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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

840前スレ238:2005/06/12(日) 22:43:52 ID:D1tjOk62
それでは、これから最終話投下させてもらいますね。
ちょっとおもいのほか長くなりそうなんで、何回かに分けて投下します。
ちなみに、前回との繋がりはありません。


会場に歓声がこだまする。過去最大の規模となった今回の闘劇は、
なんと東京ドームが会場に選ばれた。

本選出場チームも過去最高の30チーム。
ギル高からは、右渡の粋な計らいにより特別に2チーム参加している。
一つは、俺こと陽史 仁(BA)、水戸 紅丸(AN)、そして後輩のチップ使い。
チーム名は「下 剋 上」
予選から常にギリギリの、まさに死闘を強いられてきた。
しかし、この戦いも直に終わる。そして、俺達の最後の春も…。

会場いっぱいに、司会の声が響く。
「さぁ、遂にここまで来ました。
 最大規模となった今大会も、終幕を迎えようとしています。
 さぁ、皆で盛り上げて行きましょう!!」

会場が物凄い重低音に包まれ、歓声がキャラセレクトのBGMに変わる。

遂に、最終決戦の幕開けだ。


――バックステージ

「いよいよだな…」
「なんだ仁、ビビってんのか?」
「な、何言ってんだよ紅! ビビってなんか…」
「まぁ無理すんなって。それに、相手が相手だしな」

そうだ、相手が悪過ぎる。
なんせ、前回の格闘維新優勝チームだ。
それだけじゃない…

「最後の対戦相手って、天井 桜さんのチームっすよね?」

今まで無口だったチップ使いの後輩が、急に口を開いた。

「あぁ…、そうだ。チーム編成は、桜の梅喧を筆頭に、メイ、そしてスレイヤーだ。
 楽ではないが、決して勝てない組合せじゃない」
「髭・肉・ロボの、あの嫌がらせとしか思えないチームに比べれば百倍マシっすね」
「たしか紅はロボに封殺されt…」
「ほうけてん疾っ!」
「ちょ、まっ!俺を戦闘不能にする気か!」

―さぁ、皆で盛り上げていきましょう!!

「あっ、お二人さん。もうすぐ出番みたいっすよ!」


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