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Sammy社立ギルティ専門高等学校二学期

788前スレ566:2005/06/07(火) 22:00:09 ID:qBZwjLaU
トコトコトコ・・・と何だか微妙な雰囲気を背負いながら迎は台に着きました
対戦を見てもらおうと、そこに居た教員の名札をつけた方に呼びかけました
<あのー、そこの・・・せんせい?>
「ダンディーな、お兄さん・・・と呼んでくれたら、何でも受付中だぜ?」
片手にトマトを持ち、片手に白鞘の日本刀を持ったソレはゆらりと振り返りました
<��・・・ぇーと、だんでぃーなおにーさん>
「なんだい、お嬢さん?」
黒色の、テンガロンハットと言うにはあまりに縁が大きすぎる帽子をクイッと上げながら答えます
<あの、受験生なんですけど、これから対戦するので試験官をオネガイシマス>
・・・とそこに、ナニがあったのか、プロ野球選手が投げたような速度で、レバーの玉が飛んできました
ガィンッ
放物線ではなく直線を描いて、迎の目の前の教員の側頭部に当たりました



<だ、大丈夫、なんですか?ι>
「なぁに問題ない、例え〜銃弾でも跳ね返す、さ」
<は、はぁ・・・それなら良かったです>
「マッハ100で飛ぶし」
<�瑤А�
「お金は〜国が出してくれる」
<�凜奪叩�
「おとーさんは、試験官なんだ」


なにはともあれ、白いジョニーとピンクのメイ、対戦開始。




ミンナー デバンダヨー




【  D E S T R O Y E D !!  】



今度のジョニー使いは、カードをコンパネに置いて去りました
迎はカードを回収し、試験官にお礼をいうと、ご褒美の赤いトマトを断って伊津の所へ戻りました

<・・・え−と、いきなり端へ追い込まれたけど、割り込んで、バーストされて攻められて
また割り込んだら気絶した。・・・おしまい>
『・・・だろ?・・・ふふ・・・ふはは、・・・・・・ぐぅぅ・・・・・・』
腐女子先生に抱かれながら、伊津は答えました
「無理をするな。少年。少年でなくなってしまうかもしれんぞ」


『・・・・・・(絶句)』


<え、そんなに・・・・・・?>
迎は苦笑いしながらかなり冷や汗をかいています


「いや、まぁ、脅しだよ、ただの」
『っっ脅しかよ!!』
「だが、対戦は薦められんな。脅しが本当になるかもしれん」
<えぇ�瑤犬磧△犬磴∋嫋△了邯海呂鼻屬海海能ě擦擦兇襪鯑世泙ぁ廖�
<『 ! ? 』>


<そんな・・・!だ、だって・・・師匠はまだちょっとしか戦ってなくて、私だって全然っ・・・!!>
『・・・ぉい、つ・・・む・・・』
<私ッ・・・!!師匠の邪魔しちゃ・・・ひっ、そんなっ・・・ヤダ・・・!!・・・・・ッッ>
迎の眉が歪み、目元がひきつり耳が赤くなり、苦笑がだんだんと悲壮な表情に変わっていきます

「(ウム・・・これ程に悲しそうな顔をするとは・・・、くぅ・・・見ていられんっ)」

慌てて身を起こそうとする伊津を片腕で押さえつけながら、先生は言いました

「・・・大丈夫だ。安心していい」


<『 �堯 戞�


「んっん、これは私の独り言なのだが・・・。
ピンク色のジョニーとメイを使う二人は既に落選範囲から脱している。」
『え、ちょっどういうこtウリアッ上』
伊津は先ほどとは違う理由で身を起こそうとして、今度は首に腕を絡められ拘束されました
「・・・あのメガネの教員、やたらとジョニーを気に入っていたな・・・あのような精細なジョニーは珍しいと。
メイの方と言えば、やさぐれた女教員に好かれている・・・自分には辿れなかった自由奔放な道を辿って欲しいと。
そして私は、二人の独特な関係に期待している。
親密な男女でありながら恋人でなく、腕に差がありながら一方的でない、
彼ら自信は師弟と認識しているその状態、だがそれだけでは言い切れないモノを感じる。
”教育”の手の届かない人間関係という面で、素晴らしいモノを持つあの子らに期待しているのだ。
・・・独り言、終わりだ。」


<・・・ぅッ・・・>『・・・・・・。』


迎の悲壮な表情には歓喜と驚きが混じり、今にも泣き出しそうに見えます
大して横たわる伊津は意識が遠のいていきました

「さて、とりあえず保健室へ行こう」
先生は伊津を姫抱きにして歩き出し、迎は涙を拭い嗚咽を抑えながらその後を追いました





――――伊津 寝夢 と 迎 旋風 の、ギル校編入試験は、終了した。


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