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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

656169:2005/05/20(金) 02:17:26 ID:ES3zD5T2
>>650-651の言葉が心に響いたので久しぶりに投下。待っててくれた方(いるかわかんないけど)申し訳ないです。
前は>>478です。


ギル校に入学。
諏訪とは離れたが、別にいいだろう。
転入生歓迎ということで、組み手を強制的にやらされた。
結果は・・・惨敗。勝てた試合は少ししかなく、その勝てた試合も実力かどうかは怪しかった。
この前の3on3でギル校生徒を見たが・・・ここまでレベルが高いとは思っていなかった。
やりがいがある・・・
そう、これはむしろ喜ぶべきことだ。
底辺から這い上がっていく方が面白い。俺はそんなタイプの人間だ。

昼休み。これだけでかい学校なら食堂もきっと豪華なメニューに違いない。


甘かった。いくらでかいとはいえ、ゲームの学校であることを忘れていた。
そのメニューは聞いたこともないものばかりだ。
しかし、みんなは平気で食べている。どうやら名前が凄いだけらしい。
ふと見ると、端っこに諏訪がいる。
「なあ、何食ってんだ?」
諏訪に問う。もふもふと兎のようにゆっくりと食べていた諏訪が面を上げる。
「トマトサンドよ。」
とだけ言うとすぐに食事に戻る。どうやらお気に入りらしい。
いつもの凛とした諏訪ではなくただの女の子のようだ。至上の幸福というのは顔の作りや雰囲気まで変えてしまうのだろうか。
「俺もなんか食うとするかな・・・」
その日の昼は適当なパンを食べた。
美味いとは言えないが安定している。俺は冒険は避けるタイプなのだ。

放課後、体育館に行く。
やっぱりうじゃうじゃいる。対戦中のやつらが。
俺はどんどん乱入する。どんどんボコられる。

ジョニーに乱入。同キャラ戦はあまり経験がないので今のうちに対戦しておこう。

開幕、コイン読み6K。しかし6K読みの6Pからコインまで繋げられてイニシアチブを握られる。
「まずいな・・・」
俺は早くも画面端付近だ。前に受身すると投げられるかもしれない、いや、投げられていたであろう。
相手のジョニーからはそれぐらいのプレッシャーが放たれている。
落ち着け、落ち着け・・・
ゆっくりと相手のジョニーが近づいてくる。
とりあえず、画面端から逃げなきゃな・・・
「もらった!」
6HSを出す。ガードされる。問題ない。それをきっかけにして画面端から脱出する。
今度はお前が壁を背負う番だ。
6K。
「遅い」
ざくり、と嫌な擬音がして俺のジョニーがよろける。
「見てから余裕でした、ってか。」
ジョジョブレだ。見てから合わせられた。
自分で使ってる分には問題ないが、相手にするとこれほどやっかいな技だとは。
よろけ回復からバクステを二回。ステップから6Kで距離を詰められる。
やり返してやる!
「遅い」
こっちがジョジョブレを出すと相手のジョジョブレがカウンターする。
6Kがノーマルガードだったため、相手側に2Fの有利がつく。
もちろん、俺の方が後だしになる。
よろけ回復。しかし、依然相手のターンだ。
相手は6HSからディバ追加青で近づいてくる。
しかし、6HSにJ仕込みをしていたのか、ディバ追加青>ダッシュHSの中段をくらう。
慣性ディバコンをくらい燕カス。端から逃がしてくれる気はないらしい。
2ラウンド目もあっさり負け、レベルの違いを実感した。
「もうちょっと経験を詰む必要があるわね。」
「んだよ、お前かよ」
対戦台の向こうから現れたのは諏訪だった。
「放課後も残って対戦だなんて、なかなかに熱心ね。」
「お前もな。それに俺は」
「退屈なのがなにより嫌いなんだ、でしょ?」
クス、と上品に笑う諏訪。
食堂ではあんな顔してたのに・・・女ってわからん。
その後も諏訪とジョニー関連の話と対戦をずっとしていた。
これが俺のギル校での初日だった。


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