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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

51964:2005/05/10(火) 21:33:08 ID:BAQ6u2A2
『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ヴォルカニックヴァイパー!!』

テスト開始の鐘が鳴る。あたふたしてる場合じゃない。
テストの形式にかなり戸惑ったけど、結局やることは変わらない。相手を倒すだけだ。

とりあえず廊下をぶらぶらうろついてみる。生徒の姿は無い。

(この校舎広すぎるよ…早くしないと時間が…)

階段を昇って廊下を見渡す。それを何度か繰り返すうちにやっと生徒を1人見つけた。
女の子だ。黒いセミロングの髪。前髪が長めで、目が微妙に隠れている。
そして手にはなにやら黒い物体を持っている。なんだろう?

「ん。」「あ…」

目が合う。長い前髪の隙間から覗いた瞳は凄く眠たそうな眼だった。完全に寝ぼけ眼って感じだ。
とりあえず点数を稼がないといけない。思い切って勝負を挑むことにした。

「しょ、勝負して下さいっ!」
「ふぅ………別にいーけどぉ…」

軽く溜息をして承諾してくれた(断る権利はないから絶対受けなきゃいけないんだけど)

「ちょっとこれ食べ終わるまで待ってね…」

黒い物体を口に放り込む。

パリパリパリ……もぐもぐもぐもぐ…

(キットカット……おいしそう…)

「じゃー始めよっか…ぼく赤井 雹(あかい ひょう)よろしくー」

(ぼくっ娘だ……)

なんて思ってるうちに雹ちゃんはポケットからカードを取り出した。ヴェノムの『5』
私は『4』だ。数値上では格上…いきなり強敵だ。しかも同キャラ。

「わ、私、三綾 俣奈。よろしくお願いします…」
「そうキンチョーしなくてもいーよ。時間少ないから、さっさとやっちゃお」

『ブレイクだ』
『肩鳴らしになるか』

『ヘヴンオアへール!デュエルワン!レッツロック!!』


『デュービスカーブ!』『死角を取ったぞ』
『SHOT!!』

開幕デュビ>Sステ。互いの動作がバッチリかみ合う。
筐体の向こうから嬉しそうな笑い声がする。同キャラ恒例の儀式みたいなものだ。

―――バシュウッ!

低空バックダッシュで間合いを離す。相手はぶっぱボール生成。
うー、不利な展開…でもまだ始まったばかり…これからだよ、これから。

『マッセ!』

早速相手は砲台と化す。生成、スティンガー、カーカスでシューティングモードに入る。
ボール一個の差がデカい。回転率で負けてる。大人しくガードしよう。

ギンッ、ギンッ、ギンッ、ギンッ

シューティングゲームみたいにボールの弾幕が襲ってくる。逃げ道が無い。

(なんて的確なんだろう…)

流れるような生成。緩急をつけて飛来するボールの群れ。
その美しいボール捌きに思わず見とれてしまう。次から次にボールがヴェノムに命中する。
まるでホーミング機能でも備わっているかのようだ。何10手も先を読み透かされているような…
移動する先々にボールがある。むしろこっちがボールに当たるように誘導されているようだ。

(どうしよう…このままじゃマズイ……隙が無い…)

『SHOT!!』

(好機―――突破する!!)

『見誤ったな!!』

HS生成>瞬間移動を素早く行って弾幕を避ける。
そのままJSでボールを弾き、固めに移行。
自分でも驚くほど鮮やかな動きだった。毎日松瀬と練習したおかげだろうか。


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