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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

478169:2005/05/09(月) 01:51:36 ID:VtkmtFVk
とりあえず、本編戻ります。
前回の本編は367、諏訪露兎編のラストは475です。


ギル校から合格通知をもらった俺は、学校の近くのアパートを借りた。
他人に気を使うのが苦手なので寮には入らなかった。
けどさすがに隣人には挨拶ぐらいしておかなければならない。
左隣に人は住んでいないみたいだ。右隣には「諏訪」という表札がかかっていたので人は住んでいるのだろう。
この名前にはちょっとした思い出があるが。相手は俺のことなぞ覚えてはいない。
引越しそばを持っていこうと思ったが、どうやら留守らしい。
まあ昼過ぎだからいないのは当然かもしれない。明日出直そう。
近くのデパートまで必要なものを買いに出かける。
とは言ってもあらかた家から持ってきてあるのでほんのわずかの生活雑貨と食材だけ購入した。

翌日、日曜日だというのに昼からギル校に用事があるので朝から隣に挨拶をすることにした。
用事といっても書類の記入と職員と対戦(恐らくこれはただの遊びだろう)である。まあ用事には変わらない。
インターホンを押してみる。
ガチャ

「・・・」
「・・・」
肩の辺りまで伸ばした艶やかな黒髪と整った顔立ち。凛としていて、男のようにも女のようにも見える。
まさかあの諏訪だったとは・・・
「おそばに参りました」
そばを差し出す。いや、ギャグを言ってる場合じゃない。
「えっと、久しぶり」
「ええ、お久しぶり。人にギルティ薦めておいて一言も無しに消えたからどうしたのかと思ったわ」
冷ややかに、たっぷりと嫌味を込められて言われた。
「いや、それは・・・」
「一 言 も 無 し にいなくなったことなんて何にも思ってないわよ?」
参った。どうやら相当ご立腹らしい。
急に親の転勤で引越しになったから話す時間なんてなかっただけなんだけど。
「それはその・・・ごめん」
素直に頭を下げる。
「・・・ふう。まあいいわ。あなたのお陰で今の私があるわけだし。」
「結局ギルティやってるのか?」
「私、ギル校の生徒よ」
驚いた。そこまで成長したのか。
「ちなみにジョニー使いよ」
キャラかぶってるし。
「あなたがいないお陰でずっと独学だったけどね。」
まだ引きずってやがる・・・ここは話題変えだ。
「俺もギル校なんだよ。クラスはまだわかんない。」
「私は入学して一年経つから二年生。中に入ってゆっくり話でもしない?ていうかギルティしない?」
こいつ、ギルヲタだ!
「ごめん、これからギル校行かなきゃなんないんだ。」
「ああ、職員と対戦しなきゃなんないのね」
「なんで知ってるんだ?」
「転校生は職員と対戦してレベルを踏まえてからクラス割が決まるの。」
「へえ、じゃあ一緒になれるかもな」
「何も言わずにいなくなるなんていうのはお断りだけどね」
「いや、だからごめんて・・・」
「いえ、冗談よ」
目が笑ってない。
「とりあえず頑張ってね。おそばありがとう。」
「ああ、じゃあ。」

びっくりした・・・あんなおとなしそうな一般人の諏訪がここまでのギルヲタになってるとは・・・
あいつと一緒なクラスになれるようにがんばろう。


その後、ギル校で職員と対戦した。
若干手を抜かれてる感じはしたが、自分の実力をアピールできたと思う。
結果、俺は二年生で入学ということになった。
あいつと一緒のクラスだといいな・・・
さすがに二回も女性の部屋を訪ねるのはあれだ。寝ることにしよう。
自己紹介をどうボケようか考えつつ、眠りに落ちた。


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