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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

576昔は61でした。:2005/05/14(土) 05:42:18 ID:8KRVBvsU
『オゥァーオゥァーオゥァーネッテロー!!』

時間にしてそろそろ通常授業の日で言えば4限目が終わった頃だ。
4限目が終わった頃と言えばここはいつも血の雨の降り注ぐ聖戦の地となる。
「こっちのスシまだかよー!!」
「あぁ、そっちはもうちょっとだけ待ってくださいねー。」
「俺はすき焼き一つねー。」
「ハイッ!!よろこんでー!!」
「僕のバンザイマダー?」
「そんな食い物ねぇよ。ヴォケが!」
「私はレオパル丼くださーい。」
「・・・・・・・・・・・・・・マジ?気絶するかもよ?」
「・・・・・・・ッ!? ワタシノチョコガナイゾ!?」
「心配しないでねー。いつもあなたの為に残してあるわよ。」
一人のボサボサ頭の幼さを残した女の子が今日も笑顔でチョコやドーナツをありったけ買い占めていく。

そう、ここは食堂、ギル校内では唯一食事がありつける場所だ。
ここしかないだけあって4限目が終わると人の山、注文の嵐になる。

「あぁ、もうこんなの忙しすぎるよぉ〜。今日は私だってテストあるのに、体もたないよ〜。」
「いつもすまないねぇたっちゃん。」
「おばちゃんってばまたそういうこと言うんだから〜、私が好きで手伝ってるんだから別に気にしないでいいんだってば。」

そこにはおばさんばかりだと思っていたら、より良く通る高い声が一つ、
彼女は砕神 龍夢(がしん たつむ)、彼女もまた大量にいるギル校生一年生の内の一人だ。
このごつい名前とは裏腹に、彼女の体つきは皮と骨しかないと思わせるほど余計な肉の付いていないスレンダーな女の子だったりする。
ちなみに、なぜこんなごつい名前かというと、彼女の父親が男が生まれてくるに違いない!!って思ってたんだとさ。
そんな事はさて置き、気付けばもう地獄の昼休み聖戦は中盤に差し掛かっているようで、彼女も烏龍茶片手に厨房の奥で休んでいた。

「あぁ〜つかりたよ〜。・・・・・フゥ、よしっ、じゃあそろそろ気合入れてお皿洗いでもしようっと〜。」
「それはもうやっといたからたっちゃんはやらなくていいよ。」
「えっ、そうなの?え〜っと、じゃあテーブルでも拭いてこようかな?」
「それも私達がやるから気にしないでたっちゃんはもういきなさいな。今日はテストなんだろ?午前中は付き合わせちゃったけど、いまからでもまだ間に合うんでしょ?」
「おばちゃん・・・・・、ありがと!!私、頑張ってくるよ。」
「行ってらっしゃい。」


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