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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

367169:2005/05/03(火) 02:11:45 ID:ESVVTQhk
しばらく更新できてませんでした・・・覚えてる人いないでしょうが、すいません。
290の続きです。


負けた・・・
決勝まで上がったが、優勝ではない。
これでは・・・ギル校入りは無理か・・・

「いや、いい勝負だった。」
背後から声をかけられる。誰だろう。
「ギル校の職員だ。キミの実力はしっかりと測らせてもらったよ」
「でも、負けました・・・一般の人に負けるようなら、ギル校入りなんて無理ですね・・・」
「合格だ」
「やっぱり無理ですか・・・って、ええ!?」
「合格と言った。ギル校入りを許可する」
「俺、優勝できなかったけど・・・いいんですか?」
「ギル校の生徒相手に勝たれては困るよ。そんなことがあればウチの生徒は夏休みを返上してもらわなければなるまい」
くくっ、とその職員は口をゆがめる。
「あれだけやればたいしたものだ。実力云々よりも窮地に立たされても冷静でいられたのを高く評価したよ。メンタルな部分が強いと見える」
「いえ、あれは・・・」
誰かが声援をくれたから・・・とは言えなかった。空耳だったかもしれない。
「よく親に言われたんです。追い詰められたときこそ冷静になれって。」
「ふむ。なにはともあれおめでとう。合格だ。これが資料。書類の方は必要事項を記入して学校の方にもってきてくれたまえ。」
「はい!」
分厚い紙の束を渡したらその人はすぐに去った。
信じられないが、合格した。


その晩、親と話し合い、あっちに住むことになった。
疲れが溜まった。もう寝よう。
まどろみの中で浮かぶのはこれからの生活と強者との出会い。

俺の、新しい人生がスタートする。


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