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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

30664:2005/04/28(木) 21:42:57 ID:jes40sRA
「お疲れ様でしたー」

係員に迎えられながら観覧車を降りる。

「もういいのか?」
「うん。楽しかったよ。ありがとう松瀬」
「俺も楽しかった。いい気分転換になったしな。本当は俺の気分を晴らそうとして誘ってくれたんだろ?」

実際かなり心が晴れた。人間なにがきっかけで持ち直すか分からないもんだな。

「ううん、違うよ。これは私のわがままだよ。それより、このロジャー大切にするね」
「ああ。そうして貰えるとうれしい」

これを買うのはかなり恥ずかしかったからな…

・・・

「何かお探しですか?」
「ああ、女友達に誕生日プレゼントを買いたいんだが…」
「彼女ですか?」
「ばッ…ち、ちがいます」
「そうですね、これなんかいかがですか?」
「ロジャー…か…」

たしかにこれなら三綾でも喜びそうだ。
金額は高いが…まぁいいか。どうせ俺が持っててもすぐに筐体に吸い込まれて消えてしまうんだ。
たまにはこういう形ある買い物をしないと金銭感覚も狂う。ロジャーを買おう。

「何て言って渡そうかな…」
『命を無駄にするな』
「ぎゃー!!は、刃物が飛び出したぁ!?」

・・・

「ロジャーかわいいなぁ〜」

抱きしめて頬ずりしてる。刃物を外しておいて本当に良かった。
こんなに喜んでもらえるとこっちとしても買った甲斐がある。いい買い物した。

「じゃあそろそろ帰えるか」
「うん」

こうして俺達はそれぞれの家へ帰っていった。

・・・

家に帰ると早速ギルティの練習を始める。もちろんキャラはヴェノムだ。もう迷わない。
コントローラーの前に座る。

クシャッ

(ん、なんだ…?)

ズボンのポケットから出てきたのは白い紙切れ。

(そう言えばミッギ―マウスが…)

紙を開いてみる。

(F式…?)

そこにはそう書かれていた。
聞いたことないが、続けて書かれている解説を読むとどうやら起き攻めのことらしい。
レシピが簡単に書かれていた。
最後に「私はアドバイスをしたに過ぎない。強くなれるかは君の努力次第だ」と書かれていた。

(高速中下2択…これなら…これなら三綾を崩せる…!)

俺は寝るのも忘れ、一心不乱にF式の練習を始めた。


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