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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期
631
:
542
:2005/05/18(水) 16:08:54 ID:k1RSfJ4M
『ゴマカスナ!』
ロボカイの膝からミサイルが発射される。
(危ないっ!暴れちゃうところだったぁ〜。でも残念、私の読みk・・・)
ロマンキャーン『ゴマカスナ!』ロマンキャーン
(うわっ!もうちょっとで動いちゃうところだったよ・・・心臓に悪、ってまた走ってきたぁ〜)
『バカッ』
軽い罵声を出しながら鋭いチョップを繰り出す。更にダッシュしてプレッシャーをかけ続ける。
(いつ崩しにくるのよぉ〜!あ、また走ってきた、もうやめてー!)
既にチップのGBはMAX寸前、今崩されればどれだけ体力が残っていようと即死は必至だ。
(よし、そろそろ潮時だな・・・・・・・走って・・・・・・・投げる!)
投げ範囲に入り、投げ――――――――――――
『ゴマカスナ』プシュー
気合を入れすぎたおかげで、レバーをニュートラルに戻さずにHSを入力してしまった。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・終わった_| ̄|○)
(っぷはぁ!!助かったぁ〜。投げもらってたらシショってたよ。あ、反撃しないと!)
そしてしっかりとコンボを決められて、SLASH。
『ウーン、イマイチダ・・・』
『トロいんだよ!』
(1本目は取られてしまったか・・・・・終わったことだ、次こそ―)
ブツン。
「「あぁっ!!」」
突然画面が真っ暗になる。どうやら電源が落ちてしまったらしい。
メンテナンス不良のせいで電源が落ちることは、このゲーセンではよくある事だった。
「残念でしたね〜。すごいいい勝負だったのに・・・最後の固め、冷や汗かきましたよ!」
「いや、俺の完敗でしたよ。でも、確かに残念だね。あそこで投げが入ってればなぁ・・・」
「再戦しますかーって、もうこんな時間!?早く帰らなきゃ昼休み終わっちゃうよ!」
「え、ああ、それじゃまた対戦よろし――――」
そう言おうとした時には彼女はゲーセンから姿が消えていた。
筐体の電源が点いて、誰かがクレジットを投入していた。カイ使いのプレイヤーだった。
「さっきの固め、惜しかったな。オレにも見せてくれよ。」
「今度は投げミスなんてしないぞ?」
彼は空腹感も忘れて、筐体にコインを投入していた。そして密かにに決意をした。
『あんなプレイヤーを倒せるまで、オレはいくらでも対戦してやる!』
その後、彼がギルティ専門高等学校に入学するのはまた別の話。【END】
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