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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

667127:2005/05/22(日) 04:53:22 ID:SloKHrdU
最近仕事が忙しくて、ただでさえ遅いのに話も短くなってすいません。長い眼で見てやって下さい。(T_T)


前回>>639


そして。
残り時間が僅かになった時、ミリアの猛攻が始まった。
その為攻守と戦法が逆転する。
分身を消されないように、巧く使いわけていく。
読み合いというより、泥沼に近い試合展開になってしまった。
――――そうこうしている内に、タイムアップ。
しかも信じられない事にドローとなった。
今まで何試合も戦ったが、ドローというのは始めてだ。
全員驚きに声も出せず、しばらく画面に見入ってしまう。
最初に我に返ったのは、俺だった。
手にしたカードを相手に押しつけるように渡すと、双琉を引っ張って教室から出ていく。
「何で断りもなくカードを…」
どうやら上の空でも、見るところは見ているのは双琉らしい。
「さっきは、俺だけがもらった。だから今度はあっちの番だ」
「そんな理由で納得するかねえ…」
やれやれ…と溜め息が聞こえてくる。
「さっきは自分が譲ったから、今度は相手に譲歩を求める番だ」
云うなり、駆け出すかの勢いで歩きだした。
――――と、後方から女の声が聞こえてくる。
カードの事を云ってるのが聞きとれるが、あえて無視する。
『次こそは…!』
俺がどんな想いでエディを使ったか、彼女には解らないだろう。
キャラ変えした時の想いが、再び心中を駆け巡る。

俺は、闇慈使い。
決してエディ使いではないんだ!


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