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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

68264:2005/05/24(火) 20:36:46 ID:.aDz1V2o
「持っていきたまえ」

右渡がカードを投げた。

「俺は負けたはずだぞ…」
「本気を出したのは久し振りだったからね…私を楽しませてくれた礼だ。遠慮なく受け取ってくれ」
「情けのつもりか?馬鹿にするな!!」

負けた上に憐れみまで受けるなんて俺のプライドが許さない。

「じゃあこれは"貸し"にしておこう…君はもっと強くなれる。
 君がさらに強くなったとき、私ともう一度戦うんだ。そのときに借りを返すチャンスを与えてあげよう。
 だから君はこれを受け取らなくてはならないのだよ」

(…巧く立ち回るヤツだ。対戦の時も…そして今も)

「…この借りは必ず返してやるからな!!」
「ふふ…楽しみにしておくよ」

『オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!オウアー!ネッテロー!!』

テスト終了の鐘と共に俺は校長室を後にした。

・・・

「郁瀬が10点!?」

教室に戻ると、いきなり凶報が耳に入ってきた。

「なんでもエディ使いに3回勝負挑んで全部負けちゃったんだってさ」

聖も未だに信じらんないと言った顔をしている。

「いやーあんな強い人は初めて見ましたよ…」
「どんなヤツだったんだ?」
「眼鏡の男で…どっかで見たことあるような顔なんですけどねぇ…思い出せないなぁ…」

目を閉じて記憶を辿る郁瀬。
それにしても郁瀬をストレートで倒すなんて一体何者なんだ?

「聖は?」
「あたし?20点だけど」
「私は21点だよ」と三綾。
「僕も21点」と紙野。

…もしかして俺って点数高い方なのか?

「緒土は?」
「28」
「嘘!?」
「嘘じゃねーよ!」

やはり右の+10が効いているらしい。

「あんた一番高いんじゃない?」
「マジか!?」
「だってほとんどの人が10点以下よ?」

っつーことは郁瀬もそこまで酷い点数ではない、ということか。

「思い出しましたよ兄貴ィ!!」
「何が?」
「俺が負けたエディ使いですよ!あの台詞で思い出しました!」
「あの台詞?」
「『オガニー気持ち良かっただろ?』って……」

ギルティをやっていて彼の名を知らない者はいない。
GG界最強の名を縦にするエディ使い。通称暴君、その名も"オガワ"


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