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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

1健二:2005/04/04(月) 17:31:05 ID:Y.fkKfAQ
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/772/1101664264/l100

90620 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 23:01:54 ID:I1JW0BSs
>>64
GJ!紙野がこんな形で永園に手を上げるとはww
しかしヘアースタイルがサザエさんって、男子だとそれ重症のような。。

>>602
アドバイスねぇ、、う〜ん。俺が出来るようなのは特に無いかな。
ID変わってるの見ると携帯からみたいだし、戦闘の描写も程よい感じで良いと思いますよ。GJ!

もう2スレ目も900突入かぁ、早いなぁ。…やっぱり次は3学期?
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前回 >>892-893

樹「フゥ、、スッキリした。」

洗面所から出てきた樹はいつも通りの樹だった。
どうやら、顔を洗ったことによって普段の調子に戻ったのだろう。

それにしてもファンシーなパジャマだ。


樹「…ところで、いつからギルティやってたの?」

愛「…夜の……2時……。」

樹「うわー…、幾らなんでもやりすぎ。」

一「Zzz...」

赭「Zzz...」


完全に睡魔にとり付かれた3人の背後に[SLASH]の5文字が見えてきた…。
もうみんな骨の髄までギルヲタになってしまったわけね。

でも、それがギル高生の鑑だ、と言われてしまえばそれまで、か。


それにしてもこの3人は………、、、?







――3人?





…4人目はドコへ!?




覇「ハァハァ、イ、イルカさん…ハァァ…!」

樹「あ!あたしのイルカに近づくなァーー!!」パーン

覇「ァヘァッ!」パーン



まるで某アクションゲーのゾンビのように私のイルカに近づく那武に張り手一発。

返す刀でさらに一発。

満足げな顔をして、幸せオーラを纏った那武が床に伏す。



――まったく、一緒の部屋にいて大丈夫なのかしら。

90720 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 23:02:29 ID:I1JW0BSs

十分後


あ〜ぁ、みんな寝てるわ。
夜通しでギルティやれば眠くもなるか…。

仕方ないわね…、ベッドまで運んであげるわよ。




樹「…、ちょっと那武、あんたも手伝いなさい。」

覇「了解です(;;´Д`)」


樹が一二三をベッドに運ぶために抱き上げる。

…うーん、やっぱり一二三は軽いわねぇ。。
身長自体もかなり小さいほうだし、いわゆる童顔だし、、そのくせ胸は一人前だし、、、眼鏡とか似合いそう…。

あぁ〜、羨ましいなぁ…。
あたしもこんな外見で生まれてきたかったな…。


あたしなんて、、身長はそこらの男子より大きかったし、
ちょっと目線を向けただけで「睨むなよ」って言われるくらい眼つき鋭いし、
運動神経なんてほっとんど無いのに体育の時間では意味も無く頼りにされたし、
いわゆる「守りたくなる系」じゃなくて「守ってくれる系」だと間違われたし、
あたしが見た目と違う趣味を持ってるって知った人はみんな距離置くし、、
格ゲーにここまでのめり込んでいると知るが早いか友達は一気に減っていったし、、、
もともとメガネが似合わなかったせいで、気づいたら女オタって呼ばれてたし、、、、

…自分の好きなことやってて、、何が悪いのよ…!


一二三をベッドに寝かせ、横にしゃがみこんでそんな昔の事を思い出す。
小中学校くらいの子供は、特定の人を集団で見下したりして仲間の輪を作ったりすることがしばしばある。

樹は、最初はそっちの集団だった。
このときは、ある意味外見がそうさせたのだ、見下される要素など皆無だった。

だが、ゲーセンに行くところを見られてから、周囲の雰囲気が変わっていった。
どこか距離を置き、目には一丁前にどこか樹を蔑むような光を宿し始めた。

このころから急に目が悪くなりだし、メガネを掛け始めた。
思ったよりも目が衰えるのは早く、必然的に度が厚いメガネが必要になった。


そのメガネが、樹が女オタのレッテルを貼られるのに一役買ったのは言うまでもあるまい。

90820 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 23:03:03 ID:I1JW0BSs

覇「…どうかした?」
樹「!…べ、別に、、なんでも無い。」


樹が急にションボリと黙り込んだのを知ってか知らずか那武が話しかけてくる。

いつもの可笑しな雰囲気とはどこか違う。
本当に他人のことを心配している、、そんな雰囲気がなんとなく伝わってくる。


樹「ねぇ、アンタってやっぱりオタク扱いされてた?」
覇「…というか、オタクであることが俺のJUSTICEって感じ?」
樹「…あ、そう。」


ちょっと考えればこんな答えが返ってくるのくらい予想できた。
これほどまでに、胸を張って、立派にオタクをやっている那武が少し羨ましかった。


覇「ハハーン、さてはアレだね。周りにオタク扱いされたのがトラウマ。違う?」

樹「…!」

覇「図星、俺なら相談に乗りマッセ。なんつて」


寒いギャグに少し鳥肌が立ったが、洗いざらい言いたいことを言ってみた。


覇「なるほど、消防厨房じゃよくある話ってやつだね。」
樹「…」
覇「ところでさ、ナチス時代のドイツは知ってるよね?大虐殺の」
樹「そのくらい知ってるわよ。」
覇「厨房の集団的な虐めって、これとそっくりだと思ったことがある。」
樹「…だから何なのよ」
覇「まぁ、つ・ま・り、一番心が弱かったのは虐めてた側だってこと。気にすることない、ジメジメするなって。」


それとなく親父ギャグが混ざっていることに気づいたが、そこはスルーしておいた。
なにより、ここでギャグに突っ込んだら折角の好意(?)を無駄にしてしまう。


覇「過ぎた話なんだから、笑うべし!」

樹「え?……ん、、アリガト。」



覇「うむ、やっぱりそのほうが萌ゆる(;;´Д`)ハァハァ」







――次の瞬間、寝ている人間の数が4人に増えた。


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