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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

465前スレ566:2005/05/08(日) 22:19:45 ID:YeD5w2Cc

前は>>447


対〜戦相手ぇーはどっこだー♪

そんな陽気さで、鼻歌なんて歌いながら迎は廊下を歩いていました


<んん〜♪んー、んぅ〜♪>(てこてこてこ

『・・・・・・・・・・・・。』

迎は伊津の視線を感じて足を止めました

<ん〜〜〜♪ん、ぅん?>(ぴたっ、じ〜

『・・・あのな。』
<・・・?>
『何咥えてんの、旋風・・・;』
<ん?ぅ・・・・・・・・(ちゅぽっ)・・・・・・青インヴァイト>

迎の手には、ペンぐらいの棒の先に小さめの携帯電話ぐらいの円錐がついたものが握られています

『購買部行ってくるっていうから何かと思ったら・・・・・・えー、食い物、だよな』
<他にナニに見えるって言うんです?まー、見ての通りソーダ味の飴ですよ>

『・・・っつーか・・・青インヴァイトって・・・・・・いやもう、何も言うまい』
全然見ての通りじゃないんだが
青ってことは他にも色があるのかほとんど黒な気がするが、っていうかお前以外食う奴がいるのか
今対戦申し込まれたどうするんだ、っていうか申し込むために歩いてるんだがわかってるのか
突っ込み所が多すぎて突っ込みきれねーし突っ込んでも返事しきれまい

・・・なんて思考に沈みながら伊津は迎の隣を歩いていました

ちょうどご飯食べ終えた奴と遭遇したら良いなぁ、なんて打算のもとに迎は食堂へと向かっています


<んっっ�堯福❷◆�)>(私と背の変わらない子がいるっっ!!
『ぉ、人が居たねぇ。ちゃんと制服着てるし』
<(ちゅぷっ)こんにちはっっ!!>
「ッッ!!!」

いきなり背後から大声で呼びかけられて、150センチくらいの少女は仰け反りました
<格好良ぃー♪金髪だぁっ、ぁは♪ねぇねぇ、私と対戦してくれない?>
迎は背丈が近いことで親近感が沸いたのか、ラフな言葉遣いと満面の笑みとで対戦を申し込みます
いきなりそれは失礼じゃないかなーとかハラハラしつつ伊津は見守っていました

「なっ!・・・なんだよ、対戦申し込むのに金髪は関係ないだろーっ;」
腕を振り上げて金髪の少女は怒ります
<わゎわ;ゴメンなさいっ>
一方、迎はやってしまったとばかりに後ずさります
「なんだってのよっもう」(・・・・・・ん、あれ?手の中にチョコ、無い・・・
『あーぁーまぁまぁ、落ち着いて下さい、ちょっとはしゃぎすぎてるだけで悪意は』
そこへ今を逃すまいと伊津が宥めに入りました
(シュパッ)<ウッッゎあ!?>
『ん�弝蹐覆�!!』
後へ崩れ落ちる迎を、伊津は咄嗟に上体を反らしながら右腕で抱きとめました
『おいおい、どうした?』
<・・・ふぅ; なんか、足元がおもいっきりすり抜けたというか・・・>
足元を見る向かいの言葉に反応して二人も視線を下へズラします

<『「  あ。  」』>

「あたしのチ『何で床にチョコが落ちてんのこの学<っっでぇーーーい!(パコン――――グシャッ)>』」



『・・・・・・はぁ』
溜息をつきながら、伊津は集めて捨てるために壁際の砕けたチョコの方へと向かっています

「・・・・・・ぁ」
眉毛を八の字に歪ませながら、少女は床へと倒れ崩れていきます

<ふんっ・・・・・・ゎ?んっ!!・・・・・・ぁぁぁああ>(ドシャッ
迎は肩を怒らせ息を吐き、少女に気づいて慌てて受け止めるも止めきれず一緒にもんどりうちました

『うぅ、後先考えて欲しい・・・・・・まぁ、面白いんだけどさー』
何か言いながら、どことなく生気の無い片付け方を見ると、伊津は既に呆れきっているようです


とりあえず怪我はしてない・・・あ、この子大丈夫かな。何で倒れたんだろ・・・
<あのー、大丈夫・・・?無事なら、あの、起き上がろう・・・?>

そう言って、迎は腕の中の少女に呼びかけました
「ぅ〜・・・チョコが・・・チョコがぁ・・・」
悲しみに暮れながらも、むくりと身体を起こす少女でした
<ふぅ・・・・・・よぃっ、と>(スタッ
少女が退いたのを確認すると、迎は無駄に身体を捻りながら軽やかに起き上がりました
これでもかと落ち込んでいた少女は、突如ぴたっと泣き止みました


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