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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期
838
:
昔は61でした。
:2005/06/12(日) 20:23:31 ID:EhB8FMEQ
今時計を見るともう10時を超えようとしている。
「うわっ、もうこんな時間になってるよ。そろそろ戻らないと龍夢ちゃんやイーシャ待ってるんじゃない?」
「そうだね。時間もかなり遅くなっちゃったし、もう戻ろうか?」
こんな会話をしつつ、彼らのゲーセン以外での二人っきりの時間は終わりを告げようとしている。
結局のところ、子澄が犬助に出来た事は、手を繋ぐ、海で一緒に遊ぶ、並んで歩いて、座って、笑って、また歩く。
特に何か進展があるというわけでもなかった。
だが、彼女にはある揺るがない思いがあった。
特に何かあるわけでもなく、特別カッコイイというわけでもなく、運動神経も並み程度、女の子にしゃれた事一つも言えない、こんな状況でもずっとリードされっぱなしでしかも癖が独り言、でも何故かこんなダメ男と一緒に居ると心が落ち着き、包まれて、温められる、そして気付けば心奪われていた-------。
「・・・?どうしたの?何か黙り込んじゃって。」
「えっ!?いや、あの〜、えぇっと、なんでもないよ。気にしないで。」
「そっか、なんでもないならいいけどさ、何か今日子澄おかしくないか?妙にぎこちないっていうか、こんな時間まで二人でただ歩き回ってるだけだし、何か言いたいことでもあるの?」
ケンジの何気ない質問は珍しく確信を突いた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
彼女は何も言わない。
つられてか彼も何も言わない。
そして彼らは無言のままでホテルの前まで来ると、ついに彼女は口火を切った。
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