!ワシク

再びクラス全体が合唱しました

「「「詳しく!詳しく!詳しく!!」」」

しかも、繰り返されています



――――さぁ、どうする伊津と闇梅!!


つづく

847前スレ566:2005/06/13(月) 02:08:09 ID:6SrmsMU6
>>64
フオオオオオオアアアアアアア!
三綾はどう思ってるのか気になるぅぅぅぅぅ
>>昔61氏
萌え(〃´д)
>>20
アレ!?何か居るしw
よーし、お兄ちゃん一二三FCとか立ち上げちゃうぞー
うほっw 愛ったら良い誤解w
そして天然でそんなこと言えちゃう一二三にGJ!
>>238
最終回キタ―――――!
あぁぁ、桜さんの御姿、しかとこの目に焼きつけさせていただきます!!
むしろ桜さんの敵全てに、ほうけてん疾!!
>>820
あんたは、ロイヤルな夢をみてるのさ、夢を・・・な ・・・キマッタナ

848名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 11:08:38 ID:dCCNyBXk
誰か各職人様達の特徴とか作風をまとめてくれないか?

849名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 14:13:01 ID:rhuQDX/A
まとめてみた

64氏
いわゆる神、このスレにSSを初めて書いた。
ギャグ、ストーリーなど全てにおいてハイレベル
非のうちどころが探しても見当たらない

20氏 個人的には神その2
更新速度が異常に速く、ほぼ毎日ペースで進んでいる
61氏のキャラを受け継いだり、スレ住人を巻き込んだりしている

566氏
独特のですます調の語りが特徴的
一度は身を引きはしたが、住人の希望で復活。嬉しい
他職人たちのキャラ出現率は高め
61氏
20氏と同時期にかきだしたが、受験のために敢えなく断念
その後キャラは20氏が嬉しいが、度々現れてはSSを書いていく粋な人

850名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 14:52:51 ID:dCCNyBXk
何人か抜けてたorz

あと間違い、61氏のとこ
嬉しい→受け継いだ

他職人様達は誰か任せた

85164:2005/06/13(月) 19:54:40 ID:AYOTn1Xk
>>826


「このディズィーランドの入場券、聖ちゃんにあげるよ」
「なんで?遊園地嫌いなの?」
「ううん。好きだけど私この前行ったばっかりだから」
「でも2枚も持っててもねぇ…」
「誰か誘って行ったら?」

遊園地かぁ…あんまり好きじゃないのよね…特にアレ―――"お化け屋敷"
あたしに言わせれば、あんな所に好んで行くなんて正気の沙汰じゃない。
お化け屋敷なんかに独りで入ったら恐怖のあまり1分と掛からずにシショる自信がある。

「あ、もう消灯時間過ぎちゃってるね」
「じゃあ電気消すよ〜?」
「うん」

パチッと電気を消す。部屋が真っ暗になる。
それにしても今日は疲れたなぁ…まだ気分が高揚してるせいで寝付けそうにない。

「聖ちゃん、起きてる?」
「うん?どうしたの?」
「寝るまで何か話そうよ」
「そうね。あたし全然眠くなくてさ」
「私も」

やっぱり修学旅行の醍醐味は友達と過ごす夜。これに尽きる。
やはり持つべきものは友達だ。この時間が一番楽しい。

「聖ちゃん今日大活躍だったよね〜」
「でも最後のは俣奈のおかげだったよ。顔面で返すとは流石だね」
「あはは…私なんてちょっとやっただけだよ。聖ちゃんキャーキャー言われてたし」

あの親衛隊の連中か…正直言ってアイツらにはどんな反応をすればいいのか困る。

「女の子にモテてもねぇ…」
「男の子ならいいの?」
「え、まぁ…そりゃそうでしょ…あたしだって女よ?」
「あはは…そんなつもりで言ったんじゃないよ。聖ちゃんかわいいし。中学のころとかモテてたでしょ?」
「ん〜…それは別に無かったなぁ」
「本当?」
「その時はまだそういうの興味なかったしね」
「"その時は"って事は今は…」
「え!?ち、違うわよ!そう言う意味じゃなくて!!」
「ふ〜〜〜〜ん……」

やけに間の伸びた「ふ〜ん」だった。笑いを含んだ「ふ〜ん」だった。
ちょっと大げさに反応し過ぎたらしい。後悔する。

「じゃあさ、例えば松瀬なんかはどう思う?」
「え!?緒土!?」

ドキッとする。
電気を消しておいて良かったと痛切に思った。
なぜなら、今あたしの顔面はゆでだこみたいになってるからだ。明るい場所だったら動揺が一発でバレる。
もう顔から湯気が立ち上ってもおかしくないくらい熱い。

「べ、別になんとも思ってないよ!!!」 
「ふ〜〜〜〜〜〜〜〜ん……」

85264:2005/06/13(月) 19:55:19 ID:AYOTn1Xk
さっきの2倍は長い「ふ〜ん」。このままじゃマズイ。何とか切り返すんだ。
暴れだ。暴れろ江辻 聖。
VTがあるじゃないか。そうだ無敵昇竜!!

「ってVTは発生遅いでしょ!!」
「え?なに?」
「う、あ、ごめん!間違えた!」

つい心の声の方を…何やってるんだあたしは。動揺し過ぎだ。こんなんだから電波って言われるんだ。

「俣奈の方こそどうなのよ」
「どうって?」
「そういう恋愛関係の話」
「やっぱり私もギルヲタだしね…そういうのとは無縁だったよ」

なんか勿体無い。折角かわいいのに…

「じゃあウチらの班の男子とかどう思う?」

思い切って聞いてみる。

「紙野さんは優しそうだよね。真面目だし」
「ふ〜ん、毅みたいなのがいいんだ?」
「そう言うわけでもないけど…」
「永園は?緒土は?」

弓太は特殊すぎる人種なので省く。彼女いるし。

「永園さんはちょっと怖いよね。あんまり話が合わなそうかな」

妥当な意見。最近は大人しいけどまだ信用できない。

「松瀬は松瀬で変な人だよね」

"変な人"か…。一番しっくり来る形容。確かにあいつはかなり変だ。

「強引に永園さんも一緒の班にしちゃうし…」
「自己中だしね」

それでも嫌な感じがしないのは、恐らく自己中心的ではあるが利己的ではないからだろう。
最初のころは毅を永園の毒手から助けた。そして今では独りになった永園を班に入れて修学旅行。
ほんとに何考えているのかよく分からない。
自己中だけど利他的。だから不快じゃない。
……う〜ん、やっぱり変なヤツ。

「そうそう、部活見学とか聖ちゃんに剣道やらせたりしたよね」

あれはただ単に緒土が楽しみたかっただけだろう。

(思い出したら腹立ってきた…)

「そうよ!アイツは他にもさぁ…」

夜が更けていく。それからあたし達は寝るのも忘れて喋りまくった。

「ほんとに緒土って自分勝手だし…」
「でも面白いよね」

自己中で、変で、飄々としてる。真面目にやってるのかふざけてるのか分からない行動。
緒土の奇態を語り始めたら限が無い。


―――なのに…なんであたしはそんなヤツを好きになってしまったのだろう―――

853名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 20:07:38 ID:1Dn8F/MQ
失礼承知で正直な所感をぶっちゃけさせてくれ

半端な恋愛小説じゃなくて対戦してる小説が読みたい

854名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 20:20:26 ID:yv2sqmUk
>>853
20氏が前回書いたジャマイカ

855前スレ566:2005/06/13(月) 20:30:59 ID:6SrmsMU6
まぁ、それを聞いて書いてくれる人もいますよ
あんまり急かずに、マターリしませう(´∀)

856前スレ566:2005/06/13(月) 20:49:22 ID:6SrmsMU6
>>849
乙です(´ー)ノ
>>64
聖も三綾も魅力的で、その状況かなり萌えますv
すっごぃニヤニヤしてしまうw


前回は>>843です
「「「詳しく!詳しくっ!」」」

「・・・ッくそ、すげぇ圧力だ・・・・・・!!」
右腕を顔の前に突き出し左腕を腰で溜めながら闇梅は走り出しました
「「「くーわしくっ!くーわしくっっ!!」」」
まるでガンマ・レイのような圧倒的な抵抗を受け、闇梅はそれでも怯まずに駆け抜けます
「るぁぁぁぁぁぁあぁあああああああああああ!!!」
ガシッ
「くっ!?」「来いマドカッ!」」
溜めた左腕を振りぬいて惑花の腕を掴むと、踵を返して再び走り出します
ダダダダダダ
『�瑤△叩�
あまりの大音量に竦みあがっていた伊津も、二人に続いて教室を抜け出しました
すぐ近くの階段を駆け上がり、1フロア上まであがるとやっと惑花は解放されました


「 誤 解 だ ッ !!」
闇梅は力いっぱい首を横に振りながら叫びます
力いっぱい過ぎてポニーテールが跳ね上がり、背後にいた伊津を襲いました
「えぇ〜(゚3゚)誤解なのぉ〜?」
頭の後ろで腕を組み、片足で立ちながら惑花は不満を零しました
「十中八九どころか十全部誤解に決まってるだろーが!!コイツは今日来た編入生なんだぞ!?」
ビシィッ!と伊津――の立っていた方を指しながら言いました
「へぇ〜♪転入生なんだ」「そうだ、だから「転入生!つまり今日初めて会ったのよねー?
 こぉんな短時間で手ぇ握っちゃうなんてもぉー(〃゚∀)=3ダーイターン」
「なぁぁあ!?お前ッ俺がそんな奴だと「思ってないってば〜♪やーん、だ・か・ら・意外なんじゃなーいw
 あぁーあー妖花が一目惚れかぁ〜あの妖花がねぇ〜?くふふふふふふwww」

いい加減にからかわれているのに気づいたのか、闇梅は眉間にシワを寄せワナワナと震えています

「ふ〜ん・・・別に格好よくないねー。どんな漢らしぃ〜のかそれとも可愛らしぃ〜のかと思ったら。」
惑花は妖花の斜め後ろ下方を見ながら言いました
「こぉるるぁっ!!(巻き舌)惑花ァッ――――!!ヾ(`д 〆#)ノ」
「あ!でも、やられ姿はおもしろぉーいwザッパだザッパ!あははははw」
「�瑤辰笋蕕�・・・!?」
闇梅が振り向くと、そこには地面に倒れ伏して動かない、捻じれた伊津が居ました
「どっ!!?どうしたっ大丈夫か伊津――!!」
「ぅはぁー♪もう名前まで知ってるじゃん、やーっぱそうなんでしょーw(゚3゚)白状しろコラw」
「ぬぁあ!(火山の噴火のように赤面)―――だからそうじゃねぇっつってんだろ!!目をキラキラさせて言うなっ」


「 そ の 辺 に し て 貰 え ま せ ん か 」

突如、階段の下から声が響きます

「そ こ ら 中 に 響 い て ま す よ 、闇梅さん、殺髪(ころがみ)さん」

「あ、せんせー来たんだ」
「そこら中っ!?し、しまったぁ・・・OTL」

「HRを始めます。事情はそこで聞きますから、すぐに戻って」
そう言うと、教員は生徒を静めるべくすぐにF組教室へ向かいました

「あちゃー、たぎりん(今の教員、田斬先生のこと)ちょっと怒ってたねぇ・・・」
「ぁぁぁ・・・OTL」
「とりあえず、彼を助けて、すぐ行こうよ。あんまり遅れると、罰補習になっちゃうかも」
「・・・うぅ、そうだな・・・・・・行こう。歩けるか・・・っつうか、動けるか?伊津」
『あー・・・先に行ってくれ、捻った首と打った肩が、まだちと痛い・・・どうせ、俺は後から入るんだし』
「すまん・・・んじゃあ、先に行く。・・・ちょっとでいいから、頭浮かせて、伊津」
そう言って、伊津の頭のほうへと闇梅は歩み寄りました
『・・・・、んっ』
スッ
ほんの数センチ、アーケードスティックすら挟まらないくらいの、一瞬開いた小さな隙間に何かが挟まりました
もふっ
『んん?』
「・・・後で、返してくれよな。」
行こう。あぁ、うん・・・と、伊津が疑問を投げかける暇もなく闇梅達は行ってしまいました

『・・・コレは』
伊津の頭を守るように、優しく折りたたまれて床に敷かれたそれは、闇梅のストールでした
『・・・うへぇ、なんだ、なんか・・・恥ずっ//』

とりあえず、誰かに見られる前に早く直ってくれ俺の首、と思う伊津なのでした

857名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 21:01:01 ID:UvzSolTQ
>>853
もちつけ。
職人は自分なりに流れ決めてるんだから。
マターリしようぜ。
>>64
聖の心境がついに明らかになってワクワクキタイage
>>前スレ566氏
相変わらずハイテンションなss。
蝶GJ!!

85820:2005/06/13(月) 21:07:00 ID:9Wtf/o/M
>>61
ま か さ れ よ。GJ!

>>238
下克上頑張れ!俺は下克上チームを応援するぞ!
いや、サブ2番手がチップで元梅使いだからってのが理由なんだけどさ…。GJ!

>>566
なんだってーのAAはインパクトあるなぁ〜w
伊津は年中無休でドタバタ劇…、タフだなぁw つーわけでGJ!!
======================================================================
前回 >>835-837

愛「強い――…」


ヴェノムと梅喧の組み合わせは、リーチの差でヴェノムが有利なはずだ。
だが、完全に考えを見透かされたような読みの前には、たよりのボールでさえも陳家に見えた。

遠Sを放てば既に梅喧は上空にいた。
2HSを放てば射程外から蚊鉤を刺されていた。
妖斬扇ヒットに併せて青バーストをしたら金バーストをあわせられていた。

――まるでトレーニングモードだ…。


一「…え、、赭、強くなったね。」

赭「まぁ、必死に頑張ったからね。」

愛「…何故、外国産日本キャラ使いはこんなに手強いんだ?」


覇「いゃ〜、赭の読みとテクニックはどうかしてるからね。」


いつの間に起きたのか、那武が目を開けベッドからこちらを覗いていた。
それからヒョッコリと布団から出てきて言った。

覇「俺も一試合やろうかな。」

一「あ、それじゃ私が相手しますよ。」

覇「(;;´Д`)ハァハァ」

一「Σ」





『命を掛けてかかってこい!』
『師匠…見ててくれよ。』

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!


『セイヤ!』
『ハンマ、キュッ』


開幕はチップHS、ポチョハンマーブレーキ。
危険を察知したのか、HSをJCしてチップが空中へ逃げる。

『ゥオッ!?』

空振りのモーション、開幕から植木投げを狙いに来ていた。


一「あ、危なかったなぁ…。」

覇「フフフ…、逃がさんにょ」

愛&赭「"にょ"ってなんだ…!?」

85920:2005/06/13(月) 21:07:41 ID:9Wtf/o/M

『とっておきだ』

手裏剣を使った牽制、移動が遅いポチョムキンなら多少ズレようがガードさせることは簡単だ。
これ一枚ばら撒いておけば、ヒートナックル対空くらいは十分封じられる。


『捕らえられんz』カウンタッ!サクッ

なんと手裏剣に向かってFDBを放つポチョムキン。
だが、手裏剣は飛び道具に見えて微妙に違う。跳ね返すことは不可能なのだ。


一「手裏剣は跳ね返せませんよ?」

覇「…知らなかったウェーーイ!!」

赭「"ウェーーイ!!"ってなんだ…!?」

愛「オンドゥル語だよ、懐かしいネタだな…。」シミジミ


那武ポチョが手裏剣に思わぬ苦戦をしている間にチップは着地。

『γぶれー!』

『捕らえられんぞ!』

なんとポチョに向かって生γを放つチップ
γは一見飛び道具に見えなくも無いが、やっぱり飛び道具なのだ。

ポチョが指先に神経を集中させ、他の指との反動を用いて弾き出す事(デコピン)によって衝撃波が生じる。


一「跳ね返せるんですか!?」

覇「え?これって常識じゃないかなダディャーナザァーン?」

赭「ダディ…、、何?」

愛「それは"橘さん"と言っているんだ。」

赭「よく分かるね…。」

愛「…ニゴリーエースハオレノモノダー!!」

赭「Σ」


で、話をギルティに戻して…。
衝撃波とともにノシノシとチップに接近してくるポチョムキン。

じりじりと後退するチップだが、画面端に到達するのは時間の問題…、
だが、一二三は素早くレバーを二回横に倒し、更に今度は下に二回倒していた。


『はずれd『ポチョムキン…バスタァーーー!』

86020:2005/06/13(月) 21:08:12 ID:9Wtf/o/M

ダッシュK転移を読んで逆さまにコマンドを入力。完璧なタイミングで吸い取った。

一「うぁぁ…。」

覇「今の俺は地球代表さー。」

愛&赭「名前違うだろッ!」


ポチョバスでチップを投げ飛ばし、ハンマーブレーキで大幅に距離を詰める。
チップは生かしておくと色々と面倒が付きまとうキャラだ。

一度牽制を引っ掛けるか、一度転ばせたら殺しきるのが得策。

『メガフィスッ』ロマンティーック


起き上がりにメガフィスト前方を重ねる。
いや、正確に表現するのであれば重なっている…ように見えた。

――つまり、見せただけである。


『ポチョムキン…バスタァーーー!』


一「い、今の投げ方は一体…!」

覇「これぞ、"邪投げ・運命(よこしまなげ・うんめい)"…!」

愛「なんだそれは…!」

赭「知りませんか?相手が固まりたくなる状況を作ってそこを投げることですよ。」

愛「うわ、インチキ臭ぇーー。」


どうにも読み負けた気がしないが、チップの体力がヤバイのは事実。
既にポチョバスを通算して2回喰らっている……もし喰らおうものなら、次で終わりだ。

状況は画面端、あえて追撃をくわえずに再度起き攻めを選択する。

…かのように見えたが、ポチョがとった行動は追い討ち2P>PPP…。


一二三、訝しがりながらも受身を取る。





『ポチョムキン…バスタァーーー!』
『シッショー!』

チップの断末魔が、深夜のホテルに木霊した…。

一「い、今のもまさか…。」

覇「これぞ、奥義…"邪投げ・桃井(よこしまなげ・はるこ)"…!」

赭「何故"桃井"なのに"はるこ"なんだ…?」

愛「…声優の名前だね、確か。」



佐藤 愛、社立ギルティ専門高等学校一年。
現代視覚文化研究会所属、、アニメ、ゲーム、漫画。なんでもござれ。

――声優やオンドゥル語もしっかりチェックしている。そんな彼でありました。




一「うぅ…、もう一回!」

覇「じゃぁ次は"邪投げ・神粋(よこしまなげ・にーちぇ)"をお目に掛けよう。」

一「Σ」

861名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 21:12:54 ID:oKyDdAtk
>>853
ヤレヤレ、汚米はこのスレの約5割損している。

ソレと言っとくけど、失礼承知で〜って分かってるなら書くな。
あと半端な恋愛小説とか言ってるけど、何が半端なんだよ、普通に面白いし
ってか汚米が対戦してる小説が読みたいとか言うと、職人様方が投稿
しづらくなるのが、分からんのか?職人様方がやる気なくす様なこと言うな
職人様方は、誰に頼まれてる訳でもなく、無償で書いてくれているんだし
汚米は読ませて貰ってる立場なんだから、汚米にそんな事ぶっちゃける権利はない

乱文&スレ汚しスマソ。
↓からは何事も無かったかのようにしてください。

862861:2005/06/13(月) 21:18:47 ID:oKyDdAtk
うわぁゴメンナサイ。
リロード忘れてた。
痛い上に、全然空気読めてないね。
漏れホント氏んでいいよ。

863前スレ566:2005/06/13(月) 21:40:14 ID:6SrmsMU6
>>861
ドンマイっす�遙�
>>20
一二三と那夢覇の数字コンビのやりとりがナイスw
「(;´д`)ハァハァ」「�堯�
↑こーゆーの好きw

864名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 21:47:54 ID:tu2eJbXA
邪投げ関係がごっちゃになってて、慌ててカヰンさんのHPに走った自分パイル。
20氏GJ!!
…というか、最近の作品みんなテンション高いなぁw

865名無しさん@2周年半:2005/06/13(月) 23:56:19 ID:R7FSjB.w
職人方GJ!!
サイコーにおもしれーよハァハァ

866169:2005/06/14(火) 00:14:56 ID:6dz8j1.M
781
おお、ネタわかってくれましたか。ちょっとハッスルしてみました(・∀・)
>>20
GJ!ポチ対紙は見てて楽しいですな。

個人的な意見ですけど、>>853みたいな意見は大事だと思います。
いくら無償で書いてるといってもやっぱり読者あってのSSですから。
感想や意見すらもらえないっていうのは、やっぱり寂しいものですよ・・・
乱文失礼しました。
前回は>>780です。

暑い・・・
「だーもう!寝てられるか!」
ばんっ、と枕をたたきつける。
まだ夏でもないのにとにかく暑い。寝汗でだくだくだ。
いつも遅刻ギリギリだから早く起きれるのはいいが、こんな不快な起こされ方は初めてだ。
「諏訪に起こしてもらうっつーのはありかな」
お隣さんに起こしてもらうか・・・。うん、そりゃあいい考えかも。
「んー・・・やっぱ却下。それだと多分起きれねえな。」
諏訪ならきっと確実に起こしてくれるだろうが、対戦するために早朝出勤してるあいつと同じ時間に起きるのは不可能だ。
「さてと、ん?」
時計は12時を指している。
「これだけ暑いと洗濯物は乾くし、肌なんかいくらでも焼けちゃうなー。でも俺、色白の女の子の方が好きなんだよな。控えめつーかおしとやかつーか。」
現実逃避終了。
「やっべえ・・・担任にリアルパイルくらっちまう・・・」
リアルパイルで済めばいいが、リアルDループをくらうとヤバイ。俺の担任はノックバック極小に受身不能時間増加、根性値無視のスキル持ちだ。
これだけの時間の遅刻はかなりコンボ精度を高めてくる可能性がある。Dループだけは回避しないと。
「あれ、でもなんで目覚ましかけてなかったんだ?おかしいぞ」
待てよ、目覚ましがかけてなかったってことは・・・起きる必要が無い=学校に行く必要が無い。
「思い出した、今日休みじゃん!」
生徒が修学旅行に行ってる間は学校中の筐体のメンテを行う。今日がその日で、学校は閉めきりとなる。
土、日でも学校にいく生徒が大勢いるため、このような日じゃないとメンテを行えないということらしい。
けど、さすがにこの暑さの中、寝なおすのは無理だ。クーラーはちきゅうのてきだ。
寝汗を流したあと、電車で少し遠めのゲーセンにいくことにした。
往復で500円程度なので痛い出費ではない。

867169:2005/06/14(火) 00:20:14 ID:6dz8j1.M
前回は>>866です。

ゲームセンターに入る。
涼しい。狭い店内をクーラーがしっかり冷やしている。
ギルティは、と。
「お、いるいる」
そこには白いテスタメント。
連勝数は表示されておらず、動きを見る限り初心者ではなさそうだ。
とりあえず乱入っと。
ジョニーを選択。

HEAVEN or HELL Duel1 Let's Rock!!

開幕はお互いに距離をとる。
すかさずテスタが要塞を築こうとする。させない。
「カウンタッ!」
網消しの空Sに6HSを差し込まれる。
これぐらいは読んでくるか・・・
起き攻め。
とりあえずファジーでガード。相手はすかさず距離をとる。
じわじわとガードしながら罠を消す。
遠Sでちょっかいをかけてみる。
「踊れ、塵となれ」
2HSから2D、ファントムソウルまでくらう。
後ろ受身。
「エグゼビースト!」
読まれていたのか、エグゼ青から強引に二択まで持っていかれる。
ファジー。やはり相手は距離をとる。
空ディバから押さえ込んでみるか。
「踊れ」
Jしようとしたところを、ダッシュから6HSで引きずり降ろされる。
「ちょっとやばいな・・・」
体力はそれほど減ってないが、いかんせんどんどん攻撃が潰される。
ああ、6HSをウォレントでとられた!
青キャン立ちHSから低空ディガー×n。
もう、体力がない。
強引かつ大胆なダッシュ投げで1ラウンドとられる。
汗が吹き出る。暑さのせいではない、このテスタの異常なプレッシャーのせいだ。
牽制が全て潰される。こっちが攻撃するタイミングを知っているのようだ。
次ラウンド、テスタは要塞を張りもせずガンガード。
「くるがいい」
どうやらこっちの攻めを見たいらしい。面白い、崩してみろってか。
「ドリルデンジャー!」
「なぜ引くことができない」
投げられた。中距離からおもむろに出したせいかな。
これならどうだ!
立ちKから燕。これはガードされる。RCから低空ダッシュ。PとKで刻む。
ダッシュ投げ!
「なぜ引くことができない」
投げられた。さすがに露骨すぎたか。
立ちHSとコインで固めてGGを点滅させる。
これなら冷静な判断はできまい。崩してやる!
2SMC>2SMC。ここから燕と見せかけてミスト下段だ!
「くるがいい、おおー!」
ウォレントでとられた。そこからのコンボで2ラウンド終了。
続く3ラウンド目、開幕から攻められ投げからマーキングコンボ。カラスの攻撃から二択をかけられ、ファジーはすべて崩されてあえなく負ける。
こんな強いのがこんな小さいゲーセンにいるとは。
「あの・・・」
気が付いたら台の向こうの人に話し掛けていた。
「なにが悪かったんでしょうか?」
「なにも悪くないからこそ、悪いな」
意味がわからない。
「牽制の振り方から崩し方まで型にハマりすぎだよ。自分のスタイルを作れていない。つまり個性が無い。ほとんどは高いレベルでまとまっているが、絶対的な経験が足りないな。ああ、それとファジーは相手の崩してくるタイミングに合わせるものだ。毎度毎度同じパターンじゃずらされて終わりだ。」
的確だ。確かに俺はネットの情報を中心にキャラ対策を考えてきた。それでも対戦はそこそここなしてきたつもりだった。
「あの、名前は・・・」
「そんなのを気にする前に自分の戦い方を反省することだな。俺のことを覚えておきたいなら白いテスタとだけ覚えておけばいい。そうだろう?」
まったくもってそのとおりだった。
「ああ、きつい言い方をしてすまんね。なにしろこのゲームセンターでキミほどのレベルの対戦相手なぞここしばらくいなかったのでな。つい口数が多くなってしまった。」
「いつもここにいるんですか?」
くい、と眼鏡を直す仕草から知的な印象を受ける。
「いや、休みの日に時々ね。ああ、プライベートは気にしないでくれたまえ。」
「時々、ですか。」
「ああ。おっと、こんな時間か。このテスタはキミにあげよう。悪いがこれで失礼するよ。では」
「あっ、お疲れ様です。」
ぴりっとした背広を着た長身の男は去っていった。
「こんなもんもらってもな・・・帰るか。」
テスタは放置して帰ることにした。
自分の未熟さを知った。だが、このようなゲーセンにもあんな猛者がいる。
明日から、諏訪に起こしてもらうとするか。
もっと。もっともっと。強くなる。

>>706
ネタかぶり気味でもかまいませんよ〜GJ!

あと、866の一番上は>>781に対してです。すいません。

868名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 00:21:57 ID:hUU/M1VY
>>20
もうね、最高。
あれだけの説明でよくここまで表現できるなとおもた。
最近はエロg(ry
GJ!
>>64
文章能力タカスw
GJ!

869名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 00:27:01 ID:3GQcopWA
>>866
ちきゅうおんかんばー!!

870名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 00:41:53 ID:m7mjcZZA
どれ、今までの職人データをまとめてみるか。
一回くらいだけポーンと投稿していった職人さんについては申し訳ありませんが無視してあります。

1スレ目の古参職人様

64氏
1スレ目、まだギル高スレが大学スレと決別する前に颯爽と現れSSを投下していった。
ギル高スレ初のSS職人であり、みんなが認めるスレ一のネ申職人である。
真面目なストーリーはもとより、住人の腹をよじれさせるギャグも完備している。
このBBSとは不釣合いな知識を持っており、医学からビーチバレーまで知っているようだ。
因みに、松瀬の初登場時の一人称は『私』だった。ヴェノムっぽい…。


119氏
イノ使いと闇慈使いのSS。
イノ使い側(菊)にホモッ気があったような覚えがあるがよく覚えていない。
確か男同士で手作りお弁当イベントを発生させるという荒業をやってのけていた。
戦闘シーンにおいては、画面の描写よりも人物の心を鮮明に描く。
ゲーセンで闇慈使いが対戦したイノの使い手が菊だと気づいたところで更新終了。


127氏
"機械エディ"の異名を持っていた闇慈使いのSSを書いていた。
SS自体の雰囲気はどこか重苦しい(?)感じだが、それがギルティによる友情を演出したと思う。
特に戦闘シーンの描写が細かく、キャラの一挙手一投足まで書き上げる勢い。
2スレ目にも何度か顔を出したが、最近は見かけない。名無しになって見ているのだろうか?
あと、どうでもいいと言えばどうでもいいが♀らしい。


223氏
鰤使い2人組みのSSを書いていた。
最初は交換小説の一枚目を投稿しただけだったが、誰も反応しなかったため自分で書き進めていたようだ。
輪の悪友、使がギル高に入ってきたところで一切の更新が途絶える。


227氏
かの「司書利 紙人」を誕生させた職人。
主に番外編のようなSSを幾つか投下、球技大会や学園祭など。
このときのネタは、2スレ目になって64氏及び20氏の手で、司書利自身は463氏の手で何度か顔を出したりしていた。
後に「錨シンジ」なる版権ギリギリのメイ使いまでも誕生させている。


238氏
梅喧使い2人を主に書き綴った職人であり、まとめサイト管理人。ちなみに自分のページでもSS書いてる模様。
最初はホントにちょっとした文章を投下しただけだったり、他の職人のキャラを使っていたくらいだが、
途中から長めのSSを書くようになっていった。
あくまでギルティメインだった当時のスレの中で唯一恋愛要素を前面に押し出した職人。
現在、2スレ目にて最終回(2年後の設定?)の執筆にあたっている。マジガンガレ!


250氏
この名前ですっかり定着しきっていたが、実は最初の投稿は204だった。
その後しばらく204時のIDをコテハンとして名乗り、本人が250を名乗ったのは269でのこと。
厨ソル使いがカイ使いと出会って、次第に洗練されたプレイヤーに変わっていく描写は素晴らしかった。
ファンもかなり多かったようだが、イスカを使った編入試験の途中で1スレ目が終わりを向かえてしまった。
2スレ目が新板のほうに建ってしまったため、気づいていないのだろうか、更新はストップしている。
ちなみにジョジョスキー


284氏
魅せコン好きなジョニー使いのSS。
初投下で、他職人のキャラを大量に巻き込んだランバトを企画。
しかし、うまく行かなかったのだろうか。幾度と無くレスはしていたがSSは遂に投下されなかった。
因みに今でもスレの行方を見守っているらしく、2スレ目に一度コテで顔をだしていた。


余談だが、この辺りで初期の住人達が騒ぎ始める。
「昔の方が楽しかった」「みんなでワイワイやりたい」
「職人が馴れ合いすぎで見てるこっちは煮え切らない」etc...
で、討論の結果「ギルティ高校スレ」と「ギルティ大学スレ」に分割され、今に至る。
因みに、大学スレは暫らく前に過去ログ倉庫に移動されてしまっていた。

871名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 00:42:26 ID:m7mjcZZA

419氏
自分の持ちキャラが既に他の職人さんに使われている。と嘆いていたが、
スレの住人達の「被ってもいいよ」という温かい励ましを受けて投下していた。
一回での投稿が随分と長かったが、特に読みにくい感もなく上手くまとまっていた。
寮生になり、ショタッ子と同室になったあたりで更新が途絶える。結構楽しみだったんだけどなぁ…。


535氏
奇妙な三人の関係が映えていたSS職人。
投稿回数は一回だが、後にホームページ上で3人のSSを書いていた。
また、その際に64氏のキャラを使用。
その後の動きはサッパリチェックしていないが、どうなったのか気になるところではある。


566氏
最初はまるでギル高とは関係の無いところから始まった職人さん。
独特の語り口調(いわゆるですます調)と、他の職人さんとは違うネタの交え方が印象的。
だが、真面目なところはしっかり真面目に書かれており、伊津の悩みなどが伝わってくる。
1スレ目、2度目の投稿(伊津と旋風が友達になったところ)でほのぼのと結末を迎えた。
だが、2スレ目になって復活。特殊な編入試験を終え、今に至る。
余談。伊津はSS中で幾度と無く「俺はロリコンじゃない」と言っているが、初投稿時の最後。

( ※`□´)<MOOOOOOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!

と叫ぶ姿が見事に目撃されているので、まんざらでは無いと俺は思っている。


601氏
はじめは他の職人さんに使ってもらえれば、的な感じでギル高横のゲーセン、
「アミューズメントセンターZEPPS」を考案した。
因みに、ZEPPS自体は20氏がよく使っている姿を見かける。
その後、店長である杖府は右渡の誘いを受けてギル高へ来ている(2スレ目での話)


663氏
エディ使いとミリア使いの兄妹のお話。
登場人物も随分と多く、最初俺自身こんがらがった記憶がある。
兄者のほうは、ノーゲージのミリアで紗夢を倒すといったトンでもない芸当をやっていた。
スレの住人にそそのかされ、ギル高始まって以来初のベッドシーンを描いてしまった人である。(しかも近親相姦。)


708氏
エディ使いの男女のSS。
1スレ目、2スレ目とSSを投下しており、実力が上がっていくのがパっと見ても分かる。
最初は改行なども無くかなり苦しいSSだったが、次第に読みやすくなっていった。
2人のラブラブな様子をデレデレと書き綴った様が印象的。当時の住人も驚いていた。
2スレ目に入り、オガニーが出てから随分と波乱万丈な展開に、だが更新は止まってしまった。

872名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 00:44:03 ID:m7mjcZZA

2スレ目の新参職人様

13氏
一風変わったジョニー使いのSS。
相手の雰囲気が読める、とかで燕穿牙がかなりヒットしていた。
ただし、最初のバトルは終わることは無く、更新は終わってしまった。


20氏
萌えるチップ使いが主役(?)のSS職人。更新速度が速く(日に3回投下したほど)、男子校通い。たぶんネ申
とにかくキャラが萌え、住人の中には「一二三タソハァハァ」とか「赭!一二三たそは俺のものだーッ!」と叫ぶ輩もいる。
20氏自身随分と変わった(失礼)人のようで、「自己紹介でオタクと名乗った」「舞-HiMEのドラマCDを声優で聞き分けてた」などとウ○ハラのような発言をしている。
だが、学校の行事で行われた強歩とやらで85㌔歩ききるとか結構謎な人。
登場人物は恐らくダントツで一番多く、61氏のキャラを受け継いだり住人を巻き込んだりと色々やっている。


61氏
20氏や64氏に触発される形で投下した職人さん。
冴えないザッパ使いの男子と、明るいザッパ使いの女の子の関係が気になっていたが、
受験勉強という大いなる壁を前にして、敢え無くSS投下を断念する形となってしまった。
その後、彼のキャラは20氏が受け継いで今に至っている。
時たま顔を出しては時期にあったネタを投下してくれるのが楽しみである。


169氏
ニート状態だったジョニー使いのお話。
他の職人さんのキャラや設定などもちょくちょく登場させている。
ヒロインが2人いるが、どちらもツンデレな性格をしている。
…が、そのわりにほのぼのとした雰囲気でSSは纏まっており、真面目にギャグを描いたりもした。


173氏
ミリア使いのSSを書いていた。
ガーデン一つ一つの入力を細かく描ききるなど、表現力は高いと思う。
特に、取り巻き(?)の2人組みがコミカルで笑える。
2on2の大会に出るために斡旋を使い、チーム名を決めたところで更新ストップ。


283氏
音ゲープレイヤーのアクセル使いとイノ使いのお話。
ギタフリで鍛え上げられたレバガチャを使用したネタが多く、普段見ない光景だけにかなり新鮮に映る。
ネタ的要素も多く含んでおり、忍○まネタや、腐女子先生など、分かる人は爆笑必至である。
修学旅行に遅れてしまい焦っているようだが、無理せずマイペースで頑張って下さい。


338氏
別に何が書かれたわけでもなくショタと呼ばれた鰤使いのSS書き。
ギル高が存在するための正当で合理的な理由をなんとか考えようとした人物。
法律まで取り出して解説したのには非常に驚いた。
あと個人的にはメイ使い並みに強気なチップ使いが非常に気になった。
だが、残念なことに初対戦を前にして更新が停止。非常に悔やまれる。

873名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 00:44:34 ID:m7mjcZZA

読み切り氏
ちょくちょくと現れては二次創作系のSSを投下していった。
他職人のキャラを随所に使っており、64氏の紙野&永園。20氏の一二三、愛などが出演。
あとで長編を書くつもり、と言っていたがまだ投下されていない。楽しみ。
因みに、読みきりで作ったキャラが20氏の手で名前をつけられて現在進行形で活躍中。


463氏
医者使いの保険医2人のSS職人。
教師ならではの視線で描かれているため、非常に新鮮な雰囲気。
さらに保険医という立場を利用し、前スレで輝いた司書利を患者役で出演させたりしていた。
でも、やっぱり俺としては「フリーザ様」が一番強烈だった。


602氏
ディズィーメインのSS書き様
どうやらSSなぞを書いたのは初めてらしく、随分苦戦していた。
髭使いの名前が翼、となっており、64氏の永園と被ったために一度SSを書き直している。
(これって、602氏のはつばさって読んで、64氏のはたすくって読むんじゃ…?と思った俺。)
その後、翼は別のキャラに生まれ変わりロボ使いに、試験前日に更新は止まる。。


542氏
ロボ使いのSS職人様。
恐らく主役にロボを持ってきたのは542氏が初めてだと思う。
ギル高とは関係ないプレイヤーの話である。
とあるゲーセンで一二三(?)と対戦し、ギルティに対する意欲を固めたところで終幕を迎えている。


620氏
ギルティと関係ない普通の少年の話を描いた。
最初、カイの技名がいろいろと間違っていたが、かえって初心者補正が掛かって良かった。
特にセバーをセイバーやセーバーと間違えるのは結構有り勝ち
更新は今現在ゆっくりと進んでいる。今後が楽しみな職人の一人。


706氏
腐女子2人組み(正確には全然違うが)のSS職人
主人公に長いブランク期間があるという、珍しい設定で幕を明けた。
自分よりも弱かった友人に追い抜かれたりと、その設定だからこそ出来る話も多数。
そして、未だに後藤千夏の名前の由来が分からない。誰か教えてくれ。



恐らくこれで全職人終わった、、と思う。
俺こういうことやると必ずどこか抜けてるけどね。

874名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 01:00:34 ID:3BQ6oW2Y
>>870-873
おー、よくまとまってるなぁ。
今スレからの新規参入者でも十分分かりやすい。
��d(・∀・)GJ!!

875名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 01:11:00 ID:GJuxzjOA
>>873
まとめ乙!!受け取ってくれ。
( ´∀`)つ[GJ]
そして169氏GJ!!
169氏がそういうなら俺も感想を。
恋愛要素入れてくのは個人的にはアリ。
なんかハァハァするから。

と、青春時代が懐かしいエディ使いが言ってみる。
気に入らなかったらスルーお願いします。

876169:2005/06/14(火) 01:31:58 ID:6dz8j1.M
>>869
いやあ、細かいところまで読んでくれて嬉しい限りです。さんくーです。
>>873
まとめ乙です。( ´・∀・`)GJでも食ってろまとめ神
>>875
貴重なご意見ありがとうございます。IDからしてGJですよ(・∀・)

877463:2005/06/14(火) 01:44:50 ID:X9Xm1Acw
>>873
まとめマジGJ!
自分の所見て嬉しくなったw
>>875
IDがGJワロス


と、久々に投下。あんまり間置くとヤバイ気がするんで(汗


――――――ー――――――――――――――――――――――――――

「・・・眠い」

日付はとうの昔に明日に変わって、時計は2時を指している。
とあるハワイの高級ホテルの廊下、その一角には椅子に腰掛けている豪の姿。
彼はそこで、消灯時間を過ぎてからも外出をしようとする生徒の見張りを行っていた。
とはいっても、面倒くさいので窓から抜けようとする奴らはみなスルーしているので、職務をまっとうしているという訳ではない。

「おい、早くしろよ!見つかるだろ!」コソコソ

(またか・・・もうこれで10・・・何回目だっけ?
ともあれ、気づかれてないとでも思っているのか?アホめ)

「お疲れ様〜ちゃんとやってる?」
と、そこに乱華が現れる。手には二つの缶ビールとさきいか。

「おう、いくら修学旅行でもさすがに抜け出すような奴はいないみたいだな。こっちはいたって平和だ。」

「・・・さっきから、私の携帯に補導の連絡が12件も来てるんだけど、これでもまだ平和?」
と言いながら、ビールを手渡す。すでに飲んで来たのか、その手はほんのり熱かった。
「で、お前は何をしに来たんだ?」

「軽く流してんじゃないわよ。全く、テストの結果で職員中一番点数が低かったからこの役なのに・・・ちっとも反省してないんじゃあ意味ないわよ?」

「俺はめげん性格なんだ。」

「あんたと話してると疲れるわ・・・あ、そうそう。またあの子倒れたんですって?司書利君だったっけ?」

「ああ、バレーボール大会のあれな。前々から弱い奴だとは思ってたがまさかビーチボールで死に掛けるとはな。」

「あの子も気の毒ね・・・」

「シッショー!!」

「ん?」
「今の声は、まさか・・・」

突然廊下に響く断末魔。その正体はだんだんとこちらにやって来る。
半気絶状態の司書利と、それを抱えている大男。

「やあ、石谷先生!今、窓から外に出ようとしている生徒を捕まえてきましたぞ!」

「あ、雁田先生、どうも。でも、そいつ死に掛けてるんでできたら離してやって下さい。」

「ん?おお、悪かったな。それでは先生、後は任せましたぞ。」
そう言い、雁田先生は自分の部屋(?)へと戻っていった。顔が真っ赤っ赤だったので恐らくまだ飲むんだろう。

「・・・で、その子どうするの?色々やばいみたいだけど」

「ん?まあとりあえず医療室で応急処置して寝かせたら治る。こいつ治るのは早いから。」

「あれ、おじいちゃん・・・?」

「なんか鰤化してるよこいつーー!!?いっちゃだめー!!」

「大丈夫。こいつセアカ○ケグモに刺されても大丈夫だったもん。立ち直りはマジ早いよ」

「これで大丈夫なの・・・?それはそれで恐ろしいわね。」

「うむ。ちなみに将来の夢は大統領だそうだ。末恐ろしい奴よ」

「ウ・・・ゴブゥッ!!」

「「あ、吐いた」」

878前スレ566:2005/06/14(火) 08:19:50 ID:3GQcopWA
>>873
めちゃめちゃ読み込んでる、すげぇー
なんというか、そんなに把握してもらえると愛を投げたくなります
職人冥利につきすぎてお腹いっぱいです!
GJ!�遙�(□`〃)
そして後藤千夏は私も悩みの種です・・・うぅむむ
>>875
ホントだw 心身共にGJなんて素晴らしいw
>>169
さっ、さんくー!?西尾さんなのでせうか

879故173:2005/06/14(火) 10:30:11 ID:9/6/7zV6
……ぁぅち。

学園祭に向けて、部活の練習が激しくなって投稿できなくなってました…orz
忘れた頃に来てみたら800越えてて驚きましたよ(^_^;)


えっと……今から続きを書いても遅くないでしょうか…?

やっぱ遅い…?

880名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 11:14:32 ID:u2uAy2XU
全然遅くないよ

881名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 12:58:53 ID:MhchSTig
まだまだ始まったばかりじゃないかキラキラ
書け

882名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 16:42:16 ID:8nkE5EmI
やりたくてやった>我が人生に一片の悔いなし!


やりたいのにやんなかった>次は本気を出してr次なんかねぇよこんちくしょー!!

883870:2005/06/14(火) 18:22:28 ID:m7mjcZZA
ども、職人まとめた870です
かなり好評だったようで嬉しいです。やった甲斐があった

ところで、まとめてて思ったことがあるんだが
64氏が神なのは分かるんだが、20氏は露骨に神と言われるわけでもない。
でも、ときたま神と呼ばれているのを見かける。個人的には神だと思うが、

おまいら、20氏は神なのだろうか?
なんか頭の片隅に引っかかっててスッキリしない

884名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 19:24:37 ID:Etof6g1Q
うーん、そういう話題は振らないほうが吉だろうよ
みんな書きづらくなるのは間違いないと思う

まぁ、俺は20氏のSSは大好きだが、神とかそういうことについては個人の理解に任せればいいっしょ

885名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 21:46:31 ID:GJuxzjOA
誰が神かどうかは自分の心の中に閉まっておこうぜ。
ここはランク付けするところじゃなくてssを楽しむスレなんだから。
マターリ楽しもう。
と、再び昨日書き込んだエディ使いが言ってみる。

886169:2005/06/14(火) 22:08:10 ID:k6tUlm5o
>>前スレ566氏
はい、西尾さんですよ〜
>>173
どんどん書けばいいと思います。
>>870
えと、>>884氏もおっしゃってますが神かどうか個人個人で差があるかと・・・俺的には20氏はとにかくこのスレを盛り上げようとしてるところがあるので好意を抱けます。
>>エディ使いの885氏
ID変わってないところを見るとパソつけっぱですなw

887870:2005/06/14(火) 23:30:21 ID:m7mjcZZA
そうだよな、我ながら今考えると変な質問をしたものだ。

全ての職人様!俺の下らないレスで書き込みにくくなって申し訳ありませんでした。
これからも楽しみにこのスレを見させてもらいます。頑張ってください!

888名無しさん@2周年半:2005/06/14(火) 23:30:37 ID:tZh0IQFE
もの凄く今更だけど、64氏が>>225で松瀬に
「人体急所は心得ていた」
とか言わせているのは、フォモの設定を意識してなんだろうか

と深読みする俺ガイル

889173:2005/06/14(火) 23:39:49 ID:RvvNtHk2
ちょっとやる気出し始めましたw
期待に添えるか分かりませんが……。

前回は>>254

対戦表が張り出される。
(えっと、一回戦の相手は……ソルとポチョムキンか…)
何だか凄い組み合わせ…というか、精神的にプレッシャーのかかる相手だ。
「大丈夫、何とかなるさ」
優しそうなお兄さん(斡旋で組んだ人)が微笑む。
大丈夫なんだろうか…この人。

「それでは一回戦、第3試合を始めます。
『飛べない豚を忘れないで』

『肉肉しい俺達』
のプレイヤーは台に着いてください」
「僕らの番みたいだね。どっちが先に行く?」
うーん…先に行こうかな?
どうせどっちもヤな相手だし…。
「私が先に行きます」
「分かった、頑張ってね」
それだけ言うと、お兄さんは私の後ろに立った。

「では、『妹萌えって世の中に必要だと思う』さんのミリアと『ぴろ志貴』さんのポチョムキン戦を始めます。」

「………」
自分で付けたけど…今更ながら後悔するリングネームだなぁ。
あ、遠くで伸慈さんと優等生さんが笑ってる…。
今、指差された!?
ぃ、いちいちこっち見て笑うなっ!!
「……ぷっ…」
誰よ、今笑ったのは…?
「…ぶぷっ」
後ろ…??
まさか、チームメイトにまで笑われてる…!?( ̄□ ̄;)
ここは流石に黙ってられない。
「…えーと、何と言いますか…笑わないでくれます?」
背後に振り返って威圧する。
「えぇと、妹萌えさん…とお呼びして宜しいでしょうか?」
スルーしたよ、この人。
「いや、あの」
「それとも何か別な呼び方が…??」
「ですから」
「っと失礼。まず希望を聞くべきでしたね」
「聞いてます?」
「どんな呼び方が良いのでしょう?」
「……もう妹萌えで良いですよ!!」

…静かになる店内。

「それはまた、何故…?」
「私には優しい兄がいました。
その兄は私が小さい頃からよく面倒を見てくれて、欲しい物は何でも買ってくれました。
私の為ならどんな努力も惜しみませんでした。
ある時、私は聞きました。
『お兄ちゃんは、私にだけはすごい優しいんだね』
そしたらお兄ちゃんは、
『当たり前だろ、お前は俺にとって特別な、いや特別以上の存在なんだ』
と言いました。
はい、これで満足ですか!?」

「それは、実話ですか?」
「えぇ」
「何と言うか……」


「それは妹萌えではなく、ただのシスコンではないでしょうか」

………何だ、この人。

890名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 00:12:12 ID:I1JW0BSs
>>173
GJ!復活した独特のネタの交え方がオモシロイ!

89120 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 00:17:39 ID:I1JW0BSs
コテ忘れ+途中送信という失敗をやってしまった;>>890は俺っす

>>173
改めてGJ!

>>870
並みの腕では無いな…!
あ、たぶん俺は職人以上でも職人以下でも無いと思うよ。

>>169
GJ!クーラーはちきゅうのてきだー!
俺の家の冷房器具は扇風機か団扇の2択ですよ。

>>463
司書利ぃー!イ㌔wGJ!


ちょいとトリップとかつけてみようかな〜なんて画策
うまく付いてくれてるといいんだけどなぁ・・・

89220 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 00:19:30 ID:I1JW0BSs
よし!ちゃんと「SISsyo」って入ってる!!
=======================================================================
前回 >>858-860

窓から爽やかな光が差し込む。
それはつまり、夜が明けて太陽が地上に顔を出したことを意味する。

結局、4人は深夜2時からの素敵なギルヲタライフを全うし…、今に至っている。


愛「あ、、よく考えたら俺寝てねぇ…。」

赭「…喉渇いたなぁ。」

一「…」コックリコックリ

覇「さ〜わ〜やか〜な〜朝がきた〜♪」



一二三達は準徹夜状態でもはやダウン寸前。

しかし、爽やかに唄を口ずさむタフネスが若干一名。


赭「那武、、眠くないの?」

覇「96時間耐久でエロゲーをプレイした俺にとって、生理的な睡眠欲求など無力!」


96÷24=4
つまり、4日の間寝ることなくゲームをプレイしたことがあるらしい。

聞いた話によると、人間は4日も寝ないでいると幻覚を見るとかなんとか…。
…たぶん、那武は2次元が3次元に躍り出てくる幻覚でも見ていたのだろう。


愛「…」カチカチ

『並みの腕では無いな…!』


愛がレバーを横に倒し、右に設置してあるボタンを押す。
画面に映っていたヴェノムが一礼している。どうやら那武のことを言っているつもりのようだ。

言われた那武自身は「照れますなあ」とかなんとか言ってる。


まぁ、そんなことで照れるなと問い詰めたい。小二時間ほど…。

89320 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 00:21:05 ID:I1JW0BSs

ゴソゴソッ


ベッドの方で、何者かが動く気配が、、どうやら樹が"やっと"起きたようだ。
深夜の2時から電気つけっ放し&ギルティやりっ放しという状態でも寝ていた樹が、だ。


愛「…なんだ、樹やっと起き……ウオォッ!?」

一「……どうかしましたかぁ……ソ、ソレハ!!?」

赭「…?、、……エェェッ!?」

覇「も、萌える。。(;;´д`)ハァハァ」


4人の異常なリアクションの原因。
それは樹の腕の中にある、ちょっとした物体なのだ。

それはズバリ…、『限定版イルカさん抱き枕!(ピンク)』
樹がそのイルカさんを抱いて寝ぼけ眼のまま、四人のほうをキョトンと見ている。


樹「…みんな朝早いね。おはよぉー。。」

愛「おまっ、なんか喋り方いつもと違…。」

覇「Here comes a MOEdevil!!」(萌えの使者がやってきた!)


説明が必要ですか?
 →はい
  いいえ

では、お望み通り説明しましょう。

五所川原樹、外見はスラっとした長身と長い黒髪。凛とした目つきが特徴。
ギルティのキャラに例えて言うのであれば女版のテスタメントといった具合である。

で、彼女の出身は結構な田舎。
実は目もあまり宜しくなく、コンタクトをしているのが現状。
まぁ、言ってみれば都会に出てきたのを契機にちょいとばかしイメチェンしたわけですな。

だが、彼女の部屋が少女趣味であるのは以前描いたとおり。
つまり少女趣味でファンシーなのが本来の樹の性格なのだ。外見と吊り合ってないのね。

まぁ、要約するとそういうことだ!(超意味不明


樹「あたし、顔洗ってくるねー。」

一「…は、はぃ」


そう言って、洗面所へと入っていってしまった。





覇「ハワイってサイコーだな、赭!」キラキラ

赭「俺に振るなよ!」

894706:2005/06/15(水) 06:58:09 ID:JPE2hevc
>870  職人として自分の書いた文章を読んでくれる人がいて、こんな形にしてもらえるのは途方もなく嬉しいことなわけで。。 グッジョブ
    一応、後藤千夏はイニシャルがGCでガーキャンです。
    読み切り を書いていた人間が自分だと言ってないことにはさっき気づいた、正直すまんかった。

>169  まぁ、数少ない修学旅行に参加しなかった組として学校の事情関係は一緒にしておこうと思います。よろしく

――――――――
前回は>813

『シッショウ!』
『シッショウ!』
『シッショウ!』
聞き慣れたボイスが頭の中でこだまする、ギルティつけっぱなしで寝ちゃったのかな…
「ん、おはよー。ザッパって面白いね。」
悠はこちらを振り向きもせず、チップに羅王6HSループを決め続けている。
「なんで朝から貴女は人の部屋でチップを虐めているのかな?」
「フッ… 愚問だな。」
悪びれもなく答えられると反応に困るのだが…
「っていうか、私なにか変なこと言ったかな? 不法侵入とかイロイロ悪いのはそっちっぽくないの?」
「犬こわーい。」
スルーされた�堯福院察院─�
画面端永久ループの犬ハメ、対戦相手がいつの間にか梅喧になっているのは確実に嫌がらせだろう。
「今日って学校休みだっけ? 朝からゲームしてるほど暇はないんだけど。」
悠は指を機械のように動かせ続けたままで返答してくる。
「ん。筐体メンテの日だから学校はお休みだよ。」
おー、50HIT…
「なるほど、そういえば今日は亜美ちゃん一緒じゃないんだね。」
「亜美も今頃シッショウ言わせてるんじゃないかな。一応6時頃に呼んだんだけどね、ウォレントにはまったらしい。」
ぁぁ、ここにいるのは健康的なギルオタですね。どこぞのギルオタは夜中の2時とかにギルティしてるのに。
100HIT到達… なんだかいたたまれなくなってきたのでバースト発動させてみる。 空投げ返された…
「ニヤリ」
うわ、ウザッ! この子いますごくウザイです。
どちらからともなく対戦が始まる、悠が最初に選んだキャラはザッパだ。
「そんなに面白いキャラだったの?」
「犬ハメ最強です。」
「まぁ、確かに3桁までHITさせられると心が折れるね。」
そっちが犬なら… ということでエディにカーソルを合わせる。
「最強キャラ使って負けたらかなり悲しいね。」
それもそうだと思う、波にのれば強いが波にのれなければチップ達とならぶ弱キャラであるザッパにエディをぶつけるというのも大人気ないか… かといって主キャラの梅喧をぶつけるきにもならない。
「さぁ、早く選べー。」エラベー
なんかエコーかかってるし。それじゃあ、カイとかかな… いや、これは悠の主キャラだし、確実に知識負けしてる。それならむしろ…
「よし、闇慈だ!」
「腐女子め…」
口プレイウザイよー。

―HEAVEN or HELL Duel1 Let's ROCK―

………
『犬こわーい』
『犬こわーい』
『犬こわーい』

―SLASH―

「犬こわい?♪」
「ってか犬率高すぎ!」
「いやー、きっと犬の神様に憑かれてるね、そうに違いない。」
羅王より犬の方が辛いのは気のせいか。
「まぁ、いいや。次は梅喧使ってやらせて。」
「がんばれ〜♪」



「そういえば、悠って昔からネタコンばっかり考えてたよね。」
「今でも暇な時に考えてるけど?」
「最近なにか面白いのあった?」
トレーニングモードをつける、1P側は梅喧で2Pはチップ。
縛・凰 6HS>天・地・人!
『シッショウ!』
真っ赤に染まっている体力ゲージが痛々しい。
「なんていうか、弱いね。」
「紙忍者だから。」

「あと、ポチョ対ポチョで」
1P側ハンマーフォール、2P側スライドヘッドRC>ポチョムキンバスター
ってのが入るとか。
「スライドヘッド地震部分RCから追撃でコンボをいれたいんだけどね、ちょっと無理があるね、あの技は。」
「ってか、ポチョムキンにそんな素早い動作を求めることが無理なんだろうね。」
『シッショウ』『シッショウ』
「ぁ、メールだー。」
嫌な着信音きたなー…
「亜美がちょっとネタ考えたからみせにくるって。」
「案外GGMAXのチップ即死系だったりして。」
「おはようございまーす。」
「どーぞどーぞー。」

『シッショウ』
ぁぁ… 私達は今日1日で一体何匹のチップを始末したのか…

895名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 08:41:34 ID:HHifhLZk
>>覇「Here comes a MOEdevil!!」(萌えの使者がやってきた!!)
ヤバい梅サンド吹いた。

896名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 10:36:44 ID:h4dcupGo
なんで一二三はイルカさん抱き枕を使っていないのかとコイチ時間(ry

897名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 13:24:07 ID:CPynwm7Y
20氏GJ!シッショー!

898名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 17:43:46 ID:jLu7eLOw
>>173
お兄さん優しい…。
なんか思い出話に感動したよ。GJ!
>>20
トリがシッショーとか並の腕ではないな
>>706
着ボイステラワロスwwwGJ!

89964:2005/06/15(水) 17:57:52 ID:YDETjaZQ
>>851


「蘇留、お前はあんなフォモのどこがいいんだ?」
「弓太の悪口を言うな」
「事実でしょ?アイツビーチバレーの時も男ばっかり見てたし」

初めから分かりきっていたことだ。郁瀬 弓太はフォモ。興味があるのは男だけ。
いつかは克服しなければならない問題だと思っていた。いよいよその時が来たのだろうか。

「美里はどうしたらいいと思う」
「さぁね。フォモの事はわからん」
「雹は?」
「ぼくもわかんな〜〜い」
「ちっ…使えん奴らだ」
「うわ……毒舌ぅ…」

雹が大げさに悲しそうな声を出す。

「事実だろ。役立たず共が」
「む〜〜そこまで言うならぼくが打開策を提案しようじゃありませんか」
「良し。さっさと言え」
「そんな態度だと教えないよ?」
「じゃあ要らん。自分で考える」
「うあ、嘘だよ嘘!ほんとに蘇留ってやりにくいんだからぁ」

やりにくい?こっちの台詞だ。

「で、案は?」
「蘇留の彼氏をなんとかできないなら、その松瀬って人をなんとかするしかないね」
「なんとかって?」
「消すしかないね」

雹はテンションが上がってくると周りが見えなくなるタイプだ。冗談なのかマジなのか分からない事が多い。
やはり、"天才電波"を通り名に持つような女にこんな相談すること自体がおかしかったようだ。

「ははは、冗談だよ冗談」
「当たり前だ」
「じゃあこれから案考えるからちょっと待ってて」

そう言って雹はノートとシャーペンを取り出して計画を練りだした。
一方の美里はと言うと、ガーガーと豪快ないびきを立てて眠っていた。

・・・

「蘇留〜〜できたよ〜〜」
「見せろ」

『蘇留のラブラブ大作戦』

ノートの最初のページにはデカデカとそう書いてあった。

(これは消しておこう…)

ノートには10数ページに渡って綿密な計画が書かれていた。
分単位で組まれたデートのスケジュール、一挙手一投足に至るまで事細かに書かれた行動。
予期せぬトラブルの回避法など抜け目もない。

「ほんとにこれで大丈夫なんだな?」
「ふっふっふ…これは精神分析理論の観点に立った超合理的な恋愛論…
 いくら蘇留の彼氏が特異な性格であっても人間である以上はこの理論が適用されるはずだよ…」

なんかいつもの雹らしくなってきた。電波モードだ。

「例えばこの吊橋理論なんかは有名だよ。他にもぼくが考案した全く新しい…」
「もういい。わかった。助かったぞ雹」
「ふぁ……とにかくこの赤井式恋愛理論に従って動けば100%間違いないから〜〜……」

そう言うと雹はすやすや眠りに落ちていった。

…残念ながら、弓太はいまだに緒土に執着を見せている。
今度こそ完全に私に惚れさせてやるんだ。明日が勝負だ。

90064:2005/06/15(水) 17:58:45 ID:YDETjaZQ
「そもそもなぁ…ヒック…ヴェノムは相手しててムカツクんだよ!!」
「ふざけんらねーお!…ヒック…髭らってパイルうざいんらお!!」

(すっかり出来上がってるなぁ…松瀬くん呂律回ってないし…)

「ああああああああ!!デズとアクセルもムカツク!!」
「はァ?ヴェノムだったら両方有利じゃねェか」
「たしかに有利らけろ嫌いなもんは嫌いなんらお!!」

このまま放っておいていいのだろうか。もう3時を回ってしまっている。
駄目だ。そもそもみんな未成年なんだ。飲酒なんて駄目に決まってる。

「酔っ払ってる兄貴も趣き深い……嗚呼、俺は蘇留さんと兄貴のどっちを取ればいいんだ……」

郁瀬くんはあまり変わらない。むしろちょっと大人しくなっている。それが逆に不気味だけど。

「みんな、もうお酒飲んじゃ駄目だよ…」
「なんだ毅ィ…ヒック…てめーも飲めよ。オレの酒が飲めないってのかァ?あ?」

永園くんも完璧に酔ってるみたいだ。目が据わってる。

「さっさと飲めよ!!」
「むぐ!?」

鼻を摘まれる。当然呼吸する為に口が開いてしまう。

「ささ、ぐいっと」
「んー!?」
「ははは!良い飲みっぷりらな!紙野!」

に、苦い…胸が焼けるように熱い…

・・・

「いいか貴様等、飲酒は法律で禁止されてんだ!!そんなことも知らんのかぁ!!」

法律を犯した3人の高校生男子を正座させる。

「うう…ごめんなさい紙野さま!」

郁瀬が許しを請う。当然そんなことを聞く気はない。

「御免で済めば警察はいらねぇんだよボケェーー!!」
「そ、そんな…」
「スシ!!」
「ひでぶ!」
「永園!貴様もだ!!歯を食いしばれ!!……スキヤキ!!」
「あべし!」
「か、紙野様、その辺で許してやってはどうでしょうか…」

松瀬が横から口を挟んでくる。

「あァ?このヘアースタイルがサザエさんみてェーだとォ?」
「え!そ…そんなこと誰も言って…」
「たしかに聞いたぞコラーーーーーッ!!」

拳を握る。

「駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目
 駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目
 駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目
 駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目ェーーッ!!」


―――メ メ タ ァ


こうして馬鹿4人の夜は更けていった。

901名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 19:28:18 ID:H7cd3GX2
め…メメタァが出てくるとは…

902名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 20:04:56 ID:GlYEPw0E
ワロタ

903名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 21:25:11 ID:kVosmyb2
>>64
メメタァテラワロスw

904602:2005/06/15(水) 21:37:11 ID:JRTYHBq6
相変わらずのマターリ感ですねぇ。話が浮かんだので読んで下さい。相変わらず下手ですが。
前回???

試験当日
<やっと試験だね〜>
このみはやたらとはしゃいでいる
「お前の実力じゃあ難しいかもな」

>´Д`)グサリッ

「おっ固まった」
葵に突っ込まれて固まったこのみ、それもそのはず3日間葵と対戦しての勝率はなんと、【3%】絶望的としか言いようがない。
<あう〜それを言わないで〜(T_T)>
まるでさっきまでのテンションの高さが嘘のような感じである。
「まあさっさと行くぞ。」
面白がりながら葵は校舎内に入って行く。
<あ〜、まってよぉ>
ぐずぐずしていたこのみは葵を追いかけて校舎に入った。




「・・・と、まあこんな感じに試験を行います。何か質問はありますか?」
試験官の蒼雷 刃(そうらいじん)先生が説明をしてくれた。ちなみに使用キャラはカイである。
「一ついいですか?さっきの試験内容だと勝たなければ駄目。という事は無いわけですね?」
葵が聞き返す。
「ええ、あなた方がこの学校でやっていける。そう判断されれば負けても合格です。」
刃が答える。
<それで、あの、対戦は誰と戦えばいいんですか?>
このみは内心随分とほっとして聞いてみた。

「それでは、このみさんはこの筐体で私と対戦です。葵君はあちらで削岩迷先生と戦ってきて下さい。」
「はい」 <は〜い>

<よろしくお願いしますですよ?>
いざ試験本番と考えると緊張で言葉が変になっていた。
(恥ずかしい。)
「堅くならないでリラックスして下さい。負けたら終わりではないのですから。」
刃が諭すように声をかける。
「それでは、始めます。」



『迅雷の由縁をお教えしよう。』
『今日は掃除当番なので、早く帰りたいんですが。』

ヘヴン オア ヘル
デュエル 1 レッツ ロック

『ここだ!ここだ!』カイは立HSを振ってくる。
(うん、まあ手を出さなくて正確だったみたい)
バックステップで距離をとり話相手を作り出し様子を見る。
『スタンエッジ!』
<チャンスかも>
話相手を盾に空中ダッシュで突っ込んで行く。
-ボワァン
泡を生成して落下タイミングをずらす。

『だm『ヴェイパースラスト!』『カウンタッ』

完璧なまでに読まれていた

『聖騎士団奥義!ロマンティーク、聖騎士団奥義』
スタンチャージ青、スタンチャージで固めに入られてしまった。

905602:2005/06/15(水) 22:23:08 ID:A0z/8o0Y
前回>>904

『やって『失礼!』

サイクバーストで切り返すが空中投げで画面端に追いこまれ固められる。
(うわぁ、無理、抜けるなんて絶対に無理)

『いきますよ。』
-カウンタッ

GGが点滅をしている状態でダストが決まる。

『ここだ!ヴェイパースラスト!ハァ!ヴェイパースラスト!聖騎士団奥義!』
VTループで4~5割を持っていかれてしまう。
(ああっ!きついってばもう!)

『ここd『カウンタッ!』
DAAでダウンを奪った。
(ここでとらなきゃ)
HS生成裏回り中下段をしかける。
カイは見切る事が出来ずに引っかかってしまった。
『ロマンティーク、駄目ッ!』
-ザシュザシュバシバシ
合計13コンボのエリアルが入る。13コンボ、ディズィーの火力をもってすれば容易に4割近くを削る事ができる。

刃(ほう、なかなかやりますね。しかし私も負けはしません。)

現状況:体力は五分テンションゲージも両方60%くらいだ。
アドバンテージがあるとすればバーストゲージの有無と言える。
(バーストが厄介かなぁ)

カイが猛然と突っ込んでくる。
『失礼!』
空中に逃げるが投げられ画面端にたたされてしまった。
(やばいなぁ。限りなくやばいなぁ。)
案の定ディズィーは固められている。
『行きますよ。カウンタッ!』
またしてもダストに引っかかってしまう。
『ハァ!ハァ!ハァ!ここだ!ヴェイパースラスト!ロマンティーク、ここだ!ヴェイパースラスト!』
- S L A S H



一ラウンドの最後をCPUカイのダストコンボで決められ随分ネガティブになっているこのみ。
結局二ラウンド目もあっさり取られてしまった。
「これで終了です。結果は葵君の試験が終わってからでから少し待っていてください。」
<ありがとうございました。ハァ~>

刃に敗北という形でこのみの試験は終わりを迎えた。
<でも、勝てなかったからって落ちる分けじゃあないしね。>
あくまでもプラス思考でいるこのみでした。






葵の方はまだできていないのでお待ち下さい。

俺以外の職人様GJです。もし読んで頂けたらアドバイスを下さい。
今後の参考にさせていただきます。

90620 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 23:01:54 ID:I1JW0BSs
>>64
GJ!紙野がこんな形で永園に手を上げるとはww
しかしヘアースタイルがサザエさんって、男子だとそれ重症のような。。

>>602
アドバイスねぇ、、う〜ん。俺が出来るようなのは特に無いかな。
ID変わってるの見ると携帯からみたいだし、戦闘の描写も程よい感じで良いと思いますよ。GJ!

もう2スレ目も900突入かぁ、早いなぁ。…やっぱり次は3学期?
========================================================================
前回 >>892-893

樹「フゥ、、スッキリした。」

洗面所から出てきた樹はいつも通りの樹だった。
どうやら、顔を洗ったことによって普段の調子に戻ったのだろう。

それにしてもファンシーなパジャマだ。


樹「…ところで、いつからギルティやってたの?」

愛「…夜の……2時……。」

樹「うわー…、幾らなんでもやりすぎ。」

一「Zzz...」

赭「Zzz...」


完全に睡魔にとり付かれた3人の背後に[SLASH]の5文字が見えてきた…。
もうみんな骨の髄までギルヲタになってしまったわけね。

でも、それがギル高生の鑑だ、と言われてしまえばそれまで、か。


それにしてもこの3人は………、、、?







――3人?





…4人目はドコへ!?




覇「ハァハァ、イ、イルカさん…ハァァ…!」

樹「あ!あたしのイルカに近づくなァーー!!」パーン

覇「ァヘァッ!」パーン



まるで某アクションゲーのゾンビのように私のイルカに近づく那武に張り手一発。

返す刀でさらに一発。

満足げな顔をして、幸せオーラを纏った那武が床に伏す。



――まったく、一緒の部屋にいて大丈夫なのかしら。

90720 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 23:02:29 ID:I1JW0BSs

十分後


あ〜ぁ、みんな寝てるわ。
夜通しでギルティやれば眠くもなるか…。

仕方ないわね…、ベッドまで運んであげるわよ。




樹「…、ちょっと那武、あんたも手伝いなさい。」

覇「了解です(;;´Д`)」


樹が一二三をベッドに運ぶために抱き上げる。

…うーん、やっぱり一二三は軽いわねぇ。。
身長自体もかなり小さいほうだし、いわゆる童顔だし、、そのくせ胸は一人前だし、、、眼鏡とか似合いそう…。

あぁ〜、羨ましいなぁ…。
あたしもこんな外見で生まれてきたかったな…。


あたしなんて、、身長はそこらの男子より大きかったし、
ちょっと目線を向けただけで「睨むなよ」って言われるくらい眼つき鋭いし、
運動神経なんてほっとんど無いのに体育の時間では意味も無く頼りにされたし、
いわゆる「守りたくなる系」じゃなくて「守ってくれる系」だと間違われたし、
あたしが見た目と違う趣味を持ってるって知った人はみんな距離置くし、、
格ゲーにここまでのめり込んでいると知るが早いか友達は一気に減っていったし、、、
もともとメガネが似合わなかったせいで、気づいたら女オタって呼ばれてたし、、、、

…自分の好きなことやってて、、何が悪いのよ…!


一二三をベッドに寝かせ、横にしゃがみこんでそんな昔の事を思い出す。
小中学校くらいの子供は、特定の人を集団で見下したりして仲間の輪を作ったりすることがしばしばある。

樹は、最初はそっちの集団だった。
このときは、ある意味外見がそうさせたのだ、見下される要素など皆無だった。

だが、ゲーセンに行くところを見られてから、周囲の雰囲気が変わっていった。
どこか距離を置き、目には一丁前にどこか樹を蔑むような光を宿し始めた。

このころから急に目が悪くなりだし、メガネを掛け始めた。
思ったよりも目が衰えるのは早く、必然的に度が厚いメガネが必要になった。


そのメガネが、樹が女オタのレッテルを貼られるのに一役買ったのは言うまでもあるまい。

90820 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 23:03:03 ID:I1JW0BSs

覇「…どうかした?」
樹「!…べ、別に、、なんでも無い。」


樹が急にションボリと黙り込んだのを知ってか知らずか那武が話しかけてくる。

いつもの可笑しな雰囲気とはどこか違う。
本当に他人のことを心配している、、そんな雰囲気がなんとなく伝わってくる。


樹「ねぇ、アンタってやっぱりオタク扱いされてた?」
覇「…というか、オタクであることが俺のJUSTICEって感じ?」
樹「…あ、そう。」


ちょっと考えればこんな答えが返ってくるのくらい予想できた。
これほどまでに、胸を張って、立派にオタクをやっている那武が少し羨ましかった。


覇「ハハーン、さてはアレだね。周りにオタク扱いされたのがトラウマ。違う?」

樹「…!」

覇「図星、俺なら相談に乗りマッセ。なんつて」


寒いギャグに少し鳥肌が立ったが、洗いざらい言いたいことを言ってみた。


覇「なるほど、消防厨房じゃよくある話ってやつだね。」
樹「…」
覇「ところでさ、ナチス時代のドイツは知ってるよね?大虐殺の」
樹「そのくらい知ってるわよ。」
覇「厨房の集団的な虐めって、これとそっくりだと思ったことがある。」
樹「…だから何なのよ」
覇「まぁ、つ・ま・り、一番心が弱かったのは虐めてた側だってこと。気にすることない、ジメジメするなって。」


それとなく親父ギャグが混ざっていることに気づいたが、そこはスルーしておいた。
なにより、ここでギャグに突っ込んだら折角の好意(?)を無駄にしてしまう。


覇「過ぎた話なんだから、笑うべし!」

樹「え?……ん、、アリガト。」



覇「うむ、やっぱりそのほうが萌ゆる(;;´Д`)ハァハァ」







――次の瞬間、寝ている人間の数が4人に増えた。

909名無しさん@2周年半:2005/06/15(水) 23:35:00 ID:EbGv0IsY
>>20
GJ
師匠と呼ばせてください(*´Д`)

910173:2005/06/15(水) 23:58:24 ID:yML.HXz6
GJありがとうございます。
何かミリア使いじゃないのにミリア使いたくなってきたw

前回は>>889

「シス…コン…?」
お兄ちゃんが、シスコン…?
「どうしたんですか?」
「そんなはずない!!
だって今年の春まで一緒の…」

会場の空気が一変する。

「一緒の…??」

みんなの視線が私に集まった…気がした。

「ベッドで…」

寝てたんだっけなぁ…。
懐かしいや。

「何だと…!?」

ちょ、ちょっと待って…!!
今誰かが
ハァハァ(;´д')
って言ったのが聞こえた気が…!?

と、優しそうなお兄さんが歩み出てきた。
「…先ほどは失礼しました」
「……??」
「そこらのシスコン程度では“そこまで”しませんね…。
あなたのお兄さんは正真正銘、妹萌えに命を捧げる漢ですよ…」
柔らかな微笑みを浮かべている。
……そういえば、さっきから何で敬語なんだろう?

まさか、暗に距離を取られてるっていうサイン…?

「…えぇと、始めてもよろしいでしょうか?」
店員の控え目な声。
あぁ、そうだ。
大会の途中だったっけ…。


さて、相手はポチョムキン。
開幕はバックステップが安定だけど…。

Let's Lock!!

『メガフィスト!!』
……相手の出したカードは前方メガフィスト。
「おや……」
後ろの人も少し驚いたみたい。

『プス…』

小さな音と共に、ポチョムキンの身体に髪が突き刺さる。
「おぉっとぉ、メガフィストを空中投げで返したぁ!!
読んでいたんでしょうかぁ!?」
(開幕ヒートか前ジャンプ空投げでもされない限り、ミリアのダッシュジャンプは落とせないんだよね。
大会で開幕ヒートをやる人なんてまずいないし、いきなり前にジャンプする人も少ないし…)
それを言ったら『開幕ダッシュジャンプするミリア』も少ないんだけれど。

ミリアがポチョムキンを踏み台に、宙を舞う。
ポチョムキンはと言えば、画面端近くまで吹き飛ばされていた。

(空中投げ成功。これで距離は取った。
あとはどうやってダメージを取っていくか……)

その時、後ろから声が。

「地上牽制が届かない距離を歩いて。
あぁ、遠過ぎてもダメ。スライドヘッドを打たせない位置にいて」

……ミリアでポチョ相手に地上戦を仕掛けろと…?

911602:2005/06/16(木) 08:03:33 ID:f1QvlpUM
やっぱり他の職人様のSSは読みやすいですねぇ。





前回>>905



「あっちの試験は終わったみたいだな。あいつそれなりに戦えたのか?心配だな」
葵はこのみが心配だった。なぜならこのみは立ち回りとガードがあまい、
「まあいいや、今は自分の試験〜。」




「俺が削岩 迷(さくがんめい)だ、使用キャラはチップ。まあよろしくな。」
「よろしくお願いします。」
「とっとと始めるぜ。」
(しゃべり方にチップ入ってるな。ここに長くいるとそうなるのかな?ハッ!)
そこまで考えて葵は止まる。
葵の使用キャラはロボ
(しゃべり方移ったら。カタコトニナルデハナイカ。って移ってるし。)






『お前死相がでてるぜ』
『ロボカイ ナクマデナグル。』

ヘヴンオアヘル デュエル1
レッツロック

『本気技!』
遠Sをふるがチップはそこにはいない。
(バクステか、まあ普通はそうだろうな。ただ動きが少しあまい感じだ。)
葵には相手の力量を図る能力に長けていた。しかし、
突っ込んできたチップに対する考えが甘かった。
『ミサイルh『サシミ!カウンタッ!シュリケーン』
ミサイルをおかれるのを見越して低空ダッシュサシミそして起き攻め。『悪イノハイツモ機械ヲ使ウ人間ノ方ダ』
起き攻めを起き上がりずらしで回避する。
探り合い牽制による硬直が続いた。

『イッテラッシャイ、カウンタッ、キイー』
硬直状態を破ったのはロボカイだった。
カイ幕ホームランカウンタ-HITカイ心の一撃
チップの体力が2割を切る。
現状況:体力ロボ5割 チップ1.5くらい
テンションゲージ ロボ40% チップ85%くらい
バースト共にあり。

迷(ロボ有利だ、がまがりにも俺はギル高の教師だぜ。なめんなよ。)
『死んだぜテメェ!ロマンティーク、くらいなぁ』
斬星狼牙青、通常投げ。思いっきりネタだがやる人間はそういないので見事にひっかかる。
葵(はぁ?ゲージの無駄じゃん。まさか自暴自棄になったのか?)
そうそう体力に変わりはない
『ゴマカスナ』
『ペースを上げるぜ!』
青を失敗した所に金バーストが入る。
画面端、固めを喰らってしまう。

『カウンタッ!死んだぜテメェ!』

GGが点滅をしているのに不用意に飛んでしまった。
(やべぇ。斬星狼牙か、あっ終わった〜)

『斬星狼牙!』

-SLASH

912602:2005/06/16(木) 08:56:30 ID:3UyPEx4.
前回>>911

勝ち挑発

プツン、葵の中で何かが切れた。
葵の目がほそまる。
ヘヴンオアヘル デュエル2
レッツロック

『本気技!』

チップの体が吹き飛ぶ。
(ロボカイの恐ろしさを思い知らせてやるよ。)

このみが近寄ると葵の雰囲気が何時もと全く違う。

>´Д`)

チップが固められている。
『ペースを上げるぜ。』
バーストでロボが吹き飛ぶ。
葵(うざってえんだよ。)

『邪魔、カウンタッ!、ゴマカスナ、ロマンティーク、ゴマカスナ、ゴマカスナ、ワッハッハッハー』
カイ現象カウンタ-HIT
<ひどっ、チップじゃシショるよー>
【カイ現象】からのコンボ。かなりの大ダメージだが今の葵にとってそれではまったく足りなかった。
『ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!』

-SLASH



結局三ラウンド目は取られてしまったがドット勝負にまで持ち込んだ。

「ご苦労さん。まさか二ラウンド目を一気にもっていかれちまうとはね。それと悪かったな。低空手裏剣が暴発で勝ち挑発になっちまった。」
「ありがとうございました。あれはわざとじゃあないんですか?」
こ(棘がある。今の葵ちゃんの言葉には棘がある。)(T_T)ブルブル

そんな事は気にしないように話を続ける迷。
「普通そうだろ?チップだぞチップ。ロボ相手に勝ち挑発して良いことあるか?」
「ないですね。」
「だろ?あっそれと葵君。君合格な」
「本当ですか。」
<良かったねぇ葵ちゃん。>
一緒に喜ぶこのみ しかしあることに気がついた。


(あれ?私はどうなったの?)


自然と涙が出てきた。
「どうした?このみ」
葵は突然泣き出したこのみに聞いてみた。
<私、合格って言われてない。>
「マジか?」
「どうかしましたか?」
その時後ろから刃の声が聞こえた。
「先生、このみは不合格なんですか?」
葵が心配そうに聞く。
「ああその事ですか。このみさんこれを、あなたは合格です。」
受け取った紙には合格通知と書いてあった。
<やった---->
さっきとうって変わって大喜びである。「クラス分けは後日通知します。お疲れ様でした。」




<良かったよー>
「ああそうだな」
<学校始まったら一緒にがんばろうね。>

嬉しそうな二人は家路につきました。

913前スレ284:2005/06/17(金) 03:33:25 ID:FK9/7Zc2
>>870
まとめGJです。
870氏の予想どおりうまくいかなかったのです。
自分の文章力のなさに凹みました。
ちなみに少し書いてはいるんですけど公開できるようなもではないので封印しています。
今は他の職人様のSSが読みたいのでけっこうチェックしています。
遅レスすみませんでした。

914名無しさん@2周年半:2005/06/17(金) 21:20:35 ID:smjLkY9g
今さらだけど、なんでRCのときのボイスがロマーンティックなんだ?
普通にロマーンキャンセルって言ってるじゃん

91520 ◆MLxSISsyoE:2005/06/17(金) 21:37:16 ID:/0rk6A6A
>>914
検証してきた

参照:
家庭用#リロードのSOUND TEST内のCOMMON SEの88番


結果:
20回聞いたがロマンティーックにしか聞こえなかった。

916名無しさん@2周年半:2005/06/17(金) 21:37:48 ID:MV7qaeAQ
そんなこと言ったら夕飯はベジタボーだって違うじゃねーか

917名無しさん@2周年半:2005/06/17(金) 22:56:20 ID:U9eV2Gnk
釣られ杉

職人さん方がやりにくくなるような発言はスルーでしょ

91820 ◆MLxSISsyoE:2005/06/17(金) 23:01:47 ID:/0rk6A6A
このスレで釣られるのは2回目さー。

>>173
GJ!兄さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!

>>602
GJ、チップの死に様が…。シッショー
=====================================================================
前回 >>906-908

コンコン


ドアをノックする音が310号室に響いた。

一二三、愛、赭は徹夜でギルティをやったせいで寝ている
那武は樹の制裁を喰らって寝て(気絶して)いる

樹は読んでいた少女雑誌をベッドの下に素早く投げ込み、ドアの向こうに向かって答えた。


樹「開いてるわよ、どうぞ。」

女「…ぅいーっす、愛いるかー?」ガチャッ









――しばし沈黙。









女「あれッ!女!?…もしかして部屋間違った!!?ゴ、ゴメン!!」

樹「いや、"佐藤 愛"ならそこで寝てるわよ。」


ベッドの一つを指差す。
そこには、すやすやと夜の分の睡眠を取り戻す愛の姿があった。


女「…なんだよ、寝てんのか。しゃぁない奴だな。」

樹「用があるなら伝えておくけど?」

女「お、そりゃ助かるな。じゃぁ、、ちょっと待ってて。」


そう言って、女は部屋に備え付けられている紙を手に取り、
持っていたボールペンで何やら細かいことを書き込み。

そして、それを「じゃ、頼んだ」とだけ言って樹に渡して帰っていった

91920 ◆MLxSISsyoE:2005/06/17(金) 23:02:19 ID:/0rk6A6A

――何が書いてあるのかしら?

とりあえず、情報を預かる身としてはチェックしておかないとね。

なになに…?


『敬具、やっと起きたかこのネボスケ(`□´)
 折角アタシが訪ねて来てやったてのに寝てるとは何事だ!
 仕方ないから、部屋にいた女の人にわざわざこの伝言を託しといたよ。
 まぁ、いいや、用件はちゃんと伝えないとね。(-.-)y-~~~
 学園祭のコスプレだけど、右渡校長の監修の下でやっと衣装ができあがったよ。
 出来上がったっつても、まだ改良の余地はあるとかなんとか言ってたけどね。
 そーゆーわけで、部屋の中に出来上がった衣装置いとく。
 出場者は2人決まってる。って言ってたよな?そいつらに着てもらって。
 …折角の修学旅行だってのに、仕事させて悪いな。まぁ頑張れよ。拝啓
 ――アンタの先輩より。』




なるほど、部活の仕事か。愛も忙しいわね。
まあ、『拝啓と敬具が逆』なのは敢えて気にしないでおこうかしら。

それより、、衣装を置いていったみたいね…。
あそこにおいてある大きなバックの中にコスプレの衣装が…。。



……そういえば、あたしはどのキャラをやらされるわけ?、、見ちゃおっかな。





ゴソゴソ



スカートと、、これブーツかな?
ん?この長い筒みたいなのは何だろ…こっちは短いわね。。


あ、カラスの人形だ。。。





…って、やっぱり、、テスタメントなのね(泣)。。



あ〜ぁ、愛の奴ってば、もう少しいいキャラは無かったのかしら。
そもそもテスタって、、、う〜〜ん、イノよりはマシだけど、、露出度が…。。

あ、一二三の衣装も入ってるのかしら。どれどれ…。




ヘアバンドとレオタードと…Tシャツ?


――ってことは、、、一二三はミリア?









覇「略して一二ミリア!」

樹「デラックス五所川原ボンバー!!」

覇「シッショー!」

920名無しさん@2周年半:2005/06/17(金) 23:39:05 ID:9STHCLAY
那武覇を違和感なく使ってるのを見て20氏はイムだとおもたw
GJ!

921名無しさん@2周年半:2005/06/18(土) 00:03:25 ID:3otJmb3.
>>920
ソレダ!

922名無しさん@2周年半:2005/06/18(土) 12:17:38 ID:qbEhDBOA
20氏スゲーな、こんなに早く突然参入キャラを定着させるとは。
GJ

923173:2005/06/18(土) 19:36:33 ID:rH4TkyZM
前回は>>910

とりあえず、距離を取りながら聞く。
「あのぉ…」
「何か?」
「そろそろお名前を…」
作者が『優しそうなお兄さん』と書くのを面倒臭がってるんです、というのは心の中だけで呟いておく。
「まだ言ってなかったっけ?」
「はい」
あんだけ妹ネタに食いついておいて自分の名前に関しては随分と軽い反応なんですね、というのも心の中で。
「とりあえず、レンって呼んで欲しいな」
「えーと、レンさん…?」
とりあえずって何なんですか私のリングネームには散々口を挟んで来たのに自分の名前はとりあえずって意味分かんないですポチョ相手に地上戦とかどうすればいいんですかサイレントフォースなしで勝つってことですか、と心の中で呟いたら脳が大量に酸素を消費し、手元が狂った。
「あ、スライドヘッド」
うぁ、こけた。
ハンマフォールブレーキで接近して来る。あー、ゲージ溜まるなぁ…。
「ここは…」
まだ距離はある。
サイレントフォースから攻めれば何とかなる…はず。
「今、毛針打つこと考えた?」
「えぇと…はい」
「相手をよく見て」
ポチョムキンがのっしのっしと前進しては、のっしのっしと後退してる。
「…これが何か?」
「見ての通り」
「意味が分からないんですけど…」
そうこうしている内に、距離を詰められる。
とりあえず…飛んで逃げよう。
「だからダメだって!」
飛んだ先にポチョムキン。
……ポチョムキン…?
「相手は様子見してたんだから、迂闊に動いたら掴まるよ」
『ッォォオオオ!!』
投げられた。
「じゃあどうすれば…」
「落ち着いて対処して」
リバサ前転で端から逃れようとする。
「「あ」」
二人の声が重なる。
『ポチョムキィィン、バスタァァアアア!!』
「………」
ミリアの体力、残り5割。

92420 ◆MLxSISsyoE:2005/06/19(日) 02:50:18 ID:wEx1cbRI
>>173
GJ!レンさんって大物?

よっしゃ、次スレに向けてスパートかけるぞぉー!!
=======================================================================
前回 >>918-919

愛「あぁ〜〜〜〜ぁ、、あ〜、我ながらよく寝た。」


愛が徹夜した分の睡眠時間を取り戻し終わったようだ。

続けて赭も目を覚ます。


赭「み……水……水を………。」


よくよく思い返してみれば、深夜の二時に喉が渇いたと訴え。
その後、ぶっ続けで耐久ギルティギア。
さらに数時間の睡眠からたった今目覚めたばかり。

この間、十数時間。水分を摂取していない赭はもはやミイラ同然。

…洗面所へ駆け込んでいきました、とさ。


愛「…なんだこの手紙…?なになに、、、学祭のかよ。こんなところでやらなくても…」ブツブツ

樹「って、ちょぉっと愛、なんであたしがテスタなのよ!」

愛「え?何?他のキャラのほうがよかったか?」

樹「激しく他キャラのほうがよかったわよ、だいたいテスタは男でしょ!」

愛「大丈夫、テスタはどっちでも出来るキャラだから。」


#################################################################
ギルヲタなら、誰でも知っている常識講座のお時間です。
『テスタメントは、両性具有。』これ以上無い常識ですね。
#################################################################

つまり、テスタは男の人でも女の人でもコスプレが出来るという、『世界中のレイヤー達に優しいキャラ』なのである。

…何?ブリジット??………彼はおなごですよ!!


まして、樹には長い黒髪とキリっとした目がある。
愛から言わせてみれば、これ以上無くテスタメントな人間である。身長もあるし。


愛「御託はいいから、さっさと試着してみてくれないか?」

樹「なっ…、そもそもどう着ればいいかも分からないし、それに…」

愛「はい、ギルティの取扱説明書。これ参考にして着替えよろしく。」

樹(うわ、なんつーか、むっちゃアバウトじゃ、、、)


あまりの適当さに目眩がしたが、「ここで色々と揉めると学祭に影響がでる。」という、
愛の必殺の一言を喰らい、おずおずと着替えに向かうことに。


樹(うわ、、このスカートよくよく見るとスッゴクスリット入ってるじゃない、、、恥ず、、
  つーかちょっと待って、この面積でちゃんと胸隠れるのかしら…?
  いや、胸は実際小さいけどさ、、あ、しかもこれさり気なくパッドはいってるし…。失礼な…!)

92520 ◆MLxSISsyoE:2005/06/19(日) 02:50:51 ID:wEx1cbRI

一「ふわぁぁ〜、ん〜〜〜…、あー、よく寝たぁ〜…。おはよ〜。」

愛「お、起きたか。今面白い物が見られるぞ。」

一「??え、何が見れるんですか??」

愛「お楽しみ。」

赭「何が見られるのかな…?」

覇「匂う、、なんか匂うぞぉぉーー!!」


一二三も目を覚まし、樹が着替え終わるのを待つ。

片や樹は着替えに手間取っていた。
ギルティキャラに限ったことではないが、大抵のアニメキャラ、ゲームキャラの服装は、
普段着るような服とは掛け離れたモノであることが多い。

特に剣とか魔法なんかが出てくるファンタスティックな物語だと、顕著だろう。

因みに、ギルティは魔法を発明するところからストーリーが始まっている。意外と"ふぁんたじ〜"


愛「…おっそいな、、お〜ぃ、樹〜?」

樹「うわわわわわ!!!バカ!覗くな!!」

愛「ん〜、サイズは問題無し。うん、上手く作ってくれたもんだな。…というわけで、どうぞー!」


ガチャっと扉を開ける。

現れたのはテスタメントの黒い服を纏った樹。
原作に忠実に仕上げた影響だろうか、スカートが腰の辺りまでスリット入りである。

こうして、実物を見てみると、如何にテスタがとんでもない格好をしているのかが分かる。


覇「ハァハァ、、こうしちゃおれん!!」

樹「Σ ちょ、ちょっとアンタ!何する気よ!!?」

覇「いざ!刺激的絶命拳ッ!!」バシィッ

樹「……、、正解〜♪」

覇「へぶしっ!」ドカーン



――危うく『秘密に近づかれる』ところだった。

92620 ◆MLxSISsyoE:2005/06/19(日) 02:51:22 ID:wEx1cbRI

一「樹さん、凄いですねぇ…。」

赭「テスタメントですか、、カラスとか随分凝ってますね。凄いなぁ…。」

樹「ん〜、、、、正直、あまりいい気分じゃないんだけど。」

覇「私はサイコーですよ!!」

樹「やかましいッ!」


一方、愛はなにやらメモ帳に書き込み。

「当日は赤色のコンタクトを使う」とか「カラスはもっと小さい方がいい」とか書いているようだ。

なんだかんだで、任された仕事はこなすタイプである。


愛「あ、次一二三だから。よろしく。」

一「え!私の分もあるんですか!?」

愛「あぁ、言っとくけど断っても試着はしてもらうからな。」

一「断るだなんてとんでもない。さっそく着てきます!!」


ダバダバーと着替えを抱えて別の部屋へ駆け込む一二三。

渋り続けた樹と違って、随分と素直…、というかむしろ「待ってました!」といった感じだが…。


ガチャッ


一「んじゃじゃーん、どうですか〜?」


恐るべき速さで着替えを終えた一二三が部屋に入ってくる。
まぁ、ミリアの衣装は下着を着替えてTシャツ着てヘアバンドつけて靴を履くだけなわけだが。


愛「お、似合ってる似合ってる。やっぱりミリアで正解だったな。」

赭「うは、、凄いな。。」

覇「あぁぁぁぁ、拝啓ママ上様。都会の萌えは止まるところを知らないようですもう爆発しそうでs――。」


赭と那武の反応からも、大きな手ごたえを感じることが出来る。
今年、現視研が主催する一大イベント[GuiltyGearXX #Reload コスプレMATSURI!!]

成功への期待が、こうしてまた一つ膨らむこととなった。







?「兄貴ぃぃぃぃーーーーーー!!!!」
?「やめろぉぉ!お前には蘇留がいるだろうがぁぁーーーー!!!」




――どこからか響いた声で、膨らんだ期待は少し不安の色に染まった。

92720 ◆MLxSISsyoE:2005/06/19(日) 02:53:09 ID:wEx1cbRI
>>64
キャラ、というか声お借りしました。

928173:2005/06/19(日) 11:01:57 ID:q9ju0dt2
スレ進行が遅くなった気が…?
そんな流れは読まずに投下w

前回は>>923

逃げられない…。
飛べば空投げ、潜ればポチョバス、待てば接近戦。
これほどまでに辛い戦闘は初めてだ。
(…やっぱりプレイヤー性能の差が……)
少し悲観し始めた時、
「落ち着いて。相手の動きをよく見て」
画面を見つめ直す。
ポチョバス>2HS>ヒートナックル>ヒートエクステンド(RC)>複合ハンマフォールブレーキ>ヒートナックル>ヒートエクステンド
……残り体力、2割程度。
「ここで諦めちゃダメだ。次があるさ、なんて思ったら精神的に負けてる証拠」
…確かにそうかもしれない。
ちょっと気持ちが緩んじゃったかな…。

諦めない。最後まで。

「おぉっとぉ、ミリアが走り出したぞ!?どうしたんだ、『妹萌え』!?」
「その呼び方やめてください!!」
…しまった、つい突っ込んでしまった!
いけない、注意がそれt
『ポチョムキィィン、バスタァァアアア!!!』

……orz

その時、
「やっべwバクステ使わないで倒しちまったよw」
「志貴さーん、厨性能バクステまだー?w」
「相手が弱すぎて使うまでもありませーんw」
「一回くらい『使ってやれ』よw」
…これが口プレイというものか。

使ってやれ、ですって?

瞳孔が少しだけ、広がる。
より多くの光を……グラフィックを入手し、多くの情報を取り入れるため。
「ねぇ、レンさん」
「?」
「勝ちに行っていい?」
「それは構わないけど……一つ、聞いていい?」
「どうかしました?」
「……目、見えてる…?」
「………」

レンの立っている位置は、30度ほど右にズレた場所。

「見えてないんだね…?」
「…だから?」
「…失明するかも知れない」
「…だから、何?」


Dual 2…Let's lock

929名無しさん@2周年半:2005/06/19(日) 14:09:03 ID:XJTvKais
>>20氏、>>173

超GJ!

930620:2005/06/19(日) 16:55:55 ID:TJXvcAqk
>>775


ここはまず話を長引かせ
そして私の巧みなわじゅちゅ・・

「もう!早くどいてください!!」
「遅い!!!!」
シュ、ドン

フッ、思考している最中に攻撃を仕掛けてくるとは卑劣なり
だがさすが私、高速で飛んでくる斎の張り手にみごとカウンターをあわせた
ドンぴしゃりで斎の顔に死神の鎌がふりそそぐ


「あうー・・・・・
 殴りましたね、兄さん・・・
 女の子を殴りましたねー!!」

起こってらっしゃる
やはりカウンターはまずかったか
いいわけせねば
このままでは埋められてしまう・・・・・

「悪気はなかったんですよ
 いえね、斎さんの顔にごみがついていたんですよ
 取ってあげようとしたら、そこに偶然突っ込んでこられてね
 いやーホンと事故って怖いね、ウン!」

「遺言はそれだけですか?兄さん!!」

火に油だった
こうなったら最後の手段
両膝を地面につき額をたれる

「!!」

これぞコボルイッツ家4000年に渡り伝わる究極奥義
―――真心をこめて

「スンませんでした!
 ホンと調子に乗ってスンませんでした!!
 私ごときが図に乗り斎さまに手を上げてしまうとは
 なんとも、なんとも罪深きことを・・・・
 この罪どうやって償えば!!」

「・・・フン!明日の早朝がたのしみでしてよ」

そう言い放つと斎は自分の部屋に帰っていった
どおやら許してくれたらしい
やはり真心を込めると一味違うな


―――バン!!!
勢いよく扉が閉まる音がした

「うん、まったく伝わってないなw」

危なかった、本当に危なかった・・・
もし斎がリビングにふみこんでいたらと考えると悪寒がくる

(まぁ結果オーライというやつだな)

明日の朝、どうなるか知ったことではない。
今私のするべきことは――――

花瓶の後片付け
たまっていた宿題&レポート
テスト勉強・・・・・

「ちくしょう、馬鹿にしやがってー!」

もう、ちゃぶ台をひっくり返す某マンガの親父さんみたいな
気持ちになっていた。

「うるさいですわよ!!!」

二階から罵声がとんできた・・・

「さて、始めるか!!」

私は何事もなかったようなそぶりで
元気に掃除に取り掛かった。

931名無しさん@2周年半:2005/06/19(日) 19:44:11 ID:S8pECwxQ
ペースをageようぜ!!

932名無しさん@2周年半:2005/06/19(日) 21:50:28 ID:EQKfU79A
もしかして
そろそろ次スレのスレタイ考える時期か?

93320 ◆MLxSISsyoE:2005/06/19(日) 22:15:26 ID:wEx1cbRI
>>932
じゃぁ、スレタイ案を。究極的に無難だけど、Sammy社立ギルティ専門高等学校三学期

>>173
GJ!(Д) ゜゜

>>620
コルボイッツ家4000年の歴史…。
なんかよく分からないけどワロタwGJ!

93420 ◆MLxSISsyoE:2005/06/19(日) 23:04:52 ID:wEx1cbRI
しまった、コボルイッツ家だったw

935173:2005/06/19(日) 23:05:22 ID:mhTKiRkA
GJってめっちゃ励みになりますね…。
ありがとうございます!!

>>20
自分もそれでオッケーだと思います。
ただ、4スレ目が困ると思いますねぇw


前回は>>930

あぁ、眩しい。
鬱陶しいくらいに眩しい。
ポチョムキンは……あぁ、ちょっと見にくいけど…ちゃんと形は見える。
開幕は……見えた。
この光の量なら『ドット単位で』動くポチョムキンの影が見える。

「おぉっとぉ、開幕から低空ダッシュだぁ!?
それに対してポチョムキンはスライドヘッド!!
バクステを読んだこの技も読まれていたのかッ!?」
低空ダッシュJSから着地、屈HSに繋いで低空ダッシュループ。
ゲージを使ってタンデムをFRCし、起き攻めを仕掛ける。
ポチョムキンが立ち上がる。
影の大きさからして、しゃがみガード。
「あぁ、得意のバクステはしないのね」
思いっきりダッシュ。
タンデムの影はまだ薄い。
「補正のかからない下段の屈Sをガード出来れば十分ってわけね。
前Kは見える人には見えるレベルの中段だし、低空バッドはポチョにしてみれば安くて済むしね?」
全く持って不愉快だ。
ミリアの起き攻めは一点読みで躱すのが定石なのに、こうやって安定策を取って来る奴。
どうせバーストで切り返せるとか思ってるんでしょう?
「…甘く見ないで」
ダッシュジャンプして、昇りJK>高速落下。
「これは…インビジブルだぁ!?」

936名無しさん@2周年半:2005/06/19(日) 23:47:58 ID:6SNj1.qU
職人様皆GJ!

>>173
普通の学校じゃないんだから、4学期とか造ってもいいと思います

・・・とか適当なことを言ってみる

937169:2005/06/19(日) 23:59:02 ID:vwF2D3WU
>>20
GJ!赤いコンタクトあたりの細かさに感服です。
>>173
GJ!「志貴」と「厨性能バクステ」に過剰に反応した俺がいる。
>>620
GJ!お嬢様口調な妹を見るとなんかこう、くるものが・・・
>>870氏のお陰か、ずいぶんと盛り上がってきましたね。まとめサイトの管理人を御願いしたいぐらいだw

前回は>>867です。

「今日も自習か・・・でも出席はなるべくしといた方がいいからなあ。」
筐体の調整も終わってしまってまた誰もいない学校にこなければいけない。
諏訪もハワイ行っちゃってるから結局自力で起床した。誰もいない学校に早朝から来ても仕方ないので今日も登校時間ギリギリだ。
まあ明日になったら修学旅行も終わりだけど。

ばちんっ!

突如、背中に激痛が走る。
「おっはよ〜今日も暑いね〜」
まともな返事なんてしてられない。さすがにお嬢様というか活発というか。たかが平手がまるで鞭打だ。
「だが所詮は女子供の児戯よ!」
グーで殴る。ひらりと華麗に避けられる。その際、スカートの中身が見えたのは秘密。
「当たらなければどうということはない♪」
「青のストライプ・・・」
両手で勢いよくスカートを抑えるネル。ポチョSカラーのように顔も真っ赤だ。チャンス!
「蹴り穿つ!」
昇竜蹴りと見せかけてただの回し蹴りだ。
しかし、当てる気がなかったにも関わらずネルはそれを勢いよくいなす。
『ガッシャアァァァン!』
窓が割れてしまった。
「「・・・」」
「なにをやっとるお前ら!ちょっとこっちまでこい!」
運悪く職員室の前の廊下だったばっかりに逃げる暇はなかった。
「まず原因から聞こうか」
「お、織那君が、えぐ、私のスカートをめくった挙句、ヒックヒック、押し倒そうとしたんです。私、なんいもしてないのに・・・えぐっ」
いくらなんでも泣き真似が上手すぎないか?いつのまにか服を少し乱してるし、しかも明らかに話がおかしい。
「ほお・・・そうなのか織那?」
「いいですか先生。たいていの生き物は危機に直面した場合、【殺られる前に殺れ】という本能をもとに行動します。よってこれは正当防衛です。これを見てください」
背中を向け、シャツを上げてネルに平手をくらわされた場所を見せる。
「ふむ・・・かなりの使い手だな。角度、威力ともに申し分ない。よくこれだけの使い手から逃げれたな。」
「ネルがやったものです。ちなみにスカートめくったとか押し倒そうとしたとかはでっちあげです。」
先生は困った顔をしている。どういう処分を下すんだろうか。
「あまり、過剰すぎるコミュニケーションはとらないようにな。ガラスは明日までに業者に頼んで直しておくから安心しておけ。かわりに今日は学校の手伝いをしてもらうぞ。」
「「ええっ」」
「なんだあ、校長に報告されたいのかあ?」
「なにをすればいいんでしょうか先生?」
「そうですよ先生、早く仕事を下さい。」
なんかニヤニヤしながら机の中をゴソゴソしてる。
「この中から一つ選べ。むろん共同で作業だ。」
なになに・・・前校舎の窓ふき、筐体ふき、ワックスがけ、トイレ掃除、対戦記録整理、新ネタ&新連携整理、原稿用紙10枚分の対戦レポート・・・
どれも大変じゃねえか。
その中、一つだけまともそうなのが。
「えと、プールの掃除・・・?ウチにプールなんてあったんですか?」
「あたしも聞いたことないんですけど」
「いや、それは正直外そうかと・・・長年使ってなかったが、今年はやたらと暑いからな。掃除して使おうかと思ったんだが女子生徒専用の上、対戦ばっかりで需要がほとんどないからな。校長からも暇があったらすればいい程度に言われてるしな。」
「先生これやりたいんですけどいいですか?」
俺はこれをやりたい。楽そうだし。
「楽そうっていうか、女の子の水着姿目当てのくせに・・・」
「うるさいぞネル」
「まあそれでもいいが・・・」
「ちょっと、本気ですか先生!女子生徒専用でしかも需要がないんでしょ!?」
「ああ、女子生徒には需要は無いな」
「女子生徒にはって・・・まさか・・・」
「じゃあ織那、ネル。しっかり頼むぞ!」
「げ、マジ・・・」
「―――マトモじゃないよな、お互い」
俺は先生と熱い握手を交わした。

938169:2005/06/20(月) 00:00:42 ID:o8G0lESs
前回は>>937です。

「ねえ広すぎない?」
「俺もちょっと後悔してる」
体感で奥行き50M、幅15Mぐらい。ドデカイ。なんでこんなところに金をかけるんだ。使わないぐらいなら一般開放して金とれよ。
ちなみに俺たちは掃除用のツナギを着ている。先生は他の仕事をしているらしい。
「夕方ぐらいまでかかりそうだな」
「それまでに済めばいいけどね。」
ゴシゴシ、ゴシゴシ。
ジャバジャバ、ジャバジャバ。
ブラシでこすって水で流す。床はヌルヌルしている。なんか緑色の物体がそこらじゅうに付着してるし。
「ああ、そうそう。三三一荘ってアパート知ってる?」
「ああ、俺と諏訪が住んでるところじゃん」
「はあ!?同棲!?」
「ちゃうちゃう。たまたまお隣さんになったんだよ」
「ああ、そう・・・よかった・・・」
「よかったって、なにが?」
「な、なんでもない!」
「大丈夫か?なんか顔真っ赤だぞ?」
「いいから気にしないで!」
変なヤツ。虚言癖でもあるんだろうか。
「とりあえず、あたしそこに越すことになったから。部屋は203号室。」
「じゃあ俺の隣じゃん。じゃあ俺はネルと諏訪に挟まれるわけか。よろしくな。で、なんでいきなり引っ越すんだ?」
「それがさー寮であたしと同じ部屋の女の子がさうるさいのよ。いびきとかならまだしも、対戦中は口プレイばっか。負けたら機嫌が悪くなるし、対戦してないときでも解説がひどいし。いくら強いからって人材はちゃんと見極めないと。」
どうせお前も口プレイしてるんだろ、とはあえて言わなかった。
「ここって実力主義だからなあ。しょうがないだろ」
「そうよ。それがわかってるから私の方から寮出てくのよ。」
環境は確かに大事だ。ましてや寮ともなれば毎晩対戦するわけだから、相手によってはたまったもんじゃない。
「というわけで、よろしくね」
「ああ、よろしく」
これから賑やかになりそうだ。
とりあえず今日は、目の前を敵をどうにかしなきゃな。

939169:2005/06/20(月) 00:04:21 ID:o8G0lESs
>>937
前校舎ではなく全校舎の誤字です。すいません。

940名無しさん@2周年半:2005/06/20(月) 00:12:42 ID:frXqmjVg
俺も三学期よりあとが困る希ガス。
四学期でも全然かまわんが。
なんか他にもGJなスレタイ案あるのかな?

941名無しさん@2周年半:2005/06/20(月) 00:20:13 ID:UZLP./1.
第〜校舎とか、第〜教室とか。

942169:2005/06/20(月) 00:21:13 ID:o8G0lESs
とりあえずスレタイ案出してみる。
Sammy社立ギルティ専門高等学校創立三年目

943173:2005/06/20(月) 00:56:18 ID:lFX3p4BU
うぉわ!!
前回>>930じゃないよ!(汗
>>620氏マジごめんなさい…orz
そして>>20氏に氏を付け忘れてる…。
済みませんです…。

>>936
なるほど、確かにそうかも知れませんね!w

>>169
あれはかなり卑怯な性能だと思い込んでますw

前回は>>935

インビジブルが、決まった。
高速落下で着地し、拾って屈HSまで繋げる。
だが、繋げただけだ。ミリアは飛ばない。
「おぉっと、どうした『妹萌え』!?HJCからエリアルに行かないのか!?」
「…なるほど」
レンさんには分かったようだ。飛ばない理由が。
「バースト警戒エリアル、ってことだね」
「そう。恐らく、インビジブルで崩されたことに焦ってバーストによる早めの切り返しを狙ってくる。
ここで迂闊に攻める訳にはいかないの…」
相手が受け身をするより早く、立Pが当たる。
そのままHJCからエリアルを決め、起き攻めに移行。
タンデムをFRCして、筐体に映る黒い影を見る。
空中に浮かんだ。
「……バレバレ」
ダウンバースト。
このままじゃタンデムがダウン追い討ちになって、逃げられてしまう。
仕方ない…安いけど我慢しようか。

プスゥ…。

「投げたぁ!?タンデムに合わせたダウンバーストを見てから投げた!!
確かにタンデムを確認してからのバーストだったから、重ならなかったかも知れないが……一体どんな反応なんだ『妹萌え』!?」

困った、ゲージがなくなった。
まぁいいか。
この距離と状況なら…いける。
「おっと、ここでガーデン起き攻めに移行します『妹萌え』!!
先ほどから一方的にやられっぱなしだぞ『ぴろ志貴』!?」

ガッガッガッガッガッガッ!!

6回分の入力音。


ちょっと離れた所。
「おい、伸慈」
「どうした?」
「お前とやった時のガーデンの入力回数って…」
「勇介、20分ちょい前のことも覚えてないのか?」
伸慈が、優等生っぽい人……『勇介』に言う。
「いや全く凄かったねぇ。1回1回の入力に読み合いが込められてるんだぜ。それを4回も…」
伸慈が自慢のように騙る。
「そうだ、4回だ」
「……あれ、4回…?」
「今のガーデン、何回聞こえた?」
「……6回だったような…」
勇介がゆっくりと頷く。
「もし仮にあの子の全力が4回の入力じゃなく、6回だとしてだ。
伸慈、お前はそれを全部読み切れるか?」


「無理」

94420 ◆MLxSISsyoE:2005/06/20(月) 00:57:39 ID:AiE7BP/s
>>169
ネルの演技に感服w
スレタイ良いですね、個人的には三年目より三周年のほうがしっくりきそう。
======================================================================
前回 >>924-926

樹「ふぅ、、あぁ〜、本番が怖いわ…。」

一「そうですか?私はスッゴク楽しみですよ〜。」


試着を終え、元の服に着替えた一二三と樹。
ぐったりとベッドに倒れこむ樹とは裏腹に、一二三は随分はしゃいでいる。

愛「じゃ、俺はちょっと先輩のところに行ってくるから。」

赭「仕事大変ですね。」

覇「俺の寿命は学祭までかも知れない。(;;´Д`)ハァハァ」


愛は試着してもらった手ごたえを報告するために先輩の所へ、

…と、ちょうど入れ違いにドアをノックする音が響いた。


魔「えっと、魔夢だけど…、き、着替えてないよな?」

一「着替えて無いですよ〜」

魔「そか、入るぞ。」


そう言って魔夢を先頭に入ってきたのは、
吸、焔、犬助、子澄、イーシャ、龍夢の総勢7人。


樹「あら、いらっしゃい。随分多いわね…w」

子「イスカをやろうってことになったから、みんなも誘おうと思って。」

犬「イスカは多人数でやると面白いからね。」ボソボソ

吸「マルチタップもちゃんと用意してますよ。」


しっかりとマルチタップにレバー2本を入れた箱を持っている。
なんでも、吸の持参品らしい。

本人曰く「こういうときはイスカに限りますからね」だそうで。

94520 ◆MLxSISsyoE:2005/06/20(月) 01:00:01 ID:AiE7BP/s

イ「早くそのイルカとやらを始めよう!」

龍「イーシャ、イルカやなくてイスカやで…。」

イ「ん?いすか??なんだそれは、、よくわからん…。」


まぁ、イスカなんて言葉日本人でも知らないから。
ハーフのイーシャが知らないのはなんら不自然ない事だ。

そんなこんなでPS2の電源を入れてイスカ起動。
用意周到な吸のみメモリーカード持参での参戦となる。勿論ロボカイ2入り。


吸「それじゃ、チームを決めましょうか。みなさんくじを引いてください。」


――しっかりくじまで用意する直下恐るべし。

くじ引きの結果。

チームA:一二三(CH)&直下(SL)
チームB:愛(離席中)(VE)&焔(AX)
チームC:犬助(ZA)&魔夢(TE)
チームD:子澄(ZA)&龍夢(JA)
チームE:イーシャ(FA)&樹(MA)


焔「佐藤が帰ってくるまで私はギャラリーか。」

吸「では、始めましょう。ソウルは各チーム一個ですのでよろしくお願いします。あ、勿論メインキャラ意外もOKです。」



第一試合:チームA(愉快なシッショー)vsチームC(湿度300%)


=GOOD LUCK=


ピチョン…ピチョン…『鼻毛の枝毛』
『己の力量を弁えろ』
『お前、死相が出てるぜ?』
『お初にお目にかかる、そしてコレが最後だ。』


HEAVEN or HELL Let's Rock!!

前列左:一二三チップ
前列右:犬助ザッパ
後列左:直下スレイヤー
後列右:魔夢テスタ


開幕と同時にチップがγブレードでザッパを拘束。
さらにテスタはゼイネスト篭城の構え。スレイヤーはライン移動で前列へ移動。

魔「犬助、城作っとくから危なくなったら後ろに逃げて来い。」

犬「OK、わかった。」ボソボソ

吸「一二三さん、適当な高さからサシミで落としてください。こっちで拾います。」

一「了解です。」

94620 ◆MLxSISsyoE:2005/06/20(月) 01:04:33 ID:AiE7BP/s
しまった!なんか数が合わないとおもったらチームが少ない!

追加よろしくです。

チームF:赭(BA)&那武(PO)

あ〜、ミスったなぁ…。完全に忘れてた orz

947173:2005/06/20(月) 01:28:46 ID:lFX3p4BU
>>20
イスカGJ!!
チームプレーの描写に期待が高まりますねw

>>169
引っ越し後の動向が気になりますねw
GJです!


今夜は早いなぁw

948名無しさん@2周年半:2005/06/20(月) 09:15:17 ID:P9IlIHEM
職人様GJ!
3スレ目に向けて頑張ってください

949名無しさん@2周年半:2005/06/20(月) 10:47:28 ID:OGthPqHM
スレタイ案

・「3時限目」
これだと6時限まで続けられるし、いざとなったら「補修」や「特別講義」や「課外授業」などに派生できる

・普通に「3学期」→4スレ目は「2学年1学期」
こうすると、3年3学期(9スレ)まで続くし、留年も可(ぉ)

・「出席番号」
いつまで続く…?

950173:2005/06/20(月) 11:09:33 ID:SWhSXRJQ
話の進行が遅い…(汗
戦闘の描写をやり過ぎだからかな?
でもあっさりしちゃうのは頂けないし、かといって長すぎると飽きるし…。
難しいなぁw

前回は>>943

ミリアとポチョムキンの距離、画面半分。
(そろそろ仕留めましょうか…)
ポチョムキンの体力は残り3割くらい。
こちらは1ドットも減っていない。
ゲージはというと、ポチョ5割(低空ダッシュループ、バースト警戒エリアルで殴りすぎた)、ミリアは1割もない。
「あれしかないわ…」
一撃必殺準備。
この状況で一撃必殺しかないというのはどうかと思う、が気にしないでおく。
ガーデンは366666の単純な入力。
「おぉ、一撃必殺準備だ!!
そして……ガーデンに向かって走り出したぁ!!ガーデンに重なったぁ!!
ガーデンを盾にするその姿は、まさに、まさにゲッ〇ーロボのシャイ〇スパーク!!」

その瞬間だけ、店内のBGMに『ゲッターロボのテーマ』のイントロ部分が混ざって聞こえた……気がした。

「頑張るんだ、ゲッター!!みんながお前の味方だ!!」
「誰がゲッターだってのよ!!」
「安心するんだ。その技を使えば志貴の一人や二人、楽に殺れる」
「レンさんまでッ!?」
てか6入力って技なの!?
あぁもう、意味分かんなくなってきた。
そろそろ目にも限界が来るし、早めに片付けないと…。
「行けぇ、ゲッター!!」
……この司会、盛り上がり過ぎじゃないかなぁ。

「シャイィィイン、スパァァアアクッ!!!」�

951名無しさん@2周年半:2005/06/20(月) 11:36:03 ID:OJjxG6Nk
出席番号+住人の名前(HN)だと面白そうだと思った
そしてゲッターGJ!

952127:2005/06/20(月) 11:50:28 ID:6JL6CJ1A
遅ればせながら、>>870氏GJです!
スレタイは20氏のをとって、Sammy社立ギルティ専門学校3周年記念はどうでしょう?
スレタイもですが、テンプレに>>870氏のまとめを追加するのはどうでしょうか。

953127:2005/06/20(月) 12:21:01 ID:Fa51HW4M
ああー大事な部分省いてたーーー(汗)
Sammy社立ギルティ専門高等学校3周年記念、です

954名無しさん@2周年半:2005/06/20(月) 16:08:54 ID:frXqmjVg
>>20氏、173氏
超GJ!

そろそろスレタイの多数決とってみるか。

・Sammy社立ギルティ専門高等学校3周年記念

・Sammy社立ギルティ専門高等学校3時限目

・Sammy社立ギルティ専門高等学校3学期

・Sammy社立ギルティ専門高等学校創立三年目

・Sammy社立ギルティ専門高等学校出席番号3番

・Sammy社立ギルティ専門高等学校第3校舎

・Sammy社立ギルティ専門高等学校第3教室

テンプレには>>870のまとめを。

候補はこのくらいか。見落としあったらスマソ。
みんながいいと思うの選んでくれ。

95561の携帯:2005/06/20(月) 16:44:24 ID:QeQ/F32U
個人的には951が面白そうでイイ感じだと思います( ´∀`)

956169:2005/06/20(月) 20:14:18 ID:7YF0WGEk
Sammy社立ギルティ専門高等学校3時限目に投票します。
そして>>20氏と>>173氏GJ!

95720 ◆MLxSISsyoE:2005/06/20(月) 22:30:38 ID:q2DUxwHY
出席番号に一票かな。

>>173
シャインスパークワロタwwGJ!
======================================================================
前回 >>944-945

テスタは相変わらず城作りに精を出している。

一方、チップのコンボで上空へ持ち上げられていくザッパ
更に、スレイヤーはKマッパでその真下へ移動する。


『サシミ!』
『いかがかね?シュッ さて、もういいか?いかがかね?シュッ さて、もういいか?いかがかね?シュッ 爆砕!』


サシミで落ちてきたザッパに絶妙な高さで6HSをあわせ、クロスループからパイルバンカー。
イスカになっても顕在な火力のせいで、ザッパの体力が早くも5割近くに減る。


犬「うわー、これはヤバイぞ…。」ボソボソ

魔「だー、もう…。起き攻めの妨害してやるから後ろに逃げろ。」


ライン移動攻撃でスレイヤーを攻撃。起き攻めを妨害するが、ここで一つ問題が、、

―――後列に設置した罠 全 て 開 放 。


魔「はぁ!?ライン変えると罠全部消えるの??」

吸「おや、そういえばそうでした。」

魔「吸!お前、知ってて言わなかったな!!」


叫ぶ魔夢だが、時既に遅し。
牽制を無敵吸血で吸われる。喰らってもループしないのが救いだ。

一方、チップはラインを変えてザッパと一騎打ちに。
犬助はムカデを開放。剣を憑依させて挑む。


カウンタッ


両者CHで相打ち、チップがダウン。
さらに、ダメージを負ったザッパには犬が憑依、一気に勝負を決めにかかる。


一「あっ、マズイなぁ…。直下さん救援お願いします。」

吸「…と、言われましても、、」


スレイヤーはテスタに攻められており、とても救援にいける状態では無い。


魔「よっし、犬助、そのままシショらせろ。」

犬「わかってるって」ボソボソ

魔「ふむ…、このままではいけませんね。。ならば!」


『エグゼb『本物パンチ!!』


エグゼに合わせて無敵付加D.O.T.
テスタメントを吹き飛ばし、後列へライン移動。チップ救援へ向かう。

95820 ◆MLxSISsyoE:2005/06/20(月) 22:31:12 ID:q2DUxwHY

『シュッ、爆砕!』

味方に回ると実に頼もしい武器、パイルバンカー。
既にチップの体力がレッドゾーン(4割)に突入している。シショるのは時間の問題だ。


犬「このまま止められるわけにもいかないしね…。」ボソボソ

吸「なるほどそうですか、そんな手もありですね…。」


――パイルバンカーが空を殴った。
いや、確かに手ごたえはあったのだ。だが殴るべき物の前に何者かが躍り出た。

犬の4D、後ろに飛んだ犬がザッパをかばう形でパイルバンカーに直撃。

そして、ザッパ本体は未だチップを殴り続けている。もう体力がない。


『シュッ、爆砕!』
『史上最大の悪夢ッ!!』
『シッショー!』

ガトリングキャンセルから「産まれる!!」
無敵時間でパイルを避け、その上でチップを倒すというトンでもない芸当を披露する。


一「あぁぁ…、ごめんなさい。」

吸「大丈夫ですよ、ほら。」


『ん〜、ん〜、ん〜、ん〜、炸裂!ロマンティーック!いかがかね?シュッ、爆砕!』

産まれるの硬直にスレイヤーが高威力コンボを決める。ザッパ残り一割。


吸「一二三さん、ザッパはスレイヤーで戦った方が楽でしょう。テスタをお願いします。」

一「おまかせあれ!」

魔「犬助、ぬかるなよ。」

犬「正直、危ないと思う…。」ボソボソ


犬助の嫌な予感は見事に的中、牽制に無敵マッパがカウンター
そこから定石どおりの追撃を決められライフ0。ソウルを消費。


+現在状況まとめ+

チームA(愉快なシッショー):ソウル0
 一二三(CH):ライフ十割、テンション75%
  直下(SL):ライフ八割、テンション30%

チームC(湿度300%)
  犬助(ZA):ライフ十割、テンション40%
  魔夢(TE):ライフ7割、テンション30%

959173:2005/06/20(月) 23:54:41 ID:Kl2BGo6c
とりあえず入学させないと…(汗

前回は>>950

ダッシュ。
お願いだ、私が倒れる前に。
(……指が…)
動かなくなってきた。
視神経から伝わる疲労が、冷や汗と共に表われる。
……何か聞こえた?
「…変わっても良いですか?」
これ、レンさんの声だ。
「は…?」
こっちは…司会者の人?
「彼女は過労で、まともに動かせる状態ではありません」
「それで…?」
「選手交代、という形を取りたいのですが」
「…具体的には、どのような形を?」
「お考え頂けるのなら、そちらの条件で構いませんよ。
とりあえず彼女をこのままにしておくのは危険ですから」
「……まぁ、お前がそう言うなら。ハンデ付きで良いのか?」
「ありがとう。恩に着るよ」
…二人は知り合いなのかな。
「休んでて」
言われるがまま、光量を調整する。
背中に暖かみを感じる。
頬にかかる吐息も…。

吐息…?

「何が、どうなっ、あの、えぇっ!?」
(近い、近いよぉ!!)
口をぱくぱくさせる。
「…顔赤いよ?大丈夫」
(こ、こここ、これって他人から見たら抱き締められてるようにしか、み、見え、見えないんじゃ!?!?)
「……あ、落ちちゃった」
「ぉ、落ちたって何がですか!?」
画面を見ると……ミリアがポチョに低空ダッシュループを決める所。
拾い直しに成功して、高さを調整しながら再度ループ。
「えっと、落ちてませんよ?」
「違う違う。落ちたのはこっち」
レンさんの手元を見ると、レバーの先に本来あるはずの物がない。
「ボールは…?」
「うん、落ちた」
微笑みながら返すレンさん。
「わ、私、拾って来ます!!」
「ごめん、頼めるかな?」
「はい!!」
よし、何とか切り抜けた!!


レンの視点。
「ここでこうして、っと…」
低空ダッシュループからの拾い直しを成功させ、HJエリアルに移行。
JP>JK
を繰り返し、ヒット数のせいで浮かないポチョを無理やり浮かせる。
「おっと…」
JK後に受け身を取られてしまった。
「やっぱりやり過ぎましたかねぇ?」
まぁ、全部読んでましたよ。
その為の仕込みでもありますからね。
一撃必殺準備状態なのでFD仕込みは出来ませんが、この軌道なら難なく投げられます。

SLASH!!

「…やっぱり鈍ってるなぁ」
もう少し、腕ならしに付き合って貰いますよ?ぴろ志貴さん。

960名無しさん@2周年半:2005/06/21(火) 00:23:24 ID:xRCCTKag
犬助に帝王の弟子で出てたザッパのバグを使って闘ってもらいたいと思うのは俺だけじゃないはず!

961127:2005/06/21(火) 00:44:02 ID:cvt63jqk
職人の皆様GJ!
>>前スレ238氏
また桜ちゃんと仁くんお借りしてもいいでしょうか…!?

かなーり遅れてしまったんですが、久々にSSを投下します。

前回>>667


レナ=ヴァルスとの対戦後は、順調に進んだ。
運がいい?事に、自分と同じか下のランクの相手ばかりが対戦を申し込んできた。
しかも何故かチップ・ザッパ・テスタ・闇慈ばかり。
もっと不思議なのは、一緒にいた双琉には髭・ロボカイ・カイばかりが対戦を申し込んでいた事だ。
『なんなんだ、この差は…』
ぼそりと呟くとともに、溜息を洩らしてしまう。
「さっきの、戦いのせいだよ」
独り言のつもりが、しっかり双琉に聞かれてたらしい。
「さっきの戦いがどうして関係してくるんだ!?」
それなら…と、逆に開き直って聞き返す。
「エディで戦ってたせいだよ」
双琉の一言は、俺がエディ使いと思われたといってるようなものだった。
対エディ戦の場合、チップは事故らなければ、ザッパは犬&ラオウさえ憑けば、テスタは罠で分身を消せば、闇慈は転ばして疾ハメすればエディに対して有利になれる。
もっとも上級クラスには、相応の実力があっても厳しいのだが。
俺がエディの5と闇慈の3を見せると、対戦相手は当たり前のように闇慈を指名してくる。
二回ほど他キャラと当たって(しかもランクは4と5)一度は髭の4に負けたせいで次の相手とは救済処置システムの為、またもエディで戦う事になってしまった。
…といっても、相手はロボカイの5。かえって運がよかったのかもしれない。
闇慈でロボカイと、しかも自分と実力に開きのある相手と対戦するには落差がありすぎる。
エディでもキツい相手なのだ。
ロボカイとの対戦も、実際ギリギリで勝てた位だった。
そうこうしてるうちに、終了のチャイムが鳴り響く。
怒濤のように過ぎ去った試験だった。


『結果』
絶扇 戒
ミリアの5、ロボカイの5、チップの2と1、ザッパの2、テスタの3×2、闇慈の3と1>>合計25
マイナスは、エディの5と闇慈の3各1枚。
双琉 建
髭の4×2、ロボカイの3と5、カイの3と1、ジョニーの2>>合計22
マイナスはなし。

96220 ◆MLxSISsyoE:2005/06/21(火) 00:44:26 ID:XelSX6Ws
>>173
GJ!
今更だけど、目が見えないっていう要素が絡むと、妹萌えの兄さんの話が感動的になりますね。

>>960
詳しくお願いします

963169:2005/06/21(火) 03:03:00 ID:iYmBCqGU
>>127
GJ!戻ってきてくれてよかったよかった。
>>173
GJ!急がずにマイペースでやりましょ(´∀`)
>>20
GJ!ちょいと質問なのですが、魔「ふむ…、このままではいけませんね。。ならば!」って吸の台詞じゃ・・・勘違いだったらすいません。
あと、申し訳ないですけどキャラお借りしますね。
前回は>>938です。

今日はついに修学旅行終了日。
「あっちで色々買ってくるかもしれないから、修学旅行最終日に学校まで来てほしい」と諏訪に言われていたので学校にいくことにする。
空港からはバスだが、寮に入っている生徒が多い所為か解散は学校でということになっている。
ちなみに俺は友達のお土産に期待していたりする。
バスが到着したので玄関まで向かうことにする。バスから降りている生徒を見ていると、疲れきった&満足気な顔だ。
その中で、特定の男子生徒はやたらと破顔している。なにがあったのだろうか。
「いっよお、ぐら。なんでお前来なかったんだ?」
肩からやたらと膨らんだバッグをぶらさげ、一人の男子生徒が話し掛けてきた。
「いや、金とかの問題でな。そもそもよく知りもしないやつと騒ぐっていうのは苦手なんだ。」
「ふーん、暗いやつ」
こいつの名前は幕館 瞬(まくたて しゅん)。この前食堂で知り合った同級生だ。使用キャラは名前から察してやってくれ。
グルメハンターの俺に、特別メニューをGETするためにはどうしたらいいか、という質問をもちかけてきたのがきっかけだ。
そこから食堂のメニューなどで熱い談義を交わして以来、すっかり親友いや悪友である。
・・・実は知り合いが諏訪とネルだけというのは寂しかったんだけどね。
結構な美形で女と遊んでるような雰囲気だ。彼女はいないらしいが。
「そんなこといいから、土産は?当然あるんだろ?」
「―――青い空、青い海・・・そして白い肌!いやー最高だったぜハワイは。こう、普段は意識してない同級生の水着だとか私服つーのはくるものがあるな。飛行機の中のスチュワーデスさんも美人だったなあ・・・」
ムカつく。俺がこっちでどんな毎日を過ごしてきたと思ってるんだ。
「お前の女性観察記はいいから土産をよこせ。買ってないなんて返答は許さん」
「買ってない」
拳を振り上げる。
「まあ待て。買ってはないが、俺は文明の利器にその水着姿を写してきた。」
携帯電話に収まっている画像を瞬は素早い手つきで開く。
「こ、これは!」
「瞬大先生のえり抜きだ!アングルも人選も完璧だろ?」
そこには可愛い女子生徒の水着姿を完璧に写してある。プロの写真家レベルだ。
「お前、カメラマンにでもなったらどうだ?」
「ばっか、こういうのは本人が写されてる意識ないからいいのが撮れんだよ。覚えとけ」
ありがたい言葉を賜った。バカ呼ばわりされる覚えは無いが。
「で、これが土産?」
「いや、それは飢えてる野郎に売るためだ。」
「お前、それは犯罪・・・」
「気にすんなって。それより、これ土産。」
「おお、サンキュー」
努力、友情、勝利の形をしたキーホルダー渡される。
ぺしっ。
「ああ、お前捨てんなよ!」
「ふざけんな!こんなん日本でも買えんだろうが!もっとましなものはないのか!」
「ちっ、わがままなやつだなあ。んじゃあこれ」
中に砂が入った小瓶を渡される。マジックペンで【星の砂】と書きなぐってあるが。
「なあ瞬・・・星の砂って沖縄に売ってるもんなんだぞ・・・しかも明らかにラベルが手書きじゃねえか・・・」
「でもそれ、ハワイの砂だぞ。」
「砂なんかもらってどうする。もっとマシなもんはないのか?」
「ぐらよお・・・お土産って、形に残るもんならお土産なのか?違うだろ。俺がまた一つ女性の美しさを知って大人になった。それがなによりのお土産なんじゃないのか?」
「いやけど、俺にはなんの得も」
「友達が大きなものを得た。それがなによりのお土産だろ?」
「いやだから・・・」
「おお、わかってくれたか。さすがは俺の親友だ」
なんか強引に押し切られてしまった。結局、お土産なしか。

964169:2005/06/21(火) 03:06:51 ID:iYmBCqGU
前回は>>963です。

「んで、今日の夜はお前の家でゆっくり修学旅行の話をしてやるよ。対戦しながらな。」
「対戦はかまわんが、疲れてるんじゃないのか?あっちとこっちじゃ環境が違うから疲労度が全然違うと思うんだが」
「んなヤワじゃねえよ。あっちでの自慢話もしたいしな。」
それが本音か。
「さんせーい」
「そうね、私も参加させてもらおうかしら」
「お前ら、いつのまに。」
「つい今よ。」
ああ、そう・・・じゃあ携帯の画像あたりの話は聞かれてないな。
「ネル、あなた寮なのに遅くまで外にいていいの?」
「いや、今日からあんた達と同じアパートに住むから。荷物はまだだけど。」
「そう。ならネルの引越し祝いもついでにやってしまわない?」
「ついでってなによついでって。」
「やあ、ネルさんと諏訪さん。」
「「こんにちは」」
一応面識はあるらしい。
「あれ、お前ら知り合い?」
「ネルさんとは同じクラスだし、一年からいるから諏訪さんも知ってる。」
ああ、そういうことか。納得。
諏訪の荷物を見る限りじゃ、俺が学校まできた意味はないな。
「ネルさんはなんで修学旅行来なかったの?」
「んー団体行動って苦手でね。だいたいあたし、もうハワイ飽きてるし」
そういえばこいつはハーフだったな。
瞬のやつ、あれだけの数の生徒が修学旅行行ったのにネルが行ってないことまでちゃんとチェックしてやがった。
結構可愛いからなあ。行ってたら来週にでもネルの水着姿はどっかの野郎共に換金されてたかもしれんが。
「じゃあこいつとこっちで自習だったんだ。変なことされなかった?」
「バカ、そんなことするかって」
「びしょびしょに濡らされた」
「「「へ?」」」
俺含め、三人が驚愕の声を上げる。
「いくら二人だからって、信じられないぐらい濡れちゃった・・・織那君が早く終わらせたいからってあんなに力入れることないのに」
「ぐら、お前・・・」
「見損なったわ織那君!」
ネルがいってることは間違っては無いが、いろいろと肝心なところが抜けている。このままでは俺は犯罪者だ。
「ちょ、ちょっと待て!詳しく説明するから。」
諏訪と瞬は完全に軽蔑のまなざしで俺を見ている。
「いいか、濡れたっていうのは間違ってないが、それは体だ。理由はプールの掃除でホースを使って水を撒いてたから。早く終わらせようっていうのも掃除のこと。」
「でもあたしのパンツは見たよね」
さらに鋭い視線が刺さる。
「あれは事故だろ!待てお前ら、それも説明するから」
ガラスが割れるまでの一連の流れや、それが理由でプールの掃除をしたということも説明した。
プールの掃除を選んだ理由は教えなかったけどね。
「そうだったの・・・ごめんなさい、早とちりしちゃって」
「いや、悪いのはネルだから」
「事実述べただけじゃん」
「言葉を削りすぎだ!まあ瞬なら俺に女襲う度胸なんかないってわかってるだろ」
「ん、ああ。わかってるよ」
あっさりうなずかれるのもなんかむかつくな。
「じゃあ今夜はぐらの部屋でネルさんの引越し祝い&対戦会でオーケー?」
「問題ないよー」
「異議はありません」
ネルと諏訪が了承の返事を上げる。そもそも俺の部屋という理由がわからんが。
「じゃああたし他にも用事あるからー」
「私も失礼するわ」
ネルは他の子と話すとして、諏訪はなんなんだろうな。
たぶん荷物の整理だろうが。
「瞬、一つ聞いていいか?」
「なんだ?」
「さっきから、やたらとにやけてるあいつらはなんだ?」
バスから降りていまだ頬を緩ませてる数名の男子を指す。
「なんか、「超可愛いテスタとかメイとかミリア見た!」って騒いでたやつらだな。朝方まで徹夜でゲームしてたみたいだから、幻覚でも見たんじゃねーの?」
修学旅行で、なにがあったのだろうか。今度ゆっくりあいつらに聞かせてもらおう。
「んじゃあ今日の夜な」
「おお、じゃあな」
瞬と別れたあと、幸せそうな男子数名を見て考え込む。
「可愛いテスタとかミリアか・・・俺もいけばよかったなあ」
後悔先に立たず。それより、今夜のために部屋の掃除と菓子や飲み物の買出しにいかなければ。
「修学旅行、いけばよかった・・・」
激しく後悔しつつ、コンビニに向かった。

965名無しさん@2周年半:2005/06/21(火) 04:03:51 ID:xgvyw3Fg
職人方相変わらずのGJ
そして俺は3周年記念に投票

96620 ◆MLxSISsyoE:2005/06/21(火) 07:20:28 ID:XelSX6Ws
>>127
テスト終了乙&GJ!

>>169
そのとおりです。間違ってました。
読んでて「なんか人格変わったぞ、おい」って思った人たち、すいませんでした。

967960:2005/06/21(火) 15:50:43 ID:m4xOozEo
>>20
帝王の弟子弐というサイトはご存知ですか?
そこのサイトはGGXXのムビがたくさんあるのですが、ザッパムビ2はザッパのバグムビなんですよ。
ヒットバックが0Fの技をくらった瞬間にバーストを発動させると今まで憑いていた霊が消えずにまた新たな霊が憑いて二重、三重に憑ける事ができます。
剣&霊や剣&犬、中でも霊&犬が最悪です。
固め崩し能力が高すぎ…あくまでランダムなので狙ってはできませんが…
コマンドや技は最後に憑いた霊が基本になるので剣&霊はグラフィックが重なるだけで意味がありません。
霊&犬も霊→犬の順番で出すと霊が動いてくれなかったりと条件がけっこう面倒です。
わかりにくいと思うのでサイトの方を覗いてみて下さい。
長文すみませんでした。

968名無しさん@2周年半:2005/06/21(火) 19:28:24 ID:xgvyw3Fg
投票数が少ないけどスレタイは

3時限目
出席番号3番
3周年記念
のうちどれかかな?
どれがいいですかね?
スレタイ決まったらスレ立て依頼をしてこようと思うんですが。

96964:2005/06/21(火) 19:33:54 ID:mscgI15s
3時限目に一票

>>899


目を覚ますとまず目に入ったのは夥しい量のビールの空き缶。床に散乱していて踏み場も無い。
そして何故か知らんが顔面がやけに腫れている。あきらかに外傷がある。
そう言えば昨日は変な夢を見た。カエルになって誰かに拳で潰される、そんな意味不明な夢だった。

(頭がガンガンする……2日酔いか…)

時計を見る。14:34。折角のハワイだってのに半日寝て過ごしてしまったらしい。

「やっと起きたか…」

永園が面倒くさそうに呟いた。紙野も顔色が悪い。郁瀬はまだ眠っている。
どうやら4人とも2日酔いになってるらしい。

「……今日はどうする?」
「………」

朝っぱらから空気が悪い。でも、正直言って俺も気分が悪い。あんまり動きたくない。
今日は部屋でのんびり過ごそうか……

「チッ…酒買ってくる」
「お、おい!マジかよ!!余計酷くなるんじゃ…」
「バカ。迎え酒だ」
「迎え酒?」
「2日酔いを紛らす為に酒を飲むんだよ」
「それって悪循環って言うんじゃ…」
「うるせェな…頭痛くてやってらんねェんだよ」

永園が立ち上がろうとしたその時

―――コンコン

「あれ?誰か来たみたい」

紙野がドアを開ける。

「っておい!待て紙野!中には缶ビールが…」

遅かった。紙野がドアを全開してしまった。

「お前たち…何やってんだ…飲酒か?」

ドアの影から現れたのは―――紙野 蘇留。助かった。教師じゃなければ誰だっていい。

「郁瀬に用か?今起こすから…」
「いや………待て…これは好機…」
「なんだ?何ぶつぶつ言ってんだ?」
「用があるのはおまえら3人だ」
「なんだよ?」

・・・

「弓太起きろ」
「あれ?蘇留さん…?」

目を覚ますと蘇留さんが目の前に立っていた。

「兄貴たちは…」
「さぁな。私が来た時は誰もいなかったぞ」

なんと言う事だ。今日こそは兄貴とあんなことしたり、こんなことしたりしたかったのに。
寝過ごしたと言うのか。郁瀬 弓太、一生の不覚。

「だから今日は私と付き合ってくれ」
「たしか昨日も…」
「良し、そうと決まれば早速行くか」

例によって強引に話を展開していく。

「どこ行くんスか?」
「海」
「泳ぐんですか?」
「ああ。実は私泳げないんだ。泳ぎ方を教えてもらおうと思って」

97064:2005/06/21(火) 19:34:39 ID:mscgI15s
海岸の岩場に隠れる怪しさ全開の男子高校生3名。

「毅…てめェが無用心にドア開けるからこう言うことになるんだ」
「ご、ごめん…」
「もういいじゃねぇか。過ぎたことはしょうがないだろ」
「ったく…なんでオレがこんなことを…」

俺たちは蘇留に脅迫されていた。「飲酒をバラされたくなかったら下僕になれ」との事だった。
もしかしたら一番見つかってはいけない奴に見つかってしまったのかもしれない。
まだ教師に見つかった方がマシだった。
(一応断っておくが、蘇留は 警 察 に バラすというニュアンスを込めて言っていた)

「あ、郁瀬くんと蘇留が来たよ!」
「えっと…まずはなんだっけ?」

ノートを開く。紙野曰く、「これは蘇留の字じゃない」そうだ。ちなみに字はかなり汚い。
解読に一苦労した。恐らくクラスの誰かに作戦を立ててもらったのだろう。

「郁瀬くんに泳ぎを教えてもらうみたいだね」
「蘇留は泳げないのか?」
「いや…泳げるよ」
「………」

流石は紙野 蘇留。目的の為なら手段を選ばない。

「で、オレらは何すりゃいいんだ」
「『トラブルが起きないように見張ってろ』って言ってたけど」
「なんだ、楽だな。じゃあ俺らも適当に遊んでるか」
「え!まずいよ!もし何かあったら…」
「大丈夫だって!泳ごうぜ!」

・・・

「そうそう、水を後ろに送るように腕を動かして…」
「こうか?」
「いえ、そうじゃなくて…」

雹の作戦によれば「駄目な子ほど可愛く見える」らしい。正直私にはよく分からない。
運動音痴に見られるんじゃないかと思ってこの作戦は避けようと考えていたが…
なかなかどうして良い感じだ。この調子なら後は適当にやっても大丈夫なんじゃないだろうか。

「こうですよ、こう」

腕を掴まれる。

「こ、こ、こうかっ!?」
「痛っ!?」

テンパって「究極のだだっこ」張りに腕を回してしまう。

「あ、悪い!大丈夫か!?」
「はは…大丈夫っスよ」

顔を見合わせて笑い合う。

(ああ…結構いい雰囲気じゃないか…このまま行けば…)


「 痛 ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ! ! ! 」


どこからか激しい絶叫が聞こえてきた。聞き覚えのある声だった。

「あ、あの声は…!!」

弓太が声の聞こえた方へ向かって猛然と泳ぎだした。

(おのれ…憎き松瀬 緒土…まだ私の邪魔をするというのか…)

97164:2005/06/21(火) 19:35:14 ID:mscgI15s
「ったく何やってんだよバカ」
「松瀬くん大丈夫!?」
「く、クラゲに刺された…」

腕を見ると赤く蚯蚓腫れになっている。滅茶苦茶ヒリヒリする。痛い。

「兄貴ィィィィィィィ!!」
「げ!?」

凄まじい速度で泳いでくる郁瀬。まずい。郁瀬がここに来ていると言う事は、蘇留は今ひとり。
俺のせいだ。蘇留に殺される。

「逃げるぞ!!」

しかし残念なことに俺は運動音痴だ。一応泳げることは泳げるが滅茶苦茶のろい。
すぐに追いつかれてしまった。

「どうしたんですか兄貴!!大丈夫ですか!?」
「い、郁瀬…俺は大丈夫だから早く蘇留のところに戻…」

息を呑む。いつのまにか蘇留がすぐ近くまで泳いできていた。
鬼のような形相で俺を睨みつけている。死ぬほど怖い。

「松瀬 緒土…貴様ぁ…どうしても私の邪魔をしたいようだな…」
「ち、違いますっ!断じてそんなことは!!」
「殺す」

(ころ―――!?)

「ま、待ってください蘇留さん!!」
「弓太…やはりお前はそいつを庇うのか」
「いえ!ただもうちょっと穏やかに…」
「……弓太がそう言うなら仕方ないな…。おい緒土」
「は、はい!?なんでしょう!!」
「私と勝負しろ」
「勝負?」
「あそこのテトラポットまで泳ぐ。先に辿り着いた方が勝ちだ。
 これでどっちが本当に弓太に相応しいか決めようじゃないか」

そう言って蘇留は200mほど先にあるテトラポットを指した。
なんだ…簡単じゃないか。わざとノロノロ泳げばいい。要は俺が勝たなければいいんだ。

「ちなみに手加減なんかしたらどうなるか分かっているな?」
「は、はいっ!!」
「弓太もそれでいいな?」
「え、えぇ…」

こうして蘇留と水泳勝負をすることになってしまった。でも心配は要らないだろう。
紙野の話だと蘇留は普通に泳げるらしいし、俺は本気で泳いでも高が知れている。
しかも200m。泳ぎ切ることすら出来ないと思う。俺が勝つ要素はない。
むしろこの勝負で郁瀬が蘇留の彼氏だとハッキリしてくれた方が俺としてもありがたい。

(まぁ適当に頑張るか…)

「では位置に付いて…」

紙野が声を張る。

「レッツロック!!」

即座に蘇留がバシャバシャと水飛沫をあげて海に突入する。
このまま小さい体で必死に泳ぐ蘇留を見守っていてもいいのだが、本気を出さないと殺される。
俺も全力で海に向かった。

972173:2005/06/21(火) 22:28:04 ID:WryRSPII
>>64氏、>>169
GJであります!
どうしたらそんなに上手く書けるのだろうと小一時間(ry

前回は>>959

「えっと…多分この辺りに…」
飛んで行ったボールを探して、見当を付けながら歩き回る。
「…あった!!」
足下に転がるボール発見。
後は帰って、レンさんに…。

ふいに、先ほどのシーンが蘇る。

「ダメだ、考えちゃ…」
あったばかりの人にドキッとしたことなんて、正直ない。
昔から人見知りが激しくて、時々感情がコントロール出来なくなるのに。
(違う、そうじゃなくて…)
人見知りとか、そういうのは関係ない…。

この感覚は、何?


「おっと…」
ミリアが青バーストで吹っ飛ぶ。
「確定ポイントでもないのに…私としたことが」
いけませんね、これでは。
パートナーには『休んでて』などと言ったのに、こんな失態をするとは…。
「あれ!?先輩!?!?」
…どこかで聞いた声ですねぇ。はて?
「先輩、こっちこっち!!」
ん……あぁ、あれは…。
「伸慈君と勇介君ですか」
やはり参加していたんですねぇ。
「先輩、さっきの子は!?」
「あぁ、実はこの通りで」
「うげっ!?ボールなしでプレイしてる!?」
「そういうわけで、探しに行ってもらってるんですよ」
流石にボールなしは大きなハンデです、と手をヒラヒラとさせるレン。
「先輩、レバー…」
「…あ」

『ポチョムキィィイン、バスタァァアアアッ!!!!』

……orz�

97320 ◆MLxSISsyoE:2005/06/21(火) 23:02:38 ID:XelSX6Ws
>>960
さっそく見てみました。
ぶっちゃけ何が起きてんだかwって感じでした、犬助にマスターさせたら面白いかも…。
どうもありがとです。

>>64
GJ、腐っても鯛、腐っても郁瀬ですね。

>>173
GJ!会話の感じだと、レンはかなりのプレイヤーな予感。本キャラが気になります
===================================================================
前回 >>957-958

後列ラインではスレイヤーとザッパの一騎打ち

主導権を握ったのはザッパ。
幽霊を巧みに使い、スレイヤーをじわじわと追い詰めていく。

犬「スレイヤー相手にズルズルと固めるのはダメだよなぁ…。無敵付加が健在だし。。テンションもあげたくないし。。出来ることならさっさと崩して最低でも五割か、、もしくはラオウ憑依で一気に試合を決めるかでもしないと…、、投げかな、、でもなぁ、それならやっぱり"アレ"を使うしかないかな…」ボソボソ

吸(独り言が聞こえているのに、何を仕掛けてくるか見当が付きませんね…。)


チップが後列から前列へラインを変更する。

だが、そこにはあろうことかHITOMIが植えられていた。


魔「残念だったね、罠を張り巡らさせてもらったよ。」

一「あ、、、やばいなぁ…。」


地面から生えた不気味な木によって天に打ち上げられるチップ。
テスタにとって、この上ない好機。見逃すわけも無く追撃が入る。

『グレイブディガー!踊れ!グレイブディガー!踊れ!グレイブディガー!』

画面端まで運び、そこから位置が入れ替わって更にもう一撃。
さらに、チップが吹き飛んだ先には狙ったかのようなゼイネストが設置されていた。

完璧に計算されつくしたコンボを決めるかのようにテスタがダッシュからさらにディガー。

まだまだ続く、テスタの長いコンボ。2Pでもう一度チップを拾い上げる。


『なめんじゃねぇ!』ガキッ


2P>HS読みのバースト。
しかし、テスタが選んだガトリングは2P>K。バーストを難なくガード。

ヒット数が0に戻り、補正が切れる。既にチップの体力が5割を切っている。




―――これ以上はヤバイ!


一「これは、、、十割の予感…!」


『マスターオブパペット!』ロマンティーック

97420 ◆MLxSISsyoE:2005/06/21(火) 23:03:11 ID:XelSX6Ws

一方、後列。

スレイヤーが青バーストを発動するもガード。
そして、ザッパがこのチャンスを活かすべく、最高の選択肢を仕掛ける。

それは『ライン飛ばし攻撃』

イスカに存在するシステム技の一つ。
ヒットさせることによって、相手を別ラインへ飛ばすことが可能。

何故、これが最高の選択肢なのか、というと。
実はザッパのライン飛ばしは、"中段"攻撃なのである。

もちろん、見たことのない中段など避けられるはずがない。吸のスレイヤーが宙を舞う。

さらにライン移動でキャンセル。
近Sで拾ってムカデ…、霊魂が8つ溜まる。


『食ワセロー!!』


宙に浮いているスレイヤーに容赦無いループを決めていく。
6割、4割…。試合がひっくり返るほどの破壊力を発揮するラオウ。


『グレイブディガー!』


と、そこにグレイブディガーで吹っ飛んできたチップが……。
ラオウは既に攻撃のモーションにうつっている。6HS、、スレイヤーに神の盾が宛がわれる。


――いや、ホントは紙の盾ね。


ゴグシャァッ『こんなトロい奴に!』


一同「あ…。」


一「え、えと、、、ぜ、全米が泣いた?」


一二三チップ、戦線離脱。

そのお陰か、スレイヤーは体力2割程度で脱出。
前方に受身をとって、画面端からの脱出を図る。

97520 ◆MLxSISsyoE:2005/06/21(火) 23:03:41 ID:XelSX6Ws

魔「今日は、俺の地味な活動が役に立つ日だね。」

吸「地道な…?それは、もしや…!」


気づいたが、既にスレイヤーは巨木に突き上げられているところだった。


吸「おや、、完璧にしてやられましたね…。」


漏らすことなく追撃を決めてSLASH。
勝ったのはチームC(湿度300%)、ザッパとテスタのじめっとコンビ。


一「…じゅ、、十割は初体験でした。。。」

樹「まぁまぁ、ドンマイドンマイ。」

魔「次はどことどこだい?」

子「あ、私達は最後でいいよ、イーシャ達が先にやりなよ。」

イ「うん!相手は誰だ!?」

赭「…僕達、かな?」


続く試合はイーシャ&樹ペアと赭&那武ペア。

第二試合:
チームE(おじさんハゲでしょ?)

     vs

チームF(現代における幼馴染萌えやロリ萌え、二次元萌えに関する問題を研究し、何故人は萌えを感じるのかという疑問を総合精神学と臨床心理学の見地から解明した場合の実験結果を検討、及び発表し実践する会イグゼクス THE MIDNIGHT CARNIVAL #Reload//(仮))





一同「長いよ!!!!」


赭「…やっぱり?」

覇「いや、あと40文字はイケルッ!!!…と、いうわけで始めようか。」


どういうわけなのかはよく分からないが、キャラ選択へ。
イーシャはファウスト、樹はメイ、赭が梅喧を選択する。

赭「…え、那武、なんでアバなのさ。。」

覇「!赭ィィッ!お前こそなんで梅喧なんだ!!もっと萌え萌えなキャラを選べ!!例えば…ほら、ザコCとかさ!!」

赭「…梅喧で我慢してくれ。」





=GOOD LUCK=

976名無しさん@2周年半:2005/06/22(水) 00:11:15 ID:SJNxQ3KI
最狂のアバさまきたー

977名無しさん@2周年半:2005/06/22(水) 04:29:35 ID:1c7PYOwA
スレタイは3時限目でいいですか?

978名無しさん@2周年半:2005/06/22(水) 08:57:19 ID:fWrBOz02
良いですよー。

979名無しさん@2周年半:2005/06/22(水) 10:46:23 ID:96DAloNU
異論無しです。というわけで依頼よろしく

980173:2005/06/22(水) 13:47:48 ID:rkuV5KtY
>>20
チップはやっぱり紙装甲ですかw
レンさんはかなりの萌えキャラですよ(ぉ

前回は>>972

「えーっと…」
結局、そこから私の出番はなかった。
きちんと構成された立ち回りの前に、バクステ厨のポチョが勝てるはずもない。
「あれ、回らないなぁ?」
……この人、何なんだろう?
一般人にしては『強すぎる』んじゃないだろうか?
ボールなしでコイチキックとかやってたし…。
「お、回った…」

とにかく、次で分かるはず。

「さて、『レン』さんのソルと、『塩田』さんのソル!!
同キャラ戦は今回初めてですねぇ」
あれ、ソル使いなんだ。
ちょっと意外だなぁ。
「先輩ー!!」
ってこの声は…。
「伸慈さん?」
「覚えててくれてるたぁ、嬉しいねっ!!」
「待て、俺もいるぞ?」
…………。
「…えっと、優等生っぽい人」
「……勇介だ」
どこか、ぎこちないやり取り。
と、珍しく空気を察したのか、伸慈が話を変える。
「ところで先輩、ソル使えるんですか??」
それに対して、レンさんはにっこりと微笑んで、
「いいえ」

何やってんだコイツー!?

ニコニコしながら台に貼られてる技表を指差して、
「伸慈君、この『ふぁふにーる』という技はどういう技ですか?」
「はい?…えぇと……勇介、知ってるか?」
「は…?ワンステップ踏んで、正拳突きで殴る技ですよ、先輩」
「そんな技ありましたか?」
「さぁ…?」
「まぁ、使ってみれば分かるでしょう」

大丈夫なんだろうか…??

「えぇと…勇介さん」
「ん?どうかした?」
「大丈夫なんですか…?」
「先輩の事なら、多分大丈夫だよ」


Let's Rock!!

981552:2005/06/22(水) 21:13:47 ID:SfskdwjI
チクサクチクサクホイホイホイ
検定終わったし携帯が修理完了したらまた書いてみようと思います。
因みに俺はギル学の設立された理由みたいのを俺なりに作りたいと思ったから三年前あたりの話を書いてます。
後、職人さん方に質問なんですが、話の予定ってどんな感じで立ててますか?
良ければ教えてください。
後一つ、黙ってるのも騙してるみたいで悪いのでぶっちゃけます。
768は俺です、20氏には面倒かけてます。すいません&ありがとうございます

98220 ◆MLxSISsyoE:2005/06/22(水) 21:36:14 ID:x7WIxmKA
>>552
おかえりなさいです。

これからの話の予定ですか、そうですね…。

※ひょっとしたらネタバレかも?嫌な人はスルーすべし※

まずは今やってるイスカ勝負を一通り書ききって、その後はあまり長居せずに帰国させるつもりです。

日本にもどったらSS内時間で、一ヵ月後に学園祭があるのでもっぱらその話を中心に。
基本的に一ヶ月の間はコスプレ祭り関連の話しかと。
愛のレイヤー勧誘話とか、舞台裏というか現視研の動きを書こうかな、と。

64氏のキャラを"勝手に"コスプレ参加させたんで、まぁ詳しくやるつもりです。
余裕があれば、折を見て他の職人さんのキャラも拝借しようかな、とは考えてます。


というか、それより、、、

>>768は俺です。




な、なんだってーーー!!!!(AA略


いえいえ、こちらこそありがとうございます。
うちのキャラは61氏からお預かりしているキャラも含めて、根っからのバカ騒ぎ系がホトンドいなかったんで助かりました。

これからもお互いに頑張りましょう!

983552:2005/06/22(水) 21:57:46 ID:lr0svMN.
>>20
ただいまノシ
なるほど、俺最終ワまでの予定をたててそこから少しずつ…って感じでやっていくきだったんですけど、これじゃ効率悪いし書きたいことがあっても変えられないな、と思ったので
他の職人さんの予定を参考にどこまで予定をたてるかの目星をつけたかったんです、まじ参考になります。ありがとうございます!
 
>>那無覇の件
そうですか、良かったです
那無覇は好きに書いちゃってください。あんなことやこんなことも…

984名無しさん@2周年半:2005/06/22(水) 21:59:02 ID:V76oiZ1I
学園祭のイベントを考えてみる

売店…手裏剣1個200円〜
コスプレ喫茶…いろんな意味でヤバイ
射的…的はジョニーのはぁと
動画上映会…連日満員御礼
フォォォォクダンス…男女ではなく、男キャラ使い女キャラ使いで分かれて踊る

こめん、今アルコール入ってるOTL

98520 ◆MLxSISsyoE:2005/06/22(水) 23:39:59 ID:x7WIxmKA
>>552
俺なんかのが参考になって光栄です。
まー、俺自身行き当たりバッタリで執筆してますしね。

64氏が修学旅行だー!っていったら上手く話し切り上げてコソコソついてったり、とか。


>>984
そのネタイタダキー!!

次の投下は次スレ待ち〜。

986名無しさん@2周年半:2005/06/22(水) 23:49:48 ID:hGSU/1Lo
売店にちびファウストやちびロボカイなんかも売ってたらいいなぁ(*´∀`)

987127:2005/06/23(木) 01:10:10 ID:h0.JcYFc
>>20氏&>>169
有り難うございます!


前回>>961
そして、修学旅行。
旅行先に向かう飛行機の中で、やる事もないせいかろくでもない考えばかりが浮かぶ。
場所はハワイというのだから、豪勢…なんだろう。
しかし俺としては、まちにまった…わけではなかったりする。
実は双琉の奴に無理矢理押し切られる形で、参加するハメになったのだ。
元々俺は不参加の予定だったのだが…。
「何不機嫌な顔してるんだい」
「…別に、機嫌が悪いってわけじゃ…」
楽しそうな双琉の顔を見てると、本心を言えなくなる。
『…結構気にする奴だしな…』
敢えて双琉の楽しみを、無碍にしてしまう事もあるまい。
「…やっぱり、無理矢理誘ったのを…」
…と思ったら、双琉に痛いトコをつかれた。
まぁこれ位察して当然か。
「関係ない、元々どっちでもよかったからな。…俺が不機嫌なのは、不本意な試験の結果だ」
だから通じそうな嘘をつく。
…いや、あながち嘘というわけではないのだが。
実際に、不本意だったのだから。
「…あ…そ、そうかい!?…でも終わった事だし、あんまり気にしても仕方ないよ」
「解ってる…が、な…」
そうやすやすと、割り切れるもんじゃないんだと言いおいて、そのまま寝たふりを決め込んだ。
流石にこの事には触れない方がいいと察したか、双琉もそれ以上何も言ってこない。
『…すまん』
結局しめっぽくなってしまったのにかわりはない。
口に出して言えないからこそ、心の中で神妙に謝る。

「……扇君」
誰かが自分を呼ぶ声が聞こえる。
…何度も、何度も。
「…絶扇君!」
今度は身体を揺すぶられる。
「何だ…うるさい!!人がせっかく気持ちよく寝て……」
「着いたよ、ハワイに!」
どうやらいつの間にか、本当に寝てしまったらしい。
「…あ、悪い。起こしてくれてアリガトな」
「いいからさっさと荷物を置きにいこう」
双琉の嬉しそうな顔を見てると、本当に悪い事をしてしまったと思った。
「…だけど」
「なら…絶扇君。文化祭に付き合ってくれるかい!?」
やけに含みがあるな…と思いつつも了承する。
「約束だよ」
念押しまでされて、ちょっと不安になってしまった。
「視覚研がやるコスプレMATHURIに付き合ってもらうよ」
「…な、なんだって――――!」
修学旅行は、とんだハプニングから始まった。


>>20
すいません〜〜〜っ!

988127:2005/06/23(木) 01:13:55 ID:qqZEdaHQ
あーしまった!学園祭なのに、文化祭って書いちゃったι
脳内変換でよろm(__)m

989127:2005/06/23(木) 02:33:56 ID:V9FbQQ8E
>>986さん
そこでちびポチョが出てこないのが笑えるw


前回>>987


「…実は前々から、絶扇君にソルのコスプレさせてみたかったんだよね」
いきなり何だってんだ!
「なんたってその身長体重にそのバランス。その上ツンツンヘアー。加えてキツい眼差し…絶対ソルが似合うって!!」
う…。
何とか話題を反らそう。
「…おまえは何やるつもりなんだ!?」
「僕かい!?…そういえば、考えてなかったなぁ…でもまあこの雰囲気から、アクセルでも…」
「いーや、絶対ジョニーかスレイヤーが似合いだ」
そう、俺も前から思ってた。
軟らかい雰囲気に、微笑が似合う大人びた外見。
俺より身長があるくせに体重は俺より痩せている。
…とはいっても、そう変わらないが。
全体的に見て、余裕があるようにもとれる。
『ジョニー…ってよりスレイヤーだな』
「え…そうかい!?僕はアクセルだと思うんだけどなぁ」
うーんと首を捻って考え込む。
「まあ佐藤君に聞いてみればいいか」
しばらく考え込んでたが、結論はでなかったらしい。
とりあえず荷物を置いた後、佐藤に会いに行こうという事になった。
『しまった…』
話題の反らし方に失敗した。
藪蛇だったと後悔しても、もう遅い。
仕方ないので腹を括る。
『しょうがねぇ、こうなったらとことん付き合ってやるか』

990127:2005/06/23(木) 02:40:48 ID:Y3vokUUo
>>20
…ということで?双琉と絶扇もこコスプレMATHURIに参加させてやって下さい(;´Д`)
できればこの後の部分を書いてもらいたいなーなんて思ったり。

991名無しさん@2周年半:2005/06/23(木) 06:19:34 ID:dK1Ovgb6
スレ立て依頼してきた。その内新スレ立つと思う。
っつーわけで、職人さん達が投下するのは次スレからお願いします。

992名無しさん@2周年半:2005/06/23(木) 07:36:55 ID:dw4YPIKM
20氏負担でかすぎじゃないか?
20氏自身も混ぜて3人分もキャラがいたら正直手がつかないと思われ。

993名無しさん@2周年半:2005/06/23(木) 08:01:03 ID:7imTcgLA
>>984
フォォォォクダンスで吹いた

994984:2005/06/23(木) 09:46:57 ID:n0vcZJeg
>>993
すまんな

99520 ◆MLxSISsyoE:2005/06/23(木) 20:22:50 ID:BFZuDUYw
>>127
了解しました、双琉と絶扇預かりますね。

>>992
まぁ、なんとかやってみます。
自分が企画したことですから、しっかりとやり遂げるつもりです。

996169:2005/06/23(木) 21:09:09 ID:QmVhZZIE
>>20
GJ!俺の中でク○ゲー認定だったイスカをこんな面白そうに書くとは、凄すぎです・・・
学園祭、便乗する気満々なんで期待してます!
>>127
GJ!いいペースで投稿してますね(´∀`)
>>173
GJ!どうやったらそんな緊迫した対戦が書けるのか知りたい・・・
>>991
スレ立てお疲れ様でした。つGJ

997名無しさん@2周年半:2005/06/23(木) 21:30:06 ID:isPSQzXg
>>1000は20氏にとって欲しいな。2スレ目はこの方のお陰で盛り上がったし

998169:2005/06/23(木) 21:48:38 ID:QmVhZZIE
>>997
賛成です。

99964:2005/06/23(木) 21:53:08 ID:9WLLZJVo
ナインボール(σ<◎>)σゲットだ!!

100020:2005/06/23(木) 22:13:17 ID:BFZuDUYw
1000!


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