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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

51864:2005/05/10(火) 21:32:28 ID:BAQ6u2A2
>>427


とりあえず俺は体育館に向かった。
永園とは一回戦っているし、やつの性格も知っているから戦いやすい。
見過ごす手は無い。そう判断した。

「俺がやってやるよ!永園とか言って大したことないぜ?この前チップ使いにボロ負けしたらしいからな」
「ほざけ雑魚が。ぶっ殺してやるよ」

体育館に行くと既に戦いが始まっていた。
案の定、永園とその挑発に乗せられた男子生徒が戦っていた。

『マッパハンチ!!』

お互い残り数ドットとなったところで永園の無敵マッパがカイを捉えた。

「ハハッ!弱すぎて話になんねぇ」
「ちっ、あと一歩だったのに……もう一度勝負だ!」
「いいぜ?何回やっても同じだけどな」

再戦。また接戦になり、永園が辛勝。

「く…また残り数ドットで…」
「いい加減負けを認めろよ。雑魚が」
「クソ!これで最後だ!!」

しかし、またしてもギリギリで勝利を収める永園。

「今度は俺だ!」
「いいぜ?いくらでもかかって来い」

別の生徒が名乗りをあげる。

―――何かおかしい。

何故ギリギリで勝ってるのにこんなに強気なんだ?
そう言えば、こいつは一度も自分から勝負を挑んでいない。

(…こいつ…まさか、わざと…?)

相手に『もう一歩』という印象を植えつけ、再挑戦させる。
自分から勝負を挑めばそれが破綻するし、ルール的にもアウトだ。
あくまでも"相手が再挑戦"しないと駄目だ。

(いや、まさかな…そんな事できる訳がない…)

しかし俺の予想を裏付けるかのように適度に試合を縺れさせる永園。試合はいつも一進一退を繰り返す。
しかし最終的に勝利を収めるのはいつも永園だった。

「お前みたいな雑魚が『4』だと?先公の目は腐ってんな」

試合が終わり、永園がこっちに目を向ける。次の瞬間その瞳には殺気が満ちた。

「てめェ、あの時の…。マッセとか言ったな。どうした?お前はかかってこないのか?腰抜けが」
「お前…わざとギリギリで勝ってたな」
「なんだ気付いてたのか。じゃあ待ってることもねェな。"お前に試合を挑む"オレと勝負しろ」

拒否権はない。まぁ、端から断ろうとなんて思っていないけど。
しかし…コイツいつの間にこんなに強くなったんだ?
あの卓越した無敵付加の技術…どっかで見たような気もする…。
だが…強くなったのは俺も同じだ。

「そろそろ以前負けた借りを返すころだな」
「フン、さっさとかかってこい。ぶっ殺してやる」


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