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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

176前スレ601:2005/04/18(月) 23:49:20 ID:zji/zIFI
どうもこんにちは前スレ601です。
新規加入者が増えるのは大変喜ばしいことですね。新しい風をどんどん吹かせてほしいものです。
書いていてふと思ったのですが、私は皆さんと違いどちらかというと
どうしても登場キャラの都合上「先生側の視点」のお話が多いと思います。
それゆえ右渡校長等がでてくることもあり、あまり私の一存で既存の人物の性格決めをしては
まずいんじゃないかな、と思いまして…。
皆さんの意見をお聞かせ願えれば幸いです。
とりあえず前回の続きを書きましたので、カキコ致します。

前回 >>130

杖府side story

カチッカチッカチッ

時計の秒針が規則的に鳴り響く、私はあの後十数分歩き応接間に通され右渡を待っている。

「……。」

折戸は右渡を呼びに行ったようだ、気付いたときにはもういなかった。
…、色々思うこともあるが今回は割愛しよう。

カチッカチッカチッ
耳障りな音だ…

「はぁ…。」

今日何度目かの溜息。
遅い…、右渡との約束の時間は3時だったはずだが…。

「…約束の時間?」

口にだしてみて苦笑した。

私が覚えている限り
右渡が定刻通りに来たのは一度しかない。
その一回も待ち合わせの時間を一時間早く勘違いして一時間遅れて来たという、バカバカしい理由だ。

「それにしても遅いな…。」

時計を見上げる
約束の時間はとうの昔に過ぎ去り、短針はすでにあるべき場所から一周と半回っている。

軽く吸い殻で山になっている灰皿で煙草を揉み消す。
トンットンッ

次の一本に手を伸ばそうとした瞬間、ノックの音がした。

ガチャッ
返事をする前にドアが開く

「やあ杖府、よく来てくれた。」
寝癖の混じる長い髪をかき上げながら右渡が部屋に入ってくる
さして悪びれた様子もないだが、不思議と頭に来ることはなかった。
続いて折戸も部屋に入ってくる、そしてこちらを見、申し訳なさそうに肩をすくめた。

「それでは校長、私は勤務に戻らせていただきます。」
「わかった。」
一礼し折戸が部屋をあとにする。

「ふぅ、まだ春だと言うのに暑いな。」
右渡は窓まで歩き一つ、二つと窓を開けていく。

新鮮な桜の香りが微かに残る空気が部屋を満たす。

すべての窓を開け終え、
私の対面に右渡は腰掛けた。
「それで、さっそくだが…。」

慣れた手つきで懐から煙草を取り出し、火を付けながら続ける

「答えを聞かせてくれ。」

「ああ、私の答えは…。」

今回は杖府の視点でお送りしましたがいかがだったでしょうか。
最初にも書きましたが右渡校長の性格、言動等、ここはこうしたほうがいい
とかありましたらご意見お願いします。
次回は[自称]用務員テスタ使いの折戸 瞳の視点から今回のお話を書いて見たいと思います。
それではまたの機会に…。


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