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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

20920:2005/04/20(水) 18:55:31 ID:mHtkhMW.

一回戦が終わり、他のチーム同士が戦っている間は空き時間になっている。
三人はとりあえずジュースでも飲みつつ休むことにした。

「・・・ねぇ、あそこに居る人見たことない?」

最初に気づいたのは樹だった。
ゲーセンの隅のほうにコッソリと、しかしむさ苦しい男が立っている。

「あぁ・・・、見たことあるな。教師じゃなかったか?」
「たしか雷悪先生とか言いませんでしたっけ?」

なるほど、確かにあれはギル高の雷悪 踏蒼教師だ。
しかし、ギル高の教師がこんな地方のゲーセンに何のようだろうか・・・?

「・・・まさか、ギル高生がこんなとこで荒らしてないかチェックしてんじゃねぇの。」
「そ、それはヤバイわね。。。」


もし、そうなのであれば、見つかるわけにはいかない。
しかし、対戦する以上必ずいつかは気づかれてしまうだろう。

「雷悪先生、こんなところで何してるんですか?」


気が付くと、いままでそこに居た一二三が向こうにいるではないか。
しかも、堂々と雷悪に話しかけている。

「なにやってんだ一二三ーッ!」「指導されるわよ!」

しかし、2人の心配をよそに、雷悪は何を叱るわけでもなかった。

「ぬ?いや、編入実技試験を兼ねてこの大会に参加してる奴がいるのでな、それを見ている。」
「へぇ〜、そうなんですか〜。その人いまどこですか?」
「いまあそこの台で戦ってるジョニーだ。」

雷悪が指差す方をみると丁度それらしいジョニーが戦っていた。
なるほど、なかなかの逸材のようだ、特に攻めのテンポがいい。
投げから燕カス、霧ハメ、ディバコン。どれをとってもよく出来ている。


「おまえらも参加してるのか・・・、まぁ頑張れ。」


そう言うと雷悪は再び、そのジョニーの方へ顔を向けた。

ただ、、気のせいだろうか・・・、視線は隣のカプコンの格ゲーに向いている・・・。


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