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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期
773
:
64
:2005/06/06(月) 17:51:03 ID:EFK/z5iY
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>>748
「5回戦を行います!チーム『見誤ったな』 VS チーム『ごーいんぐまいうぇい』!」
目を疑った。
でも私の視力は悪くないし、頭も大丈夫(なハズ)
だから私は次にギル高を疑った。
生物兵器か何かを開発しているのではないか。或いは、とうとうギアの開発に成功したのではないか。
眼前のコートには、3mはあろうかというヒトとは思えない身長の男が2人。
「聖ちゃん…」
「なんていうか…壮観ね…」
太陽の光を遮るほどの身長。彼らの作る影に全身が隠れてしまう。
バレーは身長が高いほど有利。そんなの私でも分かる。
でもここまで高くなると、どんな試合運びになってくるのか見当もつかない。
「サーブはチーム『ごーいんぐまいうぇい』から!」
―――ぴよん
3mが太陽を背にして飛ぶ。飛蝗の如き跳躍。
「オイーーーーッス!!」
超高高度、超高角度からのジャンプサーブ。太陽が眩しすぎて相手の動きがサッパリ見えない。
「う…眩しい…」
流石の聖ちゃんも人の子。眩しいものは眩しい。
苦し紛れに腕を伸ばしてみるがボールは全然違うところに落ちていた。
0−1。
「これ…ちょっとヤバイわねぇ…」
「全然動きが見えないね…」
・・・
「オイーーーーッス!!」
全く手が出せない。2人とも適当に腕を伸ばしたりするものの、ボールに触れることすら出来ない。
(サングラスでもあれば何とか対応できるんだけど…)
そのまま相手のサーブは全て決まり、気付いたら0−6という所まで来ていた。
「オイーーーーッス!!」
―――ぼんっ!
「おおー!当たったー!!」
ギャラリーが盛り上がる。聖ちゃんがボールをトスしたのだ。しかし方向は滅茶苦茶でアウトしてしまう。
「聖ちゃん凄い!!」
「掴めてきたわ…今度はちゃんと上げるから、俣奈はもう一回トスお願い。あたしのスパイクで決めるから」
責任重大だ。でもここまで聖ちゃんに頼りっぱなしだった。私だって聖ちゃんを助けないと。
「オイーーーーッス!!」
―――ぼんっ!
聖ちゃんがボールを上げる。
「俣奈!」
「えいっ!」
―――ぼんっ
トスが大きく横にズレてしまった。
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