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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

475169:2005/05/09(月) 00:10:09 ID:VtkmtFVk
皆様方GJ!みんな面白いのかけて羨ましい(´Д`;)
410の続きです。

ギル校に入学することが決まった私は、すぐにアパートを借りて向こうに住むことにした。
寮があるらしいが、どうも人付き合いは苦手だ。だから、一人で過ごせるようにアパートを借りた。
アパートと言っても高い値段に見合うだけの設備である。
一軒家の部屋数が少ないだけというか。とにかくなんでも揃っている。
近くに何があるか探索する。
スーパー、コンビニ、デパート、そしてギル校。
ゲームセンターは遠いが、ギル校があるので問題ないだろう。

入学式。
普通の学校と違い、長話などはしない。
校長の短いスピーチだけで式は終わった。
教室に入る。

教室の後ろに筐体がある。教室にアルカディアが置いてある。
筐体には動画録画専用の設備まであるし、時間割が実にギル校らしい。

担任の軽い挨拶のあとに点呼。しっかりと持ちキャラまで言わされた。
驚いたのは、意外にもレディースプレイヤーが多かったことだ。
教室の半分が女。しかし、この学校では性別など関係無い。
休み時間のあと、軽い試合が生徒間で行われた。
結果としては、私はそこそこにいい勝率と試合内容だった。

私は今までではとてもできなかったような「放課後学校に残る」という行動をした。
さすがはギル校とも言うべきか、弱い人など一人もいない。
それとも私が弱いだけなのか。どちらにせよ精進が必要である。
疲れたのでいいところで切り上げる。家に帰って今日の悪いところを見直す必要がある。

朝登校すると早くも対戦を行っている。
教室だけでなく、図書室や体育館ですら対戦を行っている。
そんな私は対策を練ってきたのでやはり対戦する。
そんな毎日を繰り返している後、前よりかは勝率が上がった。
だが、新入生歓迎会という事で一度上級生と戦ったことがある。
結果は惨敗。ありとあらゆるキャラに負けた。
まだ足りないのか・・・それでも私の心が折れることはなかった。

ある日の昼休み。
私はいつものトマトサンドイッチを頼む。
そこでの出来事。もちろん昼休みですら対戦している生徒はいる(私もしたくてたまらないのだが)。
私の斜め前あたりに座った女子生徒が友達と会話している。
その女生徒のメニューは麺類。



「割り箸はこうやると綺麗に割れるんですよ〜」



「っっっ!?」
これは驚いた・・・こんな、こんな技術が・・・



でも私はサンドイッチぐらいしか頼まないのであまり関係なかった。
サンドイッチを食べ終わると授業。その合間に対戦。
放課後も対戦。
そんな学校生活はとても充実していた。
この学校では日誌というか、一日の授業が終わるとその日の対戦の反省点や対戦相手にアドバイスを与えるような文章を作文用紙に書かなければならない。
上級生になるとそこらへんはパソコンでできるらしいのだが、私達はまだ一年生ということでこういう待遇らしい。
そういう毎日の作文は教室の戸棚に、書いた生徒のキャラ別で保管されている。
エディ対策を立てたいならエディの作文を、ポチョ対策を立てたいならポチョの作文を見ればいいというわけだ。
そんなシステムのお陰か、友達のいない私でも有益な情報を入手することができた。

授業と対戦の日々。そうして私の一年間は過ぎていった。


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