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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期
724
:
169
:2005/05/31(火) 03:20:09 ID:TZ/Lh4Lo
>>前スレ566氏
どうもどうも(・∀・)そちらこそGJです。
カレージョニーと言われたら一人ぐらいしか頭に浮かんでこないw
トマトサンドの設定は諏訪のモデルとなった人物がいる小説からもってきました。
続きいきます。前回は
>>690
です。
――――教室の空気が重い。だが、それでいて刺さるように鋭い。
教室から・・・否、教室にいる生徒からそれは発せられている。
ほとんどの生徒から鋭利な殺気と針の穴に糸を通すような集中力が感じられる。
まるでチップがスレイヤーを相手にするときのようだ。
殺気や覇気、集中力が混沌としているのはあと数分後に起こる事態に備えてだ。
学食争奪と座席確保という闘い。いや、戦争だ。
これにはその日の昼休みをいかに快適に効率よく過ごせるかがかかっている
なにより今日は一日限定特別メニューの日。月に一回あるイベントで、メニューにはない豪華料理が食えるのだ。
作る手間と時間の関係で先着3名のみ。
だから今日はいつもより気合が入っている。もちろん食堂組全員。
授業の終わりをつげるチャイムが鳴る。
「お、終わりか。じゃあここまで。」
授業中に携帯電話や生徒手帳など、財布以外のものはしっかりと鞄の方に入れておいた。
コンマ一秒が生死を分ける。
「きりーつ」
すでに扉への通路は計画してある。俺の席は扉側の列から数えて二番目だ。
通常より、早く出れる。
「れい!」
スタートだ!
扉を迅速に開け、最初からトップスピードだ。
どうやら俺たちのクラスは若干早めに終わったようだ。他のクラスは明らかにスタートが遅れている。
今日は調子がいい。障害物が無いせいもあってか、スピーディに食堂へ突き進める。
だが、そんな俺の目に窓を通して飛び込んできたのは――――
ドスン、バタン、ゴロ。
二階である教室から降ってきた生徒だった。
降ってきたというより降りてきた。
地面についた瞬間、数回体を転がせたりして受身。
見事だ・・・地面接触時の衝撃を五つに分散していた。
「化物め・・・」
さすがに普段では見せないような技を使ってくる。これが新メニューの魔力か。
まだ勝負は終わっていない。俺も持てる限りの力を尽くして食堂へ向かった。
結果、俺はギリギリ三番目で新メニューにありつけた。
和食御膳花鳥風月。
もはや学生食堂のレベルではない豪華さの割に破格な値段。
続々と訪れる敗北者たちを前に、俺たち勝者は三人で互いの健闘を称えあった。
一人は二階から飛び降り、一人はテスタばりの罠を張って。そして俺はチップよろしくのスピードで。
俺たちは酷使した体を癒すように、目の前の食事に舌鼓をうった。
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