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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

90820 ◆MLxSISsyoE:2005/06/15(水) 23:03:03 ID:I1JW0BSs

覇「…どうかした?」
樹「!…べ、別に、、なんでも無い。」


樹が急にションボリと黙り込んだのを知ってか知らずか那武が話しかけてくる。

いつもの可笑しな雰囲気とはどこか違う。
本当に他人のことを心配している、、そんな雰囲気がなんとなく伝わってくる。


樹「ねぇ、アンタってやっぱりオタク扱いされてた?」
覇「…というか、オタクであることが俺のJUSTICEって感じ?」
樹「…あ、そう。」


ちょっと考えればこんな答えが返ってくるのくらい予想できた。
これほどまでに、胸を張って、立派にオタクをやっている那武が少し羨ましかった。


覇「ハハーン、さてはアレだね。周りにオタク扱いされたのがトラウマ。違う?」

樹「…!」

覇「図星、俺なら相談に乗りマッセ。なんつて」


寒いギャグに少し鳥肌が立ったが、洗いざらい言いたいことを言ってみた。


覇「なるほど、消防厨房じゃよくある話ってやつだね。」
樹「…」
覇「ところでさ、ナチス時代のドイツは知ってるよね?大虐殺の」
樹「そのくらい知ってるわよ。」
覇「厨房の集団的な虐めって、これとそっくりだと思ったことがある。」
樹「…だから何なのよ」
覇「まぁ、つ・ま・り、一番心が弱かったのは虐めてた側だってこと。気にすることない、ジメジメするなって。」


それとなく親父ギャグが混ざっていることに気づいたが、そこはスルーしておいた。
なにより、ここでギャグに突っ込んだら折角の好意(?)を無駄にしてしまう。


覇「過ぎた話なんだから、笑うべし!」

樹「え?……ん、、アリガト。」



覇「うむ、やっぱりそのほうが萌ゆる(;;´Д`)ハァハァ」







――次の瞬間、寝ている人間の数が4人に増えた。


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