したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

216173:2005/04/20(水) 21:53:06 ID:QCJhx/Ws
前は>>197

挑発なんて…いい度胸してるわね。
「…?どうかした?」
私は、少しだけ笑う。

「スイッチ入っちゃった♪」

ミリアが…一撃準備をする。
「えーと……ヤケにならない方が良いよ?」
ヤケなんかじゃない。
走る。いや、殺す。
ミリアの防御が低いのは周知の事実。
そして、一撃準備状態で攻めることは……自殺行為。
だが、今の怜子のミリアは「死ぬ」為に走っているのではない。
自分自身を「殺す」ために走っている。
死体を殺すことは出来ない。
なぜなら、既に死んでいるのだから。
「……逃がさないから」
死なない襲撃者ほど恐ろしいものはない。
「伸慈!!」
後ろの声が、叫ぶ。
恐らくそれが相手の名前なんだろう。
「えーと……死ぬなッ!!」
それ以外に何か言うことはなかったのかな?
まぁ、良いけどね。

闇慈は動かない。
ミリアが走り、「殺し」の距離に近付く。
相手の7歩手前でダッシュジャンプ。
ワンテンポ遅れて、相手もハイジャンプ。出して来たのはJKだ。
だが、遅い。
それよりも早く、ミリアが高速落下で闇慈の足の下を潜り抜ける。
着地後、すぐに闇慈を追う。
このチャンス……絶対、逃さないから!!
もうすぐ、もうすぐ、もうすぐ!!
闇慈に追いつく。
そして、斜め下をキープする。
空中での方向転換は、基本的に出来ない。
このまま行けば対空の的。
「伸慈、ダメだ!!」
闇慈のJDは…対空を躱すための、ローリスクな手段。
「……当たり」
空中で傘に手を掛ける直前。
暗転が入る。
ミリアが髪を降ろす。
傘を開く「ばさぁっ」という音が聞こえる。
闇慈に迫る、金色の髪。

5秒後、DESTROYの文字が画面に浮かんだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板