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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

437前スレ566:2005/05/08(日) 00:56:08 ID:YeD5w2Cc

受付の係から声がかけられます
《ギル校へようこそ。どうぞ、こちらの名簿にご記入下さい》
『あ、ハイ。えっと・・・・・・って、ああああ!』
<速い人!!>
二人は叫びながら、受付を指差します

《おおっと!?君達か!》
驚き仰け反った後、男は破顔して言いました
《よかった、わざわざ受付をやらせてもらっていた甲斐があったよw》
同時に、何か小さな紙にサインし、伊津に渡しました
『あ、ども・・・・・・これは』
《校長直々発行の受験許可証だ。これを持って、誰か教員に声をかけると良い》
<あ・・・・・・>
『!!・・・・・・あ、ありがとうございます』
伊津は目を大きく見開き、途端に姿勢が良くなりました

気持ちを抑えきれないかのように大きな歩幅で歩き・・・・・・出そうとした時、手首を捕まれ止まりました

<・・・ちょっと、待ってて下さい>

そう言って、手を離すと何かを怖がるように迎は俯いてしまいました
『え、っと・・・うん・・・・・・』
伊津にはその表情が読み取れず、驚いて固まっています


―――数秒なのか数分なのかが経ち

ひゅぅ・・・ひゅぅ・・・

迎の呼吸の音が静かに響いています

静寂が破られ、苦しそうな声が聞こえました


<私にもっ・・・・・・私にも試験を受けさせて下さい!!校長先生!!>


『なっ・・・え、・・・!!!』
いきなり何を言い出すのか、応援してくれるんじゃなかったのか
ショックで固まった喉は言葉を紡ぎ出してはくれなかった

<準備なら、して来ました>
そう言って、迎は封筒を取り出し男に差し出したのです
男は中身を確認し、うむ・・・確かに、と言って封筒を返しました


それから誰も何も言わず、ただ迎と男の視線が交錯しているだけでした



《軽い気持ちで来たのでは無いわけか》
ふぅ・・・と男は視線を下げ、一呼吸しました

《参ったな。断る理由が無いじゃないか》
そう言って、先ほどと同じように小さな紙を取り出して・・・

《私を先生と呼んだからには、それなりの対応をさせてもらう》
<・・・受験させて、もらえるんですね・・・・・・!!>
《ふふ・・・入学できたら、覚悟しておいてくれ》
男はすっ、と紙を突き出してニヤリと笑いかけました
迎は何も言えず、それでもどうにかニヤリと笑い返して紙を受け取りました
すぐに振り返り、そしてまた伊津の手を取って
<行きますよっ師匠ッッ♪>
『え、あーおいっ!?』
一直線に、走り出しました
速く速く、この先へ行こうと言わんばかりに引っ張ります

ほんの数分の、出来事
それはあるはずの無かった出来事
ただ、わずかばかりの会話で
だけど確かに、物語を変えた
別れるはずだった道を一つへ導いた出来事


ここはSammy社立ギルティ専門高等学校

「ォゥァー!」「イタタ゛キー!」 さわやかな朝の挨拶が、澄み切った青空にこだまする。
 右渡様のお庭に集うギルオタたちが、今日も機械のような正確な動きで、
教室の筐体にコマンドを入力していく
 1ドットでも諦めを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
 キャラ別コンボの精度を乱さないように、リバサヴォルカはスカらせないように、
ゆっくりとコマンド入力するのがここでのたしなみ
 もちろん、タイムアップギリギリでドラゴンインストールするなどといった
はしたない生徒など存在していようはずもない
 社立ギルオタ学園
 平成四年創立のこの学園は、もとは初代GGプレイヤーのためにつくられたという、
伝統あるギルティ系オタク学校である




えー、長い長い文章ご拝読お疲れ様でした
あの、突然ですが職人様方にお願いがあります
実はこの伊津と迎の編入試験のうち、実技テストを>>20氏のテストにぶつけてみたいと思ってます
当日試験者とかいうカードを持たせて、とはいっても点数で合否を決めるのではなく、
他の試験同様対戦内容を教員が見る、と言ったものなのですが
社交性とかも図る良いテストになるんじゃないかと思いまして
もしよければウチの奴らも混ぜて上げて頂けないかなと

誰と戦うとか、まだ全く未決定ですから
勝手に戦わせないでくれとか是非戦わせてくれっていうのがあれば喜んで従います
もちろんウチの奴らを使ってくれる場合協力は惜しみません
どうかよろしくお願いします


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