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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

987127:2005/06/23(木) 01:10:10 ID:h0.JcYFc
>>20氏&>>169
有り難うございます!


前回>>961
そして、修学旅行。
旅行先に向かう飛行機の中で、やる事もないせいかろくでもない考えばかりが浮かぶ。
場所はハワイというのだから、豪勢…なんだろう。
しかし俺としては、まちにまった…わけではなかったりする。
実は双琉の奴に無理矢理押し切られる形で、参加するハメになったのだ。
元々俺は不参加の予定だったのだが…。
「何不機嫌な顔してるんだい」
「…別に、機嫌が悪いってわけじゃ…」
楽しそうな双琉の顔を見てると、本心を言えなくなる。
『…結構気にする奴だしな…』
敢えて双琉の楽しみを、無碍にしてしまう事もあるまい。
「…やっぱり、無理矢理誘ったのを…」
…と思ったら、双琉に痛いトコをつかれた。
まぁこれ位察して当然か。
「関係ない、元々どっちでもよかったからな。…俺が不機嫌なのは、不本意な試験の結果だ」
だから通じそうな嘘をつく。
…いや、あながち嘘というわけではないのだが。
実際に、不本意だったのだから。
「…あ…そ、そうかい!?…でも終わった事だし、あんまり気にしても仕方ないよ」
「解ってる…が、な…」
そうやすやすと、割り切れるもんじゃないんだと言いおいて、そのまま寝たふりを決め込んだ。
流石にこの事には触れない方がいいと察したか、双琉もそれ以上何も言ってこない。
『…すまん』
結局しめっぽくなってしまったのにかわりはない。
口に出して言えないからこそ、心の中で神妙に謝る。

「……扇君」
誰かが自分を呼ぶ声が聞こえる。
…何度も、何度も。
「…絶扇君!」
今度は身体を揺すぶられる。
「何だ…うるさい!!人がせっかく気持ちよく寝て……」
「着いたよ、ハワイに!」
どうやらいつの間にか、本当に寝てしまったらしい。
「…あ、悪い。起こしてくれてアリガトな」
「いいからさっさと荷物を置きにいこう」
双琉の嬉しそうな顔を見てると、本当に悪い事をしてしまったと思った。
「…だけど」
「なら…絶扇君。文化祭に付き合ってくれるかい!?」
やけに含みがあるな…と思いつつも了承する。
「約束だよ」
念押しまでされて、ちょっと不安になってしまった。
「視覚研がやるコスプレMATHURIに付き合ってもらうよ」
「…な、なんだって――――!」
修学旅行は、とんだハプニングから始まった。


>>20
すいません〜〜〜っ!


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