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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期
340
:
338
:2005/05/02(月) 00:26:13 ID:.PekR0FE
「ふわ〜ぁ〜」
春の陽気で教室はポカポカとしていてとても気持ちいい。思わず、俺は1つ欠伸をした。
入学式はだるかった(右渡校長の話は面白かったけどな)。欠伸のひとつもしたくなる。
ここは、1年F組の教室だ。俺の席は真ん中の前から3つ目。何とも言い難い、非常に中途半端な位置である。
黒板には、『席順は決まってない。適当に座って待つように。』と白で大きく書かれている。
そういうのが一番困るんだ。出席番号順にでもしてくれればいいのに。
ふと、周りを見渡してみる。5列4行の机に、計20人の生徒が座っている。空席はない。
こうして見ると、どこにでもある教室の一室に見える。だが、きっと真相は違う。
一見、普通の高校生に見えるこいつらは、例外なく変わり者なのかもしれない。
何せ、ここはギルティ専門高等学校だ。
普通の高校生が来るような高校ではない。特定の格闘ゲームに特化した教育をする高校だ。
カルチャースクールならまだしも(いや、それでもありえないが)、
高校としてはありえないというほかないだろう。
学校教育法をまるで無視したこの学校がどのように設立されたのか――それは一学生である俺にはわからない。
そんな学校に俺が入学した、その理由は……。
ガラガラガラ!
おっと、先生が来たみたいだ。
辺りが一瞬で静寂に包まれる。……というか、元々静寂に包まれていた。
進学先が進学先なだけあって、友人と一緒に入学したという人間は俺以外にもほとんどいないのだろう。
みんな、雑談するにも話し相手がいないわけだ。
教室に入ってきた教師が静寂を破る。
「入学式お疲れさん。まずは出席取るぞ」
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