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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

29120:2005/04/26(火) 20:15:11 ID:4buVs04k

「ふぅ、、」

試合を終えて樹が戻ってくる。
最後は判定勝ちだったが、かなり精神を削られたのだろう。

「・・・しんどかったわ。」
「お疲れ、優勝だぜ、優勝。」


そうだ、今のは決勝。
そして先鋒、大将戦を勝って、、、ということはこちらの優勝だ。


「あ・・・、そうだね、あたし達優勝か。」
「・・・忘れてたのかよ。」

試合に集中するあまり、優勝のことが頭を離れていたらしい。
思い出すと、次第と樹の顔が笑みに変わっていく。

「やった!あたし達優勝よ!!」

「だから、ワンテンポ遅えんだよ、、、」

「一二三、優勝だよ、ゆ う し ょ う 」


喜び勇んで一二三の方へ歩いていく、
しかし、一二三は一枚の紙を持って怪訝そうな顔をしている。
何か、気になることが紙に書かれているらしい。チップ使いだけに紙に敏感なのか・・・

「どうしたの?」

「これ、トーナメント表なんですけど・・・、優勝のところ見てください。」


一二三が言ったところを見ると、優勝を表す星が書いてある。
しかし、、何か変だ・・・、星の下のあたり・・・?なんでだろう・・・?

「・・・なぁ、この線はなんだ?」
「え?」

愛がふと気づいて星のすぐ下を指差す。
決勝戦で2チームが戦い、勝った方が昇ってくる優勝の線。
しかし、優勝の星にたどり着く前におかしな線が一本生えている。

「何かしら、その線。」
「これ、、、シード枠じゃねえの?」

愛の言うとおり、1チームだけ、シード枠が設けられている。
ということは何だ、シード枠のチームは無条件決勝進出というわけなのか。

やっぱりこの大会は変だ!やる事がズバ抜けすぎていてついていけない。

「おいおい、、今の決勝じゃねぇのかよ!!」
「相手の名前は・・・?」

相手の名前を確認しようとした瞬間、司会者の声が響き渡る。


「ただいまより!真の決勝戦を行います!!」



「「「もう一試合ですか・・・。」」」


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